私は綾香。2歳になる娘と、夫と暮らしています。大学卒業後、広告などを扱うデザイン会社にディレクターとして入社しましたが、出産を期に退職。今は在宅・時短勤務の契約社員として、家電や食品など様々な商品を扱うECサイトの編集の仕事をしています。夫は広告代理店勤務の営業マン。仕事柄多忙でいつも深夜帰宅という生活を送っており、以前から家のことは私に丸投げ状態でした。けれど最近は夫の会社もリモートワークの日が増え、日中も家の中で一緒に過ごすことに。となれば、家事や育児にも多少は協力的になってくれるのかな?と密かに期待していたのですが…。ついカッとなり、もう夫には極力頼みごとはしないと啖呵を切ってしまった私。当初思い描いていた、夫婦で家事育児を分担してニコニコと暮らすイメージは早々に打ち砕かれてしまいました…。次回に続く(全3話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・池守りぜね/イラスト・ マスハタ
2021年10月15日本作品は 「ウーマンエキサイトコミック大賞」 ストーリー部門で特別賞に選ばれたせりママさんの作品「育休明けの家事分担はお早めに」をコミック化したものです。■前回のあらすじワンオペ2人育児の限界で倒れてしまった春香に代わって初めて家事・育児をした夫。看病で疲れた夫は、「妻が健康でいることは家族にとっても重要」とようやく理解して…。ワンオペ育児に限界がきていることを夫に伝えた私。夫も私が倒れたことで、ようやく問題を認識してくれたようで、ふたりで話し合いをすることに…。全部自分でやろうとして倒れてしまった私。その後、思い切って料理という家事を夫に全部任せるというやり方は、我が家にはあっていたようです。「夫に任せたら細かいことに口出ししない」と心に決めて、夫への感謝を口にすることを徹底したことが功を奏したようで、夫はノリノリで料理を担当してくれるようになりました。冷凍のお惣菜など、私では思いつかなかった工夫を取り入れてくれた夫に感謝しています! イラスト・ ユキミ
2021年08月15日【ママ戦記】第6話結婚前に「仕事を続けたいから、家事や育児を一緒にできる人としか結婚するつもりないの」と旦那さんに伝えた、ものうさん。 しかし、産後間もない妻をよそに、家事をせずゲームをする夫……。そしてついに、家事育児分担をかけて、戦うことに……!? 今の日本で、仕事をしながら、妊娠・出産・子育てをすることは、とても大変なことだと覚悟していたものの、想像以上に厳しい現実が待っていました。 特に産後は、血と糞尿と母乳にまみれ、ホルモンバランスの影響も相まって、戦場にいるような気分でした。そして、子どもが2歳になった今もその大変さは続いています。 毎日が戦いです。女の人が経済的に自立しながら子どもを産み育てることは、どうしてこんなに過酷なのでしょうか。 なぜそうなったのか、どうしたら変わるのか。この問題を考えるために、まず私個人が感じたことを、記録しようと思いました。このマンガが、同じような立場で日々奮闘していらっしゃるみなさんの息抜きになれたらうれしいです。 ものうはなこさんは、家事育児の分担ポイント表を制作して、見える化し、夫に提示することで、ようやく分担をしてもらえるようになりました。 妊娠中はひどいつわりと戦い、産後は不安定なメンタルに振り回され、理解のない夫に憤り、毎日育児と家事に追われる……。そんな働くママの現実が浮き彫りになる、ものうはなこさんのマンガをご紹介しました。「私も同じだ……」というママも多いのではないでしょうか。 まずは身近な夫や家族、そして職場や社会など、もっともっとママたちへの理解が広まっていくことを願いたいです。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター ものうはなこ2歳男子と夫との3人暮らし。 フルタイムで働くワーママ。 妊娠・出産・共働き育児をテーマに、 日々を記録する漫画を描いております。
2021年07月27日こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが生まれると、毎日しなければいけなくなるのが家事と育児。特に育児はやることがたくさんある上に、「夜中に大泣きする」「うんちが漏れた」「昼夜逆転する」などイレギュラーなことも盛りだくさんです。 一番大切なことは「育児はママひとりですることではない」ということ。ママだけが頑張らずに、パパや家族に育児の分担を頼むことが大切です。今回は、ラクに育児分担する方法を話します。 まずはパパに育児の役割分担をしてもらう育児の役割分担を一番頼みやすいのは夫です。とは言っても「仕事」を理由にして、なかなかしてもらえないのが現状ではないでしょうか? 私の保育所でも、送り迎えをしているパパは本当に少ないです! 保育所の送り迎えはママがするもの、と考えているパパが多いのかもしれません。 また、パパが朝送ってくれたとしても、昨日から今朝までの子どもの様子を把握していないことも多いです。「昨日の夕方、保育所で微熱があったのですが、その後どうでしたか?」と尋ねても、「そうなんですか?」と逆に聞き返されたこともありました。育児をママに任せっきりにしていることもですが、ママも「パパに言っても仕方ない」と思っているのかもと思ったら、なんだか少し残念な気持ちになりました。 役割分担は2人で一緒にする「パパが子どもの様子を把握してない」ということにならないためにも、育児の役割分担は大切です。お風呂に入れるのはパパの役割にする、平日に時間が取れない場合は、休日のお散歩と寝かしつけはパパの役割にするなど、できることで良いのでパパにも育児を分担してもらうようにするのがおすすめです。 その際、パパだけママだけの意見で決めてしまうと不満がたまるので、必ず一緒に相談します。そして残業や体調不良などでできなかったときのこともシミュレーションしておきましょう。 男女の考えの違いを知って話し合う先日、スーパーで友人に会いました。2人目のお子さんを出産したてなのに、上の子を連れてスーパーにいるので、思わず「大丈夫なの?」と声をかけました。「旦那がね。“ストレスたまってるだろ。気晴らしに外に行ってこいよ”っていうの……。私は上の子をパパに外遊びに連れて行ってほしかったのに……。男の人ってわかってないよね」という話になりました。 そう、男の人と女の人の考え方は違います。ですので、育児の分担の話し合いをするときは、きちんと詳細まで伝えなければいけません。 例えば、子どもをお風呂に入れることがパパの役割だった場合。パパは「体を洗う→湯船につかる→終了」と思っている可能性があります。ママの考え方でお風呂に入るということは「お風呂にお湯をためる→赤ちゃんの着替えやバスタオルを準備する→自分の着替えなどを準備する→赤ちゃんの体を洗う→湯船につかる→赤ちゃんを拭く→赤ちゃんにおむつや服を着せる→水分を飲ませる」ここまでがお風呂に入るということなのです。 役割分担をするときは、「ここからここまでが、あなたの役割」ということをときちんと伝えましょう。 祖父母とはどう関わる? じょうずにつき合うコツ赤ちゃんが生まれると関わりが強くなるのが祖父母です。子育ての先輩である祖父母の存在は頼りになり、とてもありがたいのですが、時代とともに育児は変化しているので受け入れがたいこともあると思います。 とはいえ、やはり祖父母が近くにいると本当に助かる存在です。だからこそじょうずに付き合うコツをお伝えします。・子育ての方法が違っても否定しない・今の子育ての方法を伝える・してほしいことを明確にする・してほしくないことも明確にする・「ありがとう」を忘れない 今と昔の子育てが違うのは当たり前のこと。祖父母はそれを知らずに良かれと思ってしているだけです。頭ごなしに否定するとわだかまりが残ります。そして、「ありがとう」の感謝の言葉を忘れないようにしましょう。「面倒を見てもらって当たり前」になると、祖父母も負担に感じるようになるかもしれません。 地域の子育てサービスを利用する「ワンオペ育児」という言葉を近年よく耳にするようになりました。夫は仕事で忙しく、周りに頼れる親戚もいない、そんな場合は地域に頼ることも考えましょう。例えば、保育所の一時預かりやファミリーサポートで子どもを保育してもらうことも1つの方法です。 「仕事をしていないのに子どもを他人に預けるのは何だか気が引ける……」と考えてしまうママもいるようですが、ママがリフレッシュすることのほうが優先です。また、児童館や子育て相談などに行って、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなります。子育てはうまくいっていないと感じると「私はダメな母親かも?」と思ってしまいがちです。そのためにも、子育ての不安や悩みを誰かと共感することはとっても大切。「私は元気! 大丈夫!」と思っていたとしても、誰かにほんの少し頼ることは心の支えになりますよ。 私は10年以上シングルマザーをしています。子どもが乳幼児で一番手がかかる時期は祖父母が元気だったので頼りっきりでした。でも、ここ数年は祖父母に頼ることができず、ワンオペ育児をしています。子どもが大きくなったとはいえ、まだまだ育児真っ最中。祖父母のように、今すぐにでも気軽に頼れる人がそばにいないのは、綱渡りと一緒だなといつも感じています。 育児の分担することも大切ですが、その前に、育児も家事も仕事も優先順位をつけて、必要のないことは「しない」と仕分けをして、ママにとって無理のない育児を心がけることも大切ですよ。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年07月06日■前回のあらすじ家事と育児を分担することで、お互いの気持ちが分かった藍子と幸樹。しかし、本社勤務になった幸樹は上司にプレッシャーを掛けられ、また仕事が忙しい日々に逆戻りしてしまった。 >>1話目を見る <夫 SIDE STORY>一時は家事育児を見直し分担することで夫婦仲も回復していた僕たちだったが、僕の仕事が忙しくなったことで、再び藍子とも喧嘩したり、また再構築したりの繰り返し。立ち止まって考える余裕もなく、鈴が小学3年生になった頃、僕の新たな転勤が決まった。転勤が決まった時、正直僕は「これで家族が仲良くいられる」と思ってしまったのが本音。でもそれは、過去に単身赴任の生活をして、一緒に暮らすこともしてみて、自分たちにとってどれが心地の良い関係かがわかったから。これから始まる単身赴任を、僕たち家族は前向きに考えている。<妻 SIDE STORY> 夫の転勤が決まり、私は内心ホッとした部分もありました。もちろん、夫婦を諦めず二人で頑張ってきたことに悔いはありません。家族としての絆も深まったし、以前より幸樹が育児や家事に対して感謝の気持ちを伝えてくれるようにもなったし、毎日遅くまで働いている幸樹にも感謝の気持ちでいっぱいです。ただ私たちには、幸樹が単身赴任で暮らしている距離感が合っているのかもしれないとも思ったのです…。幸樹が転勤から帰ってきたばかりの頃、幸樹の愚痴を聞いてもらったママ友にも、あのころとは違って家族が前向きに進んでいると胸を張って言えました。それも、一緒に暮らした時間があったからだと思います。そしてーー。幸樹の転勤後、仕事と家事育児のワンオペ生活が再開しました。しかし、前の転勤とは違い、鈴ができることを率先してやってくれたり、幸樹も数ヵ月に一度は有給を取って私の負担を軽くしてくれたり…。逆に週末に転勤先に鈴と行って、幸樹の身の周りのことをしたり、家族で観光を楽しむことも。結果、夫婦は円満。転勤生活と同居生活、どちらも体験したことで、お互いを思いやることができるようになったと思います。そして、幸樹の転勤中に2人目を妊娠! 自分のため、家族のためを考えた時、それぞれ最適な距離感やタイミングがあると思います。一緒に居る時と居られない時があり、協力できる時とできない時もあって…、それは理想通り、型通りにもいかない。だからこそ、他の家族と比べるのではなく“自分たちの家族の形”を作っていくのがベストなのではないかと感じました。 2人目が誕生したらまた状況は変わるとは思うけれど、その時はまた家族で話し合って、私たちに合ったスタイルを考えていければいいと思っています。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ 鈴木し乃
