41歳で小さな文字が見えにくく感じ始めてから、40代に入ってからは爪を切るにもいよいよ見えにくくなり困ることも増えました。43歳にしてとうとうマイ老眼鏡を購入する決意をし、初めて老眼鏡を使ったときには視界のクリアさにかなり感動した体験談です。41歳でレシートが見えにくくなった41歳のときに薬局で買い物をしたあと、もらったレシートを確認しようと思ったら、「あれ? 見えない! 今日は目が疲れてる?」と一瞬びっくりしました。ママ友から「最近、老眼がすすんで困ってるんだよねー。老眼鏡買っちゃった!」という話は聞いていたけど、まさか自分は違うだろうと老眼という言葉をかなり拒否していました。家に帰ってからもう一度同じレシートを見てみると、やはり見えにくい。明るいところでじっくり見てみると、さっきよりは少し見えるようにはなりました。文字はかなり小さいものの、今までここまで文字が見えにくいと感じたことはありませんでした。それまでスルーしてきた老眼というものが、自分も経験することになるとはかなりショックで落ち込んでしまいました。43歳でとうとう爪切りが困難になったレシートが見えにくくなってきてから、たまに小さな文字が見えにくいと感じることは時々ありましたが、日常生活のなかでは困ることは一つもありませんでした。もともと手芸が好きなのですが、なかなか時間がなくしばらく細かいものを作っていませんでした。コロナ禍ということもあり、家にいる時間が増えてきたので手芸を久しぶりにすることに。すると、以前よりもビーズが扱いにくくなり、ハッキリと見えなくなってきたのです。完成するまで以前の倍近くの時間がかかるようになって、床に落としたビーズも探すのに苦労してしまうぐらいでした。さらに爪を切ろうと思ったら、爪がきれいに見えないことに気が付いたのです。これは老眼鏡が必要かも……と、43歳にして老眼になった自分を認めなければならなくなりました。初めて老眼鏡を体験し購入手芸をするときと爪切りのとき以外には、特に困ることはありませんでした。子どもの眼鏡を新調するときに、ついでに自分の近視用の眼鏡も古くなったので新調しようと思って眼鏡屋さんで視力の検査を受けることになりました。「最近、近くが見えにくいんですよね」とスタッフの方に話してみると、老眼の検査も受けることになりました。「まだそこまで困っていないので、老眼鏡はいいです」と一度断ったのですが、スタッフの方から安いフレームもあるので持っていたほうが絶対に良いとすすめられて作ってみることにしました。結果、正解でした! レンズとフレームをあわせて3,000円くらいで購入できた老眼鏡ですが、手芸のときも爪切りのときも、視界がクリアになってストレスがなく作業ができることにすごく感動しました。まとめ年齢とともに視力も変化して、43歳でいよいよ老眼鏡が必要になってしまいました。料理や洗濯、掃除など日常生活のなかではあまり不便さを感じません。しかし、老眼鏡は手元がハッキリと見えないとできない作業には欠かせない存在です。老眼鏡はお年寄りが使うものというイメージがあったのですが、まだ40代なのに購入してしまうとは自分でも驚いています。老眼鏡を使えば爪切りや針仕事などで指先をけがする心配が減ったので、逆によかったです。今後も定期的に眼科や眼鏡屋で視力をチェックして、最適な老眼鏡を使っていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)著者/みこ(44歳)中学生と小学生の2人の娘がいる。もともと几帳面な性格だが、年齢とともに面倒くさがりになってきた。美容が好きでいろいろなコスメを試したり、手先が器用なので手芸をしたり、寝る前に少しヨガをしている。最近はお家時間が増えたので、韓国ドラマにハマっている。
2021年08月24日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。思わず共感したり、笑ってしまうマンガばかり。今回は、耳の老化を実感したエピソード。どんなときに実感したのかと言うと……。★前回:「サプライズできてめっちゃ良い」画期的なシステムを考案 #アラフィフの日常 23こんにちは、アラフィフイラストレーター&漫画家のフカザワナオコです。映画を見ているときに、聴力の衰えを感じることが増えてきました。邦画の演技派の俳優さんに多いんですけど、ボソボソとしゃべっているのがホント何を言っているか、わかんなくなってきたんですよね。「もっとおなかから声出してー!」って言いたくなってしまうぐらいに。私がイヤホンで音量大きくして映画を見ればいいだけの話なのですが、タブレットで映画を見ることが多く、夫も同じ部屋にいるので、イヤホンして完全に自分の世界になるのもどうかな~って。あとボソボソしゃべる俳優さんに合わせてボリュームを大きくすると、おなかから声を出してるほかの俳優さんがめちゃくちゃ大音量になってしまうっていうのもあって、どうしようもなくて……。サブスクサービスによっては、邦画でも字幕を出す設定にできるものもあるんですけど、私が利用しているサブスクは邦画の日本語は字幕非対応のようなんですよね。日本語の字幕って絶対需要の高いサービスだと思うけど、お金も手間もかかるから難しいのかな?洋画は吹き替え版でなければ字幕が問答無用で出てくるので、いくら老眼になってきたとはいえなんとか見られるし、もっと老眼が進んだら老眼鏡をかけて対処できるからいいんですよね。モスキート音※がもう聞こえないように、ボソボソしゃべる俳優さんの声も聞こえなくなってきた40代後半なんだわ。※17kHzあたりの高周波音で、若年層にだけ聞こえるというもの。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。★ウーマンカレンダー連載マンガ著者/フカザワ ナオコ(48歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。新刊は「マンガで一番やさしくわかる!iDeCoの始め方入門」。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2021年08月02日もともと視力は良いほうでしたが、社会人になってからどんどん近眼が進んで眼鏡を利用するようになりました。でも四六時中、眼鏡をかけなければいけないほど視力が悪いわけではなかったので、普段は眼鏡を外していたのですが、次第に目が痛むように。眼科に行くと「普段も眼鏡をかけるようにすれば治まりますよ」と言われて、いつも眼鏡をかけるようにしたところ、目の痛みは治まりました。そんなふうに眼鏡との付き合いは始まりました。なぜか眼鏡をかけると手元が見えづらい…私が40代も後半に入ったころのこと。目がよかった48歳の夫はすでに老眼鏡のお世話になっていたのですが、私は特に見えづらいということもなく、日々を送っていました。でも、あるとき眼鏡をかけて本を読んでいると急に見えづらくなりました。おかしいなと思って眼鏡を外してみたらよく見え、眼鏡をかけたときに老眼が発生するという事態になりました。ならば、近くを見るときは眼鏡を外して見ればよいと気楽に考えたのですが、その考えは甘かった……。仕事をしているとパソコンの字が見えないので眼鏡をかけるのですが、手元の資料を見るときは外さなくてはなりません。これが、かけたり、外したりと面倒なのです。外した眼鏡をいちいち手元に置くのですが、仕事上、手元には資料がたくさんあって置く場所を探すことになります。これはかけたり外したりしないで済むように遠近両用の眼鏡を作るべきかもと思い、眼鏡屋さんに行くことにしました。遠近両用眼鏡を作りに眼鏡屋さんへ眼鏡屋さんで相談してみると、それほど老眼は進んでいないとのこと。最新の近眼のレンズであまり違和感がなく老眼もカバーしてくれる物があるというので、そちらのレンズで眼鏡を作ってもらうことにしました。そして、以前より少し度が進んでいるから免許の更新のときに視力テストで引っかからないように少し度を上げておきましょうと言われて、今までの眼鏡より度を上げて作ってもらいました。新しくでき上がった眼鏡をかけるとちょっと度がきつい気もしたのですが、そのうち慣れるかと思ってそのまま使用。老眼に対応したレンズは少し目線を下げると手元の辺りがよく見えてやっぱり便利だわ!と思いました。ところが1年後に思わぬ事態が発生! 運転免許の書き換えのために警察署に行って視力検査を受けたのですが、見えづらいのです。どうしたことかしら?と思いつつもなんとか視力検査を終え、ギリギリ今回は大丈夫ですと言われて、更新手続きを終えました。眼科に慌てて駆け込むと意外なことが判明視力が落ちてしまったのかしら?と思った私は、慌てて眼科に行きました。そして、改めて視力を測ってもらうと、全然問題ありません……。これはどういうことなのかなと不思議に思って先生にいきさつを話すと、それは眼鏡のせいだと言われました。私が使っているような遠近両用タイプの眼鏡だと、免許更新時に使用する視力検査の機械では近いところをのぞく感じになるので、どうしても老眼に設定してある部分で見てしまうのだと説明をされ、視力検査の結果に納得しました。でも、まさかこんなことになるとは思わなかったのでびっくりしました。危うく免許を更新できない事態になるところでした。先生に診てもらったところ、度がきつ過ぎると目が疲れやすくなり痛むようになりますよと言われたので、処方箋を書いてもらい、新たに眼鏡を作ることにしました。少し度が緩いほうが近くも遠くも見づらくないとのことでした。まとめ新しく作った眼鏡も近眼用の眼鏡ではありましたが、以前の眼鏡に比べて運転時に支障がない範囲に度数を落としてあり快適で、絶賛愛用中です。眼科で自分の生活パターンなどを説明した上で処方箋を書いてもらって、自分に合う眼鏡を作って本当によかったと思います。新しい眼鏡でもやはり細かい所を見るときはかけたり外したりしなくてはならないので、ちょっとすてきなグラスコードを購入してみました。眼鏡を置く場所をいちいち探さなくて済むのがラクで、仕事中愛用しています。今後、年齢とともに老眼が進むこともあるかもしれないけれど、これからも自分に合う眼鏡を用意して、快適さをゲットしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ
2021年05月28日加齢とともに訪れる、視力の衰え。40代に入った私も、スマホの文字にピントが合わなかったり、新聞の文字がぼやけたりと、視力の変化を感じるようになりました。ところが、加齢による視力の変化は実は悪いことばかりではなかったのです。今回は、視力の変化と眼鏡選びにまつわる私の体験談をご紹介します。近くのものがぼやける。これはもしや…?視力は左右とも1.5。学校の健康診断も運転免許証の更新も、視力で悩んだことのない私に変化が訪れたのは41歳になったころです。ある日突然、いつものようにスマホでネットニュースを読んでいると、なんだか文字がぼやける……。不思議に思いながらスマホの位置を調節すると、ちょっと離れたところでピントが合うではないですか。「もしや、これが世に言う老眼というやつ……?」そのときだけかと思いきや、本を読んだりパソコン仕事をしたりするときも、同じように視界がぼやけます。最もつらかったのは、薬の箱に書かれた注意書きを読むとき。「1日に何錠? よ、読めない!」今まで気にしていなかったようなさまざまな場面で、視力の低下を感じるようになったのです。人生初の眼鏡選び!「眼鏡を買おう!」と決意するきっかけとなったのは、スマホを眺める自分の姿に気付いたときでした。ふと鏡に映った姿を見ると、前かがみでスマホを手にする私は、眉をひそめたなんとも怖い顔! ピントを合わせようとするあまり、無意識のうちに表情が固定化されてしまっていたのです。そこで、人生初の眼鏡店へ。選んだお店は、おしゃれな雰囲気が気になっていたところ。いつも行くショッピングモール内にあり、修理が必要になってもすぐに足を運べることも決め手となりました。とはいえ、眼鏡は安い買い物ではありません。当初は「まずは見るだけでも……」と考えていました。ところが、ずらりと並ぶ眼鏡のバリエーションに、すっかり魅了されてしまったのです。ワイヤータイプはすっきりシャープな印象。べっ甲色のフレームが太い眼鏡は、カジュアルコーデに合いそうです。カラーも赤やシルバー、パープルと実にさまざま。「自分が知らなかっただけで、こんなにもいろいろな種類があったなんて」と、すっかりその気になり次々と試着させてもらいました。眼鏡に合わせたファッション選び結局選んだのは、ベージュのフレームがやさしい印象を与える眼鏡です。丸顔が少しでもシャープに見えるようにと店員さんと相談し、四角いフレームのものに決めました。眼鏡店で視力を測定するのも初めての経験。どうやら加齢による老眼に加え、左目には近視と乱視の症状もあるようです。レンズ選びの段階では、実際に新聞を手にして見え方を調節しました。スマホや持参の文庫本もレンズ越しに眺めましたが、それまでになかったようなクリアな視界にびっくり。近づけたり遠ざけたりしなくても、ラクにピントが合います。「度が強くても、黒目が不自然に大きくならない薄いレンズがありますよ」とアドバイスをもらい、見た目も使用感も納得の眼鏡選びが完了。気付けば、店に入ってから1時間半も経過していました。しかし、その時間もあっという間に感じられるほど、仕上がりには大満足です。新しい眼鏡を手にして、店員さんに見送られながらお店をあとにしました。自分の眼鏡姿は最初は見慣れなかったものの、なんだか新鮮で楽しい。ふらりと立ち寄ったお店で春色のコートを見つけ羽織ってみると、眼鏡のカラーとぴったりです。「これからずっと眼鏡が必要になるなら、いろいろな種類をそろえてファッションごとに替えるのもいいかも」と、どんどん想像が膨らみます。さすがにその日は眼鏡を買ったすぐあとだったので、コートは諦めましたが……。40代になって新しい自分を発見したような、不思議な気分になった1日でした。まとめ視力が低下したときは、「ついにこの日が訪れたか。年を取ったものだ……」と少々落ち込んでしまいました。しかし、体に変化が訪れるということは、新しい自分を発見できるということ。眼鏡という新しいアイテムにより、今は生活に刺激が加わったように感じています。加齢を否定的に捉えず、今後は少しずつ眼鏡コレクションを増やしたいとワクワクしているところです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2021年04月10日もともとマスカラなどのアイメイクをすると目が赤くなったり、ドライアイが気になったりすると目薬を点眼する程度。視力自体は悪くなく、この年になっても免許の更新は裸眼でパスしています。老眼はややあるものの、日常生活には問題ない程度だったのですが、40代に入り、かすみ目が気になるように。ここ数年は特に夕方になると信号がにじんで見えたりして、運転が怖いと感じるようになってきました。なかなかピントが合わず夜の運転が憂うつ息子が小学校に入学し、英語や空手と習い事が急に増え、夕方に運転する機会も増えているのですが、ハンドルを握るたびに気になるのがかすみ目です。40代に突入したころから「あれ?」と思い始めましたが、最近では夕方になると文字がにじんで見えたり二重に見えたりして、ピントがしっかり合うまでにだいぶ時間がかかるようになっています。夕方限定なので「疲れかな?」と思っていましたが、暗い夜道を運転をするのが今まで以上に怖いと感じるようになってきました。とはいえ、電車やバスを利用するより、車で送迎するほうが密を避けるという意味では安心です。そこで、かすみ目をなんとか改善したいと思うようになりました。眼科で診断を受けるのも1つですがこの時期病院に行くのも……という思いから、まずは原因について調べてみることにしました。かすみ目は複合的な理由によると判明ある製薬メーカーのサイトによると、かすみ目の原因は長時間のパソコン作業などにより、ピントを合わせる毛様体筋の緊張状態が続き、ピントを合わせるのが難しくなるという理由が1つ。もう1つの理由が加齢によるものだそうです。年齢を重ねると、毛様体筋の働きが低下して、ピントを合わせるのが難しくなるというのです。どちらにもズバリ当てはまっており、かすみ目になるのも仕方ないと思いました。かすみ目は複合的な理由により起きているため、対処法も1つではなく、症状を緩和するためには、まず毛様体筋疲労のケアをする必要があるとわかり、同サイトに記載されていた毛様体筋疲労のケアを実践してみることにしました。1時間に10分ぐらい目を休ませる。疲れがたまったときは蒸しタオルなどで目を温める。目の体操やマッサージをする。老眼の有無や程度を確認し、必要であれば老眼鏡を使用する。十分に休息し、規則正しい食生活を心がける。どれも今すぐに実践できるものばかりだと感じたので、できそうなものから早速試してみることにしました。毛様体筋疲労のケアでかすみ目が改善!眼鏡屋さんで老眼の進行度をチェックしてみました。細かい字の書いてある用紙を渡されて、どの位置からだとピントが合うのか確認したところ、思っていたより老眼が進行していることがわかりました。とはいえ、+1.5の度数で良いでしょうとのアドバイスに従って老眼鏡を購入し、普段からかけるようにしました。また、仕事中もこまめに目を閉じて休ませるようにしたり、眼球に沿ってマッサージもおこないました。帰宅したら、蒸しタオルで目を温めてから運転をするようにしたところ、信号がにじんで見えるという症状はだいぶ改善されてきました。加えて規則正しい1日3回の食事や睡眠時間もしっかり確保するように調整しました。さらにピント調節機能の改善に効果的なネオスチグミンメチル硫酸鉛が配合された目薬も利用。就寝前に暗闇で携帯を見るのも目に良くないと思い、気をつけることで、さらにかすみ目は改善されたのです。まとめもともと視力がよかったこともあり、これまで目のケアはまったくしてきませんでした。かすみ目の改善も、運転が怖いと感じたためやっと重い腰を上げたのです。今まで点眼などしていなかった分、効果を感じるのが早かったのかもしれないなと思い、これまでの無精を反省しました。現在おこなっているケアのなかでも、夕方運転前に温めたタオルを目に当てるのは、目にはもちろん気持ち的にもホッとひと息つけるので、特に気に入っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※夜間など物が見えにくい状態での車の運転は危険なので控えましょう。
