夏バテ防止にピッタリな超簡単レシピをプロの方々に教えていただきました。どれも手間いらずなので、ぜひ参考にしてみてください!夏バテ防止+美肌効果もあるレシピリコピンをはじめ、夏に必要な栄養素がたっぷり詰まっているトマトは、まさに夏野菜のエース。トマトの栄養をしっかり摂れて、食卓を華やかにしてくれる夏らしいレシピを、料理人の坂田阿希子さんに教えていただきました。グリルトマト調理法としてはとてもシンプルだけど、手軽にトマトのうまみを引き出せる“焼き”。坂田阿希子さんなんといっても、調理が楽なのが嬉しい。丸ごと焼けば水分が逃げないのでジューシーだし、甘さも増して一石二鳥なんです。作り方トマトは洗って水気をふき取り、魚焼き用の網などに並べ、強めの中火で皮が破れて焦げ目がつくまで転がしながら焼く。坂田阿希子さん料理人。『洋食 KUCHIBUE』店主。雑誌などメディアでも活躍するほか、料理教室も開催。『トマト・ブック』(東京書籍)など著書多数。※『anan』2020年7月29日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・西崎弥沙※ 2020.7.24配信毎日摂りたい必須のタンパク質の簡単レシピ難しいテクニックは不要で、作り置きできる蒸し鶏を料理研究家の牧田敬子さんに教えてもらいました。基本の蒸し鶏(1)鶏むね肉(皮なし)、大1枚(約300g)を広げて置き、大きさが均等になるように縦半分に切る。(2)アルミホイルを広げ、鶏肉を重ならないように並べ、アルミホイルのフチを立てて舟型に整えて鍋に入れ、鍋の高さ3cmくらいまで水を入れる。(3)フタをほんの少し開けて中火にかけ、10~15分蒸して火を通す。(完成)ラップや密閉容器で、2~3日間の保存が可能。乾燥しないように、ホイルに余った肉汁を少し入れて保存するのがおすすめ。牧田敬子(いつこ)さん料理研究家。シンプルで滋味深いレシピが人気。近著に『主人が痩せた! ノンオイルサラダと、野菜のかさ増しで』(文化出版局)が。※『anan』2020年7月29日号より。写真・津留崎徹花スタイリング・牧田敬子(by anan編集部)※ 2020.7.23配信夏疲れの救世主、鉄分がたっぷり摂れるレシピ料理家のワタナベマキさんに鉄分チャージにぴったりのレシピを教えてもらいました。牛もも肉ととうもろこしのバルサミコソテー柔らか牛肉にしゃきしゃきコーン。パスタの具にしてもおいしい!材料(2人分)牛もも肉(スライス)…200gとうもろこし…2本玉ねぎ…1/2個にんにく(薄切り)…1かけ分片栗粉…大さじ1オリーブオイル…大さじ1白ワイン…大さじ1バルサミコ酢…大さじ1しょうゆ…大さじ1塩…小さじ1/4パセリ(みじん切り)、こしょう…各少々作り方1. 牛肉は1cm幅に切り、片栗粉をまぶす。とうもろこしは包丁で実を芯からこそげておく。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。2. フライパンににんにくとオリーブオイルを入れて中火にかける。香りがたったら1を入れて炒める。3. 牛肉に焼き色がつき、玉ねぎが透き通ってきたら白ワイン、バルサミコ酢、しょうゆ、塩を加えて絡める。器に盛り、パセリとこしょうをふる。ワタナベマキさん料理家。身近な食材を使った軽やかな料理で人気。大の酸味好き。近著に『疲れないからだになる鉄分ごはん』(家の光協会)。※『anan』2020年7月29日号より。写真・津留崎徹花スタイリング・ワタナベマキ取材、文・新田草子(by anan編集部)※ 2020.7.28配信夏にピッタリのジュースレシピ東京・東銀座の大人気店『銀座バナナジュース』店主の大和田理恵さんに特製のレシピとポイントを教えてもらいました。バナナジュース作りの極意その1完熟状態のバナナをセレクト。完熟バナナで作るのが最大のポイント。大和田理恵さん目安は皮表面の4割が黒くなったくらい。暑いと溶けてしまうことがあるので、クーラーの効いた部屋か涼しい場所で保管を。その2冷凍庫から出して、少し置いてミキサーへバナナが完熟したら、冷凍庫で一晩以上冷凍させて。大和田理恵さんミキサーによっては、混ぜる時に凍ってカチカチすぎるとなめらかなジュースができあがらないことも。室温で10分程度置いてからがいいでしょう。その3豆乳やヨーグルトなど好みでアレンジ!体質や好みに合わせて、豆乳やヨーグルトで作ることも可能!大和田理恵さん豆乳の場合は牛乳と同量に置き換えて。ヨーグルトで作る時は、ヨーグルト大さじ4+水100mlを、牛乳200ml分として使用できます。ベーシックバナナジュース材料(1人分)凍った完熟バナナ…200g牛乳…200ml作り方バナナと牛乳をミキサーに入れ、好みのなめらかさになるまでミックスする。大和田理恵さん『銀座バナナジュース』店主。『大人のバナナジュース健康法』(主婦の友社)が発売中!東京都中央区銀座3-14-4(平日12:00~、売り切れ次第終了)営業情報はTwitter(@banana5144)で。※『anan』2020年7月29日号より。写真・中島慶子イラスト・ミヤタチカ(by anan編集部)※ 2020.7.24配信夏が終わっても食べたいレシピバランスの良い食事は、夏バテ対策はもちろんのこと、日々の生活でもどんどん取り入れていきたいもの。焼くだけ、混ぜるだけ、鍋に入れて温めるだけ、と簡単なものが多いので、ぜひ続けてみてください!まとめ構成・小田原みみ
2021年07月24日夏バテ防止に欠かせないのはバランスの良い食事。食欲が落ちがちな夏に食べたくなる簡単なレシピを、薬膳料理家、スパイスのプロ、人気料理人に教えてもらいました!夏バテ予防には麻婆料理を夏になると、身体が欲する麻婆料理。実は薬膳の理論において、とってもロジカルな料理なんだそう。薬味の力で代謝を上げつつ、熱のこもらない体を保ち、食欲をそそる香りで、夏バテを予防しましょう!薬膳料理家の阪口珠未(すみ)さんに基本の麻婆ダレのレシピを教えてもらいました。基本の麻婆ダレねぎ…胃腸機能を促進し、血液循環を改善。風邪の初期にも効果が。しょうが…発汗効果や胃液分泌を促進し、消化吸収を助ける作用も。豆(トウ)チ(豆へんに支)…黒豆を発酵させたもの。疲労回復や腸内環境の改善に役立つ。にんにく…胃の働きを整え、消化不良を防ぐ。殺菌・解毒作用も。豆板醤…唐辛子が主原料の発酵調味料。食欲増進効果と発汗作用が。花椒(ホアジャオ)…腹部の血液循環を促進。体内の余分な水分の排出を促す。材料(2~4人分)ごま油…大さじ1しょうが…親指大ぐらい(みじん切り)白ねぎ…1/3本(みじん切り)にんにく…1かけ(みじん切り)【A:豆板醤…小さじ1、酒…大さじ1、醤油…小さじ2、甜麺醤…小さじ1(八丁味噌小さじ1にはちみつ小さじ1を加えて代用可)、豆チ…小さじ2(10g、みじん切り)】作り方鍋を熱しごま油をひき、しょうが、白ねぎ、にんにくを入れて弱火で炒める。しんなりしたら、【A】をすべて加えて火を通す。阪口珠未(すみ)さん薬膳料理家。「漢方キッチン」代表。基礎から本格的な内容も学べるスクールを主宰。新著に『365日のゆる養生』(エクスナレッジ)。※『anan』2020年7月29日号より。写真・市原慶子スタイリスト・中根美和子取材、文・板倉ミキコ撮影協力・UTUWA※ 2020.7.28配信スパイス初心者も簡単に作れるデトックス「カレー」レシピ初心者でも簡単にできるシンプルレシピをスパイス料理研究家の印度カリー子さんに教えていただきました!短時間で完成!体を整えるスパイスカレー印度カリー子さん香気成分だけでなく、健胃効果や、抗酸化作用を期待できる成分を含み、ビタミンやミネラルなども豊富です。体に良いスパイスを複数使って作るインドカレーを、もっと気軽に取り入れてほしいです。そこで考案したのが、たった2~3種類のスパイスを使い、わかりやすい分量で作れるレシピ。レモンチキンカレー爽やかな酸味もアクセント。Spicesターメリック…抗酸化作用が強いスパイス。カレーの色付け役で、深い味わいをもたらす。クミン…消化促進やダイエット効果があるとされ、カレーらしい独特の強い香りを生む。コリアンダー…健胃、整腸など胃腸機能改善に役立つ。全体の風味をまとめ、とろみをプラス。材料(2人分)鶏もも肉…300g(一口大に切っておく)水…150ml玉ねぎ…1個(みじん切り)トマト…1個(ざく切り)にんにく…1かけ(みじん切り)しょうが…1かけ(みじん切り)ターメリック…小さじ1クミン…小さじ1コリアンダー…小さじ1塩…小さじ1砂糖…小さじ2サラダ油…大さじ1レモン汁…大さじ2作り方1.フライパンにサラダ油をひいて、にんにく、しょうが、玉ねぎを中火~強火で10分ほど炒める。2.玉ねぎがこげ茶色になったら、トマトを加えて果肉をつぶすようにしながら2分ほど炒めてペースト状にする。3.弱火にして、スパイスと塩を加えて混ぜ合わせる。印度カリー子さんスパイス料理研究家。「印度カリー子のスパイスショップ」代表。著書に『ひとりぶんのスパイスカレー』(山と溪谷社)など。※『anan』2020年7月29日号より。写真・宮濱祐美子スタイリスト・中根美和子取材、文・板倉ミキコ撮影協力・UTUWA(by anan編集部)※ 2020.7.25配信混ぜるだけでできる万能たれ香りや風味が格段に上がり、味をぐっと引き締める薬味。薬味と調味料を混ぜるだけで完成の“たれ”を使いこなし、暑い時期を乗り切ろう。料理人の山本千織さんに、簡単に作れる薬味たれレシピを教えてもらいました。生姜オイル香りはさわやか、でも味わいはコクがあるこのたれ。生姜に含まれるショウガオールには、殺菌作用、そして血行促進効果があるので、クーラーで冷えた体の救世主。合わせる食材を選ばない万能選手は、冷蔵庫で1週間程度保存可能。材料(作りやすい分量)おろし生姜…小さじ2、米油…大さじ1、藻塩…小さじ1/4~1/2、薄口醤油…小さじ1/4作り方ボウルに材料をすべて入れ、よく混ぜる。※『anan』2020年7月29日号より。写真・高杉 純スタイリスト・西崎弥沙取材、文・河野友紀※ 2020.7.26配信意外と簡単!食欲アップする薬味タレ引き続き料理人の山本千織さんに、簡単に作れる薬味たれレシピを教えてもらいました。薬味酢醤油たれ茗荷には血行促進&発汗作用のあるα‐ピネン、大葉には殺菌効果や防腐効果を持つ香り成分のリモネンなどが。そこに代謝を促すカプサイシンを持つししとうをプラス。香りの強い3種の香味野菜に火を入れることで、一体感が。材料(作りやすい分量)醤油…大さじ2,2/3強、砂糖…大さじ3,1/3、米酢…大さじ2、紹興酒(なければ日本酒) …大さじ1、ごま油…大さじ1,1/4、ししとう…10本、茗荷…3本、大葉…10枚作り方1、ししとうは細かい小口切り、茗荷は縦半分に切り薄切り、大葉は半分に切り千切りにする。2、ボウルに調味料を入れよく混ぜ合わせ、1を加えてざっと混ぜる。※『anan』2020年7月29日号より。写真・高杉 純スタイリスト・西崎弥沙(by anan編集部)※ 2020.7.25配信半熟卵にかけたい“薬味たれ”引き続き料理人の山本千織さんに、簡単に作れる薬味たれレシピを教えてもらいました。パクチーレモンたれ3つの香味野菜は、サルサソースなどでよく使われる組み合わせ。にんにくのアリシンは抗菌作用と疲労回復効果、青唐辛子のカプサイシンは代謝を促進。またパクチーの葉には抗菌作用が。ノンオイルの軽い口当たりが自慢。材料(作りやすい分量)パクチー…40g(1束)、にんにく…20g(2かけ)、青唐辛子…種を除いて1本、レモン皮付き(ノンワックス)…50g(1/2個)、ナンプラー…大さじ2,1/3弱、レモン汁…大さじ1,1/3(1/2個分)作り方1、パクチーとにんにくはごくみじん切り、青唐辛子は縦半分に切りヘタと種を除き、細かく切る。レモン半分は放射状に切り白い部分と種を取り、厚さ5mm、幅1.5cmくらいのいちょう切りにし、さらに薄切りにする。2、材料をすべてボウルに入れ、混ぜる。山本千織さん料理人。『チオベン』名義のケータリングで知られる。著書に『チオベンの揚げもの煮もの』(KADOKAWA)などが。※『anan』2020年7月29日号より。写真・高杉 純スタイリスト・西崎弥沙取材、文・河野友紀(by anan編集部)※ 2020.7.26配信食べて夏バテを防止しよう!夏バテ対策には、やはり食べることがとても重要。今回紹介したレシピはどれもアレンジしやすいものばかり。バランスのとれた食生活を心掛けて、夏を乗り越えましょう!まとめ構成・小田原みみ
