“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、監督・松永大司が完全オリジナルストーリーで手掛ける映画『トイレのピエタ』。人気バンド「RADWIMPS」の野田洋次郎を主人公に起用したことでも話題となった本作だが、このほど、「RADWIMPS」のファンを公言する大竹しのぶと宮沢りえが出演することが明らかになった。「いま一緒に死んじゃおっか?」。余命3か月と告げられた宏は、出会ったばかりの女子高生・真衣から、そう誘われる。バイクの後ろに彼女を乗せてスピードを上げるが、そのまま死ぬことはできなかった。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏にとって、ただやり過ごすだけだったこの夏。それが人生最期の夏に変わってしまったとき、立ちはだかるように現れた真衣。「あのさ、背の低い子とキスするときはどうするの?」。純粋な真衣に翻弄されながらも、次第に惹かれていく…。本作は、最期の夏に生きる喜び・輝きを見いだしていく主人公を描いた“生と死”がスパークする切ない恋愛映画。主人公に、独特の歌詞世界を崇拝するファンが多いバンド「RADWIMPS」のリード・ボーカル&ギターの野田洋次郎。野田さん扮する宏が翻弄される女子高生・真衣に、『繕い裁つ人』『愛を積むひと』など話題作への出演が絶えない若き実力派・杉咲花が好演する。今回発表されたのは、日本を代表する女優・大竹しのぶと宮沢りえ。大竹さんは野田さん扮する宏の母親役を、宏になつく入院中の少年の母親役を宮沢さんが演じる。“ラッド”の大ファンだったという大竹さんは「洋次郎さんが映画に出るということを前から聞いていたので、『絶対何でもいいから出るね』と約束してしまいました。これから2人で親子になるなんて…!洋次郎さんの芝居は本当に自然で美しかった」と嬉しそうに語った。「大河ドラマで共演したのがきっかけで仲良くなった(宮沢)りえちゃんにそのとき一緒だった水川あさみちゃんと私で『ラッド』の素晴らしさを伝えていたのがきっかけで聴くようになったようで嬉しいです」とコメントした。宮沢さんは「心を揺さぶられる大好きなアーティストの野田さんと、作品を通して物作りをすることにとても興味があったから出演させて頂きました。野田さんとの共演は、余計なものを付着させず、とてもシンプルにその役を生きるということに徹していることに感動しました」と映画初出演の野田さんを絶賛した。そのほか本作には、リリー・フランキー、市川紗椰、MEGUMI、岩松了といった個性的なキャストが集結している。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日最もジュエリーが似合う著名人に贈られる「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式 が1月22日、都内で行われ、橋本環奈、桐谷美玲らが受賞した。橋本は歴代最年少15歳での受賞となった。同賞は「最も輝いていた人」「最もジュエリーが似合う人」「今後も更にジュエリーを身に付けてほしい人」を世代別と男性部門で選び、表彰するもの。26回目となった今回は、橋本環奈(10代)、桐谷美玲(20代)、深田恭子(30代)、宮沢りえ(40代)、片平なぎさ(50代)、伊藤蘭(60代以上)、哀川翔(男性)の7人が受賞した。また、特別賞女性部門は歌手のMay J.、特別賞男性部門はプロフィギュアスケーターの高橋大輔が選ばれた。橋本は「まだ15歳なので本格的な宝飾品を身に付けることはありませんが、ジュエリーは憧れの対象でした。こんな華やかな場所で、初めてのジュエリーを身に付けることが出来て本当に嬉しい」と笑顔。桐谷は「母のジュエリーに憧れて、子供の頃はビーズをつなげて指輪 やネックレスを作っていました。ジュエリーが似合う大人の女性になれるように、もっともっと努力していきたい」と語った。2001年の10代に続き2度目の受賞となった深田は「より一層輝いていくことが出来るように、30代を歩んでいきたい」。宮沢は「役者はジュエリーのようなもの。人に見つけてもらい、監督に研磨されることで輝くことが出来る。これからも出会いを大切にしていきたい」と話した。また、哀川は「数年前からもらいたいと思っていた。図々しいですか」。高橋は「女性にジュエリーをプレゼントしたことはありません」と明かすと共に、「次は男性部門で受賞出来るように精進したい」と語り会場を沸かせた。
2015年01月23日今月21日(水)より東京ビックサイトで開催中の日本最大のジュエリー展「第26回 国際宝飾展 IJT2015」で、22日(木)、同所にて第26回「日本ジュエリー・ベスト・ドレッサー賞」の表彰式が行われた。各世代別に“最もジュエリーが似合う著名人”を表彰する同賞。<特別賞男性部門>には、元フィギアスケート選手の高橋大輔が輝いた。日本人男子として初めてフィギアスケート日本人男子初のオリンピック・メダリスト(※2010年のバンクーバーオリンピック・男子シングル銅メダル)である高橋さんだが、昨年の4月、1年間の競技生活の休養を発表し、同年10月に惜しまれながら現役を引退した。この日、女優やアイドルといった華やかな受賞者たちとともに同じステージに立った高橋さんは「毎年、毎年、どなたが受賞されるんだろうかと思って楽しみにしていたので、まさか僕が受賞するなんて思ってもみなくて、今ここで喋っていても実感がないというか…本当に僕が受賞したのかなと…」と試合とは全く異なる雰囲気に大緊張の様子。話だしておよそ1分ーー「何を喋ろうかなとずっと考えていたのですが、ここに立った途端すべて吹っ飛んでしまいました…(笑)」と緊張がピークを迎え、楽しくなってきた様子。「最初で最後かもしれないので、好きなように喋らせて頂ければと思います!」と、さすがは世界の舞台を踏んだ男の肝の太さ見せた。さらに「ジュエリーにどういう思い出があったかなと考えてみて、ジュエリーって女性にあげるものだとずっと思っていたんですね。ただ、よくよく考えたらですね…まだ一度たりともあげたことがないんです(苦笑)。次、新しく、この人といたいという女性と出逢った際にはジュエリーをプレゼントできるように頑張りたいです」と突然のカミングアウトに観客たちは「えぇ~!!」と驚きの声を上げた。また、引退後のこれからについては「今年は次なるステップに向かう年。今回は哀川翔さん(男性部門)という素敵な男性が受賞されているのを間近で見れたので、今度は“あの座”を狙えるように、ここから次の目標に向かって輝いていければ」と胸の内を明かすと、会場は大歓声に包まれた。高橋さんのほか今年は、「Rev. from DVL」の橋本環奈(10代部門)、桐谷美玲(20代部門)、深田恭子(30代部門)、宮沢りえ(40代部門)、片平なぎさ(50代部門)、伊藤蘭(60代以上部門)とそれぞれの世代から“輝く”美女たちが受賞。さらに、『アナと雪の女王』の日本語版エンドソングを歌い注目を集めたMay J.(特別賞女性部門)がゲストとして登壇した。「第26回 国際宝飾展 IJT2015」は1月24日(土)まで東京ビックサイトにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日今月21日(水)より東京ビックサイトで開催中の日本最大のジュエリー展「第26回 国際宝飾展 IJT2015」で、22日(木)、同所にて第26回「日本ジュエリー・ベスト・ドレッサー賞」の表彰式が行われた。各世代別に“最もジュエリーが似合う著名人”を表彰する同賞。<40代部門>では、昨年、7年ぶりに映画主演作となった『紙の月』が、第27回東京国際映画祭において「最優秀女優賞」と「観客賞」を受賞したのを始め、現在、国内の数多くの賞レースでもその名が挙げられている、宮沢りえが受賞した。この日、受賞者には数多くの高級ジュエリーが送られたが、宮沢さんはスピーチの第一声で「一度にこんなにご褒美をもらっちゃっていいのかな」と嬉しそうに頬を緩めた。また、自らジュエリーのデザインをしているという宮沢さん。「素晴らしい石に出逢った時、その石がどんな山から発見されて、どんな人に研磨されて、輝くのだろうと想像するだけで楽しいですし、感動します」。さらに、それらの石を自身と重ね、「私(女優)の仕事も同じだなって思っています。たくさんの役者さんの中から発見してくださる人がいて、作品を通して監督に研磨されて、私という人間が輝けるんだなって。