何事も経験してみないと分からないとは言いますが、それは出産も育児も同じ。昔、街で見かけるママや子どもたちに対して「躾(しつけ)ができてないなぁ~」などと思ったこともあったけれど、今となっては「どの口が言うか!」の一言に尽きます。ある意味、子どもはかわいい(しかない)ものだと思い、育児は楽しい(しかない)ものだと思っていました。昔、少なからず私に「んまぁっ…」と眉毛をひそめられたお母様方へ、今となってはお詫びしたい気持ちです! なんなら手を握り締めて分かち合いたい気持ちです!■つわりがこんなに辛いなんて…私は昔女性のみの職場で働いていたのですが、独身女性8に対して既婚者2ぐらいの割合で、なおかつ子どもを産んだあとも続けている人が少ない職場でした。ですので、職場の先輩がつわりが酷くて出勤できない場合でも、「つわりなら仕方がないよね…」というよりも、「もぉ~~困ったなぁ~」と言った感じでした。当時私はまだ22、23歳くらいだったので、先輩たちがシフトの再構成に頭を悩ませている姿を見て「へーー、たしかに急に休まれたら困るよねー」と思っていましたが、その数年後、自分が妊娠して、つわりを経験したら、も~~~~、めっちゃくちゃ辛い!!こんなにもしんどいのかとびっくりしました。もちろんつわりの症状は千差万別ですが、私の場合は起き上がるのも辛くて、起き上がれば吐いて、いつになったらこれが終わるのか先も見えず、幸せなことだと頭でわかっていつつも、精神的には本当に辛くて泣きました。当時、私はパートをしていたのですが、周りの人に迷惑をかけちゃいけないと思い何とかして出勤しようと試みるのですがどうにもこうにも体が辛くて、出勤前になって急遽欠勤の連絡を入れる日が多発していました。今から思えば、急に欠勤するほうが迷惑だし、いっそのこと1か月まるごとお休みしたほうがよかったのにと思いますが、初めての妊娠・つわりで自分の体とどう向き合えばいいのかもわかっておらず、考える余裕もないほど日々つわりに追い込まれていました。あの時つわりで欠勤していた職場の先輩も、つわりがあけた後に少し出勤はしたものの、なんだか居づらい雰囲気ができてしまい結局退職してしまいましたね…。今思えば、おめでたいことなのになんだか申し訳なさそうに辞めていった先輩がかわいそうです。自分で経験してみてようやく、あの時、誰にも寄り添ってもらえなかった先輩のことを思い申し訳なくなりました。そりゃたしかにつわりは病気ではないですが、こんな状態で出勤なんてできないですってば。今ならもっと理解できるし、職場の独身の子たちにもつわりというものの理解を深めて協力体制を作るように努めるのになと思います。■スーパーで怒っているお母さんの気持ちそして長男を妊娠中のことです。スーパーで買い物をしているとかわいい男の子がひょこひょこと歩いてきて、れんこんを覗いていました。お腹の子が男の子と分かったこともあり、かわいいな~と思って見ていたのですが、その子のお母さんが飛んできて男の子を叱りました。いきなり怒ってるお母さんを見て、私は「なにもそんなに怒らなくても…」なーーんて思ってしまいましたが、今ならわかります。そうじゃないんですよね。場面だけ切り取ったら、れんこん覗いてるだけで怒るお母さんみたいに見えるけれど、多分、日ごろからチョロチョロと1人であっちこっち飛んで行ってしまっていちいち探すのが大変だったり、じっとカートに座ってくれてたら楽なのにカートに乗りたがらなかったり、牛乳1本買うだけなのに3倍ぐらいの労力と時間がかかってしまったり…日々の積み重ねで疲れてしまい、ついつい声を荒げてしまうんですよね。あの時、「そんなに怒らなくても…」とか思ってた私。今では、スーパーで次男・三男にがっつり怒ってます。周りの人に「こわっ!」と思われてるのかもしれませんが、そんなの関係ありません。だってぇぇ~ガツン! と怒ったって1分後には忘れてるんですもの! 「ちょっとでいいからじっとしてて!」と何回頼んだかわかりません。馬の耳に念仏ならぬ息子の耳に説教ですよ。右から左へぴゅ~~~~~です。■上の子にイライラしてしまうお母さんの気持ちそして、今度は次男を妊娠中。支援センターで見かけた赤ちゃんを連れたお母さん。お弁当の時間に下の子のお世話をしながら、上の子に対しての言葉かけがキツくて、上の子は当時の長男よりも年齢が下だったので、まだ小さい子に対してそんなにきつい言い方しなくても…とひそかに胸を痛めていました。でも、後から思えばきっと産後のホルモンのせいだったんだと思うんですよね。私は、下の子が生まれても上の子を第一優先にしてフォローするぞって決めていたのですが、いざ、下の子が生まれてみたら…一時期、上の子が全然かわいいと思えない時期がありました。上の子に対して無性にイライラしてしまうんです。ママ、ママとひっきりなしにしゃべりかけてくる長男がうっとおしくて仕方がありませんでした。しんどかったですねぇ~~。3歳の子に対して本当にきつく当たってしまっていたし、まだまだできないこともたくさんあってもおかしくない年齢なのに、年齢以上のものを求めてしまっていたなと反省することもたくさんあります。かわいそうなことをしました。きっとあの時見かけたお母さんも、年の近い2人の子どもを育てるのに必死で、ついつい上の子にきつく当たってしまう時期だったんだろうなぁ・・と次男を産んで初めて知りました。自分はそうはならないという変な自信だけはありましたが、そんなの全然関係ありませんでした。■子育ては思い通りにいかなくて当たり前自分はいいお母さんになるんだと思い描いていただけに自分のイライラしてしまう性格にショックを受けましたし、偉そうに他人の育児を批評していた自分が恥ずかしくなりました。経験してこそ分かることがあると書いてしまうと、じゃぁ、子どもを産み育てたことがない人が育児を語るな、とかよその子育てに口を出すなというように聞こえてしまうかもしれませんが、そういうことが言いたいわけではありません。子どもを産んでいない独身時代だからこその視点もありますし、逆に子どもを産んだからこそ鈍感になってしまっている視点もあると思います。ただ、今、若い人が日常生活の中で赤ちゃんや1・2・3歳児と触れ合う機会ってすごく少ないと思うんですよね。若い人って言ったって、私の頃だって中高生時代に赤ちゃんと触れ合う機会なんて全くなかったですからね。だから、赤ちゃんってCMみたいにニコニコ笑ってすやすや寝てるだけの天使なのかと思ってましたし、ファッション誌のママみたいに育児って楽しいものだと思っていました。子育てってこんなにも思い通りにいかない事があるんだ、泣きたくなるほどしんどい事もあるんだってことを知らなくて、さらに言えば、親のしつけ方次第で子どもはなんとでもなるんだと思っていました。きっとかつての私がそうだったように、「親のしつけ次第で子どもが言うことを聞く」って思ってる人がたくさんいると思います。たしかにそういう点もあることはありますが、子どもは親の所有物ではないし、親の思い通りになんてならなくて普通です。親が全部操れるんだなんて思ってしまうことが、より子育て世代を苦しめることになると思います。ですので、いずれお父さんお母さんになっていく若い人たちにこそ、子育てのリアル、子どもってこんなに泣くんだよ、こんなにイヤイヤ言うんだよ、それでもそれと同じぐらい楽しい瞬間もあるし、可愛いんだよっていうことを伝えていけたらいいなと思います。【お知らせ】第76話 「わざとじゃないけど子どもがお友達に怪我を! 親はどうする?」 の記事下アンケート「Q1. 子どもが友達にケガをさせてしまった(させられてしまった)など、子ども同士のトラブルの経験がありますか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「子ども同士のトラブルにモヤモヤ…。どう謝罪する? どの対応が正解?」
2018年06月21日「ワンオペ育児」や「孤育て」という言葉が話題になるほど、子育てはママひとりのことになりがち。でも、ご家庭によってはパパが育児に協力してくれることも多いもの。そこで、ママがパパに感謝していることやパパにお願いしたい育児について調べてみました。感謝していること1位は遊び相手ママのパパに対するホンネを探っていたところ、株式会社赤ちゃん本舗が、2018年5月25日~5月29日までの期間に、子育て中の10~50代の女性1318名に実施した「子育てをがんばっているパパ」に関するアンケート調査結果を発見。同アンケートでは、「パパの子育てで一番感謝していることは何ですか?」と質問しており、回答結果は以下の通りに。1位:お子様の遊び相手(65.3%)2位:お子様のお風呂(64.9%)3位:おでかけ(59.7%)4位:おむつ替え(58.8%)5位:お食事(ミルクや離乳食)(36.3%)6位:寝かしつけ(31.8%)7位:しつけ(25.3%)8位:その他(3.0%)無回答:5.8%1位になったのは「お子様の遊び相手」。ママの料理や掃除、洗濯などに、ちょっと子どもの遊び相手をしてくれているだけでも、ママとしては助かりますよね。2位の「お子様のお風呂」や3位の「おでかけ」も1位同様に、パパが見てくれているうちに、ママは家事をすることができるから、有り難いもの。結果を見ると、パパの育児としては比較的メジャーどころがランクインしている印象を受けます。では、ママがさらにお願い育児は…?さらにお願いしたい育児1位は「寝かしつけ」同アンケートの「また、さらにお願いしたいことは何ですか?」という質問結果をランキング化すると…。1位:寝かしつけ(44.0%)2位:しつけ(38.4%)3位:お食事(ミルクや離乳食)(35.7%)4位:お子様の遊び相手(33.8%)5位:おむつ替え(27.1%)6位:おでかけ(23.7%)7位:お子様のお風呂(23.1%)8位:その他(4.4%)無回答:22.0%半数近くのママが回答し、1位となったのは「寝かしつけ」。パパが寝かしつけをしてくれるようになると、家事をできる時間が増えるだけでなく、子どもの「寝るときはママじゃないとダメ!」ということも防げますよね。パパと一緒に寝てくれるようになれば、急きょ家を留守にしないといけないときでも安心。2位は「しつけ」。たとえば基本ともいえる「おはようございます」や「いただきます」などに関しても、ママはしっかり声に出してやっていても、パパがしてくれないと、子どもは「?」状態に。しつけに関しては、夫婦そろって共通認識を持って育児をしたいところです。ランキング上位を見ると、子どもとの信頼関係を築きやすそうな項目が目立っています。日ごろ、仕事で子どもと接する時間が少ないパパだから、育児を通じてより子どもとの絆を深めてほしいと願っているのがママのホンネなのかもしれません。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月19日寝かしつけが大変な子どもだったUpload By かなしろにゃんこ。ADHDの特性からか、起きている間は楽しいことに全力で活動したりワクワクすることを探したりと、休まず動きまわっている息子。また、うまくいかなくてイライラしていると、布団に入る時間になっても興奮して寝るどころじゃない…と、寝かしつけに手がかかる子でした。毎晩の夜泣き。真夜中に散歩に出かける日々…Upload By かなしろにゃんこ。赤ん坊のときは、夜泣きは毎日。寝かしつけても2時間おきに目を覚ましては泣くので、真夜中にふらふらになりながら散歩に出かけなければいけませんでした。その上、火がついたように大声で力いっぱい泣くので、まぁ近所迷惑!!体をこわばらせて、どこからこんな声が出てくるの?と思うくらい、全力で泣いてくれちゃいます…。小さな体のどこに、こんなエネルギーがあるのだろう?といつも思っていました。部屋中に張り巡らせた手づくりメリーで気づいたことUpload By かなしろにゃんこ。市販のメリーはすぐ飽きてしまい、見向きもしなくなった息子。部屋の中のかわり映えのしない景色にうんざりして、ぐずってしまいます。そこで、何か寝かせていても楽しめるものを用意しようと、部屋の中に何本ものロープを張って、そこにオモチャをぶら下げて揺らして眺められるようにしました。吊るすオモチャは息子が飽きないよう頻繁に取り替えて、ロープを伸ばして遠隔でおもちゃをゆすれるように工夫すると、息子は部屋中に張り巡らされた手づくりメリーを眺めて、ようやく落ち着くようになりました。このおかげで、私自身、家事と育児が楽になっただけでなく、精神的にも落ち着けた気がします。そしてまた、息子は好奇心が強く「新しいもの、揺れるもの、不規則な動きのあるもの」を見ると落ち着くのだとわかりました。光るものやキラキラしたものに癒される!?Upload By かなしろにゃんこ。幼児期から児童期にかけては、モーションライトという動きのある照明や、キラキラしたものなどを用意すると、喜んで眺めるようになりました。手に取ってカラーオイルの流れを自分で操作できるオイルタイマーなどは、特にお気に入りでした。それが、自閉症のある子が眺めて穏やかな気持ちになるアイテムだと知るのは15年後のことでしたが…。ある日のこと、保育園でイライラすることがあったのでしょう。家に帰ってきてオモチャに当たり散らすので、ストレスを和らげて穏やかに眠れるようにと、寝室で星型のライトを点けてあげました。すると、ぐずっていた息子が徐々に落ち着き、ライトをぼんやりと眺め始めたのです。最強の寝かしつけグッズに出合えた!Upload By かなしろにゃんこ。息子は、動く灯りを眺めているときは大人しくなるのだと実感しました。ぼーっとする時間は疲れた脳を休ませてストレス解消になったり、日中に体験した物事を整理することができていたのかもしれません。ぼんやりと一点を眺めている息子の姿を見て、今日あったことを振り返っているのか?またまた何か新しい空想の世界に飛び立とうとしているのか?落ち着いている様子から、心が鎮まっているのだと感じました。ようやく出合えた、息子にぴったりの寝かしつけグッズ!光るアイテムで特別な空間を演出して、イイ感じに眠りに誘導できた日は嬉しいものでした♪大人になった今も、癒されていた…!Upload By かなしろにゃんこ。息子が小さいころ使っていたモーションライトがまだ動くのか、久々に灯りを点けていたら、現在20歳の息子が居間にやってきて懐かしそうに眺め始めました。そしてパンを食べながら、久々にぼーっとしているではありませんか!あのころのかわいい寝顔はなく…アホ面でうっとりしています。幻想的なライトを灯して、久々に癒しの時間を楽しもうと思います。
