●何よりもストーリーを大切にする遊び心あふれる集団ディズニー/ピクサーが世界初の長編フルCGアニメーション作品として『トイ・ストーリー』を世に放ってから今年で20周年。その歴史の中で、『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』など数々の話題作を生み出してきたが、一つの区切りとなる長編アニメーション20周年記念作品として誕生したのが、11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情を主人公に、頭の中の世界を描いた『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)だ。監督のピート・ドクターは、第1作『トイ・ストーリー』の制作初期に入社。以降、監督作『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』ほか、スタジオのほとんどの作品に携わってきた人物で、名ストーリー・テラーとして名高い。このたび、ピート、そして共同監督のロニー・デル・カルメンに、ピクサーの強みや20年間での変化、本作の魅力などをインタビュー。ロニーは、TVシリーズ『バットマン』のストーリーボード・アーティストなどを務めた後、2000年に『ファインディング・ニモ』のストーリー・スーパーバイザーとしてピクサーに入社したという経歴を持ち、外にいたからこそ感じるピクサーの魅力を語ってもらった。――『トイ・ストーリー』から長編アニメーション20周年。第1作から関わっているピートさんは、この20年を振り返ってスタジオの成長や変化などをどう感じていますか?ピート・ドクター(以下ピート):ピクサーに在籍して25年。『トイ・ストーリー』の制作初期から長編の歴史を見てきましたが、最初はビジネスというよりも、ガレージで仲間が集まってワイワイやりながら自分たちの大好きな映画を作っているという感じでした。『トイ・ストーリー』は120人くらいで作っていたのが、今は1,200人くらいで作るようになり、規模は大きくなっていますが、日々の感じはまったく同じ。みんな楽しいからやっているんです。ロニー・デル・カルメン(以下ロニー):『インサイド・ヘッド』も、最初は自分とピートとプロデューサーのジョナス・リヴェラだけ。3人で作り始めたんです。ピート:僕らが楽しんでいる感じが、映画越しに伝わるとうれしいね!――ピートさんは、ピクサーに25年在籍しているからこそ自分はこうなれた、と感じているところは?ピート:背が伸びたんだよ! ピクターにいたから(笑)。ってのは冗談で、ストーリー作り、キャラクター作りは、ピクサーにいる間に学んでいったことですね。ピクサーに入る前も小規模ではやっていたけれど、映画という規模でやる機会はピクサーに入るまでなかったので。おもしろいのは、みんなの経験値が低かったこと。ジョン・ラセターでさえ、ディズニーで少しアニメーターとして仕事をしていただけだったので、みんなで会社としてどうやって出資を集めるとか、ストーリーテリング自体もどういう風に進めるべきか、日々経験を積んでいって、それを分かち合ったというのが今日に至っているのかな。現在のわれわれの持つお互いの信頼につながっていると思います。――ロニーさんは、2000年にピクサーに入社される前から映像のお仕事をされていたわけですが、外から見ていた時のピクサーの印象はいかがでしたか?ロニー:オリンポス山みたいに、頂上の頂上というイメージだったよ! 『トイ・ストーリー2』を1人で劇場の最前列で見たんですけど、見たあと落ち込んでしまって。こんないいものは作れないって。そして、ピクサーにいない自分にも落ち込んでしまいました。それから数年後に応募したら、あまり厳しくチェックしていなかったのか、運よく入り込むことができて(笑)。――ピクサー入社後、驚いたことや、何か発見はありましたか?ロニー:一番僕が知りたかったことを発見することができました。それは、どうやって映画を作っているんだろうということ。すごく遊び心のある人がたくさんいるんだけど、とにかくストーリーテリングを大切にしているということを知りました。そして、監督は発想の源であり、作品という船の船長でもあるけれど、スタジオにいるいろんな方がストーリーに対していろんなアドバイスをくれる。でも、最終的にストーリーをどうしていくか、守るのは監督1人。この体制はほかのスタジオにはないと思います。また、特にストーリー作りにおいてコミュニケーションを密にするというのが強みだと。だからこそ、これだけリアルで人間的な共感できるストーリーを作り出すことができるんだと思います。って、ピクサーの秘密バラしちゃった! ごめんね、ピート!ピート:おいっ! なんてことを!(笑)――このやりとりの中にも、お二人の遊び心があふれていますね!(笑)●20周年作品『インサイド・ヘッド』への思いと、スタジオの未来――『トイ・ストーリー』では、世界初の長編フルCGアニメーションとして世の中に驚きを与えましたが、今回お二人で監督を務められたピクサー長編アニメーション20周年作品『インサイド・ヘッド』にある、ほかにはない魅力を教えてください。ピート:おそらくわれわれとしても世界的にも、現実と想像上の世界が同時に展開していくというのは、初めてだと思います。まったく1からこの世界観、心の中の世界を作り上げなきゃいけなかったんですが、どこかなじみのある場所でもある。「夢がどこから来るのかな」「何でこの曲ループしているのかな」って思うことがあると思うんですけど、そういうみんなのどこか知っている、でも見たことがない世界を作り上げたことが新しいと思います。――本作は、「自分の物語だ」と深く共感できる、本当に普遍性の高い作品だと思います。20周年だからこそ、このような普遍性の高い作品にしたんですか?ピート:実は、20周年というのは全然意識していなかったんです。ピクサーのもともとのスケジュールだと、来年公開の『ザ・グッド・ダイナソー』(邦題:『アーロと少年』)が先になるはずでしたし、そういう意識はまったくなかったですね。"普遍性"ということいついては、ピクサーで作っているすべての物語は、主人公がほかの人たちとうまくつながっていく、そのつながりを見いだしていく物語だと言えると思うんです。今回もそうで、主人公の感情が、人と人をつなげてくれるものでもあるんです。――2017年に『トイ・ストーリー4』が公開されると発表があり、すでに期待が高まっています。ピートさんも参加されていますが、そもそも3部作で完結というところから、4作目を作るということになったのはどういう経緯だったのでしょうか。ピート:『トイ・ストーリー4』に関して一番ワクワクしているのは、実はジョン・ラセターだと思うよ! アイデアとしては、みんながいるところで盛り上がって、最初は別のアイデアだったんですが、これって前にこういうことをやっているよねっていう親和性があったのか、『トイ・ストーリー』の続編になっていったんです。だれがということでもないんだけど、それがピクサーなんだよね。――なるほど! 最後に、25周年、30周年への意気込みや目標をお願いします!ピート:もっと新しいストーリーテラーを生んでいきたいし、若い才能を育てていきたい。誰もがつづったことのないストーリーを描くのは難しさも伴うけれど、だからこそみなさんが劇場に足を運んでくれると思うし、驚きを与えていきたい。だから、常に新しい物語をお届けしていきたいです!ロニー:あと、ピクサーはおいしいスナックがたくさんあるスタジオなんだけど、もっとおいしいスナックがほしいな(笑)(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月18日いよいよ7月18日(土)に公開を迎えるディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』。この度、冒頭のノーカット映像が公開された。11才の少女ライリーの幸せを見守る、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという頭の中の“5つの感情たち”。ある日、突然の引っ越しによってライリーの心は不安定になり、頭の中のヨロコビとカナシミが“指令部”から行方不明になってしまう。ヨロコビとカナシミがいなくなり、すっかり心を閉ざしたライリー。“感情たち”はライリーを救えるのか?そしてカナシミに隠された、驚くべき秘密とは…。監督を務めるのは、『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター。日本語吹き替え版キャストは、ヨロコビ役を竹内結子、カナシミ役を大竹しのぶが務める。今回、公開となった映像で描かれるのは、生まれたばかりのライリーを中心に、家族の幸せが溢れる一幕。優しい両親に見守られるライリーが目を開き、初めて外の世界を見るとヨロコビも誕生。彼女が感情の操作盤に触れると、ライリーは幸せそうに笑う。その笑顔を見た両親も嬉しそうな表情を見せ、人生で一番最初に生まれる感情は“ヨロコビ”だということが分かる印象的なワンシーンだ。両親が「はじめまして、ライリー」と語りかけると、ライリーの頭の中には彼女の人生初の思い出ボールが。幸せに溢れた思い出として、ヨロコビと同じ黄色に輝くボールがライリーの人生の一番初めの思い出となるのだ。そして、思い出ボールの意味を理解したヨロコビがボールを転がすと、進んでいくボールの動きに併せてピクサーが描きだす、頭の中の世界が明らかになっていく。「素敵よね。ライリーといつまでも二人っきり」と幸せに浸るヨロコビだったが、笑顔だったライリーが泣き出してしまう。周りを見渡すと感情の操作盤にいたのはカナシミ。「私はカナシミ」と自己紹介するもライリーは泣きっぱなし。そんなライリーを見てヨロコビはカナシミが操作盤に触れないよう奪うのだが…。家族の愛情がギュッと詰まったこちらの映像。イカリ、ムカムカ、ビビリたちの誕生は劇場で確認してみて。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月17日日本を代表する二人の名女優が、ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』で洋画アニメーションの声優に初挑戦している。物語の舞台は11歳の少女の“頭の中”。彼女の幸せな成長を願う“感情たち”が、頭の中で大冒険を繰り広げる個性あふれるファンタジーだ。主人公はヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという5つの感情。女優の竹内結子が感情たちのリーダー的な存在で、感情の主・ライリーをハッピーしようと奮闘する“ヨロコビ”を快活に演じる。「いつでも前向きで、どこかあっけらかん。でも演じるうちに、ヨロコビの中にも悩みや迷いといったいろんな感情があると気づき、とても人間らしさを感じました。あっ、人間の中にある感情ですから、当然ですよね」と竹内さん。一方、カナシミは他の感情たちとは距離を置きながら、「なぜ私は存在するの?」と思い悩むというキャラクター。演じる大竹しのぶは「とにかく後ろ向きで、少し甘えん坊。