アメリカ・マサチューセッツ州に暮らす11歳のアシュリン・マクドナルドさんは、毎食食べている大好きな食べ物があります。それはスープの缶詰で知られるキャンベル社の『スパゲッティ・オー・ウィズ・ミートボール』。トマト味のソースにアルファベットの『O』の形のパスタと小さなミートボールが入っているものです。自閉症をもっているアシュリンさんにとって、スパゲッティ・オーはただの好物ではなく、精神安定剤のようなもの。海外メディア『TODAY』によると、彼女は毎食、スパゲッティ・オーと一緒にピザやヨーグルトなどを食べていたといいます。しかし新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)対策で学校が休校になって以来、スパゲッティ・オー以外の食べ物を一切食べなくなってしまったのです。アシュリンさんにとっては学校という『ルーティン』のない生活の中で、「いつでも同じ味」のスパゲッティ・オーが安心感をもたらしてくれるのだといいます。娘の好きな缶詰が店から消えたコロナウイルスが流行するまでは、人気商品であるスパゲッティ・オーはいつでも買えたのだとか。ところがパンデミックによって人々が食料品の買い溜めをし始めたことで、スパゲッティ・オーも店頭から姿を消してしまったのです。仕方なく母親のクリスタルさんはスパゲッティ・オーの別の味や他社の似たような商品を買ってみましたが、アシュリンさんは食べませんでした。それからクリスタルさんは地元のスーパーで『スパゲッティ・オー・ウィズ・ミートボール』を探し回り、多い時には1日に20軒近くの店に足を運んだといいます。2020年8月、娘のためにスパゲッティ・オーを探しまわるクリスタルさんのことが地元の新聞に掲載されます。するとその記事を読んだ人たちから彼女のもとにスパゲッティ・オーの在庫がある店の情報や、スパゲッティ・オーの寄付が続々と寄せられ、100缶以上を確保することができたのだそう。さらにこの話がキャンベル社にも伝わり、なんと約800缶の『スパゲッティ・オー・ウィズ・ミートボール』がクリスタルさんの家に送られてきたのです。A Mass. community is helping a mother stock-up on SpaghettiO's for her daughter with Autism who looks to them as a meal...Posted by WDBJ7 on Saturday, September 12, 2020A Mass. community is helping a mother stock-up on SpaghettiO's for her daughter with Autism who looks to them as a meal...Posted by WDBJ7 on Saturday, September 12, 2020クリスタルさんはこの出来事について『TODAY』に語っています。これは私の娘と私たち家族にとって信じられないような贈り物です。おかげで大きなストレスが軽減されました。この恩恵にどれほど感謝しているか、とても言葉ではいい表せません。TODAYーより引用(和訳)有事が起きると今まで普通に手に入ったものが突然買えなくなることがあります。そんな時こそ他者のことも考える思いやりと、困っている人がいたらお互いに助け合う気持ちを忘れずにいたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月12日山口県山口市にある日帰り温泉『おんせんの森』。入浴施設のほか、書籍や漫画が5千冊以上取り揃えてあったり、卓球ができたりさまざまな楽しみ方ができるといいます。しかし、この『おんせんの森』である事件が起きたのだとか。人気漫画『鬼滅の刃』が盗まれる2020年9月25日、Twitterでこのような投稿がされました。【悲報】リラックスルームから鬼滅の刃1巻から20巻までが盗まれた。頑張って集めたのに...。間違って持って帰ってしまったという人はコソっと元に戻しておいてほしい。 『誰かが道を踏み外しそうになったら 皆で止めような』 警察には言わず、 SNSの力でその人を止めてあげたい。 #鬼滅の刃 pic.twitter.com/vHffnmLkXt — おんせんの森[フォローしてね] (@onsen_mori) September 25, 2020 本棚からごっそりと無くなったのは、人気漫画『鬼滅の刃』20冊。スタッフは「頑張って集めたのに…」と悔しさをにじませていました。しかし、警察には報告せずに、「もし持ち帰った本人がいたら戻してほしい」と呼び掛け。投稿には「許せない行為」「酷すぎる」といった声が寄せられていました。ネット上では誹謗中傷が相次ぐこの投稿は拡散され、テレビでも放送されました。すると、次第に『おんせんの森』のTwitterに誹謗中傷などが送られてくるようになってきたといいます。スタッフは「馬鹿じゃないのか」といったメッセージがたくさん届き、心を痛めていました。それでも戻してくれる人だと信じたいため、しばらく様子を見ることに。その間にもTwitterには、励ましの言葉が寄せられていていたようです。約10日経っても戻ってこなかった漫画。しかし、漫画が盗まれたことを知った『鬼滅の刃』のファンからあるものが送られてきました。全国のファンから送られてきたものに感動!久しぶりに出社したスタッフ。すると、何やら大きな段ボールが7箱届いていました。中を開けてみると…。なんと、漫画『鬼滅の刃』が合計140冊届いたのです!同年10月8日時点で、その数はまだ増えており9セット180冊以上になったのだとか。『おんせんの森』は、この寄付に対して「本棚に陳列をさせて頂き、大切に保管をしていきたいと思います。本当にありがとうございました。これを機にしっかりと防犯対策をし運営します。この度は、皆さまご心配をおかけし申し訳ございませんでした」とコメント。さらに、中には手紙を添えて寄付をしてくれた人もいたようです。この報告には、ネット上で心配していた人からも「よかったですね!優しい世界」「不覚にも泣いた」「愛のある寄付ですね」といった声が寄せられていました。『おんせんの森』は、漫画の盗難に加えて新型コロナウイルス感染症や、迷惑YouTuberによる風評被害によって「今年はいいことがなかった」といいます。しかし、「SNSを通じて私たちは勇気づけられました。本当にありがとうございました」と温かいファンによる支援で救われたようです。困った時、すぐに手を差し伸べられる優しさに感動しますね。『おんせんの森』が気になった人は、訪れてみてはいかがですか。『おんせんの森』[文・構成/grape編集部]
2020年10月11日新型コロナウイルス感染症の影響から、各所でソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つよう呼びかけられています。人と人との距離が離れたことで、心の距離も遠くなったような気持ちになることも。ブログに家族の日常を漫画で投稿している、めめさんの心温まるエピソードをご紹介します。『母からの電話』めめさんは、季節の変わり目による体調不良や、暗いニュースが多いことが原因で、気分が落ち込んでいました。そんな時、お母さんから電話が来て…。土砂降りの雨の日のこと。子連れの母親が、ベビーカーに子供を乗せようとしています。しかし、子供はだだをこねてなかなか乗ってくれません。困り果てた様子の母親を見かねて、めめさんのお母さんは手助けをします。1人ではどうしようもない状況に、母親はとても焦っていたのでしょう。突然差し伸べられた救いの手に、母親は安心し涙をこぼします。この投稿を見た人からは、賞賛のコメントが寄せられました。・必要以上に他人に近付きにくい今、困っている人を助けようとするお母様の行動、素晴らしいですね!・素敵なお話。お母さんの優しさに、思わずウルッとしてしまいました。・子育てをしているとつい「完璧でいないと」と思ってしまいます。でも、時には誰かに助けを求めていいと思えました。暗いニュースが多い中、誰しも気持ちが張りつめ、他人を気遣う余裕がなくなりがちです。ソーシャルディスタンスを保ちながらも、めめさんのお母さんのように、助けを求める人の心には寄り添いたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月06日1歳の息子さんを育てる、みあ(@nyanyo1305)さんが体験した心温まるエピソードをご紹介します。ある日、抱っこ紐を使って息子さんと一緒に外出していた、みあさん。前方には、親子3人が乗った1台の自転車が走っていました。自転車の前後にあるチャイルドシートには、赤ちゃんと3~4歳の子供の姿が。※画像はイメージすると次の瞬間、女性はバランスを崩し、自転車は転倒してしまいます。助けようと駆け寄るみあさん。一度に3人の救助は困難な状況でしたが、『救世主』が現れて…!目の前で、自転車で前に赤ちゃん、後ろに3〜4歳の子を乗せてたお母さんがコケてしまって。真横にバタンって倒れてめっっっちゃ焦った。やべぇ!ってなって駆け寄った瞬間に佐川のお兄さんが横から走ってきて子ども2人を救出してくれたありがとう佐川のお兄さん…!— ®︎みあ( ºΔº )1yBOY毎日ハッピー (@nyanyo1305) September 27, 2020 なんと佐川急便の配達員がやって来て、倒れた自転車から子供2人を救出したのです!