だから、これからも出会いを大事にしていきたいと思っています」と独自の女優哲学を明かしていた。宮沢さんのほか今年は、「Rev. from DVL」の橋本環奈(10代部門)、桐谷美玲(20代部門)、深田恭子(30代部門)、片平なぎさ(50代部門)、伊藤蘭(60代以上部門)とそれぞれの世代から“輝く”美女たちが受賞。さらに、『アナと雪の女王』の日本語版エンドソングを歌い注目を集めたMay J.(特別賞女性部門)、哀川翔(男性部門)、元フィギアスケート選手の高橋大輔(特別賞男性部門)がゲストとして登壇した。「第26回 国際宝飾展 IJT2015」は1月24日(土)まで東京ビックサイトにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日今月21日(水)より東京ビックサイトで開催中の日本最大のジュエリー展「第26回 国際宝飾展 IJT2015」で、22日(木)、同所にて第26回「日本ジュエリー・ベスト・ドレッサー賞」の表彰式が行われた。各世代別に“最もジュエリーが似合う著名人”を表彰する同賞。<30代部門>では、“深キョン”こと深田恭子が受賞。2001年の<10代部門>での受賞に続き、2度目の受賞となった。現在、32歳の深田さん。中学2年の時に第21回ホリプロスカウトキャラバン(’96)で「グランプリ」を受賞して芸能界入り。金城武とのドラマ「神様、もう少しだけ」(’98)やNHK大河ドラマ「平清盛」(’12)、北野武監督作『Dolls』(’02)、“ドロンジョ様”のセクシーコスチュームが話題となった映画『ヤッターマン』(’09)など多岐にわたる活躍を見せてきた。今年の2月より始まる亀梨和也との夜メロドラマ「セカンド・ラブ」も控えている。この日、スピーチの場に立った深田さんは「10代の頃とはまた違った気持ちでこの賞を受け止めております」と挨拶。「あの頃は不安でいっぱいでした。周りの方たちが選んだ衣装やアクセサリーを身につけていました。しかし、今はひとりの大人の女性として自分で選んだジュエリーを自分らしく身につけながら、30代をより一層輝かしいものにできたらと思います」とその胸の内を語っていた。深田さんのほか今年は、「Rev. from DVL」の橋本環奈(10代部門)、桐谷美玲(20代部門)、宮沢りえ(40代部門)、片平なぎさ(50代部門)、伊藤蘭(60代以上部門)とそれぞれの世代から“輝く”美女たちが受賞。さらに、『アナと雪の女王』の日本語版エンドソングを歌い注目を集めたMay J.(特別賞女性部門)、哀川翔(男性部門)、元フィギアスケート選手の高橋大輔(特別賞男性部門)がゲストとして登壇した。「第26回 国際宝飾展 IJT2015」は1月24日(土)まで東京ビックサイトにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日今月21日(水)より東京ビックサイトで開催中の日本最大のジュエリー展「第26回 国際宝飾展 IJT2015」で、22日(木)、同所にて第26回「日本ジュエリー・ベスト・ドレッサー賞」の表彰式が行われた。各世代別に“最もジュエリーが似合う著名人”を表彰する同賞。<20代部門>では、映画サイト「TC Candler」による「世界で最も美しい顔100人」で、日本人女性としては最高位の8位に選出された桐谷美玲が受賞。2006年にファッション誌「Seventeen」で専属モデルとなり、現在は「non-no」専属モデルとして女性たちからの人気を得てきた桐谷さん。しかし、元々は“千葉のNo,1美少女”としてスカウトされ、映画『春の居場所』で2005年に芸能界デビューしたのがきっかけだ。その女優業も昨年は順風満帆。大河ドラマ「軍師官兵衛」を始め、映画では『チームバチスタFINAL ケルベロスの肖像』や『女子ーズ』など様々な役どころで活躍を見せた。この日、スピーチの場に立った桐谷さんは「仕事を初めて今年で10年目の年になりました」と節目の年であると語り、会場は温かい拍手に包まれた。また、ジュエリーに関しての思い出も明かした。「私にとってジュエリーは一番身近で見守っていえくれるお守りのような存在であり、また気分を高めてくれる魔法のような存在だなって思います。私が初めてご褒美として買ったリングがあるんですが、それを今でも大切に付けていて、そのリングを付けるたびに、頑張らなければいけないなと思い出しています。そのリングを買った頃の初心を思い出しながら、25歳という年にもなりましたので、大人としてもっともっとジュエリーが似合うように精進していきたいと思っています」とさらなる躍進を誓っていた。桐谷さんのほか今年は、「Rev. from DVL」の橋本環奈(10代部門)、深田恭子(30代部門)、宮沢りえ(40代部門)、片平なぎさ(50代部門)、伊藤蘭(60代以上部門)とそれぞれの世代から“輝く”美女たちが受賞。さらに、『アナと雪の女王』の日本語版エンドソングを歌い注目を集めたMay J.(特別賞女性部門)、哀川翔(男性部門)、元フィギアスケート選手の高橋大輔(特別賞男性部門)がゲストとして登壇した。「第26回 国際宝飾展 IJT2015」は1月24日(土)まで東京ビックサイトにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日今月21日(水)より東京ビックサイトで開催中の日本最大のジュエリー展「第26回 国際宝飾展 IJT2015」で、22日(木)、同所にて第26回「日本ジュエリー・ベスト・ドレッサー賞」の表彰式が行われた。各世代別に“最もジュエリーが似合う著名人”を表彰する同賞。<10代部門>では、昨年“天使すぎるアイドル”としてブレイクした橋本環奈が、15歳で歴代最年少受賞となった。登場するなり、熱烈なファンからの「環奈ちゃ~ん」コールが会場いっぱいに響き渡り、一般客たちも“天使すぎる”と言われる所以を肌で感じたようで「かわいい~!」と大歓声を上げていた。昨年、ネット上にアップされた一枚の写真がきっかけとなり、地元・福岡のローカルアイドルグループ「Rev. from DVL」のいちメンバーから全国区へとその名を轟かせた橋本さん。その活動はアイドルだけに留まらず、数多くのイベントやCMに出演し、さらに中島裕翔(Hey! Say! JUMP)の主演ドラマ「水球ヤンキース」で女優としても登場し、芸能界の階段を韋駄天の如く駆け抜けた怒涛の1年となった。この日、「まだ15歳なので、本格的な宝飾品を身につけることはないのですが、やはり女性として素敵なジュエリーは常に憧れの対象でした。ファーストジュエリーを身につけるのはいつになるのかぁと思っていた」と語った橋本さん。表彰式では18金のペンダントが授与され、「まさかこんな晴れがましい場で身につけることができてすごく嬉しく思っております。まだ10代なので、今回の受賞を励みに成長していき、今日身につけさせて頂いたジュエリーの輝きに負けないように、輝いていけるよう努力を重ねて参りたいと思います」と15歳とは思えない大人顔負けの完璧な挨拶をした一方、会場中に拍手が沸き起こると少し恥ずかしそうにハニカミ笑顔を見せていた。橋本さんのほか、桐谷美玲(20代部門)、深田恭子(30代部門)、宮沢りえ(40代部門)、片平なぎさ(50代部門)、伊藤蘭(60代以上部門)とそれぞれの世代から豪華な面々が揃った。さらに、May J.(特別賞女性部門)、哀川翔(男性部門)、元フィギアスケート選手の高橋大輔(特別賞男性部門)がゲストとして登壇した。「第26回 国際宝飾展 IJT2015」は1月24日(土)まで東京ビックサイトにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日今月21日(水)より東京ビックサイトで開催中の日本最大のジュエリー展「第26回 国際宝飾展 IJT2015」で、22日(木)、同所にて第26回「日本ジュエリー・ベスト・ドレッサー賞」の表彰式が行われた。過去1年で“最も輝いた人物”として、各世代別に最もジュエリーが似合う著名人を表彰する同賞。受賞者には昨年“天使すぎるアイドル”としてブレイクした橋本環奈が10代部門で受賞したのを始め、桐谷美玲(20代部門)、深田恭子(30代部門)、宮沢りえ(40代部門)、片平なぎさ(50代部門)、伊藤蘭(60代以上部門)とそれぞれの世代から豪華な面々が揃った。さらに、『アナと雪の女王』の日本語版エンドソングを歌い注目を集めたMay J.