強豪クラブに移籍したばかりで1か月離脱のケガ。休んでいる間、周りに差をつけられるのではと不安になっている息子にどう声をかければいい?とのご相談をいただきました。大人にしてみればたった1か月ですが、子どもにとって1か月も休むのは不安になるもの。みなさんはケガをしたお子さんをどのようにサポートしていますか。スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、お子さんに寄り添うために必要なマインドセット(心得)をお伝えします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子がキーパーをやりたくないと言うので移籍も考えてます問題<サッカーママからのご相談>いつも記事拝見させていただきまして、大変勉強になります。ありがとうございます。 相談お願いします。3年生(9歳)の息子がいます。1年生からサッカーを始め、初めは練習に行くだけでしたが最近自主的に練習をしたり、ランニングしたりサッカーを上手くなりたいと自分で思うようになってきて、口出しはしないように親として応援だけしていました。ただこのタイミングで足をケガしてしまい1か月弱の期間を運動を禁止と言われました。 本人は何も言いませんが、元気が無くなり落ち込んでいるようで見ていてとても辛いです。将来サッカー選手になりたいと言っているので、親としてはしっかりとした栄養ある美味しい食事、睡眠時間の確保などできる限りサポートしていますがサッカーに関しては教えることも出来ず......。ケガで1か月練習も出来なくなった息子にどう声を掛ければよいでしょうか?去年年末から強豪クラブに移籍したばかりで周りに負けないように頑張っていましたが、本人は差をつけられるのでは無いかと不安になっているように思います。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。強豪クラブに移籍したばかりなのに一か月離脱するのは残念ですね。このようなケースで親としてもっとも大事なことは、「過度に心配しない」ことです。息子さんはがっかりして落ち込んでいるかもしれませんが、彼のサッカーキャリアはまだ始まったばかりです。これからいくらでもサッカーは楽しめます。まずはこんなけがや離脱は大したことではないのだと励ましてください。そのようにして息子さんと寄り添うために必要なマインドセット(心得)を伝えさせてください。■子ども以上に親が悲観してないか。1か月の離脱はいくらでも巻き返せるご相談文を拝見して、お母さんがかわいいわが子がサッカー選手になりたいと言って頑張っているのを応援したい気持ちは、よくわかります。が、まだ9歳です。サッカー選手しか道がないような育て方はよくありません。私は幾人ものプロアスリートのお母さんやお父さんにお会いしましたが、大成した選手の親御さんほどわが子の小学生時代を例えばこう振り返ります。「小学生のときは楽しんでやってくれればいいと思っていた」「まさかこんなことになるとは思わなかった」「サッカーのことはわからないので、ほぼほぼタッチしていません。いつの間にかプロになっていた、という感じ」皆さんそろって放任主義の子育てをされていました。一方、お母さんは息子さんのサッカーに少々入れ込み過ぎているなと感じました。冒頭に書いたように、これからずっとサッカーを続けてプロになり30歳まで続けたとしてもまだ20年以上あります。プロにならず高校生くらいまでやったとしても10年近くあります。強豪クラブに移籍してきたばかりとはいえ、ひと月サッカーができなかったことが理由で6年生まで試合に出られなくなる、とは考えられません。いくらでも巻き返せます。と、私が書いたようなことを、できればお母さん自身がご自分で考えて伝えられるといいかと思います。ところが、お母さんは息子さん以上にショックを受けてしまっている状態のようです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■子どもがつらいとき親も一緒に落ち込むことは、のちの人間形成に影響が出ることもこの連載で幾度となくお伝えしたように、親は子どもの気持ちに「つらいねえ」「悲しいね」と共感してもいいけれど、「私もつらい」「私も悲しい」と同化してしまってはいけません。親が同じように落ち込んだり心配したりすると、自分の一番近くにいて自分を一番理解しているお母さんからこんなに心配されている「ダメな僕(私)」というふうに、自己肯定感がダウンします。自己肯定感は、子ども時代のエンジンです。何があっても「自分は大丈夫」「今の自分でOKなんだ」という自尊感情がすべての行動と成長の機動力になります。この自己肯定感をどうアップさせるかを考えましょう。自分に何かうまくいかないことがあるとお母さんがすぐに落ち込むので、大事なお母さんを悲しませないようトライしません。うまくいかないことも隠しておかないと大変なので、いいところしか見せない。「自分は大丈夫」と思えないからです。そのような歪んだ人間形成につながります。そこで、子どもに何かうまくいかないことがあったときは、そのピンチを「この子はどうやって(成長という)チャンスに変えるのかな?」と眺めるくらいの余裕をもつことをおすすめします。このことを、私は小児科医で脳科学者の成田奈緒子先生から学びました。先ごろ『高学歴親という病』(講談社α新書)という本を一緒に作りました。親の溺愛が干渉や矛盾した子育てに変わり、そのことが子どもに良くない影響を及ぼすことや、そうならないための処方箋も紹介しています。■今少し差をつけられても大したことではない。子どもの「サッカー」ではなく「人生」を見てふたつめは、自分のなかの子どもへの心配を信頼に変えること。私自身、お母さんと同じようにいつも息子を心配している親でした。忘れ物がないかな。学校でけんかしていないかな。担任の先生に任せていて大丈夫だろうか。漢字は覚えられているかな。サッカーで嫌な思いはしていないだろうか。そんなふうに、些末なことを心配していました。が、成田先生や様々な専門家や書物から自己肯定感の大切さを学んで、自分の子育ての軸が持てたように思えます。カラ元気でもいいから「うちの子は大丈夫」と思い込むことから始めてください。「本人は差をつけられるのでは無いかと不安になっているように思います」とありますが、差がつくのではと不安なのは実はお母さんのほうかもしれません。差をつけられたところで大したことではありません。「息子のサッカー」ではなく「息子の人生」を見つめましょう。■親はサッカーでなく生活のサポートをすることが大事(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)また、ご相談文に「栄養ある美味しい食事、睡眠時間の確保などできる限りサポートしていますがサッカーに関しては教えることも出来ず......」と書かれていますが、親がサッカーを教える必要はありません。20そのためにコーチがいますし、ましてやケガのためお休みしている最中です。何もすることはないし、逆に何もしないほうがいい。美味しいご飯を食べさせて、早寝早起きさせているお母さんは、すでに合格点ですよ。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年02月08日無料の参加登録受付中!すべての親子に届けたい、発達が気になるお子さんの成長を応援するオンラインセミナーが3/5(日)に開催決定Upload By 発達ナビアライアンス プログラムもうすぐ春休み!うれしい気持ちがある一方で、新学期を迎えるにあたって不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。新学年への準備はどうしよう?春休みはどう過ごしたらいいのだろう?新しいクラスでお友達ができるかな…そこで発達ナビでは、発達が気になるお子さんとそのご家族が、ご自宅で気軽にみなさまの役立つ情報を得られる機会をお届けするため「オンラインまなびフェスタ2023」を開催します!発達が気になるお子さんを応援する専門家・企業によるセミナーやQ&Aをご用意し、少しでも毎日の生活のお役に立てたらと思っています。当日は豪華13セミナーの中から、お子さんやご家族のお悩み・知りたいことに合わせてご視聴いただけます。・日時:2023年3月5日(日)9:30~15:30(予定)・参加費:無料・形式:Youtube Live配信・参加方法:事前申込必須。下記ボタンよりお申し込みください・内容:専門家講演、発達が気になるお子さんを応援する企業によるセミナー、当日参加者限定のプレゼント抽選会専門家セミナー:発達が気になるお子さんを支える、商品・サービスのご紹介Upload By 発達ナビアライアンス プログラム大好評企画、鳥取大学大学院教授で臨床心理士の井上雅彦先生によるトークライブを開催。事前アンケートでみなさまから募集した質問やお悩みにお答えいただきます。3月から4月は多くのお子さんに環境の変化が訪れ、親子共に不安に思うことや気になることが多くある時期ですよね。この時期ならではのテーマを中心に、発達ナビ編集長・牟田とのセッションでお届けします。さらに、当日はチャット機能を使ってリアルタイムで井上先生に質問できるチャンスも!(時間の都合上、すべてのご質問を取り上げることは難しい場合もございます)井上雅彦 先生鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授/LITALICO研究所 客員研究員 応用行動分析学をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。特別講演:学校・家庭での「学習」のつまずきのサポート方法は?〜学校連携のポイントから具体的な学習支援方法まで解説〜Upload By 発達ナビアライアンス プログラム「宿題を始めてもすぐに集中が途切れてしまう」「間違いを指摘すると癇癪を起こす」「今は授業についていけているけれど、この先が心配…」お子さんの学習面のサポートについて、家庭学習の進め方や学校との連携方法など、さまざまなお悩みが出てくるものですよね。今回は学校精神科医の小川しおり先生に、学校との連携のポイント、合理的配慮の考え方や、学習面のサポート方法についてお話しいただきます。さらに保護者の方からよく寄せられるご質問をもとに、学習面におけるお悩みや不安の解消に向けた具体的な手立てについても解説。当日は視聴者のみなさまからの質疑応答タイムもご用意しています。ぜひご参加ください!小川しおり 先生日本福祉大学 教育・心理学部 心理学科 准教授療育センターや大学病院での児童精神科臨床を通して、発達に心配のある子どもと家族の支援、学校精神科医として教育現場との連携に取り組んでいる。外国につながる発達障害児支援の一環として多言語版パンフレットの英語版監修にも携わった。心理学部および大学院での教育活動に奮闘中。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムお子さんが、自分らしく自信をもって人とやりとりをし、社会参加ができるようになるためには、幼少期に「まなびの基礎」をつくることが大切です。まなびの基礎とは何でしょう。ポイントは次の2つです。