東京糸井重里事務所は、「ほぼ日手帳2016」全82種類のラインナップで発売する。販売開始は9月1日より順次。販売店はWebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」、全国のロフトおよび書店。価格は文庫本サイズの「オリジナル」(カバー+本体セット)が3,500円、A5サイズの「カズン」(カバー+本体セット)が6,000円、分冊タイプの「avec」がオリジナル2,200円/カズン3,800円、週刊タイプの「WEEKS」(本体のみ)が1,800円、英語版の「HobonichiPlanner」(本体のみ)が2,500円(価格はすべて税別)。「ほぼ日(ほぼにち)手帳」は、Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のオリジナルグッズとして2001年に登場以来、ロフトの手帳売り上げランキングが11年連続で1位を獲得し、2015年版は55万部の販売部数を記録した人気の手帳だ。文庫本サイズの「オリジナル」、A5サイズの「カズン」、 ウォレットサイズの週間手帳「WEEKS」、英語版の「Hobonichi Planner」といった4種類が用意される。今回発売される2016年版「ほぼ日手帳2016」では、12カ月のはじめのページに、その月の記念日や目標、やりたいことなどをリストアップしておけるトビラページが装備されたほか、海外ユーザーの声を参考にカズンの1日ページの曜日が英語で併記されるなどの改良がなされている。2015年版で登場した半年タイプの分冊版「avec(アヴェク)」は、2016年版においてもオリジナルとカズンのふたつが販売される(カラーは前期がライムイエロー、後期がアイスブルー)。また、糸井重里氏がゲームデザインを手がけたゲームソフト「MOTHER2-ギーグの逆襲」のコラボレーションカバーとして2015年版で好評を得た「MOTHER2 Onett」に続き、2016年版では6月に発表されている「MOTHER2 サターンバレー」、登場人物がずらりと並ぶ「MOTHER2 CAST」、小紋柄のどせいさんがネクタイ生地に織られた「MOTHER2 どせいさん」の3種類が販売される(特製「おまけクリアブックマーク」が付属)。さらに、先日報じたとおり、岡崎京子氏のマンガ「リバーズ・エッジ」の鉛筆イラストが表紙のWEEKSが新登場するほか、「ほぼ日」ではお馴染みのブランド「CACUMA(カクマ)」の手帳カバー(10月1日発売)や、絵本作家ミロコマチコ氏、イイダ傘店、BLUE BLUE、布芸展+弘前こぎん研究所、Hello Kitty、PORTERなど、多彩なアーティストおよびブランドとコラボレーションしたカバーがそろう。このほか、立体的なフォルムで外側のポケットにiPhone 6 Plusサイズのスマートフォンも入る、軽くて柔らかなジッパーズタイプの「&」(アンド)や、ニットブランドCoohemがほぼ日手帳のために製作した、華やかなデザインのツイード製WEEKSジッパーズ「FLORAL TWEEDBeige]」、さらにはANREALAGEがデザインし、PORTERが製作した、クラッチバッグのように持てる手帳カバー「サークルケース」(11月1日発売)などが用意される。なお、ラインナップの詳細は[「ほぼ日ストア」のWebサイトを参照してほしい。
2015年08月24日東京糸井重里事務所は、9月1日に発売される「ほぼ日手帳2016」の「WEEKS」シリーズとして、マンガ家・岡崎京子氏の絵をモチーフにした「岡崎京子 リバーズ・エッジ」を発売する。販売店は、Webショップ「ほぼ日ストア」およびロフト、東急ハンズ、紀伊國屋書店、丸善、Amazon、楽天ブックスなど、ほぼ日手帳 WEEKS 取り扱い書店。価格は3,240円(手帳本体+クリアカバー+下敷き)。今回発売される「岡崎京子 リバーズ・エッジ」は、漫画家・岡崎京子氏の代表作「リバーズ・エッジ」の鉛筆画が表紙になった、ほぼ日手帳「WEEKS」シリーズの新ラインナップ。デザインは、2015年はじめに開催された「岡崎京子展」を手がけたコズフィッシュのブックデザイナー・祖父江慎氏と鯉沼恵一氏が担当。表紙に描かれている鉛筆画は、「リバーズ・エッジ」初版本のカバーに使われていたもので、 原画の汚れやノイズが積極的に活かされている。真っ白な布地の裏表紙には男の子も印刷され、しおりや見返しの模様にも、通常のWEEKSとは異なる白を際立たせる仕様が施されている。また、特典として、岡崎京子氏の物語集 「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」からの一文が印刷されたクリアカバーと、「ヘルタースケルター」のイラストが入った特製の下敷きがもれなく付属する。なお、WEEKSシリーズは、1週間分のスケジュールを見開きに収めた週間タイプの手帳。スーツの内ポケットやズボンの後ろポケット、女性用かばんのポケットにも収まる、携帯しやすいウォレットサイズで、全240ページのボリュームがありながら厚みは約10ミリ、重さは130~140グラムとスマートフォンと同程度となっている。一週間にひとつずつ「ほぼ日」のコンテンツから厳選した「週の言葉」を掲載されるほか、全国主要都市のJR、地下鉄、私鉄の路線図が1枚にまとまった「ほぼ日の路線図 2015」のミニサイズ版が標準装備されている。
2015年08月21日最近は一重や二重であっても「あるもの」を使えばあっという間にくっきり二重ができちゃうんです。ズバリ!オシャレ女子から人気の「二重テープ」。テープを貼るだけなので、どんなに不器用な人でもぱっちりな目元に大変身♪しかし、正しい方法で貼らないと下を向いたときにテープが見えたり、時間が経つと剥がれたりと、ちょっと残念な感じに……。そこで今回は『「造作」がバレバレ!「二重テープ」をキレイに仕上げる5つのコツ』をご紹介いたします。■まずはテープ選びから二重テープといっても種類はさまざま。まぶたにテープを貼りつけるものもあれば、両面テープになっていて皮膚同士をくっつけるものもあります。色も透明・白・アイカラーつきのものまで豊富に揃えられており、その中でも自分に合ったテープを選ぶ必要があります。メイク方法も人によって異なるので、扱いやすいテープを選んでみてくださいね♪■テープを貼る前に油分を拭き取るいきなりテープで貼ってしまうとテープがゆがんでキレイに貼れなくなってしまいます。まず最初に、コットンやティッシュで油分を拭き取りましょう。多少、手間がかかりますが、拭き取っておいた方が綺麗な仕上がりになります。ちなみにあぶらとり紙もオススメですよ♪■二重の線を入れる次に鏡を見ながら、二重の線を決めていきましょう。大体、二重の位置が決まったら綿棒やアイプチのプッシャーなど先の尖ったもので二重の線を入れます。どこに入れたらいいか分からないときは鏡を上に持ち上げて無理やり二重を作ってみて♪ポイントが分かれば、あとは二重テープを貼るだけでOK!■いよいよテープを装着!二重の線の真下にテープを貼りつけましょう。目尻の方から中心にかけて貼っていくと、綺麗な仕上がりになります。部分的に貼りたい人は黒目の上、もしくは黒目よりやや目頭寄りに貼ると、可愛らしい目元に変身できます♪テープを貼る位置によって目元の印象が大きく変わってくるので、色々と試してみながら自分のイメージに合った貼り方をマスターしてみましょう♪■上からアイシャドウをつけるいかがでしたか?最後の総仕上げとして、テープの上から軽くアイシャドウをつければ完成♪どこから見られても、綺麗な仕上がりになっているはずですよ!最初は使いづらいかもしれませんが、慣れてくれば大丈夫!色々と研究しながら、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
2015年08月19日テープやのりなどの二重用化粧品を用いて二重のラインを作る”二重メイク”は、以前は一重の人が二重にするために行うものだった。しかし今では、もともと二重の人でもラインの幅を広げるために二重用化粧品を使用している。流行の"ものまねメイク"も、二重のラインを変えることが似せるポイントといわれるように、自分のなりたい目元を目指して、多くの女性が二重メイクを楽しんでいるようだ。このように、今や女性のメイクに欠かせないアイテムとなった二重用化粧品。テープやのり、ファイバーなどさまざまな種類があるが、どれも直接まぶたに触れるものだ。実際のところ、皮膚への負担はないのだろうか。今回は、二重用化粧品の継続使用がまぶたに与える影響について、湘南美容外科クリニックの福澤見菜子医師にお聞きした。 *○二重メイクができなくなって整形を選ぶ人も二重用化粧品を使い続けることでラインが定着すると思われるかもしれませんが、それはごく一部の人。多くの場合は、メイクを落とすと二重のラインも消えてしまいます。そのため、人に会うときはいつも二重メイクをしているという人も多いはずです。二重整形を望む女性の場合も、普段からメイクで二重を作っていて、そのラインを定着させたいという人がほとんど。既にシミュレーションができているので、"整形で目を変える"というよりも、"整形で普段の目に合わせる"という感覚の女性が増えてきたように思います。また、二重を定着させたいという思いは共通ですが、整形のきっかけは人によってさまざま。「毎朝のメイク時間がもったいない」という人もいれば、「結婚するので時間をかけた二重メイクができなくなる」という人も。中には、「皮膚のトラブルが起きて二重用化粧品の継続使用が難しくなってきた」という理由から、整形に踏み切る人もいます。○気をつけたい皮膚トラブルは?二重用化粧品は、まぶたの皮膚を押したり引っ張ったりすることで二重を作るものなので、頻繁な使用は皮膚にとっても負担です。恐らく二重用化粧品を毎日使っている人の大半は、何かしらの皮膚トラブルを経験しているのではないのでしょうか。主に次のような皮膚トラブルには注意が必要です。・皮膚炎(炎症、かぶれ、かゆみ、腫れ、乾燥)どのタイプの二重用化粧品でも、はじめは問題がなくても長期間使い続けていくうちに皮膚炎を起こすことがあります。具体的には、炎症やかぶれ、かゆみ、腫れ、乾燥などのトラブルには要注意です。・皮膚が伸びるのりタイプは強力な接着剤でまぶたを伸ばして二重を作るので、皮膚が伸びてしまう人がかなり多いです。症状が重いと、伸びた皮膚がもとに戻らないことも。・皮膚の硬化まぶたの皮膚は薄いものですが、炎症などのトラブルを繰り返すうちに皮膚が硬くなり、腫れぼったい目元になることがあります。