映画『追憶』の完成披露会見が4月4日(火)、都内にて開催され、主演の岡田准一、共演の小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆、降旗康男(監督)、木村大作(撮影)が出席した。同作は、『鉄道員(ぽっぽや)』の監督である降旗さんと撮影の木村さんが『憑神』以来9年ぶりにタッグを組んだヒューマンサスペンス。幼少期をともに過ごした幼なじみの3人が、刑事、容疑者、被害者という形で25年ぶりに顔を合わせることから物語が展開する。刑事の四方篤を岡田さんが、容疑者の田所啓太を小栗さんが、被害者の川端悟を柄本さんが演じる。マイクを持った木村大作さんは、降旗監督とのタッグについて、「9年ぶりにやったという感じはぜんぜん受けていません」とふり返り、「降旗さんとは16本目で、なおかつ3回忌を過ぎました高倉健さんの映画を降旗さんと7本やっております」と続けた。木村大作さんは、「個人的な想いですが、なかなか健さんに対する追悼ができない。自分はカメラマンとして付くので、この映画で、健さんへの想いを込めて映像で表現しようと思いました」と同作に高倉さんへの追悼の想いを込めたことを明かした。具体的には、鷹が飛んでいるシーンがあるそうで、「鷹を天に昇らす形で表現をしました。自分の気持ちとして、その鷹は、高倉健さんです。天で、降旗と木村、それと、このような、これからを背負って立つ若い俳優さんたちを天から見てほしいという気持ちで表現しました」と明かした。降旗監督は、「気持ちとしては、『岡田准一さんに高倉健を継ぐような俳優さんになっていただければいいなあ』と思いながら仕事をしていました」と回顧。岡田さんには「どうか、これからも、そんな気持ちを思い起こしていっていただけたら、ありがたいなと思います」と言葉を掛けた。岡田さんのどのようなところに高倉さんを思わせるものがあるのかを尋ねられると、降旗監督は「斜め後ろからの姿ですね」と回答。「背は健さんの方が高いのですが、1人の人間の姿としては、同じようなもの、同じような中身、同じように人生を背負って生きているという感じ、そういうものが斜め後ろからの姿に共通しているのではないかなと思います」とコメント。「僕の頭の中はいまだに健さんで覆われています」という木村大作さんは、「健さんは基本的には受けて立つ俳優さんでした。受けていて主役をやっていたのです。周りに全部をしゃべらせて、黙って、何かを出す、感じさせる」と回顧。「僕は一番、健さんで好きなのは後ろ姿です。健さんの後ろ姿には“人生すべて”を感じます、(カメラを)のぞいていると。そういうものを岡田さんに感じているということかな」と言葉にした。降旗監督と木村カメラマンという日本映画界のレジェンドといっても過言ではない2人からの言葉を受けた岡田さんだが、「健さんは特別な存在」といい、「唯一無二の方ですから、僕は健さんになれるとはまったく思っていませんし、比べていただくことも恐縮してしまうし、おこがましいことだと思っています」と心中を吐露。「健さんの背中を、後ろ姿を追い駆けて精進していけたらいいなと思いますし、1ミリでも人間を映してこられた健さんに近いことができるように年を重ねていけたらと願っている最中です」と語った。映画『追憶』は5月6日(土)から全国公開。(竹内みちまろ)
2017年04月04日こんにちは。エッセイストで経済思想史家の鈴木かつよしです。最近めっきり使われなくなった言葉の一つに“不言実行”があります。他人の前で派手なパフォーマンスをせず、見返りのあるなしにかかわらず自分がやるべき仕事を黙って遂行する姿勢のことを指した言葉です。一方、スポーツ選手などの間で発生し、今では日本語としてすっかり定着した感のある“有言実行”という造語は、あえて他人に聞こえるように大きな目標を掲げておいて達成できるように頑張るというもの。現代は“有言実行”の方が高い評価を得やすい傾向があるように見えます。しかし、こと子育てという観点で言うのであれば、筆者は「子どもに不言実行の生き方を示せるパパやママはステキだ」と思います。どういうことか、その理由を一緒に考えてみましょう。●有言実行タイプの人は結果を残せなかった場合でもそんなには非難されない有言実行タイプの有名人というと元プロ野球選手で打撃三冠王を3度も獲得した落合博満さん。元男子競泳選手で五輪金メダリストの北島康介さん。元陸上競技・女子マラソンの選手でやはり五輪金メダリストの高橋尚子さんなど、圧倒的にスポーツ界に多く見られる印象があります。こういった人たちは「三冠王を獲るぞ」「金メダルを獲ります」と、実現することが大変な目標をマスコミの前で高らかに宣言したうえで実際にその目標を達成してみせたため、「有言実行の人」と呼ばれるわけです。しかし、よく考えてみると、彼らのように才能に恵まれたスーパー・アスリートでさえ、その最高峰の目標を現実に達成できたのは人生で一回ないし数回きり。毎年シーズン開幕前に三冠王獲得宣言をしていた落合選手がたとえその年三冠王を獲れなかったにしても、そのことを非難するような人はそんなにはいません。それはなぜかと言いますと、そういった高い目標を公の前で言葉にすること自体がとても勇気の要ることであり、尊いことだからです。つまり、真剣に有言実行しようとしている人に対して多くの人は“寛容” なのです。ここに、有言実行タイプの人が大衆的人気を博しやすい理由があります。●不言実行できる人の存在感は抜群一方、不言実行はどうでしょうか。不言実行の有名人といえば何といっても俳優の高倉健さん(故人)で、役柄上も私生活も不言実行。そして、元プロ野球選手で広島カープを25年ぶりのリーグ優勝に導いた黒田博樹投手などが思い浮かびます。不言実行タイプの人は何かをする前にマスコミ受けするような花火を派手に打ち上げるというようなことはけっしてしません。それにもかかわらず不言実行の人の存在感たるや抜群で、有言実行タイプの人が“人気”を集めやすいとするならば、不言実行の人は“尊敬”を集めやすい と評することができるかもしれません。そもそも不言実行という概念そのものが中国の春秋時代の哲人・孔子の『論語』の中の一節から生まれたと言われており、どういうものかと申しますと「何か言いたいことがあるのなら、まずそれを自分で行ってから言うのが徳の高い人というものだ」という一節があるのです。このことからも“尊敬されるのは不言実行の人”、“人気者は有言実行の人”という見方は、間違ってはいないのだろうと思います。●不言実行のパパ・ママは子どもにとって尊敬の的さて、そんな“有言実行”と“不言実行”ですが、子どもたちにとってはどちらのタイプのパパ・ママがステキに映るでしょうか?筆者はどちらもステキだと思いますが、有言実行のステキさは“親しみやすいステキさ”であり、不言実行のステキさは“頭が下がるステキさ” なのだろうという気がします。「健康のために1か月で5kg体重を減らすわよ!」と宣言したうえで本当にダイエットをやりとげるママはかわいらしくてステキですし、疲れているのに愚痴の一つも言わずに今日も仕事に出かけるパパには頭の下がるステキさを感じます。ただ、こと“子育て”の場面では、やっぱりパパやママの“不言実行”の姿がステキだなと感じてしまうことにはそれなりの理由があります。現代は何でもやたらと“口に出す”人が増えているだけに、何も言わずにやって見せてくれるパパやママがとてもステキに映るというところです。パパやママだって、子どもに格好いいところばかり見せながら生きていけるわけではありません。特に自営の仕事などをなさっているパパやママだったら、ほんの数分の納期遅れが原因でお客さんに深々と頭を下げて謝っているところを子どもに見られるのは日常茶飯事です。それでも、次は納期に1分も遅れずに最高の商品をお客さんに届けて見せる。何も言わずに、黙って、「仕事とはこうして向き合うものなのだよ」と背中で教えてくれる パパとママはめちゃくちゃステキです。やたらと“宣言”はするけれどよく見ると“有言不実行”の人がとても多いことが、現代社会の特徴でもあるように思います。そんな中で、子どもに“不言実行”の生き方を示して見せるパパやママがとても輝いて見えるのは、筆者だけでしょうか。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/ゆみ
2017年03月14日2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺された北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄・金正男氏(享年45)。犯行時間は、わずか5秒間。映画のような事件に、世界が揺れた。正男氏は01年、「東京ディズニーランドに行きたい」と偽造パスポートで日本に入国しようとしたが発覚し、強制退去になった。高倉健が出演する日本映画や漫画が好きな素顔などオタクの一面が伝えられ、世間の注目を集めた。 本誌は北朝鮮を離れ、国外を転々とした正男氏の知られざる“逃亡生活”を追った――。 ロシアとスイスで教育を受けた正男氏は、95年から北京に滞在。第一夫人の崔恵里さんとの間に最初の子、東換くんをもうけた。 「二番目の妻の李恵慶さんとは、北朝鮮で出会ったと聞きます。彼女は北朝鮮の芸術公演団にいた女優さんで綺麗な方。当時彼は北朝鮮のために設立した貿易会社の代表をしていて、その本社がマカオにあった。そこでマカオに居を構え、02年から恵慶さんを住まわせたんです。『前の奥さんが』という言い方をしていたので、恵里さんとは離婚していたかもしれません」(マカオ在住・ジャーナリスト) 正男氏の生活はブラリと買い物に出たり、家族で高級レストランに頻繁に食事に行ったりと、セレブらしい暮らしぶりだった。 「話し方もおだやかで、政治や社会情勢にあまり興味がなく、テレビのニュースもあまり見ていませんでした。食事の後はスパに行ったり、女性のいるクラブに飲みに行ったりという毎日。