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通信制の大学「放送大学」、学びの特徴や障害学生支援は?発達障害があるお子さんの大学選びについて、・通信制のほうがわが子に合うかもしれない・通信制の場合、どのような合理的配慮や支援を受けられるの?・通信制でも、スクーリングやサークル活動はあるの?など、通信制の大学が気になっている保護者の方もいるのではないでしょうか。放送大学は、8万人を超える学生が在籍する通信制の大学です。入学の機会は4月と10月の年2回、学力試験はなく書類による選考のみとなります。学生は主にBS放送やインターネットなどで学習を行いますが、全国に57ある最寄りの学習センターやサテライトスペースに所属し、職員に相談などをすることができます。今回は、放送大学の学びの特徴と障害学生支援についてお聞きしました。発達ナビ編集部(以下、――)放送大学では、どれくらいの障害学生が学んでいるのでしょうか。障がいに関する学生支援相談室(以下、学生支援相談室):2023年1学期の学生の在籍数は85,057人(学部、大学院合計)で、そのうち合理的配慮(本学では特別措置と言っています。以下、特別措置)を申請している学生は862人います。障害別の割合は、肢体不自由、精神障害、発達障害がそれぞれ22~23%、視覚障害17%、聴覚障害、病弱がそれぞれ6%程度となっています。発達障害の診断名として出ているものは、自閉スペクトラム症16%、注意欠如多動症4%、学習障害・書字障害0.7%程度となっています。ただし、これはあくまで特別措置を申請した学生の数字です。ここ数年の傾向としては、精神障害、発達障害が増えており、5年で2倍、10年では約4倍にもなっています。――特別措置を申請した学生が増えているということですが、どのように学生支援を行っているのでしょうか。学生支援相談室:実際に支援を行うのは学習センター、サテライトスペースの職員ですが、少人数で通常の業務をこなしながらの対応なので課題は多く、本部の「障がい学生支援係」「障がい学生支援相談室」と連携して行っています。係長と係員の2名で、実質的な障害学生支援、合理的配慮に関する実務を行っています。障害のある学生一人ひとりのニーズに基づいた支援が行えるよう、合理的配慮に関する情報を集約し、実際に支援を行う学習センター、サテライトスペースと連携しながら具体的な修学に関わる仕事をしています。印刷教材のテキストデータやラジオ講義原稿の提供、字幕制作の関係部署との調整、支援機器の整備、試験や授業の際の学習センター、サテライトスペースや関係部署との調整、日常の支援の内容や方法に関する相談や情報提供などを行っています。室長と専任教員1名、兼任教員3名で構成されています。主に専任教員が日常的に「障がい学生支援係」と連携しながら一緒に問題を考え、対処しているほか、教職員からの障害や修学に関する相談に対して、メールやZoom、対面での相談を行っています。特に必要がある場合は学生本人の相談を受けることもあります。また教職員への理解啓発を目的とした研修会の実施や研修動画配信、ガイドブックの作成などにも力を入れています。なお、相談室教員には精神科の医師、臨床心理学や情報アクセシビリティの専門家、特別支援教育の経験者などがおり、必要に応じて適切な支援への助言を行っています。――全国57ヶ所にいる職員のみなさんを本部からサポートされているのですね。具体的な支援内容について、入学前・入学後に分けて教えていただけますか。Upload By 発達ナビ編集部放送大学|教養学部大学案内学生支援相談室:入学を検討する方には、入学相談の機会を設けています。そのうえで合理的配慮を希望する場合は全員、学習センター、サテライトスペースの所長との面談(特別措置面談)を実施し、特別措置に関して相談を行っています。入学後は、学習センター、サテライトスペースで学習相談を実施しており、履修の仕方や単位修得に関する相談に対応しています。障害特性などに関する専門的な相談は本部の専任教員が受けています。事例を挙げると、発達障害の学生の書くことや文章構成に関すること、面接授業でのコミュニケーション、学習障害の学生へのICT活用など多岐にわたりますが、いずれも学習センター、サテライトスペースの職員を通じての学生への支援(助言)という形で行われます。試験については、試験時間の延長、(学習センター、サテライトスペースでの受験の場合は)別室での受験、文字や用紙の拡大など、障害の状態に応じてさまざまな配慮を行っています。――就職支援もあるのでしょうか。学生支援相談室:一般学生も同様ですが、特に行っていません。――学習センター、サテライトスペースの所長と合理的配慮に関する面談をする前に、どのようなことを準備しておくとスムーズでしょうか。学生支援相談室:あらかじめ自分にどのような特性があり、修学をするうえでどのような配慮が必要かを整理しておくことをおすすめします。特別措置を申請するには根拠資料が必要になるので、障害者手帳や診断書を始め、中学・高校時代に支援を受けていたことが分かる資料などを用意しておくことが必要です。――入学直前に焦らなくて良いように、早めに準備しておきたいですね。学生支援相談室:放送大学は放送授業やインターネットの利用を中心とした通信制の大学であり、他大学のような対面の支援は受けづらいことや、特別支援教育で受けたような個別の手厚い支援を受けられるわけではないことを十分理解していただくこと、そのうえで修学に当たって家族や周囲の人からどのような、どの程度の支援が受けられるかについても、あらかじめ検討しておくことが必要になると思います。障害の有無にかかわらず、放送大学のような学習形態や試験のシステムなどが適している人もいれば適していない人もいると思われるので、自分の性格や障害特性と照らし合わせて考えたり、自分をよく知る人と相談してみたりしてはいかがでしょうか。こんなときは?集中力が続かない・タスク管理が苦手・友達関係を広げたい…続いて、発達が気になる学生や、その保護者の方からよく聞かれるお悩みをもとに、ご質問してみました。Upload By 発達ナビ編集部学生支援相談室:放送授業及びオンライン授業は学生専用サイトでインターネット配信されており、集中力が持続しにくい場合は数回に分けて視聴したり、繰り返して学習したりすることが可能です。多くの授業に字幕が付与されており、また再生速度を調整することも可能ですから、発達の特性やご自身の学習のしやすさに応じて学習することが可能です。Upload By 発達ナビ編集部学生支援相談室:学習センター、サテライトスペースの限られた職員ではそうした個別の配慮は難しいですが、学習相談の中で、携帯のリマインド機能を使うことやカレンダーにチェックするなどの助言を行っています。そのほか、大学本部の学生サポートセンターから入学当初の学生(入学1学期目と2学期目)を対象に、通信指導や単位認定試験のご案内の架電をしています。また、除籍にならないように3学期連続及び4学期連続科目未登録の学生には架電をしています。Upload By 発達ナビ編集部学生支援相談室:全国の学習センター、サテライトスペースでは年間3,000もの面接授業(スクーリング)が開講されており、学生の交流の場ともなっています。また、各学習センター、サテライトスペースではさまざまなサークルもあります。年齢層が10代から90代までと幅広いという特徴があります。自分に合った学び方を選ぶために一人ひとり、学びたいことや自分に合った学び方が異なります。「日本における生涯学習の拠点」として、多彩な授業スタイル・コース・プログラムを用意している放送大学。ホームページでは、「障がいのある方への修学支援」の詳細や、10代・20代の方に向けた特設ページが用意されいるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。放送大学|修学上の特別措置について(サポートメニュー)放送大学|10代・20代の方々へ
2023年09月01日家庭教師業のオリジナル・エデュケーション(神奈川県横浜市、代表:牧 静)は、8月22日東京都渋谷区代々木にて、元オリンピック選手高橋 萌木子さんを招き特別合同セミナー「夢の叶え方」を開催いたします。オリジナル・エデュケーション代表 牧 静【小中高生の自殺が500人超に】子供の自殺が深刻です。厚生労働省と警察庁の発表によると、2022年の小中高生の自殺者は512人となり、統計開始以来初めて500人を超えました。また夏休みなどの長期休暇明け前後は子供の自殺や悩み相談の件数が増加傾向にあります。※令和4年中における自殺の状況 ※児童生徒の自殺対策について 【元オリンピック代表選手が子供達に伝える夢の叶え方】オリジナル・エデュケーションでは、将来に夢や希望を持ってもらうことで少しでも子供の自殺に歯止めをかけたいという想いから、今回の特別セミナーを開催します。●高橋 萌木子(たかはしももこ)さん:1988年11月16日生まれ。埼玉県三郷市出身。高校から陸上競技に専念すると、全国高校総体(インターハイ)100mで史上初の3連覇を達成。高校3年時には日本代表としてアジア大会にも出場。大学進学後も100mで4連覇を達成。2007年2009年には世界陸上に出場しました。2011年には4×100mリレーで当時の日本記録を樹立し、2012年ロンドンオリンピックでは4×100mの代表に選出されました。2020年に引退後し、現在は子供向けの陸上教室や講演など、自身の経験を後進に伝える活動を行っています。●牧 静(まきしず):オリジナル・エデュケーション代表。プロ家庭教師・母親コーチ。元大手受験塾講師。15年以上のキャリアの中で延べ3,000名以上の生徒を指導。IQは140を超え、MENSA会員でもあります。セミナーでは、母子それぞれに分かれて受講していただきます。子供達には、元ロンドンオリンピック日本代表の高橋 萌木子さんから、世界レベルで夢を叶えてきた自身の経験の中で、大切にしてきた気持ちの保ち方や考え方を伝えていただきます。お母さん達には牧から、親が「良かれと思って」やっている逆効果のことを、参加者の事例を聞きながらリアルで解説し、子供の夢を否定しない育てかたを学んでいただきます。【本当の好き、楽しいを見付ける】セミナー開催のきっかけにある家庭での出来事があります。小学6年生の女の子が「医者になりたい」と言ったときに「そんな素質は無い」と目の前で言ってしまった親がいました。傷ついたのではと思いきや、子供は無表情で慣れている様子。実は牧にとってこれは珍しいケースではなく、多くの家庭でこのようなやり取りを見てきました。教育熱心なお母さんほど、気付かないうちに自分の価値観を押し付けてしまう傾向にあります。子供のためとはいえ、「現実を知ったほうが良い」と子供の夢を否定するのではなく、一人でも多くの子供が心からワクワクする「本当の夢」に向かって歩める、そんな未来を実現させることで、子供の自殺者数を減らすことにつながると考え、今回のセミナーを企画しました。高橋 萌木子さんより「お子さんが本当の『好き』『楽しい』を見付け、お母さんと共になりたい自分を背中押せる時間になると嬉しいです。それがのちに夢につながり、本当のハッピーを見つけられるのです。」牧より「親なら誰でも、子供には大きな夢を持って、全力で努力してほしいと思うはず。子供に全力を出させるには『全力を出した人』と触れ合うのが一番。高橋選手との直接の対話は、生涯で忘れられない転機となるでしょう。」《 夢の叶え方セミナー 開催概要 》開催日時 :2023年8月22日(火)10:00~11:30(9:45開場)場所 :東京都渋谷区代々木参加料 :5,000円定員 :20組40名参加条件 :小学4,5年生のお子様とお母さん申込み方法:参加用ページからお申込みください。(URL: )申込み期限:2023年8月19日(土)《 会社概要 》会社名 : オリジナル・エデュケーション代表 : 牧 静所在地 : 〒231-0843 神奈川県横浜市中区本郷町3-264-1事業内容: 家庭教師および母親向け不登校受験コーチングURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月16日発達障害があるわが子、大学で受けられる支援とは?