女優オリヴィア・ワイルドが最強のハイスクール・バディを描き、観客を虜にした監督デビュー作『BOOKSMART』が、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』として8月21日(金)より公開決定、字幕付き海外版予告と場面写真が一挙解禁された。高校卒業を控えた親友同士のヒロイン、エイミーとモリーをとびきりチャーミングに演じたのは、俳優ジョナ・ヒルの妹で、『レディ・バード』ではシアーシャ・ローナンの親友役を演じ、本作でゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門主演女優賞にノミネートされたビーニー・フェルドスタインと、『ショート・ターム』『デトロイト』で確かな演技力を披露し、Netflix「アンビリーバブル たった1つの真実」でゴールデン・グローブ賞にノミネートされた若き実力派ケイトリン・デヴァー。監督のオリヴィアも、本作が評価され、次回作にメジャースタジオ配給で、アトランタ五輪女子体操選手の実話の映画化を控えるなど、新進女性監督の筆頭に躍り出た。この度解禁となった、日本語字幕付き海外版予告には、成績優秀な優等生であることを誇っていた親友同士のエイミー(ケイトリン・デヴァー)とモリー(ビーニー・フェルドスタイン)の姿が。しかし卒業前夜、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信喪失。2人は失った時間を取り戻すべく卒業パーティーに乗り込むことを決意する。果たして、2人を待ち受ける怒涛の一夜の冒険とは?そして、無事に卒業式を迎えることはできるのだろうか!?その完成度と革命的な作風で観客を虜にしたオリヴィア監督が、「『ビバリーヒルズ・コップ』や『リーサル・ウェポン』などを参考に、性格の異なる2人が、命がけの状況でお互いを補い合う姿を描きたかった。“ガールズ映画を作ろう”という考えはなかった」と語る通り、爆笑あり、アクションあり、そして涙ありの革命的ハイスクール・バディコメディの傑作がついに上陸する。プレミア上映された昨年のSXSW映画祭では、これまでになく大胆でパワフルな物語に話題沸騰。「スマートで、アバンギャルドな、コメディ革命!」(THE WRAP)、「史上最高のハイスクール映画の一つ」(TRIBUNE NEWS SERVICE)、「コメディー版『テルマ&ルイーズ』だ」( THE CURVY FILM CRITIC)など大絶賛。その後も数々の映画賞を席巻し、全米公開時には映画批評サイト「RottenTomatoes」で100%のフレッシュを記録(6月8日時点97%)。製作総指揮は、『俺たち』シリーズや『バイス』のウィル・フェレルとアダム・マッケイが務めている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月10日6月はプライド月間。LGBTQ+の権利について訴え、あらゆる性的指向や性自認にプライドを持ち、互いを尊重し合うという趣旨のもと、パレードをはじめとした様々なイベントが行われる。現在広がり続ける「Black Lives Matter」とも深い関わりがあり、『名探偵ピカチュウ』のジャスティス・スミスが黒人の同性愛者、トランスジェンダー差別の抗議活動の中でカムアウトしたり、Netflixの人気シリーズ「クィア・アイ」でお馴染みのカラモ・ブラウンがLGBTQ+コミュニティにおける人種差別について言及したりするなど、当事者からの発言によりさらなる関心を集めているところだ。プライド・パレードの始まりとされる1969年6月のニューヨーク「ストーンウォールの反乱」も警察との衝突がきっかけ。トランスジェンダー女性で、ドラァグクイーンにして活動家である黒人のマーシャ・P・ジョンソンさんとラテン系のシルビア・リベラさんの抵抗から始まったといわれる(彼女らの生涯と死については『マーシャ・P・ジョンソンの生と死』としてドキュメンタリー映画にもなっている)。黒人のゲイを主人公にしたアカデミー賞受賞の『ムーンライト』(2016)やチリ初のアカデミー賞受賞作『ナチュラルウーマン』(2017)、アフリカ・ケニアから誕生した女性監督による『ラフィキ』(2018)など、有色人種が主人公のLGBTQ+映画の傑作も続々と生まれているが、では、アジアではどうだろう?今回は家父長制や家族主義が根強く残るアジアの人々を描いた6作品をピックアップした。人生の岐路に立つ母と娘『素顔の私を見つめて…』(2004)今年のNetflixオリジナル映画で“賞レースに絡むのでは?”といわれるほど高い評価を集めている『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』。その中国系アメリカ人のアリス・ウー監督は、「IndieWire」誌による「2020年に知っておきたい期待の女性監督20」のひとりにも選ばれているが、『素顔の私を見つめて…』は16年前に発表したデビュー作。ウィル・スミスらが製作に加わったアメリカ映画であるものの、ニューヨークの中国系移民コミュニティが舞台。レズビアンであることを隠しながらもバレエダンサーのビビアンと恋に落ちる医師のウィルと、高齢妊娠が判明した彼女の母親がそれぞれに自分の人生を見出していく姿を描いたヒューマン・ドラマ。日々仕事に追われるクールなウィルは、久しぶりの恋なのか、初めてビビアンと過ごした日はがっちがっちに緊張してぎこちない。それでも次第に母に対しても、ビビアンに対しても自分の気持ちをぶつけられるように変わっていく。また、誰が父親なのかを頑として言わず、コミュニティから疎外されてしまう母親も自分の本心と向き合わざるを得なくなる。今作もまた、いまいる場所から新しい世界、新しい段階へと一歩踏み出していく爽やかな結末が待つ物語で、監督自身の経験が基になっている。場合によっては嫌味になりがちな母親役を演じる「ツイン・ピークス」や『ラストエンペラー』のジョアン・チェンがキュート。お互いの存在が絶望を癒やす『私の少女』(2014)新進気鋭の女性監督チョン・ジュリの長編デビューとなる力作を、『バーニング 劇場版』『オアシス』などの名匠イ・チャンドン監督がプロデュースした『私の少女』。韓国の映画・ドラマからハリウッドでも活躍するぺ・ドゥナと、『冬の小鳥』『アジョシ』『守護教師』と名子役から成長を遂げてきたキム・セロンという実力派2人の共演が見もの。ペ・ドゥナが演じるエリート警視イ・ヨンナムはレズビアンであることが周囲に発覚し、ソウルから海辺の小さな村に左遷される。そこで出会った少女ドヒは義理の父親ヨンハと祖母から日常的に虐待を受けていた。見かねたヨンナムが手を差し伸べ、甲斐甲斐しく世話をするうちにドヒから慕われ、傷心の自分も癒やされていくが…。母親が蒸発し、酒を飲んでは暴力をふるう継父のもとで暴力にさらされながら育ったドヒ。しかも継父は不法滞在者を雇いながら、村を支える漁業に貢献していることから、地元の警察も、村人たちもみな見て見ぬ振り。誰もが顔見知り、うわさがすぐに広まる漁村に“異質な存在”ともいえるヨンナムがやってきたことで、決して他人事ではない様々な問題が表面化していく。少女を加護することで救われていく主人公を演じたペ・ドゥナは、「ポン・ジュノ監督と仕事をしたときも本当に怒らない監督だなぁと思っていましたが、チョン・ジュリ監督はそれ以上です(笑)。まさにこの映画のシナリオのような方」と監督についてコメント。不穏なシーンが続きながらも、ラストには微かな希望が見える。エロスと愛が溢れるラブシーン『お嬢さん』(2016)フェミニズム映画としても高い支持を集めている『お嬢さん』。『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』などの復讐3部作で知られるパク・チャヌクが、英ヴィクトリア朝を舞台にしたサラ・ウォーターズによるミステリー「荊の城」を1939年、日本統治時代の韓国に舞台を移して大胆に映像化。世間から切り離された和洋折衷の広大な屋敷と、そこで繰り広げられる幽閉されたお嬢さまの信じがたい日常を、雅で甘美な映像と細部まで考え抜かれた美術セットによって描き、2016年カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞を受賞。小説の本質を残しつつも、ラストには映画オリジナルの視点を加え、原作ファンからも太鼓判を押されている。お嬢さま・秀子(キム・ミニ)の莫大な財産を狙い、詐欺師(ハ・ジョンウ)がなりすました伯爵、変態的趣味を持つ秀子の叔父(チョ・ジヌン)、そして侍女スッキ(キム・テリ)が観る者も欺く騙し合いを繰り広げる。騙す相手だったはずが、美しく孤独なお嬢さまに恋してしまうスッキの視点から描かれる第1部、秀子からの視点となる第2部、真実と愛の行方が明らかになる第3部の構成で、先の読めない展開と2人の女性の想いが高まっていく妖艶なラブシーンに引き込まれる。お嬢さまの「人生を壊しに来た救世主」とのセリフが全てを物語る。映画批評サイト「ロッテントマト」の最も優れたLBGT映画ベスト200では、韓国映画としてもアジア映画としても最高の14位に。キム・ミニは儚げだが芯のあるお嬢さま役がハマり、まだ少女の面影が残るスッキを演じたキム・テリは今作が映画デビューとは思えないほど堂々たる熱演を見せる。“春の嵐”が5人の男女をかき乱す『スプリング・フィーバー』(2008)『天安門、恋人たち』(06)により中国電影局から5年間の映画製作・上映禁止処分を受けていたロウ・イエ監督がその決定に逆らい、南京の街でデジタルカメラを使ってゲリラ的に撮影を敢行した香港・フランス・中国合作映画。2009年カンヌ国際映画祭コンペティションにて上映され、脚本賞(メイ・フォン)を受賞。検閲下では絶対に実現しなかった、愛の衝動と移ろうセクシャリティを真っ向から描き、ロウ・イエ監督の日本での人気を決定づけた作品のひとつともいえる。登場するのは、“春の嵐”により愛の形をかき乱されてしまった男女5人。夫ワン・ピン(ウー・ウェイ)の浮気を疑う女性教師リン・シュエ(ジャン・ジャーチー)は探偵のルオ・ハイタオ(チェン・スーチョン)に調査を依頼、相手がジャン・チョン(チン・ハオ)という青年であることを突き止める。夫婦関係は破綻、ワンとジャンの関係も冷え込む中、探偵ルオはジャンに惹かれていく。やがてジャンとルオ、その恋人リー・ジンの3人で逃避行が始まるが…。春の終わりには、その関係性がまるで別物になってしまう5人。愛は水面に浮かぶ蓮の花のように、ときに衝動的に、刹那に男と男、男と女の間をたゆたう。窮地の策か、それとも意図的か、ゲリラ的な撮影がまるで覗き見る探偵の目線のように身体を重ねる者たちをヒリヒリと映し出す。ゲイクラブでドラァグクイーンとして名を馳せたジャンの艶めかしさには、夢中になること必至。台湾のスター、ロイ・チウが“内縁の夫”を熱演『先に愛した人』(2018)『先に愛した人』(英語字幕)Netflix配信中の台湾映画『先に愛した人』も、夫が同性の恋人のもとに走ってしまう物語だが、こちらは思わずクスッとするところも、もちろん考えさせるところもあるヒューマン・コメディ。第92回アカデミー賞国際長編映画部門に台湾代表作品として出品された話題作。夫が息子と妻を置いて出ていき、元恋人のもとで病気のため帰らぬ人となった。その夫の保険金が息子ではなく、赤の他人で自称・“内縁の夫”ジエに渡ることを知り激怒した妻は、保険金をめぐり相手と戦おうとするが、思春期の息子はなんとその夫の相手と同居をすることに!自分の父親が愛して、死ぬまで一緒にいた人物はどんな男性なのか。最初はヒステリックになる母への反抗心からだったとしても、息子は彼に興味を示し、心を開いていく。一方、母は自分が女性として至らなかったのかと自暴自棄になりかけるも、息子のために健康食や着替えをジエの部屋に持っていくうちに、小言を言いながらも掃除をして帰っていくように。“内縁の夫”と妻それぞれが、いまは亡き愛した人との日々をふり返っていくうちに、お互いの心境が変わりはじめていく。同性カップルが迎える、いうなれば究極的な物語でもあり、同性パートナーは給付金すら受け取れない日本から見れば、まだまだ地平の彼方のような(?)物語。でも、いずれは必要になる物語だろう。日本でも人気のスター俳優ロイ・チウがちゃらんぽらんな青年ジエを好演し、台北電影奨主演男優賞を受賞、“中華圏のアカデミー賞”と呼ばれる金馬奨でも主演男優賞にノミネートされた。私の精神と恋心は自由『マルガリータで乾杯を!』(2014)インドで生まれ育ったフランス人女優カルキ・ケクランが、明るい笑顔を持つ脳性麻痺の少女をずみずしく演じ、新進女性監督ショナリ・ボースが自身の従妹をモデルに描いた青春映画(といっていいと思う!)。歌をこよなく愛する聡明な19歳のライラは、同じく車いす生活を送る幼なじみとキスを経験したり、バンドのイケメンボーカルに恋して失恋したり…。母の計らいでニューヨーク大学に留学すると、ボランティアスタッフのイケメンにまたもときめく。そんな中、抗議活動に参加していた盲目の女子学生ハヌムと恋に落ち、同棲することに。いつかちゃんと、どんなときも自分を支えてくれた母には、“バイセクシャル”であると告白したい。そんな矢先に母の病気がわかり…。インド映画でこれほどの性描写は珍しいといえ、日本映画『37セカンズ』と同様、障がい者の性や母娘関係にも踏み込んでいく。マルガリータが飲みたければ、自らストローを差して飲む。ライラの精神と恋心はどこまでも自由だ。そんなライラの前向きさ、バイタリティが彼女の笑顔に現れる。彼女の次のデートの相手は、いったいどんな人なのか気にならずにはいられない。今回紹介した作品のほか、『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が四半世紀前に撮った偽装結婚とゲイのカミングアウトをコミカルに描く『ウェディング・バンケット』(93)、『ムーンライト』に影響を与えたという『ブエノスアイレス』(97)、80年代の中国のレズビアンを描いた『中国の植物学者の娘たち』(05)なども傑作として数えられるだろう。日本発としては生田斗真がトランスジェンダーの女性を熱演した荻上直子監督作『彼らが本気で編むときは、』、宮沢氷魚×藤原季節による今泉力哉監督作『his』など、“その先”を考えさせてくれる作品も登場している。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スプリング・フィーバー 2010年11月6日よりシネマライズほか全国にて順次公開【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミングお嬢さん 2017年3月3日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED
2020年06月09日韓国のゴールデン・グローブ賞とも呼ばれる第56回百想(ペクサン)芸術大賞が5日に開催され、受賞者がそろった。百想芸術大賞は、映画やテレビで活躍する俳優や製作者らが勢ぞろいし、韓国最高峰の映画やドラマシリーズを競う“韓国のゴールデン・グローブ賞”とも呼ばれる、注目度の高い総合芸術賞。テレビドラマ部門大賞には『椿の花咲く頃』が選ばれた。同作は韓国のKBS2で放送され、最終回が地上波ドラマとして2019年最高視聴率を記録したロマンチック・サスペンス・コメディシリーズで、女手ひとつで息子を育てるドンベク(コン・ヒョジン)の元に突然訪れた、警察官ヨンシク(カン・ハヌル)との新たな恋の予感と連続殺人犯の影を描く。シングルマザーへの偏見に負けることなく幸せを求めるドンベクと、ドンベクを守ろうとするヨンシクの姿、さらに町で起こるある事件を追うサスペンスフルな描写も話題を呼んだ。ファン・ヨンシク役のカン・ハヌルが男性最優秀演技賞、ノ・ギュテ役オ・ジョンセが男性助演賞に輝いている。また、現在日本でも人気の『梨泰院クラス』チョ・イソ役のキム・ダミが新人演技賞、『愛の不時着』でリ・ジョンヒョク役のヒョンビンとユン・セリ役のソン・イェジンが揃ってTiKToK人気賞、ナ・ウォルスク役のキム・ソニョンが女性助演賞、そしてソダン役のソ・ジヘがBAZAARアイコン賞を受賞した。『梨泰院クラス』は、パク・ソジュン演じる青年パク・セロイがとある事件をきっかけに飲食業界での成功を目指し、信頼する仲間たちとともにのし上がっていくストーリー。『愛の不時着』は、主人公のヒョンビン演じる北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクと、ソン・イェジン演じる韓国の財閥令嬢ユン・セリを中心とした愛の物語で、両作とも日本での配信開始後、数カ月たった今でも、連続してNetflixの総合視聴TOP10入りしており、日本だけでなくアジア圏や北米でもTOP10入りを果たしているという。5月に発表された百想芸術大賞のノミネートにあたり、Netflix韓国コンテンツ、バイス・プレジデントミニョン・キムは「いま、かつてないほど簡単に世界中のクリエイターが手がける作品を観られるようになっています。本年の百想芸術大賞にノミネートされたNetflixで配信する数々の作品を本当に誇りに思います。日本の視聴者の皆さまには、現在『愛の不時着』や『梨泰院クラス』、『キングダム』などのバラエティ豊かな作品をお楽しみいただいています。引き続き、日本のNetflixメンバーへ韓国発の素晴らしいストーリーをお届けし、お楽しみ頂けることを願っています」と喜びを語った。
2020年06月08日ポール・ダノ&ダニエル・ラドクリフ共演の『スイス・アーミー・マン』で絶賛を浴びたダニエル・シャイナート監督が、『ミッドサマー』『ムーンライト』などの傑作を放つ最注目スタジオ「A24」と再びタッグを組んだ『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』(原題:The Death of Dick Long)が公開決定。日本版予告編とポスターが解禁された。本作は、アメリカの片田舎を舞台とした“とある事件”の顛末を描いたミステリー仕立てのダーク・コメディ。実際に起きた事件から着想を受け、ひた隠しにしてきた秘密が白日のもとに曝け出されたときに起こるドタバタと悲哀が絶妙なバランスで描かれる様は、コーエン兄弟の『ファーゴ』を彷彿。また、舞台となるアメリカ南部出身の刺激的なアンサンブル・キャストの迫真の演技が逆に笑いを誘い、「ステインド」「クリード」、そして「ニッケルバック」らモンスターロックバンドの楽曲が映画に彩りを添える。やがて、隠され続けた“衝撃の真相”が曝け出されたとき、「冗談でしょ!」と叫びたくなること間違いなし!?予告編では、バンド仲間のジーク(マイケル・アボット・ジュニア)、アール(アンドレ・ハイランド)、ディックが夜更けにバカ騒ぎを始める場面から始まる。いつものように楽しい夜になるはずが…。平穏な田舎町でうわさは瞬く間に広がり、町は“ディックの死”の話題でもちきりに。唯一真相を知る、ジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、痕跡のもみ消しに必死になる。「知らない方がいいこともある」と意味深に語られ、怪死事件にどんなに衝撃的な秘密が隠されているのか、好奇心を掻き立てられる予告編だ。そのナレーションは、「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公の父・碇ゲンドウ役や「銀魂」のマダオ役をアニメ・実写の両方で務めた人気声優・立木文彦が担当している。ポスタービジュアルには、事件の被害者となったディックの遺影が印象的に置かれているが、キーパーソンのディックはダニエル・シャイナート監督が自ら演じており、本作で俳優デビュー。そして、怪死事件に震撼する狭い田舎町の人々が描かれており、事件の謎の解明に繋がる(?)様々なヒントが散りばめられたものとなっている。『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月04日無料の野外映画上映イベント「ドライブイン・シアター」が、2020年6月13日(土)・14日(日)にイオンモール幕張新都心の南平面駐車場にて開催される。車に乗ったまま映画鑑賞「ドライブイン・シアター」が無料開催車に乗ったまま、駐車場などのスペースに設置された巨大スクリーンで映画を楽しむ「ドライブイン・シアター」。1950~60年代にアメリカで大流行した後、日本でも車社会の普及と共に1990年代に若者のデートや家族での外出の定番の一つとして人気を博したイベントだ。今回は、3密を避ける「新しい生活様式」に合致したエンターテイメントとしてこの「ドライブイン・シアター」を実施。カーステレオのFM受信機を使って音声を流すことで、車内に居ながら映画鑑賞が出来るため、ソーシャルディスタンスを保ちながら大スクリーンでの映画鑑賞が楽しめる。ミュージカル映画『SING/シング』&『バーレスク』を上映会場には、横16m×高さ8mの日本最大級のエアー型スクリーンを設置。上映作品は、動物たちが暮らす世界を舞台にしたミュージカル・コメディ『SING/シング』、歌手になるという夢を追いかけて田舎からロサンゼルスにやってきた主人公アリが、様々な経験を通してその才能を開花させていくミュージカル映画『バーレスク』の2本を予定している。開催概要ドライブイン・シアター「CINEMATHEQUE -Drive-in Theater -」開催日:2020年6月13日(土)・14日(日)時間:17:30 開場/19:00 上映開始(予定)会場: イオンモール幕張新都心 南平面駐車場上映作品:6月13日(土)『SING/シング』 、 6月14日(日)『バーレスク 』台数:車100台/各日入場料:無料/事前登録制※イベント公式WEBサイト(より事前登録が必要。応募締切:6月8日(月) 19:00 ※応募多数の場合抽選となる。
2020年05月30日先が見えない日々が続いて、なんとなく暗い気持ちになっていませんか?そんなときは笑えるアニメを見て気分転換をしましょう!普段はアニメを見ない人、詳しくない人でも楽しめる、選りすぐりのアニメをアニメ大好きな筆者がご紹介します。心の硬直をほぐしてくれる素敵な作品たちです。文・鞍下1:『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』恋の前では天才も形なし!©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会両片思いの2人がプライドの高さからなかなか素直になれず、“恋愛頭脳戦”を繰り広げるラブコメ。財閥の令嬢にして万能型の天才の四宮かぐやと、努力型の天才で生徒会長を務める白銀御行(しろがねみゆき)。お互いに惹かれ合っているのにもかかわらず、天才にして負けず嫌いの2人にかかれば恋愛の駆け引きは勝負になってしまいます。なぜなら「好きになった方が負け」というルールが2人のなかにあるからです。たとえば自分から「一緒に映画に行こう」と誘うことは、彼らにとっては負けにいくようなもの。映画のチケットがちょうど2枚あっても決してストレートに誘うことはしません。持ち前の頭脳を生かし、2人はあの手この手で相手が折れるように仕向けます。そんな風に画策し合う姿は一見滑稽にも見えますが、素直になれない様子は微笑ましさも感じられます。昨年TVアニメの第1期が放送され、9月にはKing & Princeの平野紫耀さんと橋本環奈さん主演で実写映画化。今年4月からTVアニメ第2期が放送中です。2:『うちタマ?! ~うちのタマ知りませんか?~』擬人化したお馴染みのキャラクターがほのぼの©ソニー・クリエイティブプロダクツ/「うちタマ?!」製作委員会子供の頃に文房具や学習ドリルで三毛猫のタマや白い犬のポチを見たことがある人もいるのではないでしょうか。そのおなじみのキャラクターを擬人化したのが本作です。どこか懐かしい雰囲気の“3丁目”を舞台に、タマとその仲間たち、そして彼らの飼い主を交えた日常が描かれています。飼い主が登場しているときは動物の姿ですが、動物だけになると擬人化された姿で登場。どちらの姿も可愛くて癒されますが、擬人化した状態での犬や猫らしい仕草が笑いを誘います。突然始まる犬と猫による仁義なき戦いや、とある番組そっくりのクイズが始まったりするギャグ回ともいえるエピソードがあり、ただの日常系アニメで終わらないところもオススメです。3:『銀の匙 Silver Spoon』農業や畜産では当たり前のことが笑いに©荒川弘・小学館/エゾノー祭実行委員会『鋼の錬金術師』でおなじみの作者が描く、北海道にある農業高校を舞台にした学園ものです。なかなか知ることができない農業高校の実態、ひいては農家や酪農家の悲喜こもごもがコミカルに描かれています。2013年にはSexy Zoneの中島健人さん主演で実写映画化されました。農業とは無縁だった主人公・八軒勇吾の反応やツッコミを通し、“農業あるある”が笑いどころになっています。また、八軒が授業やクラスメイトの実家で畜産や酪農の厳しさを知ったりと、八軒の心の成長が追えるのも面白さのひとつです。高校で作っている材料を使った窯焼きのピザなど、たびたびおいしそうな食べ物が登場するので北海道の名産を食べたくなること請け合いです。4:『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』じつは噛み合っていない1人の作家と1匹の猫の共同生活©みなつき・二ツ家あす・COMICポラリス/ひざうえ製作委員会不器用な作家の朏素晴(みかづきすばる)が拾った子猫とともに暮らし始め、少しずつ心を通わせていく物語です。1つの出来事が人間と猫の視点の両方で描かれているのですが、2つの視点を合わせて見ると「いい話だったけどじつは……」というオチになっていることが多々あります。たとえば、子猫の名前を決める際に素晴が偶然「ハル」と呼ぶと子猫が鳴くシーン。素晴視点では子猫が呼びかけに応えてくれたことに感動していますが、子猫視点では「ハル」という単語をごはんをもらえる言葉だと思っていたことがわかります。そんな彼らのささやかな幸せなすれ違いに、思わずクスっと笑ってしまうのではないでしょうか。information著者プロフィール鞍下(くらした)アイドル、2.5次元、声優、ゲーム、マンガが好きなオタク。好きな食べ物は焼肉とかき氷。
2020年05月27日カルト教団による監禁から救出された主人公キミーが、新たな人生に奮闘するNetflixオリジナルコメディシリーズ「アンブレイカブル・キミー・シュミット」に、視聴者がストーリー展開を自由に選べるインタラクティブ番組「アンブレイカブル・キミー・シュミット:キミーVS教祖」が登場!ダニエル・ラドクリフやジョン・ハムらがゲスト出演している。カルト教団によって「地球は滅びた」と洗脳され、15年間も地下シェルターに隔離されていたキミー・シュミット(エリー・ケンパー)。ようやく解放された彼女は、アラサーなのに世の中の変化を何も知らなかった!明るく、前向きにいまを生きるキミーの奇想天外なニューヨーク新生活の行方は…?「30 ROCK/サーティー・ロック」のティナ・フェイとロバート・カーロックがクリエイター兼製作総指揮を務め、シーズン4まで続いた傑作コメディが、視聴者がストーリー展開を選択するインタラクティブ特別番組となって帰ってきた。人生最大の冒険に乗り出したキミー。3つの州にまたがり、爆発が発生したと思えば、踊るハンバーガーも出現!?キミーがどんな運命をたどるかは、あなた次第。教祖(ジョン・ハム)を打ち負かし、結婚式(誰と!?)に間に合うようにキミーを連れ出せるのか?はたまたロボット相手に戦争勃発か?これまでも「ブラック・ミラー」の映画版『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』が人気となっていたNetflixのインタラクティブ番組。コメディ作品としては初となり、選ぶストーリーによってジョークも全く違ってくることに!?キミー役のエリーほか、タイタス役のタイタス・バージェス、キミーの雇い主であるジャクリーン役のジェーン・クラコウスキー、大家リリアン役のキャロル・ケインら、お馴染みのキャストに、ダニエル・ラドクリフ、ジョン・ハム、エイミー・セダリス、フレッド・アーミセン、クリス・パーネル、ジャック・マクブレイヤーらが登場する。本国では5月12日よりNetflixにて配信中だが、吹き替え制作を見合わせているため日本での配信日は未定となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年05月13日宝塚歌劇団在団中から、唯一無二の個性を放ち人気を博してきた元星組トップスターの紅ゆずるさん。クールな美貌で正統派の主人公を演じたかと思えば、一転、アドリブもどんどん繰り出しながら客席の笑いをかっさらう。昨年秋の退団後、初の舞台出演は、東京喜劇を掲げる熱海五郎一座。三宅裕司さんが座長を務め、笑いに精通した芸達者なベテラン勢が一座に名を連ねる。宝塚歌劇団退団後の初舞台は東京喜劇。軍服姿で笑いの本丸に進軍!?「元宝塚だからとか退団したトップスターだからではなく、私自身を見てくださって声をかけていただいたのが嬉しいなと思ったんです。コメディの“間”ってすごく繊細で、ちょっとしたことで変わってしまう。今回ご一緒させていただくみなさんは、喜劇のプロフェッショナルです。