映画『哀愁しんでれら』(2月5日公開)の公開初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、土屋太鳳、田中圭、COCO、渡部亮平監督が登場した。同作は渡部亮平によるオリジナル脚本・監督作。市役所に勤める平凡な女性・小春(土屋)は、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。土屋はまさにシンデレラのように、肩出しのドレスで華やかに登場。「どうにか小春を幸せにしてあげたくて、白を選びました」と説明した。イベントでは3日に26歳の誕生日を迎えた土屋の誕生日サプライズも。「何!?」と驚く土屋に、花でできたケーキがプレゼントされると、「すごい! びっくり。めちゃくちゃきれい。どうやって飾ろうかな、おうちで」と興味津々の様子を見せる。代表して土屋を祝った田中は「太鳳ちゃんはほんと、このままで、ずーっとこのままで、できたら来年も再来年もずーーっとこのままで成長してってほしいなと思います」と力強くコメント。「昔を知ってるので。昔から変わらず、いい人生を送ってるんだろうな、いっぱいいい経験してるんだろうなというくらい、土屋太鳳の木にいっぱい実が実っているので、そのまま変わらず、これからも元気に明るく、皆に愛され、皆を愛する太鳳ちゃんのまんまでいてください。26歳の1年、太鳳ちゃんのまわりにいっぱい幸せなことがありますように」とエールを贈る。この言葉に、土屋が「嬉しいです。種ですか?」と聞くと、田中は「俺、実って言ったんだよなあ」と首をひねり、「なんでもいいや! そのままで行こう!」と苦笑。土屋は「支えてくださってる皆さんがいてこそ立っていられるので、そんなに早くは咲けないかもしれないというか、ゆっくりタイプかもしれないんですけど、1日1日を大切にして、まあ枯れても、種のために枯れられたらなと思います」と意気込み、会場からは拍手が起こっていた。
2021年02月05日土屋太鳳と田中圭が共演する映画『哀愁しんでれら』の冒頭10分間の映像が公開された。土屋さん演じる主人公・福浦小春は、児童相談所で働く26歳。映像では、物憂げに学校に降り立つプリンセスの姿や、仕事の様子からスタートする。幼い頃に母親が家を出ていったという辛い過去を抱えながらも、父、祖父、妹と4人で平和な日々を送る小春だったが、祖父が倒れたことをきっかけに、事故に遭い、父が飲酒運転で連行され、自宅が火事になり、家業の自転車店は廃業、そして彼氏の浮気を目撃(相手は自分の同僚)と、シンデレラどころではないシーンばかりが映し出される。そしてその後、放心状態の小春は、踏切の中で倒れこむ一人の男に出会うシーンで映像は終了。しかし、この不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる彼女は、夫と娘と共に幸せな家庭を築いていこうと決意し、新婚生活を始めるのだが、その先には想像もできない毎日が待っていた…。『哀愁しんでれら』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年02月05日土屋太鳳主演、田中圭共演で注目のサスペンス映画『哀愁しんでれら』が本日2月5日より公開となった。この度、本作の冒頭10分間の映像が公開された。一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまった平凡な主人公・小春(土屋太鳳)。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘・ヒカリ(COCO)を男手ひとつで育てる開業医・大悟(田中圭)と出会い、優しく裕福で王子様のような彼に惹かれていく。そして彼の娘とも仲良くなり、プロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がった。まさにシンデレラとなった彼女は夫と娘と共に幸せな家庭を築いていこうと決意し新婚生活を始めるのだが、その先には想像もできない毎日が待っていた……。公開映像に映し出されるのは、小春が襲われる不幸の連続。ある夜に祖父が倒れる→車で病院に向かう途中、事故に遭う→父が飲酒運転で連行される→慌てて飛び出したことが原因で起きた火の不始末で自宅が火事に→家業の自転車店は廃業→泣きつこうと訪れた彼氏の家で浮気を目撃(しかも相手は自分の同僚)という内容だ。そして放心状態で夜道を彷徨っていると、踏切の中で倒れこむひとりの男。これが大悟である。観て分かる通り、映画の冒頭ではシンデレラの様な雰囲気は1ミリも感じない。しかしそこで際立つのが、オープニングより前のプロローグシーンだ。小春が銀色のハイヒールで机の上を闊歩している姿を天地逆さまになった映像で捉える大胆な幕開け。教室を出ると、白衣を脱ぎ捨て、煌びやかな水色のドレスが現れる。この蝶がサナギから羽化した時のような美しさは、不幸のどん底にある小春の未来の姿なのだろうか?結末はぜひ劇場で確かめていただきたい。『哀愁しんでれら』現在公開中
2021年02月05日土屋太鳳と田中圭が共演、新鋭監督・渡部亮平の完全オリジナル脚本で贈る“裏”おとぎ話サスペンス『哀愁しんでれら』。この度、土屋太鳳のクランクアップコメントが解禁となった。今回、土屋さんの26歳の誕生日を記念して、本作のクランクアップ時に撮影されたインタビュー映像が解禁された。出演のオファーを3度断り4度目でようやく出演を決意した土屋さん。当時の心境について、「すごく難しい物語だと思いました。よく分からなかったので監督にお会いして『ちょっとよく分からないです』と。『ここはどうしてこうなるんですか』とか聞いて、その時はまだ正直、自分が思うような答えはなかったんです」と率直に語った。しかし、土屋さんは最終的に出演を決意したことについて、「この作品というのは、前々から答えはこうこうこうと決まっているのではなくて、その現場で生まれていくもの、現場で出来ていく大悟さんと小春の子供のような脚本なのかな、という風に感じました」と、心の動きがあったことをふり返る。「やってみないと分からない」と、本作で未知の領域に挑戦した土屋さん。幸せの絶頂から転落していく主人公を、どのように演じているかに注目だ。『哀愁しんでれら』は2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年02月03日自分のイメージにないものを演じる挑戦と興奮、それは俳優だけが享受できるものだ。土屋太鳳が持つ清廉さは『哀愁しんでれら』(2月5日より公開)には1ミリも存在しない。剥き出しの喜怒哀楽と愛情への執着と貪欲さ、人間の尊厳を根底から揺るがす、シンパシーを感じない人物を土屋さんは演じた。「…これって土屋太鳳だよね?」こちらが戸惑うほどに、どぎまぎしてしまうほどに。強烈なインパクトを剛速球でくらう。俳優としての進化を感じさせる、グラデーションの効いた役、土屋さんの圧倒的な佇まいについて感想を伝えると、「うれしい…ありがとうございます。すごくうれしいです。最初、3回お断りした役だったので」と、「ああ、土屋太鳳だ」と認識させてくれるイノセントな微笑みで、土屋さんは同作について語り出した。覚悟が必要だった役、しかし「“難しいな”とは、あまり感じなかった」主演映画『哀愁しんでれら』で土屋さんが演じたのは主人公、小春。児童相談所で働く実家暮らし・26歳の小春は、ある夜、信じられないほどの不幸が重なり、すべてを失ってしまう。どん底にいた小春だったが、バツイチ&子持ちの大悟(田中圭)と出会った。人柄のよさもさることながら、開業医という地位、広い戸建ての家、そしてかわいい娘という背景も込みで彼に惹かれ、小春は結婚へと進む。「シンデレラストーリー」と友達に羨望がられるほど、順風満帆な結婚生活。しかし、娘からは地味な嫌がらせを受け、愛する夫は理解しがたい“癖”を持っていた。いくつもの落とし穴を、見て見ぬふりをして過ごす小春。その代償は、彼女自身の性格を狂気に染め、とんでもない顛末へと転がっていく。家族や周囲に翻弄され、変化していく小春というキャラクターを演じたことについて、土屋さんは「振り幅がある役のほうが、割とやりやすいんです。“難しいな”とは、あまり感じなかったんです」と意外にも、すんなり入っていけたと話した。小春を生きる上でのキーワード、土屋さんが広げた共通項は「幸せになりたい、という気持ち」だった。「小春が思っている“幸せになりたい”という感情は、私もわかるところがあります。あと、“自分を認めてくれる人に出会いたい”という願望も、自然なことだと思うんです。もちろん、それで小春が取った行動は、受け入れられないところはありましたけど、私が小春をやると覚悟して(現場に)入ったからには、全力で生きようと思いました」。「覚悟が必要だったんですね?」そう聞くと、土屋さんは「はい、覚悟は必要でした」と真っすぐ答えた。「狂っていくことが美しいでしょ?、とは思ってほしくなかったんです。すごくつらくて、苦しいことだから、格好いいという風に受け取ってほしくないと思って、本当に小春が生きているようにしたかったので」。ともすればダークヒロインになってしまう小春を、祀り上げないように演じた。土屋さんの覚悟は、人物の丁寧な掘り下げに表れており、だからこそ、本作は痛みを感じる仕上がりになっている。土屋さんからのメッセージ「自分なりの幸せの形を見つけて」本作のトレーラーでは、「なぜこの女性は社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのか」という文字が躍る。いわゆる「どんでん返し」、「とんでもないことが起こるかもしれない」を予告している作品だ。土屋さんに、そもそもそうしたジャンルの映画は好きなのかを聞いてみると、「ドキドキする作品は、すごい好きですね!ただ、不条理に人が巻き込まれていくお話とかだと、首謀者に腹が立って、腹が立って、泣いちゃうんです(笑)。“何してんだー!!私がやってやる!!”と怒りで」と、正義感をのぞかせた。そうした物語の終盤に小春が取る行動は、大悟や子どもを愛するがゆえ、家族の一員として受け入れられたいがゆえの、切実な気持ちから発するもの。大事な人を守りたいという気持ちに関しても、土屋さんは理解を示す。「自分の好きな人が傷ついた、となったら“私は許さない”と思うかもしれないです。姉とか弟、父や母、周りの大切な人に嫌なことがあったときは、どこかで許せない感が…出てしまいます。その相手に何かしてやろうとか、具体的にそういうわけではないんですけどね、そう思っちゃいますね」。波紋を呼びそうな作品が、世に放たれる。同時に土屋太鳳という俳優の真価をまた、世間が知る一作にもなる。「『哀愁しんでれら』は、最後ああいうことが起こるまでの過程を、やっぱり観てほしいと思います。自分の中で、どこかに押し殺している気持ちや不安に思っている気持ちって、あると思うんですね。幸せになりたいと思うと、イコール結婚、子どもと考えてしまいがちですけど、…私もそういうところはあるんですけど、そこには壮絶な戦いがあるのかなと思います。この作品を観て、“自分はこういう形の幸せになりたい”と、自分なりのものを見つけてもらえたらいいな。そして、そこにいくまでの過程を大事にしてほしいと思います」。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年02月01日土屋太鳳主演、田中圭共演で注目のサスペンス映画『哀愁しんでれら』が2月5日より全国公開される。同作は、平凡な毎日を送っていた小春(土屋太鳳)が怒涛の不幸に襲われ、そのどん底から一転、8歳の娘・ヒカリ(COCO)を男手ひとつで育てる、優しく裕福な開業医・大悟(田中圭)と出会い、結婚するというシンデレラストーリーからスタートする。土屋は、当初出演のオファーを3回断ったほどの難役を演じきり、脚本に惚れ込んだ田中の笑顔はこれまで見たことのないような狂気をまとう。いびつな家族の肖像も実に意味深だが、今回、映画のポスターやホームページに使用されているアートワークを手がけるコラージュアーティスト・河村康輔に話を聞いた。河村康輔予想を大きく裏切る二面性の表出映画の中で幸せの形がどんどん変わっていく——河村さんのアート作品はコラージュの手法ですとか、シュレッダーにかけた紙幣の作品などが特徴的で、世界的にご活躍ですが、映画『哀愁しんでれら』を拝見して、この映画のさまざまな要素が交差していく感じや毒の部分など、河村さんにアートワークのオファーがいったことに「なるほど」と思いました。