2021年06月25日普段、当たり前にこなしている家事や雑用は、本当にすべてあなたがやるべきこと?いいえ、妻が第一にすべきは“家事の分担化”。主婦業の現場監督として夫や子どもに指示を出し、どんどんやってもらえばいいのですーー。「主婦業を9割削減します!」’20年6月、唐仁原けいこさんがブログで一大決心を発表した。当時、唐仁原さんは第3子の出産後で、仕事に家事に忙殺され、イライラして、家族にきつく当たっては後悔する毎日だった。「最初は仕事をやめようかと思いました。でも本当にやめたいのは、仕事ではなく“主婦業”だと気づいて。家事や雑用、お付き合いなども主婦がやるものと思い込んでいたけど、やめる方法を探してみようと夫婦で相談し、宣言したのです」(唐仁原さん・以下同)宣言の効果は絶大だったという。「宣言したら、まだ何も減らせていないのに心が軽くなりました。『私がやらなきゃ』って自分を追い込んでいたようです」唐仁原家の主婦業分担は次のとおり。見ると、夫の関与する主婦業がかなり多い。■炊事〈朝食の支度〉:主な担当者・夫。朝早く起きるのは夫のほうが得意。ホットサンドやホットケーキなど、手間のかからない料理を。〈夕食の支度〉:主な担当者・夫婦。時間のあるほうが作る。2人で手分けしたり、夫が作ったりすることも増えてきた。〈飲み物の準備〉:主な担当者・子ども。ウオーターサーバーを導入して「ママ、麦茶!」から解放された。〈食後の片づけ〉:主な担当者・妻。食事の支度を夫がすることが多いので、支度をしなかった妻が片づけることが多い。〈栄養管理〉:主な担当者・妻。家族が不健康にならないように、食材やメニューなどに目配りする。〈買い物〉:主な担当者・妻。夫が行くこともあるが、買い物は妻のほうが得意。【洗濯・掃除・育児も家族で分担】■洗濯〈洗濯機(乾燥まで)〉:主な担当者・夫。ドラム式洗濯機を導入。作業を簡素化して夫に任せる。〈乾燥終了後、たたんで、しまう〉:主な担当者・夫。洗濯機の近くにしまう場所を作るなど、できる限り面倒をなくして夫に任せる。〈洋服の入れ替え〉:主な担当者・妻。洗濯機のそばのボックスとクローゼットの洋服を、季節や成長に合わせて入れ替える。■掃除〈リビングなどの掃除〉:主な担当者・夫。ロボット掃除機を2〜3日に1度稼働させ、それ以外は目立つところだけ。〈子ども部屋の片づけ〉:主な担当者・子どもときどき夫婦。「片づけなさい」より「お願い、片づけて」のほうが効果的。〈お風呂掃除〉:主な担当者・夫ときどき長男。長男は、欲しいおもちゃを買うためにお小遣い稼ぎとして。■育児〈コミュニケーション〉:主な担当者・夫婦。子どもが心細いときなど「ママじゃなきゃダメ」には十分時間をかける。〈公園遊び〉:主な担当者・夫。夫は子どもと遊ぶのが大好き。子どもたちもパパとの公園遊びを楽しみにしている。〈習い事への送迎〉:主な担当者・妻。子どもが3人なので、それぞれの子どもと1対1になれる数少ないチャンスを有効に使う。〈車での送迎〉:主な担当者・夫。妻は免許を持っていないので、車が必要なときは夫に。〈参観日などの学校行事〉:主な担当者・夫婦。子どもの成長を楽しむために、行きたいほうが行く。2人で行くことも多い。【家族に家事を協力してもらうコツは?】夫や子どもに主婦業をうまく任せるコツはなんだろう。「家族の協力なくして、主婦業削減はありえません。以前の私は、余計な口出しで夫のやる気をそいでいましたが、やる気を引き出すことが大切です。褒めたり感謝したり、特に、ママ友からの褒め言葉を伝えるのが効果絶大です。今後は外注も利用して、もっと快適な暮らしを模索したいです」■夫・子どもに協力を得るための心得5【1】「○○してくれたらうれしいな」とお願いする【2】してもらったら、大げさに喜ぶ【3】してもらったことに、文句を言わない【4】具体的に、感謝を伝える【5】「友達が『うらやましい』って言ってたよ」など、第三者の感想を伝えるこの5つの心得を参考に、主婦業の分担を見直してみよう。
2021年06月25日ウーマンエキサイトのみなさまこんにちは。ぐっちぃです。今回は「夫婦の家事分担」ということで、わが家の分担歴史をざっくりと描き起こしてみました。■ 家事は家にいるほうがやるのが当たり前? あきらめモードの頃わが家は、夫が会社員、わたしが家でイラストの仕事をしています。同じ「仕事をしている」といえども、やっぱい家にいるほうが家事をする負担が大きいなと感じていました。その分担割合がこちら。家事負担のバランスがおかしいと思いながらも、「まあ今までやってきたし」「夫に相談する気力がない」と、半ばあきらめモードで続けていました。■ しかし、あることがキッカケで夫が家事をするようにこれは 以前にも描いた んだけど、ある日たまたま聴いていたラジオがキッカケで、少しずつ家事をしてくれるようになりました。本当にラジオがきっかけだったかどうかは本人に聞いてないんだけど、「夫婦で分担を決めよう」と話し合うだけじゃなくて、第三者からの言葉で意識が変わるっていうこともあるんだなと勉強になりました。もちろん、忙しい日は手の空いてるほうがやるスタイルではあるけど、休日の家事負担はだいぶ減ってきたことはよかったです。■ その後、休日の家事がほぼ夫の担当になった出来事 そこから、休日の家事がほぼ夫担当になった出来事がありました。それがこれ。習い事今は週5でバレーボールを習っているんだけど、休日は丸1日練習なんて日もあって、わたしは送迎&手伝いで手いっぱい。これによって変わった、夫婦の家分担事はこちら。結局はわたしのズボラさが原因ではあったけど、子どもの成長とともに、夫婦の家事分担が自然と変化していくこの流れはよかったなと思っています。なんでもかんでも全部自分でやろうとせず、夫に「全部任せる」っていうのもアリだなと思いました。むしろ夫も、わたしが見ていないほうが自分のペースで家事できるからよかったみたいです。あえて家を空けるっていうのも手ですね!
2021年04月30日2021年4月23日に放送されたバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に、俳優の北川景子さんが出演。番組では、街ゆく人から北川さんに対する疑問を募集したところ、プライベートにまつわる質問が、数多く寄せられました。その中で「夫との家事分担はどうしているか?」という質問が上がった時のこと。北川さんの夫といえば、明るい人柄が人気なミュージシャンのDAIGOさんです。北川さんは、夫婦間での家事分担について、次のように語っています。結婚当初は「全部私がやりたい」と思って気負っていたんですが、今は気付いたほうが気付いたことをやる。中居正広の金曜日のスマイルたちへーより引用1児の母親として、子育てに奮闘している北川さん。出産した当初は、1時間おきに夜泣きする子供をあやすため、まったく睡眠時間がとれない日々が続いたこともあったそうです。慣れない子育てと仕事の両立は、想像以上に大変でしょう。そこで、番組のMCを務めるタレントの中居正広さんに「夫と家事の分担はどうしているの?」と、改めて聞かれた北川さんは…。そうですね。「やっといて」とかいわなくても、私のほうが帰るのが遅い時とか、洗濯物をたたんでくれてたりとか。「ありがたい」と思って…。帰って、もうお風呂がためてあったとか。お風呂を洗っておいてくれていたとか、そういうのはすごい嬉しいですね。その気持ちもすごい嬉しい。中居正広の金曜日のスマイルたちへーより引用北川さんが仕事で帰宅時間が遅い時などは、いわずともDAIGOさんが積極的に家事をしているのだとか。DAIGOさんの行動に対し、感謝の気持ちを述べた北川さんは「その分、自分が家にいる時は、全力で家事をするようにしている」と考えを述べました。北川さんが明かした、夫婦でのやり取りについて、ネット上ではさまざまなコメントが上がっています。・うらやましい…。DAIGOさん、完璧かよ。・夫婦円満な様子が伝わってくるエピソードだなあ。・家事は気付いた方がやる方式で、片方に負担が寄らないのは、お互いのスキルが一致してるからだね。・素敵すぎる。「して当たり前」ではなく、お互いに感謝の気持ちを伝え合うって大事だなと思った。家庭を切り盛りする中で、日々こなさなくてはならない家事はたくさんあります。中には『名もなき家事』と呼ばれるような、細かい作業も発生するため、誰か1人に負担が寄ってしまうと、ストレスをためこむ場合も…。一緒に生活する相手のことを思いやり、支え合えるような関係が理想ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月24日家事や育児の分担に、育児方針の違いなど、さまざまな理由で起きてしまう夫婦喧嘩。前回は、夫婦喧嘩の原因について、アンケートを元にみてきました。今回は、喧嘩しない夫婦の実情や、夫婦喧嘩の必要性について考えてみたいと思います。■喧嘩をしない夫婦もいる?寄せられたアンケートには、「夫婦喧嘩をしない」というコメントもみられました。「最近喧嘩してない! 7年位前に、私が八つ当たりしたのですが、見事スルーされ喧嘩にならず。平和ですみません!」「喧嘩はしません。いろいろなことを諦めています」「喧嘩にはなりません。夫は言いたいことを遠慮なく言ってきます。 言い返すとさらにひどく言われてしまうので、黙っています。言い返したこともあるのですが、よけいに 逆上するのでやはり黙っているのがベストみたいです」喧嘩しないのも、仲がいいからという理由と、我慢しているからという理由の2種類があるようです。夫婦仲が円満で、喧嘩にならないという夫婦は理想的に思えます。ただ、どちらかが諦めの気持ちから我慢している場合は、果たして喧嘩をしなければいいのかと、疑問を感じずにはいられません。■喧嘩の解決のために大切なのは「話し合い」喧嘩をなくしたり、減らしたりするために、多くの人から寄せられたのは「話し合いや情報共有をして解決している」という声でした「子ども4人にも恵まれ、仕事も忙しく、お互いを思いやれない時期がありストレスをぶつけ合うせいで毎日大喧嘩。離婚寸前までいきました。お互いに冷静になってどこがダメだったか、直さないといけないかを正直に話し、離婚を乗り切りました。そして、今までよりも2人きりで出掛ける時間を増やしました。それ以来、距離が縮まり、より一層仲が深まった気がします」「旦那の稼ぎが悪い時期があり、努力もしなかったので喧嘩した 。家事育児は私担当なのに、私よりも稼ぎが少なかった。きちんと話し合ったら家事育児もやるようになり、年収もあがった」「話し合いって大切だなと思います。 職場恋愛で、オープンに話ができ、相手の事をよく分かって結婚したつもりでした。 結婚すると、お金や健康、仕事のバランス、子どもの事。細かいなって思う様な事から、難しいテーマを深く掘り下げて話し合わなくてはならない事も増えていきますね。言いたくない事でも言わなくては伝わらない」「カレンダーにみんなの予定を書かないといけないルールがあるんだけど、予定を入れると子どもをみてくれるから助かった。お互いのスケジュールがわかったほうがストレスなく、暮らしやすいです」おそらく、多くの夫婦喧嘩は、コミュニケーション不足から起きているのではないかと思います。長く一緒にいると、つい「言わなくてもわかるのではないか」と思ってしまいますが、伝えることをやめたら、自分の気持ちはなかなか相手には伝わりませんよね。またスケジュール管理についても、きちんと共有することで、行き違いを防ぐことができるというコメントも寄せられていました。実際に筆者も数年前からアプリの共有カレンダーを使用していますが、使用前に比べて予定の共有がスムーズで、スケジュールの把握についてのストレスがなくなりました。話し合ったり直接コミュニケーションをとる時間が取れない場合には、便利なツールを用いることで解決できるかもしれません。■夫婦とは? なぜ夫婦喧嘩をしてしまうのか?そもそも夫婦喧嘩をしてしまうのは、何が原因なのでしょうか。ここからは、 「長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは」 から抜粋をして、夫婦喧嘩の理由と対処法について考えてみたいと思います。夫婦喧嘩の理由はさまざまですが、共通しているのは「どうしてわかってくれないの?」という夫婦なのに理解してもらえない怒りです。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 「理解されない」という怒りの感情が、夫婦喧嘩の元になっているそうです。近い存在である夫婦だからこそ、その思いがこみ上げてしまいますよね。そして喧嘩がヒートアップすると、相手を納得させる、言い負かすことに焦点が移り、何に対して怒っていたのかブレ始めるのだそう。そうなると、そもそも怒っていた原因を忘れ、さらなる大喧嘩へと発展してしまうことも…。喧嘩になるプロセスを冷静にみてみると、怒りが脱線していることも多いと実感します。ただ、夫婦喧嘩は悪いことではないのだそう。喧嘩は、夫婦が本音を言い合える絶好の場で、お互いの気持ちや考えを知る機会でもあります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは たしかにお互いの気持ちを言うことは大切ですが、言いすぎて離婚にまで発展してしまうのはできれば避けたいところです。夫婦喧嘩はしてもいいけど、早く収めることが大切だといいます。それでは、早く収めるにはどうすればいいのでしょうか。怒っている時はお互いの心が激しく動いてるときなので、相手の言葉に乗って売り言葉に買い言葉と感情的になってしまうと、喧嘩はいつまでたっても収まりません。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 具体的には『あなたはこう思ったんだね』『そういうことがあったんだね』と事実だけを話すようにします。事実だけを冷静に言葉にするだけで、相手に共感する必要はありません。人間は、Aの心で接されると、自分もAの心で返すようになる習性があります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 大切なのは、感情的にならずに冷静に事実だけを話すこと。もし、感情が高ぶっていて、冷静に話せないという時には、どちらかがその場を離れるブレイクタイムを設けるといいそうです。これは「タイムアウト」と呼ばれる方法で、カッとなって子どもを怒ってしまうときにも使える方法です。短時間でもその場を離れることで、脳が切り替わり、感情のクールダウンが促されるといいます。まずはその場を離れて、自分の感情を落ち着かせると、冷静に話し合いができるようになるのだそうです。ここまで、夫婦喧嘩について考えてきました。最後に、結婚や夫婦について、考えさせられるようなコメントもご紹介します。「結婚は、お互いの努力と忍耐が必要だと思います。チームワークです。1人だけ頑張ってもダメ」「子育て中、自分だけが頑張っている、夫はなにもしてくれないし、やってくれたとしてもできていないし足りない、と思ってました。子どもや夫へのいら立ちが解消されないことから友人に相談したりしていく中で、自分の思いやりが欠けていたことに気づきました。『家族は家族だから何を言っても大丈夫』『気を使う必要はない』という思い込みが私にもありました。大事な家族だからこそ気を使い、思いやりを持って接する必要があると学びました」長年一緒にいても、夫婦はしょせん他人同士で、深く話し合わないと理解しあえないことも多いと思います。理解しあうためには、チームワークが必要ですし、相手への思いやりが不可欠だと、コメントからもよくわかります。お互い腹を割って話し合うこと、感情ではなく事実を冷静に伝えることを意識して、少しずつ理解や絆を深めていけたらいいですね。前編はこちら