家に帰らず、ホテルに泊まることもあったようです」(前出・ジャーナリスト) 家族で平穏に暮らすそんな生活が脅かされ始めたのは、11年、父親の金正日氏(享年69)が亡くなってから。正男氏のインタビューをまとめた『父・金正日と私金正男独占告白』の著書がある東京新聞編集委員の五味洋治氏は、こう当時を振り返る。 「正男氏は気さくで国際社会での評判も上々でした。しかし、世襲を批判し、核実験を強行することに憂慮を示すなど、体制批判を度々口にしたことで当局からマークされるようになりました。『(北朝鮮から)警告がきたので、政治的な話はできない』と本人からメールがきたりしたので、当時から自分は狙われているという危機感はあったのでしょう」 北朝鮮に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏は、そのころから正男氏の周辺で北朝鮮工作員の動きが活発になっていったと語る。 「正男氏はそうした動きを察知し、12年に『私や私の家族を助けてください』と記した命乞いの手紙を、亡き父の後継者の座に着いた弟に送りました。『私たちは行くところも避けるところもなく、逃げ道は自殺だけだとよくわかっている』と書かれていたといいます」 不安定な生活から逃避するためか、正男氏の女性関係は派手だった。”三番目の妻”の徐英羅さんとのツーショットがマカオで目撃されるようになったのも、そのころから。 「英羅さんは30代半ば。スラッとしたモデルのような容姿で、国営高麗航空のCAさんをしていたそうです。マカオで高層マンションを借り、正男氏は彼女のもとに通っていました。入籍していたかどうかは不明です。当時、護衛はいませんでしたね。日系デパートでポン酢など日本食の材料を2人で買っている姿も目撃されているので、自炊していたんでしょう。正男氏にはシンガポール人女性の“4番目の妻”もいて、クアラルンプールには去年、彼女を連れて行ったという話も聞こえてきていました」(前出・ジャーナリスト) 奔放な生活を送る一方で、正男氏はだんだん追い詰められていった。北朝鮮専門のインターネットサイト『デイリーNKジャパン』の高英起編集長はこう説明する。 「彼は北朝鮮の武器輸出や投資コンサルタンティングなど外貨獲得ビジネスを行い、利益を本国に上納するかたちで命脈を保っていたと思われます。しかし近年、北朝鮮への経済制裁で海外の口座が凍結されたり、貿易がやりにくくなるなど、ビジネスは先細りになっていった。正恩氏にすれば正男氏は利用価値がなくなり、邪魔な存在となったのです」 残された恵理さんと恵慶さんとその3人の子供たち。正男氏が愛した“家族”の安否が気遣われる。
2017年02月23日「東映入社の条件は水着の写真を撮ること。私はそれまで膝上のスカートをはいたこともなかったし、ボディラインを強調するような格好も嫌でした。仕方がないから1枚だけ撮ったんですけど、本当に恥ずかしくて……」 そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第75回のゲスト・女優の三田佳子さん(75)。明るく朗らかな笑顔で「今日はよろしくねー!」と颯爽とスタジオ入りした三田さん。革ジャンにロングスカート、高めのヒールのブーティーという若々しいファッションもとってもお似合い。エイジレスな魅力たっぷりの三田さんと中山が語り合いました。 中山「三田さんは高校卒業後に東映に入社し、本格的に女優業がスタートしたんですね」 三田「そうです。東映に入ってから高倉健さんと共演が続き、『僕は俳優になるのはすごく抵抗感があったけれど、今後の人生をいろいろ考えて、嫌々入った』とおっしゃっていたの。私も水着の撮影で『こんなに屈辱的な経験をしてまで……』と思い悩んでいたので、健さんとの共通点がありました。健さんは私をとてもかわいがってくれました。たぶん私がぎこちなくて女優らしくなかったからなんじゃないかな」 中山「ギラギラしていなかったからなんでしょうか?」 三田「うーん……健さんは(美空)ひばりちゃんとコンビを組んだあとに、私とコンビを組むようになりました。最初に健さんと共演した映画はロケ期間が長くて、撮影で1カ月くらい一緒だったんです。そしたら、健さんが突然、『よっこ、みたよおしっこ』と言ったんですね。『え、何?』と思ってキョトンとしていたのですが、何度か言われて、やっとわかったんです。『みたよおしっこ』って、三田佳子っていう意味なんです。それに気づいたとき、急に恥ずかしくなっちゃって……」 中山「あの健さんがそんなジョークを!」 三田「健さんはひょうきんだったんですよ。でも、当時だって渋くかっこよかったのに、『よっこ、みたよおしっこ』ってからかわれて、もう衝撃的すぎて忘れられない」 中山「それは貴重な経験ですね」 三田「それから20年以上たってから、内蒙古自治区の映画祭に健さんも参加されたの。あまりの懐かしさに、内蒙古の大平原で私は健さんの腕にすがって、健さんは黙って私を抱き寄せてくれた。ボロボロ私は泣いてしまい、健さんは物思いにふけっていた様子でした。『みたよ、おしっこ』で顔を真っ赤にしていた女のコが女優として一本立ちして、お互いずっと俳優業を続けてきた来し方に2人とも感じるものがあったのね……」 中山「それまで健さんと交流はあったんですか?」 三田「私はそのとき50歳、健さんは60歳でしたが、それまでずっと会ってなかったんです。健さんの大ファンの檀ふみちゃんや名取裕子ちゃん、多くの映画関係者もその場に一緒にいたのですが『あの2人の世界に、私たちは絶対入っていけなかった』とあとで言っていました。誰も寄せ付けない雰囲気だったみたいですね」
2017年02月18日泣いて心をデトックス!?いま話題の「涙活」とは?寒い季節が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。仕事疲れ、乾燥肌で悩む方も、この時期は多いかと思います。こんな時は、ぜひ「涙活(るいかつ)」をしてほしいですね。※涙活とは、一ヶ月に2、3分、能動的に涙を流すことで、心のデトックスを図る活動をいいます。涙活は美容やストレス解消にも効果があるため、話題になっているんです。そこで今回は、涙活が身体に与えるうれしいメリットを紹介したいと思います。涙活、その効果とは?! 涙活の効果① 良質な睡眠が得られる泣くことで、自律神経のバランスが整い、ぐっすり快眠できるようになります。そして睡眠をとっている間に、脂肪の代謝が促されるほか、ホルモンが分泌促進されるそうです。そのため、ダイエットや美肌効果が得られます。 涙活の効果② 活性酸素を抑えるストレスがたまると、身体が疲れるだけでなく、老化の一因でもある活性酸素が肌内部を覆います。そうすると、しわやシミ、吹き出物が出やすくなります。ですが、涙を流すことによって人間の自律神経が、緊張やストレスを促す交感神経から、リラックスを促す副交感神経が優位な状態へ切り替わります。身体からストレスが解き放たれることで、リラックス状態になり、活性酸素を抑えることにつながります。<涙活にオススメの泣ける映画>惜しまれつつも亡くなった、高倉健さんの代表作「鉄道員(ぽっぽや)」です。この映画は、北海道のローカル線の終着駅に勤務する男と、彼の定年退職と同時に廃止になる駅を描いた作品です。まじめ一筋に生きてきた主人公が、生後2ヶ月で亡くなった娘、病死した妻などの思い出を抱えながら、意外な訪問者と交流していきます。予想外のラストには感涙必至です。北海道の美しい冬景色は、寒い日に見るにはぴったりです。これを見て涙を流してぐっすり眠れば、ダイエットや美肌効果を得られること間違いないでしょう。感涙療法士/吉田英史
2017年01月31日福山雅治が『レッドクリフ』などで知られるジョン・ウー監督とタッグを組む超大作『追捕 MANHUNT』(原題)。1月15日(日)、本作の中国キックオフ会見が北京にて開催され、ジョン・ウー監督と福山さん、チャン・ハンユーらキャスト陣がそろって登壇した。本作は、中国でも大ヒットとなった高倉健、原田芳雄共演の1976年の映画『君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ』を、全編日本ロケ、大阪をメインの舞台にしてリブート。敏腕警部・矢村聡(福山さん)が、同僚女性を殺害したとされる国際弁護士・杜秋(ドゥー・チル)を追いつめながらも、事件の状況証拠を怪しみ、杜秋の容疑そのものに疑問を持ち始めるというストーリー。昨年6月にクランクイン、11月にクランクアップを迎えている。北京のJWマリオットホテルにて行われた記者会見には、ジョン・ウー監督のアイコンともいえる鳩のオブジェがつるされ、福山さんがジョン・ウー監督、ともにW主演を務めたチャン・ハンユー、人気女優のチー・ウェイ、監督の次女で女優のアンジェルス・ウーと共に登壇、100を超える中国の主要メディアの前に登場した。キャスト陣と監督はクランクアップ後、久しぶりの再会となったが、映画に期待するファンやプレスたちによる熱気に包まれた会見となった。ファンに対して挨拶を促された福山さんは、まず流暢な中国語で「みなさん、こんにちは。福山雅治です」と挨拶。長年、ジョン・ウー監督のファンだったと語り、「お話をいただいたときは夢かと思うくらい、大変光栄でした。監督のこの作品にかける思いを伝えていただいて、その思いにどうやって応えられるのか考えながら、5か月間精一杯撮影に挑みました」とコメント。さらに「撮影中にも印象的なシーンがたくさんありましたが、自分のアクションシーンでジョン・ウー監督作品の代名詞とも言える“白い鳩”が飛んだときは、本当に感動しまして、何度も何度も現場のモニターをチェックして…。すごく嬉しかったです」と、いまだ興奮冷めやらぬ様子で撮影中の思い出を交えながら語った。また、本作にはアジアのさまざまな国籍の俳優が出演しているが、それについて監督は「キャストたちのセリフには、日本語、英語、中国語、しかもかなり長いセリフもある。