ウィメンズファッションブランド、プティローブノアー(petite robe noire)のデザイナー・阿部好世が15-16AWから新たに、ヨシヨ(YOSHIYO)を立ち上げた。彼女がインスパイアされたというベルリンを拠点に活動する現代美術家・手塚愛子と共に、「ダイアローグ(dialog)」をテーマにしたポップアップストアを8月26日から伊勢丹新宿店本館3階=ステージ#3で開催する。現在開催中の国立新美術館での展示のため、一時帰国した手塚さんと、阿部さんのオフィスで「クリエーションへの思い」「アートとファッションの関係」について話を聞いた。昨年10月、知人を介してニューヨークで出会ったという阿部さんと手塚さん。その後、2人は共通の思いや悩みなどをオンラインで会話する中で意気投合したのだという。女性が仕事とプライベートや家庭とのバランスを考える30代。2人もチームを率いる女性として、いいものを作りながら、どうすればどれも充実させていけるのかをいつも考えているという。そして、ファッションとアート、アウトプットの形こそ違えども、“物を作る”ことに対する思い、迷い、問いなど、多くの共通項があったという。■クリエーションへの思い「古いものと新しいものをつなぐ」ファッションの世界に身を置く阿部さんは、今年ブランド設立から7年を迎えたところだ。その間、阿部さんはファッションを通じてトレンドを発信するというよりは、「物を作るってどういうことだろう?」という問いに答えるかのように様々なクリエーションを生み出してきた。事実、彼女のブランドでは「古いものと新しいものをつなぐ」という一貫したテーマでコスチュームジュエリーと洋服を創作している。古き良き素材や技法への敬意や感嘆が彼女の原動力のひとつのようだ。手塚さんは完成された織物から糸を引き抜き、その柄を再構築する作風のアーティストだ。例えば、チューリッヒでファッションをテーマにしたエキシビジョンでは、ファストファッションの代名詞でもあるH&Mのスカーフから、そのテキスタイルを構成する横糸を色ごとに引き出して並べた作品を展示した。そうすることで、まったく同じに見えるスカーフを構成する要素を、異なる形状で見ることが可能となる。織物は手仕事であれ、大量生産であれ、糸を織りあげて形作られていることに違いない。この物を構築するまでの時間や、一度形を変えた要素を再度見えるものにするという行為を通じて、時間という概念に対する問いを提示しているのだ。彼女もまた、クリエーションを通じて、今あるものや価値観に対する問いを投げかけているのだ。■新たな挑戦阿部さんにヨシヨを始めたきっかけを訊いてみた。すると「プティローブノアーを初めて7年が経ち、なんとなくプティに求められていることが分かってきた。それと同時に、求められている姿を壊していく勇気を持つことが年々戦いになってきている自分がいた」と阿部さん。そこで、コスチュームジュエリーはプティローブノアー、洋服はヨシヨとブランドを分けることで、「ヨシヨでは、自分自身が躊躇することなく、“物を作り出す”という自分の解釈を洋服に落とし込んでいきたい」と話す。また「私はファッションの世界に身を置いていて、最終的には身につけてもらえる形にしないといけないことが分かっています。だからこそ、制作過程までの考えというか、これだけ物が溢れている世の中に“物を作り出す”ことの意味を少なからず考えて行きたいと思っています」と続けた。それに対し、手塚さんは「阿部さんからは、ファッションでも仕掛けたいと考えているんだと感じました。きっと、世の中のニーズに答える服作りとは違うアプローチをする人なんだと感じています」と返す。この純粋な創作への思いが、時に物作りに対する葛藤に繋がることは、想像に難くない。このクリエーターとしての葛藤を互いにシェアできたことで、阿部さんと手塚さんの距離が一気に近づいたのだ。後編に続く。
2015年08月23日住友生命保険はこのほど、日本の若者を応援する「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」2015年度の募集を開始した。「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」は、昨年度から始まった社会貢献プロジェクト。フィギュアスケート・浅田真央選手をプロジェクトリーダーとして迎え、同社の若手職員と運営チームを組み、若者が考える社会的課題を解決する活動(アクション)の支援を行っている。昨年度に大賞を受賞した活動は、増加している耕作放棄地を開墾する「佐賀大学の学生による農耕放棄地の再生」、不審者や空き巣による犯罪を防止する「街を走ってパトロール」、気仙沼のゲストハウスから過疎地域・被災地を盛り上げる「ゲストハウスで過疎地域の抱える問題を解決」。浅田選手と同社の社員は、各活動に実際に参加した。このほど、日本国内において若者が中心となり活動しているアクションの募集をスタートした。募集資格は「20代を中心とする個人・団体であること」、「日本国内を元気にさせる・ワクワクさせるアクションを起こしている、起こそうとしている個人・団体であること」、「営利活動を主目的とする個人・団体ではないこと」など。募集期間は10月8日まで。大賞(11月下旬に発表を予定)に選ばれた個人・団体(3団体程度)には、副賞として100万円の活動支援を行う。大賞3団体のほか、奨励賞として7団体程度も選出し、10万円の活動支援が副賞として贈られる。本年度から新たに、浅田選手の姉である浅田舞さんもスペシャルサポーターとして参加することとなった。大賞となった活動については、平成27年12月~平成28年3月頃に、舞さんが活動に参加する場合があるという。プロジェクトリーダーの浅田選手は「ニッポンをドキドキさせる、たくさんのアイデアをお待ちしています」とコメント。新たにスペシャルサポーターとなる舞さんは「現役復帰を果たした真央をはじめ、頑張っている若者のみなさんの活動を精いっぱい応援していきたいと思います」と意気込みを語った。「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命2015」の活動状況は、同社の公式ホームページ特設サイト、公式Facebook ページ、YouTube 公式チャンネルといった各メディアで随時情報を発信していくという。
2015年08月18日俳優の阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡が、江戸時代の実話をもとにした映画『殿、利息でござる!』(2016年夏公開)で共演することが4日、明らかになった。阿部が時代劇で主演を務めるのはこれが初となる。2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られる磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。映画化を手がけるのは、『ゴールデンスランバー』(2010年)、『白ゆき姫殺人事件』(2014年)、『予告犯』(2015年)など、今最も注目を集める中村義洋監督。原作を読んで涙したという中村監督は、今回の3人のキャスティングについて、「ここぞという時には必ず呼ぼうと決めていた」と明かす。撮影は7月6日から8月末まで、山形、宮城などで行われる予定。宿場町の行く末を心から憂う主人公・穀田屋十三郎を演じる阿部は、「時代劇だと聞いて、馬に乗ったり派手な立ち回りがあるのかと勝手に思っていたのですが、そういうのが全く無いのに、すごいかっこいい男達の話で、とても新鮮でした」と作品の魅力を語り、「自分も時代劇の主演は初めてですし、中村監督も時代劇初めてお撮りになるということで、新鮮な時代劇が生まれるといいなぁと思います」と、新たなチャレンジに前向きのようだ。また、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治役の瑛太は、「中村監督に9年ぶりに呼んでいただけて、しかも阿部サダヲさんをはじめ素晴らしい方々と映画作りをできる事はとても幸せです」と喜びのコメントを寄せる。一方、十三郎の弟・浅野屋甚内を演じる妻夫木は、「ずっと、ご一緒したいと願っていた中村監督にお声をかけていただけて幸せです。今はただただ撮影が楽しみでしょうがありません」と意気込みを述べた。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2015年07月04日エアウィーヴは5月28日、都内にて「エアウィーヴ 浅田真央 出演 新CM発表会」を開催した。同発表会には新CMに出演するフィギュアスケート・浅田真央選手も登場。CM内で披露している「京舞」の体験エピソードなどを語った。同社は高反発マットレスパッド「エアウィーヴ」の製造・販売などを行う。「眠りの世界に品質を」という信条の下、スタンフォード大学やテニス・錦織圭選手の米国での練習拠点「IMGアカデミー」などと共同で研究を実施。よりよい睡眠や健全な成長を消費者に提供できるよう励んでいる。浅田選手は「エアウィーヴ」をかねてより愛用していることから、同社のブランドアンバサダーに就任。6月1日よりオンエアされる「エアウィーヴ『浅田真央 京都へ~京舞~』篇」(30秒)には、実際の舞妓(まいこ)さんと同じ着物や和化粧、髪結いで出演している。浅田選手は、新CMで京都の伝統芸能「京舞」に挑戦。実際の芸妓(げいぎ)である祇をん 真生(まお)さんと一緒に、「真央&真生」で「祇園小唄」をたおやかに舞う姿を楽しむことができる仕上がりとなっている。今回、初めて舞妓(まいこ)さんを体験したという浅田選手は、可憐(かれん)な花柄が印象的な着物姿で同発表会に登場。「いつも(フィギュアスケートの)試合用のメークが多いのですが、(舞妓は)メークもすごく時間がかかりますし、着付けも髪を結うのも時間がかかるので、大変なお仕事だと思いました」と撮影を振り返った。