(特別賞女性部門)、哀川翔(男性部門)、元フィギアスケート選手の高橋大輔(特別賞男性部門)がゲストとして登壇した。15歳で歴代最年少受賞となった橋本さんは、K18のイエローゴールドのペンダントが表彰式の中で送られたが、「ファーストジュエリーをこんな華やかな舞台で頂けるとは」「ジュエリーの輝きに負けないように輝いていければ」と感激。会場からは「かわいい~」と男女ともに大歓声が飛び、ハニカミながら笑顔を浮かべていた。「第26回 国際宝飾展 IJT2015」は1月24日(土)まで東京ビックサイトにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年01月22日アイドルグループ・Rev. from DVLの橋本環奈(15)が22日、各年代で最もジュエリーが似合う著名人に贈られる『第26回 日本ジュエリー ベストドレッサー賞』の10代部門を受賞し、都内で行われた表彰式に出席。橋本は1990年の同賞創設以来、歴代最年少での受賞となった。【写真】背中が大きく開いたドレスで登場した橋本環奈いつもの明るい雰囲気とは一変し、黒のドレスで登壇した橋本は、「歴代最年少の15歳ということで、とても光栄でうれしく思っています」と語ると、会場は橋本の年齢の若さにどよめきの声が上がった。最年少受賞となった理由について運営側は、「清純なイメージが“ジュエリーの透明感にぴったり”と大きな支持を得たため」と説明している。橋本には、イエローゴールドネックレスが贈られ、「自分にとってのファーストジュエリーを着ける日はいつになるのかと思っていましたが、こうやって身に着けることができてうれしい」と感激。「まだ10代なので受賞を励みに、人として成長したい。ジュエリーの輝きに負けないようにしたい」と笑顔で話した。そのほか、20代部門は桐谷美玲(25)、30代部門は深田恭子(32)、40代部門は宮沢りえ(41)、50代部門は片平なぎさ(55)、60代以上の部門は伊藤蘭(60)、男性部門は哀川翔(53)、特別賞の男性部門はフィギュアスケーターの高橋大輔(28)、女性は歌手のMay J.(26)がそれぞれ受賞した。
2015年01月22日東京ビッグサイトにて、ガールズ世代の宝飾品における最新トレンドを発信する「第3回ガールズジュエリー東京」が開催中。会期は1月21日から24日まで。「第26回国際宝飾展」と合わせての開催となり、同会場で、テイストの異なる展示をいちどきに楽しむことが可能だ。主催者によると、「ガールズ」は二つの意味を有す。一つは、20代から30代までを中心とする若い世代。そしてもう一つは、「ガールズマインド」の「ガールズ」。すなわち、「遊び心・オシャレ心を大切にしていて、ファッション性が高い」ことを示す。これら両方の意味を兼ね備えた、「ガールズジュエリー」と呼ぶに相応しい宝飾品の条件は「ジュエリーよりライトで、アクセサリーよりリッチ」であること。会場には、価格帯を抑えつつも、高いデザイン性にこだわったアイテムが多数そろい、来場者を虜にする。無論、テイストや素材はバラエティ豊かで、石の質感を最大限に活かしたシンプルなものから、高いデザイン性と同時に着け心地を追求した「耳たぶが痛くなりにくいイヤーアクセサリー」まで、各ブランドの個性が際立つアイテムがお目見え。さらに、近年、百貨店等でも人気が高い、イヤーフックやイヤークリップもとりどりにそろう。価格は、リーゾナブルなものであれば1万円以下、天然石を使用した高価なものでも10万円前後と、20代女性でも購入を検討することが可能。店頭で作り手から直接話を聞くことが出来るのもメリットだ。また、会場の一角に設えられた講習会会場では、22日と23日の2日間にわたって、百貨店バイヤーやファッション誌編集長によるセミナーが開催される。22日午前中に登壇したのは、エストネーション商品部バイヤー・吉田育世ならびにINFASパブリケーションズ「WWDジャパン」編集長兼「WWDビューティ」編集長・都築千佳。それぞれ、「2015年春夏のジュエリー・アクセサリートレンド」「ファッショントレンドの中のジュエリー&アクセサリー流行の変化」をテーマに、スライドを駆使しながらレクチャーを行った。吉田さんによると、2015年春夏は「70年代」「ボヘミアン」がキーワードとなるアイテムがボリュームゾーンとなり、「ジプシー」「フォークロア」のエッセンスが盛り込まれたものが多数登場するという。これに伴い、紐の長さを調整できるボヘミアン調ネックレスなどのアクセサリーの人気も高まる見込み。また、ピアスホールが空いていない女性向けのイヤーアクセサリーも引き続き注目度が高く、イヤークリップ、イヤーフックの需要も高まっていくという。23日には、三越伊勢丹婦人雑貨統括部婦人雑貨第二商品部装身具バイヤー、阪急阪神百貨店婦人服飾品商品統括部アクセサリー商品部長が登場予定。「20代・30代の新規顧客獲得のためのMD戦略」「20代30代”女子”顧客にむけてのモノ・コト提案」をテーマとしたセミナーを聞くことが出来る。さらに、22日夜には、同会場にて「第26回日本ジュエリーベストドレッサー賞」受賞者の表彰式も開催。世代別受賞者は、10代=橋本環奈、20代=桐谷美玲、30代=深田恭子、40代=宮沢りえ、50代=片平なぎさ、60代=伊藤蘭。また、男性受賞者には哀川翔、特別賞には、男性=高橋大輔、女性=May J.が選出されている。「ガールズジュエリー東京」の出展ブランドは、京都清水坂ガラス館、GLAM、エムクラフト、アトリエ・オドー、HAINBANG、プチボワンなど。会期中の開催時間は10時から18時だが、最終日24日のみ17時の閉場となる。
2015年01月22日話題作『紙の月』で国内の賞レースを席巻している大島優子が、「AKB48」卒業後初にして6年ぶりに主演する映画『ロマンス』。『百万円と苦虫女』『四十九日のレシピ』を手掛けたタナダユキが脚本・監督を務めることでも注目を集める本作から、特報映像が解禁された。本作は、大島さん演じる箱根ロマンスカーのアテンデント・北条鉢子が、大倉孝二扮する怪しい映画プロデューサーと出会い、車内を飛び出てて繰り広げる“箱根珍道中”を描くロードームービー。撮影は小田急電鉄の全面協力にも恵まれ、実際にロマンスカーの回送電車を使って敢行。現在は最終的な仕上げ段階に入っているという。大島さんが実写映画の主演を務めるのは、およそ6年ぶり。宮沢りえの熱演で話題となった『紙の月』では、第39回報知映画賞、第36回ヨコハマ映画祭で「助演女優賞」を受賞、そして第38回日本アカデミー賞で「優秀助演女優賞」を受賞するなど、トップアイドル「AKB48」卒業以降、女優として躍進を遂げている。今回解禁となった特報映像は、ロマンスカーで乗客に呼びかける大島さんの車内販売の声でスタート。明るい光の差す車内で笑顔を浮かべる大島さんは、アテンダントの制服もぴったり。「実際に動く電車の中で実演できるのか不安でした」とコメントしていたが、なかなか様になっている。ファンの期待も高まるところだが、穏やかな映像の最後に浮かぶ「サヨナラだけが人生だ。サヨナラだけがロマンスだ。」というキャッチコピーは気になるところだ。『ロマンス』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月17日第38回日本アカデミー賞授賞式が2月27日(金)に都内で開催される。今年は『永遠の0』『紙の月』『小さいおうち』『蜩ノ記〈ひぐらしのき〉』『ふしぎな岬の物語』が優秀作品賞に選出されており、授賞式には昨年の日本映画界で活躍した俳優たちが多数、出席する予定だ。その他の画像受賞式には、優秀主演男優賞に選ばれた阿部寛(『ふしぎな岬の物語』)、岡田准一(『永遠の0』)、佐々木蔵之介(『超高速!参勤交代』)、中井貴一(『柘榴坂の仇討』)、役所広司(『蜩ノ記〈ひぐらしのき〉』)と、優秀主演女優賞に選ばれた安藤サクラ(『0.5ミリ』)、池脇千鶴(『そこのみにて光輝く』)、井上真央(『白ゆき姫殺人事件』)、二階堂ふみ(『私の男』)、宮沢りえ(『紙の月』)、吉永小百合(『ふしぎな岬の物語』)ら、日本映画界を代表する豪華俳優陣が出席。西田敏行(日本アカデミー賞協会 組織委員会副会長)と真木よう子(第37回最優秀主演女優賞『さよなら渓谷』)が司会を務める。授賞式のチケットは、プレリザーブ(先行抽選)が受付中。一般発売は、2月4日(水)午前10時より開始される。第38回 日本アカデミー賞授賞式2月27日(金)会場:グランドプリンスホテル新高輪国際館パミール (東京都)16:00開演料金:全席指定 40000円 ※ディナー付※小学生以下は入場不可。公演当日は、セミフォーマルな服装でご来場ください。開演時間は予定のため変更の可能性あり。プレリザーブ:受付中~2月2日(月)11:00AMまでチケット発売:2月4日(水)10:00AMより
