10月23日、NHKが定例会見を行い、俳優・小出恵介(33)の所属事務所との損害賠償請求を含む協議について言及した。今年6月、小出が『フライデー』に17歳の女性との“淫行疑惑”を報じられた影響で、同局の土曜ドラマ『神様からひと言~なにわお客様相談室物語~』が放送中止になっていたのだ。 「NHKのドラマは全6話まで撮影が終わっていたにも関わらず、お蔵入りになってしまいました。1話あたり5千万円ほどで、NHKだけでも違約金は3億円に上るそうです。ほかに出演予定だったドラマや映画、CM等もろもろ計算すると、違約金の総額は5億円以上とも言われています」(芸能関係者) 同局の木田幸紀放送局長は損害賠償について「(小出の)所属事務所と協議し、合意にいたりました」と報告。「内容に関しては公表を差し控えたい」としたものの、「こちらの求めていた通りの合意でした」と説明した。 実は3カ月前、本誌は謹慎生活中の小出を直撃している。そこで語っていた“複雑胸中”とは――。 7月下旬の午後4時ごろ、自宅マンションから姿を現した彼に記者が声をかけた。 ――『女性自身』です。事件に関して何かおっしゃりたいことは? 「……」 報道直後は小出が一方的に叩かれていたが、高校生と報じられていた相手女性が“シングルマザー”と判明。それ以降、ネット上では彼女のプライバシーが次々とさらされるという事態に発展した。小出と関係を持ったことを、当初は自慢げにSNSで吹聴していたとされ、女性への心ないバッシングもあった。 いずれにせよ、これまで明らかになっているのは、女性側の声ばかり。小出の“言い分”もあるはずだが、彼は口を開いてこなかった。 ――小出さんも、いろいろお話されたいことがあるのでは。 「ええ、そうですね。なんか、自分もやっぱり発言させてもらえない色んな事情があって……。ただ、世の中の空気がどういうふうになっているのか、僕も知りたいなって思ってるんです。でも、なかなか触れられなくて……」 ――NHKの違約金だけで3億円と聞きました。 「金額のことは分かりません。もちろん違約金が発生していることは知っています」 ――小出さんと事務所、どちらが払うんですか。 「まだ協議中です」 そして、今後についてはこんな“不安”を語った。 ――復帰はいつごろに? 「正直、分からないです。事務所もどうするかわからないみたいなので」 彼は現在も、猛省の日々を送っている。
2017年10月23日「V6」の三宅健が帯ドラマ「トットちゃん!」にて、清野菜名演じる黒柳徹子の“盟友”となるディレクター役で出演することが分かった。稀代のスター・黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を描いていく本作。10月2日(月)にスタートして以来、大好評を博している。やがて、ヒロイン・徹子は音楽学校を卒業後、NHKの専属俳優に選ばれ、草創期のテレビの世界に羽ばたいていくが、そんな徹子を時に厳しく、時に温かく見守り、共に“テレビ一期生”として歩んでいくのが、三宅さん演じるNHKのフロアディレクター・久松。久松ディレクターは、徹子が出演するさまざまな番組でフロアディレクター(※スタジオで出演者やスタッフに指示を送る、現場の司令塔的役割)を担当。ディレクターに昇進後は“NET(当時のテレビ朝日)”に転職し、「13時ショー」や「徹子の部屋」の立ち上げにも関わる人物だ。■徹子を叱り、徹子に恋する役どころに内心、恐縮!?徹子が駆け出しのころは、エキストラなのに不要な演技をする彼女を「余計なことをしないでください」と厳しく叱責するが、徹子が主演に抜擢され、スターへの階段を上っていく姿を陰ながら見守っていく。そして、いつしか久松は徹子に恋心を抱くようになり、一世一代の決意で交際を申し込む場面も!?いったい久松の恋は、どんな展開に…!?徹子のキャリアに深くかかわる久松役のオファーを受けた三宅さんは、「お話をいただいたときはとてもうれしかったのですが、徹子さんを叱る役回りは恐れ多いなと思いました。黒柳さんとは一緒にお食事をさせていただいたこともあるので…(笑)」とホンネを吐露。「久松は“カタブツ”というか、自分の思いにまっしぐらになってしまうタイプの人物。そんな彼が徹子さんと出会うことで、少しずつ変わっていくところを表現したいと思っています。久松が徹子さんに恋したのは…やはり徹子さんはすごい美人ですから!そして何より、チャーミングで個性的な一面にも惹かれたのだと思います」と、久松の“男心”についてもコメントした。■「テレビの底力を伝えたい!」ディレクター役を演じて感じたこととは!?「V6」として音楽活動のかたわら、ドラマ、映画、舞台と精力的に活動し、俳優としての実績を積み上げてきた三宅さんは、今回の出演にあたり「生放送が主だったテレビ草創期のお話なので、僕自身、生放送に出演させていただくときにはフロアディレクターさんの様子を見るようになりましたね。また、古株の現場スタッフさんにお話を聞いて、昔のテレビマンについてリサーチしました」と話し、積極的に役柄への造詣を深めていったことを告白。「久松にはこの番組のスタッフをはじめ、テレビマンとしての思いが込められていると感じているので、その思いを胸に演じています!いまはインターネットの普及で映像はテレビ以外でも発信されています。だからこそ若い世代の方にテレビの歴史を知っていただけたらなと思っています。皆さんには、このドラマを通じてテレビの魅力を知ってもらいたいです」と意気込みを語る。また、トットちゃんこと徹子を演じる清野さんについても、「とても“徹子さんっぽい”」と絶賛。「徹子さんの雰囲気を上手に生かし、ご自身の中にきちんと徹子さん像を築いていらっしゃる」と印象を語り、「特に、“タマネギヘア”にしてからの清野さんは、若いころの徹子さんそっくりで驚きました。清野さんは黒柳さんが実際に着ていた衣装をお借りすることも多いそうなのですが、黒柳さんの若かりしころのサイズが清野さんとピッタリと聞いて、運命的なものがあるなとビックリしました」とも明かす。三宅さん扮する久松ディレクターが登場するのは、11月21日(火)放送の第37話からの予定。テレビ草創期の熱気を感じる久松と徹子の奮闘とその軌跡に、注目していて。帯ドラマ「トットちゃん!」は毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送中。再放送は毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月23日NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロイン(藤岡てん)のモデルとなった吉本せいは、“お笑い帝国”吉本興業を一代で築き上げ「日本一の女興行師」「女太閤」と呼ばれた人物だ。 「そんな呼ばれ方は、本人がいちばん驚いているはず。せい自身は、もともと芸人やら寄席やらにはなんの興味もなかったのですから。ただ夫の商売に尽くす、典型的な“明治の女”の生き方なんです」 こう語るのは、せいの弟で後に同社社長を務めた林正之助の伝記『笑売人林正之助伝』(大阪新聞社)の著者・竹本浩三さん。せいの親族の取材をしてきた竹本さんに、その波瀾万丈な人生を振り返ってもらった。 せいは1889年12月5日、大阪市北区の米穀商を営む父・林豊次郎と母・ちよの三女として生まれた。勉強はよくできたが、きょうだいが12人もいたため、尋常小学校を卒業すると船場の大きな商家に奉公に出された。 「そこで3歳年上の男性との縁談が持ち上がりました。吉兆やなだ万といった一流料亭に箸を卸す老舗の荒物問屋「箸吉」の5代目、吉本泰三です。結婚届はせいが20歳のときに出されていますが、その数年前から結婚生活が始まったようです」(竹本さん) ところが泰三は、商売そっちのけで落語や芝居見物に夢中になり、自らも剣舞演者として全国巡業に出てしまうようになる。巡業に出れば、1年以上家を空けることもあった、そんな素人集団の旅芸人は、地方の興行師にだまされるなどして大失敗。一方、主人が不在の『箸吉』の経営は当然傾いていき、あえなく廃業。せいは20歳のときに長女を、続けて次女(生後10日で逝去)を出産。働かない夫が家にいて途方にくれる毎日だったが、1912年、運命を変える出来事に遭遇する。 「大阪北区の小さな寄席小屋『第二文芸館』が、500円(現在の500万円以上)で売りに出されるという情報が、泰三の耳に入ってきたんです」(竹本さん) 趣味を生かした商売を始めたいという泰三に対し、せいは「経験もない寄席をやるなんて、ちゃんと生活できると思っているんですか!」など激しいやりとりがあったが、最終的には、せいは父親に頭を下げて300円を借りる。残りの200円は高利貸しから借りて工面した。せいは、後に吉本を継いだ三女の恵津子にこうこぼしたという。 「ひょっとしたら、好きな芸事の世界ならこの人は立ち直ってくれるかもしれへんと思ったから……」 当初は苦難の連続だった。第二文芸館の立地は繁華街ではあったが、客席数がわずか150~200人ほどの最低ランク。名人と呼ばれるような落語家が出演するのは道頓堀や法善寺あたりに集中する格上の劇場だけだったため、第二文芸館は、3流4流の落語家4人と“色物”といわれるものまねや剣舞、怪力、手品師ら17人での船出だった。だが、商家生まれのせいは、女中奉公で培ったしたたかさと、女性ならではのこまやかなサービスを打ち出していったと、竹本さんは話す。 「客が桟敷に上がったあと、脱いだ下駄や草履の泥を拭って寄席が終わるまでにきれいにしておく。お客さんは一流の寄席以上のそんなサービスに“お値段以上”の価値を感じたのではないでしょうか」(竹本さん) 当時、夫婦2人は通天閣の展望台に上って、大阪の街を見渡した。そのときせいが泰三に向かって、「大将(泰三)、大阪にはぎょうさん寄席がありますけど、いつかみんな吉本の寄席にしていきましょな」と、夢を語ったという。それから寄席経営は着実に大きくなっていった。 2年目には芸人プロダクションである『吉本興行部』を立ち上げ、3年目には寄席小屋を5軒に増やした。落語が衰退し、色物が好まれるようになった時代の潮流に乗ることができたのも、成長の要因となった。創業4年目には、大きなチャンスが訪れた。 「硬派で一流の落語家が出演する『金澤亭』が売りに出されたんです。それまで購入した“端席”とは売値も格も格段に上。泰三は吉本が一流になるために、是が非でも手に入れたかったのです」(竹本さん) 売価は1万5,000円(現在の1億5,000万円以上)。泰三から大ばくちとなる買収交渉のすべてを任されたせいは、こう述懐したという。 「大将が『こういうことは男よりも女のほうが、相手は言うことを聞きよるんや。男はスケベやからな』というから、しゃあなしに私が行った」 泰三の期待どおりせいは2,000円も値切り、買収劇をまとめる。金澤亭は「南地花月」と改名して再オープンした。以降、吉本の寄席はすべて花月の文字がつくようになった。「いつか花は咲き誇り、月も満月になる」。不遇の時代を乗り越えた先にはきっと吉が訪れる――。「花月」には、そんな夫婦の思いが込められているのだ。 関東大震災から2カ月後、せいは8人目の子どもを出産する。それまで1男6女に恵まれたが、長男を含め4人の子を亡くしていた。 「待望の跡継ぎの穎右が誕生したことで夫婦は大変喜びました。ところがその3カ月半後、泰三が37歳という若さで急死してしまう。もちろん悲しいことなんですが、泰三は愛人の家で脳出血を起こして亡くなったので、心中は複雑やったと思います」(竹中さん) 34歳で夫を失ったせいの肩には寄席の買収による32万円(現在の約20億円)の借金がのしかかった。それでも女の細腕ながら、大所帯の吉本を采配。月々に約3000円(現在の約2,000万円)の積立貯金をはじめた。当時の吉本では無謀とも言える額だったが、天性の商才で乗り越えた。 京阪神、名古屋、東京にあった28軒の寄席を一つも減らさず、泰三の死から8年後には47軒に増やし、借金も完済した。1934年の雇用芸人は1,300人、『漫才落語界の全権を掌握する興行界の大きな存在』として大阪府からも表彰された。まさに絶頂期を迎えた’38年、せいは老朽化し赤字経営に陥っていた初代・通天閣を31万円(現在の約17億円)もの資産を投じて購入する。 気性が荒く“ライオン”の異名があったせいの弟・正之助は、ボロボロと涙を流しながら、竹本さんにこんな思い出を語った。 「通天閣を購入して、姉さんがはじめて展望台に上ったときのことです。大阪の街を一望した後、帯から大将の写真を出して『覚えてはりまっか。あのとき、大阪中の寄席をみんな吉本にしましょう言うてたこと……。見ておくんなはれ、ほんまに、みんな吉本になりましたで』と語りかけていました」 享年60。愛する夫に召されるように息を引き取った、せい。その後、実弟・正之助らの尽力で、吉本興業は“お笑い帝国”へと成長する――。
2017年10月22日「おばあちゃんは当時としても小柄なほうで身長154センチぐらいじゃなかったかなあ。自宅にはしょっちゅうお客さんが来てはりましたので、家でも髪の毛はビシッて結って、黒い留め袖の和服姿。芸人さんが来ると、必ず帰りしなに『よう来てくれた。これからもがんばりや』と帯に忍ばせた祝儀袋を手渡すんです」 こう述懐するのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』で、ヒロイン(藤岡てん)のモデルとなった、吉本せいの孫娘・吉本圭比子さん。せいは“お笑い帝国”吉本興業を一代で築き上げ「日本一の女興行師」「女太閤」と呼ばれた人物。せいの存命中を知る圭比子さんが、その素顔を語ってくれた。 せいは1889年12月5日、大阪市北区の米穀商を営む父・林豊次郎と母・ちよの三女として生まれた。勉強はよくできたが、きょうだいが12人もいたため、尋常小学校を卒業すると船場の大きな商家に奉公に出される。そこで3歳年上の男性との縁談が持ち上がる。吉兆やなだ万といった一流料亭に箸を卸す老舗の荒物問屋「箸吉」の5代目、吉本泰三だ。 ところが泰三は、商売そっちのけで落語や芝居見物に夢中になり、自らも剣舞演者として全国巡業に出てしまうようになる。巡業に出れば、1年以上家を空けることもあった、そんな素人集団の旅芸人は、地方の興行師にだまされるなどして大失敗。一方、主人が不在の『箸吉』の経営は当然傾いていき、あえなく廃業する。 せいは20歳のときに長女を、続けて次女(生後10日で逝去)を出産。働かない夫が家にいて途方にくれる毎日だったが、1912年、運命を変える出来事に遭遇する。大阪北区の小さな寄席小屋『第二文芸館』が、500円(現在の500万円以上)で売りに出されるという情報が、泰三の耳に入ってきたのだ。 趣味を生かした商売を始めたいという泰三に対し、せいは「経験もない寄席をやるなんて、ちゃんと生活できると思っているんですか!」など激しいやりとりがあったが、最終的には、せいは父親に頭を下げて300円を借りる。残りの200円は高利貸しから借りて工面した。 当初は苦難の連続だった。第二文芸館の立地は繁華街ではあったが、客席数がわずか150~200人ほどの最低ランク。名人と呼ばれるような落語家が出演するのは道頓堀や法善寺あたりに集中する格上の劇場だけだったため、第二文芸館は、3流4流の落語家4人と“色物”といわれるものまねや剣舞、怪力、手品師ら17人での船出だった。 だが、商家生まれのせいは、女中奉公で培ったしたたかさと、女性ならではのこまやかなサービスを打ち出していった。また、暑い時期には入口に大きな氷のかたまりを置き、その上で冷やし飴の入った瓶をコロコロと転がして路上販売。買い求めるお客さんに「ついでに寄席でも見ていっておくれやす」と声をかけた。 「もって生まれたやさしい気質もあったんでしょうね。楽屋では芸人さんの世話までしていました。冷たい手ぬぐいで体を拭いてあげたり――。無名の芸人にまで尽くすわけですから『ごりょうさんがここまでやってくれるんやから、ボクらも頑張らなあかん』と、みな励む。おかげで一体感が生まれた。それが吉本を大きくしていく原動力になったのだと思います」(圭比子さん) 当時、夫婦2人は通天閣の展望台に上って、大阪の街を見渡した。そのときせいが泰三に向かって、「大将(泰三)、大阪にはぎょうさん寄席がありますけど、いつかみんな吉本の寄席にしていきましょな」と、夢を語ったという。それから寄席経営は着実に大きくなっていった。 2年目には芸人プロダクションである『吉本興行部』を立ち上げ、3年目には寄席小屋を5軒に増やした。落語が衰退し、色物が好まれるようになった時代の潮流に乗ることができたのも、成長の要因となった。寄席を次々に増やしていたころ、夫婦の住まい兼事務所の大きな土間には、「吉本」と書かれた提灯がずらりと並べられていた。 「火の見櫓の鐘が鳴ると、使用人やら事務員が社名の書かれた法被を着て、それらを一斉に持ち出すんです。おばあちゃんはいの一番に火事現場に飛んで行きはって、ぎょうさん作ったおにぎりを『吉本でっせ』と困っている人たちに配るんです」(圭比子さん) 関東大震災の際は、慰問団を結成し、船に救援物資を積んで東京に向かった。吉本の寄席に来てくれないような名人クラスの落語家に毛布を届けると、いたく感動され、その後吉本の寄席にも出演してくれるようになった。人と人とのつながりが、仕事に発展したのだった。 「テレビもCMもない時代、商売に役立つ宣伝もしないとあかんと思っていましたが、根底には人情味があるんですね」(圭比子さん) 人々の「笑顔」のために尽くし続けたせいの人情物語が、いま朝ドラでよみがえる!
