PMSとはPremenstrual Syndromeの略で、月経前症候群のことをいいます。これは月経1週間前から3日前あたりに、身体や心がホルモンバランスの変化に対応しきれず、不安定になることから起こる症状のことを指します。主な原因としては、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増減するためだと考えられています。月経前にエストロゲンが減少すると、血管を収縮させるセロトニンも減少し、脳の血管が拡張して頭痛が起こります。また、月経前に増加するプロゲステロンには水分を体内にためる働きがあるため、むくみが起こりやすくなります。(※)PMSで起こる症状身体的症状頭痛・肩こり・むくみ・胸の張り・肌荒れ・疲れやすい・めまい・吐き気・体重増加など精神的症状イライラする・涙もろくなる・無気力になる・集中力が低下する・情緒不安定になるなどPMSを改善するためにとり入れたい栄養素イソフラボン女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをします。月経周期をの乱れを改善し、PMS特有のイライラや情緒不安定などを和らげる働きがあります。また、肌荒れやにきびに効果があります。〈豊富な食品〉納豆・豆腐・きなこ・油揚げマグネシウム・カルシウムマグネシウムやカルシウムは情緒不安定を解消し、ホルモンの分泌にかかわる栄養素です。マグネシウム1:カルシウム2の割合でとり入れると良いでしょう。〈豊富な食品〉牛乳・チーズ・ちりめんじゃこ・小松菜・ひじき・ごま・アーモンドビタミンB6ビタミンB6は神経伝達物質の合成に必要な栄養素で、イライラや情緒不安定、頭痛を予防する働きがあります。〈豊富な食品〉まぐろ・カツオ・いわし・レバー・玄米ビタミンEビタミンEは血管を拡張し血行を良くするので、冷えが改善され肩こりやむくみに効果があります。また、抗酸化作用があるため、肌荒れが改善されます。〈豊富な食品〉アーモンド・落花生・かぼちゃ・アボカド食物繊維食物繊維はお腹の調子を整えて便秘を予防する働きがあります。また、血糖値の急激な上昇をおさえてイライラを改善する働きがあります。〈豊富な食品〉海藻類・野菜・果物α‐リノレン酸α‐リノレン酸はホルモンバランスを整えてPMSや生理痛の改善に効果があります。〈豊富な食品〉えごま油・くるみ・なたね油食事や日常生活で心がけることPMSの症状を少しでも改善するためには、1日3食を規則正しく食べることが大切です。朝食を抜いたり食事の間隔があいてしまったりすると、脳がエネルギー不足になり、イライラしてしまいます。上記のすべての栄養素を食事でまかなうのは難しいという方は、サプリメントを利用しても良いでしょう。また、運動をすることで血行が良くなり、頭痛・肩こり・むくみなどの症状を和らげることができます。運動が苦手な方も、家事や仕事の合間にストレッチをするだけでも効果が期待できます。さらに、夜にぬるめのお風呂に30分ぐらい入ることで、心身がリラックスして良い眠りへとつながります。 PMSは、症状の大きさの違いはあるものの、女性なら誰でも起こりうるものです。生活習慣を整えて、PMSと上手につき合っていきましょう。 【参考・参照】(※)福山市医師会月経前症候群(PMS)を知っていますか?〈〉(最終閲覧日 2017/6/16) 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2018年12月09日PMSとは、“Premenstrual Syndrome(月経前症候群)”の略。人によって症状はさまざまですが、イライラ、頭痛、乳房の張りなどが代表的で、月経開始予定日の3~10日前ぐらいから始まることが多いと言われています。そのPMSを乗り切るにはどのような方法が効果的なのでしょうか。筆者の友人・知人に“自分流の乗り切り方”を教えてもらいました!1. 食生活を整える「昔からPMSがひどくて、生理前になると頭痛で目を開けるのも辛いなんて日もありました。その内、母親から『食生活のバランスが偏ってるから不調になるんだ』と言われて半信半疑で食生活に気を遣ってみたんです。1人暮らしなのもあって、普段はコンビニ弁当やカップ麺ばかり続く日もあったんですけど、できるだけ自炊して魚とお肉と野菜をきちんと摂るようにしてみました。最初はあまり効果は感じられなかったけど、3ヶ月ぐらいその生活を続けたら頭痛が軽くなってきて!今でも痛くなるにはなるけど、前ほどじゃないので節約にもなるし自炊続けてます。」(26歳・音楽関係)PMSを乗り切るためにバランスの良い食事を摂る。今後のことを考えたとしても、食生活を改善させるのは大切なことですよね。また、カップ麺ならまだしも、コンビニ弁当や外食はコストが高いため、自炊で節約できるのも嬉しいポイント。やはり人間のカラダは正直なのですね。2. 周囲に話しておく「生理前にイライラして旦那とケンカしてしまうこともしょっちゅうあるから、わたしは『今イライラしやすいからね』と伝えるようにしてるよ。旦那からしたら『そんなの関係ない』と思ってるのかもしれないけど、何も知らないより、知っててイライラされてる方がいいかなと思って。結局、先に言っておいた月は旦那も当たらず触らずであまり接触してこないから、この方法がわたし向きなんだと思う!」(30歳・主婦)普段から接することの多い人には、最初から話しておくだけで気持ちにゆとりがうまれますよね。『相手もわかってくれてる』という安心感からなのでしょうか。男性も、わざと怒らせないように立ち振る舞ってくれているのかもしれませんね。3. リラックスする「わたしはいつもより長くお風呂に浸かったりハーブティーを飲んだり、できるだけリラックスできるように心がけてます。PMSにはコーヒーは控えたほうがいいって聞いたから、大好きなコーヒーもその時だけは我慢。ゆっくりできる時間って、わたしにとってとっても大切なんです。」(29歳・事務)リラックスするとイライラが落ち着くため、それがPMSに効果があるという声は多いですよね。何の日というわけではなくても、ゆっくりする時間が取れるだけでホッとひと息。イライラしているからとその気持ちのまま相手にぶつかってしまうのは、あまりに大人気ないですよね。それが原因で嫌われたとしても自業自得。そうならないためにも、自分で自分の感情をコントロールする術は身に着けておきたいところです。いかがでしたか?PMSを治すという決定的なクスリは存在しないため、自分でどうにか乗り越えるか低用量ピルなどで生理そのものを軽くする方法しかありません。お金をなるべく使わずに、手軽にできる方法と言えば、上の3つの方法が効率的なのではないでしょうか。長年付き合っていかなければいけない分、うまく共存していきたいですね。
2018年10月10日PMSは人によっても期間や症状、症状の重さが違いますが、多くの女性がこのPMSの症状に悩まされています。しかし、PMSの症状だということが、自分でわかっていないという方もまだ多いのです。今回はPMSの症状や軽減する方法を紹介します。女性特有のPMS出典:byBirth生理前になると、イライラしたり、情緒不安定になったり、しょっぱいものや甘いものが無性に食べたくなったり、肌荒れが起きたり…いろいろな症状が出てきますよね。こういった症状は生理前症候群というもので、PMSと呼ばれています。だいたい生理の3日~10日前ほどから症状がだんだんと出始め、生理が始まると徐々になくなっていきます。人によっても期間や症状、症状の重さが違いますが、多くの女性がこのPMSの症状に悩まされています。しかし、PMSの症状だということが、自分でわかっていないという方もまだ多いのです。ではPMSの症状はどういったものなのでしょうか。PMSの症状はとても多く、200種類以上もあると言われていますが、代表的なものをまずはご紹介していきます。心の乱れ出典:byBirth生理前にイライラしてしまったり、とても悲観的になったりするのはPMSの代表的な症状です。排卵期が終了し生理前の時期になると、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。女性ホルモンのバランスが崩れることで、自律神経まで乱れてしまうため、気持ちが乱れやすくなります。そしてイライラしたり泣きたくなったり、不安、憂鬱な気持ちになったりという症状につながってしまうのです。異常な眠気出典:byBirth生理前に眠くてどうしようもない時間が続くことはありませんか?こちらも、多くの女性が悩むPMSの症状です。たくさん寝たはずなのに、眠気が襲ってくるのも、ホルモンの影響があります。生理前に多く分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンは、体温を上昇させて睡眠を促す働きがあります。通常時、私たちの体は眠る時に体温を下げ、日中の活動時には体温を上げるというしくみになっていますが、生理前には体温が上がるため、体温の上がり下がりの差が少なくなり、睡眠の質が落ちたり眠くなりやすい状況にあるようです。肌荒れ出典:byBirth生理前になるとニキビができたり、肌が荒れやすくなったりと不調を感じる方も多いです。こちらも、プロゲステロンという女性ホルモンが大きく関わってきます。排卵期後から生理前まで分泌されるプロゲステロンは皮脂の分泌を活発にする特徴があります。そのため毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、ニキビや吹き出物の原因になるのです。また、プロゲステロンはコラーゲンの合成を抑制してしまうため、肌が敏感になりやすいのです。そのため、この時期にスキンケアやコスメを変えたり試したりするのはおすすめできません。軽減するには?出典:byBirthでは、少しでもこのPMSを軽減するにはどうしたらよいのでしょうか。PMSを軽減する食べ物や方法をご紹介します!栄養でPMSを軽減出典:byBirthPMSに効果のある栄養素のひとつ目はビタミンB6。抗うつ効果のセロトニンというホルモンを増やす効果があります。落ちこんだり、悲観的になったり、イライラしやすいというPMSの症状がある方は積極的に摂取することをおすすめします。ビタミンB6を豊富に含む食材はレバー、まぐろ、鶏肉や、ニンニク、ピスタチオなどです。果物だとバナナが比較的多く含まれています。また、生理前の期間はなるべくカフェインやアルコールを控えましょう。イライラや緊張感を高め、PMSの症状を悪化させてしまう可能性があります。アロマやハーブでリラックス出典:byBirth嗅覚によるリラックス効果を得る方法もおすすめです。方法としてはたくさんありますが、アロマキャンドルやアロマオイルのマッサージ、アロマのバスオイルを使ったり、ハーブティーを飲むのも効果的でしょう。主にリラックス効果のあるハーブでおすすめなのはラベンダーやカモミール、ベルガモットです。オイルやハーブティーを日常に取り入れてみてください。PMSを感じた時の習慣を作る出典:byBirthイライラしたり、落ち込んだり。そんなときにあえて普段やらない掃除やシーツの取り替え、窓拭きなどを徹底してすっきりするのも良いでしょう。悩みやイライラを悶々と我慢して辛くなるよりも、イライラを汚れにぶつける方が断然自分もすっきりします。好きなことに没頭する出典:byBirthいろんな感情になったり、疲れやすいこの時期は、やりたいことをとことんやれる、甘えても良い時期にしちゃいましょう。PMSだと自分で感じて、憂鬱を吹き飛ばすことをするのが良いです。運動が好きな方は運動でも良いですし、友達とランチは嫌なことも忘れてしまう楽しい時間ですよね。普段ダイエットを行っている方も、生理前3日目からは食事制限なしとするのはどうでしょうか。映画鑑賞もおすすめです。たまには1人で映画を見に行って、帰りはカフェでいつもより贅沢なコーヒーを飲んでから帰ってきても良いでしょう。普段ストレスと向き合って、とくに敏感になっているこの時期を、あえて自分の甘え期間にしちゃいましょう。出典:byBirth男性にはないもので、女性の中でも人によって症状や重さが違うPMSは、他人にすべて理解してもらうのが難しいものです。辛い時期でもありますが、この症状を受け入れて向き合うことも大切です。きっと自分のPMSに気づいたとき、しっかり向き合うことでPMSとの付き合い方が変わってくるはずです。また、とても症状が重く、痛みや落ち込み、イライラがひどいという方は病院で相談してみてくださいね。
