高齢者の顔にあるシミのようなイボ。鏡を見ると、自分の顔にも同じようなものがポツポツとできていたという人もいるのでは? 今回は加齢とともに出現する「老人性イボ」について、専門医である泌尿器科および皮膚科を併設して皮膚トラブルにも詳しい窪田徹矢先生にお伺いしました。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。老人性イボって何?加齢によって増える良性腫瘍老人性イボは脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも呼ばれているイボの1種。良性の腫瘍であり、基本的に悪性になることはありません。手のひらと足の裏以外の全身にできるイボで、特に顔や頭に多く見られます。イボの色はさまざまで、皮膚と同じような色のものから黒っぽい茶色のものまであります。大きさや盛り上がりの程度もまばらで、表面はざらついています。「イボの色が違うのは色素沈着の量です。人の肌の色と一緒で、個々で色は違って黒っぽくなる人もいれば白っぽくなる人もいます。基本的には良性の腫瘍なので、イボの色によって状態が良い悪いということはありません」(窪田先生)老人性イボの原因は?加齢以外にも要因はある老人性イボができる原因は・加齢・紫外線・遺伝の3つといわれています。「老人性イボは顔や頭にできることが多いです。新陳代謝の問題などもありますが、顔や頭は日光が当たる場所なので、紫外線が大きく影響しています。腕も紫外線を浴びる場所なので、老人性イボができたりします。もちろん、遺伝的にイボができやすいという人もいます。ただ、こういう体質の人はイボができやすい! というのはなく、誰しもが老人性イボができる可能性があります。簡単に言えばシミなどと同じ感じです。加齢とともに出てくるし、紫外線などの影響もあるということです。30〜40歳くらいになると出現し始めますが、80歳以上になるとほぼ全員にイボができます。ほくろやシミと違う点は、見た目。隆起してゴツゴツしていれば老人性イボの可能性が高いですが、違う場合もあるので病院で診てもらうのが1番良いですね」(窪田先生)老人性イボの予防法はあるの?日ごろからのスキンケアが大切「傷からウイルスが入ってイボができるということもあります。ニキビ跡やひげ剃り跡などの小さい傷、手荒れなども含まれますが、そういう傷が原因でイボができたりします。そのため傷のケアは大切です。こまめなスキンケアも大切です。清潔にして保湿する、ということが肝です。その他にも皮膚トラブルを防止するヨクイニンを摂取したり、帽子を被ったりして紫外線対策をすることも老人性イボの予防になります。イボができると気になって触ってしまう方もいると思うのですが、それも良くないことです」(窪田先生)病院でヨクイニンを処方してもらうことはできますか?「イボの治療として、ヨクイニンの漢方を処方したりすることはあります。そういう飲み薬を飲んでもイボが全部なくなるということはありませんので、これ以上増えるのを抑えるといった感じですかね。ヨクイニンの漢方の処方は、患者さんと話をして必要だと判断すれば処方しています。現在ヨクイニンは市販薬として販売されていますが、医師に相談して処方してもらうのが1番良いでしょう。基本的には手術して切除するか、液体窒素や炭酸ガスレーザーで焼き切るかしないとイボを消すことはできません。老人性イボは良性なので、見た目で気にならなければそういった治療は必要はないと思います。ヨクイニンは薬局で売っていたりしますが、イボをちゃんと根元から取れるような市販薬はありません」(窪田先生)まとめ老人性イボの予防には、日ごろから肌をしっかりとケアすることが大切だそう。顔を洗うときはしっかりと洗って、清潔なタオルで拭いてから保湿するなど、できることからイボの予防をしていきたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/ウーマンカレンダー著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2024年02月23日私は30代の後半からシミができ始め、ファンデーションを厚く塗ったりコンシーラーで必死に隠したりしていました。しかし、なかなか隠せなくて嫌になり、クリニックでシミの治療をしようと決意。すると、なんとクリニックで「シミではなくイボ」という事実が判明したのです。今回は私が体験したイボの治療をご紹介します。何をしても顔のシミがなくならない!30代後半ころから顔にシミができ始めました。化粧で隠せるくらいのシミだったのでそんなに気にしていませんでしたが、40代になってからシミが濃くなり、鏡で自分の顔を見るのが嫌になっていきました。次第にファンデーションを厚く塗ったり、コンシーラーを付けたりしても完全にシミが隠せなくなっていったのです。化粧をしながらシミを見つめている時間が増え、「どうしてこのシミは隠せないの?」と思う日が続きました。そばかすのような小さなシミはファンデーションできれいに隠せるのに、直径1cmくらいのシミだけは隠せませんでした。隠せないならシミをなんとかするしかないと思い、シミに効果があると言われている美容液やクリームを試してみることに。美容液やクリームの値段は高いものが多いけれど、シミを薄くしたい一心で使い続けました。しかし、半年たってもシミの濃さは変わらず、落ち込む日々。年齢的にシミは仕方がないのだろうか……と諦めモードになりつつありました。シミではなくイボだった!?シミを気にしながらも毎日の家事や仕事、子どもの世話に追われていると、あるとき職場の1人から「ちょっと、シミ目立つよ」と言われました。その人とは仲良くしていたため、言いたいことはなんでも言い合える仲でしたが、気にしていたシミを指摘され、心に大きなダメージが……。このシミは自分の力ではどうすることもできないのに、これ以上何をしたらいいのだろうと悩みました。そしてある日、家でくつろぎながら雑誌を見ていたら、「シミにはレーザー治療」という文字が目に入ってきました。レーザー治療は知っていましたが、値段も高く、シミの治療でクリニックに行くことが恥ずかしく思えて敬遠していたのです。けれど、ずっと悩んでいるくらいなら一度行ってみようと決心し、ネットの口コミで評判の良いクリニックへ行ってみることにしました。クリニックに着いて、緊張しながらもシミの治療がしたいことを伝えました。呼ばれて診察室に入り、先生がルーペのようなものでシミを診ると「これはシミじゃなくてイボだね」と言うではありませんか。驚いて「えっ! イボ?」と思わず聞き返してしまったくらいです。説明を受けて「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」というイボだとわかり、このクリニックでの治療方法は凍結治療だと言われました。イボの治療には保険が適応されることもわかったので、凍結治療をお願いすることにしました。-196度の液体窒素でイボを凍結治療イボを取るためにおこなう凍結治療とは、細い綿棒のようなものを使って-196度の液体窒素でピンポイントでイボを凍結させる方法です。凍結した部分にかさぶたができ、それが自然に剥がれたらイボがなくなっているとのこと。1回の治療では取り切れないかもしれないので、その場合は2回3回と凍結治療をするかもしれないと説明を受けました。-196度の液体窒素で凍結させるときは火傷をするような感覚で、痛いと言えば痛いけれど、治療を受けながら先生と会話ができるくらい軽い痛みでした。直径1cmほどのイボを凍結するのに3分もかからず、あっという間に終わりました。治療当日からお風呂も入れるし、化粧もできる。気を付けることは日焼けをしないようにすることと、かさぶたをむりやり取らないこと。私は日焼けをしないように日焼け止めをしっかり塗り、治療した部分に絆創膏を貼りました。そして、色素沈着を防ぐためにビタミン剤を処方されたので、毎食後それを飲むことになりました。イボの治療をして顔が明るくなった!治療して4日ほどたつとかさぶたができ、さらに4日ほどしたらかさぶたが取れました。すると、ピンク色の肌が現れて一気に顔の色がワントーン明るくなった感じがしたのです。とにかく日焼けをしないように気を付け、治療の痕を保護していた絆創膏はかさぶたが取れてからも1週間ほど貼り続け、今ではピンク色だった肌も元の肌の色になりました。治療から1カ月以上たってもう1度クリニックで診察を受けましたが、1回の治療できれいになったので治療は終了です。治療したことで気持ちが軽くなり、表情も肌の色も明るくなったように思います。化粧をするとき、ファンデーションやコンシーラーを厚く塗る必要がなくなり、とてもラクになりました。朝の忙しい時間の短縮につながったこと、スッピンに自信を持てたことがうれしいです。思い切ってクリニックで診察を受けて本当によかったです。まとめイボは膨らんでいるイメージでしたが、私にできたイボは平らだったので、シミだと信じて疑わずにいました。クリニックで診察を受け、イボだとわかったときは驚きましたが、正しく治療ができ、きれいに取ることができてホッとしています。コンシーラーでも隠し切れなかったのは、シミではなくイボだったからかもしれません。治療したことで見た目も気持ちも若返って、毎日鏡を見る楽しみが増えました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。著者/さちこ(43歳)夫、小5の双子の男の子、小2の男の子の5人家族。まだまだ手のかかる子どもに振り回されている。仕事と家事、子育てに毎日追われ疲れ気味だが、2匹の猫に癒されながらなんとか笑顔を忘れず過ごせている。
