歌手であるファンキー加藤さんの“W不倫”報道が世間を大きく騒がせていますね。加藤さんの奥さんが妊娠中の不倫だったことから、“2016年で最悪のゲス不倫”とも言われています。しかし、実は妻が妊娠している間に不倫をしてしまう男性は少なくありません。妻の妊娠中に不倫が報道された芸能人には、俳優の小栗旬さんや森山未來さん、お笑い芸人の井戸田潤さんなどがいます。芸能人ではありませんが、元政治家の“育休議員”こと宮崎謙介さんも奥さんの妊娠中に浮気をしていましたね。好感度を売りにする芸能人ですらこのような不祥事を起こすのですから、一般人だって例外ではありません。なぜ彼らは妻の妊娠中に不倫をしてしまうのでしょうか。今回は、男性が妻の妊娠中に不倫をしてしまう理由についてご紹介いたします。●妻の妊娠中に不倫に走ってしまう理由4つ●(1)孤独や寂しさを感じるから『うちの旦那は私が2人目の妊娠中に浮気をしました。ものすごい剣幕で理由を問いつめたら、「かまってくれないから寂しかった」 と言い訳。あまりにも子どもじみた理由に呆れました』(29歳女性/2児のママ)女性は妊娠するとホルモンバランスが崩れたり出産の不安を抱えたりなど、心身ともに大きな変化が出てきます。毎日のように不安やストレスを抱えがちになるので、どうしても夫との接し方がそっけなくなってしまいます。妻に相手にされなくなった夫は、自然と家の外に癒しを求めるようになります。そんなときに自分の寂しさを埋めてくれる女性に出会ったら……親密な関係になるのは時間の問題と言えます。●(2)“父親になる”というプレッシャーからの逃避『できちゃった婚で結婚した私たちですが、夫は妊娠をとても喜んでくれていました。毎日のように一緒に育児書などを読んでは出産後の生活について話し合っていました。そんな矢先に夫の浮気が発覚。どうやら知らず知らずのうちにプレッシャーをかけすぎていた ようです』(33歳女性/3児のママ)“父親になる”ということに対してプレッシャーを感じてしまう男性は少なくありません。「自分に本当に子育てができるのか」「自分の給料で一家を養えるのか」などと常に頭の中に不安がよぎるようになります。そしていつしか、くつろぐはずの家庭が自分を縛る牢獄に思えてきて、外の世界に逃避したいという気持ちが強くなっていくのです。●(3)夜の夫婦生活がなくなる『ウチの旦那は完全に欲求不満で浮気してた。こっちが妊娠してるときに「何様だよ!」って感じでブチ切れました』(24歳女性/1児のママ)妊娠中はどうしても夜の営みが少なくなってしまうので、欲求不満に陥る男性は少なくない ようです。とくに妊娠中の女性の中には、そうした行為への嫌悪感が強くなっていることから、かなり厳しい言葉で夫の要求を拒む人もいます。愛する女性に拒まれて心に傷を負った男性は、自分を癒やしてくれる他の女性へと目が行っていまうのです。●(4)これまでの不満が爆発する『妊娠期間中は不安やストレスが強かったので、夫につらく当たっていました。そんな毎日を送っていたら、ある日夫が突然激怒してこれまでの不満を全部ぶつけられました。それ以来、浮気をされるようになりました』(35歳女性/1児のシングルマザー)妊娠中は夫婦関係がギクシャクしがちですが、それを機にため込んでいた不満が爆発してしまう というケースもあるようです。妻への愛情が冷めてしまった男性は、それまで抑えていた浮気願望を一気に出してしまいます。●夫の不倫を予防するために妊娠中の夫の不倫を予防するには、何よりもコミュニケーションを取っておくことが大切です。ホルモンバランスの乱れによって情緒不安定になることも多いと思いますが、夫としっかり会話をして心の交流を図りましょう。夫が不倫に走る大きな要因の一つである“孤独感”を拭い取ってあげる ことが何よりも重要なのです。どうしても夫につらく当たってしまうという人は、カラオケで熱唱したり映画を見て号泣したりといったストレス発散をすることをオススメします。妊娠期間中は夫も妻も心に余裕がなくなりがちです。「なんで自分が」と思うかもしれませんが、まずはあなたから夫に歩み寄ってみてはいかがでしょうか?●文章/パピマミ編集部
2016年06月09日【ママからのご相談】先日妊娠が分かりました。今の仕事は産休を取る予定なのですが、復帰まで旦那の収入だけで生活できるのか不安です。わたしが仕事に復帰しても、子どもを保育園に入れたり、何かとお金がかかると思います。しかし、実際どれくらいお金がかかるのかも見当がつきません。 産後すぐから、うまく節約できるアドバイスがあれば教えてください。●A. 1歳までにかかる費用は月平均4万6千円、1年間で約93万円です!ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。初めての出産前だと、多くの方が子育てにかかる費用は「おむつ代が毎月いくらくらいかかるのかな」、「ミルクはどれくらい飲むのだろう」などとぼんやりとしか分からないと思います。わたしもその一人でした。少し古い内閣府の調査ですが、平成21年度の子育て費用の調査結果によると、貯金や保険なども含めて約93万円かかるというから驚きです。今はベビーグッズなども改良されたり、海外の製品を好むママもたくさんいらっしゃったりするので、実際は100万円近くかかっているのかもしれませんね。今回は妊娠中から家計を見直せ、計画を立てられるポイントをファイナンシャルプランナーの方のアドバイスをもとにまとめてみました。●妊娠中~産後すぐからかかる支出と出費を抑えるポイント4つ●(1)ベビーグッズ代妊娠中から徐々にそろえていくベビーグッズ。雑誌や口コミで評判の良いベビーカーや抱っこひもなど、パパと一緒に選ぶことが楽しくて、ついつい迷ってしまいますね。でも、ベビーグッズは「赤ちゃんの成長と共に買い替えていくもの」 ということを心得ましょう。ベビーベッドもベビーカーも、赤ちゃんが大きくなれば必要なくなったり、タイプの違うものに買い替えたりしないといけません。大型で短期間のみ使用するグッズは、両親などからのお祝いでお願いするか、レンタルやリサイクルショップをうまく利用しましょう。●(2)おむつなど赤ちゃんの生活用品代おむつやミルク、ガーゼやおしりふきなど、産後は細かい消耗品への出費 が重なります。特におむつはサイズ展開が広く、安いからといってまとめて大量に購入すると、赤ちゃんが成長して余ってしまうことも。面倒かもしれませんが、こまめにお得な情報をキャッチして、赤ちゃんの成長に合わせたお買い物をするのが賢いでしょう。また、余ったおむつやミルクなど持て余しているママ友が近くにいないか情報を共有し、いただいたり譲ったりするのもポイントです。●(3)健診や予防接種などの医療費妊娠中のママの健診から、産後の赤ちゃんの健診や予防接種など、医療費はどうしても削ることができませんね。妊娠中から、お住まいの市区町村で公的サービス として無料で歯科健診を受けられたり、赤ちゃんの乳歯ケアが一般の歯科より安く受けられたりするので要チェックです。また、任意の予防接種でも種類によっては市区町村で何割か負担してくれる自治体もあるので、ぜひ確認してみてください。●(4)お祝い事などの関連費赤ちゃんが産まれてからはお祝い事が続きます。お宮参りや内祝い、お食い初めなど、生後1年間だけでも盛りだくさんです。特にお宮参りはスタジオなどでの撮影を記念に撮っておきたいもの。CMでよく聞いたり、有名なフォトスタジオを選んだりしてもいいですが、実はお得なプランを提案しているスタジオ もいくつかあります。何社かじっくり比べてみて、納得のいく価格で決定するのがポイントです。●妊娠中から本格的な家計簿をつけてみて!家庭のお金の管理や支出の程度を把握するには、家計簿をきちんとつけることから始まると言われています。しかし実際に、わたし自身も周りのママさんたちも、産前までは共働きであったりして生活に余裕があったため、家計簿と言ったらメモ程度という方がほとんどで、産後からきちんとした“家計簿”と言えるようなものになったそう。妊娠中から本格的な家計簿をつけることに慣れておく ことが、産後のお金の出入りも管理しやすくなるポイントです。また、家計簿と言ったら最初に頭に浮かぶのが、書店などに売っているノート型のものを思い浮かべる方が多いと思いますが、現在はスマートフォンの家計簿アプリが無料でダウンロードできる時代になりました。種類も豊富なので、いちいちペンで書き込むのは面倒……という方も、ご自分にぴったりの家計簿が見つかると思います。----------赤ちゃんのお世話に家計の管理と、産後のママはぐっと忙しくなりますが、妊娠中からあらかじめ見直しておくことで焦らずにすみそうですね。ぜひ、パパも一緒になって取り組みましょう!【参考文献】・『妊娠生活2013-2014:初めての妊娠、出産、産後まで。この1冊があれば安心!』おはよう奥さん編集部・編【参考リンク】・平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF) | 内閣府()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年06月04日質問:妊娠中に医療保険の加入は可能ですか?妊娠中でも申し込み可能な医療保険はありますが、各保険会社により条件が異なります。妊娠中であっても申し込み可能な医療保険はありますが、保険会社によって加入条件が異なり、出産にかかわる疾病や子宮部位にかかわる疾病による不担保の可能性が高くなります。保障されない不担保期間は各保険会社により引き受け(条件)は異なります。
2016年05月26日こんにちは、ママライターのみいゆです。一緒に遊べるように兄弟は年齢が近いほうがいい!と待望の第二子を妊娠したものの、デリケートな妊娠中に上の子のかまって攻撃に合うとないがしろにはできません。しかし、 相手をしてあげたくても「お腹の赤ちゃんも気になるし」とヤキモキしているプレママさんもいらっしゃるのではないでしょうか。今回はまだまだ甘えん坊の上の子がいるプレママさんが、うまく妊娠生活を乗り越えるためにやったほうがいいことをご紹介します。●上の子のママべったりはこう乗り切ろう!『妊娠初期のころはつわりもあってしんどかったけど、上の子がまだまだ抱っこの時期で大変だった。お腹が気になるけど抱っこしない訳にもいかないから、ヒヤヒヤしながら乗り越えた』(2歳女の子のママ)妊娠初期は流産の確率も高いので、重たいものを持つことはとても不安になりますね。でも上の子がまだ幼いと抱っこは避けて通れません。安静にしないといけない状態でなければ、少しの時間の抱っこは問題ありません 。もしどうしても気になるようであれば、座りながら抱っこすることをオススメします。そして疲れたら必ず休息をとるようにしましょう。『妊娠すると上の子の甘えっぷりがなぜか度を増しました。子どもなりに何かを察したのかもしれません。産まれてくればどうしても上の子に手をかける時間は減ってしまうと思ったのでたくさん甘えさせました』(3歳女の子のママ)筆者の子どもも、妊娠中に以前よりよく甘えてくるようになりました。今だけしか上の子を一番に構ってあげられる時間がないので、たくさん甘えさせてあげましょう。きっと上の子も不安な気持ちからママにべったりなっているのかもしれませんね。『お腹も大きくなっていよいよつらくなってきたときは、休日は夫や両親に上の子を預かってもらいました。やっぱり上の子とずっと一緒にいるよりも、たまにはリフレッシュしたりゆっくり休んだりすることで優しくなれました』(3歳男の子のママ)妊娠中はちょっとしたことでも不安になったり、イライラしたりするものです。そのおかげで上の子に冷たく当たってしまうこともあるかもしれません。そう感じたらママもリフレッシュが必要です。もうすぐ一人の時間も簡単に取れなくなります。上の子を夫や両親、一時保育に預けてゆっくりすることもとても大事なことです。妊娠中は体調が悪くても否応なく上の子のお世話に明け暮れなくてはいけません。上の子もお腹の赤ちゃんもどちらも大切です。無理したら休むということを意識して、上の子と妊娠生活を楽しく過ごしましょう。●ライター/みいゆ(ママライター)
