世界中で話題沸騰となった「2gether」のスピンオフ「Still 2gether」を含むタイドラマ3作品が、12月よりWOWOWにて日本初放送されることが決定した。「Still 2gether」世界を魅了した2人が帰ってきた!世界中で巻き起こるタイBLドラマブームを牽引する大ヒット作「2gether」のスピンオフ特別編。タインがゲイの同級生からの猛アタックを回避するため、学校イチのモテ男サラワットに“ニセ彼氏”になってほしいと依頼したことから始まった「2gether」。その1年後、大学2年生になった2人の前に立ちはだかる最大の危機を描く。主演をつとめ大ブレイクしたウィン&ブライトはもちろん、お馴染みの人気キャラクターたちも出演。「I‘m Tee, Me Too/アイム・ティー、ミー・トゥ」全員主役級の人気俳優が集結6人のワケあり「ティー」が同居生活するハートフル・コメディ。愛する母を亡くした大学生のワーティーは、相続した家のローン返済が滞っていることを知る。母との思い出が詰まった家を守るため、ワーティーは部屋を貸し出すことを決意。入居するのは、名前に「ティー」がつく5人。名前に共通点はあるが性格は全く別、さらにそれぞれが恐怖症を抱えていた。「SOTUS/ソータス」のクリスとシントー、「Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ」のオフとガン、「Dark Blue Kiss ~僕のキスは君だけに~」のテイとニューという、人気ドラマでカップルを演じた6人が集結した。「Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ」“史上最も切ない”と話題の名作タイBLドラマにハマったファンの間で“史上最も切ない”と話題になっている、片思いの切なさや苦しさを描くラブストーリー。原作は「2gether」のジッティレイン。大学の映画学専攻に通うサードは、初めて会った3年前から親友のカイに友情以上の想いを胸に秘めていた。だが、カイは超自己中なプレイボーイで、ガールフレンドを作っては別れることを繰り返し、そのサポートをサードに吹っかけてくる始末。友達でいられなくなるのを恐れるサードは気持ちを伝えらずにいた。切ない恋の行方をハリウッド映画やタイ映画の名シーンをモチーフに丁寧に描く。主演は2016年制作のドラマ「Puppy Honey」などで共演し、「オフガン」の愛称で人気を集める2人。ガンがサード役を、オフがカイ役を演じる。(text:cinemacafe.net)
2020年09月30日人気が出て注目度が増すにつれて、アンチも増えていくもの。スポットライトを浴びる立場にいれば、常にこのジレンマがつきまといます。そんな中で、高い好感度を保ち続ける女優、サンドラ・ブロックは、現代のハリウッドにおいて珍しい存在といえるかもしれません。確かな演技力とモデル顔負けのプロポーション、それでいて親しみやすさも持ち合わせ、『好感度NO.1女優』とも称賛されるサンドラ・ブロック。彼女の愛されエピソードを、これまでの出演映画とともに振り返ります。サンドラ・ブロックおすすめ出演映画おすすめ映画①:キアヌ・リーブスと共演した『スピード』サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが共演した、1994年公開の映画『スピード』は、彼女の出世作といえる一作でしょう。2018年にアメリカのトーク番組『エレンの部屋』に出演した際には、当時、キアヌ・リーブスに惹かれていたことを告白し、会場を沸かせたサンドラ・ブロック。サンドラ・ブロックにとって『スピード』は、自身が女優として人気を獲得するきっかけになった作品であることと同じくらい、別の意味でも、印象に残っている作品なのかもしれません。なお、2019年にはキアヌ・リーブスも『エレンの部屋』に出演しており、サンドラ・ブロックの告白を受け「僕も同じように惹かれていたことを、彼女はまったく知らなかったみたいだね」と明かしたことでも話題に。また「彼女は素敵な人で、素晴らしい女優」とキアヌ・リーブスが絶賛していたことからも、サンドラ・ブロックの人柄のよさが伝わってきます。キアヌ、サンドラ発言参照元おすすめ映画②:『あなたが寝てる間に…』でゴールデングローブ賞にノミネート『スピード』で広く名前が知られるようになったサンドラ・ブロックは、『あなたが寝てる間に…』で女優としての地位を確かなものに。『あなたが寝てる間に…』で、1996年の『ゴールデングローブ賞』ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネートされたサンドラ・ブロックは、名実ともに人気女優の仲間入りを果たしました。ゴールデングローブ賞情報参照元おすすめ映画③:『評決のとき』ではマシュー・マコノヒーと共演人種差別を主軸に描かれた『評決のとき』は、その内容もさることながら、出演陣の豪華さでも知られています。マシュー・マコノヒー、サンドラ・ブロックのほか、サミュエル・L・ジャクソン、キーファー・サザーランドなど、そうそうたるメンバーが集結し、人種差別という重いテーマを見事に表現しています。おすすめ映画④:警察官をコミカルに演じた『デンジャラス・ビューティー』女性が憧れる『かっこいい女性』の役に定評がある、サンドラ・ブロック。『デンジャラス・ビューティー』では、そんなサンドラ・ブロックの魅力を存分に堪能できます。サンドラ・ブロックが演じるのは、捜査のため『ミス・アメリカ』のコンテストに出場することになった、容姿を気にかけない、男勝りで仕事に一生懸命な主人公。美しい女性へと変貌を遂げるも、中身は変わらない捜査官を、サンドラ・ブロックがコミカルに演じています。おすすめ映画⑤:ヒュー・グラントとの共演作『トゥー・ウィークス・ノーティス』『ラブコメの帝王』ことヒュー・グラントとサンドラ・ブロックが共演した『トゥー・ウィークス・ノーティス』。サンドラ・ブロックもまた、ラブコメへの出演作が多く、ラブコメの女王と帝王が共演した同作は、王道のストーリーながら、いまも根強い人気を誇ります。おすすめ映画⑥:『イルマーレ』でキアヌ・リーブスと再共演『スピード』以来、12年ぶりにサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが共演した『イルマーレ』。時空を超えて愛を育む男女の恋模様を描いた同作で、12年ぶりとは思えない息の合った演技をサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが見せています。おすすめ映画⑦:ラジー賞受賞の『ウルトラ I LOVE YOU!』でのスピーチに反響サンドラ・ブロックの愛されエピソードで欠かせないのが、2010年に『ウルトラ I LOVE YOU!』でラジー賞を受賞した際のエピソード。その年の最低映画を表彰するラジー賞は、選ばれた俳優や女優にとっては不名誉以外の何ものでもありません。表彰式に参加しない受賞者も多い中、なんとサンドラ・ブロックは『ウルトラ I LOVE YOU!』のDVDを大量に持って参加!「みなさんに差し上げるため、作品のDVDを買ってきました」「ちゃんと作品を見て、本当に最低の演技だったかをもう一度確認してみてください。確認すると約束してくれたら、来年もまた私はここに来て、ラジー賞を返却します」とスピーチし、大喝采を浴びたサンドラ・ブロック。表彰式に参加するだけでもすごいことですが、さらにジョークを放つ余裕も見せたサンドラ・ブロックに、絶賛の声が上がりました。サンドラ・ブロック発言情報元おすすめ映画⑧:念願かなってオスカーを手にした『しあわせの隠れ場所』ラジー賞を受賞したサンドラ・ブロックですが、同年に開催されたアカデミー賞とゴールデングローブ賞では、『しあわせの隠れ場所』で主演女優賞を受賞しています。最低の賞と最高の賞を同時受賞するというサンドラ・ブロックの快挙は、映画史に残る『珍事』として今後も長く語り継がれていくことでしょう。また、『しあわせの隠れ場所』で『アカデミー賞』主演女優賞を受賞した際のスピーチで、サンドラ・ブロックがほかの候補者それぞれに賛辞を送ったことも忘れてはいけません。時折ユーモアを交えて会場の笑いを誘うなど、なぜ彼女が愛されるのかが分かる印象的なスピーチでした。サンドラ・ブロックスピーチ風景参照元おすすめ映画⑨:宇宙を舞台に描かれた『ゼロ・グラビティ』セリフも少なく、ほぼ宇宙でのシーンが物語の大半を占め、高い演技力が求められた『ゼロ・グラビティ』。映画情報参照元しかし、そんな難しい作品でもサンドラ・ブロックは堂々たる演技を披露し、その確かな実力を改めて知らしめました。また、プライベートでも親交がある共演者のジョージ・クルーニーとの息の合ったかけあいは必見です。おすすめ映画⑩:サンドラ・ブロックがかっこいい女性を演じた『オーシャンズ8』オール女性キャストで描かれた映画『オーシャンズ8』でサンドラ・ブロックが演じたデビー・オーシャンは、ハマり役といっても過言ではないでしょう。同作で、強くかっこいい女性像を演じたサンドラ・ブロックに、男も女もとりこに。長年、作品の中で『強い女性』を演じてきたサンドラ・ブロックだからこそ、デビー・オーシャンというキャラクターがより素晴らしいものになっています。サンドラ・ブロックがマイケル・ジャクソンとそっくり!?整形の噂もサンドラ・ブロックといえば、はっきりとした目鼻立ちが印象的な華やかな美人。そんな彼女は、『キング・オブ・ポップ』ことマイケル・ジャクソンと「似ている」とたびたび話題になります。実際に写真を比べてみると…。眉毛や細く高い鼻が、確かに似ているようにも思える、サンドラ・ブロックとマイケル・ジャクソン。また、暗い髪色のロングヘアーというのも、2人が似ているといわれる理由なのかもしれません。離婚後のサンドラ・ブロックの現在子供の親権はどちらが?ブレイク時から長くスキャンダルとは無縁だったサンドラ・ブロックですが、2010年に元夫が複数の女性と不倫関係にあったことが分かり、離婚を経験しています。離婚年参照元元夫のジェシー・ジェームズ(左)とサンドラ・ブロック(右)サンドラ・ブロックと元夫であるジェシー・ジェームズが結婚したのは2005年。2010年1月に養子として男児を迎えた直後に発覚したジェシー・ジェームズの不倫に、当時、サンドラ・ブロックはショックで出席予定だった映画イベントをキャンセルしたほどでした。その後、離婚時のサンドラ・ブロックとのプライベートな話題も書かれた自著を出版しているジェシー・ジェームズ。自身の不貞行為を反省するどころか開き直る姿勢を見せるジェシー・ジェームズに批判が殺到したのはもちろん、サンドラ・ブロックにも同情の声が寄せられました。一時は不幸のどん底に突き落とされたサンドラ・ブロックですが、養子のルイスと2015年に養子として迎えたライラの、2人の子供の存在に支えられながら、今は幸せな日々を送っている様子。子供の名前、参照元サンドラ・ブロックの娘・ライラ(左)と息子・ルイスまた、2015年から交際している元モデルでカメラマンのブライアン・ランドールは、周囲から「とても誠実な人」と評判の男性のよう。共演者からの評価も高く、人柄もいいサンドラ・ブロックだからこそ「幸せになってほしい」と願う声が後を絶ちません。2020年時点で「事実婚状態」とも報じられているサンドラ・ブロック(左)とブライアン・ランドール(右)。2人が結婚する可能性はあるのかインスタグラムは開設しておらず、あまりプライベートを公にしないことでも知られるサンドラ・ブロック。それでも、万人に愛され、多くの人を魅了し続けるのは、天性の才能といってもいいでしょう。これからもその才能で、素晴らしい作品を生み出し続けていってほしいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年09月30日おとな向け映画ガイド今週の公開作品から、笑って泣ける家族の映画2本とファッション・レジェンドのドキュメンタリー1本をご紹介します。ぴあ編集部 坂口英明20/9/27(日)イラストレーション:高松啓二今週のロードショー公開は20本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品は『浅田家!』『トロールズ ミュージック★パワー』『小説の神様 君としか描けない物語』の3本。中規模公開とミニシアター系の作品が17本です。その中から厳選して、ハートウォーミングな家族を描く2本とファッション・レジェンドのドキュメンタリーをご紹介します。『浅田家!』この映画のモチーフとなった写真集『浅田家』を最初に見たときは、おもわず笑いました。写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛写真賞を浅田政志さんが受賞した後だったと思います。消防士から始まり、レーサー、バンドマン、極道など、いわばコスプレなんですが、写っているのはいつも同じ中年の男女と若者2人。どうやらこれは家族の写真らしい、と気がついて、想像力がふくらみました。でも、まさか、映画になるとは思ってもみませんでした。なるほど、この写真集がどのようにして作られたか。すてきな着想です。写真家になりたかった次男(二宮和也)に協力し、家族がなりたかった自分を演じる。消防士は、お父ちゃん(平田満)が夢見た職業でした。看護師のお母ちゃん(風吹ジュン)は昔映画で観た『極道の妻たち』を、とやや悪のり。やさしいお兄ちゃん(妻夫木聡)は、勝手な弟に振り回されながら、父母が喜んでくれるならと、例えば消防車を借りる交渉とか、縁の下の力持ちに努めます。そのメイキング・オブ・写真集『浅田家』と、東日本大震災後の東北で浅田さんが体験した「写真洗浄」のボランティアをめぐるお話を、「家族と写真」という心のテーマとしてつないでいます。『湯を沸かすほどの熱い愛』という珠玉の家族映画を世に送り出した中野量太監督のオリジナルストーリーです。マイペースな自由人であり、どこか優柔不断で涙もろい、浅田政志役の二宮、もうぴったりです。妻夫木、平田、風吹の家族はみていてほっこりします。政志の幼馴染若奈は黒木華(この人もいいなあ)。大津波で散乱した写真を探して洗浄し、持ち主に返すというボランティアのエピソードでは、菅田将暉、渡辺真起子が重要な役割を演じます。いまの日本映画を代表する顔ぶれが揃いました。個人的には、浅田の才能をみつけ、写真集『浅田家』を出す弱小出版社の、いつも一升瓶を小脇にかかえる豪傑社長(池谷のぶえ)の存在が楽しかったです。ネットで調べると、この社長の人生もユニークで、映画になってもよさそうな。『フェアウェル』同じ民族、同じ家族でも、住んでいる国やライフスタイルが異なれば、なかなか理解し合うのは難しい、それでも家族はひとつになれるー。中国系のルル・ワン監督の実体験をもとにした中国人一族の物語です。映画の舞台はほとんど中国ですが、アメリカ映画です。スタート時は全米で4館のみという、日本で言えばミニシアター系の公開でしたが、批評のよさと口コミで3週目には全米興行TOP10入りという大ヒットになった作品です。ルーツは中国の長春。ここからアメリカに渡り、ニューヨークで暮らす中国人一家の娘、ビリーが主人公です。30歳をすぎてもまだ自分探しの日々。そんなある日、中国に住む祖母ナイナイが末期ガンで、余命3ヶ月とわかります。自身の本当の病を知らない祖母のため、従兄弟の結婚式という嘘を作り、親族が故郷に集まることになります。よかれと思ってつくみんなの「優しい嘘」がおこす悲喜劇。中国の大叔母は「助からない病は本人には知らせない」のが中国の習わしと言い、ビリーの父母や、東京にいる叔父など一族のほとんどがそれに賛成します。身も心もアメリカ人のビリーだけは、そんなのはおかしいと反対です。夢を追い続ける彼女の最大の理解者であるナイナイ、その残された時間を、自分の思うように過ごしてほしい、と考えたのです。しかし、久しぶりに再会したナイナイの顔をみると、その嘘は、まちがいでもないと思い悩むビリーでしたが……。ビリー役はラッパーでもある注目のオークワフィナ。昨年のゴールデングローブ賞では、この作品でアジア系女優初の主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)を獲得しています。『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男ピエール・カルダン』日本で、ピエール・カルダンといえば、 中年以上の知名度はバツグンです。とはいえ、例えばタオルにこのロゴがつけば高級感がでるというくらいのブランドイメージの人が、実は多いのではないでしょうか。でも、このドキュメンタリーを観ると、印象が驚くほど変わります。こんなすごいブランドなのだと。創設者のピエール・カルダンはことし98歳。元気にインタビューに答えています。パワフルな現役です。ファシズムが台頭するイタリアを逃れ、家族でフランスへ。10代の頃は仕立て屋で働き、戦後まもなくファッション・ビジネスの世界に。28歳の時にディオールのアトリエから独立。富裕層向けのオートクチュール(高級仕立服)からプレタポルテ(既製服)へ、ファッションの大衆化の旗振り役となります。以降、ファッション界の「初」に挑戦し、様々なジャンルのデザインに進出しただけでなく、ブランドを活用した新しいビジネスモデルを編み出した企業人でもあります。色とりどりの写真や映像と関係者の証言で語られるカラフルな人生。スリムな美男子だったカルダンは、同性愛のアーティストたちのあいだで人気者だったようです。恋人と目された男性の姿もちらちらするのですが、男性だけでなく、結婚寸前までいったという名女優ジャンヌ・モローとの恋は、当事者のふたりが証言をしています。インタビューに使われた場所は、パリのマキシム・ド・パリ。カルダンがここのオーナーになったいきさつは…(これが笑えます)。監督は、P.デビッド・エバ―ソール&トッド・ヒューズ。実はこれがカルダンをとりあげた初めてのドキュメンタリーです。完成後の作品を観たカルダンは「すべて真実だ!」というメッセージをよせた、といいます。ファッション界の異端児、成功したビジネス・イノベーター、芸術の理解者であり後援者、古城からアール・ヌーヴォーのコレクター、そして恋する男。常に未来をイメージしてきたピエール・カルダン。100歳は軽々と越えそうです。