いつもそばにヨロコビがいてくれる安心感のせいで、やっかいな性格だけど、カナシミを演じながら、私自身は悲しむことに快感を覚えていましたね(笑)」とふり返る。ひょんなことから頭の中の司令部から放り出されたヨロコビとカナシミは手を取り合い、帰還を目指すが…。「きっと誰もがなぜ、人間には悲しみという感情があるんだろうと思いますよね。ヨロコビにとっても、それは大きな疑問…。でもカナシミと一緒に冒険をしながら、実は悲しみこそが、他人に寄り添うために必要な優しさや、いたわりといった大切なものを担っていると気づくんです。この作品を見終わって、優しい気持ちになれるのは、そのせいだと思いますね。大竹さんの演技が、カナシミを一層愛おしい存在にしてくれますし」(竹内さん)。この言葉に、大竹さんも「作品を通して、感情が人を成長させるんだと改めて実感しています」と深くうなずく。「必要なのは、人との触れ合い。ひとりぼっちでは誰も大きくなれませんから。これから成長するお子さんにはもちろん、いま悩みを抱える大人が見れば、過去の自分をふり返りながら、いまの自分を肯定できると思います。喜びがあり、悲しみがある。その逆もそうですし、人として大切なことを教えてくれる映画ですね」(大竹さん)。世界中のファン同様、二人にとってもディズニー作品は大きな存在だ。好きな作品に『美女と野獣』と『シンデレラ』を挙げる竹内さんは、「常にすてきな夢を見せてくれる。女の子なら、誰しもお姫様願望がありますもんね」とウットリ。本作を手がけるピート・ドクター監督の『モンスターズ・インク』も大好きな一作で、「ラストのサリーとブーのシーンで、いつも大泣きしてしまう。あえてブーの表情を映さないのがいい!!」と声を弾ませる。大竹さんは昨年、『マレフィセント』の日本語版主題歌「Once Upon a Dream~いつか夢で~」で美しい歌声を披露し、「いまも素敵な思い出です」。ディズニー作品の魅力は「どれだけ時間が経っても、色あせないところ」だと言い、「昔、娘と一緒に見た作品がいまもまったく古くならず、一緒に楽しめる。ミッキー・マウスが生まれた1928年から、ずっとその伝統が続いていると思うと、ウォルト・ディズニーさんの偉大さを感じます」(大竹さん)。(text:Ryo Uchida)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月16日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が間もなく公開になる。本作では11歳の女の子の”頭の中”を舞台に、様々な感情たちが登場し、まだ誰も観たことがない壮大なアドベンチャーが描かれる。一方で本作を手がけたピート・ドクター監督は「この映画には、リアルな深みがある」という。その他の画像本作の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中。そこではヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリが暮していて、ライリーの感情を決めているが、彼女の一家が引越しをしたのを機に様々なトラブルが発生。ライリーは自分の感情を上手にコントロールできなくなってしまい、頭の中ではヨロコビとカナシミが感情を決める司令部から放り出されてしまう。ドクター監督は「ライリーが成長するところをどうやってドラマにするか、何度も変更を繰り返した」という。「最大の変更点はたぶん……最初は、ヨロコビとビビリが一緒に旅に出ることになるはずだったんだ。でも、それはあまりいい組み合わせじゃないことに気づいた。もし、ヨロコビのストーリーを大事にするなら、ビビリを取り除いて、カナシミと組み合わせるべきだと思ったんだ」。11歳の子が変化し、成長していくドラマを描くためには、カナシミという感情は絶対に必要だった。「もし、カナシミにとってテーマがあるとすれば、それは喪失だ。それは、人生で何かが失われるという事実と向き合う手助けをしてくれる。成長する時に、それはどうしようもないことだ」。そこにはドクター監督の父親としての視点も盛り込まれている。「父親として、子供たちと走り回って、遊んだり、ふざけあったりするのがなくなることは悲しいよ。なぜなら、僕の娘は大きくなって、昔とは違うやり方で触れ合うようになっていったからだ。そういった複雑さが、作品を興味深くしているんだと思う。もしすべてが悪くて、すべてが良ければ、あまりに白黒がハッキリしすぎている。この映画には、リアルな深みがあるんだ」。ドクター監督作品の最大の特徴は、ワクワクするドラマの奥底に“喪失”の感情が描かれていることだ。「この映画は、成長することを描いている。僕ら大人は、真実であろうとなかろうと、子供時代のことをもっとシンプルな時代として振り返る。物事がとてもクリアーで強い時代だったと。そして、大人になった今、人生はもっと複雑なように見える。子供の頃のハッピーな思い出でさえも、今では、少し悲喜こもごもの思いが混ざっている。あの公園が壊されてしまったとか、両親が引っ越したとかね。そういったことのいくつかは、この映画で描こうとしたことだよ。記憶は、色とりどりなんだ。大人の人生には複雑さがあるんだよ」。『インサイド・ヘッド』を観た観客はワクワクするのと同時に、少し切ない想いをしたり、自分の過去を思い出したりするだろう。『インサイド・ヘッド』7月18日(土)全国ロードショー
2015年07月16日11歳の少女ライリーの頭の中の“感情たち”が主人公となる、ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』。本作では、ヨロコビとカナシミがライリーの行動を決める頭の中の“司令部”からいなくなってしまうのだが、今回は“司令部”に残されたビビリ、ムカムカ、イカリの3つの感情に注目、彼らが果たす重要な役割に迫った。本作は、ライリーが突然の引っ越しで転校することになり、心が不安定になるところから物語が始まる。いままで、ヨロコビいっぱいにあふれていたライリーだったが、“司令部”からヨロコビとカナシミがいなくなることで、大事な感情を失ったライリーの心は徐々に閉ざされていってしまうのだ。司令部に残されたビビリ、ムカムカ、イカリの3人も、ライリーの危機を救うため奮闘するが、3人の感情ではライリーを喜ばせることができない。楽しい気持ちにさせたくても、イカリはライリーを怒らせてしまうし、ビビリはビックリさせるだけ。ムカムカはイラつかせることしかできない。だが、この3人はとても重要な役割を果たしていると、本作のリサーチ段階から協力しているカリフォルニア大学心理学教授ダッチャー・ケルトナー氏が解説する。まずビビリは、“怖いものがあるときに危険を察知する”役割がある。劇中では3歳のライリーが部屋の中を走り回っているとき、目の前にコードがあって転びそうになる。そのときにビビリが危険を察し、ライリーが転ばないように止まらせるのだ。起こりうる危険を予測し、事前に回避できるようにする、人間が生きていく上でとても重要な感情であることが分かる。次に、ムカムカには、“害になるものや行動を回避させる”役割がある。ライリーが大嫌いなブロッコリーを出されたときには、真っ先にムカムカが登場、ブロッコリーを投げ出すシーンで中心となっている。さらに、ライリーが転校先で初登校するとき、お母さんとお父さんに「学校まで送ろうか?」と言われて、嫌がるシーンがある。これも思春期の子どもにとっては自立心が芽生えたことの証で、大人に成長する上で欠かせない大事な感情といえる。最後は、イカリだ。怒ることなんて、私たちの役に立っているのかと思うかもしれないが、とても大事な役割がある。それは、“行動を奮い立たせる”こと。ライリーは小さいころからアイスホッケーを習っていて、試合の時に「絶対に勝ってやる」という気持ちから、自分自身を奮い立たせて試合に臨んでいる。イカリには“怒り”そのものだけでなく、自分を鼓舞してやる気の源にする、とてもポジティブな側面も備えているのだ。ピート・ドクターと共同監督を務めたロニー・デル・カルメンは、本作で描く感情について、「感情は人生で直面するさまざまなことを乗り切らせてくれます。例えばイカリは、不公平な扱いを受けたときに腹を立てることで、公平に扱われたいことを表します。またビビリは、怖いものがあるときに慎重な行動を取らせるのです。そうやって感情は日々の暮らしの行動において、すごく必要なものだということが分かると思います」と語る。ヨロコビとカナシミももちろん大切だが、本作を観れば、怒ることも、びっくりすることも、嫌がることも、私たちにはとても大切な感情だということが分かるはず。あなたの頭の中にも必ずいる“感情たち”に会いに出かけてみては?『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月15日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が間もなく公開になる。本作は11歳の少女の“頭の中”を舞台に、徹底的にこだわり抜かれたキャラクターとストーリーが描かれるが、それらは一体、誰のアイデアなのだろうか?その他の写真ピート・ドクター監督が人間の感情や頭の中の様子を題材にした映画を思いついた時、最初に声をかけ、プロジェクトに参加したのが共同監督のロニー・デル・カルメンだ。彼はまず最初に、ドクター監督と新しい映画のストーリーについて話し合うことから始めた。「映画の脚本を書くということから始めたわけじゃないんです。キャラクターについてのストーリーを、お互いに話していただけです。僕たちは、すべての映画をそういうふうに始めるんです」。さらに彼らは人間の感情について調査し、専門家たちに聞き取りを行った。「そこで、私は『彼らは、私たちの頭の中にある司令部と呼ばれる場所の中で働いていて、外の世界を見ることが出来て、ライリーがどんなことを経験しているのかを見ることが出来るんだ』と言ったんです」。監督やカルメンたちは、頭の中にある司令部の画を描き、先ほどのアイデアを、主人公ライリーと父母が夕食を食べているシーンにしてみせた。このシーンは、完成した作品にも登場する。しかし、カルメンは「実際、僕たちが試みたほとんどのストーリーはうまくいかない」と笑う。ストーリーボード・アーティストのドミー・シーも「それぞれのスケッチは重要じゃなくて、重要なのは全体像」と説明する。4年前にインターンでピクサーに入り、その後に正式なメンバーになった彼女は、この4年間で「チームワークと、多くの他の人々と一緒に仕事をすることを学んだ」という。「私たちはとてもタイトなスケジュールの中で作業していて、いつも時間がなくなってしまうんです。だから、すべての仕事を終えるためには、一緒に仕事をしないといけない。もし、自分の仕事だけをやっていたら、締め切りまでに終えられなかったでしょう」。ピクサーには優れた才能を持つフィルムメイカーが揃っているが、彼らはいつもチームを組んで、あらゆる可能性を探っていく。このやり方はハッキリ言って効率は悪い。しかし、本作のプロデューサー、ジョナス・リヴェラは「試してみては、失敗してまたやり直すという時間は最終的な結果を生み出すのにとても重要なんだ」という。「僕らが今『インサイド・ヘッド』を上映する時、出来ることはすべてやったことがわかっている。僕らはすべての可能性を試してみたんだから」。そして笑顔でこう言い切るのだ。「だから僕たちは正直に言える。『インサイド・ヘッド』は僕たちの考えるベストなものだ、とね」。『インサイド・ヘッド』7月18日(土)全国ロードショー
