50年代のハリウッド黄金期を舞台に、ジョージ・クルーニー演じる世界的大スターが撮影中に誘拐された事件を描く、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の最新作『ヘイル、シーザー!』。このほど4月26日に36歳となるチャニング・テイタムの誕生日に合わせ、彼が美声を披露する劇中ミュージカルシーンの一部が解禁となった。歴史スペクタクル超大作『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)は、お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や演技がド下手なカウボーイ俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込み、プレスの双子姉妹(ティルダ・スウィントンの二役)の目をくぐり抜け、事件解決に挑むのだが…。アカデミー賞監督のコーエン兄弟と超豪華スターの華やかな競演が話題を呼んでいる本作。爽やかな笑顔とセクシーな肉体美で世界の女性を虜にしているチャニングが演じるのは、みんなの憧れのミュージカル・スター、バード・ガーニーだ。『コーチ・カーター』(’05)でスクリーンデビューして以来、アクション、青春、ラブストーリー、コメディとジャンルを問わない幅広い映画に出演し、大きな人気を獲得してきたチャニング。2012年には「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男性」にも選出され、昨年にはクエンティン・タランティーノ最新作『ヘイトフル・エイト』の重要な役どころに抜擢されるなど、人気と実力の両方を兼ね備えた俳優として大活躍中。出世作となった『ステップ・アップ』でのストリートダンスや、『マジック・マイク』シリーズで見せたストリップダンスで踊れる俳優としても有名だが、本作では色気のある歌声も披露。歌って踊れる俳優であることも、証明してみせている。今回公開された映像は、ミュージカル映画の撮影中、海兵姿に扮したバード役のチャニングが見事な歌を披露する場面。航海を前にした海兵になりきり、いったん海に出てしまえば女性との出会いがなくなることを切々と歌い上げている。その美声とセクシーな仕草は、ファン垂涎といえそうだ。本作のオファーがあった際は二つ返事で引き受けたというチャニング。「脚本には3文ぐらいしか書いてなかったんだ。6~7分のダンスと歌だよ。いままで映画で歌ったこともなかった。でも、よほどの大バカモノでなければ、コーエン兄弟からオファーがあったら当然誰でも『イエス』って言うだろう?」と、念願のコーエン兄弟作品出演であったことを明かしている。さらに、自身が演じるバードについて、「彼は歌とダンスが好きなんだよ。ミュージカルスターというものが本業なんだ。いろんなこともやっているけれど、これが彼の特技で、全てはここから始まっている」と生粋のエンターテイナーであることを力説する。本作では、映像の歌のほかにも、タップダンスにも初挑戦。約3か月の猛特訓を経て、『雨に唄えば』のジーン・ケリーを彷彿とさせる華麗なタップダンスを披露しているというから、期待していて。『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月26日アカデミー賞受賞監督コーエン兄弟の華麗なる集大成とも言うべき最新作『ヘイル、シーザー!』。ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムら超豪華スターが出演する本作から、彼らがそれぞれ写るゴージャスすぎるキャラクターポスターがこのほど解禁された。1950年代、ハリウッドが“夢”を作り世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!撮影スタジオは大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性溢れるスターたちを巻き込んで、世界が大注目する難事件に挑む――!『ファーゴ』『ノーカントリー』で知られるジョエル&イーサン・コーエン兄弟が描く本作は、ハリウッド全盛期を舞台に、世界的スターの誘拐事件解決に挑むサスペンスコメディ。キャストには、コーエン兄弟作品常連のジョシュ、ジョージ、スカーレット、フランシス・マグドーマンド、ティルダ・スウィントンをはじめ、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、チャニングなどハリウッド主役級のスターら豪華俳優陣が集結している。本作の現場は常にリラックスした雰囲気で、監督の常連キャスト、スタッフはもちろんのこと、初めて参加した人々も楽しみながら撮影に取り組んでいたそう。スカーレットはその素晴らしい環境について、「ハリウッド黄金期の人物を演じるのは楽しいだろうと思った。考えてもみてよ、あの衣装、あの輝き、あのクオリティに、あの舞台裏の状況!心を奪われたわ!それに、コーエン兄弟は現場で遊び心があった。安心できるクリエイティブな環境だったの」と当時の様子をふり返った。そして今回到着したのは、それぞれのカラーで華やかに彩られた豪華7名のスターがザ・ハリウッドなポーズを決めているポスター。ジョシュは“スタジオの何でも屋”、ジョージは“突然消えた世界の大スター”、レイフは“キレたら超危険な映画監督”、ジョナは “バカ真面目な公証人”、スカーレットは“お色気で勝負する若手女優”、ティルダは“ネタを探すしつこい双子の記者”、チャニングは、“歌って踊れるみんなの憧れミュージカルスター”と、それぞれ想像力を掻き立てるキャラクターの一言紹介が添えられている。これまで世界中の観客たちに強烈なインパクトを残した独特なキャラクターを創り続けてきているコーエン兄弟。過去には『バートン・フィンク』の“狂気に囚われる劇作家”、『ファーゴ』の “臨月妊婦の警察署長” などが登場し、カンヌ国際映画祭男優賞やアカデミー賞し注目を浴びている。そんな今回も注目を集めそうな本作のポスターは、TOHOシネマズみゆき座をはじめ、全国の上映劇場にて7連貼りで掲出されるとのこと。『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月13日ジョージ・クルーニー、ジョシュ・ブローリンをはじめ豪華俳優たちが、4本のオスカー像を持つコーエン兄弟のもと集結する最新作『ヘイル、シーザー!』。先日、開幕した第66回ベルリン国際映画祭で名誉あるオープニング作品に選ばれた本作から、コーエン兄弟監督やキャストたちによるゴージャスなレッドカーペットイベントと記者会見の模様が到着した。1950年代、ハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優であり世界的大スター(クルーニー)の誘拐事件が発生することから始まる物語。事件解決への白羽の矢を立てられたのは、演じる“スタジオの何でも屋”(ブローリン)。彼は、お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、人気ミュージカルスター(チャニング・テイタム)、パッとしない若手アクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込み、世界が大注目する難事件に挑んでいく。世界3大映画祭のひとつに数えられるベルリン国際映画祭のオープニング作品といえば、過去にはコーエン兄弟北米最大のヒット作となった『トゥルー・グリット』をはじめ、アカデミー賞にも直結する超話題作が選出されることでも有名。66回目を数える歴史ある本映画祭のオープニングで選ばれた本作からは、ジョエル&イーサン・コーエン監督、ブローリン、クルーニー、アルデン・エーレンライク、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムが参加した。鬼才コーエン兄弟の最新作としての期待の高さはもちろん、豪華スターが顔を揃えることでもその注目度は高く、監督とキャスト陣がレッドカーペットに登場すると、ベルリンの観客からは大きな歓声が!主演のブローリンは婚約者のキャスリン・ボイドとレッドカーペットに入り、ベルリンのファンたちの声援に堂々と応えていた。また、クルーニーは愛妻アマルさんをエスコートしながら颯爽と登場、本作で演じるスター俳優らしく、精力的にファンサービスを行っていた。さらに、白のドレスに個性的な髪型で登場したスウィントンには、報道陣のカメラから多くのフラッシュがたかれた。特に会場の女性からひときわ黄色い声を浴びていたのは、テイタム。自身の“セクシー写真”にサインを求められた際には、苦笑いで応えるひと幕も。まさに、豪華スターが共演する本作にふさわしい、華々しいレッドカーペットイベントとなった。その後、監督とキャストが参加した記者会見も、みな仲良くジョークを飛ばし合い、終始和やかな雰囲気で行われた。■ジョシュ・ブローリンコメントコーエン兄弟と一緒に仕事できて楽しかったよ。