去る10月30日(日)、閉幕した第24回東京国際映画祭。今年も世界、日本、アジアの秀作が揃い、映画好きにはたまらない1週間となりました。作品だけでなく、多くの方が楽しみにしているのが、ゲストたちのファッション。特に、オープニングを飾るグリーンカーペットは、注目の的です。ブラックのベアトップドレスで登場したミラ・ジョヴォヴィッチ、シックな黒のフルレングスを纏った榮倉奈々、仲里依紗の真っ赤なオフショルダーワンピース、黒木メイサのミニドレス、江角マキコの和装姿など、美女たちの競演に沿道に集まった観客たちも大満足の様子でした。ここ数年、ちょっと地味…という表現でくくってきたグリーンカーペットですが、今年は日本以外のアジア各国からやってきた女優が大胆だったという印象。美しいスタイルを惜しみなく披露できる露出度の高いファッションを選び、イベントに華やかさを添えていました。筆頭は、シンプルなシルエットながら、ところどころしっかり透けていたチャン・シンユーのスパンコール&シフォンのドレス。リー・タオの長いトレーンを引いたブラック&ホワイトの超ミニワンピ×超ハイヒール姿にもドキリとさせられました。意外性のある組み合わせでちょっとした驚きを与えてくれる、こうしたモード感あふれるスタイルは見ているだけで楽しいものです。自分では着られないだけに…。見ているだけで楽しくなるといえば、審査員として来日していたファン・ビンビン(『運命の子』)。昨年の映画祭では『ブッダ・マウンテン』での演技が高く評価され、最優秀女優賞を受賞した彼女は、“中国一の美女”とも呼ばれる美貌の持ち主。オープニングでは、ヌードカラーのレーストップにフリルたっぷりの鮮やかなピンクのスカート、スパンコールのハイヒールを合わせて、ゴージャスな女優スタイルを披露。タイトなトップス×ボリュームのあるボトムスの絶妙なバランスで、存在感は人一倍。上下のシルエットだけでなく、配色のバランスも大成功だったために、印象深くも上品さを失わない上級者ファッションとなっていました。会期中に見せたヌードカラーのベアトップドレスも気になるところ。胸元は深く大胆にカットされているものの、肌になじむ優しい色味と素材の柔らかさ、胸元にあしらわれたキュートな小花などが相まって、決していやらしさを感じさせません。やはり、すべてはシルエット、色、素材、デザイン、ヘア、メイクなどすべてのバランス。これをちょっとでも図り間違えると、とたんに品を落としてしまうのですから要注意です。シルエットは抑え目だけれど華やかさはある、私たちでも参考にできそうなファッションも。クロージングでは、スパンコールのワンピースに黒のかっちりとしたジャケットを合わせ、ヘアもタイトにまとめて落ち着いた中にも豪華さを演出。それでも、スイングするジュエリー、ピンク色のクラッチバッグ、プラットフォームのパンプスなど、華やかなアイテムで落ち着きすぎないための小技も効いています。これからのパーティシーズン、私たちでも参考にできそうなスタイルです。いつも、大胆なカラー&ファッションで登場してくれる彼女ですが、今回は審査員と言うこともあり、ちょっと抑え気味に知的な印象を意識していたよう。それでもこの華やかさ。個人的には、今年のファン・ビンビンのファッションが好み。「派手さ」と「華やかさ」は明らかに違うのだなと感じさせてくれました。クロスボーダーな仕事が増え、年々洗練されていくファン・ビンビンのファッションを始め、アジア諸国の女優陣に触発されて、来年も東京国際映画祭でもファッション・バトルがもっと盛り上がるとよいのですけれど。日本の女優たちの、大胆なる参戦を願って。(text:June Makiguchi)■関連作品:第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED運命の子 2011年12月23日よりBunkamuraル・シネマにて公開© Shanghai Film Group Co., Ltd. Shanghai Film Studio/TIK FILMS/Stellar Mega Films Co., Ltd. /21 Century Shengkai Film■関連記事:【TIFFレポート】仏『最強のふたり』に栄冠日本『キツツキと雨』は審査員特別賞【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」【TIFFレポート】西島秀俊、“力石”伊勢谷友介も認める体脂肪ゼロの役作り!【TIFFレポート】仲里依紗、“妊婦パワー”で「日本を元気に!」宣言名匠が被災地に捧げる3分11秒の短編が東京初上映!ワークショップも開催決定
2011年11月01日エロ男爵の「もっこり」に期待!!普段は女好きで適当だけど、やるときはやる男、冴羽リョウ。男としてあこがれている人もたくさんいるのでは?人気のあるキャラだけに、実写化されるとしたらキャスティングが気になります。そこで20代男性に「冴羽リョウを演じてほしい芸能人」を聞いてみました。※冴羽リョウの「リョウ」は漢字ですが、機種依存文字のためカタカナ表記しています。>>女性編も見るQ.『CITY HUNTER』の主人公、冴羽リョウを演じてほしい芸能人といえば?(複数回答)1位沢村一樹29.7%2位高橋克典18.5%3位阿部寛8.7%4位福山雅治6.9%5位唐沢寿明6.2%■沢村一樹に演じてほしい!!・「多少すべった感じのギャグを言ったり、スケベなところが冴羽リョウに近いと思うから」(27歳/情報・IT/その他)・「女性とじゃれるところがぴったりイメージに合う」(29歳/機械・精密機器/技術職)・「シリアスとユーモラスの両面を持ち合わせていそうだから」(29歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「エロとプロとのギャップを出すには最高のキャスティングだと思う」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)・「セクスィー部長の経験が生かせる」(26歳/ソフトウェア/技術職)■高橋克典に演じてほしい!!・「クールでスタイリッシュな一面と、ただの変態という両面をうまく演じきれそうな人だから」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「あのアクティブなキャラを演じられるとしたらこの人しかいないと思う」(24歳/自動車関連/営業職)・「クールなところもおちゃらけたところも似合いそうなので」(22歳/学校・教育関連/専門職)・「雰囲気が似ている。コミカルなときをどう演じるか見てみたい」(29歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)■阿部寛に演じてほしい!!・「かっこよくてエッチで面白そうな役が似合う人だから」(29歳/機械・精密機器/営業職)・「イケメンなのに三枚目という役を演じきってほしい」(25歳/医療・福祉/技術職)・「力強さや大人の男の渋さを感じ、コミカルな演技も合っていそうだから」(26歳/ソフトウェア/技術職)■福山雅治に演じてほしい!!・「渋い役もでき、エッチなセリフも言えそうなのは、この人しかいないと思ったから」(27歳/商社・卸/事務系専門職)・「ちょっとしゃれっ気がある方がいい」(29歳/食品・飲料/事務系専門職)・「かっこよくてエロさも兼ね備えているから」(29歳/自動車関連/事務系専門職)■唐沢寿明に演じてほしい!!・「エロそうにしていても面白く受け止められるキャラ。おちゃらけた場面とシリアスな場面の分け方がうまそうな俳優だと思ったので」(27歳/商社・卸/営業職)・「エロ色も強く、キャラが濃い人が向いていると思う」(24歳/医療・福祉/その他)・「おとぼけキャラが似合っているから」(23歳/自動車関連/販売職・サービス系)■番外編:この俳優に演じてほしい!!・玉木宏:「女の子の前でデレデレになるところを見たい」(28歳/食品・飲料/事務系専門職)・坂口憲二:「ただエロいだけじゃなくて、さわやかさがある程度ないと務まらない」(28歳/情報・IT/事務系専門職)・大泉洋:「まじめさと面白い部分を本気で出せるのは彼しかいない」(25歳/情報・IT/営業職)・大沢たかお:「かっこよさと、今まで見たことがないコメディー的な部分も見てみたいから」(29歳/情報・IT/事務系専門職)・織田裕二:「刑事役で銃を持つのに慣れているから」(24歳/金融・証券/営業職)※敬称略総評エロ男爵こと沢村一樹さんが1位に!!リョウちゃんの明るいエロを表現できるのは、エロキャラが定着している沢村さんしかいない!?また、ドラマで見せるシリアスな大人の色気は、冴羽リョウが任務を遂行するときの真剣さを思わせるものがあります。「セクスィー部長の経験が生かせる」という人もいましたが、フェロモンだけで敵を倒してしまったら、リョウちゃんの華麗な銃さばきが見られなくて残念かも。『サラリーマン金太郎』や『特命係長 只野仁』などマンガの実写ドラマをこなしてきた高橋克典さんは2位。クールで都会的な一面と、女性に弱くデレデレしてしまうギャップを「うまく演じられそう」という意見が多数寄せられました。明るいエロの沢村さんに対し、大人のセクシーさが漂うワイルド系のリョウちゃんが見られそう。「イケメンなのに三枚目」というキャラが似合いそうなのは3位の阿部寛さん。ドラマ『TRICK』で見せたコメディタッチの演技や深く低い声が、渋めのリョウちゃんを演じるのにぴったり!!渋い声ならこちらも負けていない福山雅治さんは4位。エッチなセリフも福山さんの声なら、よりセクシーに聞こえます。続く5位には唐沢寿明さんがランクイン!!おちゃらけ系とシリアスな場面を演じ分けられる高い演技力に期待すると共に、役に負けないキャラの濃さを挙げる意見も。リョウちゃんを演じるには、日常のふざけた態度と仕事中の真剣さのギャップを演じきれる演技力が求められるようです。さらには、アクションをこなす体力、そして何より「もっこり」がいやらしく聞こえない明るいエロを表現できる人に、冴羽リョウを演じてほしいですね。いつか実写化されることになったら、誰が演じるのか楽しみです。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年8月2日~8月16日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性276名(その他と回答した44人を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】『天使なんかじゃない』が実写化されるとしたら主人公を演じてほしい芸能人ランキング【ランキング男性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人ランキング【ランキング男性編】ルパン三世を演じてほしい芸能人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年10月29日俳優の阿部寛が10月28日、主演作『麒麟の翼』の完成報告会見に出席し「人形町は第二のふるさと。皆さんが暖かく協力してくださる中で撮影ができて本当に幸せ」とロケ地に感謝の意を表した。同作は東野圭吾の“加賀恭一郎”シリーズ最新作である同名小説を映画化。昨年、高視聴率を記録したドラマ「新参者」の続編にあたり、シリーズ初の劇場版として同日、第24回東京国際映画祭でワールドプレミア上映された。その他の写真本作は、東京・日本橋を舞台に、翼のある麒麟像の下で発見された刺殺体の真相を加賀恭一郎(阿部)といとこの松宮刑事(溝端淳平)が捜査する本格ミステリー。原作者の東野自身が最高傑作と認める同名小説の映画化に、メガホンを執った土井裕泰監督(『ハナミズキ』)は「ミステリーの面白さもさることながら、最後には普遍的な人間ドラマにたどり着くのがシリーズの魅力。震災もあり、家族や身近な人たちとのコミュニケーションをテーマにした」。映画ならではのスケール感を演出する上では「いわゆる劇場版の“大きさ”よりも、ドラマとしての“深さ”を意識した」と語った。これには阿部も同意し、「加害者と被害者。事件に関わるすべての人の外れた歯車を正すのが、加賀の人情味あふれる捜査の役目」とコメント。また、容疑者の恋人役でミステリー作品に初挑戦した新垣結衣は、「もともとドラマも大好きだったので、うれしい反面、緊張も。デリケートな役柄なので、難しかったが充実した現場でした」と満足そうな表情。阿部とはドラマ『ドラゴン桜』以来、6年ぶりの共演で「まず、私のことを覚えていてくれるかなと不安だった」(新垣)、「すっかり成長して、芝居も上手になった。いい緊張感があったし、共演させていただき光栄。何だか親の気分になってしまう(笑)」(阿部)。会見には溝端淳平、田中麗奈、松坂桃李、三浦貴大、菅田将暉も出席。本作でも阿部と名コンビぶりを発揮する溝端は、「今では阿部さんが何を考えているか、背中を見れば分かります。(阿部の背中を見ながら)今日は……、『すごくうれしいぞ』って思ってますね」と笑いを誘っていた。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中『麒麟の翼』2012年1月28日(土)全国ロードショー
