地震のときのガス(プロパンガス)対処法。震災があったときの対応は?
では、なぜ「何もしない」ことが正解なのでしょうか?
まず、電化製品のスイッチを入れるのは、
電気が流れた瞬間のショートをきっかけに火花が出ることがあり、
それにガスが引火する危険性があるのです。
逆に、地震前に使っていた電化製品のスイッチを「切る」という行為も
回路の遮断時に火花が散り危険です。
緊急時は、「何かしなければ!」と
パニックになってしまいがちですが、
誤って引火の原因を作ってしまわないようにしましょう。
<ガス漏れ時の対応2>元栓・器具栓・バルブ類を閉めよう地震後、ガス漏れと感じた場合は
ガスの漏出を最小限にとどめるために
屋内ガス器具の全ての器具栓、
元栓を締めてください。
また、屋外のメーターの下についている
ガスメーターバルブと、ガスボンベについている
容器バルブも時計回りにまわして締めてください。
この対応は、ガス漏れの時だけに限らず、
地震が起きた後に必ず実施しましょう。
旅行などで家を長期間空ける時に、
屋内のガスの元栓までは締めている方が多いと思いますが、
屋外のバルブの位置、締め方を把握している方、
締めたことがある方は少ないのではないかと思います。