東京都などはこのほど、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部・感覚器科学分野の大久保公裕教授が「花粉症予防と対策及び治療に関する最新の話題」との題で講演し、花粉症治療の現状や展望などについて解説した。○花粉症はどのように発症するのか最初に大久保教授は、スギ花粉症発症のメカニズムについて解説した。花粉(抗原)が体内に侵入してくると、かゆみや炎症を引き起こす化学伝達物質をたくわえている「肥満細胞」に、花粉に対する抗体(IgE抗体)が付着するようになる。花粉との接触を何年も何回も繰り返すうち、IgE抗体が付着した肥満細胞が増加していき、ある一定のレベルに達すると「感作」が成立する。感作はアレルギーを発症する1段階手前とも言える状態だが、この時点でアレルギーを発症する確率は50%以上となる。感作の状態で抗原が再侵入してくると、肥満細胞に付着しているIgE抗体が「抗原抗体反応」と呼ばれる反応を起こす。それに伴ってヒスタミンなどの化学伝達物質がまき散らされることで、くしゃみなどの症状が出るようになる。大久保教授は、スギ花粉症の有病率は1998年に比べて2008年ではほとんどすべての年代で増えていると話す。「有病率は決して高くないのですが、一回かかると治りづらいということがわかります」と、完治がなかなか難しい花粉症のやっかいな性質を指摘した。○花粉を寄せ付けないための簡単な行動そんな花粉症の悩みから抜け出すにはどのようにしたらよいのか。大久保教授は2つの観点から「対花粉症」の解説をしてくれた。抗原の除去と回避2つの「対花粉症」のうちの1つは、日常生活においてなるべく抗原(花粉)を寄せ付けないように努めることだ。特別な施術などをすることなくスギやヒノキの花粉を回避するには、下記のことに取り組むとよいという。■飛散の多いときの外出を控える■飛散の多いときは窓・戸を閉めておく■飛散の多いときは外出時にマスクやめがねを着用する■外出時に毛織物などのコートは避ける■帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室する■帰宅時に洗顔、うがいをして鼻をかむ■掃除を励行する○自ら実施できる舌下免疫療法そしてもう1つの対策方法が、根本的解決を目指す「免疫療法(減感作療法)」だ。免疫療法(減感作療法)対症療法の薬物療法とは異なり、免疫療法は"治癒"が期待できる根治療法だ。小児期に行うと他抗原の感作を抑制し、他のアレルギー疾患の合併を減少させる効果があるとされている。免疫療法の中でも特に近年注目を集めているのが、「舌下免疫療法」(舌下減感作療法)だ。これは抗原のエキス、すなわちスギ花粉症ならばスギ花粉エキスを舌の下側(舌下)に滴下し、一定時間その状態を保ったあとで飲み込むというものだ。注射などによる「皮下免疫療法」よりも全身性の副作用が出るリスクが少ない可能性があるそうで、通院せずに自宅で自ら"治療"できるというメリットもある。実際、スギ花粉による症状が緩和できたという臨床試験例もある。花粉症患者531人はシダトレン(スギ花粉エキス舌下液)とプラセボ(偽薬)のいずれかを、スギ花粉飛散期1年目の約9~20週間前(中央値18.9週間)からスギ花粉飛散期2年目が終わるまでの最長83週間にわたって、1日1回、舌下に滴下。患者はそれを2分間保持した後に飲み込み、その後5分間はうがいと飲食を控えていた。2つのグループの差は、総合鼻症状薬物スコアと総合眼症状薬物スコアで調べた。これらのスコアは症状と薬物併用状況を点数化したもので、スコアが低いほど症状が軽いことを意味している。その結果、シダトレンを舌下に滴下することで、スギ花粉飛散期2年目では、平均4割のアレルギー症状の程度の軽減が確認された。特に花粉飛散のピーク期間で顕著に症状がやわらいだという。そして、治療をやめた後のシーズンも、治療効果が続いている実感を伴っている人が多いこともわかっている。ほかの試験でも、舌下免疫療法によって患者のQOL(生活の質)に改善が見られたという報告もされている。○患者自身の理解力や自己管理能力が必要舌下免疫療法は自ら行うだけに、治療に対する理解や毎日しっかりと投与を行えるだけの自己管理能力も求められる。事実、大久保教授も「(アレルギー症状の原因となる)自分にとっての『異物』を持って帰ってやる治療法なので、それを理解していない人にはできません」とクギを刺す。それでも、自分の努力次第でつらいアレルギー症状をコントロールできるというのであれば、トライしてみる価値はあるといってもよさそうだ。「毎日やる必要のない免疫療法がないか、5~6回注射するだけでスギの反応性を落とせないか、そういったことも考えて免疫療法は続いています」と大久保教授が話すように、免疫療法は日々、新たな可能性を模索している。重度の花粉症に悩みながらも、これまで一度も医療機関を訪れていないという人もいることだろう。そういう人は一度医師と相談してみて、できる限りよいQOLで花粉症シーズンを乗り切るように試してみてはいかがだろうか。
2015年02月18日東京都などはこのほど、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは、日本医科大学大学院医学研究科 眼科学分野の高橋浩教授が「眼科からの花粉症予防と対策」との題で講演し、目のアレルギーや治療薬、花粉症患者の目のケア方法などについて解説した。○花粉症とは季節性アレルギー性結膜炎のことそもそも花粉症とは、スギ花粉やヒノキ花粉などの花粉によって起こるアレルギー疾患のことであり、特にそのアレルギー症状は目と鼻で起こりやすい。目のアレルギーには、即座に反応が出るものに「季節性アレルギー性結膜炎」と「通年性アレルギー性結膜炎」があり、やや時間をおいてから反応が出るものに「アトピー性角結膜炎」「春季カタル」などがある。いわゆる花粉症は、「季節性アレルギー性結膜炎」に該当する。その症状はかゆみや充血、流涙などがあるが、花粉症シーズンにこれらの症状が出ているからといって、自分で季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)と決めつけるのは危険だと高橋教授は話す。「花粉症はいろいろなアレルギー性結膜炎の一つにすぎません。(発症の)原因はダニ(による通年性アレルギー性結膜炎)で、それがたまたま時期が(花粉シーズンと)重なっただけかもしれません。これらの(かゆみ、充血などの)症状を見て花粉症と決め付けるのは早いです」。高橋教授によると、季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)と同じような症状を呈する結膜炎が他にもあるそうで、その代表的なものが『ウイルス性結膜炎』、いわゆる『はやり目』だという。花粉症だと思い込んで生活していると、周囲に感染させてしまうなど、思わぬ"被害"を与える可能性もある。季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)かウイルス性結膜炎かはっきりと判明するまで、注意が必要だと高橋教授は警鐘を鳴らした。○万全の予防策をしても、すべての花粉は防げない少しでも花粉症の症状を和らげるためには、予防やセルフケアが大切だ。■帽子を着用する■めがね、または花粉症用ゴーグル型めがねを着用する■マスクを着用する■スカーフを着用する■髪をまとめる■凹凸のない素材の衣服を着用するこれらの予防策をとるのが好ましいが、高橋教授は花粉による曝露(ばくろ)を100%防ぐことはできないと指摘。どれだけ予防策を講じても、すべての花粉をシャットアウトすることは不可能だと覚えておこう。治療に関しても解説してくれた。眼科では季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)の治療には、肥満細胞安定薬と抗ヒスタミン薬を用いるのが通例。それでもどうしてもかゆみが治まらない場合は、ステロイドを使用することもある。肥満細胞安定薬は効果が出るまでに時間がかかるため、「花粉が飛び始めたら点眼するのが良い」と話した。一方の抗ヒスタミン薬は、かゆみへの即効性に優れるのが特徴だ。最近はこの2つの要素を備えたものも多いので、点眼薬選びの参考にするのもいいだろう。