「片方の耳が聞こえない女のコのお話です。雨の日に傘を差すと、右側にしか雨が降らないんですね、左側は聞こえないので。雨が上がって、傘を閉じたとき、そのヒロインが『半分、青い。』って言ったら、とても素敵ではないか、と」今年2月、NHKで開かれた共同インタビューで現在放送中の連続テレビ小説『半分、青い。』の脚本家北川悦吏子さん(56)は、ドラマの着想についてこう語った。壇上の北川さんの表情は、少し硬いようだった。公の場に立つのは、久しぶりのことだった。『素顔のままで』(’92年、フジテレビ系)で、脚本家デビューして以降、『愛していると言ってくれ』(TBS系)、『ロングバケーション』(フジテレビ系)など名作を次々に執筆。毎年のように大ヒットを飛ばし、“ラブストーリーの神様”とまで呼ばれた北川さん。’00年の『ビューティフルライフ〜ふたりでいた日々』(TBS系)は、最高視聴率41.3%という驚異的な数字を記録した。しかし、’00年代に入ってからは、映画など発表するも、ドラマの発表作品は減っていく。’16年にNHK初執筆である『運命に、似た恋』(全8回)を発表するが、『半分、青い。』は、北川さんにとって8年ぶりの“長いドラマ”だ。この間、北川さんは、次々と重病に襲われる日々を送っていた。’99年、潰瘍性大腸炎を発症。入退院を繰り返した末、大腸の全摘出手術を受けている。’12年には突然、左耳が聞こえなくなり、聴神経腫瘍が見つかった。翌年、’13年には直腸に穴が開いているのがわかる。『半分、青い。』の執筆中も、実は2度、入院している。プロデューサーの勝田夏子さんは、執筆中の北川さんを見て、「書くことが生きることなのか、生きることが書くことなのか」と、感じたという。「北川さんは、入院しても筆のペースが落ちない。むしろ、入院中のほうが研ぎ澄まされていました」4月の放送開始以来、視聴率も週平均で20%超と好調をキープしている。「漫画家編」では、北川作品の常連俳優・豊川悦司演じる漫画家・秋風羽織がブレーク。「漫画家編」が終了すると「秋風ロス」なる言葉がネットをにぎわせた。“神回”を予告するなど、自身のツイッターで吐露する北川さんのストレートな本音は、ときにネット上で物議を醸し、ニュースサイトで話題にもなった。見事に復活を遂げた北川さん。今月29日の最終回に向け、物語も加速する。脚本を7月30日に脱稿し、濃紺のシックなワンピース姿で応接室に現れた北川さんは、かなりテンションが高めだった。朝ドラに登場した漫画の単行本を持参すると、満面の笑みを浮かべ、少女のように声を弾ませる。「あっ、『あしたのジョー』だ!律くん(佐藤健)がドラマで音読しましたよね(笑)」耳の腫瘍は、現在、経過観察中。直腸の穴の問題は、2カ月に1度、免疫抑制の強烈な点滴治療で対処している。「医者としても手探りで、何年もつのか、このまま行けるのか、というところで治療していると思います。前例がほとんどないそうで」それでも元気なときは、ジムに行き、マシンやエアロビクスをするそうだ。勝田さんは、こう話す。「北川さんには、ドライな死生観がある。生きていても、死んでいても、それは薄皮1枚のこと。それを不謹慎と捉える人もいるでしょうが、救われる人もいる。その死生観が、ユニークに昇華したのが『半分、青い。』の世界観です」20年の闘病は、苦難であると同時に独自の死生観を形成し、作家としての強烈な個性になっていた。「ある種の暗さ、重さ、リアルさ。人生って、最後にホームランを打って、終わりじゃないから。でも、病気ではなく、元気だったら、よかったなあというのが、正直な本音ですけどね」ギリギリのところに追い詰められたとき、北川さんは人を頼る。「『もう死にたい』と言ったとき、『私のために生きて』と、言われたことがある。病気込みで、私と付き合ってくれる人がいる。そういうところで築いたリアルな人間関係は、病気があるからこそかもしれないですね。私の財産です」脚本家は、天職だ。「脚本の仕事は、1人では成立しない。スタッフがいて、キャストがいて、皆で作り上げるということが、私を助けたんじゃないかなって思っています」『半分、青い。』を書き終えて、「真っ白な灰になった」と、笑う北川さんだが、すでに書きたいものがあるという。次に目指すのは大河ドラマか?「ねぇ。大河、私は発注してもらいたいです。そして、断りたい(笑)。絶対断るから、安心して発注してみて、って勝田さんには言いましたけどね。旦那は、『とか言って、オファーされたら、やるって言うよ』って言って、笑ってました。お調子者ですからね、私。でも、実は、アニメに興味があるんです。ドラマとは全然違うノウハウみたいで、興味あります」
2018年09月15日常に向き合わなくてはいけない病いを乗り越えるために、北川悦吏子さん(56)にとって必要なのが書き続けることだった。現在放送中の連続テレビ小説『半分、青い。』の主人公・楡野鈴愛(永野芽郁)も離婚し職を転々としながらも、やりたいことを見つけ、それを光にして突き進む。自分の人生を重ね合わせるかのように、目の前のつらい状況を乗り越えることをモチベーションにした、鈴愛の生きざまを描き切った北川さん。彼女が新境地にたどり着くまでの壮絶秘話――。北川さんは、『素顔のままで』(’92年、フジテレビ系)で、脚本家デビューして以降、『愛していると言ってくれ』(TBS系)、『ロングバケーション(フジテレビ系)など名作を次々に執筆。毎年のように大ヒットを飛ばし、“ラブストーリーの神様”とまで呼ばれた北川さん。’00年の『ビューティフルライフ〜ふたりでいた日々』(TBS系)は、最高視聴率41.3%という驚異的な数字を記録した。しかし、’00年代に入ってからは、映画など発表するも、ドラマの発表作品は減っていく。’16年にNHK初執筆である『運命に、似た恋』(全8回)を発表するが、『半分、青い。』は、北川さんにとって8年ぶりの“長いドラマ”だ。この間、北川さんは、次々と重病に襲われる日々を送っていた。’99年、潰瘍性大腸炎を発症。北川さんの病いは重症で、医師からは10万人に1人の病気と言われた。大腸を全摘出することになったのは、’10年のことだ。「このオペがとにかく大変で。3カ月の入院中、何も食べられず、痛くて眠れずという状況が続いたとき、頭が変になるんじゃないかと思いました」(北川さん・以下同)’12年11月、突然、耳鳴りがして、左耳が聞こえなくなった。突発性難聴を疑って、ステロイドの大量投与を受けたが、MRI検査の結果、見つかったのは、聴神経腫瘍だった。「病気は連打で来ましたね。私は『不幸のつるべ打ち』と言っているんですけど(笑)。脳神経外科で診断を受けて、パニックですよ。そこでもまた、10万人に1人の症例と言われて。もう、やってらんな〜いって」失聴は、治らない。腫瘍が大きくなるのを防ぐため、北川さんは、ガンマナイフのオペを受けた。「切除するのは、大腸全摘手術をしている私には、負担が大きすぎるということでした。良性の腫瘍で、切除しなくても『10分の9は大丈夫』と言うのですが……」そう言われても、大病ばかり続いた北川さんは、不安になる。「私のこの運の悪さを考えると、残りの10分の1に入るんじゃないかと考えてしまうんです」大腸の経過も順調ではなかった。「ほとんどの方は元気になるんですが、私は残った直腸に穴が開いた。しかも、そのオペができるのは、日本に3人しかいないという恐ろしい状態になったんです」これが失聴の翌年、’13年のこと。「私は死ぬのは全然、怖くない。でも、病気のつらいのや痛いのや怖いのや、苦しいのが、もう本当に嫌です。体は壊したけれど、結果、治ってよかったねってわけにはいかず、いつもこの辺りにヤツ(病い)はいるわけですよ」と、北川さんは周囲を差す。「で、ときにブワッと大きくなって私をのみ込もうとする。私は病気と対峙してはいけない、と思う。負けてしまう。それなら、それ以外に気持ちを持っていける、光になるものを見つける。それが仕事なんです」『半分、青い。』を思いついたのは、失聴した直後のことだった。傘を差して半分だけ雨音が聞こえるという鈴愛のシーンは、そのまま北川さんの体験だ。『半分、青い。』の週ごとのタイトルはすべて「〜したい」で統一されている。書く意欲こそ、彼女が生きるための光だった。「病気と向き合ってきた期間は、もう20年。仕事をしたら、体をさらに悪くすることもあるのかもしれないけれど、私はただただ病いと向き合い、恐れて生きる屍になることのほうが怖い」北川さんは常に、書きたいものを書いてきた。オファーを受けて、書くのではなく、いつも自発的だ。「こちらから『こういうドラマがやりたいんです』と、プレゼンするのが、私の基本姿勢。それは、デビューのころから変わりません。お膳立てをして、夢をかなえてくれる王子様はいないんです。病気を公表したら、仕事がなくなると言う人もいましたが、私は倒れるかもしれない、でも、こんなものを書きます、書けます!と提示します。それで『それなら、北川さんにやってほしい』と思ってくれる人がいないと書けません」『半分、青い。』の執筆中も、北川さんは2度、入院している。「1回は腸閉塞になって。腸閉塞はすごく痛くて、救急車で運ばれて。年に何回か、そういう危機は起きがちです」しかし、そんなときこそ“神回”が生まれる。「律(佐藤健)と鈴愛が別れる第61回。家では、あれだけ透明感のある話は書けません。病室という異空間で、自分がどこにも属していない、あやふや感があった。死にゆく人もいれば、生き残る人もいる。その間にある場所で、不思議な感覚で書いていました」20年の闘病は、苦難であると同時に独自の死生観を形成し、作家としての強烈な個性になっていた。「病気とのせめぎ合いのなかで、綱渡りのようにどうバランスを取っていくか。『半分、青い。』にはそれが出ているかもしれない」鈴愛は、漫画の世界で挫折し、離婚し、職も転々。それでも『半分、青い。』世界に光を見つけて、次の「〜したい!」に突き進む。北川さんも一緒だ。病気と折り合いをつけながら何度も試練を乗り越え、書き続ける。
2018年09月15日「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「新日本紀行」「きょうの料理」「大河ドラマ」・・・。アニメ、特撮、映画音楽など様々なジャンルへ優れた音楽を提供した冨田勲(1932―2016)。日本が世界に誇るトミタの音楽を、壮大なオーケストラ、シンセサイザー、合唱、ダンスなどで堪能する贅沢なコンサート「冨田勲 映像音楽の世界」が9月17日(月・祝)に東京・東京国際フォーラムCで開催される。開催に先立って、12日に東京・浜離宮朝日ホールにてリハーサルが行われた。【チケット情報はこちら】場を引き締め、エネルギッシュな指揮で音楽を作り出すのは藤岡幸夫。世界中のオーケストラで活躍する藤岡の指揮で音楽を聴くと、自然と笑顔になり、前向きなエネルギーが湧き出るようだ。リハーサルは、総勢50名を超えるオーケストラ・トリプティークと、50人に及ぶ混声合唱によって『マイティジャック』『キャプテンウルトラ』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『新日本紀行』などが奏でられた。リハーサルで聴いても壮大でゴージャス。あまりの迫力で、本番はさらに良くなると考えるとワクワクする。オーケストラ・トリプティークの演奏も素晴らしく、笑顔で進むリハーサルのなか、パーカッションのホールを揺るがす低音や、トランペットの強烈な響き、弦楽の美しい旋律、フルートのきらびやかに彩る音色など、カラフルな音の万華鏡のようだった。このコンサートは冨田勲の没後企画としても最大規模のひとつ。手塚治虫アニメ、NHKの大河ドラマ、「マイティジャック」など、映像のために作曲された傑作をゴージャスなオーケストラ演奏で楽しむだけでなく映像上映とオーケストラ、女子高生のダンス、合唱、シンセサイザーなど、通常のコンサートでは味わえないコラボレーションも予定しているとのこと。コンサートへの推薦コメントを寄せてくれた庵野秀明監督は、『マイティジャックの歌』を人生で1番聞いているとコメントしているが、今回のメインイベントのひとつが特別編集版『マイティジャック』の400インチ画面での上映にあわせてのオーケストラ演奏だ。リハーサルでも映像を上映しての細かい確認や調整がキビキビと行われていたが、日本でもこのようなシネマ・コンサートを行えるスタッフは限られており、プロフェッショナルな仕事の素晴らしさを垣間見ることができた。コンサートの最後には『マイティジャックの歌』みんなで歌おう!というお客様への気の利いた計らいも用意しているとのこと。今回は、様々な形で冨田勲にゆかりあるミュージシャンやクリエーターも参加する「冨田勲フェスティバル」とも言える大規模になり、夢のような大コンサートとなった。これは期待するしかない!チケットは発売中。取材・文:仁木高史(ライター)
