1歳半健診を前に「発達障害かもしれない」と感じていた生まれてすぐに育てづらさを感じていた娘ですが、ついに1歳半健診の通知がやってきました。1歳半を過ぎた娘は、発語は「ママ」「わんわん(数回)」の2つのみ。指差しは出ていません。まだ夜泣きがあり(生まれてからずっと朝までまとめて寝ることはない)、偏食と少食。そして多動がありました。うっすら「発達障害なのでは……」とその頃には考えていたので、もし指摘された場合はすぐ動こうと思っていました。健診会場に着くまでに母は疲弊。しかし娘は…Upload By マミヤ当日、1歳半健診の場所まで密室の公共機関=電車に乗って行かなくてはならないので、そこへたどり着くまででかなり気疲れしていました(わが家に自家用車はありません)。無事1歳半健診の会場に着き、手続きを終えると、私は下ろしてくれと暴れる娘を抱っこ紐から解放しました。その途端、走り出す娘。そしてまさかの身体測定室に乱入していきました。私は慌てて娘を追いかけて抱っこして部屋から出ようと思いましたが、娘は叫んで暴れます。やっと部屋から出るとその様子を待合室にいる方たちがびっくりした顔で見ていました。私は視線に耐えられず、そそくさと隅っこのソファに座りました。娘をなだめながら、隙あらば走り出す娘を連れ戻し、持参した音が鳴る本や絵本を高速でめくったりして(本の内容には興味ありません)、待ち時間をどうにか過ごしました。ずっと号泣しっぱなしの娘。保健師さんとの面談はできる?Upload By マミヤ1歳半健診で1番はじめにしたことは、身体測定です。娘はそこで服を脱がされた瞬間から終わるまで号泣でした……。その後の内科検診、歯科検診も号泣。ほかにも泣いているお子さんはいたので内心「うちだけじゃなかった……」とホッとしたのを覚えています。最後は保健師さんとの面談です。さっきまで泣いていた娘がちゃんとできるのかドキドキしながら挑みました。まずは積み木を使った検査でしたが、娘は積み木や重ねコップなどのオモチャが大好きだったので、私は「これならできるかも」と期待しました。ですが、娘は保健師さんの指示や見本に従わず、自分のやりたいように積み木を積んだり、手に持って遊んだりしています。これ以上はできないと悟ったのか、保健師さんは積み木を片づけようとしました。そして娘に「手に持っている積み木をちょうだい」と言いましたが、娘はもちろん手放しません。私は謝りながら娘の手から積み木をもぎ取りました。そこから娘は怒り、保健師さんの声がけも聞かなくなってしまったため、結局ほかの検査はできませんでした。保健師さんの沈黙、そして「要観察」に。最後に隣の子どもの様子が目に入り…Upload By マミヤその後に発語の確認があり、私は暴れる娘を膝の上で抱えながら「ママは言えます」と伝えました。すると保健師さんに「……パパは言えませんか?」と聞かれました。「まだパパは言えないです」と答えると、保健師さんは少し沈黙し、「2歳になったらお電話で発語が増えているか確認させてください」と言いました。検査がほとんどできていないのだから仕方ないと思いつつも、(やっぱり要観察になってしまった……!)とショックでした。でもすぐに「この子は何か発達に問題があります」と言われず、2歳になったら……と言われたことで(2歳まで様子を見ていいんだ……もしかしたら発達障害ではない可能性もあるの?)とも思ってしまい、こちらからはそれ以上何も言わずに面談終了となりました。面談が終わり席を立った時に、隣のテーブルでほかのお子さんが面談をしている様子が見えました。ちゃんとお母さんの膝に座り、興味津々に検査に取り組んでいました。そしてママをしっかりと見つめていました。それは私が理想として思い描いていた健診での親子の姿でした。Upload By マミヤ1歳半健診を振り返り、今思うこと今思えば、その時点で保健師さんに「育てづらいし発達障害ではないかと疑っている」旨を伝えるべきでした。でも私は「2歳になったら」という言葉にすがり、現実から及び腰になってしまいました。その後、娘に発達特性がたくさん見られるようになったため、2歳を待たずに自ら保健センターに発達相談の電話をしました。もちろん後悔もありますが、”私が娘の発達障害を受け入れるために必要な期間”の半年だったと思うようにしています。これがわが家の1歳半健診の様子です。正直今思い出してもつらかったですが、あの経験があったから今があると考えています。執筆/マミヤ(監修:鈴木先生より)言葉の出方には個人差があり、一般的には2歳までに単語が、3歳までに2語文が出ればいいとされています。1歳半健診で子育てに困難がある場合や何とも言えない場合は2歳でも対面のフォローが必要だと私は常々思っています。親御さんにおける神経発達症の受容には時間がかかることもあります。しかしできるだけ早く告知して受容が進み、療育につなげられれば親御さんの負担やストレスは多少軽減されるはずです。困ったらすぐに相談できる体制づくりも必要です。そして神経発達症のお子さんに理解のあるかかりつけ医を早めに見つけてフォローしてもらうことも重要です。みんなでチームを組んでお子さんの困難に向き合っていける社会づくりが急務なのです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月16日現在2人の子どもを育てています。第1子である娘の1カ月健診は、娘との初めての外出でした。しかも検査などに時間がかかったために長時間の外出となったのですが、その間に必須の授乳で意外な問題に直面してしまったエピソードです。長時間かかった1カ月健診娘は生後すぐに心雑音があることを指摘されていました。すぐに手術などが必要ではなかったものの、家で経過を観察し、1カ月健診でレントゲンなどの検査を受けることになっていました。 そのため、娘の1カ月健診の日は、私の産後1カ月健診、そして娘の心臓の検査2つを受けることに。大きな病院で待ち時間もとても長く、最終的にすべてが終わるまで6時間ほどかかりました。 初めての外での授乳! アレがない!その間にどうしてもおこなわなければいけなかったのが、授乳。完全母乳で育てていたので育児用ミルクなどは持ってきていません。病院に行く前にたっぷり授乳はしてきましたが、長い待ち時間のなかで娘がおなかを空かせて泣き始めました。事前に病院の授乳室の場所は把握していたので、「ちょっと授乳してきます」と受付の方に伝え、意気揚々と授乳室へ。 これが退院後、家以外での初めての授乳です。授乳室というのも初体験で少しワクワク。たどり着いた授乳室には、広いスペースに椅子がいくつか並んでいるだけでした。思わず私は「アレ?」と思い、授乳室の外にもう一度出てあるはずの物を探しました。そこには私があると思っていた「授乳クッション」がありませんでした。 テンパりながらなんとか終えるそれまで家での授乳は授乳クッションが必須でした。当然、病院の授乳室にも授乳クッションがあるものと思い込んでいたのです。しかし私が行った病院では授乳クッションが置いてありませんでした。「え、授乳クッションなしで授乳ってどうやればいいの?」とさっきまでのワクワク感はどこへやら。 ドキドキしながらとりあえず椅子に座りました。そして、長女と同じくらいの月齢の子に授乳クッションなしでおっぱいをしているママをチラリと見ました。その授乳室は個々を隔てるカーテンなどもなく、他の人の授乳も丸見え。授乳中に盗み見るようで申し訳ないと思いながらも、そのママの授乳の仕方をマネさせてもらい、なんとか長女の授乳を終えることができました。 病院の授乳室には、当然のように授乳クッションがあると思い込んでいた私。今の私からすれば、「どんなあげ方でも赤ちゃんがおっぱいを飲めればそれでいいじゃない」と思いますが、新米ママだった当時は必須の授乳クッションがないという状況に戸惑うばかりでした。もう少し気楽に考えていればよかったなと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年11月15日息子が生まれて3人家族となった夏、夫が勤める会社の先輩からBBQのお誘いを受けました。しかし、新米ママの私にとって、乳幼児を抱えてのBBQの参加はハードルが高いもの。そんな妻の気持ちを一切考えない夫に、私はイライラして……。 「赤ちゃん連れは無理だよ?」自覚が足りないパパ 生後6カ月を過ぎ、息子がようやくずりばいをして遊ぶようになった夏。夫が勤める会社の先輩から「同僚の家族数組で海遊びとBBQをするから、家族で来ないか」とお誘いがありました。 私は「息子を抱えてお手伝いはできないから行けない」と断るよう伝えます。しかし夫は、「先輩の奥さんが保育士をしているから、子どもの面倒を見てくれるよ」と、どうしても参加したがるのです。先輩の家族には子どもが3人おり、いくら保育士とはいえ、自分の子どもを見ながら他人の子どもまで気遣うのは難しいはず……。困った私は、夫ひとりで行くように勧めますが、夫は頑なに受け入れてくれません。コロナ禍で結婚、出産に至った私たち。妻と息子を先輩たちに紹介する機会がなかったこともあり、夫はどうしても家族でBBQに参加し、大好きな息子を先輩に紹介したかったようでした。 結局、私が断り続けるうちに、先輩への返答期日が訪れ、夫は泣く泣く参加をあきらめることに。最初は「行きたかったのに」と悔やんでいた夫でしたが、お誘いに断りを入れた際、先輩から「奥さんの言う通り! 誘ってごめんなさい」と言われ、我に返ってくれたようです。私ももっと何がダメなのか具体的な例を挙げて納得してもらえばよかったと思っています。今後また同じような場面に遭遇した際は、お互いきちんと納得できるまで話をしようと思います。 作画/Pappayappa著者:木村メイ
2023年11月14日4番目の子を出産したあとも、仕事への早期復帰を目指していたが……私は毎日4人の子どもの育児に追われているママです。3番目の娘がまだ1歳半の頃の話ですが、元気に動き回る子で、当時4人目を妊娠していた私は、大きなお腹で追いかけ回るのがきつくなり始めていました。もう妊娠後期だったこともあり、動きづらいと知っている1番目の姉と2番目の姉が妹をずっと見てくれていたので、すごく助かっていたのです。生活のため・子どもたちのためにもしっかり稼いでいきたいと思っていたので、これまでは、子どもたちが生後2か月になると保育園に預けて仕事に専念してきました。なので、4番目の子も同じように2か月で保育園に預ける予定だったのですが、三女の1歳半健診で医師に言われたことにとても動揺しました。その言葉は……「それ、育児放棄じゃない?」と言われて動揺医師に色々質問され、挙句の果てに「上のお姉ちゃんが見てくれている?お母さん、それ育児放棄してません?それに、生後2か月から保育園に預けるなんてかわいそう!子ども嫌いなの?」なんて言われて、ショックを受けてしまいました……。まさか健診で、見知らぬ医師から「保育園に預けるのは悪いこと」なんて言われてるとは思っていませんでした。保育園の先生はすごくしっかり見てくれていて、子どもたちはすくすく成長していっています。仕事をしなければいけない理由だってあるのに……と悲しくなりました。保育園の先生の言葉に救われた。これからも感謝の気持ちを忘れない一応、最後に保健師さんから医師の態度についてお詫びを言われたのですが、気になって保育園の先生にも相談しました。すると、先生は「気にしなくていいです!私たちは子どもさんたちを見て、元気をもらっていますから!これからも、私たちを頼りにしてくださいね。お母さんが頑張っているの、子どもさん達も分かってくれてますから!」と……。人それぞれ違うんだ、私はこれでいいんだとそう思えました。医師の意見に少し不安になってしまった私でしたが、保育園の先生のあの言葉ですごく助けられ、「私は私なりに子どもたちを愛していこう」と今も心から思えるようになりました。あの時は本当にありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2023年11月04日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、健康診断でエックス線検査を受けたときに知った「ラクに検査を受ける方法」をお届けします。ささいなことだけど全然違う!健康診断で肺のエックス線検査をしたフカザワさん。検査着に着替える必要があると思っていたら……。健康診断は毎年受けているのですが、いつもなら胃の検査(バリウムを飲んでエックス線<レントゲン>を撮るもの)とセットなので、問答無用で検査着に着替える流れなのです。でも今年は胃の検査が別日だったため、その日は簡単な検査(血液検査など…)と肺の検査だけで。だからっていうのもあったのかもしれませんが、まさかの検査着じゃなくて、来たままの格好でエックス線検査OKという!ささいなことだけど、出先で着替えるか着替えないかって全然違いますね。朝の自分を褒めたい気分着替えずに着たままの格好で全部の検査受けられるって、間違いなくラクちんで良い~。それもこれも、寝るときに着用していた布オンリーでかぶりタイプのナイトブラを、その日の朝、面倒くさくてホック付きのブラに着替えなかったからなんですけど……。私のこの「ブラを着替えるのが面倒くさい〜! 