○過度の洗眼・点眼がさらなる危険を招く恐れも最後に、高橋教授は季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)に悩む人に知っておいてほしいことについても言及した。ドライアイは花粉症を悪化させるアレルギー性結膜炎に負けないくらい患者が多いと言われているドライアイ。ドライアイとアレルギー性結膜炎は似たような症状が出るが、両者は互いに「負の相互作用」がある。すなわち、ドライアイがアレルギー性結膜炎を悪化させ、アレルギー性結膜炎がドライアイを悪化させる。どちらにも該当するという人は注意が必要だろう。過度の洗眼・点眼は危険過度の目洗いは、目を閉じた状態からパッと目を開いた際に目元に現れる「涙の膜」の維持機能を低下させる恐れがある。この涙の膜の維持機能が低下していくと、涙の量は普通でもドライアイの症状が出てくる。「曝露(ばくろ)されてしまった目の花粉を取り除くという考え方は正しいですが、やりすぎはよくないです」。洗う際には防腐剤なしの人口涙液がお薦めだという。同じく過度の点眼にも注意が必要で、使用する点眼薬は防腐剤なしのものがいいとのこと。2weekなどのソフトコンタクトレンズの上から点眼をしないコンタクトレンズはさまざまな成分を吸着する。花粉が吸着されていることもあるし、点眼薬が吸着されていることもある。1dayタイプやハードコンタクトの上から点眼しても大丈夫だが、2weekなどのソフトコンタクトレンズの上から点眼するのは避けるようにしよう。○花粉シーズンを快適に過ごすための努力を花粉症の症状がひどくなると、意識が目や鼻にばかりいってしまい仕事や家事に集中できなかったり、倦怠(けんたい)感やだるさに悩まされたりする。ただ、高橋教授が解説してくれたように、点眼や洗眼など「目のために良いだろう」と花粉症患者が思ってやっていることが、実は自身の目をさらなる危険にさらしている可能性もある。それでは元も子もない。自身の目のケア方法に不安や疑問がある場合は、しっかりと医師に相談した上で、少しでも花粉シーズンに快適に過ごせるよう、努めてもらいたい。
2015年02月05日冬は風邪や感染症が気になるシーズン。皆さん、どんな対策をしていますか?実は、普段からやっている「あること」を見直すだけでも予防効果が期待できるとか。ウィルス性の病気にかかってしまう理由が分かると、予防もしやすくなると思います。ウィルスが活発な冬は感染対策が必要冬は乾燥する季節。さらに、空気は温めると乾燥するので、暖房をつけている部屋のなかは特に湿度が低くなっています。また、冬はインフルエンザやノロウィルス、ロタウィルスなど、感染症が流行しやすいです。これは、ウィルスが飛散しやすいことや、乾燥していることからノドが炎症を起こしやすく、ウィルスに対する抵抗力がなくなってしまうからです。感染症はマスクや予防接種で対策するのもひとつの手です。でも、人間が持っている免疫力を高めて対策する方法もあります。そのためには、どんなことをすればいいのでしょうか?免疫力を強化するのは睡眠!睡眠は免疫機能を高めて、ウィルスから身体を守るために役立つと言われています。また、ストレスを軽減する作用もあるのだとか。「病は気から」という言葉がありますが、ストレスや不安を抱えていると免疫力が低下してしまうと考えられています。そのため、睡眠を取ればインフルエンザやノロウィルス等の病気にかかりにくくなると言えるでしょう。ただし、睡眠の質が悪いと効果が薄くなってしまいます。J-STAGE(科学技術振興機構)によると、深いノンレム睡眠は免疫力の強化に役立つと言われています。ぐっすり眠ることが感染症対策の予防につながるでしょう。ぐっすり眠って元気な身体をキープしよう誰しもインフルエンザやノロウィルスにはなりたくないもの。乾燥する冬場は感染症の予防が欠かせません。でも、どんな対策をすればいいのかと考えていた方もいると思います。人間の免疫力はさまざまなウィルスをやっつけることができます。その力を最大限に発揮するには睡眠がポイント。免疫力の強化とストレス解消ができるからです。ウィルスに感染しないためには、万全の対策を立てる必要があります。そのなかでも、よい睡眠は効果的な予防のひとつになるはず。できるだけぐっすり眠れるサイクルを作って元気な身体をキープしましょう。Photo by Drew Leavy
2014年12月19日NTTデータはこのほど、レセプト(診療報酬明細書)データ等を活用した糖尿病性腎症重症化予防対策を埼玉県にて開始したことを明らかにした。糖尿病は現在、1,000万人が罹患(りかん)している病気だが、初期は自覚症状が出にくく、医療機関を受診しない人が4割近くいるという。そのまま放置して病状が進むと、目のかすみや手足のしびれ等の症状が出るだけではなく、重症化すると人工透析等のリスクも高まる。人工透析に移行すると週3回(1回当たりの治療時間4~5時間)ほどの頻度で治療をする必要が生じ、QOL(生活の質)が低下する可能性もある。さらに重症化すると、失明や壊疽(えそ)による足の切断などのリスクも高くなる。糖尿病の重症化を予防することは、生活の質を維持するとともに医療費適正化の効果もある。そこで埼玉県下18市町(※1)在住の国民健康保険の被保険者約100万人を対象に、糖尿病性腎症重症化予防対策事業を行う。すでに10月から糖尿病の重症化リスクが高い人を抽出する準備を進めており、今後、医療機関未受診者や治療中断者に対する受診勧奨および通院中の方に対する食事・運動等の生活指導を行う。このように、レセプトデータ等を活用して複数の市町村が共同して実施する糖尿病性腎症重症化予防対策事業は、全国で初となる。※1川越市、所沢市、飯能市、狭山市、羽生市、鴻巣市、上尾市、草加市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、八潮市、三郷市、日高市、鳩山町、幸手市、さいたま市の計18市町(入間市は市単独で4月から同様の事業を行っている)。
2014年11月26日(画像はニュースリリースより)夏バテの経験は?鳥取県が実施した、熱中症&夏バテ対策に役立つ調査結果!鳥取県は『夏バテおよび熱中症と食生活』に関連する調査を実施した。調査方法はインターネット調査で、千葉や東京、神奈川などに住む20歳代~50歳代までの女性の方あわせて300名が調査の対象だ。(調査の詳細はリリース全文を参照のこと)最初の質問「いままで夏バテを感じたことがあるか?」に対して「毎年、夏バテがひどい」「軽い夏バテを毎年経験する」「毎年ではないが、軽い夏バテになる」「今年はじめて夏バテの経験をした」をあわせると、全体で7割以上の方が症状の差はあっても、「夏バテを経験したことがある」と答えている。次に「日常で食事をしっかり取ることを大事にしているか?」の問いでは、「大事にしている」と回答した方は全体の8割以上だった。フルーツなどから水分補給をしたい?水分補給に適合するフルーツの1位は?さらに夏の暑さや熱中症の対策として「フルーツなどから水分補給をしたいか?」の質問について、全体の7割以上の方から程度の差はあっても「フルーツなどから水分を取っている。また取りたい」との声がきかれた。そして「水分補給をする為に適合するフルーツは?」について、【梨】が46%以上で一番だった。【梨】は8割以上が水分で、さらにカリウムや果糖およびリンゴ酸など、疲れた体を回復させる為に役立つ成分が含まれているという。このような調査を参考にして、夏バテや熱中症の対策に【梨】を試してみては。【参考】・鳥取県 市場開拓局販路拡大・輸出促進課 ニュースリリース(共同通信PRワイヤー)