2021年01月12日「老眼鏡なんてかっこ悪い……」。そんなネガティブな気持ちでいた私。娘の眼科受診への同行がきっかけとなり、老眼鏡を作りました。老眼鏡ユーザーになり、どんな変化があったのかご紹介します。まさか30代で老眼?「あれ? 何かおかしい」と目に異変を感じたのは、38歳のころ。私は2人の娘の出産・育児を経て、パートで仕事を再開していました。パソコン作業をすると、とにかく目が疲れるのです。当時はデータの入力作業が主な仕事だったので「仕方ないのかも」と諦めていて、市販の目薬は手放せませんでした。その一方で、私の中に「老眼?」と疑う気持ちもありました。もともと視力がとてもよかった私は、先輩から「あなたは老眼が早いかもしれない」と言われたことがあったからです。でも「30代で老眼鏡は恥ずかしい」という気持ちがとても強く、そのことは考えないようにしていました。40歳を過ぎると、症状に変化が出てきました。パソコンの画面がぼやけるのは当たり前で、仕事中にとんでもない睡魔に襲われることもしばしば。一番困ったのは、夜の車の運転でした。対向車のライトが今まで以上にまぶしく感じられて……。「もしかしたら、何か目の病気なのかもしれない」。病院嫌いな私が「病院に行かなければ」と思い始めたのはこのころでした。42歳、老眼である自分を認める42歳のとき、当時小学生だった次女が学校健診で視力低下を指摘されました。要検査の通知を見て、ようやく「私も行かなくちゃ」と重い腰を上げることができたのです。眼科でひと通りの検査を終えた私に医師が言った言葉は「あなたの目は老眼以外の何モノでもない。事実をきちんと認めて、眼鏡を作りなさい」という内容でした。実際にはもっときつい調子で言われてしまったためショック大でしたが、安心したというのも事実。「よかった、悪い病気ではなかった!」。すぐに眼科を受診しなかったことをとても反省しました。そのまま眼鏡の処方箋を書いていただき、その日のうちに老眼鏡を作るため眼鏡店に向かいました。選んだのはいわゆるおしゃれ眼鏡。仕事のモチベーションアップにもなりました。老眼鏡ユーザーになってみての感想老眼鏡を使うようになり、目の不調は軽減されました。お気に入りの眼鏡に巡り合えたことで、テンションもアップ。老眼の心強い味方となってくれる相棒だから、納得の1本を持つことができたことに満足しています。つらかった読書も苦でなくなり、おうち時間がますます楽しくなりました。日常生活で気を付けるようになったこともあります。仕事柄、パソコンとスマホは手放せないのですが、できるだけ仕事は昼間だけにするよう心がけています。長時間のスマホいじりは厳禁。しっかり睡眠を取り、疲れた目をしっかり休めてあげることが、オトナ女子世代の私には必要と考えるようになりました。まとめこの体験を通じて私が学んだことは、「不調を感じたら、早めに専門家に相談する」「加齢という事実を受け入れて、対応・対策を考える」、そして「老眼鏡はかっこ悪くない」ということです。オトナ女子世代にとって、加齢による変化はごくごく自然なこと。恥ずかしくなんかありません。「次の自分へのご褒美は、とっておきのグラスコードにしよう」。もっとかっこよく快適な老眼鏡ライフを実現するため、私は心に決めています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月14日「さらにコロナ禍で、ネットやスマホへの依存度の高まりや、運動不足もあり、若者から高齢者まで、老眼は加速度的に進んでいます」こう話すのは、医学博士で眼科専門医の平松類先生。そもそも老眼とは、加齢に従い近くや手元が見づらくなること。これはピント調整能力が低下し、近くのものに焦点が合いにくくなる目の老化現象だ。年齢的には、45歳がひとつの目安だが、個人差もあると平松先生はいう。「自分が老眼になっているかどうかわからないという方も多くいらっしゃいますが、チェックは簡単。左右の目の間の中心地点に自分のひとさし指を添え、だんだん指を遠ざけていき、30センチより離れてはっきりしてくるのであれば、老眼を疑ったほうがいいでしょう」(平松先生・以下同)ものを見る構造として、目の中には水晶体があり、手元を見るときは水晶体を厚くし、遠くを見るときは薄くし、ピントを調整するしくみだが……。「厚くしたり薄くしたりする筋肉を毛様体筋といい、これはカメラのオートフォーカスのような役割です。レンズの周りに円周状に筋肉がついていますが、体と同様に加齢とともに凝り固まり、ピント調整力が衰えます。これが老眼の原因となるのです」加えて、加速度的にデジタル機器が普及。光の集合体であるモニターを見続け、目を酷使するので、若い人でも老眼は珍しくないのだそう。平松先生は、高齢者にはさらに注意すべき点があるという。「物が見えづらいことから本や新聞も読まず、目からの刺激が入らないことで、脳の機能も老化します。これを放置しておくと、認知症になりやすいことがわかっています」「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年11月03日「『不思議、老眼鏡なしで文庫本が読めちゃった!』、『前より周りが見えやすくなった』、『最近、目が疲れていない』。私のところに、いま主婦たちの間で、老眼が改善したという報告が続々と寄せられています」そう話すのは、医学博士で眼科専門医の平松類先生だ。それもレーシック手術を受けたわけでも、視力回復センターに通ったわけでもない。なんと、100円均一ショップで売っている普通の老眼鏡を、1日5分かけるだけで、老眼が回復するのだという。近年「縞模様」を見るだけで視力向上を目指す「ガボール・アイ」という視力回復方法も注目され、視力が平均で0.2度上がる科学的データも示されている。平松先生がこの方法とともに勧めるのが、即効性がある100均老眼鏡を使う改善法だ。ものを見る構造として、目の中には水晶体があり、手元を見るときは水晶体を厚くし、遠くを見るときは薄くし、ピントを調整するしくみだが……。「厚くしたり薄くしたりする筋肉を毛様体筋といい、これはカメラのオートフォーカスのような役割です。レンズの周りに円周状に筋肉がついていますが、体と同様に加齢とともに凝り固まり、ピント調整力が衰えます。これが老眼の原因となるのです」老眼を予防、改善することは、生活の質を保つうえで極めて大切だ。それが100均メガネで改善するのならうれしい限りだが、いったいどのようなメカニズムなのだろう。「この方法は、100均メガネをかけることで、凝り固まっていた毛様体筋をゆるめ、柔軟性をよみがえらせます。それによって、ピント調節がスムーズに行われるようになります。目のピント調節力がよみがえることで、凝り固まりを原因とする老眼や近視も改善します」ここで筋肉をほどよくゆるめることができるのが「2.0度」の老眼鏡なのだということ。「この場合、遠くをぼやっと見せて、目をリラックスさせることがポイントなのです」これは眼科の度数検査などのときに実施される、台に顎をのせ、ぼやっとした気球や家を見る「雲霧法」という検査と同じ原理だ。「雲霧法は、視界をぼやけさせ、目をリラックスさせて視力を測ります。同様に、2.0度のメガネをかけることによって、まったく見えないわけでも、よく見えるわけでもない“ほどよく見えない”状態を作り出すのです。それが、毛様体筋をゆるめるのに効果的なのです」1日5分、「2.0度」の100均メガネをかけて、2〜3メートル先をぼんやり見て、5分待つ。視界がぼやっとするが、目を閉じないこと。ぼんやり見るコツがつかめないときは、2〜3メートル先にポスター等を貼って見るとやりやすい。また、次の目の周りの血流を促す「マッサージ」や「ホットアイ」を併用することで、さらに効果的に視力を回復させることができる。【まぶたを上下にやさしくさする】まぶたの上下に走るマイボーム腺に沿い、両手のひとさし指、中指、薬指の3本の指で上から下、下から上に向けて軽くマッサージする。まぶたの脂を押し出すように優しくさする。この腺から分泌する脂をスムーズに分泌させると、涙の質が改善され、視界がクリアに。各10回。【目頭から目尻に向かってさする】目の周りの骨に沿って、目頭から目尻に向けて軽くマッサージ。老廃物を流すイメージで両手の中指でやさしくさする。眼球を圧迫させず、アイメークをきちんと落として行うこと。各10回。【ホットアイで目の血流を改善】タオルを水でぬらして軽く絞り、形を整えて電子レンジで温める。600ワットで40秒程度、40°C程度が適温。タオルは2本用意し、あおむけになって軽くまぶたを閉じ。ホットタオルをのせて温める。冷めてきたらもう1本と交換し、再度温めることで毛様体筋をゆるめる。タオルが熱すぎるなら適温に冷ましてのせる。この方法で目の周りの血流が改善し、老廃物がきれいに流されることで涙の質も改善し、毛様体筋がゆるみピント調節機能も向上する。仕事の小休止タイムに、入浴後、就寝前などに。1日2回。1回各5分、トータルで10分くらいが目安。「毎日続けた場合、1カ月前後で効果を実感する人が多いです。5分以上行っても効果は変わりません。個人差があるので、なるべく毎日続けることが大切です」「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年11月03日40歳前半のころは、老眼=高齢者というイメージを持っていました。だから当時45歳の自分とは無関係で、まだまだ先の話だと……。老眼という言葉すら、頭の中にはなかったのですが、ある日突然、自覚することになるのです。印刷会社に「文字ぶれ、写真ぶれが多い」と指摘私の仕事は編集&ライター。ある雑誌の最終記事をチェックしているときのことです。「何これ~! ひどいな、この印刷。