2019年のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で“親子”を演じた安田顕と山田裕貴が、オール福井ロケを敢行した映画『ハザードランプ』に出演することが分かった。地方都市で代行ドライバーとして働く須貝(安田顕)は、ある満月の夜に、新人ドライバー刈谷(山田裕貴)とタッグを組むことに。「――満月の夜には何かが起こる。実際に、女子中学生が誘拐されたのも、満月の夜だった!」。そんな同僚の言葉を背に仕事に向かう2人だったが、様々な酔客の相手をするうちに、思いもよらず過去が交錯していき…。代行ドライバーという様々な客を乗せる仕事に焦点を当て、夜の町の人間ドラマと男2人の奇妙な関係と因縁を、『誘拐ラプソディー』『捨てがたき人々』などの作品で注目を浴び、俳優としても活躍を続ける榊英雄監督が、『アリーキャット』脚本・清水匡とのコンビによる完全オリジナルストーリーで映画化。主人公・須貝に扮するのは、演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、映画・ドラマ・舞台など数々の話題作に出演、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じることに定評のある安田顕。榊監督とは「ミステリースペシャル 満願 第二夜『夜警』」(18/NHK総合)に続き二度目のタッグとなる。一方、その代行ドライバーの相棒として一晩を共に過ごす刈谷役を、大好評のうちに終了したドラマ「ここは今から倫理です。」(NHK)への主演ほか、『ヒノマルソウル ~舞台裏の英雄たち~』『東京リベンジャーズ』『燃えよ剣』など多数の映画に引っ張りだこの山田裕貴が演じ、時間のうちに変化していく男たちの物語に深みを与える。安田顕「山田裕貴君はじめ、大好きな俳優さん達とご一緒できた」最初はハードボイルド、クールな作品という印象でしたが、結果、様々な人間模様を描いたヒューマンな作品になった気がしております。約3週間の福井ロケ。連日の雨、風、雪。お天道様に試されているような現場でした。各シーン毎、榊監督と話し合いながら撮影に臨みました。山田裕貴君はじめ、大好きな俳優さん達とご一緒できたこと、榊組のスタッフの皆様と共に撮影できたことに感謝申し上げます。完成を心待ちにしております。山田裕貴「刺激的で、濃密な時間でした」声をかけて頂き思ったのはまた安田顕さんとまたお芝居できることに喜び、有無を言わさず「やりたい」と思いました。以前父と息子として、共演させてもらったときに、自分の父親と接しているような、“本物”の感覚をお芝居で味あわせてもらったことがずっと残っていて、このハザードランプの本を読んだときも、生きた人物たちを、熱く、悲しく、儚く、生きることができる想像がすぐ出来たことを覚えています。そして、撮影に入れば、まさにそのとおり。脚本の想像を超えるセッションに、自分の人生より、心が動いているのではないかと、自分の世界を疑いました。それくらい刺激的で、濃密な時間でした。福井県でのオールロケ福井の土地、ぬくもりに感謝しています。ぜひ、お楽しみに。榊英雄監督「2人の丁丁発止をお楽しみに」三密回避が常識? になってしまった2021年に福井嶺南にて濃厚な男2人の物語を撮影しました。主な舞台は車内。密です。(でも、コロナ対策はもちろんバッチリですよ)感情息遣い匂いが濃厚に感じる距離です。運転代行で働く男のほぼ夜一日のお話です。『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『タクシードライバー』、私が大好きな名作は車内の密で作られました。少々こじつけではありますが、それだけ人間の喜怒哀楽が垣間見ることのできる半径1メートルの劇場です。その劇場の舞台に、登場するのは安田顕さん山田裕貴さん。2人の丁丁発止をお楽しみにして頂けると幸いです。素晴らしいスタッフキャストと福井嶺南地方の皆様に心より感謝申し上げます。『ハザードランプ』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年03月16日3月15日21時半頃(日本時間)、第93回アカデミー賞のノミネーションが発表され、長編アニメーション部門の候補対象作に選出されていた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)、『アーヤと魔女』(宮崎吾朗監督)をはじめ、日本の作品6本はノミネーションから外れたことが分かった。今年1月に、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は長編アニメーション部門の候補対象となる27作を選出。その中には「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)、『アーヤと魔女』(宮崎吾朗監督)、『ルパン三世 THE FIRST』(山崎貴監督)、『音楽』(岩井澤健治監督)、『きみと、波にのれたら』(湯浅政明監督)、『泣きたい私は猫をかぶる』(佐藤順一&柴山智隆W監督)の6本が対象作として挙げられていた。今回の発表では『2分の1の魔法』、『フェイフェイと月の冒険』、『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』 、『ソウルフル・ワールド』、『ウルフウォーカー』が候補になった。第93回アカデミー賞授賞式は4月25日(現地時間)に開催される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみと、波にのれたら 2019年6月21日より全国にて公開©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会ルパン三世 THE FIRST 2019年12月6日より全国東宝系にて公開©モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会音楽 2020年1月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開予定©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 2020年10月16日より全国にて公開©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable泣きたい私は猫をかぶる 2020年6月18日よりNetflixにて全世界独占配信© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会アーヤと魔女 2021年4月29日より全国にて公開©2020 NHK, NEP, Studio Ghibli
2021年03月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ヒャダ×体育のワンルームミュージック」です。一昨年、特番としてヒャダインさんとご一緒した、パソコンひとつで音楽制作をする「DTM(デスクトップミュージック)」について深掘りしていく番組『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』(NHK Eテレ)が、今年からレギュラー番組としてオンエアされています。自宅の部屋からネットを通して音楽を発信したら、それが世界中で聴かれるようなムーブメントを生み出すこともある。そんな可能性を持った音楽の作り方「DTM」について、身近で気軽に始められるものとして捉えてもらえたらうれしいなと思ってやっています。スタジオもなんか実際に家にいるようなセットだし、僕たちも気軽におしゃべりしている感じでやっているので、それも新しいスタイルだなと思います。今までにない音楽教養番組ではないでしょうか。実際に、見てくれたミュージシャンや音楽関係の友人・知人たちからも、むちゃくちゃいい番組と言ってもらえてありがたいです。個人的にも、いろんな人の機材や制作環境を見ることができるのは、とても面白いです。第1回にはゲストに『夜に駆ける』が話題のYOASOBIのAyaseさんが来てくれましたが、その制作環境がかなり劣悪なのもちょっとネットをざわつかせました。僕も、実家時代は子供部屋の勉強机で作業をしていたので、劣悪ぶりには自負があるのですが、Ayaseさんは丸テーブルにノートパソコンだけ。スピーカーもMIDIキーボードもなしで制作している。そんな圧倒的に不利な環境で音楽を制作していて紅白にも出場しているって、むちゃくちゃ夢があるなと思いませんか。僕も、子供部屋で作った音楽だけで、さいたまスーパーアリーナのステージに立てたことを誇りに思っていますが、Ayaseさんもきっと同じはず。お金がなくても、パソコンひとつあれば自分の夢は叶う、すごいことが成し遂げられるという事実は、お小遣いやお年玉でやりくりしているような10代のキッズたちの希望になると思います。これからもいろんなゲストを招いて、みなさんのワンルームをのぞいていきたいと思います。最終的な目標は、ビリー・アイリッシュさんに実際にお話を伺うことですかね。この番組のひとつの肝となっている存在がビリーなので。ベッドルームで作った曲でグラミー賞を獲った時、どんな感動があったのか。話を聞いてみたいです!おかざきたいいく『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:35~)、『おはスタ』(テレビ東京系)火曜日、『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』(NHK Eテレ 毎週火曜22:50~)にレギュラー出演中。※『anan』2021年3月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年03月15日全日本バスケットボール選手権が、3月12・13日にファイナルラウンドを迎える。ベスト4に勝ち上がったのはいずれもB1リーグの強豪。天皇杯を掲げるのは!?総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、各チームの現状も交えて見どころを伺った。今シーズン好調の宇都宮と三河に、勢いが出てきたA東京と川崎が挑む。「アルバルク東京は、もともと圧倒的な地力の強さを誇るチームですが、開幕前にチームから感染者が出て2週間練習できなかった。その影響で、リーグでも苦戦を強いられていますが、準々決勝を劇的な逆転で勝ち上がり調子も上向いてきたはず。さらにどこまでチーム力の底上げができているかがポイントです。対する宇都宮ブレックスは、リーグでは強豪がひしめく東地区で首位。外国籍選手を1人増やすルール変更を上手く活用できているチームがないなか、LJ・ピーク選手がキーマンかも。川崎ブレイブサンダース対シーホース三河は、世代交代の過渡期にあるチーム同士の対戦です。川崎は今年、プレースタイルの幅が広がった辻直人に注目しています。進化した辻の集大成を見たいですね。三河は、これまで金丸晃輔、ダバンテ・ガードナー両エースに周りが頼りっきりでしたが、若手が成長してエース頼みを脱却、ようやくチームとして戦えるように。昨年度、Bリーグは打ち切りになったので優勝がありませんでした。きっとどのチームも、タイトルに飢えているはずです!」ファイナルラウンドのキーマンは誰!?LJ・ピーク高さと強さ、技術もある。今以上にチームに噛み合えばもっと活躍できるはず。それをこの大一番で見せてほしい。©TOCHIGI BREX INC.田中大貴準々決勝、ラスト4秒での逆転シュートなど、苦しいときに頼りにされる攻守の要。チームメイトからの信頼は絶大。辻 直人スリーポイントが得意なシューターだが、今年、ハンドラー(司令塔)としてチャンスメイクするプレーが増えた。©KAWASAKI BRAVE THUNDERSシェーファーアヴィ幸樹特にDFでいいプレーを見せ、攻撃的な選手を輝かせるいぶし銀の働きを23歳がやっている。まだまだ成長中。©SeaHorses MIKAWA co.,LTD.「第96回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド」準決勝:3/12(金)15:00、17:30決勝:3/13(土)14:00会場:さいたまスーパーアリーナNHKにて生中継。バスケットLIVE、スポーツナビでライブ配信予定。※『anan』2021年3月17日号より。写真・Getty Images(by anan編集部)