みなさんとの共演でどんな刺激を受けるのか、どれだけ芸を盗めるか…絶対に勉強になるのは間違いない。ぜひ挑戦してみたいと思いました」これまでも多くのコメディに挑戦しているが、「今回はもっと笑いにシビアになると思うんです」と話す。「あんなにアドリブっぽくセリフが書かれている台本を初めて見ました。全部が計算されて書かれている。つまり、一回笑いのテンポが狂ったら全部が狂ってしまうからこそ“間”がより大事になってきます。宝塚の時は(アドリブ)って書いてある箇所は、こちらの裁量に任されていたんですね。お客様は優しいからそこで大概笑ってくださるし、コメディをやっても、ウケたかウケてないかというところで判断されることはないんです。でも、熱海五郎一座のお客様は、プロフェッショナルな笑いを求めて観にいらっしゃる。絶対に笑わせなきゃいけないし、そこはすごくシビア。でも、そこが私としては綱渡りみたいで刺激的です」太平洋戦争にもし日本が勝利していたら…という仮定をもとに書かれた今作。紅さんが演じるのは、女性ながらに従軍する中佐の役だ。「難しいなと思うのは、男役をやっていた時とさほど変わらない軍服という格好で登場するけれど、女性であるというところ。いまは男役ではないですし、中途半端になってしまうとお客様に伝わらないので、ちゃんと女性として演じなければいけない。いままでは求められてこなかったチャンネルです。役としてはお堅い軍人で男っぽい部分はあるけれど、持ってる中身は女性。自分が女性であることをあえて武器にしている部分もあるのかなと思っていて、そこをちゃんと出していきたいです」じつはこの日、紅さんがスカートをはいて取材に臨んだのにも、きちんとした理由がある。「長年男役をやってきてファンのみなさんのことを考えると、退団後スカートをいつはくかって結構問題なんです。でも、そこでいままでのようにパンツだけで通していたら、前に進めないですよね。自分にケジメをつけるためにも次に進むという意味でも、スカートをはこうって。実際、スカートがあまりに久々すぎて、どう動いていいかわからないんです。これからいろいろな役を演じていくためにも慣れておかなきゃ」トップスター時代から自身の立ち位置を客観視して自己プロデュースをおこなってきた人だ。だからこそ聞いてみたいのは今後のビジョン。「具体的なことはまだですけれど、ひとつ考えているのは、元宝塚、元トップスターという肩書がなくても通じる役者になりたいということ。宝塚時代のことは誇りに思っていますが、元タカラジェンヌという職業はありません。そこから切り離した“紅ゆずる”という人材になりたいんです」熱海五郎一座 東京喜劇『Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー ~日米爆笑保障条約~』太平洋戦争に日本が勝利したら、という設定で繰り広げられる、日系アメリカ人ジャズバンドの物語。アメリカが敗戦し、女性海軍中佐(紅)はアメリカ日本化計画を発令する。6月2日(火)~30日(火)東銀座・新橋演舞場作/吉高寿男出演・構成・演出/三宅裕司出演/渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博・深沢邦之(交互出演)、紅ゆずる、横山由依(AKB48)ほか1等席1万1500 円2 等席9000 円3 階A 席6000円3階B席2800円ほか(すべて税込み)チケットホン松竹 TEL:0570・000・489くれない・ゆずる大阪府出身。2002年に宝塚歌劇団に入団し、’16年より’19年まで星組トップスターを務める。心ある演技とコメディエンヌとしての才で人気を博した。ワンピース¥68,000(EZUMi/リ デザイン TEL:03・6447・1264)ブーツ¥125,000(ジミー チュウTEL:0120・013・700)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年5月13日号より。写真・的場 亮スタイリスト・森本美砂子ヘア・Tomo Tamura(Parle Management)メイク・鈴木ナオ(eight peace management)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年05月10日GW特別企画として日本映画の名作を放送しているテレビ東京「午後のロードショー」。5月6日(水・祝)は阿部サダヲ主演『殿、利息でござる!』をオンエアする。いまから250年前、江戸中期の仙台藩・吉岡宿で、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた。造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える穀田屋十三郎、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治、十三郎の弟で、吉岡宿一の造り酒屋“浅野屋”の主・浅野屋甚内。彼らを中心にした庶民9人が「藩にまとまった金を貸し、その利子を全住民に配る」という禁じ手を使い、宿場町を蘇らせるため奔走する姿を描く本作。主人公の穀田屋十三郎を演じるのは『なくもんか』『謝罪の王様』や『決算!忠臣蔵』などの映画から「下剋上受験」「anone」といったドラマまで。コメディからシリアスまで多彩な演技を見せる阿部さん。十三郎とともに“禁じ手”で藩に立ち向かう菅原屋篤平治には『余命1ヶ月の花嫁』『ミックス。』など数々の作品で知られ『なくもんか』「anone」など阿部さんとの共演も多い永山瑛太。十三郎の弟、浅野屋甚内には大河ドラマ「天地人」『バンクーバーの朝日』や『愚行録』などで主役からバイプレーヤーまでマルチにこなす妻夫木聡。十三郎の息子、穀田屋音右衛門には1月クールの「知らなくていいコト」で圧巻の“クズ男”ぶりを演じ、その演技力に賞賛が集まった重岡大毅。また千葉雄大、山本舞香、 尾上寛之、松田龍平、寺脇康文、竹内結子、西村まさ彦らも共演する。さらに数々の記録を持つフィギュアスケーター・羽生結弦が、映画のタイトルにもなっている“殿”、仙台藩藩主・伊達重村(だて・しげむら)役で出演したことも公開当時、話題となった。実話を基に江戸の庶民の生きざまを新たな視点で描いた『殿、利息でござる!』は、5月6日(水)13:15~テレビ東京「午後のロードショー」枠でオンエア。(笠緒)
2020年05月06日内村光良率いるコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」が5月5日(火・祝)に放送。今回は女優の波瑠と上白石萌歌が初出演。超人気女優が内村さんらと繰り広げるコントに注目だ。ティーン誌のモデルから連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインに抜擢され、ドロキュン展開が毎回視聴者の胸をざわつかせた「あなたのことはそれほど」や、豪華キャストで描かれたコメディ「もみ消して冬」などで人気を博すと、昨年秋クールの「G線上のあなたと私」では「LIFE!」ファミリーの中川大志とラブストーリーを演じ、視聴者の心を躍らせた波瑠さん。内村さんからの熱いリクエストを受けて出演が決まった波瑠さんは、ムロツヨシ演じる新郎と誓いを交わしている結婚式の会場に、中川さん演じる若者が飛び込んでくる…というコントに出演。ウエディングドレス姿で新婦を演じる波瑠さんと中川さんのコンビネーションに注目。さらに波瑠さんはトークパートにも出演、意外な「特技」が明らかに。また「東宝シンデレラ」オーディションから芸能界入り、2018年の「義母と娘のブルース」では綾瀬はるか演じる“義母”のもと、大学受験に奮闘する高校生を演じ、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」では物語のカギとなる少女役で出演。大河ドラマ「いだてん」にも出演するなど人気急上昇中、歌手としても活動する上白石さんは今回コント初挑戦。本番組のファンだという上白石さんは、塚地武雅、シソンヌじろう、ムロさんらと「完走した男」などのコントに挑戦。初めてのコント収録に緊張したという上白石さんと、内村さんの濃いめなキャラは必見。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は5月5日(火・祝)22時~NHK総合で放送。(笠緒)
2020年05月05日アイドルグループ・乃木坂46のメンバーとお笑いトリオ・東京03が、サンヨー食品制作のコメディムービー「乃木坂毎月劇場」で共演。カップめんブランド「カップスター」「和ラー」のデジタルプロモーション企画で、5月1日からブランドサイト、公式YouTubeチャンネルで公開される。同ムービーは、乃木坂46の生田絵梨花、齋藤飛鳥、堀未央奈、松村沙友理、与田祐希、遠藤さくらの6人がシェアハウス・ノギ荘の住人として登場。東京03の飯塚悟志はノギ荘の管理人、その友人として豊本明長、角田晃広が出演する。日常の会話を中心にストーリーが展開され、乃木坂46が“究極のリアル系コント”で人気を集める東京03とコメディに挑戦する。最新話は毎月1日に公開予定で、全11話を届ける。ノギ荘では、カップスターと和ラーをめぐって毎月ちょっとした出来事が起こる。演技なのか素なのか、一見分からない乃木坂46の可愛すぎる“リアル系演技”が見どころ。また、本編終盤の実食トークでは、演技を終えて素の状態で撮影を振り返るメンバーの姿が見られる。第1話『争う』は、ある日のノギ荘、テーブルの上にはしょうゆ・みそ・しおの3つのカップスターが置いてある。それを取り囲む住人達は、3つしかないカップスターを賭けて、ある勝負を行うことに。はたしてカップスターを食べられることができるのは誰なのか。ユニークで可愛らしい争いが今始まる……というストーリー。企画・プロデュースを博報堂ケトルの林希氏、脚本・監督は人気構成作家のオークラ氏が担当。また、公式Instagram(@nogizaka_apartment)も5月1日より開設し、ノギ荘での住人たちの日常を発信していく。美味しそうにカップスターや和ラーを頬張る姿や、住人たちが遊ぶ姿など、ムービーでは見られない一面が楽しめる。キャストのコメントは以下の通り。■生田絵梨花いつものみんなの空気感のまま撮影できて楽しかったです。東京03の皆さんにも助けていただいて、面白いムービーになっていると思います。観てくださる皆さんにも是非楽しんでいただきたいです。■齋藤飛鳥それぞれのキャラクターに寄せてくださった台本だったのでやりやすかったです。撮影中、他のメンバーがシェアハウスしてみたいという話をしていたのですが、私は普段洗面台で生活しているのでシェアハウスは絶対嫌ですね(笑) でも、撮影はとても楽しかったです。■堀未央奈東京03の皆さんとは、2019年にドラマで共演させていただいた以来だったのですがとても楽しかったです。撮影中、松村さんと乃木坂のメンバーみんなでシェアハウスしたら楽しそうだと盛り上がったくらい(笑) ムービーでも、メンバー同士の普段の楽しい感じをお届けできたらと思います。■松村沙友理コメディということもあり、みんなとわいわい楽しく撮影できました。東京03さんとの掛け合いもとても楽しかったです。観ていただけたら分かると思いますが、みんな普段通りの感じで撮影しています(笑) 是非たくさんの方に観ていただきたいです!■与田祐希シェアハウスはしたことがないので、撮影は新鮮で楽しかったです。ぜひ観てくださる方もノギ荘に住んでいる気持ちで楽しんでいただけたら嬉しいです!■遠藤さくら先輩方とのお仕事はまだ緊張しますが、今回の撮影は皆さんのやりとりがとても面白かったので楽しくできました。改めて、さすがだなぁと思いました。観てくださる方に楽しんでいただけるように頑張りますので、公開を楽しみにしていてください。■東京03とても楽しい撮影でした! 僕らは、普段の乃木坂の皆さんのことをあまり知らないのですが、演技がリアルだったので、本当にこういう感じの人たちなんだろうなぁと思いながら見ていました(笑) 第1話は全体的に面白くなっていると思いますが、乃木坂のバチバチの瞬間は是非注目してほしいですね(笑)(C)乃木坂 46LLC
2020年05月01日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA) 2020」が、新型コロナウイルス感染が拡大している状況を受け、6月4日(木)~14日(日)に予定していた開催を秋以降に延期。オンライン映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン(以下、BSSTO)」にて「おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集」と「親子向けショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ」を開催する。映画祭代表の別所哲也は、「今回、延期の判断にいたるまでには、度重なる協議を重ねてまいりましたが、国際映画祭として、参加・応援くださる皆様とご来場頂くお客様の健康と安全を第一に考え、ご協賛・ご共催いただく企業様、東京都様のご賛同を得て、延期の決定に至りました」と発表。「私達はシネマの原点でもあるショートフィルムを通じて世界が繋がり、未来を一緒に築き上げることが出来る!と確信しています。国際的な文化交流事業としての映画祭の意味と価値、そして、ショートフィルムだからこそできることについても、改めて皆さんと一緒に考えていきたい!と思っています。一日も早く事態が終息し、皆さんにお会いできるよう私達も知恵を絞り創意工夫して必ずや延期開催を具現化してまいります。どうぞご支援ご協力よろしくお願いします」と、改めて決意のコメントを寄せる。延期の期間にあわせて、年間を通じてショートフィルムを無料配信しているオンライン映画館「BSSTO」にて、「おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集」(4月29日~5月31日)と「親子向けショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ」を展開。過去21年間の映画祭に集まってきた作品の中から、映画祭スタッフや代表の別所氏、映画祭アンバサダーのLiLiCoらがおすすめする、ショートフィルム33作品を毎日、日替わりで1本無料配信するほか、5月9日(土)からは、親子でショートフィルムを鑑賞し、作品に描かれるメッセージや社会背景を発見していくオンラインワークショップも同時展開する。おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集毎日1本、中心に日替わりで配信。世界各国のショートフィルム全33作品。■『彼女とTGV』(スイス/30分/コメディ・ドラマ/2016)ジェーン・バーキン主演のアカデミー賞ノミネート作品■『ホーム・スイム・ホーム』(フランス/16分21秒/コメディ/2016)おうちでもできる水泳教室■『夫婦とスーパー』(オランダ/8分38秒/コメディ/2016)いま明かされるお互いの素顔親子で楽しむ!ショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ作品鑑賞後にチャレンジできるケーキ作りやコマ撮りアニメなど、ショートフィルムを通じて親子で考え、発見していくオンラインワークショップを初開催※作品は追加となる可能性があります。■『ゴーストのおいしいレシピ』(アメリカ/15分/ドラマ/2008)ゴーストが作るケーキのレシピにチャレンジ■『スティーブの朝』(アメリカ/4分02秒/アニメ・コメディ/2015)コマ撮りアニメをつくってみよう■『不思議な雑貨屋さん』(フランス/8分06秒/ドラマ/2014)思い出のものを使って表現してみようまた、アンバサダーのLiLiCoさんは「今はSTAY HOME!出来ないこともあるけど、出来ることもいっぱいあります。ブリリア ショートショートシアター オンラインでショートフィルムを楽しんだり、SSFF & ASIAで賞を取ったクリエーターたちのその後の作品を配信で楽しんだり。ショートフィルムは上映時間が短いので何本も楽しんだ後ちょっとその場で身体を動かしてからまた観る!」という見方ができると語っている。「おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集」は4月29日(水・祝)~5月31日(日)までBSSTOにて開催。「親子向けショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ」5月9日(土)~5月31日(日)までBSSTOにて開催。(text:cinemacafe.net)
