ドクターシーラボは6月15日、ダイエット事情についての意識調査の結果を発表した。調査は6月8日~9日、20~59歳の女性460名を対象にインターネットで行われた。○この夏、「4.5kg以上痩せたい」女性が最多「今年の夏、痩せたいと思いますか?」と質問したところ、7割以上(72.6%) の女性が「痩せたい」と回答。そのうち3人に1人(34.7%) の女性が「4.5kg以上痩せたい!」と回答した。ステーキ1枚=150gで換算すると、4.5kgはステーキ30枚以上に相当する。また、ボディで気になる部位はどの年代もダントツで「おなか・ウエスト」という結果に。年を重ねるごとに「太ももやお尻が気になる」という回答は減少傾向にあるものの、「おなか・ウエスト」は「気になる」という声が増加傾向にあった。○実践しているケアは「食べ物に気を使っている」が最多「痩せたい」と回答した女性334名に「実践しているボディケア」について聞いたところ、「食べ物に気を使っている」人(36.5%)が多数。12.9%が美容機器を使用したケアを行っていることが分かった。○女性が憧れる美ボディな有名人第1位は「藤原紀香」「美ボディな憧れの女性有名人は?」と聞いたところ、第1位は藤原紀香さんがだった。次いで、2位米倉涼子さん、3位長澤まさみさん、4位吉瀬美智子さん、5位菜々緒さん、ローラさんが選ばれた。
2015年06月16日2015年6月13日、14日の全国映画動員ランキングは、大人気ユーザー参加型アイドルプロジェクト“ラブライブ!”の劇場版アニメーション『ラブライブ!The School Idol Movie』(全国121館)が初登場で首位に輝いた。2位に綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが4姉妹役で共演した『海街diary』(全国323館)が入り、3位は『トゥモローランド』(全国343館)になった。その他の写真『ラブライブ!…』は、アニメの1期、2期ともに監督を務めた京極尚彦がメガホンを執り、国立音ノ木坂学院の廃校の危機を救うため、9人の女子生徒で結成されたスクールアイドルグループ“μ’s(ミューズ)”の新たな活躍を描く劇場版最新作。『海街diary』は、吉田秋生の同名ベストセラー・コミックを是枝裕和監督が映画化したヒューマンドラマ。鎌倉で暮らす3姉妹と、父親が亡くなり、彼女たちの家に引き取られることになった腹違いの妹が、それぞれ複雑な想いを胸に本当の家族になっていくまでを描いた1年間の物語。その他、『映画クレヨンしんちゃんオラの引越し物語~サボテン大襲撃~』が、11位よりランクアップし、再びベスト10に入っている。『ラブライブ!The School Idol Movie』公開中
2015年06月15日映画『海街diary』が6月13日に公開を迎え、劇中で4姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、メガホンを握った是枝裕和監督が舞台あいさつに登壇。“長女”綾瀬はサプライズで6月生まれの長澤、夏帆、広瀬、是枝監督のために手作りバースデーケーキをプレゼントし会場をわかせた。『海街diary』舞台あいさつ/その他の写真吉田秋生の人気漫画を『そして父になる』の是枝監督が実写化。鎌倉で暮らす3姉妹の元に、彼女たちを捨てた実父が死んだという知らせが入り、葬儀に足を運ぶが、そこで出会った腹違いの妹・すずを鎌倉に引き取ることになり…。綾瀬が映画を観終えたばかりの客席に「いま、気持ちいい感じですか?」と問うと、客席は大きな拍手でそれに応える。4女のすずを演じた広瀬は、1年前から撮影が行われてきた本作が公開を迎え「この日が来るとは思っていなくて…これからいろんな人に広まっていくと思うと幸せです」と笑顔を見せた。是枝監督は「今日がゴールではなくスタート。作品と観ていただいたみなさんの旅がこれから始まります」と感慨深げに語った。そして舞台あいさつ中盤で、綾瀬はこの日「やることが多くて(笑)」早起きをしたと明かす。何の話かと首をかしげる残りのメンバーをよそに、綾瀬は「お誕生日ケーキを作ってました。実は私以外の4人は6月生まれなんです!」と明かす。そこへ、映画で夏帆演じる千佳の恋人であるアフロ男・浜田を演じた池田貴史がケーキを運びながらサプライズで登場! 池田の音頭に合わせて会場全体でバースデーソングを歌い、長澤、夏帆、広瀬、是枝監督を祝福した。このケーキ、綾瀬は「2日にまたがって、スポンジを焼くところから作った」という力作で、これには妹たちも大感激! 広瀬は「おいしそうです!」と目を輝かせ、夏帆は「ホントに作ったの?すごい!」と感嘆。長澤は本当にびっくりしました。嬉しいです」と感激の面持ちを見せた。綾瀬は「中はイチゴがぎっしり詰まってます。“海辺の朝日”というタイトルで、朝4時~5時くらいのイメージです」と自信満々でコンセプトを語り、一同は仲良くケーキをほおばったが、自作のケーキの味について感想を求められると綾瀬は「ついさっき、歯みがきをしたので歯みがき粉と混ざっちゃって…(苦笑)」と劇中のしっかり者の長女の面影はどこへやら…、おなじみの(?)ボケキャラをのぞかせ、会場は笑いに包まれた。『海街diary』公開中
2015年06月13日映画『海街diary』が6月13日(土)に公開を迎え、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、是枝裕和監督が初回上映後の舞台挨拶に登壇。綾瀬さんは、6月生まれである長澤さん、夏帆さん、広瀬さん、是枝監督のために手作りケーキのサプライズプレゼントを贈った。吉田秋生の人気漫画を実写化。鎌倉で古い一軒家で暮らしていた3姉妹が腹違いの妹を引き取り、彼女たちがそれぞれの葛藤を乗り越えて成長していくさまを四季の情景と共に瑞々しく描き出していく。綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん、広瀬さんの4姉妹は白い衣装で登場。長女・幸を演じた綾瀬さんは「3人をまとめる姉であり、(4女の)すずが来ることで母にもなっていくし、女の顔も見せるし、娘でもある。『4つの顔を撮りたい』と監督からは言われました」と明かす。綾瀬さん自身はその4つの顔の中で「お姉ちゃんとして厳しくみんなを律する感じは好きです」とニッコリ。日頃から劇中同様にしっかり者なのか?という問いには「もちろんです!」と語り、笑いを誘う。広瀬さんは、1年前から撮影してきた映画の公開に「この日が来るとは思ってなかったです。これからいろんな人に広がっていくかと思うと幸せです」と万感の思いを口にする。撮影で印象的だったシーンを尋ねると、姉たちの実母を演じた大竹しのぶ、大叔母を演じた樹木希林の2人と初めて顔を合わせるシーンを挙げる。「怖かったのか?」という問いに「そういうわけじゃないです(笑)!」と語りつつ「あの2人が一緒に来るってどういう画なんだろう?どうしたらいいんだろう?と思ってたんですが、自然とお姉ちゃんたちの陰に隠れて、でも気になって覗いているという感じになりました」と振り返った。舞台挨拶中盤で、台本なしで次々と新しいシーンを加えていく是枝組の撮影さながら、舞台挨拶も台本なしで進行すると司会が宣言すると、綾瀬さんを除く4人は怪訝な顔…。綾瀬さんはいたずらっぽい笑みを浮かべ「やることが多くて」早起きをしたと語り、6月生まれの4人のために「お誕生日ケーキを作りました!」と明かす。すると、映画で夏帆さん演じる千佳の恋人のアフロ店長・浜田を演じた池田貴史がケーキを運びながら登場!池田さんに合わせて会場全体でバースデーソングを歌い、4人を祝福する。綾瀬さんは、「2日がかりでスポンジを焼くところから作った」というケーキの出来栄えに自信満々。「イチゴがぎっしりつまってます。“海辺の朝日”というタイトルで、朝4時~5時くらいのイメージです」とコンセプトを明かす。長女の粋な計らいに妹たちも大喜びでケーキに舌鼓を打った。綾瀬さんは自作ケーキの味を尋ねられると「ついさっき、歯みがきしたばかりで、歯みがき粉の味と混ざっちゃって(苦笑)」としっかり者の姉とは思えないボケコメントで会場をわかせていた。『海街diary』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月13日女優の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずらが、第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された出演映画『海街diary』(6月13日公開)の上映に合わせてカンヌを訪れ、そこで取材を受ける1日を追ったメイキング映像が12日、公開された。映像は、現地に同行した映画のスタッフが撮影。写真撮影やインタビューの合間に楽しそうに会話をする様子や、広瀬が長澤や夏帆にふざけてカメラを向ける場面、綾瀬が食べ物をほおばるシーンなど、映画で四姉妹を演じた4人のリラックスした素顔を見ることができる。この映像の撮影が行われたのは、現地でのインターナショナル取材日当日。綾瀬は胸元のスパンコールが印象的な白のロングドレス、長澤も同じく白のロングドレス、夏帆は柔らかな色合いのピンクのロングドレス、広瀬は紺色のワンピースに身を包み、是枝裕和監督と共に世界各国のメディアから取材を受けていた。取材を終えた是枝監督は、「四姉妹をあの舞台に連れていけたことがとても幸せでした」と映画祭を振り返り、「これからの俳優人生にとっても、絶対にいい経験になるんじゃないかな」とコメントを寄せた。映画『海街diary』は、漫画家・吉田秋生が漫画雑誌『月刊フラワーズ』(小学館)で2006年8月号から不定期連載中の同名漫画を原作に、一昨年の第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受けた『そして父になる』(2013年)以来の新作となる是枝監督がメガホンを取った作品。鎌倉の祖母が残した家を舞台に、"異母妹"を加えた四姉妹のリアルな家族の絆を描く。