河村映画、すごかったですよね。ちょうどアートワークの制作をはじめるくらいに観たのですが、自分の作品性にすごく近いなと思って。もともと僕のアートワークよりも先にティザーチラシがあって、それを参考に見せていただいていたのですが。——映画にも出てくる、塙雅夫さんが手がけた家族の肖像画ですね。未完成なのか、3人の目も黒目のない不気味な絵で。河村そういう絵を見せていただいて、勝手に映画の内容を想像していたのですが、全然違う流れになっていって、とにかく予想を裏切られるという。かなりおもしろかったですね。塙雅夫が手がけた肖像画を使用したティザー画像——イメージが変わった部分は、どのようなところですか。河村アートワークの打ち合わせでも、ざっくりお話の流れと二面性というキーワードをうかがっていて。観る前は一般的な二面性のイメージでとらえていたんですね。僕自身は自分の作品に二面性があるとは思っていないのですが、この映画はいろんなものを組み合わせて構成されていたし、さらにその二面性というイメージも、最初は表裏というくらいの簡単なものを想像していたんですけど、中盤くらいから、もう全然想像していた二面性と違っていて、ふた山くらいきて、「うわ!まじっ!」っていう。だから納得したというか。伏線も随所に張られているんですが、予想とは大きく裏切られ、頭を混乱させられ、オチがまったく読めませんでした。——お話のスピード感もすごいですよね。冒頭もアコーディオンの軽快な音楽が流れている中で、次々と不幸が起きていくという。河村落差がすごいんですよね。観ているほうは、それに飲まれていく。ベタな幸せのシーンを高揚して観ていたところから、「アレ!?」となって、その二面性という意味合いがゼロ地点と最後では完全に表と裏がひっくりかえっている。映画の中で幸せの形がどんどん変わっていくんですね。この映画の速度とこだわり、情報量にギミックは必要ない——二面性の形として表現されているディテールもおもしろく、インテリアデザインや配色などにもこだわりが感じられました。河村あの綺麗さが逆に不気味だったりして。意図的にやっていると思いますが、考えさせる隙間を与えないくらいの速度感と細部のこだわり、情報量の詰め込み方というか。視覚と聴覚とテンポ的なところで、結構前半に感覚を麻痺させられるんです。僕は大悟の家が「これ、どこ!?」っていうところから気になって、そういうディテールに気をそらされましたし、小春と大悟が速攻で結婚しちゃう、あのテンション感も、全体を通して冷静に考えると普通に狂っているというか。ただ、不思議と、このシーン飛ばしたいなとか、ムカついたりとかすることがなくて。あからさまなコメディ要素が入っているわけではないのに、いい意味で嫌な気持ちにもならずに、ひたすら「ヤバイ、ヤバイ、どうなっていくんだろう!?」って引きこまれるんです。『哀愁しんでれら』——同時に、問題提起というか、突きつけられるものがあって。河村そうですね。幸せの形って本当にひとそれぞれで怖いものだと思いました。今の世の流れを考えてもそうですし、子どもにまつわる問題も実際にある話だから、いろいろと考えさせられるというか。ものづくりをする上で、何かを新たに生み出すにしても、まったくないものや見たこともないところからは生まれないと思うんです。宇宙には行ったことがなくても宇宙を描けるのは、宇宙という言葉はあるし、見たり聞いたりして想像はつくからで。まったく見たこともない、言葉もないものって、やはり想像はできない。この映画は極端な描かれ方に見えると思うんですけど、起こらない話ではないなというか。そう考えると、自分が思い描く幸せも、はたから見たらめちゃくちゃ狂っているかもしれないし、そうだったらどうしようとか。いろんな恋愛もあるだろうし、価値観の違いもあると思うのですが、考えさせられましたね。——そのように受けとった映画に対して、いざアートワークを手がける際には何を大事にされましたか。河村最初は、映画の中に出てくるシーンやプロップ(映画の撮影用に使われる道具)的なものを使って、ギミックを入れて、もっとごちゃごちゃとコラージュしようかと考えていたんです。すごく幸せそうな場面写真、それに対比するような怖いシーンなど、いろんな素材を集めてもらっていて。でも、その最中に映画を観て。「こんな小細工する必要ないかも」と。——そんなに潔く、方向転換できるものなのですか。河村そうですね。きっぱりと元のアイデアはあきらめられました。すごく考えさせられる映画でしたし、僕自身がビジュアルを作るのはいい意味で楽で、絶対にいいビジュアルになるなと潔くなれました。なんだろう、映画のほうにこんなにスパンとやられちゃったら、こっちも応えなければならないというか。そこは決断が早かったですね。最初の考えは捨てて、グラデーションにするでもなく、白か黒かくらいのわりきった二面性、ゼロ地点と最後の100を両極端で表すことにしました。映画のスピード感も考えて、やぶったら別の顔が出てくるくらいの極端さがあってもいいなと、ティザーチラシの家族の肖像画と同じアングルで家族写真の2枚だけで構成するという。——上に家族写真が重ねてあって、ヒビが入ったようにやぶれた部分に下の肖像画が見えてくるという。シュレッダーアートの表現もありますね。河村そうですね。俳優さんの顔がわかる範囲でシュレッダーのテイストを入れて、今回の物語でいうところの崩れ落ちていく感じというか。——ズレとかボタンの掛け違いという感じがはまっていますよね。河村そうやってズレて壊れていくんですけど、再構築されているという。まさに、あの家族の肖像というか。「ああ、そこまで結びつけて発注してくれたのかな」とやりながらぴったりだなと思って。今回、僕はメインのビジュアルだけ作らせてもらって、デザイナーさんが童話のような可愛さとか不穏な感じ、現代の心の闇なんかを、映画の情報量のまま、最強に料理してくれているのですが、映画を表すイメージになりましたね。『哀愁しんでれら』——2月5日にいよいよ全国公開されます。河村そうですね。いろんな方に観てほしいと思うのですが、この作品は僕も早く劇場で観たいなと。青と赤と黄色とか基調の色が多いので、ディテールがどういう感じで見えるのかなと、高解像度で観たいですし、映画館で、怖い“あれ”を体験したいなと。すごく楽しみです!取材・文/古城久美子『哀愁しんでれら』2月5日 (金)・全国ロードショー(C)2021 『哀愁しんでれら』製作委員会脚本・監督:渡部亮平音楽:フジモトヨシタカ土屋太鳳/田中圭/COCO/山田杏奈/ティーチャ/石橋凌
2021年01月29日平凡な女性が一晩で怒涛の不幸にあうが、ある男性と出会ったことでどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がるも、その先には想像もできない毎日が待っていて…という新鋭監督による完全オリジナル脚本映画『哀愁しんでれら』。この度、クランクアップ時に撮影された田中圭のインタビュー映像が到着した。インタビューでは「すごい面白い脚本だと素直に思いました」と物語の印象を明かした田中さん。今回田中さんが演じたのは、土屋太鳳扮する主人公の小春が、運命的な出会いを果たす開業医の泉澤大悟。王子様的な役回りだが、一方で変わった一面も…。「変わり者だったり、サイコパスだったりとか、そういうところを押し出していった方が良いのかなと思って、(脚本を)読んでいたんですけど、現場に入って、監督の話とかイメージとか聞いていると『あ、多分そうじゃないんだな』って。比較的ナチュラルにやっているつもりなんですけど、まあ、変なところも確実にあるし…」と役柄について語る。また「どんどんどんどん悪い方向に進んでいく話なんですけど。でも実はすごい良い方向に進んでいたかもしれない話で。じゃあ、なぜ悪い方向に進んでいったんだろうってひとつひとつ考えていった時に、実は正解がないんですよね」と本作についてコメント。「ただただ人生のいろんな選択の中で最善を選んできていたはずなのに、ゴールがそこに行き着いてしまっていることの人間の弱い部分や脆い部分とか、そういうのがすごい面白いと思っていて」と見どころを力説し、「それこそ『ジョーカー』と一緒だなと僕思ったんで。小春ってジョーカーみたいなもんだなと」と大ヒット映画『ジョーカー』を引き合いに出しつつも、最後は観客へ「好きに観てください」と呼びかけた。『哀愁しんでれら』は2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年01月28日映画『哀愁しんでれら』が2月5日(金)に公開される。この度、本作のクランクアップ時に撮影された田中圭のインタビュー映像が公開された。一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまった平凡な主人公・小春(土屋太鳳)。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘・ヒカリ(COCO)を男手ひとつで育てる開業医・大悟(田中圭)と出会い、優しく裕福で王子様のような彼に惹かれていく。そして彼の娘とも仲良くなり、プロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がった。まさにシンデレラとなった彼女は夫と娘と共に幸せな家庭を築いていこうと決意し新婚生活を始めるのだが、その先には想像もできない毎日が待っていた……。公開された映像のなかで「すごい面白い脚本だと素直に思いましたし、向き合い甲斐のある役だと思いました」と語る田中。劇中で主人公の小春が運命的な出会いを果たす開業医・泉澤大悟役を演じている。いわばシンデレラにおける「王子様」的な役回り。しかし、そんな本作の王子様には変わった一面があるらしい。「なんかもうちょっと変わり者だったり、サイコパスだったりとか、そういうところを押し出していった方が良いのかなと思って、(脚本を)読んでいたんですけど、現場に入って、監督の話とかイメージとか聞いていると『あ、多分そうじゃないんだな』って。比較的ナチュラルにやっているつもりなんですけど、まあ、変なところも確実にあるし」。見どころについては「起きていることって、結末に向けてバッドエンドというか、どんどんどんどん悪い方向に進んでいく話なんですけど。でも実はすごい良い方向に進んでいたかもしれない話で。じゃあ、なぜ悪い方向に進んでいったんだろうってひとつひとつ考えていった時に、実は正解がないんですよね」と語る。さらに「その場その場でその人ができる最善の選択であったりとか、逆に“そうするしかなかった”っていう選択だったりとか、誰が悪いわけでもないんだけど。ただただ人生のいろんな選択の中で最善を選んできていたはずなのに、ゴールがそこに行き着いてしまっていることの人間の弱い部分や脆い部分とか、そういうのがすごい面白いと思っていて」と力説。さらに「それこそ『ジョーカー』と一緒だなと僕思ったんで。小春ってジョーカーみたいなもんだなと」と続けた。2019年に製作されたアメリカ映画『ジョーカー』を引き合いに出して独自の解釈を語った田中だが、最後には「なんだかんだ言いましたけど好きに観てください」と観客にメッセージを送った。本作の鑑賞後にもう1度この映像を思い出し、コメントの意味についても考えてみてはいかがだろうか。『哀愁しんでれら』2月5日(金)全国公開