2020年09月27日続きが気になって一晩中見てしまった!そんな人が絶えないくらい、ブレイクが続く配信ドラマ&番組。新型コロナの影響もあるけれど、それ以前から魅力的な作品が続々と発表され、動画配信サービスの充実で世界中が夢中に!そんな、配信ドラマの“熱さ”を海外ドラマ評論家・池田 敏さんが教えてくれました。なぜここまでブレイクしたのか?成長の変遷と世界のドラマ事情。韓国ドラマは、日本やアジアに続いてアメリカでも人気爆発中だ。『TIME』などの大手メディアでも紹介され、韓国ドラマは「K‐dramas」と呼ばれている。音楽の「K‐POP」の次は「K‐ドラマ」が世界を席巻しそうな勢いだ。アメリカでのブレイクの背景として大きいのは、やはりNetflixなどで世界中に配信されたこと。今年、世界では外出を控える人が急増したが、動画配信サービスの会員数もぐんと伸び、全世界でNetflixの会員は3か月で約1千万も増加。そして株式の時価総額は、アメリカの娯楽・メディア産業でトップに立った。Netflix、Amazon Prime Video、Huluなどの先駆者たちに加え、全米では昨年、Disney+が、今年は『ゲーム・オブ・スローンズ』などのヒット作で知られるTV局、HBOの系列であるHBO Maxがサービスを開始。“動画配信戦争”といった様相を呈しているが、その勝敗を左右するのはとにかくコンテンツの質。日本のNetflixで韓国の『愛の不時着』『梨泰院クラス』『サイコだけど大丈夫』がヒットしているように、どこの国のどんなコンテンツが当たるかは予測不可能だ。そしてNetflixは、多くの作品の撮影が延期になっているとはいえ、今年は170億ドル(約1兆8千億円)も投じ、世界中から意欲的なコンテンツを集めている。そんな流れもあり、「K‐ドラマ」を含む海外ドラマ事情は、やたらと熱い。ここで時代を遡ると、その始まりはやはりハリウッド。1980年代、全米ではケーブルTV(日本でいうCATV)が普及し、TVは一気に多チャンネル化。なかにはCMスポンサーを気にせず、従来の地上波チャンネルでは扱えなかったような、刺激的な題材のドラマを取り上げる局も出現。そこで先陣を切ったのがHBOだった。なかでも『セックス・アンド・ザ・シティ』は日本でも大反響を呼んだ。「セックスがありなら、ドラマはもう何でもありだ」という意識を広めた。続いてエロティックな場面やバイオレンス描写も多い、大人向け『ロード・オブ・ザ・リング』のようなファンタジー大作『ゲーム・オブ・スローンズ』は、日本でも多くの有名人がファンだと公言し、海外ドラマに対する関心を押し上げた。ゾンビホラードラマ『ウォーキング・デッド』や、高校の化学教師が麻薬ビジネスに挑む『ブレイキング・バッド』などもTVドラマの常識を破壊。そして2015年秋から大いに盛り上がっているのが、サブスクリプションで定額見放題を売りにした、Netflixをはじめとした動画配信サービス。それぞれ新規の会員を獲得するため、TVでは見られないであろう、刺激的かつドラマならではの面白さに満ちた意欲作を連発する。Netflixは『ハウス・オブ・カード 野望の階段』など、Amazon Prime Videoは『トランスペアレント』など、Huluは『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』などが、ネット配信向け作品であるにもかかわらず、「TV界のアカデミー賞」であるエミー賞を受賞。「LGBTQ」「#MeToo」など、時代の趨勢を先取りしたことも型破りで革新的だった。もっとも、全米では15年以上前に人気を博したコメディ『フレンズ』が一周回って動画配信によって若いファンを獲得しているように、全米地上波TVの雄、CBS、NBC、ABC、FOXという4大ネットワークも健在。アメリカが世界のドラマシーンを牽引している。しかし近年、アメリカ以外の国々からも続々と良作が登場し、目が離せない状況に。実力も容姿も恵まれた俳優が多いイギリスもドラマ大国だ。ミステリー小説の土壌が豊かなのも強みで、ベネディクト・カンバーバッチ主演『SHERLOCK/シャーロック』、イドリス・エルバ主演『刑事ジョン・ルーサー』など、スリリングな佳作を量産。他にも『ダウントン・アビー』『ザ・クラウン』など、正統派の良作が生まれている。ヨーロッパでは、北欧のスウェーデンとデンマークが台風の目になっている。元々、映画の先進国だったが小国なので多くの予算をかけられず、1つの企画で映画版とTVドラマ版の両方を作ることが多かったという伝統もある。スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる世界的ベストセラー・ミステリー小説が原作の『ミレニアム』シリーズも、映画版とTVドラマ版の両方がある。『THE KILLING/キリング』『THE BRIDGE/ブリッジ』など、ハリウッドでリメイクされたドラマも多い。欧米以外で気になる国の筆頭はインドだ。人口が世界第2位である上、ボリウッドと呼ばれる巨大な映画産業があり、アメリカの大手IT企業にインドがルーツのCEOが多いのも背中を押してか、個性的なドラマが続々と生まれている。アジアとヨーロッパにまたがるトルコもドラマ作りが盛んだ。歴史ドラマ『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』は世界的にヒットし、また、松雪泰子が主演した日本のドラマ『Mother』をリメイクしたりしている。これから意外な伏兵になりそうなのはタイ。男性同士の恋愛を描いたドラマが次々に作られており、WOWOWが10月から放送する『2gether』などは要注目。そして人口世界一の中国では、中国版Netflixをめざしたような動画配信サービス「愛奇芸(アイチーイー)」が好調で、Netflixもそんな中国産ドラマを無視できず、すでに海外で多数の作品を配信している。なかには、『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』『神龍〈シェンロン〉‐Martial Universe‐』のように、製作費が100億円前後の大作まである。時代劇に偏りがちではあるが、美術・セット、衣装に巨額の予算を注いだであろう壮大な作品が相次いでおり、やはり気になる存在だ。世界的な外出自粛ムードの中、動画配信を主戦場に盛り上がるドラマブーム。最近では、『ゲーム・オブ・スローンズ』を生んだクリエイターコンビ、デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが、ヒューゴー賞に輝いた中国の劉慈欣(リュウジキン)によるSF小説『三体』を、Netflixでドラマ化するというニュースに世界が驚いた。これからのドラマが、国籍も国境も関係がなくなることを象徴するような話題だ。ドラマウォッチャーいちおし!いま見たい配信作品ドラマウォッチャーの田嶋真理さん、momomosparkleさんオススメの作品とは?『ブリーズ~光と影~』(INDIA)インド娯楽作のお約束といえば、歌って踊る陽気なミュージカルシーン。このドラマはそんなイメージを覆す、本格サスペンスが見どころ。主人公は、6歳の娘を誘拐された精神科医。犯人の要求は、指定した相手を殺すこと。シリーズを通して、人間は愛する者のためにどこまでできるのか、という難題を見る者に突きつける。そして、終盤で明かされる意外な犯人の正体にがく然!捜査担当のカビール警部は『ブリーズ~父親の葛藤~』にも重要な役で登場するため、2作続けてイッキ見がオススメ。Amazon Prime Videoにて独占配信中『ロック・アップ/スペイン 女子刑務所』(SPAIN)主人公は、不倫相手にだまされ、7年の懲役が科せられたブロンド美女マカレナ。収監初日は仔犬のようにおびえていた彼女だが、次第にたくましく成長し、カリスマ性のある策士に。性的にも開花し、女囚や男性看守と激しく愛し合う姿は、情熱の国スペインならでは!?塀の中と外を巻き込む濃密な人間ドラマと同時に、盗まれた大金や監禁された少女の行方など事件が頻発し、息もつかせぬ怒濤の展開に魅了される。世界的サッカー選手メッシとその妻が、先を争って見たというのも納得の面白さ!Huluにてシーズン1~2独占配信中©Atresmedia Television. All Rights Reserved『リタ』(DENMARK)デンマークの小さな小学校に勤めるリタは、口も態度も悪くて性に奔放。いわゆる「良い先生」のイメージとは程遠いけれど、だれよりも児童たちへの愛と情熱にあふれている。相手が誰であろうと対等に向き合い、「私はこう思う。あなたは?」とまっすぐな瞳で問いかける。勝ち気で怖いもの知らずに見える彼女も、その破天荒さ故にトラブルにぶちあたることもしばしば。ときには自分に自信をなくしたり、悩んだりしながらも、リタ流で見せる子供たちへの思いやりに、笑って泣ける!Netflixオリジナルシリーズシーズン1~5独占配信中いけだ・さとし海外ドラマ評論家。1967年生まれ、東京都出身。多数の映画誌に寄稿し、著書に『「今」こそ見るべき海外ドラマ』(星海社新書)。WOWOWのアカデミー賞授賞式中継でブレーンを務める。たじま・まり映画&ドラマライター、エディター。本誌の公式サイトにて、連載コラム「イケメンで観るドラマと映画」を担当。日々の癒しアイテムは、ホラー系の映画&ドラマ&小説。モモモスパークルハッピーでポップなイラストが特徴のイラストレーター、漫画家。毎晩、新しい海外ドラマを探索中!著書に『ハピドラ! マンガで紹介 気分ぶちアゲ海外ドラマ』(柏書房)。※『anan』2020年9月30日号より。文・池田 敏(by anan編集部)
2020年09月26日ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスといった人気キャストが集結した映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』が、早くも12月にBlu-ray&DVDでリリースされることが決定した。本作は、『ミッドナイト・イン・パリ』『カフェ・ソサエティ』『女と男の観覧車』などで知られるウディ・アレン監督の最新作。日本でも7月3日から公開された本作は、ニューヨークの街で運命のいたずらに翻弄される男女を描く、キュートなロマンチック・コメディ。今回リリースが決定したBlu-ray&DVDには、“生粋のニューヨーカー”・ギャツビー役のティモシー、また彼と、“アリゾナ出身のガールフレンド”アシュレー役のエル、“ストレートな物言いの知的な女性”チャン役のセレーナ、それぞれのカップルの印象的な場面を切り取った2つ折り両面ミニポスターが封入される。さらに、イラストレーター・木内達朗と、アートディレクター/グラフィックデザイナーの大島依提亜が手掛ける日本版オリジナルポスターが、法人別購入者特典に。「セントラル・パークバージョン」はHMV/HMV&BOOKS online限定、「メトロポリタン美術館バージョン」は楽天BOOKS限定の特典となる。『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』Blu-ray&DVDは12月2日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:レイニーデイ・イン・ニューヨーク 2020年7月3日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開©︎2019 Gravier Productions, Inc
2020年09月25日世界に先駆け現在主流のデジタルシネマをクローズアップし、次代を担う若手映像クリエイターを発掘してきた《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020》が26日開幕を迎える。17回目となる今年は、新型コロナ・ウイルスの感染拡大を受け、メインの国際コンペティションと国内コンペティション(長編・短編)に絞ってオンライン配信での開催。通常開催とは違うが、若手映像作家を発掘し、世界の多様な映画を紹介してきた例年と同様に、国内外の新進映画作家たちの手掛けた新作映画を届ける!まず、同映画祭のメイン・プログラムである国際コンペティション部門には、今年、過去最多の106の国・地域から883作品がエントリー。まさに厳正な審査を見事に勝ち抜いたといっていい、新進気鋭の映画作家の10作品が選出された。ラインナップで注目すべきは、本映画祭では初となるドキュメンタリー映画が2本選出されたこと。ルイ・ウォレカン監督の『リル ・ バック/メンフィスの白鳥』は、スラム出身のダンサー、リル・バックの波乱の半生が語られ、もう1本のデンマークのボリス・B・ベアトラム監督による『戦場カメラマン ヤン ・ グラルップの記録』は、戦場に身を置き、リポートし続けるカメラマンの死と隣り合わせ毎日と家庭での素顔に迫る。趣はまったく異なるが、どちらもその人物の実像に肉薄した力作になっている。このドキュメンタリー映画が2作選出されていることが象徴するように本映画祭の国際コンペの大きな特色になるのが、さまざまなジャンルの作品が顔を揃えること。ジャンル映画専門以外の国際コンペとなるとなかなか選出されないコメディやサスペンスといったエンターテインメント要素の強い作品が今年も選出されている。ロイ・アンダーソン監督にも通じるスウェーデンらしいシニカルなコメディが展開する、パトリック・エークルンド監督の『カムバック』、わけあり家族にちょっとした騒動が起きるフレンチ・コメディ『フェリチタ!』といったユーモアあふれる作品から、注目のドイツ人女性監督、カトリン・ゲッベによる心理ホラー『ペリカン・ブラッド』、死に直面した大人の男女の関係の行方を精緻にえがいた人間ドラマ『願い』など、娯楽性と芸術性を兼ね備えた多様な作品が並ぶ。こうした海外の力作が居並ぶ中、日本映画で唯一ノミネートされたのは、串田壮史監督の『写真の女』。イギリスの大学で映像制作を学んだ串田監督は、2017年に発表した短編『声』が、世界90の映画祭を巡り、ブラックマリア映画祭最高賞など数々の賞を受賞。今回が初長編映画になるが、言葉よりも身体に特化した表現、周到なサウンドデザイン、こだわりの美術とロケーションなど、そのオリジナルな感性に驚かされる。今回の選出について串田監督は「日本人だけではなく、ほかの国の人にも伝わる作品を常に目指している。ですから、国際コンペティションの場に選ばれたのは、とても光栄なこと。世界の映画が並ぶ中で、どのような評価をいただけるのか楽しみにしています」と語ってくれた。一方、国内コンペティション部門に目を転じると、こちらもこれからの飛躍が期待される映画作家たちが名を連ねた。長編部門には、『カメラを止めるな!』でブレイクしたしゅはまはるみと、実力派俳優の藤田健彦と長谷川朋史監督が立ち上げた制作グループ「ルネシネマ」の作品となる『あらののはて』、中濱宏介監督が大阪芸術大学映像学科の卒業制作として発表した心理サスペンス『B/B』、本映画祭の常連、磯部鉄平監督の昨年、SKIPシティアワードを受賞した『ミは未来のミ』に続く長編第2作『コーンフレーク』、東京を拠点に活動し、アニメーターとしての実績もあるインド出身のアンシュル・チョウハン監督の『コントラ』、瀬浪歌央監督の京都造形芸術大学(現京都芸術大学)映像学科の卒業制作作品となる『雨の方舟』の5作品が選出。「長編初監督ではあるんですけど、若手とは到底いえない年齢で(笑)。若手の方の枠を奪ってしまった気がして、恐縮しているんですけど、貴重な場をいただけたと思っています。ひとりでも多くの方に観ていただいて、多くの感想をいただけたらうれしいです」(長谷川監督)「何度も繰り返してみてほしい作品だったので、オンラインでの上映はある意味、僕にとっては望みが叶うところがあります。何度もみることで気づくことが隠されている映画なので、そういうリピーターがひとりでも出てくれたらうれしい。また、このコロナ禍でいっぱいプロットができたので、興味をもってくださるプロデュサーの方とかいたらぜひご連絡ください(笑)」(中濱監督)「まさか3作連続で選出されるとは夢にも思っていなかったのでめっちゃうれしいです。この映画祭は僕をステップアップさせてくれた大切な映画祭。オンラインで会場での反応がわからないのは残念なんですけど、逆にこれまで映画祭に遠方でこれなかった人とかも見てくれるかもしれないことに期待しています」(磯部監督)「これまで日本の映画祭にはあまり縁がなくて、僕の映画は日本では好まれないかなと思っていたので、今回選んでいただいたことをとてもうれしく思っています。どのようなレビューをいただけるのか楽しみです」(チョウハン監督)「実際の劇場で観客のみなさんに会えないのは残念ですが、このご時世、オンラインでも自分の作品が人に届けられる場がもてたのはとてもありがたいこと。多くの人が自分の作品を観てくれるこの場を大切にしたいと思います」(瀬浪監督)とそれぞれが映画祭に期待を寄せる。もうひとつの短編部門は9作品がノミネート。こちらも、俳優としても監督としても活躍をみせる若葉竜也の『来夢来人』、占部房子と黒田大輔という実力派俳優が顔を揃えた宮部一通監督の『つぐない』など注目作が並ぶ。『浅田家!』の公開が控える中野量太監督や『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督ら若い才能を見いだしてきた本映画祭。今年はオンライン配信での開催で日本全国のどこからでもアクセスできる。新たな才能に出会ってほしい!取材・文・写真:水上賢治<SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020>会期:2020年9月26日(土)~10月4日(日)上映:オンライン上映(シネマディスカバリーズ)※上映スケジュールや料金などの詳細は公式サイト( )にて