2018年06月18日公園って疲れませんか?子どもの公園遊びに付き合うと体力的に疲れるのはもちろんですが、私の場合は精神的に少し疲れてしまいます。今はもう子どもたちも小学生2人&年中さんになったので子どもたちと公園に行って遊ぶ機会も少なくなりましたが、5・2・0歳と子どもたちが小さい頃は頻繁に行っていました。我が家の子どもたちは砂場遊びが好きで、よく水を使って泥遊びをしたり、裸足で泥だらけになっていました。もちろん今でも裸足になって遊ぶ日もあります(禁止事項のない公園です)。■周りのママの目が気になる私は子どもがどろんこになっても全然気にしないタイプなので、裸足になろうがなんだってかまわないですが、公園に行くとやはりたくさんの人がいますから、自分たちのしたい遊びを100%し尽くすというわけにもいきません。うちの子が裸足で遊んでいると、「ボクも裸足になりたい!」って言い出す子が出てきます。そのお母さんが裸足容認派だったら問題ないのですが、裸足はやめてほしい派だった場合は焦ります。お母さんが「ダメよ」と止めても、子どもは「あの子は裸足で遊んでるのに」となりますよね。そうなるとお母さんも何と言って止めればいいのか分からなくなります。「あの子はいいけど、あなたはダメ」としか言えないわけです。きっとそのお母さんから見れば我が家は迷惑な親子で、「なんで裸足で遊ばせてるのよ。うちの子が真似したがって困るじゃない」って思われているかもしれません。そして、私もなんだか申し訳なくなって、自分の子にも「ほかの子がやりたがるから裸足で遊ぶのやめようか」と言って止めさせたりします。でも、さっきまではよかったのに、急にダメって言い出したわけですから子どもたちからしたら意味がわかりません。迷惑行為を禁止するのは当たり前のこととして、・水を使う・どろんこになる・裸足になるといった自由な遊びですらも周囲に気を使わなくてはいけないような気がして妙に疲れます。結果的にどうなったかというと、誰もいない公園にホッとするようになりました。誰もいない公園で、誰に気兼ねすることもなくどろんこ&裸足で遊べる日が私たち親子にとっては安らぎの時でした。きっと私と同じような気持ちを抱いてるママもいらっしゃるのではないでしょうか。■子どもの感性も大切にしたい例えばその他の例でいえば、お砂場のオモチャ。小さい子どもって目の前にあるオモチャが「誰かの所有物」という意識がまだないので、それがよその人のものであったとしても「使いたい!」と思ったらすぐ手に取ります。しかし、大人社会では他人のものを勝手に触ることはいけないことですよね。だから、我が子が誰かのオモチャを手に取れば「ダメよ。あなたのものじゃないよ」と教えるママがほとんどですし、もちろん私も同じように言ってきました。でも、私のほんとのほんとの心の中は、触ってみたい、遊んでみたい、やってみたいっていう好奇心で突き動かされているような1歳2歳のまだまだ幼い子たちにとっては、それが誰の物かなんて全然関係のない話であって、いっそみんなで貸し借りして自由に使えばいいんじゃないかな~~と思っています。たしかに社会のルールでいえばよその人のものを勝手に触るのはいけないことですし教えれいくことは大事なのですが、何が何でも必死になって止めなくてもいいんじゃないかなぁ?と。私の場合は、使っちゃダメ! と教えるよりも、「一緒に遊んでもいい?」「貸してもらってもいい?」と子どもの仲介として入っていました。と、本音では思いつつも現場はやっぱり難しいですよね。我が子が誰かのオモチャを手に取った時には「すみません、すみません」とそそくさと返却していましたもの。このように、公園で広々と遊びたくて来ているのに、子どもの一挙手一投足に「すみません」と大人たちに謝り、「やめなさい」と子どもたちを止め、一体私は誰に向かってアピールしてるんだろう…って空しく思う日もありました。子どもたちの行動に対してではなく、周囲の大人たちに気を使って疲れてしまう現役子育てママ、意外と多いのではないでしょうか。でも、ふと、もしかしたらこれってママだからこそ感じる息詰まり感なのかもしれないと思ったんですよね。女性だからこそ感じる感覚なのかもしれません。そこで、パパである夫とこの事について語り合ってみました。■「周りの視線気になる?」夫に意見を聞いてみた私:「自分たちの子どもが公園でどろんこ遊びをしていた場合、周りのお母さんたちの視線が気になることってない?」夫:「まったくない」(きっぱり)私:「ないの!!? うちの子がどろんこになってるせいで、よそのお母さんたちにどう思われてるかな?とか気にならない?」夫:「思わない。(即答)言い方が難しいけれど、そういうのって自分の子どもが自分たちの中心でなくなるからそういう感覚になるんだと思うよ」私:「どういうこと?」夫:「自己中っていう事ではなくて、周りのお母さんの顔色をうかがう側にしても、逆に『どうしてどろんこ遊びとかさせるのよ』って思うお母さん側にしても、両方、よその子を中心に考えるからしんどくなるんだと思う。自分がどんな風に子どもを育てたいか、どんな遊びをさせたいかと「自分の子育て」を中心に考えれば、どろんこになって遊ばせたい親は自分の子どもにそれを許せばいいし、どろんこはやめてほしい親は自分の子どもにそれを守らせればいい。どっちがいいとか悪いとかではなくて、自分は自分の子どもをどうしたいのかってことだけを考えればいいと思うよ」私:「…なるほど! たしかにそうかも。父親ならではの目線だね」夫:「砂を周りにまき散らしてるとか、水を振り回してるとか明らかにダメなことをしてる場合は論外だけれど、遊び方の価値観の違いにまで気を配るとか意味がわからない。山を作りたい子は作ればいいし、川を作りたい子は作ればいい、それぞれ楽しめばいいじゃないか。その中で『ボクもやってみたい』っていう子が出てきて、それでも親がやってほしくない遊びなのであればそれを止めるのは親の仕事。自分はその遊びをやらせたくないからといって、よその親子に「なんでこんなことするのよ」と思うのは筋違い。自分の子育てが中心になっていないから。自分の子育て方針はその遊びをさせたくないのであれば、自分が子どもにしっかりと説得をして止めればいい」私:「そうか。私もさ、夕方そろそろ帰ろうよって子どもたちに声かけるでしょ? そしたら子どもたちが『やだ、まだ帰りたくない!』とか言うじゃん。で、周り見渡してもまだ遊んでる友達いっぱいいたりするから余計にうちの子どもたちも帰りたがらないわけ。『みんな遊んでるんだからいいじゃないか!』って。そういう時につい私も『みんなもう夕方なんだから帰ってくれればいいのに』とか思ったことあるもん。でも、たしかに考えてみれば『よその子が遊んでるからうちの子が帰りたがらない』っていう思考は『よその子を軸にした考え方』だったし、自分の子を説得しきれない至らなさをよそになすり付けていたよね」夫:「そう。言い方は過激になるけれど、オレはよその人にどう思われもいいと思っている。子どもは(常識的なルールの中で)子どもらしく好きに遊べばいいし、オレは自分の子どもは子ども時代にしかできないような遊びをたっぷりすればいいと思っている。例えば、こう考えよう。オレが子どもたちの好きな遊びをさせたことでよそのお母さんにイラっとされたとする。じゃぁ、そのことが自分の子どもたちにどんな影響を与えるかな? よそのお母さんにオレがイラっとされたとされたことで、うちの子どもたちの人生において何か重大な影響があるか?ないよね。周りの見ず知らずの人たちの思考が自分の子どもの成長に不利益を与えるかっていったらそんなこと全然ない。もちろん地域の人たちとのかかわりや、いい人たちとの出会いは大切。だけれど、不特定多数の人のありとあらゆる気持ちにまで配慮して子育するなんてもはや無理な話だし、自分たちがどういう風にして子どもを育てたいか、『自分』を中心にして考えればもっと世のママたちも気が楽になるんじゃないかな」私:「なるほど」私たちは「自己中」という言葉にすごくネガティブなイメージを抱いてしまっていますが、この場合、自己中とはまた少し違った「自分中心」の考え方であって、たしかに夫の言うとおり、周囲の反応を気にし過ぎるママたちにおいては、今、あえて、自分中心の目線を取り入れてみてもいいかもしれません。自分がどういう子育てをしたいか、そこを考えて育てていく、その視点を強く持つことも逆に必要なのかもしれませんね。【お知らせ】第75話 「トイレトレーニング『いきなりパンツ手法』と3歳の悲劇」 の記事下アンケート「Q.トイレトレーニングに成功した方法、失敗エピソードなどを教えてください」のアンケート結果はこちら↓
2018年06月14日小学3年生になった長男。翌日の準備などは本人に任せているのですが、翌日の時間割を確認したあと、ランドセルの教科書を入れ替える所を見たことがないのです。本人に聞いても、『全部ちゃんと入ってるで!!』と自信満々な返答。別の日。その理由が明らかになりました。この日はランドセルではなく、リュックで登校する日でした。しおりとふでばこしか入っていないリュックはとても軽かったようで…ついポロッと自白(笑)その日に必要のない教科も含め、全教科分の教科書とノートを毎日持って行っていたようです。そら、重たいわ(笑)(翌日から私の監視の下、ちゃんと必要な教科だけ持って行くようになりました)
2018年06月13日こんにちは!イラストライターのねここあんなです!息子は1歳3か月になり、日々わんぱくさが増しております…。皆様は寝かしつけ、順調にいっていますか?今は我が家の息子も21時~22時の間に寝かしつけていますが、かつては早くて23時。遅くて深夜の1時まで寝かしつけられないときも…。寝かしつけがうまくいかない時期は、不安定なリズムで生活していました。今回は、そんな私が息子を寝かしつけるまでの日々と、その時に意識していたことについてお話します。寝かしつけに失敗する日々通っているお医者さんに、「リズムの良い生活を心がけましょう」と指導されたのが、子どもの生後3か月頃でした。3ヶ月経つと、子どもは昼と夜を区別し始めるそうです。そのため、お母さんが子どもの生活リズムを管理する必要があります。まずは21時には寝てもらおうと、20時過ぎから寝かしつけを開始してみました。しかし部屋を暗くしてみても、オルゴールを流してみても、抱っこでゆらゆらしてみても、まるで寝る気配はありません。「部屋が暗すぎるのかな?」と思い、明かりをつけても効果なし。21時に寝かせるつもりが、23時まで抱っこと授乳を繰り返すことになってしまいました。体がフラフラになりながら、倒れながら眠りにつくという日が続いたんです。そして私は、夜が近づくにつれて憂鬱になるのでした。あまりの辛さに、息子生後6か月頃に私は挫折してしまいます。「もう眠くなるまですきにしてれば!」とやけくそに。やけくそになってから、ストレスは減りました。自然と眠くなるまで待つ、というスタイルでかなり気持ちが楽になったんですよね!ただしこのスタイルには、大きな落とし穴があったんです。寝かしつけ逃避は悪循環のもと!医者の言いつけを破り、寝かしつけをやめてから気づきました。朝と違って夜は、“仕事から帰ってくるお父さんと遊べる時間”だと子どもが気づき始めたことです。親子で楽しそうに遊んでいる姿を見ると微笑ましくて、「親子の貴重な時間を奪っちゃかわいそうだよね」と自分に言い聞かせて甘えていました。そうして私の「寝かしつけ逃避」は、続いていきます。気づいたときには、22時に寝かしつけても寝付かず、深夜2時まで寝かしつけをする日々に。つまり寝かしつけが後ろ倒しになっただけで、前よりも寝つきの悪さはひどくなっていたんです!深夜の2時に寝てしまっては、もちろん朝は起きられません。それにお昼寝の時間が、夕方の5時くらいにずれ込んでしまうようなことも。20時に行っていた寝かしつけから逃げた結果、リズムの良い生活から遠のいた生活スタイルになってしまいました。悪循環を打破!ここは保育園です☆作戦!夜更かしをしてしまう魔の悪循環を打破すべく、作戦を考えてみました。まず気づいたのが、「寝る前に子どもを疲れさせればいいのでは?」ということでした!重要なのは「夜の寝かしつけ」では無いんです。大切なのは、「1日が始まったときから寝かしつけの準備をする」ということ。さらに夫が、「保育園のように昼寝の時間を作り、リズムを作ってみては?」という提案をしてくれたので、試してみることにしたんです。まず朝の起床時間は、私たち夫婦と同じ時間に設定します。お昼は支援センターや買い物や公園に連れて行き、なるべくたっぷり遊ばせ疲れさせます。新生児では遊びの幅が少ないですが、視覚からだけでも刺激を与えるんです。そしてその結果、息子は21時には寝てくれるようになりました!夜中の授乳も(まだ少しありますが)激減!まとめて6時間眠れるようになって本当に本当にありがたく思える毎日です!!でも息子の生活リズムを整えようとすると、家事に使える時間がほとんどなくなります…。夕飯は冷凍に頼ったり、簡単なもので済ませてみたり、旦那が作ってくれたり…。夫の理解や協力がないと、難しいかもしれません。ポイントとしては…・朝は家族みんなが同じ時間に起きること・息子と遊ぶ時間増やすこと・夕方5時以降に眠らせないこと・寝かしつけのリズムが安定するまでは、家事が疎かになることを旦那に理解してもらうこの4つはとくに重要かなと思います。ぜひ皆さんもお子さんが寝てくれないと思ったら、ポイントを大切にまずは1か月チャレンジしてみましょう!きっと結果はついてくるはずです!●ライター/ねここあんな