2024年01月18日若いころから自慢だったデコルテ。それなりにお手入れをしてきたはずなのに、45歳ごろ気付けば小さな首イボが出現していました。慌てて病院へかかると、加齢性のイボだと言われてダブルのショック。治療には時間もお金もかかると言われたため、病院治療は諦めて自身でおこなったセルフケアについてお話しします。首に感じる痛みの原因は首イボだった若いころからよく褒められたデコルテライン。鎖骨が見えるデザインの洋服を好んで着ていたため、1年中日焼け止めを塗り朝晩のお手入れは、顔同様に化粧品や美容液でおこなっていました。ところが40代半ばに差し掛かったころ、時々首に痛みを感じるようになりました。何かに引っかかっているかのような痛みに異変を感じ、鏡でよく見てみると極々小さい首イボができていたのです。その首イボが洋服の繊維に引っ掛かり、痛みを感じていたというわけです。仕事帰りに皮膚科を受診すると「スキンタッグ」と呼ばれるイボだと言われ、主に加齢が原因のことが多いとのこと。たしかに母も私もイボができやすい体質ではあり、これまでにも治療をおこなったことがあったので、想像もしていなかったというわけではありません。ですが、40代半ばで加齢が原因と言われると、イボ以上になんだかショックでした。皮膚科の先生からは非常に小さなイボだけど、一つひとつ治療するとなるとそれなりにお金も時間もかかると言われ、当時、大学進学を控えた息子を抱えている私には金銭的にも時間的にもそんな余裕はなく、おうちでできるセルフケアを頑張るしかなかったのです。首イボ対策第1弾「ピーリングジェル」母と私は体質が似ていて、かかる病気も似ています。30歳以上離れている母親と同じ悩みだなんて情けないのですが、顔にできたイボがかゆいと言っていた母に相談してみることに。母は元看護師で、70歳過ぎまで現役で働いていたので知識があるものと期待していましたが、口から出るのはテレビショッピングの商品ばかり。家で1日中テレビがついている状況なので仕方ないとはいえ、自分の首のためなので、自分でネットで情報を探してみることにしました。加齢により厚くなった角質を、ピーリングで除去することによりイボがケアできるのでは? と考えた私はピーリングジェルを試してみることにしました。杏エキスの入ったジェルをお風呂に入る前に塗り込み、軽くこするとポロポロと角質も落としてくれるという触れ込みの商品です。私はもともと皮膚が強いわけではないので、皮膚が薄い首は頻繁にピーリングをやると逆効果になると思い、1週間から10日に一度くらい取り入れてみました。使用し始めて1カ月が過ぎたころから少しずつ効果が見えてくるように。すべてのイボが消えた! というほどではないものの首のザラザラ感が消え、時々おこなうピーリングで古い角質が取れ、首だけでなく同時におこなっていた肘や膝もツルツルになりました。首イボ対策第2弾「ハトムギサプリ」続けて取り入れたのがハトムギエキス入りサプリです。ハトムギはイボに効くという話を聞いたことがあったからです。たくさんの口コミを見て試しに購入したのですが、正直思った以上に私には効果がありました。毎日1粒ずつ飲んで、1週間を経過するころには効果を実感。といってもイボが消えた! とかではありません。イボができると肌にかゆみも出たりして、寝ているうちにかいてしまって出血していた! なんてことが今までよくありました。特に夏、汗をかく季節になるとかゆみが強くなる気がするのです。そんなかゆみがまず治まり、イボ自体も小さくなりました。母からも「ひどかった首がずいぶんきれいになったね」とやさしいのかやさしくないのかわからない言葉をもらったくらい、自他共に効果を感じたサプリでした。ただ完治したとかではなく、ひどいものはつまめるくらいだったイボが小さくなり、衣類に引っ掛かることもなくなったという程度です。それでも一時は首を見られるのが嫌で、首が隠れるようなデザインの洋服ばかり着ていたのがうそのように、デザインを気にせず洋服選びができるようになりました。まとめ52歳になった今も続けているのはサプリのみです。この7年間の間になんと30回も購入していました。それは効果をある程度実感できたからだと思います。ピーリングは肌が薄い私には少し負担が大きいかも? と思い、今は使用していません。現在も薄いシミのような平面のイボはあるものの、多くを望み過ぎず、せめて現状より悪くならないようにサプリを飲んでいるといったところ。それ以外にも紫外線対策をおこなったり、寝る前は顔同様のケアをしたりと多方面で努力を重ねています。この先さらに年齢を重ねて、美容・健康面の両方で気になる箇所は増えていくでしょう。経済的にも時間的にも自分の身の丈にあったケアを続けていけたらいいなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/マメ美著者/sara(52歳)22歳で出産後、27歳で離婚。以降一人で仕事と子育てを両立してきたシングルマザー。ようやく子どもも就職し、安心した矢先に大病を患い現在経過観察中の身。忙しい仕事や家事、親の介護など日々のストレス発散は、大好きなお酒とKPOP。そんな趣味を、いつまでも楽しめるよう健康管理に努めている。
2024年01月18日ある日、足の裏に小さなイボを発見した夫。以前、民間療法を試してイボが改善した話を聞いたことがあり、自分のイボも治せると自信満々。そんな夫にまさかの結末が訪れました……。足の裏に小さなイボを発見した夫ある日、自分の足の裏に小さなブツブツを見つけた夫。少しザラッとした感触……これはもしかして、子どもの指にできていたイボと同じなのでは? と思ったそうです。うちの夫は、靴下の感覚がどうも苦手なのか、解放感が欲しいのか、どんなに寒くても家の中では靴下をはきません。そのため、子どものイボがうつったのでしょう。さかのぼること3カ月ほど前、6歳の長男の手指にイボができていたのを発見しました。初めてのイボなのでどうしていいかわからず、すぐに皮膚科を受診。先生は「ウイルス性のイボですね。バリアー機能が弱い子どもはなりやすいんですよ。液体窒素での治療をしましょう」と言い、治療を開始しました。しかし、液体窒素のあまりの痛さに「痛い! 嫌だ!」と暴れる長男。その日は、イボに効果があると言われる漢方薬のヨクイニンと保湿剤を処方してもらい帰宅しましたが、それ以降病院には行きたがりません。その後は処方された薬で様子を見ていましたが、一向に良くなる気配はなく、数週間後には次男の足の指にうつっているのを発見しました。ウイルス性なので、小さな傷などからうつることも聞いていましたが、まだ3歳の次男があの治療に耐えられるはずもなく……。そんな折、偶然会った友人に、子どものイボ治療が進まず困っていることを話したところ「リンゴ酢を使った民間療法」を教えてくれました。友人の子どもにも効いた方法なので、これならできる! とわらにもすがる思いでやってみようかと思ったのですが、エビデンスがないようだったので断念しました。その後、処方された漢方薬と保湿剤が効いてきたのか、イボはだんだん黒くなり、2カ月が過ぎるころには、真っ黒になったイボがポロッと取れました。民間療法をスタートした夫リンゴ酢を使った民間療法は子どもには試さなかったものの、病院嫌いで痛い治療をするのが苦手な夫は自分のイボなら民間療法で治るのではないかと思った様子。私はすぐに皮膚科へ行くことを勧めましたが「病院へ行く時間がないし、リンゴ酢で治るよ」と信じて疑いません。大人なんだから、さっさと皮膚科で治療してもらえばいいのに……と思いました。夫は早速その日の夜から、民間療法をスタート。同時に、子どもに処方され余った保湿剤も塗り、ドラックストアで購入したヨクイニンも飲み始めました。「面倒臭い」と言いながらも、毎日民間療法を続ける夫。ただ数週間たっても改善の兆しは見られませんでした。そのため、皮膚科への受診を何回か促してみましたが「大丈夫。そのうち治るよ」と軽く考えているようでした。結局、皮膚科を受診することに2カ月がたつころには、夫のイボのことはすっかり私の頭からは消えていました。夫に「リンゴ酢がなくなったから買ってきて」と頼まれたのをきっかけに思い出し、イボを確認してみました。すると、1~2mmと小さかったはずのイボが、1cmほどの大きさになっているのです。ボコボコした見た目は気持ちが悪く、見るに耐えません。夫も少し前から、治らないことに疑問を感じていたようです。結局、次の日に皮膚科を受診することに。先生からは、ここまで放っておいたことに軽くお叱りを受けました。そして、夫が避けたかったであろう液体窒素での治療をする羽目になったのです。もちろん液体窒素治療は痛く、大人でもつらいもの。「また2週間後に来てください。多分、治るのに数カ月はかかると思いますよ」と言われ、痛い治療を続けなければならないことに夫はショックを受けている様子でした。それから半年ほどかかり、やっとイボは完治しました。夫は、民間療法を信じ過ぎていたことを反省。また手間や労力を考えてみても、すぐに皮膚科を受診すればよかったと感じているようです。まとめ皮膚科へ行くのが面倒なこと、痛い治療を避けたかったことが招いた悲劇。やはり一番は医師の治療だと感じました。それから反省し、風邪をひいたり歯が痛かったりすると、すぐ病院へ行くようになった夫。夫にとってはいい勉強になったようです。これからも、早期発見・早期治療で健康でいてもらおうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/エェコ著者/大村まこ(37歳)3人の子どもを持つママライターです。わかりやすい! 楽しいと思ってもらえうような記事を書けるように日々頑張っています。
2023年12月23日去年もできていた首イボが夏休み中に再発。気になってしまったので皮膚科で液体窒素治療をしました。今年は去年とは違う別の皮膚科に通ったところ、新たな発見がありました。2つの病院に行った結果をお伝えします。「首元のイボ」が大量発生してしまうスキンケアをしていると首元がざらざらしていて、鏡でよく見ると突起状の小さなイボがたくさんできていました……。夏になると発生する首イボ。去年、治療のために皮膚科に通いました。医師の診断によれば「アクロコルドン(スキンダック)」で、細かいイボがたくさん発生して首元全体に広がる症状でした。ネットで調べたところによると、「懸垂性繊維腫(けんすいせいせんいしゅ)」になるとイボが垂れ下がってつまめる状態になるようで、見た目も悪くなります。今年も多分同じ症状だとしたら、目に見える部位だからこそ早めに何とかしないとと思いました。ただし、見つけたときが家族の夏休み中ということもあり、ホームケアで何とかならないかとクリームを塗って処置。しかし、まったく改善しなかったので夏休み明けに皮膚科に通うことにしました。近所に皮膚科がいくつかあり、去年通ったのは、人気だけれど待ち時間が長い皮膚科。そちらでは朝に受付をしても診察は昼になり、その上、薬をもらうにも隣の調剤薬局で順番待ちがあるため、今年は待ち時間の短い新しくできた皮膚科に行ってみました。液体窒素での治療は前回と違う!?皮膚科の診療では、予想通りアクロコルドン(スキンダック)でした。診察で「去年も同じように首イボができて、そのときは液体窒素で治療してもらった」ことを伝えると、「液体窒素で治療しましょうか」と言われます。ほかにレーザー治療もできることも説明してもらえましたが、液体窒素とレーザーを比較すると、どうしてもレーザー治療が金額は高くなってしまうそうです。ベッドに枕なしで寝て、右側を向き、左の首のイボに液体窒素をかけていきます。そして、次は左側を向き、右側のイボに液体窒素を噴射。そのときに感じたのは「前に通っていた皮膚科での診療のときよりも、液体窒素を当てている時間が長い」こと。去年は別の皮膚科に通ったのですが、吹きかけられるときは一瞬で「シュッ、シュッ」というくらいだったものの、この医師は2秒くらい「シューッ、シューッ」と長めに液体窒素を当てていました。