発達障害があるお子さんやその保護者のみなさんが進路選択を行う際、中学校や高校、さらにその先の進路についても考えることも多いのではないでしょうか。そうしたとき、・発達障害のある大学生はどのくらいいるのか・大学受験の際に配慮を求められるのか・授業やレポート、試験では、どのような配慮や支援を受けられるのか・国立大学のほうが合理的配慮を受けやすいのかなど、気になることが尽きないかもしれません。今回は、日本学生支援機構学生生活部障害学生支援課の取り組みや調査結果についてインタビューとともにお届けします。――日本学生支援機構の障害学生支援の概要と役割について教えてください。障害学生支援課:日本学生支援機構は、2004年に創設された独立行政法人で、国や大学等の機関と連携して、奨学金事業をはじめとするさまざまな事業を実施しています。その一つとして、大学等が障害のある学生を支援するための教職員向けの研修事業や、各大学等における障害のある学生の修学支援に関する実態を把握するための調査などを行っています。この調査は、2005年度から大学、短期大学、高等専門学校を対象に毎年実施され、調査結果は当機構のホームページで公表しています。また、9大学を拠点校とする「障害学生修学支援ネットワーク」を設け、各拠点校において、全国の大学等から障害のある学生の修学支援に関するさまざまな相談に応じるなどの取り組みを行っています。――教職員のみなさんに向けた支援、研修等も行われているのですよね。障害学生支援課:当機構では、各大学等の障害学生支援の実務担当者を対象とした研修会を例年行っています。2023年度は7月4日、5日の2日間にわたって、障害種別の学生の修学上のニーズや支援方法、障害学生のキャリア・就職支援に関する内容を取り上げ、オンライン形式で行いました。このほかにも、各大学等の教職員を対象に、障害のある学生に対する支援の在り方や、合理的配慮の提供などをテーマとしたオンラインセミナーを行う予定です。――ホームページで公表されている調査結果、特に具体的な支援事例は学校関係者の方はもちろん、保護者の方にとっても参考になりそうです。障害学生支援課:改正障害者差別解消法が2024年4月から施行されることとなり、私立も含めた全ての大学等において、不当な差別的取扱いや合理的配慮の不提供の禁止などが法的義務とされることになりました。当機構では、2016年度から2022年度まで、大学等における不当な差別的取扱いや合理的配慮に関する紛争の防止・解決等の事例を収集し、そのうち、大学等で合理的配慮を行う際などに参考となるものを選定して、ホームページで公表しています。――例えばどのような事例が見られますか。障害学生支援課:2022年度に公表した事例のうち、発達障害に関しては、それぞれの特性に応じた配慮がされた例を公表しています。例えば、手書きが困難である学生に出願書類のパソコンでの作成を認める例や、実験科目においてティーチング・アシスタントが実験の進行に係る補助やアドバイスを行う例などがあります。このほか、学生から申出があった配慮について、大学と学生とが話し合い、大学が提供できる内容で学生も納得して決定した例などを公表しています。――これから障害学生支援で注力されることを教えてください。障害学生支援課:大学等に在籍する障害学生の数は年々増加し、これに伴って障害学生を受け入れる大学等も広がっている傾向にあります。各大学等では、そうした学生が適切な支援を受けて充実した学生生活を享受することができるよう日々尽力しています。当機構としても、引き続き、セミナーの開催や情報発信を通じて、各大学等の取り組みを支援していきます。――ありがとうございました。データで見る!発達障害がある学生への支援日本学生支援機構では、診断書のある発達障害学生だけでなく、診断書はないものの発達障害があることが推察され教育上の配慮を行っている学生についても調査を行っています。2021年度は大学、短期大学、高等専門学校を合わせて1,176校から回答を回収、発達障害の診断の有無にかかわらず支援を受けている学生は、8,622人という調査結果でした。Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|令和 3 年度(2021 年度) 大学、短期大学及び高等専門学校における 障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書(P69)次に、主な入学後の支援内容について見てみます。実施している学校数にはばらつきがあるものの、授業支援だけでなく専門家によるカウセリングや自己管理指導、障害学生向け求人情報の提供など授業以外の支援も行われていることが分かります。Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|令和 3 年度(2021 年度) 大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書(P72)それでは、インタビュー内でも取り上げた支援事例について、その一部をご紹介します。【受験・入学】ASD(自閉スペクトラム症)のある学生:「試験時の座席について、一番後ろかつ隣は空席を希望(私立短大)」Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|「障害者差別解消法」施行に伴う障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集令和4年度収集事例(P54)【授業・研究】ADHD(注意欠如・多動症)のある学生:「障害があることをクラスメートに知られずに配慮を受けたい(国立大学)」Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|「障害者差別解消法」施行に伴う障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集令和3年度収集事例(P32)【試験・単位】SLD(限局性学習症)のある学生:「本人はレポート代替を希望していたが、かかりつけ医の所見に従い別室受験とした(私立大学)」Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|「障害者差別解消法」施行に伴う障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集令和2年度収集事例(P32)ほかにも、受験時、授業や課題についてなど、さまざまな支援事例が紹介されています。気になる方はぜひチェックしてみてください。日本学生支援機構|障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集各校の支援内容を確認し、気になることがあれば早めに相談を今回ご紹介した日本学生支援機構の調査結果から、大学、短期大学、高等専門学校では、受験・入学から卒業までさまざまな障害学生支援を受けられる可能性があることが分かります。希望する支援内容によっては、医師の診断書など必要書類をそろえる必要があり、それをもとに学校関係者と丁寧に合意形成を図ることが重要になります。お子さんが進学先で希望する学びを深めて卒業を目指せるように、早めに各校の支援内容を調べてオープンキャンパスなどで相談しておくと安心です。独立行政法人 日本学生支援機構(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年08月09日受験時に大学での合理的配慮を申請Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイわが家は母である私・ワッシーナを筆頭に、家族全員が個性いろいろな発達凸凹タイプです。それぞれの特性をキャラクター化しており、動物の顔をしています。次男ウッシーヤは専門学校を卒業し、高卒認定試験をパスしました。次は大学入試です。念願の保育士資格の取得を目指して受験することになりました。ウッシーヤがお世話になったインターナショナルスクールの学園長から推薦状と合理的配慮を申請する手紙を受けとり、長年お世話になっている療育施設へ夫ラクマといっしょに相談に行きました。わが家では、いまも定期的にこちらの施設へ相談しています。療育施設の支援員さんから、県が発行している「サポートブック」の活用をすすめられ、学校で合理的配慮を受ける際の具体的な記入方法を教わりました。私は「サポートブック」の存在を知っていましたが、改めてその存在を確認して記入方法を教わるのに、ベストなタイミングでした。受験の申請のときには、「サポートブック」に加えて要望書を提出しました。要望書には、家庭内での工夫を学内でも希望すること、別室での定期テストの受験を認めてほしいこと、耳せんを活用したいことなどを書きました。その後、ウッシーヤは大学合格を果たしたので、夫と本人と3人で入学式に参加しました。式のあとで、ウッシーヤのクラスを担当する教授から声をかけていただき、大学での合理的配慮のサポート体制の説明を受けることになりました。大学の教職員のチームで支援を受けるUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ会議室に入ると学生課の職員や教科担任の先生が待っており、全部で6人くらいいました。それぞれから紹介を受け、各部門の担当者でチームをつくって支援体制を整えるという説明を受け、とても感激しました。このような合理的配慮は、開学以来初めての試みだとも言われ、息子の後輩のためにもよい実績にならなくてはと、身のひきしまる思いをしました。講義が始まると、担当の先生から事前にメールで授業のレジュメが届き、自宅で予習ができました。また別室での試験や耳せんなどの工夫もすべて認められました。また、学内で必要な支援について、ウッシーヤ本人が説明する機会をいただき、先生方に理解してもらえたことで、事前にしっかり練習して講義や実習に取り組むことができました。さらに、クラスの中でのサポートもしてくれており、担任教授が毎週ランチ会を行ってくれました。毎月本人との面談を実施し、どんなことで困っているのかを確認して、保護者宛にメールで連絡してくれました。私も、家庭で効果のある工夫を学校側とシェアしました。入学前はウッシーヤが講義についていけるか心配していましたが、このようなしっかりとした体制で支援していただき、想像以上のよい成績を収めることができました。自動車の運転免許取得を決めるUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ1年次の前期の講義が順調に進んだので、夏休みを利用して自動車の運転免許を取得するために自動車教習所に通うことになりました。先に運転免許の取得にチャレンジした長女ニャーイは3回教習の期限切れをおこしてしまい、結局、運転免許の取得に10年かかりました。ウッシーヤはスポーツが極端に苦手だし、不器用なところがあるし、左右をよく間違えるので、自動車の運転をさせるうえで大きな不安がありました。でも、電車のない沖縄では、運転免許を取得することは就労の備えとして必須なのです。先々の不安はありますが、とにかくやらせてみなければ結果は分かりませんのでチャレンジさせることにしました。それからしばらく経ったある日、教習所に通っているはずのウッシーヤの様子が、おかしいことに気がつきました。受講している講義の内容や実技の過程のことを聞いても、返ってくる答えがあいまいでつじつまが合わないのです。強く問いつめると、教習所にはまるっきり通っていないということが分かり、私はパニックになってしまいました。私はパニックになると相手を追いこみすぎてしまうことがあります。厳しい言葉を投げかけているうちにウッシーヤが過呼吸を起こしてしまったので、私は我にかえりました。発達凸凹タイプを追いこむのは逆効果であると思いだしたからです。