1つ目は、睡眠や生活リズムが安定していること。2つ目は、お子さんに「自分のできることには自分から取り組み、できないことは安心して人に頼る姿勢」が育っていることです。これら、まなびの基礎がつくられることで、お子さんは年齢が高くなるほど社会参加に必要な多くのことを意欲的に学べるようになります。まなびの基礎をつくるために、保護者はどのようなサポートができるか、家庭でできる“ちょっとした工夫”についてお話しします。日戸由刈 先生相模女子大学人間社会学部教授、博士(教育学) 横浜市総合リハビリテーションセンター 発達精神科外来にて20年間心理士として勤務後、同センター児童発達支援事業所「ぴーす新横浜」園長を務める。2018年より現職。公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム不登校や特性ゆえに学校から離れたお子さんは、ほかのお子さんと同じように勉強をすすめるのが難しい時期もあります。しかも焦る親の気持ちも知らず、子どもはゲームに熱中するばかり。講師の私は中学2年生で不登校。40歳を目前にADHDの診断を受けました。当事者目線として思うこと、そして不登校や特性のある当事者、親、識者など400人以上に取材してきた経験からお話したいと思います。今回、お話しするのは、発達障害の特性ごとにどんな勉強法が向いているのか。不登校や特性ゆえに学校から離れたお子さんが、どのように勉強を再開させたのかの実例。心に傷を負っている場合の対応について、時間が許す限りお話しします。石井志昂 氏不登校新聞の代表。『不登校新聞』とは「当事者の声に寄り添う」をモットーに、日本で唯一の不登校に関する新聞として、98 年に創刊。 以来1000 名を超える不登校・ひきこもり当事者経験者の声を掲載。2022年からは不登校の親専用コミュニティ「親コミュ」を設立。自身も中学生で不登校を経験しており、不登校新聞にかかわり続けている。近著に「フリースクールを考えたら最初に読む本」(2022年/主婦の友社)専門家特別講演は、日本生命保険相互会社の提供でお送りします。未来をつくるのは、いつだって子どもたち。けれど、この国では多くの人が、子どもを育てることの難しさに直面しています。みんながもっと自分らしく生きられる明日を叶えるために。子どもたちが未来に向かって伸びやかに、自分の可能性をひろげることができるように。群れ全体が協力しあって子どもを育てるペンギンのように、子育ての壁や不安のない社会を、みんなで手を取り合ってつくっていきたいとの想いから、「NISSAYペンギンプロジェクト」を始動しています。子育てに頑張るすべての人を、そして子どもたちの未来を、日本生命は全力でサポートします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム企業コラボセミナー:発達が気になるお子さんを支える、商品・サービスのご紹介発達が気になるお子さんの成長を応援する企業のみなさまにも協賛をいただき、多様なセミナーをお届けいたします。育児や療育、学習、普段の暮らしをより豊かにする商品・サービスをご紹介いただきますので、ぜひご期待ください!今回ご参加いただく企業のみなさまをご紹介いたします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム少子化社会でも不登校が過去最高であることに見られるように、日本の画一的な教育システムは制度疲労を起こし始めています。こうした時代の中で、これからの子どもたちに必要になるであろう教育内容をお伝えします。代表は、LITALICOの元・執行役員やプログラミング教育必修化に向けた委員も歴任。好奇心とデジタルを中心に子どもたちの未来を考え続けてきました。当日は、実際の子どもたちの事例なども踏まえながら、子どもたちの好奇心の可能性の大きさや保護者としての向き合い方などを、実際に運営している「オンライン習い事」や「オルタナティブスクール」の内容も入れながらお話しします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム満足度5段階中4.8を達成!無学年式教材「すらら」が提供する親向け人気講座「ほめビリティ講座」では、褒めるを中心にペアトレ同様「行動分析学」による関わり方を実践。思春期前、思春期中で分類し、不安が強いお子さんには「認知行動療法」も取り入れて生活と勉強のコミュニケーション、両方の関わり方を伝授しています。また、今年からスタートした「ほめビ講座オンラインコミュニティ」は、1人で続ける大変さを支える「つながり」と「情報」を提供し参加者の実践を後押し。セミナーでは、「ほめビリティ講座」の内容とコミュニティ内でのやり取りを一部ご紹介します。「ペアトレ知識を行動に移したい方」必見のセミナーです。イベント内で案内するアンケートに回答された方にはもれなく500円分のギフト券をプレゼント!ご参加をお待ちしております。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム「学校に通うのが楽しい!」という気持ちを生み出し、毎日の笑顔や自信にもつながるランドセル選び。色やデザインはもちろん機能面にもこだわって選びたいですが、発達に凸凹のあるお子さんの場合、ランドセルとの相性によっては自己肯定感が低下するケースも…。・重いランドセルを背負って徒歩通学できるかな・整理整頓ができるか心配・給食袋などうまく取り外しできるかな・必要な機能って?つまずきやすいポイントは?70年以上ランドセルをつくり続け、すべてのお子さんに笑顔でランドセルを背負う夢を届ける努力を重ねてきた株式会社協和が、ランドセル選びのポイントやお子さんの体に合わせたカスタマイズについてご紹介。みなさまから事前に寄せられたお声やご質問にもお答えします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム「うちの子は英語授業についていける?」「つまずいてやる気をなくすかも…」英語の授業は小学3年生から始まり、将来に役立つよう実践的なコミュニケーションを中心にしたものにシフトしており、内容は以前より難しくなっています。授業への不安を解消し、お子さんの興味・やる気を引き出し自信につなげるには、安心できるおうちの中で、楽しめる形で少しずつ英語に触れていくことが大切です。セミナーでは、集団授業で英語に苦手意識を持つ前におうちで無理なく英語学習できる環境をつくり、「授業でつまずかないための備え」に加え、「楽しみながら将来使える英語力を習得」するための方法について、完全1対1・Step by Stepでの子ども専門オンライン英会話を提供するリップルキッズパークが解説します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラムお片づけや着替えが苦手、姿勢が悪い、危険をかえりみず高いところへ上りたがる…。日常生活や園/学校生活でのお子さんの気になる行動の裏には、実は本人がいちばん困っている事情があります。お子さんの困りを理解するキーワードは感覚の「どん感」と「びん感」。そして、困りごとの解消につながるヒントはご家庭や公園での遊びに詰まっています。セミナーでは、それぞれの困りの解消に役立つのはどんな遊びなのか、家の中などの狭い場所や公園で実践できる遊びをご紹介します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム「学校の仕組みが合わない」「新年度の新しい環境に不安を感じている」そんなお子さんにむけて、「オンラインフリースクールSOZOW」をご紹介。子ども一人ひとりの「好き」を起点に、自己肯定感を育む学校外の居場所としていま注目されています。代表は、LITALICOの元・執行役員。LITALICOワンダーで、デジタルを通して、不登校や発達特性のある子どもの可能性を解き放ってきた経験者です。当日は、「学校には行かずゲームばかりしている」「感受性が強くて新しいことに取り組むことが苦手」など実際にあったお子さんの事例も含めてお話しします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム参加者向けの楽しい企画も!発達が気になるお子さんの役に立つ商品を抽選でプレゼント!イベントをより楽しんでいただくための企画もご用意しています。発達が気になるお子さんに役立てていただける商品を、当日参加いただいた方の中から抽選でプレゼント!Upload By 発達ナビアライアンス プログラム~ 「小学校は楽しい!」を、親子で準備しよう!~北欧から届いた、アタマと心をバランスよく育てる小学校準備プログラム。ゆるやかに、ゆっくりと、自分のペースで階段をのぼっていけるように、デンマークの公教育で義務化されている小学校準備クラス「0年生」。北欧教育スクールフィーノリッケは、日本で初めて、この0年生のレッスン・教材を日本向けにカスタマイズ。独自のオンラインプログラムを提供しています。認定こども園で正課導入されるなど、受講人数は延べ3,200人を超えました。今回は「もっとやりたい!」とお子さんから大人気の1レッスンをお届けします!小学校低学年を楽しく過ごすために、ぜひ親子で一緒にご参加ください!Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム「カンジモンスターズ」は、部首を合体させ、漢字の力を使って戦う"漢字バトルカードゲーム"です。漢字の知識不要!色さえわかればゲームをたのしめるので、5歳からでも遊べます!気づいたら漢字を好きになっています。さらに、ルールが奥深く、大人が遊んでも楽しいので、ぜひ家族の時間でお試しください!Upload By 発達ナビアライアンス プログラム2021年から開催し今回で5回目となる、多様な選択肢と出合える、発達ナビの「オンラインフェスタ」。「家庭学習」「習い事」「進路選び」「学用品」など、幅広い切り口で多くの専門家の方々や累計25社の協賛企業にお集まりいただき、のべ1万名を超える保護者のみなさまにご参加いただいて大きな反響をいただきました。【ご参加いただいたみなさんのコメント】・困っていた答えが見つかり、ほかの家庭も同じことで困っていることを知れるいい機会になりました。・専門家の意見が勉強になりますし、ほかの保護者の悩みなど共感でき自分だけが悩んでる訳ではないとポジティブになれました。・個別支援級に所属しているのですが、療育を受けてきても知らないこと、気づかない視点がまだまだあると感じました。・同じような境遇の親御さんの質問の答えを聞けたり、普段なかなかどうしたらいいかとか相談窓口がない状況だったりで悩んでることをオンラインで詳しく聞けたりしてとても参考になりました。・どれも今後必要な課題だなぁと改めて感じましたし、自分の対応の仕方にも反省することができました。同じように悩んでる人にもすすめたい内容ばかりでした。登壇者の方への質問や保護者のみなさん同士の交流のコメントで盛り上がったこのイベントには、事後アンケートで多くの次回開催を望む声が届きました。この春も、保護者のみなさんの疑問や不安に寄り添ったオンラインセミナーをお届けします!ご自宅からお気軽にご参加ください。たくさんの方のご参加を、心よりお待ちしております。