今日は健康診断だけど、近所の病院だしまぁいいか!」っていう怠惰な行動が良い結果につながったなんて信じられなかったし、朝の自分を褒めたい気分になりました。こういうのって担当する方とか病院の方針で対応が違いそうだけど、これからは検査で病院に行くときは、一縷(いちる)の望みをかけてナイトブラで行こうかなって思ってしまいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2023年11月01日一般財団法人 明治安田健康開発財団 が運営する「明治安田新宿健診センター」では、2023年ピンクリボン月間において、10月31日まで、性別・年齢に関係なく健診受診者の皆さまに向け、「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しています。このキャンペーンはKNOWYOURLEMONSによる「#knowyourlemonsキャンペーン」に賛同するとともに、同団体の教材を使用して乳がん啓発活動を実施するものです。ピンクリボンデー、ピンクリボン月間とは毎年10月1日は、ピンクリボンデーとして、乳がんの早期発見・早期治療の重要性を広くお伝えする日と定めるとともに、毎年10月は「ピンクリボン月間」として、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を行う目的で、様々なキャンペーンが世界的に展開されています。日本でも啓発キャンペーンが多く行われ、世界各国でも、イルミネーションが行われるなど、ピンクリボン運動は、乳がん検診の啓発運動だけでなく、乳がんになった人を支えていく世界を目指して活動しています。これらの活動をふまえ、明治安田新宿健診センターにおいても、10月を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」として、10月31日まで、多くの方に乳がんについて関心と理解を深めていただく「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しております。■大切な事は定期的な乳がん検診と、あなたのレモンをよく知ることそして、あなたの大切な人のレモンを知りましょう。<ピンクリボンキャンペーン2023の概要>・施設内デジタルサイネージの活用等により、男女フロア関係なく、また、多言語により、より幅広い受診者へ乳がんを意識する月とし、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を推進・フロア内を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」をイメージするピンクでデコレーション・趣旨に賛同する職員はピンクリボンバッチを装着するとともに、ピンクリボン月間中の朝礼で乳がんについてのラーニングを行うことで、職員の知識と意識の向上を企図・財団の社会貢献活動、ならびに明治安田生命グループの職員が全員参加するKizuna運動の地域貢献活動の一環として、NPO法人に寄付を実施乳がんは女性のがんの半数を占めるポピュラーな病気です。年齢別にみると、40歳代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎え、最近では60歳、70歳代にも多くみられます。また、乳がんは男性にも発症することがあります。乳がんは、定期的に乳がん検診を受け早期発見することで、生存率は高くなりますので、罹患後にも人生を愉しむチャンスがたくさんあります。10月にご受診いただくお客さまには、本キャンペーンにより、性別、年齢等にかかわらず、乳がんについて関心と理解をよりいっそう深めていただければ幸いです。■「明治安田新宿健診センター」施設概要名称:明治安田新宿健診センター(センター長:三森 教雄)所在地:東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 12階アクセス:地下道(ワンデーストリート)出口O-1隣接※天候を気にせずお越しいただけます・新宿駅(新都心出口6)より徒歩約3分(京王新線・新宿線・大江戸線)・新宿駅(南口)より徒歩約8分(JR・小田急線・京王線)・都庁前駅(A2出口)より徒歩約6分(大江戸線)<予約・お問合せ先>電話予約: 0570-03-5489(平日9:00~16:00/土日祝休診日を除く)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年10月30日一般財団法人 明治安田健康開発財団(理事長:今泉 宏久) が運営する「明治安田新宿健診センター」(センター長:三森 教雄、所在地:渋谷区代々木)では、2023年ピンクリボン月間において、10月31日まで、性別・年齢に関係なく健診受診者の皆さまに向け、「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しています。このキャンペーンはKNOWYOURLEMONS( )による「#knowyourlemonsキャンペーン」に賛同するとともに、同団体の教材を使用して乳がん啓発活動を実施するものです。■ピンクリボンデー、ピンクリボン月間とは毎年10月1日は、ピンクリボンデーとして、乳がんの早期発見・早期治療の重要性を広くお伝えする日と定めるとともに、毎年10月は「ピンクリボン月間」として、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を行う目的で、様々なキャンペーンが世界的に展開されています。日本でも啓発キャンペーンが多く行われ、世界各国でも、イルミネーションが行われるなど、ピンクリボン運動は、乳がん検診の啓発運動だけでなく、乳がんになった人を支えていく世界を目指して活動しています。これらの活動をふまえ、明治安田新宿健診センターにおいても、10月を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」として、10月31日まで、多くの方に乳がんについて関心と理解を深めていただく「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しております。乳がんは女性のがんの半数を占めるポピュラーな病気です。年齢別にみると、40歳代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎え、最近では60歳、70歳代にも多くみられます。また、乳がんは男性にも発症することがあります。乳がんは、定期的に乳がん検診を受け早期発見することで、生存率は高くなりますので、罹患後にも人生を愉しむチャンスがたくさんあります。10月にご受診いただくお客さまには、本キャンペーンにより、性別、年齢等にかかわらず、乳がんについて関心と理解をよりいっそう深めていただければ幸いです。毎年10月は「ピンクリボン月間」KNOWYOURLEMONS(1)KNOWYOURLEMONS(2)KNOWYOURLEMONS(3)資料出所:KNOWYOURLEMONS ( )■大切な事は定期的な乳がん検診と、あなたのレモンをよく知ることそして、あなたの大切な人のレモンを知りましょう。<ピンクリボンキャンペーン2023の概要>・施設内デジタルサイネージの活用等により、男女フロア関係なく、また、多言語により、より幅広い受診者へ乳がんを意識する月とし、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を推進・フロア内を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」をイメージするピンクでデコレーション・趣旨に賛同する職員はピンクリボンバッチを装着するとともに、ピンクリボン月間中の朝礼で乳がんについてのラーニングを行うことで、職員の知識と意識の向上を企図・財団の社会貢献活動、ならびに明治安田生命グループの職員が全員参加するKizuna運動の地域貢献活動の一環として、NPO法人に寄付を実施■「明治安田新宿健診センター」施設概要明治安田新宿健診センター名称 :明治安田新宿健診センター(センター長:三森 教雄)所在地 :東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 12階アクセス:地下道(ワンデーストリート)出口O-1隣接※天候を気にせずお越しいただけます・新宿駅(新都心出口6)より徒歩約3分(京王新線・新宿線・大江戸線)・新宿駅(南口)より徒歩約8分(JR・小田急線・京王線)・都庁前駅(A2出口)より徒歩約6分(大江戸線)アクセス<予約・お問合せ先>電話予約: 0570-03-5489(平日9:00~16:00/土日祝休診日を除く)WEB予約 : ■団体概要一般財団法人 明治安田健康開発財団は、明治安田新宿健診センターと健康増進支援センターを運営しております。明治安田新宿健診センターは、「安心と信頼のかかりつけ人間ドック」として、1975年の創業以来60万人を超える方が受診されている歴史と実績のある健診センターです。健康増進支援センターでは、専門職のノウハウを活かした健康増進支援プログラムの開発・提供・普及活動による健康づくりのサポートを行っています。名称 : 一般財団法人 明治安田健康開発財団代表者 : 理事長 今泉 宏久所在地 : 東京都渋谷区代々木3-22-7設立 : 2016年12月1日基本財産 : 300万円事業内容 : 健康増進を目的とする健康診断の実施公衆衛生の向上に資する調査研究及び知見の普及啓発一般の健康増進に資する調査及び研究を実施している団体への支援健康保持・増進を推進する団体への支援その他この法人の目的を達成するために必要な事業公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月25日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。今回は、健康診断に備えてお酒を控えていたときに感じたことについてお届けします。だんだん気持ちがふわふわ近々、健康診断に行く予定のフカザワさん。お酒は控え、ノンアルコールのビールテイスト飲料を飲んでいたら……。そんなしょっちゅうノンアルコールビールを飲まないので、たまに飲むと「おいしい! これビールじゃん!」ってびっくりしてしまいます。真のビール好きな人にとっては「全然違うよ!」って感じかもしれないけど、健康診断を近日中に控えていて、検査結果が少しでも良くなるようにお酒を我慢していてっていう状況だったら、普通においしくビールっぽいものが飲めてありがたいなぁと。炭酸もグッと強めなので、ぐいぐい飲んでいると過去にビールを飲んだ記憶もよみがえってきて、だんだん気持ちがふわふわしてくるんですよね。擬似体験で酔ってくるというか。これは私が単純で思い込みが強い性分だからだとは思うのですが、その性分を利用してでも、健康診断までの味気ない夕飯を楽しく過ごせるならそれでいいわ。とりあえず今週はノンアルで気分的に酔うぞ。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2023年10月19日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断に納得がいかず、保育センターの親子教室などに自主的に参加して幼稚園に備えました。入園当初こそ不安要素がいっぱいの次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、担任の先生から問題行動の報告があり、発達医療センターに行くように言われ、長男もほぼ同時期に発達医療をすすめられて、就学のため小学校の特別支援級を見学。次に受けるウィスク検査(IQテスト)でほぼ決まるという長男の就学先は、普通級という結果に。すると園長は不服な様子で次は次男の検査をすすめてきてーー。病院から兄弟2人の診察予約が取れたという連絡が入り、次男の担任の先生に報告すると安心した様子。さらに診察結果はすぐに連絡するように伝えられました。予約も診察結果も頻繁に状況確認をしてくる幼稚園。何をそんなに急いでいるのでしょうか? 医師「僕もADHDなので」ーーえ、そうなんですか? ※adhd→ADHD(一般的には大文字で表記されます)※親がADHDの場合、その子どももADHDである可能性は非ADHDの親の場合と比べると5~10倍高いと言われています。親がADHDの場合、50~80%(平均70%)の確率で遺伝するという研究結果もありますが、ADHDは遺伝要因だけで発症するわけではなく、環境要因も組み合わさるとされています。 病院(児童発達センター)を予約してから半年、診察日に兄弟2人を連れて行ったゆーとぴあさん。1時間以上の待ち時間を経てようやく診察室へ。 じっとすることが苦手な次男はすぐに部屋から出てしまうので、スマホを見せようとすると、弟ばっかりズルいと長男。次男はそういう子だから仕方ないと言い聞かせますが、いつもガマンしている長男は納得いきません。結局、次男はプレイルームで待機。 