・色素沈着二重用化粧品の使用箇所に色素沈着が起こり、目の周りが黒ずむことがあります。のりタイプに多く見られます。・眼瞼下垂(がんけんかすい)への進行ファイバータイプはグッとまぶたを押して二重を作るので、程度や使用頻度によっては、目が開きにくくなる「眼瞼下垂」への進行を助長する可能性があります。まぶたの皮膚はとても弱いので、一度トラブルを起こすと再生するまでに時間がかかります。傷ついた状態で二重化粧品を使い続けると、場合によっては、もとに戻らないほどの皮膚の変化を引き起こすこともあるので十分気をつけましょう。 *まぶたの皮膚は自分が思っている以上にデリケートで、負担をかけすぎるのは禁物のようだ。二重化粧品を日常的に使用している人は、まぶたが皮膚トラブルを起こしていないかどうかを確認してみてほしい。そして、アイメイク全般にも言えることだが、まぶたの調子が悪いときはしばらくメイクを休んでみて、よくならないときには早めに医師に相談してみよう。※画像と本文は関係ありません○記事監修: 福澤見菜子(ふくざわ・みなこ)2003年度ミス慶應グランプリで、歴代のミスの中でも唯一「専門医」の資格を持つ医師。2006年に慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学病院、東京大学医学部附属病院 形成外科・美容外科、大塚美容形成外科 千葉院院長などを経て、2013年より湘南美容外科クリニックに勤務。そのほか、日本形成外科学会 専門医、日本美容外科学会(JSAPS) 正会員、日本抗加齢医学会 正会員、埼玉医科大学総合医療センター 形成外科・美容外科 非常勤助教など。医師として、正しい美容医療の普及と実現に貢献することをライフワークとし、オフィシャルサイトでも情報を発信している。
2015年08月13日女優の山本美月が、映画『ボクは坊さん。』(10月24日公開)で自身初の白無垢姿を披露する。13日、スタッフが「美しすぎる」と絶賛するその姿を捉えた写真が公開された。本作は、コピーライターの糸井重里氏が編集長を務める『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載された人気連載「ボクは坊さん。」を原作に、24歳で住職になった伊藤淳史演じる白方光円が、お坊さんの世界に悪戦苦闘しつつも成長していく姿が描かれる。山本が演じるのは、光円、その友人・真治(溝端淳平)と幼なじみのヒロイン・京子役。白無垢は栄福寺で結婚式を挙げるシーンで披露され、スタッフいわく「撮影時にはその美しすぎる姿に思わずため息が漏れた」という。このシーンを「いつか結婚式をするのであれば、ウエディングドレスがいいと思っていたので、この機会に白無垢を着ることが出きて良かったです!(笑)」と振り返る山本。「白無垢はちゃんと、お嫁さんがキレイに見えるように作られているんだと着てみて感じました」と発見があったことも明かす。本作は愛媛・今治を舞台に描かれる。山本は撮影に備えて今治弁をマスターし、自然体の演技を披露しているという。伊藤と溝端とは初共演だったが、「すごく優しく仲良くしていただいたので、3人の関係性はすごくナチュラルな感じで演じられていると思います」と手応えも。「愛媛の空気はとても澄んでいて、絵がとてもキレイでした。日本の映画の良さを感じました」と語るなど、ロケ地の雰囲気も後押しとなったようだ。(C)2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年08月13日『ALWAYS三丁目の夕日』の製作スタッフと映画『ビリギャル』の伊藤淳史がタッグを組み、「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載を映画化した『ボクは坊さん。』。このほど、伊藤さん演じる主人公の幼なじみのヒロイン、京子役を演じた山本美月が、劇中で披露する“人生初”の白無垢姿が解禁となった。本作は、糸井重里が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されていた、四国八十八ヶ所霊場栄福寺の住職・白川密成さんのエッセイを映画化。物語の舞台は、愛媛県の今治。祖父の突然の死をきっかけに、24歳という若さで住職になった白方光円が、お坊さん独特の世界に悪戦苦闘しつつも成長していく姿を描く。不器用ながらも一生懸命に奔走する光円の姿に、いつの間にか励まされ、癒され、笑い、涙する、これまでにない“お坊さんエンターテイメント”だ。本作で、山本さんが演じるのは、光円(伊藤淳史)とその友達・真治(溝端淳平)の幼なじみで、2人の男子にとってはマドンナ的存在の京子。本作のために今治弁をマスターした山本さんは、初共演となった2人について「伊藤淳史さんや、溝端淳平さんとは初めましてだったのですが、すごく優しく仲良くしていただいたので、3人の関係性は凄くナチュラルな感じで演じられていると思います」とコメント。伊藤さんとは実年齢で8歳もの年齢差があるにも関わらず、その差を感じさせない自然体な演技で好演し、女優として新境地を見せている。今回到着した画像は、そんな山本さん演じる京子が、栄福寺で結婚式を挙げるシーンでの初めての白無垢姿。その美しすぎる姿に、撮影時にはスタッフからも思わずため息がもれたという。山本さんは、「いつか結婚式をするのであれば、ウエディングドレスがいいと思っていたので、この機会に白無垢を着ることが出きて良かったです!(笑)白無垢はちゃんと、お嫁さんがキレイに見えるように作られているんだと着てみて感じました」と喜びいっぱいに感想をコメント。さらに本作では、主人公の光円や真治に、深く人生を考えさせるきっかけになる重要な役どころを演じているだけに、「愛媛の空気はとても澄んでいて、絵がとてもキレイでした。日本の映画の良さを感じました」と撮影をふり返り、しみじみと語っている。ふだんはなかなか知ることのできない、奥深い“坊さんワールド”の中で描かれる、一服の清涼剤のような山本さんの美しすぎる白無垢姿と新たな魅力を、スクリーンでも確かめてみて。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月13日映画『ビリギャル』での塾講師役も記憶に新しい俳優の伊藤淳史が、現役住職の実話をもとにした映画『ボクは坊さん。』(10月公開予定)に主演することが26日、明らかになった。原作は、コピーライターの糸井重里氏が編集長を務める『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載され一日140万を超えるPVを記録した連載「ボクは坊さん。」。24歳の若さで愛媛県今治市にある四国八十八カ所霊場五十七番札所の栄福寺住職になった白川密成氏が、身近なのにあまり知ることのない僧侶生活のエピソードをつづって人気を博した。主演の伊藤は作品について、「当たり前のように繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います」とコメント。演じる中で、「お寺の世界の厳しさや、美しさ」を身をもって感じることができたという。本作は、スクリーンに映し出される四国や高野山の風景も見どころの一つで、伊藤も「ロケーションもとても美しいので、ぜひ劇場でご覧ください」とアピールする。原作者の白川さんは、「ただの青年がある日、"坊さん"になって見たシーンは、『ねぇ、こんなことが、あったんだよ』と誰かに話したくなる日々でした。その一人が、あなただったら、なんだかうれしいです。もし、この映画を見た人が、誰かの声を久しぶりに聞きたくなったとしたら、それだけで、ありがたいです」とコメントを寄せている。主題歌は吉田山田が手がけた「Today,Tonight」。共演には、女優の山本美月、溝端淳平、濱田岳ら若手に加え、イッセー尾形、松田美由紀らベテランが脇を固める。『ALWAYS三丁目の夕日’64』で監督助手を務めるなど、第一線の現場でキャリアを積んできた真壁幸紀監督がメガホンを取り、スタッフ陣には日本アカデミー賞最優秀撮影賞を3度受賞している撮影の柴崎幸三氏をはじめとしたベテランが名を連ねた。主人公・白方光円は、祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、栄福寺の住職になったばかりの24歳。初めのうちこそ、坊さん専用グッズや、個性豊かな僧侶との出会いにワクワクしていた白方だったが、今では檀家との関係の難しさを感じたり、人の生死に直面して悩んだりする日々を過ごしていた。地域の人々との出会いや僧侶の世界の奥深さに触れることで、試行錯誤を繰り返しながらも成長していく一人の青年の姿を描く。(C)2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年06月26日映画『愛を積むひと』が6月20日(土)に公開を迎え、佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明、朝原雄三監督が舞台挨拶に登壇。サプライズで佐藤さん宛てに奥さんがしたためた手紙を樋口さんが読み上げ、佐藤さんは涙を見せた。突然の妻の死に悲嘆する男の元に届いた亡き妻からの手紙。それが男と周囲の人々を少しずつ結び付けていくさまを北海道の雄大な自然を背景に描き出す。佐藤さんは初回上映を観終えたばかりの観客に「映画の中にではなく、ご覧いただいたみなさまひとりひとりの中に答えがある映画だと思います。かわいがってやってください」と呼びかける。樋口さんは、この作品に参加して「急に死んでしまうかもしれない、と初めて意識しましたし、夫(※コピーライターの糸井重里氏)がおりますが、どちらかが先に逝ってしまうということを考えさせられました」と語った。夫婦を演じた互いについて尋ねられると、佐藤さんは「撮影中はあまり話さなかったんですが、プロモーションで喋る機会に恵まれ、初めて樋口可南子さんを知る思いでした。同じ思いでお客さんの前に立っているこの日が来て幸せです」と笑顔。樋口さんは、佐藤さんの取材やプロモーションでの様子について「とても一生懸命に宣伝されるんです。私たちもベテランの域に入ってますが(笑)、背中を見ていて初々しいんです。そうさせてくれたのはこの作品のおかげ。佐藤さんが小技ではないお芝居を見せてくれたので、ついていくだけでした」と佐藤さんへの全幅の信頼を口にする。