2014-2015シーズンは休養に充てていたが、その間に日本舞踊という日本の伝統文化に触れるなど、フィギュアスケート漬けの日々にはできなかったことを体験できたと語る浅田選手。今回の京舞も「すごくいい経験になりました」と話し、今後の人生においてプラスになるとした。しかし、慣れない動きを強いられたり、普段とは異なる筋力を使ったりする京舞に、さすがの浅田選手も苦戦した様子。「休養中だったこともあって、『普段より筋力も落ちているのかなあ』なんて思うんですけれど、それだけハードな舞なんだなと思いました」と、撮影時の苦労話を明かした。そんな浅田選手は、5月18日に現役続行を明言したばかり。今後は練習を本格化させ、競技会への出場を目指している。今回の京舞を経験して、「体の軸の重要性」を再認識したと明かす。「私はフィギュアスケートをメーンにバレエもやっているんですけれど、今回の京舞を経験させていただいて、すべてにおいてなんですけれど、体の軸がすごく大切だなと感じました。体の軸を大切に、試合に向けて練習していけたらいいなと思っています」。また、浅田選手はこれまでにバンクーバー五輪とソチ五輪の2大会に、エアウィーヴを持参して臨んだという。2018年の平昌五輪への出場を希望するファンも多数いるが、「今の時点では次の五輪は自分の頭の中にない」と断ったうえで、「またもしそこに向かうとなれば、またエアウィーヴと共に向かっていきたい」と含みを持たせた。なお、6月1日よりオンエアされる新CMのほかに、6月8日より東京などの全国10カ所の街頭ビジョンにて、特別バージョンの新CMを放映する予定。計3分間にもおよぶ特別バージョンの新CMでは、通常の新CMに収めきれなかった浅田選手の京舞を余すことなく堪能できるとのこと。
2015年05月29日去る5月18日、フィギュアスケートの浅田真央選手が競技者として復帰することを明言し、各媒体で大きく報じられました。復帰のニュースを聞いたフィギュア仲間からも、メディアやSNSなどを通じてたくさんのエールが送られましたし、「どの大会で復帰をするのか」ということも大きな話題となっています。私もこのニュースを聞いて喜んだうちの一人です。浅田選手は同日の会見で、「試合が恋しくなり、試合でよい演技をしたときの達成感を味わいたいと思った」と話していました。競技会で守りの姿勢ではなく、常に攻めの姿勢を見せていた浅田選手らしい決断だったのではないかと感じています。ただ、喜ぶと同時に、あえて厳しい道を決断した浅田選手に頭が下がる思いもあります。なぜなら、私自身がフィギュアスケートにおけるブランクの過酷さを身をもって経験しているからです。今回は私の経験を基に、浅田選手がまたリンクの上で躍動し、完全復活を遂げるまでの課題についてご紹介しようと思います。○引退後1カ月で衰えた三半規管と筋肉私は2011年3月の大会を最後に競技人生を終え、2年ほど会社員として企業で働いていました。職種がフィットネスインストラクターだったため、毎日身体は動かしていましたが、引退してから1カ月ほどで三半規管は衰えました。スケートでしか使わない筋肉も落ち、脚の形も変化していたことを鮮明に覚えています。入社から1年ほどたった頃、選手時代にお世話になった方からのお誘いがあり、2013年1月の東京冬季国体に向けて一度だけ「現役復帰」をすることになりました。仕事に支障が出ない程度に練習を行っていましたが、決められた競技時間内に決められた要素を行うことがとても難しく、体力の低下を実感しました。現役当時にはなかったルール変更もあり、ルールに対応するためのプログラム作りなどにも時間が割かれました。国体の本選前にいくつか試合に出させてもらいましたが、久しぶりの試合で筋肉が緊張してしまい、力が空回りしてしまったジャンプもいくつかありました。試合に出場して初めて修正箇所が分かることもあり、「目標とする大会に向けて、こうしてコツコツ積み上げていくことが重要なのだな」と、あらためて感じたことを覚えています。○新ルールへの対応と体力アップが課題浅田選手は1年以上も競技から離れ、ほぼスケートをしない生活を過ごしてきたものの、シーズンオフにはアイスショーにいくつか出演していました。スケートから完全に離れた状態での復帰では、私自身の経験もあり心配に思うこともあります。ただ、アイスショー出演用に練習をしていたため、ジャンプやスピンなどのエレメンツ一つひとつに関しては、大きな不安要素はないように感じます。また、浅田選手は表現力に定評がありますが、アイスショーで得られた「魅せる」ということが加わり、以前とは違った雰囲気の演技が見られるのではないかと期待しています。しかし、アイスショーではルールに縛られません。演技時間や演技内容は自由に決めることができますが、競技となれば演技時間などルールにのっとって行わなければなりません。ソチ五輪シーズンから大きく変わったルールと言えば、フリーでダブルジャンプの回数に制限が設けられたなどのジャンプの数についてのルールです。このように、現役当時と変わってしまったルールに対応できるようにしなければいけません。他の選手が長い練習時間をかけて頭と体に染みこませてきたルールを、これから身につけていく必要があります。また、体力に関しては、アイスショーのときとは違った体力が必要になってくるため、今から相当ハードなトレーニングが続くことが見込まれます。○毎日の積み重ねが正しかったことを証明して実際にどのタイミングで競技復帰するかの目標は定めておらず、3年後の平昌五輪についても「今の時点で五輪は考えていない」と浅田選手は話しています。ただ、浅田選手の求める「演技での達成感」というのは、「毎日コツコツ積み上げてきたことが間違っていなかった」と実感できたときに味わえるものだと思っています。これから先、そういう気持ちを浅田選手が幾度となく感じることができる瞬間が訪れることでしょう。浅田選手が目標とするところまでは、先の見えない長く険しい道のりになるかもしれませんが、浅田選手が挑戦していく姿を応援していきたいです。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年05月22日2014年5月に1年間の競技生活の休養を発表した浅田真央選手。現役続行か引退かについては休養中に考えると答えを保留していた。ファンにとって、この1年は長いものだったことだろう。その浅田選手が5月18日、現役続行を宣言した。中国にもこのニュースは届き、中国版ツイッターである「ウェイボー」にも喜びの書き込みが見られる。その一部をご紹介しよう。○「女子フィギュアのレベルを上げた人」浅田選手は中国で、時々「猫」と呼ばれている。なぜなら中国では「猫」を「まお」と発音するからだ。また「mao醤(まおちゃん)」と、日本語での呼び方と同じようにも呼ばれており、彼女への愛情がうかがい知れる。「起きてすぐ、真央の現役続行のニュースを見れてうれしい! 真央とキム・ヨナは私をフィギュアスケート好きにした原動力。残念ながらライブで彼女たちの演技を見たことはないけれど、真央が現役を続行したならその夢が叶うかもしれない! 」などと、浅田選手をきっかけにフィギュアスケートファンになった人もいるようだ。また、「本当に真央に感心する。彼女が楽しく選手生活を続けられますように」「本当に良かった! トップ選手の参戦はファンにとっての喜びだもの」「真央が残ったのは正しい。あなたは女子フィギュアの技術レベルを上げた人。あなたのように滑れる人はいない」「1年間よく考え、続けることを選んだ真央ちゃん。感動で泣ける!」などと、浅田選手への親しみと尊敬の気持ちが伝わってくる。○「次のシーズンではふたりで優勝して! 」中国で絶大な人気を誇る羽生結弦選手が浅田選手の復帰に対して、「また一緒に戦えることをうれしく思う」と発言したことも中国に伝わっている。そのため、浅田選手の現役続行にあわせて、羽生選手へのエールも見られた。「大好きなふたり、ずっと一緒に戦っていって」「浅田お姉さんは永遠の女神。羽生も浅田も王者! 次のシーズンではふたりで優勝して! 」などというつぶやきも見受けられた。浅田選手も現役を続行して期待が膨らむ次のシーズン。男子シングルも女子シングルも、ますます目が離せなくなりそうだ。
2015年05月20日5月18日、9回目を数える『THE ICE 2015~真夏の氷上祭典~』の記者会見が行われた。当日朝にブログで現役続行を宣言した浅田真央が、壇上でその思いを語った。THE ICE(ザ・アイス) 2015 チケット情報浅田は「一年間休養していましたが、試合が恋しくなりました。いい演技をした後の達成感をまた味わいたくなったのが、(現役続行を決めた)ひとつの理由です」と話した。3月にコーチに相談し、5月からは練習に入った。まずは「試合に出られる状態に持っていくために練習しています」とのこと。目標はまず休養前のレベルに戻すことだと言う。「この先何が起こるかわからない。うまく行けば『五輪』に出られるかもしれないし、出られないかもしれない。今の時点で『五輪』は考えていません。最低でも去年の『世界選手権』のレベルまで戻さないと試合には出られないと思っているので、そのレベルまで戻すのが今の目標です」。公式戦の出場時期は未定だが、復帰戦の舞台では新たな滑りが期待できる。本人も「今まで、トリプルアクセルが跳べることを強みにしてきましたけど、それだけではなく、大人の滑りができればいいなと思います」と新しい魅力を引き出すことを約束した。また、浅田が座長を務める『THE ICE 2015』について、「自分がどこまで戻していけるかによって、ショートを滑るかもしれないですし、いつもどおりエキシビションを滑るかもしれないです。曲はまだ決めていないですけど、去年とは違った曲をやりたいし、なるべく今までにやったことのないような曲にチャレンジできたらなと思っています」と抱負を語った。『THE ICE 2015』は、7月22日(水)・23日(木)・北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ、7月25日(土)・26日(日)・大阪市中央体育館、7月29日(水)・30日(木)・愛知県・愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内アイススケート場、8月1日(土)・2日(日)・宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)で計11公演を開催する。浅田真央とともに、『ソチ五輪』銀メダルのパトリック・チャン、銅メダルのカロリーナ・コストナー、織田信成(大阪・仙台公演のみ)や鈴木明子、村上佳菜子(7月26日(日)・大阪、7月29日(水)・愛知公演除く)らが出場予定。先行先着「プリセール」は、札幌公演は5月18日(月)午後11時59分まで、大阪公演は5月28日(木)午後6時まで、愛知・仙台公演は5月23日(土)午後11時59分まで、受付中。札幌・愛知・仙台公演は5月24日(日)午前10時より、大阪公演は5月30日(土)午前10時より一般発売。
