新しい世界に飛び込んだときに、独特のルールや常識に驚くのはよくあること。新生活が始まる春は、あちこちでそんなビックリ体験が繰り広げられています。今年お子さんを保育園に入れたご家庭もそうでしょう。そろそろ、「えっ……何ソレ!?」という思いが溜まってきているのでは?というわけで今回は、入園してみてビックリした“保育園の常識”にスポットを当てます。ママたちはどんなことに驚いてきたのでしょうか。ご覧ください。●どう考えても着替えさせすぎ『午前遊びのあと着替え、お昼ごはんのあと寝間着に着替え、起きたら着替え、濡れたら着替え、汚れたら着替え、ヨダレ出て着替え……1日で何回着替えさせるの!? 』(30代女性/出版)『着替えさせまくるから、すぐにストックがなくなる。ちょっとの汚れだったら着替えさせなくていいですよって言ってるのに、わざわざ保育園の服を貸してまで着替えさせる。夕方帰ってから、そんなに洗濯できないよ……』(20代女性/アパレル)かつて保育園児の母であった私が、まず最初に驚いたのもコレでした。家では、吐き戻しでもしなければ日中の着替えなどしませんでした。にもかかわらず、園では入園直後から、1日に3回も着替え。子どもより遥かに大きい洗濯物の山と一緒に、クタクタになりながら帰ったのを覚えています。常にたっぷりの着替えをストックしておかなければいけないため、洗濯も大変。梅雨時は乾燥機を回し続け、電気代をめぐって夫とケンカになったことまでありました。もちろん園ではそれなりの理由があって着替えさせているのでしょうが、もうちょっと少なくてもいいよ!と叫びたくなるのもしばしばでしたね。●寝かしつけでありえないほど叩く寝かしつけにはさまざまなスタイルがあります。トントンと優しく叩いてあげるというイメージしかないと、こんな驚きを感じることに。『昼寝の時間帯にお迎えに行ったときに見た光景。先生の寝かしつけがメチャクチャ乱暴だったんです。寝ずにグズグズしている子を布団でぐるぐる巻いて、上からスパーン!スパーン! って叩き続けてる。信じられなくて、保育士の友だちに確認したら「どこでもそうだよ〜」とのこと。ショックすぎて、一時は退園も考えました』(40代女性/金融)私も知人の保育士に確認しましたが、確かにこういった方法で寝かしつけをする園や先生は多いそうです。「子どもはすぐ慣れるし、こっちのほうが眠りやすいって子も多いんだよ」と言っていましたが、真偽やいかに……。●殺し文句!「今すぐ迎えに来てください」ワーママたちを最も悩ませるのが、保育園からのこの連絡ですね。『どの先生も、当たり前のように「今すぐお迎えに来てください」 って言う。こっちは仕事中なんだから、すぐに行けるわけないでしょ。社会的に非常識なことも、保育園っていう特殊な世界では常識なんですね』(30代女性/販売)『ちょっと目の上が赤いとか、ちょっと鼻水が多いとか、それだけで「今日はお休みして、病院行ってきてください」って言われます。仕事、そんなに休めないんですけど』(30代女性/企画)ママだってもちろん心配しています。今すぐ迎えに行きたい気持ちは山々なんです。でも、すぐに抜けられる仕事ばかりじゃないんですよね。上司に伝え、やりかけの作業は片付け、同僚に引き継ぎ、頭を下げまくってやっと出てこられる……なんてよくあること。そんな中、先生たちに「すぐ迎えに来るのが常識!」という態度で出られると、ワーママとしてはちょっと困惑してしまいます。●“融通の効かなさ”に驚くママ多数その他にも、こんな報告がよせられました。『朝、雨だったから長靴で登園した。午後には晴れて、みんな散歩に出たのに、うちの子だけ置いて行かれた。理由は「長靴だったから」。運動靴じゃなくちゃ危ないから外に出せないんだって。言ってることは分かるけど、モヤモヤする出来事でした』(30代女性/IT)『虫刺されパッチを貼っていったら、プールに入れてもらえなかった。「ほかの子が水遊びを楽しんでる間、ずっと泣いてました。規則上、保育士がパッチを剥がすことはできません 。貼らずに登園させてください」と連絡帳に書いてありました。融通のきかなさに唖然としました』(30代女性/製造)このように、多くは「保育園の融通の効かなさ」にビックリしたという声です。保育園は集団生活の場であるため、決まりを守ることが安全を守ることにつながります。また、ひとりの例外を許してしまうと、その後のクラス運営に問題が生じることもあるでしょう。ここが、家庭の育児と最もかけ離れている点なんですよね。----------いかがでしたか?古くから、「郷に入れば郷に従え」ともいいます。保育園ならではの常識に最初はビックリするでしょうが、あまりピリピリしてはいけません。親子揃って長くお世話になる場所だからこそ、お互いの思いをすり寄せ、いい関係を作っていくのが重要です。●文/パピマミ編集部●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年04月27日第1回では 「『何かヘン』に気がつける状況認識力」のつけ方 について元CIA捜査官が書いた『状況認識力UPがあなたを守る』のエッセンスを紹介しました。第2回では、「何かヘン」と感じた時に適切な行動がとれるように、子どもに伝えておきたいスキルをテーマにします。「気をつけなさい」などと漠然と話しても子どもは不安になるだけ。身につけることでより安心して過ごせるスキルとして、具体的にシーンを想定して練習してみるのもポイントです。 『状況認識力UPがあなたを守る:元CIA捜査官が実践するトラブル回避術』 ジェイソン・ハンソン著/パンローリング株式会社CIAで活躍し培った護身テクニックを基に訓練学校を設立した著者が危険に満ちた現代社会で、犯罪被害に遭わず、災害時に命を守り、安心して暮らすために必要なテクニックと備えを伝授する本。■1)何か起きた時に、人間は「楽観的」に考えてしまうことを知る不測の事態が起きた時に、根拠がなくても「きっと大丈夫」と楽観的に考えてしまう傾向が人間にはあるそう。心理学では「正常性バイアス」と呼ばれる状態で、自分にとって都合がよくないことを見て見ぬふりをしたり、「今まで起こったことがないから、これからも大丈夫」などと起きている事態を過小評価したりすることで自分自身を安心させてしまうものです。その傾向は大人も子どもも同じ。大変なことが起きた時に、自分を安心させることは冷静な行動を取るために大切ですが、避難など必要な行動が遅れる原因にもなりえます。大人がそのことを理解しておくだけでなく、子どもにも「人間って何か起きた時に『大丈夫』って思いたがる生き物なんだって。あわてないのは大切だけど、本当に大丈夫なのか考えるようにしようね」と伝えておきましょう。 ■2)とにかく「すぐに逃げる」!著者によると、何かアクシデントに見舞われた時に助かるのは、行動を起こした者だけだそう。心配な時はとにかく逃げて助けを呼ぶように子どもに日頃から言い聞かせましょう。大人でも難しいことですが、平常心バイアスで「大丈夫なはず」と油断をしたり、恐怖のあまり固まったりしないためには、心の備えが大切です。「こういうことが起こったらこうする」と起こり得るシーンと取るべき行動を日頃から具体的に話しておきましょう。「何かヘンと思ったらまず逃げるんだよ」と日々伝え、逃げる練習もしておきましょう。それでも、本当にこわい目に遭った時にきちんと対処できるかどうかは未知数ですが、少なくとも何の備えもないままの状態よりは、動ける可能性が高まります。 ■3)「腕をつかまえられたら」など対処法を具体的に教えるまず教えておきたいのは、腕をつかまれた時の対処法。実際に親が悪い人役になって、コツをつかむまで練習をしてみましょう。1. 逃げたい方向に動くのではなく、相手側に踏み込む逃げたい方向に動くと、相手と綱引き状態になってしまうが、相手の方へ踏み込む動きで相手のスキをつく。2. ひじを使って攻撃ひじをあげることで、相手の手がはなれやすくなります。ひじを使って相手の顔を攻撃できるようであればなおいいです。3. そのスキに逃げるスキをついてとにかく安全な場所まで逃げるように教えましょう。最初に躊躇なく動くことが肝心。時間が経てば経つほど、逃げられるチャンスは減っていきます。※小さな子どもの場合や、力が強い相手で腕をはなしてもらえない場合は、反対の腕も使って力を加え、「テコの原理」で腕をはずそう。本当はこのようなテクニックを子どもに教えずにすむ社会だったらいいのだけれど、残念ながら万が一の危険に備えるにこしたことのないのが今の日本。もしもの時に後悔しないように、安心して子どもが暮らせるように、子どもに安全に生きるためのテクニックを伝えていくのも今の親の役目の一つになったのかもしれません。
2017年04月20日入学、進級の春は、子どもの行動範囲が広がる時期。今までは送り迎えをしていても、「学校まで1人で行く」「友人宅や公園に1人で行く」など、成長に合わせて子どもの単独行動も増えていきます。犯罪に巻き込まれないか、交通事故に遭わないか、地震がきたらどうするか…。子どものことは心配だけど、ずっと一緒に行動しているわけにいかないのも現実。そんな現代社会で、子どもを危険から守るために一番効果的なのは、子どもに自分の身を守る力をつけること。護身テクニックの学校をアメリカで創設した、元CIA捜査官のジェイソン・ハンソンが書いた『状況認識力UPがあなたを守る』から、今すぐ子どもに教えておきたい、安心して生きるためのテクニックを2回に分けてご紹介します。 『状況認識力UPがあなたを守る:元CIA捜査官が実践するトラブル回避術』 ジェイソン・ハンソン著/パンローリング株式会社CIAで活躍し培った護身テクニックを基に訓練学校を設立した著者が危険に満ちた現代社会で、犯罪被害に遭わず、災害時に命を守り、安心して暮らすために必要なテクニックと備えを伝授する本。■1)「何かヘン」に気がつける子どもにボーっとするのは子どもの特権。だけど、残念ながら場所を選ばないと子どももボーっとできない時代になってしまいました。「気をつけなさい」と何気なく子どもに声をかける親は多いと思いますが、子どもが周囲に注意を払う習慣を身につけられれば、危険回避の可能性はグッとアップします。著者によると危険な任務を行うCIAでも状況を認識して「いつもと何かが違う」ことに気がつける「状況認識力」が一番役に立ったそうです。■2)いつもの様子を頭に入れさせるでは「何かヘン」に気づける子どもにするにはどうしたらいいのでしょうか? せっかくの公園遊びの間にずっと周囲に注意を払えというのは子どもには無理な話。せめて、遊び始めや折々に周囲を見て「いつもはどういう状態か」を把握させることから始めましょう。いつものその場所の様子が頭に入っていないと、いつもと違う状況にも気がつくことができません。道であれば、どんな人が歩いていてどれくらい人通りがあるか、車はどれくらいの交通量でどこに向かう車が多いか、危険そうな場所はどこかなど……。公園であれば、どんな人や子どもがどんなことをしているかなどです。いつもの様子が頭の中に入っていれば、普段いないはずの人がいる時、不審な行動を取っている人がいる時などに気がつきやすくなります。■3)「ながら歩き」は決してさせない最近は小学生になるとキッズ携帯を持ち始め、高学年になるとガラケーやスマホを持つ子どもも増えています。電話やメールは意識を携帯電話に集中させるので、周囲の状況に注意を払えなくなります。障害物に気づかずにつまずいて転んでしまったり、赤信号に気づかなかったり、迫ってくる車や自転車に気づかなかったりと、危険を増やしてしまうのは間違いありません。不審者に見つめられていても気がつけません。大人もついついしてしまう「ながらスマホ」ですが、危険回避のためにも、子どもの見本になるためにも、大人もしないように心がけましょう。また、「ながら歩き」だけでなく、何かを考えることに没頭したりしていても、周りが見えず危険。子どもにずっと注意を払え、というのも難しい話なので、せめて車の交通量の多い道や人通りの少ない道などより危険で注意を払うべき場所を具体的に伝え、その場所を通る時は必ず周囲に注意を払うように伝えましょう。■4)状況認識力で「前兆」に気づく著者によると、犯罪者のほとんどは誰かに行動をしかける前にサインを出すそうです。主なサインは次の3つ。子どもにそのような行動を取る人を見かけ、危険を感じたら躊躇なく逃げることを伝えておくことも大切です。■犯罪を犯そうとする人が出す 主な3つのサイン1. じっと見る攻撃対象に選んだら、犯罪者は不自然なほど長くその対象を見つめます。誰かが不自然に長く見つめていることを感じたら、その場を離れるか、助けを呼んで、その視界からはずれるように伝えましょう。2. 歩調を合わす知らない人と歩調を合わせようとするのは不自然な行為なので、もしそういう人がいたら用心するように、子どもに伝えておきましょう。車でも同様です。3. 気をそらす複数の人間による犯罪の場合は、1人が声をかけてきて気をそらすのはよくあること。気をそらす作戦もあることを子どもに伝えておきましょう。むやみやたらに子どもを不安にさせてしまったら、楽しい生活は送れず元も子もありません。教える際には、「怖がりながら暮らすのではなく、安心して楽しく暮らすために必要なことなんだよ」と説明し、より安心して暮らすためのスキルであることを伝えましょう。
2017年04月19日ママにとって未知の存在「男の子」。異星人のように理解不能な男の子。けれどママに対する愛がいっぱいの男の子。今回は、そんな男の子が大好きな男の子兄弟を育てるママたちにエピソード満載の毎日をお聞きしました! 「逃亡、飽きる、自動ドアに激突! スーパーで始まるマラソン大会【毎日が全速力! 男の子育児あるある Vol.1】」 に続いて、後編をお届けします。<お話を聞いたのは、この3人の男の子ママ>左:にわゆりさん(イラストレーター) 5歳、2歳のママ 次男出産のとき長男に「パパだけ大好き」と言われショック! その後パパのフォローもありママの信頼を回復。中:諸井更紗子さん(kucca代表) 10歳、6歳、2歳のママ 「一人目のときはパパも一緒に育てているようなものだから大変なんだ」の名言。右:山田恵子さん ※仮名(会社員) 7歳、5歳のママ夫が洗濯物を畳むときは「一人でやらない! やらせて!」と、パパを子どもの手伝いお手本係りに任命。■ボクもママに甘えたい! 次男と長男の戦い編集部: 前回 は、男の子エピソードをたくさんお聞きしましたが、兄弟ができてからの反応や関係性などはどうなりましたか?山田さん(以下山田):うちは兄弟の年の差が2歳半なので、イヤイヤ期とも重なって次男が生まれたときはちょっと荒れました。ご飯を床に落としてダンって踏まれたときに「これはマズイ」と。それで「デート行こうね~」と、二人の時間を持ちましたね。にわゆりさん(以下にわ):うちも2歳差なので結構きつかったです~。「ママは〇〇くん(弟の名前)が好き。僕はパパだけ好き」って1年くらいずっと言われてしまい(涙)。だから次男が寝ているときはできるだけ長男と触れ合って、両親に次男を預けてちょっとお出かけしたりもしました。諸井さん(以下諸井):うちは次男が生まれたときの長男は特に問題なかったけど、三男が生まれたときの次男にそういうのは少しあったかも。だからか、今まだ三男は1歳なのに、次男のほうがたくさん抱っこしているって感じですね。本当は三男も抱っこしたいのに(笑)。山田:いつも次男が私とくっついてくるけれど、長男もまだ小1なので、たまには長男ともハグすると、やっぱり長男もうれしそうですよね~。そんな時はまだまだかわいいなと(笑)。 けど、それを見かけると次男がすかさずタッタッタッタ……って来て兄をどけようとしてます(笑)。諸井:うち長男が10歳なので、ハグとかもあまりしなくなりましたね~。しかも最近、長男と手をつなごうとしたら「地元じゃちょっと……」って言われて! パパの実家とか生活圏から出たらいいみたい(笑)。■兄弟ゲンカ、最強の武器は「噛みつき」!にわ:うちは5歳3歳なので、産後のママ嫌いな1年を乗り越えてからは二人とも「ママ、ママ」ですね。でも私を取り合うみたいなのはなくて、そこは5歳でもお兄ちゃんだから長男がカッコつけてゆずってあげるみたい。けどおもちゃの取り合いはすごい! 仮面ライダーのフィギュアを取られた次男が噛みついて長男が泣くみたいな(笑)。山田:そうそう! 最強の武器だよね、噛むって。噛めばいつも強いお兄ちゃんを負かすことができるのを知ってるんだよね~、下の子って。諸井:うちも普段はケンカばっかり。でも3人になったら勝つと負けるの間に入れる人ができるから、なんとなくまとまってきた気がするな。よく男の子3兄弟っていうとやっぱり大変そうって見られるけど、もしかしたら二人のほうが緩衝材になってくれる人がいない分、そこは大変なのかも。パンを作っていると最初は手につくしベタベタするし、なかなかまとまらないけど、しばらくすると丸くきれいにまとまってくる。そんな感じかなぁと。山田:おぉ~!「三人はまとまる!」(笑)。なるほど~。 諸井:でもまとまって、そのあと結託されるの! 「ママの言うことは聞かないぞ」って(笑)。みんなで片付けを嫌がったり、お手伝いをしなかったり……。けど、うちの場合は子どももちゃんとお手伝いをしてくれないと家が回らないので、しっかりやってもらってますよ!山田:うちもお手伝いさせるけど、忙しいときに料理の手伝いをしたいと言われると返って手間! でもお手伝いはさせたいし……と考えて、時間を選ばず家事の邪魔にならないってことでトイレ掃除をしてもらってます。子どもがトイレ好きということもあるんですけどね。諸井:うちはお風呂掃除とか、部屋の片づけとか、その時やってもらいたいことを頼んでますね~。料理を手伝いたいとか言われたら、「あなたのやりたいことをやるのはお手伝いじゃないよね? ママがやってほしいことをやるのがお手伝い!」って。キッパリ。一同:おぉ~~~。さすが!諸井:ま、とはいえまだ小さいから見守りながら……って感じで完ぺきではないですけどね。でもその辺はうまくおだてながら、やっていく方向に促して……。その気にさせるのも男の子だから結構簡単ですよね(笑)。■「ママ、チューして」で疲れも吹き飛ぶ(笑)山田:そう、男の子は小学生になってもまだまだ幼くて何をやってもかわいいですよね。怒られたらシュンとするし、褒めたら有頂天(笑)。わかりやすすぎる!にわ:普段言うことを全然聞いてくれなくても、寝るときは「ママ、ママ」って感じで。長男とは手をつないで寝ているし、次男はベッドに入ると「ママ、チューして」って言ってきて。そんなときはズキュン♡ですよね。下の子ってそいういうところがうまいから、私が転がされてるの? と思うこともあるけど、でもそれでも疲れが吹き飛んじゃう(笑)。山田:男の子ならではなのかな? 言ったことはすぐに忘れるから100回くらい言い続けるのがホント大変だけど、でもこちらのミスも忘れてくれて、優しいですよね。諸井:たいがいのことはアイスで釣れる。たまに、こちらに分が悪いことがあっても「アイス食べる人ー!」って言えば全員が「アイスー!♪」ってなっちゃう。にわ:うちもアイス大好き! よくないかもしれないけど、疲れるとそれをエサに解決させちゃう(笑)。山田:男の子、チョロイんですよね。だからその辺はすごく楽で自分には合っているのかも。(笑)ひとことで男の子とくくっても、子どもの個性やママのキャパシティーによって、感じる苦労は人それぞれ。けれど今回の座談会に参加いただいた3名のママたちは、男の子のハチャメチャにただ振り回されるだけででなく、子どもの性格を把握し、兄弟関係なども利用して、男の子たちを上手に操縦しているようで、さすが、ママたちが一枚上手でした。体力的にはきついこともあるけれど、「精神的に楽」と思えるのは、子育て中の日々において大切なことなのではと、そんなことも感じました。余談ですが、男の子兄弟を育てる母である筆者の個人的な興味は、「ママの家庭内モテ期状態」。これは子どもが成長しても、ずっと続いてほしいと願うばかりです(笑)。取材・文/赤荻瑞穂、イラスト/にわゆり