2015年01月16日「関ジャニ∞」の渋谷すばる主演の映画『味園ユニバース』の完成披露試写会が1月15日(木)に開催され、渋谷さん、共演の二階堂ふみ、山下敦弘監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。大阪のウラなんばに実在するキャバレーで、ライヴホールでもある“味園ユニバース”を舞台に、歌以外の記憶をなくした男と、彼を拾い“ポチ男”と名付けた女のドラマが展開する。大阪出身の渋谷さんは「(舞台が)大阪というだけでリラックスして楽しめました」と述懐。『リンダリンダリンダ』『苦役列車』などの話題作を世に送り出してきた山下監督との仕事についても「芝居の現場に慣れていないので不安はありましたが、ひとつひとつ『どう思う?』と話しながら作っていくのが楽しかったです」とふり返る。そんな渋谷さんに山下監督は「TVの前の渋谷くんは知っていても、芝居はやってみないと分からなかったけど、想像以上に素晴らしかったです」と称賛を送る。二階堂さんは14歳の中学生の頃に山下監督と初めて言葉を交わし、その後も出演を熱望していたという。「知り合いの結婚式に行ったら、山下監督も出席していて、知り合いの式の二次会でずっと営業していました(笑)」と明かす。山下監督は「口説かれました」と笑いつつ「14歳の中学生で初めて会った頃は一生懸命で、沖縄から会いに来てくれていたんです。(撮影当時)19歳になって、どうなってるのかな?と思っていたら、14歳のイメージしかなかったんだけど、すごい女優になっていて、引き出しも多く、関西弁も違和感なくて感動しました」と称えた。渋谷さんと二階堂さんは現場では決して会話が多かったわけではなかったそうだが、渋谷さんは「いい感じ」を連発。「ほぼ会話はなく、『よーいスタート』してからの関係だったんですが、それがよかった。わざとそうしているわけではなく、自然とそうなったんですけど…」と述懐。二階堂さんも「現場で特別に何かを話した関係でなくても、『スタート』から『ストップ』までの一定の時間の中でグッと近づいていくのが、映画の現場っぽく感じて心地よかったです」と語った。山下監督は「2人とも喋んないんですが、唯一、大雨が降って雨待ちしている時に2階から楽器の音が聞こえてきて、助監督が『事件です!2人が音を出してます!』って(笑)。それは事件でした」と明かした。この日は、すでに映画を鑑賞した各界の著名人から寄せられた映画に対する感想のコメントが披露されたが、「クロマニョンズ」の甲本ヒロト、真島昌利、女優の宮沢りえ、二階堂さんが大ファンだというミュージシャンの岡村靖幸からのメッセージも到着。特に甲本さんからの「すばる、愛してるぜ」という言葉に会場は騒然!渋谷さんは「ちょっと泣きそうです」と喜びを口にする。また宮沢さんが映画を見てくれたという事実にも渋谷さんも監督も大興奮。渋谷さんは「『Santa Fe(サンタフェ)やん!」と連呼し、会場は笑いに包まれていた。『味園ユニバース』は2月14日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日関ジャニ∞の渋谷すばる、二階堂ふみ、山下敦弘監督が15日、都内で行われた映画『味園ユニバース』(2月14日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。大阪を舞台に描かれる本作は、"歌うこと"以外すべての記憶を失った男が、あるバンドとそのバンドマネージャーの少女・カスミとの出会いをきっかけに、過去と現在の自分と向き合いながら、自身を見つけ出していく物語。『苦役列車』(2012年)や『マイ・バック・ページ』(2011年)などで知られる山下敦弘監督がメガホンを取り、渋谷が記憶を失った男(大森茂雄・ポチ男)を、二階堂がカスミを演じる。これまで『エイトレンジャー』(2012年)や『エイトレンジャー2』(2014年)などで関ジャニ∞メンバーと主演を務めた経験があるものの、単独では本作が初となる渋谷。「大阪というだけでリラックスして純粋に楽しめた」と大阪でのオールロケを振り返り、「山下監督でよかった」と感慨深げ。「あまりお芝居の現場に慣れている方ではないので不安だった」と当時の心境を明かし、「1つ1つ話しながら一緒に作っていってくださった。一緒にみんなで作るというのが楽しかった」とうれしそうに語った。一方の二階堂も、念願の山下組に初参加。14歳ごろのワークショップで2人は出会っていたが、「去年の今頃知り合い役者さんの結婚式に行ったら山下さんも出席していて」という偶然で再会した。二階堂が「人の結婚式の二次会でずっと山下さんの隣で営業していました(笑)」と恥ずかしそうに振り返ると、山下監督は「口説かれました(笑)」と認め、起用のきっかけになったことを明かした。劇中の2人は主人公とヒロインの関係だが、撮影中以外はほとんど会話することもなかったという。司会者から共演の感想を求められた渋谷は「えー…いい感じでしたね」とさっぱりとしたコメントで笑いを誘うと、「『よーい、スタート』になってからの関係でしかなかったんですけど、その距離感がすごくよかった」。一方の二階堂も「特別何かを話した関係性じゃなくても、一定の時間内でグッと近づけるのはすごく現場っぽいというか。映画の現場だなと感じることができたので、そういうところが私も心地良かったですし、たくさん学ばさせてもらいました」と互いに褒め合った。そのほか、本作の感想コメントを寄せた各界の著名人の名がスクリーンに映し出されると3人はびっくり。渋谷はザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトからの「伝染注意!! ポチ男は、うつるんです。カスミはうつるんです。かっこいいものは、うつるんです。すばる、愛してるぜ」をはじめ、真島昌利や宮沢りえからのコメントを読んで、「やばくないですか」「マジっすか」「(映画を)観たんですか?」と盛り上がり、「ちょっと泣きそうですね」と感激をあらわにしていた。
2015年01月15日芥川賞作家・綿矢りさの小説『夢を与える』がWOWOWで連続ドラマ化されることが13日、明らかになった。2006年に発表された同作は、CMオーディションをきっかけに芸能界入りする主人公・夕子の成長と華々しい成功、その裏にうごめく母親をはじめ彼女を取り巻くさまざまな人間の欲望、そして最後に待ち受ける悲劇を描いた、綿矢にとって3作目の小説。また、連続ドラマ化されるのは本作が初となる。放送日・キャストは未決定。監督を務めるのは、宮沢りえ主演の連続ドラマ『グーグーだって猫である』を手がけた犬童一心。気になるキャストを含め、はたしてどんな映像を見せてくれるのか注目だ。
2015年01月13日現在公開中の実写版『寄生獣』で主演を務める染谷将太(22)が、1月1日、ハリウッドでも活躍する女優・菊地凜子(33)と入籍したことを自身の公式サイトにて発表した。「突然のご報告になりますが、この度、私染谷将太は菊地凜子さんと入籍したことをここにご報告させて頂きます」という文書には「これからは家族としてお互いを支え合いながら強い信念を持ち作品を残していきたいと思います」と綴られている。22歳にして映画出演は50本以上という染谷さんは昨年に続き、今年も大活躍。実写版『寄生獣 完結編』『ストレイヤーズ・クロニクル』『バクマン。』など話題作の公開が控えている。そして『バベル』『ノルウェイの森』に出演、ギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』ではヒロインを演じた菊地さんは、昨年WOWOW「連続ドラマW」にて放送された宮沢りえ主演の「グーグーだって猫である」や、今年3月に全米にて公開される『Kumiko, the Treasure Hunter』(原題)で主演を務めるなど世界中から注目を集めている。昨年12月から西島秀俊や、向井理&国仲涼子の結婚、さらに米倉涼子とおめでたいニュースが続く中、東出昌大&杏が“元日婚”を発表するなど、若手最旬俳優陣の結婚も相次いだ2014年の年末。年明け早々、これまた若手俳優の結婚というおめでたいニュースが舞い込み、もはや「次は一体誰が結婚するのか?」