2023年02月02日2児のママである、えなりさんが描く育児あるあるマンガ。今回は、新生児のお世話あるあるをご紹介します!初めてのことに右往左往赤ちゃんとの共同生活。初めてのことで不安がいっぱいなママもいらっしゃいますよね。今回はえなりさんが感じた新生児育児中あるあるです! 新生児時代は眠れないし心配だし、何が正解かもわからないし、効率の良い方法なんかもわからず、すごく大変でしんどかったのを思い出しました。 あのときはとても大変だったけれど、振り返ってみると良い思い出です。現在進行形のママたち、本当に必死だと思いますが無理せず、周りをたくさん頼って、寝られるときに寝てくださいね!そして、お金で楽さ&安心感を買うのもありだと思います!赤ちゃんのことでいっぱいいっぱいだと思いますが、自分のことも大切に! 育児中に孤独を感じるときもあると思いますが、先輩ママの経験談を知ることができるのは、仲間がいるようで安心しますよね。みなさんの育児あるあるも教えてくださいね! 著者:マンガ家・イラストレーター えなり2020年2月生まれの男の子と2023年1月生まれの女の子のママ。Instagramやブログにて妊娠、出産、育児に関するあるあるや体験談を発信中。
2023年01月31日初めての妊娠、無事に大きく元気に育つようにと祈っていたわが子は、想像以上に大きくなっていきました。自分の体内ですくすくと育つわが子を愛おしく思う反面、自身に訪れた体型変化や体の痛み、そして迎えた出産の日の体験談をお話しします。 妊婦健診のたびに募る喜びと不安毎回楽しみで仕方なかった妊婦健診。妊娠6カ月健診のときに産科の医師から「1週間分くらい大きいかも……」と言われたのが始まりでした。食事内容に気をつけ、適度な運動を実践していた毎日だったので、そのときはしっかり育っていてうれしいなぁと思っていました。 妊娠7カ月に入ると急におなかが膨んできてまっすぐ立ちにくくなり、背中を中心に体中の皮膚が引っ張られてピキピキ痛みが走るようになりました。妊娠8カ月に入ると「もう軽く2週間以上は大きい」と医師に言われ、このころから背中や腰回りを中心とした体の痛みも相まって、私はちゃんと経腟分娩できるかしら……という不安にかられ始めました。 ケアしてたのに! 避けられなかった妊娠線妊娠9カ月に入ると、鼠径部と恥骨の痛みがひどすぎて歩行困難のような状態に。座り続けるのも痛いし、寝るときも痛みがつらく、クッションを脚の間に挟んで横になってやり過ごしていました。 それでも、調子が良いときは動くようにして体重増加を防ぎ、妊娠線予防に専用のクリームをたくさん塗っていたのですが、腹囲100cmを超えたとき、自分からは見えない下腹部にたくさんの妊娠線ができていたのです! 妊娠10カ月に入ってすぐの妊婦健診で赤ちゃんの推定体重は3,200gを超え、頭の直径は9.5cm。私は「もう出ておいで」と祈る毎日でした。 ついに始まった出産鼠径部の痛みが限界で、もはや早く産んでしまいたかった私は、足を引きずりながらも毎日の床磨きやウォーキングを頑張りました。それでも、陣痛が始まったのは妊娠41週目。エコーでの見立てでは赤ちゃんの推定体重は4,000g超え、頭の直径は9.8cmになっていました。そこからは激痛ともうろうの間を行き来し、陣痛促進剤も投入されて17時間の苦しみ。 いきみ逃しなんてまったく役に立たず、耐えきれない腰の痛みに、腰をさすり続けて汗だくの夫の助けを借りてどうにか乗り越えました。結局、わが子は3,500gを少しオーバーした体重で生まれました。思ったより小さかったなと感じたものの、新生児室で他の赤ちゃんと並ぶわが子を見たときの「ひとりだけでかい!!」の衝撃は今も忘れられません。 大きく生まれたわが子でしたが、4,000g超えのエコーでの予想と違った理由は、大腿骨が長く身長が高いからゆえの予想でした。その後は、頭1つ分同じ月齢の子たちより身長は高いけれど体重は一緒、という状態ですくすくと元気に成長しています。出産の思い出は、痛いし苦しいし本当に大変なことばかりでしたが、わが子に会えた喜びは何にも勝る幸せだと実感している毎日です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 REIKO著者:しま のりあ2歳男児の母。フリーランスとして音楽関係の仕事をしながら、家事・育児に積極的な夫とともに楽しく子育て中。夢はマイホームを購入して、完全同居の義実家から抜け出すこと。
2023年01月27日出産直後、ママはすべての力を使い切ってしまいあまり記憶がなかったそうですが、立ち会いしてくれたパパは生まれた瞬間のことよく覚えていたそうです。そんなパパが一瞬感じた不安を紹介しています。初めての立ち会い出産! イメトレに励む夫だが? ようやく出会えたわが子でしたが、捻り出した瞬間は全身に力が入らなくなり、真っ白に燃え尽きていたためあまり覚えていません。 立ち会ってくれた夫は、この瞬間をしっかりと覚えており、「泣き声が聞こえるまでの不安と、産声をあげたときの安堵と幸福感を一生忘れないと思う」と、今でも話してくれています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:ちょびっと5歳男の子と2歳女の子の高齢ママ。不妊治療や妊娠中、産後の子育てに関する体験談や、婚活、自身のトラウマによる子育ての弊害、克服した方法、またそれ以外の小ネタなどのイラストエッセイをInstagramにて毎日更新中。
2023年01月22日当時3歳の娘と1歳の息子、私の3人で夏に帰省しました。子ども2人を連れて行く普段の買い物は、時間との勝負。帰省すると両親や妹がいてくれるので、人の手が多くなり、買い物もゆっくりできて大助かり。しかし、子どもの行動は予測できないもの。一瞬の出来事に「自分がちゃんと見ていたら……」と、私はパニックになりました。まさか、買い物中に…帰省中のある日、母と私は子ども2人を連れて買い物に行くことに。入り口には子ども用カートが置いてあり、娘は「これ使うー!」と言って、操作に慣れないカートを動かしだしました。私は息子をほかのカートに座らせて、娘は母に任せることに。 しばらくして、息子がずっと座っていることに飽きてしまったので、カートから降ろして、カートの下のほうを手でつかませながら歩かせることに。娘がお菓子コーナーにひとりで向かおうとしたので、私は呼び止めながらカートを動かしました。すると足元でカートの下をつかんで立っていた息子が、私の足につまずいて前に転んでしまったのです。 家族でパニック!泣き出す息子を抱き上げ、私は「ごめんね! 大丈夫!?」と言いながら息子の顔を見ると、唇の下を切って血が流れていたのです。母と私は「どうしよう!?」と言いながら、息子の口元をタオルで押えて、店員さんを探して事情を説明しました。 店員さんは、まず母と私を落ち着かせ、ティッシュやばんそうこうなどを持ってきてくれました。そして近くの病院などを探してくれましたが、出血も徐々に少なくなってきたので、以前私が勤務していた病院まで向かうことに。 病院で診察を受けた結果病院に到着するころには息子の唇下の出血も止まっていました。院内で知った顔のスタッフを見て私もひと安心。看護師さんが唇の周りをきれいにしてくれたので、私たちは事情を説明して診察を待つことに。 しばらくして診察してもらうと、先生から「カートのバーに唇が当たったときに自分の上前歯で唇下を切ったんだろうね」と言われました。「縫わないといけませんか?」と恐る恐る聞くと、「大丈夫。消毒して、ばんそうこうを貼って終わりだよ」とのことで、私はホッとして帰宅しました。 私にとって子どものケガで病院に行くことが初めてだったのでパニックになり、一緒にいた娘も不安になったのか泣き出してしまいました。母親である私がしっかりしないといけないなと、その日の夜、子どもたちの寝顔を見ながら思ったのです。この出来事から3年経ちますが、息子の顔には傷痕も残っておらず、元気に過ごしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:松村まや2016年生まれの女の子、2018年生まれの男の子の2児の毋で、職業はフリーライター。夫と子ども2人との4人暮らし。趣味は好きな音楽を聴くことや、休日に家族でおいしいテイクアウトグルメを見つけること。
2023年01月22日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さん。ある日、塾でテストを受けていると、成績トップの良子ちゃんが突然泣き出してしまいました。先生は良子ちゃんに話を聞くため、2人は場所を移動。みんなは引き続きテストを続けました。少ししてから先生だけが戻ってくると、なんだか怒っている様子でした。そして、いきなり「今から荷物検査を始める」と言い出すと、全員の荷物をチェックし始めることに……。一番最後の生徒、つむ田さんの荷物をチェックし終わると、先生はつむ田さんに向かって、「話があるからまとめなさい。一番奥の部屋にいるからな」と言うと、物凄い勢いでドアを閉め、出て行ったのでした。 早速先生の待つ部屋へと向かうと、先生から「お前が良子をいじめたんだろう?」と問い詰められたつむ田さん。 「私はやってません。先生、信じてください……」 つむ田さんは泣きながら必死に訴えるのですが、先生は「お前が犯人だ」の一点張りで最後まで信じてくれず……。 「親御さんに連絡しておくから、覚悟しなさい」 そう言うと、部屋を出て行ってしまったのでした。 「どうしよう、親に連絡されちゃう」一気に頭が真っ白になって… 親に先生から連絡がいってしまうことを恐れたつむ田さん。 (どうしよう。親に連絡されちゃう……) この日の足取りは重く、いつも使っているバスに乗るのをためらってしまうほどでした。 (お母さん、先生の言うこと信じちゃうかな。知られたくないな……) つむ田さんがいろいろと考えていると、目の前にバスが到着したのでした。 最後までつむ田さんを信じなかった先生。「親御さんに連絡しておくから」という言葉はつむ田さんの心に重くのしかかってしまいました。バスに乗ることをためらい、不安でいっぱいになって震えてしまっている姿が何とも言えないですね……。目の前にバスが到着しましたが、果たしてつむ田さんはこのバスに乗るのでしょうか?著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2023年01月20日Instagramにて自身の体験談マンガを発信されているこいあともまやさん。34歳のときに夫となる「すんさん」と出会い、35歳で結婚。年齢のことも考え、結婚を決めてからは妊活に励むことに。しかし、妊活は予想以上に過酷で……。現在は第一子をご出産し、息子さんを育てているこいあさんの妊活体験談をご紹介いたします。 やっぱり子どもは欲しい飲み友だちだと思っていたすんさんから告白をされ、付き合うことになったこいあさん。 すんさんと過ごす日々は穏やかで、彼のやさしい人柄に惹かれていたこいあさんは次第に彼との「結婚」を意識するようになり……こいあさんからプロポーズ! 晴れて、2人は結婚することになりました。そして、考えたのは子どものことで……。 入籍はまだ先でしたが、年齢のことを考えすぐに妊活をスタートさせることにした2人。しかし、お互いに不安要素がありました。こいあさんは過去、卵巣に腫瘍ができ手術を受けたことがあり「妊娠には問題ない」とは言われていたものの不安に……。すんさんは、結婚をしている上のきょうだいに子どもがおらず、「子どもができにくいのかも」と感じていました。2人は不妊の可能性があることも視野に入れ、今後を考えることに……。 妊活はお互いの歩み寄りが大切。そのため、不安を抱くことにはなってしまいましたが、お互いに胸の内を打ち明けられたことで、これからの見通しをより考えやすくなったことと思います。検査についてもお互いを思って相談し合える。素敵な関係ですね。 ※日本産婦人科学会では、不妊の定義を「避妊をしないにもかかわらず、1年妊娠しないもの」としています。また、日本生殖医学会のHPによると、アメリカの生殖医学会では、2013年に「不妊症と定義できるのは1年間の不妊期間を持つものであるが、女性の年齢が35歳以上の場合には6カ月の不妊期間が経過したあとは検査を開始することは認められると提唱している」とされています。 参照:監修/助産師 松田玲子 こいあさんのマンガは、このほかにもInstagramなど更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター こいあ福岡県在中アラフォー。SNSで妊活やPMDDの体験談を発信してます。うちの猫動画と自作のシュール系ショートアニメにも挑戦中。人生ブレまくってます。