2017年04月14日子どもの機嫌が直らないときはどう対処すればいい?思い通りにならなかったり怒られたりすると、すぐにふてくされる4歳の息子。機嫌を取っても放っておいても直りません。登園前など時間に追われているときも頑として動こうとしないので困っています。[埼玉県・杏]illustrationHAYASHI Yumi気持ちに共感して普段通りの対応をふてくされているときは穏やかにあっさり対応するに限ります。子どもの気持ちに共感して、「本当はこうしたかったね」「パンよりご飯が食べたかったんだね」と代弁すると落ち着きやすくなります。時間があるときに「ご機嫌を直すにはどうしたらいいかな?クマさんを抱っこしてみる?」と、機嫌を直す方法を一緒に話し合っておくといいですね。子どもの機嫌に左右されたりイライラしてしまったりせず、お母さんが普通にしていると、子どもはいつものペースに戻りやすくなります。登園前も普段通りに支度をして、「さあ、出かけるよ」と言ってあげてください。結局、自分の機嫌を直すのは子ども自身の課題なんですよね。子どもにも機嫌を悪くする権利はあるけれど、機嫌を直す責任もあるよ、ということを親の態度から学んでいけば、少しずつ感情をコントロールできるようになっていきます。アドバイザー 中垣俊子さん認定心理士。保育士。女性のためのカウンセラー「コルネット」主催。民間学童保育「アドラーこども学校」校長。著書に「子どもが伸びるいいわがまま 心を荒らすわるいわがまま」(PHP研究所)。
2017年04月13日「元気に生まれてきてくれれば、男の子でも女の子でもどちらでも構わない…」子どもを身ごもれば、誰でもそう思いますよね。けれど生まれてからしばらくすると、「あ、あれ?」「キャーッ!」「やめて~~!!」な声が聞こえてくるんです。男の子ママの家庭から(笑)今回は、そんな異星人のような理解不能さを持ちながら、ママに対する愛がいっぱいの男の子と、そんな男の子が大好きな「男の子兄弟を育てるママたち」に、エピソード満載の毎日をお聞きしました!<お話を聞いたのは、この3人の男の子ママ>左:にわゆりさん(イラストレーター) 5歳、2歳のママ 次男出産のとき長男に「パパだけ大好き」と言われショック! その後パパのフォローもありママの信頼を回復。中:諸井更紗子さん(kucca代表) 10歳、6歳、2歳のママ 「一人目のときはパパも一緒に育てているようなものだから大変なんだ」の名言。右:山田恵子さん ※仮名(会社員) 7歳、5歳のママ夫が洗濯物を畳むときは「一人でやらない! やらせて!」と、パパを子どもの手伝いお手本係りに任命。■男の子を連れてのスーパーへ買い出し、それは「闘い」!編集部:今回、男の子兄弟のママに集まっていただきましたが、「男の子兄弟」ってどうですか?にわゆりさん(以下にわ):私には7歳年の離れた弟がいたので、男の子がこういうものだっていうことは小さい頃から知っていたはずなんですけどね。でも……、たまたま近くにいたというのと自分が育てるのは違う! 「やっぱり男の子、大変~!」って思う毎日です(笑)諸井さん(以下諸井):うちは男の子3兄弟ですけど、世間の言う「男の子兄弟って大変! しかも3兄弟すごすぎる!」っていう感じでは実はないんです。長男が小さいころにあまり手を焼かされることがなかったからかなぁ? だから次男が生まれてからもそんな調子で構えたいたら、次男がいわゆるイヤイヤ期になって、スーパーで「買って~~!!」ってひっくり返ったときに「これか~~~!!」って。あまりに新鮮で、思わず写真撮ってパパに送ったりしちゃいました。一同:おぉ~~! 余裕ある~(笑)。山田さん(以下山田):うちもスーパーは一苦労でした。小さい頃は買い物に来たのか、追いかけに来たのか分からない! 行くときは一大決心でしたよ。にわ:うちも大変でした(笑)! 長男が結構やんちゃだったから、幼稚園に入るまではそれこそ羽交い絞めにしてオムツを替えたりする感じだったりするような毎日だったので、スーパーに行こうものなら、お肉とか売り物をとにかくツンツン! もう、「ぎゃーー!!」ですよね。で、次はなぜか自動ドアに向かって突進! みたいな。もう私が必死に追いかけるという連続ですよ。それを見かねた買い物客のおばちゃんが「うちも男の子いたけど大変だったわ~~」って同情の声をかけてくれたりしました(笑)。山田:妙な仲間意識(笑)。 でもそういうの温かいよね~。諸井:けど……、男の子って自動ドア見えないんですかね~。にわ:それでドアが開くよりも走る方が早いからぶつかる(笑)。にわ:スーパーもだけど、うちは逃亡癖があるみたいで。 近所には仲良しの友だちが5~6人いて、長男が2~3歳の頃、私がまだ寝ている休みの日の朝7時くらいにひとりで友だちの家のインターホンを押して「あそぼー」って言ってるんですよ~。で、後になって「今日は7時に来たよ」って言われてそこで初めて知って「ごめんなさーーーい!!!」って謝るという……。諸井:2~3歳でそれはすごいですね(笑)。山田:でもなんだかんだ、いろんなことが5歳になるとほんの少しだけ落ち着くな~って思いますね。それまではうちも保育園に迎えに行ったらすぐにぴゅーーーーっていなくなって、「ちょっと~~!」って言ったって聞きやしない! たまにママと話しながら帰りのお支度をしている女の子を見ると、うちとのあまりの差に……、もう涙ですよ(笑)。男の子のママって保育園で一人で支度していることが多いですよね。しかも保育園にいるのが長い!諸井:あるある! うちも長いかも~(笑)。もうね、あっちゃこっちゃ行っちゃうのを追いかけるのが大変だから、子どもたちに役割を与えるといいですよ。■男たちよ、なぜにすぐ「飽きる」のか…諸井:うちの場合は外で次男が走ったら「ほら、行ったよ」と言うと長男が追いかける。次男はそれでもふらふらとどこかへ行っちゃうから、スーパーではカートを押させて私が言った商品をかごに入れさせるとか。2~3歳のイヤイヤの時期はできないかもしれないけど、普段からできるだけお手伝いをさせて、そういうことに慣れさせてます。にわ:なるほど~~。諸井:でも男の子はすぐに飽きる!山田:ホントそう! あれは何なんですかね。 けどそれ、大人の男の人もそうですよね~。小さい頃から男の人って変わらないんだなと(笑)。 ■小学生になったら「女の子ママのママ友」も作るべしにわ:でもハマり方というか、集中もすごいですよね。うちは今戦隊ものや仮面ライダー大好きですごくハマってますよ~。親子ともども(笑)。山田:うちも最初は見せていなかったのに、保育園で情報を仕入れてくるんですよね。「トウ! ハッ!」みたいに突然見えない敵と戦いだしたりして。諸井:うちの場合は長男がまったく戦隊ものにはハマらずモロ鉄男! 保育園ではみんな戦ってるのに、その横で「3ばんしぇん、まいりまーしゅ(3番線参りまーす)」って、ひたすら電車を動かしてましたね~。諸井:小さい頃は何をしているのか分からないし、こちらの思いも伝わらなくて大変なことも多いけど、小学校に行けばその辺の大変さはなくなりますよ。ただ、小学生には小学生の扱いづらさがあるけれど……。にわ:それは反抗とか?諸井:というより、保育園では毎日面倒だけど迎えに行っていた分、手紙とかを引き取るのは自分だし、情報もきちんと入ってくる。でも小学生になると息子が出してくれなければ、母は何も知らないことになる。前も先生からの催促……、そもそも催促の時点でおかしいけど、そういう大事なプリントがアコーディオンみたいになってランドセルの底の方から出てきたりして。山田:わかる!諸井:もうほんと、「こるあぁぁぁ~~~!!!」ですよ。山田:小学生になると、それまで以上にママ友が大事! しかも女の子のママ友ね! そこの情報がいちばんしっかりしてるから(笑)。男の子兄弟ママ座談会 後編に続く! インタビュー・文:赤荻瑞穂、イラスト:にわゆり
2017年04月13日歌舞伎俳優の市川海老蔵が9日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妻・小林麻央の体調が良くないことを明かした。海老蔵は「寝かしつけ成功!」というタイトルで更新し、「2人を寝かしつけ成功です。うっかり私も微睡むところでしたが笑笑なんとか生還し、風呂へ」と報告。続けて、「ここ数日、マオの調子がよくなく、なるべく側にいたい。そう思ってます」と麻央の体調について記し、「今日もこれから少しお話できるかな?」とつづった。麻央も同日、自身のブログで「ここ数日、息切れとしんどさに襲われどうやって乗り切ろうか試行錯誤しています」と打ち明けていた。
2017年04月10日「発達障害啓発週間」(4月2日~8日)にあわせ、発達ナビでアンケートを実施厚生労働省が定める「発達障害啓発週間」(4月2日~8日)にあわせ、LITALICO発達ナビでは発達障害に関する意識調査を実施しました。ご協力してくださった皆様どうもありがとうございました。この記事では、調査結果の一部を抜粋しお伝えします。<調査対象について>「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害当事者:101名、発達障害の子どもをもつ保護者:788名の回答を集計しました。(調査期間:2017年3月7日~3月15日)※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100 にならない場合があります。発達障害児の子育てで困り感を感じている保護者は約8割お子様の発達障害の特性と思われることによって、保護者であるあなたご自身は、どの程度日常生活で困っていますか?という質問に対して、「とても困っている/やや困っている」と答えた保護者は80.7%、「全く困っていない/あまり困っていない」と答えた保護者は19.3%と、日常生活に困りを感じている保護者は8割を超えました。Upload By 発達ナビニュースどういったことに困りを感じているかに関しては、「障害の特性ゆえの言動が周囲から理解されず、しつけをしていないといつも白い目を向けられ精神的に追い詰められる場面が多い(ASD・6~12歳の親)」「他人について行く、母子分離が難しい、訓練会やセンターでも体操や手遊びを嫌がる(ASD・3~5歳の親)」「本人の生きづらさを変える手助けをしてやりたいが、その方法がわからない。気持ちが不安定になり荒れているのを見ても、寄り添って落ち着くのを待つしかできなくて苦しい。(ASD・13歳以上の親)」「将来が心配。毎日息子が朝ブツブツ文句を言って大変。何でも決めつける。こだわりが強すぎて疲れる。(ADHD・6~12歳の親)」「指示が入りにくいため、同じ事を何度も伝えなくてはいけないが、上手く伝わらない。思い立つと行動してしまうため迷子になることが多い。(ASD・6~12歳の親)」などといった意見があげられました。発達障害の診断を受けると楽になる?苦しくなる?お子様が発達障害と診断・告知された後の心境に、どのような変化がありましたか?という質問に対しては、「とても楽な気持ちになった」が12.1%、「やや楽な気持ちになった」が32.9%、「特に変化はなかった」が11.5%、「やや苦しい気持ちになった」が21.1%、「とても苦しい気持ちになった」が22.5%と、楽な気持ちになった親御さんは計44.9%、苦しい気持ちになった親御さんが43.5%とほぼ同数になりました。Upload By 発達ナビニュース楽な気持ちになった理由としては、「子どもの行動の理由がわかったから(ASD・13歳以上の親)」「今後の子育てをどのように進めていけばよいかがわかったから(ASD・3~5歳の親)」「自身の育て方に問題があったのではないことがわかったから(ASD・6~12歳の親)」などが挙げられました。苦しい気持ちになった理由としては、「もっと早く診断されていればよかったと思ったから(ADHD・13歳以上)」「子どもの将来が心配になったから(ASD・3~5歳)」などが挙げられました。周囲の無理解を感じる理由は…お子様の発達障害の特性について、周囲の人たちから理解されていると思いますか?という質問に対しては、「理解されている」が50.7%、「理解されていない」が49.3%と、ほぼ同数となりました。Upload By 発達ナビニュースどういうときに理解されていないと感じるかに対しては、「見た目がふつうに見られるから(ADHD・6~12歳の親)」「厳しく躾ければやれるようになると思われている(ASD・6~12歳の親)」「本人の困り感が見た目には分かりにくく、助けてもらえない。(ASD・6~12歳の親)」「勉強もでき、多動もないため一見なんともなく見えるため、親が気にしすぎだと考えられがち。(ADHD・6~12歳の親)」「見た目は普通なので、親が甘やかしているからワガママなだけなんじゃないかと思われる。(ASD・3~5歳の親)」などといった意見が挙げられました。発達障害のある子どもの保護者は、世間の発達障害に対するイメージをどう思ってる?発達障害に対する世間のイメージと実態にギャップを感じることはありますか?という質問に対しては、「ギャップを感じる」は80.8%、「ギャップを感じない」は19.2%と、約8割の保護者がギャップを感じているという結果になりました。Upload By 発達ナビニュースどのようなことにギャップを感じるかに関しては、「発達障害と診断されたらお先真っ暗と思っている方が多いけど、そんなことない!わかることでできるフォローがある!(ASD・3~5歳)」「考えるプロセスや、行動というアウトプットが異なるのでなく、そもそも感じ方というインプットの段階が異なっており、しつけや訓練でどうなるものでもないこと(ASD・6~12歳の親)」「1つの診断名でもいろんなタイプの人がいることを知らない人が多いなぁと思うし、自分も息子のことだけをみて発達障害を理解してはいけないなぁと自戒の念も含め思う。(ASD・6~12歳の親)」「発達障害そのものを知らない人が多いと思う。もっと重くてコミュニケーションがとれないような障害と思われているように思う。(ASD・6~12歳の親)」「発達障害は天才だと思われているせいで、親の育て方で変わると思われているところ(ASD・13歳以上)」などといった意見が挙げられました。さらなる調査結果はプレスリリースにてその他の回答に関してはLITALICOのプレスリリースに記載しています。発達障害の当事者・発達障害児の保護者へ意識調査を実施 過半数の当事者・保護者が「発達障害」に対する社会の理解は「進んでいない」と回答LITALICO発達ナビでは今後も発達の気になるお子さんや親御さん、当事者のさまざまなご意見やご経験を参考にしながら、よりよいサービスづくりと世の中に対する情報発信を続けていきます。今後ともLITALICO発達ナビをよろしくお願いします。
2017年04月07日「好き嫌いには味見作戦を! フランス式・好き嫌い克服法とは」 のつづきです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』という本を読み、「なるほど」と思う方針を取り入れているうちに、意外な効果があったのは、生活全般で子供のわがままや主張に振り回されない、ということでした。本によると、フランス人は食に対しては確固たる考えを持ち、子供がどんなに騒いでもそれが揺らぐことはないようです。この本のなかから、フランス式の食育、おもな3つのルールをご紹介しましょう。■その1: 食べ物は「決まった時間」に食卓で食べるフランス式食育では、食べ物は決まった時間に食卓でのみ食べるもので、時間を決めずにお腹が空いた時にダラダラ食べるようなことはしないようです。基本的には、朝食、昼食、グテ(おやつ)、夕食の4回で、お腹が空いても次の時間まで待たせるのです。筆者の次女育てで一番役立ったのは「子供はお腹を空かせても食事時間まで我慢すればいい」ということでした。食への執着が強かった次女は、保育園から帰宅した6時過ぎから大騒ぎ。前もって夕食を準備しておけばよかったのですが、その余裕もなく、とりあえずパンやバナナを食べさせて静かにさせていました。そうすると、当然夕食の準備ができたころにはお腹も満足し、夕食は食べたい物だけを食べる、という悪循環でした。どう考えても夕食前に重たい食べ物をあげすぎだとわかっていたのですが、仕事を終えて疲れた夕方に次女の主張と戦う気力がなかったのです。そんな時に、「子供がお腹を空かせるのは悪いことではない。お腹が空くと次の食事が楽しみになる」という記述を読みました。そして「お腹が空いても子供は我慢ができる」とも書いてありました。あのうるさい次女に我慢させる、ということを考えたこともなかったけれど、とりあえず本の受け売りを試してみました。次女:「お腹空いたー」(ぎゃーぎゃー)筆者:「お腹が空いたの? よかったねー。あと30分でごはんができるから楽しみに待ってて」次女はいつもとは違う筆者の対応に最初は不満そうでしたが、それでもじょじょに前ほど騒ぐことはなくなりました。「お腹を空かせたらかわいそう」という考えで頭がいっぱいだった筆者も、「子供がお腹を空かせれば次のごはんをしっかり食べるから悪いことではない」と少し気持ちが楽になったのを思い出します。そして、次女はちゃんと空腹を我慢することもできる、という発見もありました。 ■その2: 食べ物の決定権は大人が持ち、大人が子供の食に責任を持つ次に大きく変わったのは、食ベ物の主導権。今まではついつい「何が食べたい?」と聞いて子供の食べたい物に合わせがちでした。今でも子供のリクエストは聞くけれど、基本的に決めるのは大人。「えー! 今日魚?」と言われても気にせず、「今日は魚だよ」と答えています。ここでも淡々と答えるようにしていると、意外と子供もあきらめます。カナダ人著者によると北米では「選ぶ知恵をつけること」はよいこととされ、食べる物を子供が自分の責任で決める機会も多いそう。だけど基本的にフランスでは食べる時間も食べる物も大人が決め、大人が子供の食に責任を持つ、という姿勢が強いようです。子どもに甘い日本は、残念ながらやや北米よりでしょうか? 特に、子供が小学生になると、放課後友達の家や公園で何を食べているかは全く親の管理外になってしまいます。ただ、自分の目が届く範囲では、できるだけダラダラとは食べさせず、なるべく食べる時は食卓につくようさせています。(自分は仕事しながらダラダラ食べたりするし、自分がおやつを食べたい時は、おやつ時間でなくてもつい、「これ食べる?」と食べさせ、全く完璧にはできませんが・・・) ■その3: とにかく「食」を楽しむ正直言うと、子供が生まれてから「食は楽しむもの」ということはすっかり忘れていました。手際が悪いからか、なかなかきちんと食卓を完璧に用意してから「さあ食べよう」とはならず、子供や夫に「先に食べていて」といいながら、自分はもう一品作ったり、足りない物を取りに行ったり…。でも食事は「できるだけみんな一緒に食べて楽しむもの」ということを改めて思い出させてくれたのもこの本でした。今でも家族そろって食べられるのは、休日か慌ただしい朝食くらいだけど、そろう時はできるだけ全員食卓について、そこで子供の話を聞いたり、家族で何かを計画したりと、「食事」や「食卓」を中心に家族の絆を強くするのも悪くないな、と思っています。これは著者が編み出した、フランス式の食事ルールです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月07日「好き嫌いが多い」「野菜を食べてくれない」「お菓子ばかり欲しがる」・・・。小さな子供を持つママで食について悩んでいる方は少なくないでしょう。そこでとりいれたいのは、フランス人の食に対する考え方です。今回は、フランス式好き嫌い克服法をご紹介します。■偏食、少食 … 子どもの食の悩みはフランス式で解決 せっかくがんばって作っても嫌がって食べなかったり、体にいいから食べてほしい野菜などを食べなかったりすると、ついつい子供に「食べなさい!」とガミガミ。怒られながらおいしく食べられるはずもなく、むしろ逆効果だとわかっているのに怒るのをやめられないママも多いはず。実は筆者も次女が3歳の頃、偏食に悩んでいました。そんな時に出会ったのが、『 フランスの子どもはなんでも食べる 』(カレン・ル・ビロン著)という本。「あ、なるほど」と考え方を変えるきっかけになり、この本を読んでからずい分と気が楽になりました。