2021年01月28日映画『哀愁しんでれら』でヒカリを演じているCOCOのクランクアップ時に撮影されたコメント映像が到着した。ヒカリは、田中圭演じる王子様のような開業医・大悟の愛娘で物語の鍵を握る存在。そんなヒカリを演じたCOCOさんは、フォロワー数63万人を誇る(※2021年1月現在)インスタグラマーで、ファッショナブルな写真が瞬く間に話題を呼び、VOGUE、ELLE、VICEなどの海外メディアに取り上げられたことも。本作が演技初挑戦となったCOCOさん。映像では、本作のオーディションを受けようと思った理由について「少し演技に興味を持っていたので」とコメント。共演の土屋太鳳については「初めての映画出演のCOCOにとても優しくしてくれて、天使のように優しくして。たまに『辛い時は辛いって言っていいんだよ』とか言ってくれて、心強かったです」と撮影をふり返った。また「映画観たり、発声練習したり」と撮影前の準備についても語り、「役に入りきることが難しかった」と明かしている。『哀愁しんでれら』は2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年01月26日土屋太鳳&田中圭共演で贈る禁断の裏おとぎ話サスペンス『哀愁しんでれら』のコラボアート写真が公開された。本作の公開を記念して到着した今回の写真は、各分野で活躍中のアーティストが本作を鑑賞し、様々な手法で映画『哀愁しんでれら』を表現したアートを写したもの。フードコーディネーター、書道アーティスト、切り絵創作家、コラージュアーティストなど、ジャンルの垣根を超えた総勢7名がコラボアートに参加した。小春風朝食/森映子(フードコーディネーター・フーディーテーブルアンバサダー)主人公小春になったつもりで小春風朝食を作りました。でもこの妻の座は夫大悟と娘にとっては誰でもよかったのではないか?と感じたので大悟の手によって妻の顔を取り換えようとしている場面をトーストアートを使って表現してみました。家族の歪んだ愛情…/原愛梨(書道アーティスト)3人それぞれの名前を使ってシルエットを書いてます。家族の歪んだ愛情をテーマにした作品です。花や蝶もこの映画のキーワードで書いています。幸せそうな家族に隠れている異常な愛の重さや不気味さ、そして衝撃のラストが近づいている様子を言葉、文字、絵を使って表現しました。中毒性のあるおべんとう/梅田啓介(おべんとうアーティスト)劇中で印象的だった料理を取り入れながら、哀愁しんでれらのイメージをおべんとうに投影しました。おかずは、不穏なひじき、焼きすぎた焼肉、5円玉ふうちくわ、ライオンふうポテサラ(カレー味)。食べてみると、焼きすぎた焼き肉は香ばしく、どのおかずも意外とゴハンが進むものばかり…映画本編と同じく、中毒性のあるおべんとうに仕上がりました。繊細…/切り剣Masayo(切り絵創作家福田理代)主人公が2人と過ごすうちに最高の幸せから少しずつ転落の方へ向かって行く様子を、パールやドレスの布などの美しい物で徐々にがんじがらめになって行く姿に重ねて制作しました。ラテアート/ベルコルノ伊藤雄一(ラテアーティスト)作品の持つ美しさと狂気性が、ラテアートにした時に一番映えるように意識して絵柄と構図を考えました。耳鳴り…/Q-TA(コラージュアーティスト)劇中で印象的に描かれる「耳鳴り」のシーン。そこから始まるドロっとした静かな狂気を表現。一番幸せなシーンを/茂本ヒデキチ(墨絵アーティスト)この映画は実にカラフル!!映像が色彩豊かなほど効いてくるその後の顛末。私のこの絵はウラハラ表現として、一番幸せなシーンを敢えて得意なモノクロで描きました。『哀愁しんでれら』は2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年01月22日土屋太鳳、田中圭共演の完全オリジナルストーリーで贈る映画『哀愁しんでれら』の完成報告会が1月19日(火)、東京・イイノホールで行われ、土屋さん、田中さん、COCO、石橋凌、渡部亮平監督が登壇。禁断の(?)“撮影裏”エピソードを語った。「禁断の“裏”おとぎ話サスペンス」とも評される本作にちなみ、主演の土屋さんはプリンセスさながらの真っ赤なドレス姿で登壇。シンデレラストーリーに憧れるも、悲劇的運命をたどる主人公・小春役の土屋さんは、小春の王子的夫・大悟役の田中さんについて「圭さんは寒い撮影の時に温かい飲み物を持ってきてくれました。それをストーブの上に乗せながら、一緒に飲む。そういう心遣いも素敵でした」と、その紳士的な一面に感激したよう。そんな土屋さんについて、田中さんは「カメラが回っている時と回っていない時のギャップがスゴイ。メリハリもスゴイ」とモノマネを交えながら褒めると、当の土屋さんは「(モノマネが)上手いです!」と満面の笑みで応じ、田中さんは「(土屋さんは)大体フワフワと宙に浮いている感じ」と普段の柔らかい佇まいを明かした。土屋太鳳「いいシーンが撮れるという確信を持ちながら」また、土屋さんは田中さんとの共演シーンについて「私の手を握って“うん、うん”と優しく話を聞いてくださったのを覚えています。本番での爆発力もあって、いいシーンが撮れるという確信を持ちながら付いていきました」とふり返ると、照れ隠しなのか田中さんは「そうだったんですね!」とニヤリ。渡部監督は「本番直前まで二人ともフワフワしているけれど、本番での集中力はさすがです」と2人のプロフェッショナルぶりに太鼓判を押していた。田中圭、有名インスタグラマー・COCOの演技初挑戦に「ビックリ」大悟の愛娘・ヒカリ役のCOCOは、本作が演技初挑戦。「初めてのシーンは緊張したけれど、皆さんのサポートのお陰で次のシーンからは楽しく演じることができました」とすらすらと感想を述べると、土屋さんは「凄いね、こっちん!」と母親の表情で愛娘の成長に感動。撮影時、土屋さんのことを「たおちん」と呼んでいたというCOCOから「家族三人で似顔絵を描き合ったのが楽しかった。一番絵が上手だったのは太鳳さんです」と褒められた土屋さんは、「苦しいことも沢山あったはずだけれど、この難しい作品が成り立っているのはCOCOのお芝居があってこそ!」と大型新人誕生を予告していた。一方の田中さんは「撮影の途中で演技初挑戦ということを聞いてビックリした」そうで、COCOが有名インスタグラマーであることも途中で知り、渡部監督からは「インスタを見ながら田中さんは『COCOすげえ!カッコいい!』と言っていた」と明かされるひと幕も。「誰が見ても自分の話ではないかと思える作品」と監督小春の父親・正秋役の石橋さんは本作について「病んでいる日本をそのまま描いている」と分析し、「普遍的なオヤジ像がこの作品での僕の立ち位置。昭和の家庭にあった雰囲気や親子の関係を意識しました」と役作りを明かす。とある保護者が学校で起こした事件にインスパイアされたという渡部監督。「ニュースで知ったときはバカバカしい事件だと思ったけれど、その奇行に至るまでには大きな家族愛があったのではないかと考えた」と言い、「理想や願望を持っていると、それに対するプレッシャーや苦しみが付きまとう。それを描いているので、誰が見ても自分の話ではないかと思える作品になった」と胸を張る。「小春も大悟もヒカリもちょっと個性的な登場人物ではあるけれど、誰しもの心の中にいるかもしれないと思わせるストーリー。人を愛するとは? 幸せとは何か? そんなことを改めて考えるきっかけになる作品です」と、“シンデレラ”を演じた土屋さんもアピールしていた。『哀愁しんでれら』は2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年01月20日山崎賢人と土屋太鳳がW主演した、Netflixにて配信中の「今際の国のアリス」が配信後28日間で、全世界で1,800万世帯に視聴されたことを発表。日本発の実写オリジナル作品として、最も多くの国や地域で視聴された作品となった。2020年12月10日に全世界独占配信されたNetflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」は、日本国内のメンバーが作品を選んで視聴した回数に基づく総合TOP10で1位を獲得。また、韓国、台湾、香港、タイなどアジア諸国に加え、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ諸国、サウジアラビア、モロッコ、ジャマイカなどの世界約40か国・地域でも総合TOP10入りを果たしていた。昨年末にはシーズン2の制作が発表され、さらに世界各国で話題となっている。この発表をうけ、本作のエクゼクティブ・プロデューサーでNetflix コンテンツ・アクイジション部門ディレクターの坂本和隆は「『今際の国のアリス』が日本発の実写オリジナル作品として、最も多くの国や地域で視聴された作品となり、世界中のファンからの注目を得られたことを追い風に感じています」とコメント。「本作シーズン2の制作に向けて鋭意準備を進めるとともに、2021年、Netflixでは25本を超える実写やアニメの日本発オリジナル作品をお届けいたします」と日本発オリジナル作品を今後も強化していくことへの意気込みを見せた。人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリスと、どんな苦境でも“生きる意味”を探し続けるウサギが、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、“生き延びる”ために理不尽な現実に挑む姿を壮大なスケールで描く本作。シーズン1ではW主演の山崎さん、土屋さんに加え、村上虹郎、森永悠希、町田啓太、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、柳俊太郎、渡辺佑太朗、水崎綾女、吉田美月喜、阿部力、金子ノブアキ、青柳翔、仲里依紗といった個性豊かな実力派俳優陣が集結。2020年10月からは、新章となる「今際の国のアリスRETRY」が「週刊少年サンデー」にて連載されており、アリスが再び「げぇむ」に巻き込まれた同作はコミックス第1巻が発売中。新章完結の第2巻は2021年2月18日ごろ発売となっている。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」シーズン1はNetflixにて独占配信中。シーズン2制作決定。※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」※柳俊太郎の「やなぎ」は旧漢字(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年01月20日映画『哀愁しんでれら』(2月5日公開)の完成報告会が19日に都内で行われ、土屋太鳳、田中圭、COCO、石橋凌、渡部亮平監督が登場した。同作は渡部亮平によるオリジナル脚本・監督作。市役所に勤める平凡な女性・小春(土屋)は、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。夫婦役となった田中について、土屋は「お芝居のことから、普通の会話をさせていただいたり。寒い撮影の時にあったかい飲み物を買ってきてくださって、ストーブの上であっためて一緒に飲むと言う、そういう心遣いも素敵だなと思いました」と振り返る。田中は「やっぱカメラが回ってる時と回ってない時のギャップがすごい。メリハリがすごいよね」と土屋について表し、「だいたいふわふわしているので、宙に浮いてる」と普段の様子を明かした。作品自体もむずかしいので、割といろんなことがぐるぐる回ってる時に、圭さんが私の手を握って、まるで自分の子供を説得しているかのように「うん、うん」と話を聞いてくださったのを覚えています」と感謝する。「お芝居に対しても爆発力があって。でも偶然の爆発じゃなくて、ちゃんと積み重なった上で、本番に対してぶつける感じがあったので、絶対にいいシーンが撮れるというのは確信しながらついていかせていただきました」と気持ちを明かした。最後に土屋は「小春も大悟もヒカリも、本当に個性的な登場人物ではあるんですけれども……」と話し始めたものの、「なんて言おうとしたか忘れちゃいました!」と焦り始める。「圭さん!」と助けを求めるが、田中も「一言目も出てないから全然わかんない! 大丈夫だよもう1回いけるよ」と励ます。「なんか久しぶりです、忘れたの!」と狼狽した土屋だったが、「個性的な役柄ではあるんですけど、どこかみなさんの心の中にいたりとか、もしかしたら心の中の隣にいるかもしれない、と思うようなストーリーになっております」と気を取り直す。「どうか皆さん、健康には気をつけて体を大切にしてください」とメッセージを送った。