2015年07月15日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈るディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が7月18日(土)より公開となる。11才の少女ライリーの幸せを見守る、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという頭の中の“5つの感情たち”がどのように誕生したのかを探るべく、シネマカフェはアメリカのカリフォルニア州に存在するピクサー・アニメーション・スタジオに潜入。今回は『インサイド・ヘッド』を手掛けたピート・ドクター監督とプロデューサーのジョナス・リヴェラにインタビュー。5つの感情が生まれたきっかけ、あらゆる人が自分のことのように思ってくれる作品にするには…さまざまなピクサー・マジックの秘密を明かしてくれた。今回、主人公が“感情”というピクサー史上最もチャレンジングで独創的と言える作品を作り上げたピート監督。本作を作ろうと思ったきっかけは、お転婆で想像力豊かだった娘のある変化がきっかけだという。「僕の娘が11歳になったとき、彼女はこれまで以上に無口になってしまった。彼女は走り回ったりしなくなったし、以前ほど話さなくなったんだ。その変化は、僕自身の子ども時代のことを思い出させたよ。なぜなら、僕にとっての中学校時代はとても混乱していて、難しい時代だったからさ。それで、『娘は僕と同じことを経験しているんだ』と思ったよ」「そうやって少しずつ変わって、違う人間になるのを観察したところから、この作品のアイディアが生まれてきたんだ。これは世界中の人々が深く理解出来る物語だと思うよ。僕らの多くは子どもがいるし、みんな昔は子どもだったのだから。特定のことを描いているけど、世界中のみんなが共感できるストーリーなんだ」。そんなピート監督は「感情たちをキャラクターとして使う」ということを軸にヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ…という5つの感情をピックアップ。感情はそのほかにもあるのでは?と思う人もいるかもしれないが、この感情たちはリサーチから生まれたとリヴェラ氏は語る。「感情がいくつあるかについて、科学的に大きな議論が存在するんだ。ある人々は26あると言う。ある人々は3つだと言う。作品のスケールのことを考えたり、感情たちを物語りの中でうまく扱う必要があったし、少し簡潔にしないといけないということもあった。僕らが描くことにした5つの感情は、もっとも明らかな感情だったんだよ」。キャラクター化するにあたっては「イカリ、ヨロコビというキャラクターは、誰もが面白いと感じるだろうと考えた。だって、『白雪姫』の7人の小人を彷彿とさせるだろ?怒りんぼうとかおとぼけのようにね」と話すとピート監督も納得の様子で「僕もそこに惹かれたんだ。アニメーションというのは、素晴らしく戯画化されていて、より強烈なキャラクターを作ることが出来る。まるで人間みたいだけど、(人間よりも)もっと人間らしく感じるよ」。そんな感情たちが住む“頭の中”には、光り輝く無数の“思い出ボール”があり、それらが収められた“思い出保管場所”、空想を実体化したようなアトラクションが並ぶ“イマジネーション・ランド”、キライなものを閉じ込めておく地下洞窟のような潜在意識がある…誰もが持っているはずなのにまだ誰も見たことがない無限に広がる頭の中の世界を見事に再現している。しかし長期記憶など、小さい子どもには分かりづらい単語も出てくる。このことについてリヴェラ氏は、「記憶とか、長期記憶とかに関しては、ビジュアル的に明るさや色を使うということで表現した。赤い色はイカリの記憶なんだ。もしそれが明るければ、薄暗いときよりももっと重要だということが分かるだろう。あと僕らがやったことの一つは、僕らの子どもたちを全員連れて来て、ここピクサーで彼らに映画を観せたんだ。そして、後ろに座って、彼らのことを観察した。それから、彼らがどういうことを理解したか質問したら不思議なことに、彼らはある意味、両親たちよりももっとよく理解していたんだ。だから、僕らにはもう少し(いろんなことをやってみる)余裕があることが分かった」と子どもたちの反応から自信を付けたことを明かした。誰もが共感する秘密はアイディア以上のリサーチがされているから。それは製作総指揮のジョン・ラセターの信条でもある。その中でいちばん学んだことは?とピートドクター監督に問うと「僕らが学んだのは、カナシミについてだ。もし、カナシミにとってテーマがあるとすれば、それは“喪失”。それは、人生で何かが失われるという事実と向き合う手助けをしてくれる。僕は、いつも大きな喪失があると感じている。成長するにあたって、喪失は避けることは出来ない。それは悲しいことだし、悲劇的なことだ。なぜなら、子ども時代には、イノセンス(無邪気さ、純真)があるけど、成長に伴いそれはなくなってしまい、決してまた手に入れることは出来ないからだよ。だから、カナシミは戻ってくる必要がある。それが、今作の中のヨロコビとのジャーニーなんだよ」。前半と後半では思い出ボールを通してライリーの成長が見て取れる。ピート監督は「僕らは大人として、子ども時代のことをもっとシンプルな時代としてふり返るんだ。物事がとてもクリアで、強い時代だったと。そして、大人になった今、人生はもっと複雑なように見える。子どもの頃のハッピーな思い出でさえも、いまでは、少し悲喜こもごもの思いが混ざっている。あの公園が壊されてしまったとか、両親が引っ越したとかね。そういったことのいくつかは、この映画で描こうとしたことだよ。記憶は、色とりどりなんだ。だから、大人としての人生には複雑さがあるんだよ」。最後に、本作のきっかけとなった娘の感想を聞くと、ピート監督は「彼女はいま16歳なんだ。彼女は、とってもティーンエージャーらしい。ただ、早口で『フム。いい映画ね、お父さん』とだけ言ったんだ(笑)」と少し切ないながらも嬉しそうな父親の顔を覗かせた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月14日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈るディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が7月18日(土)より公開となる。11才の少女ライリーの幸せを見守る、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという頭の中の“5つの感情たち”がどのように誕生したのかを探るべく、シネマカフェはアメリカのカリフォルニア州に存在するピクサー・アニメーション・スタジオに潜入。今回は『インサイド・ヘッド』の製作から完成までのタイムラインをご紹介!まず、作品は企画開発からスタート。監督のピート・ドクターのアイディアが初めてピッチされた2009年8月から始まる。ピートはピクサー・アニメーション・スタジオズのチーフ・クリエイティブ・ オフィサーであるジョン・ラセターに「このアイディアだけにフォーカスしたい」と話したのだという。ラセター氏の返答は「もちろん!」。そして、彼らはすぐに仕事に取り掛かったのだ。2010年、公開まで5年――スタッフは8人。ピート監督は、共同監督となるロニー・デル・カルメンと仕事を始めていた。ピート監督とロニーは、ストーリー・ビーツ(ストーリーの構成要素の最小のもの)を考えたり、アイディアを絵に描いたり、いろんな方向を模索しながら、ストーリーを何度も作り直すことで、様々なアイディアを形にしていく。ピート監督の頭の中はアイディアであふれていたため、ストーリーのアイディアが書かれたペーパー・ナプキンをランチのときに持って帰ってきたこともあったそう。2011年、公開まで4年――スタッフは14人。ストーリー部門、エディトリアル部門、アート部門のスタッフで、177,000枚以上のストーリーのスケッチを作成。その後、このストーリーボードに音楽やサウンド・エフェクト、セリフを入れて編集したものにピクサーで働いているスタッフたちで、セリフを録音するのだ。そして、ピクサーで働くすべてのスタッフを集め仮の作品を上映。作品を観て、何がうまくいっているか。何がうまくいっていないか。どのキャラクターが好きか。どのキャラクターが壊れているか。もっと可笑しくするために何が必要かなどを議論するのだという。本作は完成までに、10回上映を行い、その度に、ストーリーをバラバラにして、書き直し、ストーリーボードをやり直し再構築、編集し直していくのだ。2012年、公開まで3年――スタッフは49人。プロダクション・デザイナーによって率いられるアート部門が加わり、映画の中の世界、“頭の中”のデザインが始まる。『トイ・ストーリー』や『バグズ・ライフ』、『カーズ』といった今までの映画では、現実に存在する世界のため、たくさん参考にするものが存在したが、本作の世界のほとんどは、現実にあるものではなく完全に作られたもの。とても考えるのが難しい仕事だったという。2013年、公開まで2年――スタッフは75人。最初の3年間、スタッフたちは、アセット(キャラクターやセット)をデザインしたり、作ったりすることに専念してきたが、それらをショット・プロダクションやアニメーションへ移していく。キャラクター部門は、アート部門からキャラクターを立体化した、パケットとスカルプトを受け取り、それをコンピューターの中に入れ込む作業を行う。そこで髪や洋服、キャラクターの色や質感を決めていくのだ。セット部門は、映画に登場するすべてのセットや小道具を作る。彼らはこのタイミングからセットの全てを、モデリング、シェーディング、セット・ドレッシング、ペインティングするのだ。2014年、公開まで1年――スタッフは207人。ついに実写映画でいう撮影監督、レイアウト部門が登場。アニメーションではヴァーチャル・カメラが置かれ、カメラワークを決めていく。そしてキャラクターやセットは、選ばれたカメラ・アングルの中でビジュアル的にうまくいくように配置されるのだ。これが完成すると、役者たちの声が録音される。その声に併せアニメーション部門とシミュレーション部門により、キャラクターに命が吹き込まれる。その後エフェクト部門、ライティング、レンダリングを経て、みんなが手がけた要素の、すべてをショットに入れ込み、レンダーファームというコンピューターシステムに送り、1つのシーンが完成。そんな気が遠くなるような作業を何度も何度も繰り返しては作り直し、ついに『インサイド・ヘッド』が完成した。『インサイド・ヘッド』完成までの5年間。ピート監督の1つのアイディアから、スタッフが徐々に増え、大きな作品を作り上げる。