さすが、重い荷物をいつもテキパキと運ぶ配達員。頼もしすぎます…!その後、息子さんを抱えたみあさんも自転車と地面に挟まれていた女性を救出。佐川さんが赤ちゃん抱えながらおっきい方の子どもに「大丈夫?」って優しく声かけてる間に足が自転車と地面に挟まれて全然立てそうにないお母さんを救出したのだけど、子ども乗せる自転車って重いのね‼️ビックリした。私も息子を抱っこ紐に入れた状態だったから、支えづらくて手間取ったごめん— ®︎みあ( ºΔº )1yBOY毎日ハッピー (@nyanyo1305) September 27, 2020 子供を乗せる自転車が、電動アシスト自転車である場合、重量は303を超えるものも。転倒した重い自転車から、息子さんを抱えたみあさん1人の力で親子3人を救いだすのは、至難の業だったはずです。そんなピンチを救った、配達員の男性。彼の行動は、まさに『神対応』だといえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年10月01日雨風をしのげる場所で眠り、お腹が空いたら食べるものがある…それはすべての人にとって当たり前のことではありません。アメリカ・テネシー州に暮らすラシェンダ・ウイリアムズさんは薬物依存症に苦しんだ末、職を失いホームレスになりました。そして彼女はスーパーマーケット『クローガー』の駐車場に停めた車の中で寝泊まりする生活を約1年間も送っていたのです。海外メディア『TODAY』によると、ラシェンダさんは日中はあちこちを移動しながら過ごし、夜になると安全な『クローガー』の駐車場に戻ってきて、周りの人に気付かれないようにシートを倒して眠っていたといいます。行き場を失ったホームレスの女性を救ったのは『CNN』によるとラシェンダさんは時々昼間に『クローガー』で食べ物を買うことがあり、『常連客』としてスタッフたちとも顔見知りだったのだとか。2019年冬、あるスタッフに彼女は「私、いつかここで働くわ」と話したのだそう。すると人事担当のジャッキー・ヴァンダルさんが「今度、従業員募集イベントがあるわよ」と教えてくれたのです。それを聞いたラシェンダさんは仕事に応募することを決意。イベント当日、緊張しながらジャッキーさんのもとを訪れます。そこでジャッキーさんはラシェンダさんの隣に座り、彼女がパソコンで応募書類を記入するのを手伝ってあげたのです。そして約2時間かけてやっとラシェンダさんが書類の記入を完了すると、ジャッキーさんは彼女にこういいました。「あなたを採用します!」その言葉を聞いたラシェンダさんはジャッキーさんを抱きしめて号泣しました。For nearly a year, Lashenda Williams slept in her car in a Kroger parking lot. Now, the same supermarket has welcomed her with a job and a fresh start.Posted by NBC Nightly News with Lester Holt on Monday, September 7, 2020For nearly a year, Lashenda Williams slept in her car in a Kroger parking lot. Now, the same supermarket has welcomed her with a job and a fresh start.Posted by NBC Nightly News with Lester Holt on Monday, September 7, 2020ジャッキーさんはラシェンダさんを採用した時、彼女がホームレスだとういうことは知りませんでしたが、「誠実な人で、苦労しているようだ」と感じたといいます。その数日後からラシェンダさんは『クローガー』でセルフレジの補助係として働き始めました。数か月後にはアパートを借りることができ、ホームレス生活から卒業。必要な家具だけでなく、通勤に着ていく洋服なども同僚の従業員や地域の人たちが寄付を募るなどして、そろえてくれたそうです。ラシェンダさんは『NBC Nightly News』の取材で涙を流しながらこう語っています。私は今、人生で初めて『愛』とは何か、『友情』とは何かを知りました。NBC Nightly News with Lester Holtーより引用(和訳)『NBC Nightly News』の動画には「おめでとう」「助け合いは素晴らしい」「誰でもセカンドチャンスが与えられるべき」などの声が寄せられています。『CNN』によると、ラシェンダさんは幼い頃から里親の家を転々とし、児童虐待にも遭っていたとのことです。そのような生活のせいで学習障がいがあり、現在も読み書きが苦手なのだそう。しかしジャッキーさんは彼女の真面目さや親しみやすい人柄、やる気を信じて採用したのです。人生を変えるために「仕事に応募する」という行動を起こしたラシェンダさんと、そんな彼女に再起のチャンスをあげたジャッキーさん。『あきらめなければいつか道は開ける』ということを身をもって証明したラシェンダさんのストーリーに多くの人が感動しました。[文・構成/grape編集部]
2020年09月28日稲(inasan_mainichi)さんが、フォロワーから届いた実体験をもとに描いた漫画をご紹介します。物語に登場するのは、受験勉強に励む女性です。新型コロナウイルス感染症が流行する前のこと。女性は、受験勉強に疲れると、近所のラーメン店をよく訪れていて…。『受験勉強を素敵な形で励まされたはなし』女性の注文した激辛ラーメンに興味をもって、声をかけてきた見知らぬ男性たち。女性は、ラーメンにまだ口を付けていなかったため、男性たちに新しいレンゲを使ってひと口ずつ試食してもらいました。※作中では麺をすする描写が描かれていますが、実際は口を付けていなかったとのこと。会社員の男性たちと打ち解けた女性は、自分が受験勉強の合間をぬって、この店に通っていることを明かします。女性が夜遅くまで受験勉強を頑張っていたことを知った男性たちは、自らトッピングの注文を名乗り出ます。頑張った彼女へのご褒美として、女性が一番食べたかったラーメンをプレゼントし、去っていったのでした。エピソードに対し、読者からは「いい話!」「優しい世界だなぁ」「去り際もさわやかで素敵ですね」といった声が寄せられています。男性たちの応援は、受験勉強に疲れていた女性にとって、大きな励みとなったことでしょう。人の優しさをしみじみと感じられるエピソードですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月22日初めての場所で食事をする時、セルフサービスの勝手が分からず戸惑う人は少なくありません。中山少年(nakayama_syonen)さんは、フードコートに行った際に目撃した、心温まる出来事を漫画に描きました。『このまえフードコートで…』困っている女性たちに気が付いた男の子は、自分の手間を惜しむことなく助けに向かいました。男の子と一緒に来ていた女の子は、その様子を見て笑顔に!女性たちも男の子の親切に喜び、2人分のアイスクリームをプレゼントしたのでした。フードコートのエピソードに、多くの人が心動かされています。・男の子だけでなく、相手の行動をすぐに褒める女の子もいいね!・優しさをもらっただけでは終わらせないおばさまたちも素敵。・こんな幸せの連鎖で世界中がつながってほしい。「それぞれの人のいいところを取り入れて、素敵な人になりたい」と改めて思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月21日オランダの農場で暮らすクラリークさんは『ジャック』『ルイ』『スタブロス』という3匹の猫を飼っています。3匹の中で最後にクラリークさんの家族となったのはスタブロス。野良猫だった彼は保護された時はひどい健康状態だったのだそう。『LoveMeow』によると、スタブロスを引き取った時点でクラリークさんと彼女の夫は「この子が最後の猫。3匹いれば十分」と話していたといいます。 この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 5月月17日午前6時34分PDT庭にやってきた子猫を見たオス猫は…2020年8月、クラリークさんの家の庭に見知らぬ子猫が姿を現します。その痩せた子猫はたびたびやってきて、いつのまにかスタブロスと仲よくなっていたのだとか。そして気付くと、庭にある物置の中に住み着いていたのです。 この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 8月月20日午前8時52分PDT この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 8月月21日午後12時54分PDTクラリークさんは何度か子猫に近付こうとしましたが、子猫は怖がって逃げてしまいます。スタブロスはそんな子猫を守るように、いつもそばにいたのです。 この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 8月月31日午前2時00分PDTそれから数日後、3匹の猫たちの食事の時間になぜかスタブロスだけ食べようとせず、キッチンに立っていました。