2018年05月26日PMS(月経前症候群)とは? 月経の月経(生理)の前に出る、様々な不快な症状を月経前症候群(PMS)と呼ぶ。症状の種類や程度には個人差があるが、代表的な症状は次のようなものが挙げられる。 ■身体的な症状・下腹部の痛み・腰痛・乳房のはり・肩こり・ニキビや肌荒れ・頭痛・吐き気 ■精神的な症状・イライラ・眠気・憂うつこれらの症状は、だいたい月経の3~10日くらい前から現れる。症状があまりにもひどく、日常生活にも支障をきたすような状態の場合は、「月経困難症」の可能性も考えられる。こういった場合は婦人科を受診しよう。 程度の差はあってもつらいPMS。少しでも症状を和らげたいもの...。ということで続いては、PMSタイプ別の傾向と対策をご紹介。 PMSタイプ別の傾向と対策 ■不規則な生活を送っているあなたは… まずは自分の体のリズムを知ろう。前もって「このへんが危ないな」「次はこうくるな」というのが分かれば、その時期をうまく乗り越える余裕が持てるはず。■何となくいつも体調がよくないあなたは…まずは体を動かしてみよう。激しい運動でなくても大丈夫。有酸素運動のストレッチやウオーキングなどはいかが?ひとつのことに集中することで、症状が忘れられ、ストレスも発散、血の巡りも良くなり、PMS自体が緩和する効果も。■不調を口にできず、ケンカになってしまうあなたは… パートナーや周りの人に事前に伝えておこう。イライラ前の正常な時に「PMSだと、私は○○しがち」「本気で受け取らないで」「気にしないでね」と先に素直に話しておけば、大きなけんかも回避できそう。■負けず嫌い、自分に厳しいあなたは… 症状にあらがわないで。月経の周期に合わせた一時的な変化なので、無理は禁物。仕事や約束事などの調整もできれば◎。■ストレスを溜め込みがちなあなたは…何よりリラックスを心掛けて!忙し過ぎる生活、睡眠不足は×。サプリや漢方、アロマなどを上手に使ってゆったりした時間を。■お酒やコーヒーが好きなあなたは…代用品などを使って控えめに。アルコールやカフェインは、胸の張りを促進し、精神不安定の原因になるそう。人によってはもちろんリラックス効果もありますが、回数だけでも減らしてみては?約9割の女性が経験しているPMS 女性の9割が経験したことがあるともいわれるPMS。悩んでいるのはあなただけではない。どうにもならないときは、無理せず婦人科へ相談することも考えてみてはいかがだろうか。 wellfyより
2018年03月16日生理前はお腹が痛くなったり、イライラしたり、PMSと呼ばれるとにかく不快な症状が起こりがちですよね。女性にとっては仕方のないことなのかもしれませんが、できればなんとかしたいものです。ちなみに私が住むドイツでも同じ。PMSに悩まされている女性は多いようです。しかしドイツでびっくりしたのは、あまり薬を飲まないこと。自然の力に頼る人が多いんですよ。それではどんな方法でPMSを解消しているのでしょうか。早速調べてみました。薬で抑えつけるなんてナンセンス!痛みはハーブティーで治す私の周りのドイツ人にPMS対策を聞いてみると、一番多かったのがこの方法……ハーブティーを飲むことです。確かにドイツでは、体調が悪いと薬よりもハーブティーが主流なくらいハーブティーの力は信頼されているんですよ。私も一度ひどい風邪をひいて熱を出してしまったことがあるのですが、それでもドイツでは薬をもらえませんでした(笑)。ちなみにそのときに処方されたのはハーブティー。薬で抑えつけるよりも、ハーブティーで楽になりながら自分の力で風邪を治すように言われました。生理のときに多くの女性が飲んでいるのは、ジンジャーティーやシナモンティーです。体が温まり、腹痛が収まるんだとか。また、イライラが続いてしまうときは、ペパーミントやカモミールがおすすめなようです。気分が安定して、夜もぐっすりと眠れると好評でした。薬局では、生理痛を和らげる効果も望めるということからカモミールをすすめられることが多いみたいですね。他にも、生理の症状全般に効果的なのはチェストベリーというハーブティーです。薬剤師さん曰く、「女性の生理の悩みに全て効く」のだとか。香りもいいので、ぜひ試してみてください。生理痛はアロママッサージで、“予防”ができる?アロママッサージというと、サロンなどでやってもらうイメージですが、ドイツでは自分で簡単なアロママッサージを施す人も多いようです。確かにドラッグストアに足を運ぶと、多くのアロママッサージオイルが並んでいます。香りがいいことから、ジャスミンやセージのエッセンシャルオイルが入ったものや、肌に優しいBIO製品が人気ですよ。日常でも疲れた手や足などにオイルを塗って、疲労を和らげることはあるようですが、特に生理のときは、マッサージをすることで痛みが軽減するそうです。マッサージ方法は、数滴を手に取ったら、下腹部、腰回りなど、痛みのある個所に優しくマッサージするように塗っていくだけで完了。1日3~4回繰り返すと効果的だそうです。また、毎回生理痛に悩まされている人は、生理が始まる1週間前にマッサージをすれば痛み防止にも繋がるんですよ。仕事などで1日に何回もマッサージができないという人は、アロマオイルを出してゆっくりと香りを嗅ぐだけでも効果があるそうです。香りで心が安定します。ドイツの定番は、「バスオイル」や「バスミルク」ドイツ人も湯船が家にある場合は、日本人と同じようにお風呂に入ってリラックスします。そんなとき、日本では入浴剤を入れたりしますが、ドイツではバスオイルがお風呂のお供になっているようです。オイルというとべとつくイメージがありますが、全くそんな気配はなく、保湿力が高いという印象。お風呂から出た後、「ボディクリームを塗らなきゃ!」という焦りを忘れてしまうくらいです。Kneippバスオイルで一番のおすすめは『Kneipp』の製品です。このシリーズは防腐剤などの添加物が入っていないので、肌にも優しいんですよ。中でも「Kuschelbad」は生理中に荒れた肌がしっとりすると人気です。マカダミアオイルやはちみつエキスの効果が肌をしっとりとさせているんだと思います。また、また体を温めるジンジャーのエッセンシャルオイルが入っているので、冷えによる生理痛も改善へと導いてくれますよ。皮膚を柔らかくしながらゆっくりと温めてくれる感じがして、とても心地いいです。36~38度くらいのお湯に数滴たらして楽しんでみてください。Kneippもしバスオイルが苦手なら、バスミルクという選択肢もあります。バスミルクなら、同じく『Kneipp』の「Spürbar sanft」がおすすめ。スキンケア発想のバスミルクで肌の調子を優しく整えてくれます。優しい香りに癒されると好評で、ずっとお風呂に浸かっていたくなってしまうでしょう。日本でもAmazonや公式サイトで手軽に手に入ります。どんなにおいしくても……コーヒーは極力避けるイタリアに近いこともあり、一歩街に出ればおいしいコーヒーに出会えるドイツですが、日本人女性と同じように、ドイツ人女性も生理中はコーヒーを避けているようです。それもそのはず、コーヒーは消化器官を刺激し、下痢を招いたり、体を冷やしてしまう作用があるんですね。生理中は避けるのが無難と言えるでしょう。どうしても飲みたい場合はデカフェという手があります。日本でもおいしいデカフェが多く売られているので、コーヒーを飲まないと気分がシャキッとしない人はデカフェで乗り切りましょう。意外すぎ!?ココアには生理中に嬉しい効果がたくさん秘められていたみたいコーヒーを避ける代わりに、人気なのがココアです。意外に思うかもしれませんが、ココアにはセロリやゴボウより多くの食物繊維が含まれているんですよ。生理中に乱れやすい腸内環境を整えてくれるでしょう。また、ココアにはテオブロミンという気分をホッとさせてくれる成分が入っていて、飲むだけで心が安らぐんです。ちなみにココアは牛乳で飲むと、カルシウムとマグネシウムがバランスよく摂取できます。カルシウムにはイライラを抑える効果が、マグネシウムには安定した精神状態を保つ効果が期待できます。生理中のイライラをさらに抑制できるでしょう。「何もしない」も、大切な行動の一つ!生理中は体の不調もそうですが、心の不調も相当なものです。今回、私の周りのドイツ人女性に色々話を聞いていく中で、誰もが口にしていたのは「とにかく無理をしない」ということです。体調が悪いときは、何もやってもうまくいかないものなので、無理してやっても余計にイライラするだけだと言います。その悪循環を断ち切るために、何もしないことを選択しているようですよ。彼女たちは、辛いときは無理にベッドから出ようとしないし、お皿洗いも後日に回すし、会社を休むことも珍しくありません。大変なときは、思いっきり自分を甘えさせてあげることも大切かもしれませんね。国境を越えても、やはりPMSは女性にとって大きな問題です。それぞれに工夫をして乗り切っているんですね。「無理をしない!」とはっきり線を引くあたりはドイツ人ならではと言えそうですが、頑張りすぎる日本人は、生理のときくらいは甘えてもいいのかもしれません。頑張らないことも自分の体を守るための大切な策の一つですよ。参考:ALOBABY、MARIEN APOTHEKE、ソフィ、Kataoka、わかさ生活、
2018年02月18日生理前に訪れる、心と体の不調「PMS(月経前症候群)」。頭痛や下腹部の痛みもツライですが、わけもなく落ち込んだりイライラするのも、精神的にキツイものがあります。女性のおよそ8割が感じているこの症状、フランス人女性はどのように対処しているのでしょう?病院に行くほどではないけれど、辛いときの対処法を、看護師の友人たちにヒアリング。ちょっと意外なフランス人女性のPMS対策をご紹介します!あなたは、PMSになりやすいタイプ?今回のヒアリングで、看護師の友人2人とも「PMSの症状はほとんどない」と初っ端からキッパリ。実は私自身も症状は軽い方です。PMSの原因については解明されていないことも多いもようですが、なりやすいかどうかは、女性ホルモンや月経周期、遺伝やライフスタイルと関係している模様。母親や姉妹がPMSになりやすい人は、遺伝的にPMSになりやすいそうです。また、ライフスタイルに関しては「喫煙者」「運動不足」「睡眠不足」「カフェインやアルコールを大量に摂取」など。思い当たる節がある人は、PMSになりやすいそうですから注意が必要です。フランス人が考えるPMS対策=日常生活を楽しむこと生理前には「アルコールやカフェイン、砂糖や塩分を控えめにする」「運動不足解消のために、ウォーキングをする」「カルシウムやマグネシウムの摂取を心がける」「ストレスを溜めないようにする」などは、フランスの雑誌でも、日本のメディアと同じようにPMS対策として紹介されています。「もちろんこれらを心がけるのはとても良いこと」と前置きをした上で、「でもこういうことは、生理前だけじゃなくて、日頃から気をつけるべきことよね」と看護師の友人。確かに彼女たちのライフスタイルを見ていると、よく食べてよく笑い、定期的にバカンスを取り、人生楽しそうです。PMSの特効薬は、セルフメディケーション?セルフメディケーションと横文字を使ってみましたが、要は「自分で治療する」こと。つまり、PMSの症状を感じたときには薬を飲むことです。ありがちな「ライフスタイルを改めよ」ではなく、「薬を飲め」という、薬が大好きなフランス人らしい意見になりました。補足説明を入れると、フランスはヨーロッパでもトップクラスの薬消費大国で、体の不調を感じるとすぐに薬に頼る傾向があります。なんだかちょっと意外?でも、本当にそうなんです。看護師の友人たちがおすすめするPMSの薬は、鎮痛剤の「イブプロフェン」。PMSをやわらげると言われている避妊薬のピルは、現在のフランスでは「おすすめできない」という考え方が一般的で、医師も看護師も同様の意見が多いです。こちらも、ビックリかもしれませんね!※PMSの症状が重い人はセルフメディケーションに頼らず、婦人科へ足を運ぶなど、医師の元できちんと治療を受けるようにしてください。参考:Suivez Santé magazine sur、passeportsante.net、Pharmafile