娘(アンジェルス)も外国から来た暗殺者役なので、外国語をしゃべるし、言葉はそれぞれの役が必要とする言語を話さなければならなった」と応じ、本作のスケールの大きさを予感させた。会見では、中国公開版ティザーポスターも初披露。手錠で繋がれた力強い手と手が重ね合わされ、いまにも握られようとしている様が、ジョン・ウー作品のシンボルとして知られる“白い鳩”を形作っている。男らしい力強さがありながら華麗、危険な香りに満ち溢れていながらも優雅さがあり、“ジョン・ウー スタイル”を貫いた作品であることを物語っている。中国での公開日が2018年2月16日(中国の旧正月・元旦)となることも発表された本作。福山さんが、「やっと映像作品で中国に来ることができたので、今度はライブで来れるように頑張っていきたいと思っています。なるべく早く来ます!ちょっとだけ待っててください」と中国のファンに熱いメッセージを贈りつつ、会見は終了した。『追捕 MANHUNT』(原題)は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月16日アイドルグループ・TOKIOの国分太一が21日、MCを務めるTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)で、20日に最終回を迎えた同局系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』について「ガッキーがかわいい!」とコメント。テリー伊藤もキャスティングを絶賛した。番組では、最終回をパブリックビューイングで楽しむファンの様子を放送し、最終回の感想や"逃げ恥ロス"を嘆く声などを特集。また、ロケ地の横浜や居酒屋などを訪れ、聖地巡礼を楽しむファンの姿も紹介した。最終回を見たという国分は「やっぱガッキーが単純にかわいい!」とメロメロの様子で、「キャスティングが最高ですね」と配役を絶賛。テリー伊藤も「このキャスティングじゃなかったら成立してないですよね」と同調した。テリーは続けて、「第1話で新垣さんが"契約結婚"って言うけど、あれは星野さん以外には出てこない言葉」と分析。「高倉健さんの映画は高倉健さんしか演じられない。加山(雄三)さんの若大将もそう」と例を挙げた上で、「『逃げ恥』のこの役は彼しかできない。すごい」と語った。同ドラマは、職なし彼氏なしの主人公・森山みくり(新垣結衣)と、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)が、"契約結婚"という夫=雇用主、妻=従業員となる結婚生活を繰り広げるラブコメディ。エンディングで主題歌「恋」に合わせてキャスト陣が踊る"恋ダンス"は放送開始直後から話題となり、完コピ動画がネット上で多数投稿されるなど一大ブームとなった。
2016年12月21日俳優の市村正親が、草なぎ剛主演の関西テレビ・フジテレビ系主演ドラマ『嘘の戦争』(来年1月スタート、毎週火曜21:00~21:54)に出演することが26日、明らかになった。このドラマは、昨年1月期に放送された同局系ドラマ『銭の戦争』の脚本・後藤法子、監督・三宅喜重、プロデュース・河西秀幸らスタッフが再結集。草なぎ演じる幼い頃に家族を殺された主人公が、天才的な詐欺師となって復讐を果たそうとする姿を描く。市村が演じるのは、草なぎ演じる浩一と敵対する二科隆(藤木直人)らの父親で、最大の適役となるニシナグループの会長・二科興三。草なぎとは2004年の映画『ホテル ビーナス』以来、公私ともに親交が深い関係だ。それだけに、市村は「今回は剛君のドラマだから『やろう!』ってすぐ返事をしました」と快諾したそう。「剛君はバラエティも面白いんだけど、やっぱり俳優だなぁと思うんです。俺の中では剛君は、高倉健さん風なイメージ、俳優としてこれからもっともっと楽しみです」と、今後の役者としての活躍に期待を示した。その草なぎは「共演するのは、すごく照れくさいのですが、それを越えて集中して現場に入ったら、新しい僕を引きだしてくださるんじゃないかな」と胸を借りる思いの様子。「体当たりしていきたいなと思います」と意気込んでいる。
2016年11月26日追悼特別展「高倉健」が東京ステーションギャラリーにて、2017年1月15日(日)まで開催される。本展は高倉健が三回忌を迎えるのを期に、表現者としての彼の姿を回顧するものだ。展示は時代ごとに6つに分けて構成され、東映でデビューして東映任俠映画のスターとなった姿や、実録やくざ映画などで新しい試みを行った時期、独立して出演した話題作、出演作をじっくり選ぶようになった晩年の名作などを、「東映時代初期」・「東映時代中期」・「東映時代後期」・「独立時代前期」・「独立時代中期」・「独立時代後期」という流れのもと紹介する。最大の見どころは、高倉健が生涯に出演した映画全205本すべてから映像を抜粋して構成した映像展示だ。経年劣化により鑑賞困難となった作品も、フィルムをデジタル修復することで蘇らせた。30台にも及ぶモニターとプロジェクターを駆使し、彼の全仕事を一度に見ることのできる特別な機会が提供される。ほかにも、横尾忠則と森山大道による高倉健をモチーフにした作品や、高倉健自らが所蔵していた脚本や小道具といった日本映画史を物語る貴重な映画資料も見どころの一つだ。本展は、日時指定の完全予約制となるので、訪れる際は事前にチケットの予約を忘れずに。【展覧会概要】「追悼特別展高倉健」場所:東京ステーションギャラリー会期:2016年11月19日(土)~2017年1月15日(日)休館日:月曜日(2017年1月2日、9日は開館。)、年末年始(12月29日~1月1日)、1月10日(火)時間:10:00-18:00 ※金曜日は20時まで開館。※入館は閉館30分前まで。入館券:一般 1,300円、高校・大学生 1,100円、中学生以下無料 ※障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料。※日時指定の完全予約制。前売券・当日券は販売しない。入館時間:1回目 10:00~12:00、2回目 12:00~15:00、3回目 15:00~17:30、4回目 17:30~19:30(金曜日のみ) ※入れ替え制ではない。チケット購入方法:ローソンチケット、チケットぴあ、セブン-イレブン、サークルK・サンクス、JTB店頭、JTB電子チケットサービス「パスミー」にて事前に購入。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600(8:00~22:00)
2016年11月24日先日、次男の1歳6ヶ月健診に行ってきました。長男はもうすぐ6歳のため、久しぶりの健診です。1人目のときは健診のたびに必ず一度は落ち込んだり、モヤモヤしていました。2人目になり分かったことも増え落ち込むことはなくなりましたが、やはりどうしても違和感が残るのです。子育て支援も経験したことから、健診で違和感を感じるその正体に気付きました。「ママへの信頼」が足りていない?健診に行くたび落ち込むのはなぜか…それは全体(保健師さんや会場作りなど)的に、ママへの信頼が足りないからではないでしょうか?筆者は元転勤族のため、3つの地方で健診を受けていますが、それはどこでも共通で感じました。ママの話から、「間違ったこと」「周囲と違うこと」を問題にしているような空気感が、悩みを相談したいママの口を閉じてしまっているのではないか…とも思います。そもそも育児は個人差の大きいもので、画一的に決められるものではありません。日々悩みながら子育てをしているママにとって「それは違う」と一刀両断されてしまっては、落ち込むのは当たり前。具体的にご紹介しましょう。アドバイスが「ちょっと違う…」次男は断乳していません。断乳・卒乳に関しては個人差ありますが、一度長男で断乳を試したものの違和感を感じ、長男は4歳で自然卒乳。WHOでは2歳まで母乳をあげることを推奨していますし、世界の卒乳平均は平均4.2歳。次男も自然卒乳でいくつもりです。ですが健診ではやはり、断乳を勧められました。「ぐずるたびにおっぱいは止めて」など一見アドバイス的なものをいくつかされたのですが、それが全て当てはまるかといえばちょっと違うのです。「こんな例もあって、それはどうかと思うのね」など保健師さんは懸命に話しているものの、聞いてる側からすると「それは私も違うと思うけれど、私も同じことをすると疑われているのでは…?」という気持ちに。「目の前にいるママへの信頼」よりも「ダメなママを是正しないと」という姿勢が優先されているように感じてしまいました。たとえ断乳を勧めるにしても、最初に「どういう時におっぱい飲ませてるの?」と聞いてほしい。最初に質問してママの話を傾聴しておけば、ママも安心して相談できますし、保健師さんも適切なアドバイスができるのではないかと思うのです。張り紙からの圧迫感健診では様々な張り紙が貼ってあったり、チラシも貰います。一例としてよく見かけるのが、『スマホに子守りをさせないで!』。職業柄か、表現が断定的なために「スマホに子守りをさせてるでしょ?絶対ダメだよ!!︎」という疑いと圧迫感を感じてしまいます。それがイヤで、続きを読むのをやめる人もいるようです。子育て支援の経験上、「ラクだから毎日2〜3時間はスマホを見せてまーす☆」というママは少数派。みんな「罪悪感を感じながら、迷いながら、それでもいっぱいいっぱいで」見せています。私も1人目のときは、できるだけスマホを見せたくありませんでした。しかし次男の産後2ヶ月目頃、毎日長男が幼稚園から帰ってくる夕方になると決まって、次男が激しい黄昏泣きを2時間以上…。のけ反りギャンギャン泣く次男をあやしながら、「あと1人大人がいてくれたら、長男に寂しい思いをさせないのに…。そうか、人がいなくなった代わりにテレビやスマホがあるのかな」と思いました。夫の帰りが遅く、『孤育て』状態の多い現代。今ではスマホを使う時があっても仕方ないと思います(子どもが執着するので適切にですが)。『スマホで育児もう一度考えてみませんか』などソフトな表現にすることで、ママの心の負担も軽くなるのではないでしょうか。信頼がないとママの心は開かない健診では違和感を感じましたが、ママが1番悩みを相談しやすいのもまた健診。ママの心を開き、相談してもらうためには、まずは保健師さんの対応や張り紙などにおいてもっとママを信頼してほしいと思うのです。確かに、育児を軽く見ているママもいるかもしれません。ですが真剣に子育てをしている大多数のママからすれば「すべてのママがそうではない」というのが本音。まずは目の前のママと向き合って、信頼してほしいと思います。信頼してもらえない人に、相談はできないのが人間ですから。ママにとって健診が、「ずっと悩んでたことを相談できて良かった」と思えるような場になることを願っています。ライター:メオトーク編集部