クラリークさんが猫たちのごはん置き場へ行くと、なんと子猫がスタブロスのごはんを食べていたのだとか。スタブロスは自分のごはんを子猫にあげていたのです。クラリークさんは「スタブロスはまるで『きみは僕よりお腹が空いているだろう。その気持ち分かるよ。だから食べな』といっているようでした」とつづっています。 この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 8月月23日午前2時59分PDTしかし子猫はクラリークさんを見るとすぐに逃げてしまいます。そのため彼女は子猫用のごはんも用意して、物置に置いてあげました。その日から2日間子猫は姿を見せませんでしたが、3日後に再びやってきたため、クラリークさんはごはんを持っていくことにします。その時、初めて子猫は彼女を見ても逃げようとせず、食事中に体を少し触らせてくれたのです。そこでクラリークさんは子猫のごはんを少しずつ、家に近い場所に置くようにしてみました。 この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 8月月19日午前9時24分PDTそれから間もなくして、記念すべき瞬間がやってきます。子猫がついにスタブロスに誘導されるようにして家の中に足を踏み入れたのです。そしてこの日がクラリークさん夫婦が『4匹目の猫』を正式に家族に迎えた日となりました。※画像上の矢印をクリックするとほかの画像を見ることができます。 この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 8月月25日午前2時54分PDT この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 9月月12日午前1時14分PDT この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 9月月6日午前1時30分PDT子猫は『チャーリー』と名付けられました。なんでもスタブロスのマネをするチャーリーは猫用トイレの使い方もすぐに覚えたといいます。今ではクラリークさんにも甘えるようになり、すっかり新しい家族との生活に慣れてきたようです。 この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 9月月15日午前12時42分PDT この投稿をInstagramで見る ..(@la_riek)がシェアした投稿 - 2020年 9月月16日午前2時17分PDT路上で空腹や孤独と闘うつらさが分かっているスタブロスはきっと、チャーリーを救ってあげたいと思ったのでしょう。頼れる兄貴のようなスタブロスのおかげで、チャーリーが優しい家族を手に入れることができてよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月18日2人の息子がいるシューフ(@shuerff)さんは『忘れられない光景』についてTwitterに投稿。反響を呼んでいます。ケガをした弟に兄が…長男が7歳、次男が4歳だった頃のこと。ある日、夕食前に次男が頭から落ちて大ケガをしたことがあったそうです。すぐに救急車を呼び、次男は搬送。長男と義母に家で待機してもらい、投稿者さんも病院に付き添いました。処置が終わり、次男とともに帰宅した投稿者さんは、食卓を見て笑顔とともに涙が出そうになったといいます。次男がいつも座る席の前に置いてあったものは…。次男に救急車呼んだ時のこと思いだした。当時4歳の次男が頭から落ち大量出血して救急搬送、長男(6)と義母が家に残った。夕飯前で、支度は済んでこれから食べようというときだった。処置でかなり時間がかかりやっと帰宅したら、食卓の次男の席には長男が作ったおにぎりが山盛りに置いてあった。— シューフ (@shuerff) September 8, 2020 長男が次男のために作ったおにぎりでした。※写真はイメージ小さな手で握られた不格好な海苔おにぎりが、いつも使っている次男のお皿に、こんもりとのっていたそうです。義母に話を聞くと、長男は自分のご飯を食べずに「次男ちゃん、きっとお腹が空いてる。おにぎりなら大好きだからいっぱい食べれるから」と話し、一生懸命おにぎりを握っていたとのこと。その時の食卓の光景を、投稿者さんは今でも忘れられないとつづっていました。弟を想う兄の優しさに、ネット上でも感動の声が多数寄せられています。・これから仕事なのに目から汗が…。お兄ちゃん優しい。・うちも2歳差兄弟です。今、1歳と3歳でわちゃわちゃしてますが、いつかそんな優しい風景を見たいです。・弟を心配して不安な気持ちや、早く元気になってほしい気持ちがいっぱい込められていたのでしょうね。感動しました。・とても素敵なお子さん達ですね。優しい話に癒されました。ちなみに、次男は頭を2針縫うほどのケガでしたが、帰宅後はケロっとしていて「お兄ちゃんのおにぎりおいしい!」とパクパク食べたそうです。心配していた長男は、弟が元気におにぎりをほおばる姿を見て、さぞかし安心したことでしょう。子供の純粋な愛情を感じるエピソードに、心が洗われますね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月11日2020年5~8月にかけて、ウェブメディア『grape』では、エッセイコンテスト『grape Award 2020』を開催。『心に響く』と『心に響いた接客』という2つのテーマから作品を募集しました。『grape Award 2020』心に響くエッセイを募集!今年は2つのテーマから選べる今回は、応募作品の中から『優しき山バア』をご紹介します。今から三十年以上前のこと。私が通っていた小学校から、少し坂を下った途中に一軒の駄菓子店があった。無口なお婆さんが一人で切り盛りしている店だった。「オバちゃん、コレちょうだい」「…二十円」小学生相手に、至って愛想は悪く、いつも店の奥に鎮座して、駄菓子の値段だけを呟き続けていた。動かざること山の如し。当時、そんな言葉はもちろん知らなかったが、私たちは密かに「山バア」と呼んでいた。ある日のこと。私は友達四人と、いつものように駄菓子を物色していた。すると、一人の子が、「このガム、お揃いで買おう」と言い出した。価格、五十円也。他の子が同調する中、私は手の平にある全財産を見つめ、勇気を出して言った。「三十円しかないねん」とワタシ。「ほな、家戻って取ってくる?」とトモダチ。女手一つで働く母に、二十円の「追加融資」を言い出す気にはなれず、私は、その場で立ちすくんでいた。気まずく思ったのか、友達も次々と店の外に出て、おしゃべりを始めた。私はただ一人、店の天井に飾られた風船を無意味に眺めていた。すると、山が動いた。いや、正確には、山バアの口が動いた。「裏にあるラムネ瓶の箱、持ってきて」どう見ても、店には私しかいない。山バアが、駄菓子の値段以外の日本語を発していることに驚きつつ、私は頷いて、店の裏へ行った。訝しげな友達を横目に、十数本の空のラムネ瓶が入った箱を、やっとの思いで店の中へ運び込んだ。「ココ、置いときます」こわごわ報告した私に、手招きをする山バア。「これで手ぇ拭き」そう言って、山バアから渡されたタオルの上には、十円玉が二枚、のっていた。戸惑う私の顔を見ながら、「手伝い賃や」と短く呟く山バア。「でも…」と言いかけると、彼女は、そっと私のポケットに、その二十円を入れた。結局、戻ってきた友達の話題は、「お揃いのガムを買う話」から、「明日の給食」へと変わっていた。帰りがけ、ふと店のほうを振り返った私は、思わず、「あっ」と声を上げた。さっき私が店に運んだラムネ瓶の箱を、腰を屈めた山バアが、店の裏へ戻していたのだ。申し訳なさと有難さが心の中でぐるぐると交差する中、私は帰り道の坂を下りて行った。最近、こんなことを教わった。「優しいという字はニンベンに『憂う』と書く。人の憂いに気付く人を優しい人と言うのではないか」と。三十数年前のあの日、小学生の小さな憂いに気付いてくれた山バアは、本当の優しさを教えてくれた、最初の大人かもしれない。grape Award 2020 応募作品テーマ:『心に響くエッセイ』タイトル:『優しき山バア』作者名:安部 飯駄(アベ パンダ)エッセイコンテスト『grape Award 2020』の審査員が決定!2017年から続く、一般公募による記事コンテスト『grape Award』。第4回目となる2020年の審査員には、grapeでも人気の漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』シリーズでおなじみの漫画家・松本ひで吉さんが決定しました。さらに『Jupiter』などの作詞を手がけた作詞家でエッセイストの吉元由美さんや、映画化もされた『スマホを落としただけなのに』などで人気を博する小説家の志駕晃さんも審査員として作品を読みます。心に響く作品として選ばれるのは、どのエピソードでしょうか。結果発表をお楽しみに!『grape Award 2020』詳細はこちら[構成/grape編集部]