ダウンタイムがどうしても気になる液体窒素を当てた首イボは、かなり赤みを帯びて首全体に赤い色がぽつぽつと出ているのが目立ちました(写真参照)。治療前は皮膚と同系色の肌色の首イボだったのが赤いぽつぽつになり、自分でも少し気持ち悪いと感じました。正直、「去年の治療では、ダウンタイムで治療後ここまで赤く目立ったっけ?」と思いました。長めに液体窒素を当ててくれたことで、早く治療が終わるのかもしれないとポジティブに思うようにしましたが、デコルテの目立つ洋服は避けるようにしています。そして、会う人には「首イボ治療中」と私から伝えたりしています。医師によっての治療の違いを感じたのは、治療頻度についてもでした。前回は1週間に1度の来院で、3カ月たっても首イボが少し残っているくらいでした。今回は2週間に1度で良いとのこと。しかも、2回目の施術が終わって1カ月ですが、ダウンタイムの赤みは残っているものの目立つ部分の首イボはほとんどなくなりました。まとめ液体窒素を強めに照射して、ダウンタイムが気になるものの早く治療が終わる医師。液体窒素を当てる時間が短く、ダウンタイムの赤みが出ないものの治療が長くかかる医師。どちらの医師が良いとは言い切れないですが、2つの皮膚科に行ったからこそ知ることができた治療方法の違い。去年は約3カ月の治療期間が必要でしたが、今年はダウンタイムが目立ちますが、約1カ月でほとんどなくなり、完治までが早いように感じます。人気だけれど待ち時間が長い皮膚科ではなく、新しくできた待ち時間が短い皮膚科に行ってみたチャレンジでしたが、今年は早く治療が終わりそうです。私の場合、毎年、夏にどうしても首イボができてしまうので、皮膚科を使い分けながら首イボ治療をしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/サトウユカ著者/Kumiko3(43歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2023年11月09日気付いたら首元に無数のイボが出現してしまっていて……。イボに気付いたときはちょうど家族の休み期間中ということもあり、自宅で何とかならないかいくつかの市販薬を試してみました。その結果をお話しします。首元のイボに気付いた夏休み…ふと鏡を見たときに気になった、首元のぶつぶつ……。ざらざらとした感触で、手で触っても違和感があります。これは、以前、皮膚科で治療したアクロコルドン、いわゆる「老人性イボ」ではないかと思いました。つまめるほどの大きさになるとスキンダックとも言うようで、私は数年前からこのアクロコルドンに不定期で悩まされています。疲れによって出るものなのか、紫外線によって出るものなのかは不明なのですが、以前は皮膚科に定期的に通い、液体窒素で1つずつ治療をしました。アクロコルドンがなくなり、すべて治療が終わったと思っていたのに再発……。首にできてしまったアクロコルドンを見て、また治療のために病院に通わなくてはいけないのかと憂うつに感じました。ちょうど家族の夏休み期間中ということもあり、「自分でなんとか解決できないものか」とまずは自宅でのケアをやってみることにしました。それでダメなら、夏休み明けに病院に行けばいいのだし、努力してみようと思ったのです。アクロコルドンには何が効果あり?まず、インターネットで改めてアクロコルドンについて調べてみたところ、見た目が気にならないなら放置しても大きな問題はないとのこと。しかし、自分で取ると悪化する可能性があるから、はさみなどで取るのはやめるべきと書いてありました。そこで、ドラッグストアに行き、皮膚薬の中から効果がありそうなクリームを買ってきました。尿素配合やビタミンE誘導体を配合している皮膚をやわらかくする第3類医薬品です。さめ肌にも効果があると書いてあったため、効果があるのではと考えて使い始めました。見た目は普通の白いクリームで、患部に塗ると透明になります。少しベタつきますが、時間を置くと自然となじんでいきます。イボ治療薬を探したものの、絆創膏のような貼るタイプが多く、私のような小さい突起のアクロコルドンが多く出てくる症状ではクリームが使いやすいだろうと判断。1日数回、適量を患部に塗り込むように説明書に書いてあり、やってみることにしました。やはり医師の診断が必要だと思う結果に結果ですが、夏休み期間中の8月からクリームを塗り始め、1カ月経過してもアクロコルドンはそのまま……。途中、数日は塗り忘れがあったものの、かなり頑張ったのに全然減りませんでした。クリームを塗ることで、首は保湿されてしっとりしたような気はしますが、ぷつぷつとした細かい突起状のアクロコルドンがなくなることはありませんでした。前に、皮膚科でアクロコルドンを液体窒素で治療していて、1週間に1度、約2カ月の通院が必要でした。そのとき、見逃していて次々と出てくるアクロコルドンに悩まされ、長い期間が必要で……。しかし、液体窒素を噴射した部分は確実に治療できました。そういった意味を考えても治療期間を短くしたいなら皮膚科一択だと感じています。まとめ家族が夏休み期間ということもあり、皮膚科に行くことができなかったからこそできたチャレンジ。しかし、やはり首イボは減らなかったので、医師に診療してもらおうと感じました。早く行って、アクロコルドンがないきれいな首元を取り戻したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/Kumiko3(43歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2023年10月17日目の際や指と指の間にポツンとできたイボ。おじいさんやおばあさん世代にできるものかと思っていたのに、まさか私にもできるなんて……ショックを受けました。しかも、無意識にイボを触ってしまう私の姿を友人に見られるのも恥ずかしく、イボを除去したいと強く思ったのです。これは再発するイボを除去するために皮膚科へ通院し、あれこれ試したイボの撃退体験談です。★関連記事:首元がざらざらしていると思ったらイボが大量発生!皮膚科で液体窒素の治療をしてみた結果【体験談】イボ出現…友人から見られている!?初めてイボに気付いたのは約5年前です。なんとなく目頭がかゆくなり、目の際を触ると、皮膚がうっすら盛り上がるようにイボができていたのです。その2年後には右手の中指と薬指の間のところにもイボができました。右手のイボの大きさは、直径約5mm、高さは約1mmです。大きさも気にならず、痛みやかゆみもないため市販薬などは使用せずに過ごしていました。ただ、イボができてからというものの、私は無意識にイボを触ってしまうことがありました。ある日、友人とランチをしていたときのことです。話しながらイボを触っているところを友人に見られてしまったのです。もしかしたら、私の思い過ごしかもしれません。それでも、友人は私のイボを気にしているかもしれないとモヤモヤした気持ちになりました。そして、私は「イボをなんとかしたい!」と思い、皮膚科に行くことにしたのです。ころころ変わる診断、イボの原因は?皮膚科へ行くと、医師から「乾癬(かんせん)」と診断されました。乾癬は皮膚が赤くなったり盛り上がったりする症状で、保湿剤で治療するとのことでした。しかし、しばらく続けても改善しませんでした。そこで再度受診することに……。すると、今度は「ウイルス性のイボかもしれない」と言われ、前回と同じような薬が処方されました。しかし、これもまた改善しませんでした。医師によると、皮膚の病気は症状が変化したり年齢や持病が関係したりすることが多く、皮膚科での診断が難しいケースもあるようです。最終的に私のイボは、「乾癬」でも「ウイルス性」でもなかったため、原因は老化によるものだと診断されたのです。そして、治療にはレーザー治療や液体窒素療法が一般的だと医師から言われました。ただ、レーザー治療は現在通院している皮膚科ではおこなっておらず、仮に他の病院で受けたとしても高額になるそうです。そこで、私はこの皮膚科でできる液体窒素療法を受けることに決めました。ドキドキ…液体窒素でイボを壊死!液体窒素療法は、マイナス196℃の液体窒素で患部を急激に冷やして、皮膚表面を壊死させる方法だと医師から説明を受けました。なんだか痛そうで怖い……と思い、尻込みしていると「お子さんは痛がるけど、大人だから大丈夫」と励まされ、ドキドキしながら治療が始まりました。医師は、白い煙が出る綿棒のようなものを持っています。どうやらこれが液体窒素のようです。そして、それをイボに当て「ジュー!!」。その瞬間、ピリピリっとした痛みが走りました。しかし、想像していたより痛みは少なく大丈夫でした。その後、治療を2週間に1度続け、同時に処方されるヨクイニンというハトムギエキスの漢方薬を朝昼晩の1日3回、計6錠飲んでいます。このヨクイニンは、肌のターンオーバーを助けるとのことでした。すると、イボは徐々に薄くなってきました。まとめ医師からは「ウイルス性のイボなら液体窒素療法で完治する」と言われましたが、私のイボは完治しないため、やはり原因は老化のようです。もちろん、液体窒素療法や飲み薬の服用などを続けていると、イボは目立たなくなります。しかし、しばらく放置すると再発してしまいます。今後もイボとはじょうずに長く付き合っていくしかなさそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/ママレード(43歳)令和2年1月から在宅ワークを始めたばかり。小学生の2人の母。趣味は友人と美術館やカフェに行くこと。