子どもから大人まで魅了させる作品を作ることができるのは、映画の出来に満足するまで徹底的に追及し、妥協しないピクサーならではのやり方と、スタッフの想いが作品を通して伝わるからだろう。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月13日『アバタ―』を超え、完全オリジナル作品としては歴代No.1のスタートを切り、全米では公開3週目にして『ジュラシック・ワールド』を抑えて首位に立ったディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』。『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督の6年ぶりとなる本作は、彼の娘の成長からインスピレーションを得て制作された、無限に広がる“頭の中”の世界を描く冒険ファンタジーだ。住み慣れた土地を離れ、慣れない新生活を始めた11歳の少女ライリー。彼女の頭の中には、“5つの感情たち”がいる…。楽しい気分にする“ヨロコビ”<ストレスを「面白さ」にすり変えてしまう力>、悲しい気分のときに現れる“カナシミ”<想像力が豊かで、ロマンティックな優しさを持つ>、怒りを爆発させる“イカリ” <正義感が強く、誠意にあふれるハートの持ち主>、嫌いなものから守る“ムカムカ” <少し見栄っぱりだけど情にもろい、繊細な感性を持っている>、危険から身を守る“ビビリ”<人なつっこく、心の中を打ち明ける正直さを持っている>。ライリーの中心となる感情は、“ヨロコビ”。明るく、おふざけが大好きな楽しい性格のライリーだが、パパやママなど、誰の“頭の中”にもそれぞれ“感情たち”はおり、その人の性格を形作っている。そんな中、「“5つの感情”の、どの“感情”が自分の中心的なポジションなのか?」をグラフで診断することができる、本作の公式スマホコンテンツ【あなたグラフ診断】が、「当たってるかもw」「完全に読まれてる…」「かなりスゴイ」「やはり…」と、早くも話題を呼んでいる。今回、この診断を監修したのは、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)にも出演する、心理学者で臨床心理士の植木理恵先生。「『インサイド・ヘッド』とは、“頭のなかの世界”という意味です。ですから、心理学者である私は、『なるほど、映画ではこういう描写もあるのね』という上から目線で(笑)、この映画を観るつもりでした」とコメント。「ところが、観始めて5分。そんな余裕は吹き飛びます。とにかくすごい。“ヨロコビ”と“カナシミ”がこんな内緒話をし、その一方で“イカリ”がこんな気遣いをし、そして…。この映画は、『感情とは一体、何ですか?』、この本質的なテーマに答えてくれる作品です」と絶賛し、ディズニー/ピクサーが描いた“頭の中”に太鼓判を押している。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月08日ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』の全国11都市試写会が、7月2日にau×ぴあのスマートフォン向けエンタメ情報サイト『uP!!!』主催で開催。上映後には、ソウル五輪のシンクロナイズドスイミング(デュエット)銅メダリストで、現在はアスリートなどを対象にしたメンタルトレーナーとして活躍する田中ウルヴェ京によるトークイベントが行われた。『インサイド・ヘッド』試写会その他の写真本作で描かれるのは人間の頭の中! 少女・ライリーの性格を“ヨロコビ”“カナシミ”“ビビリ”“ムカムカ”“イカリ”の5つの感情が司るが、ヨロコビとカナシミが感情を決める司令部から放り出されたことでライリーは、こころのバランスを崩してしまう。現役時代は小谷実可子とのデュエットなどでトップアスリートとして活躍し、現在はメンタルトレーナーとして活動している田中。メンタルのプロである彼女だが、本作について「感情をこれだけ上手に描いていてビックリしました」と質の高さに太鼓判を押す。映画は特に“悲しみ”などネガティブな感情が、実はどれだけ大切かを描いているが、田中は「目の前の同じ出来事に対し、人間はいろんな感情が混ざり合って受け止めている。いろんな感情で物事を記憶することが大事」と説く。「悲しみや怒り、ビビリを悪い感情と捉え、それを抑制することが大人になることだと考えてしまいがちですが、実は悲しみやビビリがあるからこそ、より喜びを感じられる。感情の機微に気付くことが大事です」と呼びかける。田中自身、アスリートを指導する際、ネガティブな感情をあえて利用しているという。先日、来日したピート・ドクター監督、日本語版の主題歌『愛しのライリー』を歌うドリームズ・カム・トゥルーの中村正人と鼎談を行ったが、その席で中村も「曲を作る時に一番使うのはビビリです。怖いというのがいい曲をつくるのに必要」と言っていたと明かし、改めてネガティブな感情の重要性を説いた。この日、田中はメンタルトレーニングを実践! 映画に登場する頭の中の5つの感情のどれが一番好きで、どれが一番苦手だったかを観客に問うた上で「苦手だと思った感情を持っている人を見かけたら、気にしてみてください。なんで苦手なのか? 理由を考えることで共感に必要な脳のホルモンが動きます」と共感力を鍛えるトレーニングを伝授する。また、ストレスや悲しみへの対処の仕方について「悲しみと表裏一体にあるのが愛。悲しいと思うことで人の愛に気づく。人生の根本に気づくのは悲しみを認めた時です。悲しいときは、全ての感情を総動員して、悲しみを感じるようにしてみてください。いろんな感情を出すことで、解決する方法へと向かいます。正しい感情というのは存在しないけど、いろんな感情を出すことが大事!」と訴えた。『インサイド・ヘッド』7月18日(土) 全国ロードショー
2015年07月02日ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』をひっさげ来日中のピート・ドクター監督とロニー・デル・カルメン共同監督が6月26日(金)、都内で「ピクサー流映画の創り方」と題したトークイベントを行った。世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』公開から20周年を迎えた“名作工場”ピクサー・アニメーション・スタジオ。その最新作である『インサイド・ヘッド』は11歳の少女の“頭の中”を舞台に、彼女の成長を願う5つの感情たち――ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミが冒険を繰り広げるという個性的なファンタジーだ。「これまでのピクサー作品同様、風変わりでオリジナルな作品をつくりかった。だから、誰もがもっている、でも誰も見たことがない感情の世界を描こうと思ったんだ」とドクター監督。アイデアの原点は思春期を迎えた自分の娘・エリザベスだといい「彼女は『カールじいさんの空飛ぶ家』でエリーの少女時代を演じたんだ。当時は活発だったけど、成長するにつれて、どこか控えめな性格になってしまった。父親として一体何が起こっているんだと不思議に思ってね」とふり返る。ピクサー作品の神髄と言えば、その洗練されたストーリー性の高さ。推敲を重ねた結果、シナリオ完成までに数年かかることも珍しくないそうで、カルメン共同監督は「失敗を恐れず、他人の意見に対してオープンでいることが大切だ。ものづくりは迷いの連続だけど、とにかく作って、それを多くの人に披露し、フィードバックから学ぶべきなんだ」と力説する。この発言に大いにうなずくドクター監督は「アニメーターに『こう描いて』と具体的な指示をするのは簡単だけど、僕らはスタッフ自身が自分で考えて、オリジナリティを発揮できるような“余白”がある指示出しをしているんだ。現場にいる全員が、自分の作品だと思って作業に取り組んでほしいからね。そうしない限り、優れた作品は生まれないよ」とピクサーの仕事論を語っていた。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月27日女優の竹内結子と大竹しのぶが25日、都内で行われたピクサー長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)の来日記者会見イベントに登場した。本作は、11歳の少女ライリーの頭の中にある"ヨロコビ""カナシミ""イカリ""ムカムカ""ビビリ"という5つの感情たちが、"頭の中"で大冒険を繰り広げる感動ファンタジー。来日記者会見には、『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』などで知られるピート・ドクター監督と、ロニー・デル・カルメン共同監督、そして日本語吹き替え版で、"ヨロコビ"の声を務める竹内結子、"カナシミ"役の大竹しのぶも駆けつけた。竹内と大竹は、巨大バルーンの中から登場。大竹は「本当にいい映画。すごくエネルギッシュで、結子ちゃんの"ヨロコビ"にも感動しました」と本作の感想を語り、竹内は「こんなすてきな作品に出演することができて、"うれしい!"って思いました」と喜び、「大竹さんがおっとりした口調で『私もうダメ~』っていうのが、しぐさも含めていとおしいと思いました」と語った。ピート監督も「本当にすばらしかった。美しい演技に感謝しています」と2人の演技を絶賛した。また、作品に登場する"思い出ボール"にちなみ、5色のボールから引き上げた色の感情にまつわる話を展開。紫の"ビビリ"を引いた大竹は、「私自身はビビるってことがあまりなくて、小さい時から何があっても自分だけは大丈夫って考えで生きてきました」と、爆笑しながら大竹らしいエピソードを明かした。最後に4人それぞれ本作をアピール。ピート監督は「みなさんに響く映画だと思っている。自分の感情を、以前よりも意識していただけると思う」と語り、ロニー共同監督は「感情があるのには理由があって、われわれがいかに感情たちに助けられているか感じてほしい」とメッセージ。大竹と竹内も「人として大切なことを教えてくれる映画」「本当にこれは私の物語だと思える作品」と熱く語った。本作は、6月19日に全米3,946館で公開し、公開3日間の興行収入が9,044万271ドルの大ヒットスタートを記録。『アバター』を超え、完全オリジナル映画の全米オープニング歴代1位に躍り出た。そして、ディズニー/ピクサーの全作品の中でも、『トイ・ストーリー3』に次ぐ2位にランクインした。(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月25日ディズニー/ピクサーの待望の最新作『インサイド・ヘッド』をひっさげ、ピート・ドクター監督とロニー・デル・カルメン共同監督が6月25日に、都内で来日記者会見を行った。ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという5つの“感情“たちが、その持ち主である11歳の少女とともに成長する冒険ファンタジー。会見前日にはふたり揃って、スタジオジブリを訪問したそうで、ドクター監督は「宮崎駿監督がこの作品をとても気に入ってくれたんだ」と“ヨロコビ”を爆発させた。その他の写真すでに全米で封切りされ、公開3日間の興行収入が9044万ドルを突破。