彼らは良い友だちだし、彼らの映画も好きだし、彼らがCM作ることになったら、ビールでも下着でもやるよ。ちょっと痩せなきゃいけないだろうけどね。彼らの映画には3本半(本作と『ノーカントリー』『トゥルー・グリット』、『それぞれのシネマ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画』はショートフィルムのため半分とカウント)出演させてもらっているけれど、今後も彼らと仕事ができればそれだけで満足だね。当時のハリウッドのことは分からないけれど、僕らの働いている世界を面白おかしく茶化すのは好きだよ。だって、とても馬鹿げてる業界だからね。(映画業界の)進化を見ると、当時はもっと大変だっただろうね。東部で40,000ドル稼いでいたヤツが突然2.5億ドル相当のお金を生み出すんだから、頭がおかしくなきゃできないだろう。コーエン兄弟はそれをシニカルなユーモアに昇華させてるんだ。■ジョージ・クルーニーコメント彼ら(コーエン兄弟)はとにかく楽しいんだ。素晴らしいフィルムメーカーで、一緒に仕事をするのは楽しいよ。良いヤツらだし、とても働きやすいんだよ。■アルデン・エーレンライクコメントコーエン兄弟は、リラックスして楽しい環境を作ってくれるから、最後には家に帰りたくなくなっちゃうくらい面白いんだ。■チャニング・テイタムコメント実は当初、この映画で何をやるのかは知らなくて、脚本には3文字くらいで、その後に「ダンス」としか書いてなかったんだ。いままでタップダンスもやったことないし、映画で歌ったこともなかった。でも、ほかにこんな映画はないし、目を閉じて崖から飛び降りるような気持ちでやったよ!そこにはコーエン兄弟がいたし、彼らは(当時の映画について)とても勉強していて、これまで作られた映画について全部知っていた。僕は彼らに完全に任せっきりだったよ。ユーモアにあふれた魅力的な映画だね。僕らも彼らも当時生きていたわけじゃないけど、当時を舞台としたコーエン兄弟なりの面白い解釈だよね。ドキュメンタリー的映画ではなく、本当に面白いエンターテインメント映画だ!『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月14日チャニング・テイタムとジョセフ・ゴードン=レヴィットが、ミュージカルコメディで共演することになった。ユニバーサルが製作配給する。タイトルは決まっていない。ゴードン=レヴィットと脚本家マイケル・バコールのアイデアに基づくもので、バコールが脚本を書く予定だ。バコールは、テイタムとジョナ・ヒル主演でヒットした『21ジャンプストリート』の脚本も書いている。その他の情報ゴードン=レヴィットの最新作は、昨年秋北米公開されたコメディ『The Night Before』。次回公開作は、5月北米公開予定のオリバー・ストーン監督作『Snowden』で、エドワード・スノーデンを演じる。テイタムの最新作は、現在北米公開中のジョエル&イーサン・コーエン監督作『ヘイル、シーザー!』。文:猿渡由紀
2016年02月09日米BOX OFFICE MOJOは2月5日~2月7日の全米週末興業成績を発表した。『Kung Fu Panda 3(原題)』が今週も首位をキープ。2週連続でトップに立ち、累計興行収入は6,905万957ドルとなった。前週2位の『レヴェナント: 蘇えりし者』を3位に抑え、『Hail, Caesar!(原題)』が2位に初登場。ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の最新作で、1950年代のハリウッド黄金期を舞台に、映画界の内幕を描いたミュージカル・コメディ。ジョージ・クルーニーをはじめ、チャニング・テイタム、スカーレット・ヨハンソンなどハリウッド大スターがキャストに名を連ねる。歴史的ヒット記録を更新し続けている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は前週3位から4位へと今週もワンランクダウン。公開から1カ月以上経過し、その勢いは失速しつつあるものの、累計興行収入は9億596万1,469ドルとついに9億ドルの大台を突破した。5位は初登場の『The Choice(原題)』。『きみに読む物語』などの作品でおなじみのニコラス・スパークスの同名小説『きみと選ぶ道』を映画化した作品で、隣人として出会った男女が恋愛関係に発展していく命運を描く。主演は『白鯨との闘い』のベンジャミン・ウォーカーと『ウォーム・ボディーズ』のテリーサ・パーマー。その他6位にも『Pride and Prejudice and Zombies(原題)』が初登場した。原作はジェーン・オースティンの文芸小説『高慢と偏見』をセス・グラハム=スミスがマッシュアップした『高慢と偏見とゾンビ』。
2016年02月08日『ノーカントリー』でアカデミー賞「作品賞」など4冠を獲得し、カンヌ国際映画祭「監督賞」を3度も受賞したイーサン&ジョエル・コーエン兄弟。本年度アカデミー賞でも脚本を手がけた『ブリッジ・オブ・スパイ』が「脚本賞」「作品賞」などにノミネートされている彼らの華麗なる集大成ともいうべき最新作「Hail,Caesar!」(原題)が、『ヘイル、シーザー!』として5月に公開されることが決定。ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムら超豪華スターたちが競演する場面写真も到着した。本作の舞台は、1950年代、ハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、なんと主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!スタジオが大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込み、“最高にゴージャスな大捜査”が幕を開ける!?古き良き(?)ハリウッド全盛期を舞台に、スタジオの何でも屋が個性あふれるスターたちを巻き込んで、世界的スターの誘拐事件解決に挑むサスペンス・コメディとなる本作。2月11日(現地時間)から開催される第66回ベルリン国際映画祭のオープニング上映にも決定している。世界三大映画祭の1つとなるベルリンのオープニングといえば、これまで、コーエン兄弟が監督・脚本を務めた『トゥルー・グリット』や本作同様に豪華キャスト共演の『グランド・ブダペスト・ホテル』といった、その年のアカデミー賞にも直結する超話題作が選出されることでも有名。本作も、コーエン兄弟最高傑作と名高い『ファーゴ』や『ノーカントリー』を彷彿とさせる“突然消えた人物を探す”サスペンスあふれる展開がベースとなりながら、『ビッグ・リボウスキ』や『オー・ブラザー!』で魅せた独特のブラックユーモア満載のコメディ要素を合わせ持ち、何よりも心に訴えかけるドラマティックなエンディングは、『トゥルー・グリット』や『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』を想起させ、まさに “集大成”というにふさわしい1本となっている。個性的なキャラクターを見事に演じ切るのは、コーエン兄弟常連のジョシュ・ブローリンや、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントンをはじめ、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、チャニング・テイタムなど、ハリウッドの主役級スターからアカデミー賞常連の名優まで、コーエン兄弟だからこそ実現できた豪華スターたち。また、コーエン兄弟としても新たな試みとなった、このスターたちが体を張って唄って踊る、華やかなミュージカルシーンも必見だ。『ヘイル、シーザー!』は5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月01日ジョエル&イーサン・コーエンの最新作『ヘイル、シーザー!』が5月に日本で公開されることが決定した。1950年代のアメリカ・ハリウッドを舞台にしたサスペンス・コメディで、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンドらが出演する。その他の写真様々な題材、ジャンルの作品を手がけ、全世界の映画ファンから絶大な信頼と支持を集めているジョエル&イーサン・コーエン監督の最新作は、1950年代のハリウッドで、世界的なスターで大作映画『ヘイル、シーザー!』の主演を務めるウィットロック(クルーニー)が何者かに誘拐されるところからはじまる。スタジオは騒然となり、スタジオの“何でも屋”のマニックス(ブローリン)は捜査を開始する。本作はこれまでのコーエン作品以上に豪華なキャストが顔を揃えており、先にあげたキャストのほかにもアルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムらが出演。