2014年08月27日暑いからと言って、冷たいジュースばかり飲んでいたのでは、体重が気になりますよね。熱中症予防にミネラルが大切というのも広く知られていることです。そこで、オススメの飲み物があります。それは最近日本でも大ヒットとなっている、マテ茶。 (c)blanche - Fotolia.com紅茶や中国茶、日本茶はツバキ科の常緑樹であるチャの葉から作られますが、マテ茶はモチノキ科の常緑樹であるマテの葉や枝を乾燥し、粉砕、精製したもの。もともとは南米で広く一般的な家庭飲料となっていましたが、その健康や美容への効果効能への期待から、今ではコーヒーと紅茶(中国茶や日本茶含む)に並んで、世界三大飲料のひとつと称されています。マテ茶は、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛といったミネラルに加え、食物繊維やビタミン、抗酸化性物質を持つポリフェノールも豊富で、それらが美容やダイエット、疲労回復など、さまざまな効果への期待を高めています。コーヒーや緑茶などと比べるとカフェイン量も少なく、老若男女が楽しめるマテ茶。特にこれからの季節は、十分に含まれているミネラルが夏バテ対策にもピッタリ。汗をかきがちなこの時季の水分補給に取り入れれば、熱中症予防にもなりますね。いま、日本でマテ茶が大ブームになっているのは、ほかにも理由があります。もともと肉料理中心の食生活を送る南米の人びとは、“飲むサラダ”として肉料理とともにマテ茶を飲んでいました。いま、日本でも肉食化が進んでいるので、肉料理や脂っこい料理に合うすっきりした味わいで、野菜摂取不足を補えるマテ茶は、日本人の食生活もにピッタリなのです。さらに、日本マテ茶協会によると、マテ茶は南米の人々の健康的な肉体のヒミツのひとつとして考えられ、ヨーロッパを中心に、マテ茶のヒトへの抗肥満効果を表す実験結果もあるそう。さらに動物実験では体重増加抑制に加え、血清中の中世脂肪やLDL‐コレステロールの濃度の減少も報告されているとか。ダイエットや健康のためにも、ぜひマテ茶を飲みたいものですね。さらに、ワインや緑茶などに多く含まれる抗酸化性物質として知られているポリフェノールは、マテ茶にはワインや緑茶よりも多く含まれており、高い抗酸化能を持っていることがわかっています。マテ茶を飲むことでアンチエイジングも期待できそうです。このようにマテ茶は、美容や健康に気を遣っている人や、お肉など脂っこい食事をよくとる人にオススメの飲み物。特に、熱中症の危険が高い夏場にはぴったり。日本でもマテ茶は、コンビニやスーパーで簡単に手に入れられます。さらに、最近はオーガニックマテ茶の専門店もできるようになりました。今すぐ、毎日の生活にマテ茶を取り入れてみては? より健康的な生活がスタートできそうです。・日本マテ茶協会 公式サイト
2014年08月14日毎日暑い日が続くと、熱中症対策はもちろん、少しでも心地よく過ごす方法を知りたくなりますね。けれども、「聴くだけで涼しく感じる音楽」があると聞けば、ちょっと信じられないような気がするかも。それはどんな音楽なのでしょう。「聴くだけで涼しく感じる音楽」は、トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社が、7月1日から全国のトリンプ製品取扱店の店頭BGMとして導入するもの。(導入期間は8月31日まで)もともとは、トリンプが日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトに賛同し、商品・サービスを通じて熱中症対策を共にサポートするオフィシャルパートナーとなったことから始まったそう。みなさん、暑い夏に汗だくで試着した経験ありますよね? トリンプは、猛暑時に来店するお客が快適に下着選びができる売場環境を提供するために、「聴くだけで涼しく感じる音楽」を開発しました。これはトリンプオリジナルの音楽として、サウンドヒーリング協会理事長であり、音を使った快適環境の演出や商品開発を数多く手がける喜田圭一郎さんがプロデュースしたそう。聴くだけで、身体を休息モードにする「副交感神経」と活動モードにする「交感神経」との働きを高めて自律神経のバランスを整え、涼しさを感じやすい身体の状態をつくることで、「聴くだけで涼しく感じる音楽」を実現しているというからすごいですね。具体的には3種類の音の異なる働きかけにより「聴くだけで涼しく感じる音楽」を構成しています。ひとつめは意外性に作用する音楽として、メロディ、リズム、ハーモニーなどの音楽です。店内の雑踏の中でもかき消されず、聴覚がここちよく音を意識して聴き取ります。2つめは自然音であるきれいな水が流れる音や森の小鳥の鳴き声、透明感のある虫の鳴き声などです。3つめは、クリスタルチューナーやベル、氷、鈴などの高周波帯域の音となっています。これらの3種類の音が組み込まれた「聴くだけで涼しく感じる音楽」を聴くと、心拍数が変化し、まず副交感神経の働きが高まっている状態である休息モードになり、身体の回復力が高まり、涼しさを感じやすくなります。それから交感神経の働きが高まっている状態である活動モードに切り替わり、手足の血管が収縮すると、皮膚の温度が低下、爽快感やスッキリ感などが得られ、涼しく感じられるのだとか。実際に聴いてみてどんな風に感じるのか、ぜひ体験してみたいですね。ほかにもトリンプでは、カップの汗とムレを素早く逃がし、着けたてのさらさら感をキープする「天使のブラ.スリムライン」や湿度に反応して網目が開閉して湿度を焼成する「天使の扉」、接触冷感機能「タッチクール」や吸水速乾機能など多彩な機能をそろえた「スキニッククール」などのアイテムで、「熱中症ゼロへ」プロジェクトに貢献していくのだとか。これらのアイテムを使って熱中症に気をつけながら、少しでも快適に夏を乗り切りたいですね。そしてぜひ「聴くだけで涼しく感じる音楽」を店頭で体験してみて。・トリンプ 公式サイト
2014年07月02日いよいよ暑さも本格的になってきました。熱中症に気をつけるようにといったコメントを、天気予報などで耳にすることも多いですね。けれども、屋内にいることが多く、激しい運動をするわけでもない人は、自分とは無関係と思いがち。熱い夏を元気に乗り切るために、簡単にできる対策をぜひ知っておいて。まず、どうして熱中症になってしまうのか、その理由を知れば、自分にも関係があるとすぐにわかるはず。熱中症は、汗をかくことで水分とミネラルが失われ、体内の水分とミネラルバランスが崩れた後、体温が上昇することで発症します。そう聞くと、クーラーの効いた屋内にいることの多い人は、そんなに汗をかくことはないから大丈夫と思ってしまうかも。けれども、実は夜間や屋内でも注意が必要なのです。実際、早朝や夜間帯に熱中症のため、救急搬送されている人も多く、中には亡くなる人も。気密性が高い住宅では夜になっても室温が下がりにくいうえ、睡眠中は汗で体内の水分とミネラルが多量に失われることなどが原因と考えられているそう。寝ている間にどれだけ汗をかいているかなんて、あまり気にしたことはなかったのでは? 実は、睡眠中には500ml~1Lもの汗をかくので、十分な注意が必要なのです。また、そんなに気温が高くない日が続き、今年は冷夏だから安心と思っていると、思わぬときに熱中症になることも。冷夏の場合、体の暑さへの順応に時間がかかり、そんなときに急に気温が上がると、思わぬときに熱中症にかかることもあるから油断は禁物ですね。そして実際に熱中症になると、脱水症状に伴い、急激な血圧低下作用がおき、その結果、頭痛やめまい、吐き気、脱力感が引き起こされます。熱中症ぐらいと思ってしまうかもしれませんが、ときには命に関わることもありますから、しっかり注意することが大切。きちんと対策をして、楽しく元気に夏を過ごしたいものですよね。そのための対策としては、水分とミネラルをこまめに補給することが大切。水分補給の大切さはよく耳にしますが、体内でミネラルを作ることはできないので、食品や飲料から摂取する必要があるのです。ミネラルを摂取できる食品や飲料の例としては、ミネラルウォーター、“ミネラル入り”むぎ茶、塩アメ、梅干し、ひじきなどが挙げられます。中でも、“ミネラル入り”むぎ茶は、熱中症予防に必要な「ミネラル」と「水分」を同時に摂取できるため効率的。また、カフェインゼロ、カロリーゼロなので、毎日飲んでも安心です。実は熱中症は当日の水分不足だけではなく、数日前からの水分・ミネラル不足が原因で発生します。継続して飲める“ミネラル入り”むぎ茶なら、その点も安心ですね。“ミネラル入り”むぎ茶には、血液さらさら効果や体温下降効果があることが認められています。そして漢方医学の視点から大麦の焙煎した香りでリラックス効果もあると言われているので、熱中症予防だけでなく、健康を意識している人にとってもおすすめ。カフェインゼロだから寝る前にも飲めるうえ、目覚めたときにも体に負担が少ないから、ごくごく飲めそう。暑さに負けず、もちろん熱中症にかかることもなく、元気に夏を乗り切りたいなら、“ミネラル入り”むぎ茶を積極的に飲んでみては?
