城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也ら「TOKIO」メンバーがゲストとトークやゲームで盛り上がる「TOKIOカケル」の11月28日(水)放送回に女優・有村架純がゲスト出演。今回は猫好きな有村さんを迎え「ぜったい私の方がネコ大好きだもん対決!!」第2弾をお送りする。本番組は「TOKIO」の4人が毎回登場するゲストとオリジナルゲームやトークを展開、ゲストの意外な“素顔”を浮き彫りにしていくトークや、様々な新企画も好評だ。今回ゲストで出演する有村さんは『ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-』で映画初主演、2013年に放送された連続テレビ小説「あまちゃん」で小泉今日子が演じた天野春子の若かりし頃を演じ注目を集めると『映画 ビリギャル』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で月9ヒロインを務め、翌2017年放送の「ひよっこ」ではヒロインに抜擢。さらに『3月のライオン』『ナラタージュ』などもヒットさせるなど若手女優の中でも目を見張る活躍ぶりをみせている。そんな有村さんを迎えて送るのは、大好評につき2回目となる「ぜったい私の方がネコ大好きだもん対決!!」。猫が大好きだという有村さんと、同じく「TOKIO」イチの猫好きである長瀬さんの、どちらがより猫が好きか勝負する。さらにおなじみ「23区23時のオンナたち」では足立区の女性たちに話を聞いていく。放送中の「中学聖日記」も好評のなか、有村さんの映画最新作となる『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』が11月30日(金)より全国公開される。『RAILWAYS』シリーズ最新作となり、「スターマン・この星の恋」でも共演した國村隼と再共演にしてW主演を務める本作。有村さんが夫の故郷・鹿児島で鉄道運転士を目指す奥薗晶を、夫・修平を青木崇高が、晶の義父・節夫を國村さんがそれぞれ演じ、夫が亡くなった晶が連れ子・駿也(歸山竜成)と共に鹿児島の節夫の元で共に暮らすなかで、新しい「家族」を作ろうと必死に前を向いて生きようとする姿を描いていく。有村さんの猫好きぶりも楽しめる「TOKIOカケル」は11月28日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年11月28日旅とグルメをテーマにしたバラエティ番組「火曜サプライズ」の11月27日(火)今夜の放送回は、映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』で主演を務める女優の有村架純と共演の青木崇高がゲスト出演。江東区・住吉でアポなし旅を行う。連続テレビ小説「あまちゃん」出演をきっかけに「スターマン・この星の恋」「失恋ショコラティエ」「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」などに立て続けに出演。『映画 ビリギャル』では第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」では月9主演を務めると、昨年は連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインに抜擢され、2年連続で紅白の司会を担当。いまや国民的女優となった有村さん。月9「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」や大河ドラマ「龍馬伝」、『るろうに剣心』など数多くの作品に出演。『ストレイヤーズ・クロニクル』「99.9 -刑事専門弁護士-」や「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」などで大きな注目を集めると今年の大河ドラマ「西郷どん」では島津久光役を演じ、ドキュメント番組「セブンルール」などでみせるトークセンスにも注目が集まる青木さん。2人は今回、MC・ヒロミと共に江東区の下町、住吉でアポなし旅を繰り広げる。有村さんの親友・高畑充希との仲良しエピソードや方言披露、青木さんと桐谷健太の叩き上げ話、さらに青木さんの奥様・優香さんの手料理などヒロミさんとの“奥さん話”まで様々なトークに注目。ヒロミさん、藤森慎吾、青木さんによる「武勇伝」コラボも見逃せない。またスタジオには「ジャニーズWEST」重岡大毅、桐山照史が登場。2人の「食リポ」も必見だ。有村さん、青木さんが共演する映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』は11月30日(金)より全国公開。晶(有村さん)は夫・修平(青木さん)とその連れ子・駿也(歸山竜成)と東京で幸せに暮らしていたが、修平が突然亡くなり生活は一変。残された駿也と共に夫の故郷・鹿児島へ向かい、まだ会ったことのない義父の節夫(國村隼)を訪ねる。運転士の仕事一筋で生きてきた節夫は突然やってきた晶たちを戸惑いつつも受け入れ、そして晶は亡き修平の子どもの頃の夢でもあり、電車好きな駿也のため鉄道の運転士を目指す…というストーリー。また「ジャニーズWEST」は12月5日(水)にニューアルバム「WESTV!」を発売する。「火曜サプライズ」は11月27日(火)今夜19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年11月27日有村架純さんが映画『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』で挑戦したのは、夫の連れ子と向き合うことになったシングルマザー、という難しい役どころ。撮影の裏側について聞きました。「この役は難しい…。それが台本を読んだ時の最初の感想でした」あたたかくて素敵な作品だというのはもちろん、という前置きをしたあとでこう本音を漏らした有村架純さん。映画『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』は、人生を鉄道になぞらえて描いてきた映画『RAILWAYS』シリーズの最新作。夫・修平(青木崇高)が突然亡くなり、修平の連れ子である駿也(歸山[=きやま]竜成)と共に、修平の故郷・鹿児島へやってきた晶(有村架純)。そこで初めて義父の節夫(國村隼)と会い、3人で暮らすうちに、晶は節夫と同じ鉄道運転士を目指す決意をするという、家族の物語だ。「修平亡き後からの話だったので、晶の背景のイメージをしっかり膨らませておかないと感情が繋がっていかないと思って。だから、どんなふうな環境で育ち、どう過ごしてきたのかというところや、晶にとって修平とはどんな存在だったのかなどを監督と話し合いながら、一から丁寧に役作りをしました」撮影は、東京でのシーンをまとめ撮りし、その後、鹿児島に滞在しながら進められた。撮影2日目にして、國村さんとの重要なシーンを東京で撮らなければならず、緊張したそう。「國村さんとは以前にドラマで3か月間ご一緒したんですが、当時は宇宙人役で変なことをたくさんやっていたので、今回まともな姿で会えてよかったです(笑)」今作では初めての経験も多く、改めて役者の魅力を発見したという。「シングルマザーや、鉄道運転士という役柄もそうですが、10歳の子役とずっと2人でお芝居をするのも初めて。駿也を演じた竜成くんはすごく人見知りで、最初は全然私と話してくれませんでした。一緒にゲームをしてちょっと打ち解けたかな…って思っても、翌日また元に戻っていたりして(笑)。これは心を開いてくれるまでに結構時間がかかるぞ、って思いながら毎日顔を合わせていたのですが、青木さんはその辺が本当に上手で。リハの後にふらっとやってきて竜成くんと一緒に電車で帰ったり、草野球をやったり、カレーを作ったりと、竜成くんとの時間を大事にされていたのが印象的でした。よく考えれば、晶は本当のお母さんじゃないですからね。私が近寄ろうとすると、竜成くんは距離をとろうとする、そんな追いかけっこでいいのかな、と割り切ったんですけどね。そう考えると、竜成くんはプロでしたね。大事なシーンの前は集中するために周りと喋らないことも度々あって、年齢の割にすごく落ち着いていると思いました」そんな有村さんは昔から、かなり役に影響されるタイプのよう。「改めて思い返してみると、これまで、役が思い悩んでいる時は自分も同じように悩んできました。だから常に何かと向き合って模索している晶を演じている期間は、ずっとしんどかったです。毎回、クランクアップしたらスッと楽になるんですけどね。今はドラマ『中学聖日記』を撮影中で、また結構しんどいんです。でも、役に入っている期間は集中力を切らしたくないという思いが強くあるし、心の繊細な部分を紡いでいくためにもそうあるべきなのかなぁと思っています。そしてそんな役に影響されちゃう自分を、最近は面白いなって思えるようになりました」ありむら・かすみ1993年2月13日生まれ。‘17年に連続テレビ小説『ひよっこ』で主演を務め話題に。主演のドラマ『中学聖日記』が放送中。ヒロインを務める映画『フォルトゥナの瞳』が‘19年に公開予定。『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』鹿児島県阿久根市など美しく彩り豊かな九州の西海岸を舞台に、家族の再出発を描く感動作。監督・脚本/吉田康弘出演/有村架純、國村隼、桜庭ななみ、歸山竜成ほか11月23日より鹿児島・熊本で先行公開、11月30日より全国公開。©2018「かぞくいろ」製作委員会※『anan』2018年11月28日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・瀬川結美子ヘア&メイク・尾曲いずみインタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2018年11月25日11月30日公開の映画『かぞくいろ― RAILWAYSわたしたちの出発―』の試写会が21日、都内で行われ、有村架純、國村隼、三浦友和が出席した。人生を鉄道になぞらえて描いてきた映画『RAILWAYS』シリーズの第3弾となる今回は、鹿児島県~熊本県を結ぶ肥薩おれんじ鉄道が舞台。美しく彩り豊かな九州の西海岸を愛する夫を失った晶(有村架純)は、血の繋がらない息子・駿也(歸山竜成)を連れて夫の故郷・鹿児島へと向かう。鹿児島に住む義父・節夫(國村隼)と暮らすことになった晶は、節夫と同じ肥薩おれんじ鉄道の運転士になることを決意する。この日の舞台あいさつには、本作でダブル主演を務めた有村架純と國村隼、第2弾の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』で主演を務めた三浦友和が登壇。三浦が「とにかく見終わった時に残るのは、すごく暖かい気持ちになるのが一番の印象です。鹿児島の雄大な景色の中、可愛い電車の雰囲気が良いし、とにかく彼女が健気で健気で、頑固親父(國村)に行くところの切なさが伝わってきました。運転手を目指す姿が健気でしたね」と有村を絶賛。それには思わず笑みをこぼした有村は「三浦さんに見ていただくとは思わなかったし、対面するとは思いませんでした。両サイドが恐れ多すぎてちょっと怖いです(笑)」とベテラン俳優に挟まれて恐縮しきりだったが、「本当にうれしいです」と三浦の褒め言葉に感謝した。家族の大切さを描いた本作にちなみ、「生涯のパートナーとして家族と歩む時に大事なことは?」という質問に、三浦は「人と比べないことが大事かなと。比べると妬みとかそういうった感情が生まれると思います。自分の家は自分の家、それぞれの家庭で自分の幸せはなんだろうな? と改めて見つけることが大事かもしれませんね」と回答。有村は「私は家族を持っていないので想像がつきませんが、やっぱり理解者でいたいですね。子供も将来の旦那さんになる人もそうですし、家族の理解者でありたいと思います」と話していた。映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』は、11月30日より全国公開。
2018年11月22日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける人気法律バラエティ「行列のできる法律相談所」の11月18日(日)今夜放送回に、『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』でW主演を務める女優・有村架純と俳優・國村隼がゲスト出演する。連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインの母親の若かりし頃を演じ、福士蒼汰らと共演した『ストロボ・エッジ』、超ベストセラーを映画化した『映画 ビリギャル』などの話題作に続々と出演、『ビリギャル』では日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、演技力も高く評価された有村さん。昨年の朝ドラ「ひよっこ」ではヒロインに抜擢され国民的女優の仲間入りを果たすと、放送中の「中学聖日記」では生徒と恋に落ちる女教師という難役をこなすなど、幅広く活躍している。そして國村さんはリドリー・スコット監督、松田優作、高倉健らが出演した『ブラック・レイン』にヤクザ役で出演、その後『キル・ビル Vol.1』や『アウトレイジ』などをはじめとした数々の映画、ドラマに出演。最近も『寄生獣』『ちはやふる』シリーズに『シン・ゴジラ』などの映画から放送中の「SUITS/スーツ」まで多彩に演じる俳優として知られている。公開が迫る映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』で共演する2人が今回「行列」にゲスト出演。今回は「あなたにずっと会いたかったSP」と題し、取材NGで予約が取れない名店がスタジオに登場、究極の肉料理に有村さんも大感動するほか、國村さんが子どもの頃からどうしても食べたかったという有名アニメの食べ物を完全再現。果たしてそれはどんな食べ物なのか!?有村さん、國村さんのほか、早乙女友貴、IKKOらもゲストとして登場する。今回ゲスト出演した有村さん、國村さんがW主演した『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』は、『RAILWAYS』シリーズ最新作。