と戦々恐々とする波乱の幕開けを迎えた2015年。今年は、新米旦那様たちが伴侶を得てどう活躍するのか、期待して待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2015年01月01日女優の宮沢りえが12月17日(水)、都内で開催された「第39回報知映画賞」の表彰式に出席。7年ぶりに映画主演を務めた『紙の月』(公開中)での体当たりの演技が高く評価され、「主演女優賞」に輝いた。2002年の「たそがれ清兵衛」でも同賞を受賞している宮沢さんは、「銀幕を彩った大先輩たちも同じ場所に立って受賞されたと思うと、本当に感動でいっぱいです。『志高く誠実に頑張りなさい』と言われているようで、己にムチをいっぱい打ちたい気持ち」と感無量にスピーチした。花束贈呈には、共演の池松壮亮が駆けつけた。池松さんは、宮沢さんとの濡れ場にも挑み「りえさんの覚悟がこういった形で認められて個人的にもうれしい。りえさん、おめでとうございます」と祝福。宮沢さんも、「“本番”という嘘の時間を、”本当”のもので一所懸命に埋めてくれた池松さんら共演者の方々にも感謝でいっぱい」と熱いハグを交わした。また、同作で「AKB48」卒業後初めて映画出演を果たした大島優子も、栄えある「助演女優賞」を受賞。大島さんは、「賞とは縁遠いものだと思っていた。この賞に出合わせてもらい心から感謝。時に励みに、常に自信に、これからの糧にさせていただきたいと思います」と飛躍を誓った。「AKB48」の総合プロデューサー・秋元康がサプライズで祝福に駆けつけると、感極まって思わず涙ぐむ姿も見せた。『紙の月』は、「八日目の蝉」や直木賞受賞作「対岸の彼女」などで人気を誇る作家・角田光代のベストセラー小説の映画化。年下の不倫相手(池松さん)のため、顧客の金を横領してしまう女性銀行員(宮沢さん)の姿を描き出した。宮沢は、「7年ぶりの主演という中で、監督が緻密に丁寧に志高く、私を支えて引っ張ってくれたのだと思う。感謝しています」と、メガホンをとった吉田大八監督に改めて感謝の意を述べた。<「第39回報知映画賞」受賞結果一覧>■作品賞・邦画部門:『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■作品賞・海外部門:『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■特別賞:『アナと雪の女王』(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年12月17日映画ファンが主催する映画祭として注目を集める第36回ヨコハマ映画祭が、来年2月1日(日)に神奈川県立音楽堂で開催される。今回は作品賞を受賞した『そこのみにて光輝く』ほか2作品の上映と受賞式が行われるが、毎年、満席となる盛況ぶりを見せており、今年も満席になることが予想される。その他の画像ヨコハマ映画祭は、映画好きのサラリーマン3人によって1980年に発足した、映画ファンによる映画ファンのための映画祭。毎年行われる受賞式には様々な映画人が登壇し、感動のドラマが繰り広げられてきた。今年は、作品賞に『そこのみにて光輝く』、監督賞に呉美保(『そこのみにて光輝く』)、安藤桃子(『0.5ミリ』)、主演男優賞に綾野剛(『そこのみにて光輝く』)、主演女優賞に宮沢りえ(『紙の月』)などが選出されている。当日は、『紙の月』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』『そこのみにて光輝く』が上映され、その後に受賞式が行われる。チケットは、12月20日(土)より一般発売が開始される。第36回 ヨコハマ映画祭2月1日(日)会場:神奈川県立音楽堂(木のホール) (神奈川県)11:00開場/11:30開映上映作品『紙の月』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』『そこのみにて光輝く』※『そこのみにて光輝く』は、R15+のため15歳以上観覧可。前売券:2700円(税込)チケット発売:12月20日(土)10:00AMより
2014年12月10日宮沢りえ7年ぶりの映画主演作となる『紙の月』が第32回トリノ映画祭の“Festa Mobile”部門で公式上映され、吉田大八監督が公式上映と記者会見に出席した。その他の写真公式上映前に行われた記者会見には世界各国から記者が参加。溝口健二や小津安二郎など日本の名監督が自身の描く女性像を作品の重要なポイントに置いていることから、「日本の古典的な映画の要素、女性像を取り入れているか?」と質問されると、吉田監督は「かつての映画の中の女性像というのは、実際、それらの映画を通じて、私も経験していますし、影響はおそらく受けていると思います。しかし、『紙の月』は、2014年の今に作っている映画です。私が普段に接している女性たち、そして、原作の小説の中で生きていた女性たちのことを考え作りましたので、あえて、過去の作品のどれかの女性像をモデルにしたということはありません」と回答。主人公の梨花が劇中で起こす出来事の原因について質問されると「私の考えでは、光太との出会いというのは、あくまできっかけで、彼女の行為は、彼女が本来の自分自身に戻っていく過程、プロセスだったと思っています」と分析した。また、「日本では賛否両論です。梨花を絶対許せないという女性はすごく多いし、反対に、とても共感するという女性も多い」という吉田監督が「イタリアの人がどう思っているのかすごく興味があります」と語ると、記者から「梨花に共感します」の声があがり、吉田監督が笑みを見せるひと幕もあった。その後に行われた公式上映のチケットは完売。上映前に登場した吉田監督は「女性がお金を使っていく中で、どう変化をしていくか、そういうことを表現したくて作りました。楽しんでください」とあいさつ。上映後には観客から大きな拍手があがった。映画は、角田光代の同名小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督がメガホンを執ったヒューマンサスペンス。ごく平凡な主婦・梨花(宮沢)が起こした巨額の横領事件を通して、彼女の抱える心の闇が描かれる。『紙の月』公開中
2014年12月01日ダークな笑いと不条理な作劇で知られるケラリーノ・サンドロヴィッチが、チェーホフの四大劇『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』を全て上演する企画に挑戦している。最高のキャストとタイミングで上演するという主旨のため、不定期シリーズだが、言い方を変えれば、条件が揃わない限り上演しないという贅沢な企画だ。第1弾の2013年の『かもめ』は、繊細で緻密な人間模様を描き出して好評だった。チェーホフは『かもめ』をあえて「喜劇」としているが、KERAは人間の哀しくもおかしい喜劇性を見事に、すくいとっていた。そして、待望の第2弾『三人姉妹』が、2015年に上演される。出演は、三人姉妹を演じる余貴美子、宮沢りえ、蒼井優のほか、堤真一、段田安則ら豪華な顔ぶれ。『わが闇』『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』などをはじめ、女性トリオものを多く書いているKERAにとっては、いよいよ“本家”と向き合うことになる。舞台『三人姉妹』チケット情報「チェーホフの『三人姉妹』を強く意識したのはナイロン100℃の公演『わが闇』頃からなんですが。『3人』が好きなんですね(笑)。ふたりより複雑な関係性を作れるので。加えて女性を書くのが好きなので、女性トリオものが多くなりますね。好きな要素が重なっているので『三人姉妹』は、積極的に取り組みたい作品のひとつです」19世紀末、故郷モスクワへ帰ることを夢みている3人の姉妹と、彼女たちを取り巻く人々のささやかな希望と挫折を描いた名作にKERAはどのように取り組むのだろうか。「チェーホフ作品は、大きな事件はすべて幕間ですでに起きていて、観客に見せるのは事件の後なんです。だから、一見退屈に思えるシーンでも、水面下では様々なドラマが蠢いているその空気をどれだけ伝えらえるかがポイントになると思います。『かもめ』は、半分は青春物語でしたし、比較的笑いも作りやすかったのですが、『三人姉妹』は、笑ってられない戯曲なんですよ。四大劇の中でも最もペシミスティックな、ひどい話ですね(笑)」姉妹たちはモスクワへ帰れず、恋は実らないし、他の人の望みもことごとく崩れる。しかし、KERAは、そこにチェーホフの冷徹な人間観を感じている。「登場人物は誰も彼も皆、悩みか後悔を抱えていますね。そんな状態の、悶々とした人々に焦点を当てることで、所詮人生は不条理なことばかりなんだと俯瞰した目で見ているのがチェーホフ。僕はそれが面白いと思っています。チェーホフの意図を忠実に実現することが目標です」今回も、前回同様、翻案などは一切しないが、KERA独特の「チェーホフの読み方」が、新鮮な『三人姉妹』を生み出してくれるだろう。公演は2月7日(土)から3月1日(日)まで東京・シアターコクーン、3月5日(木)から15(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケットの一般発売は12月6日(土)午前10時より。なおチケットぴあでは現在インターネット先行を実施中。取材・文沢美也子
