【ママからのご相談】先月、初めての子を出産しましたが、両親、義両親が遠方なうえ近くにまだ信頼できるママ友もいないので、何でも心配でとにかく不安。肌のカサカサ、視線の向き、ちょっとした動きや母乳の飲み方など、赤ちゃんに気になることがあるたびにネットで検索する毎日。 疲れて育児を楽しむ余裕がありません……。目次1 大丈夫、多くのママが不安な毎日を乗り越えています2 まぶたと首の後ろの赤いアザに悩んだ3 息子が斜視ではないかと心配していた4 “てんかん”の発症で危うく手遅れになるところだった5 片足の薬指がやけに短いことが不安だった6 小学校に上がってもおねしょする息子に頭を悩ませた●A. 大丈夫、多くのママが不安な毎日を乗り越えていますご相談ありがとうございます。ライターのNANARUKAです。初めての育児では、そんな不安の連鎖を抱えるママさんも少なくありません。次から次へとわいては消えていく疑問、答え探しの日々。2人、3人育てていても、新たな悩みにぶつかれば不安は募るもの、というママさんの声もあります。自分以外はみんなスマートに育児をしているように見えますが、多かれ少なかれ、同じような不安を誰もが抱えているものです。今回は、育児中のママがぶつかった不安や心配事体験談と、その後 を取材しました。●まぶたと首の後ろの赤いアザに悩んだ『長女を産んだとき、まぶたと首の後ろに赤いアザがあったので、「残ったらどうしよう」「病気なのでは?」と、とにかく悪い方へばかり考えて毎日泣いていました。後々、それは大きくなるにつれて消えていくアザだとわかりましたが、それでも本当に消えるのかどうか、見るたびに不安 になりました。けれど、成長するにつれて薄くなり、日焼けで目立たなくなったりしているうちにいつの間にか消えていて、こちらもすっかり忘れ、今回の取材で久々に思い出しました。あのころは毎日毎日悩んでいたのに、忘れてしまうものですね』(41歳/3歳女の子・6歳女の子のママ)●息子が斜視ではないかと心配していた『第2子の男の子は赤ちゃんのころに斜視ではないかと気になっていました。かかりつけ医からは「赤ちゃんのうちは斜視に見えがち」と言われましたが、どの程度が許容範囲かもわからず、1日に何度も目線を確めてはドキドキ していました。けれど、3歳になるころには気にならなくなり、今では「そういえばそんなこともあったなぁ」という思い出です』(38歳/5歳男の子・7歳女の子のママ)●“てんかん”の発症で危うく手遅れになるところだった『1人目の子が生後6か月で“てんかん”を発症しました。そんなことになるとは夢にも思っていなかったし、何の知識も持っていなかったけれど、初めて発作を見たときは「絶対に何かがおかしい」と直感したので、その後の発作をビデオに録画して近所の小児科を受診しました。ところが、診断は「様子を見ましょう」だけ。帰宅後も発作が続いたのでとにかく不安でしたが、何度も起きる発作を録画し続け、てんかんについて調べ、2日後再受診して「てんかんではないか」と訴えました。結果、すぐに紹介状を書いてもらい、その日のうちに大学病院を受診したところ即入院。「もう少し遅かったら手遅れだったかも」とも言われ、ゾッとしました。子どもを毎日見ている母親だからこその“直感” は信じてください!』(39歳/5歳男の子・9歳女の子のママ)●片足の薬指がやけに短いことが不安だった『第3子が産まれて2日後くらいに、片足の薬指がやけに短いことに気付きました。しかし、上の子たちに何か心配事があったとき、小児科医や保健師さんたちに「3歳くらいまで様子を見ましょう」「○○できるようになったときにまだ続いていたらそのとき考えましょう」とよく言われていたので、大きくなって歩き方に異常を感じたら、そのとき真剣に考えようと思っていました。その後普通に歩けるようになったので、1歳半検診で指が短いことを尋ねてみたところ、「普通に歩けるなら問題ありません」と言われました。たとえ気になることがあっても、いま検査や治療が本当に必要なのかを見極め、慌てず落ち着いて経過を観察する ことも大切です』(32歳/2歳男の子・6歳男の子・8歳女の子のママ)●小学校に上がってもおねしょする息子に頭を悩ませた『小学校に上がっても、なかなかおねしょがなおらなかった息子。幼少期に夜尿症だった親族がいたので遺伝も疑い、大きな病院の専門医の受診も考えましたが、3年生までにはほとんどしなくなり、4年生になった今ではすっかりなおりました。周りの子よりはるかに時間はかかりましたが、病的なものではなかったようです。そのときは必死でしたが、思い返せば、保育園年中から小学校低学年のあいだはつねにそのことに頭を悩ませ、貴重な時間をたくさんムダにしてしまった なぁと感じます』(41歳/9歳男の子のママ)----------いかがでしたか?どんなママでも、さまざまな悩みや不安を乗り越えて今日に至っています。ママの性格や育児経験にもよるとは思いますが、毎日心配で心配でストレスに感じるくらいなら、思い切って専門医の診察を受けてみるのもよいと思います。もちろん、医療費の問題や「こんなことくらいで受診しないで」というような医者の目も気にはなりますが、ママが安心して元気に育児に向き合えるなら、それもひとつの手ではないかと思います。情報にむやみに流されず、時期を待ってよい症状なのか、そのときすぐ対処するべき症状なのかを正しく判断できれば、たいていの不安はクリアできるはず。深刻になりすぎず、的確な判断力を磨いて、気軽に育児を楽しめるといいですね。●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年09月17日子育てに奮闘するママたちにとって「笑顔で育児をすること」は永遠の課題ですよね。「今日はニコニコママでいよう!」と毎日決意するのですが、結局は毎日のバタバタ生活にイライラが収まらず、わが子のちょっとしたイタズラや反抗に「もう!何やってるの!」と声を荒げてしまうことも。できることなら穏やかで優しいママでいたいのに、怒りがコントロールできない!ということ、ありませんか?そんなママのイライラを上手にコントロールし、ママがもっと笑顔で育児をするにはどうすればいいのか、アンガーマネジメント講師、心理カウンセラーでもある朴澤和歌子さんに聞いてみました。アンガーマネジメントとは?アンガーマネジメントとは、アメリカで生まれた心理トレーニングで、 日本での初めは、スポーツ選手や企業で働く社員が、自分の怒りの感情をコントロールして、生活や仕事や人間関係をよりよくするために学んでいたこと。それを育児ママ向けに日々の育児のあるある!な例を題材にアレンジし、ママの怒りの感情をコントロールする方法を学ぶのが、朴澤さんの講座です。現在3歳と1歳の母である私も、毎日の育児にイライラの感情をコントロールしきれない1人。今まさに抱えている悩みをぶつけてみました。怒鳴りつけたことを、子どもたちが寝た後に後悔してしまう…育児と家事にいっぱいいっぱいな日々。疲れや焦りでママがイライラしてしまっているとき、子どもが思ったように行動してくれなかったり、思わぬイタズラでまた家事が増えたりして、つい子どもを怒鳴ってしまった経験はありませんか?先日こんなことがありました。保育園から帰宅後、慌ただしく洗濯物を整理していると、子どもたちがボールペンで壁に落書きをしているではありませんか!「何を考えてるの!?」と、思わず怒鳴りつけてしまいました。そればかりでなく、怒りをコントロールしきれず「これ、もう落ちないかもしれないよ」と責め立て、子どもは恐怖で涙ぐんで黙ってしまう展開に。落ち着いた後に食事をし、お風呂に入れ、寝かしつけまで猛スピードで過ぎていき、眠った子どもの顔を見て「また今日も叱るだけで終わってしまった」と後悔してしまいました。もう少し落ち着いて、子どもが「怖い」と感じるだけではない叱り方ができれば…と思うのですが、その瞬間はなかなか怒りをコントロールできません。ママの罪悪感・自己嫌悪こそが育児の悪循環にしかし、朴澤さんによると、このママたちの後悔する気持ちや自己嫌悪する気持ちこそが、育児にとっては悪影響になってしまうそう。ママの自己肯定感が下がることでストレスがたまり、余計イライラしやすくなり、また子どもに対して大声を出してしまうきっかけになりかねないのです。それを防ぐには、まずは罪悪感のもとになっている「衝動的・反射的に大声で叱ってしまう」ことを防ぐのが大切です。反射的な怒りをコントロールするには、どんな方法があるのでしょうか。呪文を唱えて6~10秒待つよく「叱る前に深呼吸」と言いますが、まさにその通りで、人間の怒りが最高潮に達してから落ち着くまで、だいたい6~10秒ほどかかるのだそうです。その6~10秒をどうしのぐかが問題なのですが、その技術を身につけるには、まずは意識をそらすために「数を数えること」の他に「呪文を唱える」のも効果的なのだそう。呪文は自身が言いやすい言葉、落ち着ける言葉など、どんな言葉でも大丈夫です。実際に今、2人の男の子を育児中の朴澤さんは「子育てバンザーイ!」と唱えるのだそう。どんなイタズラでも、その言葉でなんだか笑えてきてしまうこともあるのだとか。怒りのピークが去ったら、まずは「聴いて」それから「伝える」6~10秒待ったら「よし!10秒経ったぞ!」とばかりに怒り始めるのではなく、少しクールダウンの状態になったところで、まずは子どもの気持ちを聴いてみましょう。「どうしてこれをしたの?」「なんでやろうと思った?」と、子どもの思いに耳を傾けます。人間は誰でも「自分の思いを聴いてほしい」「自分は大切にされたい」という思いを持っているもので、それを満たされることで、子どもたちはとても安心できるのだそう。その上で「でも、これはやってはいけないよ」と行動を叱ります。本人の人格を否定するのではなく、「行動を叱る」のがポイント。 「あなたはダメな子ね」というように、本人の人格を否定する言葉を使ってしまうと、子どもの自己肯定感が低くなってしまいます。「こういう行動がダメなのよ」と、行動に焦点を当てるように気を付けましょう。怒りそのものを減らす「体質改善」も同時に取り組んで叱り方の理想はわかっていても、それでもイライラを処理しきれないこともありますよね。子どもに伝わり切っていないと感じると、どんどん語気が強くなって、最後にはやっぱり怒鳴ってしまうこともあるでしょう。そうした「怒りの気持ち」そのものが出てくる機会を減らすことも、アンガーマネジメントの1つ。それを「体質改善」と言うのだそうです。■自分は何について怒るのかを分析する「怒り日記」体質改善のためには、まずは自分が「何について」「いつ」怒りやすいのかを分析する「怒り日記」をつけるのがおすすめなのだそう。怒り日記には、その日にイライラした時間と原因を記入します。そうしたことで、自分が怒りやすい時間帯や、その原因を客観的に見ることができるのです。朴澤さんの生徒の中には、この日記をつけただけで「自分の怒りの原因のくだらなさに笑えてきた…」と、怒るタイミングを減らすことに成功した人もいるのだそうです。■怒る原因は自分の中の「べき」人が怒る原因は、その人の中の「べき」にあるという朴澤さん。人それぞれが持っている「べき」に反することが起きたとき、裏切られたとき、人は怒りの感情を持つのだそうです。たとえば「おもちゃはすべて片付けるべき」「母親は子どもに野菜を食べさせるべき」という考えがあるから、片付けない子どもにイライラしたり、食べない子どもに「食べてよ!」と怒鳴ってしまったりするわけです。怒るタイミングを減らし、怒りの「体質改善」をするには、自分の中の「べき」と向き合い、その中で大事にしたいもの、逆に減らしたり、ゆるめることができるものがないかを検討します。たとえば「おもちゃはすべて片付ける」のではなく「お気に入りのおもちゃだけは自分で元の場所に」とすることや「野菜をすべて食べる」のではなく「3食のうちどこかでどれか食べられたらOK」とすることで、怒りの臨界点が下がり、結果的に体質改善につながりますね。「カウンセラーだった私でさえ、育児中にはイライラした」今回お話を聞いた朴澤さんは、もともと企業で従業員の方をケアするカウンセラーでした。職業柄、どんな人の話でも受容的に冷静に聴く練習を積んでいることもあり「自分は怒りっぽい方ではない」という自負があったそうです。しかし、長男を出産してから、はじめて子育てのイライラを経験します。毎日の忙しさに、無表情で家事に取り組んでいると、3歳ごろだった長男にふと「ママ、顔怖い...」と言われたのだそう。それを聞き「一番笑顔を見せたい人に笑顔を見せられていないなんて、悲しい、何か違う」と気がつき、自らもアンガーマネジメントを学ぶことを決めたのだそうです。「怒り」は必要な感情上手に付き合おうアンガーマネジメントは、先生から教えてもらうことはもちろん大切ですが、それ以上に自分自身が自分の「怒り」と向き合うことが大切なのだと強く感じました。怒りは、自分の身を守るために備わっている、なくてはならない感情です。怒ることは決して悪いことではなく、気持ちを発散することは生きる上で必要なこと。しかし、その怒りをむやみに放出するのではなく、自分でコントロールすることが、自分自身の生きやすさにつながっていくのです。取材協力:アンガーマネジメントファシリエーターカウンセラー朴澤和歌子さん日本アンガーマネジメント協会<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年09月05日男性の育児休業取得率はわずか2.3%(2015年厚生労働省調べ)。期間も2週間未満の短期間が半数以上だという現実。なかなか出会うことのなかった育児休業取得パパ。とうとう見つけました!長くて短い3カ月今年2016年4月から3カ月の育児休業を取得した上田千秋さん。復職して1カ月もたたない7月に、お散歩コースの商店街で待ち合わせをしました。1歳になったばかりの娘のNちゃんと一緒です。47歳でパパになった上田さんが“育休”を取得したきっかけは「疲れた妻をサポートして彼女のストレスを軽減したかったから」。温厚だった奥さんが、産後から少し強い口調になり、厳しい表情を見せ始めたことが気になっていたのだとか。マスコミ関係の仕事をされている上田さん自身も、約2年前に育休について取材。制度を知っていくうちに、実際に使ってみたいという気持ちが芽生え、実際に取得するに至ったそうです。では、取得してみてどうだったのでしょうか?変化や気づきなどを聞かせてもらいました。パパの気付き“世の中のお母さんはなんて大変な仕事をしているのだろうか・・・”「頭ではわかっていたんですよ、大変な仕事だって。でも実際にやってみて“実感”としてわかりました」と上田さん。朝起きて食事を作り、食べさせてから子どもを連れて散歩。合間に洗濯、掃除に買い物。育休中は料理にも挑戦したそう。「育児だけでなく、次から次へと迫ってくる“家事”と“雑事”。読書やランニングの趣味も少しは楽しめるかと期待していたのですが、甘かったです」育休前も休みの日は子どもと過ごしていた上田さんですが、それはただの“いいとこ取り”でしかなかったと言います。「もう1つ誤解していたのは、働いているママだけが大変だと思っていたこと。でも実際はそうではなくて、専業主婦のママもものすごく大変だと知りました」育休に入ってから、大人との会話がめっきり減った上田さん。上田さんの場合は専業主婦の妻が家にいたことで、孤独を感じることはなかったそう。でも妻は毎日、朝から晩まで子どもと1対1。仕事という別の世界、逃げ場のない主婦がひとりで育児と家事をこなすのはとても大変なことだと体感したと言います。「この3カ月でお母さんを見る目が変わりましたね。