樋口さんはさらに佐藤さんについて「奥様のことをこの人は愛してるんだなと感じました」と語ったが、その奥さんがしたためた佐藤さん宛ての手紙がサプライズで届き、樋口さんが壇上で読み上げた。最初は、樋口さんから手紙を奪おうとしていた佐藤さんだが、観念して妻の言葉に耳を傾ける。結婚当初、体が丈夫でなく「自分が死んだら、保険金で、好きな映画を作ってね」と伝えたエピソード。しかし、いまは「役者の仕事しかできない浩市さん。あなたを残して旅たつ事は、家族は勿論、事務所のマネージャーさん、映画関係者の皆様に、とてつもないご迷惑をおかけする事になり、それを思うととても、先に逝くことなど出来ません」と考えていること。さらに23年前に佐藤さんが奥さん宛てに送った手紙に書かれていた「僕は一生あなたの味方です」という言葉をいまも忘れずにいることなど、奥さんの思いを樋口さんが声を詰まらせながら読み上げると、佐藤さんの目にも涙が…。「浩市さん、私は浩市さんを1人にしないように、浩市さんよりも1日でも長く生きる事を、約束します」という最後の一文が読み上げられると、劇場には温かい拍手がわき起こった。佐藤さんは、目を真っ赤にしつつ「暑いから汗かいちゃって…」と定番すぎる言い訳。樋口さんに対しても「可南子さんが泣くことないでしょ(笑)!」とツッコみつつ「ありがたいものだと思ってます」と照れくさそうに感謝の思いを口にした。人前での涙がよほど恥ずかしかったのか「まさか、こんな姑息なことを宣伝部が考えているとは思いもよらず、不覚でした」とサプライズを企画した宣伝部への恨み節を口にし、会場は笑いに包まれた。『愛を積むひと』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年06月20日KADOKAWA/メディアファクトリーは5月22日、単行本「自分史上最強にかわいくなる! 一重&奥二重さんの劇変メイクブック」(著/新見 千晶, 内田 もよ)を発売する。○やさしげでナチュラルな"デカ目"に変身!同書は、多くの女優やタレントのヘアメイクを担当しているヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんと、自身も一重に近い奥二重の漫画家・内田もよさんによるメイクがわかる実用コミック。つり目であったり、クールな印象になりがちな一重・奥二重の女性に向け、別人のような"デカ目"に変身できるテクニックを公開している。同書で紹介している方法は、大きな目に見せながら、仕上がりはやさしげで、ナチュラルになるのが特長。いつもとは違ったメイクに取り組みたい人のために、おしゃれ度を上げるカラーライナーの使い方や、つけまつ毛のつけ方なども解説。お泊まり時に使いたいすっぴんメイクや、差が付くスキンケア、ベースメイク、チーク、メイク直しの方法も紹介している。価格は1,296円(税込)。Amazon.co.jpで販売する。
2015年05月21日東京糸井重里事務所は5月18日に、カメラの三脚を使う「ほぼ日のティーテーブル」を数量限定で発売する。○のんびりお茶を飲んだり、スケッチしたり…同商品は、「小鳥たちがエサをついばみにやってくるバードテーブルのような……みんなで集えるティーテーブル」がコンセプト。直径40cmの円盤状の天板を、脚の部分となるカメラの三脚にとりつけて使う。三脚はねじの規格が統一されているため、どんな製品にものせることができる。裏面には、ひもを通す穴が空けられており、壁に掛けることも可能。ラインナップは、以下の4種類となる。「My favorite spot」は、オリジナルブランド「OTTAIPNU(オッタイピイヌ)」を展開する鈴木マサルがデザイン。あざやかで、大きな柄が特徴的。素材はアクリル樹脂で、価格は1万1,880円(税込)となる。「Patchwork」は、デザイナー・平 武朗のブランド、「desertic」独特のデザインをUV印刷、透明のアクリルではさんだ。ヴィンテージニットのはぎれを組み合わせ、パッチワークした作品を基にした。アクリルは、樹脂会社の「益基樹脂」による。価格は1万1,880円(同)となる。「ウォールナット(クルミ)」は、山形の家具メーカー「天童木工」と共に製作した成型合板となる。表面の焼き印にある言葉は「貞観政要」にある太宗の言葉。糸井重里氏が以前、邱 永漢氏からもらった書「林深ければ鳥棲み、水広ければ魚遊ぶ」を英訳した。価格は2万2,680円(同)となる。「シダーウッド(スギ)」も「天童木工」が製作。スギの軟質である性質を活かして、圧密加工し成型合板にした。焼き印の言葉は「ウォールナット(クルミ)」と同様。価格は1万7,280円(同)となる。WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」にて、18日午前11時から数量限定で販売される。
2015年05月15日三菱重工業は三菱航空機が開発を進めている「MRJ」(三菱リージョナルジェット)に関して4月9日、報道されている初飛行延期が三菱重工業および三菱航空機によって発表されたものでないことをコメントした。あわせて、「3月に何らかのトラブルで一定期間、試験を中断したとみられる」という一部報道については、試験用治具の調整等に時間を要しているものの、トラブルにより試験を中断したものではないとしている。MRJのスケジュールについては、初飛行の具体的日程も含め、製造・試験状況を踏まえて検討を進めており、本日の4月10日に三菱重工業および三菱航空機から発表される。
2015年04月10日糸井重里氏が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」はこのほど、自宅で簡単に、福島のコシヒカリを育てられる「ちいさな田んぼキット」を発売する。○種と土は放射性物質検査をクリアし安心同商品は、福島県・郡山の農家・藤田浩志氏をはじめとする「農のプロ」の協力を得て開発。プロが使う種もみ、肥料の入った用土、栽培用ケース、栽培マニュアルがセットされる。同商品の売上による利益は、福島の食関連のプロジェクトに寄付する予定とのこと。福島県産の檜に防腐性の塗料を塗り、木工メーカーが作ったカバー付きセットも用意。稲の栽培後には、鉢植えカバーとして利用が出来る。栽培は、太陽の光と水があればどこでもできる。種と土は放射性物質検査をクリア。また、昨年(2014年)には、同WEBサイトの「お米チーム」が東京都・青山のビル屋上で実際に栽培し収穫。その際に得たノウハウもマニュアルに盛り込まれている。○収穫期にはプロが作った新米3kgも届く栽培する米は、福島県産コシヒカリ。同商品を購入すると、稲刈りの時期に、福島の農家がつくったコシヒカリの新米3kgも届けられる。同WEBサイトを通じて、数量限定で販売。「あおむしくらぶ+ほぼ日 ちいさな田んぼキット スタンダード コース」は、7,560円(税込・配送手数料別)。限定100セットの「同 檜(ひのき)のいいカバー コース」は、1万2,960円(同)となる。
2015年03月27日糸井重里氏が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」は25日、自宅で簡単に福島県産「コシヒカリ」を育てられる「ちいさな田んぼキット」を発売した。○うれしくて、たのしくて、おいしい同商品は、郡山の農家・藤田浩志氏をはじめとする福島の「農のプロ」の協力を得て開発。プロが使う種もみ、肥料の入った専用の土、わかりやすい栽培マニュアルがセットされる。また、福島の木工メーカーが作った檜カバーを付属するセットも用意した。同商品の売り上げによる利益は、福島の食関連のプロジェクトに寄付する予定だという。○放射性物質検査クリアの安心な種と土栽培は、太陽の光と水があれば作ることができる。種も土も放射性物質検査をクリアしており安心とのこと。また、昨年(2014年)1年間、同WEBサイトの「お米チーム」が東京都・青山のビル屋上で実践し、無事収穫。マニュアルには、その際に得たノウハウも盛り込まれている。栽培する米は、福島県産の品種。同商品を購入すると、稲刈りの時期に、福島の農家がつくった新米3kgも届けられる。販売は、同WEBサイトを通じて、25日11時に数量限定で開始。「あおむしくらぶ+ほぼ日 ちいさな田んぼキット スタンダード コース」は、7,560円(税込・配送手数料別)。限定100セットの「同 檜(ひのき)のいいカバー コース」は、1万2,960円(同)となる。
2015年03月25日ラインが描かれているアイテープがあるって知ってた!?二重幅を広げながら、よりパッチリ目に見せる事が出来ちゃうんです!くっきり二重にしたい!でも、瞼が重すぎてなかなか二重にならない...そんな悩みを抱えている方にはこの動画がオススメ!メイクのコツ・ポイントツリ目を和らげるために、つけまつ毛は左右逆のものを使う。ラインが描かれているアイテープを付けて二重幅を広げる。隙間を埋めて、よりハッキリしたラインに。目尻くの字に締め色のシャドウをのせてくっきり目に。黒目下だけにラインを引いて瞳を大きく見せる。このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年03月13日パッチリで、幅広い二重の女の子は誰もが憧れますよね。アイメイクの見栄えをよくするために、アイプチやアイテープを使って二重幅を広くする子も多いと思います。でもできることなら道具に頼らず、くっきりとした二重幅を手にいれた~い!って、きっと誰もが思っているのではないでしょうか?そこで今回は!二重幅の脂肪をなくして、自力で二重幅を広げる方法をご紹介。・ホットタオルで目の周りをあたため、血行を良くする目周りの筋肉が固いと、二重幅の跡がつきにくくなります。ホットタオルを5分ほどのせて皮膚をやわらかくし、目の疲れをとってあげましょう。・目周りをマッサージ!眉の形に沿ってマッサージしていきます。眉頭→中央→眉尻の順番でプッシュしてほぐしていきましょう。カッサを使うのもオススメ!出典:@cosmeカッサは、肌にフィットしやすい形になっているので、曲線に沿ってマッサージすることができますよ。ただ、力の入れすぎには注意!気持ちいいな、と感じるくらいがベストです。滑りを良くするために、あらかじめクリームを塗っておくのも良いでしょう。さらに、目を囲うように、目周りをぐるっと一周させるイメージでマッサージして、全体のむくみを取ります。・エクササイズで目の運動!目を大きく開ける→上目遣いで瞬きを30回する目を大きく開けるときは、二重ラインをイメージすることがポイント!この動きで、瞬きをたくさんして目の運動をしましょう!朝、起きた時や寝る前などの空いた時間で行うといいですね。これなら簡単なので続けられそう♪続ける事が大事なので、瞬きすることを日頃から意識しておきましょうね。・綿棒やアメリカピンで二重ラインの癖付けをする目を思い切り開いて、二重線の跡を付けます。この時、欲張って幅を広くしようとすると跡が付きにくくなってしまうので、カーブに沿ってなぞるようにして、しっかりと跡がつく場所を見つけましょう。瞼の重みが強くてなかなかラインが付かない人は、アイプチを薄く塗って二重を作り、ラインをキープ。この流れを続けて、定着すれば、アイプチを付けなくても自然な二重ラインが!ラインが定着するまでは時間がかかりますが、二重ラインをGETするためには継続することが大事!瞼の脂肪をとって、マッサージを続ける。この方法で、あなたの理想の二重ラインを手に入れる事ができるかもしれません♪
