もともと視力は良いほうでしたが、社会人になってからどんどん近眼が進んで眼鏡を利用するように。でも四六時中、眼鏡をかけなければいけないほど視力が悪いわけではなかったので、普段は眼鏡を外していたのですが、次第に目が痛むように。眼科に行くと「普段も眼鏡をかけるようにすれば治まりますよ」と言われて、いつも眼鏡をかけるようにしたところ、目の痛みは治まりました。そんなふうに眼鏡との付き合いは始まりました。★関連記事:40歳で老眼に! 救世主かと思った遠近両用コンタクトレンズは実は…【体験談】なぜか眼鏡をかけると手元が見えづらい…私が40代も後半に入ったころのこと。目がよかった48歳の夫はすでに老眼鏡のお世話になっていたのですが、私は特に見えづらいということもなく、日々を送っていました。でも、あるとき眼鏡をかけて本を読んでいると急に見えづらくなりました。おかしいなと思って眼鏡を外してみたらよく見え、眼鏡をかけたときに老眼が発生するという事態になりました。ならば、近くを見るときは眼鏡を外して見れば良いと気楽に考えたのですが、その考えは甘かった……。仕事をしているとパソコンの字が見えないので眼鏡をかけるのですが、手元の資料を見るときは外さなくてはなりません。これが、かけたり、外したりと面倒なのです。外した眼鏡をいちいち手元に置くのですが、仕事上、手元には資料がたくさんあって置く場所を探すことになります。これはかけたり外したりしないで済むように遠近両用の眼鏡を作るべきかもと思い、眼鏡屋さんに行くことにしました。遠近両用眼鏡を作りに眼鏡屋さんへ眼鏡屋さんで相談してみると、それほど老眼は進んでいないとのこと。最新の近眼のレンズであまり違和感がなく老眼もカバーしてくれる物があるというので、そちらのレンズで眼鏡を作ってもらうことにしました。そして、以前より少し度が進んでいるから免許の更新のときに視力テストで引っかからないように少し度を上げておきましょうと言われて、今までの眼鏡より度を上げて作ってもらいました。新しくでき上がった眼鏡をかけるとちょっと度がきつい気もしたのですが、そのうち慣れるかと思ってそのまま使用。老眼に対応したレンズは少し目線を下げると手元の辺りがよく見えてやっぱり便利だわ!と思いました。ところが1年後に思わぬ事態が発生! 運転免許の書き換えのために警察署に行って視力検査を受けたのですが、見えづらいのです。どうしたことかしら?と思いつつもなんとか視力検査を終え、ギリギリ今回は大丈夫ですと言われて、更新手続きを終えました。眼科に慌てて駆け込むと意外なことが判明視力が落ちてしまったのかしら?と思った私は、慌てて眼科に行きました。そして、改めて視力を測ってもらうと、全然問題ありません……。これはどういうことなのかなと不思議に思って先生にいきさつを話すと、それは眼鏡のせいだと言われました。私が使っているような遠近両用タイプの眼鏡だと、免許更新時に使用する視力検査の機械では近いところをのぞく感じになるので、どうしても老眼に設定してある部分で見てしまうのだと説明をされ、視力検査の結果に納得しました。でも、まさかこんなことになるとは思わなかったのでびっくりしました。危うく免許を更新できない事態になるところでした。先生に診てもらったところ、度がきつ過ぎると目が疲れやすくなり痛むようになりますよと言われたので、処方箋を書いてもらい、新たに眼鏡を作ることにしました。少し度が緩いほうが近くも遠くも見づらくないとのことでした。まとめ新しく作った眼鏡も近眼用の眼鏡ではありましたが、以前の眼鏡に比べて運転時に支障がない範囲に度数を落としてあり快適で、絶賛愛用中です。眼科で自分の生活パターンなどを説明した上で処方箋を書いてもらって、自分に合う眼鏡を作って本当によかったと思います。新しい眼鏡でもやはり細かい所を見るときはかけたり外したりしなくてはならないので、ちょっとすてきなグラスコードを購入してみました。眼鏡を置く場所をいちいち探さなくて済むのがラクで、仕事中愛用しています。今後、年齢とともに老眼が進むこともあるかもしれないけれど、これからも自分に合う眼鏡を用意して、快適さをゲットしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/サトウユカ著者/ririca(54歳)いつの間にか54歳になって驚いている今日このごろ。猫2匹とまったりと暮らしつつ、挑戦したいことは前向きにチャレンジ中。
2023年02月22日加齢とともに訪れる、視力の衰え。40代に入った私も、スマホの文字にピントが合わなかったり、新聞の文字がぼやけたりと、視力の変化を感じるようになりました。ところが、加齢による視力の変化は実は悪いことばかりではなかったのです。今回は、視力の変化と眼鏡選びにまつわる私の体験談をご紹介します。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】近くのものがぼやける。これはもしや…?視力は左右とも1.5。学校の健康診断も運転免許証の更新も、視力で悩んだことのない私に変化が訪れたのは41歳になったころです。ある日突然、いつものようにスマホでネットニュースを読んでいると、なんだか文字がぼやける……。不思議に思いながらスマホの位置を調節すると、ちょっと離れたところでピントが合うではないですか。「もしや、これが世に言う老眼というやつ……?」そのときだけかと思いきや、本を読んだりパソコン仕事をしたりするときも、同じように視界がぼやけます。最もつらかったのは、薬の箱に書かれた注意書きを読むとき。「1日に何錠? よ、読めない!」今まで気にしていなかったようなさまざまな場面で、視力の低下を感じるようになったのです。人生初の眼鏡選び!「眼鏡を買おう!」と決意するきっかけとなったのは、スマホを眺める自分の姿に気付いたときでした。ふと鏡に映った姿を見ると、前かがみでスマホを手にする私は、眉をひそめたなんとも怖い顔! ピントを合わせようとするあまり、無意識のうちに表情が固定化されてしまっていたのです。そこで、人生初の眼鏡店へ。選んだお店は、おしゃれな雰囲気が気になっていたところ。いつも行くショッピングモール内にあり、修理が必要になってもすぐに足を運べることも決め手となりました。とはいえ、眼鏡は安い買い物ではありません。当初は「まずは見るだけでも……」と考えていました。ところが、ずらりと並ぶ眼鏡のバリエーションに、すっかり魅了されてしまったのです。ワイヤータイプはすっきりシャープな印象。べっ甲色のフレームが太い眼鏡は、カジュアルコーデに合いそうです。カラーも赤やシルバー、パープルと実にさまざま。「自分が知らなかっただけで、こんなにもいろいろな種類があったなんて」と、すっかりその気になり次々と試着させてもらいました。眼鏡に合わせたファッション選び結局選んだのは、ベージュのフレームがやさしい印象を与える眼鏡です。丸顔が少しでもシャープに見えるようにと店員さんと相談し、四角いフレームのものに決めました。眼鏡店で視力を測定するのも初めての経験。どうやら加齢による老眼に加え、左目には近視と乱視の症状もあるようです。レンズ選びの段階では、実際に新聞を手にして見え方を調節しました。スマホや持参の文庫本もレンズ越しに眺めましたが、それまでになかったようなクリアな視界にびっくり。近づけたり遠ざけたりしなくても、ラクにピントが合います。「度が強くても、黒目が不自然に大きくならない薄いレンズがありますよ」とアドバイスをもらい、見た目も使用感も納得の眼鏡選びが完了。気付けば、店に入ってから1時間半も経過していました。しかし、その時間もあっという間に感じられるほど、仕上がりには大満足です。新しい眼鏡を手にして、店員さんに見送られながらお店を後にしました。自分の眼鏡姿は最初は見慣れなかったものの、なんだか新鮮で楽しい。ふらりと立ち寄ったお店で春色のコートを見つけ羽織ってみると、眼鏡のカラーとぴったりです。「これからずっと眼鏡が必要になるなら、いろいろな種類をそろえてファッションごとに替えるのも良いかも」と、どんどん想像が膨らみます。さすがにその日は眼鏡を買ったすぐ後だったので、コートは諦めましたが……。40代になって新しい自分を発見したような、不思議な気分になった1日でした。まとめ視力が低下したときは、「ついにこの日が訪れたか。年を取ったものだ……」と少々落ち込んでしまいました。しかし、体に変化が訪れるということは、新しい自分を発見できるということ。眼鏡という新しいアイテムにより、今は生活に刺激が加わったように感じています。加齢を否定的に捉えず、今後は少しずつ眼鏡コレクションを増やしたいとワクワクしているところです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/SH(42歳)大学2年生と高校2年生の息子の母。お酒と猫をこよなく愛するフリーライター。最近、ストロング系のお酒はキツくなり、元気においしく飲むために、そろそろ健康に気をつかわねばと思う日々。
2023年02月16日最近、パソコンやスマホなど近くを見るときに細かい字が見えにくく、でも車の運転のときに遠くが見えにくいなど、遠近両方ともに厄介な状態に。今まで酷使してきた目は年齢を重ねるとともに「老眼」と「近視」の狭間で揺れ動き、目の疲れもピークに達しています。このような目の疲れとうまく付き合うにはどうしたらいいのか、いろいろな方法を試した体験についてお話しします。★関連記事:「いつまでたっても目が重い」ツライ目の疲れに潜む40代以降ならではの原因と対策【眼科医監修】目を温めると気分爽快!目の疲れを取るにはいろいろな方法があります。目薬を差したり、十分な睡眠を取ったり。私が手軽に短時間で目がスッキリすると感じたのは、目を温めるという方法。でも、ただ普通のタオルを温めるだけではすぐに冷めてしまいます。私が気に入ったのは、市販のホットアイマスクや小豆を使ったアイマスクなどを利用する方法です。程良い温かさが持続して目の周りがポッカポカになり、とても気持ちがよくてリラックスできます。その後に目頭と眉頭の間や、目の下や目の周り、こめかみに近い場所などのツボを軽く押してみたり、マッサージしてみたりすると、もっと目の疲れが取れて快適に!老眼と近視…両方と付き合っていくには?私の同年代の友だちも老眼と近視の両方の対処法で悩んでいるようです。この問題には、やはり眼鏡などのツールをうまく使って付き合っていくことが大切だと思います。私が最近新たに作り替えた遠近両用の眼鏡は、レンズ上部の遠くが見える部分(近視用)とレンズ下部の近くが見える部分(老眼用)の境目がソフトに改良されたレンズ。以前は、遠近両用眼鏡を使うと気分が悪くなるという話をよく聞きましたが、近視用の部分の見え方を緩め、老眼用の部分をよりよく見えるようにしたレンズの登場で気分が悪くなるようなことはありません。目の疲れを取るには体の疲労回復も肝心仕事柄パソコンに向き合う時間が多く、非常に目が疲れることもしばしば。目のことを考えていろいろ対処しても、なかなか疲れが取れないときもあります。原因を考えているうちに、目の疲れが肩凝りや運動不足とも関係があるのでは?という答えにたどり着きました。実際、仕事の合間に肩を温めたり、犬と散歩をして体を動かしたりすることで適度な休憩時間が取れ、気持ちも体もリフレッシュ。休憩前よりも仕事に集中できました。なかなか目の疲れが取れないときは、目だけでなく、体の他の部分のメンテナンスをおこなうようにしています。肩甲骨を意識しながら肩を前後に回してみたり、リラックスしながら手を上げ下ろしをしたりするなど、体を動かすことで全身の血流が改善され、目もスッキリしてきます。まとめアラフィフ世代になり、目との付き合い方の難しさを感じました。でも、目とうまく付き合っていくためのツールや方法がたくさんあります。最初に試してみるときはおっくうなこともありますが、自分に合うものを見つけたときはとてもうれしいです。楽しんでいろいろとトライしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/さっちこっち(51歳)子どもたちもほぼ手が離れ、只今自分探し真っ最中の平凡な主婦。体の衰え、やる気の無さなど、更年期ならではの不調を感じつつも、アンチエイジングに役立つ情報を仕入れるべく日々奮闘中。愛犬との散歩が日課。
