1992年から2016年まで、スタジオジブリが手掛けたプロモーションフィルムやミュージッククリップ、企業 CM、WEBアニメーションほか数多くの貴重な映像が収録された短編作品集『ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016』が7月17日(水)よりリリースされる。作品を描くのは、宮崎駿をはじめ、百瀬義行、稲村武志、田辺修らスタジオジブリを支える監督・アニメーターたちだ。いまの日本アニメーション界を牽引し、多彩な作品を世に送り出す彼らの技やこだわりが“ギュッ”と凝縮された短編の数々は、長編作品とはまた違った見どころが満載!ジブリの短編はいかにして誕生したのか? 制作の裏側をスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫が語った。スタジオジブリが短編を制作する理由とは?制作時のポイントは“好きなように作る”1985年に株式会社スタジオジブリが誕生して以降、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』とアニメーション映画制作を主としてきたスタジオジブリ。初めて短編作品を手掛けたのは、1992年、日本テレビ開局40年記念スポットとして放映された短編作品「そらいろのたね」だ。その後、CHAGE&ASKAの楽曲「On Your Mark」のプロモーションフィルムや「金曜ロードショー」のオープニング映像を経て、『千と千尋の神隠し』が公開された2001年頃から、スタジオジブリでは幅広く企業CM映像なども制作するようになる。その流れにはどういった心境の変化があったのか?「映画を作るときは、現場のスタッフもさることながら、企業の方やその他いろんな方のご協力を得ているんです。ある時、そういう方たちから『CMを作ってくれないか』と頼まれまして。断りにくいですよね(笑)。とは言いつつも、断ってきたんですよ。でも次第に断り切れないという状況が出てきた…というのが一つ。あと、ジブリにもいろんなアニメーターがいて、腕があって優秀ではあるんだけど、社員でありながらなかなか仕事をやってくれない人たちがいるんですよ。その方たちに“ジブリにいる言い訳”を作る絶好の機会かな、と。つまり、『CM制作で稼いでいるから会社に貢献している』と周りに言い訳できるじゃないですか」。「もう一つ考えたのは、若い人たちの勉強の機会として捉えよう、と。それでCMをやろうか、という動きになったのが実情ですね。日頃、やってみたいと思っていてもできなかった企画をやることができて面白かったし、CM(ショートショート)は意味があったかなと思っています」。アニメーションとしての面白さを追求しつつも、企業CMであれば企業側の要望とのバランスを取る必要がありそうだが、「それは簡単ですよ」と鈴木さんは答えた。「最初から制作の条件に入れるんです、“好きなように作る”って。『注文に応じるのが苦手なので』って丁寧に謝るんですよ(笑)。企画会議なんて絶対やらないんですよね。まずは好きなようにやらせてもらってダメだったらやめましょうって。態度でかいですよね(笑)。だからこちらで出したアイディアで色々ボツになったものとかありますよ。僕らとしては良いと思ったものが、ご理解いただけないこともありました(笑)」。短編制作ならではの“実験精神”が新たな映像表現の追求を可能にするこれまでプロデューサーとして長編を手がけてきた鈴木さん。いざ短編のプロデュースをやってみてわかったことがあるという。「作品を作るとき、まずキャラクターを作らないといけないでしょ。状況設定によって大道具や小道具も決めないといけない。音楽も作る、声も入れる…15秒の作品でも2時間の作品でも、やらなきゃいけないことは一緒なんですよ。“これ効率悪いな!”と思ったことがあるんですよね(笑)。“短いから早くできるだろ”なんて嘘ですよ。やらなきゃいけないこと同じなんだもの(笑)」。だからこそ短編制作をやる理由は、アニメーターの“やってみたい”を実現するための実験的要素が強いという。「ジブリでやっちゃいけないことって公序良俗に反するってことでしょ。でも作品って公序良俗に反したほうが面白いんですよね。そこが難しいですよね。多くの人に観てもらわないといけない。そうすると収まるところに収まる」。「僕らの作品ってお金も時間もかかる。そうすると回収が大変でしょ。とがった作品を作るのは非常に難しいんですよね。そういうところでいうと、短編は“実験精神”でちょっととがったことに挑戦することができる。そういう違いはあるんじゃないですかね」。実際、百瀬ヨシユキ(義行)と中田ヤスタカのコラボレート・アニメーションとして制作された、capsuleの楽曲「ポータブル空港」のミュージッククリップでは“実験精神”が大いに活かされたようだ。「当時、お付き合いのあったYAMAHAさんの所属だった中田くんのプロモーションビデオをジブリで作れないだろうかという話が来たんですよ。ちょうどその頃、手書きだったアニメーションにCGというのが始まったんですよ。百瀬さんという方は早くから、CGで作ったアニメ作品に関わっている人なんですよね。中田くんの音楽を考えると、ジブリでCGを実験するいい機会かなと思ったんです。それで引き受けた記憶がありますね」。「結果としてジブリと肌合いが違う作品が出来上がるというのは、最初から覚悟していました。そこでやったことが未来を切り開けばいいな、と考えていたんです。そういうところで思考実験をやっていますね。なかなかそういう練習ってできないんですよ」。さらに鈴木さんは短編制作において自身の想いをこう語った。「そもそもアニメーションの究極って何か?というと、四角や三角のものを動かすとか、そういうシンプルなこと。モノに命を吹き込んで動く楽しさって、ものすごく単純なものになってくるんですよね。分かりやすいモノを動かして楽しかったら素敵でしょ。多分子どもが一番喜ぶと思うんです。だから本当は、ショートショートでそういうことをやりたい。凝りすぎたものを作ってもしょうがないんじゃないかって、僕はどこかで思っているんですよね」。鈴木敏夫とアニメーターたちの関係――「アニメーターは“役者”」本作には、宮崎駿をはじめ、近藤喜文、百瀬義行、稲村武志、田辺修、橋本晋治、大塚伸治、近藤勝也、宮崎吾朗とトップクリエイターが集結している。鈴木敏夫プロデューサーが思う「優秀なアニメーターの条件」とは?「アニメーターって、実写の世界で言うと“役者さん”なんですよね。ごはん食べるとか歩くとかいろんな動きが的確というか。例えば近藤喜文という人は、リアルな芝居が上手なんです。『となりのトトロ』には4歳の女の子が出てくるじゃないですか。実際にその年齢の子どもって、歩くときに真っすぐ立って歩く子はいない。前のめりか、後ろのめりで歩くんです。宮崎駿は漫画のアニメーションが基本だから、あまりそういう描写をやってこなかったんですよ。ところが近藤喜文はそれができるアニメーターだった」と明かす。「要するに“芝居ができる”人。日ごろいろんな人の行動を観察して、観察したものを作品の中に活かす。そういうことができる人が優秀だと思いますね」。確かに、“アニメーションの動き=芝居が魅力的なキャラクター”にはどこか惹きつけられる。そんなキャラクターの数々は、鈴木さんのイラストが元になっていることが多い。本作品集収録作品の中では、日清製粉グループ企業CMの猫キャラクター「コニャラ」や、スタジオジブリにプロデューサー見習いとして参加するドワンゴの川上量生をモデルにしたキャラクターの顔、伊藤園WEBアニメーション「となりのおにぎり君」に登場するキャラクターたちも鈴木さん自身が描いた。「僕の絵はいたずら書きで、それを立派にしてくれるのがアニメーターなんです。やっぱりキャラクターを描くよりも芝居(動き)を重視しているんですよ。そこに基点を置くから、キャラクターは誰かが描いてくれた方が良いという人が多いんですよね。上手な人ほどそうです」。鈴木さんの味のある“いたずら書き”が、芝居上手なアニメーターたちの手によってより魅力的なキャラクターに仕上げられ、登場人物たちの動きから目が離せなくなるようなチャーミングさと、ワクワク感を兼ね備えた短編ができ上がっているようだ。「もともとは新人研修に役に立つかなと思ったんだけど、短いものは世間の目が厳しい。やっぱり上手な人に頼まなければならなくなる。若い人に作ってもらったこともあったんですけど、やっぱり見栄えがしないんですよね。結果として腕扱きのアニメーターが制作を担当しました」。様々な制約がある長編制作と違い、短編では短ければ短いほど、とことん制作できる環境が用意できるという。“優秀なアニメーターたちが、とことんまで突き詰めて表現した短編”…それが一挙に堪能できる本作は、真に贅沢な作りだと言えるだろう。「凄腕のアニメーターが“とことんやる”仕事」っぷりを、本作から感じてほしい。発売情報:「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」2019年7月17日(水) 発売ブルーレイ:4,700円+税、DVD:3,800円+税(C)2019 Studio Ghibli(text:cinemacafe.net)
2019年07月17日9月6日(金)から8日(日)まで大阪・HEP HALLにて赤星マサノリのプロデュース公演「映像投影パフォーマンス StarMachineProject」の新作公演が開催される。StarMachineProject『Scene2 はじまりの かんじょう そうこう』チケット情報今回はダンサーやラジオDJといった役者以外で活躍する各ジャンルのスペシャリストが結集し、舞台が回転するなどエンタテインメントに溢れた作品となる。そんな今回の公演の主題歌・挿入曲に、なんとシンガーソングライター・つじあやのの楽曲提供が決定!演出の赤星がかねてよりファンであり、今作の世界観を表現できるであろうことからオファーしたことがきっかけとなった。主題歌は赤星が書いた戯曲を元に、作詞・作曲する完全オリジナル楽曲。やわらかなウクレレの音色とのびやかな歌声でステージが彩られること間違いなし。小劇場公演としては異例づくしのStarMachineProjectの新作舞台『はじまりの かんじょう そうこう』。ぜひ会場に足を運び、感情を研ぎ澄ましてほしい。チケットは7月13日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、7月12日(金)23:59までプロジェクトメンバーチケット先着先行、先行先着プリセール実施中。■ストーリー朝が来ない森の中をずっと歩いている。月明かりを頼りに似たような道を歩いている。私と私と私、たちはとてもよく似ているね。と私は思う。歩き方だったり、指の形だったり、雨が好きだったり。私たちの人生はきっと、レコード針みたいなもので繰り返し溝を辿っているのね。と私は言った。何処かから来たあの星は軌跡だけを残して消えていく。それを見ながら、私、たちは祈る。この夜はいったいどこで終わるんだろう。朝が来ないとは思わないけど、まだ来ないのはなんとなくわかる。繰り返される音楽とまどろみ、私と私と私、たちはその鳴り止まない音楽を口ずさみながら、回転するレコードの上で踊り続けている。■つじあやのプロフィールシンガーソングライター。京都市生まれ。高校時代からミニライブや作詞作曲活動を開始。1999年、『君への気持ち』でスピードスターレコーズよりメジャーデビュー。2002年に公開されたスタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌『風になる』の大ヒットでも知られ、近年はCM、映画などに多くの楽曲を提供するなどマルチクリエーターぶりを発揮。
2019年07月12日阿川佐和子がMCを担当する「サワコの朝」の7月13日(土)オンエア回に話題の俳優・高橋一生がゲスト出演。大親友の「V6」岡田准一との高校生活秘話をはじめ、高橋さんの素顔に迫るトークが繰り広げられる。8歳の時に児童劇団に入り子役としてデビュー、スタジオジブリのアニメ『耳をすませば』の声優などを経験し、大河ドラマ「軍師官兵衛」や「民王」が話題を呼ぶと、2017年には「カルテット」で大ブレイク、また大河ドラマ「おんな城主 直虎」に朝ドラ「わろてんか」、月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」と立て続けにヒット作に出演、超人気俳優の仲間入りを果たした高橋さん。先日まで放送された「東京独身男子」も好評のうちに放送を終え、この7月からは新金曜ドラマ「凪のお暇」も控えている。そんな高橋さん、阿川さんと「初めまして」の挨拶を交わすと、「ありがたいです。主演をさせていただかないとわからないことがある」と主演級の登場人物を演じるようになった最近の活躍について語る。映画好きな祖母の影響もあり幼少期から多くの作品に触れたという高橋さんが、俳優を続ける上で原動力になっていると言う祖母とのエピソードとは?また演技の道へ進む決意を固めたジブリ作品『耳をすませば』との出会いなど高橋さんが自身の人生にとっての“転機の時”について明かす。さらに「デキてる!?」と周囲が湧いたほど仲良しな大親友・岡田さんとの親密過ぎる高校生活の思い出や、「あんなに心地良い空間を体験できることはなかった」とふり返るドラマ「カルテット」の撮影秘話。「嫁にしたい」と言われたこともあるという私生活でのエピソードまで、高橋さんの素顔が見える30分をお届け。高橋さんが出演するこの夏の新ドラマ「凪のお暇」は“真面目で気が弱く優しい”良い人代表の女性・大島凪が主人公。凪が幸せになるために仕事も恋も全て捨て突然失踪、追いかける元カレと新しく出会う人たちに囲まれながら人生をリセットする物語が描かれる。大島凪役を黒木華が演じ主演。高橋さんは凪の元カレで同じ会社で働く営業部のエース、会社では完璧な男でも凪に対しては恐ろしく不器用で嫌われてしまう我聞慎二を演じ、中村倫也が凪が引っ越したアパートの隣の部屋に住む男で、出会う全ての女子が彼を好きになってしまう、人たらしのイベントオーガナイザー・安良城ゴンを演じる。「凪のお暇」は7月19日(金)22時~TBS系で放送開始。「サワコの朝」は7月13日(土)7時30分~MBS/TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年07月12日ワクワク、ドキドキ、だれもが音楽の楽しさを体で感じ、表現できる「サラダ音楽祭」。例年2日間だった同音楽祭が、今年は9月14日(土)、15日(日)、16日(月・祝)の3日間に拡大し開催。さらに2日間のスペシャルコンサートも9月19日(木)、10月27日(日)に行われる。【チケット情報はこちら】東京都交響楽団が奏でる豊かなオーケストラ・サウンドとともに「歌う!聴く!踊る!」=Sing and Listen and Dance!!(SaLaD=サラダ)をテーマに催されるサラダ音楽祭は、0歳の赤ちゃんや好奇心旺盛なお子さん、音楽で心を震わせたいすべての大人たちにとって、きっと特別な体験となること間違いない。今年はシアターイースト、シアターウエストでも新企画がスタートする。サラダ音楽祭のメイン会場となるのは、池袋の東京芸術劇場。およそ2000の客席が並ぶ大きなコンサートホールでは、音楽祭のメインとなるふたつのコンサートが行われる。ひとつは「赤ちゃんOK! 歌ってOK! 踊ってOK!」とOKづくしのコンサート「OK!オーケストラ」。0歳の赤ちゃんから参加できるこのコンサートでは、ディズニーやスタジオジブリの作品でおなじみの名曲や、1度は聴いておきたいクラシックの傑作をプログラミング。そして、指揮者体験・合唱体験コーナーでは大野和士さんが指揮する、都響の本格的な演奏を、ホールで体いっぱいに感じ、一緒に歌ったり踊ったりできるコンサートだ。もうひとつは、その名も「音楽祭メインコンサート」。今年はシェイクスピアの名作を題材にした劇的交響曲《ロメオとジュリエット》がメイン・メニュー。ステージいっぱいに広がる大編成のオーケストラと、バレエや歌で華やかに繰り広げられる生のパフォーマンスを、たっぷりと楽しめる。さらに今年は東京芸術劇場が世界に誇る巨大なオルガンや、ハンディキャップを抱える子どもたちが生き生きと表現する「ホワイトハンドコーラス」が活躍するコンサート「オルガンでLet’s SaLaD!」も開催。またシアターイーストではスイスのバーゼル歌劇場からやってくる「ベイビーオペラ『ムルメリ』」という赤ちゃん向けの企画もあり、多彩なラインナップだ。音楽会は初めてというお子さんも、コンサート会場に足を踏み入れるのは慣れていないという大人の方も、心配はご無用。着心地のいい服装で、リラックスして会場へ。大ホールの空間に放たれる響きの迫力、奏者たちの生き生きとした表情を、ぜひ体感してほしい。文:飯田有抄(クラシック音楽ファシリテーター)