2011年10月28日来年2月のアヴリル・ラヴィーン来日ツアー「The Black Star Tour」の埼玉公演に阿部真央が出演することが決定した。アヴリル・ラヴィーン「The Black Star Tour」埼玉公演の情報11月16日(水)に7thシングル「側にいて」をリリースする阿部真央は、アヴリル・ラヴィーンの『My Happy Ending』がきっかけでギターを練習し、音楽活動を始めたという。いつか共演してみたいという彼女の思いが、スタッフを通じてアヴリル本人に伝わり、今回のサポート・アクト出演が決まった。なお、過去のアヴリル・ラヴィーン来日公演の日本人のサポート・アクトは、2008年9月16日・東京ドーム公演での大塚愛、Puffy AmiYumi のみで、メジャーデビュー3年目の阿部真央にとっては大抜擢。憧れのアーティストとの競演となる彼女のパフォーマンスにも期待が高まる。阿部真央がサポート・アクトに参加するアヴリル・ラヴィーン来日ツアー「The Black Star Tour」の埼玉公演は、2012年2月4日(土)・5日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催。チケットの一般発売は10月29日(土)10:00より。また一般発売に先駆けて、チケットぴあではインターネット先行抽選プレリザーブを10月27日(木)11:00まで受付中。★阿部真央のコメントまだ信じられない気分です。長年憧れ続け、自分がソングライターを目指すきっかけとなった人のサポートアクトとして同じステージに立てる日が 来るなんて、夢にも思っていませんでした。天にも昇る気持ちです。アヴリルは私の青春すべてです。彼女から学ぶことは多く、全てかけがえのな いものです。アヴリル大好き!!■アヴリル・ラヴィーン The Black Star Tour2012/2/4(土)・5(日) さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)2012/2/6(月) 日本ガイシホール(愛知県)2012/2/8(水) マリンメッセ福岡(福岡県)2012/2/9(木) 大阪城ホール(大阪府)■阿部真央らいぶNO.3~ZEPPとQUATTROだけでごめんねTOUR~12/2(金) 広島クラブクアトロ(広島県)12/5(月) Zepp Sendai(宮城県)12/7(水) Zepp Sapporo(北海道)12/12(月) Zepp Osaka(大阪府)12/14(水) Zepp Fukuoka(福岡県)12/19(月) Zepp Nagoya(愛知県)12/26(月) Zepp Tokyo(東京都)
2011年10月26日1位は、田村正和主演のあのドラマ!テレビドラマ『古畑任三郎』シリーズや『王様のレストラン』、映画『THE有頂天ホテル』など数々の人気ドラマ・映画の脚本家として活躍している三谷幸喜さん。多くの三谷作品に共通するのは、個性豊かなキャラクターたちによる笑って泣けるストーリーです。彼の作品のファンも多いのでは?そこで今回は、好きな三谷幸喜脚本のドラマ・映画を20代男性にお聞きしました。>>女性編も見るQ.好きな三谷幸喜脚本のドラマ・映画を教えてください(複数回答)1位『古畑任三郎』シリーズ36.2%2位『THE 有頂天ホテル』14.9%3位『ザ・マジックアワー』9.5%4位『王様のレストラン』5.1%5位『新選組!』3.9%■『古畑任三郎』シリーズ……・「犯人は初めから分かっていてそれを追いつめる、日本では新しいタイプのサスペンスドラマだと思う」(25歳/医療・福祉/技術職)・「トリックは難しくないがキャラクターに引き込まれる」(25歳/情報・IT/技術職)・「ストーリーが面白い。毎回、いろいろなゲストが出るのも良かった」(29歳/情報・IT/営業職)・「田村正和の独特のしゃべり方が好き」(27歳/電機/技術職)・「一手一手犯人を確実に追い詰めていく手法が好き」(27歳/小売店/販売職・サービス系)■『THE 有頂天ホテル』……・「とにかくハチャメチャな感じが面白い」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「豪華メンバーだった」(29歳/団体・公益法人・官公庁/経営・コンサルタント)・「ワンシーンをワンカットで取る手法が面白いと思った」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■『ザ・マジックアワー』……・「最高傑作!ギャグと恋愛が混じっていて昭和チックなにおいが好き」(29歳/金融・証券/専門職)・「何度も笑えた」(25歳/小売店/販売職・サービス系)・「ストーリーが好き」(26歳/小売店/販売職・サービス系)■『王様のレストラン』……・「今でも記憶に残っているし、できれば続編もやってほしいと思っている」(23歳/そのほか/事務系専門職)・「何度も再放送されているから。出演者の個性が生かされたキャストになっていると感じる」(27歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「千石さんとしずかさんの微妙な関係と人間ドラマが混ざったストーリーが良かったです」(26歳/自動車関連/技術職)■『新選組!』……・「大人気で印象に残っている」(25歳/農林・水産/技術職)・「大好きだった」(29歳/小売店/販売職・サービス系)・「続編の『新選組!!土方歳三 最期の一日』が良かった」(25歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)総評1位は『古畑任三郎』シリーズでした。通常、サスペンスドラマでは犯人が最後まで分かりませんが、同作品の特徴は、犯人があらかじめ視聴者に分かっているということ。田村正和さんが演じる古畑任三郎が、独特の話術と卓越した推理力で犯人のアリバイやトリックのなぞを明らかにしていくという独特のストーリー構成が、男性に支持された大きな理由のようです。また、犯人役には毎回豪華な俳優がキャスティングされていたのも、作品の大きな魅力。連続ドラマの放送開始は1994年ですが、その後も単発のスペシャルドラマが放送されたり、ドラマの再放送もされたりしており、ファンを増やし続けているようです。2位、3位には映画作品がランクイン。どちらの作品も主役級の豪華キャストが数多く出演しています。「あの役者さんがこんなところに!」という演出もあり、見返してみると楽しいかもしれません。そしてこの秋、ファンが待ちにまった新作映画がついに公開になります。監督5作品目の作品のタイトルは『ステキな金縛り』。三谷映画史上"一番笑えて、泣ける”映画だそうです!主なキャストは、深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草なぎ剛など(敬称略)。出演陣を見ただけでもなんか面白そうですね!最近笑っていない人は、ぜひ映画館へ。(文・ペンダコ)調査時期:2011年7月14日~7月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性253名(そのほかと回答した32名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】これから見たい秋公開映画ランキング【ランキング男性編】映画化されたテレビドラマで面白かった作品【ランキング男性編】好きなシリーズもの映画完全版(画像などあり)を見る
2011年10月25日三谷幸喜監督の映画最新作『ステキな金縛り』のプレミア上映会がニューヨークで現地時間19日に行われ、三谷監督のほか主演の深津絵里と TKOの木下隆之が登壇した。その他の写真アカデミー賞にゆかりのある“アカデミーシアター”で行われた試写会には多くの三谷ファンが来場し、客席220席に対して応募数が1500を超えたほど。三谷監督らは観客と一緒に映画を鑑賞し、上映中は観客の笑い声を肌で感じたという。上映後の舞台あいさつではそれぞれ英語でスピーチし、三谷監督は「みなさん、僕の英語が理解できますか? 僕は自分が何を言っているのかわかりません」とジョークを飛ばすと、深津も「子供のころからアメリカ映画が大好きでした。女優になろうと思ったきっかけの映画は『猿の惑星』です」と場内を沸かせた。NYでの手ごたえをつかんだ三谷監督は「世界へ向けて日本のコメディを伝えていきたいです。いつかは(米国アカデミー賞に)ノミネートされたいと思っています。スピーチはすでに考えています(笑)」とコメントしている。また、プレミア上映会に参加した観客からは、「彼(三谷監督)の過去作品も観たことがあるけど、彼が作る世界観はいつも豊かで何層にも重なっていて、そのさまざまな世界が一つになる瞬間のマジックが彼の作品を深く、面白いものにしてくれるね」「一番印象的なシーンは、最初の金縛りのシーン。サムライが出てくるシーンだね。裁判のシーンも大好きだった。様々なキャラクターを裁判所の色々なところに登場させて、話が展開していく。監督はそれを巧みに描いているね」など、絶賛するコメントが寄せられた。本作は、三流弁護士のエミ(深津)が、殺人容疑をかけられた男の上にのしかかっていた落ち武者(西田敏行)を証人に招きいれ、容疑者が事件の夜“金縛り”にあっていたことを立証するべく奔走する法廷サスペンスコメディ。阿部寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一、草なぎ剛ら豪華俳優陣が出演している。『ステキな金縛り』10月29日(土)より全国東宝系にて公開
2011年10月21日阿部寛主演の映画『テルマエ・ロマエ』で、上戸彩のほかに、市村正親、北村一輝、宍戸開が共演することが発表され、現場から古代ローマ人姿に扮した阿部らの写真が届いた。その他の写真今年の3月にクランクインし、阿部らはイタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある古代ローマの巨大オープンセットで現地のエキストラ1000人とともに撮影を敢行。日本屈指の“顔濃い俳優”阿部、市村、北村、宍戸が古代ローマ人姿を披露すると、現地のスタッフやエキストラからは「あの人本当に日本人なの!?」と声があがるほど馴染んでいたという。本作でローマ皇帝・ハドリアヌスを演じた市川は、「日本人がローマの皇帝をやるなんて、舞台の上ではあっても、映画でこういう役をやるなんて初めての経験でした」と話しており、北村も「ローマで古代ローマ人をやるとは」と、驚きと興奮を隠せなかったようだ。撮影は5月にクランクアップしており、現代の日本に生きる“平たい顔族”には上戸のほか笹野高史をはじめとする“純和風顔”のキャストが脇を固める。『テルマエ・ロマエ』2012年全国ロードショー
2011年10月19日笑いに国境なんて関係ない!!社会人にとって、多少の差はあれど仕事のストレスはつきもの。そう分かっていても、できればストレスをためこみたくはないですよね。解消方法の一つとして、爆笑するのは有効な手段。たとえば、笑える映画を見てすっきりするのもおすすめの方法です。そこで20代男性320名に「超笑える映画」を聞いてみました。>>女性編も見るQ.超笑える!映画といえば?(複数回答)1位『ビーン』16.9%2位『ホーム・アローン』16.2%3位『トリック―劇場版―』15.0%4位『THE 有頂天ホテル』11.2%5位『少林サッカー』9.7%■『ビーン』は超笑える!!・「ビーンが登場するだけで何かやってくれるだろうという期待があり、それだけで笑えるので」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「言葉がなくてもここまで笑えるのはすごい」(28歳/学校・教育関連/営業職)・「何もしゃべっていないのに行動が笑える」(25歳/電機/事務系専門職)・「定番でくだらないが、笑ってしまう」(25歳/医療・福祉/営業職)・「ビーンのあのきてれつな感じは鉄板だと思います」(23歳/その他/販売職・サービス系)■『ホーム・アローン』は超笑える!!・「主人公の少年と泥棒のバトルはいつ見ても笑えるので」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「『それはないだろう!』という意外性のあるシーンが見られる」(24歳/警備・メンテナンス/技術職)・「出てくる泥棒がドジすぎて笑える」(25歳/機械・精密機器/技術職)・「アメリカっぽいけどくすりと笑えるから」(24歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)■『トリック―劇場版―』は超笑える!!・「時折見られるシュールな笑いが面白いから」(23歳/電機/事務系専門職)・「細部にわたって面白い」(29歳/その他/技術職)・「出てくる登場人物が濃い人ばかり」(25歳/ソフトウェア/技術職)■『THE 有頂天ホテル』は超笑える!!・「三谷幸喜さんの映画は喜劇的で笑わせるところと、しんみりする場面が両方あるので面白い」(23歳/自動車関連/販売職・サービス系)・「三谷さんの作品では、大物俳優も笑わせてくるのですごい」(28歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)・「三谷幸喜ワールドのパワーに満ちている」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)■『少林サッカー』は超笑える!!・「マンガの世界がそのまま実写になったような特撮が面白い」(27歳/その他/事務系専門職)・「分かりやすくて、シンプルで笑えるから」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「内容はありえないけど面白い」(20歳/学校・教育関連/その他)■番外編:この映画も超笑える!!・『踊る大捜査線 THE MOVIE』:「映画館中が爆笑の渦になったことを覚えています。気持ちよく笑わせてもらった映画です」(28歳/情報・IT/事務系専門職)・『下妻物語』:「とにかく笑える。けどしっかりとしたメッセージ性もあり、なかなか一筋縄ではいかない作品で、とても好きです」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・『なくもんか』:「笑いと感動が一つにまとめられていた」(22歳/小売店/販売職・サービス系)・『天使にラブ・ソングを…』:「型破りで面白かった。何度見ても飽きない!!」