2016年09月29日香取慎吾がMCを務める人気番組「SmaSTATION!!」が、来る10月15日(土)放送の回で丸15年を迎える。この度、MC・香取さんから15年目をふり返るコメントが到着した。2001年10月13日(土)に放送を開始した本番組。これまで、香取さんが英会話習得に挑戦する「ベラベラステーション」や、さまざまな場面でのマナーをクイズ形式で学ぶ「覚えておきたい!マナー手帖」など、のちに書籍化もするほどの人気コーナーが多数誕生。また、テレビ朝日のスタジオ以外にも、系列局の社屋やニューヨーク、ドイツなどの海外からの中継が行われ、さらにフジテレビや日本テレビとの同時生中継なども敢行。常に新しいテレビの試みにチャレンジしてきた。最近では、生活に役立つグッズや行列のできる名店を紹介し、番組で扱われた直後は話題沸騰するなど、変わらぬ人気を博している本番組。MCを務めた香取さんは、「丸15年…。毎週土曜日にスタジオに来て生放送をするっていうのが自分の中でも自然なことになっているので、気付いたら15年経っていたという感じです」と、いまの心境を告白。また「(番組で)英語をやっていた(『ベラベラステーション』)なぁ、とか『ベラベラブック』や『マナスマブック』といった本を出したなぁ、とか高倉健さんが生放送のスタジオに来てくださったなぁ、とかいろいろなことを懐かしく思い出していました。健さんは、いま思い出してもCGだったんじゃないかと思ってしまうほど信じられない出来事でした」とふり返る。そして「24時間テレビのパーソナリティをやったときには、テレビ朝日のアトリウムに募金箱が設置されたり…。テレビ局間のつながりを感じられるのもこの番組でしたね」と改めて本番組の斬新な試みについてコメント。「24歳でこの番組を始めたわけですが、39歳になったいま、それをふり返ると『若いな!』『よくやってたな』と思ってしまいます。よく頑張りましたね、僕(笑)」と、思いを綴った。「SmaSTATION!!」は、毎週土曜日、23時15分よりテレビ朝日系24局ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月24日SMAPの香取慎吾が、テレビ朝日系バラエティ番組『SmaSTATION!!』(毎週土曜23:15~24:09)の放送15周年を受け、「よく頑張りましたね、僕(笑)」と自らをねぎらった。同番組は、2001年10月13日に放送開始し、来月15日の放送で15周年。香取が英会話に挑戦する「ベラベラステーション」や、マナーをクイズ形式で学ぶ「覚えておきたい!マナー手帖」など、書籍化された人気コーナーも生み出してきた。香取は「毎週土曜日にスタジオに来て生放送をするっていうのが自分の中でも自然なことになっているので、気付いたら15年たっていたという感じです」と率直な感想を吐露。多くのゲストを迎えてきたが、故・高倉健さんの回が特に印象に残っているようで、「健さんは、今思い出してもCGだったんじゃないかと思ってしまうほど、信じられない出来事でした」と振り返った。レギュラーではテレ朝のスタジオから生放送しているが、それ以外にも、系列局の社屋やニューヨーク、ドイツなどの海外からの中継、さらには、フジテレビや日本テレビとの同時放送も実施。香取は「『24時間テレビ』(日テレ)のパーソナリティをやったときには、テレビ朝日のアトリウムに募金箱が設置されたり…。テレビ局間のつながりを感じられるのもこの番組でしたね」としみじみ語った。また、「24歳でこの番組を始めたわけですが、39歳になった今、それを振り返ると『若いな!』『よくやってたな』と思ってしまいます」とあらためて実感し、「よく頑張りましたね、僕(笑)」と自身をほめたたえた。今年12月31日で解散することが発表されている「SMAP」の名を冠した同番組だが、同局では、来年1月以降も現行タイトルで継続する予定としている。
2016年09月24日8月25日(現地時間)よりスタートした、「第40回モントリオール世界映画祭」。この度9月5日、本映画祭の授賞式が行われ、故・高倉健の軌跡を描いた『健さん』がワールド・ドキュメンタリー部門にて「最優秀作品賞」を見事受賞したことが分かった。モントリオール世界映画祭と言えば、高倉さんが1999年に開催された同映画祭(第23回)にて、『鉄道員 ぽっぽや』で日本人俳優として初の主演男優賞を受賞した映画祭。高倉さんにとって俳優人生で唯一、海外の映画祭での「主演男優賞」受賞した国際映画祭となっている。この高倉さんゆかりの地と言っても過言ではない本映画祭での受賞に、現地にいた日比遊一監督と、本作にも出演している高倉さんの実妹の森敏子より、喜びの声が到着。日比監督は、「ニューヨークに暮らし始めて30年経ちますが、いつかこんな日が来ることを夢に見ていました。かつて高倉健さんに主演男優賞をくださったこのモントリオールの地で、最優秀賞を頂けたのは偶然を超えた運命を感じております」と喜び、「映画の製作に関わったすべてのスタッフ、そしてご協力いただいた尊敬する多くの先輩映画人たちに敬意と感謝を申し上げたいと思います。本当に有難うございました」と感謝を述べた。森さんは「兄が一番喜んでいると思います。この間、毎日お墓に参ってお願いをしてきましたが、願いが天に届いたと感じてます。男気と優しさでこの作品を作って下さった、製作者や監督に心の底から感謝申し上げます。受賞出来たことが、ただただ有難いです」とコメントした。故・高倉さんの生涯を描く長編ドキュメンタリー映画『健さん』。1960年代のプログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼びかけた、「健さん!」。しかし我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか?生前に限られたインタビューしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのか?本作はそんな疑問への答えを提示した初のドキュメンタリー映画となっている。『健さん』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年09月06日長編ドキュメンタリー映画『健さん』が2016年8月20日(土)から全国公開される。2014年11月10日、俳優・高倉健が惜しくもこの世を去った。これまで『幸福の黄色いハンカチ』『鉄道員(ぽっぽや)』など邦画史上に残るヒット作に出演してきた名優は、スクリーンからにじみ出る圧倒的な存在感のみならず、彼の考える俳優のあり方や人生哲学によって、多くの人を惹きつけてきた。本作は生前に限られたインタビューしか受けなかった高倉健の素顔を明かす、初のドキュメンタリー映画。監督はニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一だ。海外の名優、名匠のインタビューからは、映画そして日本の美学を紐解く。また、日本映画の黄金期を彩り、今日もなお活躍し続けるクリエイター陣の証言からは、高倉健の輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史も辿っていく内容となっている。解禁された予告編では、ジョン・ウー監督がトム・クルーズを撮影する時に健さんのスタイルを意識し、「ブラック・レイン」で共演したマイケル・ダグラ スが高倉健から多くを学んだと語る。またマーティン・スコセッシ監督は、高倉健は本物のアーティストであったとコメント。その他、国内からは降旗康男監督や山田洋次監督なども登場するほか、高倉健の実妹、森敏子が母親のエピソードを語るなど、大変貴重な映像が使われている。【作品詳細】『健さん』公開日:2016年8月20日(土)全国公開監督:日比遊一エグゼクティブ・プロデューサー:李鳳宇出演者:マイケル・ダグラス/ポール・シュレイダー/ヤン・デ・ボン/ユ・オソン/チューリン/ジョン・ウー/マーティン・スコセッシ (50音順)阿部丈之・真子/石山希哲・英代/今津勝幸/梅宮辰夫/遠藤 努/老川祥一/川本三郎/佐々木隆之/澤島 忠/関根忠郎 立木義浩/中野良子/西村泰治/降旗康男/森 敏子/八名信夫/山下義明/山田洋次/中井貴一(語り)音楽:岩代太郎 / 写真提供:遠藤努 今津勝幸 立木義浩 操上和美 高梨豊 2016年/日本/95分/5.1ch/ビスタカラー・モノクロ 製作:ガーデングループ、レスぺ制作・配給:レスぺ / 宣伝協力:ブラウニー / 後援:読売新聞社(c)2016 Team "KEN SAN”