2020年04月28日米・映画批評サイト「ロッテン・トマト」で『IT/イット』シリーズや『ドクター・スリープ』を超える88%フレッシュを獲得し、3週連続で全米トップ10入りを果たした、劇場未公開のリベンジ・アクション『レディ・オア・ノット』のリリースと先行デジタル配信が決定した。大富豪一族に嫁いだ美しい花嫁を待っていたのは、生死を賭けた “かくれんぼ”…ゲームで富を築く大富豪一族、ル・ドマス家に嫁いだ花嫁グレースが、結婚初夜に一族の伝統儀式に巻き込まれ、“命を懸けたかくれんぼ”に挑むリベンジ・アクション。監督を務めたタイラー・ジレットとマット・ベティネッリ=オルピンは、ホラー映画界で定評のある映画製作グループ「レイディオ・サイレンス」に所属。シリアスになりがちなホラーに、ブラック・コメディの要素をテンポよくアレンジし、恐怖と笑いを絶妙なバランスで味わえる作品に仕上げ、2019年夏に全米公開されると3週連続でトップ10入りした。オスカー受賞作の注目女優サマラ・ウィービングが“狂気の花嫁”に主役のグレース役を熱演したのは、モデルとしても活躍し、第90回アカデミー賞で作品賞をはじめ、脚本賞や編集賞など7部門でノミネートされ、2冠を得た『スリー・ビルボード』でペネロープ役を演じたサマラ・ウィービング。マックG監督によるNetflixのホラーコメディ『ザ・ベビーシッター』では悪魔を崇拝する凶暴なベビーシッター役を演じて注目を集め、本作でも純白のウエディングドレスを身にまとった花嫁から、銃を手にした“血に染まる花嫁”へと豹変していく様を、美しく見事に演じている。さらに、「THE OC」のセス・コーエン役でブレイクしたアダム・ブロディや、『フォー・ウェディング』『セックスと嘘とビデオテープ』のアンディ・マクダウェル、『セッションズ』『マリッジ・ストーリー』などに出演するマーク・オブライエンなど、豪華実力派キャストが脇を固める。ブルーレイには、監督とグレース役のサマラによる音声解説をはじめ、物語を彩るウエディングドレスができるまでのメイキング映像、豪華キャストのNGシーン集、そしてホラー好きには堪らない過激バージョンの予告編などが収録(デジタル配信・セルにも一部収録)。恐怖と笑いの中に、スタッフのこだわりとキャストの魅力が結集した必見作となっている。『レディ・オア・ノット』は7月15日(水)よりブルーレイ+DVDリリース、6月24日(水)より先行デジタル配信。(text:cinemacafe.net)
2020年04月20日「博多華丸・大吉」とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を担当するNHKの朝の情報番組「あさイチ」。その4月3日放送回に女優の松岡茉優がゲスト出演。松岡さんの“モー娘。愛”や“本好き”など「オタクぶり」に多くの視聴者から共感の声が届いている。番組では「おはスタ」で共演した山寺宏一がVTR出演。番組のスタッフ会議で松岡さんと初対面したという山寺さんは「おっさんばっかり」の会議室に入ってきて、自己紹介がてらショートコントをやった松岡さんを「コメディセンスがすごかった」と振り返り、番組では「なんでも対応できる」松岡さんを頼りにしていたと語った。また大のモーニング娘。ファンとして知られる松岡さん。モー娘。のコンサートを見に行った山寺さんが松岡さんと一緒になった際、コンサート終了後、メンバーに挨拶に行って元メンバーの鞘師里保を見かけた松岡さんが、「近づけない!」と普通のファンのように振る舞っていたことを明かすと、松岡さんはその時、大ファンの鞘師さんを前に「号泣」、山寺さんだけでなくモーニング娘。メンバーもひかせていたことを告白。モーニング娘。への思いを「ファンっていうか恋」と語る松岡さんの姿に「めっっっちゃわかるぅうっっ!!!!!ってなった」「松岡さん、完全に行動が完全にオタクで面白い」「モー娘。愛を語る松岡茉優ちゃんにあーわかるなぁと同じ匂いを感じる」「本当に好きなものについて語る人を見るとこっちも幸せな気持ちになる」といった共感の声が寄せられる。また松岡さんの映画最新作『劇場』でも共演している女優の伊藤沙莉もVTRで登場。伊藤さんによれば松岡さんは“俳優以外だと本のソムリエに向いてる”そうで、常に今の自分に適格な本を勧めてくるという。いまでは「茉優からもらった本で本棚ができるぐらい」読書をするようになったとか。番組では母の影響で読書好きになったという松岡さんオススメの3冊を紹介。そのなかの1冊、「こっちむいて!みい子」というマンガを紹介した際には、サプライズで原作者・おのえりこ氏直筆の色紙がプレゼントされる場面も。その後もおすすめの書籍について解説する松岡さんの姿を見ていた視聴者からは「松岡茉優ちゃん、本の番組をやってほしい…!」「きみは本についての番組をやるべきだ…!」などの感想も続々。「茉優ちゃんの対応力の高さよ。次々提案する」「これがおはガールの底力」など、演技のみならずトーク力にも絶賛の声が集まっている。(笠緒)
2020年04月03日3月22日(日)、日本テレビ系では広瀬すず主演、野村周平、新田真剣佑ら人気キャストが集った大ヒットシリーズの完結編『ちはやふる -結び-』をオンエアする。“競技かるた”にかける若者たちの想いを描いた人気コミックを映画化したシリーズの3作目にして完結編となる本作。全国大会で繰り広げられた綾瀬千早と“宿敵”若宮詩暢の壮絶な戦いから2年。千早たちの師匠・原田先生が史上最強の名人・周防久志と相対するも、周防名人には手も足も出ず原田は敗北。その瞬間「名人を倒すのは俺や!」と最強の名人に挑戦状を叩き付けたのはなんと綿谷新だった。3年生になった千早ら瑞沢かるた部は高校生最後の全国大会に向けて動き出す。恋愛体質の菫、慇懃無礼な筑波という個性的な新入生に四苦八苦する千早たち。一方、新は、全国大会で千早たちと戦うために、かるた部創部に奔走。そして、新が通う藤岡東高校には、準クイーンの我妻伊織もいた。そんな矢先、瑞沢かるた部に思いもよらないトラブルが…というストーリー。千早役の広瀬さんをはじめ、千早にかるたの魅力を教え、その後離れ離れになるも再会する綿谷新にはこの夏『るろうに剣心 最終章』の公開も控える新田さん。高校生になった千早とともに競技かるた部を創部した真島太一には『ビブリア古書堂の事件手帖』などの野村さん。また主人公の看護師を演じた「恋はつづくよどこまでも」がヒットした上白石萌音が大江奏役で、『蜜蜂と遠雷』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した松岡茉優が若宮詩暢役で出演。「トレース~科捜研の男~」の矢本悠馬、「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」の森永悠希、『今日から俺は!!』の賀来賢人、『小さな恋のうた』の佐野勇斗などが出演する。本作で主演を務めた広瀬さんの映画最新作『一度死んでみた』は、広瀬さん演じる大学生の野畑七瀬が、2日だけ死んでしまう薬を飲んだ父を生き返らせようと奮闘するコメディ。七瀬の父役で堤真一、吉沢亮らが出演するほか、超豪華なキャストも見どころ。『一度死んでみた』は全国公開中。『ちはやふる -結び-』は3月22日(日)15時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2020年03月22日NHK 連続テレビ小説『なつぞら』で主演を好演した広瀬すずがコメディ作で初主演、そして2021年の大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務める吉沢亮がまさかの「存在感のないゴーストキャラ」を演じた、映画『一度死んでみた』が20日より公開される。ソフトバンク「白戸家」シリーズなどを手がけ数々の賞を受賞、映画『ジャッジ!』で脚本も務めた澤本嘉光氏が脚本を手がけ、au「三太郎」、日野自動車「ヒノノニトン」、家庭教師のトライ「ハイジ」等話題のCMを数々世に送り出す浜崎慎治氏が映画初監督を務めたことでも話題を呼んでいる同作。売れないデスメタルバンドのボーカルで、いまだ反抗期中の野畑七瀬(広瀬)は、「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んだ製薬会社を経営する父親・計(堤真一)を救うために、計の秘書で、”ゴースト社員”と呼ばれている松岡(吉沢)とタッグを組む。『なつぞら』では幼なじみを演じ、お茶の間を涙させた2人だが、今作では2人ともはじけた姿に!? バディとなった広瀬と吉沢に、作品の話を聞いた。○■『なつぞら』の前に撮っていた『一度死んでみた』――事前に伺っていたところだと、『なつぞら』の撮影があってから、『一度死んでみた』の撮影に入り、さらに終わった後『なつぞら』……と今作が挟まれていたそうですね。役柄の違いや、違う作品で続けて共演した印象をぜひ教えてください。吉沢:1カ月間『なつぞら』の撮影に入った後に今作の撮影に入りました。しかも僕は、そのうち3日間くらいしかすずちゃんとのシーンがなかったので、最初はむしろ『一度死んでみた』の印象の方が強かったんです。そこから『なつぞら』に戻ったから、『なつぞら』の方が大変でした(笑)。『一度死んでみた』のインパクトが強くて、『なつぞら』のなっちゃんという純粋無垢な女の子を、純粋無垢な目で見られないということはありました。広瀬:私も、なつがピュアな女の子だからこそ、「天陽くーん!」といかなきゃいけないのに、もう「『一度死んでみた』で、あの顔もこの顔も見られてるな……」という恥ずかしさはあって(笑)。戻ってから2カ月くらいの『なつぞら』は、ピュアなシーンが多かったので、「どうしようかな」と思っていたところもありましたが、私は髪を染めたり、おさげをつけたりと、見た目から違ったので、切り替えはしやすい方だったかもしれません。――全然違う役で、互いに違う姿を見ていたと思うのですが、役者としての幅広さは感じましたか?吉沢:広いです。広瀬:(笑)吉沢:どちらかというと、なっちゃんのようなすずちゃんの方が、印象としては強いと思うんですけど、逆に七瀬のように爆発してるすずちゃんは意外だと思うし、僕も初めて見た時は結構怖かったです(笑)。「こんな顔もできるの!?」みたいな。コメディ初挑戦と言いつつ、全然そんな感じもしないし、弾けてるし面白いし、「役者さんってすごいな!」と思いました(笑)。広瀬:私は極端な役だったので……吉沢くんが演じた松岡と天陽くんは、どちらも落ち着きがある役なのに、こんなに生き方が違って、対面した時に感じる音も違ったので、「役者さんってすごいな」って(笑)。同じことを思ってました。すごく刺激的でした。――au「三太郎」のCMなども手掛けられている浜崎監督が初監督ということで、普段の映画の現場と違いはありましたか?広瀬:確かに、普段の映画の現場よりもちょっとCM要素があるようなところはありました。いろんなテイクを重ねてパターンをとってみたり、監督が「OK!」と言ってくれるけど、さらに何パターンか撮ったりもして、繋がって完成するまで、どのリアクションが使われたのかわからなかったので、独特な現場だなと思いました。でも、監督は楽しそうだったのでよかったです。吉沢:ワンカットにかける感覚が、CMぽい。映画って、最終的につながって観る印象がありますけど、この映画はワンカットに全力で笑いを入れるというか、「1回で絶対笑わせてやる」みたいな気持ちを感じました。こちらもそういう思いがあったし、監督も求めてくれる感じが、CMぽくて、普通の映画とは違うなというイメージがありました。――吉沢さんはコメディもたくさんされてますが、コメディ初挑戦の広瀬さんへのアドバイスは?吉沢:ないです!(笑)広瀬:欲しかったなあ(笑)吉沢:完璧でした(笑)――ちなみに、浜崎監督への取材もあるんですけど、お二人から何か聞いてみたいことがあればぜひ……広瀬:え〜なんだろう? 「全部撮り終わった日、どういう気持ちでしたか?」と聞きたいです。初の長編映画だったし、映画の事、嫌いになってないかな? 私は楽しかったけど、大変だと思うこともたくさんあると思うんです。特に私のクランクアップの日は、「あと○分で撮りきらなきゃ!」と時間に追われてたようで、話す機会がなかったから、聞いてみたいです。吉沢:僕は……「初監督で、この役者厄介だな」と思った人は誰でしたか? と(笑)。――たくさんの役者さんが出られてましたもんね(笑)。厄介という観点でなく、吉沢さんの印象に残ったのはどなたでしたか?吉沢:やっぱり、リリー(・フランキー)さんです。堤さんとリリーさんの絡みが本当に面白かったし、映画の完成を見ても安心感が凄かったです。