2021年07月23日新型コロナウイルス感染拡大の影響で、幼稚園など夏休みが短くなったという家庭も少なくないでしょう。夏はいつも以上に体力を消耗しやすく、疲れもたまりやすくなります。さらに暑さで食が進まず、十分に栄養が摂れないため、体力を回復しにくいという悪循環に陥りやすいです。 特に2歳以降の子どもは、自分でできることが増えたり、運動量が増えてお外に出る機会が増えます。ほかにも、離乳食を卒業するため、大人と一緒の食事を食べさせたりと食べるものに対して油断しがちになる時期です。 そこで今回は、2歳以降の子どもを対象とした体力を回復しやすい食材や食欲UPにつながる調理法などを紹介します。2歳代は食べられるものが増えてきますが、離乳食の延長と考え、与える食材や量などには注意してくださいね。 夏バテってどんな症状? 夏になって現れるだるさや疲れ、食欲不振などの体調不良のことを一般的に夏バテと呼んでいます。夏バテは自律神経の乱れから引き起こされます。本来なら、四季の気温や気候に合わせて体が順応するのですが、近年の酷暑では冷房を使わずには過ごせません。 また、エアコンの効いた涼しい室内と暑い外の気温差が大きいことも自律神経が乱れる一因となっていて、体に負担をかけています。このほかにも、異常な夏の暑さで体力を消耗することで、消化器官の機能が低下しやすくなります。その結果、食欲不振や体のだるさ、疲労感などといった夏バテの症状が起こりやすくなるのです。 夏バテにならないための予防方法とは? 夏バテ対策のカギは、自律神経を整えて、水分と栄養をしっかり摂ること。そのためには、ぐっすり眠って体を休め、適度に体を動かして汗をかくことが大切です。また、暑くても栄養をバランスよく摂れるように、食が進むような工夫も必要です。 ●ぐっすり眠るためのエアコン活用方法暑さで寝苦しく、睡眠不足が続くと夏バテの原因になります。だからといって、エアコンで冷やし過ぎることも体調不良につながるため、寝室の温度は28度を目安にしましょう。おやすみタイマーを活用して、一晩中かけ続けないように工夫することも大切です。また、冷感素材の寝具を使うのも良いでしょう。 ●気温の低い時間帯に動いて汗をかく汗をかくことも、体温調節の機能を高めるので夏バテ対策になります。子どもの様子を見ながらお散歩や適度な運動を心がけましょう。日中では熱中症の危険があるため、比較的、気温の低い早朝や夕方以降におこない、こまめに水分を摂るようにしましょう。 疲労回復に役立つ食材は? 暑いと冷たくて食べやすいそうめんやうどんなどのめん類が増え、炭水化物に偏りがち。タンパク質や、汗をかいて失われるビタミン、ミネラルも一緒に摂れるように意識しましょう。特に疲労回復を助けるビタミンB群の食材がおすすめです。 ビタミンB群の食材ビタミンB群の食材は糖質・タンパク質・脂質の分解を、栄養の吸収率upで暑さに耐えられる体を作ります。・豚肉・レバー・うなぎ※味が濃く、小骨も気になるので様子を見ながら少しずつ与えましょう。・卵・かつお・まぐろ・豆腐・枝豆・納豆 ミネラルを含む食材マグネシウム・鉄・カルシウム・カリウムなどは汗で流失しやすいので、しっかりと補給しましょう。 ・海藻類(ひじき・わかめ・海苔・寒天など)・緑黄色野菜(ほうれん草・小松菜・大根の葉など)・牛乳・バナナ・小魚類 ●冷たく冷やして食べやすくビタミンB1を多く含む豚肉は、夏バテ対策にピッタリな食材。旬の夏野菜と一緒にしっかり冷やして、冷しゃぶサラダにするのもおすすめです。また、宮崎の郷土料理で冷汁も暑い時期に良いでしょう。豆腐やきゅうり、しそなどを入れてご飯にかけたり、そうめんにかけたりしても◎。 ●夏野菜を積極的にきゅうり、ピーマン、なす、トマト、オクラ、ゴーヤなどは水分が多く、体を冷やす効果がある夏野菜です。体を冷やして食事を摂ると食欲増進につながります。また、これらの野菜に多く含まれるビタミンCは抗酸化作用が高く、免疫力UPにつながります。 ●さっぱり食材&ねばねば食材を組み合わせるレモンや梅干し、酢などに含まれるクエン酸も疲労回復に効果的です。味付けに加えてさっぱりさせると食欲も増進しやすくなります。また、オクラやモロヘイヤ、納豆、やまいもなど、ねばねばした食材ものどごしをよくします。 ●香味野菜や香辛料を加えるしょうがやしそ、にんにくやねぎなどの香味野菜やカレー粉などの香辛料は食欲増進に役立ちます。※子どもが食べるので入れる量は少量で十分です。 まだまだある! 家庭でできる子どもの夏バテ対策暑いからといって冷たいアイスやジュースの飲み過ぎると、消化を悪くしてしまいます。糖分の摂り過ぎにも注意しましょう。アイスを食べたくなったら、果物を凍らせてフローズンフルーツを! のどが渇いたら、果物そのものを食べて水分補給しましょう。ビタミン・ミネラルが補えます。子どもが食べる際には、一気に食べ過ぎてのどに詰まらせたり、おなかが冷えたりしないように少しずつ食べるようにサポートしてあげましょう。 また、夜更かしをせず、決まった時間に寝て、朝しっかりと太陽の光を浴びることも大切です。生活のリズムを整えることで自律神経も整います。 子どもが自主的に体調を整えるのは難しいもの。食生活や室内環境を少し工夫して、暑さに負けない体にしてあげたいですね。いろいろと試してみても、だるさや食欲不振が改善しない場合は、ほかの体調不良があることも考えられるので、病院で相談してみましょう。 著者:ムトウハルコ 監修者・著者:管理栄養士 久野多恵管理栄養士の資格を取得後、小児科に勤務。子育て中の親御さんの疑問や悩みが多い事に気づき、自身の学んだ栄養学を活かしたいと感じる。エビデンスに基づいた栄養指導の知識を深め、保健指導に尽力する。自身の出産・育児経験を経て、現在は、行政における乳幼児健診時の離乳食・幼児食相談、妊娠期相談を対面で行う。その他、離乳食教室や母親教室の講義を担当し、初めての子育てに不安なママさんへの疑問に向き合い、一緒に解決する機会を設けている。また、成人期・高齢期の栄養相談、講話なども行い、幅広い層への栄養知識を深める活動をする。1男1女の母であり、現在も子育てに奮闘中。
2020年08月29日鶏レバーといえば、鉄分豊富な食材。疲労回復や貧血に効果があるので、夏バテ防止に最適です。低カロリー&高たんぱく質なのでダイエットにもおすすめ!比較的安価で手に入るのも嬉しいポイントですね。「レバーと夏野菜のオイル煮」は常備菜としても重宝する一品で、パンやパスタにも合うので作り置きしておくと便利です。レバーは下処理が大変そう、というイメージがあるかもしれませんが、こちらのレシピでは鶏レバーの手間がかからない簡単な方法もご紹介していますよ。■レバーと夏野菜のオイル煮調理時間 1時間 1人分 567Kcal<材料 4人分>鶏レバー 300g 塩 小さじ1 粗びき黒コショウ 適量ナス 2本オクラ 4~5本プチトマト 8個 オリーブ油 200ml ニンニク 1片 赤唐辛子 2本 ローリエ 1枚塩コショウ 適量バジル(ドライ) 適量<下準備>・鶏レバーは脂肪があれば取り除き、大きめのひとくち大に切り、水に放って10分置く。水気を拭き取り、<下味>の材料をからめて10分置く。・ナスはヘタを切り落とし、ひとくち大の乱切りにする。・オクラは縦半分に切る。・プチトマトはヘタを取る。・ニンニクは包丁の腹でつぶす。・赤唐辛子は半分に折り、種を取り除く。<作り方>1、鍋に鶏レバーと<調味料>の材料を入れ、弱火にかけて15分煮る。途中鶏レバーを裏返す。ナスを加えさらに10分煮て、オクラとプチトマトを加えてさらに3分煮る。2、オリーブ油をきって塩コショウで味を調え、ドライバジルを加えて混ぜ、器に盛る。とうもろこしやズッキーニなど、お好みの夏野菜を追加しても良いですね。E・レシピで作り方をもう一度チェック↓
2020年08月24日いよいよ夏本番。暑さが本格化すると、ダルさや食欲不振等「夏バテ」の症状に悩まされる人も少なくありません。ananwebで好評だった夏バテ予防・解消法をまとめました。まとめ構成・小田原みみ夏バテに効果的な栄養素あなたは足りてる? 夏の栄養不足に注意。夏になると、なんとなく体がだるい、疲れやすい、肌の調子が悪い…など、いわゆる“夏バテ”の症状に悩まされる人は多いはず。繰り返す不調の原因は、ズバリ“栄養不足”にあるという。「女性に特に必要不可欠な栄養素とは、鉄、ビタミンB群、ミネラル、タンパク質、ビタミンCの5つです。特に暑い夏場は流れる汗とともにこうした栄養分がどんどん失われてしまうので、たとえ普段と変わらない食生活を送っていても、慢性的な栄養不足状態に陥るケースが多々あります」(松倉クリニック代官山院長・貴子先生)つらい夏バテに打ち勝つには、基本的な栄養面を見直すことが大前提。一つでも不足しないように、バランスよく効率的に取り入れて。「食材に食べ合わせがあるように、栄養素にも相性のいい組み合わせというものがあります。より吸収率の高まる摂取の仕方やタイミング、食材の調理法を知ることで、それぞれの成分の持つパワーを最大限に引き出しましょう」(まいこ ホリスティック スキン クリニック院長・山崎まいこ先生)鉄:夏の鉄不足が深刻! あらゆる不調の原因。血液中のヘモグロビンを構成する鉄は、女性にもっとも必要不可欠な栄養。「鉄不足というと、貧血を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はほとんどの女性の体調不良の原因といっても過言ではありません。カラダの中で鉄が不足すると、疲れやすい、だるさを感じる、カラダが冷えるといった症状のほかにも、むくみや皮膚のたるみなど、外見にも影響を及ぼします」(貴子先生)もともと女性には生理があるので、男性に比べて鉄不足になりやすいのだそう。「さらに夏場は汗とともに鉄分が排出されてしまうので、積極的に摂取する必要が。貧血の自覚症状がない人でも、鉄を取り入れるだけで夏バテ予防になります」(山崎先生)タンパク質と一緒に摂るべし鉄分は体内で働く時にタンパク質と結合するため、鉄をたくさん摂取すると血液中の総タンパクの値も減少してしまう。つまり、鉄を体内でスムーズに巡らせるためにも、卵や大豆製品といったタンパク質が豊富な食材と一緒に摂るといい。貴子先生 松倉クリニック代官山院長。形成外科医、美容皮膚科医。栄養療法を取り入れ、患者に合った美容法を提案。最新のコスメや美容情報にも精通している。山崎まいこ先生 まいこ ホリスティック スキン クリニック院長。インナーケアを重視し、心にもつながるホリスティックな視点と、最新医療を取り入れたメニューが人気。『anan』2019年6月5日号より。イラスト・朝野ペコ 文・瀬尾麻美※2019.5.29作成夏バテに効果的なスパイス馴染みのある漢方薬にも実はあのスパイスが!?「スパイスと聞くと、カレーやエスニック料理など、調味料としてのイメージが強いかもしれませんが、実はスパイスの多くは漢方で言うところの『生薬』なんです」と漢方薬剤師の久保田佳代さん。「例えば、漢方胃腸薬である安中散という処方には、シナモン(桂皮)やリコリス(甘草)が含まれています。普段、私たちが薬として認識しているものが、実はスパイスだったりするんです。日常的に、たくさんのスパイスを料理に使うインドの家庭では、母親が家族の体調に合わせて、その日の食事に何を使うか選んでいるそう。まさに、普段の食生活からスパイスでカラダの調子を整えています。インド人ほどは詳しくなくても、まずは、香りが気になったから使ってみる、というように気負わずに試してみてください。ちなみに、香りが気になるというのは、カラダが欲している証拠。あながち間違った選び方でもないんです。ただし、いろいろな種類のスパイスを混ぜすぎないこと。生薬である以上、主作用と副作用があります。互いが邪魔し合って、せっかくの働きを感じにくくなってしまうかもしれません」特に、暑くなるこれからの季節に向けて、夏バテ対策にはスパイス料理がぴったり。「室内外の温度差によって自律神経が乱れたり、発汗異常で体温調節がうまくいかなかったりと、夏バテの原因は様々です。でも、オフィスだと自分の体調に合わせて温度を調節するのが難しかったり、夏バテに効く栄養価の高い食べ物を食べたくても、そもそも食欲が湧かなかったり…。そういう時こそ、普段の食生活から食欲増進や自律神経を整える働きのあるスパイスを取り入れるのがおすすめです。今回は、夏に食べたい4つのスパイスを選びました。どれも効能が期待できるだけでなく、料理にも使いやすいスパイスです」【フェンネル(小茴香 しょうういきょう)】夏の弱った胃腸の調子を整えてくれる。漢方系の胃腸薬などにも配合されているフェンネルは、胃腸の調子を整えたり、食欲不振を改善してくれる。インド料理店などでは、食後の口直しに提供されることも。成分が多いのは種子。【カルダモン(しょうずく)】消化を助け、香りで気持ちをリラックス。カルダモンは、唾液や胃液を出やすくしたり、消化を助けてくれる働きが。上品な香りの芳香性のスパイスで、口臭予防や自律神経を整えるリラックス効果も期待できる。成分が多い部位は実。くぼた・かよ 漢方薬剤師。心理カウンセラーの資格も持ち、自身が経営する氣生薬局で漢方をベースとしたカウンセリングも行う。スパイスに関するセミナーなども実施。www.kiokio.net『anan』2019年6月5日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・西崎弥沙※2019.6.4作成その夏バテ、副腎疲労かも夏バテに似た症状など、あらゆる体調不良の原因なのではと注目されているのが、腎臓に乗っかった小さな器官・副腎の疲労。「副腎は、体内に起こる炎症物質を抑える働きをする“火消しホルモン”コルチゾールを分泌しています。老化を引き起こす疾患や症状は、すべて体内で起きている炎症反応とも捉えられるので、コルチゾールが炎症をこまめに消し去ってくれれば、老化のスピードは抑えられるのです」(スクエアクリニック院長・本間良子先生)体内で火種となるストレスは、精神的なもの、環境、過労、生活習慣などあらゆるものが原因に。「現代人は長時間多くのストレスにさらされ続けているので、働きっぱなしの副腎は疲労困ぱい状態。体内の炎症を抑えきれず、様々な不調や症状が出てしまいます」副腎ケアをすると、夏バテと思っていた症状が改善する可能性大。副腎本来の機能を蘇らせよう。“火消しホルモン”コルチゾールを出すため、副腎はとにかく働きすぎ!多くの火種を消すためコルチゾールが長時間分泌され続けている状態。疲れた副腎には、何かを足すケアではなく火種を減らすことが最優先。副腎をケアするには、デトックスが肝心ということで、副腎ケアのためのデトックス方法を5つ教えていただきました。(1)食べ物を吸収する入り口“腸”の炎症を抑える。「副腎が弱っている人に腸のトラブルはつきものなので、腸内環境を整えるのが第一のケアです。すると免疫力がアップして体内に発生する火種が減り、コルチゾールの分泌も減らせます」(本間先生)腸内で炎症を起こす、火種となる食べ物を摂らないことも大事。「小麦粉を使った食品に含まれるグルテン、乳製品に含まれるカゼインは腸内で炎症を起こしやすい成分。小麦製品と乳製品を控えるだけでお腹の調子が良くなり、副腎の疲労が軽減していきます」本間良子先生 スクエアクリニック院長。日本抗加齢医学会専門医。日本初の副腎疲労外来を行う。米国で学んだアンチエイジング医学を用いた栄養指導にも定評がある。『anan』2019年6月5日号より。イラスト・朝野ペコ 構成、文・板倉ミキコ※2019.5.31作成ここ数年、記録的な猛暑が続く日本の夏。暑さに負けない体づくりをして、夏を楽しみたいですね!