パニックになったウッシーヤは逆ギレしてしまい、自動運転が普及するまで運転免許は取らないと言いだす始末です。なんと支援のやりとりのさじ加減が難しい子でしょう。てんやわんやの自動車運転免許取得の支援Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイしばらく間をおいてウッシーヤを休ませたあと、家族で話し合いの場を持ち説得を始めました。運転免許を取るメリットをたくさんならべて、先の見通しを伝えたのです。免許を取った後にドライブで行けそうな彼の大好きな花のテーマパークや海や森の自然風景をたっぷり見せて、車を運転する楽しさをイメージさせたのです。この成功体験の先取りイメージ・トレーニングは、ウッシーヤにとっての安全基地なのです。教習所に通う前にすべきことでした。なんとか運転免許を取りに行く気になってきたウッシーヤの支援のために、家族全体で役割分担をしました。教習所への送迎や講義の予約手続き、試験勉強や路上試験対策のための練習にも付き添いを行いました。学科試験は○×式なので、あてずっぽうに回答しても半分くらいは点数が取れるはずなのに、ウッシーヤは指導員が「こんなひどい点は初めて見る」というくらい成績が悪いのです。間違えたところを「この問いは、どういう意味だと思うの?」というふうに解きほぐす感じで確認していきました。すると、とんでもない思い違いをしていることが次々に分かりました。例えば、「高速道路では、どんな場合でも最低速度に達しない速度で運転してはならない」という問題があるとします。これは「『渋滞時などやむを得ない場合は除く』ので、答えは×」という、よくあるひっかけ問題なのですが、ウッシーヤは「ルールには従わなければならない」という思い込みが強いので、この手の問題は必ずと言っていいほど答えを間違えてしまいます。そして路上教習に出ると、今度は直線でスピードが出せず苦労していました。速度オーバーは事故のもとだと習うと過剰に萎縮してしまったようです。また「おおむね」とか「だいたい」という言葉の意味をしっかりと解釈できず、教官に「だいたい時速40㎞で走るように」と言われれば、そのスピードを常に出し続けなければいけないと感じていたようです。これは技能以前の認知の問題だと思います。いろいろな苦労はありましたが、ウッシーヤは、教習期限残り0日、合格ラインちょうどの点数というギリギリのところで合格し、運転免許を取得しました。その後のウッシーヤの自動車運転ライフは、今後のお楽しみにしておきます。執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ(監修:室伏先生より)大学受験、そして入学後のご家族と学校の先生方による具体的な支援内容、運転免許取得までの葛藤と乗り越えるための工夫について共有してくださり、ありがとうございました。ウッシーヤくんが大学でよい時間が過ごせるよう、受験前から準備されたのですね。また学校の先生方にもご家族の熱意が伝わり、素晴らしい配慮をしてくださったのですね。こういった合理的配慮が当たり前の社会になっていくとよいですね。また、家族が一丸となってさまざまな工夫をして、運転免許を取得されたこと、素晴らしいですね。ウッシーヤくんにとっても、大きな自信になったのではないでしょうか。これまでの生活でもきっとたくさんの工夫をして、さまざまな困難を乗り越えられてきたのだと思います。そういった工夫や努力は、ご家族にとってもお子さんにとっても、今後に繋がる大切な経験、力となっていると思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年08月01日■前回のあらすじ成人して家庭を持った私と中学受験を振り返り、「申し訳なかった」と言う母。しかし、そもそも親子でまったく受験に対するベクトルが違ったのが原因だったのでは、と思っています。この母との会話で、ようやくつらかった中学受験が終わったのかもしれません。勉強面でとてもつらかった小学校時代を送っていた私ですが、その息子はどうしているのかと言えば…。■息子にはのびのびと勉強してもらいたいさらに、息子は幼稚園の友だちと同じ学校に行けるのを喜んでいました。うれしいことに息子は現在、そんなに勉強が苦ではなく(私は息子と同じ年齢の頃、勉強がすでにイヤでイヤでたまりませんでした)、今の環境がとても合っているのだと思います。ところが最近…。 ■私と同じ体験を息子がしないためには…仲良しのママ友との会話で、「確かにそういう展開もないとは言い切れない」と思いました。息子が対人関係に悩んだり、もっと学びたいと思ったら、息子自身が中学受験を選ぶかもしれません。近い将来、もし息子が「中学校を受験をしたい」と言ったら、私のように「強要されるばかりで苦しかった」「大人になっても当時を思い出すと少しつらい…」とならないように、息子が行きたい学校を自ら探して、親子で協力し合い、本当の意味での親子の受験にしたい、と考えています。
2023年07月21日■前回のあらすじD学園とE中学のどちらにも合格した私。E中学はなんと特待生合格でした。そして、第一志望のD学園への入学を決意。こうして、私の長くつらい受験生活が終わりを迎えました。■親子で「受験」に対するベクトルが大きく違った母はよく「申し訳なかった」と私に言うのですが、問題はそこではない気がするのです。頑張る方向がわからなかった私と、いつも全力ですべての方向に頑張っていた母。親子でまったくベクトルが違い、噛み合わなかったのがそもそもの原因だったのでは、と今の私は思っています。そのため、お互いに「なんで!?」と、ずっと感じていたのかもしれません。 ■母との会話で終わりを迎えた中学受験これには、母はとても共感してくれました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月20日■前回のあらすじD学園に行く! と自分で決めてから、受験生活が再スタート。とうとう迎えた受験当日は、全力で試験に臨みました。無事に2校の試験が終わり、その翌日は学校が休みだったためお昼まで爆睡していると…!?■第一志望の学校に無事合格泣いて喜ぶ母。一時はもう立ち上がれないかと思われた私が第一志望の学校に合格して、家族みんながうれしそうでした。さらに…。D学園の試験結果が届いたのとタッチの差で、E中学からの封書が家に届きました。すでに中身を見ていた母は、衝撃を受けていました。 ■E中学の試験結果はまさかの…!?なんと、私はE中学の特待生枠に合格していたのです。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月18日■前回のあらすじ塾のないある日、母は私が第一志望にしたかった学校の印象を遠慮がちに聞いてきました。そのため、「自分が良いと思った学校に行けるかもしれない」という希望を抱いた私。D学園に行く! と自分で決めてから、受験生活が再スタートしました。■再スタートを切り迎えた受験日これまでのような詰め込んだスケジュールではなく、受験生にしてはゆったりとしたスケジュールになり、2月の本番まで体力を温存しておける生活に変わりました。忘れ物はないかと心配してくれる母と、「頑張ってきなさい」と送り出してくれた父に勇気をもらって、試験会場へ向かいました。D学園・E中学ともに全力で試験に臨みました。ひとつひとつ正解しているかどうか、噛み締めるように問題を解いたのを、アラサーになった現在も覚えています。 ■昼寝していたら母から呼ばれて…!?無事に2校の試験が終わり、その翌日は学校が休みだったためお昼まで爆睡。1階からの母に呼ばれて目が覚めました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月17日■前回のあらすじ学校の成績が最下位レベルまで落ちた私。三者面談で先生が教えてくれた絵を学べる学校もレベルが高く、このときの私の学力では到底手が届かず、完全に「詰み」の状態になりました。■母が私に聞いてきたのは!?完全に進路が見えなくなってしまった私でしたが、塾には惰性で通っていました。勉強は正直あまりついていけない状態になっていましたが、帰宅後に母と家にいるのもしんどく、塾を辞めなかったのです。そんな生活が普通になってきた頃、塾のない日に母がそっと私に話しかけてきました。母は以前、見学に行ったD学園の印象を遠慮がちに聞いてきました。 ■少し希望が持てた出来事A女子中がイチオシだった母。D学園は受けさせてもらえないだろうと思っていましたが、ここにきて「本当に自分が良いと思った学校に行けるかもしれない」と希望が持てました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月16日■前回のあらすじついに限界を迎えた私に、円形脱毛の症状が! 慌てた母は、学校と塾に休みの連絡を入れ、私を病院へと連れていきました。事前予約をしていなかったため、精神科の診断は難しく、皮膚科で処置。その後、母の様子に大きな変化が。■常に最下位を争っているような状態に中学受験には本番というタイムリミットがあります。時間は待ってくれず、周りはどんどん進んでいきます。周りは、レベルの高い中学校への入学を目指して、勉強を積み重ねている子がほとんどでした。そのような環境で、完全に停滞している私は、常に最下位を争っているような状態に。しかし、当の私は「なんかもうしょうがないよねー」という感覚でした。そのくらい疲弊していたのです。受験前、最後の三者面談はお通夜のような雰囲気だったのを覚えています。 ■先生に絵の勉強ができる中学を教えてもらう「絵の勉強ができる中学校がある」と知らなかった私は驚きましたが、調べてみた結果、このときの私の学力では手の届かない、レベルの高い学校でした。そのため、やる気が出ず、完全に「詰み」の状態に逆戻りしました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月15日■前回のあらすじ精神的に壊れてしまった私の成績はどんどん落ちていき、第一志望などもってのほか、第二・第三志望の学校も合格がほとんど見込めない状態に。そして、身支度中に、自分の体に異変が起こっていることに気づき…。後頭部に違和感があった私は母に相談しました。■慌てて私を病院に連れていく母「ニキビでもできてる?」と思い、母にチェックしてもらうと、髪の毛が一部不自然になくなっていました。ただごとではない! と慌てた母は、学校と塾に休みの連絡をし、私の手を引っ張って病院へと駆け込みました。しかし、事前予約をしていないと精神科で診断してもらうのは難しかったです。「とにかく何とかしなければ」と、母のかかりつけの皮膚科へと移動し、処置してもらいました。 ■母の態度が一変した「絶対に勉強させなければ」という勢いで毎日勉強を教えていた母が、私にまったく勉強をさせなくなりました。学校と塾で勉強時間はそれなりに確保できていたものの、家での受験への歩みは完全にストップした状態になったのです。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月14日中学生から積み重ねた工夫がついに花開く!?わが家は母である私・ワッシーナを筆頭に、家族全員が個性いろいろな発達凸凹タイプです。それぞれの特性をキャラクター化しており、動物の顔をしています。高校生になった次男ウッシーヤは、あいかわらずのゆったりペースで、学力は小学3年生レベルのままでした。ところが、高校1年生の2学期になって、いきなり学力がアップし、同級生たちに追いつきました。Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイウッシーヤのクラス担任の先生は驚きを隠せない様子でした。「ウッシーヤくんは奇跡です。いったいなにが起きているのですか?」私はすぐに答えられませんでした。中学1年生のときに発達の偏りが分かり、さまざまな工夫を重ねたので、どれが効果的だったのかは即答できなかったのです。あれから10年経った今も、なぜ急に成績が伸びたのかは、よく分かりません。