自分の母親も含め、妻にもより感謝するようになりました」。母親代表の一人として、私まで感謝されている気分になる、うれしい言葉でした。「それと“虐待”などは一部の特別な人がすることだと思っていましたが、問題行動の裏には必ず何かがある。そしてそれは特別なことではなく自分たちの日常にも普通にありうることなのだと、実感しました」。この3カ月で以前より視野が広くなった、と話してくれました。ママの感想“週末のお楽しみ子育てから、一緒に子育てをするスタンス”に変化「育休取得前は、夫にとって子育ては週末のお楽しみ!で細かいことは私におまかせでしたが、育休に入ってからは“一緒に子育てをする”スタンスに変化しました」と妻のYさん。成長著しい1歳前の3カ月間を子どもと一緒に過ごすことで、通常だとパパが見逃してしまいがちな“はじめての○○”を、たくさん見てもらえてよかったと、Yさんもうれしそう。以前から食事の準備以外の家事はやっていた上田さんですが、育休中は料理もがんばりました。クックパッドなどでレシピを調べ、パスタ、煮物、中華も作れるように。「『大きくなったら食べてくれるかな』と、将来娘のために料理を作ってあげたいという思いがあふれていて、微笑ましかったです」。Yさんがパパの変化を一番感じているのかもしれません。同時に「子どもがグズる中での料理が、いかに大変かを知ってもらえてよかった」と、強調。実はどれだけ大変でわずらわしいことかを体感してもらうために、料理中の上田さんの足にNちゃんがまとわりつくよう、あえて放置してみたのだとか!口で伝えるよりも実際に感じてもらう作戦です。これからパパになる後輩たちにメッセージを「育休を取得するかどうか迷っているのなら、取った方がいい。しかし20代30代、私はそういう考えを持たなかったし、正直持つ余裕がなかったです。だから後輩たちに“取るべきだよ!”と大きな声では言えないな...」と上田さん。ある程度の年齢になり、人生を振り返る時期だったからこそ育休を取得できたのかもしれないと。「たとえ育休を取得しなくても30分早く家に帰る、お皿洗いや洗濯物を干す、朝は子どもの世話をしてから出勤するなど、男性がやれることはまだまだいっぱいあります」。会社帰りに居酒屋店に立ち寄ったり、マージャンに興じていた自身を振り返ってのコメントでした。「育休は男性も取るべき!どんどん取りましょう!」というメッセージを期待していたので、この返答に驚きを隠せなかった私。確かに働く男性として、会社での立ち位置や仕事内容もいろいろあって、簡単には言えないでしょう。それに妻の立場としても夫に無理を言えないのは私も同じ。まだまだ男性の育休取得は社会に浸透していないのです。最近は保育園の送迎にもパパの姿を多く見るようになりました。育休取得とはいかなくても、毎日子どもの世話や家事をしているパパの存在、そして上田さんのように勇気をもって育休を取ったパパの存在、こうして取材に気持ちよく応じ表に出てくれたこと、これらの小さな積み重ねにより世の中の流れは少しずつ変わっていくはず。そう信じて、今後もパパ取材を続けていきたいと決心したのでした。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年08月18日アメリカ人夫婦は、子どもが生まれてからも夫婦の時間をとても大切にします。特にデートナイトは大事なイベント。子どもはベビーシッターに預けて、二人きりの時間を楽しみます。それは、育児や仕事で疲れているママたちのリフレッシュタイム。アメリカのママたちが大切にしているデートナイトとは?■いつまでも男と女でいたい日本では子ども優先があたり前。子どもが生まれたら夫婦二人だけのお出かけもぐっと減ります。アメリカでは、結婚して子どもが生まれても、いつまでも男と女の関係であることにとてもこだわる人が多く、夫婦だけの時間を作るのは普通のこと。ベビーシッターや両親、友人などに子どもを預けて定期的にデートをします。■信頼できるベビーシッターを見つけよう日本では、ベビーシッターの利用がまだ一般的ではありません。そのため、赤ちゃんをベビーシッターに預けてまでデートに出かけることに抵抗感、罪悪感のある夫婦が多いのではないでしょうか。アメリカではさまざまな用途でベビーシッターの利用が定着しています。アメリカ人の友人アマンダは、隔週金曜日に必ず夫婦でデートナイトに出かけます。6歳と3歳の子どもを信頼できるベビーシッターに2時間預けて、ディナーへ行くのがいつものコース。ベビーシッターは大学生なので、料金は少し安めの1時間20ドル。2時間で40ドル払ってデートに出かけるのは無駄遣いに感じないかと聞くと、「デートをすることで夫婦の仲も良好になるの。お互い子育てから解放される時間があることで、いつものルーティンな生活もうまくいくのよ」と言っていました。ベビーシッター代金は、決して無駄ではないのです。 ■デートナイトはリフレッシュタイム子どもが生まれると子ども優先で毎日忙しく、ストレスがたまってしまうママは多いですよね。アメリカでは仕事で残業することがあまりなく、比較的パパが早く帰れるので、外出もしやすいようです。アメリカ人は仕事よりもプライベート優先。ストレスがたまらないように趣味やデートを楽しんでリラックスを心がけています。デートナイトもその1つ。夫婦二人だけで出かけることで、短時間でも子育てから離れてリフレッシュできるのがいちばんの目的といえるでしょう。日本のママも、たまにはパパに早く帰ってもらえると嬉しいですよね。休日でもいいでしょう。両親、友人、ベビーシッターなど、安心できる人に数時間子どもを預けてデートナイトを楽しんでみては? リフレッシュすると、また育児や仕事もがんばれるはず!
2016年08月12日【ママからのご相談】1歳の双子を育てています。離乳食に入浴、お散歩などとにかく全てが大変で疲れます。児童館に行っても、私ひとりで2人の子どもを見張らなければいけないので、ほかのママたちとおしゃべりもできません。「双子育児は大変なのは最初だけ。大きくなったら楽」とも聞くのですが……本当にそうなのでしょうか。あまりにも毎日大変で未来が見えません。●A. 双子は入園時期くらいから一気に手が離れます。こんにちは。ライターのakiです。双子育児、大変ですよね。私もその時期はママ友など作る余裕はなく、ひたすら毎日育児に奮闘していました。「今日はどこにお散歩に行こう」「今日も入浴、大変だよなあ……」朝起きたらすぐに1日の予定をざっくり考えるものの、お昼寝の時間もバラバラ。急にひとりが発熱するなど予期せぬことだらけで心身ともに疲れきっていました。でも、幼稚園に入園したあたりからでしょうか。とても育児が楽になりました。そして、小学校に入学した今。ほかのママに比べて自分が一番育児が楽ではないかとさえ思ってしまいます。まずは、ひとまとめに同じ学年を過ごしてくれること。これは相当ありがたいです。兄弟姉妹で学年差がないということは親の行動範囲がそれほど広がらないのです。参観などの行事も1回で済みますし、学校で用意する持ち物の準備も1回で済みます。このように双子育児は、ある日いきなり楽になる のです。実際、私以外のママたちも同じような意見の方が多いです。そこで今回は、小学校の双子ママを中心に「ここが楽になった、大きくなった双子育児」エピソードを聞いてみました。●(1)習い事の送迎が楽『うちは英語と水泳を習わせているのですが、ふたりとも同じ曜日の同じ時間帯です。ふつうの兄弟姉妹だと、習い事の曜日や時間が異なるので送迎が何倍にもなり大変そうですが、それに比べると楽だなあといつも思います』(小学校2年生・双子姉妹)●(2)学校行事が双子の学年に集中できる『参観日や学年行事など、ふたり同じ日なので助かります。学校の予定に振り回されることなく、自分の用事を入れられます』(小学校4年生・双子兄弟)小学校や幼稚園・保育園の行事はけっこう拘束されます。学年が違うと、ダブルブッキングの心配があったり時間差で動かなければならないことも多かったりするのですが、その点双子だとその学年のみに集中できるのでとてもシンプルです。持ち物の準備も一気に済みます。●(3)下校も遊びもふたり一緒なので心強い『今年小学校1年生です。小学校が遠いので下校時を心配している1年生の親御さんも多いのですが、うちはふたりで帰ってくる のでまだ心強いなあ、と思います』(小学校1年生・双子姉妹)小学校入学と同時に、親から離れての登校や公園遊びなど“ひとりデビュー”が始まります。特に女の子の場合など、一緒に行動をするお友達を探すことから始める親御さんも少なくない中、双子だと一緒に行動してくれるのでその点は少し安心かもしれません(ただし、別々のお友達と遊ぶ……となる場合もたまにありますが)。●(4)学校を休んだときも、授業内容を確認できる『ひとりが風邪でしばらく学校を休んだとき。進んだ授業内容や行事の内容をもうひとりが教えていた。学年が一緒だと便利』(小学校5年生・男女双子)クラスは違えど、学年の授業内容はほぼ同じです。ひとりが欠席しても、もうひとりが教えてあげられるので勉強が遅れる心配はありません 。●(5)クラスふたり分の知り合いができる『やはり、その学年の2クラス分の知り合いができるので顔は広くなります。困ったときなどに相談できるママ友がたくさんいるので、その辺はありがたいです』(小学校3年生・双子兄弟)小学校では、双子はクラス別々のパターンが多いです。ですからその分、それぞれのクラスに知り合いができることになります。各先生の比較もできるので、「そっちのクラスはどう?」とママたちから聞かれることも多く、ちょっとした学年のご意見番みたいになる 、というご意見もありました。----------以上です。さらに中学生、高校生になると、思春期の双子は親ではなく双子同士で相談をし合う という話も聞きます。そのころには確実に手が離れた……と実感するそうです。そんな話を聞くと、ちょっと寂しくもなってしまいますね。手がかかる乳幼児期は本当に大変ですが、ある日一気に手が離れるのも事実ですし、「ママ、ママ」と必要としてくれるのも一生のうちで今一瞬だけなのかもしれません。大丈夫ですよ。双子育児、頑張ってください!●ライター/aki(中高英語教員)
2016年08月12日初めての育児は、わからないことだらけ。最近はママを助けてくれる便利グッズも増えましたが、慣れないうちはうまく使いこなせないこともあります。そこで今回は、私自身や周囲のママが、「初めての育児」で無知ゆえにやってしまった失敗例をまとめて紹介します。■抱っこ紐の使い方には注意!子どもが新生児のときに使っていた、横抱きタイプの抱っこ紐。頭のあたりが不安定で常に手を添えなければならず、「意外と不便だなあ。これなら普通に抱っこするのとあんまり変わらないかも」と思っていたのですが、何日か使ってやっと、頭の部分のパッドを入れていなかったことに気づきました。抱っこ紐に関しては、ほかに、バックルの留め方の間違いや留め忘れ、ベルトの締め方がゆるい、きつすぎるといった例も多いようです。使い方を間違ったままだと、赤ちゃんが転落、窒息することもあるのでくれぐれも注意が必要です。■ベビーカーでのトラブル日本では、ママが一人でも持ち運びしやすい軽量ベビーカーが人気。しかし軽量タイプは、その分ひっくり返りやすいというデメリットが。私の周囲でも、ハンドルにバッグをかけていたら、子どもをおろした途端にひっくり返った、荷物をかけすぎて子どもごとひっくり返ったという話をよく聞きます。私は対面と背面が切り変えられるベビーカーを使っていたのですが、レバーを切り替える際に一瞬子どもの指を挟んでしまい、慌てて病院に駆け込んだ苦い経験があります。友人には、ベビーカーのベルトを締め忘れて、赤ちゃんが道路に落ちたという人も。ベビーカーにしても抱っこ紐にしても、説明書をよく読んで正しい使用法を守ることが大切ですね。 ■子どもの足が急成長!子どもが1歳の頃、そろそろ新しい靴を買おうと靴屋に行ってサイズを測ってもらったら、サイズがかなり大きくなっていたことが判明。1カ月以上もサイズの小さい靴をはかせ、足を窮屈な状態にさせていたのかと、子どもに申し訳ない気持ちになりました。子どもの足の成長は早いといわれますが、歩き始めて間もない1、2歳の赤ちゃんは特に成長スピードが早く、3~4カ月で靴のサイズが小さくなってしまうことも。子どもによって成長スピードには差がありますが、3カ月に一度は測り直した方がいいようです。■ひじが抜けてしまった…!イヤイヤ期真っ盛りの2歳の頃、パパがおまるに誘導しようとして、子どもが「イヤーッ!」と抵抗した直後、腕がダランとして動かせない状態に…。7歳未満の小さな子どもは、骨と骨とをつなぐ肘の靭帯が未発達なため、腕を強く引っ張ると、ひじが抜けたようになることがあるのです。この状態は、医学的には「肘内障(ちゅうないしょう)」と呼ばれているそう。治し方にはコツがあり、整形外科に行けば、すぐに医師がずれた靭帯の位置を元に戻してくれます。とはいえ、子どもは痛がりますし、我が家では夜に発症したため、開いている病院を探し、お風呂あがりの濡れた髪のままタクシーで駆けつける羽目になり、なかなか大変でした。街で、よくパパとママが両脇から子どもの手をつないでピョーンと子どもを持ち上げている光景を見かけますが、その拍子に靭帯がずれることもあるそうです。初めての育児に、多少の失敗はつきもの。ただ、上記のような新米ママがやってしまいがちな失敗をあらかじめ知っておくと、深刻なトラブルや事故が防げるかもしれません。「これでいいのかな?」と迷ったときはそのままにせず、先輩ママや専門家に相談することも大切です。