2018年09月14日自己紹介と体重変動小学1年生から3年生の年子三姉妹の母。アラサーの専業主婦です。長女が幼稚園年長の時にうつ病になり、抗うつ剤の副作用による過食で体重は47キロから65キロへ。現在うつ病は落ち着いていますが、ADHDの治療のためメンタルクリニックに通院中。過食症に陥り体重が増えてしまっただけでなく、顔までが別人の様に激変してしまった事から本格的なダイエットを決意。「ダイエットをするなら、無理なくストレスも少なく、健康的に痩せたい」という強い思いを胸に、まずはダイエット研究から開始。食事法・運動法などについて調べ、その中から最適と思える方法を自ら実践した結果、バストサイズをまったく落とさずに65キロから53キロの減量に成功しました。ダイエットは2018年1月ごろスタート、半年で55キロまで落としました。現在は53キロ。ゆっくりペースでダイエット継続中。体型はずっと痩せ型で身長162センチ、太る前の平均体重は47~49キロ。独身時代一番痩せていた時は42キロ。今までのダイエット経験は、独身時代(22歳くらい)と、三女出産後の計2回。当時のマックス体重は53キロ。ヨガとジム通い、食事を変えて、53キロから45キロまで落としました。リバウンドの経験はありません。現在の目標体重は47キロ。【体重の変移】1か月マイナス2キロペース。少しずつ確実に減らし、リバウンドしないように急激に体重を落とさないよう気をつけました。太っていた時の写真です(完全な黒歴史)。オバサンを通り越して後姿はまるでオジサンですね。ダイエット中に一番効果が感じられたのは…効果があったのは圧倒的に食事ですが、食事の次には姿勢を正す、便秘を治すというののが効果がありました。私は子どもの時から猫背と便秘がひどかったのですが、猫背と便秘を改善するだけでダイエットには効果がある、と今回のダイエットを通して実感しています。【猫背改善】姿勢正しく生活するのって、思っているよりもずっと筋肉を使います。よい姿勢をとってみるとわかりますが、腹筋だけでなく、普段は鍛えにくい背筋も使います。だから下腹部も背中も同時にスッキリしていくのです。また、かかとや膝がピッタリつくように立てば、太ももの内側にも力が入ります。よい姿勢で1分ほど立ってみると、結構疲れると思います。よい姿勢で立つだけで、立派な運動になるんです。これを1日続けていたらカロリー消費にも期待大!座っている時も立っている時も、姿勢自体がダイエット!という気持ちを常にもっていると、全身の筋肉に意識がいくようになり、徐々に基礎代謝もアップしていくと思います。簡単なので今日からでも実践できますよ。【便秘改善】便秘が太る原因のひとつに「消化吸収の悪化」が考えられます。便秘中は消化のスピードが遅いため、余計な糖や脂質を腸が吸収してしまいます。スムーズに排便できれば吸収せずに済むものまで吸収してしまうため、太りやすくなってしまうようです。便秘は、腸内に古くなった食べ物が残っている状態。腸内で食べ物のカスが腐敗すると、血液までドロドロにしてしまい、血流の流れが悪くなるため代謝が落ちてしまいます。ドロドロになった血液をキレイにしようと肝臓などの臓器が頑張ってくれるのですが、本来代謝に使われるはずのエネルギーが不足するために代謝が落ちてしまうのです。また、腸内に溜まった便の中には脂肪が残りやすくなります。本来は必要な栄養を吸収したら速やかに排出するはずの便が腸内に残ると、余計なものまで体内に吸収してしまいます。腸内に溜まりやすい脂肪を吸収して、結果として皮下脂肪として体に蓄えられてしまいます。便秘によるストレスが自律神経を乱して、止まらない食欲増加の原因となることも。便秘中の食欲増加はニセモノの食欲なので注意が必要です。【食事】3食きちんと。間食も我慢せずひと工夫【ダイエット前の食事の好み】・ジャンクフード・冷たい飲み物(ジュース類)・油っこい食事・甘いもの・パン・チーズなどの乳製品・パスタ、ピザなどのイタリアン・洋菓子類・外食やコンビニ弁当【ダイエットを開始してからの食事】・腹八分目の食事・ジュースは飲まず、お茶か水(できれば常温)・野菜多め、肉はなるべく鶏のむね肉・3食きちんと食べて、20時以降は食べない・朝食はたっぷり食べて、昼はふつう、夜は少なく。できれば夜は炭水化物抜きがよい・外食するときは我慢しないで好きなものを食べる。その代わり、前日の夜や当日の朝の食事の量とカロリーを調整する・砂糖と小麦粉、乳製品はダイエットする時には避けたほうがよい・油はなるべくオリーブオイルを使用(オリーブオイルを多用する地中海料理は体によいそうです)・発酵食品を多く摂る(納豆、キムチ、ぬか漬け)【ダイエットを開始してからの間食】・間食は我慢すると反動があるため、時間を決めて適量にする。ミニトマトやきゅうり、こんにゃくゼリーがおすすめ・また、どうしても甘い物が食べたい時は手作りスイーツがおすすめ(油と砂糖の量を調節できるから)私はにんじんケーキや、豆腐ドーナツ、ゼリー、豆乳を使ったスイーツを作りました【運動】小さなことをコツコツと。毎日の継続が大事・朝6時台にNHKで放送しているラジオ体操がおすすめ・なるべく歩く。わが家は家族で定期的にウオーキング大会へ出場していて、だいたい20キロコースを歩いています。たまに登山もします。ウオーキングのポイントは、ダラダラ歩きは効果がないので早歩きで。しかも姿勢よく歩くとなお効果的!しかしいきなり20キロを歩くのはハードなので、例えばエスカレーターやエレベーターを使わないようにするとか、一駅分歩いてみる、スーパーまで軽く歩いてみる、など最初は少しの距離から始め、徐々に距離を増やしていけばよいと思います。・ヨガ1日ワンポーズでOK!毎日継続するのが痩せるコツ。私は本を買って独学しました。教室に通わなくても、本やネットで調べて気軽に始められます。ポイントは正しいポーズと正しい呼吸で行うこと。一番大事なのは、毎日継続すること!・ストレッチ(寝る前がオススメ。)・隙間時間を有効利用【例】・ストレッチしながら洗濯物を畳む・歯磨きしながらスクワット・背筋を伸ばして生活するだけて割とすぐ痩せます(私的にこれが一番効果大。昔から病的な猫背なので)・階段を使う・入浴しながらマッサージ。リンパを中心に行います。ふくらはぎや二の腕、デコルテがオススメ。シャワーの水圧を利用し鎖骨のリンパを流すのもお気に入り・手や足裏のツボ押しでデトックス・ダイエットスリッパもおすすめ(最近は100均でも売っています)【メンタル】毎日体重計に乗る、食べ物系のテレビ・ネットはNG・なりたいイメージのモデルさんや芸能人の写真をみる・着たい洋服をイメージする・痩せたらしたいことを書き出す・毎日体重計に乗る(これが一番効果大)・自分の裸を鏡でチェック(全身鏡がオススメ)・家族や友人、SNSなどでダイエット宣言をする・食べた物を毎日記録(有名なレコーディングダイエットですね)・ダイエット成功者の本やブログを読みマネする・お腹が空いたら歯磨き(意外と効果あり。口の中がすっきりして食欲が減ります)・食べ物系のネット記事やテレビはみないようにする(特に夜中は要注意!)半年前の生活と今の生活で、大きく違うこと。そしてこれから太っていた時はすっぴん、髪はボサボサ、ラフな格好ばかりでしたが、オシャレに気を使うようになりました。食べること以外でストレスを発散できるようになり、腹八分目で満足できるように。ダイエット方法には様々なものがあり、また個人差もあるので、私と同じ方法をとったからといって必ず痩せるという保証はできません。自分に合った方法を見つけ出し、それを継続していくことが一番大事なのだと思います。ダイエット後、現在の全身写真です。ウエスト部分をもっと絞りたいのと、二の腕も細くなりたいです。これからもダイエットは継続予定です。<文:フリーランス記者朝ごはんママさん>
2018年09月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「豪雨災害」です。予測不能な事態に脳が間違った判断を下すことも。この夏、西日本を中心に広い範囲で集中豪雨が発生し、多大な被害をもたらしました。多くの人が逃げ遅れてしまった理由は何でしょう?その一つに挙げられるのが「正常性バイアス」です。山口大学の高橋征仁教授によると、これは心理学の用語で、予期せぬ事態に直面したときに、先入観や偏見が働いて、「これは大丈夫だ」と正常範囲内のできごとと判断してしまう心の動きだそうです。異常が発生すると、過大なストレスがかかります。その恐怖や不安に苛まれると人体が危機に至る。そのため、心の平安を保とうと脳が間違った判断をしてしまうのです。今回の西日本豪雨も、現場の聞き取り取材によると、警報が鳴り、避難勧告が出ていても、正常性バイアスがかかり、その情報が意識の深部に到達しなかったことがわかりました。また、地域によっては、ものすごい雨音により、警報が物理的に聞こえなかったのではないかという意見もありました。西日本豪雨の被害が拡大したもうひとつの理由は、国、県、市町村の間で情報の共有がうまくできていないということです。国の管轄は大きな1級河川で、県や市町村は支流を担っていますが、エリアごとに細分化されているため、1本の川の上流から下流まで俯瞰して管理する組織がありません。岡山県の高梁川の場合も、上流域の氾濫は午後11時台に起こり、死者も出ていました。ところが、下流域の倉敷市真備町に避難指示が出たのは、午前1時30分。上流で氾濫が起きた段階で、中・下流の被害は想像できたはずです。しかし連携できていなかったために情報の伝達が遅れてしまい、50名以上の被害が出ました。気象庁の統計によると、1時間に50ml以上の大雨が降る頻度は、’70~’80年代に比べると現在は約3割増加。1時間に50ml以上降った回数も、1976年からの10年間に比べ、2007年以降の10年間では33.5%増えています。地球温暖化などにより、これからも集中豪雨は増えるでしょう。豪雨に見舞われたら、まずは過信せずに逃げること。冷静な判断ができにくい状況であることも、頭に入れておいたほうがよいでしょう。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年9月19日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年09月14日「同情するならカネをくれ!」の流行語を生み出した「家なき子」から、およそ四半世紀。子役として2歳から活動してきた安達祐実は、今年9月14日で37歳となり、芸能生活は35周年を迎えるという。再婚してからは女優業にさらに磨きがかかり、TVドラマや配信ドラマ、映画と幅広い作品でその実力を見せつけ、10月からは米倉涼子主演の話題のドラマ「リーガルV~元 弁護士・小鳥遊翔子~」にも出演するなど、引っ張りだこ状態。夫である写真家・桑島智輝が撮影している写真集のような公式サイト「安達祐実 official gallery」も話題となっており、その年齢を超越した美貌は“奇跡の女優”とも呼ばれている。天才子役として「家なき子」で社会現象を巻き起こす1981年、東京都生まれ。ハウス食品・咖喱(カリー)工房のCM「具が大きい」で注目を集め、1990年にドラマデビュー。1993年の映画『REX恐竜物語』で初主演、そのイメージソング&咖喱工房のCMソングでCDデビューも果たす。12歳のときに主演したドラマ「家なき子」(’94)の不憫すぎる主人公・相沢すず役で高い演技力を発揮し、一躍、国民的子役に。同年12月には映画化もされ、翌年には「家なき子2」やスペシャルドラマも放送。劇中で安達さん演じるすずが言い放つセリフ「同情するならカネをくれ!」は「新語・流行語大賞」にも選ばれた。「ひとつ屋根の下」や「課長・島耕作」、NHK連続テレビ小説「ひまわり」などに出演し、1997年には美内すずえの伝説的コミックのドラマ化「ガラスの仮面」で、天賦の才能を持ったヒロイン・北島マヤを見事に務めあげる。こちらも翌年以降、第2シリーズや完結編のスペシャルドラマが放送されるなど人気を博し、彼女にとって10代後半の代表作の1つに。なお、月影千草は野際陽子が演じていた。2002年には、「ナースのお仕事4」にレギュラー出演。ナース歴7年となっても相変わらずな朝倉(観月ありさ)と何かと衝突する、超絶しっかり者のスーパー新人ナースを演じて、新境地ともいえるコメディ演技を披露した。この系譜は、最近になってレギュラー出演する刑事ドラマにも受け継がれている気がする。また、菅野美穂や浅野ゆう子らが出演した“最初”の「大奥」(’03)では皇女の和宮を演じ、高橋英樹主演の時代劇「慶次郎縁側日記」(’04~06)には3シーズンにわたってレギュラー出演。2005年にはスペシャルドラマ「積木くずし真相 ~あの家族、その後の悲劇~」で、非行に走り、一度更生するも薬物により逮捕され、再び人生を歩み始めた矢先に亡くなる、という壮絶な人生を送った実在の女性を熱演、舘ひろしと杉田かおるがその両親を演じた。バラエティでのプライベート告白やコスプレも話題にそんな中、2005年の誕生日9月14日に、当時「あま~い!」でブレイクしていたお笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤との電撃結婚を会見で発表する。女の子をもうけたが、2009年に離婚。その後2014年に、芸能生活30周年を記念した自身の写真集「私生活」のカメラマンだった桑島氏と再婚。2016年に男の子を出産し、現在は10歳違いの2児の母となっている。飾らぬ物言いで番宣にも積極的な安達さんは、最近はバラエティ番組に出演するたびに、現在の母親としての“顔”や変わらぬ美しさが注目の的に。5月に日本テレビ系「しゃべくり007」スペシャルに出演した際には、安達さんの“年齢の限界”に挑むコーナーが設けられ、キュートすぎる金髪のギャル姿はもちろん、セーラー服姿、さらにはランドセルを背負った小学生姿や幼稚園児姿も披露。MC陣とスタジオのみならず、TVの前の視聴者たちを驚かせた。子役時代の“悲壮感”漂うイメージが強かった安達さんだが、再婚したあたりから、見事な脱皮を果たすことになる。花魁役で濡れ場に挑んだ映画『花宵道中』(’14)が大きな話題となったほか、自身を彷彿とさせる天才子役・芦田愛菜と共演した「明日、ママがいない」や、ママ友いじめから自殺未遂を図る母親を演じた「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」などでも、大人になった“安達祐実”を見せつけていく。『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』(’15)では、鈴木梨央の“母”であり、物語のカギを握る謎の女にも扮した。アラフォーとなったいま、オファーひっきりなし!そして第2子出産後、2016年11月に「相棒season15」のゲスト出演で現場復帰すると、以降は信頼の置ける名バイプレイヤーとして怒涛の活躍ぶり。NHK BSプレミアムの松平健主演ドラマ「PTAグランパ」は続編も製作され、PTA副会長から会長に出世。「女囚セブン」では、食い逃げ(!)で逮捕された女子刑務所No.1の情報屋となった。浜野謙太が紅白を目指すしがない歌手を演じたBSプレミアム「男の操」にも出演し、園子温ワールド全開のAmazonプライムオリジナル「東京ヴァンパイアホテル」では女帝/姫の二役を怪演、自身のインスタグラムに「#ものすごい格好して #ものすごい役やってる #人生で一番奇抜」とのハッシュタグをつけて投稿するほどだった。2018年1月には「リピート~運命を変える10カ月~」に出演したほか、月9ドラマ「海月姫」で演じた“ブライス人形オタク”のノムさんも大好評を博す。4月からは「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)にレギュラー出演。捜査一課長役の内藤剛志と、あの「家なき子」で親子役を演じてから23年ぶりという共演が実現した。また、吉岡里帆主演、井浦新、田中圭、山田裕貴らが出演するドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)にゲスト出演。生活保護を受ける元バリキャリ、DV離婚を経験したシングルマザー役を好演したしたことも記憶に新しい。さらに、大谷亮平の初主演映画『ゼニガタ』にも出演したほか、主演の渡辺大が「マドリード国際映画祭」で主演男優賞を受賞するなど海外で高い評価を受けている『ウスケボーイズ』の公開も10月20日に控えている。『花宵道中』30周年の節目に美しいヌードシーン披露キャリア30周年に当たる節目の2014年、写真集「私生活」の撮影もありながら、“イメージからの脱却”を目指して取り組んだ『花宵道中』。原作は、宮木あや子のデビュー小説で 2006年「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をW受賞し、女性層を中心に共感を呼んだベストセラー。