2020年09月07日86歳の退役軍人のルディ・アームストロングさんはアメリカ・ノースカロライナ州でチワワの雑種『ブブ』と一緒に暮らしています。ある朝、ルディさんが港に停泊するハウスボート(生活用の船)でコーヒーを飲んでいると、突然気分が悪くなったのだそう。海外メディア『WCTI』によると、気付いた時には彼は手足を動かすことができなかったといいます。その時ルディさんは脳卒中を起こしていたのです。電話を手に取ることができず、自力で助けを呼ぶことができない彼は、ブブの目を見てこういいました。「ブブ、私は助けが必要だ。キムを呼んで来ておくれ」キムさんは港の管理人で、普段からルディさんはブブを連れてよくキムさんに会いに行っているのだそう。その言葉を聞いたブブはボートを飛び出してキムさんのところへダッシュします。ブブの様子がいつもと違うことに気付いたキムさんはブブの後をついて行きます。そしてボートの中で倒れているルディさんを発見し、すぐに救急車を呼びました。こうしてルディさんは病院に搬送され、一命を取り留めたのです。Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020命を救ってくれた愛犬と感動の再会入院から5日後、ルディさんは命の恩人であるブブと再会することができました。その感動の瞬間がこちらです。Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020ルディさんは5日ぶりにブブに会えたことが嬉しくて涙があふれたといいます。とてもブブに会いたかった。彼女のことを誇りに思います。ブブがいなければ、私は今こうしてここにはいなかったでしょう。WCTIーより引用(和訳)Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020Posted by CarolinaEast Health System on Friday, August 7, 2020病院のFacebookに投稿されたこの話は多くの人を感動させ、ルディさんの回復を祈る声とブブへの称賛のコメントがあふれています。ペットは人間の言葉を話しません。しかしペットは私たちが思うよりずっと賢くて、飼い主のことをよく分かっているのでしょう。ルディさんは順調に回復しているそうです。1日も早く全快して、またブブと一緒に暮らせる日が戻ってくるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月28日2020年8月16日に、タレントの武井壮さんがTwitterを更新。明かした子供時代のエピソードが「グッとくる」と話題になっています。子供時代の武井壮が、弁当の店へ行くと…子供の頃に、自分でご飯を作っていたという武井さん。ある日、調理をすることに疲れ、弁当が食べたくなったといいます。近所にある弁当の店に行き、唐揚げ弁当を注文すると、店員からは「大盛りか?」と質問されました。武井さんが「お金がないから、普通でいいです」と答えると…。子供の頃自分でご飯作るの疲れて、唐揚げ弁当食べたくて行った近所の弁当屋で『大盛りか?』って聞かれて『お金無いから普通でいいです』と答えたのに唐揚げもご飯もぱんぱんに詰めてくれたり、焼き鳥一本だけ頼んだら長い串に沢山ぶっ刺して焼いてくれたり、そんな優しさにめちゃくちゃ支えられたなあ— 武井壮 (@sosotakei) August 16, 2020 なんと、店員はご飯を大盛りにし、容器がパンパンになるくらい大量の唐揚げをつめてくれたのです!また、焼き鳥を1本だけ頼んだ日は、あえて長い串にたくさんの肉を刺して焼いてくれたといいます。武井さんは当時を振り返り、「そんな優しさにめちゃくちゃ支えられた」とつづりました。【ネットの声】・古きよき時代ですね。自然と人情や優しさに触れる機会のあった、昔が懐かしいです。・素敵な店員の行動に、心が温まりました。自分もそういう人間になりたい。・自分が子供の頃も、そういうおじさんやおばさんに支えられてきました。武井さんのように、名前も知らない周囲の大人に支えられた経験を持つ人は多いようです。子供の頃に受けた恩や優しさは、大人になってから時折振り返ると、心をポッと温かくしてくれるもの。いつか、また違う誰かにとって、自分がそんな存在になれたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月19日思わぬところからの『優しさ』に触れると、温かい気持ちになりますよね。そんな『優しさ』に触れる出来事に遭遇したのは、歌舞伎役者の片岡愛之助さんです。車を停めると、フロントガラスに『紙』が挟まっていて…?片岡さんは、自身のブログでこの出来事について語っています。ある日、路上の時間制限駐車区間に設置された、パーキングメーターの駐車スペースに車を停めた、片岡さん。パーキングメーターとは、白線で囲まれた駐車スペース内に停まった車を検知し、駐車時間を測定する機械です。片岡さんは、前日と同じ駐車スペースに車を停めると、ある人から声をかけられました。今日、車を白い枠のコインパーキングに停めようとしてたら、見回りの方が来て「昨日も停めてましたよね?お金が未納になっててよく見たら200円入ってましたが、100円が戻って来てて入って無かったので、戻ってた100円入れときました、そして領収書もフロントガラスに挟んでます」と、言われフロントガラスの所に確かに有りました。片岡愛之助オフィシャルブログーより引用片岡さんは、パーキングメーターに手数料300円を投入。その後、よく確認せずに車を出してしまったのですが、うまく識別されなかった100円が返却口から戻ってきていました。そのままでは、駐車違反になっていたかもしれません。ですが、駐車監視員として見回りをしていた人が気付き、100円をパーキングメーターに入れ直してくれていたのです!この心温まる出来事に、片岡さんも感謝の気持ちを伝えています。とてもきちんと仕事を全うされる方に会い、幸せな気持ちになりましたニコニコ感謝です、係りの方有難うございました片岡愛之助オフィシャルブログーより引用投稿を見たファンからは、「まさにプロの仕事!私も見習いたい」「優しい気持ちになりました」「さりげない優しさ、ホッコリしました!」などのコメントが寄せられました。慌ただしい日々の中でも、この駐車監視員のようにさりげない『優しさ』を持って過ごしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月19日ババレオ(babareo2)さんが、フォロワーの実体験をもとに描いたエピソードをご紹介します。フォロワーの女性が働くカフェに、よく訪れていた常連客の夫婦。いつも仲睦まじく寄り添う姿は、店員たちの『憧れ』だったそうです。しかし、ある日を境に夫婦は店に来なくなり…。『とある常連夫婦のお話』しばらく見かけていなかった常連客の夫婦。ある日、久々に夫の男性が1人で訪れ、2人分のコーヒーを注文したそうです。帰り際、事情を察した店員の女性が「ご夫婦は私たちの憧れでした」と伝えると、男性は涙ながらにお礼をいい、闘病の末に妻に先立たれたことを明かしました。夫婦の思い出が詰まった店でかけられた言葉は、男性にとって何よりの励みになったに違いありません。漫画を読んだ人たちからは、さまざまなコメントが寄せられました。・読んでいて涙が出ました。男性が前を向けてよかったです。・きっと思い出の残る『悲しい場所』から、奥様の大好きだった『思い出の場所』になれたのでしょうね。素敵です。・泣けますね。私もこのご夫婦みたいに、いつまでも手をつなげる仲のいい夫婦になりたいです。大切な人と過ごしたかけがえのない思い出を胸に、男性は残りの人生を前向きに生きていくことでしょう。ババレオさんの作品はこちらから今回のエピソード以外にも、心温まる話や恐い話、クスッと笑えるものなど、さまざまなエピソードを描いているババレオさん。Instagramのほかにブログも更新中で、Instagramより早く漫画が投稿されるため、気になる人はこちらもあわせてご覧ください。ブログ:世にも奇妙ななんかの話[文・構成/grape編集部]
2020年08月12日漫才日本一を決める『M-1グランプリ』2019年の優勝者である、お笑いコンビ『ミルクボーイ』。髪形をいつも角刈りにしている内海崇さんが、お世話になっている理髪店に恩返しをした動画が話題になっています。散髪の恩返し行きつけの理髪店で、2年間無料で髪をカットしてもらっていた内海さん。「M-1で優勝したら賞金を使って、お世話になっている理髪店に新しいイスをプレゼントする」という約束通り、店主の選んだイスを贈ることにしました。『ミルクボーイ』から寄贈されたイスであることが分かるよう、店主は刺繍を入れることを希望。トータル52万円となったイスの設置を見守り、店主に散髪してもらう内海さんの様子をご覧ください!内海さんの髪を散髪しながら、「ロケで散髪することになった時、絶対に断ってはならない」とアドバイスした店主。続く「また俺が直してやる」という言葉に、多くの人が心打たれました。動画には、2人のやり取りに感動した人からのコメントが相次いでいます。・いい賞金の使い方だよ!・おっちゃんの内海想いの言葉に泣ける。かっこいい。・2人ともいい人だなぁ。プライスレスな出会いだね。寄贈したイスは、内海さん以外の客が座るのもOKとのこと。『ミルクボーイ』や店のファンから長く愛されるイスになることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年08月09日夫婦とは、人生で起きるさまざまなことを二人三脚で乗り越えるパートナーです。時にはお互いの苦手なことや足りない部分を補い合う必要もあるでしょう。いいこ。