2021年04月08日他人同士の夫婦だから、時に喧嘩してしまうこともありますよね。そんな夫婦喧嘩、ささいなものから、離別につながるような大きなものまで、大小さまざまあるようです。今回は、ウーマンエキサイトの「夫婦喧嘩のきっかけになったエピソードは?」というアンケートに寄せられたエピソードの中から、夫婦喧嘩の実情についてご紹介します!■「何もやってないでしょ?」家事や育児の分担でもめる夫婦家事や育児の分担でもめたというエピソードが、多く寄せられていました。「主人に子どものことを手伝ってもらいたいときには『今、手空いてる?』っていつも聞いていたのですが『〇〇してってハッキリ言え』と怒りモード。逆にそう聞かれることが『あなたは今暇そうね〜』と嫌みのように感じていたみたいです」「朝から娘と息子のご飯準備・息子のオムツ替え・娘の着替え・掃除機がけ・お出かけ準備・洗濯…その間、夫は着替えもせずスマホをいじっていた。私が『こんなに忙しいんだからちょっとは手伝って!』と言うと『何をすればいいのかわからん!』と喧嘩になりました。細かく指示を出さないとわからないようです」「夫は長時間ソファーでタブレットを触って動かず、私は家事と子どもの相手をこなしていて、やってもやっても家事が終わらずイライラ…。出かける予定があるのに、私一人が必死で動いていたので、非協力的な夫にぶちギレてしまった」「旦那が帰宅後に子どもとゲームをしている中、私は家事を慌ただしくしていて、『晩ご飯ができる前に子どもとお風呂に入って』と言ったら『何もやっていないんだから、たまにはあなたが入れれば?』と言われて絶句しました…。私がやっていた家事が旦那には見えないようです。離婚届を書いてやりました」「親付き添いレッスンの音楽教室をパパにお願いしたときのこと。先生から発表会の曲を決めるように言われたようだが、旦那からは全く報告なし。次週、私がレッスンに連れて行くと、『先生から発表会の曲は決まりましたか?』の一言であ然。旦那に問い詰めると、『連れて行ってやったのに』と言われ、それ以降一度も頼むことはありません」子育てや家事は毎日必ずしなければならないものですよね。それを夫婦2人で分担する際に、どちらかが不公平感をつのらせたり、期待したことができていなかったりと、喧嘩の火種はたくさん潜んでいるように思います。筆者自身も、「きっとやってくれるだろう」とか「気づいてくれるだろう」という、夫に対してささやかな期待を抱いた時ほど、勝手にガッカリしたりイライラしてしまいます。相手に明確に伝えれば解決できることでも、「あうんの呼吸」を勝手に期待してしまい、失敗することが多いと実感しています。■ささいなやりとりが火種になるまた、ささいなやりとりが原因で喧嘩になってしまったというというコメントも寄せられていました。「2歳の息子が『おかーさんだいすき!』と言ってくれるのを見て、夫が『こんなに言ってくれるの今だけだよね〜』と、ほんわかした空気だったのに、私が夫に『夫も私のこと好きって言っていいよ〜』と言うと、『そういうのって浮気してたりする夫が言うことだよね…うんたらかんたら』と素直に好きって言ってくれず喧嘩に」「仕事から帰宅後手を洗っていたら、家にいた夫が蛇口をヒョイと勝手に回して自分の手をサッと洗った。『ちょっとなにそれ?』と言いかけて夫の顔を見ると、さも当然のような表情。その時もし『あはは、ごめん! 待ちきれなくて!』とか言ってくれてたら笑って終わりだった。でもそうじゃなかったからブチギレた」「夫が土日になると、街歩き型のゲームに家族を振り回すことですね! どこに何時に行けば何が出るからそこに行こうと。子どもの生活リズムに合わせながら、なおかつ夫のゲームにも合わせながらなんて、『やってられない!』ってブチ切れました。夫は家族サービスしてるつもりだったようですが、私からしたら1番大きくて困る長男です」「バレンタインのチョコを渡さなかったこと。お付き合い5年→結婚して12年、イベントを大事にする旦那と、もう今さらそういうのめんどくさい私。「もうバレンタインはパスで!」って言ったらブチ切れて、1週間口聞いてくれませんでした」また、ほかにも「脱衣所の引き戸がいつも中途半端に開いていて、指摘したら喧嘩になった」とか、「グラタンの焦げ目がついていないと言われて喧嘩になった」というささいな理由が寄せられていました。後から考えたら、「どうしてあんなことで怒ってしまったんだろう」とか、「しょうもないことで喧嘩してしまった」と思うようなことでも、忙しい時だとついイライラしてしまいますよね。■育児や家族運営の方針でもめることもまた、育児や家族運営の方針の違いでもめてしまうという声も寄せられていました。「休みの日に夫が家にいると、子どもたちのすることにその都度に怒る。『喧嘩するな、散らかさずに遊べ、うるさい』など。でも普段子ども3人を見ている私からすれば、うるさくても仲良く遊んでくれてるだけでありがたい。『子どもはうるさくて当たり前。夫の小言のがうるさい!』と毎回喧嘩になります」「子どもが寝なくてはいけない時間に夫がテレビを見ているので、子どももテレビにくぎつけになり、なかなか寝る準備が進まないことで、いつも私が夫を怒ります」「子どもが3、4日便秘になった。私は基本的に水分をお茶でとってほしいので、食事はお茶のまま、ヨーグルトを食べさせて腸内環境をよくしようとしたが、旦那さんはひたすら『ご飯の時に牛乳を飲ませればいい』と言って2人の意見が平行線のまま噛み合わなかったこと」「先日『子どもに何でもっとちゃんと片付けをするように言わないんだ!』と怒られ、『そんな細かいこと言ってたら一日中グチグチ言ってなきゃいけない!』と言い返して、喧嘩になりました。夫は1つ出したら1つ片付けるよう子どもに言いますが、私は出かける時と寝る前に片付ければ、それまではグチャグチャでも構わないと考えているので合わない」どのコメントも、「うんうん」とうなずいてしまうようなものばかりです。パパもママも、子どものことを一生懸命考えているがゆえに、話し合いが平行線になってしまう場合もありそうです。一方、どちらかの自己中な言動にもう一方がイライラしているという構図もあるようです。また、コロナ禍で衛生感覚の違いが浮き彫りになったというエピソードも寄せられていました。「コロナウィルスに対する危機感が違いすぎました。病気予防に無頓着な私に対し、夫はイライラ。感染を恐れて、『コンビニエンスストアや支援センターに行くな』と、行動を制限してくる夫に対して私はうんざり」「海外で暮らしています。コロナウイルスの影響で私と子どもたちはほぼ家から出ません。なので電車に乗って帰ってきた夫は、家にバイキンを持ち込む人にしか見えないので、ドアを開けた途端に、『早く手を洗って! ねえまだ洗ってないの? もう洗った? アルコール消毒もした?』と質問責めにしたらイラっとされました」新型コロナウイルスの感染拡大によって、夫婦間の衛生感覚や価値観の違いが見えてきたという人もいるようです。たしかにこうした緊急事態の際は、お互いの本当の考えが見えてきますよね。ここまで、さまざまな夫婦喧嘩をみてきましたが、ささいなことで喧嘩してしまったり、家事分担の不公平感からもめたりと、状況も喧嘩の大きさもいろいろでしたね。中には、「離婚届を書いた」と、夫婦関係の継続をあきらめるような声も寄せられていました。では、果たして夫婦喧嘩は悪いことなのでしょうか。次回は、「喧嘩をしない」という夫婦の声や、もめないための工夫についてご紹介し、夫婦喧嘩の是非について考えてみたいと思います。後編に続く
2021年04月07日皆さぁぁぁぁん!夫婦での家事分担率どんなもんですかぁぁぁ?もしかすると20代の若い世代のパパママからしたらイクメンが既に死語なように、家事分担も死語になりつつあるのかもしれませんね。あくまで私の感覚ですが、ちょうど私達のようなアラフォー世代って、「夫は仕事!妻は家!」の昭和の頑固親父像から、「イクメン? なにいっちゃってんの? 父親なんだから育児するの当たり前でしょ?」世代のちょうど過渡期といいますか狭間のような存在な気がします。夫は昭和の頑固親父に憧れるけどそうはいかない現実、かといって令和スタイルになることもできず、妻は妻で家事分担率は自分の方が圧倒的に多い事にイライラしながら過ごし、なかなかうまく噛み合いません。結婚した時点で分担することが当たり前になっていれば問題なかったのでしょうが、我が家のように最初専業主婦からスタートした家庭の場合、途中から軌道修正するのがすごく大変ですよね。そんな我が家ですが、共働き家庭になったことで徐々にシフトしていき、今は夫婦で家事を50:50で分担できているように思います。ここに至るまでには長い年月と度重なる話し合いを重ねてきたからなのですが、「どうすれば夫に家事を手伝ってもらえるようになりますか?」という質問が多く寄せられているので、具体的に答えてみたいと思います。■夫本人と話し合ってみた!やはり、男性の事は男性に聞くのが一番! というわけでどういうアプローチをすれば夫が家事分担をすんなり受け入れてくれるのか夫と話し合ってみました。まず、よく言われる「夫は褒めて育てよう」戦法。皆さんも何度となく試した事があるのではないでしょうか。お皿を洗ってくれたら大袈裟に褒める。お風呂を掃除してくれたら大袈裟に褒める。「とにかく夫を褒めておだてて育てましょう」…ってよく聞きますよね。これ効果あるのかな? って以前からすごく疑問だったんです。だってうちの場合、褒めたところで響いてるのかどうなのかイマイチ分からなかったうえに、褒めたからといって次もやってくれるわけでもないし、褒めなかったからといって次やらないわけでもなかったので。そもそも、子どもも褒めて育てないといけないっていうのにそこに夫まで褒めて育てないといけないだなんて妻の仕事どんだけよ!! ってなりません?妻は家事をやったって別に褒められるわけでもなんでもないのに!!なんで夫にやってもらったら褒めないといけないんだよぉおおおお!!!以前から疑問に思っていた「褒めて育てる作戦」って効果あると思います!?もちろん性格や個人差はあるだろうけど、俺の場合は特に響かないかなぁ…。そもそも誰かに褒めてもらいたいっていう願望がそんなにない。ただ、褒めるか褒めないかだったらそりゃ褒めたほうがいいと思うし、やってくれてありがとうって言うか言わないかだったら言ってもらえたほうが気分はいい。褒める事で結果的に自分のゴール(家事分担制)を得られるなら、褒めたらいいんじゃないかなとは思う。男なんて「ありがとう!」って言われるとホイホイやっちゃう生き物なんだから。せっかくやったのにアレが違うこれが違うって言うよりか『ありがとう! またやって!』って言われた方が次もやろうっていう気になる。 …まぁそりゃそうか。でも、夫を教育するとか褒めて育てるとか、そんな時間がかかることを地道にやるよりも直球勝負で行った方がお互い早くない?そう!!! 私もそう思う!!こちらが褒めたりおだてたり、自然とできるようにお膳立てしてあげる方がスムーズに移行できるのかもしれないけれど、とりあえず絶対に近道ではないよね。じゃぁどうしてほしい?家事を分担したいんだけど…っていう相談を持ち掛けるのではなく、「家事分担にします!!」と決定事項として伝えるのが早いと思う。お…おぉ…(笑)それができれば最強だとは思うけど。夫としては今までやってなかったことを新たにやらないといけなくなるわけだから、基本的に家事なんてやりたくないわけ。ただでさえやりたくないものを「やらない?」って相談されたら「イヤだ」って断る選択肢も残されている状態だけれど、「やります!決まりました!」と決定事項として伝えられるともう言い逃れできなくなる。そのかわり、なぜそうするのかという理由をきちんと伝えた方がいいと思う。「こうこうこういう理由で、私一人で抱えきれないので家事を分担します。これは決定です!」というように。なるほど。強行突破っていうことですね。我が家もこれに近かったかな。私が手が回らなくなって家が朽ち果てていったら見かねて手伝うようになったもんね。そして男はどちらかというと感情的に訴えかけられるよりも、論理的に訴えかけられたほうが納得できるケースが多いので、一番わかりやすい例としては『家事リスト』を作って見せるのが手っ取り早いのではないかなと。 あ…それ、仕事先の男性にも同じ事聞いたことがあるな。「なんで私ばっかり!! びえええ!」って泣くより、「アナタはこれとこれとこれをやってください。はいよろしく!」って具体的に指示すればいいだけのことって言っていたような。そう。お互い得意なことも違うし、物理的にできるできない(仕事の時間の都合などで)もあるから,リストを作って、「この中でどれができる?」って振り分けていけばいいと思う。 これは子育てにも通じるところがあるよね。こちらが指示してはいるものの、本人に選ばせると「自分で決めた感」が出て、自己責任感も生まれる手法。『自分で選んだんだからじゃぁよろしくね ということで次の日からさっそく始めましょう』と実践していくのみ。ただし、このリストを作る時にあまり項目を細分化するのは好ましくないような気がする。仕事を細かく分けるよりも、絶対にこれだけははずせないっていう柱の家事だけをまずはリスト化して分担していったらどうかな。 あ〜〜〜はいはいはい、わかります。奥さん側からしたらさ、「私、普段これだけの仕事を一人でこなしてるのよ!!」っていうのを夫側に分ってもらいたいんですよ。これだけ私頑張ってるんだから!! っていうのをわかってもらいたくて、つい細かく仕事を分けてしまいがちけれど、それ、夫側からしたら…萎えます だそうです(笑)たしかに仕事を後輩に教える時もリストにこと細かに書くかといえばそんなことないですよね。大まかな項目を伝えて、その中でさらに細分化されていく仕事に関してはおいおい習得していくというか、徐々に教えていくという形がほとんどではないでしょうか。というわけで男のことは男に聞け。我が家の夫婦が話し合った家事分担のコツは1. 褒めないよりかは褒めたほうがいい(ただし近道でもない)2. 相談ではなく決定事項として伝える3. 視覚的に訴えられるリストを用意する4. ただし細分化しすぎないように注意5. リストの中からそれぞれ選び取っていくこの5つでした!あくまで我が家の例です。参考になるかどうかはわかりませんが…お役に立ちますように!