(27歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)・『ザ・マジックアワー』:「勘違いと偶然の生み出す奇跡が笑える」(24歳/アパレル・繊維/技術職)総評ビジュアルコメディーの『ビーン』が1位に選ばれました。声をほとんど発さないビーンのしぐさや表情が面白いうえ、イギリス王室をネタにするようなブラックな一面も魅力に。イギリスとアメリカが共同で作った本作は、笑いは国境を越えることを証明してくれました。2位は、子どもと泥棒が対決するアメリカ映画『ホーム・アローン』。思わず突っ込みたくなる撃退アイデア、それにまんまとはまる泥棒に爆笑してしまいます。でも、なかには実際に防犯対策に使えそうなアイデアもあるかも!?3位、4位には邦画がランクインしました。深夜ドラマから人気に火がついた『トリック―劇場版―』は3位。劇場版もドラマと同じようなシュールな笑いがちりばめられており、「細部にわたって面白い」という意見も。また、主演の仲間由紀恵さん、阿部寛さんに加え、個性派俳優の生瀬勝久さんもいい味を出しています。まさに「登場人物が濃い」ので、誰からも目が離せません。4位は三谷幸喜監督作品の『THE 有頂天ホテル』。「えっ!?あの俳優がこんな役を?」と思ってしまうほどのちょい役で有名俳優が出ているので、豪華な出演者を探すのも楽しみの一つに。役所広司さんや佐藤浩市さん、西田敏行さんといった「大物俳優も笑わせてくる」脚本はさすが三谷ワールド!!香港映画の『少林サッカー』は5位。「マンガの世界がそのまま実写になったみたい」という意見があったように、某サッカーマンガのありえないシュートを実写化したようなシーンに度肝を抜かれます。笑いを通り過ぎて感動すら覚えてしまうかも。イギリス、アメリカ、香港、日本など、さまざまな国の映画がランクインしました。笑いは言葉や育った環境に関係なく、国境を越えて通じるものなのかもしれません。つらいときや悲しいとき、テンションがどうしても上がらないときなど、ぜひランキングの映画を見て、爆笑し、嫌なことも忘れちゃいましょう!!(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年8月2日~8月16日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性320名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【ランキング男性編】「2」の方が面白い映画ランキング【ランキング男性編】スパイ映画でありがちだなと思ってしまう展開ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年10月12日「ぴあ映画生活」調査による10月1日公開の映画・満足度ランキングは、小惑星探査機“はやぶさ”の偉業を成功させたプロジェクトチームの姿を描いた『はやぶさ/HAYABUSA』がトップに輝いた。2位に阿部寛主演で沖縄の音楽スタジオにまつわる実話を基にした『天国からのエール』が、3位に実の娘が病と向き合う父親と家族の姿を記録した『エンディングノート』が入った。その他の写真1位の『はやぶさ/HAYABUSA』は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと“はやぶさ”の帰還までを描いた物語。出口調査では「“はやぶさ君がんばれ!”という気持ちになり、あきらめずに続けることの大切さを感じた」「この映画を観て日本のすごさがわかった。宇宙の映像は素晴らしくて興味を持った」「映画の中での台詞や用語、細かい描写がとてもリアルでドキュメンタリーのようだった」「人生をかけてプロジェクトに取り組む人々の姿に心を打たれた。携わった人たちの気持ちやそれぞれの人生観など、裏側まで知ることができた」など、子どもから70代まで世代を超えて熱い支持を集めた。2位の『天国からのエール』は、沖縄にあるスタジオ“あじさい音楽村”の創設者・仲宗根陽(なかそねひかる)氏をモデルに、余命宣告を受けた主人公と若者の交流を描いた人間ドラマ。アンケート調査では「沖縄の雰囲気は心地よく、阿部寛演じる主人公の一生懸命さが伝わってきて終盤はホロリときた」「仲宗根さんの人柄が素敵。今の若者に必要なメッセージが詰まっている」「こんなに泣いた映画は初めて。沖縄で暮らす若者の環境や地域性が伝わってくる凄くいい映画」「自分のことよりも高校生を応援する主人公の姿に感動。私も夢を叶えたいと思った」など、20代を中心に好評だった。(本ランキングは、2011年10月1日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年10月03日映画『天国からのエール』が10月1日(土)に公開を迎え、主演の阿部寛を始めミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平と熊澤誓人監督が舞台挨拶に登壇した。主人公のモデルとなった故・仲宗根陽さんの妻・美幸さんもゲストとして登場しキャストやスタッフへの感謝の思いを綴った手紙を朗読。劇場は深い感動に包まれた。沖縄で弁当屋を営みながら地元の高校生のために無料の音楽スタジオを設立し、一昨年、がんで他界した仲宗根さんの実話を基に、彼と彼のもとで成長を遂げていく若者たちの姿を描いた本作。阿部さんは映画を観終えたばかりの観客に「本当に、本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。「東京から来たいち俳優が、(亡くなって)1年も経たないうちに仲宗根さんを演じるということにプレッシャーもありましたが、みなさんに支えられてやらせていただきました」と晴れ晴れとした表情で語った。阿部さん演じる陽の妻を演じたミムラさん。いまも仲宗根さんの遺志を継いで音楽スタジオを続けている妻の美幸さんとは、役作りのために撮影中はあえてあまり深く接することをしなかったと言うが、「日常会話やたわいもない話の中からも奥さんと陽さんの距離感が見えてきました。現場にも来ていただき“現場のお母さん”という感じで同じ女性としても憧れるところがありました」とふり返った。桜庭さんも初日を迎えて万感の思い。「もしも仲宗根さんのような人が近くにいたら、私たちも仲宗根さんを信じられるし、仲宗根さんも私たちを信じてくれて、夢を追いかける自信になると思う」と仲宗根さんへの思いを語った。矢野さん、森崎さん、野村さんはホテルの部屋も一緒で常に一緒に過ごしていたという。劇中、桜庭さんと4人でバンドを組むが、全員、ほとんど楽器は初めて。森崎さんが「みんな、成長がすごく早かった。ヤバいと思って家で練習した」と言えば、ほかのメンバーからは「実は森崎くんが一番成長が早かった」という声が上がるなど互いに切磋琢磨したよう。野村さんは「休みの日に男3人で美ら海水族館に行って参りました」と明かすなど、仲の良さをうかがわせた。映画初出演となる矢野さんが阿部さんとの共演について「夢のような時間でした。右も左も分からない中で、阿部さんやミムラさん、スタッフのみなさんに支えていただいた」と語ると、阿部さんは「大人になったな」と嬉しそうに目を細めた。沖縄からこの日のために上京した仲宗根さんの妻・美幸さんはキャスト陣、スタッフへの思いをしたためた手紙を涙ながらに朗読。特に、劇中の手作り結婚式で阿部さんが台本にない「いままでありがとう」というセリフを加えたことに「不器用だった主人の思いを代弁しているようで涙があふれました。阿部さんは人の痛みの分かる方。主人も喜んでいると思います。この映画は宝物になりました」と語ると、会場は温かい拍手に包まれた。阿部さんは「最初は夢物語のように感じ、本当にこんな人がいたのかな?という思いでしたが、沖縄で奥さんが出迎えに来てくださったとき、後ろに仲宗根さんが立っているように感じました。奥さんを通じて仲宗根さんの存在を感じて、それまでの思いが消えた」と語った。監督も「ストーリーだけ聞くとファンタジーのように聞こえますが、みなさんの近くに本当にいるんじゃないかと思ってもらえるようにとリアリティを大切にした」と“実話”の重みを強調した。『天国からのエール』は全国にて公開中。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:阿部寛×ミムラインタビュー目指したのは「対等にケンカできる」夫婦女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」
2011年10月03日弁当屋を営みながら若者のために奔走するも若くしてこの世を去った仲宗根陽(なかそねひかる)さんの実話を基にした映画『天国からのエール』が10月1日(土)から公開されるのを前に、陽役の阿部寛と、彼の妻・美智子を演じたミムラがインタビューに応じた。その他の写真『天国からのエール』は、沖縄県本部町で弁当屋“あじさい弁当”を営む陽(阿部)が、地域の高校生のために弁当屋のガレージを音楽スタジオに改造し、がんとたたかいながら、若者たちの夢を応援するべく必死に生き抜く姿を描く。阿部は撮影中、「モデルとなった仲宗根さんは特別な存在だったのか、いや、ひょっとしたら自分も彼のような気持ちになれたかも知れない。常に自問自答しながらこの役を演じています」とコメントしたが、すべての撮影を終えて、映画が完成した段階になって改めて「カタチは違うかもしれないけど、彼のような気持ちになる可能性はある」と語る。「とてもマネできるとは思わないんですけど、撮影をした本部町に行ってわかったのは、あじさい音楽村は本部高校のすぐ裏にあって、子どもたちががんばってる姿も目の前に見えるんです。すると僕も普通に『何か応援したい』という気持ちが芽生えたんですね。だから、彼と同じ気持ちになる可能性があると思います」。そして、阿部と、阿部が演じた陽を最も近い距離で見つめ続けたミムラは、阿部と仲宗根陽には“共通する感覚”があるという。「阿部さんの役に向きあう情熱に、一緒にお芝居をしている高校生たちが自然と引っ張られることがよくありました。私もそうなんですけど、学ぼうとしなくても、阿部さんにはたぶん仲宗根陽さんと同じぐらい“人を引っ張る力”があると思うんです。だから、台本や原作を読むよりも、撮影現場で阿部さんを見ることで発見がありましたし、思いやりが芽生えましたね」。真摯で熱くて真実の人。ミムラが阿部に“陽さんの姿”を見たように、阿部もかつて出会った人々の中に同じ感覚を抱いたと語る。「最初は何を言っているのか難しくてわからなかったりするんです。でも、その人が本気で言ってくれたことっていうのは10年、20年経っても思い出すんですよ。『あの時、言ってくれたのはこういうことだったんだ』って思うと、それだけで終わらずにさらに10年経つと『こういうことでもあったんだな』って。だから厳しかったり、本気だったりするんですけど、それが力をもらえるものなんだな、と。僕もそういう人に恵まれたし、あじさい音楽村の子どもたちも本気で怒って本気で心配してくれる人に出会えたことは宝だと思うし、あじさい音楽村だけじゃなくて、“彼の存在”こそが力になったんだと思います」。本作は実在の人物をモデルにした作品だが、阿部やミムラが演じながらそう感じたように、多くの人が感じたことのある真摯な気持ちや、思いやりを感じられる普遍的な作品に仕上がっているのではないだろうか。『天国からのエール』10月1日(土)より全国ロードショー
2011年09月30日阿部寛とミムラ、2人の年齢差は19。だがスクリーンの中で2人は、全く年齢による遠慮や気兼ねを感じさせない太陽のように明るく、やさしく、そしてエネルギーにあふれた夫婦の姿を見事に演じている。沖縄で若者たちのために、私財を投じて無料の音楽スタジオを設立し、2009年にがんで亡くなった仲宗根陽さん。子供たちに正面から向き合い、全力でぶつかっていった彼の姿を描いた本作で、2人はどのような思いで夫婦を演じたのか?役柄に込めた思いを語ってもらった。熱演ではなく、憑依?「台本のセリフを超えたい」(阿部さん)実在の人物を演じるにあたって阿部さん、ミムラさんを驚かせ、そして悩ませたのが陽さんという人物のスケールの大きさ。「事実は小説より奇なり」とい言葉を体現したような彼の生き方を阿部さんは「2時間で収まるサイズじゃない」と評し、ミムラさんも「普通の人が5年に1回あるかないかっていうエピソードを週に1回体験してる」と頷く。阿部さんは陽さんの魅力として彼が持つ“眼差し”を挙げてこう語る。「生前の陽さんのインタビューと、若者たちのライヴを見守っている姿を映した映像が残ってるんですが、そのときの様子がいまも目に焼きついて離れない。仁王のようにも菩薩のようにも見える、何とも言えない人間を超越したような目をしてるんです。この目が人を惹きつけるんだな、僕にはこの目はできないと感服しました。演じる上ではとにかくぶれずにやりきろうという気持ちでした。自分がこの人とこの人の家族を守らなければとも思いましたし、この人が伝えたかったことは何なのか?考えに考え抜いてやらなければという意地もありました」。当初は台本に描かれた陽さんをシンプルに力強く演じようと考えていたという阿部さん。彼の家族や周囲の人々への取材を通じて感じた思いは「見えない部分で出していければ」と考えていたそうだが、撮影が進む中である思いが阿部さんの心に染みこんでいく――。「後半に差し掛かって『もっと、もっと』と思う中で『台本のセリフを超えたい』と考えるようになりましたね。それにはもう“乗っける”しかないのかな、と。“何か”が乗っかって入って来てくれないかなという思いで、陽さんのお墓参りに行ったりもしました。特に最後、陽さんが亡くなるシーンは誠心誠意やりたいという一心でした」。この陽さんを支える妻とはどんな女性なのか?ミムラさんはまず「対等にケンカができる関係」を念頭に置いて妻の美智子をイメージしていったという。