2020年08月09日長かった梅雨が明け、蒸し暑い夏がやってきましたね。突然、気温が上がり、体調がイマイチ優れない、という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、夏バテ防止に役立つ簡単なおかずレシピを5つご紹介。体の内側から元気になる料理を食べて、ヘルシーな毎日を過ごしましょう!■サラダ感覚で食べられる! パパッと作れる「納豆そばサラダ」サラダ×納豆×そばを一緒に美味しく食べられるレシピはこちら。簡単に作れる納豆そばサラダです。この一品で副菜にも主菜にもなります。仕上げにお好みで、うずらの卵を割り、大葉を散らし、ゴマ麺つゆをかけてからいただきましょう。うずらの卵がない場合は、卵黄をかけても美味しくいただけます。とことんネバネバを追求し、ボリュームアップにしたいのなら、オクラや長芋を追加するのもいいでしょう。一皿でお腹いっぱいになりそうです。暑い日にランチとして食べたくなる一品ですね。夏バテで食欲がないときにも最適!詳しい作り方はこちら↓■夏バテ予防にぴったり、しっかり味の「ゴーヤチャンプル」定番の沖縄料理、ゴーヤチャンプル。ゴーヤの苦味と野菜の出汁がミックスした味わいで、夏バテ防止に一役買ってくれます。このレシピでは、野菜をたっぷり摂れるのが魅力です。仕上げにかつお節をかけてからいただきましょう。このレシピを美味しく作るコツは、豆腐の水切りをしっかりとすること。まず豆腐を水きりしてから6~8つくらいに手で割り、耐熱容器に入れ、ラップをかけずに電子レンジで1~2分加熱します。それから、ザルに上げて水気をきることで、シャキシャキな仕上がりに! 一手間かけることで、絶品ゴーヤチャンプルーを楽しめますよ。詳しい作り方はこちら↓■梅のクエン酸、豚肉のビタミンB群で夏バテを防げる「豚肉の大葉梅炒め」夏にぴったりなおかずが食べたくなったら、こちらをお試しあれ。爽やかな味わいの豚肉の大葉梅炒めです。梅には血液をサラサラにし、免疫力を上げるクエン酸、豚肉にはエネルギーをつくるために不可欠なビタミンB群が含まれていて、夏バテ防止にもなります。さっぱりとしていて、子どもから大人まで食べやすいのも、嬉しいポイントです。お弁当のおかずにも最適。パプリカがない場合は、ピーマンに代えて作っても問題ありません。さらにスタミナアップしたいのなら、材料をアレンジして、ニラやタマネギを加えるのもオススメです。詳しい作り方はこちら↓■スタミナがアップする、やさしい味わいの「ウナギ蒲焼き入り卵焼き」いつもの卵焼きにウナギの蒲焼を入れるだけでスタミナフードに! ウナギの旨味が引き立ったやさしい味わいがたまりません。作り方は、卵焼き器を中火で熱してサラダ油を薄くひき、卵液の3分の1を流し入れて全体に広げます。中央より向こう側にウナギ蒲焼きをのせ、卵を向こう側から手前に巻き、それを向こう側にすべらせ、もう一度サラダ油を薄くひきましょう。続いて、残りの卵液の2分の1を流し入れ、向こう側から手前に巻き、最後の卵液も同様にして巻きます。全体に薄い焼き色がついたら、巻きすでカタチを整えれば完成です。詳しい作り方はこちら↓■ご飯がもりもり進む! スタミナ満点の「甘辛ダッカルビ」ゴロゴロ野菜と鶏肉が美味しいハーモニーを奏でるダッカルビは、人気の韓国料理。このレシピは、甘辛の味つけで、ご飯がもりもり進みます。仕上げにお好みで、白ゴマを振ってからいただきましょう。ビールのおつまみとしてもぴったりです。また、ダッカルビは簡単にアレンジできるのも魅力。チーズを加えて「チーズダッカルビ」にしたり、ダッカルビを作った後に残ったタレや具材を使って、フライパンでご飯を炒め、石焼ビビンバ風のチャーハンを作ることもできます。スタミナ満点なので、体の内側から元気を取り戻せそうですね。詳しい作り方はこちら↓暑い日々が続くと、寝苦しくて睡眠不足に陥ったり、食欲が減退してしまうことも。そんなときは、積極的に夏バテに効果的な料理を食べて、暑い夏を元気に乗り越えたいものですね。
2020年08月08日今年は夏は猛暑に、9月は厳しい残暑が続く予測になっています。そうなると心配なのが、夏バテですよね。夏バテを予防するための食事のポイントは、「糖質+ビタミンB1+臭いの強い野菜」になります。まず、糖質はエネルギー源になるので、元気のためには欠かせない成分です。でも糖質はビタミンB1と組み合わせないとスムーズにエネルギーには変われません。このビタミンB1の宝庫ともいえるのが、豚肉!なので、夏に豚肉を食べるのはおすすめですよ。またビタミンB1はネギやニンニク、ニラといった独特のにおいを持つ野菜と一緒にとることで体内への吸収が高まるので、できれば組み合わせられるとベスト。たとえば、暑いからと素麺だけ、蕎麦だけといったようにさっぱりとした食事を続けていると、”糖質”はとれますが、”ビタミンB1”や”臭いの強い野菜”はとりにくくなります。そうすると、せっかく糖質をとっていてもスムーズにエネルギーが作られず、バテやすい体になってしまうのです。ということで、「糖質+ビタミンB1+臭いの強い野菜」のポイントを抑えた夏らしいメニューということで、パッタイ風焼きそばをご紹介。パッタイとは、タイの屋台の定番麺料理。お米で作った麺に甘酸っぱいソースがからむ、人気のエスニックメニューです。このパッタイを手軽に焼きそば麺でアレンジ。具材は、ビタミンB1が豊富な「豚肉」と、臭いの強い「ニラ」「ニンニク」「玉ネギ」の組み合わせです。■パッタイ風やきそばレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 2人分>中華麺(焼きそば用) 2玉豚肉(薄切り) 150gニラ 1/2束玉ネギ 1/2個干し桜エビ 大さじ2ニンニク 1片赤唐辛子 1本塩コショウ 適量 レモン汁 大さじ1 オイスターソース 大さじ1 ナンプラー 大さじ1サラダ油 大さじ1<作り方>1、豚肉は食べやすい大きさに切り、塩コショウをする。ニラは3cm幅、玉ネギとニンニクは薄切りにする。2、サラダ油を熱したフライパンでニンニクと赤唐辛子を炒め、香りが出たら豚肉、玉ネギを加えて炒め合わせる。3、電子レンジで軽く温めた焼きそば麺とニラ、桜エビ、<調味料>を合わせたものを加え、炒め合わせる。ポイントをばっちり抑えた夏バテ予防メニューですよ。
2020年07月23日人気イラストレーターのしばたまさんが、フォロワーのみなさんから募集した実話のエピソードを漫画化!今回は…「キュンとするお話」です!「いつからこんなことできるように、言えるようになったの?」ってこと、お子さんがいる方は経験あるのではないでしょうか?あやちゃん頼もしいしお姉ちゃんになるの楽しみですね~! お父さんもすぐ謝れるの素敵byしばたま 『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』 イラストレーターしばたまさんのInstagramに集まった、ほんわかゆるーいストーリーから衝撃的なオチや深く考えさせられる話が書籍化。日常の中で起こる心揺さぶられる珠玉のドラマたち!▼前回の記事を見る 【ほっこりする話】名前も知らない男の子。毎日挨拶を交わしていたある日、手紙をもらって 【スカッとする話】強引な引き止めで結婚退職できない…パワハラ上司に意見したのは! 【感動する話】父が母にプレゼントした3本の赤いバラ。秘められた父の想いに涙! \「しばたまさん」の記事が動画になりました!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月31日だるさや食欲不振などの夏バテや寝不足、クーラーによる冷え…夏の間に積もり積もったものが、どっと出やすいこの時期。そんな体をケアするのが「薬膳」の知恵による食養生です。旬の食材を摂ることで心身を整えましょう。日本の夏は気温も湿度も高いのが特徴。「消化器官はもともと湿度に弱いのですが、特に夏は冷たいものや水分を多く摂るので胃腸の機能が低下しがちです」と国際中医薬膳師の山田奈美さん。消化機能の低下と余分な水分が体内に滞ることで、さまざまな不調が現れるのがこの季節。食欲不振や消化不良が起こると、エネルギーが作れなくなり、疲れはその人の体の弱い部分に症状として現れると言います。そこで、症状別に食材と養生レシピを提案してくれました。「夏野菜は、きゅうりや冬瓜、ゴーヤなど体を冷やしながら水分補給できるものや、汗とともに失いがちなミネラルを補えるものがほとんど。冷たいジュースや水よりも、こうした夏野菜から水分を摂りましょう。また消化器官を助ける雑穀類や甘味のあるかぼちゃ、体を冷やしすぎないよう、しょうがやしそ、梅干しなどの薬味を添えるのも、晩夏を乗り切る薬膳の知恵です」“熱がこもってぼーっとする”なら…摂りすぎた水分や熱を発散。近年、エアコンや冷え体質のために暑いのに汗をうまくかけない人が増えている。これは熱や水分を体外に発散しにくい状態。湿度も高いので体内に水分がたまりがちに。「体内にこもった熱は発熱を、水分は頭痛を起こす原因になります。水分や熱を発散させる食材を薬味に上手に取り入れて予防を。ストレス発散にもなります」これで乗り切る:ねぎ、しそ、にんにく、しょうが発汗・発散作用があり、血行を促す作用も。(ねぎは白い部分)薬味だれ材料/作りやすい量しそ…5枚、ねぎ…5cm長さ程度、しょうが…1/2かけ、にんにく…ひとかけ、A:粗挽き韓国唐辛子…小さじ1、醤油…大さじ3、酢…大さじ2、ごま油…小さじ2作り方(1)しそ、ねぎ、しょうが、にんにくはみじん切りにする。(2)(1)にAを加えてよく混ぜ合わせる。*風邪気味のときは、消化に負担のないよう、白粥やそうめん、豆腐にかけて。そのほか蒸し鶏や豚しゃぶなどにもよく合う。“寝つけない、眠りが浅い”なら…心臓の負担を抑え、心を穏やかに。夏の体は汗をかこうと、汗のもととなる血液を毛細血管に送ることに一生懸命。そのため心臓に負担がかかります。「中医学では、心臓は、精神を司るため“眠り”にも関係する器官と捉えます。そのため心臓が働きすぎて興奮状態にあると、寝つきの悪さや不眠の原因に。興奮した心臓や精神を静めてくれるゴーヤがおすすめです」これで乗り切る:ゴーヤオーバーヒート気味な心臓の熱を冷まし、神経の興奮を鎮める。ゴーヤの梅ごま和え材料/2人分ゴーヤ…1/2本(約180g)、塩…少々、梅干し(大)…1/2個、すりごま(白)…大さじ1、みりん(煮切っておく)…小さじ2、しょうゆ…小さじ1作り方(1)ゴーヤは縦半分に切って種を取る。薄切りにして(わたはそのまま)塩をふってよくもむ。梅干しは種を取ってたたいておく。(2)ゴーヤを熱湯で1分ほどゆでてざるにあげる。(3)梅干しにすりごま、みりん、しょうゆを加えて味をととのえ、(2)を和える。山田奈美さん国際中医薬膳師。食べごと研究所代表。神奈川県葉山町「古家1681」を拠点に、和食薬膳や発酵食等の教室を主宰。日本の食文化を継承する活動を行う。※『anan』2019年8月28日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・花沢理恵取材、文・天田 泉器協力・ギャラリー帝 TEL:03・3235・3222(by anan編集部)
2019年08月25日豚肉やスパムを使用しない【琉球料理みやらび】沖縄産の食材を使った名物料理やお酒【沖縄軒】沖縄出身者も懐かしむ本場の味【島ごはんこころほっこり沖縄めし】夏野菜の代表格「ゴーヤ」、その効能はいかに「ゴーヤ」(別名:ニガウリ)は突起の大きさや色合いによって苦みや味の濃さが変わります。実はこの苦味のなかに含まれている栄養素の「モモルデシン」が、胃の働きを活発にして消化を促進。気分をスッキリとさせ、身体を冷やしてくれるのです。栄養価の高さから、日本では調理の際に捨ててしまっている種の周りの「わた」部分も、調理して食べる国があるほどまた、ビタミンCの含有量が多く、通常ゴーヤ100gに含まれるビタミンCの量は、トマトの約5倍もあるといわれていることからも、夏にゴーヤを食べることがどれほどよいかがわかることでしょう。そんなゴーヤを使った定番料理の『ゴーヤチャンプル』の美味しいお店をご紹介します。豚肉やスパムを使用せず自家製ラードで仕上げる【琉球料理みやらび】『ちゃんぷるー各種』(ゴーヤー・たまな・ちりびら)735円(税抜)【琉球料理みやらび】のゴーヤチャンプルは、豚肉やスパムを使わず、『らふてー』を仕込んだときに出た脂身でつくった自家製ラードを旨みとして使用。味付けは塩であっさりと、隠し味に醤油をサッと加えて風味を出しています。肉類こそ入っていないものの、ラードのコクと旨みが存分に豆腐や卵に染み込んでおり、半熟卵が全体を上品かつまろやかな味わいに仕上げています。琉球料理みやらび【エリア】麹町/市ヶ谷【ジャンル】和食全般【ランチ平均予算】850円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】市ケ谷駅 徒歩7分沖縄産の食材を使った名物料理やお酒が楽しめる【沖縄軒】『ゴーヤチャンプルゥ』700円(税抜)ゴーヤ、豆腐、スパムなど、食材はすべて沖縄県産のものを使用している『ゴーヤチャンプルゥ』。ゴーヤは薄切りなので、苦さが気になりません。沖縄を感じられる定番料理は、店舗自慢の極秘の味付けで、ご飯もお酒もついつい進んでしまいます。沖縄軒【エリア】浅草【ジャンル】居酒屋全般【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】3500円【アクセス】浅草駅 徒歩1分沖縄出身者が認める本場の味【島ごはんこころほっこり沖縄めし】「沖縄出身のお客様が食べて懐かしいと感じていただける味を」と、本場・沖縄の味を提供しています沖縄の契約農家から仕入れる無農薬野菜をはじめ、沖縄の食材を使用した沖縄料理を堪能できるお店。カツオだしに塩と隠し味をプラスしたシンプルな味付けが魅力の『ゴーヤチャンプル』は、ゴーヤに豚バラ、豆腐などを使用しており、豚バラは好みでスパムに変更することも可能です。島ごはんこころほっこり沖縄めし【エリア】葛西周辺【ジャンル】居酒屋全般【ランチ平均予算】800円【ディナー平均予算】2800円【アクセス】西葛西駅 徒歩3分暑さを乗り切るバランス食材のゴーヤ。体内温度が高くなりがちな季節の食生活に上手に取り入れ、夏バテ防止、体力強化に役立てみてはいかがでしょう。