2023年01月31日高校時代に近視で眼鏡を使い始め、大学生でコンタクトレンズデビューした私は、就職してからパソコンを使っての長時間労働で目を酷使し続けてきました。その結果、30代後半にはドライアイやかすみ目が始まり、40歳でとうとうスマホの文字が読めなくなって老眼を自覚。ある日、救いを求めて遠近両用コンタクトレンズを手にしたのです。その結果……。★関連記事:老眼を手術で治す!?視界がクリアになり老眼鏡が不要になった友人の話を聞き…【体験談】遠近両用コンタクトレンズは老眼に有効?私は過去に「近視は老眼にならない」と聞いたことがありました。しかし、それはうそだったのです。私の視力は両目ともに0.1以下ですが、老眼を自覚したのは今から約10年前の40歳のときのことでした。そのころは裸眼であればスマホで文字も読めるし、針仕事だってできていたのですが、コンタクトレンズを着けた途端、手元がピンボケに。そんなとき、先輩ママから「コンタクトレンズを遠近両用にして快適になった」という話を聞きました。コンタクトレンズを着けると手元が見えずに困っていた私は救世主の登場か!? と喜び、早速長年通う眼科医併設の眼鏡店に相談。2週間のトライアルレンズを処方してもらいました。ところがこれで生活してみると、手元は見えるようになったものの、遠くがぼやけて見えてしまうように……。もちろん裸眼よりは見えますが、家ではテレビの字幕が読めなくなり、外出先では駅の案内板が見えなくなってしまったのです。遠近両用コンタクトレンズは万能じゃないトライアルレンズは1週間でギブアップ。今まで難なく見えていたものが見えなくなって困ったと、眼鏡店のスタッフに泣きつきました。説明によると、遠近両用のコンタクトレンズは遠近がバランスよく見えるように設計されているので、近視の矯正が少し弱くなるのだそう。もう少し強くできないこともないけれど、目に負担がかかり疲れやすくなると言われました。遠近両用は万能だと考えていた私は、期待値が高すぎたせいで遠近のバランスと引き換えに生じる見えにくさを受け入れられなかったのです。手元も遠くもくっきり見たい私は、それでも自分に合うバランスがあるはずと考え、その後も試行錯誤を繰り返しました。せめてテレビの字幕が読めるようにとレンズの度を上げてもらったり、疲れ目対策に利き目のほうだけ強く矯正したりしました。しかし、納得がいく見え方にたどり着かないまま、時間だけが過ぎていきました。長年の悩みを解決する魔法の眼鏡!?遠近両用コンタクトレンズを使い始めて5年がたつころ、私は半年ぶりに訪れた眼鏡店で、いつものように不便を訴えました。話を聞きながら検査をしてくれていたスタッフは、しばらく考え込むと「最後にこれ、かけてみてください」と私に眼鏡を差し出しました。言われるがままかけてみると、なんということでしょう! 視界を水で洗い流したように、手元の文字が鮮明に見えるではありませんか! それはまるで魔法の眼鏡でした。驚く私に眼鏡店のスタッフは「これは老眼鏡です。やはり手元は近距離に特化した老眼鏡が一番なんですよ」と言いました。それから「試しに最初は100均の老眼鏡を使ってみるといいですよ」と教えてくれました。遠近両用コンタクトレンズにこだわるあまり、シンプルな解決方法に目を向けられていませんでした。長年の不満を一気に解決してくれたのは、私の場合、老眼鏡だったのです。試しに買った100均の老眼鏡は大正解。1カ月後には、ちょっと高めのおしゃれな老眼鏡を新調しました。まとめ50歳を過ぎた私は、遠近両用コンタクトレンズと老眼鏡を併用して快適に過ごしています。ダブル使いは面倒という人もいますが、見たいものが見えないストレスに比べれば小さいこと。最近はコロナ禍で在宅が増え、コンタクトの出番が減って目が疲れにくくなったことに気付き、そろそろコンタクトレンズは卒業しようかと考え始めたところです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/あらた 繭子大学生と高校生の子をもつアラフィフのフリーライター。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。
2022年12月12日満員電車でスマホを見ると文字がぼやける……など、「もしかして老眼かも」と思い、眼科に行くと意外な結果に。これ、コンタクト愛用者には誰にでも起こりそうな出来事でした。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】直視できなかった老眼という文字スマホの文字が見えづらい、パソコンを見ていると目がショボショボする……。こんな症状にコンタクト愛用歴25年になる私は「ドライアイ?」と思い、薬局でコンタクト用の目薬を購入。数日間、つけてみました。ところがまったく症状は変わらず……。ネットで同じような目の症状を検索すると、老眼という文字が!たしかに2年くらい前から、時々見えづらい、目がショボショボするという症状はあったのですが、「まだ40歳(当時)だし」という理由で、老眼という言葉を直視してこなかったのです。その後、数日間見えづらさを我慢しましたが、耐えられず眼科に行くことにしました。受付の人もびっくり!8年ぶりの診察眼科といってもネットで定期的に購入しているコンタクトショップの隣にあるクリニック。いつ行ったかもわからないまま、記憶を頼りに以前行ったことがあるコンタクトショップに行ってみました。ショップがあったはずのビルはなく、その代わりコンタクトショップの呼び込みをしているお兄さんが「もしかして〇〇コンタクトお探しですか? こちらのビルに移ったんです」と案内してくれました。受付で診察券がない旨を伝え、名前と生年月日を伝えると私のカルテが。なんとそのカルテの日付は「2011年」だったのです。受付の方も驚いた様子で「2011年以降、こちらで診察した記憶ないですか?」と。きっぱり「記憶にないです」と伝え、潔く診察を受けました。自分の勝手な判断が不安を増大させることにコンタクトを外し、裸眼の視力を測ると、右目0.1(8年前)→0.3、左目0.1(8年前)→0.3。明らかに視力が良くなっていてびっくり!「視力が上がることってあるんですか?」と先生に聞くと、「遠くを見る力は上がることはありますが、近くを見る力は衰えています」と。つまり老眼は進んでいるということを遠回しに教えてくれました。しっかり視力に合ったコンタクトをつけると、スマホの見えづらさや目のショボショボは解消。遠くのものも近くのものも、薄暗くなった夕方もはっきり見えるようになり、ストレスフリーに。まとめ老眼という言葉を恐れ過ぎて、眼科に行っていなかった自分は本当にバカでした。見えづらさを感じたら勝手に自分で判断せず、すぐに眼科に行けばよかったと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2022年12月06日「この漢字なんて書いてあるか読めます?」そう言って職場の後輩が、私に書類をグイと差し出しました。目の前の書類と私の間には約20cmの距離がありました。私が書類を見つめたまま黙っていると「難しいですよねー。この漢字の読み方!」と言われて、読み方がわからないんじゃなくて実は漢字にピントが合わず見えなかった、とは言えませんでした。このとき、「私、もしかして老眼!?」と思ったことをきっかけに変化した私の気持ちについてお話しします。★関連記事:「近視は老眼になるのが遅いと思っていた」かすみ目になり、ドライアイかコンタクトが原因かと思ったら老眼だと薄々感じていたけど…近ごろはスマホの影響もあって、早い時期から老眼が始まるといわれているようです。40代半ばの私は老眼の適齢期なのだと思います。しかし「老い」という言葉に抵抗があり、認めたくない自分がいたのです。私は眼鏡店に勤めています。同世代くらいのお客様がいらっしゃることもあって「最近、スマホの字が読みづらくて困ってるの」と話してくれます。そして、「もうそんな年なのかな~」と苦笑いするお客様の気持ちが痛いほどわかります。私も、老眼鏡とかシニアグラスというストレートな言葉は使いたくないので「リーディンググラスをお試しになりますか?」など、自分もグサッとこない表現で案内していました。推しが老眼で見えない!?私の楽しみは推しの出ている舞台を見に行くことです。最近はチケットもなかなか当たらないので舞台に行けると決まったら、おしゃれして出かけたいと思うくらい特別なイベントでした。普段はBBクリームを塗って眉毛を書き眼鏡をかけているだけですが、観劇の日はアイメイクして気合いを入れ、推しの顔もはっきり見たいので度数の強いコンタクトレンズを使います。その日も久々に推しの舞台へ。ワクワクしながら着席して、公演が始まるまでパンフレットを読もうとページを開きました。しかし文字がにじんで読めない……。小さな写真の中にいる推しの表情もわからない! コンタクトレンズの度が強いからか、手元のピントがますます合わないのです。パンフレットを少し離して眺めると、今度は文字が小さくて読めない状況でした。これからのためにもその後、職場で検眼をしてもらい遠近両用レンズを試してみました。すると遠くから手元の文字まで見やすく、目も疲れにくいのです。最近は大きめで丸みのある眼鏡が幅広い世代で流行しているので、遠近両用レンズを入れるのに合うおしゃれなフレームがたくさんあります。うれしいことに眼鏡をかけると視力の矯正だけじゃなく目元のクマ、たるみ、小ジワなどをフレームがカバーしてくれる相乗効果もあるのです。今までの私と同じ悩みを抱えるお客様が今度いらっしゃったら、遠近両用レンズを使ってみて感じた私の素直な気持ちを伝えたいと思います。それから今度はこの眼鏡で観劇に行ってみようと思いました。きっと推しの顔もはっきり見えるし、待ち時間も快適に過ごせるでしょう。まとめ老化現象は誰にでも起こることとわかっているけど、それが今までの私には認められませんでした。でも推し活や毎日の暮らしを充実して過ごしたいなら、老化を恐れずに受け入れて工夫することが大切だと実感しました。それが自分をいたわることにもなるのです。誰のためでもない自分の人生ですから、楽しんだもん勝ち! だと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/滝内 まい(50歳)出版社や眼鏡屋など、あらゆる職種を経験。趣味はイラストを描くことや美術館でアートに触れること、読書など。
2022年12月05日もともとマスカラなどのアイメイクをすると目が赤くなったり、ドライアイが気になったりすると目薬を点眼する程度。視力自体は悪くなく、この年になっても免許の更新は裸眼でパスしています。老眼はややあるものの、日常生活には問題ない程度だったのですが、40代に入り、かすみ目が気になるように。ここ数年は特に夕方になると信号がにじんで見えたりして、運転が怖いと感じるようになってきました。私のかすみ目対策についてお伝えします。★関連記事:「突然、目がぼやけて見えないように」やってよかったかすみ目対策【体験談】なかなかピントが合わず夜の運転が憂うつ息子が小学校に入学し、英語や空手と習い事が急に増え、夕方に運転する機会が増えてきました。そこで、ハンドルを握るたびに気になるようになったのがかすみ目です。40代に突入したころから「あれ?」と思い始めましたが、最近では夕方になると文字がにじんで見えたり二重に見えたりして、ピントがしっかり合うまでにだいぶ時間がかかるようになっています。夕方限定なので「疲れかな?」と思っていましたが、暗い夜道を運転をするのが今まで以上に怖いと感じるようになってきました。そこで、かすみ目をなんとか改善したいと思うようになりました。まずは原因について調べてみることにしました。かすみ目は複合的な理由によると判明調べてみたところ、かすみ目の原因は長時間のパソコン作業などにより、ピントを合わせる毛様体筋の緊張状態が続き、ピントを合わせるのが難しくなるという理由が1つ。もう1つの理由が加齢によるものだそうです。年齢を重ねると、毛様体筋の働きが低下して、ピントを合わせるのが難しくなるというのです。どちらにもズバリ当てはまっており、かすみ目になるのも仕方ないと思いました。かすみ目は複合的な理由により起きているため、対処法も1つではなく、症状を緩和するためには、まず毛様体筋疲労のケアをする必要があるとわかり、毛様体筋疲労のケアを実践してみることにしました。1時間に10分ぐらい目を休ませる。疲れがたまったときは蒸しタオルなどで目を温める。目の体操やマッサージをする。老眼の有無や程度を確認し、必要であれば老眼鏡を使用する。十分に休息し、規則正しい食生活を心がける。どれも今すぐに実践できるものばかりだと感じたので、できそうなものから早速試してみることにしました。毛様体筋疲労のケアでかすみ目が改善!眼鏡屋さんで老眼の進行度をチェックしてみました。細かい字の書いてある用紙を渡されて、どの位置からだとピントが合うのか確認したところ、思っていたより老眼が進行していることがわかりました。とはいえ、+1.5の度数で良いでしょうとのアドバイスに従って老眼鏡を購入し、普段からかけるようにしました。また、仕事中もこまめに目を閉じて休ませるようにしたり、眼球に沿ってマッサージもおこないました。帰宅したら、蒸しタオルで目を温めてから運転をするようにしたところ、信号がにじんで見えるという症状はだいぶ改善されてきました。加えて規則正しい1日3回の食事や睡眠時間もしっかり確保するように調整しました。さらにピント調節機能の改善に効果的なネオスチグミンメチル硫酸鉛が配合された目薬も利用。就寝前に暗闇で携帯を見るのも目に良くないと思い、気を付けることで、さらにかすみ目は改善されたのです。まとめもともと視力がよかったこともあり、これまで目のケアはまったくしてきませんでした。かすみ目の改善も、運転が怖いと感じたためやっと重い腰を上げたのです。今まで点眼などしていなかった分、効果を感じるのが早かったのかもしれないなと思い、これまでの無精を反省しました。現在おこなっているケアの中でも、夕方運転前に温めたタオルを目に当てるのは、目にはもちろん気持ち的にもホッとひと息つけるので、特に気に入っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※夜間など物が見えにくい状態での車の運転は危険なので控えましょう。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/みうママ(50歳)昨年閉経を迎えた更年期ママ。泣く、怒る、時々笑う。喜怒哀楽の激しさに拍車がかかる日々。思春期の娘VS更年期の母という戦いに明け暮れている。パパと息子の男性陣は戦々恐々。地雷があちこちに埋まっているファミリー。家族は夫、1男1女の4人家族。