本作は、第68回カンヌ国際映画祭で、邦画としては唯一コンペティション部門に正式出品された。(C) 2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月12日それは熱望という以上の強い感情だった。現在の邦画界にあって、オリジナル脚本での映画作りを許されている数少ない映画監督の一人である是枝裕和監督。実際、長編映画デビュー作『幻の光』こそ宮本輝の小説の映画化であったが、2作目『ワンダフルライフ』以降はほぼ一貫してオリジナル脚本を自ら執筆しており、非オリジナル脚本作品は『空気人形』のみ。これとて原作となった業田良家の漫画はごく短いもので、監督自身が物語を膨らませることで長編映画に仕上げた作品である。そんな是枝監督が第1巻の最初の1話を読みながら自らの手で映画化したいと強く思った――いや、当人の言葉を借りるなら「これは絶対に誰かが映画化するって言い出すぞ。いやだ!撮られたくない!と思って手を挙げた」のが、吉田秋生の人気漫画である「海街diary」(小学館刊)である。物語の中心となる4姉妹に上から綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずを配し、原作の舞台である鎌倉での撮影を敢行し完成した映画『海街diary』。いまなお連載の続く漫画をどのように料理し、組み立て、新たな是枝作品は出来上がったのか?是枝監督にじっくりと話を聞いた。鎌倉の古い木造一軒家に姉妹3人で暮らす幸、佳乃、千佳。そんな彼女たちの元に、かつて家族を捨てた父親の訃報が届く。山形で行われた葬儀で3人は、父が遺した腹違いの妹・すずと出会い、幸のひと言で彼女を鎌倉の家に引き取ることになり…。「1巻の最初に3人が父親の葬式で山形に行って、(すずを加えた)4人が高台に登って街を見下ろす。そこですずが泣くんだけど、そこで4人のシルエットが重なって蝉時雨が…というシーンが素晴らしくて、やられちゃった(笑)。ここ、カメラは絶対にクレーンアップだし、音楽ももう鳴ってたもん(笑)。映像になるために描かれた画だったんです」。実は、そのタイミングでは、すでに原作の映画化権は別の人間に押さえられていた。「だから1回、あきらめたんですよ。そうしたら、(権利を)手放したという連絡が入って、じゃあ今度こそって。そこまでするのは初めてでしたけど、あきらめた後もずっと、いち読者として漫画は追い続けていたんですよ。読みながらいろいろ考えていたものが、もう一度できそうだということになって、思いのたけをぶつけてみようと。熱いんですよ、今回は(笑)」。映画化が決まり、脚本にしていく過程を是枝監督は「吉田さんの中に深く潜っていく感じ」と表現する。「何を考えて吉田さんはこういうシーンにしたのか?読み解いていきました。他人の作品をこんなに読んで、読んで、読んで…というのはなかなか。そこからスタートして、でも途中からは(綾瀬さんらキャスト)4人を選んだので、この4人をどう動かしていくか?という演出家の視点にシフトしていきました。例えばですが原作の1話目は、なぜ佳乃が恋人の部屋のベッドで目を覚ますところから始まるのか?家から始まってもいいはずなのになぜなのか?そんなことを考えていくところから始まりました」。「不在者」と「残された者」、「死」と「記憶」――海外映画祭の常連でもある是枝監督の作品について語る上で頻出するキーワードと言えるが、この脚本執筆の思考の過程でまさに、こうしたテーマとぶつかった。「原作者の吉田さんには『お任せします』と言われたんですが、唯一、『アライさんだけは出さないでください』と言われたんです」。アライさんとは原作にも幾度となく出てくる人物で、看護師である幸の後輩なのだが、連載を通じてなぜか幸をはじめ他人の会話の中でその存在が語られるばかりで、本人の姿は一度も登場しない。「それを深く考えていくと、この物語は、出てこない人間が重要な役割を果たす作品なんだと改めて思い直しました。そう思って読み直すと、キーになる人物――4人の父親やすずの母親などの姿は出てこないんですよね。その人たちを意識しながらみんな、生きている。生きていない人間を回想で出さずに、どうやって生きている人間に重ねながら生きていくか?すごくアクロバティックなことを要求されているんだなと受け止めて、細かい積み重ね、どうやっていない人を感じさせられるか?やれるだけやろうと覚悟が決まりましたね」。そうした作業の中で是枝監督は、原作漫画にはない映画オリジナルのシーンをいくつも加え、溶け込ませていった。その理由、それぞれのシーンの作られ方も千差万別である。例えば、3姉妹の母親でいまは再婚して離れて暮らす都(大竹しのぶ)とすずが顔を合わせる鎌倉での法要のシーン。都にとって、すずは夫を奪い、家族を壊した女の娘であるわけだが、ここで原作にはない、都とすずの2人だけのシーンを加えた。「(原作のまま)グループショットで押すというやり方もあったけど、一度、あそこですずを単独にしておいて、家に戻ってからの流れ(※帰宅後に起こる姉妹と母親たちの騒動)のために、彼女に強めの“圧”をかけておいた方がいいと思って、意地悪で書きました(笑)。あえて、そうやってバランスを崩すために加えたものもあります」。また、撮影が始まってから女優陣の芝居を見て急遽、新たなオリジナルシーンを加えたことも。「病院で幸と二宮(風吹ジュン)がバッタリ会って『最近、胃の調子がね』というやり取りを撮っていて『また来てちょうだいよ、お店』と二宮さんが言って、幸が『懐かしいな』と言うんですが、その顔を見て、幸は律儀な子だから、実際にお店に行くだろうと思ったんです。あの店には、(自分たちを捨てた)父親の記憶もあって、おそらく意識的に行ってなかったんでしょうけど、そう言われたら行く気がした。だから、原作に4人であの店に行くというシーンはないんですが、それで描いてみると『あ、このシーンがあれば最後のシーンも成立するな』とか、描いていく中で骨格が見えてきた。そういうことは今回、意外と多かったです」。キャスティング、オリジナルシーン、原作から削除されたシーン、世界観etc...人気漫画であればあるほど、連載が長いほどに映画化には賛否がつきまとう。是枝監督は完成した作品について「原作と映像の関係で言うとうまくいったと思う」と自信をのぞかせるが、その手応えの理由を語る上で口をついて出たのが、夏帆さん演じる三女・千佳の存在である。ちなみに幸ら姉妹のそれぞれの特徴や演出について語る文脈で、是枝監督は三女・千佳についてこんなことを語っていた。「撮影前に何組が3姉妹を取材したんですが、どこの家でも長女と次女は洋服の貸し借りをするけど、三女は趣味が変わってるからしないの。『あいつの服は借りられない。あいつの音楽の趣味もわかんない』って(笑)。上の2人を見て、違う道を行くんだよね。原作でも千佳は一人だけ違う服着て、髪型もアフロ。上の2人と違うノリとリズムで生きていて、2人の対立に左右されない子がいることで、対立が深まり過ぎないというバランスの取り方をしてるんです」。その上で、映画では千佳をアフロにはしないことにした。それを、監督は映画化の成功の“勝因”のひとつに挙げる「それは判断として大きかったと思う。アフロであるってどういうことか?と考えると、やはり姉たちとは違う美意識で生きてるということ。池田(貴史/※千佳の恋人)さんはアフロだけど、そのアフロのオヤジの隣に居場所を見つけているということ――つまり、趣味がきちんとそこにリンクしているのであれば、別にアフロじゃなくても行けるし、アフロにしてしまうとコミックをなぞる感じになって、人間としてむしろわかりやすくなっちゃう。だから、そこを一度、捨ててみようと思ったし、むしろ夏帆さんであればアフロにはしないだろうと思った。アフロにせずとも姉2人と違う感じが出せれば、映画としてはその方がいいんじゃないかという方向性に行けたのがよかったんじゃないかと思います」。改めて、吉田さんによる現在進行形の原作を是枝監督は「少女漫画の枠を超えてすごく“大きなもの”を描いていると思う。それは人間ではなく、街だったり、時間だったりしていて、だからこそ、これは『鎌倉4姉妹物語』ではなく『海街diary』なんだと思う」と評する。さらに、こうも続ける。「よく『この作品を撮って家族観が変わったか?』と聞かれますが、そもそも、自分に確固たる家族観があったのかがよくわからない(笑)。ただ、なぜこの原作漫画が面白いのかと言うと(同じく吉田作品の)『櫻の園』は『過ぎ去った時間はもう戻ってこない…』というある種の残酷さを描いているんだけど、この『海街diary』は『過ぎ去った時間が時と共に自分の中で形を変えていく話』を描いていると思うんです。特に幸にとっては。反発していた母親に久しぶりに会う。嫌って否定していた父親がすずを残してくれた。そうやって、幸の中で過去が書き換えられていくことが、彼女の成長になっていくというのが、すごく大人の人間描写だと思うんです。時間が彼女の中でどう変化するのか?それは見えないけど、この原作の豊かさなんだなと。それを何とか映画で描きたかった。自分が父親になったことで、もう亡くなってずいぶん経つ父親のことを思い返している自分がいるんですよ。この年齢のとき父は…と考えてる。疎遠だったんだけど、自分の中でちょっとずつ形を変えている。自分が子供と接する中で、そういうことが自分の中で起きているから、映画を撮りながら幸の変化にすごくシンパシーを感じていたんです」。美しき原作に、私小説のように監督自身の思いを編み込みながら、4姉妹と共に紡ぎ上げていった『海街diary』。観客がどのように受け止めるのか?是枝監督は静かにその反応を待つ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月12日『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した映画『海街diary』。先日行われた第68回カンヌ国際映画祭では、邦画で唯一コンペティション部門に正式出品され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと、最旬女優たちがレッドカーペットを歩き世界中を魅了した。