2016年07月28日【ママからのご相談】30代前半の専業主婦です。結婚を機に仕事を辞め、現在3歳の長男の育児をしています。最近、OL時代の友人(独身)に「生活感出てきたね〜、すっかりママだね!」と言われました。褒められているのか、 マウンティングか……。どういう意味なのかは分かりませんが、私はとてもショックでした。なぜ生活感を与えてしまったのでしょう?とてもアバウトな言葉なので、何を直せばいいのかわかりません。●A. ママから放たれる“生活感”の正体を探りました!ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。どういう意味かわからないけど、漠然と見下された感のある“生活感”。相談者様のおっしゃる通り、とてもアバウトなキーワードです。しかし、他人から放たれる生活感オーラを察知した経験は、きっと誰しもがお持ちのはず。目には見えないけれど……、「それは何か」と聞かれてもハッキリとは答えられないけれど……、“生活感”というモノはたしかに存在する のですー……。なんだかオカルトチックな感じですが、今回はその実体を探るべく、独身&既婚女性の皆さまへ「身の回りの既婚女性に生活感を感じた瞬間は?」という質問をぶつけ取材を行いました。自分からにじみ出ている生活感の正体は一体何なのか!?その疑問を紐解くヒントにお役立てください!●身の回りの既婚女性に生活感を感じた瞬間●(1)生活感の正体は? 〜ファッション編〜『子どもが保育園に上がったあたりから、安い服ばかり着るようになった既婚の友人。生活感がスゴい。ファストファッションは確かに独身女性でも着ていることがあるけれど、あくまでも“ファッションに取り入れている” 程度。全身プチプラで固めてしまうのはいかがなものか……。もうアラサーなんだからさ……』(30代/独身)『“安さ”に加えて、“無難さ”を選ぶようになったらオシマイだと思う。クローゼトットには黒、グレー、ベージュ、ネイビー、カーキのアイテムばかり。あと、時々ボーダー。一つひとつは「無難だし、きっとどんな服にも合わせられる!」と賢い買い物をしたつもりでいる。でも、それらをうまく組み合わせることよりも、無難に着こなすこと しか考えていない。無難な色のアイテム全部を身にまとうと、いつも典型的な“生活感丸出しおばさん”が完成する。私のことです』(30代/既婚)『本人はオシャレなつもり。でも、そばから見れば“若作りギャルババア”って感じのママ友がいる。これは私の偏見だけど、ギャル服って安そうに見える 。アレは、若い顔と若い体、そして若い肌じゃないとやっちゃイケナイ。その人を見ていると、安いアパートの汚い洗面台で身支度をしてきたんですよ〜っていうイメージがありありと伝わってくる。安っぽさは、生活感だと思う』(30代/既婚)昨今では、ファストファッションへの敷居も低く、独身・既婚に関わらず多くの方がプチプラアイテムを身にまとっています。購入すること自体に問題はなさそうです。生活感につながるのは、“全身をプチプラで固めてしまう”“全体のコーディネートを考えない(オシャレ<無難さ)”“年齢や自身にマッチしたファッションを知らない”というポイントにあるのではないでしょうか。【解決策】・全身プチプラ化を防止・大人なきちんと感が演出できる洗練されたアイテムを持つ・無難なコーディネートに走りすぎない・骨格診断やパーソナルカラーなどを調べ、本当に自分に似合うファッションを理解する●(2)生活感の正体は? 〜お金編〜『結婚すると、家庭ごとに事情があることだけど、やっぱり羽振りがイイ人は生活感が無いイメージがある。逆にセコセコしてたり、貯金に一生懸命だったりする人は、所帯じみてる感じ』(20代/独身)『いつも金欠で、安物ばかり買ってる人。そして、いかに安かったかわざわざ話してくる人。以前そんな人に、「“ちふれ”の化粧品って、あなどれないよ〜」と勧められたことがある。ちふれが結構イイのは知ってるよ。でも、ファッションに気を使わない、美容院にも年単位で通っていないような、美意識の低いくたびれた主婦に勧められても説得力ないよ! 』(30代/独身)子育てをしていれば金欠になることだってあります!また、育児中の女性が貯金に一生懸命になるのも当たり前のこと!こればっかりは家庭の事情なので、「改善策は収入を増やすことです」などということにはできません。とはいえ、「金欠・貧乏=生活感」 というイメージを持った人が多いのも事実……。【解決策】・たとえ本当に金欠だったとしても、それをむやみに他言しない・賢い(安い)ショッピングができてうれしいとき、自慢話は家族だけにとどめておく●(3)生活感の正体は? 〜発言編〜『「自分はオモシロイ人」と思っているのか、いつも自分の家族をイジった自虐ネタを話してくる既婚の友人。会うたびに子どもの失敗や旦那さんのダメなところを、面白おかしく愚痴ってる。聞いてる側は笑うしかないけど、あまりにも悪口が多くて正直不快 だし、その姿はいかにも“生活感にまみれたママ”だなあ……と感じる』(30代/独身)『疲れた顔で口を開いたかと思えば文句ばかり言ってる人。文句を言うって、つまり自分の生活をさらけ出してるワケだから、生活感が出て当たり前だと思う。もうちょっとポジティブになろうよ……』(30代/既婚)『私の職場には、逆に全く生活感のない既婚女性がいる。結構ふくよかな体型をしているし、高級な服を着てるわけじゃないんだけれど、なぜか彼女が家事をしてる姿がイメージできない。私なりに理由を考えたら、その人は家族や家庭での話をしていない ことに気がついた。既婚の人の話題って、どうしても夫や子どもの話ばかりになりがちだけど、それが生活感になっているのかも……』(20代/独身)今回の取材で、私が「もしかして、ここが一番重要なのでは……?」と感じたのは、この発言編でした。たしかに、特別オシャレでもないし、スタイルがいいわけでもないのに、なぜか生活感のないオーラを放っている女性に時々出会います。そんな人はいつも、多趣味であったりボキャブラリーが多かったり……と、わざわざ自分のプライベートを持ち出さなくても話を盛り上げられるスキル がありました。逆に、身だしなみに隙がないのに生活感がある人は、自分の家族や生活にまつわる話をたくさんしているように感じます。“結婚している私”“ママな私”“主婦な私”という肩書きが話題にのぼらなければ、当然ママの生活感は見えてこないでしょう。くわえて、愚痴・文句に生活感を感じる方も多く見受けられました。【改善策】・家族や家庭以外の話題で、人と話すようにする・愚痴や文句など、ネガティブな話をしないよう気をつける●着る服、金銭感覚、会話内容……随所に生活感が潜んでる!ひとくちに「生活感」と言っても、その原因はさまざま。ファッションセンスや金銭感覚、発言にいたるまで、生活感はあらゆるシーンに潜んでいます。上記で紹介したこと以外にも、以下のようなプチ情報がありました。・リラックマが大好きなママ友。おばちゃんが持つキャラ物は、生活感以外の何物でもない。・ファンデの厚塗り。夕方になると鼻がテカテカ、ヌルヌル……。見た目が汚い。汚さは生活感になると思う。・髪がゴワゴワしてる人。肌が汚い人。年齢を重ねたら、この辺のケアが貧乏くささや生活感に直結してくる。・服がシワシワだったり、傘がボロボロだったり、身だしなみがだらしない人は家の汚さとかもイメージできてしまう。「生活感のないママになりたい!」と願うのであれば、これまでの自分を振り返り、どこに生活感を感じさせる要素 があったのかを探してみましょう。直すべきポイントを明確にして、ぜひ脱・生活感漂わせ系ママを目指してください。●ライター/木村華子(ママライター)
2016年07月20日夫婦の一方だけが働いている家庭であれば、必然的に育児の役割はもう一方に任されるようになるでしょう。しかし、経済的な事情により共働きを選択する夫婦も増えています。とはいえ「子育ては女性がするものだ」というイメージもいまだ根強く、 フルタイムで働きながら育児の負担も抱える妻も少なくないのではないでしょうか。そこで、共働き世帯のみなさんに「夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を発表したいと思います!●共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?・1位:妻が8割以上……58%(170人)・2位:妻が6〜7割……17%(51人)・3位:夫は育児をしない……11%(31人)・4位:夫婦で五分五分……9%(27人)・5位:夫が6〜7割……3%(9人)・6位:妻は育児をしない……1%(4人)・7位:夫が8割以上……1%(2人)※有効回答者数:294人/集計期間:2016年7月8日〜2016年7月11日(パピマミ調べ)●9割近い世帯で妻の負担が大きい『結婚してすぐ、私が家のことをやりすぎたのがいけないと思うんですけど、育児も私がやって当然という雰囲気はありますね。言えば夫もやってくれるけど、基本的には全て私です』(30代女性/編集者)『二人とも働いているから育児もきちんと分担するのがいいとは分かってるんだけど、残業がない妻に甘えてしまっています』(30代男性/営業職)およそ9割近くの共働き世帯で、妻の育児負担が大きいという結果となりました。女性の負担の方が大きいという予想はしていたものの、ここまではっきりと差がでるとは思いませんでした。夫がまったく育児をしないという家庭も1割以上いて、男性の育児参加がおろそかになっている ことが浮き彫りとなる結果に……。「旦那が出てくるのは子どもと遊ぶときだけ」「叱るのは私だから育児をしていない夫の方が好かれる」といった不満もあるようです。●五分五分という回答は9%『お互いフルタイムで働いていて勤務時間もほとんど一緒。育児に関して明確に役割分担しているわけじゃないけど、片方にばかり負担がかからないようには意識しています』(20代女性/アパレル)『最初は何にもやってくれない旦那だったんだけど、ひとつひとつやり方を教えて教育しました(笑)。それぞれ得意不得意があるけど、全体的には均等な負担になっていると思いますよ』(30代女性/飲食店)共働きとはいえ、勤務時間などそれぞれの働き方には違いがあるでしょう。残業が多いようであれば、もう一方が育児の負担を多くするというのは自然なことです。しかし、わずかではあるものの、できるだけお互いの負担を均等にし不満を持たないように工夫する世帯も見られました。家事と違い子どもと触れ合う育児は、男性の取り組む意欲も高くなりやすい と言えるのかもしれません。●夫の負担が大きい世帯はほとんど見られず『うちは夫の方が子どもの教育に熱心で、育児に関してはまかせっきりと言ってもいいかもしれません。その分、料理や掃除などの家事は私がしっかりとやっていますよ』(20代女性/事務職)夫の方が育児負担が大きいとした世帯はわずか5%。それも、家事は妻に任せつつ子育て部分のみ負担を大きくするというところも多いようで、“家庭での仕事”と考えるとトータルでの負担はやはり女性の方が大きい と言えるのかもしれません。育児に興味のない夫も問題ですが、育児に力を入れていることを振りかざしてそれ以外の部分をおろそかにすると妻の不満を買ってしまうこともあるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?「俺は働いているんだ!」という言い訳が使えないぶん、男性の逃げ場は少ない はずですが、それでも妻側の負担が圧倒的に大きい様子。「公平な負担で」と考えれば、同じ仕事量になるように分担するのがいいかもしれませんが、子どもがからむだけに役割分担することが有効なこともあります。まずは話し合うところから、お互いに不満を感じないような育児分担を目指してほしいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?()●文/パピマミ編集部
2016年07月12日こんにちは、栗生です。便利なモノやサービスが溢れかえる21世紀の日本に住んでいて、不便は特に感じずに過ごしてきました。妊娠・出産を経験するまでは…。赤ちゃんのいる生活では、それまで培ってきた経験や知識では対応しきれないことが出てきます。赤ちゃんのことについては、自分なりに調べたり、専門家や子育ての先輩方に話を聞いたりすることで知識を蓄積することができますが、それでも自分の体のつらさやお世話にまつわる小さな不便は、積もり積もって大きなストレスとなりかねません。産んでみなければわからないつらさ、大変さ。それを軽減してくれる育児グッズは本当にありがたい存在です。私が特にそれを実感したのは、初めて授乳クッションを使ったときでした。授乳クッションとは、半円形のクッションを胴の周りに装着し、その上に赤ちゃんを乗せて授乳する、定番の育児グッズです。出産するまではその存在も知りませんでしたが、産院でこれを使わせてもらったところ、コリにこっていた背中や肩が楽になり、授乳がものすごく快適に。産後間も無く疲れ切っていたこともあって、「これぞ人類の叡智! 開発者の人、ありがとう!」と大感謝した記憶があります。育児グッズの進化は日進月歩。これからも、育児を助けてくれるグッズやサービスがどんどん開発されますように。今日のかるた「らくちんグッズで親回復」
2016年07月06日女性の社会進出が当たり前になっている今、家事や育児はもはや女性だけの仕事ではなくなりつつあります。それに伴って世間では“イクメン”と呼ばれる男性たちが増加しており、芸能人でもSNSやブログで自身のイクメンぶりを披露している人をよく見かけますね。「育児に参加する男性ってステキ!」と、女性たちからもてはやされるイクメンですが、実際のところは“外面”がいいだけという男性もいるようで……。そこで今回は、そんな夫たちの“イクメン気取り”にイライラしているママの声を集めてみました!先輩ママたちが経験した“夫のイクメン気取りあるある”、共感できますか?●夫の“イクメン気取り”にイライラしたエピソード4つ●(1)義実家ではイクメンぶる『普段は全然育児を手伝わないくせに、私の実家に来たときだけイクメンぶるのが本当にイラつく。うちの両親はそれに騙されて「いい男掴まえたね」とか言ってくるけど苦笑いしかできない。普段からやれよ』(32歳女性/2歳男児のママ)“仮面イクメン”の特徴の一つに、“外面がいい”というものがありますが、自宅では育児放棄してるクセに外ではイクメンぶる感じは見てて薄ら寒いですよね。「普段は育児しないのにね〜」とか言ってやりたくなります。というか、人前でだけイクメンぶってる男は大概あなたのことを“ナメて”ます ので、一度ガツンと言って恥をかかせた方がいいかもしれません。人によっては普段から育児に参加するようになるかもしれませんよ。●(2)「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる『ウチの旦那はたまにしか育児しないくせに、ご飯や寝かしつけがスムーズにいったら「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる。数回うまくいったからって何?って感じ 。こちとら何百回何千回ってやっとるわ!』(28歳女性/1歳女児、3歳男児のママ)これもあるあるですね〜。たまに気まぐれで育児に参加して、少しでもうまくいったら「俺の方がうまい」とか言ってくる感じ。完全にビギナーズラックですし、日頃から子どもと接しているママよりもうまいはずはありません。本来なら「んなわけねーだろボケ!」と言い返したいところですが、夫を本当にイクメンにするためには“褒める”ことが何よりも大切なので、「そうかもね」とか適当に相づち打つしかないところも歯がゆいです。●(3)汚れ仕事は絶対にやらない『自称イクメンな夫。たしかに休日は子どもと公園に出かけたり遊んだりしてくれますが、おむつ替えだけは絶対やりません。理由は「汚いから」 。育児をナメるなよ!って言ってやりたいです』(35歳女性/0歳男児、2歳男児のママ)育児の楽しい面だけ味わって、面倒なことは全てママ任せというパパも多いですね。仕事から帰ってくるなり子どもを起こし、気が済むまで遊んだら泣いている子どもをママへパスして自分は寝る、という黄金パターンもこれに当てはまりますが、疲れが極限に達しているときにこれをされると、○してやりたい気持ちに襲われますよね。イクメンと名乗る以上、楽しいことも面倒なことも合わせて引き受けて欲しい ものです。●(4)イクメンぶりを“盛る”『夫は普段育児をしないくせに、ブログやSNSでは頻繁に子どもの画像を上げます。この前も、「今日は一日公園で遊びました」などとイクメンアピールをしていました。いやお前、20分で心折れて帰ってきただろ』(27歳女性/3歳男児のママ)こういう話、多いですよね。正直、芸能人でもブログやSNSで“イクメンアピール”している人の一部は“仮面イクメン”なんじゃないかと思っています。男性は見栄を張りたい動物なので多少“盛る”のは仕方ないのかもしれませんが、あまりにも盛りすぎるとそれは“ウソ”になるんだ ということを知って欲しいですね。あと純粋に“盛るのはダサい”ということにも留意してほしいものです。----------いかがでしたか?育児を手伝ってくれるのはとてもありがたいことですが、中途半端な“イクメン気取り”は逆に癪に障るのでやめてほしいですね。とはいえ、夫を完璧な“イクメン”にできるかどうかは、ママの腕にかかっています。『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』の精神を大事に、夫を育てていきたいですね。●文章/パピマミ編集部
