東京+郊外で非日常を楽しむ“お泊り”のニュースタイルを紹介する書籍『TOKYO GUEST HOUSE』が、5月26日に発売される。これまでは、宿泊費を安く抑えるために“やむを得ず選ぶ”ものだったゲストハウスやドミトリー。しかし最近では、住んでいるかのようなローカルの楽しさと、世界各国から訪れてくる人々とのグローバルな出会いが楽しめるゲストハウスは、キャンセル待ちが出るほどの人気を得る新たな宿泊のスタンダードとして注目を集めているという。同書には、『FootPrints』編集長の前田有佳利とHAGISO代表の宮崎晃吉による対談や、はじめて女子がいくゲストハウスひとり旅のほか、北海道から福岡まで一度は泊まってみたい全国のゲストハウスも厳選して紹介する。【書籍情報】『TOKYO GUEST HOUSE』出版社:ぴあ株式会社128ページ/A4正寸発刊:2016年5月26日価格:1,200円
2016年05月23日絹の魅力や可能性を伝えると共に、絹を日常の中で楽しんでもらいたいという思いが込められたポップアップイベント「絹のみちー遊ー」が伊勢丹新宿店で3月2日からスタートする。今年1月、日本有数の織物産地として知られる栃木県足利市と群馬県桐生市にファッションディレクター山口壮大さんの姿があった。目的は、「絹のみちー遊ー」で展開する新ブランド「cilk(シルク)」の商品開発。今回FASHION HEADLINEでは、そのトワルチェックやサンプルチェックに同行し、店頭に商品が届けられる前にある物語を伝えたい。■絹を日常で楽しむ新ブランドを立ち上げるガチャマンラボの思い今回、関東の事業者5社(ガチャマンラボ、井清織物、トシテックス、廣瀬染工場、丸加)が協力し、「絹の日常使い」をコンセプトにした新ブランドcilkがデビューする。栃木県足利市のガチャマンラボの高橋仁里さんは、同ブランドを、100年前に日本女性たちを彩った着物「足利銘仙」のものづくりを継承し、シルクのカジュアルな着方を提唱するブランドとして立ち上げるという。絹を日常使いしてもらうためには、自宅で洗えることも大切なポイント。同ブランドでは絹を洗える生地として活用。この日は、アトリエで山口さん監修の元トップスやワンピースのトワルチェックを居合わせた全員で試行錯誤しながら進めていく。各アイテムに採用するシルク混のテキスタイルについても、どう絹らしさと手に取りやすさを両立させるかで談義に。「何がリアルな絹の日常使いか」、その答えがcilkのアイテムには込められている。cilkのトワルチェックは、絹の素材感をイメージしながら行われた■編みでも織りでもない表現“ニードルパンチ”の可能性Tex.Boxもともとはテキスタイル会社の営業だったという群馬県桐生市のTex.Box(テックスボックス)の澤利一さん。「現場の声を紙や文字で伝えるのは無理。それより自分で手を動かしたほうが楽しい」という思いから、ニードルパンチの作り手になったという経歴の持ち主だ。織りでもなく、編みでもない、ユニークな技法でテキスタイルに表情を加えていくニードルパンチの技に触れ、山口さんの頭の中でも色々なインスピレーションが湧いた模様。ここでは、後日、このテックスボックスをデザイナーの山縣良和さんが訪ね、「絹のみちー遊ー」のためにオリジナルのテキスタイルを作る。この時の澤さんと山縣さんの物語は後日別途紹介したい。目の前で新たなテクスチャーや柄を備えたテキスタイルが生まれていくライブ感。そして、素材が持つ個性を引き立ててくれることがニードルパンチの可能性だと感じた。Tex Box.の澤利一さんとファッションディレクターの山口壮大さん■国内外のデザイナーズブランドも手掛けるトシテックスのレース昭和30年頃から群馬県桐生市ではじまったとされる編レースの歴史。トシテックスの金子俊之さんは、オリジナルの編機を使って、金属チェーンをレースに編み込む技術を開発するなど、常に新しい表現を創意工夫する作り手。工房の横にあるサンプルルームを案内してもらうと次から次へと表情豊かなレース編を見せてくれた。その素材も、金属、紙、ニット、ファーと様々。好奇心旺盛な目で、いつもユニークで新しい編み表現を生み出していくトシテックス。この場所から世界へと旅立った素材が数多くあることを教えてもらった。新しい素材を次々と提案するトシテックスの金子俊之さんと山口壮大さん■着物の帯の織元、井清織物の挑戦新年早々に訪ねたこともあり、群馬県桐生市の井清織物さんを訪ねると玄関の奥に立派な正月飾り。もともと着物の帯の織元である井上義浩さん、忍さんが生活雑貨ブランド「OLN」を立ち上げたのは2014年。そんな織元の井清織物さんらしく、畳の上にサンプルや糸を並べてさっそく山口さんとサンプルチェック。サイズや織柄の異なるストールを並べて、色やデザインを調整していく。洋装にも和装にもあう色柄が印象的。そして、柔軟に周囲の意見を採用しながらも、作り手の哲学は守るという姿勢が感じられた。井清の井上義浩さんとも絹素材のストールの色柄を調整していく明治時代から昭和40年にかけて、絹は日本を代表する輸出品の一つだった。しかし、その後化学繊維の台頭もあり日本の絹産業は衰退していく。そして現在、国産絹のシェアは日本で消費される絹の1%にも満たないという現実もある。「絹のみー遊ー」で興味深いのは、一つの絹の産地には拘っていないこと。そして、絹100%ではなく、絹と別の素材の混紡でもよいという点。つまり今日、最高品質とされるブラジル産の絹だったとしても、アイテムに絹が含まれていることがポイントというスタンス。そのことついて山口さんは「プロジェクトのキックオフ当初、絹の産地や絹の混合率についてみんなとも相談しました。結果、純国産のシルクではやれることは限られてしまうから、ポリエステルと混紡したりした方が絹を日常で楽しめる」という考え方でプロジェクトを進めることになったとコメントする。【イベント情報】タイトル:絹のみちー遊ー期間:3月2日から8日場所:伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区期間:3月9日から15日場所:三越銀座店3階=ル プレイス プロモーションスペース・ジェイアール京都伊勢丹5階=特設会場