2017年10月22日動物写真家の岩合光昭が、世界中のネコ動画と写真で撮影した『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』の公開初日舞台挨拶が10月21日(土)、都内にて行われ、岩合さんとナレーションを務めた吉岡里帆が共に出席した。元々同名番組のファンだったという吉岡さんは、ナレーションが決まったとき「うれしくて、耳ピョンと出てくる感じでした(笑)!」と、笑顔で語っていた。NHK BSプレミアムの同名人気番組を再編集し、未公開シーンも公開する『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』は、岩合さんがネコの目線で世界中のネコを撮影する姿や、ネコに語りかける様子を収めている。劇中には、番組ファンの間で人気が高い「津軽の四季」より「コトラとその家族」を中心に、岩合さんがお気に入りの世界6か国のネコたちの姿を捉えた。満員の場内に、岩合さんは「今日のお客さんは吉岡さん(目当て)」と言うが、吉岡さんは「そんなことない!私なんて『いるんだ』という感じ」と謙遜した。岩合さんの撮るネコに魅了されっぱなしだという吉岡さんは、「ネコちゃんたちを優先しているというか、自分のエゴとか撮りたいので撮るのではなく、ネコちゃんが撮ってもいいという気持ちになるなら撮るというスタイルが、岩合さんの映像の躍動感や自然な素のネコちゃんなのかなと思います」と感心しきり。岩合さんにとっても、吉岡さんのナレーションは特別だったようで「吉岡さんの前のネコだったら、目の前でゴロニャンをしていた。ネコを惹きつける声だと思います」と絶賛していた。いまでも実家に5匹のネコがいて、大のネコ好きという吉岡さんは自身の「ネコに似ているところ」として、「すぐ寝ちゃうところですかね(笑)?どこでも寝られちゃうんですよね。壁があったら寄りかかってスッと寝らられるくらい」と言えば、岩合さんも「わかる!ネコと一緒に寝て起きると、距離が縮まっているんですよね」とうなずき合い、ネコ愛あふれるトークを終始繰り広げていた。『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』は全国のユナイテッド・シネマほかにて公開中。(cinamacafe.net)
2017年10月21日俳優の高橋一生が10月21日(土)、都内で行われた出演映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリービング ビューティー』の初日舞台挨拶に出席。「また一緒に作品を作りたい」と撮影時、25歳だった二宮健監督の若き才能に惚れ惚れしていた。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で演じた井伊家筆頭家老の小野政次が、壮絶な死を遂げると“政次ロス”状態になる視聴者が続出。現在放送中の朝ドラ「わろてんか」では、ヒロインのお見合い相手である青年実業家を演じる高橋さんが、本作ではヒロインの恋人役を務めている。「ちょうど1年前に撮影したこの作品を、こうして劇場でお見せできることが幸せですし、感慨深いです」と高橋さん。「二宮監督の“頭の中”が大好きです。この役、このキャストというのも大きい。こんな風に思えることは、最近ではあまりないこと」と本作への強い思い入れを示していた。自主映画の世界で活躍してきた二宮健監督の商業映画デビュー作。女優を夢見る主人公の“人生再生”をスタイリッシュな映像で描いた。夢が遠のく現実に、生きる目的を見失いつつあるヒロインのオリアアキは、妄想に支配されるうち、恋人・カイト(高橋さん)との美しい思い出に溺れていく。舞台挨拶には高橋さんをはじめ、二宮監督、オリアアキを演じる桜井ユキ、共演する佐々木一平、阿部純子、満島真之介が出席。劇中では高橋さんが、桜井さんを相手に映画としては初めてのラブシーンを披露している。映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYリミット・オブ・スリーピング ビューティ』は新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月21日ジャニーズJr.の人気ユニット「Mr.KING」のメンバーで主演映画『honey』も控える平野紫耀に、桜井日奈子、玉城ティナ、磯村勇斗、そして健太郎とフレッシュなイマ旬俳優5人が競演する『ういらぶ。』の製作が決定。2018年に公開される。原作は、“ドSのフリした一途男子”と“ネガティブ女子”の初々しすぎる恋を描き、累計発行部数100万部突破、電子版もLINEマンガ少女部門で月間1位を記録した星森ゆきもの大人気コミック「ういらぶ。-初々しい恋のおはなし―」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」)。同じマンションに住む美男美女の高校生男女4人組と最強のライバルが繰り広げるラブストーリー。待望の実写化となる本作は、「Sho-Comi」50周年記念企画でもある。■“ドSのフリした一途男子”と“ネガティブ女子”の初々しすぎる恋!主演を務めるのは、「ジャニーズJr.」で最も勢いのある超人気ユニット「Mr.KING」のメンバーとして活躍、CDデビュー前にも関わらず冠番組を持った経験があり、さらにCMにも出演、『honey』に続いて連続映画主演を務める平野紫耀。幼なじみの優羽のことが一途に大好きなのに、彼女にメロメロなところを隠すためにスーパー毒舌・ドSのフリをする“こじらせイケメン”の和泉凛という注目の役どころ。平野さんは、好きな女の子だからこそ冷たくしてしまうというクールな表の顔と、キュートな裏の顔のギャップを演じ分け、女性を虜にする新たな魅力を披露する。ヒロインの春名優羽には、美少女コンテストから「岡山の奇跡」として大ブレイク、数々のCMなどで活躍し、『ママレード・ボーイ』の主演にも抜擢された桜井日奈子。平野さんと初共演で、幼馴染の凛にひたむきな思いを寄せながらも、自分に自信が持てず、凛の隠された気持ちにもまったく気づかない、誰もが守りたくなるようなちょっと天然系の“ネガティブ”美少女・優羽を演じる。平野さんは、「桜井日奈子さんはテレビで拝見していて岡山の奇跡だなー(笑)と思いました」と共演を楽しみにしている様子で、「なかなか2人が気持ちを素直に伝えられない感じがもの凄く伝わってくるので、この感じを僕達もうまく出して皆さんにキュンキュンしてもらいたい」とコメント。演じる和泉凛について「ものすごいドSです。でもその理由は優羽が好き過ぎて、その想いを隠そうとしてついつい乱暴になってしまうというちょっと不器用な男子」と語り、「親友の藤蛍太の前では優羽のこと大好きなのが丸出しで、このギャップにやられる女の子は沢山いると思うので、この差を演じるのは難しいですが頑張ります」と意気込んでいる。また、桜井さんは「優羽はゆるふわでキラキラした女の子だけど、ヘタレで自分に自信がない子。大丈夫だよ!自信もって!とツッコミいれながらも、すごく健気でこんな娘がいたら独り占めしたくなるなぁと思いながら原作を読みました」と語り、「いつもはヘタレなのに、いざってときに強さをみせる、そのギャップや凛くんへのゆるぎない想いにキュンときたり」と、演じる優羽に早くも思い入れたっぷり。初共演の平野さんと「『ういらぶ。』を作る同志として」、「お互いを一途に想っているのになぜかうまくいかない、もどかしさ、初々しさを大切に表現できたらいいなと思います」と語っている。■こじらせた2人を心配し見守る親友たち&最強ライバル!そして、優羽の親友で優羽を溺愛するクールビューティーの坂下暦に、「ViVi」専属モデルとしてデビュー、SNSで約182万人のフォロワーをもち(9月25日現在)、女優としての活躍もめざましい玉城ティナ。凛の親友で、凛にあきれつつも2人を優しく見守る藤蛍太に、「仮面ライダーゴースト」に出演後、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で大ブレイクした磯村勇斗。凛の強力なライバルとして登場する佐伯和真に、「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」などに出演、『先生!、、、好きになってもいいですか?』や主演映画『デメキン』も控える健太郎。「はじめから凛と優羽の掛け合いにはキュンキュンしっぱなしでした」という玉城さんは、「暦の独特の優羽ラブ感を私なりに表現できたらなあと思います。実際には全く高嶺の花キャラではない私ですが、暦の強めなところ、くすっと笑ってしまうようなところを汲み取って演じていきたいです」とコメント。磯村さんも「ムズキュンすぎて、いつの間にか、『ういらぶ。』の世界に惹き込まれていました」と語り、「蛍太として、親友の凛をしっかり支え、共演者皆さんの若さを感じながら、一つ一つ丁寧に、フレッシュに演じていきたいと思っています」と意気込みを明かす。恋のライバル役が続く健太郎さんは、「和真は、ものすごくストレートに人のことを好きになり表現できる人です。時には相手やその周りから嫌がられることもありますが、僕はそんな和真が意外と好きなので演じるのがとても楽しみ」と語り、「この物語にも凛やその仲間たちにも、和真が異分子の様な存在になれたら」とコメントを寄せる。監督を務めるのは、『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』『累―かさね―』など、最旬キャストをまとめあげ、さまざまな映画・ドラマを手掛ける佐藤祐市。脚本は『大奥』の高橋ナツコ。大好きすぎて「好き」って言えない、“こじらせた”主人公とヒロイン、そんな2人を取り巻く幼馴染チームとライバルの恋と友情を、もっとも輝くフレッシュなキャストで描き出す。■あらすじ同じマンションに住む、凛(平野紫耀)と優羽(桜井日奈子)、暦(玉城ティナ)と蛍太(磯村勇斗)の幼馴染4人組。誰もが振り返る美男美女の4人は、高校でも最強チームとして憧れの的。クールで華麗な見た目とは裏腹に、優羽のことが好きすぎて、いつも優羽にドSな態度で毒舌をふるい、冷たくふるまってしまう凛。実は凛のことが好きな優羽も、そんな凛のせいで自分に自信が持てず、完全にネガティブ思考。お互い大好きすぎて「好き」って言えない…。そんなこじらせた2人を心配し、見守る親友の暦と蛍太。そんな4人の前に、“好きなら好きとハッキリ言う”ライバル・和真(健太郎)が現れる。ずっとこのまま変わらないと思っていた2人の恋と4人の友情は思わぬ方向へ動きはじめて…。『ういらぶ。』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月21日椎名林檎と「Perfume」が、10月28日(土)放送の「内村五輪宣言!~TOKYO2020開幕1000日前スペシャル~」に出演することが決定した。「内村五輪宣言!」は、「東京オリンピック・パラリンピック大会」までちょうど1,000日前となる2017年10月28日に、司会・内村光良を迎え放送する特集番組。2020年に向けてすでに動き出しているアスリートやアーティスト、そして町の人々の様々な取り組みなどを取り上げていく。すでに、ゲストには北島康介、澤穂希、吉田沙保里や、コーナーゲストとして塚原直也、米田功、プレゼンターには「オードリー」、澤部佑、渡辺直美。さらにアーティストとしては「ゆず」が決定していたが、加えて今回椎名さんと「Perfume」の参加が決定。この2組のアーティストたちは、夜の東京をテーマにスペシャルパフォーマンスを披露!椎名さんは、昨年リオ・デジャネイロ パラリンピック閉会式のフラッグ・ハンド・オーバーセレモニーのためにリメイクした曲「東京は夜の七時」を、浮雲/小雨/林檎によるスペシャルユニット「HUMAN ERROR」でテレビ初披露。さらに、今春トータス松本との初共演が話題となった「目抜き通り」も披露される。そして「Perfume」は、ドラマ「東京タラレバ娘」の主題歌となった「TOKYO GIRL」を歌唱。番組では、NHK2020情報サイトとツイッター(#nhk1000days)で「1000日後、どんな自分になりたいですか?」というテーマでメッセージを募集。全国から集まったメッセージによって、「Perfume」のスペシャルパフォーマンスが完成するという。映像演出は、長年「Perfume」の映像を手掛け、リオ・デジャネイロ オリンピオック閉会式のフラッグ・ハンド・オーバーセレモニーにも参加していた「ライゾマティクス」の真鍋大度チーム。東京オリンピックの1,000日前、2020年に向けて期待が高まる夜の東京を最新のテクノロジーを駆使した映像が彩る。「内村五輪宣言!~TOKYO2020開幕1000日前スペシャル~」は10月28日(土)19時30分~総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月20日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回は『斉木楠雄のΨ難』(10月21日公開)に主演の山崎賢人(23)について、福田雄一監督に話を聞いていく。山崎は2010年に俳優デビュー、『管制塔』(11)で映画主演デビューを果たした後、様々な作品で活躍する。2015年には、NHK連続テレビ小説『まれ』で幅広い人気を獲得。また『ヒロイン失格』(15)、『orange-オレンジ-』(15)で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。最新作となる映画『斉木楠雄のΨ難』では、タイトルロールとなる超能力高校生・斉木楠雄を演じる。○山崎賢人の印象この漫画を読んだ時に、「山崎賢人しかいない」と思い、そう思ってしまったばかりに、なかなかクランクインできませんでした(笑)。山崎くんが忙しすぎるために、全然、スケジュールが組めなくて。もう別の人でやるしかないんじゃないか、という所までいったんですけど、頑として山崎賢人でやることを譲りたくありませんでした。