2021年03月08日皆さんこんにちは、チッチママです。今回は我が家の家事分担についてお話いたします! 簡潔に言うと我が家は「気づいた人ができる時にやる」というざっくりしたスタイルです。ですが「これだけは夫メイン」「これだけは私メイン」という家事があります。それは… 気づいた人ができる時にやる、をベースにしつつ、料理担当と洗濯担当ははっきりと分かれています。夫は仕事帰りに日用雑貨をまとめて買ってきてくれるのですが、さすが洗濯担当大臣、柔軟剤も毎回こだわって選んでおります。
2021年03月03日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。今回は家事分担について書いていきたいと思います。夫婦でどのような家事分担をしているのか、各家庭でそれぞれの違いはあるかと思いますが…■義母と同居しても、家事をするのは当たり前のことだと思っていたということで、改めまして、今回は、義母と私の家事分担について書いていきたいと思います。同居して10年がたちました。10年の間にも少しずつ家事分担は変わってきたのですが、現在はこのような感じです。お互いに、それほどやっていることは変わりません。半分ずつ家事をしているような感覚です。家事をふたりでわけている分、ひとりでするよりは若干、楽なのかもしれません。私が夫と結婚する前は義母が主に家事をしていましたが、私が来たので、ふたりで家事をすることになりました。当時は、義母も私も仕事をしていましたが、私は家事をすることには何の抵抗もなく、むしろ当たり前のことだと思っていました。実家の母が同じく同居だったので、ずっと母を見てきて、私も同居したら母のように家事もして、仕事もするのだろうと思っていたからです。母は仕事と家事、そして同居のストレスで文句ばかり言っていました。実際に私も同居すると、母の気持ちが少し分かりました。確かに、家事をして仕事をするのはなかなか大変です。それでも、何とかうまくやっていたと思います。しかし、子どもができると私は急に変わってしまいました。 ■もっと夫に家事に関わってほしくなったもっと、夫に関わってほしい、という気持ちが芽生えました。夫と一緒に息子を育てたい…そんな気持ちになりましたが、義母と同居していると、夫に家事をお願いすることが、とても難しく思えたのです。別居したら、もっと気が楽になるかもしれない。夫も、もっと家事に関わってくれるかもしれない。そんなことを思うこともありました。しかし、問題は同居ではなかったと、今は思います。本当に問題だったのは、私が自分の気持ちを、夫になかなか伝えられなかったことです。声に出さずに「気づいてよ!」と思うだけでは、何の意味もないのです。もっと関わってほしいなら、言葉にすればよかったのです。自分の気持ちをきちんと相手に言うことができたら、嫌なものは嫌だと、ちゃんと言うことができたら、あんなに悩むことも、考えることも、つらい気持ちになることもなかったかもしれません。ホルモンバランスの乱れなどもあったと思います。精神的にやられることがあるのは、同居している、していないは関係ないかもしれません。 ■夫はちゃんと私をサポートしてくれていたと気づいた夫は、仕事の帰りに買い物をしてきてくれたり、息子をお風呂に入れてくれたりして、とても協力的で助かっています。私が見えなくなっていただけで、夫はちゃんと私をサポートしてくれていたのです。私の場合は、息子が赤ちゃんのころが一番しんどかったです。気持ちが落ち込んだり、こんな生活がいつまで続くのだろうと思うこともありましたが、息子が幼稚園へ行くようになったころからは、少しずつ少しずつ楽になっていきました。ちなみに、文句ばかり言っていた実家の母ですが、今も文句を言いながら生活しています。ただ、昔と変わったのは、実家の父も家事を覚え始めたことです。同居でも、少しずつ少しずつ家事分担を変えることはできます。ひとりで全てを抱え込もうとはせず、時と場合によって、家族で協力し合いながら生活していきたものですね。
2021年02月26日ウーマンエキサイトの読者のみなさん、こんにちは。ちょっ子です。今回は我が家、共働き夫婦の家事分担についてのお話です。まず私たち家族は…在宅ワークの共働き、子どもは息子・きゃん太(小学3年生)ひとりだけ。夫婦のキャラクターはこんな感じです。まず私。ポンコツなりに私が担当しているのは主に料理(準備・後片付け含む)、洗濯(干す、取り込んで畳むことを含む)。そして生活用品の補充など最近「名もなき家事」と呼ばれるようなこと。そして夫。元々、私よりも家事向きの性格だと思います…。夫の担当は家中の掃除(エアコンや空気清浄機のフィルターなども)、車の運転、お金の運用や保険関係の管理など。家事実働時間は私の方が多いと言えますが、仕事は夫のほうが忙しいのと、私が苦手なこと、責任の重いことを夫が担ってくれているので、私に不満はありません。しかも私が担当であるはずの料理も、休日は夕食のメイン作りを夫が代わってくれることが多いです。他の家事もやろうと思えばたいてい私より要領よくできる夫。妻がいないと何もできない男性じゃなくて本当に良かった…と思いつつも、私も一応主婦の端くれとして、プライドが軽く傷ついてしまうこともあります。でも、私にできて夫にはできないこともあるんです。それは… 例えば、掃除は得意な夫ですがなぜか物を捨てたり整理整頓するのは苦手です。対して私は掃除は苦手だけど整理整頓はスイッチさえ入れば結構できる方なので、時々夫の物の整理を手伝います。そしてもう一つ、なぜか夫は器用なくせに綺麗にTシャツをたたむことだけができません。まあささいなことなのですが、こういうところでここぞとばかりにドヤることで主婦としてのプライドをかろうじて保っています。家事にもお互い得意不得意はあって当然、完璧を目指さなくとも手を抜いたり頼りあったりして、家庭内環境をほどほどにキープしていけたらと考えています。
2021年02月24日■ 前回 のあらすじ産後、思いやりのなさすぎる夫の言動の数々に閉口し…。■深まる夫婦の溝長女が1歳になるころ、復職を控えた私と、飲み会に精を出す夫…。子どもを無事に1日生かすって、かなり神経使うのですが、夫には伝わらないもので…。いろいろ話しても「へー」「ふーん」「あ、そう」ばかり。仕事が早く終われば飲みに行き、休日も遅くまで寝ている。復職前で不安が大きかった私は、夫に対して負の感情しか持てませんでした。次回に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 私の産後クライシス この連載の全話を見る >> 夫婦の危機 この連載の全話を見る >> 旦那も、地獄の新生児編 この連載の全話を見る >>
2021年02月23日上の子イチコは小学1年生。毎日学校から宿題が出ます。計算カードと音読はほぼ毎日。この計算カードが…。こうして心の中では苦手意識を持ちながらも計算カードの宿題をみていました。そんなある日のこと。計算カードが楽しい!? 信じられない!チチオ曰く「成長が見られて楽しい」とのこと…う、嘘やん…ちなみにイチコが声に出した計算の答えについても「計算がこんがらがったりすることはない」とのこと。さすが理系。そんなチチオですが…。イチコの宿題。もう一つ、教科書の音読。これに対する私とチチオの反応は…。音読を聞くだけということにも得意不得意があるとは! 驚き!夫婦それぞれの得意な宿題への関わり方がわかってからは、私もチチオも余裕があるときは、それぞれ自分の得意な方を見るようにしています。とは言っても…大体どちらも余裕がないので、手の空いてる方が苦手な方もヒィヒィ言いながら見てるんですけどね。ヒィヒィ。でも理系の宿題は、なるべくチチオにがんばってもらおうと思いまーす!
2021年02月22日結婚して早10年以上。その間に5人の子供にも恵まれ、夫婦で協力しあいながらバタバタと忙しい毎日を送っています。家事などは特に分担などはしておらず、主に私が担っているのですが…私が出来なかった分などは夫がサポートしてやってくれます。先ほども書いた通り、家事全般は基本的には私ですが、夫も同じくらい(むしろそれ以上)家事スキルがあるので、例えばこんな時。急に家のことをお願いしても快諾してくれて、私が留守の間の家事全般もこなしてくれるので本当に助かっています。昔の私は相手に対して必要以上に期待をしてしまい、モヤモヤすることが多かったのですが、いい意味で【期待し過ぎない】と言うことを長年の夫婦生活で学びました。家事の分担もハッキリとは決めず、出来るほうが出来るときに出来ることを。お願いしたいときはハッキリと言葉にする。今はこのスタンスでやっています。
2021年02月03日夫婦間で、家事をどのように分担するかは、2人で長く生活する上で大切な問題となるでしょう。中には、どのように家事を分担すべきか模索中の夫婦もいるかもしれません。いわさき(@cheez_RPA)さんが、Twitterに投稿した、妻からの『LINE』の文章が話題となっています。その内容は、妻からの『家事の協力へのお願い』なのですが…。文面をご覧ください。クリックすると画像を拡大します。岩崎諒介さんお疲れ様です。岩崎です。今日のゴミはまとめておきました。あとは結んで捨てるだけです。腰が痛いので、新しい袋のセットをお願いします。着ていたパーカー、靴下、パジャマ、下着は必ず洗濯機に入れておいてください。確認をお願いします。今日の晩ごはんはお刺身の予定です。今日はいつもよりお仕事を頑張るだろうから、豪華にして待っています。何時頃帰宅予定か、正午までには教えてください。帰宅予定時刻が確定した時、遅れる時、帰宅を開始した時、和光市に着いた時には必ず連絡をください。長くなりましたが、よろしくお願いいたします。岩崎家家庭ソリューション事業本部家庭統括部岩崎妻からのLINEです。 pic.twitter.com/CjvWU821mL — いわさき *UiPath JP MVP 2020* #UiPathFriends (@cheez_RPA) December 16, 2020 ものすごく事務的!いわさきさんの妻は、家事を仕事として捉え、的確にやってほしいことを文面で伝えています。しかし、事務的な文章の中にも「今日はいつもよりお仕事を頑張るだろうから豪華にして待っています」というところに、愛を感じますね。投稿にはさまざまな声が上がりました。・圧を感じるけど、愛も感じて笑った。かわいい夫婦。・私も家庭ソリューション事業部部長として、堂々とした態度で夫にお願いしよう!・妻の遊び心、とてもいいですねー!素敵!・めちゃくちゃ面白い!こんな風に冗談交じりに伝えるのはいいアイディアですね。家事の分担を、どんなふうにパートナーにお願いすればいいか悩んでいる人は、いわさきさん夫婦のように、ユーモアを交えてみるのもいいかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2020年12月19日上のお子さんが1歳になり、2人目妊娠のタイミングを考えるようになったママさん。夫婦で今後の家事・育児の役割分担ついて話し合い、2人目妊娠に至るまでの体験談を紹介しています。「2人目のタイミング、どうする?」 上の子が1歳になり、2人目を考えるように結婚して夫婦で子どもについて話し合ったときに「できれば子どもは2人欲しいね」とお互い話していました。そんなことから、上の子が1歳になったころには2人目を意識するようになりました。 しかし正直なところ、ちょうど上の子が1歳になったと同時に保育園へ預け始め、仕事復帰も果たしたばかり……。家事・育児と仕事の両立がとても大変ななか、今2人目を妊娠して私はやっていけるのだろうかと、不安がよぎることが多々ありました。 2人目のタイミングは2歳差を計画!2人目のタイミングは少し迷いましたが、1人目の出産がすでに高齢出産だった私。自分の年齢を考えても、2人目妊娠のタイミングを先にするほど余裕はないと思っていました。私自身、4人きょうだいで育ち、大人になってきょうだいの心強さを感じています。だから自分の子どもには将来、親がいなくなっても支え合えるきょうだいを作ってあげたい。 そこで、2歳差を意識して計画を立てました。そのためには夫の協力は必須。家事・育児の分担について、洗濯・お風呂掃除は夫、料理・部屋掃除は私、と話し合いました。 2人目妊娠は計画通りにはいかないものちょうど2歳差になるように計画したものの、理想通りにはいかず……。私は1人目も不妊治療をおこなって妊娠しているので、不妊治療を再開することに。1人目はなんとかタイミング法で妊娠できましたが、私の年齢も上がっているせいか半年経っても妊娠せず……。 先生からステップアップを提案され、体外受精へ踏み切りました。家事・育児、仕事を両立しながらの不妊治療はかなりつらかったですが、最近やっと妊娠を確認することができました! 無事生まれるまで安心はできませんが、ギリギリ計画していた2歳差で生まれてくる予定です。私は子育ても仕事も頑張りたいと思っているタイプなので、夫が家事や育児に協力的でないと2人目は考えられませんでした。夫婦で納得いくまで話し合い、夫が家事育児の分担をすすんでしてくれたからこそ2人目を生み育てようと決心できたと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2020年11月09日婚姻費用分担請求調停は、裁判所を通じて別居中の生活費を請求する手続きです。離婚の前段階として別居するなら、婚姻費用をもらいながら準備を進めましょう。本記事では、別居中の婚姻費用をもらう方法や、裁判所の調停で婚姻費用を請求する場合の手続きの流れについて説明します。別居している間に請求できる婚姻費用とは?夫婦は同居し、互いに協力する義務があります。ただし、何らかの事情で夫婦が別居している場合でも、協力義務がなくなるわけではありません。別居中は婚姻費用(婚姻生活費)を請求できる別居している夫婦にも、協力義務があります。生活費が不足するなら、別居している配偶者に請求することも可能です。婚姻費用とは生活費のこと婚姻費用とは、結婚している間の生活費のことです。略して「婚費(こんぴ)」と呼ばれることもあります。民法では、次のように定められています。第760条夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する。