安達さんの映画主演は『家なき子』以来、実に20年ぶりとなった。江戸末期、花魁という囚われの身でありながら、一途な恋に身を投じていく女性を熱演。“体に花が咲く”花魁として、美肌も露わに艶やかな演技を披露した。母親との確執や、幼いころに身売りされて以来、1つの道を歩み続けてきた役柄は、安達さん自身と重なるといわれたことも。第27回東京国際映画祭にて上映の際、「この作品は挑戦したことがたくさんありました。演技の方法もそうですし、ヌードになったということも大きな挑戦でした。みなさんにどう観ていただけるか?緊張と共に楽しみでもあります」と胸の内を明かしていた。5年ぶりの月9「海月姫」、ノムさんに“どっふ~”『累ーかさねー』「高嶺の花」と活躍中の芳根京子の主演ドラマ「海月姫」にはゲスト出演。およそ5年ぶりの月9ドラマとなった。演じたのは、「ブライス人形オタク」で人形用ドレスの職人である最強オタク女子・ノムさん。メルヘンチックな装いにカールヘアという可憐な外見だが、人形を愛するあまり、興味のない人間にはプイッとそっぽを向き「虫けら」呼ばわり。そんな毒舌と、語尾につける「でしゅ~」、時折飛び出す「どっふ~」という感嘆など、独特な話し方が特徴。“尼~ず”が住む男子禁制アパート「天水館」を守るためファッションショーを企画した際、強力な助っ人となった。「“でしゅ~”がつくことでこんなに言いにくくなるんだ!」「何回練習しても、うまく言えなくて…」と撮影時に語っていた安達さん。意外にも、長いキャリアの中で初のオタク女子役だったが、そのなりきりぶりに「イメージぴったり」「違和感なさすぎ」とSNSがザワついた。私もノムさんに「どっふ~」をいただきたい、と思った方も多いだろう。アイドルにハマる専業主婦!「婚外恋愛に似たもの」今年、「花宵道中」や「校閲ガール」の原作者・宮木氏の小説を実写化したdTVオリジナルドラマ「婚外恋愛に似たもの」にも出演した。今作で演じたのは、なんとアイドルヲタ!栗山千明、江口のりこ、平井理央、富山えり子とともに、普通に生活していたら絶対に関わることのなかった35歳の5人の女性たちが“アイドルグループ「スノーホワイツ」のファン”であるという共通点から出会い、階級(ヒエラルキー)を超えて友情を育みながら、それぞれの人生を見つめ直していく。安達さんが演じるのは、タレント塾講師の夫と小学生の娘を持つ“普通が一番”の専業主婦。とはいえ、相談一切なしの夫の転職に、嫁姑問題、ママ友同士のトラブル、娘のいじめなどを抱え、推しのアイドルがいなかったら、とても“普通”じゃいられない毎日!実はBL好きという一面もあり、全く“普通”じゃない主婦を演じている。「警視庁ゼロ係」第3シーズン最終回に大ピンチ!2016年から放送がスタートしたテレビ東京金曜20時の人気シリーズで、お茶の間が安心して見られる刑事ドラマ。お払い箱になった人材の放置部署として、“ゼロ係”と揶揄されている警視庁杉並中央署「生活安全課なんでも相談室」を舞台に、警察庁科警研出身のエリートキャリアながら“究極のKY”刑事・小早川冬彦(小泉孝太郎)と、有能なのに問題ばかり起こして刑事課から飛ばされたベテラン女性刑事・寺田寅三(松下由樹)が凸凹バディとなって様々な事件を解決する。レギュラーだった大杉漣の急逝を受け、「THIRD SEASON」には片岡鶴太郎が加わった。「おっさんずラブ」や「チア☆ダン」も手がける徳尾浩司・脚本による「THIRD SEASON」は、9月14日に最終回2時間スペシャルを迎える。安達さんはシーズン1から事務職・本条靖子として、その存在感をいかんなく発揮してきた。愛らしいルックスとは裏腹に、毒舌でずけずけと物を言うが、いざというときには頼りになり、イケメンに弱いという多面性のあるキャラクター。今回なんと、安達さん演じる靖子がデートした男に連れ去られてしまい、ゼロ係がかつてないピンチを迎えることになる!そして、期待高まる豪華キャスト競演の「リーガルV」には、ハイスペックを隠す元女性銀行員・伊藤理恵として参戦する安達さん。多彩な作品に出演しながら、どんなに個性的な役柄でも自分のものにしてしまう。そんな彼女の実力は誰もが知るところだが、“年齢不詳”といわれる変わらぬ美しさをも武器にして、これからも注目を浴び続けることだろう。(text:Reiko Uehara)
2018年09月14日滝沢秀明(36)と今井翼(36)のデュオ「タッキー&翼」が9月13日に解散を発表した。さらに滝沢は今年いっぱいで芸能活動を引退。今後はジャニー喜多川社長の意思を継ぎ、ジャニーズJr.の育成やプロデュースに専念するという。滝沢は95年に13歳でジャニーズ事務所へ入所。以降、ジャニーズJr.を牽引する存在として大注目を浴びた。98年に鈴木保奈美(52)と共演したドラマ「ニュースの女」(フジテレビ系)で話題を呼び、99年松嶋菜々子(44)とともにW主演を果たした「魔女の条件」(TBS系)で大ブレイク。05年には大河ドラマ「義経」(NHK総合)で主演を務め、確かな存在感を示した。また音楽活動にも積極的で、02年9月にタッキー&翼として歌手デビュー。09年には「愛・革命」でソロデビューを果たし、今年7月には三宅健(39)とのユニット・Ken☆TackeyでのCDリリースもあった。「俳優業や音楽活動だけでなく、バラエティでも大活躍。多分野で才能を発揮するだけでなく、面倒見も良いんです。そんな姿を見て、たくさんの後輩たちは滝沢さんを一番の目標としています」(舞台関係者)滝沢が近年力を注いでいるのが、自身の名を冠した「滝沢歌舞伎」。10年からスタートした滝沢歌舞伎とは、滝沢自身が主演を務めるミュージカル作品。さらに演出としても手腕を振るう。その和を基調とした大迫力のパフォーマンスは多くのファンを魅了している。滝沢は本誌16年12月13日号で、滝沢歌舞伎について「ライフワーク」と明かしているが――。今回の引退にともない主演を降り、来年春に予定されている公演からは演出家として携わっていくと中日スポーツ紙が報じている。「チケットが発売されると即ソールドアウトするほどの人気ぶりで、上演回数も600回以上を記録。さらに15年8月には念願の海外公演をシンガポールで実現しました。今春の公演では東京オリンピックを見据えた仕掛けもありましたから、ずっと滝沢君が主演を務めると思っていました……。まさに青天の霹靂です」(前出・舞台関係者)Twitterでもファンから《10年後も20年後も、春は滝沢歌舞伎に行って、冬はディナーショーに行って、40代50代になった滝沢くんを見続けると思っていたのに》《滝沢歌舞伎……もう観られないのか……楽しくて大好きな舞台だったのになぁ……》といった惜しむ声が上がっている。ファンにとっては寂しいことだが――。新たな道を邁進して欲しい!
2018年09月13日ものまねアーティスト青木隆治が芸歴20周年を記念した全国ツアーを開催する。17歳でNHK「のど自慢」に出場し、24歳でものまね番組に出演。精巧な模写と圧倒的な声量、そして端正な顔立ちで瞬く間にスターへの階段を駆け上がった青木。今やメディアやステージでなくてはならない存在だ。「青木隆治」チケット情報「ツアーは集大成でもあり、始まりでもあります。今までやってきたものすべてを出し切って、次に向かっていく姿を見せたいですね」と青木。振り返れば、ものまねに挑戦したのは先輩からの勧めだった。「最初に出たテレビのものまね番組ではポルノグラフィティさんの曲を歌わせていただいたのですが、ものまねではなく、ほとんど地声でした。でもそれからは現場でいろんな方のショーを見て感銘を受けて、真剣に取り組み始めました」。過去の自分を赤裸々に語る青木。意識の変化を含め、ターニングポイントは他にもあったのかと尋ねると、「今がその渦中かもしれない」と答えた。「20年の節目に一度、初心に戻ってみようと考えたとき、僕は歌をやりたかったんだと。しかも世界に行ってみたい。そしてニューヨークのアポロシアターに出てみたいと思ったんです」。2017年、実際にアポロシアターに挑戦した。「世界でエンタメをやるのは甘いものではないということも分かりました。ただ、100%通用しないわけではないことも分かりました」と、手ごたえも感じた。「やってみないと分からないし、やった人にしか分からないことがある」と、経験がもたらすものは大きいと青木。今回の自身の20周年ツアーでは、歌やダンス、ものまね、漫才などオールジャンルのエンタテインメント選手権『アオキシアター~アマチュアナイト~』と称し各会場でオーディションを開催し、新人発掘のコーナーも設けた。「ぜひ、挑戦してほしい」と、その一歩をいざなった。詳細は公式サイトまで。「青木隆治 20th Anniversary Tour」は開催中。このあと、青森・兵庫・大阪・石川・滋賀を経て、東京・中野サンプラザでファイナルを迎える。チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2018年09月13日オリジナルテレビアニメとして2005年より放映されて以降、コミカライズ、テレビドラマ、ライトノベル、ゲームなど様々なメディアで幅広く展開された「地獄少女」シリーズ。この人気作品が玉城ティナを主演に迎え、ホラー映画の名手・白石晃士監督によって実写映画化されることが決定した。■ストーリー「ねえ、知ってる?夜中0時にだけ開くサイトで依頼すると、地獄少女が現れて、恨みを晴らしてくれるんだってー」。都市伝説の話題に沸く女子高生、そのグループになじめず、浮かない表情を浮かべるのは、市川美保。大好きなアーティスト、魔鬼のライブで知り合った南條遥に魅了された美保は、遥とともに魔鬼ライブのコーラスのオーディションを受けることに。受かったのは遥。やがて少しずつ様子がおかしくなっていく遥を心配した美保は、魔鬼が、遥をライブで行う<儀式>の生贄にしようとしていることを知り、うわさのサイトにアクセスする――。■白石監督×玉城ティナのタッグ再び!大人気シリーズのメガホンをとるのは、松坂桃李主演作『不能犯』のヒットも記憶に新しい、『ノロイ』『貞子vs伽椰子』などホラーの手法を更新させ続けている白石監督。主人公・閻魔あいを演じるのは、ツイッターのフォロワー数が100万人を超えるなど、ティーンのカリスマとして活躍するほか、『私に××しなさい』や、白石監督作『貞子vs伽椰子』でタッグも組んでいる玉城さん。演技の世界でも高い評価を受けている玉城さんが、現世と地獄の間をつなぐ、大人気のホラーヒロインを務める。玉城さんは「原作はわたしの世代では知らない人がいないくらい有名なので、最初お話を頂いた時はえ?!映画化するの?すごい!どうなるの?といった驚きの方が強かったのですが、これから監督の頭の中にある『地獄少女』を深く共有して、いい作品にできるように頑張ります」と意気込みを語り「地獄から来た感が出せるようにトレーニングして挑みます、、、(笑)」とコメントしてくれた。白石監督は「原作の持つエネルギーに負けず、生まれようとしている映画が健やかに暴れまくって世に放たれるように、しっかりと産婆の役目を果たしたいと思います」と語ると「ホラーの要素もありますが、美しさと悲しさと凶暴さが同居する『青春映画』、いわば私なりのキラキラ映画です。どうぞお楽しみに」と意味深なコメントを残した。■脇を固めるキャストは若手から実力派まで勢ぞろい!ほかにも、閻魔あいの使い魔の“三藁”として、骨女役にNHK連続テレビ小説「まんぷく」の出演も決定している橋本マナミ、一目連役に、オーディションで抜擢された期待の新星・楽駆(らいく)、そして輪入道役には舞踏家であり演出家、俳優として幅広く活躍する麿赤兒が出演する。また、女子高生・市川美保役には、新人ながら岩井俊二監督をはじめとする名だたる監督作の出演が続く森七菜が抜擢された。美保の親友役・南條遥役には、モデルであり女優の仁村紗和、インディーズアイドル御厨早苗役にはAKB48 53rdシングル世界選抜総選挙第8位の大場美奈(SKE48)。さらに、地獄少女を追うライター工藤役には名バイプレイヤーの波岡一喜が、美保と遥の関係を狂わせるバンドのボーカル・魔鬼役を「仮面ライダーアマゾンズ」主演の藤田富が演じるなど、若手注目株から現在引っ張りだこの人気俳優まで、個性豊かな面々が脇を固める。新たなるヒロインが放つ、都市伝説から始まる報復代行“地獄送り”ホラーがここに誕生する。『地獄少女』は2019年全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2018年09月13日9月11日に放送された「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)での松本まりか(34)の怪演ぶりが話題を呼んでいる。松本は今回、外面とは裏腹に実は娘を残して4年間姿を消していたという母親役を演じた。二面性のある難役であり「義経!金入ってないですけど!」と役所に怒鳴り込む姿の迫力――。Twitterでは《松本さんのぶりっこと怒りの変わる演技力にはすごいな。って感じた》《ほんと強烈という表現があってる。ひと昔前ならサスペンスの裏女王になってもおかしくない迫力だな》《松本まりか待ってました。演技が素晴らしいのでもっとドラマ出て欲しい》と絶賛の声が上がっている。松本といえば今年1月のドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)に出演。仲里依紗(28)演じる主人公の夫の浮気相手・井筒里奈役が大評判を呼んだ。その“あざと可愛さ”を武器に暗躍する姿には、視聴者も戦々恐々。一気にその名を知らしめた。「松本さんは00年のドラマ『六番目の小夜子』(NHK教育)でデビューしましたが、その役柄もいわば周囲をかき乱す役柄。以降、幅広く活躍をしていましたが『ホリデイラブ』のハマり役で大ブレイクしました。カメレオン俳優・中村倫也さん(31)も松本さんに一目置いていて、同作で松本さんが里奈を演じるとわかった際には『絶対面白いドラマになる!』と確信したそうですよ」(テレビ局関係者)その怪演ぶりが発揮されるのはまさに“嫌われ役”。松本自身にもマイナスのイメージがついてしまいそうだが――。「彼女は『イメージはあまり気にしない』と言っており、むしろ強い印象を残すことができて嬉しいくらいだそうです。松本さんには、濡れ場に挑戦するのもいとわないほどのプロ意識がある。ほかの女優さんが避けようとする役柄をあえて買って出て、確かな演技力で存在感を発揮する。そういった女優マインドが現場でも重宝されるゆえんです」(テレビ局関係者)10月からスタートする山口紗弥加(38)の主演ドラマ「ブラックスキャンダル」(日本テレビ系)にも出演する松本。同ドラマでは山口演じる矢神亜梨沙の整形前を演じるという。年末にかけて、飛躍も一気に加速しそうだ!