「これだけのエネルギーとエピソードを持っている人の奥さんということで、同じだけのエネルギーがなければきっと横にはいられなかっただろうと。だから彼を止めるシーンではしっかりと止められなくてはいけないと思ったんです」。あえて陽さんの奥さんに話を聞くのではなく、阿部さんが演じる陽の姿から美智子というキャラクター、そして夫婦の関係性を作り上げていった。「絶対にただ優しいだけの人ではないとは分かるんですが、なかなか想像がつかなくて…。『無理だ』と行き詰まったときに、阿部さんに頼ろうって思ったんです(笑)。私は陽さんについて、エネルギーだけでなく『おれは動かんぞ』という確固たる信念が風貌からも感じられる人をイメージしてたんです。だから阿部さんが陽役って聞いて、ピッタリだと思いました。それで、阿部さんに肩を借りる形で2人の関係性を築いていきました。陽さんのやろうとしていることも、問題も全部分かってて『あなた、これどうすんの!?』ってハードルを出せればと。実際に奥さんに聞いたら、おふたりはよくケンカをされてたそうで、周りも『あの夫婦のケンカはすごいよ』っておっしゃってたそうなんです(笑)」。若き日をふり返れば「かっこつけても無駄なんだって思えた」(ミムラさん)映画の中で2人は若者たちを導く立場にあるわけだが、もちろんかつては、劇中の若者たちの側の立場で青春を過ごし、進むべき道を模索していたのだ。映画を観ると、陽さんのような人がそばにいてくれたらと思わずにいられないが、2人にも若い頃、周囲の大人が自分に向き合い、掛けてくれた言葉に人生を大きな影響を受けたという経験があるという。阿部さんは俳優としての自らを確立する過程でのある忘れられない経験を明かしてくれた。「僕は『メンズノンノ』という雑誌が世の注目を集めたことで、苦労せずにこの世界に入ったんです。しばらくして自分には俳優として何の実力もないってことに気づいたんですが、どういう手段を取ったらいいかさえも分からずにいました。そんなとき、あるカメラマンさんから『自分の身は自分で守らなくちゃダメだよ』と言われたんです。その意味は何だろう?って考えたとき、他人がどうこう言っても、役を演じる上で自分の感性でその役を守らなければ他に守ってくれる人はいないんだっていう考えに至った。そこから役作りをすることが徐々にではありますが楽しくなっていきました。それから、つか(こうへい)先生に声を掛けてもらったときも、半ば強制的にオーディションに参加させられたんですが、自分の中には『飛び込みたい』という意識も『行きたくない』って気持ちもあったんです。そうしたら、つか先生が僕の芝居にならない芝居を見て『おぉ、いいな』と褒めてくれた。たとえ嘘でもその瞬間にモヤモヤしたものが消えていきました。信じてくれる大人がいるということは、すごく大きなことだなと、それによって越えられるハードルはいくつもある。今回の陽さんと重なる部分がありました」。ミムラさんも「私も自らこの世界に入ったわけではなくて」と苦笑を浮かべつつ若かりし頃に思いをはせる。「あるCMが決まって、『勉強して来い!』って送り込まれたんですが、いま考えてもあのときの自分は、中途半端で自分本位でダメダメで、迷惑のかけ倒しでした(苦笑)。自分でも『向いてない』って思いながらやってたんですが、打ち上げの席である技術スタッフの方が『おれたちは現場の人間だから、(キャストが)悩んだり、一生懸命やったりというのを全て見てるよ』と言ってくださったんです。そのとき、私は『怖い』って思っちゃったんです。私の失態や見栄を張ってるのとか全部見抜かれてるんだって。優しい言葉で力みを取ってくれたんですが、私には逆に聞こえていた時期があって(笑)、でもこの人たちの前でかっこつけても無駄なんだって思えた。いま思うと両方の意味で取っていて良かった、余計に心に響いたな、と思います。事細かに説明された言葉じゃなくて、実感のこもったひと言を、時間が経って実感できることがあるんです」。本作だけでなく、『奇跡』、『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』など、阿部さんは若者たちを導こうとする役柄を演じることが多くなっているようにも思えるが…。阿部さんなりに若い世代に何かを伝えたいという思いがあるのでは?「若い俳優は周りに多いですが、とはいえ彼らは同じ職場でプロとして同じ舞台に立ってる。困ったことがあれば支えようとは思ってます。たまに一緒に食事に行ったら、昔、自分が経験したことをお節介で話しますがそれを受信するかどうかは彼ら次第。もうすでにプロですから、僕としては彼らの邪魔をしないように、より光り輝かせてやりたいとは思ってます」。2人の若者たちへの本物の思いをスクリーンを通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待
2011年09月27日まもなく公開となる『天国からのエール』試写会が9月20日(火)に都内で行われ、阿部寛とミムラ、桜庭ななみが舞台挨拶を行った。ゲストとして映画の舞台となった沖縄出身でボクシングの元世界チャンピオンである具志堅用高も出席し、沖縄の思い出話に花を咲かせた。沖縄で弁当屋を営むかたわら、学生のために無料の音楽スタジオを設立し、一昨年にがんで亡くなった男性の実話を描き出す。阿部さんは、沖縄でのロケを通じてモデルとなった仲宗根陽さんになりきっていったことを告白。「(沖縄で)発見したことがたくさんありました。スタジオは高校から10メートルくらいのところにあって、スタジオの生徒たちや陸上部や野球部の部員たちの姿が見えるんです。仲宗根さんがそれを見て、若者を応援したいという気持ちになったのがよく分かりました。現場で仲宗根さんの新しい面を知り、自分の中の仲宗根さんを撮影を通じて成長させていきました」とふり返った。阿部さん演じる陽の妻を演じたミムラさんも「発見したことや改めて考えさせられたことが多い映画でした」と述懐。「(仲宗根さんの)奥様が現場を温かく見守ってくださり、そのまなざしを通じて仲宗根さんがどういう人だったか知ることができました」と語る。具志堅さんは「最後は泣きました。生徒への指導も素晴らしいし、沖縄の子の性格をよくつかんでいる」と映画を絶賛。特にミムラさんについて「沖縄のお母さんの雰囲気が出てましたよ。頑張り屋で強いんです」と手放しでほめたたえた。桜庭さんはそんな具志堅さんを「ニイニイ(=陽)に似てる」とニッコリ。ミムラも「眼差しの優しさが似てる」と語り、阿部さんも「沖縄の人が持っている独特の目の真っ直ぐさ、佇まいが(陽さんと)重なります」とうなづいた。これに具志堅さんは「ニイニイはカッコいいよぉー」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。この日は映画にちなんで沖縄のお弁当が用意され、阿部さんと具志堅さんはエプロンをつけて再登場。具志堅さんは弁当に舌鼓を打ち、得意の「ちょっちゅね」を連発し、登壇陣や観客を喜ばせた。『天国からのエール』は10月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待阿部寛、実在の人物を演じたプレッシャーと感謝の思いを声を詰まらせながら吐露阿部寛、髪型&衣裳も“本物”を徹底『天国からのエール』ポスター完成
2011年09月20日沖縄県本部町で、音楽に賭ける若者たちの夢を応援するため音楽スタジオ「あじさい音楽村」を設立した仲宗根陽(ひかる)さんの実話を映画化した『天国からのエール』。この公開に先駆けて、9月4日(日)、シネマカフェでは夫婦を招いて本作の試写会を開催。上映後、本作で初メガホンを取った熊澤誓人監督と真壁佳子プロデューサーによるティーチインが行われた。音楽という夢を追いかける高校生たちのため、自分の病気をおして奔走する仲宗根さんと、夫を支える妻・美幸さんの夫婦のドラマが観る者の心を動かす本作。熊澤監督が仲宗根さんご夫妻に初めて映画化の話を持ちかけたのは2年前の夏。当初は闘病中の陽さんの横で美幸さんは心配の色を浮かべていたそうで、「ご本人はもちろん、周りの方々との関係性について、映画で美化して描くのは嫌だったので、ちゃんと話し合っていきました」とふり返る。実際、1か月にわたる沖縄での撮影に入ってからも、美幸さんはずっとお母さんのように現場を見守ってくれていたという。熊澤監督自身、仲宗根さんご夫婦を映画として描くうえで、結婚されているからこそ分かる夫婦間での“気遣い”とそれゆえの障害を“乗り越える瞬間”を感じたそうだが、「夢のために突っ走る陽さんは周りの人からは太陽のように見えるけど、陽さんにとっての太陽は誰かというと、それは美幸さん。突っ走るダンナさんに対して、奥さんがオロオロするのではなく対等でいること、という点を意識しました」と話す。また、真壁プロデューサーも本作を通して改めて夫婦の存在を再確認したそうで「沖縄に家族で行ったときに夫と大喧嘩したのですが、その後、仲宗根さんとこの映画の話をした後にあまりの衝撃に落ち込んで私が一人で泣いてると、夫が慰めてくれました。つらいときにやっぱり守ってくれるのが夫婦。そのときに夫が慰めてくれなかったら、この映画も作ることができなかったと思います」と感慨深げな様子。さらに、映画を鑑賞した読者に感想を尋ねると、ひとりの女性読者からは劇中のミムラさん扮する美智子(美幸さんがモデル)と自身を照らし合わせ「生まれ変わったらこういう奥さんになりたい」という声もあがるなど、来場したご夫婦それぞれが思い思いの様子で“夫婦”ならではの話にじっくりと耳を傾けていた。『天国からのエール』は10月1日(土)より公開。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待阿部寛、実在の人物を演じたプレッシャーと感謝の思いを声を詰まらせながら吐露阿部寛、髪型&衣裳も“本物”を徹底『天国からのエール』ポスター完成【沖縄国際映画祭】映画祭最終日に阿部寛が登場、チャリティ活動に参加ステレオポニー、映画主題歌で沖縄「あじさい音楽村」の恩師に恩返し!
2011年09月05日新人俳優・矢野聖人が、阿部寛主演の映画『天国からのエール』に出演する。『身毒丸(しんとくまる)』キャンペーン詳細・チケット情報『天国からのエール』は沖縄でうまれた実話も基にして、手作りスタジオを作った阿部寛演じる余命わずかの男と、彼を信じ夢に向かう若者たちを描いている。矢野は阿部演じる主人公に背中を押されて成長する高校生バンド“ハドランジア”のメンバーのひとり。『天国からのエール』は10月1日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。また矢野は、8月26日(金)より東京・天王洲 銀河劇場にて開幕する舞台『身毒丸(しんとくまる)』にて主演を務める。この作品は寺山修司、岸田理生共同脚本、蜷川幸雄が演出を手掛ける人気舞台で、1995年には武田真治が、1997年からは藤原竜也がそれぞれ主人公・身毒丸を演じた。そして今回身毒丸を演じる矢野は、オーディションで8,523人から選ばれた新人で、これからの活躍が期待されている。チケットぴあでは、8月14日(日)23:30までに『身毒丸(しんとくまる)』東京公演のチケットを購入すると、『天国へのエール』映画鑑賞券がもらえる。さらに抽選で30名に矢野聖人直筆サイン付写真(映画版)をプレゼント。ほかにも選べるお食事セットチケット、学生席(当日引換)などもある。『身毒丸(しんとくまる)』は、9月6日(火)までの東京公演後、9月10日(土)から9月12日(月)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、9月17日(土)・18日(日)は愛知・愛知県芸術劇場大ホールにて上演。チケットは発売中。
2011年08月10日東野圭吾のベストセラー小説を阿部寛主演で映画化する『麒麟の翼~劇場版・新参者(仮題)~』の舞台となった東京・日本橋で7月31日に地域の恒例行事である“橋洗い”が行われ、映画に出演している松坂桃李、菅田将暉、竹富聖花が浴衣姿でオープニングセレモニーに登場した。その他の写真“橋洗い”は、付近の住民や全国から集まった有志が日本橋の美化のために橋を洗う夏の恒例行事。今年は日本橋の架橋100周年にあたる年で、曇天ながら約1500人もの人々が集まった。3人は報道陣の前で橋に水をかけた後、デッキブラシで橋を清掃。途中から地元の子どもたちと一緒になって日本橋の清掃に励んだ。その後に行われた会見で、松坂は「(架橋100周年を迎えた)今年に日本橋に呼んでいただけて感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、菅田は「自分たちでお芝居をした場所をきれいにできるのは気持ちがいい」とコメント。また竹富は「地域のみんなで日本橋をきれいにしようというのは素敵。映画は、脚本を読んだ時点で素敵な作品だと思いました。たくさんの方に観ていただきたいです」とPRした。映画『麒麟の翼…』は、加賀恭一郎刑事が、ナイフが刺さった状態で8分間も歩いて日本橋の麒麟の像の前で力尽きた男の死の真相に挑むサスペンス。好評を博したTVドラマシリーズに続いて阿部が主演するほか、黒木メイサ、溝端淳平、新垣結衣、中井貴一らが出演する。『麒麟の翼~劇場版・新参者(仮題)~』2012年1月公開