巧みな構成と会話劇はコーエン作品の魅力だが、本作にはミュージカル・シーンも登場するという。50年代の豪華絢爛な“映画の都”を描き出すべくスタッフも豪華な面々が集まっており、名撮影監督のロジャー・ディーキンスが全編を35ミリフィルムで撮影。『トゥルー・グリット』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』など監督と繰り返しタッグを組んでいるジェス・ゴンコールがプロダクションデザインを手がけ、監督自身が編集を担当している。『ヘイル、シーザー!』5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年02月01日ディズニーで配給が決まっていたドリームワークス製作の実写版『攻殻機動隊』を、パラマウントが配給することになった。スティーブン・スピルバーグがディズニーを去ってユニバーサルの元で配給をすることに決めたのが理由。パラマウントもこの映画に出資していることから、新しい配給としてパラマウントが決まったようだ。来年3月31日の北米公開日は変わらない。その他の情報主演はスカーレット・ヨハンソン。監督は『スノーホワイト』のルパート・サンダース。撮影はニュージーランドで行われる予定。ヨハンソンの次回作は、来月北米公開予定のジョエル&イーサン・コーエン監督作『ヘイル・シーザー(原題)』今年は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、声の出演をする『ザ・ジャングル・ブック(原題)』も控える。文:猿渡由紀
2016年01月27日新作映画『オデッセイ』で主演を務めたマット・デイモンのインタビュー映像が公開になった。デイモンが8分に渡って映画の設定や物語、自身が演じた役どころ、監督を務めたリドリー・スコットについてじっくりと語っており、公開前の予習に最適な内容になっている。『オデッセイ』特別映像『オデッセイ』は、火星での有人探査の最中、ひとり取り残されてしまった宇宙飛行士のワトニーが、空気も水も通信手段もない過酷な環境の中、知恵と強い精神力を発揮して生き延びようとする姿を描いた作品で、デイモンは脚本を読み、その独創性に惹かれて出演を決めたという。本作の主人公ワトニーは、植物学者で、危機的な状況に陥っても過剰にパニックになったりせずに、自身の持っている知識を総動員して計画を立て、記録用のカメラにジョークを飛ばしながら現実的な手段で生き延びようとする。本作の脚本を手がけたドリュー・ゴダードはデイモンに本作を「科学へのラブレター」だと伝えたそうで、デイモン自身も「本作が伝えているのは“知力のすばらしさ”だと思う」と語る。デイモンは、名門ハーバード大学在学中に俳優としてのキャリアを開始し、若い頃から脚本も執筆。アカデミー脚本賞も受賞している。そんな彼がこれまでにタッグを組んできた監督はクリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ジョエル&イーサン・コーエン、ポール・グリーングラス……当代きっての名監督ばかりだ。彼は映像で「映画作りを知り尽くしている監督と仕事をすると、毎日が楽しくてどのシーンもすばらしい」と笑顔を見せ、自身は「脚本の面白さを伝え尽くすこと」に力を注ぐという。本作では、火星にたったひとり残されたマーク・ワトニーを演じているため「観客にはマークと一緒に火星に取り残されてほしい」と語りかけている。『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年01月26日スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスとコーエン兄弟がタッグを組む『ブリッジ・オブ・スパイ』。この度、主演を務めたトムが自身の役を熱く語るインタビュー映像が到着した。舞台は、アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは実在のアメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰でも弁護される権利がある」という信念のもとソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。“普通の弁護士”ドノヴァンに与えられたミッション、それは自身が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる――。オスカー・レースの開始を告げるナショナル・ボード・オブ・レビューの作品トップ10をはじめ、数々の映画賞を受賞し、2016年度アカデミー賞有力候補の呼び声もあがる本作。このほど解禁となった映像では、『ファーゴ』『ノーカントリー』で4つのアカデミー賞を受賞したジョエル&イーサン・コーエンが手掛けた脚本を読んだトムが「役者冥利につきる」と語り、自身の役柄や本作について力説する姿が映し出されている。監督を務めたスピルバーグとは、『プライベート・ライアン』以来4作目のコラボレーションとなるトムは、本作の主演に指名されたときのことを「宝クジに当たった気分だよ」と述懐。さらに、「お互いのことはよく分かっているんだ」「良き理解者と言える彼とまた仕事ができるのは本当に幸せなことだと思う」と続け、再タッグへの喜びを語ると同時に本作への手応えをのぞかせる。今回の役柄である弁護士・ドノバンについて話が及ぶとより熱が入り、ハンクスの語りはどんどんヒートアップ。脚本に書かれた彼の複雑な人物像に惹かれたと話すハンクスは、「弁護で様々な人間と出会ったことでドノバンは変わった。ソ連との交渉は単なる仕事でなく、アベルを救うための戦いでもあったんだ」とドノバンの心境を読み解いている。『フィラデルフィア』『フォレストガンプ/一期一会』で2年連続オスカーを獲得したハンクス。この映像から、彼にとって3度目のオスカーとなるかもしれない本作への期待を膨らませてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月25日監督をスティーヴン・スピルバーグ、脚本をイーサン&ジョエル・コーエン兄弟が手がけ、トム・ハンクスが主演を務める『ブリッジ・オブ・スパイ』の特別映像が到着。スピルバーグ監督が、トム・ハンクスやマーク・ライランスとの撮影エピソードなどを語っていることが分かった。アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは実在のアメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰でも弁護される権利がある」という信念のもとソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。時の大統領ジョン・F・ケネディがドノヴァンに与えたミッションは、ドノヴァンが弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる。アカデミー賞受賞スタッフとキャストが集結し、スピルバーグ監督とハンクスが4度目のタッグを組む本作。良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた弁護士が、米ソの戦争を食い止める重責を担い、命がけで敵の真っ只中に飛び込んでいく姿を感動的に描いている。このほど到着した特別映像では、父から聞かされたという冷戦下での“U2偵察機事件”や、意外にもスムーズだったという撮影について、スピルバーグ監督が語っている。映像では、スピルバーグ監督は「トムと私は長年の関係だから互いを知り尽くしているんだ」と、30年以上にわたってハリウッドのトップスターの座に座り続け、アカデミー賞の主演男優賞を2年連続で受賞したトム・ハンクスについてコメント。「ただでさえ、創造性が豊かなのにさらなる独自性を常に求め、彼の何にでも挑戦する姿勢が本当に素晴らしい。4度目のタッグともなるとあうんの呼吸で楽勝だったよ」と語り、長きにわたるトムとの友情を覗かせた。また、トム演じる弁護士ジェームズ・ドノヴァンが弁護を担当するソ連のスパイ、ルドルフ・アベル役を演じたマーク・ライランスについてはスピルバーグ監督は、「彼はトニー賞に3度も輝いた舞台俳優で、演技を一目見て非凡な才能の持ち主だと分かったよ。『十二夜』での演技を見てさらに確信したから声を掛けたんだ」と、先日発表されたニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞を受賞し、アカデミー賞助演男優賞の最有力候補であるマークの才能を賞賛している。「ドイツ・アメリカ・ロシアから最高のキャストが揃った」とスピルバーグが自負する本作。アカデミー賞有力と呼び声が高い本作の公開を楽しみに待ちたい。『ブリッジ・オブ・スパイ』は、2016年1月16日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月10日監督をスティーヴン・スピルバーグ、主演にトム・ハンクス、脚本をイーサン&ジョエル・コーエン兄弟が手がける、ハリウッド最強のチームで贈る『ブリッジ・オブ・スパイ』。