夫の故郷・鹿児島で鉄道運転士を目指す奥薗晶(有村さん)と、晶の義父・節夫(國村さん)、晶の亡き夫の連れ子・駿也(歸山竜成)と血の繋がらない3人が、愛する人を失った悲しみを抱え、愛を伝えきれなかった後悔を抱えながら新しい「家族」を作ろうと、ときに感情をぶつけ合いもがきながらも、必死に前を向いて生きようとする姿を描く。『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』は11月23日(金・祝)より鹿児島県と熊本県にて先行公開、11月30日(金)より全国公開。「行列のできる法律相談所」は11月18日(日)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年11月18日「十年一昔」という言葉があるように、文化や技術も10年をひと区切りに大きく変化してしまうもの。それだけに、アラサー女子たちもこの10年の重みを感じているのでは?そんなananweb読者のみなさんにご紹介したい映画とは、10年後の日本を5人の若手監督がそれぞれの目線で描いた注目作『十年 Ten Years Japan』です。そこで、オムニバス形式で5作品並ぶなかの1作を手掛けたこちらのおふたりにいまの心境などについてお話いただきました。その方々は……。写真・大内香織 (杉咲花・津野愛)杉咲花さん&津野愛監督!【映画、ときどき私】 vol. 195現在、若手女優のなかでも映画やテレビで大活躍中の杉咲さんですが、今回は『DATA』で主演を務め、亡くなった母親のデータが入った「デジタル遺産」をもとに母親の姿を追い求める女子高生の舞花を演じています。いっぽうの津野監督は、本作のエグゼクティブプロデューサーでもある是枝裕和監督のもとで現在活動中。念願の監督デビューを果たしています。そんなおふたりに、作品を通じて感じた思いやこれからのことについて語っていただきました。―この作品で監督がテーマにしたのは、「デジタル遺産」というものでしたが、いまのデジタル文化やSNSの在り方などに疑問を感じられていたのですか?津野監督「SNSやインターネット上にアップしたデータはいつまで残って、誰に見られているんだろう?」みたいな漠然とした怖さみたいなものは以前から感じていました。これから先、どんどん詳細な個人データや情報が増えていくなかで、目に見えるものや形に残るものというのはとても信じやすいですよね。でも、そのいっぽうで目に見えない存在や記憶というものがないがしろになってしまうのではないかなという危機感もあったので、今回の作品ではこういった題材を選びました。デジタルな情報を信じすぎていることに気がついた―杉咲さんは幼い頃からデジタルな環境で育ってきたと思いますが、このテーマを聞いたときはどのような印象を受けましたか?杉咲さん私自身も目に見えるものを信じがちで、そういうものばかりを求めていたところがあったなと自分の経験を通して感じていました。というのも、3年くらい前からその日に起こったことや思ったことを日記にしていましたが、ある日そのデータが全部消えてしまったんです。そのときはこれまで過ごした日々までも消えてしまったような思いに駆られて、ものすごい喪失感に襲われました。結果的にそのデータは残っていたのですが、自分自身の感じたことを何かに残すということで、安心しきっていましたし、それがあるから新しいことが更新されるたびに前のことを忘れてもいいと思うようになっていたところがあったんじゃないかなと思ったんです。「それってどうなんだろう?」と考えたときに、情報を信じすぎている部分や自分のなかにあるものを大切にすることを忘れていた部分があったと気づかされました。―デジタルに頼りすぎているように感じていたんだと思いますが、そこで手書きにしようとはならなかったですか?杉咲さんそれは……書くのが面倒になってしまったからですね(笑)。それまでは、買い物リストとかも手書きでリストアップしていたんですけど、それもいまではスマホのメモを使ったりするようになったので、結局デジタルに頼っています。自分で選択しながらうまく使っていきたい―では、デジタルやSNSが発達したことでよかったと感じることはありますか?杉咲さんたとえば、インスタグラムを始める前までは、ファンのみなさんからのコメントを受け取れる場所がなかったので、そういった声がリアルに感じられるという意味では、うれしいですね。ただ、楽しさだけではなくて、一言一言に責任のあるお仕事でもあると思うので、そのあたりをちゃんと考えてこれからも続けていかないといけないなとは感じています。津野監督これはポジティブであり、ネガティブでもありますが、たとえばAmazonで本を買うと、「これを選んでいる人はこれも買っています」というオススメが出てきますよね?そこで自分好みの作品に出会えるうれしさがある反面、それはデータに基づいた誘導に乗ってしまっているということ。つまり、本屋さんに行っていたら手に取っていたかもしれない作品と出会えなくなってしまっているということなんですよ。クリックするだけですぐに届いて便利ではありますけど、“寄り道”みたいなことができなくなっていることは寂しいなと思うこともありますね。なので、そのあたりは自分できちんと選択しながら、うまく使っていきたいなと思います。家族だけに残したいものとは?―今後、もし「デジタル遺産」という制度ができたら、そこに残したいものはありますか?杉咲さん家族だけが見られるという条件なら、日記ですね。そのときは、家族に恥ずかしくて普段伝えられないこととかも書いて読んでもらうのもいいかなと思っています。津野監督私も日記を書いているんですけど、全部ノートなんですよね……。だから、残された人は嫌かもしれないので、どうしたらいいんだろうかと悩んでいます。とはいえ、自分で燃やす気にもなれないんですよね(笑)。あと、困っているのは昔の写真とかも処分できないのでどうしようかなと。私はウェブのページでも「いつかなくなっちゃうかも」と思って印刷してしまうほうなので、けっこうアナログな人間かもしれないですね(笑)。杉咲さんの佇まいを見て役の設定を変更した―それでは、作品のことについてもおうかがいしますが、杉咲さんを本作でキャスティングした理由と、実際に現場に入ってからの印象を教えてください。津野監督初めてお話したときに、投げかけた質問に対して答えていただく姿勢を見て、すごく大切に考えて自分の言葉を探し出して話される方だなというのが印象的でした。それがステキだなと思ったので、舞花という役はもともと思ったことを全部口にしてしまう少し幼さが残る中学2年生の設定でしたが、年齢を高校3年生まで引き上げてもう少し自分の内側で考えるシーンを増やしました。それは言葉には出さないけど、杉咲さんの思い悩んでいる表情を撮っていきたいなと思ったからです。津野監督の現場はスタッフの愛情であふれている―監督のおっしゃる通り、舞花と杉咲さんの芯の強さがリンクしていてハマり役だったと思います。杉咲さんは、津野監督の現場を経験されてみていかがでしたか?杉咲さん今回、撮影は3日間だけだったのですが、津野監督と長いお付き合いのある是枝組のスタッフの方々が集まっていたこともあり、現場の空気感がとても心地よくて、初日なのに初日じゃない感じがしました。監督にとっては初めての作品ということもあり、みなさんの監督に対する愛情というのを感じられる現場だったと思います。お互いに補い合って、助け合う気持ちがみなさんにあったので、3日間以上の充実感を感じさせていただけるとてもステキな時間でした。10年前の夢は叶えられたと思う―本作は10年後の日本が舞台ということで、10年がひとつのキーワードですが、ご自身の10年前を振り返ってみて、いまの自分は想像できていましたか?津野監督映画の仕事をしていきたいと思いながら大学にも通っていましたが、不安な気持ちももちろんあったので、それが10年後のいま、杉咲さんに出ていただいただけでなく、劇場で作品が公開されるというのは夢のようですね。まずはひとつめの夢を叶えたというか、やっと土俵に立てたというふうに感じています。杉咲さんまだ11歳だったので、いつか女優のお仕事をして演技をしたいという思いは漠然としていました。でも、夢は叶ったと思っています。これからの10年は幅広い視野を持って作品と向き合いたい―では、次の10年はどのように過ごしていきたいと思っていますか?杉咲さん一緒にお仕事をしてみたい方はたくさんいますし、いっぱい夢はあるのですが、いまはとにかくいろいろな経験をしたいですね。こういうのをやりたいという思いももちろんありますが、それだけではなくて、声をかけてくださったものは全部挑戦していきたいです。あとは、プライベートだと、いつかは結婚して子どもも欲しいですね。それが10年後かはわからないですけど、プライベートも充実しているといいなとは思います。津野監督私は目の前にあるものだけに集中してしまうところがあるので、今後も1つひとつ大切に作り続けていきたいですが、目の前のことだけではなくてほかのことも同時にできるような広い視野を持ちながら精力的に作品を生み出していけたらいいなと思っています。インタビューを終えてみて……。とにかく仲良しな杉咲さんと津野監督からは、現場の和やかな雰囲気が伝わってくるほど。今後の映画界をさらに盛り上げてくれるおふたりだけに、これからの10年でどんな作品を生み出してくれるのか、ますます楽しみなところです。「理想の日本とは何か?」を考える!あらゆる角度から描かれた10年後の日本に、これから自分たちがどんな未来を作っていきたいかを考えさせられる本作。輝く未来にしていくために、いまをどう生きていくべきか、自分ができることをここで一度見直してみては?作品概要香港で社会現象となったオムニバス映画『十年』をもとに、新鋭監督たちが自国の抱える問題点を軸に10年後の社会・人間を描く、日本、タイ、台湾の国際共同プロジェクト「Ten Years International Project 」。日本版では総合監修をつとめた是枝裕和監督が選んだ才能あふれる5人の新鋭監督たちが、いまの日本が抱えている問題を題材に“5つの未来”を描いている。未来を考える予告編はこちら!作品情報『十年 Ten Years Japan』11月3日(土)より、テアトル新宿、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開出演:杉咲花、國村隼、太賀、川口覚、池脇千鶴配給:フリーストーン© 2018 “Ten Years Japan” Film Partners
2018年11月02日菅田将暉が若き天才数字者を演じる山崎貴監督の最新作『アルキメデスの大戦』に、笑福亭鶴瓶が出演。原作漫画に登場する、自身をモデルにしたキャラクターを演じることが分かった。「戦艦大和」の建造計画をめぐる物語に、主人公の天才数学者・櫂 直を演じる菅田さんをはじめ、山本五十六役の舘ひろしほか、浜辺美波、柄本佑、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功、田中泯といった超豪華俳優陣が集結する本作。この度、最後の大物キャストとして鶴瓶さんの出演が明らかに。落語家やバラエティ番組のMCだけでなく、現在は大河ドラマ「西郷どん」に岩倉具視役で出演するなど、俳優としても活躍する鶴瓶さん。今作では「戦艦大和」建造計画を阻止する“鍵”を握る人物、造船会社「大里造船」の社長・大里清役を演じる。鶴瓶さんが山崎監督作品に出演するのは、これが初めて。■鶴瓶師匠に瓜二つのキャラクターが漫画に登場!?実は原作漫画の大里清は、鶴瓶さんをモデルにしたキャラクター。実写化するにあたり、製作陣は“いの一番”で鶴瓶さんにオファー。すると、「原作者の先生も僕に内緒で描きはったみたいですけど(笑)、出演を聞いて喜んでいたようで、僕も凄く嬉しかったです」と快諾のコメント。「漫画で出てくるそっくりのキャラクターを演じると聞いて何のこっちゃと思って読んでみたら、『そのまんまやんけ!』と驚きました!」と明かした。これに対し、原作の三田紀房氏は「もとから鶴瓶師匠の大ファンでした!勝手に描いて申し訳ありません。それもノーギャラで(笑)漫画でも実写でもキャラクターとして神です!今回望みが叶ってとても嬉しいです」と喜びのコメント。鶴瓶さんをモデルにした原作キャラクターを、鶴瓶さん本人で実写化するという、これ以上ない、究極の実写化出演が実現した!■山崎監督も太鼓判!「マンガから出てきたみたい」そんな鶴瓶さんは本作で、戦艦にまつわる難解な専門用語も交えた長ゼリフにも挑戦。35度を超える猛暑の中での撮影となったが、熱気と戦いながらのまさに“熱演”を披露。見事OKが出た際には「オッケーや!」とガッツポーズを見せ、山崎監督と喜びの握手を交わしたそう。山崎監督も現場での鶴瓶さんの様子を見て「マンガから出てきたみたい」と太鼓判。製作スタッフも、鶴瓶さん自身も認める文句なしの“再現度100%”のキャスティングは必見といえそうだ。『アルキメデスの大戦』は2019年夏、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アルキメデスの大戦 2019年夏、全国東宝系にて公開Ⓒ2019映画「アルキメデスの大戦」製作委員会Ⓒ三田紀房/講談社