2022年12月01日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。視力には自信があるおーちゃん。けれど、50代になってからはさすがに裸眼では支障が出ることが増えたようで……。★関連記事:「いっぱい楽しんだやーん」孫バカ夫妻は毎度片思い!?孫の思い出は予想外で… #五十路日和 61こんにちは、孫ラブのおばちゃんのおーちゃんです。目は細いながらも、幼いころから視力だけは落ちることなく、最近まで遠くの文字もすぐ読むことができていました!けれど、40代の半ばから徐々に老眼を感じ始めました……。携帯の文字は、ピントを合わせると目元から離れ出し、肘を伸ばさなければ読み取れないかもしれないと思うほどです。それでも、日常生活ではさほど支障を感じることなく過ごしておりました。さて50代に入った現在、母に頼まれて申請書類に記入することがあり、眉をしかめながら書き込んでいたところ、だんだんと文字がぼやけてきたのです(涙)。そんな私の様子を見て、母は自分の老眼鏡を私に渡してきました。ついこの間まで、母の老眼鏡は「よくこれで字が読めるね〜! 頭が痛くなってくるわ!」という代物だったのに……。いつの間にか、便利なアイテムへと変化していました!老化に加えてスマホの見過ぎなのか、老眼の加速は予想以上だと思い知らされた出来事でした。★1話から読む:「恐るべし!腹圧」それでも夜中の菓子パンはやめられない #五十路日和 1★人気マンガ作品が無料で読める!40代、50代向けのマンガ作品を毎日大量配信中♪ 無料でザクザク読めちゃいます!★関連記事:「は? 紛らわしい」父の定期購入を解約しようとするにも一筋縄ではいかず… #老親の通販トラブル 2★関連記事:「え、うま!」今更ながらオートミールの米化を試してみたところ… #キレイな40代になりたい 26★関連記事:「多分、彼氏できたよね?」秘密主義な長女の恋を知った母の心境は… #わが子が恋をしたとき 1著者/おーちゃん(52歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(29歳)、次女(27歳)、長男(24歳)の3人の母親で、6歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2022年11月12日小学生時代から視力検査では1.5の数値を出し、ずっとそれを死守してきた私。おしゃれな眼鏡をかけている人を見ると「目が悪かったら私も自然に眼鏡がかけられたのになあ」と眼鏡に憧れているくらいでした。なのに45歳を過ぎたあたりからスマホを見るとき文字の輪郭がぼやけるようになりました。疲れ目かなと思っていたのですが……。★関連記事:「もしかして老眼?」でも、老眼鏡はかけたくないアラフィフのプライドが出した結論は【体験談】視力が良いのが自慢小学校で初めて視力検査をして視力が1.5という判定だったときから、40代になっても健康診断で視力検査を受けるたびにその数値を維持していました。年を重ねると視力が落ちるのが普通だと思っていたので、自分はまだまだ若いんだと得意な気持ちでした。私の周りでは同世代のほとんどの人が眼鏡もしくはコンタクトレンズを使用していたのですが、私にはまったく関係のない話。もしかしたら一生使わなくてもいけるのでは? と思っていました。文字がぼやけて見えにくい私は商品の説明書きを読むのが好きです。例えば、新しいシャンプーを買ったときはお風呂に浸かりながら見るのですが、45歳を超えたころからシャンプーの裏面を見ると文字の輪郭がぼやけて見えにくいことがありました。ただ湯気のせいで見えにくいのかな? とあまり気にしていませんでした。でも、布団に入ってスマホの画面を見るときも文字が読みにくくなり……そのときは疲れ目で一時的にそうなっているのだと思い込んでいました。あるとき、妹がコンタクトレンズを買うのについて行ったときのことです。眼鏡屋さんをウロウロして待っていたら、ふと老眼鏡に目が止まりました。老眼鏡を恐る恐るかけてみたお店のスタッフの方に「老眼鏡ってどういうタイミングで使うんですか? 」と聞いてみました。すると「一般的には人差し指の指紋が見える距離が30cm以上離れるなら老眼鏡を使用すると良いと言われていますよ」とのこと。そこで、自分の人差し指を胸のあたりに差し出してみると指紋が見えず、なぜか目に力が入ります。老眼の度数が+1.0の老眼鏡をかけてもう一度見てみると、指紋はくっきり見えました。私が疲れ目だと思い込んでいた症状は、やはり老眼だったんだと改めて実感。早速自分に合う度数の眼鏡を購入して帰りました。老眼の度数は+1.5だと逆に目が疲れるので、自分には+1.0が合うようでした。まとめいつまでも視力が良くて眼鏡とは無縁だと思っていたのに、自分では気付かないうちに老眼になっていたことには正直がっかりしました。しかしそれも年を重ねる上で仕方ないことだと自分なりに受け入れました。今は、老眼鏡には見えないおしゃれな老眼鏡もあり、値段もそんなに高くないのでいろいろなフレームのものを買って楽しんでいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/大橋らむね小売業を中心に事務職や飲食店でパートとして勤務。体を動かすことが好きで、日々ウォーキングをおこなっている。
2022年10月17日老眼なんてまだ先の話……。そう思っていたのに最近、急に目が悪くなったと気付きました。近くから遠くに目を移したとき、しばらくぼやけて見えにくくなります。見つめているとそのうち見えるようにはなるものの、時間がかかるので心配になり眼鏡を作ることにしました。これは老化なんてまだまだと思っていたのに、急に目の前に迫ってきたと自覚した、私の体験談です。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】今信号は何色?ぼやけて色がわからない目が悪くなったと気付いたのは、日が落ちてから車を運転したときでした。40代も半ばを過ぎ「だんだん見にくくなってきたな……」と感じてはいました。辺りが少し暗くなり始めた夕暮れどき、ただでさえ見にくい時間帯だったこともあり、少し先にある信号機の青がぼやけて見えたのです。アクセルを緩めながら進み、近付いた信号機の青が点灯していると認識できてから、慌ててもう一度アクセルを踏みました。地名を示す青い看板の文字も、画数が多いとぼやけて四角形に見えてしまいます。目を凝らしているとそのうち見えてくるのですが、これではとっさの判断が遅れてしまい危険だと感じました。仕事柄、日常的にパソコンを見ています。家に帰ってからもWebライターの仕事をするときはパソコンを使用します。これが目が悪くなった原因だということは予想できました。これも老化?見えにくくなったわけ夜の運転を控えてはいたものの、まったく運転しないわけにもいかず、結局、眼鏡を買うことにしました。運転をするときに使用するため、「遠くを見やすい眼鏡」に重点をおいて視力を調整してほしいとお願いしましたが、「もう少し手元が見やすい度数のほうが良いのでは?」とお店の方から提案されました。手元が見える眼鏡は、少し遠くが見づらくなります。目の焦点を合わせる機能が老化により鈍り、遠くを見たり近くを見たりの切り替えがしづらくなるため、このようなことが起こると教えていただきました。近くが見にくくなるのが老眼、と認識していたので、焦点を合わせる機能の衰えが老眼だということは知りませんでした。運転が心配だからと、とにかく遠くがバッチリ見える度数で調整してもらい、フレームもお気に入りが見つかりすてきな眼鏡と出合えました。「無料でレンズをブルーライトカットにできますよ」と教えていただき、迷わずお願いすることにしました。お気に入りで良く見える眼鏡ですが…「ブルーライトカットはWebライターには必須だし!」。お気に入りの眼鏡でパソコンに向かう楽しさを思い浮かべつつ、受け取った眼鏡を掛けながら家路につきました。帰りの運転のしやすかったこと! 遠くまでバッチリ見え、信号の隣の青い看板の文字もくっきり見えます。見えることでこんなに安心できるとは思いませんでした。「眼鏡を作ってよかった~」。少々高い買い物になってしまいましたが、安心とお気に入りが手に入ったのでとても満足でした。家に帰り、「そういえば、ブルーライトカットも試してみよう!」と思って眼鏡を掛けたままスマホを見てみると……。ぼやけて見えません。いつもなら、少し待てば見えるようになるのに、今日はなりません。そしてしばらく考えて「眼鏡のせいだ!」と気付きました。お店の方に助言していただいたにもかかわらず、私が作った眼鏡は近くが見づらくなるものでした。せっかくブルーライトカットを入れてもらったのに「もしかしたらパソコンには使えない?」と気付き、笑ってしまいました。目を悪くする1番の原因であるパソコンから目を守るための眼鏡には使えません。パソコン用にもう一本別にブルーライトカット入りの眼鏡を作らなければ、視力の悪化は防げそうにありませんでした。そしてこのとき、遠近両用眼鏡を必要とする老眼なのだと認めざるを得なくなりました。まとめ40代も半ばを過ぎ、老化は否めない年齢になりましたが、何もしないで老化するよりできる限り予防して体の不調は減らしたいもの。大切な目を守るため、もう一本お気に入りの眼鏡を増やそうと思います。いつまでも裸眼で新聞を読めるよう目をいたわろうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/くらげ(46歳)23歳社会人、専門2年、高2の娘を持つシングルマザー。本業の他に収入を増やそうと始めたWEBライターだが、時間の使い方がつかめず悪戦苦闘している。【自由と安定】を求めて絶賛精進中。
2022年10月13日現在46歳の主婦兼ライターです。もともと視力が悪く、中学生のころから眼鏡を使用していました。社会人になってコンタクトデビューをし、約20年間コンタクトを着用して生活していました。しかし、痛み止めが効かないほど目の奥が痛むようになりコンタクトがつけられなくなったため、眼鏡に戻した経緯があります。目の奥の痛みは原因不明ながらも改善されましたが、年々近視がひどくなっていると感じていました。最近は他にも気になる症状が出始めて……。★関連記事:「突然、乗り物酔いみたいな症状が!」40代半ば、認めたくないけれどもしかして老眼?【体験談】暗いところが見えにくい? ある夜のこと、いつものように飼い猫の後を歩いていました。階段の電気をつけずに1階に降りて行ったところ、急に見えづらさを感じました。1階は玄関と夫の部屋があり、夜は真っ暗。足元に人感センサーの小さなライトが1つついているだけです。暗闇で見えにくいのは当たり前ですが、今までに感じたことのない見えづらさだったため、違和感を覚えました。が、「ちょっと目を使い過ぎたかな? すぐ治るだろう」とそのときは軽く考えていました。違和感はずっと続いてすぐ治るだろうという自分の考えとは裏腹に、その後も暗いところでの見えにくさは続きました。私はドラマや映画が好きでよくテレビを見たり、スマホでネットニュースなどを見ることも多いので、寝るとき以外は目を酷使しています。ですが、さすがにこれは一時的な目の疲れなどではなく、何か病気ではないかと心配になり、ネットで調べてみました。白内障、緑内障、または脳の病気? 私はドライアイ治療用の目薬をもらいに3カ月に一度、眼科を受診しているので、まずはかかりつけの眼科で検査をしてもらうことにしました。結果はまさかの…「老眼の症状ですね」いろいろと悪い病気を想像していた私に、医師はあっさりとひと言。老眼といえば近くが見えにくくなることだと思っていたので、調べもしなかったのです。現に夫も数年前から老眼で、「これ見て!」とスマホを顔の近くに差し出すと、「近い!」と眼鏡を上にあげ、さらに顔を離して画面を見ていました。私は夫のその姿にクスクスと笑っていたのに……まさか、暗いところでの見えづらさが老眼の症状の1つだったとは。そういえば義理の父も、最近夜は周りが見えづらくて怖いから車の運転をしていないと言っていたのを思い出しました。幸い、老眼の症状自体は軽いらしく老眼鏡もまだ不要、気を付けて生活すれば問題ないとのことで安堵しました。まとめ40歳を過ぎて体の変化をとても感じます。老化現象は生きていれば仕方のないこと。ですがまだまだ元気に過ごしたいので、日々自分の体に耳を傾けて、適切なケアをしながら生活したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/やまと すみれ(46歳)短大卒業後、金融系の公的機関にて勤務。しかし、体調不良に悩まされることが増えたので退職。趣味はドラマと映画を見ること。
2022年09月22日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。老眼を実感するようになったフカザワさん。家では老眼鏡を使っているのですが、外出先まで持って行くことはなかったらしく……。★関連記事:「着眼点が違い過ぎる」車好きの夫はCMの見方が自分と全然違って… #アラフィフの日常 82こんにちは、フカザワナオコです。老眼鏡を持ち歩いていないと、こういうとき何げに困りますね。なんとなく、字のフォルムとかで「多分合っているだろうな」っていう予測がつくのですが、ピントが合っていないことには変わりなくて。これ以外でも、スーパーで、商品の裏の細かい文字とか全然わからないときもあるしなー。家ではガンガン活用している老眼鏡だけれど、バッグにも1つ入れておいたほうがいいのかもな、と思っています。著者/フカザワ ナオコ(49歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2022年09月12日子どものころからアラフォー前半まで、視力はずっと両眼1.5をキープしていた私。ですが、加齢は容赦なく、徐々に手元が見づらくなってきました。眼鏡に憧れのあった私は「これで私も眼鏡女子!」と張り切って眼科に行き、処方せんをいただいて眼鏡店へ。気に入った眼鏡をゲットして意気揚々としていましたが、友人らは見えづらいと言いながら眼鏡をしていません。どうやら世間では老眼は隠すものらしい。どうしてなの?★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】これってやっぱり老眼?私が中学生のころ、父が初めて眼鏡をかけたことを覚えています。わが家ではそれまでだれも眼鏡をかけていなかったので眼鏡そのものが珍しく、父のそばに子どもたちが群がり、興奮状態で見せてもらっていました。当時父は40代。「アラフォーになったら老眼鏡をかけるもの」という刷り込みができていた私は、いつか自分も眼鏡をかける日が来るのをとても楽しみにしていました。特に目を使い過ぎることなどなく過ごしてきましたが、やはりその日はやってきました! 47~48歳のとき、新聞の字が読みづらくなってきたことに気が付いたのです。スマホで文字を読むときは、画面を拡大して読んでいました。老眼になって念願の初眼鏡!いよいよ私も眼鏡女子デビュー! とうれしくなって眼科を受診し、処方せんをいただいて眼鏡店へ直行しました。最近は「老眼鏡」のことを「リーディンググラス」と言うのだとか。フレームにもいろいろな種類があって色や形、素材も豊富です。おしゃれなだけでなく、軽量だったり壊れにくかったりと機能にもこだわったものがそろっていました。あれこれと試しては鏡を見て、楽しみながら眼鏡を選びました。翌日、仕上がった眼鏡をかけて新聞を読むと、文字がハッキリと見え、ストレスなく読むことができました。初めての眼鏡ということで眼科の先生がやや緩めの度数の処方せんを出してくれたおかげか、眼鏡をかけて新聞を読んだ後の疲れもあまりありませんでした。みんなどうして老眼を隠しているの?それからは、外出時には必ず眼鏡を持ち歩いていました。ちょっと荷物は多くなってしまうけれど、電車で本を読むので必要ですし、お店で買い物をするときにも眼鏡があればパッケージの文字が読みやすくなります。でも……同年代の友人とのランチ会でのこと。みんな目を細めながらメニューを見ているのに、誰も眼鏡を取り出しません。「最近、字が読みづらくなってきたよねー」などと言いながらも、眼鏡なしで読もうとしています。「眼鏡、持ってないの?」と聞いてみると、「持っているけど、老眼だとバレたくないから家に置いてきているの」とのこと。老眼を隠したいという人は多いのかな……。軽くショックを受けてしまいました。まとめ眼鏡をかけたほうが字が読みやすく目の疲労も少ないので、他人の視線は気にしないことにして、老眼だとバレようが構わずに眼鏡をかけています。先日、いつも持ち歩いている眼鏡ケースの留め具が壊れてしまったので、買い替えることにしました。絵本作家が好きな私は、せなけいこさんの絵本のキャラクターが描かれた眼鏡ケースを見つけ、購入しました。そしてやはり、どこにでも眼鏡を持って行っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/まるみ(51歳)在宅ワーカー。夫と息子2人の4人暮らし。一度きりの人生、めいっぱい楽しみたい! やりたいことが多すぎて時間が足りないタイプ。