2016年05月21日妊娠中は、むくみ対策にオイルマッサージをしたり、アロマテラピーでリラックスしたい人もいるでしょう。ところが、なかには胎児に悪影響を与える可能性があるアロマオイルがあるのです。妊娠中におすすめのオイルと、使ってはいけないオイルの知識を身につけて、リラックスした妊婦ライフを楽しみましょう。■妊娠中は使用を避けたほうがいいオイル妊娠中は肌に直接オイルを塗ったり、お風呂に入れてアロマ浴をするのは避けましょう。アロマオイルには、女性ホルモンであるエストロゲンに影響を及ぼす作用があるものが多いためです。アロマテラピーでは「通経作用」といい、生理がきちんと来るようにうながす働きのことをいいます。妊娠中に生理をうながすのは危険です。とくに、妊娠初期の胎児には、流産の可能性などの悪影響があります。サンダルウッド、マジョラム、レモングラス、ペパーミントなど、よくアロマテラピーで使われるエッセンシャルオイルのなかには、通経作用やホルモンへの影響が考えられるものもあります。ほかにも、多くのオイルが妊娠中、とくに初期には禁忌とされています。エッセンシャルオイルをマッサージに使うときには、ホホバオイルなどのキャリアオイルで希釈しますし、エッセンシャルオイルの人体への浸透率は25%以下といわれていますから、さほど神経質になる必要はないかもしれません。しかし、安全のため、妊娠中のアロママッサージは避けたほうがいいでしょう。妊婦の肌は敏感になっているので、オイルの刺激で肌があれる可能性もあります。■妊婦にも優しいアロマの香りでリラックス香りを楽しむだけの芳香浴なら、どんなエッセンシャルオイルを使っても大丈夫。「それでも心配」という人は、通経作用やホルモンに影響のないオイルを芳香浴に使いましょう。妊娠中でも使えるおすすめのエッセンシャルオイルは、こちらです。・グレープフルーツ、タンジェリン、マンダリンレモン:柑橘系のさわやかな香り・ローズウッド:自律神経を整える・ネロリ:不安やイライラを解消する妊娠中は嗅覚が敏感になるため、アロマの香りに気分を悪くすることがあります。長時間アロマはたかずに、本を読みながらリラックスしたいときや、眠る前の1時間など、短い時間に芳香浴を楽しむようにしましょう。
2016年05月14日妊娠中や授乳中は、赤ちゃんへの影響を考慮してカフェインを控えたほうがいいと言われます。しかし、コーヒーや紅茶はもちろん、緑茶にもカフェインは含まれています。「一体、何を飲めばいいの?」と悩んでいるママのために、カフェイン含有量の少ないお茶やコーヒー・紅茶のかわりになる飲み物を紹介します。■水分補給にゴクゴク飲める「麦茶」カフェインレスのお茶の代表格と言えば、麦茶でしょう。喉が渇いたときや、食事といっしょに飲むために、冷蔵庫に常備している人も多いはず。麦茶にはカフェインが含まれていないので、いつも通り、安心してゴクゴク飲んで大丈夫です。■妊娠中のむくみや貧血も予防「コーン茶」韓国の伝統茶として知られるコーン茶もノンカフェイン。味は、ほんのり甘みがあって香ばしく、まさにとうもろこしを思わせます。しかもとうもろこしは、カリウム、食物繊維、鉄分が豊富。おいしく飲めるのはもちろん、妊娠・授乳期の悩みとして多い、むくみや便秘、貧血の症状を改善してくれる働きもしてくれます。妊娠・授乳中のママにはうってつけのお茶ですね。■後味さっぱりでクセになる「ルイボスティー」コーン茶の甘みが苦手な人は、南アフリカ原産のノンカフェイン茶、ルイボスティーがおすすめです。ルイボスティーは、独特の風味でありながら、まろやかで後味がさっぱりした飲みやすいお茶。強い抗酸化作用があることから、「不老長寿のお茶」、「アンチエイジングのためのお茶」としても親しまれています。無糖でもおいしく飲めますし、レモンや砂糖、ハチミツを入れて紅茶のように楽しめるので、食事時はもちろんティータイムにもピッタリです。■コーヒー・紅茶党はデカフェタイプをコーヒー・紅茶が好きな人にとっては、1日でもガマンするのはつらいもの。コーヒーに色や風味が似ているノンカフェインのたんぽぽコーヒーで代用する手もありますが、やはり本物のコーヒーに比べると物足りなさを感じてしまうかもしれません。そこでおすすめなのは、特別な処理をして、できる限りカフェインを少なくしたデカフェタイプのコーヒー・紅茶です。スーパーではあまり見かけませんが、コーヒー・紅茶の専門店ではデカフェタイプを用意していることが多いので、一度チェックしてみましょう。■日本茶の中でもカフェイン少なめの「番茶・玄米茶」和食の後や、和菓子のお供にどうしても日本茶が飲みたいときもありますよね。そんなときは、日本茶のなかでも煎茶や抹茶に比べるとカフェイン含有量が少ない番茶や玄米茶を選ぶのもひとつの手です。飲みすぎには注意が必要ですが、カフェインを含む飲み物を1日に2~3杯飲む程度なら、赤ちゃんの流産・早産や発育不全などのトラブルが起こる心配はほとんどないと考えられています。とは言え、ほんの少しでもトラブルの心配があるなら、なるべく取りのぞいてあげたいのが親心というもの。ストレスをためないよう自分自身の気持ちとも相談しながら、ノンカフェイン、カフェインレスの飲み物を上手に組みあわせて妊娠・授乳期を乗りきりたいですね。
2016年05月13日不妊に悩む女性が増えている昨今。妊娠を考え始めると、自分も不妊に悩んでしまうのでは、と不安になりますよね。たとえ子宮や卵巣の機能に特に問題がなくても、生活が乱れていたりストレスを抱えていたりすると、妊娠しにくいと言われます。日ごろのストレスがたまっているならば、まずは生活習慣を見直してみませんか?■生活リズムが健康の基本規則正しい生活をすることは基本中の基本。もともと人間の体には、体内時計が備わっていて、決まった周期で活動と休息を繰り返す生体リズムをキープしています。しかし、夜更かしや朝寝坊、食事を抜くなどして体内時計を狂わせてしまうと、生体リズムが乱れ、月経周期の乱れや体調不良につながります。体を健康な状態にキープするためには、早寝早起きを心がけて十分な睡眠をとり、3食を決まった時間にとることが特に重要なのです。■バランスのとれた食事で適正体重をキープまずは1日に3食、さまざまな食材をバランスよく食べ、特に野菜が不足しないように気を付けましょう。過度なダイエットやファストフード、インスタント食品ばかり食べる偏った食生活は禁物です。また、栄養不足による痩せすぎは女性ホルモンの分泌不足を、栄養過多による太りすぎはホルモンバランスの崩れを招きます。できる限り適正体重をキープするようにしましょう。自分の適正体重は、「身長(m)×身長(m)×22=適正体重」という計算式で求めることができます。■適度な運動で体の機能を活性化人間の体は、動かすことで血流がよくなり、体の機能がスムーズに働くようになっています。そのため運動不足になると、血の巡りが悪くなって体が冷えると体全体の働きが滞り、妊娠しにくくなる可能性があるのです。ウォーキング、ジョギング、ヨガなど、自分の体力に合う適度な運動を、毎日続けて行うようにしましょう。■ストレスは極力少なく通常、女性の体では、脳の視床下部がホルモンバランスをコントロールして、定期的に生理や排卵を起こしています。しかし、ハードすぎる仕事や人間関係のトラブルなどで強いストレスを感じると、脳の働きがおろそかになってホルモンの分泌が乱れ、生理の遅れや排卵障害が起こりやすくなります。ストレスを極力ためないためには、日ごろからなるべく無理をせず、趣味やパートナーとの会話を楽しみながら、心に余裕を持って過ごしたいですね。疲れやストレスがたまっていると感じたら、休みをとる、発散するなどの心がけも必要です。健康な体を維持する週間は生活の基盤。まだ妊娠や出産を考えていない女性も、将来に備えて、一度生活習慣を見直してみることをおすすめします。
2016年05月11日こんにちは!海外で1歳児の育児に奮闘するママライターなかやまあぽろです。ママ友と、よく妊娠中の症状や出産時についての話になることはありませんか?ひと口に“妊娠”と言っても、つわりが重かったり、逆に全くない人など十人十色ですね。妊婦さんに特に多いのは、眠気やだるさが続いたり、常に空腹でついつい何かを口にしてしまい、産科に行けば体重コントロールで注意の嵐……なんてことも。後期に入るとおなかで足元が見えないし、赤ちゃんに膀胱(ぼうこう)が圧迫されて思わず尿もれ。妊婦生活は、思った以上に大変!でも、そんな妊娠中にしか体験できないこともあるはず!今回は妊娠中のおもしろエピソードをママたちに聞いて、まとめてみました。現在妊娠中の読者様も、育児真っ最中の忙しいママたちも、しばしの間楽しんでいただけたら幸いです。●夫とのエピソード:イクメン誕生のきざしが見えるかも?『おなかがふくらんで靴下がうまく履けなくなったとき、旦那さんが手伝ってくれるようになりました。ありがとうと伝えると、「僕の老後の介護は頼むよ」 と一言。思わずクスリと笑っちゃいました』(3か月の男の子のママ)『妊娠がわかってから、フィルムカメラでおなかが大きくなる様子を撮っていって、子どもが産まれてから現像して記念にしようということになり、夫が撮影をしてくれることに。私はてっきり全身が写っていると思い込んでいましたが、いざ現像してみるとおなかの部分しか写っていなくてショック。「幸せそうな顔も写ってないと意味ないじゃん!」と夫に言ったら、「赤ちゃんのことしか考えてなかった……」 とのこと。その返事になんだか気が抜けて笑っちゃいました』(1歳の女の子のママ)旦那様との間では、ほっこりするようなエピソードが特徴でした。妊娠中の奥様への気づかいは、パパとして目覚める重要なキーとなり、出産後の子育てへの協力にも影響すると言われています。皆様、イクメンと呼ばれているのでは!?●家族とのエピソード:孫の誕生が待ちきれない両親の、おちゃめな一面『里帰り中のある日、父が畳み終わった洗濯物をキッチンにいるわたしに渡しながら「これ台拭き用のふきんだからしまっておいてね」と一言。何気なくふきんを見たら、なんとわたしの妊娠中に愛用していたデカパンツが…… 。「ちょっと、これわたしのパンツだよ!」と言ったものの、父はわたしがこんな大きなパンツをはいているとは想像もつかないという様子。他の家族は大笑いでした』(2か月の男の子のママ)『息子はおなかにいるうちから名前を決めていて、里帰り先では家族がみんな名前を呼びながらおなかに話しかけていました。特に母は初孫の誕生を待ちわびていて、毎日おなかの息子の名前を呼んではうれしそうにしていました。ある日、母が間違えて実家暮らしのわたしの兄をおなかの息子の名前で呼んだ ときには、家族全員大爆笑でした』(1歳の男の子のママ)孫の誕生を待ちわびるご家族の熱気は、本当に熱くありがたいものですね。出産後に知る両親のありがたみは計り知れないものです。これからお子さんと一緒におじいちゃんおばあちゃん孝行をしたいですね。●外出先でのエピソード:妊娠中は、意外と大胆になる?『妊娠中、わたしはおなかをなでてもらうとすごく幸せな気持ちになって、いろんな人によくなでてもらっていたのですが、他の妊婦さんもきっと同じ気持ちだろうな、と思っていました。ある日、外出先で母のパート仲間の女性に会い、おなかがふくらんでいたのでニコニコしながらなでたのですが、後から母が青ざめた顔で「あの子妊娠してないよ……」 と一言。どうやら元からふくよかな体型の方だったよう。あとから母を通じて謝りましたが、ご本人も爆笑だったみたいで救われました』(1歳の女の子のママ)『健診で産院に行くと、予約をしていなかったので1時間半待ちと言われました。わたしは妊娠中、常におなかがすくタイプだったので、待っている間も何かを食べたい衝動にかられていました。あまりにも待ち時間が長いので、ついに近くのコンビニでおにぎりを買い、待合室でむしゃむしゃ。顔見知りの助産師さんが近づいてきて、「ここでおにぎりを食べたのは、私が知る限りあなたが始めてよ」 と。急に恥ずかしくなり、思わず隅の席に移動しました』(2歳の男の子のママ)妊娠前の自分からすれば、思ってもみなかった行動をとってしまった……というおもしろいエピソードでした。子育てをしている現在では、さらに大胆になっているのでは!?----------妊婦生活は、目まぐるしく変化する自分の体に戸惑いつつも、毎日が赤ちゃんの誕生を待つ幸せな気持ちでいっぱいですね。普段子育てに忙しいママたちも、たまにはパパと妊娠中の出来事を思い出して語ってみては?●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年05月03日産科の先生が「必要以上に太らないように」と指導するのは、ここイタリアでも一緒です。