2023年01月13日娘の2週間健診で体重があまり増えていないことを指摘され、涙したママ。助産師さんに小児科の受診をすすめられ、その足で小児科へ。私の不安を受け止め、救ってくれた医師の言葉とは?育児用ミルクを飲むのに1時間かかり、飲んだ分をすぐ吐き戻してしまう……。2週間健診で体重があまり増えていないことを医師に指摘され、「お母さん、ちゃんと頑張らなきゃ!」とつらい言葉を投げかけられて、涙したママ。 「誰かに見てもらいたい」と母乳外来へ行ってみることにしました。 助産師さんに診てもらうと…? 「心配事があるだけで、行っていいのよ。お医者さんが“大丈夫”って言ってくれると、安心できるでしょ?」 助産師さんに小児科の受診をすすめられたママ。発熱も咳もないのに、病院を受診してもいいのかな……そう悩んでいたママの背中を押してくれました。 その足で初めて小児科を受診すると、総合病院の救急外来をすぐに受診するように言われます。 「母親が“何か気になる”っていうのは、立派な検査理由です。それで怒る医者なんていないよ」 不安を受け止めてくれた医師に感謝しつつ、今度はその足で総合病院を受診することになりました。監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月04日私は現在、3歳と生後5カ月の娘を持つ2児のママです。3歳の娘を保育園へ入園させた際、スムーズに母子分離ができたことで私自身が安心して上の子を毎日保育園へ送り出せています。今回はスムーズに母子分離ができた具体的な方法を紹介します。 上の子を保育園に通わせたきっかけそもそも上の子を保育園に通わせたいと思ったきっかけは「2人目が欲しいけど、2人の未就学児を家でみるのは難しい」と想像していたためでした。産後は事情があり里帰りなどはしない予定で、夫も会社員で有休等は取りにくい状況にありました。また、2~3学年差で第2子を希望していたため「私の環境で産後に上の子と下の子を同時にお世話するのは厳しい」と早期に判断したからです。 私の住む自治体は「産前産後要件」という保育理由で、産前6週間から産後8週間の妊産婦は希望をすれば保育園入所の資格を得ることができます。2人目を妊娠した際には、この産前産後要件で上の子を保育園に通わせたいと考えました。 安心して妊活や出産をするための最終的なゴールは「子どもが週5日、8時間程度、保育園に通えるようになる」ということ。しかし正直なところ、いきなりフルタイムで保育園に通わせるとなると、子どもの「ママと長時間離れてしまう」といった精神面での負担は大きいものです。そのため、入念な計画のもと母子分離をおこないました。 母子分離のために入念な計画を実行いつから上の子を保育園に通わせることを想定していたかというと、それは下の子の妊娠計画をする前からです。上の子が1歳ちょうどのころから、自治体の託児つき子育てセミナーを定期的に受講しました。もちろん勉強のためでもありますが、託児をすることで、上の子に母子分離を経験させるという目的もあったからです。 そして次の段階では、上の子が2歳前のころに、認可外の託児所で、4時間という比較的短時間の一時預かりを週2回程度、継続的に利用しました。 託児所通いなどをおこなった結果前述した条件で「少しずつ母子分離を始めよう」と計画。妊活前から妊娠30週ころまで託児所通いを通算で8カ月ほど継続的に続けました。でも、そんなにうまく母子分離が進むのかな?と少しばかりの不安があったのも事実。しかし、託児所通いを始めてから2カ月が経ち、上の子も徐々に託児所通いに慣れてくれました。「これなら大丈夫」と母子分離の手ごたえを感じたため、下の子の妊娠計画を実行したのです。その後すぐに妊娠が判明し、下の子の出産2カ月前から上の子を本格的に保育園へ通わせましたが、ある程度の母子分離にはすっかり慣れていたので、入園初日から泣くこともなく楽しそうに登園しました。これには私自身も「登園後、泣かずに過ごせているだろうか?」と心配をせずに済みました。 母子分離の時期に関しては各家庭で考え方が違うと思いますが、私のケースでは、早めに母子分離に向けての準備をしてよかったと実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて職場や地域の保育課に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月30日初めての出産を終えて、不安な毎日の中でママ友は頼りになる存在。しかし、そんなママ友の中で1人だけ、初めての子育てで戸惑う私に不安をあおるようなことばかり言うママ友がいました。そして、そんなママ友の言葉から私を救ってくれたのは、また別のママ友でした。当時のことを振り返って、人へのアドバイスの仕方について勉強になったお話をお伝えします。※コロナ禍前の体験談です 先輩ママからのアドバイスに不安がつのる産後2カ月ごろ、ママ友がお祝いをしてくれるとのことでランチ会をしました。他のママ友含め4人で集まり、とても楽しい時間になるはず……でした。しかし、会話の中で当時5歳の子どもを育てるママ友から、私へのアドバイスとしてさまざまなことを言われました。 「辛い食べ物は母乳が赤くなるから食べたらダメ」「抱き癖がつくからどんなに泣いても抱っこしたらダメ」など、「〇〇はダメ」ということをたくさん言われたのです。冷静に聞くと明らかに医学的根拠のないアドバイスですが、一緒にいた他のママ友が否定することもなかったので、私は先輩ママのアドバイスをそのまま受け取って不安になってしまいました。 ママ友のアドバイスに悩みは深まるばかりきっと今なら不安に思わず、他の誰かに聞いたり、自分で調べたりできると思います。しかし、初めての子育てに戸惑っている中でのアドバイスで、私は不安になりました。それからはカレーやキムチは食べたくても我慢し、寝かしつけで息子が泣いていても、抱っこせずにトントンだけで寝かせようと頑張っていました。 特に息子を抱っこしないようにすることは難しく、できないことに悩む日も。そしてランチ会から1カ月ほど経ったある日、ランチ会に来ていた他のママ友の1人から電話がありました。この電話で、私の悩みは解決の方向へ……。 他のママ友から言われて救われた言葉他愛もない話をしたあと、「この前ママ友が言っていた食べ物や抱っこの話、気にしてる?」と聞かれました。私はランチ会のときに言われたことを守り、辛い食べ物を我慢し、抱っこもなるべくしないようにしていることを伝えると「やっぱり……」と言われました。実はランチ会のとき、私の表情が曇っていたので心配していたとのこと。 電話をくれたママ友は、子育ての「〇〇したらダメ」は人の考え方によるものもあり、あいまいな情報も多いことを教えてくれました。そのような情報を正しいことのように話すママはよくいるので、ランチ会のときは特に否定はしなかったそうです。私はその電話で、すごくホッとしたのを覚えています。 結局、保育園で頑張る息子を家ではたくさん抱っこして育てています。 ママ友も、私のことを思ってアドバイスをしてくれたのであって、悪気がないことはわかります。でも、産後の神経質な状態では聞き流すことが難しい状態でした。 今後私が産後の友人にアドバイスをするときは、あくまで人それぞれの考え方であることを前提に、前向きなアドバイスができるよう心がけようと思っています。 イラストレーター/山口がたこ著者:海原えめ4歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2022年12月22日できることを増やしたい…焦っていた年長Upload By ゆきみ自閉スペクトラム症のあるけんとは、年中~年長のときに、こども園に通っていました。自分の興味があることはとことんやるけれど、興味がないことは一切見向きもしない性格。年中のころは、体操、お遊戯、制作、園の行事などに参加することはほとんどありませんでしたが、年長になって園のご協力もあり、少しずつ参加することが増えてきました。先生が声かけをしてくださったときに興味があれば参加するし、なければ参加しないで自分の好きなことをすることも多かったようです。こども園や普段の様子から「集団行動や、順番に並ぶのが苦手」「人の使っているものを勝手に使う」「興味がない授業を受けられるのか」「ルールを守れるのか」…などが特に心配でした。小学校では特別支援学級を希望していたので苦手なことは支援していただけるかもしれないと思っていましたが、就学に向けて少しでもできることを増やしたいと焦っていました。不安でいっぱいだった年長のころに行った、児童発達支援施設と家庭での取り組みについて振り返ってみたいと思ます。就学に向けた年長向けの児童発達支援施設でUpload By ゆきみ通っていた児童発達支援施設は、その日の流れをイラストにし、順番に並べて伝えるなど、視覚を使った支援を行っていました。視覚優位の特性をもつけんとにとっては、やることが分かりやすかったのか、興味がそれほどないことでもプログラムに参加することが多かったようです。そこは年長の子どもの就学に向けたプログラムをメインとしている児童発達支援施設。制作課題では、みんなで協力して1つのものをつくることもありました。ハサミや、のりなどの貸し借りをお友達の間でする、というのも目的になっていて、苦手そうな場合は指導員さんが間に入って一緒に伝えてくださいました。鬼ごっこのような少しルールのある遊び、順番に並びながら行う粗大運動のサーキッド、少人数ずつ横断歩道を渡りに行く課外活動…など、就学を意識したプログラムを行ってくださいました。帰り際、その日の子どもの様子を教えてもらい、何が苦手なのかを知ることができました。構音障害のあるけんとは、言葉で伝えるのが苦手。