2016年06月22日こんにちは、保育士でライターのyossyです。「おむつなし育児」 という言葉を聞いたことがあるでしょうか。自然派の育児を好む人は知っているかもしれません。でも、「おむつなし」という言葉から連想して、「全くおむつを使わない育児なのかな?」と誤解している人もいるようです。ここでは、おむつなし育児に関して誤解しやすい部分を、Q&A形式で解説していきましょう。●(1)ずっとおむつをしない育児なの?実際には、おむつを使っている人が多いようです。おむつなし育児は、「おむつをしない育児」ではなく、『なるべくおむつの外(オマルやトイレ等)でオシッコ/ウンチをさせる育児』(おむつなし育児研究所による定義)です。おむつなし育児の目的は、赤ちゃんが本来持っている自然な排泄欲を満たしてあげること 。保護者が、赤ちゃんが「排泄しそう」というタイミングを察知して、おむつを外して排泄してもらいます。これにより、・赤ちゃんとコミュニケーションがとりやすくなる・赤ちゃんの排泄欲が満たされてご機嫌になりやすい・排泄量が増えたり、おむつかぶれが改善されたりすることもある・紙おむつのゴミや布おむつの洗濯が減ってエコといったメリットがあると言われています。●(2)ホーローおまるを用意しなきゃダメ?おむつなし育児を実践している人のあいだで、ホーロー製のおまるが人気のようです。そのため、「ホーローおまるを購入しなければいけないのでは」と思っている人もいるかもしれません。確かに、ホーローおまるは見た目もおしゃれで、汚れも落ちやすいというメリットがあります。でも、重要なのは「おむつ以外の場所で排泄する」 ということ。続けられるわからないうちは何も用意しなくてもOKです。おまる以外にも、トイレや風呂場、使わなくなった適当な容器などで排泄するという方法もあります。●(3)トイレトレーニングにつながる?「おむつなし育児=トイレトレーニング」と思っている人もいますが、おむつなし育児の目的は、あくまで排泄欲を満たしてあげること。「おむつを早くはずすこと」ではありません。でも、おむつなし育児をすることで、・親が赤ちゃんの「排泄したい」というサインを読み取れるようになる・赤ちゃんがおむつ以外の場所に排泄する気持ちよさを覚えるといった効果が期待できます。それにより、結果的にトイレトレーニングが早く終わるケースもあるようです。●(4)赤ちゃんに無理をさせるのでは?なかには、「小さいうちから無理をさせて、赤ちゃんがかわいそう」という意見を持つ人もいるようです。でも、決して赤ちゃんに無理をさせようとしているわけではありません。大人だってそうなのですから、赤ちゃんもおむつにおしっこやうんちがついていたら、当然気分が悪いですよね。その不快感で泣くことも多いものです。ですから、事前に排泄したいという気持ちを察知しておむつを外してあげれば、気分がよくなるはず。ただし、親が「絶対におむつ以外でさせなくては!」と強く思いすぎてしまうのは考え物です。うまくいかずに赤ちゃんにつらくあたってしまったり、イライラしてしまったりして、結果的に赤ちゃんにストレスがかかる可能性もあります。はじめはうまくいかなくて当然なので、無理せずに気持ちを楽にして挑戦したいですね。----------何かと誤解されやすいおむつなし育児。でも、実は今日からでも気軽にはじめることができます。興味があれば、赤ちゃんを観察してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・おむつなし育児ってなに? | おむつなし育児研究所()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年06月11日妊娠中から少しずつ親になっていくママと違い、突然目の前に現れた小さな我が子に、戸惑う「新米パパ」は多いようです。「接し方がわからないから…」と、我が子と距離を置いてしまうパパも少なくありません。しかし、そんな新米パパに対して、「もっと育児に参加してよ!」と強制したり、「何やってんの!」と失敗を責めたりするのは逆効果。かえって育児から遠ざけてしまうかもしれません。そこで今回は、ママたちの体験談をもとに、新米パパに育児参加してもらうためのコツについて考えてみたいと思います。■「見ておくよ」って言ったのに…「ショッピングモールで夫が『俺が子ども見とくよ』と言ってくれたので、私は一人で買い物へ。待ち合わせ場所のキッズコーナーに行ってみると、夫はベンチに座って携帯ゲームに夢中。子どもは隣のお店に入って商品で遊んでいました」(Kさん/32歳/不動産)ここで「全然見ていないじゃない!」と感情的になってしまっては、夫がヘソを曲げてしまう可能性も。まずは一言、「おかげで買い物できたよ、ありがとう」とお礼を言えると良いですね。ただ、これでは安心して子どもを任せられないので、「ちゃんと見ていてほしい」とも伝えておきたいところ。そんなときは、子どもの成長を夫婦で実感し、感動を分かち合う言い方が効果的です。「好奇心旺盛で、一人で動き回れるようになったんだね。もう目が離せないね」と、子どもの成長をよろこびつつ、「目を離してはいけない」ということも、しっかり伝えられるように工夫してみましょう。■わからないなら聞いて!「私がお風呂に入れた子どもの体を、夫が拭いてくれるというので任せたら、やり方がわからなかったのかオロオロしていました。結局、私がお風呂から出るまで濡れたまま放置。できないならせめて、私を呼んでくれたら良かったのに…」(Sさん/29歳/主婦)「できないなら、やるって言わないでよ!」と言いたくなりますが、ここで怒ってしまうと、パパのヤル気を削いでしまいそう。育児の経験・知識は、たいていの場合はママの方が豊富。ママにとっては当たり前でも、パパは「知らない、わからない」というケースは案外多いので、はじめてのことをお願いするときには、できるだけ具体的に、やり方や注意点を伝えるように心がけましょう。パパ一人に任せる前に、まずはママがやっているところを見てもらって、やり方を伝えておくのも良いですね。■まさかの逆ギレ?「息子が産まれたばかりのころ、夫の抱き方が少し危なっかしかったので『それじゃ危ないよ』と注意したら、『うるさい! 俺はちゃんと気をつけて抱いてる!』と夫が怒りだしました。それからしばらく、夫は息子に近寄らないようになってしまい…。私の言い方が悪かったのでしょうか?」(Tさん/28歳/公務員)パパは「自分の抱き方を否定された」と感じたのかもしれません。新米パパの慣れない手つきは見ていて心配になりますが、まずは褒めてあげることが一番です。「やっぱりパパの方が、手が大きいから安心するみたいね」と褒めてから、「もうちょっと、こうすると手が疲れにくいよ」とさりげなくコツを伝えると、パパの受ける印象は大きく変わるはず。新米パパにイラッとする瞬間もあるとは思いますが、「パパの育児参加」を促したいなら、そこはちょっとだけ我慢が必要。少しずつ育児に参加してもらえるように、言い方を工夫したり、感謝の気持ちを伝えたりしながら、まずは簡単なことからお願いしてみてはいかがでしょうか?
2016年06月02日妊娠中から出産後、育児中のママのためのサービスには、意外といろいろなものがあります。なかには、自治体が支援を行っていて、安価で利用できるお得なサービスも。私の場合、後から知って「あのとき知っていれば利用したのに…」と後悔したことが何度もありました。そこで今回は、ママを助けてくれる便利なサービスをまとめてご紹介。妊娠出産を考えている女性は、ぜひ前もってチェックしておきましょう!■産後ケア施設産後ケア施設は、出産したママが病産院を退院した後も、専門家からケアや育児サポートを受けながら、赤ちゃんといっしょに休養できる施設のこと。産後ケア専門の施設もありますが、産婦人科や助産院などで「産後入院」としてサービスを提供している場合もあります。費用は施設やプログラムの内容によってまちまちですが、1日で数万円、5日間から1週間の入院になると40万円以上かかることも。ただ、最近では産後入院に補助金を出す自治体も増えているので、一度住んでいる自治体のサイトや窓口で確認してみましょう。■育児支援ヘルパー長期の産後入院は難しいけれど、どうしても体調が悪いときだけ誰かに育児や家事を助けてほしい…。そんな人は、ヘルパーを検討してみてもいいかもしれません。民間のヘルパー派遣会社もありますが、自治体が育児支援ヘルパーを派遣している場合もあります。料金は自治体や各家庭の所得によっても異なりますが、多くの場合は1時間1,000円以内という低料金で、中には産後はもちろん、妊娠中にも利用できるものもあるようです。■認可保育所の一時保育病院や買い物、パートの仕事などに行くために、一時的に、もしくは週に何日か子どもを預かってほしいというママのために、自治体の認可保育所の一部が実施している一時保育という制度があります。料金や申し込み方法、利用システムは、自治体・施設によって異なりますが、一般的に、民間の託児所よりは安価ですし、自治体が認可した施設なので安心して預けられるのが魅力。ただし、地域によっては希望者が殺到する場合があるので、利用したい人は早めにチェック・申し込みすることをおすすめします。■ファミリー・サポート・センター一時的に子どもを預かってもらうなら、国が推進している子育て支援事業の一つであるファミリー・サポート・センターを利用する方法もあります。この制度は、地域に住む一般の人が会員になって子育て家庭をサポートしてくれる仕組みで、一時預かりや保育園へのお迎えなどを頼むことができます。公的な制度なので、子どもを預かってくれる会員はセンターによる講習を受けていますし、保険にも加入しています。料金(会員への活動報酬)は自治体ごとに異なりますが、通常、民間のベビーシッターや託児所を利用するより安価です。利用するには事前の登録や顔合わせなどが必要なので、当面は利用する予定がないママも、まずは登録だけでもしておくといいかもしれません。周囲に頼れる人がいない核家族の子育て家庭も多い昨今。アラフォーで出産するママの場合は、たとえ近くに両親がいても、高齢でサポートを頼めないこともありますよね。そんなママこそ、上記のようなサービスを積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
2016年05月24日出産後のママを待ちうけるのは、育児に追われる怒とうの日々。そのため、ママは自分のイライラやストレスをためこみがちですが、それではいつか爆発してしまいそう。だからと言って、好きなことをしてストレスを解消するようなゆとりはない!このような状況を、先輩ママたちはどのように乗りきったのでしょうか? イライラ・ストレスを発散するための良い方法を教えてもらいました。■涙と一緒にイライラも流してしまえ!小学生の2人の子を持つ専業主婦のAさん。下の子が産まれた直後は、目が回るほどの忙しさにイライラ・ストレスがたまり、爆発寸前だったそうです。「毎日気を張って生活していたのですが、ある夜、突然涙があふれて止まらなくなってしまいました。ちょうど下の子が寝てくれたあとだったので、『もういいや』という感じで、そのまま思いきって号泣! 1時間くらい泣きつづけたら、不思議とスッキリしていました」最近は「涙活」もはやっていますし、やはり泣くことは心に良い影響を与えてくれるのかもしれません。「それに味をしめたと言いますか…。それからは、ちょっとイライラがたまってきたなと感じたら、子どもが寝ているすきに感動もののマンガを読んだり映画を見たりして、涙を流すようにしました。ずいぶん涙に救われたと思います」Aさんによると、イライラ・ストレスが涙と一緒に流れていくように感じるとのこと。夫はびっくりするでしょうけれど、試してみる価値はありそうです。■甘いものは逆効果?続いては、商社に勤務する働くママ・Hさんの体験談です。「新米ママのころ、夫の仕事がちょうど忙しい時期だったこともあり、ひとりで育児・家事をこなすのに、かなりストレスを感じていました。そして、少しでもストレス解消になれば…と、大好きな甘いものをたくさん食べていました」私も甘いものが大好きなので、その気持ちはよくわかります。しかし、どうやらこれが逆効果だった様子。「友人から、『甘いものの食べすぎはイライラ体質につながる』という話を聞いて、それから甘いものを我慢しました。しばらくは我慢していることがつらかったですが、そのうち平気になって、イライラしたりストレスを感じたりする瞬間が減っていきました」もちろん、適量なら甘いものがストレス発散になることもあるでしょう。しかし、それでもストレスがたまる一方だと感じたら、思いきって一度「断スイーツ」にチャレンジしてみるのもよさそうです。■一瞬でも良いから、ひとりの時間をつくる!最後は、職場復帰したばかりのCさんが、育休中に実践していたというストレス解消法です。「もともと家にじっとしていられないタイプだったので、育休を取って子どもとずっと家にいることに、次第にストレスを感じるようになりました。そこで、夫の休日に10分でも20分でもいいから子どもを見ていてほしいと頼み、ひとりで出かける時間をつくったんです」お出かけ先は、近所のスーパーや書店だったそうです。「わずかな時間でも、ひとりで外出すると、気分転換になるものです。これを実践するようになってからは、平日にイライラすることもほとんどなくなり、子どもと一緒に過ごす育休中の時間を楽しめるようになりました」長く子どもと離れるのは難しくても、10分、20分なら夫に協力してもらって実現できそうですね。このように、それぞれに独自の方法を見つけて、イライラ・ストレスと上手に付きあってきたそう。新米ママとして日々育児に追われている人も、これからママになる人も、イライラ・ストレスに押しつぶされてしまいそうになったときにそなえて、自分なりの解消法を見つけておくことをおすすめします。