2020年09月25日現代のハリウッドにおいて、ジョニー・デップは『個性派俳優』を代表する存在といえるでしょう。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを筆頭に、『チャーリーとチョコレート工場』、『シザーハンズ』など、個性的な役柄をエモーショナルに演じ、世界中を魅了してきました。そんなジョニー・デップも、2020年で57歳。60歳を目前にしたジョニー・デップの若い頃を、彼の代表作とともに振り返り、紆余曲折あった半生を紹介します。ジョニー・デップの若い頃を振り返るおすすめ映画おすすめ映画①:エルム街の悪夢元はミュージシャン志望だったことでも知られる、ジョニー・デップ。そんな彼の俳優デビュー作となったのが、1984年公開の映画『エルム街の悪夢』でした。当時、20歳前後だったジョニー・デップは、現在の面影を残しつつも、どこかあどなけさも感じさせる美青年。この青年が後の個性派俳優に成長すると、一体誰が想像したでしょうか。おすすめ映画②:シザーハンズ後に、ジョニー・デップが多くの作品でタッグを組むことになる、ティム・バートン監督。『シザーハンズ』は、そんな名コンビが初めてタッグを組んだ、記念すべき1作です。また、興行成績も素晴らしく、個性派俳優としてのジョニー・デップの名を世界中にとどろかせるきっかけにもなりました。おすすめ映画③:妹の恋人1994年の『ゴールデングローブ賞』で、ジョニー・デップがミュージカル・コメディ部門の主演男優賞にノミネートされた作品『妹の恋人』。同作での主要キャストの1人、バスター・キートンに憧れる一風変わった青年・サムは、個性派俳優のジョニー・デップだからこそ演じられた役柄といえるでしょう。おすすめ映画④:エド・ウッド実在した映画監督、エド・ウッドの半生を描いた『エド・ウッド』。エド・ウッドのファンであるジョニー・デップが主演を務め、熱量たっぷりに演じています。おすすめ映画⑤:ドンファン自分を、伝説のモテ男、ドンファンだと思い込む青年を、ジョニー・デップが演じた『ドンファン』。私生活もモテモテのジョニー・デップだからこそかもしだせる色気は、一見の価値ありです。おすすめ映画⑥:パイレーツ・オブ・カリビアン2003年に第1作が公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、ジョニー・デップの代名詞ともいえる作品でしょう。同シリーズの主要キャストの1人、自由で何ものにもしばられないジャック・スパロウは、ジョニー・デップのつかみどころのない雰囲気と絶妙にマッチ。公開当時、世界中でジョニー・デップ旋風が巻き起こりました。おすすめ映画⑦:ラム・ダイアリー元妻、アンバー・ハードとの共演作であり、交際のきっかけともなった『ラム・ダイアリー』。後に2人が泥沼離婚劇を繰り広げることになるのは、誰もが知るところ。しかし、同作での2人は抜群のチームワークを披露しており、色気あふれるその姿に魅了されるはずです。おすすめ映画⑧:ダーク・シャドウジョニー・デップがヴァンパイアを演じた『ダーク・シャドウ』。ダークな雰囲気を、ユーモアたっぷりにまとめた同作も、ジョニー・デップとティム・バートンのコンビによる1作です。気品あふれるドラキュラ役は、ジョニー・デップワールド全開!『ホラー・コメディ』好きな人もそうでない人にもおすすめです。おすすめ映画⑨:ファンタスティック・ビースト『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品として制作された『ファンタスティック・ビースト』シリーズにも、ジョニー・デップは重要な役どころで出演しています。2020年現在、シリーズ3作目の公開が決定している『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。公開を心待ちにしているファンも多くいるようです。ジョニー・デップの娘が超絶美人モデルのケイト・モスや、女優のウィノナ・ライダーなど、これまでに多くの女性と浮名を流してきたジョニー・デップ。ケイト・モス(左)とジョニー・デップ(右)。2人は2年間の交際を経て婚約をするも、後に破局しているジョニー・デップ(左)とウィノナ・ライダー(右)。当時、ウィノナ・ライダーは17歳だったことでも話題に中でも、長く事実婚状態にあったヴァネッサ・パラディとの関係は、あまりにも有名です。ジョニー・デップ(左)とヴァネッサ・パラディ(右)。ベストカップルとして人気だっただけに、破局発表時は大きな話題に2人は結婚こそしていないものの、2人の子宝にも恵まれ、長女であるリリー=ローズ・デップはモデル・女優として活躍中。両親の遺伝子を引き継いだ圧倒的な美貌を武器に、注目の2世セレブとしてファッション業界や映画業界で引っ張りだこです。17歳でシャネルのCMに抜擢された美少女親は超有名なハリウッド俳優だった!ジョニー・デップの現在が悲惨元妻アンバー・ハードとの泥沼離婚劇ヴァネッサ・パラディとの破局で世間に衝撃を与えたジョニー・デップですが、アンバー・ハードとのスピード離婚も大きな話題に。さらにドロドロの裁判劇にまで発展し、世間の注目はより一層大きなものになっていったのでした。ジョニー・デップの中指が欠損!?アンバー・ハードがジョニー・デップとの離婚を申請していたことが発覚したのが、2016年5月。その後、アンバー・ハードが長年にわたってジョニー・デップからDV被害を受けていたことを公表し、事態は急変します。DV疑惑を否定するジョニー・デップとアンバー・ハードとの間で意見は食い違い、ついには周囲を巻き込んでの大論争に。舞台を裁判所に移し、泥沼の訴訟が繰り広げられました。なお、裁判では、ジョニー・デップが「自分こそがDVの被害者である」とし、アンバー・ハードとの言い争いの中で、アルコールのビンを投げつけられ、中指にケガを負ったと主張。事実、2人がまだ婚姻関係にあった期間、中指を保護しているジョニー・デップの姿が目撃されていました。ジョニー・デップは、自身が負傷した中指に『リトル・リチャード』というあだ名をつけていると後に明かしている一方で、アンバー・ハードもまた、ジョニー・デップから携帯電話を投げつけられたとして、目元にアザができた写真を証拠として提出。ほかにも、ジョニー・デップが暴れた後の散らかった部屋の写真も証拠として提出していました。2人の裁判の行方は?そんな泥沼の離婚劇に終止符が打たれたのは、2016年8月のこと。ジョニー・デップがアンバー・ハードに約7億円を支払うことが決まり、双方が離婚に同意したことが報じられました。しかし、2020年7月には、ジョニー・デップとアンバー・ハードのバトルが再び勃発。きっかけは、ジョニー・デップが、自身を『妻虐待者』を意味する『Wife Beater(ワイフビーター)』と報じたイギリスの雑誌『The Sun』を名誉毀損で訴えたことでした。同月7日から約3週間にわたって行われた裁判では、アンバー・ハードも証言台にたち、ジョニー・デップから受けたDVの内容や当時のプライベートな話題を暴露。名誉毀損で訴えた側のジョニー・デップですが、アンバー・ハードの証言により、さらにネガティブな印象を世間に与えてしまったのはいうまでもありません。裁判後、ファンの声援に応えるジョニー・デップ順調にハリウッドでキャリアを築いてきたものの、ヴァネッサ・パラディとの破局後、トラブルが相次いでいるジョニー・デップ。そんなジョニー・デップに対して「自業自得」「女を見る目がない」とネガティブな声も聞こえていますが、いまだに彼を支持する熱烈なファンも多くいます。『ファンタスティック・ビースト』の続編も含め、今後も話題作への出演が続くジョニー・デップは、これから名誉挽回できるのか…世界中が注目しています。[文・構成/grape編集部]
2020年09月23日俳優として数々のドラマや映画、CMなどで活躍している田中圭(たなか・けい)さん。明るく優しい人柄とさわやかなルックスで多くの人から支持されています。そんな田中圭さんが結婚した元女優の妻・さくらさんの画像や、2人のなれそめなど、さまざまな情報をご紹介します!田中圭の嫁はどんな人?画像で紹介田中圭さんは2011年8月に元女優のさくらさんと結婚しました。さくらさんの姿がこちらです!さくらどこかハーフっぽい顔で、とてもきれいな人ですね。田中圭さんと並ぶと美男美女といった印象です。そんなさくらさんは1983年に愛知県に生まれ、地元である名古屋でモデルやタレントとして活躍していました。その後、女優を志し上京。これまでに、ドラマ『結婚できない男』(フジテレビ系)や『まっすぐな男』(フジテレビ系)、映画『幸福な食卓』など数多くの映画やドラマに女優として出演しています。一方で、タレントとしてバラエティ番組『恋するハニカミ!』(TBS系)にレギュラーとして出演。このほか、CMなどでも幅広く活躍していました。やがて、田中圭さんと結婚し2人の子供に恵まれたこともあってか、さくらさんは2016年に芸能界を引退しています。田中圭と嫁・さくらはドラマの共演で交際を始めた?田中圭さんとさくらさんは、2010年1~3月にかけて放送されたドラマ『まっすぐな男』(フジテレビ系)で共演。同作は俳優・佐藤隆太さん演じる確かな信念と着実な目標を持ち合わせた『まっすぐな男』が、降りかかるさまざまな試練や逆境に立ち向かっていく様を描いた感動のヒューマン・コメディです。この作品をきっかけに意気投合した2人は、交際をスタート。約1年半の交際を経て、2011年8月31日に都内の区役所で婚姻届を提出しています。さらに田中圭さんは公式サイトで結婚を報告。同時に、さくらさんが妊娠5か月であることを明らかにしました。私、田中圭は、女優さくらさんと入籍致しました。彼女とは、ドラマの共演がきっかけで知り合い、お友達になり、そしてお付き合いさせていただくことになり、同じ時間を過ごしてく中、いつか結婚したいと思うようになりました。お互いを高めあえる本当に素敵な女性で、一緒にいると毎日笑って過ごせました。そうして結婚を意識していた矢先に、小さな命を授かりました。僕自身がまだまだ未熟ではありますが、新しい家族ができたら、すごく大切な感情をたくさんもらってもっといい役者になれるかなって思います。今の自分があるのは今まで育ててくれた家族や、支えてくださったスタッフの方々、そして応援してくださるファンのみなさまの支えや想いがあったから。たくさんの人に感謝の気持ちでいっぱいです。役者として、男として、もっともっと成長していけるよう頑張りますので、これからも変わらず応援してくれたら本当に幸せです。2012年2月6日に、第1子となる長女が誕生。田中圭さんは所属事務所を通じて、報道各社にあてたFAXでこのように喜びをつづっています。2月6日に元気な女の子が生まれました。ただただありがとうの気持ちです。支えてくださる方々に感謝を忘れず、より一層精進してまいります。その後、2016年8月3日に田中圭さんは公式サイトで、第2子となる次女が誕生したことを発表しました。8月3日に第2子となる女の子が誕生致しました。お腹の中にいる間のソワソワ感から一転、今は無事産まれてきてくれた喜びと安心感でいっぱいです。父親としてももちろんですが、自分はひとりっ子でもあるので、これから先はまさに未知の領域ではありますが、家族と仲間とみなさまと1日1日を楽しく豊かに歩んでいければと思っております。そんな田中圭さんが、2020年1月15日放送のバラエティ番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演した時、よき父親としての顔をのぞかせる場面がありました。ある日、田中圭さんは当時2歳だった長女から「なんでパピ(田中圭さんのこと)だけテレビの中にいるの?私も出たい」とせがまれます。そこで、その時出演していたドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の現場に長女を連れて行き、幼稚園の撮影のシーンでエキストラとして出演させてあげたといいます。セリフこそないものの、子役と混ざって演技をする娘をみて、田中圭さんは「心の中で頑張れ!頑張れー!」と必死でエールを送っていたそう。しかし、撮影後、長女からは「もうお仕事はこりごり。テレビはいい」と予想外の反応をされ、苦笑いするしかなかったようです。 この投稿をInstagramで見る 撮影はじまりました #原守 と #森本光 #ドクターX #大門未知子 #米倉涼子 #鈴木浩介 #田中圭 #ハラモリ 【公式】ドクターX ~外科医・大門未知子~ (@doctorx_official)がシェアした投稿 - 2017年 9月月24日午後4時48分PDT放送終了後、このエピソードは大きな話題に。「娘に甘々なところも素敵」「キュンキュンした」と田中圭さんの子煩悩な一面に癒される人が続出しました。田中圭、嫁・さくらとの結婚の決め手は?2018年11月1日放送のバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)にレギュラーとして出演した田中圭さん。収録中、妻・さくらさんとの結婚の決め手について明かしていました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 今日の ゴチになりますは このメンバーでは最後の夜です♂️生放送でクビが二人決まります。今のところ私とはしもっちゃんがクビ候補ですあードキドキ。ぜひ生放送でご覧ください… #ケンティー 渡辺直美 (@watanabenaomi703)がシェアした投稿 - 2018年12月月19日午後7時11分PST進行を務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一(はとり・しんいち)さんから「田中さんは結婚の決め手は何だったんですか?」と聞かれると、田中圭さんは次のように答えています。僕、授かり婚なので、いろんな選択がいっぱいあったんですよ。それこそ仕事もまだまだしていきたいし、人気も欲しいしとか。もっとモテたいし、もっと遊びたいしとか。やりたいことだととにかくいっぱいありすぎて選べないから、「自分が今、失って1番嫌なものなんだろう?」って思った時に、嫁だったんで結婚した。ぐるぐるナインティナインーより引用この発言に、共演者からは「かっこいい!」といった歓声が。また、「男らしい発言」と称賛されていました。放送終了後、ネット上でも「こんな夫がよかった」「素敵すぎる」といった声が。・田中圭さん、かっこよすぎる!ますます好きになった!・一切照れずに話すところを本当に尊敬する。・さくらさんになりたい人生だった…。田中圭嫁・さくらへの愛が止まらない!そんな田中圭さんが2020年1月21日放送された朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)に出演。自身が主演を務める映画『mellow』について、インタビューに応じるとともに、ここでも愛妻家ぶりを発揮しています。“メロウなバレンタイン企画”をお届け2/7(金)~2/20(木)の期間中、映画『 #mellow 』本編終了後にスペシャルメイキング映像の上映が決定(劇場によっては一週間限定) #田中圭 、 #岡崎紗絵 、他キャスト達の初お披露目となるメイキング映像やインタビューなどスペシャル映像満載要チェック pic.twitter.com/HQJaxwAPWD — 映画『mellow』公式 (@mellow_movie) February 4, 2020 インタビュアーから「普段、人に花を贈るかどうか」という質問が飛ぶと、田中圭さんは「しょっちゅうです。基本的には奥さまに。だいたい月に1回か2回は」と告白。続けて、「撮影が終わると花束をもらうので、それを『これ、お前のために買ってきたよ』って。当然バレてますけれど」とお茶目にコメントしています。この放送を見た人は「田中圭から花束をもらいたい!」「こんなことできる男性、なかなかいない」と絶賛。「オチをつけて、かっこつけていないところも素敵」とその人間性を評価しています。完成披露舞台挨拶追加photoお花のように弾ける笑顔の田中さん #田中圭 #岡崎紗絵 #志田彩良 #松木エレナ #今泉力哉 #mellow #メロウ pic.twitter.com/uS4v8j84lj — 映画『mellow』公式 (@mellow_movie) December 10, 2019 2018年に放送されたドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で演じた、春田創一(通称・はるたん)役で一躍脚光を浴び、35歳にして大ブレイクを果たした田中圭さん。 この投稿をInstagramで見る 新土曜ナイトドラマ #おっさんずラブ in the sky✈️ 新キャラクタービジュアル解禁✨ ある日、僕は機長に告白された #春田創一 #田中圭 #ぜんぶ秋のせいだ... #放送まであと5日‼️ #11月2日土曜よる11時15分スタート 【公式】おっさんずラブ✈️アカウント (@ossanslove)がシェアした投稿 - 2019年10月月27日午後2時00分PDT2020年9月現在、ドラマ『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)に出演しており、アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の山田涼介(やまだ・りょうすけ)さんとの共演が話題になっています。 この投稿をInstagramで見る 金曜ドラマ「キワドい2人-K2-」 この夏スタートします 主演には、山田涼介さん! ついにTBSで初主演✨ 超真っ直ぐで、誠実な新米刑事・神崎を演じます そしてバディの破天荒な敏腕刑事・黒木には田中圭さん! 山田さんと田中さんは、初共演です 相棒であり、実は“秘密の異母兄弟”というキワドい2人 奇跡の最強凸凹バディが、痛快な金曜の夜をお届けします。どうぞお楽しみに✨ 夕方にはスペシャルインタビュー動画をUPする予定ですので、また覗きに来てくださいね! お二人の息の合った奇跡のコメントをお見逃しなく‼️ #tbs #金曜ドラマ #キワドい2人 #k2 #山田涼介 #田中圭 #最強凸凹バディ #兄弟 あと4日【公式】キワドい2人-K2- (@kiwadoik2_tbs)がシェアした投稿 - 2020年 6月月14日午後12時00分PDTさらに、ドラマ『先生を消す方程式。』(テレビ朝日系)や『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレビ東京系)での主演が決定。 この投稿をInstagramで見る ■田中圭が1年ぶり『土曜ナイトドラマ』に帰って来る!異色の学園サスペンス誕生!! 『おっさんずラブ』シリーズや『あなたの番です』(NTV)など、出演した作品が社会現象になるほどの人気を獲得してきた、俳優・田中圭。テレビ朝日の『土曜ナイトドラマ』枠では『おっさんずラブ』(2018年)、『おっさんずラブ-in the sky-』(2019年)と、1年に1作、主演を務めてきました。 そんな田中がこの秋、『土曜ナイトドラマ』に、またまた降臨。新たに挑むのは、ヒットメーカー・鈴木おさむ氏によるオリジナル脚本作品『先生を消す方程式。』。“恐怖の進学校教師”という役柄で、新境地を拓きます! ■謎の切れ者教師VS彼に殺意を抱く高IQ生徒たち…。壮絶バトルが開幕!! この『先生を消す方程式。』