2021年01月19日主演に岩田剛典、共演に新田真剣佑を迎える『名も無き世界のエンドロール』ほか、2週にわたり連続3本の出演作が公開される山田杏奈。このほど、1月8日に二十歳となった山田さんの表情にフォーカスした本作の新場面写真とコメント映像が到着。また、佐藤祐市監督がこの若き才能について語った。本作で岩田さん演じるキダと新田さん演じるマコトと強い絆で結ばれ、2人の”壮大な計画”の鍵を握るヒロイン・ヨッチを演じるのが山田杏奈。孤独な境遇で育ち、キダ(岩田さん)とマコト(新田さん)と、3人でお互いを支え合うようにして生きてきた幼馴染のひとり・ヨッチ。いつもはマコトと共にキダにドッキリを仕掛け、無邪気な笑顔で周りを明るくする太陽のような存在の彼女だが、ふとした瞬間に辛い過去が垣間見える。山田さんは自身の役柄について「キダとマコトとヨッチの3人で本当にかけがえのない時間の中で、ヨッチも2人との関係をすごく大事にしている。自分の中の信念を強く持っていて、キダとマコトといるときはお姉ちゃんみたいなところもある魅力的な人」と語る。山田さんは強い信念を持って幼馴染の2人を愛情深く見守るヨッチを、次々と表情を変えながら演じきり、監督はじめスタッフたちの度肝を抜いた。本作を手掛けた佐藤監督は、スリリングなサスペンスを描く手腕に定評があり、TVドラマから映画化され日本中を席巻した「ストロベリーナイト」シリーズや、各話放送ごとにSNSで考察が盛り上がったことも記憶に新しい「危険なビーナス」も手掛けた大ベテラン。佐藤監督は本作の物語の鍵を握る重要なヨッチ役のキャスティングを、実際に山田さんに会って決めたという。「山田さんはまだお若いですが、自分の役どころを明確に掴んでいて、最初にお会いした時から質問してくるところもすごく的を得ていました。それと同時に、監督としては一番怖い存在でもありました。繊細な表現力が必要なシーンでも理解が早く、さらにお芝居に入ると自分の意見もハッキリと伝えてくれる頼もしい存在。これからどういう風に成長していくのかすごく楽しみです」と語り、数々の名俳優たちを演出してきた佐藤監督でさえも思わず恐れるような唯一無二の表現力に最大級の賛辞を送りながら、彼女の未来にもエールを送る。2018年にオーディションで勝ち取った初主演映画『ミスミソウ』が公開されるやいなや、その内容と共に山田さんの体当たりの演技が口コミを呼び、小規模公開ながらスマッシュヒットを記録。2019年は映画『小さな恋のうた』での演技が評価され、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。着実に俳優としてのキャリアを重ね、昨年末に公開された主演映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』でも恋に恋する女子高生のハルコをチャーミングに演じきった。そして先日20歳の誕生日を迎えたばかりにも関わらず、芸歴は既に10年目に突入。山田さん自身、20歳を迎えることについて「学生じゃなくて仕事をしている役も増えていくと思いますし、役を通じて色んな職業のことを知ったり、お芝居をすることが増えると思うので、楽しみにしています!」と未来に期待をのぞかせる。今年は、1月29日(金)からヒロインのヨッチ役で出演した本作が公開されると、翌週2月5日(金)には主演作にして『犬鳴村』に続く【恐怖の村】シリーズ第2弾『樹海村』、そして土屋太鳳&田中圭との共演が話題の『哀愁しんでれら』と続々出演作が公開され、才能溢れる20歳の勢いはますます止まらない。監督と真剣に役について会話するメイキング映像では、20歳を迎え、さらに役の幅を広げていくことが確実な心強い姿も見てとれる。果たして彼女はどのようにヨッチを演じきったのか、そしてヨッチの存在はキダとマコトの人生にどう関わっていくのか。2021年は、“山田杏奈”の名を覚えておいて損はない。『名も無き世界のエンドロール』は1月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年01月11日女優の土屋太鳳主演の映画『哀愁しんでれら』(2021年2月5日)のディレクターズカット特別予告編が9日、公開された。同作は渡部亮平によるオリジナル脚本・監督作。市役所に勤める平凡な女性・小春(土屋)は、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。今回公開されたのは、渡部監督が手がけたディレクターズカット特別予告編。映像は本作の主人公である小春の 「女の子は誰でも、漠然とした一つの恐怖を抱えている。私は幸せになれるのだろうか?」というモノローグからスタートする。そこから結婚式やデート、家族との親密な時間が映し出されるが、小春が自分の髪をむしり取る映像をきっかけに、一転ダークな世界観が広がっていく。禍々しい声がそれまでの明るい雰囲気を侵食していき、同じ作品とは思えない凶悪事件を想起させる怪しげな映像が次々と提示される。最後には「幸せにならなきゃ! という想いに無意識ながら苦しんでいる方は、必見です」という渡部監督のメッセージで締めくくられる。(C)2021 『哀愁しんでれら』製作委員会
2021年01月09日土屋太鳳主演、禁断の“裏”おとぎ話サスペンス『哀愁しんでれら』より、ディレクターズカット特別予告篇が公開された。土屋さん演じる小春のモノローグで始まる今回の映像は、結婚式やデート、家族と日常と、小春の幸せな時間が映し出されていく。しかし、そんな穏やかなムードも、小春が髪をむしり取る場面をきっかけに、ダークな世界観へと一変。同じ作品とは思えない凶悪事件を思わせる怪しげな映像が続く。また最後には、本映像を手掛けた渡部亮平監督の「幸せにならなきゃ!という想いに無意識ながら苦しんでいる方は、必見です」というメッセージで締めくくられている。『哀愁しんでれら』は2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年01月09日田中圭主演の映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の主題歌を、第71回NHK紅白歌合戦にて大トリを飾り、圧巻のパフォーマンスを披露したMISIAが「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音とのコラボで担当、その楽曲が流れる予告映像も解禁された。1998年の長野オリンピック、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化した本作。予告映像では、主人公を演じる田中さんをはじめ、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太、さらにエース・原田雅彦役の『カメラを止めるな!』濱津隆之らも登場。4人の代表選手と25人のテストジャンパーたち、それを支える家族や関係者たちの想いを映し出している。今回主題歌に起用されたMISIAさんの2021年第1弾となる新曲「想いはらはらと」は、作詞作曲を「ゲスの極み乙女。」の川谷さんが手掛けた、初のコラボレーション楽曲。2人は、実は同郷(長崎生まれ)という共通点があり、川谷さんがMISIAさんにギター1本で歌った同曲のデモを送ったことがきっかけで今回のコラボレーションが実現した。これまで、2000年代最初の冬季オリンピックでもあったソルトレイクシティオリンピックのNHKテーマソングなども担当しているMISIAさん。昨年2020年は、コロナ禍の中でも精力的に活動し、ライヴハウス支援のためのライヴを開催したり、さらには医療従事者支援ライヴ、自身初となるクリスマス・チャリティ・アルバムをリリース、スペシャルオリンピックスへのサポートに尽力するなど、音楽活動と社会貢献活動を見事にシンクロさせている。第71回NHK紅白歌合戦では、自身初の大トリを務め、音楽のチカラと感動を届けた印象的なパフォーマンスが話題となった。今回の主題歌起用にあたり、企画プロデュースを担当する平野隆氏は「社会の片隅にいる“舞台裏の英雄たち”への応援歌を、優しく力強く歌い上げて欲しいと思いMISIAさんにオファーをしましたが、今や“コロナ禍の人々”への応援歌にも聞こえます」とコメントを寄せている。MISIA「はらはらと涙が」長野オリンピックのあのジャンプの瞬間は、私もオンタイムで見ていました。今回、映画で舞台の裏側を知ったことで、なぜ時間が経った今でも、あの瞬間が心に残っているか理由が分かった気がします。エンドロールで「想いはらはらと」が流れた時は、選手の方々の話と重なり、胸がいっぱいになりました。この曲を作詞、作曲してくださったのは、川谷絵音さん。川谷さんが作ってくださったこの歌を初めて聞いた時は、本当に雪のように、歌が降り積もってきて、それによって心が溶けてきて素直な気持ちが現れてくるようだと感じ、はらはらと涙が出ました。そしてこの歌を初めて歌った時、柔らかなメロディーと歌詞なのに、とても細やかに、また複雑に韻が踏まれていることに気づき、すごい方だなと思いました。この歌の世界観を壊すことなく、そしてこの歌を聞いた方が私と同じように、はらはらと涙をこぼすような歌を歌えていたら嬉しいです。川谷絵音「曲が魂を持ちました」MISIAさんは長崎の大先輩であり、大尊敬するミュージシャンです。そんな方に僕の弾き語りで作ったデモを送るという大汗しかかかない出来事を昨日のことのように覚えています。そしてMISIAさんの歌が入った瞬間、曲が魂を持ちました。その魂が映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の中で弾けるんです。是非それを体感して欲しい。音楽を続けていて良かった、本当に。『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~ 2021年5月公開予定©2020映画『ヒノマルソウル』製作委員会
2021年01月07日モデルで女優の朝比奈彩が5日、YouTube公式チャンネル『朝比奈ちゃんねる』で、自身が出演するNetflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』撮影の裏側を語った。麻生羽呂氏による同名コミックを実写化した同作は、人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリス(山崎)と、どんな苦境でも「生きる意味」を探し続けるウサギ(土屋太鳳)が、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、「生き延びる」ために理不尽な現実に挑む姿を描く。全世界190カ国で配信されると、日本国内の作品を選んで視聴した回数に基づく「総合TOP10」で1位を獲得。早くもシーズン2の制作が決定した。朝比奈は、ドレッドヘアが特徴の空手の達人・クイナ役として出演しており、171cmの長身とすらりと伸びた手足を活かしたダイナミックなアクションシーンで話題を呼んでいる。今回の動画「【秘話】Netflixで話題の【今際の国のアリス】の裏側を語ります!」では、出演オファーが来たときの喜びや、初めてのアクションについて「自分の思っていた通りに身体が動かなくて、やるせない気持ちになった」と悔しさを感じたことなど、ネタバレにならないよう配慮しながら撮影の裏話が語られた。TBS系ドラマ『チア☆ダン』にて共演以来親交のある土屋太鳳との現場での様子や、三吉彩花とボディークリームをひたすら塗り、ケアに努めていたという話、ずっと一緒に撮影していた村上虹郎の印象など、出演者との交流エピソードも。年下の村上については「自分よりも年上の方と喋ってるくらい、知識も豊富だし、文章の組み立て方もすごいなって思うし……『この人、何!?』って(笑)」と驚いたことを振り返る。山崎賢人とは、日本テレビ系『PON』以来、5年振りの再会となった。同番組ではスタジオで一緒だったわけではなく、朝比奈がコーナーの1企画を担当するという形での出演だったため「覚えてないだろうな」と思いながら挨拶したが、山崎の第一声は「PONでお会いしましたよね」だったそう。その感動を「こういう人がモテる人なんだなって。ほんとに思いましたよね。初めてお会いしたことを忘れてないっていうのもそうだし、パッと第一声にそれを言える感じ! やっぱすごいな!」と、熱弁した。