その様子を見ていた医師が、長男は自分はルールを守るのに弟は許されることに矛盾を感じており、それが長男のかんしゃくの一因になる可能性もあるため、ルールは守ったほうがいいと言われます。 ほんの数分で兄弟の状況を見抜く医師に感動するゆーとぴあさん。他に何か困っていることはないかと聞かれ、忘れ物や落とし物など注意不足の傾向があり、自分自身がそうであるため、長男は遺伝かもしれないと思っていると伝えました。 「長男くんは多分ADHDで、ママもそうなんじゃないかなと思います」発達障害の6割は遺伝だと言われていると伝えられ、なんと医師自身もADHDだと聞きゆーとぴあさんは驚くのでした。 ◇◇◇ 幼稚園のすすめにより児童発達センターの診察を受けにきたゆーとぴあさん。兄弟2人を連れてくるのは大変でしたが、医師による兄弟それぞれの特性を見抜いた適切な言葉に感動します。これまで相談しづらかった悩みについて、この先生ならじっくりと耳を傾けてくれそうなので、いろいろ話せるといいですよね。 小児科専門医の松井先生によると、「多動傾向、注意欠陥等の症状は小児科外来でもよく見かけます。ご両親も似たような性格だと感じたり、ご自身もADHDだとおっしゃる方もいらっしゃいます。医師の中にもADHDの人がいて、そういう人は新しいことに積極的に取り組まれており、それはADHDの良い面でもあります。主人公のお子さんも大変なこともありますが、良い面もあることをみてあげることが大切です。周囲の人が困ってしまったり、本人もつらい思いをするのであれば、服薬するのもひとつの手段。それで楽になれば自己評価も高くなり、周りの方も安心するでしょう」とのこと。薬などの使用も選択肢に入れて、ゆーとぴあさん親子が少しでも楽になるといいですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月16日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断が出ますが納得がいかず、保育センターの親子教室などにも自主的に参加して幼稚園に備えました。入園当初こそ不安要素がいっぱいの次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、先生から問題行動の報告を受け、発達医療センターに行くように言われ、長男もほぼ同時期に発達医療をすすめられて、就学のため小学校の特別支援級を見学。個人のペースに合わせてくれる支援級もいいかもという感想を持ちました。次はウィスク検査(IQテスト)を受けた長男。その結果はーー?長男の結果では普通級が望ましいと告げられ、驚くゆーとぴあさん。園長はこの結果に不服そうな様子ですが、支援級を覚悟していたゆーとぴあさんは肩透かし状態に。しかも園長は長男の検査結果については何も触れず、次は次男の検査を急かしてきました。息子たちの発達に日々悩んでいるというのに、親の気持ちは置いてけぼりで淡々と進めようとしてくる幼稚園のやり方にモヤモヤが残ります。 しきりに病院の予約状況を確認して急ぐのはなぜ? 夏から秋になり、幼稚園から要請のあった兄弟2人の病院の診察予約がやっと取れたという連絡が入りました。 「あのっ、診察まだ取れませんか?」次男の担任の先生から診察が取れたかどうかの確認が頻繁におこなわれ、11月に取れたと報告すると安心した様子で、さらに診察結果をすぐ伝えるようにと急かされます。 はいと返事をしたものの、幼稚園が何をそんなに急いでいるのかがわからないゆーとぴあさん。幼稚園に対する疑念にまたモヤモヤしてーー。 ◇◇◇ とにかく、わが子への病院や検査のスケジュールを急かしてくる幼稚園。ただせき立てられるだけでは幼稚園に対しての不信感にもつながりますよね。急ぐ理由をきちんと説明してほしいものです。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月15日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断が出ますが納得がいかず、保育センターの親子教室やほかの施設の教室にも自主的に参加して幼稚園に備えました。入園式こそ、制服を嫌がりじっとしていられない次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、先生から問題行動の報告を受け、発達医療センターに行くように言われ、ほぼ同時期に長男も発達医療をすすめられ、就学のため小学校の特別支援級を見学します。ゆーとぴあさんは支援級よりむしろ普通級の授業内容の複雑さに衝撃を受けるのでした。長男の学校見学で支援級の個人のペースに合わせてくれる手厚さに、それもいいかもと思い始めたゆーとぴあさん。次はウィスク検査(IQテスト)を受けさせ、結果を聞きに幼稚園へ。これで長男の就学先がほぼ決まるのですが……。得意なことと苦手なことの差が激しいという特徴が見られるものの、この結果では支援級から断られますよと言われて驚きを隠せませんでした。 長男の就学先が決まったのに、素直に喜べないーー 「支援級だって定員がありますし」教育委員会の担当者から、まるでこちらが支援級を希望していたかのように諭され困惑するゆーとぴあさん。 「園長はすぐ支援級をすすめる」というママ友の言葉が浮かび、園長のほうを見ると明らかに不服そうな表情をしています。結局、長男は普通級が望ましいということになり、支援級を覚悟して臨んだゆーとぴあさんにとって複雑な気持ちで終わった結果報告会でした。 「次は次男君も検査を受けてくださいね」長男の検査が終わるや、結果について園長からの言葉は何もなく、次とばかりに次男の病院や検査の話をし出すことに怒りが湧き上がってきます。 今回の結果に辿り着くまで悩み続け、支援級の見学にも出かけ、義理の叔母や実母にもいろいろ言われて、ゆーとぴあさん自身も傷ついてきただけに心の行き場がありません。長男の就学先が決まって肩の荷がひとつ降りたものの、モヤモヤは拭えないままでした。 ◇◇◇ 紆余曲折あった長男の就学先は、普通級という結果で落ち着きました。園長からの求めに応じて検査となったはずなのに、結果に不服そうな様子の園長は長男が終わったら次男と、2人の母親であるゆーとぴあさんがどれだけ不安だったかに寄り添ってくれません。ママにとってはどれも初めてのことばかりなので、心理的な不安に寄り添う言葉もかけてほしいものですよね。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月14日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診で問題なしとの診断に納得がいかず、保育センターの親子教室やほかの施設の教室にも自主的に参加して幼稚園に備えました。入園式こそ、制服を嫌がりじっとしていられない次男でしたが予想に反してすぐに幼稚園に慣れます。しかし、先生から問題行動の報告を受け、発達医療センターに行くように言われ、ほぼ同時期に長男も発達医療をすすめられ、就学のため特別支援級の見学をすることになりーー。7月のある日、小学校へ支援学級の見学に訪れたゆーとぴあさん。情緒クラスは落ち着いていて、知的クラスは元気で自由な印象でした。1年生の普通級も見学すると、算数にほかの科目要素も含まれている複雑な内容に驚きます。また、全員着席をしている様子を見て長男が通えるか不安を覚え、支援級よりむしろ普通級にショックを受けたのでしたーー。 「ドッドッドッ」これで決まる! 緊張の一瞬 ※「ウィスク(WISC)検査」とは、世界各地で使用されている児童用の知能検査。「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」の4つの指標とIQ(知能指数)を数値化する検査で、子どもの特性や得意なもの・不得意なものなどがわかります。 学校見学をしてみて、個人のペースに合わせてくれる支援級もいいかもと思い始めたゆーとぴあさん。次はウィスク検査を受け、2週間後に結果を聞きに幼稚園へ。長男の就学先はこの結果次第でほぼ決まると言います。 心理士より、テスト中は座っていられた伝えられ、平均点100点のところ長男は90点。処理速度と知覚推理は得意、言語理解が苦手で、得意と苦手の差が激しい凸凹があると報告を受けました。 このテスト結果を踏まえた長男の就学先は?緊張が走ります。「この結果では逆に支援級から断られますよ」ーーこの場に腹を括って臨んでいたので、一気に力が抜けるゆーとぴあさん。ん?え?いろんな疑問符が駆け巡りました。 ◇◇◇ 幼稚園の先生からの報告や、義家族、実母。いろいろなところからわが子の特性、発達障害についての無理解やプレッシャーをかけられ、さらに子どもの発達障害はゆーとぴあさんが原因ではないかと一方的に決めつけられてきました。自分でも調べて落ち込んだりもしていたため、この結果に様々な疑問が沸いてきます。幼稚園側はどんな反応をするのでしょうか。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月13日子どもらしいと思っていた「好奇心」が、「周り迷惑をかけるもの」という心配事に変化していった乳幼児期現在6歳(小1)の息子は、5歳でADHD、自閉スペクトラム症(ASD)と診断を受けています。好奇心が強く真面目、こだわり強めの息子です。赤ちゃんの頃から息子は好奇心旺盛で、目についたものは触る、口に入れる、ボタンを押す、キッチンに忍び込んで粉類や米をぶち撒ける、トイレに手を入れてバシャバシャする、トイレットペーパーやティッシュを全部出して散らかす……と元気いっぱい!これも成長だと思って、周りに迷惑にならなければどんどんやって構わないと考えていた私は、息子の気の済むまでやらせていました。特別発達面について気になるところはなかったのですが、1歳半健診の時、言葉の遅れについて指摘を受けました。息子は当時5、6個程度の単語(パパ、ママ、ごはん、お水など)と、「ま」の一言でいくつかのものを表していたためです。この健診の流れで個別発達相談を受けるよう提案されたので、以降そちらに通うことになりました。その後、どんどん語彙も増えて行き、ひらがな、アルファベットすら読めるようになり意思疎通も問題なく行えていたのですが、2歳過ぎた頃から、ほかの子どもと比べると、一つの遊びに集中できず、あるおもちゃで遊び始めたと思ったらすぐ別のおもちゃで遊ぶなど、落ち着きがない様子が気になるようになりました。そして3歳以降は好奇心からか公園で知らない大人に話しかけたりしつこく質問するように。また、お友達に噛みつく出来事があったり、お友達が作ったものを壊してしまったり、息子の好奇心が「周りに迷惑をかける」ことが増えていったのです。Upload By ユーザー体験談私は息子からなるべく目を離さず、息子が行きそうだなと感じたらストップをかけ、周りの人たちに気を遣い動く日々を過ごすようになりました。先生「残念な結果になった」。撮影が入りビデオ販売が予定されていた発表会で息子が……幼稚園入園後、息子は集団行動ができず教室から出てしまったり、順番待ち、お遊戯などを嫌がって泣いてしまうことが続きました。毎日のようにお迎えの時に先生から本人の目の前でできなかったことややってしまったことの報告を受けました。迎えに行くといつもニコニコして外を見ていた息子でしたが、次第に窓際には居なくなり、帰りのお支度ができずに教室の端に残されて泣いていることが多くなりました。撮影したビデオの販売が予定されていた発表会で息子が動いたために、ほかの子どもたちの視線がそちらにいってしまい、「残念な結果になった」と先生から言われました。そして、入園して5ヶ月たった頃、年中になると補助の先生が居なくなるので登園しても職員室で過ごすことになるなど、実質退園勧告を受けるようになりました。周りに発達障害の子どもを持つママ友もいませんでしたし、保健所の発達相談で初めて「療育というのがありますよ」と教えてもらったものの、療育のリストはくれましたが詳しいことは教えてもらえませんでした。私も知識が全くなく、どう質問したら良いのかさえわかりませんでした。ひたすら『発達障害』というワードをネットで調べたところ、とにかく療育を受けさせる必要があると思いました。発達支援センターは初回面談が半年以上先、療育はどこもいっぱいで……。でも、ネットで情報を集めて、なんとか空きのあった所に申し込みました。転園先も主にネットで検索し、障害児を受け入れて加配を付けられることを条件に探し、見学と面談をしてそちらに移ることになりました。この幼稚園と療育につながり、私は発達障害への知識を得ていきました。Upload By ユーザー体験談小学校では「ほかの子と違う対応はするべきでない」と断言する担任の先生に落胆そして小学校へ入学、初めは何とか授業にも参加できていたと思っていたのですが、7月に校長、副校長、担任との面談が行われ、「癇癪を起こして授業が止まってしまう」「癇癪の原因は分かりやすいが、ほかの子と違う対応はするべきでない」と担任の先生から断言されてしまいました。面談の席での発言なので、学校側の総意なのだと解釈しました。Upload By ユーザー体験談担任からは入学直後の面談で「特別扱いできない」とも言われていましたので、私もあまり要望はしておらず、全体のルールを変えるなどの対応は不要と伝えてはいました。