民法760条からわかるように、婚費は夫婦で分担するものです。たとえば、専業主婦である妻が夫と別居している場合、妻は夫に生活費を払ってもらわなければ生活ができません。このような場合には、妻から夫に婚費を請求できます。婚姻費用と養育費の違い婚費と似たものに、養育費があります。養育費は子供を育てるためのお金で、一般には子供を養育する側の親が、離婚後に他方の親から支払ってもらうお金をいいます。一方、婚費は離婚前に支払ってもらうお金で、子供を育てるためのお金以外も含まれます。たとえば、夫と別居中の妻が子供と一緒に生活している場合には、婚費として自分の生活費と子供の生活費を夫に請求できます。別居後に離婚すれば、夫に妻の生活費を払う義務はなくなるので、夫は子供の生活費のみを払うこととなります。下の図からわかるように、婚費のほうが養育費よりも多くなります。収入の多い方が子供と同居しているなら?婚費は、通常は収入の少ない方から多い方へ請求します。しかし、収入の多い方が子供と一緒に住んでいるときには、子供の分の生活費を分担するため、収入の多い方からでも請求できるケースがあります。日本の大部分の夫婦は夫のほうが収入が多く、別居するときには妻が子供と一緒に住むケースが多数です。そのため、ほとんどのケースで、婚費は妻から夫へ請求することになります。婚姻費用の金額婚費は夫と妻とで話し合って決めることができます。双方が納得していれば、金額はいくらにしてもかまいません。しかし、実際には金額の目安がわからなかったり、折り合いがつかなかったりすることもあります。裁判所のホームページには、婚姻費用算定表が掲載されています。婚姻費用算定表は、裁判所で婚費を決めるときに目安にされているもので、夫婦の収入から婚費の月額を調べられる早見表です。なお、婚姻費用算定表は2019年12月に改定され、従前のものよりも金額がやや増えています。婚姻費用算定表に該当しないケースもある婚姻費用算定表には夫婦のみの表、子1人表、子2人表、子3人表があります。子供がいる場合の表(子1人表、子2人表、子3人表)は、収入が少ない側が子供全員と同居する前提で作成されています。よって、以下のようなケースでは婚姻費用算定表は使えません。収入の多い側が子と同居する場合複数いる子が父親側と母親側に分かれて住む場合子が4人以上いる場合算定表に該当しないケースで適切な婚費を知りたい場合には、弁護士に相談するのがおすすめです。婚姻費用を請求する方法婚費の請求方法は決まっていません。話し合いで決めてもかまいませんし、話し合いが無理なら裁判所を通じて請求できます。相手に直接請求してOK婚費は必ず裁判所を通して決めないといけないわけではなく、話し合いで決めてもかまいません。まずは、相手に直接話をするか、電話やメール、手紙などで請求してみましょう。公正証書も作成できる夫と妻で話し合って婚費を決めた場合、必ず払ってもらえるかが心配でしょう。婚費を含めた別居に関する取り決めは、書面にしておくのがすすめです。公証役場で「婚姻費用分担契約公正証書」を作成しておけば、約束どおり払ってもらえないときに、強制執行によりお金を回収することが可能になります。婚姻費用分担請求調停で請求する方法もある「婚費を払ってほしい」と言っても払ってもらえない場合や、金額で折り合わない場合には、家庭裁判所に婚姻費用分担請求調停を申し立てることができます。調停申立てに相手の同意は不要です。婚姻費用分担請求調停の申立て方法と流れ婚姻費用分担請求調停は、配偶者に別居中の生活費を請求する手続きです。家庭裁判所で調停委員を間に挟んで配偶者と話し合うことにより、生活費の支払いについて合意を目指します。[adsense_middle]調停は弁護士に依頼したほうがいい?婚姻費用分担請求調停は、家庭裁判所に申立てします。裁判所の手続きというと、「弁護士に依頼しなければ進められないのでは?」と考える人も多いかもしれません。調停は当事者間の話し合いの延長なので、自分で進めることも可能です。なお、調停を弁護士に依頼したときでも、調停期日には本人も裁判所に行かなければなりません。申立て方法婚姻費用分担請求調停は、申立書と必要書類を家庭裁判所に提出すれば申立てができます。申立ての必要書類次のような書類が必要になります。申立書書式や記入例は裁判所のホームページで参照できます。申立書のコピーは相手に送られるため、コピーを1通添付しておく必要があります。戸籍謄本夫婦の戸籍謄本が必要です。結婚している夫婦は同じ戸籍に入っているはずなので、1通でかまいません。収入証明資料自分の源泉徴収票や給与明細など、収入がわかる資料を提出します。相手の収入証明資料は裁判所を通じて相手に提出を要求することになりますが、自身が持っていれば提出してもかまいません。申立てする裁判所婚姻費用分担請求調停は、相手の住所地を管轄する家庭裁判所に申立てをします。申立て費用婚姻費用分担請求調停にかかる裁判所の手数料は1200円です。申立書に1200円分の収入印紙を貼って納付します。さらに、裁判所からの連絡用の郵便切手も提出する必要があります。金額としては1000円程度ですが、切手の金額・組み合わせは裁判所によって違うので、事前に確認してください。郵送で申立てできる?申立書を郵送で提出することもできますが、書き間違いや書類漏れがあれば受理してもらえないことがあります。できれば直接裁判所に持参しましょう。調停申立て後の流れ調停申立書を提出した後は、次のような流れになります。①第1回期日が決まる申立て後数日程度で裁判所から連絡があり、第1回期日を決めます。この時点では申立書は相手に送られていないので、初回は相手の都合を聞かずに期日が決まります。なお、申立てから第1回期日までは、1か月程度かかるのが普通です。②相手に申立書が送付される相手のところに調停期日の呼出状と申立書のコピーが郵便で送られます。③第1回調停期日の開催調停期日には、夫婦がお互い顔を合わせないよう配慮してくれます。別室で待機し、交代で調停室に入ります。調停室では調停委員(男女1名ずつ)と話をします。それぞれ30分ずつ2回程度調停室に入るので、1回の期日は2時間程度で終了します。④調停成立または第2回期日へ婚費について合意に至れば調停成立となり、調停調書が作成されます。合意したとおり婚費が支払われない場合には、調停調書にもとづき強制執行が可能になります。第1回期日で合意に至らなかった場合には、双方の都合を聞いて第2回期日が指定されます。調停で聞かれることは?調停では、申立てに至った経緯などを聞かれます。ただし、婚費を決めるための調停ですので、夫婦間の問題そのものについて詳しく聞かれることはありません。婚費の金額は、婚姻費用算定表を参考にします。算定表の金額以上を請求する場合には、その理由についても説明できるようにしておきましょう。相手が調停を欠席したら?1回目の調停期日は相手の都合を聞かずに決めるため、相手が欠席する可能性もあります。第1回期日に相手が欠席の場合には、通常は申し立てた側の事情だけを聞く形になります。その後も相手が欠席を続ける場合、話し合いができないため、調停不成立となります。過去の婚姻費用は請求できない婚姻費用分担請求調停では、申立日以降の婚費しか請求できません。過去の分をさかのぼって請求することはできませんので、できるだけ早く準備して調停申立てをするようにしましょう。調停を取り下げるには?婚姻費用分担請求調停を申し立てた後、夫婦で直接話し合って婚費について合意したり、離婚することが決まって婚費をもらう必要がなくなったりすることもあります。このような場合には、調停を取り下げることができます。調停の取り下げは、申し立てた側が取下書を裁判所に提出するだけでできます。取り下げに相手の同意はいりません。婚姻費用分担請求調停が不成立になったら?調停は合意するまで延々と行われるわけではありません。話し合いが平行線のままだと、やがて調停不成立という形で打ち切られます。調停不成立で審判に移行4~5回期日を開いても話し合いがまとまらない場合には、調停不成立となり、そのまま審判へ移行します。審判とは、裁判官があらゆる事情を考慮して婚姻費用を決める手続きです。審判の流れ審判では審問期日が指定され、裁判官の審問を受けます。1~2回の審問期日の後、審判が出されます。審判で婚費が決まった場合には、審判書にもとづいて強制執行を行うことができます。婚姻費用の分担請求調停に関するまとめ別居中でも離婚していない限り、生活費を請求する権利はあります。相手に直接婚姻費用を請求して払ってもらえなくても、家庭裁判所に婚姻費用分担請求調停を申し立てて請求する方法がありますので、あきらめないようにしましょう。
2020年10月14日こんにちは、婚活FP山本です。筆者は職業柄、頻繁に相談者から「夫婦のお金管理方法」について聞かれます。それはうれしい限りですが、ほとんどの夫婦がそれまで管理方法を間違えているのが強く気になるところです。お金の管理方法を間違えたままだと、将来的に困るのは「あなた自身」ですから、この機に正しく知っておきましょう。そこで今回は、夫婦のお金管理方法についてさまざまな角度でお伝えします。あなたの人生に、お役立てくださいませ。新婚夫婦なら最優先に「子供の数」を話し合おう早速、夫婦のお金管理について大切なポイントをお伝えします。これは新婚夫婦に限るのですが、まずは「子供の数」を話し合うことが重要です。すでに出産している場合は、子供に進んでほしい進路などが大切です。そして、「必要な貯金額」を考えましょう。子供にかかるお金というのは極めて高額で、一人あたり学費だけでも22年で総額1400万円程度が必要です。特殊な職業や学校に進んでほしい場合は、もっと必要になります。実際にどのような進路を取るかは子供次第ですが、「お金がなくて進学させられない」は悲惨です。22年で1400万円とは、一年あたり約64万円、一ヶ月5万円程度になります。夫婦のお金管理とは、この金額を貯金できているのか、できそうかどうかが大切です。しっかり知っておきましょう。専業主婦を避け、共働きするためにも1~2人がおすすめ現代は共働きが必須です。しかし子供が多めにいると、どうしても十分に働くことが困難になり、専業主婦になる必要性もでてきます。それが子供のためになると考える人もいますが、将来的に教育費の準備が不十分になることも多く、むしろ子供を不幸にしがちな行為かもしれません。無計画な出産をなるべく控える一方で、将来的に必要になる教育費をしっかり考えて、毎月いくら貯金しなければならないかを考えましょう。「老後のこと」も話し合い、毎月必要な貯金額を知るのが第一歩次に夫婦のお金管理で大切になる要素が「老後のこと」です。先般、老後資金2000万円問題もでましたが、実際の必要額は個々人で違います。老後はどこでどう生活して、どこで何歳まで働き、いくら稼ぐのか……。そして、いくら老後資金が必要になりそうか考えましょう。ここで大切なのは、どうなるか分からない……ではなく、「夫婦がどうしたいのか」です。途中で計画が変わっても問題ありませんが、どうなるか分からないから何もしないというのが一番ダメな行為になります。どうしても考えられないなら、2000万円と考えておきましょう。仮に2000万円必要で、あなたが30歳なら、60歳まで毎年約67万円、毎月5~6万円の貯金が必要になります。早めに毎月必要な貯金額を知り、貯金に励んでいきましょう。結婚後の金銭管理とは「家計が赤字かどうか」ではない!勘違いしている夫婦が極めて多いのですが、結婚後の金銭管理とは「家計が赤字かどうか」ではありません。教育費や老後資金などを筆頭に、今後必要になる貯金ができているかどうかです。必要な貯金ができていないなら、将来的に困窮することが約束されています。そしてだからこそ、「必要な貯金額」を知ることが夫婦の金銭管理の出発点です。ここが分からないと管理のしようがありません。まずは落ち着いて、夫婦で今後について話し合いましょう。貯金を使わないよう、生活費とは別の口座を用意するのがおすすめここからは、夫婦の家計管理のコツについてお伝えします。まず、生活費とは別の口座を用意するのがおすすめです。給料や生活費口座と同じでは、いくら貯まったのかが分かりにくいうえに知らず知らず使ってしまう可能性があります。なるべく、口座は分けましょう。また、作る口座は、少しでも引き出しにくいよう地方銀行などで作ることをおすすめします。一方で貯金口座は、いざというときの「緊急資金」になりますから、多少の利便性も必要です。どこで口座を作るのがベターか、夫婦でじっくり話し合ってみましょう。少し余談ですが、毎月必要な貯金額が明確で、十分に差額で生活できるようになったころには、先にお金を貯金口座に入れてしまう先取り貯金もおすすめです。色んな用途で使えるので、ぜひこの機に新しく口座を作りましょう。貯金口座の通帳を見て、時にはニヤニヤしましょう貯金や家計管理に不慣れな場合は、どうしても途中で止めたくなることがあります。そんなときには、貯金口座の通帳を見て夫婦でニヤニヤするのも意外とおすすめです。これまでの成果・結果を夫婦で確認して、それを今後の励みにして、また貯金や管理に励みましょう。そしてこのためにも、やはり別口座を作ることがおすすめです。すでに子供がいるなら「子供名義の口座」もおすすめします。「子供のため」にも、これからもがんばりましょう。夫婦のお金管理方法で大切なことは、「夫婦で」すること次に、夫婦のお金管理では「夫婦で」すること、が大切です。これは単純な管理だけではなく、貯金に関係するすべてのことが対象になります。最初の必要貯金額の把握や日頃のお金の使い方に至るまで、とにかく関係するすべてのことを夫婦でしましょう。どちらか一方に任せたり頼ったりしていると、どうしても夫婦間で貯金や家計に関する温度差がでてきます。その温度差はいずれ「金銭感覚の相違」に繋がり、離婚にまで発展しても不思議はありません。ちなみに最近ありがちな「夫婦別会計」も、温度差の温床です。また、互いの収入や貯金額、借金額などを知らないのも同じといえます。金銭のことは数字で表せるからこそ過敏に反応するものです。十分に警戒しておきましょう。どんなやり方も、夫婦で足並みが揃わないならダメどんなに夫婦の一方が貯金や節約に励んでも、もう一方が「これくらいいいだろう」で使っていては、その分だけ貯金できません。