2016年03月01日大和ネクスト銀行はこのたび、イベント・お祝いなどをきっかけにお財布の紐を緩めて非日常を楽しむ、"ハレ消費"に関する大人たちの意識や実態を探った「大人のハレ消費に関する調査」を発表した。それによると、"ハレ消費"をするタイミングは、「子・孫の誕生日」29.8%が最も多く、次に「パートナー(配偶者・恋人)の誕生日」26.2%が続いた。誰かの誕生日は、財布の紐を緩めることの多いタイミングのようだ。以下、2割台で「臨時収入があった日(ボーナスなど) 」24.4%、「季節のイベント(夏祭り、クリスマス、お正月など)」23.6%、「子・孫のお祝いごと(七五三、成人式など)」21.2%が続く結果となった。○ハレ消費に備えた小遣い作りのトップは「ポイントやマイレージを貯める・利用すること」ハレ消費のために、普段は節約しているか聞いたところ、節約している人の割合は44.2%となった。男女別にみると、節約している人の割合は女性のほうが高く、男性38.8%に対し女性49.6%となり、女性のほぼ半数が、非日常での消費を楽しむため、普段は節約を心がけていることがわかった。続いて、ハレ消費に備えた小遣い作りとして実際に行なっていることを聞いたところ、上位3項目は「ポイントやマイレージを貯める・利用すること」17.2%、「日本株式に投資すること」13.1%、「円で銀行預金をすること」11.6%という結果となった。性年代別にみると、40代・50代女性は「ポイントやマイレージを貯める・利用すること」が他の性年代に比べて高くなった (40代女性25.6%、50代女性30.4%) 。他方、70代男性は「日本株式に投資すること」が20.8%、「投資信託に投資すること」が16.8%となり、他の性年代に比べて積極的に投資に取り組んでいる様子が窺えた。調査期間は6月22日~24日、調査方法はインターネット、有効回答は全国の40~79歳の男女1000人。
2015年07月16日現在当媒体で連載中の兼業作家・カレー沢薫氏が、日常と創作にまつわるエピソードをつづるコラム「兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃」。このコラムの挿絵にも使われている漫画制作ソフト「ComicStudio」の販売終了が発表され、デジタル漫画制作に関わるクリエイターたちの間で大きな話題となっている。そこで今回は同コラムの番外編として、カレー沢氏にこの知らせを受けた所感を率直に語っていただいた。○ノストラダムスとコミックスタジオ現在漫画制作に使っているソフト「ComicStudio」(以下、コミスタ)の販売が、ついに2015年6月30日をもって終了することになってしまった。※編集注:カレー沢氏の漫画制作については、コラム「兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃」第4回を参照のこと。前々からコミスタが終了することはわかっていたのだし、それまでに後継ソフトである「CLIP STUDIO PAINT」(以下、クリスタ)に移行すべきだとは思っていたが、今でも私は完全にコミスタしか使っていない。そういう状況の作家は私だけではないだろう。1999年地球が滅亡する、とあれだけ予言されていたにも関わらず、結局みんな地球に住み続けていたのと同じように、みんなコミスタも何だかんだで終わらないんじゃないかと思っていたのではないだろうか。しかし、地球は木っ端みじんにならなかったが、コミスタは予定通り終わってしまった。もちろん終わったのは販売だけで、6月30日になった途端、コミスタが入っているパソコンが爆発するというわけではない。未だにGペンとインクで漫画を描いている作家が存在するように、コミスタで漫画を描き続けることも可能だが、これ以上コミスタが進化することもないし、サポートだっていつまで続くかはわからない。しかし、セルシスだって、コミスタ終了で悶え苦しみ地面をのたうち回る漫画家を笑いたくて、コミスタを終了させたわけではないはずだ(確かに私が泣き叫ぶ顔は面白いが)。後身であるクリスタで、すでにコミスタと同じか、それ以上の働きができると判断して、コミスタを終了させたのであろう。○クリスタ移行への苦難と障壁実は、私のパソコンにもクリスタ自体は入っている。コミスタが近々終了との報を受けて、一応、クリスタに移行しようとしたことはあるのだ。しかし、コミスタとクリスタ、大体同じようなものだろうと思ったら大分勝手が違う。まず、最初の原稿用紙サイズや枚数の設定の仕方がわからない、同じ「Gペン」という機能でも、コミスタのような線が描けずガタガタしてしまう。トーンはどう貼るのか、集中線は…などわからないことだらけなのだ。しかし上記のことはクリスタの機能が悪いわけではなく、私が使い方を理解していないのが悪いのだろう。ダブルクリックのスピードが遅すぎて、シングルクリックになってしまっているジジイと同じく、「おい、これ壊れてるぞ!」と憤慨しているようなものだ。しかし、コミスタだってイチから使い出したのだし、マニュアルをそんなに読んだ記憶もない。よって、描いていく内にクリスタだって使いこなせるはずなのである。○どんなソフトも●●へと変える魔法だが私がクリスタ移行を諦めて、依然コミスタを使っていた理由は機能の問題ではない。単純にクリスタが「重い」のである。「重い」というのは、クリスタのみならず、どんなに優れたパソコンツールをもクソへと変える魔法である。同じパソコンでも、コミスタは滑らかに描けるが、クリスタだと「おや 線画 遅れて 画面に表示されるよ」と、誰も覚えてなさそうなギャグを言ってしまうほど、動作が緩慢なのだ。これではいくら機能が優れていてもダメだ。普通のエロ動画と、超ドエロだが3秒に1回止まる動画があったら、とりあえず普通のエロ動画で事をすませるだろう。このように、漫画家の作業とは、夜の一人遊びと同じぐらい、迅速に滑らかにテンポよくやりたいものなのである。しかし、上記の問題は私のパソコンが低スペックすぎるせいでもある。何せ電気店で「一番安いのをくれ」と言って買ってきたノートパソコンだ。仮にも絵を生業としている者がふざけているにもほどがある。これを機にクリスタが滑らかに使えるデスクトップパソコンを購入すべきなのかもしれないが、机自体が小さく、さらに液晶ペンタブレットが場所をとるので、ノートパソコン以外は置くことすらできないのだ。ならば、パソコンと同時に机も新調すれば良いと思われるかもしれないが、仕事部屋がせまいので、でかい机は入らない。つまり、自分がクリスタに移行しようと思ったら、家を改築するか、ツルハシで部屋の入り口をぶっ壊して広げるしかないのである。以上の設備投資費と労力を考えると「まだコミスタでいいや」という結論に達してしまうことも致し方なしと言えるだろう。○カレー沢氏からセルシスへの提案それに加えて、動作環境を整えられたとしても、今度はまた「使いこなすことができない」という問題がやってくる。コミスタを使い始めたのは20代半ばだったが、今は30代。年々新しいことを覚えることが出来なくなっている。