ですが、個別の配慮もここでは特別扱いになってしまうのかと、この発言を聞いて今のクラスはで息子を受け入れてもらえないのだと落胆しました。私は5月まで授業中に付き添いもしていました。そこでたびたび目にしたのは、先生が何度か注意しても、なかなかやめられないときは校長室まで引き摺られて行き、先生たちから怒られるという場面です。息子は、その経験からまた同じようなことをされるのではないかという恐怖を抱くようになり、学校に対する不安が強くなっています。勘違いされて怒られたこともありました。息子に対して、担任の先生は常にイライラしている様子が伺えました。もう、息子の存在が受け入れてもらえないのだなと感じました。そうこうするうちに、校長から「この学校には特別支援学級がないので、別の学校の特別支援学級を見学してみてはどうでしょうか」とすすめられました。小学校は味方の居ない場所に……。通常学級でがんばる?引っ越す?私がした決断は確かに、息子は衝動性からクラスの子どもを傷つけてしまう可能性がありますし、癇癪で迷惑をかけているということを申し訳なく思っていました。でも、癇癪を起こすのは教室だけです。自宅、療育、通級指導教室では落ち着いて過ごせていました。特性を理解してもらえない、配慮なくみんなと同じように同じことを強要されても、息子には難しかったのでしょう。公立校なのでさまざまな制限があるのもわかりますし、もちろん息子だけに対応するのは難しいことは理解しているつもりですが、面談で話を聞いてとても悲しくなりました。今住んでいる自治体の特別支援学級は情緒学級がなく、知的学級しかありません。情緒学級のある自治体への引越しも考えましたが、すぐには動くことができない状況です。息子は知的面での遅れはなく、むしろ今は勉強したいと意欲的です。できれば配慮を受けて勉強をさせてあげたいのですが、それでも今の学校にいたら、息子の味方が居ない場所で無理をすることになります。担任の先生が配慮しないと断言した以上、苦しい状況にいても成長に繋がらないと考え、本人は嫌がりましたが情緒級の特別支援学級のある自治体へ転校することに決めました。それしか選択肢がないと思いました。Upload By ユーザー体験談息子の心を傷つけてしまった……。いつか楽しい時間が記憶として残る環境に息子を置いてあげたい私は、息子の発達障害を受け入れていたつもりでしたが、どこかほかのの子と同じような経験をして成長して欲しいと言う気持ちがあり焦っていたのだろうと思います。今回、幼稚園に続いて小学校も変わるという経験をさせてしまい、息子の心を傷つけてしまいました。特別支援学級では息子の気持ちをよく考えながらのんびりと成長を見守っていけるようにしたいです。多少のことは笑顔で対応してあげたいです。将来はどうなっていくのか今は想像もつきません。私自身も不安しかありませんし、どう育って欲しいかも具体的に考えられませんが、近い将来、今までの嫌な記憶が少しでも和らいで、楽しい時間を過ごして、それが思い出として記憶に残ってくれたらと思います。穏やかに過ごせる環境に、息子を置いてあげたいです。イラスト/taekoエピソード参考/なのはな(監修:藤井先生より)貴重な体験談を読ませていただきありがとうございます。息子さん、親御さんのお気持ちが伝わってくる内容でした。発達障害があるお子さんへの合理的配慮を推進する法律が施行されたのが、平成28年4月です。しかし、障害のあるお子さんへの合理的配慮が細やかにされているかというと、まだ自治体によっては知的障害がない発達障害へのお子さんへの配慮がまだ行き届いていない様子も伺えます。主治医からの意見書や診療情報提供書などで、学校との連携をとられている方もいらっしゃいます。もし、主治医がいらっしゃる場合には、相談されるのも良いかなと思います。息子さんが少しでも穏やかに過ごせる環境が見つかることを願っています。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年10月05日健康を維持したいすべての人のためのウェブサイト屋外広告看板・インターネット広告事業等を展開する株式会社愛京広告は、健康情報メディア「アイキョウの健康ブログ」をオープンした。同ウェブサイトは、健康に関連する最新情報や健康を維持するための方法等を、わかりやすく発信する。主に、サプリメント・健康器具・健康食品・コスメ・美容等の役立つ情報を提供する。話題の商品の口コミも掲載中「アイキョウの健康ブログ」では、健康に関する記事のほか、健康に関するコラム、健康に関する動画など、様々なコンテンツを掲載している。カテゴリーは、サプリメント、ダイエット器具、健康食品、化粧品・コスメ、美容、商品別口コミに分かれている。美容のカテゴリーでは、現在、「ハンドクリーム」「ヘアオイル」「オーガニックボディシャンプー」「ネイルチップ」「コラーゲンペプチド」を取り上げた記事が掲載されており、基本知識や注意事項等をわかりやすく解説している。また、健康に関するイベント、キャンペーン等の情報も掲載しており、利用者は、健康に関連した様々な情報を、一元的に確認することが可能である。トップページでは、「新着情報」や「おすすめコンテンツ」のほか、話題の医薬品や商品を紹介する「人気商品ランキング」も掲載する。(画像はアイキョウの健康ブログより)【参考】※プレスリリース株式会社愛京広告※アイキョウの健康ブログ
2023年09月30日1歳を過ぎてから喃語が多くなり「おしゃべりになるかも?」と思い、まったく心配していなかった息子の発語。しかし、1歳半健診の発語チェックでちょっと気になることがあると言われ、経過観察となりました。保健師さんからのアドバイスを試しても、あまり変化は見られず心配して試行錯誤するのですが……。 うちの子はおしゃべりが遅い!? 息子の1歳半健診の問診票を記入した際、その中の「意味ある単語を3つ話せるか」という発語チェックの項目が気になりました。なぜなら息子の発語は「ぱーぱー(パパ)」のひとつだけだからです……。 健診当日、保健師さんに発語について相談。こちらが話している内容を息子が理解している様子があることを伝えると、「それなら様子を見ましょう。絵本を読んだりたくさん話しかけたりしてみてくださいね」とアドバイスをもらいました。 帰宅後、いろいろと気になりネットで調べると「言葉の発達は個人差が大きい」と書いており、頭では理解したものの、息子のことが気になる私。日常の動作や物の名前を意識的に言葉に出して伝えるようになりました。そんなある日、私が「このシールをぺったんぺったんと貼るんだよ」と息子に話しかけると「ぺったん、ぺったん」と何度も口にします。とはいえ「ぺったん」は意味ある言葉ではないし……と、あまり気にしませんでした。 後日、私は1歳半健診の発語チェックに引っかかったことを職場のママ友に話しました。最近は「『ぺったん』ばかり言っていて……」と何気なく私が言うと、ママ友は「『ぺったん』って、言えるのってすごいよ!」と笑顔で褒めてくれたのです。私はそこで、息子の言葉が増えていたのに素直に喜んであげられていなかったと気がつきました。 それからも意識的に言葉をかけるようにすると、少しずつ発語の種類が増えるように。周りの子どもと比べると、息子の発語は遅いかもしれませんが、興味があるものを少しずつインプットしているようです。今は不安もなくなり、周りと比べずに見守れるようになりました。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:山田なおこ
2023年09月29日発達の遅い息子をワンオペ育児していた私。のちに産後うつに……現在中学1年生の息子は、7歳の時に自閉スペクトラム症(ASD)、ADHDの診断を受けました。息子は乳幼児期から発達の遅れが目立ちました。まとまって寝ない、抱っこを海老反りして拒否する、両親やほかの人がいても気にならないのかコミュニケーションを一切とらない……など、さまざまな問題がありました。おとなしいけれど、育てづらい……そんな印象です。この時期、私はワンオペ育児で心身ともに疲弊しており、のちに産後うつと診断されました。当時はどんどん感情が麻痺していく中、息子はこのままで大丈夫なのか、どうすればいいのかといろいろな支援施設を訪ねる日々でした。Upload By ユーザー体験談生後半年頃から成長曲線から外れ発育相談へ。「体重を増やせ」と言われるも、離乳食を食べてくれない息子Upload By ユーザー体験談生後半年頃からでしょうか。身長や体重が成長曲線に沿って増加しなくなりました。発達もおすわりまでは順調でしたが、はいはいから少しずつ遅れていき、1歳になっても立たず、喃語も出ません。「ちょうだい」「どうぞ」などというやりとりもできず、体の成長とコミュニケーションの発達に遅れが出ているのではと感じていました。そんな中、一番気になっていたのは離乳食が進まないこと。1歳になっても7ヶ月目くらいの食事しかとらず、手づかみ食べもなし。親がスプーンで運んだものしか食べませんでした。心配になった私は、まずは近くの公民館の発育相談に行きました。主に、体重や身長が増加しないこと、離乳食が進まないことを相談しました。その次は保健センターの発育相談に行き、同様のことを説明。最終的には保健所の発育相談にも行きました。どこに行っても言われたのは「とにかく体重を増やすこと」でした。これは私が頑張らなければいけないと、必死で離乳食作りをしましたが、本人は食への興味が無いようでなかなか進みません。いくら時間をかけて作っても、全然食べてくれないこともありました……。私は心も体もどんどん追い詰められていきました。1歳半健診より前にやることになった発達検査Upload By ユーザー体験談当時、私は定期的に保健師さんの訪問を受けていました。公民館、保健センター、保健所などで相談したことを話したところ、その保健師さんから離乳食だけでなく発達の遅れが気になるとの指摘を受けました。離乳食の遅れも、発達が関係していることかもしれないと言われた私は、1歳半健診が間近に迫っていたものの、それより少しでも早く発達が専門の支援員さんに息子を見てもらいたいと、保健センターを受診。そしてそこで『発達が半年ほど遅れている』ことが分かったのです。発達や発育の遅れを指摘されても、このときの私は悲しいとか悔しいとかそういう感情がわいてきませんでした。やっぱりそうなんだというくらい。すでに感情が麻痺してしまっていたのだと思います。発達検査の後に受けた1歳半健診では……ほかの子より半年遅れていると分かったことで、私は覚悟しました。1歳半健診でほかの子をみたら、息子との違いにびっくりするだろうことを……。実際に健診に行ったら、ほかのお子さんは元気に歩き回ったり、お友達と仲よさそうに遊んでいたり、自分の水筒を自分で持っていたり……。なにより、何らかのおしゃべりをしていたので、そのすべてができない息子と比べると、まるで別の世界にいるようでした。本当に別の世界の出来事……、周りのお子さんとの違いに、もはやショックを受ける気力すらありませんでした。Upload By ユーザー体験談そして受けた1歳半健診は、すでに発達の遅れを指摘されていてフォローアップが済んでいるということで、淡々と終わりました。いろいろな方の支えてもらい育児をしている……そんな状況が私を前に向かせてくれるようにその後の私は、いろいろな方から受けたアドバイスを実行するだけで精一杯。発達支援につながり、教えてもらったアドバイスを実行したりさまざまなことをやりました。ただ、それまでワンオペでしたが、ほかの方と一緒に息子を育ててもらっている……という気持ちが私を慰めてくれました。今、子どもは2歳過ぎまで話をしなかったのが嘘のようによく話をします。ただ、今もコミュニケーションの発達には難があります。これから先も社会にどのように関わっていけるのかは未知数です。これからも息子が少しでも社会に関わっていけるように、いろいろな方の支えを受けながら、育児を頑張りたいと思います。イラスト/吉田いらこエピソード参考/ころぼっくる(監修:鈴木先生より)母子手帳には1歳半や3歳時健診の左側に親がチェックする項目が列挙されています。最後に「子育てに困難を感じましたか」という項目があり、私はそこを一番重要視しています。普通なら「いいえ」に〇がついているのですが、私の外来に来るお子さんについては「どちらともいえない」や「はい」に〇のついているケースが多々見受けられます。それでも健診担当の保健師さんからは何もコメントのもないまま通過していることが多いのが現実です。できるだけ早期に介入し、療育を開始するのが望ましいのですが……。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年09月27日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが秋に乳幼児がかかりやすい病気の一つ、「RSウイルス」について教えてくれました。RSウイルスの症状や予防法など、ぜひ確認しておきましょう!秋は、昼夜の寒暖差が大きく大人も子どもも体調を崩しがちです。保育園や幼稚園では、さまざまな病気が流行する季節でもあります。