相手の努力を邪魔する言動は、不仲にも繋がります。どんなやり方も、夫婦で足並みが揃わないならダメです。そして夫婦で足並みを揃えるためには、必要な貯金額を夫婦で正しく把握することが先に必要になります。いくら貯金が必要で、いくらなら使っても大丈夫なのか……夫婦で正しく知っておきましょう。[adsense_middle]お財布の分け方は「夫用・妻用・生活費その他用」の3つが基本ここからは、少し具体的な部分の夫婦のお金管理方法についてお伝えします。まず家計管理の一環として「お財布の分け方」を気にする方がいますが、その場合は「夫用・妻用・生活費その他用」の3つが基本です。細かく用途ごとに分ける方法もあります。あとは用途に合わせてお財布を使い分け、別の用途で使ったときには早めに清算するような流れがおすすめです。不慣れなうちは、その支出をどの財布から出すか悩むこともありますが、慣れれば基本的には「生活費その他」として使えば問題ありません。また、慣れてくると「それぞれの財布にいくら入れればいいか」も分かってきます。毎月必要な貯金額を残せるように考えて、それぞれの財布にいくら入れるか考えましょう。互いの年収を問わず、お小遣いは「夫婦同額」にしよう家計管理の中で大切なのが、互いのお小遣いです。そしてお小遣いだけは、互いに使い方について触れず、そして互いの年収を問わず「夫婦同額」にすることをおすすめします。お小遣いの格差は序列に繋がり、ひいては不仲や不満の原因になりがちです。また、ただでさえ生活のほぼ全般を管理するのですから、自由な部分も残さないと生活や関係性が苦しく感じてしまいます。夫婦とはいえ、プライバシーも大切です。管理するところはして、その他は夫婦の自由を満喫しましょう。貯金の分担割合は「互いの年収」に比例するわけだが……次に、貯金の分担割合についてお伝えします。貯金の分担割合の基本は、「互いの年収に比例する」のが理屈のうえでは正解です。年収の高いほうが多めに分担し、夫婦に必要な貯金額を貯めていきましょう。ただし、厳密にいえば貯金は分担するものではないという点を意識することをおすすめします。すでにお伝えしたとおり、貯金も家計管理も「夫婦で」するものです。そこには役割分担などなく、たとえ夫婦別会計でも変わりません。ヘンに分担割合を意識すると、多く負担するほうが不満に感じやすくなります。この理屈は、家事の分担と似ているかもしれません。自分が多く稼ぐ代わりに家事は多めによろしく……というのが通らないのも今や常識です。夫婦の役割分担というのは、もはや時代錯誤といえます。二人で稼いで二人で節約し、二人で貯金に励んでいきましょう。分担ではなく、家事も含めてすべては「共同作業」最近では共働きが主流になりつつあり、だからこそ同時に家事も二人でするのが基本です。不思議とお金については別会計としている夫婦も多いのですが、本来は貯金も二人の共同作業と考えるべきといえます。むしろ、二人で助け合わないと十分な貯金ができません。ちなみに、夫婦別会計の利点は「離婚しやすい」という程度です。ずっと一緒にいるつもりならデメリットとさえいえます。離婚を防ぐ意味でも財布を一緒にして、そして二人で協力しあって貯金していきましょう。毎月、夫婦で家計簿をつけ、夫婦で反省・改善していこうそして、家計簿についてお伝えします。家計簿とは日々の家計収支を記録・集計し、以後の家計に活かしていく大切なものです。むしろ家計簿がないと、家計状態が当人にも正確に分からないため、その後の家計改善も効果的にできなくなります。この家計簿を、「夫婦で」つけていくことがおすすめです。毎月の収入は各自いくらで、何にお金を使い、今月の貯金できた額や貯金総額がいくらなのかを「夫婦で」毎月確認します。そして夫婦で、今月の反省や来月の改善ポイントを話し合っていくことがおすすめです。こうすることで、常に夫婦で目標(達成具合)を把握できますし、互いにやんわりと(お小遣い以外の)お金の使い方を監視できます。当初は互いに金銭感覚が違うはずなので相手のお金の使い方が気になるでしょうが、そこは互いに理解して、最後には金銭感覚さえも合わせていきましょう。夫婦でのお金の管理が、夫婦の絆も強くする!夫婦で家計簿をつけるということは、夫婦間の経済事情がオープンになるということです。収入も貯金額も、そして何にいくらお金を使っているかも相手にバレます。これをどう捉えるかは個人差がありますが、少なくとも夫婦の絆が深まりやすいのは事実です。また、「相手が貯めていると思った」「相手が何とかすると思っていた」など、根拠なく相手を信用することも防げます。互いに夫婦の家計状態を正確に把握して、夫婦二人でがんばっていきましょう。[adsense_middle]夫婦でお金の管理ができないのは「離婚の予兆」最後に、夫婦のお金管理について大切なことを補足します。結論からいえば、夫婦でお金の管理ができないのは「離婚の予兆」という点です。離婚に至らなくても、十分な貯金ができないことも多く、いずれ家計が破綻することもけして珍しくありません。すでに触れたとおり、夫婦別会計の利点は「離婚しやすい」という程度です。別会計でなくても、たとえば専業主婦の妻が夫から生活費をもらうようなスタイルの場合、夫が十分な貯金をしていないことも往々にしてあります。全額を妻に渡す場合は、妻が貯金しない、できていないことも多いです。夫婦でお金の管理をするためには「夫婦間での話し合い」も必要ですから、これができない夫婦も同じといえます。夫婦は運命共同体ですから、共倒れや離婚にならないよう、夫婦で家計管理をしていきましょう。早めにFPに相談し、お金の管理体制を整えよう貯金とは早く始めるほどに効果的であり、遅れるほどに大変です。これは、そのための家計管理についても同じといえます。どうしても夫婦で家計管理できず、貯金や話し合いができないなら、プロであるFPへの相談が必要です。そして早めに、お金の管理体制を整えましょう。子供一人につき約1400万円、老後資金として2000万円以上のお金を貯めるのは簡単なことではありません。遅れるほどに困難になりますから、取り返しがつくうちに動きましょう。夫婦のお金管理も過去とは違う!常識は忘れて取り組もうひと昔前なら、家計は妻が握り、妻に任せておけば大丈夫というのが主流でした。しかしそれは、何となく生活をしていれば自然と貯金できた過去の話です。現代は共働きが主流であり、家事も家計管理も共同作業なのが基本といえます。過去の常識は忘れて取り組んでいきましょう。
2020年09月12日近年、日本でも共働き夫婦が珍しくない時代になりつつあります。共働き夫婦の生活費に関しては、世帯ごとに負担が違い、一概にパターン化しているものではありません。本記事では、一般的な目安としての平均相場や、夫婦それぞれの負担の割合についてまとめます。生活費の内訳とは「生活費」とは、生活にかかるすべての費用の総額であり、きちんと名前の付いたお金の集合体です。この生活費の中でも、毎月金額が変わらない「固定費」と、毎月変動する「変動費」の二つに分けられます。さらにその中で細分化されます。ここからは、それぞれの名称と役割について把握しましょう。固定費固定費とは、その名のとおり「毎月固定の費用」、つまり毎月ほぼ変わらない費用のことです。以下、固定費のうち代表的な3つをご紹介します。住居費住居費とは、賃貸にお住まいの方は「家賃」、持ち家購入で住宅ローン返済中の方は「住宅ローン返済額」のことを指します。住まいにかかる費用は、通常毎月変動しません。契約時に決めた金額を支払います。例えば、住居にかかる修繕費や維持管理費などの突発的な費用に関しては、住居費以外とするのが家計管理上わかりやすいでしょう。各種保険料各種保険料には、生命保険料、損害保険料などが含まれます。これも住居費と同じく、契約時に決めた額で変動しません。定期型の生命保険に関しては更新時に、損害保険に関しては期間満了後に保険をかけ替える場合に、それぞれ新たな保険料になりますが、その後またしばらくは一定額で固定ですので、各種保険料は「固定費」として管理します。各種ローン(車・住宅など)自動車を購入した場合のマイカーローンや、住宅購入にかかる住宅ローンなどは、月々の返済額が一定なので「固定費」です。住宅ローンを変動金利で契約している場合は、一定期間の後に返済額が変動しますが、毎月変動するものではありませんので、住宅ローンは全般的に「固定費」として管理するとよいでしょう。変動費変動費とは、毎月一定額ではないため、家計管理に少し注意が必要です。だいたい毎月同じ位の金額であっても、シーズンによって大きな出費となる費用もあります。例えば、夏場の電気代は、ほかの時期より高額である場合が多いですよね。請求が来てびっくり、思った以上に高かったという経験がある方も多いのではないでしょうか。このような「請求が来てみないとハッキリしない費用」のことを「変動費」と呼びます。変動費は「おおよそいくらくらいかな?」という予測が立てづらく、家計管理では注意しなければいけない出費です。食費食費は変動費に含まれます。とはいえ「月の食費5万円以内」などと、目安となる金額を決めているご家庭も多いのではないでしょうか。目安となる金額をあらかた決めておくことは、とてもよい管理法であると言えます。その決めた額を上回って使ってしまったのか、それとも残金を残すことができたのか、変動費とはいえ工夫をしながら管理することは十分に可能です。光熱費変動費についての冒頭でも触れましたが、光熱費は変動費の中でも季節による影響が大きい費用です。夏場はどうしても空調代として電気代がかかります。冬場の電気代も馬鹿になりませんし、ガスヒーターをご利用のご家庭では、ガス料金がかさむこともあります。通信費通信費とは、固定電話の料金や携帯料金、Wi-Fi料金などが含まれます。Wi-Fiの場合は、通信量に関わらない使い放題プランなら固定費として管理してもよいでしょう。携帯料金に関しては、あらかじめアプリやホームページ上で料金の確認ができます。こまめにチェックしておくことで、使い過ぎを防ぐことができるでしょう。冠婚葬祭費・交際費など変動費の中で最も予測を立てづらいのが、冠婚葬祭費や交際費などの突発的な費用です。お祝い事に関しては前もって準備しておくことができますが、お悔やみに関しては当然不可能です。では、どう対策をするかというと「緊急予備資金」をあらかじめプールしておくことをお勧めします。毎月数千円でもよいので、使い道を限定しない予備資金を積み立てておくことで、このような緊急の出費に備えることができます。これは、毎月の貯金とは別に管理しておくほうが安心です。子育て費用(教育費)子育てにかかる費用(教育費)は、一般的には「固定費」に含まれます。月々の学費や習い事の月謝などは、毎月一定額であるからです。しかし「生活費」という大枠に入れ込んでしまうと、子供にかかる貯蓄額などが見えづらく、把握しづらくなります。生活費とは別に「子育て費用(教育費)」として管理したほうがわかりやすいでしょう。共働き夫婦の生活費の平均相場ここまで、生活費についてご紹介してきました。ここからは、共働き夫婦ではどの程度の生活費が必要なのかをリサーチしてまとめます。以下で紹介するデータは、総務省統計局が毎月実施している「家計調査」を参考にしています。ちなみに、この調査結果のうち「消費支出」という項目が、本記事のテーマである「生活費」にあたります。[adsense_middle]平均的な収入と生活費総務省統計局の「家計調査報告」2020年(令和2年)5月発表分によると、二人以上の世帯のうち勤労者世帯(いわゆる共働き夫婦)の実収入は、50万2,403円でした。そのうち消費支出(いわゆる生活費)は28万883円でした。最新のデータでは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて消費活動が通常よりも落ち込んでいます。「8カ月連続の実質減少」と調査結果に追記されています。収入のうち6割程度が生活費共働き夫婦の家計の内訳として、生活費は約6割を占めていることがわかります。もちろん、ここまでに解説してきたとおり、生活費といってもさまざまな費用が含まれていることはおわかりかと思います。この約6割のうち、さらに固定費と変動費に分けられ、そこから細かい費目に枝分かれします。若い共働き世帯のポイント結婚したばかりの20代、30代の新婚共働き夫婦の場合でも、世帯の収入に対して生活費の占める割合がおおよそ「6割程度」というのはポイントとなります。例えば、世帯収入が30万円だとすると、生活費全体の目安として18万円以内であれば平均値であるとわかります。世帯収入に応じて実際の金額は変動する共働き夫婦の世帯収入は、世代によって変化します。若い世代では、世帯収入が2〜30万円代であることも少なくありません。反対に、50代60代の共働き夫婦の場合は、世帯収入がかなり高額となる場合もあるでしょう。一概に「生活費は毎月いくら」と決めるよりも、ここまでご紹介したように、世帯収入に応じた割合で把握することが、柔軟に家計管理を実現するためのポイントとなります。負担のない分担の割合を決めよう生活費の分担割合についてですが、大きく3パターンがあります。夫の収入ですべて支払う(負担割合=夫10:妻0)夫と妻、それぞれ一定額を出し合う(夫5:妻5)費目ごとに担当制で支払う(担当する費目によって負担割合はさまざま)①夫の収入のみで生活費支払い夫婦共働きであっても、夫の収入から生活費や各種支払いを捻出する場合、夫のみが負担することになります。妻の収入が夫の収入よりも少ない場合は、この①のパターンで家計管理をしていることが多いです。②それぞれ一定額を出し合う共働き夫婦で多いのは、この②のパターンです。それぞれ一定額を出し合って、出し合った額の中から生活費を清算するシステムです。例えば、生活費が30万円かかるとしたら、夫婦それぞれが15万円ずつ出し合い、その30万円の中でやりくりをするというものです。この場合、夫婦で決めた出し合う一定額以外のお金の使い道がわからないという点には注意しましょう。生活費として一定額さえ出せば、それ以外のお金に関してはお互いオープンにしなくてもよい、ということにもなり得ます。家計にかかる費用以外の金銭管理について、ご夫婦で事前に話し合っておくとスムーズです。