もはや、最新エロ動画を面倒くさい手順でダウンロードするより、使い古したカピカピのエロ本を使い続けることの方が楽と感じる年である。しかし、私はとにかく楽をしたい作家だ。終了してしまうコミスタを使い続けるより、これから進化するクリスタを使った方が、もっと楽をできるようになるはずである。よってセルシスは、新しいことについていけない中高年作家を対象に、クリスタ講座を開設すれば一儲けできるのではないだろうか。しかし相手はなまじ長年にわたってコミスタを使ってきた人間である。ことあるごとに「コミスタではこうだった」と言い続けるだろうが、それこそ高齢者が戦争体験を繰り返し話すのと同じだと思って聞き流してほしい。カレー沢薫漫画家・コラムニスト。1982年生まれ。会社員として働きながら二足のわらじで執筆活動を行う。デビュー作「クレムリン」(2009年)以降、「国家の猫ムラヤマ」、「バイトのコーメイくん」、「アンモラル・カスタマイズZ」(いずれも2012年)、「ニコニコはんしょくアクマ」(2013年)、「負ける技術」(2014年)など切れ味鋭い作品を次々と生み出す。2015年2月下旬に最新作「やわらかい。課長起田総司」単行本第1巻が発売され、全国の書店およびWebストアにて展開されている。
2015年04月28日仕事は楽しいこともある反面、やっぱり大変なもの。やりがいを感じることもあれば、もう辞めたいと思うときもあるかも。生き生きと仕事に取り組む女性の声から、仕事を前向きに楽しむヒントをさぐってみては?仲川スミレさんは株式会社スコア・ジャパンで、今年の4月、中国の女性向けのファッション通販サイト「fala*fala」を立ち上げ、サイト運営に邁進中。「fala*fala」は、日本のファッションを中国のユーザーへ販売する越境ECモール。これまでネット通販大手が中国に参入しながらも撤退をよぎなくされている中、他のECサイトとの差別化を図り、関連会社であるスコア・ジャパンによる物流サービスを利用していることもあり、確実にファンを獲得してきているそう。サイトを立ち上げるきっかけを聞いてみたところ、「中国には日系ファッションに憧れを持っている人がたくさんいて、わざわざ高い送料を払って日本のサイトで買う人もいるんです。直送で買える場を提供するとどうなるのか、可能性を感じたんですね」という答えが。ただし中国の通販サイトは価格勝負なところがあるとか。そこでスコアジャパンが打ち出したのが、「新しい価値観、付加価値のついた商品を提供していく」という次のステージ。「ビフォーアフターなどコーディネート企画をサイト上で提案したり、TOKYOPANDA(中国で活躍している日本ブロガーさん)がキュレーターとして登場してブランドを紹介する話題性を提供することで、一歩違うサイトという位置づけにしているんです」『fala*fala』では出店していただいたメーカーへも営業マンが回って丁寧にフィードバックするので、「中国で日本アパレルが売れるのか。」「中国の方は何を考えているのか」など中国進出を検討するアパレルメーカーがマーケティングとしても活用できるサイトだと思います」「毎日、中国のサイトばかり見ています」という仲川さんは、中国ならではのやり方と、その中で日本のサイトとしてどのようなサービスを手がけるべきか常に考えています。「中国のサイトではチャットで対応するのが一般的なんですが、中国は信頼関係を重視するので、そこをあえて日本と同様に、丁寧なメールで対応するようにしました」そこから信頼関係が生まれ、それが口コミによって浸透。「将来は、女性のライフスタイルに関わるものがすべてそろっているサイトにしたいですね。赤ちゃん用品や生活雑貨など、豊かさが得られると言うか、ステータスが上がるようなものが、fala*falaに行けば買えるよっていう風にしたいですね」中国向けのファッションサイトという、未知の可能性を秘めた「fala*fala」の成長を信じて前向きに仕事に取り組む仲川さんの想いは、きっと大きく花開くに違いありません。中国で、もっともっとたくさんの女性たちが「fala*fala」で洋服を買っておしゃれを楽しむ日は近そうです。・fala*fala 公式サイト
2014年07月11日お部屋に花を飾っただけで、一気に空気が華やいだり、居心地のよい空間に変わったりした経験はありませんか。たった一輪の花でも、大きな存在感でもって心を癒してくれますよね。そんな美しい花を、生活に取り入れるヒントを得られそうなイベントが行われます。それは、5月23日(木)から28日(火)まで、松屋銀座8階イベントスクエアにて開催されるマミフラワーデザインスクール講師による作品展、マミフラワーデザイン展 2013「花、ディスカヴァリー」です。マミフラワーデザインスクールは、総長であるマミ川崎さんがアメリカ留学時代に触れた「暮らしの中で触れ合う自然な花の使い方」を日本に普及しようと1962年に設立した日本初のフラワーデザイン学校。それから半世紀以上にわたり、植物との触れ合いを通して日々の暮らしの中で楽しさを見つけ、豊かな心を育むことを理念に揚げてきたそう。そこにマミフラワーデザインスクール主宰の川崎景太さんがアーティスティックな感性をプラスすることで世界から注目される学校になったそうだから、このデザイン展も要注目ですよね。今回は、タイトルを「花、ディスカヴァリー」と題し、「金属」「土・石」「木・竹」「紙」の4つの素材をテーマにそれぞれの素材特徴を追求した作品が展示されます。花からは遠いイメージの素材もあるので、どんな作品なのか気になります。会期中は、マミフラワーデザインスクール校長であり花文化研究者の川崎景介さんが、会場を回りながら各作品のポイントを分かりやすく解説する「ギャラリートーク」も合わせて開催されるので、作品をじっくり堪能できそう。さらに毎日、マミフラワーデザインスクール本部講師が日々の生活に花を取り入れて楽しむヒントを披露する「花のミニデモンストレーション」や手軽に作れて持ち帰ることができる「花のワークショップ」、「人気作品投票イベント」が行われます。投票に参加すると、マミフラワーデザインスクールでのレッスンが割引になる等の投票者特権もあるから、お気に入りの作品を見つけて投票してみては?(詳細は こちら )そして、このデザイン展のハイライトは、2014年ソチ冬季オリンピック出場を目指す日本代表を応援するために、マミフラワー発祥の地でもある東京都大田区の町工場が中心となって作った初の国産「下町ボブスレー」を、川崎景太さんがアーティスティックにアレンジするという異色のコラボ作品。ボブスレーと花がどんな風にコラボしているのか、初お披露目となる作品だけにこれも注目したいですね。