そして今回、カンヌでの取材の一日を追ったメイキング映像が到着した。吉田秋生のベストセラーコミックを実写映画化した本作。鎌倉の祖母の残した家で暮らしている三姉妹が、ある日迎えることになった、幼いころに別れたきりの父が残した“異母妹”。海の見える街の色とりどりの四季の中で、彼女たちが傷つけ合いながら絆を結び、本当の家族になるまで積み重ねるかけがえのない瞬間を映し出す。今回公開された映像は、現地に同行した是枝組のスタッフが、四姉妹と是枝監督のカンヌでの様子を撮影したもの。顔見知りの相手ということもあり、カメラに向けられる四姉妹はとてもリラックスした表情をみせている。ホテルの開放感溢れるプールサイドで南仏の明るい日差しにぴったりなドレスで登場した四姉妹。綾瀬さんは、「ヴォッテガヴェネタ(Bottega Veneta)」の胸元のスパンコールが印象的な白のロングドレス、長澤さんは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の白のロングドレス、夏帆さんは、「バーバリー(Burberry)」のヌーディーピンクのシースルーのロングドレス、広瀬さんは、「グッチ(Gucci)」の濃紺のワンピースに身を包み、是枝監督と一緒に、現地フランスメディアを始め、スペイン、イギリス、メキシコ、ポルトガル、オランダ、台湾など世界各国のメディアから取材を応じる姿が映し出される。仲良く話したり写真を撮ったりと本当の姉妹ような彼女たちを見守る是枝監督。「四姉妹をあの舞台に連れていけたことがとても幸せでした。これからの俳優人生にとっても、絶対に良い経験になるんじゃないかな」とカンヌについてふり返っている。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月12日10社以上のCM出演やドラマ『学校のカイダン』で主演を飾るなど、引っ張りだこの広瀬すずさん。最新映画『海街diary』では、母親の違う3人の姉と暮らす選択をした少女という難しい役を演じています。そんな今をときめく広瀬さんは、「日本一忙しい16歳」とも称され、大人顔負けに多忙な日々を送っていますが、その素顔は無邪気なひとりの少女でした。姉の広瀬アリスさんと自身のデビュー秘話を交えながら話していただきました。***お姉ちゃんがデビューするって聞いた時は「本気?無理だよ、すぐ終わる」って思ってました。――えーっ、それはなぜ?基本的に静岡の田舎もんなわけですよ。そんな田舎もんが、東京で輝けるわけない、って。お姉ちゃんが初めてドラマに出た時も、「本当に出てるよ…」って思って見てましたし(笑)。――そんな(笑)。じゃあ、この世界に入ったわけは?誘われて断りきれなかったからで…。お姉ちゃんだって、誰もが名前を知ってるってほどじゃなかったから、私はそこまでも行けずに、すぐに静岡に戻るんだろうと思ってました。――それが、あっという間にドラマの主演まで務めるように。私、運だけはいいんですよ。おみくじを引くとほぼ大吉ですし。――運がいいだけじゃないと思いますが…。ちなみに、テレビはどんなものを見てたんですか?バラエティばっかり見てました。ザキヤマさんとかエガちゃんとかが大好きで、LINEでもふたりのスタンプを使いまくってます。――いつかバラエティで共演、なんてことになるかもしれませんね。ふふふ(笑)…出てみたいです。ただ私、一生懸命しゃべろうとしすぎて、失敗しそうですけどねぇ。◇ひろせ・すず1998年6月19日生まれ、静岡県出身。’12年に雑誌『Seventeen』の専属モデルになり、翌年、ドラマ『幽かな彼女』で女優デビュー。昨年出演した『ゼクシィ』のCMで注目を集め、今年1月にはドラマ『学校のカイダン』で主演。7月には初の吹き替えをつとめた劇場アニメ『バケモノの子』が公開に。◇広瀬さん出演の映画『海街diary』は6月13日全国ロードショー。鎌倉の古い一軒家で暮らす三姉妹と腹違いの妹・すずが、海の見える街で少しずつ家族になっていく様を四季の美しい移ろいとともに描く。3人の姉を綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さんという豪華キャストが演じることでも話題に。監督は是枝裕和さん。※『anan』2015年6月17日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2015年06月10日今週末より公開される『海街diary』の大ヒット祈願イベントが6月9日に映画の舞台である鎌倉で行われ、4姉妹役で共演した綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが劇中で着た艶やかな浴衣姿で出席した。その他の写真本作は、鎌倉で暮らす3姉妹と、父親が亡くなり、彼女たちの家に引き取られることになった腹違いの妹が、それぞれ複雑な想いを胸に本当の家族になっていくまでを描いた1年間の物語。吉田秋生のベストセラーコミックを原作に『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した。イベントを行った長谷寺は“花の寺”として親しまれ、紫陽花が見頃を迎えており、4人が登場すると、偶然居合わせた参拝客からは「かわいい~」「きれい~」という声が飛び交った。映画は、先日閉幕したカンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品され、4人は是枝監督と共にレッドカーペットを歩いた。綾瀬は「はじめて行った場所で、空気感も違うし、映画に対する情熱を感じる場所でした。温かい拍手もいただいて、とても刺激的で、忘れられない日々になりました」と振り返り、カンヌ映画祭への参加は2度目になる長澤は「運よく今年もお邪魔することができましたが、去年はコンペティションで参加したいという目標があったので、4姉妹で行くことができて、本当に良い思い出となりました。カンヌは頑張る人を応援してくれる場所です。いつかまた行けるよう頑張ろうと思いました」と決意を新たにした。夏帆は「みなさんの反応が温かくて、夢見心地だったけど、貴重な体験だったと噛み締めています」といい、広瀬は「レッドカーペットは映画祭ならではという感じで、お姉さんたちと歩けたことが幸せでした。大人になってからもずっと思い出すだろうなと思っています」と話した。鎌倉での撮影について長澤は「昔なつかしい日本の味わいがありつつも、決して古めかしいわけじゃなく、都会的な魅力ももっている。年齢を問わず、親しみをもてる街だと思います」と魅力を語り、広瀬は「私ががっつりと撮影したのは夏だったので、夏が一番印象的です。みんなで海辺を歩くシーンがあって、そのときにみんなで遊んだことが思い出となりました」とコメント。最後に綾瀬と夏帆は「たくさんの方に楽しんでいただきたいです。特に家族や身近にいる大切な方と観ていただきたいです」(夏帆)、「4姉妹が本当の家族になるまでの一年間を丁寧に描いています。本当に家族っていいなと、とても心が温かくなる気持ちの良い作品です」(綾瀬)と語った。『海街diary』6月13日(土)全国ロードショー
2015年06月09日『海街diary』の大ヒット祈願が9日、鎌倉・長谷寺で行われ、カンヌ国際映画祭後初めて4姉妹が勢揃いした。カンヌでのドレス姿からは一変、劇中でも身につけていた浴衣姿で、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが涼やかに登場。去年に続きカンヌに参加された長澤さんは、「厳しい世界だとは思いますが、カンヌは頑張る人を応援してくれるところだな、ということを改めて感じました。また行けるように頑張りたいです」と語った。それぞれ、映画のキャラクターに合わせた浴衣ということもあり、斬新な帯を身につけた夏帆さんは「スタイリストさんの手作りなんです。実は撮影中にこの帯を狙っているんです」と、とても気に入った様子だった。司会者から思い出深いシーンを聞かれた広瀬さんは、「この浴衣を着てみんなでした花火のシーンは、自由に動いたり会話をしたりしながらの撮影だったので、とても楽しかったです」と、撮影中にも和気あいあいと関係性を深めたことを紹介。本イベント中も、幾度となく長澤さんが広瀬さんに目配せをしたり、笑い合ったりする愛らしい姉妹の姿が見られた。プライベートでも仲良しだという4姉妹。浴衣を着てどこに行きたいですか?との質問に、「どこに行きたい?」と長澤さんがみんなに尋ねると、ボソッと綾瀬さんが「金魚すくい」と答え、「お祭りです」と長澤さんが返答。自然にコミュニケーションをとる姿がとても印象的だった。最後に、映画の見どころについて「4姉妹が本当の家族になっていく姿を1年間かけて丁寧に撮影した作品です。綺麗ごとだけでは済まないところもありますが、家族っていいな、家族に会いたいな、って思って貰えるような温かい作品になっているので、大切な人と観にきて頂きたいです」と綾瀬さんが、長女らしくまとめた。この日、本作のヒットを願い“『海街diary』特製梅ジュース”で鏡開きを行い、選ばれた一般の来場者に振る舞われた。準備の最中に、4姉妹が海を見つめながら話す姿は、まるで映画のワンシーンのようだった。映画『海街diary』は6月13日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月09日明石家さんまが司会を務め、さまざまゲストを呼んでトークわ繰り広げる人気番組「さんまのまんま」。関西テレビで6月6日(土)、フジテレビでは7日(日)に放送となる「さんまのまんま」にゲストととして映画『海街diary』で姉妹役を演じた長澤まさみ、広瀬すずが登場することが明らかとなった。『海街diary』は、親を許せない長女・幸(綾瀬はるか)と、姉の幸せを願う次女・佳乃(長澤まさみ)、父を知らない三女・千佳(夏帆)、自分を許せない四女・すず(広瀬すず)…それぞれの想いを抱えながら、四人が本当の家族になっていく一年間の物語を描いたもの。