2019年08月24日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんからメッセージです。 こんにちは。助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。夏の暑さに、バテてしまっているママや妊婦さんも多いのではないでしょうか? そんなママたちへ、おうちでラクにできる夏バテ解消法をご紹介します。 妊婦さんは隠れ夏バテの場合もなんとなく体がだるく、疲れが取れにくい日が続く場合は夏バテの症状かもしれません。妊婦さんは普段から、妊娠によるホルモンバランスの変化で、体調が不安定になっているので、夏バテの症状を見落としがちです。 自律神経の乱れによって、消化器の機能も低下し、食欲が落ちます。体に必要なエネルギーやビタミンが不足することで、倦怠感・疲労感が強くなります。つわりとよく似ているので、気付かれにくいことがあります。また、妊婦さんや育児中のママは寝不足になっていることが多く、さらに助長されます。 胃腸の調子を整えようこれだけは気を付けたいポイント・温かい食べ物や飲み物を選ぶようにする(常温も可)・水分補給でミネラルも補給(ノンカフェインのもの、常温の麦茶がおすすめ)・胃腸に負担をかけない(消化が良く薄味、温かいもの)・塩分や糖分は控えめにして、味の濃いものを避ける 簡単にできる食事のポイント・ビタミンB1でスタミナをつける特に豚肉はビタミンB1の含有量が多く価格もお手頃です。にんにく、にら、ネギなどと一緒に食べると吸収アップします。 ・酸味で食欲アップ酸味には消化液の分泌を高める働きがあります。梅干しは、クエン酸が豊富で疲労回復効果やカルシウムの吸収を高める効果があり、ミネラルの補給にも効果的です。 ・ネバネバ食材で消化を助ける納豆やオクラ・めかぶなどのネバネバ成分のムチンは胃や腸の粘膜保護の役割もあります。 ・カリウムの多い食材で体のむくみをとるなす、トマト、きゅうり、ゴーヤなどの夏野菜に多く含まれ、ナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。 体を冷やしすぎないような工夫を部屋の温度は25〜28度が理想。クーラーで冷やしすぎないように気を付けましょう。1時間に1回は5分程度外気にあたるようにしましょう。寒く感じたら、膝掛け・薄手のカーディガン・レッグウォーマーなどで調整しましょう。冷えに気付かないこともあるので、時々首の後ろ・二の腕の後ろ・おなかなどに手をあててみましょう。各部位より手が冷たく、手のひらがじんわり温かくて「心地よい」と感じたら体が冷えているサインです。1日の終わりには、シャワーで済ませずに、可能であれば38〜40度のぬるま湯に浸かるようにしましょう。 妊婦さんにおすすめの簡単ケア・マッサージ内ももをほぐす体を温めたり、子宮を温めたりできるといわれています。下半身の血流を上げることで冷え性やむくみの改善にもつながります。妊婦さんだけでなく冷えが気になるママにもおすすめです。お風呂あがりに、あぐらになり足の付け根から膝のあたりまでの内ももを手のひらで圧迫します。痛みが出ない程度で手の付け根辺りを中心に圧迫していきます。じんわり温かくなってきたら終わりです。膝の裏は強く圧迫しないようにしましょう。 女性に大切なツボ「三陰交」を温める「三陰交(さんいんこう)」とは、くるぶしより指4本分上のツボで、子宮にもつながっていて妊娠~産後にも重要なツボです。 なるべく三陰交を温めておくように夏場でも裸足は避け、三陰交のつぼを隠す長さのレギンスや靴下、レッグウォーマーをするなどしてみましょう。足浴でこのツボを温めるのも効果的です。湯船に浸かれないときなどは、大きめの洗面器やバケツに三陰交が浸かるぐらいのお湯を張り、バスチェア等に座って足をお湯に入れ、シャンプーや洗顔をしながら足浴する方法は、簡単でおすすめです。 夏バテには睡眠や休息も必要ですが、日々忙しいママたちには難しいこともありますよね。日々の食事やちょっとした心がけで、夏バテを乗り切って行きましょう。 参考・引用文献福田千晶 「夏に負けない身体をつくる ホントはコワイ夏バテ51の対策」(日東書院)伊藤隆 他監修 「ココロとカラダの不調を改善する やさしい東洋医学」 (ナツメ社) 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年08月23日長〜い梅雨が明けたと思えば、容赦のない猛暑や異常気象……。冷房ガンガン&冷たいものゴクゴクと、体を酷使していませんか?長年夏バテに悩まされるイラストレーター・崎田ミナ(作者)が、身を張って体をメンテナンス!「とにかくスタミナつければいいのでは?」からもう一歩理解を深めるための、やさしい夏バテ講座の始まりです!!マンガ・崎田ミナ【がんばらない!体メンテ】vol. 6夏にヨワヨワの作者・崎田です。“夏バテ解消食材”と聞いて「これをたくさん食べておけば良くなるに違いない!」と、ついまとめ買いしてしまう人も多いのではないでしょうか。私もボーッとしながら「ばかり食べ」をしていた記憶が……。“夏バテ解消食材”にも、摂り方に諸注意がありました! そして、うなぎやレバーの他にも、かなり身近な食べ物で「夏バテ・栄養対策」が充分にできたのです!管理栄養士の大柳珠美先生に取材して、貴重なお話をたくさん聞いてきました!夏バテ対策食材・特別編!!今回は保存版です。「甘いものをひたすら食べていれば、パワーが出るはず!」と思い込んでいた作者でしたが、逆でした……。そして夏バテのときにやりがちな「そうめんだけ食べる」などは、実は夏バテを助長してしまうそうです! そうめん、ざるそば、うどん、パン、お茶漬け、おにぎり“だけ”を食べるのは、糖質の単体摂取になってしまいます。ビタミン不足になりフラフラしてしまい“夏太り”にも……!糖質をエネルギーにするには「ビタミンB1」が必要。ビタミンB1がないとエネルギーに変わらず、乳酸などの“疲労物質”に変わって溜まってしまい疲れやすくなるそうです。「ビタミンB1」は豚肉、魚介類、大豆製品に豊富です!お酒やスイーツが好きな人は、マグネシウムとカリウムが失われやすいそうです。夏バテを避けるためには、お酒やスイーツをなるべく少なめにして「マグネシウムとカリウムたっぷりの食材」をおつまみやおかず、おやつにすることが大事!コンビニやスーパーで「安い&お手軽」な食材を調達! 気づいたら食べるだけ!こちらは実践前にさっそく夏風邪をひいた作者が食べていた「てぬき飯」。いつもは薬で無理やり治そうとして、結局胃もたれが長引くパターン(涙)。先生のアドバイスを元に食べていたら、胃の調子もスッと良くなり早めに復活しました!夏バテや夏風邪は、免疫力の低下・栄養不足が原因のひとつ。ジャンクフードや甘い炭酸飲料を控えつつ「タンパク質と食物繊維を含む食べ物」で栄養を摂ることが、夏をのりきる食事! 私も先生の教えを心に刻みました。まずは食材選びを変えて、夏に強い体づくりを目指しましょう!次回のテーマは「睡眠」。目覚めスッキリを目指して作者と夫Kが実践していきます。お楽しみに……!※1歳未満の乳児には、「はちみつ」を与えないでください。※腎臓病など腎臓の疾病をお持ちの方は、「カリウム」の摂取量は主治医に相談ください。Information監修プロフィール大柳珠美(おおやなぎ・たまみ)管理栄養士。2006年より糖質制限食、栄養療法を専門に自身でも実践。ひめのともみクリニック(心療内科、内科)、水道橋メディカルクリニック(肥満外来)で栄養指導を担当。投薬に頼り過ぎない治療をサポート。著書に『「糖質制限」その食べ方ではヤセません』(青春出版社)、『話題のやせ食材で糖質オフ』(学研プラス)など多数。作者プロフィール崎田ミナ(さきた・みな)イラストレーター、漫画家。1978年 群馬県生まれ。ヨガ通いによって、長年のうつ病を克服。著書に、シリーズ累計35万部のベストセラー『自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ』『自律神経どこでもリセット!も~っとずぼらヨガ』(飛鳥新社)、16万部突破の『職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ』(MdN)。本連載は「がんばらない!」をキーワードにお届けする、待望の健康図解マンガ。ananwebで、月2回更新予定!!【Twitter】@sakitamina【HP】崎田ミナ最新刊『自律神経どこでもリセット!も〜っとずぼらヨガ』(飛鳥新社)が好評発売中。
2019年08月15日■満を持してバニラが登場!「凍らせてもおいしい バニラもこ」ハズレなしの“もこ”シリーズから、とうとうバニラが出た!バニラクリームがたっぷり入ったシュークリーム「凍らせてもおいしい バニラもこ」。 ふんわり&もっちり生地が特徴の人気シリーズから、待望のバニラがいよいよ登場です。ブルーのパッケージのなかには、涼しげなライトベージュのシュークリームが!膨張色のせいなのか、いつもの“もこ”より心なしか大きい気がします。なかにはこの通り、バニラクリームがたっぷり。バニラビーンズもほのかにきちんと入っていて好感が持てます。パクッとかぶりつくと、濃厚なコクが感じられ、期待通りもちもちな生地との相性も◎。いい意味で万人ウケする味に仕上がっています。これはおすすめ!凍らせるとシューアイスみたいになりましたタイトルに「凍らせてもおいしい」とあったので、冷凍も試してみると、シューアイスができあがりました!暑さが厳しい日にぴったり。生地のもちもち感をよりしっかり味わいたい“もこ”ファンの方なら、そのまま食べるのが断然おすすめです。・価格:140円・カロリー:216kcal■美味しさも幸せも二乗「ダブルレアチーズケーキ」これはこれは!夏にちょうどいい2種のレアチーズケーキにクラッシュクッキーをトッピングした、味も食感も楽しい「ダブルレアチーズケーキ」です。濃厚でしっとりしたレアチーズに、レモン風味が爽やかなふんわり食感のレアチーズを重ねた夏仕様。パウダーシュガーがかかったクラッシュクッキーが食欲をそそる、3層すべてが主役級のチーズケーキです。ミルクのコクが感じられるチーズと、酸味のあるチーズ、それぞれ味わいも食感も違っていて、一緒に口に入れると不思議な化学変化が!わざわざ2層に分けてある理由がよくわかります。クラッシュクッキーはしっかりバターのコクが感じられ、塩気と甘さもちょうどいい。カロリー高めですが、それに見合う楽しさ&美味しさです。・価格:300円・カロリー:428kcal■夏のコンビニスイーツ史上、最高の組み合わせかも?「マンゴー&杏仁」マンゴーと杏仁豆腐で、カロリー以上の満足感杏仁豆腐の上にレモン風味のクラッシュゼリー、マンゴーソース、マンゴー果肉を盛り付けた夏にぴったりのデザート「マンゴー&杏仁」。下から白い杏仁豆腐、透き通ったゼリー、鮮やかな黄色のマンゴーと、見た目からしてとっても涼しげ。見ているだけでも体温が下がりそうです。マンゴーと杏仁豆腐のデザートはこれまでにもありましたが、甘酸っぱいマンゴーとやさしい甘さの杏仁豆腐が、なんとなく打ち消しあってしまっている印象がなきにしもあらず。ところがこちらはクラッシュゼリーがいい緩衝材になっているせいか、それぞれが味と食感を際立たせつつ、喉につるりと滑り込んでいくような楽しさが味わえます。・価格:270円・カロリー:179kcal■雪見だいふく超え?「凍らせてもおいしい 苺わらび」そのままでもおいしいけど、凍らせたらもっとおいしい果肉入りの甘酸っぱい苺ホイップクリームを口どけのよいわらび生地で包んだ、「凍らせてもおいしい苺わらび」。わらびもちは、手で軽く押しても潰れそうなくらい、ぷにぷにしています。なかのホイップもふわふわなので、取り扱い注意!ホイップのなかには赤い果肉も入っていて、甘さと酸味のバランスがよき。わらびもちとの相性も最高なので、丸ごと食べたくなる気持ちを抑えるのに必死でした(笑)。冷凍庫で冷やすこと数時間。しっかり凍ったのがこちら。わらびもちはやわらかなまま、なかのホイップだけがアイスクリーム状に。定番アイス「雪見だいふく」と似た印象がありますが、口に入れるとホイップの口どけがよくて食べやすい。わらび生地もかなり厚手だから食べ応えもあっておすすめです。ぜひ凍らせて、食べ比べてみてください!・価格:118円・カロリー:119kcal■「暑い」と口から出そうになったら、コンビニスイーツの出番このところ陽射しが強い日が多く、外をほんの少し歩いただけでも体が重く感じられ、1日に何度もカフェに避難したくなってしまいますね。コンビニスイーツは、手軽に活力チャージできる忙しい人の味方。ぜひ夏疲れの解消にお役立てください。※価格はすべて税込Text・Photo/鈴木一禾ファミリーマートのおすすめデザート食べ比べ!夏バテを癒やしてくれそうな逸品4選