2018年06月08日時々、子どものことで「どう対応すればよかったのかなぁ…」と悩む事があります。それは、わざとじゃなくてもお友達にぶつかったり、転ばせてしまった時!きっと皆さんも同じような経験があるのではないでしょうか。自分の子どもが誰かにぶつかったり、図らずともケガをさせてしまった事が…。(ここでいうケガとは重傷は指していません)子どもってそもそも体型からして転びやすいフォルムをしていますし、自分1人で歩いていてもコケちゃうぐらいなので、集団の中にいれば誰かとぶつかったり、転んだり、転ばさせてしまったりという事はどんなに気をつけて目を見張っていたとしても起こりうる事だと思います。しかしながら、こういう場合、保護者としては本当に冷や汗が出るんですよね…。「ああ~~どうやって謝ろう! どうするのが正解なんだろう!」って心臓バクバクです。特に幼稚園や子育て支援センターなど、その時その場でたまたま居合わせただけのよそのお子さんとこのような事が起こった場合は、さらに気を使いますよね。我が家も先日、ありました。■子どもがお友達と衝突!4歳の三男の親子遠足で公園に行ったのですが、レクリエーションでダンスが始まったのです。みんなで楽しくダンスをし終わり、三男が石段の上から降りようとしたその時、隣に立っていたお友達が0コンマ何秒か早く先に石段から飛び降りたのですが、その直後三男も石段から飛び降りたため、三男がお友達の上に覆いかぶさるような恰好で飛び降りてしまい、その子が転んでしまったのです。幸い高い石段ではなかったので怪我はありませんでしたが、お友達は痛くて泣いてしまいました。もちろん、三男は悪気があったワケではありません。私は急いでお友達に謝りました。三男本人にも謝らせようと振り返ると、今度は、三男も泣いているじゃないですか!!お友達にぶつかってしまったこと、泣かせてしまったことに本人もびっくりしてしまったようです。さ~て、どうしたものか。あっちもこっちも泣いています!悩みますよねぇ~。どーするのが正解なんだっ!! って考えてしまう私は知らず知らずのうちに、子育て現役世代が抱える得体の知れない窮屈さに蝕まれているのかもしれません。さて、私がどうしたかというと(この手の事はしょっちゅうあるのでだいたいこのパターンで対応しています)。三男に謝ることを促しますが、すぐに謝ることができなければ、まずは私が相手のお友達に怪我がないか確認し、謝ります。この時は近くにお母さんがいらっしゃったのでお子さんとお母さんそれぞれに謝りました。そして再び三男に謝らせようと後ろを振り向きます。ただ、三男にも三男なりの気持ちがあるんですよね。お友達にぶつかってしまって、相手が泣いてしまって、悪気がなかったのにこんな事になっちゃってビックリしてしまったその心情は私も理解できます。何かうまく言葉にできない気持ちがあるから三男も泣いてしまったんだと思うんです。だから、そこの意図はまず汲んであげたいとは思います。「びっくりしたんだよね」と三男の気持ちに共感をします。だからといって、「三男もびっくりしたんだよね。だから悪くないよね」となってしまうのは、やはり違いますよね。ですから、「わざとじゃないことは分かるけれど、わざとじゃなくてもぶつかってしまった時には謝ろう」と伝えます。が、この「わざとじゃないけど謝りましょう」というフレーズがなかなかのくせ者なんですよねえ~~~(笑)小さい子どもにはなっかなか伝わりません。■わざとじゃないことを謝らせるのは難しいわざとじゃないのに謝らなくちゃいけない事が腑に落ちないんだと思いますし、その気持ちもわかります。しかしながら、この「わざとじゃなくても相手に危害を加えてしまったら謝る」ことって、社会において人と人が円滑に生活するうえで必要なものですよね。道を歩いていて、バーンとぶつかってしまった時に、何も言わずに立ち去るのか、「すみません」と謝るのかでは全然違ってきます。だから、私もわざとじゃなくても相手を傷つけたら謝ることの大切さを伝えるのですが、まだ小さな子どもは社会性を身をもって経験し、学んでいる途中なので、幼稚園児(もしくはそれ以下の小さな子)がそれを自然とできるかと言うと、なかなかできないと思います(もちろん同じ年齢でもできる子はいます)。そのため、私が三男に「ごめんなさいは!? ごめんなさいって言いなさい!」と謝れるまでひたすら粘らないこともあります。親が「ごめんなさいと言いなさい」と言ったことに対して 子どもが「ごめんなさい」と言えればそれは素晴らしいことですが、言えなかったとしても決してダメなわけではないと思うからです。これは、怪我をさせてしまったときだけに限りません。今、3歳ぐらいの小さな子どもに対して「1回言ったことをすぐにできる」ことを求めても、そんなのは大人の世界でのこと。大人だってできない事もありますからね…。■「親」が、あるべき姿を示していくこと親が望む行動をしてくれない・結果を残してくれない事を追求してしまうと、私自身がしんどいし悩むことになります。だから結果的に子どもが謝れなかったとしたら、かわりに私が頭を下げればいいと思っています。きっと相手のママも、子どもが謝らないことに対して目くじらを立てることはないと思いますし、同じ子を持つ親としてわかってくれるのではないでしょうか?こういった場合、どこに目がいくかっていうと子どもに対してではなくて相手の親の態度に目が行くのだと思います。ここで相手の親が子どもに対して、「あなたは悪くないんだから謝らなくていいわよ!」とか子どもに言っていれば「なんだこの親!」ってなりますが、親がしっかりと子どもに謝らせようとして、それでも子どもが謝れなかったら、かわりに親が謝罪して来たのならば、状況を理解してくれる方が大半ではないでしょうか。今はまだ「ごめんなさい」が言えなかったとしても、私が伝えるべきことを伝えている姿を見せ続けていけば、きっと三男も成長とともに言えるようになってくるんじゃないかと思います。こちらが思う行動をとってくれない事に頭を悩ませることはせず、あくまで「私」が子どもたちに伝えたいことを伝え、「私」があるべき姿を子どもたちに示していけば、きっと伝わっていると思います。いずれにせよ、「子どもに親の望む通りの行動を求めすぎない」というスタンスは、育児全般に通じるところがあり、ここを理解することができれば、より一層楽しく子育てができるのではないかなと私は思っています。【お知らせ】第74話 「登園で泣く子どもへの対応は〇〇に尽きる!」 の記事下アンケート「Q.登園渋りに関するエピソードがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓
2018年06月07日こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。初めての同性、初めての異性という風に、子どもを持った時に感じる「初めて」 って必ずあると思います。その中でも、同性の子どもを初めて持った場合に感じる母と娘の違いによって生まれる不安に焦点を当て、どう乗り切ればいいのかをお話したいと思います。親が長子で娘が末子著者は、4人兄弟の長子として下の弟妹をまとめてきました。「自分はお姉ちゃんなんだから」という気持ちが強く、甘えることは許されないように感じていました。下の弟妹たちの世話はもちろん、お手伝いなども率先してやってしまう典型的な長女です。娘は、2人兄妹の末子で、甘え上手です。「お兄ちゃん!これやって」など人に甘えることがとても上手で、「兄妹仲良くやってくれていいな」と最初は思っていました。しかし、娘が大きくなるにつれて違和感を覚えるように なりました。「甘えるのが当たり前のように思っていないか?」と。はっきり言って、甘えが当たり前と思っていたら将来自分で乗り越えられないのではないかという不安です。そしてもう1つ、漠然とした不安感 もありました。そこで、「子どもは自分と違って当たり前」であることを自身が忘れていることに気がついたのです。自分との違いがあって当たり前なのだから、不安になっていることを1つ1つ見つめ直して不安感から脱却しました。将来への不安は〇〇で乗り切る娘の甘えるのが当たり前のような感じは、受け入れることに しました。甘えは、子どもにとって親や兄妹から認められ必要とされることを望んでいることの表れです。マズローの欲求段階説の3つ目「所属と愛情の欲求」・4つ目の「承認の欲求」が関わっています。「生きていく上で、この部分が欠乏していると病気の原因となる」と考えられている部分です。・所属と愛情の欲求集団(家族や会社など)に所属したい・承認の欲求自己に対する高評価や他人から認められたいそれに、子どもは甘え(甘やかしは入りません)て愛情を受け取ることで、自立の道へと進むことができます。だから、甘えは自立をするために必要 なのだとあえて受け入れるようにしました。子どもが必要とする「愛情」を注いで、親子の信頼関係を深めておく ことが大切です。優先的言動とおしつけを抑えて不安を脱却上の子は親から「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから…」という言葉を1度は言われたことがあるかと思います。(著者も経験あります)この言葉は、子どもからしてみればつらい言葉 です。ある意味、我慢を強いられるわけですから当然です。下の弟妹のために飲み込んだ言葉もあるでしょう。このような言葉を使うのをやめました。片方の子をかばう・我慢させるというのではなく、平等さを大切にしました。ケンカをしたようなときも、「お兄ちゃんなんだから」や「妹なんだから」という言葉は使いません。「お兄ちゃんはどうして○○したの?」や「あなた(妹)はどうして○○したの?」と人格ではなく行動したことに対して目を向けて話す ようにしました。最初は言葉の選び方がまずくて失敗もしました。著者宅で起こった兄妹ケンカを例に出しますと、事の発端は、妹が兄のノートにいたずら書きをし、兄が妹にげんこつをしたというところにありました。泣き叫ぶ娘(当時7歳)に涙目になって怒っている息子(当時10歳)。息子をなだめた後、娘に話しかけました。著者:「どうしてお兄ちゃんのノートに落書きしたの?」娘:「だってお兄ちゃんが私のおもちゃ前に壊したんだもん。」著者:「そっか、お兄ちゃんに仕返ししたの。楽しかった?」娘:「叩かれたから痛かった。」著者:「痛かったよね。ということは楽しくなかったんじゃない?」娘:「うん。」著者:「じゃあどうしたらいいかな?」娘:「もういたずら書きはしない。」著者:「自分で決められてえらいね。今度からそうしようね。お兄ちゃんにごめんが言えるかな?」娘:「ごめんねする。」このような対応していく間に、どちらかの子どもを優先するような発言が消えました。それと同じくして、娘への漠然とした不安がなくなったのを感じました。優先的言動とおしつけは、親の考え方や気持ちを子どもにも求める行為に似ています。子どもは子どもという考え方をしていくことが本当に大切です。身をもって感じました。----------以上、いかがでしたでしょうか?同性の子どもを持つと、育てにくく感じたり、漠然とした不安を感じたりすることがあります。でも、それは気のせいでもなんでもなくて、自分の経験とは違う感覚からくるものなのかもしれません。自分と向きあい、自分と子どもを比べない・子ども同士を比べないことで治まってくることがあります。このような気持ちの整理の仕方は今からでも始められます 。子どもへの名前のない不安感を覚えたら、比べていないかを今一度見直してみましょう。【参考書籍】基礎心理学通論編:丸山欣哉●ライター/桜井涼●モデル/REIKO
2018年05月31日パソコン周りは配線がどうしてもごちゃごちゃしてしまいがちですが、コード類で遊んでしまう猫は意外と多く、子猫期は感電を招いてしまう恐れもあります。そうした事故を防ぐため、愛玩動物飼養管理士でもある筆者が実践したコードのごちゃつき解消法をご紹介します。■ 電気コードは猫にとって危険猫は生まれながらのハンターなので、狩猟本能がとても強い動物です。そのため、電気コードに興味を示し、じゃれてしまうことも多いでしょう。特に好奇心旺盛な子猫期は警戒心が低く、歯が生え変わる生後2~3か月の頃は電気コードを甘噛みしてしまうこともあります。こうしたときに、導線の部分まで噛んでしまうと、感電の恐れがあるので危険です。軽症の場合は少し痛みやしびれを感じるだけで済みますが、重症な場合はやけどやショック死にまで発展してしまいます。しかし、しつけで猫の好奇心をコントロールするのは難しいので、飼い主さんは飼い猫を感電させない対処法を考えていきましょう。■ パソコンデスク下のデッドスペースを活かそうパソコンデスク周辺はどうしても配線がごちゃごちゃしやすいため、猫にとって危険なスペースになります。そのため、我が家ではパソコンデスクの下にルーターなどを収納できるスペースを設けました。収納部分には取り外しが可能な格子状の扉を取り付けることで、猫のイタズラを防いでいます。この扉は家を建てる際に、設計士さんに「猫がコードを噛まないようにガードが欲しい」と相談したところ、「それならば、開放感も感じられるような格子状の扉を取り付けましょう」ということで、制作していただきました。格子状なら、収納部分に熱がこもらなくなるので、電気コード類も長持ちします。こうしたコード収納をするときは、パソコンデスクにあらかじめコードが通せるような穴を開けておくことも大切です。穴は使用するコードの太さが変わたり、コードの数が増えてもいいよう、少し大きめに開けておきましょう。■ パソコン上にはキャットウォークを設けようパソコンに向かっている飼い主さんに構ってもらいたくて、コードで遊んでしまう猫は意外に多いものです。こうしたいたずらを防ぐためには、パソコン作業中の飼い主さんを眺められるよう、猫にも居場所を設けてあげましょう。例えば、我が家ではパソコンデスクの正面にもキャットウォークを取り付けています。少し長めのキャットステップを設け、猫にゆっくりとくつろいでもらうようにしました。冬場は毛布などを敷いて、温かく過ごせるように配慮してあげるのもオススメです。さらに、パソコン横には猫が飛び乗れるサイドデスクやソファーも設置。「自分の居場所がある」と分かってもらえたら、仕事の邪魔もされにくくなりました。猫のイタズラはしつけでやめさせることが難しいものですが、飼い主さんの工夫によって減らすことができます。危険なイタズラは最悪の場合、命を奪ってしまうこともあるので、猫の好奇心とうまく付き合いながら対策法を考えていきましょう。
2018年05月28日最近「毒親」本は相次いでベストセラーになり注目を集める「毒親」ですが、毒親はアダルトチルドレンの原因になったり、毒親の子が毒親になったりと長期に渡って影響を与える深刻なものです。毒親になっていないかのチェック方法から、毒親の与える深刻な影響、毒親の子が毒親にならないための方法専門家の意見を伺ったママテナの記事からまとめました。●「毒親」とは?「毒親」という言葉を知ってますか?毒親とは、子どもを自分の思い通りにしようとし、暴力や虐待、過度の干渉などによって支配下に置こうとする親のことです。子どもにとって「毒」になる親ををこう呼ぶそうです。どんなママが毒親になってしまうのか?子供が成長してアダルトチルドレンになってしまう原因も毒親にあるといいます。しかし、毒親は実は子供の時の親の影響を受けた場合が多く、被害者が加害者になるという状況もあります…。▼続きはこちら▼●あなたは毒親になってませんか?良かれと思ってしている子どもへの激励や応援は実は自分自身の思いを押し付け、子どもを追い詰めて負担になっています。あなたの毒親度チェック、6つの質問に答える事で簡単に確認できます。▼続きはこちら▼●毒親が与える深刻な影響とは?毒親に育てられた子供が親になると、自分自身が否定されて育ったため、しあわせでないと感じ同じことをしてしまう、と専門家は指摘します。毒親チェックであてはまる項目が多かった場合、自分の子供を毒親にしないためにも、この毒親連鎖を断ち切る必要があります。その方法とは?▼続きはこちら▼●しつけのポイントは?毒親にならないようにしながらも、子供のしつけはしなくてはいけないママ。具体的なしつけの方法や、両親を見て学んだことなど、しつけにかんする記事です。▼続きはこちら▼