2016年05月21日こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。育児中のママさん、パパさん。今日はイライラやクヨクヨしていませんか?このイライラやクヨクヨ、育児中なら多少は当たり前ですが、その程度が過ぎると育児にも生活そのものにも影響を及ぼして、 すべてが悪い方へとゴロゴロ転がっていってしまうこともあります。そんな悪循環へと陥る前に、ちょっとした家庭内育児休暇を取るだけで育児はもっと気楽なものになることが、育児経験者へのインタビューで分かりました。●イライラは寝不足からもちろんそれだけではありません。でもこれが要因のひとつであるのは確かです。3人の娘を持つ50代のママIさんは、「とにかく寝る時間が取れなくてつらかった」と教えてくれました。特に2人目のお産が重く、産後の体調がすぐれなかったというIさんは、ご主人と話し合い週の半ば1日の夜から朝までと、土日のどちらかの朝から夜までを、ママの完全自由時間 にすることに決め、寝だめしたり学生時代の友達と女子会をしたりして過ごすことで、育児から離れる時間を作ってイライラをスッキリさせたそうです。「多少の罪悪感はあったけど……」というIさんですが、自分が上機嫌でいることやお土産を買って帰ることで、子どもも夫も機嫌が良くなることに気づき、心置きなく自由時間を満喫したそうです。育児中のパパママにとって、睡眠時間の確保は意外と後回しになりがちですが、これこそが最重要課題なのです。パパとママ、またはジジやババ、時には保育所などの助けを借りてでも“ぐっすり”を満喫する日を確保しましょう。それだけで、精神的にずいぶんと楽になります。●クヨクヨは大人の会話不足かわいい子どもとマンツーマンで過ごす時間であっても、それが長すぎると“会話”をする機会が減ってしまいます。赤ちゃんや幼児も話し相手になってはくれますが、大人同士の会話と違って一方通行の場合がほとんど です。仕事を休職し専業主夫として一人息子を育てる30代のパパUさんは、子どもと24時間体制でくっついていると気分がダウンしてくることに気づき、大学の講師として家計を支える妻に相談。「最近、表情が暗いと思っていた」という妻の提案で、土日のどちらかを“大人のつきあい”にあてることにしたそうです。あるときは飲みに出かけ、あるときは深夜映画を見に行き、またあるときは講演会などに参加することで脳内のバランスを取るよう心がけたそうです。また、夫婦二人でDVDを見る時間を持つことで、子どもから離れた共通の話題 を持つようにもしたとのこと。学生や社会人時代の仲間など、育児から離れた関係を持つ大人の知人と大人の会話をする時間を持ったり、夫婦間の会話でも、子どもの話題から離れて趣味や仕事など大人同士のおしゃべりを楽しむよう心がけたりすることで、知らぬ間に気分転換ができるわけですね。●育児鬱を発症する前にストップをかけることが大事イライラやクヨクヨが募っていくと、育児鬱を発症してなかなか気分を上昇させることができなくなったり、本格的な治療が必要になったりすることもあります。だからこそ、ちょっとした「イラッ」や「クヨ」の段階での対処が大切です。「もっと頑張ろう」や「まだまだ頑張れる」もいいのですが、「気楽にいこう」くらいが育児にはピッタリ 。大人の会話を楽しんだ後にはぐっすりと眠る。そんな正味10時間程度の家庭内育児休暇を、育児に携わる人が順番に取っていこうと考えられれば、育児鬱の発生率はグンと下がりそうです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年05月21日上司や同僚、取引先の相手など、仕事で「嫌だな」と思う人がいても、上手にお付き合いしていますよね。それは “仕事モード” の自分がいるので、気持ちのコントロールができているのではないでしょうか。実は、その手法が育児にも役に立つのです。疲れていたりうまく事がすすまないと、ついイライラしてしまう育児ですが、“ママモード”を作ることでストレスが減るかもしれません。■子どもは “お客さま” と一緒!?言うことをきかない子どもにはすぐ怒ってしまったり、ついキツい言い方をしてしまいませんか? 怒鳴ってしまい自己嫌悪になることもあると思いますが、「お客さま対応」のように接すると、気持ちのバランスがとりやすくなります。たとえば、電話にでるときに少し高めの声を使いませんか? また、取引先から納期を早めて欲しいとか、理不尽なクレームを言われても、その場では怒らず、最後まで丁寧な話し方を心がけますよね。それは普段の自分と話し方が違うので、自然とお客さま対応モードに入っているからです。同じように、子どもがワガママを言ったり、言うことをきかずにぐずったときは、少し声色を高くしながら優しく「どうしたの?」「それはダメだよ」と話してみましょう。そうすると、自分でも「今はママモードになった」と自覚できるようになります。 ■子どもは “小さなボス” !声色を高くして、優しく子どもに接しても、すぐには要求がおさまりません。それは時々、無茶ぶりをしてくる職場の上司に似ているかも…。そんなときは上司を相手にしているかのように、子どもにも丁寧な口調で話しましょう。「◯○しましょう」「それはできません」と、時折、「です・ます調」をいれること。丁寧語を使うことで、ママの気持ちを抑える合図になりますし、子どもに言葉使いを教えるきっかけにもなります。■ママモードの「ON/OFF」で、気持ちを切り替えるこのように声色を高くして、丁寧語を使うようにすることで、子どもへの接し方を変えていきましょう。いわゆる外向けの自分がいるように、子ども向けの自分を作ればいいのです。ママモードのON/OFFのスイッチがあれば、気持ちを切り替えるきっかけになるでしょう。ママモードでは優しい言い方をするので、子どもにはいつも“優しいママ”の姿を見せられそうですね。
2016年05月11日こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。国会議員の育児休暇取得に関する報道の盛り上がりを機に、育児休暇取得の是非や可不可がよく話題に上っています。法律的にも世間一般でも一応は認められている育児休暇ですが、実際に取得している男性はそれほど多くありません。その原因は、育児休暇取得になんらかのマイナス面があるからだと想像できます。せっかくの制度が十分に運用されないのは何故なのか?育児休暇取得の前に立ちはだかる壁と今後の課題についてまとめてみました。●男性の育児休暇取得を阻止するのは、パタハラと家族からの反対パタハラとは、父性を意味するパタニティにハラスメントをプラスした造語。平たくいうと、上司の理解や同僚の協力を得ることができず、育児休暇を取得できない・しにくい環境が作られている状態をいいます。「男は外で働き、女は内を守る」 という考えがまだ日本社会に根強くはびこっていることを思い出させてくれます。では、“家族からの反対”とは何か?夫が育児休暇を取れば、妻からは「経済的な不安」、親や兄弟といった親族からは「男なのに?」というパタハラと「出世に響くのでは?」という心配の声があがり、育児休暇取得を後押しするどころか、反対される ことも少なくないようです。●女性の育児休暇取得を阻止するのは、“復帰保証”が不十分だから男性の育児休暇が数週間から2、3か月といった短期間であることが多いのに対し、女性の育児休暇は半年から1年以上と長期間になることが多いです。育休を取得させる企業側としてはその間の穴埋め人事が必要となり、取得する本人が戻りづらい状況に陥りやすいという特徴があります。また、育児休暇から職場復帰した後も子どものための“休暇・遅刻・早退”や“時短勤務”が必要となりますが、それを理解してくれる企業は多くはありません。そのため、育休を取りたい人は「取得前と同じポストに戻れるのか?」 「取得前と同じだけの仕事内容をこなせるのか?」と不安を感じて取得を断念する傾向もあります。●パパの90%近くが育児休暇を取得するスウェーデンの例ちなみに、男女ともに育児休暇取得率の高い国スウェーデンでは、育児休暇は「取得するため」の制度として受け入れられているため、国民たちは法律で定められている夫婦で合わせて480日間という育児休暇を、「取らなきゃ損」と考えています。そう、彼らにとって、育児休暇は公的サービスや税金還付のように“当然の権利” なのです。スウェーデン人たちがそう考えるように至った経緯には、政府が“あの手この手”で後押しを続けていることが関係しています。480日間のうち男性だけが取得できる日数を設定することで、男性の取得を進め、取得期間も子どもが8歳になるまでと長期的視野に立っています。このような、政治的な決定という後押しが取得者数を押し上げ、その結果社会全体が「育児休暇を取得すべきだ」という風潮へと流れていく好循環を作りだしているのです。●日本の問題は育児休暇取得者例の少なさにあるこのように、日本で育児休暇が取りにくいという問題の根っこにあるのはシンプル極まりない事実、“ 育児休暇取得者数が少ない” ことにありそうです。日本政府もそれなりの後押し政策を考えていますが、スウェーデンに比べるとまだまだです。日本政府には、さらに強力なリーダーシップとパフォーマンスとで、育児休暇取得を盛り上げてもらいたいものです。そして、子どものいる親は育児休暇を取得するのが当然の社会が育てば、上司も同僚も親族も育児休暇を取得する可能性が高く、職場ではお互いに協力して穴埋めをするのが当たり前になってくるはずです。【参考リンク】・男性の育児休暇の取得に関する意識調査結果 | ユーキャン()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年05月08日こんにちは!海外で1歳児の育児に奮闘するママライターなかやまあぽろです。ママ友と、よく妊娠中の症状や出産時についての話になることはありませんか?ひと口に“妊娠”と言っても、つわりが重かったり、逆に全くない人など十人十色ですね。妊婦さんに特に多いのは、眠気やだるさが続いたり、常に空腹でついつい何かを口にしてしまい、産科に行けば体重コントロールで注意の嵐……なんてことも。後期に入るとおなかで足元が見えないし、赤ちゃんに膀胱(ぼうこう)が圧迫されて思わず尿もれ。妊婦生活は、思った以上に大変!でも、そんな妊娠中にしか体験できないこともあるはず!今回は妊娠中のおもしろエピソードをママたちに聞いて、まとめてみました。現在妊娠中の読者様も、育児真っ最中の忙しいママたちも、しばしの間楽しんでいただけたら幸いです。●夫とのエピソード:イクメン誕生のきざしが見えるかも?『おなかがふくらんで靴下がうまく履けなくなったとき、旦那さんが手伝ってくれるようになりました。ありがとうと伝えると、「僕の老後の介護は頼むよ」 と一言。思わずクスリと笑っちゃいました』(3か月の男の子のママ)『妊娠がわかってから、フィルムカメラでおなかが大きくなる様子を撮っていって、子どもが産まれてから現像して記念にしようということになり、夫が撮影をしてくれることに。私はてっきり全身が写っていると思い込んでいましたが、いざ現像してみるとおなかの部分しか写っていなくてショック。「幸せそうな顔も写ってないと意味ないじゃん!」と夫に言ったら、「赤ちゃんのことしか考えてなかった……」 とのこと。その返事になんだか気が抜けて笑っちゃいました』(1歳の女の子のママ)旦那様との間では、ほっこりするようなエピソードが特徴でした。妊娠中の奥様への気づかいは、パパとして目覚める重要なキーとなり、出産後の子育てへの協力にも影響すると言われています。皆様、イクメンと呼ばれているのでは!?●家族とのエピソード:孫の誕生が待ちきれない両親の、おちゃめな一面『里帰り中のある日、父が畳み終わった洗濯物をキッチンにいるわたしに渡しながら「これ台拭き用のふきんだからしまっておいてね」と一言。何気なくふきんを見たら、なんとわたしの妊娠中に愛用していたデカパンツが…… 。「ちょっと、これわたしのパンツだよ!」と言ったものの、父はわたしがこんな大きなパンツをはいているとは想像もつかないという様子。他の家族は大笑いでした』(2か月の男の子のママ)『息子はおなかにいるうちから名前を決めていて、里帰り先では家族がみんな名前を呼びながらおなかに話しかけていました。特に母は初孫の誕生を待ちわびていて、毎日おなかの息子の名前を呼んではうれしそうにしていました。ある日、母が間違えて実家暮らしのわたしの兄をおなかの息子の名前で呼んだ ときには、家族全員大爆笑でした』(1歳の男の子のママ)孫の誕生を待ちわびるご家族の熱気は、本当に熱くありがたいものですね。出産後に知る両親のありがたみは計り知れないものです。これからお子さんと一緒におじいちゃんおばあちゃん孝行をしたいですね。●外出先でのエピソード:妊娠中は、意外と大胆になる?『妊娠中、わたしはおなかをなでてもらうとすごく幸せな気持ちになって、いろんな人によくなでてもらっていたのですが、他の妊婦さんもきっと同じ気持ちだろうな、と思っていました。ある日、外出先で母のパート仲間の女性に会い、おなかがふくらんでいたのでニコニコしながらなでたのですが、後から母が青ざめた顔で「あの子妊娠してないよ……」 と一言。どうやら元からふくよかな体型の方だったよう。あとから母を通じて謝りましたが、ご本人も爆笑だったみたいで救われました』(1歳の女の子のママ)『健診で産院に行くと、予約をしていなかったので1時間半待ちと言われました。わたしは妊娠中、常におなかがすくタイプだったので、待っている間も何かを食べたい衝動にかられていました。あまりにも待ち時間が長いので、ついに近くのコンビニでおにぎりを買い、待合室でむしゃむしゃ。顔見知りの助産師さんが近づいてきて、「ここでおにぎりを食べたのは、私が知る限りあなたが始めてよ」 と。急に恥ずかしくなり、思わず隅の席に移動しました』(2歳の男の子のママ)妊娠前の自分からすれば、思ってもみなかった行動をとってしまった……というおもしろいエピソードでした。子育てをしている現在では、さらに大胆になっているのでは!?----------妊婦生活は、目まぐるしく変化する自分の体に戸惑いつつも、毎日が赤ちゃんの誕生を待つ幸せな気持ちでいっぱいですね。普段子育てに忙しいママたちも、たまにはパパと妊娠中の出来事を思い出して語ってみては?●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年05月03日「おむつなし育児」を知っていますか?聞いたことはあるけれど、大変そう?私も第一子の育児中は、「無理!」と決めつけてまったくチャレンジしませんでした。でも、第二子の育児でゆる~くチャレンジ。今思えば、二人目の育児がとても楽だったのは、「なんちゃっておむつなし育児」のおかげかもしれません。「おむつなし育児」ってなに?「おむつなし育児」とは、「なるべくおむつをつけないで排泄させる育児法」です。近年、日本でも「おむつなし育児」が広まりつつあるようです。「おむつなし育児」の本を読むと、「ホーロー容器やおまるを用意しましょう」「排泄のパターンを記録しましょう」「家にいる時はおむつなしで」などと書いてあって、ハードルが高そう。「ただでさえ忙しいのに部屋が汚れそうだし、お出かけもするから無理!」としり込みしてしまいますよね。でも、普通におむつをつけて生活していても、無理なくできる「おむつなし育児」があります。実践!「なんちゃっておむつなし育児」わが家で試したのは、「赤ちゃんが小さいときから、ひんぱんにトイレに座らせる」ということだけ。生後3カ月ごろから、気がついたときに赤ちゃんをヒョイと抱えて、トイレの上に乗せていました。うまくタイミングがあえば、赤ちゃんは気持ちよさそうにおしっこやうんちをしてくれます。当たればラッキー。それだけで、おむつ交換の手間が減ります(おむつはパンツタイプを使用。汚れていなければ、パンツと同じ感覚で同じおむつをはかせても大丈夫です)。だんだん、条件反射のように、座る→出るというパターンができて、成功率も上がりました。ダントツで当たる確率が高いのは、寝起きです。大人も同じですよね。そのほか、授乳前後、お着替え前後、抱っこやおんぶから降ろしたあとも出やすいようです。夜の就寝時は無理をしません。ママも赤ちゃんも、ぐっすり眠ることが大事なので、普通におむつをつけて寝ます。外出するときも、もちろんおむつで。ママがお手洗いに行くときに、ついでに赤ちゃんも座らせてみるだけです。赤ちゃんとのコミュニケーションも「おむつなし育児」は世界的にみても珍しくない育児法です。 私は第一子を中国で育てていたのですが、中国人も、生後2~3カ月の新生児を洗面器の上に座らせて「シーシー」とやっていました。おむつなしで、おしりの上から直接「股割れズボン」をはいている赤ちゃんの姿も珍しくありません。アメリカでは、おむつなし育児はEC(Elimination Communication=排泄コミュニケーション)と呼ばれ、「排泄を通じて赤ちゃんとコミュニケーションをとる手段」とされています。たしかに、成功率を上げたくて、自然に赤ちゃんを観察したり、「出る?」「出ない?」とコミュニケーションを取ったりしていたように思います。