半ズレが多過ぎるよ!」とイラッ。半ズレというのは印刷用語で、簡単に言うと、写真や文字がぶれているように見えること。その半ズレがすべてのページにおいてあり、最終チェックでそうなるのは大変困ります。なので、印刷会社に「版ズレ正す! 全てのページ!」と書いて戻したのです。ところが、次の日、印刷会社から連絡がありました。半ズレではないとのこと。編集部の別の者がその記事を確認したのですが、半ズレではない! でも、私が見ると半ズレ。なんでなんで? すごく不思議でした。文字のぶれは老眼だった…なんと半ズレの原因は、自分自身の目にありました。そう、老眼だったのです。老眼というのはご存じのとおり、近くの物が見えにくくなるのですが、徐々になっていくため、自分では気付きにくいもの。よくある老眼チェック法は、小さい字が読みにくくなったり、本やスマホを目を細めて見るようになったりしたときと言いますが、私の場合は文字の二重見えでした。45歳のときの話です。こんなことから老眼が判明するなんてびっくり! 私にとっては衝撃でした。老眼=高齢者=わたしぃ~!!! ショック、ショック、大ショック! 老眼と知って切なくなりましたが、今となっては笑い話にできるので、まあ年を取るのも悪くないかな(笑)、とおのれに言い聞かせています。友人は眉間のシワと疲れ目から老眼判明!ちなみに友人の場合は、47歳のときに老眼が判明。目の疲れが頻繁になったことと、眉間のシワが濃くなったことでわかったのです。なんでもピント調節のため、目にギュッと力を入れて目を細めて文字を見ていたらしく(自然にしていたので、自分では気付かなかったとか)、それが原因で眉間にシワができたそうです。そして、その目の動きで疲れ目がひどくなり、原因を探ろうと眼科に行ったら老眼と判明したのだそう。まとめ老眼のチェック法といえば、文字が小さく見えるようになることや、本やスマホを見るときに手元から離すようになるなどがありますが、実際に自分で気付いたのはそれ以外のことでした。文字がかすれる、二重に見える、目が疲れやすい、眉間のシワが濃くなるなど人それぞれ多様なのだと実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月02日43歳を過ぎたころから目がかすむようになり物が見えにくくなりましたが、眼精疲労だと思い気にせずにいました。しかし、家族に老眼だと指摘されてから眼科に行き、実際に老視(老眼)だと診断されました。ここでは私が実際に経験した老眼の症状と病院で受けた老眼の検査についてお話しします。眼精疲労と思い込んでいた時期目がおかしいなと気が付いたのは、少し前に婦人科で軽度の更年期障害を診断されたあとに症状がかなりラクになり、以前のような生活に戻りつつあるときでした。今までの分も取り返そうと、躍起になって仕事や家事をする毎日。目が疲れているとは感じていましたが、「仕事だし1、2日休めば良くなるでしょう」くらいの軽い気持ちもあり気にしないようにしていました。しかし曇りの日や夜間などの室内が暗いとき、物がかすんでいてよく見えないこともありました。それでも老眼とは60代くらいからなるのだろうと勝手に思い込んでいたため、自分が老眼だとは夢にも思いませんでした。家族に指摘され初めて目の異変に気が付くいつしかかすみ目で物がよく見えない状態も、私のなかでは当たり前になってきていました。そのうちに無意識ですが、字を読む場合にはスマホやプリントを離して読む癖が。夫から「とうとう君も老眼じゃないの」とからかわれたときには冗談だと思い、本気で笑い飛ばしていました。また、母が老眼鏡をかけ手元のパッチワークを縫っているのを見て、「老眼で大変ね」と本気で心配していたのもこのころです。しかし、母の何気ない「あなたも老眼よ、だって目を細めたり字を読むときの表情なんて私とそっくりよ」と言われたことにより、自分の目は疲れ目ではないのかと初めて気が付きました。眼科のホームページなどを見ると、確かに40代から老眼が始まると書いてあります。今まで疲れ目だと勝手に思い、気にしていなかった加齢による視力の衰え。それが自分の目の前に既に迫っていたという事実は、更年期障害がやっと改善してきた私にとって新たな心配の種になっていました。更年期障害で気付いた受診の大切さ私は病院というものがもともと苦手でした。けれども更年期障害を経験し、病院で診断を受け治療をおこなった結果、うそのようにその症状が改善したことから病院を信頼するようになっていました。そこで眼科を受診することにしました。眼科では簡単な問診のあと、視力の測定、眼圧測定、細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)、近見視力検査をおこないました。検査の結果、何も異常がなく、「老視(老眼)」という診断が下されることに。医師がおっしゃるには、老眼とは病気ではなく、水晶体と言われるカメラではピントを合わせる部分が加齢により硬くなりうまくピントが合わなくなるため、目がぼやけたり、かすんだりするそうです。医師の診断と説明を聞いてから老眼鏡を買いに行きました。老眼鏡もかなりオシャレなものもあり、種類も豊富なので今ではファッションの一部として気に入っています。まとめ夫や母に指摘されるまで、自分が老眼だとはまったく思っていませんでした。目のかすみや部屋が暗くなると物が見えなくなるのは、すべて眼精疲労のせいだと思い込んでいた私。医師の診断により老眼だと指摘されるまでは、40代で老眼になることは考えてもいませんでした。老眼により目がかすむのは時々つらいですが、今は老眼鏡もさまざまなデザインや色のものが多く、手ごろな価格で手に入るため、自分的にはオシャレの一部として定着しています。老眼は改善しませんが前向きに老眼鏡選びなどを楽しみ、うまく付き合っていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月26日年を重ねると体のあちこちに不調が出てくるように、目も衰える。手元の細かい文字が見えにくくなる「老眼」は、40歳ごろから多くの人に現れてくる。多くの読者世代が悩まされている、目にまつわる老化現象。放置しておくと失明にいたる症状も……。目の“異変”のサインを見落とさないで!「老眼は、目のピント調節機能が低下することによって起こる“目の老化”のひとつです。老眼は病気ではありませんが、『年を取ったのだから見えづらいのは当たり前』と思ってはいけません。物が見えづらいという状態には加齢によって起こる病気が潜んでいることがあり、そのまま放っておくと症状を悪化させてしまうことがあります」そう語るのは、東京女子医科大学医学部眼科学講座の飯田知弘教授。物が見える仕組みはこうだ。外からの光は、角膜、水晶体、硝子体という透明な組織を通り、眼底の網膜で映像を結ぶ。「老眼は水晶体が硬くなり、ピント調節機能が低下することで起こりますが、この水晶体が濁り、光が通りにくくなり、物がぼやけてかすむと『白内障』の可能性が高くなります。また、眼底にある網膜は光の映像を視神経に伝える役割があり、中心にある黄斑部に異常をきたすと、うまく映像が結ばれず物がゆがんで見えたり、中心部が暗く見えたりする『加齢黄斑変性』になります」(飯田教授・以下同)光の映像は視神経を通って脳に伝えられるが、視神経がダメージを受け、眼圧とのバランスが崩れると、視野が欠ける「緑内障」になる。一度、悪くなった目は元に戻ることはない。早期発見、早期治療がなにより大切だ。異変に早く気づくためのチェックリストは次のとおり。思い当たる症状がないかチェックしよう!□ まぶしく感じる…(1)□ 目がかすむ…(2)□ 眼鏡をかけても新聞の文字が読みづらい…(3)□ 最近、視力が落ちた気がする…(4)□ 眼鏡が合わなくなった…(5)□ 陰影のはっきりしない物が見づらい…(6)□ 突然、物が見づらくなった…(7)□ 視界に何かちらつく…(8)□ 暗い場所では物が見づらい…(9)□ 物がゆがんで見える…(10)□ 視野がぼやけて見える部分がある…(11)□ 視野の中心部が暗く見える…(12)□ 目が充血する…(13)□ 目が乾く…(14)□ 目が疲れやすい…(15)□ 物が二重に見える…(16)□ 目を開けにくい…(17)□ 遠近感がとりにくい…(18)■(2)、(5)、(15)の自覚症状がある人は「老眼」かも!水晶体が硬くなり、ピント合わせができなくなるため、手元の文字などが見えづらくなる。「新聞や本など細かい文字が遠くに離さないと見えなくなります。最近はスマホの見すぎでピントを合わせる毛様体筋が緊張しすぎて働かなくなり、近くにも遠くにもピントが合わなくなる人も増えています」老眼が気になる年齢になったら“見えづらさ”に隠れている病気がないか、1年に1度は眼科で視力検査にプラスして目の検査を受けるようにしよう。■(3)~(5)、(7)、(10)~(12)、(18)の自覚症状がある人は「加齢黄斑変性」かも!「水晶体から入ってきた光は、黄斑部で捉えて、色や形などはっきり見ることができますが、黄斑部に老廃物がたまり、それによる障害が進むと、視力が著しく低下し、中心部が暗くぼやけて見えたり、ゆがんで見えたりします」もともと欧米人に多く見られる症状だったが、ライフスタイルの変化で日本でもかかる人が増加。原因には加齢のほか、日光を多く浴びる、喫煙や偏った食生活なども影響すると考えられている。気になることがあればすぐに眼科を受診しよう!