2018年11月01日女優の有村架純が18日、都内で行われた主演映画『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』(11月30日公開)の完成披露試写会に、W主演の國村隼、共演の桜庭ななみ、歸山竜成、木下ほうか、筒井真理子、板尾創路、青木崇高、吉田康弘監督とともに登壇した。同シリーズは地方のローカル線を舞台に、主人公が自分の生き方を見つめ直す姿を温かく描き、これまでに中井貴一、三浦友和が主演を務めた。新作では鹿児島県〜熊本県を結ぶ肥薩おれんじ鉄道を舞台に、シリーズ初となる「女性運転士」の物語を描く。有村は25歳で未亡人となり、夫(青木)の連れ子(歸山)を抱えて夫の故郷の鹿児島で一念発起して鉄道の運転士を目指す主人公・奥薗晶を演じ、國村は晶の義父・奥薗節夫を演じる。シングルマザーに初挑戦した有村は、どのように役と向き合って演じたか尋ねられると「晶自身も私自身も、母親というものがどういった役割をしているのかわからないところではあったので、そこは自分自身も晶に寄り添って演じられればいいなと思いました」と打ち明け、「実はこのお話は"ある出来事"があってからのお話なので、"ある出来事"が起きるまでの過程って何も情報がなかったんですね。だから晶はこれまで25年間どういう人生を歩んできたのかというのは何も描かれずに始まるので、その辺のバックボーンは監督と共有しながら作らせていただきました」と語った。また、同作で晶が息子のために運転士を目指して新たな人生を歩む姿が描かれていることにちなみ、もし別の職業で生きていくなら、どんなことをしたいか質問されると、有村は「自分自身の体の健康面だとか、体調管理というのはずっと気にはしているんですけど、体に対する悩みとか、ここを改善したいという人の相談を受ける人」とカウンセラーのような仕事に就きたいようで、「私も体について悩むことが結構あるので、知識も勉強して、技術も勉強して、そういった人たちを助けたいなって思います」と目を輝かせた。さらに、出身地・鹿児島県での撮影で「小さいときから見ていた景色が広がっている場所での撮影だったので、心も体も元気になりました」と声を弾ませた桜庭は、同じ質問に「私は小さいときからナースになりたくて、それをずっと夢見ていました」と告白し、「今の会社の方にスカウトをしてもらってこのお仕事を始めたんですけど、その理由が『ナースの役ができるからやってみない?』って言われて、今ここに立っています」とコメントすると、会場から「おー!」「へー!」という声が漏れた。
2018年10月19日10月4日より韓国・釜山にて開催中の「第23回釜山国際映画祭」。日本からは今年も多くの作品が出品され、台風の影響を受けつつも映画祭にはメインキャストを務める俳優陣が登場し、拍手喝采を浴びていた。■安田顕主演『愛しのアイリーン』(公開中 9/14~)主演の安田顕が“42歳ダメ男役”を演じ、物語のもう一人の主人公といえる少女役をフィリピンの新星ナッツ・シトイが演じる『愛しのアイリーン』。同映画祭「アジア映画の窓」部門(A Window on Asian Cinema)に出品された本作。オープニングセレモニーには、安田さん、ナッツ・シトイ、監督を務めた吉田恵輔が登場。安田顕、初の国際映画祭レッドカーペット! 「心から感謝」本作が「自分の代表作になるかもしれない」と語っていた安田さんは、「素直にうれしかった。アジア最大の映画祭という晴れやかな舞台を経験できたこと、そしてこの場に立たせてくれた『愛しのアイリーン』に関わった全ての人に心から感謝したいです」と歓喜。また、「見てくださった方たちからとてもいい感想をいただいていて、うれしく思っています。ご覧になった方の心に残る映画だったらいいなと思っています」とコメントし、今後も様々な国で上映されることについては「どんな反応がいただけるのか、今から楽しみ」と期待を語っていた。一方、20年前は塚本晋也監督のスタッフとして訪れ、今回は監督としてこの場に立つこととなった吉田監督は、「とにかくうれしいです。オープニングに参加したことはもちろん、見たのも初めてだったので」と興奮気味の様子だった。■白石和彌監督作『止められるか、俺たちを』(10月13日公開)若松孝二監督逝去から6年。若松プロダクション出身の白石和彌監督が、師匠・若松孝二が時代と共に駆け抜けた時代を描きだす映画『止められるか、俺たちを』。同映画祭「アジア映画の窓」に出品された本作からは、白石監督と、若松孝二役を演じた井浦新が登場し、舞台挨拶とQ&Aに参加した。真っ赤な旗を広げ、存在感たっぷりに登場!レッドカーペットでは、「止められるか、俺たちは」という文字と共に、たくさんのサインが書かれた真っ赤な旗を広げ歩いた白石監督ら。この旗は、白石監督が全国キャンペーンに持ち歩き、本作を応援してくれる人にサインをもらっていたのだという。歩き終わって口をついて出たのは、「やっぱり若松さんに見せたかったな」の一言。その言葉に、井浦さんも黙って頷いていた。井浦新、撮影をふり返り…「恩師とまた出会えたような」チケットは発売直後、秒殺で完売し、公式上映には満員の観客が詰めかけていた本作。上映後のQ&Aでは、観客から井浦さんへ「若松監督を演じて、一番大変だったところは?」と質問を投げかけられると、「撮影前は、自分に本当に演じらるのかとプレッシャーと不安で、本当に大変だった。しかし、撮影中は恩師とまた出会えたような夢の時間を過ごした」と回答。最後には、「この映画には、若松監督と若松プロに対する愛がいっぱい詰まっている。でも、それを知らない人にも真っ直ぐに伝わって欲しい」と思いを伝えると、会場からは盛大な拍手が送られていた。白石和彌監督コメントいつもと同じく暖かく迎えてくれた釜山映画祭ですが、『止められるか、俺たちを』を携えて来た釜山は少し景色が違って見えました。若松監督とキム・ジソクさんとまた会えたような気がします。なお、本作は2017年から新設された「キム・ジソク賞」にノミネートしており、こちらの受賞発表は本作の公開日と同日の13日(土)に行われる。■『十年 Ten Years Japan』(11月3日公開)日本映画界の若手の活躍の場を広げるため、是枝裕和監督が総合監修を務め取り組んだ国際共同プロジェクト『十年 Ten Years Japan』。こちらも台風が釜山を直撃したことで監督たちが現地に入れるかというピンチもあったが、撮影のために不参加となった石川慶監督以外の早川千絵監督、木下雄介監督、津野愛監督、藤村明世監督は無事なんとか現地入り。本作はオムニバス映画となっているが、今回その中のひとつ、『いたずら同盟』に主演し、同映画祭の審査員を務めている國村隼も駆けつけた。國村隼「ぜひこれは参加したい」オファーを受けた理由とは…上映後の舞台挨拶では、國村さんは「『十年』という映画は香港で始まったムーブメントですが、実は私は香港とは縁があります。香港が中国に返還される前、2~3年ほど滞在して5~6本の作品に出演しました。そのため、『十年』という企画は自分にとって身近に感じることができました。また、今度はその日本版が是枝裕和監督指揮のもと製作されることになり、木下監督にオファーをいただいたとき、ぜひこれは参加したいと思いました」と本作に参加した理由を明かす。また、各作品でメガホンをとった監督たちも、「高齢者に限らず、社会の役に立たない人は生きている価値がないという思想に対して恐れと憤りを持って、この作品を作ろうと思いました」(早川監督/『PLAN75』)、「これから先、記録というデータが多くなった時、曖昧な記憶の存在を忘れてしまうのではないか、目に見えず残らないものを忘れてしまうのではないかという危機感を持ち、この作品を作りました」(津野監督/『DATA』)。「自分の息子が生まれて3日後にこのプロジェクトの話をもらい、その時に10歳のこどもを描こうと決めました」(木下監督/『いたずら同盟』)、「東日本大震災と原子力発電所の事故により放射能で空気が汚染され、私はそれを経て『空気が怖い』と思うようになりました。10年前は『空気が怖い』と思うことなんて想像できませんでした。もしかしたら、10年後は、空気から逃げて、地下に住む未来がくることもあるのではないかと思い、このお話を作りました」(藤村監督/『その空気は見えない』)と、それぞれ製作の経緯を明かしていた。■『RAILWAYS』シリーズ最新作『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』(11月30日公開)國村隼&青木崇高、映画祭参加に喜び『RAILWAYS』シリーズ最新作となる有村架純と國村隼のW主演映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』。國村さん、青木崇高、吉田康弘監督、シリーズを手掛けてきた阿部秀司エグゼクティブプロデューサーが登壇した上映前の舞台挨拶では、釜山国際映画祭が大好きでプライベートも含め4度ほど来場しているという青木さんは、「國村さんは今回(コクソンの)悪魔のような役ではなく、とても素敵な役で出ていらっしゃるので映画を楽しんでください」と観客へコメントを送り、國村さんは「この釜山国際映画祭に戻ってこれて本当に嬉しいてす」と語り、「一般のお客様にご覧いただくのは今回が初めてで、それをこの映画祭のお客様に、目の肥えた韓国の方たちに届けられて本当に嬉しいことです」と喜びを噛み締めた。吉田監督「前作、前々作に負けない作品に」その後、エンドロールが終わると会場からは大きな拍手が巻き起こり、4名が再登壇。Q&Aでは、最初に吉田監督が本作に参加したきっかけを聞かれると、「前作、前々作に負けない作品にしたい、今作は違いを生み出すために女性運転士と義理の父のバディムービーにしたい想いから製作をしました」と明かした。10年前の映画を鑑賞した観客から、記憶の中でしか出てこない人物を演じての感想を聞かれた青木さんは、「撮影日数が1週間もなかった中で、全編を通して、重要な役柄として出演するキャラクターとどう向き合うのかを最初に考えました」と思いを述べ、また「(本編のシーンで駿也が父親を想い、泣くシーンに対して)なんとか父親として、駿也がリアルな感情からアプローチできるよう、彼と一緒に過ごし、撮影外でも親子の時間を作ることに専念しました」と役作りを明かす。主演のひとり、有村さんの起用についても、阿部氏は「新しい作品を作るにあたってテーマを変えて女性運転士をキーワードにした際、監督と2年前ほどに話して、有村さんが適任だ」とふり返り、吉田監督は「あまり過去の説明をしない映画にしたかったので、セリフ以外の表情でもすべてを繊細に表現できる有村さんだからこそ決めました」とキャスティングの裏話を語っていた。■『寝ても覚めても』(公開中 9/1~)東出昌大が主演する映画『寝ても覚めても』。カンヌ国際映画祭、トロント国際映画祭、サンセバスチャン国際映画祭、ニューヨーク映画祭、ロンドン映画祭に続いての正式上映となった今回。本作からは、同映画祭初参加となった東出さんとヒロインの唐田えりかが登場。東出昌大、韓国でも大人気!空港到着時から大きな歓声で迎えられ、ホテルチェックイン時も人だかりができるほどだった東出さん。レッドカーペット登場の際、2人の名前が読みあげられると満席の会場から割れんばかりの拍手と大きな歓声が響き渡たり、ゆっくりとレッドカーペットを歩き、随所で手を振ると会場からはさらなる大きな歓声が。また、会場にはプライベートで駆けつけた本作の出演者、渡辺大知(黒猫チェルシー)が2人に歓声を送るという一幕もあった。レッドカーペット後、「モデルをやっていたので、随分とレッドカーペット的なものは歩いてきましたけど、やはりアジアの最大級の釜山映画祭、色んな国の俳優さん、監督さん、映画祭の方々がいて凄く華やかだな、と感じました」(東出さん)、「韓国でも活動してきたので、釜山映画祭のオープニングセレモニーのレッドカーペットを歩くことができたのはとても嬉しかったです」(唐田さん)と、それぞれ歩いた喜びの感想を語っていた。■「ガラ・プレゼンテーション部門」に出品! 『斬、』(11月24日公開)池松壮亮&蒼井優、台風に阻まれ渡航叶わず…塚本晋也監督が初の時代劇に挑む『斬、』。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門、トロント国際映画祭に続いての出品となった今回は、塚本監督と主演の池松壮亮、ヒロインの蒼井優が参加予定だったが、池松さんと蒼井さんは前日より猛威を振るっていた台風25号によって飛行機が欠航となり、成田空港まで駆けつけたものの釜山入りが叶わず、急遽塚本監督ひとりでの公式行事の参加となった。公式上映前の舞台挨拶では、塚本監督が「つい先ほどまで池松さんと蒼井さんは、全て準備して成田空港まで来ていたんです。今ふたりは別の作品の撮影中なのですが本日はお休みを頂いて、朝から釜山に向かう予定でした。ギリギリまで頑張って粘ってくれたのですが残念です」と2人の欠席を報告。上映が終わると、満員の客席からは大きな拍手が湧き起こり、一般の観客からの多くの質問が投げられていた。監督に会うためだけに今日のチケットを買ったという監督の熱心なファンからは、「揺れ動くカメラで、執拗に追いかけてゆく感じをいつも受けます。それをずっとやり通せる集中力が監督の映画からは見られます。その執拗な集中力はどこから得られるのでしょうか?」という質問が投げかけられ、それに対し監督は「客観的に観て『こういう話なのね』っていうのではなく、なるべく観客があたかも映画の中に入って一緒に体験している感じになってほしいといつも思っています。カメラはそれに付いてきているだけです。狙ってやっているわけではなく、生々しい感じにしたいのでやっています。しつこいということに関しては私の資質ですね。どこから来ているのかは、両親に聞きたいぐらいです(笑)」と答えるなど、熱い質問に時に笑いを交えながら丁寧に対応し、終了時間となっても熱心なファンからの質問が続いていた。「第23回釜山国際映画祭」は10月13日(土)まで開催。(cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMASかぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発― 2018年11月30日より全国にて公開©2018「かぞくいろ」製作委員会十年 Ten Years Japan 2018年11月3日よりテアトル新宿、シネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開©2018 “Ten Years Japan” Film Partners止められるか、俺たちを 2018年10月13日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©2018若松プロダクション愛しのアイリーン 2018年9月14日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Ⓒ 2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ斬、 2018年11月24日よりユーロスペースほか全国にて公開(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2018年10月10日大ヒット映画を生み出し続ける山崎貴監督が、主演に菅田将暉を迎え『永遠の0』以来再び第二次世界大戦を描く最新作『アルキメデスの大戦』。この度、新たに舘ひろしをはじめとする追加キャストが明らかになった。