すでにアカデミー賞候補作ともうわさされる本作より、日本のファンへのメッセージが盛り込まれた日本独占映像が到着した。アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた、ごく普通の弁護士でありながら、「誰でも弁護される権利がある」という信念のもと、ソ連のスパイの弁護を引き受ける。ドノヴァンに与えられたミッション――それは彼が弁護するソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる…。今回到着した映像には、ハリウッドきってのヒットメーカーにしてアカデミー賞監督賞に二度輝くスピルバーグと、30年以上にわたってトップスターの座に君臨しアカデミー賞主演男優賞を2年連続で受賞したトムという“ドリームコンビ”がそろって登場。世界中の映画ファンから最も愛される監督と名優は、『プライベート・ライアン』で初めてコンビを組んで以来、3本の映画を世に送り出してきた。そして、2人の最高傑作の呼び声が高い4本目の作品が本作だ。まず、日本のファンに向け、トムが自身が演じるドノヴァンという役どころについて説明し、続いてスピルバーグ監督が本作へのゆるぎない自信を明かしている。続いて流れる予告映像は、緊張感みなぎる当時の政情と、特殊な状況に置かれながらも自らの信念を貫くドノヴァンの熱い想いが伝わってくる、見応えのたっぷり内容となっている。スピルバーグ監督は、別のインタビューでも実在の弁護士・ドノファンを演じるハンクスについて「彼は完璧な配役だった」と絶賛しており、ハリウッドの第一線で長年活躍を続ける2人の4度目のタッグには期待が高まるばかり。ヒーローとはほど遠い、ごく普通の人間が全力で不可能に立ち向かっていく姿を描き上げた、実話であることが信じがたいほどスリリングなドラマ。まずは、こちらの映像からその魅力を体感してみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日アンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』の東京シアター・イメージフォーラムでの公開日が2月6日に決定したことが26日、わかった。また、全国から上映の問い合わせやリクエストが多数寄せられたことにより、各地での上映も決定し、東京に続き順次公開となる。本作は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となったオリンピック・アスリート、ルイ・ザンペリーニの半生を描いた実話。1936年のベルリン・オリンピック5,000mで驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニは、第二次世界大戦で空軍パイロットとなり、乗っていた爆撃機の不時着によって、47日間の漂流の末に日本軍に見つかり捕虜として収容所に送られてしまう。収容所では、ワタナベ伍長による執拗な虐待を受けるが、2年におよぶ捕虜収容所での地獄を不屈の精神で耐え抜き、終戦によってついに解放される。ローラ・ヒレンブランドの『シービスケット』を原作に、ジョエル&イーサン・コーエンらが脚本を手掛けた本作は、第87回アカデミー賞で、撮影賞、録音賞、音響編集賞にノミネートされた。ルイ・ザンペリーニを演じるのは、『ベルファスト71』のジャック・オコンネル。そのほか、ドーナル・グリーソン、MIYAVI、ギャレット・ヘドランド、フィン・ウィットロックらが出演する。このたび、東京シアター・イメージフォーラムでの公開日が2月6日に決定し、以降に公開される地方上映館も明らかに。また、公式サイトもオープンした。『不屈の男 アンブロークン』地方上映館神奈川:横浜ニューテアトル群馬:シネマテークたかさき北海道:ディノスシネマズ札幌劇場岩手:盛岡ルミエール宮城:フォーラム仙台山形:MOVIE ON やまがた長野:長野ロキシー富山:フォルツァ総曲輪石川:シネモンド愛知:伏見ミリオン座静岡:シネマe_ra大阪:シネマート心斎橋京都:京都シネマ岡山:シネマ・クレール広島:広島サロンシネマ福岡:KBC シネマ佐賀:シアターシエマ熊本:Denkikan長崎:長崎セントラル劇場大分:シネマ5沖縄:ミハマ7プレックス(C)2014 UNIVERSAL STUDIOS
2015年11月26日監督スティーヴン・スピルバーグ、主演トム・ハンクス、脚本イーサン&ジョエル・コーエン兄弟と、ハリウッド史上最高のスタッフ&キャストで描く実話に基づく感動のエンターテイメント大作『ブリッジ・オブ・スパイ』。2016年1月8日(金)より日本公開されるのに先立ち、11月13日(現地時間)、物語の舞台となったベルリンの地でインターナショナルプレミアが開催。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクスらが登壇した。舞台は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が世界を二分して対立し、一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代。ジェームズ・ドノバンは、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。だが、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界の平和を左右する重大な任務を委ねられる。それは、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交換を成し遂げること。世界が再度の戦争勃発の恐怖に怯える中、平和の鍵を握っていたのは、ひとりの普通の男だった――。これまでに3つのアカデミー賞に輝いたスティーヴン・スピルバーグ監督と、2つのアカデミー賞を受賞したトム・ハンクスが、『ターミナル』以来11年ぶり4度目のタッグを組む本作。去る10月4日(現地時間)、ニューヨーク映画祭でプレミア上映されると、満場のスタンディング・オベーションを浴び、多数米有力メディアのオスカー予想で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など各部門でノミネート確実と言われ、早くも本年度アカデミー賞の本命と称されいてる。そんな本作が、物語の舞台となったベルリンの地でインターナショナルプレミアを実施。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス、共演のエイミー・ライアン、セバスチャン・コッホらが出席したこの日のイベントには、当日最低気温9.5度を記録し、強風も吹くあいにくの天候にも関わらず、約1,500名の観客がレッド・カーペットを取り囲み、世界各地からのマスコミも150名以上が詰めかけた。本作がアカデミー賞有力との声が世界から上がっていることについて、スピルバーグ監督は「アカデミー賞は同業者に認められるという映画界一の栄誉です。授賞式にいるだけで名誉なことです。今は1年のうちで最もエキサイティングなときであり、またナーバスなときです。ただ、私はあまりあてにしない様にはしているがね」と語り、トム・ハンクスも「本当?そんなこと誰が言っているのかい(笑)?自信はまったくないね。一か八かの賭けのようなもので、期待することができるものではないよ」と、2人のオスカー・ウィナーは謙遜気味に語った。だが、作品については「コーエン兄弟たちが書いた脚本が素晴らしく、すべてが繊細な出来事の積み重ねだったので、セリフがわずか2行しかない役や、最も小さな役でさえも、細心の注意を払わなければならなかった。豪華なアンサンブルキャストが実現した、本当に素晴らしい作品になった」(スピルバーグ監督)、「スピルバーグ監督のベストを期待してもらえると思います」(トム・ハンクス)とそれぞれに自信を覗かせた。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月16日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』のインターナショナルプレミアが現地時間13日にドイツのベルリンで行われ、スピルバーグ監督、主演のトム・ハンクスらが出席した。その他の写真映画は、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに型破りな方法で挑む姿を描いた作品。ジョエル&イーサン・コーエンが脚本を手がけている。プレミア会場に設置されたレッドカーペットには約1500人もの観客が集合。スピルバーグ監督は本作がオスカーレースの有力候補と語られていることについて「アカデミー賞は同業者に認められるという映画界一の栄誉です。授賞式にいるだけで名誉なことです。今は1年のうちで最もエキサイティングな時であり、またナーバスな時です。