2019年02月06日「臨床現場で感じるのは、老眼は44歳6カ月を境に訴える人が急増することです」そう語るのは、日本コンタクトレンズ学会理事で、梶田眼科院長の梶田雅義先生。老眼は加齢によって、ほぼ100%、誰にでも起こる。眼球は、水晶体が近くのものを見るときは厚くなり、遠くを見るときは薄くなることで、ピントを調整している。加齢とともに水晶体が硬くなると、ピント調整機能が狂ってしまう。リラックスしている状態だと、水晶体が薄く、遠くにピントが合った状態になっているので、老眼は近くのものが見えにくくなるという症状で現れる。「眼球の水晶体の部分は、レンズの役割をして、ピントを調節しています。ところが年を重ねると、水晶体の柔軟性が失われ、硬くなってしまう。それでピントが調整しにくくなるのです」(梶田先生・以下同)まずは次のチェックシートで目の健康状態を確かめよう。□年齢が44歳6カ月を超えた□明るいうちは見えた風景が、薄暗くなると見えづらい□スマホの画面を見たり、読書をすると、目が疲れたり肩こりが起こる□細かい文字など、30~40センチ離さないと読みづらい□近視用の眼鏡を使っているが、外さないと近くのものが見えなくなった老眼の初期段階に多いのは、夕方など、薄暗くなると、日中にキレイに見えていたはずの風景が見づらくなることだ。「明るいうちは瞳孔が閉じていてピントを絞りやすいのですが、薄暗くなると瞳孔が開き、絞りづらい状況になるのです。さらに、症状が進むと、スマホや本など、手元のものが見えにくくなります。親指を立てて、目の前から少しずつ遠ざけていきましょう。目から30~40センチ以上離れないと、指のシワがはっきり見えない人は、老眼が疑われます」“老眼”という言葉に抵抗を持ち、対応を遅らせてしまう人も多い。「しかし、老眼の状態で、無理して手元の作業を続けると、水晶体を動かす毛様体筋に負担がかかります。それが頭痛や肩こりの原因となります。また、毛様体筋は自律神経とリンクしているので、負担が大きくなると、新聞やスマホを少し見ただけで具合が悪くなってしまうことも」特に40代、50代女性は、更年期障害と診断されたり、心療内科や精神科で安定剤などを処方されてしまうこともあるという。「老眼は訓練などによって、よくなることはありません。老眼に気付いたら、迷わず眼鏡を作ることをおすすめします」その際の選択肢として、老眼鏡と遠近両用眼鏡がある。老眼鏡は近くのものをくっきり見えるようにするが、遠くを見るときは眼鏡を外す必要がある。遠近両用眼鏡はレンズ面の位置によって度数が変化する構造なので、遠くを見るときにも、いちいち眼鏡を外さなくてもいいが、人によっては慣れるまでに時間がかかることも。「いずれにせよ、専門の眼科医の診察を受けてから選びましょう。視力には左右差があるし、乱視の有無もあるため、しっかりとした検査が必要なのです」
2018年11月16日スマートフォン(以下・スマホ)やパソコンなどの使用で目の疲れを感じる、「スマホ老眼」が20〜40代の若年層で増えている。株式会社ファンケルヘルスサイエンスが20〜60代の男女1万8人に行った調査では、目の疲れがある人は全体の86.2%を占め、その原因として56.4%の人が「スマホやパソコンを利用したことによるもの」と回答。特に20〜30代で63%、40代でも59%が同様の回答で、スマホやパソコンの使用頻度が多い層に顕著な傾向が見られた。 眼精疲労分野に詳しい眼科専門医の梶田雅義先生は、「スマホ老眼」について次のように解説する。 「『スマホ老眼』とは、スマホの利用やパソコン作業などで目を酷使することで、一時的に老眼のように目のピント調節機能が衰えることをいいます。これは、『老眼』が始まる40代以降に多かった症状ですが、この数年、スマホの普及によって、10〜20代後半など若年層に増えています。『老眼』と『スマホ老眼』は、症状はよく似ていますが、原因は異なります。『老眼』は、加齢とともに目の水晶体が硬くなることで起こります。一方で『スマホ老眼』は、年齢は若いので目の水晶体はやわらかい状態です。目の酷使により、水晶体を動かす毛様体筋(筋肉)がこりかたまることで起こります」 ’15年に株式会社ファンケルヘルスサイエンスが行った調査では、1日のスマホの平均使用時間は約3時間。1日に1時間以上使用している人は約70%だった。生活に欠かせないスマホだが、スマホの使用増が「スマホ老眼」の原因になっているのだ。次の「スマホ老眼」チェックシートで、あなたの目の疲れ度合を確認してみよう。 □小さな文字や、ディスプレイ(スマホ、パソコン、タブレット、テレビなどの画面・以下同)を1日3時間以上見ている□就寝前や通勤中など手元の暗い中で、スマホやパソコンなどを利用することが多い□まぶたがピクピクとけいれんする□手元の文字やディスプレイが見えづらい(ピントが合いづらい)と感じる□目がかすむ、ぼやける□目が乾く感じがする□目がしょぼしょぼする□目の奥が痛む□目が充血する□以前より光をまぶしく感じる□肩こりがひどく、常に肩がはっている□後頭部から首筋にかけて痛み(頭痛)や重みを感じる 【診断結果】0〜2個・視界は良好3〜5個・スマホ老眼の傾向あり。注意が必要です6個以上・スマホ老眼が慢性化している可能性あり。早急なケアを 「目がかすむ、ぼやける、しょぼしょぼするといった症状のほか、悩む方の非常に多いドライアイも実は目を酷使することによる疲れ(=スマホ老眼)が原因のことが多いのです。一時的な症状にとどまらず、頭痛や肩こり、めまい、吐き気などを伴うことや、重症になると自律神経に影響を与え、実生活が営めなくなることもあります。そのため早めにケアをすることが大切です」(前出・梶田先生) そんなスマホなどによる目の疲労感を緩和するため、企業も動きを見せている。3月17日に株式会社ファンケルヘルスサイエンスは機能性表示食品『スマホえんきん』を発売。’15年6月の発売以来514万個を販売した大ヒット商品『えんきん』は40代以降の目のピント調節に特化した商品だったが、今回は「スマホ老眼」が気になる20〜40代に向けた商品となっている。梶田先生は、こうしたサプリメントの有効性についてこう語る。 「『スマホ老眼』には、サプリメントの摂取や目を温めることで血液の流れを良くし、目の筋肉の緊張をほぐすことが有効です。また、日ごろからスマホの利用やパソコン作業などが続く場合、定期的に目を休めて、近くだけでなく遠くを見ることを意識しましょう」
2017年03月29日老眼の症状は、早い人では30代後半から出始め、40代になると大半の人に起こるといわれています。しかし、「老眼=おばあちゃんがなるもの」というイメージがあるため、症状が出ていても気づかずに放置している人も多いようです。「遠近両用メガネ」や「老眼鏡」を使わずに長い間無理していると、疲れ目や頭痛、肩こりなどのトラブルが生じることがあるのだとか。さらには、眉間にシワが寄った”ブス顔”になる可能性も…。サインに早めに気付いて対策できるよう、老眼の基礎知識を知っておきましょう。■初期老眼をセルフチェック!老眼とは、いずれは誰もがなる目の老化現象のこと。人間の目の中には「水晶体」という組織があり、遠くや近くにピントを合わせるカメラのレンズのような役割をしています。近いところを見るときは、この水晶体が厚くなってピントを合わせるのですが、年を重ねると水晶体の弾力性が低下し、厚さを調節することができなくなってきます。つまり老眼とは、簡単に言えば、近くのものが見えづらくなることなのです。日常生活の中でどのような変化を感じると、老眼の可能性があるのでしょうか。次に挙げる症状は、老眼の典型的な症状だと言われています。「あるある」と感じたら、老眼が始まっている可能性が高いでしょう。・新聞や本など、近くの細かい文字が読みにくい。少し顔から話すと見やすくなる・夕方、または薄暗い場所ではものが見にくい・遠くから近くにピントを合わせるのに時間がかかる見えづらさを実感していなくても、パソコン作業や読書のあと、以前より目が疲れる、頭痛や肩こりがひどくなったなどの症状があれば、老眼が始まっている可能性があるそうです。 ■自分に合うメガネをつくることが重要上で挙げた症状を自覚している人は、本当に老眼なのか、ほかの目の病気か調べるために、まずは眼科を受診しましょう。老眼だった場合は、眼科で検査をして処方箋をもらった上で、メガネ専門店で自分に合った老眼鏡や遠近両用メガネを作ってもらうことが大切です。検査を受けずに安価な市販の老眼鏡を買って使うと、かえって目の疲れや老眼の症状を悪化させることもあるそうです。ちなみに老眼鏡とは、一般的に、老眼の人に合わせて、近くを見るために作られたメガネのことを指します。装着したまま遠くを見ると視界がぼやけるので、デスクワークや読書をするとき以外は外す必要があります。一方、遠近両用メガネは、一枚のレンズに遠くを見るためのレンズと近くを見るためのレンズが入っているので、しょっちゅう着け外しをする必要がありません。女性の場合、「この年で老眼用のメガネなんて恥ずかしい」と感じる人も多いと思いますが、最近では、周囲には遠近両用だとは気づかれにくいおしゃれなメガネが豊富。遠近両用のコンタクトレンズも販売されています。遠近両用メガネ、遠近両用コンタクトレンズにもさまざまな種類があり、どんなものが自分に合うかはライフスタイルによっても異なります。シーンによって、メガネとコンタクトレンズを使い分けるのもひとつの手です。相談しやすい眼科とメガネ店を見つけて、自分に合ったメガネ、レンズを選びましょう。