それは嫁に言われたから、というのもあるんですけど(笑)、ビジュアルやキャラを考えた時に、日本中を見渡しても山崎賢人が1番うまくやるだろうなと思っていましたし、映画を観てもらえればわかっていただけると思います。思っていたイメージと1ミリも間違いなかったことは現場でもわかったし、単純に明確に言えばこの役に合っていたということですね。僕が山崎賢人の"や"の字も知らない時から、嫁が「山崎賢人っていいよ」と言っていました。基本的にうちは嫁なんです。うちの嫁はだいぶ嗅ぎつけるのが早かったですよ。「いいから見てみ」と言われても、今のようにたくさんの作品に山崎くんが出てなくて、何を見ればいいのかもわからなかったほどですから。僕みたいな年齢のおじさんが見るドラマじゃないけど、「どうしても山崎賢人と吉沢亮の芝居を見ろ」って、毎週『水球ヤンキース』を見せられました(笑)。それくらい、山崎くんが10代の頃から見ていました。○撮影現場での様子やりやすいと思ったのは、山崎くん自身が楽しんでいてくれたから。基本的にはクールな斉木が、照橋さん(橋本環奈)の想像の中では崩れる、という遊びをやりたかったんですよ。今まで確実にやったことがないことだろうから、そのトライを自分なりに楽しんでくれたことは作品にとっての収穫でしたし、今まで山崎くんを見てきた方からすれば新しい山崎賢人でしかないから、そこを出せたのは、僕にとっては「どうだ」っていう感じですね。やっぱり山崎くんのキャリアを考えた時に、新しい山崎賢人を見せたいという所がありました。そういうのを、楽しいと思ってくれない、「苦手だ」という人もいると思うんです。でも、山崎くんが楽しいと思ってくれていることは、初対面の時からずっと感じていました。案外やらせてもダメかも、とか、ふざけすぎちゃって逆に面白くなくなるかも、というパターンもあるんです。山崎くんは、いい塩梅を見せてくれました。○映画『斉木楠雄のΨ難』でのおすすめシーンやっぱり、照橋さんの妄想の中で、はじけているシーンですね。山崎くん自身の遊びが効いているシーンとして、大きいです。あとの絡みは割と受けの芝居ですから。ちゃんと受けるというのが『斉木楠雄』の1番のキーポイントなんですけど、今まで見たことがない山崎賢人を、と思うと照橋心美絡みのシーンが一番面白いですよね。
2017年10月20日映画化やドラマ化がされ、世代を超えて愛され続けている青春小説の名作「時をかける少女」(著・筒井康隆)。その続編となる「続・時をかける少女」が、上白石萌歌・主演で初の舞台化が決定。主人公の女子高生タイム・トラベラーを演じる上白石さんのセーラー服姿を収めたティザービジュアルとともに、コメント動画も公開された。1972年、「時をかける少女」を原作にドラマ化したNHK「タイム・トラベラー」が好評を博した脚本家の故・石山透氏が、筒井氏の原作から離れ、“続編”として自ら創作してドラマ化した「続 タイム・トラベラー」。その後、同ドラマの脚本として書籍化したものを、今回、45年の時をかけて初の舞台化。主演を務めるのは、第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリでデビューを果たし、2017年ミュージカル「魔女の宅急便」で主演を務め、その後、舞台「星の王子様」に出演。現在放送中のCM「キリン 午後の紅茶」では澄んだ歌声を披露し、話題を読んでいる上白石さん。今回の舞台では、「時をかける少女」から月日が経ち、再び時空を超え、未来からきた青年に恋をする女子高生の芳山和子役に扮する。主演を務めるにあたり上白石さんは「現役で制服が着られる最後の年に、この作品に出会えたことをとても嬉しく思います。高校生であるいまだけの自分の感性を頼りに、和子と共に思い切り駆け抜けたいと思います!」と意気込みをコメント。「多くの方に愛され、わたしも大好きな作品である『時をかける少女』に続編があるということをお話をいただいてから初めて知りました。すぐに原作を読みましたが、非現実的な世界と日常との間で揺れる和子の姿に思わず背中を押してあげたくなりました。この世界観が舞台上でどのように広がっていくのか、いまから胸が高鳴ります」と、自らも期待を寄せている。また、脚本と演出を務めるのは、「来てけつかるべき新世界」にて第61回岸田國士戯曲賞を受賞し、『夜は短し歩けよ乙女』『曲がれ!スプーン』など映画・ドラマの脚本、テレビやラジオの企画構成も手掛ける劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠が担当。本作の舞台化について、「数年前、『時かけ』に『続』があると知ったときはひっくり返りそうになりました。読むと、ラベンダーの香りを残して未来へと去っていったケン・ソゴルが、堂々とまた帰ってきて和子に迷惑をかけまくっていました。そして、また記憶を消す消さない言っているという。それが夫婦漫才のようで、これをコメディにできないかと思い立ちました」とコメントを寄せている。現役高校生の上白石さんが演じる、等身大の“「時かけ」少女”のその後。幻の続編ともいうべきタイムスリップ・ラブコメディを、SFコメディの旗手・上田さんと、コメディ舞台初挑戦となる上白石さんとのタッグでどう描くのか、期待していて。オールナイトニッポン50周年記念公演 「続・時をかける少女」は2018年2月7日(水)~2月14日(水)東京グローブ座にて計10公演予定、その後、地方公演を予定。(text:cinemacafe.net)
2017年10月20日主演の綾野剛をはじめ、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋らオリジナルメンバーが引き続き出演し、宮沢氷魚や松本若菜らフレッシュなキャストが加わった「コウノドリ」。第1話から、前作の初回を上回る視聴率で好スタートを記録し、感動の声が数多く寄せられている本作の第3話に、映画『亜人』やCM「三太郎」シリーズも話題の川栄李奈と、「ゴールデンボンバー」の喜矢武豊が夫婦役で初共演を果たすことになった。本作は、講談社「モーニング」で人気連載中の鈴ノ木ユウが描く同名のヒューマン医療漫画が原作。2015年10月期にTBSでドラマ化され、産科医療の現場をリアルに描いて好評を博した作品の新シリーズとなる。前作に引き続き、ペルソナ総合医療センターの産婦人科医と天才ピアニストの2つの顔を持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラを綾野さんが柔和に演じている。そして、今回の第3話では川栄さんは、心臓病を抱えながらも初めての出産に臨む妊婦・山崎麗子役に。常に明るく前向きだが、人の言葉に左右されるのが玉にキズ。サクラから無痛分娩を進められるが、周囲から聞いた“出産ジンクス”にふり回され、ペルソナの医療者たちを困惑させる。NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」、ドラマ「フランケンシュタインの恋」、映画『亜人』など、出演作品が後を絶たず、その演技の幅の広さが注目されている川栄さんは、ドラマで妊婦役が続いたことでも話題に。度重なる妊婦役のおかげか、本ドラマでも安定した妊婦ぶりを披露する。役で数々の出産を経験している川栄さんの今回の出産は、果たしてどうなるのか?また、喜屋武さんは、そんな心配性の妻・麗子を支える妻想いの夫・友和役に。フリーターだったが、麗子の妊娠が発覚した途端、地元の工場に就職したというほど。演じる喜矢武さんは、「ゴールデンボンバー」“通称「金爆」”のメンバーとして音楽活動のみならず、バラエティ番組でも活躍中だが、ソロでの俳優としての活動も意欲的。自身にとって、今作がTBSドラマ初出演となる。川栄さんは、本作らしいリアルな現場を想定していたというが、「今回産まれたばかりの本当の赤ちゃんを間近にして、役とはいえすごく感動しました」とコメント。「実際の悩みや不安をセリフを通して感じることができたので、見てくださる妊婦さんたちも共感できる部分が多いのではないかと思います」と期待を込める。主演の綾野さんとは、実に3度目の共演。「毎回、役に対して一緒に方向性を考えてくれたり、アドバイスをくれたりと、とても優しい方で今回もまた共演できてうれしかったです。綾野さん演じる鴻鳥先生の言葉には妊婦さんを安心させてくれる温かさがあるなと思いました」としみじみ。また、初共演の喜矢武さんについては、「いままでテレビで見ていた喜矢武さんとは違う一面」を目の当たりにしたそうで、「夫婦役でノリの良い掛け合いにも注目して見てほしい」と語ってくれた。また、喜矢武さんは「今回の出産のシーンで実際の子どもを見るとなんだか泣きそうになりました。あー子どもが欲しい!」とコメント。「尊敬する役者さん」という綾野さんについては、「まー緊張しましたね!でも逆に現場では唯一の知り合いで、いろいろ気を使ってくださったりとその人柄に助けられました!生で見る現場の綾野さんのリーダーシップ、立ち回り、優しさ、カッコよ過ぎさに惚れました!」と絶賛。そして、夫婦役の川栄さんには「こんな夫婦だったら、きっと幸せな家庭になるんだろうなという楽しい夫婦になれた気がします。相性良かったんじゃないかと勝手に思っています(笑)」と手応えもばっちり?ノリのいい、いまどきの若夫婦ではあるが、出産に対して不安を抱える夫婦の物語を、川栄さんと喜矢武さんがどう紡ぐのか?“ハンカチ必須”の展開に注目していて。「コウノドリ」第3話は10月27日(金)より、毎週金曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月20日「ハンサムで、“ダンディ”という言葉がピッタリな人。アスコット・タイがよく似合ってね」 死後10年たったいま改めて注目される植木等さん(享年80)の思い出を語るのは、クレージーキャッツの全盛期に付き人を務めた小松政夫(75)。歌手にコメディアンに俳優に。その明るさで、昭和を彩った希代のエンターティナー・植木等さん。放送中のドラマ『植木等とのぼせもん』(NHK・土曜20時15分~)は、小松自身の著書が原案となっている。 「出会ったとき、“先生”と挨拶した私に『先生なんて呼んだら張っ倒すぞ!』と言い、『君はおやじがいないそうだから、俺を父親だと思って、おやじと呼びなさい』と。うれしかった」(小松・以下同) 当時、22歳の小松は本当に父親ができたような気持ちになったという。 「気遣いや優しい言葉によく泣かされました。ある日、おやじの家に寄って酒を飲んでいると、車で私を待っている運転手に、おやじがお茶とお菓子を持っていくんです。『小松がお世話になってるね、頼むよ』って。ふつうのスターはやりませんよ」 そして、最後に小松はこう話す。 「もしも今、おやじと再会したら『お~、やってるな!お前のことはいつも見てるよ』と声をかけてくれるんじゃないかな。大好きな一膳飯屋で、ニコニコ顔でハムエッグや焼きザケを頬張る姿、また見たいですね」
2017年10月20日青春小説の名作『時をかける少女』(筒井康隆著)の続編『続・時をかける少女』の初の舞台化が決定した。主演は女優の上白石萌歌(17)、脚本・演出はSFコメディの旗手であるヨーロッパ企画の上田誠氏が手掛ける。1972年に『時をかける少女』をドラマ化したNHK『タイム・トラベラー』が好評を博し、続編として筒井康隆氏の原作から離れ、脚本家・石山透氏が『続・タイム・トラベラー』を創作しドラマ化。その後、ドラマの脚本を『続・時をかける少女』として書籍化し、今回45年の時をかけて初の舞台化が実現する。本舞台の主演を務めるのは、第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリでデビューを果たし、2017年ミュージカル『魔女の宅急便』で主演を務め、その後、舞台『星の王子様』に出演、また現在放送中のCM「キリン 午後の紅茶」では澄んだ歌声を披露し話題の女優上白石萌歌。『時をかける少女』から月日が経ち、再び時空を超え、未来からきた青年に恋をする女子高生の芳山和子役を演じる。上白石は「私も大好きな作品である『時をかける少女』に続編があるということをお話をいただいてから初めて知りました。すぐに原作を読みましたが、非現実的な世界と日常との間で揺れる和子の姿に思わず背中を押してあげたくなりました。この世界観が舞台上でどのように広がっていくのか、今から胸が高鳴ります」とコメント。「現役で制服が着られる最後の年に、この作品に出会えたことをとても嬉しく思います。高校生である今だけの自分の感性を頼りに、和子と共に思い切り駆け抜けたいと思います!」と意気込んでいる。脚本と演出を務めるのは、『来てけつかるべき新世界』にて第61回岸田國士戯曲賞を受賞し、映画・ドラマの脚本、テレビやラジオの企画構成も手掛ける劇団ヨーロッパ企画の上田 誠が担当。上田は本作の舞台化について「数年前、『時かけ』に『続』があると知ったときはひっくり返りそうになりました。読むと、ラベンダーの香りを残して未来へと去っていったケン・ソゴルが、堂々とまた帰ってきて和子に迷惑をかけまくっていました。そしてまた記憶を消す消さない言っているという。それが夫婦漫才のようで、これをコメディにできないかと思い立ちました」とコメントを寄せている。オールナイトニッポン50周年記念公演『続・時をかける少女』は、東京グローブ座で2018年2月7日~14日に上演。その後、地方公演も予定している。(C)2018「続・時をかける少女」製作委員会