そのなかから、子どもの好き嫌いを克服するためのコツを3つご紹介します。■コツ1:「食べ物」と「感情」を切り離すまず大切なのは、食べ物に感情を結びつけないことだそうです。つまり、子供が食べないからって、感情的に「食べなさい!」と怒るのはNG。怒ったことで例え子供が食べたとしても、母親が恐くて噛まずにのみこむのが関の山で、その食べ物を好きになるどころか、嫌な感情を思い起こすものになりそうです。食べることを強要しないのはもちろんのこと、食べてほしいものを子供が食べようが、残そうが、感情的に一喜一憂しないことがポイントです。■コツ2:慣れない食べ物は、「味見」だけさせるフランスでは新しい食べ物に子供が拒否反応を起こすことは当たり前で、まず「慣れる」ことが大切だと考えます。だから、見慣れない食べ物を食べないのはまだその食べ物に慣れていないだけ。怒ったり、大騒ぎしたりせずに、「味見だけしてみたら」とひと口だけ食べてみることを子供に勧めます。例えひと口食べることさえ拒絶されても感情的にならず、淡々とお皿を下げます。フランスの育児書では、7回程度、多ければ10回から15回程度、この「ひと口お味見」をして慣れさせていくことを推奨しているそうです。 ■コツ3:食べなくても「代わりのもの」を出さない食べてくれないとつい「じゃあ冷蔵庫にあれがあったからあれなら食べる?」と代わりのものを出したくなってしまいますが、そうすると子供は「これを食べなくてもほかの食べ物が出てくる」と考えてしまいます。出したものを食べなくてもフランス人の親は怒らないけれど、代わりの物は決して出さないので、食べなかったら次の食事までお腹が空くだけ。子供はそのことを、身を持って学びます。そしてお腹が空いたら次の食事を待ち望み、次の食事ではきっとたくさん食べるでしょう。子供の食が細いと気になって、ついつい「食べるか食べないか」と一喜一憂してしまいがちです。一生懸命作ったら、食べて欲しいのは当たり前。だけど、「子供が食べなくても別に気にしない。でも、できるだけひと口だけでも味見させる。そして、食べなくても代わりの物は用意しない」と決めてしまえば、子供が食べても食べなくても、迷ったり、困ったりする必要もないので、なんだか気が楽になります。感情的にならず、そして揺るがないのもフランス式。ブレずに同じ態度を続けていくうちに、子供も「これを食べなくてもいいけれど、食べないからといって代わりに好きなものが出るわけではない」ということを理解します。ここ数年日本では「フランス人の知恵」的なものが流行っていますが、食にお悩みのママ、ぜひ一度試してみてください。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月06日今や空前のペットブーム。犬や猫を飼いながら、育児をしている家庭もたくさんありますよね。ペットは乳幼児の情操教育によく、育児で疲れたママやパパの心にも癒やしを与えてくれる大切な存在です。いっぽうで、時にはそのキバやツメが、子どもたちに取り返しのつかない傷を負わせてしまうこともあります。東京都では先日、生後10か月の赤ちゃんが飼い犬に噛まれて死亡するという痛ましい事件が起きてしまいました。ペットと子どもが安心・安全に共存していくためには、いったいどのような工夫が必要なのでしょうか。今回は、ワンちゃん・ネコちゃんを飼いながら育児をしているご家庭に、対策方法などを聞いてみました。●(1)犬と猫の逃げ込める場所を作っておく『攻撃してくるのって、怯えてるときだと思うんです。だからわが家では、とっさのときに猫たちが逃げ込める場所をいくつも作ってあげました。クローゼットや押入れはあえて少し開けたままにしてあるし、高いチェストの上には猫用のベッドを置いています』(30代女性/2歳男の子のママ/猫の飼い主)『リビングにサークルを作り、屋根付きクレートを置いています 。子どもがトリッキーに動いて怖いときは、そこに逃げ込んでいますね。以前は犬用の部屋にクレートを置いていたのですが、それは気に入らなかったようで全く入りませんでした』(30代男性/4歳男の子、1歳半女の子のパパ/小型犬の飼い主)赤ちゃんや子どもの動きは予測しづらいもの。急に動く、立ち止まる、走り出す、声をあげて転がる……そんな彼らは、ペットたちにとって恐怖の存在です。ビックリしすぎて反射的に手や口を出してしまわないよう、イザというときの逃げ場は必ず用意しておいてあげましょう。猫は暗くて狭い場所や、高くて部屋じゅうを見わたせる場所、人の手や目が届かない隠れ家のような所を好みます。犬は、人間からあまりにも離されてしまうとイヤがる子が多いようです。「みんなと同じ空間だけど、自分専用の居場所」が犬たちにとっては落ち着くエリア。工夫を重ねながら、お気に入りの場所を見つけてあげてくださいね。●(2)生活空間を完全に分けてしまう部屋や空間を完全に分けた、という家庭も多く見られました。『うちのワンコは賢いんですけど、その分いろいろ分かっていて、家族内の序列をかなり明確につけるんです。特に自分より後から来た人間に対しては、たとえ大人であったとしても心底バカにします。子どもや赤ちゃんだったらなおのことです。それが分かっていたので、わが家では犬と赤ちゃんの生活空間を完全に分けました 。ハイハイで活発に動く時期は、犬への興味もすごくて子どもを静止するのが大変でしたが、何かあってからでは遅いですものね』(20代女性/2歳女の子、1歳女の子のママ/中型犬の飼い主)もちろん、赤ちゃんに手がかかるからといって、犬や猫を専用の部屋に閉じ込めてばかりいるのは論外。特に犬は疎外感を感じやすく、「仲間はずれにされた」という思いが子どもへ対する攻撃心のもとになってしまうこともあります。折を見てたっぷりスキンシップをとってあげましょう。また、同じ部屋で隔てなく生活させるのは、子どもの目線が犬より高くなってからがいいでしょう。●(3)しつけをやりなおす『怒ったときだけでなく、嬉しいとき、興奮したときなどにもガブっとする癖があったので、妻が里帰りしている間に再度しつけました。噛みそうになったら、犬を仰向けにひっくり返し、片手でおさえ、もう片方の手のひらで犬の口か喉をおさえる、という方法で行いました。ちょっとかわいそうなんですが、弱気になると手が緩んじゃってボクが負けてしまうので、ツラいけど頑張りましたね』(30代男性/3歳男の子のパパ/中型犬の飼い主)一見乱暴に思えるこの方法、実は母犬が子犬をしつけるときに行う仕草をまねたもの。獣医師やドッグトレーナーなども活用している方法です。犬の口や喉を押さえる際、ギュッと締め付けてはいけません。呼吸ができず、苦しくなってしまいます。手のひらと指を広げ、押さえつけるイメージで行いましょう。また、犬が暴れても決して怯まず、たじろがない 姿勢が大事です。しつけは飼い主の重要な義務。犬が観念するまで、心を鬼にしてでもその状態をキープしてください。●(4)絶対に目を離さない、過信しないここまでさまざまな対策を紹介してきましたが、おそらく最も重要なのはこちらでしょう。『もう15歳をすぎたお婆ちゃん猫で、日中は寝てばかり。性格も非常に穏やかなので、誰も何も心配していなかったんです。それが大間違いでした。ある日キッチンにいると、突然ベッドから赤ちゃんのギャン泣きが聞こえたんです。慌ててベビーベッドに駆け寄ると、なんと猫が寝ている赤ちゃんの上に乗っかり、ツメを立てていました!ウチのコに限って絶対にそんなことしないって思っていたので、すごくショックでした。それからは何があっても、絶対に目を離さないようにしています』(30代女性/2歳男の子、10ヶ月女の子のママ/猫の飼い主)ペットはわが子同然、お利口さんだと信じたい気持ちはどんな飼い主さんにもあるでしょう。でも、過信は絶対に禁物です。彼らはかわいいけれど、やはり動物。いつどんな理由でツメを剥き、キバを出すか分かりません。万が一ペットが子どもを傷つけてしまったら、子どもだけではなく、ペットだってかわいそう。そうならないためにも、飼い主さんはしっかり目を光らせておかねばなりません。----------いかがでしたか?ペットと赤ちゃんがじゃれ合っている光景は非常にほほえましく、飼い主さんにとっては心癒される光景です。いつまでもみんなが仲よく幸せに暮らせるために、気をつける点はしっかりと心に留めておきましょうね。●文/パピマミ編集部●モデル/藤本順子(風悟くん)、ココア
2017年04月05日子育ての悩みの1つが子どもの好き嫌い。野菜が嫌いな子、おやつばかり食べてしまう子などは栄養バランスも気になります。小学生になると給食もはじまるので、たくさん好き嫌いがあると毎日の学校生活自体が楽しくなくなってしまうことも。さて、みなさんは食卓にお子さんの嫌いな食材を出していますか?Q.お子さまの嫌いな食べ物、どうしてる?1.積極的に使用している 20.2%2.たまに使用している 36.7%3.特に意識をしていない 36.8%4.使用していない 4.5%5.わからない・どちらとも言えない・その他 1.8%たまに使用していると特に意識をしていないがほぼ同じ割合という結果になりました。積極的に使用している人も20%いるところを見ると、やはり好き嫌いをなくしてほしいというのが親の本音のようです。■嫌いなものも食卓に出す意味嫌いだからといって家で食卓に出さないと、その食材を食べる機会を失ってしまいます。成長とともに子どもの食の好みを変わっていくので、気にせず食卓に出すようにすることも好き嫌い克服の1つの方法です。「あまり意識せずに作っています。給食では頑張って嫌いなものも食べているようなので、家ではあまりうるさく言わないようにしています」(鳥取県 40代女性)「特に意識しないで出してます。親がおいしそうに食べてると、いつの間にか一緒に食べてます」(埼玉県 30代女性)「自分自身がそうだったように、成長とともに食の好みも変わるので、特に気にせず嫌いなものも食卓に出しています」(千葉県 40代女性)■アレンジレシピなら好き嫌いもなくなるかも一方、何も言わなくても集中して勉強ができる子もいるようです。親としてはうらやましい限り。まずはできるものを解くよろこびや快感を小学校低学年のうちに身につけておくといいかもしれませんね。「なぜか味噌汁に入れると何でも食べてくれます。炒めると食べなくても汁物はOKみたい」(茨城県 40代女性)「うちの子はひじきが嫌いなので、ハンバーグに入れたり、オムレツに入れたりするくらいしかしていません。あまり神経質になっても…」(千葉県 30代女性)「きのことなすが嫌いなのですが、きのこは餃子やドライカレーに入れると、自然と食べられるようになりました。なすは肉巻きにしたらなすと気づかずにたくさん食べていました」(千葉県 40代女性)■パパの作る男の料理で克服!たまにしか作らないパパの手料理は子どもにとってもスペシャル。多少嫌いなものが入っててもいつもと違うという雰囲気が食べられるきっかけにつながることもあるようです。「嫁さんは細かく切ったりすりおろしたりと色々やっていますが、私は男の料理を出します! ピーマン嫌いな子どもたちにもおかまいなく大きく切って焼きそばに入れます。パパが作った料理は意外と嫌いなものが入っていても食べてくれるかわいい子どもたちです」(三重県 40代男性)Q.お子さまの嫌いな食べ物、どうしてる?アンケート回答数:6233件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年04月05日子どもが集中できる時間は年齢にも関係しますが、小学生で「学年×10分」、もしくは低学年で15分程度、高学年で45分程度と言われています。うちの子ってどうして集中できないんだろう? という悩みを抱えている方も多いと思います。そこでどれくらいの時間集中して勉強できるかを、ママたちに調査してみました。Q.お子さまは何分間、集中して勉強できる?1.0〜15分 30.6%2.15〜30分 41.3%3.30〜60分 22.5%4.60〜120分 4.3%5.120分以上 1.2%もっとも多いのが15〜30分という結果になりました。次に多いのが15分未満。少ないように思えますが、大人でも集中できる時間は60分程度ですので、時間の長さにはこだわらなくても大丈夫です。■集中力が続かなくて困る!宿題や自宅学習などの様子を見ていて、どうも集中できていないと感じるママは多いよう。勉強や机に向かうのが苦手な子は、まずは好きなことで集中できる時間を持つようにしましょう。「小学生の子どもは一緒について30分がやっとです。難しいですよね。やる気にさせるには起こるばっかりじゃなくて、おだててほめたらいいのか悩みます」(大阪府 40代女性)「小1の息子はもって30分です。ひとりで集中して勉強するのはいつになるのかな」(茨城県 40代女性)「勉強嫌いなので、そもそも最初から集中していない…。集中してさっさと終わらせちゃえばいいのにと思いながらみています」(神奈川県 40代女性)■うちの子天才かも?! 親もおどろきの集中力一方、何も言わなくても集中して勉強ができる子もいるようです。親としてはうらやましい限り。まずはできるものを解くよろこびや快感を小学校低学年のうちに身につけておくといいかもしれませんね。「一年生ですが、言われなくてもひとりで机に向かうし、ほっておいたら1時間でも集中して勉強しています。その反面運動が苦手ですが……」(宮崎県 30代女性)「4歳の娘。自分からお勉強します。もう終わりにしようかと区切ろうとするとまだやる!と。4歳の子ってこんなに長く集中できるもんなのか」(千葉県 30代女性)「中3の娘は集中力が高く、勉強も運動もよくできます。けん玉と公文で培った力だと思います」(神奈川県 40代女性)■子どもが集中できる時間を知ろう10分しか集中できなくても、3分間の休憩とセットで5回できれば50分の勉強時間になります。集中力が続かない子は、朝学習、帰宅後学習、夜学習など1日複数回に分けて勉強をするようにしましょう。気分もリフレッシュできますし、学習習慣にもなります。「中学2年男子の母です。自宅学習では約30分間は集中しています。その後、10分ゲームなどをして休み、また30分勉強という形です。その日によってトータルの時間は違いますが、これが一番効率が上がると息子は言っていました」(東京都 40代女性)Q.お子さまは何分間、集中して勉強できる?アンケート回答数:5665件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年04月03日子どもの好き嫌いはママにとって悩みのタネ。バランスよく食べる子になるには、子ども自身が食事の大切さを実感できることが大事。絵本『 こども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの? 』(新星出版社/監修:川端輝江)には、子どもに食べる楽しさや意味を伝えるヒントがたくさんありました。その一部をご紹介します。■どうして、ごはんを食べなきゃいけないの? 「どうして、野菜を食べなきゃいけないの?」「どうして、おやつばかりじゃだめなの?」そんな疑問をもっているお子さんは意外に多いものです。まずは、子どもの食に関する素朴な疑問に答えながら、食への興味を引きだしてあげるとよいでしょう。たとえば、私たちがごはんを食べなければいけない理由は、生きるために食べ物に含まれる「栄養素」が必要だから。食べ物によって含まれる栄養素はちがい、それぞれ別の働きがあります。野菜にしかない栄養素もあれば、魚にしかない栄養素もある。だから、どんなにおいしくてもおやつばかり食べるのはだめで、バランスよく食事をすることが大切なのです。■緑黄色野菜は病気をふきとばすスーパーマン!野菜嫌いな子どもには、野菜の働きをわかりやすい言葉で伝えましょう。たとえばピーマンは、「病気をふきとばすスーパーマン」。緑色が濃いほど栄養素が濃く、体が酸化(さびつく)するのを防いでくれるので、子どもはもちろんママもたくさんとりたいところです。また、ニンジンも抗酸化作用をもつα-カロテンを豊富に含み、風邪にかかりづらくしたり、活性酸素をやっつけてガンなどを防いだりしてくれます。子どもには「ピーマンやニンジンを食べると、こわい病気が防げるよ。病気にならなければ、毎日公園で元気に遊べるね」など、食べることによってどんないいことがあるのかも伝えると、食べる意欲のアップにつながります。■子どもが大好きおやつにも栄養はあるおやつにも栄養があります。たとえば、ショートケーキの材料である小麦粉や砂糖は炭水化物なので、エネルギーになり、つかれをとってくれます。また、生クリームは牛乳からつくられるのでカルシウムもおぎなえます。そんな話をしながら食べると、おやつタイムも楽しくなるし、子どもが食べ物の栄養に興味をもつきっかけにもなります。■のどがかわくのは、体から水分がなくなったサインのどがかわくのは、体から水分がなくなったサイン。「人の体の半分以上が水でできている」と聞くと、驚く子も多いようです。体の水が減りつづけると、つばやおしっこが減り、20%を切るといのちも危なくなります。子どもには「のどがかわいたらすぐに水分をとろうね」ということもあわせて伝えておくと、脱水対策になり、暑くなるこれからのシーズンにも安心です。■うんちの色や形を毎回チェックしよう!うんちを見れば、健康がわかります。コロコロかたいうんちは野菜が足りない証拠。ドロドロやわらかいうんちは脂肪分のとりすぎかも。そんなふうにうんちの見方を教えてあげると、子どもは毎回はりきってチェックしてくれるはず。理想のバナナうんちを出すために、苦手な野菜もがんばって食べてくれるようになるかもしれません。■親子で一緒に栄養を学べる絵本この記事で紹介した内容は、すべて『 子ども栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの? 』に書かれています。野菜やおやつのほか、肉、魚、くだもの、乳製品など80品目の食材が、かわいいキャラクターとして描かれ、身近な食べ物への理解を楽しく深められます。また、栄養素や体のしくみの説明もあります。字は小さめですが、ふりがながあり、イラストもかわいいので、小学生以上なら一人でも読めそうです。栄養素の説明などすこし難しいところもあるので、最初は親子で、いずれは一人で……と成長につれて長く読んでいける一冊です。子どもがごはんを食べてくれないと、ついイライラして「はやく食べなさい!」なんて怒ってしまうこともありますよね。こうした絵本を使いながら、楽しい会話のなかで食事の大切さを伝えていけば、子どもの食べる意欲も自然に高まりそうです。