人の使っているものを勝手に取ってしまったり、ルールのある遊びも理解せずなんとなくやっていたりするようですが、繰り返していくたびに少しできるようになることもありました。就学に向けて不安なことは、すぐに先生に相談させていただき、アドバイスなどをいただいたので、私の安心感にもつながりました。学校とはどんなところ?不安の強いわが子へUpload By ゆきみ見通しがたたないと、すぐ不安になってしまう心配性のけんと。小学校という新しい世界に飛び込んでいくのは、環境の変化でとても不安が多いだろうなと思いました。小学校とはどういうところで、どんなことをするのか、学校にはルールがあることなど、何となくでも知ってほしいなと思い、小学校生活について書いてある本を図書館で何冊か借りてくることに。内容としては、学校にはどのような部屋があるのか、小学校での1日の時間の流れ、どういうお勉強をするのか、どんな行事があるのか、学校生活でのルール、お友達へのあいさつの仕方、教室の掃除の仕方…など、いろいろなことが分かりやすくイラストや写真を使って描いてありました。一緒に読んでみたり、目につくところにそっと置いたりしておくと、好みの本を選んで1人でも読んでいた様子。「小学校に早く行きたい!」と言うようになったので、楽しみにしてくれたのはよかったかなと思っています。先生やお友達に教えてもらいながら…Upload By ゆきみけんとは小学1年生になりました。本で見ていたイメージと、実際に通ってのイメージが合っていたのかは分かりませんが、いろいろな教科に興味をもち、授業を楽しみにしながら学校へ通っています。今でも友達のものを勝手に使ってしまうこともありますが、順番に並ぶというのはこども園のときよりはできるようになりました。年長のときは就学までにどれくらいのことができるようになったらいいのか分からず、不安になっていましたが、結局、就学までにできるようにならなかったことも多かったです。しかし現在、先生方やお友達が困ったときは助けてくださり、分からないことやできないことは教えくださっています。学校生活を送る中で成長し、学校を楽しんでいる様子なので周りの方々にとても感謝しています。現在もルールなどを守れなかったり、教室から出て行ってしまったり…と、まだまだ集団行動は苦手ですが、少しずつできることが増えてくれたらうれしいなと思っています。執筆/ゆきみ(監修:鈴木先生より)友達のものを勝手に使ってしまうことがある場合は、まずは「貸して」と言えるように教えてあげてください。神経発達症(発達障害)のあるお子さんは、興味のないことや嫌なことがあるとその場から逃げてしまう傾向があります。「がんばりカード」をつくって、少しでも参加できたらポイントをつけてみましょう。ポイントが5点たまったら動物にエサをあげられるなど、行動のご褒美をあげるというトークン法がいいと思います。小学校入学など環境が変わるときには、できれば映像を見て予習することをおすすめします。私たちが初めて海外旅行へ行くときと同じように、本よりもイメージが広がり、どんな所かが分かって安心できるからです。
2022年12月20日家族を顧みない自己中な夫に愛想を尽かし、一度は家を出たものの、心を入れ替え育児をする夫を見て、家へ戻った妻。かつて仕事第一だった夫は今、時短勤務で働き、育児と家事の両立をしようと日々奮闘している。 もともと夫より稼ぎが良く、仕事が大好きだった妻はフルタイムで働く。夫婦で納得して決めた働き方だ。 夫婦関係は良好だが、妻が今でも「離婚」という選択肢をもっているのかどうか、核心を聞けないでいた。 「このままずっと、結ちゃんと一緒にいたいな……」 今あるこの幸せな時間に終わりが来てしまうかもしれない。不安を抱え過ごしていた夫は、ある日思いもよらない物を見つけてしまって……!? ゴミ箱で見つけてしまった物とは? 保育園からの呼び出しで仕事を早退し、娘のお迎えへ行った夫。娘の看病もお世話も今となってはお手の物だ。 翌朝、ゴミをまとめて家を出ようとすると、玄関にチラシが。捨てようとゴミ袋を開けるとそこにはなんと、くしゃくしゃになった離婚届が……! ゴミ袋の中で見つけてしまった離婚届。ずっと気になっていたけれど、怖くて聞けなかった『離婚』のこと。これが意味することとは? 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年12月19日家族を顧みない自己中な夫に愛想を尽かし、一度は家を出たものの、心を入れ替え育児をする夫を見て、家へ戻った妻。仕事優先の生活を送っていた夫は、多忙な以前の部署から異動し時短勤務をしている。妻は転職し、フルタイムで仕事を始めた。 保育園からの急なお迎えの電話の第一連絡先も、お迎えに対応するのも夫。この働き方を提案したのは、なんと夫だった。 もとは夫より稼ぎが良く、仕事の成績も優秀で、仕事が大好きだった妻。夫は、長期休暇中に家事をしたり娘と過ごしてその楽しさに気づき、この働き方を選択した。 夫婦関係は良好だが、妻が今でも「離婚」という選択肢をもっているのかどうか、核心を聞けないでいた。 「このまま娘と一緒にいたい」でも…… 「離婚する」と決めていた妻に、新しい生活をする準備期間にしていいから、どうか一緒に過ごす時間がほしいと頭を下げた。離婚されても仕方がないし、それだけのことを自分はしてきたとわかっている。 自分で言った以上、家族と過ごせる時間は限られていると覚悟はしている。でも…… 「このままずっと、結ちゃんと一緒にいたいな……」 仕事での昇進や出世を諦め、家族との時間を大切にしながら暮らしている夫。でも、今あるこの幸せな時間に終わりが来てしまうかもしれない。不安を抱え過ごしていた夫は、ある日思いもよらない物を見つけてしまう。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年12月18日同じ敷地内に住む義父が大けがを負って入院。ひと悶着はあったもの、無事に病院へ舞い戻った義父。しかし、義父の様子から認知症の疑いを抱いたときのお話。 入院中にこっそり自宅に帰ってきたり、義姉を警戒して通帳などの財産を預けてきたりと、相変わらずな義父。入院してから1カ月以上が経ったある日、たまに記憶が抜け落ちる義父の異変に気づいて……!? まさか義父まで認知症に…? 1カ月半の入院生活後、自力での生活が難しいという判断から義父の転院が決まりました。しかし、伝えていたはずなのに忘れてしまったかのように怒り出す義父。それだけでなく、以前までは使えたはずの携帯電話も放置されるように……。しまいには、ベッドで持ち出してきた包丁を持っていたことで再び大騒ぎに発展してしまいます。 自分で包丁を持ち出してきたことすら忘れてしまった様子の義父を見て、「もしかして義父まで認知症になってしまった……?」という不安に駆られるチャト子さん。 医師に相談したところ、一時的な症状かもしれないと言われ、すっかり安心しきっていましたが……。結果的に、残念ながら義父の症状が回復することはなかったそうです。 義父の病状が心配ですが、認知症を患う義母だけでなく、義父までそんな状態になってしまっては、チャト子さん夫婦の生活にもより大きな影響が出てきそうですね……。 著者:マンガ家・イラストレーター チャト子2人の子どもを育てるアラフォー主婦。元フリーデザイナー・飲食店経営(火災に遭い休業)。リアルでは人に話せないような実体験などを漫画のネタにして昇華しています。
2022年12月12日家族を顧みない自己中な夫に愛想を尽かした妻。離婚を決意し別居していたものの、心を入れ替え娘をお世話するようになった夫の姿を見て、妻は自宅へ戻る決断をした。3人で暮らし始めたあと、夫は長期休暇を取るために会社で準備をしていると、同僚が「前に、奥さんのこと悪く言ってごめんな」と謝罪してきた。 その会話を聞いていた花田さんからも、「奥さんからもう一度チャンスをもらえてよかったね! 頑張れ!」と笑顔で励まされた夫。 仕事と自分の都合を最優先していた夫が、家族のために長期休暇を取る。この決断について、背中を押してくれた温田さんに、お礼を伝える。不安をこぼした夫に、上司は……? 「温田さんがいなかったら、俺もっと追い詰められていたと思います! 人事にも話を通してくださって本当に感謝してます!」 長い間夫が仕事を休めるよう調整してくれた温田さんに頭を下げた夫。 「戻ってきたら地方に飛ばされないか少し心配ですけど……」 「大丈夫、そんなこと絶対させないから、安心しろ」 夫が仕事に戻ったあとの不安を漏らすと、温田さんは頼もしい言葉をかけ、気持ちよく送り出してくれた。 休むことさえ簡単には許されないブラック企業で、育児のために長期休暇を取ることを揶揄する人もいる。しかし夫は、理解ある同僚たちの言葉に励まされ、長い休みに入ることができたのだった。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年12月10日SAKURA(以下、――):娘は、学校でパニックを起こすことが、まだあるのですが…先生から「パニックを起こした」「泣いた」などの報告があったとき、家で娘に「泣いたの?何があった?」と聞いても、『覚えていない』ということがよくあります。娘は、学校でパニックを起こしても、さほど気にしていない感じがします。娘の学校は、1学年1クラスなので、1年生からずっと同じクラスメイトで、担任の先生曰く、「あーさんのパニックのことは、同級生がもう慣れてしまっている」という感じらしくて、そこまで大騒ぎにはならないそうです。でも、授業を止めてしまうこともたまにあるので、そういうとき、周りを困らせてしまっているということは、認識してほしいんです。「私がパニックを起こしても、みんなが許してくれる」と思ってほしくなくて…。Upload By SAKURA三木先生:来年から中学生ですよね?中学生活の3年間で、もっと視野が広くなるのでは?――たしかに小学校生活でもすごく成長はありました。小学1年生のころは、上履きが脱げただけで泣いていたらしく、最初は、よく学校から電話がありました。それから考えると、あと3年でまた成長していくだろうとは思うのですが…最近は停滞期なので、「3年で間に合うか?」って、ちょっと心配になっちゃって。三木先生:こういうところは、結局、脳の発達待ちな部分がありますからね~。完璧を目指さなくても、中学生のうちに「このくらいできたら、まあまあかなー」ってぐらいなレベルでいいのでは?――そうですかね…なんか、学校で居眠りすることがよくあるそうなんですが、そのとき起こしてくれた子に、逆ギレしちゃうこともあるらしいんです。そういうのを聞いちゃうと、え?大丈夫?って心配になっちゃって。元々、周りの空気とか読めない子なので、逆ギレ後の周りの反応とかも見てないらしくて…。Upload By SAKURA三木先生:「空気を読めてないんじゃないか不安」というのは、今の若者は全体的に傾向として強くありますよね。アニメとか見てても、やたら説明が多かったりしませんか?テレビもテロップが多いですし、「きっちり共通理解できてないとダメだ」みたいな風潮は強いですよね。その結果、説明が過多になることでそもそも「空気を読んでいい感じかどうかを自分で判断する能力」が育ってない人は多いのではと感じます。昔はそういうのあまりなかったんじゃないかなと思っていて。