2016年09月06日参天製薬株式会社は、「スマホ老眼」を自覚する10~50代のスマートフォンユーザー男女500名を対象とした意識・実態調査を実施。「スマホ老眼」に悩まされるユーザーたちの現状が明らかとなった。若いのに老眼!?「スマホ老眼」とは「スマホ老眼」とは、スマートフォンを長時間利用する生活を続けることで、目のピントが合いにくくなる症状のこと。若い年代であっても、老眼のような症状があらわれることが特徴だ。さらに、頭痛や肩こりなどの症状を引き起こすこともあり、目以外の場所への健康被害も問題となっている。約8割が週に1回以上「スマホ老眼」の症状を自覚今回の調査対象は、事前アンケートで「スマホ老眼」の自覚があると回答した、10~50代のスマートフォンユーザー500名。「スマホ老眼」を自覚する頻度を聞いたところ、「週に5回以上」が27%、「週に3~4回くらい」が21%、「週に1~2回くらい」が30%という結果に。合計すると、「週に1回以上、症状を自覚している人」が8割近くにのぼることが分かった。また「スマートフォンの利用時間」を聞いたところ、平均は平日「3.4時間」、休日「4.0時間」という結果に。平日・休日にかかわらず、スマートフォンを長時間利用している人が多いようだ。スマホ老眼の原因は「ピント調節筋」の使い過ぎ!目薬を使った対策も眼科医の荒井宏幸医師によると、「スマホ老眼」の原因は「ピント調節筋」(毛様体筋)の使い過ぎが原因とのこと。「筋肉の使い過ぎ」で動きが悪くなり、結果として老眼と同じようにピントが合いにくくなるなどの症状が起こるそう。対策としてはスマホの利用を控えてスマホ老眼を予防することはもちろん、すでに症状が出ている場合は「ピント調節筋」の調節機能を改善する目薬を使うことも有効だ。疲れ目対応目薬「サンテメディカル10」「ソフトサンティア ひとみストレッチ」なお、同調査を行った参天製薬では、疲れ目対応目薬として、「サンテメディカル10」および「ソフトサンティア ひとみストレッチ」を展開している。「サンテメディカル10」はピント調節筋に直接働いて、目の疲れを緩和する点眼薬。10の有効成分により、眼疲労の改善に効果を発揮するだけではなく、目の組織代謝を円滑にし、疲労回復を促進。さらに、かゆみ・充血を改善する有効成分、炎症に効く有効成分も配合している。「ソフトサンティア ひとみストレッチ」は、ピント調節筋のコリをほぐすネオスチグミンメチル硫酸塩とビタミンB12の2種類の成分、組織代謝を促進するビタミンB6を配合した、しっとりした使い心地の点眼薬。裸眼でも、すべてのタイプのコンタクトレンズ(ハード・ソフト・O2・ディスポーザブル)を装着したままでも点眼することが可能だ。【参考】※参天製薬
2016年06月29日トレンド総研はこのほど、「スマホ老眼」についての調査結果を明らかにした。同調査は1月14日~15日、20~30代のスマートフォンユーザー男女500名を対象にインターネット上で実施したもの。「老眼」とは、加齢による老化現象の1つであり、近いところが見えにくくなるといった症状がある。一般的に、40代くらいから「老眼」の症状を自覚するという人が多いが、最近はスマートフォンやパソコンなどを長時間利用し、目を酷使することで、"老眼のような"症状が出る「スマホ老眼」が問題となっている。「スマートフォン利用歴」を質問したところ、最も多かった回答が「3~4年以内」(45%)、次いで「5~6年以内」(33%)だった。続いて「1日のスマートフォン利用時間」を聞くと、平均は「3.3時間」という結果になった。また、約3人に1人(31%)は「5時間以上」と回答している。「スマートフォンの長時間利用における懸念点」を聞いたところ、最も多かったのは「目に対する負担」(70%)だった。「インターネットへの依存」(48%)、「姿勢が悪くなる」(35%)、「生活リズムや生活習慣の乱れ」(32%)などを大きく上回っている。スマートフォンを利用するようになってから、目に関する悩みが増えたと思うか聞くと、64%が「そう思う」と回答した。スマートフォンを長時間利用していて「手元がぼやけたり、見にくいと感じた経験がある」という人も4割以上(42%)にのぼっている。具体的なエピソードについては、「電車の待ち時間にスマホを見た後、駅の看板に目を移すとぼやけて見えないことがある」(28歳・男性)、「スマートフォンを見ている途中でテレビに目をやると、見づらく感じる」(27歳・女性)など。こうした症状は、いわゆる「スマホ老眼」の兆候であり、注意が必要とのこと。調査対象者に、スマホ老眼に関する説明をした上で、「自分が『スマホ老眼』だと思うか」を聞いたところ、39%が「そう思う」と回答。自覚があると答えた人に、「対策の必要性を感じるか」と尋ねたところ、89%が「感じる」と答えている。同社では、眼科医の岡野敬先生監修のもと、「スマホ老眼」予備軍チェックリストを作成した。「目が乾きやすかったり、しょぼしょぼする」「まぶたがピクピクけいれんする」など、10個の項目のうち、2個以上当てはまる人は、スマホ老眼の予備軍と言えるとのこと。岡野先生によると、スマートフォンは「小さな画面」の中で「細かく動くもの」を「長時間見る」ことが多く、目に負担をかけやすいツールだという。人は、目の中にある毛様体と呼ばれる筋肉を使ってピントを合わせているが、スマホを長く見続けていると、この「ピント調節筋」(毛様体筋のこと)がコリ固まり、動きが鈍くなってしまうという。そのため、ピント調節がうまく働かなくなり、加齢による老眼と同じような症状が出てしまうとのこと。スマホ老眼を防ぐには、「目を疲れさせないこと」が重要であると岡野先生は語る。スマートフォンを使用する時には、時間を決めて、明るく見やすい位置で使い、どうしても長時間使う必要がある場合は、こまめに目を休ませるようにする。目安としては、連続90分以内。パソコン作業の休憩にスマートフォンを見るのも避けたほうがいいという。加齢による「老眼」は、ピント調節をする筋肉そのものが老化しているため、元に戻すことは難しいが、「スマホ老眼」はピント調節筋の働きを取り戻せば改善が期待できるとのこと。「血流をよくして、筋肉のコリをほぐすことがポイント。目をあたためることや、マッサージ、ツボ押しをするのがおすすめです」と岡野先生。なお最近では、ピント調節筋に直接働きかけ、ピント調節機能を改善し、目の疲れを緩和する目薬も登場しているとのこと。