2023年09月03日ある日、首元がざらざらしていることに気付いてよく見てみると「首イボ」でした。そして、最初は「何これ?」と思っていた首イボが、いつの間にか大量発生している……。痛み、かゆみはないものの、増殖していることが気持ち悪く、皮膚科に通い始めることにしました。★関連記事:謎の白いポツポツが…。突如目の周りに現れたできものの正体とは!?「首元のイボ」とは何?首イボができて、まずはこれが何なのか、ネットで調べてみました。「首ブツブツ」の2語で検索して調べると、ブツブツは加齢性のイボとすぐに判明。首イボは摩擦が多い場所にできやすく、私の場合、首元全体に散見され、左側の首元のつけ根から鎖骨にかけて多く、バッグをかける位置、ネックレスで擦れる部分に特に増えていました。そして、知らない間にここにもあそこにもと、どんどん増えていきます。肌と同じ色の首イボではあるものの、自分でも気持ち悪く、なんとかしないといけないと切迫感を感じました。私のイボはネットで検索した画像を見る限り「アクロコルドン(スキンダック)」のようでした。イボが大きく垂れ下がるようになる「懸垂性繊維腫」になると少しグロテスクでもあり、ひどくなる前に何とかしなくてはと思いました。ホームケアでは効果がなく皮膚科を受診「首イボ 効果」とネットで調べると、ヨクイニン成分が首イボに効果的とヒット。そこで、ヨクイニンを成分に含むハトムギ化粧水でホームケアもしてみました。しかし、結論から先に言うと、効果はありませんでした。子どもの習い事のママ友と会話していたとき、ふと年齢を感じるタイミングの話題になり、首イボができたことを伝えました。すると「皮膚科に行ってみたら?」とアドバイスをもらいました。実は、ママ友も首元のイボに悩んでいる人で皮膚科に通っていたのです。意外と首元のイボに悩んでいる人は多いのかもしれないと思いました。そのママ友が通っている皮膚科を教えてもらい、通い始めました。便利だったのは自宅からネットで予約番号を取ることができ、診療時間直前に病院に行けばいいこと。人気の皮膚科のため、当日の予約を取るのも早いもの勝ちなのですが、病院まで行かずに自宅から予約が取れる点が便利でした。液体窒素の治療をスタート皮膚科では、まず首イボの状態のを診察があり、どんな治療法をするか相談しました。ネットで調べたとおり、私の首イボは「アクロコルドン(スキンダック)」で、皮膚科で治療できるのはレーザー治療、液体窒素の2通り。レーザー治療のほうが値段は高いことの説明がありました。その代わり、レーザー治療のほうが通う期間は短いそうです。私は、値段が安い液体窒素の治療法を選択。 治療は診療室の椅子に座ったまま、医師が液体窒素を首元に吹きかけます。麻酔はないですが、ゴムで弾かれるくらいのパチッとした痛みで、大人なら耐えられる程度だと思いました。吹きかけられるときは一瞬、びくっとします。手際よく何回も吹きかけていき、1回の治療は5分程度。あっという間に1回目の治療は終わりました。液体窒素を吹きかけた部分は赤みを帯びていて、次第に赤い部分がかさぶたになっていきました。かさぶたが剥がれると、首元のイボはなくなっていました。皮膚科ではトラネキサム酸の錠剤を処方され、自宅で飲んで体内からのケアもおこなっています。1回あたりの治療費は、液体窒素の施術が1,500円ほど、トラネキサム酸の薬は500円ほどで1週間あたり2,000円程度でした。レーザー治療だと2万円ほどはかかると言われたので、金額としては2つの治療法にはかなり差があると実感しています。通院から3カ月後の今も治療中現在、通院期間3カ月で、まだ治療中です。1週間に1回通っていますが、そのときにある首イボをこまめになくしていく感じです。見える部分の首元のイボに液体窒素を吹きかけて、様子を見ながら違う場所もおこなっていくため、治療してもほかの場所からイボが出てきたりして、なかなか終わりません。最初の1回目は液体窒素を吹きかける音が怖くて少し緊張しましたが、2回目からは慣れもあり、リラックスして通えています。途中、子どもの学級閉鎖や学校閉鎖もあったため、お休みを挟みながら通っています。首元のイボはまだ残っているため、3カ月経過した今も通わなくてはいけない状態。まったくなくなるまでには長期間必要なようです。まとめまだ新しい首イボがぽつぽつ発生しているのに気付いたりして、首イボとは終わりがない闘いのような気がしています。エイジングケアは終わりのない道なのでしょうか……。イボはまだ小さく色もなので大きく目立っていません。首イボが大きくなる前に対処し、いずれはきれいな首元になることが目標。美しくなるために努力していきます!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。イラスト/サトウユカ著者/Kumiko3(41歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2023年08月12日出産後、大好きなスキンケアも手抜きになっていた私。ある日、鏡に映る自分の首元に、大小さまざまなイボが星くずのように散らばっていることに気付き、息をのみました。皮膚科で相談すると、驚くべき方法で首イボを退治することに。40代半ばだった私が、再びきれいな首を手に入れたときのことをお話しします。★関連記事:「え、シミだと思っていたらイボ!?」凍結治療でイボを取って見た目も気持ちも若返り!【体験談】首に無数のイボ出現!31歳で第1子を出産してから、仕事と子育ての両立やマイホームの建築、夫の単身赴任と、無我夢中で走り抜けた30代。気が付けば、すっかり老け込んだアラフォーに変わり果て意気消沈していた私は、ある日鏡を見ながら首元の異変に気が付きました。眼鏡をかけていない近視の目には、最初首に小さな虫が止まっているように見えましたが、近付いて見るとそれはおびただしい数のイボと判明。1~3mmくらいの大小さまざまな薄茶色のイボが、首筋からデコルテにかけて無数に広がっていたのです。「ひゃあ!」と驚きのあまり声を上げた私。 ネットで調べると、首にできる無数のイボのほとんどは加齢によるもので、危険はないとのこと。私の父も同じような首イボがあったので、それと同じだと納得し、気付いてからも5年ほど放置しました。しかし、イボは少しずつ大きくなるものもあり、イボのくびれた部分にネックレスが絡まったり、ボディタオルが引っ掛かったりすることもしばしば。見た目も気になり、人と話しているときに相手の目線が首元で止まると気が気ではありません。そこで、かかりつけの皮膚科に相談することにしたのです。液体窒素でイボを凍結破壊!?かかりつけの皮膚科でイボのことを話すと、先生は首元を診察しながら「これは軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)という良性のイボね。このままでも問題ないけれど、見た目が気になるなら取ることもできますよ」と言いました。説明によると、軟性線維腫は皮膚の老化の他、紫外線や摩擦などによる皮膚ダメージが原因だそうです。首やデコルテに多いのは、紫外線が当たりやすい場所だから。タートルネックやネックレスなどの摩擦も、一因とのことでした。たしかに、私は日焼け止めクリームをこまめに塗り直さず、うっかり首元を日焼けすることがよくありました。また、いかにも摩擦が大きそうな大ぶりのネックレスが大好きで、冬はタートルネックを愛用しています。「液体窒素でイボを焼きましょう」と先生は続けました。「液体窒素!?」とおじけづく私に、先生は「大きく垂れ下がったものは麻酔をして切ることもありますが、小さいものばかりだから液体窒素で細胞を壊死させ、自然に取れるのを待つのが良いでしょう。ただ、2~3週間おきに数回通ってもらう必要があります」と説明してくれました。この日は夏の終わり。処置中は赤みが出ることもあるということで「首元が隠れる服装の季節まで待ちましょう」と提案され、その日は帰りました。ひと冬かけて首のイボ一掃!再度皮膚科を訪れたのは、タートルネックを着始めた秋の終わりのことです。「春にはすっかりきれいになりますよ」と話しながら、先生はピンセットに挟んだ綿球を液体窒素に浸し、1つ1つイボにジューッと当てていきます。その瞬間、ピリッと痛みを感じるものの、後に引くことはありませんでした。これを2~3週間おきに5~6回通ったでしょうか。焼いたイボは前より硬く黒くなって、早いものは1カ月ほどで取れ始めました。気になって触っていたら、ポロリと取れたものもあります。イボが取れたばかりの皮膚は少し赤みを帯びていましたが、1カ月もすると跡形もなくなり、きれいな首元がよみがえりました。こうしてタートルネックで首元を隠せる冬の間に、私の首元をおおっていた無数のイボは一掃されました。待ち遠しかった春、私は久しぶりに華やいだ気分で首元の開いた春の装いを楽しんだことを今でも覚えています。まとめ40代半ばに首イボの退治をしてから約10年がたちました。処置後、数年は新しくイボを見つけることはなかったものの、現在は目立つイボが4つほどできています。首は年齢を語るとよく言いますよね。そろそろまた首イボの退治に行くころかな、と考えているところです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/エェコ著者/あらた 繭子(54歳)大学生と高校生の子をもつアラフィフのフリーライター。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。
2023年05月04日私がまだアラフォーのころでした。職場のアラフィフの先輩が、「イボにはハトムギがいいのよ」と言っているのを耳にしました。当時の私は特にイボはなく、「イボか~」と気にも留めていなかったのですが、アラフィフに近づきあれれ? ある日、太ももにぶよぶよっとした水イボのようなものが現われたのです。その謎のできものを診てもらうため皮膚科を受診した体験談を紹介します。★関連記事:首に小さなポツポツが大量発生! おまたにできることもある「軟性線維腫」の正体は…【医師監修】日に日に心配になり、皮膚科へ大きさが5mmくらいの水イボのようなものが太ももにできてから、「このぶよぶよさんは何だろう?」と疑問に思っていましたが、だんだんと心配になってきました。そして、病院は苦手ですが一念発起して、受診してみることにしました。場所が太ももの上のほうで恥ずかしさもあったため、女性の医師がいて口コミが良い皮膚科を選び、ネットで予約しました。診察当日。順番が来て、ドキドキしながら水イボらしいものを先生に見せると、「あぁ、これは軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)ですね。良性の皮膚腫瘍の一種で、うつることもないのであまり心配はいりません。まあ、気になるようでしたら今日の午後、レーザーで取ることもできますよ」とのこと。レーザーで取る!? 心の準備が、先生……(心の声)。「そうですか。取らなくても大丈夫なんですか?」とビビリの私はすかさず質問。「ええ、取らなくでも大丈夫ですよ」と先生。よかったー!(心の声)「では、ちょっと様子を見てみます」と伝え、その日はホッとしながら退散しました。セカンドオピニオンを聞いてみると…そのまま半年ほど様子を見ていましたが、その間も軟性線維腫はぶよぶよ度が増し、大きさは7mmほどに成長していました。あまり気にしないようにしていたのですが、やっぱり気になります。もしかしたらレーザーの他にも治療法があるかもしれない! わらをもつかむ思いで、セカンドオピニオンを聞きに別の皮膚科に行ってみました。しかし、現実はそう甘くありませんでした。その先生も「あー、軟性線維腫ね。これくらい大きいとレーザーより、手術かしら。その場合、こちらではできないので外科を紹介するけど」と。えっ!? 外科!? なんか余計、大ごとになっていない?(心の声)またしても、ビビリの私は急いで退散。炭酸ガスレーザー治療を初体験!さらに半年が経過し、太もものぶよぶよさんはとうとう1cmほどに成長してしまいました。「レーザーは怖いけど外科で手術するよりマシかも」と勇気を振り絞って、最初に診てもらった先生のところに行きました。先生からは炭酸ガスレーザーという治療法を提案されました。炭酸ガスレーザーとは、波長が10.6µmのレーザー光線で、主に水分に吸収され、照射により瞬間的に腫瘍などの表面を蒸散させ、皮膚の良性隆起性病変を除去するというものらしいです。局所麻酔はしますが、出血や痛みもなく、術後は抗生物質のクリームを塗り、テープを1週間ほど貼るだけで良いとのこと。諸々の説明のあと、早速、隣の部屋に通され、手術椅子へ。看護師さんが「(ぶよぶよさんの)写真撮りますね」と言うので、つられて私もスマホでパチリ。そんなリラックスモードの中、先生がやって来ていよいよレーザー治療の開始です。「では麻酔を打ちますね」という言葉のあと少しだけチクリとしましたが、麻酔が効けば痛みは感じないので、とりあえず安心でした。そして5分くらいのレーザー照射後、先生から「きれいに取れましたよ、見てください」と言われたので見てみると、1年以上、私の太ももにいたぶよぶよさんが取れていました!まとめその後、傷口も1週間くらいで回復し、特に問題なく治療を終えることができました。初めてのレーザー治療は緊張しましたし、初診料・施術費などすべて含め、約14,000円かかりましたが、なんとも言えない爽快感がありました。気になることが1つ消えると、それに使っていたエネルギーを他の分野に向けることができる! 思い切って挑戦してみてよかったー!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。著者/K子(47歳)アラフィフ黄金時代を満喫中♪