○■「普通にできる」状態が一番いい――作中で、七瀬は父親に反抗していましたが、お二人にも反抗していた時期やこじらせていた時期はあったんですか?広瀬:自分でも「反抗期が来そうだな」と、なんとなくわかっていたんですけど、私は中2のときからお仕事を始めて東京に通っていたので、両親のサポートがないと生活できない状況で、反抗期がなかったような気がします。でも、七瀬のように、父への当たり方はちょっとすごかったかもしれません……(笑)。溜まったところを父にぶつけて、母は味方につけるみたいな、セコいことをしてました。吉沢:男4人兄弟なんですけど、多分誰も反抗期来てないです。親がめっちゃくちゃ怖かったので(笑)。――今作には「2日間だけ死んじゃう薬」が出てきましたが、「こんな薬があったらいいな」という薬はありますか?吉沢:15歳くらいの時に戻る薬かな。体調とか完璧だと思うんです(笑)。広瀬:(笑)。吉沢:今はお酒とかで内臓がやられてる感じもあるんですけど(笑)、15歳くらいとか、運動しなくても体つきもちゃんとしてるし、あれくらいの時の代謝や、内臓の健康状態に戻したいなというのはあります。広瀬:私はなんだろう……太らない薬!吉沢:それは最高だね。広瀬:毎日ラーメンとかお寿司とか食べたいけど、「やめよう」と思うのがもはやストレスだから。ちょっとずつ食べればストレスにならないダイエットとかが、もうストレスなんです(笑)。もう、何にも気にしなくていい薬が欲しいです。――改めて、お二人が演技で最も大事にしてること、意識してることはなんですか?吉沢:手を抜かない、かな。何が正解なのかはわからないので、とにかくいろんなパターンの演技を撮るけど、どこが使われてもいいように、全力で。もしもカメラ前で手を抜いてたらすごく気持ち悪いし、常にその瞬間の全力でやる。当たり前のことだし、意識もしないくらいにやってると思います。広瀬:私も似ているけど、気持ち悪さを残さない。全シーン、スッキリしたいんですよ。もちろん、理解できるまでには時間がかかるので、監督に相談することもあります。勢いでやると、完成を見た時に「恥ずかしー!」となっちゃう。そうならないためには、出すものは全部出したいし、「違う」という時は直感的にわかるので、監督にも言いに行きます。時間が大丈夫だったら「もう1回だけお願いします」と言ったり。ちょっとでも残ると気持ち悪いので。――ちなみに、今回の作品の中で「出し切った」と思うシーンはどこでしたか?広瀬:2人で「行くぞ! ネコタヌキ!」「ニャー!」と言い合うシーンは、よかったなあと思いました。いい意味で力が入っていなくて、「普通にできる」というのが、気持ち悪いのがない状態なんです。セリフも長くてやりとりも面白かったし。吉沢:あそこは、俺もよかったです。楽しかったです。「お芝居してるな」という感じがあった。広瀬:そうかも。吉沢:他のシーンはふざけてるというか、くだらないやりとりが多かったので(笑)。そのシーンもやりとり自体はくだらないんですけど、間やトーンを意識しながら、すごい気持ち良くできて、僕も印象に残ってます。■広瀬すず1998年6月19日生まれ、静岡県出身。主な映画出演作に『海街diary』(15)、『ちはやふる』シリーズ(16,18)、『四月は君の嘘』、『怒り』(16)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』、『三度目の殺人』、『先生!、、、好きになってもいいですか?』(17)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、『ラプラスの魔女』(18)、『ラストレター』(20)など。 ヘアメイク:河北裕介 スタイリスト:丸山晃■吉沢亮1994年2月1日生まれ、東京都出身。主な映画出演作に『リバーズ・エッジ』 (18)、『キングダム』(19)、『空の青さを知る人よ』(19/声)など。公開待機作に『青くて痛くて脆い』(8月28日公開)、『東京リベンジャーズ』(10月9日公開)、『さくら』(秋公開)がある。 ヘアメイク:小林正憲(SHIMA) スタイリスト:九(Yolken)
2020年03月20日鬼才ジム・ジャームッシュ監督が初めて手掛けるゾンビ・コメディ映画『デッド・ドント・ダイ』から、アダム・ドライバー、ビル・マーレイ、クロエ・セヴィニー、ティルダ・スウィントンという強烈な個性たちのキャラポス&キャラ動画が解禁された。平和な町センターヴィルに突如現れたゾンビたち…。彼らに立ち向かうのは、町でたった3人しかいない警官と謎に包まれた葬儀屋の女主人。解禁となるポスター画像には、それぞれ手に武器を携えた、人類の運命を託された(?)ヒーローの姿が!ゾンビ映画の凶器の定番!? マチェーテを手にして異常事態にも妙に落ち着き払った対応を見せるのは、アダム演じるロニー・ピーターソン巡査。また、警官チームのリーダーとして神妙な面持ちで猟銃を構える、ビル演じるクリフ・ロバーソン署長。そして、ゾンビ出現にパニックとなりながら猟銃を抱える、クロエ演じるミンディ・モリソン巡査。さらに、謎の葬儀屋ゼルダを演じたティルダ・スウィントンは黒いマントを羽織り日本刀を腰に携え、強烈なオーラを放っている。各キャラクターの後ろには、オドロオドロしい色で光り輝く満月を背に、イギー・ポップやサラ・ドライバー演じる“コーヒー・ゾンビ”が迫っている点にも注目。併せて解禁されたキャラ動画では、「ロニーやクリフに会いに行こう!」と銘打って、それぞれのユニークな個性が炸裂する本編シーンが紹介されている。ゾンビが這い出てきたであろう墓穴にうっかり転げ落ちるクリフ署長、ゾンビに囲まれたパトカー内で上司のクリフに「そっちこそ黙れ!」と言い返す、大人気ないロニー巡査、メガネに飛んだ血しぶきに恐れおののき絶叫を繰り返すミンディ巡査に、ゾンビに向かって、まさかのファッションチェックを始めるゼルダは日本刀で仕上げ…。豪華4人、強烈な個性の大渋滞といえるスペシャルシーンの連続となっている。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年4月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月19日ブロードウェイミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」が、NEWSの増田貴久主演で上演される。東京公演は、2020年9月4日(金)から20日(日)まで東急シアターオーブで、大阪公演は、2020年10月3日(土)から9日(金)までオリックス劇場で開催される。出世街道をひた走る若者を描くコメディミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」は、1961年にブロードウェイで初演されて以来、1417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。出世街道をひた走る若者の物語を、ポップで力強い楽曲と、洗練された笑いがふんだんに盛り込まれたテンポ良いセリフ回しとともに描く。スタイリッシュなダンスにも注目だ。過去にはダニエル・ラドクリフも出演初演の翌年である1962年には、トニー賞最優秀ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成。さらに、2011年には映画『ハリー・ポッター』シリーズで活躍したダニエル・ラドクリフが主演を務めてリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。NEWS増田貴久が海外ミュージカル初挑戦2020年、新演出で蘇る「ハウ・トゥー・サクシード」の主人公・フィンチを演じるのは、アイドルグループ・NEWSのメンバーの増田貴久。音楽活動に加え、舞台、バラエティ番組などに出演し、2020年4月にはドラマ「レンタルなんもしない人」で初主演を務めるなど、幅広い活動をこなす増田が、海外ミュージカルに初挑戦する。増田は主演を務めるにあたり、「ミュージカルをやりたいという想いは以前からずっと心にあり、夢の一つでもあったので、このお話を聞いた時は飛び上がって喜びました。夢に一歩近づいたようで、嬉しく思います。ダンスも素晴らしいですし、面白いシーンがテンポ良くどんどん出てくるので、一瞬も目の離せない作品になると思います」と語った。ヒロイン・ローズマリー役には、「ピーターパン」で主演デビューを果たした笹本玲奈を起用。また、歌手、ドラマ、舞台と幅広く活躍する松下優也、抜群の歌唱力を持つ鈴木壮麻、注目のミュージカル女優・林愛夏など、実力派キャストが脇を固める。さらに、ミュージカル初挑戦の雛形あきこ、音楽デュオ「バブルガム・ブラザーズ」のブラザートムも揃い、作品に華やかな彩りを添える。演出・振付はクリス・ベイリー今回の公演の演出・振付を手がけるのは、2011年上演時に振付補として参加していたクリス・ベイリー。「これまでに演じてきたロバート・モースやマシュー・ブロデリック、最近ではダニエル・ラドクリフなどの名だたる役者に続きこの役を演じる増田くんには、自分なりのユニークな役作りをしてもらえると期待しています」とコメントしている。「ハウ・トゥー・サクシード」あらすじビルの窓ふき清掃員フィンチは、ある日「努力しないで出世する方法」という本を読んで感化され、出世を強く意識するようになる。“入るべきは大きい会社”という本の教えに沿って、ワールドワイド・ウィケット社に首尾よく入社したフィンチは、郵便係に配属され、懸命に働くうちに郵便室長に昇進するチャンスがやってきた。しかし、フィンチはあっさり辞退する。実はこれも、“郵便室は長くいる場所ではない”という本の教えに沿った行動だったのだが、思慮深さゆえ、と捉えた人事部は、なんとフィンチを若手幹部に登用。持ち前の明るさと話術で人脈を築き、出世はトントン拍子、恋も上手く運んで全てが順調…だったある日、重大なアクシデントが発生。フィンチの責任が問われてしまい、クビを覚悟しなければいけない事態に!果たして、フィンチの幸運もこれまでなのか…!?【詳細】ブロードウェイミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」出演:増田貴久、笹本玲奈、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、今井清隆ほか脚本:エイブ・バローズ、ジャック・ウェインストック、ウィリー・ギルバート作詞・作曲:フランク・レッサー原作:シェパード・ミード演出・振付:クリス・ベイリー翻訳・訳詞:高橋亜子音楽監督:荻野清子<日程・会場・チケット料金>チケット発売日:2020年7月19日(日)■東京公演会期:2020年9月4日(金)~20日(日)会場:東急シアターオーブ(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階)チケット料金: S席 14,000円(税込)、A 席 10,000円(税込)※全席指定問い合わせ先:ぴあ公演事務局 TEL:0570-550-252 (平日 12:00~17:00)■大阪公演会期:2020年10月3日(土)~10月9日(金)会場:オリックス劇場(大阪府大阪市西区新町1-14-15)チケット料金: S席 14,000円(税込)、A 席 10,000円(税込)、B席 5,000円(税込)※全席指定問い合わせ先:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888(10:00~18:00)
2020年03月19日広瀬すずが反抗期継続中のこじらせ女子大生を演じ、大嫌いな父親をピンチから救うべく奔走する映画『一度死んでみた』。この度、堤真一演じる父親と娘、親子の絆が試される本編映像が到着した。今回到着した映像は、<2日間だけ死んじゃう薬>を飲んで“幽霊”になってしまった計(堤さん)が、娘・七瀬(広瀬さん)に2日間経つ前に強制的に生き返る方法を伝えようとする重要なシーン。自ら仮死状態となったが、ライバル会社のワトソン製薬に本当に火葬されそうになってしまう計。この危機を脱するべく、言葉は聞こえないが、計の幽霊の姿だけは見えている七瀬に、ジェスチャーで伝えることに。しかし、絶賛反抗期中の七瀬との日頃のコミュニケーション不足のせいか、思うように伝わらないもどかしい感じに。本作がコメディ初挑戦となる広瀬さんは、堤さんがどのようなテンションで演じるか想像がつかず、事前にあまり固めず現場で感じるまま演じようと思っていたそうで、まるでアドリブかと思うような自然なやり取りが行われている。また映像には、リリー・フランキー扮する幽霊になった計に付き添う天国への案内人・火野、吉沢亮演じる七瀬に協力する計の秘書・松岡も一緒に登場。若干見切れているにも関わらず、自分には見えない計とコミュニケーションを取ろうとする七瀬を不審そうに見つめ、挙動不審な松岡の姿にも思わずクスッとしてしまう。『一度死んでみた』は3月20日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン
2020年03月17日過去にダニエル・ラドクリフが主演を務めたブロードウェイ・ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」が、増田貴久主演で東京、大阪にて上演されることが決定、増田さんからコメントが到着した。ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」は、1961年にブロードウェイで初演され、以降1,417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。翌1962年のトニー賞最優秀ミュージカル作品賞など7冠を達成し、大きな注目を集めた。2011年には「ハリー・ポッター」シリーズでお馴染みのダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル上演され、トニー賞8部門にノミネート。今回の日本上演では、この2011年版に振付補として参加していたクリス・ベイリー氏が振付、さらに2020年版の新バージョンとして同氏が演出も手掛ける。増田貴久、念願の初の海外ミュージカル!「飛び上がって喜びました」主演を務めるのは、音楽活動をはじめ、舞台・バラエティ番組、そして今年4月から放送されるドラマ「レンタルなんもしない人」(テレビ東京系列)でドラマ初主演を務めるなど、幅広く活躍している増田貴久。これまでミュージカル作品への出演を熱望していたという増田さん。初の海外ミュージカルへの挑戦となる本作は、抜群の歌唱力と表現力豊かなダンスを存分に堪能できる作品となるはず。「ミュージカルをやりたいという想いは以前からずっと心にあり、夢の一つでもあったので、このお話を聞いた時は飛び上がって喜びました。夢に一歩近づいたようで、嬉しく思います」と喜びを溢れさせる増田さん。「演出家のクリス・ベイリーさんにもお会いして、実際に僕がダンスを踊っているところを見ていただいたのですが、人生で一番汗をかいた瞬間だったかもしれません(笑)。とても緊張しましたが、優しい印象の方で、『一緒に作品作りできるのが嬉しい』と言ってくださいました。楽しい現場になると思います。準備を整えて万全な状態で挑みたい、と思っています」と意気込みを語る。また、ベイリー氏も「これまでに演じてきたロバート・モースやマシュー・ブロデリック、最近ではダニエル・ラドクリフなどの名だたる役者に続きこの役を演じる増田くんには、自分なりのユニークな役作りをしてもらえると期待しています」と、こちらも増田さんの歌やダンスの才能に期待を寄せている。あらすじビルの窓ふき清掃員フィンチ(増田さん)は、ある日「努力しないで出世する方法」という本を読んで感化され、出世を強く意識するようになる。“入るべきは大きい会社”という本の教えに沿って、ワールドワイド・ウィケット社に首尾よく入社した彼は、郵便係に配属される。懸命に働くうちに郵便室長に昇進するチャンスを手に入れるが、これをあっさり辞退。実はこれも、“郵便室は長くいる場所ではない”という本の教えに沿った行動だったのだが、思慮深さゆえ、と前向きに捉えた人事部は、なんとフィンチを若手幹部に登用。持ち前の明るさと話術で人脈を築き、出世はトントン拍子、恋も上手く運んで全てが順調…だったある日、重大なアクシデントが発生。フィンチの責任が問われてしまい、クビを覚悟しなければいけない事態に!果たして、フィンチの幸運もこれまでなのか…!?ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」は9月、東京・東急シアターオーブ、10月、大阪・オリックス劇場にて上演予定。(text:cinemacafe.net)
2020年03月16日アイドルグループ・NEWSの増田貴久が、ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』に主演することが16日、明らかになった。同作は、1961年にブロードウェイで初演され、以降1,417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。翌1962年のトニー賞最優秀 ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成し、大きな注目を集めた。2011年にはダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。ビルの窓ふき清掃員フィンチ(増田)は、ある日「努力しないで出世する方法」という本を読んで感化され、出世を強く意識するようになる。“入るべきは大きい会社”という本の教えに沿って、ワールドワイド・ウィケット社に首尾よく入社したフィンチは、郵便係に配属され、懸命に働くうちに郵便室長に昇進するチャンスがやってきた。しかし、フィンチはあっさり辞退する。実はこれも、“郵便室は長くいる場所ではない”という本の教えに沿った行動だったのだが、思慮深さゆえ、と捉えた人事部は、なんとフィンチを若手幹部に登用。持ち前の明るさと話術で人脈を築き、出世はトントン拍子、恋も上手く運んで全てが順調…だったある日、重大なアクシデントが発生。フィンチの責任が問われてしまい、クビを覚悟しなければいけない事態となる。この度の上演は、2011年上演の際に振付補として参加していたクリス・ベイリーが振付を務め、さらに演出も2020年版の新バージョンとしてベイリーが担当。出世街道をひた走る若者の物語に相応しい、ポップで力強い楽曲と、洗練された笑いがふんだんに盛り込まれたテンポ良いセリフ回し、スタイリッシュなダンスと見どころ満載な、コメディミュージカルとなっている。これまでミュージカル作品への出演を熱望していたという増田が、初の海外ミュージカルへの挑戦となる。上演は9月に東京・東急シアターオーブ、10月に大阪・オリックス劇場で予定されている。○増田貴久 コメント今回、海外ミュージカルに初挑戦します。ミュージカルをやりたいという想いは以前からずっと心にあり、夢の一つでもあったので、このお話を聞いた時は飛び上がって喜びました。夢に一歩近づいたようで、嬉しく思います。ダンスも素晴らしいですし、面白いシーンがテンポ良くどんどん出てくるので、一瞬も目の離せない作品になると思います。演出家のクリス・ベイリーさんにもお会いして、実際に僕がダンスを踊っているところを見ていただいたのですが、人生で一番汗をかいた瞬間だったかもしれません(笑)。とても緊張しましたが、優しい印象の方で、『一緒に作品作りできるのが嬉しい』と言ってくださいました。楽しい現場になると思います。準備を整えて万全な状態で挑みたい、と思っています。是非、劇場へ遊びに来てください。○演出・振付 クリス・ベイリー コメント今秋、日本で上演されるハウ・トゥー・サクシードにて、才能豊かな増田貴久くんによって演じられるフィンチという大変アイコニックな役を、日本のみなさんに楽しんでいただくことをとても楽しみにしています。これまでに演じてきたロバート・モースやマシュー・ブロデリック、最近ではダニエル・ラドクリフなどの名だたる役者に続きこの役を演じる増田くんには、自分なりのユニークな役作りをしてもらえると期待しています。このミュージカルはトニー賞やピューリッツァー賞なども獲得した作品で、アメリカのミュージカルシアター界を代表する作品とも言えます。今回、増田くんのような多彩な才能をもつスターとともに制作に関われることをとても嬉しく思っています。日本の皆様には大変楽しんでいただけると確信しています。
2020年03月16日《text:SYO》新型コロナウイルスの影響で、テレワークや休校になった方も多いはず。家にいる機会が増えた今、そして不安な感情がなかなか消えない今、少しでも充実した時間になれば…という願いを込めて、Netflixで視聴できるオススメの力作を5本紹介したい。なお、「暗い気持ちを吹き飛ばせ!」な気持ちで、平常よりややテンション高めにしているが、ご容赦いただきたい。ちょっとでも興味を引かれる作品と出会える一助となれば幸いだ。1.ストレンジャー・シングス 未知の世界言わずと知れたNetflixの看板作品。あまりの面白さに社会現象化し、各エピソードのタイトルが発表されただけでトレンド入りする事態に。しかし、3シーズンあるため気になりつつ、「いつか観よう」と手を出せなかった方もいるのでは?そんな諸君に、『ジョジョの奇妙な冒険』の名ゼリフで伝えたい。あしたっていまさッ!本作は、一言でいうと「異世界と繋がってしまった田舎町を舞台にしたアドベンチャー」だ。仲良し少年団のメンバーが突如失踪。行方を捜す家族や警察官、仲間たちは“裏側の世界”の存在に気づき…。観る者をぐいぐいと引き込んでいく脚本の上手さや魅力的なキャラ描写はもとより、ミステリー、コメディ、ドラマ、アクション、SFと様々なジャンルの強みをミックスさせた全方位型のエンターテインメントだ。日常が異界化するという設定は『魔法少女まどか☆マギカ』や『がっこうぐらし!』といったアニメが好きな方にもすんなり入れるものだし、シーズン2で展開する住民VSクリーチャーのバトルは『バイオハザード』的でもある。別パートで動いていた主要キャラがクライマックスで集結するアツい展開は、『ONE PIECE』にも通じる。洋画好きなら、『グーニーズ』『スタンド・バイ・ミー』など80年代の名作テイスト満載の雰囲気にニヤニヤさせられるだろう。シーズン4の特報も先日発表され、さらなる盛り上がりを見せることは必定。未見の方は、ぜひチャレンジしていただきたい。2.マリッジ・ストーリー『パラサイト 半地下の家族』の歴史的快挙に湧いた本年度のアカデミー賞授賞式。候補作の1本であり、助演女優賞を獲得したホットな一作が『マリッジ・ストーリー』だ。『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライバー、『アベンジャーズ』シリーズのスカーレット・ヨハンソンが離婚を選んだ夫婦を演じた哀愁漂うラブストーリー。円満に別れたかった妻と、何とか思いとどまらせたい夫。親権を巡り、2人は争わざるを得なくなっていく…。お互いを尊重する気持ちはありつつも、裁判の中で傷つけあっていく展開がたまらなく切ない。本作を薦める理由は、第一に傑作であること、次に今旬のオスカー獲得作であること、そして…号泣して目が腫れてしまっても、外出しないで済む今の状況にマッチしているからだ。『イカとクジラ』の名匠ノア・バームバック監督が丁寧に積み上げる泣かせのロジックと(悲喜劇的なセリフ回しも最高だ)、アダムとスカーレットの震える名演に、思う存分身をゆだねていただきたい。鑑賞後には、これまた世紀の傑作でありオスカー受賞作の『ROMA/ローマ』もぜひどうぞ。バームバック監督の過去作『マイヤーウィッツ家の人々』もオススメだ。3.ANIMAシネマカフェ読者には「甘いな…もうその2本はチェック済みだぜ」という方も多いかもしれない。ならば、ちょっとひねったアート作品『ANIMA』を試してみてほしい。人気バンド「レディオヘッド」のトム・ヨークとポール・トーマス・アンダーソン監督(通称、PTA)がタッグを組んだ、映像と音楽のかつてない融合。トム・ヨークといえば『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督によるリメイク版『サスペリア』の音楽も担当している(名盤なのでこちらもご興味があればぜひ)。ちなみにメンバーのジョニー・グリーンウッドも映画音楽を多く手掛けており、『ファントム・スレッド』でPTAと組んでいる。この作品は、たった15分ながら観終えた後に「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!」と興奮気味に伝えたくなるほどカッコいい。セリフは一切ないが映像も音楽もスタイリッシュでデザイン性にあふれ、観たことがないにも関わらずエモーションがこみ上げる。地下鉄で眠る人々が、その状態のまま幾何学的なダンスを繰り広げるアイコニックなシーンから、夢とも現実ともつかぬ領域に展開。例えるなら、「世界一お洒落な通勤風景」といったところだろうか。こればかりは「百聞は一見に如かず」なので、尺も短いことだし気軽に観ていただきたい。まず間違いなく度肝を抜かれるはずだ。4.失くした体日本にも素晴らしいアニメ作品は数多いが、このフランス製アニメの“感受性”には圧倒されることだろう。カンヌ国際映画祭でアニメ作品では初めてネスプレッソ大賞を獲得し、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編映画賞と観客賞をダブル受賞。アカデミー賞の長編アニメーション賞の候補にも入った。つまり、凄まじく評価が高いアニメ作品だ。どういう話かというと、とある青年の“失くした体”の旅を描く、というもの。事故によって切断されてしまった青年の手が、持ち主のもとに帰ろうとする物語だ。同時に、持ち主の青年の切ない半生を淡々と描き、観る者を狂おしい気持ちにさせる。手が意志を持って冒険する物語といえば『ゲゲゲの鬼太郎』や『アダムス・ファミリー』など怪奇性が漂うが、本作はピュアでメランコリックかつ詩的な作品。抒情的な語り口と物悲しい音楽が波のようにさざめき、思わず「エモい…」とつぶやきたくなるような一作に仕上がっている。素直に「これは獲るでしょうね…」と思わされる、濃縮された感性。アニメの新たな可能性を感じさせてくれる作品だ。ちなみに日本製アニメでは、『キャロル&チューズデイ』がオススメ。作品としても素晴らしいが、演奏シーンの作画など、技術力がとんでもないレベルだ。5.ノット・オーケーNetflixのオリジナルドラマは、“青春もの”がとにかく面白い。『セックス・エデュケーション』『ユニークライフ』『このサイテーな世界の終わり』『YOU 君がすべて』…すべて、シリアスな内容をカラフルかつポップに描いた「Netflixカラー」とでもいうべきオリジナリティを有している。その最前線にあるのが、『ノット・オーケー』だ。父を無くして心にトラウマを負った17歳の女子高生が、念動力に目覚めてしまう物語。『ストレンジャー・シングス』のスタッフと『このサイテーな世界の終わり』の監督がコラボし、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』出演陣が参加している。鬱屈と厭世、疎外感。退屈な日常と相克するリビドー。『このサイテーな世界の終わり』にも通じるテーマに、「衝動が超能力と化す」という『ストレンジャー・シングス』的エッセンスを掛け合わせた一作だ。近いネタでいうと映画『クロニクル』があるが、あちらはダークな展開だったのに対し、こちらはNetflixらしい“こじらせ”コメディ色を盛り込んでいる。親友に恋人ができた、母親とうまく接せない、自分の居場所やアイデンティティが分からないなど、共感性の高いエピソードがちりばめられ、センスのいい音楽やテンポ感、映像的なスケール感で楽しませてくれる。1話約20~30分程度と気軽に観られるのも好ポイントだ。いかがだっただろうか?なかなか困難な状況ではあるが、楽しもうとする気持ちを持つことが大切なのではないかと個人的には感じている。世界中の一流クリエイターによる名作や傑作に元気をもらいつつ、乗り越えていきましょう!(text:SYO)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年03月13日1996年に公開された『スクリーム』が、再び映画化されるという。「The Hollywood Repoter」が報じた。『スクリーム』は、『エルム街の悪夢』の故ウェス・クレイヴン監督作。ネーヴ・キャンベルが主演、デヴィッド・アークエット、コートニー・コックスが出演し、2011年までに4本が製作された。1作目にはドリュー・バリモアがチョイ役で出演していたり、パトリック・デンプシー、リーヴ・シュレイバー、サラ・ミシェル・ゲラーなど、のちに活躍することになる俳優の若い頃が見られるシリーズだ。2015年にはテレビドラマ化もされた。今回、再び映画化される『スクリーム』は、リブート版なのか、または『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』に続く物語なのかは明らかになっていない。監督は、昨年公開されたホラー&コメディ映画『Ready or Not』(原題)のマット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレットのコンビ。同作は製作費600万ドルに対し、世界興収5740万ドルを稼ぎ出したヒット作で、映画評論サイト「ロッテン・トマト」で肯定的なレビューが88%つく高評価を得ている。2人の監督は2014年の『デビルズ・バースデイ』のメガホンも取り、ホラー作品に定評がある。(Hiromi Kaku)■関連作品:スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション 2011年10月29日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