2016年03月11日20代では94%、30代では82%が利用していると言われるスマートフォン。そんな中最近では、スマートフォンの長時間使用が原因で、手元が見えにくくなるなど“老眼のような”症状が出る『スマホ老眼』が新たな現代病として問題になっています。そこで、生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研では、20~30代のスマートフォンユーザー男女500名を対象に『スマホ老眼』に注目した調査を実施。今回の調査を通じて、『スマホ老眼』の実態やその原因が明らかになりました。7割が「目に対する負担」を自覚!本調査にて「1日のスマートフォン利用時間」を聞いたところ、平均は「3.3時間」、そして約3人に1人は「5時間以上」と回答しており、長時間利用の傾向がうかがえました。そういった長時間利用によって7割が「目に対する負担」を自覚しており、目の負担を気にしながらもスマホの長時間利用を続けている人が多いことも明らかになりました。さらに64%と過半数が、「スマートフォンを利用するようになってから目に関する悩みが増えた」と回答。『スマホ老眼』に関する説明をした上で「自分が『スマホ老眼』だと思うか」を聞いたところ、39%と4割近くが「そう思う」と回答しています。『スマホ老眼』の原因と対策は?『スマホ老眼』の原因と対策について、眼科医の岡野敬先生は、以下のように述べています。「人は、目の中にある毛様体と呼ばれる筋肉を使ってピントを合わせています。しかしスマホのように目に近いものを長く見続けていると、この筋肉が疲れてコリ固まり、ピント調節がうまくできなくなります。この毛様体筋のコリが、『スマホ老眼』の原因です。予防のためには、目を疲れさせないことが重要。スマートフォンを使用するときには時間を決めて、明るく見やすい位置で使いましょう。目安としては、連続90分以内です。」加齢による「老眼」とは異なり、『スマホ老眼』は毛様体筋の働きを取り戻すことで改善が期待できる症状だそうです。また、対策のポイントとしては、「血流をよくして毛様体筋のコリをほぐすこと。目をあたためたり、マッサージやツボ押しをするのがおすすめです。」とのコメントが。さらに、『スマホ老眼』による目の疲れを感じた場合には、目薬をさす人も多いはず。先生によると「最近では、毛様体筋に直接はたらいてピント調節機能を改善し、目の疲れを緩和する目薬も登場しています」とのこと。『スマホ老眼』の危険性がある人は、今後は目薬選びにも気を配るとよいでしょう。
2016年03月09日医学博士・眼科専門医の平松類氏はこのほど、正しいスマートフォンの利用方法やスマホ老眼の予防、改善方法についての情報を公開する「スマホ老眼特設サイト」を開設した。「スマホ老眼」とは、スマートフォンの利用により、「手元が見にくくなってくる」「目が疲れる」といった老眼のような症状を呈することを指す。現在、日本でのスマートフォンの利用者は52.8%で過半数を占める(※)。利用者の拡大に伴い、従来は加齢でおこる現象の「老眼」が20代・30代といった若年層にもみられるという。同氏によると、現在メディアで広がっている「スマホ老眼」に関する情報の中には、間違ったものや眼科専門医ではない人のコメントも含まれているという。正しい理解や対処法に関する情報が不足していることから、このほど無料で正しい情報を公開するウェブサイトを開設した。コンテンツは「スマホ老眼とは」「スマホ老眼の原因」「症状」「予防」「改善」など。同氏は「スマホ老眼になるから、スマホを使ってはいけない、ということではない。スマホ老眼を予防・改善するためのスマホの正しい使い方や、対処法を知ってほしい」とコメントしている。※平成25年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省)
2016年01月14日●「スマホ老眼」に注意メガネスーパーは15日、都内で第2四半期決算を発表した。本稿では、今後の展開として語られた「スマホ老眼」に関する取り組みと、メガネスーパー版「ウェアラブル端末」の概要について紹介していく。○若い人に増えるスマホ老眼決算発表会には、同社の代表取締役社長である星崎尚彦氏が登壇した。スマホの普及により、眼の酷使で発生する「スマホ老眼」の症状を訴える若い人が増えているという。「メガネスーパーでは早くからその対策に着手してきた」と星崎社長。今年メディアに大きく取り上げられたのを機会に、同社では新たな検査メニューを設けた。メガネスーパーでは、詳しい検査が行えるメニューを世代別に提供する。15歳~35歳には「スマホ老眼検査」を用意。輻輳(ふくそう)量検査、ビジョントレーニング(眼位ストレッチ)などが受けられる。この世代別検査では、全5世代に「共通検査(トータルアイ検査)」「世代別検査」「共通検査(プレミアムパック検査)」(各500円から)を用意している。星崎社長は「スマホ老眼は、若い人にも起こる疑似老化現象。例えば落ち葉が綺麗に見えず、食べ物が美味しそうに見えなくなる。でも自分では気が付かないケースも多い」と、その危険性について言及する。メガネスーパーでは今後、”アイケア施策”にさらに注力していく方針だ。●“メガネ店”ならではの「b.g.」○“メガネ店”のウェアラブル端末続いて、同社の取締役執行役員である束原俊哉氏が登壇。プレゼンの中で、メガネ型のウェアラブル端末について触れた。同社が開発中の端末は「b.g.(ビヨンドグラス)」と呼ばれるもので、12月には実機のリリースを予定する。“メガネ店”の発想を存分に取り入れた商品設計になっているという。中国製の安価な製品が出回るようになったメガネ市場。国内の生産拠点を中国に移したメーカーも存在する。こうした背景から、生産が盛んな福井県鯖江市の業者の間にも、危機感が募っているという。そこでメガネスーパーでは「b.g.」の開発に着手した。束原氏は「メガネ製造のノウハウを活用できる余地が十二分にある。メガネ型の新しい商品を開発することは、メガネ産業にとっても良いこと。市場にはすでにグーグルグラスなどが出ているが、きっちり成功した事例はまだない。そこでメガネ店としての経験をもとに、なにかできるのではないかと考えた」と話した。新製品は、ノンシースルーの映像が両眼で確認できる。束原氏は「ノンシースルーと両眼視の組み合わせは、現段階ではオンリーワンの存在」と説明する。両眼型は、片眼型と比較すると眼の負担も軽いという。また、かけ心地にもこだわった。「前後・左右のバランスが大切。長時間使えないものは実用に耐えない」と同氏。見え方とかけ心地を重視するあたり、“メガネ店”ならではと言えるだろう。このほか長時間利用や、磁石を活用した簡易着脱なども実現した。当初はコンシューマ向けを想定していたが、カメラを搭載したことで個人情報との兼ね合いに配慮。その結果、ビジネス向けに提供することになった。束原氏は「BtoBにおいて、仕事の生産性を向上できる。アプリ、ソリューションといかに連携できるかが鍵」と説明する。例えば物流業界で利用されれば、倉庫のピッキング作業がハンズフリーで行えるようになる。組み立てなどの作業中に指示を出すナビゲーション用途にも向いている。多言語ナビゲーション(日・中・韓)により、目の前に翻訳を表示させることも可能。美術館や博物館においては、作品に近づくとタイミングよく情報が表示されるといったiBeaconと連動した使い方も想定されている。ちなみにメガネスーパーは、福井県のウェアラブル関連の実証実験支援として福井県が募集した平成27年ふくいe-オフィスプロジェクトの4事業者の1社に採択された。2月下旬には福井県立恐竜博物館で実証実験を開始する予定だという。新製品は、来年1月13日から15日まで開催されるウェアラブルEXPOで披露される予定。束原氏は「b.g.により、新産業が創出できる。他業態との提携を加速させれば、大きなビジネスチャンスになる」として、将来の可能性に期待を寄せた。
2015年12月15日クリエイティブサーベイはこのほど、45~55歳の女性600名を対象に実施した「老眼に関する意識調査」の結果を明らかにした。「老眼」であることを家族や職場などで公表することについて尋ねたところ、「あまり抵抗感を感じない」と「まったく抵抗感を感じない」と回答した人を合算した数値は72.3%だった。約7割は「老眼」を公表することについて抵抗感を感じていないようだ。同世代で「老眼」であることを公表している人についてどのように思うか聞くと、「好感が持てる」「どちらかというと好感を持てる」の合計が91.8%だった。「老眼」を受け入れ、公表している人のほうが好感を持てることが明らかとなった。「老眼」という言葉自体に対するイメージを尋ねたところ「どちらかというとネガティブなイメージ」と「ネガティブなイメージ」の合計が37.0%だった。理由としては、「『老』という文字がネガティブ感を強調しているから」など、「老」という言葉のもつ印象などが挙げられた。「『老眼』にかわる表現やフレーズがあることで、その症状を受け入れやすくなると思いますか?」という質問に対しては、「そう思う」と「どちらかと言うとそう思う」の合計が65.5%だった。約7割が「老眼」に代わる表現の登場に期待していることも分かった。