みんな、ストーリーから背景を想像したり、画面の中から状況を読み取ったりしてましたよね。――確かに!昔のアニメとかお笑いとかって、説明がほとんどなかったですね!アニメを見てて、なんでこの人はこんなこと言ったのかな?って思ったら、こうだからかな~ああだからかな~って、勝手に考えてました!Upload By SAKURA三木先生:そういった状況の分析とか、空気が読めるようになるには、土台とトレーニングが必要なんです。土台が弱いうちは、言葉で気持ちを説明していくことが大事になってきます。Upload By SAKURA――そうか~…土台づくり…三木先生:嫌味とか、冗談とか、裏の気持ちが読み取れないんですよね。でも、空気って読まないほうがいいとき、あえて読まないときもありますからねw――あぁ…あります(笑)三木先生:その子のキャラによって、周りに受け入れられることもありますよね。天然寄りの子だね~みたいな感じに捉えられたり。周りとの関係性も影響してきます。Upload By SAKURA――そうか…。私が思うよりも、クラスの子にも、もっとふわっとした感じで捉えられている可能性もある…かもしれませんね。最近、(今のご時世もあって)以前より娘の学校生活とか、友達関係が見えないせいか、実際に見ていないことで、ついやきもきしちゃって…。夫にも神経質って思われてるかも…。思いが強すぎて、暴走してる気がしてます。Upload By SAKURA三木先生:どこまですると、お母さんとあーさんがしんどいかっていうのを、客観視するのが重要です。今の自分の状態を冷静に把握して、自分の感情を除いた観点で見るといいかも。――客観視…結構苦手ですが、頑張ります!執筆/SAKURA
2022年12月07日私は3歳半と1歳半の男の子を育てています。次男はもうすぐ1歳半になりますが、まだ歩けないどころか、ひとりで立つこともできません。長男も歩き出したのが生後1歳5カ月と早いほうではないため、「子どもは個人差がある」ということは学んでいます。しかし、かかりつけ医やママ友からかけられる何気ない言葉で、私はだんだん次男の成長が心配になっていきました……。そんなとき、友人からかけられた言葉に私はハッとしたのです。焦る夫をなだめる私もうすぐ1歳半になる次男は、最近やっと立つことに興味を持ち始めたようで、つかまり立ちをし始めました。1歳5カ月でひとり歩きをし始めた長男の経験のおかげで、「子どもの成長は個人差が大きいから、他の子どもと比べてもしょうがない」ということは十分学んでいた私。 その反面、次男の成長が心配な夫は、毎晩次男のために歩く練習をします。そんな夫に「焦らなくても、そのうち歩けるようになるから」と私は繰り返し伝えていました。 周りの言葉に不安になっていく…ある日、次男の定期健診でかかりつけ医を受診しました。そこで医師に「まだひとりで立てないの? おもちゃで遊んだり、ハイハイしたりする?」と少し驚かれたのです。私は「長男も遅かったので次男も遅いのかも」と返答し、医師から経過観察の指示が出ました。 また、他のママ友から「○○(次男の名前)は怠け者だね!」と冗談交じりに言われることも多々。そういう言葉を聞き続けているうちに、私はだんだん次男の成長が心配になっていくのでした。 ベビーシッターをしていた友人の言葉そんな中、以前ベビーシッターをしていた友人と久しぶりに家族ぐるみで食事会をしました。私は次男に対する不安をちらっと友人に伝えたのです。すると、友人は「最近は本当に子どもの成長を急がせるよね。大丈夫、焦らずに待ってあげればいいんだよ」と言いました。 私はそのとき「長男の経験で個人差があることを学んだはずなのに、また同じ心配をしていたんだ」と気づいたのです。 長男の育児で経験を積んでいるため、次男には心に余裕を持って育児をしていると思っていた私。しかし、実際は医師の言葉や周りの人の何気ない言葉でどんどん自信がなくなっていき、気づけば私は長男のときと同じ悩みを繰り返していました。しかし、友人の言葉で再確認でき、これからは次男の成長を焦らずゆっくり見守っていこうと思います。 著者:岩見 エリ著2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年12月07日妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。仕事第一だった夫は、別居中に被災してしまった妻子が暮らす所へ週末に通い、娘と向き合う時間を増やしていった。娘のことを考え、お世話をするようになり別人のように変わった夫を見て、妻は「娘と一緒に自宅に帰る」決断をした。このまま別居が続くかもしれない。最悪の場合、離婚になって、もう妻と娘と会えなくなってしまうかもしれない、そう思っていたのに、妻と娘が家に帰って来る……?! 大喜びしたものの、肝心な「離婚」については話し合っていなかった……。これって、離婚がナシになったわけではない? 結局、不安は完全には払拭できないままになってしまった。 昨日の話は、夢……? 朝起きると、昨日妻が「私たちも一緒に帰るよ」と言ってくれたあの言葉が夢だったんじゃないかと不安に駆られる。 でも、スマホで新幹線の空席状況を調べた履歴がある……ということは、夢ではない? 本当に妻と娘が一緒に家に帰ってくれるのか、まだ実感がわかなくて、不安が大きい。 夫は一人、早起きして家族の朝食の準備をする。 「ホームベーカリーで作ったパン、結も好きだし、うちも買おうかな……」 そんなことを考えていると、妻が起きてきた。昨日の話、夢じゃないよね……? 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年12月02日自分で症状の説明をするのが難しい病院に行ったときにいつもちょっと困るのは、自分自身で症状の説明ができないということです。ゆいは他人と会話をするのが苦手です。質問に対して首を縦に振るか横に振るかということはできるのですが、「いつからどこが痛い」など症状を説明するのは難しいです。そのせいで気分を害されるお医者さんもいらっしゃいます。まだゆいに障害があるとは思っていなかったころ、ゆいに風邪の症状が出てある内科にかかったのですが、そちらのお医者さんは保護者の私が症状を説明するよりも、ゆい本人からの説明を求めました。ゆいは話すことができなかったので「本人がしゃべらないなら何も分からないよ」と怒られてしまいました。『体調が悪いときは自分の言葉で症状を説明すること』これはスクールカウンセラーの先生にも今後の課題だと言われています。誰かが付き添って症状の説明ができればいいのですが、今後大きくなれば一人で行動することも増えますし、何か対策していかないといけないなと考えています。Upload By 吉田いらこ何の対策もせず矯正歯科に連れて行ったら・・・ゆいに歯列矯正を受けさせるため初めて矯正歯科に連れて行ったのが小学2年生のころでした。もちろん本人がやりたいといったわけではなく、親の私の意向で歯列矯正を始めようと思ったのですが…。それまでのゆいは虫歯もなく、たまに定期健診を受ける程度で、いわゆる口の中にいろいろなものを入れるという経験をしていませんでした。でも歯列矯正を始めるには歯の型取りなどいろいろな工程を経ないといけません。ゆいの特性としては不安がいっぱいの施術になるのですが、このころの私はゆいの障害に気づいておらず、特に何の対策もせず矯正歯科に連れて行ってしまいました。Upload By 吉田いらこ歯科医の先生から一通りの説明を受け、「はい、じゃあこれを噛んでね(かみ合わせのチェック)」「ちょっと熱いけど頑張ってね(型取り)」とどんどん処置が進んでいったのですが、途中でストレスの限界がきて泣き出してしまいました。何度かなだめようとしたのですが、結局ゆいが口を開けるのを拒否したので型取りができず、矯正はあきらめて帰宅することとなりました。よく分からないものをどんどん口の中に入れられる怖さは、大人の私が感じるよりも、もっと強かったと思います。前もって施術動画を見せるなど、対策をしていればよかったと反省しています。2度目の歯列矯正…チャレンジの結果は?再度矯正歯科に行けるようになったのは1年後です。一度経験をしていたせいか、成長したからなのか、今度は無事に矯正器具を取り付けることができました。Upload By 吉田いらこ新しい環境やものごとを怖いと思ったり見通しが立たないと不安を感じるということは、生きづらい一面もありますが、命の危険を避けるために備わった大切な力でもあると思っています。うまくサポートを受けながら、社会の中でうまくやっていけるよう、これからも工夫をしていきたいと思います。執筆/吉田いらこ(監修:三木先生より)慣れなのか、ご本人の成長なのか、ともあれ無事に処置が済んで何よりでした。事前に動画等で予習をしておくことも重要ですし、もし医師や歯科医師の協力が得られるのであれば、少しずつ手順を踏んで慣れていってもらうという方法も良いかもしれませんね。
2022年12月02日私の復職に伴い、1歳半で保育園に入園した娘。なかなか保育園での生活に慣れることができずに泣いてばかりの毎日で、親としてもとても不安でした。そんな娘が毎日保育園に通うなかで、少しずつ保育園に慣れていき、笑顔で過ごせるようになったエピソードです。※コロナ禍前の体験談です 登園するときから顔がこわばる娘慣らし保育初日で娘がまさかの胃腸炎になってしまい、ほとんど慣らし保育をせずに保育園生活がスタートしました。朝の送りは夫だったのですが、毎朝自転車で送る際、保育園が近づくにつれて娘はだんだんと喋らなくなり、顔がこわばっていったと言っていました。 そして保育園に到着して、バイバイするときには、「おっとー!」(娘は夫のことをこう呼んでいました)と叫び、大号泣していたそうです。毎朝こんな感じだったので、娘にこんなつらい思いをさせてまで保育園に通わせるべきなのか、悩んだこともありました。 不安が解消された先生からの言葉登園時の号泣は1カ月ほど続きました。私が迎えに行ったときも、私の顔を見るなり泣いてしまう娘。毎日泣いていて、「いつまで泣いて登園するのだろう、いつになったら保育園生活に慣れてくれるのだろう」と、とても心配でした。 しかしある日のお迎えのとき、担任の先生に、「今日はニヤニヤしながら、おしりふきのティッシュを全部出していましたよ!」と教えてもらいました。まだまだ保育園に慣れていないと思っていたので、そんないたずらまでできるほど、娘が保育園生活に慣れて楽しんでいるのだと驚きました。 ついに泣かずに登園できたその出来事から数日後、ついに登園時に泣かずにバイバイできたと、夫から教えてもらいました。それから私のお迎えのときにも泣かなくなり、ニコニコして遊んでいる姿を多く見かけるようになったのです。あんなに毎日泣いてばかりだったのがうそのようで、楽しそうに通っている娘を見て、とてもうれしくなりました。 気づけばお友だちの名前やマークも覚えていて、保育園での生活を楽しんでくれているのかなと思うと、ずっと泣いてばかりだった娘を抱っこしてお世話をしてくれた先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。 泣いてばかりだった娘を見て、こんなに小さいうちから保育園に預けてしまったことがいけなかったのかな、と自問自答する日々でした。