2022年09月09日友人たちがみんな先に体験しているので話には聞いていたけど、48歳である日突然やってきた老眼。肌や体のケアに加えて目のストレッチや目薬のアップグレードで、小さな字が読みづらく、目が疲れやすくなったという困りごとをなんとかしのいでいる、そんな体験をお伝えしたいと思います。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】突然、小さな文字が読みにくくなった!ある日、同年齢の友人と老眼鏡の話題になったとき、自分はまだまだだろうと思っていた48歳の私。パソコンを使用する仕事が主なので、ドライアイが悩みでした。でも、ある日予告もなく突然来ました! 老眼が! スマホやタブレットを離さないと見えにくいし、商品パッケージの裏にある小さな文字が読めないし、そして夕方になると目が疲れて文字が見えづらくなったのです。これがいわゆる老眼の始まりね、としみじみ思いました。車の運転はライトの光が前よりもまぶしく感じられるし、買い物に行ってタグを見るときに、ちょっとタグを離さないとはっきり見えません。今まで親や年配の人が字を読むとき、老眼鏡を使ったり、字が書いてあるものを離したりしている姿を見て、心の中でわずらわしいなあと思っていた私。過去の自分を反省です。見えにくい、読みにくいことがどんなに困ることなのかということを実感しました。そして、もう1つ友人たちが言う通りだと思ったのは、商品の文字が小さ過ぎる!ということ。老眼になると特に商品のパッケージの裏に書いてある成分や服のタグの素材の表示は、字が小さくて読みにくいとつくづく思いました。1日3回の目のストレッチで目がラクに老眼対策に短時間で気軽にできることをインターネットで探していたら、目のストレッチのサイトを発見。目のストレッチは場所もいらないし、パソコン仕事の合間やちょっとした隙間時間にできるので、今も続けています。ストレッチすることで目の周りの血流がアップするので、ピントを合わせる筋肉に良いみたいです。目薬を扱う製薬会社のサイトで見つけたストレッチを、自分流にアレンジして使いやすくしました。まず、顔を動かさずに目を左右上下に動かすことを10回連続でおこないます。次に目を時計回りに10回、逆回転も10回。次に、ちょっと遠くと手元を交互に見ることを10往復です。ちょっと遠くは約2m先、家では壁のカレンダーの日付を見て、手元を見るときは人差し指を鼻に付けて、爪を見ています。この目のストレッチを少なくとも一日3回、朝昼夜と頑張りました。1カ月ほど続けてみたら小さな字が読みにくいことが減り、夜でも目が疲れたと感じる回数が減って、ラクになってきたような感じがするので、もう少しストレッチの機会を増やしてもいいと思っています。でも、一度電車の中でもおこなってみたのですが、明らかにキョロキョロしている挙動不審な人のように見られているのに気付いたので、公の場でするのはやめました。成分にこだわり、目薬アップグレード!長い間、目薬は目をスッキリさせたいときのみにさしていました。目薬のセレクトは値段重視。今回、老眼対策の目薬を探してみると、激安なものからちょっとしたランチ並みの値段のものまで種類が多過ぎ! そこで、老眼対策の目薬選びのポイントは成分だとネットで知り、目薬の成分表を真剣に読みました。といっても、パッケージの裏の成分表は字が小さくて読みにくかったので、インターネット上にある製薬会社の目薬紹介ページを確認したのですが……。目のピントを調整する筋肉をサポートし、涙を分泌して目から蒸発させないように守る成分( ネオスチグミンメチル硫酸塩 )などもチェックしました。これは、加齢により目の渇きが進むと、かすみ目もますます悪化すると学んだから。これで成分が増えて、ちょっとアップグレードした高級目薬に。値段も今までよりも高くなっちゃいました。その上、私はソフトコンタクトレンズと眼鏡の両方使っているので、コンタクトレンズの上から使える目薬と、裸眼用の2種類の目薬を使い分けています。まとめ普段の生活での老眼対策として、目のストレッチをおこない、目薬をアップグレードしました。考えてみると、これは目のケアを充実させていることになるのですね。今まではアラフィフのオトナ女子として体や肌のケアはすでにおこなっていました。それは、首や腰が痛いからマッサージに通う、肌の乾燥がひどいから高保湿のコスメを使うといったもの。それらと同じようにオトナ女子は目のケアが必要なのだと実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/黒猫(50歳)家事に育児に毎日奮闘していたらいつの間にかアラフィフに。体の変化やダイエットなどやらなくちゃいけないことが山積みです。
2022年09月07日出産と同時にコンタクトレンズ派から眼鏡派に転向した私、職場では眼鏡がトレードマークでした。お世辞であっても「(年齢の割りに)お若いですね」と言われるとうれしくて、老眼鏡が必要になる日をひそかに恐れていたものです。眼鏡を外して文字に顔を近づける行為もお年寄りっぽく見えるので気を付けようと心に誓っていました。そんな私が老眼鏡を作るに至った経緯をお話しします。★関連記事:「ついに老眼が進んできたかも!?」サングラス風の穴開き眼鏡を使ってみたら…【体験談】老眼に気付く前のわずかな兆候近視は老眼になりにくいという話を聞いたことがあったので、すっかり自分は老眼になりにくいものと信じて疑いませんでした。でも今にして思えば、老眼の兆候はずっと前からいくつもあったのです。まず、糸を針に通すのにやたら時間がかかっていました。10回トライしてようやく糸が通るほどの低い的中率です。それから、爪の切り方が雑になり、毛抜きを使うのも苦手になりました。不器用になったなあとは感じていました。部屋の掃除がどんどん雑になっていったのは、隅っこにたまるほこりが気にならなくなったからです。老眼を確信したとき夕暮れどきの暗くなり始めた車内で、ナビ役として地図を見ていたときのことです。交差点名を確認したかったのですが、どんなに目をこらしても地図上の文字が読めません。目を細めたり、眼鏡のレンズの角度を変えたりしてもさっぱりダメでした。ところが、ふと眼鏡を外した瞬間に文字が浮かび上がるようにくっきり見えたのです。本当にびっくりしました。これが初めて老眼を意識した瞬間でした。老眼とわかると、その後は合点のいくことばかりでした。新聞を読むのが億劫(おっくう)になったのはきっと老眼が進んでいたせい。本を読むときやスマホの画面を見るときも眼鏡を外したほうが断然ラクなんです。飲み会でメニューを選ぶのも面倒だなあと感じるようになっていました。老眼がバレない遠近両用眼鏡は優れもの年齢には勝てないと諦めて、ついに老眼鏡を作る決心をしました。そのとき勧められたのが遠近両用眼鏡でした。遠近両用眼鏡はレンズの下部に老眼用のレンズが入っていて、その範囲以外は近視用のレンズです。人の視線に合わせてレンズが配置されているので、違和感なく手元の文字を読むことができますし、視線を上げれば遠くにピントが合うように設計されています。私の中で「おばあちゃんの眼鏡」というイメージが強い遠近両用眼鏡には抵抗がありました。ところが実際に掛けてみると、大変使い勝手のいい眼鏡であることがわかりました。日常的に使っていた眼鏡のフレームでレンズだけを交換したので、会社の誰も私の変化には気付きません。1日中かけていてもノンストレスで、老眼であることすら忘れてしまうほどです。車の運転にも支障ありません。しかも費用はレンズ代のみですから、たったの数千円でした。まとめ50代メガネ女子の私は遠近両用の眼鏡を愛用しています。人から老眼鏡と気付かれないところがとても気に入っています。あまりに使いやすいので、家に残っていた他の眼鏡もすべて遠近両用に作り替えました。もっと早くにそうするべきだったと思っています。こうして老眼の悩みは解決しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/矢野 ハル子元・印刷会社の営業職。趣味は料理と散歩。お金の勉強やミニマルな生活、終活に興味がある。
2022年08月26日遠近両用眼鏡を初めて作ったのは40代の半ば。現在2つ目ですが、それぞれ買うときはじっくり検討したにもかかわらず、なかなかうまく使いこなせていません。近くの物を見るときには眼鏡では見づらく、外している状況です。年齢とともに進むといわれている老眼ですが、眼鏡作りはなかなか難しいと感じています。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】焦点が合わない!見えづらい!20代の前半に仕事でパソコンを頻繁に使うようになってから近視になった私ですが、コンタクトレンズは使ったことがなく、ずっと眼鏡派でした。ただ、パソコンに向かっている時間が長い仕事なので、眼鏡が合わなくなることもしばしば。特に40代を過ぎてからは焦点がなかなか合わない見えづらさを感じて、45歳を前になんとなく眼鏡を買い替えに行きました。そのとき店員に言われたのは、老眼が少し入ってきているのではないかということ。そんなに自覚はなかったけれど、目の検査やレンズを合わせてみると、たしかに見やすいかも。そんな感じで初めて遠近両用眼鏡を作ることになりました。遠近両用の眼鏡は上下の幅があるものをそのころ(今でも?)の眼鏡はフレームが細身のデザインのものが多く、私もそんなデザインがいいと思っていたので、このときに選んだのは上下の幅が2.5cmほどの縁ありの眼鏡でした。ただ、この2.5cmの幅に上部が近視用、下部が老眼用の仕様になったレンズを入れるのだから大変! 店員さんにも「ギリギリの大きさです、慣れるまで見えづらいかも」と言われてしまったけれど、実はフレームを選んでいるときは遠近にしようなんて思っていなかったから仕方がない。改めて選ぶのも面倒だったので結局それで作ってしまったんです!かけ始めたときは、そのときの目の状態に合わせて作ったのだからもちろん不便はありませんでした。ただ、やっぱりフレームが細いからなのか、慣れても見づらいんです。というか、近くを見るときは眼鏡を外したほうがよく見えたんです。そのため、この眼鏡はそんなに長く使うこともなく、次の眼鏡を作ることにしました。もしかして老眼じゃなかった??2回目は別の眼鏡屋で。今回は最初から遠近として作る覚悟をしていたので、フレームも上下が3.2cmの物を選びました。上部だけに縁があるシンプルなデザインの眼鏡です。前回、遠近両用眼鏡を作ったけれど、パソコンや本を見るときは眼鏡を外すことが多い現状を伝えました。老眼はあまり進んでいないんだろうということで、ほぼ度数は変わらない遠近両用眼鏡ができました。下にフレームがなく、レンズの幅も広くなったので、前回よりはずっと見やすいものでした。でも……かけ始めて数カ月。やっぱり眼鏡をかけないほうがパソコンや本、スマホは見やすく感じるように。う~ん、これは老眼が進んでいるのか、それとも実は老眼にはなっていなかったのか……? この眼鏡の使い方は正解なのか、さっぱりわかりません。ただ、一番困るのはかけたり外したりしていると、眼鏡をどこに置いたか忘れちゃうことなんです。それが一番の大問題。例えばスマホの置き忘れなら、電話をかけてみて音を出せばわかるときもありますが、眼鏡はそんなわけにもいかず。自分の行動を振り返り探しまくることが頻繁に。これからも目の状態は変わっていくと思うので、着け外しをしないために次にどんな眼鏡を作ればいいのか、結構悩ましい問題です。まとめ実は今使っている2代目の遠近両用眼鏡は、外しているときにうっかり踏んでしまいナイロンワイヤーが切れてしまいました。すぐに眼鏡屋に持っていったら無料で修理をしてくれましたが、やっぱりかけ外しが頻繁なのは不便です。そんなときに知り合いから聞いたのは、老眼部分を「度なし」にするといいよ、という話。知り合いいわく、裸眼で近くが不自由なく見えているなら、老眼部分を度なしにすれば外している=裸眼と同じことになり、見やすくなるらしいのです。その眼鏡ならパソコンや本、スマホを見るときもかけっぱなしで大丈夫そうなので、近々作ってみようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。教えてくれたのは…監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/アキモト スズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2022年08月25日「老眼なんて、まだまだ先のこと!」