2015年02月22日南米、北米、アラスカ、モンゴル、極東シベリア、ヒマラヤ…数々の僻地を旅してきた「グレートジャーニー」シリーズで知られる探検家・関野吉晴が新たに企画した途方もない旅を追った、ドキュメンタリー映画『縄文号とパクール号の航海』が3月末より公開される。この大冒険を一足早く体験した、北野武や糸井重里らが本作にコメントを寄せている。“途方もない旅”という表現に嘘や偽りはないーーその内容とは「自然から素材を集めて鉄を作り、その鉄で舟を作り、エンジンを使わずに島影と星だけを頼りにインドネシアから日本まで来る」というもの。完成した舟の名は、丸木舟の「縄文号」と「パクール号」だ。しかし、作りあげた舟は逆風で進む事ができないという致命的な欠陥を抱え、進まない時は歩くよりも遅い…時には2日で20kmしか進まないのだ。劇中、苦笑まじりにクルーのひとりが漏らす「いや~、想定してなかったですね…」という言葉は、まごうことなく心から出た言葉だろう。そんな停滞に停滞を重ねる舟とともに、価値観も宗教も年齢もバラバラの10人のクルーたちが圧倒的な自然の力に翻弄され、喜び・怒り・哀しみを分かち合いながら進んでいく様を追っている。同乗した関野さんの教え子・前田次郎が「日本に帰って仕事に就けるわけでもないし…しんどかったですね」と心情を吐露するシーンは大いに頷ける。しかしこの旅は、奇しくも3.11の東日本大震災の大災害を経て、新たな意味を持ち始める。果たして、この旅の意味は何だったのか?北野監督は、本作について「今回は若者とインドネシア人漁師と手作りカヌーで大海原に挑戦。星を頼りに航海する、グレートジャーニー関野吉晴さんたちの姿に手に汗握り、最後は拍手を送り、脱帽した」と賛辞を送っている。その他にも、様々な著名人が本作に胸打たれたよう。■糸井重里(コピーライター)「関野さんは、読書しているような目で冒険をやってくれる。今度の旅は、海と人間に聴診器をあてているような顔だった」■田口ランディ(作家)「とっても不思議な映画です。3.11の震災をはさんで、冒険の記録ではなく、命のつながりの深淵へと入っていきます。人間の意識は大自然と響きあっているのかなあ。関野吉晴さんが始めた航海の意味が…3年を経てやっと明らかにされました。ぜひ、若い人たちに観てほしいです」■林家たい平(落語家)「我々は地球という太古の昔から変わらない舟に乗り合わせていて、そこからすべてを授かり、生かされている。喜怒哀楽の波に揺られながら。縄文号とパクール号はまさに小さな地球。そこで暮らす意味を我々に問いかけてくれる」■高野秀行(ノンフィクション作家)「関野さんは遊びの天才だ。手造りの丸木舟で、インドネシアの漁民の人たちと、はるばる日本まで航海するなんて少年の夢そのもの。俺もこんなことをしてみたい!…と、羨ましすぎて、平常心で観ていられなかった」■服部文祥(サバイバル登山家)「二艇が石垣島を前にしたとき、私はぞわぞわと感動し、泣きたくなった。作業効率も、航海の効率もめちゃくちゃ悪い。しかし、この旅に『効率』は意味をなさない。『馬鹿げたことを通して見えてくるものがある』という関野吉晴が見たものとは?ズルのないドでかい旅を見てほしい」■会田誠(美術家)「もともと古代人の航海についての興味で見たけれど、見終わったら関野氏が実践する超理想的な全人教育を、僕も一生徒として疑似体験させてもらったような…そんな映画でした」舟に乗った男たちがどんな旅に出たのか、その目で見届けほしい。<ドキュメンタリー映画『縄文号とパクール号の航海』公開日時>上映館:ポレポレ東中野3月28日(土)~4月10日(金) 12:30~/15:30~4月11日(土)~上映時間未定※3月28日(土)12:30~の回は、探検家・関野吉晴および、関係者舞台挨拶(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日iTunes Storeでレンタル100円の「今週の映画」と、iBooksでおススメ電子書籍が1冊無料の「今週のブック」を見逃すな! iPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得に楽しもう!!お手軽価格&無料で利用できるので、レンタルや電子書籍未体験の方もこの機会に試してみては。関連作品やコンテンツ利用時に便利な機能・使い方のコツも紹介していますので、ぜひご活用ください。○100円で! 今週の映画iTunes Storeのムービーには、テレビやシネアドであまり宣伝されないミニシアター系の作品も数多くラインナップされています。大事件も派手なアクションもないけれど、ハリウッド大作にはない魅力がたくさん詰まっているのが魅力。今週の映画は、そんなミニシアター系からの1本です。主人公は「Guy(男)」と「Girl(女)」という、名前が設定されていない二人。ストリートミュージシャンのGuyと、楽器店でピアノを弾くことが楽しみのGirlが、音楽を接点に出会います。Guyを演じるグレン・ハンサードは、1990年から活動を続けているバンド The Framesのフロントマン、Girlを演じるマルケタ・イグロヴァはチェコ出身のシンガーソングライター。歌や演奏のシーン、作詞作曲も本人たちがこなしています。音楽を媒介に、ちょっとワケありな二人にどんな交流が生まれるのか。かつてミニシアター通いをしていたみなさん、今週はその気分を思い出して楽しんでみては?(作品紹介)<< ONCE、たった一度の出会い。ある日、ある時、ダブリンの街角で…。男(グレン)と女(マルケタ)は、恋か友情か、心の通じる相手を見つけた。男は穴の空いたギターを抱え、街角に立つバスカー(ストリート・ミュージシャン)。女は楽器店でピアノを弾くのを楽しみにするチェコからの移民。そんな一見、なんの接点もない二人を、音楽が結びつける。一緒に演奏する喜びを見つけた二人のメロディは重なり、心地よいハーモニーを奏でる。そんなどこの街角でも起こりえる出会いが、静かに動き始める……。つながり作品「映画の半分は音楽」と言った映画監督がいましたが、この作品はその言葉通り音楽が本当に魅力的です。主演の二人は撮影が終わってからもミュージシャンとして共演を続け、オリジナルのアルバムもリリースしました。このアルバムには映画のタイトル曲『Falling Slowly』も含まれているので、映画を見て彼らの音楽をもっと聞きたいと思ったら、ぜひこちらも聞いてみてください。○無料で! 今週のブックマンガの面白さは、友情・努力・勝利、出会いや別れといった出来事に登場人物たちが触れてストーリーが描かれていきますが、一般的に私たちの人生はそう劇的ではありません。けれど、人生の文脈とは全く関係ないところで、猫の寝相や偶然知った豆知識や仕事中の会話など、何でもないことを面白いと思う瞬間があるものです。それは、いわゆるマンガ的な文脈で読む面白さとはちょっと違う性質の面白さと言えるでしょう。今週のブック『ニワミヤさん』は、それをマンガにしたような作品です。ニワミヤさん(教師)と動物の生徒たち、そして彼らの周辺および全く関係ない所に生きるキャラクターたちが、それぞれに人生("人"生?)を送っています。人生という文脈を遠くに置くことで、熱血や冒険とは異なる面白さがじわじわと積み上げられていくのは、誰かの日常を時々垣間見るTwitterに近いのかも。キャラクターたちがこの4コマの出来事をどんなふうにツィートするのか、想像してみるのも楽しいかもしれません。(作品紹介)<< たかしまてつをの頭からカオスが噴き出した!糸井重里氏が「かわいいマンガ」と絶賛した「ほぼ日マンガ大賞」受賞作『ブタフィーヌさん』をはじめ、様々なジャンルで活躍するたかしまてつを氏の本作は、かわいいだけじゃなく、ちょっとブラック。WEB連載時より、ファンの間では「これぞたかしまてつをの真骨頂」と呼び声の高い、シュールな4コマストーリー『ニワミヤさん』。電子書籍化に伴い、特別書き下ろし特典も収録。ほんわかした中に、ピリリと効いたシニカルな笑いが癖になります。つながり作品たかしまてつをさんは、雑誌の編集者を経てイラストレーターとして活動を始め、2005年に『ほぼ日マンガ大賞』受賞をきっかけに『ほぼ日刊イトイ新聞』で『ブタフィーヌさん』の連載が開始されました。たかしまさんの描く4コママンガは、マンガ的な文脈で読むとひたすら「ゆるふわ」な印象ですが、読み続けているとゆるいのにどこかシュールで、時々ちょっぴり刺さるものが感じられます。『ブタフィーヌさん』は時々ふと切なさもあって、生きることを抽象的に悩んでいる人にとっては気付きの多い作品かもしれません。
2015年02月04日東京糸井重里事務所はこのほど、4月はじまりの「ほぼ日手帳 2015 Spring(スプリング)」を発売した。Spring限定の新カバーには、フランスの伝統的な「オクトゴナル」(フランス語で八角形の意味)のお皿をモチーフにしたカバーが、オリジナルとカズンに登場する。主に19世紀のフランスの貴族が好んで使っていたという皿の形だが、現在は市場に出回ることもほとんどなくとても貴重なものだという。今回は、オクトゴナルのお皿模様を、淡いブルーグレーを背景に配置した。コットン生地に水彩絵の具で描いたような淡くかすれた風合いが特長となっている。デザインは、佐藤卓デザイン事務所の日下部昌子さんが手がけた。オリジナルのカバー&本体セットは、5,940円、カズンのカバー&本体セットは9,180円。また、その発売を記念して、フランスの雑貨を集めた「マルシェ(市場)」を、「ほぼ日」サイト上で開催する。「ほぼ日」で「パリこれ!」を連載しているフランス在住のとのまりこさん協力のもと、カフェオレボウル、フランスの蚤の市で見つけた古道具などのフランス雑貨を紹介している。WEEKS(週間タイプ)のタイ&チーフシリーズからは、「レジメンタルストライプ」に、Spring限定カラーが登場する。アーガイル&サザーランド・ハイランダーズというイギリス陸軍の連隊旗をモチーフにしたオーセンティックなデザインで、グリーンとネイビーの配色をベースに、アクセントとして赤と黄色のラインを入れている。価格は2,160円。※価格はすべて税込
