外出時、自分が先頭になり、後ろに息子たちを従える形で歩くことが多い夫。私はそんな危機意識の低い夫の姿を見て、いつか息子たちが事件や事故に巻き込まれるのではないかと心配していました。そしてある日、海水浴場で事件が起きてしまったのです。息子たちの先頭を歩く夫…夫は普段から6歳と4歳の息子たちの面倒をとてもよく見てくれています。しかし私には少し気になっていることが……。それは外出するとき、夫はよく自分が先頭になり、息子たちを夫の後ろから歩かせることです。 私が息子たちと出かけるときはできる限りみんなで手を繋ぎ、周りに注意を払いながら歩くようにしています。それは、夫のように自分が先頭で歩いていたら、息子たちがついてきているかわからないし、自分が気が付かないうちに息子たちが連れ去られるかもしれないからです。 私は夫にもそうしてほしいと何度か注意しました。しかし夫はその「かもしれない」が予測できないようで、なかなか方法を変えてくれません。 海水浴場でもひとりでズンズン進んでいく夫そんなある日、事件が起きました。それは家族で海水浴に行ったときのこと。その海水浴場には岩場もあり、澄んだ海水の中を泳ぐ魚やかに、岩場にくっついている貝などに、夫や息子たちは興味津々。たもやバケツを持ってきていたので、それらを捕まえることにしました。しかし夫は獲物を追いかけ、私たちのほうを振り返ることなく、ひとりでズンズン進んで行ってしまうのです。 私が息子たちをサポートしながら一番後ろからついていく形になりましたが、慣れない岩場に足をとられ、思うように進めません。私は夫に「待ってー! 子どもたちの様子見ながら進んで!」と呼びかけますが、夫は獲物に夢中で聞こえていないようでした。 そのとき事件が…!そのとき、狭い岩場でうまく手をつなげず、私の前を歩いていた次男が足を滑らせてしまったのです! 幸い後ろにいた私がなんとか次男をすくい上げ、事なきを得ましたが、私がいなかったら溺れていたかもしれません。 私の悲鳴と次男の泣き声を聞いた夫は、何が起きたのかようやく気付き、こちらへ駆けつけました。私が「だからちゃんと見てって言ったじゃん!」と言うと、夫は反省している様子。この事件以来、夫は以前よりも息子たちの様子に注意を払ってくれるようになりました。 男の人には大昔の狩りの習性が残っているため、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなると聞いたことがあります。本当かどうかはわかりませんが、それをよく表しているように感じてしまう出来事でした。子どもの命に関わることなので「仕方ない」では片付けられません。夫婦で力を合わせて子どもたちの安全を守っていかなければ、と改めて感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2023年06月25日私は4歳と2歳の男の子を育てています。夫は普段、夜勤もある仕事をしていて、休みの日は副業で仕事に出ていることが多く、わが家は割とワンオペ育児傾向です。ある日、いつものように子どもの世話で嵐のような時間が過ぎていき、就寝時にはもうヘトヘトになっている私に、帰宅した夫から驚く発言が!私の怒りは大爆発してしまいました……。 帰宅した夫のまさかの発言夫はいつも帰宅が遅く、基本的にはワンオペで子育てしていることが多い私。毎晩8時半就寝を目指して、子どもが幼稚園から帰宅すると、おやつ、遊び、夕飯の準備と片付け、お風呂、就寝の準備を慌ただしく終えます。 特に4歳の長男はこだわりが強く、私は本気で叱りながらすべての工程をすることも多く、相当なパワーを消費しています。 そんなある日、私はヘトヘトになりながらやっとの思いで子どもたちを寝かしつけ、キッチンで自分のために熱いお茶を入れていました。そこへ、外で自分の用事を済ませて夫が帰宅しました。 「もう子どもたち寝た?今日ついでに叔母に会ってきたよ。お茶入れているなら僕の分もお願いできる?」と私に頼んできたのです。 私は頭の中でブチっと何かが切れる音が聞こえたような気がしました。 そして、私は「まだ私に何か頼むつもり!?やっとの思いで自分の時間を作っているのに邪魔しないで!あんたのご飯だって用意しているじゃない!」と夫に怒り爆発。夫は「ごめん、そんな怒らせるつもりじゃなかった。自分でするから」と私に圧倒されていました。 疲労困憊だった私は、その日の何気ない夫の言葉を許すことができなかったのです。日々、「もうちょっと子育て手伝ってくれたらいいのに」と思うこともあり、ついイライラしてしまいました。しかし、家庭の中ではお互いの役目があるので、夫と話し合いながら、もっとじょうずにストレスを抱えることなく子育てをしていけたらいいなと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年06月24日耳の聞こえないパパ・ととちゃんとママ・ゆうこさんが、家族の日常を公開しているYouTubeチャンネル「みゆみゆチャンネル」。今回は、家族の中で1人だけ顔出しをしていない次女からの手紙を公開する様子をご紹介します。 みゆみゆチャンネルとは 耳が聞こえないパパ・ととちゃん、ママ・ゆうこさん、23歳の長女、大学1年生の次女、小学生の三女・かいちゃんの5人家族。 ととちゃんとゆうこさんはステップファミリーで、長女と次女はゆうこさんの連れ子、三女のかいちゃんは2人の実子です。長女はすでに結婚していて、1児のママ。ゆうこさんは、長女7歳、次女3歳の時に離婚。長女14歳、次女10歳の時にととちゃんと再婚しました。2人の出会いは、職場だったそう。もともと、ゆうこさんは手話通訳の仕事もしていましたが、当時はあまり手話が上手ではなく、ととちゃんに仕事と手話の両方を教えてもらうなかで、惹かれていったそうです。そんなお二人が作りあげるYouTubeチャンネルの「みゆみゆチャンネル」には、ととちゃん、ゆうこさん、かいちゃんの3人がメインで登場しており、次女のねねちゃんだけが、顔出しをしていません。 今回紹介する動画では、ねねちゃんからの手紙を紹介します。動画の中でととちゃんが涙! その訳とは……?次女からの手紙 ねねちゃんが高校2年生の時に、両親へ向けて書いた手紙。 「次女から手紙をもらうのは初めてかもしれない」と、手話と口話を交えて話すゆうこさん。 長女はゆうこさんとぶつかることも多かったそう。一方、次女ねねさんは絵に描いたような『良い子』だったと言います。 「自発的に勉強もするし、勉強もできる。逆に遊びに行かないから心配になる」とゆうこさん。 そんなねねさんに動画への出演をお願いしましたが、友達にバレるのが嫌だから出演はできないけど、手紙ならOKと手紙を書いてくれたようです。ととちゃんがねねちゃんの代わりに読みます。 異父姉妹が生まれた時の気持ち 始めに、かいちゃんが生まれた時の気持ちがつづられています。「へぇ〜って思いました」という次女の手紙に、思わず笑ってしまうゆうこさん。 「自分が姉になるという実感はあまりなかった。年も離れているから、妹という感じもそんなにしない。今でも自分が末っ子のような感覚が抜けなくて困っています」と続きます。 ゆうこさんから見るとしっかりしている次女ですが、“もっとしっかりしなきゃ”という想いがあるようです。 YouTubeを始めた理由は、自分のためだと知って 母がYouTubeを始めた時の気持ちは、「元々、癖のある家族だから驚きはなかったです。『ついに来たか』と思いました」と手紙には書いてあったようです。 YouTubeを本格的に始める前には、UberEatsの配達員や布販売をしたことがあるという、ゆうこさん。ゆうこさんが思い立ったらすぐに行動するタイプなのを、家族はみんな理解してるようです。 YouTubeチャンネルを運営しているゆうこさんに対しては「1年間YouTubeを続けるという目標を立て、毎日パソコンやカメラに向かう姿勢を見て、目標を立てそれに向かって頑張るのはすごいと思います」と、尊敬しているようです。 「嫌なのは常にカメラを警戒する必要があること」。