2019年07月08日ドラえもんの映画シリーズ最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が、2020年8月7日(金)に公開される。シリーズ40作目『のび太の新恐竜』「ドラえもん」の連載開始から50年を迎え、映画第1作目が公開された1980年から、本作で40作目を迎える『映画ドラえもん』シリーズ。これまでの全39作累計で、1億2448万人もの入場人員を記録している。のび太&恐竜の新たな物語『映画ドラえもん のび太の新恐竜』では、のび太が愛らしい双子の恐竜のキューとミューに出会って始まる新たな物語を描く。劇場版第1作目となる『のび太の恐竜』や、2006年『のび太の恐竜2006』とはまた異なる、全く新しい、のび太と恐竜の物語が展開される。<あらすじ>のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石。絶対に恐竜のたまごだ!と信じたのび太が、ドラえもんのひみつ道具“タイムふろしき”で化石を元の状態に戻すと……生まれたのは双子の恐竜!しかも、未発見の新種だった。のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発!キューやミューの仲間の恐竜たちを探す旅がはじまった。ドラえもんのひみつ道具や恐竜たちの力も借りながら、恐竜の足跡を追って進むのび太たちが辿り着いたのは謎の島。恐竜が絶滅したとされる白亜紀で待ち受ける、キューとミュー、そしてのび太たちの運命とは―――?!今井一暁と川村元気が再タッグ、最高ヒット作『のび太の宝島』のコンビ『映画ドラえもん のび太の新恐竜』を手掛けるのは、『映画ドラえもん のび太の宝島』で『映画ドラえもん』シリーズ史上最高興行収入53.7億という大ヒットを打ち立てた、監督・今井一暁と脚本・川村元気のコンビ。2015年から「シリーズドラえもん」の絵コンテ・演出を担当してきた今井一暁は、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』に際し「ドラえもん生誕50周年、さらに、オリンピックイヤーという特別な年に、映画ドラえもんを監督することに、大きなプレッシャーと共に感謝を感じております。」とコメントしている。また、『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は。』など数々の話題作の製作も手掛けた川村元気は、「2020年、多様性が叫ばれる中、それが綺麗事ではなく、人類の進化への歩みであることを語りたい。他と違う、欠点だらけに見える弱い少年・のび太と、ちいさな新恐竜が、進化・成長への第一歩を踏み出す。そのことの尊さと、紛れもない真実を(中略)この映画で語れたらと願っています。」と語った。ゲスト声優に木村拓哉木村拓哉がゲスト声優として『映画ドラえもん』に初参戦。のび太たちの運命のカギを握る、怪しい猿の姿をした謎の男・ジルを演じる。なお、木村のアニメ映画出演は、スタジオジブリ・宮崎駿監督『ハウルの動く城』、2010年の『REDLINE』に続く10年ぶり3度目となる。幼いころから自身もコロコロコミックで漫画を読むなど、「ドラえもん」を“日常のように”感じていたという木村。今作出演に関して、以下のように述べた。「最初は“もし『映画ドラえもん』の出演依頼が来たら、木村拓哉はどんな反応をする?”というドッキリ企画かと思ったほど、驚きました(笑)。僕が生まれる前から存在し、幼少の時からずっと楽しんできた「ドラえもん」の世界に自分が入り、ひとつのキャラクターになれるという事が、正直まだ信じられません。―(中略)―アフレコ時、声の演技では監督のOKを信じるしかないのですが、今回はドラえもんやのび太たち、声優の方々の声に引っ張ってもらえた気がします。また、現段階でも絵のクオリティが凄く、未完成にも関わらず感動しました。とにかく完成が楽しみです。」渡辺直美も出演ジルと通信する怪しい女・ナタリーを演じるは、お笑い芸人として活躍する渡辺直美。木村拓哉と同じく、本作が『映画ドラえもん』初参加となる。これまで『リメンバー・ミー』など、有名作品でも声を当ててきた渡辺直美。声優について聞かれると、「実はすごく苦手です。アフレコに向けて発声練習をして、台詞だけでなく、ナタリーの表情から感情をくみ取り、きちんとナタリーの想いを声で届けられるよう頑張りました。アフレコはかなり緊張したのですが、ヘッドフォンから聞こえる木村拓哉さんの声に癒されながら、何とか乗り切れました。」と語ってた。また、作品について、「ドラえもんやのび太、それにナタリー、皆それぞれに意見や正義があって、それが溢れて、ぶつかり合いながら冒険をしてく、めちゃくちゃ熱い物語になっています。」とコメントしている。ドラえもん×Mr.Children映画の主題歌を務めるのは、人気バンド Mr.Children。ドラえもんと同じく1970年生まれのボーカル・桜井和寿が制作陣からのオファーを快諾し実現に至った。先んじて主題歌「Birthday」の起用が公開されていたが、それに続く“2曲目”の主題歌として「君と重ねたモノローグ」を公表。『映画ドラえもん』の歴史の中でもW主題歌を起用することは史上初であり、Mr.Childrenにとっても主題歌を2曲書き下ろすことは初の出来事となる。なお少年時代からドラえもんに夢中だったという桜井は、「ドラえもん50周年、そして僕も50歳となる年に、運命の再会ができた事に心から感謝です。」と、喜びのコメントを寄せている。【詳細】『映画ドラえもん のび太の新恐竜』公開日:2020年8月7日(金)※2020年3月6日(金)より公開を予定していたが公開延期。※既に購入済みの前売り券は8月7日(金)~利用可能。原作:藤子・F・不二雄監督:今井一暁脚本:川村元気出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、木村拓哉、渡辺直美
2019年07月07日スタジオジブリの展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、2019年7月13日(土)から9月23日(月)まで、長崎・ハウステンボス美術館にて開催される。鈴木敏夫の“言葉”にフォーカス「鈴木敏夫とジブリ展」はジブリ作品の数々を手掛けてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー・鈴木敏夫の“言葉”にフォーカスを当てた展覧会。2017年に広島・筆の里工房、2018年に名古屋・松坂屋美術館と金沢・金沢21世紀美術館で開催された「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」をベースに、パワーアップさせた内容となる。なお東京では、2019年4月から5月にかけて神田明神 EDOCCOにて開催され、人気を博した。鈴木が描き下ろした書やイラストを展示鈴木敏夫は、作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み、作品と真摯に向き合い、その本質を「言葉」にして伝えてきた。『風の谷のナウシカ』や『千と千尋の神隠し』、そして『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』まで、鈴木が高畑勲、宮崎駿と出会って40年。会場では、その原点から現在までを、鈴木が書き下ろした書や、イラスト、ポスターなどの作品資料などを通して紐解いていく。“湯屋”や“湯婆婆と銭婆”の立体モチーフも展示『千と千尋の神隠し』に登場する“湯屋”の高さ3mの巨大立体模型など、立体的なモチーフにも注目。「湯婆婆と銭婆の"開運・恋愛"おみくじ」は、湯婆婆と銭婆が来場者の様々な悩みにアドバイスをくれるというもの。3メートルにも及ぶ超巨大“湯婆婆と銭婆”の口の中に手を入れて番号が書かれた札を引き、札に描かれた番号のおみくじを棚から持ち帰ることができる。おみくじの種類は“恋愛”、“開運”共に13種類の計26種類。おみくじには、鈴木敏夫が書きおろした言葉と、 その言葉にまつわる解説が記されている。限定アイテム&特別メニュー会場には、オフィシャルショップを併設。湯婆婆のイラストや、鈴木敏夫のメッセージを配したうちわや、湯婆婆プリントのトートバッグ、江戸から続く染め物の老舗「竺仙」とコラボレーションした藍染のふきんなどを揃える。また、パレス ハウステンボス内のティーサロンでは、竹炭の黒いバニラアイスにチョコスプレーをまぶし、金平糖とお札クッキーを添えた「お風呂屋さんのデザート」などの特別メニューを提供する。【詳細】鈴木敏夫とジブリ展期間:2019年7月13日(土)~9月23日(月)会場:パレス ハウステンボス内 ハウステンボス美術館住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1時間:9:00~21:00 ※日によって変更あり。詳細は公式WEBサイトを確認。料金:・各パスポート持参者 無料※1DAY パスポート、ムーンライト4パスポート、アフター5パスポート、VIPプレミアパスポート、年間パスポート・散策チケット持参者 大人800円、中人700円、小人・未就学児500円・ハーバーゾーンのみの入場者 大人1,600円、中人1,400円、小人・未就学児1,000円※ハーバーゾーン入場料(別途) 大人・中人1,000円、小人・未就学児500円【問い合わせ先】ハウステンボス総合案内(ナビダイヤル)TEL:0570-064-110
2019年06月16日宮崎駿や百瀬義行をはじめとする、スタジオジブリを支える監督・アニメーターたちの貴重な短編作品集「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」が、Blu-ray&DVDでリリースされることが決定した。「ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016」は、1992年にスタジオジブリが初めて手掛けた短編作品「そらいろのたね」から、2005年制作の最新アニメーションPVまで、22作品を収録した「ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート」に、2005年以降に制作された10作品を新たに収録し、全32作品になり、装いも新たに登場。宮崎駿をはじめ、近藤喜文、百瀬義行、稲村武志、田辺修、橋本晋治の6名のほか、新たに収録された作品を担当した大塚伸治、近藤勝也、宮崎吾朗も名を連ね、スタジオジブリを支える監督/アニメーターたちの作品が楽しめる本作。金曜ロードショーのオープニング映像や様々な企業CMなどのほか、宮崎監督作品として「CHAGE and ASKA」の楽曲のプロモーションフィルムとして話題になった「On Your Mark」も収録されている。「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」Blu-ray&DVDは7月17日(水)リリース、同時DVDレンタル開始。(cinemacafe.net)
2019年06月12日糸曽賢志監督(41)が6月10日、フィンランド大使館で行われた「『サンタ・カンパニー』&『コルボッコロ』劇場版制作プロジェクト」発表会に出席。師事していたスタジオジブリの宮崎駿監督(78)との思い出話を披露したことが複数メディアで報じられている。報道によると、それは糸曽監督がジブリの演出候補者のオーディションを受けたときのこと。糸曽監督は「ある女性が宮崎監督の『最近、どんな作品を観た?』という問いに『となりのトトロを観ました。昔から大好きでグッズを集めています』と答えると、宮崎さんは『そうなんだ。今おっしゃってくれたことはうれしいけど、僕自身はトトロはかわいい生き物だと思っていないんだよね』とおっしゃって」と述懐。さらに糸曽監督は「宮崎監督は『あれは恐ろしい生き物。肉食でサツキとメイを食べなかったのは、お腹が空いてなかったからだ』と笑いながら言い、続けて『それについてどう思う?』と質問して…」と宮崎監督が同じ問いを全員にぶつけたことを話した。この問いに糸曽監督は「気づいたのがトトロは臼歯なんですよ」と臼草食動物の特徴がトトロにあることを思い出し、「サツキとメイを食べるわけがない!と思ったので『草食動物ですよね?』と…」と宮崎監督に“反論”。報道によれば、糸曽監督は自分のみがその面接に合格したことを暴露。その後、宮崎監督「『エンターテインメントに携わる人はすべてを鵜呑みにするのではなく、考えることが重要なんだ』とおっしゃって」と教えられたことを明かした。この報道に対しネットでは「どんぐりが主食じゃないの??」、「た、確かにっ! アレ、臼歯だわ!」と驚きや納得の声が多く上がっていた。また「なかなか頭捻るなぁ」と、宮崎監督の“質問の意図”がファンの間で話題になっているようだ。
2019年06月10日手書きで落書きした赤ちゃん写真をInstagramにアップしている、yota(@yota7454)さん。2015年に長男、2018年に次男を出産した二児のママです。そんなyotaさんの描く「落書き赤ちゃんアート」がとにかくおしゃれで芸術的でかわいいんです! なかでも今回は「セーラームーンシリーズ」に注目。セーラームーン好きにはたまらない作品の数々をまとめました♪ セーラーマーキュリー「水でもかぶって反省しなさい!!」 ドンピシャでセーラームーン世代だというyotaさんがまず描いたのは、躍動感あるセーラーマーキュリー! 右手のステッキ、実はブラインド専用モップだそうです(笑)。 セーラーマーズ「火星にかわって折檻よ!」 2人目に描いたのはセーラーマーズ。トレードマークの「悪霊退散」のお札も描かれていますね。靴も原作どおりハイヒール! な、懐かしい……! セーラージュピター「しびれるくらい後悔させるよ!」 3人目は雷と勇気の戦士、セーラージュピター。手にはベビーダノンを持っているそうです♡ 実際はねんねの状態ですが、モデルのような立ち姿(寝姿)ですね! セーラーヴィーナス「金星に代わって、愛の奇跡を見せてあげる!」 4人目は愛と美貌の戦士、セーラーヴィーナス♡ 周りのハートはもしや、ヴィーナスの武器「ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン」では……! セーラームーン「月にかわってお仕置きよ!」 最後は愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン! ちょっと大胆ポーズです♡ 相棒のルナで隠れているのは、100均のお菓子ケースだそうです(笑)。 セーラー戦士たち、勢ぞろい♡ セーラー戦士たちを終結させた一枚がこちら! 5人揃うとさらに圧巻ですね! 画像透過アプリと画像コラージュアプリを使ってスマホで作ったそうです。とにかくクオリティがスゴイ! 額に入れて飾りたいくらいですね♪ セーラームーンシリーズのほかにも、スタジオジブリやディズニーのキャラクターなど、おしゃれでキュートな作品がたくさん! 見ているだけで惚れ惚れしちゃうyotaさんの「落書き赤ちゃんアート」をぜひチェックしてみてください♪ 協力/yota(@yota7454)さん この投稿をInstagramで見る yotaさん(@yota7454)がシェアした投稿 - 2019年 2月月7日午後3時35分PST