しかし娘が笑顔で通えるようになり、私もとてもうれしかったです。幼いわが子を預けて仕事をすることが正しい選択だったのかは未だにわかりませんが、親から離れている時間、少しでも楽しく笑って過ごしてくれていたらいいなと願うばかりです。 作画/山口がたこ著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年12月01日「子どもは苦手」と言っていた自分の母に、不安を感じていたママ。しかしいざ生まれてみると、母はすっかり“おばあちゃん”に! 孫にメロメロになったエピソードを紹介しています。 「孫が生まれると、親が急におじいちゃんおばあちゃんになる」と、誰かから聞いたことを不意に思い出しました。私の母は、小さい子どもが苦手。そのため、自分の子どもをかわいがってくれるかどうか不安でした。そんな私の母が驚くほど変わったエピソードを紹介します。 子どもは苦手? 孫が生まれる前の私の母ときに厳しく、ときに優しく私を育ててくれた母。妊娠を報告するととても喜んでくれましたが、私の中でひとつ不安がありました。 それは、私が小学生のころ、近所で騒ぐ子どもたちを見て「子どもは苦手だなぁ……」とつぶやいた母のひと言。ぼんやりとした記憶でしたが、「母は子どもが苦手」。そんなイメージがずっとありました。 生まれた瞬間に、おばあちゃん子どもが苦手、と言いつつ私のことをかわいがってくれた母。しかし、自分が妊娠してからは「おなかの赤ちゃんもかわいがってくれるかな……」という不安がありました。 そしていよいよ出産! 真夜中だったこともあり、私の母は翌朝一番に病院に駆けつけてくれました。待ちきれないと言わんばかりにコートも脱がずに孫の顔を覗き込み、笑う顔はすっかり「おばあちゃん」。 退院までの1週間はかかさず病院を訪れ、ニコニコしながら孫の顔を眺めたり、寝ている孫を抱き上げたり、話しかけたりしていました。 自分の子や孫はかわいくて当然!生後4カ月を過ぎ、だんだん育児に慣れたころ、「子どもは苦手だなぁ」とつぶやいたことを母に聞いてみました。すると、当たり前のように「苦手だけど、自分の子や孫はかわいいに決まってるじゃない」と言われました。 実家が離れているため、毎日顔を見せに行くことはできませんが、写真を送るたびに「うちの孫が一番かわいい!」と豪語する母。昔の厳しかった姿はなく、すっかり孫にメロメロのおばあちゃんです。 孫が生まれたことで、すっかりおばあちゃんになった私の母。「子どもは苦手だから……」と、妊娠中から不安に思っていましたが、孫パワーのすごさを感じることができました。毎日、孫の様子を電話やメールで聞いてくる母に、私も幸せな気持ちになりました。 作画/きょこ著者:古月そら0歳の女児の母。出産を機にプログラマーを退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月30日幼児期から一人で家のトイレに行けなかった次女はもともと、トイレトレーニングを始めてからずっと「トイレついて来て~」と、全く一人でトイレに行けない状態が続いていました。このころは、自分自身も小さいころはトイレが怖かった思い出があるので「こんなもんかな」とそこまで気にしていませんでした。引っ越してからトイレに行けないだけでなく一人で過ごせなくなったただ、この「一人でトイレに行けない」問題が、次女が1年生のとき引っ越しをしたことで悪化しました。新しい家では、トイレはもとより、家族が同じ家の中にいても、一人で別の部屋にいることができなくなってしまいました。違う部屋に行きたいとき、トイレに行きたいとき、常に「一緒に来て~」と呼ばれるような感じです。Upload By まりまりこの状態が数ヶ月続き、あまりに頻繁に私を呼ぶので、もちろん私が対応しきれないこともありました。料理中などは呼ばれても手を放して対応できないし、トイレが長くかかるときはその間ずっとトイレの前で待っていなくてはならないし、日常生活を送るうえで困ることが増えてきていました。Upload By まりまりスクールカウンセラーに相談このころ、次女が「場面緘黙かもしれない」ということが分かり、スクールカウンセラーに相談することになりました。そのときに、家の中で一人でいられないことや、トイレに一人で行けないことについても相談しました。すると、「場面緘黙のある子どもは、もともと不安が強い。ただ、本来は安心していられるはずの家の中でも、ずっと不安を感じているのは大変なので、スモールステップで安心して自分でできるように対応すると良い」とアドバイスいただきました。不安の強い子どもは、一人になるとその不安ばかりに目が行ってしまってどんどん不安が大きくなってしまうとのこと。なので、不安に注目しないように、好きなものなど気を紛らわすものがあれば一人でいられることもあるとのお話でした。Upload By まりまりということで、次女はテレビに集中しているときや、本を読んでいるときなどは一人でいられることもあるので、本を持ってトイレに入ってみることから始めてみました!トイレに好きな本を持ち込んでみると…トイレが長くかかるときは、この「好きな本を持ちこむ」ことで、本の内容に集中して不安を感じにくくなるのか、一人でいられるようになりました!(ただトイレのドアは全開)Upload By まりまりしかし、トイレに入るときに人を呼ばないと行けないことには変わりないので、廊下や部屋の電気を全部つけっぱなしにしたり、あらゆるドアを開け放したり、声をかけ続けたり、いろいろ試しましたがなかなか一人で行けるようになりません。スクールカウンセラーさんにアドバイスいただいた、「姿を見せておく→ちょっと離れてみる→声だけにしてみる」という感じのスモールステップで、行きつ戻りつ根気よく続けていくことにしました。Upload By まりまり3年生になってやっと一人で行けるようになったそういう感じで、できたりできなかったりを繰り返して、やっと、3年生になってから、自宅のトイレに一人で行けるようになりました。あとになって、本人にトイレに行けるようになった理由を聞くと、「慣れたから!」とのことでした…!とにかく時間はかかるし、母としてはイライラしてしまうことも多かったけど、こうしてスモールステップでやっていくことが「自分でやれた!」という本人の自信の積み重ねになっていくんだろうな~と思った出来事でした。執筆/まりまり(監修:井上先生より)場面緘黙は、特定場面以外の発話の困難がクローズアップされがちですが、背景に高い不安があり、対人不安だけでなく、新しい場所や新しい活動について高い不安を感じる人もおられます。不安に対するアプローチは、まりまりさんが実践されたように、お子様にとって弱い不安場面から少しずつ慣らしていくことが原則です。また高い不安を紛らわすために、好きな活動をするというのは非常に大切で、この方法は他の場面でも応用ができると思います。もし可能であれば、今回のような成功体験の総括のような形で、お子様自身に対して上手くいったポイントや要因を整理してフィードバックしてあげるのも良いと思います。
2022年11月28日私は「子どもを持つこと自体」に漠然とした不安がありました。なぜならば、私の両親が「毒親」だったからです。自分も同じように「毒を持って子どもに接してしまうかもしれない」「私のようなつらい幼少期を過ごすのであれば、子どもは作らないほうがいいのでは?」といった考えが頭から離れませんでした。そんな私が紆余曲折ありながらも1人目を出産し、さらに2人の子どもを持つまでの過程や葛藤などをお伝えします。 転換期は20代後半の同棲経験憂うつ感に苛まれながらも、私はなんとか幼少期~思春期を過ごしてきました。そんな私の大きな転換期は20代後半のころ。今の夫となる人と結婚前提で同棲し始めたころです。 今まで生きてきた人生のなかで初めて長期に渡って親と離れて暮らせることができ、だんだんと心に落ち着きを取り戻し、「過去に親から受けてきた仕打ち」に対してやっと疑問を感じるようになってきました。いわば過去の自分は、親からマインドコントロールを受けていたと言っても過言ではないと思います。 友人たちの妊娠で心境の変化数年に渡る同棲期間を経て30歳になるころに、私は今の夫と結婚しました。しかし、結婚した1年ほどは前述した理由や背景があり、子作りする気になれませんでした。そんな私の気持ちを変化させたのが「友人たちの妊娠」です。 その友人たちとは数十年付き合っており、いろいろな過去も知っていた仲なので、「人生いろいろありながらも、皆どこか決断をして新たな道へ進んでいくのだな」ということが、友人たちの妊娠・出産を通して改めて実感しました。 過去と折り合いをつけるという決断また、友人たちのなかには不妊治療に励んでもなかなか授かれない子もいました。そんな友人を見て「授かれること自体が奇跡なんだ」「私ももう31歳になるし、女性の妊活は時間が区切られている。どこかで親のことは見切りをつけなければ」と、私の心境が友人を通して少しずつ変わっていきました。 そして、31歳のときに1人目を出産。里帰りはせず、基本的にワンオペ育児でしたが、なんとか1人目を2歳まで私の手で育てることができました。その後は1人目が2歳になったころ、2人目の妊活を始めました。 自分が毒親になることなく、気持ちに余裕を持って妊活や育児ができたのは「いざとなれば福祉の手を借りて助けを求められる」という安心感です。産後ヘルパーの活用や、産前産後要件で保育園に通うことができることなど、子育て支援情報は調べ抜きました。情報収集は育児の不安を解消し、自分を救う手立てになっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月28日初めての出産を控え不安でいっぱいの私は、無神経な実の父の言葉に落胆していました。そんな私の心が、ある方の思いやりのある行動と言葉によって救われました。そんなお話をしたいと思います。ひとり、のんきな父にがっかり!初めての出産を迎える私はとても神経質になり、いろいろなことに対して不安になっていました。そんな私に、出産経験のある母は理解し寄り添ってくれていましたが、父は初孫の出産ということで浮かれるばかり。 出産予定日が近づくにつれて、陣痛が始まったときの移動方法をさまざまなパターンで考えている私たちをよそに、お酒を飲むタイミングを気にする父。母や私を含め、女性は命がけで出産に臨むというのに……。のんきな父に私は少しがっかりしてしまいました。 産婦の気持ちに寄り添えない父の言葉いよいよ陣痛が始まり、入院することに。しかし陣痛が強くならず、結局その日は出産に至りませんでした。翌日の朝を迎えても、陣痛は弱いまま。こういったことは、珍しいことでないとわかっていても、なかなか進まない現状に不安でいっぱいに。「いつ生まれてくるのだろう。今日もまた1日このままかもしれない。これって大丈夫なの? 」。そんなふうに考えて、どんどん心配になっていきました。 そんな私の気持ちを察することができない父は「今日生まれてほしいな。明日になったら誕生日の語呂が悪いんだよな。今日生まれないかな」と発言。ただでさえ、なかなか陣痛が強くならず不安になっている私に、父はさらに不安になるような言葉を浴びせてきました。