2018年09月12日猛暑も一息ついた9月上旬。有名人の子息が多数通う都内の有名私立小学校では始業式後、緊急時に備え、親が学校へ子供を迎えに行く「引き取り訓練」が行われた。お昼前、その一団のなかに、矢田亜希子(39)の姿が。5年生の長男と並んで歩きつつ、和やかにママ友たちと談笑。彼らの輪に紛れるようにして自宅へ帰って行った。「彼女は今年40歳になりますが、バラエティ番組に出演した際の“ぶっちゃけキャラ”がウケていて、オファーが絶えません」そう語るのはテレビ局関係者。「つい最近もバラエティ番組で自宅を公開し、広々したリビングやソファー、愛犬との写真など赤裸々な私生活を披露していました。また『少食な女性が苦手』とも語り、コース料理のある飲食店では『基本、コースを頼みたいので、少食な女性だと一緒に楽しめない』と吐露。そのぶっちゃけぶりに、共演者たちも驚いていました」番組制作関係者も言う。「同じ事務所の後輩でNHK朝ドラヒロインだった夏菜さんも、ダウンタウンさんと共演したり、同じくバラエティで頑張っています。矢田さんは連ドラで主演を務めたこともあり、女優としては連ドラ1本あたり70万円ほどの高額ギャラですが、バラエティだと20万円前後。そんなところも局側にとって“使い勝手がいい”んです」以前は口数の少ない優等生的な女優だった矢田に、どんな心境の変化が……。じつは3年前のインタビューで「小学生の息子の教育費が意外にかかることに驚き、お金への考え方が変わった」と、シングルマザーの苦労を明かしていた。「矢田さんは、息子さんのために“心を鬼にして”今は女優業にこだわるより、頻繁に声がかかるバラエティに積極的に出ているのでしょう」(親しい仕事関係者)母としての“鬼決断”が、意外な才能を開花させた!?
2018年09月12日NHKのドラマ10枠にて、小芝風花が特撮オタクのOLを演じる「トクサツガガガ」の制作が決定し、共演キャストなども明らかとなった。■小芝風花が生きづらい世の中で隠れオタクに!小芝さん演じる仲村叶(かの)は、商社勤めのOLだが、じつは特撮をこよなく愛する、いわゆる「隠れオタク」 会社ではもちろん、自身の母親でさえ女の子らしさを好む故、特撮のことは毛嫌いしている。家でも職場でも本当の自分をさらけ出すことのできない叶の姿は、現代社会を生きにくいと感じる人には共感必須だろう。そんな叶は日々の生活で様々なピンチに陥ると、突如彼女の脳内が特撮モードに切り替わり、彼女にしか見えない特撮ヒーローが現れると、彼らの言葉に勇気づけられ次々にピンチを切り抜けていく。そして、特撮オタクの先輩・吉田さんや同僚の北代さん、小学生の男の子・ダミアン、コワモテ・任侠さんなど、ユニークな新しい仲間と出会い友情を育み、特撮オタクOLとしてパワーアップしていく姿を描くコメディードラマだ。初の連続ドラマ主演の意気込みを語る!主演の小芝さんは「今は、色んな事をオープンに出来る世の中になって来ていますが、自分の好きなものをさらけ出せない人はまだまだ沢山いらっしゃると思います。周りから見たら小さな問題でも、自分にとっては大問題。大好きなものを守る為、堪能する為、奮闘する姿を楽しんで見ていただけたら嬉しいです」とコメント。連続ドラマ初主演については「連続ドラマの主演は本作が初めてなので、最後までスタッフ・キャストの皆さんと面白い作品を作っていければと思います」と意気込みを語った。彼女の脇を固めるキャストには、叶の母に「ナースのお仕事」の松下由樹、特撮オタクの先輩・吉田さんに『3月のライオン』の倉科カナ、同僚の北代さんに「勇者ヨシヒコ」シリーズの木南晴夏、小学生のダミアンに寺田心、コワモテ・任侠さんには、お笑いコンビ「カミナリ」のマナブくんこと、竹内まなぶなどが出演する。ドラマ10「トクサツガガガ」は2019年1月18日(金)より毎週金曜22時~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年09月11日女優の広瀬すず(20)が映画「一度死んでみた(仮)」(2020年公開予定)で主演を務め、コメディー作品に初挑戦すると一部スポーツ紙が報じた。記事によると同作は父親のことが嫌いな女子大生・七瀬と、製薬会社社長で“一度死んで2日後に生き返る薬”によって幽霊になった父親・計が巻き起こす物語。父親に対し「一度死んでくれ!」と毒づく娘を前に、堤真一(54)演じる計が「2日間だけ死ぬ毒」を飲み本当に仮死状態に。焦る七瀬に計は幽霊状態となって事情を説明するが、予定より早く計が火葬されることになりーーというハラハラドキドキのコメディー作品だ。「硬派な役を演じることが多い堤さんですが、昨年放送の主演ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)や公開中の『銀魂2』でコミカルな役を演じています。コメディ初挑戦の広瀬さんにとっては、格好の“受け役”になりそうです」(テレビ局関係者)もともとティーン誌のモデルをつとめていた広瀬。CMデビューを果たした後、女優に転身。10代のうちは映画「海街diary」や「ちはやふる」シリーズ、「四月は君の嘘」や「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」など女子高生役で話題をさらってきた。今年の6月で20歳となったが、現在はヒロインをつとめる来年度前期のNHK連続テレビ小説「なつぞら」の撮影中だ。「広瀬が演じるのは、上京してアニメーターを目指すヒロイン役。20代に入ったのを期に、事務所も“脱制服”を前面に押し出しています。売れっ子の地位にあぐらをかかず、息の長い女優になってほしい。そんな思いから、さらなるステップアップのため戦略転換を図っているようです」(芸能記者)今後、女優としての広瀬の新たな“引き出し”が見られそうだ。
2018年09月11日内村光良が仕掛けるNHKの人気番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」と、日本テレビ系「嵐にしやがれ」とのまさかのコラボが実現。9月22日(土)放送回に「嵐」櫻井翔が出演することがわかった。9月22日放送の「LIFE!」は、なんと「テレビ放送65年 NHK×日テレ コラボデー」。人気コント番組「LIFE!」と日本テレビ「嵐にしやがれ」が前代未聞となる同時間帯の番組同士のコラボを展開、出演者の相互乗り入れという企画が実現する。まずは「LIFE!」番組冒頭、「嵐にしやがれ」に“NHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクター”の三津谷寛治(内村さん)がゲスト出演するところからスタート。そして、内村さん、田中直樹(ココリコ)、ムロツヨシ、中川大志による「LIFE!」のコントに、「嵐」から櫻井さんが出演することに!三津谷氏の「知的な櫻井氏には、インテリジェンスあふれるコントに出演してほしい」との要望を受けて櫻井さんが挑むコントとは、一体どのような内容になるのか、乞うご期待!櫻井さんが本格的なコントに出演するのは初めてとなるそう。「とても楽しかった」と収録を振り返り、さわやかな笑顔でスタジオを後にしていたという。また、この日の「LIFE!」には、永野芽郁と佐藤健が出演する連続テレビ小説「半分、青い。」とのコラボコントも放送される予定。合わせてチェックしてみて。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は9月22日(土)21:00~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年09月10日平成28年、大相撲秋場所の14日目。千秋楽を待たずに大関・豪栄道の幕内最高優勝が決まった。大関角番(※)からの全勝優勝は、これが史上初めて。絶対王者の白鵬が全休とはいえ、他の上位陣を完璧に抑え、次点の遠藤にも星2つの差をつけ、圧倒した。※大相撲の本場所で負け越しした場合に、その地位から陥落するという状況を指す。通常は、現役大関の力士に対して用いられる。大関は二場所連続で負け越すと関脇に陥落する決まりがある。■女性の相撲ファン=スー女、とは限らない基本的に春場所以外の場所中の土日は、午後の予定がなければ、NHK BS2の幕下取り組みから観始める(もちろん地元大阪で開催される春場所は、チケットさえ手に入れば現地入り)。ぼーっとテレビを眺めて手仕事をすすめたり、歓声が沸き上がると音量をあげて解説をよく聞いてみたり。相撲を見始めたのは、本当に小さな頃だった。両親の影響を受け、隔月のテレビ観戦が当たり前になり今に至るけど、好きな力士以外のことはよく知らないし、力士を見て「かわいい」と思うことはない。世間では相撲好きな女性のことを、スー女という言葉で表すのが定着してきた。けれど、私は単なる相撲好きな「ミーハー」ではあって、オタクでもスー女でもない。できれば相撲界を見守る相撲ジャーナリストでありたいのだ。■いつの間にか、「気になるひと」になっていた豪栄道を“推し”始めたのは、2010年に発覚した野球賭博問題で彼が謹慎を受けたあと、腐らずにがんばっているところに惹かれたから。自分のホームグラウンドである大阪出身だということもあるし、ちょっと昔のガキ大将風の顔立ちも私好み。さらに言うと、実は猫好きという自分との共通点にも萌え、気づくとなにかにつけて気になる存在になっていた。豪栄道は野球賭博問題以前も、一度、西の関脇にまで上がったことはあるが、三役に定着はできなかった。それもあって、謹慎があけてからの躍進は嬉しかった。「勝てる相撲」をとることが多くなった。反省を糧にしたのだろう。2012年、再び関脇にあがった後は、一度も落ちていない。14場所、しっかりと関脇を維持し、大関昇進後は実に24場所もの間、大関を維持し続けている。■7回も訪れたピンチ。でも、大関であり続ける凄さただし、その間、実に7回の角番を迎えていることも付け加えておこう。この通算の角番記録は、現行制度になって以降ワースト4位。4年間で7回という回数は、在位場所数に対する比率でいうと、約3割(照ノ富士の3.5割、栃東の3.3割に次ぐ悪成績)。それだけ高い頻度で角番を迎えても、一度も陥落せずに大関でい続けている。