2019年05月29日スタジオジブリの約3年ぶりとなる東京展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、2019年4月20日(土)~5月12日(日)まで、神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO(エドッコ)」内の、神田明神ホールおよびその周辺エリアにて開催されます。「鈴木敏夫とジブリ展」について多くのファンに愛され続けるジブリ作品を手がけてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー・鈴木敏夫氏の“言葉”に注目した展覧会です2017年~2018年に開催された「スタジオジブリ鈴木敏夫 言葉の魔法展」を元に、さらにジブリ作品の魅力を詰め込みバージョンアップして贈る「鈴木敏夫とジブリ展」では、鈴木敏夫氏が描き下ろした書や、ジブリ作品の資料を用いて、鈴木敏夫氏の“原点”から“今”をご紹介するとともに、スタジオジブリの秘密に迫ります。過去開催「言葉の魔法展」展示作品スタジオジブリ作品をイメージしたオリジナルメニュー「鈴木敏夫とジブリ展」の会場となる、神田明神 文化交流館「EDOCCO」内1Fにあるカフェ「EDOCCO CAFÉ MASU MASU(江戸っ子カフェ マスマス)」では、ジブリ作品をイメージしたカフェメニューが登場。あの名シーンに思いを馳せながら味わえば、より一層ジブリの世界観を楽しめるはずですよ。まっくろなくろ胡麻おはぎのお茶セットまっくろくろすけのおはぎは黒ごま風味。お抹茶やカラフルな金平糖と一緒に味わって。価格:864円(税込)【数量限定】白(ハク)米のおにぎりハクが千尋に渡したおにぎりを再現したメニュー。神田明神の境内で、元気が出るおまじないも込められています。白米の塩握りひとつと、具材はお楽しみの2つのおにぎりの計3個セット。価格:864円(税込)お茶付き ※1日200食限定【数量限定】となりのカキ氷トトロが住まう、太古より存在する深い森をイメージした宇治金時かき氷。こだわりの天然水の氷を使用したかき氷は、まろやかな口溶けが特徴です。価格:648円(税込)※1日100食限定神田明神とコラボ!湯婆婆の御守&絵馬が登場神田明神とコラボレーションした、映画『千と千尋の神隠し』のキャラクターをモチーフの授与品が登場します。東京会場でしか手に入らない貴重なラインナップですので、ぜひお見逃しなく。絵馬湯婆婆版/セリフ版/神様版/式神版湯婆婆の御守薬札型 首下木札※デザインは変更になる場合があります展覧会限定グッズ会場では、映画『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターをデザインした展覧会限定グッズが販売されます。商品に描かれたイラストは、全て展覧会のために鈴木敏夫氏が描き下ろしたオリジナルデザインとなっています。八百万の神々 / 御朱印帳価格:1,296円(税込)湯婆婆こけし価格:3,780円(税込)銭婆/がま口価格:1,944円(税込)湯婆婆/手ぬぐい価格:1,296円(税込)開運鈴キーホルダー価格:972円(税込)初お披露目!湯婆婆&銭婆の“開運・恋愛”おみくじ湯婆婆と銭婆がさまざまな悩みにアドバイスをくれる新展示「湯婆婆と銭婆の“開運・恋愛”おみくじ」が東京会場で初お披露目。3メートルにも及ぶ、超巨大な“湯婆婆と銭婆”の迫力をぜひ会場で体験してくださいね。おみくじには、鈴木敏夫氏が書き下ろした言葉と、その言葉にまつわる解説が付いています。「鈴木敏夫とジブリ展」概要開催期間2019年4月20日(土)~5月12日(日)会場神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール時間11:00~18:00(最終入場 17:30)入場料金【当日券】大人:1,300円/中高生:800円/小学生:600円/未就学児:無料【「三鷹の森ジブリ美術館」セット券】大人:2,000円/中高生:1,400円/小学生:800円/未就学児:100円※3才以下無料© Studio Ghibli
2019年04月19日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!各地で開催される“パン”や“食”にフォーカスを当てたイベント、東京・丸の内で3会場に渡り行われる大規模な「生活のたのしみ展」、東京で約3年ぶりの開催となる「鈴木敏夫とジブリ展」etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! ーー今週のお出かけ情報の詳しい内容はこちらからーー
2019年04月19日NHK連続テレビ小説の記念すべき第100作目「なつぞら」が好調スタートを切っている。ヒロイン・奥原なつの子ども時代を演じた粟野咲莉をはじめ、それぞれ好演を見せた子役たちから、4月15日(月)の第3週よりついに広瀬すずら大人キャストにバトンタッチ!近年、若手俳優の登竜門的な役割も担っている“朝ドラ”だが、今回はさすがに節目とあって、広瀬さんを取り巻く顔ぶれは岡田将生や吉沢亮、山田裕貴、清原翔、犬飼貴丈、中川大志など、とにかく豪華すぎ!その面々と役どころをまとめてみた。日本の女性アニメーターのパイオニアを描く「北海道・十勝編」「東京・新宿編」「アニメーション編」に分かれた本作は、2003年「てるてる家族」を手がけた脚本家・大森寿美男の2作目の朝ドラとなるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝で酪農を営む柴田家に引き取られた奥原なつ(粟野さん/広瀬さん)が高校卒業後に上京、日本のアニメ草創期を支えた女性アニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。オープニングは「スピッツ」初の朝ドラ主題歌「優しいあの子」に乗せた全編アニメーションという珍しい形で、新鋭アニメーター・刈谷仁美が題字とともに担当。そのアニメーション監修は、かつてスタジオジブリ時代に『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』などを手がけた、現アニメーション制作会社「ササユリ」代表の舘野仁美。そして、故・高畑勲や宮崎駿らと並ぶ日本を代表するアニメーターで、後に任天堂で「スーパーマリオブラザーズ」「ポケットモンスター」のゲームにも関わった小田部羊一がアニメーション時代考証を担当。小田部氏の亡き妻・奥山玲子さんがヒロイン・なつのモチーフといわれており、彼ら黄金世代が手がけてきた名作アニメへのオマージュらしき描写も随所に見られる。これまで2週間かけて、昭和21年夏、東京で戦災孤児となったなつが兄妹と離れ、亡き父の戦友・柴田剛男(藤木直人)に連れられて自然豊かな北海道の大地を踏み、少しずつ居場所を見つけていく様子が丁寧に描かれてきた。特に、“小なつ”と呼ばれていた粟野さんの涙の熱演や、北海道開拓1世で頑固者(実は誰より優しい)の柴田家のおじいさん・泰樹(草刈正雄)との関係性、一家で東京から北海道に移住してきた同級生・山田天陽とのやりとりなどが早くも話題を呼んでいる。吉沢亮、演じる“天陽くん”がトレンド入り!なつが、当時“漫画映画”と呼ばれていたアニメーションに関心を持つきっかけを与え、その後の人生にも大きな影響を及ぼす天陽。絵がうまく、同級生ながらどこか大人びたところがあり、なつにとって憧れの存在。その子ども時代は朝ドラ「とと姉ちゃん」や大河ドラマ「おんな城主 直虎」「西郷どん」「いだてん」などに出演経験がある荒井雄斗が演じ、「子役時代もカッコいい」「性格が王子様」と注目を集めていた。そして成長した天陽を演じるのが、4月19日公開の山崎賢人主演『キングダム』も控えている“国宝級イケメン”吉沢亮。朝ドラは初出演となる。先週の予告映像に登場した際にもタイムラインが騒然となったが、13日(土)放送回のラスト、なつや泰樹らの尽力もあって立派に育ったじゃがいも畑に寝転び、なつ(広瀬さん)の呼びかけに応じるシーンで本格初登場。「あんなイケメン 畑に寝てないよ?普通」「めちゃくちゃイケメンに育った」などなど歓喜の声が相次ぎ、“天陽くん”がトレンド入りする事態に。「絵だからこそ生きているように描く」という自身のモットーをすでに持ち、躍動感あふれる馬の絵が得意。なつもはじめて見たときから、彼の絵に魅了されている。同様に絵の才能がある兄・陽平は絵を学ぶ学校に進学したが、次男の天陽は農作業の合間にベニヤ板に絵を描き、アニメーターを目指すなつに絵心を教えていく。爽やかで繊細だが、苦労人の天陽を吉沢さんがどのように演じるのか、毎日、目が離せなくなりそうだ。なお、広瀬さんと吉沢さんは、ソフトバンク「ホワイト家族」シリーズや家庭教師のトライ「ハイジ」シリーズのCMプランナー・澤本嘉光のオリジナル脚本によるコメディ映画『一度死んでみた(仮)』でも共演。2020年公開予定となっている。山田裕貴、広瀬すず演じるなつの親友役!酪農を営む柴田家が牛乳をおさめている帯広市街にある和菓子屋「雪月」。ここでは、なつ(粟野さん)が泰樹(草刈さん)とアイスクリームを食べながら涙するシーンや、東京にいる兄・咲太郎にどうしても会いたくて“家出”をしたときに両家が勢ぞろいするシーンなど、要所要所でドラマが起こってきた。その店の息子で、なつの生涯の親友となる小畑雪次郎を演じるのが山田裕貴。朝ドラのオーディションは何度も受けてきたそうで、今回、念願叶っての初出演。雪次郎の子ども時代を演じていた吉成翔太郎との“W雪次郎ショット”を自身のインスタグラムにアップした際には、「目がそっくり」「成長したゆきじろたんも楽しみ」といった反響が続々寄せられた。そんな雪次郎はなつの家出の際、探しに来た柴田家の長女・夕見子(荒川梨杏/福地桃子)に「めんこい…」とひと目ぼれ!?だが、いまのところ全く相手にされておらず、農業高校時代は演劇部になつを誘うことに。卒業後はアニメーターを目指すなつと共に上京し、日本一の菓子職人になるべく修業するという。客商売をする賑やかな一家で育ち、陽気なお調子者で目立ちたがり屋…という役どころは山田さんのハマり役かも。雪次郎と一緒にいることでなつの気持ちが明るくなるように、視聴者も彼に癒やされることになるだろう。その一方、山田さんは井ノ原快彦主演ドラマ「特捜9」シーズン2(テレビ朝日系)では、井ノ原さん演じる主任の“相棒”である若手刑事・新藤役を続投中。山田さんの明るいキャラはますますお茶の間に浸透していきそうだ。岡田将生、なつと再会できるのか…たったひとりの兄役広瀬さん演じるなつの陽気な兄・奥原咲太郎役には、「目標としていた」という朝ドラ初出演の岡田将生。父(ナレーションを務める内村光良であることが判明!)を戦地で、母を東京大空襲で亡くしたが、幼い妹・なつと千遥の前では笑顔を絶やさず、「火垂るの墓」のごとく親がわりとして奮闘する。得意の歌とタップダンスを進駐軍の前で披露しては、物資を手に入れてくるしっかり者であり、なつを引き取ろうとする剛男(藤木さん)に対しては「不幸にしたら絶対許さない!」と強い剣幕で対峙するなど、妹を思う気持ちは何よりも勝る。ちなみに、子ども時代の咲太郎を演じた渡邉蒼は、もともとダンスの経験はあったものの、初めてのタップダンスを猛練習したそうで軽快なステップを見せてくれた。だが、そんな咲太郎はなつを柴田家に、末妹・千遥を親戚に預けた後、孤児院を飛び出して行方不明となってしまう。“小なつ”がひとりで東京に向かおうとしたのは、兄からの手紙が一向に届かなかったためだ。兄妹はいつ再会することができるのか。どうやら、咲太郎は夢を追うなつを困らせる役回りとなるらしく、“国宝級の愛されキャラ” 岡田さんの腕の見せどころとなるのかも。「昭和元禄落語心中」では落語家になり、鉄拳原作のパラパラ漫画の映画化『家族のはなし』では金髪のバンドマンも演じていた岡田さん。4月12日に公開されたばかりの「ニベア エンジェルスキン ボディウォッシュ」のWEB動画では頭ポンポンのある「素敵な恋人」篇、女子トークに溶け込む「モノ知り同僚」篇ほか、寝顔がエンジェルな「いやしの兄」篇が登場している。清原翔、なつに想いを寄せる?不器用キャラなつにとって “もうひとりのお兄ちゃん”といえるのが、柴田家の長男・照男。父・剛男に似て真面目で、責任感が強いが不器用な性格。北海道に来たばかりのなつが牛の世話を任されたことをうらやましく思うも、なかなか言い出せない。そんな子ども時代の照男を演じる岡島遼太郎と雰囲気もそっくりなのが、「MEN’S NON-NO」専属モデルの“きよたん”こと清原翔。朝ドラは初出演となる。成長した照男は祖父・泰樹(草刈さん)から、なつとの結婚を勧められ、密かにそうなることを願っているというから切ない片思い状態か?清原さんといえば、『PRINCE OF LEGEND』では美容師王子・嵯峨沢ハルとしてモテすぎる3大職業の美容師、バーテンダー、バンドマンの“チーム3B”の一角を担い、『うちの執事が言うことには』ではツンデレ執事を演じるだけに、本作の“素朴な不器用男子”とのギャップに惹かれる人が続出しそう。犬飼貴丈、吉沢亮と“仮面ライダー”兄弟に弟・天陽と同様に絵画の才能に恵まれ、貧しい農家の長男でありながらも、奨学金を得て芸術大学で学ぶようになる山田陽平。子ども時代を演じた市村涼風の穏やかさはそのままに、彼もまたイケメンへと成長する。演じるのは、「仮面ライダービルド」で天才物理学者の仮面ライダーを務め上げ、続く「獣になれない私たち」の“ポンコツ後輩社員”役も話題となった犬飼貴丈。彼も初めての朝ドラで、同じく仮面ライダー出身の吉沢さんと兄弟役を演じることで注目しているファンも多い。兄・咲太郎(岡田さん)を探しに東京に出てきたなつに、漫画映画(アニメーション)の世界を紹介する役どころとなるらしい。また、犬飼さんは風間俊介が日本一残念な刑事を演じるBSプレミアムの「おしい刑事」(5月5日スタート)にも出演しており、知名度はさらに上がりそうだ。工藤阿須加、なつの運命を左右する幼馴染なつの幼馴染で、空襲に巻き込まれたなつを機転で救った佐々岡信哉(三谷麟太郎)の成長した姿を、工藤阿須加が演じる。工藤さんは2015年の「あさが来た」で、あさ(波瑠)の娘・千代(小芝風花)と結婚し婿養子となる白岡啓介を演じていた。「なつぞら」では第1回の冒頭、『風立ちぬ』の菜穂子さながら、十勝の大地の絵を描くなつ(広瀬さん)の前に工藤さん演じる信哉が現れ、久しぶりの再会を果たすところから始まっていた。彼は苦学して大学に合格、なつや咲太郎と再会する日を夢見て消息を探していたというが、昭和30年代、音楽、映画、演劇、美術など流行の最先端が集まる街となった「東京・新宿編」に主に登場。