2021年03月15日「危ないから気をつけなさいって言ったでしょう」「(泣きながら)だって……」「言い訳しないの!ほら、ごめんなさいは?」よくある光景ですよね。お母さんやお父さんに怒られて、「だって」と口にする子ども。みなさんは、この子どものことを「きちんと謝ることができない子だ」と思いますか?じつは、子どもの発言は間違っていません。そして、子どもが素直に謝れなかった理由は、このなにげない会話のなかに隠されています。どうやら、素直に「ごめんなさい」が言えない子どもは、「お父さん(お母さん)は私のことを信じてくれていない」という親に対する不信感をもっているようなのです。今回は、わが子が「ごめんなさい」と心から言えるように、親がとるべき対応について考えてみましょう。「イヤイヤ期」は子どもが健全に発達している証拠「子どもはいつから謝ることができるのか」を知るためには、まず、子どもの心理面での発達を把握する必要があります。有名な心理学者エリクソンの「発達段階説」を参考に、子どもの心の変化を押さえておきましょう。【乳児期】0歳~1歳半頃人間への基本的信頼感を築く時期。お腹が空いた、オムツが気持ち悪い、寂しいなどの感情を親がしっかり受け止めて、その不快や不安を取り除いてあげることで、人に対する基本的信頼感が育まれます。【幼児前期】1歳半~3歳頃意志が芽生え、自分で行動したがる時期。「イヤイヤ期」と呼ばれる子どもの困った行動も、じつは健全な発達段階の一部なのです。そしてこの頃、親によるしつけも始まります。また「恥ずかしい」という気持ちをもち始める時期です。【遊戯期】3歳~5歳頃自分でできることが増える、成長著しい時期。想像力と創造性を発揮する自由な遊びを通して、自発性や積極性を身につけていきます。善悪の判断、安全・危険の判断、社会のルールなどを覚えていく時期です。【学童期】5歳~12歳頃幼稚園や小学校生活のなかで、勤勉性や協調性を学ぶ時期。自分と他人を比較して劣等感を抱き始めるときでもあります。頑張って苦労を乗り越える経験をすれば、「自分はやれば出来るんだ」という自己効力感が向上するでしょう。次に、この発達段階に「謝る」という行動を照らし合わせてみます。子どもは何歳から「ごめんなさい」を理解できるの?発達段階を知ると、子どもに「ごめんなさい」を教えるべき適齢期が見えてきます。【乳児期~幼児前期】0歳~3歳頃3歳くらいまでは、自我を育み、自己主張できるようになることのほうが大事な時期。「仲間に入りたい」といった積極的な行動も見られます。しかし、感情のコントロールが難しくお友だちとケンカすることも多いので、まだ “謝罪適齢期” ではありません。とはいえ、この時期に「他者を傷つけてはいけない」などのしつけは始めましょう。【遊戯期】3歳~5歳頃東京大学大学院教授の教育心理学者・遠藤利彦氏によると、いろいろな経験を経て、社会性が身についてくるのは4歳頃からなのだそう。社会にはルールがあることを理解し、周りの人たちと仲良くしたいと思うようになるので、この頃から「謝る」ことができるように。 “謝罪適齢期初期” と言えるでしょう。【学童期】5歳~12歳頃「謝罪には『誠実な謝罪』と『道具的謝罪』がある」と言うのは、京都大学こころの未来研究センター研究員である田村綾菜氏。前者は「心から謝ること」で、後者は気持ちとは関係なく「円滑な関係を保つためや、場を納めるための謝罪」とのこと。6歳以前は後者の傾向が強いそうですが、協調性が身につき、罪悪感の感情をもち始める6歳頃からは、心から謝ることができるように。その後は成長とともに、人間関係も複雑になっていくため、「誠実な謝罪」と「道具的謝罪」を使い分けながら、コミュニケーション力を高めていくことになります。このように、子どもが「ごめんなさい」と言えるようになるのは4歳頃から、心から謝ることができるようになるのは6歳頃からなのですね。当然、発育には個人差があるので、個々の発達ペースに合わせて、「謝る」という行為を促していく必要があると言えるでしょう。すぐに謝らせようとする親が招く深刻な問題日本社会では、礼儀やルールを守ることをとても大切にしています。その影響で、しつけのベースには「人に迷惑をかけないこと」という意識が強く根づいているのです。そのため、「ほら、ごめんなさいは?」と言ってしまう親御さんが多いのかもしれません。たとえば、「おもちゃの取り合い」で子どもがお友だちを強く押してしまいました。お友だちが泣き始めたあたりで、親は状況に気づきます。親「〇〇ちゃん泣いてるじゃない。どうしてそんな乱暴するの。謝りなさい!」子「でもね……」親「言い訳しないの。ほら、早く謝りなさい」子「ごめんなさい……」この会話を、どう思いますか?親は、子どもふたりのあいだで何が起こったのか、最初から見ていませんでした。泣いている原因は小競り合いですが、小競り合いになった原因は知りません。それなのに、問題の一部だけを見て、子どもに謝罪を求めているのです。大人に置き換えて考えてみましょう。会社で上司に呼ばれ、「あなたの対応が悪いと取引先からクレームが来ている」と叱責されたとします。そして、何があったかなどの事情も聞かれずに、ただひたすら責められ続ける――あなたならどうしますか?「ちょっと待ってください!事情を説明させてください」と言いますよね。それと同じです。子どもにも言い分はあります。ですから、子どもが「でもね……」と言うのは、とても正当なことなのです。小田原短期大学保育学科准教授で教育心理学を研究している風間みどり氏は、日本のしつけは「気持ち主義」だと述べています。しかし、ここでの気持ちは「他者の気持ち」であり、「子ども本人の気持ち」ではありません。親が「お友だちの気持ち」を優先するほど、子どもは言い訳すらできない状況に追いやられてしまうのです。さらに、臨床心理士の福田由紀子氏は、「『ごめんなさい』を言いすぎる子」に警鐘を鳴らしています。「とりあえず謝る」クセがついてしまうと、「自分は悪くない」と思っていても謝ります。そうやって自分の気持ちを押し殺し続けると、人の顔色ばかり伺うようになり、自己肯定感もどんどん下がってしまうでしょう。頭ごなしに子どもを怒ることのデメリットを改めて認識する必要がありそうです。親に話を聞いてもらった子は、心から謝ることができる子どもには、心から「ごめんなさい」を言えるような人間になってほしい……親であればそう思うもの。そのためには「子どもの話をきちんと聞くこと」が一番大切なのだそう。子どもの気持ちをしっかりと受け止めたうえで、冷静に状況判断し、何が悪くて謝る必要があるのかを、子どもに説明します。前出の福田氏は、その際に「責任」について教えるべきだと言います。自分が100パーセント悪いとか、相手が全部悪いといったことは、あまり起こりません。「自分にも悪いところはあったけれど、自分だけが悪いわけではない」ということがほとんどではないでしょうか。自分の非を認めることは、勇気も要りますし、大切なことでもありますが、だからといって30しかない責任を100負う必要はないのです。交通事故の過失割合のように、自分の責任はどこにあり、どの程度のものなのかということを、判断する習慣をつけましょう。そして、子どもにも考えさせましょう。(引用元:All About|謝り癖がある子供の心理「ごめんなさい」を言い過ぎる子への対応法)「自分だけが悪いわけではないことを親がわかってくれた」というだけで、子どもの心は軽くなります。そのうえで「自分もちょっとは悪かったな」と考えることができれば、相手に素直に謝ることができるでしょう。「0か100か」と白黒つけるのではなく、そのときの状況次第で、「どのくらい悪かったかな?」と考えられるようになってほしいものですね。きっとコミュニケーション能力も向上するはず。何より、「親は自分をわかってくれているという安心感」は子どもの自己肯定感を高めます。そして自己肯定感の高い子どもは、自分を信頼しているので、「自分が悪いと思ったら謝る」ことができるようになるでしょう。子どもが「ごめんね」と言えるようになる会話例最後に、具体的なシチュエーションでの対応例をご紹介しますので、参考にしてみてください。会話例1:おもちゃの取り合いが原因でお友だちを叩いてしまった!【NG】親「どうしてそんな乱暴するの。謝りなさい!」子「だって……」親「言い訳しないの!〇〇ちゃんに早く謝りなさい!」【OK】親「どうしたの?〇〇ちゃんはなぜ泣いてるの?」子「だって、私のおもちゃを取ろうとしたから……」親「そうなんだね。気持ちはわかるなあ。でも叩いたら〇〇ちゃんは痛いよね」「叩いたらダメ!」と言いたくなる気持ち、わかります。ですが、まずは子どもの言い分を聞いてあげましょう。子どもの気持ちを認めてから、悪かった点を教えるのです。「お母さん(お父さん)は、私の言い分を聞いてくれた」と思えるので、親に対する信頼感も高まります。会話例2:子どもがコップを落として割ってしまった!【NG】親「危ないから気をつけなさいって言ったでしょう!」子「(泣きながら)だって……」親「言われたことを守れない子はもう知らない!罰として、おやつは抜きよ」【OK】親「大変!怪我しなかった?割れちゃったね。悲しいね」子「(泣き出してしまう)」親「びっくりしたよね。なぜお母さんが気をつけてねって言ったのかわかったかな。次は気をつけて飲もうね」コップを倒したり割ってしまったりした瞬間、子どもはびっくりしてショックを受けています。「大丈夫?」と、まずはその心をいたわってあげましょう。「次は~~しようね」という提案は、子どもが平常心に戻ってからわかりやすく冷静に伝えてください。そうすることによって、「よし、次は気をつけるぞ」と失敗を学びにつなげることができますよ。会話例3:「ジュースをこぼしたのは妹」子どもがウソをついた!【NG】親「なんでウソをつくの!?本当はあなたがこぼしたんでしょ!」子「違うよ!妹がこぼしたの……ウソじゃないもん」親「なぜあなたはいつもウソばかりつくの。もう知りません!」【OK】親「こぼしたのは妹なのね。だったら妹を注意しなきゃいけないわ」子「……」親「もしジュースをこぼしたのがあなたなら、正直に言ってほしいな。失敗したことは仕方ないよ。次から気をつければいいんだから。でも、ウソをつくのはよくないな。自分のせいにされた妹はどんな気持ちだと思う?」子「イヤな気持ちだと思う……ごめんなさい……」親「本当のことを言ってくれてありがとう。じゃあ、妹に何て謝ろうか?」白梅学園大学子ども学部教授の増田修治氏は、「子どものウソにわざと騙されてみて、そのあと、子どもが本当のことを言ったときにほめること」も有効だと言います。ウソは「自分を認めてほしい」気持ちの裏返し。ですから、肯定的な言葉が子どもの心に響くのです。「お母さん(お父さん)は、あなたのことを信じているよ。認めているよ」という対応で、子どもの素直な気持ちを育ててあげましょう。 教育評論家の親野智可等氏は、イソップ寓話の「北風と太陽」のような対応が効果的だと語っています。つまり、頭ごなしに謝らせようとするのではなく、まず共感を示し、子ども自ら心を開く環境をつくることが大事だということ。どんな場面に遭遇しても、子どもの気持ちに寄り添う心構えを、常にもっていたいものですね。***子どもが素直に「ごめんなさい」を言えるようになるために重要なことはふたつ。「発達段階に合わせた対応」と「子どもの言い分を聞いて、一緒に責任について考えること」であることがわかりました。大人でもうまく謝れないことはありますよね。まして、感情コントロールがまだうまくできない子どもにとって、なかなか素直になれないことはあるはずです。そんなときは、「ごめんなさい」と言わせることだけに執着せず、丁寧に子どもの気持ちを引き出してあげましょう。そしてときには親も一緒に謝るなどして、子どもが「謝ったらスッキリした!」という体験を重ねられるといいですね。(参考)武蔵浦和 メンタルクリニック|ライフサイクルについて伸芽’sクラブ|子どもの発達段階と、年齢に応じた課題を理解しておこうベネッセ教育情報サイト|素直に謝らない子[教えて!親野先生]AllAbout|謝り癖がある子供の心理「ごめんなさ」を言い過ぎる子への対応法AllAbout|謝らない子供……「ごめんなさい」が言えない子どもの処方箋NHK for School|知りたい!心の育ちCODER 公益財団法人 発達科学研究教育センター|児童の日常場面における謝罪―小学校低学年を対象としたインタビュー調査から―あんふぁんWeb|ケンカが激しく、ウソをつくわが子への対応東京女子大学 学術情報リポジトリ|「見守る」しつけ方略と子どもの他者理解
2021年03月15日Amazon日本文学カテゴリでベストセラー1位を獲得した、作家Fの初の小説「真夜中乙女戦争」が、永瀬廉(King & Prince)主演、池田エライザ、柄本佑共演で映画化決定。永瀬さんのコメント動画が公開されている。新鋭作家による、“平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”を描いた小説が原作となる本作。主人公の大学生“私”を演じるのは、大人気グループ「King & Prince」のメンバーとして活躍し、俳優としても『弱虫ペダル』で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、2021年度前期NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」への出演を控えるなど、いま最も注目を浴びる永瀬廉。また、主人公がひそかに恋心を抱く、“かくれんぼサークル”で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”役には、今年公開を控える『騙し絵の牙』『賭ケグルイPart2』など多数の映画に出演、昨年は初の監督作品『夏、至るころ』も公開されるなど、幅広い分野でマルチな才能を発揮する池田エライザ。圧倒的なカリスマ性をもち、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役には、数多くの映画作品に出演し、日本アカデミー賞、毎日映画コンクールほか各種映画賞を受賞、昨年は「知らなくていいコト」で“尾高沼”にハマる人が続出、現在放送中の日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」にも出演中の柄本佑。脚本・監督は、2017 年『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリービング ビューティー』で商業映画デビュー、『チワワちゃん』『とんかつDJアゲ太郎』などを手掛け、その表現力で高い評価を受ける29歳の俊英・二宮健。物語のシンボルとなる“東京タワー”をはじめ、東京の街を舞台に間もなく撮影開始される。原作・F「人間の本当を描くプロ中のプロ、二宮監督が作る」ことに期待永瀬さんは「二宮監督には何よりも“カッコイイ”映画にして、一緒に成長しようとおっしゃって頂きました。 撮影を経て、作品として完成した時に、最後にどんな“私”になっているのか...今まで皆さんが思い描いていた“永瀬廉”のイメージとは違っているはずです」と覚悟と期待感を覗かせてコメント。「なりたい自分がない、日々が退屈、友達もいない。自分と同世代の皆さんが抱える悩みの集大成のよう」と語るように、これといった夢や趣味や特技も、大学生活に迎合する器用さもなく、SNS もなにもかもが眩しく、虚しく、どうでもいいと無気力な日々を送る平凡な大学生 “私”が、謎の男 “黒服”と運命的に出会ってしまったことから、“真夜中乙女戦争”という名の“東京破壊計画”に巻き込まれていく。そこまでの成長と恋愛、そして内なる戦争を永瀬さんがどう演じるのか要注目。