2016年08月08日高倉大輔による関西初の個展が、大阪テヅカヤマ ギャラリー(TEZUKAYAMA GALLERY)にて、2016年9月2日(金)から9月24日(土)まで開催。東京・銀座ソニービルでの展覧会「モノドラマチック/ルーズポリヘドロン(monodramatic / loose polyhedron)」(2016年7月-8月開催)で発表した作品が新たな展示形式で披露される。演劇やデザインなど高倉大輔のバックボーンとも言える要素を盛り込み、“一人芝居”をモチーフとした作品シリーズを展示。人の持つ多面性や可能性、“多次元の自分”を物語とともに描いた。主に俳優などパフォーマーを被写体に、彼らの想像力や演劇的な表現力を引き出し、一人の人物の様々な動きや表情をデジタル的に画像合成し1枚の写真にした。タイトルの”monodramatic”とは、monodrama(一人芝居)+ dramatic(ドラマティック、劇的な)を繋ぎ合わせた造語で、”loose polyhedron(緩やかな多面体)”とは、新シリーズ「感情のタイポロジー(類型学)」をイメージして作られた作品群。「ルーズポリヘドロン」では、喜怒哀楽が日常どんなバランスで自分の中に存在するか、モデルにバランスチャートを撮影の前に書いてもらい、それをベースに画像合成。作品の中央は、フラットな感情の状態の被写体。ピントはそこに合わせ、その背後に、喜怒哀楽の感情を出してもらい撮影していった。普段、表に出すことが少ない感情ほど遠くに映っている。高倉は、立教大学在学中より、俳優、グラフィックデザイナー、そして写真家として活動。その独特な世界観で、今、最も注目されているアーティストの一人。2015年にはルーヴル美術館にて開催されたフォトフェア「fotofever」(世界各国からギャラリーと作家が集めた)では、作品がメインビジュアルとしてポスター、カタログの表紙などに使われている。【概要】高倉大輔作品展モノドラマチック/ルーズポリヘドロン(monodramatic / loose polyhedron)会期:2016年9月2日(金)~9月24日(土)営業時間:火 - 土 | 12:00 - 19:00※休館日:月・日祝会場:TEZUKAYAMA GALLERY住所:大阪府大阪市西区南堀江1–19–27 山崎ビル2Ftel: 06-6534-3993アクセス:地下鉄四つ橋線「なんば駅」(26C番出口)より北へ徒歩約8分「四ツ橋駅」(5・6番出口)より南西へ徒歩約8分料金:無料レセプションパーティー 2016年9月2日(金)18:00~※予約不要。一般の方も気軽に参加可能
2016年07月26日日本が生んだ稀代の映画俳優、高倉健の知られざる姿を、マーティン・スコセッシ監督やマイケル・ダグラスら、国内外20名以上の証言で綴る長編ドキュメンタリー映画『健さん』。このほど、その大スターの魂にふれ、力強さと温かみを感じさせる予告編が解禁となった。2014年11月10日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健が逝った。1960年代に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた俳優。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼びかけた――「健さん!」。しかし、我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか?生前に限られたインタビューしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのか?本作は、そんな疑問への答えを提示した、高倉健初のドキュメンタリー映画。 ニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一が手がけ、その輝かしいキャリアはもちろん、今日もなお活躍し続ける国内外のクリエイター陣の証言から、高倉健の魂とともに、古き良き日本映画の歴史をも辿っていく。解禁された予告編では、在りし日の健さんにゆかりのある、国内外の映画人、関係者が多数登場し、知られざるスターの姿を浮かび上がらせる。ジョン・ウー監督が、『ミッション:インポッシブル2』でトム・クルーズを撮影する際に健さんのスタイルを意識したことを明かせば、『ブラック・レイン』で共演したマイケル・ダグラスも健さんから多くを学んだと語り、マーティン・スコセッシ監督は、「高倉健は本物のアーティストであった」と評する。さらに、国内からは降旗康男監督や山田洋次監督など巨匠監督たちも登場するほか、高倉健の実妹、森敏子氏が母親のエピソードを語るなど、大変貴重な映像が使われている。「漫然と生きる男ではなく、一生懸命な男を演じたい」「どんなに大声を出しても、伝わらないものは伝わらない。むしろ言葉が少ないから伝わるものもある」――。そんな健さんの人生哲学が貴重な証言で綴られ、知られざるスターの姿が浮き彫りとなる予告編を、こちらから確かめてみて。『健さん』は8月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月24日故・高倉健さんの俳優としての在り方に焦点を当てたドキュメンタリー映画『健さん』(8月20日公開)の予告編が24日、公開された。本作は、生前に高倉さんが何を考え、どう行動し、何を成し遂げたのかといった疑問への答えを提示してみせるドキュメンタリー。写真家としても活躍する日比遊一監督がメガホンを取り、マイケル・ダグラス、ジョン・ウー監督といった海外の名優や名匠のインタビューによって映画、そして日本の美学をひもときつつ、現在も活躍を続ける日本のクリエイター陣の証言からは、高倉さんのキャリアと共に古き良き日本映画の歴史をたどっていく。予告編にも、在りし日の高倉さんに縁のある、国内外の映画人や関係者が多数登場。ポール・シュレイダー監督による「健さんの映画を見に行けば期待通りのものが見られる」との称賛に始まり、ジョン監督は「トム・クルーズを撮影する時も健さんのスタイルを意識している」と告白している。『ブラック・レイン』(89年)で共演したマイケルは、「KENから多くを学んだ。彼はブレることがなかった」と回顧。マーティン・スコセッシ監督も高倉さんを「本物のアーティストであり、男であったことを伝えたかった」とその実直な姿勢をしのんでいる。さらに、高倉さんの実妹・森敏子氏が「母は90まで生きたんですが、『あたしの息子が日本一になったんだよね、親孝行できたね』って言ったら、『そっかぁ』って笑って」との家族のエピソードも披露するなど、高倉さんのさまざまな側面を垣間見ることができる映像に仕上がっている。(C)2016 Team "KEN SAN"
2016年06月24日この度、故・高倉健の長編ドキュメンタリー映画『健さん』のポスタービジュアルが完成。そして、本作が上海国際映画祭「2016上海・日本映画週間」に出品されることが決定した。2014年11月10日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健、逝く――。1960年代のプログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼びかけた、「健さん!」。しかし我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか? 生前に限られたインタビューしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのか?監督はニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一。そして『ブラック・レイン』で高倉さんと共演したマイケル・ダグラスが当時の思い出や撮影秘話を初披露し、またジョン・ウーら海外の名優、名匠が出演している。映画、そして日本の美学を紐解き、日本映画の黄金期を彩り、今日もなお活躍し続けるクリエイター陣の証言からは、高倉さんの輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史をも辿っていく。そしてこの度、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞の『グッドフェローズ』や、『カジノ』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などを手掛けるハリウッドの名匠マーティン・スコセッシ監督も出演することが決定。マーティン監督は、劇中で長年連絡を取り合いながらも、共に仕事をすることがかなわなかった無念や、高倉さんとの出会いなどの思い出を語り、偲ぶ姿が映し出されるようだ。このほど解禁されたのは、マイケル、ヤン・デ・ボン、山田洋次など、上段には在りし日の高倉さんゆかりの映画人、関係者の名前が綴られ、下段には過去に数々の高倉さんの肖像を世に発表し、話題を呼んだ福山小夜の絵が使用されているポスタービジュアル。そして本作のタイトル“健さん”という文字を書いたのは、日本を代表する書家であり、「旭日小綬章」を受章した中野北溟、デザインは長友啓典が手掛けた。高倉さんの力強さと温かみを感じさせると同時に、彼を偲び本作に出演する面々から、未だに高倉さんが我々の心の中で生き続け、胸を熱くさせていることに圧倒させられるビジュアルとなっている。なお本作は、「第19回上海国際映画祭」の正式イベントである「2016上海・日本映画週間」にて、本作の出品が決定。本作のほかにも、オープニング作品として『人生の約束』をはじめ、『暗殺教室』『HERO』『呪怨-ザファイナル‐』『図書館戦争 THE LAST MISSION』『ギャラクシー街道』『縁 The Bride of Izumo』と、魅力溢れる8作品が勢揃い。また、熊本で発生した地震の復興を願い、今回は熊本県をロケ地とした行定勲監督の『うくつしいひと』が特別上映される。そして、上海国際映画祭レッドカーペッド、日本映画週間オープニングセレモニーなどに当日、日比監督の参加も予定されている。