【婚姻届に判を捺しただけですが 8話】進撃の高杉真宙と全てを語る目覚まし時計・ネタバレあり
「誰かに分かってもらおうなんて思ってないですから」と突き放そうとする唯斗。
そこにかつての自分を重ねた百瀬は、本音を語り始める。
百瀬の本音と優しさに心を動かされた唯斗は、明葉の気持ちを百瀬に教えるのであった。
唯斗の成長が著しい『ハンオシ』第8話
今回の唯斗の行動は、恋愛ドラマの当て馬がよく行うものだ。
あれだけ敵意をむき出しにしてきた唯斗が、たった1話で当て馬ムーブを行うまでになったというのは大きな変化である。
その変化に違和感をあまり感じないのは、百瀬と唯斗の交流に長めの尺を取って、説得力のあるエピソードを重ねているからこそである。
また、唯斗が明葉の気持ちを教える際のセリフも秀逸だ。
「なんであっきー、6時50分に(目覚まし時計を)セットしてるんですかね。
出勤時間遅いはずなのに、毎日こんな早く起きる必要ないでしょ?」
目覚まし時計の代わりに明葉が百瀬を起こす。
互いに干渉しないという契約だった2人が、初めて歩み寄った際にできた約束だ。
明葉はそれを守るため、百瀬を起こす時間の10分前に目覚まし時計をセットしていたのだ。
夫婦の絆を象徴するアイテムが明葉の気持ちを表しており、恋敵の後押しによって百瀬がようやくそこに気づく。