原作は「ドラゴン桜」で知られる三田紀房の同名漫画で、物語の舞台は1930年代の日本。アメリカとの開戦を視野に入れた大日本帝国海軍を舞台に繰り広げられる「戦艦大和建造」を巡る知略・謀略、そして“数学”を駆使した頭脳戦などかつてない斬新な切り口で描く歴史エンタテイメントだ。第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた若手トップの演技派俳優菅田さんが、日本の命運を握る天才数学者・櫂直役を演じる。■舘ひろしが、人生初、丸刈りで役に挑む!先日、第42回モントリオール世界映画祭で最優秀男優賞を受賞した舘さんは、これまでに三船敏郎、山村聡、最近では2011年に公開された『聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実』で役所広司が演じてきた、山本五十六役に抜擢。役作りのために、長い俳優人生で初めて“丸刈り”頭にした舘さんは「いろいろな文献を読み直し、数々の名優が演じられてきたものと、またちょっと違う山本五十六を意識して演じました」と熱い思いを語った。山崎監督とは今回が初の仕事となり、「山崎貴監督とは是非ご一緒したいと思っており、今回、念願が叶いました。映画のリズムに合ったものを撮れるまでしっかり粘る姿は、勉強になりましたし、久しぶりに映画の現場らしい現場を見た気がして楽しかったです」と充実した現場の様子を明かしている。■脇を固める追加キャストも一挙解禁!ほかにも「戦艦大和」の建造案を作った張本人であり、櫂直や山本五十六と対立する造船中将・平山忠道役を『人魚が眠る家』の公開が控えている田中泯、櫂直に想いを寄せる造船会社の社長令嬢・尾崎鏡子役を『センセイ君主』の浜辺美波、櫂と共に「戦艦大和」建造計画阻止に奔走する海軍少尉・田中正二郎を『きみの鳥はうたえる』の柄本佑がそれぞれ演じる。さらに「戦艦長門」の艦長である宇野積蔵役を『サバイバルファミリー』の小日向文世、山本五十六の上官であり、「超大型戦艦建造計画」の反対派である永野修身役を『パンク侍、斬られて候』の國村隼、永野とは逆に、計画を強く推し進め、山本五十六陣営と対立する嶋田繁太郎役を『家族はつらいよ』シリーズの橋爪功が演じ、作品に花を添えている。豪華キャスト陣のコメントも到着!舘ひろし/山本五十六役山本五十六という大きな役をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。男子ならばやはりやってみたい役だと思います。役の為に髪を短く切ってほしいとお願いされた時も、やぶさかでなく、すごく嬉しかったです。第二次世界大戦前の少し若い時代を演じるということで、いろいろな文献を読み直し、数々の名優が演じられてきたものと、またちょっと違う山本五十六を意識して演じました。山崎貴監督とは是非ご一緒したいと思っており、今回、念願が叶いました。映画のリズムに合ったものを撮れるまでしっかり粘る姿は、勉強になりましたし、久しぶりに映画の現場らしい現場を見た気がして楽しかったです。撮影で特に印象に残っているのは、映画のクライマックス、海軍のトップ陣が戦艦大和をかけてぶつかる合う大会議のシーン。菅田将暉くんは、数学的な長いセリフを機関銃のような勢いで話し、かつ、黒板に数式を書きながらそれをやってのけ、圧巻でした!撮影のカットがかかった瞬間、思わず拍手してしまった程です。また、この豪華なキャストの皆さんはやはり素晴らしく、会議での大舌戦は迫力がありましたね。映画を是非、楽しみにしていてください。浜辺美波/尾崎鏡子役女性キャストは私一人だけという場面も多かったのですが、凄く温かい現場で、すぐに馴染むことができました。山崎組はスタッフ、キャストのみなさんで一つの輪になり、凄くいいチーム感が出来ていたと思いますし、その中にいられることが嬉しかったです。山崎監督は現場中、だんだんと親近感をおぼえていくような不思議な方で、多くの方がついていきたくなる理由が分かりました。そんな山崎組だからこそ、安心して演じることができました。私の演じた尾崎鏡子は、財閥のお嬢様なので、育ちの良さが出るように意識し、年齢相応の可愛らしさも表現できたらと思いながら役に向き合いました。戦時中に海軍のトップで日々戦っていた男たちの熱い話ですが、私の演じる一般人の視点でも見てもらえると、また違う捉え方も味わって頂けると思います。楽しみにしていてください。柄本佑/田中正二郎役僕が演じる田中少尉は、ガチガチの軍人から少しずつ人間味を帯びてきて、菅田くん演じる櫂直と次第にバディになっていくという役です。役作りに当たり、江田島にある旧海軍兵学校で1日入隊体験をしてきました。とてもしんどかったですが、基礎的な敬礼や上官への態度を学んだことは大いに役立ちました。菅田くんとは、怒られるんじゃないかってくらい毎日おしゃべりしていましたが、現場になると頭の回転が非常に速く、凄い人です。舘ひろしさんはおおらかで、どっしりと演じられていて、しなやかな強さをもつ「新しい山本五十六」を見ました。そして大会議のシーンでの豪華な俳優の皆さん、毎日暑い中で大変な撮影だったにも関わらず、休憩中も疲れを感じさせず大声でおしゃべりしていて、ビックリしました。そんなパワフルな方々によって、熱気あふれる凄いシーンになったと思います。改めて、凄い俳優陣に囲まれた現場だったと思いました。小林克也/大角岑生役橋爪さんとは30年くらい前に一緒に仕事をしていて、ミニ同窓会みたいなところもあり、楽しかったです。台本を読んだり、資料を読んだり、そして家族や親せきが戦時中経験したことを思い描きながら演じさせてもらいました。氷がすぐとけてしまうような暑い現場でしたが、芝居もちゃんとしたし、休む時はリラックスできましたし、ちゃんとお仕事させてもらいました! 撮影を通じて、「魂が入っている」というよう映画ができつつあるんじゃないかな、と感じております。最近は「半端ない」とか、いろいろな言葉がありますが、菅田将暉くんの芝居はまさにそれでした。「凄いもんを見せてもらった」と思っています。小日向文世/宇野積蔵役「ALWAYS 三丁目の夕日」の時もそうですが、山崎監督が穏やかなので、現場も同様に穏やかで、心地良く役に入れる現場でした。これから「戦艦大和」をCGで作っていくそうで、私も観客のような気分で楽しみにしています。今作は漫画原作とは思えないリアリティがあって、「もしかしたら戦艦大和が出来上がるまでにこんなことあったんじゃないか」と思わせる、よく練られた脚本だと思いました。菅田将暉くんとは初めて共演しましたが、役に真剣に向き合っていると感じさせる佇まいがあり、格好良かったです。あと、顔が小さくてびっくりしました(笑)。國村隼/永野修身役山崎組は監督の人柄みたいなものがすごくよく反映されていて、どんな現場でも温かい雰囲気がある現場です。スペクタクルなCGのシーンもありますが、人の想いや思惑のぶつかり合う、大会議のシーンは凄く見ごたえがあると思います。今回、菅田くんと舘さんと一緒のシーンが多かったのですが、菅田くんは数学者の作られた難解な数式を間違えることなく、黒板に書きながら芝居をしていて、不思議なものを見ている感覚でした。感心してしまいましたね。そして、舘さんとも初めての共演でしたが、今までの山本五十六のイメージとも少し違う、舘さんの山本五十六がそこにあり、楽しくやらせていただきました。橋爪功/嶋田繁役太郎台本で20数ページにわたる大会議のシーンでは、なかなか独特な雰囲気がありましたね。そんなシーンだから、楽屋もまじめかと思われるでしょうが、ベテランたちのおふざけトークにも若い人たちが温かく(?)付き合ってくれたりして、笑いの絶えない時間でした。暑くて、長くて、帰るとぐったりの現場でしたが、楽しい時間でした。監督に「嫌な役で出して」と交渉したら、教養もないのにやたらえばってる、けっこうな役をいただきました。監督の狙い通りに演じられていればと少し心配しています。主演の菅田将暉くんにはビックリしました。数式や図式をスラスラと書きながら、セリフもテンポよく演じる、凄い才能です。若さってすごいね。田中泯/平山忠道役山崎組への参加は三作目。これまでよりは少し余裕をもって「組」にいることができたように思います。僕は自身を演技者としては素人だと思っているんで、なかなか現場というのに慣れる事はない。でも今回は関わっているスタッフのそれぞれの仕事もよく見ることもできたかな。撮影現場は俳優だけでなく一人一人が大事な仕事を各所でやっている、そういう意味では俳優も同じようにそこにいる。ありきたりかもしれないけれど、演じている時でも一緒に乗り越えてくれている様に感じられる組力を山崎組には感じます。造船中将という理数系の人を演じるにあたり、早口で台詞を言って欲しいと監督からお願いされ、僕は日常的に人に対して言葉を早く話すことをあえてしてこなかったので、それはとても難しいことでした。けれど、だからこそ楽しい!大会議のシーンでも、大勢での芝居をした経験がこれまで少なく、また、自分より年上の人が現場に何人もいるのがありがたく、1日1日が長く感じるほど濃密な時間だった。貴重な体験だった。『アルキメデスの大戦』は2019年夏、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アルキメデスの大戦 2019年夏、全国東宝系にて公開Ⓒ2019映画「アルキメデスの大戦」製作委員会Ⓒ三田紀房/講談社
2018年09月25日今回の旅先は西粟倉村(にしあわくらそん)。西粟倉村は、岡山県の最北東端に位置し、兵庫県・鳥取県の県境にある村。面積の約95%が山林、約85%を杉や檜などの育成林が占めると言います。人口は現在1422人。主な産業は林業。移住者や村民により木材など山の恵みを活用した約20社の企業が相次いで設立され、「起業家の村」として広く知られて行きました。森林再生支援などを手掛ける企業などの出資により2009年に完成した「西粟倉森の学校」が、間伐材の加工などを展開。これをきっかけに、家具の製造、ゲストハウス運営、なんとこの山の中でウナギの養殖の事業までも立ち上がり、起業家養成講座も開かれているという自然いっぱい元気いっぱいの今まさに注目すべき村なのです。 そこで今回おじゃましたのがここ「YOUBI(ようび)」。前の上司によくこちらのお話は伺っており、西粟倉に行くのであればぜひ立ち寄ったほうがいいと言われていました。社屋とモデルルームはなにやら大掛かりな組み木の集合体のよう。遠くから見ても存在感抜群です。 手作り感のある看板が可愛い!ここでは家具や暮らしの道具を作っています。 育成林は放っておくと成長しすぎて光が地面まで届かなくなります。その結果下草が生えず、深刻な土砂災害を招く原因になります。また、密集しすぎた森林は成長が遅れ細いままのため、木材として1本あたりの材料が少なくなってしまい加工が難しくなってしまいます。今ある木を間伐して使うことで森が綺麗になり、暮らしに循環していくのです。 「やがて風景になるものづくり」を理念に掲げて無垢の素材、伝統的な木組みの技術を活かしたものづくりをしているようび。椅子もテーブルも一つ一つ心を込めて丁寧に作られているそう。 ショールーム全体を囲むように組まれている組み木。木の香りが空間に広がっています。ここではなんと5,500本の木を使用しているとのこと! 北欧のようでもあり、とても美しいです。木とテキスタイルの組み合わせ、なんて相性が良いのでしょう。 なんとこの組み木、65,000箇所の溝を刻んで組んだとのこと。そう、この組み木は全て従業員のDIY! 一体どういうことなのかと話を伺うと、2016年1月23日の午前4時、ようびの工房で火災が発生。真冬の不運な条件で発生した種火はあっという間に工房中を巡り、ようびのすべてを焼き尽くし奪い去ったと言います。『百年の森林構想』という50年かけて育てた森林を50年後の未来へ残すことを決めたこの村の理念に共感し、ようびの代表の大島さんは100年の森林から生まれたひのきで家具をつくる挑戦をはじめたそう。そんな熱い想いからか、全焼という現実を目の前にも大島さんはようびのスタッフに「再起したい」と決意を伝えたと言います。その後、メンバーひとりも欠けることなく全員で立ち上がり、この社屋ができたのです。 火災があっても諦めないというスタッフみんなの執念にも近い熱い想いが今はとても穏やかな景色を切り取ってくれている空間からビリビリと伝わって来ました。自分が今全てを失ったらようびの皆さんのように諦めずに強く前に進むことができるだろうか。きっとこの村の人々、たくさんの豊かな木の存在、そして作りたいという想いが彼らをここまで強くさせたのでしょう。 と、いろいろとお話を伺っていると気になるバードのプロダクトを発見!かわいい!このまま飾ることもできるし、羽から尾の部分に本を置くこともできるのだそう。 「これは東京などでも買えるんですか?」と尋ねると、「木は呼吸する生き物と同じ。できればこの西粟倉に来ていただいて、景色を見てここに訪れて購入してもらえると嬉しい。卸売はやっていないんです。」とデザイナーでもあり広報担当でもある山口さんは言います。確かにせっかく遠出して購入したのに帰ったら東京でも売っていた。なんてことよくありますよね。私はお土産といわれるものはできるだけ現地だけで買えるものであってほしいと思っています。東京でも買えてしまったらそれはお土産ではなく、ただの便利なのではないか。と思ってしまうのです。買い手の便利さを追求することももちろん必要な時もありますが、作り手の背景や環境、想いは現地でなければ目で見て感じ取ることはできません。こういった会話からも得るものは大きいです。 新しい工房の天井にも、迷いのない意志のようにも感じられる組み木が美しく並んでいます。 3面ガラス張りの多目的スペース。3面スクリーンの映画館のように美しい西粟倉村の景色が広がります。 ブックバードは税込15,660円で販売しています。卸売はしていないそうですが、どうしても西粟倉村まで行けない!という方は唯一ようびのwebサイトで購入することができますよ。廃校となった旧影石小学校はベンチャー企業のオフィス、カフェ、ショップで賑わいます。体育館では「森のうなぎ」の養殖が行われていたりと、ようびの他にも西粟倉村では様々なチャレンジが始まっています。 市町村合併せずに村として存続することを決め「百年の森林構想」を掲げ森林と共に循環を始めた西粟倉村。温泉もあり、国民宿舎への宿泊もできます。 共感から人が集まり、好きなことを仕事にし、みんなで継続するから本物になる。都会から離れていても、この考え方、生き方が地域全体、日本全体に広がり注目されつつあります。小さな村の大きな挑戦はこれからも続いて行きます。