2023年01月06日猫が大好きな2児のママである加藤かとさん(@kato_usausako)による、痔の体験を描いたマンガを紹介します。年末に再発したイボ痔に苦しみながらも、なんとか正月の義実家訪問を乗り切った加藤かとさん。その後、ようやく病院が開き……。★前の話こんにちは! アラフォー主婦の加藤かとです。イボ痔が再発してから早4日。この日は両親がわが家へ来てくれたので、娘の面倒を任せて私は1日休んでいました。というのも、この前日に私は義実家へ訪問させられて痔の痛みで苦しい中、義母に振り回されてしまいました。精神的にも疲れてしまっていたので、この日はダウンしていました……。翌々日、やっと病院が診療再開したので朝1番に肛門科へ駆け込む!診察結果はやはりイボ痔で、「これは痛かったね」と医師に言われました。おしりを丸出し状態な私は「医師が若いイケメンで好みの見た目をしていたら恥ずかし過ぎるよな……」と謎な現実逃避をしていました(笑)。イボ痔から出血があったのですが、その状態はイボ痔を切開したのと同じ状態になっているとのことでもう治りかけだったのだそう。妊婦で麻酔が使えないので、逆によかったのかもしれません。治療したことで健康なおしりを取り戻した私は、痔を笑い私を苦しめた夫と義母に恨みの念を飛ばしました! すると、夫はぎっくり腰に。しかし、夫の看病とワンオペ育児のおかげで私もボロボロになってしまったのでした……。ー--------------加藤かとさんは夫への報復はしっかりと果たしたそう。家族が病気になったら笑うのではなく、助け合うことが大切ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/加藤 かと猫を愛するブロガーでマンガ家。著書に幼児自慰をテーマにした『やめられない娘と見守れない私』がある。ブログでは不倫シタ側の女性2人を主人公にしたマンガの他、日常マンガや怖い話などを連載中!
2022年12月12日お年寄りの顔にあるシミのようなイボ。鏡を見ると、自分の顔にも同じようなものがポツポツとできていたという人もいるのでは? いつまでもつるんとしたきれいな肌でいたいですよね。今回は加齢とともに出現する「老人性イボ」について、専門医である泌尿器科および皮膚科を併設して皮膚トラブルにも詳しい窪田徹矢先生にお伺いしました。教えてくれたのは…監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「何かクサイ!」できものから異臭!? 体内で破裂する可能性もある粉瘤って何?【医師監修】老人性イボって何?加齢によって増える良性腫瘍老人性イボは脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも呼ばれているイボの1種。良性の腫瘍であり、基本的に悪性になることはありません。手のひらと足の裏以外の全身にできるいぼで、特に顔や頭に多く見られます。イボの色はさまざまで、皮膚と同じような色のものから黒っぽい茶色のものまであります。大きさや盛り上がりの程度もまばらで、表面はざらついています。「イボの色が違うのは色素沈着の量です。人の肌の色と一緒で、個々で色は違って黒っぽくなる人もいれば白っぽくなる人もいます。基本的には良性の腫瘍なので、イボの色によって状態が良い悪いということはありません」(窪田先生)老人性イボの原因は?加齢以外にも要因はある老人性イボができる原因は・加齢・紫外線・遺伝の3つといわれています。「老人性イボは顔や頭にできることが多いです。新陳代謝の問題などもありますが、顔や頭は日光が当たる場所なので、紫外線が大きく影響しています。腕も紫外線を浴びる場所なので、老人性イボができたりします。もちろん、遺伝的にイボができやすいという人もいます。ただ、こういう体質の人はイボができやすい! というのはなく、誰しもが老人性イボができる可能性があります。簡単に言えばシミなどと同じ感じです。加齢とともに出てくるし、紫外線などの影響もあるということです。30〜40歳くらいになると出現しだしますが、80歳以上になるとほぼ全員にイボができます。ほくろやシミと違う点は、見た目。隆起してゴツゴツしていれば老人性イボの可能性が高いですが、違う場合もあるので病院で診てもらうのが1番良いですね」(窪田先生)予防法はあるの?日ごろからのスキンケアが大切「傷からウイルスが入ってイボができるということもあります。ニキビ痕やひげ剃り跡などの小さい傷、手荒れなども含まれますが、そういう傷が原因でイボができたりします。そのため傷のケアは大切です。こまめなスキンケアも大切です。清潔にして保湿する、ということが肝です。その他にも皮膚トラブルを防止するヨクイニンを摂取したり、帽子を被ったりして紫外線対策をすることも老人性イボの予防になります。イボができると気になって触ってしまう方もいると思うのですが、それも良くないことです」(窪田先生)病院でヨクイニンを処方してもらうことはできますか?「イボの治療として、ヨクイニンの漢方を処方したりすることはあります。そういう飲み薬を飲んでもイボが全部なくなるということはありませんので、これ以上増えるのを抑えるといった感じですかね。ヨクイニンの漢方の処方は、患者さんと話をして必要だと判断すれば処方しています。現在ヨクイニンは市販薬として販売されていますが、医師に相談して処方してもらうのが1番良いでしょう。基本的には手術して切除するか、液体窒素や炭酸ガスレーザーで焼き切るかしないとイボを消すことはできません。老人性イボは良性なので、見た目で気にならなければそういった治療は必要はないと思います。ヨクイニンは薬局で売っていたりしますが、イボをちゃんと根元から取れるような市販薬はありません」(窪田先生)まとめ老人性イボの予防には、日ごろから肌をしっかりとケアすることが大切だそう。顔を洗うときはしっかりと洗って、清潔なタオルで拭いてから保湿するなど、できることからイボの予防をしていきたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/ウーマンカレンダー著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2022年09月14日目の際や指と指の間にポツンとできたイボ。おじいさんやおばあさん世代にできるものかと思っていたのに、まさか私にもできるなんて……ショックを受けました。しかも、無意識にイボを触ってしまう私の姿を友人に見られるのも恥ずかしく、イボを除去したいと強く思ったのです。これは再発するイボを除去するために皮膚科へ通院し、あれこれ試したイボの撃退体験談です。イボ出現…友人から見られている!?初めてイボに気付いたのは約5年前です。なんとなく目頭がかゆくなり、目の際を触ると、皮膚がうっすら盛り上がるようにイボができていたのです。その2年後には右手の中指と薬指の間のところにもイボができました。右手のイボの大きさは、直径約5mm、高さは約1mmです。大きさも気にならず、痛みやかゆみもないため市販薬などは使用せずに過ごしていました。ただ、イボができてからというものの、私は無意識にイボを触ってしまうことがありました。ある日、友人とランチをしていたときのことです。話しながらイボを触っているところを友人に見られてしまったのです。もしかしたら、私の思い過ごしかもしれません。それでも、友人は私のイボを気にしているかもしれないとモヤモヤした気持ちになりました。そして、私は「イボをなんとかしたい!」と思い、皮膚科に行くことにしたのです。ころころ変わる診断、イボの原因は?皮膚科へ行くと、医師から「乾癬(かんせん)」と診断されました。乾癬は皮膚が赤くなったり盛り上がったりする症状で、保湿剤で治療するとのことでした。しかし、しばらく続けても改善しませんでした。そこで再度受診することに……。すると、今度は「ウイルス性のイボかもしれない」と言われ、前回と同じような薬が処方されました。しかし、これもまた改善しませんでした。医師によると、皮膚の病気は症状が変化したり年齢や持病が関係したりすることが多く、皮膚科での診断が難しいケースもあるようです。最終的に私のイボは、「乾癬」でも「ウイルス性」でもなかったため、原因は老化によるものだと診断されたのです。そして、治療にはレーザー治療や液体窒素療法が一般的だと医師から言われました。ただ、レーザー治療は現在通院している皮膚科ではおこなっておらず、仮に他の病院で受けたとしても高額になるそうです。そこで、私はこの皮膚科でできる液体窒素療法を受けることに決めました。ドキドキ…液体窒素でイボを壊死!液体窒素療法は、マイナス196℃の液体窒素で患部を急激に冷やして、皮膚表面を壊死させる方法だと医師から説明を受けました。なんだか痛そうで怖い……と思い、尻込みしていると「お子さんは痛がるけど、大人だから大丈夫」と励まされ、ドキドキしながら治療が始まりました。医師は、白い煙が出る綿棒のようなものを持っています。どうやらこれが液体窒素のようです。そして、それをイボに当て「ジュー!!」。その瞬間、ピリピリっとした痛みが走りました。しかし、想像していたより痛みは少なく大丈夫でした。その後、治療を2週間に1度続け、同時に処方されるヨクイニンというハトムギエキスの漢方薬を朝昼晩の1日3回、計6錠飲んでいます。このヨクイニンは、肌のターンオーバーを助けるとのことでした。すると、イボは徐々に薄くなってきました。まとめ医師からは「ウイルス性のイボなら液体窒素療法で完治する」と言われましたが、私のイボは完治しないため、やはり原因は老化のようです。もちろん、液体窒素療法や飲み薬の服用などを続けていると、イボは目立たなくなります。しかし、しばらく放置すると再発してしまいます。今後もイボとはじょうずに長く付き合っていくしかなさそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/ママレード(43歳)令和2年1月から在宅ワークを始めたばかり。小学生の2人の母。趣味は友人と美術館やカフェに行くこと。