(@minna_iiko)さんがTwitterに投稿した、祖父母のエピソードが「素敵」と反響を呼んでいます。料理ができずに泣く妻に、夫は…投稿者さんの母方の祖母は、実家で大切に育てられた『箱入り娘』でした。祖父と結婚した初日、祖母は自分の料理のできなさに気付き、台所で立ち尽くして泣いてしまいます。すると、それを見た祖父は「いいよ、いいよ」といい、晩ご飯を作ってくれたのです。※写真はイメージ祖父は父子家庭で育った男性でした。手際よく料理をする夫の姿は、祖母にとって心強かったことでしょう。さらに、結婚してから2日目。嫁入り道具の皿を割ってしまった祖母は、「こんな風では離縁されてしまう」と嘆き、キッチンの灯りをつけないまま床に座り込んでシクシクと泣いていました。そこに帰宅した祖父は、キッチンに駆け付け、割れた皿と泣いている祖母を発見するなり、真っ先に「ケガはなかったか?」と声をかけたといいます。祖母がうなずくと、祖父は顔をほころばせて笑い、こう告げました。「よかった、よかった。形あるものは壊れるからね。また買いに行こう」そうして、祖父は2日目もまた妻の代わりに料理を作ってくれたそうです。母方の祖母は超箱入りで結婚して1日目に料理を作ろうと台所に立ったはいいがこれまで何から何までお膳立てされて料理の真似事をしていたのを料理ができると勘違いしてたことに気がつき立ち尽くして泣いてしまった。それを見た父子家庭育ちの祖父がいいよいいよと言って晩ご飯を作ったらしい。— いいこ。 (@minna_iiko) August 3, 2020 とても優しく、穏やかに妻を支える祖父の姿に、心が温かくなります。このエピソードは、生前の祖母が、亡くなるまで繰り返し投稿者さんに話してくれたものなのだとか。投稿に対し、ネット上では「なんて素晴らしい夫!うらやましい」「優しい気持ちになった」といった声が上がりました。その後、祖父母が手と手を取り合い、深い愛情で結ばれながら結婚生活を送った様子が目に浮かびますね。投稿全文はこちら母方の祖母は超箱入りで結婚して1日目に料理を作ろうと台所に立ったはいいがこれまで何から何までお膳立てされて料理の真似事をしていたのを料理ができると勘違いしてたことに気がつき立ち尽くして泣いてしまった。それを見た父子家庭育ちの祖父がいいよいいよと言って晩ご飯を作ったらしい。— いいこ。 (@minna_iiko) August 3, 2020 そんな祖母なので2日目には早速嫁入り道具のお皿を落として割ってしまいもうこんな風では離縁されてしまうと灯りもつけずに床に座り込んでシクシク泣いている所に祖父帰宅。— いいこ。 (@minna_iiko) August 3, 2020 何事かと駆けつけると割れた皿と泣いてる祖母。「怪我はなかったか?」肯く祖母に祖父は破顔一笑「良かった良かった。形あるものは壊れるからね。また買いに行こう。」で祖父が2日目も夕飯を作って食べたというエピソード、祖母が死ぬまで繰り返し嬉しそうに話してくれた。— いいこ。 (@minna_iiko) August 3, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年08月05日『臨死体験』という言葉を聞いたことがある人は、多いことでしょう。臨死体験とは、いわば生死をさまよっている状態で起きた不思議な体験。人によってその内容はさまざまですが、場所が花畑や、親族や友人など身近な人物が出てきた…など、不思議なことにいくつかの共通点が存在します。これは、そんな臨死体験を経験した女性の話。みつつぐ(@mitutugu)さんが女性から聞いた話を元に描いた漫画をご紹介します。女性を現実の世界に引き戻したのは?人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた 15 #人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた pic.twitter.com/laE68GKY4T — みつつぐ (@mitutugu) August 2, 2020 出産後の出血が止まらず、生死のふちをさまよっていた女性。女性が見た花畑やピエロは、もしかしたら臨死体験中の光景だったのかもしれません。理屈では説明できない不思議な出来事に、多くのコメントが寄せられました。・お母さんが、みんな当たり前に出産できて、その後も普通に生きていけるなんて保証はない。母が私を産んでも生きててよかった。生きててくれてありがとう…と思いました。・大事な人の愛情が死のふちから引き戻してくれた…まさに愛の物語。感動しました。・怖い話かと思って読んだら泣いた。女性が現実の世界に戻るきっかけとなった右腕の激痛は、娘さんが渡した手作りのお守りの力だったのでしょう。子供が親を思う力、そして絆の強さを感じ、温かな感情が胸にこみ上げてきます。[文・構成/grape編集部]
2020年08月04日2020年7月現在、ウェブメディア『grape』では、エッセイコンテスト『grape Award 2020』を開催しています。『心に響く』と『心に響いた接客』という2つのテーマから作品を募集。『grape Award 2020』心に響くエッセイを募集!今年は2つのテーマから選べる今回は、応募作品の中から『先生の涙』をご紹介します。先生の涙もう四十年も前のことです。上の娘・お姉ちゃんが幼稚園の年中さんのときの出来事でした。その頃の園の昼食は、白い御飯だけお弁当箱に入れて持って行き、おかずは園で用意してくれました。幼稚園も夏休みに入り、担任の先生が家庭訪問にやってきました。お姉ちゃんは二歳下の妹と近所の家へ遊びに行っています。何軒か園児の家を回ったというのに、先生は疲れた様子もなく、挨拶もそこそこに話を切り出されました。「コロッケが二こ出たんですが、どうしてももう一こ食べないんですよ。コロッケが嫌い?って訊いたら、そうでもなくて。できるだけ残さずに食べようね、ほかのみんなは二こ食べちゃったよ、って言っても、強情なんですね、とうとう残しちゃいました」このことが先生の最大の関心事だったようです。私は思い当たったことがあったので、すかさず言いました。「あっ、先生、あのー、実は、うちの子……コロッケがあまりおいしかったから……妹や私に残してきてくれたんです。おみやげ、おみやげって言いながら帰ってきて……」私は話しながら、何日も前のおいしいコロッケを思い出していました。そしてなぜか遠慮がちに言っているもう一人の自分に気づきました。先生の直球に、直球で返すのはなぜか抵抗があったからでした。先生の目は一瞬宙を漂いましたが、突然、大粒の涙がはらはらと落ち、先生の白いブラウスを濡らしました。先生は取り出したハンケチで何度も何度も目頭や頬をぬぐいましたが、涙はとめどなく流れてきました。私はお姉ちゃんがコロッケを残してしまったことを詫びようとしましたが、言葉をはさむ余地もなく、とうとう言いそびれてしまいました。私が先生の心の内に分け入る必要はありませんでした。思い違いだったと気づいた若い先生の言葉の代わりに迸った涙の豊かさが、先生の心の内を物語っていました。涙の豊かさは気持ちの深さでもありました。先生の温かい涙は、それだけで、お姉ちゃんをぎゅっと抱きしめていました。あの日、先生は思いがけないことを告げられ、私は目の前で予期しない光景に息を呑みました。ひと回り以上離れている年齢の私には先生の涙がただただ初々しく、清新な光景に出くわしたように、ただただ見とれるばかりでした。あの頃、私は友達と出かけた際に、自分だけ食べるのはもったいなくて、子どもたちにクッキーやお菓子をよくお土産に持ち帰ったものでした。お姉ちゃんはそれがとても嬉しかったのでしょう。クリームコロッケを見るたびに、担任の先生と小さい頃のお姉ちゃんが甦ります。先生は今頃は何人かのお子さんのお母さんになっていらっしゃることと想像します。私の娘たちも、何があっても温かい涙を絶やさないように、と願ってやみません。grape Award 2020 応募作品テーマ:『心に響くエッセイ』タイトル:『先生の涙』作者名:風花特別協賛企業のご紹介株式会社タカラレーベン株式会社タカラレーベンは全国で展開する総合不動産デベロッパーです。「幸せを考える。幸せをつくる。」を企業ビジョンとして掲げ、幸せをかたちにする住まいづくり、街づくりを実現しています。本コンテストでは、『心に響く』をテーマとした全応募作品の中から特に「幸せ」が感じられる作品に、『タカラレーベン賞』が贈られます。皆さんのご応募をお待ちしています。『grape Award 2020』募集ページ[構成/grape編集部]