2014年06月19日内閣府政府広報室はこのほど、運営する政府広報オンラインにて、「熱中症予防の7か条」を発表した。○熱中症にならないための"7か条"を紹介熱中症は気温が高いなどの環境下で、体温調節の機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまうことで起こる。2013年の6月から9月にかけて熱中症で救急搬送された人はおよそ5万9,000人で、そのうち88人が亡くなっている。小さな子供や高齢者、病気の人などは特に熱中症になりやすく、重症になると死に至ることもあるという。今回は、熱中症にならないための「熱中症予防の7か条」を紹介。1.「暑さを避ける」、2.「服装を工夫する」、3.「こまめに水分を補給する」、4.「急に暑くなる日に注意する」、5.「暑さに備えた体づくりをする」、6.「個人の条件を考慮する」、7.「集団活動の場ではお互いに配慮する」の7つとなる。1.「暑さを避ける」-屋外では日陰を選んで歩くことや、日傘や帽子の使用を推奨。屋内での熱中症を防ぐため、扇風機やエアコンを適切に使用することも大切になる。2.「服装を工夫する」-汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服や下着を着用。また、えり元はなるべく緩め、通気を心がける。3.「こまめに水分を補給する」-こまめな水分補給が重要性。たくさん汗をかいたときは、水分とともに塩分も補給する必要がある。4.「急に暑くなる日に注意する」-梅雨の合間に突然気温が上がった日など、体がまだ暑さに慣れていないときは、熱中症が起こりやすくなるという。5.「暑さに備えた体づくりをする」-日頃からウオーキングなどで汗をかく習慣を身に付けておくことで、熱中症にもなりにくくなる。6.「個人の条件を考慮する」-熱中症の発生には、その日の体調が影響。前の晩に深酒をしたり、朝食を抜いたりした状態で暑い環境に行くのは避ける。風邪などで発熱している人や下痢などで脱水症状の人、小さい子どもや高齢者、肥満の人、心肺機能や腎機能が低下している人などは熱中症を起こしやすい。7.「集団活動の場ではお互いに配慮する」-暑い場所での作業や運動は、こまめに休憩したり、一人一人当たりの作業時間を短くしたりする。
2014年06月13日(画像はニュースリリースより)「熱中症」の対策に利用できる、飲料水登場!ハウスウェルネスフーズ株式会社は「C1000リフレッシュウォーター 熱体リカバリー」を全国で、6月9日から発売開始する。暑い夏に症状がでやすい「熱中症」の対策に役立つ、グレープフルーツ味の清涼飲料水で、製品の容器はグレープフルーツのカラーと同じイエローが取り入れられており、体力を回復させてくれるような、パワーを感じさせるデザインに仕上げられている。飲みやすく、「塩分」や「水分」を補給できる製品の中身この製品には「クエン酸1000mg」「ナトリウム220mg」、そして「ビタミンC1000mg」が調合されており、暑い日差しの中、発汗などで体内の失われた「水分」や「塩分」をしっかり補給してくれる、「熱中症」の対策に利用できる清涼飲料水となっている。また内容量は500mlで、バッグなどにいれて楽に持ち運べ、87カロリー(100mlで17kcal)と、カロリーも低めに設定されているので、健康やダイエットに気をつけている方も安心して飲める。そして親しみやすいグレープフルーツ味は、飽きずに飲みやすく、さわやかでサッパリした味わいを堪能できる。梅雨があけたら夏も本番。外出が多い人は「熱中症」をふせぐために、大事な水分と塩分を体内補給できる、この清涼飲料水を試してみては。【参考】・ハウス食品グループ本社株式会社 ニュースリリース
2014年06月07日だんだん気温が高くなってきました。ゴールデンウィークをすぎれば、さわやかな中にも汗ばむような陽気の日もきっとあるはず。気温の上昇とともに、注意が必要になってくるのが、熱中症対策ですね。ここ最近は、毎年猛暑と言われ、熱中症の話題もよく耳にします。実際、熱中症になったり、熱中症の可能性を感じたりしたことのある人もきっといるはず。本格的な暑さが来る前に、熱中症とその対策について知っておきましょう。(出典『海洋ミネラル通信』)熱中症は、汗によって失われた水分や塩分を補給できなかったりしたときに、熱をうまく逃すことができずに起きます。体温が著しく上昇し、臓器の障害や血流量の低下などを招き、頭痛、吐き気などさまざまな症状がおこります。重症化すると死に至ることもあるので、注意が必要です。以前は、真夏に屋外でスポーツなどをしているときのものといったイメージだった熱中症ですが、今は普通の会社員が街を歩いたり、お年寄りがエアコンを入れずに屋内にいたりするときの危険性が語られるようにもなっています。実は、熱中症が危険なのは真夏だけではないと知っていましたか。昭和大学医学部救急医学講座の三宅康史教授によると、「特に注意が必要なのは、梅雨の中休みなどに急に気温があがったとき」なのだとか。まだ体が暑さに慣れていないときこそ、注意が必要なようです。熱中症予防のためにはこまめな水分補給が重要なことはよく知られてきているので、ペットボトルや水筒などを持ち歩く人も増えていますね。特に、喉が乾いたと感じる前に、こまめに飲むのが一番なのだとか。ぜひ気をつけたいところです。けれども、運動などで大量に汗をかいたときに蒸発するのは水分だけではありません。ナトリウム・カリウムなどのミネラルも一緒に失われてしまいます。塩分濃度が低下すると、脱水症状が進行して危険なこともあるのだとか。さらに、体調がすぐれないときや、寝不足のときなども注意が必要。このような場合、水分補給だけでなく、同時にミネラルもしっかり摂取できればより安心。バランスのよいミネラルウォーターをこまめに飲むようにしましょう。不純物を取り除いてきれいに磨いた「純水」に、高知県室戸沖の海洋深層水由来のミネラル(ナトリウム・カリウム)を10%UPして加えた 「miu」 なら、ミネラルをバランスよく補給できそうです。また、日本人がおいしく飲用できる軟水仕様の硬度88mg/L に設定し、口当たりがやわらかくまろやかな味わいに仕上げているので、美味しく水分補給できるのもうれしいですね。「miu」には、フレーバーウォーターの「miu ピーチ&マスカット」、スポーツウォーターの「miu アクティブチャージ」もあるので、特に激しい運動をするときは「miu アクティブチャージ」を飲むなど、上手に使い分けてみて。暑い夏も元気に過ごせるように、熱中症対策を心がけて水分とミネラル補給をお忘れなく!・ダイドードリンコ 公式サイト
2014年04月16日春の気配を感じはじめる、この季節。何となく目がかゆい、鼻がムズムズするなんて方も多いのでは…。私は、花粉症でないから大丈夫! と思っていたら 大間違いです。花粉症は、ある日突然に発症する、誰にでもかかる可能性のあるアレルギー反応なんです。■花粉症のメカニズムアレルギーとは、特定の物質に過剰に反応する現象のこと。私たちの身体は、花粉が体内に入ると、身体の免疫機能が反応して「抗体」をつくり、再び花粉が吸い込まれると異物として「抗体」が反応し、ヒスタミン などの物質を放出します。ヒスタミンによって、神経や粘膜の血管が刺激されて、くしゃみ、鼻水、かゆみ、などといった花粉症の症状が現れるのです。■外出時の花粉対策花粉症対策は、とにかく花粉を体内に侵入させないこと。日頃から、マスク、眼鏡、帽子などを活用して、花粉から身を守るように心掛けることが大切です。マスクは、花粉が入り込みにくい目の細かい物を選び、鼻までしっかりと覆うようにするのが鉄則です。長時間マスクを使用する際は、こまめにマスクの表面をはたいて、花粉を落とすようにしましょう。喉の乾燥を感じる場合は、水で濡らして固く絞ったガーゼを挟むと、喉の乾燥が和らぎます。また、外出時には、花粉が付着しにくい服装で出かけることも効果的。毛糸などの静電気が起こりやすい服は、花粉を引き寄せてしまうので避けるようにしましょう。ナイロン地のようなツルツルした素材の洋服を選ぶのがオススメです。■生活習慣や食事習慣を見直す外出先から帰宅したら、うがい・手洗い・洗顔を習慣にするようにしましょう。身体についてしまった花粉を、長時間放置しないことが大切です。髪にも花粉が付着しているので、花粉が多く飛び交う季節は、できれば毎日シャンプーするのがオススメです。また、花粉症対策には、食生活も重要です。長期間にわたって、高タンパク・高カロリーな食生活を続けていると、花粉症になりやすいと言われています。花粉症改善のためには、魚や野菜を中心にした食生活を心掛けること大切です。魚にはα-リノレン酸、EPA、DHAが多く含まれ、これらはアレルギー反応を抑制する働きがあります。また、玉ねぎやニンニクなどの野菜には、免疫力を高める作用や、炎症を抑制する効果があります。玉ねぎの皮には、ケセルチンが含まれており、花粉症に有効な成分としても有名です。毎日、規則正しい時間に、バランスの良い食事を心掛けることも、花粉症の予防&改善に効果的です。
2014年03月11日2月に入ると花粉症が気になりはじめますよね。冬野菜の代表格・レンコンには花粉症を予防する効果もある上、美白効果が期待できるビタミンCも豊富。しかも、お肌をプルプルにする皮膚のヒアルロン酸量をアップする効果もあるのです。この冬は、レンコンに注目です。■1.レンコンのことをちょっとだけ知っておこうレンコンは冬の根菜の代表格ですが、実は私たちが食べているのは根っこではなくて、地下に伸びていく、蓮の花の茎部分!水中でも空気の通りをよくするために穴があいているそうです。その穴にちなんで、昔から「見通しがよい」という縁起食としてお正月や節分、桃の節句などに食べられていたそうです。■2.レンコンの表面の黒ずみが花粉症予防に◎!レンコンの表面には黒い斑点がついています。また品種によっては表面が一部黒っぽいものも。これは傷んでいるのではなくて、タンニンという成分が含まれている証拠。カットして内部が少し紫っぽいのもこのタンニンなのだそう。このタンニンが花粉症などのアレルギー症状を抑えるというデータがあり、花粉症の患者さんが2ヶ月食べ続けたところ、血液中のアレルギー症状の抗体量が減っていたそうです!(埼玉医科大学調べ)■3.加熱に強いビタミンCでシミ改善レンコンのビタミンCは加熱に強いので、加熱調理してもきちんと摂取することができます。冬は乾燥による肌アレでお肌のターンオーバーも乱れがち!またスキーなどのウィンタースポーツを好む人は夏よりも冬のほうがシミができやすいと言われているので注意が必要ですね。シミやソバカスが浮き上がってくる前に、美白効果が期待できるレンコンのビタミンCでお肌を予防しておきましょう。■4.ネバネバ成分ムチンも多くヒアルロン酸補給レンコンもネバネバ成分のムチンが多く、皮膚の真皮層にあるヒアルロン酸量を増やしてくれる効果が期待できます。ビタミンCとの相乗効果で、ターンオーバーも正常にしてくれるでしょう。また、レンコンには食物繊維も多く含まれているので、疲れた胃を癒したり、便秘を改善する効果も期待できます。につながる美腸効果も期待できます。■5.オススメの食べ方・ニンジンと共にキンピラニンジンのビタミンAとE、レンコンのビタミンCで美容のビタミンACEが揃う。皮膚の粘膜が強化されるので乾燥肌改善に。・すりおろしてホットドリンクにカップにレンコンと生姜を適量すりおろし、熱湯を注ぎ、蜂蜜やアガペシロップを入れてホットドリンクに。ウィルスも撃退してくれるので、風邪やインフルエンザなどのウィルス予防に◎・どんなお料理にもあうので、みじん切りや半月形に薄くスライスして、炒め物やチラシ寿司、煮込み料理、スープやお味噌汁などに入れて食べる機会を増やしておきましょう。■おわりに花粉症や風邪、インフルエンザは鼻水や咳、目のかゆみなどで大変!そして顔もひどい状態になるので、外に出るのが嫌になりますよね。でも毎日のようにレンコンを食べておけば、お肌がプルプルになるので、冬独特の嫌な病気とも無縁になれるかも!(丸田みわ子/ハウコレ)【参考】・日経ヘルス 2014年 2月号日経BP社・内田悟著『内田悟のやさい塾 旬野菜の調理技のすべて 保存版 秋冬』メディアファクトリー