2019年08月09日暑くなってくると、喉越しの良い麺類やアイス、炭酸飲料などの甘くて冷たいものを口にしがちに。夏バテをしないためには、暑くなる前から正しい食生活を心がけてカラダづくりをすることが大切です。今年こそ夏バテしないカラダで夏を乗り切りましょう。 夏バテ予防の食事のポイントアイスや炭酸飲料など冷たいものや、のど越しの良い麺類ばかり食べることは危険。糖分の摂りすぎは常に血糖値が高い状態にあるため、空腹感が満たされ続け、食欲がわかなくなってきます。すると、徐々に胃腸の働きが悪くなり、栄養素の消化吸収ができず食欲不振へつながり、この悪循環が夏バテに。夏バテを予防するためには、香辛料や酸味などの食材を利用して食事の質を高め、少量の食事でも夏バテ防止に役立つ栄養素を補うことがポイントです。 夏バテを予防する食事の工夫4つ1.酸味を利用する酸味には食欲増進や疲労回復の働きがあります。酸味の成分であるクエン酸は疲労回復をサポートします。糖質をエネルギーに変えるビタミンB1と一緒に摂ると効果的です。夏は食欲が低下しやすいので、酸味を利かせて食欲をアップするといいでしょう。《おすすめ食材》かんきつ類・梅干し・酢 2.香味野菜を利用する香味野菜の香りや辛味などで食欲増進をしましょう。冷房で冷えすぎると代謝が下がり、だるさにつながりますが、みょうがや生姜は血行良くしてカラダを温め、胃腸の働きを良くしてくれます。また、にんにくやらっきょうに含まれる硫化アリルはビタミンB1の吸収を高めてくれます。夏バテ対策にはビタミンB1は不可欠なので、豚肉料理などを食べるときには、吸収率がアップする香味野菜をとり入れましょう。《おすすめ食材》にんにく・生姜・みょうが・ねぎ 3.香辛料を利用する香辛料は唾液や胃液の分泌を促進して食欲を増進する働きがあります。これらの消化酵素が分泌されることで、食事からの栄養素を吸収しやすくなります。《おすすめ食材》唐辛子・カレー粉 4.夏野菜を利用する夏野菜は水分・ビタミンC・ビタミンB群などカラダが必要とする栄養素を多く含んでいます。食欲がないときこそ、夏野菜を上手にとり入れて夏バテしないカラダを作っていきましょう。特にオクラやモロヘイヤなどのネバネバした野菜は、弱った胃の粘膜を保護して消化吸収を助ける働きがあります。《おすすめ食材》トマト・茄子・きゅうり・ピーマン・オクラ・モロヘイヤ・かぼちゃ 夏バテを予防する栄養素3つ1.ビタミンB1夏バテ予防には、毎日の疲労をカラダに溜めないことが大切。ビタミンB1は、エネルギーを生みだす時に必要なビタミンで、疲労回復のビタミンと呼ばれています。例えば麺類ならば、そうめんのみではなく、冷奴や豚しゃぶなどプラスしてみましょう。ご飯も玄米を混ぜて炊くと、ビタミンB1を補うことができます。《多く含む食品》豚肉・大豆・カツオ・玄米・うなぎ 2.ビタミンC夏の暑さは睡眠不足にもつながりストレスが溜まりやすくなります。ストレスが溜まると自律神経が崩れ、胃腸の働きが低下し、ビタミンCの消費量が増えます。ビタミンCは抵抗力を高めてくれるので、消費量が多い夏にビタミンCを積極的に摂ると夏バテ予防に役立ちます。《多く含む食品》ゴーヤ・トマト・枝豆・かんきつ類 3.ビタミンPビタミンPは、ポリフェノールの1種のビタミン様物質。かんきつ類に含まれるヘスペリジン、そばに含まれるルチン、レタスやブロッコリーに含まれるケルセチンなどの総称です。血圧上昇の抑制、血中中性脂肪の分解などの働きのほかにも、夏に消費が増えるビタミンCを安定化して持続させる働きがあります。ビタミンCを効率よく利用するためにも、一緒にとり入れたい栄養素です。 その他として、こまめに水分補修することもポイント。夏は汗とともにカラダに必要なミネラル類も失います。一度に冷たい飲み物を飲むと胃腸の働きが悪くなるので、のどが渇く前に100ccほどを飲むようにしてみましょう。夏バテ予防には、暑さに打ち勝つ体力を保つことが重要です。毎日の食事で必要な栄養を補い、夏バテしないカラダ作りを心がけましょう。 衞藤敬子管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年07月21日暑い日が続くと、食欲が落ちてしまい、冷たいものやあっさりとした麺類で済ませてしまっていませんか?栄養が偏ると体力が落ちていくばかりです。夏バテから回復できるよう、暑い夏におすすめの食材をご紹介します。夏バテ対策にとり入れて欲しい食材8つ1.豚肉豚肉に含まれるビタミンB群は炭水化物を消化して、エネルギーに変える働きがあります。ビタミンB1・ビタミンB2は香味野菜に多く含まれる成分のアリシンと一緒に食べると吸収が良くなるため、ねぎ・にんにく・ニラ・玉ねぎなどと一緒にとり入れると効果的です。2.納豆疲労回復に役立つアミノ酸を多く含み、暑さで低下した体力の回復効果があります。納豆特有のネバネバ成分は暑さで疲れた胃壁を守り、消化吸収を助ける働きがあります。またビタミンB群が豊富に含まれていて、糖質・脂質・タンパク質の代謝を助けてくれます。3.枝豆豚肉と同様にビタミンB1が豊富なので、疲労回復に役立ちます。枝豆のタンパク質に含まれるメチオニンには、アルコールの分解を促して二日酔いを予防する働きがあります。4.卵夏バテはカラダに必要な栄養が不足することでも起こります。栄養バランスに富んだ卵は良質なタンパク質・ビタミン・ミネラルが摂取でき、体力回復に役立ちます。ただし、唯一ビタミンCの含有量が少ないため、ビタミンCを豊富に含む夏野菜と一緒に摂取することで、栄養バランスが整います。5.オクラ夏野菜の代表オクラには、β-カロテン(ビタミンA)、ビタミンCなどの抗酸化ビタミンが多く含まれています。これら抗酸化ビタミンは、免疫力の低下をもたらす過酸化脂質の生成を抑える働きがあります。(※1)6.山芋でんぷんを消化する消化酵素のアミラーゼが含まれていて、糖質の消化吸収を促します。酵素は熱に弱いため、すりおろしてごはんや麺類・副菜にトッピングして生で食べることで、消化酵素の効能を活かせます。7.梅干し夏バテ対策にかかせないクエン酸が豊富。クエン酸は「クエン酸回路」と呼ばれる糖質や脂質をエネルギーに変える仕組みに欠かせない成分です。クエン酸を摂ることでエネルギーを生みだしやすくなり、夏バテによるだるさの解消に役立ちます。8.サワードリンクお酢の成分「酢酸」は、グリコーゲン(肝臓や筋肉などに蓄えられている糖質)をエネルギーに変えるのを助けます。またお酢もクエン酸が豊富。酢酸とクエン酸のダブル効果で、カラダに必要なエネルギーを生みだし、だるさの緩和や疲労回復に繋がります。 夏バテにならないためには1日3食規則正しく食べることと、適度な水分補給が大切です。疲労回復力を高め暑い夏を乗りきりましょう。 【参考・参照】(※1)e-ヘルスネット抗酸化ビタミン〈〉(最終閲覧日2017/02/21) 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年07月21日夏本番になると、食欲不振、疲れ、やる気がでないなど、夏バテに悩まされる人も多いことでしょう。実は、体と同じように肌も夏バテします。体と肌が夏バテすると、せっかくの夏を楽しめないだけでなく、秋になっても体と肌の不調が続きがち。夏バテ対策をして、すこやかな体と肌をキープしませんか?夏バテの原因は出典:byBirth体が疲れやすくてだるさが抜けない、食欲がわかない、肌の乾燥やくすみが気になる。なんとなく不調を感じているなら、体と肌が夏バテしているかもしれません。まず、体と肌が夏バテする原因をチェックしておきましょう。水分不足体内の水分不足は夏バテの原因の1つです。夏は気温が上昇し、体温も上がります。そのため、汗をかいて、汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げるのです。汗のおよそ99%は水分ですが、残り1%にはナトリウム、ミネラル、ビタミンなどが含まれています。夏は大量に汗をかくため、水分やナトリウム、ミネラルが体内から失われて脱水状態に。体が脱水状態にあると血液の流れが悪くなり、体全体に十分な栄養が行きわたりません。そのため、体が疲れやすくなったり、肌の乾燥や肌荒れなどの不調がでたりするのです。また、汗によってミネラルやビタミンが失われると、食欲不振や集中力低下、肌荒れ、肌のくすみなどの症状もあらわれます。そんな状態に拍車をかけるのが、冷たい飲み物や冷たい食べ物。胃腸が冷えると、消化・吸収力が落ちて、体に必要な栄養素を十分に吸収できなくなります。体や肌の栄養が不足して、深刻な夏バテにつながりかねません。室内と室外の温度差エアコンで冷えた室内、太陽に熱せられた室外と、夏は気温差が大きい場所を行ったり来たりします。すると体温調整や内臓の働きに関わる自律神経が乱れて、睡眠の質の低下、倦怠感、食欲不振など体に夏バテの症状があらわれます。睡眠の質の低下は、肌にも悪影響です。睡眠中は肌の細胞の働きを活性化させる成長ホルモンが分泌され、肌の新陳代謝を促進。睡眠の質が下がると、成長ホルモンが十分に分泌されず、肌荒れ、ごわつき、くすみなどのトラブルが生じます。肌と体を夏バテさせないためにやりたいこと出典:byBirth汗は生理現象ですから、汗を絶対にかかないで脱水を防ぐというのは無理がありますよね。また、エアコンを使わずに室内と室外の温度差をなくすと、下手をしたら熱中症になりかねません。体や肌を夏バテさせないにはどうしたら良いのか見ていきましょう。こまめに水分補給を出典:byBirth暑さで汗をたくさんかく夏は、こまめな水分補給が基本。「喉がかわいた」と感じるときには、脱水が始まっていると言われています。こまめにコップ1杯の水を飲んで、脱水状態にならないよう注意しましょう。真夏日やレジャー、スポーツなどいつも以上に汗をかくときは、スポーツドリンクや経口補水液など、スムーズに水分補給ができるドリンクを選ぶのもおすすめです。体を冷やさない出典:byBirth暑い夏は冷たい飲み物や食べ物が恋しくなります。しかし、冷たいものは体を冷やして、胃腸の働きを低下させて夏バテを引き起こします。飲み物は常温を選び、エアコンで冷えた場所に長時間いる場合は温かい飲み物で体内を温めると良いでしょう。エアコンの温度は、室内と室外の温度差が5℃以内になるよう設定を。温度差が5℃以上になると、自律神経が乱れやすくなります。オフィスや公共の場など、自分でエアコンの設定ができないときは、薄手のカーディガンやひざ掛け、レッグウォーマーや腹巻で体を冷やさない工夫を取り入れてください。ぬるめのお湯で入浴を出典:byBirth入浴後に汗をかくのがイヤで、シャワーだけにしていませんか?夏バテを寄せつけないためには、38℃程度のぬるめのお湯に10分~15分はつかるのがおすすめです。入浴には次のような効果が期待できます。エアコンで冷えた体を深部から温める心身をリラックスさせて、睡眠の質を高める疲労回復入浴前にコップ1杯の水を飲んでおくと、脱水対策に有用です。ただし、「毎日、湯船にはいらなくては」とルール化する必要はありません。体がとても疲れている日は、さっとシャワーを浴びて、早めに眠って休息をとるのも大切です。睡眠で体を休める出典:byBirth疲労を回復させ、成長ホルモンによって美肌作りが活発になる睡眠は、夏バテを防ぐために欠かせません。質の高い睡眠を得られるように、以下のような工夫を取り入れましょう。スマホやパソコンなどのデジタル機器は、眠る1時間前に見ない夕食は眠る2~3時間前までに眠る少し前に部屋の照明を落とす寝室の室温や湿度を快適に保つ自分にあった寝具を選ぶ熱帯夜で寝苦しい夜は、エアコンを上手に活用しましょう。室温が高いと、睡眠の質が低下して体も肌も休まりません。寝冷えを防ぐために、エアコンは27度前後に設定して、エアコンの冷気が直接、体に当たらないようにしてください。なお、健康や美肌のために「エアコンを一晩中つけっぱなしにしないほうが良い」という意見もありますが、近年、明け方の脱水症・熱中症で緊急搬送される人も増えています。その日の気温に合わせて、エアコンのタイマーを使うor朝までつけておくを調整してください。食事の栄養バランスを整える出典:byBirthのど越しが良いそうめんや冷やしうどんは、食欲がないときでも食べやすい夏のテッパンメニューです。夏の夜はそうめんだけという人も多いのではないでしょうか。しかし、冷たいそうめんやうどんは胃腸の働きを低下させるだけでなく、十分な栄養を摂取できません。消化吸収をサポートする食材や、具だくさんのお味噌汁などを一緒に食卓に並べるなど、工夫を取り入れましょう。脂質や糖質の代謝に関わるビタミンB群やミネラルが不足すると、疲労が抜けなかったり、肌荒れや口内炎などができたりします。たんぱく質は体を動かすエネルギーになり、肌のハリのもとになるコラーゲンの材料としても必要。さらに、ビタミンCは抗酸化力が高く、肌のくすみ対策に有用です。栄養バランスの良い食事を心がけて、体と肌が夏バテしないようにしましょう。肌の夏バテ防止には紫外線対策もマスト出典:byBirth7月・8月は1年の中で、もっとも紫外線量が多い時期です。紫外線は肌にダメージを与えて、乾燥、しみ、くすみ、しわ、たるみなどを引き起こします。日焼け止めクリームを塗るだけでは、対策としては不十分。UVカット効果がある帽子やサングラス、カーディガンなどで紫外線対策を強化しましょう。元気な肌と体で夏を乗り切ろう出典:byBirth太陽がキラキラとまぶしい季節は、それだけで気持ちが明るくなりますよね。だからこそ、体と肌が夏バテしていては、せっかくの夏を楽しめなくなってしまいます。少しの心がけで、夏バテは防げます。夏を楽しく過ごすためにも、今日から夏バテ対策をはじめませんか?