2017年10月12日こんにちは、「生理が重いマン」ことトイアンナです。生理が重いと言えば下腹部の痛みが代表的ですが、私はさらに肩こり、むくみ、冷えと症状のオンパレード。さらに生理前はイライラ、情緒不安定など月経前症候群(PMS)も抱えており、生理前後の1週間は地獄です。自分ごとで済むならまだしも、それで仕事のペースが変わってしまったり、不機嫌がバレて周りに気を遣わせてしまったり。そのたびに土下座して回りたい罪悪感にかられています。生理に頭を悩ませていた先日、ふと「人生で生理って何日あるんだろう? 」と考えてしまいました。PMSの3日間も含めた広義の生理なら、私の生理期間は約7日間。一般的に初潮を迎えるのが12歳前後、閉経になるのが50歳前後とされているので、月7日間 × 12カ月 × 12歳~50歳 = 人生で3,192日、生理。この数字を見て大変ガッカリしました。3,000日って、人生で10年弱も生理に苦しむんかい……。しかし逆にここまで付き合いきるなら、対策しがいもあるってもんです。やってやろうじゃないのというわけで、今回は私がチャレンジしてきたPMS対策を一挙公開します!○PMS対策、珠玉の4選!こちらは実際に私がトライして効果のあったPMS対策4選です。個人的な対策なので、ひどいPMSはお医者様へ相談してくださいね!1.スクワットPMSの症状でも代表格といえばイライラ。そこで家でもできる筋トレをイライラ解消に始めました。スクワットは自分の体重だけでできるため、筋トレでも手軽です。アレンジ版も公開されているのでぜひお試しください。ただしトレーナーさんいわく、スクワットは正しいフォームを作るのが最初は手こずるとか。変なフォームでスクワットを繰り返すと膝を痛めかねないとのこと。初心者こそ「今日は50回やったから明日は60回! 」と回数を重ねることへ注力してしまいがちですが、筋トレは回数よりフォームが大事。初回はトレーニング動画をしっかり見て同じ型を作れるよう、ゆっくりスクワットしてみましょう。2.ボディタッチを増やす生理前になると「私って本当に愛されてるのかな」「さみしい」などネガティブな感情が吹き荒れます。そこでおすすめなのが、彼氏彼女や友達とのボディタッチ。実はこのPMS対策、私が整体師さんに推奨されたもの。人とのふれあいを増やすとオキシトシンが増え幸福度が上がるとか。個人的な経験ですが、確かにぎゅっと抱きしめてもらったり、頭をなでてもらったりすると、かなり心が落ち着きました。頭をなでたり抱きしめてくれたりする彼氏がいない? 大丈夫、ヘッドスパやヘッドマッサージがあります。個人的には一昔前に流行った炭酸水ヘッドスパも、温かいお湯で頭皮をプッシュされて気持ちよかった記憶が。これを書いてるだけでまた受けたくなってきたので、私も来週行ってきます。3.好きなものを食べるただでさえジャンクフードやお酒などの体を痛めつけるものを食べたくなってしまう生理前。「ドカ食いしてしまった」と思えば、ますます自己嫌悪がはかどります。しかしここで考え方を切り替え、「好きなだけ食べられてよかった」と言い聞かせてはどうでしょう?私は生理前、あえて好きな店を予約して満足いくまで食べることで後悔ではなく幸せを積み重ねています。「は~、こんなときじゃないとトンカツ大盛りなんて食べられないし、よかったよかった! 」と思えればしめたもの。B級グルメを極めるなら、生理前が最適です。塩分とカロリー過多になった分は、生理後に節制すれば大丈夫。ただしストレスが大爆発している生理前は、お酒に歯止めがききにくいのが難点です。私も生理前に何度飲みすぎて失敗したことか……。泥酔には気をつけてほどほどにどうぞ。4.「これは生理前だ」とつぶやくPMSを物理的に解消するならピルや抗不安剤など、医師と相談することで緩和できる対策がたくさんあります。しかしもっと気軽に落ち着く方法として「これは生理前だ」と声に出し、冷静になるトレーニングもしてみましょう。毎月あるはずなのになぜか忘れがちな「今日は生理前」という自覚。何もないのにイライラしたりさみしくなったりしたら、「これは生理前だ……。生理前だから仕方ないんだ……」と声に出すことで冷静さを取り戻しましょう。一度自覚さえできれば、その後はスクワットやご飯、あるいは病院へ行くなど自力で対処を始められます。まずは生理前のサイクルを自覚し、そして「これは生理前だから仕方ないんだ」と自己嫌悪へストップをかけ、冷静になりましょう。○コントロールできればPMSも怖くないイライラ、自己嫌悪などメンタルに来やすい月経前症候群。個人的に一番怖いのは「人生をコントロールできない」ことです。しかし自分がいつ生理前になるのか、そしてどう打ち勝つかを準備できればPMSもコントロールできる範疇に入るでしょう。私と一緒に、恐れることなく挑んでいきましょう!※本コラムは個人の体験や取材に基づくものであり、医療的な効果などを示唆・保証するものではありません※画像は本文と関係ありません○著者プロフィール: トイアンナ外資系企業で約4年勤務。キャリアの一環としての消費者インタビューや、独自取材から500名以上のヒアリングを重ねる。アラサー男女の生き方を考えるブログ「トイアンナのぐだぐだ」は月間50万ページビューを記録。現在もWebを中心に複数媒体でコラムを連載中。
2017年06月23日ドコモ・ヘルスケアはこのほど、「月経前症候群(PMS)に関するアンケート」の調査結果を発表した。同調査は2016年10月31日~11月14日、アプリ「カラダのキモチ」を利用する20~40代の女性3,274人の回答を分析したもの。生理前に不調を感じるか尋ねたところ、97%が「感じる」と回答した。PMS(以下、月経前症候群)について知っているか聞くと、PMSを「よく知っている」「知っている」と回答した人は、生理前の不調がある人では86%、「不調を感じない」と回答した人では52%と、認知度に30%以上の差があることがわかった。どんな不調があるか尋ねると、65%が「肌荒れ」「むくみ」「ニキビ」「化粧のりが悪い」のうちいずれか1つ以上の美容トラブルを選択した。最も多い美容トラブルは「肌荒れ」(46%)で、「むくみ」(35%)、「ニキビ」(34%)が続いた。「カラダのキモチ」は、日々の体調や不調の症状を記録する機能があるアプリ。その機能の使用頻度を聞いたところ、59%が「常に記録している」「時々記録している」と回答した。体調や不調の症状の記録をしている頻度別に回答を分析すると、記録している頻度が高いほどPMSへの対処ができていると回答した比率が高かった。PMSの症状があると回答した人に、同アプリはPMSの対策に役立っているか尋ねると、63%が「とても役立っている」「やや役立っている」と答えた。役立った点を具体的に聞くと「体調不良の原因がわかる」(30代)、「PMSの症状や時期がわかるので、対策がとれる」(20代)といった回答が寄せられた。同アプリの総合監修を務める産婦人科専門医の宋美玄氏は、「生理前に吹き出物や肌荒れなどの美容トラブルがよく起こるなら、それはPMSかもしれません」と話す。PMSは肌や体だけでなく、イライラや落ち込みなど心の変化も生じさせるため、どんな不調がいつ生じたのか記録すると、自分のPMSのパターンが把握でき、対処しやすくなるという。「PMSの症状がひどい場合は、婦人科で行うホルモンの量を調節する治療法で改善もできます」と宋氏。いつ、どんな症状が出ているのか記録して持っていくと、診断にも役立つとのこと。
2017年01月26日ないと困るけど、あればあったで厄介なもの、それは月経。特に月経前のイライラや体調不良は、毎月のことながらうんざりしてしまいますよね。これは、月経前症候群(通称PMS)の症状で、ある程度は仕方がないとされてますが、排卵日から月経までって約2週間ですよ、2週間!長すぎっ!月の半分やんけっ!それを”PMS”なんて横文字に置き換えたくらいで、片付けられたくないんですよね。しかも年齢を重ねるごとに、PMS症状はひどくなってきている気がします。これって気のせい?いや、気のせいではないようですよ。アラサーはもっともPMSが辛くなる年代だった!PMSは10代~40代の女性に多く見られる症状ですが、実は年代によって症状の表れ方が変化するそう。20代までは胸の張りや下腹部の違和感など、どちらかというと身体的な不快感が症状として表れやすいのに対して、30代ではイライラしたり怒りっぽくなったり、時には気持ちが不安定になったりと、精神面での症状が表れやすくなる傾向があるのだとか。特に出産経験のある女性は、イライラ感や抑うつ症状が強く出やすくなるそうです。これは30代からのライフステージの変化も関係していると言われます。確かに20代の頃に比べると、30代は仕事もプライベートも責任が増して、精神的な負担が大きくなる年代。日ごろの忙しさに加えて、そうした重責からストレスを感じる機会が増えるのは事実でしょう。生理前は、通称「幸せホルモン」のセロトニン分泌が減少することもあり、気持ちが不安定になりやすい上に、日常のストレスが重なることでPMS症状が重く出てしまっている可能性があるそうです。「30代中期症候群」という言葉もあるほど、30代のPMSが重くなりやすいのは事実なんです。月の満ち欠けで月経周期を読むところで、月の満ち欠けが月経の周期に関係するという話を知っていますか?月経がそんなロマンチックなはずはないと思っていましたが、あながち迷信とも言い切れないようです。月の周期は約28日間ですが、これは人の月経とほぼ同じです。一説では、月の満ち欠けが潮の満ち引きを司るように、人の体にも月が影響をもたらすのだとか。人間の体の70%は水分で構成されていることから、月の引力が体にもなんらかの影響を及ぼすのではと考えられているんです。なんと原始時代には、ほとんどの女性が新月に排卵し、満月に月経が来ていたという仮説までもあるそう。現代でも新月月経と満月月経の人は、少なくないのだとか。実は私も新月月経です。まったく月の満ち欠けなど気にしていませんでしたが、この説を知って改めて確認してみたら、毎月新月付近に月経があることに気づきました。となると、排卵は満月付近にあるということになります。ん、これはPMS対策に使えるかも。そう、月経周期がはっきりわかっていることは、PMS対策にはとっても重要なんです。アロマでPMS対策月経周期がわかれば、あとは対策を打つだけです。排卵日付近になって、気分のゆれ幅が大きくなってきていると感じたら対策開始です。私が実際にやってみて効果があったと感じた、アロマオイルを使う方法をご紹介しましょう。「ゼラニウム」バラに似た華やかな香り。ホルモンバランスを整える効果が期待できるそうです。「クラリセージ」ほのかな甘みのある香り。女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする、スクラレオール成分を含みます。「フェンネル」スパイシーなハーブ系の香り。女性ホルモンに似た働きが期待できる成分を含みます。「グレープフルーツ」柑橘系のさわやかな香り。気分を高揚させて緊張や不安を取り除く働きがあるそう。私の場合は朝夕2回、ココナッツオイルなどのキャリアオイル大さじ1杯(15ml)に、アロマオイルを3~5滴混ぜあわせて、腹部と腰にすり込むようにマッサージしました。マッサージをすることでPMS期にあることを自覚できたので、不安や緊張にむやみに振り回されることが少なくなったように感じます。紹介した中から気に入った香りのアロマオイルを選んで、ぜひ試してみてくださいね。PMS対策は大切な人への思いやりPMSのもっとも悪いところは、人によっては周囲に対して攻撃的な態度になってしまう場合もあるということ。当たられる方は、たまったものではありません。いくらPMSだからといって、月の半分もイライラされては、人間関係が崩れるのは時間の問題でしょう。その意味では、PMS対策は自分のためだけでなく、周囲への思いやりという点でも大切なことです。女性である以上、月経からもPMS症状からも逃れることはできません。だからこそ、大人の女性のたしなみのとして、PMS対策の方法を身に付けても損はありませんよ。