「会うのは久しぶりです」という長澤さんに「毎日夢で会うとるよ」と相変わらずメロメロのさんまさん。ゲストがお土産を持ってくるのが恒例だが、広瀬さんは最近ハマっているという“使い捨てカメラ”、長澤さんは映画のロケ地、鎌倉の極楽寺で買ったお香と縁結びのお守りをプレゼント。ほかにも映画のペアチケットやカンヌ映画祭の現地で購入した品々を持参するも、「1枚は長澤に」と映画のチケットを1枚手渡され、困惑!その様子をみたさんまさんが、「そういえば…」とさんまさんと長澤さんが共演したドラマの打ち上げで、さんまさんが大ショックを受けたエピソードも披露されるという。さんまさんのボケ振りに「いつも上手くいかないんで、今回はギャフンと言わせたくて」という長澤さんに、「ノンスタイル」や「テンダラー」がお気に入りの芸人だと言う広瀬さん。そんな2人にさんまは「お前らならできると思うから高度なやつ教えるわ」と女優2人を相手にギャグやショートコントを次々レクチャーし始め、つい笑ってしまい「(コントのセリフが)言えないよ~」という広瀬さんに、「もう1回いきまーす!」と厳しく指導。果たして長澤さん、広瀬さんはさんま直伝のギャグをマスターできるのか?さらに本作で4姉妹の母親役を演じているのは、さんまさんとゆかりのある大女優…その事実を聞いたさんまさんの反応は?見どころ満載の放送となりそうだ。【関西テレビ】「さんまのまんま」は6月6日(土)13時56分~放送。【フジテレビ】「さんまのまんま」は6月7日(日)13時~放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日先日行われた第68回カンヌ国際映画祭において、邦画で唯一コンペティション部門に正式出品され、現地時間14日には綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと、いまを咲き誇る女優たちがレッドカーペットを闊歩し、世界中を魅了した『海街diary』。このほど、鎌倉を舞台に四季折々の四姉妹の日常を描いた本作には、さまざまな姉妹の“あるある”が描かれていることが分かった。本作は、吉田秋生のベストセラーコミックを『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化。鎌倉の祖母の残した家で暮らしている三姉妹が、ある日迎えることになった、幼いころに別れたきりの父が残した“異母妹”。海の見える街の色とりどりの四季の中で、彼女たちが傷つけ合いながら絆を結び、本当の家族になるまで積み重ねるかけがえのない瞬間を映し出していく。そんなリアルな家族の物語には、姉妹の日常のやり取りも丁寧に描かれており、特に姉妹を持つ人たちから共感の声が上がっているという。例えば、劇中で“誰が先にお風呂に入るか”で四姉妹がもめるシーン。家族に女性が多ければ多いほど、どの家庭でも毎晩のように繰り広げられる“プチ”ゲンカかもしれない。是枝監督は、よりリアルな姉妹像を描くため、実際に何組かの三姉妹を取材したそうで、彼女たちは「お風呂に入る順番を決めるとき、年上とかは関係なく、ほとんどの姉妹が(一番)短く入る人が先に入る」と答えたと明かしている。さらに、「一番のケンカ理由は何か?」といえば、自分が買った服を(ほかの姉妹に)最初に着られてしまうことだったそう。このエピソードは劇中でも、長女・幸(綾瀬さん)が買った服を次女の佳乃(長澤さん)が無断で着てしまい、言い合いになるシーンとして実際に登場する。そんな、クスっと笑えるやり取りや姉妹の“あるある”ネタなど身近に感じられるエピソードがたくさん詰まった本作。綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん、広瀬さんが織りなす、1つ1つの出来事は何もかも愛おしく、心をほっこりさせてくれるに違いない。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月30日女優の広瀬すず、映画監督の是枝裕和、写真家の瀧本幹也が27日、東京・有楽町の東京交通会館ダイヤモンドホールで行われた写真集『海街diary』(発売中 3,456円 青幻舎刊)の発売記念イベントに出席した。同写真集は、是枝裕和監督の前作『そして父になる』に続き撮影監督を務めた写真家の瀧本幹也が『海街diary』を撮影する過程で記録した写真集。劇中では綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが主人公の4姉妹を演じているが、同写真集では映画同様に4姉妹の瑞々しい演技と鎌倉の四季折々の美しい風景が織りなす時間や映画にはないシーンも多数掲載されている。瀧本は「原作と同じような日本家屋がありまして。そこの縁側に佇んでいる4姉妹を撮りたいという"写欲"が湧いて撮った写真をみんなに見せたら『いいですね』と盛り上がり、『ぜひ写真集にしましょう』という話になりました」と出版のきっかけを明かした。綾瀬はるかや長澤まさみ、夏帆とともに被写体となった広瀬は、瀧本のお気に入りでもある日本家屋の縁側で4姉妹が楽しくおしゃべりをしている写真の撮影時に触れ「瀧本さんの話や監督の話もしてましたよ。瀧本さんはクールで普段どんな人なんだろう? とか、途中から監督の話に変わって『可愛いよね』とか、そういう話をしてました。監督の可愛い部分は、穏やかな雰囲気の中でスタッフさん同士仲がいい現場で、みんな監督が大好きなのが伝わってきて可愛く見えました」と明かすと、是枝監督は「ありがとうございます。スタッフのお陰だと思います」と照れ笑いを浮かべた。3人は先のカンヌ国際映画祭から帰国したばかり。初めてカンヌを訪れた広瀬は「すごく楽しかったです! 映画の街という印象でしたが、思った以上に緊張もなくお姉ちゃんたちと映画とは違った雰囲気の衣装でレッドカーペットを歩けたのがうれしかった」と満足げ。そんな広瀬を是枝監督は「すずは落ち着いていて記者会見も一番しっかり受け答えをしてました。何の心配もせず見てましたが、最後はすずが締めてましたね」と褒め称えていた。映画『海街diary』は、6月13日より全国公開。
2015年05月28日是枝裕和監督最新作『海街diary』公開を前に、是枝監督の前作『そして父になる』に続いて本作のカメラマンを務めた写真家の瀧本幹也が撮影の過程を収めた写真集「海街diary」が発売。5月27日(水)、是枝監督、瀧本さん、主演の広瀬すずによるトークイベントが開催された。現在も連載が続く吉田秋生の人気漫画の実写化で綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆という豪華女優陣が広瀬さんの腹違いの姉を演じている。育ての親の祖母亡きあと、鎌倉の家で暮らす3姉妹の元に、かつて彼女たちを捨てた父が亡くなったという知らせが届く。その葬儀の席で出会った腹違いの妹を鎌倉の家に引き取り、4人は一緒に暮らし始めるのだが…。先日閉幕した「カンヌ国際映画祭」に出品され、是枝監督、瀧本さん、そして広瀬さんを含む4姉妹が現地を訪れたが、是枝監督は「4人をカンヌに連れて行くことができて幸せな時間でした」と笑顔で語る。広瀬さんも「楽しかったです。映画の街だなというのが印象的でした。思ったよりも緊張することなく、お姉ちゃんたちとレッドカーペットを歩けたのが楽しかったし嬉しかったです」とニッコリ。カンヌ滞在の様子は日本でもTV番組などで紹介され、カンヌの常連である是枝監督のおすすめのパンナコッタを食べる様子なども映っていたが、広瀬さんは「いままで食べたデザートの中で一番おいしかったです!」と嬉しそうに語っていた。今回の写真集の写真は、瀧本さんが撮影の合間やセットチェンジの時間に撮影したものが収められている。広瀬さんは「映画の中で食事しているシーンでも、カットがかかっても4人ともずっとそこで食べ続けてるんです、おいしいから(笑)。そこで自然な世界に生きているのを感じたし、そういうところを撮られてる」と語る。是枝監督も「4姉妹のこの時しかない瞬間――特にすずは、そういう瞬間を切り取られています」と瑞々しい一瞬が収められていると強調する。瀧本さんは、4姉妹が暮らす古い民家の縁側に惹かれたようで、そもそも、そこに佇む姉妹の姿に写真家として刺激され、撮影が始まってから写真集という形で記録を残すことを考えたとのこと。「セットチェンジのときでも普通は控室に戻るのに、そのままみんな、縁側に座っていた」と述懐。広瀬さんはその時の会話について「あそこの食べ物屋さんがおいしいという話か、監督や瀧本さんの話もしてましたよ」といたずらっぽい笑みを浮かべていた。写真集「海街diary」(青幻舎刊)は発売中。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月27日今年はコンペティション部門、ある視点部門ともに、日本映画や日本人俳優の出演した作品が数多くエントリーし、現地に赴いた監督やキャストも大勢いたことから、国内での注目度も高かった第68回カンヌ国際映画祭。映画祭スタート直後に日本映画が立て続けに上映され、各作品の女優たちがレッド・カーペットを賑わせた。トップを飾ったのは14日(現地時間)に公式上映されたコンペティション部門の『海街diary』で主役の姉妹を演じた4人の女優たち。長女役の綾瀬はるかは「ディオール(Dior)」の2014年秋冬オートクチュール・コレクションから、ペールゴールドのシルクのジャカード織のドレスを着用。ボリュームを持たせたスカートには繊細な刺繍がほどこされ、後ろで束ねたシンプルなヘアスタイルで清楚な印象だ。次女役の長澤まさみは「ステラマッカートニー(Stella McCartney)」の2015年冬コレクションから、ダークグリーンと鮮やかな青のバイカラーのベアトップのロングドレス。ネックレスは付けず、髪を片側に流して「ショパール(Chopard)」のイヤリングを見せるスタイル。三女役の夏帆は長澤さんと同じくベアトップのドレス。エディ・スリマンがデザインする「サンローラン(Saint Laurent)」のシルクジョーゼットのドレスはAラインのシルエット。