2017年03月31日発達障害におけるグレーゾーンとは出典 : 発達障害におけるグレーゾーンとは、明確な定義は存在しませんが、定型発達と発達障害の間の境界領域を指す俗称を指します。医学的な診断基準を全て満たすわけではないものの発達障害のいくつかの特性を持ち、日常生活を送る上でも困難を抱えている状態であるとき、グレーゾーンと言われることが多いようです。グレーゾーンはあくまで俗称のため、様々に形容されますが、以下のような説明がイメージしやすいのではないでしょうか。保育や教育の場で不適応行動が見られるものの、診断がつかないあるいは未受診引用:鍛冶谷 静『DSM‐5 の改訂とグレーゾーンの子ども達の支援』四條畷学園短期大学紀要2015年定型発達との境界が曖昧で、複数の行動特性を併せ持つ引用:黒住早紀子『特別支援教育に関する教育心理学的な研究動向と展望』日本教育心理学会年報第52集2013年また、グレーゾーンと同じような状態を指す言葉として「パステルゾーン」「カラフル」「スペクトラム」などの表現をすることがあります。グレーゾーンという言葉は暗くてネガティブな印象を与えるため、明るくポジティブなイメージの「パステルゾーン」「カラフル」などの呼び名を使うべきという意見もありますが、一般的にはグレーゾーンという呼称が用いられることが多いようです。幼少期にグレーゾーンと言われた場合、年齢を重ね再度診断を受けた場合、特性に関する情報が増えたり困りごとが顕在化するなどして改めて発達障害の診断名がつくこともあれば、そのまま発達障害の診断はつかないというケースもあります。はっきりと診断の出る発達障害と比べれば症状が軽く、したがって親の困りごとも少ないと思われがちですが、グレーゾーンならではの悩みや問題事が存在するのは確かです。精神障害者保健福祉手帳や療育手帳がなくても受けることのできる公的支援を利用したり、学校や職場で合理的配慮をお願いしたりすることで困難の解消を目指していくことが大切です。発達障害グレーゾーンの症状・特徴出典 : グレーゾーンの症状は「どの発達障害の傾向を持つグレーゾーンなのか」によって異なるため、グレーゾーンに特定の症状というものが存在するわけではありません。またグレーゾーンには、その人の持つ症状や特性の程度やその現れ方が、体調や環境・場面によって左右されるという特徴があります。例えば、学校にいるときは症状が強く出るが、家では比較的症状が弱くなるといったことが起こりえます。グレーゾーンの場合、発達上の問題や困りごとが気づかれにくかったり、気づいていながら放置してしまう親御さんなどもいます。そうして適切な対処が行われない期間が続くと、元々の症状や特性がさらに強くなり、発達障害として診断名のつく「診断域」に入ってしまう可能性があります。さらに、同じような状況が原因で生じてしまう問題として「二次障害」の発現があります。発達障害グレーゾーンにある人が注意したい二次障害出典 : 発達障害の特性があることに気づかなかったり、気づいていても適切なサポートを受けられなかったりすると、周囲に理解されず怒られたり非難を受けたり、失敗体験を積み重ねてしまいます。その結果、本人の自尊心ややる気が失われ、新たな障害が生じることがあります。こうして副次的に生まれる問題を「二次障害」といいます。二次障害の例としては、以下のようなものが挙げられます。・いじめ・うつ病などの精神疾患・不登校・ひきこもり・家庭内暴力・アルコールなどの依存症これらの二次障害は、発現に気づかなかったり、気づいても適切な対処をしなかったり、あるいは放置したりすることで状況が悪化・長期化する傾向にあります。発達障害の診断基準を満たす場合と比べ一次的な症状が軽いことが多いグレーゾーンでは、この二次障害を防止・改善することが一つのポイントとなります。二次障害を防ぐためには、まず子どもの持つ発達上の特性を家族など周囲が認識し理解している必要があります。子どもの行動や困りごとが発達上の問題によるものだとわかっていれば、学校や専門機関などの協力を得ながら適切な対応策を打てるからです。二次障害は、一度生じてしまったとしても早期に発見・対処することで、症状の悪化あるいは長期化を防ぐ可能性を大幅に高めることができると言われています。発達に問題があることが気づかれにくいグレーゾーンは、対応が遅れがちになってしまうことも多いです。子どもは一人ひとり成長の速さや仕方が違うので、あまり神経質になりすぎるのも問題ですが、子どもの言動に関して気になることが多い場合は以下で紹介する専門機関に相談してみることをおすすめします。・保健センター・子育て支援センター・児童発達支援事業所など自宅の近くに相談センターがない場合には、電話での相談にものってくれることもあります。まず身近な相談センターに行って、より専門的な相談や受診の必要があればそこから専門医を紹介してもらいましょう。発達障害グレーゾーンと言われたら?出典 : 自分の子どもが「グレーゾーン」や「発達障害の疑いがある」などと言われたら、とても複雑な気持ちになる親御さんも少なくないと思います。一方、「発達障害の診断基準は満たさない」として診断を受けられなかったことで、十分な支援や治療が受けられるのか不安になる親御さんもいるかもしれません。そんなときに知っていただきたいのは、グレーゾーンの場合、家族や学校をはじめとする周囲が本人の持つ特性を理解し適切なサポートを行うことで社会にうまく適応できる可能性は高いということです。また、この事実はあまり知られていませんが、医学的な診断基準を満たしておらず診断名がついていなくても(障害認定されていなくても)受けられる支援もたくさんあります。グレーゾーンは、適切な支援によって困難が解消される確率が高いこともその特徴の一つです。障害認定されないからといって諦めず、子どもの困難を少しでも解消するための支援を受けられるよう行動していくことが重要になります。以下の2つの章では、具体的な支援の例として「療育」と「合理的配慮」の受け方について紹介していきます。療育とは?グレーゾーンの子どもが療育を実際に受けるためには?出典 : 療育は「治療」と「保育・教育」を合わせた言葉です。障害のある子どもが社会的に自立できるように専門的な教育支援プログラムを通して行われるトレーニングのことを指します。グレーゾーンの場合、療育を通して困難が解消される可能性が高いと言われており、小学校就学以前の障害児が通うことのできる「児童発達支援」や、障害のある就学児(小・中学生、高校生)が学校の授業後や長期休暇期間に利用できる「放課後等デイサービス」などの施設を利用することもできます。これらの施設における支援は、診断がなくても受給者証の発行を受けることで、少ない自己負担額で利用できるようになります。詳しくは以下の関連記事からご確認ください。また、療育センターについての詳細や、療育について定めている児童福祉法や療育を受ける上で必要な手続きについては、以下の記事をご参照ください。子どもに療育を受けさせる上でひとつ忘れてはならないのは、本人の意思を尊重することです。子ども自身が療育センターなどでトレーニングを受けることを拒んだり、前向きではなかったりする場合は、無理強いせずに、まずは家庭内でできる環境調整や工夫をしてみることをオススメします。家庭におけるトレーニングを通して成功体験を積み重ねたり自己肯定感を育んだりすることで、次のステップへとつなげることができます。また、保護者向けのペアレントトレーニングを受けるなどして家庭での接し方を学ぶのもよいでしょう。参考:親子のヒント|発達ナビグレーゾーンの子どもが学びの場で受けられる配慮・支援出典 : 発達に特徴がある子どもが困りごとを抱えずに生活をおくるためには周囲のサポートが必要になる機会も生まれます。グレーゾーンの子どもであれば、通常学級に通うケースも多いため、担任の先生の発達障害への理解が十分でないこともあります。そうした場合、保護者のほうから学校側への働きかけによって子どもが適切な支援や配慮を受けられるよう協力をお願いしてみるとよいでしょう。こうした働きかけを行う上で大切な考え方に「合意的配慮」という概念があります。合理的配慮とは、グレーゾーンを含む障害のある方々の人権が障害のない方々と同じように保障されるとともに、教育や就業、その他社会生活において平等に参加できるよう、それぞれの障害特性や困りごとに合わせておこなわれる配慮のことです。2016年4月に施行された「障害者差別解消法 (正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)」により、この合理的配慮を可能な限り提供することが、行政・学校・企業などの事業者に求められるようになりました。文部科学省のホームページでは、小中学校教育における合理的配慮の提供内容として以下のように記されています。(ア)教員、支援員等の確保(イ)施設・設備の整備(ウ)個別の教育支援計画や個別の指導計画に対応した柔軟な教育課程の編成や教材等の配慮引用:文部科学省HPあらかじめ子どもの得意・不得意を学校側に伝えておくことで、子どもの特性に合わせた支援や配慮を得ることができます。学校で子どもの特性に合わせて行われる合理的配慮の例としては、・読み書きに困難がある子の場合、拡大教科書やタブレット、音声読み上げソフトを利用して勉強できるようにする。・周りの刺激に敏感で集中し続けることができない子の場合、仕切りのある机を用意したり、別室でテストを受けられるようにしたりする。・指示の理解に困難がある子の場合、指示を1つずつ出すようにしたり、見通しが立つようにその日の予定をカードや表にしたりする。などが挙げられます。学校での「合理的配慮」 ハンドブック(LITALICOジュニア)学校側に合理的配慮を求める相談を行う前に、子どもの得意・不得意を把握しておくことが重要です。どのような状況下でどのようなことをするのが苦手なのかを伝えることで、学校側も子どもの特性に対する配慮を行いやすくなります。また、子どもの特性に関する客観的な指標も役に立ちます。学校側にアセスメントの結果などを提出することで、納得して支援を行ってもらいやすくなります。グレーゾーンの子どもを通常学級と特別支援学級のどちらに通わせるべきか、または通級指導教室を併用するかなど、悩む方もいるのではないでしょうか。診断がないために先生や他の保護者から理解されず親のしつけが悪いと非難されてしまったり、「通常学級の授業にはついていけないが特別支援学級の授業だと物足りない」など、授業の内容・レベルが本人の学力とマッチしなかったりといった、グレーゾーンならではの悩みも多くあるのではないかと思います。しかしやはり、最終的に子どもの学びの場としてどちらを選択するのかは、親の判断に委ねられています。子どもの特性、学習の進み具合、学校・先生との関係などについて考慮しながら、子どもの成長に合うと思う環境を選びましょう。このとき忘れてはならないのが、本人の意思を尊重することです。多人数は苦手なので特別支援学級に行きたい、特別扱いをされるような気がするから通級や特別支援学級は嫌だ、など本人はどんな環境を好むのか、きちんと話し合うことで親子にとってよりよい選択ができるのではないかと思います。以下では通常学級か特別支援学級か、悩んだときに役立ちそうな記事をまとめました。ぜひ参考にしてみてださい。まとめ出典 : 発達障害グレーゾーンの子どもは、その症状が軽度であることも多いために、親の悩みも「大したことない」と思われがちであったり、診断がないために「親のしつけが悪い」「甘やかすな」と親戚や学校から非難されたりと、なかなか周囲に理解されず孤独を感じてしまうこともあるかもしれません。しかし未だ不十分であるとはいえ、発達障害のグレーゾーンに対する社会の認知度や、受けられる支援・配慮の度合いは以前と比べれば高まりつつあるのではないかと思います。また、グレーゾーンの子どもに対する支援に関する国の姿勢は、法律の文面を通して読み取ることができます。発達障害者支援法の第5条 第3項では、発達障害児に対する支援に関して、以下のように記されています。市町村は、児童に発達障害の疑いがある場合には、適切に支援を行うため、当該児童の保護者に対し、継続的な相談、情報の提供及び助言を行うよう努めるとともに、必要に応じ、当該児童が早期に医学的又は心理学的判定を受けることができるよう、当該児童の保護者に対し、第十四条第一項の発達障害者支援センター、第十九条の規定により都道府県が確保した医療機関その他の機関(次条第一項において「センター等」という。)を紹介し、又は助言を行うものとする。この記述において重要な点は、支援の対象者を説明する上で「疑いがある場合」という言葉が用いられていることです。このことは、発達上の特性により困難を抱えている子どもは診断のあるなしに関わらず支援されるべきだ、していこう、という国としての考え・方針の表れであり、本記事で触れたような支援も実際に拡充されつつあります。これらの支援の利用や、合理的配慮を要請することで、子どもが自分の特性による困難を乗り越え、特性による長所を活かして自分らしく育っていけるよう、子どもを信じて支えていきましょう。
2017年03月26日あなたも手に入れられる「プリンセスみたいなシチュエーション」!?誰もが憧れるシチュエーションを体現する、物語の中のプリンセスたち…彼女たちのように自分だけの王子さまと幸せになってみたいと思いませんか?この連載では毎回ひとりのプリンセスをピックアップ。男子のトリセツ by 阿雅佐を監修するフォーチュン・ナビゲーター阿雅佐が、12星座別の「プリンセス度」と、そのプリンセスのシチュエーションを引き寄せるコツを伝授します。さらにワンポイントで、"夜眠る前の簡単プリンセストレーニング"も。潜在意識に働きかけて、あなたのプリンセスマインドを眠っている間に磨きましょう。小さいころに憧れたお伽話を現実に!★第12回のプリンセス…「ウェンディ」「ピュアでまっすぐ、でも頭ごなしに常識を押し付けられることに反発する気の強さを持ち合わせた少女」今回取り上げるのは前回に続いて『ピーターパン』より、ウェンディ。小さい子の面倒を看る母性を持ち合わせた、純粋で強い女の子です。あなたにもウェンディのように冒険に連れ出してくれるピーターパンは現れるでしょうか?■牡羊座 ウェンディ度 50%正義感が強く、人からとやかく言われるのを嫌うところはウェンディと共通。マナーを知らない子供をしつける場合は、母性というより生粋の指導者気質が軸になるでしょう。ただし開拓精神が強いため、いくら快適とは言え、ネバーランドに長く居座ることには抵抗を感じそう。【眠る前のプリンセストレーニング】与えられた環境で自分にできることを考える■牡牛座 ウェンディ度 35%牡牛座は環境に順応することで自分の生きる道を確立させるタイプ。子供のしつけは得意ではないものの、ネバーランドでの生活に馴染むうちに仲間との暮らしを受け入れそう。しかし、そもそもピーターパンの誘いに乗って冒険の旅に出るかどうかは甚だ疑問。【眠る前のプリンセストレーニング】一歩踏み出すことで広がる世界があると想像してみる■双子座 ウェンディ度 60%双子座は軽やかで好奇心旺盛なタイプ。「面白そう♪」とピーターパンについてきたはいいけれど、ネバーランドでの暮らしが落ち着くと、次はそこから抜け出したくなる可能性大。子供に対しては、マナーをしつけるのではなく、一緒に遊ぶことで距離を縮めていきそう。【眠る前のプリンセストレーニング】手を出したことを最後までやり遂げる楽しさをイメージする■蟹座ウェンディ度 90%蟹座は12星座中一番母性の強いタイプ。「みんなのママになって」と言われれば喜んで引き受けます。ただし心を寄せるピーターパンはあくまでも子供。蟹座は根が繊細で情緒的なため、自分を省みてくれずいつまでたっても自由に飛び回る彼に、最後はキレてしまう可能性も!?【眠る前のプリンセストレーニング】荒ぶる感情を統御できたとき、幸せという奇跡は手に入るのかもと考える■獅子座ウェンディ度 65%獅子座はドラマティックな恋が大好物。ピーターパンとの冒険ラブを女優のように演じ抜こうとしますが、やがてピーターパンの子供っぽさが物足りなくなってくるかも。お世話を任される子供達に関しては、ママというより、太陽のようなお姉さんとして慕われる存在たろうとします。【眠る前のプリンセストレーニング】相手の新たな面を引き出すのは自分次第だと考える■乙女座ウェンディ度 70%真面目な乙女座は、与えられた役割をきちんと果たすタイプ。もともとマナーにうるさいこともあり、子供達のしつけは責任持ってやり遂げようとします。ピーターパンの操縦もそれなりにこなしますが、それ以前に、安否の保証されない冒険の旅には出なかった可能性も。【眠る前のプリンセストレーニング】人生には何度か決断のときが訪れるのだと言い聞かす■天秤座ウェンディ度 75%天秤座はなんでも如才なくこなせる優等生。頭ごなしに常識を押し付けられることを不愉快に感じても、ただ反発するのではなく、自分の求める展開へと水を向けてくれる協力者を探します。頼まれるまま子供の面倒も見ますが、生活がそれだけになってしまうと窮屈に感じそう。【眠る前のプリンセストレーニング】自分の意思をストレートに表す勇気を持つ■蠍座ウェンディ度 40%蠍座は洞察力の鋭いタイプ。ネバーランドでの生活が始まったら、「ここはどこなのか」「誰が敵で誰が味方なるのか」など、異世界の背景について思い巡らせます。子供の面倒を見ているうちに、母性というほど強いものではないにしても、家族のような情は芽生えるでしょう。【眠る前のプリンセストレーニング】あえて世界に飛び込んでみることで発見があるかもと考えてみる■射手座ウェンディ度 85%射手座はワクワクドキドキが大好きなアクティブガール。ピーターパンへの恋心もそっちのけで、ネバーランドでの不思議体験を楽しむことに。子供のしつけに関しては、小うるさいマナーより元気いっぱい遊びまわる方が大事と考えます。常識にとらわれず、自分流にまとめあげてしまうでしょう。【眠る前のプリンセストレーニング】目標を立てることで、今がより輝き始めるのだとイメージする■山羊座ウェンディ度 25%山羊座は地に足の着いたしっかり者タイプ。子供達のしつけもこなせるし、ピーターパンの冒険に辛抱強く付き合うこともできます。が、寝室に飛び込んできたピーターパンの話を鵜呑みにはしなかったろうし、そもそも先行き不透明なネバーランドへの旅に同行しなかった可能性も。【眠る前のプリンセストレーニング】夢を認めることで広がっていく人生があると考える■水瓶座ウェンディ度 80%水瓶座は自分を根底から変えてしまう冒険に惹かれるタイプ。味気ない現実よりワクワクする異世界を好むため、下手をすると一生涯ネバーランドで暮らしてしまいそう。友達感覚の恋が好きなので、ピーターパンとの相性もまずまず。ただし子供達のお母さん役には飽きてしまうかも!?【眠る前のプリンセストレーニング】冒険譚をリアルな人生にどうフィードバックさせるか、アイディアを練る■魚座ウェンディ度 55%魚座は現実と夢との境目があまりないタイプ。中には常にMYネバーランドにいるという人も!? 自分に懐いてくれる子供達は可愛がりますが、心の底には自分もそれ以上に可愛がられたいという欲求が。いつしかピーターパンの放置プレイに業を煮やしてしまうかも。【眠る前のプリンセストレーニング】夢も現実も、自分の力で変えられるのだと言い聞かす素敵な王子様と冒険に飛び出したいなら…夢に飛び込むことで人生が新たな展開を見せてくれる様子を思い描いてみましょう。好奇心と行動力は、きっとあなたに見たことのない幸せを運んできてくれるはず!監修者紹介阿雅佐-agatha-(あがさ)古今東西の占いと心理学を駆使し、迷える子羊たちをナビするフォーチュン・ナビゲーター。会った人が皆幸せになるという風評から、幸運配達人の異名を取る。交友関係は多岐に渡り、有名人の“駆け込み寺”としても知られる。NTV「スッキリ!!」、CX「新堂本兄弟」、TX「スカ☆J」他テレビ出演多数。多数の著書をはじめ、「PASH!」「anan」「JUNON」などの雑誌記事・Webコンテンツを執筆する恋占いのエキスパート。テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中。今までに鑑定した人数はのべ1万人に及ぶ。また、小説『魔女たちの占いゲーム』(イースト・プレス)、『モデル♡マジック』(学研教育出版)を上梓するなど、作家としても活動している。11月28日 阿雅佐著『おそ松さん占い』発売!TVアニメ『おそ松さん』公式ファンブック「われら松野家6兄弟!」を発行したPASH!編集部より、『おそ松さん』の占い本を発売♪阿雅佐の完全書下ろしによる本格占い本です。メインの占い以外にも、『おそ松さん』式心理テストや行動心理学コラムなども充実。早くも話題沸騰中!大人気の心理テスト連載がパワーアップして書籍化!『それ、男はこう見ています。だからあなたは選ばれない』異性、友人、職場、SNS…関わるコミュニティがどんどん増えていく現代社会の中、「他人からどう思われるか」を気にかける女性が増えています。フォーチュン・ナビゲーター阿雅佐さんの緻密な心理分析で、あなたが「どんな女」だと思われているのかを徹底解説。