なつの運命を左右する人物になるとか。「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系)も記憶に新しい工藤さんは、波瑠×鈴木京香のドラマスペシャル「未解決の女 警視庁文書捜査官~緋色のシグナル~」(4月28日放送/テレビ朝日系)が控えている。中川大志&井浦新らアニメーション編の重要人物に東映動画(現・東映アニメーション)を彷彿とさせる “東洋動画”というアニメスタジオにて、なつが日本初の長編アニメーション制作に関わる「アニメーション編」には、「おひさま」以来、2作目の朝ドラとなる中川大志が東洋動画所属の監督見習い・坂場一久として、意外にも朝ドラ初出演の染谷将太が抜群の画力を持つ後輩アニメーター・神地航也役で参加。そして東洋動画アニメーターのリーダー格で日本初の長編アニメーションの作画監督・仲 努役を演じるのは、井浦新。中川さんは高畑勲、染谷さんは宮崎駿、井浦さんは彼らを育成した森康二のモデルではないかといわれているが、果たして!?「TEAM NACS」安田&戸次&音尾の役どころは?北海道出身の大人気演劇ユニット「TEAM NACS」安田顕、戸次重幸、音尾琢真の3人が集結している点にも注目。まず、2008年の「瞳」にも出演した安田さんは、帯広の和菓子屋「雪月」の主人で“お菓子の発明王”・小畑雪之助役に。山田さん演じる雪次郎の父親だ。雪之助のつくるアイスクリームやホットケーキが、なつとみんなを結ぶ架け橋となっている。そして戸次さんは、戦後、“新天地”北海道に入植するも荒れた土地を政府からあてがわれ、郵便配達をして生活費を稼ぐ山田正治役を演じる。吉沢さんや犬飼さんの父親というイケメン親子。開墾は難航し、一時は途方にくれるが、なつの強い思いや泰樹たちの助けによって大きく変わることに。また、柴田牧場の従業員・戸村悠吉(小林隆)の息子で、ユーモアある物言いでなつたちをいつも励まし、和ませる菊介役を演じるのが音尾さん。のちに照男(清原さん)の後見役となり、柴田牧場の発展に大きく貢献することになるという。山田家の開墾シーンでは戸次さんとの共演シーンも見られた。忘れちゃならない渋メンも!十勝でなつを支える「究極の頑固ジジイを演じています」と、第1週試写会にて語っていた草刈さん。初めこそ「確かに」と納得していたが、2週間たったいま、すっかり草刈正雄演じる“おんじ”柴田泰樹にがっちり心をつかまれた、という人は多いはず。なつ(粟野さん)が家出をした後の河原での再会では、「どうして私には家族がいないの!」と初めて感情をぶつける彼女を「もっと怒れ」と受け止め、「ワシらがおる」と優しく諭す姿に涙する人が続出。明治期、18歳の時に十勝に入植して酪農を始め、男手ひとつで富士子(松嶋菜々子)を育て柴田牧場を切り盛りしてきた泰樹。すっかり打ち解けたなつと荷馬車に乗る様子はまるで「アルプスの少女ハイジ」のハイジとアルムおんじ!あるいは「赤毛のアン」のアンとマシュウ!なつは上京してアニメーションの世界に飛び込んでからも、泰樹から学んだ“開拓者魂”を心の支えにしていくのだ。また、その婿養子で、戦友の子ども・なつを東京から十勝に連れてくる剛男役を演じる藤木直人にも「素敵」という声が上がる一方、その絶妙な頼りなさ加減からか「となりのトトロ」のお父さんみたい、とも言われている。久しぶりにわが家に帰り、妻・富士子(松嶋さん)に「ふ~じこちゃ~ん」と甘えるシーンは「ルパン三世」とも言われていた。なお、なつ(広瀬さん)や雪次郎(山田さん)が入部する十勝農業高校・演劇部員のアツすぎる顧問・倉田隆一を演じるのは、先の「まんぷく」のヒロイン・安藤サクラの夫である柄本佑。さらに「新宿編」にはリリー・フランキーらの名前もある。これから約半年、それぞれどんな活躍を見せてくれるだろうか?連続テレビ小説「なつぞら」はNHK総合ほかにて放送中。※全156回(text:Reiko Uehara)
2019年04月15日スタジオジブリ初の海外共同製作作品として2016年に公開され、アニメ界のアカデミー賞「アニー賞」長編インディペンデント作品賞を受賞した『レッドタートル ある島の物語』が4月1日(月)深夜放送の日本テレビ「映画天国」枠でオンエアされる。ジブリのプロデューサーとして宮崎駿監督の数々の作品などを手掛けてきた鈴木敏夫氏が、『岸辺のふたり』で米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞に輝くなど高い評価を得たマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督にオファー、監督の長編初監督作品としてスタジオジブリが初めて海外と共同で製作に臨んだ記念すべきタイトル。第69回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門特別賞も受賞するなど世界的に高く評価されたのも記憶に新しい。嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、1人の女が現れた――。マイケル監督が「ジブリとの話し合いで『むしろセリフがないほうが、強い作品になるはず』という結論に至り」というセリフがない圧巻の映像美は必見だ。また今回は『巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版』もオンエア。こちらは東京都現代美術館で開催された「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」で上映された、宮崎監督の『風の谷のナウシカ』に登場した巨神兵を主役にした特撮短編映画となる。『風の谷のナウシカ』で印象深い巨神兵の作画を担当、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』や『シン・ゴジラ」などアニメ、実写両方で活躍する庵野秀明監督が鈴木氏らとプロデュースを手掛け、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督がメガホンを取った。映画天国『レッドタートル ある島の物語』『巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版』は4月1日(月)25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)■関連作品:レッドタートル ある島の物語 2016年9月17日より全国にて公開
2019年04月01日『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の長井龍雪監督最新作、オリジナルストーリー長編アニメーション映画『空の青さを知る人よ』が、10月11日(金)に公開されることが分かった。大きな話題を呼んだ『あの花』『ここさけ』ノイタミナ枠で放送されたTVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は、オリジナルストーリーながら「号泣必至」と話題になり、2013年には劇場版が公開。本作をきっかけに、青春アニメ、長いタイトル、アニメロケ地の聖地巡礼ツアーが大流行、社会現象化した。また、2015年9月には『心が叫びたがってるんだ。』が公開され、興行収入11億円の大ヒットを記録。劇場公開当時、“原作・原案を持たず、テレビシリーズ発でもない完全オリジナル劇場用アニメーション作品”が興収10億円を突破するのは、スタジオジブリ作品、大友克洋作品、細田守作品に次ぐ、史上4番目のケースという快挙となった。「超平和バスターズ」再集結そんな多くのアニメファンに支持された“あの花”と“ここさけ”。この2作と同じく、最新作では脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン&総作画監督・田中将賀によるクリエイターチーム「超平和バスターズ」が再集結。オリジナルストーリーを構築する。さらに、本作のプロデューサーを『あの花』『ここさけ』の企画・プロデュースを行ってきた清水博之に加え、『君の名は。』のプロデュースも手掛けた川村元気が参加する。ティザービジュアル&特別映像到着また今回、公開決定と同時にティザービジュアル、公開決定を記念した特別映像も到着。「これは、せつなくてふしぎな、二度目の初恋の物語。」という言葉と共に、車の上に乗り、空を見つめる少女が描かれている。なお、この映像は本日3月21日(木・祝)フジテレビ深夜ノイタミナ枠で放送の「約束のネバーランド」内で流れる予定だ。「不思議な四角関係のお話」「いちばんシンプル」コメント到着長井龍雪コメント(監督)また秩父を舞台に映画を作らせてもらえることになりました。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』と合わせて晴れて三部作ということになります。こうして続けてこれたのも応援してくださった皆様のお陰です。今回は、昔思い描いた自分と向き合っていくキャラクター達の不思議な四角関係のお話です。精一杯頑張りますので、楽しんで頂けると嬉しいです。宜しくお願いします!岡田磨里コメント(脚本)いつものメンバーで、いつもの秩父を舞台にしたアニメを作ることになりました。今までの作品のなかでいちばんシンプルでありながら、静かに意欲的な作品になっていると思います。自分以上になれない自分を、目をそらさず見つめるための物語。皆さまに楽しんでいただけるよう、ラストスパート。がんばります。田中将賀コメント(キャラクターデザイン・総作画監督)今回も僕ららしい作品になっていると思います。これまで秩父を舞台にしてきた作品の一つの着地点として。そして、これからも続く僕らの作品の出発点になったらと思っています。清水博之コメント(プロデューサー)この数年間、監督たち三人はそれぞれ別の道を歩みながらも、常に意識してくれていたのは本作のことでした。環境も時代も移りゆく中、三たび、オリジナルアニメにチャレンジすることは大変な道のりでしたが、最終的には懐かしさと切なさ、前向きさが詰まった青春ストーリーが出来上がりました。感動はつながる――。長井監督4年ぶりの新作、ご期待下さい。『空の青さを知る人よ』は10月11日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2019年03月21日昔から本屋さんは大好きです。日本の駅に入っているような小さい本屋ではなく、なんでも置いてありそうな大きな本屋さんが大好き。 大きな本屋さんだと、欲しい分野の本はたくさん揃っていてどれを買うかよりどりみどりだし、よく知らない分野の通路もじろじろ背表紙を読みながら歩いて、探検気分が味わえて長時間いても飽きません。 ブリュッセルにもわたしの好みの大きな本屋さんがあります。今回はベルギーの本屋事情とベルギーでも人気な日本映画の紹介です。 その本屋は「Filigranes」といって、世界遺産の広場グランプラスから2駅のブリュッセル王宮の近くにあります。ビルの1階部分に入っており、入口は小さいのですが、その奥がアリの巣のように広がっていてかなり広いんです。拡張、拡張を繰り返したような作りで、迷路のようになっています。 わたしがいつもまず向かうのは編み物のコーナー。主要なコーナーではないからか遠い奥のほうにあります。 日本より寒いベルギーでは、編み物はソーイングより盛んなように思います。洋書っていうだけでかわいく思えてフランス語は読めなくても楽しい。 次に好きなコーナーは料理です。ここはかなり広いです。でもその広い料理コーナーで一番手前にあって目に入る平積みテーブルには、いつでもVEGAN料理の本たちが。 日本でもヘルシー志向は高まっていると思いますが、それはベルギーでも同じです。日本と違うのはベジタリアンが多いこと、グルテンフリーやオーガニック製品が充実していることだと思います。日本だと身体にいいからたまにVEGANの料理を食べる方はいても、毎食VEGANの人は少ないですよね。 VEGANの本は食事やお菓子、軽食までたくさんの種類があり、わかりやすい陳列になっています。そして有名らしいVEGAN料理研究家も数名プッシュされているのです。日本とは違う雰囲気ですよね。日本の本屋さんは久しく行ってないのですが、平積みは話題の新刊やお弁当の本などで、簡単や時短をうたう本が人気なのかな、と思います。 そして本が一つ一つ大きいのです。日本で言えば図鑑のような重さなのも不思議です。 おまけ感覚で寄るのが、ガーデニングや花の本です。ベルギーは日本より花が身近です。みんな日々花を飾る習慣がありますし、なにかお礼やお祝いとなると食べ物よりお花を贈ることが多そうです。男の人が花束を持っている光景は日常的で、とっても素敵なんですよ。 花より団子はベルギーでは通用しないかも?わたしも好きな人からもらうなら団子より花がいいです。そこはベルギー人に近いかな?花が大好きな私は美しい本を見るだけでうっとりします。これまた重い本が多いのですが、何か一つ欲しいなと思います。 DVDも少しおいてあるのですが、ここでスタジオジブリの映画をみつけてうれしくなりました。「コクリコ坂から」は、50年前くらいの日本が舞台なので、現代のベルギーの方にはどう映るのか気になります。 ベルギーに住んでみると、日本が稀有な文化を持った個性的で不思議な国だと思うようになりました。ヨーロッパはもちろんそれぞれの国で特徴はあるのですが、食文化にしろ、建物にしろ、国民性などどこか似ている部分があります。けれど島国である日本は他に似ている国がありません。とってもユニークです。日本の描写が強い映画作品の中にはベルギーの人が理解できないようなものもあるように思います。 そう感じていた最近、ベルギーでも是枝監督の「万引き家族」が公開されました。わたしはタイミングが悪く映画館に行けなかったのですが、日本語で映画を観れるチャンスだったのにと後悔しています。この「万引き家族」、ベルギーでもかなりの高評価で大人気なんです。わたしがみたサイトでは☆4.5です。 ちなみに、畳に置かれたちゃぶ台で食事をいただくシーンはベルギーのひとには新鮮だったようで、くすくすと笑い声があったそうです。 日本映画は素晴らしい作品が多いですし、こうやってベルギーでも公開されて観ていただけるのはうれしいですね。ぜひ本屋好きな方はベルギーなどヨーロッパに来たら本屋さんを探してのぞいてみて下さい。日本と違う発見があって面白いですよ。 《today’s knitting 》 #スナオミトンポーズ 先月ベルギーではたくさん雪が積もりました。北海道より北の樺太と同じ緯度のわりには、暖流の影響で雪はあまり降らないのでめずらしい量の積雪でした。8時半はまだ夜のように真っ暗で、そんな中次男を幼稚園に連れて行きました。私の作ったミトンでスナオミトンポーズしてくれました。 雪景色の幼稚園、オレンジ色の灯りもとってもきれいでした。 編み物やベルギー生活の日々のことはinstagram@shiotasunaoもご覧ください。 文・塩田素直(編み物作家・handmade mittens SUNAO)インスタグラム::