2014年11月28日年末の国内外の映画賞レースがまもなく発表されていくが、11月28日(金)、第39回を数える「報知映画賞」の全9部門が発表された。毎年、注目を集める「主演男優賞」および「主演女優賞」。「主演男優賞」には、今年ロングランヒットを記録した『永遠の0』で戦時下を懸命に生きた青年を好演した岡田准一が、「主演女優賞」では『紙の月』(公開中)で7年ぶりの映画主演作として話題を呼び、多額横領体当たりの宮沢りえが受賞した。また、同作で「AKB48」卒業後初めて映画出演を果たした大島優子が「助演女優賞」を受賞した。「新人賞」に目を向けてみると、公開後、空前の賛否両論を巻き起こした中島哲也・監督作『渇き。』でヒロインに大抜擢された、小松菜奈が受賞。優等生の裏に潜む狂気を見事演じ切り高い評価を得た。『渇き。』以降も、『近キョリ恋愛』で山下智久の相手役となり、2015年には人気漫画の実写映画化作品『バクマン。』でもヒロイン役を演じている。「特別賞」には、「社会現象として世間に大きな話題を提供した」ことが評価された『アナと雪の女王』、そして「長年の映画界への貢献」として、今年11月10日にこの世を去った名優・高倉健(享年83)に贈られた。<第39回報知映画賞/受賞一覧>■作品賞(邦画):『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■作品賞(海外):『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■特別賞:『アナと雪の女王』(社会現象として世間に大きな話題を提供したことに対して):高倉健(長年の映画界への貢献に対して)※授賞式は12月中旬を予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月28日「2014年ベストドレッサー賞(日本メンズファッション協会主催)」の発表・授賞式が27日、都内で行われ、宮沢りえ、片岡愛之助ら7人が受賞した。同賞は、各界で活躍した著名人の中からその年を代表する「ベストドレッサー」を選び、表彰するもの。43回目となる今回はトヨタ自動車の豊田章男社長(政治・経済部門)、歌舞伎俳優の片岡愛之助(学術・文化部門)、放送作家の小山薫堂(同)、女優の宮沢りえ(芸能部門)、俳優の鈴木亮平(同)、プロ卓球選手の福原愛(スポーツ部門)、フォトジャーナリストの笹本恒子(特別賞)が選ばれた。また、ベストドレッサー賞受賞者の中からクールにウールが似合う人を選ぶ「クールウール賞」には鈴木亮平さんが選ばれた。宮沢さんは「素材の良いもの、着てハッピーになれるものにこだわっています」と笑顔。豊田社長は「ファッションに気を遣うようになって世の中や車のデザインの見方が変わった。自分の着るものは日本製にこだわっている」。片岡さんは「僕ではなく五大陸のスーツがいいのです」と話した。小山さんは「恥ずかしいの一言。今日の服は友人のチャーリーヴァイスにアレンジしてもらった。今日も会場のどこかにいると思う」とあいさつ。また、鈴木さんは「衣装は役になるためのトリガーのようなもの。僕の中でウールのイメージが新しくなった。来年は愛之助さんのようにスーツを着るような役もやってみたい」と各々コメントした。
2014年11月28日宮沢りえが7年ぶりに映画主演を務めることで話題の映画『紙の月』。11月22日(土)、出演する池松壮亮と、本作で監督を務めた吉田大八(『桐島、部活やめるってよ。』)が、監督の故郷・鹿児島で舞台挨拶を行った。さらに2人と観客に内緒で、宮沢さんが花束を渡すためだけにサプライズで登場し、会場は大パニックとなった。平凡な銀行の契約社員だった梨花が若い大学生との不倫に陥り、そこから銀行の金に手を付け、転落していくさまを描いた本作。先日、閉幕した第27回東京国際映画祭では宮沢さんへの「最優秀女優賞」に加え、観客の投票による「観客賞」も受賞した。吉田監督は「全員が親戚に見えます(笑)。東京では出会った事のないプレッシャーを感じています。緊張して声が出ませんが、こうして、また鹿児島に新しい映画を持って帰って来られて嬉しいです」と故郷に錦を飾れたことへの歓びを語る。さらに、主演の宮沢さんについては「現場に来ると映画のためなら何でもやる人。こっちが怖くなるくらいです。自分がキレイに写ろうとするのでなく、映画の中の自分がどう見えるために何をすれば良いかと考える。だから監督は何でも言って下さい、というスタンスだった。常に100%で立っている人で、それに応えるようスタッフはじめキャストが動いていくというように皆を引っ張っていってくれた。本当に頼りになりました」とその座長ぶりに手放しで賛辞を贈った。また、池松も「すごく身を削っていた。観に来てくれるお客様の期待に応える以上の物を作ろうとする意志を感じた。それを一番近くで観ることが出来た」と役者としてその凄味を肌で感じていたようだ。そうして、トーク、フォトセッションが終わり、いよいよ最後の締めの挨拶…というところで突然、花束を持った宮沢さんが客席から登場!客席はどよめき、池松さんと監督も驚きを隠せないといった様子で、花束を手渡される間も狐に摘ままれたような顔をしていた。さらに、驚くべきことに宮沢さんは壇上の下から花束を渡し終えると、池松さんと監督、観客にそれぞれお辞儀をし、そのまま一言も発さずに颯爽と退場して行った。嵐のように去っていった宮沢さんに、壇上の2人はまさに呆然。「バカじゃないかと(笑)。お忙しいのに…ありがとうございました」(吉田監督)、「いるなら僕らがやる意味ないじゃん(笑)!これ以上喋っても…」(池松さん)と2人が語ると、会場は大爆笑に包まれた。最後に、ようやく落ち着いたところで締めの挨拶。池松さんは「東京では好評を頂いてまして」と前置きしつつ、「鹿児島の皆さんがどう感じるかも気になりますが、九州であまりお客さんが入ってないということで…(笑)。皆さんには関係ない話ですが、鹿児島出身の監督と、福岡出身の僕からすると、ちょっとそれは話が違うぞ、という事で参りました。面白いと思った方は、ぜひ皆さんに広めて下さい」と正直すぎる胸の内を語り、最後の最後まで笑いの絶えない舞台挨拶となった。一方の舞台裏では、嵐ようなサプライズを池松さんと吉田監督にお見舞し終わった宮沢さんが「大成功!!」とスタッフと共に歓喜していた。『紙の月』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月23日女優の宮沢りえが、主演映画『紙の月』(公開中)の撮影中に描いたという吉田大八監督の似顔絵が21日、公開された。本作は、直木賞作家・角田光代の同名小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』(2012年)などで知られる吉田大八監督がメガホンをとった作品。宮沢は、『オリヲン座からの招待状』以来となる7年ぶりの主演を務め、不倫関係の中で次第に横領に手を染めていく主婦で銀行契約社員の梅沢梨花を熱演した。銀行シーンの撮影の合間、真剣に何かを描いていた宮沢をスタッフが発見。「見つかっちゃった(笑)」と笑顔で見せたのが、銀行の封筒に描かれていた吉田監督の似顔絵だった。「もう(監督の顔を)見なくても描けるようになった」と自信をのぞかせるほど何度も描いたそうで、イラストは監督の現在に始まり、20年前と10年後の姿まで表現されていた。似顔絵は、自身が演じた梨花のイラストと共に吉田監督にプレゼント。本人は何気なく描いたものだったが、スタッフが「芸術的」と感動したことから、計3点のイラストが公開される運びとなった。今月15日の初日舞台あいさつでは、吉田監督からの「現場を引っ張っていってくれたのはあなたです。女優とは思えない程、不器用で必死でどこまでも真剣な想いを感じ、うれしさを通り越して苦しいくらいだった。また一緒に、大きなものを捕まえる旅に出ましょう」という手紙に涙した宮沢。今回のイラストは、手紙の文面と同様に互いの信頼関係を物語っている。