2015年05月18日フィギュアスケート・浅田真央選手が5月18日、自身の公式ブログで現役続行を明言した。「お久しぶりです」とのタイトルで記事を更新した浅田選手は、「選手として試合に復帰するため、3月にコーチにお願いをしに行き、5月からコーチと共に練習を始めています」と近況を報告。2014-2015シーズンは休養しており、試合から遠ざかる日々が続いていたが、「休養中に、まだできると思い始め、自然と、試合の時に最高の演技をした時の達成感や喜びの感覚が恋しく」なったことが、今回の決断の決め手となったとつづっている。それでも、1年間のブランクは自身にとってもかなりの負担となることを覚悟しているようで、「今は道半ばなので、試合に出ますと断言する事は出来ません。試合に出られるレベルまで戻り、コーチと話し合い、決定しましたら自分から報告させて頂きます」と、自身の考えを吐露している。ただ、あらためて勝負の場に戻れる喜びを浅田選手自身もかみしめているようで、「完全復活できるように、自分も期待しながら日々の練習をしていきたいと思います」と、最後にしたためている(コメント部分はすべて原文)。2014年のソチ五輪で6位に終わるも、その後の世界選手権で3度目の優勝を果たすなど、日本の女子フィギュアスケート界を幼い頃からひっぱってきた浅田選手。それだけに、Twitter上では「真央ちゃん、応援してるよー」「浅田真央ちゃん現役続行!! 涙出そうになってる」「浅田真央ちゃんの現役続行、文章からも素直で凛とした人柄がにじみ出て素敵」など、ファンからの温かいコメントが続々と出ている。
2015年05月18日ここ最近の日本の音楽シーンを席巻している存在といえば、阿部真央さんに代表される「ギター女子」です。その阿部さんの出身地である大分県から、また新たな「ギター女子」が現れました。アーティスト名は、ななみ。22歳のシンガーソングライターです。 ななみさんは、本人の言うところの「ミドルティーンは暗黒時代」という生活を送っていましたが、その生活から抜け出すきっかけとなったのが音楽だったそうです。そして、自分を助けてくれた音楽で、誰かを助けたいと思うようになり、ギター片手に歌いはじめました。 2011年からは各オーディションで多くの賞を獲得、デビューのきっかけとなった2013年の「The 6th Music Revolution」ではグランプリを獲得しています。 そして、2014年10月にデビュー、満を持して5月13日にリリースされるのが1stアルバム『ななみ』です。実年齢よりアダルトな曲作りは、いわゆる「ギター女子」とは一線を画したもの。この魅力は、中毒者続出の予感です。 リリース情報: 『ななみ/ななみ』 (2015.5.13発売/¥1200(tax out)/LASCD0058)
2015年05月10日エアウィーヴは4月12日より、フィギュアスケート・浅田真央選手が出演する新TV-CM「浅田真央京都へ~京舞の稽古~」篇(15秒・30秒)のオンエアを開始する。浅田選手は、2009年よりエアウィーヴを愛用している。2011年からはブランドアンバサダー契約を締結し、同社の広告やTV-CMに出演してきた。新CMでは、競技を離れた素顔の浅田選手にフォーカスした。京都を訪れた浅田選手が、祇園の老舗のお茶屋「祇園 富美代」で芸妓の京舞に魅了され、自らも体験するという設定でストーリーが進む。京舞の稽古を行った後は、エアウィーヴを導入しているホテルでリラックス。ベッドの上でくつろぐ浅田選手の自然な表情が見どころだという。CM撮影は、老舗お茶屋である「祇園 富美代」を2日間借りて行った。浅田選手も実際に、京舞の井上流・井上安寿子さんの指導のもと、稽古を体験したという。着物を着て真剣な表情で京舞の稽古に励む姿はもちろん、舞妓のメークをした浅田選手も見どころのひとつだ。浅田選手は、トレーニングや大会で海外に行くことが多かったため、国内の旅行をする機会はなかったという。今回のCM撮影について「舞妓体験をきっかけに、日本ってこんな素晴らしい文化があるんだなあと思いました」と感想を述べている。
2015年04月10日住友生命保険は3月25日、フィギュアスケートの浅田真央さんが出演する新TVCM「ヤングジャパンアクション2015活動」篇の放映を開始した。今回のCMには、「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」プロジェクトの大賞に決定した3団体が登場。その活動に浅田真央さんが参加した様子を追っている。同プロジェクトは、若者が考える社会的課題を解決する活動(アクション)の支援を行う、社会貢献プロジェクト。20代の若者を中心に国内で活動を行うアクションの中から、大賞を選出した。浅田さんはプロジェクトリーダーを担当している。浅田さんは2月末~3月初旬にかけて、大賞に決定した3団体を訪問。宮城県気仙沼市の「気仙沼ゲストハウス"架け橋"」では、災害への備えとして「植樹」を行った。佐賀大学農学部の学生を中心とした佐賀県佐賀市の農業サークル「ForS.」では、畑を耕し、じゃがいもの種芋を植える農作業を体験。地域交流イベントなど幅広い活動を行う福岡県宗像市の「NPO法人 改革プロジェクト」では、地域内を約40分走り、パトロールを行った。CMは、とある公園でランニングをしている浅田さんの映像からスタート。立ち止まり、空を見上げて、「YOUNG JAPAN ACTION」の各地での活動を振り返る内容となっている。活動中、浅田さんは同世代の若者たちとすぐにうちとけ、自然な表情を見せていたという。CMでも、その自然な表情や明るい笑顔を見ることができる。浅田さんは活動を通し、「みなさんが、それぞれ強い思いと強い行動力を持っていて、その目標に向かって頑張っていることを肌で感じることができました」とコメント。また、「私も自分の目標に向かって頑張っていこうとあらためて思いましたし、『YOUNG JAPAN ACTION』を通じて、全国の方に『若者たちが頑張っているんだよ』ということを、もっと知っていただけたら」とも語っている。CMのタイアップ曲には、音楽グループ「Mr.Children」の新曲「街の風景」を起用した。活動の詳細を追ったウェブ限定スペシャルムービーは、3月24日から公開している。
2015年03月25日ロッテは2月28日、愛知県名古屋市の日本ガイシアリーナ・アイスリンクにて「LOTTE フィギュアスケート教室」を開催。同教室には、フィギュアスケート・浅田真央選手とその姉・浅田舞さんがコーチとして参加した。同教室には、ロッテのキャンペーンに応募した人の中から選ばれた小学生約100名が参加。初めてスケートに挑戦するという子どもたちも多い中、浅田姉妹はにこやかに子どもたちと対話してその緊張をほぐそうとした。ストレッチを終えると、真央選手がY字スピンやビールマンスピンを披露。「皆も一度は見たことある技じゃないかな」と真央選手が話すと、「じゃあ今日は皆、これに挑戦しようか! 」と舞さんがすぐに合いの手を入れるなど、姉妹ならでは「あうんの呼吸」で、皆を盛り上げた。小学生低学年の子どもたちの手を取ってあげたり、肩を支えながら指導したりと、"生徒"たちとの触れ合いを楽しみながらレッスンを行う浅田姉妹。レッスンの途中、真央選手がある女の子に「もう少しだけ頑張れる? 最後だから頑張ろう! 」と、最後までやり抜きとおすよう、励ましの声をかけるシーンもあった。スケート教室を終えた姉妹は、「初めて滑る子も多かったんですけど、みんな成長するのが早くて、いろんな技を教えるのが楽しかったです」(真央選手)、「子供たちが楽しそうにスケートしている姿が、本当に私たち自身すごくうれしくて楽しい時間でした」と共に充実の表情。レッスンの出来栄えを問われると、2人とも「100点」と声をそろえ、今回が初めてという「浅田姉妹でのスケート教室」に大満足の様子だった。今後も、このような姉妹でのスケート教室は見られるのだろうか。舞さんは「最近ちょっとずつやり始めてすごい楽しいので、これからもこういう機会があればうれしいなって思います」。真央選手は「自分がそんなに今までスケート教室とかやったことがなく、最近やり始めたのでまだわかんないですね」と前置きしつつも、「子供が好きなのですごいいつも楽しみです」と、スケート教室開催自体には前向きな発言。さらなる姉妹のコラボレーション教室開催に含みをもたせた。真央選手は現在休養中でその去就に注目が集まっているが、今後については「方向性がちゃんとしっかりしたら、目標もしっかり持ってやっていくと思いますが、今はどの方向に行くかをしっかり考えていきたいなと思っています」と述べるにとどめた。