2019年03月15日「となりのトトロ ルピシア茶葉缶 ルイボス たんぽぽ」と「魔女の宅急便 ルピシア茶葉缶 紅茶 バラ園」が、2019年4月13日(土)より全国のどんぐり共和国とオンラインショップそらのうえ店限定で販売される。「となりのトトロ ルピシア茶葉缶 ルイボス たんぽぽ」と「魔女の宅急便 ルピシア茶葉缶 紅茶 バラ園」は、スタジオジブリ作品のキャラクターグッズを販売する「どんぐり共和国」と世界のお茶専門店「ルピシア」のコラボレーションによって誕生したオリジナルブレンド茶。「となりのトトロ ルピシア茶葉缶 ルイボス たんぽぽ」は、甘く香ばしいとうもろこしの実とグリーンルイボスティーをブレンドしたフレーバー。メイがおかあさんに届けたとうもろこしをイメージし、素朴でやさしい味わいに仕上げた。一方、バラ園で仲良く過ごすジジとリリーをイメージし、バニラと果物の香りの紅茶に、バラのつぼみをブレンドした「魔女の宅急便 ルピシア茶葉缶 紅茶 バラ園」。華やかな香りと、愛らしいデザイン缶は贈り物にも最適だ。【詳細】・となりのトトロ ルピシア茶葉缶 ルイボス たんぽぽ 1,800円+税サイズ:缶W136×H52×D100mm 内容量:40g原材料:グリーンルイボス、とうもろこし茶(国産)・魔女の宅急便 ルピシア茶葉缶 紅茶 バラ園 1,800円+税サイズ:缶W136×H52×D100mm 内容量:40g原材料:紅茶、ローズレッド、ピーチリーフ発売日:2019年4月13日(土)取り扱い:全国のどんぐり共和国とオンラインショップそらのうえ店
2019年03月14日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、「さよなら平成2週連続スタジオジブリ」と題して高畑勲監督作『平成狸合戦ぽんぽこ』と、宮崎駿監督作『風立ちぬ』を放送することが決定した。第1夜:4月5日放送『平成狸合戦ぽんぽこ』まず最初は、タイトルに“平成”が付いた時代を代表する名作で、平成最後にふさわしい『平成狸合戦ぽんぽこ』を、昨年亡くなった高畑勲監督の命日となる日にノーカットで放送。今回で放送回数は9回目となる『平成狸合戦ぽんぽこ』は、人間に住みかを奪われたタヌキたちがふるさとを守るため、あの手この手で大奮闘を繰り広げる笑いと感動の一大エンターテインメント。劇中には、『魔女の宅急便』のキキのほか、歴代のジブリキャラクターたちがさりげなく登場するシーンもあり、それを探すのも見どころのひとつだ。また、本作には野々村真、石田ゆり子、清川虹子、泉谷しげるが声で出演。さらに、語りの古今亭志ん朝をはじめ、林家正蔵、桂文枝(5代目)ら落語家も声で出演している。第2夜:4月12日放送『風立ちぬ』続く翌週には、原作・脚本・監督、宮崎監督の平成最後の長編作品『風立ちぬ』を、こちらもノーカットで放送。2015年のテレビ初放送に続き、今回で2回目の放送だ。本作は、飛行機作りに情熱を注いだ実在の人物、堀越二郎をモデルに、堀辰雄の小説「風立ちぬ」をモチーフにした物語。大空への憧れ、時空を超えた友情、切ない夫婦愛…夢に向かってまっすぐ生きる青年を描いた。声の出演には、主人公・堀越二郎役を「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が務めたほか、瀧本美織、西島秀俊、西村まさ彦、風間杜夫、竹下景子ら豪華俳優陣が参加している。映画天国も要チェック!月曜日深夜に放送している「映画天国」(関東ローカル)では、高畑監督がアーティスティック・プロデューサーとして参加した最後の長編映画『レッドタートルある島の物語』もノーカット放送。さらに同日、庵野監督が企画・製作・脚本を務め、声優・林原めぐみが声で出演する特撮短編「巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版」も放送と、豪華2本立てとなっている。<スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサーコメント>ジブリは平成と共に歩んできたので、平成が終わるのはある感慨があります。そのものずばりの「平成狸合戦ぽんぽこ」、平成の時代に大正~昭和を描いた「風立ちぬ」、時代を感じながらお楽しみ下さい。『平成狸合戦ぽんぽこ』は4月5日(金)21時~、『風立ちぬ』は4月12日(金)21時~日本テレビ 金曜ロードSHOW!にて放送。『レッドタートル ある島の物語』「巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版」は4月2日(火)1時59分~日本テレビ 映画天国(関東ローカル)にて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月08日現在公開中の映画『九月の恋と出会うまで』は、芸歴30年の高橋一生にとって初めての恋愛映画主演。同作で演じる小説家志望の平野は、志織(川口春奈)とともに未来からの“声の主”を探しすうちに、次第に惹かれ合っていく。その過程で、熱を出した志織を不器用な手つきながら看病したり、エプロン姿で手料理を振るまったり。また、タイムパラドックスについて熱弁をふるったかと思えば、愛する人のためにひとり涙を流したりと、これまでにないほどの多彩な表情をスクリーンで堪能することができる。少しずつ心の距離が縮まっていく2人の姿が微笑ましいだけに、平野がつく切ないウソに涙せずにはいられない。そんな同作の完成披露イベントで「戻りたい過去は?」と問われると、「2~3年前」と応じていた高橋さん。まさに現在の大躍進が始まったころだ。今回はそんな高橋さんをプレイバック。特に、その魅力のひとつである“色気”に注目した。14歳で『耳をすませば』に大抜擢!ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍1980年12月9日生まれ。東京のど真ん中、港区赤坂生まれの青山育ち。8歳から児童劇団に入り、子役として活躍。スタジオジブリ作品『おもひでぽろぽろ』(91)に続いて、1995年、声変わり直前の14歳のときに『耳をすませば』で天沢聖司の声優に大抜擢された。その後、「池袋ウエストゲートパーク」や「医龍ーTeam Medical Dragon」「名前をなくした女神」「Woman」「ペテロの葬列」「信長協奏曲」など、話題のドラマに多数出演。特に大河ドラマは「元禄繚乱」(99)から親友・岡田准一と共演した「軍師官兵衛」(14)、記憶に新しい「おんな城主 直虎」(17)まで5作品におよび、その演技力はお墨付きだ。映画では『半落ち』『世界の中心で、愛を叫ぶ』『スウイングガールズ』などのほか、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル Vol.1』に端役で参加したことも。舞台では蜷川幸雄作品などに出演しており、2012年には「4 four」で第67回文化庁芸術祭・演劇部門新人賞を受賞している。「民王」「カルテット」「直虎」…選べない数々の代表作2015年に放送された「民王」で演じた総理秘書・貝原茂平役はスピンオフ(後述)が制作されるほどの人気となり、ジワジワと注目を集めるように。翌年には月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で高良健吾の金髪のイジワルな先輩・佐引穣次役、「僕のヤバイ妻」ではキムラ緑子と玄関チューが定番の“ワケあり”鯨井夫婦を演じて話題に。そして大ヒットした『シン・ゴジラ』では、巨大不明生物特設災害対策本部・通称「巨災対」に加わる、オタクっぽい文部科学省の安田龍彦役を務め、実力派キャストが結集する中で強い印象を残した。2017年には1月期の金曜ドラマ「カルテット」に始まり、「an・an」3月8日号ではヌードグラビアに挑戦してさらにファンを拡大。映画『3月のライオン』、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、10月~2018年3月の連続テレビ小説「わろてんか」と怒涛の活躍で「Yahoo!検索大賞 2017」で「パーソンカテゴリー」の俳優部門賞を受賞する。中でも「おんな城主 直虎」については、同授賞式で「外側に疎い人間なんですけど、さすがに皆さんの声が耳に入ってきました」と反響について触れ、「1年間一緒のキャストやスタッフとやった大河ドラマのラストのシーンは、僕の中ではまだ印象に残っています」とコメント。もちろんファンにとっても、おとわ/直虎(柴咲コウ)への愛を貫いた小野政次は涙なしには観られないキャラクターのひとつだろう。昨年も主演作『blank13』『空飛ぶタイヤ』『億男』など話題作が立て続けに公開、いまやCM起用社数・俳優部門の第1位を誇るほどの売れっ子になった。先日まで放送されていたNHKのドラマ「みかづき」は、一本気で偏屈、優男…に見えて色気ダダ漏れなど、“一生”要素が「全部入り」と高い人気を集めている。最新CMは「キリン 生茶」森山直太朗と「ピアノ篇」永山絢斗を翻弄!「モザイクジャパン」のAV社長「Woman」でも組んだ坂元裕二が脚本、水田伸生が演出を手がけたWOWOWオリジナルの連続ドラマ。アダルト業界が舞台だけに放映時はR15+指定相当で、きわどいシーンの連続。証券会社をリストラされた男が、両親のすすめで地元の新進企業に再就職。なんとそのGALAXYZ社はアダルトビデオを中心にさまざまな事業を手がけていた!高橋さんが演じた九井は、表向きはチャラい若社長だが、実はかなり独特な倫理観を持つエキセントリックな人物。はだけた白シャツに黒パン姿でペヤングを食べながら、永山さんを翻弄する。鼻血に注意!?「民王スピンオフ~恋する総裁選~」クールなスーパー秘書・貝原茂平を主人公にしたスピンオフの1作で、武藤泰山(遠藤憲一)の下につく以前の物語。相当なキレ者ではあるが、女性には奥手で、すぐに鼻血を出してしまうのが玉にキズの貝原。そんな彼の前に、恋愛トラウマ(?)の原因となった女性(相武紗季)が現れ、恩人の総裁選に絡んでいくことに。このスピンオフで高橋さんに本格的に“落ちた”という人は多いかもしれない。レギュラードラマでもあまり感情を表に出さなかった貝原が、ラストに見せる姿は必見。朝ドラ「わろてんか」悲恋の“栞さま”『空飛ぶタイヤ』で共演したディーン・フジオカがブレイクした“五代様”のごとく、ヒロイン・てん(葵わかな)を支える伊能栞を好演。ときにてんの親友となり、師となるも、五代様と決定的に違うのは伊能栞のほうに恋愛感情があること。すぐ近くにいながら、てんはなぜ“栞さま”の色気に惑わされないのか不思議なほど。藤吉(松坂桃李)が亡くなった後、その気になれば、何かが起こってもおかしくはなかったのに、最後まで健気に、プラトニックに見守り続ける姿は視聴者の胸を打った。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』妖艶なラブシーンに注目映画『チワワちゃん』も手がける20代の新進気鋭監督・二宮健が原案、脚本も務めた商業映画デビュー作。女優志望ながらも芽が出ず、サーカス団で催眠マジックの助手として働く主人公・オリアアキ(『娼年』の桜井ユキ)の忘れられない恋人・カイトを演じた。カメラマンであるカイトはファインダーを覗く姿も色気たっぷりで、アキはあっという間に魅了されていく。現実と妄想の世界を行き来するアキとのラブシーンは美しく、儚く、幻想的で今作もR15+指定。また、あれほどエロい遺影もなかなかない。「民衆の敵~世の中おかしくないですか~」いまをときめく若手女優と…篠原涼子が主婦から新米市議会議員へ、やがては市長になっていく本作で、彼女のライバルとなるサラブレッドのイケメン議員・藤堂誠を演じた。昼のスーツ姿から一転、夜はラフなスエット姿に。“わたなべ”という偽名を使って出会うデリヘル嬢の莉子にだけは心を許し(?)、シャワーシーンも話題となった。莉子を演じていたのは、現在ブレイク中の今田美桜だ。『嘘を愛する女』艶めくシーンに釘付け長澤まさみと『世界の中心で、愛をさけぶ』以来の映画共演となった本作。ある日、5年も一緒に暮らしてきた恋人の小出桔平が、名前も、職業も全てが嘘と判明、彼は本当は何者なのかというサスペンス要素がありつつ、“嘘”がカギとなる号泣必至のラブストーリー。ビジュアルにも起用された2人が艶っぽく横たわるシーンは、幸せだったころの濃密な時間を映し出し、まるで本物の恋人同士のよう。高橋さん演じる桔平が由加利(長澤さん)の耳元にそっとキスするシーンをお見逃しなく。「僕らは奇跡でできている」高橋一生にしかできないハマり役動物行動学を教え、フィールドワークを好む35歳の大学講師・相河一輝は、それまでのキリッとした仕事のできる紳士や、「カルテット」家森諭高の面倒くささともまたひと味違う“フツウ”になれない男。30代後半にして出会った、おそらく高橋さんにしかできないハマり役で高い支持を集め、「尊い」「可愛い」「萌える」といった声が相次いだ。生きづらさを“負”にはしない、温かみのある色気といったところか。「東京独身男子」ほか待機作にも期待が止まらない!そんな高橋さんが、4月スタートの土曜ナイトドラマ「東京独身男子」で斎藤工、滝藤賢一と“あえて結婚しない”男子=AK男子を演じるとあって、いまから話題を振りまいている。高橋さんが演じるのは、『空飛ぶタイヤ』さながらのメガバンク勤務の石橋太郎。分析力と洞察力に長けすぎて、素直な気持ちで恋愛できないという困り者だ。斎藤さんとは「齊藤工」監督の映画『blank13』で、滝藤さんとはドラマ「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」で共演しているが、3人そろっての共演は初めて。このAK男子に、斎藤さんの妹役で、太郎に昔から密かな想いを寄せている役どころで仲里依紗、元恋人役で高橋メアリージュン、滝藤さんの部下役として上記の『リミスリ』でも共演した桜井ユキと、クセ者の女性陣が絡んでいく。久々の時代劇映画『引っ越し大名』(8月30日公開)では、“かたつむり”と呼ばれる引きこもり侍・片桐春之介(星野源)の相棒で幼馴染の御刀番・鷹村源右衛門役を務める。春之介とは正反対の豪傑キャラで、犬童一心監督によれば「ぶっ飛んだ一生さん」だそう!また新たな一面を、凜々しい袴姿で見せてくれそうだ。さらに、蒼井優と『リリィ・シュシュのすべて』以来18年ぶりに「がっつり」共演で、夫婦役を演じる『ロマンス・ドール』(秋公開)もある。演じるのはラブドール職人ということで、実際にラブドール工場に見学に行き「演じる心構えができました」と語っている。2019年もとどまるところを知らない高橋さんの活躍、そして溢れて止まらない色気に、これからも期待していて。(text:Reiko Uehara)■関連作品:引っ越し大名! 2019年8月30日より全国にて公開Ⓒ2019「引っ越し大名!」製作委員会九月の恋と出会うまで 2019年3月1日より全国にて公開Ⓒ松尾由美/双葉社Ⓒ2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会ロマンスドール 2019年秋、全国にて公開予定©2019「ロマンスドール」製作委員会