“先輩”役池田さんは、「ずっと正しく噛み合わないまま新たな動きを見せる歯車のなかで、争おうと生きる先輩を演じさせていただけることに感謝しています。優しく逞しく、嘘のないすっぴんな彼女になるのが楽しみ」と楽しみにしている様子。また、「二宮監督の現場は初めて」であり、「永瀬さんとも初めてです。池田さんもちゃんと絡むのは初めて」という柄本さんは「『初めて』はとても怖いです。でも、だから面白いんだと思います」と期待感たっぷり。原作者のF氏もまた、「人間の本当を描くプロ中のプロ、二宮監督が作る映画が面白くない訳がない。現代のアイドルを代表する永瀬廉さんには、いよいよこの度、ダークに、血まみれになって頂かねばなりません。池田エライザさんは今回どのように私たちを振り回してくださるのでしょう。危険極まる男を演じる柄本佑さんが放つ、男の色気にも大いに期待したい」とコメント。その原作に「綴られた言葉たちの魔法に魅せられ、未曾有のカタルシスに身がよじれるほどの衝撃を受け、『これは、必ず自分の手で映画にしなければならない』と、決意」したという二宮監督。「永瀬廉さんと『一緒に成長できる作品にしよう』と誓いを立て、池田エライザさんとは『この映画をありきたりな映画にはしない』と覚悟を共有し、柄本佑さんには『最高にカッコいい悪役になって欲しい』と思いを託しました。この3人と現場を共に出来ること、今からワクワクしています」と明かしている。『真夜中乙女戦争』は来冬、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2021年03月15日『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』が、2021年6月11日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲他全国ロードショー。TV番組『ダーウィンが来た!』の映画化第3弾『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』の元となる『ダーウィンが来た!』は、秘境から身近な街の中まで世界中の生きものたちが登場する、NHK総合テレビの人気番組。最新の撮影機材を駆使して撮影された希少性の高い動物たちの行動など、誰も見たことのないスクープ映像も紹介している。そんな同番組の映画化は、『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』に続く3作目となる。“海”にフォーカスし、約60種類の生きものたちを紹介今回は、新種や不思議な生態が続々発見される人類最後のフロンティア“海”にフォーカスし、番組取材班がこれまで撮影してきた200本にも及ぶ映像素材から厳選したものを上映。特別な時期だけに“大集結”する生きものや潜水艇でとらえた神秘の深海生物など、約60種の海の生きものたちが大スクリーンに登場する。特に、強烈なパンチで貝を粉々にするモンハナシャコや、驚きの飛行術で海中でも海上でもするりと敵から逃げるトビウオなど、“命の攻防”を繰り広げるたくましい姿は必見だ。また、クジラ、アシカ、ハシボソミズナギドリ、ミズタコ、ホホジロザメ、イワシクジラ、シャチなども登場する。加えて、ユニークな海の仲間にも注目。フィリピンにあるマクタン島の沖合、水深深い真っ暗な洞窟に暮らすヒカリキンメダイは、体長20cmほどの体で大きな目の下に袋状の器官を持ち、群れでイルミネーションのごとく強く発光。自らが発光しているのではなく、大量の発光バクテリアを住み着かせることで光を放っており、その明るさは本が読める程であるという。また、猛ダッシュしてヒナに走り方を教えるジェンツーペンギンや、子どもに貝の割り方を辛抱強く教えるラッコなど、生きる為の術を親から子へと伝える“命のリレー”を映した心揺さぶるドラマも紹介する。声優・水瀬いのり&お魚博士・さかなクンがナレーターに『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』のナレーターは、映画『トムとジェリー』の吹き替えなど数多くの話題作に参加している声優・水瀬いのりが担当。2021年人気女性声優ランキング1位を獲得した、注目の実力派若手声優だ。さらに、国内外を問わず幅広い層から支持を得ている“お魚博士”のさかなクンも出演。力強く生きる生きものたちの姿に彩りを添える、ナレーションにも期待が高まる。詳細『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』公開日:2021年6月11日(金)ユナイテッド・シネマ豊洲他全国ロードショーナレーター:水瀬いのり出演・ナレーター:さかなクンヒゲじい:龍田直樹監督:田所勇樹制作:NHKエンタープライズ製作・配給・宣伝:ユナイテッド・シネマ2021年/ビスタ/ステレオ/84分/ 映像提供:NHK
2021年03月15日死ぬときに後悔はないほうがいい……というのが通説だが、下重さんは「後悔が残る生き方もいい」と語る。一体なぜ?その思いと、悔いを残して死ぬコツを聞いたーー。「それまで元気だった友人を、このところ立て続けに亡くしました。ライターの女性は、最後のメールのやり取りから4日後に突然、パートナーから連絡があって『永眠しました』と。旅仲間の男性は、血液のがんにより入院後わずか1週間で亡くなった。『人間は、いつ死んでも不思議ではない』とつくづく痛感させられる出来事でした」こうかみしめるように話すのは、ベストセラー作家の下重暁子さん(84)。志村けんさんや岡江久美子さんの訃報に触れ「コロナ禍で多くの人が、死を自分ごととして感じるようになったのでは」と投げかける。そんな下重さんは、新著『明日死んでもいいための44のレッスン』(幻冬舎新書)のなかで《明日死んでもいいためには、今日しっかり生きておかなければならない》と語る。そのうえで、私たちが元気なうちにしておくべき44項を示しつつ、こんなことも綴っている。《後悔はあった方がいい……いつ死んでも後悔する生き方がしたいというのも、アリだと思う》一見、《明日死んでもいい》と《いつ死んでも後悔する》とは、相反する思いのようだが、その真意はどこにあるのだろうか。「満足して死んだなんて嘘っぽいでしょう。思いを残して道半ばで死ぬ、一緒にいたい人と死に別れる。後悔する生き方とは、死ぬときまで、なにかに情熱を持ち続けている生き方だと思うのです。『今日』に情熱を傾けて生きるからこそ、死んだら後悔が残る。けれど、それもいい死に方ではないでしょうか」’59年、NHKに入局し、アナウンサーに(故・野際陽子さんは1期先輩にあたる)。’68年、31歳でフリーとなり、以後もともとの夢であった文筆業も並行して行い始めた。そして50代に入る前から「後半生をどう生きるか」を考えるようになったという。「幸い仕事に恵まれた私でしたが、『好きなことをなにもしてこなかったなあ』と強く思ったんです。大好きな音楽も“見る”専門で。そこで48歳のとき、子どものころから好きだった『クラシックで踊るバレエ』を思い立ったように始めました」最初は友人が通っていた近所のバレエ教室に連れて行ってもらい、1年間のレッスンを受けて、発表会に出場。その経験で自信をつけると、かの松山バレエ団のビギナーズ・クラスに入団した。「私のモットーは、『仕事は楽しく、趣味は真剣に』。バレエは、運動というより音楽なんですね。運動神経がいいことよりも、音を体で表現することができるかが大事。好きこそものの上手なれで、発表会の舞台には10年間出て、踊りました」このように、本業でオファーが舞い込む傍らで、趣味にも「真剣に」打ち込んできた下重さん。しかしながら、これは多芸多才な彼女だからこそ、できたことなのでは?と誰もが思うのではないだろうか?「いえ、本当に好きで、やってみたいことだったら、誰にでもできるはず。好きなことなのに、トライもしないで『明日死んでもいい』とは思えないはずですから」確かに、そう言われればそんな気がするけれど、私たちにとってなかなかつかめそうもないのは、その“やってみたいことは何か”を見つけることなのである……。そこへ下重さんが、とっておきの“発想のヒント”をくれた。「中学、高校生のころに戻ってみることですよ。あのとき何に感動し、何が大好きだったのか。特に、好きだったのに大人に反対され、あきらめてしまった淡い夢ーーそれが『後悔の原体験』のはずです。私の場合はオペラ。じつは若いころは音大に進んでオペラ歌手になりたかったんです。けれど、習っていた声楽の先生に『あなたの小柄な体では、オペラ歌手は無理』と言われ、諦めた。みんな忘れているだけで、そういう体験が『ない人はいない』はず」下重さんにとってバレエであり、オペラであったように、ある人には、それが料理や絵画、ファッションであってもいいのだ。その際に心がけたいのは「トライすること」と同時に「考えていたことをアウトプット(=表現)すること」だという。「中高生のころの気持ちを忘れてしまっていたように、いまやりたいことを『思っている』だけでは、必ずいつか忘れてしまいます。私だって忘れる。けれど、文章を書くというアウトプットがあるから、やりたいことを思い出すことができるんです」何かに挑戦するための大きな示唆をくれる下重さんだが、前述のように、「明日死んだら後悔は残るだろう」とも話している。「これまで100冊以上の本を書いてきましたが、私自身が『自由になれた』と思えるようになったのは最近のことです。80代になってやっと『本当に書きたいことを書ける』と思えるし、依然『書きたいことが書けていない』とも思う。ある種後悔とともに生きているし、それでいいんだと思います」死に方を考える、というのは日々の生き方を考えるということ。コロナ禍は“自分と向き合い、やりたいことを見つける”いい機会になるかもしれない。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月14日「それまで元気だった友人を、このところ立て続けに亡くしました。ライターの女性は、最後のメールのやり取りから4日後に突然、パートナーから連絡があって『永眠しました』と。旅仲間の男性は、血液のがんにより入院後わずか1週間で亡くなった。『人間は、いつ死んでも不思議ではない』とつくづく痛感させられる出来事でした」こうかみしめるように話すのは、ベストセラー作家の下重暁子さん(84)。志村けんさんや岡江久美子さんの訃報に触れ「コロナ禍で多くの人が、死を自分ごととして感じるようになったのでは」と投げかける。そんな下重さんは、新著『明日死んでもいいための44のレッスン』(幻冬舎新書)のなかで《明日死んでもいいためには、今日しっかり生きておかなければならない》と語る。そのうえで、私たちが元気なうちにしておくべき44項を示しつつ、こんなことも綴っている。《後悔はあった方がいい……いつ死んでも後悔する生き方がしたいというのも、アリだと思う》一見、《明日死んでもいい》と《いつ死んでも後悔する》とは、相反する思いのようだが、その真意はどこにあるのだろうか。「満足して死んだなんて嘘っぽいでしょう。思いを残して道半ばで死ぬ、一緒にいたい人と死に別れる。後悔する生き方とは、死ぬときまで、なにかに情熱を持ち続けている生き方だと思うのです。『今日』に情熱を傾けて生きるからこそ、死んだら後悔が残る。けれど、それもいい死に方ではないでしょうか」下重さんに半生を振り返ってもらうと、現在の境地に至ったゆえんが見えてきた。「私は小学校2年生と3年生の2年間で、たった1日しか登校できませんでした。結核で隔離療養を強いられたんです」“感染症による闘病”を丸2年、少女期に経験していた下重さん。「1日4度検温し記録をつけて、寝ているだけの生活。何もすることがないものだから、父の本棚から抜き出した本をながめては、想像を膨らませるのが日課でした。そこで『自分と向き合う』習慣が身についたんだと思います」当時は致死率が高く“死の病い”とされていた結核。部屋で一人思いを巡らせるなか、否が応でも「死」を意識することになった。’59年、NHKに入局し、アナウンサーに(故・野際陽子さんは1期先輩にあたる)。’68年、31歳でフリーとなり、以後もともとの夢であった文筆業も並行して行い始めた。そして50代に入る前から「後半生をどう生きるか」を考えるようになったという。「幸い仕事に恵まれた私でしたが、『好きなことをなにもしてこなかったなあ』と強く思ったんです。大好きな音楽も“見る”専門で。そこで48歳のとき、子どものころから好きだった『クラシックで踊るバレエ』を思い立ったように始めました」最初は友人が通っていた近所のバレエ教室に連れて行ってもらい、1年間のレッスンを受けて、発表会に出場。その経験で自信をつけると、かの松山バレエ団のビギナーズ・クラスに入団した。「私のモットーは、『仕事は楽しく、趣味は真剣に』。バレエは、運動というより音楽なんですね。運動神経がいいことよりも、音を体で表現することができるかが大事。好きこそものの上手なれで、発表会の舞台には10年間出て、踊りました」さらにこの時期から、少女時代に習っていた歌唱を、再び専門家について指導を受けるようになったという。60歳のときにはフランス料理店を自腹で借り切ってリサイタルを敢行した。「フルコースをご馳走して、その後で私が歌う。食べた後では逃げられないだろうと思って(笑)。アナウンサー時代から、どんな大舞台でも、しゃべりでは緊張しなかったのに、歌ではアガりましたね」下重さんが伝えたいのは「やらないで後悔して死ぬ」より「やって道半ばで後悔して死ぬ」のを選ぶべきだということ。「過ぎ去った時間は取り戻せないけど、前にある時間は、手に入れられる。後半生が残り少ないと思うなら、前を見つめて生きる!そうすればきっと『後悔を残して死ぬ日を迎えられる』はずです」「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月14日「“日本資本主義の父”みたいなイメージの人間を主人公にして、大河ドラマにしても、あまり面白くないんじゃないかな、と思っていたんです。でも実際にドラマを見てみると、農村の風景なんかもしっかり描いているし、庶民の生活もよくわかります。非常にユニークな国民の歴史の記録にもなるのではないかと期待しています」そう語るのは、渋沢雅英さん(96)。