2022年06月04日ある日、首元がざらざらしていることに気付いてよく見てみると「首イボ」でした。そして、最初は「何これ?」と思っていた首イボが、いつの間にか大量発生している……。痛み、かゆみはないものの、増殖していることが気持ち悪く、皮膚科に通い始めることにしました。「首元のイボ」とは何?首イボができて、まずはこれが何なのか、ネットで調べてみました。「首ブツブツ」の2語で検索して調べると、ブツブツは加齢性のイボとすぐに判明。首イボは摩擦が多い場所にできやすく、私の場合、首元全体に散見され、左側の首元のつけ根から鎖骨にかけて多く、バッグをかける位置、ネックレスで擦れる部分に特に増えていました。そして、知らない間にここにもあそこにもと、どんどん増えていきます。肌と同じ色の首イボではあるものの、自分でも気持ち悪く、なんとかしないといけないと切迫感を感じました。私のイボはネットで検索した画像を見る限り「アクロコルドン(スキンダック)」のようでした。イボが大きく垂れ下がるようになる「懸垂性繊維腫」になると少しグロテスクでもあり、ひどくなる前に何とかしなくてはと思いました。ホームケアでは効果がなく皮膚科を受診「首イボ 効果」とネットで調べると、ヨクイニン成分が首イボに効果的とヒット。そこで、ヨクイニンを成分に含むハトムギ化粧水でホームケアもしてみました。しかし、結論から先に言うと、効果はありませんでした。子どもの習い事のママ友と会話していたとき、ふと年齢を感じるタイミングの話題になり、首イボができたことを伝えました。すると「皮膚科に行ってみたら?」とアドバイスをもらいました。実は、ママ友も首元のイボに悩んでいる人で皮膚科に通っていたのです。意外と首元のイボに悩んでいる人は多いのかもしれないと思いました。そのママ友が通っている皮膚科を教えてもらい、通い始めました。便利だったのは自宅からネットで予約番号を取ることができ、診療時間直前に病院に行けばいいこと。人気の皮膚科のため、当日の予約を取るのも早いもの勝ちなのですが、病院まで行かずに自宅から予約が取れる点が便利でした。液体窒素の治療をスタート皮膚科では、まず首イボの状態のを診察があり、どんな治療法をするか相談しました。ネットで調べたとおり、私の首イボは「アクロコルドン(スキンダック)」で、皮膚科で治療できるのはレーザー治療、液体窒素の2通り。レーザー治療のほうが値段は高いことの説明がありました。その代わり、レーザー治療のほうが通う期間は短いそうです。私は、値段が安い液体窒素の治療法を選択。 治療は診療室の椅子に座ったまま、医師が液体窒素を首元に吹きかけます。麻酔はないですが、ゴムで弾かれるくらいのパチッとした痛みで、大人なら耐えられる程度だと思いました。吹きかけられるときは一瞬、びくっとします。手際よく何回も吹きかけていき、1回の治療は5分程度。あっという間に1回目の治療は終わりました。液体窒素を吹きかけた部分は赤みを帯びていて、次第に赤い部分がかさぶたになっていきました。かさぶたが剥がれると、首元のイボはなくなっていました。皮膚科ではトラネキサム酸の錠剤を処方され、自宅で飲んで体内からのケアもおこなっています。1回あたりの治療費は、液体窒素の施術が1,500円ほど、トラネキサム酸の薬は500円ほどで1週間あたり2,000円程度でした。レーザー治療だと2万円ほどはかかると言われたので、金額としては2つの治療法にはかなり差があると実感しています。通院から3カ月後の今も治療中現在、通院期間3カ月で、まだ治療中です。1週間に1回通っていますが、そのときにある首イボをこまめになくしていく感じです。見える部分の首元のイボに液体窒素を吹きかけて、様子を見ながら違う場所もおこなっていくため、治療してもほかの場所からイボが出てきたりして、なかなか終わりません。最初の1回目は液体窒素を吹きかける音が怖くて少し緊張しましたが、2回目からは慣れもあり、リラックスして通えています。途中、子どもの学級閉鎖や学校閉鎖もあったため、お休みを挟みながら通っています。首元のイボはまだ残っているため、3カ月経過した今も通わなくてはいけない状態。まったくなくなるまでには長期間必要なようです。まとめまだ新しい首イボがぽつぽつ発生しているのに気付いたりして、首イボとは終わりがない戦いのような気がしています。エイジングケアは終わりのない道なのでしょうか……。イボはまだ小さく色もなので大きく目立っていません。首イボが大きくなる前に対処し、いずれはきれいな首元になることが目標。美しくなるために努力していきます!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。イラスト/サトウユカ著者/Kumiko3(41歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2022年04月02日40代熟女として日常に起こるあれこれについてをマンガにしているフワリーさん(@fuwa_fuwa000)。年齢を重ね、老化を感じることが増えてきたフワリーさんのマンガを紹介します。今回は、いつからか、顔にできていた「イボ」についてのお話。数年前からある症状が出始めてしまい……。★前回:「わかめが泳いどる…」」VIO脱毛から2年後の熟女のお股はどうなった!? #脱毛編 #熟女系 39こんにちは、フワリ―です。いつからあったんだろう、この「イボ」。小さいころはなかったし、若いころはにきびだと思っていたこともある、いつしか自分の一部のように存在していたコイツ……。皮膚科を受診する前の私は、「イボ」だと思い込んでいました。それが、なぜかここ数年、季節の変わり目にかゆくなるんです。洗顔のときに、指輪に引っかかって流血したり……。なんでこんなにかゆいんだろう。気になってスマホで検索。すると、「ウイルス性のイボ」と出てきて……。ふむふむ。え? 老人性イボ!?………ろ、老人??いやいや、待ってまって! そんなの認めない……認めたくないっ!!とにかく、皮膚科を受診しよう!何か変調があるとすぐ病院を受診する私は、皮膚科を予約しました。次回、「イボ」のかゆみの原因が明らかに!?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★関連記事:「だ液をためないと…」薬局で受けた無料PCR検査で恥ずかしい事態に… #ときめけBBA塾 109★関連記事:「今まさに独り…!」子どものころに聞いた母の言葉で気付いたこととは #看護師でシングルマザーな私の話 8★関連記事:「息子に小言を言われるとは…」ミニマムな暮らしをしている長男からまさかのダメ出し #アラフィフ雑記帳 12著者/フワリー会話の中で「あれ、これ、その…」がひどくなった40代熟女。2児の母。Instagram:@fuwa_fuwa000
2022年04月01日いつまでも気持ちは若いつもりでいます。しかし、体の衰えは隠せないものです。今年いきなり右足のすねにできものが出現しました。病院で診断してもらうと、なんと老人性のイボ。その言葉にショックを隠し切れませんでした。病院で老人性のイボを治療した私の体験談を紹介します。いきなり右足に現れた謎のできもの異変に気付いたのが正確にはいつのことだったのか、あまりよく覚えていません。右足のすねに、いきなり謎のできものが登場しました。湿疹が出て皮膚科に行った春先には、何もなかったはず……。大きさは直径3~4mmで、ほぼ円形です。平たくて肌の色で、少しだけ皮膚が浮き出たような感じでした。ムダ毛の処理をしていて存在に気付いたのです。そのままカミソリを使うと切れてしまい血が出るので困っていました。ほとんど肌に近いような色合いで、痛みやかゆみはありません。最初のうちは目立ってもいなかった気がします。そして存在に気付いてからは、頻繁に触るようになったのです。ポコッと出ているため、どうしても気になります。触るどころか「取れないだろうか」と無理やり取ろうとしたことも。すると次第に、できものが黒くなり、盛り上がってきたのです。肌の色のうちは、怖いとまでは思いませんでした。しかし黒くなると目立ちますし「悪いもの」のようにも思われます。痛みもかゆみもないなら放置していても良いのかもしれないとも思いました。ただムダ毛の処理でカミソリが当たると血が出てしまいます。それにムダ毛の処理をするのに、非常に邪魔です。そもそもこのできものはどういったものかということも不安になり始めていました。検索してもできものの正体がわからない!できものが黒くなったのは7月あたりのこと。そこから暇を見ては「黒いできもの」「皮膚がん」などのワードで画像検索するようになりました。しかし、自分の足にあるものと似たできものは見つかりません。検索ワードを変えても、結局一度も似た写真は見つかりませんでした。すぐに病院に行く気にならなかったのは、やはり少し怖かったからです。命に関わる病気ならどうしようと考えました。子どももいないため気楽な生活です。それでも命に関わる病気なら、終活を考えなくてはなりません。がん保険には若いころから入っています。生命保険もあるため費用面は問題がないはず。そう考えても漠然とした不安が消えません。今までも多くの病気をしていて数え切れないほど検査を受けています。どちらかと言えば体が弱かったので、ほかの人よりは病院に行く回数が多いはずです。しかし大抵は何事もなく、少しの治療で治るものばかりでした。今回もそうだろうとは思うものの、やはり年齢も進んだことから、不安になってしまったのです。次に、皮膚科でできものを除去したときのことをお伝えします。液体窒素でできものの除去を実施!9月上旬になり、意を決して皮膚科へと足を運びました。診断結果は「老人性のイボ」とのこと。イボと言えば手や足裏に出るものというイメージがあったので、驚いたものです。液体窒素を使っての除去を提案されて、すぐに処置がおこなわれました。そして医師が綿棒のようなものを繰り返しイボに当てたのです。1~2回目は痛みを感じず。しかし繰り返しているうちに、痛みを感じました。「これ痛いんだよね」と医師が気づかってくれましたが、耐えられないほどではありません。