2018年09月23日ギタリスト村治佳織がデビュー25周年を迎えた。コアなクラシックファンに認められ、一般のファンからも愛される村治佳織は、クラシック界においてとても稀有な存在だ。しかも15歳でのデビュー以来、常にトップランナーとしてクラシック界を牽引してきたその輝きは、デビューから25年を経た現在も少しも変わっていない。記念アルバム『シネマ』の発売と同時に、アプリ版ぴあでの「ライフストーリー:映画のような私の人生〜いつもギターが一緒だった〜」も連載開始。読んでから聴くか、聴いてから読むか。いずれにしても中身は濃いぞ。
2018年09月19日映画音楽の作曲家として活躍する岩代太郎が、企画・原作・音楽を担当し、全編音楽を書き下ろした、奏劇「『ライフ・コンチェルト』ある教誨師の物語~死刑執行までのカウントダウン」が東京・紀伊國屋ホールにて8月29日に開幕した。プレビュー公演前のゲネプロに潜入した。【チケット情報はこちら】死刑囚たちが刑の執行までの残された日々と向き合い、死を語り合うという役目を担う教誨師(きょうかいし)。國村隼演じるベテラン教誨師(きょうかいし)の牧師・元村由紀夫が、自分の後任に、高田翔(ジャニーズJr.)演じる塩野智嗣を選ぶところからはじまる本作。最初こそ死刑囚とのやり取りもぎこちなかった塩野だが、大森博史演じる死刑囚・古戸健治、また長谷川京子演じる死刑囚・大島玲子との交流を重ねることで、教誨師という役割の難しさに気づいていく。そして元村、塩野が出会う、黒川智花演じる死刑囚・大島の娘である瑠璃。大島玲子と瑠璃が抱えるある秘密が、元村、そして塩野の人生についての根幹を揺るがしていく。國村演じる元村は終始静かな口調ながら、塩野、死刑囚ら、瑠璃に語りかけるセリフには、現行の死刑制度、そして自身の死生観までをも考えさせられる。その國村演じる元村から、教誨師の後任に選ばれる塩野という難しい役割を与えられた高田は、演出の深作健太から話し方やタイミング、目線についても細かい指導を受け、体を動かしながら確認し、自身が演じる塩野に落とし込もうとする姿が印象的だった。またこの日、原作の代弁者という立場の語り役を担ったのは、舞台を中心に多岐に活躍する染谷俊之。客席と舞台上をつなぐナビゲーターとしての役割に真摯に取り組んでいた。本作、「奏劇」は今までに無い舞台創造のかたちへの挑戦として岩代が提案する、演奏と演劇を合わせたスタイル。舞台上にはグランドピアノ、また東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーによるカルテット(弦楽四重奏団)がシーンにあわせて豊かな音色を響かせるのも見所だ。公演は9月3日(月)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。語り役は、8月30日、31日、9月3日(月)を染谷俊之、9月1日(土)13時30分、2日(日)13時30分を伊東健人、9月1日(土)17時30分を石川界人が務める。チケットぴあでは各公演の前日23時59分まで当日引換え券を発売中。
2018年08月31日有村架純と國村隼のW主演で贈る、『RAILWAYS』シリーズ最新作『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』。この度、本作の予告編と本ポスタービジュアルが到着した。■血の繋がらないない3人が「家族」を作ろうとする姿が…今回到着した予告編には、夫の故郷・鹿児島で鉄道運転士を目指す奥薗晶(有村架純)と、晶の義父・節夫(國村隼)、晶の亡き夫の連れ子・駿也(歸山竜成)と血の繋がらない3人が、愛する人を失った悲しみを抱え、愛を伝えきれなかった後悔を抱えながら新しい「家族」を作ろうと、ときに感情をぶつけ合いもがきながらも、必死に前を向いて生きようとする姿が映し出される。また、彩り豊かで美しい九州の風景が印象的に映し出され、有村さん演じる晶の“運転士”姿も確認することができる。■斉藤和義が書き下ろした主題歌「カラー」もさらに本映像では、今年デビュー25周年を迎える斉藤和義が撮影現場を訪れ、鹿児島県~熊本県を結ぶ“肥薩おれんじ鉄道”にも乗車して書き下ろした主題歌「カラー」の一部が初公開。「走り出す風になる空高く舞い上がれ」という歌詞は、本作のテーマでもある“再出発”を強く感じさせるようだ。また、予告編と併せて公開されたポスタービジュアルは、晶が何かを決意したかのような凛々しい表情、駿也の悲しみを胸に秘めた顔、そして節夫の包み込むような暖かな笑みを捉え、それぞれの表情が印象的な1枚となっている。なお本作は、11月30日(金)の全国公開に先駆け、23日(金・祝)より鹿児島県と熊本県にて先行公開されることが決定した。『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』は11月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発― 2018年11月30日より全国にて公開©2018「かぞくいろ」製作委員会
2018年08月29日十根川神社とは「十根川神社」は、十根川、大久保、椎原(しいばる)、鹿野遊(かなすび)、内の八重(うちのはえ)の五集落を氏子(うじこ)とし、縁結びの神様として崇敬されています。古くは八村大明神(やむらだいみょうじん)と呼ばれていました。明治以降は、大己貴乃命(オオアナムチノミコト)を祀っています。村内に伝わる古文書『椎葉山由来記』、『椎葉山根源記』には、椎葉の山里に隠れ住む平家残党への追討使那須大八郎が、最初に陣屋を十根川に構えたと記しています。この陣屋を椎の葉で葺いたため「椎葉」の名が起こったことも記されています。八村杉高さでは国内2番目、根回りでは国内4番目利根川神社の鳥居をくぐりまっすぐ進み、本殿を抜けると見えてくるのが国指定天然記念物になっている「八村杉」。元久年間に椎葉を訪れた那須大八郎が植えたとされる十根の杉です。十根川神社が「八村大明神」と呼ばれていたためこの名前が付きました。国指定天然記念物に登録!八村杉は十根川神社の境内にあり、別名「十根の杉」とも言われます。この杉は根周り19m、樹高54.4m、目通り幹周り13.3m、枝下の地面の全周は99mもある巨木です。高さでは国内2番目、根周りでは国内4番目。昭和10年に国指定天然記念物に指定されました。八村杉を取り巻くようにイチイガシやトチノキの巨木が生い茂っており、最近では、八村杉の周辺を巨樹の野外博物館として位置づけています。この樹林は、十根川重要伝統的建造物群保存地区の特定物件に平成10年に指定されました。八村杉がある近くの椎葉村の風景八村杉は、言い伝えによると平家追討の将、那須大八郎宗久が討伐に訪れた元久年間(1204~1206年)に大八郎自身の手植えとされています。明治4年(1871年)まで十根川神社が八村大明神と呼ばれていたことから、八村杉と呼ばれるようになりました。この八村杉は樹齢800年と長い時間、椎葉村を見守った地元では神様のような存在。そんな杉の近くに立つと、悩みすらも吹き飛んでしまうようで、パワースポットのパワーをとても感じます。大久保のヒノキ推定樹齢はなんと800年!八村杉から東、標高700mの山腹にある大久保集落で、複雑に絡みながら四方に枝を伸ばす圧倒的な存在感の「大久保のヒノキ」。推定樹齢は800年です。「大久保のヒノキ」も国の天然記念物!大久保集落の奥にある大久保のヒノキは、八村杉と同じく推定樹齢800年の日本一の大檜(ヒノキ)。幹周り9.3m、樹高32m、枝は東西32m、南北30mの広がりを持ち、樹幹に無数の枝幹が絡みつくようにそびえている様子は壮観です。平成6年に国指定天然記念物に指定されました。大久保集落の人によると、「檜」はこの集落を開拓し住み着いた先祖の墓印であり、気が優しい女性の墓印の木であるといわれています。そのため今も「檜」は、この地を開拓した祖先の墓印として大切に奉られており、パワースポットとして地元の人たちに知られています。また、大久保のヒノキの近くには休憩スポットもあり、そこで飲むよもぎ茶は絶品。マイナスイオンをたっぷり吸収しながら飲むと、デトックス効果がありそうな気持ちになります。スポット情報スポット名:十根川神社住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良字十根川電話番号:0982-67-3139(椎葉村観光協会)スポット情報スポット名:大久保のヒノキ住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村大久保電話番号:0982-67-3139(椎葉村観光協会)
2018年08月28日奏劇「ライフ・コンチェルト」ある教誨師の物語~死刑執行までのカウントダウンが8月29日(水)に開幕する。その稽古初日に潜入した。【チケット情報はこちら】映画音楽の作曲家として国内外で活躍する岩代太郎が企画・原作・音楽を手掛ける舞台。稽古にあたり岩代は「舞台における音楽のあり方にもう一歩挑戦したい。今回、“演奏”と“演劇”で『奏劇(そうげき)』という言葉をつくりました。新たな可能性を探ります」と挨拶した。書き下ろしの音楽と生演奏、そして俳優たちが紡ぐ言葉で構成される本作。描かれるのは、教誨師(きょうかいし)の物語だ。教誨師とは、死刑囚が執行までの日々で、向き合い語り合う役割を担う人物。本作では、國村隼がベテラン教誨師、高田翔(ジャニーズJr.)が新人教誨師、黒川智花が死刑囚を母に持つ大学生、大森博史が高田演じる教誨師が初めて担当する死刑囚、長谷川京子が黒川演じる女性の母親でマスコミでも大きく取り上げられた猟奇的な殺人事件を起こした死刑囚を演じる。そして“語り”として染谷俊之、伊東健人、石川界人が日替わりで出演する。脚本は土城温美、演出は深作健太、演奏は岩代と東京フィルハーモニー交響楽団のメンバー。舞台でまず口を開くのは“語り”(この日は染谷が演じた)。“語り”はいわばナビゲーター的な存在なのだが、すべてが説明台詞で長台詞となる。内容を観客に届くように読むだけでも大変そうだが、深作から「ドラマを見つめる作家が語るイメージで」とのリクエストを受け、染谷は距離感を調整しながらつくりあげていく。本編に入ると、國村の最初の台詞で一気に物語に引き込まれる。彼が演じる教誨師は、我々にはあまり馴染みのない存在。しかし、國村の深い声、包み込むような語りに、どのようなことを行っている人物かが自然と理解できる。そこに新人として登場する高田は、國村とはまた違う存在感。座って読んでいるのに目の前で動いているかのような鮮やかな生命力に、役柄の持つ希望を感じられた。死刑囚を演じる大森と長谷川は、心に抱えたものを大森はストレートに、長谷川は厚いフィルターを通し、台詞に滲ませる。特に長谷川の役柄が抱えるものは難解で、ひとつひとつの言葉を深作と理解を共有しながら進めていた。さらにその娘である女子大生(黒川)もまた複雑。黒川は、時が止まったような幼い語り口のなかに、ふと背筋が冷たくなるようなねじれを見せつけた。初日でこれだけの完成度を見せたカンパニー。これから稽古が進み、さらに音楽が加わるとどうなるのだろうかと、期待が高まる稽古初日だった。公演は、8月29日(水)から9月3日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2018年08月27日アーティストの眉村ちあきが20日、新曲「ピッコロ虫」のMVを公開した。本作はこれまでにも眉村のMVやライブの演出映像を手がけてきた映像監督・松浦本が制作した。眉村は「ピッコロ虫は、初めての正統派メジャー感醸し出し曲です」と明かし、松浦監督については「松浦さんはスーパー監督で、正統派からむちゃくちゃなMVまで作ってしまいます。頭の中がどうなってるのか見てみたいです」と表現する。今回のMVは「イメージはカラフルな海外雑誌に憧れて真似する昭和の可愛い女の子」がテーマとのことで、松浦監督は「当初のイメージはカラフルな海外ポスターの様な世界観。ですが、撮影中赤い衣装に映えるベルトはないかな?とつぶやいたところ、眉村さんがご自分の靴下を腰に巻き出したので、可愛いくダサい昭和レトロでいこうと決めました」と明かした。