2011年08月01日映画『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(仮題)に出演している松坂桃李、菅田将暉、竹富聖花が7月31日(日)、今年で41回目を迎える日本橋の橋洗いイベントに参加した。また、本作主演の阿部寛に女児が誕生したことがこの日、発表されたが、松坂さんからはお祝いのコメントも発せられた。映画は、東野圭吾の人気ミステリーシリーズの実写版で、TVシリーズに続いての映画化となる。タイトルにある“麒麟”は、日本橋の中央にそびえ立つ翼の生えた麒麟像のことで、劇中の殺人事件の被害者は胸を刺された状態でこの麒麟像の下で息絶える。日本橋を洗うこちらのイベントは、地域の住民や地元の商店街、企業なども参加して毎年この時期に、夏の風物詩として行われている。しかも、今年は明治44年に現在の二十代目となる橋が架されてからちょうど100年目となる記念の年。松坂さんは「ちょうど100歳のときに、こうして呼んでいただいて感謝しています」と笑顔で語った。浴衣姿で登場した3人は、オープニングのセレモニーの後、橋のちょうど真ん中、つまり五街道の起点となる部分に水を注いで清めた。そして、映画のカギとなる麒麟像の下の道を子供たちと一緒にデッキブラシで磨いた。松坂さんは「これだけの人が集まっているのを見て、本当に多くの人に(日本橋が)愛されているのを感じた」と語り、菅田さんも「こうやって掃除するのは気持ちいいですね」とニッコリ。初めて日本橋を訪れたという竹富さんは「地域でこういう行事を行うというのは素敵ですね」と笑顔を見せた。映画については菅田さんも竹富さんも「ドラマを見ていたので(出演できて)嬉しい」と喜びを明かし、「詳しいことは言えませんが、僕の役は特殊な役です」(菅田さん)と期待を煽る。松坂さんは、阿部さんとの共演について「すごく優しい方で、勉強させてもらったこともたくさんあったし、(自分が)まだまだということが再確認できた」とふり返った。その阿部さんに第一子となる女児が誕生したことがこの日、発表されたが、報道陣からそれを聞いた3人の顔からは祝福の笑みがこぼれた。どんなパパになると思うかと尋ねられた松坂さんは「元気なパパというより、ダンディなお父さんというイメージかな。ドラマの『結婚できない男』とかに出演されてましたが、お会いしたら全然(役のイメージと)違いました。こんな素敵なパパがいたら嬉しいと思います」と語った。『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(仮題)は2012年1月、全国にて公開。■関連作品:麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 (仮題) 2012年1月、全国東宝系にて公開© 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会■関連記事:『麒麟の翼』で中井貴一と松坂桃李が親子役!菅田将暉、竹富聖花ら注目の若手も出演新垣結衣、東野圭吾『麒麟の翼』で阿部寛と「ドラゴン桜」以来6年ぶり共演!原作・東野圭吾×主演・阿部寛「新参者」が映画に! 加賀シリーズ最高傑作に挑む
2011年08月01日三谷幸喜がメガホンを握る『ステキな金縛り』の主演を務める深津絵里と西田敏行がスペシャルユニットを結成し、三谷監督が作詞した本作の主題歌を歌うことが決定!さらに、本作に出演する中井貴一、KAN、阿部寛、小林隆が“法廷ボーイズ”としてコーラスを担当することも明らかになった。今年、三谷さんは50歳の誕生日を迎えるが、“三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画 三谷幸喜大感謝祭”と銘打って、芝居や映画、TVドラマに小説など7本の新作を発表する予定。本作はそのうちの1本で、崖っぷちの女弁護士が落ち武者の幽霊の力を借りて、殺人事件の真相を究明していくというコメディ。主題歌のタイトルは、映画のサブタイトルでもある「ONCE IN A BLUE MOON」。劇中、息の合った演技を見せる2人が、エンドロールでもその美しい歌声を響かせる。三谷監督の前作『ザ・マジックアワー』でも共演している2人だが、特に深津さんは劇中で「I’m Forever Blowing Bubbles」を披露しており、2作続けて歌と演技で魅せることに。しかも今回は、歌手として紅白歌合戦出場経験を持つ西田さんとのデュエット。果たしてどんな楽曲となっているのか?今回、発表された歌詞の中には「あの夜、出会った 不思議な髪の人」とあるが、これはまさに落ち武者状態の不思議な髪形の西田さんのこと?エンドロールでも劇場に笑いがあふれることになりそうだ。また法廷のシーンでは、深津さん演じるエミの前に立ちはだかる敏腕エリート検事役で中井貴一、殺人事件の容疑者役でミュージシャンのKAN、エミの弁護士事務所のボスとして阿部寛、そして裁判官には小林隆と4人のキーマンが出演しているが、彼らが“法廷ボーイズ”を結成し、コーラスを担当!夢の競演が実現する。三谷監督は今回の主題歌の経緯を以下のように説明する。「そもそも、子供の頃からディズニー映画でよく使われている、劇中で時間の経過を音楽(挿入歌)で綴るという演出が大好きで、自身の作品でも一度取り入れたいと考えていたところから、今作の企画の段階で、挿入歌としてこの楽曲を作ることにしました。そして、とても素晴らしい楽曲ができたので主題歌にも採用することになりました。歌い手に関しては、曲を作る際に、エミの気持ちを歌った曲、エミと六兵衛の関係性を歌った曲にしようと考えたので、『ザ・マジックアワー』でも歌を披露してもらい、更に舞台デビューがミュージカル(『アンの青春』(’92))だった深津さん、ミュージカルスターでもあり歌手としても大活躍中の西田さんにデュエットでお願いすることにしました。法廷ボーイズに関しては、ちょうど楽曲が上がったときに中井さんも居合せ、一緒に聞いたらとても喜んでくれたので、協力をお願いしました。更に、KANさんはプロのミュージシャンですし、小林さんもミュージカルで活躍している、阿部さんもとても声が良いということで、法廷に関わる4人に“法廷ボーイズ”としてコーラスで参加してもらうことにしました。声の良い人が法廷に集まっていました。作詞に関しては、エミと六兵衛の関係性を謳いながらも、カラオケなんかでも歌いやすいように、限定し過ぎず、ラブソングにもなるような色々な意味を含ませることを意識しました。いまは、サントラとしての発売ですが、できればシングルカットをして、紅白を目指したいです。ただその場合、紅と白、どちらで出るか…。深津さんは紅と言ってましたが…」と早くも紅白歌合戦を意識?なお、三谷さんが歌詞を手がけるのは平井堅の「一人じゃない」(作詞:三谷幸喜作曲/歌:平井堅)以来となる。今後、8月中に深津さんと西田さんがレコーディングを行い、法廷ボーイズの収録は9月に行われる予定。楽曲は10月5日(水)発売。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年07月14日映画『天国からのエール』の完成披露試写会が7月6日(水)、都内で開催され、主演の阿部寛をはじめミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平と熊澤誓人監督が舞台挨拶に登壇。特別ゲストとして、映画のモデルとなった沖縄の音楽スタジオ「あじさい音楽村」出身であり、主題歌を歌う「ステレオポニー」も登場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。沖縄で若者たちのために、自身が経営する弁当屋の隣に音楽スタジオを設立した男性の実話を映画化。映画のモデルとなった仲宗根陽氏はがんを患い亡くなったが、彼が遺した「あじさい音楽村」にはいまも多くの若者が集い、プロを目指して活動している。阿部さんは、撮影前にTVで放送された仲宗根さんのドキュメンタリー番組を見たそうだが、「(仲宗根さんは)とにかく全力で生きた人。彼の人生をどうやって2時間の台本の中に収めるか、責任感やプレッシャーを感じていました。でも撮影で実際に沖縄に行ってみて、いろんな人が支えて下さりました。毎日、(仲宗根さんが生前から経営していた)あじさい弁当を食べて、(仲宗根さんの)お母さんには『陽が帰ってきた』と愛情をいただいて、そこに浸って彼らの人生を探っていきました」と感慨深げ。その妻を演じたミムラさんは「まだいらっしゃる方を演じるということで、まずとことんお話を聞いて(役に)近づいていき、それから阿部さんのお力をお借りしようと思った」と述懐。「(阿部さんとは)初共演ですが、スクリーン越しにすごい存在感、密度を感じていたので、それに負けないようにしました。ひとつ、自分で決めていたのは、優しさや包容力は後回しにして、とにかく真っ向からケンカができる関係でいようということでした」と阿部さんとの夫婦役をふり返った。阿部さんは「年齢も離れてるし、デカくて変な存在感があって…」と恐縮しつつ、共に映画を作った“妻”に感謝の気持ちを伝えていた。桜庭さんはあじさい村からプロを目指すバンドの女性ボーカル役。「ギターに触れたこともなかったので、メンバーと一緒に手のマメがカチカチになるのを楽しみに頑張りました」と笑顔を見せた。バンドのメンバーを演じた矢野さん、森崎さん、野村さんは「1か月間、男3人でずっと同じ部屋で過ごしていた」(野村さん)とのこと。「合宿のようだった」(矢野さん)という日々の中で絆を深めた様子。桜庭さんも「クランクアップはちょっと寂しかった」と沖縄での日々を思い起こしていた。そして、あじさい村からプロデビューを果たし、本作の主題歌「ありがとう」を歌うステレオポニーが登場。「久しぶりにニイニイ(仲宗根さん)に会えた気がして涙が止まらなかった」(AIMI)、「あのときに感じた気持ちや感情を思い出して自然に涙が出てきた」(SHIHO)と映画の感動を口にした。そしてこの日、初めて対面した阿部さんについて「ニイニイにしか見えなくて、怒られるんじゃないかと思った(笑)。阿部さんは優しくてそれもニイニイに似てて、嬉しい気持ちになりました」と感激を伝えた。3人からはあじさい村の若者たちがメッセージを書き込んだボードが阿部さんに手渡された。阿部さんは若者たちにエールを送ると共に、改めて共演陣やスタッフ、そして沖縄で撮影に協力した人々への感謝の思いを少し声を詰まらせながら語り、会場は温かい拍手に包まれた。『天国からのエール』は10月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:阿部寛、髪型&衣裳も“本物”を徹底『天国からのエール』ポスター完成【沖縄国際映画祭】映画祭最終日に阿部寛が登場、チャリティ活動に参加ステレオポニー、映画主題歌で沖縄「あじさい音楽村」の恩師に恩返し!桜庭ななみのバンド仲間が明らかに!『天国からのエール』に矢野聖人ら期待の新鋭阿部寛の最新作『天国からのエール』が沖縄で撮影開始!ミムラ、桜庭ななみら出演
2011年07月06日ルパンならではの楽しい雰囲気が必須!それともイケメン?アニメ界で有名な大泥棒ルパンは、お調子者だけど、やるときはやる男。いそうでいない、実は仕事のできるかっこいい男性ですよね。そんなルパンを実写化するとしたら誰に演じてほしいですか?20代女性455名に、ルパン三世を演じてほしい芸能人を聞いてみました。>>男性編も見るQ.ルパン三世を演じてほしい芸能人は?(複数回答)1位大泉洋19.1%2位小栗旬11.9%3位木梨憲武11.4%4位岡村隆史11.2%5位オダギリジョー9.9%※敬称略■大泉洋に演じてほしい・「どこか抜けているけど、決めるところは決める役柄が似合いそう」(26歳/ソフトウェア/技術職)・「おちゃらけているけど、いざというときはかっこいいところがハマりそう」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「独特の面白い雰囲気としゃべり方が合うはず!」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「女の人に言い寄っている姿が一番想像がついたので選びました」(24歳/学校・教育関連)■小栗旬に演じてほしい・「すらっとしていて似合いそう。かっこよく悪を倒すだけでなく、笑える部分も楽しく演じられそう」(28歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)・「すらっとしていて、少しミステリアスな感じがぴったり」(25歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)・「若き日のルパン三世を希望」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「ちょっとかっこいいけど、ボケの才能もある人。"不二子ちゃん”と釣り合わないとダメだと思います!」(26歳/事務系専門職)■木梨憲武に演じてほしい・「絶対ハマると思う。シルエットも表情もキャラクターも文句なし」(25歳/情報・IT/技術職)・「『不二子ちゃーん』って言うセリフが一番似合いそう」(25歳/建設・土木/技術職)・「ピンチでも笑顔で余裕な足の長いおじさまがぴったりだと思う。陰のある若い美男子には似合わない!」(29歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)■岡村隆史に演じてほしい・「見た感じ違和感がなさそう。大変な場面も軽やかに乗り越える演技をしてくれそう」(27歳/商社・卸/事務系専門職)・「ビジュアルと雰囲気が一番ルパンっぽいです」(23歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「面白いイメージに合っているから」(24歳/電機/営業職)■オダギリジョーに演じてほしい・「すらっとしたスタイルでルパンのスーツをビシッと着こなしてくれそうなので」(29歳/情報・IT/クリエイティブ職)・「かっこいいのに面白い役ができるし、なによりスタイルが近い!」(28歳/事務系専門職)・「飄々(ひょうひょう)とした雰囲気が出せそう」(26歳/生保・損保/専門職)■番外編:この人に演じてほしい!!・トータス松本:「もみあげがそっくり。