ショートヘアをウエットになでつけ、やはりネックレスは付けずにイヤリングのみ。今まであまり見せたことのなかったモードなスタイリングでイメージ・チェンジした。四女役の広瀬すずは綾瀬さんと同じテイストで、スカートにボリュームのあるシフォンのオリジナルドレス。ライトブルーのチェック柄がさわやかだ。フォトコール時には、綾瀬さんはやはり「ディオール(Dior)」の2014年秋コレクションからスパンコールをあしらった白い花柄のワンピースをチョイス。長澤さんは「バレンシアガ(Balenciaga)」の2015年春夏コクレクションのグレーのシフォンと白のドレス、夏帆さんは白地に花や鳥、フルーツ柄をプリントした「ブルーガール(blugirl)」のドレス。レッド・カーペットのクールな表情とはまた違う魅力を見せた。広瀬さんはこちらでもオリジナルの白のワンピース。16歳の愛らしい魅力を振りまいた。黒沢清監督が「ある視点」部門監督賞を受賞した『岸辺の旅』で浅野忠信とダブる主演を務める深津絵里は、黒の着こなしで大人の美を印象づけた。17日の公式上映で着たのは「バレンシアガ(Balenciaga)」。2015-16のプレ・フォール・コレクションの1着で、前面はテーラード風に合わせたデザインで、背中が大きく開いている。メイン会場の階段を上がるときは、スリットから脚がきれいに見えた。オールバックのヘアスタイルで、アクセサリーは「ブシュロン(Boucheron)」のブレスレット。よりミニマルな装いだったのは日中のフォトコールで、このときは「トム・フォード(TOM FORD)」のプレーンなカクテルドレス。ネックレスもブレスレットもなしだが、センターパーツにしたボブスタイルの黒髪の形の良さが何よりのアクセントになっていた。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月26日幻冬舎は5月23日、アラサー女性向けファッション誌「GINGER」7月号(税込670円)を発売する。同号では、大人の女性の可愛げあるファッションを特集している。この夏公開される映画『海街diary』で共演した、綾瀬はるかさんと長澤まさみさんの対談を収録。ふたりが女性の可愛げについて映画の役柄から分析するという。さらに、特集ではアラサー男性の座談会も実施。女性が考える可愛げと、男性が考える可愛げの違いについてを話し合う。今年のトレンドファッションのひとつ、ヒザ下丈のワイドパンツ、ガウチョやブルゾンといったスタイルに対して、男性のホンネが飛び交うとのこと。
2015年05月22日第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて審査員賞を受賞し、その後も世界各国の映画祭にて数々の賞を獲得した『そして父になる』の主演・福山雅治が、監督を務めた是枝裕和と夢の再タッグを組み、JCBオリジナルシリーズの新TVCM「かけがえのない毎日」篇を撮影したことが明らかになった。1990年「追憶の雨の中」でシンガーソング・ライターとしてデビューして以来、「桜坂」など多くのヒットソングを世に送り出し、今年で25周年を迎える福山さん。ミュージシャンとしてだけでなく、2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で主演を務め、フジテレビ系ドラマ「ガリレオ」シリーズではドラマが連続最高視聴率を記録したほか、シリーズ映画『真夏の方程式』が2013年上半期の邦画実写興行収入1位を獲得するなど、俳優としても唯一無二の存在感を放つ。今回の新TVCM「かけがえのない毎日」篇では、「AKB48」のミュージック・ビデオや、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと豪華女優陣を迎えて贈る映画『海街diary』を手掛ける是枝監督が、監督・脚本・編集を担当。本CMは、とある休日の午後、街のオープンカフェを舞台に、主人公・辰野和彦役に福山さんが、妻役をAYUMI、娘役を蒔田彩珠が演じ、一本のストールを巡って家族の絆や幸せを描くストーリー仕立てとなっている。“さりげない1日の中に、実は幸せが詰まっている”ことを表現した本CMストーリーの全貌が、WEBムービー限定で、JCBオリジナルシリーズサイトにて公開された。本CMは、2015年3月下旬に神奈川県横浜市内にて撮影。既に作品を作り上げたことがある福山さんと是枝監督なだけに、現場では互いの考えをすぐに理解し撮影に挑む場面が見受けられたそう。ほとんどNGも出ることなく、福山さんの魅力たっぷりの演技と、是枝監督の心の動きを追うやさしさあふれる演出、繊細な映像、そして全体を包む優しい音楽が揃い、まるで一本の映画のような仕上がりになっている。また本CMは5月23日(土)より全国にてTV放映される予定だ。(text:cinemacafe.net)
2015年05月21日カンヌ国際映画祭が開幕5月13日、フランスのカンヌにて第63回カンヌ国際映画祭が開幕。映画『海街diary』に出演する長澤まさみが、セクシーなドレス姿でレッドカーペットに現れた。ブラックとブルーのツートーンが眩しいドレスをまとった長澤まさみ。オフショルダーのドレスから見せる、美しいデコルテラインがひときわ目を引く。指と耳元に光るのは、カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーでもあるショパールのジュエリーだ。スターが認めるジュエリー多くのセレブリティを魅了し続けているショパール。他にも、ジュリアン・ムーア、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロンらそうそうたる面々が、ショパールのジュエリーと共にレッドカーペットを歩いた。500万超えのイヤーカフ今回長澤まさみが着用したのは、ショパールのハイジュエリー コレクションより“テンプテーション”のリングとイヤーカフ。5.11カラットのアクアマリンをベースに、アメシスト・タンザナイト・ダイヤモンドが散りばめられたリングは263万円だそうだ。耳元では501万円のイヤーカフが躍る。ペアシェイプのオパールやアメシストが、顔回りを美しく輝かせている。日本を代表する若手女優らが登場その他、『海街diary』からは綾瀬はるか、夏帆、広瀬すずらが登場。綾瀬はるかは胸元が大胆に開いたドレス、夏帆は落ち着いた深いブルーのロングドレス、そして広瀬すずは若々しく爽やかなホワイトを基調にしたドレスを選び、会場に花を添えた。(画像はプレスリリースより)【参考】・ショパール ジャパン 株式会社プレスリリース・映画『海街diary』オフィシャルサイト
2015年05月16日女優の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずらが14日、是枝裕和監督最新作『海街diary』(6月13日公開)がコンペティション部門に正式出品されることを受けて、フランス・カンヌで開催されている第68回カンヌ国際映画祭に出席した。現地の天候は晴れ。綾瀬はスパンコールをあしらった花柄の白いドレス、長澤はスタイルのよさを生かしたタイトな淡い紫色のドレス、夏帆は色鮮やかなプリントのボリュームスカートがポイントのドレス、広瀬は淡い水色の清楚なドレスに身を包み登場。世界中から集まったカメラマンたちを前に、笑顔で応えた。映画の上映は、現地時間の16:00に実施。会場の2300席はすべて埋まり、女優のカトリーヌ・ドヌーヴや『アーティスト』(2011年)のミシェル・アザナヴィシウス監督の姿も。上映中は、コミカルなシーンには笑いが起こるなど、温かい雰囲気に包まれた。映画が終わると、会場からはスタンディングオベーションが起こり、5人は感激した様子を見せていた。上映を終え、夏帆は「本当に貴重な体験をさせていただいた。夢のような体験。みなさんの反応が温かくて、すごくすてきな上映だったなと思いました」と感慨深く語ると、長澤も「たくさんの人の心に何かが届いたのかなと思って、すごくうれしかった」とコメントした。今回、「この4人にこの映画祭を体験してもらいたいというのが強くあった」と語っていた是枝監督。綾瀬が「また来てみたいなと思いました」と思いを語り、広瀬も「大人になって、またこの舞台に立てるような女優さんになりたいなと思いました」と目標を見据えたように、女優たちにとって貴重な経験となったようだ。上映されたメイン会場に向かうレッドカーペットでは、タキシードできめた是枝監督を筆頭に、綾瀬はクリスチャン・ディオールのオートクチュールで、胸元のラインが際立つ白のクラシカルなドレス、長澤はステラマッカートニーの深いグリーンとブルーのタイトなロングドレス、夏帆はイヴ・サンローランの鮮やかな藍色のシックなロングドレスに、広瀬はオリジナルで水色と白のチェック柄の爽やかなシフォンドレスにと着替えて登場。四姉妹が手をつないで横一列になって歩くなど、映画の雰囲気そのままにメイン会場へと進んでいた。(C)2015吉田秋生・小学館/「海街diary」製作委員会