2014年02月20日(画像はプレスリリースより)花粉症に効くアロマオイル(株)マインが展開する、国産のナチュラルコスメブランドの「ゼミド」は、これからの季節、花粉症に効く、オリジナルのブレンドアロマオイルの「ノーズレスト」を販売しています。ノーズレストは花粉症だけでなく、咳にも有効だということです。4種類の香りノーズレストには鼻づまりや、咳に効く「ユーカリ」だけでなく、頭をすっきりさせる「ペパーミント」、免疫力アップが期待できる「ティーツリー」、リラックス効果で知られる「ラベンダー」の4つの香りを配合しています。花粉症対策としてのアロマオイル最近では、花粉症対策としてアロマオイルを使用することが一般的に知られるようになりました。「ノーズレスト」以外にも、目がかゆいとき、鼻づまりを押さえるとき、頭が重いときなど用途にわけでアロマオイルを使い分けると有効なようです。また、使用方法もマスクに数滴たらす、お風呂に数滴入れるなどさまざまです。ゼミドではさまざまアロマオイルが販売されています。用途に合わせて、試してみるのもいいかもしれませんね。【参考サイト】▼美容Press▼国産ナチュラルコスメケアブランド ゼミド
2014年02月13日今回のテーマは、食事とうつ病、地中海料理で発症を予防!?ヨーロッパ全体の中でも年齢調整自殺率が低いといわれる地中海沿岸地域。うつ病の予防には、食生活も関係があると言われるけれど…今回は食事とうつ病の関係について、精神科医の徳増先生から教えてもらいました。こんにちは。精神科の徳増です。今回は、食事とうつ病についてお話しさせていただこうかと思います。うつ病は病院に通い正しい治療を受ければ、治る可能性が高い病気であることが広く知られています。しかし、その予防法についてはあまり論じられていません。地中海沿岸諸国では、ヨーロッパ全体と比べて年齢調整自殺率が低いことをご存じでしょうか?地中海料理は、豊富なオリーブオイル、魚介類、ナッツ類、野菜、果物を使うことが特徴的ですが、ヨーロッパ15の国の自殺率を比較すると、ギリシャやスペインなど、オリーブオイルを多く摂取する国ほど自殺率が低いことがわかっているのです。気候条件、民族性、失業率など、自殺率にはさまざまな要因が関与していますが、食事とうつ病のリスクの関連を調べる大きな研究スペインで行われました。するとその結果は、「典型的な地中海料理を食べている人ほどうつ病になりにくい」というものでした。さまざまな考察が可能ですが、一つには、うつ病とメタボリックシンドロームは関係があることが知られていますので、地中海料理はヘルシーで良いということが言えるかもしれません。食材別でみると、オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)を豊富に含んでおり、抗酸化作用を有します。魚はω-3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)に富んでおり、これが中枢神経系の神経細胞膜の流動性を高め、セロトニンの輸送を促進するとされています。木の実や穀類に含まれる葉酸・ビタミンBは、s-アデノシルメチオニンという物質を作り、神経伝達物質の代謝に必要とされています。これら、不飽和脂肪酸、抗酸化物質、葉酸、ビタミンBなどの作用が組み合わさることでうつ病のリスクを減らすと考えられるでしょう。最近、日本でうつ病が多いのは、食生活が欧米式に変わったことが影響しているのではないかと考える学者もいます。食生活は、体だけではなく心の病気にも影響するということでしょうか。地中海料理、近いうちに日本でもブームがくるかもしれませんね。【PROFILE】お名前(ふりがな):徳増卓宏(とくますたかひろ)先生専門科:精神科年齢:27歳勤務先:都内某病院好きな女性のタイプ:母性的な人初デートに連れていく場所は?:お台場とか…海の見える街なぜドクターを志したのですか?:大学受験の時に、ふと医者を目指そうかなと思いました女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:純粋にうれしいですね<2013年7月17日現在>
2013年11月29日毎日厳しい暑さが続いていますね。夏は、熱中症や脱水症状の危険やクーラーのかけ過ぎによる冷え、強烈な紫外線による日焼けなど、身体の内側・外側にとってストレスがいっぱいの季節です。これらが体に及ぼす影響を知って、しっかり対策を取りたいですね。例えば脱水症状になると、排尿の頻度が減り、細菌が増殖する時間が長くなるため、膀胱炎にかかる可能性が高まるのだとか。また、クーラーのかけすぎで体が冷えてしまうことも膀胱炎のリスクを高めるそうで、夏は膀胱炎に注意するべき季節と言えるかも。膀胱炎は尿路感染症のひとつで、トイレを我慢すること、疲れ、冷え、ストレスなどが引き金になって起こりやすくなる病気。男性より女性のほうがかかりやすく、女性は一生のうち一度はかかるとも言われているので、しっかり気をつけたいところです。そこで取り入れたいのが、クランベリーに含まれているというプロアントシアニジン。フルーツによくみられるポリフェノールの一種ですが、含有量はクランベリーが最も多く、他には見られないAタイプという構造を持っているのが特徴だそう。この成分は、体内で増殖する悪い細菌を細胞に付きにくくし、体外に排出する効果が確認された事例もあるそうで、膀胱など尿路に細菌が付着することを抑制してくれるので、膀胱炎の予防効果があると言われているのだとか。クランベリーは、アメリカでは非常にポピュラーな果物で、食材として利用されるだけではなく、古くから民間療法のひとつとして、膀胱炎の予防などを期待してジュースなどに加工して飲用されたりもしていたそう。さらにさかのぼると、大航海時代以前より食品を長持ちさせたり、染料として活用されていたほか、胃の不調・泌尿器系疾患・ビタミンC不足による壊血病などの手当の方法として、ネイティブアメリカン達の生活の必需品となっていた歴史もあるとか。また、四谷メディカルキューブウィメンズセンター 泌尿器科医 金城真実先生も、膀胱炎に繰り返しかかってしまう患者さんに対してクランベリーが予防になる可能性があるという話をしたところ、クランベリーを取り入れて通院の頻度が減ったり、「かかりにくくなった」と話す患者さんもいるそう。さらに、紫外線を浴びることで皮膚に発生した活性酸素が肌の酸化を促し、メラニン色素の生成を刺激することで発生する、シミやソバカスの対策にも効果が期待できるそう。それは、プロアントシアンジンAタイプが果実や野菜の中でも抗酸化作用が高く、活性酸素を消去する力を発揮すると言われており、メラニンの生成を抑える働きがあるとも考えられているから。厳しい紫外線を浴び、シミやソバカスが気になる夏こそ、ぜひ摂取したいものですね。夏は暑さが厳しく疲れがたまるだけでなく、さまざまな形で体にダメージが生じることがあるようです。食事や睡眠といった基本的な生活習慣に注意するのはもちろん、クランベリーなど、体にいいと言われるものは積極的に取り入れて、少しでも元気で健康な暮らしを送りたいですね。
2013年08月01日Q:黒カビの発生を予防する効果があるのは、次のうちどれでしょうか?A:わさびB:からしC:しょうが(答えは矢印の下です!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓解答:A:わさび解説:わさびには抗菌作用があり、浴室や冷蔵庫など、カビを防止したい箇所で役立ちます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月28日手洗い、うがい、適度な運動、加湿にマスク…。風邪予防で気を付けていることは多いけれど、食べ物ではどうでしょうか? 風邪予防に効果的なビタミンCなど気軽にとりたいですよね。最近ビタミン不足だなぁと感じたときにも、冬にぴったりの熱々で美味しいレシピのご紹介です。材料(作りやすい分量*4~5人分)・卵:3~4個・鶏肉:1枚(300~400g程度)・レンコン:正味200g程度・生姜:1~2片・水:5カップ(1リットル)・麺つゆ:適量・粉末だし:適量・うどん:4~5人分・お好みの薬味:適量作り方1. まず、材料を準備します。レンコンは皮を剥き、薬味はお好みで刻んでおきます。2. 鶏肉は今回もも肉を使用しましたが、胸肉でもOKです。厚みが均一でない場合は厚い部分をそぎ切りして開きます。全体をフォークで刺して穴をあけたあと、一口大に切り、分量外の塩を少量ふって揉み込みます。 3. レンコンは水を入れた鍋の上ですりおろします。(特に白だし等を使ってつゆの色味を綺麗に出したい場合はこの方法が酸化しにくく、おすすめです。)4. 生姜もすりおろして加えます。香りも活かすため、皮は剥かずにすりおろします。5. 粉末だし、麺つゆ、鶏肉を加えて中火で加熱します。(生姜を入れているため味付けは普段より少し薄めでOK。)沸騰してきたら灰汁をとり、香りがとぶため灰汁をとった後は弱火にし、沸騰させすぎないようにします。6. かるく溶いた卵を2~3回にわけて加えます。円を描くように少しずつ加えてその都度よく混ぜます。終わったら、卵が固まる前に火を止めて完成! おろしレンコンの、温かい大根おろしとふやけた揚げ玉の中間のような不思議な食感も魅力的です。また、意外にビタミンCが豊富なため、定期的に食べると風邪予防にもつながります。体を温めてくれる生姜も一緒に、美味しく食べて風邪予防しませんか?