キャラが濃いところも似ている」(28歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・阿部寛:「軽そうで、つかめないキャラは、阿部寛さんにしかできないと思うので」(24歳/ソフトウェア/技術職)・福山雅治:「『不二子ちゃーん』のセリフをセクシーに表現できそうだから」(28歳/情報・IT/技術職)・松田翔太:「困っている女性に優しそう」(26歳/情報・IT/技術職)・唐沢寿明:「ハンサムでありつつ、とても面白い人が合うと思うので。ただかっこいいだけでは無理だと思う」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)総評自称「北海道が生んだ大スター」こと大泉洋さんが1位に。バラエティで見せる、「おちゃらけた雰囲気が似ている」という意見が多く寄せられました。なかには、「イケメンじゃないくらいがいい」なんて大泉さんが聞いたら怒りそうな意見も。2位に選ばれたのは、シリアスからコメディまで幅広い役柄をこなす小栗旬さん。「すらっとしたスタイルがぴったり」という声もありました。同じく、細身のスタイルから選ばれたオダギリジョーさんは5位。184cmの小栗さん、176cmのオダギリさんなら、179cm・63kgのルパンが着る真っ赤なジャケットをビシッと着こなしてくれそうですよね。でも、かっこよすぎて不二子ちゃんとすぐくっついてしまったら残念……。バラエティで見せる自由奔放さが人気の木梨憲武さんは「ルックスや雰囲気が似ている」という理由から3位にランクイン。ルパンと顔が似ている木梨さんなら違和感なく演じてくれそうですよね。同じく岡村隆史さんも「顔が似ている」と支持され4位に。岡村さんの運動神経なら、アクションもうまくこなしてくれそうです。全体的に長身で細身のスタイルの人が選ばれる傾向にあり、ルパンスーツを着こなせるスタイルが重要なようです。スタイリッシュな外見や、ピンチでも慌てない余裕、決めるときは決めるルパンは、女子にとってあこがれの男性かもしれません。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年3月24日~4月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性455名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【女性編】『ルパン三世』の不二子を演じてほしい有名人ランキング【女性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年07月02日1位は北海道が生んだ大スター!?ルパン三世といえば……「不二子ちゃ~ん!!」というセリフをまねして遊んでいた人も多いはず。声まね、物まねする芸能人もたくさんいますが、本当にルパンが一番似合う男性タレントは誰なんでしょう?そんな疑問を解決すべく、20代男性202名にルパン三世を演じてほしい芸能人を聞いてみました。>>女性編も見るQ.ルパン三世を演じてほしい芸能人は?(複数回答)1位大泉洋14.4%2位木梨憲武13.9%3位岡村隆史12.4%4位小栗旬10.4%5位唐沢寿明7.4%※敬称略■大泉洋に演じてほしい・「基本はコミカルだが、いざというときのシリアスな表情がいい」(26歳/医薬品・化粧品/営業職)・「少し間抜けそうだが、芯が通っていそう」(27歳/医療・福祉/専門職)・「ゆるいキャラとかっこいいキャラを演じ分けてくれそう」(24歳/情報・IT/技術職)・「ひょうきんなところがぴったり」(26歳/マスコミ・広告/販売職・サービス系)■木梨憲武に演じてほしい・「雰囲気とスタイルがハマる気がする」(29歳/小売店/販売職・サービス系)・「面白く演じてくれそうだし、CMのイメージが強いから」(24歳/情報・IT/事務系専門職)・「とぼけたところが似合っている」(29歳/自動車関連/営業職)■岡村隆史に演じてほしい・「もみあげが似合い、面白さと真剣さを兼ね備えた演技ができそうだから」(26歳/ソフトウェア/技術職)・「あの身軽さでアクションをしてほしいから」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「ユーモアは必須です」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■小栗旬に演じてほしい・「すらっとしていて飄々(ひょうひょう)としているところが合う」(27歳/生保・損保/事務系専門職)・「男から見てもかっこいいから」(26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「雰囲気が似ている気がするので」(25歳/電機/事務系専門職)■唐沢寿明に演じてほしい・「ちゃめっ気があり、キリっとした顔もできる人なので」(29歳/商社・卸/販売職・サービス系)・「明るいキャラクターがぴったりだから」(24歳/電機/技術職)・「二枚目で大人の色気が出せる人は彼しかいないと思うから」(26歳/商社・卸/事務系専門職)■番外編:この人に演じてほしい・オダギリジョー:「かっこよさと情けない感じ、両方を持っているところが似合うと思います」(28歳/学校・教育関連/営業職)・阿部寛:「顔の形がルパンに似ているし、背が高いのでうまく演じてくれそう」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・福山雅治:「まじめな部分、かっこいい部分などをすべて兼ね備えているから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・瑛太:「予測できないテンションになりそうで期待できる」(29歳/医療・福祉/専門職)総評1位は『水曜どうでしょう』でおちゃらけた姿を見せている、自称「北海道が生んだ大スター」大泉洋さん。バラエティでの面白さと、ドラマで見せる真剣な表情、その両方を兼ね備えた大泉さんなら、「普段はふざけていても、決めるときには決めるルパン三世にぴったり」という意見が多数でした。また、178cm の身長は179cm・63kgのルパンを演じるのにぴったりですね。「とぼけたところが合う」と人柄を理由に選ばれた木梨憲武さんは2位。ピンチのときも余裕しゃくしゃくのルパンを、木梨さんなら軽々と演じてくれそうです。3位はルパンと顔が似ている岡村隆史さん。軽妙な雰囲気も似ていますよね。4位は、ルパンのようにすらっとしたスタイルの小栗旬さん。「ルパンの飄々(ひょうひょう)としたところをうまく演じてくれそう」と、高い演技力も支持された理由の一つのようです。5位の唐沢寿明さんも小栗さん同様、演技力の高さから選ばれました。「大人の色気を上手に演じられそう」との声もありました。1位から3位はバラエティ部門のタレント、4位と5位にはイケメン俳優がランクイン。アニメの中のルパンのように、軽快で面白い部分と、真剣な部分の二面性がある著名人が選ばれる傾向にありました。ルパンを演じるためには、普段は飄々(ひょうひょう)としているけれど、ビシッと仕事もこなすところが必須のようです。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年3月24日~4月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性202名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【男性編】『ルパン三世』の不二子を演じてほしい有名人ランキング【男性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年07月02日東野圭吾の人気サスペンスシリーズを昨年のTVドラマに続いて映画化した『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(仮題)に新垣結衣が被疑者の恋人役として出演!本格ミステリーに初挑戦することが明らかになった。直木賞作家・東野圭吾の数ある作品群の中で、ひと際高い人気を誇るのが、刑事・加賀恭一郎を主人公にしたサスペンスシリーズ。9作品累計で820万部を超える販売部数を誇るが、その8作目にあたる「新参者」が昨年、阿部寛を主演に迎えて連続ドラマ化され、反響を呼んだ。その後、別作品の「赤い指」もスペシャルドラマとして放送。今回、シリーズ最新作の「麒麟の翼」(全て講談社刊)が映画化されることに。ここで言う“麒麟”は、日本橋の上にある翼のある麒麟像のこと。胸を刺された男性の遺体がこの像の前で発見されるが、彼は別の場所で胸を刺され、その状態のまま8分間も歩き続けた末にこの像の前にたどり着いたのだった。なぜ助けを呼ぶでもなくそんな不可解な行動をとったのか?一方、容疑者の男は現場から逃亡する際に車にひかれ、意識不明の重体に。彼もまた、事件の直前に謎めいた行動を。加賀恭一郎が捜査にあたるが、その過程で被疑者、そして容疑者たちの家族や恋人の知られざる一面が明らかになっていく――。新垣さんが演じるのは、意識不明となった容疑者の恋人で、彼の無罪を訴える中原香織役。貧困から脱け出そうと大きな夢を持って恋人と上京し、格差社会の中で苦しむ若者であり、事件の真相に深く関わる人物。現代社会で希薄になりつつある“人間の絆”とは何なのかを改めて問い直す本作の重要なテーマを担う役どころとなる。新垣さんにとって、阿部さんとの共演は連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS)以来、実に6年ぶり。『恋空』に『ハナミズキ』と主演映画が立て続けにヒットを記録し、7月から放送開始となる「全開ガール」(フジテレビ)では月9ドラマのヒロイン役で連ドラ初主演を飾るなど成長著しい彼女が、初めての本格ミステリーでどんな表情を見せてくれるのか?本作のメガホンを握る土井裕泰監督は『ハナミズキ』の監督でもある。監督は「今回は“容疑者の恋人”という複雑な心情の役を演じてもらいましたが、嘘と真実が入り混じる心のかすかな動きさえも自然体に表現してくれたことで、役に深い人間味が与えられたと思います。演出家としては『ハナミズキ』のときより、俳優として、ひとりの女性としてまた一歩成長されたなぁと感じました」と彼女の成長を嬉しそうに語る。新垣さんは、TVの「新参者」も見ていたようで「毎回涙が止まりませんでした。涙が枯れてしまうくらいに…。素直になれないとか、少し歪んでしまうとか人の気持ちは難しいと思いましたが、それでも人が人を想う気持ちの感じられるとても素敵な作品だと思いました。ミステリーは難しいイメージがありましたが、阿部寛さん演じる加賀さんがひとつひとつ謎を丁寧に解いていく、暴いていく感じは見ていて気持ちが良かったです」と絶賛。その劇場版に出演することが決まり「今回、私にとって本格ミステリーは初めてですが、先を予測しても覆される部分はやはり面白いと思いました。加賀さんや松宮(溝端淳平)さんと向かい合っているシーンでは、自分がそんな『新参者』の世界にいるのが不思議な感覚で興奮しました。私の演じる香織は、好きな人がいて、その人のことをずっと信じている。けれど辛い出来事があって気持ち的には沈んでしまう役どころなので演じていて辛い部分はありました。刑事さんたちに問われるシーンでは、役ではない自分の感情が入ってきてしまい、それは初めての感覚でした」とふり返る。さらに「阿部寛さんとの約6年ぶりの共演もすごく嬉しかったです。以前が先生と生徒としての役でしたので、いまでもあの頃のように普段は先生を見ている気持ちでお話させて頂いてます。また、監督やスタッフさんが以前映画でご一緒させて頂いた方々ですので、それもまた嬉しかったですし、とてもリラックスした気持ちでいられる現場で楽しいです」と撮影を楽しんでいるよう。阿部さんも「『ドラゴン桜』のときは、まだあどけなさの残る少女だったけど、いまや、いろんな役をこなせる女優に変身したことを、嬉しく思います」とその成長を認める。なお、阿部さんのほか、TVドラマに続いて溝端淳平、黒木メイサ、田中麗奈に山崎努らの出演が決まっているが、劇場版のキャストは、今回の新垣さん以外はいまだ明かされず。意識不明の容疑者は本当に犯人なのか?それともほかに真犯人が?もちろん、新垣さんが犯人という可能性も…!?現在も日本橋、人形町でのロケを中心に撮影は続いており、まもなく7月上旬にクランクアップの予定。『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(仮題)は2012年1月、全国東宝系にて公開。■関連作品:麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 (仮題) 2012年1月、全国東宝系にて公開© 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会■関連記事:原作・東野圭吾×主演・阿部寛「新参者」が映画に! 加賀シリーズ最高傑作に挑む