太り過ぎで難産になり、産後太りを解消しきれなかった友人が「こんなことになるって分かっていたら、好きなだけ食べる習慣を本気で改めたのに…」と後悔していました。それを聞いてママである他の友人のみんなは「特別なことをしなくてもけっこう、家やオフィスで運動できるわよ」と自分の体験を話してくれました。妊娠中でも積極的に体を動かしている女性ほど、産後もイキイキと子育てを楽しんでいるようで、やはり体力は大事だ…と思わずにはいられませんでした。ここでは、そんな彼女たちが実践した「運動不足解消のコツ」についてご紹介します。■ペンと消しゴムで筋トレ食品会社で働いていたひとりのママは、妊娠初期につわりがひどかったのも手伝い、運動らしい運動はあまりしていませんでした。「もともと面倒くさがりだから、ダイエットも長続きしなくて挫折ばかり」と、半分あきらめていたところもあったそうです。そんな彼女の気持ちを変えたのは、2年前に出産した義姉から「あまり体を動かさなかったせいか、足腰の筋力が足りなくてつらいお産だった」という話を聞いてからでした。「自分のためだけじゃなくて、赤ちゃんのためにも準備が必要! と思ったら、やっとスイッチが入った」と笑う彼女。マタニティヨガに通うかたわら、「両ひざの間にペンをはさみ、かつ両ひざ裏には消しゴムをはさんで落とさない姿勢」で、日中のデスクワークをこなしていました。「気がゆるむと落ちてしまうから、かなり良い運動になる。始めた最初の1週間は内股や腰が筋肉痛ぎみだったけど、1ヶ月過ぎたあたりから2時間程度、はさんだ姿勢のままでいられるようになった」といいます。結果、妊娠中つらくなりがちな長時間の歩行や、階段の上り下りがぐんと楽になり、出産のときも超安産だったとか。■雑巾がけで全身運動役所で働いていたあるママは、「食べづわりも重なって、思った以上に太るスピードが早かった」と、当時を振り返っていました。担当医に適度な運動を指示されたのはいいのですが、彼女の部署は当時仕事が忙しすぎて、運動のための時間をひねり出すのは無理な状態でした。「パッとできて、よけいな負荷がかからず、比較的安全に体を動かせる運動というと、もう掃除しかないと思った」と彼女が考えたのは、家中を雑巾がけすること。ただの雑巾がけではなく、照明から棚、家具や家電に至るまですべて拭き掃除するのがコツで、化学ぞうきん、家具用、床用など5種類の雑巾をそろえているそう。「仕事が終わって帰宅した直後に、毎日1部屋を30分だけ徹底的に掃除する」ルールを決めていたので、それほど苦にはならなかったとか。掃除を習慣化したおかげで、体重の増え方もおだやかになり、出産後の体形もすぐ元にもどったといいます。「拭き掃除=全身運動」の効果を実感した彼女は、今でもエクササイズ代わりにこの習慣を続けているそうです。赤ちゃんのためにも、そして産後もアクティブな生活を楽しめるよう、できることからトライしたいですね。
2016年04月13日妊娠中は、身体や心のバランスを保つのが何かと大変な時期。普段であればさほど気にならない言葉や態度であっても、妊娠中のデリケートな心や身体には「それ、けっこう堪えているんですけど! 」と感じてしまうことだってきっとあるはず。そこで今回は、妊娠・出産を経験したマイナビニュース会員127人に「妊娠中に人にされて一番つらかったこととその対処法」について聞いた。Q.妊娠中に人にされて一番つらかったことを教えてください1位「ない・特にない」46%2位「太ったと指摘される」8%3位「職場での配慮に関して」6%3位「夫・家族の態度に関して」6%3位「つわりのつらさが理解されなかった」6%6位「電車・バスがつらい」5%「妊娠中に人に言われて(されて)一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%で最多となった。続いて「太ったと指摘される」が8%、「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度関して」「つわりのつらさへの無理解」がそれぞれ6%、6位の「電車・バスなどでのつらさ」は5%となっている。そのほかの少数回答として、「妊娠は病気ではないと言われた」「食べ物に対する指摘」「お腹が小さいこと」「動きづらさへの無配慮」などが挙がった。Q.そのことに対してどのように対応したか教えてください■「太ったと指摘される」・「友人男性に、太ったと笑われた。笑ってごまかすしか……。思い出しても腹が立つ」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『旦那さんより大きいね』と言われた。大人の対応で笑って終わらせた」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『太りすぎじゃない? 』と。まあ、その通りなので、食事制限しました」(49歳女性/不動産/営業関連)■「職場での配慮に関して」・「妊活中の会社の先輩に、ちくちくと嫌みを言われ続けた。旦那に愚痴り、真剣に話を聞いてもらっていた」(27歳女性/食品/その他技術職)・「『仕事辞めればいいのに』と同僚に陰で言われた。赤ちゃんに悪い影響になるから、気にしないことにした」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)・「つわりでつらい時期なのに、上司から『明日は絶対出社して来い』と言われ、したいけどできないのでとても苦しかった。大事な会議の前の日は、早く仕事を切り上げるようにした」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)■「夫・家族の態度に関して」・「妊娠中にも関わらずあまりいたわってくれない、気の利かない夫の態度。文句を言うとけんかになるだけなので、実家に帰る回数を増やすなどして、極力考えないようにした」(36歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)・「3人目の妊娠で、母親に『もういらないんじゃない』と。自分が『3人はつくった方がいいよって言ったでしょ』と」(60歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「夫がほかの女性とデートしていた。相手の女性を家に呼び出して、説教した」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「つわりのつらさが理解されなかった」・「つわりは病気じゃないと言われたが、私の場合はれっきとした病気だった。顔で笑って、心でパンチした」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)・「つわりを理解してもらえず、甘えてるととられたときがつらかったです。そう言われても、本当につらくて何もできないので、自分にできることだけしていました」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『つわりは精神的なもの、気合で乗り切れ』と言われた。無視しました」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「電車・バスがつらい」・「満員電車でも席を譲ってくれない。ひたすら耐えた」(26歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)・「歩くのが遅かったのか、駅のホームで後ろから突き飛ばすようにぶつかられた。端を歩いたり、階段では手すりから手を離さなかったり、気をつけました」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「バスで席を譲ってもらえず、重い荷物持っていた時。荷物を床に置いて空くのを待った」(64歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「その他」・「『そんなに動いたら危ない』と言われた。『妊婦でも動かないとダメなんですよ』と言った」(37歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「帝王切開が決まって初めての手術におびえていた時、『帝王切開は楽でいいよ』と見知らぬ男性に言われたこと。『お前うんだことないやろが』と怒りと同時にすごく落ち込んだ。大人として反論はせず。何も言わなかった」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『病気じゃないんだから』と言われた。『つわりを経験してから言え』と言い返した」(37歳女性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)・「『1人目女の子だから、2人目は男の子がいいね』と。余計なお世話。夫婦がどちらを望んでいるかなんて分からないわけだし、何より無事に生まれてくれれば性別にはこだわらない。『無事に生まれてくれればどちらでもうれしい』と言った」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評「妊娠中に人にされて一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%と、半数近くを占めた。何かとしんどい妊娠期だが、周りの理解に支えられ、たくましく乗り切っている妊婦さんたちの姿が想像できる結果となっている。2位の「太ったと指摘される」(8%)の対応方法では、「気にしない」「聞き流す」「笑ってごまかす」など、真剣には取り合わない、大人の対応が目立った。6%で同率3位の「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度に関して」「つわりのつらさへの無理解」では、いずれも周りの無理解に傷ついている現実がうかがえる。言い返す人もいるものの、「黙って耐える」人も多い。6位となった「電車・バスなどでのつらさ」(5%)についても我慢している人が多いが、「マタニティマークを付けていても気付いてもらえず、通勤の電車に乗る時や降りる時に押される」など、大きな事故につながりかねない実態も浮き彫りとなっている。そのほか、「もう少し動いたら? 」「ちゃんと食べなさい」「そんなに動いたら危ない」など、おそらく悪気なく、本人のためを思って言っているであろう不用意な言葉が、知らずに妊婦を傷つけてしまっているケースも散見される。体調面もメンタルも、なかなか普通の状態を保ちにくい妊娠期。少しでも安心し快適に過ごせるよう、周りの人たちのより一層の配慮やサポートを期待したい。調査時期: 2016年2月24日~2016年4月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 127人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月12日新たな命を授かることは、なにものにも代えがたい、無上の喜びであることは言うまでもない。同時に、女性にとって妊娠中は、大きな不自由や負担を伴う、なにかと大変な期間であることも確かだろう。実際、妊娠中の身体の変化は、いったいどのようなものなのか。今回は、妊娠・出産を経験したマイナビニュース会員127人に「妊娠中の身体の変化で一番つらかったことと、その対処法」について聞いた。Q.妊娠中の身体の変化で一番つらかったことを教えてください1位「つわり」54%2位「お腹が大きい・体重増加」20%3位「腰や背中の痛み」5%4位「足の痛み」4%「妊娠中の身体の変化で一番つらかったこと」としては、1位が「つわり」で54%となった。2位は「お腹・体重が重い」で20%、以下「腰や背中の痛み」が5%、「足の痛み」が4%と続いた。そのほかの少数回答として、「味覚の変化」「食事制限」「不眠」「頻尿」「貧血」「痔」などが挙げられた。Q.