2015年03月02日テレビ神奈川の人気音楽バラエティ番組『saku saku』の5代目MC・トミタ栞が1stアルバム「もしもワールド」を2015年2月18日にリリースし、東京・神奈川を中心に発売記念イベントを開催。発売日前日には、神奈川県・横浜市「アプローズ」において、SonyMusicShop購入者限定のイベントも行われたので、その模様をお伝えしよう。今回のイベント「トミタ栞1stアルバム『もしもワールド』発売記念 前夜祭だお! 全員集合!(仮)」は、アルバム全曲視聴会(1コーラス視聴後にトミタが1曲ずつ解説するスタイル)がメインとなった。進行役には、最近、女子力よりお笑い力が身に付いたと話題の(?)EPICレコード・伊東女史が担当。また、会場ではトミタ栞グッズのほか、トミタ考案のスペシャル飲料「もしもドリンク」(500円 : カルピス+オレンジジュース+コーラ)も販売されていた。アルバム全曲視聴会は、トミタが初めて作曲に挑戦した「もしもワールド」から。この曲は頭に浮かんだフレーズをアカペラでボイスレコーダーに録音し、スタッフに聴かせたことがアルバム収録のきっかけとなる。その後、スタッフとのディスカッションの中でようやく完成したトミタの自信作。「Aメロ・Bメロ・Cメロっぽい曲になるよう、考えて作りました」と解説した。続く「だめだめだ」は、「HAPPY AND HAPPY」に続く大塚愛によるプロデュース第2弾で「この曲を歌うことで新たなリズム感を手に入れられた」と手応えを感じている様子だった。3曲目は、スネオヘアーの渡辺健二が楽曲提供した「大好き、さようなら」。渡辺とのコラボレーションは、トミタが学生時代、新垣結衣の「オレンジ」をよくカラオケ歌っており、いつしかこの曲の作曲者にも興味を持ったことがきっかけ。まさかの作詞・作曲に加えて、プロデュースが実現したという。また、「レコーディングの際、渡辺さんからは自由に歌っていいよと言われ、その中で盛り上げたり、緩急をつけたりするなどのアドバイスをもらい、個性を活かしてくれる」と渡辺とのエピソードを語った。5曲目の「強がり太陽」もトミタが作詞・作曲に挑戦している。この曲は、女の子特有の、か弱いけれど感情の出し方がわからず強がってしまう"戸惑い"にスポットを当てており、頭に浮かんだ"太陽"に絡めて"会いたいよ""声を聞きたいよ"といった言葉遊びが盛り込まれている。また、大塚愛プロデュース第1弾「HAPPY AND HAPPY」では、「愛さんは私の声の出しやすさを理解してくれていたのか、歌えば歌うほど、自分になじんできた曲」と、第1弾にしてすでに大塚との息はピッタリであったことを笑顔で説明。そのほか、「MONSTER GIRL(Album Mix)」では、「Album Mixの曲の出だしは、モンスターが迫ってくる感じなので聴いてほしい」、「卒業アルバム」では、「愛さんや渡辺さんとやりとりするうち、コーラスパートにもコダワリが出てきました。歌詞の『気づかれないように自然に』のパートにハモりを入れることで、そのフレーズがよりキラキラし始めた。自分的に気に入っているところ」と注目ポイントを紹介した。そして、11曲目の「RounD」は、大塚がトミタと初対面したインターネット番組「白黒歌合戦」で本タイトル名の曲を書くことを約束していたという楽曲。トミタは「私がうまくできたと感じていた箇所を、愛さんはしっかり残していてくれた。音楽でわかりあえるって本当に素晴らしい」としみじみ。大塚との出会いを素直に喜んでいた。全曲視聴会後は、会場のファンからのアンケートコーナー。「芸能人になっていなかったら、何になっていた?」の質問にトミタは「大学生です」と即答するも、『saku saku』でのトミタのキャラを知っているファンからあたたかい拍手と笑いが送られた。また、「一番好きな女性ボーカルは?」の質問には「阿部真央さん。中学時代からの大ファンで、曲を聞くと当時の記憶が蘇ってきます」と回答し、加えて「いつか共演してみたい」と思いを明かした。そしてアンケートコーナーの後は、ミニライブに突入。ノリのよい新曲「もしもワールド」と「大好き、さようなら」でファンの手拍子を誘い、最後は振り付けが特徴的なファンと盛り上がれる「HAPPY AND HAPPY」で、会場は大いに盛り上がった。その後、タワーレコード渋谷店でのイベントではおなじみのプレゼント抽選会(今回の目玉はサイン入りトミタ高校時代の生写真)も行われ、ファンの興奮覚めやらぬ中、イベントは終了した。なお、4月29日には、東京都渋谷区の「代官山UNIT」にて、21歳の誕生日ワンマンライブの追加公演が決定している。詳細は公式サイトなどをチェックしていただきたい。■今後のライブ予定「トミタ栞 ライブ2015 ~誕生日関係なく追加公演です!~」日時 : 4月29日(水)場所 : 代官山UNIT開場 / 開演 : 17:00 / 18:00チケット一般発売日 : 3月28日~
2015年02月26日阿部真央が2月18日(水)に約1年半ぶりのニューアルバム『おっぱじめ!』を発売。同作にはアニメ『ベイビーステップ』のオープニングテーマ『Believe in yourself』、映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の主題歌『それぞれ歩き出そう』など、全12曲を収録。また初回限定盤には収録曲『優しい言葉』のミュージックビデオや、同ミュージックビデオのメイキングなどを収めたDVDが付属する。阿部真央は同作を引っ提げて、3月10日(火)大分・iichiko グランシアタより全国ツアーを開催。チケットは発売中。■アルバム『おっぱじめ!』発売中【初回限定盤】(CD+DVD)3,500円(税込) / PCCA-04142【通常盤】(CD only)3,000円(税込) / PCCA-04143■阿部真央「2015年全国ツアー“阿部真央らいぶNo.6”」3月10日(火)iichiko グランシアタ(大分県)3月12日(木)アステールプラザ大ホール(広島県)3月14日(土)福岡サンパレスホテル&ホール(福岡県)3月20日(金)米子市公会堂(鳥取県)3月21日(土・祝)岡山市民会館(岡山県)3月29日(日)大宮ソニックシティ大ホール(埼玉県)4月2日(木)アルファあなぶきホール小ホール(香川県)4月4日(土)神戸国際会館こくさいホール(兵庫県)4月5日(日)なら100年会館大ホール(奈良県)4月11日(土)メディキット県民文化センター演劇ホール(宮崎県)4月12日(日)鹿児島市民文化ホール第2ホール(鹿児島県)4月18日(土)新潟市民芸術文化会館劇場(新潟県)4月19日(日)郡山市民文化センター中ホール(福島県)4月25日(土)日本特殊陶業市民会館フォレストホール(愛知県)4月26日(日)三重県文化会館中ホール(三重県)5月1日(金)金沢市文化ホール(石川県)5月2日(土)ホクト文化ホール中ホール(長野県)5月7日(木)岩手県民会館中ホール(岩手県)5月8日(金)仙台市民会館大ホール(宮城県)5月17日(日)札幌市教育文化会館大ホール(北海道)5月23日(土)オリックス劇場(大阪府)5月24日(日)オリックス劇場(大阪府)5月31日(日)東京国際フォーラムホールA(東京都)
2015年02月20日JOYSOUNDは2月10日、ユーザーから募集した『告白する勇気をくれる歌』を、寄せられたコメントとともにランキングとして発表した。募集期間は1月19日~2月5日で、投稿総数は330件。○『告白する勇気をくれる歌』ランキングTOP10『告白する勇気をくれる歌』を募集した結果、見事1位に輝いたのは、西野カナ「GO FOR IT!!」だった。アップテンポな曲調と、恋心を代弁するようなストレートな歌詞が女性から高い支持を集めたようで、「歌詞に恋する女の子の様子や気持ちがのっていて告白する勇気がでます!」(12歳女性)、「好きな人に告白するとき、緊張してしまうのは当然の事。でも、この曲に描かれているストレートな歌詞で緊張なんて吹き飛んでしまいます!」(16歳男性)、といったコメントのほか、この曲のおかげで現在の恋人と付き合っているという人もいた。続く2位には、繰り返される"大好き"という言葉が強く心に響くFUNKY MONKEY BABYSの「告白」がランクイン。「大好きだ 以上の言葉はないなと思わせてくれた曲」(14歳女性)、「告白といえばこれでしょ!」(18歳男性)といったコメントが並んだ。次いで、女子視点で描かれた歌詞にも関わらず男性からも高い支持を集めたHoneyWorksの「告白予行練習」が3位となり、「予行練習って言い訳してるのがいい」(15歳男性)、「好きな男の子に告白の練習してから、告白するストーリーが好き! あと、PVの絵もかわいくて好き」(20歳女性)といった意見のほか、「女の子のかわいらしさが伝わる」(16歳男性)という声も。「大好きな人の前で勇気を出して歌えば、彼の気持ちをがっちりつかむこともできる」一曲と言えそうだ。4位ericaの「あなたへ贈る歌」には、「歌詞の内容がまさに、今自分が思っている事と似ていてとても共感したから。この歌を歌って、気持ちを伝えようと思っています」(24歳男性)というコメントが寄せられ、5位となったHoneyWorks「ヤキモチの答え」は、「恋といえば、ヤキモチ焼いたり、ちょいちょいキュンキュンしてみたり…。そんな、みんなが一度は体験したことがあるようなことがつめこまれた1曲です」(23歳男性)とのことだった。そのほか、6位にback numberの「恋」、7位には阿部真央「伝えたいこと」、8位にAqua Timez「千の夜をこえて」、9位にモンゴル800の「小さな恋のうた」と続き、10位にはmiwaの「片思い」がランクインとなった。詳細は「『告白する勇気をくれる歌』ランキング」の特設ページから。