『青天を衝け』の主人公である渋沢栄一(1840~1931)のひ孫にあたる人物だ。第4話の視聴率も15.5%と、好調を維持している。ドラマ制作チームからは、“若々しいキャラを作っていきたい”という提案もあり、主演の吉沢亮(27)は事前にかなり人物像を研究したという。吉沢は『NHK大河ドラマ・ガイド青天を衝け前編』(NHK出版)に収録されたインタビューでは次のように語っている。《栄一さんのひ孫さんの渋沢雅英さんにお会いする機会を頂いたんです。渋沢栄一記念財団の理事長などを務めた方で、90歳を過ぎていらっしゃるのですが、もう本当にすてきな方で》吉沢が言うように、本誌のインタビューに答える雅英さんの声は96歳とは思えないほどしっかりしていた。「『青天を衝け』という言葉は、栄一が19歳ぐらいのころに書いた漢詩の一部なんです。そんな若い青年が漢詩を書くなんて、いまでは信じられないですが、栄一はそういった文化的素養も持った人間だったのですね。特に私の父(※大蔵大臣なども務めた渋沢敬三氏)は栄一のことを非常に尊敬していて、『栄一の望むように自分は生きていかなくてはいけない』と語っていました。4万5千ページにもわたる伝記資料も作っているんです」■ひ孫が語った栄一と吉沢の“共通点”とは脚本を担当した大森美香は、その資料に全部目を通したという。《大森さんが描く栄一はとてもチャーミング》とも語っている吉沢。雅英さんには、吉沢はどんな青年に映ったのだろうか?「とても素直な青年でした。栄一のことを理解しようと努めていることが、強く伝わってきたことが印象的でしたね。これだけ有名な俳優になられたわけですから、きっといままでも一生懸命に励まれてきたのでしょう。きっと女性のファンも多いでしょうね。吉沢さんが演じてくださるのでしたら、いい作品になるのではないかと思えました。栄一と吉沢さんの共通点ですか?いやぁ、栄一は見た目はごくふつうで、吉沢さんみたいにあんなにイケメンじゃないですし、あれほど素直でもなかったと思いますよ(笑)。吉沢さんは俳優さんのなかでも、きっと特別な人だと思います。栄一は大天才ですし、いろいろなことをやっていますから、『演じるのは大変でしょうけど、頑張ってくださいね』と、エールを送らせてもらいました」前述のインタビューで吉沢は雅英さんとの面会について、こう感想を漏らしている。《お話を伺う中で、栄一さんがどれだけ愛されていたか、どれだけ器の大きい方だったのかを感じることができ、背筋が伸びました》年齢差はほぼ70歳。この出会いは今後の『青天を衝け』で、どのように生かされていくのか。「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月14日●「制服を着られるうちは…」 抵抗感は共演者の年齢次第20代後半になっても高校生役のオファーが続き、どの役も生き生きと力強く演じている劇団EXILEの鈴木伸之(28)。『今日から俺は!!』シリーズでは開久高校の番長・片桐智司、映画『時々もみじ色』(2019)では高校生ボクサー、そして、12日公開の映画『ブレイブ -群青戦記-』では、剣道部の主将を演じた。鈴木にインタビューし、高校生役を演じる心境や『ブレイブ』の撮影エピソードなどを聞いた。笠原真樹氏による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写化した本作は、いつも通りの日常を過ごす高校生たちがある日突然、学校まるごと戦国時代にタイムスリップし、「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を生かして戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す物語。主人公・西野蒼を新田真剣佑、蒼の幼なじみであるヒロイン・瀬野遥を山崎紘菜、徳川家康を故・三浦春馬さん、織田信長を松山ケンイチ、蒼の幼なじみで剣道部の主将・松本考太を鈴木が演じた。――まず、『ブレイブ -群青戦記-』出演が決まったときの心境をお聞かせください。とても豪華なキャストで、台本もエンターテインメントが詰まった内容だったので、どんな撮影になるんだろうなと、すごくワクワクしたのを覚えています。――主人公・蒼の幼なじみで剣道部の主将・松本考太を演じられましたが、ご自身との共通点はありましたか?考太はリーダーシップがあって、みんなをまとめる生徒会長であり、剣道部の部長でもあるという人物です。僕はみんなをまとめるタイプではありませんが、考太はすごくまっすぐなキャラクターだったので、そこは少し似ているかなと思います。――鈴木さんは高校生役が多いですよね。そうなんです。学生モノが多くて、また制服を着るんだなと(笑)。でも、近い将来、制服が着られなくなる日が来るので、着られるうちはまだ着ていてもいいのかなと思っています!――抵抗を感じることはありますか?共演者の年齢によるなと思っていて、周りがすごく若いと「やばいぞ」という風になりますし、周りの年齢も僕くらいの年齢だと「大丈夫かな」と思ったり、全体のバランスでいけるかいけないか、自分の中で判断しています(笑)――今回は大丈夫でしたか?僕より年齢が上の方もいましたし、大丈夫でした!――役作りで苦労したことを教えてください。初めて剣道に挑戦したので、剣道のアクションは一番苦労しました。でも、苦労したというより楽しかった印象が強いです。――どれくらい剣道の練習をされましたか?アクション稽古はすごく多くて、袴をはいて、木刀・竹刀の素振りからはじめて、立ち回りをして、というのを週に3回くらいやっていました。2カ月くらい練習したと思います。――剣道シーンで特に意識したことを教えてください。YouTubeで高校生の剣道の試合をたくさん見たのですが、立ち姿がすごくきれいで、背筋がピンと伸びているような印象があったので、そこはすごく意識しました。●新田真剣佑の役との向き合い方に刺激「勉強になった」――現場の雰囲気はどんな感じでしたか?すごく楽しい現場で、出演者同士が打ち解けるのも早くて、毎回現場に行くのが楽しみでした。自然とそれぞれが役として現場に行き、その中で笑いが起きたり、真剣にお芝居と向き合ったり、撮影期間はすごく楽しかったです。――主演の新田さんとの共演はいかがでしたか?以前から知り合いではありましたが、仕事で一緒になるのは初めてで、仲良くなれました。幼なじみの役どころで、とにかくコミュニケーションをとって、なるべく近くで話すように心がけていたので、映像でいい感じに映っているのではないかなと思います。――新田さんから刺激を受けたことはありましたか?自分の中でやりたいお芝居が明確に決まっている印象で、どっしり自分の役と向き合っているイメージがあったので、そういったところはすごく勉強になりました。――三浦さんとの共演の感想もお聞かせください。印象的だったシーンはたくさんありますが、三浦さんの立ち姿と剣さばきが素晴らしく、そして、自分の役柄を生きているという感じがすごくしました。近い距離で共演させていただき、すごく大きく見えました。――本作において注目してほしいポイントを教えてください。この作品は、タイムスリップしてしまった強豪スポーツ高校のみんなで一致団結して時代に立ち向かっていく物語です。完成した映像を見たとき、仲間のために戦う姿が一人ひとり輝いて見える作品だなと感じました。人が人を思いやるような、すごく背中を押してくれる映画になっているので、みんなの輝かしいシーンを大きなスクリーンで見ていただきたいです。――新型コロナウイルスで大変な状況が続いており、一つの作品が公開される重みなども感じていらっしゃるのかなと思いますが、いかがでしょうか?そうですね。コロナの影響でストップしてしまう作品もありますし、難しい世の中になっていますが、みんなで一生懸命撮っているので本当に多くの方に見ていただきたいです。そして、音楽や映画、ドラマなどのエンターテインメントは、必ずどこかで誰かの力になっていると信じて頑張りたいと思っています。――今後の活動への意気込みもお聞かせください。僕は、いただいた役を一生懸命やることが大事だと思っています。先々のことを考えていた時期もありましたが、目の前のことを一生懸命やっていくことが大きいことにつながっていくと思うので、これからもいただいた役を一生懸命やっていきたいです。■鈴木伸之1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。2010年に「第3回劇団EXILEオーディション」に合格後、数々のドラマや映画、舞台に出演。主な出演作は、ドラマ『ろくでなしBLUES』(11)、『GTO』(12)、『あなたのことはそれほど』(17)、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(18)、『今日から俺は!!』(18)、『私たちはどうかしている』(20)、映画『桐島、部活やめるってよ』(12)、『アラグレ』(13)、『東京喰種トーキョーグール』(17)、『リベンジgirl』(17)、『今日から俺は!!劇場版』(20)など。『HiGH&LOW』シリーズや『PRINCE OF LEGEND』にも出演。現在、主演ドラマ『お茶にごす。』(2021年テレビ東京系にて放送予定)が現在Amazon Prime Videoにて全12話配信中。また、映画『東京リベンジャーズ』(7月公開)も控えている。
2021年03月13日藤原竜也と竹内涼真が最強バディを組んだ映画『太陽は動かない』から、「King Gnu」の主題歌「泡」(読み:あぶく)の1番をフルで使用し、新たな本編カットが加わったスペシャル予告が解禁された。本作について、SNS上では「大パノラマで望める美しい景色と情緒豊かな過去と現代のストーリーに引き込まれていく」「最初は主題歌『泡』に惹かれて観るに至ったのですが、こうも世界観に引き込まれる作品とは思いもしませんでした!」「007を彷彿させるようなアクションが特に見所。悲惨な過去に囚われようとも"今を生きる"を胸に前に進んできた鷹野の姿には痺れた」「鷹野の人生を追体験することで、彼がとても愛おしく、抱きしめてあげたいという不思議な感情になった」など、“絶体絶命”のミッションとのコントラストが鮮やかに表現されるエモーショナルなドラマパートにも絶賛の声が寄せられている。「King Gnu」の主題歌「泡」にのせたスペシャル予告では、激しいミッションだけではなく、心臓に爆弾を埋め込まれ24時間ごとに死の危険が迫るという極限状態の中で生きる鷹野(藤原竜也)と田岡(竹内涼真)の、どこか刹那的で儚い表情、そして美しい自然の中で描かれた鷹野の青春時代のシーンが展開される。さらに後半、命を削るような過酷なミッションの数々との対比が、本作のドラマチックさをより一層引き立てている。鷹野の青春時代について、武田吉孝プロデューサーは「本作の情緒の柱と言えるシークエンスで、これがあるから、ダークヒーローの群像にお客さんが想いを載せることができる」と語る。そのシーンには、次世代を担うフレッシュな俳優たちが集結。鷹野の少年時代を演じるのは、6,000名を超えるオーディションを勝ち抜き、本作が初のスクリーンデビューとなった日向亘。先のドラマ「姉ちゃんの恋人」にも有村架純の弟役で出演した。鷹野の初恋の人で、心に痛みを抱えながらも、鷹野との出会いを経て成長していく菊池詩織役には、TBS系日曜劇場「ドラゴン桜」や2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演が決定している南沙良。鷹野の親友であり、共にエージェントの訓練をおこなっている柳勇次は子役時代から数々の作品に出演する実力派・加藤清史郎が演じている。『太陽は動かない』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月12日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談<第67回>数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】転職に踏み切れないでいます。私は今の会社に勤めて5年目。1年前には営業部への異動がありました。ただ、この部署が万年人手不足の状態で、給料は変わらないのに残業ばかりが増えています。会社もそれは認識しており、上からは「そろそろ補充する」とは聞かされるのですが、2年間で2人がやめているのにも関わらず、一向に新しい人が入ってくる気配はなく……。このままなら転職したいと考えています。一方で、会社には私を会社に誘ってくれた恩人がおり、新人の頃には期待して海外研修も1年間行かせてくれるなど、とてもお世話になっているので、裏切るような形になってしまうと思うと、どうしても一歩踏み切れないでもいます。こんな時、恩人の方との関係を保ちながら、最後の一歩を踏み出す方法はあるのでしょうか(28歳・男性・会社員)。【回答】ありません。あっちもこっちもまるく収まる方法なんて、そうそうありませんよ。私たちには、知らず知らずのうちに天秤にかけて判断していることが、なんと多いことでしょう。たとえば、スーパーに行って果物を選ぶ。リンゴとミカン。どちらがフレッシュか。コスパがいいか。甘そうか。目的地まで行く交通手段を選ぶ。電車とバス。どちらが空いているか。時間がかからないか。安いか。そんなふうに、さまざまなことを天秤にかけて判断しているのです。だから得意なはずなのですけれど、ときどき進むに進めず引くに引けずという膠着状態になってしまうのはなぜでしょうか。そんなときはたいてい、天秤にのせるものを間違っているような気がします。天秤にかけて比べることが可能なのは、あくまでも同質のものです。つまり、リンゴとミカンなら天秤にのせて比較検討することができますけれど、リンゴと電車を天秤にのせて「どっちがいいか」と考えても決められないってことです。そうしてみると、「給料が変わらないのに残業ばかり」「人員の補充がない」という労働環境と、「海外研修に行かせてもらった」という恩師への御恩は、同時に天秤にのせても比べることのできない異質のものでしょう。だから、にっちもさっちもいかなくなっているのではないでしょうか。天秤の片方に「恩」をのせたとき、もう片方にのるのは「義理」では?恩師に今の状況とあなたの考えを真摯にお話しさせていただいて、義理を通しましょう。そして、労働環境については、他社と比較して検討されてはいかがでしょうか。【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ-ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、ニッポン放送『テレフォン人生相談』のレギュラーパーソナリティを務める。