そこで今回は、秋に流行する小児の病気、特に「RSウイルス」についてお話しします。 秋にかかりやすい病気とは?秋は気候の変わり目で、日々の天気や気温の変わりやすい時期です。9月に入ると、秋雨前線の影響で台風や大雨が増えてきますよね。また、秋晴れの日は昼間は暑くても朝や夜は冷え込むので、この時期に風邪をひきやすくなるなど、大人も子どもも体調を崩しやすくなります。 秋は特に、呼吸器の病気にかかりやすくなります。代表的なものは「マイコプラズマ肺炎」、「RSウイルス感染症」などで、秋や冬をピークにリスクが高まります。また、気候の変化に反応して喘息をもっているお子さんの症状が強くなったり、下痢や嘔吐症状が特徴のノロウイルスに感染することもあります。 感染症は、支援センターなどの遊びの施設や保育園でうつったり、上のお子さんが保育園や幼稚園から家庭内に持ち込んだりすることが多いかと思います。 秋に流行しやすいRSウイルス感染症の症状とは?秋に多い呼吸器感染症として、RSウィルスによるものがあります。RSウイルスは飛沫感染や接触感染で、乳幼児は大人や兄弟などが家に持ち込んだウイルスで感染する「家庭内感染」が最も多い感染経路となります。 RSウイルスに感染すると4〜6日間の潜伏期間を経たのち、鼻水、くしゃみ、せき、発熱などのかぜ症状が出ます。鼻水がたくさん出ることも特徴です。 RSウイルス感染症の症状の強さは乳幼児でも個人差が大きく、多くの場合は軽症で済み、1週間程度でよくなります。ただし、年齢が低いほど重症化しやすく、また初めて感染した場合に最も症状が重くなりやすい傾向にあります。 こんな症状は注意!鼻やのどなどの風邪症状が2~3日続いた後、以下のように呼吸状態が悪化してきた場合は、細気管支炎や肺炎などに進行して重症になっている可能性がありますのですぐにかかりつけの病院へ受診するようにしましょう。一般的には2歳未満、特に生後6ヶ月未満の乳児がかかりやすく入院に至るケースもあります。 ①「ゴホゴホ」という、たんが絡んだ重い咳が出たり、呼吸をする時に、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」「ゼロゼロ」「ゴロゴロ」と、気道が鳴る「喘鳴(ぜんめい)」がある。 ②呼吸が速く、浅い(正常な呼吸数の目安=新生児40~60回/分、乳児30~40回/分)。 ③息をする時、のど元や横隔膜のあたりがペコペコとへこむ「陥没呼吸」になっている。 ④鼻の穴を膨らませて、苦しそうに呼吸をしている。 ⑤母乳やミルクの飲みが悪く、水分が摂れない。 ⑥機嫌が悪く、泣きが続く。 ⑦ぐったりしている。 ⑧40℃以上の高熱がある。 家庭内感染を予防しよう大人や幼児はRSウイルスに感染しても鼻かぜ程度で済んでしまうことがあるため、感染に気づかないことがあります。そのため、風邪症状がある家族はRSウイルスの感染を疑い、重症化しやすい2歳未満の乳幼児にはなるべく接触しないようにしましょう。やむを得ず赤ちゃんのお世話をする場合は、手洗いやマスクをつけるなど感染症対策をしっかり行うようにしてください。 また、赤ちゃんが触ったりなめたりしやすいおもちゃ、コップ、手すり、イスやテーブル、ベビーカーなど身の回りの物をこまめにアルコール消毒することも大切です。さらに、赤ちゃん連れで外出する際はなるべく人混みを避けるようにしましょう。 まとめ保育園に通っていたり、兄弟がいるご家庭は、どうしてもRSウィルスなどの感染症の病気にかかりやすくなるかと思います。 呼吸器疾患は、かからないように感染予防に努めることは大切ですが、日々の体調管理に気を配り、免疫力を高めるように栄養や睡眠などの日常生活を整えることも大切かと思います。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年09月22日どうして私はこんなに痛い目に遭わなきゃいけないの...!?年齢を重ねるにつれひどくなっていく生理痛に苦しんでいたえんさん。ついに生理痛のせいで生活や仕事に支障が出るようになり、病院で検査してもらうことに。しかし、どこの病院へ行っても結果は「異常なし」。「こんなに痛くて異常がないなんてことある?」と、えんさんは納得できず。しかし、救世主が現れて...!?重い生理痛に長年悩まされ、さらに卵巣嚢腫破裂という痛い経験をする女性が、その後結婚。生理と子宮内膜症に不安を抱えながら妊活の末に妊娠、出産をするまでの実体験を綴ります。■前回のあらすじ年々悪化する生理痛に薬も効かなくなり、「この痛みは普通じゃない」と思って病院に行くことにするが「異常なし」と言われてしまう。その後も生理痛はひどくてほかの病院でも検査を受けるが、結果はどこも同じで…。■初めてピルを提案され…■卵巣に問題が…!?毎月の生理痛が本当に苦痛だったので、私はピルを飲むことでかなり楽になりました。しかし、ピル服用のための診察でときどき内診を受けていたのですが、ある日内診を受けると突然先生の口調が変わり…。何が起こったのかドキドキしていると、先生から「右側の卵巣がパンパンに腫れている」と。「いつ破裂してもおかしくない」ってどういうこと!?次回に続く「生理痛・卵巣嚢腫破裂がしんどすぎて出産が〇〇だった話」(全15話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年09月19日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが乳幼児の秋の服装について教えてくれました。朝晩と日中で気温差が変化しやすい秋は、乳幼児の服装もどんなものにしたらよいのか悩んでしまうもの。ぜひ参考にしてくださいね。秋になって涼しくなってきましたが、まだまだ日中は暑いときもあり、赤ちゃんの服装は悩んでしまいますよね。そこで今回は秋の赤ちゃんの服装についてお話ししていきます。 秋の外出先での日中の服装秋になっても、日中は夏のように暑い日もあり、半袖など夏の格好で出かけることもあるかと思います。しかし、日陰や屋内などは気温が低くなっていたり、日が落ちてくると気温が下がり、冷えてしまうことがあります。 日中汗をかいた場合は、気温の寒暖差で身体を冷やしてしまうかもしれません。秋のお出かけは、半袖の上に着る、カーディガンや長袖のシャツを持っていくようにし、汗をかいたとき用の着替えなども用意しておくようにしましょう。足元は、靴下やレッグウォーマーで調整するのも便利です。 朝は寒かったから…夕方寒くなるかも…と着させすぎなことも朝方に、気温が低いと厚着をして出かけがちです。日中気温が高くなると、暑くなって汗をかいてしまうこともあります。秋のお出かけは、半袖+カーディガンなどの薄手の上着を重ね着することがポイントです。重ね着は、服の間で空気の層ができて暖かくなります。足元も、脱ぎ着しやすい靴下やレッグウォーマーなどで調整するようにしましょう。 また、抱っこ紐の場合はママと密着している分、暑くなりがちです。出かけるときに、抱っこ紐なのかベビーカーなのかによっても服装は変わってきますので、注意しましょう。ベビーカーの場合は、おくるみなどの掛け物で調整できます。 室内での服装は?秋になり気温が下がってきても、雨などで湿気が高いと体感は暑く感じます。室内で過ごす場合は、スウェットなどの長袖を着せるのではなく、日中は半袖など夏の格好で過ごしても良いでしょう。 秋は1日で気温が変動するので、大人の体感温度を参考にして、必要な場合にはカーディガンなどの羽織を追加していきましょう。しかし、乳幼児は平熱が高めで、授乳時などには体温が上がります。さらに、ハイハイしたり歩いたりと動きが活発な月齢では、大人の体感よりも暑くなっていることがあります。頭や背中、発汗の有無をみながら調整してくのが良いでしょう。 まとめどの服装をさせたら良いか、秋は悩みますよね。薄手のものを重ね着して、気温やお子さんの様子を見ながら調整してみましょう。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年09月18日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるにも関わらず、健診で問題なしと言われたことに疑問を抱き、後日保育センターに相談して親子教室に通い、同時にほかの施設の教室にも参加させ幼稚園に備えました。入園式で次男は制服を身につけるのを嫌がり、じっとしていられない状態で通園に不安を覚えます。予想に反して次男はすぐに幼稚園に慣れたものの、先生から次男の問題行動の報告を受け、発達医療センターへ行くように言われます。ほぼ同時期に長男も園から発達医療で診てもらうように言われ、就学のため特別支援級の見学に参加する手続きも一方的に進められました。夫に報告すると義理の叔母にまで伝わり、兄弟の発達障害は母親に原因があると心ない言葉が。思い悩んだゆーとぴあさんが実母に相談するとまさかの逆ギレ対応をされてしまいーー。家族に言えば非難されるというつらい状況のゆーとぴあさん。勇気を出して同じ幼稚園のママ友に園から長男の支援級をすすめられたことを打ち明けると、なんと去年そのママ友の子どもも同じこと言われていて、園長は発達に少しでも心配のある園児にすぐ支援級をすすめることで有名だそう。ママ友の子どもは習い事や通信教育など自主的な取り組みの結果、普通クラスに通っているようです。 今の小学校ってこんな感じなんだーー ママ友曰く、普通級か支援級かは最終的には親の判断ということ、普通級から支援級への変更は容易でも逆の場合はなかなか戻れないとのこと。 7月のある日、小学校の支援級を見学しに行きました。情緒クラスは勉強がついていけない、あるいは不登校になって入る子が多く、知的クラスは低学年及び男子のみで元気で自由な印象でした。 次に1年生の普通級も見学すると、算数の授業に他の科目要素も含まれて複雑なことに驚き、全員きちんと座っています。その様子を見て、長男の普通級が不安になったゆーとぴあさん。個人のペースに合わせてくれる支援級の選択肢もありだと思うのでした。 ◇◇◇ 小学校の「いま」を知ることができたゆーとぴあさん。支援級のほうがわが子に合っているのかもしれないと感じました。見学のきっかけは幼稚園の方針によるものでしたが、支援級の雰囲気や特徴、普通級の授業を事前に見学できたことは視野や選択肢が広がったという点ではよかったですね。 ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月17日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるにも関わらず、健診で問題なしと言われたことに疑問を抱き、後日保育センターに相談して親子教室に通うことに。同時にほかの施設の教室にも参加させ幼稚園に備えました。入園式で次男は制服を身につけるのを嫌がり、じっとしていられない状態で通園に不安を覚えます。予想に反して次男はすぐに幼稚園に慣れたものの、先生から次男の問題行動の報告を受け、発達医療センターへ行くように言われます。さらになんと長男まで発達医療で診てもらうように言われ、就学のため特別支援級の見学に参加するように言われてボーゼンとするのでした。夫に報告すると、義理の叔母にまで伝わってしまい、兄弟の発達障害は母親のゆーとぴあさんに問題があるように一方的に決めつけられるのでした。義理の叔母からの心ない言葉をきっかけに、発達障害について書かれた本で遺伝するという記述を見つけます。自分が発達障害なら両親も?と思い母親に自分のことを聞いてみると、そうかもねとにこやかに答えていたのですが、亡くなった父親もそうだったのかなと言うと一転して憤慨してしまい、それ以上聞くことができませんでした。 家族に相談できないので、勇気を出してママ友に話したら ※児発とは、「児童発達支援」のこと。障害児通所支援の1つで、主に小学校就学前の6歳までの子どもが通い、支援を受けるための制度。日常生活の自立支援や機能訓練をおこない、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供するなど障害児への支援を目的としています。 義家族からは母親が原因と決めつけられ、実の母親からも非難され誰にも相談できない状態でしたが、勇気を出してママ友に幼稚園から長男の支援級をすすめられたことを伝えてみました。 すると、そのママも去年同じことを言われて悩んだと言います。どうやら園長が発達に遅れがあると感じた園児に対して、すぐ支援級をすすめるということは有名な話とのこと。 ママ友は普通のクラスを希望していたので、習い事などできることをおこなって現在は普通のクラスに通っており、結局は親の判断が大きいと話してくれました。 普通のクラスから途中で支援級に入れるそうなのですが、「最初から支援級だとなかなか戻れないよ」その言葉に現実を突きつけられたのでした。 ◇◇◇ 義家族はもちろん、実の母親からも発達障害に対する考え方が合わず、相談を拒絶されたゆーとぴあさんでしたが、勇気を出しママ友に話してみると同じことを言われたと明かしてくれました。同じ幼稚園や学校に通うママ友の情報は有益だと言うゆーとぴあさん。同じ悩みを持つもの同士で気持ちを共有できることは大事ですよね。 ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月16日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、親子教室に通います。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるにも関わらず、健診で問題なしと言われたことに疑問を抱き、後日保育センターに相談して長男と同じ親子教室に通うことにしました。それでも次男が心配で、同時にほかの施設の教室にも参加させ幼稚園に備えました。入園式は制服を身につけるのを嫌がり、抱っこしていないと走り出してしまう状態で通園に不安を覚えます。予想に反して次男はすぐに幼稚園に慣れたものの、先生から次男の問題行動の報告を受け、発達医療センターへ行くように言われます。さらになんと長男まで発達医療で診てもらうように言われ、就学のため特別支援級の見学に参加するように予定を組まれてボーゼンとするのでした。帰宅して夫に長男について、幼稚園での面談の報告をすると、見学して息子に合っていれば支援級でも構わないのではと冷静な返答。数日後、義理の叔母が家に押しかけ長男が支援級に入ることになったのかとまくし立てます。長男の発達障害は母親のゆーとぴあさんが原因なのではと、不躾で勝手な決めつけでものを言う義理の家族に怒りと悔しさを募らせるのでした。 お父さんってもしかして? ただ質問しただけなのにーー 義理の叔母の言葉が引っかかり、図書館で大人の発達障害について調べるゆーとぴあさん。専門書に発達障害は遺伝するという記述を見つけます。自身が発達障害であるならば、両親のどちらかも発達障害の可能性があるのかもしれません。 それを確かめるべく、母親に聞こうと実家を訪ねて質問します。すると母は、ゆーとぴあさんは少し変わっているので発達障害かもしれないと思っていたと笑って答えますが、加えて遺伝なのかと聞くと途端に険しい表情に。 「亡くなったお父さんって発達障害だったのかな?」「うちのお父さんはそんなんじゃない!」 すぐに発達障害のせいにする最近の人の風潮に怒りをあらわにします。相談のつもりで聞いたのに、逆ギレのような受け答えをされてゆーとぴあさんは呆気に取られるのでした。 ◇◇◇ 息子の未来を考えるために相談したかっただけなのに、「発達障害」に対する世代からくる考え方の違いからか、議論の入り口にも立てない状態でした。ゆーとぴあさんの発達障害の可能性はすぐに受け入れましたが、父の可能性は受けつけず逆ギレした母。もちろん不確定の要素で、責めているわけでもないのに、子どもとしてこの状況はあまりに悲しいですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※ADHDについてADHDの症状は最終的な神経経路で起こるとされ、原因は様々とされています。乳児期の外傷、分娩時の問題、妊娠中の薬物や飲酒、遺伝的な可能性等が記載されていますが、原因がわからないことがほとんどです。ADHD以外に自閉症スペクトラムの症状がある場合は、精神科や小児神経科等で診察を受けてみるのもよいでしょう。 ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月15日一般財団法人 明治安田健康開発財団(理事長:今泉 宏久)が運営する「明治安田新宿健診センター」(センター長:三森教雄、所在地:渋谷区代々木)は、2023年8月以降、内視鏡検査担当ドクターを2名から3~5名が担当する体制に拡充しました。1日当たりの内視鏡受診可能者数も、最大24名から最大72名に増加しました。この結果、8月の内視鏡受信者数は658名(前年同期比41%増)となりました。明治安田新宿健診センター(2023年5月に移転、リニューアルオープン)「明治安田新宿健診センター」公式サイト: ■明治安田新宿健診センターにおける内視鏡検査の取り組み健康増進法に基づいて対象となる住民の死亡率減少を目的に市町村等が公費で実施している対策型がん検診において、診断能力の高い内視鏡検査の有用性は認識されているものの、健診の上部消化管(食道・胃・十二指腸)検査としては、手軽で負担感の少ないバリウムを用いた二重造影法が主流となっています。移転前の当センターにおいても、2022年度の上部消化管検査は、バリウムを用いた造影検査が8,105件であったのに対し、内視鏡検査は4,669件という状況でした。内視鏡検査では、経口と経鼻の2種類の検査方法があります。バリウムによる二重造影法は有用な検査法であり胃検診として確立されていますが、直接観察する内視鏡検査に比べ、内視鏡治療の適応となるような早期食道癌、早期胃がんの発見は困難と言えます。したがって、任意型健診である人間ドックにおいては、内視鏡による精度の高い上部消化管検査をお勧めしています。当センターにおいても、移転に伴い、内視鏡検査室を従来の2部屋から8部屋に増やし、より予約が取りやすい体制を構築しました。従来の経鼻内視鏡は経口内視鏡に比べ画質がやや劣るデメリットはありますが、喉元への刺激に敏感な方には経鼻内視鏡のほうが辛くないというメリットもあります。また、当センターでは、最新型の細径内視鏡機器を新たに準備しましたので、従来型に比べて経口内視鏡と同等の高画質での検査が可能になりました。更に、喉元の刺激に敏感で内視鏡に不安がある方には、鎮静剤の注射を使用することで、負担感の一層の軽減も可能になりました。当センターの内視鏡検査では、日本消化器内視鏡学会の指導医資格や専門医資格を持つ経験豊富なドクターが行っております。より多くの受診者の皆様に、安心・安全にご受診いただき、早期発見や死亡数低下に繋げていきたいと考えています。上部消化器内視鏡の最新機器(左)と処置後のリカバリールーム◆広くゆったりとした健診フロア当センターの移転に伴い、フロア面積を拡大し、落ち着いた雰囲気でリラックスして受診いただけるようになりました。健診フロア(左)と受付エリア■男女のエリア分離による平日毎日受診男性・女性の健診エリアを分けることで、月曜から金曜まで男女の区別なく毎日健診が可能となりました。土曜健診・午後の人間ドックも引き続きご利用可能です。更衣室(左)とドレッサー■「明治安田新宿健診センター」施設概要名称 :明治安田新宿健診センター (センター長:三森教雄)所在地 :東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 12階アクセス:地下道(ワンデーストリート)出口O-1隣接※天候を気にせずお越しいただけます・新宿駅(新都心出口6)より徒歩約3分(京王新線・新宿線・大江戸線)・新宿駅(南口)より徒歩約8分(JR・小田急線・京王線)・都庁前駅(A2出口)より徒歩約6分(大江戸線)アクセス<予約・お問合せ先>電話予約: 0570-03-5489(平日9:00~16:00/土日祝休診日を除く)WEB予約 : ■団体概要一般財団法人 明治安田健康開発財団は、明治安田新宿健診センターと健康増進支援センターを運営しております。明治安田新宿健診センターは、「安心と信頼のかかりつけ人間ドック」として、1975年の創業以来60万人を超える方が受診されている歴史と実績のある健診センターです。健康増進支援センターでは、専門職のノウハウを活かした健康増進支援プログラムの開発・提供・普及活動による健康づくりのサポートを行っています。名称 : 一般財団法人 明治安田健康開発財団代表者 : 理事長 今泉 宏久所在地 : 東京都渋谷区代々木3-22-7設立 : 2016年12月1日基本財産 : 300万円事業内容 : ・健康増進を目的とする健康診断の実施・公衆衛生の向上に資する調査研究及び知見の普及啓発・一般の健康増進に資する調査及び研究を実施している団体への支援・健康保持・増進を推進する団体への支援・その他この法人の目的を達成するために必要な事業公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月14日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受け、親子教室に通います。次男は言葉の遅さ以外に加えて多動傾向にも関わらず、健診では問題なしと言われたことに疑問を抱き、後日保育センターに相談して長男と同じ親子教室に通うことにしました。それでも次男が心配で、同時にほかの施設の教室にも参加させ幼稚園に備えました。入園式は制服を身につけるのを嫌がり、抱っこしていないと走り出してしまう状態で通園に不安を覚えます。予想に反して次男はすぐに幼稚園に慣れたものの、お迎えで毎日のように先生から次男の問題行動の報告を受け、発達医療センターへ行くように言われました。さらになんと長男まで発達医療で診てもらうように言われて驚くのでした。次男と長男、ほぼ同じタイミングで発達医療の受診をすすめられました。長男はかんしゃくを起こしたりやすぐに泣いたりすることはありましたが、これまで幼稚園から何も言われてこなかったのに、2人いっぺんの相談に釈然としません。先生は特別支援級の見学日程が決まっているので、まずは参加と半ば強引に決め、突然のことで気持ちが追いつかないゆーとぴあさんは戸惑いを隠せません。 子どもの問題を一方的に母親のせいにする無礼な叔母 帰宅して、先生からの話を夫に報告すると、まず見学してみて支援級が合っていればそれでもいいのではと冷静に受け止めていました。 しかし数日後、義理の叔母が家に突然やってきて、長男の支援級が確定事項かのように話し、不躾に兄弟の特性に踏み込んできます。それだけでなく、長男の先天性の病気である「仙尾部奇形腫※」は、母親のゆーとぴあさんが変なのではと言うのです。 無礼な言葉にムッとしつつも、軽く受け流そうとするゆーとぴあさんに障害があるからじゃないのかとハッキリ切り込んできました。 その夜、夫にまだ受診前の未確定事項を言わないようにと訴え、心の中では子どもの問題はすべて母親のゆーとぴあさんと決めつける義理の家族に割り切れない怒りと悲しさを覚えるのでした。 ※「仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)」とは、仙骨の尾骨先端にできる奇形腫瘍。新生児でもっとも頻度が高く、約4万出生に1例の割合で発生するといわれている。組織型は基本的に良性で、摘出術により予後は良好であることが多い。 ◇◇◇ 子どもの体の問題をなぜか母親のゆーとぴあさんが原因と決めつけ、土足でものを言う叔母の無礼な言葉は信じられないですね。夫がいても、子育てはゆーとぴあさんだけのほぼワンオペ状態で、子どもについての悩みに一番心を痛めているはずです。まず夫は、細心の注意を払ったうえでわが子のことを親族へどこまで告知するかを考え、ゆーとぴあさんにも相談してほしいですよね。 ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月13日3歳でDQが境界域であることがわかった息子。自閉スペクトラム症(ASD)、ADHDの特性もありそうで…現在6歳の息子は、3歳9ヶ月の時に市の発達支援センターで「新版K式発達検査」を受け、3歳0ヶ月相当の発達で境界域であることが分かりました。まだ医療機関を受診していないため正式な診断はないのですが、日頃の行動を見ていると、自閉スペクトラム症(ASD)、ADHDの特性がそれぞれ当てはまるように思います。服が濡れるとすぐ着替えたがる、大きな音が苦手ですぐ耳をふさぐ、強い匂い(特に食べ物の匂い)が苦手、急な予定変更や初めての場所が苦手、お気に入りのテレビ番組のナレーションやYouTubeのセリフなどを丸覚えして話す……これらがASDの特性の表れではないかと私は感じています。また、じっとしているのが苦手で大抵モゾモゾしている、園では先生の説明が長くなると途中で集中を欠き、近くのお友達としゃべったりよそ見をし始める、相手が話している途中で飽きてくると自分がかぶせてしゃべってしまう、会話が一方通行になりがち、片づけが苦手で、自分がモノを置いた場所をすぐ忘れる、興味がすぐ別のものに移る、イライラのコントロールが苦手……などといった多動性・衝動性もあるように感じています。天真爛漫な甘えん坊で、おしゃべりが大好きな息子。絵本やDVD、YouTubeなどが大好きで語彙が豊富で表現も面白く、大人を笑わせるのが得意です。ちょっと内弁慶で人見知り、失敗するとクヨクヨしがちなところもありますが、わが家のかわいいかわいい宝物です。しっかりと目も合うし、言葉が出るのも早く、コミュニケーションも取りやすかった息子。まさかのちに発達の遅れがわかるとは、思いもよりませんでした。まるでパリピ⁉陽気な酔っぱらい⁉はしゃぎだしたら止まらない乳幼児期の息子乳幼児期からおしゃべりが大好きな息子でしたが、1歳後半くらいからでしょうか、しゃべり出したり、はしゃぎ出したりしたら止まらなくなるようになりました。無邪気でかわいいのですが、「この陽気な酔っぱらいみたいなテンションの高さは誰に似たんだろう……。夫も私も物静かなほうなのに……」と思うほどでした。そして1歳11ヶ月頃、保育園で習った歌を先生から聞いてYouTubeで流してあげると大喜びして踊るようになりました。