2015年02月12日昨年12月26日から28日にかけて開催されたフィギュアスケートの全日本選手権。女子では、ここ8年で6度も同大会で優勝したエース・浅田真央選手が不在だったため、誰が勝っても初優勝という中で迎えた試合だった。○新女王に輝いたのは宮原知子群雄割拠の戦いを制し、新女王となったのは関西大学高等部の宮原知子選手。その宮原選手をはじめ、ジュニア選手の勢いが目立った大会は、元選手の目にどのように映ったのだろうか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんに主だった選手を解説してもらった。宮原知子悲願の優勝を果たした宮原選手は、確実性を重視しつつ、持ち前のスタミナをいかした戦略が見事にはまったという。「ショートプログラム(SP)では、3回転-3回転のジャンプコンビネーションがアンダーローテーション(回転不足)判定となり、ジャンプの点数が少し低くなっていました。しかし、フリーでは3回転-3回転を回避し、後半にダブルアクセル-3回転トゥーループのジャンプコンビネーションを2本入れるという作戦に切り替えていました」。体力の落ちる後半に、3回転をセカンドジャンプに入れることはかなりの高難度となる。ただ、宮原選手がそれを非常に簡単そうにこなした点に、澤田さんは注目している。「普段あらゆる場面を想定して練習していることや、『練習の鬼』と呼ばれるほどの練習量が、この結果に結び付いたのではないかと思います。シーズン後半は、日本のエースとして戦うこととなります。練習してきたことが結果につながったことを自信に、シーズン後半も戦い抜いてほしいと思っています」。本郷理華12月のグランプリファイナルに繰り上げで出場した本郷選手。大舞台での経験を糧に、全日本選手権でも2位と活躍した。「持って生まれた長い手足を生かし、ダイナミックな演技を見せてくれました。SPで1位になったことで、フリー直前は緊張をしている様子でした、それでも、フリーでは本郷選手が今、できること行っていた印象です。フリーの選曲『カルメン』も本郷選手に非常に合っており、主人公・カルメンになりきり、見ている側に気迫が伝わるかのような演技でした。グランプリファイナルに出場したことで意識などが変わったのか、『より攻めの姿勢が見えたな』というのが私の印象です」。樋口新葉中学2年生ながら、シニア顔負けの演技を披露して3位に輝いた新星・樋口選手。岡島功治コーチに師事し、今シーズン頭角を現した14歳は、一気にスターダムを駆けのぼる可能性を秘めていそうだ。「ジュニアグランプリファイナルでメダルを獲得した樋口選手は、全日本ジュニア優勝者として推薦での出場になりましたが、SP・フリー共に3位という、素晴らしい結果を残しました。SPでは樋口選手の持ち味を生かしたスピードのある演技を、フリーでは最初のジャンプこそ失敗しましたが、残りの要素をきっちりと行っていました。最終グループでの演技で緊張した面持ちでしたが、ジュニア1年目でこの経験をできたことは、今後を考えると非常に大きかったと思います。フリー終了後には演技内容に満足していなかった様子でしたが、3月の世界ジュニア選手権で悔しさを晴らしてほしいです」。村上佳菜子女子の参加選手の中で唯一五輪の舞台を経験して、年齢的にも次代を担う役が期待されている村上佳菜子選手。だが、SPでは自身の得点源でもある3回転トゥーループの連続ジャンプが回転不足とジャッジされるなど、思ったように得点を伸ばせなかった。「村上選手は、今シーズンは苦しい戦いが続いています。全日本では素晴らしい演技でしたが、結果につながらず、悔しい思いをしたことと思います。昨シーズンに上位にいた選手が出場していないことで、『勝たないといけない』というプレッシャーもあったのかもしれません。プレッシャーをかけすぎると身体が思うように動かなくなり、タイミングもずれてしまうこともあります」と澤田さんは指摘する。長年共に戦ってきた先輩・鈴木明子さんが昨シーズンに引退。さらに本来のエース・浅田選手も休養している今シーズンは、村上選手に女子のエースとしての期待がかかっている。そんな目に見えない重圧とも戦っているかもしれない村上選手に、澤田さんは光明を見出している。「技術点は伸び悩みましたが、演技構成点だけで見れば、フリーでは2位です。『オペラ座の怪人』の曲を使いたいと、コツコツ努力していることはきちんと結果に出てきています。シーズン後半はこの悔しさをバネに、飛躍的な活躍を期待したいです」。○若い世代の台頭が目立つ女子女子に関して言えば、ジュニアの活躍に注目が集まる結果となった今大会。だが、その潮流は世界でも同様のことが言え、特にフィギュア大国・ロシアではその傾向が顕著だ。昨年12月のグランプリファイナルでは、女子は参加6選手中で4選手がロシア勢だった。優勝を飾ったエリザベータ・トゥクタミシェワ選手は、17歳とは思えないほどの妖艶(ようえん)な表現を見せた。そのほか、ソチ五輪で一気に知名度が高まった5位のユリア・リプニツカヤ選手(16歳)、2位のエレーナ・ラジオノワ選手(16歳)、4位のアンナ・ポゴリラヤ選手(16歳)のいずれも10代半ばだ。若い世代がどんどん力をつけ、結果も伴いだしている。シーズン後半は、そんなフレッシュな世代たちが火花を散らせる「ライバル物語」に注目してみるのもいいのではないだろうか。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年01月09日歌手の阿部真央(24)が4日、バンドメンバーでマニピュレーターの飯塚啓介(31)と結婚したことを公式サイトで発表した。<結婚記事まとめ>あの人もこの人も!2014年結婚した芸能人一覧「阿部真央から皆様へのお知らせ」として、「この度 私阿部真央は兼ねてからお付き合いをさせて頂いているマニピュレーターの飯塚啓介さんと本日2015年1月4日に入籍させて頂きました」と直筆メッセージで報告した。「掛け替えのない大切な方を伴侶とし、これからまた新しいスタートを切って目にする物、感じる事を自分なりに表現しながら皆様の元に更にいい作品をお届け出来るように益々精進して参ります」と今後の意欲を語り、「今後とも阿部真央をどうぞ、宜しくお願い致します」とファンに呼びかけている。阿部は09年1月にアルバム『ふりぃ』でデビュー。力強い歌声とパフォーマンスで人気を集め、昨年10月には日本武道館公演を成功させた。お相手の飯塚はバンド・CORE OF SOULで2001年にデビュー。06年に解散後、12年11月には同バンドのソン・ルイとともに神田沙也加が率いるSilent Lilyのメンバーとしてシングルをリリースした。
2015年01月04日鈴木明子さんの引退、浅田真央選手の休養宣言によって、フィギュアスケート日本女子のエースとして今シーズンを迎えることになった村上佳菜子選手。かつてはチームジャパンの末っ子として数々の試合に出場していましたが、今シーズンからは村上選手が他のチームジャパンの選手を引っ張るという形になりました。今回は、後輩たちを導くリーダー役としての期待もかかる村上選手についてお話しましょう。○一人二役でのオペラ座の怪人今シーズンは、「オペラ座の怪人」の曲を使用する選手が多く見られますが、村上選手もその一人です。ショートプログラム(SP)では作品のヒロイン・クリスティーヌに、フリーでは主人公・ファントムになりきり、同じ物語の曲でも見事に演じ分けています。選手の多くはSPとフリーの曲を違うものしますが、村上選手はあえて同じ物語の曲を選んできました。長年やりたかった曲だからこそ、村上選手なりのこだわりなのかもしれません。○幼い頃から身についていた巧みな表現村上選手のお姉さんと私が同い年の友人であったことから、村上選手のことはノービスで活躍する前から知っていました。ノービスの頃は身体が小さかったのですが、手や上体をうまく使い、動きがとても大きく見えていたことを覚えています。シニアになった今でも、ステップなどに加点がついています。小さい頃に身体に染み込ませた表現の仕方が、今の村上選手の巧みな表現力につながっているのではないでしょうか。○3回転-3回転でプログラムに勢いまた、今の村上選手の武器は、3回転-3回転のコンビネーションジャンプであると感じています。昨シーズンの全日本選手権のフリーで行った3回転トゥーループ-3回転トゥーループのジャンプには、GOEで2・10の加点がつきました。結果として、基礎点8・20点のジャンプが10・30点のジャンプになりました。このコンビネーションジャンプは、ジャンプの幅や高さが十分にあり、見ていて気持ちいいジャンプです。また、プログラム序盤で行うことが多いので、このジャンプをきっかけとしてプログラムに勢いが出ているなという印象もあります。今シーズンのグランプリシリーズでは細かいミスが続き、残念ながらファイナルに進出することはできませんでした。しかし、村上選手は「ここぞ」というところで、持っている最大限の力を発揮することができる選手です。12月26日より開幕する全日本選手権では、村上選手らしいダイナミックなプログラムが見られることを楽しみにしています。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2014年12月25日女子フィギュアスケート選手で休養中の浅田真央が12月18日(木)、東京都内で自身プロデュースの「クリスマス・チョコツリー」点灯式に出席。1年間の競技生活休養を発表してから約7か月経った現在の赤裸々な思いを語った。今年5月の休養発表会見で進退を尋ねられて答えた「ハーフハーフ」が新語・流行語大賞にノミネートされたが、浅田さんは「会見の時は、やるか分からないという意味を込めて『ハーフハーフ』と言ったけれど、それから数か月経って練習中のジャンプの調子も上がってきて…より一層『ハーフハーフ』の気持ちが強くなった」と当時に比べてより進退を意識している様子。それでも、スケートに対する思いを聞かれると「オリンピックが終わってからは続けていきたいという気持ちがなかったけれど、数か月経ってみて、スケートが好きだし、スケートと共に成長してきた私なので、共に歩んでいこうと思っています」と心境の変化を明かした。また休養後初のクリスマスを迎える浅田さんは「予定は特に決まってないです。何もないです」と笑顔を浮かべながら、「毎年この時期に試合があるので気持ち的に試合モードだけれど、今年は試合に出ないということでリラックスした気持ちですね」と新鮮な面持ち。ただ12月21日(日)からは「クリスマス・オン・アイス2014」への出演も予定されていることから「ショーには出演するので、今年も滑るんだという気持ちです」と話していた。浅田さんプロデュースのチョコ・ツリーは、品川プリンスホテルにて12月25日(木)まで展示される。(text:cinemacafe.net)
