2021年4月26日 10:25
「卵は賞味期限内ならいつ食べても同じ」 実は、結構な違いがあって?
買ってきた当日に大量にゆでて、冷蔵庫にストックしておきたくなりますよね。
ですが、あえて産卵日から日数をおいた卵で作ったほうがいいそうです。その理由とは…。
児玉さん:
新鮮な卵には、内部に炭酸ガスが入っています。
ゆでると炭酸ガスが膨張して卵白が圧迫されるため、殻にへばりつくことで殻がむけにくくなるんですよ。
産卵日から日数が経つと炭酸ガスが徐々に抜けていき、5日目頃を過ぎた卵では、ゆでた後ツルッと殻がむけやすくなります。殻をむく時に身もはがれてボロボロに…なんて失敗の原因の1つは、卵の新鮮さだったのですね!
そうはいっても、できるだけ早くゆで卵を作りたい人もいます。児玉さんは、5日も待てない人向けの方法も教えてくれました。
※写真はイメージ
児玉さん:
買ったばかりの卵をなるべく早くゆで卵にしたい時は、1~2日常温保存して鮮度をあえて落とします。
卵を常温で保存するのは細菌の観点から基本的にはおすすめしませんが、加熱調理をする場合は1~2日常温で置いて構いません。
また、ゆでる前に卵のとがっていないほうに小さな穴をあけたり、スプーンなどで軽くたたいてヒビを入れておいたり、ゆでてすぐ冷水にさらしたりすることも、殻をきれいにむく方法の1つです。