2019年03月07日アニメーション映画『二ノ国』が2019年夏全国ロードショー。主演に、声優初挑戦となる山﨑賢人を迎え、人気RPGゲームをアニメ化。音楽は『千と千尋の神隠し』の久石譲が担当する。人気RPGゲームを映画化レベルファイブが手掛ける、人気RPGゲーム『二ノ国』が映画化される。製作総指揮、原案・脚本は「妖怪ウォッチ」「レイトン」シリーズなどのヒット作を生み出し続ける、レベルファイブの日野晃博だ。10年前に「二ノ国」のゲーム化を発表したときから映画化を意識していたという日野は「作品として良いものが作れると思い、映画化に向けたプロジェクトを立ち上げた。」と、心境を語っている。音楽は久石譲映画化にあたり、スタジオジブリやスタジオポノックで名作に携わり続ける百瀬義行が監督を、『千と千尋の神隠し』の久石譲が音楽を担当。久石のアドバイスから、現世の“一ノ国”と異世界の“二ノ国”を行ったり来たりする、新しいストーリーを日野が書き直したという。山﨑賢人、声優初挑戦アニメーション映画『二ノ国』の主人公、車イスで生活する高校生“ユウ”の声には、声優初挑戦となる山﨑賢人を起用。映画『キングダム』をはじめ、『ヲタクに恋は難しい』『羊と鋼の森』と出演作がつづく、人気俳優が声で現世の“一ノ国”、異世界の“二ノ国”と2つの世界で苦悩する難しい役どころを演じる。人気キャラクターに、豪華声優陣が集結また主人公を取り巻くキャラクター達には、豪華声優勢が命を吹き込んでいく。“二ノ国” エスタバニア王国の参謀ヨキに、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの吹き替え経験もある宮野真守、“二ノ国”エスタバニア王国を狙う「黒旗軍」の最高指導者ガバラス 役にアニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」で海馬瀬人役を務めた津田健次郎が抜擢。“一ノ国”で主人公ユウとハルの幼なじみのサキ、“二ノ国”でエスタバニア王国の姫を守る女戦士ヴェルサは、声優・女優・歌手として活躍する坂本真綾が1人2役を担う。さらに、“二ノ国”のエスタバニア騎士団長バルトンを山寺宏一、“二ノ国”のパンダのような柄の妖精族ダンパ役に梶裕貴がキャスティングされている。【作品情報】映画『二ノ国』公開時期:2019年夏全国ロードショー製作総指揮/原案・脚本:日野晃博監督:百瀬義行音楽:久石譲主演:山﨑賢人原作:レベルファイブ アニメーション制作:オー・エル・エム
2019年02月15日1月22日、第91回アカデミー賞のノミネート作品が発表された。日本からは外国語映画賞に是枝裕和監督(56)の『万引き家族』と、長編アニメーション映画賞には細田守監督(51)の『未来のミライ』の2作品がノミネートを果たした。長編アニメーション映画賞に日本からスタジオジブリ作品以外がノミネートするのは史上初。さらに『万引き家族』が外国語映画賞を受賞した場合、09年に受賞した滝田洋二郎監督(63)の『おくりびと』以来10年ぶりの快挙となる。早くも日本では2作の結果に大きな期待が高まっている。だが、『万引き家族』の前に立ちはだかる強力なライバルの存在が――。それは現在動画配信サービス・Netflixで配信中の『ROMA/ローマ』。本作は無重力空間を圧倒的な映像美で見せた宇宙映画『ゼロ・グラヴィティ』でアカデミー監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンが監督を務めるなど、強力な布陣。また同時に作品賞にもノミネートを果たしており、動画配信サービスの映画では史上初の快挙。さらにスペイン語制作の映画として初めて作品賞にノミネートするなど、まさに映画史を更新し続けている作品だ。アカデミー賞の前哨戦ともいわれるゴールデングローブ賞でも外国語映画賞を受賞。同じく同賞にノミネートされていた『万引き家族』を一歩リードした形だ。さらに、ライバルはまだいるという。「今年の外国語映画賞は近年稀に見る激戦です。『ROMA/ローマ』以外にも、昨年のベネチア国際映画祭でも高い評価を受けたドイツの『Never Look Away』が。さらに、昨年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞したポーランドの『COLD WARあの歌、2つの心』も要注意でしょう。ただ、カンヌでパルムドールを受賞した『万引き家族』の前評判はアカデミー会員にも好印象を与えると思います。『万引き家族』が受賞する可能性も決してゼロではないと思います」(映画会社関係者)授賞式は2月24日(現地時間)にロサンゼルスで開催される。栄光は一体誰の手に――。
2019年01月23日第91回アカデミー賞のノミネート作品が1月22日(現地)に発表され、是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞に、細田守監督の『未来のミライ』が長編アニメーション部門にそれぞれノミネートされた。日本映画のダブルノミネートは、オスカー史上初!日本人にとっては“平成最後”の米アカデミー賞となる今回だが、まず、同じ年に日本映画2作品が、外国語映画賞と長編アニメーション部門の候補にあがるのは、アカデミー賞史上初めてのこと。映画界最大の祭典において、日本映画の躍進を感じさせるノミネーションは、素直に喜ばしい結果だ。どちらの作品も、現代日本が抱える問題を背景に、“家族”のあり方を作家性あふれるアプローチで描き切っており、それが海外で評価を得た点も見逃せない。ちなみに、外国語映画賞が正式に設置された第29回以来、同賞に輝いた日本映画は滝田洋二郎監督の『おくりびと』(第81回)のみ。長編アニメーション部門は2001年の第74回から設置され、翌年の第75回に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が受賞。以降、5度にわたって、スタジオジブリ作品がノミネートされるも受賞は逃している。外国語映画賞は『万引き家族』と『ROMA/ローマ』の一騎打ち昨年5月、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞して以来、各国の映画賞で旋風を巻き起こしている『万引き家族』。第76回ゴールデングローブ賞では、惜しくも外国語映画賞を逃したが、その後に発表された第44回LA映画批評家協会では外国語映画賞に輝いており、賞レースでの勢いに衰えは見えない。是枝組の常連であり、本作でも圧倒的な存在感を放った樹木希林さんが昨年この世を去ったのは残念だが、今回の朗報を喜んでいるのは間違いない。きっと天国から強力なエールを送ってくれるはずだ。最大のライバルは、アルフォンソ・キュアロン監督のメキシコ映画『ROMA/ローマ』。こちらはヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、その後は各映画賞の外国語映画賞を次々と手にしている。ゴールデングローブ賞でもこちらに軍配があがった。なお、『ROMA/ローマ』は作品賞候補にもあがっており、これはNetflix配給の作品としては初の快挙。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』に続いて、「メキシコ出身のキュアロン監督に作品賞をあげたい!」という思いから、外国語映画賞は『万引き家族』に…という可能性は少なからずあるのではないだろうか。もちろん、これは“棚ぼた”では決してなく、実質的に今年の外国語映画賞は『万引き家族』と『ROMA/ローマ』の一騎打ちなのだ。ジブリ以外の作品が初ノミネート!真価を問われる『未来のミライ』昨年夏に公開され、国内では、批評的にも興行的にも正当な評価を得たとは言い難かった『未来のミライ』。しかし、海外での評判は上々で、第76回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされた。同賞候補に日本の作品が挙がるのは、意外にも初めてのこと。そして、第91回アカデミー賞では、ジブリ作品以外で初めて長編アニメーション部門にノミネートされ、まさに真価を問われることになった。長編アニメーション部門の候補は『未来のミライ』に加えて、『インクレディブル・ファミリー』『犬ヶ島』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン:スパイダーバース』の計5作品。アニメ界のアカデミー賞と言われる第46回アニー賞(2月発表)では、『インクレディブル・ファミリー』『シュガー・ラッシュ:オンライン』がそれぞれ11部門、10部門にノミネートされ、強さを発揮しているが、第76回ゴールデングローブ賞では下馬評を覆し『スパイダーマン:スパイダーバース』が最優秀長編アニメーション映画賞を受賞したばかり(『未来のミライ』も候補だった)。その上で過去6年間、ディズニーアニメーション作品が栄冠に輝き続けた同賞が、そろそろ安定したブランド力から離れ、より革新的でユニークな映像表現にスポットをあてるべき転機を迎えているのは事実。確かに『未来のミライ』は最有力候補ではないが、『犬ヶ島』同様にそのオリジナリティは評価に値するはずである。第91回アカデミー賞授賞式は2月25日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。(text:Ryo Uchida)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年01月23日セイコーウォッチ(SEIKO)の手掛ける「アルバ」から、スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』とのコラボレーション限定モデルが登場。2019年1月25日(金)より、全国の「アルバ」取り扱い店にて発売される。「アルバ」は、安心の品質と手頃な価格で、セイコーブランドのなかでも様々なシーンに対応できるカジュアルウオッチとして位置づけられるブランド。スタジオジブリ作品の『千と千尋の神隠し』とのコラボレーションでは、同作に登場するモチーフをたっぷり詰め込んでカジュアルながらも個性際立つデザインを完成させた。展開するモデルは2つのカラーでラインナップ、どちらのカラーにも、映画に登場する印象的なキャラクターである「カオナシ」を文字板中央に描いた。「カオナシ」は、ルミブライト(高輝度蓄光塗料)でプリントされており、暗闇では光って浮かび上がる。インデックスと針は、千尋たちが最初に訪れた不思議の町の時計台をモチーフにしており、「大字」の数字表記によって示される時はオリエンタルなムード。また、カーフストラップの裏には、竜の姿になったハクが描かれており、表には油屋の「油」のマークが刻印されている。なお、裏ぶたには映画タイトルと数量限定モデルの証であるシリアルナンバーを記した。夜空に浮かび上がる時計台を描いたスペシャルボックスに収められるこのモデルは、各色500本のレアモデルだ。【詳細】アルバ スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』コラボレーションウオッチ発売日:2019年1月25日(金)取り扱い店:全国の「アルバ」取り扱い店価格:14,000円+税ダイヤル:シルバー、ブラックケース:ステンレススチール(ブラック硬質コーティング ※各色共通)ストラップ:カーフ(ブラック ※各色共通)【問い合わせ先】セイコーウオッチ(株) お客様相談室TEL:0120-061-012(C) Studio Ghibli
2019年01月13日スタジオジブリにとって約3年ぶりとなる東京での展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、2019年4月20日(土)から5月12日(日)まで、神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO」内の神田明神ホールおよびその周辺エリアにて開催される。スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫の“言葉”に着目した展覧会本展は、国内外問わず多くのファンに愛され続けるジブリ作品の数々を手掛けてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー・鈴木敏夫の“言葉”に注目した展覧会。2017年に広島(筆の里工房)、2018年に名古屋(松坂屋美術館)と金沢(金沢21世紀美術館)で開催され好評を博した「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」をベースに、更にジブリの魅力を詰め込んでバージョンアップさせたものとなる。作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み作品と真摯に向き合い、その本質を「言葉」にして伝えてきた鈴木敏夫。鈴木が高畑勲、宮崎駿両氏と出会って40年、「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」、そして「風立ちぬ」、「かぐや姫の物語」まで、ジブリはどこから始まりどこへ向かうのか。その原点から現在までを鈴木の言葉を通して紹介することで、スタジオジブリの秘密に迫る。会場では、鈴木が書き下ろした書やイラストなどの作品資料の展示のほか、新たな時代へのメッセージを来場者に投げかける特別企画、会場となる神田明神とジブリのコラボレーショングッズの販売なども行われる。“湯婆婆と銭婆”がアドバイスをくれるおみくじ東京会場で初披露となる新展示は、湯婆婆と銭婆が来場者の様々な悩みにアドバイスをくれる「湯婆婆と銭婆の"開運・恋愛"おみくじ」。3メートルにも及ぶ大迫力の超巨大“湯婆婆と銭婆”が会場に登場する。口の中にある札を引っ張ると、2人からのメッセージが。そのあと、札に描かれた番号のおみくじを棚から持ち帰ることができる。会場に行った際は、湯婆婆たちからの“アドバイス”をぜひとも聞いてみてほしい。『千と千尋の神隠し』の限定グッズ会場で販売されるのは、映画『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターをデザインした展覧会限定グッズ全7点。グッズに描かれたイラストは、全て今回の展覧会のために鈴木敏夫が描き下ろしたもので、東京会場で初披露される。展開されるグッズは、人気キャラクター"湯婆婆"をモチーフにしたこけしやがま口財布、手ぬぐい、鈴付きの絵馬風キーホルダーなど。八百万の神々を描いた御朱印帳のほか、Tシャツ、クリアファイルも登場する。作品の世界観を落とし込んだカフェメニュー会場の1階にある江戸っ子 カフェ「マスマス」では、ジブリ作品をモチーフにしたメニューを販売。『千と千尋の神隠し』でハクが千尋に渡したおにぎりをイメージした「白(ハク)米のおにぎり」は、神田明神の境内で、元気が出る様に願いをこめて握ったもの。「となりのカキ氷」は、『となりのトトロ』の住む深い森をイメージした宇治金時かき氷となっている。他にもまっくろくろすけを彷彿させる“黒ゴマのおはぎ”や、鈴木敏夫が描いた「だいこく様」をあしらったプリンなど、作品の世界観を落とし込んだユニークなメニューが並ぶ。神田明神コラボのお守り&絵馬また1階の神札授与所で受け取れる参拝記念品には、“湯婆婆”が描かれた迫力満点の絵馬や御守など、ジブリキャラクターとコラボレーションした特別デザインが登場。展覧会を楽しんだ後は、是非記念に立ち寄ってみてはいかがだろう。開催概要鈴木敏夫とジブリ展開催期間:2019年4月20日(土)〜5月12日(日) ※計23日間、会期中無休会場:神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール時間:10:00~18:00(最終入場 17:30) ※営業時間は今後変更になる可能性あり。■チケット情報・当日券価格:大人 1,300円、 中高生 800円、 小学生 600円・前売券チケット発売日:2019年2月10日(日)取扱いプレイガイド:ローソンチケット(Lコード36666:ローソン・ミニストップ)、イープラス(ファミリーマート)、アニメイト(※特典付前売券の販売はなし)、チケット金額:特典付前売券:大人1,300円価格(特典なし):大人 1,200円、中高生 800円、小学生 600円※湯婆婆イラストのオリジナルメモ帳の引換券付き前売券は数量限定で販売。「引換券」と交換で観覧当日に展覧会会場、開館時間内にて受け渡し。※3月10日(日)からは、「三鷹の森ジブリ美術館」とのセット券の販売を予定。■「鈴木敏夫とジブリ展」限定グッズ例・「八百万の神々/御朱印帳」1,620円・「湯婆婆こけし」3,780円・「銭婆/がま口」1,944円※デザインは変更になる場合がある。※価格はすべて税込。■1階 江戸っ子 カフェ 「マスマス」期間:2019年4月20日(土)~5月12日(日)営業時間:10:00~19:00(会期中無休)※日により営業終了時間が異なるメニュー例:・まっくろなくろ胡麻おはぎのお茶セット 864円(店内提供専用)・白(ハク)米のおにぎり 864円 ※お茶付き・となりのカキ氷 648円(持ち帰り専用)・だいこく様の縁結びプリン 380円(持ち帰り専用)■神田明神コラボ御守・絵馬授与場所:神札授与所 <文化交流館 1階>授与期間:2019年4月20日(土)~5月12日(日)授与時間:9:00~19:00(会期中無休)※都合により時間変更の場合有り