2013年01月11日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「ホウレン草のカレー」を含めた全4品。風邪予防、美肌効果などに効果があるホウレン草を使ったカレーに、ニンジンの甘みが広がるライスを添えて。 たっぷりホウレン草のカレー ホウレン草を1.5束も入れた、鉄分たっぷりのカレー。食べやすく、お子様にもオススメ! おろしニンジンライス すりおろしたニンジンをお米と一緒に炊いた、彩りのきれいな一品です。 カリフラワーのサラダ カリフラワーのゆで加減はお好みで! 手に入りやすい旬の野菜を使っても。 お好みフルーツヨーグルト プレーンヨーグルトとキウイ、バナナの身体に良いデザート。カレーの後に最適。 ⇒今週の献立一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2012年12月26日レディー・ガガが、フルヌード写真を公開し、それに続いて過食症と拒食症の過去を告白するために下着姿の写真も披露した。先日来、激太りしたと報道されているガガだが、今回まず、手にタバコを持って足を組みつつも全裸でトイレに座った姿を自身のウェブサイト「littlemonsters.com」に公開している。写真集「レディー・ガガ×テリー・リチャードソン」でタッグを組んだテリーが撮影したものだそうで、写真と共に「レディー・ガガ、無修正#2」という意味深なキャプションを載せている。最近25ポンド(約11キロ)太ったと語っているガガは、続いて同サイトに激太りへの批判に反論する形で、下着姿の写真も公開。「私は15歳のときから過食症と拒食症に同時に苦しんでいるの」と綴っている。また、フランスで同性婚が合法化される見通しとの報道を受け、自身も同性婚を支持するとガガは訴えている。「同性婚は普通にありえることだと思うの。だから認められるべきよ。なかなか平等っていうわけにはいかないけど、でも、もし私たち全員が自由に愛し合うことが可能になれば、平等が達成されると思うわ」。さらに、ローマ教皇ベネディクト16世が同性婚のことを欠陥があり社会にとって悪影響があると批判したことに対しては、クリスチャンではない視点からガガは「教皇の発言は全クリスチャンが信じていることと同じではないと思うわ。教皇本人だけの見解よ」と批判している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マチェーテ・キルズ 2014年3月1日より新宿バルト新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2012 Vrelonovama LTD
2012年09月27日においが気になるこの季節…特にワキガで悩んでいる女のコには死活問題。実は、身近な果物でワキガなどの気になる体臭が予防できるとしたら、こんなにうれしいことはないですよね!その果物とはいったい・・・実はその果物とはリンゴ。リンゴには、ワキガなどの「体臭を予防する効果がある」と言われています。汗腺には、全身に分布する「エクリン腺」と、ワキの下や陰部などに集中する「アポクリン腺」の2つがあります。このうちワキガの原因となるのは「アポクリン腺」。アポクリン腺から分泌される「タンパク質」や「脂肪酸」などに、誰の皮膚にでも存在する「常在菌」が繁殖してしまうとワキガ臭となります。でも、アポクリン腺から分泌される数ある成分の中で「どれが臭いの素なのか」、それはまだ明確には解明されていません。ただ研究が進むにつれ、「アポタンパク」という物質が関係しているのではないかと考えられています。アポタンパクとは、アポクリン腺から分泌される「リポタンパク」という物質が、常在菌によって分解されたもの。そしてリンゴには、このにおいの元となる「アポタンパク」を抑制する作用があると言われているのです。現在の段階で明確に分かっていることは、アポクリン腺から分泌される「物質」は、汗腺の中にある内はにおわないということ。だから、汗をかいたら雑菌が繁殖する前にふくことが大切です。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年08月12日白元はこのほど、都内で親子向けに熱中症対策を呼びかけるイベント「~どこでもアイスノンPresents~ 知って、学んで、この夏の猛暑をのりきろう!!」を開催した。ここでは、タレントの神田うのさんと医学博士の清益功浩さんによる、「『子どもの熱中症予防』スペシャルトークショー」の内容を紹介しよう。高温の状況下では、人の体内の水分や塩分のバランス、調整機能(特に体温、水分、塩分調整)が崩れる。熱中症は、これらの体内の障害によって起こる症状の一つなのだという。体温が上昇した際、体は体温を下げる調整機構(自律神経)が機能し、発汗したり、皮膚の血管を拡張したりして熱を拡散しようとする。これらがうまく機能しなくなったときに熱中症になってしまうのだそうだ。熱中症の危険があるのは、気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、急に暑くなった環境などが挙げられる。昨年の熱中症患者数は、8月にピークを迎えているという。また発生場所としては部屋の中が多く、暑さのピークの14時~15時はもちろん、夕方の時間帯にも気をつける必要がある。乳幼児は、「脱水になりやすい」「ノドの渇きの訴えがなく、自分で水分摂取をすることが困難」「体温が上がりやすく高め」などの特徴から、特に注意が必要なのだそうだ。清益さんはトークショーの中で、熱中症を防ぐための心得、熱中症になってしまったときの処置法として以下のことを挙げた。1)今の気温、湿度、天気を知ること気温、湿度、日差しなどの放射熱で決まるWBGT(熱中症を起こす暑さ指数)に気をつける。2)身の回りのものに注意すること帽子、白を基調とした衣服、吸着性のいい下着を身に着ける。できれば着替えを用意したり、タオルなどで汗をこまめにふいておいたりする。3)水分補給を欠かさない汗で失われた塩分と水分補給が大切。脱水なら経口補水液をとる。4)体温を下げる工夫をする例えば、扇子やうちわで風を起こし、汗を蒸発させる。5)体調管理をしっかりとストレス、寝不足、不規則な生活、風邪など体調が悪いと熱中症を起こしやすい。1)涼しいところに移動して安静日光のあたらない風通しのよい場所に移動。運動は速やかに止めて安静にする。2)塩分を含む水分を補給する適度な糖分と塩分を含んだスポーツ飲料がおすすめ。嘔吐(おうと)しているときには少量ずつ。意識のない時には誤嚥(ごえん)の可能性もあるので無理には飲ませない。3)体温を下げる衣服を緩め、体温が逃げるように市販の冷却ゲル、氷枕、冷たい水で首やわき、足の付け根を冷やす。消毒用アルコールもOK。扇風機、扇子などで風邪を起こす。続いて清益さんは、経口補水液の作り方を実演して紹介した。経口補水液を作るには、水1Lに食塩3g(小さじ1/2杯)、糖分40g(大さじ4と1/2)を入れて溶解する。さらに味付けにレモンなどの果汁を使う(カリウムとビタミンの補給になる)。作った経口補水液を飲んだ神田さんは、「スポーツドリンクみたい」と感想を述べた。清益さんは「熱中症は予防できる病気。熱中症とは何かを知ってきちんと対策しなくてはいけません。暑い日が続くと、子どもは親の注意が必要です」、神田さんは「熱中症にならないようにアイスノンなどのグッズなども活用しながら乗り切りたい。子どものいるお母さんがた、一緒に乗り切りましょう」と呼びかけた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日この夏、北海道から九州まで全国95の鉄道会社にて、「熱中症予防」を呼びかけるポスター約1万6,000枚が掲出される。環境省の「クールサマー2012」の関連事業として実施される「熱中症予防声かけプロジェクト」と国土交通省鉄道局がタイアップし、鉄道会社各社の協力の下、全国一斉に実施されるもの。「熱中症予防声かけプロジェクト」とは、熱中症についての正しい知識の普及を図るとともに、熱中症予防のための5つの注意事項(温度に気を配ろう、飲み物を持ち歩こう、休息をとろう、栄養をとろう、声をかけ合おう)について声かけをしようという運動。企業や自治体などが参加し、共通ロゴマーク等を用いて啓発に努めている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日マイナビは7月18日、日本気象協会監修『熱中指標計「見守りっち」付き熱中症対策ガイド』(6月7日発行)を電子書籍化し、『熱中症対策ガイド』として電子書籍販売サイト「PuBooks」にて販売を開始した。