ただ、私はあまりあてにしない様にはしているがね」と語り、ハンクスも「オスカーについてはどの作品でも全く自信を持つことはできない。一か八かの賭けのようなものだから、期待することができるものではないんだよ」とコメントした。スピルバーグ監督もハンクスもすでにオスカー受賞経験があり、興行的な成功はもちろん、意欲的な企画、語るべき企画や脚本があるかをじっくり吟味して次回作を決めている映画人だ。ふたりが新作に選んだ『ブリッジ・オブ・スパイ』はどんなドラマが描かれているのか? 実話を基にしたドラマの中に、過去のスピルバーグ作品との共通点はあるのか? 日本では来年1月から全国公開になる。『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2015年11月16日2014年クリスマスに全米公開され、第87回アカデミー賞「撮影賞」ほか3部門にノミネートされながらも、日本では劇場公開に至らなかったアンジェリーナ・ジョリーの2度目の監督作『不屈の男 アンブロークン』(原題:UNBROKEN)。この度、本作が2016年2月、シアター・イメージフォーラムを皮切りに全国順次公開されることが決まった。1936年、ベルリン・オリンピックの5,000m走競技で驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)は、やがて第二次世界大戦で空軍パイロットとなる。だが、彼らを乗せた爆撃機が海に不時着、数人の兵士とともに47日間の漂流した末、日本軍の捕虜となり収容所に送られてしまう。収容所では、彼に対して病的な執着を見せるワタナベ伍長(MIYAVI)による執拗な虐待を受けるが、ザンペリーニは不屈の精神で耐え抜こうとする――。本作は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となった実在のオリンピック・アスリート、ルイ・ザンペリーニの半生を、監督のアンジェリーナをはじめ、脚本にジョエル&イーサン・コーエン兄弟が参加、撮影を『ショーシャンクの空に』『007 スカイフォール』のロジャー・ディーキンスが務めるなど、ハリウッドの一流スタッフが結集して製作。主演を務めるのは、アンジェリーナも絶賛を贈る英国俳優ジャック・オコンネル。今年は主演作『ベルファスト71』『名もなき塀の王』が相次いで日本公開され、「プラダ(PRADA)」の2015年春夏コレクションの広告モデルに抜擢、GQメン・オブ・ザ・イヤー「ヴェルチュ・ブレイクスルー・アクター賞」を受賞するなど、注目度が上昇中。さらに、役名は未発表だが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも出演する『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のドーナル・グリーソン、今年『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネーション』とのコラボを行ったギタリストのMIYAVI、『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』の若き日のフック役ギャレット・ヘドランドら、ブレイク必至のキャストたちが名を連ねている。本国では大ヒットを記録し、話題を呼んだものの、その内容からこのまま日本での劇場公開はないとされてきた。だが、今回、製作のユニバーサルと配給のビターズ・エンドが舞台となる日本で公開されないことに違和感を感じ、また、本作が戦争を背景に1人の男に降りかかる苦難を“不屈の精神”で生き抜く様を力強く描いた素晴らしいドラマであるという点から合意に至り、渋谷のミニシアター、シアター・イメージフォーラムの賛同も得て、日本での公開が決定。同劇場はこれまで、『ショアー』『蟻の兵隊』『鬼が来た!』『シャトーブリアンからの手紙』など、ドキュメンタリー、劇映画とわず、さまざまな戦争の形を描いた作品を数多く上映してきている。まさに“不屈の精神”が呼び込んだ待望の日本公開。1人の男の壮絶な“生きざま”を描いた物語に注目していて。『不屈の男 アンブロークン』は2016年2月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月22日2014年クリスマスに全米公開となり大ヒットを記録したアンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』が2016年2月に日本公開されることが22日、わかった。本作は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となったオリンピック・アスリート、ルイ・ザンペリーニの半生を描いた実話。1936年のベルリン・オリンピック5,000mで驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニは、第二次世界大戦で空軍パイロットとなり、乗っていた爆撃機の不時着によって、47日間の漂流の末に日本軍に見つかり捕虜として収容所に送られてしまう。収容所では、ワタナベ伍長による執拗な虐待を受けるが、2年におよぶ捕虜収容所での地獄を不屈の精神で耐え抜き、終戦によってついに解放される。ローラ・ヒレンブランドの『シービスケット』を原作に、ジョエル&イーサン・コーエンらが脚本を手掛けた本作は、第87回アカデミー賞で、撮影賞、録音賞、音響編集賞にノミネートされた。ルイ・ザンペリーニを演じるのは、『ベルファスト71』のジャック・オコンネル。そのほか、ドーナル・グリーソン、MIYAVI、ギャレット・ヘドランド、フィン・ウィットロックらが出演する。映画の舞台が日本でもあるにも関わらず日本で公開されないことに違和感があるとし、「戦争を描くいろいろな形の映画があるべき」、「戦争を背景に一人の男に降りかかる苦難を不屈の精神で生き抜く様を力強く描いたドラマ」であるという点から、製作のユニバーサルと配給のビターズ・エンドが公開を決断した。『不屈の男 アンブロークン』は2016年2月、シアター・イメージフォーラムを皮切り全国公開。(c)2014 UNIVERSAL STUDIOS
2015年10月22日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』の日本公開日が来年の1月8日(金)に決定した。トム・ハンクスが主演を務め、世界中が冷戦状態にあった1960年代を舞台に、命をかけて信念を貫こうとした男が、極めて危険な交渉にあたる姿を描いた作品だ。その他の画像/日本公開日が決定映画は、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに型破りな方法で挑む姿を描いた作品。ジョエル&イーサン・コーエンが脚本を手がけている。映画はすでに完成しており、今月4日(現地時間)にニューヨーク映画祭で上映された。スピルバーグ監督は「ニューヨークで撮影されたこの作品をニューヨーク映画祭で上映することができて光栄です。この作品は冷戦下で大国間の戦争を止める大役を突然任されることになった一人の普通の男を描いています。国境を越えて人間同士分かり合うという真理の大切さが伝わると嬉しいです」と語り、ハンクスは「この作品は今を生きる人に自分が同じ立場でだったらどうするだろうかと問い掛けている。(スピルバーグ監督作品に出演するのは)楽しいけれど、恐いことでもあるんだ。失敗は許されない。この作品を僕の最後のスピルバーグ監督作品への出演にはしたくないからね」とユーモアを交えてコメントした。上映後のレビューも好評、絶賛が多く、いくつかの媒体は本作をオスカー候補間違いなしと掲載。賞レースの行方はわからないが、これまでに数々の傑作をおくりだしてきたスピルバーグ監督とハンクスのタッグ作に、多くの映画ファンが期待を寄せている。『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2015年10月08日レア・セドゥが、チャニング・テイタム主演の『Gambit』への出演を交渉しているようだ。役柄は、主人公ギャンビットの幼なじみであるベラ・ドンナ。テイタムが、主演とプロデューサーを兼任する。その他の情報『Gambit』は『X-MEN』シリーズ8作目。7作目に当たる『X-MEN:アポカリプス(原題)』は来年5月、『Gambit』は2016年10月に公開予定。セドゥは、11月北米公開予定の『007 スペクター』(日本公開は12月4日)に出演。その後には、グザヴィエ・ドラン監督の『It’s Only the End of the World』が控える。共演はマリオン・コティヤール。テイタムの次回作は、クエンティン・タランティーノ監督の『The Hateful Eight』と、ジョエル&イーサン・コーエン監督の『Hail, Caesar!』。日本では『マジック・マイクXXL』が10月17日(土)より公開される。文:猿渡由紀