その変化に対してどのように対応したか教えてください■「つわり」・「休日はとにかく横になり、こみ上げてくる唾液をひたすら洗面器に出していました」(33歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「ゲームやテレビ鑑賞など、なるべく夢中になれることに没頭した」(31歳女性/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連)・「なるべく家にいて、親に家事を助けてもらいました」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「吐いてしまえばしばらくスッキリしたので、吐いていた」(43歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「果物やアロマで気をそらした」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「お腹が大きい・体重増加」・「リクライニングした座椅子で寝た」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「よく運動するように心がけました」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「着る服がなくなっていく。マタニティー用じゃなくて、大きめなかわいいのを探した」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「腰や背中の痛み」・「座っている方が楽なので、椅子で仮眠」(33歳女性/フードビジネス(総合)/販売・サービス関連)・「夫にさすってもらった」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「横を向いて寝た。自分でマッサージした」(29歳女性/通信販売・ネット販売/事務・企画・経営関連)■「足の痛み」・「身体が重く足が痛くなったら、休ませてもらった」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「足を高くして寝るようにした」(25歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「その他」・「便秘: 便秘解消の体操やマッサージをした」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)・「スポーツできないこと: 公園で散歩したり身体に無理がない程度のリフレッシュをしたりした」(24歳女性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)・「通勤: 終点まで戻って座って通勤した」(36歳女性/化粧品・医薬品/事務・企画・経営関連)・「暑がりになった: 真冬でも薄着にしてました」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)・「切迫流産になった: ドクターストップになって、2週間寝たきりになりました」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評「妊娠中の身体の変化で一番つらかったこと」は、「つわり」が54%と過半数を占め、ダントツの1位となった。対処方法としては、「終わるまで耐える」「ひたすら待つ」「寝る」など、我慢して耐えたとする回答が多かった。また「つわり」が原因でにおいに敏感になる、あるいは吐き気に襲われるなどして物が食べられないとするコメントも多数あった。対処法としては「炭酸飲料」「かんきつ系のキャンディー」「フライドポテトやじゃがりこ」「缶詰」など、食べられるものや吐き気を軽減する方法などを見つけ、しのいでいる様子がうかがえた。2位は、19.3%を集めた「お腹が大きい・体重増加」。仕方のないこととは言え、見た目の変化と、それに伴う生活上の不便は経験者でないと分からないかもしれない。これらの対処法としては、「ゆっくり歩く」「できないことは家族に頼む」などの声があった。ほかに、「あきらめた」「何もしない」など、流れに身を任せるというコメントも寄せられている。以下、3位は「腰や背中の痛み」が5%、4位は「足の痛み」が4%となった。これらに対しては、「我慢する」「家族にさすってもらう」などでの対応が見られた。その他の少数意見としては、「貧血」に対応するため「3日に1回、造血剤の注射をする」や、「特につらかったことはないが、夫のスキーウエアの青緑色を見るとなぜか吐き気がした」ので「そのスキーウエアを封印した」と応える人もいた。なかには、「つわりがなかったので、そんなにつらかったことはない」という人もいるなど、人によって大きく状況が変わるようだ。妊娠は病気ではないとは言え、妊娠期の身体の変調はとてもつらいもの。また、急激な体調の変化は、場合によっては重篤な事態となりかねないこともある。本人のみならず周りの人も、妊婦に対する気遣いは常に忘れないように心がけたいものだ。調査時期: 2016年2月24日~2016年4月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 127人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月07日おりものとは、子宮頚部や膣からの分泌物や、子宮や膣からはがれた古い細胞などが混ざり合った液体を指します。細菌が膣を通って体に侵入するのを防いだり、排卵期に受精の手助けをしてくれたり、とても重要な役割を担っています。おりものは、妊娠すると多少の色の変化があったり量が増えたりすることがあります。これは、体内のホルモンの状態が変わるために発生する生理的な変化や増加なので心配はありません。ただしかゆみやニオイを伴うなど気になる症状がある場合は、健診医に相談しましょう。また、妊娠超初期の妊娠兆候を感じるかどうかには個人差があり、おりものの変化が現れない人もいますので、おりものの変化がないからといって気にする必要はありません。妊娠超初期~初期のおりものの種類妊娠超初期に相当する妊娠1カ月から、妊娠初期に該当する妊娠2カ月~3カ月にかけては、体の中でホルモンバランスが急激に変化するため、おりものの状態に変化がみられる傾向があります。急におりものの量が増えたことで、妊娠に気づくという人もいます。赤茶色のおりものは受精卵が着床したときの着床出血と考えられており受診の心配はありません。また、茶色のおりものが出る場合もありますが、これは赤ちゃんがお腹の中で成長するときに毛細血管が切れ、その出血が酸化しておりものに混ざったものなので、心配ありません。ただし鮮血に近い赤色のおりものが続く場合は、何らかの異常が考えられます。また下腹部に痛みを伴う場合は流産や切迫流産などの可能性もありますので、すぐに健診医に相談しましょう。妊娠中期のおりものの種類妊娠中期に該当する妊娠4ヵ月~7ヵ月は、おりものの量が増えるのは普通のことなので特に心配いりません。ただし、これまでと明らかに違う色やニオイ、かゆみや痛みなどを伴う場合は、健診医に相談しましょう。毎回の妊婦健診でも、おりものの量や状態は確認されますが、健診まで日数がある場合でも、気になるおりものが続くときはすぐに受診したほうがよいでしょう。妊娠後期のおりものの種類妊娠後期に該当する妊娠8ヵ月~10ヵ月になり予定日が近づくにしたがって、おりものにも出産の兆候があらわれてきます。赤ちゃんがスムーズに産道を通ってこられるように、白くて水っぽいおりものが増えてきます。血液が混ざっているようなおりものが出たら、おしるしかもしれません。おしるしとは粘り気のある出血で、子宮口が開き始めたり、子宮が収縮したりすると起こる出産間近のサインです。この時期注意したいのは、水っぽくてチョロチョロと出てくるような場合です。お腹の赤ちゃんを守る卵膜が破れて羊水が体外に流れ出てくる破水の可能性があります。量が多い場合は自分でも見分けがつきますが、少量の場合はおりものと区別しにくい場合があります。自己判断せずにすぐに分娩医を受診してください。医師にかかったほうがいいおりもの妊娠中にみられるおりものは、通常は無色透明か薄いクリーム色でかゆみや悪臭を伴うことはありません。おりものは子宮や膣の状態を表すサインでもあるため、いつもと違うおりものの場合は病気などの可能性があります。健診医や分娩医に相談し、指示を仰ぎましょう。・白くてポロポロしている・外陰部や膣の激しいかゆみがある(疑われる病気:カンジダ膣炎)・黄色か緑がかって、細かい泡が混ざったような状態・外陰部や膣の激しいかゆみがある(疑われる病気:膣トリコモナス)・白か黄色っぽく、量が多い・腹痛や下腹部痛、発熱(疑われる病気:性器クラジミア感染症・淋菌性感染症・骨髄腹膜炎・非特異性膣炎)・黄色や灰色っぽく、生臭いきつい臭いがある(疑われる病気:細菌性腟症)妊娠中は、膣の炎症が起きやすい時期なので、通気性のよい下着を身に付けて、常に清潔にするよう心がけましょう。石鹸を使うと悪化させる場合もあるので、デリケートゾーン専用のものを使うようにしましょう。少しでも気になる症状がある場合は、健診医や分娩医に相談しましょう。
2016年04月04日妊娠中のおなかの張りは下腹部周辺の重さ、皮膚の突っ張りなどの症状で、妊娠期間中にほとんどのママが感じると言われています。原因や症状は、妊娠初期、中期、後期によって異なります。生理的に起きる子宮の収縮や、子宮が大きくなり、子宮を包む膜がふくらむことによるもの、靭帯が引っ張られることによるもの、子宮の増大と共に皮膚がつっぱることによるものなど、さまざまなものがあります。妊娠初期妊娠初期のお腹の張りは、子宮が大きくなり始め、筋肉が伸びることが原因だと言われています。張る間隔はそれほど多くはなく、たまにお腹全体や下腹部が痛むなど違和感を覚えることが多いようです。痛みそのものというより、お腹がパンパン、重さを感じる、便秘のような感覚などと言われます。特に大きな心配をする必要はありませんが、つらいときには安静を心がけましょう。妊娠中期中期では安定期に突入するため、お腹の張り具合が安定する傾向があります。例えばママの体調が良くなり、活動的になったことでお腹が張る場合もありますが、その場合は安静にしておきましょう。また、この時期にひどい痛みが起きたり、張りが長引いたりする場合は、他の病気や切迫早産の可能性もあります。健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。妊娠後期妊娠後期は間隔・痛みともに強く感じられるようになります。ママが自分で触っても、張っていない時と比べてはっきりと分かるくらいの固さになります。子宮が大きくなり、収縮して固くなるなどの変化が原因です。張りを感じるたびに安静を心がけましょう。張りがなかなか納まらなかったり、出血やひどい痛みを伴ったりする場合は、赤ちゃんやお腹の中でトラブルが起きている可能性もあります。早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。心配のないお腹の張り張りを感じ、安静にして体を休めれば張りが治まる場合は、生理的に子宮が収縮したり、ママが活動し子宮が刺激を感じたりしたことが原因と考えられます。こまめに休憩をとるように意識し、体を休めるようにしましょう。医師にかかったほうがいいお腹の張りしばらく休んでも張りが治まらず、間隔が短くなっていったり、痛みが強くなったりする場合、切迫流産や切迫早産の恐れがあります。また、量が多い出血を伴うような場合も、流産や早産の可能性が高いと言われています。妊娠初期は流産や子宮外妊娠の可能性も考えられ、妊娠中期から後期にかけては、お産前に子宮の中で胎盤がはがれてしまう常位胎盤早期剥離や、または早産など、ママと赤ちゃんの体に何かしらのトラブルが起きている場合もあります。いつもと違うと感じたら自己判断せず、早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。