思春期の女の子にとっては、家で常にカメラを意識するのは少し大変かもしれませんね。 「ママが動画編集をしている姿をいつも見ています。最近ではやることも増えて大変なはずなのに、いつも笑顔で作業をしているのを見ると本当にすごいなと思っています」という手紙の内容には、ゆうこさんの「嬉しい……」という言葉が漏れます。 「偶然見たママの動画で、YouTube活動を続ける理由の一つに私の大学の学費を稼ぐためだと言っていたのを見て、うるっとしました。本当に困った娘だと自覚していますけれども、それでも私の将来のことを考えてくれて本当に嬉しいです」 次女からの感謝の手紙にゆうこさんは涙ぐみます。 父から娘へ…手紙を読み終わったととちゃんから、ねねちゃんへ向けてメッセージ。話す前に、昔を思い出してうるっときてしまう、ととちゃん。 「勉強もあるから、ゲームをしたり、一緒に遊ぶことが無くなったことは、正直さみしい。だけど、ねねちゃんが勉強をしてくれるのは嬉しいです。行きたい道へ行けるかは運や環境にもよるけど、全部サポートするからいつでも言って」と涙するととちゃん。 動画の最後には、ゆうこさんの想いが。「子どもは、好きなことを好きなだけ自由にやって欲しい。私の姿を見て、それがプラスになれば最高だなって思います」動画からは、ととちゃん、ゆうこさん、ねねちゃんの3人がお互いを想っている様子が伝わってきました。時々、後ろに映る三女・かいちゃんの様子にもほっこりします。普段は恥ずかしくて言えないことも、伝えられる素敵な手紙でした。 著者:ライター 廣瀬尚子
2023年06月24日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「BBQで息子の肉を取り上げ、会場の肉をすべてゴミ箱に捨てたママ友」を紹介します。32歳の専業主婦・パニ子は、元気な息子・パニ助と共に穏やかな日々を過ごしています。パニ助の親友・ヒロキは、社交的で心優しい少年。しかし、その母・リエがどうも苦手なのです……。 見下してくる息子のママ友「パニ子さん、あんまり私たち親子にまとわりつかないでくれるかしら? あなたたちみたいな底辺家庭とは違うんだから!」と冷たい態度を取ってきます。リエの夫・ツネオが単身赴任になったころから、どうも様子がおかしくなりました。 そんなある日、パニ子一家はリエ・ヒロキと偶然、近くのファミレス前で遭遇。「こんなところで食事? 私たちはねえ、今、時代の最先端のレストランに行くとこなのよ。まあ、私たちのライフスタイルについて聞いたって、あなたたちに実践は難しいと思うけどね~」と、また見下す発言。 そのとき、不満そうなヒロキの表情がパニ子は気になりました。 BBQでみんなの肉をごみ箱に!?そんなある休日、パニ子はママ友たちとBBQパーティーをすることに。子どもたちが楽しく遊ぶ中、リエとヒロキは遅れて到着。お肉が大好きなヒロキが焼き肉を食べようとしたとき、リエが「こらヒロキ! 食べちゃダメ! 動物たちの悲鳴が聞こえないの!?」と肉を取り上げ、すべての肉をゴミ箱に捨ててしまったのです! 呆然とする周囲の人たちに向かって、リエは自分がベジタリアンになったのでヒロキにも肉を食べさせていないことを告げました。パニ子や他のママ友たちは困惑。リエがベジタリアンライフを送るのは別に良いとして、他人の食生活を否定する行動は適切でないと指摘しました。 「BBQ会場でみんなのお肉を捨てたり、お肉を食べたがっているヒロキくんからお肉を取り上げたりするなんて、ちょっと違うと思うんだけど」と伝えたものの、「世の中のことを分かっていないわねえ、これだから庶民は困るわw」と自分が正当であると主張。 そのとき、ヒロキが思わぬ行動に出たのです! 親子の絆と涙の謝罪ヒロキが「いい加減にしてよ、ママ!! 僕は野菜以外のものも食べたい! 僕が食べたいものを否定するなんて、たとえママでも許せないよ!」と正直な気持ちを伝えました。 ちょうどそのとき、リエの夫・ツネオが現れ話を聞くことに。ツネオはリエの行動に驚き、リエを詰問。すると、ヒロキは「ママは一生懸命僕のことを考えてくれているだけだよ。でも、まっしぐらになっちゃうところがあって、周りに迷惑かけちゃっているだけなんだ」と説明。 息子の言葉感動し、反省したリエは涙を流して皆に謝罪。ツネオも謝罪しつつ周囲に理解を求めました。 多様性を受け入れ、新たな夢への第一歩この一件以降、リエは周囲の人々との関係を改善。ヒロキの食生活も以前に戻り、何でも食べるようになったそうです。その後リエは調理師の免許を取るために専門学校に通って頑張っているとのこと。 個性も食生活も人それぞれ。自分と違う意見の相手を否定するのではなく、多様性を受け入れ、互いに理解して尊重することが大切ですね。著者:ライター パニコレ
2023年06月24日私はもうすぐ4歳と2歳になる男の子の母親です。長男はいつも次男のまねをしたり、お友だちの後ろにくっついて言動をまねをします。私は「悪いことはまねしちゃダメでしょ!」「お兄ちゃんなんだから、弟のまねをしないの!」と叱ることが増えていました。しかし、図書館で見つけた育児本に、そんな長男の様子に関する大切なことが書いてあり、私は大反省したのです。いつも誰かのまねをする長男最近の長男は、次男のまねをして食事中テーブルに足を乗せたり、次男がペンで床に落書きをしているのを見て、一緒になって落書きをしたりします。 そして外では、活発なお友だちのあとを追って走り回ったり、叫んだりするのです。さらに、お友だちが誤って椅子から転倒すれば、長男もわざと椅子から転倒する始末……。 叱り続ける私自身にうんざり…いつも誰かのまねをする長男に「お兄ちゃんなのに、弟のまねばかりしてたらダメでしょ!」「危ないことをまねしちゃダメでしょ!」と叱ることが増えていきました。 私は長男を叱ってばかりの自分自身も嫌になり、「なんで長男は人のまねばかりするんだろう。将来が不安だ……」と悩み始めたのです。そんな中、図書館である1冊の育児本に出合い、衝撃を受けました。 育児本で学んだことその本には「まねるのは、周囲を見て、社会性を身につけようとする健全な成長」と書いてありました。 そして、長男の様子を注意深く観察すると、長男は“相手のまねをすることで、相手が喜んでいるのを見て楽しんでいる”ということに気づいたのです。長男はまねを通して、人との付き合い方を学んでいることを初めて知りました。 長男の「まねる行為」を叱っていた私。しかし、まねることは成長過程に必要なことだったようです。これからは、あからさまに長男を叱るのではなく、良いまね・悪いまねをしっかり見極めて、見守っていこうと思います。また、悪いまねをしたときは、なぜしてはいけないかをちゃんと説明していこうと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ななぎ著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年06月23日私の娘は生まれてから1歳半ごろまで髪の毛が薄く、さらに髪の毛の短い赤ちゃんでした。そのせいか男の子に間違えられることも多くあり、できるだけかわいい洋服をたくさん着させたい!と思っていました。しかし、そんな私の意識や考え方が、変わっていったのです。必ずかけられる言葉「男の子?」初めての子どもである娘が0歳のころ、髪の毛が薄く短かった娘は、出先で見知らぬ人に声をかけられると、必ずと言っていいほど「男の子?」と聞かれていました。「女の子ですよ」と答えると、申し訳なさそうにする方や「髪の毛が短いからわからないわね〜!」と言う方も……。 私自身も小学生のころ髪が短く、短パンをはいていた際にトイレに行くと、「男の子のトイレは隣よ」と声をかけられることが多々ありました。そのときの、悲しく寂しく感じた気持ちを娘にもさせてしまうのか、と心配になってしまいました。 “女の子らしい服装”とは?娘に私と同じ思いをさせるわけにはいかない!と、私が女の子らしいと感じたピンク色の服を着せてみたり、スカートをはかせてみたりしましたが、間違えられる頻度は変わらず……。かわいいヘアピンをつけようかとも考えましたが、薄毛な娘にはピンが止まらず断念! 手を尽くしたと思った私は、最終的に娘に似合う、ボーダーや水色を着せて、ピンクよりも落ち着いた色合いの服を着せることに落ち着きました。その中でも多少意識して明るい色の服を選んだり、帽子をかぶせてみたり、工夫してみることに。 髪の毛が伸びて結べるようになった2歳ごろまでは、頻繁に性別を間違えられましたが、わが子がかわいい存在であることに変わりないので、気にしないことにしたのです。 赤ちゃんのころに性別を見分けることは難しいと感じます。それでも私は、わが子が傷つかないように行動することも親の務めであると感じました。なるべく相手に失礼のないような声かけをしたいなと、私自身も肝に銘じた出来事でした。 著者:高山ななみ9歳、7歳、4歳、2歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。