2015年08月26日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』の予告編が公開になった。世界中が冷戦状態にあった1960年代を舞台に、命をかけて信念を貫こうとした男が、極めて危険な交渉にあたる姿を描いた大作だ。その他の画像/予告編公開映画は、CIAが極秘裏に遂行していた高度偵察機U-2が、スパイ飛行中にソ連に撃墜され、パイロットが捕獲されるという1960年5月1日に起きた“U-2撃墜事件”がベースになっている。この作品の舞台になっている1950~60年代、世界はアメリカとソビエトによって二分される“冷戦”状態で、両陣営はいつもお互いを監視し、新たな戦争の引き金があちこちに埋め込まれていた。そんな折、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(トム・ハンクス)は、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに、型破りな方法で挑むことになる。本作は、ジョエル・コーエンとイーサン・コーエンが脚本を手がけ、ヤヌス・カミンスキー(撮影)、マイケル・カーン(編集)らスピルバーグの“右腕”と呼ぶべきスタッフが集結。予告編ではアメリカでソビエトのスパイが捕らえられる場面と、ソビエトでアメリカのパイロットが捕獲される場面がスリリングなタッチで描かれる。ハンクス演じるドノバンは、スパイでもヒーローでもなく保険の分野で活動してきた弁護士だったが、いきなり“アメリカとソビエトのスパイ交換”の交渉にあたることになる。冷戦時、人々は核戦争の恐怖や、まだ記憶が生々しい世界大戦が再び来るのではないかという恐怖におびえていた。そのため、ドノバンがもし失敗すれば世界が再び戦火に包まれると考える者や、彼の行動を阻止しようとする者が現れる。しかし、彼は自らの信念を曲げず、苦悩しながらも、戦争の可能性を取り除き、人命を救助するために懸命に行動する。彼に与えられた交渉の舞台は、ドイツのベルリンにあるグリーニカー橋。彼は交渉を成立させ、戦争の危機を回避できるのか?本作は、これまでのスピルバーグ作品同様、全編が35ミリフィルムで撮影されており、予告編でも陰影に富んだ重厚な映像も堪能できる。『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月全国ロードショー(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
2015年08月18日スティーヴン・スピルバーグ監督が、トム・ハンクスを主演にイーサン&ジョエル・コーエン兄弟の脚本で、東西冷戦時代の実話を基に描く『ブリッジ・オブ・スパイ』。早くも2016年度のアカデミー賞に最も近いといわれる本作の日本オリジナル予告と、トム・ハンクスの真剣な眼差しが印象的な日本オリジナルポスターが解禁となった。舞台は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が世界を二分して対立し、一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代。ジェームズ・ドノバンは、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。だが、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界の平和を左右する重大な任務を委ねられる。それは、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交換を成し遂げること。世界が再度の戦争勃発の恐怖に怯える中、平和の鍵を握っていたのは、ひとりの普通の男だった――。製作総指揮を務めた『ジュラシック・ワールド』が世界歴代興収第3位となる歴史的大ヒットとなっている、スピルバーグ監督。『シンドラーのリスト』でアカデミー賞「作品賞」「監督賞」を受賞し、『プライベート・ライアン』で「監督賞」を受賞した彼が、『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』で同「主演男優賞」を2年連続受賞したトム・ハンクスと4度目のタッグとなった本作で、脚本を手掛けるのは、『ファーゴ』(脚本賞)と『ノーカントリー』(作品賞・監督賞・脚色賞)で4つのオスカーを手にしたイーサン・コーエンとジョエル・コーエン兄弟。世界の映画ファンから最も愛される巨匠と、最も尊敬される名優、さらに稀代のストーリーテラーとして知られる脚本家兄弟という史上最高のドリーム・チームが集結し、早くも2016年度アカデミー賞有力候補の呼び声も上がっている。解禁となった日本版予告では、米ソ冷戦下に繰り広げられるスペクタクルな映像とスリルあふれる展開だけでなく、100%不可能に近い交渉を続けるうちに、家族まで命の危険にさらされてしまう、トム演じるドノバンの苦悩までも映し出していく。だが、良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた彼は、決して信念を曲げず、米ソの戦争を食い止めるために全力で立ち向かう。ベルリンの壁を越えようとした者たちの“現実”も目の当たりにする中、果たして、彼は最後の交渉の場となった東西ドイツを分かつ“グリーニカー橋”で、奇跡を起こすことができるのか…!?混迷の時代のいまだからこそ描かれる驚きとスリルに満ちた感動の実話を、まずはこの映像から確かめてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日ジョエル&イーサン・コーエンが、ワーナー・ブラザースが製作する『Black Money』の脚色を務めることになった。監督を兼任する可能性もある。ジョエル・シルバーがプロデューサーを務める。その他の情報『Black Money』は1966年に出版された犯罪小説。行方不明になった女性を探す私立探偵が、その背景に、昔の自殺事件や、ギャンブルによる借金など、意外な要素が隠れていることを発見するという物語だ。コーエン兄弟は、現在、『Hail Caesar!』のポストプロダクション作業中。出演は、チャニング・テイタム、スカーレット・ヨハンソン、ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒルら。また10月北米公開のスティーブン・スピルバーグ監督作『ブリッジ・オブ・スパイ』の脚本も手がけている。文:猿渡由紀
2015年08月07日米軍の無人戦闘機ドローンの恐るべき実態と対テロ戦争の知られざる真実を暴くイーサン・ホーク主演の問題作『ドローン・オブ・ウォー』。この度、本作の公開日が10月1日(木)に決定すると同時に、新ビジュアルが公開された。アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐の赴任地はアジアでも中東でもない。ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人機ドローンを遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行している。クリックひとつでミサイルを発する爆撃は、まるでゲームのように現実感が欠落しているのだ、一日の任務を終えると、車でラスベガスの歓楽街を通り抜けて、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰り、美しい妻モリーとふたりの幼い子どもとの生活に舞い戻る。繰り返されるこの毎日がトミーの日常であり、異常な現代の戦争の姿だった…。ひとりのドローン操縦士の日常に焦点を絞り、現代における戦争の知られざる真実を暴き出した本作でメガホンを握るのは、『TIME/タイム』のアンドリュー・ニコル監督。PTSDに苦しむ主人公をイーサン・ホークが演じ、職務上の使命感と複雑な現実の狭間で引き裂かれていく主人公の魂の彷徨を生々しく体言している。ニコル監督とイーサンの『ガタカ』の盟友同士が再びタッグを組み、遠隔操作で空爆を行う現代戦争の恐ろしい実態と、アメリカ国内の“戦地”と“家庭”を行き来するドローン操縦士の異常な日常をリアルに映し出す。さらにミサイルの誘導を担当する副操縦士スアレスに『マッドマックス 怒りのデスロード』で鮮烈なインパクトを残した新進女優ゾーイ・クラヴィッツ。さらにJ・J・エイブラムス版「スタートレック」シリーズのパイク提督役などで知られるブルース・グリーンウッド、TVシリーズ「MAD MENマッドメン」や『アンノウン』のジャニュアリー・ジョーンズらが脇を固めている。このたび公開となったビジュアルは、“戦地”と“家庭”それぞれの場所に身を置くイーサン。戦場に赴かずしてPTSDに苦しめられる、ドローン操縦士の異常な日常が垣間見えるビジュアルとなっている。昨今、あらゆるメディアを賑わせている“ドローン”。米軍無人戦闘機ドローンによる空爆を題材としているだけあって、公開時も注目を浴びそうだ。