やがて「完了」と言われ、薬剤を塗布したガーゼが当てられました。処置後に伝えられた注意事項は下記のようなものです。処置時間は5分程度のものでした。シャワーはOKだが数日はバスタブ禁止薬を塗ってガーゼで保護水膨れや血が出るなら診察が必要薬は淡青色をしたアズノール軟膏が処方されました。処置後は数日だけ少しだけ痛みが続きましたが、軽いものです。費用は薬代を含めて1,900円ほどでした。液体窒素を使ってからも黒いだけに見えていたできものですが、しばらくするとかさぶたのような状態に。そして「どうなるのだろう」と思っていたある日の入浴中、そのかさぶたがポロリと取れたのです。処置から10日ほどだったように記憶しています。まとめかさぶたが剥がれたあとは、膨らみもなく、スッキリとした肌に戻りました。できものがあった場所は少し皮膚が白いものの、気になるほどではありません。「老人性のイボ」だと聞かされたときは正直なところショックでした。ただ大きな病気でなくてよかったとも感じています。無駄に画像検索をして悩むよりは、早めに病院に行き処置を受けるべきでした。もし何度も再発するようなら外科手術と聞かされています。今のところは特に問題なさそうですが、引き続き注意していくつもりです。足に出たということは、今後またほかの場所にできものが出てくる可能性があるかもしれません。次こそはあまり悩まず、早めに病院で処置を受けたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/村澤綾香★関連記事:【ダイソー】「この手があったか!」スキンケアが時短できる便利すぎる神アイテムを発見!★関連記事:「化粧水が肌に浸透しない…」化粧水を変える前に試して大正解だったこと【体験談】★ウーマンカレンダー肌のお悩み記事をもっと読む著者/レン(45歳)音楽と犬を愛するライター。ビーグルの女の子と一緒に、のどかな田舎暮らしを満喫中。今年から肩凝りの悪化と寝汗に悩まされている。
2021年11月25日私がまだアラフォーのころでした。職場のアラフィフの先輩が、「イボにはハトムギがいいのよ」と言っているのを耳にしました。当時の私は、特にイボはなく、「イボか~」と気にも留めていなかったのですが、アラフィフに近づき、あれれ? ある日、太ももにぶよぶよっとした水イボのようなものが現われたのです。日に日に心配になり、皮膚科へ大きさが5mmくらいの水イボのようなものが太ももにできてから、「このぶよぶよさんは何だろう?」と疑問に思っていましたが、だんだんと心配になってきました。そして、病院は苦手ですが一念発起して、受診してみることにしました。場所が太ももの上のほうで恥ずかしさもあったため、女性の医師がいて口コミが良い皮膚科を選び、ネットで予約しました。診察当日。順番が来て、ドキドキしながら水イボらしいものを先生に見せると、「あぁ、これは、軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)ですね。良性の皮膚腫瘍の一種で、うつることもないのであまり心配はいりません。まあ、気になるようでしたら今日の午後、レーザーで取ることもできますよ」とのこと。レーザーで取る!? 心の準備が、先生……(心の声)。「そうですか。取らなくても大丈夫なんですか?」とビビリの私はすかさず質問。「ええ、取らなくでも大丈夫ですよ」と先生。よかったー!(心の声)「では、ちょっと様子を見てみます」と伝え、その日はホッとしながら退散しました。セカンドオピニオンを聞いてみると…そのまま半年ほど様子を見ていましたが、その間も軟性線維腫はぶよぶよ度が増し、大きさは7mmほどに成長していました。あまり気にしないようにしていたのですが、やっぱり気になります。もしかしたらレーザーのほかにも治療法があるかもしれない! 藁をもつかむ思いで、セカンドオピニオンを聞きに別の皮膚科に行ってみました。しかし、現実はそう甘くありませんでした。その先生も「あー、軟性線維腫ね。これくらい大きいとレーザーより、手術かしら。その場合、こちらではできないので外科を紹介するけど」と。えっ!? 外科!? なんか余計、大ごとになっていない?(心の声)またしても、ビビリの私は急いで退散。炭酸ガスレーザー治療を初体験!さらに半年が経過し、太もものぶよぶよさんはとうとう1cmほどに成長してしまいました。「レーザーは怖いけど外科で手術するよりマシかも」と勇気を振り絞って、最初に診てもらった先生のところに行きました。先生からは炭酸ガスレーザーという治療法を提案されました。炭酸ガスレーザーとは、波長が10.6µmのレーザー光線で、主に水分に吸収され、照射により瞬間的に腫瘍などの表面を蒸散させ、皮膚の良性隆起性病変を除去するというものらしいです。局所麻酔はしますが、出血や痛みもなく、術後は抗生物質のクリームを塗り、テープを1週間ほど貼るだけで良いとのこと。諸々の説明のあと、早速、隣の部屋に通され、手術椅子へ。看護師さんが「(ぶよぶよさんの)写真撮りますね」と言うので、つられて私もスマホでパチリ。そんなリラックスモードのなか、先生がやって来ていよいよレーザー治療の開始です。「では麻酔を打ちますね」という言葉のあと少しだけチクリとしましたが、麻酔が効けば痛みは感じないので、とりあえず安心でした。そして5分くらいのレーザー照射後、先生から「きれいに取れましたよ、見てください」と言われたので見てみると、1年以上、私の太ももにいたぶよぶよさんが取れていました!まとめその後、傷口も1週間くらいで回復し、特に問題なく治療を終えることができました。初めてのレーザー治療は緊張しましたし、初診料・施術費などすべて含め、約14,000円かかりましたが、なんとも言えない爽快感がありました。気になることが1つ消えると、それに使っていたエネルギーをほかの分野に向けることができる! 思い切って挑戦してみてよかったー!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2021年01月12日私は30代の後半からシミができ始め、ファンデーションを厚く塗ったりコンシーラーで必死に隠したりしていました。しかし、なかなか隠せなくて嫌になり、クリニックでシミの治療をしようと決意。すると、なんとクリニックで「シミではなくイボ」だったという事実が判明したのです。今回は私が体験したイボの治療をご紹介します。何をしても顔のシミがなくならない!5年ほど前の30代後半のころから顔にシミができ始めました。化粧で隠せるくらいのシミだったのでそんなに気にしていませんでしたが、40代になってからシミが濃くなり、鏡で自分の顔を見るのが嫌になっていきました。次第にファンデーションを厚く塗ったり、コンシーラーを付けたりしても完全にシミが隠せなくなっていったのです。化粧をしながらシミを見つめている時間が増え、「どうしてこのシミは隠せないの?」と思う日が続きました。そばかすのような小さなシミはファンデーションできれいに隠せるのに、直径1cmくらいのシミだけは隠せませんでした。隠せないならシミをなんとかするしかないと思い、シミに効果があると言われている美容液やクリームを試してみることに。美容液やクリームの値段は高いものが多いけれど、シミを薄くしたい一心で使い続けました。しかし、半年たってもシミの濃さは変わらず、落ち込む日々。年齢的にシミは仕方がないのだろうか……とあきらめモードになりつつありました。シミではなくイボだった!?シミを気にしながらも毎日の家事や仕事、子どもの世話に追われていると、あるとき職場の1人から「ちょっと、シミ目立つよ」と言われました。その人とは仲良くしていたため、言いたいことはなんでも言い合える仲でしたが、気にしていたシミを指摘され、心に大きなダメージが……。このシミは自分の力ではどうすることもできないのに、これ以上何をしたらいいのだろうと悩みました。そしてある日、家でくつろぎながら雑誌を見ていたら、「シミにはレーザー治療」という文字が目に入ってきました。レーザー治療は知っていましたが、値段も高く、シミの治療でクリニックに行くことが恥ずかしく思えて敬遠していたのです。けれど、ずっと悩んでいるくらいなら一度行ってみようと決心し、ネットの口コミで評判の良いクリニックへ行ってみることにしました。クリニックに着いて、緊張しながらもシミの治療がしたいことを伝えました。呼ばれて診察室に入り、先生がルーペのようなものでシミを診ると「これはシミじゃなくてイボだね」と言うではありませんか。驚いて「えっ! イボ?」と思わず聞き返してしまったくらいです。説明を受けて「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」というイボだとわかり、このクリニックでの治療方法は凍結治療だと言われました。イボの治療には保険が適応されることもわかったので、凍結治療をお願いすることにしました。-196度の液体窒素でイボを凍結治療イボを取るためにおこなう凍結治療とは、細い綿棒のようなものを使って-196度の液体窒素でピンポイントでイボを凍結させる方法です。凍結した部分にかさぶたができ、それが自然にはがれたらイボがなくなっているとのこと。1回の治療では取り切れないかもしれないので、その場合は2回3回と凍結治療をすることになるかもしれないと説明を受けました。-196度の液体窒素で凍結させるときは火傷をするような感覚で、痛いと言えば痛いけれど、治療を受けながら先生と会話ができるくらい軽い痛みでした。直径1cmほどのイボを凍結するのに3分もかからず、あっという間に終わりました。治療当日からお風呂も入れるし、化粧もできる。気を付けることは日焼けをしないようにすることと、かさぶたをむりやり取らないこと。私は日焼けをしないように日焼け止めをしっかり塗り、治療した部分に絆創膏を貼りました。そして、色素沈着を防ぐためにビタミン剤を処方されたので、毎食後それを飲むことになりました。イボの治療をして顔が明るくなった!治療して4日ほどたつとかさぶたができ、さらに4日ほどしたらかさぶたが取れました。すると、ピンク色の肌が現れて一気に顔の色がワントーン明るくなった感じがしたのです。とにかく日焼けをしないように気を付け、治療の痕を保護していた絆創膏はかさぶたが取れてからも1週間ほど貼り続け、今ではピンク色だった肌も元の肌の色になりました。治療から1カ月以上たってもう1度クリニックで診察を受けましたが、1回の治療できれいになったので治療は終了です。治療したことで気持ちが軽くなり、表情も肌の色も明るくなったように思います。化粧をするとき、ファンデーションやコンシーラーを厚く塗る必要がなくなり、とてもラクになりました。朝の忙しい時間の短縮につながったこと、スッピンに自信を持てたことがうれしいです。思い切ってクリニックで診察を受けて本当によかったです。まとめイボは膨らんでいるイメージでしたが、私にできたイボは平らだったので、シミだと信じて疑わずにいました。