の舞台は、東大進学率も高い、都内の進学校“帝千学園”。特に、理系コースの3年D組は成績優秀者が集められていました。 しかし、3年D組の担当になった教師は皆、短期間でメンタルを蝕まれ、退職…。実は、このクラスには大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていたのです! 完全犯罪に近い形で、自らの手を汚すことなく担任を潰していく――。そんな闇深き高偏差値クラスに、田中演じる新たな担任・義澤経男がやって来ます。 表向きは笑顔でいつもニコニコしている義澤ですが、生徒の意地悪な質問をデータや裏付けをもとに論破。さらには、攻撃を仕掛けてきた生徒ひとりをターゲットにして、授業のフリをしながらその生徒が誰にも知られたくなかった秘密や問題を、ほかの生徒たちの前で暴いていきます。 その姿はまるで優秀な検察官のよう。悪のリーダー格だった生徒たちに屈辱を与え、スクールカーストから失墜させていく…それが義澤のやり方だったのです。 やがて屈辱を受けた生徒たちは徒党を組み、義澤を殺す計画を立てるのですが――義澤はなぜ、この学校に現れたのか!? 彼が生徒の人格を否定するような行動を取るのはなぜか!? 誰が味方で、誰が敵なのか!? 義澤は生徒たちが仕掛ける罠をどうやって回避していくのか!? 学校という閉ざされた空間で、教師と生徒がバトルを繰り広げていきます。 ■生徒から命を狙われる教師!? 田中圭が前代未聞のキャラクターに挑む!! 『おっさんずラブ』シリーズでは、同性から寄せられた愛情を戸惑いながら受け止める主人公を好演し、視聴者から絶大な支持を集めた田中。以降も出演作が途切れることなく、確かな演技力でキャラクターに圧倒的な説得力を与えてきました。 学校を舞台にした本作では、“生徒たちから命を狙われる教師”という、衝撃的な役柄を演じることに。いったいどんな人物像を作り上げるのか、またしても話題になること必至です! これまでにも教師を演じたことはあるものの、教師役で連続ドラマの主演を務めるのは初めてのこと。田中にとって、挑戦に満ちた作品になるはずです! ■ドラマを次々バズらせるクリエイター・鈴木おさむが放つ、衝撃の学園ドラマ! 本作の脚本を手掛けるのは、『奪い愛、冬』(2017年)、『M 愛すべき人がいて』(2020年4月クール)と話題作を連発してきた鈴木おさむ氏。特に、ひとりの少女が歌姫として成功するまでを、彼女を愛した敏腕プロデューサーとの出会いと別れを交えて描いた『M 愛すべき人がいて』は、1980年代のドラマを彷彿とさせる“ありえない展開”と“インパクトのある超個性的なキャラ”、さらに“熱量あふれるセリフ”が毎回、SNS上で話題となり、この作品のファンを公言する著名人が現れるほどのブームとなりました。 本作は鈴木のオリジナル作品だけに、話がどう展開するのか予想がつかないのはもちろんのこと、今度はどんなキャラクターが物語をかき乱すのか、さらに『M 愛すべき人がいて』の“名フレーズ”「許さなーーーい!」を超えるセリフは登場するのか、期待が高まります。 また、本作から『土曜ナイトドラマ』はスタートがよる11時からとなり、放送枠も30分に変更。よりスピーディーな展開で、より濃密なドラマをお届けしていきます! その先陣を切る『先生を消す方程式。』に、ぜひご期待ください! 土曜ナイトドラマ『先生を消す方程式。』テレビ朝日公式 (@senkesu5)がシェアした投稿 - 2020年 9月月7日午後1時06分PDTこれからも田中圭さんには俳優、夫、父親として、妻と子供たちのために頑張ってほしいですね。田中圭 プロフィール生年月日:1984年7月10日出身地:東京都血液型:O型身長:178cm所属事務所:トライストーン・エンタテイメント中学3年生の時にオーディション雑誌『Audition』に載っていた『21世紀ムービースターオーディション』に応募したものの、落選。しかし、現在の事務所にスカウトされ、2000年に任天堂『マリオパーティ3』のCMで芸能界デビュー。2003年にドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系)に出演し、俳優として注目を浴びる。その後もドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)や連続テレビ小説『おひさま』(NHK)、映画『図書館戦争』など数多くの映画やドラマに出演。2018年にドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で主演を務めたことをきっかけにその人気を不動のものにし、現在も数々の作品に引っ張りだこの俳優として活躍している。田中圭が圧倒的な支持を得る理由は?奥さんである『さくら』はどんな人?[文・構成/grape編集部]
2020年09月23日ニコラス・ケイジとティファニー・ハディッシュが『The Unbearable Weight of Massive Talent』で共演することになった。コメディ映画で、ケイジは自分自身を演じる。ケイジの大ファンであるビリオネアが、100万ドルを払うから誕生日パーティに来てほしいとお願いするという設定。そのビリオネアは犯罪組織のボスでもあり、ケイジは映画で与えてきた自分のイメージを崩さないよう必死になるという筋書きだそうだ。ハディッシュの役は捜査官。ビリオネアはペドロ・パスカルが演じる。監督はトム・ゴーミカン。撮影はこの秋スタートの予定。文=猿渡由紀
2020年09月23日涙と衝撃の結末に終わった『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開から約1年半、スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョンの“その後”を描いたドラマ「ワンダヴィジョン」から予告編とキーアートが解禁された。マーベル・スタジオが贈る”初”のオリジナルドラマシリーズとなる本作。舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界ーー。とある郊外の街に引っ越してきた、長い恋愛の末、晴れて結婚したワンダ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタ二ー)。60年代のアメリカを想起させるポップな洋服に身を包んだ2人は、夢にまでみた結婚生活を手に入れ、幸せな日々を送っていた。楽しい食卓を広げるワンダとヴィジョン、しかし次第にその裏に隠された”謎“がむき出しになっていく…。やがて本来の姿に戻ってしまうヴィジョンと、「あなた死んでるから」という衝撃的な発言で思い出されるのは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)でのヴィジョンの死…。死んだはずのヴィジョンがなぜ?2人は徐々に自分たちの目に見えている全てが”真実ではない“のではと疑い始める…。本作は、ユーモアに定評のあるマーベルがクラシックなシットコム(シチュエーション・コメディ)というジャンルに初挑戦。今回は、いままでとは一線を画すような斬新かつユニークな物語に加え、ただのコメディ作品では終わらない、マーベル・スタジオらしい衝撃的&壮大な展開も待ち受けるという。併せて解禁となったビジュアルは、クラシックな世界の2人から本来の姿が見え隠れし、謎めいた物語の展開を期待させる。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ4の一部にあたり、過去作キャラクターの登場など、映画作品との関わりも大いに期待される本作。マーベル史上”最も謎に満ちた“物語が、MCUの新たな扉を開くことになる。監督は、「ゲーム・オブ・スローンズ」やドラマシリーズの「ファーゴ」のエピソード監督を務め、「フィラデルフィアは今日も晴れ」などを手掛けたマット・シャックマン、脚本は『ブラック・ウィドウ』の原案を担当したジャック・シェイファーが務める。「ワンダヴィジョン」は2020年末、Disney+ (ディズニープラス)にて日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2020年09月21日日本時間9月21日(月・祝)に第72回エミー賞の授賞式がリモートで開催。ドラマシリーズ部門主演女優賞にノミネートされていた「ユーフォリア/EUPHORIA」のゼンデイヤが史上最年少で受賞を果たした。新型コロナウイルスの影響により“オンライン授賞式”となった今回は、米ロサンゼルスのマイクロソフトシアターにいる司会のジミー・キンメルとノミネートされた俳優・スタッフたちの自宅をリモートでつなぐ形で行われた。作品別で本年度最多26部門にノミネートされていたHBO「ウォッチメン」がリミテッドシリーズ部門を席巻し、最多11部門で受賞。一人二役を演じたマーク・ラファロがHBO「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」で主演男優賞を獲得。A24×HBOの「ユーフォリア/EUPHORIA」で主人公ルーを熱演したゼンデイヤが、24歳という史上最年少でドラマシリーズ部門主演女優賞を受賞した。同賞ではアフリカ系女性としても史上2人目の受賞となった。また、放送局・動画配信サービス別ではNetflixが最多160ノミネーションを獲得していたが、Netflixにて配信中のカナダドラマ「シッツ・クリーク」がコメディシリーズ部門を総ナメにした。第72回エミー賞主な受賞結果【ドラマシリーズ部門】作品賞「サクセッション」(キング・オブ・メディア)主演男優賞ジェレミー・ストロング「サクセッション」(キング・オブ・メディア)主演女優賞ゼンデイヤ「ユーフォリア/EUPHORIA」助演男優賞ビリー・クラダップ「ザ・モーニングショー」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」【コメディシリーズ部門】作品賞「シッツ・クリーク」主演男優賞ユージン・レヴィ「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」助演男優賞ダニエル・レヴィ「シッツ・クリーク」助演女優賞アニー・マーフィー「シッツ・クリーク」【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門】リミテッドシリーズ作品賞「ウォッチメン』主演男優賞マーク・ラファロ「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」主演女優賞レジーナ・キング「ウォッチメン」助演男優賞ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世「ウォッチメン」助演女優賞ウゾ・アドゥーバ「Mrs.America」(原題)テレビムービー作品賞「バッド・エデュケーション」【コンペティション部門】作品賞「ル・ポールのドラァグレース」第72回エミー賞授賞式は、9月26日(土)23時~FOXチャンネルにて字幕版が独占放送。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年09月21日『アベンジャーズ』シリーズなど数多くのメガヒット作を生み出してきたマーベル・スタジオの新作ドラマ『ワンダヴィジョン』の予告編映像が公開になった。ワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチとヴィジョンの新婚生活を描くシリーズで、米ドラマの定番ジャンル、シットコム(シチュエーション・コメディ)の要素のある作品になるという。『X-MEN』シリーズのキャラクターとして初登場したワンダ=スカーレット・ウィッチは、マーベル・スタジオの描くシリーズでは東欧の小国出身の哀しい過去を背負った女性として描かれた。念力とテレパシーを操る彼女は当初、アベンジャーズに敵対していたが、やがてアベンジャーズと行動を共にする。彼女が戦いの中で心を開き、恋に落ちたのがヴィジョンだ。アイアンマンをサポートしていた人工知能ジャーヴィスとソーの弟ロキが持っていたマインド・ストーン、そして人造ボディが融合して生まれた男で、超人的な能力を秘めながら非常に理知的な人物として知られている。そんなふたりが結婚して、郊外の街にやってきた。それが新ドラマ『ワンダヴィジョン』の冒頭だ。このほど公開になった予告編では、ふたりは新居で生活をはじめようとするが、やがて彼らは自分たちに見えている穏やかで美しい新婚生活の日々が“真実”ではないのでは?と疑い始める。マーベル・スタジオはアクションだけでなく、家族劇、スペース・オペラ、ポリティカル・スリラーなど様々なジャンルを巧みに融合して作品世界を広げてきたが、本作ではシットコムに挑戦! これまでのMCUが描いてきた愛すべきキャラクター描写やシリアスな展開に、クラシカル・コメディの要素がどのように混ざるのか期待が高まる。映画に続いてエリザベス・オルセンがワンダを、ポール・ベタニーがヴィジョンを演じ、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ファーゴ』などヒットドラマを数多く手がけてきたマット・ジャックマンが監督を担当。マーベル・スタジオは今後も数多くのドラマシリーズを準備しており、それらと本作が関係するのか? ドラマと間もなく始まるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4に何らかの関連はあるのかも気になるところだ。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』2020年末 日米同時配信
2020年09月21日上から91、58、90という抜群のスタイルを誇るグラビアアイドル・高橋凛の新作イメージビデオ『高橋凜が家政婦だから調子に乗って水着姿で身体を洗ってもらっちゃう、そんな世界。』、『高橋凜は同棲中の彼氏に毎日ビキニ姿を見せたりするらしい、そういう世界』(制作:FANTASTICA)が、PICMO VRで見放題配信中だ。コロナ禍を機にグラビアアイドルという仕事への愛を改めて実感できたという高橋に、新作の見どころをはじめ、20代からの変化や憧れの存在について語ってもらった。――まずは2本の新作について。それぞれどんな魅力がある作品になっていますか?『家政婦だから調子に乗って』の方は、主人公の男性がクーラーを直そうと思ったら、失敗して骨折しちゃうという(笑)。コメディタッチな導入部になっていて見やすいと思うんです。それで私が家政婦としてやってきて、ご飯を作ってあげたり、体を洗ってあげたり、マッサージをしてあげたり。あと「DVDを探してきて」って言われるんですけど、DVDが見つからないので「じゃあ目の前でグラビアポーズをしてあげるね」と言って、私がグラビアポーズをします。本職にも近いような感じの話になっているんですけど、とにかくこっちの私は、尽くしまくる(笑)。「ずーっと尽くします!」っていう感じの私を見ていただけると思います!!『同棲中の彼氏に』の方は、1日目と2日目で設定が別れていて、1日目はレースクイーンの格好です(笑)。彼氏のことが大好きな設定なんですよ。会いたい一心で、パーカーを羽織って現場から衣装のままで帰ってきちゃう(笑)。「早く会いたいから帰ってきちゃった」っていうセリフもあるんです。2日目は、ポリスの格好をしています。不思議な衣装ばっかりです(笑)。あとネグリジェを着て、最終的には下着になるんですけど、ゴロゴロしてマッサージしてあげたりっていう、日常にありそうな、でもなさそうな設定になっているんです(笑)。こっちはスタッフさんと話し合って、「なかなかしないコスプレで、何がありますか?」ってなったら、レースクイーンとポリスはグラビアDVDではしてなかったので、選ばせてもらいました。――それぞれの作品でこだわったポイントは?DVDと違って、VRはスタッフさんも入らずに、カメラと1対1でやるので、より近くに感じてもらえるように、私からカメラに近づいて、身近にいるよっていうのをアピールしにいきましたね。セリフとかもなくて、流れで自分の好きなようにやっていいよって言ってくださったので、素の自分に近い感じで話しかけたり。仕草も全部、素に近いです(笑)。――「家政婦だから」では献身的にお世話してくれますが、もし高橋さん自身が家政婦になったとして、「これは自信があります!!」という家事は何ですか?洗濯物を干す(笑)。あと、トイレとかお風呂場のカビ取りは、好きなのでやるんですけど、出来栄えはどうかわからないです(笑)。――家政婦さん役にチャレンジしてみて、いかがでした?現実的な家政婦というよりは、「大好きな人を癒す」みたいな感じの妄想で、私もやらせてもらったので、大好きな人に尽くすっていうところでは、すごくやりやすかったですね。自分も尽くされるのが好きなので、もし自分が男性側だったら、こういうことをしてもらったらキュンと来るな・嬉しいなっていうのを考えてやったので、見てくださる皆様の胸がきゅんと来たら嬉しいですね。――「高橋凜は同棲中の彼氏に」では、高橋さんと同棲している様子が描かれますが、高橋さんが誰かと同棲するなら、一緒に暮らすうえで譲れないことはありますか?まず、お掃除をまめにすることと…家事は全体的に半々でやりたいです。私も働くのが大好きなので。あと、一人になりたいときは一人にしてくれること(笑)。――綺麗好きですか?変なところで綺麗好きなんですけど、変なところですごくずぼらです(笑)。――自分でずぼらだなと感じるところは?掃除したっていっても、隅々まで埃が取れてなかったり。見える範囲だけきれいにするけど、隅々までは知らないよって(笑)。だから一緒に暮らすなら、そこもカバー出来る人がいいですかね。――8月9日に30歳になった高橋さんですが、20代を振り返るといかがですか?怒涛でしたね(笑)。新潟からこっちにひとりで出てきて、就職をして社会人も経験して。そのあとに新潟に帰ろうと思ったんですけど、お洋服が好きだったのでアパレルで働きたいと思って、109とかで働いたり。すごいギャルだったんですよ。見た目だけ(笑)。テイストがギャルのお店だったんです。それから芸能界にスカウトされて、グラビアをやり始めて、グラビアのお仕事はもちろん、絶対に自分はしないだろうと思っていたお芝居のお仕事もできて。色々やり始めたので、20代を振り返ると、こんなに楽しい人生があるのかっていうくらい、色々経験させてもらいました。30代は…悟りを開いた感じですかね(笑)。