【婚姻届に判を捺しただけですが 8話】進撃の高杉真宙と全てを語る目覚まし時計・ネタバレあり
恋敵である唯斗に助言を求める百瀬
「ルームメイトと喧嘩して家がなくなった」と言う唯斗に対し、百瀬はしばらく泊める代わりに明葉の気持ちを教えて欲しいと頼む。
全日本鈍感選手権の優勝候補である百瀬は唯斗の気持ちに気づいていない。
だからこそ明葉を『あっきー』と呼び、さらに『親友』を自称する唯斗を百瀬は頼るわけだが、実際は恋敵のようなもの。
教えるのを引き伸ばすために一流の詐欺師ばりの交渉術を仕掛ける唯斗と、見事に振り回される百瀬。
そんな中、百瀬の一言によって唯斗の意外な一面が紐解かれる。
「牧原(唯斗)くんは僕のこと嫌いですか?」
流石の百瀬も唯斗のあからさますぎる敵意には気づいていたようだ。
唯斗の百瀬に対する苛立ちの根源は、彼の家庭環境にあった。
唯斗の両親は世間体のために結婚した偽装夫婦のようなもの。
割り切った関係性のはずであったが、一緒に暮らすうちに母親だけが情を抱くようになる。夫婦間のギャップに苦しむ母を見てきた唯斗は、明葉を振り回すかのような百瀬の言動に憤りを感じていたのだ。
百瀬への悪感情と共に明葉への想いも吐き出し、笑顔で牽制する唯斗。黙って話を聞くことしかできない百瀬。