2018年05月27日結婚してから奥さんに対して「こんなところが、嫌になってきた……」とボヤく男性は意外と多いです。その中には「付き合っているときは、むしろ長所だと思ったのに」というものも。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、既婚男性たちに話を聞きました。文・並木まき「しっかり者な一面がウザいです」「妻は、かなりのしっかり者。細かいところにもよく気がつくし、なんでもしっかり計画を立てて完璧にこなそうとします。そんな彼女を頼もしく思って結婚しました。でも、実際に結婚して一緒に暮らし始めると、かなり息が詰まるんです……。僕にも完璧さを求めてくるので、遊びがないって言うか、まるで学校の先生に指導されているような気分になって、つらいです」マサユキ(仮名)・37歳「自立した考えを持っているかと思いきや、ただの頑固者」「僕の妻は2歳年上で、交際中は上手に僕をリードしてくれるところが好きでした。何事に対しても自分なりの意見をもっている人で、同世代の女の子より大人に見えたのも確かです。でも、結婚して気づきましたが、妻は“しっかり自分の意見もっている”というか、自分の気に入らないことに屁理屈をこねるただの頑固者でした。喧嘩すると持論をふっかけてきて長期化するので、最近では面倒になって不満があっても僕からは何も言わなくなりました」ヒロキ(仮名)・30歳「おおらかな女性と思っていたけど、ズボラなだけでした」「結婚するなら“おおらかな女性”と、決めていたので、妻と出会ったとき『この子だ!』って思ったんですよ。細かいことは気にしないし、僕が何かしても滅多に怒らないし。ところが結婚してみたら、ただのズボラということが判明……。物事に無頓着すぎて、何をしてあげても張り合いがないし、夫婦で何かを乗り越えるということができない人でした。子どもが2人いますが子育てに関してもズボラで、最低限の“しつけ”すら面倒がる。子どもが何をしても怒らないので、僕がしつけている状況です。このままじゃ子どもの教育上の問題も出てきそうで、どうしたものかと悩んでいます」タカオ(仮名)・35歳付き合っているとき「ココが好き!」と思っていた部分でも、結婚してみたらアダになってしまうなんて悲劇的。どんな長所と短所も表裏一体だから、ある程度は仕方ないけれど、旦那さんに愛想を尽かされては大問題。女子として意識しておきたい実態と言えるでしょう。(C) fizkes / Shutterstock(C) fizkes / Shutterstock(C) Look Studio / Shutterstock
2018年05月14日こんにちは。shirokumaです。 当時3歳になったばかりの幼稚園児の娘と、0歳の息子のお話です。 ある日、息子を寝かしつけていると…… 声のボリューム調節が、まだうまくできないおねーちゃん…! がんばって寝かしつけて、「やっと寝た……」と思ったところで、すぐに起こされちゃうきょうだいあるある(涙)! おねーちゃんが一緒にいるときの寝かしつけは、とってもスリリングです。 著者:イラストレーター イラスト作家 shirokuma2児の母。第一子の娘が1歳になった頃から子どもの日常を描きはじめる。第二子の息子が生まれた現在も、娘と息子との日常を描き続けている。
2018年05月12日「職場では動揺が広がっています。私も就職のときは手厚い福利厚生を考えて選びましたから、今回の『住宅手当』の廃止は正直ショックです。たしかに正社員と非正規社員の格差があることはわかっていました。でも、まさか正社員の福利厚生が減らされることになるとは……」 呆然とした様子でそう語るのは日本郵政グループの会社に勤める30代の一般職の男性社員だ。 日本郵便やゆうちょ銀行、かんぽ生命などを傘下に持つ日本郵政グループ(以下、日本郵政)は、福利厚生制度として正社員に支給している「住宅手当」を10月から一部廃止することを決定した--。 これまで日本郵政の社員がアパートやマンションなどの賃貸住宅に住んでいた場合、「住宅手当」として月に最大2万7,000円が支給されていた。しかし「住宅手当」が段階的に撤廃されることで、将来的に、年間約32万円もの手当が消えることに! さらに正社員だけに支給されてきた「寒冷地手当」や「遠隔地手当」なども削減される。一方的に“手当”の廃止を言い渡された前出の男性社員の怒りはおさまらない。 「そもそも日本郵政は、オーストラリアの物流会社の買収に失敗して4,000億円の損失を出しています。経営陣の過失を社員に押しつけたように思えてなりません。とくに『住宅手当』の廃止は一般職が対象。正社員のなかでも、総合職よりも立場の弱い一般職に負担を押しつけたとしか思えない。長年にわたって手当をもらってきた会社の上層部から言われても、到底納得できません」 日本郵政の方針変更について、全国紙の経済部記者は次のように分析する。 「今年1月に『非正規という言葉を、この国から一掃していく』と演説した安倍首相が推し進める『働き方改革関連法案』は、’19年度から大企業での施行を目指しています。その前に、早々に非正規社員の待遇改善を打ち出したのは日本郵政による“忖度”のようなものです。また、日本郵政の非正規社員が待遇是正を東京地裁と大阪地裁に訴えていました。両裁判所が、住宅手当や家族手当などの処遇も含め、正社員との格差は違法との判決を下したことも背景にあります」 日本郵政の一部手当の廃止は一企業のことだと安心するのは早計だ。正社員と非正規社員合わせて約40万人もいる日本郵政の“決断”が、どのような形でほかの企業に波及するのか――。今後に注目したい。
2018年05月09日夜、子どもを寝かしつける際、ベッド(布団)の中で絵本を読み聞かせるママやパパは多いはず。調子がいい(?)時は、読んでいる最中に寝てくれるけど、絵本を何冊も読んでも目がパッチリなんてことも…。また、内容によってはかえって子どもが興奮してしまうこともありますよね。ここ数年、子どもの寝かしつけをする時にピッタリの“おやすみ絵本”が話題になっていますが、意外と種類はたくさん!そこで、ぜひ試してほしい“おやすみ絵本”をいくつかピックアップしてみました。『おやすみ、ロジャー』(飛鳥新社)日本だけでなく、世界的に人気の“おやすみ絵本”である『おやすみ、ロジャー』。きょうだいたちは眠ってしまったにもかかわらず、ひとりだけ眠れないうさぎの男の子・ロジャーが主人公の物語です。「あくびじさん」や「かたつむり」、「ふくろう」がロジャーにすぐに眠れる秘訣を教えてくれるという、内容的にも寝かしつけにピッタリの『おやすみ、ロジャー』に頼るママやパパは多い様子。物語としてももちろん楽しめるのですが、じつは心理学に基づいた子どもが眠くなるような仕掛けが散りばめられているんです!「言葉や文を強調する」、「ゆっくり静かな声で読む」など細かい指示があるため、慣れるまではママも大変かもしれませんが、寝かしつけの時間がグッと短縮すると評判なので、試してみる価値あり!『おやすみ、エレン』(飛鳥新社)『おやすみ、エレン』は、先述の『おやすみ、ロジャー』に続く、“魔法のぐっすり絵本”の第2弾。こちらも心理学に基づいたもので、うさぎではなく、ゾウのエレンが主人公です。エレンと一緒に森の中を冒険する途中にエレンの友だちと出会っていき、森を抜けたところにあるベッドで疲れて眠る。多少の違いはあるものの、内容は『おやすみ、ロジャー』に近いかもしれませんね。『おやすみ、ロジャー』は絵が苦手という人も多いのですが、『おやすみ、エレン』はよりポップになっていて、その点も人気の理由のようです。『いやだ あさまで あそぶんだぃ』(アスラン書房)親としては、なかなか寝ついてくれない子どもにイライラしてしまうことも…。おそらく、「遊び=楽しい=まだ寝たくない!」と感じている子どもは少なくないはずですよね。そんな子どもとママにおすすめなのが、『いやだあさまであそぶんだぃ』です。この絵本のあらすじは、以下の通り。“おもしろくて、楽しくて、いつまでだって、遊んでいたいのに、「もう寝る時間ですよ」というお母さんの声。でも、途中で止めることなんかできません。「いやだーい」と、ぼうやは遊び続けます。トラや、兵隊さんや、汽車や、楽隊に会うたびに、一緒に遊ぼうと誘いました。でも、「眠い」「疲れた」と、だれも相手になってくれません。とうとうお月さまにもことわられて、ぼうやは、ひとりになってしまいました。みんなが眠りの国に入ってしまって、一人取り残されたぼうや。でも、もう一人だけ、ぼうやを待ってくれている人がいました!!ぼうやは、その人の胸に抱かれて、心地よい夢の国へ…”(出典:アスラン書房)とっても親近感の湧く内容なので、子どもでも理解しやすいと思いますよ。このほかにも、まだまだたくさんある“おやすみ絵本”。気になったものから試していけば、きっと寝かしつけを手助けしてくれる一冊が見つかるはずです!(文・山手チカコ/考務店)
2018年05月06日小さなお花を見つけてカワイイ! と足を止めるお子さんも多いのではないでしょうか。子ども目線だから気づく発見も育児中にはたくさんあると思います。ハンバーグを握りつぶすムスメさんの次のターゲットはお花!? 人気インスタグラマー、きたあかりさんの書き下ろしコミックエッセイです。ムスメとおはなつい先日あった、夫から聞いた出来事です。すっかり暖かくなってきた公園にお散歩しに行った時、芝生に混ざって小さな花がたくさん咲いてたそうで。普段から握力の試し斬りというか…餌食になっていたハンバーグや米同様、花も握りつぶそうとするムスメ。普段は花を見つけると「きれーい。きれーいねー」とか可愛いことも言うのですが、それとこれとは別なようで本当に容赦ないです…。それを見かねた夫が後ろからアテレコで花の断末魔を聞かせてみたところ、「ごめーんね」と呟いて握っていた手を離したそうで。私はその場に居ませんでしたが、初めてムスメの思いやり的な行為を見られた気がして、小さなお花に感謝したのでした。
2018年04月29日可愛い犬や猫。飼いたいとは思っていても、日中家にいられない共働き夫婦では、飼うのも躊躇してしまうもの。かといって、共働き夫婦にペットは飼えないというわけではありません。今回は共働き夫婦におすすめのペットや、共働きで犬・猫を飼う場合、ペットを飼う際の注意点をご紹介します。 1. 共働き夫婦におすすめのペット共働き夫婦でも飼いやすいペットは「ゲージの中で飼育する動物」です。ハムスターやモルモット、フェレット、うさぎといった小動物や鳥類、爬虫類や熱帯魚などですね。こうしたペットたちは、室内を自由に動けない分、食べてはいけないものを誤って飲み込んでしまったり、不慮の事故があって家のどこかに閉じ込められてしまう……といった心配が少ないです。鳥類以外は鳴き声を発することもほぼないため、ペット可であれば集合住宅でも飼いやすいのではないでしょうか。では、犬や猫はどうなのかというと、これはその子によるでしょう。 ただ、種類によって性格の傾向があるため、留守番が得意な種類の子を選ぶことは可能。絶対に大丈夫というわけではありませんが、目安にはなりますね。 2. 共働き夫婦におすすめの犬・猫犬の場合日中不在がちになる共働き家庭では、室内で飼える犬のほうが室外犬よりも安心と言えるでしょう。ただ、室内犬といえど散歩は必要。出勤前や帰宅後に散歩の時間を設けるようにしてくださいね。犬を飼い始めるとなると子犬から飼いたいという気持ちがあるかたも多いと思いますが、共働きの環境に子犬を迎えるにはそれなりに覚悟が要ります。子犬のうちはやんちゃな子が多いため、留守番が平気なタイプであったとしても、帰宅するたびに部屋がめちゃくちゃ……という可能性も。叱るにしても、イタズラをしてから時間が経ってしまうと、子犬はどうして叱られているのかわからなくなってしまいます。共働き夫婦が飼うならば、ある程度社会性を身につけた生後6ヶ月以降の犬が良いでしょう。小さなうちに社会性を身につけられないと、臆病な性格になってしまったり、問題行動を引き起こしたりする原因となってしまうこともあるからです。犬種は、無駄吠えが少なくしつけを覚えやすいタイプがおすすめ。室内犬として飼うなら大型犬よりも小型犬のほうが適しているでしょう。例えば賢く温厚な性格のトイプードルは、物覚えがいいと言われているのでしつけがしやすいです。定期的なトリミングは必要ですが、抜け毛が少ないという室内飼いには嬉しい特徴も。また、パグはおとなしい性格の子が多いため、無駄吠えの心配が少ないようです。猫の場合猫は単独行動が得意な動物です。飼い主がいなくなる時間が毎日決まっていれば、そのサイクルに慣れてくれる子が多いため、共働きでも飼いやすいペットだといえるでしょう。とはいえ、食事回数を小分けにする必要がある生後3ヶ月未満の子猫は別。生後5ヶ月頃を過ぎた頃から日中の留守番ができると考えておきましょう。 3. 共働きでペットを飼うときの注意点ペット可の住居か否か当然のことではありますが、集合住宅や賃貸住宅に住んでいるなら、その住居がペットの飼育を許可しているのかを確認しておきましょう。「小動物はOK」など規約はさまざま。鳴き声がしない動物であっても、ペット不可の物件なのに隠れて飼育するのはNGです。留守番できる種類かとくに犬の場合、傾向ではあるものの留守番が得意なタイプと苦手なタイプとに分けられます。必ずしも留守番が得意な種類の子を選べば大丈夫というわけではありませんが、選ぶ際の基準のひとつにしてくださいね。平日あまりお世話できなくても問題ない種類かエサや水といった基本的なお世話のほか、シャンプーやブラッシングに散歩など、必要となるお世話はほかにもたくさんあります。飼いたい種類のペットに必要なお世話が、仕事で忙しい平日でも無理なくこなせる量・内容なのか、事前に調べておきましょう。ペットの世話の役割分担を決めるペットを迎えるということは、子どもを迎え入れるのと同じこと。子育てを協力して行うように、ペットのお世話も夫婦で協力し合える環境を整えておくことが大切です。エサの買い出しや散歩、もしものときの通院など、あらかじめある程度の役割分担を決めておくとスムーズですね。自動エサやり機やペット用見守りカメラなど、共働き夫婦のペットの飼育を補助してくれるグッズも販売されています。ただ、習慣になれば平気になっていくとはいえ、ペットにとって基本的に留守番は寂しいもの。ペット用のおもちゃを用意しておく、家にいるときは思いきり一緒に遊ぶなどの工夫をしましょう。家族の一員になるペットは、かけがえのないたったひとつの命。一生大切にしてあげてくださいね。 参考:All About猫の留守番のさせ方 外出前に準備することや注意点ベネッセいぬのきもち共働きでも犬は飼える?5つのライフスタイル別、おすすめ犬種はコレDogoo.com共働きで犬は飼える?環境作り・飼い方や経験談を教えて自動エサやり器Panasonicサイト内ページ