いろいろ振り返って、これからは色々なところに気が配れるような人になりたいと思いました。お仕事に関してはいろいろやりたくて、高橋凜としての芸能活動をさせてもらうのは、ずっとやろうと思っていて。お芝居も大好きだから、お芝居もやりたいですし、色々な顔を見せられたらと思いますね。――グラビアのお仕事が好きになったきっかけは?撮影会やイベントをやっているんですけど、そういう時に会いに来てくれる方と接したりか、あとはインスタグラムでもコミュニケーションを取れる機会があるので、ユーザーの方とお話をさせてもらったときに、こんなに応援してくれている人がいるんだって思います。今でもこうして活動できているのは、本当にファンの方やスタッフさんのおかげだなと思いますね。――さきほどギャルだったというお話がありましたが、過去と比べて、性格面で変化したところはありますか?デビューしたころにお仕事したスタッフさんに会うと、「こんな子だったっけ?」って言われることが多くて(笑)。昔はすごく緊張していたし、それこそ何かわからないけど警戒心があったり。大人しめな子って思われがちだったんです。でも、一度事務所を離れて、1年フリーになったことがあったんですけど、その時に自分を解放できるようになって、それがきっかけで高橋凜になって(改名して)から「凜ちゃん、こんな感じの子だったんだ」って言われることがすごく多くて。「いい印象になった」って言ってもらえるので、ありのままを出せてよかったなって、今では思います。――フリーになるという決断に、不安は?事務所を辞めて、とりあえず1年間自分と向き合おうと思って、フリーになって。それでも、イベントとかはそれまで通りに続けられたりしていたので、フリーになった実感はほとんどなくて。周りの人が守ってくれたりもしていたんですよね。でも改めて、もっと上に行きたいし、もっと信頼できるスタッフさんとお仕事を一緒にしていきたいなと思ったので、今の事務所に入ることを決めました。――30代は、グラビアアイドルとしてどんな風に歩んでいきたいですか?今までは若づくりをしようと思っていたんです(笑)。前髪も短めにして、幼さを残そうとしていたんですけど、30歳以降にどういうグラビアをしたいかって考えたら、30歳にしか出せない魅力とか、自然に年を取っている感じを、お届けしたいと思ったんです。今までより一層セクシーで、Hなお姉さんみたいな感じになれたらいいなと思っています。喋り方が結構幼いと言われるので、そこでギャップを感じてもらえたらいいんじゃないかって。見た目は大人っぽい感じで行こうと決めました。――そんな高橋さんが目標にしている存在はいますか?原幹恵さんです。出身が同じ新潟で、全てバランスがよくて、お肌もきれいだし…すごく大好きなんです。一度お会いしたことがあって、それまで恐縮ながら「似てるね」ってファンの方が言ってくださることも多かったんですけど、2ショットで撮ったら、やっぱり全然違って(笑)。本当に、「幹恵様!!」って感じになって。最初は幹恵さんを参考に、画像を見ていたりしました。――確かに似てますね。原さんに近づいていけている感覚はありますか?全然まだまだなんですけど、幹恵さんも、ドラマとかお芝居もされて。バラエティも幅広く活躍されていたので。私も親とかに見てもらいたいという思いもありますし、地元の新潟にも、そうやって届けられるように、幹恵さんのように有名になれたら嬉しいなと思います。――コロナ禍や自粛期間を通じて、お仕事に対する向き会い方や、ファンの方への思いで、変わった面はありましたか?会えるのが当たり前じゃないんだって、すごく実感して。毎月イベントとかで会えていたのに、お会いできないので、リモートのテレビ電話とかでファンの方の顔を見て話していたら、顔を見た瞬間に泣きそうになっちゃったり。より一層、ファンの方への思いが強くなったし、コロナがきっかけでこのお仕事をやめようかなってなっている人もいるんですけど、私はそういう考えはなしに続けたいなって思ったので、「私はこのお仕事が大好きなんだな」って、改めて実感しました。高橋凛1990年8月9日生まれ。新潟県出身。3サイズは上から91、58、90。スカウトを機に芸能界入りし、グラビアをはじめ、バラエティや舞台にも多数出演。過去には「日テレジェニック2015」「MFGエンジェルス2019」のメンバーとしても活動していた。Instagramのフォロワー数は33万人を超えており、今年4月にはYouTubeで「高橋凛ちゃんねる」を開設した。
2020年09月19日玉野和紀が脚本・作詞・演出・振付を手掛けたミュージカルコメディ『Gang Showman(ギャング・ショーマン)』が2020年9月18日(金)から東京・日比谷シアタークリエで開幕する。【チケット情報はこちら】舞台は1942年のニューヨーク。マンハッタンのダウンタウンの外れにある「Club Smile」は、70年続く小さなショーの店。急逝した父に代わって新オーナーになった娘のメアリー(平野綾)は、残ったメンバーとともにショーを完成させ、店の再開を目指している。そこへ、ヴィンセント一家のギャング・ジェイムズ(屋良朝幸)らが借金の取立てにやってくる。借金返済の条件としてヴィンセント家のボスが提示したのは、ジェイムズをショーの主役に据えて、彼の意見に従うこと。店を守るために、メアリーは止むを得ず条件を飲む。そして、ストリップダンサーのリンダ(妃海風)や、メアリーの亡き父が姿を変えて別人となったリチャード(中山秀征)、店を愛してやまない振付家のフランク(玉野和紀)も加わって、ショーのリハーサルが進んでいくが……という物語。と、ここまで言えば「普通」のミュージカルなのだが、玉野はこのコロナ禍を逆手にとった設定を盛り込む。屋良が演じるジェイムズを「潔癖症で高所恐怖症で金属アレルギーのギャング」という設定にして、いわば「ソーシャルディスタンスミュージカル」に仕上げたのだ。激しいタップダンスとともに、玉野が作り上げた世界観を堪能しよう。玉野とは3度目のタッグを組む屋良は「今の状況を逆手にとる発想が玉野さんらしい」と、初日を前にした記者会見でコメント。そして、「(コロナ禍で)本当にどうなるか分からないまま稽古をしていた。こうしてステージを見せられるのがうれしい。(自分は)ステージで生きる人間なのだなと改めて感じた」とも話していた。また、自粛期間中に、タップダンスの自主練習をするなど、自分なりに準備してきたという中山だが、実は11年ぶりの舞台出演。「(ゲネプロでも)最初から緊張で心臓が飛び出そうだった」と告白していた。最後に、玉野は「舞台ができるという喜びに尽きる。とにかく千秋楽まで無事に上演することが一番の目標。今回はマスクの下で笑っていただいて、いつかまた(観客の)マスクをとった笑顔に会えたら」。屋良は「この状況で劇場に行くことが心配な方はいると思うが、こちらは万全の体制で迎える。笑わせて、泣かせてという玉野さんマジックが伝わると思うので、安心して来場してほしい」と語った。上演時間は2時間(休憩なし)。東京公演は10月3日(日)まで。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年09月19日松尾スズキがシアターコクーン芸術監督就任後、初の書き下ろし作品となる『フリムンシスターズ』をついに始動させる。そこで松尾に、現段階の構想を聞いた。本作の柱となるのは、長澤まさみ、秋山菜津子、阿部サダヲの3人。この3人に新作を書き下ろしたいという思いから始まり、さらに…。「以前から女同士の友情の話が好きで、女のバディものを書いてみたいと思っていたんです。映画の『SUNNY 強い気持ち・強い愛』とかを観ると、なんかエモいっていうか(笑)。そこから僕が撮った映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』で、秋山さんに演じてもらった砂山みつ子という質の悪い女優と(笑)、彼女のファンだった女、あと女優に媚びへつらって小遣いを巻き上げようとしているゲイ。その3人の“シスターズ”が、ある瞬間友情を沸騰させるような、ファナティックな状態を描きたいと思ったんです」その状態を表すのがタイトルにある“フリムン”なのだが、こちらは松尾が好きな小説『死の棘』から引用したと言う。「一種の憑りつかれたような状態のことを、沖縄や奄美の言葉で“フリムン”と言うそうなんです。あと沖縄には“ユタ”っていうシャーマンの伝統があって、日常と霊の存在が混在しているような人がいる。霊みたいなよくわからないものを、リアルとして受け止めているのがすごく面白いなと思って。それでまさみちゃんの役を沖縄出身の、先祖たちにまとわりつかれて面倒くさい状態になっている女にしようと。さらに女優もゲイもどこか欠落を抱えていて、この3人がバチっとそろった時、化学反応を起こしてすごいエネルギーを生む。そんな話になったんです」また本作は、『キレイ-神様と待ち合わせした女-』以来、20年ぶりの松尾の新作ミュージカルでもある。もともとは音楽劇だったが、コロナ禍で思いがけず出来た時間が、新作ミュージカルの誕生を後押ししたそう。そしてその音楽に松尾が指名したのは、前出の映画『108』に続いての参加となる渡邊崇。「これまでも芝居の中に和の楽器を取り入れたり、西洋の影響下だけじゃない、日本発信の音楽劇をつくることにわりとこだわってきたんです。で、日本独自の音階を取り入れたミュージカルにしたいと考えた時、沖縄の音階ってすごくエキゾチックで素敵だなと。そういう僕のやりたい感覚をわかってくれたのが、渡邊さんだったんです」「こんな時代だからこそ、生の舞台を観て笑いたいよねって思いはすごく強くて」としみじみと語る松尾。コメディセンスにおいても抜群の3人をメインに、今秋松尾が、劇場に再び笑いという灯をともす。公演は10/24(土)~11/23(月・祝)、シアターコクーンにて上演。チケットぴあにて先行抽選エントリーを受付中。(~9/9(水)11:00まで)取材・文:野上瑠美子
2020年09月08日久々に見た懐かしの芸能人の姿が、昔と大きく変わっていてびっくり…なんて話はよくあること。人間、年齢を重ねていけば多少なりとも容姿は変わります。しかし、想像以上の変貌を遂げていた場合、少しばかり複雑な心境になってしまうのがファンの心理でしょう。1990年代、数々のラブコメ作品に出演し『元祖ラブコメの女王』とも称されるメグ・ライアンも、あまりの激変ぶりにファンから心配の声が寄せられている1人。メグ・ライアンのデビューから現在に至るまで、代表作とともに振り返ります。メグ・ライアン出演映画で振り返る若い頃から現在まで1981年に映画『ベストフレンズ』でデビュー後、1986年に公開された、トム・クルーズ主演の映画『トップガン』に出演して注目を浴びたメグ・ライアン。『トップガン』出演時のメグ・ライアン(中央)その後は、ラブコメ作品への出演が続き、そのどれもが大ヒットを記録。現在の『元祖ラブコメの女王』と呼ばれる理由になりました。人気を決定づけた『恋人たちの予感』誰にとっても身近なテーマであると同時に、永遠のテーマでもある『男女間の友情は成り立つのか』を軸に描かれた映画『恋人たちの予感』。『トップガン』への出演でその名が知られるようになったメグ・ライアンですが、1989年公開の映画『恋人たちの予感』は女優としての人気を確固たるものにした1作といえます。ロマコメ映画の金字塔『めぐり逢えたら』メグ・ライアンとトム・ハンクス主演で、1993年に公開された映画『めぐり逢えたら』は、ロマンティック・コメディの金字塔ともいわれ、いまだに根強い人気を誇る作品。当時30代のメグ・ライアンとトム・ハンクスの姿が新鮮です。トム・ハンクスと再タッグを組んだ『ユー・ガット・メール』後に『元祖ラブコメの女王』と呼ばれるようになったメグ・ライアンの全盛期ともいえる1990年代。1998年に公開された『ユー・ガット・メール』で、メグ・ライアンは再びトム・ハンクスと共演し、『めぐり逢えたら』と同じく本作も大ヒットを記録。日本でも人気を博しました。メグ・ライアンのかわいらしさが弾ける『ニューヨークの恋人』メグ・ライアンが、会社での立場に悩みながらも明るさを失わないキャリア・ウーマン役を表情豊かに演じた『ニューヨークの恋人』。若かりし頃のヒュー・ジャックマンもさることながら、メグ・ライアンのかわいらしさも印象的な1作です。キャリアの分かれ目となった『イン・ザ・カット』ラブストーリー作品での印象が強いメグ・ライアンですが、サスペンス映画『イン・ザ・カット』でこれまでのイメージを一新させます。猟奇殺人事件に巻き込まれ、徐々に心の平静を失っていく女性を、メグ・ライアンが官能的にかつ大胆に演じた同作は、彼女にとってキャリアの分かれ目となった作品といえるでしょう。離婚をめぐる夫婦の愛憎劇を描いた『メグ・ライアンの男と女の取扱説明書』2009年公開の『メグ・ライアンの男と女の取扱説明書』以降、目立った出演作がないメグ・ライアン。離婚をめぐる夫婦のドタバタ劇を描いた同作は、『元祖ラブコメの女王』としての晩年のメグ・ライアンが楽しめる貴重な作品といえるかもしれません。メグ・ライアンの初監督作品『涙のメッセンジャー 14歳の約束』『メグ・ライアンの男と女の取扱説明書』以降、映画業界から遠のいていたメグ・ライアンにとって、久々の映画出演作となったのが『涙のメッセンジャー 14歳の約束』。同作でメグ・ライアンは監督も務めています。それまでにもテレビドラマには出演していたメグ・ライアンですが、初監督作品ということで注目度も高く、公の場に登場する機会も増えました。当時のメグ・ライアンの姿がこちらです。この頃のメグ・ライアンは50代半ば。『恋人たちの予感』、『めぐり逢えたら』、『ユー・ガット・メール』出演当時と比べて、容姿に変化があるのは当然です。しかし、シワが少ない口元や、昔より大きくなっている唇に違和感を覚えた人たちから整形を指摘する声も。なお、2019年に撮影されたメグ・ライアンの姿がこちらです。加齢による変化の範囲内のようにも思えますが、いまだ根強く残る、メグ・ライアンの整形疑惑。1990年代、ラブコメの女王として数多くのヒット作に出演していたため、多くの人のメグ・ライアンのイメージは、当時のまま止まっているからなのでしょう。しかし、どんなに容姿が変わろうと、ラブコメの女王としてメグ・ライアンが一時代を築いた事実に変わりありません。できることならば、今のメグ・ライアンが演じるラブコメ作品が見たい…なんて期待してしまいます。[文・構成/grape編集部]
2020年09月04日演劇界を牽引する劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と女優・緒川たまきが立ち上げたユニット「ケムリ研究室」の旗揚げ公演、新作『ベイジルタウンの女神』が、9月13日(日)より、世田谷パブリックシアターで初日を迎える。この度、本舞台の9月22日(火・祝)18時開演回(追加公演)が生中継配信されることが決定した。出演は、緒川たまき、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子など。新作ごとに異なる魅力を放つKERAの待望の新作とあって、チケットは争奪戦必至だ。この度の生中継配信は、コロナ禍の影響で今年既に2本の舞台の中止を経たKERAの「来場できない状況の方にもご観劇頂ける機会を」という思いが発端となった。配信は、「PIA LIVE STREAM」と「WOWOWオンデマンド」で視聴可能。「PIA LIVE STREAM」は、チケットぴあの購入ページより視聴チケットを購入し視聴。「PIA LIVE STREAM」配信では、公演生配信に加え、キャスト座談会映像を併せて収録配信予定だ。「WOWOWオンデマンド」は本編配信のみ、WOWOWの加入者対象の配信となる。「PIA LIVE STREAM」配信のチケットは、9月5日(土)より、チケットぴあ にて発売開始。なお、この日は、『ベイジルタウンの女神』東京公演の後半日程の一般チケット発売日であり、9月22日(火)の追加公演の劇場の観劇チケットもこの日に同時発売される。物語は、ふとした事から貧民街で暮らすことになった、俗世知らずの女社長を巡るロマンティック・コメディ。実力派のキャスト陣がどんな群像劇を繰り広げるのか。幅広い層の観客が楽しく笑えるコメディ作品になるとのことだが、「ケムリ研究室」が届ける笑顔の時間を、劇場で、それぞれの場所で、ひととき共有できればと思う。『ベイジルタウンの女神』9月22日(火・祝)18時開演公演中継生配信「PIA LIVE STREAM」※本編休憩時間&終了後にキャスト座談会付き(予定)予定キャスト・緒川たまき×仲村トオル×水野美紀・温水洋一×犬山イヌコ×高田聖子・山内圭哉×吉岡里帆×松下洸平視聴チケット料金:¥4,000(税込)※生配信のみ。アーカイブ視聴無し視聴チケット販売期:2020年9月5日(土)10:00〜9月22日(火・祝)19:30まで(要チケットぴあ会員登録)※公演の途中からご視聴頂く場合でも、巻き戻し再生はできませんので予めご了承ください。チケット販売ページ ※ご視聴方法、推奨環境、等詳細、お問い合わせにつきましては、 PIA LIVE STREAM( ) のページにてご確認ください。「WOWOWメンバーズオンデマンド」※本編生配信のみ。アーカイブ視聴無し詳細 ■『ベイジルタウンの女神』公演詳細情報ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』公演概要●スタッフ作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ振付:小野寺修二映像:上田大樹音楽:鈴木光介●キャスト緒川たまき、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、望月綾乃、大場みなみ、斉藤悠、渡邊絵理、荒悠平、高橋美帆、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子(※高橋美帆の「高」は、はしご高)公演日程【東京公演】9月13日(日)〜27日(日) 世田谷パブリックシアター※未就学児の入場はご遠慮ください。※車椅子でのご来場は事前にキューブまでご連絡ください。●チケット料金S席12,000円A席 8,800円学生割引席6000円●チケット一般発売日9/13(日)〜20(日)の公演→8/22(土)発売9/21(月)〜27(日)の公演→9/5(土) 発売●お問合せ(東京公演)株式会社キューブ03-5485-2252(平日12:00〜18:00)