5月24日には、特別企画として、7月20日に封切りされる映画『シャニダールの花』の監督、石井岳龍さんと、川崎景介さんのトークショーも行われます。人間と花の関係性を通して、世界の新たな見方を大胆に表現したこの映画の歴史背景や文化に触れるトークを聞けば、新たな花の見方が発見できるかも。このデザイン展では、会期を前期・中期・後期と分け、各々100点以上、計300点以上もの作品に触れられるとのこと。たくさんの花、そして作品を見れば、その美しさに心癒されるだけでなく、植物を暮らしの中に取り入れデザインすることの楽しさやヒントが得られそう。ぜひ足を運んでみては?・マミフラワーデザインスクール 公式サイト ・マミフラワーデザイン展 2013 「花、ディスカヴァリー」 公式サイト 【イベント概要】期間 : 2013年5月23日(木)~28日(火)開場時間 : 前期 23日10:00~20:00、24日10:00~18:00中期 25日10:00~20:00、26日10:00~18:00 後期 27日10:00~20:00、28日10:00~17:00 会場 : 東京・松屋銀座店8 階イベントスクエア
2013年05月22日慌ただしく過ぎる日々。今の暮らしに余白はありますか?ふいにできた空き時間に用事を入れること。部屋の空スペースに収納を作ること。これらは確かに、時間の効率化であり、空間の有効活用です。だけど時間や空間は、埋めれば埋めるほど心がどんどん窮屈に。もしも今、不自由さや気詰まりを感じているならちょっと余白不足かもしれません。これまで自分が当たり前にやってきたことを、あえて「しない」。意識を変えれば毎日がもっと身軽になりますよ。余白のある暮らしが心を自由にする空間にしろ時間にしろ、スキマがあれば「どうにか埋められないか?」とつい考えてしまいます。特に日々が忙しい人ほど、その思考になりがち。できないと思っていたことがスキマ時間にできたリ、おさまりの悪かったものがスキマにスッポリ収納できたりすると、やっぱり嬉しい。達成感があります。ただ、時間も空間も有限です。使い切ってしまったら、後に残るのはギュウギュウに詰まって身動きの取れない暮らし。スキマがあれば、新しいものを入れられる。ふいに何かが増えても、慌てずに受け入れられる。スキマはスキマのまま、何も「しない」。埋めたくなる気持ちをおさえて生み出した余白は、そのまま自由な心につながります。しない習慣<空間編>収納に押し込まない収納が要らないものでいっぱいになっていませんか?収納は使わないものを押し込む場所ではなく、使っているものの一時置き場。不要品を手放せばそこに新たなものを迎え入れることができ、収納内の新陳代謝が良くなります。床面をふさがないスッキリ過ごせる部屋作りのコツは、床面をふさがないないこと。モノを置くのは床面の約3割が理想とされています。モノで溢れた床面は、身動きが取りにくく、掃除しづらく、部屋が狭く見えると、デメリットだらけです。安易にもらわない「タダだから」「断り切れず」「景品で」そんな理由でもらったものは、結局使わずじまいになりがち。割り箸や紙袋も、ひとつひとつは小さくても、溜まると結構かさばります。ただ空間を埋めるだけのこれらは、はじめから「もらわない」という選択を。しない習慣<時間編>スケジュールを詰め込まない予定とは誰かに合わせる時間。空いているからといってスケジュールを詰め込むと、自分のための時間が減ってしまいます。予定が詰まっているせいで突然の大事な予定やチャンスを断らないといけなくなるのも、もったいないですよね。家事を追求しない主婦にとってのスキマ時間は、ちょっとした家事をするチャンス。だけど家事は追求しだすと終わりがなく、いくら時間があってもキリがありません。時には「しない」と割り切って、その時間を自分をいたわるひとときに充ててもいいのでは?やりたくないことをしない気分が乗らないまま自分を奮い立たせても、ミスをしたり、余計に時間がかかるなど、あまり良い結果は得られません。どうしてもという時は別ですが、いったん時間を置いたり、得意な人に頼ってみる方が効率的な場合もたくさんあります。時間も空間も、無理して埋めなくても大丈夫。何もないところには、いつか大事なものが入ってきます。それを心待ちにして、余白のある暮らしを楽しめるといいですね。 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日仕事や家の用事が立て込んでいると、目の前のことを片付けるのに必死。「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」そうこうしているうちに、1日なんてあっという間。この時間に追われる生活、時々ならいいですが、毎日続くと大変ですよね。そこで取り入れてみたいのが「時間貯金」。未来の自分のために、物事を少しだけ先回りして行うという新習慣です。未来といってもそんな先の話ではなく、数日後とか来週とかそんなレベル。だからやる内容も、小さなことばかり。ですが、これが案外、あなどれないんです。時間の主導権、握れていますか?自分から進んで忙しくしている時は苦にならないのに、追い立てられると途端に押し寄せてくる疲労感。日々の暮らしやすさは、「時間の主導権を握れているかどうか」で大きく変わります。それはつまり、時間に追われているなと感じたら、どこかで巻き返しが必要だということ。そこで役立つのが、時間を先取りするという意識です。でも、ただでさえ忙しい身。そんなに大きな先取りはできませんよね。けれど日々の小さな心掛けだって、積み重ねれば大きな変化になるはず。「物事を少しだけ先回りして行う」ことは、時間を自分でコントロールすること。未来の自分がホッとひと息つくための、小さな一歩です。来週のわたしのためにしたい5つのこと<1.ついで掃除で汚れにくい環境に>コンロ周りや水周りの汚れは、後回しにするほど、どんどん頑固になって落とすのに時間がかかってしまいます。でも使った直後ならサッと拭くだけでOK。調理の後片付けのついでに。洗面所で顔を洗ったついでに。ついで掃除で、本格的な掃除をする回数も時間も大幅に減らせます。<2.おかずは多めに作ってストック>おかずを作る時は、まとめてたくさん作ってストックへ。イチから常備菜を作るのが大変でも、多めに作るのなら負担はそこまで増えません。もし同じメニューが続くのを避けたいなら、味付け前のものをストックにまわして後から味を変えたり、食材の下ごしらえを済ませておくだけでも、未来の手間が省けます。<3.買い物メモは不可欠>店先で買い物リストを思い出したり、必要な時に足りなくてわざわざ買い直しに出かける時間を省くためには、買い物メモは絶対に必要です。