おそらく、ウッシーヤ本人が自分の言葉で語るときが来るのを待つのがいいと思います。結果を急がず、日々工夫を楽しむことが大切ではないでしょうか。保育士になりたい!やる気スイッチが入るUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイウッシーヤは中学時代から始めた保育園のボランティアを高校時代も続けていました。おそらく年間50日くらいは通っていたようです。あまりの熱心さに園長先生はすっかり感心してくれたようで、「将来、保育士の資格を取ったら採用してあげる」という励ましのことばをいただいたのです。ウッシーヤのやる気スイッチが入りました。「高校を卒業したら保育科のある大学に進学したい」と言いました。具体的な志望校も決まり、ますます勉強に力が入りました。成績も安定してきて、私はすっかり安心してしまいました。そのため、大学受験のために必要な高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)の手続きを本人に任せてしまったのです。油断大敵、まさかの手続き失敗が連続Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイわが家の子どもたちは全員インターナショナル系のフリースクールに通っていたため、大学を受験するにはまず高卒認定試験に合格する必要がありました。そして、受験手続きのためには収入印紙を購入して、申請書類とともに郵送しなければなりません。ウッシーヤは手続きの説明書をしっかり読んで郵便局に向かいました。ところが収入印紙を買うはずが、間違って切手を買って同封してしまったのです。しかも、説明書には「収入印紙と切手を間違えないように」と書いてあり、しっかりとそれに目を通したにもかかわらず、間違えたのです。これはウッシーヤに思いこみが激しすぎるという特性があるために起こったことです。彼は、世の中に切手とよく似た「収入印紙」というものの存在を知らなかったのです。いままで想像すらしたことのない「収入印紙」がいきなり現れたので、ウッシーヤはとても驚いたのでした。せっかく学力が身についたのに高卒認定試験が受けられないのでは、大学も受験できません。かといって浪人したのでは、時間を持て余してしまううえに、苦労して身につけた学力が落ちるということが目に見えていました。そこで本人や夫ラクマと相談した結果、本人が望む専門学校で学びつつ、高卒認定試験を再受験しようということに決まりました。「大学に進学して保育士の資格をとる」という目標は変わりませんでしたが、ウッシーヤは「せっかく専門学校に行くのなら、大学の学科にはない分野を学びたい」と希望したので、幼いころから大好きだったアニメの世界を知るため、声優学科がある専門学校への入学手続きを行いました。Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイウッシーヤが小学校から高校まで通っていたインターナショナルスクールは、少人数制のクラスでした。専門学校に入学し、初めてクラスメイトが数十人もできました。ところが本人は戸惑うことなく、キャンパスライフを楽しんでいました。「変わったタイプの子ばっかりで、自分がちっとも浮いてないからうれしい」と言うのです。入学式では、たしかに個性的な感じのお子さんばかりだったので納得しました。授業は歌って踊って芝居をしてという内容で、座学はまったくなかったこともよかったようです。ただ演劇の授業は指導教員がものすごく厳しく接するタイプだったので、かなり参ってしまったようです。でも演劇を学ぶことで、やりとりの間合いや距離感を体得できたように思いました。ところが、演劇を学びつつ、高卒認定試験の手続きを進める予定だったのに、今度は手続きの締め切りを勘違いして見過ごしてしまいました。進行をチェックする立場の私も、うっかりミスで見落としていました。親子でダブルうっかりです。2年連続の受験できない状態になってしまいました。本人の調子がいいときほど、忘れ物に気をつけなければならないのに、またもやうっかりミスです。手続きの進行役を管理上手な夫ラクマに頼むべきだったと反省しています。執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ(監修:鈴木先生より)発達に凸凹がある場合には、IQ検査をしてその凸凹の具体的な中身を知ったほうが今後の人生に役立ちます。うっかりミスが多い場合はADHDを想定して、かかりつけ医または近所の精神科・心療内科にまず相談するといいでしょう。後者であればIQ検査も可能です。そこで不注意優勢に存在するADHDの診断がつけば、適切な治療をしていくことで、うっかりミスを防ぐことも可能です。学校へ行っている期間は親がチェックすることもできますが、いざ就職し働き始めると、自分でスケジュール管理をしなければなりません。仕事に支障がでてくる場合もあるため、早めの医師への相談をおすすめします。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年07月14日■前回のあらすじ受験に対して母と反対の意見を持っていた父は、私を不憫に思っていたのか受験勉強の合間に遊びに連れ出してくれました。しかし、いざ父に助けを求めようとしたら、父も私の味方ではないと発覚!完全に精神面で崩れてしまった私の成績は落ちていくばかりでした。時期的にも成績を落としている場合ではない、本番へのカウントダウンが始まるタイミングです。■どんどん落ちていく成績春先の模試でA女子中を狙えていたような高い成績は見る影もなく、第一志望のA女子中はおろか、第二・第三志望の学校もほとんど合格が見込めないような状態まで落ち込んでいました。もちろん母はこのボロボロの結果に激怒し…。優秀な友だちが目指す学校を引き合いに出しては、怒鳴りました。友だちが受験する予定の名門校や御三家レベルの学校に匹敵するA女子中に合格しなければ、「恥ずかしくて学校に行かれない」とまで言われたことも。レベルの高い学校の名前は、見栄を張るためのブランド品ではないのに…。 ■ハードスケジュールとプレッシャーでついに!?「もっと上の成績を出せるようにしないと」と怖い顔で言う母を前に、もう間違っても「受験を辞めたいだなんて言えない」状況でした。この悲惨な結果が出た後、これまで以上のハードスケジュールに加えて、重すぎるプレッシャーとともに受験生活を続けていると…。学校に行く前、身支度を整えようと洗面所の鏡の前に立ったとき、体に異変が起こっていることに気づきました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月13日■前回のあらすじ「中学受験を本当にしたいのは母」という衝撃の事実に気づき、精神のバランスが崩れた私。しかし、母に直接、何かを言う勇気も度胸もなく…。せめてもの反抗心で、受験の過去問をゴミ箱に捨てました。■母とは反対の意見を持っていた父私が過去にした幼稚園受験にも父は母と反対の意見を持っていました。「電車に乗る必要があるくらい遠い場所に子どもを通わせる」ことが不安だったそうです。しかし、母は父の反対を真っ向から否定し、「レベルの高い教育をしてもらうため!」と譲りませんでした。これは小学校選びの際も変わらず…、「小学校は幼稚園よりも遠くに行く!」と宣言した母を、父はどうにか止めようとしました。ですが、母に「地元小は荒れているで有名な学校だ」という事実を述べられてぐうの音も出ず、私を私立小学校に通わせることをしぶしぶ承諾したのだと言います。その結果、私立小学校に入学した私ですが、学年が上がっていくにつれて勉強が難しくなっていき、母の勉強方法はより厳しくなっていきました。 ■父に助けてもらおうとしたが!?そんな状況を少なからず「良くない」と感じていた父は、私をよく遊びに連れ出してくれました。そして…。私から母に直接言いづらかったため、父に助けてもらおうと思ったのですが…、私の作戦は未遂に終わったどころか、実際は「父も私の味方ではなかった」という現実を突きつけられてしまいました。一般的に「中学受験は親子の受験」と言われていますが、私にとっては「孤独な戦い」が決定づけられた出来事となりました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月12日■前回のあらすじお酒好きな母は、小6の受験生の私に対し、酔うとちくちくと怒るようになりました。ある日、ついに母の本音が飛び出したのです。それにより、「この受験は自分のためにしているものではなく、母の夢と理想のためにしている」と気づき…。■母が中学受験に熱を入れる本当の理由とは学生時代、優秀でとにかく勉強することが大好、部活でも大活躍という、まさに「優秀」な生徒だった母。大学でもっと勉強したい! と高校卒業後は大学へ進むことを熱望し、学校の先生もそれを応援してくれていたのですが、時代と私の祖父の意見(主に経済的な理由)により、その道は絶たれてしまいました。自分の望んだ進路が絶たれ、悔しい思いをした母。心身に疲れが出始めていたころでもあり、「それでもなんでも受験なんだから前向きに頑張らなきゃ!」と気持ちを奮い立たせられる状態ではありませんでした。 ■私がした、せめてもの反抗今なら「私を使ってお母さんの夢を叶えようとしないで!」と気持ちをむき出しにして怒ることもできますが、あまりの絶望感に、そんな気力も湧いてきませんでした。また、母に直接、何かを言う勇気も度胸もなかった私は、せめてもの反抗心でA女子中の過去問題集を、ゴミ箱に投げ入れてしまいました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月11日■前回のあらすじついに受験生である小学6年生に進級。ハードな受験生活で身も心も消耗。12歳にして白髪だらけになるほど頑張っていたものの、なかなか成績が上がらず…。しびれを切らした母に罵倒されながら勉強を続けていました。今回は受験から話が少しズレますが、母の話を聞いてください…。■お酒を飲むと本音が飛び出す母お酒好きといっても、がぶがぶ飲んで暴れて、というタイプではなかったのですが、このころからお酒に酔うとちくちくと私が怒られるのが、定番の流れに。「お願いだからちゃんと勉強して」「ちゃんとやればできるから」「いい学校(A女子中)に行って」と、毎日のように酔った母に言われました。しかし、この日の母は少し違っていて…。お酒を飲むとすべて遠慮なく言葉や感情を出してしまうタイプの母の言葉に、私は嫌な意味で「嘘ではない」と確信しました。 ■母の私の受験に対する目的に気づいた中学受験において勝負時と言われる小学6年生のころ、私は「この受験は自分のためにしているものではなく、母の夢と理想のためにしている」と、気づきました。そこから、どんどん悪い考えが頭をよぎり、「小学校も幼稚園もお受験したのは私ではなく、母がしたかったことだった…?」「この先も母が歩みたかった人生を代わりに歩まされるのか?」など、自分という人間の存在意義と価値が揺らいでいきました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月10日■前回のあらすじ志望校を決める時期になり、家から40分の場所にあるD学園を第一志望にしたいと思ったものの、言い出すことができず…。進路希望調査の紙には、母のイチオシのA女子中のほか、同レベルの学校を2校書いて提出しました。学校に進路希望調査を提出してから、さらに受験勉強は激化していきました。■ハードなスケジュールが続き、体に異変が起きたそのころ、私の体に明らかな異変が起きていました。もはや「無事なとこある?」というくらいに、私の体と精神は摩耗していたのです。もっともつらかったのは「12歳にして白髪だらけ」ということ。これだけはどうしても改善されず、アラサーになった今も同年代の数倍は白髪があるんじゃないの? と思うほど、白い髪が頭に巣食っています。20代前半のうちにおしゃれ染めを諦め、白髪染めにシフトしましたが、結構ショックでした。そして何より嫌だったのは…。 ■母から罵倒されながら勉強する日々…なかなか成績が上がらない私に、しびれを切らした母は、勉強をしているときも怒っていて…。こんな状態が、毎晩、日が変わるころまで続き…。家に帰ると「今日もまた怒られる」と、落ち込む日々でした。このころは「それでも私がA女子中に合格さえすれば、何とかなる」と思い、必死に成績を伸ばそうとしていたのです。しかし…。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月09日■前回のあらすじある日、母に連れ出されて向かったのは、私立中学校・A女子中の文化祭でした。なんとそこは偏差値が60近い「上位校」と呼ばれる学校! そして、訳がわからぬまま、その学校を受験する流れになり…。成り行きで、A女子中を受験することになった私。しかし、A女子中ほか、何校か「併願校」も選ばなければいけませんでした。■つらすぎる学校見学併願校もA女子中に匹敵するレベルの学校をいくつか見学しよう! となり、あちこち見て回りました。その際、母と現地へ向かう道中は、緊張感のあるものでした。まるでランウェイを歩くモデルの修行のように、一挙手一投足をチェックされ、「そんなんじゃカッコ悪い」「中学校に失礼」とピリピリ。そして、見学した学校が母の予想と違うと、帰り道はさらにつらい時間に。母は「パンフレットと違う」「騙された気分」など、その学校をとことんこき下ろしました。そのため、私が「ちょっといいかも」と思った学校があっても、うっかり口にはできない状況でした。そんな生活が続き、私が小学5年生になる頃、小学校から進路希望調査の紙が配られました。ついに志望校を決める時期がやってきたのです。 ■初めて母に近くの学校について聞いた私はそもそも「どうして受験をするのか」がわからないままこの時期を迎えてしまい…。「行ってみたい学校はある?」と聞かれると、「正直、まったくわからない」としか答えられませんでした。しかし、母は「ついにこのときが来た!」と言わんばかりに興奮。進路希望調査の紙には、母のイチオシのA女子中のほか、同レベルの学校を2校書いて提出しました。この頃の私は通っている小学校が遠い(片道1時間)のが少々つらかったため、初めて自分から母に「近くにいい学校はない?」と聞いてみました。母の勢いに負けてしまい、自分が良いと思った学校の名前すら口にできない状況…。嬉しそうに志望校を決めている母を前に、そんなこと言えなかったのです。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月08日オンライン大学進学塾を経営する株式会社ポラリス(本社:大阪市中央区、代表:吉村 暢浩)が、子供の教育に不安を感じているという保護者からの相談が増えていることから、夏休みに向けて保護者向けのオンライン個別相談会を2023年7月14日から7月31日まで開催します。ポラリスアカデミアの講師陣【農村地域、遠隔地などの教育格差が深刻化】現在、親ガチャが話題となっており、共通テストでも想起させる問題が出題されました。親ガチャとは、生まれもった容姿や能力、暮らしている地域によって人生が大きく左右されるという認識に立ち、「生まれてくる子供は親を選べない」ことをスマホゲームの「ガチャ」に例えての表現です。その親ガチャにより教育の格差が広がっています。教育格差については経済的な面に話題が集中していますが、実は都市部と地方、農村地域、遠隔地などの教育格差が深刻化しています。また、教育機関へのアクセスの不均衡や、学校の質の違いが地域間で存在します。特に、農村地域や遠隔地などの地理的に不利な場所では、過疎化の進行により社会教育施設や学習塾が維持できず、学びの場が急速に失われつつあります。【背景は指導人材不足や住民環境】全国を対象にオンライン大学進学塾を行う当社では、地方に住まれている保護者からのオンライン相談数が増えており、個別相談の3件に2件が地方にお住まいの保護者となっています。その背景には、教育環境が整っていない、情報交換など相談できるママ友がいないという状況があります。子供に勉強してもらうにはどうしたらいいかという全国共通の相談が多いですが、中には地方ならではの「塾はあるけど先生が高齢で頼りない」「偏差値の高い大学卒の講師がいないので心配です」という相談などがあります。当社では受験生の母親を対象にしたコーチング事業を行っており、そのノウハウを活かし、保護者向けの個別相談を行っています。1回60分間、勉強内容に関する事実確認、問題点の特定、解決策のアイデアを出し合います。【地方の受験生は不利だと思われがちですがあきらめないでほしい】「親の私が合格のためにできることを知りたい」という子供と二人三脚で勉強に取り組みたいという保護者が増えてきた中で、特に地方にお住まいの場合には相談できる人がいないのではないか、と考え当社は個別相談会を開始するに至りました。相談会に参加した保護者からは、「田舎には志望校を卒業した先生がいない、オンラインで相談できる先生がいてよかった」「首都圏の学校に通学している人とは学習の選択肢の幅も大きく変わります、オンラインで相談できることは本当に助かります」といった声をいただいています。代表の吉村は、「地方の受験生は不利だと思われがちですがインターネットを活用したり学校の先生に相談したりと工夫次第でなんとかなります。地方出身だからといって、志望校をあきらめたりしないでください。」と話しています。《保護者向け、オンライン夏の個別相談会》日時 : 2023年7月14日~7月31日料金 : 無料場所 : Zoom開催申し込み方法 : 定員 : 先着20名受験勉強や参考書選び、子供に対する声かけや関わり方、志望校選び、受かる夏休みの過ごし方、などの相談に対応させていただきます。【会社概要】会社名 : 株式会社ポラリス代表 : 吉村 暢浩本社 : 〒542-0076 大阪市中央区難波5-1-60なんばスカイオ27階WeWork内事業内容: 受験コンサルティング・コーチング事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月07日■前回のあらすじアラサーのモチコは、テレビの中学受験ドラマを見たことをきっかけに、自身の中学受験を思い出します。懐かしく感じる一方で、まるで戦場のようなつらい日々の思い出がよみがえってきました。■中学の文化祭に連れていかれた20年ほど前、私が小学3年生のころ…。私は地元の公立小ではなく、受験をへて私立小学校に通っていました。小学校生活も板についてきたこのころ、母に連れていかれた場所がありました。親子でキレイな服を着て、たどり着いたのは私立中学校・A女子中学の文化祭でした。にぎやかな文化祭のスペースを抜けて「受験生向けの個別相談ブース」へと入りました。部屋の中では先生と私と母の三者面談のような状態になり、「今、何年生?」「志望校はもう決めているの?」など、簡単ではありますが受験に関する話をしました。しかし、私は「そもそも受験とは何…?」という状態。何のために中学校の先生と面談しているのか、そもそもなぜA女子中に来ているのか、母は何を計画しているのか…何もわかりませんでした。状況が飲み込めず、ほとんど母と先生だけが会話しているような状況で、ポツンと取り残されたような気持ちに。 ■A女子中を受験することになった先生との話を終えた母は、それはそれはウキウキで、A女子中がいかに素晴らしい学校なのかを私に熱弁。優しいお姉さんからフランクフルトを試食させてもらったこともあり、A女子中に、私も特に嫌な印象は抱かなかったので、確かに「良い学校」と話したところ、これにまた母は大盛り上がりしてしまい…。何がなんだかわからないまま、私がA女子中を受験することが決まってしまいました。張り切る母に、訳がわからない状態の私。この足並みがそろっていない状態で中学受験までへの道のりが順調にいくはずがありません。私は、母は、家は、どうなるのでしょうか。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月07日小学校高学年のお子さんを持つみなさんの中には、中学受験を考えていたり、すでに準備している方もいるでしょう。普段ゆるゆる漫画を描いている私は、第二次中学受験ブームの時期に中学受験を経験しています。■ドラマの中学受験シーンで思い出す過去もう20年近くも前のことで、そんなことも忘れかけていたのですが、テレビで偶然、観た中学受験ドラマをきっかけに、その頃のことを思い出しました。そのドラマの中学受験の描写が、なかなかにリアルでして…。中学受験をしたことがある人や、そのサポートを経験した親御さん、そして、今まさに挑戦する準備をしている親子が、一度は経験しそうなことばかりが描かれていて、ちょっと懐かしい気持ちになりました。ちなみに私は、「成績が伸び悩んでいて、なおかつ、家が荒れてしまうタイプ」でした。毎週そのドラマを見ていたんですが、中学受験を経験していない夫さんには、異世界の出来事のように思えたんだそうです。 ■震えるほどつらかった中学受験小学生のころ、中学受験のために勉強した記憶は今でも消えていません。震えるほどに辛い記憶をたどってみることにします…。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月06日家庭教師業のオリジナル・エデュケーション(神奈川県横浜市、代表:牧 静)は、長年母子の関わり合いを見てきた経験と専門的に習得したコーチング技術によって、子供の不登校に悩む母親を対象としたコーチングサービス「母親向け不登校受験30分間無料相談」を2023年7月10日に提供開始いたします。不登校をマイナスに考えない、子供の個性や将来を見すえた前向きになれる指導が好評です。オリジナル・エデュケーション代表 牧 静【不登校をきっかけに、子供より深刻なのは親のメンタル】文部科学省「2021年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では全国小中学校の不登校の子供の数が24万人を超え、過去最高の増加率を示しました。それを受けたNPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワークの緊急アンケートでは、不登校の子供のうち7割が「不登校になって心が安定した」と答えています。一方、不登校の子供を抱える親のうち65%が「自分を責めた」54%が「自信が無くなった」と答えています。不登校により精神的に深刻なのは、実は子供より親のほうだったという結果となりました。※文部科学省「2021年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査 ※NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク緊急アンケート 【子供の不登校に悩む母親を支える活動が活発化】このことから現在、不登校に悩む親を支える活動が全国的に活発化しています。3年間満席状態という「行列のできる家庭教師」牧 静(まき しず)のもとにも、近年不登校の子供の母親から相談が目立つようになってきました。「自分の育て方が間違っていたのではないか?」「子供の将来が不安で眠れない」「母親が家にいなくてはならなくなり生活に支障が出てきた」「どうしても自分を責めて、もっと頑張らなきゃって考えてしまう」など。講師歴15年これまでのべ3,000人以上の小中学生を指導しており、多数の母子関係を見てきた牧は、母親の不安感が子供に連鎖することが不登校の原因の一つであると結論。学習指導だけでは問題解決につながらないと、自らコーチングを専門的に学びました。その技術を使い母親コーチングを行ったところ、子供の偏差値が急にあがり始めました。これは母親の自信や自己肯定感が高まることで親子関係が改善し、子供の学習効果が飛躍的にアップした結果となります。このことからオリジナル・エデュケーションでは、不登校の子供をかかえるお母さんを対象とした「母親向け不登校受験コーチング」を本格的に提供開始しました。提供開始からわずか3カ月で、体験版動画へのお申込みが60件。