2017年10月20日こんにちは、波乱万丈系フリーライターのサクです。独身時代は洋画を好み、映画館へ足しげく通っていたのですが、産後はDVDレンタルを待つか、テレビ放映を心待ちにしています。でも、乳幼児を抱えるうちは、落ち着いてテレビも観られませんよね。そこで今回は、チャンネル権がまわってこないママのためにも、DVD化されているほっこり映画についてまとめてみました。●(1)ターミナルスティーブン・スピルバーグ監督作品。主演はトム・ハンクス。2004年公開作品なので、やや懐かし映画に分類されるでしょうか。祖国がクーデターによって無くなってしまい、パスポートも無効になってしまったがために、空港ターミナルから出られなくなってしまった主人公。言葉も通じないため、事情を説明するにも困難を極めます。なにより、彼には絶対に果たさねばならない約束があるのですが……。「トラブル空港に住み着くことになるんだけど、出会うひとたちとのやりとりとか、深まる絆が心をあっためてくれて、日頃の疲れが癒されるよ。約束がどうなるのかもしっかり観てほしい」(主婦歴6年・30代2児の母)およそ2時間ほどのストーリーなので、寝かしつけ後にいかがでしょうか。●(2)アメリ筆者おすすめほっこり映画は、何と言ってもアメリです。主演はオドレイ・トトゥ。日本でもヒットしたフランス映画ですので、ご存知の方も多いかもしれません。フランス・パリの日常を独特のアングルからのカメラワークで演出。日常を描いているのに、非日常を味わうという不思議な感覚 が病みつきになります。アメリは人付き合いが少し苦手で、空想癖のある変わった女性。だけど、他人をハッピーにする才能がありました。ひょんなことから探偵ごっこをはじめるのですが、最中に出会った人たちとの関わりのなかで、自分の幸せについて考えるようになります。そんな彼女が見つける答えとは。アメリを視聴するときは、心地よく、どこかノスタルジックな音楽も注目してください。●(3)こま撮りえいがこまねこものづくりが大好きな猫の女の子こまちゃんと、一緒に暮らすおじい、メカいじりが得意なラジボーや、内気ないぬ子。彼女たちが繰り広げるのは、壮大なストーリーではなく、誰もが大切にしていたはずの毎日。NHKのキャラクター、どーもくんの制作スタッフが集結し、1コマずつ人形を動かして撮影 した「こま撮り」の映画です。こまちゃんをはじめとした、各キャラクターデザインの愛らしさだけでなく、セリフがないからこそ心揺さぶられる、感性で観る作品とも言えます。「サクさんのおすすめからハマりました。好きなものに打ち込む楽しさや、純粋に何かを信じることって、オトナになるといつの間にかできなくなっていて。こまねこはそうした、人間の素の一面を思い出させてくれる。観るたび気がつくと泣いてます(笑)。きっと心のデトックスをしているんだと思います」(主婦歴3年・20代1児の母)----------毎日あっという間に過ぎてしまい、ひと息つく暇もない。そんなときこそ、周囲の目を気にせず、泣いたり笑ったりして気分転換しましょうね。参照:こまねこターミナル DTSスペシャル・エディション [DVD] 角川書店 (映像)アメリ [Blu-ray] ソニー・ピクチャーズエンタテインメント●文/サク●モデル/福永桃子
2017年10月19日小学校を即退学!学校が合わなかった少年エジソン出典 : こんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者、楽々かあさんこと、大場美鈴です。【偉人の凸凹学】3回目は、出ました!発明王トーマス・アルバ・エジソン!「なぜ1+1は2になるの?」「なぜ風は吹くの?」「なぜ魚はおぼれないの?」「なぜ星は落ちてこないの?」好奇心の塊・少年エジソンは、小学校に入るや否や、教科書丸暗記スタイルのエングル先生を質問攻めにして困らせ、「落ちこぼれ」「問題児」のレッテルを貼られてしまいました。それに怒ったゴッドマザー・母ナンシーは「もういい!私が家で勉強を教えます!」と啖呵を切り、わずか3ヶ月で学校を退学したエピソードは有名ですね。そして後に起業したエジソンは、蓄音機、白熱電球、キネトスコープなど、生涯で1913件もの特許発明を成し、文字通り「発明王」として、歴史に名を残しました。彼は、それまでの人類の生活を、自分自身のアイデアですっかり明るく変えてしまったのです。…あれ?定番の偉人伝としてよく知られたエジソンの生涯ですが、「小学校退学」と「発明王」の間が、スッポリ抜けていませんか?一体その間、何をしてたんでしょうね。実は、母ナンシーの言葉どおり、エジソンはお母さんと一緒に家で勉強していたのです。学校が合わずに「落ちこぼれ」のレッテルを貼られてしまったエジソン。でも、学校の勉強が、勉強の全てではありません。母ナンシーは、エジソンの旺盛な好奇心に応えつつ、学ぶことの楽しさを家庭で教えていきました。これこそが「ホームスクーリング(ホームエデュケーション)」という教育の、ひとつの考え方なのです。そして、この時期に培われた知識と経験が、後の発明の源となり、起業家としても成功する人間性の土台となりました。エジソンと母ナンシーは、一体どんな勉強をしていたのでしょうか。学ぶことが好きになるヒントとともに探っていきたいと思います。ゴッド・マザー母ナンシーの決断。ホームスクーリングって…?Upload By 楽々かあさんまず、「ホームスクーリング(ホームエデュケーション)」とは、一言で言えば「学校に通わずに家庭を拠点とした学習を行っていくこと」です。実は、ホームスクーリングは、世界的に「教育のひとつの選択肢」として公的に認められている国・地域が多くあります。上の世界地図は、「ホームスクールの合法性」マップです(緑:合法、黄:ほぼ全域で合法、あるいは実践されているが論争中、赤:非合法/オリジナル作成者: Zginder、2010年版)。現在アメリカでは、220万人(2015年現在)の子どもが家庭で学んでいます。その中には一流大学に飛び級で合格するほど優秀なホームスクール出身者もいるようです。不登校やいじめ、経済的・宗教的・文化的理由…などから、やむを得ず家庭で学習を行うこともあります。でも、英才教育やギフテッド教育の一環としての、積極的・自発的な選択も多いのだそうです。その学習のスタイルはまさに「自由」ですから、特定の勉強法はありません(ただし、単位取得のテストや、在籍校への報告義務がある場合もあります)。通信教材で教科書に添った学習、ネットや外部スクールなどを活用する学習、才能を育てるための独自の教育などなど、そこには「学び方はひとつではない」世界があります。ホームスクーリング「ホームスクーリング」Wikipedia参考:「アメリカのホームスクーリング事情から考える学校の存在意義について」一般社団法人こたえのない学校そういった世界的な流れもあり、最近日本でも、ホームスクーリングを選択するご家庭が、少しずつ増えて来ているようです。…とはいえ、2017年2月に施行された「教育機会確保法」では、不登校を「休んでも良い」と認めたものの、学校以外の学習を義務教育の一環として認めることは盛り込まれず、公的には十分な受け皿が整っていないのが現状のようです。実はうちでも、学校の勉強に意欲を失っていた当時3年生の長男が、エジソンの伝記マンガを読んで「おれは、こういう風にかあちゃんと家で勉強したい。それならできる気がする」とぽつりと言ったことがあります。でも私は、「ホームスクーリングって素敵だな」と思っていても、「いざ、実行」となると、結構な茨の道が予想され、弟妹への影響まで考えると、思い切ることができませんでした。ただ、それから現在まで、日常生活の中でエジソン親子式の学習法を「できる範囲で」取り入れてみることによって長男も「勉強が楽しい」と言うようになりました。オールC評価だった、学校の成績も上がってきましたよ。では、具体的に、少年エジソンと母ナンシーの家庭での学習法をみてゆきましょう。「教育機会確保法 不登校対策は」(くらし☆解説)NHK解説委員室・解説アーカイブス学ぶことって楽しい!「生きる力・考える力」を育てるエジソン親子の学習法エジソン親子の学習法は、『天才エジソンの秘密母が教えた7つのルール』(ヘンリー幸田・著、講談社)という本が詳しく、元小学校教師でもあった母ナンシーの先見の明と懐の深さ、そして、キラキラした瞳の少年エジソンの「生きた学び」の姿が伝わってきます。エジソンは、慣れ親しんだ家で、母や家族に見守られながら、後の発明につながる膨大な知識と経験を、着実に蓄えてゆくのです。出典 : まず、学校をやめたエジソンに与えられたのは、大量の本。百科事典や歴史書、化学実験に関する本や、世界の名作の数々…そして、自宅の物置小屋を改造した、実験のための専用の地下室でした。例えば、「なぜ、アヒルの卵がヒナになるの?」と、身近に不思議さを感じたら、まず実際に自分で卵を温めてみました。でも、うまくいかない…そこで、お母さんと一緒に百科事典を調べると、3週間以上も温めなくてはならないことが分かります。そして、それを調べる過程で、鳥の生態について多くの知識を得ることができた…といった具合です。全てこの調子で、エジソンは自分のペースで好奇心の赴くままに学んでゆき、高校生用の化学実験の本を片手に実験を繰り返すなど、まさに「毎日が自由研究」状態。こうして自ら、興味を持ったことや不思議に思ったことを、教科書や学年にとらわれずに、気が済むまで徹底的に掘り下げて、その周辺の知識や実際の経験とつなげることによって、学びを広めていったのです。現代の一般家庭では実験用の地下室までは難しいかもしれませんが、好きなことに集中しやすい環境を整えてあげるといいかもしれません。例えば、リビングの一角に趣味の専用コーナーを作ってあげたり、必要な道具や関連書籍を買い揃えて、いつでも手に取れるようにしてあげる…など。また、現代ではインターネットが手軽な百科事典として、気になったことをいつでも調べることができます。でも、膨大な情報から有益なものを取り出すのは結構コツと経験がいるので、お子さんが調べたいことがあったら、どんなキーワードで探せばいいか、どんなサイトの信頼性が高そうか、などをそばで助言してあげるといいでしょう。出典 : 地下室で化学実験を夢中で繰り返していたエジソンは、次第に「もっと実験材料を買いたい!」と思うようになりました。でも、エジソン一家の家計は楽ではありません。ここで母ナンシーの素晴らしさは、エジソンに、実際に仕事をさせてみたことです。当時は、子どもが働くのは珍しくなかったのですが、なんといっても「あの」エジソン君ですからネ。それまで、運河に落ちたり、火事を起こしたり、何度も危ない目に遭ってきたワケです。…それを考えると、「ウチの裏庭の野菜を売ってみたい!」と提案する我が子に、「名案ね!」と背中を押せる母ナンシーは相当な度胸です。「かわいい子には旅をさせよ」の実践ですね。そして、少年エジソンは町へ出て、野菜を売り始めます。すると、単に家で採れた野菜を持っていったのでは売れないことを知ります。そこには、それぞれの人々の生活があり、ニーズがあり、需要と供給のバランスでものの値段が決まる…という経済の原則を、「体感」して知ってゆくのです。実際の経験を積み重ねた学びは、何ものにも代え難い財産になります。この後も、何度か危なっかしいことをしながらも、少年エジソンは、列車の中で自分で発行した新聞『The Weekly Herald』を売るなど、「いいこと思いついた!」を次々と実践してゆきました。その中で、さまざまな立場や境遇の人達の、生の声を拾い上げた経験が、後に、世の中のニーズに応える商品開発の原点になったように思います。でも、そこまでできなくても、日常生活の中でお手伝いや買い物等を通じてもプチ体験を積んでゆけます。お手伝いでお駄賃をもらい、近所の駄菓子屋に行って、お店の人とお話する…などでも充分「生きた学び」になります。また、お子さんと一緒にスーパーで「ずっと天気が悪かったから、野菜が高いね」「この中で、一番おトクなのはどれかな?」「カゴいっぱいで何円くらいでしょう〜?」等と会話するのもいいでしょう。こういった物価の実感は、算数の単位間違いなど、テストの回答ミスを減らすのにも役立つと思いますよ。そして、エジソン親子の学習法の中で、私が最も素晴らしいと思うのが「親子の対話」の時間です。2人は、書物による膨大な知識と実際の経験を、対話しながらアウトプットして整理し、より本質的な理解を深めていったようです。エジソン親子はこの時間を心から楽しんでいたのだそうです。あるときは、エジソンが魅了されたギリシャのヘレニズム文化について、あまりの楽しさに時間を忘れ、夜が更けるまで2人で語り合ったんだとか。実は、エングル先生がエジソンの質問攻めに匙を投げたように、好奇心旺盛な子の知的な疑問につき合うには、大人のほうも、相当勉強し、余裕がないとできないことだと思います。実際に、こういう子を相手にしているとよく分かるのですが、次々と湧いて出る好奇心の芽を伸び放題にすると、うちの庭の雑草のように収拾がつかなくなってしまうのです。大人は、必ずしも答えを用意する必要はなくても、より広い視野に立ち、物事の本質を見極め、全体像を把握する「知の地図」を持っていないと、迷子になってしまうでしょう。現代では「夕飯までに宿題を終わらせなきゃ!」「洗い物が終わったら、明日の時間割の支度をさせて、ハミガキさせて…」なんて、毎日時間に追われながら子育てしていると、子どものとりとめのない話に根気よくつき合うこともなかなかできませんよね。こういった時間に縛られない教育ができるのも、ホームスクーリングの大きな魅力です。ですが、正直子どもの話についていけない(私もです!)、毎日忙しくてとても無理、という場合、習い事等で「その道のプロ」に教えてもらうなど、誰かにアウトソースしてしまうのもひとつの手です。また、お子さんの話をほどほどに聴きながら、考えを客観的に見つめる「鏡」になってあげるだけでも良いでしょう。好奇心旺盛な子が興奮気味でとりとめのない話をする時に、まずは、「うんうん」「そーなの」「それで、それで?」と相づちをうってあげると、気持ちが落ち着きやすくなると思います。それから、「それってつまり、◯◯ってコト?」「それって例えばどういうこと?」など、話の要点を確認したり、具体例を質問すると、自分の考えを把握しやすくなるでしょう。また、「お母さんはこう思う」「もしかしたら、こう考える人もいるかも」と、自分や他人の立場からの意見を伝えていくと、次第に、物事を多角的に検証する姿勢が身につくかもしれません。Upload By 楽々かあさんまた、うちではこんな時、筆談も併用しています。言葉だけではうまく伝わらないことも、図にしたり、絵にしたり、要点を箇条書きにすると、子どもが伝えたいことを共有しやすくなります。連想ゲームが止まらない子には、マインドマップやふせんメモなどを使って、考えを整理する習慣づけもいいと思います。得た知識を他の人と共有することは、本当に良い勉強になりますし、何より、人と話すことや学ぶことが好きになるでしょう。本当はどんな子だって、学ぶことが大好きのハズ!出典 : こんな豊かな子ども時代を過ごした「元・落ちこぼれ」エジソンは、ご存知のように明るく輝ける人生を歩みました。母ナンシーが61才でこの世を去った後も、晩年まで、母の面影と心の対話を続けていたことが、記録にも残っているそうです。もしかしたら、少年時代、お母さんと夜更けまで語り合ったひとときが、偉大な彼の人生の中で最も幸せな時間だったのかもしれませんね。でも、エジソン親子は、やっぱり特別な人たちなのでしょうか?確かに「いいと思ったことを実際にやってみる」行動力と、失敗にめげずに挑戦し続ける情熱には、天性の素質があるかもしれません。でも、本来子どもは、どんな子だって、好奇心いっぱいで学ぶことが大好きな生き物なんです。もし、今「勉強」に対して、あんまり良い印象を抱けないお子さんがいたら、こんな自由で豊かな、エジソン親子のホームスクーリングの考え方を、できる範囲で、少しでも日常生活に取り入れると、勉強という言葉のイメージがちょっぴり変わるかもしれませんね。だって勉強って、本当は、もっと楽しくて、ワクワクするものなんですから。「天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール」ヘンリー幸田・著(講談社)コミック版世界の伝記「エジソン」吉田健二・著(ポプラ社)学習漫画 世界の伝記「エジソン―魔術師といわれた発明王」三上篤夫、かたおか徹治・著(集英社)