そもそも大関とは、勢いにのって横綱に上がるか、力尽きて陥落していくか、そのどちらかに駒を進めるひとつ前の、いわば通過点。それが三役最高位である大関だ。そう考えている人も多いはず。だから、豪栄道のように一度も陥落せずに大関であり続けることは、最近では珍しいのではないか。ここ数年、他の大関は上に上がったか、陥落したかのどちらかだ。現大関である高安も、栃ノ心も大関昇進は最近のことだもの。■優勝してほしいけど……引き裂かれる状況平日は終業後に日本相撲協会のHP で取組結果を確認するのが、大人になってからの習慣となった私だが、その年の秋場所は10日目を過ぎたあたりから、胸がざわついていた。だって、あの豪栄道が単独で、しかも全勝でトップを走っているんだもの。いても立ってもいられずに、ワンセグ機能付きの古いスマホを持ち出し、こっそりデスクで無音視聴をしていたほど。11日目を終え、豪栄道は、次点3名に星2つの差をつけてトップ。まだわからない。追う3人に邪念を(テレビ越しに)送りつけたいところだけど、その3人とも好きな力士だというこの状況。誰が優勝しても嬉しいけど、私の豪ちゃんになんとか初優勝を!そんな思いでいっぱいになっていた。■豪栄道、涙の初優勝を見届けた決して油断はできない。なぜなら私は、相撲に限らず真剣に応援すると、8割方、贔屓筋が負ける、という嬉しくない体質の持ち主なのだ。豪栄道の優勝がかかった12日目、13日目の大切な取組は、残業中のデスク脇にこっそり置いたスマホのワンセグ放送を、なるべく凝視しないように薄目で見守った。運命の14日目(この日は土曜日なので自宅でテレビを目の前に薄目をあけて観戦)。私の心配をよそに、テレビの中の豪栄道は玉鷲を気持ちよく寄り切り、千秋楽を待たずに涙の初優勝を決めた。翌日も確実な相撲をとり、晴れて全勝優勝を成し遂げた。薄目だった上に、ソファのクッションに顔をほとんどうずめていたから、ライブではほとんど見れていなかったけれど。私の豪栄道、やるやん!ネットにあがっていた取組を、後から何度も繰り返し観て、優勝を噛みしめた。■冷静と情熱の間、くらいの温度しかしなぜだろう。全勝優勝という偉業を成しとげたというのに、さすが豪栄道!強いぜ豪栄道!次も優勝して綱取りだ!という祭り気分にはなれなかった。とても静かに、「来場所も調子がいいと良いな」、「来場所も調子よかったら、綱取りなんかもめざせるといいね」。そんな冷静な気分。なんとなく少しだけ夢み心地。近年だと、白鵬や、日馬富士、朝青龍の全勝優勝を見てきたけれど、あのときに感じた威勢の良さや強い興奮はなかった。もともと私は「判官贔屓」だ。いつも何かにつけて、負けそうな方を応援してきた。国別対抗戦なら自国の応援をするが、他国同士の試合なら、間違いなく負けている方を応援する。勝率や順位における下位のものだけでない。相撲のような体重区分がないスポーツなら、俄然、小兵力士派。ベテランと新人の対決なら、新人を。王者と挑戦者の対戦なら、もちろん挑戦者を。けれど今思うと、その判官贔屓が、豪栄道の相撲にはハマらなかった。絶対負けないだろうと思う若手にコロッと負けたり、この横綱には勝てないだろうという相手に突然勝ったり、予想をはるかに超えた結果を豪栄道は残してきた。両刃の剣。良いときと悪いときの波が、とても激しく入れ替わるのだ。相手が誰であっても、豪栄道がんばれ――そう思わせる何かが彼にはあるのだ。■私、恋してる?勝つか負けるかいつもドキドキの取り組みを見せつけられる。この「これまでの男とはなんか違うわ」的な感覚で動揺する私……。そうか私、豪栄道に「恋」をしているのか!そう認めてしまうといろんなことに合点がいく。勝つと嬉しいし、負けるともっとがんばれって思うけれど、勝ち続けて全勝優勝なんかして目立ってしまったら、私の豪栄道がみんなから惚れられてしまう。好きな男の雄姿は見たいが、好きな男がたくさんの女子に囲まれるのを見るのは嫌だ。あまり騒がないようにしなくては。落ち着け私。とばかりに冷静さを取り戻してしまう。そうだこれは「恋」に違いない。あれ、そうなると私もただの「スー女」なのだろうか。■巡業で豪栄道に会えたら……実はこの秋、初めての巡業デビューも考えている。もしも豪栄道がその日の巡業に参加していて運よく会えたとき、私は世間のスー女の大先輩たちに混ざって、キャッキャできるのだろうか。地方巡業の楽しさは、母親から聞いていて「お土産の座布団に、サインしてもらったのよ~」と自慢されたことがあるが…。先日縁があり、とある力士を取材して記事を書き上げた。けれど、たとえいつか機会に恵まれたとしても、相手が豪栄道だったら絶対にやり遂げられない。何も聞けないし、何も書けないに違いない(隠し撮りはしたことあるけれど)。結局私は、ジャーナリストにもスー女にもなり切れない、ただただ豪栄道に恋する、中途半端な相撲ファンなのだ。Text/siro大阪在住。書く人であり、編む人でもある。得意分野は着物、落語、相撲、編み物、工作とヘルスケア界隈の関連法規。noteに元大関、照ノ富士に行ったインタビュー「大関をたった14場所で陥落した男」を掲載。画像/Shutterstock
2018年09月10日現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」に出演する新たな出演者がこのほど決定。映画『万引き家族』で注目を集めた城桧吏のほか、上白石萌音、忍成修吾、渋川清彦などが発表された。主演の鈴木亮平が西郷吉之助(隆盛)を演じる本作。10月21日の第39回放送から“明治時代”に突入するが、今回新たに発表されたのは、そんな激動の時代に生きるキャストたち。「西郷家ゆかりの人々」として、西郷吉之助と愛加那(二階堂ふみ)の長子、西郷菊次郎役には、『万引き家族』や先日「グッド・ドクター」への出演も話題となった城桧吏と、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」などにも出演していた今井悠貴に決定。城くんは9歳~12歳の菊次郎を、今井さんは14歳~の菊次郎を演じていく。今回大河ドラマ初出演となった城くんは、「いつか時代劇に出演したいと思っていたので、今回出演が決まってとても嬉しかったです」と喜びを語り、「明治時代を生きた西郷菊次郎さんになりきって頑張りますので、是非みなさんに観て頂きたいです!」と意気込み。今井さんは「激動の時代を生きた人々の心意気に負けぬよう、覚悟を持って演じたいと思います」とコメントしている。また、錦戸亮演じる吉之助の弟・従道の妻・清役には『君の名は。』『ちはやふる』の上白石萌音。西南戦争後、糸や隆盛の子・寅太郎たちを支援するという役どころだ。鹿児島出身の上白石さんは、「大切な地元が舞台の物語の一部となれること、大好きな方言を台詞として話せること、噛み締めて参加させていただきます」と出演の喜びを語っている。ほかにも、「薩摩ゆかりの人々」として元薩摩藩士・篠原国幹役に榊英雄、別府晋介役に篠原悠伸、辺見十郎太役に持永雄恵。市来家に嫁いだ琴の長男・市来宗介役に前川優希。「新政府」の面々として、明治天皇役に野村万之丞、元長州藩士・井上馨役に忍成修吾、山県有朋役に村上新悟、板垣退助役に渋川清彦、大隈重信役に尾上寛之、三条実美役に野村万蔵が決定した。なお、「西郷どん紀行」のテーマ曲が竹原ピストルが歌う「この道 この船」に変わることも明らかになった。大河ドラマ「西郷どん」は毎週日曜日20時~NHK総合、18時~BSプレミアムにて放送。※再放送はNHK総合で毎週土曜13時5分~放送(cinemacafe.net)
2018年09月10日絵を描くことが好きな子どもは、たくさんいますよね。クレヨンが描かれている絵本も、数多くあります。そこで今回は、芸術の秋という絶好のタイミングで、クレヨンが活躍する絵本を3冊ピックアップしました。「クレヨンからのおねがい!」(文/ドリュー・デイウォルト絵/オリヴァー・ジェファーズ訳/木村 涼)ある日、ケビンが絵を描こうとすると、クレヨンの箱の上に「ケビンへ」と書いてある手紙が、12通も置いてありました。なんと差出人は、12色のクレヨンたち。一色一色、それぞれが、ケビンに対して「おねがい」があって手紙を書いたのです。12通(で12色)の手紙、それぞれの文章や書体からは、キャラクターが感じられて、まさに十人十色なコミュニティを体現しているかのようです。たくさん使っている赤は、豪快な字で「にんきものはつらいぜ」、たまにしか使っていない黄土色は、きっちりした字で「もっとつかってほしいな」、トドメはうすだいだいで、身につけていた紙を全部はがされて「じょうだんじゃないよ」…なんだか、うちにあるクレヨンからも声が聞こえてきそうなほど、リアルな意見! 最後は、そんな手紙を踏まえたケビンの名案で彩られていますよ。「おしゃべりくれよん」(文/パトリシア・ハバード絵/G・ブライアン・カラス訳/いしづちひろ)こちらのクレヨンは、おしゃべりします! そして、やっぱり色によって、キャラクターが様々で、とってもおもしろいですよ。「なぜかおしゃべりわたしのくれよん」というリズミカルな文章も、読んでいて心地よく、心を踊らされます。むらさきのクレヨンは弾んだ声、茶色のクレヨンはおちゃめな声、青いクレヨンはみずみずしい声……本当に、こんなふうにクレヨンがしゃべり出したら楽しいのにな!と思わずにはいられません。絵や色使いもポップで楽しい一冊です。「ぼくのくれよん」(作・絵/長 新太)今は、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」のアニメ「へんてこライオン」で慣れ親しんでいる子どもも多いであろう、長 新太さんのお話と絵。そんな長 新太さんのセンスが、たっぷりと楽しめる一冊です。大きなクレヨンを使って、お絵かきをするぞう。青でびゅーびゅー描いたものは、池? 赤でびゅーびゅー描いたものは、火事? 黄色でびゅーびゅー描いたものは、バナナ? ぞうの描いた絵を本物だと勘違いしてしまい、翻弄される動物たち。ぞうは、ライオンに怒られてしまいます。でも、それでもぞうはクレヨンを持って駆け出していき……。思いっきり絵を描くことって楽しいよ、規定外の絵を描いてもいいんだよというメッセージが、伝わってくるような絵本です。いかがでしたか? クレヨンとますます仲良しになれて、お絵かきがますます大好きになれるような、夢のある絵本ばかりです!