2020年03月13日●幼少期の記憶「吉本入る!」歌手・女優・モデル・芸術家としての顔を持つ、“創作あーちすと”のん。約5年半ぶりの実写映画『星屑の町』(3月6日公開)には多方面での経験値が注ぎ込まれ、彼女にとっては「今まで積み重ねてきたことが集結しているような作品」となった。演じるヒロイン・久間部 愛は、一度は歌手を夢見て上京するも、ある理不尽な出来事によって東北の田舎町に戻ってきた女性。夢破れて自暴自棄……になるかと思いきや彼女はひたすらに前を向き、地元を訪れたコーラスグループ・ハローナイツとの出会いによって輝きを取り戻し始める。笑いあり、歌あり、涙あり。キャッチコピーの「人生は、いつだって輝ける」は、のん自身とも重なり合う。この役柄について、のんは「すごく似ている」とうれしそうに話す。彼女のモチベーションや仕事の原動力、そして生きる源となっているものは一体何なのか。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第10回は、固定概念にとらわれない唯一無二の肩書き“創作あーちすと”のルーツに迫る。○■“自由”を共有した人物「今思うと、無敵な二人」――約5年半ぶりの実写映画。オファーがあった時、率直にどのように思われましたか?コメディのお話を頂いたことがまずはうれしくて。ベテランの名優の方々がここまで集結する作品も珍しいと思いますので、そこに加えて頂けることはすごく幸せなことだと感じました。それから、役者としては修行にもなるかなと。――個人的に引き込まれたのが、「新宿の女」の弾き語り。ハローナイツに入ることを認めてもらうため、メンバーに歌声を披露するシーンでした。ありがとうございます。愛ちゃんが初めて歌うシーンなので、役柄としては熱い気持ちが一番高まっているところ。撮影に備えて、藤圭子さんの歌声をボイトレの先生と聴きながら参考にさせて頂いて、練習を重ねてから本番に臨みました。――のんさんにとって、「役として歌うこと」とは?物語には感情の流れがあって、いろいろな条件によって「どのように歌うのか」が決まります。そこを構築していくのは、自分自身で歌うよりは考えることが多いというか、定まって歌うことができると思います。その役が物語の中でどのように感じて、どのように生きているのか。そこを捉えて現場に臨んでいますが、監督との擦り合わせも必要なので現場で変更することもあります。――そうした中で愛の人柄をどのように受け止めたんですか?超ポジティブな人だと思います。挫折して暗い気持ちになってて、そこから徐々に元気と自信を取り戻していく人なのかなと思って台本を読んでいたんですけど、監督とお会いして本読みをした時に、「台風の目になってほしい」と言われて。周囲を巻き込んでいく存在であることが最初に理解できて、劇中のような愛ちゃんになりました。幼なじみの星一さんが、「愛ちゃん、全然へこたれてない」というシーンがありますが、本当にそのままの人。東京で挫折して地元に帰ってきているのに、全く希望を失っていない。本当に超ポジティブな人なんです。――人前では落ち込んでいるところを見せないタイプなのかもしれませんね。そうですね。落ち込んでも自信は失わない人。何よりも自分の歌に自信があって、自惚れてる(笑)。愛ちゃんは、そこが原動力になっていると思います。ちょっとの自惚れも大事なのかもしれないですね。――ご自身と比べていかがですか?何があっても、「自分には才能がある」と信じ切っているところはすごく似ていると思います。自惚れているところも、共感してしまいます(笑)。――幼い頃から?物心ついた時から根拠のない自信がありました(笑)。子どもの頃って、みなさんそうですよね。夢に対して、根拠のない自信や希望がある。それが年齢を重ねるごとにいろいろなことを知って、根拠のない自信は消えていくものだと思いますが、それがずっと持続しています。これは何かで身につけたものではなくて、生まれた時から(笑)。――何が影響してそうなったのか……(笑)。分からないんですよね……気がついたら鏡の前でポーズとったりして、そんな自分の姿が好きで。お母さんも気分を乗せてくれるので、それで調子に乗っちゃったのかもしれません(笑)。あと、同い歳のいとこが隣の家に住んでいて、小さい頃からずっと一緒に遊んでいました。今思うと、無敵な二人(笑)。お互い乗せ合って、調子に乗った蓄積が今も生きているんだと思います。――今も交流はあるんですか?その時と関係性は変わりましたが、今でもめちゃめちゃ仲良いです。一度は疎遠になって、二人とも社会人になってから再会すると、やっぱり居心地が良くて。波長が合っていると改めて感じました。――そういう関係性も含めて、親御さんの教育からも良い影響を受けたのかもしれないですね。私が二人姉妹で、いとこが三人きょうだいだったんですけど、お母さんは5人で遊びに行くことをいつも勧めてくれて。そうやって、「子どもたちだけの世界」を作ってくれたので、いつも探検することが楽しかったですし、たくましさも養われました。田んぼに入ったり、山登ったり。自分たちの足でどこへでも行けるワクワクがありました。――そこから芸能界への憧れが芽生え始めるんですか?子どもの頃は全然なくて。そもそも、「芸能界」というものを認識していなかったんです、「テレビの中に入りたい」「芸能人になりたい」みたいな願望もなく。私は関西の兵庫県出身で生まれながらのお調子者(笑)。小学生の頃、いとこと友達と3人で、「吉本入る!」「お笑い芸人になる!」と盛り上がってトリオを組んで、コントを作ったこともありました(笑)。――吉本を目指していたとは(笑)。ということは、「人を楽しませること」がのんさんのルーツになっているんですかね。そうだと思います。コメディ大好きです。コメディの作品にどんどん出ていきたいと思っているので、今回のオファーもすごくうれしかったです。●“創作あーちすと”最大の転機とは――“創作あーちすと”の肩書きは、おそらく世界中でのんさんお一人のものだと思います。“創作あーちすと”と名乗り始めてから3年。ご自身にとって、転機となる出来事は何ですか?『この世界の片隅に』に参加できたのは、すごく大きな出来事でした。自分にとって、「変化」というよりは、この作品と出会って「深めることができた」というか。これから役者をやっていく上で、すごく重要な作品になると思って、「絶対に自分がやりたい」と思っていました。その願いが叶ってすずさんを演じることができて、たくさんの人に広がって。劇場に足を運んでくださった方々が制作チームの一員のようにSNSでも口コミを拡散してくださいました。送り出す側と受け取ってくださる側とで共鳴し合って大きく膨れ上がっていく感覚、一体感。こんなに観る人に支えてもらえる映画に参加できて……自分が役者をやっていて本当に良かったと思えた出来事でした。これからも愛し、愛される映画を送り出す側にずっといたいです。――数々の映画賞を受賞したことは、それだけ多くの人に届き、心を動かした証しとも言えると思います。劇場に来てくださった方の声と作品を評価する賞を頂けたことは、「これでいいんだ」という思いに繋がりました。――『この世界の片隅に』で「深めることができた」こともそうだと思いますが、のんさんが働く上での喜びとは?どのように解釈して演じると、観る人の心をつかむことができるんだろう。そうやって擦り合わせて組み立てていくので、「伝わった」という手応えは働く上で原動力になります。ファンになってくださったり、応援してくださったりそういう方々がいてくれることで、「がんばろう」「やめられない」という励みにもなります。役者は、観てくれる人がいてこそ成立するものだと思います。――幅広い分野での活動も、根本は同じということですか?そうですね。歌手の場合は主体性が問われます。どのようなメッセージを届けたいのか、とか。自分で考えて組み立てていくので、根本は同じでもそれぞれの活動によって違ったアプローチができます。役者の場合と違って、自分自身のメッセージを込めないといけないので大変というか、恥ずかしい作業でもありますけど(笑)。でも、何よりもそうやって新しいことに挑戦できるのは楽しいです。――『星屑の町』で演じた愛にも、のんさんのそういう部分が映し出されていると思います。今回の『星屑の町』は歌もあって、演技もあって、笑いもあって。今まで積み重ねてきたことが集結しているような作品なので気合いも入りました。本当に素敵で心が温まる良い映画です。歌が全体を包んで、人と人を繋げてくれる。それから、家族は時にすごく面倒くさい存在でも、家族がいるからこそ踏ん張れることもある。そこも描かれているので、老若男女どの世代の人も、生きているすべての人に観て欲しい作品です。――そろそろお時間です。貴重なお話ありがとうございました。今回の作品は多くの人の“夢”が描かれています。最後に、のんさんの“夢”をうかがってインタビューを終えたいと思います。これからもっといろいろな表現を高めていって、たくさんの人に作品や思いを伝えていけたらと思います。ずっと一生、自由にまっすぐ。子ども心を忘れずに。そして、近々の“夢”は『星屑の町』が一人でも多くの人に届くことです。■プロフィールのん1993年7月13日生まれ。兵庫県出身。2016年公開の『この世界の片隅に』でアニメーション映画初主演。第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞をはじめ、多数の映画賞を受賞した。また、自ら代表を務める新レーベル『KAIWA(RE)CORD』を発足し、「創作あーちすと」としてアートを展開するなど活動は多岐にわたる。YouTube Originals『のんたれ(I AM NON)』では映画監督デビューも果たした。■映画『星屑の町』大手レコード会社の社員だった山田修(小宮孝泰)をリーダーに、歌好きの飲み仲間、市村敏樹(ラサール石井)と込山晃(渡辺哲)、青木五郎(有薗芳記)をコーラスに、大阪ミナミでくすぶっていた歌手の天野真吾(大平サブロー)をボーカルに迎えて結成されたハローナイツ。途中から参加した西一夫(でんでん)は、ハローナイツの借金を肩代わりするのを条件に、博多の焼き鳥屋と4人の子どもを女房にまかせてメンバーになった。これといったヒット曲もなく、ベテラン女性歌手・キティ岩城(戸田恵子)と地方を回りながら細々と活動を続けていたある日、東北の田舎町で、東京から出戻り、再び歌手になる日を夢見る愛(のん)と出会う。 愛が突然、ハローナイツに入りたいと直訴して、大騒動に発展、すったもんだの末に、愛はハローナイツに加入することとなり、状況が一変する。たちまち人気者となり、思いがけず夢を叶えたかに見えたメンバーだったが─―。
2020年03月12日ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、セレーナ・ゴメスらが出演するゾンビ・コメディ映画『デッド・ドント・ダイ』。この度、アダムが演じるマッチョなおトボケ警官の特別動画が2種類到着した。今回ビルとW出演を務めたアダムは、「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン役でお馴染み、また『ブラック・クランズマン』『マリッジ・ストーリー』など次々と話題作へ出演し、いま最も旬な俳優。そんな彼が本作で演じているのは、ビルやクロエ・セヴィニーらと共に町に3人しかいない警官のひとり、ピーターソン。マッチョながらも飄々としたゆるいキャラのピーターソンは、「まずい結末になる」が口癖で、ゾンビ事件にメガネの奥の瞳は無表情のまま粛々と対処するようなキャラクターだ。今回到着した映像は、カンヌ映画祭のオープニングで上映された際も、このシーンでは会場で笑いが起こったというピーターソンの登場シーン。平和な町で猟奇殺人事件が発生。その現場に、なんと超コンパクトな愛車“スマート”で登場!コミカルでシュールな場面となっている。このメルセデス・ベンツが発売しているスマートという車種は、全長約2.5m×全幅1.5mという、とにかく小さいマイクロコンパクトカーのアイコン的存在だ。そして、ビル、セレーナらとの豪華共演シーンに加え、ティルダとクロエの2人がピーターソン巡査についてトークを繰り広げるコミカルなキャラクター映像も公開。『パターソン』に続き再びジム・ジャームッシュ監督とタッグを組んだアダム。実は前作を撮影中、2人は詩人肌で物思いに沈む『パターソン』の主役とは真逆の暴力的で反社会的なキャラクターが登場する『パターソン』というアクション映画をいつか作ろうと冗談を言っていたそう。そして、無表情の巡査にドライバーをイメージしながら脚本を書いているとき、ジャームッシュ監督はすぐそのキャラクターにピーターソンという名前をつけたという。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年4月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月09日テレビ東京「サタ☆シネ」枠では3月7日(土)深夜に、ユアン・マクレガー、エミリー・ブラントらが出演したロマンチック・コメディ『砂漠でサーモン・フィッシング』を放送する。イギリスのベストセラー「イエメンで鮭釣りを」を原作に映画化、2011年に公開された本作。ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが共演した『ギルバート・グレイプ』やジュリエット・ビノシュ主演の『ショコラ』、『ハチ公物語』をアメリカを舞台にリメイクした『HACHI 約束の犬』、アカデミー賞脚色賞に輝いた『サイダーハウス・ルール』などで知られるラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取り、第81回アカデミー賞で脚色賞を受賞した『スラムドック$ミリオネア』などのサイモン・ボーファイが脚本を担当。