「自分は老眼にならない!」と思っていたら、44歳のころからじわじわと忍び寄って来ていました。でも、心の中では老眼を否定し続ける日々。目の調子が良いときが続くと、「やっぱり気のせい?」「疲れているだけだから」とも思い込みました。これは、私が老眼だと自覚して受け入れるまでの体験談です。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】老眼の始まりはこんなことからフルタイムでIT関係の仕事をしていた私は、1日に8時間ぐらいパソコンの画面を見ていて、とにかく目を酷使する毎日でした。肩凝りや腰痛、目の疲れを常に感じていました。40代半ばのことです。仕事が終わると自宅の最寄り駅で夕食の買い物をして、保育園に子どもを迎えに行くという日々を過ごしていたある日。スーパーでお肉を選ぶのに品質表示を見ていたら、目の前がグルグル回って商品の文字が見えにくいのです。乗り物酔いみたいな感じで胸がムカムカして、気持ちも悪くなってきたので、買い物を早々に切り上げ子どもと帰宅しました。帰宅するころには気分も良くなっていたので「疲れているのかなぁ」と思い、その日は早めに就寝しました。その後はたまに同じようなことがあったのですが、そのときもただの疲れだと思って特に気に留めることはありませんでした。その後、子どもが小学生になったのを機にフルタイムの仕事を辞め、自宅でできる仕事内容に変更することに。そのため、疲れを感じることは少なくなったので、不調だったこともすっかり忘れていました。認めたくなくていろいろ試してみたところがそんなある日、また買い物中に気持ちが悪くなったのです。生鮮食品コーナーでお肉やお魚を選ぶのに品質表示を見ていると、以前と同じ乗り物酔いの症状が。あれ? なんでだろう?と思って同年代の友だちに話すと、同じような経験があったようで「それ、老眼だよ!」と言われました。「いや、違うでしょ! 違うに決まってる!」と心の中で叫ぶ私。他に更年期世代に表れる症状がなかったので、老眼を素直に受け入れられなかったのです。そこで、目に良いといわれていることをいろいろ試し始めました。まずは睡眠をしっかり取るために23時には布団に入り、7時間半の睡眠時間を確保。目に良いといわれるブルーベリーや病気知らずといわれるリンゴを食べてみたり。流行していたざくろ酢も毎日飲みました。目の疲労回復のために、目をギュッと閉じて大きく開く、上下左右にぐるぐると目を回す、目から10cmくらいの所に立てた人差し指と遠くの建物を交互に見るといった、目のストレッチも試しました。これらを半年ぐらい続けていると、疲れを感じることは少なくなりましたが、乗り物酔いのような症状は度々表れるようになっていました。いよいよ見づらくなり、眼科で診断!そのうち乗り物酔いのような症状は表れなくなったのですが、今度は夜遅くになると本やスマホの文字が二重に見えたりぼやけたりして、見づらくなってきました。そこまで来て、ようやく眼科を受診しようと決意。どうしても老眼ではなく、疲れや何かの病気だと思いたかったのです。でも、眼科の診断は目の異常はなく、老眼でした。眼科の先生からは「軽い老眼のときに品質表示のような細かい文字を見ようとして、目のピントを合わせようと頑張ってしまったことによる不調ですね」と言われました。老眼鏡をかけることにはまだ少し抵抗があったので、「老眼鏡を使用しないでいると、老眼が進行しますか?」と尋ねると、「老眼鏡をかけなくても、老眼が進むということはない」と言われました。ただ、少し離して見えるぐらいならいいのですが、無理をして目に負担をかけるようなら、近くの文字を見るときだけ老眼鏡をかけたほうが目に負担がなくて良いとのこと。眼科で遠近両用の眼鏡を作ってもらい、やっと目に負担のない生活が送れるようになりました。まとめ私は近視で、子どものころは眼鏡やコンタクトレンズを装着していました。「近視の人は老眼にならない」という都市伝説みたいなものを信じていたので、自分が老眼だということをなかなか受け入れられなかったのです。老眼の始まりは、手元の文字が見えにくくなったり、針に糸が通せなくなったりといった症状だとよくいわれていますが、その前に人それぞれのサインがあるのかもしれません。私の場合は乗り物酔いのような症状でした。ようやく50歳を少し過ぎたところで老眼を受け入れ、うまく付き合っていこうと思うことができました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。教えてくれたのは…監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/村澤綾香著者/川口まみこ(52歳)中高生2児の母。バブル真っ最中に社会人になり、仕事もプライベートも充実。肌と体のケアには無頓着で不規則な生活送る。そのツケが今になって現れ、美容と健康を取り戻そうと頑張るアラフィフ。猫になりたい。
2022年08月20日子どものころから新聞を読むことが大好きだったのに、45歳を過ぎたあたりからなんだか読むだけで目が疲れるようになりました。ついに老眼が……と思いつつ、老眼鏡に頼りたくない私。目をいたわるためにあれこれ考え、「穴開き眼鏡」という不思議な眼鏡にたどり着いた私の体験談です。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】ついにやってきた…老眼!子どものころから大好きな新聞。当時私は学校に行く前と帰宅後1日2回、新聞を読んでいました。そのとき欠かさず読んでいたページは社会欄です。そのページにあるテレビ欄、4コママンガ、事件などに興味津々でした。そして、アラフィフになった現在。お気に入りのページは年齢とともに変化するものの、地域の情報やイベント欄を中心に、総合やスポーツ、地域経済や政治、メディカルなどに目を通すのが日課になっていました。家事の合間、コーヒーを飲みつつ新聞を読むのが私のリフレッシュタイムです。視力はよかったので、ずっと裸眼で過ごしていました。ところが、45歳を過ぎたころです。新聞を読むことがだんだんつらくなってきたのです。読み終えるまで時間がかかり、疲労感も出るようになりました。「これは、もしかして老眼……」、ついに私にもやってきたのです。「穴開き眼鏡」でピントが合いやすくなったどうしても老眼鏡に頼りたくない私は、裸眼でやり過ごせる方法はないかと考えました。まず試したのは、できるだけ明るいところで昼間でも照明をつけて物を見るようにしました。次におこなったのは「完全自己流の目のマッサージ」です。具体的には、自分の指で眉間や眉の上、こめかみ、目の下など眼球の周りをやさしく押します。そして、極め付けは夫からもらった「穴開き眼鏡」です。近視の夫はこの眼鏡の存在を15年くらい前から知っていて時折使っていた様子で、目について悩んでいた私にすすめてくれたのです。穴開き眼鏡は別名「ピンホール眼鏡」と呼ばれ、レンズ部分に複数の小さな穴が開いています。近視の人が物を見るとき目を細めることがありますが、それと同じ効果が得られるとか。要するに、ピントが合いやすくなるようです。実際、この眼鏡をかけながら文字を見ると、ぼんやりしていた文字がハッキリと見えるようになります。ただ、眼鏡を外せば再び文字がぼやけます。色も形も機能も不思議な穴開き眼鏡ですが、困ったときに使っています。老眼が進むのは60歳まで!?その後、私は裸眼で過ごしたり、見えづらいときに穴開き眼鏡を使ったりしていました。しかし、夫は「老眼鏡をかけないと老眼が進んで、目が見えなくなるのでは?」と心配していました。そこで1年前、アレルギー性結膜炎で眼科を受診したときに、先生に老眼について質問してみたのです。「先生、老眼でも眼鏡を作らず頑張っていても問題ないですか? 目の病気になることはないですか?」と聞くと、先生は「そういうことはないけれど、目がものすごく疲れますよ」と言いましたそんなとき、「60歳までは老眼は進むがそれ以降は止まる」という内容のテレビ番組を見たのです。老眼の進行が終わるまでまだ10年もあり、目の疲労も考えると老眼鏡の購入を検討したほうがいいのかなと思い至りました。まとめ穴開き眼鏡の色は黒。中心部にポツポツと穴が開いているので、見た目はなんとも奇妙。ちょっと恥ずかしさもあります。しかし、サングラス風だな……なんて思って鏡の前でポーズを決めてみると、意外とかっこ良く、明るく前向きになれました。ただ、目の健康を考えると老眼鏡を使ったほうが良いと思うので、時間があるときに眼科を受診して老眼鏡を作りに行こうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。【田辺先生からのアドバイス】老眼によって近くの物が見づらい場合は、専門家に自分の目の状態をきちんと調べてもらった上で適切な眼鏡を装用したほうが見る環境が良くなります。適切な眼鏡を使わないと必要な調節ができないので、目の疲れやかすみが起こることもあります。老眼は誰もがなるもので40歳ごろから始まり、自覚し始めるのは45歳ごろからが多いです。60歳になると老化しきるので老眼の進行は止まりますが、それまでは適切な眼鏡で目をいたわるのがおすすめです。著者/ミント(49歳)主婦。趣味はガーデニングで、家の庭や室内でいろいろな木や花を育てており、日々癒され中。
2022年08月17日子育ても一段落。やっと自分のことを見つめ直す時間ができたと思ったら、気付けばアラフィフ世代に突入! 世間的にそう呼ばれる世代になっても、「アラフィフなんて口に出したくない」とか「私はまだまだ若い」と思う今日このごろ。でも、その言葉とは裏腹に体は正直。ふとしたときに衰えを感じるのが現実です。私が最初に感じたのは、目の焦点のブレ。初めて自覚した違和感だからこそ、ショックは大きかったです。もんもんとした時期もありましたが、私は人生を楽しみたいという思いから変化は素直に受け入れて、好きなことを続ける方法を見つけました。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】老眼は突然にやってくる!ん? 何これ? 焦点が合わない。新聞を読もうとしても字がボヤけてよく読めない。45歳のある日、急にそんなことを感じるようになりました。最初は「パソコンを見すぎたかな?」と目の疲労だと思い、時間を置けば元に戻るだろうと、あまり気に留めていませんでした。しかし、症状はその後も続き……。そんなときに同年代の友人から老眼の話を聞いて、「私の症状も同じ。疲れ目ではなく老眼だ!」と自覚したのです。困ったのは、小さい文字が見えにくくなるだけではなく、字も書きづらくなることと本を読んでいても内容が頭に入ってこなくなることでした。そして、趣味の手芸もこれまでのようにできなくなって……。老眼が進んで物作りをやめてしまう人もいるという話も聞きましたが、そんなの悔しいし、絶対にイヤ。楽しみを奪われるなんて納得できない。人生100年時代、まだ半分! もっともっと人生を楽しまなきゃもったいない。 そう思ったときから、私は老眼と向き合う方法を考え始めました。近視の人は老眼鏡選びは慎重に老眼を自覚したら、まず老眼鏡を作る勇気を持つことが必要だと思いました。私は、最初「老眼鏡」という言葉さえ口に出したくありませんでした。それは「老眼鏡」と口にしただけで10歳以上老けた気がしたからです。でも、今となってはそんなことを気にしていた自分を笑いとばしてあげたい。なぜかって、老眼鏡をかければ視野は広がり、文字もハッキリ見えて快適に生活できるんです。そして若かりしころは、年配者はいかにも「老眼鏡」というような眼鏡をかけていたけれど、今は普通の眼鏡同様、ファッショナブルなフレームの物がいくらでもあります。今では、洋服を選ぶ感覚で眼鏡屋に行くことも楽しみの1つにしています。眼鏡屋では、遠近両用の遠くを見るレンズ部分はこれまで使用していた近視の眼鏡より1段階度数を落とすことを検査担当の方にすすめられました。遠近両用の眼鏡は、遠くを見る部分と近くを見る部分の度数のバランスが重要なポイントのようです。特に近視の人の遠近両用眼鏡では、かけやすいバランスの眼鏡にしようとすると、遠くをしっかり合わせると近くが見えにくくなるし、近くをしっかり見えるように合わせると遠くが見えにくくなることもあるそうです。大切なのはきちんと検査をして、自分の症状に合った度数のものを作ることなのだとわかりました。近視の度数が強い私は「重ねがけ」で解決!遠近両用眼鏡を使い始めると、最初は遠くを見る部分で近くを見てしまい、文字がぼやけて見えたりしましたが、そのうちすぐに慣れました。一般的な暮らしでは何も不自由はなくなりました。快適!ところが私の場合は小さな文字を読んだり、手芸をしたり、細かい作業のときだけ、いまひとつピントが合わない感が続きました。困ったことに私は近視の度数がかなり強いので、遠くを見る部分と近くを見る部分のバランスの問題で、これ以上両方の度数を上げられません。そんなある日、家電量販店のカウンターで出合ったのが「眼鏡型ルーペ」です。ちょっとかけてみたら……びっくりするくらい手元がクリアに見えたのです。もうこれは手に入れるしかない!と思い早速購入。今では手放せない存在となっています。これなしでは小さな文字を読んだり、手芸をしたりはできません! 私の場合はいわゆる「眼鏡型ルーペ」on the「遠近両用眼鏡」ですが、外出先で文字を書くシーンでもササっと重ねがけをし、もうすっかり慣れました。友だちからは驚かれますが、実際にかけてもらうと見やすいと評判なんです。気に入った眼鏡チェーンを付けたりして老眼鏡&眼鏡型ルーペライフを楽しんでいます。まとめクリアな視界を手に入れた私は、今、パソコンでの仕事も手紙を書くのも、好きな編み物をするのも何も不自由はありません。むしろ若いころより、積極的に仕事も趣味も楽しんでいます。遠近両用の眼鏡と眼鏡型ルーペは私の強い味方です。子育てやいろいろなことを乗り越えたからこそのバイタリティーがあり、これから自分のための人生が楽しめるのがアラフィフ世代なのかなと思いました。好きなことを諦めるなんてもったいない。もっともっと自分の人生を楽しめると確信しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/村澤綾香著者/よしこ(55歳)更年期真っただ中で若干不調。毎年の人間ドックの結果が怖くなり、この症状にはこの食べ物がいいとテレビの健康番組が言えば試してみるアラ還世代。料理大好き、パン職人、ライターのお仕事も楽しんでいます。