2016年11月01日毎月生理前になると心が不安定になったり、彼氏との喧嘩が増えたりしていませんか?それって、PMSの症状かも?!PMSには、身体の不調と心の不調が存在しますが、今回は、心の不調とのつき合い方を考えてみたいと思います。「PMS」とは?別名「月経前症候群」。生理前になると、ホルモンバランスの影響で、精神的な不調と身体的な不調が現れる症状を指します。PMSの症状は個人差があり、同じ人でも月によって違うなど非常に複雑で、その種類は200以上もあるのだとか!精神的症状の代表例・イライラする。怒りやすくなる。・泣きたくなる。気分が落ち込む。など、攻撃的になったり、孤独感を感じたりすることが多いよう。PMSが招くトラブル当の本人からすると、自分でコントロールできない問題であり、自分自身が最も悩んでいるため「理解して!」と思うかもしれません。しかし、男性やPMSの症状のない女性からすると正直「???」。それに、頭では「PMSが原因」と理解していても、毎月毎月振り回されるうちに疲れてしまい、人間関係に大きな亀裂を生む可能性も否定はできません。PMSとのつき合い方では、そんな最悪の自体を招かないためには、どうPMSとつき合って、対処していけば良いのでしょうか。①自覚をするPMSを持った人の中には、自覚症状がない方も大勢います。毎月同じような時期に心が不安定になると感じたら、それはPMSかも?!症状などを勉強し、まずは自覚症状を持つことから始めましょう。②病院に行く自分の力での改善が難しい場合は、専門機関を受診してください。食事面や生活面でもアドバイス、医薬品の処方をしてもらうことで症状がぐんと軽くなります。③「PMSだから」と言い訳にするのをやめるイライラや落ち込みはPMSのせい。実際そうでしょう。しかし特に男性は、「女性特有のこと」を切り札のように持ち出されるのを嫌います。本当にPMSのせいであっても、それが原因で恋愛関係の破綻や、友情に亀裂が入るのは嫌ですよね?言い訳にしたり開き直ったりせず、改善したい意志を周りに示して!④恋人や友人と一定の距離を取るこちらも個人差はあるものの一般にPMSが起きるのは「生理の3日前から10日くらい前までの間の約1週間程度」と言われています。ですから、この期間は仕事関係などやむ追えない人以外との接触を断つのも手です。誰のせいでもない「PMS」。だけど、これは自分自身の問題です。仕方のないこととはいえ、これが原因で大きなトラブルに発展したら、悔やんでも悔やみきれないですよね。だからこそ開き直らず、改善のために努力をしながら、上手に向き合っていきましょう。
2016年10月19日PMSとは月経前症候群のことで、生理前になると、頭痛や腹痛、イライラ、無気力などの症状があらわれます。PMSの症状や程度は人によってさまざまですが、その数は200種類以上とも言われています。今回は、PMSの症状や対処方法、似ている病気について詳しく解説します。PMSの不快な症状を80%の女性が経験生理前になると頭が痛くなったり、イライラしてしまうことはありませんか。 これらの不調が生理前にあらわれることを、月経前症候群(PMS)と言います。PMSの症状は、排卵後からあらわれやすくなります。 そして、生理の1週間前から2~3日前になると症状が顕著になり、生理が始まるとウソのように症状がなくなっていきます。PMSの原因にはさまざまな説がありますが、ホルモンの急激な変化やストレスなどがあげられています。また、PMSは生理のある女性の80%が経験していると言われていますが、症状や程度は人によってさまざま。 実に、PMSの症状は、200種類以上もあるのです。具体的にはどのような症状があるのか、「体」と「心」に分けて見ていきましょう。PMSの体の症状・頭痛・頭が重い・腹痛・下腹部がはる・乳房がはる・便秘・下痢・むくみ・おりものが増える・だるい・肩こり・背中が痛い・腰痛・眠い・不眠・ほてり・めまい・立ちくらみ・手足の冷え・食欲低下・体重が増える・のどが渇く・吐き気・しびれ・耳鳴り・肌荒れ、にきび・化粧ののりが悪いこれらの症状は、複数同時にあらわれることもあります。また、症状は毎月同じではなく、体調などによっても変化します。PMSの心の症状PMSの心の症状には、下記のようなものがあります。・イライラ・無気力・ボーっとする・落ち込む・憂鬱・攻撃的になる・落ち着きがなくなる・感情がコントロールできない・楽しくない・集中力がなくなる・性欲が高まる・性欲が低下する・自信がなくなる・不安になる・弱気になる・悲しくなる・涙もろくなるこのような症状のせいで、会社や学校に行けなくなって家に引きこもったり、仕事や勉強などが手につかなくなったりすることもあります。PMS体験者の声インターネット上にも、PMSに悩まされる女性のさまざまな声があがっています。その一部を紹介します。・生きている意味がわからないくらい、無気力になる。・ものすごくしんどくて、訳が分からなくなる。・生理なんてもういらない。・何もやる気がでなくて、自分にうんざりする。・自分の存在を否定したくなる。・夫の行動のすべてが気に入らなくなる。・言うことを聞かない子どもに、手をあげてしまうことがある。PMSのせいで、いつもなら受け入れられることでも頭にきてしまい、怒ったり、泣いたり、そして自分自身にもイライラして、 自己嫌悪になって塞ぎこんでしまう…といった悪循環にはまってしまうこともあるのです。なりやすい性格PMSには多くの女性が悩まされていますが、なりやすい性格もあります。 怒りっぽかったり、几帳面や完璧主義といった性格の人は、比較的PMSの症状が出やすいと言われています。こちらの記事(PMSってなに?生理前の不調を理解して改善しよう)で詳しく解説しているので、興味のある人はご覧ください。PMSの症状を治療で改善PMSの症状は、治療を受けて改善することもできます。 症状が多彩なので、不快な症状に対しての対処療法がまずあります。痛みには鎮痛剤、むくみの解消には利尿作用のある薬などが処方されます。また、低用量ピルなどのホルモン療法も行われます。 低用量ピルを服用するとホルモンの急激な変動が抑えられるため、症状の緩和が期待できるのです。PMSと症状の似ている病気があるPMSと似た症状が出る、別の病気もあります。・月経前不快気分障害(PMDD)PMSのような精神症状があらわれますが、PMDDはさらに症状が重いのが特徴です。 精神状態が著しく悪化して、自分や恋人、家族を傷つけてしまったり、日常生活を送るのが困難な場合には、PMDDの疑いがあります。PMSと同様、生理が始まると症状は解消されます。・うつ病憂鬱、自信が持てない、無気力、涙もろいなどの症状が、生理前の時期以外にもあらわれている場合は、うつ病の疑いがあります。 うつ病は、自傷行為を引き起こすこともあるため、早めに精神科を受診するようにしてください。・甲状腺の異常(バセドウ病・橋本病)甲状腺は、のどぼとけの下側、気管の前にあります。 血液中にホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌し、基礎代謝を高め、体温や脈拍を調整する働きがあります。甲状腺ホルモンが過剰分泌された状態をバセドウ病と言い、初期症状としてイライラや疲れといった、PMSと似た症状があらわれます。一方、ホルモンの分泌量が低下した状態を橋本病と言い、むくみや冷え、便秘、眠気、無気力など、こちらもPMSと似た症状があらわれます。まとめこのように、PMSには多彩な不快症状があります。 PMSによる症状であれば、生理が始まるとともに解消しますが、生理のたびに悩まされるのはつらいものです。治療で症状を改善することもできるため、症状が気になる人は婦人科を受診するようにしてください。また、PMSと思っていたら別の病気だったというケースも考えられます。 生理前の時期以外にもPMSのような症状がある場合には、我慢せずに受診することが大切です。出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]
2016年10月07日多くの女子が悩まされるPMS(Premenstrual Syndrome/日本語では月経前症候群)。生理がはじまる約2週間前から生理開始時にかけて起こる、心とカラダのさまざまな不調は、毎回ツライものが……。しかし、実はPMSの症状は、その期間中に食べるものによって、大きく左右されるということをご存じでしたか?医学的にもその効果が証明されている、生理前に女子が積極的に摂るべきもの、逆にNGなものについて詳しくご紹介します。まずはおさらい!多くの女子が悩むPMSって?生理がはじまる2週間くらい前から生じる、心と身体の不調。排卵期から生理前にかけて分泌される、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンが原因で、体調が不安定になると言われています。また、脳がハッピーを感じるために不可欠なセロトニンが急激に低下することでネガティブに陥りやすくなったり、ビタミンやミネラルが不足しがちになることで、肌の不調をもたらしてしまうのだとか。具体的に以下の症状が出たら、PMSを疑ってみてもいかも。・些細なことでイライラする・いつもよりネガティブ思考・ソワソワして落ち着かない・集中できずボーっとしてしまう・乳房のハリ・痛みがある・体重増加・肌荒れ・ニキビ・眠気がひどい生理前に摂るべきものとは?ニューヨーク在住の内科医、クリストファー・カラピ先生によれば、生理前に摂るものによって、PMSの症状を緩和することが可能なのだそう。ダークチョコレート前出の通り、生理前は神経伝達物質であるセロトニンが減少し、イライラしたり落ち込みやすくなりがち。ダークチョコレートに含まれるカカオには、このセロトニンを増やしてくれる働きがあります。そのため、気分のムラや鬱の改善に◎。普通のチョコレートよりも含まれるカカオの量が多いダークチョコレートは、生理前の辛い時期、一日2、3粒摂ってみると効果的とのこと。 水生理前は子宮と卵巣の動きがいつもより活発になります。養分が蓄えられていくことで子宮が膨張し、その結果、腸が圧迫されてぜん動運動が弱まってしまうことに。そのため、腸内の老廃物のデトックスが鈍くなってしまいます。体内の毒素をしっかり排出し、体内の水分の循環をスムーズにするためにも、常温の水を少量ずつ、こまめに飲むことが大切です。野菜生理前は、体内からカルシウムとマグネシウムが不足しがち。両者には、体内のミネラルバランスを整えるだけでなく、セロトニン・ドーパミンの生成にも役立ち、イライラや鬱の解消、胸のハリや痛みの緩和にも効果があることが知られています。生理前は積極的に、マグネシウムやカルシウムを多く含む野菜(ほうれん草、かぼちゃ、豆類など)を摂取するよう心がけましょう。野菜をたくさん摂るのが難しい場合は、サプリメントでもOKです。逆にPMSを悪化させてしまうNGフードって?PMSの症状を、逆に悪化させてしまう食べ物・飲み物もチェックしておきましょう。コーヒー朝の目覚めや午後の会議の前に欠かせないコーヒーですが、カフェインが体内に入ると、子宮が収縮するため月経痛を悪化させてしまうことに。生理前に不足しがちなカルシウムの吸収を妨げるだけでなく、女性ホルモンのバランスを崩してしまう可能性があるため、生理前は控えるのがよさそう。塩気のあるもの生理前に過剰に塩分を摂ると、身体が膨張しやすくなります。ただでさえ、体内の循環が悪くなり、不要物が排出されにくくなる生理前は、塩分が多く含まれたスナック菓子や缶詰などの加工食品はNGです。アルコールみんな大好きアルコールも、生理前はお休みしておいた方が無難。生理前に飲むと痛みが長引いてしまうのだそう。アラサー女子なら誰もが悩むPMS。食べる物によっても大きく左右されるので、是非意識しておきたいですね。
2016年10月04日日焼け止めもしっかり塗っているし、紫外線対策はバッチリ!と思っているあなた。 本当にその紫外線対策、万全ですか?実は間違っているかもしれない、日焼け止めの塗り方やUV対策のコツをお教えします!日焼け止めの正しい塗り方日焼け止めの塗り方で注意しておきたいのが、①肌にしっかり馴染ませるため、外に出る30分前には塗っておくこと②ケチらず、たっぷりの量を塗ること③化粧水や乳液で肌を整えてから塗ること の3つのポイント。意外に見落としていることが多いこの3つのポイントをおさえておけば、日焼け止めの効果はグッと上がります!日傘も必須!特に夏場の強い紫外線は、日焼け止めだけではカバーできません。外を歩く時は日傘を持っておいた方が安心。折り畳みタイプの日傘などのコンパクトなタイプのものを選ぶと良いですね。帽子の選び方に注意!麦わら帽子など、日よけのために使う帽子は、選び方に注意。・素材がUVカットであるかどうか・つばの広さは十分かという点をチェックしつつ選びましょう。メッシュ素材のものは通気性が良いので快適にかぶれますが、十分に紫外線をカバーできない場合があります。最近はオシャレで紫外線対策もばっちりできる帽子が増えているので、タグなどに書いてある説明をよく読んでおきましょう。しっかり対策して、夏に備えよう!日焼け止めをしっかり塗っていたのに、結構焼けてしまった…。ということもあるでしょう。若いうちはいいですが、30代前後になると紫外線はシミの大きな原因となり危険です。しっかり対策しておけば夏の日差しも怖くない!少しのポイントで大きく変わるので、しっかり対策して夏に備えておきましょう!