2023年06月23日私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目で、貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい!と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産!そして…その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」とひと言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果…夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」とひと言。それだ!と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いにきてくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2023年06月23日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、乳幼児との外食における注意点について教えてくれました。小さな子どもとの外食は色々と心配なことも多いですよね。乳幼児との外食をする際の確認しておくべきポイントをいくつかご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。 産後体調が落ち着いてくると、外食をしたくなるかと思います。しかし、乳幼児連れの外食は、ハードルが高い気がして躊躇してしまうこともあることでしょう。そこで今回は乳幼児連れの外食についてのお話しです。 乳幼児との外食はいつからOK?赤ちゃんの外出は、生後28日未満の新生児の時期を過ぎてからが可能となります。しかし、生後2カ月くらいまでの外出は、短時間で済ませるほうが良いでしょう。外食デビューによい時期は、首がすわり始める生後3~4カ月かと思います。抱っこもしやすくなり、授乳を事前にしておけば、比較的落ち着いて過ごせます。生後5〜6カ月になると、離乳食が始まります。離乳食が1回の時期は、外食時に無理にあげなくても家にいる時にあげれば良いかと思います。また、腰がすわり始めると、子供用いすに座らせることができるため、食べさせやすくなるでしょう。最初は、ファミリーレストランやフードコートなどが赤ちゃん連れでも行きやすい外食先がおすすめですが、個室があるところや座敷席などを選ぶとさらに安心でしょう。 外食時に注意することは?①乳幼児を連れて入店可能かを確認する一番重要になるポイントは、乳幼児を連れての入店が可能であるかどうです。料亭や高級レストランなどの格式の高い店では、断られる場合が多いです。カジュアルな店でも、その日の予約状態や客層などによっては、断られる場合があるかもしれません。事前に調べられる場合は、ホームページで確認したり、電話やメールなどで問い合わせをしておきましょう。さらに、ベビーカーは店に入れられるか、子供用の椅子や授乳スペース、トイレにオムツ交換できる設備があるかなどを確認しておくと安心でしょう。 ②ぐずっても大丈夫なようにお気に入りのおもちゃや本を用意食事をしている最中に、子どもがぐずってしまうということはよくあります。持ち運びしやすく、周りの方にも迷惑にならないようなおもちゃや、小さめの絵本などを用意しておくと、ぐずった時に遊ばせることができるためおすすめですよ。 ③授乳は食事前に済ませるまだ食事をしない月齢であれば、食事の時に機嫌よく過ごしてもらったり、眠ってもらうために食事が来る前に授乳をすると良いでしょう。授乳スペースを利用したり、個室や壁側の席などであれば、授乳ケープを使用して授乳できるかもしれません。近所へのお出かけの場合は、出発直前に授乳しておくのも良い方法です。育児用ミルクを作る際は、飲食店や授乳室でお湯をもらえることもありますが、基本的にはお湯は持参するようにしましょう。 ④万一こぼしたりした場合に備えて着替えを用意するお家で使い慣れた食事用エプロンや、使い捨ての紙エプロンを用意すると良いでしょう。エプロンでは防ぎきれないぐらいにこぼしてしまったり、汚れたりする場合もあるので、着替えも持参しましょう。赤ちゃんの口や手、テーブルなどの汚れをふき取るために、お店にはおしぼりもあるかと思いますが、たくさん使うこともあるのでウェットティッシュも持参していると便利です。 持参する離乳食や大人の取り分け食事で注意することは?まずは、離乳食の持ち込みができるかどうかを確認しておきましょう。お店によっては離乳食メニューをおいてある場合もありますが、ない場合が多いです。また食べ慣れない離乳食は、食べてくれない場合もあるので用意した方が安心です。 離乳食を持参する場合は、冷凍したものを常温で自然解凍するのはNGです。手作りのものは、保冷剤や保冷バックなど使用して傷まないように注意しましょう。外食時は、持ち運びがしやすい市販のベビーフードも活用してみましょう。離乳食完了期のお子さんは、大人の取り分けをすることもあるかもしれません。その場合は、味付けや食材の硬さ、熱くないか、今までに食べたことのある食材かどうかなどに注意しましょう。麺類などを細かく食べやすくするには、麺カッターが便利です。ベビー用品などのお店で購入できます。 まとめ赤ちゃん連れの外食が、家族みんなで楽しめるとよいですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年06月22日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気付かされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2023年06月22日3人目の長女が生まれてお兄ちゃんになった2歳の次男。育児に忙しく、抱っこをしたり泣いているのをあやしてあげたりするのも長女が優先。次男は「兄ちゃんはね……」と長女に話しかけており、私たち両親は、「きっと次男はお兄ちゃんになったことをうれしく思っている」と感じ、お兄ちゃん扱いしていました。ところが……。甘えん坊のわが家の次男わが家は4歳の長男、2歳の次男、0歳の長女の5人家族です。長女が生まれるまでは、次男はまだ2歳ということもあって甘えん坊でした。保育園では自分で着替えたり、ごはんを食べたりしていましたが、家に帰ってくると「着替えさせて」「食べさせて」「抱っこして」と甘えてきていました。 もちろんまだ2歳だからそのようなことをする場合もあるかもしれませんが、他の家庭の話を聞くと、わが家の次男はかなりの甘えん坊な気がします。 お兄ちゃんになった次男そんな甘えん坊な次男が、長女が生まれたことで急にお兄ちゃんになりました。