納豆しらすとにんにく!ヤセ菌を増やす抗酸化食材のすすめ
ヤセ菌が大腸のなかで優勢になると、『短鎖脂肪酸』が多くつくられます。これは、血糖値を下げるインスリンの分泌をよくします。このインスリンの働きをよくするには、カルシウムとビタミンDが欠かせないのですが、両者を多く含んでいる食品がしらす干し。納豆としらすはよくあうので、一緒に食べてもいいでしょう」
■高FODMAP食が下痢と便秘の原因に
「納豆や海藻などの水溶性食物繊維を取ることは大事ですが、取りすぎはいけません。小腸内で細菌が増えすぎでSIBO(小腸内細菌増殖症)になり、便秘やガスだまりなどが起きてしまうんです」
納豆は「1日1~2パックまで」が適量だという。
「SIBOは、日常的に下痢や便秘を繰り返す過敏性腸症候群と関係があるとも考えられます。こういった症状がある場合、納豆などの発酵食品をはじめ、腸内細菌の餌になりやすい糖類である『高FODMAP』食は控えましょう」
『高FODMAP』の「FODMAP」は次の頭文字をとったもの。
【 発酵性(Fermentable)】納豆やヨーグルトなどの発酵食品。
【 オリゴ糖(Oligosaccharides)】豆類やたまねぎ、にんにく、小麦粉食品など。