2014年11月21日圧倒的な存在感を見せ、今年の東京国際映画祭で「観客賞」とともに「最優秀女優賞」を受賞した宮沢りえが、『桐島、部活やめるってよ』の鬼才・吉田大八監督とタッグを組んだ映画『紙の月』。先日の初日舞台挨拶でも、吉田監督からの突然の感謝の手紙には思わず涙を見せていた宮沢さんだが、このほど、本作のクライマックスとなる宮沢さんの“疾走”シーンの裏側をとらえたメイキング映像がシネマカフェに到着。吉田監督の指示のもと、宮沢さんが“本気”の走りを見せていることが分かった。本作は、バブル崩壊直後の1994年、銀行のシステムがオンライン化がされる以前に、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)が年下の大学生(池松壮亮)と出会い、次第に巨額の横領に手を染めていく様を描いた物語。直木賞作家・角田光代のベストセラー同名小説が原作となる。吉田監督はこの原作小説を読んだ際、「イメージとして浮かんだのが、走っているヒロイン。自分を抑えて生きてきた女性が、破滅へと暴走する姿を“爽やかに”描きたくなった」という。「とにかく梨花が走るシーンに向かってどんどん圧力を上げていくために、映画オリジナルの構成ができ上がった」と、このクライマックスにかけた思いをふり返って語る。今回の映像に収められているのは、まさにその映画の終盤、宮沢さん演じる梨花の横領がついに銀行にバレ、それでも逃げようとする彼女を追っていくシーン。吉田監督の指示を受け、夕陽が射すタイミングを狙って、いろいろな場所を何度も、何度も全力疾走で駆け抜ける宮沢さん。肉離れを起こし倒れても「私、大丈夫。もう1回やろう。ほら、まだ夕陽があるうちに、早く!」と、心配顔のスタッフを逆にふり切るように、笑顔で立ち上がったという宮沢さんの、意外に速い本気走りと“女優魂”を目にすることができる。走るシーンが印象的な映画といえば、タイトルそのままの『ラン・ローラ・ラン』、花嫁を奪って逃走するダスティン・ホフマンの『卒業』、トム・ハンクスの本気走りが見られる『フォレスト・ガンプ』、アニメ『時をかける少女』の駆け下りる坂道、最近では『超高速!参勤交代』など、いくつか思い浮かぶ映画があるはず。本作でも、宮沢さん演じる梨花がまるで世界の彼方へ向かおうとするかのような疾走は、吉田監督が目指したヒロインそのままに眩しく、爽快感すら感じさせる印象深いものとなっている。『紙の月』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月18日映画『紙の月』の初日舞台あいさつが15日、都内で行われ、キャストの宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、小林聡美と吉田大八監督が出席した。全国公開中の本作は、主婦による巨額横領事件を描いた角田光代の同名小説を映画化した作品。夫と暮らす平凡な主婦・梨花(宮沢)は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。そんなある日、梨花は、大学生の光太(池松)と出会ったことで、顧客の預金に手をつけてしまい、次第に金銭感覚と日常が歪み出す――というサスペンス・ストーリーで、第27回東京国際映画祭にて、観客賞および主演の宮沢が最優秀女優賞を受賞した。本作で7年ぶりの映画主演を務めた宮沢は、「やっとこの日を迎えられたと興奮しています。人生が音楽だとすると、『紙の月』は私にとって貴重で大切な一小節になった。監督、ありがとうございました」と感謝の言葉を。そんな宮沢に向け、吉田監督は、「現場を引っ張っていってくれたのはあなたです。女優とは思えない程、不器用で必死でどこまでも真剣な想いを感じ、うれしさを通り越して苦しいくらいだった。また一緒に、大きなものを捕まえる旅に出ましょう」という手紙を読み上げ、「言葉になりません……」と感激する宮沢と熱い抱擁を交わした。吉田監督が手紙を読む間に大粒の涙をこぼし、「本当に忘れられない日になりました。こういうのを感無量って言うんですね」となかなか止まらない涙を手の平で拭っていた宮沢。その様子を見て、そっとポケットからハンカチを差し出した池松は、「宮沢さんが、7年ぶりに主演としてここに立った心境は、僕には計り知れない。その想いを少しでも受け取ってくれればと思います」と観客にメッセージを。また、イベントでは、本作の内容にちなみ、"盗みたいもの"について、トークが展開されたが、大島が「小林さんの安心感。抱き締めてもらいたいとずっと思ってた」と照れながら打ち明けると、大島、小林、宮沢の女優陣3人がそれぞれ抱き合い、会場は和やかなムードに包まれた。
2014年11月16日女優の宮沢りえが11月15日に都内で行われた主演作『紙の月』の初日舞台あいさつに出席した。7年ぶりに映画主演を果たし、平凡な主婦から横領犯へと転落するヒロイン役で新境地を開拓。初タッグを組んだ吉田大八監督から、感謝の手紙を読み上げられ「言葉になりません。こういうのを感無量って言うんですかね」と大粒の涙を流した。『紙の月』舞台挨拶その他の写真契約社員として銀行で真面目に働く主婦・梨花(宮沢)が、年下の不倫相手のために、巨額の横領事件を引き起こすヒューマン・サスペンス。直木賞作家・角田光代氏のベストセラー長編小説を映画化し、第27回東京国際映画祭のコンペティション部門で最優秀女優賞&観客賞の2冠を達成した。「やっとこの日を迎えて、体中を興奮が駆けめぐっている」と語った宮沢は、「人生が音楽だとすれば、『紙の月』との出会いは貴重で大切な一小節になった」と感激しきり。吉田監督に対し「粘り強さは天下一品」と最敬礼だった。一方、吉田監督も「正直、この企画は途中でつぶれると思っていた」と明かし、「ところが宮沢さんの主演が決まった瞬間、ヒロインが顔を持ち、見る見る形になった」と宮沢に改めて感謝の意を表し、「いつかもっと大きなものをつかんでみましょう」と再タッグに期待を寄せた。舞台あいさつには宮沢と吉田監督に加えて、共演する池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、小林聡美が出席。横領を描いた本作にちなみ「ここにいる誰かから盗みたいものは?」の質問に、「りえさんの元気」(池松)、「小林さんの安心感」(大島)、「池松君の若さ」(吉田監督)と思い思いに答えた。『紙の月』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年11月15日女優の宮沢りえが11月15日(土)、都内で行われた主演作『紙の月』の初日舞台挨拶に出席。吉田大八監督が感謝の手紙を読みあげると「言葉になりません。こういうのを感無量って言うんですね。今日は忘れられない日になりました」と感激の涙を流した。7年ぶりの映画主演を果たした宮沢さんは平凡な主婦から横領犯へと転落するヒロイン役で新境地を開拓し、早くも本年度の映画賞レースで、第28回山路ふみ子女優賞、第27回東京国際映画祭の最優秀女優賞と2冠を達成している。舞台挨拶に立った宮沢さん本人も「人生が音楽だとすれば、この映画との出会いは貴重で大切な一小節になった。監督、ありがとうございます」とこみ上げる思いを抑えきれない様子。吉田監督とは初タッグで「監督の粘り強さは天下一品」と最大限の敬意と謝意を払っていた。一方、吉田監督は宮沢さんの主演が決まる以前「途中でこの企画はつぶれると思っていた」と告白。「ところが宮沢さんに主演してもらえることが決まると、ヒロインが顔を持ち始め、見る見る形になっていた」とこちらも感謝の意。「今度はもっと大きなものをつかんでいきましょう」と再びタッグを組むことに、意欲を燃やしていた。ベストセラー作家・角田光代の同名小説を原作に、バブル崩壊直後の1994年、夫と暮らす銀行の契約社員・梅澤梨花(宮沢さん)が、年下の不倫相手のために顧客の金を横領し、その犯行をエスカレートさせる姿を描いた。第27回東京国際映画祭では、コンペティション部門の最優秀女優賞&観客賞のダブル受賞を果たした。