2017年03月17日あなたも手に入れられる「プリンセスみたいなシチュエーション」!?誰もが憧れるシチュエーションを体現する、物語の中のプリンセスたち…彼女たちのように自分だけの王子さまと幸せになってみたいと思いませんか?この連載では毎回ひとりのプリンセスをピックアップ。男子のトリセツ by 阿雅佐を監修するフォーチュン・ナビゲーター阿雅佐が、12星座別の「プリンセス度」と、そのプリンセスのシチュエーションを引き寄せるコツを伝授します。さらにワンポイントで、"夜眠る前の簡単プリンセストレーニング"も。潜在意識に働きかけて、あなたのプリンセスマインドを眠っている間に磨きましょう。小さいころに憧れたお伽話を現実に!★第12回のプリンセス…「ウェンディ」「ピュアでまっすぐ、でも頭ごなしに常識を押し付けられることに反発する気の強さを持ち合わせた少女」今回取り上げるのは前回に続いて『ピーターパン』より、ウェンディ。小さい子の面倒を看る母性を持ち合わせた、純粋で強い女の子です。あなたにもウェンディのように冒険に連れ出してくれるピーターパンは現れるでしょうか?■牡羊座 ウェンディ度 50%正義感が強く、人からとやかく言われるのを嫌うところはウェンディと共通。マナーを知らない子供をしつける場合は、母性というより生粋の指導者気質が軸になるでしょう。ただし開拓精神が強いため、いくら快適とは言え、ネバーランドに長く居座ることには抵抗を感じそう。【眠る前のプリンセストレーニング】与えられた環境で自分にできることを考える■牡牛座 ウェンディ度 35%牡牛座は環境に順応することで自分の生きる道を確立させるタイプ。子供のしつけは得意ではないものの、ネバーランドでの生活に馴染むうちに仲間との暮らしを受け入れそう。しかし、そもそもピーターパンの誘いに乗って冒険の旅に出るかどうかは甚だ疑問。【眠る前のプリンセストレーニング】一歩踏み出すことで広がる世界があると想像してみる■双子座 ウェンディ度 60%双子座は軽やかで好奇心旺盛なタイプ。「面白そう♪」とピーターパンについてきたはいいけれど、ネバーランドでの暮らしが落ち着くと、次はそこから抜け出したくなる可能性大。子供に対しては、マナーをしつけるのではなく、一緒に遊ぶことで距離を縮めていきそう。【眠る前のプリンセストレーニング】手を出したことを最後までやり遂げる楽しさをイメージする■蟹座ウェンディ度 90%蟹座は12星座中一番母性の強いタイプ。「みんなのママになって」と言われれば喜んで引き受けます。ただし心を寄せるピーターパンはあくまでも子供。蟹座は根が繊細で情緒的なため、自分を省みてくれずいつまでたっても自由に飛び回る彼に、最後はキレてしまう可能性も!?【眠る前のプリンセストレーニング】荒ぶる感情を統御できたとき、幸せという奇跡は手に入るのかもと考える■獅子座ウェンディ度 65%獅子座はドラマティックな恋が大好物。ピーターパンとの冒険ラブを女優のように演じ抜こうとしますが、やがてピーターパンの子供っぽさが物足りなくなってくるかも。お世話を任される子供達に関しては、ママというより、太陽のようなお姉さんとして慕われる存在たろうとします。【眠る前のプリンセストレーニング】相手の新たな面を引き出すのは自分次第だと考える■乙女座ウェンディ度 70%真面目な乙女座は、与えられた役割をきちんと果たすタイプ。もともとマナーにうるさいこともあり、子供達のしつけは責任持ってやり遂げようとします。ピーターパンの操縦もそれなりにこなしますが、それ以前に、安否の保証されない冒険の旅には出なかった可能性も。【眠る前のプリンセストレーニング】人生には何度か決断のときが訪れるのだと言い聞かす■天秤座ウェンディ度 75%天秤座はなんでも如才なくこなせる優等生。頭ごなしに常識を押し付けられることを不愉快に感じても、ただ反発するのではなく、自分の求める展開へと水を向けてくれる協力者を探します。頼まれるまま子供の面倒も見ますが、生活がそれだけになってしまうと窮屈に感じそう。【眠る前のプリンセストレーニング】自分の意思をストレートに表す勇気を持つ■蠍座ウェンディ度 40%蠍座は洞察力の鋭いタイプ。ネバーランドでの生活が始まったら、「ここはどこなのか」「誰が敵で誰が味方なるのか」など、異世界の背景について思い巡らせます。子供の面倒を見ているうちに、母性というほど強いものではないにしても、家族のような情は芽生えるでしょう。【眠る前のプリンセストレーニング】あえて世界に飛び込んでみることで発見があるかもと考えてみる■射手座ウェンディ度 85%射手座はワクワクドキドキが大好きなアクティブガール。ピーターパンへの恋心もそっちのけで、ネバーランドでの不思議体験を楽しむことに。子供のしつけに関しては、小うるさいマナーより元気いっぱい遊びまわる方が大事と考えます。常識にとらわれず、自分流にまとめあげてしまうでしょう。【眠る前のプリンセストレーニング】目標を立てることで、今がより輝き始めるのだとイメージする■山羊座ウェンディ度 25%山羊座は地に足の着いたしっかり者タイプ。子供達のしつけもこなせるし、ピーターパンの冒険に辛抱強く付き合うこともできます。が、寝室に飛び込んできたピーターパンの話を鵜呑みにはしなかったろうし、そもそも先行き不透明なネバーランドへの旅に同行しなかった可能性も。【眠る前のプリンセストレーニング】夢を認めることで広がっていく人生があると考える■水瓶座ウェンディ度 80%水瓶座は自分を根底から変えてしまう冒険に惹かれるタイプ。味気ない現実よりワクワクする異世界を好むため、下手をすると一生涯ネバーランドで暮らしてしまいそう。友達感覚の恋が好きなので、ピーターパンとの相性もまずまず。ただし子供達のお母さん役には飽きてしまうかも!?【眠る前のプリンセストレーニング】冒険譚をリアルな人生にどうフィードバックさせるか、アイディアを練る■魚座ウェンディ度 55%魚座は現実と夢との境目があまりないタイプ。中には常にMYネバーランドにいるという人も!? 自分に懐いてくれる子供達は可愛がりますが、心の底には自分もそれ以上に可愛がられたいという欲求が。いつしかピーターパンの放置プレイに業を煮やしてしまうかも。【眠る前のプリンセストレーニング】夢も現実も、自分の力で変えられるのだと言い聞かす素敵な王子様と冒険に飛び出したいなら…夢に飛び込むことで人生が新たな展開を見せてくれる様子を思い描いてみましょう。好奇心と行動力は、きっとあなたに見たことのない幸せを運んできてくれるはず!監修者紹介阿雅佐-agatha-(あがさ)古今東西の占いと心理学を駆使し、迷える子羊たちをナビするフォーチュン・ナビゲーター。会った人が皆幸せになるという風評から、幸運配達人の異名を取る。交友関係は多岐に渡り、有名人の“駆け込み寺”としても知られる。NTV「スッキリ!!」、CX「新堂本兄弟」、TX「スカ☆J」他テレビ出演多数。多数の著書をはじめ、「PASH!」「anan」「JUNON」などの雑誌記事・Webコンテンツを執筆する恋占いのエキスパート。テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中。今までに鑑定した人数はのべ1万人に及ぶ。また、小説『魔女たちの占いゲーム』(イースト・プレス)、『モデル♡マジック』(学研教育出版)を上梓するなど、作家としても活動している。11月28日 阿雅佐著『おそ松さん占い』発売!TVアニメ『おそ松さん』公式ファンブック「われら松野家6兄弟!」を発行したPASH!編集部より、『おそ松さん』の占い本を発売♪阿雅佐の完全書下ろしによる本格占い本です。メインの占い以外にも、『おそ松さん』式心理テストや行動心理学コラムなども充実。早くも話題沸騰中!大人気の心理テスト連載がパワーアップして書籍化!『それ、男はこう見ています。だからあなたは選ばれない』異性、友人、職場、SNS…関わるコミュニティがどんどん増えていく現代社会の中、「他人からどう思われるか」を気にかける女性が増えています。フォーチュン・ナビゲーター阿雅佐さんの緻密な心理分析で、あなたが「どんな女」だと思われているのかを徹底解説。
2017年03月17日「落ち着きがない」というレッテルを貼ると、子どもがその方向に育っていくだけでなく、子どもの良さが見えなくなってしまいます。困った行動に対する見方を変えてみましょう。Q.ジャンプしたり踊ったり、手足をバタバタする息子5歳の息子は落ち着きがありません。テレビを見ながらジャンプし、朝の支度前は必ずひと踊り。ふと見ると手足をバタバタさせているので「おしっこ?」と聞くのですが、違うと言います。発達専門の先生には様子を見ましょうと言われましたが、何か問題があるのではないかと心配です。[埼玉県・noeru]illustrationATFT GRAPHICS.A.子どもを肯定的に捉えて、気持ちを代弁してみましょう4、5歳になると、見た物を模倣する傾向が特に男の子に強くなります。朝の支度前のひと踊りも、前に見たヒーローもののアニメを思い出してまねしているのなら、知的な能力がアップしている証拠です。手足をバタバタさせているのも、子どもなりに何か理由があるのかもしれません。「あれ?」と思う行動だけでなく、その前後の行動も含めて、子どもの一連の様子をもう少しよく見てあげると何か分かるかもしれません。「おしっこ?」と尋ねるのはとてもいいことです。さらに「おなかがすいているからバタバタしてるの?」「どこかかゆいの?」「楽しいから踊ってるのかな?」など、思い付く限り子どもの気持ちを代弁してみましょう。当たっていれば、「じゃあ急いで朝ご飯を作るね」「かゆい所に薬を塗ろうか」といった解決法が見えてきますね。こうしたやりとりで子どもは今の気持ちにぴったりな言葉を覚え、次第に言葉で表現できるようになっていきます。落ち着きがないと言うとネガティブに聞こえますが、見方を変えればアクティブ、積極的、好奇心が旺盛ということ。これを心理学ではリフレーミングと言いますが、子どもを肯定的に捉えていけば、関わり方の幅が広がっていきますよ。。
2017年03月15日こんにちは。ママライターのあしださきです。先日、小学校1年の長男が学校で「家のお手伝いをする」という課題を出され、せっせと「何かお手伝いはない?」と母のお手伝いを進んでするという1週間を過ごしました。最もわたしがお願いしやすかったのは、「食事の配膳の手伝い」でしたので、日課のようにやってくれていました。しかし、息子の配膳はいつもご飯の茶碗とお味噌汁のお椀が逆なのです。時には、お箸の持ち手も左右が逆になってしまうこともありました。このことをきっかけに、和食の配膳のマナーを親子で再度見直すべきときであると実感してしまいました。●日本人として、子どものうちから和食のマナーについてはしっかりと身につけてほしい『財団法人ベターホーム協会』による、20代の男女を対象にして行った『子ども時代の「食のしつけ」の実態調査』によりますと、「ご飯は左、汁ものは右に置く」というマナーについて、「子どものころ教えられて、実行もしていた」と答えた人の割合は51.1%。また、「20代の現在も実行している」と答えた人の割合は57%でした。この調査でわかるように、ほぼ半数が子どものころからこのマナーを教えられて実行してきたが、一方で半数はマナーを教えられずに大人になってしまった ということも言えると思います。「そんなマナー、知らなくても別に困らない」と思うでしょうか?果たして、現実はどうでしょうか。今回は、子育てママの親世代(お子さんのジイジやバアバ世代)に調査を行いました。そのリアルな声から、また勉強していくことにしましょう。『息子がまだ大学生だったころ、息子の彼女が家に来て食事を一緒にしたことがあった。彼女がしてくれた夕食の配膳は、箸や茶碗の位置がバラバラになっていて正直びっくり。とてもいい子なんだろうけれど、息子のお嫁さんには何だか心配かも 、という気持ちになった』(60代/2人の息子を持つ母)これは、女の子をお持ちのママたちはしっかり意識しておきたいお話ではないでしょうか。女性の晩婚化、30代未婚女性の増加が著しいという社会問題に直面している現在からさらに20年後の日本を想像してみてください。将来お子さんが結婚を意識する年齢になるころ、ちょっとした「和食のマナー」で彼のお母様から信頼を得られず、せっかくの良縁を逃してしまうかもしれません。今からでも親子で一緒に配膳のマナーを学んでいってみませんか?『接待で料亭に行った際、20代の新入社員の食事のマナーがなっていなくて困る。食事中に音を立てて食べたり、箸の持ち方がおかしい新人もいて非常に恥ずかしい。家で教えられていないのか?常識を疑う 』(60代/会社員・息子1人)食事のマナーというものが、「その人が信頼できる人物か否か」の判断材料になりうるということが分かりますよね。仕事をしていく上でも非常に大切なことです。親が子どもにこうしたマナーを幼い時分から教え、大人になったとき気がついたら身についている、ということが理想なのですが、ご自身がこうしたマナーについて無知であったがために苦労をした、という声も聞かれました。『主人の実家に帰省したときのこと、義母の手伝いで焼き魚を皿に盛り付けていた。しかし、皿のどちら側に魚の頭をおくべきかということを全く知らなかった私は非常に恥ずかしい思いをした。義母にも、「そういうのを実家のお母様に習わなかった? 」と言われてしまった。今では、義母が和食のいろいろな雑学を教えてくれるように。「娘がいたら教えようと思っていたことだから、教えられて嬉しい」と言ってくれている』(30代/2人の女の子のママ)日本の和食のさまざまなルールは、若者にとっては「面倒なもの」と思うこともあると思います。確かにそういう側面もあるかもしれません。しかし、日本人として身につけておかないと恥ずかしいことでもあるのです。●和食のマナーはこれから海外で活躍する際にも必要となるところで、2013年12月に「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことはご存じの方も多いでしょう。日本の食文化が、後の世にも伝えていくべき尊重に値するものの1つであると世界的に認められているということですよね。これからの日本の子どもたちに求められていることで、よく言われているものを挙げると、「国際的感覚を養う」「多様性を認める」などです。これは日本のみにとどまらず、国際的に活躍していける人物を求めている傾向です。日本人が海外に出ていくとき、自分がいかに日本人であるかを実感する生活環境だったり、文化的な知識ももちろん必要であろうと思います。家庭の中でも子どもを育てていく過程で、その一端を担うことができるのではないかと、私は考えています。和食の配膳のマナー、魚の頭を左に向けて盛り付ける、この2つの中にも、非常に奥深い日本の食文化の歴史を学ぶことができます。ぜひご家庭で、楽しみながら親子の時間のひとつとして一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・20代の男女に聞く子供時代の「食のしつけ」の実態調査 | 財団法人 ベターホーム協会(PDF)()・「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました! | 農林水産省()●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年03月13日和食の国の日本では、食事のときにお箸が欠かせません。正しく使えるようにしたいところですが、小さいころに覚えないと変なクセがついてしまうことも。お箸に興味を持ち始めたら、子どもが楽しく取り組めるグッズを使ってトレーニングを始めてみましょう。人気のお箸トレーニングアイテムをご紹介します。■1. エジソンのお箸(KJC)子どものお箸デビューに長年選ばれてきた、持ち方トレーニングの定番アイテム。お箸に付いたリングに指を通すだけで、正しい持ち方が身につきます。小さくカットした野菜などもつかみやすいように、先端には滑り止め加工が。さらに、上部が連結されているので、箸を交差することなく使える工夫も施されています。子どもたちに人気の「きかんしゃトーマス」や「miffy」などのキャラクターがデザインされたものもあるので、「今日はトーマスと一緒に練習しようよ」と誘ってみるのもいいかもしれません。■2. 持ち方覚え箸(レック)バネの開閉を利用して、お箸の持ち方を学ぶアイテム。親指をのせる場所を覚えることからスタートするので、ママが持ち方を教えるときにも頼りになります。慣れたらバネを外して、人差し指と中指を使って開閉するトレーニングへ移行するなど、段階を踏みながら箸遣いを身に着けていきます。パーツはすべてバラバラにして洗えるから衛生面でも安心です。トレーニング用のパーツを外せば竹箸としても使え、箸遣いをマスターしてからも長く使えるのがうれしいところ。アンパンマンのイラストが、子どもたちに好評です。■3. マナー豆(匠)、マナー魚(アイアップ)正しい箸の持ち方を覚えたら、さらにステップアップして器用に使えるようにしてあげたいですよね。そんなときに役立つのが、ゲーム感覚で楽しめるこの「マナー豆」です。丸底や四角い器に入った豆を、格子状のフタに運んでいくゲームです。豆は丸や三角、中央がくびれたものなどが混ざっているので、工夫しないとうまく運ぶことができません。もちろん、正しい持ち方でなければルール違反に。ひとりでも遊べるし、ふたりで対戦することもできるので、親子で挑戦してみましょう。同シリーズには、魚のきれいな食べ方を学べる「マナー魚」や、つかみにくいうどんを攻略する「マナーうどん」などのアイテムもあります。子どもの好きなメニューから始めてみてもいいかもしれません。2歳前後からお箸のトレーニングを始めるママが増えているようですが、早ければいいというわけではありません。指の筋肉などが発達してから開始したほうが、スムーズに進む場合もあります。焦ることなく、わが子のペースに合わせてあげましょう。