2017年10月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「緊急地震速報」です。予知より、対策。緊急地震速報も無視しないで。緊急地震速報が導入されて、ちょうど10年が経ちました。地震が起きると、震源からP波とS波の2種類の揺れの波が伝わります。P波のほうが先に、そのあとにS波が到来します。P波を察知し、その後大きな揺れが来るであろう地域に知らせるのが、緊急地震速報。速報を受け、列車やエレベーターなどが自動で止まる仕組みを作り、被害が広がるのを防いでいます。日本の地震観測の歴史は古く、気象庁では明治17年から続いています。最初は体感による観測でしたが、平成3年に世界に先駆けて震度計を開発。高感度震度計を全国に1000か所設置し、国立研究開発法人「防災科学技術研究所」なども含めると、国が運用する震度観測点は4200地点にも上ります。おなじみの10階級の「震度」は、日本独自の計測単位。世界共通なのは、マグニチュードです。マグニチュードが小さくても震源が近ければ、体に感じる揺れは大きくなるので、それを測る指標に「震度」を使っているんです。政府の地震調査委員会は、南海トラフでの、マグニチュード8以上の巨大地震が発生する確率を20%程度から、20~30%に引き上げました。50年以内に期間を広げると、90%程度からそれ以上と予測されています。ただし、現在の科学では、日時を特定した地震予知はいまだ研究段階にあるといわれています。大地震は頻繁には起きないので、発生前に震源域でどのようなことが起きているかを十分に解明できないからです。なので、たまに流れてくる「○月×日に大地震が起きる」という情報に科学的根拠はないので、惑わされないようにしましょう。それよりも起きたときの対策のほうが重要です。緊急地震速報も、認知はされていても、聞いても何もしないという人が大勢います。気象庁は、来年3月下旬より、S波のデータも組み入れた、続報も発表することにしました。食料の備蓄や避難経路の確認。帰宅困難になった場合にどうするかなど、調べておくのも大事です。東京都が作った、防災ブック『東京防災』は災害時に有用な情報がたくさん載っています。サイトからPDFを入手することもできるので、とても便利ですよ。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年10月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年10月19日「出会う瞬間は突然。でも終わってみると必然だったんだなって毎回、思います」――。これは吉岡里帆が役柄との出会いについて語った言葉なのだが、ネコと暮らす多くの人が、「そうそう、ネコとの出会いもそういう感じ!」とうなずくのではないだろうか?以前から大のネコ好きを公言しており、いまでも実家に5匹のネコがいる、いまをときめく人気女優。これだけで彼女が映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』のナレーションを務める理由として十分過ぎるのだが、それだけじゃない。冒頭の言葉を聞いて、改めて彼女にこのお役目が舞い降りてきたのは、必然なのだと納得する。動物写真家・岩合光昭が世界中の街角で、ネコ目線で撮影したネコたちを紹介するNHKの人気ドキュメンタリー番組「世界ネコ歩き」の劇場版。特に人気の高かった青森県津軽を舞台にした「津軽の四季」篇の“主人公”コトラと家族たちのその後を追いかける。ネコ好きというだけでなく、以前から岩合さんの作品のファンで「世界ネコ歩き」も見ていたという吉岡さん。今回のナレーションのオファーについて「特にあの番組はネコ目線で撮影されていて、野性的で臨場感がすごい!そういう映像を撮っている方とお仕事させてもらえるのが嬉しかったし、ネコ好きとしてはたまらないお話でした!」と満面の笑みを浮かべる。今回の劇場版では、「津軽の四季」篇で愛らしい姿を見せていた子ネコのコトラが新米ママとして子育てに奮闘する姿を中心に、その子どもたちの成長をも追いかける。吉岡さんはナレーションを入れながらその姿に心を鷲掴みにされたよう。「ナレーションを入れながら、これまで過ごしてきた時間をふり返っていたので、コトラの血を受け継いでいるリッキーが出てくると、コトラの小さい頃を思い出して、懐かしい気持ちになるんですよね。あぁ、コトラもこんな感じだった!って感情移入し過ぎちゃって(笑)。(妹の)ハナちゃんと仲睦まじい姿を見て、グッときましたね。コトラが遊んでいた樹の後ろでリッキーたちが遊んでいる様子が、同じ構図で描かれていて…」。吉岡さん自身、幼い頃から当たり前のようにネコに囲まれて生活してきた。いまでも京都の実家には5匹のネコがいるという。「4匹は、私が生まれる前からいたコの孫なんです。1匹は、処分されそうなコを引き取りました。5匹もいると、ケンカになったらすごいことになりますよ」と笑う。ネコの生態をよくわかっているからこそ、岩合さんが撮る映像のすごさがよくわかる。「岩合さんの撮るネコたちは人間に完全に飼われている毛並みのキレイなネコじゃなく、野生の動物写真家さんが撮るネコなんですよね。それが一番の魅力だと思います。ネコ本来の本能的なしぐさだったり、自分のナワバリを子どもたちに譲ったりという、飼いネコとの生活では見られない生態系まで映し出す。それは本当にすごいことだと思います」。映画では、番組で世界中を巡ってきた岩合さんのお気に入りの6か国のネコたちの姿が再編集され、未公開映像と共に愛くるしい姿がよみがえる。あくまで個人的な感想だが、インターネットやSNSで世界中の人々と繋がることが可能になった現代だが、岩合さんと各国のネコたちの巡りあいの多くは、まさに一期一会!カメラを手に世界を回る岩合さんがうらやましくなるが、個性豊かなネコたちとの出会いと別れの繰り返しを想像すると、切なさも胸をよぎる。女優もまた、出会いと別れを繰り返す仕事である。それは共演者やスタッフだけでなく、役柄もそう。朝ドラや大河ドラマ、愛され続けるシリーズが、この映画の「津軽の四季」篇のようなものだとすると、1クールもしくは1作ずつの映画などは、世界各国のネコたちのようなものだろうか。そんな話の中で、吉岡さんの口から出てきたのが、冒頭の「出会いは突然、終わってみると必然」という印象的な言葉だった。「撮影が終わった後に感じることや自分自身の成長、学んだことを踏まえて、次の作品に入るので『あの役があったから、この役が来たんだな』とか『あの作品であの役を生きたからこそ、いま、この役の痛みがわかるんだ』とか感じて、繋がってるなと思うんです。でも、それはいつも終わってからの話で、出会う瞬間は予期しなくて『こんな役を私に任せてくれるんだ!』という驚きがありますね」。役柄に対しては、どんな性格の役であれ必ず「一番の理解者」でいることを心がける。「『ゆとりですがなにか』でご一緒させていただいた水田伸生監督から『どんな悪女でも、どんなに性格の悪い子でも、あなただけはその役のことを好きでいなさい』と言われたんです。ちょっとエキセントリックな役をすることも多いんですけど(笑)、なぜその子がそうなるのか?肯定してあげられるその理由を大事に演じています。はたから見て、変わっていたり、弱さがあったりしても、その子にはそうなるバックボーンがある。それをきちんと自分が内に持つことで、そういうおかしなセリフや行いも、自然に理由をつけて演じられるんです」。話を聞いていると、緻密にロジカルに役柄を組み立てていくタイプにも思える。天然、ゆるふわ、魔性の女…そんな“本能的”な役柄を任されることも多いが…。いわゆる役作りは?「そこは結構、難しいところで、役柄や作品によりますね。きちんと理論を組み立ててあげなきゃ成立しない子もいるし、本能的に、感情をいっぱいいっぱいに乗せないと生きてこない子もいるんですよね」。間違いなく、いま、“ブレイク”と言われる、特別な喧騒の中にいる。「ブレイクされていかがですか?」と質問されることも多い。そんな状況にも浮つくことなく、冷静に足元を見つめているように見えるが、それはもともとの性格的なものなのか?それとも意識的にそうあろうとしているのか?「それも両方ありますが、やはり意識的にそうあろうとしている部分が大きいと思います。もちろん、お仕事が以前よりも増えたのは嬉しいですが、その反面、お仕事があるってことは、責任とリスク、お客さんに喜んでもらうためにしないといけない努力が、前よりも増えたってことでもある。とにかく日々、自分を前の日よりも成長させないといけない。いまの私と10年後の私で、作品への向き合い方は絶対に成長してないといけないって思いは、使命のように持っています。もちろん束の間でも、喜びに浸りたい気持ちはありますよ。でも、その一瞬で足元がぐらついたりしてはいけないし、お客さんに対して、ゆるみや淀みがあるべきではないと思ってます。だから自分で自分を律して、次の仕事が舞い込んでくる自分であるべきだなと思ってます」。そのストイックさにただ驚かされるが、以前は彼女も「褒められたらそのまま何も考えずに喜び、けなされれば全てを受け止めて悲しんでいた」という。それは違うと気づいたのは、2年ほど前のこと。「少しずつ仕事が増えだした頃、自分のやっていることは何ひとつ変わってないのに、相手から返ってくる言葉や態度が変わっていくのを感じたんです。自分が同じでも、周りが変わっていく、そういう状況に気づいたとき、そこに影響されちゃいけないって思ったんです。良い意見も耳の痛い言葉も同じように静かに受け止める。同じことを続けて、それが評価されることもあれば、否定されることもあるし、それは時代で変わるもの。その都度、一喜一憂するのではなく自分を保ち続け『いま、私はこんな感じですけどどうですかね?』と見せていけばいいのかなって」。女優を志したきっかけは、学生たちが小劇場で上演していた、つかこうへいの作品を見たこと。「同い年の子たちが魂を削って、お金も時間も全て費やして、つかさんの昔の戯曲を『やらねば!』と思ってやってることに感動したんです。『この子たちと友達になりたい。こういうことしたいと思ってる人たちと会いたい』と思った」という。夢に熱く胸を焦がし、女優としての道を進み始めたその当時、現在のような成功を掴む自信はあった?いまに続く道は見えていた?「これも分かれるんですけど…。明日が来るのが怖くてビクビクしながら『あぁ、自分はいまから一世一代の賭けをするんだな』と思ってました。親は親で地元で就職、結婚してほしいって思ってたんです。新しく見つけた夢に走り出すのは怖かったですよ。でも『女優になりたい』と思ったときの感動が、ほかの何にも代えがたい大きな衝動だったから、この感動を忘れることはないし、執着するはずだっていう確信がどこかにあったんです。だから、どんなに心が折れてもやり続ける、『やめない』という自信はありましたね」。いま、置かれている状況に対して恐怖を感じることはないのか?と尋ねると「あります」という答えが返ってきた。「でも…」と言葉を続ける。「どういう恐怖かというと『こんな成功は一瞬のことなんじゃないか』という恐怖ではなく、自分はいったい、どこまで自分に厳しくあり続けることができるのか?という恐怖ですね。仕事がない頃は、自分を高めるための時間がいくらでもありました。でもいま、こうして多くの仕事をいただいている状況で、自分に厳しくあり続け、自分を磨いていけるのか?新しいものを生み出せなくなったらどうしよう?そんな恐怖は感じています」。精神的にも肉体的にも張りつめた、忙しい日々が続くが、そんな中で、癒しや安らぎを与えてくれるのもまた、仕事だという。「仲間ができて、信頼してる人と出会い、良いシーンが撮れたり、いい写真ができると『あぁ、この仕事やっててよかった』って癒されます」。もちろん、たまに帰る実家で変わらず迎えてくれるネコたちも癒しであることは言うまでもない。「たまに帰ったら、真っ先に駆け寄って、ギュッと抱きしめてずーっと触ってます(笑)。え?うちのコのかわいいエピソードですか?そうですね…水飲むとき、手で温度を確認して、かき回してから飲むんです。メチャメチャかわいいですよ!」。(text:Naoki Kurozu/photo:Nahoko Suzuki)