2021年03月12日朝の情報番組『あさイチ』(NHK)でキャスターを務める、お笑いコンビ『博多華丸・大吉』の博多大吉さん。2021年3月10日の放送回での大吉さんの発言が、「かっこいい」と反響を呼んでいます。話題となっている大吉さんの発言は、人としてこうありたい…そう思わせてくれるものでした。博多大吉、スタジオに喝!同日の放送回では、番組コーナー『おでかけLIVE』でリポーターを務めていた、俳優の藤原薫さんの卒業が発表されました。番組内で、卒業後の目標を「役者として精進し、朝ドラや大河を含めいろんな作品に頑張って出たい」と語った藤原さん。NHKの朝の連続テレビ小説や大河ドラマは、役者であれば誰もが憧れる作品です。大きな目標を掲げる藤原さんに、スタジオからは笑い声が上がりました。すると、大吉さんは藤原さんに向けて、こうエールを送ったのです。今、スタジオで笑ったスタッフさんを見返してあげなさい。あさイチーより引用目標を持つことはモチベーションを維持する上で大切なこと。どんな目標を掲げようと、周囲が笑っていいようなものではありません。大吉さんは、役者として大切な志を語った藤原さんを励ますとともに、人の目標を笑った人たちを戒めました。一連のやり取りは視聴者の反響を呼び「かっこいい」「大吉さんの言葉に藤原さんも勇気づけられたはず」とさまざまなコメントが寄せられています。・大吉さん、かっこいい!大きな拍手を送りました!・なぜ笑うのだろう。「頑張れ」とか「待ってる」って思いがあれば、笑えるはずはない。・かっこいい姿や人の真剣な様子を、バカにしたように笑う文化はよくない。大吉さんの「見返してやりなさい」という言葉は、藤原さんの未来を信じているからこそでしょう。誰かの真剣な思いを笑いに流すのではなく、ちゃんと受け止めて応援する…人として大切なことを大吉さんから教えてもらえた気がします。[文・構成/grape編集部]
2021年03月11日ミュージカル『ウェイトレス』が9日に東京・日生劇場で初日を迎え、高畑充希、宮野真守、宮澤エマ、LiLiCo、浦嶋りんこが取材に応じた。同作は、アメリカ映画『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』(07年)をベースに製作されたブロードウェイミュージカルで、今回が日本初演となる。アメリカ南部の田舎町でとびきりのパイを提供するウェイトレスのジェナ(高畑)は、ダメな夫・アール(渡辺大輔)に苦しみながらも妊娠していることに気づき、妊娠は嬉しくないが産むことを決める。産婦人科の若い医師・ポマター(宮野)と惹かれ合い、「全国パイづくりコンテスト」で優勝して賞金を獲得できたら夫と別れようと決心するが……という、悩める現代女性を全力で応援するコメディ・ミュージカルだ。同作を何回も観たという高畑は「最初はニューヨークで拝見して、あまりに面白くて感激してしまって。曲も素晴らしいし、もう1回観たいと思ってロンドンに行って、もう1回観たらもう1回観たくなって、またニューヨークに行って観た」とワールドワイドに楽しんだ様子。「日本に帰ったときに『こんな素晴らしいミュージカルがあって、チャンスがあったらやりたいなあ』と言ってたら、叶った」と念願の出演となった。同じくブロードウェイで観たという宮澤は「大号泣って、こういうことかなと。嗚咽混じりで泣きながら観て、パイも売ってたからパイをむさぼりながら泣きながら、浄化されて劇場を出て行くみたいな、宗教的な体験をした」と振り返る。「日本にいつか来るのであれば何らかの形で関わりたいなと思っていたんですけど、『ピピン』に出た際に演出家のダイアンさんが『ウェイトレス』も演出されていて、『あなた、ドーン(役)にぴったりだと思う』と言われ、社交辞令かと思ってたら、本当にオファーをいただいたので、縁ってこういうことなのかな」と意外な経緯を明かした。またミュージカルでは初共演となる高畑について、宮野は「年に1回くらいは会ってたんですけどね、バラエティで」と、星野源の冠音楽番組『おげんさんといっしょ』(NHK総合)のことをほのめかし、高畑も「そうですね。かなりアブノーマルなシチュエーションでいつも顔を合わせていただいていたので、まさか」と同意。今回は不倫関係に陥る役柄で、高畑は「ポップとはいえかなりいろんなことが繰り広げられるミュージカルなので、最初は大丈夫かなと思ったけど、相談しながら稽古できてすごく心強い存在です」と信頼を寄せる。改めて「お芝居できてすごく嬉しいです。やっとお芝居できたから」(宮野)、「お芝居したことなかったから」(高畑)という2人だが、宮野は「すごい引き込まれますね。舞台で一方的に拝見したときも引き込まれて目が離せなかったけど、実際に相手役となった時に、充希ちゃんと対面すると、自然と物語の登場人物になれる。それが楽しくてしょうがない」と息ぴったりの関係を見せた。取材では「今の気持ちをパイに喩えると?」という難問も飛び出し、「外見は甘いクリームで、中身はボリューミーでフルーツがいっぱい入ってるパイにして作品をお届けしたい」(浦嶋)、「なんで奥さんがミュージカルデビューしてるのに名古屋で別の舞台やってるんだろうパイ」(LiLiCo)、「"1口食べたら絶対ずっと健康パイ"が食べたい。私たち、何回PCR検査受けたのかってくらい万全の体制でやってるので」(宮澤)と個性的な回答が続く。さらに「パイ生地だけパイ!」と叫んだ宮野は、「色んなことがあったけど、今はまだパイ生地だけパイ! お客さんが入ってやっと僕らの『ウェイトレス』が始まるので、パイ生地だけパイ!」と連呼。最終的には高畑が「皆が楽しかったらそれでいいよパイ」とまとめ、キャスト陣も「座長ありがとうございます!」と感謝していた。東京公演は日生劇場にて3月9日〜30日、福岡公演は博多座にて4月4日〜11日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて4月15日〜19日、名古屋公演は御園座にて4月29日〜5月2日。舞台写真提供/東宝演劇部
2021年03月10日綾野剛主演作『ホムンクルス』が4月2日(金)に公開される。この度、新たな場面写真が公開された。物語の主人公は一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進。彼は期限7日間、報酬70万円を条件に第6感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受け、右目を瞑って左目で見ると人間が異様な形に見えるようになる。「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」とされる、その異形をホムンクルスと名付けた彼の見たものは、真実なのか、脳が作り出した虚像の世界なのか。キャストは、記憶も感情も失くした主人公役に綾野剛。彼にトレパネーション(頭部穿孔)を薦める謎めいた医学生・伊藤学役を『カツベン!』(2019)などで数々の映画賞を受賞し、その演技力に定評があり現在NHK連続テレビ小説『おちょやん』にも出演中の若手実力派俳優の成田凌が演じている。さらに“謎の女”として『愛がなんだ』(2019)や『空に住む』(2020)などで注目を集める岸井ゆきのも登場。公開された写真は本作の世界観に欠かせない、VFXシーンを使ったこだわり抜いた異形たち=ホムンクルスたちを映し出している。また今回、新たに主人公・名越を取り巻く役を演じた、新人俳優・伊東茄那の写真も初公開。オーディションで勝ち取った難役を、実力派俳優陣の中で堂々と演じている。また劇場だけで見られる原作者・山本英夫による描き下ろしイラスト付きの特別映像『原作漫画×映画 コラボレーション映像 Message from Hideo Yamamoto』が本編エンドロールの後に上映されることが決定。本編音楽を担当したermhoi、江﨑文武の音楽と共に映画の余韻をさらに楽しめる必見の映像となるもようだ。さらに劇場入場者特典としてティザービジュアル&山本英夫による映画ティザーポスターをイメージした描き下ろしイラストが合体したA5クリアファイルの配布も決定した。『ホムンクルス』4月2日(金)公開
2021年03月09日日本において、小学校から中学校までの9年間は子供たちに教育を受けさせる義務があります。しかし、勉強に意味を見出せない場合や、勉強そのものを苦手とする子供は、大人に対してこんな問いを投げかけることもあるでしょう。なぜ、勉強をしなければいけないのか。大人になっても、子供の頃の勉強が役立っていないと感じている人は少なからずいるはずです。もしも勉強をする意味を問われた時、あなたはどう答えますか。ぺこぱ「知識は望遠鏡」2021年3月6日放送のトーク番組『ここはぺこぱと倫理です。』(NHK)では、『勉強するのは、何のためですか?』をテーマに、お笑いコンビ『ぺこぱ』のシュウペイさんと松陰寺太勇さんがトークを展開。勉強をする意味について、20代の視聴者からこんな回答が寄せられました。私が思う勉強する理由は、誰かを傷付けないためです。言葉1つの表現を意識して変えるだけでも、傷付くリスクを少なくできると思います。自分の知らない新しい知識を教えてもらうことで、自分と異なるルーツや背景を持つ誰かの立場を想像して、思いやったり寄り添ったり配慮することができるのではないでしょうか。ここはぺこぱと倫理です。ーより引用『誰も傷付けない笑い』でブレイクした、ぺこぱ。松陰寺さん自身、視聴者の回答に「僕らのネタにも通ずるところがあるんじゃないか」とし、こうも続けます。とっさになんか思いついたワードをパッという時に、言葉のストックがないと出てこないことってあるじゃん。勉強することによって得られる知識だから、それで優しい言葉にできるなら勉強したほうがいいよね、そういう意味では。ここはぺこぱと倫理です。ーより引用最後に決め台詞として「知識は望遠鏡だ。見えないところが見えてくるだろう」と語った松陰寺さん。「見えないもの」とは、20代の視聴者がいうところの、自分と異なるルーツや背景、そして相手の立場なのでしょう。20代の視聴者の回答も含め、松陰寺さんの意見は反響を呼び「大人になってから、より一層そう感じる」と共感の声を集めています。・素晴らしい考え方ですね。この考えを自分も頭に入れておきたい。・言葉をたくさん知っていて、使い方がうまい人を頭がいい人っていうのかな。・本当にその通りだな。これができていない大人の多さよ。相手の立場や思いを想像することは、自分自身がこれまでどんな体験をし、何を学んできたかの積み重ねがないとできません。昔得た知識に固執し新しい考えや価値観を知ろうとしないままでは、自分本位な言葉しか相手に投げかけることはできません。もしかしたら、その言葉は誰かを傷付けることもあるでしょう。大人になるにつれ、『勉強』に対する考えがあいまいになってしまいがちです。だからこそ、番組内での意見にハッとさせられた人は多いのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年03月09日本日3月9日(火)、日生劇場でミュージカル『ウェイトレス』が開幕する。国民的女優・高畑充希の主演作であり、ブロードウェイのヒット作の日本初演であり、“伝説的”とも言える映画の舞台化であり……と、トピックスが多すぎるこの公演。ひとつずつ紹介していこう。近年は映像での活躍が目立つ高畑だが、『ピーターパン』『コーヒープリンス1号店』『スウィーニー・トッド』などミュージカルの代表作も数多く、実力は折り紙付き。昨年『ミス・サイゴン』で久々に舞台に立つ予定となっていたが、公演自体が中止となったため、今作は『わたしは真悟』(2016~17)以来の主演ミュージカルとなる。しかも相手役は、「おげんさんといっしょ」(NHK)で息の合った掛け合いを見せている宮野真守。さらには宮澤エマ、ミュージカル初挑戦となるLiLiCo、Wキャストの浦嶋りんこら、共演陣もじつに豪華だ。その高畑と宮澤が観劇し、惚れ込んだと公言しているブロードウェイ公演も、とにかく話題性抜群だった。『ヘアー』『ピピン』『ファインディング・ネバーランド』で知られるダイアン・パウラスが演出を手がけたこと、人気シンガー・ソングライターのサラ・バレリスがミュージカル音楽に初めて挑んだこと、脚本と振付も含む主要クリエイティブ部門をすべて女性が担った、ブロードウェイ史上初のミュージカルだったこと。また、主人公ジェナ役は『ビューティフル』でトニー賞を受賞したばかりだったジェシー・ミューラーが務め、彼女が降板したあとも、サラ・バレリス本人を含むスターたちが作品を彩り続けた。だがもちろん、話題性だけで5年もロングランできるほどブロードウェイは甘くない。本作の何よりの魅力は誰もが共感できるストーリーにあり、それを生み出したのが、原作映画(2007)の脚本・監督を務めて出演もしていたエイドリアン・シェリー。映画はたった4館でのスタートから口コミで広がりスマッシュヒットを記録したが、シェリーはその成功を見届けることなく、公開直前に殺害されるという衝撃的な最期を迎えた。そんな彼女の想いをスタッフ・キャストが受け継いでいるからこそ、ミュージカル『ウェイトレス』は力強い作品となったのだろう。日本版もまた、長く愛される作品となるに違いない。文:町田麻子公演情報ミュージカル『ウェイトレス』脚本:ジェシー・ネルソン音楽・歌詞:サラ・バレリス原作映画製作:エイドリアン・シェリーオリジナルブロードウェイ振付:ロリン・ラッターロオリジナルブロードウェイ演出:ダイアン・パウルス出演:高畑充希宮野真守宮澤エマ / LiLiCo・浦嶋りんこ(Wキャスト)渡辺大輔 / おばたのお兄さん / 勝矢佐藤正宏 / 他【東京公演】2021年3月9日(火)~2021年3月30日(火)会場:日生劇場【福岡公演】2021年4月4日~2021年4月11日(日)会場:博多座【大阪公演】2021年4月15日(木)~2021年4月19日(月)会場:梅田芸術劇場 メインホール【愛知公演】2021年4/29(木・祝)~2021年5月2日(日)会場:御園座