2022年08月15日40代ごろになると、老眼で近くの物が見にくくなってくることが多いようですが、50代の私はなんとかまだ老眼鏡をつけずに頑張っています。私と同じ50代の友人は老眼でしたが、ほんのちょっとの勇気で老眼の手術をおこない快適な生活を手に入れました。医療が進んでいるので、老眼鏡以外にも手術などにより老眼に対処できるものも出てきているようです。そこで私も今後、老眼がさらに進行したら手術を検討することに至った経緯を紹介します。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】老眼鏡をかけるのが面倒で購入せず老眼の場合、近くの物を見るときに老眼鏡をかけるという対策をすることが必要になると思います。ですが、老眼鏡をかけるのは面倒ですし、遠くを見るときは外すので、外したりかけたりしなくてはならず、また、運動をする際には邪魔になるので不便です。それで、私は老眼が進行中であるのに老眼鏡をかけずにいますが、おそらく目の負担があるのか、目がとても疲れやすく、涙目になっていることがよくあります。また、周りの同年代に人は、目に良いといわれる「ルテイン」を含んだサプリを服用したりしている人が多いのですが、ルテインを含んだサプリを飲用しても、眼精疲労が緩和されることで老眼の進行を抑えることが多少はできるのかもしれませんが、老眼が治るわけでもなくお金もかかります。よって、今51歳の私は、若干近くの物がぼやける症状が出てきてはいるものの、老眼鏡やサプリを買わずにしのいでいます。老眼を手術で治す方法があるとは最近、同年代の友人が老眼を手術で治したと聞きました。彼女はもともと視力が良く、近視や乱視で眼鏡やコンタクトを使うこともなく、見えないという悩みを抱えたことがない人でした。だから、老眼の症状が出て初めて見えにくいということを経験したため、不便で仕方なかったようです。そこで、彼女なりにいろいろと調べて、最近は老眼を手術で治す方法があるということを知り、すぐに手術を決意したのだそうです。調べたところ、老眼の手術には、白内障の手術のように眼内にレンズを入れる「多焦点眼内レンズ」、角膜の中に黒いリングを入れてピンホール効果で近くのものを見やすくする「リーディングアイ」、角膜の屈折を矯正する「レーシック手術」といった方法があるとのこと。私の友人は、このうち「多焦点眼内レンズ」の手術を受けることにしました。なお、医師からは、老眼対応の手術については日々医学が進歩しているので、本当に困っていないのであれば、もう少し様子を見るのも1つの手であるとも言われたそうです。老眼の手術は前後の準備も必要私の友人は、老眼による見えにくい症状にとても困っていたようで、さっさと手術方法を調べ、ちゅうちょなく病院に足を運び、手術することを決めてきました。友人の選択した「多焦点眼内レンズ」の手術自体は日帰りで、小一時間で終わるものということですが、事前の検査と事後の運動の制約があるそうです。友人によると、手術後は特に大変で、少なくとも数日は入浴禁止で、顔を濡らしてはいけないので洗髪もできず体をシャワーで流すのみになるのだとか。そのため、暑い時期やイベントがある時期は避けるようにしたということでした。また、手術後1カ月は運動禁止とのことです。ただ、その調整と本人の覚悟さえすれば、快適だそうです。手術後はまったく痛みもなく、老眼による症状はすっかり消え、視界がクリアになったとのことです。あまりにも快適そうなので、手術が怖いと思っていた私も、近い将来、老眼対策のために手術も検討してみようと思っています。他にも老眼に対応した目の手術はあるようなので、私としては、より短時間ででき、遠近両用もしくは老眼用とできるレーシックも選択肢の1つと考えています。時期とスケジュールを調整の上、前向きに検討しようと思います。まとめ私はもともと長年、近視と乱視で視界がクリアではない状況に慣れてしまっているので、多少の老眼の症状が出てもそんなに気になることはありません。ただ、今後さらに老眼の症状が進んできたときには、老眼鏡で対応をしたとしても煩わしく感じるだろうと思います。それであれば勇気を出して、友人のように老眼を治す手術を検討してみようかと思います。医学は日に日に進歩していますので、私が手術をおこなうころには、さらに進歩した技術ができていることを期待し、それまではなんとかこのままでいければ良いなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年08月10日老眼デビューは40歳とかなり早めだったM・Nさん(47歳)。周りに老眼と気付かれないように、既製品のいかにもな老眼鏡ではなく、おしゃれフレームに老眼レンズをはめ込んでいます。すっかり老眼鏡の使い手となった今は、「お手元用眼鏡」「遠近両用コンタクト」「眼鏡型ルーペ(拡大鏡)」の3種類をシチュエーション別に使い分けています。その様子をお伝えします。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】私の目、おかしくなっちゃったの!?編集者という仕事柄、朝から晩まで文字を見ている毎日を送っていました。40歳を過ぎたある日、いつもは何の違和感もなく読んでいた写真の下に書いてある文字がやけに小さく見えたのです。それで文字を配置してくれたデザイナーに「今回の写真の下の文字、小さ過ぎませんか? いつもと同じ大きさに修正してください」とお願いしました。するとデザイナーは「いつもと同じ大きさですよ」と。その場はごまかして電話を切りましたが、“私の目おかしくなっちゃった”というショックで頭がいっぱいになりました。ところがその夜、一連の出来事を友人に話すと「それ、老眼! この眼鏡かけてみな」と渡されたのは老眼鏡。かけた途端、世界が変わりました。近くのものがめちゃくちゃ見やすいんです。お手元用…店員さんのやさしさが気持ちを逆なでた当時、私は40歳になったばかりで老眼であるという事実を自分の中で認めたくなかったし、周りの人には絶対に知られたくありませんでした。でも、毎日文字を読むという仕事柄、このままでは厳しいと考えて、意を決して老眼鏡を作ることにしました。ただし、普通の老眼鏡だとバレるので、眼鏡屋さんでおしゃれなフレームを選び、そのフレームに老眼鏡をはめ込んでもらうことにしたのです。眼鏡屋さんに行き、「このフレームに老眼用のレンズを入れてもらえませんか」とお願いすると、20代の店員さんが「あっ、お手元用ですね?」とオブラートに包んだ言い方をしてくれました。やさしさで言ってくれた「お手元用」という言葉が私の心を逆なでたのを今でも記憶しています。とはいえ、無事におしゃれなお手元用眼鏡は完成。会社でも老眼鏡だと気付かれることなく使えるようになり、かなり快適になりました。さらに、老眼鏡をかけると目が大きく見えるので、思わぬメリットもありました。コンタクトや眼鏡型ルーペを使い分けてより快適にそれからは遠近両用コンタクトにも挑戦。この遠近両用コンタクトも使いやすいんですが、ピントが合うまではぼやけて見えるのでじーっと見ていないといけないという難点があります。こればかりはどうにもならないようで、「気合でピントを合わせてください」とコンタクトレンズ屋さんに言われました。また、ペットの犬の爪を切るとき専用に100円ショップで売っている眼鏡型ルーペも持っています。私の場合、シチュエーションに合わせて眼鏡、コンタクト、眼鏡型ルーペという老眼用三種の神器を使い分けているので、見えにくいというストレスはなくなりました。まとめ初めて老眼とわかったときはショックでしたが、今はシチュエーション別にお手元用眼鏡、コンタクト、眼鏡型ルーペを使い分けて快適な視界を手に入れています。友人に状況を話してすぐに老眼を疑い、老眼鏡を作ってよかったなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2022年08月09日「老眼鏡なんてかっこ悪い……」。そんなネガティブな気持ちでいた私。娘の眼科受診への同行がきっかけとなり、老眼鏡を作りました。老眼鏡ユーザーになり、どんな変化があったのかご紹介します。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】まさか30代で老眼?「あれ? 何かおかしい」と目に異変を感じたのは、38歳のころ。私は2人の娘の出産・育児を経て、パートで仕事を再開していました。パソコン作業をすると、とにかく目が疲れるのです。当時はデータの入力作業が主な仕事だったので「仕方ないのかも」と諦めていて、市販の目薬は手放せませんでした。その一方で、私の中に「老眼?」と疑う気持ちもありました。もともと視力がとてもよかった私は、先輩から「あなたは老眼が早いかもしれない」と言われたことがあったからです。でも「30代で老眼鏡は恥ずかしい」という気持ちがとても強く、そのことは考えないようにしていました。40歳を過ぎると、症状に変化が出てきました。パソコンの画面がぼやけるのは当たり前で、仕事中にとんでもない睡魔に襲われることもしばしば。一番困ったのは、夜の車の運転でした。対向車のライトが今まで以上にまぶしく感じられて……。「もしかしたら、何か目の病気なのかもしれない」。病院嫌いな私が「病院に行かなければ」と思い始めたのはこのころでした。42歳、老眼である自分を認める42歳のとき、当時小学生だった次女が学校健診で視力低下を指摘されました。要検査の通知を見て、ようやく「私も行かなくちゃ」と重い腰を上げることができたのです。眼科でひと通りの検査を終えた私に医師が言った言葉は「あなたの目は老眼以外の何物でもない。事実をきちんと認めて、眼鏡を作りなさい」という内容でした。実際にはもっときつい調子で言われてしまったためショック大でしたが、安心したというのも事実。「よかった、悪い病気ではなかった!」。すぐに眼科を受診しなかったことをとても反省しました。そのまま眼鏡の処方箋を書いていただき、その日のうちに老眼鏡を作るため眼鏡店に向かいました。選んだのはいわゆるおしゃれ眼鏡。仕事のモチベーションアップにもなりました。老眼鏡ユーザーになってみての感想老眼鏡を使うようになり、目の不調は軽減されました。お気に入りの眼鏡に巡り合えたことで、テンションもアップ。老眼の心強い味方となってくれる相棒だから、納得の1本を持つことができたことに満足しています。つらかった読書も苦でなくなり、おうち時間がますます楽しくなりました。日常生活で気を付けるようになったこともあります。仕事柄、パソコンとスマホは手放せないのですが、できるだけ仕事は昼間だけにするよう心がけています。長時間のスマホいじりは厳禁。しっかり睡眠を取り、疲れた目をしっかり休めてあげることが、オトナ女子世代の私には必要と考えるようになりました。まとめこの体験を通じて私が学んだことは、「不調を感じたら、早めに専門家に相談する」「加齢という事実を受け入れて、対応・対策を考える」、そして「老眼鏡はかっこ悪くない」ということです。オトナ女子世代にとって、加齢による変化はごくごく自然なこと。恥ずかしくなんかありません。「次の自分へのご褒美は、とっておきのグラスコードにしよう」。もっとかっこよく快適な老眼鏡ライフを実現するため、私は心に決めています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/とろママ(47歳)2女の母。45歳のときに会社勤めを辞め、現在はフリーランスで活動。家族は夫と年ごろの娘2人と愛犬。子どもたちの送迎も大切な業務。加齢という現実に直面し、認めたくない気持ちと認めなければいけない気持ちの間で揺れるお年ごろ。犬にはモテる。
2022年08月04日老眼鏡を使い始めて数年。でも、もともと近視&乱視でそれ用の眼鏡とコンタクトレンズも併用しています。老眼&近視&乱視の三重苦の私が生活シーンによって、いろいろ使い分けている様子をお伝えします!★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】在宅時は近視&乱視用眼鏡と裸眼がベース近視と乱視の歴は長くて小学5年生から。仮性近視(一時的な近視で治療などで回復が期待できるもの)と呼ばれて、眼科で電気治療も試みましたが、一向に回復せず。中学生になると真性近視にバージョンアップし、眼鏡をかけるようになりました。当時はおしゃれ眼鏡など皆無で、銀縁の優等生的なもの一択。異性の目が気になりだし、大学生になったのをきっかけにコンタクトレンズをつけるようになりました。当時は近視のほうが強かったのですが、途中乱視の度も進み、ソフトコンタクトレンズからハードへシフト。もう、20年以上ハードコンタクトレンズ一筋です。ハードの場合、目に負担をかけないよう1日の使用時間の目安が12~14時間とされており、家にいるときは基本、近視&乱視用の眼鏡を装着。今使っている眼鏡は5年ほど前に作ったものです。実は2~3年前、気分転換に新しい眼鏡を作ろうと眼鏡屋さんに行って検眼した際に、近視と乱視の度は今までのものと変わらないと言われ、もったいない精神がもたげて買わずに帰ってきたのです。家にいるときは、この近視&乱視用眼鏡で過ごしていますが、これ1つでほぼOK。新聞を読むときも、スマホをいじるときも、手で距離感を調節するだけで、サクサク読むことができます。少し距離を遠ざけないといけないときは、眼鏡をズラして裸眼を使うのがベスト。齢50にして久しぶりに裸眼で物が見えるのは、ある意味感動でもあります。外出&仕事ではコンタクトと老眼鏡を使用一方、外へ出かけるときはコンタクトレンズをつけています。ラーメンを食べるときに視界が曇ったりしないし、スポーツも気軽に楽しめます。ただ、私が使っているのは近視と乱視のみに対応しているハードコンタクトレンズなので、デスクワークはしんどい、しんどい。そこで、老眼鏡が大活躍です。とはいえ、生来面倒くさがり屋の私。