2019年07月10日食欲減退や疲労感…夏はカラダの不調に悩まされる人も多いはず。そんな夏バテの予防& 解消には、様々な効能が期待できるスパイス料理を!暑い季節にマストな4大スパイスを、専門家に教わりました。馴染みのある漢方薬にも実はあのスパイスが!?「スパイスと聞くと、カレーやエスニック料理など、調味料としてのイメージが強いかもしれませんが、実はスパイスの多くは漢方で言うところの『生薬』なんです」と漢方薬剤師の久保田佳代さん。「例えば、漢方胃腸薬である安中散という処方には、シナモン(桂皮)やリコリス(甘草)が含まれています。普段、私たちが薬として認識しているものが、実はスパイスだったりするんです。日常的に、たくさんのスパイスを料理に使うインドの家庭では、母親が家族の体調に合わせて、その日の食事に何を使うか選んでいるそう。まさに、普段の食生活からスパイスでカラダの調子を整えています。インド人ほどは詳しくなくても、まずは、香りが気になったから使ってみる、というように気負わずに試してみてください。ちなみに、香りが気になるというのは、カラダが欲している証拠。あながち間違った選び方でもないんです。ただし、いろいろな種類のスパイスを混ぜすぎないこと。生薬である以上、主作用と副作用があります。互いが邪魔し合って、せっかくの働きを感じにくくなってしまうかもしれません」特に、暑くなるこれからの季節に向けて、夏バテ対策にはスパイス料理がぴったり。「室内外の温度差によって自律神経が乱れたり、発汗異常で体温調節がうまくいかなかったりと、夏バテの原因は様々です。でも、オフィスだと自分の体調に合わせて温度を調節するのが難しかったり、夏バテに効く栄養価の高い食べ物を食べたくても、そもそも食欲が湧かなかったり…。そういう時こそ、普段の食生活から食欲増進や自律神経を整える働きのあるスパイスを取り入れるのがおすすめです。今回は、夏に食べたい4つのスパイスを選びました。どれも効能が期待できるだけでなく、料理にも使いやすいスパイスです」【フェンネル(小茴香 しょうういきょう)】夏の弱った胃腸の調子を整えてくれる。漢方系の胃腸薬などにも配合されているフェンネルは、胃腸の調子を整えたり、食欲不振を改善してくれる。インド料理店などでは、食後の口直しに提供されることも。成分が多いのは種子。【カルダモン(しょうずく)】消化を助け、香りで気持ちをリラックス。カルダモンは、唾液や胃液を出やすくしたり、消化を助けてくれる働きが。上品な香りの芳香性のスパイスで、口臭予防や自律神経を整えるリラックス効果も期待できる。成分が多い部位は実。【ターメリック(宇金 うこん)】肝機能を助けるだけでなく、血の巡りもスムーズに。ウコンドリンクなどでお馴染みのターメリックは、弱った肝臓の働きを助け、また胃を元気にしてくれる。鮮やかな黄色をしており、カレーには欠かせないスパイス。成分が多いのは根や茎。【クローブ(丁字 ちょうじ)】登山などでも重宝される強壮効果で夏バテ予防。食欲減退をやわらげ、胃腸の冷えを取ってくれる、刺激的な香りのスパイス。また、標高の高いネパールなどでは強壮効果を期待して、生薬として使われる実の部分を直接噛む習慣もある。くぼた・かよ漢方薬剤師。心理カウンセラーの資格も持ち、自身が経営する氣生薬局で漢方をベースとしたカウンセリングも行う。スパイスに関するセミナーなども実施。※『anan』2019年6月5日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・西崎弥沙(by anan編集部)
2019年06月04日夏バテの原因は栄養不足だった!「外食が多い」「疲れやすい」「末端が冷える」…こんな人は、鉄、ビタミンB群、ミネラル、タンパク質、ビタミンCの5大栄養素が不足している可能性大です。松倉クリニック代官山院長・貴子先生と、まいこ ホリスティック スキン クリニック院長・山崎まいこ先生もすすめる4つのレシピをご紹介します。夏でも食べやすい5大栄養補強レシピ女性のカラダに不足しがちな5つの栄養素を一度に補う、夏にぴったりな時短レシピをご紹介。身近な食材で手軽に作れるから、すぐにでも試してみて。大豆入りガスパチョ<材料(1人分)>トマトジュース2/3カップ、塩小さじ1/4弱、こしょう少々、タバスコ適量、蒸し大豆大さじ2、きゅうり・パプリカ(黄)各10g<作り方>きゅうりとパプリカは粗みじん切りにする。トマトジュースに塩、こしょう、タバスコを入れてよく混ぜて味を調え、蒸し大豆ときゅうり、パプリカを入れる。<ポイント!>リコピンをはじめ、高い栄養価で知られるトマト。生で食べるよりも、ジュースやピューレで摂取すると吸収が良くなる性質を持っている。鉄分たっぷりの大豆と、カリウムの多いきゅうりでデトックス効果も。マグロの赤身とアボカドの冷や奴<材料(1人分)>マグロ赤身100g、アボカド1/2個、絹ごし豆腐200g、A【おろし生姜1かけ分、醤油大さじ1、ごま油小さじ2】<作り方>マグロとアボカドを1cm角に切り、Aと和えて豆腐の上にのせる。お好みで、白髪ねぎを添える。<ポイント!>マグロの赤身+豆腐で動物性&植物性のタンパク質を同時摂取すれば、赤身に含まれる鉄分が効率よく吸収できる。さらに、アボカドの良質な油が体内のミトコンドリアを活性化させ、アンチエイジングにも。納豆&しらす&卵黄丼<材料(1人分)>ご飯180g、納豆1/2パック、卵黄1個分、しらす50g、大葉1枚、醤油適量<作り方>ご飯の上にしらす、納豆、卵黄、大葉をそれぞれのせる。醤油をかけていただく。<ポイント!>意外にも、納豆や卵黄には鉄分が豊富に含まれている。ただし、生の卵白はビタミンの吸収を阻害する働きがあるので、全卵ではなく卵黄のみを使うこと。しらすに含まれるカルシウムで骨の力も強化。うざく<材料(2人分)>きゅうり1/2本、乾燥わかめ小さじ2、うなぎの蒲焼き(市販品)100g、レモン2スライス、生姜1かけ、A【酢大さじ1、レモン汁小さじ2、砂糖小さじ1/4、醤油・みりん各小さじ1/2】<作り方>きゅうりは小口切りにして塩少々で塩もみし、しんなりとしたら絞る。わかめは水で戻して水気をきる。うなぎはトースターで少しカリッと焼き、一口大に切る。レモンはいちょう切りに、生姜は千切りにする。ボウルにAを混ぜ合わせて1を和える。<ポイント!>鉄分やビタミンB群などの栄養を豊富に含むうなぎは、まさに“夏の黄金食”。わかめやきゅうりと一緒にお酢&レモン汁で和えてさっぱりと食べれば、不足しがちなミネラルやビタミンCをしっかり補うことができる。貴子先生松倉クリニック代官山院長。形成外科医、美容皮膚科医。栄養療法を取り入れ、患者に合った美容法を提案。最新のコスメや美容情報にも精通している。山崎まいこ先生まいこ ホリスティック スキン クリニック院長。インナーケアを重視し、心にもつながるホリスティックな視点と、最新医療を取り入れたメニューが人気。※『anan』2019年6月5日号より。写真・内山めぐみ料理作製、スタイリング・田村つぼみ文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年05月29日夢のやせる肉料理レシピ2018年12月28日、毎日の献立のレシピなどを掲載しているオレンジページの本として、『カロリー1/2、なのにウマすぎ!夢のやせる肉』が発売された。同書では鶏肉、豚肉、牛肉を使ったカロリーを控えたレシピを掲載。価格は1,058円(税込)である。ダイエットしたい! 肉が食べたい!熱した鉄板やフライパンに肉を落とした時のジュージューという音は食欲をそそるが、食べ過ぎてしまうのではないか、太ってしまうのではないか心配にもなる。発売された新刊は肉好きでダイエットしたいという人のためのおすすめレシピが集められている。まずは定番とされるしょうが焼きとから揚げ、つくね、とんカツのカロリー1/2レシピを紹介。しょうが焼きでは「鶏むねの粗刻みしょうが焼き」や、「まるごとささ身のしょうが焼き」などを、から揚げでは「鶏のから揚げ」、「げんこつフライドチキン」などを掲載している。また、つくねの料理では「刻みえのきの温たまつくね」など、とんカツでは「とんカツ気分の長いもカツ」などを掲載。さらに作りおきとしての「鶏そぼろやチャーシュウ」のほか、ごちそうレシピとしては「豚の角煮」や「ハンバーグ」などを紹介。いずれもカロリー1/2レシピとなっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※カロリー1/2、なのにウマすぎ!夢のやせる肉 - オレンジページの本【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
2019年01月03日暑さも日差しも強かった平成最後の夏。お肌が夏のダメージを受けたままという方も多いのではないでしょうか? 2018年10月5日発売の『オサジ』のシートマスクは、そんなお疲れ肌にぴったりのアイテムです。 『オサジ』のシートマスク-Shizuka-の魅力 ローズマリーの精油が強い日差しで炎症を起こした肌を鎮めると同時に、温泉水に含まれるマグネシウムなどのミネラル分が紫外線で壊れたバリア機能の修復を手助け。また、五倍子由来のタンニンが紫外線によって肌の中に発生する活性酸素を除去し、紫外線によって加速する廊下を防止します。 夏の紫外線は適切な水分・油分をキープする機能を持つ角層にもダメージを与えます。この弱った角層に『オサジ』のシートマスクは3つの成分の合わせ技でアプローチします。①ミネラル・・・現代は食事からのミネラルの摂取が難しく、乾燥や肌荒れの原因に。『オサジ』のシートマスクはその不足しがちなミネラルを豊富に含むアルプスの温泉水を採用。②尿素・・・もともとヒトが持っている成分。水分を吸着し、うるおいを角層に留まらせる。③PCA-NA・・・天然保湿因子の約12%を占め、角層の細胞間脂質に浸透して保湿。 さらに夏バテに肌に嬉しい2つの成分も含みます。①タンニン酸・・・しゅうれん作用、お肌の引き締め、キメの整え、活性酸素除去。②ローズマリー・・・紫外線で炎症した肌を鎮め、血行を促進し自然な肌の色を維持。 あなたのお肌、疲れたままではないですか?『オサジ』のシートマスクで潤いを取り戻しましょう! 『オサジ』のシートマスク-Shizuka-1枚入り(20ml)¥600(税別)3枚セット¥1,800(税別) 【お問い合わせ先】日東電化工業株式会社TEL0120-933-871
2018年09月15日“お正月やお祭りで飲むもの”というイメージの強い「甘酒」ですが、実は甘酒には夏バテ予防や美容効果があるのです!そこで今回は、甘酒の知られざる効能をご紹介します。ほどよく甘い甘酒を今すぐ飲みたくなるはずです!“飲む点滴”といわれる「甘酒」はいかが?出典:byBirth甘酒というと、お正月やお祭りで飲むものというイメージがありますよね。寒い初詣では、ほどよく甘い甘酒でカラダを温めるという方も多いでしょう。しかし、実は甘酒は夏の季語であり、夏バテ予防効果がある飲み物なのです!古くから“飲む点滴”と呼ばれている甘酒は、疲労回復や熱中症防止のための栄養ドリンクとして親しまれていたそうですよ。江戸時代には、甘酒売りが町を練り歩いていたというから驚きです。そこで今回は、甘酒の知られざる効能をご紹介します。ほどよく甘い甘酒で、美容と健康を維持しましょう!甘酒の効果・効能出典:byBirth夏バテ予防甘酒に含まれるブドウ糖は、疲労回復に最適です。さらに、ビタミン群が免疫力を高めてくれるため、風邪予防にもぴったりです。美白・美肌効果甘酒には、ビタミンC、アミノ酸、酵素、ビオチンといった美白作りに最適な成分が豊富に含まれています。また、麹に含まれるコウジ酸には、メラニンの生成を抑制するはたらきがあるため、シミ・そばかすを予防してくれます。アンチエイジング効果甘酒に含まれる“フェルラ酸”には抗菌・抗酸化作用があるため、活性酵素を除去してくれます。甘酒は発酵食品なので酵素が豊富に含まれており、アンチエイジングにぴったりです。便秘解消甘酒には、オリゴ糖や食物繊維が豊富に含まれているため、便秘解消効果も期待できます。腸内環境を整えることは、肌トラブル改善のためにとても重要なこと。麹を扱う杜氏さんのようなぷるぷるお肌をゲットするためにも、甘酒を飲んで便秘を解消しましょう。ダイエット効果甘い甘酒とダイエットは、どうも結びつきにくいですよね。しかし、甘酒に含まれるビタミンB郡は脂肪燃焼を助けてくれるため、甘酒にはダイエット効果があるといえるのです。ただし、だからといって飲みすぎはよくありません。とくに、市販されている甘酒を飲む場合は、砂糖が加えられているものも多いため注意が必要です。集中力を高める甘酒に含まれるブドウ糖は、脳のはたらきを助ける役割を担っています。よく、スーパーなどで集中力を維持するためのブドウ糖タブレットを見かけますが、甘酒にはそれと同じはたらきがあるのです。米麹の甘酒であれば、アルコールが入っていないためお子様でも飲めます。テストの日や気合を入れて勉強したい日など、おやつに甘酒を用意するのもいいかもしれません。甘酒を飲むときの注意点出典:byBirth豊富な栄養価で私たちの健康と美容を維持する甘酒ですが、飲むときにはいくつか注意点があります。ただやみくもに飲めばいいというわけではないので、甘酒を飲む前に覚えておきましょう!甘酒の原材料を確認すること市販されている多くの甘酒には、砂糖が含まれています。砂糖入りの甘酒では、ダイエットや美肌作りに効果を発揮しない可能性も…。甘酒を選ぶときは、砂糖が入っていないこと米麹から作られているもの上記の2点を必ず確認しましょう。1日コップ1杯を目安に甘酒は、1日コップ1杯(200ml)を目安に飲みましょう。朝に飲めばエネルギーチャージに、昼に飲めばおやつ代わりに、夜に飲めば疲労回復になります。温めすぎない!温めると甘みも増し、より美味しくなる甘酒ですが、温めすぎないこともポイントです。温めすぎると、熱に弱いビタミンB1やビタミンCが破壊され、高い効果を得られなくなることも…。甘酒を温める際は、人肌程度に留めておきましょう。おすすめなのは「手作り甘酒」出典:byBirth糖分やアルコールが気になる…という方は、手作り甘酒がおすすめです。意外と簡単に作ることができるので、興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね!手作り甘酒の材料(4人分)は、麹・・・400g~500g米・・・1合塩・・・少々です。作り方は、炊飯器の“おかゆコース”でお米を炊く。炊き上がったら、冷水を加えて冷ます。60℃まで温度が下がったら、麹を加えて混ぜる。炊飯器に戻し、“保温”スタート。たまにかき混ぜながら、4~5時間保温したら完成!飲むときは、水で薄めてお好みで塩や生姜を加えてもOKです。