これまで1位だった『アバター』の7700万ドルを上回り、続編やシリーズ作をのぞく、オリジナル作品としての記録を更新する好スタートを切ったばかりだ。「“ビビリ”ながら試行錯誤を重ねて、完成までに5年という歳月を費やしたから、今の気持ちは“ヨロコビ”かな。でも、自分の手を離れてしまうという意味では“カナシミ”も感じる」と複雑な心境を語ったドクター監督。カルメン監督は「多くの人が映画を楽しんでくれているのは、素直にうれしいこと。感情は誰もがもつ普遍的なものだから、きっと日本の皆さんにも共感してもらえるはず」とアピールしていた。会見には日本語版キャストを務める“ヨロコビ”役の竹内結子、“カナシミ”役の大竹しのぶが駆けつけ、両監督に映画にちなんだ5色だんごをプレゼント。お互いの演技について「大竹さんの声とともに、カナシミのゆったりした動きやビジュアルが愛おしくなった」(竹内)、「すごくエネルギッシュな役柄で、結子ちゃんの喜びが直接伝わってきた。私自身もそばにヨロコビがいるから、安心してカナシミを表現できた」(大竹)と評した。『インサイド・ヘッド』7月18日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年06月25日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』を手がけたピート・ドクター監督、ロニー・デル・カルメン共同監督が6月25日(木)、都内で来日記者会見を行った。世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念した本作。11才の少女ライリーの幸せを守る、頭の中の5つの感情たち――ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミの冒険と成長を描いた冒険ファンタジーで、全米で大ヒットスタートを切ったばかりだ。『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー賞を受賞したドクター監督は、会見前日に一緒に来日した家族やカルメン共同監督とともに、スタジオジブリを訪問し、宮崎駿監督と対面したのだとか。「とても作品を気に入ってくださり、感激しました。特に宮崎監督は、ライリーがお気に入りだと言い、モデルになった私の娘を見ながら『なるほどね』という表情だった」(ドクター監督)、「宮崎監督は尊敬するストーリーテラー。映画づくりについて、根掘り葉掘りと質問攻めにしてしまった」(カルメン共同監督)と“ヨロコビ”の報告を行った。5年の歳月をかけて完成させた本作が、好スタートを切った現在の“感情”について、ドクター監督は「製作途中は試行錯誤の連続で“ビビリ”な気持ちだったけど、完成したいまは“ヨロコビ”を感じ、作品を手放す“カナシミ”もあるよ」。また、カルメン共同監督は「毎回、ワクワクしながら、作品づくりをしているよ。大切にしているのは、常に最高を目指し集中すること」とポリシーを語った。来日会見には、日本語版吹き替え版で“ヨロコビ”を演じる竹内結子、“カナシミ”役の大竹しのぶが駆けつけ、「セリフから元気をもらったし、作品の素晴らしさが染み入ってくる」(竹内さん)、「とてもいい映画なので、子どもはもちろん、大人にもちゃんと見てもらって、世界中が“ヨロコビ”でいっぱいになれば」(大竹さん)と作品をアピールしていた。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月25日米BOX OFFICE MOJOは6月19日~6月21日の全米週末興業成績を発表した。“ジュラシック・パーク”シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド』が前週に引き続き首位。公開2週目となる週末興収も1億201万9,000ドルと勢いは衰えず、累計興行収入は3億9,823万ドルと4億ドルに迫る。2位はディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が初登場。同スタジオの20周年記念となる作品で、『モンスターズ・インク』、『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター監督がメガホンを取る。11才の少女・ライリーの脳の中を舞台に、喜怒哀楽をつかさどる5つの感情が主人公となり繰り広げる独創的な冒険ファンタジーだ。前週2位、3位の『Spy(原題)』、『カリフォルニア・ダウン』は3位、4位とそれぞれワンランクずつ順位を下げた。続く5位は初登場の『Dope(原題)』。カリスマミュージシャン、レニー・クラヴィッツの娘ゾーイ・クラヴィッツ主演で、90年代のカリフォルニアのヒップホップカルチャーを描いた青春コメディだ。ラップ・ミュージシャンのA$AP Rockyなど最近注目を集める若手スターの出演も話題を呼んでいる。その他6位『Insidious Chapter 3(原題)』、5位『Pitch Perfect 2(原題)』など、以下は前週と同じ作品がラインアップしている。
2015年06月22日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』。先日、本作に登場する“感情”役の声優を竹内結子と大竹しのぶが務めることで話題の本作から、2人の初共演をたっぷりと堪能できる本編映像がシネマカフェに到着した。少女・ライリーの誕生と共に生まれた様々な感情たち。楽しい気分にする“ヨロコビ”、 悲しい気分の時に現れる“カナシミ”、 怒りを爆発させるときの“イカリ、 嫌いなものを拒絶する“ムカムカ”、安全を守る“ビビリ”。それぞれの役割で、日々彼女を幸せにするために奮闘している。しかし、いつもライリーを悲しませることしかできない“カナシミ”の役割だけは、大きな謎に包まれていて…。いままでも、『モンスターズ・インク』で描かれたモンスター達の世界や、『ファインディング・ニモ』の海の中といった、圧倒的な映像技術で描かれた斬新な世界観で私達を心躍る想像の世界へと連れて行ってくれたピクサーだが、本作で描かれるのは、人間の“頭の中”だ。今回の映像は、彼女たちがいつもいるはずのライリーの頭の中の“司令部”から放り出されてやってきた、思い出が収められた棚と通路が延々と続く“思い出の保管場所”と呼ばれる場所で、ヨロコビとカナシミの個性がはっきりと浮き彫りになるシーンだ。ヨロコビは「前向きに考えて!」という自身の言葉通り、迷うことを少しも恐れずに歩き出すが、カナシミは真逆。励まされても「悲しくて歩けない…」という言葉とともに倒れこんでしまう。しかし、司令部に早く戻りたいヨロコビは、カナシミの足を持ち、彼女を引きずりながら歩き出す。その後の道案内でも、カナシミは“らしさ”いっぱい。そんな凸凹バディを好演するのが日本語版吹き替え声優を担当する竹内さんと大竹さん。初共演とは思えないほど見事に表現されたヨロコビとカナシミだが、2人のやりとりには思わず笑ってしまう。本作のフィルムメーカーは「頭の中の世界をデザインするのは、アート部門の大きな挑戦になりました。ピート・ドクター監督は、これまでにピクサーが手がけた作品の中でも最も大きな世界を描こうとしていたのですから」と語っており、本作で描かれるのはピクサー史上最大のスケールは必見。まずは、こちらの映像から、いままでの予告編ではなかなか聞くことのできなかった大竹さん演じる“カナシミ”の声に注目してみて。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月19日ディズニー/ピクサー20周年記念作品『インサイド・ヘッド』が7月18日に公開される。スタジオが誇る名監督ピート・ドクターがメガホンをとる本作の魅力を、これまでの監督作からひも解く。ピート・ドクターは、スタジオの長編一作目となった『トイ・ストーリー』の制作初期に入社。それからの作品のほとんどに携わる、スタジオの屋台骨で名ストーリー・テラーとしても名高い。ピクサーは細部まで練られた物語と斬新な世界観が魅力で、ピートの歴代監督作にも、そんな”ピクサーらしさ”が組み込まれている。ピートは、監督デビュー作となった『モンスターズ・インク』で、”モンスターの世界”に暮らす、怖がらせ屋モンスターと人間の子供との絆を描いた。両者の間に芽生えていく愛情が観客の感動を誘って、映画は大ヒット。日本で上映された歴代のディズニー/ピクサー作品でベスト3に入る興行収入を記録した。長編監督の2作目『カールじいさんの空飛ぶ家』では、亡き妻との思い出がつまった家を大量の風船で飛ばすという奇抜な方法で旅に出る老人の冒険に挑戦。出会った仲間たちとのやりとりを通じて大切なものに気付いていく姿は、多くの大人の共感と感動を集めた。こちらは、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞しただけでなく、アニメーション映画史上初の、カンヌ映画祭でのオープニング上映を飾るという快挙も成し遂げている。ピートは、ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン、ジョー・ランフトというメンバーで『トイ・ストーリー』を着手した当時を振り返り、「自分たちを突き動かしていたものは、それまでのアニメの世界で成し遂げたことのない、全く新しいことに挑戦したいという強い思いだった」とコメント。それがピクサースタジオの原点だという。そんなピートが手がける最新作『インサイド・ヘッド』は、誰もが持っているのに誰も見たことがない”頭の中の世界”と”感情たち”を描いた作品。『トイ・ストーリー』や『アナと雪の女王』などを手がけてきたジョン・ラセターも、「今までで最も独創的で想像力に富んだ映画」と評しており、ピートお得意の驚きと感動を届ける物語になっている。(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.『モンスターズ・インク』デジタル配信中、『カールじいさんの空飛ぶ家』デジタル配信中