家でも自分で着替えをしたり、ごはんを食べたりするだけではなく、「抱っこさせて」「お兄ちゃんするね」と長女に話かけている様子をよく見るように。 そんな様子を見て、次男はお兄ちゃんになったことをうれしく思い、甘えん坊ではなくお兄ちゃん扱いすることでより成長してくれるのではないか?と考えました。そのため、お手伝いをお願いしたり、できることはなるべく自分でさせたりするようにしました。 まだまだ甘えたい次男私たち親が次男をお兄ちゃんとして接してすぐに、次男は急に泣き出しました。理由を聞くと「お兄ちゃんもういや」「赤ちゃんがいい」と泣きながらの訴え。振り返ると次男を抱っこする機会が減り、お手伝いばかりをお願いしていました。 ただでさえ長女の育児が大変で次男に構ってあげることができていないのに、さらに甘えさせてあげることができなくなっていて、そんな次男に「ごめんね……まだ甘えたいんだね」と感じました。 長女が生まれ、お兄ちゃんになったわが家の2歳の次男。今回の体験を通して、次男がお兄ちゃんをしたいという気持ちと、まだまだ甘えたいという気持ち、両方を持っているということがわかりました。今後は次男の気持ちや様子を見ながら接していきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:西川しょた普段は看護師として勤務する4歳と2歳の息子、0歳の娘の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2023年06月22日「はぁ……。また始まった」。私は2歳6カ月の娘を目の前に大きなため息をついていました。何を言っても、何をしても泣き続ける娘。イヤイヤ期真っただ中の娘は、毎日すべてを嫌がり、泣き、わめきました。1人目の育児ということもあり、どうしたらいいか、本当に頭を悩ませていた私。そんなときにあるアドバイスをいただき、苦痛でしかなかったイヤイヤ期を乗り越えることができたのです。私の言うことがすべて気に入らない娘娘が特に気に入らなかったのは、おもちゃの置き方と並び順。「こうかな? それともこっちかな?」と聞くと、「ちがううう!! そうじゃないいいい!!」と娘に言われ、「じゃあ、どうやってやるか教えてくれる?」と尋ねても、先ほどの私の置き方とまったく同じ置き方を教えられます。 それでも娘の言う通りにしました。そうすると再び、「ちがううう!!」と堂々巡り。私の発言すべてを否定することで、娘は自己主張しているようにも見えました。 大人の対応ができない自分に落ち込むそんな娘にできるだけ穏やかに対応しようと思っていましたが、「もう! 知らない!!」「なんで! さっきこうだって言ったじゃん!」と、大きな声を出してしまうことも少なくありませんでした。 私がムキになったあと、娘はさらに泣きわめきます。これではいけないとわかっていても、数日すればまたそれを繰り返してしまうのです。私は「まだ何もわからない、こんな小さい娘に怒ってしまう自分が嫌だ」と落ち込む日々が続きました。 アドバイスはママの姿勢と呼吸!?そんなつらい状況を、お世話になっているヨガの先生に何気なく話したとき、意外なアドバイスをいただきました。「心と体はつながっているので、姿勢を正して深呼吸をすると、冷静になれるんです。(ママの)姿勢と呼吸を正すといいよ」と。 聞いたときは「ん? 本当かな?」と思ったのですが、実践するとビックリ! イライラしていた気持ちが落ち着いて、子どもに冷静に話しかけられるようになりました。 私はかんしゃくを起こす娘を変えようとばかり思っていましたが、冷静に対応できる自分になることも大切だと気付きました。私の場合、イヤイヤ期は終わりが見えず大変でしたが、現在4歳になった娘はそんな時期があったことを忘れるほど、たくましく育っています。1歳半の息子が間もなく迎えるイヤイヤ期も、姿勢と深呼吸を意識して、冷静に対応していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ななぎ著者:下園ひかり4歳の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。
2023年06月22日マンモス幼稚園に入園した3歳のわが子がもうすぐ春休みを迎えようとしていたころ、事件は起こりました。夏休みごろから仲良くなりだしたA子ちゃんとの間にトラブルが起きたのです。幼稚園の先生方もしっかりと解決に向かって対応してくださったのですが……。 わが子の手に切り傷が幼稚園に入園し、早くももうすぐ春休みというころ、わが子の指の内側に切り傷があることがわかりました。切り傷の理由を聞いたところ、ハサミを使っているときに間違って自分で手を切ってしまったというのです。 しかし、切り傷の状態を確認してみると自分で切ってしまった傷にしては不自然な形の傷だと感じ、わが子に再度、確認してみることにしました。 友だちにハサミで切られたというわが子子どもにどのようにハサミを持っていたら傷ができたのかと聞いてみたところ、友だちのA子ちゃんにハサミで切られたと言うようになりました。わが子の手の傷の状態を見ると、自分で作った傷というよりも他人から切られたと言われて納得ができるものでした。 けれども、幼稚園の子ども同士がハサミで相手を傷つけるというのも理解できるものではありません。刃物で切られるという体験は今度のことを考えても良くないと思い、思い切って幼稚園に相談してみることにしました。 幼稚園で子ども同士から事実を確認わが子がハサミで手を切られたことを幼稚園に伝え相談したところ、幼稚園側も驚いてすぐにA子ちゃんに事実を確認してくれることに……。先生方に慎重に確認していただいた結果、A子ちゃんがわが子の手を切ってしまったとのこと。 そこで幼稚園側と話し合いの機会を持ち、大ケガに至らなくてよかったけれど、刃物でケガをしないようによく見ていてほしいと伝えました。不安な気持ちは残りましたが、幼稚園の先生方にお願いするしかないと考えました。 予想外の気まずい出来事私としてはわが子がけがをしてしまい放っておくわけにもいかないので幼稚園の先生に相談したのですが、A子ちゃんの保護者の方からすれば大変ショッキングな出来事だったようでした。 その後、A子ちゃんの保護者の方が幼稚園の登園場所で待っていて、私と子どもに泣いて謝る騒動に……。今回のことはA子ちゃんの保護者が悪いわけではないので、A子ちゃんの保護者に今後様子を見ていただけたらと伝えました。 わが子の通っている幼稚園は、子どもの面倒や様子をよく見てくれていると感じていますが、全員に目が行き届いている状態ではありません。親としてはわが子に対して、嫌なことをされたらやめてほしいことを伝えるなど、ケガをする前に逃げるという当たり前のことも教えていかなければと、育児の難しさを痛感した出来事でした。 作画/はたこ著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年06月21日私には7歳・5歳・2歳・0歳の子どもがいます。4人きょうだいの上2人にはついつい「自分でやってね!」と言ってしまうし、下の子たちの面倒もたくさん頼んでしまいます。一生懸命やってくれるけど、本当は大変だよなぁ……と気づかされたことがあったのでご紹介したいと思います。「かわいいけどちょっと困る!」長男と次男は2歳半差。次男が生まれたときには「これがおめめ、これが鼻、あ~かわいいな~」なんてメロメロだった長男ですが、次男がハイハイを始めたころからかんしゃくが多発するようになりました。せっかく作った作品が壊されたり、おもちゃはよだれでべとべとにされたり。 赤ちゃん返りはほとんどなかったですが、ふとしたときに長男が「○○ちゃんはかわいいけど、ちょっと困る!」と叫んでいて、お兄ちゃんは大変だなぁと思ったのでした。 「ばあばんちに行ってくる!」次男から2歳半差で、第3子が誕生! 次男に対しては着替えやトイレなどを「自分でやってね」と言うことが多くなり、できていないと長男が「そんなこともできないのか!」と少々強く言うこともありました。