食材を使い切ったり、日用品のストックがなくなったら、忘れないうちにすぐさまメモ。その際、野菜・肉魚・日用品など、カテゴリーごとに分けて書いておくと、買い回りがスムーズになります。<4.すぐできることはその場で終わらせる>すぐできることを後回しにして、「何をどうするんだったっけ?」と確認し直したり、必要な書類が見当たらなくて探したりという経験は、誰もがあるはず。一説によると、すぐにできることを後ですると、時間が3倍かかるんだとか。使ったものを元に戻す、提出物の記入、ちょっとした頼まれごとなどは、その場で終わらせることで、思った以上に時間が節約できそうです。<5.隙間時間というチャンスを逃さない>どんなに忙しくても、ふと時間が空いてしまう時ってありますよね。その隙間時間は、後でやろうと思っていたことに取り組む絶好のチャンス。ただ、突然フリーな時間が与えられても、「何をしよう?」と戸惑ってしまいがち。そこで、そんな時のために、やりたいことを日頃から手帳や携帯にリストアップしておきます。そうすれば、急な隙間時間でも無意味に消費せずに済みますよ。「物事を少しだけ先回りする」ことが習慣化すれば、忙しい日々でもちょっぴりゆとりを生み出せます。うっかり手放してしまった時間の主導権。きちんと取り戻して、暮らしも心も、健やかに過ごせるようにしたいですね。 ■暮らしのはなし 連載:ありきたりな日常を楽しむためのヒント 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日普段の生活で、自分のやりたいことってどのくらいできていますか?わたしは娘が入園したことで、数年ぶりに自分の時間が持てるようになりました。そこでまず最初にしたのが、ひとりカフェ。誰に気兼ねすることなく過ごすひととき。その時間のなんと贅沢なこと!以前なら当たり前にできていたことなのに、ここ数年ですっかり非日常になっていました。だけど考えれば、たったコーヒー1杯で得られるささやかな時間。そんなにガマンする必要があったのかな。小さな楽しみほど、ガマンしない方がいい今の季節は誘惑がいっぱい。ひとたび外へ出たら公園の木陰は気持ちよさそうだし、外で飲むコーヒーは美味しそうだし、昼下がりにうたた寝なんてできたら、もう最高。だけど目の前には仕事の締め切りにごはんの支度。やらないといけないことが溜まっている中で現実逃避している場合じゃない!仕事でも家庭でも、大半を占めているのが「やるべきこと」や「やらないといけないこと」。優先順位を考えたら、自分のために使える時間はどんどんなくなっていきます。だけど、小さなガマンも積み重ねれば大きなストレスの塊に。「この程度のことすらガマンしないといけないなんて」と思いはじめたら赤信号です。そうなる前に、すぐに叶えられる楽しみは、どんどん実行するのが吉。たとえ30分でも気持ちをゆるめることができれば、また明日からがんばれそうですよね。あえて流されてみるという選択「流されやすい人」というと、「意志が弱い」「自分の意見がない」などネガティブなイメージがあります。ですが周りに流されるのではなく、自分の気持ちに対して「あえて流される」なら、そんなに悪いことでもありません。楽しい方、気持ちいい方に流されるのは、自分のしたいことをシンプルにしている状態。ややこしいことを考えず、やりたいことをやる。それは、自分が自分らしくいるために必要な時間。流されてもまた戻ってくればいい「やらないといけないこと」「やるべきこと」ばかりで暮らしが埋まってしまう前に、自分のやりたいことに気持ちを傾けて。遠くまで流されてしまうと困るけれど、ゆらりゆらりと漂って、リフレッシュできたらまた日常に戻ってくる。そのくらい大らかに流れに身をゆだねられたら、毎日がもっと伸び伸びと過ごせるはず。ちなみに、、久しぶりにひとりの時間を満喫したわけですが、結局最後は娘の賑やかさが恋しくなってしまいました。そうやって日常を見直せたのも、心にゆとりができたおかげかなと思います。いつも自分のことを後回しにしている人ほど、たまには自分を先回しに。ちょうど今は新緑の5月。うららかな陽気に誘われて、心のままに楽しい方・気持ちのよい方へ流されてみてもいいのではないでしょうか? 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日テレワークで増えた、メール・チャットでのやりとり。この文字だけで行うコミュニケーションというのは、やってみるとなかなか難しく、「この言い回し、冷たく受け取られないかな?」「そんなつもりで言ったんじゃないのにな」など、会話とはまた違った気の配り方が必要になります。そこで今回は、知っていると便利なテキストコミュニケーションのコツをご紹介。仕事だけでなく、SNSやLINEなどのプライベートでもぜひ活用してみてください。どうして文字だと上手く伝わらないの?普通に返事をしているだけなのに、メールやチャットだとちょっと冷たく感じることってありませんか?心理学的には、人が会話で読み取っているのは、言葉以上に相手の表情・声色だと言われています。でも文字でのやりとりの場合、その大事な「相手の様子」がまったく分かず、読み手の解釈にゆだねられてしまいます。だから行き違いが起こりやすいんですね。わたしは仕事柄、メールやチャットを以前からよく使っており、意図しない伝わり方をして焦ったことも数知れず。そんな時にお手本にしたのが、身近にいるメール・チャット上手さんです。やりとりが柔らかく、文字だけでも温かな気持ちになれる。自分もそんな風になりたくて、できるところから取り入れるようにしました。やりとりを柔らかくする5つのコツ1.ポジティブな表現を入れる「ありがとう」「嬉しい」「楽しみ」といったポジティブな言葉をかけられて、嫌な気持ちになる人はいませんよね。顔が見えないやりとりだからこそ、言葉で伝えることを惜しまない。積極的に取り入れるのが◎です。2.気遣いの言葉を足すたとえば感謝を伝える時、普通の会話では「ありがとう」だけで伝わりますが、文字だけの時は、さらにもうひと言。「ありがとうございます、助かります。」「ありがとうございます、お気をつけて。」気遣いの言葉を足すことで、自分の想いが届きやすくなります。3.短い返事を避ける「はい」「了解しました」といった端的な返事は余白が多い分、読み手は「怒ってるのかな?」「忙しいかったかな?」と深読みしてしまいがち。特に面識の少ない人が相手だと誤解を生みやすいので、もう少し丁寧な返しを心掛けたいところです。4.語尾を変える「了解ですー」「了解です!」「了解ですっ」という風に、語尾をちょっと変えるだけでも、言葉の印象がぐっと柔らかくなります。