「なんでそんなことを今言うかなぁ……」と私は父にイライラし、そして悲しい気持ちになりました。 私の心を救ってくれたのは…気持ちに寄り添えない父の発言を母に話すと、「無事に生まれてきてくれたら、それでいいことなのに!」と一緒になって怒ってくれました。そんな私たちの様子を見ていた助産師さんは一旦その場を離れたあと、再び戻ってきて私たちにやさしく声をかけてくれました。 「お二人の会話を聞いて、お父様が語呂が悪いとおっしゃっていた日がお誕生日のほうを調べてみたのですが、すごいですよ! 有名人がたくさんいらっしゃいましたよ。どちらの出産になってもとても楽しみですね」。 その言葉は、不安でいっぱいだった私の心をとても癒やしてくれました。なにより私の心に寄り添い、行動を起こしてくださった助産師さんのやさしさがうれしくて仕方がありませんでした。 その後、無事に陣痛が強くなり、元気な息子を出産することができました。産婦の気持ちをすぐにくみ取り、心に寄り添える助産師さんは「さすがだな」と思わずにはいられません。何年たっても、助産師さんの温かい思いやりを忘れることはないと思います。 監修/助産師 REIKO著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2022年11月23日私が2人目を妊娠したとき、長女はすでに6歳でした。初産であれば高齢出産にあたる年齢に差しかかっていたうえに妊娠・出産のブランクがあることから、妊娠中や産後の生活には大きな不安を感じていました。ところが実際には精神面でも体力面でも驚くほどラクに過ごすことができたのです。 経験豊富なママたちが身近に勢ぞろい大きな助けをくれたのは長女のお友だちのママたち、いわゆる「ママ友」でした。長女の周りはたまたま末っ子が多く、ママ歴10年以上のベテランぞろい。私が妊娠を報告すると歓声をあげ、「早く抱っこしたい!」とはしゃいでくれました。 またそれぞれに妊娠・出産の壮絶エピソードを話してくれ、「いろいろあるかもしれないけれど、大丈夫」と私を力づけ、不安を吹き飛ばしてくれたのです。それ以外にも長女の習い事の送迎をしてくれたり、遊びに連れ出してくれたりして、「うちの子が喜ぶから」とあくまでさりげなくしてくれるサポートに救われました。 おもちゃや服がどんどん集まってくる前回の出産からブランクがあるため、また途中に引っ越しもあったため長女が赤ちゃんのときに使っていた物はほとんど処分していました。「すべて買い直しか……」と思っていたら、実際は大違い。直接の友人でなくても「弟妹がいるお友だちのママが引き取り手を探している」とあちこちからお下がりが集まってきたのです。 おもちゃや服も上の子とは性別が違うので、どういったものが良いか見当もつかなかった私に「これは使いやすいよ」「子どもがすごく喜んだよ」という口コミ付きのお下がりはとてもありがたかったです。 小さなママの心強い成長ひとりっ子期間の長かった長女は、少し甘えん坊になり多少の赤ちゃん返りはあったものの、産後はしっかり戦力になってくれました。小さなママとして赤ちゃんのお風呂上がりに合わせてタオルとおむつをセットしておいてくれたり、赤ちゃんが泣き止まないときは変顔をしたり歌ったりして全力であやしてくれたりもしました。 おかげで第1子である長女の乳児期に感じた、「赤ちゃんと2人っきりの閉塞感」を感じることは一切ありませんでした。 7年のブランクがある妊娠・出産に対して、「今さら自分にできるだろうか」という不安が大きくあった私を力強く支えてくれたのは、身近にいる経験豊富なママ友たちと成長した長女でした。「きょうだいは何歳差がベストか」という問いに答えはありませんが、わが家にとっては7歳の差がちょうどよかったように今は感じています。 監修/助産師REIKO著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年11月19日子どもたちの笑顔があふれる保育園の水面下で起こるさまざまなトラブル、いじわる園長の衝撃的なイビリ! 子どもの笑顔を守るため、自分のために、保育士だって闘います! 保育園のセキュリティ対策に関して無頓着だったり、子ども同士のケンカを見て見ぬ振りしたり、園の責任者とは思えない対応をする園長。ついに事件が起きてしまいます……園長の子どもたちへの対応…おかしすぎる!子どもたちのケンカを見て見ぬ振りする園長。信じられないことに、明らかに迷惑そうな顔をして部屋に入っていきました……。 「いつか何か起きそうで怖い……」 その後、保育士の不安が的中してしまったのです。 いつもと変わりなく元気に過ごしていた、園児のあいちゃん。給食の時間に魚を食べた途端、唇が腫れて、咳が出始めました。 ゼーゼーと息をしており、見るからに苦しそう……! 「これ、アレルギーの症状ですよね!?」 一緒にいた先生たちは、あいちゃんの異変にすぐに気がつきました!これは緊急事態です……! 急なアレルギー反応、びっくりしますよね。唇の腫れや咳のほかにも、目や皮膚のかゆみ、下痢や嘔吐などの症状が出ることも。症状の程度には個人差があるので、少しでも異変に気づいたら、速やかに病院を受診することが大切です。 著者:マンガ家・イラストレーター たぷりく2011年生まれのすー太郎、2014年生まれのいーちゃん、2017年生まれのくー太郎の2男1女、はちゃめちゃな3きょうだいを子育て奮闘中の保育士ママ。保育園や育児の体験談マンガでママの心を掴み、Instagramではフォロワー約7.9万人と人気(2022年10月時点)。
2022年11月13日突然夫に離婚を言い渡されたカナコさん。収入面も不安だし、できれば実家で暮らしたい…。でも断られたらどうしよう…!? と不安です。おそるおそる親に頭を下げますが、カナコさんの不安をよそに、「いいよ!」と二つ返事で許してくれるお母さん。それどころか何も聞かずに、「さっさと戻ってきなさい」と言ってくれ、思わずカナコさんは…?パートで収入面にも不安があるため、できれば実家で暮らしたい…。でも今まで親孝行もしてこなかったし、もしかしたら断られるかもしれない…と最悪の状況も考えて話を切り出すカナコさん。すると両親は…?今回は本当に離婚します…。お願い、家に置いてください…! 突然の無茶なお願いにも関わらず、二つ返事で即答してくれた両親に親のありがたみを再認識したカナコさん。何も聞かずにカナコさんの気持ちを汲みとってくれるのも、これまでカナコさんを見てきた両親だからこそできることなのでしょう。 カナコさんは、自分を「親不孝娘」だと思っていますが、どんな子どもであっても親からしたらかわいい存在。困っていたら、迷わず手を差し伸べるのが、親というものなのかもしれません。 皆さんは、親のありがたみを身に染みて感じた経験はありますか? 「無職の夫に捨てられました」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター 黒田カナコWEBブログやInstagramで、元夫との壮絶な離婚エピソードを綴る漫画家。息子と暮らすシングルマザー。好きなことは、毎晩の晩酌と~?
2022年11月12日幼稚園の満3歳児クラスに通い出した長男。長男は言葉の発達が遅い方で、私は長男がお友だちに手を出してしまわないか心配していました。そしてその不安は的中してしまい、私はお友だちのお母さんに謝罪しようとしますが……。長男に関する私の心配事長男は2歳10カ月のときに、幼稚園の満3歳児クラスに入園しました。前年の暮れに私が次男を出産したため、長男を家庭でみるより幼稚園に行かせたほうがお互いにとって有意義だと思ったからです。 しかし長男は言葉の発達が遅い方で、2歳半まで単語を話すことができませんでした。そのため入園後にお友だちとうまくコミュニケーションがとれなかったときなどに、手を出してしまったらどうしよう、と私は心配していました。 恐れていた事態が発生1学期早々、その不安は的中してしまいました。長男とお友だちが物の取り合いから喧嘩に発展し、長男が手を出すどころか、お友だちの腕を噛んでしまったのです。私は担任の先生からの電話でその事実を知り、すぐそのお友だちの保護者に電話をして謝罪しようと思いました。 しかしその保護者の連絡先を知らなかったため、先生に連絡先を教えてほしいとお願いしました。すると個人情報保護の観点から、連絡先を教えてもいいか、まずは相手の親に確認しますと言われました。ごもっともと思い、私は先生に確認を頼み、連絡を待ちました。 謝罪を断られてしまい…しばらくすると先生から電話があり、そのお友だちのお母さんは「お互いさまだから気にしないでください」と言っていたとのことでした。つまり謝罪を断られてしまったのです。私はどうすることもできず、そのときはお言葉に甘えることにしました。そして私は長男を叱り、何がいけなかったのかを説明し、もうしないと約束させました。 しかしその後も、他のお友だち2人を噛むという行為を長男はやってしまったのです。そのときもまた謝罪しようとしたのですが、2人のうち1人のお母さんには、1度目と同じ理由で断られてしまいました。もう1人のお母さんとは以前から仲がよかったため、ひとまずメールで謝罪しました。 相手のお母さんの気持ちと私の気付きするとそのお母さんは「わが子が同じことをしたらもちろん厳しく叱って謝罪するけど、こういうことはお互いさまだし、もうしっかり謝ってもらったんだから気にしないでね」と言ってくれたのです。そのとき私は気付きました。 もし長男と自分が逆の立場になったとしたら、相手がきちんと謝罪してくれさえすれば気にならないのではないか、と。けれどもそれはあくまで被害を受けた側が言うことであって、加害側の親子はしっかりと謝罪しなければならないと、もちろん思います。いずれにしても、長男と私はお母さん方の寛大な心に救われました。 幸い、長男がお友だちを噛んでしまうことは2学期以降なくなりました。私はこの出来事から、悪いことをしてしまったときは誠心誠意謝罪するという、ごく当たり前のことの重要性を再認識することができました。同時に、人を許すという寛大な心を持つことの大切さも教わったのです。これからはこの学びを子どもたちに伝えていこうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年11月10日退院から1カ月が過ぎたころ、トラくんの顔の右側だけつっぱっていていることに気づいたトマトさん。保育園のお迎えに行ったときも顔を変わらず、心配になったトマトさんは……。不安になり電話相談をして… その日の夕方、お迎えに行ったときもトラくんの顔のつっぱりは残っていました。 不安になったトマトさんは、撮った写真をSNSに上げたところ、フォロワーさんから#8000をすすめられ、さっそく電話してみることに。 「救急車を呼ぶ程ではないが今すぐ受診したほうがいいです」といくつか病院を紹介してもらった中に、以前頭を打ったときに通っていた病院が。 「もしかしたら、あのとき頭を打ったことによるダメージ?」 「あの先生に見てもらおう!」トマトさんはトラくんを連れて病院へと向かいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月10日ムスメちゃんとオコメちゃん
ドイツDE親バカ絵日記
yopipiのプチプラコーデ〜ときどき育児日記〜