『健さん』は8月20日(土)より公開にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月03日故・高倉健さんの俳優としての在り方に焦点を当てたドキュメンタリー映画『健さん』に、俳優・梅宮辰夫や山田洋次監督らが出演することが9日、明らかになった。また、公開日が8月20日に決定したことも発表された。本作は、高倉さんにゆかりの深い国内外20人以上の証言から、その素顔に迫るドキュメンタリー。海外からは、『ブラック・レイン』(89年)で高倉さんと共演したハリウッド俳優マイケル・ダグラス、かねてよりファンを公言してきたジョン・ウー監督らが出演。また、高倉さん出演の映画『ザ・ヤクザ』(74年)やロバート・デ・ニーロ主演『タクシードライバー』(76年)の脚本を手がけたポール・シュレイダーらが登場する。新たに発表された日本人キャストは、東映時代を共に過ごした梅宮と『君よ憤怒の河を渉れ』(76年)でヒロインを演じた中野良子のほか、八名信夫、山田洋次監督、降旗康男監督、澤島忠監督。八名は『網走番外地』シリーズなどさまざまな作品で高倉さんと共演、降旗監督は本作の企画協力にも名を連ねている。山田監督は、高倉さんの代表作の一つとされる『幸福の黄色いハンカチ』(77年)で、澤島監督は高倉さんが東映の看板スターへと飛躍するきっかけをつかんだ『人生劇場飛車角』(63年)で、それぞれメガホンを取ってきた。梅宮は、高倉さんから「娘の結婚式に手紙を頂いた。あの方は華やかな場所には出ない方だから」と明かす。しかし、最も感動したのは、手紙の宛名が梅宮の本名だったこと。律儀に調べて書いて送ってきた、高倉さんの几帳面さに感激した梅宮は、「やっぱりスターはこういうところが違うんだなと思いました」と敬愛を込めて懐かしんでいる。加えて、『四十七人の刺客』(94年)での初共演をきっかけに、公私ともに親交の深かった中井貴一が語り役として参加することも決定。高倉さんが書いた手紙を読み上げるシーンなどを担当する。音楽は『血と骨』(04年)などで日本アカデミー賞音楽賞を受賞してきた岩代太郎が務め、書家・中野北溟氏がメインタイトルを書いた。さらに、東映時代のスチールカメラマンから、宣伝担当、40年来の付き人など、多種多様なクリエイター陣が、高倉さんの役者人生から普段の顔までを回顧。"役者・高倉健"を超えた、"人間・高倉健"の美学を追究していく。(C)2016 Team "KEN SAN"
2016年05月10日先月、製作発表がされた高倉健のドキュメンタリー映画『健さん』の公開が、8月20日(土)に決定。さらに、高倉さんと同じ時代を共にし、日本映画界を支え、今日も活躍し続けている名優たちの出演も明らかになった。本作は、高倉さんにゆかりの深い国内外20人以上の証言で綴られる、高倉さんの知られざる素顔に迫る長編ドキュメンタリー。前回の発表では、『ブラック・レイン』で共演したハリウッドの名優マイケル・ダグラス、かねてより“高倉健ファン”を公言している世界的名匠ジョン・ウー監督、『ブラック・レイン』の撮影監督を務めたヤン・デ・ボン、高倉さんが出演したハリウッド映画『ザ・ヤクザ』で脚本を担当したポール・シュレイダーの出演が発表され話題となった。今回の発表では、日本からの錚々たる面々が明らかに。俳優陣からは、まず東映時代を共に過ごした梅宮辰夫。『昭和残侠伝』シリーズ、『網走番外地』シリーズなど数々の作品で高倉さんと共演をした八名信夫、『君よ憤怒の河を渉れ』(’76)、『野性の証明』(’78)でヒロイン役を演じた中野良子。監督勢からは数々の高倉さんの主演作品を監督し、本作の企画協力にも名前を連ねる降旗康男、高倉さんの新境地となり、代表作のひとつである『幸福の黄色いハンカチ』(’77)の山田洋次、高倉さんが東映の看板スターへと飛躍するきっかけを掴んだ、『人生劇場飛車角』(’63)の澤島忠。ほか、東映時代のスチールカメラマンから、宣伝担当、40年来の付き人など、日本映画の黄金期を彩ってきた監督、名優、クリエイター陣が、高倉さんの役者人生から知られざる素顔まで、貴重な思い出を語り、人間・高倉健の“美学”に迫る。また、『四十七人の刺客』(’94)での初共演をきっかけに、公私ともに親交の深かった中井貴一が語り役として参加することが決定。音楽は『血と骨』(’04)、『蝉しぐれ』(’05)、『春の雪』(’05)で日本アカデミー賞音楽賞を受賞し、ジョン・ウー監督『レッドクリフ Part I』&『レッドクリフ PartII ―未来への最終決戦―』を手掛けた、岩代太郎が担当。メインタイトルは、日本を代表する書家で旭日小綬章を受章した中野北溟が執筆している。このように、多くの人々を魅了し、憧れの存在であり続けた高倉さんの魅力を伝えていくとともに、半世紀以上の間、日本映画界の一線で輝き続けた“高倉健”の足跡を辿りながら、日本映画の栄枯盛衰の歴史を垣間見ることができる貴重な作品となっている。『健さん』は8月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日シンガーソングライター上北健が4月16日に東京・日本橋三井ホールにてワンマンライブ「上北健 HALL LIVE IN TOKYO "僕と君が、前を向くための歌"」を開催。2015年12月末のツアー以来、4か月ぶりのワンマンコンサートに約700人のファンが会場に駆けつけた。【チケット情報はこちら】同公演のチケットは即日ソールドアウト、満員の熱気の中ライブはスタート。昨年リリースしたアルバム『SCOOP』の収録曲を中心に新曲も披露、MCで熊本へのエールも送りながら、映像演出も交えて全16曲を熱唱した。アンコールで登場した上北より、夏にミニアルバムのリリースと、全国ツアーを行うことが発表されると観客から大歓声が起こった。ツアーは「上北健 1st mini-album “TIDE” Release TOUR 2016」と題し、8月27日(土)大阪・梅田AKASOを皮切りに、初の仙台公演を含めた4都市の全国ワンマンツアーとなる。チケットの一般発売は7月16日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、オフィシャルHP先行を実施中。受付は5月1日(日)午後10時まで。取材・文:西山英治■上北健 HALL LIVE IN TOKYO "僕と君が、前を向くための歌”4月16日 日本橋三井ホールセットリスト1 ミスト2 クロス・ストリート3 泣いていたから4 Phototaxis5 本音の手紙6 アイニイキル※acoustic ver7 ゆらぎ8 上昇9 false color10 緑閃光11 DIARY12 ブルータウン13 空が繋いだ14 COMPASS15 フラワーパズル<アンコール>16 心根~心音※弾き語りver■上北健 1st mini-album “TIDE” Release TOUR 20168月27日(土)umeda AKASO(大阪府)9月4日(日)LIVE HOUSE enn 2nd(宮城県)9月10日(土)ボトムライン(愛知県)9月17日(土)草月ホール(東京都)
2016年04月22日2014年に亡くなった高倉健さんの俳優としての在り方に焦点を当てたドキュメンタリー映画『健さん』の製作が決定したことが11日、明らかになった。2016年春の完成を予定している本作には、『ウォール街』(88年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞、製作を担当した『カッコーの巣の上で』(76年)ではアカデミー賞作品賞を含む主要5部門を受賞するなど、俳優業だけでなくプロデューサーとしても多くの実績を残すマイケル・ダグラスが登場。『ブラック・レイン』(89年)で高倉さんと共演した当時の思い出や撮影秘話を初めて明かす。また、高倉さん主演『君よ憤怒の河を渉れ』(76年)の西村寿行氏による同名原作の再映画化作『追捕 MANHUNT』でメガホンを取ることが発表されたジョン・ウーも出演を快諾。かねてより大ファンと公言していた高倉さんへの思いを語っている。このほか、当時『ブラック・レイン』の撮影監督を務め、キアヌ・リーヴス主演『スピード』シリーズやアンジェリーナ・ジョリー主演『トゥームレーダー2』でメガホンを取ったヤン・デ・ボン、高倉さんが出演した『ザ・ヤクザ』(74)やロバート・デ・ニーロ主演『タクシードライバー』(76年)の脚本を手がけてきたポール・シュレイダーら、世界の名優・監督陣のインタビューを通じ、新たな「高倉健像」を浮き彫りにしていく。さらに、高倉さんの40年来の付き人である西村泰治氏が、プライベートのエピソードも紹介。中でも、西村氏の息子の結婚式に高倉さんが内緒で出席し、祝辞を述べる場面は、高倉さんの人としての優しさが垣間見え、本作の見どころの一つとなっている。監督は、ニューヨークを拠点に活動しており、写真家としての作品が世界の著名なコレクションに収蔵されている日比遊一。高倉さんが遺した言葉や作品を通して、国際的な視点から、映画や日本人の美学をひもといていく。「高倉健さんという一人の人間の在り方は、どんなに時代が変わっても日本人として忘れてはならない矜持そのもの」と話す日比監督。「健さんファンに見ていただきたいのはもちろん、『健さん』を知らない若い世代の人たちにとっても『映画俳優、高倉健』との忘れられない出会いになることを、心から願っております」と希望を口にした。