2014年12月19日創業79年を迎えた笹かまぼこの老舗 阿部蒲鉾店は11月より、冬のギフト商品の受付を開始した。○12万枚を超えるヒット商品、「えび焼」が冬季限定で登場今年の冬ギフトのテーマは「きちんと素材の味がする。」。本物の笹かまぼこは「魚の旨み」がしっかり味わえるという。その理由を同社の工場長、佐々木悦郎氏は「本当においしい笹かまぼこは、表面を軽くあぶると焼き魚のような食欲をそそる香りがふわっと立つんですよ。絶妙な塩加減で、素材の味がきちんとして、食感もいい。うちのはそういうかまぼこです」とコメントしている。今回の冬ギフトは、職人のこだわりが生んだ、魚の旨みがしっかりする「笹かまぼこ」を中心に、12万枚を超えるヒット商品の冬季限定「えび焼」が入った限定詰合せ8アイテムを用意。さらに数量限定の高級笹かまぼこの詰め合わせなどをバラエティー豊かにそろえたという。同社の2大笹かまぼこ「笹かま千代(ささかませんだい)」「厚焼笹(あつやきささ)」の詰め合わせや、人気の定番詰め合わせ、ボリューム感たっぷりの高級ギフト、自宅用品など約40アイテムを用意。商品はすべて保存料を一切使用していないため、贈り物にも安心して利用できるという。なお期間中、阿部蒲鉾直営店、通信販売およびオンラインショップに限り、人気の特選ギフト9品を全国クール便432円(税込)の特別送料にて受け付ける。また、それ以外の商品についても全国クール便756円(税込)で発送。さらに、届け先が1カ所で商品代金が1万800円(税込)以上の場合は送料が無料となる。
2014年11月13日阿部真央が10月10日に東京・日本武道館で「5th Anniversary 阿部真央らいぶ2014@日本武道館」を開催した。「ありがとうしか言えません。去年の年末に行ったツアーで今日の武道館公演を発表させてもらって、その日からずーっと待ってました、この日を!」。最初のMCで2階の最後尾までぎっしり埋まったファンに向かってこう語った阿部。豪快なロックンロールから心に染み入る切ないバラード、ギターの弾き語りに至るまで幅広い音楽性だが、一貫しているのは不器用なまでに自分の生き様をさらして生み出された歌詞のリアルさ。会場に駆け付けた、現在24歳の阿部と同世代の女性の心をわしづかみにするような、繊細さと大胆さが交互に見え隠れする歌世界。ときに屈託のない笑顔を浮かべ、ときに妖艶なまでの視線を送り、ときに張り詰めた表情で気持ちを吐露する彼女。曲に合わせて拳を突き上げ、タオルを振り回し、大歓声で応えるファンたち。5年という月日を迷いながら、悩みながら、それでも歩き続けてきた阿部とファンの絆が垣間見えて切なくなった。初披露となる『always』は、ハンドマイクで情感たっぷりに歌い上げた。中盤で10月22日(水)にリリースされる新曲『それぞれ歩き出そう』を歌う前に、この曲は映画「小野寺の弟・小野寺の姉」のために書き下ろしたこと、自分と母親のエピソードを基に書いたことを告白し、「歌詞をみていただきたいので」とスクリーンに歌詞を映しての演奏に。途中思わずこぼれ出す涙も映し出され、静かな感動が場内を満たした。「跳べんのか、武道館っ!」という阿部の挑発に大盛り上がりの『ロンリー』で締めた本編のあと、スクリーンには5年間のヒストリー映像が流れた。2010年、地元大分のライブMCが字幕と共に紹介され「私は18年間自分を嫌いでした。でも歌うことで20歳になった今、”自分を嫌いな自分から卒業”って感じでした」と赤裸々な告白。決して順風な道程でなかったことをうかがわせた。アンコールでは鮮やかな朱色のチャイナ服で現れ2曲。ダブルアンコールでは嬉しそうに全国23公演を回る全国ツアー「阿部真央らいぶNo.6」の開催決定を自身で発表し、この日25曲目となる『母の唄』をギター1本で熱唱して3時間に渡るライブは幕を閉じた。阿部真央はこの後、11月29日(土)・30(日)にファンクラブイベントを開催。詳細はオフィシャルHPで確認を。取材・文/浅野保志(ぴあ)
2014年10月14日(画像はニュースリリースより)「リポビタンファイン」の新しいテレビCMに、「井上真央」さんが登場!大正製薬株式会社は、テレビや映画でも活躍している「井上真央」さんを「リポビタンファイン」の新しいテレビCMに採用した。新しいテレビCM「ブランコ篇」は、全国で7月15日からオンエアされる。「リポビタンファイン」は2005年発売以来、たくさんの消費者から好評な「糖類ゼロ」のドリンク剤だ。井上真央さんは新CMポイントの「私の元気のつくり方」をもとに、日々積極的に元気よく生きる女性を表現している。また大正製薬が「井上真央」さんを採用したことについて、年齢に関係なく人気があることと、井上真央さん自身のキャラクターが新CMキャラクターにピッタリだったことが理由だという。井上真央さんはメイキングの映像の中で、「撮影はとても楽しくて、気持ちよかったです」(大正製薬株式会社 TVCMメイキングの映像より)とうれしそうに語っていた。新CMの内容は?空中でふしぎなブランコに乗りながら現実世界と抽象世界を行き来する、ピンク系の愛らしいドレスを身につけた井上真央さんが登場する。そして自由な気持ちで楽しそうにブランコをこぐ井上真央さんの姿を通して、「リポビタンファインを飲めば、無邪気な自分自身をオープンにできる」というメッセージが込められており、新しいCMを見ている視聴者が製品に興味を抱き、さわやかな気分で元気になれるようなCM内容に仕上げられている。【参考】・大正製薬株式会社 ニュースリリース
2014年07月23日女優の井上真央、お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右が5日、都内で行われた、映画『それいけ!アンパンマンりんごぼうやとみんなの願い』の初日舞台あいさつに出席した。復興3部作の第3弾となる本作は、昨年10月に逝去した原作者・やなせたかしさんの最後の原案作。空に浮かぶ島・アップルランドを舞台に、井上が声優に初挑戦したりんごぼうやとアンパンマンの活躍を描く内容で、岡田はりんごぼうやたちの最大の敵となるマジョーラの声優を務めている。映画は全国公開中。舞台あいさつには、井上、岡田のほか、アンパンマン役の戸田恵子、バイキンマン役の中尾隆聖、「アンパンマンのマーチ」を歌うドリーミングが登壇。井上は、「プレッシャーもあったけど、チームに入れてとてもうれしい」とあいさつし、「タイトル通り、みんなの願いが込められた作品。この想いが全国の子ども達に届けられれば」と笑顔でアピールした。この日は七夕が近いということで、「晴れ女になれますように」と願い事を書いた井上は、「ここぞという時に雨が降っちゃう。今までは人のせいにしてきたけど、自分なのかな?」と苦笑い。一方、「大爆笑」と書いた岡田は「芸人になって20数年、1度も大爆笑を頂いたことがない。いつの日か1回くらいは頂きたい」と切実な願いを語っていた。また、26年間アンパンマンの声優を務めてきた戸田は、「先生が天国にパトロールに行かれてから初めての作品。今日ほど、先生を近くに感じた初日はありません」と感慨深げ。やなせさんの逝去に「チームのみんなはひどく落ち込んだ」と心境を明かしつつ、「今は、生きる心を届け続けなければという大きな使命を感じています」と新たな決意を胸にした。
2014年07月06日ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルは、20日0時より決戦の火蓋が切って落とされる。浅田真央選手に金メダル獲得の期待が高まる中、最大のライバル、キム・ヨナ選手(韓国)だけではなく、15歳の新鋭、ユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)も一躍金メダル候補に躍り出た。20日のショートプログラム(SP)を観戦する前に、3人の特徴をチェックしておこう(時間はすべて日本時間)。○トリプルアクセルを減らし、着実な得点を狙う浅田日本のエース・浅田選手最大の武器といえば、ジャンプの「トリプルアクセル」(3A)。6種類あるジャンプの中でも最も難しいとされているが、銀メダルを獲得した2010年のバンクーバー五輪では、SPとフリーを合わせて五輪史上初めて3回の3Aを成功させた。ただ、今大会ではSPとフリーで1回ずつの計2回にすることを、ソチ入りする前に明言している。フリーで3Aを2回飛ぶと体力の消耗が激しいとされているため、体力を温存してジャンプミスのリスクを抑えると同時に、3Aよりも基礎点が高い3回転-3回転のコンビネーションジャンプをフリーに入れることで、着実に得点を重ねる作戦のようだ。○3回転ジャンプの完成度が高いキム・ヨナ浅田選手最大のライバルとされているのが、前回バンクーバー五輪の覇者であるキム・ヨナ選手だ。2011-2012シーズンは休養のために全試合を欠場しており、バンクーバー五輪以降の主要大会への出場は少ないものの、2013年の世界選手権では浅田選手を下して1位となっている。また、バンクーバー五輪で出した228.56というスコアは、いまだに破られていない女子フィギュアスケートの世界記録。銀メダルだった浅田選手(205.50)を20点以上も突き放した高得点の原動力となっているのが、3回転ジャンプの精度だろう。高いジャンプをいかした高難度の3回転ルッツ-3回転トゥーループのコンビネーションジャンプの基礎点は10.10。