2021年03月09日「初めて声優に挑戦させていただいて、最初に声を入れたときに自分で聞いたらほんとに下手に感じて……声優さんってほんとに偉大だなって思いました」そう語るのは、ディズニーの最新映画『ラーヤと龍の王国』(3月5日公開)で主人公・ラーヤの声優を務めている吉川愛(21)。憧れだったというディズニー作品への出演を、見事オーディションで射止めた。「小さいころからディズニー作品を見ていたので、そのうちの1人になれるなんて思ってもみなかったです!ラーヤは、相棒のトゥクトゥクしか信用できないコなんですけど、私も『この人、本心で言ってくれてるのかな』とか疑いから入ってしまうことが多いので似てますね(笑)」そんな彼女の芸能界デビューは3歳のころ。母親が、NHKの子ども番組に出してあげたいと思ったのがきっかけだった。「子どもたちが、てんとう虫だったり、いろんな格好で出ているのがかわいいと思ったみたいで(笑)。事務所に入ってからは、2行のセリフを覚えるのに1日かけたりして、母と一緒に必死になって暗記していたのを覚えてます(笑)。当時は、私自身ではない他の人を演じるってことが理解しきれていなくて、何をやっているかわからないまま演じていましたね」そして、’16年に一時芸能界を離れ、普通の高校生に。周りと同じ生活を送った経験が、演技の世界を見つめなおすターニングポイントとなった。「子役のときは、日焼けを気にしていたし、友達も『日傘ささなくていいの?』とか言ってくれたり……そういうことを気にせず生活できたのが純粋にうれしかったですね。ただ、いち視聴者としてドラマを見ていて、この役やりたかったなとか感じることは多くて。結局、演技がやりたいんだなと確信した時期にもなりました」復帰後、もっとも印象深かったと語るのはドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)。刑事役・天海祐希(53)を挑発的に翻弄する被疑者を演じ、その“狂気の怪演”が大絶賛された。そんな吉川が今後目指す女優像とは。「天海さんはずっと憧れの女優さんだったので、テンションも上がっていたし、緊張感もすごい現場で。怒鳴るシーンでは、声が裏返っちゃったりとかして……結果的に、それが評価されたのはほんとにうれしいです!これからも大好きな演技を、作品ごとに全然違った形で演じられる女優さんになりたいです」「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月08日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「TATTOO」です。みなさんもご存じかと思いますが、日本でもタトゥーを入れているミュージシャンの方はけっこう多いです。僕のミュージシャン仲間でも入れている人がたくさんいます。だから、僕にとってはけっこう普通のことで、タトゥーに対してなにか特別な感情があるかというと、特にはありません。まず、マイナスな印象はないですね。日本では、どうしても反社会的なイメージがあり、ポジティブに受け止められることが少ないと思います。温泉やプールに入れなかったりとか、不自由な思いをすることも多い。でも、僕は信念を持って入れているのであれば、「いいのでは」と思います。逆に、タトゥー文化への理解の低さ、疎さのほうが気になります。タトゥーって、高校球児が、自分がかぶっているキャップのツバの内側に“感謝”って書くような、そんなものだと思うんですよね。忘れたくない言葉とか、人とか、思いとか、そういう大切に思っているものを体に刻むというのは、別に悪いことではないかなと思います。パーソナルな問題なので、個人個人の判断でそこはやればいいと思います。ただ、こと自分が入れるかというとそこはまだわかりません。なぜなら僕は、痛いのがとにかくイヤだからです。痛いのはどうしても耐えられない。タトゥーは痛みに耐えてこそ、みたいな部分もあるかと思いますが、僕にはそういう根性論みたいなものは、必要ないです。痛いのは単純にイヤです。痛くないタトゥーが開発されるとか、麻酔をしてからタトゥーを入れることができるとか、そういう感じにならないと僕はタトゥーを入れることができないと思います。もし、今入れたとしても痛みに耐えきれず途中でやめてしまって、残念な結果に終わりそうです。まあ、そんなわけで実際にはなかなか難しいと思いますが、もし僕が入れるとしたら何がいいかと考えると、祖父の名前とか入れておきたいですね。昨年、僕の祖父が亡くなりました。ずっと実家で同居していた祖父。僕にとっては、父親代わりのような大切な存在でした。そんな祖父のことを忘れないために、体に名前を刻みたい。海外のサッカー選手でも、子どもや家族の名前を腕とかに入れている。そういうイメージです。でも、やっぱり痛いのには耐えられないので…心の中に思い出を刻んでおくだけにしたいと思います。おかざきたいいく『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:05~)、『おはスタ』(テレビ東京系)火曜日、『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』(NHK Eテレ 毎週火曜22:50~)にレギュラー出演中。※『anan』2021年3月10日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年03月07日千代の心の支えだった弟・ヨシヲも登場し、いよいよあとは、一平との仲が気になるばかりのNHK連続テレビ小説『おちょやん』。前半戦を彩ったさまざまなキャストの意外な過去エピソードを一挙ご紹介♪■成田凌(27)&杉咲花(23)あの熱烈キスは、過去4度の共演で気持ちを高めて!?ヒロインの千代役・杉咲花と、一平役・成田凌の共演は『おちょやん』で5度目となり、「とても心強いです。現場にいてくださると安心感があります」と杉咲がコメント。初の夫婦役になるはず!?■明日海りお(35)過去最大規模の退団公演を行った宝塚“トップオブトップ”高峰ルリ子を宝塚歌劇団花組の元男役トップスター明日海りおが演じている。平成で3番目の長さの約5年半トップを務め’19年に退団。退団公演千秋楽の模様は日本、台湾、香港と過去最大規模で生中継された。■桂吉弥(50)&楠見薫(53)“振り返り”名コンビは朝ドラ常連で2人で15作出演昨年末の特番で名コンビっぷりを見せた2人。語りと黒衣を務めるのは落語家の桂吉弥で朝ドラ出演6作目。“朝ドラ常連女優”の異名を取る、岡安の女中頭・かめ演じる楠見薫はこれで9作目。2人合わせるとなんと15作にも出演!■若葉竜也(31)チビ玉三兄弟三男として1歳から役者に!千代の初恋の相手で「鶴亀撮影所」の助監督・小暮真治を演じるのが若葉竜也。大衆演劇“チビ玉三兄弟”の三男で、初舞台はわずか1歳のとき。31歳にして芸歴30年とベテランの域!■大川良太郎(42)女形役者が座長を務める劇団名は“九州男”女形役者から男役へ転向した漆原要二郎を演じるのが大川良太郎。大衆演劇「劇団九州男」の座長を’03年より務めている。初舞台は7歳。劇団九州男では立役から女形までマルチに活躍中。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月07日東日本大震災から10年。3月13日(土)の「LIFE!」は東北スペシャルと題して東北の方々に笑顔を届ける内容を放送。今回のスペシャルゲストには、宮城県出身の女優・鈴木京香が登場。コント「捜査会議~宮城編~」で美しき刑事部長を演じる。宮城県内に潜伏したという犯人の居場所について、刑事たちが熱い議論を繰り広げるこのコント。セリフの中から宮城の観光地や最新ホットスポットが次々と飛び出すのも注目。今回、7年ぶりの「LIFE!」出演となった鈴木さん。スタジオ収録は終始和やかな雰囲気に包まれ、鈴木さんも久しぶりのコント収録を楽しんでいたという。さらにメンバーたちとのトークコーナーでは、鈴木さんが宮城愛あふれるトークを展開させる。ほかにも番組では、岩手県の高校生とのコント共演や、人気コントキャラクター・ゲス記者(田中直樹)の福島リモート取材など、東北の方々と楽しく交流。最後には、内村光良扮する三津谷寛治のピアノ伴奏による「花は咲く」をみんなで歌う。「LIFE!東北スペシャル」は3月13日(土)22時10分~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2021年03月06日「腐女子、うっかりゲイに告る。」としてドラマ化された浅原ナオトの小説が、神尾楓珠主演で『彼女が好きなものは』として映画化されることが決定。神尾さんは映画初主演となる。原作は、Web小説サイト「カクヨム」で話題作となり2018年2月に書籍化、2019年4月にはNHKで「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化もされた「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)。ゲイであることを隠して日々を過ごす男子高校生・安藤純と、BL好きを隠しているクラスメイトの女子・三浦紗枝は、書店で鉢合わせたことから急接近。やがて紗枝から好きだと告白された純は、ある想いを秘めながら付き合うことに――。安藤純を演じるのは、「アンナチュラル」「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」、Hulu「マイルノビッチ」など話題のドラマに出演し、2021年は現在公開中の『樹海村』や4月2日に公開を控える『裏アカ』などの映画出演も続く、いま最も注目を集めている俳優・神尾楓珠。“普通”の幸せをあきらめたくないと、自分らしさとの狭間で葛藤する純を繊細に演じる。本作が映画初主演となる神尾さんは「撮影時にはそのことにとらわれることなく、作品のことをただただ考える毎日でした。草野監督とは、作品に対しての共通認識を持つことが出来、現場ではお互いが委縮することなく、言いたいことを素直に言える環境を作ってくださったことに感謝しております」とその心境と撮影当時をふり返ってコメント。本作について「『自分らしさ』とは何か、『自分らしく生きること』とは何か。そういったことを考えるきっかけになってくれれば、嬉しく思います」と意気込みを明かす。監督を務めるのは、『にがくてあまい』(16)や『世界でいちばん長い写真』(18)で、若者の瑞々しくも壊れやすい心模様を丁寧に描き出してきた草野翔吾監督。本作でも、純と紗枝の繊細な恋模様を描き、世間の目や価値観と“自分らしさ”の狭間で苦悩する若者たちの姿を通して、人と人が分かり合うことの困難とその先にある希望を感じさせる作品へと昇華させた。草野監督は本作について「本音の言葉に溢れた原作を映画化するにあたり、自分にできることがあるのだろうか、と真剣に悩みました。でも、同じかそれ以上に、純のことを、純を取り巻く環境を多くの人に知ってほしいと強く思いました」と映画作りへの思いを語り、神尾さんについては「私が原作を読んだイメージそのままの純を繊細に表現してくれました」と絶賛。映画化にあたって原作者の浅原氏は「原作執筆時、『同性愛』ではなく『同性愛者』の話を書こうと……別に思っていませんでした。でも、結果的にそうなりました。普通になりたい願望と、普通になれない現実。『好きな相手が同性でもいいと思うよ』では片づかない複雑な内面を書いた物語は、多くの方の共感と好評を得て、映画化にまで至りました。その複雑さはこの映画にもしっかり残っていると思います」と、新たな息吹をもたらした本作について語っている。本作は、2019年にロングランヒットを記録した『愛がなんだ』(今泉力哉監督作)の企画・制作・プロデュースや、2020年に『パラサイト 半地下の家族』に次ぎ「キネマ旬報ベストテン」で第2位となった韓国映画『はちどり』を配給した映画制作配給会社のアニモプロデュースが企画・制作・プロデュースした。『彼女が好きなものは』は2021年秋、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年03月06日東京事変が、4月14日リリースする実演映像作品『2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ』より、「群青日和」「選ばれざる国民」「永遠の不在証明」「閃光少女」「今夜はから騒ぎ」のライブクリップをリリースに先駆け公開した。今作は、2020年7月24日『Live Tour 2O2O ニュースフラッシュ』ファイナルの会場に予定していた東京・渋谷NHKホールにて無観客で行われた実演を収録した映像作品。公開された実演映像は、東京事変オフィシャルYouTubeチャンネルおよび『ニュースフラッシュ』特設サイトにて視聴することができる。