2016年07月28日「イライラする」「肌荒れが目立つ」「胸が張る」……。病気というほどではないけれど、何となく感じる不調。それが決まって月経前に起きるようなら、それはPMS(Premenstrual Syndrome: 月経前症候群)と考えていいかもしれない。AACクリニック銀座の浜中聡子院長に今回、PMSの症状とその対策について話を聞いてみた。○排卵期から月経前の間に起こるPMS女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類がある。下の表にあるように排卵期から月経までの間、すなわちエストロゲンよりプロゲステロンが優位になる期間にPMSの症状は現れる。女性ならば多かれ少なかれ、思い当たることがあるのではないだろうか。先ほども話したとおり、PMSになると心と身体に症状が現れてくることも。PMSの代表的な症状は以下の通りだ。心「イライラする」「気分が落ち込む」「涙もろくなる」「どんよりする」「集中できない」「張りつめた緊張感が続く」「気分のアップダウンが激しい」など。肌・体「肌荒れ」「ニキビ」「むくみ」「胸が張る」「体がだるい」「食欲が旺盛になる」「常に眠気がする」など。では、どのようにPMSに対処したらよいのかと疑問に思うかもしれないが、「すぐに大げさに考えることはなく、まずは毎日の生活習慣の見直しを図ることが先決」と浜中先生。○自分の月経周期を把握するその第一歩として、自分の月経周期を知ることから始めてみよう。基礎体温を計るのがベストだが、面倒なら月経日を手帳につけるだけでもOK。自分の月経周期を把握すれば、自ずとPMSの時期も予測ができ、その時期に向けて心も体もスタンバイできるということ。可能な範囲で「大事な用事を入れない」「仕事を詰め込み過ぎない」などスケジュールを調整すれば、さまざまなプレッシャーも軽減できる。次に大切なのは、偏らない食生活と十分な睡眠。アルコールやカフェイン、塩分の摂り過ぎは症状を悪化させる要因となるので、月経が始まる1週間前くらいから控えめにするように心掛けよう。ただ、この時期は精神的に不安定になりやすいため、それを食欲でカバーしたくなるのが現実。食欲をセーブしてしまうと、その行為自体がストレスとなるため、少しのご褒美は必要となる。特にチョコレートには、ハッピーな気持ちに導く「βエンドルフィン」の分泌を促す働きがあるため、本能的に欲してしまうもの。板チョコ1枚は肌荒れにもなりやすく食べ過ぎだが、ひとくち食べて気分が落ち着くのであれば、それもOK。コントロールが必要ではあるが、ストイックになり過ぎないことがポイントと言える。○日常生活に支障が出る「PMDD」このように健康な女性であれば、一定の周期でエストロゲンやプロゲステロンのバランスに変化があるのは当たり前のこと。つまり、多少のPMSの症状があるのは、正常なホルモン分泌がおこなわれている証しなのだ。ただ、問題となるのは仕事を休んだり、家事ができなくなったりするなど、日常生活に大きな支障が出る場合。これはPMSではなく、PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder: 月経前不快気分障害)という病気の可能性も考えられる。症状が重い場合は「月経前だから」で終わらせず、まずは婦人科を受診することが望ましい。今は低容量のピルなどでも症状を抑えることができるので、医師と相談してみてはいかがだろうか。からだエイジング
2016年05月08日生理前(月経前)になると女性にはイライラ感や憂鬱感、体の不調など心身にいろいろな影響が出てきますよね。これらの症状を総称して「PMS」(月経前症候群)と呼ぶのですが、女性のなかには睡眠に関してPMSの症状が現れる人もいるそうです。 PMS(月経前症候群)とは?PMS(月経前症候群)とは生理の1~2週間前から発生して、月経が始まるとともに症状が消えていく身体的・精神的症状を総称した症候群のことです。PMSの症状のなかでも特に有名なのが「生理前のイライラ」に代表される精神的不安定な状態です。それ以外にも体のだるさや肌トラブルなど症状の種類は多岐にわたり、人によって個人差もあります。テルモ株式会社が2008年2月に実施した「PMS(月経前症候群) に関するアンケート」によると、回答者の91%の女性が「生理前になんらかの身体的・精神的な不快症状を感じている」と答えたそうです。症状別のトップ5は以下のようになっています。1位精神的に不安定2位乳房が張る、痛い3位体のだるさ、疲労感4位体重が増える5位肌トラブル 生理前は眠気がひどい?それとも眠れない?上記のトップ5には入っていませんでしたが、なかには生理前になると、昼間の眠気がひどいと感じたり、反対に夜には眠れなかったりと、睡眠障害の症状が発生するという人もいるようです。このような生理前になるとひどい眠気を感じる睡眠障害のことを「月経前過眠症」といい、生理前になると眠れなくなる睡眠障害のことを「月経前不眠症」といいます。・月経前過眠症生理前になると日中でも強い眠気に襲われてしまうPMSの症状のひとつで、別名「月経関連過眠症」とも呼ばれています。いつも生理前になると眠くなる、眠気がひどいという人は、この月経前過眠症が原因となっている可能性が高いです。・月経前不眠症月経前過眠症とは反対に、生理前になると夜、眠れなくなってしまうというPMSの症状のひとつです。 また、月経前不眠症の女性は月経前過眠症も併発していることが多く、生理前になると「昼間は眠くて夜は眠れない」という、悪循環に陥ってしまうことが多いようです。 生理前は上手に睡眠をとろう月経前過眠症と月経前不眠症は、正反対の症状が現れる睡眠障害ですが、実はその原因はどちらも同じです。月経前の高温期は、体温が一日中高い状態に保たれるため、体にハッキリとした体温変化が起こらなくなり、睡眠に影響が出てしまいます。その結果、「朝体が目覚めにくくなって、日中に眠気に襲われる」「夜に体温が下がらないため、眠りにくくなってしまう」という、2種類の睡眠障害が同時に発生してしまうのです。PMSに関連した睡眠障害を改善するためには、ホルモンバランスを整えることが何より大切といわれています。生理前でも健康的な生活を送れるように日頃から規則正しい生活を心がけましょう。photo by pixabay
2016年04月13日●生理前は女性ホルモンのバランスが急激に変化する生理前になると、イライラして怒りっぽくなる、情緒不安定になる、肌が荒れる、乳房が張って痛む、何となくだるくなる……そんな女性の心と体に訪れる不調を「PMS(月経前症候群)」と呼びます。一般的に、10代後半ごろからPMSに悩む女性が増えますが、その後、年とともに症状に変化が起こると言われています。女性の年齢とPMSの関係を探ってみましょう。○20代は体に、30代は心に症状が出やすいなぜ生理が近づくと、女性の心や体にはつらい症状が起こるのでしょうか。その原因には、女性ホルモンが関わっていると考えられています。女性の体では、仮に生理周期を28日とすると、生理が始まる2週間前に排卵が起こります。排卵期を境に、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つのホルモンのバランスが急激に変化。それが女性の心と体に影響し、PMSを引き起こすと考えられます。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌量やバランスは、年齢とともに変化するため、PMSの症状や程度も、年齢に左右される傾向があります。一般的にPMSの症状が現れるのは、10代後半から40代前半にかけてですが、もっとも症状が重く出やすいのは30代だと言われています。また、20代では乳房の張り、肌荒れ、腹痛、頭痛などの身体的な症状が出やすいのに対し、30代になると、それらに加えて、情緒不安定、イライラ、憂うつなどの精神的な症状が強くなる傾向があります。年齢のほか、出産経験の有無によっても、PMSの症状に違いが出ると言われています。出産経験のない女性は身体的な症状が出やすく、出産経験のある女性は精神的な症状が出やすい傾向があることも覚えておきましょう。●ピルで症状が緩和するケースも! 生理前に起こる不調の改善策○酒・タバコを控え、規則正しい生活を送るただしPMSは、ストレスや性格、食生活とも関係が深く、個人差が大きいものです。30代でPMSの症状に悩む人が多いのは、仕事でも家庭でも役割が増えて、毎日が忙しくストレスを感じやすいことにも一因があると言えるでしょう。PMSをすべて解消することは困難ですが、改善するための対策はあります。まず、PMSが起こりやすい時期には、「極力ストレスをなくす」「睡眠を十分にとる」「ミネラル・ビタミンが豊富でバランスのとれた食事を1日3食きちんととる」といったことを心がけ、規則正しい生活を送りましょう。また、お酒やタバコ、甘いものは症状を出やすくするので、この時期には控えるといいでしょう。生活を見直しても、日常生活に支障が出るほどの痛みや不調がある場合は、子宮内膜症などのほかの病気が関係している可能性もあるので、早めに婦人科へ。ピルや漢方薬でPMSの症状を改善する治療法もあります。つらいときは「ただのPMSだから」と1人で悩まず、婦人科の医師に相談してみましょう。※画像は本文と関係ありません○記事監修: 善方裕美医師日本産婦人科学会専門医、日本女性医学会専門医1993年高知医科大学を卒業。神奈川県横浜市港北区小机にて「よしかた産婦人科・副院長」を務める。また、横浜市立大学産婦人科にて、女性健康外来、成人病予防外来も担当。自身も3人の子どもを持つ現役のワーキング・ママでもある。主な著書・監修書籍『マタニティ&ベビーピラティス―ママになってもエクササイズ!(小学館)』『だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調(主婦の友社)』『0~6歳 はじめての女の子の育児(ナツメ社)』など
2016年03月24日働く女性にとって生理とうまく付き合っていくことは死活問題。なかでも、生理痛やPMSの症状が重い人は、1か月のうちほとんどが、心や身体になにか不調を抱えている状態。でも、男性はもちろん、同じ女子にもその辛さって理解してもらいにくいもの。そこで、生理痛やPMSの症状が重い女性がどんな1か月を過ごしているのか、実際にPMSの辛さに悩んでいる筆者が解説します。■生理後、一週目「心身共に健康」生理が’終わってから一週間の間は、心身ともに健康な期間。気分も明るいし、身体も軽い。仕事が忙しくても気合を入れて頑張ることができます。さらに肌の調子もいいので、残業続きでもボロボロになることは少ないかも。多くの女性と同様、PMSが重い女子にとっても、生理後一週間目は、1か月のうちでもっとも調子のいい時期。ただ、問題なのは、そもそも調子のいい時期がこの生理後一週間だけということなんです……。■生理後、二週目「モヤモヤ期」調子のいい一週間が終わると、徐々に「あれ?」と思うことが増えていきます。なんとなく元気が出ない、疲れやすくなった、気持ちが沈む……というように、心身のバランスが崩れ始めてしまうんです。実は、この生理後二週間目が一番やっかいな時期。生理前の一週間は、きたる生理にむけて、実際に身体の調子が変わっていきます。だから、具合が悪くなっても「生理前だから」と割り切ることができるんです。でも、生理後二週間目は、感覚的には「この間生理が終わったばかり」という時期。それなのに、万全とはいえない自分の体調に戸惑って、そのこと自体がストレスに。そして、イライラが募ったり、気力が出にくくなったり「なんだかうまくいかないな」というモヤモヤした時期をすごさなければならないんです。■生理、一週間前「不安定MAX!」生理前は心身のバランスがめちゃくちゃになり、わけもなくイライラしたり、どうしようもなく泣きたくなったり、自分の心も身体も、まるで自分のものではないような感覚に陥ります。さらに、頭痛や腰痛、腹痛といった物理的な痛みを感じることも多く、辛さは倍増。そこに眠気も加わるので、正直仕事どころではないというのが本音。この時期は常に張り詰めている感じで、ちょっとした刺激で何かが爆発してしまいそうな緊張感を自分自身で感じています。なにか大きなショックやストレスを感じると、急に涙が出てきて止まらなくなってしまうこともあります。■生理中「ただただ不快」とにかく不快なこの時期。ただ、身体のダルさや生理痛の辛さが、生理前に感じていた心のモヤモヤやイライラよりひどくなるので精神的な辛さはすこしマシになるかも。というより、身体が辛すぎて沈んだり、泣いたりしている余裕はありません。もちろん身体への負担は重いので、とにかく安静にしていたい思います。■調子がいい日はとても少ないこのように、PMSや生理痛が重い人は、心身ともに健康な時期は1月あたり1週間、多くても10日くらいしかありません。もし職場に「いつも機嫌が悪そう」「常に気だるげにしている」という人がいても、それはやるきがないとか、気合いが足りないとかいうことではなくて、PMSの症状が辛いだけなのかも。本人も、自分の症状に振り回されて辛い思いをしているはずなので、厳しく責めたり、嫌味を言ったりするのはやめたほうがいいかも。ストレスがかかって余計に症状が悪化してしまう可能性があります。仕事に支障がでるようなら婦人科の受診や、PMSの症状を緩和する薬の服用をすすめてあげてください。