2017年03月04日年長さんは4月から小学生。子どもだけで外に出かける機会が増えてきます。親の目の届かない場所でも、マナーを守れるようになってほしいですね。あんふぁん読者へのアンケートで「子どものマナーで困っていること」を聞いたところ、特に多かったのが、下の6つ。皆さん、「いくら言っても直らない」と悩み、「よその子どもでも気になる」と回答しました。子どもがマナーを守れるようになるには、どうやって教えるといいのか、臨床心理士の高木紀子さんに聞きました。お話を聞いたのは:高木紀子さん臨床心理士、清泉女子大学講師。保育園での育児相談をはじめ、小中学校でのスクールカウンセラーなど、親・子ども両方の声を聞き、相談を受けている。2男1女の母。子どもにマナーを教えるのは何のため?マナーはみんなが気持ちよく生活するためのものです。家ではよくても外ではダメなど、マナーにより子どもは〝社会の目〞を意識することになります。もう一つ、子どもにとってマナーを知る大きな意義として、「自信をもって物事を選んだり、判断したりする力の土台が育つ」ということがあります。例えば、「公共の場で静かにするのはいいこと、騒ぐのはいけないこと」など、子どもはマナーを通して、善悪の価値基準を獲得していきます。それは自ら考え、判断や決断をする際の視点や根拠となるものです。小学生になると、自分で考えて行動する場面が増えてきます。子どもが自信をもって学校生活を送るためにも、今からマナーを教えていきたいですね。スマホを見て静かにしている子はマナーのいい子?レストランや電車の中など、子どもを静かにさせておきたいときに、スマホを子どもに渡しっ放しにしているママを見掛けます。「マナーを教える」という点から言うと、子どもがいくら静かにしていても、マナーを教えていることにはなりませんし、当然マナーも身に付きません。極端な例ですが、すごく怖い態度で子どもに接して、静かにさせるという方法がありますよね。恐怖で子どもを支配する方法です。スマホを渡すだけで静かにさせるのは、それと同じ原理だと私は思います。恐怖による支配だと、怖い人がいなくなれば、子どもは騒ぎます。スマホで静かにさせているのはそれと同じことで、スマホがなければ静かにしていられません。絵本やおもちゃとスマホの違いは?「絵本やおもちゃを子どもに与えるのと、何が違うの?」と疑問を感じたママもいるでしょう。絵本やおもちゃは何かしら親が子どもに働き掛ける道具です。絵本を見ながら「クマさんいたね」など、子どもが夢中になるように、親が自然に話し掛けてしまう道具なんですね。でもスマホは子どもに与えたら、もう親は要りません。だから親は子どもの様子を見ないし、声も掛けません。道具に子どもが気を取られるので、その場をしのげるという原理は絵本もスマホも一緒ですが、親子の関わり方が全く違うのです。逆に言えば、絵本であっても子どもに渡すだけで親が何の働き掛けもしなければ、マナーを教えることになりません。スマホを使うなら子どもが達成感をもてるように!マナーを身に付けるためには、「走りたいけど我慢する」というように、欲求をコントロールする力が必要です。それには子どもが「我慢できた」と思える経験の積み重ねが欠かせません。スマホを使うしか手がないなら、渡しておしまいにするのではなく、画面を子どもと一緒に見て会話をすること、「静かにできてるね」と言葉を掛けることを忘れずに。ママが困っている子どものNGマナーお子さんと一緒に絵を見て、どの子がいけないことをしているか、なぜいけないのかを話し合ってみましょう。※2016年11月30日~2017年1月10日、Webアンケート、有効回答数1102店内を走る・人にぶつかる●広いお店に行くと楽しくなるようで、走り回ったり大声を出したり。注意すると大声で泣かれ、周囲から「怖いお母さんね」という目で見られる。[大阪府・年少ママ]商品をむやみに触る●スーパーでよその子が、品物をラップの上から指でムニュムニュ。見てしまったら、それは買う気がしません。[神奈川県・年中ママ]●回転寿司で子どもに取らせるのはいいけど、触ったものを戻させるのはよくないです。[福島県・年長ママ]静かにする場所なのに大きな声で話す●活発で元気な娘は、病院や図書館など静かにしてほしい場所でも大きな声で話します。「しーっ」と注意する回数を減らしたいです。[北海道・年長ママ]思ったことをすぐ口にする●知人に道で会い、あいさつを交わした別れ際に「あのおじさん、歯が黄色かったよ」と子どもが一言。声が聞こえたのではとハラハラしました。[愛知県・年少ママ]●電車内で「座りたい」「疲れた」と大きな声で言います。近くの人が席を譲ってくれると申し訳ない気持ちに。[福岡県・年中ママ]飲食店で自分が食べ終わると騒ぐ●個室の座敷から子どもが5人くらい出てきて、通路を走り回ったり、空いている個室でジャンプしたり。親は何を考えてるんだろう…。[埼玉県・年長ママ]よその家の冷蔵庫を勝手に開ける●家に遊びにきた子が、おなかがすくと勝手にうちの冷蔵庫を開けて食べ物を探すのに困っています。[千葉県・年長&小学生ママ]子どもの心に届くマナーの教え方大人でも新しいことを身に付けるのは簡単ではありません。子どもはなおさらです。高木さんに子どもが理解しやすいマナーの教え方を聞きました。【STEP1】クイズ形式で質問しながら教える親が「お店の中で走っちゃダメだよ。分かった?」と説明すると、子どもは「分かった」と答えますが、実は理解できていないことが多いもの。クイズのように質問すると、子どもは考えて答えるので記憶に残りやすくなります。これは園の先生がよくやっている方法です。【STEP2】「できる」と言わせる子どもに「できる」と答えさせることで「自分がやるんだ」という当事者意識をもたせます。ここがとても大切。もし、「できない」と言ったら、「どうすればできるかな?」と子どもと一緒に考えたり、「これならできるかな?」とハードルを下げたりしてみて。約束は一度に2つまで。【STEP3】マナーを思い出させる家を出るときと、店に入る直前や電車に乗る直前などマナーを実践する前の合計2回、思い出させてあげましょう。このときのママの口調は、厳しく問いただすような口調ではなく、明るく楽しく。これからワクワクすることを始めるような感じにすることが大切です。【STEP4】小まめに“手入れ”をする子どもが成功できるように言葉を掛けていくことを、私は“手入れ”と呼んでいます。1回目の手入れは店に入ったらすぐに。子どもはまだ何もしていませんが、「もうできてる!」と言っていい気分にさせます。そうやってノセながら、維持できる時間を長くしていきましょう。【STEP5】褒めて達成感をもたせる最後までマナーを守れたときはもちろん、途中で崩れてしまっても、それまでできたことを褒めましょう。まず、その場で褒め、家に帰ってからパパに報告しながら褒め、翌日に「昨日は偉かったね」と褒めると、達成感がより高まって、頑張った行動が強化されます。ケース別「こんなときママはどうすればいい?」■約束したマナーを守れなかったとき【NG】叱ったり、否定したりする例えば、レストランに行って子どもが先に食べ終わり、騒ぎ始めた場合。「約束したのに、どうして守れないの!」「もう二度と連れてこないからね!」と言いたくなりますが、その気持ちはぐっと抑えましょう。叱りモードでの対応は、マナーを身に付けるにはマイナス。子どもから「でもー」とか、「いいんだよ、騒いだって」という反応を引き出し、せっかく途中まで頑張ったことがゼロになり、次はまた一から始めることになります。もしドリンクバーなどがあれば一緒に行き、少し息抜きをさせるのも手ですが、この年頃は変化のない状態が10分続くと飽きます。子どもが食べ終わっているのに、大人がいつまでも食べたり、おしゃべりしたりするのは、今は無理と心得ましょう。■子どもの失礼発言が相手に聞こえたとき【OK】子どもに聞こえるように親が謝る「あの人ハゲてるね」など、失礼な発言が相手に聞こえてしまった場合。ママとしては会釈でおわびをして済ませたいところですが、できれば子どもに聞こえるように「失礼しました」と謝り、「あなたが言ったことは、親が謝るほどのことなんだ」と子どもに伝えたいですね。この失敗はマナーを教えるいいチャンスです。家に帰ったら、ぜひ子どもと話をしましょう。「◯◯ちゃんが変な顔って言われたらどんな気持ちがする?」「太ってるとか体のことを言うのは、いいことかな?」「すごく言いたいことがあったら、心に閉まっておいて、後でお話しするんだよ。言っちゃいけないことを(胸に手を当て)ここに閉まえる箱のある人が、お兄さん・お姉さんなんだよ」などと教えてください。■子どもが電車でぐずり、席を譲られたとき【OK】お礼を言って子どもには頑張らせる「電車の中では立っていようね」と約束していても、子どもがぐずりだすと、席を譲られる場合もありますね。子どもに約束は守らせたいけど、せっかくの厚意を断るのも心苦しい。難しい場面ですね。私だったら、「ありがとうございます。今日は『疲れたって言わない。座らない』って約束してきたので、練習させようと思います。あなたからもお礼を言いなさい」と言って頑張らせたいです。ただし、「この距離を立ちっ放しでいるのは無理」など親の〝見積もり〞は必要です。子どもが我慢できるのは10分程度。「頑張ってるね!」など小まめな〝手入れ〞や、小さな絵本やおもちゃを用意するなど親側の工夫も忘れずに!巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationKAWAZOE Mutsumi
2017年03月01日子どもと一緒に過ごしていると、“やってはいけないこと”を子どもにされて「こら!」と怒りたくなる場面にたくさん遭遇します。「しつけっていつから始めたらいいの?」「しつけは必要?」「どうしたら上手にしつけられるのだろう」といった子育て中の“しつけの悩み”はだれもが一度は抱えるものです。今回は、そんな“しつけ”に悩んだときに知っているとホッとできるポイントをまとめてご紹介します。「しつけ」と「怒る」はイコールではない…そもそも、しつけとは“仕付け”と書き「(「躾」とも書く)礼儀作法を身につけさせること。また、身についた礼儀作法。」(広辞苑第五版より)という意味をもつ言葉です。他にも「作りつけること」「縫い目を正しく整えるために仮にざっと縫いつけておくこと」などの意味ももっています。身が美しいという漢字から想像されるように、“キレイな所作を身につけさせる”こともしつけのひとつです。また、社会のなかで生きていくために必要なマナーや模範的な行動なども教えていくことも“しつけ”に含まれます。しつけは「いけないことをしたから怒る」のではなく、「正しいことを身につけさせる」ことだということを、まずは頭に入れておくようにしましょう。いつからしつけをスタートさせる?しつけの本来の意味を考えると0歳から始まっていると定義することもでき、また、厳密に「何歳から始めましょう」というものではありません。ただ、ひとつの目安としてのしつけのスタート時期としては、2歳を過ぎた頃からとされています。これは、しつけが「礼儀作法を身につけさせる」意味をもつことが関係しています。2歳頃には、それまでなんでも周りの大人にやってもらっていたことを「自分でやる!」と自己主張をはじめる子どもが多いようです。自我が芽生えはじめたこの頃に、正しいやり方やマナーを教えながら“自分でできるようになる=身につけさせる”のがしつけの本来の目的ではないでしょうか。そのための準備段階として、0歳のうちから周りの大人、特にもっとも身近な存在であるママやパパや見本となる姿を見せておくこともポイントとなります。また、赤ちゃんの頃に築いた信頼関係がその後のしつけや教育に影響します。それが、「しつけは0歳から始まっている」と言われることにつながっていくのです。現実的には、1歳を過ぎた頃から、交通ルールを守ることや人に危害を加えないなどの、自分や他人の身を守ることは教えていくのがいいでしょう。あくまで、叱る・怒るのではなく、“身につけられるように教えていく”姿勢で取り組めるように気をつけてみてください。しつけの上手なママ・パパになるしつけを上手に進めていきたいと思ったときに、「どう叱ればいいのか」という注意することに目が向けられがちですが、しつけは「ほめる」ことも大切です。しつけを進めるに当たって、できるだけ心がけておきたいポイントをまとめてみました。■ほめ方「◯◯ちゃん/くん、すごいね」「えらいね」と抽象的にほめるのではなく、「お着替えができたね」「上手にスプーンで食べられたね」とできたことを具体的に伝えるようにしましょう。できるだけほめる回数を多くしたほうが、しつけはスムーズに進みます。子どもの行動を見守ってあげるようにして、「できた!」という気持ちを尊重してあげられるような声掛けがおすすめです。なんでもかんでも「すごいね」「えらいね」「さすがだね」と言うのではなく、「◯◯ができた」「●●ができるようになったね」と行動を言葉にして表してあげるだけでも子どもは「ママ(パパ)は見てくれている」と安心することができます。しつけの中で“ほめる”目的は、子どもの自尊心を伸ばしてあげることにあります。「自分はできる」という気持ちを育てられるような言葉を選ぶようにしていきましょう。■叱り方まず叱るときには、端的に「何がいけないことなのか」を伝えるようにします。言葉を理解できるようになってきている年齢であれば、「なぜいけないのか」も一緒に伝えられるといいでしょう。このときに注意したいのが、“叱るのに長い時間をかけない”ことです。大人でもクドクドと何時間も叱られるのは嫌なものですが、子どもも同じで、時間が経てば経つほど「何を叱られているのか」わからなくなってしまいます。たとえば、食べ物を下にわざと落としたことを叱りたいのであれば「食べ物をわざと落とすのはいけない」ことと「下に落としたらもう食べられなくなる」「食事を作ってくれた人に失礼な行為である」など、やってはいけない理由を伝えたら、叱るのはそこで終了です。決して、「毎日毎日同じことで…」「何度言えばわかるの」「昨日もやった、あのときもやった」と過去を蒸し返して怒るようなことはせず、その場だけで終わらせるようにしましょう。年齢によってしつけの仕方は変える? 基本的なしつけのほめ方・叱り方のコツは、どの年齢でも同じですが、しつけの仕方やポイントはそのときどきによって変わります。ここでは、0歳児・1歳児・2歳児・3〜5歳児に分けてしつけの仕方のポイントをチェックしておきましょう。■0歳児0歳児の頃は、コミュニケーションのベースとなる“安心感”や“信頼感”が身につけられるようにすることが大切です。これらは、しつけの第一歩となる感情で、ママやパパなど身の回りの大人に安心感を抱き、信頼しているからこそ、言われたことを素直に聞けるようになっていきます。また、どんなに身につけさせたいと思っていても、ママやパパができていないことは子どもにも身につけさせることはできません。身につけてほしい礼儀作法は0歳児のうちからママやパパが気をつけて、見本となる姿を見せてあげるようにしましょう。■1歳児1歳児になると、危険なことや他人との関わりのなかで身につけておいてほしいことを教え始める時期になります。ただし、1歳半頃までは言葉をまだ理解しきれないため、怖い顔で叱られても、内容ではなくママやパパの怖い顔しか記憶に残らなくなってしまいます。いけないことを「いけない」と言葉で伝え始める時期ではありますが、「いけない」という言葉を理解する時期だとママやパパが認識しておくことが大切です。何度も同じ行動をとっても根気強く「ダメ」「いけない」と淡々と伝えるようにしていきましょう。■2歳児2歳になる頃には、言葉も理解できるようになり自我も芽生えはじめるため「自分でやりたい」と主張するようになり、しつけにとって絶好のタイミングが訪れます。身につけてほしいことを、どうやったら子どもが自然と自分からやってくれるようになるかを考えて、準備しておくと、ママやパパもイライラせずに対応ができるようになります。この頃にはどうサポートしたらいいかを考えるようにしましょう。また、叱ったり注意をしたりしても、自己主張が通らないことで駄々をこねるようになるのもこの時期の特徴です。常に一貫した対応で、「ダメなものはダメ」としながらも、“気持ちが落ち着くまで待ってあげる”“自分から気持ちを切り替えられるのを見守る”ように、できれば時間や気持ちの余裕をもって接してあげられるようにしていくのがおすすめです。■3〜5歳児言葉も理解でき、ある程度“いいこと・悪いこと”や“礼儀作法”が身についてきているはずの年齢でも、やはり“いけないこと”をすることはあります。「わかっているでしょ!」と怒鳴ったり、しつけと称して体罰を加えたりしてしまいそうになるのもこの時期が多いようです。怒鳴り声や体罰といえる行動は、子どもの心を傷つけてしまうだけでしつけにはなりません。危険な行為に対して、とっさに大きな声を出して注意を引きつけることで止めることが必要なケースもありますが、基本的には叱るときには淡々と何がいけなかったのかを端的に伝えるようにして感情的にならないようにすることが大切です。また、「もう大きいからできて当然」ではなく、ときどきほめてあげることも忘れないようにしましょう。3〜5歳児でも新しいことをどんどん吸収しています。新たにできるようになったことがあれば、しっかりほめてあげることは続けていくのがしつけのポイントです。しつけに悩んだときに知っておきたい5つのポイントしつけの上手な進め方や年齢ごとのポイントを押さえていても、しつけをするママやパパの悩みはつきないものです。しつけに悩んだときには、これからご紹介する5つのポイントを思い出して、原点に戻ってママやパパも気持ちをリセットしながら一歩ずつ進めていきましょう。■イライラしたときにはしつけは長い時間かけて進めていくものですが、0〜5歳頃はしつけなければならないことも多く、何度も同じことを繰り返される日々にイライラしがちです。ママやパパも人間なので、イライラはするものです。できればイライラしないように対策を講じておくことも大切ですが、イライラしているなと感じたときには、まず深呼吸をするようにしましょう。「あ〜もうっ!」とイライラしたときに、鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐き出す深呼吸法を取り入れてみましょう。深呼吸をすることで、大きな声で怒鳴りそうになっていた気持ちにストップがかかり、冷静に子どもが何をしようとしているのかが見えてくることがあります。「いけないことをしている」と思っていた姿が、実はお手伝いしようとしていて失敗しているだけだったかもしれません。また、1回の深呼吸だけではどうにもならないくらいイライラしていて、手をあげてしまいそうだと感じたときには、別室やトイレなど少し1人になれる場所に移動してゆっくり呼吸を繰り返し、気持ちが落ち着くのを待つのもひとつの手です。イライラをそのまま子どもにぶつけてしまうと、しばらくしてから後悔することも多く、嫌な気持ちになってしまいます。人間なのでイライラすること自体を止めるのは難しいですが、イライラしたときの対処法を心がけておくだけでも、後悔する機会はたいぶ減るはずです。■家の方針を固めておくしつけは、各家庭の方針によって内容が異なるものです。「よそはよそ、うちはうち」で問題ないですが、家庭のなかで方針がバラバラだと子どもも混乱してしまいます。まずは、ママとパパの間で家の方針としてルールや“やってはいけないライン”を決めて、どちらが対応しても同じになるようにしておきましょう。二世帯住宅などでおじいちゃんおばあちゃんが一緒に住んでいるときにも、できるだけ同じ方針でしつけられるようにするのがベストですが、なかなかうまくいかないときもあるかもしれません。そんなときには、ママとパパの見解は一致させておき、同じ家に住んでいても、おじいちゃんおばあちゃんとママ・パパの考えや価値観は違うことを伝えていきましょう。子ども心に時間をかけてその違いを理解するようになっていきますが、ママとパパの意見が違うと混乱し続けてしまうため、その点はしっかり一致させておくことが大切です。■「しつけ」は「怒る」ことではないしつけを怒ることと考えている方も多いですが、しつけは怒ることではありません。怒るというのは人のもつ感情のひとつです。しつけのうえでは怒るのではなく、何がいけなかったのかを理解させるることが大切です。それを理解させる上で、叱るという選択をする場合もあるかと思います。叱って伝えるためには家庭の方針を固めておいたり、どうしていけないのかを端的に伝えるために「なぜいけないのだろう」と考えていたりするなど事前の準備が重要です。ママやパパ自身がさまざまなマナーや行動をどう捉えていて、どうしていくのがいいと考えているのかを改めて振り返って考え、ひとつの方針を決めていく必要があります。自分自身やこれまで当たり前だと思ってやってきたことを今一度見つめ直すチャンスでもあるのです。自信をもってしつけをしていくポイントは、ここでどれだけ深く考え直すことができていたかにかかっています。その都度、迷ったときや悩んだときにママとパパとで話し合いながら進めていくようにしましょう。■ママやパパが素直になることも大切しつけをしている真っ最中には、ついつい叱り過ぎてしまったり、感情的に怒ってしまったりと、「失敗したな」とママやパパが感じることもたくさん起こります。そんなときには、素直に子どもに謝ることも大切です。ママやパパが素直に謝ったり、話し合いをしたりしている様子を見て子どもは成長していいます。「子どもに素直になってほしい」と思ったらまずは自分たちが素直になれているかを考えてみるようにしましょう。■つらくなったら写真を見返そう子どものしつけに悩んでいるときには、「どうしてこうなってしまったのだろう」「なんでわかってくれないのだろう」とその瞬間だけを切り取って思い詰めてしまいがちです。でも、少しずつでも確実に子どもは成長しているはずです。つらいなと感じたら、子どもの写真を見返してみましょう。おっぱいやミルクを飲んで寝ているか泣いているだけだった赤ちゃんが、歩くようになって、言葉を話すようになって、意思疎通ができるようになってきて…、とその成長ぶりが写真から見えてくるはずです。ちょっとやさしい気持ちになれたら、また明日から頑張る気力が湧いてくるようになりますよ。子どものしつけについては、先輩ママ・パパも、周りで同じように子育てをしているママ・パパたちも悩んできていることです。しつけに悩むということは、それだけ子どものことを真剣に考えてあげられている証拠でもあります。迷ったときには、家庭の方針を都度話し合いながら、自分たちなりの“しつけ”を固めて、一貫した対応を心がけることで、いつかフッと楽になれる時はきます。ポイントを押さえて、前向きに取り組んでいきましょう!