③担当制で支払いをするお互いの収入に関わらず、生活費の内で支払いを担当する費目を決め、その担当している金額のみ支払うというパターンもあります。例えば、わかりやすく「固定費全般は妻が支払う」「変動費全般は夫が支払う」と決めてもよいですね。ほかにも、夫の収入が妻よりも多い場合は夫が担当する割合を増やし、「食費と光熱費は妻が支払う」「その他すべてを夫が支払う」などの分け方でもよいでしょう。負担割合も要相談共働き夫婦はどちらも収入があるということですが、働き方によって夫婦それぞれの収入に差があるのは仕方がありません。そのことも踏まえた上で、それぞれの生活費に対する負担の割合がシビアになりすぎないよう、夫婦できちんと話し合って進めていくことが大切です。当初決めていた割合にストレスがかかるようであれば、早めに夫婦で相談の場を設け、無理のない家計管理をしていきましょう。2人のお金は2人で管理しよう共働き夫婦の場合、特にどちらもフルタイムで勤務していれば、家事や育児に関してもご夫婦で協力している場合が多いのではないでしょうか。お金の管理に関しても、夫か妻のどちらか片方だけが任されるのではなく、夫婦の共有財産として「2人で管理している」という意識を忘れないことが大事です。[adsense_middle]だいたいの目標金額を決める生活費には、固定費と変動費があることをご紹介しました。固定費は、毎月一定額なので家計管理がしやすいのが特徴です。一方の変動費は、これまでの経験則(去年の同時期の出費を参考にするなど)から、だいたいの目安となる金額を設定しておくことをお勧めします。家計管理のスタート日の決め方夫婦それぞれの給料日が同じであれば、給料日をスタートとして当月の家計管理をスタートさせてもよいでしょう。給料日がバラバラである場合は、節目となる日にち(例えば毎月1日など)を決め、そこから一か月の家計管理を始めてもよいですね。実際に請求がくるまで不確定である変動費に関しては、「だいたいの目安となる金額をあらかじめ仕分けておく(予算として計上しておく)」ことで、ほかの出費に対して予算が組みやすくなります。少しでも先取貯金を変動費の予算をだいたいでもよいので計上しておくと、生活費以外のお金についても仕分けやすくなります。この一環として、先取貯金を是非お勧めします。貯金で最も失敗しやすいパターンは「月末に生活費が余ったら、余った分を貯金する」という方法です。これでは生活費が余らなかったら貯金はできませんし、不思議なことに生活費は毎月ほとんど月末にはキレイさっぱりなくなるものです。つまり、永遠に貯金ができない場合もあります。これらを防ぐためにも、生活費などはあらかたの目安でよいので先に一か月分を仕分け、月末に生活費の残りを貯金するのではなく、月初の生活費の仕分けの段階で先に貯金をしてしまいましょう。これが確実に貯まる近道です。【補足】結婚前からの貯金について結婚前からお持ちの預貯金がある場合、結婚後のパートナーに正直に話すかどうかはご夫婦の関係性にもよります。日常生活を送っている分には、特に預貯金について言う場面もないと思いますが、一般的に「独身時代からの預貯金」についてお悩みになるのは住宅購入時です。購入後の住宅は夫婦の共有財産となりますから、頭金のとして預貯金を使うかどうか、非常に悩む方が多くいらっしゃいます。共働き夫婦の場合で、例えば生活費も折半している場合などは、「住宅ローンの頭金の一部として50万円ずつ出し合う」というフラットな提案をするのもよいでしょう。共働き夫婦の生活費に関するまとめ共働き夫婦の生活費の平均の目安は、収入に対して約6割程度であるとわかりました。これを参考に、理想としては6割を切って5割に近い金額にすることができれば、家計におけるほかの支出や預貯金に回すことのできる余裕が生まれます。夫婦それぞれが、あと何年ずつ働くことができるか、勤務先の定年時期なども考慮し、それぞれの収入において負担のない割合で生活費を分担し合うことが大事です。決してどちらか一方だけにしわ寄せが来ることのないよう、じっくり話し合って決めましょう。
2020年08月20日【ママ戦記】第6話結婚前に「仕事を続けたいから、家事や育児を一緒にできる人としか結婚するつもりないの」と旦那さんに伝えた、ものうさん。 しかし、産後間もない妻をよそに、家事をせずゲームをする夫……。そしてついに、家事育児分担をかけて、戦うことに……!? 今の日本で、仕事をしながら、妊娠・出産・子育てをすることは、とても大変なことだと覚悟していたものの、想像以上に厳しい現実が待っていました。 特に産後は、血と糞尿と母乳にまみれ、ホルモンバランスの影響も相まって、戦場にいるような気分でした。そして、子どもが2歳になった今もその大変さは続いています。 毎日が戦いです。女の人が経済的に自立しながら子どもを産み育てることは、どうしてこんなに過酷なのでしょうか。 なぜそうなったのか、どうしたら変わるのか。この問題を考えるために、まず私個人が感じたことを、記録しようと思いました。このマンガが、同じような立場で日々奮闘していらっしゃるみなさんの息抜きになれたらうれしいです。 ものうはなこさんは、家事育児の分担ポイント表を制作して、見える化し、夫に提示することで、ようやく分担をしてもらえるようになりました。 妊娠中はひどいつわりと戦い、産後は不安定なメンタルに振り回され、理解のない夫に憤り、毎日育児と家事に追われる……。そんな働くママの現実が浮き彫りになる、ものうはなこさんのマンガをご紹介しました。「私も同じだ……」というママも多いのではないでしょうか。 まずは身近な夫や家族、そして職場や社会など、もっともっとママたちへの理解が広まっていくことを願いたいです。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター ものうはなこ2歳男子と夫との3人暮らし。 フルタイムで働くワーママ。 妊娠・出産・共働き育児をテーマに、 日々を記録する漫画を描いております。
2020年08月18日同棲カップルや一緒に住む夫婦の間で問題になりやすいのが、家事の分担。どちらか1人に負担が偏ったり、特定の家事が滞ったりと、不満を持った経験がある人もいるのではないでしょうか。『夫婦の家事分担がうまくいくようになったひと言』コジママユコ(@cotori9)さんも、夫との家事の分担に悩んだ1人。互いの家事に対するイメージや進め方が違うため、一つひとつの細かい作業に追われるコジマさんでしたが…。夫婦の家事分担が上手くいくようになった一言 pic.twitter.com/kG70TIlFsH — コジママユコ (@cotori9) August 16, 2020 「期間限定で立場を逆にしてみる」というコジマさんの名案で、夫は全体を見ながら家事を行うようになったのです!これにより、細部まで手広く行うコジマさんの進め方と、タスクを消化するように1つの家事を徹底的にこなす夫との認識のズレが解消されたのだとか。コジマさんは「今ではむしろ私より家事をしているかも」と、率先して家事をこなす夫の様子をつづっていました。漫画には、家事の分担に悩んだ経験のある人たちから、さまざまなコメントが寄せられています。・「一度主導権を渡してみる」というのはとてもいい考えですね。・コジマさんの言葉を素直に聞き入れた夫も素敵。実践してみます!・本当に共感しかない。やってほしい家事を説明するのも労力が必要ですものね。人はそれぞれ、物事に対する考え方や受け入れ方が違うもの。しかし、同じ空間を共有する相手とは、家の中での事柄に対する認識をある程度合わせ、互いに住みやすい環境を作るのがいいのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月18日はじめにお伝えしておくと、わが家における夫婦の役割分担というのは、世の中の風向きにだいぶ反しているのではないかと思います。雑誌やTVでよく耳にする「イクメン」や「イクダン」などの言葉はどこ吹く風.…夫は仕事、妻は家事と完全にすみ分けがなされ、もはやその領域には決して踏み込まないといった暗黙のルールのようなものがありました。わが家は、夫は単身赴任で家にいないことが多く、物理的に家事をこなすことができないという状況。私は結婚以来、専業主婦だったことから特に疑問を感じることもなく、気づけば10年の月日が流れていました。それぞれに忙しいこともあり、そのことについて、話し合うこともしてきませんでした。かといって、この状況に特段、不満があったわけではありません。夫は仕事に集中できてきましたし、私は少し仕事もしていますがフルタイムではなく、ある程度の時間の余裕があります。何より夫からチェックされたり不満を言われることもなく、自由に家事ができることはかなり気がラクでした。友達に「夫は一度もオムツ(大の方)を変えたことがない」と話すと、かなり驚かれ、「あり得ない!」と同情をされることは多々ありましたが(笑)。前代未聞の事態発生!しかし、この状況を大きく変えることがこの春起こりました。今回の「外出自粛」という前代未聞の状況は、夫婦にとって、気持ちの面でも、生活の面でも多くの変化を強いることとなったのです。ずっと一緒に過ごすという初めての経験緊急事態宣言が出される前の3月から夫は在宅勤務となり、自宅で過ごすことになりました。いくら夫婦とはいえ、ほぼ24時間、それも3か月もの間一緒に過ごすのは初めての経験です。私も外へ出かける仕事はありませんでしたが、子ども達の勉強をみたり、3食準備したり、加えてオンラインでの仕事もあったので一日中ばたばたと動き回る日々が続きました。そんな中、夫の家事に加わらないという態度や雰囲気が少しずつ変わっていきました。これは想像ですが、夫が、家事に育児に仕事にいそしむ私をこんなに長時間見たのはおそらく初めてで、単純に「大変そうだな」と感じてくれたことがひとつのきっかけだったように思います。また必然的に時間に余裕ができた彼は、私のやる「完璧ではない家事」が気になりだしたようでもありました(笑)。私の適当な家事がこの時ばかりは功を奏したというわけです。YouTubeで見始めた国際結婚の夫婦の姿に驚愕私自身も時間ができたので、YouTubeで何組かの国際結婚をしている夫婦の日常の動画を観るようになりました。そこで一番驚いたのは、夫の家事や育児への参加度です。ウワサには聞いていたものの、こんなに家事育児を担うの!?と正直かなりの驚きでした。それも、どの夫婦もほぼ同じようなスタイルだったのがまさにカルチャーショック!家にいるときは、男女関係なく、家事も育児も行う姿はまだまだ日本の夫婦の姿とはほど遠いように感じましたが、それでも、私の意識を大きく変えるきっかけになりました。それはある日、突然やってきた!外出自粛生活が始まって数日たったころ、夫から「今日ベランダ掃除するわ」と言われたのがすべての始まりです。その日から、網戸、窓拭き、床掃除、玄関のタイルなどなど、ありとあらゆる場所を掃除する夫の姿をほぼ毎日、目にするようになりました。適当な私とは違って、几帳面な性格の彼は、やるとなったらとことんやります。その上、とっても丁寧で細かい!みるみるうちに家がキレイになっていきました。その達成感から、なぜ今までやらなかったのだろうと彼自身思ったに違いありません。少なくとも私は思いました。「なぜ10年もの間、私が掃除をしていたのか!」と…。この時から、掃除の大部分は夫の担当になりました。自分がやった方がキレイになって効率がよいと強く学んだようでしたし、私が掃除の能力を褒めたたえ、感謝の気持ちを表したのも、大きな理由になったのだと思います。「褒める」と「感謝」は夫婦にとって、なくてはならない要素だということを改めて感じました。得意な方がやるというスタイル今回のことをきっかけにして、「既成概念にとらわれない」ということを夫婦で学びました。「家事だから妻がやる」ではなく、家事でも育児でも、「得意な方がやる」というルールは、単純明快で、夫にとっても納得しやすかったのかもしれません。ママ友ともよく「夫が育児や家事に参加してくれない」という悩みを共有しますが、わが家においては、夫も時間があればやる、ということが分かりました。そして、夫が掃除が得意だったという新たな発見をすることができました。そして、私自身も「夫は仕事があるのだから、家事は私がやらなければ…」という妙なしがらみに囚われて、夫に頼むということをしてこなかったことに気づきました。家族としか過ごせないという究極の状況に置かれて初めて、夫に素直に頼むということができたように感じています。今回のことで、改めて夫婦の役割分担や、夫婦のあり方を考えた家庭は多かったのではないでしょうか。私にとっては、妻であること母であること以上に、「人間力」が試されたような、そんな時間でした。また、家族の大切さ、存在意義が改めて身にしみました。そして、夫の新たな一面…どんな状況でもネガティブにならないことをとても頼もしく感じたというのも本音です。掃除の担当が私ではなくなったという事実だけではなく、自分自身の気持ちの変化も忘れずにこれからも過ごしていきたいです。<文・写真:ライターよこも>
2020年06月15日産後の育児には本当に不安がいっぱいでした。私たち夫婦はお互い芸人をしていて仕事もあり、2人で協力して育児をしていくことが必須だと感じていました。だから友人がよく言っている「旦那が育児をしてくれない」「独身時代と何も変わってない」というような状況にだけはするまいと、スタートからいっしょに育児をしていこうと思っていました。きちんと役割を決めておいた方が良いのではとも思っていたのですが、仕事やら何やらでバタバタしているうちに出産し、そのままジェットコースターのように怒涛の育児が始まってしまいました。結果的に、役割を決めることはありませんでした。それもあって、「夜泣きも私しか起きないんだろうな…男の人は赤ちゃんの泣き声聞こえないって言うし…」と想像していたのですが、旦那は夜も息子の泣き声に敏感に反応してくれていました。母乳がメインの育児だったため、結果的に私は常に授乳し、それ以外のことは旦那にお任せという感じになりました。今では私以上にオムツを替えるのが手際よく、本当によく育児をしている旦那。役割を決めなかったことが意外に私たちにはうまくハマりました。もし役割をきっちり決めていたら、相手がその役割をやっていなかったときにイライラしてしまっていたかもしれません。もちろん、それなりにモメることはありましたが、今相手がこういう状況だから、自分はこうしておこうなど、自分の頭で何をしたら良いのかその都度考えることができたため、お互い能動的な育児になったことがとてもよかったです。