2018年09月02日夏も後半に入り、暑さも峠を越したものの、まだまだ気温は高いです。食欲が落ちて体力も低下している方も多いでしょう。そんな夏バテ気味の彼に食べさせてあげたいのが、今回ご紹介する“梅入り豆乳ひやむぎ”です。サラッと食べられるうえに、素麺よりも食べごたえがあるのでオススメです。文/レシピ・オガワチエコひやむぎと素麺の違いと言えば、太さですよね。ひやむぎは素麺より若干太め。そのぶん、食べごたえもあるし、食感も楽しめます。たまに色付きの麺を見付けることがあると思います。あれはもともと、ひやむぎだけに入っていて、素麺と区別するためのものでした。今ではその見分け方はしなくなり、清涼感があるので素麺にも入ることがあるそうです。疲れ果てて帰って来た彼に、こういった豆知識を披露しながら振る舞ってあげてはいかがでしょう。会話も盛り上がり、食も進むはずです。梅入り豆乳ひやむぎ材料(2人分)冷麦……200g豆乳……150ml麺つゆ(3倍濃縮)……50mlごま油……小さじ1白ゴマ……大さじ1梅干し……2個青ネギの小口切り……適量作り方撮影:大崎えりや(1)ボウルに麺つゆと豆乳とごま油を入れて混ぜ、そば猪口などに入れる。(2)種を取った梅干しをたたいて、白ゴマと混ぜ合わせる。(3)鍋にたっぷりのお湯を沸かし、麺を茹でる。(4)茹で上がった麺をざるにあけ、冷水でしめて水気を切り、盛りつける。(5)(4)の麺の上に(2)の梅干しをのせ、青ネギをかけ、(1)の豆乳つゆをつけていただく。豆乳を入れることで、つゆにコクとまろやかさが加わります。ごま油の香りも、ほどよく食欲を刺激。素麺よりも太いぶん食感が楽しめ、喉越しも良いのでスルスルと食べてしまうでしょう。食べごたえもあってお腹も満たされます。梅干しに含まれているクエン酸には疲労回復効果があると言われているので、夏バテ解消にピッタリ。栄養面からも彼をサポートできます。食欲が出れば、気力や体力が戻って、カラダのあちこちが元気になります。モリモリ食べさせてあげてください。(C) something else / Shutterstock(C) lenetstan / Shutterstockオガワチエコ料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。雑誌やテレビ、ラジオ、書籍等のレシピ作りや調理、スタイリング、料理コラム等で活躍中。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)、『スティックオープンサンドの本』(講談社)。
2018年08月29日暑さ厳しい日々が続いていますね。スタミナをつける為に、うなぎやお肉などスタミナのあるものを食べることもあるかと思いますが、胃腸にダメージを感じている時に脂の多い食べ物は、胃腸に負担をかけてしまいます。そんな時におすすめなのが「甘酒」。江戸時代から夏バテ予防に甘酒を飲んでいて、夏の季語になるほど親しまれていました。優しい甘味に仕上がる自家製甘酒甘酒は飲む点滴といわれるほど、栄養バランスが良く、アミノ酸、ビタミンB群、ブドウ糖が豊富に含まれており、体力を回復するのに優れています。甘酒は麹の力でお米を発酵させますが、麹には免疫力を高め、老化を防ぎ、癌を抑制する成分が確認されている他、ストレスを抑制する作用があります。甘酒には2種類あって、酒粕に砂糖を加えて作るものと、米に米麹を加えて作るものがあり、「飲む点滴」と言われるのは、米麹から作られる甘酒の方です。米麹で作る甘酒は、アルコールが含まれていない為、飲みやすいです。夏は温めずにお好みの濃度に薄めて飲むのがおすすめです。自家製甘酒の作り方・米麹・・・・・130g・40℃のお湯・・200ml*炊飯器またはヨーグルトメーカー① 麹をもみほぐし、40℃のお湯を加え、良く混ぜます。② 炊飯器の時は、①の麹を消毒した瓶に入れ、60℃の湯をはったお釜の中に置き、保温機能で蓋を少し空け、6時間発酵させます。ヨーグルトメーカーは、消毒した専用容器に入れ、60℃で6時間発酵させます。(粒が柔らかくなったらOK!)甘酒が苦手な方は甘酒を豆乳で割り、レモン汁を加えるとヨーグルト風になって飲みやすくなります。また、冷えや浮腫みを感じている方は、生姜皮ごとすったものを加えましょう。甘酒を料理やお菓子に活用粒々の食感が苦手な方は、ミキサーにかけたり、濾したりすると良いでしょう。お料理の甘味として使用出来るので、味噌と混ぜたり、タレやソースにしたり、お菓子作りにも活用できます。使いきれない時は冷凍する事も出来ます。甘酒の万能ソース・甘酒・・・125g・醤油・・・大さじ3・生姜・・・1/2片(すりおろす)・にんにく・・1/2片(すりおろす)*お好みで豆板醤やラー油を加えても良い。① 甘酒と醤油に、すりおろした生姜とにんにくを加えて良く混ぜます。② 肉や魚、厚揚げなどを漬けてグリルしたり、炒め物に加えると美味しく仕上がります。*多めに作ってストックしておくと忙しい時に便利です。監修・文章/宮本そのみ(管理栄養士)
2018年08月25日暑さで寝苦しい日々が続いてますが、夏バテや熱中症を予防する為に、質の良い睡眠をとって疲れをしっかりとる事が大切です。早寝早起きをし、体内時計を整えると心身が安定し、ホルモンバランスも整いやすくなります。夏は代謝が落ちるので太りやすくなりますが、充分な睡眠は太りにくくなるというメリットもあります。暑い夏でも良質な睡眠を促すためのポイントをお伝えします。1. 早めの就床睡眠時間は人によって違いますが、何時に寝るかもとても重要です。睡眠を促すメラトニンというホルモンは、22時~2時に最も分泌され、身体や脳の疲労の回復、免疫力を高める働きのある成長ホルモンも同じ時間帯に最も分泌されます。日焼け後のお肌のターンオーバーの為にも早く寝る事は要となります。夏休みだからと夜遅くまで起きていると体内時計が乱れ、さらに遅い時間に飲食をすると夏太りの原因になります。就床時間を早め、早起きをし、朝日を浴びて体内時計をリセットすると代謝が上がり、太りにくくなりますし、心身の安定にもつながります。2. 夕食のとりかた夕食を食べ過ぎると睡眠に影響を及ぼすので、食べ過ぎないようにし、寝る2~3時間前には済ませられるといいでしょう。(1) 睡眠をコントロールする栄養素セロトニンの原料である、アミノ酸のトリプトファンやビタミンB6を意識的に摂りましょう。・トリプトファンを含む食材乳製品、豆類、大豆製品、赤身の魚、肉類。・ビタミンB6を含む食品種実類、青背魚、米、小麦胚芽、はちみつ。・精神の安定を促す食材鶏肉、卵、牛乳、チーズ、小魚、かき、れんこん、蜂蜜、クコの実、なつめ・安眠を促すハーブバジル、ローズマリー、カモミール、パッションフラワー、せり(2) 寝る前の飲食入眠前のコーヒーや紅茶、緑茶などカフェインを含む飲み物やお酒の飲みすぎは、良質な睡眠を妨げます。眠れない時は、カモミールティーや牛乳にサフランを少量入れ、沸騰直前まで温めたサフランミルク(お好みではちみつ)を飲むと良いでしょう。(リフレッシュしたい時は豆乳、リラックスしたい時は牛乳がおすすめです。)お水を飲んで、深呼吸を3回行うだけでも心が落ち着きます。ただし、寝る前に必要以上に水分を摂取すると就床中にトイレに行きたくなり、睡眠の質を妨げてしまうので、適量を心がけましょう。熱中症予防に水分を摂取する時は、時間をかけてゆっくり水分を摂ると良いでしょう。3. お風呂で身体を温める暑くなるとシャワーで済ませてしまう方も多いかと思いますが、湯船に浸かると疲れがとれやすくなり、寝つきが良くなります。暑くて寝れなくなるという方は、早めに入浴を済ませたり、ぬるめのお湯にしてゆっくり入浴すると良いでしょう。後頭部が凝っていると眠りが浅くなるので、首の後ろに蒸しタオルをするのも効果的です。バスタブのへりを使用し、首に温めたタオルを当てて行いましょう。お風呂に入れない時は、部分浴を行なったり、蒸しタオルやホットパックで首の後ろを温めると良いでしょう。湯船に浸かるだけで、寝ている間の代謝が高まりますから、夜に入浴する方がメリットが多いですが、朝入浴する際は、少し熱めのお湯にすると交感神経が刺激され、身体が目覚めるので良いでしょう。4. アロマを活用する・ストレスや不安をおさめるラベンダー、ユーカリ、ネロリ、スイートオレンジ(お子様に)・心配ごとがあったり、強いストレスにクラリセージ、ゼラニウム・寝つきが悪い時にマージョラム、サンダルウッド、カモミール<使い方>アロマオイルを、オイルや塩に混ぜ希釈したものをお風呂に混ぜて入浴したり、アロマポットなどの芳香浴(ろうそくの時は火に注意)、色のついていないオイルは、枕に1滴垂らして寝るとさらにリラックス出来ます。※アロマオイルは、体調や状況により使用を避けた方が良いものもありますので、確認してから使用しましょう。また垂らし過ぎは逆効果になりますのでご注意下さい。5. 就床する1時間前からブルーライトを避けるTVやパソコンなどのブルーライトには覚醒作用があるので、眠りの妨げになります。質の高い睡眠を求めるのであれば、寝る前は避けた方が良いでしょう。一日の振り返りをして眠る方は、反省ばかりだけでなく、うまくいった事や良かった事なども振り返りながら、前向きな気持ちで入眠できるようにしましょう。6. 夏の夜の不快感は、寝室の環境や寝具を工夫する寝ても疲れがとれない方や、朝起きると腰や首が痛い方は、枕の高さやマットレスなど寝具を見直し、身体に負担のかからないものにしましょう。シーツや枕、寝巻きなどをさらりとした触感の麻、肌触りの良いオーガニックコットン、ガーゼ、シルクなどにするのもオススメです。肌に触れるとヒンヤリするシーツなどもありますので、暑がりの方はそのようなものを活用しましょう。頭を涼しくして、足を温めると冷えを防ぎ、睡眠の質を高めます。氷枕などで頭部を冷やすのも良いでしょう。冷房による冷えが気になる方は、足を冷やさない様にレッグウォーマーを付けると良いでしょう。風があるだけで、体感温度が変わるので、サーキュレイタ―や扇風機で風の流れを起こすと良いでしょう。*不眠症など、気になる症状が出ている方は、早めに病院を受診しましょう。監修・文章/宮本そのみ(管理栄養士)
2018年08月18日厳しい残暑が続き、ドッと疲れが出る頃ではないでしょうか。こんなときは、スタミナがアップする料理を食べて、内側から元気を取り戻したいですよね。そこで今回は、スタミナ回復に役立つレシピを5つご紹介します。すべて夏バテ防止にもなるレシピです。■ご飯がもりもり進む美味しさ、豚肉と野菜のピリ辛みそ炒め夏バテして元気が出ないときに食べたいのがこちらのレシピ。豚肉とたっぷり野菜のピリ辛みそ炒めです。豚バラ肉とキャベツ、白ネギ、ピーマン、シメジ、キクラゲと具沢山でお腹いっぱいになります。シャキシャキ食感のキャベツがクセになりそうです。お子様がいる場合は、豆板醤の量を調整してくださいね。ご飯が進む美味しい一品です。多めに作っておき、翌日のお弁当のおかずにするのもオススメ。またレシピで使用する合わせみそは豚もも肉のソテーや煮物にも使えて便利。この合わせみそを作っておけば、料理のバリエーションがグンと広がりそうですね。■夏バテにも効く! 栄養バランスが抜群な大葉餃子猛暑が続くと、食欲が減退して何が食べたいのかわからなくなってしまうことはありませんか? そんなときは大葉餃子を食べるといいかもしれません。この餃子は野菜がいっぱい入っていて、大葉の爽やかな香りが食欲をそそります。栄養バランスが良くヘルシーなんです。このレシピのポイントはキャベツは塩揉みせずに使うこと。そうすれば、キャベツの水分でよりジューシーな仕上がりになります。焼く前の餃子を冷凍保存しておけるのもありがたいですね。約1か月冷凍保存ができますので、一度多めに餃子を作っておけば、好きなタイミングで餃子を食べることができますよ。■夏に飲みたい、簡単に作れる牛肉のピリ辛スープ暑くて何もやる気が出ないときは、温かいスープを飲んでスタミナアップするのもいいでしょう。作り方は簡単で、鍋にゴマ油を中火で熱して水煮ゼンマイを炒めたら、牛もも肉・水煮タケノコ、調味料の順に加え、炒め合わせます。水を入れて強火にして、煮立ってきたらアクを取り、ニラを加えて塩で味を調え、器に注ぎ分けましょう。刻みネギをのせ、炒り白ゴマを指先でつぶしながら振れば完成です。こちらのレシピはピリ辛で大人の味になっていますので、お子様がいる場合は、コチュジャンと赤唐辛子の量を減らしたり、なしにしても問題ありません。■スタミナチャージできる、ウナギとニラの卵とじスタミナ切れを起こしたら、ぜひ食べたいのがこちらのレシピ。ウナギとニラたっぷりの卵とじです。食べていくうちに元気がでてきそうです。仕上げに粉山椒を振ったり、三つ葉を散らしてからいただきましょう。ご飯にのせて食べるのもオススメ。お好みで材料にシイタケを加えるのも良さそうです。ウナギ蒲焼きを使うので、簡単に素早く作れるのも魅力。このレシピの味つけのポイントとなるのは、煮汁の材料であるウナギ蒲焼きのタレ。タレの種類によって混ぜ合わせる量をお好みで調整してくださいね。お子様から大人まで喜ぶ、スタミナ満点な一品です。■ねばねばパワーで元気に! モロヘイヤと長芋のお浸しモロヘイヤと長芋のねばねばパワーでスタミナアップするのもいいでしょう。材料のモロヘイヤ、長芋、プチトマトに麺つゆで味つけしたシンプルな一品です。長芋とモロヘイヤのねばねばにプチトマトの甘酸っぱさが加わり、さっぱりとして食べやすい。そのまま食べても良いのですが、冷蔵庫で冷やしてから食べるとさらに美味しいです。作り方は、熱湯でモロヘイヤをゆで、冷水につけて粗熱を取り、水気を絞って幅2~3cmに切ります。器に切ったモロヘイヤを盛り、その上に長芋とプチトマトをのせて、混ぜ合わせたつゆをかければ出来上がりです。※モロヘイヤは市販のものをお使いください。家庭菜園で育てたモロヘイヤの種・実・茎には毒性がありますので、ご注意ください。今年の夏は酷暑ですが、夏バテに効きそうな料理を食べて、なるべく元気に過ごしたいものですね。「スタミナ不足になってきたな」と感じたら今回ご紹介した5つのレシピをぜひお試しください。
2018年08月18日5年ぶりに国内最高気温を更新した今年の夏は、それにともなう夏バテもまさに“災害級”。正しい対処法を身に付けてなんとかこの酷暑を乗り切ろう!厳しい暑さも、夕方になるとようやく一段落。しかし、来る明日に備えて気をつけるべきポイントはめじろ押しだ。管理栄養士として病院の栄養療法監修のほか、企業のメニュー開発などにも携わる麻生れいみ先生は、次のように語る。「汗をかくことによってビタミンやミネラルも流れ出てしまいます。とくにビタミンB1のような水溶性ビタミンは流れてしまいやすいため、食事でしっかり補う必要があります。疲労回復効果も高いので、夏バテ予防には欠かせない栄養素です。また、イカなどに含まれるタウリンも疲労回復効果が高いので、お疲れ気味のご主人のおつまみにもぴったり。カレー粉に含まれるクルクミンはタウリンの吸収を助け、肝機能も強化するので一石二鳥ですよ」1日のしまい方にも注意点が。次世代型医療「機能性医学」日本人初の認定医の斎藤糧三先生が解説する。「まずは入浴。しっかり汗をかいて放熱したいのか、エアコンで冷えた体を温めたいのかによって、入浴の仕方も変わります。また、良質な睡眠を得ることも忘れずに。休日になるといつもより長く寝てしまうという人は『睡眠負債』がたまっている可能性が。寝室の環境を快適にすることはもちろん、寝る3時間前からはお酒やカフェインを控えるなど、寝るための態勢もしっかり整えることが大切です」そこで、「食事」や「入浴」にまつわる“半信半疑”の知識を総点検!あなたの夏バテ対策、間違っていない?【Q1】熟睡したいので、寝る前には絶対に水は飲まない「正解は×。加齢とともに夜間頻尿の悩みは増えるため、とくにシニアの人のなかには、就寝前はあえて水を飲まないという方も少なくありません。しかし、寝ている間も多量の汗をかきますので、夜、お手洗いに起きてしまうとしても水分は補給するようにしましょう」(斎藤先生)【Q2】扇風機の風が直接当たったほうが、睡眠の質は上がる「正解は×。涼しくて寝やすいと思うかもしれませんが、部分的に風が当たるとそこだけ血流が悪くなり、老廃物の回収が滞るため、局部的に重たい感じや違和感を生じ、神経痛のようになってしまいます。扇風機の風は体に当てず、空気を循環させるように使いましょう」(斎藤先生)そのほかの正しい夏バテ予防の生活習慣は次のとおり。■寝落ちしたダンナは2時間放置「入眠から2時間までが、成長ホルモンの分泌ピーク。起こすならそれ以降に」(斎藤先生)■晩酌にはビールよりもシャンパン「晩酌も糖分が少ないものを。のどごし重視の人はビールより辛口シャンパンがおすすめ」(麻生先生)■個人差に応じた「冷え」「のぼせ」対策を「頭が熱いなら氷まくら、おなかが冷えるなら腹巻など、個人差に応じた温度調節を」(斎藤先生)終わりよければすべてよし……寝ている間も対策を怠るなかれ!