私は、赤ちゃんに「おしっこ出たね」「うんち出たね」と話しかける際、おしっこならお腹の下をポンポンと叩く、うんちならおしりをポンポンと叩くサインを見せていました。そうすると、いつの間にか、赤ちゃんが自分でポンポンとジェスチャーしてくれるようになり、とってもかわいかったですよ。成功しました!!「なんちゃっておむつなし育児」さて、「なんちゃっておむつなし育児」の結果、わが子は1歳以降うんちをトイレでできるようになりました。2歳で夜の就寝中を除いておむつがほぼ必要なくなりました。おかげで子育ての負担が随分減ったと思っています。おむつやおしりふきシートの節約にもなりますね。良いことづくめでストレスフリーな「なんちゃっておむつなし育児」、気軽にチャレンジしてみては!?<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年04月28日私は、子どもを出産してから生後6ヶ月まで「育児日記」をつけていました。最初は、出産した病院に勧められてつけ始めたのですが、「おしっこ」や「うんち」「授乳」「睡眠」を細かく管理しているうちに、子どもの体調管理に役立っただけでなく、「どのタイミングでお昼寝をさせたら機嫌良く過ごしてくれるか」など、育児が少し楽になるヒントがたくさん見つかりました。そんな育児日記のつけ方や活用方法を紹介します。■私がつけていた育児日記育児日記にもいろいろと種類があるようですが、どんな物を使っても良いと思います。私がつけていた日記は、病院でもらったもの。見開きが1週間分になっていて、縦の軸に24時間分の時間軸が刻まれています。尿や便、睡眠の枠が設けられていて、オムツ交換や授乳のときには、わかりやすくマークをつけていくタイプ。1日の最後には、コメントを入れられる欄が設けられていました。私は、時々しかそこにコメントを書いていませんでしたが、「昨日も眠れなかった」とか「熱が出た」とか、読み返すと育児の大変さが昨日のことのように思い出されます。■検診や風邪のときに活躍日記をつけていて役立ったと最初に感じたのは、1ヶ月検診のときでした。検診では、1日の授乳の回数、便の回数などを聞かれます。私は慣れない育児と寝不足で、いっぱいいっぱいだったため、日記をつけていなければ答えられなかっただろうと思います。息子が風邪をひいたときも同様で、嘔吐の時間や授乳、便の様子などを医師に伝えるための記録になりました。また、息子は哺乳びんが苦手でミルクを飲んでくれず、母乳育児だったため、尿の回数を把握することで「水分が足りているか」という確認にも役立ちました。 ■離乳食やねんねのリズムが育児日記でつかめる生後5ヶ月ごろからは、離乳食の記録もつけ始めました。離乳食開始時は、おかゆや野菜をペースト状にしたものを、ひとさじから与えていきます。幸いアレルギーは見つかっていないのですが、万が一アレルギー症状が出たときに日記につけていることで原因が早くわかることもあるようです。私の友人の中には、「乳児湿疹だと思っていたら、乳アレルギーだった」という子もいました。アレルギー症状が軽いとわかりにくいこともあるので、何を与えたかを記録しておくと役立つはず。また、徐々に生活リズムが整ってくると、お昼寝や夜のねんねの時間も決まってきます。1日中グズついている日と、1日中機嫌の良い日では、お昼寝や外遊びの時間が違っていたりするんです。これも、育児日記のお陰で気づいたこと。息子の生活リズムが整ったのは、生後5ヶ月頃だったと思います。その頃の生活は、午前6時起床、8時お散歩、9時お昼寝、10時~室内遊び、午後1~3時お昼寝、4時お風呂、8時就寝(夜間授乳があったので、深夜に数回起きていましたが…)。この生活リズムが息子には合っていたので、保育園に入るまでできる限り同じ生活を送るようにしていました。そのお陰もあってか、2歳になった今でも、6時には勝手に起床して、お昼寝は午後1時~、夜は8時頃に就寝します。■思い出の1冊に何と言っても、育児日記は思い出のノートになります。子どもが生まれたときの感動や、睡眠時間を削って向き合った時間、初めて笑った日や寝返りを打った日など、たくさんの記念日を記録できます。生まれたばかりの頃の育児は、本当につらくて、泣いてしまうこともありましたが、そんなことも良い思い出。ノートを見返すと昨日のことのように思い出せます。今では、大切な宝物になった育児日記。みなさんも子どもの生活リズムが整うまでの6ヶ月間、育児日記を試してみてはいかがでしょうか。あまみや(OFFICE-SANGA)
2016年04月25日こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。突然ですが、質問です。“愛情”の反対は何でしょう?憎悪?いいえ。違います。答えは“無関心”。「子どもは褒めて育てましょう」。そう言われ始めてから久しくなりますが、子どもが何かに成功したときや新しいことにチャレンジしたときにだけ褒めてはいませんか?今回は、心理カウンセラーとして、食育インストラクターとして長年、さまざまな子育てを見てきた筆者が、幼児期にその欲求が満たされるか否かで成人後にも大きな影響を与える“承認欲求”から子育てを考えてみたいと思います。●承認欲求ってなに?今回は子どもの承認欲求(心理学者・マズローが提唱)に特化したお話しになりますが、哺乳類の中でも人間の赤ちゃんだけが、自分の力だけで母乳を飲みに行くことができません。母親に抱かれ、乳房に口が届くところまで持っていってもらわないと母乳を飲むことさえできないのです。そのために赤ちゃんはお腹がすくと泣くのですが、泣いて自分の存在、状況を主張しているのですね。ここですでに承認欲求が出てくるのです。この場合はもう命がけ と言ってもいいでしょう。成長して少しおしゃべりできるようになると、しつこいくらい話しかけてきます。同じことを何度も聞くこともあります。これも「甘えたい」「かまって欲しい」といわれる承認欲求のひとつ。自分の気持ちが満足するまで、その存在を認めて欲しい わけです。決してママを困らせたいわけではありません。●無意識に子どもに無関心になってはいませんか?仕事をしながらの家事や子育ては本当に大変。掃除機をかけよう、洗濯をしようと思ったときに限って足に絡みついてくる。SNSでのやり取りをしているときに限って泣かれる。そんなとき、どうしていますか?もし家事やSNSを優先しているのなら、その手を10秒だけでもいいので止めて、子どもに視線を向けてあげてください。子どもに触れてあげてください。そうするだけで、子どもは満たされます。忙しいのに家事の手を止められない!そう思った方は家事の目的を考えてみてください。家事は家族が快適に生活するためのことではないでしょうか?そう考えたら何を優先すべきか分かるはずです 。子どもが食事をしている間に家事をするのは効率的かもしれませんが、子どもはその間、とっても寂しいツラい気持ちで食事をしているかもしれませんよ。そのまま中学生、高校生になったら、自分の存在を認めてくれるネットの中の世界や、いわゆる“悪さ”をする友達といることに心地よさを感じてしまうかもしれません。小さなうちに時間をかけるか?大きくなってから時間を取られるか?極論を言ってしまえば、そんな選択になってしまう可能性もあります。●褒める育児の落とし穴子どもを褒めて育てることも確かに大切です。しかし、そこには落とし穴があります。それは「何かができたとき」「頑張ったとき」だけにしか褒めてもらえないと、子どもは「何かができないと、認めてもらえない」「頑張らないと認めてもらえない」そう刷り込まれてしまうのです。もっと突っ込めば、「何もできなければ自分はダメな人間なんだ。」「頑張らないと自分は認めてもらえない、ママの笑顔さえ見れない存在価値のない人間なんだ」、そう刷り込まれて成長してしまうため、自己肯定感の低い大人になってしまう 可能性があるのです。褒める育児よりも“認める育児”を。難しく考える必要はありません。視線を向け、微笑みかけ、スキンシップと何もなくても「大好き!」と声をかけてあげるだけで、子どもの承認欲求は満たされ、自己肯定感は高まります。親子の信頼関係の“根っこ”、人間性が育まれる“根っこ”は認めることから始まるのです。●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年04月21日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。昨今、イクメンがもてはやされていますね。しかし、仕事が忙しくてなりたくてもなれないという男性が多いという話を、ちらほら耳にする機会があります。イクメンになるのは大変です。無理をすると、ママを怒らせてしまったり、ケンカになってしまったりとややこしいことがたくさん出てきます。乳幼児を抱えたママにとって、パパが手伝ってくれることがどんなに心強い か知っていますでしょうか。パパが知っていたら実践できることや、何をしたらママが喜んでくれるか、男女間の考え方の違いなどをまとめてみました。イクメンの第一歩が踏み出せる参考になればと思います。●ママが喜ぶねぎらいとお手伝い5選●(1)子どもと遊ぶパパが子どもと遊んでくれているあいだに、家事を終わらせたり自分の時間を持ったりすることができます。ママはかなりストレスを減らすことができます! それと同時に子どもに関わってくれることを喜ぶでしょう。●(2)子どもと入浴これも上記と同じ理由です。自分の身一つなら動きやすいので、さっと済ませることができます。パパが積極的に子どもと関わりを持ってくれることにうれしさを感じます。●(3)オムツ交換普段はママしかしないことをパパがやってくれたらうれしいものです。ただし、しっかりお尻をふくなどの大事なことをおろそかにしないようにしましょう 。●(4)話を聞く「こっちの話を聞いてほしいよ」と思われるかもしれませんが、ママは日中誰にも話せずにいることが多いです。それに、自分たちの子どものことなど夫婦でしか共有できない悩みもあるでしょう。否定せず、結論を急がず、相づちとねぎらいの言葉(ありがとう、お疲れ様など)をお願いします!●(5)片付け・皿洗いなどの家事地味ですけど、これが本当に助かるんです。子どもを寝かしつけてから、皿洗いがあったり部屋が散らかっているのを片付けたりするのは結構しんどい もの。それを代わりにやってくれたら感謝ですね。●パパが勘違いしてしまいがちな“ねぎらい”男女のあいだでは、ねぎらいの方法や「してほしい、やってあげたい」の思いがすれ違ってしまうことがあります。ママの場合、それがねぎらいと捉えることができず、イライラをぶつけてしまうこともあるのです。たとえば、映画や旅行などの外出に誘うこと。これは勘違いのねぎらい になります。気分転換になっていいと思われるでしょうが、ママの気持ちは気分転換にはなりません。“子どもを置いてきてしまった罪悪感”や“子どものことが心配になる不安感”を抱いてしまいます。だから、せっかく連れ出しても楽しむことができません。奥さんが楽しそうな顔をしていないと、「なんだよ!せっかく連れてきてやったのに!」という思いが湧いてきて、お互いがイライラしケンカになってしまうこともあるでしょう。ここが子を持った後の男女間の違いです。同じ外出でも、近くの公園などに子どもと一緒に散歩に出かける というのは大正解です!子どもが目の届くところにいていつでもお世話ができますし、パパが育児を手伝ってくれているという感じをママは感じることができます。そして何より、外の空気を吸うことでママの気分転換になります。勘違いのねぎらいをしてケンカにならないように、最初に「こんなのはどう?」と相談をしてみるといいですね。●何をすればいいかわからないときは……しっかり者のママの場合、自分のやり方とちょっとでも違うやり方をされるとイライラしてしまって、「もう何もしないで!」となってしまうことがあります。そう言われれば、せっかく手伝おうと思ってもやりたくなくなってしまいますよね。しかし、乳幼児がいる時期はママのストレスは相当なものです。精神的にまいってしまうママもいるくらいですから、配慮が必要だとあらかじめ思っておきましょう。何をすればいいかわからないときは、「何を手伝ったらいい?」「何か手伝わせて」と聞いてあげてください。これが一番です。そうすれば、本当にお願いしたいことを頼んできてくれる でしょう。もし、手伝いをしていたときに「やり方が違う!」と注意されることがありましたら、そのときは「ごめん、やり方を教えてくれる?」と素直に言うだけで丸く収まります。●おわりに出産を終えて、慣れない育児・泣きやまない赤ちゃん・自分の時間が取れないストレスなどが想像以上の早さでママを襲ってきます。しっかり者のママでさえ大変だと感じるのですから、パパの支えは必要不可欠です 。無理してイクメンになる必要はありませんが、子どもと関わりを持つことや、ママを助けることはできるはずです。子どもは二人で作って、二人で育てていくものですからね。少しずつでいいので、ママに寄り添って支えてあげましょう。そうすれば、心に大きな負担を抱えすぎてしまうことやうつの手前なんてことにならなくて済みます。全国の乳幼児がいるパパには、この時期にぜひママとお子さんにたくさん関わっていただきたいと思います。【参考文献】・『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』吉崎達郎/明橋大二・著●ライター/桜井涼(フリーライター)