2015年05月15日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが出演した第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門のトップバッターとして是枝裕和監督の『海街diary』が公式上映され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずがレッドカーペットに登場した。綾瀬さんは「クリスチャン・ディオール」、長澤さんは「ステラ・マッカートニー」、夏帆さんは「イヴ・サン・ローラン」、広瀬さんはオリジナルのドレスと、それぞれスタイルは違うものの、四姉妹役らしく揃って涼しげなカラーをチョイスし、映画の舞台、鎌倉の海を思わせた。上映後には、スタンディングオベーションが5分近く続き、監督も四姉妹も感激のお面持ちで、特に綾瀬さんは会場の熱気にあてられたのかかなり上気した様子。上映後、海辺にあるジャパン・パビリオンに移動すると「風が気持ちいい!」と風にあたって、ほてりをさましている様子が、なんとも愛らしかった。感想を聞くと、「たくさんの拍手をいただけて、とても嬉しいです。また来たいなと思いました。私とすずちゃんが叫ぶシーンで笑いが起きたのが、意外でした」(綾瀬)、「去年も『The Crossing』のプロモーションでカンヌのレッドカーペットを歩きましたが、今度はコンペティションで来たいなと思っていたので嬉しいです」(長澤)、「日本にいるとなかなか世界を知ることができないので、本当に貴重な体験ができました。また来られるように頑張りたいです」(夏帆)、「お姉ちゃんたちと来られて嬉しい。これからも演技を続けて、大人になったらまたこの舞台に立ちたいです」(広瀬)と語り、是枝監督も「何度カンヌに来ても毎回違いますが、待ってくれている観客がいて嬉しい」と喜びを語った。映画は鎌倉を舞台に、疎遠だった父の死をきっかけに母親違いの末妹(広瀬さん)を引き取り、4人で暮らし始めた姉妹の1年間の日々を綴る。レッドカーペット前には公式記者会見が行われ、「小津安二郎の映画を思わせるが、作品は見ましたか?」との海外の記者の質問に、綾瀬さんは「何本か拝見しました。男性の俳優さんの表情がユニークだなと思いました」と笑顔で答えていた。2年前は『そして父になる』で見事、審査員賞を受賞した是枝監督。ジョエル&イーサン・コーエンら今年の審査員団の判断がわかるのは、24日夜(現地時間)となる。(photo / text:Ayako Ishizu)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月15日第68回カンヌ国際映画祭で5月14日(現地時間)、コンペティション部門にノミネートされた是枝裕和監督の最新作『海街diary』が上映された。会場には、是枝監督と4人の出演女優がそろって登場した。『海街diary』は、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックをもとに、豪華俳優陣を起用して制作された映画。海の見える街を舞台に、四姉妹が絆を紡いでいく姿が描かれる。公式上映当日は、主要キャストである四姉妹の長女を演じる綾瀬はるか、次女役の長澤まさみ、三女役の夏帆、異母兄弟の四女の広瀬すずがドレスに身を包んで登場。綾瀬はるかは「ディオール(Dior)」の14-15AWオートクチュールコレクションのドレスを、公式上映前のレッドカーペットと記者会見で使い分け、長澤まさみは「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の15-16AWコレクションから胸元で深いグリーンと鮮やかなブルーで切り返したドレスで、さらに夏帆は深みのあるブルーが印象的な「サンローラン(SAINT LAURENT)」のロングドレスを纏って登場した。なお、パルムドール他受賞作品の発表は、現地時間で24日に行われる。
2015年05月15日第68回カンヌ国際映画祭が13日(現地時間)、南フランス・カンヌで開幕した。毎年、各国が満を持して送り出す名匠や新星たちの新作映画とならび、女優陣の華やかなドレスも大きな注目を集めているが、果たして今年は?初日のオープニング・セレモニーから大物たちがずらりと出席し、レッドカーペットの沿道では世界各国から集まった記者たちのフラッシュが嵐のように煌めいた。そんな中、首からウエストあたりまで大胆にあいた「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のドレスで登場したのが、本年度のアカデミー賞で「主演女優賞」に輝いた、ジュリアン・ムーア。トップスはフェザーでデコレーションされ、アクアとブラックのスワロフスキーの刺繍が縫いこまれた豪華絢爛な1着で会場の目を釘付けにした。ムーアのように、今年は、深くV字に切込みを入れたセクシーなネックラインのドレスが目出ったが、その大きくあいた胸元に「ブルガリ(BVLGARI)」の新作ハイジュエリーコレクション「ジャルディーニ・イタリアーニ」を纏って登場したのは、巨匠ガス・ヴァンサント監督の最新作『The Sea of Trees』(原題)でヒロインを務めるナオミ・ワッツだ。このジュエリーは、美しさで名高いイタリアの庭園にインスピレーションを受けたルネッサンス期の花壇を思わせるローマンムードが溢れるダイヤモンドネックレス。「エリー サーブ(Elie Saab)」のドレスの中で、グラマラスな輝きを放ち、大きな注目を浴びていた。また、2010年から「ミス ディオール(Miss Dior)」の広告塔を務めているナタリー・ポートマンは「ディオール(Dior)」の真紅のドレスと、シューズ、クラッチで登場。ブラウンのグラデーションで力強い目元が印象的なメイクもディオールが手掛けた。監督デビュー作となる『A Tale of love and darkness』を引っ提げ、夫で振付師のバンジャミン・ミルピエと仲睦まじい様子で出席した。その他にも、「ランバン(LANVIN)」の濃紺のドレスで登場したシエナ・ミラーや、「ヴィクトリアズ・シークレット」のエンジェルなども務めたモデルのドウツェン・クロースが大胆なスリットが印象的な「アトリエ ヴェルサーチ(Atelier Versace)」の純白ドレスで視線を釘付けにするなど、今年も華やかな競演が真紅の絨毯を賑わせていた。ちなみに、今年のカンヌ国際映画祭には日本から、是枝裕和監督の最新作『海街diary』で4姉妹を演じる綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが14日夕方(現地時間)のレッドカーペッドに出席する予定となっており、どんなファッションで登場するのかにも注目が集まっている。
2015年05月14日6月13日公開の映画『海街diary』の完成披露イベントが11日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキー、是枝裕和監督が出席した。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生のベストセラーコミックを、『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した本作。物語は4姉妹が主人公で、長女に綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母兄弟の四女に広瀬すずという豪華女優たちが競演して公開前から大きな話題を集めている。そんな話題作に出演したキャスト陣と是枝監督が500株の紫陽花が咲き誇るステージに登壇。長女・香田幸役の綾瀬は「すごく真面目で不器用、そして長女なので背負っているものがたくさんある女性でした。あれが本当の私だと言っています(笑)」とコメントしてキャスト陣が大爆笑。そんな綾瀬について長澤が「本当にしっかりものでみんなを引っ張ってくれる頼りがいのあるお姉ちゃんでした。でも実際のはるかちゃんはジョークが効いていて、本当に面白くてみんなをいつも笑わせてくれる人でしたね」とムードメーカー的な存在であることを明かし、本作で初めて会ったという広瀬も「綾瀬さんは本当にすごいお芝居で(役どころの)幸ちゃんになっていました。一番年齡が離れていましたが、変な緊張もなくすごく楽しくお話をさせてもらいました」と感謝の言葉を口にした。その広瀬は映画やドラマなどで活躍して一気にブレイク。綾瀬は「しっかりしているところと16歳のあどけないところが絶妙なバランスでいて、それでいてクールなところもあって映像になると目を引くし気になる存在でしたね」と納得顔だった。本作は、5月13日から開催される第68回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に正式出品されることも決定。現地には4姉妹を演じた綾瀬、長澤、夏帆、広瀬に加えて是枝監督が訪れる。綾瀬は「ワクワクとドキドキと世界の方がどう見てくれるか楽しみですね」と今から待ち遠しい様子。そんな綾瀬ら4人の女優陣に、2013年公開の映画『そして父になる』でカンヌを訪れたリリー・フランキーは「僕もドレスを用意していましたが、今回は連れてってもらえないので自宅で着ます。4人ともドレスは露出多めで。すずはいいから!」と笑わせるも「この作品は人間臭くて美しい。そういう部分を映画祭でたくさんの方に評価してもらえると思います」と期待していた。映画『海街diary』は、6月13日より全国公開。