眼鏡をかけたり外したりがストレスに。なので、老眼が気になりだしつつも、対象物を遠ざけることで対処していたのですが、最近はそれもかなわず。デスクワークでは電話をかけることも多いので、2と3、8と9の区別がつかなかったり、連絡先リストでかけたい相手の上や下に書いてあるところへ電話してしまうこともあり、ギブアップ。机に座っているときは、ほぼほぼ老眼鏡姿です。老眼鏡は100均で購入したものを使用中。パソコンを使うことも多い職場なので、老眼鏡+ブルーライトをカットしてくれるタイプを使っています。細かい作業に一番適しているのは裸眼!おばあちゃんが針に糸を通せず四苦八苦している様子を見て、なんでそうなるのと思っていたけれど、ついに私にもその番が回ってきた! ボタンが取れたのを直そうとして久しぶりに裁縫道具を出したら、近視&乱視の眼鏡では太刀打ちできず。裸眼にすると、今までどおりミッションをクリアしました。では、近視&乱視用のハードコンタクトレンズと老眼鏡ではどうか。先日外出先で、同じシーンに遭遇した際にチャレンジしましたが、結果は……完敗! 糸を通すことができず、恥を忍んで若い同僚にしてもらいました。手先は器用なほうだと思っていたのに、自尊心を打ち砕かれた気分。家でこっそり挑戦しましたが、やはりクリアしにくいことが判明。そこで、細かい作業があるなと思う日には、こっそりコンタクトレンズを保管するケースを持って行き、その作業をするときはコンタクトを外して、裸眼で取り組んでいます。だって、まだまだ若いもんには負けたくな~い。でも、裸眼にすると、人の表情が見えないんです。なので、近視&乱視用の眼鏡も帯同。周りからすれば老眼鏡なのか、近視&乱視用眼鏡なのかは区別がつかないから、近視&乱視用眼鏡をかけて、少しズラして裸眼で細かい作業をしていれば、“できる人”という評価になっています。まとめ最近は老眼の度が進んだようで、また数字が見えずらいことが増えてきました。今使っている老眼鏡の度は+1.5。なので、+2.0の老眼鏡も買い足しつつあるのですが、机の上は眼鏡が散乱していて、何を使いたいんだかわけがわからなくなっています。だって、その老眼鏡の度が一体いくつなのか、確認しないといけなくなっていて、それがまた見にくいんです(泣)!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。教えてくれたのは…監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2022年08月01日「加齢による老眼、近視や疲れ目でモノが見えづらいという悩みを持つ人は多いでしょう。そこで、オススメなのは、1000円札を使ったセルフトレーニングです。必要なのは1000円札1枚のみ。副作用はなく、簡単な視力改善法です。誰もが今すぐにでもできる1000円札トレーニングについてお教えしましょう」そう力説するのは、眼科医の平松類先生。平松先生は長年、世界中の多くの論文を読み込み、科学的に効果が証明された視力改善法を探し求めてきた。そこで見つけたのが「ガボール・アイ」だ。ガボールパッチという白黒のぼやけたしま模様を見るだけで視力が改善するという。平松先生は約3年前に「ガボール・アイ」を初めて日本に紹介しているのだ。「ガボールパッチはガボール変換という数学的な処理をされた特殊なしま模様です。ノーベル物理学賞を受賞したデニス・ガボール博士が開発したため“ガボール”パッチと呼ばれています。このガボールパッチを1日1回、3~10分見続けると、脳の視覚野が刺激されます。すると、視力が改善されていくのだと、科学的に証明されているのです」(平松先生・以下同)そもそも、視力改善には目の機能だけではなく、脳の機能も重要だ。目を構成する毛様体筋、水晶体、網膜などの各部位に問題がなければ、モノがよく見えるわけではない。目で拾った情報は脳の視覚野に伝えられる。そこで正しく画像処理をされて初めて、モノが正常に見えるのだ。目だけでモノを見ているのではなく、眼球と脳の両方が連動しているからこそ、モノが見えているのだ。「『ガボール・アイ』は目の機能そのものではなく、脳の処理能力を向上させるアプローチです。脳をカメラにたとえると、脳には手ブレ補正のような機能が備わっています。ぼやけた画像を見ることで、脳が鮮明な画像に補正してくれるのです。老眼や近視が治るわけではなく、見えやすくするというわけです」実践した人の約7割が改善、老眼・近視ともに視力向上などの効果が見られたという臨床データも報告されている。ただし、近視の場合、0.1以下の視力の人は効果は限定的になる。しかし、誰もが「ガボール・アイ」を手元に持っているわけではない。そこで、ガボールパッチの代わりに、身近にある1000円札を使った視力改善法がオススメなのだ。「1000円札の中央楕円の『透かし』も、ガボールパッチと同じく、輪郭がぼやけています。この見えづらさを利用することで、『ガボール・アイ』同様の効果が期待できるのです。もちろん、5000円札や1万円札など日本のお札ならどれを利用しても構いません。コンタクトやめがねを着用したままでもOKです」それでは、具体的なやり方をレクチャーしよう。■老眼改善1000円札トレーニング【用意するもの】1000円札1枚※5000円札、10000円札でも可【やり方】〈1〉明るい場所で1000円札を両手で持ち、目の高さまで掲げる。〈2〉目から20~30センチ離して、1000円札の中央楕円の透かしを見つめる。〈3〉目線をそらさずに1000円札を両手で徐々に下げていき、透かしが見えるか見えないかギリギリのところまで下げる。〈4〉その状態をキープして、透かしを10秒間見つめる。〈5〉両手を元の位置(目の高さ)まで戻し、透かしを確認する。〈6〉〈1〉~〈5〉を10回ほど、1日1回行うめがねやコンタクトレンズを着用したままでもOK。「見えづらい『透かし』を10秒間見つめたら、両手を元の位置に戻して、自分が見つめていた『透かし』の形が正しかったかどうかを確認します。この一連の動作を10回ほど繰り返しましょう」行う時間帯はいつでもいいが、脳と目を長時間使った後の夜に行うのがオススメだとか。効果を実感するためには、最初は2~3週間、毎日続けると◎。「副作用のない簡単なトレーニングなので、1日に何度行っても構いませんが、無理のない範囲で毎日続けることが大切です。『ガボール・アイ』同様、年齢を問わず、約7割の人で老眼・近視の見えづらさの改善が期待できますよ」すぐに財布から1000円札を取り出し、早速トライしよう!【PROFILE】平松類二本松眼科病院副院長。『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる!ガボール・アイ』(SBクリエイティブ)など著書多数
2022年06月06日老眼というと、おじいちゃんやおばあちゃんのイメージ……ですが、実は老眼は40歳以降から進んでいくといいます。となると40代、50代なら「ちょっと近くが見えにくくなってはいたけれど、まさか老眼なんて!」とショックを受ける方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は40代、50代と老眼の関係について眼科医の田辺直樹先生にお話をうかがいました。教えてくれたのは…監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。老眼とは?なぜ起きる?目の老化により近くが見えなくなる老眼と言うと、個人的には新聞を読みにくそうにしているおじいちゃんの姿が思い浮かびます。老眼は病気なのでしょうか。「老眼は病気ではありません。目の老化現象です。レンズの役目をしている目の「水晶体」が硬くなり、さらに水晶体を調節する毛様体の筋肉(毛様体筋)の弾力性が低下して、必要な調節ができなくなることで起こります。一番代表的な症状は近くの細かいものが見えにくくなることです。それに派生して目の疲れやかすみが起こることもあります」(田辺先生)。40歳から始まり、60歳には進行が止まる老化と言うことは、年齢を重ねたら誰もが老眼になるということでしょうか。「誰もが老眼になります。40歳ごろから始まり、自覚し始めるのは45歳ごろからが多いでしょう。60歳になると、老化しきるので進行も止まります。進行のスピードにほとんど差はありませんが、自覚する年齢には個人差がありますね」(田辺先生)。あなたは大丈夫?老眼のありがち勘違い5つ1.視力が良い人は老眼になりやすい「視力は老眼と関係ありません。視力が良くて眼鏡も必要ない人は、老眼を自覚しやすいですね。それまではっきり見えていた細かい字が見えにくくなるのですから。私のクリニックにも、視力が悪くなったと相談にくる方が多いです。老眼ですと説明するとびっくりされます」。2.近視の人は老眼になりにくい「近視でも老眼になります。近くが見えるので私は老眼ではない、という方も多いですね。近視の人は裸眼では遠くは見えなくても近くは見えます。でも、遠くを見るときに眼鏡やコンタクトレンズをつけたとき、近くの物が見えない。これが老眼の症状なのです」。3.老眼鏡をかけると進行が早くなる「老眼鏡と老眼の進行は関係ありません。老眼鏡をかけてもかけなくても、進行は止められません。老眼鏡を使わず細かいものを無理に見ようとすると、眼精疲労の原因となるので、目の矯正は必要になります」。4.老眼鏡は自分で選ぶ「専門家と選びましょう。老眼鏡は市販もされているようですが、目は一人ひとり、状態が違います。多くは左右差があり、近視や遠視、乱視が混じっていることもあります。専門家に自分の目の状態をきちんと調べてもらって選びましょう」。5.老眼は眼科で相談できない「ぜひ受診してください。眼科の診察科目には眼鏡処方、というものがあります。眼鏡は眼鏡店で選ぶと思っている方もいます。もちろん、高い技術を持つ眼鏡店であれば良いのですが、すべてそのようなスタッフや機材をそろえた店だけではありません。本当に自分に合う眼鏡を作るなら、眼科で度数を決めてもらうのがベストです。たとえ廉価な眼鏡店でも眼鏡の処方箋があればぴったり合うものが作れます」。老眼で疲れたら?目を温めて血行をよくする「自分に合う眼鏡をかけることがベストですが、それでも目をたくさん使ったり、体調が悪いときは目が疲れることがあります。そんなときは蒸しタオルなどで目を温めるのが効果的です。血行がよくなって筋肉がほぐれやすくなります。目に潤いを与えるビタミン系の目薬をさしても良いでしょう」(田辺先生)。まとめちなみに私は軽い近視で、裸眼なら問題なく近くが見えます。そのため「私って目は若いの?」とほくそ笑んでいたのですが、そういえば眼鏡をかけるとここ数年から近くがぼやけていました。老眼を自覚していなかった典型です。40歳以降からは誰もが老眼、という事実に納得してしまいました。皆さんはいかがでしょうか?取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/田辺直樹先生田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
2022年06月04日生まれてから半世紀が過ぎてしまった、エッセイマンガ家の月野まるさん。アラフィフ母ならではの日常を描いたマンガを紹介します。今回は、老眼についてのエピソード。外出先で息子らしき人物を見つけた月野さんでしたが……。★前回:「めっちゃ恥ずかしい」電車で盛り上がるアラフィフ2人がハッとわれに返り… #生まれて半世紀 16こんにちは、生まれて半世紀を過ぎた月野まるです。老眼で、近くだけではなく遠くも見えなくなってきました。眼鏡を付けていないと視力は0.3くらい。ある日、外出先で長男らしき人物を発見したのですが、顔がよく見えずわからない……。「息子は黒いマスクはしないしな」「あんな服を着ていたところは見たことないな」とついガン見してしまいました。その後もなかなか確信が持てず、記憶をたどりながら見つめ続け、ようやく自分の記憶と一致して「あ、長男じゃないな」と判断しました(笑)。おばさんから心当たりのない視線を感じ続けたであろう人よ、ごめんなさい。じ~っと見てくるおばさんって時々いますが、老眼&頼りなくてあいまいな記憶と戦っていたのだなと、自分がなってみて気付きました。怪しいおばさんにならないように気を付けたいと思います(笑)。★関連記事:「ひよってんじゃねぇ!」VIO脱毛前日の処理はヤンキー座りスタイルで #脱毛編 #熟女系 30★関連記事:「調子に乗ってました」残りの左腎臓さん、負担をかけてごめんね #43歳で腎がんになった話 32★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/月野 まる(52歳)生まれてから半世紀過ぎてしまったアラフィフ母。カフェで働く長男と大学1年生の次男の息子2人を持つ。コミックエッセイ『ナイフみたいにとがってら』(KADOKAWA)より書籍発売中!Instagram:@maru_tsukino