マンツーマンコーチングは20万円という高額にもかかわらず、10件のご成約がありました。【不登校はデメリットではない!母親向け不登校受験コーチング】牧の母親コーチングは、通常1回60分を6回行います。そのなかで不登校の子供を学校に行かせることを問題解決とするのではなく、母親の自己肯定感を取り戻すことを優先します。これを受けた母親とその子供は、不登校を続けながら自宅学習だけで難関私立中学に見事合格。その後、自分で志望した学校ということもあり、徐々に登校できるようになっています。不登校のまま難関中学受験を合格した子供のお母さんの声「不登校は私たちにとってマイナスのイメージしかなく、どうしたらよいか悩んでいたのですが、不登校を進路の大きな方向転換だと教えていただき、希望が見えました」「子供の成長は長いスパンで見てよいのだと教わりました」オリジナル・エデュケーションでは、2023年7月10日から「母親向け不登校受験30分間無料相談」の提供を開始します。代表の声「不登校はデメリットではありません」「お母さんの価値観と子供の価値観の中に勉強の重要性がしっかり落とし込めれば、子供は自然に勉強するようになります」【新サービス「母親向け不登校受験30分無料相談」】お子様が不登校でお悩みのお母さんを対象に「行列のできる家庭教師」牧 静がオンラインで30分無料相談を承ります。オリジナル・エデュケーションのホームページもしくはお電話にてお申込みください。《無料相談窓口》オリジナル・エデュケーション= または 090-3531-6458【会社概要】会社名 : オリジナル・エデュケーション代表 : 牧 静事業内容: 家庭教師および母親向け不登校受験コーチングURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月05日小学生に特化したご家庭での預かりサービスを展開しているおこサポ(小学生の教育シッター Study&housework) (所在地:東京都渋谷区、代表:平林 直美)は、小学生のお子様をお持ちのご家庭に向けて、日曜企画講座「共働きでも大丈夫!中学受験成功の鍵」の募集を開始しました。<おこサポ(小学生の教育シッター Study&housework) URL> 画像(1)■提供背景現在、実に8割以上のご家庭が共働きの状況にあります。仕事も子育ても頑張りたいと願う家庭は多く、教育についてもより良い環境を求め、中学受験等を希望するケースが増えています。一方で、親から離れている時間の多い子どもたちは、スマホやゲームなどの脅威と隣り合わせになっています。画像(3)は『スマホはどこまで脳を壊すか』榊浩平著(朝日新書)より、スマホを3時間以上する子どもの学力低下を表しています。また、子どもの学習の補助をしている家庭との差も広がっています。画像(4)は、補助している家庭の例になります。共働きの家庭でこうした状況をどのように乗り越えるか、というお悩みが寄せられていたため、皆さんで対策を考える講座を企画しました。画像(3)画像(4)■日曜企画講座の特徴*対面で情報交換しながら家族、子どもへの関わり方に、絶対の法則はありません。小グループで交流を交えながら、情報交換し、より良い方向へ互いに進めていけるような講座です。*オンラインでも開催ご都合の合わない方は、オンラインでも同時開催しております。オンライン上からコメントを頂けましたら、現場と交流したり、ご質問に応答することができます。■ご利用の流れ下記よりお申込みください。詳細はおってご連絡いたします。できるだけ、参加者のご都合に合わせるため、希望日時を伺うこともあります。■講座概要講座名 : 共働きでも大丈夫!中学受験成功の鍵開催日 : 2023年6月~9月の毎週日曜日開催講座内容: 講座内容は月替わりです。第1回 6月 みんなはどうしてる?働きながら子どもの学習管理第2回 7月 みんなはどうしてる?お父さんの学習への関わり方第3回 8月 わが子の性質に合わせた親の関わり方―男女別第4回 8月 親子で学ぶ―低学年の学習第5回 9月 わが子に合った学校選び 将来の進路を見据えて申込締切: 第1回は6月10日(土)24時まで申込可能開催場所: 新宿にて開催。場所の詳細はお申込後に連絡いたします。料金 : 各回1,000円(税込)/1家族申込方法: ホームページ問い合わせフォーム・メール・TELのいずれかより申込連絡先 : <直通番号>070-5455-5937<MAIL> info@ocosapo.com URL : 連続講座案内■「おこサポ」とは「おこサポ」は、仕事と子育て・家事に追われ、多忙な日々を過ごしている保護者に向けて、小学生に特化したご家庭での預かりサービスを展開しています。ご家庭で個別に学習をみることをメインとした以下サービスを提供しています。<サービス内容>・ご家庭で個別に学習をみるサービス。・次世代に向けたコミュニケーション力の育成として、読解トレーニング・読書みくじサービス。・お子様自身が身の回りのお手伝いを行うサポートをするサービス。ご家庭には、毎週、同じスタッフが訪問してお子様を担当します。アフターサービスとして、保護者の方にアドバイザーからお子様のご様子、個性に合った学び方、過ごし方等についてお伺いします。お子さまの安心、安全をお届けするとともに、保護者の方々の育児・家事の負担の軽減に役立てることを目的としています。「おこサポ」は、現代の多忙な保護者のサポートとともに、未来を担う子どもの生きる力を育成する教育を目指しています。画像(2)■会社概要商号 : おこサポ(小学生の教育シッター Study&housework)代表者: 平林 直美所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階URL : ■本件に関するお客様からのお問い合わせ先おこサポ(小学生の教育シッター Study&housework)お客様相談窓口直通電話番号: 070-5455-5937MAIL : info@ocosapo.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月24日子どもの成長の速度はそれぞれ違うとわかっていても、ついほかの子と比べてしまうものです。特に近年では早期教育に力を入れている保護者も多いため、勉強でもスポーツでも、まわりと比べて「うちの子、ちゃんとついていけるかな」と不安になる方も多いのではないでしょうか。早いうちから本格的な学びの機会を与えることは悪いことではありませんが、親の熱量と子どもの成長速度は必ずしも一致しないようです。今回は、「先伸びする子」と「後伸びする子」の特徴や、親としての心構えについて考えていきます。行きすぎた「先取り教育」に注意!子どもが勉強嫌いになるかもまだまだ小さい子どもなのに、「これくらいは入学前にできるようにならなきゃ」と、ひらがなや数字を覚えさせようと必死になる保護者は年々増えているようです。むしろ最近では、「小学校に入ってから覚えればいい」とのんびり構えている人のほうが少ないかもしれません。その背景には、小学校受験をする家庭が増加したことや、早期教育をすすめるメディアや専門家が発信する情報を目にしやすくなったことなど、さまざまな要因が考えられます。玉川大学教授の大豆生田啓友氏も、「『入学前にこれができないと困る』という情報におどらされ、事前準備を子どもに強いる親が多い」ことに触れ、「それがむしろ学びへの意欲を失わせる心配がある」と危惧しています。なぜなら、「これができないとダメ」と怒られてばかりいると、子どもはいまの自分のままではダメだと感じ、自己肯定感が低下すると同時に学習意欲が育まれなくなってしまうから。勉強に対して、「つらいこと」「つまらないこと」という先入観が植えつけられると、進級・進学してからもなかなか「勉強っておもしろい!」とは感じられなくなってしまうのだそう。また、小学校入学前から文字や数をマスターしていたら、最初のうちは「自分はほかの子よりも優秀だ」と自信をもてるかもしれません。先取り学習のおかげで、小学校高学年くらいまではまわりから「頭がいいね!」ともてはやされることもあるでしょう。しかし大豆生田氏によると、それぐらいの差はすぐに縮み、いつの間にか追い越されるケースもよくあるとのこと。先取り学習をしている子のなかには「学校の授業は簡単すぎて退屈」と感じる子もいるようで、その場合、徐々に勉強への意欲は削がれ、いつのまにか難しくなっていく授業についていけなくなってしまうのです。そして「優秀な自分」という自己イメージから抜け出せず、失敗を恐れて挑戦することを避けるようになってしまうことも……。親としても、わが子が「先伸び」してくれると、早い段階で安心感を得られるかもしれません。しかし、まわりの子よりも優秀な状況というのは、永遠に続くわけではないのです。むしろ最初はのんびりしていても、中学、高校へと進むにつれてぐんぐん能力を伸ばすほうが、長い目で見ると期待できるのではないでしょうか。「先伸び」で得られる安心感は一時的。「後伸び」の素地を育てよう!子どもが「先伸び」するか「後伸び」するか、親の思い通りに導くことは容易ではありません。ですが、些細なきっかけやなにげない対応次第で、「子どもが自ら伸びる力」を育むことはできます。発達心理学を専門とするお茶の水女子大学名誉教授の内田伸子氏が行なった調査では、小学校の教育を先取りして文字を教えたり、計算をやらせたりしている保育園・幼稚園に比べ、子どもの自発的な遊びを大事にしている自由保育の園のほうが語彙の得点が高いという結果が出たそうです。また、後伸びする子の特徴として、幼少期に「思い切り遊んだ経験」や「好きなことに集中して取り組んだ経験」があることがわかっています。内田氏は、「遊びを通して意欲や探求する喜びを味わったことが、その後の学力の向上にもつながっている」と述べ、それは結果的に「自主性」「創造性」「好奇心」「向上心」といった、あらゆる能力を育む土台となっていることを指摘しています。難関中学受験専門塾、希学園の学園長・黒田耕平氏によると、「この子は伸びる」と感じるのは、「何事にも粘り強く取り組む姿勢をもってる子」なのだそう。また、首都圏トップクラスの難関校合格率を誇る進学塾VAMOS代表の富永雄輔氏は、「成長する子の共通点は『負けず嫌い』」だと断言しています。これらのことからも、後伸びする子=最後まで諦めない子、であることが読み解けると同時に、そういった要素を育てることが「後伸び」につながるのだとわかります。さらに教育評論家の親野智可等氏は、後伸びの素地をつくる「好きなことに打ち込む夢中体験」がもたらすメリットとして、「親子関係がよくなる」ことを挙げています。その理由は、好きなことをやらせてくれる親に対して、子どもが感謝の気持ちをもつようになるから。そして親も、頑張っている子どもを認め、ほめることが多くなり、ほめられた子どももまた、勉強やお手伝いなども頑張ろうと思うのです。このように、子どもの「後伸び力」を引き出す過程で得られるメリットは計り知れません。むしろ「後伸び」目当てではなくても、さまざまな能力を伸ばすサポートをした結果、子どもが自分で伸びる力を身につけられるのは嬉しいことですよね。子どもが「後伸び」する親の心がけ3つわが子が「後伸び」するように、親はどのようなことを心がければよいのでしょうか。ここでは3つのポイントを提案します。1. 子どもが熱中しているときは見守りに徹する前述したように後伸びには「幼少期の熱中体験」が欠かせません。中学受験のプロとして知られる教育家の小川大介氏は、「後伸びする子は自分の世界を深めていく心のエネルギーが強い。そのエネルギーを生み出すのは、幼いときに好きなことを好きなだけやった経験」だと述べています。そこで重要なのは、「なにをするか」ではなく、「なにかに熱中すること」なのだそう。前出の黒田氏は、後伸びのベースとなる好奇心や粘り強さを育むには「子どもを『大人の枠』にはめようとせずに、子どもが興味や関心をもったことに没頭する様子を温かく見守ってあげられるかどうかにかかっている」と述べています。