2015年05月12日映画『海街diary』の完成披露イベントが5月11日(月)に行われ、劇中で4姉妹を演じる綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが出席した。第68回カンヌ国際映画祭のコンペ部門出品が決まった本作。4人に加えて、是枝裕和監督がカンヌ入りすることが発表された。マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを原作に、長女役に綾瀬さん、次女役に長澤さん、三女役に夏帆さん、異母兄弟の四女に広瀬さんと言う豪華なキャスティングが実現。現地時間の14日にカンヌで公式上映が行われる予定で、日本が世界に誇る“美人4姉妹”がレッドカーペットで咲き誇る。「ワクワクとドキドキ。世界の方々にどう見てもらえるのか楽しみです」と期待を寄せるのは綾瀬さん。続いて、長澤さんは「ワクワクとドキドキで…。あれ、(綾瀬さんと)同じこと言っている?」と照れ笑いを浮かべ、「どの国の人にもわかってもらえるストーリー。是枝監督の女性に対する愛情と尊敬を深く感じてもらえるはず」と武者震いしていた。一方、「まだ実感がわかない」という夏帆さんは、「現地の生の反応を感じられるのが、すごく楽しみ」と瞳キラキラ。最年少の広瀬さんは「自分の出演した作品を、海外の人たちに見てもらうのは初めて。想像がつかないけど、楽しみです」と初々しいコメントだった。5月13日から24日まで開催される、第68回カンヌ国際映画祭。最高賞パルムドール他賞を競うコンペティション部門に、是枝監督の作品が出品されるのは『DISTANCE/ディスタンス』(’01)、『誰も知らない』(’04)、前作『そして父になる』(’13)に続き2年ぶり4度目。『そして父になる』が「審査員賞」を受賞しているだけに、今回はさらなる栄誉に期待がかかっている。この日のイベントには共演する大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキーが同席した。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月11日特別な日には、勝負下着を着用したいもの。でも、勝負下着の好みの色は男性によって様々です。彼がどんな色を希望しているのか聞ければ一番ではありますが、付き合い始めのころは聞きにくいこともありますよね。筆者が知り合いと話していたところ、どうやら男性の好きな女性芸能人と「好きな下着」はなんらかの関連性があるのだとか。そこで今回は、男性の好きな女性芸能人を4タイプに分類し、そこから好みの下着の色を調査してみました!■1.好きな芸能人:堀北真希「芸能人でいえば、堀北真希が好きです。パッと見はエロさを感じないのですが、それがいい。清楚のなかにあるエロさに、俺だけが気づいているんだ、という優越感を味わえます。女性の下着は、清楚な水色であって欲しいですね。濃い水色というよりも白に近いような水色にしていただきたいです」(20代後半/消防士)堀北真希が好きな男性は、清楚な女性の隠れたエロさを求めるというムッツリ志向。そんな彼が好きなのは、水色の下着。清楚なイメージをとことん追求した、控えめなデザインがオススメです。■2.好きな芸能人:長澤まさみ「長澤まさみが好きです!健康的な体でボーイッシュなのに、スタイルは良くてエロい感じが好きですね。下着の色は紫が良いです。どぎついやつ(ショッキングパープル)じゃなくて、淡い色だとなお高ポイント!」(20代前半/営業)映画「モテキ」でのイメージが今なお強い長澤まさみ。清楚ながら、ときおり見せるエロティックな一面にノックアウトされる男性も多いようです。そんなヘルシーで清楚でありつつエロに関しても積極的な女性を好む彼ら。女性の下着は紫が好きなようです。サテン地のテカテカしたショッキングパープルよりも、パステルカラーに近い藤色の方が、上品な印象を与えられるでしょう。■3.好きな芸能人:石原さとみ「石原さとみがたまりません。唇のセクシーさはもちろんですが、体全体からフェロモンが分泌されているようなあのスタイルの良さ!巨乳フェチなので、彼女もできることなら巨乳の人がいいですね・・・・・・。下着は、セクシーながらアグレッシヴすぎない印象の黒をつけてくれたら最高です!」(20代後半/不動産)セクシーながらも、エロキャラにはならない石原さとみ。そんな彼女を好きな男性は、黒い下着にキュンと感じるようです。なお、Tバックや透けレースだと刺激が強すぎてしまいます。黒地に黒のレースをあしらったような、透けないデザインを選びましょう。■4.好きな芸能人:深田恭子「深田恭子のような、セクシーかつエロそうな女性が好みです。好きな下着は赤色かな。勝負の日なら、Tバックや透けているレースのものだと最高です。慎ましやかなセクシーさよりも、わかりやすいエロさこそが至高だと思っています」(20代後半/アパレル)スタイルや雰囲気まで、すべてがセクシーな女性を好む男性にとってツボなのが、深田恭子です。さらに、そんな男性が『良い』と思う下着は、勝負下着としても人気の赤色。ただし、明るすぎる赤色では子供っぽさや安っぽさがでてしまいます。落ち着いた、ボルドーに近いような色味の下着をチョイスすることが正解です。■おわりに巷では、男性は下着の色を見ていない、なんて話も聞きます。しかし、行為が終わって着替えるときに、彼女の下着を盗み見る男性は案外多いそうです。そのときに彼好みの下着をつけていれば、ムフフと鼻の下を伸ばしてくれるでしょう。彼を虜にさせるためにも、ぜひ彼の好きな芸能人を聞いて、勝負下着選びの参考にしてみてくださいね。(三角サチコ/ハウコレ)
2015年04月24日公開初日を迎えたアニメーション映画『クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃』が18日、東京・TOHOシネマズ日劇2にて行われ、矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみの野原一家に加えて、主題歌を担当するゆずの北川悠仁、岩沢厚治が登壇した。『クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃』は、アニメ『クレヨンしんちゃん』シリーズの劇場版第23作目。野原家の父・ひろしがメキシコ転勤を命じられ、野原一家はメキシコの町「マダクエルヨバカ」に引っ越すことになる。だが、現地でしんちゃんたちを待ち受けていたのは、人喰いキラーサボテンの群れだった――という物語が描かれる。舞台あいさつでは、登壇した藤原が「野原ひろし役で超人気若手アイドル声優に登りつめた藤原啓治です。今日は若い女性が多いですが、このあとに登場する人たち(ゆず)ではなく、私のファンだと思います」とつかみの挨拶で笑わせ、和やかなムードの中トークが行われた。舞台あいさつ中には、しんちゃんがメキシコ行きのために用意したパスポートや、メキシコ大使館に申請したビザの映像などを映像で紹介。各地を訪れたしんちゃんが本物のメキシコ大使や長澤まさみらと一緒に映った写真に、ならはしたちキャストは驚きっぱなし。矢島はしんちゃんのパスポートの年齢欄の"FOREVER 5"の表記に「これ使いたいです!」と興味津々だった。ここでステージには、スペシャルゲストのゆずが、メキシコをイメージした真っ赤な衣装で登場。北川は主題歌「OLA!!」について「最初しんちゃんがメキシコに行くというざっくりしたオファーをいただいたんですが、曲を書き始めるとしんちゃんが自分を呼ぶ「オラ」と、メキシコのあいさつの「OLA」がすぐにつながりました。映画の中で流れているのを聞いたら、我ながらいいセンスをしているなと思いました」と自画自賛。岩沢は「しんちゃんがメキシコに行ってしまうのでお見送りに来ました」とあいさつ。感激したしんちゃんがお尻を合わせる友好のあいさつ「お尻合い」を要求すると、応じた岩沢は「圧がスゴイな!」としんちゃんのケツ圧に驚いていた。さらにゆずは、メキシコに引っ越すしんちゃんのために主題歌「OLA!!」をステージで生披露。マラカスを持ったしんちゃんと野原一家がノリノリで踊る中熱唱していた。ゆずの歌を間近で聴いたしんちゃんは「やっぱ生歌はいいよねぇ」と満足気。自由に動きまわってみさえに怒られるしんちゃんに、北川も「あいかわらずしんちゃんはやりたい放題で憧れます」と苦笑いだった。最後にファンと一緒になっての記念撮影を終えると、矢島が「ありがとうございます、お嬢さんもおじさんもお姉さんたちもありがとね、これもゆずさんのおかげです。これでオラも安心してメキシコにお引っ越しできます。オラも向こうでボンキュッボンのきれいなお姉さんのお友達をたくさん作りたいと思います。また会う時は、どうぞよろちくびー! 」とあいさつして締めくくった。『クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃』は4月18日より全国東宝系で公開中。
2015年04月19日女優の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが4姉妹を演じる是枝裕和監督映画『海街diary』(6月13日公開)が、5月13日から24日まで開催される第68回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に正式出品されることが16日、明らかになった。本作は漫画家・吉田秋生が漫画雑誌『月刊フラワーズ』(小学館)で2006年8月号から不定期連載中の同名漫画を原作に、一昨年の第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受けた『そして父になる』(2013年)以来の新作となる是枝裕和監督がメガホンを取った作品。鎌倉の祖母が残した家を舞台に、"異母妹"を加えた4姉妹のリアルな家族の絆を描いている。今回出品されるコンペティション部門は、最高賞パルムドール他賞を競う部門であり、本年度の審査委員長は 『ノーカントリー』(2007年)、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013年)などで知られるジョエル&イーサン・コーエン監督に決定。是枝監督作品としては前作『そして父になる』以来2年ぶり、『DISTANCE/ディスタンス』(2001年)、『誰も知らない』(2004年)を含む4回目のコンペティション部門出品となる。出演作が海を渡ることについて綾瀬は、「日本の海街、四季の美しさとそれに見守られるようにそれぞれに悩みを抱えながら、時にぶつかりながらも仲むつまじく暮らしている四姉妹の物語を海外のみなさんにもぜひたくさん見ていただきたいです」とコメント。長澤も「四人姉妹の物語を描いた『海街diary』を通して、海外のみなさんにも日本女性の美しさや強さを見てもらえるとうれしいです」と期待を寄せる。マイペースな三女を演じた夏帆は、「鎌倉の美しい四季の移ろいのなか、四姉妹を中心とした女性たちの物語を丁寧に描いた作品です。きっと国籍など関係なく、たくさんのひとに届く作品だと思います」と作品の持つ普遍性に言及。四女としてみずみずしい演技を見せた広瀬は、「自分が出演させていただいた作品が、海外映画祭に招待されるというのは初めてのことなので、今、正直オドオドしています」としながらも、「あらためて、この作品に参加させていただけて、本当に幸せです」と語った。前作『そして父になる』が、自身9年ぶりのコンペ出品でであった是枝監督は、「今回また選ばれたことは、正直驚きでした。素直にうれしいです」と喜ぶ。その上で、「国際映画祭はゴールではなく、より多くの人々に映画を届けるためのスタートだと考えていますし、中でもカンヌはその出発点としては最高の場所だと思っています」と気を引き締め、「一見すると、穏やかな春の海のようなこの映画があの場所でどのように受け止められるのか? 今から楽しみです」と現地での反応を心待ちにしている。(C)2015吉田秋生・小学館/「海街diary」製作委員会