絵文字や顔文字を足すのもアリ。本当に忙しくてひと言しか返せない時でも、語尾の工夫でイメージアップできますよ。5.少しだけ自分を出すく文章があまりにもビジネスライクだと、よそよそしい印象に。そんな時は少しだけ雑談を交えたり、「わあ!いいですね」「は!そうでした」など感嘆詞を入れると親しみやすさが出ます。やりすぎは禁物ですが、相手との距離を縮めたい時におすすめです。仕事はもちろん、友人や家族とも、文字だけでコミュニケーションする機会は多いもの。伝わりにくいというデメリットはありますが、連絡を気軽にできたり自分のタイミングで送れるといったメリットもたくさんあります。上手く使いこなして、お互いに気持ちの良いやりとりができるといいですね。 ■暮らしのはなし 連載:ありきたりな日常を楽しむためのヒント 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日大切な人が落ち込んでいる時。少しでも元気が出るよう声を掛けたいけれど、その伝え方は本当に難しいと感じます。いくら言葉を尽くしても、芯を外していたら相手に響かず。ことば選びを間違えると、プレッシャーになったり、もっと心を閉ざされてしまうことも。そうじゃない、そうじゃないんだけどな。力になりたいという気持ちは本物でも、きちんと伝えられるか、また相手に受け取ってもらえるかどうかは別問題。繊細な気づかいが求められる「励ます」という行為。今回は、どうすれば自分の想いを相手にまっすぐ届けられるのかを考えてみます。励ます時はタイミングが大事励ましたい相手は今まさに、傷つきやすくて、心の感度が弱っていて、視野もいつもより狭くなっている状態。そこに自分の想いを届けようとしているのだから、すんなり上手くいくなんて、まずありません。だけど、きちんと想いが伝われば、立ち直るための大きな力になるのも事実。励まされて嬉しくない人はいませんよね。誰かを励ます時にまず気を付けたいのがタイミングです。今が相手にとってどのタイミングかによって、やるべきことが違ってきます。1.程よい距離を保つ「見守り期」落ち込む出来事があった直後のタイミング。心が弱ったばかりのこの時期は、まだ人と話す余裕がなく、励ましを聞き入れる心づもりができていません。そのため、この段階では積極的に励ますよりも、「見守る意思」を伝えるにとどめておくのがベストです。・話せるようになったら声をかけてね・できることがあったら言ってね・気持ちをわかってあげられたらいいのに2.じっくり話を聞く「回復期」気持ちが落ち着いてきて、これから回復に向かおうという時期。話をじっくり聞いてあげることで、相手の気持ちの整理やストレス発散の手助けができます。その際、意見やアドバイスはいりません。あいづちを入れつつ、共感の姿勢を示しましょう。・大変だったね・よくがんばったね・辛かったね・それからどうなったの?相手の心に届きやすい言葉、届きにくい言葉励ます時の言葉選びは慎重に。また、早く元気になってほしくて、ついたくさん話しかけてしまうこともあると思いますが、あくまで相手のペースが最優先です。そのうえで伝えるとしたら、「大丈夫だよ」安心感を与える言葉「話を聞くよ」気にかけていることを伝える言葉「応援してるよ」勇気づける言葉「無理せずね」肩の力を抜く言葉そんな、相手に寄り添う気持ちを言葉にすると届きやすくなります。一方、励ます際にNGなのが、自分の考えを押し付けること。「こうすればいいんじゃない?」余計なアドバイス「わたしの時は~」自分語り「何とかなるよ」無責任な軽いノリ「分かる」わたしの何が分かるの?「もっと頑張れ」相手を追い込む言葉これらは共感しているようで突き放していたり、上から目線で寄り添えておらず、反感をかってしまいます。たったひとつの声掛けでも、前を向くきっかけになる自分が落ち込んだ時、「心配してるよ」「大丈夫?」そんな簡単なひと声に救われることがよくあります。自分を気にかけてくれる人がいるという、その存在そのものが、すでに励ましになっているんですよね。励まし上手は、聞き上手。励ます時の心構えは、ただひたすら寄り添うこと。上手に励ますのは難しくても、「うんうん」「そうだね」とゆったり向き合いながら、心配している気持ちを伝え続けていくのが、相手が笑顔を取り戻す近道になるのではないでしょうか。 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日もうすぐハロウィン。今やすっかり暮らしに根付いて、子どもだけでなく、大人もワクワクする10月の一大イベントになりましたね。そこで今回のテーマは、おうちで作る小さなハロウィン飾りです。どれも身近な材料で、すき間時間に作れるものばかり。「お部屋にちょこっと季節感がほしい」「親子で気分を盛り上げたい」「ホームパーティーの演出に」手作り初心者さんにも◎な、3つのプチ工作をご紹介します!編まずにつくる、毛糸のかぼちゃコロンとあたたかみたっぷりの素朴なかぼちゃ。毛糸を巻いていくだけだから、小さなお子様とも作りやすいですよ。【材料】毛糸フォークハサミセロテープ【1】15cmくらいに切った毛糸をフォークにのせます。【2】のせた毛糸の上からグルグル巻いていきます。(50巻きくらい)【3】キュッと結んでフォークから外します。(この結んだところがかぼちゃのお尻になります)【4】ヘタ用の毛糸を15cmほどに切り、端をセロテープで巻いて固くします。【5】巻いた毛糸に通します。【6】先ほど結んだところの反対側を結びます。【7】何度か片結びを繰り返します。【8】余分な糸を切って形を整えたら完成です。フォーク以外に巻きつけて大きなかぼちゃを作ることもできます。たくさん作ったものをつなげて、リースにしたりガーランドにしても可愛いですよ。遊んで飾れる、おばけのポンポンポッパーおもちゃにもなるポンポンポッパー。おばけが苦手な子ども、これならお友だちになれるかも?【材料】紙コップ風船マスキングテープ(またはセロテープ)ハサミカッターペンポンポン(または小さく丸めた紙)【1】紙コップの底をカッターで十字に切り、手で破り取ります。【2】風船を結んで先端をカットします。【3】紙コップの底に風船をかぶせて、テープで留めます。【4】顔を書き、ポンポンを入れたら完成です。風船を引っ張って手をはなすとポンポンがポーンと飛び出ます。おばけ以外のイラストにすると季節を問わず楽しめます。ハギレがインテリアに「ハロウィンてるてる坊主」布を組み合わせて作るてるてる坊主です。オレンジ・黒・紫系の布なら、ハロウィン用の布じゃなくても雰囲気が出ますよ。