陽気に歌い踊る様子はパリピのようで(?)とてもかわいかったのですが、何回も何回も繰り返し再生させられ一向に止まりません。さすがにそろそろ終わりにしようと「もうおしまい」と言うと息子はギャン泣き!おさまるまで待つのが大変でした。さらに息子はこれ以外の遊びに興味を示してくれなくなってしまいました。園でもそんな感じだったと連絡帳に書いてあります。毎日毎日踊り続ける息子を見て、他の遊びはしないのかな?と疑問に思いつつも、でもそれも子どもだからかなと思っていました。Upload By ユーザー体験談その後2歳になるとイヤイヤ期が始まり、息子のパワーが増大!私の体調が悪い時や家事をしている時でも「一緒に遊んで!抱っこして!」などと絶対に譲らず、「ちょっと待ってね」ができないことにしんどさを感じ始めました。「日頃仕事で構ってあげられていないし、子どもだから仕方ないよね」と思っていましたが、これらが『子どもだから仕方ない』というレベルではないということが1年半後に分かるのです。歯科健診で大パニック、内科健診では着替えられず…。それを見た医師からの言葉は月日がたち、3歳6ヶ月児健診を受けた時のことです。臨床心理士さんによる検査(積み木を使った検査や、絵を描く検査など)が終わった後、別室で歯科健診がありました。歯医者さんにあるようなリクライニングの椅子に座って、椅子が倒れた状態になったところで、上からライトを照らして口の中を先生が診てくださるといった、歯医者さんでの診察と同じような流れだったのですが、園での歯科健診しか知らない息子にとっては、初めてシチュエーション。それが怖かったんだと思います。椅子から降りようと大泣きして大暴れしたのです。その様子に驚きつつも、私は息子の体を押さえて健診をしてもらいました(先生が優しかったのはせめてもの救いでした)。Upload By ユーザー体験談他にも泣いてる子どもや嫌がっている子どもはいましたが、息子の嫌がりぶりは飛び抜けていたように思いました。でも、その時点での私は「すいませ~ん(苦笑)」くらいの感じで、「まあ子どもだし仕方ないか~、うちの子ビビりやなぁ(笑)」と思っていました。歯科健診のあとの内科健診では、受ける前に部屋の一角にマットを敷いたスペースがあり、そこで服を脱がせてパンツ一丁にさせ、持参したバスタオルを体にかけて受診するよう指示がありました。息子は、歯科健診でのパニックが尾を引いていて、なかなか切り替えられず、「服脱ぐの嫌!」と言って譲りませんでした。息子のあとに診てもらう予定だった子ども何人かと順番を代わってもらったくらいです。10分くらいして、ようやく息子が落ち着いたので内科健診を受けました。その時先生が息子がなかなか着替えられなかったこと、そしてそれまでの検査結果を見て「できることとできないことの差が大きいね。この場で断定はできないけど、今後発達面で気になることが出ないか、様子を見たほうがいいかもしれません」と言ったのです。Upload By ユーザー体験談発達面の指摘を受けショック!市の発達支援センターへ相談すると…この医師からの言葉には、やはりショックを受けました。これまでも、息子の落ち着きのなさ、執着の強さや衝動性の強さに若干の「育てづらさ」は感じていましたが、「まあ、子どもってそういうもの?」「育てづらいと思うのは、私が過敏だから?考えすぎ?」と杞憂だと思いたい気持ちもありました。なので、「やっぱりそうじゃない可能性がある」という事実は、それなりに重くのしかかりました。一方で「やっぱり杞憂じゃなかったか。私の予感、当たったかもな」という、腑に落ちた感もありました。その1ヶ月後、息子に対して感じていた「育てにくさ」を誰かに相談したいと思い、まずは市の発達支援センターに電話をして、いま悩んでいることを担当者の方(心理相談員の女性)に聞いてもらいました。すると、「お子さんはいま保育園に通われていますか?その場合、保育園とも情報共有をしたいので、発達支援センターの相談員が保育園に赴いて、保育園で発達検査を行うことになります」と言われたので、そうしてもらうことにしました。そして、息子が3歳9ヶ月の頃、息子が通っている保育園で発達検査(新版K式発達検査)をしてもらい、後日診断結果をいただきました。全領域、DQ80、3歳0ヶ月相当の発達で境界域とのことでした。境界域とわかり夢を一つ絶たれたような気持ちになったこともあったけれど…私は、20代の頃に学習参考書の編集者をしていたこともあって、子どもの教育にはとても関心がありました。「子どもの成長に合わせて一緒に勉強して、私も学び直しをしたい。私も勉強で失敗したり頑張ったり、楽しさを感じたりしてきたので、その経験が息子の学びの役に立つこともあるのではないか」とも思っていたので、息子の認知機能が弱い、つまり、知識や思考を広げたり深めたりすることが難しいという事実を知ったときは、正直、夢を一つ絶たれたような気持ちにもなりました。ですが、激しい落ち込みはありませんでした。というのも、目の前の息子は、時に育てにくさを感じるとはいえ、基本的には無邪気で面白くて、すごくかわいかった!また、同年代の子どもと比べると幼いところはありつつも、彼なりに成長している姿も見えました。私は「まあ、命があれば十分かな。息子と私たち親には、当初思い描いていたのとは別の課題が与えられたってことなんだ。じゃあ、これからはその問いに一生懸命取り組んでいこう」と思うようになりました。私は妊娠21週で流産したことがありました。その後数年間子どもを授からなかったのちにようやく授かった息子だったので、余計にそう思えたのかもしれません。息子の頑張りに気づくこと、「頑張りたい気持ち」をつぶさないことが、今私に与えられているミッション!現在、息子は字の練習をしたり、最近は絵を描くようになりました。園で他のお友達が書いている字や絵よりもつたないということは彼なりにわかるみたいで、「へただからやりたくないなぁ」と口にすることもあります。ですが、そう言いながらも一生懸命取り組んでいる姿が見られ、「頑張ってるところがかっこいいよ!ちゃんと上達してるよ!」と伝えています。自宅では通信教育のワークブックを一緒にすることもあります。きれいに字が書けなかったり、問いの意味がすっと理解できずにいらだっている様子も見られますが、こちらがイライラすることなく、落ち着いた様子でちょっと助け船を出したり、励ましたりすれば、ブツブツ言いながらも投げ出さずに取り組む姿勢も見られます。息子を見ていると、子どもってちゃんと「頑張りたい気持ち」を持っているなぁと思います(ただ、なにぶん不器用で、その気持ちをもって挑んでも出る成果が少ないので、本人も親も途中でいらだってしまう……といったこともしばしば起こっているのが反省点です)。息子の頑張りに気づくこと、「頑張りたい気持ち」をつぶさないことが、今私に与えられているミッションなんじゃないかと思っています。息子が、自分で幸せをつかめる人になれるよう、一緒に進んでいきたいです。Upload By ユーザー体験談イラスト/SAKURAエピソード提供/苗(監修:鈴木先生より)誰でも障がいがあると告知されればショックは隠せません。仮にASD傾向がありそうだなと思っていても医師からの告知は重いものがあります。神経発達症のお子さんでもDQの値はさまざまです。たまたま今80だとしても伸びる可能性はあります。知的ボーダーラインや知的発達症は、ASDやADHDとは別の疾患です。正確には5歳以上になってIQテストをして初めて知的な面での方向性がわかります。何ができないかではなく、何ができるかに注目してあげるといいです。いろいろなものにチャレンジして頑張っているのであれば「がんばりカード」を作って、たとえば頑張った毎にシールなどを貼って3枚たまったらどこかに行けるなど、ご褒美を与えるトークン法が有効です。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
2023年09月13日2歳児健診で言葉が遅いと指摘された長男は発達相談を受け、親子教室に通ったゆーとぴあさん。一方、次男は言葉の遅さ以外にも困っている特性があり健診で指摘されると思いきや、問題ないと言われモヤモヤしたまま帰宅。しかし、やはり多動気味の次男に悩んでいるので、保健センターに相談し親子教室へ通うことに。同時にほかの施設が実施する教室にも参加し、幼稚園に備えました。入園式当日、制服を身につけるのを嫌がり、抱っこしていないと走り出してしまう状態。通園に不安を覚えましたが次男はすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心したのも束の間、お迎えのたびに担任の先生から次男の困った行動の報告を受けます。さらには発達医療センターへ行くよう言われるのでした。次男の多動で悩んでいたゆーとぴあさんは保健センターなどで相談しており、どうすればよいかわからなかったのですが、発達医療に行くように言われてこれまでに合点がいきました。一方、年長の長男のお迎えでも担任の先生から衝撃の指摘が。ペンやお箸がじょうずに持てず姿勢も悪いなど気になる点があるので、緊急面談をすることに。家庭での様子を聞かれたあと、なんと長男も病院に行くよう告げられて……。 これまで長男は幼稚園で何も言われなかったのに、なぜ今? ※「ウィスク(WISC)検査」とは、世界各地で使用されている児童用の知能検査。「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」の4つの指標とIQ(知能指数)を数値化する検査で、子どもの特性や得意なもの・不得意なものなどがわかります。 次男のみならず、長男まで。兄弟そろってほぼ同時期に発達医療で診てもらうよう告げられたゆーとぴあさん。長男にもかんしゃくなど困った点はありましたが、これまでは何も言われていなかったのに、申し合わせたかのようなタイミングに戸惑います。 面談ではさらに年長ということから就学についても尋ねられ、特別支援学級の見学をすすめられます。病院の受診だけでなく、支援級にまで話がおよび、気持ちがついていかないゆーとぴあさん。 まずは夫と相談してからと返答しましたが、見学日は限られているから参加でいいかと、手続き優先で話を進める担任の先生。その雰囲気に押されて、納得しているわけではないのに承諾するのでした。 ◇◇◇ まさか長男まで発達相談が必要だとは思っていなかったゆーとぴあさん。病院だけでなく、就学の問題まで一気に畳みかけられても、さすがにひとりでは受け止めきれないですよね。支援級の見学日程に限りがあるのはわかりますが、それならばその場の返答を求めるのではなく数日検討する余裕を持たせた面談日を設定してほしかったですよね。 ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月12日2歳児健診で言葉が遅いと指摘された長男は発達相談を受け、親子教室に通ったゆーとぴあさん。一方、次男は言葉の遅さ以外にも困っている特性があり、2歳児健診で指摘があると思いきや、保健師さんからは問題はないと言われモヤモヤしたまま帰宅。しかし、やはり多動気味の次男に悩んでいるので、保健センターに行き親子教室へ通いたいと相談。同時にほかの施設が実施する教室にも積極的に参加し、おむつも外れて幼稚園に通う準備が整いました。入園式当日、制服を身につけるのを嫌がり、園では抱っこしていないと走り出してしまう状況。3歳児健診では身長や体重を計るのもひと苦労で通園に心配が残る状態でした。心配した初登園以降、2〜3日もするとすんなり通園する次男にまずはひと安心のゆーとぴあさん。束の間の自由を手に入れ、以前より描きたかったマンガに没頭。お迎えの時間、担任の先生から次男が園から逃亡しようとするという相談を受けます。最初は気にしていなかったものの、次男の困った・できなかった報告を連日聞かされ続け、発達医療センターへ行くよう促されてーー。 そうか、病院に行けばよかったんだーー 「一度発達医療センターに行ってみてください」来る日も来る日も担任の先生から次男のできなかった報告を受け、悩んでいたゆーとぴあさん。これまでどこに相談すればいいのかわからなかったのですが、病院と言われたのは意外だったもののストンと腑に落ちました。 長男のお迎えに行くと、今度は長男の担任からペンやお箸がうまくもてず、集中力がないという報告を受け、緊急面談を打診されます。 面談日。先生より園で鉛筆やお箸をうまくもてない長男は家ではどうしているのかを尋ねられ、さらに姿勢が悪くフラフラしているという話をされ、なんと長男も発達医療に診てもらうよう告げられるのでした。 ◇◇◇ これまでずっと次男の多動に悩まされてきたゆーとぴあさん。幼稚園に通うために保健センターや市の相談センターなどで相談をしてきて、正直なところどこに相談して、どうすればよいかわかりませんでしたが、病院と言われて腑に落ちました。しかし、問題がないと思っていた長男までも病院に診てもらうよう言われて衝撃を受けます。これからどうなるのでしょうか? ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月11日1歳半健診が近づくにつれ、募る不安1歳を過ぎると歩いたり少し言葉を喋るようになったりと、目覚ましい成長を見せる息子。