2021年01月06日土屋太鳳主演、田中圭共演の“裏”おとぎ話サスペンス『哀愁しんでれら』。この度、まさに“シンデレラストーリー”といえる、土屋さん演じる小春(土屋太鳳)のファッション変遷に注目した場面写真がシネマカフェに到着した。児童相談所に勤め、家族を支える真面目で平凡な小春は開業医の大悟(田中圭)と運命的な出会いを果たす。大悟との初デートでは、目に留まったシンデレラのガラスの靴のようなハイヒールをプレゼントされる。そのゴージャスな靴は古い扇風機が置かれた小春の家にも、地味な小春にも似つかわしくなかった。しかし、大悟のひとり娘ヒカリ(COCO)とも意気投合し、プロポーズを受け入れた小春はハイヒールがとても似合う煌びやかなウエディングドレスを纏って結婚式を挙げる。結婚してから小春の生活は一変!紫と赤のバイカラーの壁紙が印象的なキッチンがある洗練された大悟の家へ引っ越し、大悟にも家にも見合う女性になろうとする。それまで着用していた地味な服を捨て、ラグジュアリーなファッションで見違えるほど変わった小春。玉の輿に乗り、身の回りの環境だけでなく、小春自身も大悟の隣が相応しいセレブな女性へと変貌した様子も収められている。誰もが羨むヒロインの「めでたし、めでたし――のその先」が描かれる禁断のアフターストーリーは、公開まで残すところ約1か月。今後も続報に注目だ。なお、『暗黒女子』の著者・秋吉理香子が渡部亮平監督の完全オリジナル脚本による本作を原案に、新たに生み出した“もう一人のシンデレラ”の物語「哀愁しんでれらもう一人のシンデレラ」も発売されている。『哀愁しんでれら』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2021年01月05日俳優の山崎賢人(崎はたつさき)と土屋太鳳がW主演を務める、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』が、現在全世界で配信されている。麻生羽呂氏による同名コミックを実写化した同作は、人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリス(山崎)と、どんな苦境でも「生きる意味」を探し続けるウサギ(土屋)が、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、「生き延びる」ために理不尽な現実に挑む姿を壮大なスケールで描いている。この度、好評により続編シリーズの製作も決定となった。彼らが挑む謎の“げぇむ”は、失敗したら即アウト。知略・真理・体力などそれぞれが自身の能力を尽くして挑まなければならない。今回は、タンクトップ姿で断崖絶壁をロープ一本で登り、マンションの腰壁を乗り越えるなど、クライミングアクションにも挑戦した土屋にインタビューした。○■山崎賢人との再共演、信頼感が作品にも――今回W主演となる山崎さんとは、連続テレビ小説『まれ』、映画『orange -オレンジ-』(15年)でも共演されていますが、今回の再共演ではどのような印象でしたか?賢人くんとは以前に共演した作品でも話し合うことが多くて、今回も役やシーンについて話し合いました。その信頼感みたいなものが、すごく役にもつながったと思っています。後半、アリスがぼろぼろになるところでは、賢人くんの演技が素晴らしかったです。賢人くんはぼろぼろになるほど輝くところがすごいし、仲間思いなので、アリスに合っていると思いました。5年間違う現場を経験して来て、自分との戦いでもあったし、役との戦い、現場との戦いの中で、“げぇむ”じゃないですけど互いに生き残って来れたので、現場にいる姿勢や座長感が強くなっていて、心強いなと感じました。――土屋さんは、5年の間に変化したことは?自分のことなので、なかなかわからないですけど、「こうありたい」と思うところは強くなったかもしれません。以前は渦巻きの中にいたような感覚でしたけど、一つひとつの役を「こう演じていきたいな」という気持ちは、より大きくなりました。――今回はアクションもすごくて、体作りなど準備はされていましたか?クライマー役で、2回ほど練習の機会がありました。あんまり余裕がなく、「私には向いてないかも……」と思いながらやらせていただいたのですが、たまたま父が趣味でクライミングをやっていたので聞いてみたら、「スリムな人が多い」と言っていたから、やっぱり少し体重を落とした方がいいなと思って、絞りました。私は背が低いし、1kg増えただけでも印象が変わりやすいので、数字的にも食事的にも気をつけました。鍛えるというよりも、食事制限で落とす方に持っていきました。――ウサギはアクション以外にも、グッとくるセリフがたくさんあったと思いますが、土屋さんの心に残ったセリフは?高速道路での“げぇむ”に出てくる、「だから、生きて帰らなきゃ」というセリフは、今自分が実際に、常に思ってる言葉なので、心に残っています。仕事が楽しいことが1番なんだろうなと思うんですけど、私は楽しむまではいけていなくて、必死なことが多いから、朝「無事に今日を終えられますように」「女優としてちゃんと任務を果たして帰ってこよう」と思って家を出るんです。だから、その言葉が1番“げぇむ”の中で共感できる言葉だなと思っています。――それだけ日々一生懸命過ごされているんですね。ウサギやアリスの心情に重なる部分も多かったんですか?この作品は、フィクションだけどリアルな感覚があるところが魅力ですよね。日常もけっこう残酷で。2つの選択で翻弄されながら生きていて、勝つか負けるか、受かるか受からないか、たとえば記事も書くか書かないかとか、みんな選択に翻弄されてる。山崎賢人くんもあやちゃん(朝比奈彩)も、(三吉)彩花ちゃんも(桜田)通くんもみんな同世代で、これまでのオーディションで会って来た人たちなんです。だから、撮影でも「生き残ってきたね」「また頑張って生き残って会おうね」という感じのことは話しました。――土屋さんはすごくいろいろな作品で活躍されて、順調にみえますが、まだやっぱり必死という思いも強いんですか?必死です。昔は1つのシーンのために1カ月間考え続けてバーン! と出す感じだったけど、今はいろいろな作品に出させていただいて、大事なシーンの連続でもあって、瞬発力が大事。皆さん何かを勉強してから職業に就くと思うんですが、この仕事ってその過程がなくて、正解がないのが、恐ろしいです。でも、私にはこのお仕事しかないから、頑張るしかないなと思っています。○■母親はラスボス!?――先ほど、お父さんがクライミングをされていたというお話でしたが、ウサギのように家族から影響を受けたことはありますか?「よく噛む」とか、「自分を大切にする」とか、「目の前のことに愛情を注ぐ」とか、そういったことかな? 私の母が、なんというか、ラスボスみたいな人なんです(笑)。なので、母は“げぇむ”でも生き残るだろうなと思いながら撮影していました。――ラスボスとは……?雰囲気というか、立ち位置というか……心の中がドン! としている感じ。目が何個あるんだろうとか、脳が私の10個分あるんじゃないかとか思ってしまうくらい、すごいんです。でも集中力がありすぎて、つらいらしいです。不思議な母です(笑)。家族全員、仕事がうまくいって、自分のやりがいや、生きがいを探せるようであってほしいなって。今の仕事、家族、親しい人たちに「好きだよ」と伝えていきたいです。――それでは、最後に作品を楽しみにしている方にメッセージをいただけたら。今の時代、当たり前のことが当たり前にできなくなってしまいました。世界も、私たちも「本当にこういうことがあるんだ」と実感した2020年だったと思うんです。それでも、作品を楽しみにしてくださっている方がいる。ぜひみなさん人生のヒント、生きる意味を一緒に探しながら見ていただけたらと思います。■土屋太鳳1995年生まれ、東京都出身。2005年、スーパー・ヒロイン・オーディションMISS PHOENIXの審査員特別賞を受賞。その後、ドラマや映画を中心に活躍の場を広げる。映画デビューは2008年の『トウキョウソナタ』。2014年にはNHK連続テレビ小説『花子とアン』出演、翌年に『まれ』ヒロインと立て続けに出演を果たした。その後、映画『オレンジ-orange-』(15年)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年)、『累 -かさね-』(18年)、ドラマ『チア☆ダン』(18年) 、ミュージカル『ローマの休日』(20年)などに出演。公開待機作に『哀愁しんでれら』(2021年2月5日公開)、『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』(2021年5月公開)、『るろうに剣心 The Final』(2021年4月23日)、『大怪獣のあとしまつ』(2022年公開予定)がある。
2020年12月28日「ほんとにあった怖い話」のスタッフが贈る新・超常ミステリー「4つの不思議なストーリー」が、12月26日(土)、フジテレビ系「土曜プレミアム」枠でオンエア。松坂桃李、高畑充希、柳楽優弥、土屋太鳳、中川大志、葵わかならが出演する。先日女優の戸田恵梨香と結婚を発表、『あの頃。』『いのちの停車場』など注目作の公開も控える松坂さん。「同期のサクラ」や『ヲタクに恋は難しい』など映像作品だけでなく舞台でも活躍する高畑さん。ビートたけし役で主演を務める『浅草キッド』や葛飾北斎を演じる『HOKUSAI』などの公開を控える柳楽さん。『累 -かさね-』『春待つ僕ら』など多数の出演作がヒットしている土屋さん。12月25日に公開された『ジョゼと虎と魚たち』では声優としても活躍する中川さん。来年1月3日(日)、4日(月)には「教場II」の放送も控える葵さん。いずれも主演級の豪華メンバーが集い、年の瀬のある日、岸本宏樹(松坂さん)、笹倉栞(高畑さん)、田島凌介(柳楽さん)、望月加奈子(土屋さん)、武藤晴人(中川さん)、森山莉子(葵さん)の6人がとある喫茶店に集まり、最近体験した不思議なエピソードを語り合っていく…という趣向で4つのストーリーが描かれていく本作。柳楽さん、土屋さん、中川さん、葵さんが各ドラマで主演を務める。また、松坂さん、高畑さんは喫茶店のシーンに出演し、なんとも不可思議な体験を語りで披露する。料理の道へ進むことを夢見て、吉本忠文(八嶋智人)が経営する弁当屋で働いている加奈子(土屋さん)が、母の遺影が置いてある棚から物音がしたのを発端にして、不思議な出来事に巻き込まれていく…という「冬の奇跡」。公園のブランコに座って泣いている女の子を見つけた莉子(葵さん)が、母親とはぐれてしまった様子で「お母さん」と泣きじゃくる彼女を交番へ送り届けようと手をつないで歩き出すと…という「夕暮れの迷子」。ある夜、見知らぬ女(佐藤めぐみ)から声をかけられ、古びたお守りを手渡された凌介(柳楽さん)。翌朝仕事に出かけると、彼の身に幸運な出来事が立て続けに起こるようになる…という「不思議なお守り」。大学生の晴人(中川さん)は先輩の村上孝之(矢野聖人)からフリーマーケットの手伝いを頼まれ、たぬきの置物を店先に並べていた。そこには置物を見つめる老紳士(小野武彦)の姿があって…という「最後の買物」。この4作のストーリーが描かれる。「4つの不思議なストーリー」は12月26日(土) 21時15分~、フジテレビ系で放送。※「全日本フィギュアスケート選手権2020 男子フリー」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。(笠緒)