浅田選手の武器である3Aの基礎点(8.5)を上回り、キム・ヨナ選手の得点源とされている。ソチのリンクでも3回転のコンビネーションジャンプを度々成功させるなど、好調を維持しているようだ。正確無比の3回転コンビネーションを武器に、女子では史上3人目となる五輪連覇に挑む。○「キャンドルスピン」と地の利を武器にするリプニツカヤ今大会で一躍脚光を浴び、メダル候補に名乗りをあげたのが15歳のリプニツカヤ選手だ。その最大の武器は柔軟性をいかしたスピンだろう。自身が命名したという「キャンドルスピン」は、背中ごしに片足をまっすぐ垂直に上げた状態で回転。まっすぐに美しく姿はまさに1本のキャンドルのようだ。柔軟性をいかしたオリジナルスピンを武器に、9日の団体女子SPでは浅田選手を含む10人の中でトップの72.90をマークしている。また、団体フリーでは基礎点が1.1倍になる後半、普通の選手よりも1回多い5回のジャンプを飛んでいる。後半は疲労がたまってくるため、ミスのリスクも高まるが、個人戦でも高得点狙いで5回飛んでくる可能性はありそうだ。ロシアの女子フィギュアスケート界は競争が激しい。近年は今大会に参加しているアデリナ・ソトニコワ選手のほか、ソトニコワ選手のライバルとされるエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、2013年の世界ジュニア選手権1位のエレーナ・ラジオノワ選手ら10代の実力者が急増している。彼女らとのし烈な五輪代表争いをくぐりぬける中で、成長してきたであろうリプニツカヤ選手。地元開催という「地の利」を生かして、浅田選手、キム・ヨナ選手の2強に割ってはいることができるか。熱戦必至のフィギュアスケート女子シングルは、SPが20日0時から、フリーが21日0時から開始予定。注目の滑走順は、キム・ヨナ選手が17番目、リプニツカヤ選手が浅田選手と同組の25番目、そして浅田選手は大トリの30番目となっている。
2014年02月19日気がつけばこの1年余りで公開作5本、うち主演作4本。堂々たる“阿部サダヲ・イヤー”である。当人は「ありがたいです。目立ちたくはないんですが…」と劇中のハイテンションがウソのように恥ずかしがるが、周囲は放っておかない。主演ラッシュの掉尾を飾る『謝罪の王様』の公開を前に話を聞いた。その他の写真ヤクザとのトラブルの示談、息子の不祥事でマスコミの矢面に立った有名俳優への助言、さらには文化の違いで生じた外交問題の解決まで“謝罪師”と呼ばれる謝罪のプロフェッショナルが事を収めるために持てる技術を駆使するさまを描いたコメディ。阿部にとって『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』に続き、脚本・宮藤官九郎×監督・水田伸生に主演・阿部といわゆる“舞妓Haaaan!!!チーム”の最新作。だが阿部が「自分たちでチームを名乗ったことはない(笑)」と語るようにチームという意識は希薄である。彼ら3人が「次はこれをやろう」「こんなものを作ろう」と話し合う様子を想像してしまうが、実際には「そういう話をしたこともない」という。「いつも水田監督と宮藤さんが脚本まで作ってくれて、僕は撮影直前まで知らないんです。この作品も最初は井上真央さんから聞きました(笑)」と驚きのエピソードを明かしてくれた。勝手知ったる宮藤脚本とはいえ今回、井上真央に竹野内豊、岡田将生ら初めてのメンバーが多く、演じながら新鮮な刺激を受けたようだ。「こっちが仕掛けるのではなく、相手にやってもらって、それに反応して怒ったりツッコんだりというのは難しくも楽しかったですね。ただ、ひとつひとつのエピソードが短くて正直、もっといろいろ試したかったという気持ちもあります。みなさん独特で『そう来るか?』『宮藤さんの本をそう読むんだ!?』という驚きがありました。岡田くんの沼田役がバカなキャラで楽しみだったんですけど、予想以上のバカできたり(笑)。竹野内さんは普段すごく落ち着いてるんですよ。『こうやって、ここで驚けばいいんですね』って。それが、カメラが回ると凄いんです。終わるとまた『いまのでいいんですかね?』って静かになる(笑)。全然、(テンションが)上がってないのに面白いのが不思議でした」。『ぱいかじ南海作戦』に『夢売るふたり』、『奇跡のリンゴ』に本作と主演作の多さのみならず、その多様な役柄に改めて驚かされる。「主役にこだわってないし、何十本もやってるわけじゃないんで何を語れるわけじゃないですが…」と断りつつ、自らが表現すべき“主役像”について、こんな言葉で語る。「いびつな感じというか、いままでの主役像とは違うイメージを持っていただけたらとは思ってますね。安心して見ていられるというより、不安になる、危険なニオイがするような感じで(笑)」。『謝罪の王様』9月28日(土)全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2013年09月27日住友生命保険は21日、このたびブランドパートナーである浅田真央選手を応援する「MAO ASADA応援プロジェクト」を立ち上げ、12月21日から、スペシャルサイトを公開した。同社営業職員やサイト内の応募フォームを通じて集まった応援メッセージを広く紹介するとともに、浅田真央選手本人にも直接提供する予定という。浅田真央選手は、「グランプリシリーズ中国大会」(11/2~11/4)、「グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)」(11/23~11/25)で優勝。「グランプリファイナル」(12/7~12/9)に進出し、優勝を果たした。住友生命では、「夢の実現に向けて『強さ』を磨き、真摯な努力を続けている『浅田真央』選手を職員はもちろんのこと、顧客とも一丸となって応援していける、大応援団を結成したいと考えている」という。プロジェクト名称 : MAO ASADA 応援プロジェクト実施期間 : 2012年12月7日(金)~2014年3月31日(月)活動内容 : 「浅田真央選手に応援メッセージを届けよう!」参加方法 : (1)同社営業職員が配布するメッセージ記入シートから参加、(2)スペシャルサイト内、専用フォームから参加メッセージについて : (1)同社スペシャルサイトで応援メッセージを紹介、(2)タブレット型電子端末などを通じて、浅田真央選手にメッセージを提供スペシャルコンテンツ : (2012年12月7日からプレオープン中)その他コンテンツ : 専用フォームからの応募の場合、Facebookと連動したデジタルノベルティをプレゼント住友生命は、「プロジェクトの今後の展開については、詳細が決まり次第、順次発表していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日公開中の映画『カラスの親指』の大ヒット御礼舞台挨拶が12月5日(水)に都内劇場で行われ、主演の阿部寛を始め、小柳友、古坂大魔王、伊藤匡史監督が登壇。阿部さんにとっては第2子となる次女の誕生が報じられて以来、初めての公式の場で改めてファンに報告した。道尾秀介の人気小説を実写化した本作。ある過去を抱えた中年詐欺師を中心に、ひょんなことから知り合った5人の男女が人生を取り戻すべく大勝負をかけるという物語だが、鑑賞したほとんどの観客がラストのカラクリに関して「騙された」と答えていることも大きな話題を呼んでいる。阿部さんは「僕自身、台本を読んですんなりと騙されました(笑)。これだけ『騙される』と言ってたらみんな騙されまいと思うでしょうが、それでも騙されるんです。これから観るみなさんもこれだけ言っても騙されると思いますよ」と自信満々。とはいえ、伊藤監督は“騙し合い”を意識するために構えて観てほしくはないようで「さんざん煽りましたが、みなさん一度忘れて素直に楽しんでください」と呼びかける。さらに「たいしたことは起きませんから(笑)」と監督としてあるまじき発言も。阿部さんも「何も起きませんよ(笑)。癒される映画です」とさっきまでの発言を翻し、古坂さんは「子猫がずっとご飯を食べている映画です」とストーリーを超短縮し笑いを誘っていた。最後にマイクを握った阿部さんは、自ら「先日第2子が生まれまして…」と10月1日に誕生した次女について少し照れくさそうに報告。「お父さん、これからもどんどん働かないといけないのでこの映画をよろしくお願いします」と映画と絡めてユーモラスに語り、会場は温かい拍手に包まれた。『カラスの親指』は公開中。■関連作品:カラスの親指 2012年11月23日より全国にて公開© 道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ
2012年12月05日演劇ファンが熱を持って観続けてきた“大人計画の役者・阿部サダヲ”が、ここ数年で“皆が知っている俳優・阿部サダヲ”になった。映画とドラマで続く主演や、話題作への出演など、阿部が「いま最も求められている俳優」のひとりであることは間違いない。来年3月には主演舞台『八犬伝』への出演も決定している。そんな阿部に見えているのはどんな景色なのか。現在の心境を訊いた。『八犬伝』チケット情報日本の長編伝奇小説のひとつ、滝沢馬琴著の『里見八犬伝』。この名作をもとに、今回新たに演劇としてこの作品に光をあて、8人の若者の成長物語として描く舞台が『八犬伝』だ。阿部は八犬士のひとり、犬塚信乃を演じる。「台本を読んで思ったのは、主役ではあるけど意外と普通の人ですよね。他の八犬士は個性的だけど、信乃は周囲の人との関わりで動いていく人。ただ、物語はやっぱり信乃が軸にならないといけないから、芯はブレないようにしようと思っています。信乃のまっすぐなところ、企みがないところは意識しながらっていうバランスが難しいけど、稽古場で作っていくのは楽しみですね」。脚本は『ロミオ&ジュリエット』の上演台本や劇団☆新感線『港町純情オセロ』の脚色を手がけるなど、近年めざましい活躍をみせる青木豪。演出は星野源主演の『テキサス』やシス・カンパニープロデュース公演で高い評価を得ている河原雅彦が担う。河原は2002年の解散まで「HIGHLEG JESUS」の総代を務めており、阿部とは同世代の小劇場仲間とも言えるが、意外にも演出を受けるのは初めてだと明かす。「共演者としての河原さんはよく知ってるんですけどね。演出家としての稽古場での居方ってきっと違うじゃないですか。聞く人によって“優しかったよ”とか“けっこう厳しいよ”とか言っていることが違うので、今回は優しいほうの河原さんだといいな(笑)」。八犬士には阿部のほか、瀬戸康史、津田寛治、中村倫也、近藤公園、尾上寛之、太賀、辰巳智秋と若い俳優が集結。また大人計画での共演も多い田辺誠一や二階堂ふみら、多彩なキャストが顔を揃える。公演は3月8日(金)から31日(日)まで東京・シアターコクーン、4月4日(木)から10日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、4月13日(土)から14日(日)まで愛知・刈谷市総合文化センター アイリスにて上演する。チケットは12月15日(土)より一般発売開始。なお、阿部のインタビュー全容は@チケットぴあ『今週のこの人』のコーナーにて掲載。