2020年08月04日立ち飲み形式の店に、週に1度の頻度で行っているという漫画家の忍田鳩子(@oshidahatoko)さん。何年も通っているため、何も注文しなくても希望のお酒を出してくれるといいます。しかし、忍田さんには店にいる間、あえて店員と会話しないようにしていたとのこと。忍田さんは、店でずっと本を読んで何も会話せずに帰るというルーティンが至福なのです。しかし、ある日ミャンマー人の女性店員が忍田さんに話しかけてきたといいます。そこで、忍田さんは、ある事実を知ったそうです。「お姉さん。私、今日でここ終わりです。私、お姉さん来るといつも読んでいる本見て、同じの探して買って読んでいました。おもしろかったです。ありがとうございました」忍田さんの読んでいる本を見て、自分もこっそり読んでいたという店員。店を辞める前に、その思いを忍田さんに伝えたかったのでしょう。動揺を隠せず驚く忍田さんは、店長にも聞いたところ、「俺もお下がりでもらって読みましたけどあの本いいですね」と、店員たちの間でも本が共有されていた様子。忍田さんは「笑顔の素敵なお嬢さんの人生に幸あれ」とコメントし、その日に読んでいた本を最後に渡そうかと検討したそうです。【ネットの声】・素敵な話。こういう距離感のお店っていいですよね。・とても心が温まる話。こういう投稿がもっと広まってほしい!・理想的な行きつけの場所だな…。本で日本語の勉強をしていたのかもね。店員にとって、忍田さんの来店は楽しみにしていたことだったのかもしれません。言葉は交わさずとも、そのようなつながりがあることは素敵ですね。投稿全文はこちら週一必ず行く立ち飲み屋があるんだけど、もう何年にもなるけどあえて店員さんと会話をしないようにしてる。いつも同じメンバーで行けば何も注文しなくても私の飲む酒を出してくるけど一切話はしない。私は飲んで本を読んで帰る。それが至福。ただ、今日は少し違った。— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 いつもいる従業員の、ミャンマーのお嬢さんが「おねえさん。わたし、きょうでここおわりです。わたし、おねえさんくるといつもよんでいるほんみて、おなじのさがしてかってよんでいました。おもしろかったです。ありがとうございました。」— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 嘘でしょう!? て言ったら店長さんが「俺もお下がりでもらって読みましたけどあの本いいですね」て。そんな嘘松みたいな話ありますか。びっくりしたわ、笑顔の素敵なお嬢さんの人生に幸あれ。この先もこの店に通うし「昭和平成大量殺人全史」みたいな本は読まないようにしよう— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 ちなみに本日はこちらになります差し上げて帰ろうかしら余計なお世話かしらねえ pic.twitter.com/gwBm0ERciL — 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年07月29日アメリカ・カリフォルニア州に住むケニア・バラガンさんが用事で外出した時のことです。彼女は屋台で食べ物を売っている高齢の男性に目を留めます。そのおじいさんは『タマレ』というメキシコ料理を売っていたのだそう。ケニアさんは持っていた現金をおじいさんに手渡して、「そのタマレはほかのお客さんのためにとっておいてください」といいました。そのままおじいさんと少し話をした彼女は、彼がジョエルさんという名前で年齢は94歳であること、脚が悪くてボロボロの車いすを使っていること、また日々の食費を稼ぐために屋台でタマレを売っていることなどを知ります。94歳という高齢のジョエルさんが肉体的にハードな仕事をしている理由は「誰にも雇ってもらえないから」ということでした。その話を聞いて心を痛めたケニアさんは、ジョエルさんにサンドイッチをご馳走し、「困ったことがあればいつでも連絡をください」と自分の電話番号を渡したといいます。ジョエルさんは彼女の親切に感激して涙を流しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る (@kenia714)がシェアした投稿 - 2020年 7月月5日午後1時33分PDT見ず知らずのおじいさんを助けたい。女性の優しさが伝染していくケニアさんはジョエルさんを助けたくても自分1人では限界があると思ったのでしょう。彼女は一連の出来事をInstagramに投稿し、「もし彼を支援したいと思う人は私に連絡してください」と呼びかけます。すると投稿が拡散され、「彼を助けたい」というコメントが続々と寄せられたのです。その反響を受けてケニアさんはジョエルさんのために寄付金サイトを立ち上げたところ、どんどん寄付が集まりました。また最初の投稿の2日後には、新しい車いすをもらったジョエルさんの写真が公開されました。 この投稿をInstagramで見る (@kenia714)がシェアした投稿 - 2020年 7月月7日午後5時16分PDTジョエルさんの寄付は最終的になんと8万5千ドル(約890万円)が集まりました。このお金があれば彼はもう生活の心配をすることはないでしょう。ケニアさんは海外メディア『FOX11』の取材でこう語っています。私はいつも誰かを助けたいと思っていました。今回のことはその出発点になりました。私たちはみんなお互いを気遣う必要があります。もしあなたがお金を寄付できないなら、誰かのために祈ってあげたり、手を貸してあげたり、相手のことを知るために時間を作ってあげてほしいです。FOX11ーより引用(和訳)ジョエルさんは多くの人から寄せられた好意に「人生を変えてくれるギフトです」と感謝しているそうです。誰かが何かに困っていたら、助けたいと思う人はいるでしょう。ただ困っている本人が、見知らぬ人に「助けてほしい」とお願いするのは簡単なことではありません。だからこそケニアさんのように、気付いた人が声をかけ、そのきっかけを作ってあげることが大事なのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月29日トレイシー・エックハルトさんと婚約者のエルトン・フードさんはアメリカ・イリノイ州のガソリンスタンドでデニスさんという男性に出会いました。80歳のデニスさんはエルトンさんたちに「また道に迷ってしまったよ」といい、困っている様子。彼は1人でアリゾナ州からウィスコンシン州に住む息子の家まで車で向かっていたのですが、何度も道に迷って1週間もさまよっていたのです。3人がいた場所からデニスさんの息子の家までは、なんと200マイル(約3213)も離れていました。エルトンさんはデニスさんのために紙にできるだけ分かりやすく道順を書いてあげました。また彼の息子に電話をかけて、お父さんの現在地を知らせてあげます。その直後、エルトンさんはデニスさんの車にカーナビがついていることを発見。すぐにカーナビに目的地を設定し、デニスさんに使い方を説明してあげました。そして「困った時やまた迷った時は連絡してください」と自分の電話番号を渡してデニスさんを見送りました。どうしても道に迷ってしまうおじいさん。するとカップルは…それぞれがガソリンスタンドを出発してから15分後、デニスさんからエルトンさんに電話がかかってきます。彼はカーナビの使い方が分からず、混乱してしまい、再び道に迷ってしまったのです。その瞬間、エルトンさんたちの心は決まります。僕たちが連れて行ってあげよう!彼らは引き返してデニスさんがいる場所へ向かい、そこから彼の息子の家まで自分たちが先導して行くことにしたのです。@hoodsforgoodI got a good one....his ❤️ amazes me. ##fyp ##foryoupage ##stillgoodintheworld ##elderly ##elderlylove ##armyvet ##dontletthisflop ##bethelight ##marinevet♬ If The World Was Ending - JP Saxe ft. Julia Michaels3人は途中で昼食をとり、デニスさんの生活や今回の旅行のことなどいろいろな話をしたといいます。そして再び出発してから約3時間後、3人は無事にデニスさんの息子の家に辿り着くことができました。トレイシーさんがTikTokに投稿した動画には、2万件を超えるコメントが寄せられています。・あなたたちはこの世界に希望があることを教えてくれた。・涙が出た。いい人でいてくれて本当にありがとう。・こんなに優しい動画を初めて見たよ。・男性はきみたちに出会えてラッキーだったね!@hoodsforgoodMr. Dennis is HOME! ##drivingmrdennis ##hoodsforgood ##dogoodlikethehoods ##fyp ##bethelight ##actsofkindness ##werenotdoneyet ##followus ##travel @tracysman♬ Find out Who Your Friends Are - Tracy Lawrenceカーナビは便利ですが、使い慣れていない人にとっては想像以上に操作が難しいものなのでしょう。また高齢者が1人で見知らぬ町で道に迷っていたりすると、思わぬ犯罪に巻き込まれる可能性もないとはいえません。見ず知らずのデニスさんのために、自分たちの予定を変更して3003以上も離れた場所まで連れて行ってあげたエルトンさんとトレイシーさん。2人の優しさは多くの人たちの心を温かくしてくれました。[文・構成/grape編集部]