2016年04月04日妊娠初期のママの体に現れる妊娠症状は、微熱や倦怠感など風邪によく似ているため薬を飲もうと考える人もいるでしょう。妊娠していることに気づかずに、体調を整えるために既に薬を飲んだ人もいるかもしれません。内服薬の場合、胃または腸から肝臓を経て血管に吸収され、薬の成分が血管中にある間に効果として体に作用し、肝臓や腎臓で代謝されて他の物質となり便や尿として排出されます。排出までにかかる期間は個人差がありますが、そもそも、成分のほとんどは体内に残りません。ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がまだない妊娠初期は、赤ちゃんの体を流れる血液はママの血液と同じです。ママが薬を飲んだ際に血液中にある薬の成分も赤ちゃんの体内をめぐることになりますが、通常の生活における範囲内での体調整備のため一般的に市販されている市販薬を用法・用量どおりに短期間服用した程度であれば、お腹の赤ちゃんの成長へ影響を及ぼすことはありません。期間に関しては、薬の説明書に記載されている「その薬を服用して症状が治まらなければ病院へ」と書かれている期間を目安にしてください(通常は3日程度)。また過去の様々なデータから、薬の成分の影響によって赤ちゃんが奇形になったり、妊娠に影響が出たりする例は極めてまれだと考えられています。妊娠4か月目の14週~16週頃に胎盤が完成するとお互いの血液が混ざり合わないようになり、胎盤に備わっているフィルター機能のはたらきで薬の成分の侵入が制限されるようになります。ただし分子の小さい成分は胎盤を通過するので赤ちゃんの体内に入る可能性もありますが、とは言え、薬を服用する際には必ず健診医や分娩医に相談しましょう。外服薬の場合は、皮膚の表面や粘膜から患部だけに直接作用するためお腹の赤ちゃんへの影響はありませんが、同様に、使用前に健診医や分娩医に相談しましょう。また、風邪や生理痛などの通常の生活における範囲内で体調を整えるため、妊娠前から市販薬を飲んでいるケースでも、飲んだ薬の成分がお腹の赤ちゃんの成長に関係することはありません。飲んでも問題がない市販薬通常の生活における範囲内で体調を整えるため、薬局やドラッグストアで購入できる一般的な風邪薬や頭痛薬、胃腸薬などは、お腹の赤ちゃんへの影響を心配するようなものはないと言われています。また、目薬や塗り薬などの外服薬も同様です。風邪をひいて病院にかかった際、医師の診断の下に処方される咳止め、抗生物質などについても、お腹の赤ちゃんの成長に影響を及ぼすものではないと言われています。・内服薬カプセル剤、錠剤、散剤や顆粒剤などの粉薬、液剤やシロップ剤などの液体の薬など。・外用薬軟膏、湿布、外用液剤、坐薬、目薬、消毒薬、吸入剤、トローチ、口腔用スプレー材、うがい薬、点鼻薬、点耳など。避けたほうが良い市販薬妊娠期間中に飲むのを避けたほうが良い成分が含まれている薬は、市販にはほとんどありません。ですが病院で処方される薬に含まれている一部の成分には、お腹の赤ちゃんの体の一部が奇形(催奇形性)となる可能性があるものがまれにあります。また、ぜんそくなどの持病を持つママの場合、健診医に治療中である旨を知らせ、相談をしましょう。持病の治療薬に関しては、妊娠中でも使用するほうが良いと考えられているものもありますが、治療薬に含まれる一部の成分には体内に長く残るなど、妊娠中のママは使用しないほうがよいものもあるためです。また自己判断で治療を中断すると、かえってママと赤ちゃんの体に危険を及ぼす可能性があります。まず健診医に相談しましょう。・風しん生ワクチン(※1)(※2)妊娠初期のママが風しんにかかると、お腹の赤ちゃんに難聴や視力障害、心臓疾患、知的障害をもたらす先天性風疹症候群を起こす可能性があります。妊娠が分かる前に予防接種を行うことが大切ですが、風しんの予防接種は生ワクチン(注1)で行うため予防接種後に妊娠していたことが分かるケースもあります。その場合は赤ちゃんに先天性風疹症候群にかかる可能性がありますが、過去に蓄積されたデータによると、障害児の出生は1 例もないので、妊娠を中断する理由にはならないとされています。また風しんの予防接種を行っておらず風疹の抗体価が低いママは、家族の予防接種を行いママ自身が感染する可能性を減らすなど、妊娠期間中に風しんにかからないよう注意しましょう。(注1…弱毒化しているが生きている細菌やウイルスを体内に注射し、その病気にかかった時と同じように体内の免疫(抵抗力)をつける予防接種の手法)・体内に長く残る成分が含まれる薬エトレチナート(角化治療薬)、金チオリンゴ酸ナトリウム(抗慢性関節リウマチ薬)、イソトレチノイン(ニキビ治療薬)など、体内に長く残る成分が含まれる薬は服薬を避けましょう。医師からの処方の元使用している場合は、使用中止後に、一定期間の避妊を申し付けられます。・解熱鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬)妊娠初期も含むすべての期において、赤ちゃんの健康や妊娠状態に影響を与える恐れがあると考えられています。・禁煙補助剤禁煙するためのサポートとして使用する禁煙補助剤にはニコチンが含まれており、ニコチンはお腹の赤ちゃんの発育や将来の健康に影響を及ぼし、心臓や循環器の疾患を引き起こす可能性があります。妊娠期間中はもちろん、授乳中のママの使用も避けましょう。妊娠初期に、すでに市販の薬を飲んでしまったら?妊娠期間中に飲むのを避けたほうが良い成分が含まれている薬は、市販にはほとんどありません。通常の生活における範囲内で体調を整えるためであれば問題はありませんが、医学は日々進歩しており、これまでに問題がないと考えられてきた成分が、念のために注意すべき対象になるなど新たな情報が公開されることがあります。体調を整える以外の目的での薬の使用はできる限り避け、どうしても必要な場合は、服用前に必ず健診医や分娩医に相談しましょう。(※1) 厚生労働省 風しんについて (※2) 国立感染症研究所
2016年04月04日赤ちゃんに早く会いたい、と予定日を心待ちにする一方「親になる自覚が持てない」という想いがあるのもまた、パパの本音ではないでしょうか。親になる自覚とは、小さな有用感の積み重ねで養われていきます。妊娠中であれば、ママが無事に出産に挑めるための一番のサポーターになること。例えばじっくりとママの話しを聞くことでも、買い物のサポートをすることでも、一緒にお散歩をすることでもいいのです。ママに「この人と一緒なら妊娠生活も、産後の生活もきっと安心して過ごせる」という安心感を与えられるようになりましょう。そうやって、パパ自身が「できること」や自分の「役割」を見出していくことで徐々に親になるんだと言う自覚が芽生えてきます。妊娠中からそうした積み重ねをすることが「パパになる準備」になります。パパになる自覚を持つメリットパパになる自覚を持つということは、パパ自身の有用感を高めることにつながります。自分も「ママを支えているんだ」という実感を得ることで、どこか他人事だった「妊娠」が自分事になってきます。そうするとママの検診後の興奮した話しやお腹の変化も、生まれてくる子どもについて考えることも、より一層楽しめるようになります。その「ぼくも一緒に妊娠生活を支えているんだ」という気持ちは、必ずママにも伝わります。それがママの安心感やメンタルケアに繋がるだけでなく、夫婦の関係をより深い絆で繋いでくれます。夫婦間の関係が良好であることは、「産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む」とされる“産後クライシス”の予防にもなります。・産後クライシス出産によって心身にストレスやダメージを受け、妊娠期間中から産後にかけてのホルモンバランスの変化などが起こったママの意識と、家事や育児への関わり方についてのパパの意識が大きくずれ、夫婦の関係が悪化することを指します。パパになる自覚を持つ、具体的な方法とは子育ては、赤ちゃんがママのお腹の中にいるときから始まっています。親になる自覚を持つには、ママの心と体のことや赤ちゃんの成長についてを知り、自分にできるサポートを積極的に行うことが大切です。積極的に関わっていくことが大切です。・妊娠週数について学ぶまずはママとの共通言語を持つことが重要です。ママの身体の変化や、お腹の中の赤ちゃんの様子は週数で表現されることが多いのです。パパ・ママが参加できる両親学級や講座なども「妊娠◯◯週以降のパパママ向け」という表記があったり、母子手帳などの記録も週数で記録します。妊娠初期が15週目まで、など何となく理解していると妻の身体の変化をキャッチアップしやすくなります。なにより、同じ認識で夫婦で話しができると楽しいコミュニケーションが増えていきます。・一緒に妊婦健診に行くママと一緒に妊婦健診(妊婦健康診断)に行きましょう。地域自治体にもよりますが、妊婦健診は妊娠期間中で約14回設定されており、多くの健診施設や分娩施設でパパの同伴が可能です。妊婦健診は回によって内容が異なりますが、赤ちゃんの心音を聞けたり、パパの同室が許可される超音波検査(エコー検査)室で赤ちゃんが動いている様子を見ることができたりする回は、そう多くありません。赤ちゃんの存在を実感するために、積極的に参加しましょう。・お腹の赤ちゃんに話しかける赤ちゃんは5カ月を過ぎた頃から聴覚機能が発達し、パパやママの声などお腹の外の音が分かるようになります。お腹の赤ちゃんに向かって話しかけ、コミュニケーションをとるのもよいでしょう。妊娠6カ月頃になると、赤ちゃんの動きが胎動として感じられるようになります。ママのお腹に手を当てる習慣をつけ、赤ちゃんの動きの強さや回数を日々感じてみましょう。・両親学級に参加する地域自治体の保健センターや産院などで開催される「両親学級」では、妊娠・出産に関する詳しい知識が学べ、また申請時と同サイズの人形を使い、おむつ替えや沐浴の練習などができます。パパが参加しやすい土日に開催されることも増えているので、ぜひ夫婦で参加しましょう。赤ちゃんを迎える心構えができます。
2016年04月04日妊娠中、お腹の中の赤ちゃんはママの血管と胎盤を通じて栄養を摂っていますが、ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がまだない妊娠初期は、赤ちゃんの体を流れる血液はママの血液と同じです。ママが飲酒した場合は、ママの血液中にあるアルコールが赤ちゃんの体内をめぐることとなります。妊娠4か月目の14週~16週頃に胎盤が完成するとお互いの血液が混ざり合わないようになり、成長に必要な栄養素や酸素が胎盤を通り赤ちゃんに届けられます。そのため飲酒をするとアルコール成分も胎盤を通過し、赤ちゃんの体内に侵入します。成長中の赤ちゃんにはアルコールに対する免疫はなく、長時間酔っ払っているような状態となり、細胞や神経の発達に多大な影響を与えると言われています。ママの飲酒が、妊娠中の身体に与える影響とは妊娠初期の飲酒についてはこれまでに、期間を空けながらごく少量の飲酒であればほぼ問題ないとする説などもありました。しかし飲酒することで赤ちゃんが受ける健康弊害の可能性を懸念し、妊婦さんへの飲酒に関する基準は年々厳しくなってきています。厚生労働省では「妊娠中の日本人女性における飲酒の安全域は証明されていないため、妊娠中は禁酒すべき」としています。国外では国により許容基準を設けているところもありますが、日本人よりも体格が良く、体質としてアルコール分解能力が高い人種の国が多くあります。これらの基準を日本人に当てはめて考えることはできないため、改めて、日本人の妊婦さんには注意が必要といえるでしょう。海外では、妊娠期間中に飲酒をしていた妊婦さんは、飲酒していなかった人に比べて早産リスクが4.6倍となった調査結果や、飲酒は妊娠中のどの段階においても安全とみなすことはできないとする報告がなされています。妊娠を希望する人も、妊娠が分かったママも、赤ちゃんのために禁酒に取り組みましょう。ママの飲酒が、お腹の赤ちゃんに与える影響アルコールは神経細胞の発達に必要な物質のはたらきを抑える作用があります。アルコールを分解する際に発生する有害物質のアセトアルデヒドがお腹の赤ちゃんの細胞を傷つけ、成長障害や脳障害、奇形などの先天的な障がいや疾患が起こるリスクを高める可能性があります。ママの体を通じて赤ちゃんがアルコールを摂取することは、できる限り避けることをおすすめします。そもそも満19歳以下の未成年の飲酒は、脳障害や性腺機能障害、肝臓やすい臓の障害など重大な健康疾患を引き起こしやすくなります。これはまだ脳や身体が成長段階であること、アルコールを分解する酵素の働きが未発達でアルコールの影響を受けやすいためです。日本人の体質を踏まえて法律上20歳までお酒を飲んではいけないことになっていますが、つまりアルコールへの十分な耐性が整うためにはそれだけの成長期間を要することを意味しています。