2020年12月26日現在、「Netflix」にて独占配信中の山崎賢人&土屋太鳳W主演作「今際の国のアリス」が、“シーズン2”を制作することを発表。主演の2人からコメントも到着した。本作は、2010年から2016年まで「週刊少年サンデーS」「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載された、麻生羽呂の大ヒット漫画の映像化。人生に夢や生き甲斐を見出せず、曖昧に生きてきたアリスと、どんな苦境でも生きる意味を探し続けるウサギが、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、生き延びるために理不尽な現実に挑む姿を描いていく。12月10日より配信がスタートした本作は、日本国内のメンバーが作品を選んで視聴した回数に基づく総合TOP10で1位を獲得。またアジア諸国、ヨーロッパ諸国、ほかにもサウジアラビア、モロッコ、ジャマイカなどの世界約40か国・地域で総合TOP10入りを果たした。海外レビューサイトのRotten Tomatoesでは、オーディエンススコア96%(12月22日時点)、最も人気のあるTVシリーズ1位(12月16日時点)、IMDBではスコア8(12月22日時点)を叩き出し話題に。そして今回、早くも続編の制作、そしてアリス役の山崎さん、ウサギ役の土屋さんの続投も決定。山崎さんは「シーズン1を超える、面白いものが作れるように。より多くの人に作品を届けられるように。最後までアリスを全うしたいと思います」と意気込む。また「シーズン2という言葉は憧れでした。なぜならシーズン1を楽しんでいただけた証だからです。本当に嬉しく光栄です」と語る土屋さんも、「地球の一員として気を引き締め、アリスたちと共にウサギとして全力で、『愛情と希望』を表現したいと思います」とコメントした。なお、佐藤信介も監督として続投が決定。「想像を遥かに上回る世界を描きたいと思います。誰も見たことのない、謎に包まれた世界と、予期せぬ展開を、妥協なき映像で描きます。お楽しみに」と呼びかけている。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」シーズン1は全世界独占配信中。※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年12月24日山崎賢人と土屋太鳳がW主演し、好評配信中のNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』のシーズン2製作が決定した。原作は、2010年から2016年まで『週刊少年サンデーS』『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載された、麻生羽呂(あそう・はろ)原作の大ヒットコミックス(全18巻)。2020年10月からは、新章となる『今際の国のアリスRETRY』が『週刊少年サンデー』にて連載されている。人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリスと、どんな苦境でも「生きる意味」を探し続けるウサギが、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、「生き延びる」ために理不尽な現実に挑む姿を壮大なスケールで描く。シーズン1ではW主演の山崎賢人、土屋太鳳に加え、本作を支える豪華キャストには、村上虹郎、森永悠希、町田啓太、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、柳俊太郎、渡辺佑太朗、水崎綾女、吉田美月喜、阿部力、金子ノブアキ、青柳翔、仲里依紗といった個性豊かな実力派俳優陣が集結している。今月12月10日に全世界独占配信された本作は、日本国内のメンバーが作品を選んで視聴した回数に基づく総合トップ10で1位を獲得。また韓国、台湾、香港、タイなどアジア諸国に加え、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ諸国、サウジアラビア、モロッコ、ジャマイカなどの世界約40カ国・地域で総合トップ10入りを果たし、これまでに“最も世界で観られた日本発の実写オリジナル作品”となった。海外レビューサイトのRotten Tomatoesではオーディエンススコア96%(2020年12月22日時点)、最も人気のあるTVシリーズ1位(2020年12月16日時点)、IMDBではスコア8(2020年12月22日時点)を叩き出し、SNS上でも一気見するファンが続出!すでに続編を望む声が世界中から寄せられている。米メディアのReadySteadyCutは「洗練されエネルギーに満ち溢れていてイッキ見向きの作品」「多様性のある登場人物、“げぇむ”の興奮が見る者を惹きつける」と没入感の高さを評価。またシンガポールのYahoo Lifestyleでは「一体どのようにして空っぽの渋谷を撮影したのか。通りは封鎖されたのか、それとも早朝深夜に撮影されたのか、はたまたCGなのか。何れにしてもこれは偉業である」とその破格のスケールやクオリティの高さが話題を呼んでいる。絶賛の声は、日本の各界の著名人からも寄せられており、「本当に全くもって容赦なく僕らの心をえぐってくる」(山崎貴・映画監督)、「重い名言、秀逸な絶望、一流のアクション、納得する理。何度も心臓を素手で鷲掴みされた」(粗品・お笑い芸人)、「呼吸をする事を忘れるくらいの緊迫感と衝撃の連続」(尾上松也・歌舞伎俳優)など、盛り上がりを見せている。シーズン2では、山崎と土屋はもちろん、『アイアムアヒーロー』、『GANTZ』、『キングダム』など数々の“実写化不可能”作品で大ヒットを世に送り出してきた佐藤信介も監督として続投。原作者の麻生羽呂は「あそこで終わられたら、どうしたって続きが観たいですよね!(笑) これ以上ないクリスマスプレゼントです」と期待と喜びのコメント。観るもの全てを釘付けにする物語は、さらに予測不可能な展開へと突入する。果たして“今際の国”とは一体なんなのか。未知なる世界の全貌は明らかとなるのか。“生きる”をテーマに全世界に向けて圧倒的なメッセージを放つ『今際の国のアリス』シーズン2に、ぜひ注目してほしい。<監督:佐藤信介・コメント>シーズン1では、世界中、多くの方々から沢山の喜びと驚嘆の声をいただきました。シーズン2への期待も大きく膨らんでいます。しかし、その想像を遥かに上回る世界を描きたいと思います。誰も見たことのない、謎に包まれた世界と、予期せぬ展開を、妥協なき映像で描きます。お楽しみに。<アリス役:山崎賢人・コメント>色んな方から反響を頂き、この時代に「生きる」ことをテーマにした作品に出会えたこと、演じることができたことを改めて嬉しく思います。シーズン1を超える、面白いものが作れるように。より多くの人に作品を届けられるように。最後までアリスを全うしたいと思います。<ウサギ役:土屋太鳳・コメント>シーズン2という言葉は憧れでした。なぜならシーズン1を楽しんでいただけた証だからです。本当に嬉しく光栄です。しかし世界では、私が初めて「今際の国」を生きた2019年に比べ、あまりにも多くのことが変わりました。今も世界中で、新しい未来を切り開く挑戦が続いています。シーズン2は、その中での撮影となります。地球の一員として気を引き締め、アリスたちと共にウサギとして全力で、「愛情と希望」を表現したいと思います。<原作:麻生羽呂>シーズン2制作決定、感無量です!あそこで終わられたら、どうしたって続きが観たいですよね(笑)。これ以上ないクリスマスプレゼントです。制作陣の方々から、面白そうなアイデアをたくさん聞かせていただいているので、シーズン2は更に驚くような映像美が観られると思います。完成が待ち遠しすぎます!<プロデューサー:森井輝>正直、世界中から寄せられる反響の多さに驚きを隠せません。こんなにも早く続編制作決定をお伝えすることができ、本当に嬉しく思います。シーズン2を心待ちにされている、全世界のファンみなさまの期待に応えるべく、監督・キャスト・スタッフ一同、準備は出来ています。生き残ったプレイヤー達の更なるし烈な戦い、絵札とは?この国とは?シーズン1をさらに超えるスケールある物語を、是非楽しみにして配信をお待ちください。また今際の国でお会いしましょう!※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記。※柳俊太郎の「柳」は旧字体が正式表記。Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』配信中
2020年12月24日土屋鞄製造所(TSUCHIYA KABAN)から、“雪だるま”を運ぶ「雪だるま専用バッグ」が登場。2021年2月28日(日)まで、全国各地の土屋鞄製造所店舗にて巡回展示される。子供のころの憧れをカタチにした「雪だるま専用バッグ」「雪だるま専用バッグ」は、鞄作りに真摯に向き合っている職人たちが、「自分だけの“○○”を持ち運ぶ鞄」を構想する人気企画から生まれた一品。2020年7月の「スイカ専用バッグ」に続く今回は、冬の風物詩である“雪だるま”にフィーチャー。子どもの頃に誰もが一度は抱いた“雪だるまを家に持ち帰ることができたら…”という憧れをカタチにした、遊び心たっぷりのバッグに仕上げている。雪だるま型シルエット印象的なのは、“雪だるま”を彷彿させる曲線的なシルエット。本来ユニークなモチーフであるものの、根革には四角い形状を取り入れ、持ち手も程よく厚みをもたせつつ平たくすることで、すっきりと洗練された表情へと昇華させている。機能面もばっちり溶けやすい“雪だるま”を安全に運ぶための実用面も見逃せない。まずメイン素材には、強力な防水剤を革の線維一本一本に浸透させた「防水スムースレザー」を採用。また保冷素材を使用した内装には、止水ファスナーを組み合せることで、より一層防水効果を高めている。雪だるま専用台を装備さらにバッグ内部には、不安定な球体のボディをしっかり支える為の専用台も設置。台の端を引っ張るだけで、スムーズに雪だるまの出し入れをすることが可能だ。革製“鼻”パーツもセットなおバッグの内側のポケットには、土屋鞄製造所ならではの革製の“鼻”を収納。先端の金具をボディに差し込むことで、キュートな雪だるまが完成する。詳細「雪だるま専用バッグ」<非売品><展示スケジュール>■土屋鞄製造所 六本木店展示期間:2020年12月18日(金)~2021年1月8日(金)住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア3階TEL:03-6804-1186■土屋鞄製造所 渋谷店展示期間:2020年12月21日(月)~2021年1月8日(金)住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア11FTEL:03-6452-6307■土屋鞄製造所 梅田店展示期間:2021年1月10日(日)~2021年1月31日(日)住所:大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館1FTEL:06-6467-8313■土屋鞄製造所 京都店展示期間:2021年1月10日(日)~2021年1月31日(日)住所:京都府京都市中京区堺町通姉小路下ル大阪材木町690-3TEL:075-256-8711■土屋鞄製造所 名古屋店展示期間:2021年2月3日(水)~2021年2月28日(日)住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエアB1FTEL:052-589-1250■土屋鞄製造所 福岡店展示期間:2021年2月3日(水)~2021年2月28日(日)住所:福岡県福岡市中央区今泉1-18-22-1 季離宮アネックス1号室TEL:092-791-1563【問い合わせ】TEL:0120-907-647(平日10:00~17:00)
2020年12月24日シンデレラストーリーを叶えたはずの女性が社会を震撼させる凶悪事件を起こす、禁断の“裏”おとぎ話サスペンス『哀愁しんでれら』。この度、土屋太鳳演じる小春と、田中圭演じる王子様のような開業医・大悟、COCO演じる娘・ヒカリの家族3人が幸せを謳歌するワンカットのダンスシーンが解禁となった。「ねぇ信じられる!?僕たちもう家族だよ!」という大悟(田中さん)の喜び溢れるセリフで始まる本映像。運命的な出会いを果たし、家族となった小春(土屋さん)と大悟、そして大悟の連れ子ヒカリ(COCO)は婚姻届を出した後、幸せの絶頂で体が勝手に踊り出す、というシーンだ。海沿いの公園を縦横無尽に駆け巡り、見ているこちらも知らぬ間に笑みがこぼれてしまうほど3人とも幸せそうな表情。そして、まるでミュージカル映画のような情感と多幸感溢れるシーンとなった。ダンスに関しては「僕、踊れないですから!」と宣言していた田中さん。振付師が作った振り付けをバレエ経験者の土屋さんが主に踊り、田中さんは一緒にターンをしたり、ホールドしたりすることでこのシーンはできあがった。ワンカットでの撮影だったため、現場に音楽を流しながら何回か本番を重ねたが、途中でミスをしてしまいなかなかOKテイクが出なかったそう。次第に陽が傾きかけ、雲が絶妙な様相に。「空がすごい!」「撮ろう撮ろう!」と盛り上がって挑んだところ、神々しさすら感じられる風景の中で、ノーミスで踊りきることができた。なお、大悟とヒカリの可愛いキスも、その際で飛び出したアドリブなのだそう。『哀愁しんでれら』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:哀愁しんでれら 2021年2月5日より全国にて公開©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会