2020年09月04日ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』のフォトコールが4日に東京・東急シアターオーブで行われ、増田貴久、笹本玲奈、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、今井清隆が取材に応じた。同作は1961年にブロードウェイで初演を迎え、以降1,417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。翌1962年のトニー賞最優秀 ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成し、大きな注目を集めた。2011年にはダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。同公演のプロデューサーは、「このミュージカルをこの時期にあるがままでやりたいということを決断しました。そのためにはいくつものハードルがありました」と明かす。演出・振付のクリス・ベイリーはアメリカからの入国ができず、1年前に美術、衣装、音響などについて打ち合わせは行なっていたものの、実施の稽古とミーティングはオンラインで行うことに。振り付けは動画もアメリカで撮影したものを日本に送り、日本の振り付け助手が振りを起こしてキャストに伝えていく形になったという。演出に関しても、「毎日クリスさんに送ってメモをもらって、また日本でキャストに伝えるという形で作ることになりました」と振り返った。また、感染対策として「PCR検査を稽古前に1回、稽古が始まって1回、本番前に1回。抗体検査も入れれば4回。キャスト、スタッフ、オーケストラに至るまで全員が受けました」と明かし、本番中も検査は実施していく予定だ。日々の管理としては、全員が毎日ノートに体温、体調を記入し、「この手帳がないとマネージメントの方でも楽屋に入れない」と記録を徹底。ステージの抗菌処理、公演が終わるたびに消毒も行う。会場はもともと厚生労働省の求めている換気量の基準を満たしていたが、さらに客席を半分にした。プロデューサーは「観劇中はマスク、おしゃべりをひかえていただくようにお願いしております。座っていただいた席で何かがあった時に連絡が取れるような措置もしています。東京都が推奨するガイドラインを全てやり尽くす中で、なんとか20日まで公演を進めていきたい。作品名の通り、努力して公演を成功する方法を導こうと思っています。緊張感のある中で毎日を過ごしております」と締め括った。ブラザートムは「100人近く動いていて、誰も陽性が出てないというのは、本当に全員がガチッとやってないと無理なんですよ。どこにもいかない連中が100人いる。幕が開くだけで涙が出るくらい嬉しいことだと思います」としみじみ。主演の増田は「本当に世の中、日本も大変な状況の中で大きな会場でステージに立つのは責任重大だなと思いながら、しっかりとエンターテインメントを作る」と決意を示す。「この場を大切に、しっかりと千秋楽まで迎えられるように頑張って取り組んでいきますので。観にきてくださる方から広がって、少しでも多くの方を元気にできるようにがんばっていきます」と意気込んだ。東京公演は東京・東急シアターオーブにて4日〜20日、大阪公演は大阪・オリックス劇場にて10月3日〜9日。
2020年09月04日ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』のフォトコールが4日に東京・東急シアターオーブで行われ、増田貴久、笹本玲奈、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、今井清隆が取材に応じた。同作は1961年にブロードウェイで初演を迎え、以降1,417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。翌1962年のトニー賞最優秀 ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成し、大きな注目を集めた。2011年にはダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。歌って踊る2シーンが披露され、取材を受けるときには汗だくとなっていた増田に、ブラザートムが袖からティッシュを持ってくる一幕も。初めての海外ミュージカルとなった増田は「小さい頃からミュージカルをやるのが夢だったので、プレッシャーも100あるけど、楽しさ嬉しさも同じくらいの数字」と喜びを表す。笹本が増田について「(主人公の)フィンチそのものだなって、共演者の方ともよく話しています。本当にトントンと出世していくだけだったらいやな男で終わっちゃうんですけど、増田さんの人柄の良さ、カリスマ性がすごくフィンチを豊かにしている。私自身もそばで増田さんを見ていて、心から応援したくなるような存在だなと思っています」と語ると、増田は「ありがとうございます!」と大声で深々とお辞儀。松下は「涼しそうな顔でずっと稽古されてるので、すごいなと思います。(ライバル役の)バドとしてどんどんフィンチを邪魔していかないといけないなと思いましたし、稽古場での増田くんのイメージとフィンチのキャラクターがすごく合ってるので、よりやりやすくやらせてもらってます」と様子を明かした。新型コロナウイルスの感染対策で稽古もマスクをつけて行っていたが、増田は「急に通し(稽古)のときにマスクを外して『ああ、そんな口してたんですね』と。顔の下半身を知らない、みたいな。『お尻見ちゃった』くらいの衝撃はありました」と周囲を笑わせる。演出・振付のクリス・ベイリーとはリモートでの稽古となり、実際に会ったのは約1年前の顔合わせのみに。増田が「その場で歌を歌って、振り付けをしてもらって。山下達郎さんを歌いました。達郎さんが僕に降りてきたので」と振り返ると、ブラザートムが「いるよ、今も」とつっこみ、増田は「そういう意味じゃなくて!」と苦笑する。クリスの反応については「下から上までちゃんと出るね、よしよし、みたいな」というものの、「英語だったので、ポジティブに捉えたんですけど……なんとなくすごく褒めてくれました」と雰囲気で感じ取った様子。オンライン稽古では「クリスさんが、『君が仕事を始めた時から今に至るまでにいろんな階段を登ってきて、君の状況も変わったでしょ? 自分のステージが上がって行った時のことを思い出してフィンチを作っていったらいいんじゃない』と言ってくれたので、普段自分が経験してきたことと役を重ねては考えないようにしてたんですけど、重ねて見ていたかもしれないです」と役作りを明かした。作品にちなみ、「出世のコツ」を聞かれると、ブラザートムは「努力とか素質とかではなくて、カネとコネだと思います」ときっぱり。増田は「僕も、コネという言い方は違うかもしれないですけど、人付き合い。自分がこれができるから巡り合えたというよりは、周りの人が助けてくれたり、人との出会いでここに入れる。応援してる人がいて、スタッフさんがいてメンバーがいて家族がいて、恵まれてきた」と周囲に感謝していた。
2020年09月04日劇団NLT『オウムとにわとり』が9月2日より、赤坂RED/THEATERで開幕する。『オウムとにわとり』は、映画『罠』や『8人の女たち』で知られるフランスの劇作家、ロベール・トマの作品。おしゃべりが好きなことから「オウムおばさん」と呼ばれているアリスは、パリの公証人事務所で働いている。ある日、彼女の目の前で上司・ロシェが背中にナイフを刺され、倒れてしまう。通報ののち、気絶してしまったアリスが目を覚ますと、ロシェの死体は消えていたーー。アリスを中心に、刑事や公証人事務所の面々の軽妙な会話によって、それぞれが抱えていたロシェへの思いが明らかになっていく。劇団NLTといえば、1960年代の発足以来50年以上、コメディを中心に上演してきた団体。1975年に『オウムとにわとり』を日本で初めて上演したのも彼ら。今作はまさに、この団体の原点とも言えるブールヴァール劇(大衆娯楽演劇、風俗喜劇)だ。コロナ禍であらゆる芝居の上演が難しくなっていく中、NLTは3月末まで細心の注意を払って公演(NLTダッシュ公演『病める時も健やかなる時も』)を続けた。また、緊急事態宣言以降は過去作品の配信を行ったり、所属する若手俳優たちを中心にオンライン演劇に挑戦したりと、演劇の灯を絶やさないよう活動を続けている。そんなNLTが、半年ぶりの公演で彼らの原点、真骨頂ともいえるブールヴァール作品を上演する。長きにわたってコメディを上演してきた彼らにとっては「いつもどおり」であるとも言えるが、同時に特別な公演でもあるだろう。だからこそ、私たち観客はただ目の前で繰り広げられる丁々発止のやりとりを、死体が消えるところからはじまる上質なサスペンスを、アリスを演じる木村有里の「オウムおばさん」ぶりをめいっぱい楽しみたい。文:釣木文恵
2020年09月02日長年、インディペンデント映画界に君臨してきた鬼才ジム・ジャームッシュ監督がソンビ映画を手掛けた『デッド・ドント・ダイ』のBlu-ray&DVDが、11月4日(水)早くもリリースされることが決定した(レンタル同時リリース)。本作は、アダム・ドライバーやビル・マーレイのほか、ティルダ・スウィントン、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローバーら豪華な面々が出演するゾンビ・コメディ映画。赤いコンパクトカーで登場したかと思えば、「KILL THE HEAD!(頭を殺れ)」を合言葉に、ナタでゾンビを切りまくるピーターソン巡査(アダム・ドライバー)をはじめ、監督の独特な世界でゆるくも生き生きと存在感を放つキャラクターたちが登場。豪華俳優陣に加え、ヒップホップ歌手のRZAや、今作と同名タイトルの楽曲を描き下ろしたスタージル・シンプソンなど、分かる人には分かる嬉しい出演者や小ネタも満載。見れば見るほど楽しめる作品となっている。今回、Blu-ray&DVDリリースに加え、各種サイト配信も決定。ESTでは1か月先行(HD2500円SD2000円)で10月4日(日)以降、TVODでは2週間先行(HD500円SD400円)で10月21日(水)以降リリースが開始される。『デッド・ドント・ダイ』Blu-ray&DVDは11月4日(水)リリース、レンタル同時リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年6月5日より全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年08月28日山田孝之、賀来賢人ら豪華共演による福田雄一演出ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」が2021年1月に上演、そのメインビジュアルが解禁となった。本作は、“コメディ界のビートルズ”と称されるイギリスの人気コメディ・グループ「モンティ・パイソン」の大ヒット映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975年公開)を基に作られたミュージカル作品。「モンティ・パイソン」のメンバーであるエリック・アイドルが脚本と作詞を担当し、全世界で上演されている。ヨーロッパの有名な物語「アーサー王と円卓の騎士」をモチーフにしたギャグほか、数々の人気ブロードウェイ・ミュージカルのパロディが随所に登場。名シーンや“いわゆるミュージカル”っぽい大げさな歌、セリフ、ストーリー展開をパロディ、あらゆるタブーまでもギャグにしてしまう。2005年ブロードウェイでの初演時には、アメリカの演劇・ミュージカル界で最も権威ある賞「トニー賞」14部門ノミネート、そして最優秀ミュージカル賞含む3部門を受賞した。日本では2012年に初演、2015年に再演を果たし、来る2021年1月、キャストを一新して再び上演する。主演のアーサー王役・山田孝之、ランスロット卿役・賀来賢人、パッツィ役・矢本悠馬、歴史学者役やハーバート王子役ほか複数の役を演じるお笑いコンビ「シソンヌ」じろうとベディヴィア卿役・長谷川忍ら“福田組”常連陣。さらに福田ミュージカル作品には初登場の面々も。湖の貴婦人役を演じる日本ミュージカル界を牽引する新妻聖子、ロビン卿役・小関裕太、ガラハッド卿役・三浦宏規といった各界の実力派俳優陣が豪華集結し、まさに“聖杯を探す旅に出る”、この物語を切り取ったかのようなメインビジュアルが完成。優しく見守る湖の貴婦人と、観る者を物語へと誘う案内人の歴史学者に見送られ荒野を進み行く騎士たちの旅が、いかなる珍道中になるか…ストーリーそのものを表すビジュアル。もう1点、「モンティ・パイソン」が活躍した70年代のイギリスを彷彿とさせるサブビジュアルも同時公開されている。ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」featuring SPAM(R)公演は、2021年1月18日(月)~2月14日(日)東京・東京建物BrilliaHALL、2月18日(木)~21日(日)大阪・オリックス劇場、2月26日(金)~28日(日)福岡・福岡市民会館大ホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2020年08月27日人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」「Fleabag フリーバッグ」のアンドリュー・スコットが、中年の危機に陥ったスター俳優を演じる“ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)”『プレゼント・ラフター』から予告編が解禁。10月9日(金)より劇場上映される。本作は、イギリスで上演された舞台の中から英国ナショナル・シアターが厳選し収録した舞台を日本の映画館で楽しめるNTLiveの2020年新作第5弾。中年の危機に陥ったスター俳優を主人公にしたノエル・カワード作の傑作コメディで、海外ツアーへの準備中のスター俳優ギャリー・エッセンダインのもとに個性的な面々が会いに来て、彼の生活はハチャメチャに。現代の名声・欲望・孤独を見事に投影した作品となっている。1942年の初演時、カワード自らが演じて好評を博したギャリー役には、「SHERLOCK/シャーロック」のモリアーティ、「Fleabag フリーバッグ」の“ホット・プリースト”などでお馴染みのアンドリュー・スコット。喜劇を得意とする演出家マシュー・ウォーチャス(「ゴッド・オブ・カーネイジ」「マチルダ」)の手腕にも注目だ。本年度のローレンス・オリヴィエ賞ではリバイバル賞・主演男優賞(スコット)・助演女優賞(ソフィー・トンプソン、インディラ・ヴァルマ)がノミネートされ、英国演劇界から絶賛を浴びた。NTLive『プレゼント・ラフター』は10月19日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ 川崎、TOHOシネマズ 赤池、大阪ステーションシティシネマ、福岡・中洲大洋映画劇場にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月14日鈴木伸之×佐野勇斗W主演「俺たちはあぶなくない ~クールにさぼる刑事たち」のメインキャストとして、矢野聖人、猪野広樹、井上肇、近江谷太朗、そして三吉彩花の出演が発表された。本作は、警視庁麻布中央署を舞台に、鈴木さんと佐野さんが、定時を超えて働かない、無理はしない、捜査もしない…とにかくコスパよくさぼることを常に念頭に置く刑事を演じ、2人の全く“あぶなくない”さぼりライフを描くクールでスタイリッシュなポリス・コメディ。個性強烈な登場人物が集結!この署内には、往年の刑事ドラマを彷彿とさせる(?)個性強烈な登場人物が集結。真夏でもモッズコートを着こなす熱血刑事・月賀梨男役を矢野さん。月賀の相棒で、月賀の運の無さに振り回される人の良い若手刑事・伊喜利辰巳役を猪野さん。渋いビジュアルで捜査本部を仕切るが、事件の見立てがとにかく下手なイケオジ刑事部長・出久坊三役を井上さん。署長・江良宗一役を近江谷さん。そして署内のあらゆる情報に通じ、高級スイーツと交換に高野(鈴木さん)&世中(佐野さん)に有益な情報をもたらす噂好きの女性、宇和佐好江役を三吉さんが演じる。積極的に働かない主人公2人と、周りを囲むオールドスタイルな刑事たちの対比がコメディタッチに描かれていく本作。また、よく見れば分かる(?)歴代刑事ドラマへ愛を捧げた小ネタオマージュシーンも必見だ。新キャストコメント矢野聖人今回、月賀梨男を演じました矢野聖人です。久しぶりのコメディタッチだったので、僕自身、気合いが入りつつも現場で試行錯誤し皆様に楽しんで頂けるよう撮影致しました!!麻布中央署イチ熱い男の生き様を是非ともご覧下さい!猪野広樹台本を読ませて頂いた時から、とにかく笑いっぱなしでした。それぞれの登場人物のキャラクターが本当に濃いので、撮影中は毎日その化学反応が楽しみで仕方なかったです。高野と世中とは全く違う、月賀と伊喜利のバディ感もぜひお楽しみ下さい…!そして最高に笑ってください!井上肇刑事ものとしてはかなり緩い?いや、とんでもないと言った方が的確かもしれません。とにかくこの“あぶなくない”二人の若い刑事と、濃~いキャラの上司、同僚刑事たちが織り成す、“とんでもないドラマ”を是非堪能して頂きたいです!近江谷太朗脚本がとても面白かったので、撮影を楽しみにして現場に行きました。同じ事務所の鈴木くんが、人柄も手伝って魅力的な主人公を作り上げていて、思わずお父さんのような目でニコニコして見てました。他のキャストもみんないい感じです!魅力的な若者たちのフレッシュな演技をお楽しみつつ、自分と井上肇さんのオジサン2人にもちょっとだけ注目していただければ幸いです。三吉彩花宇和佐好江役を演じました三吉彩花です。今回とても味の濃い役に出会えたことを嬉しく思います。それぞれが創り出す世界観と宇和佐独特のキャラクターも是非楽しんで一緒に笑っていただけたらと思います!「俺たちはあぶなくない ~クールにさぼる刑事たち」は9月17日より毎週木曜日24時59分~MBSにて、ほかテレビ神奈川、チバテレ、テレ玉、とちテレ、群馬テレビにて放送。TVer、MBS動画イズム、GYAOにて見逃し配信、TELASA、auスマートパスプレミアム、J:COMオンデマンド、milplusにて見放題独占配信。(cinemacafe.net)