胎児性アルコール症候群胎児性アルコール症候群とは、妊娠中のママの飲酒が原因となって赤ちゃんの低体重や顔面を中心とした奇形(特徴的な顔つきになるなど)になったり、脳障害などを引き起したりすることを指します。発症頻度は「出生数1000人あたり0.1~2人」といわれ、飲酒量に比例してリスクも上昇します。基本的には、どの妊娠期間中でも飲酒することで発症の可能性があります。また、遺伝ではない精神発達障害の原因の中では、もっとも発祥の割合が高いものです。出生直後は特徴的な顔つきや低体重が問題になりますが、成長にしたがって次第に目立たなくなっていきます。代わって成長に従い、脳障害からくるADHDやうつ病などの精神科的問題が明らかになることもあります。胎児性アルコール症候群の原因は、妊娠中のママの飲酒です。予防するには禁酒するしか方法はありません。産後の飲酒が、赤ちゃんに与える影響母乳がママの血液から作られている以上、授乳期間中に飲酒をすれば、母乳にもアルコールが含まれることになります。アルコールが含まれる母乳を飲んだ赤ちゃんは、急性アルコール中毒を引き起こしやすくなります。また産後でも授乳中のママによる慢性的な飲酒には、妊娠中の飲酒と同様、母乳に含まれるアルコールまで赤ちゃんに飲ませることによって、発育不良や脳障害を引き起こすリスクが高くなります。また、長期間の飲酒や一度に多量に飲酒した場合には母乳の量が低下し、それによって赤ちゃんの成長が抑制されたという報告もあります。母乳にアルコールが移行する時間は、一般的に飲酒後30~60分ほどで血液中のアルコール濃度は最大になり、その90~95%のアルコールが母乳から検出されると言われています。つまり飲酒によるアルコールは、ほぼタイムラグがなく母乳に移行していると考えられます。アルコールが身体から抜ける時間については個人差がありますが、平均的にはビール1杯程度で2~3時間くらいを目安と考えることが多いようです。アルコールが抜けた後の母乳であれば赤ちゃんに与えても問題はありません。その前の母乳についてはアルコールが残っている可能性があるため、搾乳して処分しましょう。このような時間的目安を踏まえると、頻繁に授乳が必要な新生児のうちはやはり飲酒は避けたることをおすすめします。ですが離乳食が始まり、授乳の間隔を十分に空けられるようになってくれば、ビール1杯程度の飲酒であれば可能になります。妊娠期間に禁酒できていたならば、あと少しの我慢です。赤ちゃんの健康な成長のために、この時期を乗り越えましょう。
2016年04月04日超初期のママの体の様子妊娠超初期に該当する妊娠1カ月目(妊娠0~3週目)は、妊娠をしていない妊娠0~1週も含みます。ママの子宮の中にある卵子も受精直前(妊娠0~1週)や直後(妊娠2~3週)の状態であるため、妊娠による母体の変化には気付きにくいと言われていますが、お腹の中ではしっかりと生命が育まれています。特に、卵子と精子が出会ってできる受精卵が着床する妊娠2~3週目以降は、赤ちゃんの成長が著しい時期です。1日単位で体の各器官が形成され続けるため、赤ちゃんの発育はもちろん、ママ自身も、健やかな妊娠生活のために健康を意識することが大切です。母子に悪影響を及ぼすアルコールやタバコの摂取を控え、お腹の赤ちゃんに目を向ける意識を養いましょう。妊娠超初期に該当するころのレントゲン検査に関しては、妊娠1~2ヶ月目頃の胎児は放射線に対し感受性が高く、影響を受けやすいと言われています。受精する妊娠2~3週目ころから妊娠8週目くらいまでの期間にレントゲン検査を受ける際は注意が必要ですが、検査部位が下腹部以外(頭部、胸部、手足等)の場合には検査を受けても心配はないと言われています。また、慢性的な持病や疾患があり妊娠中の使用が禁忌とされている成分が含まれる薬を使用している人は、薬に赤ちゃんの先天的な奇形や疾患など健康影響を及ぼす可能性があることを考慮し、妊娠を計画的に行う必要があります。妊娠希望であることをかかりつけ医にあらかじめ伝え、妊娠計画の相談を行いましょう。妊娠0~1週妊娠0週と0日は最終月経の初日を指し、まだ生理期間中の状態です。卵子と精子が出会い受精することでできる受精卵もなく、妊娠成立前の状態であるため、生理痛の痛み止めや風邪薬など、ママが飲んだ市販薬に含まれる成分が妊娠に影響を与えることはないと言われています。ママの体にも妊娠による変化は現れておらず、体調不良などを感じた場合は生理症状によるものや、風邪を引いた際の症状などがほとんどでしょう。この時期に妊娠検査薬を使用しても陽性反応が出ることはありません。妊娠2~3週ママの体は最終月経の14日目に排卵を迎えます。排卵された卵子は生存期間24時間以内に精子と出会い、受精し、受精卵となります。受精卵は分裂を繰り返しながら子宮へ向かい、子宮内膜に着床するために内膜の外側に接着し、妊娠4週目にかけて内側にもぐりこみ着床します。受精卵が着床すると、妊娠成立です。妊娠3~4週ごろこの頃、生理周期が明確な人は生理が来ないことに気づいたり、人によっては妊娠症状を感じ始めたりすることもあります。また、妊娠検査薬で陽性反応が出始めます。妊娠4~5週ごろママの体内で、妊娠を継続するはたらきを持つホルモンhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌され始めます。妊娠前であれば、この頃に次の生理が開始しています。また、染色体に異常がある受精卵である場合は、この頃に科学的流産を起こします。染色体異常のある受精卵はそもそも着床できないか、着床しても胎嚢が確認できる前に発育が止まるため、通常と同じようにママの体外から排出されます。化学的流産は受精卵の自然淘汰であり、自然の摂理であるため、あまり大きく気を落とさずに、心の回復を待ちましょう。超初期の赤ちゃんの様子妊娠0~1週目お腹の中に赤ちゃんがいることはなく、卵子と精子もまだ出会っていない、妊娠成立前の状態です。妊娠2~3週最終月経の14日目に排卵がおきて卵子が精子を受精し、受精卵となります。受精卵は分裂を繰り返しながら子宮に移動します。子宮に到達すると子宮内膜に着床するために内膜の外側に接着し、妊娠4週目にかけて内側にもぐりこみ着床します。受精卵の中で、赤ちゃんの中枢神経や心臓が形成され始めます。妊娠3~4週ごろ着床した受精卵の中で、赤ちゃんの眼や耳、上肢下肢が形成され始めます。妊娠4週目後半からは、超音波(エコー)で胎嚢を確認できます。妊娠4~5週ごろ妊娠5週目頃から心拍が確認できます。妊娠6週目にかけて、赤ちゃんの歯や口蓋が形成され始めます。
2016年04月04日感染症は、ウイルスや細菌などの病原体が、体内に入ることで発症する病気の総称です。妊娠中は、特に免疫機能が低下する傾向にあり、感染しやすいと言われています。妊娠初期においては、つわりによる体力低下も原因の一つです。妊娠中期以降は、子宮が大きくなるにしたがい、肺活量や心肺機能の低下が見られるため、感染症にかかりやすくなっています。感染症が引き起こす母子感染とはママが何らかのウイルスや細菌などに感染して、それが赤ちゃんに感染することを母子感染と言います。特に妊娠中の母子感染は流産や早産などを引き起こす可能性があり、赤ちゃんが直に影響をうけることもあるため、早期の治療と予防が欠かせません。胎内感染赤ちゃんがお腹の中にいるときに、へその緒や血流を介してウイルスや細菌に感染することを指します。産道感染お産時、赤ちゃんがお母さんの産道を通るときにウイルスや細菌に感染することを指します。母乳感染産後、母乳育児中に発生します。ウイルスや細菌に感染したママの母乳を介し、赤ちゃんがウイルスに感染します。感染症の種類赤ちゃんへの感染予防を兼ね、ママ自身がウイルスに感染しないよう注意が必要です。ウイルスによる感染症は、人の血液や体液などを介し、既存のウイルスに感染することによって発症します。インフルエンザウイルス気道感染症であるインフルエンザを引き起こすウイルスです。症状は一般のかぜと似ていますが、重くなりやすい疾患ととらえられています。また国内で使用されているインフルエンザワクチンは生ワクチンではないため、重い副作用を引き起こしにくく、妊娠中のすべての時期において、ママの体と赤ちゃんの発育に関して影響がないと言われています。万が一インフルエンザにかかってしまっても、タミフルやリレンザなどの薬は赤ちゃんの健康リスクも高くないため、処方されます。B型肝炎ウイルスB型肝炎ウイルスが主に血液・体液を介して感染しておきる肝臓の病気です。赤ちゃんに感染すると持続感染状態になるリスクがかなり高くなり、症状が出なくとも、将来的に肝炎や肝硬変、肝がんなど何らかの異常や病気を発症させる可能性があるウイルスです。妊娠健診では、妊娠初期の8~12週前後に血液検査で検査を行います。C型肝炎ウイルスC型肝炎ウイルスが主に血液を介して感染して起きる肝臓の病気です。赤ちゃんに感染すると、将来、肺炎や肝硬変、肝がんなど何らかの異常や病気を発症させる可能性があるウイルスです。妊娠健診では、妊娠初期の8~12週目に血液検査で検査を行います。HTLV-1(ヒト細胞白血病ウイルス)HTLV-1は、感染してもほとんどの場合で症状も現れないため、赤ちゃんに感染しても、同じくほとんどの場合に無症状だと言われています。しかし将来的に感染者全体のおよそ2.5~5%にATLと言う白血病の一種が発症することがあります。また、ごくまれにHAMという神経疾患などが発症することがあります。特にHTLV-1は母乳感染によって起きやすいことが分かっています。検査は妊娠30週ごろまでに、妊娠健診で抗体検査を行います。HIV(エイズウイルス/ヒト免疫不全ウイルス)進行状況によって数年~10年程度かけて免疫力が弱まり、健康な人であれば何ともない菌やウイルスによりさまざまな病気や疾患を引き起こすウイルスです。それら病気が、エイズ指標疾患に該当する場合“エイズを発症した”と診断されます。HIV検査は妊娠後の妊婦健診で受けることができますが、万が一ママがHIVに感染している場合、医師の治療を受けることにより、母子感染を防ぐ対策をとることも可能です。パルボB19ウイルスりんご病と呼ばれる伝染性紅班の原因となるウイルスで、妊婦さんが感染すると、およそ30%が赤ちゃんにも感染します。まれに流産や胎児水腫などを引き起こすことがあります。性器ヘルペス単純ヘルペスウイルスが原因とされる、性感染症の一つです。産道を通じて赤ちゃんに感染すると、重度の肺炎や脳炎を起こすことがあります。サイトメガロウイルス性器ヘルペスと同様、ヘルペスウイルス科のウイルスです。妊娠初期に初感染すると、流産を引き起こしたり、赤ちゃんに肝障がいや難聴などが発生する可能性があります。風疹ウイルス発熱や発疹、リンパ節の腫れなどを引き起こすウイルスです。妊娠20週頃までにママが感染すると赤ちゃんに母子感染し、聴力障害や視力障害、先天性心疾患などを引き起こす先天的風疹症候群になる可能性があると言われています。水痘(水ぼうそう)水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスに感染することによって生じる感染症です。赤い発疹が出ることが特徴で、水疱や膿疱になった後、かさぶたになって治ります。妊娠中に発感染があると、まれに赤ちゃんに眼の異常や皮膚の萎縮が生じることがあります。梅毒梅毒トレポネーマという病原菌が原因とされる感染症です。感染部位にしこりができたり、赤い発疹が起きたりします。赤ちゃんに感染すると、神経や骨などに異常をきたす先天梅毒になることがあります。性器クラミジアクラミジア・トラコマチスという菌が原因の性感染症です。赤ちゃんに感染すると、結膜炎や肺炎を起こすことがあります。B群溶血性レンサ球菌(GBS)膣内や肛門付近にいる細菌です。母体には影響はありませんが、赤ちゃんに感染すると、肺炎や髄膜炎、敗血症などの感染症を起こすことがあります。リステリア菌食品を介して感染する食中毒菌で、妊娠中は特に感染しやすくなります。赤ちゃんに影響が出ると、敗血症と同様の症状が現れる新生児リステリア症が発症することがあります。感染症を防ぐには感染症は、人との接触、空気感染のほか、食べ物や飲み物、ペットなどの動物の体などを介する感染などで発症します。日頃から感染症を予防することを心掛けておきましょうこまめな手洗い、うがいを行う帰宅した後や、調理をする前後、食べる前、トイレの後など、手洗い・うがいを行うことで接触感染や飛沫感染を防ぎます。アルコールを含む消毒液で手を消毒するのも有効です。