2016年04月12日2014年11月に亡くなった映画俳優・高倉健に迫る長編ドキュメンタリー映画『健さん』の製作が発表になった。写真家・映画監督の日比遊一がメガホンを執り、マイケル・ダグラスやジョン・ウーらのインタビューを通し、日本が生んだ稀代の映画俳優の知られざる姿を浮き彫りにする。その他の写真『健さん』は、外国映画にも積極的に出演し続けた高倉健の俳優としての在り方に焦点を当てた記録映画で、ダグラスは『ブラック・レイン』で共演した当時の思い出や撮影秘話を初めて明かし、大の高倉健ファンを公言し、『君よ憤怒の河を渉れ』の西村寿行による同名原作を再映画化する『追捕 MANHUNT』(香港=中国合作・邦題未定)を監督するジョン・ウーは、健さんへの思いを存分に語っているという。そのほか、『ブラック・レイン』の撮影監督を務めたヤン・デ・ボンや、高倉健が出演したハリウッド映画『ザ・ヤクザ』で脚本を担当したポール・シュレイダー、そして40年来の付き人である西村泰治氏が、高倉健の貴重なプライベートのエピソードの数々を紹介する。日比監督は「高倉健さんという一人の人間の在り方は、どんなに時代が変わっても日本人として忘れてはならない矜持そのものだと思います。健さんファンに観ていただきたいのはもちろん、“健さん”を知らない若い世代の人たちにとっても“映画俳優、高倉健”との忘れられない出会いになることを、心から願っております」とコメントを寄せており、インターナショナルな視点から、映画の美学、日本人の美学、ひいてはアジアの美学を紐解いていくドキュメンタリー映画になるという。『健さん』2016年全国公開
2016年04月12日日本を代表する映画俳優・高倉健が逝去して、早くも1年が経った。この度、高倉さんの知られざる姿を描く、高倉健長編ドキュメンタリー映画『健さん』の製作が決定。現在快調に製作が進んでおり、今年春の完成を予定していることが明らかになった。『鉄道員(ぽっぽや)』<a href="">『あなたへ』</a>など邦画史上に残るヒット作に出演し、享年83歳でこの世を去った高倉さん。 いまもなお映画の追悼上映や、旧交を深めた人々による回想が絶えることなく続き、改めて高倉さんが遺したものの偉大さは計り知れない。ニューヨークを拠点とし写真家としての作品は世界各国の著名なコレクションにも収蔵されている日比遊一が監督を務める本作では、高倉さんが遺した言葉や作品を通して、インターナショナルな視点から、映画の美学、日本人の美学、ひいては、アジアの美学を紐解いていくという。日本映画のみならず、外国映画にも積極的に出演し続けた高倉さんの俳優としての在り方に焦点を当てる本作には、『ウォール街』でアカデミー賞主演男優賞を受賞、『カッコーの巣の上で』ではアカデミー賞作品賞を含む主要5部門を受賞し、プロデューサーとしても多くの実績を残すハリウッドの名優マイケル・ダグラスも出演。『ブラック・レイン』で高倉さんと共演した当時の思い出や撮影秘話を、初めて明かすという。さらに、高倉さんが主演した『君よ憤怒の河を渉れ』の西村寿行による同名原作の再映画化である『追捕 MANHUNT』(香港 =中国合作・邦題未定)を監督することが発表された世界的名匠・ジョン・ウーは、かねてより大の高倉健ファンを公言しており、本作への出演も快諾。その思いを存分に語っている。そのほかにも、『ブラック・レイン』の撮影監督を務めたヤン・デ・ボンや、『ザ・ヤクザ』で脚本を担当し、数々の作品の監督でも知られるポール・シュレイダーなど、高倉さんを知る世界の名優・監督陣のインタビューを通じ、新たな「高倉健像」を浮き彫りにする。さらに本作では、40年来の付き人である西村泰治氏が、高倉さんの貴重なプライベートのエピソードの数々を紹介。中でも、西村氏の息子の結婚式に高倉さんが内緒で出席し、祝辞を述べる場面は、高倉さんの人としての優しさが垣間見える本作の見どころのひとつとなるようだ。この度の製作決定にあたり、日比監督は「高倉健さんという一人の人間の在り方は、どんなに時代が変わっても日本人として忘れてはならない矜持そのものだと思います。健さんファンに観ていただきたいのはもちろん、『健さん』を知らない若い世代の人たちにとっても『映画俳優、高倉健』と忘れられない出会いになること、心から願っております」とコメントを寄せた。世界の名優&名匠によって初めて明かされる “健さん”の知られざる姿。 いまもなお多くの人の心に残る高倉さんの偉大さを、本作を通して改めて感じることができそうだ。『健さん』は2016年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:あなたへ 2012年8月25日より全国東宝系にて公開(C) 2012「あなたへ」製作委員会
2016年04月12日タレントのビートたけしが27日、都内で行われたアサヒ飲料の缶コーヒー『WONDA』のPRイベントに、お笑いタレントの劇団ひとり、お笑いコンビ・ハライチの澤部佑とともに出席した。同社は、子どもや家族のために頑張っている日本全国のサラリーマンを応援するために、新たにたけし、ひとり、澤部の3人を『WONDA』の新広告タレントに起用。CM出演が決まっての思いを聞かれると、ひとりは「一番尊敬して愛してやまないたけしさんと、一番愛してやまない飲み物のコーヒーですから。共演できるのが夢みたいでした。とにかく澤部が目障りでしょうがない」とコメントして会場を沸かせ、澤部は「『WONDA』というだけで震えましたし、このメンバーにも震えて、すぐ嫁に報告したんですけど『何であなたが入っているの?』と言われました」と告白。たけしは「税金を滞納しておりまして、1円でも20円でもいただけるのはありがたい」と冗談を言って笑いを誘い、「そういうことは言わないようにって紙に書いてあったっけ」と笑った。また、CMのターゲットにもなっている「働くお父さん」にちなみ、父である自身の働く原動力を聞かれると、たけしは「こういうことは言わないでくれと言われているんですけど」と前置きすると、ひとりから「じゃあ言わないでください」と釘を刺され、「仕事が好きなんです。女も好きですが」と語るにとどめ、澤部は「家族ですね。子どもが生まれてからは、どんな汚いことをしてもお金を稼ごうという決意が生まれた」と告白。ひとりは「子どもができたら変わりますよね。子どもができてから多額の生命保険に入りました。具体的な額を言うと嫁さん(大沢あかね)に命を狙われそうですが」と笑わせた。さらに、CMで共演した2人に後輩芸人の演技についてたけしは「基本的にお笑いの人は総合芸なので器用」と評価。以前、たけしがラジオで「いくら高倉健でも漫才はできないだろう。俺は役者でも何でもできる」と言ったものを高倉健さんが聞いていたことを明かし、「(健さんが)田中邦衛さんに電話をしてネタ合わせをしたんだけど、ギャグがひとつもできなかったみたいで、『やっぱたけしの言う通りで、俺らは役者しかできない』と健さんから直接言われた」とエピソードを回顧していた。
2016年03月28日お笑いタレントのビートたけしが3月27日(日)、都内にて開催された「2016年WONDAブランド戦略発表会」に劇団ひとり、澤部佑(ハライチ)と出席し、2014年に亡くなった俳優・高倉健の思い出を語った。3月29日(火)より放送となるのは、たけしさん、ひとりさん、澤部さんを新広告タレントに起用したWONDAモーニングショットの新CMシリーズ第1弾「手作りシール」編。「手作りシール」編では、たけしさんが理想の上司を、ひとりさんが子煩悩な部下を、澤部さんがひとりさんの親バカぶりに微笑む後輩を熱演する。2010年9月に第1子となる長女が誕生し、実生活でも父親であるひとりさんは「財布を開けたら“子ども銀行”のお札が入っていて(笑)」と子どものかわいらしいいたずらを明かし、澤部さんは思わず「かわいい!」と声をあげた。2014年5月に第1子が誕生した澤部さんも「まだ2歳前なのですが、僕がテレビに出たら『パパ!パパ!』とは言うのですが…」とエピソードを語り、続けて、髪型や体型らが似ているほかの芸人などがテレビに映っても子どもが「パパ!」と言うエピソードを笑顔で披露した。トークでは、そんな2人が新広告タレントとして新CM出演のオファーを受けたときの心境を明かした。ひとりさんは「本当に嬉しかったです。一番尊敬して、愛して止まないたけしさんと」、「共演できるというのは本当に夢みたいでした」などとたけしさんとの共演に歓喜したそうだ。澤部さんも「WONDAというだけで震えましたし、メンバーを聞いて、ひとりさん、たけしさんというので震えて」とふり返った。「仕事のことはすぐ嫁に報告するのですけど、『なんで、あなたが入ってるの?』と言われました(笑)」と笑いを誘った。一方、映画監督としての経験も豊富なたけしさんは、完成した新CMを見て、「お笑いの人って、コントもやったりするので、器用なんですよね」と、ひとりさんと澤部さんの演技を称賛。さらに、たけしさんは、高倉さんの思い出を「健さん自身から聞いたんだけどね」と披露した。以前、たけしさんがラジオの中で「いくら高倉健でも漫才はできないだろう。俺は役者もできるし、漫才もできるんだ」と発言したことがあるそうで、その反響として、「健さんがその気になって、田中邦衛さんに電話しちゃったらしいんだよ。『邦衛ちゃん、漫才やんないか?』って」と明かした。続けて、「あくる日、待ち合わせをしたらしいんだ。喫茶店で。お互い無口なの。ネタ合わせしようとしても、両方ともしゃべらなかったという。『高倉健です。田中邦衛です。…その後、どうしよう?』って。2時間くらいコーヒー飲んで、ギャグひとつもできなかった。『やっぱり、たけしの言う通りだな』って」と、高倉健さんと田中邦衛さんの“企画倒れ”となったコンビ漫才秘話を、「(高倉健さんが)笑い話で言ってくれたけど」と語った。(中丸道彦)