2016年03月01日ゼリア新薬工業はこのほど、月経前に感じている不快感について理解を深めてもらうための啓発動画を、PMS(月経前症候群)のOTC医薬品「プレフェミン」のブランドサイト内に公開した。PMS(月経前症候群)は、"Premenstrual Syndrome"という英語の略称。月経の3~10日ほど前から起こる気持ちや体の不調のことを指す。同社によれば、原因ははっきりしていないが、排卵後の2つの女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の急激な変動が関わっていると考えられているという。PMSの症状は、20代では乳房のはり、下腹部痛や頭痛など体の症状に強く出るのが特徴とのこと。一方の30代では、精神的に不安定になる、攻撃的になるなどの心の症状が強く出る傾向にあるとのこと。多くの女性がなんらかの症状を抱えているといわれているが、20~40代の女性1,033人を対象にした同社の調査によれば、PMSについて名前・内容ともに知っていた人は41.8%だった。今回公開される動画は、職業も家庭環境も違う4人の30代女性がPMSについて語るという内容で、それぞれの生活シーンの映像を背景にさまざまな症状が紹介される。「まずはPMSについて知ることがPMSと向き合う第一歩である」とメッセージを込めているという。
2015年10月30日アシストは9月17日、標的型攻撃への対策を支援するために内部対策を重視した各種の施策を「標的型攻撃対策ソリューション」として体系化し、提供開始した。具体的には、マルウェアの侵入の予兆や状況の把握のため定期的なモニタリングを実施する「BlackDomainSensor」、内部対策として、特権IDを奪取されたとしてもデータを持ち出させず持ち出されても意味が無いようにするための多重対策として「マルウェア遮断ソリューション」「ダブルブラウザソリューション」「特権ID管理ソリューション」「ファイルサーバ情報漏洩防止ソリューション」の全5ソリューションを展開する。このうち、「マルウェア遮断ソリューション」は2015年10月に新設予定であり、「ダブルブラウザソリューション」は同月に機能強化版を提供開始する予定だ。BlackDomainSensorはセキュリティ・ログ分析エンジンを使い、インターネットのアクセス・ログとC&Cサーバのリストを突合せた結果と、Active Directoryに特権IDを模したトラップ・アカウントを仕掛け、おとりに引っ掛かったマルウェアの認証失敗ログを抽出したレポートを出力する。マルウェアによるC&Cサーバへ通信している端末の発見や、マルウェアによる特権ID奪取の挙動の発見に有効という。マルウェア遮断ソリューションは2015年10月に新設予定であり、マルウェアが侵入している可能性のある端末をネットワークから遮断する。遮断は管理者がリモートから実施可能。該当端末のC&Cサーバへの不正な通信のブロックや、データの不正な持ち出し・侵害拡大の防止に有効としている。ダブルブラウザソリューションは、インターネット・アクセス用のブラウザを仮想環境で提供し、業務用端末から外部へのインターネット・アクセス(HTTP通信)を禁止させ、業務用端末のインターネット・アクセスを分離する。なお、2015年10月に機能強化版のリリースを予定している。同ソリューションにより、マルウェアが侵入したとしても、標的型攻撃の出口となるC&Cサーバとのインターネット・アクセスを禁止することで攻撃を無効化できるとのこと。特権IDはワークフローにて申請を行い、承認を受けた場合のみ利用できるように制御する。また、重要サーバへはワークフロー経由の自動ログインのみを許可し、自動ログイン以外のローカル・ログインなどは全て禁止する。同ソリューションにより、ワークフローを経由しない重要サーバへのログインを一切禁止することで、万が一標的型攻撃によって特権IDを奪取された場合でも、不正なアクセスを防止できるという。ファイルサーバ情報漏洩防止ソリューションは、ファイル・サーバのデータを暗号化し、Windowsのアクセス権限とは別に独自のアクセス権を設定。また、ファイル・サーバに対してアクセスできるのは、専用クライアントを導入している端末のみに限定する。同ソリューションでは、独自のアクセス権限設定により専用端末以外からのデータ持ち出しを防止すると共に、Windowsの特権IDを奪取された際もデータの持ち出しリスクを軽減できるという。また標的型攻撃によりデータが直接持ち出された際も、データは暗号化された状態を維持するとのこと。
2015年09月18日生理前、思ってもいないことを思わず口に出してしまい、生理がきた途端後悔する。そんな経験はありませんか? 普段は気にならない、ちょっとしたことにイライラ、ムカムカ。自分ではどうすることもできない、あの感覚。でも、それはあなたのせいではないのですよ。今日はPMS(月経前症候群)と上手く付き合う方法をご紹介します。■自分の中のPMSを発見する当たり前のことですが、生理がくれば出血をするので間違いなくわかりますが、PMSは生理前に起こるため、次の生理との時期的な関係性を明らかにしなくてはなりません。症状が毎期を通じて繰り返えされているか、どんな症状だったか、確認記録していくことが必要です。「繰り返しのある現状を観察する」という行為は、「予想的中の達成感」があるためか、多くの女性がおもしろいと感じるようです。そして次の周期が「予想される時期」に「予想される結果」が起きることを認識することで、改めて「PMSの発見」になるのです。■「病名」が与えられているということ。あなた自身が悪いわけではないこれまで自分ではどうすることもできない性格なのだ、と思っていた感情の不安定さや、ネガティブになってしまう思考。これは「月経前の一連の困った行動は、自分のせいではなく、PMSが自分にさせていたことだ」と解釈の逆転をしてみてはいかがでしょうか?なんだか「救われた気持ち」を感じませんか? “自分を責め続けていた” こと“自分の悪い性格なのだ”と思いこんでいたことから解放してあけましょう。そして、PMS期は風邪のようなもの。ゆっくりココロとカラダを休め、好きな事をしてリラックス。気持ち落ち着かせてあげることで、PMS自体も大分軽くなるはずです。■PMS期にすべき3つのこと1.生理前1週間はなるべく予定を空けましょうビッシリと詰めてしまった予定。どうしても気分がのらない。行きたくない。そう思うこと、ありませんか? まさに、ストレスの元となり得ます。予定をあけておけば、仕事帰りにウィンドーショッピングやネイルやエステ。気分転換をする時間がとれます。気持ちをリラックスさせることが何よりも大切です。2.PMS期に多く食べるように心がけたい食品PMS症状の強い方はビタミン・ミネラルが不足していると言われています。またPMS期は神経系が不安定な時期でもあります。安定させるためにも「ビタミンB6」を多く含む食品を摂りましょう。・豚肉・バナナやみかんの特に白いスジ・プロセスチーズ・牛乳・豆乳・ひまわりの種・アーモンド・すじこ・たらこ・赤身魚等…ことに「ビタミンB6」はたんぱく質や脂肪の吸収・代謝を助け、中枢神経系を正常の保つ働きがあります。「ビタミンB6」は”幸せホルモン”と呼ばれる”セロトニン”を生成するトリプトファンが多く含まれています。意識的に摂取し、“幸せ”を感じましょう。3.上手な仮眠と休養をとりましょう生理前はどうしても眠くなる、という方はとても多いです。これは女性ホルモンの影響です。自然と日中に強い眠気がでたり、逆に夜は体温が上がるため、眠りが浅くなったります。そんな時は無理に起きていようと思わず、身体が休養、睡眠を欲していると考えて、自分へのご褒美と考えましょう。月経は成熟、健康のあかしと捉え、眠気も新しいサイクルの始まるための必要な休養と考えましょう。PMSを克服して、自分らしく生きていくPMS月経前症候群が、“ある”のが当たり前と思い込んでいませんか? 実は当たり前ではないのです。自分の身体と向き合うことで、気付くことが沢山あります。またそこから、本来の自分らしさを見いだすこともできます。あなたには生きる力があり、幸せになる価値があるのです。自分らしく輝いてくださいね。
2015年08月02日ゼリア新薬工業はこのほど、20~40代の女性を対象に実施した「PMSと人間関係に関する意識調査」の結果を明らかにした。調査は6月13日~14日にかけて行い、1,200名から有効回答を得た。PMSは、日本産科婦人科学会により「月経開始の3~10日位前から始まる精神的、身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するもの」と定義されている。生殖年齢の女性の約70~80%が、月経前に何らかの症状を伴うという。月経前に精神的、身体的症状を感じるか尋ねたところ、85.9%が何らかの症状を感じていると回答した。症状は1位が「イライラ」(51.3%)、2位が「怒りっぽくなる」(38.5%)、3位が「乳房のはり・痛み」(35.4%)となっている。月経前に家族や友人、恋人など身近な人への思いやりが欠けるか聞くと、57.4%が感じていると答えた。相手に対する思いやりや愛情は通常時と比較してどの程度になるかという問いでは、「通常時の59~40%」という回答が43.0%で最も多く、次いで「通常時の79~60%」(32.7%)だった。PMSが原因で同僚や部下に八つ当たりをしたことがあるか尋ねたところ、12.8%があると回答した。一方、職場の上司や同僚、部下のPMSによる機嫌の変化を感じたことがあるかという問いでは、33.3%が「ある」と答えている。自分や周囲のPMSが原因で、仕事上のトラブルになったことがあるという人は7.4%だった。具体的には「ミスが多くなる」「口論が多くなる」「体調が悪く仕事がおろそかになる」「被害妄想」「口調が強くなる」「悪質な意地悪をされた」「常に機嫌が悪く、話しかけられない」などが挙げられた。月経前の精神的、身体的症状に対しどのような対策をとっているか聞くと、42.3%が「特に対策をとっていない」と答えた。月経前に何らかの精神的、身体的症状を感じている人に対して「PMS」だと認識していたか尋ねると、46.6%が「いいえ」と回答。PMSだと認識していない、また症状に対する対策もとっていない人が多く存在することがわかった。