クリニックで診察を受け、イボだとわかったときは驚きましたが、正しく治療ができ、きれいに取ることができてホッとしています。コンシーラーでも隠し切れなかったのは、シミではなくイボだったからかもしれません。治療したことで見た目も気持ちも若返って、毎日鏡を見る楽しみが増えました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月28日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 前回、373話で水イボになってしまった長女N子。 先生に完治に1年くらいかかるんちゃうかな的なことを言われて、完治までの期間の長さに仰天した私。 保育園生活を送っていたので、他の子に感染らないように、普段は包帯、プールの時は長袖長ズボンというスタイルでの生活を始めました。まだまだ暑い日が続いていたので包帯や長袖長ズボンはかわいそうだなと思った記憶があります。 そんなある日、N子が40℃を超す熱を出して数日間保育園を休みました。 インフルエンザだったはずなのですが時期的にインフルではなかったかもしれません。曖昧でごめんくさい(←昭和のごめんの一種)。そして、その病気明けに、保育園の用意をするのに包帯をしようと思ったら、何個かあった水イボが1つもなくなっていたのです。すごくないですか?1年かかると思ってた水イボがものの数日間でゴーンしてたのです。ゴーン!※ゴーン(gone):物が消失した、なくなった、などの意味。 実際のところ、その病気と水イボとの関係は全く定かではないのですが、わが家では、水イボの菌だかウイルスだかが高熱で消滅したんではないか!と勝手な憶測をして、奇跡だ!ミラクルだ!!と大盛り上がりしました。 この出来事はわが家では今でも「インフルのミラクル」として語り継がれています。※N子個人のミラクル体験です。すべての人に当てはまるわけではありません。 イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2020年10月07日こんにちは。保育士ライターのyossyです。妊娠中や産後に内痔核(いわゆる“イボ痔”)に悩む人は多いものです。症状が症状なだけに、なかなか周囲の人には相談しづらいものですよね。でも、放っておいて内痔核がひどくなると“脱肛”に発展することも……。基本的に、内痔核・脱肛は大きな心配がいらないケースが多いですが、注意点を知っておけば、早期に治したり悪化を食い止められたりすることもあります。ここでは脱肛の症状や原因、対処法を見ていきましょう。●脱肛は、内痔核(イボ痔)が悪化してなるケースが多いそもそも、脱肛(肛門粘膜脱)というのは、肛門や直腸の粘膜が外に出てきてしまう症状のことを言います。高齢が原因でなるケースもありますが、多くの場合は“内痔核”が原因です。内痔核とは、いわゆるイボ痔のこと。肛門にふくらみ(イボのようなもの)ができて、出血や脱出などの症状 があらわれる病気です。一般的には出血して気付く人が多く、その時点で痛みはないことが多いといいます。そして、内痔核の症状が悪化して痔核が大きくなったり、周囲の組織が弱まったりすると“脱肛”になってしまうというわけです。●言わないだけで、多くの人が脱肛を経験している内痔核・脱肛は、肛門に負担をかけすぎることが原因で起こります。妊娠中は胎児による圧迫を受けますし、分娩時にはいきみますよね。そのため、妊産婦はどうしても肛門に負担がかかりがち なのです。友人同士ではあまり話題にしないでしょうが、実は脱肛を経験している人は多いものです。「プレママタウン」の調査によれば、分娩時に脱肛を経験したことがあるという人は8.6%。「意外にいるんだな」と思われたのではないでしょうか。決してあなただけではありませんので、ご安心ください。●まずは医師に相談し、規則正しい生活をでは、脱肛になってしまったらどうすればいいのでしょうか。まず、自分で「イボ痔だ」と思っても、実は他の病気である可能性もあります。医師でなければ判断ができないので、出血があればきちんと受診しましょう。基本的には、内痔核・脱肛は良性疾患なので、手術をしないケースが多い です。内痔核が悪化しないよう、以下の点に気を付けて生活するといいでしょう。・患部を清潔にする・お風呂に入る、服装に気を付けるなどして体を温め、血流を良くする・栄養バランスに気を付けた食生活を送る・適度に運動する・便秘を解消する特に、便秘に悩む妊婦さんは多いものです。便秘が内痔核の原因になっていることも。妊娠中でも飲める便秘薬を処方してもらえることが多いので、悪化する前に早めに相談しておくことをオススメします。痔や脱肛といった症状を相談するのは気が引けるかもしれませんが、根本的な問題を解決せずに放っておくと、どんどん症状が悪化することがあります。多くの妊産婦が通る道 なので、不安に思ったらすぐに病院で相談するといいでしょう。【参考リンク】・脱肛 | プレママタウン()・痔核・脱肛について | 林医院()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年03月16日30代を迎えるあたりから、首周りに小さなイボができることがある。最初は1~2個だったイボが、いつの間にか多発している場合も……。特に痛みやかゆみはなくとも、指でつまめるほど飛び出したイボは人目につきやすく、男性はワイシャツの襟、女性はハイネックやアクセサリーで擦れて、不快に感じることもあるようだ。一般的に“首イボ”と呼ばれているが、首以外にも、脇の下、胸、脇腹、鼠径部(そけいぶ)など、皮膚の薄い場所にできやすいのが特徴。イボは皮膚の線維や脂肪から成り立っている。医学的には、イボの大きさによって名称が変わり、2~3mmで多発しやすいものを“アクロコルドン”または“スキンタッグ”と呼ぶ。単発でやや大きなもの(直径約1cm)は“軟性線維腫”。軟性線維腫が更に大きくなり、皮膚面から垂れ下がるようになったものは“懸垂性線維腫”と呼ばれている。このようなイボは良性の腫瘍で、感染の心配はない。ひとつだけできる場合もあれば、数えきれないほどたくさんできる場合もある。皮膚の老化、または体質によってできるもので、アクロコルドンは早い人なら20歳くらいから発生する。しかし、ほとんどは30歳以降に発生し、加齢とともに増えていく。特に更年期を過ぎた女性や、肥満者に多く見られる傾向がある。イボのできやすい場所は、首まわりや脇の下、胸、横腹、鼠径部などで、衣服や動作による摩擦が起きやすい所だ。そのため、擦れる刺激が原因だと言われている。また、強い紫外線を浴びた後に多発する場合があり、紫外線ダメージも一因ではないかという説もある。基本的に良性の皮膚腫瘍なので、特に心配することはない。とはいえ、老化が進み、常に服の繊維がイボを刺激していると、どんどん増えて大きくなっていくようだ。ただし、イボやホクロの中には、ウイルスによる人に感染するイボや皮膚がんなど、要注意なものもある。下記いずれかに該当するようなら、すぐに皮膚科を受診しよう。急に大きくなる出血する黒や茶色など、いろいろな色がつき始める直径が7mm以上特に、直径が7mmになると、悪性である可能性が高まる。皮膚良性腫瘍である軟性線維腫は、直径が1cm程度。自分自身で良性か悪性かを見分けることはできないので、皮膚科医に診てもらう必要がある小さなイボは小さな手術で済む美容的、かつ、イボに摩擦刺激を与えないためにも、形成外科や皮膚科で取ってもらった方がいい。隆起した小さなイボなら、ハサミによる治療で簡単に切り取れる。痛みや出血はさほどないが、血液をサラサラにする薬を飲んでいる人は、ドクターに事前申告が必要だ。また、自分でハサミを使って切り取ると、バイ菌が入る可能性があるので、必ずドクターに切ってもらうようにしよう。他に、液体窒素を用いた冷凍療法や、炭酸ガスレーザーでの治療もある。大きめの(約1cm以上)の軟性線維腫や懸垂性線維腫は、局所麻酔をし、イボの根元をメスで切り、傷を縫う簡単な手術で取れる。形成外科ではよく行われている手術だ。乾燥・摩擦を防ぎ、首や胸もともUVカットしかし、イボを手術で取っても以前と同じようにしていたら、再発する可能性が高まる。イボをつくらない、これ以上増やさないためにも、日常でのケアが大切だ。首周りを刺激しない服を選び、下着は締め付けのキツくないものを選ぶようにしよう。アクセサリーも極力付けないようにしたい。また、皮膚が潤っていると服や下着による摩擦が軽減するため、ローションやクリームなどによる保湿は、顔だけでなく首やデコルテまでしっかりしよう。また、UVカットも顔だけでなく、首にも1年中塗るようにしたい。胸もとの開いた服を着ている時は、デコルテまで塗るのをお忘れなく。からだエイジング【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月25日子どもの水イボ患者が急増している。さの皮膚科クリニックによれば、夏の水イボの患者数は通常月の5倍以上となっており、放置すると体中に広がり、他の子どもに感染してしまう恐れもあるという。また自身で処置しようとすると傷跡が残る可能性もあり、最悪の場合、皮膚が陥没してしまうといった症例も見受けられる。そのため同クリニックでは、子どもの身体に水イボを見つけたらすぐに医師に見せるよう、呼びかけている。水イボは正式名称を「伝染性軟属腫」といい、ウイルスによる感染症。感染経路は皮膚と皮膚の直接接触によるもので、空気感染などの心配はない。症状としては、膨れて水が入っているように見え、光沢があって少し硬いのが特徴。水イボで来院する患者のほとんどの感染経路はプールや海で、水の中で直接肌と肌が触れる事で、感染するケースが大半を占める。また、大人は免疫力がついているため感染しにくいが、子どもは免疫力が低く抗体もないことから、水イボ患者と接触した際の感染率が大変高いのも、この疾患の特徴となっている。現在、水イボ治療に有効な飲み薬や塗り薬はなく、そのため専門医がピンセットで一つ一つ潰すのが一般的な治療法となっている。しかしこの治療には痛みを伴うため、水イボの数が増えるほど子どもに大きな負担を掛けることになる。また、水イボは発症しても初期段階では汗疹に見えたり、痛みや痒みもないため、つい放置してしまう親が後を絶たないという。放置した水イボは、個人差もあるものの、早い人は2~3日程で全身に広がり、また初期では小さなイボだったのが肥大化してしまう。肥大化した水イボを潰すと傷跡が残ったり、最悪の場合、皮膚が陥没してしまうという。同クリニックでは、もし子どもの肌に異常が見られたら、素人目で判断せず、すぐに医師の診察をあおぐことを推奨している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月13日