2015年04月17日2008年末に閉館した東京・歌舞伎町の新宿コマ劇場跡地に17日、地上130m(30階建て)の複合商業施設「新宿東宝ビル」がいよいよ開業する。歌舞伎町では現在、だれもが安心安全に楽しめる街に再生しようと官民一体となった取り組み「歌舞伎町ルネッサンス」を進行中。その一環として、屋外テラスに設置された実物大ゴジラの頭部"ゴジラヘッド"をシンボルとする「新宿東宝ビル」が完成し、歌舞伎町のメインゲート「セントラルロード」も新装開通した。周囲を圧倒する高さと、守り神として君臨したゴジラの姿に、写真を撮る人の姿が多く見られるなど、すでに新宿の新名所として存在感を放っている「新宿東宝ビル」。超高層ホテル「ホテルグレイスリー新宿」(8~30階)と映画館「TOHOシネマズ 新宿」(3~6階)をメインに、アミューズメント(2階)、ショップ・レストラン(1階)が顔をそろえ、地下1階は駐車場、駐輪場となっている。「TOHOシネマズ 新宿」は、12スクリーン、2347席の都内最大級の映画館。日本初の次世代サウンドシステム対応の"IMAXデジタルシアター"や、最高級のシネマ音響「ドルビーアトモス」、巨大スクリーン「TCX」という最先端の設備を導入し、電動リクライニングシート「プレミアラグジュアリーシート」や、革張りのシートで仕切りも設けられた「プレミアボックスシート」なども備える。6月下旬には、シーンに合わせてシートが動き、水や風が吹き出すアトラクション型4Dシアター"MediaMation MX4D"も導入予定。また、映画鑑賞のお供であるポップコーンは、「塩」と「キャラメル」のほか、「北海道バターしょうゆ味」「七味唐辛子味」「明太子マヨネーズ味」「キャラメルコーヒー味」というTOHOシネマズ限定フレーバーも味わえる。「ホテルグレイスリー新宿」(4月24日開業)は、利便性と効率性、居心地の良さを追求した総客室数970室のホテル。独立型の浴室、テレビを利用した情報配信、そして、全室にWi-Fi環境を完備する。さらに、ゴジラの世界観を体験できる「ゴジラルーム」、ゴジラヘッドを間近に体験できる「ゴジラビュールーム」も誕生する。1階にはショップ・レストラン16店舗がオープン。「エイコーン」(カジュアルビストロバル)、「京ちゃばな」(お好み焼き)、「築地銀だこハイボール酒場」(たこ焼)、「板前寿司」(寿司)、「パールレディ」(タピオカ・クレープ)、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」(ドーナツ&コーヒー)など、幅広いグルメが楽しめる。そして、2階はアミューズメント「マルハン新宿東宝ビル店 」(4月24日開業)が入る。開業日前日の16日には、「新宿東宝ビル」の完成と、ビルに続く歌舞伎町のメインゲート「セントラルロード」の新装開通を祝した式典が開催され、女優の長澤まさみらが出席。新セントラルロードに敷かれたレッドカーペットを歩いた長澤は、「大きくてびっくりしました」とビルの大きさに驚き、「ゴジラに会いに来てほしい」と施設をアピールした。「新宿東宝ビル」出店テナント一覧8~30階:「ホテルグレイスリー新宿」(ホテル)3~6階:「TOHOシネマズ 新宿」(映画館)2階:「マルハン新宿東宝ビル店」(アミューズメント)1階:「ボンサルーテ カブキ」(イタリアン)、「大地の恵み 北海道」(北海道ダイニング)、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」(ドーナツ&コーヒー)、「エイコーン」(カジュアルビストロバル)、「リンガーハット」(長崎ちゃんぽん)、「築地銀だこハイボール酒場」(たこ焼)、「串家物語」(串揚げビュッフェ)、「インドカリーダイニング コバラカフェ」(インド料理)、「パールレディ」(タピオカ・クレープ)、「板前寿司」(寿司)、「大阪王将」(中華食堂)、「太陽のトマト麺」(ラーメン)、「うどん 四國」(うどん&バー)、「京ちゃばな」(お好み焼き)、「焼肉トラジ」(焼肉)、「セブン-イレブン」(コンビニ)TM&(C)TOHO CO.,LTD.
2015年04月17日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが“四姉妹”を演じることで話題の、是枝裕和監督・最新作『海街diary』。4月16日(現地時間)に第68回カンヌ国際映画祭の記者会見が行われ、本作が最高賞「パルムドール」賞を競うコンペティション部門に正式出品されることが発表された。本作は、親を許せない長女・幸(綾瀬はるか)と、姉の幸せを願う次女・佳乃(長澤まさみ)、父を知らない三女・千佳(夏帆)、自分を許せない四女・すず(広瀬すず)…それぞれの想いを抱えながら、四人が本当の家族になっていく一年間の物語を描いたもの。是枝作品としては、福山雅治・主演の前作『そして父になる』(’13)以来2年ぶりとなり、『DISTANCE/ディスタンス』(’01)、『誰も知らない』(’04)を含む4回目のコンペティション部門出品となる。また今回の出品を受けて、是枝監督を始め、四姉妹を演じた女優陣からコメントも到着した。<是枝裕和/監督>前作『そして父になる』が僕自身9年ぶりのコンペ出品だったので、今回また選ばれたことは、正直驚きでした。素直に嬉しいです。国際映画祭はゴールではなく、より多くの人々に映画を届ける為のスタートだと考えていますし、中でもカンヌはその出発点としては最高の場所だと思っています。四姉妹と一緒にその始まりを体感できたら、と思います。一見すると、穏やかな春の海のようなこの映画があの場所でどのように受け止められるのか?今から楽しみです。<綾瀬はるか/長女・幸役>日本の海街、四季の美しさとそれに見守られるようにそれぞれに悩みを抱えながら、時にぶつかりながらも仲睦まじく暮らしている四姉妹の物語を海外のみなさんにも是非たくさん観て頂きたいです。<長澤まさみ/次女・佳乃役>是枝監督の作品に呼んでいただけたこと、そして素敵なキャストのみなさんに出会えたことを嬉しく思っております。さらにその作品がカンヌのような映画祭でお披露目されることを大変光栄に思います。四人姉妹の物語を描いた『海街diary』を通して、海外のみなさんにも日本女性の美しさや強さを見てもらえると嬉しいです。<夏帆/三女・千佳役>カンヌ映画祭で海街diaryが上映されること、大変嬉しく、とても光栄に思っています。鎌倉の美しい四季の移ろいのなか、四姉妹を中心とした女性たちの物語を丁寧に描いた作品です。きっと国籍など関係なく、たくさんのひとに届く作品だと思います。カンヌのみなさんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。<広瀬すず/四女・すず役>自分が出演させて頂いた作品が、海外映画祭に招待されるというのは初めてのことなので、今、正直オドオドしています。こういった機会に、この作品がより多くの方に観て頂けるというのはすごくうれしい気持ちです。改めて、この作品に参加させて頂けて、本当に幸せです。『そして父になる』で「審査員賞」を受賞している是枝監督。その最新作とあって、今回の出品に大きな注目が集まりそうだ。また配給元のギャガによると、映画祭の正式上映(上映日未定)に合わせ、女優陣と是枝監督の渡航は調整中とのことだ。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年04月16日新宿・歌舞伎町に「TOHOシネマズ新宿」などが入る複合商業施設としてオープン控える「新宿東宝ビル」。16日(木)、17日の開業を前にレッドカーペットセレモニーが開催され、長澤まさみらが出席した。新宿東宝ビルは、靖国通りから入ってメインロードであるセントラルロードを直進した先のコマ劇場跡地にオープンする。巨大な“ゴジラヘッド”をシンボルに、映画館をはじめ、様々なエンターテイメントが楽しめる複合商業施設となっている。この日は、セントラルロードから新宿東宝ビルに向けてレッドカーペットが敷かれ、沿道には多くの見物客が詰めかけた。シンボルのゴジラヘッドの咆哮と共にセレモニーは開演!警視庁音楽隊による演奏と行進が開始し、続いて『映画クレヨンしんちゃん』、TOHOシネマズのゆるキャラである「紙兎ロペ」に「秘密結社 鷹の爪」、「スポンジ・ボブ」などの着ぐるみがレッドカーペットを歩く。さらにアーノルド・シュワルツェネッガー扮するターミネーターやトム・クルーズ演じる『ミッション・インポッシブル』の主人公イーサン・ハントの“そっくりさん”や、『ハリー・ポッター』やマーベル作品のヒーローたちのコスプレに身を包んだ人々など、ハリウッドの多彩な映画キャラクターたちが次々と登場し会場を盛り上げた。最後に、レッドカーペットによく映えるブルーのドレス姿の長澤さんが登場し、沿道からの歓声に笑顔を見せていた。長澤さんは『ゴジラ』とはなじみが深く、10代の頃に『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(’03)、『ゴジラ FINAL WARS』(’04)に出演している。ビルの上から顔をのぞかせてたゴジラを見やり「大きくてビックリしました!」と語り、「お久しぶりという感じです。かわいいです」とニッコリ。「世界中にファンがいる大スターですから、いろんな人に見に、会いに来ていただけたらと思います」と語っていた。新宿東宝ビルは4月17日(金)よりオープン。(text:cinemacafe.net)
2015年04月16日