東京事変「群青日和」 from ニュースフラッシュ東京事変「選ばれざる国民」 from ニュースフラッシュ東京事変「永遠の不在証明」 from ニュースフラッシュ東京事変「閃光少女」 from ニュースフラッシュ東京事変「今夜はから騒ぎ」 from ニュースフラッシュ東京事変『ニュースフラッシュ』特設サイト:【作品情報】東京事変 Live Blu-ray/DVD『2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ』2021年4月14日(水)発売【初回生産限定仕様】●BD:6,050円(税込)●DVD:4,950円(税込)※初回生産限定仕様のみスリーブケース付き東京事変『2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ』ジャケット(※画像はBlu-ray版)収録内容新しい文明開化群青日和某都民選ばれざる国民復讐永遠の不在証明絶体絶命修羅場能動的三分間電波通信スーパースター乗り気閃光少女キラーチューン今夜はから騒ぎOSCAFOUL勝ち戦透明人間空が鳴っている特典映像:<academic view2O2O> ※ステージ全景定点観測映像新しい文明開化某都民選ばれざる国民復讐絶体絶命能動的三分間電波通信今夜はから騒ぎOSCA勝ち戦空が鳴っているDigest MovieSpot Movieリリース情報東京事変 Digital Single「闇なる白」配信中※NHKドラマ10『ドリームチーム』主題歌東京事変「闇なる白」ジャケット写真作詞:椎名林檎作曲:伊澤一葉編曲:東京事変配信リンク: Single「命の帳」配信中※テレビ東京ほか ドラマパラビ『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』主題歌東京事変「命の帳」ジャケット作詞:椎名林檎作曲:伊澤一葉編曲:東京事変配信リンク: Single「青のID」配信中※映画『さくら』主題歌東京事変「青のID」配信ジャケット作詞:椎名林檎作曲:椎名林檎編曲:東京事変配信リンク: Maxi-Single「赤の同盟」配信中※日本テレビ系新水曜ドラマ『私たちはどうかしている』主題歌東京事変「赤の同盟」ジャケット【収録内容】1. 赤の同盟作詞:椎名林檎作曲:伊澤一葉編曲:東京事変2. 名実共に作詞:椎名林檎作曲:伊澤一葉編曲:東京事変3. 玉座の罠作詞:椎名林檎作曲:浮 雲編曲:東京事変配信リンク: EP「ニュース」発売中東京事変「ニュース」ジャケット【初回生産限定仕様】1,870円(税込)※初回生産限定仕様出荷終了次第、同価格の【通常仕様】に切り替わります【収録内容】1. 選ばれざる国民作詞椎名林檎作曲浮 雲2. うるうるうるう作詞椎名林檎作曲伊澤一葉3. 現役プレイヤー作詞椎名林檎作曲亀田誠治<WOWOWテニス2020シーズン イメージソング>4. 猫の手は借りて作詞椎名林檎作曲刄田綴色5. 永遠の不在証明作詞椎名林檎作曲椎名林檎<劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』主題歌>全編曲東京事変produced by 東京事変 &井上雨迩関連リンクSR猫柳本線(公式サイト)猫柳本線ポケット(公式スマートフォンサイト) (スマートフォンオンリー)ユニバーサル ミュージック 東京事変特設サイトwww.tokyojihen.com東京事変オフィシャルYouTubeチャンネル MUSIC JAPAN Official WEBsite
2021年03月05日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談<第66回>数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう〜医療と宗教の間のケア〜』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】最近、友人が自暴自棄になっていて心配です。彼女は昨年、休学をして1年ほどヨーロッパのある国に留学する予定だったのですが、コロナ禍でそれが急遽中止に。突然、目標を失ってしまい、無気力な生活が続いていたようです。その影響か、久しぶりに連絡を取ると、「大学院にいる意味も見いだせないからやめようと思っている」と相談してきました。すでに退学用の書類も揃えており、彼女は退学する気満々なのですが、就職先などは決まっておらず、やめてすることもあまり考えていないようで……。コロナ禍で求人も少なくなっている中、私はできれば辞めてほしくないと思っています。こういう時、どういう言葉を友人にかけるのが正解なのでしょうか(23歳・女性・学生)。【回答】ほっておいておやりなさいな。正解の言葉なんてないですよ。それより、なんであなたは「辞めてほしくない」と思うのかしら?世の中すっかり変わりましたから、大学院出の学歴があっても、仕事にありつけるとは限りません。私が大学生だった40年前には、そりゃまだ「三高(高学歴・高収入・高身長)」なんてのがもてはやされていましたから、大学院出という学歴は役に立ったかもしれませんが、今は違うでしょう?大学院は、学問を追究し研究を重ねて極めたいことがある探求者が行くところで、その情熱を失った者がいても時間とお金の無駄使いというデメリットしかありません。「就職先も決まっておらず、大学院をやめてすることも考えていない……」大いにけっこう。鬱々と意味を見出せない大学院に居続けるより、なにがあるかわからない大海原に漕ぎ出したほうがよっぽどいいと思います。己のことを思い返すと、23歳くらいの時って、なんだかあらかた人生が決まってしまったような気分になっていたように思います。あなたはそんなことないですか?ところがどっこい、人生はそのあとに逆転、逆転、大逆転です。無限の可能性が待っています。これ、本当よ。だから、ちっちゃくならずに、どどーんと大きくかまえていて欲しい。人生ね、コロナ禍に限らず、いろんなことがあるものです。いちいち自暴自棄になっているヒマなんてない。彼女もいつか必ずそのことに気づくはず。友人としてできることは、その彼女の底力を信じること。信じ切ること。どこまでも彼女の選択をリスペクトすること。安っぽい言葉をかけるよりずっと覚悟のいることだから、頑張って!【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ−ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、ニッポン放送『テレフォン人生相談』のレギュラーパーソナリティを務める。
2021年03月05日オーディションを経て、ディズニー・アニメーション最新作『ラーヤと龍の王国』のヒロイン・ラーヤ役を射止めた女優の吉川愛。「小さな頃からディズニーが大好き。ディズニー・チャンネルを観て育った」という彼女だけに、ディズニーヒロインでの声優初挑戦に大感激。並々ならぬ意気込みで臨んだオーディションの裏側や、「不安と戦った」というアフレコについて振り返ってもらった。本作は、“龍の王国”を舞台に繰り広げられる少女ラーヤの戦いと成長を描く物語。ラーヤ役のオーディションの話が舞い込み、吉川は「私はディズニーを観て育ったので、『ディズニー作品に関わりたい』なんて、夢にすらしたことがなかったくらい。そんなチャンスをいただけて『まさか!』と思いましたし、意気込みだけは負けないように、思い切りやろう」と奮起したそう。オーディションの前には、発声法や演技の指導を受けたという。「教えていただいた発声練習をやると、ものすごく声が出しやすくなりました」と発見も多かった様子で、「絵の動きに合うような声の当て方、低い声の出し方、口の動かし方など、本当に細かく教えていただいて。日常生活ではあまり口を動かして話していないんだなということにも気づきましたし、自分でも『こんな声が出るんだ』と驚きもありました」としみじみと語る。特訓の成果や熱のこもった演技を披露し、見事に合格を果たした。報せを受け、大喜びした瞬間を「やったー!」とキュートな笑顔で述懐し、「ものすごくうれしかったです。すぐに母親と愛犬に報告しました」とにっこり。しかし「だんだんと『これ、現実なんだ』と理解をし始めたら、プレッシャーと緊張が生まれてきて。『私なんかで大丈夫なんだろうか』と不安と戦う日々でした」と憧れの場所だけにプレッシャーも大きく、「オーディションの前に教えていただいた発声練習を毎日やって、とにかくやれるだけやるしかないという気持ちでした。アフレコが終わった瞬間、やっと緊張が解けました」と全身全霊を注いだ。あらゆるプリンセス像を打ち出してきたディズニーのヒロインの中でも、幼い頃のある出来事により父を失い、他人を信じることをやめて、たった一人で生きてきたひとりぼっちのラーヤは、異色の存在だ。演じる上では、「ラーヤは芯のある女性。その力強さが出たらいいなと思っていました」と“芯の強さ”を胸に刻んだという。「声のトーンを低くしてラーヤを表現したいと思ったのですが、声のトーンを変えて、なおかつ感情を乗せるというのがとても難しくて。いつもは顔の表情や身振り手振りも使ってお芝居をしていますが、声だけでもいろいろな表現の仕方があることを知りました。いつものお芝居プラス、声の表現も突き詰めていけたら、実写のお芝居も変わってくると思います。次にも活かしたいなと思えることがたくさんありました」とラーヤがくれたものは、限りない。幼い頃から「ディズニー・チャンネルを観て育った」という吉川。「チャンネルを変えられたら、『ディズニー・チャンネルに戻して!』ってお願いするくらい(笑)。夜にしかやっていない番組をどうしても観たくて、寝なきゃいけない時間なのに、こっそりテレビをつけていましたね」とお茶目に笑い、「小さな頃に好きだったヒロインは、アリエルです。アリエルのコスプレ恰好もしていました。当時は髪が長かったので、アリエル気分になって写真を撮ってもらったりして!」と楽しそうに声を弾ませる。『ラーヤと龍の王国』は、若手演技派として躍進している吉川にとっても「一生の宝物になった」そう。「音楽もステキだし、お話も感動できるのがディズニー作品の魅力。そんなディズニー作品の中に自分が入ることができたなんて、もうちょっと別次元の話のよう。ある意味、憧れが現実になったような思いがしていますし、女優として生きる中でも特別な作品になりました。人生、何があるかあるかわからないな!と実感しました」とラーヤが勇気と希望を与えてくれたことを明かしていた。『ラーヤと龍の王国』は、3月5日より劇場公開、ディズニープラスプレミア アクセスにて配信スタート。■吉川愛1999年10月28日生まれ、東京都出身。3歳で芸能界入り、子役として芸能活動を開始。『愛してたって、秘密はある。』(NTV)、『初めて恋をした日に読む話』(TBS)、『恋はつづくよどこまでも』(TBS)、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)などさまざまな作品に出演。ヒロインを演じた映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)も公開待機中だ。
2021年03月05日3月3日、参議院の予算委員会に出席した菅義偉首相(72)。しかし、そこでの答弁が“恐怖政治”と批判を呼んでいる。同委員会で、立憲民主党の森ゆうこ議員(64)は東北新社に勤める菅首相の長男らによる総務省の幹部官僚への接待問題を追及。森氏が総務相の持つ放送事業の許認可権限の重要性についての認識を問うも、菅首相は「総務大臣には放送事業に関する許認可権限がある」とオウム返しするなど、議論は平行線をたどる。続けて、森氏は菅首相が自身の著書『政治家の覚悟―官僚を動かせ―』の中で、第一次安倍内閣で総務大臣を務めた際に「大臣として人事権を行使して官僚のなかに緊張感が生まれた」と綴っていたことに言及。菅首相は、同省の担当課長が、菅首相が構想していたNHK改革の方針と反対の方針を持っていたことを人伝てに聞いたうえで、「それだったら違う人に代わってもらったほうがいいだろう」と更迭した経緯を説明。そのことによって「緊張感が走った」と釈明した。そして、森氏が「何も言えなくなると思ったんじゃないですか?」と詰め寄ると、菅首相は語気を強めてこう答弁した。「それはやはり政策に反対する人については、政治家としてせっかく大臣になったわけですから、自分が掲げてきたそうした政策を実現するということは、当然なことではないでしょうか」また聞きでありながら、“自身の方針に反対する官僚の更迭は当然”と語った菅首相。強権的な菅首相の姿勢には、SNS上で批判が続出した。《逆らうものは飛ばす。それ「独裁」って言いませんか?菅総理が間違ってたら誰が修正するんでしょう?恐怖政治で、イエスマンばかり揃えても、何にもなりませんよ》《「政策に従わない官僚」の更迭は構わないと思いますが、「政策に反対する官僚」の更迭は当然ではないと思います》《わたしが官僚だったら、大臣の意向に沿うようなことしか言えない。それが忖度の始まりで、その結果が今だ》
2021年03月05日「撮影はこれからですが、体調に気をつけ、心を込めて日々のぞんでいきます。どうぞよろしくお願いいたします!」Instagramにこうつづったのは、女優の黒島結菜(23)。3月3日、彼女は22年度前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合)でヒロインを務めると発表した。黒島によると「ちむどんどん」とは、心が高鳴る様子やワクワク感を意味する沖縄の言葉だという。沖縄を舞台にした同作で、同地出身の彼女に白羽の矢が立った。「黒島さんは取材中も、沖縄の話をすると目が輝くんです。タイミングがあえば、沖縄に帰ってしまうこともあるといいます。沖縄で自然に触れたり、おじいちゃんやおばあちゃんの畑仕事を眺めるのが彼女にとっての癒し。すでに撮影に向けて張り切っているそうです」(ドラマ関係者)■戸田恵梨香は黒島のことが可愛くて仕方がない様子そんな彼女だが、もともと女優志望ではなかったという。「黒島さんは『自己アピール力をつけなさい』とお母さんに言われ、社会勉強も兼ねてオーディションを受けたそうです。そこで特別賞を受賞し、のち事務所に所属。13年に女優デビューを果たして以降、レッスンや芝居の経験を重ねていくうちに才能が開花しました。朝ドラでは15年『マッサン』や20年『スカーレット』に出演。さらに15年『花燃ゆ』や19年『いだてん~東京オリムピック噺~』といった大河ドラマにも登場しています。そうして、これまで着実にステップアップしてきました」(スポーツ紙記者)確かな演技力で人々を魅了する黒島だが、現場では“愛され力”も発揮しているという。戸田恵梨香(32)も、黒島に魅了されたうちの1人だ。「黒島さんのモットーは『また会いたいと思える女優になりたい』ということ。演技だけでなく現場での気遣いも大切にしているので、共演者からも愛されています。『スカーレット』のとき戸田さんは彼女の緊張をほぐしてあげたり、『こっちおいで』と共演者の輪の中に率先して入れてあげたり。さらに自ら関西弁を指導をしたりと、可愛くて仕方がない様子でした」(制作関係者)愛され力で戸田をメロメロにした黒島。1年後、彼女の魅力に日本中が“ちむどんどん”かも?