大人から見れば無駄だと思うことであっても、まずは熱中して取り組むという経験そのものが集中力の源となるのだそう。その集中力こそが、いずれ勉強に向けられるようになるのです。2. たくさんの体験をさせてあげる子どもとは本来、好奇心のかたまりです。その好奇心を大切に伸ばしてあげることで、いずれ人生における大きな挑戦や決断にも影響を及ぼすでしょう。だからこそ、「子どもの『なぜ?』に『忙しい』『そんなこと知っても賢くならない』『そんなことより勉強しなさい』など、疑問を断ち切ってしまうと興味の芽を摘み取ってしまう」と黒田氏が指摘するように、親の対応が問われるのです。親野氏は、「川にたくさんの “くい” を立てておくと、いろいなものが引っかかる。勉強もそれと同じで、“知識のくい” をたくさん立てておくと新しい知識を吸収しやすくなる」と述べています。知識が増えるということは、学力向上に直結します。親野氏によると、中学・高校で学力が伸びる子は、小学校のときにさまざまな体験をしているのだそう。博物館や自然学習など、子どもの興味に合う本物体験ができる環境を用意してあげましょう。3. 親子の信頼関係をしっかりとつくる前出の内田氏は、「子どもの主体性を大事にする大人の関わり方が子どもを伸ばす」とし、「幼児期から自分で考える力や課題を解決する力、答えのない問題に挑戦する心、つまりは『自律的な思考力』を育むことが将来の学力につながる」と結論づけています。それは決して難しいことではありません。内田氏が提案する親子の関わり方とは、子どもとの触れ合いを大切にし、楽しい経験を共有する、というシンプルなものです。大事なのは、子どもの主体性を尊重すること。その子自身の進歩を認め、ほめてあげましょう。そして、先回りして答えを与えないことや、何かを言うときは禁止や命令ではなく、提案で伝えることも忘れずに。そうすることで、子どもは「お母さん・お父さんに怒られるから言わないでおこう」「どうせダメって言われるからやめておこう」と諦めることなく、自分の意見を親に伝えられるようになります。それが結果的に親子の信頼関係につながっていくのです。***「子育てに『もう遅い』はありません」とは内田氏の言葉です。年齢関係なく、自分から率先して学ぶ意欲があれば、それは後伸びだと言えるのではないでしょうか。目の前のわが子の成長を実感することも大事ですが、長い目で見て成長を期待する心の余裕をもちたいですね。(参考)FQ Kids|入学前の過剰な予習は逆効果!?「あと伸びする力」をつける自己肯定感の育て方とは?國學院大学メディア|幼児期に、後伸びする力を育てよう朝日新聞EduA|何歳からでも遅くない!自学自習でできる子どもに育つ環境づくりを内田伸子さんに聞くNHK 生活情報ブログ|“遊ぶ子は賢くなる”調査まとまる東洋経済オンライン|成績がぐんと伸びる子が持っている2つの「力」ダイヤモンドオンライン|話題の塾講師が語る「成長する子の最大の共通点」とは?日経xwoman|中学受験をせずに後伸びする子の共通点とはSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方
2023年05月08日小児科医、臨床心理士、言語聴覚士、「親なきあと」の専門家による解説付エピソード集「専門家の支援を受けたいけれど、どんなことを相談できるの?」「どんなアドバイスをもらえるの?」「ほかのお子さんのケースが知りたい」そんな保護者の方や、家庭でもできる発達支援や、わが子への関わりのヒントを知りたい方に、ぜひ読んでいただきたいエピソードが満載です。トラブル多発で行き渋りがある小学生のエピソードーー小児科医の解説付忘れ物が多い、指示どおりに行動するのが苦手、先生に暴言も…学校でのトラブルに悩む小学生と保護者のエピソードです。自閉スペクトラム症とADHDの診断後、子どもへの投薬や保護者へのペアトレを始めると…?学校に対して要望がある場合の相談方法に関するアドバイスも。発達が気になる中学生のエピソード4編ーー臨床心理士の解説付自閉スペクトラム症とADHDの傾向がある中学生の「友達トラブル」に関するエピソードです。中学校に進学し、友達づきあいが難しくなってしまうお子さんは少なくありません。一緒に過ごすグループの子たちと話を合わせられず孤立してしまい、行き渋りも始まった中学生。臨床心理士の3つのアドバイスとは…?中学校から帰宅すると、すぐにゲーム・スマホを始めるADHD傾向のある中学生のエピソードです。宿題やお手伝いなどやるべきことができていない、生活リズムが乱れてしまっている。注意すると反抗的な態度をとるのでどうすれば…悩む保護者に臨床心理士が伝えた、子どもとの関わり方のポイントとは…?趣味のフィギュアに夢中で、勉強に身が入らない自閉スペクトラム症のある中学生のエピソードです。自閉スペクトラム症の傾向があるお子さんの関心の狭さや、収集癖を心配に思う保護者の方もいらっしゃるかもしれませんね。お小遣いやお年玉をもらうと、すぐに新しいフィギュアを購入。保護者が受験の話題を出しても、「高校、別に行きたくないし」と無関心の中学生。臨床心理士の一言をきっかけに、受験勉強に身が入るようになって…?高校受験を控えた、自閉スペクトラム症のある中学生のエピソードです。「志望校が決まらない」焦りは、受験時期が近づけば近づくほど大きくなっていくものですね。「わが子に合いそうな学校を選んであげて、受験するよう話をすればいいでしょうか?」と聞く保護者に、臨床心理士が伝えた大切なこととは…?多動が気になる小学生のエピソードーー言語聴覚士の解説付「授業中や食事中に立ち歩いてしまう」自閉スペクトラム症とADHDのある小学1年生の子どものエピソードです。学校の先生との面談で「立ち歩きが多い」「注意しても座り続けられない」と言われ、療育のときに相談をする保護者。すると、「座ることが目的になっていませんか?」と言語聴覚士から問いかけられて…?卒業後、親なきあとが心配…自閉症高校生のエピソードーー「親なきあと」専門家の解説付特別支援学校高等部に通う自閉スペクトラム症のある子どもの保護者が抱く、将来への不安にまつわるエピソードです。特別支援学校卒業後のことを心配に思う保護者。「親なきあと」の専門家から「療育手帳をお持ちですか?」と聞かれて、「IQ80程度という判定で療育手帳は取得できなかった」と答えると意外なアドバイスが…?コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月05日こんにちは❤︎akaneです。今月はもうすぐ8歳になる二年生の長男と、4歳の年中さんの長女の習い事事情をご紹介させていただきます❤︎〜ECCで遊び感覚で英語に触れる時間〜年中の秋から続けているECC。インターナショナルや、ネイティブの先生でやらせたい、、っと思っていた英語でしたが、当時は下の娘もまだ小さく送迎が大変だったため、近所のECCを選び少しでいいので英語と触れ合う時間を作りたいなと思いはじめました。同学年のお友達と2人という少人数だった為、先生も子供たちのペースに合わせながら授業を進めてくれて本人も楽しく通っていました!年中の頃からしっかりホームワークもあったので、毎日CDやDVDをみながら英語を耳にする時間を作り、勉強感覚ではなく遊び感覚で取り組めているのが今も続けられてるポイントです!一年に一回ネイティブの先生とのスピーキングテストや、ペーパーテストもありしっかり実力が伸びているのか確認もできるので、親としてはそれもありがたいポイント。一年生になった時に、同じ小学校の子が入ってきてくれたので、今はその子たちと学校から直接ECCに行って楽しく授業をうけてきています❤︎ホームワークは今も変わらずあるので、毎日娘も一緒にみながら単語を言ったり、踊ったり歌ったり、、兄妹で取り組んでくれています。本格的な英語の勉強!!とまでは行きませんが、確実に単語の量は覚えているし、ここから少しずつ文法等も自ら使えるようになってくれたら嬉しいな、と思っています❤︎英語は嫌いになってほしくないので、今はまだ遊びの延長感覚で続けてくれたらいいな。っと願います!〜オススメポイント〜▪︎遊び感覚で勉強が出来る!▪︎ホームワークもあるので毎日自宅で英語に触れることが出来る!▪︎年に一回テストがあるので、伸び代がわかる!〜お習字は字が綺麗になるだけじゃない!集中力も身につき一石二鳥!〜大人になった今でも、字の綺麗な人には本当に私自身も憧れているので、息子には是非やって欲しい!と思い年長さんになったころから始めたお習字教室。未就園児の一年はひらがな帳で硬筆をメインにご指導していただきました。何度も何度も丸がもらえるまで書き直すことは5.6歳の子供にはとても大変なことでしたが、その分集中力もつき、回数を重ねるごとに帰れる時間も早くなってきました。小学生になったタイミングで協会に入会し、毎月毛筆と硬筆を提出し添削してもらうようになりました。1年間ひらがな帳でみっちり練習したこともあり、とても良いペースで進んでくれ、一年たった今硬筆毛筆共に4級まで進むことができています!こんな感じで書いては先生に直してもらい、また書いて、、と何度も何度も繰り返してその月の提出作品を書き上げるので、本当に集中力が必要になります。作品を作り上げるのに自然と集中力が身につくのは本当にありがたいし、とてもいいことだと思います。こんなふうに書いていても、普段のノートの字はびっくりするくらい汚いので、、笑そこもどうにかならないもかな、、っと思いますが、、。男の人で字が綺麗な方は、本当に素敵なことだと思うので、高校生くらいまで続けてくれたら嬉しいな、、っと密かに思っています❤︎〜オススメポイント〜▪︎集中力が高まる!▪︎鉛筆の持ち方から綺麗になる!▪︎進級ごとに字を書くことに自信がつく!〜塾では学校とは違う内容も!少しずつ受験モードに〜中学受験に向け、少しずつ取り組むのもいいかな?と思い、1年生になるタイミングで入会した進学塾。正直まだ早い、、なんて思いながら始めた塾でしたが、学校の勉強とはまた違った応用問題等にもチャレンジできて、自分の得意不得意がわかったのがとても良いと思いました。本人の中でも算数が楽しい!算数が好き!という考えに代わり、今では応用問題も投げ出さず最後までやり切る努力を見せてくれるようになりました❤︎低学年のうちは宿題量も少なく、授業も週一なので負担も少ないので通いやすいです!テストも年に数回あるので、場慣れにもいい経験にもなるのはもちろん、テストの結果や順位でさらにモチベーションが上がるのも本当に家庭学習だけじゃ得られないものだと思っています。テスト前の勉強のサポートは親も必須で大変ではありますが、以前は解けなかった問題が溶けるようになっていたり、成長を見るのはとても楽しいですし、本人も頑張ってくれているので、引き続き息子のペースでやっていけたらいいなと思っています。〜オススメポイント〜▪︎学校の授業に不安な抵抗が無くなる!▪︎学習習慣がしっかりと定着する!▪︎応用問題を解いたり、テストの結果で勉強への意欲が上がる!兄妹で習える!計算力upにはそろばんが最適❤︎息子が1何歳になった頃、計算力を上げるために公文かそろばんに行かせたいな。と思い体験に行きました。どちらも体験したのですが、そろばんの体験時に一緒に付き添いで行った娘がそろばんにどハマりしてしまい、、笑先生からの一押しもありその場で兄妹で入会することにしました。一緒に入会しても、それぞれのペースで進めるので息子は息子のテキストを、娘も幼児用のテキストから開始して毎日コツコツ進めていきました!我が家は毎朝学校と幼稚園に行く前に15〜20分ほどの短い時間ですが、朝勉の時間作っています。朝は暗記物より計算がいいと聞くので、そろばんは朝勉にピッタリ❤︎そうやって毎日コツコツ続けて、もうすぐ習い始めて一年経ちます。息子は珠算、暗算共に5級をチャレンジ中!娘は珠算7級、暗算6級にチャレンジ中です!年少のころからそろばんのおかげで、大きな数にも抵抗なく取り組むことができ、確実に計算のスピードも上がりました!通っているお教室がスピードを重視する教室なので、この他にもフラッシュ暗算やスピード検定など様々なコンテンツを受けることができ、他の子達と競い合うことで、さらにやる気が出ている気がします。また、そろばんは級が上がるごとに賞状も貰えるので、なかなかもらう機会がない子供達はとても嬉しいようで、貰った賞状をファイルに入れるのも楽しみの一つになっています❤︎まだまだ始めたばかりなので、これからも兄妹で一緒に頑張って行けたらいいなと思います❤︎〜オススメポイント〜▪︎計算スピードが早くなる!▪︎暗算力がとにかくつく!▪︎大きな数の計算に抵抗が無くなる!▪︎数字が好きになる!特に長男は結果が目に見えてわかるからこそ、継続して頑張れてるようです。2人ともまだまだやりたい習い事が沢山あるので、少しずつまた体験等に行って、本人たちのやる気を形にしてあげれたらなと思っています。一週間が7日じゃ足りない、、笑子供達も頑張っているので、私も引き続きサポートを頑張っていきます❤︎