2020年07月29日2020年1月から世界中で感染拡大し、人々の生活や経済などに大きな変化を与えている新型コロナウイルス感染症。ゴールデンウイークをはじめとする連休に遠出をする人が激減したため、多くの旅行会社や宿泊施設が経済的ダメージを受けています。政府はそれらの企業を支援するため同年7月22日から『GoToトラベルキャンペーン』を行い、該当するサービスを利用した国内旅行者の補助をすることに。しかし、地方への感染拡大を不安視し、あえて地元の宿泊施設を利用する人が相次いでいます。地元のホテルの朝食会場で、従業員がとった対応リリィ(@furukaza_07)さんは地元の宿泊施設を支援するため、熊本市にある『ホテル日航熊本』を利用することにしました。従来よりも広い会場で行われた朝食では、感染防止のためにソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識したビュッフェ形式を実施。おいしそうなオムレツを見て、リリィさんは料理人にこういった質問をしました。「このオムレツって、乳製品が入っていますよね?」オムレツにミルクや生クリーム、バターを使用するのは珍しいことではありません。リリィさんは乳製品のアレルギーがあるため、念のため従業員に確認をすることにしました。アレルギーのことを察し、「ちょっとだけお時間をください!」というと、卵が入ったボウルを抱えて戻ってきた料理人。そして、その場でリリィさんのために乳製品を使用しないオムレツを焼いてくれたのです!ホテルの朝食会場で「オムレツって乳製品入ってますよね」と尋ねた私に「ちょっとだけお時間ください!」と消えて行ったオムレツシェフがボウルに卵を入れて戻ってきて、私の為に乳製品フリーのオムレツを目の前で焼いてくれた。10年ぶりに出来たてのオムレツ食べた。ふわふわで美味しくて泣いた。 pic.twitter.com/LuxLpWLSiA — リリィ (@furukaza_07) July 25, 2020 いつものように「乳製品が入っています」と返されるだけだろうと思っていたリリィさん。まさか特注でオムレツを作ってくれるとは思わず、感動で涙してしまったといいます。10年ぶりに口にしたできたてのオムレツは、乳製品が入っておらずとも『ふわふわとろとろ』でとてもおいしかったのだとか。きっと料理人の腕前はもちろんのこと、優しさが詰まっていたからこそ、さらにおいしく感じたのでしょう。素敵なエピソードは拡散され、多くの人からホテルの対応に称賛する声が寄せられました。・まさにホスピタリティ!いいお話をありがとうございます。・投稿を読みながら自分も泣いちゃった。自分もアレルギー持ちなので、この嬉しさがよく分かります。・プロ中のプロだ…!こういう人を真の料理人というのでしょうね。この日食べたオムレツは、リリィさんにとって一生忘れられない食事となったことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年07月28日新型コロナウイルス感染症のまん延が止まらないアメリカでは多くの失業者が出ています。ミズーリ州に住むシングルマザーのシェタラ・シムズさんも仕事を失い、日々の生活にも困っていました。シェタラさんが12歳の娘、ラキヤさんを連れてスーパーマーケットに行った時のことです。親子は駐車場で1ドル札を拾います。彼女はその1ドルでスクラッチの宝くじを購入。するとなんと100ドルが当たったのです。生活苦の親子が選んだ100ドルの使いみちはその時、シェタラさんが持っていたお金はわずか7ドル。100ドルがあれば、親子の生活の大きな助けになります。ところがラキヤさんが母親にこういったのです。「ママ、そのお金をこの前撃たれてケガをした警察官に寄付しようよ」それを聞いたシェタラさんは、その100ドルがノドから手が出るほど必要なのにもかかわらず、娘の提案に即答で賛成します。親子が暮らすカンザスシティーでは、数日前に警察官が撃たれて重傷を負い、集中治療室に入っていました。海外メディア『KMBC』によると、シェタラさんは2012年にラキヤさんの姉にあたる娘を殺人で亡くし、その時に警察官たちがとても親身に支えてくれたのだそう。また家族を失うつらさを分かっている親子は、負傷した警察官の家族の助けになればという思いから、100ドルを寄付することにしたのです。親子の善意が新たな善意を呼ぶシェタラさんは匿名で警察官の家族へ寄付をしました。すると負傷した警察官の同僚がその善意に感激し、寄付の主を探し始めます。そしてシェタラさんだということが分かり、彼女が経済的に困窮していることを知って、彼女のために寄付金サイトを設立することにしたのです。JULY 17 UPDATE: By popular demand, we were able to track down this woman (though it took a while). Her name is Shetara...Posted by Kansas City Missouri Police Department on Monday, July 13, 2020警察官がシェタラさんに「あなたのために寄付金サイトを立ち上げたい」と伝えると、彼女は「私より、負傷した警察官のご家族のほうがお金が必要なのではないですか?」と答えたのだそう。しかし最終的にシェタラさんのためのサイトができると、彼女と娘の親切な行いを知った人たちから次々と寄付が寄せられ、なんと10日間で約14万6000ドル(約1千530万円)が集まったのです。シェタラさん親子の寛大な行為は警察のFacebookやメディアによって多くの人に知れわたり、称賛の声が殺到しています。自らの生活が苦しい状態でもなお、見知らぬ人を助けたいと行動に移すことは簡単なことではないでしょう。善意が善意を呼び、大きなご褒美となって戻ってきたこの出来事は、まさに『因果応報』といえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月27日6月21日の父の日、アメリカ・シカゴに住むシンシア・ゴンザレスさんは家族で集まってバーベキューをしていました。そこを黄色いカートを押したアイス売りの男性が通りかかります。その日はとても暑かったため、シンシアさんと彼女の家族は男性からアイスを買うことにします。男性の名前はロザリオ・デル・レアルさんといい、地元の人からは『ドン・ロザリオ』と呼ばれているのだそう。70歳のドン・ロザリオさんが父の日も炎天下でアイスを売っている姿を見たシンシアさんたちは、あることを思いつきます。このアイスが全部売れたら、彼は早く家に帰って家族と一緒に父の日を過ごせるはずそして彼女たちは持っていたお金を集めて、カートにあったアイスを全部購入したのです。@miklo_98Buying all the paletas from the ##PaletaMan so he can go home and relax on Father’s Day ##vivalaraza ##MakeSomeoneSmile ##essential♬ Baraja de Oro - Chalino Sánchez感激のあまり涙ぐむドン・ロザリオさん。海外メディア『Washington Post』によると、シンシアさんたちは65本のアイスを買って、130ドルをドン・ロザリオさんに支払ったといいます。シンシアさんと一緒にアイスを買ったミケランジェロ・モスケーダさんは、その時の動画をTikTokに投稿。するとたちまち拡散され、彼らの親切を称賛するとともに、多くの人から「ドン・ロザリオさんを助けたい」という声が上がります。その反響を受けてミケランジェロさんは「高齢のドン・ロザリオさんが屋台の仕事を引退できるように」と寄付金サイトを設立。するとなんと3日間で4万ドル(約430万円)の寄付が集まったのです。それを知ったドン・ロザリオさんは寄付をしてくれた人たちに感謝の思いを伝えました。@miklo_98I had the amazing opportunity to meet with Don Rosario and this is his response to all who supported him and showed love! ##makesomeonesmile ##FYP♬ original sound - miklo_98みなさんの親切に本当に感謝しています。私はそれらを受け取るに値しません。なんて表現したらいいか分かりません。あなた方の謙虚な心と、私のためにしてくれたこと、私に起きたすべてのことは、私が一生かかっても絶対にみなさんにお返しすることはできないでしょう。私はただ、神様があなた方にお返しをしてくれるように願うばかりです。miklo_98ーより引用(和訳)真夏の暑さの中でアイスを屋台で売り歩くのは70歳のドン・ロザリオさんにとって体力的にもきつかったはずです。しかし生活費を稼ぐために、彼は毎日1本2ドルのアイスを売り続けたのでしょう。ドン・ロザリオさんへの寄付金サイトはすでに締め切られていますが、最終的に6万ドル以上が集まりました。ドン・ロザリオさんにはこれから毎日たくさんの時間を家族と一緒に過ごしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月20日保護犬のたすくくんと暮らす、飼い主(@yc_gg2tasuku)さんがTwitterに投稿したエピソードをご紹介します。投稿者さんは近所に住む高齢男性から、あることを頼まれました。それは「成犬の里親になりたいので、万が一のための後継人になってほしい」というもの。男性は高齢のため、もしもの場合に備えて後継人を望んでいましたが、自身の息子さんには断られたのだそうです。実は、高齢男性は数か月前にとてもかわいがっていた柴犬を亡くしていました。事情を知っていた投稿者さんは、後継人になることを喜んで引き受けたといいます。今年可愛がってた柴犬が亡くなった裏の家のおじさん、また犬を飼う気持ちになったらしいでも高齢だから(65歳)成犬をと思ってるけど、後継人が必要 と。息子さんには断られたらしく、我が家に後継人になってもらえないかと。喜んでなるよ〜おじさんが元気になれば先代ワンも喜んでくれるね— 雑種犬 たっくん (@yc_gg2tasuku) July 15, 2020 高齢男性の妻いわく、男性は毎夜眠る前に愛犬のことを思い出しては泣いていたのだとか。それまで「もう歳だから犬は飼わないかな」と思っていた高齢男性の妻は、夫のあまりの憔悴ぶりに考えを改めて、再び犬を飼うことを決意したのです。【ネットの声】・ちゃんと犬のその後を考えられるおじさんも、後継人を引き受けた投稿者さんも素晴らしい。・素敵な話にうるっときた。自分も犬を飼っているので気持ちがよく分かる。・助け合いの心ですね。こういう優しいニュースがもっと増えてほしい。落ち込んでいた高齢男性が元気を取り戻すことは、きっと先代犬にとっても嬉しいことでしょう。先代犬は、高齢男性が新しい家族として保護犬を受け入れ、めいっぱい愛情を与える姿を、空の上から見守ってくれるはずです。[文・構成/grape編集部]