2015年06月16日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』のLAプレミアが6月8日(現地時間)に開催され、本作の監督であるアカデミー受賞監督のピート・ドクター、製作のジョナス・リヴェラ、製作総指揮を務めるジョン・ラセター、さらに歴代ピクサーの全15作品に声優として参加しているというピクサー作品のレジェンド、ジョン・ラッツェンバーガーも登場した。本作は、住み慣れた土地を離れ、慣れない新生活を始める11才の少女ライリーの中にいる5つの感情たち(楽しい気分にする“ヨロコビ”、 悲しい気分のときに現れる“カナシミ” 、怒りを爆発させる“イカリ”、嫌いなものから守る“ムカムカ”、 危険から身を守る“ビビリ”)を主人公に、誰もが持っているのに誰も見たことがない、無限に広がる“頭の中”で起こる冒険を描いた感動ファンタジー。日本ではあまり知られていなかったジョン・ラッツェンバーガーの存在。ピクサースタジオの記念すべき一作目『トイ・ストーリー』シリーズのブタの貯金箱・ハム役や、『モンスターズ・インク』ヒマラヤの雪男、『Mr.インクレディブル』では物語の最後に現れる悪役アンダーマイナーなど全てのピクサー作品で声優を担当してきたいわばピクサーの隠し玉と言える存在。もちろん『インサイド・ヘッド』でも登場するジョンは、今回のプレミアで「僕が演じたのはフリッツというキャラクターだよ。でも、言えるのはここまでだから、あとは劇場で探してみてほしいな」と役名を明かした。また、「20周年という節目の年を迎えたけど、すべてのピクサー作品にかかわってこられたことを本当に嬉しく思っているよ」と20年間という歴史をかみしめた。また、数々の感動を世に送り続けてきたピクサー最大のレジェンド、ラセター氏も「ラッツェンバーガーは、ピクサーの幸運のお守りであり、私の良き友人でもあります。『インサイド・ヘッド』が15作目になりますが、すべてに出演してもらっていますよ」とジョンを称賛した。製作のジョナス・リベラは、「僕らにとっては、ラッツェンバーガーはまさに幸運のお守りだよ。いままでの15作品で、彼は大小さまざまな役割を演じているんだ。僕たちは彼のことが大好きだし、ピクサーファミリーにいてくれていることをとても誇りに思うよ」とコメント。ドクター監督も「僕にとって、ラッツェンバーガーはすべての作品にまたがる、橋のような存在なんだ。色々な人が出たり入ったりするけど彼だけは一貫している。ジョン・ラセターもね。ジョン同士だね(笑)」と言うと、2人の“ジョン”の存在についてリベラ氏とドクター監督は「ジョンたちがスタジオを作り上げているんだ」というジョークまで飛び出し大盛り上がり!最後にラセター氏から本作の見どころについて「“感情”や“思い出”がどのような形をしているかをお見せします。親は『早く大きくなってほしい』と言いますが、子どもたちはその通り、成長するのです。そして変わっていくのです。その過程で頭や心の中で何が起きているのか、それを見ることができるというのはとても面白いと思います」と語った。日本のファンに向けて「きっとみんな、この作品を楽しんで、大好きになってもらえると思います。笑って、泣いて、心が温かくなりますよ!私たち、私も、日本が大好きです。また日本に行けることを心待ちにしてます。ドウモアリガトゴザイマス!」とメッセージを贈った。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月10日ディズニー/ピクサーの待望の最新作『インサイド・ヘッド』のLAプレミアが日本時間の9日に行われ、ピート・ドクター監督、製作総指揮を務めるジョン・ラセターらが登場して作品の完成を祝った。また会場には歴代のピクサー作品15作で声優を務めているジョン・ラッツェンバーガーも登場。『トイ・ストーリー』の登場から20周年を迎える節目の年を祝福した。その他の画像本作の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中。そこではヨロコビ(JOY)、カナシミ(SADNESS)、イカリ(ANGER)、ムカムカ(DISGUST)、ビビリ(FEAR)が暮していて、彼女の感情を決めているが、ライリーの一家が引越しをしたのを機に様々なトラブルが発生。映画は、ライリーと感情たちの予想もつかないドラマを描く。会場に姿を見せたドクター監督は「この作品は我々ピクサーにとっても、とても特別です。みなさんの中で“感情”や“思い出”がどのような形をしているか、をお見せします。それはとても特別なものなのです。とても感動的なお話です。11才の女の子が成長する話です。親は『早く大きくなってほしい』と言いますが、子供たちはその通り、成長するのです。そして変わっていくのです。その過程で頭や心の中で何が起きているのか、それを見ることができるというのはとても面白いと思います」と言い、ラセターは「きっとみんな、この作品を楽しんで、大好きになってもらえると思います。笑って、泣いて、心が温かくなりますよ!私たち、私も、日本が大好きです。また日本に行けることを心待ちにしてます。ドウモアリガトゴザイマス!」とコメントした。ラッツェンバーガーは『トイ・ストーリー』でブタの貯金箱ハムの声を演じてのを皮切りに、『モンスターズ・インク』に登場するヒマラヤの雪男、『カーズ』の輸送トラックなど様々なキャラクターを演じてきた人物。彼を“幸運のお守り”と称する製作のジョナス・リベラは「もちろん、この作品にも登場するよ。ぜひ劇場で発見してほしい」とメッセージをおくった。『インサイド・ヘッド』7月18日(土) 全国ロードショー
2015年06月10日ディズニー/ピクサー長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)のLAプレミアが日本時間9日、開催され、ディズニー黄金期の立役者で製作総指揮を務めるジョン・ラセターら、ピクサー作品を支え続けてきたメンバーが集結した。LAプレミアには、スタジオの記念すべき1作目『トイ・ストーリー』シリーズのブタの貯金箱・ハム役から『インサイド・ヘッド』まで、歴代ピクサー全15作品で声優を務めてきたジョン・ラッツェンバーガーも登場。「すべてのピクサー作品にかかわってこられたことを本当にうれしく思っているよ」と喜びを語ったラッツェンバーガーは、最新作で演じるキャラクターについて「僕が演じたのはフリッツというキャラクターだよ。でも、言えるのはここまでだから、あとは劇場で探してみてほしいな」と名前を明かした。そして、ジョン・ラセターは、ラッツェンバーガーのことを「ピクサーの幸運のお守りであり、私の良き友人」とたたえ、製作のジョナス・リベラも「ピクサーファミリーにいてくれていることをとても誇りに思う」と称賛。監督のピート・ドクターが「すべての作品にまたがる、橋のような存在。いろいろな人が出たり入ったりするけど彼だけは一貫している。ジョン・ラセターもね。ジョン同士だね(笑)」と言うと、「ジョンたちがスタジオを作り上げているんだ」と2人の"ジョン"の存在で盛り上がった。ジョン・ラセターはまた、11歳の少女ライリーの頭の中にある"ヨロコビ""カナシミ""イカリ""ムカムカ""ビビリ"という5つの感情たちを主人公とする感動の冒険ファンタジーである本作について、「われわれピクサーにとっても、とても特別」とコメント。「みなさんの中で“感情”や“思い出”がどのような形をしているか、をお見せします。それはとても特別なものなのです。とても感動的なお話です」と語った。さらに、日本のファンに向けて「きっとみんな、この作品を楽しんで、大好きになってもらえると思います。笑って、泣いて、心が温かくなりますよ!」とメッセージを送り、「私たち、私も、日本が大好きです。また日本に行けることを心待ちにしてます。ドウモアリガトゴザイマス!」と日本語で締めくくった。(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月09日『トイ・ストーリー』で初の長編フルCGアニメーションを世に送り出し、映画界に新たな風を吹き込んだディズニー/ピクサーが贈る待望の最新作『インサイド・ヘッド』。早くも「ピクサーの最高傑作!」と評される本作の最新予告が解禁された。11才の少女ライリーの幸せを見守る、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという頭の中の“5つの感情たち”。ある日、突然の引っ越しによってライリーの心は不安定になり、頭の中のヨロコビとカナシミが“指令部”から行方不明になってしまう。ヨロコビとカナシミがいなくなり、すっかり心を閉ざしたライリー。“感情たち”はライリーを救えるのか?そしてカナシミに隠された、驚くべき秘密とは…。“5つの感情たち”は、ライリーの誕生と共に生まれ、頭の中から彼女の幸せを見守っている存在。だが、住み慣れた土地を離れ、見知らぬ土地へ引っ越したライリーにとって、友達のいない街や学校で新生活を始めるのは人生の一大事。それは、頭の中の感情たちにとっても、まさに大事件だ。映像では、生まれてから感受性豊かな幼少期から、”5つの感情たち”と成長している様子のライリーが描かれているが、引っ越し先の学校の自己紹介で、ライリーは突然涙を流す。その瞬間、ヨロコビとカナシミが広大な頭の中に放り出されてしまった。大切な感情が2つも不在になったライリーの心は、危機的な状態に陥ってしまうのだ。「想像してみて下さい。ヨロコビとカナシミがいない、イカリとビビリとムカムカだけの11歳の子どもですよ。そんな11歳なんて考えられませんよね?」と、製作総指揮のジョン・ラセターは言う。環境の変化によって、訳も分からず気持ちが不安定になってしまうことは、誰しも身に覚えがあるだろう。監督のピート・ドクターも「感情たちは、私たちの頭の中にいる声のような存在です。そして子ども時代が去ってしまうことにはホロ苦くちょっと悲しい想いがつきまとうものです。それがこの映画のカギとなっています」と明かす。「これは、かつて子ども時代を経験した大人も共感できる、“あなた”の物語です。数々の映画で観客をイマジネーションの世界に連れて行ったチームが作る感動的なストーリーです。テーマパークのように無限に広がる頭の中で展開されるエンタテインメントを楽しんでほしいです」と、誰もが共感する物語であることを語った。長編アニメーション20周年作品としてピクサーが贈るのは、子ども時代を忘れてしまった“あなた”のための物語。きっと、あなたの“感情”にも響くに違いない。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月04日ディズニー/ピクサーの待望の最新作『インサイド・ヘッド』の最新予告編が公開になった。観客をワクワクさせ、共感をよび、最後には感動させる名作を連発してきたピクサーの新作らしい楽しみと深いドラマがつまった映像だ。『インサイド・ヘッド』新予告編本作の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中。そこではヨロコビ(JOY)、カナシミ(SADNESS)、イカリ(ANGER)、ムカムカ(DISGUST)、ビビリ(FEAR)が暮していて、彼女の感情を決めている。幼い頃、毎日は楽しいことでいっぱいだ。ライリーの頭の中ではヨロコビが大活躍する。腹立たしいことがあればイカリの頭が火を噴き、危険が迫ればビビリが登場して事故を未然に防ぐ。嫌いな食べ物が食卓に出たときはムカムカの出番だ。誰もがライリーの生活を守り、少しでも楽しい、ヨロコビがたくさん活躍できるように働いている。では、カナシミの役割は何だろうか? 映像に登場するカナシミは大きなメガネが特徴的なキャラクターだが、自分でも役割をよくわかっていないようだ。雨が降って全身が濡れてしまうと多くの人は悲しいと思うかもしれないが、映像のライリーは雨に濡れながら喜び、遊んでいる。すべてが気分しだいだとするならば、カナシミがいない方がよい人生とはいえないだろうか?映像の中盤、ライリーが住みなれた土地を離れて都会へ引っ越したことを機にトラブルが発生する。ライリーが周囲になじめずに落ち込んでいる上、頭の中ではヨロコビとカナシミが感情を決める“司令部”から放り出されてしまう。イカリとビビリとムカムカしか感情がないライリーはどうなってしまうのか? 放り出されたヨロコビとカナシミは司令部に戻れるのか? そしてカナシミの役割は?「感情たちは、私たちの頭の中にいる声のような存在」というピート・ドクター監督は「これは、かつて子供時代を経験した大人も共感できる“あなた”の物語です。数々の映画で観客をイマジネーションの世界に連れて行ったチームが作る感動的なストーリーです。テーマパークのように無限に広がる頭の中で展開されるエンタテインメントを楽しんでほしいです」と語る。誰もが思わず笑顔になるような楽しい記憶があり、嫌いな食べ物を前にウンザリした過去があり、悲しくて他のことが何も考えられなくなってしまった経験があるのではないだろうか。映画『インサイド・ヘッド』はこれまでのピクサー作品以上に観客の“共感”をあつめる作品になりそうだ。『インサイド・ヘッド』7月18日(土) 全国ロードショー