2020年08月14日桜井玲香が、2021年3月に日比谷シアタークリエにて上演予定のミュージカル『ゴースト』に出演することが発表された。2018年に日本初演された大ヒットミュージカル『ゴースト』が、およそ2年半の時を経て再びシアタークリエの舞台へとよみがえる。主人公サムを演じるのは、初演時にも圧倒的な演技・歌唱力で見事にその役を昇華させた浦井健治。ヒロインのモリーは、初演後も多くの大役を演じ益々演技力に磨きのかかった咲妃みゆ。そして新たに迎える、帝劇デビューも果たし今やミュージカル界になくてはならない存在となった桜井がダブルキャストで務める。敵役となるサムの親友カールには、近年ミュージカルでも目覚ましい活躍を見せている水田航生を新たに迎え、霊媒師のオダ・メイ役は『天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~』でもその魅力を発揮した森公美子が初演に引き続き演じる。情報発表にともない、メインキャスト5名のコメントが寄せられた。【浦井健治】この作品から、人生は一瞬一瞬がかけがえのないものであり、出逢えた人との時間は何よりも大切で、尊いものだと学びました。またあの作品の世界に触れられる喜び!森さん扮するオダ・メイとのコンビも復活です!この作品のテーマである、永遠の愛は、人間愛。きっと人生には、様々な愛が散りばめられ、継承され、繋がっていけるんだと思います。信じることの素晴らしさを改めて感じつつ、有限である生きることの意味や、人間らしく生きることについて考えていけるような、演劇の時間になりますように……【咲妃みゆ】再び今作品に携われることになりとても嬉しいです。初演時から今日に至るまで、世界は凄まじい変化を続け、私自身も様々な経験を経て歩んで参りました。培った全てを注ぎ込み、気持ち新たに”モリー”と向き合いたいと思います。皆さま是非劇場に足をお運びくださいませ。お目にかかれる日を心待ちにしております!【桜井玲香】映画版が素敵で好きな映画作品のひとつです。今回出演させていただける事、とても嬉しいです。初演は拝見出来ていませんが、ミュージカル版は魅力的な楽曲が多く、サントラをよく聴いています。モリーのもがきながらも一生懸命生きようとする力強さをしっかり演じられたらと思います。【水田航生】サスペンス、ロマンス、ファンタジー、コメディと一作品で全てを網羅できる、大好きな作品です。そしてそれにミュージカルというエンターテインメントがまた一つ上乗せされるミュージカル『ゴースト』。この世界で演じられる事が楽しみでなりません!再演からの参加ですが初演の素晴らしさを踏襲しつつ、自分が演じる新たなカール像を作れるように稽古から励んでいきます!【森公美子】私自身、この作品に出演出来た事を感謝しました。2011 年の東日本大震災から、10 年目の 3 月にこの作品が再演される事の意味を考えると感慨深いです。何か!私は、この作品が持つ愛を皆さんにもっと知っていただきたいと心から思っております。演出家のダレンは、『風の電話』の話を私達出演者にしてくれました。震災で、亡くなった家族への電話ボックスです。その電話は、絶対に、相手の方に届いていると、信じます。是非、ミュージカル『ゴースト』に出会って下さい。
2020年08月11日『妖怪シェアハウス』に出演する小芝風花さんに、ドラマの見どころを伺いました!「初めて台本を読ませていただいた時、妖怪たちとシェアハウスで暮らすという突拍子もない設定がとにかくおもしろい!と思いました」ドラマ『妖怪シェアハウス』で小芝さんが演じるのは、人に嫌われることを恐れ、空気を読んでばかりいる目黒澪。彼氏に騙され、家もお金も奪われた澪は、ひょんなことから人間のフリをした妖怪たちとシェアハウスで同居することに。「澪のように、自分の言いたいことがなかなか言えない女の子って多いと思うんです。私もつい、ここでこれを言ったら気まずくなっちゃうんじゃないかとか、いろいろ考えてしまうタイプ。だから共感できる部分は多かったです。澪は少し度を越えていますけど(笑)。でも、どれだけ騙されても人を信じる純粋な女の子なので、ただ気弱なだけでなく、見る人に応援してあげたいと思われるように演じたいなと思いました」そんなどこにでもいる普通の女の子を演じるべく、あえて現場には役を作り込まずに入ったという。「昔は役について、あまりにも自分であれこれ考えすぎてしまうタイプだったんです。でも前に受けたオーディションで、そんなに手にいっぱい握りしめていると、現場で何も掴めないから、少し余裕を持って臨んだほうがいいとアドバイスされたことを思い出して。とくに今回は普通の女の子の役だったので、手ぶらで行って、個性豊かな妖怪さんたちの一つ一つのセリフや動きに、素直にリアクションできたらいいなって」劇中には、お岩さん、酒呑童子、座敷童子など、伝説の妖怪が次々に登場。澪が直面するトラブルや面倒な相手を、同居人のよしみで次から次へと過激にやっつけていく。「登場する妖怪さんたちはみんな、自由奔放で人間味溢れる愛らしいキャラクター。そんな妖怪さんたちが語る身の上話も見どころの一つ。例えば、第2話に登場するお菊さんは、伝承では井戸に落とされたことになってるけど、それはみんなが勝手に言っているだけで、本当は…みたいな話が毎回登場するんです」ホラーコメディというジャンルなだけあり、実際にホラー的要素もふんだんに詰め込まれているそう。「台本を読んだ時は私も、これ本当にホラーなの?って思ったんですけど(笑)、第1話で松本まりかさん演じるお岩さんが、妖怪の姿に戻って振り返るシーンがめちゃくちゃ怖くて。妖怪たちを紹介する“ゲキメーション”のタッチもめちゃくちゃホラーで、大人でもしっかり楽しめる作品になっています。妖怪さんたちが悪い人を毎回こてんぱんにやっつけてくれるのもスカッとするので、これを見て1週間の疲れを吹き飛ばしていただけたら嬉しいです」『妖怪シェアハウス』彼氏に騙され、失意の中で倒れてしまった澪(小芝風花)は、助けてくれた女性・伊和(松本まりか)が住むシェアハウスで目覚める。そこには妖怪たちの姿が…!出演/小芝風花、松本まりか、大倉孝二ほか8月1日よりテレビ朝日系にて、毎週土曜23:15~放送。こしば・ふうか1997年4月16日生まれ、大阪府出身。女優。情報番組『オスカル!はなきんリサーチ』のメイン司会を務めるほか、NHKラジオ第2『おしゃべりな古典教室』にレギュラー出演中。ワンピース¥33,000(PAMEO POSE/パメオポーズ 表参道本店 TEL:03・3400・0860)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年8月5日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・成田佳代ヘア&メイク・竹下あゆみインタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年08月07日脚本家・古沢良太によるオリジナル作で、大人気ドラマを映画化した『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が現在ヒット中だ。コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる同作の映画化は2作目。シンガポールに拠点を持つ世界有数の大富豪一族・フウ家をターゲットに、壮大な物語が幕を開けた。主題歌「Laughter」を手掛けたのは、2018年のドラマ版よりタッグを組んでいるOfficial髭男dism(藤原聡、小笹大輔、楢崎誠、松浦匡希)。異例の抜擢により同ドラマの主題歌「ノーダウト」でメジャーデビュー、さらに 2019年の映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』主題歌「Pretender」が大ヒットし、『第70回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たすなど、まさに同作と共に駆け上がるヒゲダンにインタビューし、新曲への思いや、『コンフィデンスマンJP』の魅力について話を聞いた。○■大きな世界について歌った曲――まずは、公開中の『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の主題歌「Laughter」が生まれた経緯や、曲に込めた思いについて教えてください。藤原:主題歌を務めさせていただく時には、毎回コンフィデンスマンチームの皆さんと打ち合わせをしていまして、今回は「特定の誰かの物語というより、誰もに当てはまる大きな世界のことを歌っていくのがいいんじゃないか」という話になりました。いつも「例えばこういう曲」というのをリファレンスとしていただくんですけど、今回は『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」でした。台本を読ませてもらって、その提案に共感しまして、あまり一人称を使わずに、自分の心と世界に共通することを描いていけたらいいんじゃないかと思った結果、「Laughter」が生まれました。――「Laughter」という曲名で、「鳥の名はLaughter」という歌詞も出てきますが、なぜ「Laughter」だったのですか?藤原:「Laughter」には「笑い声」という意味があります。『コンフィデンスマンJP』でずっと描かれている「何が真実か嘘か」というテーマは、実は自分たちが音楽をやっていく中でものしかかってくるテーマでもあって。例えば、「たくさん聴かれること」が正しいのか考えた時に、もちろんビジネスとしてやっていく上では正義なんですけど、そこだけではないのではないかと。自分たちが「いいものができたな」と笑えるのか、その上でどうやって新しい道を歩いていけるのか、バンドとして足並みを揃えていけるのかといったことが、大事なんじゃないかと思うんです。自分たちの活動を振り返っていくと、みんなが笑っていることが、すごく大事でした。だから、より笑える方に飛んでいく、という思いで書きました。――「Laughter」を最初に聞いたとき、他の皆さんはどういう反応だったんですか?松浦:毎回、大枠のデモを持って来た時に「またすごい曲、書いてきたんか!」と思っています。作曲の泉が枯れないというか……本当に何曲も何曲も良い曲を書いてくるんですけど、「Laughter」はパッとデモを聞いた時からすごく良いメロディーだし、歌録りの時に「まだ新しい顔を見せるんだ」と感じ、ずっと進化し続けていると思いました。――前作『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の主題歌「Pretender」が大ヒットして、曲が聴かれているだけでなく、外出自粛期間中にも色々な方がカバーして歌っていたりもしていました。この広がりについてはどう思われていたんですか?藤原:メンバーみんな、全然予測できてなかったでしょう?全員:(異口同音に)そうですね(笑)。楢崎:流行ってるんだなという風に思います!全員:(笑)松浦:簡潔(笑)。小笹:まさか、こんな反応とは思ってなかったですね。「いい曲だな」とは思いましたけど。藤原:初めての感覚でした。曲が広がってみんなのものになっていく感じというのか……バンドだけの楽曲というより、いい意味で手を離れていってるような。バンドとしては幸せなんじゃないかなと、すごく光栄に思っています。松浦:いつの間にか自分のわからないところで広がっていたので、フェスやライブでイントロが始まった時に大歓声が来て、はじめて実感しました。ランキングで上位になったり、全体の数字が大きくなったりということを見ても、結局どれくらいの人が聴いてるのかはあまりわからなくて、ライブででしか体感できないところはありました。――「Pretender」にはボクちゃんの気持ちも反映されているのでは? という意見もありますが、その点はいかがですか?藤原:なんとなく入ってはいるかもしれません。『ロマンス編』ということだったので、ボクちゃんとダー子、ジェシーとダー子の間柄がメインに描かれていて、そこに当てはまるものでもあり、自分の人生感、恋愛感にも当てはまるものというところで進めていきました。そういった意味で、それだけではないけれど、入っているところはあります。――そういう点が、様々な人の共感を呼んだのかもしれませんね。藤原:「きっとみんなが共感してくれるだろう」というより、「この名前のつけがたい心の動きを描けたら」と思ってはいたので、ここまで共感いただけたことには、びっくりしました。○■『コンフィデンスマンJP』魅力は?――『コンフィデンスマンJP』ドラマ版、『ロマンス編』ときて、『プリンセス編』で3度目のタッグとなりましたが、メンバーの皆さんにとってはどんな存在になりましたか?藤原:よくチーム内でも話しているんですけど、最初が月9なんですよね。月9のドラマと言ったら、きっと政治があるんじゃないかな、と思うじゃないですか。いろいろな大人がいて、「このバンドはどう?」「このアーティストはどうでしょう」という話もあったでしょうに、チームの方が自分たちの耳を指針にして音楽のオファーをくださったという第一歩がめちゃくちゃ光栄だったし、とにかく良い作品にしようとされていることが伝わってきました。それは3回目のタッグになっても変わらないどころか、さらに深くなっていくように感じたので、自分たちもバンドとして歌で応えていきたいという思いがありました。切磋琢磨させていただいてるような、それでいて一緒によりエンターテインメントの深いところ、面白いものを追求する仲間に入れていただけているような感覚です。小笹:初めての大型タイアップで月9の主題歌をやらせていただいたのは、驚きでした。当時はわからなかったんですけど、タイアップのお仕事が増えていく中で、「ヒゲダンさんのあの曲のような感じ」といったイメージ、例えば「『115万キロのフィルム』に感銘を受けたので、ああいうラブソングを」という形でお話をいただくこともあるんですが、コンフィデンスマンチームは全然違うんです。「なんでヒゲダンにこの提案をしてきたんだろう」と思うような、僕たちからは完成形が見えない提案をいただくことが多くて。「Pretender」の時もそうですけど、例えば「UKの要素を入れて欲しい」とか。僕たちだけでは作り得なかった作品を一緒に生み出すことができる、大事な存在です。――それだけ深く関わられている作品ですが、改めて皆さんの思う『コンフィデンスマンJP』の魅力を教えてください。小笹:第1話を観たときはシンプルに騙されればいいけど、ドラマの仕組みからして、第2話からは「騙される」という前提で観ていないといけないから、複雑じゃないですか。それを連続ドラマで、何種類もの騙し方を展開して……さらにコメディとして楽しい気持ちで見れる話もあれば、僕の好きな「家族編」のように人間の本質的な部分に触れる話もある。本当に、「何でこんなにいろいろな話を作れるんだろう?」と不思議です。映画版も作ると聞いてびっくりしたんですけど、毎回すごい作品になるので、作品の一ファンとして、長く続いてくれたら嬉しいです。松浦:僕は素直に騙されるし、登場人物全員が愛おしいなと思います。こんなに全員のキャラが立ってるドラマを、初めて観たかもしれないですね。みんな、かわいくないですか? 僕は五十嵐が好きです(笑)。楢崎:人間の本質に何が必要なのか、自分が本当に大切にするものは何だったのかといったテーマを、本質的ではないところを通してから絞っていくというところが、すごいと思います。「詐欺師とお金」という一見真実のない薄っぺらい外側を通して、しかもコメディタッチで気楽な気持ちで入るのに、到達地点で本質的なテーマが浮かび上がってくるという作りが好きです。映画版でも、物語がどんどん膨らんでいって、キャラクターによってもどこに大切なものを置くのかが違いますし、観ていて好きなところです。藤原:ドラマの時から一貫して、フォーカスが当たってる詐欺のジャンルによって、ちょっとしたパロディやオマージュにクスッとくるところが好きです。自分が音楽をやっている上でもそういったオマージュは好きで、ブルーノ・マーズにマイケル・ジャクソンを感じるように、楽しんで作っているとわかるのが素晴らしいところだなと思います。ドラマで出てきたキャストが映画にカムバックしてくる感じも、たまらないです。あとは、楢ちゃんとも重なりますが、詐欺師が嘘をついて騙していく物語なんだけど、何が真実で何が嘘なのか、騙していくのは正義なのか悪なのか……そもそも正義と悪というものがはっきりしてなくて、色々な色に物語が変わっていく感じが、人間の本質的な部分とすごく近い。それぞれのキャラクターが、自分の大切なものを守るため、野望を成し遂げるために誰かを騙していって、でもそこには騙すなりの思いやりや守りたい正義があったりと、一辺倒じゃないですよね。クルクルと変わっていく感じが、壮大なスケールで描かれているので、浮世離れした世界でも、自分の日常生活に生きてくるのだと思います。特に今回の『プリンセス編』は、より「嘘か真実か」という点にフォーカスされているように感じました。「偽物とは? 本物とは?」というテーマは、特に自分の人生においてもリンクするところだったので、主題歌として「Laughter」が生まれたことで、自分がミュージシャンとしてこれからやってく上でも大事なことを教わったと思っています。■Official髭男dism2012年結成、藤原聡、小笹大輔、楢崎誠、松浦匡希により結成。2018年 「ノーダウト」がフジテレビ系“月9”ドラマ 『コンフィデン スマンJP』の主題歌に抜擢されメジャーデビュー。 2019年、映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の主題 歌「Pretender」をリリースし、34週連続でオリコンストリーミングランキング1位を記録、史上初で2億回再生を達成する。同年、『第70回NHK紅白歌合戦』に初出場。8月5日には、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」主題歌「Laughter」を含めたNEW EP『HELLO EP』を発売する。9月26日には自身初のオンラインライブを開催する。