『ドローン・オブ・ウォー』は10月1日(木)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月05日『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞にノミネートされたイーサン・ホークが、米国にいながらにしてドローン空爆を行う操縦士を演じる衝撃作『ドローン・オブ・ウォー』。 “現在の戦争”の知られざる真実を描く本作から、イーサン演じる操縦士がPTSDに苦しむ予告編映像が到着した。米国が対テロ戦争における画期的な兵器として、遠隔操作で無人機ドローンを使用し、空爆する“現在の戦争”のリアルな姿を描く本作。戦争のあり方を変えたといわれる米軍無人戦闘機ドローンの恐るべき実態と、“戦地”と“家庭”を行き来するドローン操縦士の異常な日常を描き出すのは、イーサンと『ガタカ』以来20年ぶりのタッグとなるアンドリュー・ニコル監督。予告映像では、ドローンのカメラから地上の標的が映し出され、操縦士トミー・イーガン(イーサン・ホーク)のクリックにより、一瞬にしてミサイルにより標的が大破する衝撃的なシーンから始まる。原題でもある「good kill(一掃した)」の言葉とともに任務を終え、エアコンが快適に効いたコンテナ内のオペレーションルームから、愛する家族の待つ自宅へと帰る異質な生活を送るトミー。操縦士には危険が及ばずに、1万キロ以上も離れた異国のテロリストを殺害できる画期的な兵器ドローンは、関係のない民間人を巻き添えにしてしまう恐ろしい問題を抱えていた。米国を守るためだと言うが、このミッションは本当に正しいものなのか?やがて、ストレスが限界を超えたトミーは、内に抱える葛藤を抑えきれなくなる…。戦場に赴かずしてPTSDに苦しむドローン操縦士を熱演するイーサン。彼の“職場”と家庭の近くて、遠い距離を、こちらの映像から確かめてみて。『ドローン・オブ・ウォー』は10月上旬、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日ハリウッドで活躍するフィルムメイカーが手がけるドラマのブルーレイが次々にリリースされる。ジョエル&イーサン・コーエンが製作総指揮を務める『FARGO/ファーゴ』が10月に、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮『ストレイン/沈黙のエクリプス』が11月に、M・ナイト・シャマラン製作総指揮『ウェイワード・パインズ 出口のない街』が12月にリリース。どれも映画に匹敵するクオリティで発売元の20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンはこれらの作品を“ロング・ムービー”としてアピールしていく。その他の画像10月にリリースになる『FARGO/ファーゴ』は、1996年製作の同名映画を新たに再構築してドラマ化したもの。片田舎で暮す平凡な男が予想外の事件に巻き込まれていく様を描いたもので、『ホビット』のマーティン・フリーマンや『バーバー』のビリー・ボブ・ソーントンらが出演している。その翌月にリリースになる『ストレイン』は、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロが描くSFサスペンス・アクションで、謎の生命体ウィルスと人類の戦いを描く。12月リリースの『ウェイワード・パインズ 出口のない街』は、シャマランが製作総指揮を手がけたミステリー大作だ。タイトル通り、出口のない街に迷い込んでしまったベテラン捜査官が街の謎に迫る物語で、マット・ディロンが主演を務めている。どの作品も、アメリカの映画界の一線で活躍しているクリエイターが、“ドラマでしか描けない”スケールと構成で壮大な物語を描いている。近年は、デイヴィッド・フィンチャーやウディ・アレン、フランク・ダラボンなど映画人がドラマ業界に積極的に進出しており、上記の作品も海外ドラマ好きだけでなく、映画ファンを魅了するタイトルとして注目を集めそうだ。『FARGO/ファーゴ』10月2日(金) DVDリリース『ストレイン/沈黙のエクリプス』11月6日(金) ブルーレイ&DVDリリース決定『ウェイワード・パインズ 出口のない街』12月2日(水) DVDリリース
2015年07月17日マット・デイモンがリドリー・スコット監督の最新作『オデッセイ』で主演を務めている。本作で、彼は地球から遠く離れた火星でたったひとり取り残されながらも懸命に生き延びようとする男ワトニーを演じているが、この役はあの名優が自分で演じたいと声をあげるほど魅力的な役のようだ。その他の画像本作の原作は、日本でも邦訳されたアンディ・ウィアーのベストセラー小説『火星の人』。主人公マーク・ワトニーと仲間たちは火星で探査を行っているが、強烈な嵐に巻き込まれて脱出。マークはその途中で死亡したとされていたが、後に生存していたことが発覚する。水も空気も通信手段もない火星でたったひとり取り残されたマークは、残された物資とわずかな食料をかき集めて、知恵と強い意思をもって生き延びようとする。映画でデイモンは多くの場面でたったひとりでカメラの前に立ち、誰の声も聞えない、どれだけ助けを求めても届かない火星で生きる男を演じた。この役は魅力的な役どころのようで、俳優のトム・ハンクスはSNSに「アンディ・ウィアーの大傑作!マット・デイモンに嫉妬する!」と投稿。彼は『キャスト・アウェイ』で無人島に取り残された男を演じ、『ターミナル』では故郷を失って空港で暮す男を演じたが、ハンクスは『オデッセイ』の物語に先ほどの2作にはない要素、自身が俳優として嫉妬をおぼえるほどの魅力を感じたようだ。ちなみにハンクスは「誰が映画館の先頭に並ぶって?僕だよ!」と宣言している。ハンクスはハリウッドのトップクラスの俳優で、彼のもとには魅力的な企画や脚本が数多く集まってくるはずだ。彼の主演最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』はジョエル&イーサン・コーエンが脚本を書き、スティーヴン・スピルバーグが監督する作品で、早くも今年もオスカー候補入りがささやかれている。そんなハンクスが、デイモンが演じると決まってもなお、自分が演じたかったと声をあげるマーク・ワトニーとはどんな人物なのか? ワトニーは火星でたったひとりでどんな体験をするのか? 来年2月の公開が楽しみだ。『オデッセイ』2016年2月 TOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショー
2015年07月15日トム・クルーズ主演の人気スパイシリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。このほど、日本公開に先駆けた7月13日(月)が「イーサン・ハントの日」として制定されたことが明らかになった。超敏腕スパイ:イーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFは無国籍スパイ「シンジケート」の暗躍により、またしても解体の窮地に追い込まれてしまう。イーサンはこの最強の敵にどう立ち向かうのか?誰が敵か味方かわからない中、究極の諜報バトルが繰り広げられる。史上最難関のミッションをコンプリートできるのか!? イーサンの究極の「作戦」とは?『ミッション:インポッシブル』は、過去4作品までパラマウント映画で製作され、全世界興収が約22億ドルを超える空前の大ヒットを記録した超人気シリーズ。このほど「イーサン・ハントの日」として制定された7月13日は、1996年、第1作目『ミッション:インポッシブル』の公開日であり、日本記念日協会から正式に認定された。さらに、歴代シリーズのアクション映像満載の特別映像が公開!伝説のスパイ=イーサン・ハントがこれまで披露した大迫力のアクションシーンの数々が映し出されている。映像の最後には、イーサン・ハント=トム・クルーズが登場!「日本の君たちに重要なミッションを発令する。IMFの一員となって、予測不可能なミッションに挑んでほしい。」と、日本のファンに向けて特別ミッションを発令!詳細は7月13日の「イーサン・ハントの日」に公開されるとのことで、いったいどんな“不可能なミッション”が発令されるのか、大きな注目が集まりそうだ。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は8月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 2015年8月7日(金)より全国にて公開(C) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年06月26日『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークが、『ガタカ』の盟友アンドリュー・二コル監督と再タッグを組み、米軍の無人戦闘機“ドローン”の実態と対テロ戦争の知られざる真実を暴く問題作『ドローン・オブ・ウォー』(原題:GOOD KILL)が、今秋より日本公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが到着した。