2018年04月27日小学校の懇談会で先生がおっしゃいました。「親心としてはつい『もう四年生だし』と思いがちですが、『まだ四年生』でもあります。自立へ向けてサポートしつつ、しっかりと目は離さず、今一度気にかけてあげてください」「特に教科書や持ち物の準備は、お子さま1人に任せていると、どうしても大事な時に大事なものを忘れてしまって、授業がスムーズに進みにくいという事もございますので、ちょ~~っっと気にかけていただけると助かります」あ……あああ。耳が痛い。まるで私に向けてのメッセージかと思いましたよ。たしかに、私も持ち物の準備は低学年の時ならまだしも、中学年にもなると普段は全然気にかけていません(新学期や、長期休み明けには持ち物が多いので一緒に用意するぐらい)。息子もいい加減なのに、親の私もいい加減なものだから、もしかしたら大事な時に大事なものを忘れてしまったことも一度や二度じゃないかもしれません(確証はないけれど)。忘れ物のないように私もフォローしていかなければ……と今一度気を引き締めたところで、先生のお話を聞いた感想をわが子の話に絡めながら一人ずつ発表していくという企画が催されました(わぁぁん! 苦行!!)。その中で特に印象的だったのが、「(先生は、子ども任せにしないでくださいとおっしゃったけれども)逆に子ども自身がものすごく心配性で、ランドセルの中身を何度も何度も確認したり、忘れ物がないか一緒にチェックしてほしいと頼んできたり、『大丈夫よ』と声をかけても本人は毎日すごく心配している。こういう子にはどう声掛けすればいいのか」といった意見。しかも、同じような悩みを抱えているお母さんが複数いたのです。「うちの子もすごく心配性で……」と悩むご家庭のお子さんは全員女の子でした。いい加減な男子の親の私にとっては抱えたことがない悩みだったので、すごく新鮮だったのですが、このお話を聞いてふと思い出しました。私自身にも思い当たる節があったんです。私も小学生の頃一時期、同じように忘れ物がないかものすごく心配で眠れなかった時期がありました。寝る前に明日の用意を済ませて、その時点でしっかりと確認したはずなのに、布団に入ると「あれ入れたかな……」「あそこにちゃんと入ってるかな?」と不安になってくるのです。勉強机に置いてあるランドセルの中を確認しに行くためには、布団を抜け出して別の部屋に行かなければなりません。ドアを開けるとガラガラと音がする引き戸だったため、布団から抜け出したことが音ですぐに分かってしまいます。寝なくちゃいけない時間なのに、布団から抜け出しているところを母親に見つかると叱られるんじゃないかな。でも明日の用意がきちんと出来ているか、やっぱり気になるし……。今やらなくても明日の朝チェックすればいいんじゃないのかな。 でも今確認しないと落ち着いて寝れない……ドキドキドキドキ。布団から抜け出すことについてドキドキするし、なんとか落ち着かせようとするのですが、暗闇の中で考えれば考えるほど不安になってきて、結局なんとも言えない気持ちでランドセルを確認しに行きます。そうするとやっぱりちゃんと用意はできていて、ホッと安心して布団に戻るのですが、今度は別のものがきちんと入ってるかどうかが気になって不安になってくるのです。どうしてこんな心配性になったのかは残念ながら覚えていませんが、ある時急に極度の忘れもの心配性になったのです。私の個人的な感覚ですが、女の子の方が小さいころは怖がりな気質な子が多いように思います。実は私、男の子3人を子育てしていく中で、女の子の感覚の繊細さに驚かされる事がよくあります。例えば、アニメの一場面にしても少し暗い画面になると「こわい」と言ったり、少し高いところに登っても「こわい」と言ったり、「え!? これのどこが怖いの!?」と思うことでも怖がるのは女の子の方が多いように思います。恐怖や危険を察知する感覚が男の子に比べてすごく繊細な気がします。ケガや事故に遭う確率が男性のほうが高いと言われていますが、その理由は女の子の方が「怖そうなもの」を察知する能力がより繊細で、少しでも危なそうだなと思ったらその時点で止めるからじゃないかとも思います。私も、とても怖がりな女の子でした。私の場合、「忘れ物をしたら先生に怒られちゃう……」と不安に思ったり、「忘れ物をしたら、こうなって、こうなって、こうなっちゃうんじゃないか……」と一人勝手にシュミレーションをして緊張してしまっていたんだと思います。実際には怒られたこともないのに、怒られたり恥をかくことを怖がっていたんだと思います。先生に怒られたらどうしようと怯え、お母さんに怒られたらどうしようと怯え、当時はどうしたらいいのか、どうしてほしいのか自分でもよくわかっていなかったのですが、大人になった今ならわかります。もし、今、当時の私に戻って気持ちを具体的に表現するならば(当時は気持ちを説明することができませんでした) 、言われたくない言葉があります。言われたくない言葉 その1「また!?」系何度も確認してしまう作業を「またやってるの!?」と言われるのはつらいです。「またやってる」なんてことは言われなくても自分でもわかってるんです。でも、自分でもどうしたらいいか分からないからやってしまうのであって、そこを「また?」と言われたら、気持ちを押しこめて一人で抱え込んでしまうことになります。言われたくない言葉 その2「だから大丈夫だってば!」きっと安心させたくて「だから大丈夫だってば!」と言ってくれてると思うのですが、これもちょっとプレッシャーになります。大丈夫だと思いたいのに不安になってしまう、この気持ちを汲んでほしいと思います。ということで、周囲の大人がどう接してくれれば安心できていたのかと考えてみました。■不安なときに、大人に言って欲しかったことまず1つ目に一緒に確認作業に付き合ってほしいということ。お父さんでもお母さんでもいいから、不安に思う時には一緒に付きあってほしいのです。年齢や学年に関係なく、「一緒に付き添ってほしい」と望むうちは付き添ってほしい。2つ目に大丈夫だと安心できる目に見える何がが欲しいということ。例えば持ち物を一緒に確認するだけでなく、紙に持ち物をリストアップしてチェックしてほしいです。目で見て確認できる「チェックリスト」や「写真」があれば、わざわざランドセルまで行かなくても布団の中で安心できます。3つ目に、助けてくれる人がいるんだという安心感を与えてほしいということ。仮に忘れ物をしてしまったとしても、「お母さんが届けてあげるから大丈夫」とか「お母さんがかわりに謝ってあげるから大丈夫」という自分のかわりに誰かが何とかしてくれるっていう安心感が欲しいです。 自立する上で親がかわりに何かをしてあげるというのはよろしくないと思われるかもしれませんが、とにかく得体のしれない不安に駆られている時には、誰かがなんとかしてくれるっていう安心感が欲しいんです。「大丈夫。忘れ物なんてしてないよ」と励ますよりも、「忘れ物をしていたとしても助けてあげるから大丈夫よ」という言葉をかけてくれたら、とても安心したと思います。小さいうちに心配性だからといって、必ずしも大きくなっても心配性が続くわけではないと思います。私の場合は大きくなってからは全然心配症ではありませんし、むしろもうちょっと心配したほうがいいんじゃないかと思うぐらいです。またその逆で、小さいころは奔放だったけれど、大人になって心配症になったという人もいるでしょう。いずれにせよ、子どものころの気質がずっと続くわけではないと思うので、「こんなに心配性で大丈夫だろうか…」とむやみに心配することはないかな? と個人的には思います。不安な気持ちになってしまう時期は誰にでもあると思うので、わが子が不安な気持ちになった時には、無理に前向きな気持ちにさせようとせず、不安な気持ちが和らぐように一緒に付き添い、「ママが助けてあげるよ、ママがかわりに謝ってあげるよ」と声をかけていきたいと思います。大人だって、一番大事な人に「かわりに謝ってあげる」「助けてあげるよ」って言われたらすごく安心すると思いませんか?実際にはかわりに謝ってもらわなくとも、その言葉だけですごく安心できると思います。「欲しい言葉が聞けた」。これだけでも、とても勇気が湧くものです。【お知らせ】前回の 「どうか子どもの癖を否定しないで。爪噛みをしていた私が思うこと」 の記事下アンケート「Q. これまで、子どもの癖で気になった癖はありましたか?」のアンケート結果はこちら↓
2018年04月26日入園などをきっかけに同じ年齢の子どもと触れ合う機会が多くなると、親としてはどうしても自分の子と他の子を比べてしまいがちに。正直、気になってしまいますよね。でも、成長もできることも得意なことも、子どもそれぞれ! どうして他の子はできるのに、うちの子は…4月から保育園や運動クラブに通うようになり、他の子と同じことをするという機会が増えるにつれ「親の理想を押し付けるのはよくない」とか「他の子と比べるのはよくない」という考えはずっと頭の中にはあって、「自分はそれらを絶対にやらないぞ」と決めていたはずなのに「あれ…どうして他の子はできるのに、うちの子はできないんだろう」そんなことを考えてるようになってしまいました。できないことばかりに目がいくようになり、つい息子に厳しく「他の子もできるんだから」と本人がしたくもないことを押し付けるようになっている自分に気づき長男が、「何か造ることが得意なこと」「映画を最後まで観て感想だって言えること」「弟を笑わせようと頑張れること」そういう「できることだってある」ということを忘れてしまっていました。みんなと同じことができるのもすばらしいけどみんなと違ったって大丈夫って息子に言ってあげられる親にならねば、と思いました。
2018年04月22日早起きをして、朝の仕事に行く前の時間を使って勉強や趣味を行う「朝活」。おもに会社員などのあいだで行われているイメージですが、子育て中のママのなかにも朝活をしている人が多いようです。世の中のママはどのような朝活をしているのか、その内容と朝活を持続させるコツについてまとめます。朝活でどんなことをしている?早起きをすると、まだ子どもや夫が寝ているため、普段であれば確保しづらい自分ひとりだけの時間を得られます。そんなひとりだけの時間を朝活ママはどのように過ごしているのでしょうか?せっかくの自分の時間だから有意義に…と思いきや、意外と多いのが朝の時間を家事に使うというものでした。子どもを寝かしつけて深夜に眠い目を擦りながらやるよりも、朝にやる方がはかどるという意見や、子どもや夫に気を遣わないからこそ、落ち着いて朝ご飯やお弁当の準備ができるという人もいるようです。また、ママならではの時間の使い方として、一日のスケジュールを立ててバタバタしないように対策をしたり、長期的なスケジュールを立てておくといったスケジュール管理や、日記をつけるということを推奨する意見もありました。特に日記は、普段忙しいとあっという間に過ぎてしまう子どもの成長記録や自分の気持ちを、しっかり振り返ることで子どもの成長に気づけたり、自分の気持ちを整理することができるためオススメのようです。朝型生活にするコツ朝活といっても、早起きするのは大変…。特に朝が苦手な人にとってはつらそうなイメージですが、朝活を継続している人たちからのアドバイスとしては、生活時間を子どもに合わせて早く寝ることがポイントのようです。子どもを寝かしつけようとすると、なかなか寝てくれないことにイライラしてしまい、結果的に子どもも寝付かずに夜更かしすることになりがち…。でも、一緒に寝てしまえば子どもも安心して眠れ、ママ自身も早く寝ることになるので、自然と早起きになるという生活リズムに。早い時間でもすっきり起きることができるようです。また、起きる時間にはあまりこだわらないのも重要。5時に起きようと思っていたのに6時に起きてしまった!と悔やむのではなく、疲れていたなら睡眠時間を長くすることに朝活の時間を使ったと割り切り、早く起きることに義務感を感じてしまわないのが朝活を定着させるコツなんだとか。朝型生活にすれば、朝の忙しさも楽になり、さらに自分の時間も持てたりと、メリットがたくさん。「子どもが生まれてから自分の時間が持てない!」と嘆いているママは、ぜひ朝活にトライしてみてください。(文・姉崎マリオ)