妹が少し成長しておもちゃの取り合いになると、気の強い妹が勝ち取ることが多く、次男は噛まれてしまうことも多々。 お兄ちゃんにはバカにされ、妹には喧嘩で負け、親は育児・家事で忙しそう。次男は家で過ごすのがつらかったのかもしれません。しばしば「ばあばんち行ってくる」と義実家で過ごしていました。家族で「次男の気持ちを大切にしよう」と話し合って、なるべく次男の話には耳を傾けるように意識するようになりました。 「お母さんにはわからないよ!!」第3子から2歳差で第4子が生まれ、ますますバタバタな毎日。お兄ちゃんたちは自分のことは自分でできて「当たり前」とされ、下の子のお世話や簡単な家事もどんどん任されるようになりました。 しかし次男は気に入らないことがあるとキーキー叫び、物を投げたりドアをバタンと強く閉めたり、とにかくぐずり始めたらなかなか止まらず、私もイライラすることも多くなりました。 しかし、ある日長男が放った「お兄ちゃんは大変なの! おかあさんにはわからないよ!!」のひと言。私自身が年の離れた3きょうだいの末っ子だったので、言ったのでしょう。長男だってまだ7歳、次男はまだ5歳、もっと甘えたいこともあるんだよな……と反省しました。 4人も子どもがいると、毎日必ず喧嘩はあるし、上の子たちは我慢しなければいけないことも多いです。それでもきょうだいの誰かがいなくなると「つまらない!」と言っています。夜寝るときは相変わらずママの隣の争奪戦。あともう少しだけ、お兄ちゃんたちと触れ合える時間を大切にして過ごしていきたいです。 監修/助産師 松田玲子著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2023年06月21日長男を出産する前に、チャイルドシートを準備しておきました。このチャイルドシートに乗せる前の確認が不十分だった私たち夫婦。それにより、かわいい息子を危険な目に遭わせてしまった失敗談と、学んだことを伝えたいと思います。新米のママとパパの不安出産後の移動は、息子を抱っこひもで抱え、徒歩で行動していました。しかし季節が夏に変わるころ、徒歩での移動が難しくなり、車を使うことを考え始めました。そこで必要になるのがチャイルドシート。 私たちは出産前にチャイルドシートを準備をしていましたが、なかなか使えずにいました。というのも、新米のママとパパである私たちは、子育てをする上で、初めての経験すべてにドキドキしがち……。抱っこからおろすとすぐに泣いてしまう息子を、正しくチャイルドシートに乗せられるのか不安だったのです。 乗せたら、息子に異変!?チャイルドシートへの乗せ方を何度も予習し、いよいよ息子を乗せてみることに。布団に寝かせるのとは少し違う体勢で、「苦しくないか、正しくできているか」と何度も確認しながら、ようやく乗せることができた!と思ったところで息子が泣き始めました。 「どこか痛いのか?」と不安になり、一度ベルトを外して抱っこすると、なんと息子の背中が汗でびっしょり。ハッとしてチャイルドシートの座面を触ってみると、熱くなっています。私たちがまだ座っていない車のシートも触ってみると、座ったときに少し不快に感じる程度ではありますが、熱さがありました。 確認不足だったことを反省…私たちは息子をチャイルドシートに正しく乗せることばかりに気を取られ、車の中の温度やシートの状態を確認できずにいたのです。 車のシートの場合、大人の私たちの肌に触れる面積は一部。それでも少し不快に感じるほどの熱さなのに、赤ちゃんは体の肌の半分以上がチャイルドシートに触れるため、大人よりも熱を感じたはずです。 さらに、体温調節が未発達な乳児なので、「もしこんな状態が長く続いたら、脱水や熱中症を引き起こしたかもしれない……」。そう思うと恐ろしく、今後の対策について夫と話し合うことにしました。 その後、サンシェードやチャイルドシート用の冷感シートを追加したり、シートに触れて熱さを感じたら保冷剤で少し冷やしたりしました。調べてみるとできることはたくさんあったのに、未熟な私たちのせいで息子を危険な目に遭わせてしまったことをとても反省しています。 監修/助産師 松田玲子著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年06月19日私は3歳と1歳の男の子を育てています。子どもたちは朝起きてごはんを食べたら、すぐに遊びだし、ものの10分で家の中はぐちゃぐちゃ。朝ごはんの片づけをしている最中には、長男は次男にいたずらをして次男は大泣きし、私は足元に散らばったおもちゃで足を痛めたりすべったりと大変です。「この朝の忙しさ、なんとかならないか」と思っていた私は、ある日、怒りに任せた行動をとってしまったのですが……。毎朝、お祭り騒ぎのわが家夫が出勤し、子どもたちが起きると、静かな朝からお祭り騒ぎに一変します。長男はぐずって大泣きが始まり、その様子を見て次男も泣きだす始末。 そして、やっと朝ごはんが終わったかと思うと、長男は次男にいたずらしたり、次男が遊んでいたおもちゃを奪ったりするので、今度は次男の大泣きが始まるのです。 また、長男は家の中のありとあらゆる物で遊びだし、あっという間に家の中がぐちゃぐちゃ。毎朝、起床して1時間で私はどっぷり疲れてしまいます。 我慢の限界!怒りに任せて…ある日、そんな毎朝に疲れ、パソコンでの仕事や家事がまったく進まない私は子どもたちに大激怒! 子どもたちの泣き声を聞きたくない私は、「もう外へ出なさい!」と怒りに任せて泣きわめく子どもたちを急ピッチで着替えさせ、朝の8時に庭へ出したのです。 様子を見ていると、最初の5分は機嫌が悪く泣いていた2人。しかし、その日は朝から天気が良く、長男は早速、庭にある物で勝手に遊びだしました。次男はベビーカーの上で、風に揺れる木を眺めてウトウトし始めたのです。 親子にとって良い解決策に!?このとき私は、「家の中は空間が狭いけど、庭は花が咲いていたり、飼っているニワトリがいたり、退屈しないんだ」と気づいたのです。それから、私は天気が良ければ朝から子どもたちを庭へ出し、子どもたちの様子を見ながら家事や仕事を進められるようになりました。 長男は遊び疲れると家の中に戻ってきて、おもちゃでひとり遊び、次男は誰にも邪魔されず、再びゆっくり朝寝をしています。私は「家族でもお互いの距離を保つことは大切だ」と気づきました。 朝から2人の幼い子どもたちの対応に追われて疲れていた私。怒りに任せた行動が、ひとつの解決策になりました。幸い私たちは田舎に住んでいるので、庭は広く、車も通らない安全な環境。そのため、“朝から子どもたちを外へ出す”ことは、私たちにとって良い方法でした。これからも子どもが過ごしやすい環境を作り、私も家事や仕事がスムーズにできるよう行動していこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年06月16日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、初夏に乳幼児とお出かけする際の注意点ついて教えてくれました。徐々に暑さが増してくるこれからの時期。服装の工夫や暑さ対策などをしっかりと行うことが大切です。子どもと安全に楽しく過ごすためにもぜひ、確認しておきましょう。 夏になり、暑い時期が続くようになりました。この時期の乳幼児とのお出かけで、注意することについてお話ししていきます。 乳幼児の服装、どうする?暑い時期の外出時、子どもの服装は迷うことも多いかと思います。屋内か屋外かでも対応が変わってくるかと思います。汗をかいた時にこまめに着替えられるように、お出かけする際には着替えも用意しておくとよいでしょう。 屋外で過ごす場合屋外でのお出かけの際には、子どもの頭に直射日光があたらないように、帽子をかぶるようにしましょう。帽子をかぶるのが難しかったり、嫌がる場合には、抱っこでのお出かけの時には日傘、ベビーカーでのお出かけの時には日差し避けなどで直射日光を避けるようにしましょう。夏のお出かけの服装は脱ぎ着がしやすい薄着のものが調整しやすいのですが、ロンパースやベビードレス1枚だと汗の吸収などが十分できません。