米空軍のトミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)の赴任地は、アジアでも中東でもない。ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人機ドローンを遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でミッションを遂行するのが彼の任務だ。クリックひとつでミサイルを発射する爆撃は、まるでゲームのように現実感が欠落していた。彼は1日の任務を終えると、ラスベガスの歓楽街を通り抜け、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰り、美しい妻モリーとふたりの幼い子どもとの生活に舞い戻る。繰り返されるこの毎日がトミーの日常であり、異常な現代の戦争の姿だった…。いま、日本でも何かと話題の“ドローン”。無線操作によって飛行するこの小型無人機は、災害発生地での現状調査、荷物の配送、個人の趣味から商業レベルでの動画撮影といった多様な用途が想定されており、近い将来、莫大な経済効果をもたらすと見込まれている。だが、その一方で、首相官邸屋上やホワイトハウスの敷地内での落下事件には緊急の法整備の必要性が叫ばれている。そんな光と影を持つ新たなテクノロジーの登場に、2015年は“ドローン元年”とも呼ばれるほどだ。本作は、9.11以降に始まった対テロ戦争における米軍無人戦闘機ドローンによる現代戦争と、国内にいながら“戦地”と“家庭”を行き来するドローン操縦士の“異常”な日常をリアルに映し出していく衝撃作。監督を務めるのは、『ガタカ』『TIME/タイム』のアンドリュー・ニコル。ひとりのドローン操縦士の日常に焦点を絞り、現代戦争の知られざる真実を暴き出した問題作で、戦場に赴かないにもかかわらずPTSDに苦しむ主人公を演じるのは、『ガタカ』『ロード・オブ・ウォー』で監督との信頼関係を育んできたイーサン・ホーク。ミサイルの誘導を担当する副操縦士スアレスを演じるのは、『マッドマックス怒りのデス・ロード』で鮮烈なインパクトを残した新進女優ゾーイ・クラヴィッツ。さらに『スター・トレック』シリーズや『エレファント・ソング』などで知られるブルース・グリーンウッド、TVシリーズ「MAD MENマッドメン」のジャニュアリー・ジョーンズが脇を固めている。『ビフォア』シリーズのリチャード・リンクレイター監督作『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞「助演男優賞」にノミネートされたことも記憶に新しいイーサンが、職務上の使命感と複雑すぎる現実の狭間で引き裂かれていく主人公を生々しく演じる本作。さらなる続報を楽しみにしていて。『ドローン・オブ・ウォー』は今秋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月22日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが出演した第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門のトップバッターとして是枝裕和監督の『海街diary』が公式上映され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずがレッドカーペットに登場した。綾瀬さんは「クリスチャン・ディオール」、長澤さんは「ステラ・マッカートニー」、夏帆さんは「イヴ・サン・ローラン」、広瀬さんはオリジナルのドレスと、それぞれスタイルは違うものの、四姉妹役らしく揃って涼しげなカラーをチョイスし、映画の舞台、鎌倉の海を思わせた。上映後には、スタンディングオベーションが5分近く続き、監督も四姉妹も感激のお面持ちで、特に綾瀬さんは会場の熱気にあてられたのかかなり上気した様子。上映後、海辺にあるジャパン・パビリオンに移動すると「風が気持ちいい!」と風にあたって、ほてりをさましている様子が、なんとも愛らしかった。感想を聞くと、「たくさんの拍手をいただけて、とても嬉しいです。また来たいなと思いました。私とすずちゃんが叫ぶシーンで笑いが起きたのが、意外でした」(綾瀬)、「去年も『The Crossing』のプロモーションでカンヌのレッドカーペットを歩きましたが、今度はコンペティションで来たいなと思っていたので嬉しいです」(長澤)、「日本にいるとなかなか世界を知ることができないので、本当に貴重な体験ができました。また来られるように頑張りたいです」(夏帆)、「お姉ちゃんたちと来られて嬉しい。これからも演技を続けて、大人になったらまたこの舞台に立ちたいです」(広瀬)と語り、是枝監督も「何度カンヌに来ても毎回違いますが、待ってくれている観客がいて嬉しい」と喜びを語った。映画は鎌倉を舞台に、疎遠だった父の死をきっかけに母親違いの末妹(広瀬さん)を引き取り、4人で暮らし始めた姉妹の1年間の日々を綴る。レッドカーペット前には公式記者会見が行われ、「小津安二郎の映画を思わせるが、作品は見ましたか?」との海外の記者の質問に、綾瀬さんは「何本か拝見しました。男性の俳優さんの表情がユニークだなと思いました」と笑顔で答えていた。2年前は『そして父になる』で見事、審査員賞を受賞した是枝監督。ジョエル&イーサン・コーエンら今年の審査員団の判断がわかるのは、24日夜(現地時間)となる。(photo / text:Ayako Ishizu)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月15日第68回カンヌ国際映画祭が13日(現地時間)、南仏・カンヌで開幕した。ランベール・ウィルソンが進行役を務めた開幕式には、昨年『マップ・トゥ・ザ・スター』で女優賞を受賞したものの授賞式に出席できなかったジュリアン・ムーアが登場。『アリスのままで』のオスカーに続いて、ようやく栄冠を受け取り、会場を沸かせた。コンペ作品19本を審査するメンバーは、アメリカの兄弟監督ジョエル&イーサン・コーエンを審査委員長に、ソフィー・マルソー(仏)、ジェイク・ギレンホール(米)、シエナ・ミラー(英)、ロッシ・デ・パルマ(スペイン)、ギレルモ・デル・トロ(メキシコ)、グザヴィエ・ドラン(カナダ)ら映画人と、マリの歌手で作曲家ロキア・トラオレという顔ぶれ。記者会見でスウェーデン人記者に今年のアイコンであるイングリッド・バーグマンをどう思うかと聞かれたジェイク・ギレンホールは「僕もスウェーデン人だから、彼女と遠い親戚だったらいいなと思う。母がバーグマンの大ファンだからポスターをもらってきてね、と頼まれた。でもスウェーデン人なのはうちの父の方なんだけどね」と言って、笑いを誘った。ジョエル・コーエンは「僕たちは批評家ではないから、映画を楽しみながら議論をしたい。その上で、独自のアート・フォームを見せてくれる作品を選びたい」と委員長としての抱負を語った。オープニング作品はフランスの女優出身監督であるエマニュエル・ベスコが、非行少年の更正に尽力する人々を描いた『LA TETE HAUTE(胸をはって)』。近年『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』、『華麗なるギャツビー』など華やかな大作が続いたが、今年は社会派のドラマで幕を開けた。少年裁判所の判事カトリーヌ・ドヌーヴ、保護司を演じたブノワ・マジメル、そして非行をくり返す少年マロニーを演じた新星ロッド・パラドらが会見に出席。影に日向に少年を支える判事を演じたドヌーヴは「少年犯罪の報道は多いけれど、彼らを更正させようと努力する人々がいることに日を当てた脚本に惹かれました。彼らは何度失敗しても諦めないのです」と出演の動機を語った。デビュー当時のレオナルド・ディカプリオを彷彿とさせるロッドは、職業訓練高校に通うところを発掘された超新星。「自分が俳優になるなんて思ってもみなかった。やってみると面白いし色々な人と会えるし、これからも演技を続けていきたい」とはにかみながら語ると、ドヌーヴが目を細めていたのが印象的だった。またシャルリー・エブド誌の最新号の表紙が、ドヌーヴを揶揄する風刺画だったことについて聞かれたドヌーヴは「まだ見てないわ。でも笑える絵だったらいいわね」と語り、報道陣から拍手喝采を浴びていた。14日には是枝裕和監督の『海街diary』が、パルムドールを競うコンペティション部門の筆頭を飾り、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの4姉妹がレッドカーペットに登場する予定。カンヌ映画祭は24日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年05月14日