2015年02月02日日本記念日協会が認定2015年1月29日、SBYは2月10日を「二重の日」とすることが日本記念日協会より、認定を受け決定したことを発表した。「二重の日」を祝し、記念表彰式が2月9日(月)にSHIBUYA109で開催される。記念表彰式の概要日時は2015年2月9日(月)12:00~13:00。会場はSBYSHIBUYA109。二重の日制定記念表彰式、ざわちんによるモノマネメイク・ワンポイントメイク講座、フォトセッションが行われる予定。SBYSBYはビジネス・アライアンス(プロデュース事業、ディレクション事業、プロモーション事業、マーケティング事業)、コンテンツ・ブランド事業、コンセプトマーケティングショップ運営を行っている会社。直営店としてはSBY SHIBUYA109店やSBY SHIBUYA109 ABENO店など東京、大阪、鹿児島に6店舗を有している。日本記念日協会日本記念日協会は一般社団法人で、企業、団体、個人などによってすでに制定されている記念日、 新しく制定をした記念日についての認定と登録を行っている。記念日イベントの企画、PR活動、記念日の市場調査、記念日を活用したビジネス講座、社会を楽しくする講演などのコンサルティングも事業に含んでいる。日本記念日協会は2月10日を二重の日として認定した以外に、フルーツアートの日など13種類の記念日として認定してきた。日本記念日協会が認定した2月10日の記念日の中には「キタノ記念日」がある。ツービートの語呂合わせであるが、芸能人個人の記念日登録は、史上初となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】・SBYプレスリリース(Value Press)
2015年01月31日生まれつき目が大きいパッチリ二重と違って、「顔がキツく見える」「目が小さく見える」という悩みも多い一重&奥二重まぶた。アイプチやアイテープもメジャーにはなっているけれど、「いかにも」な仕上がりになるのは避けたいところです。簡単メイクテクで、ナチュラルに目をパッチリ見せましょう。■アイライン&マスカラで目の縦幅を長く見せる一重や奥二重の目は、パッチリした二重に比べて目の縦幅が短め。メイクで長さをプラスすれば、目全体を大きく見せることができます。縦幅を強調するには、アイラインとマスカラの使い方がポイントです。上まぶたのアイラインは黒目の上を0.5~1mmほど太めに。同じようにマスカラも黒目の上部分は濃い目に塗りましょう。黒目を大きく見せて目ヂカラもアップさせることができます。■アイラインはブラックよりブラウンブラックのアイラインは、もともとシャープに見える一重や奥二重のまぶたを、余計にきつく見せてしまいます。アイライナーはナチュラルでやわらかいイメージが出せるブラウンを選ぶとよいでしょう。また、絶対にやってはいけないのが囲み目メイク。目元を強調しようと目をぐるっと囲むことで、逆に目が小さく見えてしまうので要注意です。■まぶたを腫れぼったく見せないアイメイクのコツまぶたが重く見えがちな一重さんは、アイシャドウのグラデーションを上手に使いましょう。おすすめは、優しく仕上がるブラウン系のカラーです。アイホールには明るめのベージュかゴールド。眉の下に沿ってハイライトを入れ、まつ毛の際に濃いブラウンを入れます。ペンシルのアイライナーを使って、アイラインとシャドウの境をぼかすようにすると自然なグラデーションを作ることができます。さらに丸い目元を演出するために、下まぶたにはゴールド系のシャドウを。涙袋に立体感が生まれ、パッチリとかわいらしい目元を作ることができます。奥二重さんの場合は、アイシャドウやアイラインで二重の幅をつぶしてしまわないように注意。しっかりメイクをしすぎてせっかくの二重を消してしまわないように、少し細めのグラデーションを意識するようにしてくださいね。
2015年01月29日12月12日、神奈川県藤沢市に「湘南T-SITE」がオープンした。同施設ではオープン記念フェアにて、2015年2月28日まで「本と物の店」を営業している。「湘南T-SITE」は、「スローフード、スローライフの提案」「趣味とデジタルライフの楽しみ方の提案」「親と子のコミュニケーションの提案」をテーマにした文化複合施設。テーマに即した専門店や、書店、カフェなどが施設内に入居しており、全ての店に本があるのが特徴。コンシェルジュによるライフスタイルの提案や、年間1,000本のイベント、また、ワークショップなどの開催を目標としているという。今回オープンする期間限定店舗「本と物の店」では、ギャラリーやライフスタイルショップの店主・生活工芸作家・建築家・デザイナー・雑誌編集長・バイヤーなどが、それぞれが影響や刺激を受けた「本」とオススメの「物」を展示・販売する。なお、現在行っている第1部の会期は1月12日までで、第2部は1月14日から。第1部では糸井重里氏や中原慎一郎氏などが出店している。営業時間は10:00~21:00で、年中無休。1月13日のみメンテナンスのため休業となる。
2014年12月23日「ワンダーアイリッドテープ片面タイプ」なら、目をつぶってもバレないぱっちり二重が、今すぐ手に入っちゃいますよ♪ 今までの二重コスメでは、いまいち仕上がりに納得がいっていなかった方はもちろん、リアル絆創膏を使用して、まぶたトラブルに悩んでいた方にとっては「こんなの待ってた!!」という神コスメなのでは!? 目を閉じても自然な二重で差を付けよう!!GODMake編集部メイク前メイク後このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2014年12月22日12月12日オープンの「湘南T-SITE」は、“スローフード&スローライフ”がテーマの2号館に女性が喜ぶショップを充実させている。1階の生活雑貨「本と物の店」は、奈良の人気カフェ「くるみの木」オーナーの石村由起子が企画したコンセプトショップで、本物にこだわった仕事をしている人や、本物の技が生み出したアイテムを提案する。蔦屋書店に足を運ぶ人々が関心を寄せる“本”にまつわる“物”を紹介する意味と、“本物”とは何かというメッセージをかけた店名は、「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」デザイナー・皆川明の手書き文字を採用。12月12日から1月12日までは、ミナ ペルホネンの皆川明、ほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里、d design travelのナガオカケンメイ他3名が“自分が影響を受けた本”と、それにまつわるアイテムをセレクト。ミナ ペルホネンは、過去のテキスタイルを継ぎ合わせたぬいぐるみやブローチも展開する。店舗の床材には同ブランドオリジナルテキスタイルのタイルを使用し、石巻工房で設えた木製棚に商品をディスプレイする。同じく1階には、新潟魚沼の豊かな食と文化を紹介する、米・麹・発酵の専門店「千年こうじや」が出店。同店は清酒「八海山」の蔵元が立ち上げたブランドで、八海山の全ラインアップを始めとした酒類、麹や酒粕などの発酵食材を使った食品やスイーツが並ぶ。看板商品である、砂糖不使用・ノンアルコールの「麹だけでつくったあまさけ」を使ったソフトドリンクやアイスクリームなど、イートイン・テイクアウトメニューも充実させた。また八海山を使用したスキンケア用品「cotte」は、シャンプー、トリートメント、ボディソープ、フェイスジェルを取りそろえる。2階には、国内外選りすぐりのアイテムをピックアップする「イセタンミラー」が登場。スローライフのコンセプトに合わせ、ラグジュアリーブランドの他、アロマ、ランドリー、ヘアケア、ボディケア、スキンケア、ワールドソープバーの、七つのゾーンで商品を展開する。晴れの日のメーキャップだけでなく、日々使うアイテムをそろえ、ゆったりと買い物を楽しめるようにした。ヘアケアゾーンのシャンプーバーやソープバーなど、同店初の試みも導入している。また、食料品を扱う「フレスカ(FRESCA)」が初めての常設店舗として併設でオープン。世界中から集めた食材を、直接見て、触れて、味わうことのできるショップで、ギフトや手土産にぴったりの商品を提供する。イートインでは、ニューヨークやロサンゼルスで人気のサードウェーブコーヒーのブランド「インテリジェンシアコーヒー」や、コールドプレスジュース、スムージー等、日替わりメニューを味わうことができる。