服の下には肌着を着せるようにするとよいでしょう。肌着は綿素材やメッシュ素材のもので、ノースリーブタイプのものより、脇の汗が吸えるように袖付きのものがおすすめです。 室内で過ごす場合スーパーやショッピングセンターなどの室内施設へのお出かけの際は、空調が効いていることが多いです。外は暑くても、急に寒くなったり、汗をかいた後で冷えやすくなることがあります。脱ぎ着しやすいものを選び、温度の変化に合わせて対応できるようにしましょう。カーディガンやケープ、薄手のレッグウォーマー、ガーゼタイプのおくるみがあると便利です。ベビーカーの場合はおくるみなどの掛け物で調整しましょう。 参考サイト:「良かれと思ってやってた!」実は蒸れや冷えの原因に!夏の服装のやりがち間違い、助産師が教えます|ベビーカレンダー 紫外線対策はどうする?悪影響が注目されがちですが、紫外線には、カルシウムのバランスを整え骨の健康を保つのに不可欠な栄養素であるビタミンDを作る働きがあります。小児科皮膚学会によれば、1日に15分程度当たる程度で十分とされています。紫外線対策をした方が良い目安は、この15分です。15分以上の移動や屋外で過ごす場合は、石鹸で落とせる肌への負担の少ない日焼け止めなどのUV対策がおすすめです。紫外線は、時間帯や地域によって強さが異なるので、日焼け止めを塗るだけではなく、さらに紫外線対策が必要になります。1日の変化では、午前10時~14時までが紫外線の量が多い時間帯です。可能であれば、この時間帯の外出を避けるようにしましょう。 5〜10分程度の短時間のお出かけ(保育園や幼稚園の送り向かえ、買い物などの外出)は、以下の対策をしてみましょう。 ・洋服やおくるみ、帽子などで肌の露出をできるだけ避ける。・抱っこ紐使用時は、日傘をさす。・ベビーカーの日差し避けを使う。 参考文献:日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会「保育園・幼稚園での集団生活における紫外線対策に関する日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会統一見解(2015.09) 出かける時間帯は?暑さ対策について午前10時~14時までが最も気温が上がる時間帯です。この時間帯は、可能であれば外出は避けるようにしましょう。抱っこ紐でお出かけする場合は赤ちゃんと密着するので、熱がこもりやすくなります。また、ベビーカーでお出かけする場合も、地面からの照り返しがあるため暑くなりやすくなります。どちらでお出かけする場合も、頭や背中に保冷剤などを忍ばせておくなどの対策をしてあげると良いでしょう。最近では専用の商品も販売されているので、上手に活用してみてくださいね。 ハンディファンを使用する際の注意点ハンディファン(扇風機)は、暑い屋外で使っていると、逆に熱中症を招く危険もあるといわれているので、使用する際は注意も必要です。汗は蒸発するときに、体から熱を奪い、体温を下げる役目をしますが、高い外気温のなかで扇風機だけを使うと、熱を奪う前に汗だけが乾き、体温は上がったままになってしまうからです。ハンディファンを使うときは濡れタオルや霧吹きなどで肌を濡らしながら使うと効果的ですよ。 お出かけ時の乳幼児への水分補給は?水分補給は、生後6カ月未満の乳児の場合は、母乳や育児用ミルクを飲ませてあげましょう。母乳やミルクの中には、水分や塩分や糖分など、赤ちゃんに必要なものがすべて入っていて、身体に水分を取り込みやすいと言われています。いつもの授乳間隔よりあけないように注意したり、可能であれば短い間隔や多めにあげてみましょう。生後6カ月以降でも1歳未満であれば同様の対応ですが、離乳食が始まっている場合は、白湯・麦茶などでもいいでしょう。 参考サイト:夏の強い紫外線が心配! ママが知っておきたい赤ちゃんへの日焼け予防|ベビーカレンダー参考サイト:ハンディファンで命の危険も!?意外と知らない赤ちゃんの熱中症対策|ベビーカレンダー まとめ段々と暑くなってくる今の季節だからこそ、暑さ対策は必要不可欠になります。しっかりと暑さ対策をしながら、子どもとの初夏のお出かけを楽しみましょう。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年06月15日現在生後11カ月の息子はコロナ禍に生まれました。そして高校時代の友人が私と同じ時期に出産。最初は「ママ同士でいろいろ話せてうれしい!」と言い、定期的に子どもの成長を報告し合っていたのですが、あるときから友人のメッセージがそっけなくなってきて……。息子と同級生の赤ちゃんその友人とは定期的に会っていました。そして友人の第1子とわが家の第2子が同じタイミングで生まれることに。「生まれたら一緒に遊ばせようね!」と楽しみにしていました。 しかしコロナ禍ということもあり、わが家から少し遠いところに住む友人と赤ちゃんにはなかなか会えず。それでも「会えない分たくさん連絡すればいいじゃない!」と友人が言うので、私も友人も今まで以上に連絡をとるようになり、子どもの成長を送り合っていました。 メッセージがそっけない?最初こそ「昨日、初めて寝返りした」「泣かれ過ぎてつらい」など日々の子育てで、うれしかったことや愚痴を送り合っていました。私としては「友人は初めての子育てだし、この定期連絡で友人を支えられればいいな」という思いも。実際、友人から質問されることも多く、そのたびにわかる限りのことを答えていました。 しかし、あるときから急に友人からのメッセージがそっけなくなったように感じました。送られてくる写真もどんどん減っているように感じます。私はそんな変化が心配で「大丈夫?」「しんどいことある?」と折に触れて送っていたのですが……。 そんなつもりじゃなかった…私が心配しても「何でもないよ」と返していた友人。しかしある日、長文が届きました。その内容は「定期連絡をやめたい」「自分の子と比べてしまってつらい」「私は近くに頼れる人がいなくてつらい」「自慢されているみたいに感じる」とのこと。 友人にとっては私が送った「○○ができたよ」「○○みたいにしたらいいよ」などの内容がマウントをとられていると感じたようでした。これを受けて私は大反省。「そんなつもりはなかった。本当にごめん」と謝り、話し合った末、友人の気持ちがこちらに向くまで連絡のやりとりは一旦やめることになりました。 私は「産後はメンタルが不安定になるだろうから」と友人に気を使っているつもりでいました。けれど、昔から仲の良い友人ということもあって、配慮に欠けてしまったところがあったのかもしれません。気づかいの足りない言い方をしてしまったと反省し、今は友人の負担にならないよう連絡はしていません。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年06月15日ある夏の暑い日のお出かけ。道端ですれ違った高齢の夫婦が、こちらを指さして何やら話している様子。その会話が聴こえてきて、私はとても悔しい気持ちに……。真夏日にパーカーを着ると言い張る娘これは、娘が2歳のころのお話です。ある夏の日曜日、最高気温が20度後半ととても暑い日でしたが、娘が外に行く際に「パーカーを着る!」と譲りませんでした。私が「今日お外あっちっちだから、いらないよ。これ着たら、ふらふらになっちゃうかもよ」と説明しても、娘は譲らず……。 床に寝転がって泣き叫ぶ娘を見て、私は「まぁ薄手のパーカーだし、建物内に入ったらクーラーが効きすぎて寒いこともあるから、いいか」と、娘にパーカーを着せて出かけることに。 私の娘はかわいそう?家から駅まで向かう道を歩き、アスファルトからの跳ね返りが熱いので娘を抱っこしようとすると、これも拒否。パーカーを脱ぐことは、もちろん拒否。だんだん眠くなってきた娘がぐずぐずし出したところに、高齢の夫婦が反対側から歩いてきました。 高齢の夫婦の女性が、隣にいる男性に向かって「あれ見て。あの子、こんな暑い日にあんな恰好させられてかわいそう。