2022年01月14日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。今回は、孫のイベントでのエピソード。懸命にスマホで撮影する中、娘から「撮り方ウケる!」と言われ、老眼をしみじみ実感したそうで……。★前回:「こんなこと初めて」目覚めた瞬間、異常な動悸に襲われ… #五十路日和 20こんにちは、孫ラブのおばちゃんのおーちゃんです。先日、娘に声をかけてもらい孫のイベントに行ってきました!愛する孫の姿を夢中で撮影していたら、後ろから見ていた娘から「おかあの撮り方ウケる!」との言葉。全然自覚していませんでしたが、周りは娘世代のママたちばかり。全員前傾姿勢で撮影の中に、背中を反らせて腕を伸ばししかめっ面の自分……。はい……老眼ですから。それはさぞ浮くことでしょう(笑)。でも、みんなそのうちやってきますよ、老眼。そのときわかるはず。背筋ピーン! となることを。★関連記事:「クソババア」と言われたら? 息子の反抗期でババアも成長する #生まれて半世紀 6★関連記事:「再撃沈!」老化の事実を受け入れられず再チャレンジしたら… #脱力系ゆる更年期日記 24★ウーマンカレンダー連載マンガ著者/おーちゃん(52歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(29歳)、次女(27歳)、長男(24歳)の3人の母親で、6歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2021年10月23日小学生のころからド近眼で、高校生からはコンタクトレンズを利用していました。40歳になったころ、一念発起してレーシック手術を検討したものの、検査の段階で眼科医から「近視は治るけど老眼が強く出ますよ」と言われたので近視矯正は断念しました。外出時はコンタクトレンズ、自宅では眼鏡で過ごしていましたが、40代半ばに、コンタクトレンズをしていると遠くのものはハッキリ見えるけれど手元が見えないという現象が顕著に出てきました。コンタクトだと手元が見えない!日常生活ではコンタクトレンズを装着していました。すると、仕事中に手元の数字やパソコン画面の小さな文字が見えない、スーパーでの買い物で食品成分表をチェックしても細かい字が見えない、焦点を合わせるのに時間がかかるといった困りごとに直面するように。特に困ったのが家庭菜園で種まきをするときでした。種袋には種まきの最適シーズンや種をまく間隔などが細かい字で記載されているのですが、それらがまったく見えない! 畑の作業中はUVケアのためサングラスをする必要があり、コンタクトレンズを装着しての作業が必須でした。これまで快適だったコンタクトレンズで遠くが見える生活が、手元が見えなくなったことでストレスを感じるようになりました。老眼だけでなくドライアイも発症コンタクトレンズを長時間装着したあと、コンタクトが目から外れにくくなるほど目が乾くことが多くなりました。ひどいときは目の奥に激しい痛みを感じ、頭痛とめまい、吐き気で寝込んでしまうこともありました。眼科に行くと加齢によって重度のドライアイを発症したとの診断でした。以前レーシックを検討した際に、老眼が確認できたあとならレーシックで近視と老眼を同時に治療することができると言われていました。一般的には50歳ごろにレーシック手術をする方が多いそうです。私もレーシックの手術を受けようかと考えましたが、「一旦は近眼と老眼が改善するけれども、加齢が進めば老眼は進むので、結局また手術が必要になる 」と眼科医に言われたことで、手術しても老眼とのいたちごっこになると思い、手術はしないことにしました。日ごろ実践しているアイケアスマホ、パソコン、タブレットと、目を酷使している日常生活。老眼はスマホなどの画面を見つめる時間が多くなればなるほど加速してしまうと感じたので、目を休めることが必要だと思いました。そこで、眼科医から処方されたドライアイ用の目薬を1日に6回点眼して、夜寝る際に濡れタオルをレンチンしたホットパック、保冷剤をタオルで巻いたクールパックを交互に目の上にのせてから就寝するようにしました。それから複数の眼鏡を用意することにしました。まず仕事&パソコン用として度を若干抑えた眼鏡。車 、自転車の運転用として遠くまで見える眼鏡。そして、自宅用として手元を見るための度を緩めた眼鏡。白内障も気になるお年ごろなので、度入りのサングラス。用途に合わせていろいろな眼鏡を使い分けています。まとめ現在では、コンタクトレンズはジョギングなどの運動時と、草刈機と耕運機の機械作業時だけ装着して、畑でもほぼ眼鏡で過ごすようになりました。花粉対策用に購入した眼鏡は、農作業時の土埃対策とコロナ禍での感染予防にも役立っているかもしれません。近眼用の眼鏡だと手元が見えなくても外せば見えるので、種まきのときや買い物でストレスを感じることはなくなりました。またおしゃれな眼鏡もたくさんあるので、洋服に合わせて眼鏡を新調することも検討しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:「え? 緑内障の疑い!?」検査を受けたら意外な結果が…【体験談】★関連記事:「とうとう老眼が来た?」ド近眼の私が老眼とうまく付き合う方法【体験談】★ウーマンカレンダー目のお悩み記事著者/cat herba (50歳)保護猫17匹のお世話をしているアラフィフ女子。近所の農家さんから畑を借りてオーガニック野菜を栽培し、収穫した野菜を使って発酵食品づくりを楽しんでいる。
2021年10月10日40歳を過ぎてから周りの同年代がちらほらと老眼の話題を出すようになりました。自分にはいつ来るのかと待ち構えていたら……ふとした瞬間に気付いてしまいました。若いころからかれこれ20年以上も使っている近眼用のコンタクトが合わなくなっていることに! 「あぁ、ついに私も老眼になったんだ」と実感。アラフィフにして老眼なりたての私がたどり着いた、コンタクトと眼鏡のベストな使い分けについてお伝えします。昨日まで見えていたのに、かすんで見える…「あれ? スマホの画面がかすんで見えない。なんで? あ、画面が汚れて見えないのね」なんて思いながらハンカチを出して拭き拭きしてみたものの、やっぱり画面はかすんで見える……。まさかこの見え方って老眼!? よくよく考えると20代のときに測定してもらった度数のままのコンタクトを20年以上も使い続けていることに気付いたアラフィフの私。そりゃ、老眼の目には合わないよねと妙に納得してしまいました 。それならコンタクトの見直しをしなくてはと思い、いつも利用しているコンタクトレンズ販売店に行こうとしました。しかし、ここでふとひらめいたのが、「これから老眼で見え方が変わっていくことだし、眼科で診察してもらえば、老眼とうまく付き合っていくヒントがもらえるかも!」ということ。そこで、まずはかかりつけの眼科に向かうことにしました。眼科で老視と診断された私は20代のころ網膜円孔(もうまくえんこう)が見つかりレーザー治療をしているため、術後の定期検査を年に1度眼科でしてもらっています。今回は、半年ぶりの受診となりました。すると先生が開口一番「老視ですねー」とひと言。眼科では老眼のことを老視と言うそうです。私は「この症状はやっぱり老眼なのね」と納得しつつも、ついに加齢の症状が出てしまったことにちょっとがっかりしました。先生の見立てによると、今着けているコンタクトは老眼の症状がなかったころの度数なので合わないのは当然。加齢によりピントを合わせる機能が弱くなるのが老眼なので、コンタクトや眼鏡を見直しする時期に入ったのだそうです。ド近眼の私の場合、手元をよく見ることを優先にしてコンタクトの度数を改め、遠くを見たいときだけその上から度の入った眼鏡をかけたら?とのこと。また、「いつもコンタクトを買っている販売店で遠近両用コンタクトやほかのメーカーのコンタクトを試してみるのもおすすめですよ」とアドバイスをもらいました。診察を終えた私は「コンタクトと眼鏡の二重使い? それはズボラな私には合わないな…… 」と思いながら眼科をあとにしました。レンズと眼鏡を使い分けて快適な老眼生活外出時はコンタクトのみで快適に過ごしたいことと、コンタクトの度数も改めたいと思い、コンタクトレンズ販売店へ行ってみました。今まで気にも留めなかった遠近両用レンズが目に入り、サンプルをもらうことに。サンプルは数日分だったので足りないと感じ、サンプルと同じ遠近両用レンズをとりあえず1カ月分購入。そして、慣れるまで1カ月間続けて使ってみました。遠くと近くはまあ見えるけど、見えないと困る駅やバス停の案内板の文字がぼやけて見えず、使用を断念。もう1度販売店に行き、今まで使っていたものと同じメーカーの近視用のコンタクトを、遠くが少しぼやけても良いので手元優先の度数に改めて購入しました。これは思いのほか自分に合っていたようで、遠くや発車案内板もある程度見えるし、スマホの字も問題なく見えました。眼鏡を重ねてかけるということをしなくても大丈夫な範囲の見え方で、コンタクトのみで外出できる手軽さがかなりうれしかったです。そして家では、眼鏡だけで過ごしています。眼鏡のほうも手元が見えることを最優先にした度数に改めました。室内なら遠くは見ないので、この眼鏡でストレスフリーな日々を過ごしています。まとめ最近は、コンタクトは外出用、眼鏡は自宅用と使い分けをしながら生活しています。この使い分けは案外自分にはぴったりなようで、目も疲れず、老眼とうまく付き合っていけそうな予感がしています。しばらくはこのコンタクトの眼鏡の使い分け生活を続けていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★ウーマンカレンダー目のお悩み記事★関連記事:スマホの文字が読みにくい!老眼と眼精疲労がつらい私の解決法【体験談】★関連記事:目がショボショボ&チカチカ…目の疲れ改善のために効果があったこと著者/おれんじ (47歳)出張ベースで海外に出るようになり、その後移住し就職結婚出産を経験。日本に引っ越ししてから未だ浦島太郎状態が続いています。
2021年10月03日今や誰にとってもスマホは必需品です。非接触での決済や家族・友人とのLINE、ニュースチェックにSNSなど……。しかし、スマホがあればなんでもできる半面、ここ数年で老眼が進んだ私にとっては「画面が読めない」「打ち間違いが増えた」などストレスを生む存在でもあります。老眼世代の私のスマホとの付き合い方をご紹介します。スマホの設定で文字を大きくするスマホの重量を減らして荷物を軽くしようと、小さめのスマホを購入していた私。しかし、スマホが小さいと画面も小さいので、余計に文字が読みにくいのに気付いたのは老眼がひどくなってからでした。重量や持ちにくさを考えず、画面が大きいスマホを選べばよかったのですが、すでに時遅し。スマホの割賦終了まではまだまだ時間があるので、スマホの一般設定から文字をできるだけ大きく変更することにしました。入れているアプリによっては、アプリごとに文字の大きさの設定変更が必要になります。とても面倒な作業ですが、頻繁に使うアプリは文字を大きいサイズに随時変更しています。思い起こせばまだ老眼がひどくなかった6年前、ママ友のスマホの文字があまりに巨大なのを見てびっくりしました。とうとうそのときの彼女の状態に私が追い付いてしまったのですね……。今は私のスマホ画面をのぞく子どもに「お母さんのスマホ、なんでこんなに字が大きいの!?」とびっくりされますが、そんなこと言われても読めないものは読めないので仕方がありません。ママ友や子どもたちからの好奇の視線は、設定を変えてから1週間ほどでちっとも気にならなくなりました。必要のないLINEやメールをやめる40代前半までLINEのグループを作るのは私の仕事、LINEのことならなんでも聞いて!というほどに家族や友人間でLINEを多用していました。しかし、今やLINEに来る連絡は苦痛でしかありません。文字の大きさを最大にしても、やっぱり小さい画面の文章を集中して読むのはおっくうです。それに加えて早めに返信しないと、という焦り。文字を打とうとして頻繁に起こる「打ち間違い」。ここ1年で驚くほどスマホでの作業が苦手になってしまいました。昔はグループLINEが楽しかったですが、いつしかLINEのグループ参加は少なめに。自分からLINEを送ってしまうと相手から返信が来てしまうので、たいしたことない連絡は控えるようになりました。今やLINEに来る連絡は少なくなりましたが、「ひょっとして私、友だちがいないのでは?」という寂しい気持ちもまったくないのがおもしろいところです。LINEで連絡をもらっても、今の私には「返信する仕事」「友だちと会う仕事」が増えるだけで、余裕がないときにはさらに自分を追い詰めてしまいます。アラフィフになって気力体力が落ちているのに育児や介護に忙しい私にとっては、LINEやメールが少ないほうが好都合だったのかもしれず、人生うまくできているなと思いました。写真や音声入力、便利なスキルを覚えるスマホの文字が読みにくくなるにつれて、一生懸命小さな画面を見つめるからか、眼精疲労も気になるようになりました。眼科でドライアイ用の目薬を処方してもらったり、ホットタオルを目に乗せて温めたりして、目を休ませるように心がけています。それと同時に、文字を読むだけではないスマホの利用法を模索するようになりました。例えばスーパーでの買い物のメモ。おっちょこちょいの私は、自宅で買いたいものをメモしていても、メモを家に忘れて出かけてしまいがちです。そのため、最近はスーパーに行く前に必ずメモを写真に撮ってから出かけます。紙のメモと違って、スマホの良いところは写真を大きく拡大できるところ。このおかげで買い物の最中にチェックでき、買い忘れは少なくすることもできますし、買い物途中に「次回これ買いたい!」と思ったものは、メモ代わりに写真に撮れば記録に残せます。また、文字入力が面倒だったり、打ち間違いでイライラするときは、スマホの音声入力でメモする技も身につけました。もちろん音声入力でもきちんと認識されず、うまく変換されない場合はあります。けれど、なんとなくでもメモが残っていれば、あとから思い出すことは難しくありません。どうしてもきちんと入力したいLINEやメールなどは、スマホより画面が大きい自宅のパソコンで書くようにしています。まとめ若いときには「老眼ってどんな状態のことだろう?」と思っていたこともあった気がします。今や「文字が読みにくい」のが普通になってきてしまい、スマホを使いこなせているとは到底思えません。老眼からくる眼精疲労もつらい一方で、スマホに過度な苦手意識を持ってしまうと、IT、AIが当たり前のこれからの社会がつまらなくなりそうです。時代を先取りできなくても時代に遅れない程度にはキャッチアップしていこうと考えています。今まで苦もなくできたことが、老眼のために時間がかかるようになってしまいましたが、年を取ったのだから仕方のないこと。頑張り過ぎないように、スマホと老眼を共存させていく道を模索しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ★ウーマンカレンダー目のお悩み記事★関連記事:目がショボショボ&チカチカ…目の疲れ改善のために効果があったこと★関連記事:「正直感動!」老眼鏡を作るとあまりにもクリアな視界に驚き【体験談】著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2021年09月14日