2015年10月14日クリエイティブサーベイはこのほど、45歳~55歳の男性600名を対象に実施した「老眼に関する意識調査」の結果を明らかにした。自身が「老眼」なのを家族や職場など周りに公表することに抵抗を感じるか尋ねたところ、計77.2%が「あまり抵抗感を感じない」「まったく抵抗感を感じない」と回答した。同世代で「老眼」だと公表している人に対し、どう感じているか聞いたところ、「好感が持てる」「どちらかというと好感が持てる」と回答した人は合計で93.6%だった。一方、公表しない人に対し「好感を持てない」「どちらかというと好感を持てない」と回答した人は約7割にのぼるなど、「老眼」を隠す必要がないと感じている人が多いことが分かった。「加齢」による体の変化について聞くと、「自然なことだと考え、前向きに受け入れることができる」が35.8%で最も多かった。「仕方のないことだと考え、受け入れることができる」(56.8%)と合わせると、全体の92.6%が、加齢による体の変化を受け入れられると回答した。しわの増加、白髪の増加、老眼、シミの増加、筋力の低下の5つの項目に分けて聞いても、受け入れているという人が大半を占める結果となった。
2015年10月13日クリエイティブサーベイはこのほど、「目」に関する自主調査の第1弾として「老眼に関する意識調査」実施し結果を発表した。調査は9月18日~20日、45~55歳の女性600名を対象にインターネットで行われた。○女性7割が"老眼"を公表することに抵抗なしはじめに、「老眼」であることを公表することについて聞いてみたところ、「あまり抵抗感がない(33.7%)」と「まったく抵抗感がない(38.7%)」を合わせると、約7割の人が「老眼」を公表することについて抵抗感がないことがわかった。また、老眼を公表する同世代の人をどう思うかを問う質問では、実に9割超が「好感を持てる」と回答した。○"若く見られたい"よりも"年相応の自然な魅力"を支持次に、「あなたは年齢を重ねる中で、自分の外見にどのように向き合いたいと思いますか?」と質問したところ、「年齢に応じた自然体なメイクやファッションに気をつけたい(58.8%)」や、「どちらかと言うと、自分のプラスな部分を引き立たせることで、ありのままの魅力を引き出せるようにしたい(28.3%)」と回答した人が大半を占め、「若く見られること」や「マイナスな部分を取り繕うこと」を選んだ女性は、2割程度にとどまった。また、「女性の『年齢』との向き合い方は、社会的にどのように変化してきたと感じますか?」という質問に対しては、5年前となる2010年には、「『実年齢より著しく若く見える』ことが支持される傾向にあった」と考える人が66.2%だったのに対し、2015年(現在)では52%までに減少。反対に「『実年齢に応じた自然体な姿』が支持される傾向にある」と考える人が48%となったことから、「美魔女」という言葉が流行し、若く見える女性が支持された5年前に比べ、現在では実年齢に応じた自然体な「ありのまま」の美しさが支持される傾向にあることがわかった。○「老眼」という言葉にネガティブ感「老眼」という言葉自体に対するイメージについて調査したところ、37%が「ネガティブなイメージ」を持っていることが判明。その理由としては、「『老』という文字がネガティブ感を強調しているから」「誰でも通る道で自然なことだけど、『老』という字に抵抗があるから。違う呼び方ならば前向きになれると思う」といった声があがり、「老」という言葉のもつ印象に原因があることが分かった。(「クリエイティブサーベイ」調べ)
2015年10月09日朝はハッキリ見えているのに、夕方になると目がかすんだり視界がぼやけたり…ということ、ありませんか? 最近増加しているこの症状は「夕方老眼」とよばれ、パソコンやスマホの画面などをよく見るライフスタイルが影響しているともいわれています。「老眼」と聞くと、年配の人にあらわれる症状だと思うかもしれませんが、じつは20代にも増えているのだとか。「疲れているだけ」と放置していると、病気のリスクが隠れていることもあるので注意が必要です。■若い世代にも増えている「夕方老眼」とは?「朝はハッキリと見えたスマホの画面が、仕事帰りには見にくい」「夕方になると目がかすんで細かい文字が見にくい」…こんな症状を、夕方老眼と呼びます。老眼とは、年齢とともに目のピントを合わせる調節機能が衰え、近くのものが見にくくなる症状のこと。なので、正確には「夕方老眼」は老眼とは異なるのですが、似た症状が夕方にあらわれるということでこう呼ばれているのです。「老眼」という言葉を聞くと、おそらく多くの人が「年配の人にあらわれる症状」というイメージを持つのではないでしょうか。でも、この夕方老眼は20代や30代の若い世代にも増えているのです。大丈夫だろうと放置していると、早いうちから老眼になってしまったり、目の病気の原因になることもあるというため注意が必要です。 ■夕方老眼の原因とは夕方老眼の大きな原因は、パソコンやスマホ、書類の文字などを長時間見続けることにあります。目は、近くのものを見るとき、レンズの役割をする水晶体という組織を支える筋肉を緊張させて、ピントを合わせています。そのように目を酷使する状態が長く続くと、筋肉が疲労してピントが合いにくくなり、ものがかすんだり見えにくくなったりしてしまうのです。また、もう一つの原因がドライアイです。オフィスなどは空調により乾燥するのに加え、仕事中は知らず知らずのうちに緊張のために涙の量が減ってしまいます。とくにパソコンやスマホの画面を見ているときは、集中しているため普段よりもまばたきの回数が減る傾向にあるのだとか。「夕方になるとものが見えづらい」という人は、自覚はなくてもドライアイ状態になっている可能性があります。■「見えづらい」と感じたら 夕方老眼の対処法夕方老眼の原因がパソコンやスマホなどにあるといっても、それらを長時間見なければ仕事にならない、という人も多いはず。できるだけ目の負担をやわらげるために、パソコンなら画面を部屋の明るさよりも少し暗めに、スマホなら最大輝度の2分の1くらいにして使うとよいでしょう。長時間続けて画面を見ることは避け、10~15分に1度は目を閉じたり、4~5m先を見たりするように心がけて。そうすることで、目の筋肉の緊張をほぐすことができます。ホットタオルなどで目元をあたためるのも効果的です。水にぬらして絞ったタオルを電子レンジで1分ほど加熱し、目をおおうようにのせます。5分から10分くらいを目安にして、途中でタオルが冷めてしまう場合は何本か用意しておくとよいでしょう。おすすめは夜寝る前ですが、デスクワークなどパソコン画面を見る機会の多い人は、お昼休みに行ってもいいですね。また、女性の場合は、アイメイクも目の状態に大きな影響があります。マスカラやアイラインといった目の際に行うメイクが、まぶたにある皮脂腺を詰まらせてしまうことが。それによって涙の油分が不足し、蒸発しやすくなってしまうというのです。夕方老眼を改善したい場合は、目の際までのメイクはできるだけ避けるようにしましょう。
2015年09月13日視力矯正を専門に行っているSBC新宿近視クリニックは、老眼に悩む45歳から60歳の人を対象とした老眼治療法「Vue+(ビュープラス)」を11月1日より開始すると発表した。同治療法は、水を70%以上含有している「Rain Drop(レインドロップ)」という小さなレンズを角膜内に挿入。光の屈折力を変え、遠近両方の視力を回復させる。ヨーロッパでは、老眼の治療として安全の基準を満たすものにつけられる「CEマーク」を取得しているという。また、手術は片目のみで、通常は利き眼ではない方の目にレンズを挿入する。レーシックと同時に手術ができるだけでなく、ドライアイになりにくいのも特徴とのこと。なお、手術時間は数分程度。状態が安定するまで(15分程度)休み、問題がなければそのまま帰宅することができる。今回、スタート記念として、通常29万円(片目のみの治療)のところ、25万円になるキャンペーンを実施(来年1月31日まで)。また、老眼治療に「興味がある」または「不安がある」といった人向けに、老眼治療の無料説明会も実施している。詳細は同社ホームページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日