ぐずぐずしてるんだから、抱っこしてやればいいのにね」と私たちのほうを指さして言い、男性も「本当だ。かわいそうだね」と返していました。 私は「何にも知らないのに、好き勝手言われた」と、とても悔しい思いで、家に帰ってからもしばらくモヤモヤしていました。ですが、この出来事を後日ママ友に話すと「え? 直射日光を肌で直接受けるより、薄手のパーカー着てたほうが、体温が上がりにくいこともあるんだから、結果オーライだよ」と言ってくれました。ママの言葉を聞いて、私の気持ちはとてもラクになりました。また今回の経験から、私自身も誰かのことを勝手な判断をして傷つけることのないようにと、心に留めています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年06月14日こんにちは。3児の母小児科医の保田典子です。今回は、小児科医から見た「親のNG行動」についてお話ししたいと思います。そのうちの1つが、予防接種などお子さんが痛かったり、嫌がることの多い処置をするときの親御さんの対応です。お子さんの予防接種をするときの親御さんのNG対応について、紹介したいと思います。 NG行動1:子どもに伝えない予防接種は元気なときに病院に行っておこなうものなので、「あらかじめわかっている受診」ですよね。 そんな受診のときに「なぜ病院に行くか」をお子さんに伝えずに病院に連れて来る親御さんがいらっしゃいますが、これはなるべく避けてほしいなと思います。「〇〇に行くよ」など病院ではない所へ行くと騙して連れ出すのも避けたほうがいいです。もちろん、その子の特性などに合わせて対応するのは大切ですが、不意打ちで痛いことをされるのは誰でもびっくりしますし、傷つきます。 国立成育医療研究センターでは、目安として2~3歳には数時間前、4~6歳は前日、小学生以上には1週間前に伝えると良いでしょう、とアドバイスしてくれていますので、参考にしてみてください。 NG行動2:「痛くないよ」と言う注射は、多かれ少なかれ痛いものです(インフルエンザワクチン、私も痛いので嫌ですが毎年打っています)。接種の前に「痛くないよ」など、ほぼウソになってしまうことは言わないようにしましょう。これは病院だけでなく、どこでも同じです。 「ちょっと痛いんだけど、病気にならないようにするために大切なんだよ」と伝えることが大切です。 ちなみに、接種後泣くお子さんに対して「泣かないの!」と言う親御さんもいますが、小児科医としては全然泣いてOKです。だって痛いんですから。 大事なのは痛いことを共感してあげることが大切です。その上で「痛いから泣いちゃうよね」と理解してあげるほうが良いと思っています。もし、泣かなかったときは「痛いのに泣かなかったね」と褒めてあげましょう。 事前の準備で「見通し」を!子どももれっきとした1つの人格なので、何か子どもが嫌なこと、慣れていないことをするときは、注射に限らず事前説明をするようにするといいでしょう。きちんと説明し、納得まではいかずとも、しっかり予防接種をする意図を伝えてから接種に臨めるといいですね。 伝える方法としては、子どもは目で見たほうが理解できることが多いので、ひらがなが読める子には、このメモのような「目で伝えるツール」なども使えますよ。 ▲保田先生が実際に使っているメモ 病院では、「プレパレーション(準備)」と言って、これからおこなう手術や治療の手順を、画像や人形などを使ってごっこ遊びのように説明をすると、子どもの心の準備ができるので、泣くことが減ったりすることもあります。▲保田先生が実際に使っているメモ 予防接種なら、病院の受付のところから手順を遊びつつ説明できるといいですね。例えば予防接種なら、「受付→待合室で待つ→診察室に入る→問診する→診察する→消毒する→注射する→絆創膏を貼る」という感じです。 やったあとには「褒める、認める」を!今回の小児科NGは予防接種についてでした。病院はお子さんにとって嫌なことをすることが多い場所ですが、とても大切なことをする場所でもあるので、少しでも安心して受診できるといいですね。 どんなことでも、「見通し」がたつと人は安心します。もちろん、痛いことなので見通しを立てれば必ずうまくいく訳でもないのですが、親が病院での見通しを教えてくれると思うと、他の新しい場所へ行くときでも、見通しを教えてあげることでグズグズが減ることがあるかもしれません。そして、お子さんが嫌なことを頑張ったあとは、しっかり褒めてあげてください。「痛いのにがまんしたね」「あまり動かず頑張れたね」など、お子さんの頑張りをしっかり認めて、声をかけてあげてくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年06月14日わが家は仕事の都合上、上の子を幼稚園、下の子を保育園に入れていました。上の娘には、長い期間登園渋りがあったのですが、そんな娘を救ってくれたのは、まさかの息子の保育園の先生でした……。 2年以上続いた登園渋りが…上の娘は、2歳になってすぐに幼稚園のプレ保育に通いだしました。最初は楽しく通っていたのですが、段々と登園渋りをするように。年少に上がってからはギャン泣きするほどになりました。幼稚園に着くまではよくしゃべりニコニコしているのですが、先生に引き渡す場面になると途端に泣き出すのです。 2歳違いの下の息子は、そのころ保育園に通っていました。息子を保育園に送ってから娘を送る生活をしていたので、毎朝、娘とともに保育園へ登園していました。ある日、息子の担任の先生に「毎日、娘を幼稚園に連れていくと、引き渡しのときだけ泣くんですよ」と、少し愚痴をこぼしたことがありました。すると、翌日から息子の担任の先生が毎朝、娘と向き合って会話をしてくれるようになったのです。 今までは挨拶と一言、二言ぐらいだったのですが、毎朝娘と同じ目線に立ち、「制服似合ってるね!」「今日の髪型かわいいね!」などと褒めてくれました。「幼稚園、楽しんできてね!」「また弟くんのお迎えに来るの待ってるよ!」といろいろな話題を毎日のように振ってくれ、娘もとてもうれしそうでした。 さらにびっくりしたのは、ほかの先生までも出会い頭に一声かけてくれるようになったのです。その後、娘の登園渋りは、私が愚痴をこぼしてからたった1週間で克服してしまいました。 長きにわたる娘の登園渋りは、息子の担任の先生によってあっさり終わりを迎えました。朝の忙しい中、ほかの幼稚園に通う娘に、園全体で真摯に向き合ってくれた保育園の姿勢に感激した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:横山こなつ地方在住の3児ママ。夫、小4、小2、2歳、犬2匹の5人家族。 美容の仕事をしながら育児、美容、ショッピング情報を主に執筆中。
2023年06月11日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「貧乏な母娘を塾に行けないと馬鹿にしてきた見栄はりママ」を紹介します。42歳のパニ子は、中学3年生の娘パニ美と2人暮らし。パニ美が3歳の時に夫を亡くして以来、女手一つで生活しています。パニ美はとても成績優秀で、小さなころから家事もしてくれていたので家のことも完璧です。 高校の入試説明会で出会った傲慢な母ある日、人気校・パニ高の入試説明会で、パニ美の同級生ショウコの母・ミヤコと会いました。会話をしていくうちに、ミヤコは自分の見栄のためにショウコに厳しい受験生活を強いており、ショウコの意見を聞こうとすらしていないことが分かりました。 それどころか、「パニ美ちゃんは、どんな塾に通っているのかしら? あ、でもパニ美ちゃんのお家じゃ無理かしら…w」と、優越感を見せつけてきます。 しかし、パニ美はいたって冷静です。自分で勉強できるからと塾の必要性を否定し「どの高校を受けようと、別に塾が絶対って訳じゃないし、通わなくっても問題ない。特に教えてもらわなくても、私今のところ自分で理解できているから」と言いました。 