2016年04月06日子どもがうまれてから何かと出費が増え、思うように貯蓄ができなくなってしまった。夫の給料だけではやっていけないので私も働きに出たいけど、保育所はどこもいっぱいで子どもを預ける場所がない。このままやっていけるか不安……。今回は、マイナビニュース会員のうち子どもを持つ既婚の男女191名(男性: 126名、女性: 65名)に、「日本の子育てに関して行政に言いたいこと」があるか質問してみた。Q.日本の子育てに関して行政に言いたいことがあれば教えてください。回答は、「経済的負担の軽減」が23%、「保育所の充実」が14%、「働きやすい環境づくり」が8%、「教員、保育士の待遇改善」が3%となった(それ以外は、その他)。■経済的負担の軽減・「高校卒業時までの助成を分厚くしてほしい」(43歳男性/農業協同組合/公共サービス関連)・「養育費がかかるので、もっと税金を投入してほしい」(41歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)・「子どもを持っている夫婦にもっと手厚いサポート(お金を含めて)が必要」(39歳男性/その他/クリエイティブ関連)・「子育てにお金が解決かからなければもっとうみたいと思っている人はたくさんいますよ、と伝えたいです」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)■保育所の充実・「保育園に入れて! 学童増やして! 」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)・「希望時に保育所に入所できるような環境を整備してほしい」(42歳男性/官公庁/公共サービス関連)・「保育園はもちろんのこと、実家が近くにない人のために病児保育を充実させてほしいです」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「保育園の待機児童問題は本当にどうにかしてほしい。保活のことを心配して、子どもをうむかどうかや、うむタイミングを考えなければならない今の状況では少子化はますます加速すると思います」(36歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)■働きやすい環境づくり・「母親の勤務時間減少を実現してほしい」(57歳男性/建設・土木/事務・企画・経営関連)・「結婚退職、出産退職を迫るブラック企業には労働法や各種行政刑法で鉄ついを振り下ろしてもらいたい」(67歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「子どものことで会社を休みづらい状況をなんとかしてほしい」(32歳女性/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等)・「男性は育児休業を上司が取らないと部下は取れない、会社から勧められるだけでも違うから市の方から通達してほしい」(50歳男性/輸送用機器/営業関連)■教員、保育士の待遇改善・「保育士の給料をあげてくれ! 」(29歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「保育、教育に従事する方々の待遇改善」(41歳男性/化粧品・医薬品/専門サービス関連)・「議員の数を減らし、保育士の給与をあげてほしい」(37歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「先生のやる気を適正に評価し、報酬に反映すること」(55歳男性/設計/建築・土木関連技術職)■その他・「少子化と言いながら対策がまったくお粗末」(64歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「ヨーロッパ、特に北欧に見習った福祉の充実」(46歳男性/通信関連/IT関連技術職)・「支援などの内容が分かりにくい。もう少し分かりやすくアナウンスしてほしい」(46歳男性/専門商社/クリエイティブ関連)・「うめる環境にしても、うみたがらない女性が多いことが問題」(51歳男性/医療用機器・医療関連/営業関連)・「子育ては女性がするものという考えがまだまだ主流だと思うので、固定観念にとらわれることなくいろいろな家族の形態を応援してほしいです」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)■総評行政に望むこととして最も多かったのは「経済的支援」だった。保育所や幼稚園の保育料、学校教育費、塾、医療費などなど、子育て中は何かと出費も多く経済的な負担が大きいもの。そのため「補助金をもっと出してほしい」「子ども手当の増額を! 」といった金銭的支援を望む声が多く寄せられたが、給付金だけでなく医療費や教育費の無料化、税金の減額などを望む声も多かった。次に多かったのは「保育所・幼稚園」に関する意見。最近、待機児童数の増加が社会問題となっているが、実際に入りたくても入れる保育所が見つからず苦労する親は少なくないようだ。「うちは運よく入れたが、施設を選べる状況ではなかった」といったリアルな声も寄せられている。この他にも、「遊び場の充実」や「女性の社会復帰支援」「児童虐待の防止対策」などさまざまな意見が寄せられていたが、なかには「恩恵を受けたこともない」「言っても無駄」といった悲観的な意見も……。将来への不安が尽きない子育てだが、今後子どもを取り巻く環境が少しでもよくなることを期待したいものである。調査時期: 2016年2月23日~2016年3月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 既婚男女191名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月06日【ママからのご相談】2児の子育て中のママです。育児に忙しくイライラしがちで夫とのコミュニケーションもぎすぎすしがちです。もっと夫にも育児や家事に参加してほしいのですが、夫も仕事が大変なこともわかります。お互い気持よく分担できるようにするにはどうすればいいでしょうか。●A. ちょっとしたことから褒めてみましょう。こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。育児や家事の分担子育て家庭には頭が痛いですね。分担表を作ってタスクを確認するのもよいですが、わが家で試してみてうまくいった方法を、芦澤多美著『夫をお金持ちにする64の習慣』からご紹介します。●まずは感謝してほめる子育てや仕事で忙しいと、イライラしてついつい感謝や褒め言葉より先に責めてしまう言葉が出てしまいがちですね。ちょっとしたことでいいので、感謝やほめる言葉をかけるタイミングをみつけて「○○してくれてありがとう」などと伝える ことからはじめてみてください。●細かいコミュニケーションが家事を頼むカギゴミ出しや簡単な食器の片付けでも手伝ってもらえばうれしいものです。「とにかく家事を手伝って!」と言われても何から手をつけていいかわからないとどうしようもありません。最初は面倒くさいですが、何をどうしてほしいか伝える ことから始めるとよいでしょう。できるだけ気持ちよく取り組んでもらえるよう、「やっておいて」ではなく「お願い」を語尾に付ける。やってもらったら感謝の言葉を伝えるのも長続きするポイントです。●ほめて伸ばして子育てにも参加してもらう子育てに関してナーバスになって夫にやってもらっても注意してしまいがちですが、とにかく褒めて伸ばすことがポイントです。たとえオムツを逆につけても、いきなりがみがみ注意するのではなく、とにかく感謝して褒める ことがうまくいくポイントです。私の経験からも、褒めるのは大事だと感じています。子どもを通わせていた保育園はイクメン率の高い保育園でした。入園当初はママや保育士の皆さんがパパを褒めるのが上手でおどろいたものです。保育園のお迎えにパパがやってきたら、すかさず「すごいですね」「うちの保育園はイクメンが多くて」などと、ママや先生が皆でパパのイクメン化を褒めている雰囲気で、わが家の育児参加かなり積極的になりました。お友達のママに褒めてもらうのも効果的です。----------いかがでしたか?まずは一日一回褒めてみることから始めてみるのもいいかもしれませんね。【参考文献】・『夫をお金持ちにする64の習慣』芦澤多美・著●ライター/大根はじめ(マンガ家)
2016年03月26日【ママからのご相談】4月から娘が小学校に通うママです。短時間でも働けないかなと思い、近所でパートを探してみたのですが、母の介護もあるため、なかなか条件に合うパートが近所にはありません。そこで、在宅ワークについて調べています。具体的に在宅で働くメリットを教えてください。●A. 生活状況によっては在宅ワークのメリットがたくさん!ご相談ありがとうございます。在宅ワーカーの川中利恵です。私自身はシングルになり、子どもたちを抱えて生活をするためには就職するよりも収入的に有利だと考えたため、在宅ワークを選択しました。在宅ワークの働き方は、基本自由です。自由には責任が伴いますが、自由であるがゆえに、自分のライフスタイルを優先させた働き方が可能になります。主収入源がほかにあれば、収入は扶養の範囲内でよいでしょうし、一人で仕事をし続けることがつらい方もいるでしょう。ネットを見ていると、相談者さんをはじめ、在宅で仕事を始めれば解決するのになあと思うことが多々あります。そこで今回は、私が常々「在宅ワークでよかった!」と感じている理由をお教えしますね。●在宅ワークのメリット3つ!ライフスタイルや働く目的によっても異なりますが、私自身が実感している在宅ワークのメリットはおおまかに以下の3つです。●(1)子どもに「おかえり」を言える日が圧倒的に多い出勤を伴う仕事の場合、子どもが早く下校する日はお留守番をしてもらう必要があります。私はフルタイムで在宅ワークをしていたため、学童なども利用していましたが、それでも平日に学童保育がお休みになったり、風邪をひいてしまって学校を休んでしまったりすることがあります。そんなとき、よほど急ぎの打ち合わせなどがない限り、在宅で仕事をしていれば「おかえり」を言ってあげられます 。保育園や幼稚園の間はお迎えになりますが、入園したてはどの子も熱が出やすいもの。そんなときも周囲に気を遣ってお休みをもらうという必要もなかったことも、大きなメリットでした。●(2)自分の裁量や家庭の事情で仕事量や収入、仕事をする時間を決められるほとんどの在宅ワーカーは、業務委託契約を結びます。これは多くのケースで時給制ではありません。成果物を納品して初めて収入を得られる仕事です。仕事の数をこなせばこなせるだけ、報酬を得られるシステムです。つまり安定した収入という面では難しくなりますが、逆に言えば、自分のスキルや努力次第で時給3,000円以上を狙うことも可能であるということです。もちろん最初からそのレベルの仕事をすることは、もともと専門性の高いスキルをお持ちでなければおそらく難しいでしょう。しかし、それは同時に、ママにとって大きなチャンスでもあります。子どもが学校へ行っている間だけ、寝ている間だけ、など、自分が働ける時間を逆算してその時間内でこなせる仕事だけ請けることもできるということです。またスキルさえ伴えば、やりたいと思った仕事だけ請けて趣味と両立することだって可能です。私のように収入重視であれば「いただける仕事は何でもやります!」 ということもできますよ。●(3)仕事の合間に家事が、家事の合間に仕事ができる!いつどのような形でどのタイミングで仕事をしているのか問われず、定められた納期までにクオリティを保って依頼された仕事を納品できればいい 、というのが在宅ワーク最大の特長です。つまり、時間で拘束されないのです。これもそれぞれの働き方によって立ち位置が変わります。私の場合、洗濯を干してから仕事をして、メールの連絡を待つ間に掃除して、仕事をしながら煮込み料理を作ることができることはとても助かりました。雨が急に降り始めたら、干していた布団をすぐに取り込むこともできます。仕事と家事のウエイトが家事や育児への比重が高い、子育て中のママであれば、「子どもが寝ている間に、家事が終わったらすぐに仕事に取り掛かれる」ことがメリットといえるでしょう。●みんなどれぐらい在宅ワークを続けているの?平成25年度厚生労働省委託事業における『在宅ワーカーに関する調査』では、『在宅ワークの経験年数』について聞いています。その結果、1年から3年の方が35.7%、過半数以上の方が10年未満 であることがわかりました。意外と勤続年数が短いことにお気づきでしょうか。ITの発達とともに広がった働き方であるため経験年数が短い、ということもあると思いますが、クライアントに迷惑をかけない範囲であれば自由に働き方を変えられる のも在宅ワークのメリットです。実際に私の周囲でも、同時期に在宅ワークをスタートした方々が、起業したり就職して在宅ワークを引退したりしているケースも少なくありません。子どもや介護の手が離れたり、やっぱり出勤して仕事をしたほうが向いていると考えたり。その理由は千差万別です。私自身はと言えば、在宅ワークを初めてもう13年。ありがたいことに仕事も途切れず、ひとり親でも子どもたちを希望の高校に進学させられる程度には収入を得ることができています。収入や働く時間をフレキシブルに変えられること、成果制のため自らの努力がそのまま収入に直結すること、学歴を問われることなくさまざまな仕事に携われることが、私にとっては大きなプラスで、この働き方が向いているだと思います。----------自宅で仕事をするメリットは他にもまだまだあります。東日本大震災のとき、私が住んでいる場所は都内ですが震度5.5でした。もし出社する仕事だったら、間違いなくお迎えに行くどころか帰宅さえできず、子どもたちを二人きりにしてしまっていた ことでしょう。個人的には、企業にもメリットは大きいため、もっと企業側からも普及させるべき働き方なのではないかと思うぐらいです。在宅で仕事をするから在宅ワークと呼ばれるだけで、仕事そのものの内容は多岐にわたります。あなたのできることはなんでしょうか?自己管理が問われる世界ではありますが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。【参考リンク】・データでわかる在宅ワーク「在宅ワーカー編」 | ホームワーカーズウェブ()●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)
2016年03月12日【ママからのご相談】もうすぐ出産予定のプレママです。よく「スマホ育児はダメ」とか、「子どもにはテレビを見せない方がいい」と聞きますが、本当にそんな風にできるのか不安です。旦那が、よくスマホもいじるし、テレビも大好きな人なんです……。●A. スマホとテレビは“意識的に”使えるようにしましょう。こんにちは、ライターの佐原チハルです。テレビを見せることの是非については、昔からよく話題になっていたようです。この数年はスマホが身近なものになり、最近では“スマホ育児”についての話も聞かれるようになってきましたね。テレビやスマホとは、どのような距離でいるのがよいのでしょうか。ポイントをまとめてみました。●「“スマホ育児”ができるなら苦労はしない」というたくさんの声「スマホ育児はよくない」と言われることが多い一方で、「そもそも“スマホ育児”なんて、できるなら苦労しないよ!」という声も多く聞かれます。『スマホを渡したぐらいで親が楽になるなんて言ってる人、本当に育児したことあるのかな。スマホを触らせたら、気をつけなきゃいけないことも増えるんだよ』(30代・ワーキングマザー)『気づいたら子どもが何度も職場に電話かけちゃってたことがあった。子どもがスマホ持ってる間は、怖くて目を離すなんて無理 』(30代・ワーキングマザー)『うちの子は、おままごとの電話としてスマホを使うので、相手をしないわけにはいかない』(20代・専業ママ)スマホ育児で楽をするのは、現実にはなかなか難しいことも多いようです。●テレビは子どもには悪影響なの?子どもにテレビを見せることについては、日本小児科学会などでも調査が行われ、注意喚起されています。「特に2歳以下の子どもには、長時間テレビを見せない方がよい」ということをはじめ、どんなとき・どんな風にテレビを見せるのがよくないのか、いくつかポイントがあげられています。ただし、同じ年、日本小児神経学会から、この喚起に対する緊急声明も出されています。テレビが言語の遅れや発達障害の原因になる、というような“根拠のない不安” が広がることを懸念したためです。『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』によると、テレビの利用で気をつけるべきは「受動的に長時間テレビを見続けてしまう」「テレビを見る以外の経験が阻害されてしまう」というような点だそうです。●スマホもテレビも、“コミュニケーションツール”として使うのが大切スマホもテレビも、必ずしも育児を楽にしてくれるわけではありません。しかし、一緒に遊ぶツールになったり、コミュニケーションのきっかけ になったりするのであれば、育児を助けてくれる強い味方です。子どもへの教育を目的として作られたテレビ番組の場合、子どもの年齢や発達段階に応じた内容を放送していることもあります。テレビをきっかけに、さまざまなものへの興味関心や、想像力を高めてくれるようなものもあるでしょう。スマホで家族と通話したり、録画した子どもの動画を子ども自身が見られたりするのは、家族にとっても子どもにとっても有意義なことも多いです。