【材料】15cm角くらいのハギレ1枚細長く切ったハギレ数種類(レースやリボンでもOK)輪ゴムリボン丸めたティッシュフェルトボンド【1】15cm角のハギレを裏向きにします。その上に細長い布を十字にのせ、真ん中に丸めたティッシュをのせます。【2】ティッシュを包み込むようにまとめて、輪ゴムでしっかり留めます。【3】フェルトで作った顔をボンドで貼ります。【4】輪ゴムが隠れるようにリボンを結んで完成です。フェルトで顔のパーツを作るところが少し手間取りますが、あとはお馴染みの手順なので分かりやすいですよね。ジャックオーランタン、黒猫、おばけ、魔女、いろいろアレンジしてみてください。いかがでしたか?既製品の飾りもいいけれど、手作りすればもっとハロウィンが待ち遠しくなるもの。本番当日に向けて、プチ工作でワクワク気分を盛り上げていってくださいね。 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日家事、育児、仕事に追われていると、1日なんてあっという間。夜になって、身体は疲れていても、心が満たされていない・物足りない、という経験は誰しもありますよね。上手く気分転換ができなかった、何となく気持ちが揺れている、眠りが浅いといった小さな不調は、気付いた時にこまめな対処を。そこで今、注目を集めているのが、気分を変えられる食べ物「ムードフード」です。ストレスフルな日々を乗り切るには、トゲトゲした心をやわらかく。特別なものを用意しなくても、身近な食材が優しくサポートしてくれますよ。おいしく食べてリラックス!「ムードフード」とは自分の気分を変えられる食べ物のこと。感情に良い影響を与えたり、ストレスを軽減させてくれたりする食品の総称です。コロナの影響などでおうちごはんが増えた頃から世界的に注目度が高まり、最近では日本でもスーパーやコンビニでムードフード商品を取り扱うようになりました。たとえば少し前に話題になった、睡眠の質を高める乳酸菌飲料や、メンタルに働きかけるというGABA入りチョコもムードフードのひとつ。でも実は、もっと身近なところにも、ムードフードはいろいろあるんです。薬と違ってカラダに優しく、簡単に取り入れられるのが良いところ。おいしく食べて、リラックスにつなげましょう!こんなにたくさん!身近なムードフード心を穏やかにする「緑茶・ハーブティー」日本茶に多く含まれるテアニンには、心身をゆったり落ち着かせる効果があるといわれています。またジャスミンやカモミールなどのハーブには、緊張を和らげ安眠作用をもたらす成分が。ストレス対策には「チョコレート・発酵食品」ストレス低減に働きかけるというGABA。味噌やぬか漬けといった発酵食品、発芽玄米、カカオなどに多く含まれています。一気にたくさん摂るのではなく、こまめにバランス良く摂取するのがポイントです。しあわせホルモンを増やす「大豆製品・ナッツ・バナナ」しあわせホルモンで有名なセロトニン。その材料になるのが、トリプトファンという成分で、豆腐、納豆、アーモンド、くるみなどに含まれています。バナナにはセロトニンの生成に必要な栄養素がすべて入っているため、効率的に摂取できると言われています。楽しく食べることもムードフードになる色とりどりの盛り付け、食欲をそそる香り、お肉や魚の焼ける音、はじめてやってみる調理法など、食卓でワクワクする気持ちもリフレッシュに効果的。気分を変えるという意味では、こういった時間も立派なムードフードです。栄養素や成分を気にすることも必要だけど、食事を心から楽しむことも、とっても大事。なんでもない日もムードフードを意識して、心を整えるひとときにしたいですね。 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日出会いの春。新年度を控え、働く女性も、ママたちも、新しい人間関係を築く機会が増えてきます。だけど初対面の人と話をするのって、よほど話し上手でない限り、なかなか難易度が高いですよね。緊張して上手く話せない。何を話せばいいか分からない。会話が続かない。だけど、良い関係を作りたい。(←ここ大事)今回はそんな状況で役立ち、かつ誰でもできる小さなコツをご紹介します。今さら人見知りを克服することはできないけれどわたしは昔から人見知りで、環境が新しくなると期待よりも不安や緊張が大きくなるタイプです。だけど仕事をする上でそんなことを言ってられなかったり、いい歳をして恥ずかしがっている場合じゃなかったり。年齢を重ねるごとに「どうにかしないといけない状況」が増えてきました。そうはいっても、長年染みついた人見知りが簡単に克服できるはずもなく、いきなり社交的にはなれません。そこでひとまず、人見知りでも、緊張していても、自分ができそうなことを探してみたのです。初対面で仲良くなるための4つのコツ<1.ひとつの質問に対してふたつ答える>質問に対して「はい」「いいえ」などひと言で返してしまうと、会話がそれ以上続きません。そこで何でもいいので、その後に何か付け加えます。「今日は暖かいですね」→「そうですね。●●では桜が満開だそうですよ」「お住まいはご近所ですか?」→「そうなんです。最近できた●●の近くです」何も思い浮かばない時は、「あなたは?」と同じ質問を返したり、別の話題に切り替えてもOK。とにかく「一問二答」を意識すると、会話が弾みやすくなります。<2.聞き役にまわる>何を話せばいいか分からない時は、相手に話してもらいます。その際のポイントは、その場しのぎで相槌を打つのではなく、しっかり興味を持って聞くこと。「どんな人なんだろう?」「好きなものはなんだろう?」相手を知りたい気持ちがあれば質問を投げかけられますし、相手の興味のある話題を振ることができれば、自分のことを話さなくても場が盛り上がります。<3.緊張していることを伝える>上手く話せない時は、今の心境をそのまま伝えるようにしています。初対面の人と話すのは程度の差こそあれ、緊張している人がほとんど。こちらからそのことに触れるとだいたい共感してもらえますし、そうすると仲間意識が生まれて打ち解けやすくなります。<4.「知る人ぞ知る」アイテムを身に付ける>たとえば好きなブランドの限定アイテムとか、好きなアーティストのツアーグッズなど、知っている人が見れば分かるものを身に付けておけば、気付いた人が声をかけてくれる可能性大。これなら話すのが苦手でも話題を提供できますし、共通の趣味を持つ人を簡単に見つけられるというメリットも。いかがでしたか?新しい環境に飛び込む時のドキドキは、きっとみんな同じはず。だから必要以上に臆することはないのかなと思います。それに何より、せっかくの新しい出会い。楽しんだもの勝ちですよね。そんなことを自分に言い聞かせつつ、同じような思いの方へのエールも込めて。