2015年06月04日ディズニー/ピクサーが贈る待望の最新作『インサイド・ヘッド』の「DREAMS COME TRUE」による主題歌「愛しのライリー」が、5月27日(水)より先行配信されることがこのほど決定した。映画史を変えた世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、20年にわたり世界中に驚きと感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサーが贈る待望の最新作『インサイド・ヘッド』。『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター監督が、自身の娘の成長からインスピレーションを得て制作した6年ぶりの最新作である本作は、住み慣れた土地を離れ、慣れない新生活を始める11歳の少女ライリーの中にいる5つの感情たち「楽しい気分にする“ヨロコビ”、悲しい気分の時に現れる“カナシミ”、怒りを爆発させる“イカリ”、嫌いなものから守る“ムカムカ”危険から身を守る“ビビリ”」を主人公に、誰も見たことがない無限に広がる“頭の中”で繰り広げられる感動冒険ファンタジーだ。本作の主題歌は、「DREAMS COME TRUE」が本作のために書き下ろした完全オリジナルの楽曲「愛しのライリー」。書き下ろしのオリジナル主題歌はディズニー/ピクサー史上初となる。デビューから26年間、多くの人々の心に響く普遍的な楽曲を作り続けてきた「DREAMS COME TRUE」と、驚きと感動を届け続けてきたディズニー/ピクサーが、特別プロジェクトとして日本版のオリジナル主題歌の制作が実現した。「愛しのライリー」は、無限に広がる頭の中で、ライリーの幸せを見守る“感情たち”というオリジナリティ溢れる発想と、大人から子どもまで誰もが共感できる本作の普遍的なテーマに共鳴したが「DREAMS COME TRUE」が、ライリーの中にいる“感情”が彼女の幸せを見守る愛を描いた、ライリーへの応援ソングとして制作した楽曲。映像作品の主人公の名前が楽曲のタイトルに入るのは、「DREAMS COME TRUE」史上初のこと。「DREAMS COME TRUE」の中村正人・吉田美和は、今回の主題歌制作にあたって「“感情”の赴くままに創造の翼を羽ばたかせ生まれた作品が『愛しのライリー』です。日々成長し変わっていくライリーをとりまく全ての感情を愛おしく大切に思う詩とメロディーがあなたの「感情」を揺さぶりますように。」とコメントしている。一度聴いたら耳から離れないメロディーとすぐに歌いだしたくなる歌詞で、多くの聴くひとの心に響くであろう本楽曲。この夏一番の話題作の主題歌を、ぜひチェックしてみて。「愛しのライリー」は、5月27日(水)より発売。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年05月25日『トイ・ストーリー』以来、20年にわたり世界中に驚きと感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』。この度、ディズニー作品の名場面で、キャラクターの“頭の中”がどうなっていたのかが一目でわかる特別画像がひと足先にシネマカフェに到着した。“カナシミは、なぜ必要なの?”…11才の少女ライリーの幸せを守る、頭の中の“5つの感情たち”──ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。突然の引っ越しでライリーの心は不安定になり、頭の中のヨロコビとカナシミが行方不明になってしまう。心を閉ざしたライリーを、感情たちは救えるのか? そして、カナシミに隠された、驚くべき秘密とは…?『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のヒットメーカーでありアカデミー監督のピート・ドクターが手掛ける本作。無限に広がる頭の中を舞台に感動の冒険ファンタジーを描いている。今回公開されたビジュアルは、映画を代表する“ヨロコビ”、“カナシミ”という2つの感情。まずは、ディズニー/ピクサーアニメーション日本国内歴代興行成績でベスト10に入る大ヒット作『モンスターズ・ユニバーシティ』の1シーン。怖がらせ屋に憧れるマイクが、名門モンスターズ・ユニバーシティ怖がらせ学部への入学を決めたその登校初日のワクワクした気持ち分かる。このシーンでは、彼の頭の中はもちろん、“ヨロコビ”に満ちている。そして本作と同じくドクター監督を務めた、『カールじいさんの空飛ぶ家』からの1シーン。映画に登場する犬、ダグがカラーをつけて悲しい顔を浮かべている。実はこのシーン、ある目的のためにダグとダグの仲間の犬達が追っている獲物がいるのだが、ダグはそれをすんでのところで逃してしまうのだ。そのため、バツとして仲間からつけられたのがこのカラー。頭の中は“カナシミ”の感情がセンターを占めているに違いない。誰もが、できることなら悲しみは感じずに過ごしたい、いつでも幸せな気持ちで満たされていたいと願うと思うはず。それなのに、どうしてカナシミは必要なのだろうか?本作は、そんな難しい疑問の答えを教えてくれる。一番身近でありながら見たことのない“頭の中”の世界。まずはこのビジュアルから、もし自分だったらどの感情がセンターにいるだろう…と想像してみて。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年05月21日ディズニー/ピクサーが贈る待望の最新作『インサイド・ヘッド』のワールドプレミアが世界三大映画祭のひとつ、第68回カンヌ国際映画祭で実施され、ディズニー黄金期の立役者、製作総指揮のジョン・ラセターと『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のヒットメーカーでありアカデミー監督のピート・ドクターらが登壇した。本作は、住み慣れた土地を離れ、慣れない新生活を始める11才の少女ライリーの中にいる5つの感情たち(楽しい気分にする“ヨロコビ”、 悲しい気分のときに現れる“カナシミ” 、怒りを爆発させる“イカリ”、嫌いなものから守る“ムカムカ”、 危険から身を守る“ビビリ”)を主人公に、誰もが持っているのに誰も見たことがない、無限に広がる“頭の中”で起こる冒険を描いた感動ファンタジー。“世界初”の上映となったカンヌ映画祭でのワールド・プレミアでは、上映後には大きな歓声とともに10分に及ぶのスタンディングオベーションが沸き起こり、感動とともに大絶賛の声が飛び交った。共同監督のロニー・デル・カルメンは、このスタンディングオベーションを体感して、「上映後のスタンディングオベーションに本当に驚き、感動しました。カンヌで素晴らしい反響を得たことはまるで夢が叶ったような思い」と胸いっぱいの様子。プロデューサーのジョナス・リヴェラも「数時間前まで、“ビビリ”の感情がセンターを占めていたが、いまは“ヨロコビ”で溢れている!感情を軸に描かれるストーリーは、子ども時代を過ごしてきた私達みんなにとって、また子どもを持つ親としても共感できるものです!」と興奮気味に語った。また、ディズニー/ピクサー作品『トイ・ストーリー』からディズニー作品『アナと雪の女王』『ベイマックス』に至るまで、世界中に数々の感動作を送り出してきたラセター氏は、この日おなじみのアロハシャツを『インサイド・ヘッド』仕様にして登場!「この作品は、私たちが持っている“感情”や“思い出”について描いた作品です。成長するにつれ、感情や記憶といったものは複雑さを増しますが、それは人生の一部であり素晴らしいことです。現代を生きる人々にぜひ見てもらいたい。今夜の出来事は私の一生忘れない“特別な思い出”になることは間違いありません!」と喜びを語った。さらにカンヌ映画祭史上唯一のアニメーション作品でのオープニング上映をした『カールじいさんの空飛ぶ家』以来、6年ぶりのカンヌ映画祭での上映となったドクター監督は、「この作品では、成長する過程で“なぜ悲しみが必要なのか?”ということを描いています。大人になるにつれ、幸せに満ち溢れた子ども時代から、環境の変化に適応していくことになる。それには“感情”というものが深くかかわっています。そんな、誰もが必ず体験する“成長”を描いた作品です。本作の制作に全力を注いだので、完成をとても嬉しく思っています」とその感動を語った。本作は、海外メディアの中でも、「ピクサー映画史上もっとも独創的で素晴らしいアイデア!誰もが共感できる家族の物語を軸に、リアリティの中にふんだんに盛り込まれたピクサーならではの創造性!」(Variety)、「まさしくピクサー・マジック!子どもたちを虜にする“テーマパークのような楽しさ”と、大人たちを思わずニンマリさせる“見たことのない創造性”を兼ね備えた、大人も子どもも誰もが楽しめるエンターテイメント!」(Hollywood Reporter)と絶賛の声が続々あがっている。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年05月20日女優の竹内結子と大竹しのぶが、ディズニー/ピクサー長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)で洋画アニメーションの吹き替えに初挑戦することがこのほど、明らかになった。竹内と大竹の共演も初となる。『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督6年ぶりの最新作となる本作は、11歳の少女ライリーの頭の中にある"ヨロコビ""カナシミ""イカリ""ムカムカ""ビビリ"という5つの感情たちを主人公に、"頭の中"の世界を描いた感動の冒険ファンタジー。このたび、"ヨロコビ"の日本語吹き替え版声優に竹内結子、"カナシミ"に大竹しのぶが決定した。ヨロコビ役の竹内は「まさかディズニーの声優を任されるとは思っていなかった。地面の下から震える感じがして、とてもうれしかったです」と決定した時の心境を告白。「いつもポジティブに物事に向き合っているキャラなので、私が悩んじゃいけない」と考え、「自分自身が楽しいとか喜んでいる気持ちの何割増しか、かなりハイテンションでやってます」と語る。