2011年06月30日東野圭吾の作品群の中でも高い人気を誇る「加賀恭一郎」シリーズの最新刊「麒麟の翼」(講談社刊)が、阿部寛主演でTVドラマ化された「新参者」、「赤い指」(共にTBS)に続いて、映画『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(仮題)として公開されることが決定。阿部さんに加え、溝端淳平、黒木メイサらドラマ版でおなじみのキャストが続投し、5月12日(木)より東京・日本橋、人形町でのロケを中心に撮影に入ったことが明らかになった。「卒業」に始まり、「どちらかが彼女を殺した」、「悪意」(3作とも講談社刊)など刊行の度に話題を呼び、東野作品の中でもひと際高い人気を誇る「加賀恭一郎」シリーズ。鋭い洞察力、人間観察力を持つ加賀刑事(※現在は日本橋署配属)が、事件の真相と共にその裏にある人々の感情のもつれや愛情…いわば人の心の謎までをも解き明かしていく、というものでこれまでの9作品累計で820万部を超える販売部数を記録している。8作目にあたる「新参者」は昨年、連続ドラマ化されて初回視聴率で同クール1位の21%を記録し、“泣けるヒューマンドラマ”として話題に。続いてスペシャルドラマとして「赤い指」も映像化され、こちらも高視聴率を記録。阿部さんにとっては『チーム・バチスタ』シリーズの破天荒な厚生官僚・白鳥圭介役と並んで、この加賀役はハマり役となった。今回の映画版の原作となる「麒麟の翼」は、今年3月に発売されたばかりだが、東野さん自身がシリーズにおける“最高傑作”と認めており、2か月で早くも30万部を突破している。始まりは日本橋で起きた殺人事件。被害者の男性は胸を刺された状態で8分間も歩き続け、翼のある麒麟像の下で果てる。一方、容疑者の男は逃亡中に車にひかれ、意識不明の重体となる。だが、彼は事件の直前にある不可解な行動をとっていた。それを聞いた男の恋人は、彼の無実を訴えるのだが…。加賀が捜査にあたるが、そこから徐々にそれぞれの家族や恋人の知られざる面が明らかになっていく。被害者は愛する人に何を遺そうとしたのか?その願いは届くのか――?阿部さんは「あの『新参者』が映画化。タイトルは『麒麟の翼』。本作は、加賀シリーズの「赤い指」の続編として書かれました。映画は2時間というサイズ。スピード感ある加賀の洞察捜査を楽しみにしてほしいと思います」と意気込みを語る。『涙そうそう』、『ハナミズキ』などの感動作を世に送り出してきた土井裕泰がメガホンを握るが、監督は「ミステリーとしても超一級の作品の映像化。刑事・加賀恭一郎が、事件によって心に傷を負った人々をどのように救い、希望に導いてゆくのか。希薄になりつつある“家族の絆”とは何なのかを改めて問い直すような、家族そして親子の『再生』の物語として描いていきたいと思っています」と“泣けるヒューマンミステリー”への挑戦を語る。そして、原作者の東野さんは「『新参者』、『赤い指』に続いて映像化の申し出をいただいたことを光栄に思います。特に今回は映画ということで、阿部寛さんの加賀恭一郎を大きなスクリーンで観られると思うと、作者としても非常に楽しみです。震災の影響等で、まだまだ娯楽どころではないという方々がたくさんいらっしゃると思いますが、いつの日かそんな人々がこの映画を観たとき、心から楽しんでいただけるような作品になることを心から祈っております」と期待を寄せる。阿部さんに加えて、加賀の大学の後輩で雑誌記者・青山亜美役の黒木メイサ、加賀のいとこで警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平役の溝端淳平、さらに看護師・金森役の田中麗奈、病死した加賀の父・隆正役の山崎務らはドラマ版に続いて続投!本作からの参加となる新キャストは今後、発表される。犯人、被害者、その恋人を誰が演じるのか、楽しみなところ。原作の帯には「加賀さん、あなた、何もわかってない」というセリフがプリントされているが、その言葉が意味するところは――?加賀恭一郎のスクリーンでの活躍に期待したい。『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(仮題)は2012年1月、全国東宝系にて公開。■関連作品:麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 (仮題) 2012年1月、全国東宝系にて公開© 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会
2011年05月26日沖縄の小さな弁当屋の隣に、無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」を建てたひとりの男と若者たちの実話を、阿部寛主演で映画化した『天国からのエール』。本作のポスタービジュアルが完成し、このほど初披露となった。本作は、沖縄県本部町(もとぶちょう)で弁当屋を営みながら、夢を追う高校生たちを応援するため、全てが無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」を作った、仲宗根陽(なかそねひかる)氏の実話を基にした物語。病に倒れ余命わずかの中で、若者たちに生きることや夢を追いかけることの大切さを教える仲宗根さんと、若者たちの心の交流を描く。昨年、実際に「あじさい音楽村」が建つ本部町でオールロケを敢行した本作。本部町を訪れた際に、仲宗根さんが若者たちに残していった“他人を思いやる心”や“礼儀を大切にする心”に感銘を受けた阿部さんはその思いを伝えるべく、沖縄弁や料理の練習はもとより、外見も仲宗根さんにより近づくため、本人が通っていた理容室で髪型も変え、衣裳も実際に仲宗根さんが着ていたものを身につけるなどして徹底的に役作りに挑んだ。こちらのポスターでは、沖縄の青い空と海をバックに、仲宗根さんを演じきった阿部さんの姿がお目見えに。その表情からは、仲宗根さんから受け継いだ並々ならぬ想いと優しさがにじみ出ている。いま、この作品が人々に伝えたいこととは――。『天国からのエール』は10月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】映画祭最終日に阿部寛が登場、チャリティ活動に参加ステレオポニー、映画主題歌で沖縄「あじさい音楽村」の恩師に恩返し!桜庭ななみのバンド仲間が明らかに!『天国からのエール』に矢野聖人ら期待の新鋭阿部寛の最新作『天国からのエール』が沖縄で撮影開始!ミムラ、桜庭ななみら出演
2011年05月05日人気漫画の実写版として高い注目を集める映画『テルマエ・ロマエ』の主演を阿部寛が務め、ヒロイン役を上戸彩が演じることが明らかになった。次々と人気漫画の実写化が発表される中で「まさかの実写化!」と驚愕を受けた人も多いであろう本作。原作は、「マンガ大賞2010」、「第14回手塚治虫文化賞短編賞」のW受賞を果たし、累計発行部数はすでに250万部を突破している。古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、ローマの公衆浴場から現代の日本の銭湯にタイムスリップ!日本の風呂文化に衝撃を受け、タイムスリップを繰り返しながらそのアイディアをローマの浴場に活かしていく、という奇想天外な物語が展開する。当然のことながら、主人公のルシウスはローマ人なのだが、「この人しかいない!」と阿部さんにオファーが。だが、原作のイラストと阿部さんの顔を見比べてみると…そっくり!?また、ルシウスが日本で出会う、“平たい顔族(=日本人)”の女性で漫画家を目指すキュートな真実を上戸さんが演じる。監督を務めるのは、TVドラマ版、そして劇場版の『のだめカンタービレ』シリーズを手掛けた竹内英樹。古代ローマを描くにあたって、イタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある、古代ローマの巨大オープンセットでの撮影も敢行された。阿部さんは「日本の風呂文化と古代ローマのテルマエ文化を対比させた原作の視点が面白い。時代、国境を越えて裸の人と人との付き合いがほのぼのとしていて、なごまされるコミカルな原作だが、映像では古代ローマ人・ルシウスの役を大真面目にやりたい」と気合十分。上戸さんも「古代ローマと現代日本を行き来するという設定、阿部さんの演じるルシウスが面白すぎなので、私も負けないように、平たい顔族代表として真実を思いっきり演じたいと思います」と意気込みを語る。原作者で、イタリア人の夫を持ち、綿密な考証を重ねて本作の世界を作り上げてきたヤマザキマリは、今回の映画化について「正直、原作を超えてしまいそうな大作になりそうでびっくりです。阿部さんは実に見事に古代ローマ人・ルシウスを演じておられ、ロケ地のイタリア人のスタッフも思わず『本物のローマ人みたいだ』と呟いていました。本当に凄いです!!」と阿部ちゃん版ルシウスにしっかりと太鼓判!トーガに身を包み、日本の風呂文化に感嘆する“ルシウス”阿部さん…。いったいどのような作品ができあがるのか?3月半ばよりローマでクランクインした『テルマエ・ロマエ』だが、5月上旬にクランクアップの予定。公開は2012年、全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年全国東宝系にて公開のだめカンタービレ 最終楽章 後編 2010年4月17日よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開© 2010フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社 のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社■関連記事:『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化人気キャラ、マングースも当たる!『のだめカンタービレ』ストラップを5名様プレゼントのだめオーケストラ最終公演!“のだめ”上野樹里、家族の絆の“ベト7”に涙【どちらを観る?】クラシックが聴きたい 『のだめカンタービレ』&『オーケストラ!』上野樹里『のだめ』完結編に「これで終わり。しっかり焼き付けて」
2011年04月18日東日本大震災の被災地へのチャリティーを目的に開催されている第3回沖縄国際映画祭が無事閉幕。3月26日(土)、「Peace部門」で上映され、多くの観客から支持を得た映画『TSY』で主演した綾部祐二(ピース)と、同作にカメオ出演している相方の又吉直樹が単独インタビューに応じ、映画に込めた思いや、さまざまな質問に答えてくれた。コンビ結成から7年「ずっとこの世界で頑張っていたい」「ピース」は、綾部祐二と又吉直樹からなるお笑いコンビ。2010年にキングオブコントで準優勝してから、その人気に拍車がかかり、コンビとしてだけではなく、それぞれピンで出演するレギュラーのライヴなども多く行っている。本作の中川通成監督はTVのバラエティー番組出身。吉本から監督への依頼があり、「一生に一度、あるかないかのチャンス!」とばかりに、映画監督を引き受けたという。内容は監督が大好きだというアメリカ映画の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とヤンキー映画を、足して2で割ったという単純明快な映画で、分かりやすく、誰でも楽しめる。イキがって親にも世間にも反抗している綾部さん扮する高校生が、ひょんなことからタイムスリップし、自分の人生を変えるために大奮闘するという青春ムービー。劇中、33歳の綾部さんは主人公である17歳のヤンキー高校生を演じたが、2人はいったいどんな高校生だったのだろうか?「僕はずっと野球一筋でしたね」と綾部さん。又吉さんは意外にも「サッカー少年でした」とスポーツマンだったことを告白。そんな2人だが、お笑い芸人になりたいと思う気持ちを持ち、養成所で同期で出会い、仲良くなってコンビを組むことに――。コンビ結成から7年が経ち、この先、10周年、20周年…に向けて快速中の2人。今後の抱負を聞いてみると、「いままで一生懸命やってきたつもり。いつか冠番組も持ちたいし、ずっとこの世界で頑張っていたい」と今後も走り続けることを約束した。又吉さんの変わった(?)夢とは…いま最も勢いのある若手芸人といわれ、すっかり人気者になっている2人だが、得たものも多いと思うが、無くしたものはないのだろうか?綾部さんは「僕は芸能人になりたくて、なりたくて、やっとなれたので、無くしたものなんかない。今後もずっと芸能人でい続けたい」ときっぱり。又吉さんの方はというと、すでに人気者になっているのに、「僕は、2週間でいいからみんなからキャー、キャー、言われてみたい。日本に来日したときのビートルズのように」となんとも無謀(?)な夢をあげた。でも、なんとなく“そうなんだ”と納得して聞いてしまうところが又吉さんの又吉さんたるゆえんだろうか。東日本大震災の被災者たちへの思いも聞いてみた。「大変だろうな…と、僕らが想像できる次元のことじゃないですよね」と心を痛める綾部さん。又吉さんも「怖かった。毎日、僕らに何ができるんやろう。何かできることからやろうと徐々に思うようになった…」と真剣な面持ちでふり返った。「僕らは幸いにもお笑い芸人をやらせてもらっていて、いまは笑いとは遠いところにいると思いますが、落ち着いたら、被災地へ行って笑いを提供できたら…」と真摯な表情で語った綾部さん。「一日も早くそんな日が来たら…」と、綾部さんの提案に大きくうなづいた又吉さん。被災者たちにエールを送りたいという2人の思いは同じだった。ダメダメ人生を送っている人も、この映画を観ると、「もしかしたら、自分の運命は変えられるのでは?」と希望が湧いてくる、ちょっぴり前向きになれる映画。今回の一番の見所はラストのアクションシーン。全力で取り組む綾部さんの姿がカッコイイ。共演している有田哲平(くりぃむしちゅー)さんの怪演も気になるが、又吉さんがどんなカメオ出演をしているのか、劇場公開が決定したら是非チェックしたいところだ。(photo/text:Sachiko Fukuzumi)特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:第3回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2011年3月18日よりカウントダウンイベント開始、22日から27日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】中谷美紀主演『阪急電車』が二冠受賞!「小さな幸せを届けたい」【沖縄国際映画祭】映画祭最終日に阿部寛が登場、チャリティ活動に参加【沖縄国際映画祭】ピース綾部、ヤンキー高校生役に挑んだ初主演映画をアピール!【沖縄国際映画祭】AKB48メンバーが、被災地に向けて懸命エール!【沖縄国際映画祭】間寛平が語るアースマラソンのエピソードは笑いがいっぱい!