2014年12月11日●新製品「SSACK」は「ほぼ日手帳」の"新しい顔"スマートフォンがかなりの割合で普及してきた昨今でも、やはり手帳の買い換え時期になると、文房具店や書店などの手帳売り場はにわかに活気づく。山と積まれた手帳の中でも、定番ブランドとしての地位を確立している感がある「ほぼ日手帳」も2015年版の新商品を多く売り出しているが、その中でも異彩を放っているのがシリコン製の手帳カバー「SSACK」だ。「SSACK」は、著名クリエイターとのコラボレーションの「ひながた」、あるいは「キャンバス」とも言える基本の手帳カバーとは素材が異なり、かたちもいちからデザインされている。すでに定番の位置を占めている手帳カバーのラインナップに、あえて異なる設計の新製品を投入したのは、いったいどのような理由があったのだろうか。今回は、「ほぼ日手帳」全体のアートディレクションを担い、新製品「SSACK」のデザインも手がけたデザイナー・佐藤卓氏と、開発に携わった「ほぼ日刊イトイ新聞」のスタッフに、「SSACK」の開発エピソードやシリコンという素材を選んだ理由、そして「アナログとデジタルの行く先」についてお話を伺った。――まず、SSACKを制作されることになったきっかけをお教えください。佐藤:まず最初に糸井さんから打診をいただきまして、それが直接のきっかけですね。糸井さんが求めていらした"「ほぼ日手帳」の新しい顔"という大きなテーマに対して、シリコンはその答えに近いと思い、採用したというところです。手帳のカバーとしては新鮮に感じられるシリコンですが、素材としてはかなり生活に浸透してきていますよね。手帳に近い形であればブックカバーですとか、そのほかにも財布や小物入れなど、本当にいろいろな物に使われている。そして、シリコンについて市場調査をしてみると、意外と加工もしやすいし、色もきれいに出るし、とても面白いものだと分かったんです。――では、初期段階からシリコンに絞って開発を進められたのでしょうか?佐藤:いえ、革や紙など、手帳によく使われてきた素材も試してみたのですが、どうしても保守的な感じになっていってしまいます。というのも、既存の手帳カバーはいろいろな試行錯誤の末に今の形になっているので、そのデザインの完成度はとても高くて、新規にデザインしても、手帳としての使い勝手を考えていくと、既存の形に近づいていってしまうんですね。だから、シリコンのような、いわば「ちょっと手ごわい素材」にチャレンジしてみてはどうかというご提案をしたのですが、何せシリコンはテロテロとして、形がしっかり決まらない素材なので、提案しつつも「本当に製品化できるのかな」という危惧はありましたね。しかし、「手帳のカバーには丈夫な素材を使う」という、常識のようなものを超えないと、結局新しい顔なんてできるわけがないと思ったんです。だから、逆にそういう意味では、素材の難点と思える部分を乗り越えていく方が、もしかすると、新しい可能性が見えてくるんじゃないかということで、開発に着手することになりました。ほぼ日:先ほど佐藤さんがおっしゃったように、「今あるもの」で作ろうとすると、考えれば考えるほどに、結局今の形状が一番便利なんじゃないかという結論に行き着くような状況でした。素材や作り方から変えたいという共通認識を持つことができたことから、今回の「SSACK」の原型になる物を含め、さまざまなアイデアをご提案いただきました。――どういったプロセスでデザインの方向を固めていかれたのでしょうか?佐藤:糸井さんを含め、ほぼ日の皆さんと話しているうちに、これまでの手帳カバーは、ある程度固さのある素材で、中身の手帳を守るという意識で作られていることを再確認しました。もちろん、それは手帳カバーの使命のひとつでもあるわけです。「固い物で守る」という既存の手帳カバーのイメージをもとに、分厚いシリコンを使って、ある程度しっかりと四角い形が出る物も作ってみました。ですが、ほぼ日手帳は使う人によって自由に貼ったり挟んだりできますし、さらにSSACKと同じタイミングで、1年分の手帳が2冊に分かれている「アベック」というのが発売されたので、「厚くなる」方向だけでなく、従来よりかなり薄くなる可能性も出てきました。そのため、場合によってはうまく留まらず、カバーの形が崩れてしまいました。柔らかなシリコンを使っていながら、無理やり決まった形に収めるということがフィットしていないように感じましたね。シリコンという素材は柔らかいので、そのまま巻き付けると、手帳本体の表面に、被膜のようにはりつくような状態になります。既存の手帳の方法論ではなく、シリコンに合った形の方向性を見つけて、考え方を変えようと意識しました。――SSACKは、従来のほぼ日手帳と形は異なるものの、カードポケットからしおりまで、1枚のシリコンで機能を網羅しています。どういった設計の工夫で機能の面を解決されたのですか?佐藤:完成品を見るといかにも計算づくというように見えますが、最初から全てが計画通りに行ったわけではないんです。素材らしさを引き出すというのは、デザインにおいてとても重要なわけですよね。逆に言えば、素材らしさを活かさないのであれば、シリコンを使う意味がありません。例えば、しおりについて、そもそもシリコンで機能を満たせるかどうかという根本的な点から検討しましたし、シリコンが曲がるなりの曲線を活かすほうが自然だから、カバー範囲の真上の方向から切り出すことにしたり……というのは、実際に手を動かしながら気付いていったんです。●新素材への挑戦と試行錯誤――従来のほぼ日手帳はペンホルダーとペンで閉じるバタフライストッパーを採用していますが、SSACKはそれとはまったく異なり、マグネットで止める形式ですね。ほぼ日:カバーの留め方に関しては、かなり悩みました。佐藤:最初は、シリコンの素材同士を密着させることで張り付かないかだとか、でこぼこをつけておいて、押すだけでくっつくような構造を模索したりと、さまざまな方法を考えました。あとは、バンドで留めてしまおう、という案もありました。先ほどお話しした通り、人によって手帳の厚さ、すなわち手帳を留める位置が変化しやすいのがほぼ日手帳の特性ですから、そこをどのようにクリアするかという部分が、とても難しかったですね。試行錯誤の末、磁石で留めることに決まりました。そうすると、巻き付ける終点のところが、洋封筒のような形になるわけです。斜めにカットしないと、余った端の部分がベロベロとめくれてしまうでしょう。でも、磁石を1点で留めて引っ張る形にすれば、こうベロベロするところが少なくなります。この形も、見た目を追い求めたのではなくて、機能から必然的にそうなったものなんです。こうした創意工夫を乗り越えてみると、変化する手帳の厚みに沿わせていくということに対して柔軟に対応できるシリコンは、この手帳に適した素材なんだと感じられるようになりました。――従来のほぼ日手帳ではペンホルダーがストッパーでもありましたが、SSACKでは別途ペンクリップを挟むためのパーツを作られていますね。留め具の話の続きにもなりますが、既存のほぼ日手帳から離れる、という意味だけではなくて、シリコンでバタフライストッパーを作ると強度が足りないんです。ペンの抜き差しにも耐えられないでしょうし、手帳の外側にあると、かばんの中の持ち物と引っかかって力がかかってしまう。だから、いっそ手帳の中に入れてしまった方がいいだろうなと考えて、そこからペンを引っかけて入れるような形が生まれました。――SSACKのカラーバリエーションはかなり鮮やかでありつつ、ややパステル調の色味ですが、この色選びに至った理由を教えてください。佐藤:シリコンという素材の発色はかなり自由になるので、皆さんと一緒に話し合いながら検討していきました。ほぼ日:どうしても他のラインナップとの兼ね合いもあるので、バリエーションをたくさん出して、他との調和を見ながら決めていきました。ただ、やっぱりシリコンらしい発色のよさとかわいらしさが合わさった雰囲気は、生地では出せない部分なので、そこを活かすことは考えました。佐藤:シリコンという素材は本当にバリエーション豊かなので、その発見と共に、またカラーバリエーションが増えてくる可能性もありますよね。ほぼ日:色を決定してから工場に行ったところ、それまでに見たことのないすごくはっきりとした蛍光色のシリコン素材を見かけたました。蛍光色に関しては、毎日使う物としては強すぎるかと思って見送りましたけれど、今後色が増えることもあるかもしれません。表面も、今回のような平らな物だけでなく、シボを付けたり、エンボス加工をしたり、模様を付けたりもできるので、まだまだ発展しそうな面白い素材を見つけた、という段階です。佐藤:そうそう、だから、可能性の扉が開いた感じがしますよね。――なるほど。話は変わりますが、以前糸井重里さんに今季のほぼ日手帳についてインタビューさせていただいた際、「SSACK」はこの手帳のスチューデント・モデルにあたるというようなご説明をいただいたんです。佐藤さんがデザインを手がけるに当たって、若い方が手に取ることを念頭に置かれていたんでしょうか。佐藤:シリコンのような素材に違和感なく触れる人たちというのは、比較的若い人だろうなという意識はありました。だけど、最初の入り口を若い人だとしても、大人の方々に好きになっていただけたのであれば、ぜひ使っていただきたいです。第一の対象としては若い人になるかもしれないけども、その奥にはいろんな人たちがいるので、デザインにおいて、やはり普遍性というのは、常に考えておかないといけないと感じています。だから、僕がデザインするときはいつも、例えば「若い人」向けに完全に絞ったデザインはまずしてないんですよ。入り口のその先を見る視点というか、それはいつもね、考えてはいるんですよね。――SSACKは100%シリコンで作られたカバーですが、今後、他の素材と組み合わせるなど、他の展開はあるのでしょうか?佐藤:そうですね、可能性としてはあると思います。繰り返しになりますが、シリコンはこう、テロテロとした形の決まらない素材なんです。だから、何かと貼り合わせることによって、質感や触感、使い勝手といった感覚的な部分で、新しいと感じられる素材が生まれるんじゃないかと思いまして、そのような作りのプロトタイプも提案させていただいたんです。だけども、新しい素材から開発を行うみたいな方向になると、それはそれは時間がかかるんですよ。そうやって複雑なことを突き詰めていく一方で、ものすごくシンプルに作ることも考えて、後者のほうがコストは抑えられると気づきました。まず手にとってくださる若い人たちのことを考えた時に、やっぱり高価な物は買えないじゃないですか。そういった流れで、今回は違ったかたちになりましたが、この(シリコンと異素材と組み合わせる)方向をこれからも探っていくことは、僕はいいのではないかと思っています。――今後、SSACKの第2弾、第3弾もありうるということですか?佐藤:「ほぼ日手帳」全般にいえることなのですが、糸井さんやみなさん、そして僕たちという"「ほぼ日手帳」チーム"は、決して満足しないんですよ。次の年には「何か」できる、もっとよくできるぞという姿勢で取り組んでいます。もちろん、その時点では一番いいと思えるものを世に出しているのですが、それでも、出来上がったものを常に疑ってかかるわけです。SSACKに関して言えば、初々しい新人で、「まだまだこれから精進しなさい」と言いたくなるようなところがありますね。●デジタルメディアの「朽ち方」――最後にお聞きします。SSACKのデザインを拝見したとき、昨今スマートフォンなどでスケジュール管理をしている人たちにも受け入れられやすそうな雰囲気を感じました。デジタルがアナログにとってかわる、というような論議はさまざまなところで起こっていますが、佐藤さんのデザインのお仕事の上で、デジタルとアナログはどのような違いがあり、どちらを好んで使っていらっしゃいますか?"デジタル"と"紙"はよく比較されますが、これからもずっと共存していくものだと思います。僕個人としては、大人になるまでずっと紙に親しんでいて、そもそもデジタルメディアがなかったですからね。