マスクをするインフルエンザなどにかかった感染者の咳やくしゃみなどの飛沫感染を防ぎます。外出時にはマスクを着けましょう。キッチン周りの消毒と、食品の加熱処理調理用具や調理台はいつも清潔に整え、食品はしっかりと加熱して調理して食品感染を防ぎましょう。加熱すべき食材は、中心部までしっかりと火を通すことも大切です。予防接種を受けるインフルエンザや風疹など、予防接種を受けることで感染を防ぎます。妊娠前に受けるものと、妊娠中に受けてもよいものがあるため、健診医に相談しましょう。免疫力を高める免疫力の低下は感染の確率を高めます。十分な睡眠をとり、できるだけバランスの良い食事を1日3食摂って免疫力を高めましょう。ただしつわりがある時期は食べられるものを食べられる量だけで構いません。診断の仕方と、診断後の生活について妊娠期間中は、感染症にかかっていないかを調べるために妊婦健診で検査を受けます。もし検査で感染症が見つかった場合は、赤ちゃんへの感染を防ぐためにも、医師による保健指導が行われます。治療は、感染症の種類や妊娠週数によっても異なります。妊娠中に治療しお産に備える場合や、特に母体に影響がない場合は、妊娠中は治療しないものなどもあります。何らかの感染症が見つかったら、家族や健診医や分娩医などとよく相談して、早めに対処法を考えましょう。症状の現れ方によっては、緊急に処置が必要な場合もあります。分娩施設は24時間365日開いているので、自己判断せずに相談をするように心がけましょう。参照サイト 東京都多摩小平保健所「感染症とは」 厚生労働省「参考とした文献等の概要 4 妊娠中のおくすりに関する基本的な考え方 国立成育医療センター」(平成21年) 厚生労働省「母子感染を知っていますか?」 厚生労働省「母子感染を知っていますか? HTLV-1抗体検査を受けましょう」 国立感染症研究所「風疹とは」 厚生労働省「水痘 Q1水痘とはどんな病気ですか?」 厚生労働省「梅毒に関するQ&A」 国立感染症研究所 感染症情報センター 肝炎情報センター「B型肝炎について」 首相官邸「感染症対策特集~様々な感染症から身を守りましょう~」 東京都感染症情報センター「咳エチケット」
2016年04月04日妊娠期間中はすべての期において胸の張りを感じることがありますが、妊娠中期では、妊娠を継続しやすくしながら、赤ちゃんが成長しやすいようママの体内を調整するはたらきを持つ卵胞ホルモン(プロゲステロン)が関係します。プロゲステロンの分泌が盛んになると乳房の乳腺組織が増え、血管が膨張するため、内側から圧迫された乳房に張りや痛みを感じるようになると言われています。これは、乳腺や乳管の組織を発達させ、赤ちゃんが生まれた後すぐに授乳できるようにするための変化だと言えます。プロゲステロンは妊娠8~9ヶ月ごろに分泌量のピークを迎えるため、妊娠中期から後期にかけ、胸の張り症状が現れる傾向があります。・胸全体が張った感じがする・胸にチリチリ、ムズムズといった感覚がある・乳首の周りに違和感を感じる・乳首が衣服などに触れると痛みを感じる・乳首や乳房にかゆみを感じる妊娠中期の胸の張りが現れる時期とは妊娠中期の胸の張りは、胎盤が完成する妊娠16週~27週頃にかけて起き、妊娠後期の35週目頃にピークを迎えます。それ以前の妊娠初期では、子宮内膜を厚くして受精卵を着床しやすくするなど妊娠を継続させる環境を整えるためにプロゲステロンがはたらきます。そのため胸の張りなどが症状として現れることがあります。妊娠中期の胸の張りの症状内側から押し上げられるかのような胸の張りのほか、チクチクした痛みやかゆみ、むず痒さ、乳首の周りの違和感などが現れることがあります。この時期はプロゲステロンのはたらきで乳房の乳腺組織が発達するため、乳首から透明や黄色の分泌液が出ることもあります。乳房の内部では、母乳が通る乳管が枝分かれしはじめ、乳汁が溜まる腺房と呼ばれる房のようなものができます。ここに溜まった最初の乳を初乳と呼び、お産後1週間かけて赤ちゃんに飲ませることになります。初乳には赤ちゃんを守る抗体成分や貴重な栄養が含まれており、赤ちゃんを病気から守る効能があります。乳首を軽く圧迫させると分泌液が出るのは、内部に初乳が溜まりはじめている証拠です。基本的には、胸の張りは妊娠のために必要な身体の変化の一環として生じるものであり、その症状が続くことで別の疾患や病気を引き起こす心配はありません。ただし、胸の張り以外にしこりを発見したり、乳首から出血がみられたりするような場合は、乳腺症や乳腺線維腺腫、乳ガンなど別の要因が考えられます。速やかに産婦人科を受診しましょう。妊娠中期の胸の張りの、予防と対策女性の胸はとてもデリケートで、妊娠期間中も同様に繊細な器官です。優しく扱うことを心掛けましょう。胸が張っている場合は、おっぱいのケアやマッサージは避けましょう。無理に行うと乳首や乳腺を傷つける可能性があります。アンダーウェア・下着胸や肌への刺激が少ないものを選びましょう。なるべく締め付け感が少ないもの、ワイヤー素材のないものやマタニティ専用ブラジャー、パッド付きのキャミソールなどがおすすめです。母乳パッド乳首から乳汁などの分泌液が出る場合には、母乳パッドを使用しましょう。乳首のこすれによる痛みを防ぐ効果もあります。胸の保湿ケア胸周りの肌の乾燥が、かゆみや痛みなどとなって症状を悪化させてしまう可能性があります。肌の状態に合わせ、お風呂上がりにボディ用の保湿クリームを塗るとよいでしょう。入浴時の洗い方乳房や乳頭部分はデリケートであり、刺激を与えると胸の張りや痛みをさらに強くしてしまう可能性もあります。お風呂で胸を洗う際には、柔らかめのタオルか手で軽く洗うようにしましょう。胸を温めすぎない妊娠中の身体は温めることをおすすめしますが、胸の張りがつらいときは入浴時のお風呂の温度をぬるめにし、胸を温めすぎないようにすることがおすすめです。季節によってはシャワーだけにしてもよいでしょう。
2016年04月04日妊娠して起きる頭痛の犯人は、ホルモンの変化です。今まで頭痛持ちではなかったのに頭痛がでてしまう人もいれば、その逆で偏頭痛持ちだったのに、妊娠したら治ったという場合もあります。妊娠初期の頭痛は主に偏頭痛です。この偏頭痛は、脳の血管が何らかの理由で拡張し、この拡がった血管が神経を圧迫したり、引っ張ったりするため生じます。偏頭痛のときは、痛む箇所を濡れタオルなどで冷やして、暗い部屋で寝ると、拡がっていた血管が収縮し、頭痛がおさまるそうです。また、普段コーヒーを飲む人は、少量のコーヒーを飲むと症状が緩和することも。これは、カフェインの血管収縮作用で、拡がりかけた脳血管を収縮させるからです。あまりに頭痛がひどい場合には、診断を受け、妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。また、鉄欠乏性貧血を発症すると、頭痛の症状がでることもあります。みんなどうだった? 妊娠中の「頭痛」の体験談・赤ちゃんばかりお祝いをもらうからママにあげると幼なじみからマッサージ機をもらいました。目が悪く、頭痛、首こりがひどかったので嬉しかったです。(32歳)・もともと頭痛持ちでしたが、薬が飲めなかったので、頭痛や首の痛みは一番困りました。整体に行き、首回りを調整してもらうと、ある程度改善しました。また、妊娠中期に入ってからは、医師に相談して、ネックレスタイプの磁気をつけていました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、腹痛を感じることがあります。初期には、大きくなりはじめた子宮が、周囲を圧迫するために、下腹部が締め付けられる、引っ張られる、キュッとくるといった症状の痛みを感じます。また、足のつけ根のあたりや下腹部などのつるような痛みは、子宮をささえている靱帯が、子宮の急激な大きさの変化に、急激に伸びなくてはならず、悲鳴をあげている、けいれんを起こしている状態と考えられます。これらはいずれも正常な妊娠の生理的現象の痛みですので、安静に過ごして様子を見ましょう。 あまりに激痛を感じる場合や、出血を伴った痛みの場合は、危険信号です。子宮ではないところに受精卵が着床している子宮外妊娠(異所性妊娠)や絨毛膜下血腫といった、なんらかのトラブルを疑う必要があります。中期や後期でもおなかの張りや痛みを感じることがありますが、一過性のもので、休んでいておさまるようならば特に心配はいりません。初期と同じように、激痛を感じたり、出血や破水を伴う場合には、すぐに受診しましょう。また、おなかのどの部分が痛むのかによって、原因も異なります。もし痛みが下腹部ではなく上部にあるならば、胃炎などの可能性もあります。みんなどうだった? 妊娠中の「腹痛」の体験談・つわりの時期に頭痛や腹痛が多かったです。便秘になりやすかったり、くだりやすかったりもしました。・妊娠中期くらいから片側の肋骨が痛かったです。おなかの妊娠線ばかり気にしていたら、妊娠直後すでにおしりに妊娠線ができていました。(35歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると便秘をする人は多いです。まず、妊娠するとプロゲステロンというホルモンの働きにより、消化器平滑筋が緩みます。また、子宮が大きくなることで、胃を圧迫します。このことで、消化器運動が低下し、妊娠前であれば6時間も経てば、胃の内容物は空になるのに対し、妊娠中は6時間経っても消化しきれずに食物が残っているというような状態になってしまうのです。そして、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞することによって、便秘になりやすい状況になります。更に子宮内へ羊水を貯め込む働きから、腸内の水分が減ってしまうことや、つわりで十分に水分や食事が摂れないため、便の原料が不足するということもあって、妊娠初期から便秘になるわけです。また、中期や後期に起きる便秘の原因は、主に大きくなった子宮の圧迫で腸の動きが悪くなることです。 ちなみに、便秘とは、主に、通常1日1回だった排便が、数日に1回程度に減少する、排便間隔が不規則、便の水分含有量が低下し、硬便になっていることなどを指します。尚、毎日出ていても、出る便がカチカチの硬便の場合には、便秘となります。便秘にならないようにするには、水分と食物繊維をしっかり摂る、便をいつ出したかを覚えておくというのが一番ですが、もし便秘になってしまった場合には、薬を利用し、排便を促しましょう。水分がなくなってカチカチになった便をいきんで出すのは、裂肛(切れ痔)の原因になるので避けましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「便秘」の体験談・自分で作ったゴボウ茶を妊娠初期からよく飲んでいました。根菜だから体も温まるし、無添加なので安心です。便秘にも良いですよ。(26歳)・鉄分補給の為にあさりを、便秘予防の為にひじきを、カルシウム補給の為に牛乳を摂っていました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、つわりと呼ばれる、さまざまな症状に悩まされることがあります。主に妊娠初期~中期にかけて起きることが多く、妊娠5~6週頃から症状が出始め、妊娠12~16週頃にはおさまるとされています。症状や程度は人それぞれ。代表的な症状には、吐き気、嘔吐、唾液量の増加、全身倦怠感、頭痛、眠気、食欲不振、食物や匂いに対する嗜好の変化などがあげられます。つわりは、非妊娠時や男性には産生されない、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が、妊娠することで一気に増加することが関与しているのではないかといわれていますが、まだ全容は解明されていません。つわりは病気ではなく、妊娠の生理的現象ですが、つわりの症状が悪化し、食事や水分を摂取できなくなったら、受診が必要です。そのとき、妊娠悪阻という病名がつきます。受診の目安としては、一日中続く頻繁な嘔吐、食事摂取困難、5%以上の体重減少、脱水・飢餓状態、尿中のケトン体陽性です。通常のつわりが妊婦80%近くに起こるのに対し、妊娠悪阻は全妊婦の1~2%程度の頻度でしか起こりません。妊娠中期になってもつわりのような状態が続き、それが出産まで続いたという人もいます。この場合、多くは途中から、子宮による胃の圧迫で消化不良などになり、胃もたれや胸やけを起こしていると考えられます。