2023年04月27日親ばかりが焦る!自閉症息子の高校受験発達障害の専門家が出会った子どもや大人、その保護者の抱えていたリアルな「困った!」をもとに、対応策などをドキュメントタッチで解説します。今回は、自閉スペクトラム症(ASD)のある中学3年生と、その保護者のエピソードです。なかなか、わが子の志望校が決まらないとき、保護者にできることは…。Upload By 専門家体験談Upload By 専門家体験談Upload By 専門家体験談マンガ/NEGI解説:保護者が選択肢を持ち、子ども自身に決めさせることが大切今回は、自閉スペクトラム症(ASD)の中学3年生の「進路」を心配する保護者のエピソードをもとにマンガ化してお届けしました。「志望校が決まらない」という悩みは、高校受験においてよく聞かれます。保護者のみなさんは、次のポイントを押さえて、中学校の先生にも相談してみてください。1.選択肢を知る普通科高校(公立・私立)、専門学校(実業高校)、単位制高校、定時制高校、通信制高校、チャレンジスクール(4年制)、高等専修学校など、中学校に比べて多くの選択肢があり、教育システムもさまざまです。保護者が理解し、子どもと話し合えるようにしましょう。2.子ども自身に決めさせる複数の選択肢を与えるのは良いですが、最終的な決定は子どもに任せることが大切です。高校入学後にうまくいかないことがあると、「親が決めたからだ!」「本当は行きたくなかったのに!」と親に対して反発するケースもあります。また、子どもの希望した進路を否定してしまうと、「信用されていない」とショックを受けてしまう子どももいます。3.子どもと通う・学ぶイメージを持つ通学ルートをチェックする、オープンスクールで先生に話を聞いたり在校生や授業の様子を見たりすることで、実際に通うイメージを持つことができれば、ミスマッチを防ぎやすくなります。4.入学前後の合理的配慮の必要性について担任の先生と相談をする入試のときの面接や、みんなと同じ教室で試験を受けられないということが心配であれば、合理的配慮について中学校の担任の先生と相談しておきましょう。また、入学後の困難(口頭で言われただけでは課題の締め切りを守れない、感覚過敏があるなど)が想定される場合、高校生活を送る上での合理的配慮が必要かどうかについても話し合っていきましょう。5.入学後の転校も視野に入れる中学校で行き渋りがあった場合などは特に、入学した学校に通えなくなったときに備えて別の選択肢を保護者が用意しておくことが大切です。例えば入学した年の5月時点で数日しか通学できていない場合などは、通信制高校への転校なども視野に入れると良いでしょう。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年04月18日初めての模試!申し込み日もリマインダで!昨年の10月の終わりのことです。学校からもらった年間スケジュールを見て、そろそろ模試があるころだと知っていた私は、娘に「11月に入ったらすぐ模試があるはずだから、学校からのメールに気を付けて。期日までに申し込みしておいてね。できる?」と言いました。娘は「おっけー」と軽い返事。娘の在籍している通信制高校は、試験の日だけでなく申し込みや検定料の支払い日などもメールでリマインダしてくれるので、忘れることはないでしょう。私も娘に任せることにしました。しかし…できていなかった模試の申し込み11月の最終週、その模試がある1週間前に、学校から私宛にも「今度の週末模試があるよ」とリマインダが来ました。それで念のため、娘に「模試の申し込みをした?」と聞いたら「したよー!」とのこと。よかったよかった、自分で申し込みできたのね、WEBって便利だなあ、と思ったのですが…「した」というのは「作業をした」ということで、「完遂した」という意味ではなかったのです…!「したよ!」と言ったのは嘘じゃないけど...模試の3日前にふっと自分の手が空いたので、車で送迎するため模試の場所を確認しておこうと、娘に「模試はどこであるの?」と聞いたのですが、なんと娘「分かんない。聞いてない」と言うじゃないですか!?いやいや、そんなはずはないでしょう、あと3日ですよ?娘宛のメールを確認したら模試の申し込み完了のメールが来てなかった、それでどうも申し込みができてないようだと気がついたのでした。模試の3日前に!Upload By 寺島ヒロ以前から、分からないところがあるとそこでストップしてしまうという特性がしばしば見られていたのですが、そこに見事にはまってしまった感じでした。フォームはリロードしたら有効期限が切れてしまい、これまで記入していた文字もリセットされてしまいました。「スクロールを忘れる」という謎模試の1つや2つ受けなくても構わないのですが、こういうことがなぜ起こるのか、本人に意識してもらわなければいけないと思いました。そこで、娘と一緒にどこで失敗したのかを確認することにしました。もう一度申し込みフォームを立ち上げ直して丁寧に見ていくと、フォームの最後に「受験票を受け取って申し込み完了となります」と書いてあり、受験票を受け取れる場所が模試を受ける会場であることも、電話番号も記載されていました。どうも娘は最初に表示される範囲しか読んでおらず、スクロールしたら現れる部分を見逃していたようです。紙であれば、物理的にまだ読んでいないところがあると分かるのでしょうが、WEB上だと、読んだ部分だけで「意味が通らないな?」と思っても、「まだ何かあるんじゃないか」と考えて探してみるということができなかったのですね。問題はスクロールではなく「放置癖」結局、模試の方は、すぐフォームに記載されていた番号に電話をし、受験票を発行してもらうことにして、無事受けることができました。しかし、問題はスクロールをしない、することを思いつかなかったことよりも、分からないものを放置するということです。「もういいや!」と思い決めて放置するのならまだいいのですが、「分からない、面倒くさい、頭が疲れてきた、あとでやろう」と思って忘れてしまうので、やるつもりだったのにできなかったと本人も落ち込みます。Upload By 寺島ヒロ分からないことがあったらすぐ行動!しかし、今回のことでいっちゃんも少し懲りたらしく、「分からないことは放置しない!お母さんに聞く!お母さんが寝ているときはお兄ちゃんに聞く!お兄ちゃんも寝ていたら先生にDM!」と心がけを新たに宣言しました。とても根深い問題なので、なかなかすぐに直すというわけにはいきませんが、少しずつでも完遂力を身につけてくれるといいなと思います。執筆/寺島ヒロ(監修:新美先生より)エピソードを聞かせていただきましてありがとうございます。スケジュール・進捗管理や、各種申し込み手続きのようなことは、身につけるのに苦労するスキルですね。寺島さんのエピソードでお伺いしたように、中高生の年代にサポートしながら自分で経験し、試行錯誤しながら身につけていけることは理想ですね。基本的には本人にまかせながら、困ったらヘルプを出すということも練習してやっていけるのもいいですね。ただ、周りがいくら心配しても、本人がある程度危機感を感じないと、かえっていろいろ言われると抵抗するかもしれません。エピソードのように、単位や受験などに関わるような出来事は本人が危機感を感じるのにちょうどよいきっかけになりやすいです。また反抗期で親だとサポートしにくい場合など、状況によっては学校の先生や支援者など家族以外にもサポートしてもらうこともよいかもしれません。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月29日夫・健一さんと息子・正人と暮らしている美里さん。ママ友との関係も当たり障りなくこなし、育児に奮闘する日々でした。しかし、小学3年生のころになると、「中学受験」という言葉が飛び交うようになっていきます。 ママ友のマウントにうんざり…中学受験を視野に入れた周囲の動きに焦っていた、美里さん。しかし、息子はあまり受験に興味がない様子でした。 小学5年生になると、周囲の中学受験のムードはよりヒートアップ。 美里さんは「もう息子は受験はしないだろうな」と思っていたのですが、突然息子が「塾に通いたい」と言い出します。 そして、美里さん家族は中学受験に向けて準備をすることになりました。 中学受験をすると決めてから、息子・正人くんは大好きな野球を月2回に減らし、勉強に集中する日々。 そして数カ月が経ち、ある日美里さんはスーパーマーケットで、ママ友・潤子さんにバッタリ会いました。 話題は正人くんが塾に通い始めた話から始まり、美里さんは「みんなと会えるからってお遊び気分で通って、共倒れしないようにね」と潤子さんに言われてしまいます。 さらには、美里さんが持っていた買い物カゴの中を見て「オカズ手作りしないの?」「栄養が偏ると脳が発達しないって言うわよ」と余計な心配まで。 それからも、潤子さんからの謎の圧は多くなり、美里さんは「息子と潤子さんの息子が比べられてるのでは?」と思うようになっていきます。 そんな潤子さんの言動に辟易していた美里さんは、潤子さんを避けるようにしていたのですが……。 ◇◇◇ 何かと自分の息子と美里さんの息子を比べて自慢をしてくる、潤子さん。 情報交換をする場はとても大切ですし、ありがたいですが、子どもで張り合うのは違いますよね。美里さんは潤子さんから離れるようにしていましたが、みなさんだったらどう行動しますか? 作画:ちゃんこ著者:ライター ぽんちゃんフォロワーから寄せられたイライラエピソードを、自身のInstagram(@ponkotu852) にて発信中。
2023年03月24日夫・健一さんと息子・正人と暮らしている美里さん。ママ友との関係も当たり障りなくこなし、育児に奮闘する日々でした。しかし、小学3年生のころになると、「中学受験」という言葉が飛び交うようになっていきます。息子の発言に、母アタフタ!?中学受験を視野に入れた周囲の動きに焦っていた、美里さん。 しかし美里さんの息子は、あまり興味がない様子でした。 そして、小学5年生になると、周囲の中学受験のムードはヒートアップし……。 美里さんが家に帰ってくると、息子・正人くんと夫は野球の録画を見ていました。 すると、正人くんが美里さんのもとに来て「俺そろそろ塾に通おうと思って」と報告。 あまりに突然のことに驚く美里さん。 「ダメ?」と聞く正人くんに「お母さんてっきり、正人は受験しないと思ってて……」と言うと、「野球部が強い中学校に行きたいな〜って」と返答。 「そんな安易な理由で、受験なんて乗り越えられるかな?」と悩んでいると、夫は「いいんじゃないか?」「お父さんは応援するぞ」と夫は賛成のよう。 そこから美里さんの息子の中学受験に向けた怒涛の日々が始まりました。 ◇◇◇ 息子・正人くんの言葉から、周囲の中学受験ムードに参入することになった、美里さん。 正人くんの「やるからには、俺頑張るよ!」という覚悟の言葉と眼差しには、応援したくなります。また美里さん夫婦の、子どもの自分で決めたことを尊重する姿は見習いたいですよね。 作画:ちゃんこ著者:ライター ぽんちゃんフォロワーから寄せられたイライラエピソードを、自身のInstagram(@ponkotu852) にて発信中。
2023年03月23日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