2016年03月27日歌手で俳優の福山雅治が、西村寿行原作『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化となるジョン・ウー監督最新作『追捕 MANHUNT』で、中国の俳優チャン・ハンユーとW主演を務めることが明らかになった。16日に香港で開催された香港インターナショナル・フィルム&テレビマーケットにて発表された。本作は、約2億元(日本円で約35億円)の制作費を投じる香港・中国合作映画で、日本でのタイトルや公開時期、配給会社は未定。原作は、故・高倉健さん主演で1976年にも映画化され、当時、中国でも上映されて大ヒットを記録した。シーンによって、中国語・英語・日本語の3カ国語のセリフが用意される予定で、高倉さんが演じた杜丘検事役(本作では杜秋弁護士役へ設定変更する予定)をチャンが、原田芳雄が演じた矢村警部役を福山雅治が演じる。オール日本ロケで、今夏、大阪と九州で撮影を予定している。香港インターナショナル・フィルム&テレビマーケットでは、ウー監督と福山のコメントを発表。福山は「僕自身、これだけ激しいアクションがある映画に出させていただくという事は初めての経験ですし、それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているという事で心からやりがいを感じております」と伝え、「この映画が中国、日本、そしてアジア全体で楽しんでいただきながら、さらに、世界に発信できればうれしいですね」と期待を示した。ウー監督も「昔からずっと高倉健さんとお仕事をしたかった。躊躇(ちゅうちょ)なくこの映画のオファーを受けた」と感激の様子。福山が演じる役は「人情も義理も厚く、とても人間味のある役」であるとし、「福山雅治さんはこの役の特質にとてもマッチしていて、ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だったので、彼がこの役を演じていただけると聞いてとてもうれしかった」と起用理由を明かした。
2016年03月16日本日3月16日(水)、香港にて開催中の「香港インターナショナル・フィルム&テレビマーケット(FILMART)」において、香港・中国合作映画『追捕 MANHUNT』の製作が決定。本作で、中国の俳優チャン・ハンユーと福山雅治がW主演を果たす事が発表された。このたび製作が発表となった『追捕 MANHUNT』は、1976年に故・高倉健が主演した日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化で、『ミッション:インポッシブル2』や『レッドクリフI&II』などを手掛ける世界的に有名なジョン・ウー監督がメガホンをとることが決定。中華圏映画のリーディングカンパニー「メディアジア映画」より、約2億元(日本円で約35億円)の制作費を投じる超大作で、日本でのタイトルや公開時期などは未定となっている。また『君よ憤怒の河を渉れ』は当時、中国でも上映され、大ヒットを記録したことから、今回も日本と中国共に大きな反響が期待される。主演には、2009年に日本でも公開された『戦場のレクイエム』でも知られる中国の俳優・チャンと、主演を務める4月期放送のドラマ「ラヴソング」の放送も控える福山さん。シーンによって、中国語・英語・日本語の3か国語の台詞が用意される予定で、高倉さんが演じた杜丘検事役(今作では杜秋弁護士役へ設定変更する予定)をチャンが、原田芳雄が演じた矢村警部役を福山さんが演じる。また本作は、オール日本ロケで、今夏、大阪と九州で行われる予定だ。さらに今回行われた発表会にて、ウー監督と福山さんはコメントを発表。ウー監督は「メディアアジアからの映画『追捕 MANHUNT』のメガホンをとってほしいというオファーを受けたのは、僕にとってはただの新しい作品というだけではなく、特別な意味が含まれている。昔からずっと高倉健さんとお仕事をしたかった。高倉健さんが70年代においてアジアを風靡した作品を再映画化するチャンスをいただいて、躊躇なくすぐこの映画のオファーを受けた。そして僕は『追捕 MANHUNT』の題材がとても好きだった」と喜びを見せ、また福山さんの役については「僕から見たこの人物は人情も義理も厚く、とても人間味のある役で、福山雅治さんはこの役の特質にとてもマッチしていて、ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だったので、彼がこの役を演じていただけると聞いてとてもうれしかった」と大きな期待を寄せている。また福山さんは「僕自身、これだけ激しいアクションがある映画に出させて頂くという事は初めての経験ですし、それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているという事で、心からやりがいを感じております」と語り、「圧倒的存在感のあるお芝居をされる張涵予さんとご一緒できることも心から楽しみにしています。この映画が中国、日本、そしてアジア全体で楽しんで頂きながら、さらに、世界に発信できれば嬉しいですね」と意気込みを語った。約40年の時を経て再映画化される本作。世界的名匠の手により、どのような作品が誕生するのか期待して待ちたい。(cinemacafe.net)
2016年03月16日フジテレビにて放送中の“水10”ドラマ「フラジャイル」に、「TOKIO」の長瀬智也と共に出演している大物俳優・北大路欣也が、本日3月2日(水)放送の「TOKIOカケル」にゲスト出演することが決定。ソフトバンクのTVCMでお馴染みの“お父さん犬”の秘話激白や、共演者の長瀬さんにモノ申す場面もあるという。「TOKIOカケル」は、城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也ら「TOKIO」のメンバーが、毎回ゲストを迎え、大人の駆け引きを使ってさまざまなオリジナルゲームやトークを展開するバラエティー番組。主に心理戦で競い合うコーナーが多く、戦う人物の本性が浮き彫りとなり、「TOKIO」メンバーをはじめ、最旬ゲストの“素顔”も明らかになると毎放送話題を集めている。今夜3月2日のゲストに登場するのは、長瀬さんが“強烈な変人だが、きわめて優秀な”天才医師・岸を演じ、武井咲や野村周平、小雪ら豪華俳優陣の共演でも話題のドラマ「フラジャイル」に出演中の北大路さん。作中では、多方面に多大な影響力を持ち、マフィアのような風貌…。岸とは、元指導医という関係であり確固たる信頼関係で結ばれ、岸が相談をする唯一の人物でもある教授の病理医・中熊薫を演じる。旭日小綬章受賞の大物俳優・北大路さんの出演に「TOKIO」メンバーは超緊張しながら、番組では、北大路さんがいままで聞かれたことがないであろう質問を「TOKIO」メンバーが事前に考えカードに記入し、それに北大路さんが1つずつ答えていく人気コーナー「北大路欣也の“生まれて初めて聞かれました”!」を実施。ソフトバングのTVCMのキャラクター・お父さん犬の秘話や、名優・高倉健からのムチャぶり、そしてお風呂でしてしまうイケないことなどを衝撃告白。さらに、共演者・長瀬さんにモノ申すという。「TOKIOカケル」は毎週水曜日23時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日中国版ツイッター「ウェイボー」上には、「あ、あの紅白歌合戦に出てる人、私の子供の頃の"男神"(男性版の「女神」)じゃない!? 」というコメントがあった。この"男神"というのがV6の長野博氏のことで、実は中国では「彼は私が初めてファンになった日本のスター」というように、中国におけるスターは長野博氏が最初という声もあるようだ。○中国で放送されたウルトラマンが話題に中国で誰もが知っている日本の作品と言えば、「ちびまる子ちゃん」「ドラえもん」「名探偵コナン」、そして「ウルトラマン」あたりだろう。ウルトラマンは1990年代前半に中国で放送が始まり、今に至るまで人気は衰えていない。中国では外国映画の上映本数は決められており、中でも日本映画の枠はかなり少ない。だが、その狭き門をウルトラマン映画はくぐり抜けて上映されていた。ウルトラマンを見て育った世代は日本の作品に慣れ親しんだ世代であり、ウルトラマンを通じて日本の芸能人に興味を持つようになった人も多い。そして、「ウルトラマンティガ」で長野博氏が「ダイゴ」を演じていたため、ウルトラマンティガで彼を知った中国人も多い。そのため、2015年の紅白で長野博氏を見かけて、「私の子供の頃の"男神"」とコメントするに至ったようだ。なお、長野博氏は「V6の母」と形容されることもあるようだが、中国でも「博●(●は「女馬」を1字で)」(博ママ)と呼ばれている。○「子供の頃、一番お嫁さんになりたい人だった」「紅白で偶然V6を見た。間違いない! あれはダイゴ! 私の初めての日本のアイドル」「紅白で初めてティガのダイゴをやってた長野博がジャニーズだったってことを知った」「長野博は中国で初めて有名になった日本のスター。多くの日本ファンにとって、初めてのアイドルは彼だ。ジャニーズのV6のメンバーで、ウルトラマンティガに出演したことで、中国で有名になった」このように解説するウェイボーのコメントには、たくさんの人が同意を示している。「彼は私が初めてファンになった日本のスター」「ティガで彼に夢中になった」「子供の頃、彼カッコいいって思ってた」「子供の頃、一番お嫁さんになりたい人だった(今もだけど)」「なんでこんなに見たことあるのかと思っていたら、ダイゴだったのか」○「あの人ジャニーズだったんだ」その一方で、「長野博は初めて有名になった日本のスターじゃないよ。1970年代、80年代の初めには、高倉健、山口百恵、栗原小巻とかが人気だったもん」と反論する人もいる。確かにそれはそうだが、ティガを見て育ったような1990年代生まれであろう若者たちにとって、彼らはちょっと遠い存在である。若い世代にとっては「ダイゴは私たちの世代の初めてのアイドル」なのだろう。また、「うちの子が大好きで毎日見てる。あの人ジャニーズだったんだ」等と、放送は1990年代だったにも関わらず、現在っ子も夢中になっているというコメントもあった。ほかにも、「子供の頃大好きだった人、今日初めて知ったんだけど、彼はうちのパパの2つ年下だった」というコメンもあった。今、ティガを見ている子どもたちもいつか、「長野博は私の子どもの頃のアイドル、でもおじいちゃんと近いくらいの年齢だったんだ」とウェイボーでつぶやくようになるのだろうか……。※写真はイメージで本文とは関係ありません
2016年01月25日