2017年03月01日あなたはお子さまのクセで気になっているものはありますか? そのまま大人になってしまうと、人前で恥ずかしい思いをするなら、今のうちになおしておきたいと思う人もいるでしょう。そこでパパとママにアンケートを実施しました。みんなどんな子どものクセが気になっているのでしょうか。Q.お子さまの気になるクセ、ある?1.ある 83.6%2.ない 11.5%3.わからない・どちらとも言えない 4.9%なんと83.6%の親が子どものクセを気にしているようです。人間誰でもクセの1つや2つはあるような気もしますが、具体的にはどのようなことが気になっているのでしょうか。■多いのは爪噛みと鼻ほじり圧倒的に多かったのが爪を噛むクセと鼻をほじるクセでした。小さいうちに強制的になおせば一瞬でやめさせることもできるようですが、年齢を重ねるごとにやめさせるのも大変になるようです。「長男は爪噛み、次男は指しゃぶり。防止用の苦い味のマニュキュアを塗ったら一瞬でやめました。試してみるのはいいと思います」(愛媛県 20代女性)「爪噛み。手が痛々しくてかわいそうなんですが、どうしても気になるらしい」(宮崎県 30代女性)「ボーッとしているときに爪を噛んでいることがあります。娘に言うと暇つぶしと答えます」(神奈川県 50代女性)「女の子なのにすぐ鼻をほじる」(千葉県 30代女性)■男子ならではの大事なところを触るクセ男の子に多かったのが大事なところを触ると言うもの。家の中だけならまだいいのですが、無意識に人前や外でもしてしまっているのではないかと心配になるママが多いようです。「小1です。男の子の大事なところを触る。無意識みたいで回数は減ってきたのですが、本当に困ります」(神奈川県 30代女性)「小3の長男はズボンや下着の上から大事なところを触って、気付くたびに注意してはやめの繰り返しです」(奈良県 30代女性)■自分で自覚しないとなおらないクセをやめさせるためにはどうしたらいいのでしょうか。人に迷惑をかけるようなものでないときには、自分で意識しないとやめられないと思うという親も。「ありますけど、私もあるので言える立場じゃない。差し支えないものは言わない。本人も気づいているし、自分が自覚しないとなおらない」(広島県 40代女性)Q.お子さまの気になるクセ、ある?アンケート回答数:4028件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年02月06日みなさんは「マザコン」と聞くと、どんな人を思い浮かべるでしょうか。母親の言いなりで口を開けば親の自慢、とにかく母親至上主義。そんな親離れできてない「男性」を思い浮かべるのでは?このような人はマザコン、いわゆるマザーコンプレックスを持っていると言えます。ただマザーコンプレックスは、母親あるいは母親的存在に対して強い執着と愛情を抱くことを指すため、実は男性に限った話ではないのです。◆マザコンは男性だけじゃない小さい子どもにとって母親とは、絶対的な存在です。子どもは母親に、何があっても自分の味方でいてくれるような「無償の愛情」と、自分が精神的または肉体的に傷つくことがないように、ただひたすら守ってくれる「一方的な保護」を期待するもの。しかし、精神的に大人になるにつれ、親もやれることやできることに限界がある一介の人間でしかない、という事実を理解します。そうして過剰な期待は徐々に低下し、同時に自分自身が大人にならなければいけない、との自覚が芽生えていくのです。このような過程を踏んで親から精神的に独立するのが、基本的な成長のありかたと言えるでしょう。けれども、中には途中で成長が止まってしまっている人もいます。環境や状況が成長を阻んでいる、本人が成長することを放棄している、など理由は様々です。いずれにしてもそういう人は、自分を無条件で愛し守ってくれる存在に固着したままなんですね。配偶者や恋人を「母親的なもの」と捉え、「親子のような関係」を反復することに執着し、深刻な依存の問題を生んでしまう。これが「マザコン」です。母親へ愛着を持つのは男性だけでなく女性も同様ですから、このような問題は男女問わず発生します。◆マザコンの根底にあるものマザコンの代名詞となったドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)の冬彦さんを覚えている方も多いでしょう。あのくらい見た目でわかりやすければよいのですが、普段、母親を非難し冷たい態度で接しているのに、実は根深いマザコンだった、など、実際にはマザコンであることがわかりづらいというケースもありますよね。また、普段の社会生活の中ではそんな依存性を見せないのに、いざ恋愛関係になった途端に精神的に退行してしまうことも。このように、マザコンは見た目や普段の言動で判断できるとは限りません。ただ、共通して言えるのは「完全なる甘え」を求めているという点です。他者は必ずしも、自分の期待に応えてくれるとは限りません。何かを求めてもそれが叶えられなかったり、拒絶されたり、それどころか批判されたりすることもあるでしょう。思い通りにならない現実に直面し、大概の人は「自分のために相手がいるわけじゃないんだ」と理解します。同時に、お互いに助け合い支え合いながら生きていく必要性を知るのです。でも、マザコンの人は「とにかく甘やかしてくれること」を望みます。何から何まで、無条件に肯定し、受け入れてくれるような存在。そんなエゴイスティックな理想像を押しつけようとするんですね。そこにあるのは、自分しか見ていない、ゆがんだ「自己愛」です。◆まとめマザコンとは何か、ご理解いただけましたでしょうか。マザコンの人は自分で解決すべき問題を相手に押しつけ、うまくいかないとすべての責任を相手に転嫁します。中には、なぜ期待通りにできないのかとののしったり、なぐったりといった攻撃をしてくることも。そんなふうにDV問題へと発展した事例は、過去にいくらでもあります。庇護してくれるだけの存在なんて、いません。人は相互に助け合いながら、信頼と絆を築いていくもの。それに気づくことができたとき、マザコンを卒業して一人の大人として歩き出すことができます。相手が他人とどう向き合おうとしているのか、関係を深めるときはそこを十分に知るよう心がけてくださいね。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年02月05日2歳に近づいてくるころからはじまる「アレやだ」「コレもいやだ」「やだ・やだ・やだ」のイヤイヤ期。第一次反抗期といわれることもある2歳児は“魔の2歳児”とも呼ばれています。まさにイヤイヤ期真っ盛りのお子さんをもつ方もこれから始まるイヤイヤ期にドキドキしている方も必見の、2歳児のイヤイヤ期を上手に乗り越えるためのコツを6つご紹介します。2歳児のイヤイヤ期とは? 子どもは、2歳前後から、「○○しようね」と促しても「イヤだ」と自己主張するようになってきます。それまでは、素直にママやパパなど周りの大人の言うことを聞いていたのに、反抗しているような様子を見せてくるのが、イヤイヤ期と呼ばれる状態です。▼なんでも自分でやりたがるまだうまく自分でできないことでも、自分でやりたがるようになります。たとえば、“靴下を履く”“お茶をコップに注ぐ”など、これまで大人がやってあげていたようなことを「自分でやる!」と主張しはじめるのはイヤイヤ期の大きな特徴です。主張はするものの、まだまだできないことも多いため、挑戦したもののうまくいかずにイライラして泣いたり、暴れたりします。それでも、自分でやらないと気が済まないのが2歳頃のイヤイヤ期なのです。▼まずイヤがるママやパパから何か提案されると、本当はやりたいことであったとしても、まずは「イヤ」と否定してしまうのもこの時期の特徴です。「お散歩に行こう」「ヤダ」、「ごはん食べようか」「イヤ」と何を聞いても、最初に返ってくる答えは「ヤダ」や「イヤ」なので、一緒にいて疲れてしまうというママやパパも多いのではないでしょうか。「イヤ」と言ったものの、本当はやりたかったことである可能性も高いため少し経ってから「やっぱり行く/やる」と言い出すこともしばしば起こります。そんなときにも「そういう時期だから仕方ない」と割り切った対処法にするようにしましょう。▼夜泣きをすることも授乳することもほとんどなくなり、離乳している子も多い2歳のイヤイヤ期に突然夜泣きがはじまることがあります。2歳過ぎからはじまる夜泣きは、怖い夢を見たり、昼間にあったことを思い出していたりすることが理由だと言われています。特にイヤイヤ期は、日中に「イヤイヤ!」と激しく興奮したことで、夜中にその気持ちを思い出して泣いてしまい、夜泣きしやすくなる時期です。ひどいときには、一度起こして「大丈夫だよ」と安心させてあげると収まることがあるため、試してみてくださいね。▼イヤイヤ期って結局どんなものなの? 早い子で1歳半頃からその兆候が見られるようになってくることがありますが、2歳を過ぎ2語文(2つの単語を組み合わせること)以上の長い文を話せるようになってくると、より主張する機会が増えてきます。それは、それまで「こうしたい」という自我がなかったり、自分の思いを言葉で表現したりできなかった状態から、「ぼく/わたしは、こうしたい」という思いが芽生え、言葉で言い表せられるようになってきた証拠でもあります。イヤイヤ期の様子を“魔の2歳児”と表現し、「言うことを聞かなくなる手のかかる時期」だとする見方も多くありますが、これは“自我の芽生え”という大事な成長過程のひとつです。「イヤイヤ」が出てきたら「自我が芽生えてきたな」「順調に成長している証だ」と考えて受け止めてあげましょう。イヤイヤ期はいつから始まっていつ終わるのかイヤイヤ期は「この日からはじまって、○週間で終わる」という決まった期間はありません。個人差も大きいため、同じ兄弟でもイヤイヤ期があっとう間に終わってしまう子もいれば、「まだ終わらないの」と長く感じてしまう子もいます。一般的に、自我が芽生え、言葉が出てくる2歳頃からはじまり、3〜4歳頃にかけて徐々に収まっていくといわれています。終わるタイミングも、ある日突然「イヤイヤ」と言わなくなるのではなく、徐々に自分でできることが増えていき、自分の思いとそのときしなければならないことの折り合いを心のなかでつけることができるようになっていくことで、少しずつ変化が現れるようになっていきます。「いつかはイヤイヤとの格闘も終わる」と気長に構えておくと、ママやパパの気持ちもラクになっていきます。それまでは、コツを押さえた対処法で乗り切るようにしましょう。2歳児のイヤイヤ期にしつけは必要? 「2歳児のイヤイヤ期でのしつけがその後にかかってくる」と言われることもありますが、2歳の自己主張をすべてわがままと捉えて叱ってしまうと、ママやパパも疲れてしまいます。家庭のルールを決め、主張している内容によって必要なときにはしつけをするスタイルを取れるように、まずはママとパパとで話し合っておくのがおすすめです。具体的には、「自分で何かしたい」という欲求から、大人がやってあげようとしたことを「自分でやる」と主張しているときにはできるだけ聞いてあげるようにしても、夜寝る時間になっても「○○したいから寝ない」という主張を通そうとするのは「いけない」こととして言い聞かせるようにするなどです。イヤイヤ期の自己主張は、成長の過程においては重要なポイントとなるものです。ただのわがままなのか、成長のために必要な自己主張なのかの判断は難しいところもありますが、「言うことを聞かせたいのは、ママやパパの思い通りにしたいからではないか」「家のルールに沿えていないことなのか」を常に意識しながら対応し、必要なときにしつけをするようにしていきましょう。2歳児のイヤイヤ期に上手に対応する6つのコツ2歳児のイヤイヤ期にも上手に対応するためのコツを押さえておくことで、ママやパパも笑顔で気持ちよく過ごすことができるようになっていきます。まずは、そのコツを知り対処法を変えてみるようにしましょう。1.時間に余裕をもつと心のゆとりが生まれる イヤイヤ期に、大人がイライラさせられてしまう原因のひとつが“時間”です。特に朝は、サッと準備をして家を出たいのに「靴下や靴を自分で履きたい!」と主張し、やってあげようとするとイヤイヤされてしまうと、待っている間中、大人はイライラしてしまいます。このイライラを解決するコツは大人が“時間に余裕をもつこと”です。家を出るには15分かかると見込んで計画を立てておけば、スムーズに準備ができて5分で出られたらラッキーと思えるようになります。さまざまな場面で想定の倍以上の時間がかかると予想し行動していると、大人がイライラしてしまう回数も減っていき、心のゆとりができるため笑顔で対応してあげることができます。イヤイヤ期には、とにかく時間に余裕をもてるようにすることを最優先にして考えておくのがおすすめです。2.“急がばまわれ”で気の済むまでまずやらせる 急いでいるときほど、「自分でやる!」と言われても「時間がないからママ/パパがやるね」と、自分でやらせずに手を出したくなってしまいます。自分でやりたいと思っているのに、手を出されると子どもは泣いて暴れることもありますよね。結局、やってあげることもできず時間だけがどんどん過ぎてしまったり、無理やりやってあげてしまったことでその後ずっと子どもが不機嫌になっていつもならできることもできなくなったりというパターンも多く見られます。急いでいるときに、「自分で」と主張されたら、まずは気の済むまでやらせてみましょう。まだ自分でうまくできないことであっても、まずはやりたいという気持ちを受け入れてやらせてあげ、途中で「手伝ってもいい?」と声をかけてから手をだすようにします。子どもが自分から「ママやパパにやってもらいたい」という気持ちになるよう、うまくできなくてイライラしてきそうなタイミングを見計らうのがコツです。 “急がば回れ”と心でつぶやきながら、まずは見守るようにしてみましょう。3.選択肢を提示して”選ばせる”「○○して」と声をかけると「イヤだ」という答えが返ってきてしまいます。そのため、何かをやらせたいときには、「自分でやるのと、ママ/パパがやってあげるの、どっちがいい?」と視点を“すべきこと”をするかしないか、ではなく“だれがやるのか”に変えた質問するようにしましょう。イヤイヤ期の子どもにとって大切なことは「自分で選んだ」という事実です。「○○しなさい」「ママ/パパがやってあげる」と伝えてしまうと、「イヤだ/いいよ」の2択から選ぶことになってしまい、多くの子どもは「イヤ」を選んでしまいます。ところが「自分でやるか、やってもらうか」の2択を提示されると、“自分でママやパパにやってもらうことを選んだ”ことに満足してくれるため、無理やりやってあげようとするよりも、スムーズに受け入れてくれることも多くなるのです。選択肢はどちらも“やってほしいこと”にするか、“自分でやるかやってもらうか”にしておくと失敗せずに促すことができます。4.イライラしたら深呼吸あれこれ対策をたてていても、イヤイヤ期にはどうしてもイライラしてしまうものです。特にひどいイヤイヤ状態に陥って、どこでも寝そべってイヤイヤしてしまうようなときには、イライラも増していきます。イヤイヤ期の子どもと接していて、イライラしてしまったときにはまず深呼吸をするようにしましょう。特に、鼻から息を吸い、口からゆっくり吐き出す深呼吸方法がおすすめです。子どもが危なくない状況であれば目を閉じて深呼吸するのも効果的です。5.多少泣かせてもひとりになって落ち着く時間をつくる家のなかでイヤイヤされてイライラして怒ってしまいそうになったときには、多少泣かせたままにしても、トイレや別の部屋に行って、ひとりになる時間をもちましょう。何十分も離れてしまうのは危険ですが、5分程度であれば安全性を確保している部屋に置いておいても大丈夫です。思わず手が出そうになってしまったときにも落ち着く時間をもつことは効果的です。息が詰まりそうだと感じたときには、別室でひとりになるようにしましょう。6.イヤイヤは大事な成長過程だと理解するイヤイヤ期は、心の成長にとってとても大事な成長過程のひとつです。自己主張をし、自分でやろうとする気持ちが育ってきた証拠でもあり、“自分の気持ちとすべきこととの折り合いをどうつけていくか”や“我慢を覚える”ということにもつながっていきます。イヤイヤ期真っ盛りには、とにかく早く終わってほしいと願うものですが、面倒な時期ではなく、子どもの成長を強く感じられる期間だと考えを変えて対応するようにしてみましょう。イヤイヤしている姿を見て、「自己主張できるようになってきたなんて順調に成長しているな」と思えるようになったら、ママやパパにとってもこの時期が楽しいものとなっていくはずですよ。イヤイヤ期にパパにしてほしいこと子どもと接している時間はママのほうが長いというケースも多く、イヤイヤ期に対応するのもママであることは多いものです。何もかもが一筋縄ではいかないイヤイヤ期には、ママもイライラしたり、フツウに過ごすだけでもぐったり疲れてしまったりします。そんなときに、パパにしてほしいことは「大変だということを理解する」「ママと話し合って家庭のルールを認識しておく」の2つです。まずは、どうしてママがそこまで疲れているのかイヤイヤ期の大変さを理解してあげましょう。子どもと一緒に過ごすことで大変さを知ることもできますが、まずはママの話を聞いてあげるのがおすすめです。日々どんな大変なことがあったのかを聞いておくことで、子どもの姿をイメージしやすくなります。話を聞くときにはアドバイスしようとするよりも、ただママの話を聞いてあげるようにすることもポイントです。また、ママを休ませてあげたいと子どもと一緒に過ごすときに、パパがママとは違った対応をしてしまうと子どもは「どちらが正しいのか」がわからず混乱してしまうことがあります。ママと話し合って家庭のルールを把握し、イヤイヤ期の接し方を身につけておきましょう。2歳児なのにイヤイヤ期がない!? 2歳を過ぎてしばらく経ってもイヤイヤ期が一向にやってこないように思える子もなかにはいます。「イヤイヤ期がなくていい子だな」と思っていたら自己主張がうまくできない子だったということもあるため、まったくないときには注意して見てあげることも必要です。しかし、なかには、ママやパパの自然な対応が子どもに合っていて、自己主張はしっかりしているものの、いわゆるイヤイヤ期と言われる状態になっていなかったり、それをイヤイヤ期だと認識していなかったりするケースも見られます。イヤイヤ期は、絶対あるものでも必ず大変になるものでもありません。「イヤイヤ期がないかも?」と思ったときには、「自分はこうしたい」「自分でやってみたい」という自我がしっかり芽生えているかを見てあげ、問題なく成長している様子が見られれば心配ありません。「ないと思っていたら突然はじまった」ということもあるので、「そのうちはじまるかもしれない」とおおらかな気持ちで構えておくことをおすすめします。イヤイヤ期の子どもと接していると、イライラしたり、つい叱りすぎてしまったりとママやパパも疲れてしまいがちです。今回ご紹介した6つのコツを押さえて上手に乗り越えて、家族みんな笑顔で過ごせるようにしていきましょう!<参考>『乳児保育の実践と子育て支援』榊原洋一・今井和子編著/ミネルヴァ書房/2007年4月20日初版第4刷発行