2017年10月18日蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊ら豪華俳優陣を迎え、沼田まほかるの人気をミステリー小説を映画化する『彼女がその名を知らない鳥たち』。このほど、演じた松坂さん本人も「共感できたら終わり」と称する不誠実な男・水島の場面写真が、いち早くシネマカフェに到着した。W主演となる蒼井さん、阿部さんの2人に加え、松坂さん、竹野内さんといった、日本映画界の誇る名優たちが集い、“全員最低なのにまぎれもない愛の物語”が描かれる本作。登場するのは、蒼井さん演じるクレーマーで自分勝手な女・十和子や、阿部さん演じる不潔で下劣、そのうえ十和子に異様な執着を見せる男・陣治、竹野内さん演じる十和子の昔の恋人であり、自身の出世や保身のためなら女を道具に使うことも厭わない黒崎と、共感度0なクズなキャラクターたちばかり。そして今回到着した場面写真は、松坂さん演じる“とにかく薄っぺらな男”水島の初出し画像だ。純粋で爽やかなイメージのある松坂さんが演じる水島は、誠実そうなルックスとは裏腹に、薄っぺらな言葉を次々とささやき、妻子があるにもかかわらず十和子と関係を結ぶ最低なキャラクター。今回の場面写真で見せる表情も、まさしくゲスそのもの!?スーツをビシっと決めスマートに装いながら、どこか淫らな目線を送る水島の笑顔はおそろしく不気味な雰囲気に満ちていて、何も知らない女性がこの端正なルックスから甘い言葉を投げかけられたら、コロリと落ちてしまうのも無理はない。松坂さんといえば、誠実で温厚そうな役柄も多く、現在放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」では、後に主人公の夫となる売れない芸人を演じるなど、多少ダメなことをしても憎めない、“好青年キャラ”で不動の人気を築いているイメージ。だが、9月に行われた本作のジャパンプレミアイベントでは、キャスト一同から、水島に対する非難が巻き起こり、松坂さん自身も「自分の役は、ゲスだ、のひと言。水島真と書いて、ペラペラぺラ男と読む。女性の敵。共感できたら終わりだなと思っていました」と言及するほど。本作で初タッグとなった白石和彌監督は、「何も説明しなくても水島になりきっていた。映画全体の中で自分のポジションや役割が何かをすごく考えて、理解している役者です。そのうえで本当に誠実に、この薄っぺらい役に取り組んでくれました」と太鼓判を押している。今後の出演作に『不能犯』主演を控え、衝撃的な内容で波紋を呼んだ主演舞台『娼年』の映画化が発表されたばかりの松坂さん。本格派俳優として着実にキャリアを重ねる中で、本作で見せる新境地を、ぜひ劇場で堪能してみて。『彼女がその名を知らない鳥たち』は10月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女がその名を知らない鳥たち 2017年10月、全国にて公開(C) 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年10月18日俳優・松坂桃李が、本日10月17日(火)に現在出演中の連続テレビ小説「わろてんか」の撮影現場で29歳の誕生日を迎え、出演者・スタッフから祝福を受けた。今作は、明治の後半から第二次大戦直後の大阪を舞台に、ヒロイン・藤岡てんが愛と笑いをもって家族や仲間たちと懸命に生き、日本で初めて“笑いをビジネスにした女性”と言われるまでを描いた一代記。葵わかなが藤岡てん役を務めるほか、濱田岳、高橋一生、鈴木保奈美、鈴木京香、竹下景子、遠藤憲一ら豪華俳優陣が出演。そんな中、松坂さんはてんの夫・北村藤吉役として出演している。この日、撮影現場には有志スタッフが用意したケーキが登場!ケーキには、てんを笑顔にするため“チョコ衛門”の見栄を切る藤吉の後ろ姿が描かれている。松坂さんは、「30歳目前の20代最後の誕生日を、こうやって沢山の方に祝っていただけて、そして『わろてんか』という作品に出会えて嬉しく思います」と喜びを述べ、「もっともっとこの作品を盛り上げて行けるよう、最後まで頑張っていきますので、よろしくお願いします」と改めてこれからの撮影への意気込みをコメントした。連続テレビ小説 「わろてんか」は毎週月曜日~土曜日8時~NHK・総合にて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月17日■スイーツではなく、スキンシップで心身を満たす――まず、この本を執筆した経緯を伺いたいと思います。最初にあったのは、日本人女性が驚くほどスイーツが好きなことに対する、小さな違和感です。甘いものを口にすると一瞬は満たされるけれども、中毒性があるためすぐにまた次のスイーツを求めてしまう。日本人女性は日々の生活で溜まったフラストレーションを、スイーツで発散しているのではないでしょうか。でもハグやキス、マッサージなどで分泌される愛情ホルモン、オキシトシンが足りていれば、心が満たされ、スイーツで補う必要はなくなるはず。日本人女性がこれほどスイーツを求める背景には、もしかすると愛情不足があるのではないかと思いました。そこで、自分に“愛情を補充する方法”を知ってほしいと考え、この本を執筆したのです。方法はさまざまありますが、まず一番におすすめしたいのは、日本人にもっとも足りない「スキンシップ」ですね。――確かに日本では、恋愛の始まりから時間が経つと、スキンシップは減りがちです。赤ちゃんや子どもにとってスキンシップが重要、という研究結果があるけれど、本当は大人にも大切なんですよ。タッチやハグ、キス、マッサージといったスキンシップには親愛の情も込められているため、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が生み出されます。それは、水や食べ物と同じように大切な、脳への栄養素。『サイコロジカル・サイエンス』という学術誌では、ハグをたくさんしている人のほうが、していない人より約30%もインフルエンザにかかりづらいという実験結果が発表されています。それくらい、免疫システムなどにも良い影響を与えるんです。日本には、24時間ほとんど休む間もないほど忙しい女性がたくさんいますよね。睡眠不足や食生活の乱れ、さまざまなストレス……そんなつらい状態を軽減してくれるのが、スキンシップから生まれるオキシトシンです。ハグやキスを増やせば、いきいきとした心身につながるということがわかると思います。■セルフプレジャーと丁寧なコミュニケーションで、よりよいメイクラブを――では、愛情ホルモンのオキシトシンを分泌するために、いますぐできることは何でしょうか。ハグやキス、メイクラブは相手ありきのことなので、最初のステップには少しハードルが高いように感じます……。スキンシップは、誰かからもらうタッチでも、自分を慈しむセルフプレジャー(マスターベーション)でもいいんです。自分で自分の体を慈しむことなら、ひとりですぐに始められます。たとえばクリトリスは快感を得るためだけの臓器で、ほかには何の役割もありません。最初は抵抗があるかもしれませんが、女性の体は本来、どこをとってもすべて美しいもの。ぜひ自分の体を見て、さわって、知ってみてください。もちろん、マスターベーションには「はしたない」「恥ずかしい」といったイメージがあり、世の中からタブー視されているのもわかります。でも、オーガズムに達すると脳が刺激されて、ホルモンが活性化するのは本当のこと。イメージの恥ずかしさや汚らわしさを乗り越えれば、健康と美容に強い効果が得られるのです。近年は海外でも意識が変わりはじめ“奇蹟の薬”として、オーガズムの研究が進んできています。もしもそういった話題がタブーでなかったら、体調が優れなくて病院に行ったとき、お医者様はきっと「栄養バランスのいい食事」や「充分な睡眠」とともに「週数回のオーガズム」を勧めると思いますよ(笑)。それから、パートナーとのすばらしいメイクラブのためにも、自分の気持ちいい場所を知っておくことは大切です。スイッチひとつでオン・オフが切り替わるような男性と違って、女性の体はとても複雑。一人ひとり、気持ちいい場所もタッチの仕方もまったく異なります。――セルフプレジャーで自分の感覚を知っても、パートナーに伝えていくのがなかなか難しいですね。恥ずかしさだけでなく、ダメ出しをするようで相手に悪いと感じてしまうこともありそうです。そうですね、恥ずかしくてうまく伝えられないのは、どこの国の女性も同じです。「ゴミ出ししておいて」なんて希望は簡単に言えるけれど、いちばん重要なメイクラブのリクエストはとても言いづらい。でも、正直に伝えなければ、真実の満足は得られません。男性は、女性が心から喜ぶ姿を見たいと思っているもの。勇気を持って優しく伝えることが、結局はお互いのためなのです。「ここがだめ」ではなくて「こうするとさらに気持ちいい」など、ポジティブな表現をすれば、男性もすんなりと受け入れられます。――丁寧なコミュニケーションなくしては、幸せなセックスは実現しないのかもしれませんね。そのほか、よいメイクラブのために工夫できることはありますか。セックスの感度を上げるには、骨盤底筋を鍛えるのもおすすめ。「よりよいオーガズムのために」と言うと気恥ずかしく感じるかもしれませんが、欧米の女性は年齢を問わず、気軽に取り入れています。セックスのためだけでなく、姿勢がよくなってお腹がへこんだり、尿モレの予防にもなるエクササイズです。イギリスには『エルヴィ』という膣トレーニング用のアイテムがあります。本体を膣に挿入して、Bluetoothでスマートフォンと接続。ゲームをしながら膣を鍛えたり、締めつけの強さを記録できたりするというものです。洗練されたデザインで話題となり、売り切れが続出しました。日本ではまだそんな空気はありませんが、私たちにとって膣トレーニングはそれほど大切だし、身近なことなのです。そのほか、雰囲気づくりも工夫したいところですね。女性のセックスは、脳から始まります。男性からどんなにすばらしいプレジャーをもらっても、スイッチが入っていないときちんと受け取ることができません。つい、明日の仕事のことや子どもの身支度について考えがいってしまう……そうやって集中できなくならないように、ムードを高める。生活のスイッチをオフする習慣を心がけましょう。そのためにはやはり、自分が何をすると心地いいのか知っておくことが必要です。■自分の喜びを知り、自分を愛してあげるのを優先的に――効果的に愛情を補充して心身を満たすには、まず「自分の体を知る」「自分の感覚を知る」ということが必要なんですね。はい。英語には「センシュアリティ(Sensuality)」という言葉があります。英和辞典では「官能」や「肉欲にふける」などといった訳が出てきますが、本当はもっと意味の幅が広い言葉です。たとえば、きれいな砂浜を歩くときに感じる砂の感覚。みずみずしい桃をかじったときの感覚。上質なカシミヤのセーターをなでる感覚……。このように性的な内容にかかわらず、気持ちいいことに対して五感を使い切る。心と体のセンサーが敏感である状態を指す言葉だと思います。センシュアリティを磨くことは、スキンシップと同じように心の栄養となり、自分を愛することにつながります。人生で一番長く付き合う相手は、ほかの誰でもなく自分自身です。自分を知り、自分が幸せだと感じることを、なるべく多く生活のなかに取り入れてあげてください。――自分に心地よい時間をつくりたいけれど、なかなか難しい。そんな女性は多いと思いますが、どのようにすればいいでしょうか。何よりも先にスケジュールを入れてしまうことです。「余裕ができたら」と思っているだけでは、絶対に時間は生まれません。旅も同じですよね。「時間的な余裕ができたら行こう」と思っているだけでは、いつまで経ってもそんなときはこない(笑)。マッサージやネイルの予約を入れたり、ジャズを聴きに行く約束をしたり……自分が本当に喜びを感じられる予定を、先に作ってしまいましょう。周りに報告する必要はありません。罪悪感をおぼえるくらいなら、誰にも秘密でいい。できれば週に1回は、そんな時間を確保してほしいと思います。――誰にも言わず、先に予定を作ってしまう!確かにそれなら、すぐにできそうです。日本の女性は、自分のことを優先するとすぐに「私はさぼっている」とか「自分を甘やかしすぎているのでは」なんて罪悪感を持ってしまいがちですよね。でも「you can’t pour from an empty cup.(空のカップからは何も注げない)」という英語のことわざがあります。自分の中身がからっぽでは、周りの人を幸せにすることはできません。自分の心身を満たすことで、ようやく人に愛を与えられるようになる。自分を幸せにすることは、まわりまわって誰かのためになる行為なのです。日本人が自分を犠牲にして他者を優先するのは、国民性でもあるでしょう。たとえば飛行機事故が起きたとき、日本人はまず子どもに酸素マスクをつけてから、自分の分のマスクを取ります。それはとても美しいことだけど、大きな間違いです。最初に確保するのは、自らの安全。だって自分が気を失ってしまったら、子どもを助けられなくなってしまうのですから。そういった献身的な愛情に、自分を優先して満たすスタンスが加わったら、日本の女性はもっともっと素敵になれるはず。自分を愛する術を身につけた女性は、自然と美しくなります。そして、そのまま誰かのことも、やさしく愛せるのです。Text/菅原さくら『ラブダイエット スイーツなしで体と心を満たす美の教科書』書籍情報出典:ラブダイエット スイーツなしで体と心を満たす美の教科書著者:エリカ・アンギャル発行:幻冬舎単行本:212ページ発売日:2017/10/12 価格:1300円+税[公式サイト]著者エリカ・アンギャルさんプロフィール1969年オーストラリア・シドニー生まれ。シドニー工科大学卒業、健康科学学士。ネイチャーケアカレッジ卒業(栄養学)。オーストラリア伝統的医薬学会(ATMS)会員。オーストラリアで医師とともに、アレルギーや自己免疫疾患、心臓病や糖尿病などの生活習慣病や、肌コンディションに悩む患者の治療に従事する。2004年から8年間、ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美しくなる食生活」を指南。2015年からはNHKワールドの海外向け番組『Medical Frontiers』のプレゼンターも務めている。著書『世界一の美女になるダイエット』『世界一の美女になるダイエットバイブル』『30日で生まれ変わる美女ダイエット』(以上、幻冬舎)は累計50万部のベストセラーとなり、多くの女性たちの食に対する意識を変革した。他、著書多数。■「『美活』輝く女性のためのトーク&フードイベント」を開催します2017年10月28日(土)ザ・プリンス パークタワー東京 レストラン ブリーズヴェールエリカさんの著書を持参すると、サインとツーショット記念撮影の特典も!詳しくはこちらをご覧ください。