2018年04月14日子どもが生まれてからの生活は、夫婦2人だけだった頃の生活とはずいぶん違ったものになります。中でも、特に変化が大きいのは睡眠に関することではないでしょうか。それまで一緒に寝ていた夫婦が、出産をきっかけに寝室を分けるケースも少なくありません。産後に寝室形態を変えると、夫婦仲にどんな影響があるのでしょうか。 1. 産後の寝室、みんなはどうしてる?生まれたばかりの赤ちゃんには数時間おきの授乳が必要なので、妻(ママ)もまた数時間ごとに起きなければなりません。一方、昼に仕事をしている夫は夜しっかり睡眠をとる必要があります。「赤ちゃんの泣き声で夫が睡眠不足になると、仕事に差し支える」「夫が立てる物音やいびきがうるさく、赤ちゃんが起きてしまう」などの理由から、やむなく寝室を別にする夫婦も少なくないでしょう。株式会社オウチーノが行った子どものいる夫婦790名を対象にした調査にて、「出産前後で、夫婦形態は変わりましたか?」と質問したところ、以下のとおりの回答となりました。出産前も出産後も同じ寝室で寝ている:67.5%出産前は同じ寝室だったが、出産後は別々の寝室で寝ている:20.5%出産前は違う寝室だったが、出産後は同じ寝室で寝ている:1.6%出産前も出産後も別々の寝室で寝ている:10.4%この調査によると、約2割の夫婦が出産をきっかけに夫婦の寝室を分けています。では、出産後夫婦の寝室を分けることは夫婦仲にどのような影響を与えるのでしょうか。寝室をわけたら、夫婦仲はどうなった?同調査によると、出産後も寝室形態が変わらない場合、産後の夫婦仲は「良くなった」が25.5%、「変わらず良い」が50.0%、「悪くなった」が19.5%、「変わらず悪い」が4.1%と、良くなった・良いの割合が75%を超えています。一方、出産後に寝室形態が変わった夫婦は「良くなった」が29.9%、「変わらず良い」が33.3%、「悪くなった」が32.0%、「変わらず悪い」が4.8%という結果になりました。産後に寝室形態を変えた人のうち、「夫婦仲が悪化した」と回答した人は寝室形態を変えない人の2倍近く。「良くなった」という回答もありますが、どちらかといえば悪くなる傾向にありそうです。寝室は1日の約1/3を過ごす重要な場所です。その寝室の形態を変えることは、夫婦の生活に予想以上の影響をもたらす様子。寝室の形態変化によって、夫婦仲もまた良くも悪くも変わりやすいと言えるでしょう。 2. 夫は変わらず愛しているけど、妻は……?産後のパートナーに対する恋愛感情・愛情の変化については、「増えた」と回答した人が19.0%、「変わらず多い」が36.8%、「変わらず少ない」が10.1%、「減った」が34.1%という結果になりました。男女別に見ると、男性では「変わらず多い」が47.8%、「減った」が21.4%。一方女性では「変わらず多い」が26.8%、「減った」が45.7%となりました。また、「減った」と回答した人のうち産後同じ寝室で寝ている人は28.7%、違う寝室で寝ている人は45.9%です。子どもが生まれても夫から妻への愛情は「変わらず多い」ようですが、妻は「減った」がもっとも多くなっています。産後、妻から夫への愛情が減りやすいことは一般的にもよく言われていますね。よく挙げられる理由は以下のとおりです。ホルモンバランスの変化出産によって、女性のホルモンバランスは大きく変わります。そのため産後の妻は情緒不安定になったり、夫に触れられるのを生理的に受け付けなくなったりすることがあります。産後時間が経てばホルモンバランスも徐々に落ち着きますが、妻が感情的に夫に当たり散らしてばかりになってしまうと、後々の夫婦仲にも影響を及ぼすでしょう。ライフスタイルの変化出産のダメージも癒えないまま、妻は24時間体制の育児をこなさなければなりません。1人目の子なら何もかもが初めてで緊張しっぱなし、2人目以降なら上の子の世話もあります。赤ちゃん中心の生活で妻は気力・体力ともにヘトヘトになり、夫まで気が回らなくなってしまいます。妻も働いている場合、仕事復帰後は仕事・家事・育児をこなさなければなりません。生活スタイルが変わらない夫への不満妻が出産しても、夫の生活スタイルはあまり変わりません。夫が家族のために仕事を頑張っていることは、もちろん妻も理解しています。しかし、疲労とストレスで心の余裕がなくなった妻には夫が好き勝手に行動しているように見えてしまいます。夫が家事・育児に協力的でない場合、妻の不満はますますつのるでしょう。 3. 夫婦の寝室はどうあるべきか日本には、古くから夫婦と子どもが並んで寝る「川の字」という習慣があります。欧米のように頻繁にスキンシップをする習慣がない代わりに、親子で一緒に寝ることで子どもを安心させるのです。親子はもちろん、夫婦のベッド(布団)の距離と心の距離もある程度リンクしているのではないでしょうか。とはいえ、さまざまな事情で寝室を分けたい夫婦もいるでしょう。パートナーと寝室で一緒に過ごすのが難しい場合、どのように日頃のコミュニケーションを取ればよいでしょうか。子どもと離れる時間を活用夜子どもを寝かしつけた後や朝子どもが起きる前の時間は、夫婦でゆっくり過ごすチャンス!とはいっても、「コミュニケーションしなきゃ」と肩肘張る必要はありません。一緒にテレビやDVDを観たり、とりとめのない話をしたりするだけでもOKです。母乳育児中だと難しいかもしれませんが、少しだけ「家飲み」するのもいいでしょう。また、たまにはおじいちゃん・おばあちゃんや託児サービスに子どもを預けて、夫婦水入らずで過ごしたいですね。簡単な共同作業をしてみる子どもの世話で疲れていると、子どもを寝かしつけながら親もつい寝てしまいますよね。パートナーに合わせて起きるのが大変なら、普段の家事やちょっとした作業を一緒にやってみましょう。一緒に作業することで達成感が生まれやすくなりますし、お互いに「ありがとう」の気持ちを伝えやすくなるはず。ただし、あくまでコミュニケーションの手段なので、相手へのダメ出しや細かく注文をつけることはNG。また、慌しくイライラしがちな時間帯に家事を強要するのも避けましょう。メールや手紙でコミュニケーション激務でグッタリな夫にとっては、ちょっとした家事もハードルが高いかもしれません。また、お互いに余裕がなく顔を見れば文句ばかりになる日もあるでしょう。すれ違いばかりの時やなかなか素直になれない時は、メールや置き手紙で気持ちを伝え合ってはいかがでしょうか。文章なら時間や気持ちに余裕があるときに書けます。書き終わった後に読み返すくせをつければ、「言い過ぎた!」となる心配も少ないはず。 出産をきっかけに夫婦の寝室を分けると、夫婦仲にも何らかの影響が出ることが多いようです。とはいえ必ずしも夫婦仲が悪くなるとは限りませんし、無理に同じ寝室で寝ることで逆に不便になるパターンも。夫婦の寝室を別々にした場合は、日頃のコミュニケーション方法を工夫して心のすれ違いを減らしたいですね。参考:「出産後の夫婦関係」実態調査産後夫婦の寝室を別々にすると、夫婦仲はどうなるの?夫への愛情が一気に冷めた!?産後クライシスの原因と乗り切るための対処法
2018年04月08日夫に対しての愚痴をこぼす妻というのはよく見かける光景ですが、実際に不満に思っていても、直接本人には言えないことも多いはず。世の中の妻はどんな「夫に対して言いたいけれど、言えない不満」を抱えているのか調べました。●家事・育児の分担に不満は集中ママテナが独自に行ったアンケート「夫の満足度・妻の満足度について」の結果によると、夫に対して言いたいけれど言えない不満を持っている妻は77%という結果に。その不満の内容をランキングで紹介します。1位:家事分担の偏りについての不満…55.6%2位:相手の性格に関する不満…48.1%3位:育児分担に関する不満…47.4%4位:年収など経済力についての不満…35.4%5位:コミュニケーションの少なさに関する不満…30.1%6位:夫婦生活についての不満…27.8%7位:相手の容姿・外見についての不満…9.8%8位:浮気や不倫をうかがわせる行動に関しての不満…9.2%1位は「家事分担の偏りについての不満」が55.6%と過半数以上の支持を集めていました。いまだに家事をほとんどやらない夫はかなり多いのか、あるいは面倒な家事ばかり押しつけられることが多いのか、家事は平等に分担されていないと感じている妻が非常に多いことがわかります。また、家事分担は夫が「自分の実家ではそうなのだから当たり前」と思っている場合も多く、そういったときにはなかなか不満を言い出せないケースも多いのではないのでしょうか。2位にランクインしたのが「相手の性格に関する不満」で48.1%。本来相手の性格は結婚前にわかっているはずなのですが、いざ結婚してみると隠れていた良くない部分が見えてきたり、結婚前ではわからなかった夫婦や子育てに対するスタンスが見えてきたりしてしまうもの。かといってそれが本人の生まれ持った性格ならば、言っても改善される見込みがなく、結局不満は言わずじまい…なんてことも多いのかも。3位は「育児分担に関する不満」で47.6%という結果に。こちらも家事分担同様、夫が偏っているという自覚がないまま、遊ぶのだけが夫で、おむつ替えや寝かしつけなど大変なものは妻任せというケースが多いのかもしれません。夫に対して言いたいけれど言えない不満、上位はどれも夫が長年染みついてしまった価値観によって、今更言っても変えづらいものが占めているという印象に。特に家事・育児はイクメンなどがもてはやされる中でも、まだまだ妻に負担が集中している家庭が多いと言うことを再認識させられる結果となりました。(文・姉崎マリオ)
2018年03月21日3月、年度末のこの時期は、異動発表にそわそわしている……という夫婦も多いのでは。共働きであったり子どもの転校が難しかったりと、転居を伴う異動になれば単身赴任になってしまうケースも。家族みんなで引っ越す選択をしても、妻の仕事などの問題があります。そんな、夫が転勤になったときに知っておきたいことをまとめました。 1. 「単身赴任」で心配なこと夫が単身赴任するにあたって、多くの妻が気になっていること、気がかりなことを挙げてみました。(1)費用はどれくらいかかる?引っ越し費用まずかかるのは引っ越し費用。会社側からの補助の有無によって家計への負担は異なりますが、アート引越センターの調査によると、単身者の引っ越し費用でもっとも多いのは10~15万円。平均は20万3000円でした。内訳でもっとも多くを占めていたのは家具や電化製品の購入額。引っ越し自体の割合は少なく、3万7000円という結果が出ています。期間が定められている短期間の単身赴任であれば、家具家電付きの物件を選ぶ方法もありますね。ほか、初期費用の抑えかたは以下の記事にもありますので、ご覧になってみてください。> 初めての単身赴任!最低限揃えるものと初期費用の抑えかた生活費一緒に暮らしていたころよりも、単身赴任のほうが生活費も上乗せされます。先ほどと同じアート引っ越しセンターが行った調査では、単身者の1ヶ月の生活費は「12~14万円」。平均額は16万7000円です。> メオトーク記事「単身赴任の生活費はいくらかかる?モデルケースで検証してみた」こちらの記事では不動産・住宅情報サイト「ホームズ」のデータより、生活費のモデル例をご紹介しています。合計金額は12~15万円。調査結果と大差ないことからも、多くの単身赴任夫が15万前後で生活していることがわかりますね。(2)浮気が心配単身赴任の寂しさや、一人暮らしを送る中で独身時代に戻ったような気持ちになるなどして、浮気をしてしまう夫も。妻としては夫の不倫が心配になりますよね。これまで以上に日々の夫婦、家族のコミュニケーションを大切にしたいところ。幸い現代では、気軽に連絡を取れる手段がたくさんあります。お互いにとって1番使いやすいものを選びましょう。ただし、不安なあまり過干渉になるのは返って夫にストレスを与えてしまい、不倫リスクを高めてしまう可能性も。メオトークでは、単身赴任を乗り切った妻たちの体験談も掲載しています。ぜひご一読ください。> 夫の単身赴任を乗り越えるための方法3つ> 単身赴任で離婚の危機!? 単身赴任中も良い関係でいるための3つのポイント(3)妻ひとりで子どもを育てられるのか子育てに関して不安を抱える妻も多いです。家事や育児の負担はもちろんのこと、子どものしつけ問題も。両親が揃っていれば厳しさと甘さをふたりで分担できますが、夫が不在中は妻がひとりでバランスを取らなくてはいけません。「怒ってばかりになってしまうかも」「子どもの寂しさを気にするあまり、甘くしすぎてしまうかも」と不安を感じてしまうことは無理もないこと。こちらも、実体験に基づいた「うちはこうしていたよ!」を参考にしてみてくださいね。> 夫が単身赴任中のママに聞いてみた!子どものしつけはどうしてる?> パパが不在だと甘えっ子になる?夫の単身赴任が子どもに与える影響 2. 「家族で引っ越す」上で心配なこと単身赴任についていくという選択肢を選ぶなら……。家族は揃って暮らせるけれど、心配になることはやっぱりありますよね。(1)自分の仕事はどうなる?リモートワークが可能かどうかを探ってみる保育園の待機児童問題や介護問題もあり、業務内容によってリモートワークを取り入れている企業も増えてきています。前例がなくても考えてもらえる可能性はゼロではありません。辞めずについていける道はないか、会社側に打診して模索してみましょう。現職に戻ってこられる制度の有無を確認する仕事をしている妻であれば、「仕事を辞めたくないからついていけない」と考えるかたも多いでしょう。実際に、ついていくか辞めるかの2択しか選択肢がないケースも多いです。公務員や一部企業では、「配偶者に同行するための休職制度」を導入しているところも。何年か後に今住んでいる場所に戻ってこられる転勤の場合、こうした制度があるかどうかはチェックしておきたいですね。休職制度がない企業でも、再雇用制度を整えていることがあります。資格を活かして転勤先で転職する資格を持って働く専門職の場合、転勤先で新たに仕事を探すという選択肢もあります。こちらは転勤先で長く住める場合に選びやすくなる選択肢ですね。フリーランスの道を模索する職種によりますが、会社を辞めてフリーランスとして仕事を続けても良いでしょう。現在増えてきているフリーランス人口。Web関係やデザイナー・イラストレーターといった仕事をしているかたは、こうした働きかたも考えてみてはいかがでしょうか。(2)子どもの転校で知っておきたいこと幼稚園・小学校以降は、夫の転勤についていく際、子どもの生活にも影響が出ます。幼稚園では入園金が再度転園先で必要になることも。制服や体操服の用意が新たに必要な場合もあります。また、子どもが成長しているほど、子どもにも子どもの社会があるもの。小学校高学年以上の転校は、本人が嫌がることも多いです。親主導で決定せず、子どもにも意思を確認しましょう。どうしてもついていかなければならない事情がある場合は、小さいお子さんであっても「こういう理由で引っ越しをするから、幼稚園や小学校が変わるよ」と話をすることが大切です。転校後はあまり過度に心配する必要はありません。しかし子どもの様子をよく見て、話をしっかり聞く時間は確保したいところです。ついていくのも、単身赴任を選ぶのも、どちらであっても大変さはつきもの。何年続くかわからない転勤の場合、先が見えない不安もありますよね。不安な点・気になる点は、夫婦で協力してひとつひとつ整理していきましょう。少しでも「転勤」に対するモヤモヤを減らせますように。 参考:アート引っ越しセンター:単身赴任家族の意識調査東洋経済オンライン:妻の働く意欲を奪う!いつか来る「夫の転勤」ベネッセ:親の引っ越しで転校、子どもの心のケアはどうすればいいの?