同書は、近年大きな被害を出している熱中症の予防方法、重症度別の症状、年代別のケア、応急処置など熱中症対策に必要な知識を一冊にまとめたガイドブック。熱中症予防の指標として最近用いられている「暑さ指数(WBGT)」の考え方、医者が教える扇風機とエアコンの正しい使い方、熱中対策グッズなども紹介している。なお、今回の電子書籍版には、熱中症指標計「見守りっち」は付属しない。著者 清益功浩氏医学博士。京都大学医学部卒業。日本小児科学会認定専門医。All Aboutアレルギー・子供の病気ガイド。書籍に「アトピー 治療の常識・非常識」「咳事典」「アトピーを正しく知って治す新常識」があり、雑誌などの取材多数。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日株式会社ディノスは、6月8日にディノスオンラインショップ内に、特集サイト「熱中症予防アイテム大集合」を設置する。省エネに配慮した商品の紹介などを通じ、熱中症予防に取り組む国民運動「熱中症予防声かけプロジェクト」に協力していくという。同社は、5月に環境省等の行政と民間企業が一体となって、熱中症予防に取り組む「熱中症予防声かけプロジェクト」の賛同会員になった。同プロジェクトは「温度に気を配ろう」「飲み物を持ち歩こう」「休息をとろう」「栄養をとろう」「声をかけあおう」の5つの声かけがテーマ。夏の電力供給不足に対し、大規模な「節電生活」が求められる中で、熱中症にかかる人をなくすために「ひと涼み」という日本らしい習慣を世の中に広げていくプロジェクトとなっている。同社では、「熱中症予防声かけプロジェクト」の活動の一環として、ディノスオンラインショップにて特設サイト「熱中症予防アイテム大集合」を設置した(紹介・販売するアイテムは、効果効能を保証するものではない)。主に、ファッション、食品、生活雑貨を中心に約400アイテムを紹介する。特集サイトで紹介・販売するアイテムは「暑さに負けない熱中対策水レモン味1ケース(500ml×24本)」価格3,528円(税込み)、「冷感持続ネッククーラーマジクールフィット同色2本組」価格1,398円(税込み)など。アイテムは今後も追加予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日マイナビは7日、日本気象協会が監修するムック「携帯型熱中指標計『見守りっち』付き熱中症対策ガイド」を発売した。価格は2,090円。「携帯型熱中指標計『見守りっち』付き熱中症対策ガイド」は、近年大きな被害を出している熱中症の予防方法、重症度別の症状、年代別のケア、応急処置など熱中症対策に必要な知識を一冊にまとめたガイドブック。誌面では、熱中症予防の指標として最近用いられている「暑さ指数(WBGT)」の考え方、医者が教える扇風機とエアコンの正しい使い方、熱中対策グッズなども紹介している。また、気温と湿度から、独自の計算手法により熱中指標値(WBGT近似値)を算出し、危険性を5段階のLEDライトと高齢者にも聞き取りやすい1kHzのブザーで知らせる日本気象協会監修の携帯型熱中指標計「見守りっち」を付属。熱中症が起こりやすい環境を知る目安として活用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日6月1日、日本記者クラブで「ワクチン予防医療フォーラム」が開催された。このフォーラムは、今後の日本の予防医療をめぐる環境を充実させていくことを目的として開催されている。7回目となる今回は、独立行政法人国立病院機構三重病院院長の庵原俊昭氏による「ワクチンのABCからXYZまで~ワクチンの基礎から臨床応用まで~」と題した講演が行われた。庵原氏は厚生労働省の「新型インフルエンザワクチンの流通改善に関する検討会」の座長を務めたほか、2010年12月には、インフルエンザワクチンの治験調整医師として治験を主導。国産ワクチンの開発を実現させたことが評価され、第23回人事院総裁賞(個人部門)を受賞した経歴をもつ。ワクチンは、感染予防のほかに、感染しても発症を予防したり、発症したとしても重症化を防ぐ効果があるという。また、一人が感染、発症しても、周囲の人がワクチンを接種していれば、流行を防げるとのこと。現在、麻疹が局地的に出ているが、日本全国に広がっていないのは、多くの子どもたちが麻疹のワクチンを受けているからだと、庵原氏はワクチンの効果をあげた。ウイルスの感染症には、潜伏期間が2週間程度の全身性ウイルス感染症と、潜伏期間2~3日の局所性ウイルス感染症がある。全身性ウイルス感染症には、種痘、麻疹(別名はしか)、水痘などがあり、感染しても、急いでワクチンを接種することで、発症を予防することができる。一方で、インフルエンザウイルスやロタウイルスなど、局所性ウイルス感染症には、ワクチンを接種しても効果はない。流行する前に接種することが必要だ。では、ワクチンを接種すれば、完全に発症を予防できるのだろうか。庵原氏によれば、ワクチンを受ける側とワクチン側、両方の免疫をつくる力や、作られた免疫が持続する期間、そしてワクチンで作られた免疫でカバーできる割合や範囲を考えなければならないそうだ。最近では、子宮頸(けい)がんを予防するワクチンや、肺炎球菌を予防するワクチンなど、新しいワクチンがあるが、子宮頸(けい)がんをおこすウイルスは15種類あり、ワクチンに入っているウイルス2種類ではカバーできるのが70~80%にとどまる。肺炎球菌も90種類以上あるが、ワクチンでカバーできるのは75%程度。しかし、100%ではなくても、予防効果があることはたしかだ。ワクチンを接種したのに発症した場合、血清型や遺伝子型の流行を監視してワクチンの改良に役立てているという。ワクチンは、当然のことながら、その疾患の発症リスクが高まる前に、必要な回数を接種することが大切だ。接種による副反応出現リスクが高くなる前であり、適切な免疫が獲得できる時期に接種することが望ましい。新生児は生後2カ月から6カ月までに、BCG、ポリオ、DPT(三種混合ワクチン)、インフルエンザ、肺炎球菌、ロタなどのワクチン接種が必要。ワクチンによっては、半年の間に3回の接種が必要なものもある。そこで庵原氏は、同時接種を提案。生ワクチンと不活化ワクチンを同時に行っても、個別接種時と免疫原性はかわらず、副反応の増加もない。また、人の免疫力にはゆとりがあり、一度に多くの抗原が入っても、対応する能力が十分あるのが同時接種をすすめる理由だ。庵原氏が病院長を勤める三重病院では、注射ワクチンの単独接種のスケジュール例のほかに、2種類同時接種、3種類同時接種のスケジュール例を作成。母親と相談して接種スケジュールを決定している。もし、複数回の接種が必要なワクチンで、2回目、3回目の接種を逃してしまったとしても、気づいたときに病院で相談することを庵原氏はすすめる。例えばロタワクチンの場合、1回しか接種していない場合では、効果が60%程度なのに対し、2回の接種では81%、3回の接種で88%の効果が報告されているとのこと。3回できなくても、2回接種するだけで、効果がかなりアップするのがわかる。「接種し損ねたことで、子どもに対する負い目を感じるお母さんは多いですが、気にする必要はありません。子どもから大人まで感染症予防のために、ぜひワクチン接種をうけてください」と庵原先生は講演を締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、のどのイガイガ感。春の呼び声とともにやってくるのは、「花粉症」……。毎年のことながら、慣れることはできません。せめて、症状を軽減する方法はないものでしょうか。耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科院長の遠山祐司先生に、「花粉症の予防法」についてお尋ねしました。■花粉が飛び始める1~2週間前から予防する――花粉症の予防はいつごろから始めると効果的でしょうか。遠山先生花粉症の症状が現れる前に治療を開始すると、発症を遅らせることができ、また発症してからも鼻の粘膜のアレルギー性炎症の程度を軽くできます。花粉症の人は、あらかじめ、「今年も症状が出そう」と予測できますから、花粉が飛び始める1~2週間前から薬を飲むのが効果的でしょう。花粉の飛散予測や飛散状況は、環境省のウェブサイトなどで確認できます。――鼻水が出たとき、風邪か花粉症なのか、どのように見分ければいいでしょうか。遠山先生鼻水が出だしたのがいつなのか、花粉の飛散時期以降だったのかを確認しましょう。花粉が飛んでいる時期で、透明なさらさらの鼻水が出るようであれば、花粉症の可能性が高いでしょう。判断に迷った場合、また、花粉症では? と思いあたる場合は、受診することをお勧めします。