「新年度、新学期、新生活。がんばりましょう!」 ■暮らしのはなし 連載:ありきたりな日常を楽しむためのヒント 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日外食を控えるようになってから、家でごはんを作る回数がグンと増えました。ごはんの支度って、献立を決め、買い物に行き、調理して後片付けまで、とにかく時間が取られます。ひとたびキッチンに立てば、子どもから「お腹すいた」のプレッシャー。ごはんを食べ終わったらすぐに「次のごはんは何しよう?」頭の中はずっとごはんのことばかり。そして1日中、何だか急かされている気分。これはもう切実に、ごはんの支度を効率化しないと!そこで今回は、日常をスムーズにまわすために、また自分の時間を確保するためにも、すぐにはじめられる効率化のアイデアをご紹介します。ごはんの支度を簡単にする6つの工夫1.まとめて下ごしらえ&冷凍保存野菜は買ったらすぐに用途別にカットして冷凍庫へ。モノによっては下茹でも済ませておきます。お肉は下味をつけて冷凍庫へ。これらをしておけば、あとは焼くだけ、煮るだけと調理の手間が省け、毎回の洗物も減らせます。2.「切るだけ」メニューの活用トマト、きゅうり、長いも、冷奴、練り物など、切っただけですぐに食べられる食材は、時短料理の救世主。冷蔵庫に常備しておけば、他の料理の煮込んでいる間、焼いている間にパパっと一品増やせられます。3.作る品数を減らす忙しい日の食卓は、ほぼ一汁一菜。主食にできるだけ多くの食材を使い、足りない栄養素を汁もので補えば、2品でも十分満足できます。さらにもっと忙しい日は、栄養バランスを一食ではなく1日単位で見るようにすると、たとえ朝がパンだけでも、「昼と夜で調整すればいいか」と、ちょっとだけ気持ちの負担の軽減に。4.グルーピング収納で出し入れを簡素化グルーピング収納とは、同じタイミングで使うアイテムをひとまとめに収納すること。必要な時にサッと出せ、探す手間がかからず、片付けもカゴごと移動するだけで完了。ごはんの支度でいえば、朝食セット、カトラリーセット、よく使う調味料セットなどを用意しておくと便利です。5.食器洗いは順番を考えてわが家のように食洗機がない家庭の場合、食器洗いは順番を意識するだけで時短が図れます。基本は、【小さなもの→大きなもの】【汚れの軽いもの→油汚れ】という順番。そして洗ったお皿はタワーのように重ねて蛇口の下におくと、すすぎの水も時間も節約できます。6.ウエスの活用ウエスとは要らなくなった布をカットした、使い捨てできる布のこと。コンロの油汚れや吹きこぼれ、鍋に付いたソースは、これでサッと拭いてゴミ箱へ。キッチンペーパーより丈夫で、雑巾より手軽。元々捨てるはずだった布なので思い切りよく使うことができ、掃除と洗い物の手間が大幅に減らせます。こんな時だからこそ、家事力アップを図ろう「効率化」の意識は自粛生活が終わった後も役に立ちますし、子どもの夏休み期間などでも通用するもの。今回は必要に迫られてはじめましたが、家事力を上げるには良いタイミングだったかも、とも思います。これで今まで通りの日常が戻ったら、心の余裕がたっぷりできているはず。そんな未来の自分をイメージして、今の不自由さを乗り切っていこうと思います。 ■暮らしのはなし 連載:ありきたりな日常を楽しむためのヒント 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日仕事、家事、育児など、1日の中でやるべきことはいっぱい。やらないといけないのにできていない。やって当たり前のことだけで、1日が終わってしまう。そういう日は「早くしないと」という焦りに加え、「自分のやりたいことができない」という不満も重なり、ストレスがどんどん溜まっていきます。がんばることは大切だけど、そんな生活が毎日続くのはやっぱり不健全。自分のためにも、周囲のためにも、どこかで何かをゆるめる必要がありそうです。娘のトイレトレーニングでキャパオーバーにわたしが生活を見直すきっかけになったのは娘のトイレトレーニングでした。トイレトレーニングとは文字通り、オムツからトイレに切り替える練習のこと。娘はやる気はあるものの上手く進まず、パンツは毎回汚れるし、トイレの同伴は空振りばかり。他に用事がいっぱいあるのに、時間が大きく取られてしまう。何の進歩もないまま1週間、2週間と続くうちに、とうとう「どうしてできないの!」と怒ってしまいました。がんばっている子に対するNGワードだと知りつつも、つい出てしまった心の声。その反省から、もう少し余裕をもって娘と向き合うために、ちょっと力を抜こうと思ったのです。完璧ではなく、その時々の最善を余裕がなくなった原因は、ただでさえ慌ただしい状態の中に、トイレトレーニングという新たな「やるべきこと」を追加してしまったこと。時間は有限。すべてをこなすことはできません。そこで「今はトイレトレーニングに集中する時」と割り切り、他のことは力を抜くことにしました。・掃除、買い物の回数を減らす・料理の品数を減らす・家計簿は1日ごとじゃなく、月単位でざっくりと・人と合う予定や約束をなるべく入れない「やるべきこと」といっても、状況によって優先順位は変わってきますし、自分が思い込んでるだけで意外と手放しても大丈夫なものもあります。すべてを完璧にこなすのではなく、今の最善を尽くせばそれでいい。そういう風に考えれば気持ちが軽くなって、「やるべきこと」の見直しもはかどりました。「力を抜く」と「手を抜く」は別のもの今まで全力でやってきたことに対して力を抜くというのは、どこか後ろめたく感じるかもしれません。そんな時に心に留めておきたいのが、「力を抜く」のと「手を抜く」のは違うということ。力を抜くとは、 余計な力を抜いてリラックス状態になること手を抜くとは、楽をしたくて、いいかげんに済ますことこうやって見比べると、力を抜くことは悪いことじゃないですよね。それよりも、力みすぎて後で失速してしまう方が困りもの。力を抜くことは、力を入れるべきところにきちんと注力できるよう、ペース配分しているのと同じこと。最後まで走り切るために必要な、暮らしの工夫のひとつです。トイレトレーニングを仕切り直し、じっくり向き合った結果、以前よりもずっとスムーズに物事が運ぶようになりました。きっとこれからも、様々な局面で暮らしの見直しが迫られるのだと思います。そんな時も、焦らず気負わず、しなやかに対処できる自分でありたいなと思っています。 ■暮らしのはなし 連載:ありきたりな日常を楽しむためのヒント 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日