だからこそ感じる安心感と、鉛筆と紙の摩擦によって、スケッチが見えてくるというその触感、そして自分がアウトプットすることによって、目からその結果がインプットされるという相互作用が非常に重要だと感じています。もちろん、インターネットで調べものをしたり、メールをしたり、連絡のために文章を書いたりだとか、そういった用途には当たり前のように使いますし、スマホも使っています。けれど、デザインに関しては、デジタルな道具で線を引くことは1本たりともないです。――現在のデジタルツールは、まだ佐藤さんのデザインの仕事における相互作用を成り立たせるまでには至ってないということでしょうか。佐藤:そういう意味では、まだまだ発展途上なんでしょう。だって、デジタルな入力デバイスでは、質感みたいなものまでは自分に戻ってこないじゃないですか。まだ「平らなものを、とがったものでこする」というような触感しかなくて、紙と鉛筆が持っている「豊かさ」はそこにはないわけです。デジタルなツールのほうが情報はどんどん手に入るけれども、自分の身体の感覚を常に活かしながらクリエイションするという意味では、まだまだといった印象です。今のところは、紙のほうが面白くてしょうがないですね。だから僕にとっては、比べようとも思わないというか。――まだ比べる段階にない、ということですか?佐藤:ええ、全くないですね。たぶん、そのまま僕は逃げ切っちゃうのかもしれない(笑) でも、デジタルなものを否定しているわけではまったくなくて。なぜなら、これからの若い人にとってはね、当たり前のことだからなんです。もうそういう世代はすでに生まれているのだから。僕らの時代だって、シャープペンシルが出た時には、「普通は鉛筆をナイフで削るもんだ!」って、怒られたわけでしょう。ロットリングが出た時には、「本来はカラス口で引くものだ」って言われてたわけだし、常に道具っていうのは進化して、その都度「昔はこうだった」ってお叱りを受ける運命にあるものなんです。誰が文句を言っても、新しい道具の可能性がどんどん切り開かれていくのは事実で、僕にとっては、紙と鉛筆と消しゴムっていうのが感覚的に一番信頼できる、というだけの話です。ただ、いまのデジタルメディアに対して思うのは、「朽ちていく」という要素を入れるといいと思うんですよ。紙は時と共に朽ちていくので、時間を経た自分のスケッチを見ると、黄ばんで時間を経た状態が、過去の情報を自分に戻してくれます。また、例えば人間の細胞も、細胞そのものに死ぬプログラムが組み込まれているからうまく働くのであって、もし細胞が死ななかったら、どんどん増長して大変なことになってしまう。デジタルデータには、この例えに近いものを感じます。だから、いつまでもきれいなままではなくて、デジタルならではの「朽ち方」みたいなものがあったりしたら、すてきなのではないかと思います。――ありがとうございました。
2014年12月05日東京糸井重里事務所は21日より、『学生 島耕作』とのコラボレーションアイテム、「『学生 島耕作』1巻 限定版(ほぼ日手帳 WEEKS 2015)付き」を販売する。○人気マンガとのコラボレーションが実現「島耕作」シリーズは、1983年より連載が続く人気マンガ。『学生 島耕作』は講談社青年漫画誌『イブニング』で連載中のシリーズ最新作となる。この度のコラボレーションは、第1巻の発売を記念したもので、限定版に「ほぼ日手帳WEEKS2015島耕作バージョン」がついてくるというもの。『学生 島耕作』バージョンでは、物語の舞台である1960年代当時に流行したアイビー・ルックをイメージした紺色を表紙に採用。島耕作が通う早稲田大学のエンジ色と、青春まっただ中を表した青いラインが入っている。また、特典として、『学生 島耕作』に登場するキャラクターの描きおろしイラストが入った下敷きもセットでついてくる。『学生 島耕作』作者 弘兼憲史氏は「ちゃんと早稲田大学のエンジ色が入っていていいですね。ポケットにはいるサイズというのもうれしいですし、全体的な印象はいい感じです!」とコメント。糸井重里氏は「スケジュール表だと思いすぎない方がいいですよっていうのが、僕からの助言ですね。日付を平気で無視してじゃんじゃん書いた方がいいです」と述べている。「『学生 島耕作』1巻 限定版"ほぼ日手帳 WEEKS 2015"付き」の販売価格は2,500円(税別)。全国の書店やロフトで販売予定。
2014年11月19日『幸福の黄色いハンカチ』『鉄道員(ぽっぽや)』など日本が誇る名優・高倉健(享年83)が11月10日(月)、亡くなっていたことが明らかになり、吉永小百合、大竹しのぶ、広末涼子らこれまで共演した女優たちから追悼コメントが発表された。1956年に銀幕デビューを果たし、『網走番外地』『日本侠客伝』を始め邦画史上に残るヒット作に出演してきた高倉さん。CMで話題となった「自分、不器用ですから」という台詞で寡黙なイメージがあるが、多くの俳優陣から「健さん」という愛称で親しまれていた。遺作となったのは、高倉さんにとって6年ぶりの主演映画『あなたへ』だった。1980年に『動乱』で共演した吉永さんは、「お知らせに信じられない思いでおります。1986年に中国への旅を御一緒して以来、一度もお目に掛かっていませんでした。映画の世界に生きることの素晴らしさを教えていただいた方です。本当にありがとうございました。感謝の思いでいっぱいです」。また、『鉄道員』で共演した大竹さんは「『鉄道員』での、たった一度だけの共演でしたが、十本も二十本も映画を撮ったような、豊かで素晴らしいことを沢山教えて頂きました。映画人「高倉健」の魅力は、そのまま、人間『高倉健さん』の魅力です。美しく、気高く、そして何よりも優しい健さんを一生忘れません。神様みたいな人が、本当の神様になってしまったようです。淋しいです」。同作で共演した広末さんは「今もまだ信じられません。ただただ、悲しくて、淋しいです。健さんに撮影現場で聞かせてもらった音楽、入れてもらった珈琲、かけていただい優しい言葉たち、背筋の伸びた大きな体で、力強く抱きしめてもらった思い出…全て全部、忘れません」。さらにSNSでも各著名人がコメントを残している。<俳優・浅野忠信>高倉健さんのご冥福をお祈りします本当に悲しいですありがとうございました。<俳優・糸井重里>「気仙沼ニッティング」の、第一号のセーターを予約してくれて買ってくださったのが高倉健さんでした。あの時、ほんとうに勇気になりました。合掌。<俳優・八嶋智人>京都の東映太秦撮影所に初めて行った時、高倉健という楽屋を見付け、十数分その前で立ち尽くしていた。いらっしゃらないのに。高倉健という字面にはそういう力があります。これからそんな人は現れるんだろうか。大きな喪失感。凄いなぁ。合掌。すでに葬儀は、親族のみの密葬で行われているとのこと。ご冥福をお祈りいたします――。(text:cinemacafe.net)
2014年11月18日欧米の人からしてみるとアジアンビューティと言われる一重ですが、やっぱりモデルさんのようなパッチリ二重に憧れる女の子は多いですよね?ところで日本人女性の一重率、ご存知ですか?大体50%~60%だそうです(諸説あるようですが)。思っていたよりも多い?少ない?GODMake.に撮影に来る女の子は90%以上、二重か奥二重なのですが、実際には、そうだよねぇ、、というパーセント。最近では、いじっちゃう子も増えたけど、やっぱり勇気もいるしお金もかかる・・・。かといって毎日ファイバーやテープを使って二重作るのも大変!できることなら安全に本物の二重をGETしたいよね・・・そんな一重、奥二重女子に朗報!もしかすると整形なしで本物の二重が手に入れられるかも!?もちろん「絶対」ではないけれど、手に入るかどうかチェックする方法があるんです!実際にGODMake.に撮影に来てくれるモデルの中でも、これで二重をGETできたという話を聞くので試してみる価値はあるかも。その“自然な二重”がゲットできそうなまぶたかどうか、わかるチェック方法とは?【5秒でできる、自然な二重チェック方法!】まずは一重、奥二重の目尻に人差し指を当て、少し横に引っ張ってみて。ここで自然にできた二重線が、ゲットできるかもしれない二重線なのです。あくまで「自然な二重」なので、当たり前だけど欲張りすぎた幅では本物の二重はゲットできません。けど、このDラインこそ、自分の顔とバランスもイイみたい♪では実際にどうやって二重線をゲットするのかというと・・・この「ミセルDラインジェル」を使います。ミセルDラインの詳細はこちらまず夜寝る前にジェルを塗ります。軽くまぶたをマッサージします。次の日の朝、メイク時にまたこのジェルを塗ります。二重が出来るまでは付属ののりを使って、二重を作ってクセを付けます。これをくり返して早い子で2-3週間もするとのりを使わなくても自然な二重が出来てくるらしい!あきらめている子もやってみる価値はあるかも♪実はこの動画に出ているモデルの斎藤ひろみちゃんも、本当にミセルDラインを使って二重線が少しづつできているという体験者なのです。是非一度動画も見てね。