2019年01月12日スタジオジブリの敏腕プロデューサーとして知られる鈴木敏夫の展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、約3年ぶりに東京で開催。神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO」内の神田明神ホールおよびその周辺エリアにて、4月20日から5月12日まで行われる。過去開催「言葉の魔法展」の様子 ©TS ©Studio Ghibli同展は、国内外問わず多くのファンを持ち愛され続けるジブリ作品を手掛けてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー鈴木敏夫の“言葉”に注目した展覧会。一昨年の広島(筆の里工房)を皮切りに、昨年は名古屋(松坂屋美術館)と金沢(金沢21世紀美術館)で開催され、好評を博した「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」を元に、さらにジブリの魅力を詰め込みバージョンアップさせた。会場には、鈴木が書き下ろした書やイラストをはじめ、新たな時代へのメッセージを来場者に投げかける特別企画や、本企画展の会場となる神田明神とジブリのコラボレーショングッズの販売も予定している。鈴木敏夫氏による揮毫の様子 撮影:山本 彩乃作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み作品と真摯に向き合うことで、その本質を「言葉」にして伝えてきた鈴木。その力強い“言葉”を見ただけで、きっと誰しも心に残る名場面を鮮明に思い出すとともに、ジブリの世界観に強く引き込まれるだろう。高畑勲、宮崎駿両氏と出会って40年、『風の谷のナウシカ』や『千と千尋の神隠し』、そして『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』まで、ジブリはどこから始まりどこへ向かうのか。展示では、鈴木による書やジブリ作品の資料を用いて、鈴木敏夫の「原点」から「今」を紹介することで、スタジオジブリの秘密に迫る。【イベント情報】鈴木敏夫とジブリ展会期:4月20日〜5月12日会場:神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール時間:10:00~18:00 (最終入場 17:30)
2019年01月11日「金曜ロードSHOW!」では先週と今週の2週にわたり「冬もジブリ」を掲げてジブリ作品を連続放送。2週目の1月11日(金)今夜は放送される度に多くの視聴者に感動を呼び起こす名作『耳をすませば』が放送される。『紅の豚』『平成狸合戦ぽんぽこ』のヒットでスタジオジブリの名前がアニメファンだけでなく日本じゅうに知れ渡った1995年に公開された本作。物語は現代の東京、多摩地区が舞台。中学3年生の月島雫は、図書館で借りた本の図書カードに必ず名前が書いてある「天沢聖司」という男の子にほのかな想いを抱きはじめていた。雫は偶然迷い込んだアンティークショップ「地球屋」で最悪な出会い方をした同級生の聖司と再会してしまい、聖司の無神経ぶりに「地球屋」の主人・司朗や店に置いてあったロマンティックな仕掛け時計、猫の人形・バロンとの“出会い”まで台無しにされたような気分になる。夏休みが明けた新学期、雫は親友の夕子が想いを寄せていたクラスメイトの杉村から逆に告白され、戸惑ったまま「地球屋」に向かうとそこに聖司が現れる。聖司は「地球屋」の主人・司朗の孫で、親に反対されながらも司朗の元でバイオリン職人になるための修行を積んでいたのだった。さらに聖司があの「天沢聖司」だと知り雫は衝撃を受けるが、夢に向かって真っすぐ進もうとしている聖司に少しずつ惹かれていく。そしてイタリアに短期留学することになった聖司を見て、雫も「物語」を書いてみようと決意する――という展開。柊あおいによる同名コミックを原作に、先週放送の『風の谷のナウシカ』をはじめ『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』など数々の名作アニメを世に送り出してきた宮崎駿が脚本を手掛け、本作が劇場アニメ初監督となる近藤喜文がメガホンを取った。ドラマ「カルテット」や月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」、昨年秋の「僕らは奇跡でできている」も好評のうちに終了した高橋一生が声優として聖司役で出演。14歳の高橋さんのいまとまた違った声の演技も見どころ。金曜ロードSHOW!「2週連続冬もジブリ」『耳をすませば』は1月11日(金)21時~日本テレビ系にてノーカット放送。(笠緒)
2019年01月11日その顔も名前ももちろん知っていたし、これまでの出演作は数々観てきたはずなのに、2018年、誰もが認める大躍進を遂げた男たち。例えば、4~6月に放送された「おっさんずラブ」の田中圭や林遣都、朝ドラ「半分、青い。」などの中村倫也は“遅咲き”のブレイク俳優といっていいだろう。また、同様に子役時代から長いキャリアがありつつも、今年になって一躍その名を広めた若手俳優たちもいる。2018年の顔となる彼らの活躍をふり返った。芸歴19年目の正直!「24時間テレビ」も大成功1984年7月10日、東京都生まれ、15歳でデビューした田中圭。ドラマ「WATER BOYS」(03)で山田孝之演じる主人公の親友を演じて注目を集めるようにはなったが、なかなか日の目を見ない時期が続いた。ドラマ、映画、舞台とコツコツと活動を続け、近年ではそのルックスと確かな演技力でバイプレイヤーとしての実力を発揮。『図書館戦争』シリーズでは岡田准一演じる堂上教官の同期・小牧役を熱演したほか、「びったれ!!!」「5→9~私に恋したお坊さん~」「東京タラレバ娘」「恋がヘタでも生きてます」「伊藤くんA to E」など、その姿を見ない日はないほどの引っ張りだことなった。そんな中、芸歴19年目となった今年、「恋がしたい!」のに全くモテない33歳のダメ男子・春田創一を演じ、ピュアな乙女心を持つ上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)とドSな後輩・牧凌太(林遣都)と三角関係を繰り広げたラブストーリー「おっさんずラブ」でついに大ブレイク。真っ直ぐな気持ちでぶつかってくる2人の男性に翻弄されっぱなしのイケてない男子ぶりが、細やかで巧みな演技も相まって「存在が罪」といわれるほど大人気に。2018年はほかにも、現在大ヒット中の『スマホを落としただけなのに』など映画3作に出演、ドラマ「獣になれない私たち」でも彼らしいキャラクターで存在感を見せた。生放送の24時間でドラマ「くちびるウォンテッド」を制作する、前代未聞の企画にチャレンジしたAbemaTV「田中圭24時間テレビ」は、そんな田中さんの長年培ってきたキャリアと人脈が結実した形となり、天性の“人たらし”であることも見せつけた。最初のゲストキャストとして登場した鋼太郎さんは「俳優の基礎がちゃんとできてる」と田中さんをベタ褒め。田中さんも久しぶりの共演に緊張が一気にほぐれた様子で、生放送中、「オープニングアクトが鋼太郎さんでよかった」と何度も繰り返していたほど。また、ドラマラストの長セリフでは尊敬する先輩・小栗旬に対する思いも覗かせ、ファンを感嘆させている。林遣都、思わず応援したくなるキャラを確立!?一方、牧を演じた林遣都も若き実力派として知られていたが、「おっさんずラブ」で格段にファン層を広げた。1990年12月6日生まれで、28歳になったばかり。近年は爽やかな青春ものから見事にシフト、ドラマ版「火花」や映画『しゃぼん玉』では無精ひげ姿も披露し、『HiGH&LOW』シリーズ、『チェリーボーイズ』などでもこれまでの好青年イメージを打ち破った。「おっさんずラブ」の副音声トークで田中さんに“チワワに似てる”といわれ、米倉涼子主演ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」でも京極法律事務所の面々から“ポチ”や“ポチくん”と呼ばれた林さん。使命感に溢れた不器用な若手弁護士・青島を好演し、思わず応援したくなる子犬キャラを図らずも確立(?)した。弁護士資格を剥奪された小鳥遊(米倉さん)をはじめ、いわば“負け犬”だらけの事務所で最も成長したのは彼が演じた青島だ。2019年は早々からNHK正月時代劇「家康、江戸を建てる」に出演し、自身2度目の時代劇に挑む。また、新井浩文とW主演する『善悪の屑』ではすでに原作者からお墨付きを得ており、三島由紀夫原作の舞台「熱帯樹」も2月より控えているところだ。「おっさんずラブ」の劇場版製作に際し、劇中同様にファンをやきもきさせながらも、続編は「ありました!!」とコメントしていた田中さん。あのハッピーエンドからの新たな“完結編”は2019年夏に公開予定となっている。中村倫也、朝ドラ+連ドラ+映画で大ブレイク!「Yahoo! 検索大賞 2018」俳優部門を見事受賞し、文句なしのブレイク俳優となった中村倫也。1986年12月24日生まれで、クリスマスイブに32歳の誕生日を迎える。上記の田中さんは事務所の先輩・小栗旬に「遅れてきたブレイク俳優」と言われたそうだが、中村さんも何気に来年でデビュー15周年。2018年、特に圧倒的だったのは、妻に浮気をされたモラハラ夫の狂気ぶりを体現した「ホリデイラブ」を終えた春ごろで、4本の作品が同時に放送・公開されていた。「半分、青い。」では“ゆるふわ”な大学生、日本テレビ系ドラマ「崖っぷちホテル!」では競艇好きのシェフ、映画『孤狼の血』では血気盛んなヤクザ、Hulu配信ドラマ「ミス・シャーロック」では若手刑事役と、まさに観る者を翻弄する振り幅を見せた。直近では、捜査一課出身の元エリート刑事を演じた「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」や大反響を呼んだ「今日から俺は!!」へのゲスト出演も記憶に新しい。さらにバラエティ番組やイベントでのトークの自然さ、面白さにも定評があり、CMでは美声や女装を披露したりと多彩な魅力を放っている。2019年は「クラッシャー女中」で舞台に回帰するほか、学生探偵を演じるミステリー『屍人荘の殺人』、田中さんがバツイチの“モテキャラ”、中村さんが彼女なしの“オクテ男子”を演じる大九明子監督の『美人が婚活してみたら』(2019年3月23日)という奇跡のような映画も控えている。小関裕太&井之脇海、若手の登竜門からさらに羽ばたくNHK「天才てれびくん」シリーズの“てれび戦士”として活躍、2011~2012年には「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で菊丸英二を演じた小関裕太は、今年4本もの映画出演ほか朝ドラ「半分、青い。」「ゼロ 一獲千金ゲーム」と大活躍。「ハリー・ポッター」魔法ワールドの“ガチ”ファンでもあり、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の世界的ファンイベントやジャパンプレミアにも参加した。1995年6月8日生まれ、東京都出身。これまで「ごめんね青春!」「恋がヘタでも生きてます」などのドラマや主演映画『ドロメ』などを経て、『覆面系ノイズ』(2017年11月25公開)から『ちょっとまて野球部!』(1月27日公開)や『曇天に笑う』(3月21日公開)、小ずるいモテ男を演じた『わたしに××しなさい!』(6月23日公開)と途切れることなく話題作に出演、朝ドラ初出演となった「半分、青い。」で知名度をアップさせた。現在公開中の『春待つ僕ら』でもアメリカ帰りの天才バスケ選手・亜哉を演じており、主人公の“ぼっち女子”美月(土屋太鳳)の幼なじみとして永久(北村匠海)と三角関係を繰り広げている。“四天王”を演じた北村さん&磯村勇斗&杉野遥亮&稲葉友はバスケ経験者だったが、意外にも小関さんだけが未経験者だったそう。しかし、持ち前の身体能力の高さと猛特訓で、とてもそうは見えないキレッキレシュートを連発。“天てれ”“テニミュ”“朝ドラ”と次世代俳優の登竜門を次々くぐり抜けてきた彼は、さらに人気が拡大していきそうだ。また、今夏、綾瀬はるか主演ドラマ「義母と娘のブルース」(以下、ぎぼむす)で見事なバックアップ力を発揮した大樹役を好演したのが、井之脇海。1995年11月24日生まれ、神奈川県出身で23歳になったばかり。彼もまた子役から活躍しており、2007年「天才てれびくんMAX」内のドラマでは同い年の小関さんとも共演している。12歳で出演した黒沢清監督『トウキョウソナタ』(08)で香川照之と小泉今日子の息子役を務めてピアノも披露し、栄えある「第82回キネマ旬報ベスト・テン」新人俳優賞に選出。その後も『告白』『スイートプールサイド』などに出演し、2012年には大河ドラマ「平清盛」、さらに翌年には朝ドラ「ごちそうさん」でヒロイン・め衣子(杏)の弟を演じて注目を集め始める。「ごちそうさん」で共演した菅田将暉とは共演作が多く、映画『帝一の國』『あゝ、荒野』前編、そして大河ドラマ「おんな城主 直虎」では菅田さん演じる万千代を支えた小野万福を演じ、じわじわと存在感を高めてきた彼が今年ブレイク。2016年から続く「午後の紅茶」のCMシリーズでは、「ぎむぼす」でもいいコンビになった上白石萌歌と初々しい恋人同士に。現在放送中の「あいたいって、あたためたいだ。’18冬」編は完結編になるという。2019年1月からは織田信長の命を受け欧州に向かった少年使節団のひとりを演じる「MAGI-天正遣欧少年使節-」が、Amazon Prime Videoにて世界180以上の国と地域で配信されることに。3月放送の続編「ひよっこ2」にも登場することが分かっており、2019年も彼の演技を堪能できそうだ。木村拓哉、映画俳優として見せた矜持最後に、映画俳優として躍進した男として木村拓哉も挙げたい。1972年11月13日生まれ、東京都出身。90年代から「あすなろ白書」や「若者のすべて」「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「Beautiful Life ~ふたりでいた日々~」など数々のドラマで伝説を作ってきた。現在、『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットにより第3次「クイーン」ブーム到来といわれるが、2004年ごろの第2次ブームは木村さんの主演ドラマ「プライド」に「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」が起用されたことが大きい。映画では山田洋次監督『武士の一分』ほか、スタジオジブリの『ハウルの動く城』で声を担当。2016年の「SMAP」解散後に主演した三池崇史監督の『無限の住人』では武骨な“不死身のサムライ”を演じて、壮絶な殺陣も披露した。そして今年は原田眞人監督の『検察側の罪人』だ。二宮和也と初共演した同作では、自身の代名詞ともいえる大ヒットシリーズ「HERO」の久利生公平とは根本的に目指すところが異なる、東京地検刑事部のエリート検事を熱演。信念の暴走ともとれる脆さを見せたことが話題となった。2019年は早速、今度は刑事役を演じる『マスカレード・ホテル』(1月18日公開)が待機する。松たか子や小日向文世、濱田岳ら「HERO」キャスト・スタッフも多く、慣れ親しんだ雰囲気の中でさらなる新境地に挑んだ様子。40代後半となって、いっそう渋みと深みを増した木村さんに注目だ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:春待つ僕ら 2018年12月14日より全国にて公開©あなしん/講談社 ©2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会劇場版 おっさんずラブ(仮) 2019年夏、全国東宝系にて公開