2017年10月17日山本美月が、NHK名古屋放送局が制作する愛知発地域ドラマ「真夜中のスーパーカー」でTVドラマ初主演を務めることが決定。アニメ「鋼の錬金術師」「UN-GO」「エウレカセブンAO」などを手がけてきた會川昇の脚本のもと、オーダーメイドのレーシングスーツに身を包み、新境地を見せる。女性カーデザイナー、白雪(山本美月)はナゴヤ2000GTを国産車史上の最高傑作と憧れ、自分も2000GTのようなスポーツカーを作りたいと夢見ていた。ところがある日、自動運転の開発チームに異動を命じられ、ショックを受けた白雪は2000GTに会うために、ナゴヤ自動車博物館へと向かう。そこで白雪が出会ったのは、日系ブラジル人4世のリカルド(上遠野太洸)。実はリカルドは博物館から2000GTを盗み出そうとしていた。そんな2人の前に、白いレーシングスーツに身を包んだ謎の男(唐沢寿明)が突然姿を現す。そして、展示されていた自動車に次々と「命」を吹き込み、自動車博物館全体が魔法をかけられた不思議な空間に変貌、白雪とリカルドはその中に閉じ込められてしまう。果たして、2人の運命は?愛知県の長久手市にある、古今東西の世界の名車が並ぶ自動車博物館を舞台に、自動車開発に命をかける人々の葛藤と軌跡を描いた、自動車をめぐる夢と興奮のファンタジードラマ。ヒロイン・白雪役を務める山本さんは、映画『ピーチガール』(W主演)やAmazon配信ドラマ「東京アリス」では主演を務めてきたが、今回、TVドラマとしては初主演。本作を「アニメの世界のようなファンタジックな要素が満載」と紹介し、「私が大ファンのアニメ『鋼の錬金術師』を書かれた會川昇さんが今作の脚本家と伺い、納得しました!難しい自動車用語も一から勉強して頑張ります!」と気合い十分にコメント。「衣装のレーシングスーツはオーダーメイド!サイズぴったりで私だけのもの、という印象を受けました。2000GTの姿は思ったよりレトロで丸っこくてかわいかったです!」と早くも愛着がわいている様子だ。また、白いレーシングスーツの男を演じるのは、唐沢寿明。「漫画『サーキットの狼』で2000GTが日本車と知ったのは小学生のとき。外車に負けない個性が衝撃的でした。オーナーになったいまは、走っていると皆が笑顔で声をかけてくれます。この車を愛する者として嬉しいですね。日本人の誇りを強く意識させられる日本の文化遺産なので、これからも大事に乗って次の世代に残していきたいです」と、自身も2000GTに魅せられたオーナーであることを明かしている。そして、山本さんと自動車博物館に閉じ込められてしまうリカルド役を演じるのは、2010年「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝いた上遠野太洸。主演作『ガキ☆ロック』で演じていた人情味あふれるキャラから一転、竹内涼真主演「仮面ライダードライブ」ではダークヒーロー・仮面ライダーチェイサーを演じてブレイク、若手演技派として期待を集めている。さらに、MEGUMI、深沢敦、水木一郎、団時朗ら個性豊かなキャストたちが名を連ねており、2018年に歌手デビュー50周年を迎える“アニキ”水木さんがドラマのイメージソングも手がける。「真夜中のスーパーカー」は2018年3月28日(水)22時~NHK BSプレミアムにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2017年10月16日現在放送中のNHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを務める女優・葵わかな(19)が、12月7日に自身5作目となるオフィシャルカレンダーを発売する。2,378人の中からヒロインに抜てきされ、注目を集めている葵。今回のカレンダーは10代最後となる「等身大の今の姿」をナチュラルに写し出した全14枚の撮り下ろし写真で構成されている。周囲を和ませる笑顔から大人っぽい雰囲気まで、『わろてんか』で演じる藤岡てん役とは違った一面をうかがわせる。葵は「10代最後のカレンダーができました」と報告し、「シンプルに、今しか撮れない、今の私をそのまま写し出したものになっているかなと思います。お花が好きなので一緒に撮影できて嬉しかったです」と撮影を振り返る。「葵わかな オフィシャルカレンダー2018」は12月7日発売(2,000円税別・B6判卓上ケース入り・発行SDP)。特典としてSTARDUST SHOPPERSとローソン店頭Loppi・ローチケHMVでそれぞれオリジナルのボーナスページが用意されている。
2017年10月16日笑福亭鶴瓶がゲストとともにステキな家族を求めて日本中を巡る“ぶっつけ本番”の旅番組「鶴瓶の家族に乾杯」。その10月16日(月)今夜放送回に、本年度の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で井伊直政役を演じている人気俳優・菅田将暉がゲストとして出演する。菅田さんといえば、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストをきっかけに芸能界入りし「仮面ライダーW」で“最年少ライダー”として俳優デビューを飾ると、2013年公開の映画『共喰い』では日本アカデミー賞新人賞を受賞。その翌年には連続テレビ小説「ごちそうさん」に出演しその知名度を高めた。“女装男子”姿が話題となった『海月姫』、『暗殺教室』シリーズや、総理である父と心が入れ替わる息子を演じた「民王」などを経て、昨年は『セトウツミ』『溺れるナイフ』の2作で主演を務めたほか『ディストラクション・ベイビーズ』『何者』『デスノート Light up the NEW world』など多数の映画に出演。月9「ラヴソング」や「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」も大きな反響を呼んだ。今年に入ると『キセキ -あの日のソビト-』『帝一の國』『あゝ、荒野』と主演作が連続公開。夏公開の『銀魂』も大ヒットしたほか、音楽活動も開始。CMソング「見たこともない景色」、初めて作詞に参加した「呼吸」と2作のシングルを発表している。そんな菅田さんが今回鶴瓶さんと訪れたのは自身が演じる井伊直政が礎を築いた彦根藩の御膝元・滋賀県彦根市。公園で待ち合わせた二人はすぐ近くの神社で、明日が出産予定日という女性に出会う。その後一人旅になった菅田さんは入手した情報から「井伊さん」を訪ね、そこであるモノを拝見し感動。一方の鶴瓶さんは琵琶湖の近くで蒔絵工房を見つけ訪問。さらに仏壇街を訪ね驚きの体験をすることに。大河俳優による役柄ゆかりの地を巡る旅をお楽しみに。菅田さんが出演する「おんな城主 直虎」だが次回10月22日(日)放送の第42回では菅田さん演じる万千代(直政)が初手柄をつかもうとするも直虎(柴咲コウ)がその動きを阻んだため無念の留守居を命じられることに…という展開に。(※総合テレビの放送時間は19時10分~)NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」はNHK総合で毎週日曜20時から、BSプレミアムで毎週日曜18時から、再放送はNHK総合で土曜13時5分から放送。「鶴瓶の家族に乾杯おんな城主直虎SP菅田将暉と滋賀県彦根市へ」は10月16日(月)19時30分~NHK総合で放送。(笠緒)
2017年10月16日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「二重国籍」です。蓮舫さんの二重国籍問題が以前ニュースになりましたね。あそこまで騒がれたのは、彼女が元閣僚で民進党党首だったからです。また、「二重国籍ではない」と言い張ったことが虚偽だったという、政治家としての発言責任問題も大きく関わっていました。国の要職につく政治家の二重国籍がなぜ問題になるのか。それは、たとえば敵対している国との二重国籍だった場合、本当に国益になる判断ができるか。スパイ行為に及ばないとも限らないからです。とはいえ、容認するかどうかは国によっても異なります。アメリカでは、過去に州知事を務めたシュワルツェネッガー氏は、オーストリア国籍とアメリカ国籍の両方を持っています。しかし、アメリカ大統領は、アメリカ単一国籍かつ、アメリカ生まれでないとなることができません。現在イギリスの外務大臣で、元ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏は、アメリカ国籍とイギリス国籍の両方を保持していたそうです。フィリピンやオーストラリアでは、二重国籍の政治家は認められていません。国籍の取得ルールは大きく「血統主義」と「出生地主義」に分かれます。日本は「血統主義」。父親か母親が日本人であれば、たとえ外国で生まれても日本国籍を取ることができます。ただし、その場合、出生後3か月以内に届け出をしないと権利は失われます。逆に、代々日本に暮らしていても、両親が外国籍の場合は日本国籍を取得することができないんですね。対してアメリカは親が米国人でなくても、アメリカで生まれればアメリカ国籍を取得できるという「出生地主義」です。国籍を持っていなくても住民権は得られますし、税金も納めますが、選挙権は得られません。日本で働く外国人労働者の数は100万人を突破しました。これから、外国ルーツの子どもはますます増えるでしょう。アスリートでも、外見は外国人風でも日本人として活躍する方がたくさん出てきましたよね。今後、何世代も日本で暮らす外国人が増えていくなかで、彼らが政治参加できないままでよいのかどうか?これから議論の必要があると思います。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年10月18日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年10月14日「終わりのための活動」という言葉の響きで、マイナスイメージも持たれがちな“終活”。だが、ときに“終活”が残りの人生を輝かせることもある。そんな、“日々を充実させる終活”を実践する女優たちに話を聞いた。 「“終活”という言葉に対して、お年寄りの方は『縁起でもない』と、少し抵抗を感じるようです。むしろ若い方の方が、興味を持って聞いてくれますね。昨年50歳になり、今後のことを改めて考えるようになりました。“誰かのために役に立てる人間になりたい”と思って、6つの資格を取得しましたが、そのうちの1つが『終活ライフケアプランナー』の資格です。介護・相続・お墓などの死に向けての事前準備から、遺族の心のケアまでサポートする民間資格で、これを取得したことにより、私自身の“終活”もスタートしたのです」 そう語るのは、女優の財前直見(51)。’85年に『婦警候補生物語』で本格的に女優デビュー。’89年の『極道の妻たち~三代目姐~』で映画初出演。以来、幅広い演技で活躍。財前は実家のある大分県で小学5年生の息子と両親と、家族4人三世代同居をしており、仕事のときに上京するというスタイルをとっている。今年はNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』に井伊直虎の母親、祐椿尼役を好演して話題になっている。 「終活の第一歩は、自分の人生を振り返ること。私が実践し、皆さまにもお勧めしているのは、親世代と自分、そして子どもも含め、まとめて『家族年表』を作ることです。横軸に西暦や元号を書いて、縦軸には家族の名前を書きます。すると、『○年に、母は○歳なんだな、お祝いの年は○年だな』など、家族の年齢が一目瞭然になります。たとえば子どもが高校や大学に入学する年には、教育費もたくさんかかりますよね。年表によって、自分の人生設計や老後の対策なども立てやすくなるのです」 それに併せて重要なのがエンディングノートだという。 「交通事故、病気による急死……、人生には予測できないトラブルがあります。そういった不幸に、親や子どもなど家族を巻き込まないためにも、自分の遺志を書き残すエンディングノートは大切だと思います。貯蓄ばかりではなく、有価証券、保険証書など、財産がいくらあって、どこに保管されているのか?葬儀はどうしてほしいのか?そういった基本的な事柄以外にも、最近は『デジタル遺品』という言葉もありますが、パソコンやスマホ内に残った情報はどうすべきか?といった問題もあります。パスワードがわからなければ、遺族としてはどうしようもありませんよね。すべてにおいて、遺志を書き残す必要があるのです」 財前は「実は、家族年表を作ったり、ものを整理したり、遺言の内容を考えていると、逆にプラス思考になっていくのです」と言う。 「『まだ人生は長いな。こんなやり残したことがある』とか、『100歳まで生きるかもしれない。足腰が弱っていても、ロボット義足が開発されていて、元気に生活できるかも……そういう未来も見てみたいな』とか、『老後』についても、いろいろ明るい想像が膨らんでくるのです。終活って、死を連想させて寂しいイメージを感じる人も多いと思います。でも本当は今後の人生を充実させるための、楽しくて夢のある活動だということを、皆さんに伝えていきたいです」