主人公の水産学者・ジョーンズ博士には『トレインスポッティング』が世界的な話題となり、99年から公開された『スター・ウォーズ』シリーズのオビ=ワン・ケノービや『プーと大人になった僕』『ドクター・スリープ』などのユアン・マクレガー。ジョーンズに荒唐無稽な計画を持ち掛けるハリエットには『プラダを着た悪魔』でゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたほか、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』でもゴールデングローブ賞はじめ数々の賞にノミネートされ高評価を受けたエミリー・ブラントを迎える。英国の環境・食糧・農村地域省で働くジョーンズ博士は、投資会社勤務のハリエットから砂漠の国イエメンでサケ釣り可能にするというプロジェクトの相談を受ける。この荒唐無稽な計画の依頼者はイエメンの大富豪シャイフ・ムハンマド(アムール・ワケド)。あまりにも無謀な話にジョーンズは実現不可能とメールで断るが、中東情勢が悪化するなか、アラブとの良好な関係アピールの好機と政府広報から圧力が掛かり、やむなく引き受ける。スコットランドのシャイフの城で彼に接したジョーンズはその人柄に共感と尊敬を抱くが、計画が進む中、ハリエットの恋人で軍人のロバート(トム・マイソン)が戦闘中に行方不明という報が入る。失意のハリエットとともにジョーンズはイエメンに向かう…という物語。サタ☆シネ『砂漠でサーモン・フィッシング』は3月7日(土)深夜27時15分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年03月07日ビル・マーレイとアダム・ドライバーが鬼才ジム・ジャームッシュのもとでW主演する、愛すべきゾンビ・コメディ『デッド・ドント・ダイ』から、オールスターキャストが集結した日本版予告と、ポスター画像&場面写真が一挙に解禁された。先に解禁された海外版予告の字幕版を見た映画ファンからは、「これはwwwジム・ジャームッシュやりたい放題かよ」「楽しみしかなくて発狂しそう」「1億パーセント面白いと確信している」など、期待あふれる声が殺到している本作。今回、新たに日本版の予告映像が到着。「この平和な街に…ヤツらがやって来る」という、どこかノスタルジックな文字とともに、ゾンビのダイナー襲撃シーンから幕を開ける。現実社会に溢れる、一心不乱にスマホ画面に見入って歩行する“スマホ・ゾンビ”からインスピレーションを得たというジャームッシュ監督。本来は無個性であるゾンビに現代の世相を反映させた驚きの演出で、本格的なゾンビ映画の創造に挑戦!テニスラケットを振り回す「スポ根ゾンビ」、“コーヒー”という言葉を繰り返してさまよう「コーヒー・ゾンビ」、酒の匂いを漂わせ酔っ払う「シャルドネ・ゾンビ」など、生前の物欲に従って行動する生ける屍たちを映像化。奇想天外でユーモラスなゾンビたちは、「ウォーキング・デッド」のようにシリアスでもなく、『新感染ファイナル・エクスプレス』のように過激でもない、どこかトボけた滑稽さがあり、“もしも自分がゾンビになったら?”と思わず想像力を膨らませてしまう!?さらに、奇想天外なゾンビたちの大量発生に立ち向かうのは、これまたトボけた警官コンビ。ビル・マーレイが猟銃をぶっ放す衝撃シーンに加え、アダム・ドライバーがライトセーバーならぬナタでゾンビを斬り捨てる驚愕シーンも!「ゾンビを成敗しないと世界は終わる」と日本刀を携えたブロンド長髪のティルダ・スウィントンなど、ほかの映画では絶対に観られないコミカルな怪演を披露する豪華キャストたちも見逃せない。併せて解禁となったポスター画像では、まさにいま、墓から這い出てきたかのような生々しいゾンビの手が…。月夜に迫りくるゾンビの恐怖をかき立てるビジュアルだ。新たに解禁となった場面写真では、ティルダが道着で日本刀を構える姿や、セレーナ・ゴメスが友人たちとオタクグッズでいっぱいのホビーショップに立ち寄るシーン。ゾンビの襲来に怯えるダニー・グローヴァーとケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、まさかのゾンビ役で登場したイギー・ポップ、森で暮らす世捨て人を演じるトム・ウェイツの姿が切り取られている。ジョージ・A・ロメロ監督の古典的名作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』にオマージュを捧げ、疾走感よりも牧歌的な緩やかさを選び取ったジャームッシュ。特有のオフビートなスタイルと相まった、唯一無二のゾンビ・ワールドとなっている。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年春よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月06日今回、ご紹介する作品は、『劇場版 おいしい給食 Final Battle』。同名テレビドラマを映画化した、学園グルメコメディです。主人公である、給食マニアの教師・甘利田幸男(あまりだ・ゆきお)を熱演した市原隼人さんにお話をうかがいました。写真・角戸菜摘 文・田嶋真理 スタイリスト・大森裕行(VANITES) ヘアメイク・小野和美(Post Foundation)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 57「青春はいくつになっても味わえると、改めて感じました」テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビなどで放送され、好評を博したオリジナルドラマ『おいしい給食』。1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウが、どちらが給食をおいしく食べるかをめぐってバトルを繰り広げる、学園グルメコメディです。『劇場版 おいしい給食 Final Battle』では、給食がなくなるという大問題が発生! 愛する給食を守るために奮闘する、甘利田の姿が描かれます。甘利田を演じるのは、 映画『リリイ・シュシュのすべて』やテレビドラマ『ROOKIES』など、数々の名作で名演技を披露してきた市原隼人さん。シリアスなイメージの強い市原さんですが、本作では、「食ものコメディ」に初挑戦。足を上げて身を乗り出したり(この記事の下にある、映画のメイン画像で確認可能)、ハイテンションな動きで校歌を熱唱したりと、これまで見せたことのない、はじけた演技で楽しませてくれます。劇場版は、甘利田のライバルである、給食マニアの生徒・神野ゴウに佐藤大志さん、甘利田に想いを寄せる新米教師・御園ひとみに武田玲奈さん、甘利田の同僚・鷲頭星太郎にBOYS AND MENの辻本達規さんら、ドラマのキャストが揃って続投。甘利田の教育方針に異を唱える教育実習生・佐野正輝にBOYS AND MENの水野勝さん、給食反対派の教育委員会委員の鏑木に直江喜一さん、甘利田の同僚の国語教師・磐田にドロンズ石本さんら、個性豊かな新キャスト陣も加わり、物語を盛り上げています。ーー『おいしい給食』の出演オファーを受けたとき、率直にどう感じましたか?市原さん 脚本がとても面白く、誰が観ても楽しめる作品になりそうだなと直感しました。僕はこれまで、「食もの」をやったことがなかったので、「食もの」と向き合う自分を見てみたいとも思いました。ーー甘利田は、とてもインパクトのあるキャラクターです。市原さん この作品は、ひとりの孤独な男の物語でもあるんです。そんな男を救ってくれたのが給食で、給食を通して神野ゴウと同志の絆を育んでいく。どういう人物像に仕上げようかと悩んだ末に、振り切った芝居を選択しました。監督や演出、そしてチーム全体を信頼しなければ、生まれなかった芝居だと思います。自分の予想を超えていろいろな方に評価をしていただけたことをありがたく思っています。それと同時に、甘利田というキャラクターが、ひとつの作品の中の色となったことに、安心しています。ーーまわりの方からの反響も大きかった?市原さん 「なかなか見れない姿だね」といったことをよく言われました(笑)。脚本、セリフ、お芝居など、すべてがハプニングのような作品なんです。この空気感が作れたことは奇跡だと思います。貴重な経験をさせていただきました。ーー甘利田のライバルである中学生・神野ゴウを演じた佐藤大志さんは、市原さんの事務所の後輩でもあります。彼の印象は、いかがでしたか?市原さん 芝居経験が浅いこともあって、すごく無垢な子だったんです。彼が撮影を経るたびに、どんどん積極的に現場と向き合っていく姿を見て、涙が出そうになるほど嬉しくなって。この作品に参加して良かったなと思いました。ーー役者の先輩として、アドバイスをしたことは?市原さん 自分から教えられるものなんて微々たるものですが、「お芝居は人が普段見せない姿を見せていくもの。恥じらいや躊躇する気持ちを捨て、感情に残していけば、必ず良い作品になるし、役者としてもっと楽しめるよ」とだけ、伝えました。彼はしっかりと頷きながら、僕の話を聞いてくれました。彼は、これからもずっと気になる存在です。親心のようなものかもしれません(笑)。ーー最後に、この作品の魅力をお願いします。市原さん 僕にとってめったにないことなのですが、笑いが止まらなくて本番中に吹き出したことがあるほど、笑いの絶えない楽しい現場でした。夏の学校に通う生徒のような気持ちで撮影に挑むことができたんです。青春はいくつになっても味わえると、改めて感じました。甘利田の暴走を楽しみ、彼の言葉に共感し、最後には忘れかけていた懐かしい記憶を呼び覚ましてくれる、そんな作品に仕上がっていると思います。令和初のぶっ飛んだエンターテインメントをぜひご覧ください。インタビューのこぼれ話市原さんがとってもおいしそうに食べるシーンが印象的な本作。カップラーメンを食べるシーンは、なんと4食目を食べ終わったところでOKが出たそう。しかも撮影した日は、真夏! 「一番暑い時期に食べたカップラーメンの味は忘れません(笑)」と市原さん。撮影で爆食しても、体を鍛えたり、サウナで汗を流したりすることで、理想の体重をキープし続けていたというから、さすがのプロ意識。市原さんの役者魂を再認識できる作品です!Information『劇場版 おいしい給食 Final Battle』3月6日(金)より、ユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて全国公開出演:市原隼人、武田玲奈、佐藤大志、豊嶋花、辻本達規、水野勝、直江喜一、ドロンズ石本、いとうまい子、酒向芳ほか配給:AMGエンタテインメント/イオンエンターテイメント©2020「おいしい給食」製作委員会衣裳協力:ニット¥28,000(LANVIN en Bleu/ジョイックスコーポレーション TEL:03・5213・2510)そのほかのアイテムは、本人私物
2020年03月05日広瀬すず、吉沢亮、堤真一に加え、松田翔太や城田優、佐藤健ら5分に1回、驚きのキャストが登場する映画『一度死んでみた』。この度、本作がコメディ初挑戦となる広瀬さんが、渾身の泣き真似演技を披露するコミカルなシーンが到着した。本作は、広瀬さん演じる反抗期継続中のこじらせ女子大生・七瀬が、「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んで仮死状態になってしまった大嫌いな父親・計(堤さん)を、生き返る前に火葬されるピンチから救うべく奔走するハートフルコメディ。今回到着したのは、『四月は君の嘘』、『ちはやふる』シリーズ、連続テレビ小説「なつぞら」など様々な作品に出演してきた広瀬さんが、“うますぎる渾身の大根芝居”を披露するシーンの映像。仮死状態になって動けないのをいいことに、計の生き返る前に火葬を済ませようと画策するライバル会社のワトソン製薬。そんな父の絶体絶命のピンチを救うため、七瀬と吉沢さん演じる計の秘書・松岡が考えた秘策は、告別式を行い時間を稼ぐこと!それにはまず、野畑製薬の役員たちを説得しなければいけない。そして松岡は、七瀬が「告別式をやりたい」と泣き落とし、情に訴えかける作戦を思いつく。演技はできるかと聞く松岡に、「めちゃめちゃ…うまい」と自信満々の七瀬。だが、実際やってみると、松岡も「最低の演技だ」と呆れてしまうほどだった…。そんな自信満々に答えたシーンでは、耳を触っている七瀬。これは劇中に何度も出てくる七瀬の癖のひとつとなっており、耳を触っているときの発言と、その後の行動…その共通点に注目だ。『一度死んでみた』は3月20日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン
2020年03月05日今田耕司と広瀬アリスが司会を務める「アナザースカイII」。その2月21日(金)放送回に、俳優の斎藤工がゲスト出演。俳優としてだけでなくモデルとしても活躍する斎藤さんが、モデルとしての原点でもあるフランス・パリを訪れる。俳優を志し芸能事務所に所属、高校時代からモデルとして活動。数多くの人気俳優を世に送り出した「ミュージカル テニスの王子様」をはじめ「海猿」や連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」など数多くの作品への出演で実績を重ねると、「昼顔」シリーズでその魅力が開花。昨年も大河ドラマ「いだてん」から「東京独身男子」に『Diner ダイナー』、さらに「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」まで多彩なジャンルの作品に出演。公開中の『ヲタクに恋は難しい』も大ヒットしている斎藤さん。今回斎藤さんは駆け出しモデル時代の原点パリを訪れる。十代の頃、飛び込みオーディションで掴んだ初ステージの思い出や懐かしい味をふり返る。さらに映画『MANRIKI』をともにプロデュースした“盟友”の芸人・永野が、斎藤さんの素顔を暴露。映画監督、写真家とクリエイターとしてもその手腕を輝かせる斎藤さんがパリに凱旋する。斎藤さんが永野さんとともに企画とプロデュースを手掛けた『MANRIKI』は全国順次公開中。「ファッションイベントにゲスト出演したときに感じた違和感から着想した」という永野さんが原案・原作、脚本も手掛けた本作。金子ノブアキが音楽監督を担当。斎藤さん、永野さん、金子さんをはじめSWAY、小池樹里杏、神野三鈴らが出演。顔デカ、モデル、小顔矯正、日本文化、合コンで鼻が取れる女、サスペンス、ホラー、そしてコメディ…常識的観念にとらわれず自由なクリエイティブが詰め込まれた意欲作になっている。「アナザースカイII」は2月21日(金)23時05分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年02月21日