2014年11月12日「好きなひとが、できました」。糸井重里さんのこのキャッチコピーにやられた人も多いはず。そして、「いつか私の前にも聖司君が……」などと夢を抱いていた女子も少なくないだろう。スタジオジブリが1995年に世に出した「耳をすませば」である。そして、その風景は聖蹟桜ヶ丘(東京都多摩市)をモチーフにしていることも有名な話だ。だが、筆者は思った。聖司が雫に言った「お前を乗せて坂道登るって決めたんだ」という坂も、本当にあるのだろうか。そして、本当に人を乗せて登りきれる坂なのか。実際に検証してみることにした。○「青春のポスト」があなたの青春を見守る京王電鉄聖蹟桜ヶ丘駅までは新宿から30分程度。駅の電車接近メロディーは映画の主題歌「カントリー・ロード」だ。駅のそばにはショッピングセンター「せいせき」などがあり、東京のベッドタウンとしてにぎやかな町並みが広がっている。映画「耳をすませば」の舞台は、図書館と聖司のおじいちゃんが営む「地球屋」などがある「杉の宮駅」と、雫の団地がある「向原駅」がメインだが、その主要ポイントは聖蹟桜ヶ丘周辺の風景から想起することができる。実際に聖蹟桜ヶ丘駅の西口広場には、「耳をすませば モデル地案内マップ」の看板と映画ファンと地元の有志が設置した「青春のポスト」がある。さらに、その上の階にあたる京王ストア2階の前にはスタンプラリーができる案内マップがあり、誰でも自由に持ち帰ることができる。この「青春のポスト」は2010年に設置されたもので、デザインは地球屋が元になっており、屋根の猫や壁に寄り添った自転車などにもファンの想いが詰まっている。ただし、ポストに投函したものは、実際には郵送されない。自分の夢や目標を記して投函し、その夢が叶ったらその報告をつづってまた投函しに訪れてほしいというもので、聖司と雫同様、"あなたの青春を見守る"というもののようだ。○坂やロータリーは実在する!映画では北口から図書館に続くが、実際は西口からスタート。映画公開当時と今とでは街の風景が違うが、雫が猫のムーンを追いかけた交差点や橋、坂道は今も変わらない。この橋は霞ヶ関橋といい、その下には大栗川が流れている。なお、駅から始まるスタンプラリーの2カ所目は、霞ヶ関橋に続く通りに面するファミリーマート。ひょっとしたら、映画で雫が友達の夕子との待ち合わせに使っていたのもファミリーマートだったのと関係があるのかもしれない。そして、図書館に続く坂道はいろは坂という。実際のいろは坂も映画と同様、くねくねと続いており、その間には階段が設けられている。脇の松の木も含めて、雫が地球屋に向かう時に通った階段と一致している。ただし、この場所に図書館はない。ここにあるのはいろは坂桜公園だが、図書館の風景同様、街を一望できる視界の開けた空間が広がっている。ムーンを追いかけていた雫がたどり着くロータリーも、いろは坂を登りきったところにちゃんとある。実際はこのロータリーに地球屋はないが、代わってあるのが洋菓子 自家製造「ノア」で、3カ所目(最後)のスタンプラリーのポイントになっている。お店の扉を開けると流れてくるのは「カントリー・ロード」。店頭で出迎えてくれるのは地球屋のバロン。その横にはバロンの連れのルイーゼもいる。ノアには「耳をすませば」ゆかりのクッキー「ロータリークッキー」(税込720円)のほか、「耳すま思い出ノート」がある。「耳すま思い出ノート」はもともと、映画の最後で聖司と雫が訪れた"秘密の場所"のモデルとされている丘(通称、耳丘)にあったようだが、ノアに場所を移し、現在では37冊目になっている。ノートには映画への想いをつづったメッセージがぎっしり書かれており、何度も来訪する人のほか、遠方から訪れた人も少なくないことがうかがえた。なお、公園とロータリーの間には、同級生の杉村が雫に告白した神社のモデルとなった金比羅神社もある。映画ではここで杉村は振られてしまうのだが、金比羅神社には「恋おみくじ機」が設置されている。大吉から凶までを記した普通のおみくじとはちょっと違う言葉が書かれているようなので、気になる人はぜひ、自分の恋の行方を占ってみよう。○配水塔に夕子が泣いた公園もロータリーはこの周辺で一番高いところにあり、周辺を見下ろすことができるのだが、ロータリーから南西を見ると白い配水塔が見えてくる。映画の冒頭辺りの雫が住む団地のシーンには、この白い配水塔も登場する。実際、白い配水塔の周辺は愛宕団地が広がっており、杉村のことで悩む夕子が雫を呼び出した公園も、団地の周りに点在している。そして、先にも触れたように、この聖蹟桜ヶ丘には最後のシーンである"秘密の場所"に似た丘がある。ただ、この辺りは特に住宅が密集しているため、映画と同じ風景を望むのは難しいようだ。今までのスポットもそうだが、スポットめぐりに熱を出しすぎて周辺住人に迷惑をかけることがないよう、特に気をつけていただきたい。○青春の坂は目には見えない!?さて、冒頭で提議した、「お前を乗せて坂道登るって決めたんだ」という坂は本当にあるのか? である。筆者が自転車に取り付けたサイクルコンピューターで計測したところ、駅から公園(映画では図書館)に続くいろは坂は最大で11%程度の傾斜であった。確かにこの坂を雫を乗せて登るのは厳しいだろう。実際、いろは坂ではロードバイク乗りの姿をよく見かけたが、坂の長さや傾斜的にもトレーニングにいいのかもしれない。とは言え、映画のシーンを見返してみるとどうもいろは坂とは景色が違う。愛宕団地や丘周辺は比較的短い坂がいくつもあるが、計測したところあっても8%程度だった。映画のシーンを見る限り、あの坂は軽く10%を越える傾斜だろうが、なかなかそれらしい坂が見つからない。もっと探せば実際はあるのかもしれないが、「2人で困難にも立ち向かいたい」という想いがあの坂の傾斜を高く見せていた、というところで締めくくってもいいのかもと思った。ちなみに、ロータリーには地球屋はないが、そのモデルとされる場所はある。「邪宗門」という喫茶店なのだが、残念ながら2012年に閉店している。モデルとなったのは外観というよりも内観のようで、店内のインテリアやアンティークな雰囲気などに地球屋を想起することができたとか。「耳をすませば」は2015年で放映から20周年を迎えるが、今でもモデル地巡りをする人は絶えない。筆者は自転車で巡ったが、徒歩でも行ける場所である。むしろ、坂が多いので徒歩の方が楽しく巡れるかもしれない。これから行ってみようという人は、その前に再度、「耳をすませば」であの頃のときめきを思い出してから向かっていただきたい。※記事中の情報・価格は2014年10月取材時のもの
2014年10月28日東京糸井重里事務所は、Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の多目的スペース「HOBONICHIのTOBICHI」にて、新創刊のライフスタイル雑誌「つるとはな」1誌のみを扱う期間限定ショップ「ひとつの雑誌だけを売る本屋さん」をオープンする。開店日時は10月22日~26日 11:00~20:00。本レポートでは、オープンに先がけて行われた創刊記者発表会で語られた内容をお届けする。「つるとはな」は、マガジンハウスのライフスタイル雑誌「ku:nel」創刊を手がけた岡戸絹枝氏が編集長を務め、新潮社で「考える人」と「芸術新潮」の編集長を兼任していた松家仁之氏が編集制作を務めるライフスタイル雑誌。両名が出版社を退職し、フリーランスになったこと、そしてジャンルは違えど"人に話を聞いて作る雑誌"を手がけていたことなどからタッグを組み、そこに元日本コカ・コーラヴァイスプレジデントの佐藤真氏が加わって、雑誌と同名の会社を立ち上げて創刊に至った。誌名は、岡戸氏と共に「ku:nel」の創刊を手がけた編集者・ 鈴木るみこ氏の祖母、そして岡戸氏の祖母の名前から取ったのだという。アートディレクターは、「ku:nel」を手がけた有山達也氏が担当している。創刊号に関しては、雑誌広告は三越伊勢丹1社のみで、「この雑誌でしか読めない広告」を実現するため、宣伝部と協業して作り込んだコンテンツが掲載されるとのこと。出版取次は介さず、同社が直接やりとりした書店やAmazonなどのWeb流通、そして「ほぼ日刊イトイ新聞」での販売を実施する。誌名の由来、そして「人生の先輩に聞く」というサブコピーから分かるように、創刊メンバーから見て"先輩"と呼べるような年代の人々にインタビューを行い、その生き方を描く記事を掲載する。創刊号にインタビューが掲載されている料理家のホルトハウス房子氏は80歳、パートナーのレイモンド氏は95歳だ。このほか、イタリア文学者・須賀敦子氏の生前友人に宛てた手紙を発見後初めて公開するなど、文学研究者やファンにとって大きなトピックも用意されている。立ち位置としてはいわゆる「シニア層」ターゲットの雑誌であるように思われるが、マーケティング的な観点から"シニア層の関心事"と設定されているような、老後の預金や健康などを扱うものではないという。「つるとはな」という雑誌について、松家氏は「編集長・岡戸絹枝自身が抱く、"これからどうやって年を取っていけばいいのだろう"という関心から生まれたもの」なのだと解説した。この出版不況にあって新たに雑誌を創刊することに対して、松家氏は「紙のメディアにはまだ役割があります。少なくとも今後20~30年はあると思いますし、紙のメディアの方が頑張れば、50年にも及ぶかと思います。電源がなくても読めますし、紙が持つ質感やビジュアル、ぱらぱらと「めくる」マテリアルとしての魅力は失われていません」と断言。「出版界の人間が(紙のメディアを)過小評価し、自信を失いすぎている」とも付け加えた上で、「もっと面白いコンテンツを作ることで、読者を動かすことはできるという確信のようなものはあります」と語った。紙の可能性を語る一方、Webの力にも期待しているということで、同社のサイトには書店からの問い合わせ窓口を設置。販路を広げながら、ゆくゆくは書籍を発行する予定もあるとコメントした。なお、期間限定ショップでは、10月24日に岡戸氏と松家氏、そして「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰の糸井重里氏の3名によるトークイベントを開催。一般入場はすでに締め切られているが、「ほぼ日刊イトイ新聞」上にてテキスト中継が行われるという。ショップに関する詳細は「TOBICHI」のWebページにて確認してほしい。
2014年10月22日東京糸井重里事務所は、Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の「店舗」であり「ギャラリー」であり「イベント会場」として2014年8月にオープンした「HOBONICHIのTOBICHI」にて、"手製本"に定評がある「美篶堂(みすずどう)」が2日間限定の店舗をオープンすると発表した。開催日時は11月2日・3日 10:00~20:00。入場無料。この特別店舗では、書き終わった思い出のほぼ日手帳を自分の手で製本する「美篶堂×ほぼ日手帳 製本ワークショップ」を行うほか、持ち込まれた手帳を預かり、依頼主の好みの布でオーダーメイドの本に仕上げるオーダー製本サービスの予約受付、美篶堂オリジナル文具や、美篶堂で製本した谷川俊太郎氏の詩集などの展示・販売が行われる。また、「美篶堂×ほぼ日手帳 製本ワークショップ」では、書き終わったほぼ日手帳(オリジナル)を、製本キットを使って本にするワークショップを実施。開催スケジュールは、11月2日 10:00~13:00/15:00~18:00、11月3日 10:00~13:00/15:00~18:00(各回定員10名)。参加費は3,240円(当日会場支払い)。「ほぼ日手帳 製本キット(オリジナル用)」が必要となるが、「ほぼ日手帳WEB SHOP」での事前購入だけでなく、当日会場での購入も可能とのこと。なお、会期のうち11月3日は、美篶堂の会長であり、いまも現役の一流製本職人である上島松男氏が、会場にて製本についての質問や相談を受け付けるということだ。
2014年10月16日