病院では、問診や鼻水の採取・検査をして、原因がアレルギーなのかどうかを調べます。アレルギーによる鼻炎だと判明すれば、アレルギーの原因を調べるためにより詳しい検査を行います。スギ花粉やヒノキ花粉のケースもありますし、実はハウスダストや動物が原因だった、ということもあります。原因を知ったうえで適切な処方を受ければ、症状を軽減することができます。患者さんの中には、花粉症などアレルギーに対処する薬を飲むと、眠気やのどの渇きが出て仕事や家事に差し支えるのでは、と心配される方がいらっしゃいます。しかし最近は、そのような副作用が少なく、かつ効果的な薬が増えています。■予防には、自律神経のバランスを整えること――花粉症の発症前からできる予防法を教えてください。遠山先生一番の予防法は、体の抵抗力をつける=「花粉症に勝つカラダづくり」を心がけることです。花粉症は、体内に侵入した花粉を異物と判断した体が、免疫細胞(白血球やリンパ球など)の働きにより、できる限り体外に放り出そうとすることで起こります。免疫細胞の働きは、自律神経によって調整されています。ですから、自律神経が乱れないよう、体調を整えることが重要です。睡眠不足、不規則な生活は大敵です。「十分に睡眠をとる」、「食事は毎日3度、きっちりと取る」など、規則正しい生活習慣を心がけてください。――実際に飛散が始まった場合、どのようにすればよいでしょうか。遠山先生「花粉症用のマスクをして吸い込む花粉の量を減らす」、「帰宅時にうがいや洗顔をしてある程度花粉を落とす」、「花粉が付着しやすいウールは避け、綿や化学繊維の洋服を着る」など、日常的に気を付けましょう。花粉症の症状が出始めたごく初期に治療を開始すると、鼻の粘膜の炎症の進行を止め、花粉症が重症化することを防ぐことができます。また、鼻や目などの症状が重い場合は耳鼻咽喉科、眼科での受診をお勧めします。――早速、花粉の飛散状況を調べ、鼻水のセルフチェックをします。ありがとうございました。アレルギー症状である花粉症は、我慢するよりも早い段階で病院へ行き、薬を飲んだほうがよさそうです。監修:遠山祐司氏。耳鼻咽喉科・気管食道科専門医。医学博士。とおやま耳鼻咽喉科院長。とおやま耳鼻咽喉科TEL: 06-6923-4187大阪市都島区御幸町1-9-1地下鉄谷町線都島駅から徒歩7分岩田なつき/ユンブル)
2012年03月04日本格的な夏が始まりました。毎日暑いですね。今年は節電の夏ということもあり、熱中症には気をつけないといけません。でも冷房を使わずに夏を乗り切るなんて自信がない…そんな方も多いはず。そこで医師100人にアンケート。「電気をなるべく使わずに熱中症対策をするには?」■キーワードは、1. 水分 2. 扇風機 3. 氷最も多かった回答は「水分摂取」(61人/100人)です。熱中症対策の基本ですね。水分はこまめに摂ることがポイント。特に汗をかくと塩分も体の外に出てしまいますので、水分と同時に塩分摂取もこころがけましょう。「トマトに塩をつけて丸かじり」をオススメする医師もいらっしゃいました。トマトには体温を下げるカリウムが豊富に含まれており、塩分も一緒に摂れるので良いですね。震災の影響で今年の夏は塩の価格が高騰するというニュースもありますので、塩は大切に使いたいところです。そして、次に多かったのが「部屋の風通しをよくする」、「涼しい格好」です。その中でも特に挙げられたのが「扇風機」と「氷」の上手な活用。例えば……「弱めの冷房といっしょに扇風機を使うと、効率的に部屋を涼しくできる」「凍らせたペットボトルに扇風機の風を当てると、涼しい風を送れる」「 氷で冷やしたタオルを首に巻く」体を冷やす際には、血液が集まる首まわり、後頭部、わきの下あたりがよいそうです。■今年は図書館ブームがくるかも!?ほかに多かった回答が「朝に仕事をして、昼は公共施設で涼む」「日中は図書館に行く」「プールに行く」といった、公共施設の利用です。自宅で冷房をつけるのは気が引けますが、みんなで図書館に涼めば電気も無駄になりません。今年の夏は、図書館にこもって本を読みながら猛暑対策、というのが流行(はや)るかもしれませんね。(Ask Doctors)【関連リンク】【コラム】医師の98%が「今年は熱中症、脱水症状が例年よりも増える」【コラム】対皮脂汚れ最終兵器!ベタつく夏を乗り切る重曹洗顔のススメ【コラム】夏と言えばこれ!そうめんのおいしい食べ方を研究してみた!
2011年07月16日春の訪れよりもひと足お先に聞こえ始める、花粉症の話題。私は花粉症ではないのですが、その症状に悩むコブス編集部員は毎年大変そうです。花粉症というと緑茶やヨーグルト、シソ、てん茶、ミント、ワサビ……など「効果的!」とされる食べ物や飲料が多いような気がしますが、本当のところ、一体何が効くの?日本アレルギー学会認定専門医で、現在は奈良県大和高田市立病院にて勤務されている清益功浩(きよます たかひろ)先生に伺いました。「正直申し上げますと、民間療法に『これだけで大丈夫!』というものはないに等しく、なおかつ個人差によるものが大きいため……。どれが一番効果的かを選ぶのはとても難しい問題です」(清益功浩先生)――がーん!……そうなんですね。「ただ、ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、実験においてアレルギーを抑える作用があると報告されています。これはカルピス研究所が花粉症の方に対して行ったもので、乳酸菌の1種であるラクトバチルス・アシドフィルスL-92株(以下、L-92株)が花粉による症状を抑えたという結果が出ています」――つまりL-92株が入っているヨーグルトには、効果を期待できるということですね!「次に『べにふうき緑茶』という緑茶からも、花粉による症状を軽減する結果が出ています。データによると花粉が飛散する1カ月以上前から長期飲用したほうが、効果があるとも報告されています」――そのほかの、シソやてん茶、ミント(ハッカ類)、青汁、ワサビについてはどうでしょうか?「医学的には緑茶に含まれるカテキン、ワインなどに入っているポリフェノールにアレルギーを抑える効果があることはわかっています。そのため、カテキンが含まれている緑茶、ポリフェノールを含むシソに関しては、花粉症に効果的なものがあるかもしれません。そのほかのものについては、人によって効果を期待できますが、そのメカニズムはまだハッキリしていませんね」――ちなみに、これだけはNG!という花粉症対策はありますか?「病院で行われる花粉症治療の中に、スギ花粉などを体内に注入し、花粉に強い体質へ変えていくものがあります。これはあくまでも医者が花粉量を調節して行っているため心配ありませんが、民間療法として取り入れるのはとても危険です!最近では、花粉が入ったカプセルがネットなどで販売されているようですが、誤った知識のまま服用すると強いアレルギーショックを起こしかねません。このような薬を服用する際は、きちんと医者の監視下で行うようにしてください」――それは怖い!花粉症の友人や同僚にさっそく忠告しておきます!ところで、食べ物にせよ飲料にせよ、花粉症対策はいつごろから始めればいいでしょうか?「アレルギーへの抵抗力をつけるには時間がかかります。そのため、花粉がまだ飛び始めていない1月ごろなど、早い方がいいですね。花粉は早くて2月上旬ごろから本格的に飛散し始めます。日本気象協会によると、今年の花粉量は前年に比べて少ないようですが、それでも早めに対策を始めておくに越したことはありません」――最後に。私自身は花粉症ではないのですが、発症率を下げるための方法はありますか?「花粉症は、今まで『単なる外から入ってきたもの』ととらえていた花粉を、ある日突然『害のあるもの!』と体が認識することから発症します。とはいえ、そのくわしいメカニズムもまだわかっていません。ヨーグルトやべにふうき緑茶など、花粉症の人たちにも効果的なものを取り入れるなど、日常的にケアしていれば発症率を低くできるかもしれませんね」ありがとうございました。もう一つの予防策として「花粉との接触を避けられれば、発症率を下げられますので……。花粉の飛散量が比較的少ない北海道や沖縄に住むというのはどうでしょう?」と清益先生。「どうしても花粉症になりたくないっ!」という方、いかがでしょうか?(吉住夏樹/プレスラボ)【関連リンク】AllAbout「アレルギー・免疫の病気」清益先生の連載ページ。花粉症のお話もあります!『アトピー治療の常識・非常識~知ってなっとく!最新治療』(医薬経済社)清益先生のご著書。こちらもチェックを流行再燃!インフルエンザ対策のための正しい手洗い方法とは衝撃!長野県にはゴキブリがいないって本当!?将来はげないために20代男性ができる“脳マッサージ”って!?
2010年02月09日