2018年09月10日10月スタートのNHKドラマ「昭和元禄落語心中」の主題歌が、この度「ゆず」の新曲「マボロシ」なることが明らかになった。本作は、若者たちを中心に“落語ブーム”を巻き起こしている雲田はるこによる同名漫画の映像化。ドラマでは、八雲役を岡田将生、与太郎役を竜星涼が演じるほか、小夏役に成海璃子、みよ吉役に大政絢、助六役に山崎育三郎と、人気実力派が出演する。アニメ版の主題歌は、椎名林檎と林原めぐみの豪華タッグで話題を呼んだが、今回のドラマでは「ゆず」の書き下ろし新曲に決定。「ゆず」北川悠仁は、今回の主題歌制作のため初めて原作を読んだと言い、「夜中に読み始めたところ、あっという間に物語の世界観に引き込まれて、全巻読み終わる頃には朝を迎えていました。すべての登場人物に『生と死』『愛と憎しみ』『美しさと残酷さ』がはらんでいて、“落語”という明るいテーマとは裏腹に、巻きおこる物語の激しさに、読んでいてゾクゾクしました」と感想を述べ、「どのキャラクターも本当に個性的なので、キャストの皆さんがどのように役を演じていくのか、とても楽しみにしています」とコメント。また、「『マボロシ』を制作する上で最初に思ったことは、今までゆずが表題曲の中で表現してきたポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指すことでした」と話す北川さん。「物語が持つ闇、その中に潜む美しさを楽曲で追い求めました。試行錯誤の末、“マボロシ”というテーマが浮かび、このキーワードと物語に背中を押され、今までのゆずにはない、切なく幻想的な楽曲に仕上がりました。また、ゆずの核である歌も、いつも以上に可能性を模索しています。新たな扉を開かせたくれたこの物語との出会いに、心から感謝しています」と話しており、ファンも必聴の楽曲になっているようだ。なお、主題歌「マボロシ」は第1回目の放送から流れる予定だ。NHKドラマ10「昭和元禄落語心中」は10月12日(金)より毎週金曜日22時~NHK総合にて放送(連続10回)。(cinemacafe.net)
2018年09月10日時空を超えた男女の“入れ替わり”を描いた大ヒットアニメ『君の名は。』は、名匠・大林宣彦監督の1982年の『転校生』を彷彿とさせると話題となった。同作は、転校してきた女子生徒(小林聡美)と幼なじみの男子生徒(尾美としのり)の心と体が、神社の階段から転げ落ちたことで入れ替わってしまう“入れ替わり”映画の元祖的な作品。こうした“入れ替わり”の物語は、いつの世も国境を超え、形を変えて登場してきたジャンルであり、観る者をその奇想天外な設定に引きませるためには、役者の演技力が何より不可欠。そこで今回は、土屋太鳳&芳根京子という二大若手女優が新境地を見せる『累-かさね-』や、「ジャニーズWEST」重岡大毅&神山智洋らの演技が絶賛されているNetflixオリジナル「宇宙(そら)を駆けるよだか」をはじめ、新旧の“入れ替わり”作品をピックアップ。そこには、相手への愛憎が強ければ強いほど、また、その関係が密であればあるほど、清濁入り交じった“人間のリアル”があぶり出されている。リンジー・ローハンが“母”と入れ替わり!『フォーチュン・クッキー』(2003年)いまでは“お騒がせ”セレブの1人となってしまったリンジー・ローハンが、双子を一人二役で演じた『ファミリー・ゲーム 双子の天使』(’98)の後、『ミーン・ガールズ』(’04)と合わせて大ブレイクするきっかけとなった母娘の“入れ替わり”映画。先日亡くなったバーバラ・ハリスとジョディ・フォスターで描かれた1976年の『フリーキー・フライデー』のリメイク。ロックが大好きな娘アンナ(リンジー)と、再婚を控える生真面目な精神科医の母テス(ジェイミー・リー・カーティス)、いつもけんかが絶えない2人は、食事に行った中華レストランでも言い争いに。そんなとき、2人が手に取ったフォーチュン・クッキー(おみくじ入りクッキー)をきっかけに心と体が入れ替わり!母の体のまま結婚することは絶対イヤなアンナの必死の抵抗や、憧れのイケメンと“中身が母”のアンナの恋なども描かれ、たっぷり笑った後にホロリとなる、観た後に元気が出る青春コメディ。入れ替わったからこそ初めて気づく、親子の本音には注目!菅田将暉×遠藤憲一、総理とダメ息子の奮闘劇「民王」(2015年)遠藤憲一が“民の王”である総理大臣、菅田将暉がその息子のナヨナヨ男子を演じてW主演。池井戸潤の人気小説を原作に、山田孝之&菅田さんの「dele」や「トリック」シリーズと同じテレビ朝日金曜ナイトドラマ枠で放送されたヒットドラマ。総理の公設第一秘書・貝原を演じた高橋一生のブレイクのきっかけとなった1作でもあり、スペシャルドラマほか、貝原が主人公の「民王スピンオフ~恋する総裁選~」も人気を博した。ある陰謀により、現職の総理・武藤泰山と大学生の息子・翔が入れ替わり、国会はもちろん日本中も大混乱!?遠藤さんの風貌で、中身は少々足りないところのあるピュアな大学生、菅田さんの外見で、中身は情に厚い50代の総理という強烈なギャップ、それぞれの表情豊かな演技や濃すぎる登場人物たちも相まって爆笑必至。“中身が息子”の総理が、「何かがおかしいよ」と日本の社会に物言いをつけていく姿も爽快だ。また、かつて仲のよかった親子は、父が政治家として台頭していくにつれ、疎遠に。愛し方がわからなくなった父子の確執と関係の再生も見どころの1つであり、2人の入れ替わり描写は“魂”らしきものが風船のように体から飛び出していく、という点も入り込みやすいものだった。このほか、“親子”の入れ替わりとしては新垣結衣×舘ひろし「パパとムスメの7日間」も話題となった。急ブレーキをかけた電車から投げ出されたことからサラリーマンの父と女子高生の娘が入れ替わり、それぞれの立場で奮闘する、五十嵐貴久のヒット小説が原作のハートフルコメディ。韓国では映画化もされている。また、東野圭吾原作の『秘密』は、事故に遭い昏睡状態となった娘(広末涼子)の体に、同じ事故で亡くなった母の魂が乗り移るというものだった。知英×竹中直人、笑うに笑えない入れ替わり!?『レオン』(2018)「民王」では総理のライバル議員である父(草刈正雄)と入れ替わってしまう娘を演じていた知英が、今作ではなんと個性派俳優・竹中直人と入れ替わることに!スマホマガジン「Hot-DogPress」で連載された清智英と大倉かおりによる人気漫画が原作。彼氏にフラれ、会社もクビになった地味なOL・小鳥遊玲音と、彼女が務めていた老舗の食品会社社長・朝比奈玲男が、ある日、同じ車の事故に巻き込まれたことから“スイッチング”。玲音は周囲から煙たがれるほどの、根っからのネガティブ思考人間。一方、玲男は誰の意見にも耳を貸さない、セクハラも日常的な超ワンマン社長。性別、社会的地位、性格も何もかもが正反対の2人が入れ替わると、さまざまな問題が次々と表出していく…。玲男の会社を乗っ取ろうとするゲス男の税理士役で山崎育三郎、“中身は玲男”の遊玲音に恋してしまうサラリーマン役で吉沢亮らも好演。池田イライザの中に吉沢亮!?「ぼくは麻理のなか」(2017年)今年、主演映画『ルームロンダリング』に『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『億男』と話題作が相次ぐ池田エライザ、『銀魂2掟は破るためにこそある』「サバイバル・ウエディング」でも話題の吉沢さんが共演した男女の“入れ替わり”ドラマ。映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』やTVアニメ「惡の華」など映像化が続く押見修造の漫画が原作。大学も行かず、ゲームばかりの自堕落な生活を送る小森功。ある日、功が目を覚ますと、彼が密かに思いを寄せていた女子高生の芳崎麻理の姿になっていた!?ところが、功自身の体に麻理の心が入った様子はなく、彼女はどこへ行ってしまったのか…。入れ替わりものは数あれど、その対象が自分の好きな人だった場合は一体どうなるのか。押見作品らしい思春期ならでは嫉妬や劣等感なども生々しく描きつつ、“自分は何者なのか”と問う本作では、池田さん、吉沢さんのこれまでにない艶シーンも印象的。ゲームの中では別人に!『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017年)自分に自信がなく、劣等感を抱えるオタク高校生が、ゲームの中ではムキムキの頼れるヒーローとなる本作。ロビン・ウィリアムズ出演の1996年公開『ジュマンジ』へのリスペクトを込めながら“体感型アトラクション・ムービー”として生まれ変わり、全米はじめ世界で予想のナナメ上ゆく大ヒットを記録。続編も製作される。学校の地下室で「ジュマンジ」と書かれた古いTVゲームを発見した高校生4人組。ゲームオタクの主人公は筋肉ムキムキで勇敢な冒険家(ドウェイン・ジョンソン)に、アメフトのスター選手はアレルギー持ちの小柄な男(ケヴィン・ハート)に、ネクラな不思議系女子はタフな最強女子(カレン・ギレン)に、インスタ命の女子高生は冴えないぽっちゃりおじさん(ジャック・ブラック)へとキャラ変!ハラハラさせるド派手な展開の中に、“自分らしくあること”という青春映画としてのメッセージも盛り込まれている。最も憎む相手の顔になる『フェイス/オフ』(1997年)ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジというクセがスゴい実力派俳優が、同じく独特のクセを持つジョン・ウ-監督のもとで共演したアクション大作。テロリストと彼を追うFBI捜査官、この世で最も憎み合い、いがみ合う者同士が外科手術により“顔を入れ替える”、という衝撃の設定が話題となった。FBI捜査官のアーチャー(トラボルタ)は潜入捜査と復讐のため、昏睡状態の“宿敵”・トロイ(ケイジ)の顔面を移植。すると、目を覚ましたトロイはアーチャーの顔面を移植し、彼の前に現れる。どっちがどっち!?の壮絶な銃撃戦と、極悪人から正義の男へ、そしてその逆と、見事な入れ替わりぶりを見せるトラボルタとケイジの演技は必見。男女4人の熱演に惹きつけられる「宇宙(そら)を駆けるよだか」(2018)外見の美醜や劣等感をテーマにした“入れ替わり”といえば、Netflixオリジナルドラマの今作も要注目! 「別冊マーガレット」で連載された川端志季による漫画が原作。『溺れるナイフ』でも好演を見せた重岡大毅、「名奉行!遠山の金四郎」にレギュラー出演する神山智洋という「ジャニーズWEST」の2人がW主演、さらにNHKのドラマ「透明なゆりかご」が話題を呼んでいる清原果耶で幼なじみの3人を演じ、『ソロモンの偽証』から『SUNNY強い気持ち・強い愛』などに続々抜擢されている富田望生が、容姿にコンプレックスを持つキーパーソンとなる少女を演じる。水本公史郎(神山さん)から告白され、つき合うことになった小日向あゆみ(清原さん)は初デートの日、目の前でビルの屋上から飛び降りたクラスメイトの海根然子(富田さん)と体が入れ替わってしまう。そのことを誰にも信じてもらえず絶望するあゆみだったが、彼女に想いを寄せる火賀俊平(重岡さん)がいち早く入れ替わりに気づく。やがて水本も気づくが、「俺が好きなのはあゆみちゃんの顔だ。だからこのまま付き合うよ」と冷たく言い放ち、“中身があゆみ”の然子は変わらずクラスでハブにされる。世界190か国で配信されている本作の英タイトルは、文字通り「Switched」(入れ替わり)。然子と俊平は元に戻る方法を試行錯誤するが、その中には“階段から落ちる”も!そんな彼らに渦巻く羨望や嫉妬は、本当に外見の美醜だけから来るものなのか。『ライアーゲーム』シリーズや『信長協奏曲』の岡田道尚の脚本と「人は見た目が100パーフェクト」を手がけた松山博昭の演出のもと、実力ある若手たちが見せる熱演に引き込まれる。土屋太鳳×芳根京子、人生さえ奪う入れ替わり『累-かさね-』(2018)「まれ」の土屋太鳳、「べっぴんさん」の芳根京子という国民的ドラマ=連続テレビ小説でブレイクした、爽やかで清純派の“朝ドラ”ヒロインが、がっつりの初共演でセルフイメージを破壊するダーク・シンデレラストーリーに挑む。人気漫画の実写映画化は何かと物議を醸すものだが、今作では原作者・松浦だるま自身が「主演お二人と監督の原作への解釈は深く鋭い」とツイートするなど、映画に大絶賛を贈るという異例の(?)事態も話題となっている。美しい顔を持つも、舞台女優としては評価が今ひとつのニナ(土屋さん)、カリスマ女優だった母ゆずりの天才的な演技力を持つも、顔に大きな傷を持つ累(芳根さん)。“美貌”と“才能”、互いの足りない部分を埋めるように導かれ、出会った2人は、互いの目的のため、不思議な口紅の力を借りたキスで入れ替わる。だが、あるきっかけから2人の立場は逆転、“中身が累”のニナが新進舞台女優として脚光を浴びるようになり…。自分にはない才能、誰からも好かれる美貌への劣等感と自己否定、その誰かになりたいと願う欲望に満ちた渇望、そして初めて味わう優越感から湧き出る自信と快感。それに押されるように、累はニナとキスの入れ替わりを繰り返すうち、次第に狂気にとらわれていく。ロシアの劇作家チェーホフの4大戯曲のひとつ「かもめ」、オスカー・ワイルドの頂点的作品「サロメ」という名作舞台を通して、対照的な2人のアイデンティティと運命はさらに浮き彫りになる。同じ顔をしていても、ときに累であり、ときにはニナであるという、それぞれが2人1役という点も難しいはずだが、土屋さんも、芳根さんもそれぞれの役柄を全身全霊で演じており、2人の熱演には「ゾクゾクしっぱなし」「脳みそが鳥肌立ってる」「2役の演じ分けがすごい」「感性と技術を総動員して演じ切った」など、絶賛の声がSNSに続々。原作は完結したが、続編もあり得そうなラストは、鑑賞後も思考と感情を支配してやまず、今年一番の衝撃を与えてくれるのは確かだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミングジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開累-かさね- 2018年9月7日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018映画「累」製作委員会 ⓒ 松浦だるま/講談社
