『アメトーーク!』の“独身こじらせ芸人”から感じた“おひとりさま”への余計なお世話
こんにちは、「ひとりBPO」こと、福田フクスケです。
最近なにかとピンチとかオワコンとか言われがちなテレビについて、その魅力と俗悪さの両方を、清濁併せ呑むハードボイルドでジャーナリスティックなスタンスで書いていこうと思います。気分は池上彰です。
……というのは嘘で、まあ半熟くらいの生半可な気持ちで、ゆるゆるやっていけたらと思います。気分は“テレビ画面に向かって話しかけるおじいちゃん”です。よろしくお願いします。
コンプレックスを笑いで昇華する『アメトーーク!』 さっそくですが、“おひとりさま”について考えさせられる番組を見ました。だいぶ前になってしまいますが、2015年2月5日に放送されたテレビ朝日系『アメトーーク!』の「独身こじらせ芸人」の回です。
『アメトーーク!』といえば、「家電芸人」「餃子の王将芸人」など、ある属性によって集められた芸人たちによる“くくりトーク”の手法を確立させたバラエティ番組。
中でも、名作「中学のときイケてないグループに属してた芸人」に代表されるように、世間から欠点やコンプレックスとされる部分をあえて笑いの俎上にあげ、この世には“笑われる”ことで救われる鬱屈やルサンチマンもあるのだ、ということを示した功績は大きいでしょう。