2018年08月22日新人監督に無名俳優ばかりながらリピーターが続出中の話題作『カメラを止めるな!』や、8月17日(金)に公開となる『銀魂2掟は破るためにこそある』など、平成最後の夏にふさわしい“お祭り映画”に沸く日本映画界。そんな中、秋は“ノスタルジー”な空気漂う、最高に“エモい”映画が続々と公開となる。今回はその中からひと足早く、注目作をピックアップ!■コギャルブームに沸いた90年代が舞台の青春ドラマ!懐かしさ漂うJ-POPの名曲が彩る『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(8月31日公開)90年代、青春を謳歌した女子高校生の仲良しグループ“サニー”。専業主婦の奈美(篠原涼子)は、ある日、高校時代の親友・芹香(板谷由夏)と再会するが、彼女が末期がんに侵されていることを知る。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」という芹香の願いを叶えるため、奈美は再び“サニー”のメンバーを呼び集めるが…。夢と刺激で溢れていた高校時代と、かつての輝きを失った現在の“2つの時代”が交差して描かれる本作。大ヒットメーカー・小室哲哉が音楽を担当しており、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」を始め90年代のヒット曲が次々と流れ、コギャルルックや彼女たちの小物に至るすべてが郷愁を誘う。“強い気持ち”と“強い愛”が巻き起こす感動のラストの行方を、ぜひスクリーンで確かめて。■映画、青春、そして恋――。危うく、きらめいていた一瞬を描く青春群像劇『止められるか、俺たちを』(10月13日公開)舞台は1969年。新宿のフーテン仲間のオバケに誘われて、"若松プロダクション"の扉をたたいた吉積めぐみ(門脇麦)、21歳。彼女の目を通し、若松孝二を始めとする映画に魅せられた若者たちの生き様や駆け抜けた時代を描く。若き日の若松監督を演じるのは、『実録・連合赤軍―あさま山荘への道程』『キャタピラー』『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』『千年の愉楽』などで長年、若松監督とタッグを組んできた井浦新。いまや日本映画界を牽引する存在となった白石和彌が監督を務め、師匠・若松孝二と共に駆け抜けた若き日を描きだす。自分は何を表現したいのか、何者になりたいのか、何も見つけられない自分への焦り…。全てから取り残されてしまうような言いようのない不安に駆られながら、“何者かになろうと夢みた”若者たちの情熱を映し出している本作。知られざる異才たちのまっすぐで、バカで、愛おしい青春の1ページの記憶は、きっと誰にとっても胸に刺さるものがあるはず!■1人の夢がみんなの夢に!その“将棋への情熱”が前人未踏の奇跡を起こす『泣き虫しょったんの奇跡』(9月7日公開)将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的作品(講談社文庫刊)を実写映画化。主演を務める松田龍平ほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼といった“主役級”の豪華キャストが集結。第42回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門への正式出品も決定している。幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れたしょったんが、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げた奇跡の実話を描き出す。大きな挫折の苦悩と絶望からの再起を図るしょったんを演じたのは、『青い春』以来16年ぶりに豊田利晃作品で単独主演を務めた松田龍平。奇しくも今年、しょったんがプロ編入の偉業を成し遂げたときの年齢と同じ“35歳”に達した松田さんは、「自分が本当にやりたいことに対して、どれだけ魂を注いでいるかという晶司の気持ちに投影する部分が多かった」とふり返る。瀬川晶司五段本人も「(松田さん演じるしょったんが)周りから“瀬川さんにしか見えない”と言われることも多かった」と語る通り、劇中ではしょったんの心情の機微や移り変わりが丁寧に表現されている。さらにそんなしょったんを支えるのは、個性豊かな人々。自信を持てなかったしょったんの背中を優しく押した恩師、奨励会時代の仲間、将棋道場の席主や、会社の同僚、そして親友…。しょったんの夢を支える人々との熱い人間ドラマは、きっと涙なしでは観られないはず。また、そんなしょったんの生き様や人間ドラマの数々は幼少期から丁寧に描かれており、劇中では、狭く古びたしょったんの部屋で仲良くこたつを囲む奨励会員たちの姿や、レトロな雰囲気漂う喫茶店など、昭和ならではのどこか懐かしさや温かみのある、独特の空気感も注目となりそう。“お祭り映画”を楽しんだら、ノスタルジーな雰囲気漂う“エモさ”満点の映画で癒されてみては?『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社止められるか、俺たちを 2018年10月13日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©2018若松プロダクション
2018年08月19日是枝裕和監督が総合監修し、5人の監督が日本の十年後を描くという国際プロジェクト『十年 Ten Years Japan』の公開日が、このほど11月3日(土)に決定したことが分かった。本作が描くのは、新しい年号になって10年目の未来――。まだ見ぬ日本を、20代から40代の5人の新鋭監督が「高齢化」「AI教育」「デジタル社会」「原発」「徴兵制」とそれぞれをテーマに、日本が抱える問題を見つめて描いていく。平成30年8月15日、本日は73回目の終戦記念日。本作の一編、ラストを飾る石川慶監督作『美しい国』は、徴兵制を公示するポスターを手掛ける広告代理店の社員・渡邊(太賀)が、デザインを一新するという防衛省の意向を大物デザイナーの天達(木野花)に伝えるという大役を先輩社員にふられてしまい…というストーリーで、“徴兵制”が施行された日本を描いた作品だ。いまの日本において、この“徴兵制”は遠いものに感じる人が大半かと思われるが、しかし、70数年前の日本には徴兵制があり、第二次世界大戦終盤には学徒出陣の名のもとに大学生さえも戦地に出征していたのも事実。では、日本が再びそのような事態となったら…?10年後の会社員の日常の仕事の中に“徴兵制”を描いたのはなぜだったのか。石川監督は以下のようにコメントしている。●石川慶監督コメント十年後、83歳以下の人は誰も戦争を知らない時代がやってきます。実質、戦争を覚えている人が社会からほとんどいなくなると言っても過言ではないのでしょう。話を聞きたくても、意見を仰ぎたくても、もうその人たちはいないのです。そう思うと、僕らはけっこう重要な転換期に生きている気がするし、たぶんとても重要な責任を負っているんだと感じます。でも僕は、次の世代に渡すべきバトンを何も持っていないことにただ愕然としてしまいます。“もう遅い/まだ間に合う”という香港版のキャッチコピーを重く受け止めつつ、“まだ間に合う”という思いを込めてこの短編を撮りました。『美しい国』のほか、本作は『PLAN75』『いたずら同盟』『DATA』『その空気は見えない』の5作品で構成。キャストには、杉咲花、太賀、川口覚、池脇千鶴、國村隼ら実力派俳優たちが参加する。『十年 Ten Years Japan』は11月3日(土)よりテアトル新宿、シネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:十年 Ten Years Japan 2018年11月3日よりテアトル新宿、シネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開©2018 “Ten Years Japan” Film Partners
2018年08月15日アーティストの眉村ちあきが、4日に東京・新宿 LOFTで行われたワンマンライブ「眉村ちあき 2nd ワンマンライブ~SOLD OUT 関係者席ありません~」にて、レコード会社・トイズファクトリーと仮契約し、19年6月4日に東京・新木場STUDIO COASTで3rd ワンマンライブを開催することを発表した。眉村は"弾き語りトラックメイカーアイドル"として、テレビ東京バラエティ番組『ゴッドタン』やTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演するなど、注目を集めている。4日のワンマンライブでは、5月にリリースされたアルバム『目尻から水滴3個、戻る』や最新配信曲「ピッコロ虫」を中心に23曲披露し、アンコールではこれまでの軌跡を振り返る映像が放映された後、「MAYUMURA CHIAKI 2018~2019」と題してトイズファクトリーと仮契約することなどが発表された。その他にも、眉村ちあきドキュメンタリー「眉村ちあきのすべて(仮)」の映画化決定、12月「無人島クリスマス」イベント開催、19年1月にクラブクアトロ(東京・渋谷と大阪・梅田)でのライブ開催が発表された。それぞれイベントの詳細やチケットについては、後日発表を予定している。
2018年08月07日映画『アルキメデスの大戦』が、2019年7月26日(金)に公開される。主演は菅田将暉。「戦艦大和」建造計画阻止に挑む天才数学者『アルキメデスの大戦』の原作は、『ドラゴン桜』で大ヒットを飛ばした三田紀房による同名漫画。1930年代の日本を物語の舞台に、1人の若き天才数学者が<戦艦大和建造計画>阻止のため、前代未聞の頭脳戦に挑んでいく。アメリカとの開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、世界最大級の戦艦“大和”を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てていた。その計画に反対を唱える海軍少将・山本五十六は、“大和”建造を阻止するため、帝国大学100年に1人の逸材=アルキメデスの再来と呼ばれる天才数学者・櫂直(かいただし)を引き入れる。櫂は、数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる“大和”建造費の見積もり額に矛盾を発見し、軍部の陰謀を暴こうとするのだが…。「戦艦大和建造」を巡る知略・謀略、“数学”を駆使した頭脳戦…かつてない斬新な切り口で描く歴史エンタテイメント。そしてなんといっても砲弾が飛び交う様子、戦闘機、そして“戦艦大和の沈没寸前”など迫力ある映像も注目のポイントだ。大和とは?史実では1942年、連合艦隊旗艦になる。1945年、”世界最強の戦艦”として日本の期待を背負い、海上特攻作戦のため沖縄に向かうが、途中の坊ノ岬沖にてアメリカ軍の総攻撃にあい、戦艦大和は大爆発を起こして沈没した。戦艦史上最もデザインが美しいと評する声も多く、いまなおグッズ制作や紙面で特集されることが多い。主人公・櫂直(かい ただし) に菅田将暉主演を務めるのは、菅田将暉。『帝一の國』『火花』『銀魂』シリーズに出演し、『あゝ、荒野』で第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。『アルキメデスの大戦』では、日本の命運を握る天才数学者・櫂直を演じる。櫂直は帝国大学出身。100年に一人の天才と言われるものの変わり者。数学は好きだが、軍隊は嫌い。それでも戦争を止めるため、帝国海軍という巨大な権力の中枢に入っていく。山本五十六(舘ひろし)日本で最も有名な海軍軍人・山本五十六。アメリカ留学経験もあり、アメリカとの戦争は避けたい思っている。「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」と櫂直を海軍にに取り込む。田中正二郎(柄本佑)櫂と行動をともにする将校・田中。尾崎鏡子(浜辺美波)育ち良い美しき財閥の令嬢。櫂を慕う。戦時の中で一般人の視点で描かれる。平山(田中泯)櫂と対立する戦艦大和の設計者・平山。造船中将。その他、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功ら名優が参加し、豪華キャストが集結している。笑福亭鶴瓶が原作の再現100%「戦艦大和」建造計画を阻止する“鍵”を握る人物、造船会社「大里造船」の社長・大里清役を演じるのは、笑福亭鶴瓶。大里清というキャラクターは、『アルキメデスの大戦』原作者の三田紀房が笑福亭鶴瓶をモデルに描き上げたキャラクター。まさに再現度100%の実写化が実現する。監督は『永遠の0』の山崎貴監督を務めるのは、山崎貴。映画『ALWAYS三丁目の夕日』をはじめ、VFXで「零戦」を描いた『永遠の0』、八木竜一と共同監督を務めた『STAND BY ME ドラえもん』、『海賊とよばれた男』、『DESTINY 鎌倉ものがたり』など、次々に話題作を製作してきた山崎貴が「戦艦大和」をどのようにスクリーンに映し出すのか、注目が集まる。『アルキメデスの大戦』あらすじ日本と欧米の対立が激化の一途を辿っていた第二次世界大戦前の昭和8年。日本帝国海軍の上層部は超大型戦艦「大和」の建造計画に大きな期待を寄せていた。そこに待ったをかけたのは、海軍少将・山本五十六。山本はこれからの戦いに必要なのは航空母艦だと主張。しかし、世界に誇れる壮大さこそ必要だと考える上層部は、戦艦「大和」の建造を指示する。それに危機を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を海軍に招き入れる。彼の数学的能力で、「戦艦大和」建設にかかる莫大な費用を試算し、その裏に隠された不正を暴くことで計画を打ち崩そうと考えたのだ。「軍艦の増強に際限なく資金が費やされ、やがて欧米との全面戦争へと発展してしまう。そんなことはあってはならない!」と、櫂は日本の未来を守るため、海軍入隊を決意。持ち前の度胸と頭脳、数学的能力を活かし、前途多難な試算を行っていく。だがそこに、帝国海軍内の大きな壁が立ちはだかっていく。作品詳細映画『アルキメデスの大戦』公開時期:2019年7月26日(金)原作:三田紀房『アルキメデスの大戦』(講談社ヤングマガジン連載中)監督・脚本・VFX:山崎貴出演:菅田将暉、浜辺美波、柄本佑、笑福亭鶴瓶/小林克也、小日向文世/國村隼・橋爪功、田中泯、舘ひろし