2017年02月01日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。通勤電車の中で、ささいなことにイラついて舌打ちをしている人に出くわしたとき。「それについては自分が悪かった。すまん」の一言で済む話なのに、小さなミスを部下のせいだと言わんばかりに悪あがきする社員の様子を会社で見てしまったとき。「自分の子どもにだけは、ああいう器の小さな人間に育ってほしくないな」と、思いますよね。都内でメンタルクリニックを開院する精神科医のT先生(50代・女性)は、『器が小さい人にならないためには器の大きい身近な人のマネをすることを、精神科医の立場からはおすすめしたい』と言います。わが子に“器の大きい人”に育ってほしいと願っているパパやママのみなさん、一緒に考えてみませんか。●まずはパパとママが器の大きな存在であることが大切“器の大きい人”というと私たちは、日本史上の人物なら坂本龍馬や伊達政宗、本田宗一郎などを、世界史上の人物ならリンカーンやエジソン、ヘレン・ケラーなどを一般的には思い起こすかもしれません。ただ、そのような歴史上の人物たちというのは、いくら書物や資料が残っているとはいえ、もう二度と直接目にしたり会話したりすることはできません。また、その人たちが本当に器が大きかったのかどうかを確認する方法もありません。だからこそT先生が言うように、“身近にいる器の大きい人物”のマネをすることが有効 なのです。T先生はさらにつづけます。『子どもにとっていちばん身近な人。それは、言うまでもなくパパとママです。パパとママが器の大きな存在であることこそが、子どもを器の大きい人間に育てるためのもっとも大切な条件であると言うことができるでしょう』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神科医)●器の大きなパパとママとはどんな人かでは、器の大きなパパとママとはどんなパパとママでしょうか。T先生によるとこうです。『器の大きいパパ・ママとは、一個人として自分の意見ははっきり言うけれど、それを子どもにけっして押しつけないパパ・ママのことです。血のつながった実の親かどうかなどということは関係なく、このような保護者のもとで育った子どもは器の大きな大人になります』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神科医)筆者なりに補足するのであれば、器の大きいパパとママには・やたらに怒らない・慌てふためかず、落ち着いている・誰とでも話ができ、誰のことも拒絶しない・他人を決して見下さないなどといった特性があると思います。そういった特性を持っている親に共通した“子どもに対する態度”が、「自分を持ちながら自分を押しつけない 」という姿に凝縮しているのではないでしょうか。●父親ではなく、器の大きな叔父のマネをした人の例おしまいに。この話の流れだと両親の器が小さいと器の大きな大人になることは絶望的と思われてしまうかもしれないので、必ずしもそうではないという実例をお話しして締めくくりたいと思います。筆者の中学・高校の同窓生に、有名な政治家の長男と次男がいました。長男は筆者の2年先輩、弟の方は筆者の2年後輩だったため、筆者は運のよいことに二人の実際のその人柄に触れることができたというわけです。その後長男は父親と同じく政治家になり、弟の方はタレントになったのですが、この兄弟、二人のことを知る者の10人中9人から「弟の方が器が大きい」と言われるのでした(お兄さまの方の器が小さいということではありません)。例に漏れず筆者もまたそう思うものですから、二人と共通の知人である先輩や後輩たちにいろいろ聞いてみると、弟の方はどうも政治家の父親ではなく戦後わが国の庶民から圧倒的な人気を博したスター俳優だった叔父さんの立ち振る舞いをマネして大きくなっていったようなのでした。このように、子どもが“器の大きな大人”に成長していく上でのロールモデル(あの人のようになりたいというモデルとなるような人物のこと)は必ずしも親でなくてもいい ようです。「ああいうふうに大きな人間になりたいなあ」と子どもが思い、無意識のうちにその姿をマネしたくなるような大人が身近にいさえすれば、器の大きな大人に育つことは十分可能なのかもしれません。----------いかがでしたでしょうか。みなさんのご家庭ではパパが“器の大きな人”のロールモデルとなるか、それともママがなるのか。はたまたパパでもママでもなく、豪快で優しいおじいちゃんなのか。考えてみると楽しくなってきませんか。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年01月31日今年こそは!来月こそは!もう少しリラックスをして自分のために過ごしたり、自分と向き合って過ごしてみたい!そう思うことありませんか?よく「メディテーションすると良い」と聞くけれど、実際どうすればいいのかわからない。そんな方に、「メディテーション」を成功させ、自分の思う通りの人生に向かえる方法をご紹介します。「メディテーション」って?毎日忙しいから、少しはリラックスして過ごしたいと思っている人は多いはず。もし自分のことを大切にし、自分のための時間を持つのなら、心の奥まで健康になる方法を試してみましょう。そのために役立つのが「メディテーション」。メディテーションは、宗教的な意味は全くなく、哲学的なことを考えたりなどの難しいことは何もありません。呼吸をしっかりとすることで、落ち着きを取り戻して、自分らしさを見つめなおすきっかけの時間を持つことです。特に、忙しく働く人が取り入れたい「静の時間」。この時間を持つだけで、毎日の時間の中に少しリラックスを見つけることができます。実践すると、健康でいれる「心」と「メンタル」が作れます。でも、なかなかメディテーションを始められないんですよね。いくつかの難しさを感じさせる事があります。日々の生活の問題は?まず1番の問題は、時間がないことでゆっくりと過ごすことができず、時間だけが過ぎて毎日同じことを繰り返し、変化のない日常 が続きます。自分は、人生において中心で主人公でないといけないのに、そうでないことが多いのです。今のあなたの生活の中心はなんですか?少し自分の人生について見直す必要があります。前を向いて歩いていくために自信を持って、いい気分で過ごしていくにはメディテーションが効きます。毎日の難題を乗り越えていくためには「冷静さ」が必要です。「マインドフルネス」と言う言葉を聞いたことがありますか?昔からある1つの気持ちをコントロールする方法ですが、自分の状況に目を向けて現実を受け止めることを目的とし、「考え過ぎをなくし、考えないように努力する」という方法です。頭の中で考える事は、体が健康かどうかで左右されます。「メディテーション」で得たいことメディテーションは、丁寧に落ち着いて周りを見渡し、感覚、気づき、感情、知識を感じながら状況を受け止めることを目的とします。スポーツをすると気分が良くなると言われていますよね。これも正しい方法です。でも疲れている体にスポーツをするなんて鞭を打つようなものですよね。そんな苦労しなくても大丈夫!メディテーションは休息をとりながらできる方法です。ただ1つだけしないといけない事は「注意深さ」を持つこと。「メディテーション」で必要な事は?時間を確保し、何が起こったのか、または何が起こっているのかを考えること。毎日ゆっくりと座って自分の心の声を聞いて、観察することを「1日10分」行ってみましょう。考える事は1日の出来事など、毎日の行動を振り返り、自分の気持ちを考え直して行きます。「疲れ」というものを取り払い、毎日を注意深く繰り返していくことで「メディテーション」の時間が有意義なものになっていきます。少しずつ体も頭の中も整理できてきて、落ち着きと晴れ晴れとした感覚を感じるようになります。とは言ってもメディテーションをし始める時は難しいので、よくある障害を見てみましょう。何も得ない気がするし、何も改善しない…メディテーションは、リラックスや落ち着きを目的とすることがよくありますが、本当の意味は、「Bhàvana」とヴェーダ語で書き「教育、しつけ」という意味があります。メディテーションをしながら、メンタルのしつけや教育をし、それを自覚することが目的とされています。毎日考えることがたくさんあって、仕事の判断、人間関係の中で判断しないといけないことなどがあまりにもたくさんあることで、解決していくことを急いだりしてしまう中で、慌てて答えを出してしまったり、まるで考え事が自分よりも先に走っていって、自分が後から追いかけていくようなことはありませんか?今まで過ごしてきた時間は今持っている覚えてきた知識や心の動きを反映させたものです。一見、メディテーションをするだけでは何も手に入らないように思えますが、そんな事はありません。振り回されている自分にしっかり向き合っているのです。「メディテーション」をしている間、身体または心が違和感を感じる?確かに元は少し緊張してしまったり、飽き飽きしてしまったり、体のどこかが気になったり(かゆくなったり痛みを感じたり)このようなことで気持ちを邪魔してしまいます。実際に、お寺で座禅の体験などをすると、棒を持ったお坊さんが目の前を歩きます。気になって集中できないこともあります。そのたびに集中が途切れてしまうことも自然なことです。でも、少しずつ慣れてくるので大丈夫です。まずはじめの段階で、メディテーションをしたことで落ち着いた感覚を得る事が大切です。リラックスできない。集中できない。1日中忙しく過ごしていると頭も心も疲れています。メディテーションをしていても落ち着けない。なんだかせっかく努力してダイエットしているのに痩せないみたいで嫌になりますよね。ゆっくりと呼吸して自分に問いかけることから始めてみよう。「体で痛いところはない?」「今日はどんな気分だった?」「あの時どんなことを考えた?」「明日はどんな1日にしたい?」
2017年01月30日「電話のジェスチャーの仕方がダサかったから」「映画を観ているときに3回もトイレに行ったから」「カレーにラッキョを5つも乗せていたから・・・」そんな些細なことで、大好きな彼に対しての燃えるような愛情が一気に冷めてしまう、短恋女子。好きになったら一直線なのに、長くは続かずどの交際も3カ月にも満たないなんてことはありませんか?ここでは、短恋女子の特徴について聞いてみました。■■出会ってから付き合うまでの展開が早い「モテるから彼氏もすぐにできるけど、どの人とも1カ月以上続いているのを見たことがない友達。いつも、“一目惚れした”とか“ナンパされた人とデート”とかで盛り上がって、付き合うまでのペースがすごく早い。出会ってすぐに相手を意識して、1~2回のデートで付き合うから、相手のことをあまり知らない状態なんだと思う」(20代/学生)出会ってすぐに恋愛モードになったり、身体の関係を持つのが早かったりする人は、恋も冷めやすくなりがち。「異性」としての魅力だけで付き合ってしまうため、その後になってようやく見えてきた人間性の部分で「合わない」となって別れてしまうのです。まずは相手を異性としての前にひとりの人間として接し、時間をかけてお互いを知っていこうとするスタンスが重要。■■恋愛をしている自分が好き「恋愛が大好きで彼氏は途切れないけど、3カ月もしない間にすぐに別れてしまう友人。彼女は、相手のことが好きというより、恋愛のドキドキ感を楽しんでいる様子。恋に恋しているってこういうことをいうんだと思った」(20代/IT)相手のことを好きというよりは、恋愛をするなかでのドキドキ感やときめき感が好きという女性も、熱しやすく冷めやすい傾向があります。恋に恋するタイプなので、相手との関係性が築けてきて落ち着いてくると、物足りなくなります。そんなときに他の男性がときめかせてくれたら、すぐに心移りしてしまうことも。ドキドキはしなくても、安心感と信頼のある関係には、まだ感じたことのない心地よさがあるはず。ドキドキだけに固執しないように。■■彼に理想を押しつけている「理想が高い友達は付き合ってもすぐに別れている。それも、“寝ぐせがついてた”とか“上と下のコーデが合ってなかった”とか、些細なことですぐに冷めちゃうらしい。いつもイケメンと付き合っているし、彼氏へのハードルが高いんじゃないかと・・・」(20代/広告)男性に対しての期待が大きすぎる女性も、熱しやすく冷めやすい傾向があります。特にイケメン好きの女性に多く、顔の好みで選ぶので少しでもイケメンでないと感じた瞬間に萎えてしまうことも。「靴下に穴があいていた」「靴紐がほどけていた」という小さなことでも「理想と違う」と感じ、恋心がしぼんでしまうのです。この手の女性は、総じて自身に自信がないことが多く、それを補うために相手に理想を押しつけてしまっていることも。まずは自分に自信を持ちましょう。そして、理想はあくまで理想。「理想と近いから付き合う」のではなく「彼自身が好きだから付き合う」ようにしましょう。■■人に気を使いすぎる「相手に合わせることが上手な友達。男性からもモテているけど、付き合ったら温度差を感じるらしく“こんなはずじゃなかった”と言って別れている。無理をするのに疲れちゃうみたい」(20代/コンサル)相手の望むように会話したり行動する人はモテますが、付き合ってから疲弊していきます。乗り気じゃないこともノリノリで相手に合わせたり、趣味でないことも興味があるスタンスで聞くので、相手から気に入られることも多く「運命の相手だ」と盛り上がりやすいですが、付き合ってからもずっと無理をし続けるのはできませんよね。付き合う前からある程度素で接するようにしましょう。モテテクもほどほどに、です。■おわりに熱しやすく冷めやすい人は、恋愛や異性に必要以上に期待を押しつけています。恋愛は自分ひとりではなく、相手との関係性で成り立つもの。自分の思いこみで進めるのではなく、相手と理解し合いながら絆を築いていきましょう。(小林リズム/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年01月19日子どもが学校・社会へ出て行くと、そこではいろいろなマナーが問われます。そして、その基本は家庭で身につくもの。家庭での習慣やパパ・ママのマナーに対する意識は、子どものマナーに大きな影響を与えます。そこで今回は、子どものマナーを育むために家庭で実践したい基本のトレーニングをご紹介。基本中の基本だからこそ、大人も案外忘れがちなので、再確認しておきましょう。■家庭に取り入れたい基本のマナートレーニング今回紹介する基本のマナートレーニングは、次の5つです。1. 基本の「挨拶」を徹底2. 名前を呼ばれたら「はい」3. 脱いだ靴をそろえる4. 食事は「背筋」を伸ばして5. 「次に使う人」のことを考えるどれも本当に基本的なマナーですが、実践できていない大人も多いのではないでしょうか?子どもは小さなうちから大人の行動・振る舞いを一生懸命見て、そこからたくさんのことを学びます。そのため、まずはパパ・ママが「今」実践することが大切。その上で、子どもにもきちんと教えてあげましょう。■その1: 基本の「挨拶」を徹底「おはよう」「おやすみ」や「いただきます」「ごちそうさま」のような、基本の挨拶を徹底することがマナートレーニングの第一歩。ほかにも、「ありがとう」「ごめんなさい」「いってらっしゃい」「いってきます」など、毎日いろいろな基本の挨拶を交わす場面があります。その都度怠ることなく、きちんとお互いの顔を見て挨拶をするよう心がけましょう。最初はできない子もいると思いますので、まずはパパ・ママが毎日お手本を見せてあげることが大切です。■その2: 名前を呼ばれたら「はい」以前、あるマナー講師の方とお話する機会がありました。そのとき、とても印象的だったのが「『はい』という返事が、とっさに出ない学生・社会人がとても多い」という言葉です。名前を呼ばれたら「はい」と返事をする。マナーとしてはもちろん、コミュニケーションの面でも基本中の基本です。返事の習慣がきちんと身についていれば、子どもが外の社会へ出たときに、大いに役立ちます。名前を呼ばれたら『はい』と返事をする。これを徹底し、子どもが小さいうちから家庭での習慣にしておきましょう。親子間だけではなく、パパ・ママ間や家族以外の人と接するときも徹底すると、自然と子どもも真似してくれるはずです。■その3: 脱いだ靴をそろえる玄関で靴を脱いだら、向きを直してそろえるのがマナー。外出先だけではなく自宅でもこれを徹底し、子どもが小さいうちから、その一連の動作を見せておきましょう。ポイントは家の中にお尻を向けて靴を脱がないこと。爪先を家の中に向けて靴を脱ぎ、玄関をあがってから振り返って脱いだ靴をそろえます。■その4: 食事は背筋を伸ばして子どもには正しい食事マナーを身に着けてほしいもの。そのためには、パパ・ママが良きお手本にならなくてはいけません。新聞を読みながら、スマホを見ながら…というのは、やはり子どもには見せたくない姿。いくら時間がなくても、「子どもに見られている」と意識して、美しい食べ方を心がけましょう。食事マナーで特に注意したいのは「姿勢」です。食事の際は、同席者と会話を楽しむこともマナーのひとつ。そのためには、背筋を伸ばして顔を上げることが必要なのです。姿勢を正して顔を見合わせながら食事をすると、食卓の雰囲気もより明るくなります。子どもに食事マナーを教えるときは、まず家族みんなの姿勢に気をつけてみましょう。■その5: 次に使う人のことを考える日本の公衆トイレはキレイだと、外国人観光客などに評判が良いようです。丁寧な清掃はもちろん、利用者がキレイに使うよう心がけていることも、その理由のひとつではないかと思います。次に利用する人のことを考えてキレイに使い、後始末をきちんとしておく。これも、大切なマナーです。たとえば、顔を洗ったあとに洗面台に水滴がとんでいれば拭き取る、トイレの紙が少なければ補充しておく、テレビのリモコンを定位置に戻しておくなど…。主に家事をこなしている人がやれば良いのでは? と思うかもしれませんが、これらは「自分がしたことの後始末」。家庭でも、「次に使う人」のことを考えた行動を心がけましょう。パパ・ママのそんな行動を見ているうちに、子どもにもきっと「後始末」と「次に使う人のことを考える習慣」が身につくはずです。子どもに基本的なマナーを教えるのに、早すぎるということはありません。まだ子どもが理解できない年齢でも、パパ・ママがその姿を見せることには大きな意味があります。幼いころから家庭で身につけてきたマナーは、子どもにとっての大きな財産となるでしょう。
2017年01月18日ゲーム機だけでなく、今ではスマホやタブレットなどでもできるゲーム。一度はじめるとハマってしまってやめられないなど、その悪い影響が気になる親もたくさんいるようです。ゲームはやはり子どもに良くないのでしょうか? パパとママに調査をしてみました。ゲーム機だけでなく、今ではスマホやタブレットなどでもできるゲーム。一度はじめるとハマってしまってやめられないなど、その悪い影響が気になる親もたくさんいるようです。ゲームはやはり子どもに良くないのでしょうか? パパとママに調査をしてみました。 Q.ゲームが子どもに与える「悪い」影響は?1.ある 80.6%2.ない 3.0%3.わからない・その他 16.4%80%以上の人がゲームが子どもに悪い影響を与えると考えているようです。とは言え、今の世の中子どもとゲームは切っても切れない関係になりつつあります。親が抱える悩みとはどんなものなのでしょうか。■やめられなくなるほどの中毒性が危険ゲームのいちばんの問題点は時間を決めても守れなくなるほどの中毒性。ゲームを取り上げればキレられ、さらに視力が悪くなるなどの問題もあるようです。貴重な成長期の時間をゲームばかりに費やすのはムダと考える親も。「挙げたらキリがない。一番は限度がなくなること」(広島県 40代女性)「会話がなくなる。キレやすくなる。隠れてやろうとする。視力が落ちた」(神奈川県 50代女性)「時間を決めても理由をつけては時間をのばし、取り上げると怒り出す。友だちとの遊びと言ってもゲーム。外でお友だちと体を動かして鍛えてほしいのに」(宮崎県 30代女性)■ゲームではなく与える親が悪い親が子どもの行動の管理ができないことやしつけができないことを、全てゲームのせいにするのもよくないという意見もありました。悪いのはゲーム自体ではないのかもしれません。「悪い影響を語るくせに子どもに与えている親が問題。ゲームに熱中して入れば、親はスマホしたり好きなことできますものね」(神奈川県 40代女性)「依存はゲームじゃなくてもなる。刺激が強い作品もそこら中にある。そこを調整や我慢させるのは親のしつけ次第。ゲームのせいではない」(北海道 30代女性)「ゲームは悪くない、悪い影響も与えていない。ゲームを子どもに与えて毅然とした態度をとっていない親が悪い、そんな親が悪い影響を与えている」(神奈川県 40代女性)「親の管理がきちんとできていなければ、全て悪影響だと思う」(神奈川県 40代女性)■子どもの夢はゲームクリエイター子どもの夢であるゲームクリエイターを応援しているという人も。ゲームを介して社会性を学べるという一面もあるようです。もちろんゲームだけでは足りないこともあるのかもしれませんが、付き合い方によっては良い面もあるのかもしれませんね。「昔からずっと言われ続けているけど、ゲームばかり悪者扱いするのもどうなんだろう。我が家では本人の夢・ゲームクリエイターを本気で応援しているので、あえてやらせている。ゲームを通じてさまざまな年代の人たちと交流することで、いつの間にか礼儀やら社会性やら常識を学んでいます」(東京都 40代女性)Q.ゲームが子どもに与える「悪い」影響は?アンケート回答数:3822件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月13日