2021年03月04日黒島結菜(23)が2022年前期のNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインを務めるとわかった。3月3日、同局の情報番組「あさイチ」で発表された。故郷・沖縄の料理に夢をかけたヒロインとその兄妹たちによる、沖縄本土復帰からの歩みを描く50年の物語。タイトルの「ちむどんどん」は沖縄の言葉でチム(肝=心胸・心)が高鳴る様子を現しているとのこと。前向きで肯定感に満ちた、わくわく感という意味合いがあるという。番組に沖縄からの中継で出演した黒島は「朝ドラ3本目なんですけど、『いつか自分も(ヒロインを)できたらいいな』と心のどこかにあったのも本当なので……。すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と語った。「黒島さんは沖縄出身。2022年は沖縄本土復帰50年の節目の年とあって、絶好のキャスティングとなりました。また黒島さんはデビュー間もないころからNHK Eテレの番組に出演。さらに朝ドラは『マッサン』『スカーレット』、大河ドラマは『花燃ゆ』『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演しています。着実にNHKでのキャリアを重ねてきたこともあり、今回のヒロイン起用となったようです」(テレビ局関係者)そんな黒島には、デビュー時から背中を追い続ける女優がいるという。「14年にTBS系ドラマ『ごめんね青春!』で共演した満島ひかりさん(35)です。当時の黒島さんはまだキャリアが浅かったのですが、満島さんは同郷の彼女に優しくいろいろと教えてくれたそうです。15年夏のインタビューでも、黒島さんは『ひかりさんの自然体で飾らない演技が好き』と絶賛。憧れの存在であることを明かしていました」(芸能記者)沖縄が舞台の「ちむどんどん」。満島との再共演があるかも!?
2021年03月04日アイドルグループ・SixTONESの松村北斗と、女優の森七菜がW主演を務める映画『ライアー×ライアー』が現在公開されている。金田一蓮十郎氏による同名コミックの実写化となる同作は、三角関係のラブコメディ。潔癖症の地味系女子大生・湊(森)が、普段と違うギャルメイクで街に出たところ、両親の再婚で義理の弟になった同い年でイケメンの透(松村)と出会い、とっさに別人の“女子高生・みな”と名乗る。それを信じた透はJK姿の湊=“みな”に一目惚れし、猛アプローチをかけてくる。初の実写映画主演でヒロインとなる森は、アニメ映画『天気の子』(19年)のヒロインに抜擢され注目を浴びると、映画『ラストレター』(20年)、NHK連続テレビ小説『エール』(20年)、ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)など立て続けに話題となり、今もっとも旬の若手女優。今作では女子大生の”湊"と、ギャルJKの"みな"、まるで1人2役のような演技にも挑戦した森にインタビューした。○■W主演の松村北斗は「この人のことが、わからない!」――今回『ライアー×ライアー』出演を聞いた時の感想をお聞かせください。元々原作が好きだったので、まさか私が演じることになるとは思いませんでした。当時は中学生でしたが、どこか特別に感じていた作品だったので、その特別感が証明されて嬉しかったです。――W主演となった松村さんの印象はいかがでしたか?初めてお会いしたときに、すごく威厳のある方だなと思いました。それでいて、透になった時には“デレ”の部分もまるで本当の気持ちかのように演技されて、アドリブもすごく出てくるから、「この人のことが、わからない!」と不思議な気持ちになってしまって(笑)。尊敬が大きかったです。きっといろんな顔を持たれているのだと思うと、松村さんが透を演じたことに納得というか、「松村さんじゃないとだめなんだ」という気持ちになりました。――現場では仲良くなれましたか?お芝居を中心に打ち解けた感覚はあります。シーンを重ねていくにつれ「こういう切り返しをしても大丈夫なんだ」という信頼が生まれて、ふだんカメラの回ってないときにもお芝居の話ができました。実は、初めてお会いしたのは『ミュージックステーション』なんです。衣装で「ファーコートを着ている人がいるな」というのが第一印象でした(笑)。どちらの姿も見たことがあるからこそ、本当に尊敬できると思いました。どちらにも芯を置いてらっしゃる方だったので、何でも相談させてもらいました。――実写映画としては初主演になりますが、これまでと違う意識などはありましたか?「観ているお客さんと一緒に旅するのは私なんだ」と思ったから、まずお客さんに愛してもらえるキャラクターでいるということが1つの目標でした。でも原作の湊が愛おしいキャラクターだから、そこを忠実に演じていけば大丈夫だという気持ちで、原作を信じて演じました。――『青くて痛くて脆い』撮影や、今回の『ライアー×ライアー』撮影でも晴れを呼ぶ“天気の子”っぷりを発揮されてたそうですね。でも実は、渋谷のシーンは、2回目の撮影なんです。1回目はせっかく3時に起きたのに、雨が降ってしまって……。「天気の子」として、恥ずかしかったです。でもことあるごとに私が「天気の子」と言うので、松村さんに「それもう1年前だぞ! いつまで引っ張るんだ」と怒られました(笑)。効力が切れたのか、天気に振り回された撮影になりました。○■「もう落ちてもいいや」からの逆転劇――森さんは「オーディションに強い」と話題にもなりまして、何かコツみたいなものはあるんでしょうか? 「こういうところが良かったよ」と言われるようなことはありましたか?コツは、まったくわからないです(笑)。でも、数百名規模のオーディションに受かった時に言っていただいたことは、印象に残っています。そのオーディションでは「手をパン! と叩いたら一気に笑ってください、次に叩いたら泣いてください」と言われて、私は「もう無理だ!」と思ってしまったんです。「もう落ちてもいいや、受かっても私にはできない役なんだ」と開き直ってその場にいたら、そのオーディションに受かって。あとから聞いたら「『ああいう子、クラスにいるよね』という話になったんだよ」と(笑)。「大丈夫、なんとかなる」と思うことが私らしさなので、自分を出したことによって、選ばれることもあるんだ、大事だなと思いました。――そういう「森さんらしさ」がオーディションでも見られているんですね。一方で今回はギャル姿にもなりましたが、ご自身で見てみていかがでしたか?鏡を見るたびに、いつも「誰、これ?」とびっくりしていました。別人になったようでしたし、自分を騙せるほど変われたことが嬉しかったです。実写化するにあたって「透がみなに気づかない」という設定が、1番大きなハードルだと思っていたので、色々工夫はしましたが、脚も出すし、爪も長いし、すごく大変でした。プライベートではずっと校則を守っていて、スカートも膝丈だったし、家族は新鮮に思うだろうなあ(笑)。自分でメイクをしたこともないので、「いつからメイクをしようかな」とか、大人になることが楽しみです。――普段の生活で、自分の姿にギャップを感じるようなことはありましたか?今まで大分に戻ったら高校生、東京に来たら大人という生活を送ってきて、そこのギャップに苦しいと感じたこともありました。大分で大人っぽくしたら、素直に高校生活を楽しめないし、どっちつかずで難しかったんです。でもだんだん、楽しむときは楽しむ、お仕事はお仕事、と切り替えることが得意になったし、それが今回活かされた部分もありました。これからもずっと“女の子”と“女性”を行き来するような大人になりたいので、そこの基盤が作れたことにはすごく感謝しています。○■意外な恋に憧れ…!?――今までに演じられた役の中で、「こういう恋愛に憧れるな」と思ったのはどんな相手でしたか?朝ドラ『エール』の岡部(大)さんです。私が演じた梅は、(岡部が演じる)五郎さんが修行をして1人前になるまで、7~8年待っていたので、すごいなと思いました。その人がやりたい仕事を応援してずっと待っていられるなんて、素敵な関係で憧れます。――岡部さんというよりも関係性に憧れがあるということですか?岡部さんも好きですよ!(笑) でも、関係性に憧れました。――この1年で色々な作品に出られるようになり、何か変化などはありましたか?朝ドラに出たときに、祖父がくれた手紙に「梅ちゃんへ」と書かれていたんです。「見てくれてるんだな」「役が定着している作品があって嬉しいな」と思いました。でも手紙に「歌を書いておくので、作曲してください」と書いてあって、「梅は作詞する人なの!」とつっこみつつ、曲を考えてます(笑)。――森さんとのコラボ曲が…!?できるかもしれないです。ただ、詩がちょっと古文のような感じなので、発売は難しいかもしれません。今の人には刺さりにくいかも(笑)。――では、最後にメッセージをいただけたら。こんな世の中で自由にできないこともあるんですが、いつかこういう我慢が報われることを信じています。そこに向かって頑張ることでどこかに見てる人がいると思うので、一緒に頑張りましょう!■森七菜2001年8月31日生まれ、大分県出身。行定勲監督によるWebCMで芸能活動を開始し、映画『心が叫びたがってるんだ。』(17年)で映画初出演。ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(18年)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19年)などに出演後、19年に公開されたアニメ映画『天気の子』のヒロインに抜擢され注目を浴びる。その他にも『東京喰種トーキョグール【S】』『最初の晩餐』『地獄少女』(19年)、『ラストレター』(20年)などに出演。近作に、NHK連続テレビ小説『エール』(20年)、ドラマ『この恋あたためますか』(20年)、映画『青くて痛くて脆い』『461個のおべんとう』(20年)がある。
2021年03月04日