2015年07月10日排卵後から月経までの期間に、頭痛・めまい・集中力低下など様々な症状で女性を悩ませるPMS(月経前症候群)。最近は仕事のストレスが多くなっているせいか、20代女子でもPMSで悩む人が増えているようです。体の調子が悪いと、ちょっとしたことでイライラしてしまうもの。ゼリア新薬工業株式会社が実施した、PMSと人間関係に関する意識調査によると、「月経前にイライラを感じる」と回答した人は51.3%。PMSが原因で身近な人に八つ当たりをしたことがある人は、55.1%で、その後88.6%の人が自己嫌悪に陥っているようです。大切な人との衝突を極力避けるには、どうすればいいのでしょうか。今回は、PMSとの上手な付き合い方をまとめてみました。■彼氏への愛情は生理前になると4割減?同調査によれば、「月経前に家族や友人、恋人など身近な人への思いやりが欠ける」と感じる人は全体の57.4%に上り、「相手への愛情は通常時の6割以下になる」と答えた人が60.3%を占めました。また、「月経前はパートナーとのケンカの頻度が増える」と回答した人は、全体の58.0%。さらに4.4%のカップルが月経前のケンカが原因で破局していることが明らかになりました。生理前に気持ちを押さえられなくなり、つい彼氏に思ってもないようなことを言ってしまった経験は誰にでもあるでしょう。しかし毎月のように暴言を連発しすぎると、「ヒステリックな女」だと思われて、男性から別れを告げられてしまう女性もいるようです。■PMSを前向きに乗り切るには?毎月のようにやってくる体調不良。できることならPMSの苦痛を少しでも和らげたいものですよね。まわりの女性たちは、生理前の不調とどのように向き合っているのでしょうか。ここでは、アンケートで多く集まった対策をご紹介します。1位:安静にする26.6%2位:身体を温める24.5%3位:気を紛らわせる20.8%4位:マッサージをする12.4%5位:各症状別の市販薬を飲む11.2%体調不良を感じたら無理は禁物。身体のサインを早めに読み取り、なるべく休息を多めにとるようにしましょう。また、PMSの症状を見つめなおし、1か月に1度「イライラ期」がやってくることを彼氏にも理解してもらうことも大切。事前に「生理の1週間前は情緒不安定になりやすいの。だからちょっとしたことで怒っちゃうかもしれないけど、大目に見てね」と説明しておきましょう。PMSについて正しく理解してもらうことができれば、きっと彼はよき理解者になってくれるはずです。
2015年07月08日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。女性ならPMS(月経前症候群)という言葉を1回でも聞いたことがあるかと思います。生理前に腹痛が起きたり、イライラしたりと様々な症状が現れるあの嫌なヤツです。ハウコレ読者の女性にもPMSで悩んでいる方がいるのではないでしょうか。現代の恋愛事情では、このPMSが原因でカレと喧嘩をして別れてしまうというカップルが急増中。女性の身体的な現象で大好きなカレを失ってしまうのはとても辛いですよね。しかし、男性の中にも「PMSは甘えだ!」と考える人がいるのもまた事実です。そこで今回は、PMSが酷い時にカレと衝突しないポイントを、自分で改善できるものからカレと一緒に改善できるものまで、幅広く4つご紹介したいと思います。■1.PMSになりやすい食事があることを理解する「カフェインがPMSを悪化させる原因って分かって、コーヒーを1日1杯に制限をした。そしたらPMSが改善されたよ。」(24歳/事務職)カフェインの他にアルコールもPMSを悪化させる原因というのは聞いたことがあると思います。これらの他には意外にもお漬物やお味噌汁などの、塩分濃度が高いものがPMSを悪化させるものとして挙げられます。しかし、お味噌汁の塩分濃度の高さは主役のお味噌が大きく占めているというだけなので、具を多めに入れるだけでも減塩の効果があります。PMSの時は、お味噌汁の具をいつも以上に増やしてみるといいかもしれませんね。■2.自分のPMSがどんな症状で出るのか把握する「私はPMSの症状で肌が荒れるって分かったから、肌に気を遣うようにしている。自分の症状を知るのは大事。」(21歳/大学生)PMSの症状には「身体的なもの」と「精神的なもの」の2つに分かれます。むくみや肌荒れがひどくなったり、イライラしたり泣きそうになったり、その症状は様々。自分の症状を把握することで、何に気を遣えば良いかが見えてきます。身体的な症状が強く出る場合は、その部分に合った対処法を、精神的な症状が強く出る場合はとにかく「リラックス」を心がけてみましょう。■3.カレに生理の周期を伝える「私は彼に生理の周期を伝えた上でPMSの事を話した。生理の周期が分からないといつPMSが来るか分からないからね。」(26歳/飲食関係)ハードルが高いですが、これはとても大切です。大体、生理の1週間前~3日前にPMSの症状が出てきます。カレに生理の周期と共に「この時期からこんな風になり始める」ときちんと伝えれば、カレも素直に聞き入れてくれるはず。また、カレも「この時期はセックスを避けた方が良いかな?」と考えるようになると思います。このような情報共有ができるキッカケ作りを自分からしてみましょう。■4.自分の要望をカレに言う「彼女は『生理前は不機嫌になるから、ほっといていいよ』って言ってくれた。そう言ってくれると喧嘩を避けることが出来るから安心するよね。」(25歳/アパレル関係)PMSの時に「ほっといて欲しい」のか「優しく抱きしめて欲しい」のか、カレに望むことは人それぞれ違います。生理周期とセットで自分の要望をカレに伝えることで、さらにカレの理解も深まります。男性は女性の体のことは分からないことだらけなので、自分の口から素直な気持ちを話す勇気を持ちましょう。■おわりにPMSは本当に辛いです。だからこそついついカレに理解を求めてしまいがちに。しかし、カレに理解を求める前に自分自身が改善する姿勢を見せましょう。そうすることで、カレもすんなりPMSを受け入れてくれるかもしれませんよ。(矢沢ゆう/ハウコレ)
2015年06月09日MDパートナーズはこのほど、PMS・月経前症候群に悩む女性のための情報交換サイト「PMSマニア」をリリースした。PMS(月経前症候群)は、月経2週間前から心や体に起こるさまざまなトラブルのことで、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因と言われている。強いイライラ、心が沈むといった精神面の変化のほか、頭痛・倦怠(けんたい)感といった身体的な変化など個人差があり、10代~40代の女性を中心に悩む人が増えている。PMSは、海外では治療法も確立されておりセルフケアを行う女性が多いが、日本ではPMSという言葉の認知率も低く、対策が行き届いていない。生理痛とは異なる期間に起きる悩みであるため、家族や友人・職場の人にも理解されにくく、一人で苦しむ女性も多いという。同サイトは、PMSに苦しむ女性をサポートするためにオープンした。「PMSを知る」「PMSを語る」という2つの大きなコンセプトに基づき作られており、PMSに関する情報の入手および交換ができる。専門家監修によるPMSチェックシートも用意。PMSに関する最新研究やニュースも公開している。また、自身のPMS体験やPMSを改善する方法を、掲示板に自由にトピック形式で書き込むこともできる。運営事務局が定期的にコンテンツパトロールを行っているため、安心してコンテンツを利用できるとのこと。会員登録をすれば、ユーザー同士で悩みを相談しあえるコンテンツ「お悩み相談室」も利用できる。そのほか、自分のリズムを把握できるためのカレンダー「月経リズム」も提供している。
2015年06月01日女性にしか分からない「PMS」の辛さ毎月訪れる「イライラ」「頭痛」「だるさ」・・・・・・月経による体調不良「PMS」が悩みの種になっている女性は多いのではないだろうか。株式会社MDパートナーズは、PMSや月経前症候群に悩む女性のための情報交換サイト「PMSマニア」を2015年5月28日(木)に公開した。対策サプリ販売のノウハウを活かしてサイトリリースへ同社では、PMS対策サプリを2010年から販売しており、サプリ使用者からPMSに関する生の声が寄せられてきた。その蓄積されてきたノウハウを活かし、今回の情報交換サイトの開設に至ったとのこと。日本ではまだ認知度の低い「PMS」「PMS」は海外では認知度も高く、治療法も確立されているため、セルフケアを行っている女性が多いというが、日本ではまだまだ認知度が低く、我慢をしたり、ひとりで悩みがちになってしまったりすることが多い。同サイトでは、「PMSを知る」「PMSを語る」という2つのコンセプトから作られており、PMSに関する基礎知識を知ったり、ユーザー同士で悩みを相談しあったりできる場を作ることで、PMSに悩む女性をサポートしていくとのこと。(画像はプレスリリースより)【参考】・PMSマニア・株式会社MDパートナーズ プレスリリース/PR TIMES
2015年05月30日毎月の生理の前に起きる体の不調。月経前症候群(PMS)とも呼ばれており、イライラしたり、頭痛や腹痛、眠気に襲われたりなどの症状が出ることがあります。このPMSによって眠気が襲ってくるのが会社での仕事中だと、なかなかしんどいものがありますよね。そこで、会社で眠気が襲ってきたときの注意点や、日頃からやっておきたい対策をご紹介します。生理前はなぜ眠くなる?生理前になんだか寝つきが悪かったり、眠りが浅いと感じたりする方はいませんか?実は、生理前は女性ホルモンの影響で睡眠の質が悪くなることが分かっているのです。その正体は、排卵してから次の生理が訪れるまでに盛んに分泌される黄体ホルモン。女性ホルモンは、眠気を抑制したり、促進させたりする睡眠中枢に大きな影響を及ぼすのです。また、生理前は、体温が高い「高温期」の時期なので、寝るときに体温が下がりにくいため、寝つきが悪くなるともいわれています。このようなことから、眠っても眠った感じがしない、昼間に眠くなってしまうなどの症状が表れてくるのです。会社でやってはいけない眠気対策!よく仕事中に眠くなるとコーヒーを飲んで目を覚まそうとする方も多いですが、生理前はカフェインの多いものは控えたほうがいいといわれています。食事では、糖分や塩分の多いものもよくないといわれているので避けるようにしましょう。基本的に、生理前はできるだけリラックスして過ごすことで、PMSの症状を和らげることができるといわれています。デスクワークの人は、長時間座ったままの姿勢で筋肉が緊張し、血液が滞ってしまいがち。時々、両腕を頭上で組んで伸びをするのがおすすめです。脇から背中がぐーっと伸びるので気持ちよくてリラックスできますよ。日頃の対策も欠かさずに生理前は、仕事を遅くまでがんばりすぎず、早く寝るようにして、睡眠不足には十分に気をつけましょう。ただでさえ睡眠の質が低下していることを考えて、よく自分の睡眠に気を配ることが大事です。また、リラックスを心がけることや、お風呂でぬるま湯につかったり、ストレッチをしたりして血行促進することもいいといわれています。生理前の眠気やイライラ、頭痛など不調をトータルでケアして、毎月くるこの時期を上手に乗り切りたいものですね。