舞台挨拶には宮沢さんと吉田監督を始め、共演する池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、小林聡美が出席。不倫相手を演じた池松さんは「現場のりえさんは本当にパワフル。僕もその元気をもらいたい」と宮沢さんとの共演をふり返っていた。『紙の月』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月15日「もしかしたら、こじらせてるとでも思われてるんじゃないかな(笑)」。池松壮亮がこう呟くのには理由がある。『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督・最新作『紙の月』に池松さんは出演。吉田監督とは昨年の舞台「ぬるい毒」でも組んだ間柄なのだが、その舞台で演じたのがヒロインを翻弄する役なら、今回はヒロインが堕ちていくきっかけとなる役どころ。難しい役の機会が続く中、吉田監督の池松壮亮評を推測してもらった際、冒頭の発言が飛び出した。「ある意味、大八さんが僕の役に自分を投影している部分もあると思いますよ(笑)。大八さんはものすごく優しくて、いろんなものを大きく捉えることができる人。俯瞰して見ているようなところは、時に人には残酷に映るかもしれない。もちろん、僕にもそういうところがあるし、人間は誰しもそういうものだとも思っているんですけど。そういった一筋縄ではいかない人間の複雑さが大八さんは好きで、僕もそれが好きで」。出演を決めた理由も至ってシンプル。「大八さんの作品だから」だそうだ。「言ってしまえば、ひとりの女性が夫以外の人に恋をして、横領する話なんですよね。僕自身と物語の距離も遠かったし、光太という役にも興味を持てなかったです。何て言うか、すぐにはピンとこなかった。でも、大八さんの作品に出たくないわけがないし、やるからには信じないと始まらない」。主人公の主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は大学生・光太と出会ったことをきっかけに、勤め先である銀行の金に手をつける。「純粋で、色気があって、残酷な光太を今の池松くんで見たかった」と語るのは吉田監督だが、光太は梨花に何かを強くねだるわけでもなければ、言葉巧みに道を踏み外させるわけでもない。梨花は光太とただ恋に落ち、そして罪を犯す。それが恐ろしいし、やはり厄介だ。「光太ってよく分かんなかったけど、彼といる時の梨花の顔が一番輝いていたなと思わせられる存在になれればいいかなって。善悪を一瞬でもひっくり返せればいいんじゃないかなって思っていましたね」と語る池松さんも、その恐ろしさを認める。「本当にそうなんですよ。結局、誰が悪いのか、何が悪いのか。梨花が悪いのか、光太が悪いのか、お金が悪いのか。そういう映画だと思っています」。相手役の宮沢さんは「とにかく愛情にあふれた人」。撮影中は「こういう感じでした」と言いながら人差し指と中指を交互に動かす仕草をして見せつつ、「活字にしづらいですよね…すみません」と苦笑する。どうやら、指のどちらかが光太で、もう一方の指が梨花のようだ。「光太がいて、梨花がいて、駆け引きをしているりえさんは梨花として、いつでも包み込んでくれる準備をしていたけど、それに対して僕が光太として素直に飛び込んでいいというわけではなくて。りえさんの愛情を全て受け入れてしまっていい役どころではなかったから」。「役割を果たすためには、ひたすら考えるだけ。答えに至ることはないんですけど」という中、念頭に置いたのはやはり「梨花に一番輝いた顔をさせる」こと。梨花の輝いた顔が見られるであろう、2人がホテルのスイートルームで贅沢な時間を過ごすシーンでは「ちょっと変な感覚にもなりましたね」とも打ち明ける。「自分も夢の中にいるような感覚でした。高そうなホテルの最上階で飯を食うシーンとかを撮るわけですよ。“わっ、すげえな。そんなに値段するんだ”っていうくらい高い時計をつけて、走り回ったりもして。でも、それが毎日続くと、本当にだんだん感動しなくなってきたりもするんです。面白いなあって思いましたね」。出演を決めた理由が「大八さんの作品だから」なら、完成した作品に寄せる感想も「ああ、大八さんの映画だなって」。満足そうに、「引っ掛かりましたね。善と悪が」と頷く。「どんな人が何を求めてこの映画を観に来るのか、すごく興味がありますね。いけないことをする人の物語だっていうのを分かっていて観に来るわけですし。裁きに来るのか、自分も一瞬だけ連れて行ってほしいと思って来るのか。どっちなんだろう?でも、大八さんの作品を観て普通に帰れるとは、僕は思っていないですけどね」。とりわけ後者の“連れて行ってほしい派”にとって、やはり池松さんが光太を演じることの意味は大きいように思うが、「いやいやいや、そんな風に考える人がいたとしても、それはごく一部」と謙遜することしきり。いや、それが本音なのか。快進撃が続くこの1年、やりたいことができたかと訊くと、「結局のところ、別に何にも進歩してないですよ」との答えが返ってきた。「それはもちろん作品じゃなく僕個人の問題であって、そんな個人の気持ちなんてどうでもいいんですけどね。作品が評価されていくのは素直に嬉しいです」。12月に公開される『バンクーバーの朝日』を含め、今年公開の出演映画は計8本。そのほか、舞台に立ち、ドラマにも出演した。「出来る限りやろうと思った」結果、こうなったそうだ。「自分の心と体力が持つ限りやってみようと思って。そう思って、うまくタイミングが合った結果、こうなったという…。ただ、同じ時期に2つの作品を撮っていたりもして、となると、僕の心は10しかないので、どうしても5:5になったりするわけです。体力は別にいいんですけど、心に関してはちょっとよろしくないかもしれない」。しかしながら、池松壮亮を求める人間が、作品が後を絶たないのだから仕方がない。幸せな宿命を背負う中、若き名優はどんなオファーに心が踊るのか。「その時の勘です。もう、勘でしかない。正解か不正解かも分かんないですし、これをやったから次はこれをやろうとかもないですし、ピンときたら。ただ、映画に関わるということは、“今回はこういう作品を作りました。どうですか?”と言うということ。幸せなことにちょっとでも選べる状況にある中、それをチョイスして、自分の今の精一杯を尽くす。それだけです」。こじらせているどころか、どうしようもなくストレートな思いがそこにあった。ヘアメイク:宮田靖士(VaSO)YasushiMiyataスタイリスト:梶雄太Yuta Kaji<衣裳クレジット>トップス:ファセッタズムボトムス:サンシースニーカー:エーエムビー/ハイブリッジ インターナショナル(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月14日東京ミッドタウンは、11月13日から12月25日までクリスマスイベント「ミッドタウン・クリスマス 2014」を開催する。開催初日、メイン会場となる芝生広場「スターライトガーデン 2014」にてイルミネーション点灯式が行われた。同会場のテーマは“宇宙旅行”。式には女優の宮沢りえが出席し、司会者の合図と共にスイッチオン。2,000平方メートルと広大な敷地に、青をベースカラーとした18万個のLEDが一斉に点り、まるで宇宙空間にいるような幻想的な世界へと変えた。今年の目玉は日本初のイルミネーション装置「スティックイルミネーション」。下から上へ自在に動く264本の光で星屑の浮遊感や宇宙の無重力感を演出し、立体的かつダイナミックなイルミネーションショーを繰り広げる。最大4mの高さで輝く光は東京ミッドタウン初の試みという。イルミネーションが大好きで、毎年ミッドタウンにも鑑賞に訪れているという宮沢。点灯直後はLEDに釘付け。また、イルミネーションをバックにセルフ撮影するなどとてもはしゃいだ様子を見せた。「今年のクリスマスの予定は?」と問われ、「例年同様、好きな友達と集まってプレゼント交換をします。毎年家にはサンタクロースがやってくるので、その準備を今から行います」と微笑んだ。最後に「皆さんも素敵な愛が溢れるクリスマスをお過ごしください」と来場者にメッセージを送った。8回目のクリスマスを迎える東京ミッドタウン。今年は「ミッドタウン・クルーズ」をテーマに、同会場以外にも芝生広場に向かうまでの歩道や、外苑東通り沿いなど施設を取り囲んだ様々な場所にてイルミネーションを実施する。昨年は560万人もの人が訪れ、今年も多くの来場を見込んでいる。
2014年11月13日体調悪い詐欺夫
夫婦の危機
モラハラ夫図鑑