いずれにせよ、つわりは妊娠期の一過性の症状。時が経てば解消されます。みんなどうだった? 妊娠中の「つわり」の体験談・妊娠中つわりが酷く、医師にビタミンやその他栄養素不足と言われたので、ミカンを毎日食べています。(35歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、自律神経が乱れ、腸の働きがうまくいかなくなるため、便秘をしたり下痢をしたりすることがあります。多くの人は便秘がちになりますが、中には便秘の後に下痢をするという方も。やわらかめの便が出る程度なら心配はありません。様子を見ましょう。1日に何度も水のような便が出るときは要注意。妊娠中は免疫力が低下するため、通常よりも食中毒などになりやすくなります。なにかのウイルスや菌に感染している恐れがあります。このような場合には、受診して、下痢の原因が何かを確認し、治療することが必要です。また、妊娠の初期に下痢をすると流産するといった迷信がありますが、これは全くのウソです。妊娠初期の子宮の大きさであれば、たとえひどい下痢で腸がグルグル動いていたとしても、それが子宮収縮につながることはありません。ただ、あまりに長引く下痢には注意が必要です。下痢によって引き起こす脱水症状と栄養不足が胎児の発育に悪影響を及ぼします。あまりに下痢がひどいときは、病院で点滴などを使用し、身体に水分と栄養を補給するのがいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠中の「下痢」の体験談・いつもは便秘気味なのに、妊娠と同時に下痢気味になり、下痢の時にくる腹痛に毎日悩まされました。また、下痢は胎児によくないと聞いたことがあったので、不安でたまりませんでした。不安とはよそに、子どもはすくすく育ってくれて安心しました。・秘が続くと下痢になってしまいます。そうすると赤ちゃんがおりやすくなるので、妊娠中期も便秘に注意することが大切と聞きました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、分娩に向けて母体の体重が増加する、胎児の血液を確保するという理由で、母体の血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。ただし、血漿量は、妊娠後期で50%UPするのに対して、赤血球量は20%UP程度。つまり、赤血球量の増加よりも液体成分の血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えますが、薄まったような状態になり、貧血のように見えるわけです。これは妊婦の生理的現象なので、あまり心配する必要はありませんが、妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から鉄欠乏性貧血になることが多くなります。また普段は貧血ではない人も、妊娠後期になると鉄欠乏性貧血になることがあります。鉄欠乏性貧血だと、疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛などの症状がでます。発症した場合、胎児に影響がでるため、予防として鉄剤が処方されることがあります。この場合、きちんと用法容量を守って、飲みましょう。鉄の吸収を阻害するタンニンの含まれる紅茶などの摂りすぎにも注意しましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「貧血」の体験談・貧血で倒れて内科に受診しました。そこで念のため、と妊娠検査薬を初めて使ったら妊娠初期であることが発覚しました。・妊娠中期から軽い貧血になったため、ひじき、ほうれん草、あさり、小松菜、赤身の牛肉など鉄分の多い食品をとるよう心がけました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると増加する女性ホルモンのうち、プロゲステロンは、通常の月経(生理)周期の高温相にも増加するもので、作用としてだるさ、頭痛、吐き気、ほてり、むくみ、便秘、肌荒れ、ニキビ、乳房痛、イライラ、憂鬱、無気力などを生じさせます。妊娠期には、この増加したプロゲステロンが、激しい眠気の原因となります。この症状は、つわりの一種とされています。初期の眠気はこれが原因。中期・後期になると、加えて体が重くなり負担が増すため、疲れやすく、眠くなります。後期には、産後の授乳に備えて体内リズムが変化し、眠りが浅くなり、そのかわり昼でも眠れる状態に近づいていきます。このように、妊娠期に眠いのは自然で正常な現象です。眠ってしまっても大丈夫な環境であれば、我慢せず眠るのが一番です。ワーキング妊婦さんなど、眠るわけにいかない場合は、飴を食べたりガムを噛む、冷たい飲み物を少し飲む、体を動かす、深呼吸、人と話して気を紛らわせるなど、自分なりの眠気解消法を試してみましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「眠気」の体験談・3~5ヶ月のとき、とにかく眠くて睡魔との戦いだった。眠気をがまんせずに、5分でもいいから横になるとだいぶ眠気もおさまりました。・昼寝をして眠気を解消。我慢することの方がつらいので、眠くなったら少しでも寝るようにしていた。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日医学的に浮腫(ふしゅ=むくみのこと)というのは、身体の皮下組織などに余分な水分が貯留した状態の事を指します。妊娠すると、母体の体重が増加し、胎児の血液を確保するという理由で血液量がアップしますが、腎臓の働きが血液量のUPに追いつかず、むくみが起こりやすくなります。しかも、妊娠すると分泌量が増加するエストロゲンの作用で、皮下組織に水分を溜め込む作用が働き、これもむくみやすさの原因となります。また、日々大きくなる胎児で骨盤内は圧迫されるため、下半身の血流が心臓の方に戻りにくくなり、より下半身がむくみやすくなるというわけです。予防法は、塩分の取りすぎに注意することや、疲れをためないこと。同じ姿勢を続けないことや、軽く動かすこと、マッサージもおすすめです。足のむくみには、寝るときに足を高くして寝る、弾性ストッキングや着圧タイツなどを利用するなどもいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠中の「むくみ」の体験談むくみやすかったのと、体重コントロールのため、ごぼうなどの食物繊維豊富な食材をとるよう心がけました。(32歳)妊娠初期の「むくみ」の予防法、体験談はこちら安定期は毎日寝る前にむくみ対策の足マッサージをしました。妊娠後期は切迫気味だったため、足と二の腕のマッサージのみにしました。正期産1日数回、スクワットと股関節、肩のストレッチ、足マッサージ、息をゆっくり吐く練習も行いました。妊娠中期「むくみ」対策の体験談はこちら 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると胃痛になることがあります。妊娠すると消化器運動が低下し、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞するようになります。その結果、ムカムカしたり、胃酸の分泌異常が起こって、胃痛になったりするのです。胃痛は胎児とは関係ありません。また、市販の胃薬は胎児へ影響がないといわれていますが、心配な人は診断を受け、処方をしてもらった薬を飲みましょう。また、妊娠中は大きくなったおなかに胃が圧迫され、胃酸が食道の方へ逆流しやすく、いわゆる逆流性食道炎になりやすいといわれています。妊娠初期のつわりが、出産時まで続いたという妊婦さんがたまにいますが、それは途中から逆流性食道炎になったものと考えられます。分娩すると胃の圧迫がとれますので、症状はおさまるのが普通です。しかし、妊娠中に症状が悪化してしまうと、出産後も逆流性食道炎の症状に悩まされ、産後つわりになってしまいます。妊娠前から逆流性食道炎の症状がある人は、悪化させやすい状態です。妊娠中だからという理由で、薬を我慢して悪化させてしまうと、あとあと大変に。医師の指示を守って薬を飲みましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「胃痛」の体験談・妊娠の超初期に、胃痛や胸焼けのようなものを感じて、妊娠検査薬を使いました。2人目がずっと欲しかったのですが、なかなか出来ず、母の病気など色んな悩みがあった時期だったので、ただの胃痛や胸焼けだと思っていたら嬉しい結果でした。・胃痛がつらかった妊婦期は、産婦人科で薬を出してもらいました。赤ちゃんにはまったく影響ない薬を出してくれるので、小さなことでもなんでも産婦人科の先生に相談するといいと思います。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠している女性は、心穏やかにハッピーな毎日とはいきません。まず妊娠初期にhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌が開始。これが妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを産生させます。このプロゲステロンは、通常の月経(生理)周期の高温相にも増加するもので、だるさ、頭痛、吐き気、ほてり、むくみ、便秘、肌荒れ、ニキビ、乳房痛、イライラ、憂鬱、無気力などをといった月経前症候群(PMS)の原因となるホルモンです。つまり、妊娠初期にはPMSと似た形で、増加したプロゲステロンが、さまざまな不調を引き起こします。肌荒れもそのひとつです。また、妊娠すると、子宮へ水を集めるような身体に変化します。そのため、それ以外の部位が乾燥してしまいます。これも肌荒れの原因です。お風呂上りの保湿ケアをしっかりしましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「肌荒れ」の体験談・ビタミンCを、肌荒れやシミが出来やすいので摂取しました。また葉酸のグミタイプの物は、つわりの時期にも食べやすく美味しかったので、出産まで摂取出来ました。(32歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、妊娠を維持するために、女性ホルモンである、エストロゲン、プロゲステロンが増加します。このプロゲステロンは、通常の月経(生理)周期の高温相にも増加する、月経前症候群(PMS)の犯人。その作用としてだるさ、頭痛、吐き気、ほてり、むくみ、便秘、肌荒れ、ニキビ、乳房痛、イライラ、憂鬱、無気力などを引き起こします。つまり、妊娠期にはPMSと同じように、増加したプロゲステロンが、さまざまな不調の原因となり、イライラもそのひとつ。妊娠初期に起きる場合、つわりの一種とされることもあります。気分転換として、軽く体を動かす、読書などなにかに没頭するなどしてやりすごしましょう。また、妊娠後期になると、おなかも大きくなり、それで腰が痛い、思うように動けなくなる、寝返りの度に目が覚める、胎動が激しくなり、うれしいのと同時に安眠を妨害されることもあります。それ以外に、動悸や息切れ、胃腸の不調も起きて、身体にかかる負担は大きくなります。これらの要因が複雑に絡み合って、ついイライラしてものにあたったりしてしまうこともあります。もちろん、初めての出産の場合、分娩に対する漠然とした不安も原因になります。常にストレスを感じている状態だと、分娩のときに必要以上に肩に力が入り、陣痛の痛みを強く感じてしまうともいわれています。そのときに上手に息抜きができるよう、自分なりのリラックス法を見つけましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「イライラ」の体験談・私の場合は妊娠初期のつわりの時期、同時に風邪気味で、イライラすることも多かったです。その時はもう本当に自分が嫌な事は絶対やらず、精神的に安定させた方がいいと思います。そうすることで気持ちも楽になりました。・イライラ解消に音楽を聴きながら、大好きなお菓子を食べまくっていました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日