2018年03月18日前回と今回で、入園準備について書かせていただいていますが、今回は後編、しつけ編です。これまでの3歳の息子は、公園や遊び場に行くとこっちを振り返りもせずに走って行ってしまうような子でした。そのため、いつもそういう場では息子を追いかけてばかりでした。知らない場所でも知らないお友達とすぐに遊び始めるし、2学年上の娘と一緒に幼稚園に行くことを心待ちにしていた息子だったので、きっと幼稚園にもすぐ馴染むだろうと。心配なんかないんだ、と楽観視していたのですが…この日ずっと泣いていたという息子にびっくりしました。でも、考えてみればこれが初めての母子分離でした。これまでは、1人で走って行ってしまっても、後ろから必ず母が追いかけてきてくれるという安心感があったのかもしれません。だって、生まれてから今まで3年以上も、何をするにもずっと一緒だったんですから。それが、いつものように呼べば来てくれる母が、今日はいない。泣いたら「大丈夫?」と駆け寄ってくる母がいない。そんなに簡単に離れられるなんてできませんよね。簡単に考えていた自分に反省しました。入園してからも毎日泣いてばかりいるんじゃないかと不安になることもありますが、幼稚園自体はとても楽しみにしているので、きっと母と離れるのが淋しいんだと思います。このまま離ればなれになってしまうのかもという不安があるのかもしれません。「幼稚園が終わったら毎日絶対にお迎えにいくからね。ずっと離れるわけじゃないよ。大丈夫」というと、服をぎゅっと掴みながら、胸に顔をうずめて小さく「うん」と言っていました。次は、幼稚園が始まるまでに(もうあまり時間はないですが…)しつけていきたいことについてです。1. トイレトレーニング 2. ごはんを自分で食べられるようにする3. 人の話をじっと座って聞けるようにする4. 服の着脱をできるようにするこれら4つを中心に、準備していきたいと思います!春から幼稚園という小さな社会に出るものの、まだまだ生まれて数年の小さな子ども。急に生活が変わるので戸惑うことも多いと思いますが、親子ともに焦らずにゆっくり慣れていけたらいいなぁと思っています。入園まで、残りあとわずか。子どもと1日べったりな時間を、大切に過ごしていきたいです。
2018年03月16日「自分は虐待をしているのではないか?」1991年より都内で、子どもへの虐待防止のための電話相談などボランティアで支援を続けている民間団体の「子どもの虐待防止センター(CCAP)」には、相談者からこういった疑問を投げかけられることも少なくないそうです。前編では、ベテラン相談員・Mさんに「虐待の境界線」をお聞きしました。続く後編では、子育てしにくい時代に、どうやってできるだけ怒らずに子育てをしていけるか、というお話をうかがいました。■児童虐待防止法も影響? 周囲の目がきゅうくつに感じる「現代の子育て」── 長年相談を受けている中でお母さんたちの相談内容が変わってきたという印象はありますか?Mさん:私の主観的な印象ですが、「周りに子どもがいるのが当たり前」の環境から、「子どもと接する機会がない、子どものはしゃぐ声や泣き声を普段耳にしない」という環境になってきているように思います。その中で子育てをするのは大変ではないかと感じています。── 今の環境は、お母さんたちにとってきゅうくつなのでしょうか?Mさん:電話相談を受けるなかでも、「スーパーで子どもがダダをこねてギャーっと騒いでしまったので叱ったら、周囲からは冷たい視線。通報されるのでは? といたたまれなくなって、買い物もそこそこに家に帰りました。ドアを閉めた途端、つい子どもに『何なのよ!』と怒鳴ってしまった。今、子どもはイヤイヤ期真っ盛りなのはわかっているのに…」などと話す方もいらっしゃいます。──私の周囲でも、「子どもを叱っていたら児童相談所の人が来た」という笑えない話を結構聞きますが、2000年に児童虐待防止法が成立して、通告が増えた影響はありますか?Mさん:通告は困っている親子を支援するためのものなのですが、お母さんたちは「助けられている」というよりは「見張られている」ように感じる面があるのかな、と感じています。──相談を受けているなかでお母さんたちのとまどいを感じているんですね? Mさん:小さい子の機嫌をコントロールするのは難しいことです。親ならそれをうまくできるはずというプレッシャーを受けて頑張るけれどうまくいかない、ということだと思います。── そんなきゅうくつな中で、どのように子育てをしていったらいいのでしょうか?Mさん:難しいことですが、少し心に余裕を持てたらいいですね。親も子育てしながら親として成長します。失敗したと思ったら「言い過ぎたね。ごめんね」と正直に伝えたらどうでしょう。「おやつ食べようか。本でも読もうか」と親子共に気持ちを切りかえられたらいいのでは?子どもとの関係ってもっと広いし深いので、一つのことにとらわれすぎずにやっていってもらえたらいいな、と思っています。■自分の中の「コップの水=たまったストレス」をあふれさせないためには?── 具体的にはどうすればいいでしょうか?Mさん:ストレスがたまりにたまった時って、コップにお水がいっぱいいっぱいの状態と似ていますね。表面張力でかろうじてこぼれていない状態のようなものです。だから、そこで何か起こると、最後の一滴となってコップに注がれ、一気に水があふれてしまうんです。── そうですね。子育て、家事、仕事とあふれそうな状況は私自身よくあります。そういう時は申し訳ないけれど、子どもに八つ当たり気味に怒ってしまう時もあります。Mさん:皆さんそういう状況で電話をかけてくれるので、「子どもにやりすぎてしまった」「自分は反省している」「でも夫はこういうことをわかってくれない」と話していくと少し余裕が出てきて、子どもに当たってしまう今の自分が見えてきます。だから、お母さんがいっぱいいっぱいになった時は、コップの水が一気にあふれないように、少し自分からこぼせるといいですね。子どもには成長段階があって、時期がくれば今まではなんだったのか? ということも多いです。── 自分の中のコップの水を減らすのが大切ということですね。具体的にはどのような方法がありますか?Mさん:今はいろいろなところで相談を受け付けていますから、こういう電話相談などにかけてみるのも一つの手だし、どこかに子どもを預けたり、休みの日は夫に預けて自分の好きなことをやる時間を少しとったり、というようなことをやって、しのいでいけたらいいのではと思います。── 子育てだけの世界から少し離れる、ということですね。Mさん:1日24時間、365日お母さんをやっていると、すごく疲れますよね。だから、お母さんも1人になれる時間は必要ですよ、と話すと「食事もトイレもお風呂も、1人の時はない!」と初めて気づかれるんです。それでちょっとでも1人になれる時はないか、ホッとできるのはどんな時かを一緒に考えます。ワンオペで育児されている方も多いですが、公的サービスなど使えるものは何でも使って、少しでもストレス解消できるといいですね。── 電話をかけてくるのもワンオペ育児の方が多いのですか?Mさん:多いですね。そういう方はワンオペという大変な状況のなかで、すごく頑張っているんです。なのに「もっとやらねば。大変だと思うのは子どもを愛していないからなのか」と自分を追い込んでしまっているのが本当に残念です。── まずは、自分が大変ななか頑張っている状況を自分でほめてあげて、心に少しでも余裕を持つことが大切なんですね。 ■「どういう時に怒ってしまう?」自分の怒りパターンを把握── そのほかに怒りすぎない方法はありますか?Mさん:そうですね。あとは怒りたくなるけれど、視点を変えると超かわいい子どもの姿を撮る“おバかわ写真”のような方法でしょうか。ギリギリの状況は変えられない、腹が立つのも仕方ない。でも、せめて腹が立つのを笑いに変えられたら、親子共にハッピーですね。── 笑いに変えるなど自分なりにしのぐ方法をちょっと探してみる、ということですね?Mさん:怒りすぎてしまう時って大体、同じパターンになっていませんか? いつものように親子のやりとりをして、気がつけばいつものように怒っていた。そのようなやり取りになった時に、先ほどのおバかわ写真を撮るとか「あー始まった、始まった」と呪文を唱えるとか、その場を離れる、深呼吸するなど自分なりにしっくりくるものを探して、「あー、また怒っちゃった」と後悔せずにすめばいいな、と思います。── パターンを把握して、対処法をいくつか持っておくといいんですね。Mさん:パターンのどこかを変えると流れが変わります。この言い方で話してみよう、このタイミングでこうしてみようなど、なるべく楽しくなるようなことに変えながらやってみる。それでダメだったら、「あ、ダメだったな。次はどの手でいこうかな」くらいの気持ちで。── それ以外に何かありますか?Mさん:子どもの行動を(a)好ましい、(b)やめさせたい、(c)してはいけない、のように3つに分けてみてはどうでしょう。(c)は命にかかわるなど重大なことですが、(b)は時期を待つ選択もあるかもしれません。親も言い出すと意地になって引くに引けなくなる時期もあったりしますのであきらめる、というか、今すぐにどうこうしようとせず、ちょっと置いておくのはどうでしょうか。── 今日はありがとうございました。日々、子育てに困っているお母さんたちに向き合っているMさんのお話は大変参考になりました。取材なのに、ゆったりとした口調で、こちらの話も丁寧に聞いてくださるMさんとのインタビューは時折、自分の子育て相談をしているような錯覚に陥りました。そのMさんが「子どもを怒らない」ための対策としてあげるのが次の3つ。1.1人でがんばりすぎず、できるだけ心に余裕を持つ。2.自分が怒ってしまう原因などパターンを見つけ、(できれば楽しめる)対策を考える。3.あきらめる(今は置いておく)。ほぼワンオペで、コップの水もかなりギリギリの筆者自身の話も聞いていただき、「怒りたくないのに怒ってしまった」と後悔を繰り返す日々を抜け出す多くのヒントをもらったように感じました。長年、親身に困っているママたちに寄り添ってきているMさんのような方たちに話を聞いてもらうのも、とてもスッキリしそうです。取材協力: 社会福祉法人子どもの虐待防止センター(CCAP) 子どもの虐待を早期に発見し、虐待防止を支援するために1991年に設立された民間団体。研修を受けた相談員と、医師、弁護士、臨床心理士、ソーシャルワーカー、行政経験者、教育関係者などが活動しています。CCAPでは、子育てに悩む方のための電話相談、母親のグループ(MCG)、CCAPペアレンティングプログラム講座「親と子の関係を育てるプログラム」などを行っています。相談の電話番号は、03-5300-2990(平日10:00~17:00 土曜日は10:00~15:00/通話料以外は無料)取材・文/まちとこ出版社 石塚由香子
2018年03月10日「大きな声で子どもを怒鳴ってしまったら、児童相談所の人が来た。近所の人に通告されたみたい…」。ママ友の飲み会で、このような笑えない話が出ることも決して珍しくない昨今。つい子どもを怒鳴ってしまい「自分のしていることは虐待ではないか!?」と不安になっているお母さんも少なくないのではないでしょうか。「どこまでが虐待で、どこまでがしつけ?」という疑問を解消すべく、都内で1991年より虐待防止に向けて電話相談を始めとした支援をボランティアで続けている、民間団体の「子どもの虐待防止センター(CCAP)」にお話をうかがってきました。■一般的な境界線は? 東京都発行の児童虐待予防パンフに見る「虐待」一般的には虐待とはどのような状況をいうのでしょうか。東京都発行のパンフレット「みんなの力で防ごう 児童虐待」(2017年度版)によると、虐待は、1.身体的虐待 2.性的虐待 3.ネグレクト(養育の放棄または怠惰) 4.心理的虐待という4種類があります。2016年度の東京都の統計データでは、約10,000件の中で、心理的虐待が55.0%、身体的虐待が24.7%、ネグレクト19.5%となっています。そして、実母による虐待は53.8%、実父によるものが38.7%となっていて、お父さんよりもお母さんの虐待が多いようです。また、同パンフレットによると、虐待は子どもたちに次のような「深刻な影響」があるとされています。*発育・発達の遅れなどの身体症状。*情緒不安定、感情抑制、強い攻撃性などの精神症状があらわれることがある。■「虐待かどうか」ママたちが気になるのはなぜ?お話をうかがったのは20年近く子育ての電話相談をボランティアで受けてきたMさん。「虐待としつけの境界線はあるのでしょうか?」という冒頭の質問に対して、やさしい口調で次のような返事がありました。Mさん:電話相談でも「これって虐待ですか?」とたずねるお母さんはいて、皆さんものすごく心配していらっしゃいます。でも、虐待かどうか、その境界線を引いて仕分けすることに、どれくらい意味があるのかな、とはちょっと思います。思いがけない答えが返ってきて、ハッとしました。なぜ自分たち母親は「虐待の境界線」が気になるのでしょうか? 法律に触れるようなことは犯していないはずだし、子どもも元気に育っている。それなのに心配なのは、「自分の子育てはこれで大丈夫」という判断基準がない不安からでしょうか? 「虐待じゃない。しっかり子育てをしているよ」というお墨付きを誰からかもらいたいという気持ちなのでしょうか?「自分は虐待の境界線を知って、どうしたかったんだろう?」。そんな気持ちとともにインタビューは進みました。Mさん:私はまず、相談してきた方に「あなたはどう思う?」とお母さんの思いを聞いています。あるいは、「虐待ではないかを判断する立場ではないけれど、あなたが、自分がしていることをあまり良いことだと思っていなくて、今、困っているように感じられるのだけど…」と話すんです。── 虐待かどうかという答えを出さないんですね?Mさん:たとえ「それは虐待ではありませんよ」と言われても、「良かった。ホッとしました」と言って終わるものではありませんよね。モヤモヤを抱えているから電話をかけてきているので、しっかりその思いを聞かせていただきます。そして「少しスッキリしました」と言って電話を切ってもらいたいと思っています。── 確かに、「虐待ではありませんよ」と誰かが保証してくれても、お母さんたちの「自分の子育てはこれで良いのか」という心配がなくなるわけではないですもんね。■子どもを「かわいい」と思えない時があっても当たり前Mさん:子どもがかわいく思えないと、自分のことを母親失格のように感じてしまうお母さんも多いのが気になっています。だだをこねて泣き叫んでいれば、かわいく思えない時だってあって当然なのに、「ダメな親だ」と自分を責めてしまうのです。── その気持ちよくわかります。私も、遠くから眺めている時と寝ている時はかわいいのになあ、と思うこともしょっちゅうです。Mさん:お母さんにとって、子どもは大事な存在で、だからこそ精一杯努力しているわけです。でも努力が報われなかったり、ギリギリの状況になったりした時はかわいく思えなくても普通なんだ、と自分を許してあげていいと思います。── 子どもをかわいくないって思う気持ちがあってもいいんですね。Mさん:大事だから放りだせないし、もっと子どものために良くしてあげたいし、だけどうまくできないからイライラもするし、腹も立つ。そして、そういう自分を責めてしまうんです。そんな時は寝顔を見て「かわいい!」というので十分だと思います。 ■怒ることはしつけではない…虐待としつけの境界線── 子どもは大切だから、なんとか良い子に育ってほしいと思うからこそ、うまくいかない時につい腹が立って怒ってしまうんですね。よく、虐待の事件で、「しつけのつもりだった」などという報道もありますが、この差をどう思われますか?Mさん:しつけというのは本来、子どもが自立していけるようにサポートすることで、決して親の感情をぶつけることではないと思っています。子どもが自分の生活をきちんと立てていけるように基本的なところ、例えば、社会で生きていける信頼感や他人との関係のベースになるものを築くためのものなのではないでしょうか? ── 感情をぶつけるのはしつけではない、ということですね。Mさん:親が怒りすぎた時って子どもが失敗とか間違いをした時ですよね? 失敗とか間違いって、ふつう誰もがするものでしょう? だからそうした時に感情を爆発させるのではなく、どうすればいいかを教えられたらいいですね。── 例えば、どのように?Mさん:「なぜこういうことをしたの?」と聞くことから始めみてはでどうでしょうか? 例えば、子どもが友だちのおもちゃを無理やり取ったとしますよね。「○○ちゃんが貸してくれなかったから」などと言われたら、「遊びたかった気持ちはすごくよくわかるけど、取るのはいけないね。もう一度、また頼んでみようか」というように。すごく手間がかかることですけどね。──なかなか毎回対応するのは大変そうですね…。Mさん:お母さんが全部それをするのは、神様ではありませんから、無理でしょう。でも、今は悪いことと怒ることがセットになってしまっていることに気付いてもらって、ちょっと冷静になれればいいな、と思います。── 子どもがいけないことをした時も、本来、怒る必要はないということでしょうか?Mさん:本当のしつけは、子どもに何がいけなくて、どうすればよいかを教えることだと思うんですよ。だけど、ただ怒って「謝りなさい」って言っていたら子どもは何を学ぶのかなと思います。怒られたら謝るという、表面的なことだけ学んでしまうかもしれませんよね。