2018年09月10日広瀬すずがコメディ初挑戦となる『一度死んでみた(仮)』が2020年に公開決定。堤真一と吉沢亮が共演することも分かった。■ストーリー大学4年生の野畑七瀬(広瀬すず)は、野畑製薬の社長である父親の計(はかる)(堤真一)と2人暮らし。研究に没頭する仕事人間で母親の死に際も立ち会わず、何かと口うるさく干渉してくる計のことが大嫌いな七瀬は、「一度死んでくれ!」と日々毒づいている。ところがそんなある日、計が本当に「一度死んで」しまう。実は計の会社では「若返りの薬」を開発しており、その途中で偶然出来上がった「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲んだためだった。会社乗っ取り計画を知った計は、「一度死んでみる」ことで、社内のスパイ社員を突き止めようとしたのだ。社長が死んでしまったと会社は大騒ぎ。遺言により、七瀬は社長を継ぐはめになる。事情を知らず動揺する七瀬の前に、なんと計が“おばけ”となって現れる。野畑製薬の社員で、存在感が薄すぎるせいで“ゴースト”と呼ばれている松岡(吉沢亮)から、ライバル会社と通じるスパイ社員の陰謀、そして父の死の真相を聞かされた七瀬は、“おばけ”の計、“ゴースト”松岡とともに、その計画を阻止し、計を無事生き返らせようと乗り出す。しかし、計の遺体が予定よりも早く焼かれてしまうことに!果たして、3人の行方はどうなってしまうのか…!?■女子大生×おばけ? 奇想天外な関係が織りなす怒涛のコメディ!本作はソフトバンクの「ホワイト家族」シリーズや、家庭教師のトライ「ハイジ」シリーズ、トヨタ自動車の「企業ドラえもん」シリーズなど、名だたるユニークなCMを手掛けてきた日本を代表するCMプランナーで、かつ『ジャッジ!』や『犬と私の10の約束』の脚本を手掛けるなど、幅広いメディアにて活躍する澤本嘉光によるオリジナル脚本作品。『ジャッジ!』では、広告業界の裏側をコミカルに描き、上司やクライアントに翻弄され奮闘する新人広告マンの姿が強烈な印象を与え、本作では父のことが死ぬほど嫌いな女子大生と、死んで“おばけ”になってしまった父親を巡って巻き起こる奇想天外なコメディとなっている。また、堤さんも出演している「ヒノノニトン」などのCMを手掛ける浜崎慎治が、映画初監督を務める。■広瀬すずがコメディ初挑戦! 堤真一と吉沢亮はおばけに?主人公・野畑七瀬役には、いまや日本映画界を代表する若手俳優で、19年にはNHK連続テレビ小説「なつぞら」のヒロインを務める広瀬さん。これまでにない、テンション高く毒を吐きまくるハジけたキャラクターを演じる。本作の出演について「コメディ作品にずっと憧れがあったので、今回挑戦させて頂けると聞いて楽しみではありますが、面白くできるかどうか、楽しめる余裕があるか不安です」とコメント。しかし「キャストの皆様もとにかく濃厚な方ばかりですし、もう、必死についていきたいと思います」とやる気十分の様子。さらに「七瀬役の決めポーズとして、人差し指を立てる仕草があるのですが、普段、中々自分自身で人差し指を立てることがないので、役作りとして、毎日撮影前に人差指を立て、気持ちをあげる練習をしたいと思います(笑)」と語った。そして七瀬の父で、製薬会社を経営するゴリゴリの理系、仕事に夢中過ぎて家庭が後回しになってしまう計役には堤さんが扮する。日本映画界きっての演技派の一方、抜群のコメディセンスも見せる堤さんは、広瀬さんとは本作で初共演となる。2人の「最強に仲の悪い親子ぶり」にも期待が高まる。今回のオファーを受けて、堤さんは「脚本を拝読したのですが、とにかく面白かった!“一度死んでみる”という奇抜な設定、軽快なテンポの会話劇、笑えて泣ける父娘のドラマ。野畑計という男を演じるなら?と想像しながら読み入ってしまいました」とコメント。さらに計の会社に勤めるも、影が薄すぎて「ゴースト」という縁起でもないあだ名をつけられる社員・松岡卓を『銀魂』『ママレード・ボーイ』に出演する吉沢さんが演じる。吉沢さんは「僕の役は存在感が無く、隣に居るのに気づいてももらえない可哀想な男」と自身の役柄を説明し、「個人的には存在感バリバリのキラキラした男より、こういったみんなから無視されるような、ザコキャラのほうが性に合っているので、撮影が今から楽しみです」と自虐的なコメント。しかし最後は「この作品で、浜崎監督に気に入ってもらい、CMにも呼んでもらえるように頑張ります!!」意気込みを見せた。果たして、1人の女子大生と2人のおばけの運命は?今後の続報にも注目したい。『一度死んでみた(仮)』は2020年より全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた(仮) 2020年、全国にて公開予定
2018年09月10日突然ですが「チコちゃんに叱られる!」(NHK)というTV番組を知っていますか?5歳の女の子チコちゃんが、「ポン酢の“ポン”って何?」とか「ひと別れるときに手を振るのはなぜ?」といった素朴な疑問を大人たちにぶつけていき、答えられないとチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」と叱られる、という雑学クイズ番組です。チコちゃんの投げかける疑問が「確かに考えたこともなかった・・・」と思わず唸ってしまうような、非常に考えさせられるテーマばかりでとても勉強になります。ところで先日、Twitterでフォロワーさんの恋愛相談に乗っていて「恋と愛って何が違うんですかね?」と聞かれて「う〜む・・・」と考えさせられる瞬間がありました。その瞬間「やばい、このままでチコちゃんに叱られる!」と思い、その違いについて真剣に考えてみました。どうでしょう、あなたは「恋と愛の違い」について明確に答えられますか?■恋は感情であり、愛は行動である“Love is a verb. Without action, it is merely a word.(出典不明)”「愛とは動詞である。行動なき愛は単なる言葉にすぎない」(川口訳)世界的な名著『7つの習慣』の著者であるスティーブン・コヴィーも、本の中で似たようなことを述べています。「好き」というのはただの感情です。誰でも持っている普遍的な感情であり、何もしなくても湧いてくるものです。ただし愛は違います。放っておいて生まれるものではありません。自ら選択し行動することによってでしか愛は育まれていきません。恋は自然発生であり、愛は自家発電。自分で発電する(つまりは自主的に主体的に行動するということ)からこそエネルギーが生まれ、それが愛を形作っていくのです。■恋は違いを嫌い、愛は違いを受け入れる“When men and women are able to respect and accept their differences then love has a chance to blossom.(snip)Love is magical, and it can last, if we remember our differences. (ジョン・グレイ著『ベスト・パートナーになるために』より)”「男女がその違いを尊重し受け入れたとき、愛が花ひらくチャンスが訪れる。(中略)愛は魔法であり、我々がその違いを忘れない限り、永遠に続くものである」(川口訳)全世界で5,000万部という驚異的なベストセラー本を送り出した、ジョン=グレイ博士の言葉。この本では「男女の違い」について強く言及されていますが、男女に違いに寄らず親子関係や友情についても言えることだと僕は思います。人は、自分が大切にしたい人が「自分と違っている」ことを恐れ、自分と同じ価値観になるように相手を変えようとします。つまり、相手を「自分の思い通りになるようにコントロールしよう」としてしまうんです。恋愛がうまくいかない人の8割はこれが原因だと言っても過言ではありません。人を愛するということは、その手に持ったコントローラーを手放すということです。相手がどんな人であっても、どんなに自分と違う価値観を持っていたとしても、それをコントロールしようとせず、ありのままを受け入れることがとても大事です。■恋は二人の間で完結し、愛は二人の周囲を巻き込む“Love does not consist in gazing at each other, but in looking outward together in the same direction.(サン=テクジュペリ著『人間の土地』より)”「愛は、お互いに見つめ合うことではなく、ともに外に目を向け、同じ方向を見つめることの中にある」(川口訳)かの有名な『星の王子様』の著者、サン=テクジュペリの言葉です。ちなみにこれは、男女の恋仲について言及したセリフではなく、彼の乗った飛行機が砂漠に墜落し、食糧も水も尽きた状態から奇跡的に生還した彼とその僚友とのエピソードの中で語られるセリフです。近くにあったピストルに手を取らずに、偶然見つかった一つのオレンジを分け合い、希望を求めて「見つめ合わずに外に向き同じ方向を見た」時のセリフなんですね。深すぎる・・・!「恋は一人でするもの、愛は二人で分かち合うもの」という意見がありますが、僕はこれでも少し弱いと思っています。その人を愛するということは、その人を取り囲むもの(家族だったり友人だったり故郷だったり)を愛することだと思うんです。原文にある「looking outward together」という、お互いがお互いの“外側”をみて、同じ目線で歩んでいくこと、その中にこそ愛はあると思うんです。■恋が愛になると、恋愛の悩みは消えてしまうこうやって改めて考え直してみると、いかに自分が「ボーっと生きてきて」しまったか反省させられました。僕が恋愛相談に乗っていて思うことは、相談者さんのほとんどが「恋」に悩んでおり、「愛」には悩んでいないということ。恋が愛になった瞬間に、恋愛における悩みは解決してしまうんです。もしあなたが今自身の恋愛について悩んでいるなら、あなたはまだ「恋」している状態であり、「愛」している状態ではないのかもしれません。チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」って叱られないよう、あなたも今日から「恋」を卒業して「愛」をスタートしませんか?(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年09月10日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「僕の仕事環境」です。もう何度かお話ししていますが、僕はいまだに京都府宇治の実家暮らしです。楽曲を作る仕事場は実家の自室ということになります。小学校時代から愛用している勉強机が僕のスタジオです。そんなわけで、メジャーミュージシャンいち劣悪な環境で制作をしている自負がありますね。全然、自慢げに話すことではないですけど…。機材や音楽を作るソフトはインディーズ時代からまったく同じです。普通、メジャーになったらちょっとええハード買ったり、高くて手が出なかった楽器買うとかしがちじゃないですか。僕、それ全然興味ないんです。先週お話ししたw-inds.の橘慶太さん。彼はめちゃくちゃDTM(Desktop Music)に精通されていて、同じ会話レベルを僕に求めてくるんですけど無理なんです。「最近出たあのソフトすごくいいよね」とか言われるんですけど、ひとっ言も意味がわからないです。仕方なく聞き流してます…。もう少し詳しく説明すると、僕はCubaseというDAW(Digital Audio Workstation)を使っています。これは、ヒャダインさんとか中田ヤスタカさんも使われている日本では主流の音楽制作ソフトです。ただプロともなるとみなさんさらにエフェクトや音色を追加したり、カスタマイズして独自の音楽環境を構築していくわけですが、僕が買ったのは「これだけあれば大丈夫!」的な、初心者が買いがちなコンプリートセット1つだけ。あと、作曲に欠かせないMIDIキーボードも僕が使っているのは鍵盤の数が30くらいしかない。普通は49とか61、88あるんですけどね。弾いていて「上の音、ここまであれよ!」というとき、多々あります。それでも僕がこの仕事場を変えないのは、この環境こそが“岡崎節”を生み出しているんじゃないかなと思うからです。制限があるからこそ、他のアーティストと違うメロディやアレンジが生まれるのではないかと。うれしいことに世間でも僕の作った楽曲は“ハイクオリティ”なんて称されることがある。こんな劣悪な環境でも評価をいただけると、それならこのままでええか、と思っちゃうんですよね。あと、はっきり言って僕の機材は中高生のおこづかいで買えるレベル。僕を見て、若い子たちが「これなら自分でもできるかも」とか「なんなら岡崎体育超えてやるわ」とやる気になってもらえたら、正直うれしいです。おかざき・たいいく『テンゴちゃん』(NHK総合 毎月1回土曜深夜)がレギュラー番組に。JINRO presents 岡崎体育ホールワンマンツアー「エキスパート」11/17(土)埼玉・三郷市文化会館から全国7か所にて。※『anan』2018年9月12日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年09月09日9月8日、酒井若菜(38)がTwitterアカウントを復活させると自身のブログで発表。15年5月にTwitterの休止を発表していた酒井は、当時Twitterについて「ポップすぎる」「メルマガとブログで十分かな」とブログで語っていた。酒井は今回の復活にあたり「どうしても性に合わなければ心置きなくしれっとやめます」とコメント。いっぽうで「でもせっかく始めるのなら、あらたな気持ちで楽しもうと思います」と意気込んでいる。グラビアアイドルとして絶大なる人気を誇った酒井は、97年のドラマ「サイコメトラーEIJI」(日本テレビ系)に出演し女優デビュー。02年の「木更津キャッツアイ」(TBS系)や04年の映画「恋の門」で女優としての存在感を発揮していたなか、05年6月に急性胃腸炎で主演舞台を降板。以降マイペースに女優業を邁進している。そのいっぽうで、近年は文筆業にも注力。08年に小説「こぼれる」で作家デビューを果たすだけでなく、webマガジン「marble」で編集長を務めるなど幅広く活躍している。今回の復活に、ファンはもちろん喜びもひとしおだ。Twitterでは《marbleやアメブロも楽しみだけど、文字数の制約がある中で発信される言葉も楽しみにしてますね》《待っていました。また若菜ちゃんの言葉に触れられるのが、とても嬉しいです》《以前のTwitterもフォローしてました。すごくすっごく嬉しいです》といった声が上がっている。「病に伏し休養するなど苦い経験を重ねてきた酒井さんですが、今期ドラマでは『透明なゆりかご』(NHK総合)や『グッド・ドクター』(フジテレビ系)に出演。その好演ぶりは、業界でも業界随一だと評価されているのです。Twitter復活を機に、その女優力もさらに注目されるのではと期待されています」(芸能関係者)これからの活躍にも期待したい!