2020年12月22日《text:SYO》ついに…いや、ようやく彼の時代がやってきた。仲野太賀、27歳。間もなく芸歴15年目に突入する若き演技派は、いま大輪の花を咲かせようとしている。映画好きを中心に、「外さない俳優」として支持されてきた仲野さん。10月クールのテレビドラマ「この恋あたためますか」や「あのコの夢を見たんです。」で新たな注目を浴びる彼の魅力を、改めて深堀りしていきたい。錚々たるメンバーの中でも際立つ存在感まずは、時計の針を2007年に戻そう。この年に公開された映画『バッテリー』は、林遣都の俳優デビュー作として有名だが、野球を志すチームメイト役で仲野さんも出演しているのだ。本作では、現在のどっしりとした演技につながる安定感ある芝居を早くも披露しており、再観賞すると「おお!」と思うはず。その後、2008年の映画『那須少年記』で初主演を飾り、『さんかく』(2010)や、ドラマ「黒の女教師」(2012)に出演。この「黒の女教師」、いま観ると千葉雄大、土屋太鳳、山崎賢人、広瀬アリス、杉咲花、中条あやみといった錚々たるメンバーが生徒役を演じている。そして…2012年に公開された『桐島、部活やめるってよ』で、仲野さんは頭角を現す。神木隆之介、橋本愛、東出昌大、山本美月、松岡茉優とこちらもすさまじいキャストだが、その中でも仲野さんはキーパーソンを演じているのだ。本作は、バレー部のキャプテンだった桐島が部活を辞めたことで、学内のヒエラルキーに異変が生じる物語。仲野さんが扮したのは、桐島の抜けた穴を埋めることになった部員。自らの才能が足りないことに悩み、「何とかしようとしてこの程度なんだよ、この程度なんだよ俺は!」と絶叫する姿が痛々しく、切ない。仲野さんならではの得意技として、「人生が思い通りにいかない弱者」を演じると、他の追随を許さないほどにハマる、というものがあるが、その特長を決定づけた1本でもあろう。ブレイクを経て、成長、進化…その後、『私の男』(2014)、『あん』(2015)、ドラマ「恋仲」(2015)などに出演し、活動の幅を広げていた仲野さんに、運命的な出会いが訪れる。それが、宮藤官九郎が脚本を務め、岡田将生・松坂桃李・柳楽優弥が共演したドラマ「ゆとりですがなにか」だ。この作品の中で仲野さんは、岡田演じる先輩を振り回すトラブルメーカーの“モンスター後輩”を憎たらしいほど見事に演じ切り、ブレイクを果たす。その人気ぶりは圧倒的で、スピンオフ作品「山岸ですがなにか」まで制作された(こちらも傑作なので、未見の方はぜひ)。その後、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した『淵に立つ』(2016)が公開され、コツコツと積み上げてきた「独立系の良作・力作に出続ける」部分と、知名度が融合。2017年には、映画ファンのお気に入り作として名高い『南瓜とマヨネーズ』で、現実にもがき苦しむミュージシャン志望の若者を切々と演じ、高く評価された。ドラマから映画と派生し、ヒットした「今日から俺は!!」(2018~2020)といった大衆作品にも出れば、『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(2018)や『タロウのバカ』(2019)、『MOTHER マザー』(2020)、『生きちゃった』(2020)といった攻めた作品にも出演し続ける。2020年は、なんと7本もの出演作が公開され、完全に覚醒した印象だ。中でも、2016年の『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』で組んだ佐藤快磨監督と再び顔を合わせた主演作『泣く子はいねぇが』(2020)での彼の演技は、圧巻。泥酔したあげくに不祥事を起こし、妻子に去られてしまった男が、数年ぶりに帰郷。七転八倒しながら人間として成長していく姿を、泥臭く体現した。大人になりきれず、未熟で、それでも前に進もうともがくどうしようもない人間らしさは、仲野さんにしか出せないだろう。そして、同時期に始まったドラマ「この恋あたためますか」と「あのコの夢を見たんです。」では、全く異なる演技を披露。後者は、南海キャンディーズの山里亮太による「妄想エッセイ」の映像化で、仲野さんは赤メガネをかけ、山里を好演。さらに、劇中劇(妄想)の中で、中条あやみや森七菜といった毎話交代するヒロインと、息の合った掛け合いを見せた。仲野さんと森さんは共演作が多く、本作「この恋あたためますか」、さらにはティファニー×ゼクシィのCMでも共演(これまた泣けるのだ)。「この恋あたためますか」では、森さんが扮するヒロインをめぐって、中村倫也演じる会社の社長と恋愛バトルを繰り広げている。お菓子作りにひたむきで、ヒロインを支える実直なキャラクターは、仲野さんの新たな“進化”を感じさせる。2021年も話題作に出演、もはや“無敵”の俳優にここまでは、現在公開&放送された内容。来年も、仲野旋風は収まらないどころかさらに拡大する。まずは、2021年2月11日に公開する『すばらしき世界』。日本が世界に誇る実力派監督・西川美和の最新作で、第56回シカゴ国際映画祭で観客賞と最優秀演技賞(役所広司)の2冠に輝いた力作だ。人生の大半を刑務所で過ごした殺人犯(役所さん)が、社会復帰を目指す物語だが、本作で仲野さんは準主役に抜てきされた。主人公を取材するうち、情が移ってしまう元テレビ番組の制作者をリアルに演じており、物語の“良心”として、さらには観客と物語をつなぐポジションとしても機能している。仲野さんを追ってきた身としては、万感の思いが込み上げてくるほどのベスト・アクトだ。ぜひ公開を楽しみにお待ちいただきたい。その翌週の2月19日に公開する『あの頃。』では、重度のハロプロファンをエネルギッシュに演じており、観る者を爆笑させるだろう。口やかましく、ひねくれ者で見栄っ張りだが、その実小心者でもあるという、なんとも憎めない男を好演。ホロリと泣かせる名演も披露しており、主演の松坂桃李(「ゆとりですがなにか」コンビだ)とも好相性を見せつける。今泉力哉監督に加え、『南瓜とマヨネーズ』の冨永昌敬が脚本を手掛けている点にも注目だ。2018年に、盟友・菅田将暉のオールナイトニッポンにゲストとして登場したとき、仲野さんはこう言っていた。「『共喰い』のオーディションで、俺は芝居さえ見てもらえなかったのに(菅田)将暉は見てもらえて、あっという間に主役ですよ。(中略)一番最初のジェラシーだわ、お前に対して(笑)」と。同エピソードでは、菅田将暉と染谷将太への嫉妬に苦労したと振り返っており、雌伏のときを過ごしていたことがうかがえる。しかし、だからこそ、人気がついてきた仲野太賀はもはや無敵。この先ますます絶対的な存在になっていくであろう彼の視界は、もう曇天でも向かい風でもない。どこまでも真っ青な晴天の下を、仲野太賀はひた走っていく。(SYO)
2020年12月22日山崎賢人と土屋太鳳がW主演を務める日本発のNetflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」が好評だ。12月10日(木)の配信直後からSNSでも話題を呼び、連日Netflixの「今日のTOP1」の座に着いている。山崎さんと土屋さんといえば、大ブレイク前のドラマ「黒の女教師」(2012)からNHK連続テレビ小説「まれ」、映画『orange-オレンジ-』(ともに2015)と共演し、今作で4度目のタッグというお馴染みのペア。さらに全8話の監督を務めたのは『キングダム』で山崎さんと、『図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』で土屋さんと組んでいる佐藤信介監督という安心感もある。数多くの青春映画で爽やかに活躍してきた2人は20代後半となったいま、殺りくが繰り返されるサバイバルゲームに挑んでいる。しかも、それがまた残虐で悪趣味、2人を取り巻くキャラクターたちも濃厚で強烈だ。「世界レベルの大規模な日本のコンテンツを作る」山崎さんは出演を決めた理由を、「世界レベルの大規模な日本のコンテンツを作ろうという企画」に惹かれたこと、そして佐藤監督と再び大作に挑めることだとクランクイン前に語っている。今作は「Alice in Borderland」との英題で世界190か国に配信されている。すでに“ビンジウォッチ”(イッキ見)で見終えた海外ファンも多いようで、映画データベース「IMDb」のユーザーレビューでは8.0/10点、「RottenTomatoes」のオーディエンススコアは97%フレッシュ(いずれも12月18日現在)という高評価。クリフハンガーな終幕に「シーズン2がいまから待ちきれない」という人も。容赦のないサバイバルは同じく漫画原作の『GANTZ』や『デスノート』、さらに『バトル・ロワイアル』を彷彿とさせるという声や、世界的大ヒットシリーズの『ソウ』『ハンガー・ゲーム』などを比較に挙げる声もある。確かに、山崎さん演じるアリスと親友のチョータ(森永悠希)とカルベ(町田啓太)はいきなり、何の説明もなしに無人と化した東京の街に放り込まれる。そこは謎の世界“今際の国”。人っ子ひとりいない渋谷スクランブル交差点は、コロナの時代にディストピア感を伝えるには十分だろう。また、そもそも謎多きサバイバルゲームの名が“げぇむ”。知力と体力、気力を極限まで消耗してクリアしても“こんぐらちゅれいしょん”と祝福され、どこか人の生死さえ茶化すような設定はあざといほど。アリスも言うように、ゲームマスター(ゲームを仕切る人物)はかなりのクセ者だ。そんな“今際の国”への没入感を、これまで『キングダム』『いぬやしき』『アイアムアヒーロー』などの漫画原作の実写化を手がけてきた、佐藤組とも呼べる撮影監督の河津太郎や美術の斎藤岩男をはじめ、音楽、アクション、さらにVFXチームが後押しする。後半の“ビーチ”では人間ドラマがより加速佐藤監督とともに脚本に加わっているのが、「ドラゴンクエスト」のシリーズ開発を手がけ、映画『億男』を執筆した渡部辰城と、多面的なキャラクターやストーリー展開で視聴者の心理をも翻弄したドラマ「刑事ゆがみ」や「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」「アライブ がん専門医のカルテ」を手がけた新進気鋭・倉光泰子。特に倉光さんの手腕とともに、キャスティングが利いている。傍目には恵まれた環境にいながら、きちんと生きてこなかったアリスを演じる“カッコ悪い”山崎さん、「チェリまほ」こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」の安達に恋する黒沢とは180度異なるカルベ役の町田さん、親友3人組の中で2人に引け目を感じているチョータ役の森永さんの微妙にちぐはぐな日常感がいい。もちろん、土屋さんの際立つ身体能力がクライマーのウサギを演じることで存分に生かされており、説得力は抜群。ほかにも村上虹郎、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、柳俊太郎、渡辺佑太朗、水崎綾女、吉田美月喜、阿部力、金子ノブアキ、青柳翔、仲里依紗らフレッシュな若手から実力派までが揃っているが、幾人か大化けしているサブキャラクターがいる。まずは、ミステリアスな切れ者で“敵に回したくない”男・チシヤがハマり役となっている村上さんと、彼と組むクイナ役の朝比奈さん。とりわけクイナは、水着が原則の「ビーチ」で上着を羽織る女性たちも多い中、ある理由からビキニ姿での激闘を強いられる。それって必要?と思うカットもあるが、陸上やボクシングで鍛えたという9等身モデル・朝比奈さんによるファイトシーンと身体のしなやかさは目を見張るものがある。過去と比べたときのクイナを思えば、その身体こそ “自分”なのかもしれない。今作で興味深いのは、クイナをはじめ、1人1人の“今際の国” 以前の過去にも向き合っていることだ。