そして気になってくるのが1歳半健診のことでした。すでに健診が済んだお子さんのママたちから、身体測定などに加えて、『発語の様子』『指差し』『積み木を積めるか』といったことをみられたり、保健師さんや医師からのヒアリングがあると聞きました。1歳半健診の話題が出たのは、息子が1歳過ぎの頃。その当時は健診項目ができていなくても「そのうちできるかな」とのん気に構えていました。しかし息子が1歳半に近づくにつれ、「あれ、そういえばできていない?」と気づき、焦りはじめました。Upload By ネコ山多動傾向があり落ち着きがない息子。言葉も遅めで、1歳半の時点で意味のある言葉は「オイシー(美味しい)」のみでした。指差しをする様子もないので、いろんなものの名前を言いながら指さして見せても、息子はまったくといっていいほど反応をしません。積み木は積まず、打ち鳴らすばかり……。最終的に健診の数日前に、「カーカー(カラス)」と「あった!(〇〇あった)」を言うようになり、積み木もようやく積めるようになりましたが……不安な気持ちで当日を迎えました。落ち着けない身体測定・内科健診1歳半健診の会場に着くと早速走り出す息子。いつも通りの息子の様子に「やれやれ」と思ったと同時に、周りの様子を見てびっくりしました。大体の子どもがイスに座っていたり、立ち歩いていても親の近くから離れないのです。一方の息子はというと、会場前のロビーで目についた気になるものを見つけては走り出して触ったり、階段を行ったり来たりで落ち着きがありません。「おとなしく座って」と言っても無理だと思ったので、健診の順番が来るまで廊下や階段を行き来して過ごしました。順番が来て会場内に入ると、まずは身体測定と内科健診がありました。身長・体重・頭囲・胸囲の測定はおとなしく測られていました。内科健診も同様に、おとなしく私の膝の上で診察を受けていました。こう見ると特に問題なく見えるのですが、大変だったのは待ち時間。数分程度の待ち時間でさえじっとできず、持参した息子の気を紛らわせるためのアイテムを早々に使い果たしてしまいました。必死な私は会場の壁に人気キャラクターのイラストが貼ってあるのを見つけて「ほら見て!」と声をかけてみましたが撃沈。息子は赤ちゃんに大人気のキャラクターでさえまったく興味がなかったのでした……。Upload By ネコ山保健師との面談、最終的に脱走!母子手帳を出してついに保健師さんとの面談です。保健師さんは積み木をいくつか出すと、息子にお手本を見せてくださいました。しかし息子は保健師さんを見ていません……。机上に置かれた積み木で遊びだしました。その後何回か説明し直しても保健師さんの指示が伝わっていない様子です。保健師さんは次の「発語」の課題に進みました。「オイシー」「カーカー」「あった」が言えることを伝えたものの、保健師さんは微妙な反応……。「ママ・パパは言いませんか?」と聞かれてしまいました。1歳半のほとんどの子どもは「ママ・パパ」と親のことを呼ぶものなんだ……と少しショックを受けました。指差しの話題になっても、息子は保健師さんの話を聞いていません。先ほど出してもらった積み木に夢中です。「積み木は終わりにしようか、次はこっちを見てね」と促しても一向に積み木を離しません。最終的には途中で積み木遊びを邪魔されたことに気を悪くした様子で、面談場所から脱走していきました。発達支援教室を薦められるが……発語が遅めなことや意思疎通が取れないということで、保健師さんから自治体が運営する未就園児向けの発達支援教室を面談後に紹介されました。週1回集団遊びや親子遊びを通じて、発達が気になる子どもの成長を促すものです。(※発達支援教室等の支援内容や利用条件は自治体によって異なります)。多動だったり言葉が遅めの息子。「支援教室で発達に詳しい専門の方たちや、同じ年くらいの子どもたちと過ごせば言葉が増えるかも!私も、そんな息子との関わり方を学べるかも!!」と、瞬時に参加することを決めましたが、その後の保健師さんの言葉に絶望しました。「妹さんが生まれたばかりとおっしゃっていたのですが、預け先はありますか?きょうだいの同伴はできないんです」実家・義実家・そのほか親戚全てが遠方のわが家は発達支援教室に参加できず、息子の発達については『様子見』ということで、保健師さんとの面談は終わりました。Upload By ネコ山暴れる歯科健診発達支援教室に参加できず、失意の中での歯科健診でした。「歯科健診は多分なんともなくクリアできるだろう、ただしじっとしていれば」不安材料はあるものの、保健師さんとの面談に比べたら気持ちが楽です。息子の順番が来て先生の膝に頭を、対面した私の膝にお尻をのせて診察開始です。おとなしく先生の膝に寝転んだ息子でしたが、口の中に器具を入れるや否や先生にキックをしそうになりました!Upload By ネコ山先生は慣れているのかうまく避けてくださりましたが、次に息子は私が固定している足をバタつかせ逃げようとします。「息子は歯磨きのときもいつもこんな感じで暴れるんです……!」と謝り、最終的に歯科衛生士さんにもサポートしてもらいなんとか健診を終えることができました。5歳になった今でも息子は歯磨きに抵抗があるので、口内が敏感なのかもしれません。今思えばあの暴れようが少しは理解できます。その後、5歳になった息子はADHD+ASDの傾向があり、児童精神科医からグレーゾーンと言われることになるのですが……そのお話はまた次回以降に書きたいと思います。執筆/ネコ山(監修:室伏先生より)1歳半健診の頃の息子さんのご様子とネコ山さんのお気持ちを具体的に共有していただき、ありがとうございました。不安と戸惑いの中での健診、大変でしたね。発達に課題をもつお子さんの徴候は、1歳~2歳頃に顕在化してくることが多いように思います(この時期に徴候が分かりにくいお子さんもいらっしゃいます)。発達障害のお子さんは、単に発達が遅れるというものではなく、発達の進む順番や質が異なっています。発達の遅れを示す用語としては、「発達遅滞」があり(言語発達が遅れていれば言語発達遅滞、運動発達が遅れていれば運動発達遅滞となります)、発達障害のお子さんで発達遅滞も併せ持つ場合もありますが、発達障害と発達遅滞は言葉の意味としては異なります。例えば、自閉スペクトラム症の特性があるお子さんは、話し言葉はゆっくりなのに、数字や文字を読むことの習得がとても早い場合もあります。これは、興味の方向が、コミュニケーションツールとしての言葉ではなく、記号としての文字・数字に向かっていると推測されます。大人もそうですが、子どもは自分の興味のあることに対しては、絶大な記憶力や集中力を発揮するわけです。自閉スペクトラム症の特性の一つとして、言葉やアイコンタクト、ジェスチャーなどのコミュニケーションに対する興味が薄かったり、興味はあっても相手にとって心地よい、距離の維持や関わり方が難しいといったことがあります。せっかくの発達支援教室も、妹さんがいらっしゃると通えないというのは、とても辛い制限でしたね。こういったことを共有してくださることで、今後の課題が明確になり、支援を受けやすい社会に変わっていくことを願います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年09月11日30代までは、身長、体重と血液検査のみの健康診断を毎年欠かさず受診。40代最初の健康診断では一気に検査する項目が増え、基本の検査の他にエックス線検査や心電図なども受けました。その結果は、眼底検査が最低ランク……。そこには「視神経乳頭陥凹拡大」(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)という聞き慣れない文字が羅列されていて……。★関連記事:「私、失明しちゃうの!?」眼科検診で判明した結果にショック!【体験談】「視神経乳頭陥凹拡大」って何?健康診断の結果が郵送されてきた日のこと。開封前、私は不整脈と貧血持ちなので、どちらかは再検査があるだろうなと覚悟はありました。でも、思わぬ結果にがく然。眼底検査の結果が最低ランク。そして「要精密検査」の文字。その隣には「視神経乳頭陥凹拡大」という聞き慣れない文字。しかも両目。まったく自覚症状がない上に、聞いたことのない診断結果に頭がパニックになりました。とりあえず、視神経乳頭陥凹拡大とはどんなものなのかをネットで調べました。たどり着いたのは「日本人間ドック学会」のサイト。眼底検査でわかることが端的に表でまとめられており、その中に視神経乳頭陥凹拡大もありました。「緑内障を疑う重要な所見です」との1文で恐怖が増し、何も手につかなくなりました。目が見えなくなる恐怖と闘う夜私は以前、病院で医療事務スタッフとして勤務していたことがありました。そのときに緑内障の患者さんと接する機会があったので、緑内障がどんな症状かは調べなくてもすぐ理解できました。ゆっくりと視野が狭くなる病気で、完治はできず進行を抑えることしかできません。最初は1人で通院していたのに、1年後に付き添いが必要になっていた患者さんの姿を思い出し、ポロポロ涙が出てきました。私はもう症状が出ているのだろうか。何年後に目が見えなくなるのだろうか。40代最初の洗礼なのだろうか。目をつぶるのが怖くて、恐怖を感じながら眠りに就く日々でした。どんどん精神的に追い詰められ、眼科へ行く日を指折り数えながら過ごしていました。精密検査を受けるため眼科を即受診眼科受診の日は、緊張で朝から胸がいっぱいでした。受付時間より少し早めに眼科へ行きましたが、すでに大勢の人で埋め尽くされた院内。白内障の手術などもしている大きな病院なので、常に混んでいる印象はありました。しかし、診療時間前なのに私で受付80番。こんなにも目の病気で通院している人がいると思うだけで少し心が軽くなりました。そこから約3時間待って、検査や診察を受けました。検査結果は、視力や視野の検査は正常。眼圧検査では眼圧が少し高い数値でした。緑内障予備軍なので、1年ごとにしっかり検査をしていきましょうとのことでした。40代以上で10人に1人は視神経乳頭陥凹拡大で眼科に来るので珍しいことではなく、また「40代でも20人に1人は緑内障を発症する確率があります」との先生の話に安心と恐怖が入り混じった感情で帰路に就きました。まとめ40歳を過ぎると、更年期症状をはじめとする体の変化が現れてくることは有名ですが、目の異常も例外ではないなと思いました。近くの物が見えづらい、また暗い場所ではっきり見えないという加齢現象。そして今回のように、眼底検査で異常が見つかることも珍しくない年齢だということがわかりました。目が見えることのありがたさを痛感するとともに、スマホやパソコンなどで酷使している目をいたわってあげたいと心に誓った出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/マメ美著者/徳 衿唯(40歳)最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。
2023年09月10日2歳児健診で言葉が少し遅いと指摘された長男は発達相談を受け、親子教室に通ったというゆーとぴあさん。一方、次男は言葉の遅さ以外にも困っている特性があり、2歳児健診で指摘があると思いきや、保健師さんからは問題はないと言われてモヤモヤしたまま帰宅。しかし、やはり多動気味の次男に悩んでいるので、保健センターに行き親子教室へ通いたいと相談。同時に療育園や子育て支援センターなども積極的に参加します。その甲斐あってか、おむつも無事外れて幼稚園に通う準備が整いました。次男の入園式当日。制服や帽子を身につけることを拒否し、幼稚園では上履きも履かず、抱っこをしていないと走り出してしまう状態。同じ日の午後に3歳児健診もありましたが、すでに疲れていて機嫌が悪い次男は、身長や体重などを計るのもひと苦労。健診できない項目もあるまま終了しました。果たして通園は可能なのでしょうかーー。 すんなり幼稚園に行けていると思ったけどーー 初登園こそ泣いたものの、すぐにすんなりと幼稚園に行くようになった次男。1カ月ほど泣いていた長男と違い、ひと安心のゆーとぴあさんは束の間の自由を手に入れ、以前から描きたいと思っていたマンガに没頭します。 お迎えの時間、幼稚園に行くと担任の先生から次男が逃げ出してしまうため、目立つように帽子の色を変えていいかと相談されます。そして次の日も、その次の日も次男ができなかったことを報告されます。 最初のうちは気にしていなかったゆーとぴあさんですが、謝り続ける毎日に不安になり、できなかった報告だけでなく、どうすればいいか教えてほしいと悩みます。さらに、多動傾向がある次男の発達医療センターの受診をすすめられてーー。 ◇◇◇ 長男と違って、すぐに幼稚園に慣れた様子の次男にひと安心しましたが、担任の先生から次男の相談や報告を受けます。先生も困ったからこその報告なのだと思いますが、言われるまでもなく実感して悩んでいるゆーとぴあさんにとって、できなかったことだけでなく「どうすればいいいか」、正解でなくても話ができるともう少し心が軽くなったのではと思ってしまいますね。 ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年09月10日