「長時間テレビを見せっぱなしにする」のはよくありません。しかし、たとえば夕食の準備中に少し注意を向けていてもらうだけで、随分と楽になることも多いはず。そんな短時間のものまでは、注意喚起されてもいません。----------大切なのは、スマホもテレビも、“ツールとして意識的に使える”ことです。それぞれの使い方について、旦那さんとも一度お話ししておくことができるといいかもしれませんね。【参考文献】・『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』白尾直子・著●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年03月04日【パパからのご相談】4月にパパになる予定です。育休を取ることになりました。以前、「運動不足になる」と書かれていましたが、その他体調面で気をつけたほうがよいことがあれば、教えてください。●A. 各種の体調不良に注意しましょう。相変わらず運動不足な、パパライターの矢山ユースケ@育休中です。コラム『ジム通い必須!? 育休中のパパが「運動不足」になるワケ』をお読みいただき、ありがとうございます!さて、冒頭で“相変わらず運動不足”と書きましたが、子どもが成長するに連れて、徐々に運動量も増えてはいます。娘はちょうど6か月になりますが、重さで言えば倍以上に育ったので、だいぶ重くなりました。近頃はバランスボールの揺れがお気に入りのため、“抱っこして一緒にバランスボール運動”をすることが増えました。これで体幹が鍛えられると良いのですが……。●パパママが育児で発症/悪化した不調とはさて、先輩パパママたちは、育児によってどのような不調を体験したのでしょうか。●フィジカルの不調『けんしょう炎。ひどいときは包丁を握るのも大変で、パパに晩ごはんの支度を手伝ってもらいました』(38歳・ママ)『子どもが重くなるにつれて、肩こりがひどくなって大変でした』(32歳・ママ)『もともと腰痛持ちなのですが、子どもが重くなっていくにつれて、悪化する一方です。ぎっくり腰っぽくなることも増えました』(パパ・38歳)いずれも、“子育てあるある” な症状です。それぞれ常態化しやすい症状なので、続くようならば専門機関の受診を考えましょう。運動不足による血行不良が原因の場合、運動することで改善することも。●メンタルの不調『夜泣きと夜中の授乳が続いて、うまく眠れなくなりました。子どもは最近だいぶ落ち着いたのですが、私は相変わらず眠れません。疲れやすいし、不眠症なのかなと思っています』(ママ・28歳)不眠症状は、うつ病の第一歩 です。産後うつや育児ノイローゼにつながりかねないので、改善が見られない場合は専門医などのカウンセリングを検討しましょう。また、産後うつはママのみならず、パパにも発症することがありますので、夫婦ともに注意が必要です。●内臓などの不調『子どもが生まれてから、今までみたいにゆっくりご飯を食べていられなくなり、早食いを繰り返すうちに、胃を悪くしてしまいました』(パパ・35歳)『日中ひとりで子どもを見ているため、なかなかトイレに行くタイミングがつかめずにいたところ、ある日急に高熱が出て、病院に行ったら腎盂炎と言われてしまいました』(30歳・ママ)子どもをひとりで見ているママがトイレに行けなくなり、ぼうこう炎や腎盂炎、腎盂腎炎を患ってしまうことが珍しくありません。子どもが泣いてしまっても、できるだけトイレは我慢せず行く ようにしましょう。胃腸不良は早食いのみならず、ストレスが原因の場合もありますので、こちらも続く場合は専門家へ相談しましょう。●育児はカラダが資本!なんと言っても、育児はカラダが資本 です。育休に入られるとのことなので、ママと上手に連携・分担して、お互いを労わりながら育児を楽しんでくださいね。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年03月03日【ママからのご相談】3歳の子を持つワーキングマザーです。仕事は短時間勤務なのですが、仕事、家事、育児で1日が終わってしまい、自分の時間をなかなか上手に使えません。周りには2人きょうだい、3人きょうだいのワーママもたくさんいて、みなさんそれぞれ充実して過ごしているようですが、どうやって時間をやりくりしているのでしょうか?●A. 少しの工夫を積み重ねましょう!こんにちは。ライターのNANARUKAです。「趣味の裁縫で子ども服をたくさん作ってあげたい」「育児中だって大好きな映画をたくさん観たい」「幼稚園の役員に選ばれて作業が山積み」などなど、その理由はさまざまですが、家事、育児、仕事と自分時間のバランスは、多くのママたちが抱える永遠のテーマ。家庭を持ち、子どもを育てている身では、自分のことはとかく後回しになりがちですよね。それでも、ママだってひとりの女性であり一人の人間。趣味や自分磨きに没頭する時間、さまざまなことに考えを巡らせる時間というものは、わずかな時間であっても必要なことです。そこで、先輩ママさんの時間捻出術をリサーチしてみました。どの方も2人以上のお子さんを育てているお母さんですが、少しの手間と少しの工夫で、みなさん驚くほどの時間を手に入れていることがわかりました。●ひと手間、5分の手間で30分獲得! 食事準備編『朝ごはんの支度時に、夕食に使う野菜をすべて切って調理するだけの状態にしておけば、夕食はあっという間に仕上がります。残った野菜は翌日の味噌汁に入れて使い切れば、翌朝も包丁いらず』(3歳・7歳のママ)『晩のおかずと汁物は翌朝も出せるように多めに作っておきます。そうすれば翌朝はお茶をいれてご飯を盛るだけでOK』(1歳・3歳のママ)『残り物のおかずは次の食事ですぐ出せるように食器で保存します。それまではプラスチック製のタッパーを使っていましたが、油汚れが落ちにくいしそのまま出せないのですべて処分しました』(2歳・5歳・9歳のママ)『野菜は、面倒でも買ったその日に下ごしらえして冷凍保存 。次の使用時には必ず「やっててよかった!」って思います』(4歳・9歳のママ)●そのときできる作業を後回しにせず5分獲得! 洗濯編『洗濯前の仕分けに時間がかかっていたので、カゴを3つ用意し、家族に“肌着類”“洋服類”“タオル・ハンカチ類”に分類しながら脱いでもらうことに 。そのおかげで、忙しい朝もワンアクションですぐに洗濯機を回せるようになりました』(5歳・7歳・9歳のママ)『乾いた洗濯物は取り込む際に収納場所ごとに分けておき、一気に畳んでいます。畳みながら分類するより早いです』(8歳・11歳のママ)『干す時点で、ハンカチやタオルは角をそろえたり、半分に折って干すようにすれば畳むときにとても簡単』(8歳・12歳のママ)『汚れ物がたまってからまとめて洗うより、こまめにスピードモードで洗濯機を回す方が時短になります。干すのも畳むのも大量だとその都度時間がかかりますが、少量ずつなら合間時間をうまく使えます』(4歳・8歳・10歳のママ)●プチ掃除の積み重ねで掃除時間を大幅カット! 掃除編『トイレを使うたびに便器と床をサッと拭く、洗面所を使い終わったら水跳ねを拭き取る、帰宅時すぐに玄関の泥や砂を掃き集める、など、自分が行く先々でちょこちょこ掃除する習慣を付ければ、わざわざ掃除時間を確保する必要なし !』(2歳・4歳・6歳のママ)『それまで、掃除時間に毎日20分は要していましたが、コードレス掃除機にチェンジしてからは気付いたときにこまめに掃除しているので、20分の掃除時間がなくなりました』(5歳・9歳のママ)『床や卓上用の掃除シートを各所にそろえておき、気になったその場で掃除するようにしています。掃除機の出し入れや雑巾がけの手間を省けてすぐにキレイにできるので、私にはこの方法がベスト!』(2歳・5歳のママ)----------取り入れられそうな方法やアイデアはありましたか?どの方もその都度、少しずつの積み重ねで大きな時間を手に入れていました。どんな家事もたまれば億劫になるし、手数が多いと煩わしくなりますよね。そうなる前に処理できて時間も得られるベストな方法、ぜひ見つけてみてください。●ライター/NANARUKA(フリーライター)
2016年03月02日【パパからのご相談】もうすぐ里帰り出産を終えた妻が戻ってきます。職場の先輩や子どものいる友人たちから、家事の分担はきっちり決めたほうが良いとアドバイスを受けました。これまで特に分担せずやってきてしまったのですが、 子どもができたらやっぱり決めたほうがよいのでしょうか?●A. 最初にガチガチに決めすぎず、日々を過ごすうちに決めるのもアリです。パパライターの矢山ユースケ@育休中です。先日、「家事育児を『やっているつもり』の旦那へ見せた執念の分担図」という画像が話題になりましたが、家庭での家事・育児の分担 はもはや“永遠のテーマ”と言えますよね。子どもが産まれると、なおさら重要になってきます。しかしながら、「がっつり分担すべき」「分担なんて必要なし」と、けっこう意見が真っ二つに分かれるのも、このテーマの特徴でもあります。ということで、分担派・非分担派のそれぞれのパパママよりコメントをいただきました。●分担派のコメント『パパができることはパパの分担にしています。ありがちですが、家事だったらゴミ捨てとお風呂掃除、育児だったら子どものお風呂、みたいな感じです』(33歳・2児のママ)分担派でもっともポピュラーな意見がこの「パパができることはパパに」 ですね。“できることからやってもらって、徐々に増やしていく”場合もあれば、“できることだけやってくれればいい”という場合もあります。『うちはどちらも放っておくとなにもしないので、小学校の係決めレベルで決めましたよ。玄関掃除とか庭の水まきとか、いくつかのことは月決めで持ち回りにしています。子どもが大きくなったら、持ち回りメンバーに加えてもいいかなとか思いますね』(35歳・1児のパパ)お子さんが大きくなったときに、持ち回りメンバーに加えるのは、いいアイディアかもしれません。『最初は特に何も決めていませんでしたが、お互いの得意分野を引き受けていたら、自然と分担が決まった感じですね。トイレ掃除は僕、風呂掃除は妻、みたいな』(30歳・1児のパパ)無理やりではなく自然に、というのが良いですね。お互いに苦手なことがあった場合、どうするのかが気になりますが……、『結婚当初、お互いの収入差や残業を含めた勤務時間を考慮して、家事の分担を決めました。妻が妊娠して体調の変化があったので、負担割合を調整しました。出産後、実家から戻ってきて今度は育児を追加した新しい分担を決めました。今は妻が育休中なので、彼女が復職したタイミングでまた調整が必要だと思っています』(34歳・2児のパパ)かなりきちんと考えてるご様子。収入差 や勤務時間 など、分かりやすい指針を基準にするのもよさそうです。●非分担派のコメント『気がついたときに気がついた方がやる ようにしています。決まりごとってなんか好きじゃないので』(29歳・2児のママ)非分担派のメジャー意見はこちらでした。「わざわざ家でまでルールに縛られたくない!」という声も。『面倒臭いと思うことは相手も同じように思っているだろうから、率先してやるようにしています。思いやりが大切ですよね』(37歳・1児のパパ)ステキな心がけですね。お互いがこのように思っていれば、家庭円満、家事育児もスムースに行えそう。『分担を決めてしまうと、何かの理由でそれができていなかった場合に、文句言っちゃいそう なのであえて決めませんでした』(32歳・1児のママ)確かに、「なんでゴミ捨ててないの?」「なんで洗い物してないんだよ!」などと夫婦で言い合ってる姿は、子どもに悪影響を与えそうですね。●お互いに無理がかからないようにわが家の場合、基本的には“非分担派”に属すると思います。ですが、朝食の主な担当は私で、夕食は妻が主に作ります。お風呂の準備はもともと私がメインでしたが、最近は妻がすることのほうが多いです。コーヒー豆をひくことが趣味のひとつなので、コーヒーは私の担当です。逆に、紅茶や日本茶の場合は妻がいれています。これらは、“なんとなく”過ごしてきた結果です。“はじめにルールありき”でももちろん良いとは思いますが、“結果的にルールっぽくなってきた”でも、“ルールはないけど、問題なく過ごせている”でも、別に構わないと思うのです。たとえ文句のつけどころのない素晴らしいルールでも、守ることが苦痛となってしまっては、本末転倒になってしまいます。一番大切なのは、家族みんなが無理なく過ごせること です。それを忘れずに、がんばってくださいね。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年02月25日「会社、辞めておいでよ」サラリと出た言葉だったけれど、思い返すとびっくりする。こどもが産まれたばかりで、妻から夫に言う言葉とは思えない。でも、わたしも仕事をしている身だ。幸いにも、現段階でイラストレーターの仕事は忙しく、このままいくと育児との両立につまづく事も考えられる。子育ても夫と分担できれば助かるのでは?夫は長い間サラリーマン生活を送っていたことだし、辞めてすぐは退職金や失業保険でどうにか次のステップまで持つだろう。翌日、わたしの説得もあり、夫は出社し、上司に辞める事を告げてきた。何度も引き止められたらしいが、夫の意志は固かったようで、引き継ぎの終わる2カ月後を目安に退社することを決めた。大学卒業後、ずっと続けてきた仕事をこのタイミングで辞めることになるとは、こどもの誕生がわたしたちの運命を大きく変える鍵になっているようにしか思えない。どうなる? わたしたち!!もともと夫も転職したがっていたし、これはきっと良い選択に違いない。そう自分に言い聞かせながら、わたしは不安と戦っていた。そして「真面目にやってきたんだ。転職だって頑張ればきっとうまくいく」と自分に言い聞かせた。学生時代、イラストレーターの卵で、まだまだ仕事のなかったわたしを影ながら応援してくれたのは彼だった。10年が経ち、こうして仕事が忙しいのは彼のおかげもある。好きな仕事に就きたいのなら、就けばいい。努力したら報われるはずだ。今度はわたしが夫を応援する番じゃないか。共に働こう、共に育児もしよう、夫よ!それから、2カ月が経ち夫は会社を辞め、息子は生後4カ月になった。その間、育児をする上でのトラブルもなく、すくすく元気に大きくなっていった息子。もう出社する必要の無い夫は、朝起きてからずっと息子にデレデレしている様子。何をしても可愛いらしい。わたしが仕事で作業をしている間は、ミルクをあげるのも、オムツ替えも、家事も全部やってくれた。 夫と育児を分担することでわたしの仕事は円滑になった。これまで、授乳をしながら仕事は猫の手も借りたい状態だったので、夫の助けは、とてもとても大きかった。毎朝満員電車に乗り、毎日のように頭を下げ、頑張っていた夫。わたしには到底出来ない。夫が息子を抱き上げ、満面の笑みであやしている姿を見ると、会社勤めをしていたころよりも、確実に良い顔をしているなぁと思う。ちいさな手、むちむちのあんよ、ふわふわの甘いおっぱいの香り…。赤ちゃんと呼べるこの貴重な時間を、こうして家族3人過ごすことができるのは「しあわせ」そのものだ。夫が会社を辞めた。安定を捨てた。お金は入ってこない。でも、今この瞬間は誰がなんと言おうと「しあわせ」だと言える。不安は大きい。でもきっと大丈夫、なんとかなる。わたしたちは家族なんだ。信じよう。息子のためなら、夫婦力を合わせてきっと頑張れるだろう。つづく
2016年02月11日あり子のワーママ奮闘記
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!
たんこんちは ボロボロゆかい