2018年07月20日何をやらかすかわからない危うさが魅力という人がいる。綾野剛もそのひとりだと思う。現在、“朝ドラ”ことNHKの連続テレビ小説『カーネーション』が夕方に再放送されている(ただし一旦休止中)。本放送は2011年で、綾野剛はこのドラマに出演したことで一躍人気俳優の仲間入りをした。彼が演じたのは、長崎から岸和田に活路を求めてやって来た周防という男。戦争で夫を亡くしたヒロイン・糸子(尾野真千子)は彼に惹かれて行くが、なにしろ妻子のいる身、周囲は大反対するし、本放送の時、視聴者からも批判の声が上がったため、それ以後、“朝ドラ”では既婚者が恋する描写には慎重になったとか。でも、綾野演じる”周防さん”の魅力には抗いがたいものがあり、糸子だけでなく視聴者の多くが彼に惹かれた。なんといっても、周防さんには危うい魅力があった。“朝ドラ”らしい清涼感あふれる青年のようでいて、その涼しそうな皮膚の奥に色気が閉じ込められていてドキリとさせられたものだ。綾野剛には炭酸飲料の蓋をうっかり勢いで開けて中身が溢れ出して焦る、みたいなサプライズ感がある。○ギャップを作り出す綾野剛俗に言う塩顔で、目鼻立ちがすっきりしており、こんな酷暑でも綾野剛の顔を見ていると夜風に当たりながらモヒートを飲んでいるような気持ちになる。現在の所属事務所トライストーンに入るきっかけであり、事務所に誘ってくれた小栗旬と知り合った映画『クローズZERO II』(09年)でも熱い高校生たちのバトルのなか、黒い傘を差して立っている綾野剛はひとり体温が低そうだった。それが数年後、『日本で一番悪い奴ら』(16)で下衆な警官役を演じたときには慄いた。痰を吐いたりゲップをしたり、清涼感のサンズイがひとつもなくなっていたからだ(演技です)。俳優にとってギャップを作り出すことは大事な技能である。綾野剛は、一見、色白でひょろりとして見えるが、アクションには重量感がある。象印、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」のCMで火の燃え盛る棒をくるくる回して「私は何を表現しているのでしょう」とやっている姿などただごとではない。また、無口そうな顔立ちにもかかわらずインタビューすると熱心に長いこと自論を語る。代表作のひとつである連続ドラマ『コウノドリ』シリーズ(TBS)では穏やかな産婦人科医の顔と激しいピアニストの顔のふたつを持つ人物を好演していた。○サプライズの男・綾野剛華麗なる変化は、まるで真夏のソルト&レモンのように鮮烈な俳優・綾野剛にとって、『パンク侍、斬られて候』(石井岳龍監督)の主人公・掛十之進はハマり役といえるだろう。掛は剣の腕は一流だが浪人の身。彼が通りすがりの巡礼の父娘の父のほうを腹ふり党と勘違いして斬り殺してしまうところから物語ははじまる。その場に居合わせた黒和藩の者に、世にはびこる怪しい宗教団体・腹ふり党に詳しいから黒和藩に士官できれば対応策を教えると出まかせを言ってまんまと藩に入り込む。自分が得することしか考えておらず、適当なことを言ってその場をやり過ごす、倫理観のかけらもない汚い根性の持ち主で、おおよそ物語の主人公らしからぬ人物だ。でも、主人公以外の人物もたいがいろくでもなく、感情移入し辛い人のオンパレード。黒和藩の藩主(東出昌大)は世間知らず、家老(豊川悦司、國村隼)は出世を狙って牽制し合っている。腹ふり党の幹部(浅野忠信)はクレージーで何を考えているのか皆目わからない。若い武士(染谷将太)は任務のストレスから腹ふり党に傾倒して裸で踊りまくる。少しまともそうなのは……しゃべる大猿(永瀬正敏)というシュールなストーリーだ。罪のない人を殺して誤魔化すわ、おしりを丸出しにしたりして不謹慎だわ、腹ふり党の美女(北川景子)に心を奪われでれでれしていて役的にはあまり感心できないとはいえ、掛の派手なアクションシーンには目を瞠る。デニム素材か薄いブルーの着物の裾を見出しまくって走り回る綾野の勇姿は、役の人格を越えて問答無用にかっこいい。しつこいようだが、炊飯ジャーのCMの無駄にかっこいいアクションを成立させるだけはある。にもかかわらず、豊川悦司演じる家老にしょっぱなから掛の調子の良さが見抜かれてしまう底の浅さ。とても残念キャラを綾野剛は懸命に演じている。おそらくとても真剣にやっているのだろうが、顔立ちがクールなので真意がわからない。ちょっとはいいところを見せてくれるのではないかと最後の最後まで期待をして映画を見ると……。うっかり炭酸の缶を勢いよく開けてしまったように、わわわ! まさにサプライズの男・綾野剛の面目躍如である。ちなみに、撮影現場を見学したことを『キネマ旬報 7月上旬号』で書いていて、綾野について書いたことを一部引用してみよう。"飯屋・変粉の場面では、スタッフの手が足りないと気を利かせて「いま(2階の)照明直してます」と現場に自ら声出して伝えたり、別日、にわか雨でしばし撮影が止まってしまったとき「今日やばいんで(天気)、がんばりましょう」と腹ふり衆役のエキストラたちに呼びかけたりしていて、演技のパンクと実直そのものの素とのギャップが興味深かった。"やっぱりおもしろい人だと思う。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP 』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2018年07月19日将棋界の歴史を変えた感動の実話を映画化した『泣き虫しょったんの奇跡』の完成披露舞台挨拶が7月3日(火)、TOHOシネマズ新宿にて行われ、主演の松田龍平のほか、共演者や豊田利晃監督など、総勢10名が顔をそろえた。■映画PRを振られた松田龍平「侍ジャパンの映画」!?松田さんのボソボソ語る口調は、公私共に仲良しの野田洋次郎&新井浩文を中心にクスクス笑いを巻き起こす。映画のPRを振られた松田さんは、「本当にいい映画、勇気をもらえる映画だと思います」と言うと即座に言葉に詰まり、「宣伝文句、考えておかないと…すみません…。侍ジャパンの映画」とW杯にかけて言うと、場内は爆笑。新井さんは「もう1回、チャンスをお願いします!」と観客に呼びかけると、気を取り直した松田さんは「将棋は日本でしかない国技、みたいな。合っているかな?違うな…。日本の魂がこもっている将棋の世界で奮闘する、瀬川さん含め周りの人間ドラマが色濃く描かれています」と最後はキレイにまとめていた。『泣き虫しょったんの奇跡』は、将棋界で本当に起きたサクセスストーリーを、豊田監督と松田さんによる16年振りのタッグで届ける。幼い頃からプロ棋士を目指して生きてきたしょったんこと瀬川晶司の夢は、年齢制限の壁にぶつかり、あっけなく断たれた。普通のサラリーマンとして日々を送っていたが、アマ名人になっていた親友との再会などの出来事で、改めて将棋の面白さを痛感したしょったんの、二度目の挑戦が始まる。■将棋最弱は妻夫木聡&染谷将太現場でも将棋をさしあっていたというキャスト陣。誰が一番強いかという話に及ぶと、駒木根隆介は、「強かったのは僕です、恥ずかしいけど(笑)」としながらも、ほかに強いのは「新井さん」と名指した。バトンを受け取った新井さんは「うち、もっぱら麻雀が得意です。確かにそこそこですけど、逆で最弱はブッキー(妻夫木聡)と、染谷(将太)!最弱ですね。お互いニカニカしていて、ずっと1日中終わらなかった(笑)」と朗らかにエピソードを明かした。さらに、新井さんは、かつては将棋が弱かった松田さんが強くなっていたことに驚いたと話し、「2~3週間前くらいかな。飲んでいるときに龍平が暗い顔をして『伸び悩んでいる。将棋が強くならない…』って言っていた(笑)。伸び悩むってどういうこと?」と松田さんに振ると、松田さんは「壁にぶち当たった」と几帳面に答えた。最終的に「どこを目指しているかよくわからないけど、さすが龍平」と新井さんに突っ込まれていた。そのほか、完成披露舞台挨拶には、渋川清彦、松たか子、小林薫、國村隼、瀬川晶司五段(原作者)が登壇した。『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社
2018年07月03日映画『あゝ、荒野』などの映画音楽の作曲家として活躍する岩代太郎が、企画・原作・音楽を担当し、全編音楽を書き下ろした、奏劇「『ライフ・コンチェルト』ある教誨師の物語~死刑執行までのカウントダウン」の上演が決定した。【チケット情報はこちら】今までに無い舞台創造のかたちへの挑戦となる、演奏と演劇を合わせた「奏劇」。岩代は「多くのサウンドトラックを手掛けながら、時には台詞よりも雄弁に語る音楽の有様を知り、新しい音楽の可能性を探求したいとの衝動を抱きました。台詞のように奏でられる旋律、旋律のように語られる台詞。かつて「オペラ」の新しい可能性を探求した先に「楽劇」があったように、「演奏」と「演劇」の挟間で新しい可能性を探求したい。その想いから生まれた新しい舞台芸術のカタチを私は「奏劇(そうげき)」と名付けました。どうぞ新しいクリエーションの息吹をご覧下さい」と、コメントを寄せた。ストーリーは、ベテラン教誨師(きょうかいし)の牧師・元村由紀夫が、自分の後任に、屈折した少年期を元村に支えられ現在は牧師の塩野智嗣を選ぶところからはじまる。死刑宣告後もいつ執行されるのかを知らされることはない死刑囚たち。その執行までの残された日々に向き合い、死を語り合うという役目を担うのが教誨師(きょうかいし)だ。自身も病に犯されながら、全身全霊で死刑囚への教誨に向き合う牧師・元村役には岩代たっての希望で出演が実現した國村隼。屈折していた過去を持ちながら、元村の意思を継ぎ教誨師の道へ足を踏み入れることになった塩野役には高田翔(ジャニーズJr.)が選ばれた。元村と塩野が向き合うふたりの死刑囚・古戸健治役には大森博史、大島玲子役に長谷川京子、そして大きくストーリーを動かすことになる死刑囚 大島の娘・瑠璃役には黒川智花と、映画・ドラマや舞台で活躍する役者が揃った。さらに音楽は岩代が信頼する東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーによるカルテット(弦楽四重奏団)の生演奏と、演劇×演奏の豪華な共演が実現。また指揮・ピアノは岩代太郎が務め、語りとして染谷俊之の出演が決定している。演劇と音楽の新しい形を作り出す奏劇「『ライフ・コンチェルト』ある教誨師の物語~死刑執行までのカウントダウン」は8月29日(水)から9月3日(月)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。チケットの一般発売に先駆けて、ぴあではチケット先行予約を実施中。受付は7月9日(月)午後11時59分まで。
2018年07月03日松田龍平が異色の棋士を演じる『泣き虫しょったんの奇跡』の公開日が9月7日(金)に決定。さらに、“しょったん”こと松田さん演じる瀬川晶司五段を取り囲み、濃密な人間ドラマを彩る第3弾キャストとして、上白石萌音、石橋静河、藤原竜也ほか実力派キャスト13名が新たに発表された。幼いころから将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田さん)は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れた“しょったん”が、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げる、という物語。松田さんが2002年公開の『青い春』以来16年ぶりに豊田利晃作品で単独主演を務めるほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼といった“主役級”の豪華キャストが集結している。■上白石萌音、“しょったん”が恋心を抱く相手に!将棋一筋で生きてきた“しょったん”が、淡い恋心を抱く喫茶店の店員・真理子役には、『舞妓はレディ』(’14)で映画初主演ながら日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も『ちはやふる』シリーズやヒロインの声を演じた『君の名は。』、さらに現在公開中の『羊と鋼の森』への出演と、目覚ましい活躍を続ける注目の若手女優・上白石萌音。奨励会を退会し会社員となった“しょったん”の同僚・南咲子役に、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の主演に抜擢され、多数の映画賞を受賞、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でも話題を呼び、『きみの鳥はうたえる』(9月1日公開)、『生きてるだけで、愛。』(今秋公開)など注目作の公開が控える石橋静河。■藤原竜也は松田龍平と6年ぶり共演!“しょったん”のファンに!?上司・山口役には、バラエティ・ドラマ・映画への出演を始め、映画『火花』では監督も務めるなど、マルチに活動を見せるお笑い芸人・板尾創路。さらに、かつて主演映画『I’M FLASH!』(’12)で松田さんと共演を果たした藤原竜也の出演も明らかに!会社員として働くかたわら、再び将棋のプロを目指す“しょったん”のファンの1人として登場する。果たして、どのようなシーンで登場するのか…?松田さんと藤原さんの共演シーンには注目だ。そのほか、大西信満、奥野瑛太、遠藤雄弥、山本亨、桂三度、三浦誠己、渡辺哲など、実力派キャスト陣が続々。それぞれ独特な存在感を放ち、作品にさらなる厚みをもたらしている。また、中学時代の晶司役には今作で映画デビューとなる窪塚愛流、親友・悠野(野田さん)の中学時代には後藤奏祐人が扮し、将棋に打ち込むひたむきな姿をフレッシュに演じている。■豪華キャスト勢揃い!本ポスタービジュアルも公開本ポスターには、「負けっぱなしじゃ、終われない。」という想いを込めた言葉と共に、将棋盤の前で覚悟を決めたかのような表情を見せる“しょったん”の姿が…。奨励会員の仲間たちや、幼いころから自身の夢を応援してくれた父(國村さん)、さらに内気だった“しょったん”の背中を押してくれた恩師(松さん)、そして最大のライバルであり親友(野田さん)。「満26歳までに四段へ昇段しなければプロ棋士になれない」という、プロ棋士の養成機関・奨励会(新進棋士奨励会)に潜む“鉄の掟”のもと、年齢制限を迎え一度は将棋から離れてしまうが、再び夢を追うことを決意した“しょったん”を力強く支え、応援する人々の姿が映し出されている。「ひとりの夢が、みんなの夢になった―」。そう記された言葉の通り、“しょったん”の将棋への情熱が次第に周囲の人々の心を動かし、やがてみんなにとっての“夢”や“希望”となっていく。豪華キャストら共演によって描かれる、その濃厚な人間ドラマには、ますます期待が膨らむばかりだ。自身も9歳から17歳まで奨励会に在籍していた過去を持つ豊田監督が「将棋を描くなら、『人生の縮図=将棋そのもの』な世界にたどり着きたい」という思いを込め、メガホンを取った本作。様々な人々との出会い、挫折・葛藤、そして、いつまでも変わらない将棋への想い。そのすべてが重なり合い、35歳のサラリーマンが将棋界の歴史を変える“奇跡”を巻き起こしていく。なお、本作は8月24日(金)より開催の第42回モントリオール国際映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることが決定している。『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社