2017年10月14日NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」で、有村架純演じるヒロイン・みね子と恋に落ちる見習いコック、ヒデこと前田秀俊役で人気を博した俳優の磯村勇斗が14日、都内で行われた「磯村勇斗2018 年カレンダー」発売イベントに出席した。「ひよっこ」終了後、「僕自身は何も変わったものは感じていませんが、地方に行くと声をかけていただくことも多く、SNSなどのコメントやフォロワー数も増えて応援してくださる方は増えたので、『ひよっこ』効果は大きいと実感しています」と話す磯村さん。期待される続編については「やりたいです。物語の未来が早く見たいので、岡田さん含めNHKさんの方でやるということがあれば、ぜひ参加させていただきたい」と声を弾ませた。そして、今年を一言で「知」と表すと、「2017年は『ひよっこ』の年で、たくさんの方に知っていただき、大先輩たちの中でご一緒させていただいて自分の未熟さを知ることもできたし、これから伸ばすべきところも知ることができた」と説明。今後は「世紀末な感じが好きなので、自分一人で無人島に漂流して生きていく役を演じてみたい。泥臭い、男臭い、命を懸けた役柄に挑戦してみたい」と目を輝かせた。初めて発売する1stカレンダーは、本人がプロデュースし、全ページ完全撮りおろし。季節ごとに変わるさまざまな表情が魅力的な1冊に仕上がっている。撮影中の印象的なエピソードを尋ねられると、9、10月は磯村さん曰く「濡れ系」のセクシーショットなのだが、当初、上半身裸で撮ってもらっていると、カメラマンから「あまりにもエロ過ぎる。刺激が強い。シャツを着るくらいが女性はそそられるんだよ」と指摘されたとか。そこで急きょシャツを準備してもらって撮影を再開。ほどよいセクシーさに、大満足の笑みを浮かべていた。「磯村勇斗2018 年カレンダー」(税込2,700円)は発売中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月14日「終わりのための活動」という言葉の響きで、マイナスイメージも持たれがちな“終活”。だが、ときに“終活”が残りの人生を輝かせることもある。そんな、“日々を充実させる終活”を実践する女優たちに話を聞いた。 「私にとっての終活は、明るくて楽しい飲み友達を増やすことなんです。つまり、孤独にならないための終活ですね」 こう話すのは、女優の藤田弓子(72)。’64年文学座に入団し、’67年に初舞台『カンガルー』に出演。’68年NHK連続テレビ小説『あしたこそ』のヒロインに。女優以外にも、声優や旅番組の案内役など、幅広く活躍している。 「この年齢になると、知人がどんどんいなくなっていくんですよね。放送作家をしている6歳年上の主人(※河野洋氏)も最近、調子を崩して入院したんです。夫ももう78歳ですから、当然なんですけれども、そのとき初めて『ああ、私たちはもうそういう年齢なんだ。いつかはどっちかが先に逝っちゃうんだな』って思ったんです」 藤田が初舞台を踏んでからすでに50年になる。 「これまでの私の人生はお芝居の仕事で、ずっと忙しかったけれど、素晴らしい人たちにもたくさん出会えました。ただ、そのお仕事が終わったらお別れになります。そして次のお仕事でまた誰かに出会って、そして別れて……、この繰り返しでした。若いころはそれも気になりませんでした。別れるときに『じゃあ、またね!』なんて言って、それで何十年も会わないなんてこともザラでした。でも、この年になってくると『“また”があるかどうかもわからないわ。もっと人との付き合いを濃くしなくちゃ!』って思うようになったんです。今では『近いうちにまた!』といわれたら、『じゃあ、いつにしようか?』と、食事をしたり、飲みに行ったりする日程をすぐに決めています」 現在、彼女は静岡県伊豆の国市で生活しており、地元の市民劇団『いず夢』を主宰している。 「『いず夢』のみんなとも長い付き合いになりますけれども、彼らの本業のお話なんて、役者の世界では知りえないような面白いエピソードがいっぱいです。主人も、あまり老けませんね。いまでも新しいコントを作ったりしています。主人ともなるべく長く、いい飲み友達でいたいと思ってます。飲むときはウイスキーやワインが中心です。私、若いころからお酒は相当強くて、昔、何かの雑誌に掲載された『女優酒豪番付』では東の大関だったくらい(笑)。だからいまでもこうして若い人たちといっしょに飲めているんでしょうね。肝臓の数値は問題ないんですよ」 だたし、家の中は散らかったままなのだそう。夫には「私が死んだら、みんな捨てておいて」と言っているという。 「終活といえば持ち物を整理したりする人もいると思いますが、私にとっては、これまで出会った人と縁を結び直して、人生をもっともっと楽しく充実させることが“終活”なんです。片づけをしている暇なんてありませんよ(笑)」
2017年10月14日女優の菅野美穂(40)が10月13日放送の『A-studio』(TBS系)に出演。自身の子育てについて語り、ネットを中心にママたちから共感を呼んでいる。 13年に俳優の堺雅人(43)と結婚し、15年8月に男児を出産。翌年から女優に復帰し、『べっぴんさん』『ひよっこ』とNHK連続テレビ小説に立て続けに出演してきた菅野。女優業と子育てを両立させている“完璧ママ”のように見えるが――。 「最初の1年は、こんな感じなんだって、想像できないことだらけでした」 この日の放送で、こう子育ての苦労を明かした菅野。出産する前は「この仕事を20年くらいやってて、タフになったし色々経験したし。お母さんになってもどんとこいだろう。いつかいいお母さんになるために、今まで仕事してきたんじゃないか」と思うほどに自信があったという。 だが実際に母親になってからは、「チャンネルが違うというか、全然歯が立たない。仕事してて『キー!』ってなることないのに、子育てしてると余裕がなさすぎて『ハァ』ってなっちゃう」と悪戦苦闘ぶりを語った。いっぽう司会の笑福亭鶴瓶(65)から「でも産んでよかったやろ?」と聞かれると、「産んでよかったですね。照れくさいけど」とほほ笑んだ。 そうした彼女の告白に、ツイッターでは「私だけじゃなかった!」とホッとする女性たちが続出。 《菅野美穂でも子育てやってみて初めて今までやってきたこととは全く別の大変さだと知って子供にキーッてなることもあると聞いて気持ちよく寝れそうな気がする》《悩んでいるのは私だけではない、って力付けてもらえた》 さらに《子育て大変です、って包み隠さず言う菅野美穂さんは凄く素敵》《女優さんが良き母を演じてる感じは一欠片もなくて良いなぁ》など、母親として等身大の姿に好感を覚えた視聴者も多かったようだ。
2017年10月14日視聴率低迷と言われながらも、毎クールでヒット作が注目されている昨今の民放ドラマ。今期では、どのようなムーブメント作品が生まれるのでしょうか。まだ観る作品を決めていない人は、ここで一気にチェックしちゃいましょう!●イケメン俳優たちの新境地開拓となるか?10月から始まった新しい朝ドラ「わろてんか」(NHK・平日8時)。明治後期の大阪を舞台に吉本興業の創業者となっていく藤岡てん(葵わかば)を描く作品ですが、放送されるや否や、早速注目されているのが、てんの恋人である藤吉役の松坂桃李さんと、てんの兄の新一役の千葉雄大さん。松阪さんは現在28歳であるにも関わらず、他の役者が子役パートと大人パートとで役者が演じ分けされる中、子役を使わずに16歳の藤吉を演じています。その自然すぎる演技には、視聴者がすでに釘付けに!さらに女子を“胸キュン”させたら右に出る者はいないとまで言われる千葉さんは、朝ドラでもその爽やかさを好演。新一は病弱でありながらも、妹のてんを温かく見守る優しいお兄ちゃんという役どころ。いつもの学生服と違い、着物に丸メガネをかけ、柔らかい京言葉を話す千葉さんは新鮮ですよ!また、「刑事ゆがみ」(フジ・木曜22時)は、神木隆之介さんと浅野忠信さんがバディを組む刑事ドラマ。民放ドラマ初主演となる浅野さんはゆがんだ性格の変わり者だけど犯罪者の心を読める天才刑事を演じ、神木さんは優秀で几帳面タイプの後輩刑事を演じます。2人が刑事役というのも珍しく、さらに初共演ということでいろいろな新境地を開拓してくれそう!さらに30代で異性経験がない男女を集めた高校で繰り広げられるちょっとエッチな学園ドラマ「オトナ高校」(テレ朝・土曜23時5分)では、三浦春馬さんが東大卒のエリート銀行員だけれども30歳で童貞という役に挑戦!イケメンの三浦さんが、どんな童貞っぷりを演じてくれるのか、楽しみですね。●人気女優陣のコメディエンヌっぷりも楽しそう♪人気女優陣も負けていません!今期は彼女たちのコメデイエンヌっぷりを楽しめる作品が揃っています。女子刑務所で繰り広げられる“おばさん犯罪エンターテインメント”「監獄のお姫さま」(TBS・火曜22時)は、宮藤官九郎さん脚本作品。監獄で意気投合し、仲間の冤罪を晴らそうとしていく5人の犯罪者と、1人の刑務官を描きます。小泉今日子さん、満島ひかりさん、夏帆さん、坂井真紀さん、森下愛子さんと、超豪華な顔ぶれですよ。先日、EXILEのTAKAHIROさんと入籍したばかりの武井咲さんは、「今からあなたを脅迫します」(日テレ・日曜22時半)で変人級にお人よしなお嬢様を熱演。ディーン・フジオカさん演じる、人を脅して事件を解決する“脅迫屋”とぶつかりながら、様々な事件に巻き込まれていきます。「奥様は、取り扱い注意」(日テレ・水曜22時)では、綾瀬はるかさん演じる超狂暴なセレブ主婦が主人公。降りかかるトラブルに、綾瀬さんがアクション満載で戦っていくストーリーですよ。また、“月9”初主演となる篠原涼子さんは、「民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~」(フジ・月曜21時)で、40代、中卒、子持ちながらも、市議会議員に立候補する女性を演じます。平凡ながらも正義感にあふれる、ちょっとヤンキー風な篠原さんが、スーツをバシっと決めた議員となり、政治やカネの矛盾に立ち向かいます。●パパ活、愛人の作り方…それでも気になる、色恋沙汰ドラマでネタとして扱うのも波が去った印象のスキャンダルや色恋沙汰。今期では、またちょっと違った角度でそのテーマを扱う作品が3つあります。「ブラックリベンジ」(日テレ・木曜23時59分)は、夫がねつ造された愛人スキャンダルと金銭スキャンダルによって自殺した今宮沙織(木村多江)が主人公。そんな今宮が週刊誌の契約ライターとなって夫を自殺へ追い込んだ人物たちの復讐スキャンダルを書き連ねていくという、なんともドロドロした復讐劇です。共演は、佐藤二朗、平山浩行、鈴木砂羽ほか。「フリンジマン」(テレ東・土曜24時20分)は、“愛人教授”である井伏真澄(板尾創路)が、「愛人が欲しい!」という既婚男性たちに愛人の作り方を教えていくストーリー。井伏が教える、「愛人は好きな人ではなく都合の良い女!」という“正しい”愛人作りはひょっとしたら参考になるかも⁉また昨今、若い女性の間で浸透している「パパ活」は肉体関係を伴わず、若い女性が年上男性から金銭的援助を受けるというもの。このテーマを取り上げたのが、「パパ活」(フジ・水曜24時55分)です。渡部篤郎さんと飯豊まりえさんが、40代男性と女子大生の現代の男女模様を演じます。「高校教師」や「未成年」などを手掛けた野島伸司さんによる脚本で、現代社会の歪みや苦しみ、リアルを鋭く描きます。●人気シリーズの続編も目白押し!その他にも、人気シリーズの続編もたくさん!米倉涼子主演の人気作第5弾「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレ朝・木曜21時)も新キャストとなって復活。2015年10月期に放送された綾野剛主演の人気作「コウノドリ」(TBS・金曜22時)も、戻ってきます!またついに16作目を迎える「相棒 season16」では、3年目を迎える杉下右京と冠城亘コンビにどんな関係の変化が訪れるのか、注目!今期の注目ドラマは見つかりましたか?秋の夜はゆったり、好きなドラマを観て楽しみましょう。(富士みやこ)
2017年10月13日第4回目となる「京都国際映画祭2017」の特別招待作品『Guest House(ゲストハウス)』が10月13日(金)、よしもと祇園花月で上映され、出演したソンジェ(超新星)、ちすんが揃って登壇した。劇中の食べたり飲んだりするシーンにかけて、お気に入りの料理を聞かれたソンジェは、「生の料理はあまり…。(生は)ビールだけ」とにっこりしてみせ、ファンを爆笑させた。これには、ちすんやMCからも「面白いから吉本にスカウトされてしまう!」と、お墨付きをいただき満足気なソンジェだった。『Guest House』は、韓国人のジョンウ(ソンジェさん)と日本人のヒロコ(ちすんさん)が心を通わせていくハート・ウォーミングストーリー。江陵に住んでいるジョンウは俳優の夢を諦められず、オーディションを受けるためにソウルへ向かう日々。ある日、ジョンウの姉ソンウが経営しているゲストハウスに宿泊したヒロコと出会ったふたりは、短い英語で会話を交わすうちに、少しずつ距離を縮めていく。映画の中で酒を飲むシーンでは、本当の酒を飲んでいたというふたり。ソンジェは「撮影が終わってからは酔っぱらいました。お酒、好きなので」と話した。ともに飲んでいたちすんは、「たぶんソンジェは楽しくなるみたいで、すごくおしゃべりになるというか。けど、そんなに酔っぱらったのを見たことがないかも。強いんですよ」と素顔を明かす。すると、ソンジェは「目だけちょっと変わりますよ」と、ちょっとした変貌を表情で伝えていた。互いの共演前後の印象を聞かれると、ソンジェはちすんについて、「映画の中ではすごく女性らしい感じなんですけど、すごく面白いし、すごく男らしい感じ。だから、すごく楽でした」と話した。ちすんは、「NHKホールで去年ライブを初めて見たので、スーパースターだなって。本人は、本当にジェントルマン。こりゃあモテますよ。でも女性だけでなくスタッフさんにもそういう方なんですよね」と、イメージがさらによくなったと語ると、恐縮した様子でソンジェは笑顔で小さく首を振っていた。「京都国際映画祭2017」は10月15日(日)まで、よしもと祇園花月ほか京都府各地で開催中。『Guest House』は12月23日(土)より シネマート新宿/シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー。協力:よしもとクリエイティブ・エージェンシー(cinamacafe.net)
2017年10月13日