2018年09月09日TVドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介するのは、『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』のゲスト声優を務めた “だいすけおにいさん” こと横山だいすけさん。2017年春にNHK Eテレ『おかあさんといっしょ』のうたのおにいさんを卒業。現在は歌手のほか、俳優、バラエティ番組のMCなどをこなし、活躍の場をどんどん広げている横山さんにお話をうかがいました。写真・角戸菜摘 文・田嶋真理【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 11ピュアな笑顔で魅了する、爽やかイケメン1959年10月に開始し、2018年で放送60年目を迎える、『おかあさんといっしょ』。子どもの時、親になった時、孫ができた時、“人生で3回出会う番組” と称される国民的子ども番組が、ついに初映画化! 映画は、『おかあさんといっしょ』のお兄さん、お姉さんたちが不思議な町で大冒険を繰り広げる実写パートと、人形劇『ガラピコぷ~』をアニメ化したアニメパートで構成。アニメパートでは、チョロミー、ムームー、ガラピコたちがしずく星を飛び出し、ツムリ星へお出かけ。ツムリ族のお姫様・イオと親友のロボット・ゴムリを仲直りさせ、ツムリ星の危機を救おうと奮闘します。横山さんは入念な役作りで、ゴムリの優しさや悲しみを声で表現しています。ーーこの映画のオファーを受けたときのお気持ちは?横山さん 『おかあさんといっしょ』で9年間、うたのおにいさんを務めさせてもらって。卒業後も初めての映画という素晴らしいタイミングで関わることができ、とても嬉しく思います。「映画で帰ってきました!」という気持ちです。ーーファンは「おかえりなさい!」と言いたい気持ちでいっぱいだと思います。ゴムリは、横山さんの普段の声と全く違っていて驚きました。役作りとして行ったことは?横山さん ロボットのお手本として、人形劇『ガラピコぷ~』の映像をたくさん観ました。実際に完成したアニメを観ながら自分の声を合わせて行く時は、スタッフの方々と感情の入れ具合を相談しながら演じました。ロボットの声を演じるのは、とても難しかったです。ーーアニメパートでは、イオとゴムリの仲直りが描かれています。温厚な横山さんですが、ケンカや仲直りのエピソードがあれば教えてください。横山さん 僕と母親は干支、誕生月、血液型が同じで、性格が似ていて。それに加えて、僕はいたずらっ子で、言うことを聞かなかったり、片付けをしなかったり……門限までに家へ帰らず、遊んでいる場所に親が迎えに来たこともありました。僕は3人きょうだいの一番上なので、「お兄ちゃんがちゃんとして妹に教えてあげて」と言われて、よく怒られていました。ーー怒られた後に仲直りするコツは?横山さん ケンカを長引かせないことです。最初は僕もふてくされていますが、1日以内で謝って仲直りをしていました。ケンカを次の日に持ち越すことはなかったですね。ーー映画のタイトルにちなんで、最近の “はじめての大冒険” は?横山さん 番組のロケで、初めてハワイに行きました。海外に行った経験があまりないので、異文化に触れることで、まだまだ知らない世界があるんだなと新鮮な気持ちになりました。高所恐怖症なのに、パラセーリングにも挑戦して、約300mまで空高く上がっちゃいました。そのときは足の先がピーンと伸びましたね(笑)。この映画を観た後、子どもたちが新しい冒険や挑戦をしたいという気持ちになってくれたら嬉しいです。ーー横山さんが子どもの頃に観た映画の思い出を教えてください。横山さん 僕が初めて映画館で観たのは、アニメ映画『リトル・ニモ』(1989年)。主人公の少年がベッドの上に乗って空を飛ぶシーンが、すごく印象に残っています。幼い頃に観たので、「飛んでいる!」と、衝撃すら覚えました。家で観た映画で思い出深いのは、ウィーン少年合唱団を描いたディズニー映画『青きドナウ』(1962年)。5歳ぐらいに観た後、親に「僕は目は青くないし髪も黄色くないけれど、この人たちと一緒に歌いたい」と言ったらしく、親を驚かせたようです。歌いたいという欲が出たのは、その時が初めてでした。僕の原点になっている映画です。ーー将来、お父さんになったら子どもと一緒に映画館に行きたい?横山さん 行きたいですね! 僕は映画が大好きで、子どもの頃から親と映画館によく行っていました。自分も結婚して子どもができたら、いろいろな作品を一緒に観に行きたいです。ーーどのような女性に惹かれますか?横山さん 僕は自分の中で笑顔をすごく大切にしています。笑顔が素敵で、よく笑う方には魅力を感じますね。ーー最後に、『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』の見どころを教えてください。横山さん この映画は小さな子どもが安心して観れるように、音量や照明を配慮しています。実写パートのお兄さん、お姉さんたちが映画ならではのいろいろな世界に連れて行ってくれ、映画館で出会ったみんなと一緒に声を出して楽しむことができます。ネタばれになってしまうので詳しくは言えませんが、おなじみの曲がミュージカル調のアレンジで登場するシーンもあります。家族で映画の楽しさを共有していただけたら嬉しいです。インタビューのこぼれ話映画のPRイベントで共演した関根麻里さんが、舞台の階段を下りるとき、すかさず手を差し伸べていた横山さん。“だいすけおにいさん” が画面から飛び出したような優しさと気配りは、インタビュー時も健在。感動すら覚えた取材でした。Information『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』9月7日(金)よりシネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほか全国公開配給:日活、ライブ・ビューイング・ジャパン©2018「映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険」製作委員会
2018年09月08日観客動員120万人を突破した大ヒット映画『カメラを止めるな!』の主題歌「Keep Rolling」が、音楽ストリーミングサービス・Spotifyのウィークリーバイラルチャート(8月30日付)で1位になった。バイラルチャートは、Spotifyが独自の調査に基づき、SNSで話題の曲をランキング化したもの。「Keep Rolling」は、『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督の幼なじみである鈴木伸宏とギタリストでコンポーザーの伊藤翔磨からなる謙遜ラヴァーズが楽曲を提供し、女優で落語家の山本真由美が歌う。「謙遜ラヴァーズ feat.山本真由美」は、きょう8日23時から放送される『シブヤノオト and more FES.2018』(NHK総合)に出演。スペシャルゲストとして、上田監督、主演の濱津隆之をはじめ、キャストも駆けつけるという。山本は、自身のツイッターで「なんと、、音楽番組、、KeepRollingします!」「みなさん夜更かしお付き合いくださーい」と呼び掛けている。なお、オリジナル・サウンドトラックCD『カメラを止めるな!』が発売中。「Keep Rolling」をはじめ、永井カイルが手がけた劇伴など全18曲が収録されている。
2018年09月08日俳優の佐藤健(29)が8日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYA内の「佐藤健写真展2019」の会場にて取材に応じ、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の撮影が終了して「寂しい」と“朝ドラロス”を告白した。『佐藤健2019年カレンダー』と『佐藤健 in 半分、青い。』PHOTO BOOK(東京ニュース通信社刊)の発売を記念して、全国5大都市で写真展を開催。カレンダーに収まりきらなかったカットを含め約40点を展示し、超特大パネルやフォトスポットも設置する。また、『半分、青い。』写真展(無料)を併設し、ヒロインの幼なじみ・萩尾律を演じる佐藤にフォーカスした貴重なカットを公開する。佐藤は、写真展の感想を尋ねられると「自分の顔を見てもあまり何とも思わなくなりました」と笑い、「ありがたいですね。こうして写真として残してもらうのもありがたいですし、写真展を開いて1人でも喜んでくれる方がいるんだったらやってよかったなと思うし、そういうことがうれしいなと思います」と感謝した。お気に入りの写真は、空をバックに撮影した横顔の写真で、「『半分、青い。』のタイトルバックで鈴愛がリボン持って走っているのに似ているなと。それでお気に入りに選出しました」と説明。だが、撮影の状況は覚えていないそうで、「(カレンダーの)テーマが青だったので、青い壁があったら撮る、青い服があったら着る、という撮影で…。ノープランで撮り続けて、偶然の産物です」と語った。また、10カ月もの長期間にわたって撮影した『半分、青い。』について、「撮影期間が長ければ長いほど思い入れが強くなる。終わった時は寂しかったです。共演者との絆が深まりましたし、役に対する思い入れが強くなります」としみじみ。「共演者やスタッフとの別れも寂しいですけど、一番寂しいのは律との別れが寂しい」と心境を明かした。今月末で終了を迎えるが、「僕も出来上がったものは見ていないですが、この結末のために今までやってきたという結末になっていると思います。イラッとしたりもやっとしたり、フラストレーションをためながらも見てくださったみなさまの気持ちに応えられるような、ずっと見てきてよかったと思えるような結末になっていると思います」と結末に自信を見せた。さらに、20代最後の写真展というのを意識したか聞かれると「それはなかったです」と答え、「ただとにかく青い服を着る。今日も青い服。最近は青けりゃいいみたいな」と“青”への意識を告白。報道陣から「髪の毛は?」と言われると、「髪の毛も青くしてくればよかったですね」と笑った。最後に、今後やってみたいことについて「ファンの方と直接コミュニケーションとれる機会は最近ないので、ファンの方と直接何かできたらいいなと」と話し、「こんな素敵な写真を撮っていただいて、写真展を開催できることをとてもうれしく思います。もしお時間あったら足を運んでいただけるとうれしいです」と呼びかけた。■佐藤健写真展2019開催期間:9月8日(土)~10月3日(水)開催場所:hmv museum入場料金:500円※『佐藤健 in 半分、青い。』PHOTO BOOKスペースは無料■同時開催(渋谷展示内容と同様)hmv museum 心斎橋 :9月8日(土)~9月30日(日)予定hmv museum 栄 :9月8日(土)~10月3日(水)hmv museum 仙台 :9月15日(土)~10月10日(水)hmv museum 博多 :9月15日(土)~10月10日(水)
2018年09月08日「私はもともと強いほうではないので、怒ったり、生意気なことを言ったりするシーンは難しかった」そう話すのは、ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系・火曜22時〜)で小学生の宮本みゆきを演じ、くるくる変わる表情が「かわいすぎる」と話題の横溝菜帆ちゃん(10)。いったん話しだすと、「うふふ」とかなりの笑い上戸。「亜希子(綾瀬はるか)さんの腹芸のシーンは、笑っちゃいけないところなんですけど、綾瀬さんの演技がおもしろくて笑いをこらえるのが大変でした(笑)」赤ちゃんから事務所に所属し、すでに数々の作品に出演。「精霊の守り人」(NHK総合)では綾瀬扮する主人公の幼少時代を演じた。「将来は綾瀬さんみたいに誰にでも優しくて、どんな役でもできる女優さんになりたいです」今度はぜひ特技のフラダンスを見せてね!
2018年09月08日「五平餅もかき氷もおいしかった!」こう話すのは、連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合ほか・月〜土8時〜)で、楡野花野(かの)役を演じる山崎莉里那ちゃん(6歳)。明るく愛嬌いっぱいの“かんちゃん”は、いまやお茶の間のアイドルに。「和子(原田知世)おばあちゃんに子守歌を歌ってあげたところが大好き!」と、劇中披露した歌を歌ってくれる莉里那ちゃん。持ち前の人懐っこい性格で共演者との思い出もいっぱい。「いちばん遊んだのは律(佐藤健)さん。抱っこしてくれて『落ちちゃうよ〜』ってぶら〜んとするの。(永野)芽郁さんとはイスをぐるぐる回したりして遊んだ。中村雅俊さんは自分のカメラを私に貸してくれて、一緒に写真を撮りました」そんな莉里那ちゃんの夢は?「芽郁さんみたいな女優かモデルになりたいです。芽郁さんはキレイな涙をすぐ出せるから」
2018年09月08日元モーニング娘。でタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)が出演した埼玉発地域ドラマ『越谷サイコー』(NHK)の放送が中止になったことが7日、わかった。同作は今年2月28日に放送され、今月24日の再放送を予定していた。吉澤は6日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ・酒気帯び運転)の疑いで逮捕。所属事務所は7日、公式サイトを通じて「このような事態となりましたことは誠に遺憾」として謝罪。「今後、詳細が分かり次第、厳正に対処してまいります」とコメントしていた。これを受け、NHKはドラマの公式サイトで「総合テレビ番組放送中止のお知らせ」と題し、「9月24日(月・休)午後5時から総合テレビで放送予定だった埼玉発地域ドラマ『越谷サイコー』の放送を中止することにしました。番組の出演者が逮捕されたことを受け、NHKとして総合的に判断しました」と報告した。NHKは日本各地の町の魅力を伝えるべく、地域発ドラマに力を入れてきた。その一環となる同作は、埼玉県越谷市を舞台に描かれるホームコメディ。住宅販売会社に務める加奈子を佐久間由衣が演じ、吉澤はその客で元キングオブコメディ・今野浩喜の妻・雅子役として出演した。佐久間由衣のスタッフもツイッターで、NHK発表のリンクと共に「お知らせです」とツイート。佐久間が単独主演を務めた初の作品でもあることから、ファンの間で「本当に本当に残念で仕方ない」「悔しくて仕方ない」「ショックです」といった落胆の声が広がっている。
2018年09月07日「台本に全身緑とは書いてあったのですが、初めて衣装を着た自分を見たときは、わ!こんなに緑なのかって思いました(笑)」そう話すのは、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で加藤恵子役を演じる小西真奈美(39)。髪、服、オフィスのインテリアまですべて緑にこだわる恵子。この衝撃キャラ、脚本家の北川悦吏子さんが小西を想定して(あて書きで)描いた役なのだそう。「台本を読みながら私、笑っちゃって。共感できないところがないくらいでしたから。好きなものを語り始めると熱くなって止まらなくなるところとか、微妙な空気のところで明るく挨拶をしたりとか(笑)。北川さん、やっぱりすごいと思いました」(小西・以下同)恵子の兄・津曲雅彦を演じるのは、お笑いコンビ・くりいむしちゅーの有田哲平(47)。「恵子は津曲雅彦の妹なのですが、妹からみてもお兄ちゃんはうさんくさいなって(笑)。でも憎めないキャラクターです。有田さんとちゃんと話したのは今回が初めてでした。ランチのあとにコーヒーを買ってきてくださったり、本当のお兄ちゃんのように接していただき、すごく楽しかったです」小西が恵子同様、熱くなっているものは30歳から始めたバレエ。「いまだ情熱冷めやらずで、少し上達しただけで、すごくうれしいんです。継続することで物になっていくことを学んだし、精神的にもすごく鍛えられました」『ちゅらさん』以来17年ぶりの朝ドラ出演となった小西。撮影現場にはこんな感想が。「週末になるたびに『私たち、セリフ覚えるの、がんばりましたよね』なんて言い合うんですが、そういえば17年前も同じ話をしていたなあと、デジャビュ感が……(笑)」主人公・鈴愛を演じる永野芽郁について、小西はこう語る。「私の最初の撮影が早口でしゃべるシーンで、すごく緊張していて『ごめんね、芽郁ちゃん、私、いま余裕がなくて』って、ぶつぶつ言いながらうろうろしていたんですけど、遠くで目が合うとニコッと笑ってくれるんです。カットがかかるたびにパッと見ると、いつもニコッと笑ってくれて。いてくれるだけで安心感がありました」鈴愛の人生に恵子がどう影響を与えていくのかが、今後の見どころになっていく。「恵子のビジュアル面を楽しんでほしいですし、すごく深みがあることを口にするので、そういうところを楽しみにしていただけたら」
2018年09月07日