2018年07月01日ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼が1日、『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』内の『アエイオウ』舞台挨拶に登場した。同作は6つの詩から生まれた6つの新たな楽曲を6編のショートフィルムで描くオリジナル作。白濱は、安藤桃子監督『アエイオウ』の主演を務め、主題歌「何もかもがせつない」を同グループが担当した。主演の白濱は「音楽からショートフィルムが生まれるってLDHらしいプロジェクトだと思った」と語る。「台本を読んでいて、『これってどういうことなんですか?』と監督と話す機会が多かったので。見れば見るほど自分なりの答えが見つかってくる作品だなと感じました」と作品について振り返った。パフォーマーの小森は「改めてこの並びで、なんでお前なんだ感半端ない!」と苦笑。「グループのメンバーですけど、ボーカル(片寄)は歌って、亜嵐君は主演して。僕は曲聴いて『いいな』、映画観て『ちょっと難しいな』って。考えた時、どっちかというとこっちなんじゃないかな?」と客席側に立とうとする。片寄も「隼の存在意義みたいなのは、5日くらいかけて話してるんですよ」と明かした。主題歌にかけて最近あった「何もかもがせつない」エピソードを聞かれると、片寄は「小森の存在」とさらに小森いじり。小森は「SNSで僕の名前が出た時から、何もかもがせつない! 景色がすべて曇って見える」と嘆く。白濱は「隼の状況もそうなんですけど、こないだ(関口)メンディー君が始球式を投げて、133km/hで話題になったじゃないですか。すぐ樽美酒さんに抜かれましたね」と、それぞれメンバーのせつなさに注目していたようだった。また、作品にちなみ「ア・エ・イ・オ・ウ」のカードに書かれた質問に答えることに。「メンバーに感謝したこと、されたこと」という質問を引いた片寄は「もう、毎日っすね」と答え、会場からも感嘆の声が上がる。小森が「久々に会ったけどね」と言うと、片寄は「そんなことないでしょう。昨日会わなかっただけじゃない?」と指摘。小森は「1日会わなかったら久しぶりな感じするよね。今日朝、おはようって言うの緊張した」と告白し、白濱も「お前今日俺に言わなかったからね、『おはよう』って!!」と訴え、小森は「声が出なくて! なんかわからないけど亜嵐くんを見つめるだけの状況になった」と説明した。さらに小森は「昨日この登壇が心配すぎて、深夜に涼太くんに連絡したんですよ。なおさら挨拶しづらい」と複雑な心境を吐露。片寄が「感謝されてる感じはした。昨日LINEしてよかったでしょ?」と尋ねると、小森も「ちょっと心がほっこりした」と振り返った。
2018年07月01日主演・綾野剛、脚本・宮藤官九郎、監督・石井岳龍という最強の布陣で町田康の同名小説を実写映画化し、あまりにも奇想天外なストーリーゆえ、出演者が口を揃えて「宣伝の仕方が分からない…」と言う『パンク侍、斬られて候』。その謎多き本作をここで掘り下げる。■あらすじある日、とある街道にひとりの浪人があらわれ、巡礼の物乞いを突如斬りつける。自らを“超人的剣客”と表すその浪人の名は掛十之進(綾野さん)。掛は「この者たちは、いずれこの土地に恐るべき災いをもたらす」と語る。そして、次々とあらわれるクセものたちと、ある隠密ミッションの発令によって始まる前代未聞のハッタリ合戦。ひとりの女をめぐる恋の行方と、ひとりの猿が語り出す驚きの秘密…。いま、あなたの想像をはるかに超える、驚天動地の戦いがはじまる!■原作は町田康の同名小説!高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始めていた町田さんは、当時、石井聰亙の名で活動していた石井監督の『爆裂都市 BURST CITY』(’82)で、無二の存在感をアピールし俳優としてもデビュー。江戸時代を舞台にしながらも、いまっぽい口語による滑稽な会話の応酬、次から次へと登場する特異なキャラクター、驚きに満ちたストーリー展開、そしてド肝を抜く大団円で、発表から10数年経った現在も色褪せず、多くの熱狂的なファンを持つ原作が、こうした縁を持つ石井監督の手によって実写化された。■クセが強いにも程があるキャラクター陣!ストーリーの謎は多いが、この個性豊かなキャラクター陣を見れば、本作が面白くないわけがないと感じること必至。ここでは主要キャラを一挙紹介していこう。「超人的剣客なんです私!」綾野剛/掛十之進(かけ・じゅうのしん)超人的剣客のくせにプータローという主人公。本作で自分が言ったハッタリをきっかけに、誰も想像しえなかった事態を招いてしまう。超テキトー。「母性がむずむずする」北川景子/ろん茶山(浅野忠信)の身の回りの世話をする女性。予告編では先陣を切ってミュージカルをするなど謎の多い人物。超マドンナ。「余は感性が鋭いと申すか?」東出昌大/黒和直仁(くろあえ・なおひと)黒和藩の藩主。「正論公」という二つ名を持つも、実際は堅物で機転が効かない“ザ・お殿様”。予告編の名台詞は「分からん!もやもやする」。超カタブツ。「なんつーの?竹馬の?友的な?」染谷将太/幕暮孫兵衛(まくぼ・まごべえ)大浦(國村隼)の家臣であり、いまでいう「ゆとり」世代。窮地に陥ると気絶する特異体質を持つ、骨の髄まで超ゆとり。「宇宙が砕けますよ」浅野忠信/茶山半郎腹ふり党の極悪非道な元幹部。顔に刺青があり、2人の付き人に自分の言葉を発言させる超カリスマ。「ゲジゲジー!」永瀬正敏/大臼延珍(でうす・のぶうず)監督過去作で半面仏像の役を熱演した永瀬さんが、今度は国中の猿をかき集める力を持つ役を熱演。人間の言葉は巧みに操れるも、超サル。ほかにも超くせ者が勢ぞろい!ほかにも掛を暗殺しに来た超アサシン・真鍋五千郎(村上淳)や、オツムは弱いくせに、まさかの念道力を操るオサム(若葉竜也)。超チキンの長岡主馬(近藤公園)や、ろんが自分に気があるとうぬぼれる、情報屋の江下レの魂次(渋川清彦)。掛のハッタリを真っ先に見破った、内藤帯刀(豊川悦司)や、その内藤の策にハマって失策してしまう、大浦主膳(國村隼)などが登場する。さらに謎を呼んでしまう予告編!?公開された本予告編には、強烈な個性を放つ12人のクセ者たちの超破天荒な掛け合いと、壮大なハッタリ合戦が描かれており、キャストの強烈な演技合戦を見ることができる。さらに映像の後半には、猿と人間による壮絶な大合戦シーンの一部が映し出されているが、この猿たちがどのような経緯で合戦に参加するのかは未だに謎。また、予告編の冒頭にかかる楽曲は、中毒性の高い独特の色気が唯一無二の世界観を生み出す「感覚ピエロ」の「夜のスピード」。この楽曲は本作のために新たに書き下ろされたオリジナルソングとなり、本作のエンディングを彩る。■【ここがパンク!その壱】 挿入歌にまさかのセックス・ピストルズ映画の主題歌には、なんとイギリスを代表する伝説的パンク・ロックバンド「セックス・ピストルズ」による「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が使用されている。本作の舞台は江戸時代なのに。「セックス・ピストルズ」の様々な伝記映画など、彼らの音楽が使用された映像作品は多いが、日本映画の主題歌に楽曲が公式に使用されるのは今回が初。石井監督は、音楽の常識を塗り替えた歴史的楽曲を主題歌に起用したことについて「今回はこれしかない。あなーきー・いんざ・行けー!!」と楽曲になぞらえコメントしている。■【ここがパンク!その弐】これ以上にないほど主役のキャラが変化する!綾野さん演じる、掛の口達者で超テキトーな侍というユニークな侍像は、周りの状況や登場人物のテンションに合わせて自在に色を変えてゆく綾野さんの演技によって生み出された。「共演者の皆様のキャラクターが本当にカラフルで強烈な個性を持っているので、それを一度受け止め、その皆さまのキャラクターのカラーに掛を合わせていったのです」と、掛自身が変幻自在に変わってゆく、掛十之進が一之進ではなく、十之進である理由もそこにあるという考えを語っている。■【ここがパンク!その参】北川さんの美しさと演技がパンク。本作の完成披露舞台挨拶で、ゴールドに輝く衣装で現れた北川さんは「パンクでロックでかっこいい男性陣の中で、唯一の女性ということで、マドンナ的な存在かと思いきや、私も非常に暴れております」と笑顔で語った。綾野さんも「北川さんは美しさというパンク」とその美貌に惚れ惚れとしていたが、「パンク精神を持っている方。作品を1ミリでも良くすることを考えられていて、それが伝わってくるので現場としても楽しかったです」と北川さんの女優魂にも感服していた。いまだ謎が多いものの、その超展開に期待せずにはいられない。あなたもこの「劇薬」を劇場で飲み干してほしい。『パンク侍、斬られて候』は6月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パンク侍、斬られて候 2018年6月30日より全国にて公開ⓒ エイベックス通信放送
2018年07月01日女優の北川景子が30日、映画『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)の公開初日舞台挨拶に、綾野剛、東出昌大、浅野忠信、永瀬正敏、染谷将太、村上淳、若葉竜也、渋川清彦、國村隼、宮藤官九郎(脚本)、石井岳龍(監督)とともに登場した。同作は町田康原作の同名小説を脚本・宮藤官九郎、監督・石井岳龍のタッグで実写化。江戸時代を舞台に、綾野演じる浪人・掛十之進が自らが蒔いた種よって生まれる大惨事に七転八倒する。まるで孔雀の羽根のような豪奢な飾りのついたドレスで登場した北川。作中では奇妙な踊りも披露し、村上は「関係者のみなさん、あとで北川さんの踊るシーンだけ僕に素材ください」とおねだりしていた。北川は「ダンスも経験ないですし、今回腹踊りという、みんなで腹を振ってた楽しくなろうよという誘いのダンスなわけじゃないですか」と自身のシーンについて説明。「いかにみんなを腹踊りに誘えるかということだと思うんですよ、私の役割というのは」と真剣に語る。「ある意味教祖様という感じでもいなきゃいけないですし、そういう腹踊りってどういう腹踊りなんだろうって、ダンスの先生ともいろいろ話をさせていただいて、ああいう振り方になった」と振り返った北川。「すごく不思議な経験をさせていただきました」と苦笑した。
2018年06月30日俳優の綾野剛が30日、主演映画『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)の公開初日舞台挨拶に、北川景子、東出昌大、浅野忠信、永瀬正敏、染谷将太、村上淳、若葉竜也、渋川清彦、國村隼、宮藤官九郎(脚本)、石井岳龍(監督)とともに登場した。同作は町田康原作の同名小説を脚本・宮藤官九郎、監督・石井岳龍のタッグで実写化。江戸時代を舞台に、綾野演じる浪人・掛十之進が自らが蒔いた種よって生まれる大惨事に七転八倒する。「宣伝が不可能」と言われていた同作について、綾野は「革命だと思ってます」ときっぱり。「現実でできないことをしているわけですが、だからこそスクリーンからはみでることをしていけばいいということが、改めて結実した。役者として、また1回生まれ直しなたという感じがあります」と思い入れを明かす。撮影現場では、浅野からいきなりタックルされるアドリブなどもあり「カオス状態」だったというが、「監督がニコニコしながら『オッケー』って言うので、何がオッケーなのか、全然台本と違う」と苦笑。浅野は「役になりきってたからわからない。取り憑かれていた、どうかしてたと思う」と振り返った。猿の将軍役だった永瀬は、猿たちに恐れられていたそうで、「確かに逃げられていました。お猿ちゃんに」と悲しそうな様子。しかし「最後、お腹を触らせてくれました」と、少しずつ距離が縮まったという。また作中で綾野と対決した村上は「睾丸稲荷返し」という技を披露したが、「綾野くんの股間がすごくいいにおいがして、役に集中できないなと思って」と衝撃発言。「夏を告げる石鹸のような……素に戻っちゃって、『監督止めてもらっていいですか』って」と明かした。綾野も「それで止めてたんですか」と驚きながら、「まさか淳さんの股間を嗅ぐ芝居をすることになるとは」としみじみと感じ言った様子だった。さらに、綾野と対決するのは3回目だという村上は「僕の息子の(村上)虹郎は映画『武曲 MUKOKU』で剣道で対決して、綾野くんが『好きなギター買ってやるよ』と言ったと。僕は3回も戦ってるのに、まだ言われてない!」と抗議。綾野が「虹郎、20歳になったじゃないですか」と説明すると、「僕は45になるよ!」と訴えていた。
2018年06月30日ウエンツ瑛士がメインMCを務め、旅とグルメをテーマにしたロケを展開する「火曜サプライズ」の6月26日(火)今夜放送回は、ゲストに映画『パンク侍、斬られて候』で共演している俳優の綾野剛と女優の北川景子を迎えた“北品川ぶらり旅”の様子をお届けする。今回、綾野さんと北川さんがロケに繰り出した北品川は旧東海道の宿場町。ここで2人はお茶屋の絶品どら焼きや、芸能人も数多く訪れるという激辛カレー店などを巡る。餃子店では、北川さんが手料理を披露。北川さんいわく「100点」と絶賛する餃子の出来映えのほどや、いかに?さらに話題は2人の私生活にも。綾野さんの超こだわりインテリアにまつわるトークに、北川さんが餃子に入れる意外な○○とは!?そして、新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』公開で話題の「スター・ウォーズ」の人気キャラクター、チューバッカも“緊急来日”。今回も目が離せないロケが展開する。連続テレビ小説「カーネーション」や「闇金ウシジマくん」「コウノドリ」などの作品で人気となると、『新宿スワン』ではスカウトマンを、『ピース オブ ケイク』ではお茶目だけど熱いハートを持ったレンタルビデオ屋の店長を、『日本で一番悪い奴ら』では悪徳刑事を、「フランケンシュタインの恋」ではなんと“人造人間”と、あらゆるジャンルの作品で多彩な役柄を演じ分ける綾野さん。「Seventeen」モデルとして活躍、その後、映画『間宮兄弟』やドラマ「モップガール」で注目され、「太陽と海の教室」「ブザー・ビート」で2年連続月9ヒロインに抜擢されると、近年では「家売るオンナ」や『君の膵臓をたべたい』など数々の作品に出演、今年の大河ドラマ「西郷どん」では天璋院篤姫役を演じている北川さん。2人が出演している映画『パンク侍、斬られて候』が6月30日(土)から全国公開される。町田康の傑作小説を原作に、「木更津キャッツアイ」「あまちゃん」などの宮藤官九郎が脚本を手がけ、『蜜のあわれ』の石井岳龍監督がメガホンを取って映画化。綾野さん、北川さんのほか東出昌大、染谷将太、浅野忠信、村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、國村隼、豊川悦司らが出演。江戸時代、自らを超人的剣客と表す浪人・掛十之進(綾野さん)が、自身が蒔いた種によって起きた騒動に翻弄されていく姿を描く。綾野さんと北川さんの“ぶらり旅”の模様をたっぷり楽しめる「火曜サプライズ」は6月26日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reservedパンク侍、斬られて候 2018年6月30日より全国にて公開ⓒ エイベックス通信放送
2018年06月26日