2018年08月16日5年ぶりに国内最高気温を更新した今年の夏は、それにともなう夏バテもまさに“災害級”。正しい対処法を身に付けてなんとかこの酷暑を乗り切ろう!本格的に日差しが照りつけてくる日中は、紫外線との付き合い方がポイント。次世代型医療「機能性医学」日本人初の認定医の斎藤糧三先生は、次のように語る。「紫外線が健康に与える影響が認知されてきたことや、美白ブームの影響もあって、過剰に日光を避ける人が増えてきました。そのためか、じつは多くの女性が慢性的な“ビタミンD不足”に陥っています」主に日光から合成されるビタミンDは、免疫システムの正常化といった『体力の底上げ』に効果があるだけでなく、がんの抑制、認知症やうつ病の予防・改善との関連性も注目されている。「もちろん、日光の当たりすぎはシミやシワの原因にもなりますが、日焼け止めを塗った肌では、ビタミンDが合成できなくなるという弊害もあるのです。長時間の外出でもない限り、日焼け止めを塗るのは顔だけで十分でしょう」(斎藤先生)日中は家族が仕事や学校に出かけているため、主婦は1人になりがち。つい食生活も手を抜いてしまうが、管理栄養士として病院の栄養療法監修のほか、企業のメニュー開発などにも携わる麻生れいみ先生は、「そんな中でもできる工夫を」と話す。「男性と違って女性はこまめな栄養補給が必要です。暑さで食欲がないのをいいことに、ダイエットをかねてジュースや冷たいおやつだけですませていると、余った糖質が中性脂肪に。かえって『夏太り』の原因になってしまいますよ!」(麻生先生)そこで、「食べ物」や「体温調節」での夏バテ対策を麻生先生と斎藤先生が教えてくれた。■冷たいおやつはかき氷より、高脂肪アイスがおすすめ「高脂肪アイスは高カロリーのため避けたほうがよいと思われがちですが、脂質とタンパク質が同時に摂取できるので、じつは糖質のみの氷菓よりおすすめ。脂肪分の低い『ラクトアイス』よりも、あえて脂肪分の高い『アイスクリーム』を選びましょう」(麻生先生)■じつは手を冷水につけるだけでも体温は下げられる「暑いのに汗をあまりかかないという人は、自律神経が乱れ、熱が体内にこもってしまっている可能性も。シャワーを浴びる時間がないときなどは、手首から先を冷たい水につけるだけで体の中の温度を下げられますので、ぜひ試してみてください」(斎藤先生)そのほかの正しい夏バテ予防の生活習慣は次のとおり。■昼寝するなら1時間以内「ただし食後すぐの眠気は糖質過多のサイン。そんなときは運動で、余分な糖を代謝」(斎藤先生)■1日20分程度は日光浴を「洗濯物を取り込みがてらの日光浴で十分なビタミンDが合成されます」(斎藤先生)■おやつの時間は栄養調整タイム「小腹がすいたら、ゆで卵やナッツ、カット野菜などで不足した栄養を補給!」(麻生先生)■曇った日でもサングラスをかけて「強い紫外線は水晶体を傷つけ白内障の原因になるので、瞳のためにはサングラスを」(斎藤先生)正しい夏バテ予防の生活習慣を取り入れて、「焼けつく日差し」と「うだるような暑さ」を上手にしのごう!
2018年08月16日5年ぶりに国内最高気温を更新した今年の夏は、それにともなう夏バテもまさに“災害級”。正しい対処法を身に付けてなんとかこの酷暑を乗り切ろう!厳しい暑さも、夕方になるとようやく一段落。しかし、来る明日に備えて気をつけるべきポイントはめじろ押しだ。管理栄養士として病院の栄養療法監修のほか、企業のメニュー開発などにも携わる麻生れいみ先生は、次のように語る。「汗をかくことによってビタミンやミネラルも流れ出てしまいます。とくにビタミンB1のような水溶性ビタミンは流れてしまいやすいため、食事でしっかり補う必要があります。疲労回復効果も高いので、夏バテ予防には欠かせない栄養素です。また、イカなどに含まれるタウリンも疲労回復効果が高いので、お疲れ気味のご主人のおつまみにもぴったり。カレー粉に含まれるクルクミンはタウリンの吸収を助け、肝機能も強化するので一石二鳥ですよ」1日のしまい方にも注意点が。次世代型医療「機能性医学」日本人初の認定医の斎藤糧三先生が解説する。「まずは入浴。しっかり汗をかいて放熱したいのか、エアコンで冷えた体を温めたいのかによって、入浴の仕方も変わります。また、良質な睡眠を得ることも忘れずに。休日になるといつもより長く寝てしまうという人は『睡眠負債』がたまっている可能性が。寝室の環境を快適にすることはもちろん、寝る3時間前からはお酒やカフェインを控えるなど、寝るための態勢もしっかり整えることが大切です」そこで、「食事」や「入浴」での夏バテ対策を麻生先生と斎藤先生が教えてくれた。■カレーの付け合わせは福神漬けより、らっきょうが◯「らっきょうに含まれる硫化アリルは、疲労回復に効くビタミンB1の吸収率をアップさせます。ビタミンB1は豚肉に豊富に含まれているので、暑さが厳しい日の夕食はポークカレーにらっきょうで決まり!硫化アリルには血液サラサラ効果もありますよ」(麻生先生)■晩酌のおつまみ。焼き鳥はささ身よりレバーがおすすめ!「レバーには鉄分が豊富に含まれていることが広く知られていますが、鉄分が不足すると疲れやすくもなりますので、夏バテ対策としてもおすすめの食材です。とくに女性は慢性的に貧血気味の人が多いので、鉄分豊富なレバーを積極的に食べましょう」(麻生先生)■冷房で体が冷えたときは、ぬるめのお風呂に肩まで15分つかるべし!「半身浴は汗をかく練習としてはおすすめですが、じつは体温を下げる入浴法なんです。ですから、冷房で体が冷えてしまったときは、39度ぐらいのお湯に肩までしっかりと15分以上つかってください。そうすれば、熱がきちんと中まで入っていきます」(斎藤先生)終わりよければすべてよし……寝る前の対策を怠るなかれ!
2018年08月16日5年ぶりに国内最高気温を更新した今年の夏は、それにともなう夏バテもまさに“災害級”。正しい対処法を身に付けてなんとかこの酷暑を乗り切ろう!本格的に日差しが照りつけてくる日中は、紫外線との付き合い方がポイント。次世代型医療「機能性医学」日本人初の認定医の斎藤糧三先生は、次のように語る。「紫外線が健康に与える影響が認知されてきたことや、美白ブームの影響もあって、過剰に日光を避ける人が増えてきました。そのためか、じつは多くの女性が慢性的な“ビタミンD不足”に陥っています」主に日光から合成されるビタミンDは、免疫システムの正常化といった『体力の底上げ』に効果があるだけでなく、がんの抑制、認知症やうつ病の予防・改善との関連性も注目されている。「もちろん、日光の当たりすぎはシミやシワの原因にもなりますが、日焼け止めを塗った肌では、ビタミンDが合成できなくなるという弊害もあるのです。長時間の外出でもない限り、日焼け止めを塗るのは顔だけで十分でしょう」(斎藤先生)日中は家族が仕事や学校に出かけているため、主婦は1人になりがち。つい食生活も手を抜いてしまうが、管理栄養士として病院の栄養療法監修のほか、企業のメニュー開発などにも携わる麻生れいみ先生は、「そんな中でもできる工夫を」と話す。「男性と違って女性はこまめな栄養補給が必要です。暑さで食欲がないのをいいことに、ダイエットをかねてジュースや冷たいおやつだけですませていると、余った糖質が中性脂肪に。かえって『夏太り』の原因になってしまいますよ!」(麻生先生)そこで、「食事」や「紫外線対策」にまつわる“半信半疑”の知識を総点検!あなたの夏バテ対策、間違っていない?【Q1】温かいにゅうめんは、じつは夏バテ予防に効果的「正解は×。温度に関わらず、糖質過多はおすすめできません。せめてお肉やとろろ、オクラなどのトッピングを。ちなみに、お肉が苦手という人は慢性的なタンパク質不足によって、消化酵素が減っていることも原因のひとつ。意識的に食べ続けていれば改善できますよ」(麻生先生)【Q2】日中は室内にいるときでも、全身に日焼け止めを塗るべし!「正解は×。’17年の大阪樟蔭女子大学などの研究チームの調査により、’80年代の女性と比べて現代の女性は、血中のビタミンD濃度がかなり低下していることが明らかになりました。過剰な紫外線対策はビタミンD不足を招き、健康を損なう恐れがあるので気をつけましょう」(斎藤先生)【Q3】水分補給は、とりあえずスポーツドリンクがベスト!「正解は×。スポーツドリンクや経口補水液などは、たくさん汗をかいて体がバテてしまい、水分が吸収されにくくなってしまったときに、緊急措置的に取りましょう。日常的な水分補給なら水や麦茶で十分。スポーツドリンクは糖質が多いので、むしろ飲みすぎには要注意」(麻生先生)正しい夏バテ予防の生活習慣を取り入れて、「焼けつく日差し」と「うだるような暑さ」を上手にしのごう!
2018年08月15日うだるような暑さで食欲も落ち、睡眠も浅くなる――。そんな悪循環を断ち切るために、まずは朝から1日のリズムを整えることが夏バテ撃退の第一歩!次世代型医療「機能性医学」日本人初の認定医の斎藤糧三先生は、機能性医学の観点から、光と朝食の重要性を説く。「太陽光は額の奥にある体内時計をリセットしてくれるので、日光を浴びるというのはとてもいい起き方だと言えます。さらに、細胞の一つひとつにも、時計遺伝子という体内時計にあたるものが備わっているのですが、これをリセットさせる信号が『初めて食事をした』という刺激。つまり、朝日と朝食がセットになることで、中枢と末梢の体内時計がシンクロし、1日のリズムが整います」(斎藤先生)「食事」についてはその内容も重要。管理栄養士として病院の栄養療法監修のほか、企業のメニュー開発などにも携わる麻生れいみ先生が解説する。「夏バテは、言い換えれば“糖質バテ”。夏は暑さで料理を作る気力も食欲もないため、どうしても麺類など、糖質中心になってしまいがち。でも、余分な糖質を取りすぎると血糖値が急上昇!それを抑えるために今度はインスリンが大量分泌され、一気に血糖値が下がり、だるさや眠気の原因に。こうした“糖質バテ”が毎日繰り返されることで疲労が蓄積してしまい、本格的な夏バテにつながるのです」(麻生先生)そこで、「睡眠」や「食事」にまつわる“半信半疑”の知識を総点検!あなたの夏バテ対策、間違っていない?【Q1】ラジオ体操にジョギング……朝の運動は食後がベスト「正解は◯。食事によって摂取された余分な糖を代謝するには食後1時間以内の運動がもっとも効率的。また、適度な運動は交感神経を優位にし、体を活動モードにしてくれるという効果も。ちなみに空腹時の運動は負荷が高いので、暑さの厳しい季節には避けた方が安心です」(斎藤先生)【Q2】朝の家事も一段落……小腹がすいてもお昼まで我慢!「正解は×。男性は筋肉が多いぶん空腹にも耐えやすいのですが、女性は男性より脂肪が多いこともあり、おなかが鳴るまで食事をしないと低血糖を起こし、反動で糖質をドカ食いしてしまいがち。糖質バテの予防には“まとめ食い”より“ちょこっと食い”のほうが効果的」(麻生先生)そのほかの正しい夏バテ予防の生活習慣は次のとおり。■睡眠は7時間をキープ「睡眠時間は長くても短くてもいけません。寝不足なようであれば二度寝もアリ」(斎藤先生)■朝は目覚めに1杯のお水を「寝ている間も汗で水分は失われているので、寝起きの水分補給を忘れずに」(麻生先生)■ごはんのおかずはネバネバ系「納豆やオクラなど、ネバネバした食べ物は血糖値の上昇を緩やかにしてくれます」(麻生先生)■必ずよくかむことも忘れずに「しっかりかむことで脳が覚醒。朝食から1日のリズムをしっかり整えましょう」(斎藤先生)5年ぶりに国内最高気温を更新した今年の夏は、それにともなう夏バテもまさに“災害級”。正しい対処法を身に付けてなんとかこの酷暑を乗り切ろう!
2018年08月15日