チョコプラ、伸び悩んだ過去と転機「武器だと思っていないものが武器だった」
すごく悲しくて。『トイ・ストーリー』の世界だったら、あの顔はどうなっていたんだという…。
松尾:ほかの皆が助けに行ってくれる(笑)?
長田:助けに行ってくれているのかなあ…そう思いたいですよね。本当に。
――目が覚めたら、顔が元に戻っていたり…?
松尾:「あったー!」って言ってね(笑)。
長田:その時は、戻っていなかったんですけど、僕がそのおもちゃと離れてから、皆が戻してくれたのかもしれないですね(笑)。
――では、松尾さんは少年の頃、どんな感じでしたか?
松尾:僕は地元が箱根で山の中で育ったので、おもちゃよりは、自分の好きな木とかを持って遊んでいましたね(笑)。どちらかというと、今回新たに登場するフォーキーのノリに近いというか。
フォーキー…僕はもう、木ーだったんですよ。
長田:フォーキーのキー(笑)。
――ウッディ役の唐沢寿明さんが、本作について「おもちゃはいつも、買い与えられて遊ぶものじゃなくて、自分で想像力を働かせて、近くにあるもので作ったりするんだよ」ということを教える映画だとおっしゃっていました。
松尾:唐沢さんと全く同じことを考えていたんです。
長田:いいとこだけを汲み取るな(笑)