【初心者向け】ウェルスナビとは?仕組み&メリット・デメリットを金融の専門家が解説
ETF(上場投資信託)を通じて世界中に分散投資
ウェルスナビはETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国11,000銘柄に分散投資できます。ETFとは、特定の指数、たとえば日経平均株価やNYダウなどの動きに連動する運用成果を目指し、金融商品取引所に上場している投資信託です。
株式と同じように、取引時間中ならいつでも売買できるというメリットがあります。ウェルスナビの資産クラスとETFの銘柄は以下の通りです。
ウェルスナビ
ただ、個人投資家がETFを買って最適な資産配分を実現しようとしても、取引単位がネックになります。ETFは投資信託のように、「1万円分買いたい」というような金額指定で購入できないからです。
ETFの取引単位は数千円から数万円します。米国株の代表的なETFであるVTI(バンガードトータル・ストック・マーケット)は、156.67ドル(約1万7,000円)。
また、金の代表的なETFであるSPDRゴールド・シェアーズは、149.20ドル(約1万6,000円)です(2020年2月時点)。
ですから、たとえば10万円で世界中の金融商品に分散投資しようとしても、ETFの取引単位がネックになり、最適な資産配分はできません。