2011年04月06日一見クールで、それでいてどこか挑みかかってくるような瞳が印象的だ。モデルとしての活躍を経て、「侍戦隊シンケンジャー」(テレビ朝日)で俳優デビューにして初主演。その後もドラマ「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」(フジテレビ)では冷静沈着な研修医、「GOLD」(フジテレビ)では繊細な一面を持つ五輪候補の競泳選手の青年を好演し、人気、そして俳優としての存在感を高めつつある松坂桃李。現在BeeTVにて配信中のドラマ「女神のイタズラ 〜キミになったボク〜」では、何と9歳の少年の魂が乗り移った青年(?)という難しい役柄に挑戦している。「役に向き合うことが楽しい」と語る22歳の素顔に迫る。俳優を目指すきっかけは、親の反対から?留学先のアメリカから、大工の親方の訃報を聞いて帰国した秀之。その秀之の身体に9歳の少年・タクミの精神が乗り移る――。この奇想天外の設定を「一生のうちに一度あるかどうかという役」と楽しんで演じたという松坂さん。だが、少年を演じるというのはそう容易ではない。「まずは自分の子供の頃を思い返して、それから自分の周りにいる子供を観察して…。あと、トム・ハンクス主演の『ビッグ』(※本作同様、大人の身体を手に入れた少年の物語が展開)は役作りの参考に観ましたね。“子供らしさ”という部分で特に意識したのは動きと表情。嬉しいときは飛び跳ねるくらい喜ぶし、無邪気さやかわいらしさを表情の中に取り入れていきました。(実際のタクミ役の)山崎竜太郎くんも参考にしましたよ。自分で話を振ってきといて答えたら話聞いてない!『子供って人の話聞かねぇな』って(笑)」。ちなみに松坂さん自身、子供の頃はどんな子だったかというと「タクミと似たとこはあってイタズラばっかりのやんちゃな子だった」とのこと。「大人になったら人見知りになってしまった…」と苦笑するが、いまでも自分が子供っぽいと感じる部分は?「そうですね…こう見えて割と、負けず嫌いなところかな。あと大人になって、子供の頃は買えなかったフィギュアとかおもちゃが買えるようになった。そこで買うべきか否か悩んでるところですね(笑)」。劇中に登場する男たちは、大工に憧れ、これを男の一生の仕事にすべく挑み続ける。松坂さんの子供の頃の将来の夢は「消防士!」。俳優という選択肢は「全く頭になかった(笑)」という。大学在学中にモデルとしての仕事を開始。その後、「シンケンジャー」で初めて俳優の仕事が舞い込んできたときが転機となった。「そこで親の反対に遭って、話をする中で、自分の中の意志が強くなっていきましたね。『この世界でやっていく!』と自分で口にして、そこで後に引けなくなったときに覚悟が固まった。正直、先のことを考えてたわけではないんですけど(苦笑)」。「ストレス?好きでやってるから感じません」それから2年。そう、わずか2年である。徐々に、しかし確実にこの世界での自分の居場所を築き上げてきた。「2年と言われると短いようで…でもいろんなことをしたな、という感じです。自分自身の成長としては、メンタルが強くなったとは思います。プレッシャーで押しつぶされるようなことはなくなりましたね。映画であれ、ドラマであれ、役と向き合って、役のことを考えながら生活するのが楽しいんですよ。ふとある瞬間に『あ、こいつはここではこういうことはしないな』とか次々と新しい発見がある。そこで生まれたアイディアを現場に持って行って、それが映像になるって面白いですね。ストレス?好きでやってるから感じません」。俳優としての目標を尋ねると堤真一、阿部寛、大沢たかおなど憧れの俳優の名を挙げ「男から見てかっこいい俳優になりたい」。さらに、自分自身への“宿題”としてこんなことも。「いまは、たくさん本を読みたいと思ってます。正直これまで、あまり小説を読むことはなかったんですが、俳優としてそれはすごく大事なことだなと気づいたんで。そのうち、『演じてみたい!』って思える役柄が出てくるかもしれないですね」。「この世界でやっていく!」――二十歳のときの熱い思いを胸に、楽しみつつ、突き進む。まだまだこれからいろんな顔を見せてくれそうだ。(text:Naoki Kurozu)「女神のイタズラ 〜キミになったボク〜」公式サイト
2011年04月05日第3回沖縄国際映画祭で「特別上映作品沖縄プレゼンテーション」に選ばれた映画『天国からのエール』が、映画祭最終日の3月27日(日)に特別上映され、レッドカーペット、舞台挨拶に主人公を演じた阿部寛と熊澤誓人監督が登場した。同作は、「僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL」を原案に、不治の病と闘う仲宗根陽さんをモデルにした、沖縄の小さな弁当屋の主人・大城陽(阿部寛)が、高校生たちにバンドの練習場を提供するために作った音楽スタジオ“あじさい音楽村”を舞台に、陽と高校生たちの交流を描いた実話を映画化。“あじさい音楽村”がある沖縄県本部町で昨年10月から1か月強に及ぶオールロケを敢行して撮影が行われた。最初に阿部さんは、11日に起こった東日本大震災にふれ、震災の翌日から撮影のためにイタリアに行かねばならず、毎日テレビでニュースに釘付けになりながら心を痛めていたことを明かした。帰国し、「実際被災地へ行ってみないとわからないことがたくさんあるはず。これからは、被災された方々のために、出来ることを精いっぱいやりたいと思います」と被災地への思いを力強い口調で伝えた。映画のモデルとなった故・仲宗根さんは、昨年11月に闘病の末に亡くなっており、阿部さんは、「子供たちに全身でぶつかっていった人だと聞きました。自分ではなく、まず人のために何が出来るのか。そして『夢をあきらめるな』と言い続けたそうです。そんな実在した素晴らしい人物に少しでも近づけるように、仲宗根さんのお母さんや奥さんにお会いして、お話を伺い、日々葛藤しながら演じました」とふり返った。不治の病と闘いながらも若者たちに愛情込めて叱咤激励するという難役に挑んだ阿部さんの姿は多くの人の心を打つ。本作で長編監督デビューを果たした熊澤監督は、「沖縄の方々に一番早く観ていただけて、本当に嬉しい。多くの沖縄の方にも参加していただいて、いい雰囲気で撮影することが出来て幸せでした。楽しんで観てください」と頭を下げた。沖縄に住む若者たちを通し、生きることや夢を追いかけることの大切さを描いた、心にしみる作品。『天国からのエール』は10月公開。特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:天国からのエール 2011年10月より全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会第3回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2011年3月18日よりカウントダウンイベント開始、22日から27日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】ピース綾部、ヤンキー高校生役に挑んだ初主演映画をアピール!【沖縄国際映画祭】AKB48メンバーが、被災地に向けて懸命エール!【沖縄国際映画祭】間寛平が語るアースマラソンのエピソードは笑いがいっぱい!【沖縄国際映画祭】木村監督が涙を流し完成させた作品で、日本中に笑いとエールを贈るステレオポニー、映画主題歌で沖縄「あじさい音楽村」の恩師に恩返し!
2011年03月27日沖縄で、夢に向かう若者たちを応援すべく設立された音楽スタジオ「あじさい音楽村」の実話を映画化した『天国からのエール』の主題歌を、実際にこのあじさい音楽村の出身のガールズバンド、「ステレオポニー」が歌うことが決定した。地元の高校生たちがバンドの練習ができる場所がないことを知り、地元で弁当屋を営む仲宗根陽(なかそねひかる)さんが借金をしてまで作り上げた無料のスタジオがあじさい音楽村。映画では、仲宗根さんをモデルにした主人公・大城陽に阿部寛が扮し、病に冒されながらも、彼が若者たちを熱く応援し、夢を追うことの大切さを伝え続ける姿が描かれる。2008年にメジャーデビューを果たし、2009年2月に発売したセカンドシングル「泪のムコウ」がオリコン週間シングルランキングで初登場第2位を記録するなど、ガールズバンドとして脚光を浴びるステレオポニー。メンバーのNOHANA(ベース)は中学生の頃に県外から沖縄の高校を受験し、仲宗根さんが身元引受人となり、彼の元で練習を積んだ。あじさい音楽村のライヴの常連だったヴォーカルのAIMIは仲宗根さんにスカウトされ、彼女のクラスメイトのSHIHO(ドラム)を加え、あじさい音楽村でステレオポニーは結成された。今回、『天国からのエール』の主題歌となる楽曲は、亡くなられた仲宗根さんへの言葉にならない感謝の思いを込めて書き下ろした「ありがとう」。嘘のないありのままの言葉、切なくも力強さにあふれるメロディが映画のエンディングに“真実の感動”を与える。ステレオポニーからは「私たちステレオポニーの人生を変えてくれ、『音楽』という夢を与えてくれたのがニイニイ(=仲宗根さん)です。この映画を観て、ニイニイに対する感謝の気持ちがまた涙となって溢れました。『天国からのエール』という作品が現実と向き合う機会をくれて、私たちが本当にニイニイに伝えたかったことをそのまま曲にしました。ちゃんと言葉にできたのか私たちにもまだ分からないけど、それでもこの曲をニイニイが空の上で聴いてくれて、きっと笑っているんじゃないかなって信じています」と楽曲に込めた気持ちを明かす。また熊澤誓人監督は「大切な人を想う気持ちが溢れている彼女たちのまっすぐな歌声が自然と胸に響き渡り、いとおしさや優しさで涙がこぼれてしまう。エンディング曲という範囲を飛び越えて、もはやひとつのシーンとなっている」と絶賛。夢の大切さを熱く語った仲宗根さんの思いは、彼が亡くなっても残り続ける。それがこの主題歌で改めて証明されるはずだ。『天国からのエール』は現在開催中の沖縄国際映画祭で上映され、10月に全国にて公開される。特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:天国からのエール 2011年10月より全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:桜庭ななみのバンド仲間が明らかに!『天国からのエール』に矢野聖人ら期待の新鋭阿部寛の最新作『天国からのエール』が沖縄で撮影開始!ミムラ、桜庭ななみら出演
2011年03月25日2月14日は、バレンタインデー。そんな中、株式会社イードが「理想のドライブデート」を20代、30代女性523名にアンケート調査。行きたい場所の1位は定番のあの場所だったみたいですが……。いったいどこに誘えば、世の女性を満足させられるのでしょうか?アンケート実施概要■調査期間:2011年1月27日 ~2011年2月1日■調査対象:20~30代までの女性523名■有効回答数:523名■回答者属性:20代女性248名、30代女性275名■調査方法:イードの運営するアンケートサイト「あんぱら」を使ったインターネット調査■全体の7割以上がドライブデートをしたいまず、「ドライブデートをしたいですか」と聞いたところ、全体の75%が「YES」と回答。30代にいたっては、その割合は87%と、20代と比較すると約20%も多い結果に。30代の女性にアタックしたい男性は「車で●●行きませんか」と話題のスポットなどに誘ってみると、成功率が高まりそうです。■マナー、乗り心地が悪いとそれだけでドン引き次に「自動車に乗ったとき、相手にほれなおすポイント」は、こんなランキング結果に。Q.自動車に乗ったとき、ほれなおすポイントはどこですか?(複数回答)1位運転マナーが良い……70%2位走りがスムーズで乗り心地が良い……61%3位乗り心地が良い/安心感がある……60%4位車内がキレイ……51%5位車庫入れが上手……44%ちなみに、6位以降は、「音楽のセンスが良い」(38%)、「良いニオイがする」(32%)、「車のデザインが良い」(27%)と続いてます。ハンドルを握った途端、「ぅるせーー!」、「ちぃくしょーー!」と性格が途端に凶暴になる、無理な車線変更・スピードを出しすぎるなど運転が荒くなる方がたまにいらっしゃいますが、世の女性からは、運転マナーが良くないとドン引きされることは確実です。また、車のデザインが立派なことより、安心感、車内がキレイという方がランクが上。間違っても、車のデザインばかりアピールするなどは避けたいところです。■行きたい場所1位は「夜景の見える場所」「バレンタインにドライブデートで行きたい場所」を聞いたところ、ダントツ1位は「夜景がきれいな場所」(56%)。以前、小社の「COBS ONLINE」で同じようなアンケートを採った際(※1)も女性からは「夜景がきれいな場所」が過半数以上(57.0%)で1位に。そのときの女性の理由は、「ロマンティック」、「車でしか行けないようなところがいい」、「夜景を見ながら食事がしたい」、「暗いところは車があれば少し安心」などの回答が多数寄せられていました。またそのほかとして、「心霊スポット・秘境に行きたい」は全体の1%しかおらず、「ドライブデートはしたくない」人も10%と、少数派ではありますが、確実にいるようなので、誘う前に「ドライブってどう思う?」などさり気なく聞いてみるのをオススメします。ちなみに、2位以降は「遊園地、水族館などのテーマパーク」(34%)、「海」(33%)、「温泉地」(28%)、「ショッピングモールなど買い物ができる場所」(26%)、「美術館・博物館などのアートスポット」(19%)でした。■一緒にドライブしたい有名人は、ゲゲゲなあの人「一緒にドライブデートしたい著名人」を聞くと、1位「向井理」さんと2位「福山雅治」さんに人気が集中。昨年話題だったドラマ『ゲゲゲの女房』や『龍馬伝』にそれぞれ出演しており、人気熱はいまだに冷めないようです。それ以外にも、「玉木宏」さん、「阿部寛」さん、「松山ケンイチ」さん、「松本潤」さんと活躍中の面々がランクイン。アジア杯で大活躍したサッカー日本代表の「長谷部誠」さん、「長友佑都」さんもランキングに入っていました。最後に「ドライブデート中にささやかれたい言葉」を聞くと、「愛してる」や「楽しいね」といった一般的な言葉よりも、「寝てていいよ」という気遣いワードが多く挙がっていました。ドライバーにとって、助手席で寝られるのはたまりませんが、座っている方は、リアルな気遣いも求めているようです。とはいうものの、ガタガタ車内が揺れたり、急ブレーキ・ハンドリングをされたりすると、眠たくても怖くて寝られないし、リラックスもできません。車に乗る前は、タイヤの空気圧、エンジンルームのチェックといった最低限のトラブル対策を事前にしておくのはもちろんですが、マイカーを持っている方なら、たとえば、ブリヂストンの「REGNO」といった静粛性が設計されているタイヤに履き替えるなど検討できれば、ますます快適で安全なドライブデートができそうです。(COBS ONLINE編集部)【関連リンク】ブリヂストンのタイヤ「REGNO」で快適ドライブ【コラム】ドライブデートを成功させる10個のヒケツ【ランキング男性編】ドライブデートで行きたい場所ランキング※1COBS ONLINEアンケート調査時期:2010年10月21日~11月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性509名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2011年02月14日