2015年05月28日生理前になると起こる身体の不調。時が経てば解決するとはいえ、プチ鬱やニキビ、便秘に悩まされるのは辛いですよね。PMSの原因は、まだはっきりとはわかっていないそうなのですが、ホルモンバランスの変化や栄養バランスによるものではないか?と言われています。PMSが辛いと感じている方、食生活を見直すことでPMSが軽くなるかも知れませんよ。■■生理前の不調はナゼ起こる?(1)イライラやプチ鬱生理前のイライラやプチ鬱は、ホルモンバランスの変化が原因ではないかと言われています。生理前に分泌が減少するエストロゲンには、ハッピー物質「セロトニン」の合成機能が低下し、セロトニンの濃度が下がってしまうため、イライラやプチ鬱が起こってしまうそうです。(2)ニキビ生理前に分泌が盛んになるプロゲステロン(黄体ホルモン)には、皮脂分泌を促す作用があるため、皮脂過剰になりニキビができやすくなってしまいます。(3)むくみや便秘プロゲステロンは、子宮内で赤ちゃんが育つことを想定して分泌されるため、身体に栄養などを溜めこむ性質があるそう。そのため、むくみや便秘といった何かを溜めこむ現象が起こってしまうのです。■■PMS対策におすすめの食べ物5つ(1)バナナバナナのビタミンB6の含有量は、フルーツの中ではダントツ。ビタミンB6は、エストロゲンの代謝に関わるビタミンで、ホルモンバランスを整える働きがあります。また、腸内で善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維とオリゴ糖、腸のぜん動運動を刺激してスムーズな排出を促す不溶性食物繊維も含まれ便秘の解消にもおすすめ。(2)レモングラスティレモングラスの香りには、イライラを軽減させる効果、眠気を改善させる効果があることが判っています。鼻からの刺激は、感情やホルモンのコントロールをしている脳神経にダイレクトに働きかけるため、即効性があると言われています。お茶だけでなく、アロマテラピーなども活用してみて!(3)納豆大豆イソフラボンの宝庫「納豆」。納豆に含まれる大豆イソフラボンは、発酵過程で分解されているため吸収の良い大豆イソフラボン。生理前のイライラの原因の一つに、マグネシウムとカルシウム不足も考えられるそう。マグネシウムとカルシウムは、気持ちを安定させる神経の働きを正常に保つ効果があり、納豆には、マグネシウムもカルシウムも含まれミネラルチャージにもおすすめ。(4)ピスタチオピスタチオに含まれるビタミンB6は、ニンニクと同等!ビタミンB6は、必須アミノ酸「トリプトファン」がセロトニンに合成される際にも欠かせないビタミン。ピスタチオには、トリプトファンも含まれていて、セットで摂ることができます。(5)亜麻仁油亜麻仁油には、「リグナン」というフィトエストロゲンが含まれ、エストロゲンの働きをサポート。亜麻仁油は加熱すると成分が変わってしまいますから、ヨーグルトに混ぜたり、そのまま食べたり、サプリメント感覚で取り入れると良いでしょう。■■終わりに生理前のイライラやプチ鬱で、嫌な思いをした経験は誰にでもあるのではないでしょうか。仕方ない・・・と諦めず、生理前2週間だけでも食生活に気を付けてみて!(岩田麻奈未/ハウコレ)
2015年01月20日○PMSの原因は「女性ホルモンの急激な変化」生理が始まる前の約1~2週間の間に女性の体と心に起こる、肌荒れ、便秘、頭痛、イライラ、憂うつ……といったさまざまな不調のことを、PMS(月経前症候群)と言います。特に理由もなくイライラする症状に悩まされている女性は多いはず。原因として考えられているのは、排卵後の女性ホルモンの急激な変化です。ガマンできないほどつらいときは婦人科で、漢方薬などを処方してもらうことができますが、少し生活を変えてみるだけでPMSが大きく緩和・改善する場合もあります。悩んでいる人は、以下のような対策を試してみてくださいね。○食べ物に気をつかう朝食をきちんととり、毎回の食事の栄養バランスに気を配りましょう。PMSを緩和してくれるのは、緑黄色野菜や果物、玄米、豆類、海草類のような、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれた食べ物です。最近は野菜がたっぷり含まれているメニューを取り扱うレストランも増えているので、リフレッシュも兼ねて友達と出掛けてみては?○軽い運動を楽しむじっと動かずにいると、余計に体調や気分の悪さが気になってしまいがち。もちろん体調の悪いときに無理は禁物ですが、大丈夫そうであれば、散歩、サイクリング、ジョギングなどの軽い運動をすると気分転換できます。血行もよくなり、むくみや便秘の改善につながることも。外に出られないときは、部屋でストレッチする程度でもかまいせん。○とにかくリラックスするお風呂、マッサージ、音楽鑑賞などで頭を空っぽにして、心身を解放してあげましょう。アロマテラピーにも、イライラを解消したり心を落ち着かせたりする効果があると言われています。映画やドラマ、マンガなど好きな趣味に夢中になるのもいいですね。○仕事は無理せずマイペースで生理前は集中力が落ちる人も多いので、無理に頑張らず、できれば定時で切り上げるなど負担を減らす工夫を。家族がいる人は、不調であることを伝えて家事などを手伝ってもらうのもアリです。○NG行動にも注意!おすすめ行動のほかに、「これをやるとPMSが悪化する! 」というNG行動もあります。例えば、甘いものや塩分のとりすぎには注意。生理前は甘いお菓子がほしくなるかもしれませんが、糖分をとりすぎると血糖値が急激に上下するため、かえって気分が不安定になります。どうしても間食したいときは、昆布やナッツなど、甘くないものを選ぶといいでしょう。また塩分はむくみの原因になるので、いつもより控えめに。ほかにも、ストレス、不規則な生活、睡眠不足、飲酒、喫煙もPMSを助長するので気をつけて。イライラなどの不調を放置しておくと、仕事が手につかなかったり、パートナーや仕事仲間に当たってしまったりと、生活に影響が出ることがあります。周囲のためにも、自分自身のためにも、生理前の不調は最小限に食い止めましょう!※画像は本文と関係ありません○善方裕美医師日本産婦人科学会専門医、日本女性医学会専門医1993年高知医科大学を卒業。神奈川県横浜市港北区小机にて「よしかた産婦人科・副院長」を務める。また、横浜市立大学産婦人科にて、女性健康外来、成人病予防外来も担当。自身も3人の子どもを持つ現役のワーキング・ママでもある。主な著書・監修書籍『マタニティ&ベビーピラティス―ママになってもエクササイズ!(小学館)』『だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調(主婦の友社)』『0~6歳 はじめての女の子の育児(ナツメ社)』など
2014年12月24日寒くなってくると、生理のたびのPMS(月経前症候群)も深刻になってきます。そんなハウコレ女子にお勧めなのが、アルコールの「桂花陳酒(けいかちんしゅ)」です。「桂花陳酒」とは、白ワインに 植物の金木犀(キンモクセイ)の蕾を入れて3年間熟成させた、上品な甘みを持つ混合酒です。酒屋さんでも安価で手に入ります。素敵な香りと適度な甘さを持ち合わせていて、あの世界三大美人のひとりである楊貴妃が愛し、命令して作らせたと言われています。ポリフェノールの含有も多く、現代の女子にも欠かせない飲み物です。秋の夜長に「桂花陳酒」をうっとり美味しくいただいて、効果的にPMSを予防・改善する飲み方を、東洋医学をベースに薬膳師マダム晴子がご紹介致します。■1.カクテル「楊貴妃」バーでお洒落に飲んでPMSを乗り切りたい人には、カクテル「楊貴妃」がお勧めです。桂花陳酒:30ml、ライチリキュール:10ml、グレープフルーツジュース:20ml、ブルーキュラソー5mlをシェイクして作るカクテル楊貴妃は世界でも有名過ぎるカクテルです。桂花陳酒とライチが冷えによる血行不良を温め、血液を補い、血流を良くし、痛みを止めてくれるという、女の子には嬉しい効果が詰まっています。■2.ホット桂花陳酒ある程度お酒が飲める人には、ホット桂花陳酒がお勧めです。桂花陳酒はアルコール度数が13~18%と高めなために酔いやすいお酒です。でもお酒が飲める人ならばストレートでいけるはずです。ちなみに中華料理店などに行くと、ロックで出されるケースが多いですが、PMS女子はお腹の中を冷やさないためにホット、もしくはストレート(常温)でいただくようにしましょう。■3.桂花陳酒のジンジャーエール割りPMSになると食欲が湧かなくなってしまう人や、末端冷え性に悩む人には桂花陳酒のジンジャーエール割りがお勧めです。桂花陳酒とジンジャーエールの割合を1:2で割りましょう。桂花陳酒とジンジャーが体を温めることでPMSが楽になります。氷は入れないでいただく方がPMSには効果的です。■4.桂花陳酒のグレープフルーツジュース割りPMSになると過食に走ったりする人にぴったりなのが、桂花陳酒のグレープフルーツ割り。桂花陳酒とグレープフルーツの割合を1:2の割合で割りましょう。デトックス効果もあり、血液の循環を良くすることができるでしょう。こちらも、氷は入れないでいただく方がPMSには効果的です。■5.桂花陳酒のウーロン茶割りPMSになると精神的に不安定になって、泣いてしまったり、怒ってしまったりする人にお勧めなのが桂花陳酒のウーロン茶割りです。桂花陳酒とウーロン茶を1:1の割合で割りましょう。口当たりの柔らかな飲みやすいお酒になります。お酒が弱い人にもお勧めです。氷は入れないでいただく方がPMSには効果的です。■おわりにいかがでしたか?桂花陳酒は中国4000年の歴史が誇る「名酒」です。美味しくうっとりお酒をいただいて、体の中からPMSを撃退しましょう。ぜひ秋の夜長に試してみてください。(マダム晴子/ハウコレ)
2014年09月21日寒さの厳しい季節は、生理前に気持ちが不安定になったり肌荒れを引き起こすPMSや、生理痛に悩まされがちな時期でもあります。今回は、体の節々で滞りがちな気・血の巡りを改善するための、手軽で美味しいフルーツをご紹介します。フルーツそのものを丸ごといただくことも効果的ですが、コンビニで手に入るジュースや、ゼリー、ジャムといった加工品でももちろんOKです。美味しそうな物を選んで食べるだけでもストレス解消に繋がります。ぜひ参考にしてみてくださいね。■ストロベリー生理の周期が乱れがちで安定しないタイプのPMSにおすすめなのはストロベリー。ストロベリーは鉄分が豊富で経血の元となる血液を補うことができます。またストロベリーには胃の調子を健全にする働きがあるので、PMS期に過食に走る傾向がある人の食欲を正常にコントロールしたり、食べ過ぎてしまった時のデザートとしても、お腹の調子を整えてくれる効果があります。生理前、生理中はお腹を冷やすことが厳禁なので、ストロベリーアイスクリームを食べることは避けてください。PMSや生理痛を悪化させる原因になってしまいます。■ブルーベリー下半身の冷えがあり、腰回りや足などに重さやだるさを伴うタイプのPMSにおすすめなのはブルーベリー。ビタミンEが体の節々まで血行を改善します(それによって目に良いことでも有名ですね)。ブルーベリーは腎と肝の機能をアップさせる働きがあることで、婦人科系と泌尿科系をサポートします。PMSが原因の下半身の冷え症、そしてそれが原因によって引き起こされる膀胱炎なども予防することができるでしょう。■クランベリー婦人科系の悩みに効果絶大と欧米でも人気なのがクランベリー。クランベリーは血液をサラサラにすることで、血液の循環をサポートします。クランベリーにはカルシウムも含まれているので、PMS期のイライラにも効果的です。クランベリージュースには砂糖がたっぷり入っているので、ダイエット中などカロリーを気にする人はサプリメントでの摂取もおすすめです。■グレープフルーツ精神的に安定しないタイプのPMSにおすすめなのはグレープフルーツ。仕事や学校を休みたくなってしまうブルーな気分には、朝起き抜けのグレープフルーツジュースをいただくのが効果的です。グレープフルーツは血流を助け、血液をサラサラにする手助けをしてくれます。特にグレープフルーツを自分で絞ることでさわやかな柑橘系の香りが広がり、アロマ効果も期待できるのですっきり爽快な気分になります。※血圧の薬を飲んでいる人は、グレープフルーツをいただけない人もいるのでかかりつけのお医者さんに確認してくださいね。■おわりにいかがでしたか?憂鬱なPMS期に美味しいフルーツをいただいて、「気・血・水」の流れを改善することで、もうすぐはじまる生理痛も楽になります。精神的にも肉体的にも満足し、痛み止めの薬を飲まなくても快適に過ごせるようになるならば一石二鳥ですね。ぜひ試してみてください。(マダム晴子/ハウコレ)
2014年02月01日