2020年08月07日新川優愛主演で放送中のプラチナイト 木曜ドラマF「ギルティ~この恋は罪ですか?~」が8月6日(木)最終回を迎え、来週8月13日(木)からは眞島秀和主演「おじさんはカワイイものがお好き。」がスタート。この度、新川さんから眞島さんのバトンタッチが行われた。4月にスタートし、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのおよそ2か月間の放送休止を経た物語が、今夜いよいよフィナーレ。登場人物が全員裏切り者という“ドロドロ”と、初恋の人への秘めたる思いが燃え上がる“キュンキュン”が交錯する“ドロキュン”な展開が、予測不能な物語を紡ぎだし毎週視聴者を悶絶させてきた。最終回にはドラマオリジナルの結末が用意されているという。そして同枠では、来週から新ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」がスタート。こちらは打って変わって、心を癒す“ほっこり”コメディ。主人公は渋くて紳士的、さらには仕事もできるイケオジ課長・小路三貴。「カワイイものが好きすぎる」というヒミツがある。それを致命的な機密のように抱えながら生きるイケオジ・小路の葛藤と同志たちの交流を描くコメディドラマ。イケオジたちがカワイイものを愛でまくるギャップに、悶絶することになりそう。7月某日に行われたバトンタッチでも、2人が掲げたそれぞれの台本を見比べるだけでも、2本のドラマのギャップがうかがい知れる。「ギルティ」主演・新川さんは「9話でもドロキュンがまったく止まらず、『もう次で終わり?』と思ったくらい」と告白し、「10話で登場人物みんなの運命、歩む方向がどこに行くのか、さらに爽と秋山はどうなるのか…?10話は全てが見どころです!」と力強くコメント。一方、「おじカワ」の眞島さんは「43歳のおじさんが可愛いパグ太郎を愛でる気持ちをひた隠しにして生きているという、とてもあたたかいドラマです。いい歳したおっさん同士が心を開いて『推し』を共有していくなど、とにかくほっこりするドラマをお届けするので楽しみにして」とアピールした。「ギルティ」最終回のあらすじ遊園地デートを楽しんだ爽(新川優愛)と秋山(町田啓太)だったが、お互いに離れたくない思いを抱きながらも2人は別れの時を迎える。秋山は瑠衣(中村ゆりか)に家族として寄り添っていく決意を固めていたのだ。さらに瑠衣は秋山を呼び出し、爽と秋山を永遠に引き離すためのある行動を起こそうとする――。爽への狂気じみた復讐の想いを膨らませる瑠衣、そんな瑠衣への憎悪が燃え上がる寺嶋(神尾楓珠)、爽のことを想い行動を起こす一真(小池徹平)、そしてお互いの想いを告げられないでいる爽と秋山。登場人物全員の想いが複雑に絡まったまま突入する最終回。それぞれの運命はどこに行くのか…?「ギルティ~この恋は罪ですか?~」第10話は8月6日(木)23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送(最終回)。「おじさんはカワイイものがお好き。」は8月13日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送(全5話予定)。(text:cinemacafe.net)
2020年08月06日夏真っ盛りにもかかわらず、「今年は夏定番の遊びを満喫できないのでは?」と落ち込んでいる人も多いはず。そこで、夏も海もお祭り騒ぎも青春も、すべてが一度に体感できてしまう映画『ぐらんぶる』をご紹介します。今回は、「絶対に映像化不可能」と言われた話題作に出演したこちらの方にお話をうかがいました。写真・北尾渉(犬飼貴丈)俳優の犬飼貴丈さん!【映画、ときどき私】 vol. 315夢のキャンパスライフに胸を膨らませる北原伊織と今村耕平という2人の男子が、あるダイビングサークルとの出会いをきっかけに、刺激的な日々を送っていく姿がユーモアたっぷりに描かれている本作。『仮面ライダービルド』やNHK連続テレビ小説『なつぞら』で注目を集めた犬飼さんは、竜星涼さんとともにダブル主演を務めています。演じているのは、無駄にイケメンなアニメオタクの耕平。そこで、ほぼ全編裸と言っても過言ではないほど体当たりで挑んだ犬飼さんに、舞台裏や自身の思い出について語っていただきました。―今回のオファーがあったとき、マネージャーさんは参加を即決したそうですが、ご自身の反応はいかがでしたか?犬飼さん僕はもともと原作を知っていたので、昨今のアニメや漫画が実写化する流れのなかでもこの作品は無理だろうなと思っていました。なので、初めて聞いたときは、「本当に実写化するの?」という驚きのほうが強かったですね。―そんななかで喜びと不安、どちらのほうが大きかったですか?犬飼さんもちろん、喜びはありましたが、「観てくださるファンの方々に納得していただかなければいけない」というプレッシャーもあったと思います。特に、原作のノリをそのまま実写にするのはちょっと難しいところもあったので、うまくバランスを取りながら慎重にやらなきゃいけないなという気持ちがありました。―ここまで主人公たちがほぼ裸の姿になる作品も珍しいと思いますが、そこに対する抵抗はありませんでしたか?犬飼さんまずは、コンプライアンス的にヤバいんじゃないかなというのと、普通に人前で裸になるって誰でも恥ずかしいことだと思うので、そこに対する抵抗は当然ありました。でも、僕がインした瞬間に目の前を走り抜けていったのがほぼ裸の竜星さん(笑)。その様子を目撃して、「こういう現場なら大丈夫だな」と順応していった感じです。今回の現場は、最初から最後までほぼ裸でした(笑)―なるほど(笑)。とはいえ、最初のシーンはやはり緊張したのでは?犬飼さん僕よりも、逆にエキストラのみなさんが目のやり場に困っていて、すごく戸惑っていたのが印象的でした。―確かに、それはあったでしょうね。ちなみに、今回裸になるにあたって、事前に体作りなどもされましたか?犬飼さん最低限プヨプヨしないこと、というのは意識しましたが、それ以外は特に準備しませんでした。というのも、はじめからムキムキだとこの役としては違和感がありますからね。―現場では、どのくらいの割合で裸のシーンがありましたか?犬飼さん最初から最後まで、わりとずっと服を着ていなかったんじゃないかな。服を着ているときのほうが珍しかったので、基本的に現場行ったらパンツ一丁か裸かみたいな状態でした(笑)。―ほかではあまりないことですよね。では、撮影中に起きたハプニングなどがあれば教えてください。犬飼さんけっこういろいろあったんですけど、服を着ないで撮るシーンが多かったので、竜星さんがかなり日焼けしてしまって、シーンのつながりが危なくなったことはありました。あとは、沖縄でダイビングしているときに人間に立ち向かってくるメンタルの強い魚がいて、それに襲われかけたのもハプニングでしたね……。―魚に襲われたんですか!?犬飼さんちょうど卵を守っていたときだったらしく、近づいたら攻撃されてしまいましたが、適切な距離をとってことなきを得ました。でも、足のフィンを噛まれたりして、本気で危なかったです。そのときは、「ここはお前のフィールドじゃないよ」と言われている気がして、気持ちも引き締まりました。海のなかはリトルマーメイドの世界のようだった―それはけっこうな恐怖体験でしたね。とはいえ、本作ではダイビングのシーンも大きな見どころ。実際にライセンスも取られたほど、事前にかなり練習もされたんですよね?犬飼さんダイビングをしたのは、今回が初めてで不安も大きかったですが、撮影が始まる前に、ライセンスを取りに行かないといけなかったので、まずはそこで練習しました。撮影に入ってからもダイビングの練習時間を取っていただいたので、本当の部活くらいの練習量だったと思います。―実際にいろいろな海を潜ってみて感じたダイビングの魅力とは?犬飼さん僕はけっこうディズニーが好きなので、かなり個人的な感想ですが、沖縄のきれいな海に潜ったときは大好きなリトルマーメイドの世界みたいに感じました。これはライセンスを取ってもぐらなければ見られなかった景色だなと。耕平が初めて海に潜ったときと同じ感覚を得られたのはうれしかったですし、本当に感動した瞬間でした。―そんなふうに同じ感動を味わったり、練習を一緒にしたことでキャスト間の絆も強くなったと思いますが、竜星さんとの共演はいかがでしたか?犬飼さん本当に仲良くならないままバディの役をするのは嫌だなと思っていたんですけど、竜星さんはすごく気さくな方なので、スムーズに仲良くなれました。実際に体験してみて思いましたが、裸の付き合いは心と心の距離を縮めますよね。おかげで急速なスピードで仲良くなれた感じはありました。細かいアドリブを見つけて楽しんでほしい―ほぼ裸でいたことで、お互いに心もすぐにオープンになれたということでしょうか?犬飼さんそうですね。あとは地方でのロケが多かったこともあり、撮影のあとにご飯に連れて行ってもらったりもしたので、そういうコミュニケーションの取り方でよりいっそう仲良くなれたというのもあったと思います。温泉もあったので、毎晩のようにみんなで一緒に入りましたね。本当に裸の付き合いができたので、心の距離も縮まっていったのだと思います。―現場でも現場以外でも、今回はずっと裸の付き合いをされていたんですね(笑)。犬飼さんただ、その影響で、自分の感覚がおかしくなったこともありました。というのも、この作品の撮影中に違う作品も撮っていたんですが、その現場に行ったときに、普通にみんながいる前で着替え始めようとして、「あ、ダメだ!ちゃんと衣装室に行かなきゃ!」みたいなことになり、現実世界とのズレは生じていましたね(笑)。―そんなところにも、支障が出ていたのですね……。犬飼さん元に戻すのに、わりと時間がかかりました。―危なかったですね。この現場で、竜星さんから刺激を受けた部分は?犬飼さん僕の役は、いろいろできる役だったので、わりとアドリブ多めで演じさせていただきました。でも、それができたのは、竜星さんがしっかり受け止めてくださったからこそ。安心してアドリブができたことに感謝していますし、仕事に対する向き合い方は見ていてものすごく刺激になりました。―ちなみに、犬飼さんイチオシのアドリブシーンがあれば、教えてもらえますか?犬飼さんシーンが始まってわちゃわちゃしているところが多いですが、大きなアドリブというよりも細かいところでいろいろとしているので、それをみなさんで見つけていただきながら楽しんでもらえたらうれしいなと思います。髙嶋政宏さんの演技は、とにかく衝撃的でした―細かいところまで注目ですね。あと、今回はダンスシーンも見どころだったと思いますが、練習などは大変でしたか?犬飼さん絶妙な配置とタイミングで動かないといけなくて、人数も多かったので難しかったですね。やっぱりそろっていないときれいに見えないので、そういうところに気を遣いながら踊るのは大変でした。でも、練習をたくさんして、みんなできっちりと仕上げたので、本番ではわりとスムーズにOKをもらうことができてよかったです。―ちなみに、共演の髙嶋政宏さんがダンスシーンに関して、アドリブを見せて周囲を驚かせたそうですが、その瞬間は目の当たりにされましたか?犬飼さん実際に見ていましたが、ここでは言えないような危ないアドリブをしようとしていて、現場がざわついていましたね(笑)。本編で使われていたのは、乳首をこすりながら近寄ってくるような動きでしたが、それを超えるようなことをされようとしていて本当に衝撃的でした。―さすが髙嶋さんですね。それを見てどうでしたか?犬飼さんそのときの僕は服を着ていたんですが、ただただすごいなと。これは高嶋さんのキャラだからできることでもあるんですけど、本物の役者さんならではのものを見せていただいたので、尊敬しています。実生活でもオタクなので、役作りしていない部分もある―そのあたりも見逃せないですね。今回演じた役についてもおうかがいしますが、オタクの役ということで、どのような役作りをしましたか?犬飼さん実は、僕自身がもともとオタクなので、そのあたりはスムーズにいった感じでしたね。―つまり、役作りしていない部分もあると。犬飼さんそうですね、あまりしていなかったかもしれないです。でも、台本で読んだ時点では想像できない部分も多かったので、今回はわりとフラットな状態で現場に入りました。―ちなみに、犬飼さんのオタクな部分を教えていただけますか?犬飼さん昔からアニメや漫画が大好きで、いまもずっとハマってはいますが、最近は特にゲームに夢中なので、夜な夜なオンラインで友達とゲームをしています。あと、おうち生活をしていたときには、いままでの趣味をより深く掘っていこうと思って、好きな音楽の理論を学んだり、覚えたりしたりもしました。アニメや漫画でも、いままで見たことなかったジャンルや幅広い作品をたくさん観たので、自分の趣味について話せることも増えたかなと思っています。―趣味を極めたことで、仕事にもつながっている部分もあるのでは?犬飼さんもちろん、仕事にもつながればいいなという考えはあります。ただ、もともと自分の好きなことや興味のあることはちゃんと話せるくらい突き詰めたほうがいいと考えているほうなので、今回はめちゃめちゃ掘っていきました。地中を越えて、地球内部のマントルくらいまで掘り進めたと思っています(笑)。忘れられない青春の思い出とは?―素敵です(笑)。また、この作品では青春時代ならではのエピソードが満載ですが、いまだから笑える青春の思い出があれば、教えてください。犬飼さん高校時代ですが、『ぐらんぶる』に近い思い出が僕にもありまして、バスケットコートのある友達の家に放課後集まっては、1on1(ワンオンワン)をしていました。ただ、負けた人が全裸になるみたいな遊びだったので、まさに劇中の野球拳と同じような感じですよね。僕たちは、「ワンオンワン」ではなく、「〇ンオンワン」と呼んで遊んでいましたが……(笑)。それが『ぐらんぶる』とめちゃめちゃ被ったので、撮影中もそんなことを思い出しながらやっていました。―ほぼ同じことをされていたんですね(笑)。観る方もそんなふうに青春の思い出がフラッシュバックすると思いますが、見どころなどを最後にメッセージとしてお願いします!犬飼さん若い人だけではなく、実は大人の方々にも刺さる映画だと僕は感じています。というのも、この作品はきっと青春時代の些細なことを思い出したり、青春へ想いを巡らせたりするきっかけになるからです。そういう意味では、青春ノスタルジー映画の側面もあると思うので、たくさんの方に観ていただきたいと思っています。あとは、チケットを買って劇場に入ってしまえば、強制的に裸を見せられることになるので、単純にバカだなっていう目で見て、偏見なしに楽しんでいただけたらと(笑)。夏の思い出に少しでも寄り添えればうれしいです。インタビューを終えてみて……。裏話から青春時代のギリギリの話まで、笑わせてもらいっぱなしとなった今回の取材。劇中では、イケメンもびっくりの変顔満載の犬飼さんですが、取材の撮影では色気満載のギャップを披露してくれました。ananであることを伝えると、「いつでも脱げます」とも言ってくれましたが、その肉体美は本作で存分に堪能してください!次から次とやってくる夏の欲望に溺れる!脱力系ならぬ、脱衣系の最高峰とも言えるほど全力の脱ぎっぷりで突っ走っている本作。イケメンたちの裸にドキドキすることはもちろん、これを観ただけでひと夏分の思い出を味わえるかも!?ストーリー青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し…国内でも珍しい離島にある大学に入った伊織の目標はただひとつ。それは気のあう友人や可愛い女子と<キラキラな大学生活>を送ること。なのに…「何かおかしい」最初に異変を感じたのはオリエンテーションの朝。伊織はなぜか服も記憶もなく大学の講堂の前で目覚めてしまう。やがて同じ境遇に陥った無駄にイケメンなアニメオタク・耕平と出会い、共にある場所にたどり着く。そこは常識が通用しない“無法地帯”、超ぶっ飛んだダイビングサークルだった!狂暴なクーデレいとこ、どシスコンのお姉さま、エロい先輩、はたまた激ケバギャルも神様、僕たちに普通の大学生活を送らせてください…ヤバすぎるメンバーに囲まれた、伊織と耕平の運命はいかにぶっ飛んだ予告編はこちら!作品情報『ぐらんぶる』キャスト:竜星涼犬飼貴丈与田祐希朝比奈彩小倉優香石川恋 / 髙嶋政宏8月7日(金)より、全国ロードショー配給:ワーナー・ブラザース映画©井上堅二・吉岡公威/講談社 ©2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
2020年08月05日鈴木伸之と佐野勇斗がW主演する新ドラマ「俺たちはあぶなくない ~クールにさぼる刑事たち」が、9月よりMBSほかにて放送されることが決定。2人はイマドキな刑事に扮する。本作は、全く“あぶなくない刑事”を描く、新時代のポリス・コメディドラマ。舞台は、警視庁麻布中央署。ここには、鈴木さん演じる、常にコスパを考え昇進試験と署内政治に忙しい“出世刑事”高野心と、佐野さん演じる、愛されキャラを生かしつつ転職活動に勤しむ“世渡り刑事”世中渡という、未来を期待される2人の若手刑事がいた――。この2人は、麻薬や半グレ集団など、都会にはびこる数多の犯罪と立ち向かう過酷な現場に身を置いているにも関わらず、定時を超えて働かない、無理はしない、捜査もしない…。とにかく、コスパ良くさぼることを常に念頭に置き、クールにスタイリッシュに毎日を過ごしていく刑事だ。「今日から俺は!!」「ラジエーションハウス ~放射線科の診断レポート~」「G線上のあなたと私」などが近年注目を集め、今回連続ドラマ初主演となる鈴木さんは「最初に台本を読ませていただいた時に、非常に面白くて、すぐに読み終えてしまい『なんだ、この本は!?』と衝撃を受けました」と脚本の印象を明かし、「撮影時は現場の雰囲気やチームワークが良く、本当に毎日楽しく撮影をさせていただきました。効率よくサボり、刑事としてどのように活躍するのか楽しみにしていただきたいです!」とメッセージ。また「M!LK」として活躍する中、「砂の塔~知りすぎた隣人」「僕だけが17歳の世界で」などにも出演する佐野さんは、「今回初めて刑事役を演じさせて頂きました。とにかく、いい意味でぶっ飛んだお話です。笑 僕の役は刑事なのに、一刻も早く刑事を辞めたい!転職したい!という、なんとも現代っ子な、令和な刑事の役なのです」と役柄を説明し、「一度見たら、笑い転げ、ハマること必須な作品になっていると思われます。僕も現場で、笑いを堪えるのに必死でした…笑 ぜひご覧ください!」と爆笑必至であると語っている。脚本には、「バイプレイヤーズ」のふじきみつ彦、宮本武史ほか、コメディ作品を数多く出掛けてきた敏腕作家陣が集結している。ドラマ特区「俺たちはあぶなくない ~クールにさぼる刑事たち」は9月17日より毎週木曜日24時59分~MBSにて、ほかテレビ神奈川、チバテレ、テレ玉、とちテレ、群馬テレビにて順次放送。TVer、MBS動画イズム、GYAOにて見逃し配信、TELASA、auスマートパスプレミアム、J:COMオンデマンド、milplusにて見放題独占配信。(cinemacafe.net)
2020年08月02日