家財保険と火災保険の違いとは?知っておきたい基礎知識をFPが徹底解説!
地震保険は家財の補償も忘れずに
日本では、阪神淡路大震災、東日本大震災などの大地震が起きてから地震保険の加入率が一気に上がりました。通常の火災保険では地震による損害は補償されません。例えば、地震によって発生した火災は地震保険に加入していないと補償されないのです。
地震保険は単独では加入できず、火災保険に付加します。過去の震災では家財の損害も甚大でした。よって、地震保険は建物だけでなく家財の補償も必要といえます。
地震保険においては建物と家財で災害の認定要件や、保険金の支払い方法が異なります。どちらかというと家財のほうが支払われやすいと言われています。
通常の家財保険では補償対象にならないもの
家財の補償対象は建物以外全部というわけではありません。通常の火災保険の契約では補償対象にならないものは以下のとおりです。
- 所定額以上に高価な貴金属、書画、骨董など
- 設計書、帳簿、証書など
- 自動車
- 通貨、有価証券、預金証書、印紙、切手など
- 商品、営業用什器、備品など
- テープ、カード、ディスク、ドラムなどのコンピュータ用の記録媒体に記録されているプログラム、データなど
所定額以上に高価な宝石、書画などは「明記物件」