2020年04月08日まだ結婚していないカップルが同棲を始めた時、迷うのが家事の分担や負担するお金の割合です。世の同棲カップルはどのように分けているのでしょうか?家事分担は喧嘩の一つの原因になる一緒に生活している中で、やらなければいけない家事は色々あります。料理や洗濯、掃除が中心ですが、リストアップしてみると細かい仕事も出てきます。例えば料理をするなら、まず料理の材料の買い出しにいかなければいけません。料理を作れば食卓へ運び、食べ終わったらお皿を洗います。お皿を食器棚の中に仕舞うまで、かなりの時間が必要になるのです。家事の事で喧嘩が絶えないカップルは、女性が家事の大半を負担しているケースが多いです。最初は大好きな彼のために尽くしたいと頑張っていても、毎日仕事をしながらの大部分の家事をこなすのは相当負担がかかります。彼女が彼に「お皿を洗って欲しい」とか「買い物へ行って欲しい」などと頼んだ時、彼が何も文句を言わずに手伝えば喧嘩になる事はありません。ただ「それは自分の仕事ではない」と突っぱねたり、明らかに嫌そうな態度で行動すると、女性の方も気持ち良くは感じられません。最初は仲の良かったカップルも、家事分担で揉めて同棲を解消、別れを決断してしまう事もあるのです。家事分担がルール化されている同棲カップルは上手くいく家事分担が揉めやすい事を知っているカップルは、最初からルール化しています。細かい仕事まで全て書き出して、一つ一つ決め事を作っているのです。掃除などすべき場所が多い家事は、トイレは女性でお風呂は男性、リビングは女性で寝室は男性といったように役割をハッキリさせておくと、お互いに口出しする必要もありません。ゴミ出しは曜日ごとに分担を変えると、忙しい朝も負担が少なくなります。家事は気付いた時に気付いた方がやれば良いという曖昧なルールは長続きせず、お互いのストレスを少なくするためにも、きちんとルールを作っておいた方が上手くいくのです。家賃や生活費の負担はカップルによって違うカップルによってお金の分担の仕方は違います。家賃も生活費も全て込みで完全折半するカップルもいれば、家賃は男性、生活費は女性といったように名目ごとに分けているカップルもいます。また一番平等な分け方となるのが、月ごとのそれぞれの収入を元に、家賃や生活費を折半していくという方法です。毎月計算しなければいけないのは面倒ですが、自分の収入に見合った分を出す事になるので揉める事も少ないです。お金の問題はシビアで、いくら仲の良いカップルであっても、どちらかが不公平に感じると関係も悪くなっていきます。例えば転職などをすると、最初に決めたルール通りにお金を出せなくなる事もあるため、その時のお互いの経済状況に合わせてルールを変えていく臨機応変さも必要となります。
2020年03月26日こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが生まれると、毎日しなければいけなくなるのが家事と育児。特に育児はやることがたくさんある上に、「夜中に大泣きする」「うんちが漏れた」「昼夜逆転する」などイレギュラーなことも盛りだくさんです。 一番大切なことは「育児はママひとりですることではない」ということ。ママだけが頑張らずに、パパや家族に育児の分担を頼むことが大切です。今回は、ラクに育児分担する方法を話します。 まずはパパに育児の役割分担をしてもらう育児の役割分担を一番頼みやすいのは夫です。とは言っても「仕事」を理由にして、なかなかしてもらえないのが現状ではないでしょうか? 私の保育所でも、送り迎えをしているパパは本当に少ないです! 保育所の送り迎えはママがするもの、と考えているパパが多いのかもしれません。 また、パパが朝送ってくれたとしても、昨日から今朝までの子どもの様子を把握していないことも多いです。「昨日の夕方、保育所で微熱があったのですが、その後どうでしたか?」と尋ねても、「そうなんですか?」と逆に聞き返されたこともありました。育児をママに任せっきりにしていることもですが、ママも「パパに言っても仕方ない」と思っているのかもと思ったら、なんだか少し残念な気持ちになりました。 役割分担は2人で一緒にする「パパが子どもの様子を把握してない」ということにならないためにも、育児の役割分担は大切です。お風呂に入れるのはパパの役割にする、平日に時間が取れない場合は、休日のお散歩と寝かしつけはパパの役割にするなど、できることで良いのでパパにも育児を分担してもらうようにするのがおすすめです。 その際、パパだけママだけの意見で決めてしまうと不満がたまるので、必ず一緒に相談します。そして残業や体調不良などでできなかったときのこともシミュレーションしておきましょう。 男女の考えの違いを知って話し合う先日、スーパーで友人に会いました。2人目のお子さんを出産したてなのに、上の子を連れてスーパーにいるので、思わず「大丈夫なの?」と声をかけました。「旦那がね。“ストレスたまってるだろ。気晴らしに外に行ってこいよ”っていうの……。私は上の子をパパに外遊びに連れて行ってほしかったのに……。男の人ってわかってないよね」という話になりました。 そう、男の人と女の人の考え方は違います。ですので、育児の分担の話し合いをするときは、きちんと詳細まで伝えなければいけません。 例えば、子どもをお風呂に入れることがパパの役割だった場合。パパは「体を洗う→湯船につかる→終了」と思っている可能性があります。ママの考え方でお風呂に入るということは「お風呂にお湯をためる→赤ちゃんの着替えやバスタオルを準備する→自分の着替えなどを準備する→赤ちゃんの体を洗う→湯船につかる→赤ちゃんを拭く→赤ちゃんにおむつや服を着せる→水分を飲ませる」ここまでがお風呂に入るということなのです。 役割分担をするときは、「ここからここまでが、あなたの役割」ということをときちんと伝えましょう。 祖父母とはどう関わる? じょうずにつき合うコツ赤ちゃんが生まれると関わりが強くなるのが祖父母です。子育ての先輩である祖父母の存在は頼りになり、とてもありがたいのですが、時代とともに育児は変化しているので受け入れがたいこともあると思います。 とはいえ、やはり祖父母が近くにいると本当に助かる存在です。だからこそじょうずに付き合うコツをお伝えします。・子育ての方法が違っても否定しない・今の子育ての方法を伝える・してほしいことを明確にする・してほしくないことも明確にする・「ありがとう」を忘れない 今と昔の子育てが違うのは当たり前のこと。祖父母はそれを知らずに良かれと思ってしているだけです。頭ごなしに否定するとわだかまりが残ります。そして、「ありがとう」の感謝の言葉を忘れないようにしましょう。「面倒を見てもらって当たり前」になると、祖父母も負担に感じるようになるかもしれません。 地域の子育てサービスを利用する「ワンオペ育児」という言葉を近年よく耳にするようになりました。夫は仕事で忙しく、周りに頼れる親戚もいない、そんな場合は地域に頼ることも考えましょう。例えば、保育所の一時預かりやファミリーサポートで子どもを保育してもらうことも1つの方法です。 「仕事をしていないのに子どもを他人に預けるのは何だか気が引ける……」と考えてしまうママもいるようですが、ママがリフレッシュすることのほうが優先です。また、児童館や子育て相談などに行って、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなります。子育てはうまくいっていないと感じると「私はダメな母親かも?」と思ってしまいがちです。そのためにも、子育ての不安や悩みを誰かと共感することはとっても大切。「私は元気! 大丈夫!」と思っていたとしても、誰かにほんの少し頼ることは心の支えになりますよ。 私は10年以上シングルマザーをしています。子どもが乳幼児で一番手がかかる時期は祖父母が元気だったので頼りっきりでした。でも、ここ数年は祖父母に頼ることができず、ワンオペ育児をしています。子どもが大きくなったとはいえ、まだまだ育児真っ最中。祖父母のように、今すぐにでも気軽に頼れる人がそばにいないのは、綱渡りと一緒だなといつも感じています。 育児の分担することも大切ですが、その前に、育児も家事も仕事も優先順位をつけて、必要のないことは「しない」と仕分けをして、ママにとって無理のない育児を心がけることも大切ですよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年02月28日こんにちは、ちんまいです。皆さまはご夫婦で家事分担などありますか?我が家は私が専業主婦ですので、家事は基本私の仕事でございます!しかし、、、そう、実家の自室は洋服が散らばり本が散らばり、なのに可愛い雑貨達がむやみやたらに溢れ。要するにお恥ずかしながら汚部屋‼︎ 仕事から帰って来て寝るだけの部屋だし!と開き直っておりました。お母さん今日のご飯なにー?お風呂沸けてんのー⁈実家では散々、自堕落な生活を送って参りましたが。そんな私も結婚し、パパに家事のイロハを教わったのでした。これで私も一丁前の専業主婦の仲間入り!嫌な女ですねー(笑)でもでも!自分で仕事ができるようになると、自分なりのアレンジが加わってくるじゃないですか!家事も一緒で、いつのまにか私のルールができてたりするんですよね。そして、私は自分の家事が完璧だと勘違いしていたようです。なぜなら…パパ…いやお師匠おおおおぉぉぉぉー‼︎やっぱり私まだまだ修行が足りませんでした‼︎そうなんです。 パパって私が気がつかない、というか気が回らない所にすごく敏感なんです。たぶん、気になるところが違うのかも?私は部屋を綺麗に保つことに重点を置いてしまうので、例えば引き出しの中はぐちゃぐちゃとか笑要するに見えるとこ重視!対してパパは、少し部屋が散らかってでも気にならない。でも引き出しの中は整理整頓してどこに何があるかキッチリさせときたいタイプ。最初は、私の苦手な部分を突いてくるので「なんなの?嫌がらせ?」とまで思ったんですが、純粋に気になるのでしょう、賞味期限切れたものが冷蔵庫に入りっぱなしとか笑今ではすっかりお願いしちゃってる次第であります笑。●ライター/ちんまい
2019年06月03日働くママは、朝から晩まで大忙し!それには、家族が協力して家事の分担を自主的に行うことで、キレイを保てる家をつくることが大切になってきます。ここでは、リンナイ株式会社が日本、韓国、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの計5か国の25~39歳の働きながら育児をする女性計500名を対象に、「働くママの育児事情」に関する意識調査をした結果を解説。あわせて、家族で簡単にできる生活の中の導線を利用した家事分担方法について3つ紹介します。世間の働くママの多くが、仕事のほかに家事と育児の大部分を担っています。女性のライフワークバランスというのは、先進的な社会になった今だからこそ問題点や改善点が多く挙げられるのかもしれませんね。■ ワンオペ育児だと感じている日本の働くママは6割超え!先日、リンナイ株式会社が日本、韓国、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの計5か国の25~39歳の働きながら育児をする女性計500名を対象に、「働くママの育児事情」に関する意識調査を実施したという記事がリリースされました。そこでは、ワンオペ育児だと感じている日本の働くママは6割を超えることが判明しました。プラナ / PIXTA(ピクスタ)また、育児の分担において日本は父親の分担度合が最下位でした。日本の働くママの負担は、想像以上のものだといえるのではないでしょうか。horiphoto / PIXTA(ピクスタ)■ 家族の協力は必須!働くママの家事を少しでも楽にする3つの方法!では、実際に働くママの家事の負担を楽にするのはどうしたらいいのか?ここでは3つの方法をご紹介します。1. プチ掃除セットを各所に置くkarin / PIXTA(ピクスタ)掃除は一気にしようと思うから大変なのです。簡単にできる範囲での掃除セットを各所に置いておけば、面倒くさくて大変な掃除の手間が省けます。掃除を遠ざけるのは「よくわからないし、面倒くさい」からという理由が圧倒的。また、家族全員が使いやすい掃除用具なら、気づいた人がサッと行うことができ、より快適に生活空間を維持することができるようになります。2. 個人のものは適材適所にoloktionov / PIXTA(ピクスタ)ヘアスプレー、ヘアゴム、シェーバー……家にあるアイテムというのは何かとごちゃつきやすいもの。ただ、個人で使っているものは、だいたい“使いたい場所”が決まっています。そのため身長や利き手、使用頻度などを考慮してものをセッティングしていくと、散らかりにくい収納ができあがります。ものが散らかるのは収納してあった場所に戻しにくく、結局、出しっ放しになってしまうことで散らかるという原理なのです。家族それぞれが自分で片付けをすることができるようになれば、主婦の仕事は格段に楽になります。3. マフラーやコートなどは玄関に収納し、明日の身支度は帰宅時にそれぞれで行うABC / PIXTA(ピクスタ)帽子や家の鍵、マフラーやコートなどは玄関に収納しておくことで、家族からの「〇〇がないんだけど、どこにある?」という質問を回避することができます。hilllander / PIXTA(ピクスタ)壁にフックなどを取り付けておけば収納力も上がり、ものを探す手間も省けます。■ 働くママには家族の動線やクセを見抜く“観察眼”も必要?家族全員にとっての使いやすさを追求すること。使う人の動線やクセを考えて、それぞれの“良い場所”を見つけることがポイントです。zon / PIXTA(ピクスタ)ベストな方法を見つけることができれば家事の時短化は可能ですし、結局は家事自体も楽になります。忙しい働くママが、少しでも自分のカラダを労わる時間ができますように!【参考】※リンナイ 【熱と暮らし通信】世界5カ国の「ワーキングママの育児事情」に関する意識調査
2019年02月22日