「本当はどんな子に育ってほしいと思っていたか」を、思い出して欲しいですね。■子どもの存在を否定・無視することは「心理的虐待」── 虐待で一番多いのは心理的虐待なんですね? どのようなことが心理的虐待にあたりますか? Mさん:「お前なんか生むんじゃなかった」「Aちゃんと違ってお前はかわいくない」など、根本的に子どもの存在、人格を否定することです。── 頭にきてしまったら思わず言ってしまいそうですが…。Mさん:やっぱり存在を否定することは避けたほうがいいですね。それ以外にも、ちゃんとできるまでお説教し続けるなど、やりすぎるケースがあります。こういうケースは、「自分の子どもはこうあるべき!」という、親の思いが突っ走っているように思います。── そのほかには? Mさん:冷たく突き放したり、何を言っても無視したりと、無関心にさらされることです。── 感情を示さない無関心も虐待となるのですね?Mさん:存在をスルーされるのはつらいことです。人間として育っていく過程で、子どもは喜怒哀楽を学んでいきますよね。あり得ない例えかもしれませんが、なんのつらいこともなくて、お母さんはいつもニコニコしていて、それで子どもが健全に育ちますかっていうと、それはそれで難しいと思うんですよね。だから、やりすぎだなって思ったらセーブして、親子一緒に泣いたり笑ったりしていってはどうでしょうか?──心理的虐待が続くと、子どもにはどのような影響がでますか?Mさん:自分に自信がなくなる、安心感がなくなる、落ち着きがなくなる、食欲がなくなる、元気がなくなるというようになってくるかもしれません。── 子どもの存在を否定することは言わない、そして、あとは怒らないほうがもちろんいいけれど、喜怒哀楽をお互いにやりとりをしている間は大丈夫ということでしょうか。今日はありがとうございました。筆者自身も、娘たちをつい怒鳴ってしまったり、傷口に塩を塗るようにネチネチと叱ってしまったりすることもあり、それは心理的虐待にあたらないかな、といった思いも持ちながら向かったこの取材。長年、電話相談で虐待や子育てと向き合ってきたMさんのお話から、「どこまでが虐待で、どこまでがしつけ?」という線引きよりも、親が子育てで困らないことと、子どもの存在を否定しないことが大切なのだと感じました。後編では、子育てが大変な今の時代に、親がどのようにすれば心の余裕が持てるか、というお話を聞きました。取材協力: 社会福祉法人子どもの虐待防止センター(CCAP) 子どもの虐待を早期に発見し、虐待防止を支援するために1991年に設立された民間団体。研修を受けた相談員と、医師、弁護士、臨床心理士、ソーシャルワーカー、行政経験者、教育関係者などが活動しています。CCAPでは、子育てに悩む方のための電話相談、母親のグループ(MCG)、CCAPペアレンティングプログラム講座「親と子の関係を育てるプログラム」などを行っています。相談の電話番号は、03-5300-2990(平日10:00~17:00 土曜日は10:00~15:00/通話料以外は無料)取材・文/まちとこ出版社 石塚由香子
2018年03月09日開けっ放しのドア、くちゃくちゃと食べる音、脱ぎっぱなしの衣類…。そんな夫のクセに悩まされてはいませんか? 「何度もやめてほしいと言っているのに、なおらない…」。一つ一つは大したことではないのに、気になり始めたら、ついついイラっとしてしまうものです。強制的にクセをなおす方法もなくはないですが、そんな強硬手段に出る前に「夫はどうしてそういうクセが出てしまうのか」を考えてみませんか? 理由を知ることで、なおしてもらうだけでなく許すという選択肢も選べるようになるかもしれません。■夫のクセ対処法その1:千差万別! 人のクセには「理由」がある些細なことだけれど、気になってしまう夫のクセ。できればやめてもらいたいと思っている人も多いですよね。でも、どうしてそのクセが出てしまうのでしょうか。例えば、いつも「電気をつけっぱなしにする」クセが夫にあったとします。電気代もかかるし、使わない時は消してほしいのが本音ですよね。でも、何度言っても夫の“つけっぱなしクセ”がなおらない場合、もしかしたら「暗闇が怖いから」という理由があるのかもしれません。高いところが怖い、ジェットコースターが怖い、爬虫類が怖い。誰しも怖いものがあるように、もしかしたら「夫は暗闇が怖い」のかもしれません。そう考えてみると「まあ、それなら仕方ないか」と許せることもあるのではないでしょうか。また、「ひげを抜く」「貧乏ゆすり」は、緊張をほぐすために出てしまうクセの一つといわれています。裏を返せば、そのクセが出てしまう時、夫は緊張下でストレスを感じているのかもしれません。ついつい出てしまう夫のクセ。理由がわかり、誰の迷惑にもならないものなら許してあげるという選択肢を用意するのも良いかもしれません。■夫のクセ対処法その2:周囲に迷惑をかけてしまう「許せないクセ」夫のクセ、許せるものがある一方で「これは、どうしてもなおしてほしい」というものも。他人に不快な思いをさせてしまうようなクセは、その代表といえるでしょう。例えば、外食中。くちゃくちゃと音をたてて食べれば、家族はもちろん周囲の人まで不快にさせてしまいますよね。こうしたクセは意外と本人が気づいていないこともあるので「マナーが悪いから、やめたほうがいいよ」「子どもにはこう教えているからやめてほしい」と伝えてみましょう。男性の場合、ただ「やめて」と注意されるより、「〇〇だから」と理由を説明されたほうが、納得しやすい傾向にあります。遠慮してなかなか言い出せない奥さんが多いでしょうが、理論的に説明すると、あっさりなおしてくれることも。奥さんから指摘されると意固地になって聞こうとしない、スネてしまうという場合は、子どもの出番です。「パパ、お片づけしないといけないよ」「〇〇しないほうが、パパかっこいいよ」などと、子どもに指摘してもらうのがおすすめ。ストレートな子どもの一撃は、何よりも効き目があるようです。 ■夫のクセ対処法その3:「私だけがイライラしてる?」それは自分自身の問題かも「他人から見たら、些細な夫のクセ。誰にも迷惑をかけていない。それなのに、どうして自分だけこんなにも気になってしまうの?」どうしても夫のクセを許せない場合、理由のひとつに、妻自身が「親から受けた教育・しつけを、良くも悪くも意識している」というものがあります。例えば、親から「音をたてながら食事をするのはダメ」と注意され続けてきた人は、そのクセに注目しがちです。あなた自身が「親に教えてもらって良かった」と感じていたとしたら、周囲の人、とりわけ夫や子どもに対しても同じところに目がいき、ついつい気になってイライラしてしまうでしょう。また、自分自身の抱えているものが多すぎて、気持ちに余裕がない時も、夫のクセは気になりやすいようです。そんな時はいったん、抱えているものを下ろし、現実逃避してみましょう。例えば、好きなことに没頭する、一人旅で家族と離れてみる。そうすることで気持ちが落ち着き、冷静な感情を取り戻せるようになるかもしれません。夫の気になるクセ、すべてなおしてもらうことは難しいですよね。わが家も夫と娘の「コップを片付けない」クセがなかなかなおりません。そこで、「まあ、いいか」となるのか「なんとかなおしてもらいたい」となるのか。それは、クセによって異なりますが、ご紹介した「理由を知って許す」「根気よく説明してなおしてもらう」「自分自身の問題を見つめる」の3つを実践してみて、少しずつ対処していければいいのではないでしょうか。
2018年03月08日先日、いつものようにTwitterを眺めていたら、知り合いのママ友・Yさんが「突然息子がひとりで寝てくれるようになって嬉しいけど、なんだかちょっと罪悪感」とツイートしているのを発見。「いきなりひとりで寝れるようになるものなの!?」と、驚きを隠せなかった筆者はさっそくYさんに詳しい話を聞いてみました。子どもに事情を説明したらわかってくれたネット上で「寝かしつけ」に関する情報を調べてみると、子どもによって異なるものの3~5歳くらいまでは、寝かしつけが必要だという内容も見受けられます。寝かしつけを卒業するまでには、一つひとつステップを踏んで、少しずつひとり寝ができるように導いてあげるようですが、Yさん親子は少し違う様子。「息子が1歳になるくらいまでは、添い乳をしながら寝かしつけていましたが、1歳をすぎたあたりから添い乳はせずに寝るようにしました。大人用のベッドで息子と2人で寝ているのですが、寝る時間になったら子どもを連れてベッドに一緒に入り、“おやすみ”と声をかけて、息子が寝るまで“寝たふり”をしていたんです。でも、息子が成長して体力がついてきたら、ベッドに入ってもなかなか寝てくれなくなりました。ベッドのなかで遊んだり、歌ったり、布団を叩いたりと、“いたずら”や“ふざけること”を覚えてしまったんです」(Yさん、以下同)言い方は悪いけれど、“さっさと寝てほしい”というのがYさんの本音。そんなYさんの気持ちとは裏腹に、寝てくれない我が子。そんな状況が続き…。「寝かしつけがうまくできず、すごくストレスがたまっていました。そこで息子に“ママは洗濯してくるから、ひとりで寝てね”と言ったら“うん”と返事をしたので、実行したら本当にひとりで寝てくれたんです。いまでは一緒に寝室に行き、布団をかけてあげて“おやすみ、バイバイ”だけで寝てくれています。もちろん、日によっては“ママ―!”と呼ばれることもあるので、そのときはちゃんと寝室に行き、少しだけ会話をして寝かせています」すんなりと寝てくれることもあれば、寝室からずっとひとり言や歌声が聞こえてくることもあるそう。ただし、「ママ―!」と呼ばれない限りは寝室にいかないようにしているそうです。最近では、息子さんから「もう洗濯に行っていいよ」と言われることもあるのだとか。なかなか寝てくれない我が子に“イラッ”としてしまっているママもいると思いますが、Aさんように、「●●したいからひとりで寝れるかな?」と相談すれば、意外と子どもはすんなりと寝てくれるようになるかもしれませんね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年03月02日なかなかぴったりサイズのズボンが見つからない……そんなお悩みがある方におすすめなのが、セルフ裾上げ。購入したお店やお直し屋さんでもお願いすることもできますが、やり方さえ覚えてしまえば簡単にできちゃいますよ。今回は裾上げ方法を丁寧にご紹介します。長すぎたズボン、最適化できます小さな子どもがいると、少し大きめの子ども服を購入し、裾上げをする機会も増えてくるもの。しかし、今はお店で裾上げサービスが利用できることもあって、ズボンの裾上げを何年もやっていない方、むしろ自分でやったことがない方も多いのではないでしょうか?そんな方に向けて、今回はズボンの裾上げ方法を紹介します。縫い目が表に出てしまう、縫ったところが突っ張ってしまうとお悩みの方は、正しい縫い方をチェックしてみてください。◼︎目次1.きれいに裾上げできますか?2.裾上げに必要な材料3.裾上げしてみた4.裾上げのポイントまとめ1. きれいに裾上げできますか?今はデニムを買えばお店で裾上げをやってくれますし、スラックスでもお店でやってくれるところが多いですよね。どうしても家庭で裾上げが必要なときでも、裾上げテープを利用する方法もあるため、裾上げのやり方自体を忘れてしまっている方も多いかもしれません。そんな方は、手縫いを利用した正しい裾上げ方法をチェックしてみましょう。2. 裾上げに必要なもの裾上げする前に、まずは下記を用意しておきましょう。・マチ針・縫い針・縫い糸・ハサミ・アイロン縫い糸はズボンの生地にあった色を用意しておいてください。3. 裾上げしてみたズボンを試着して、裾上げする長さを決めます。外側に折り込んだら、マチ針を付けておきましょう。針を表に出して刺すと、足に針が刺さることはありません。ズボンはベルトをして履き、必要なら靴もあわせて長さを決めてください。できあがりラインから3~4cmを測り、ラインを引いていきます。この分が縫い代となるため、ズボンの厚みによって調節してみてください。ラインを引いた部分をハサミでカットします。裾を三つ折りにしてから、アイロンをかけてください。縫い代部分を半分に折り畳んで、もう一度折ると三つ折りになります。しっかりと折り目を付けるために、アイロンを当てておきましょう。折り目を付けたら、しつけをします。色が違う糸を使い、ざっくりと縫い合わせるようにしましょう。しつけをしたら、もう一度ズボンを試着して、長さがちょうどいいか確かめてください。ズボンの裾上げは「流しまつり縫い」を利用します。手前の布の裏から表に向かってに針を刺し、まつり縫いを始めましょう。少し先の表布を針ですくいます。大きく拾うと表に糸が出てしまうため、糸を1~2本程度に調節してください。次に手前の布に針を刺します。手前の縫い代の部分は縫い目が目立たないため、ざっくりと拾う方法でも大丈夫です。この動作を何度も繰り返しましょう。縫い目が表に響いていないか、ときどき表の布を見て確認することもお忘れなく。4. 裾上げのポイント綿などの生地では、洗ったときに多少縮んでしまうことがあります。裾上げする前に一度洗濯しておき、縮んだ状態で裾上げしましょう。特にデニムは洗っていない状態だと生地が伸びており、そのままだと裾上げのラインがゆがんでしまいます。また、試着はいつもの腰の位置で履いてください。裾上げの場合少し高めに履いてしまう方が多く、仕上がりが短くなってしまう可能性があります。まとめお子さんがいる家庭では、少し大きめのズボンを買って調節する機会もあることでしょう。裾上げのやり方を覚えておくと、いざというときに便利です。裾上げが上手くできるか不安な方は、セールで購入した失敗してもいいパンツや古着で試してみてください。裾上げのやり方は一度覚えればずっと活用できるので、ぜひ挑戦してみましょう。【いまさら聞けない裁縫の基本 #1】一つ穴ボタンの縫い付け方【いまさら聞けない裁縫の基本 #2】二つ穴ボタンの縫い付け方【いまさら聞けない裁縫の基本 #3】靴下の穴をきれいに縫う方法【いまさら聞けない裁縫の基本 #4】手作りの巾着袋を作ろう!ミシンの基本的な使い方〜セット方法編〜【いまさら聞けない裁縫の基本 #5】伸びたウエストゴムを簡単に付け替え!家にある”アレ”が大活躍
2018年02月27日褒める育児が話題になっています。悪いことをした時に叱りはしても、褒めるのは難しいなんてことも。子どものいいところを発見してきちんと伝えるってとても大事! と実感した人気インスタグラマーグラハム子さんの書下ろしエピソード。ママ友に褒められた結果! こんにちは! 今の時期コートの下は週3で同じ服のグラハム子です。靴なんてもう何年も同じ物を履き続けております。一方すぐに足が大きくなるので頻繁に靴を買い替えている子どもたち。先日またキツくなってきたので、新しい物を買いに行きました。キャラクター物を選ぶかな、と思いきや予想に反して息子が選んだ物は某有名メーカーのオシャレなデザインシューズ。私が「かっこいいね!」と褒めると嬉しそう。早速その新しい靴を履いて帰りました。すると途中でご近所のママ友に会いました。 そこには見たこともないくらいニヤニヤした息子の姿がありました。 それ以来、数日間は事あるごとに靴の話。自分の選んだ物が褒められてとても誇らしかったのでしょう。私がかっこいいね、と言った時も嬉しそうだったけれど、ママ友に言われた時のほうがよりニヤニヤと嬉しそうに見えました。親以外の人から褒めてもらえるって、新鮮で、すごく自信がつくのかもしれませんね。私も周りの子どもたちの良いところを沢山見つけて、沢山伝えてあげたいなと思います。
2018年02月23日医学や科学が進歩するように、育児や教育に関する研究も日々進歩しています。かつては親がやってしまっていた行為のなかには、絶対にやるべきではないしつけやコミュニケーションも多そうです。最近の子ども事情、そして、親が子供にやってはいけないことが学べる記事を厳選してお届けします。その1●【九九を覚えられない子】に母親が絶対にしてはいけないことかけ算九九が苦手という子ども、小さいころ、同級生にいませんでしたか? はたまた、自身がそんなお子さまではありませんでしたか? 頭ごなしに叱っては逆効果。子どもが覚えられない原因は、意外なところにあるかもしれません。▼続きはこちら▼その2●約束を守れない子ども、どうしたらいい?家に帰ってきたら宿題をやる。借りたものは期日までにきちんと返す。門限はきちんと守る。大人でも約束を守ることは難しいものですが、子どもが約束を守らないのには理由があり、約束を破ったこともに対してすべきこともありました。▼続きはこちら▼その3●友達とうまく遊べない子が増えている!良い友人関係は生涯の宝物に。なるべく多くの友だちを作って、楽しい学校生活を送ってほしいと考えるママパパは多いけど、最近は友だちを上手に遊べない子どもが増えているそう。その背景に焦点をあてました。▼続きはこちら▼その4●モラハラ家庭で育った子はモラハラになる?モラハラな大人にまつわるニュースが時々世間を騒がせるけど、ひょっとすると、それは育ってきた家庭環境に原因があるかも。わが子をモラハラな子どもにさせないためにはどうしたら?▼続きはこちら▼その5●離婚したママが子どもにしてはいけないこと離婚率は増加傾向にあり、シングル家庭も増えています。そうした環境で育児をする場合、我が子に対して親がやってはいけない態度や行動があるそうです。▼続きはこちら▼
2018年02月23日