2018年12月31日毎年ひとつのテーマを掲げ、アニメーションの新たな見方ができる展示を目指す三鷹の森ジブリ美術館の企画展。11月17日に始まった「映画を塗る仕事」展が早くも評判だ。アニメ映画の仕事において彩色とは、架空の世界にリアリティを持たせる重要なパート。特に動く絵に塗られた色は、限られた色数でも工夫によって、キャラクターに生き生きとした存在感を与えるばかりか、その心情までもリアルに伝えてくれる。「スタジオジブリでは『もののけ姫』を最後に、セル絵具での映画制作が終了。もう20年以上経ちました。数年前、展示替えのため過去のセル画を整理したところ、1枚のセルに何十もの色をひとつひとつ手で塗ってある緻密な仕事ぶりを改めて見て、館長が驚き、この偉業をぜひ紹介しようと、今回の企画展が決まったのです」(広報部・机ちひろさん)本展では、高畑勲監督や宮崎駿監督が目指した“登場人物の日常生活を丁寧に描くことから生まれる豊かな画面作り”を、大小のパネルと実際のセル画、映像でも紹介する。例えば、時刻によって変わってゆく色、光と影、自然光を効果的に使う方法、植物の描き方など、細部にまでこだわった彩色への工夫が、展示には惜しみなく公開されている。また、高畑・宮崎両監督がテクニックを学んだビリービンの絵本の挿絵なども展示。どこを見て何を学んだかまで明記された解説にも感心する。「キャラクターの服に関して、宮崎は明るい黄色やピンク、青を多用する。一方、高畑は落ちついた色が多く対照的。そんな彼ら2人から全幅の信頼を得ていた色彩設計の保田道世さんの力は大きかった」その保田さんも2年前に他界し、今は彼女の教え子たちがジブリの配色を担う。脈々と受け継がれる色彩観を支えた丁寧な仕事ぶりは、実際にその目で見ないともったいない。「映画を塗る仕事」展三鷹の森ジブリ美術館東京都三鷹市下連雀1-1-83開催中~2019年11月(予定)10時~18時(入場は1日に4回)火曜、12/28~1/2休(12/25は開館)一般1000円(入場は日時指定の予約制。チケット販売はローソンのみ)TEL:0570・055777(9時~18時※休館日を除く)◎Museo d’Arte Ghibli ◎Studio Ghibli※『anan』2018年12月26日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2018年12月25日新海誠が監督を務める長編アニメーション映画『天気の子』が、2019年7月19日(金)に公開される。『君の名は。』の新海誠、最新作映画『君の名は。』でヒットを飛ばした新海誠。叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出した作品が、国内外を問わず多くのファンに支持された。3年ぶりとなる新作『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を"選択"していくというストーリー。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、不思議な力を持つ少女・陽菜。2人の恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界の人々へのメッセージとして描かれていく。メイン声優は醍醐虎汰朗&森七菜主人公・森嶋帆高(声:醍醐虎汰朗)物語の主人公は、離島から家出をして東京にやって来た高校生・森嶋帆高。声優には、舞台「弱虫ペダル」シリーズや映画『兄に愛されすぎて困ってます』に出演した醍醐虎汰朗を抜擢した。ヒロイン・天野陽菜(声:森七菜)帆高が出会う不思議な力を持った女の子・天野陽菜。声優は、『Last Letter』『地獄少女』の公開も控える森七菜が務める。須賀圭介(声:小栗旬)2020年公開予定の『ゴジラVSコング(仮)』でハリウッド進出が決定した小栗旬も参加。今回は、小さな編集プロダクションを営むライター須賀に声を当てる。須賀は、東京行きのフェリーで出会った帆高を住み込みで雇う。夏美(声:本田翼)持ち前の好奇心と探求心で取材に奔走する、須賀の事務所で働く女子大生・夏美は、多岐にわたるジャンルで幅広い活躍を見せる女優・本田翼が演じる。冨美(声:倍賞千恵子)下町に住む老婦人。帆高と陽菜にある頼みごとをする。天野 凪(なぎ)(声:吉柳咲良)陽菜の弟。小学生だが大人びた言動で、女子たちに人気。安井(声:平泉成)老刑事。都内で起きた事件を追い、須賀の事務所を訪れる。高井(声:梶裕貴)平泉成が演じる安井の相棒。捜査のために帆高たちの前に現れる。キャラクター原案は『君の名は。』に引き続き田中将賀キャラクター原案は、『君の名は。』に引き続き田中将賀が務める。さらに、作画監督はスタジオジブリ出身の田村篤、美術監督は『言の葉の庭』『BLAME!』の滝口比呂志と、日本アニメ界を牽引するスタッフが集結した。新海誠とRADWIMPSのタッグ再び『天気の子』の音楽全てを、『君の名は。』でタッグを組んだRADWIMPSが手掛ける。新海監督が自ら編集した予告編では、空や雨など、美しく繊細に描かれた新海ワールドに、新曲『愛にできることはまだあるかい』のメロディーが彩りを加えている。新海がRADWIMPSにオファーしたのは17年8月頃だったという。前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、前作以上に緻密で妥協のない作業が今もなお繰り返されている。映画の大切なシーンで、RADWIMPSが書き下ろした複数のボーカル曲と劇中音楽が使われる予定となっている。公開初日7月19日(金)午前0時に世界最速上映公開初日7月19日(金)午前0時に、「TOHOシネマズ 新宿」と「TOHOシネマズ 梅田」にて各1,000名を招待する世界最速上映を実施する。チケットは「ローソンチケット」にて抽選販売され、応募6月19日(水)正午から6月23日(日)23:59まで受け付ける。ストーリー「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった―。【詳細】映画『天気の子』公開日:2019年7月19日(金)原作:新海誠監督・脚本:新海誠音楽:RADWIMPS出演:醍醐虎汰朗、森七菜、小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴キャラクターデザイン:田中将賀作画監督:田村篤美術監督:滝口比呂志製作:「天気の子」製作委員会制作プロデュース:STORY inc.制作:コミックス・ウェーブ・フィルム配給:東宝■世界最速上映日時:2019年7月19日(金) 0:00~公開場所:TOHOシネマズ 新宿、TOHOシネマズ 梅田 ※各1,000名応募期間:6月19日(水)12:00~6月23日(日)23:59・チケット料金 ※別途手数料あり一般 2,100円、大学生・専門学生 1,700円(学生証要)、シニア(60歳以上) 1,400円障がい者手帳をお持ちの方 1,200円 ※要障がい者手帳プレミアラグジュアリーシート 5,100円※TOHO シネマズ 新宿のみプレミアボックスシート 3,100円抽選エントリー受付ページ:※劇場窓口での販売なし。
2018年12月21日スタジオジブリの宮崎駿監督アニメーション映画『風の谷のナウシカ』が歌舞伎舞台化。2019年12月6日(金)から12月25日(水)まで東京・新橋演舞場で上演される。また、その公演の録画上映会が、2020年2月14日(金)から3月5日(木)まで、東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて開催される。歌舞伎史上初の宮崎駿作品へ宮崎駿の代表作のひとつ『風の谷のナウシカ』宮崎駿が1982年に雑誌「アニメージュ」にて連載を開始し、足掛け13年をかけて完結した大作漫画『風の谷のナウシカ』。1984年には映画として公開され、宮崎監督の代表作のひとつとして知られる作品となった。物語は、戦争で産業文明が崩壊した時代。巨大生物“蟲”をはじめとする異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の共存に悩む優しい少女・ナウシカの生きざまを描いている。映画版で描かれなかった原作のすべてを届ける歌舞伎によってスタジオジブリ作品、宮崎駿作品が上演されるのは史上初。スタジオジブリ プロデューサーの鈴木敏夫も、これまでにない取り組みに「ナウシカを古典歌舞伎でやる。 それが面白いと思ったし、どういうものが出来るのか楽しみです。 一観客として、楽しませて貰います。」とコメントを寄せている。脚本は丹羽圭子。彼女は、スタジオジブリ映画『思い出のマーニー』、『コクリコ坂から』、『借りぐらしのアリエッティ』、『ゲド戦記』、『海がきこえる』で脚本を担ってきた。今回は映画版では描かれなかった壮大な原作のすべてを昼の部・夜の部通して届けていくという。また、演出は2018年の新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』でも話題をさらったG2が手掛ける。主人公ナウシカを演じるのは尾上菊之助主人公のナウシカ役は、尾上菊之助が務める。また、ナウシカと対をなすトルメキアの皇女・クシャナ役を中村七之助が演じる。そのほかユパを尾上松也、ミラルパ/ナムリスを坂東巳之助、アスベル/オーマの精を尾上右近が演じる。録画上映会もさらに、この公演の録画上映会が、2020年2月14日(金)から3月5日(木)まで、東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて開催。昼の部・夜の部通しで上演される本作を、昼の部を前編、夜の部を後編として上映する。上映期間は、前編は2月14日(金)から20日(木)まで、後編は2月28日(金)から3月5日(木)まで。原作ストーリー巨大な産業文明は火の七日間と呼ばれる戦争によって滅び、大地の殆どは巨大な蟲が生き、有毒な瘴気を発する菌類の森・腐海に覆われた。それでも人間同士の争いは止むことが無く、トルメキア王国と土鬼諸侯国連合帝国の二大国が対立している。「風の谷」は風を操る民が住む辺境の小国でトルメキアとは古い盟約を結んでいる。ナウシカは族長の娘で、人々が恐れる腐海に親しみ、蟲を愛し、心を通わせ、腐海が生じた謎を解き明かしたいと思っている。ある時、風の谷と同じく、盟約を結んでいる小国ぺジテで、火の七日間で世界を焼き尽くした兵器「巨神兵」を復活させる力を秘めた秘石が発見された。トルメキアは秘石を手にするためぺジテを滅ぼし、さらに土鬼との戦争を始める。 偶然、秘石を手にしたナウシカは盟約を守り出陣すると、愚かな戦争や、腐海や蟲の起こす困難に立向かい、黄昏行く世界に希望の光を灯す為、歩み続ける。公演概要新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』公演期間:2019年12月6日(金)~25日(水)※昼の部・夜の部で通し上演※昼の部、夜の部いずれも、9日(月)、10日(火)、11日(水)は貸切公演。会場:新橋演舞場住所:東京都中央区銀座6-18-2出演者 :尾上菊之助、中村七之助、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、尾上右近、中村種之助、中村米吉、中村吉之丞、市村橘太郎、嵐橘三郎、片岡亀蔵、河原崎権十郎、市村萬次郎、中村錦之助、中村又五郎、中村歌六原作:漫画「風の谷のナウシカ」宮崎駿脚本:丹羽圭子演出: G2製作:松竹株式会社■歌舞伎『風の谷のナウシカ』ディレイビューイング上演期間:・前編 2020年2月14日(金)~20日(木)・後編 2020年2月28日(金)~3月5日(木)場所:東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館 ※一部部映画館では上演期間が異なる場合あり料金:・当日料金 前編・後編 各4,300円(税込)・ムビチケコンビニ券 前編・後編 各4,000円(税込)〈ローソンチケット限定販売〉発売日時:2019年12月19日(木) 10:00取扱:ローソン・ミニストップ店内Loppi、インターネットLコード:前編 91343、後編 91356
2018年12月15日「金曜ロードSHOW!」では2019年1月4日から2週連続で「冬もジブリ」をお届け。映画史に残る名作『風の谷のナウシカ』、そして『耳をすませば』をノーカットで放送する。■『風の谷のナウシカ』女性主人公のあり方を変えた珠玉の名作1月4日放送の第1夜は『風の谷のナウシカ』(1984)をノーカット放送。強く、優しく、美しい…。宮崎駿監督が描く、まさに絶対的ヒロインのナウシカ。世界中の映画やアニメに影響を与え、女性主人公のあり方を変えた、言わずと知れた日本アニメーションを代表する珠玉の名作。作品の歴代最高視聴率は、2000年2月11日に記録した23.3%。今回で放送回数は18回目となるが、公開から35年近く経ったいまでも全く色褪せることない傑作ファンタジーが、平成最後のお正月に登場する。■『耳をすませば』当時14歳、声変わり前の高橋一生にも注目!1月11日放送の第2夜はプロデュース/脚本・宮崎駿、監督・近藤喜文の青春ラブストーリー『耳をすませば』(1995)を、こちらもノーカットで放送。作品の放送回数は今回で11回目となり、歴代最高視聴率は2002年7月19日に記録した20.5%。小説執筆に取り組む女の子とバイオリン職人を目指す男の子。甘酸っぱくてどこか懐かしい、まっすぐな恋のお話を大切な人とぜひ一緒に。主人公の月島雫に想いを寄せる少年、天沢聖司の声はなんと当時14歳の高橋一生が担当。声変わり前の繊細な高橋さんの声もお楽しみに。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「『風の谷のナウシカ』はジブリの出発点。『耳をすませば』は初々しい青春映画。年の初めに新たな気持ちで観て頂けると幸いです」とコメントを寄せている。金曜ロードSHOW!「2週連続冬もジブリ」『風の谷のナウシカ』は2019年1月4日(金)21時~(放送枠30分拡大)、『耳をすませば』は2019年1月11日(金)21時~(放送枠25分拡大)日本テレビ系にて放送。※視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区(text:cinemacafe.net)
2018年12月14日