“元の世界”に何が何でも帰りたい者もいれば、この“今際の国”こそ自分が居るべき場所、生きる場所だと信じて疑わない者もいる。「ビーチ」の武闘派で最も残虐な2人、桜田さん演じるニラギや柳さん演じるラスボスなどが後者に当たる。2人とも以前の世界では、まるで別人のような佇まいだ。さらに、「ビーチ」の支配者・ボーシヤ(金子さん)に次ぐNO.2で、武闘派を取りまとめるアグニ役の青柳さんのフィジカル&メンタル両面での圧も半端ではない。仲さんについても同様だ。そんな彼らの行動原理こそ、本作のもう一つの見どころ。人間性を捨てねば生き残れない“今際の国”で、彼らにとって「生きる」とは何なのか。「生きたい」彼らを、ラストの“げぇむ”まで注目してみてほしい。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」は配信中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年12月21日全世界へ発信される、日本発実写コンテンツ。Netflixにて全世界190か国に配信中の、人気漫画を実写化した『今際の国のアリス』に注目します。主要キャストのチシヤ(苣屋 駿太郎)とウサギ(宇佐木 柚葉)を演じる、村上虹郎さんと土屋太鳳さんとともに、『今際の国のアリス』のヒットを予感する4つの要素をチェック!1、原作が描くのは、実写化困難な生死を懸けたサバイバル。命を懸けた“げぇむ”に挑まなければいけない参加者たち。「トランプの数字で命の日数を稼ぐことができるんです。マークでげぇむのジャンルが決まっていて、なかには命を弄ぶような不条理なものも」(村上さん)。自分一人が生き残るためだけではなく、他者と協力し理不尽な現実に挑むサバイバルアクションは中毒性高し!2、豪華キャストが個性溢れるキャラを熱演!「原作漫画を読んだとき、この人実写化できる?大丈夫?と思うようなキャラも多数いました(笑)」(村上さん)。日本のエンターテインメントをこれからも支え続けるであろう、20~30代の役者がずらり名を連ね、それぞれがクセのあるキャラを好演するというのも、見どころのひとつ。3、実写化を担うのは、いまや日本を代表する「佐藤組」。「漫画の実写化といえば佐藤監督。グリーンバックで演じたあのシーンがこんなになっちゃってる!って驚きでした」(土屋さん)。個性的なキャラをうまく操りながらも、視覚効果の高いVFXやCGを巧みに活用してスリルと恐怖を煽るテクニックは、右に出るものなし!実写化においてまさに日本を代表する座組である。4、全世界190か国が同時に『今際の国のアリス』の世界に。全世界190か国に住む人々が個々のデバイスで同時に同じ作品を見ることができるというのは、アメリカ発のストリーミングサービスNetflixの最大の強み。「不安よりも、早く世界中の多くの人たちに見てもらいたいという気持ちの方が大きい。文化は違っても、このスリルは一緒に楽しんでもらえるはず」(土屋さん)むらかみ・にじろう1997年3月17日生まれ、東京都出身。現在公開中の映画『佐々木、イン、マイマイン』に出演。初の著書となる『虹の刻』(CCCメディアハウス)が12月24日発売。つちや・たお1995年2月3日生まれ、東京都出身。映画『哀愁しんでれら』は来年2月5日公開、『るろうに剣心 最終章‐The Final‐』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が公開予定。『今際の国のアリス』生きるために命を懸けた“げぇむ”が繰り広げられる“今際の国”で出会った、人生に意味を見出せないアリスと孤高のクライマー・ウサギ。元の世界に戻るため協力する二人の間にはやがて強い絆が生まれる。しかし、高い観察力を持つアリスと、抜群の運動能力のウサギを冷静に見つめるチシヤが現れ…。原作/麻生羽呂『今際の国のアリス』(小学館「少年サンデーコミックス」)監督/佐藤信介出演/山﨑賢人、土屋太鳳、村上虹郎、森永悠希ほかNetflixにて全世界独占配信中。©麻生羽呂・小学館/ROBOT※『anan』2020年12月23日号より。取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年12月18日Netflixにて全世界190か国に配信中の、人気漫画を実写化した『今際の国のアリス』。迫力あふれる映像、そのスケールに注目が集まる中、主要キャストであるウサギ(宇佐木 柚葉)とチシヤ(苣屋 駿太郎)を演じる土屋太鳳さんと村上虹郎さんに、実写化コンテンツに対するそれぞれの思いや面白さ、物語の魅力を語っていただきました。村上:僕がチシヤ役のお話をいただいたのは、クランクインまでそこまで遠くない時期で。原作漫画を全巻ダウンロードして飛行機の中で一気読みしたのを覚えてます。土屋:一気読み、すごい!村上:チシヤを演じられるかどうかを考えながら読むつもりが、面白すぎてそんなことも忘れてのめり込んでいたんだけど(笑)。土屋:私も夢中で読んじゃった。本当は、漫画原作の実写化って難しいと思っていたんです。何十年も描き続けている作者の方がいるのに、それを映画やドラマなどで数時間に物語をまとめてしまう。ちゃんと魅力が伝わるのか心苦しくなってしまって。でも原作漫画ファンが実写を見る場合もあるけど、実写版を見てから初めて原作を読む人もいると知ってから、実写の面白さを追求しようと切り替えられるようになったの。村上:僕、学生時代に1年間カナダ留学をしていたんだけど、ジャパニーズといえば“漫画”や“忍者”のイメージが強くて。ちなみに虹郎はローマ字で書くと忍者に似ているという理由から「NINJA」って呼ばれていました。土屋:なるほど!(笑)村上:まあ、それはどうでもよくて(笑)、確かに熱烈な漫画ファンは世界中にいるからね。海外のオタクは僕も知らないような作品を知っていたりして…留学をきっかけに漫画は日本を代表する文化であることを再確認したんです。とはいえ、実写化するならハリウッドではない。この文化や本当の良さ、その意味を伝えられるのは、やっぱり僕ら日本人だと思うんです。それを“実写化といえば”の佐藤(信介)監督が手がけるとなると、もう言うことがないわけで。土屋:私、佐藤監督とお仕事させていただくのは2回目なんだけど、やっぱりすごいなって思ったのが、VFXを駆使した完成映像を見たとき。実際は背景のないグリーンバックで演じることも多いんですが、私は特撮をやったこともあるので映像に負けないお芝居を…と思って演じていても、仕上がりは想像を超えている。監督の頭の中には常にあの絵が見えていると思うと本当にすごい。村上:僕、衣装合わせやチシヤの金髪の度合いなんかは少し話し合ったりしましたけど、それ以外に現場で監督とお話しした記憶がほとんどないんです。基本的に芝居は役者それぞれに任されていて、それはある意味、光栄なことなんだけど。きっと同時に見なければいけない現場がありすぎるのと、監督が見ている絵はマクロもミクロも含めてもっと大きなところなんだろうね。そこでNetflixなら制作時間もかけられるし、佐藤組の技術が素晴らしく活きてくると思うんです。土屋:その通りです。それにしても、チシヤって難しそう。村上:そうなんだよね。アリス(山﨑賢人)は頭はめちゃくちゃいいけど平凡で、かと思えば常人離れした特殊な能力を持ったキャラもいて、チシヤはその中間だから。でもそれぞれの境遇がある中で、自分自身の価値観を持っていないと自分にとって大事なことや幸せは見つからない。そんなことを感じてもらえるとうれしいです。土屋:私が演じるウサギは生きる意味を見失いながら生きている中で、アリスや出会う人たちによって心がストレッチされていく。それを見て、人生や仲間がいることの意味を探ってほしいですね。つちや・たお1995年2月3日生まれ、東京都出身。映画『哀愁しんでれら』は来年2月5日公開、『るろうに剣心 最終章‐The Final‐』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が公開予定。トップス 参考商品(アンスリード/アンスリード 青山店 TEL:03・3409・5503)スカート¥33,000(ランバン オン ブルー/レリアン TEL:03・5491・8862)バングル¥8,000(ジュエッテ TEL:0120・10・6616)その他はスタイリスト私物むらかみ・にじろう1997年3月17日生まれ、東京都出身。現在公開中の映画『佐々木、イン、マイマイン』に出演。初の著書となる『虹の刻』(CCCメディアハウス)が12月24日発売。シャツ¥142,000(ヨウジヤマモト TEL:03・5463・1500)パンツ¥8,000(ジャンティーク TEL:03・5704・8188)シューズ¥37,000(ネプコ フットウエア TEL:03・3400・7227)『今際の国のアリス』生きるために命を懸けた“げぇむ”が繰り広げられる“今際の国”で出会った、人生に意味を見出せないアリスと孤高のクライマー・ウサギ。元の世界に戻るため協力する二人の間にはやがて強い絆が生まれる。しかし、高い観察力を持つアリスと、抜群の運動能力のウサギを冷静に見つめるチシヤが現れ…。原作/麻生羽呂『今際の国のアリス』(小学館「少年サンデーコミックス」)監督/佐藤信介出演/山﨑賢人、土屋太鳳、村上虹郎、森永悠希ほかNetflixにて全世界独占配信中。©麻生羽呂・小学館/ROBOT※『anan』2020年12月23日号より。写真・野呂知功(トライバル)スタイリスト・トリイクニコ(土屋さん)長瀬哲朗(UM/村上さん)ヘア&メイク・尾曲いずみ(土屋さん)森田康平(村上さん)取材、文・若山あやプロップ協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2020年12月17日Netflixにて配信中の「今際の国のアリス」に出演する山崎賢人、土屋太鳳、村上虹郎、三吉彩花、朝比奈彩、金子ノブアキ、仲里依紗が、「生きているうちにやりたいこと」を考えるバケットリストチャレンジに応じた特別映像が解禁された。“バケットリスト”とは、自分の中に眠る「生きているうちにやりたいこと」と向き合い、それを書きあげることで自分の生を身近に意識し、“生きる希望”を感じることができるというリストのこと。本作のアリス(山崎さん)とウサギ(土屋さん)たちも“今際の国”で繰り返される理不尽な“げぇむ”と戦いながら自分と向き合い、“希望”を糧に力強く生きようとしている。バケットリスト特別映像では、「生きているうちに暮らしたい場所」といったシンプルな夢から、「生きているうちに吐き出したい感情は」「生きているうちに起きてほしい奇跡は」といった心を丸裸にするような質問まで、各キャストが真剣に向き合ったバケットリストは必見。今回解禁される映像は140秒のダイジェスト版で、12月18日(金)からNetflix公式YouTubeチャンネルでは山崎さん、土屋さんのソロバージョンや、7名キャストの10分を超えるロングバージョンなども公開される。なお、12月18日(金)より“希望を武器に、絶望と戦え。バケットリストチャレンジキャンペーン”が開催、特別映像に出演したキャスト7名のバケットリストと本編の写真を贅沢に使用した「今際の国のアリス」オリジナルブックの配布や、本作をモチーフにしたクリスマスツリーを展示する渋谷「MIYASHITA PARK」でのバケットリストチャレンジイベントなど様々な展開を予定。渋谷が“今際の国”になる催しが行われる。「今際の国のアリス」STORY優秀な弟と比較され続け、人生に意味を見出せず鬱々とした日々を送るアリス。唯一の心のよりどころである親友のチョータとカルベと渋谷に繰り出すと突然、街は無人と化す。しかしそこは、様々な“げぇむ”をクリアしなければ生き残ることができない“今際の国”だった…。持ち前の観察力と判断力を発揮していくアリスは、仲間を作らずたった一人で““げぇむ””に挑み続けるクライマーのウサギと出会う。命を懸けるというかつてない体験を通し彼らは、「生きること」に正面から向き合うことになる――。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」は全世界配信中。※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年12月17日