2012年11月20日今年、公開された映画の中で「ベスト親子賞」を選ぶなら井上真央と松坂慶子が『綱引いちゃった!』で演じた娘と母は有力候補となること間違いなしである。井上さんにとってはNHKの連続テレビ小説「おひさま」後に出演した最初の作品。「おひさま」では愛情あふれる家族の絆が描き出されたが、本作でも母と娘の2人ながらも「おひさま」に負けず劣らず温かい親子の姿が映し出される。かつてはオリンピックの正式種目だったという歴史を持つスポーツ“綱引き”を題材にした本作。「いつかご一緒させていただきたいと思っていたけれど、初共演でまさか一緒に綱を引くことになるとは…(笑)」とふり返る松坂さんとの共演を始め、大分で行われた撮影、本気で挑んだ綱引きなどについて井上さんが語ってくれた。井上さんが演じた千晶は大分市の広報課職員。市長の命令で市のPRを目的に女性だけの綱引きチームを結成する。「最初は綱引きと聞いて、スポ根映画をイメージして、綱引きをガムシャラにやる汗と涙の結晶という感じだろうと思いましたし、映画になるのかな?という思いもありました」と井上さんはふり返る。千晶という役柄については「私と結構、近かったかもしれない。だからこそ難しかったのかな?」とも。だが「役づくりは、綱引き!」と語る通り、役の内面については事前に作り込むことはせず、現場で方向性を決めていったという。「千晶を明るく演じるのか?それともしっかり者のキャリアウーマンとして演じるのか?すごく難しかったですが、ずっと大分にいて大分弁を話す中で段々と『こんな感じかな』という形が出来上がっていきました。何より、綱引きを一生懸命やって技術がアップしてチームも一つになっていく過程が、お芝居にリンクしていけばいいなと思っていましたので。だから現場では、いかに姿勢を保つかとか、どうやって綱を引っ張るかといった話し合いをみんなでしていましたね」。ちなみに綱引きのシーンに関しては「全てガチです!」。劇中のチーム「綱娘」さながら毎日トレーニングを積んで撮影に臨んだ。「最初にみんなで大会を見に行ったら、想像以上にパワフルで地面に着くんじゃないかってくらい低い姿勢なんですよ。松坂さんも最初、綱引き部分にはスタントがいると思っていらしたみたいです(笑)。『あの姿勢を?』と思いつつやってみたら、1人や2人で引くのと8人で引くのとでは全く違って、体力だけでなく全員で息を合わせる大変さがありました。やっていくうちに1日でも綱を引かないと落ち着かなくて(笑)、感覚を忘れないよう『早く引きたい!』って気持ちでした」。「相当、インパクトのある作品じゃないと『おひさま』の陽子役は抜けきらないと思った」という井上さんは、『舞妓 Haaaan!!!』や『なくもんか』といったコメディ映画を世に送り出してきた水田伸生監督の下で新たなスタートを切った。千晶はどちらかと言えば、周囲のボケにビシバシとツッコミを入れる役柄だが、水田監督が求める独特の笑いを存分に楽しんだようだ。「水田監督は結構、その場で思いついたことを提案して、たまたま見た人がクスっと笑ってしまうような小さな笑いを散りばめるので、笑いを堪えるのが大変でした。お芝居をしている本番の最中に監督の笑い声が響いて、音声さんが『シーっ!』って怒っているような現場でした(笑)。逆に感動的なシーンでフッと監督を見たら、号泣されているんです(笑)。監督が一番のお客さんでしたね」。しっかり者としてツッコミを入れるだけでなく今後、コメディエンヌとしてボケ倒す井上さんを見てみたい気もするが…。「どうでしょう…(笑)?笑いのツボはみんなそれぞれ違うので、難しくもありますがコメディは楽しいですね。面白いと思ってやっていても『あれ?』となることもあるから、脚本を読んで面白ければ面白いほどプレッシャーもあります。テンポがちょっと違うだけで面白くなくなったり、セリフ一つ削るだけで面白くなったり、本当に難しい。でも現場で笑いが起きるのはやっぱり楽しいです。私もどちらかというと思い切り笑わせるというよりも、地味に小さく笑えるようなものが好きなので、そういう作品もやれたらいいですね」。そして、ギャグシーンではないのに観ているだけで思わずクスっと笑ってしまうのが井上さんと松坂さんの母娘のやりとりだ。年の功でチーム「綱娘」をまとめる精神的な支柱であり、家ではまるで友達のように娘・千晶と何でも言い合える母・容子。井上さんは「小さい頃から映画館で観てきた作品に出ていた大好きな女優さん」という松坂さんとの共演をこうふり返る。「チームメイトであり親子でもあるという2人の距離が、緊張や遠慮もなく自然にできたと思います。松坂さんは誰に対しても壁を作られることが全くないので、一緒にいたら甘えたくなっちゃうような本当に優しいお母さん。家での2人のシーンのときは『こないだウチの娘がね』と娘さんやお母さまの話をしてくださったり。『おひさま』を見てくださっていたのでその話をしたりもしました」。特に家で松坂さんとマッサージをし合うシーンは、井上さんにとってもお気に入りになったようだ。「日常の親子の雰囲気が好きですね。台本には『マッサージをし合う』とは書いてなかったんですが、松坂さんが私の上に乗ってきたので、その場で思わず『重い~!』とアドリブで言ってしまいました。後で考えると、とても失礼なセリフなんですが、私自身が実際に母とそういうやり取りをしたことがあったので。完成した映画を観たら、ウチの母とのやり取りに近くて、自然にできた良いシーンになっていました」。多くの俳優が、朝ドラや大河ドラマへの出演をきっかけに成長や変化を感じると口にしている。井上さんは慎重に言葉を選びながら「確かに10か月も同じ役をやるというのは大きなことです」とうなずく。自らの変化を知覚するのはこれからかもしれないが、ハッキリと感じるのは周囲の反応の変化だ。「いままでは若い人に声を掛けられることが多かったのですが、最近は、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんの世代の方にも『見ていました』と言っていただけて嬉しいです。大分でも『陽子ちゃん、陽子ちゃん』と声を掛けていただきました(笑)」。そして、最後にこうつぶやいた。「何より震災があった年にあの作品に出られたというのが一番大きなことかもしれません」。年が明けて少し経てば26歳になる。20代の後半戦、女優・井上真央はどのような道を歩んでいくのか?楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:綱引いちゃった! 2012年11月23日より全国東宝系にて公開(C) 2012「綱引いちゃった!」製作委員会
2012年11月20日俳優の阿部寛と人気芸人の村上ショージが異色の共演を果たした『カラスの親指』の完成披露試写会が8日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。この日、阿部と村上のふたりは“警備員”に変装し、本編上映中の会場内にこっそり潜入。舞台あいさつの開始と同時に、正体が明かされると映画さながらのドンデン返しに、客席からは驚きの声があがった。当のふたりも「もろバレするだろうと思っていたので、逆に拍子抜け。でも人をだますのは楽しい」(阿部)、「僕はもともとオーラがないですけど…」(村上)とドッキリ成功にご満悦だった。その他の写真第144回直木賞を受賞した道尾秀介氏のベストセラー小説を実写映画化。プロの詐欺師・タケ(阿部)と新米詐欺師のテツ(村上)、そして彼らの元に転がり込んできた男女3人が、タケが背負う暗い過去にケリをつけるため一世一代の大勝負に挑む姿を描く。阿部はキャリア初の詐欺師役に「今までと違う自分を発見できた」と自信のアピール。共演した村上について「芸人さんとしての苦労が、背中で表現されている方。台詞を超えた存在感がある」と絶賛の声をおくった。かたや村上は「台詞が長すぎて、阿部さんに泣きついた」と振り返り、「どうしたらいいか尋ねたら、『とりあえず覚えるしかない』と言われて…。とにかく皆さんに迷惑をかけられないと、しがみついていた」と初の本格演技に満身創痍だったようだ。舞台あいさつには阿部と村上に加えて、共演する石原さとみ、鶴見辰吾、小柳友、古坂大魔王、原作者の道尾氏と伊藤匡史監督が登壇した。道尾氏は「こんなにいい作品にできあがるとは…。小説が長男なら、映画は次男。どちらも出来のいい子どもです」と感激しきり。映画は予測不可能なストーリー展開が大きな見どころで、伊藤監督も「最後のドンデン返し以外にも、いろんな場所にヒントが隠されている。一度と言わず、何度でも繰り返し、観てもらえれば」とアピールしていた。『カラスの親指』11月23日(金)公開取材・文・写真:内田 涼
2012年11月09日