2020年07月18日過去に入居者が亡くなった物件などは『事故物件』と呼ばれ、実際の相場よりも安く貸し出されています。そうした事故物件につきものなのが、心霊現象。もちろん、偶然や勘違いのひと言で片付けることもできますが、事故物件にまつわる心霊体験は後を絶ちません。これは、そんな事故物件から離れられずにいる幽霊と、そこに引っ越してきた少女のお話。悲しくもラストに温かな涙が流れる、爽(@sou_3634)さんの漫画『幽霊と幼女の話』をご紹介します。『幽霊と幼女の話』ひどい虐待を受けていた少女を、図らずも助けることになった幽霊。しかし、少女の母親は幽霊を怖がり、逃げ出したまま家に戻ってくることはありませんでした。突如始まった幽霊と少女の不思議な共同生活…しかし、少女はまだ幼く、ましてや生身の人間です。大人の助けをなくして生きていくことはできませんでした。命の危機に瀕している少女を目の当たりにし、幽霊がとった行動とは…そして、2人が迎えたラストとは。少女と同じ人生を歩んでいた幽霊幽霊と幼女の話 5/5 pic.twitter.com/eWciunrCFS — 爽(創作漫画描いてます) (@sou_3634) June 24, 2020 親からの虐待、学校でのいじめ、職場でのハラスメント…幽霊もまた、生前、つらい人生を歩んでいました。そしてついに、幽霊は自ら命を断っていたのです。そんな生前の自分の姿と少女を、幽霊は重ねて見ていたのかもしれません。幽霊のおかげで最悪の最期を迎えることなく、大人へと成長していった少女…そして生まれてきた娘は、黒髪が美しく、おままごとが好きな少女でした。もしかしたら、生まれてきた黒髪の少女は、あの日の幽霊の生まれ変わりなのかもしれません。つらい人生を歩んできた2人がつかんだ幸せなラスト。今度こそ、幸せな人生を送ってほしいと、漫画を読んだ多くの人が願ったはずです。爽さんのほかの作品はこちらから今回の『幽霊と幼女の話』以外にも、多くの作品を自身のTwitterで公開している爽さん。ぜひ、Twitterもご覧ください。Twitter:@sou_3634[文・構成/grape編集部]
2020年07月14日世の中が便利になっていくのはありがたいものですが、使い慣れていたものが一新されると使用方法が分からず困ってしまいます。2児の母親であるイツキ(too_itsu)さんは、子育て中は車を使用していたため、気付くと何年か電車に乗っていなかったそう。ある日、役所に行くため電車に乗ろうとすると、駅がリニューアルされていました。間違えないよう慎重に券売機で切符を購入していると、隣にも困っている人がいて…。『改札で戸惑うおばあさん』切符の購入を手伝った後、足の悪いおばあさんに付き添い目的地に向かう電車まで案内したイツキさん。すると、親切な行いに感動したおばあさんがあるものを渡してきます。おばあさんの感謝の気持ちイツキさんは、おばあさんから貰った千円札を大切に財布にしまっていました。使用しなかったことについて、「頑なに使わないと決めたわけじゃなく、なんとなく…。当時の申し訳ないような気持ちがそうさせたまま、今に至ってます」とイツキさんはつづっています。その千円札には、今もおばあさんの気持ちが宿っていることでしょう。気分が落ち込んだ時も、おばあさんの千円札を見たら心安らぎそうですね。イツキさんは、Twitterやブログも更新しています。気になる人はこちらもご覧ください。Twitter:イツキ(@itsu_ki_itsu1)ブログ:となりのうなずき[文・構成/grape編集部]
2020年07月13日ある日、信号のない横断歩道で身動きが取れずにいた、さとう翔(@satosyo_LL0801)さん。車が次々と通るため、横断歩道を渡れずに困っていたといいます。すると、横にある脇道から佐川急便のトラックがやってきました。運転手は「今止めるから」と合図をするかのように、クラクションを鳴らしてほかの車を止めさせ、さとうさんが横断歩道を渡れるように配慮してくれたのです。信号ない横断歩道だったんだけど車通り過ぎて全然渡れなくて、通り過ぎる車も止まってくれなくて困ってたら佐川急便の運転手が横の脇道から来て、今止めるからってクラクション鳴らして車止めてくれたんですよ。その姿カッコ良かったです。惚れましたありがとうござました。 #佐川急便 — さとう 翔 (@satosyo_LL0801) July 2, 2020 その姿を、さとうさんは「かっこよくて惚れました。ありがとうございました」と語っています。困っている時にそっと手を差し伸べられたり、さりげなくフォローされたりすると、心が温かくなるものです。誰かにとって、小さくとも心にポッと灯りがともるような優しさを分け合えたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月11日・彼のような心の優しい人物でありたい。・本当の『優しさ』を見た気がする。・今日1日、とても幸せな気分で過ごせそう。イギリスのスーパーマーケットで目撃された光景に、そんな称賛の声が寄せられています。警備員が傘をさしてあげた相手とは?その光景が目撃されたのは、イギリスにあるスーパーマーケット『モリソンズ』の店前。店を訪れていたメル・グレイシーさんは、そこで傘をさす警備員の姿が目に留まります。なぜなら、彼は自分のためではなく、ある相手のために傘をさしてあげていたのです…。Shout out to this @Morrisons security man keeping this good boy dry. He said ‘well you never know how dogs feel about the rain’ pic.twitter.com/B9CPWI7u5Q — Crisp Rat (@MelGracie_) June 28, 2020 飼い主が買い物している間に雨が降って来てしまったため、犬が濡れないようにと警備員は傘をさしてあげたのでした。その姿に心打たれたグレイシーさんが警備員に声をかけると、「犬が雨に濡れたいと思っているかは分からないしね」との返答があったといいます。グレイシーさんのツイートはまたたく間に拡散され、ついには犬の飼い主の元にまで届いたほど。飼い主は、警備員が犬だけでなく、同じく店に来る自分の家族に対してもいつも優しいことを紹介した上で、感謝の言葉を送りました。Our dog Freddie has went viral after kind security man put up his umbrella for Freddie when it started raining at the Morrisons near my parents house. Good community vibes. People looking out for each other. He’s always nice to my Dad and brother, it’s nice to hear nice things — David Cherry (@davidjcherry) June 29, 2020 一方、警備員はというと「自分が傘をさすことができたのは、同僚たちとのチームワークのおかげである」とし、あくまでも謙虚な姿勢。改めて、彼の人柄が伝わりますね。I just wanna give the Morrisons giffnock team a shout out. If it wasn't for the teamwork between staff on a daily basis then I wouldn't have been able to shelter Freddie from the rain and watch customer queues while staff members at the door continued to count the numbers inside.— Ethan Dearman (@DearmanEthan) June 30, 2020 相手の立場に関係なく、気遣える優しさや心の余裕はいつも持っていたいもの。警備員と犬の心温まる光景は、多くの人に幸せを届けました。[文・構成/grape編集部]
2020年07月07日