カナシミ役の大竹も「頭の中の感情が主人公の映画があるというのは知ってたのですが、まさか自分がやることになるとは思っていなかったから、すごくうれしかったです」と感激。「悲しみに浸るというのは、悲しみがあるからそこを抜けたときに喜びがあるという映画のテーマのひとつでもある」と言い、「映画の中で悲しみを喜んでいる自分がいます」と話している。ディズニーの担当者は、キャスティングについて「人間の中にある感情そのものを演じる非常に難しい役。それぞれの感情を最大に引き出す高い演技力と、その感情にぴったりなイメージを兼ね備えた方にお願いしたいと考えました」と語り、「さまざまな感情の役を演じられている竹内さん、大竹さんは、ヨロコビ、カナシミという感情の機微や人生の深さをセリフで表現してもらえる唯一無二の女優」と起用理由を明かす。(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年04月27日『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督の6年ぶりとなる『インサイド・ヘッド』。誰の中にもある“感情”たちを主人公に少女・ライリーの “頭の中”の世界を描いた本作の日本語吹替版の声優に、竹内結子、大竹しのぶが決定!2人のコメントが到着した。少女・ライリーの誕生と共に生まれた様々な感情たち。楽しい気分にする“ヨロコビ”、 悲しい気分の時に現れる“カナシミ”、 怒りを爆発させるときの“イカリ、 嫌いなものを拒絶する“ムカムカ”、安全を守る“ビビリ”…それぞれの役割で、日々彼女を幸せにするために奮闘している。しかし、いつもライリーを悲しませることしかできない“カナシミ”の役割だけは、大きな謎に包まれていて…。“感情”そのものを声で演じるというのは、これまでのディズニー/ピクサー作品でも初の試み。映像はすでに解禁されていたものの、ヨロコビとカナシミの声優は秘密とされており、あの声優は誰なのか? と注目が集まっていた。今回、洋画アニメーションでは初の声優となり、さらに共演も初めてとなった2人について、ディズニー担当者は「それぞれの感情を最大に引き出す高い演技力と、その感情にぴったりなイメージを兼ね備えた方にお願いしたいと考えました。映画やドラマ、舞台で活躍され様々な感情の役を演じられている竹内さん、大竹さんは、11才の少女・ライリーと一緒に成長していくヨロコビ、カナシミという感情の機微や人生の深さをセリフで表現してもらえる唯一無二の女優だと感じています」と、起用へのゆるぎない自信を語る。どんなときも弾むように明るく前向きで、みんなをハッピーへと誘う感情である“ヨロコビ”を担当する竹内さんは、「まさかディズニーの声優を任されるとは思っていなかった。地面の下から震える感じがして…とても嬉しかったです」と、まさにその“喜び”をコメント。実は「どっちかというと、ムカムカとビビリとカナシミが前方にきやすいと思います。でも子どものころは確かに私もヨロコビがメインでした」という竹内さん。子ども心を思い出すかのようなポジティブ・キャラに「自分自身が楽しいとか喜んでいる気持ちの何割増しか、かなりハイテンションでやってます」と明かした。また、その存在理由には実は驚くべき秘密がある、ミステリアスな感情という“カナシミ”役の大竹さんは、憂いのある演技がぴったりかと思いきや「どっちかというと、性格的にはヨロコビのほう」だという。ディズニーの新作で頭の中の感情がテーマになるのを知り、オファーが来る前から興味津々だったそうで「まさか自分が“どんな映画になるんだろう”という映画に出るなんて思ってもいなかったからすごく嬉しかったですね。ぜひぜひ、という感じでした」と、“カナシミ”役への喜び(?)を語った。映画史を変えた世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、世界中に驚きと感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサーが、総力を結集して贈る長編アニメーション20周年記念作品となる本作。誰も見たことがない“感情”を主人公に、無限に広がる“頭の中”の世界を描いた感動の冒険ファンタジーと、日本を代表する名女優たちのコラボレーションに注目だ。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年04月27日『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督の6年ぶりの新作『インサイド・ヘッド』が7月18日(土)より全国にて公開となる。このほど、公開に先立って特別映像が解禁された。映画史を変えた世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『カールじいさんの空飛ぶ家』など、20年にわたり世界中に驚きと感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサー。その総力を結集して贈る待望の最新作が、『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督の6年ぶりとなる新作『インサイド・ヘッド』である。“頭の中”を意味する題名の本作は、監督の愛娘の成長からインスピレーションを得て制作された、誰もが持っているのに誰も見たことがない、無限に広がる“頭の中”の世界を描いた感動の冒険ファンタジー。11歳の少女・ライリーの中にある5つの感情…楽しい気分にする“ヨロコビ” 悲しい気分の時に現れる“カナシミ” 怒りを爆発させるときの“イカリ” 嫌いなものを拒絶する“ムカムカ” そして安全を守る“ビビリ”が、予想もつかない冒険を繰り広げる。ディズニー/ピクサーが最も得意とする、驚きと感動の物語だ。このたび解禁された特別映像は、田舎から都会へ引っ越してきたライリー一家が簡単な夕食をするシーン。このシーンでは誰もが日常的に経験したことがあるであろう“男女が会話をする中で度々起こってしまうすれ違いのシチュエーション”が“感情たち”によって引き起こされているという事を明らかにしている興味深い映像になっている。映像の冒頭、元気がないライリーを心配した母親が「新しい学校はどうだった?」と質問すると、嫌々ながら「まぁまぁかな」と答えるライリー。すると母親の頭の中の“感情たち”は早速会議を開始。結果、“学校でライリーに何があったのか”を調べる事が決定する。父親に協力を求めようと母親が咳払いで合図を送るが…父親は頭の中でサッカーに夢中、全く上の空。しかし、母親の少しイライラ態度に気がついた父親、そして頭の中の“感情たち”は“なぜ妻が急にイライラしだしたのか?”と必死に考えるが、こともあろうに「ライリー、学校はどうだ?」とおなじ質問を繰り返し、父親は母親を心底ガッカリさせてしまう。誰もが日常的に思い当たるであろう“あるある”な男女のコミュニケーションのズレの原因が、この特別映像からハッキリわかってしまう興味深い映像だ。今回の映像では、ライリーの頭の中には楽しい気分にする“ヨロコビ”と悲しい気分の時に現れる“カナシミ”の姿が見えないが、果たしてどこに行ってしまったのか?また、父親の頭の中の“感情たち”の中心に座っているのが“イカリ”だったり、母親の頭の中の“感情たち”の中心に座っているのが“カナシミ”だったり、人によって“感情たち”の編成が異なることにも注目したい。果たして、あなたの頭の中で中心に座っている感情はだれなのか?人が幸せになるために“カナシミ”は必要なのか?ますます本編が気になってくる。さらに、同シーンの方言バージョン「沖縄版」と「津軽(青森)版」が同時に解禁となった。『アナと雪の女王』では劇中歌を各方言で歌っだ動画を投稿する事が流行ったが、今回の特別映像でも方言吹替ブームが起きるかもしれない。さて、あなたは何を言っているかわかるだろうか?私たちの“頭の中”を暴くであろう本作の秘密を、まずはこちらの映像からのぞいて見て。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年04月20日Ryo-MAとダイレクトマーケティングゼロ(DM0)は4月8日、事業提携を締結し、EC通販企業が自社KPIを手軽に診断することのできるツール「ECドクター」の提供を開始した。ECドクターは、ECや通販事業を運営する企業が自社のKPIの相対的な評価を診断することができるサービス。CPO(コストパーオーダー)やLTV(ライフタイムバリュー)など26個の質問に答えるだけで、自社の強みと弱みを数値で確認することが可能だ。また、DM0のコンサルティング経験から蓄積したEC通販企業約100社のデータベースを基に基準値をひき出しているため、自社の状況を相対的に数値化することができる。今後、Ryo-MAの運営するポータルサイト「ECのミカタWEB」内やメルマガ、「ECのミカタ通信」にて「ECドクター」の登録と利用を案内する予定だ。
2015年04月10日ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)の日本版主題歌に、男女2人組ユニット・DREAMS COME TRUEの書き下ろし楽曲「愛しのライリー」が決定したことが8日、明らかになった。書き下ろしのオリジナル主題歌は、ディズニー/ピクサー史上初となる。ピクサー長編アニメーション20周年記念作品となる本作は、『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督が6年ぶりにメガホンをとった感動の冒険ファンタジー。11歳の少女ライリーの頭の中にある「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」という5つの感情たちを主人公に、"頭の中"の世界を描く。このたび、本作の日本版オリジナル主題歌に、DREAMS COME TRUEの書き下ろし楽曲「愛しのライリー」が決定。映像作品の主人公の名前がタイトルに入るのは、ドリカム史上初の異例の出来事で、ライリーの中にいる"感情"が彼女の幸せを見守る愛を描いた、ライリーへの応援ソングになっている。そして、現代の人々の心にダイレクトに響くメッセージが込められた共感ソングでもあり、歌詩のライリーの部分に自分の名前を置き換えることができる。DREAMS COME TRUEの中村正人と吉田美和は「この映画、絶対、全人類が見るべき!!!」と猛アピールし、本作を鑑賞後に「強い感情」が芽生え、さらにその感情から「主題歌、絶対書きたい!!!」というさらに強い感情が生まれたと告白。楽曲について「感情の赴くままに創造の翼を羽ばたかせ生まれた作品」と説明し、「ライリーをとりまく全ての感情をいとおしく大切に思う詩とメロディーがあなたの感情を揺さぶりますように」と期待を寄せている。ピート・ドクター監督も「マサと美和が『インサイド・ヘッド』を愛してくれて、映画のオリジナルの主題歌を作ってくれると聞いた時には、全ての感情があふれでて表現できないぐらいだったよ」と喜びを表現。「DREAMS COME TRUEの音楽とこの映画が結びつくことは、最高にうれしいよ」とコメントしている。
2015年04月10日