見下してくる母親に見事な逆転劇卒業式の日、再びミヤコと遭遇。ミヤコはショウコがパニ高に合格したことを得意げに話してきました。「それで? パニ美ちゃんはどうだったのかしら?」と聞いてきたため、パニ子が「本当は受けたかったんですけど、パニ高を受けることができなかったんです…」と答えると、パニ美が事前テストをクリアできなかったと思い込んだミヤコは満面の笑み! しかし実は、パニ美はパニ高の事前テストを満点でクリアしていましたが、本命の超難関校・コレ高との受験日が重なったためパニ高を受験できなかったのです。パニ美はコレ高に見事合格し、特待生として学費も免除され、新入生代表の挨拶も任されることになっていました。 この事実を伝えると、ミヤコは「そ、そんな…信じられない…!」とワナワナ震えています。パニ子たちは満足げに家路につきました。 ショウコとパニ美の成長に感慨2年後、パニ子は近所のスーパーで働くショウコに再会。受験前と違って、明るく元気そう♪ 話を聞いてみると、高校への進学が家計の負担となり、ショウコはアルバイトを始めたそうです。金銭的に厳しく、勉強も苦労しているようですが、毎日が楽しく、家族との絆も深まったとのこと。将来の夢は保育士だと生き生きと語るショウコを見て、パニ子は安堵しました。 一方、パニ美も弁護士になるという夢を追い続け、法律の勉強を始めました。高校でも毎日楽しそうに勉強し、充実した日々を送っています。子どもの進路は親の見栄ではありません。子どもの人生は子どものもの。子どもの考えを理解し、応援できるような親でありたいものですね。著者:ライター パニコレ
2023年06月11日2歳半の長男は、生後7カ月の次男の離乳食に興味津々。私が次男の離乳食をテーブルの上に用意していると、知らないうちに椅子に座ってその離乳食を勝手に食べてしまうのです。落ち着いて次男に離乳食を与えられず、毎回邪魔をする長男に私は「弟のでしょ! 意地汚いからやめなさい!」と叱っていました。しかし、夫の言葉であることに気づき、猛反省したのです……。離乳食が食べたい長男次男の離乳食を始めたときから、長男は次男の離乳食が食べたくて仕方ありません。最初は、普段から自分の要求を口に出したり態度に出したりすることがないため、「おなかがすいているのかな」と思い、離乳食の時間帯になると長男にパンや軽食を与えたり、長男の食事の時間に合わせて離乳食を次男に与えたり工夫をしました。 しかし、長男は次男の離乳食が欲しいようで、自分の食事が目の前にあるにも関わらず次男の離乳食を欲しがってぐずりだす始末。私は落ち着いて次男に離乳食を与えることができないほどでした。 夫の言葉長男がさんざん自分の食べたい物を食べても次男の離乳食を欲しがり、離乳食介助が落ち着いてできない私は苛立ちがつのりました。「いっぱい食べたでしょ! 人の物を欲しがらないの!」と長男に叱ることも増え、どうしたらゆっくり次男に離乳食を与えられるのか悩み始めました。 そんな私の姿を見て夫は、「長男は自分が離乳食を食べていたときのことを思い出して味が懐かしいんじゃない?」とちらっと言ったのです。私は我に返る思いでした。 大満足の長男を見て夫の言葉を聞いてから私は、「離乳食なんておいしくないのに、人の物ばかり欲しがるなんて良くない」と勝手に長男の行動を否定していて、気持ちをわかってあげることができていなかったことに気づいたのです。 それから、離乳食を少し多めに作っては、離乳食の時間帯に長男にも少し与えるようにしました。すると、長男は大満足の笑顔で少量の離乳食をゆっくり味わうように食べていたのです。私はそんな長男の姿を見ると愛おしくてたまらなくなりました。 自分の物があるのにもかかわらず、人の物を欲しがる長男を「意地汚い子」と私は勝手に決めつけて叱っていたことに気づき反省しました。まだ小さい長男が赤ちゃんのときのことを思い出し、懐かしみながら幸せそうに離乳食を楽しんでいる姿を見て、私は「感情を決めつけて叱りつけてはならない」と改めて学びました。今後も、長男の心の成長を尊重しながら育児を楽しんでいきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年06月11日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「何もしない夫と家事をする夫、どっちがおかしい!?」を紹介します。パニ子は30歳の兼業主婦。夫のトオルと一緒に、娘の育児や家事を分担しながら、3人で仲良く暮らしています。 「旦那は家事も育児もしないもの」というママ友保育園のママ友・カオリが最近疲れている様子。笑顔は引きつっているし、どう考えても無理しているようにしか見えません。ある日、ついに体調を崩してフラフラ……目の前で倒れてしまいました。 話を聞いてみると最近パートを始めたようで、家事も育児もすべて1人で頑張っていると話してくれました。 パニ子は「旦那さんも家事や育児を一緒にするべき」とアドバイス。すると、カオリは「あなたの旦那さんおかしいわよ……旦那は家事や育児をしないものじゃないの?」と、とても驚いています。 妻の鞄にGPSを潜ませていたモラ夫疲れ切って今にも倒れそうなカオリ。そんなカオリを見たパニ子は、半ば無理やりカオリと息子のユウキを家に連れてきて、休ませて一緒に夕飯を食べることにしました。 すると、カオリの夫・フミヤが突然訪ねてきました。どうして場所が分かったのかを聞いてみると、なんとカオリのカバンにGPSを仕込んでいるとのこと! まるで監視しているかのよう……。 パニ子は衝撃を受け、フミヤに「倒れそうになるまでカオリさんに無理させるなんておかしいです!」と非難しました。しかし、フミヤは「嫁が旦那のこと放ったらかして、外で夕飯を食べるなんておかしいでしょ」と全く聞き入れてくれません。そして、カオリとユウキを無理やり連れて帰ろうとしました。 妻子を無理やり連れて帰ろうとする夫に激怒!ついに我慢の限界が訪れたカオリは、フミヤに対して「もうやめて!」と強く声を上げました。カオリは、ユウキが自宅では笑わないのに、パニ子の家では楽しそうにしていることに気付き、自宅に帰らない決断をしました。 焦ったフミヤは口先だけで謝り、ごまかして連れて帰ろうとしています。その態度にパニ子は苛立ちを隠せず、フミヤがしていることはモラハラだと伝えると「か、勝手にしろぉ!」とすごい勢いで帰っていきました。 子どもの笑顔を優先し、新しい生活へその後、カオリはユウキが笑顔になれる環境を優先し、フミヤと離婚。カオリは心身ともに過労であることが認められ、診断書をもとに慰謝料をもらえることに。もちろん、親権はカオリなので養育費も請求。フミヤは生活が苦しくなり借金ができただけでなく、家のことを一人でできないせいで会社を遅刻・欠勤することが多くなり、結局クビになったのだそう。一方、笑顔と元気を取り戻したカオリとユウキは、新しくアパートを借りて新生活へと一歩踏み出しました。 身体的な暴力を受けてなくても、精神的に追い詰められるのはとてもつらいものです。一番大切なのは自分自身。自分の感情を大切にし、身の安全を第一に考えましょう。そして、信頼できる家族や友人、専門家などに自分の状況を話し、支えになってもらいましょう。著者:ライター パニコレ
2023年06月09日現在、6歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。私は長男の幼稚園を選ぶときに、園の基本情報を見ながら探しました。しかし、実際に長男を3年間通わせてみて、当初は考慮していなかったポイントが実は幼稚園選びで大切だったことに気が付きました。理由も含めてご紹介します。基本情報はもちろん大切私が長男の幼稚園を決めるとき、「家からの距離はどのくらいか?」「バスは出ているか?」「給食は週何回か?」「午前休は週何回か?」「預かり保育はおこなっているか?」などの、園のホームページでわかる基本情報を頼りに検討していました。そして、候補の幼稚園を一覧表にして、各項目に〇や×を付けて通いやすい園を探しました。 最終的に、給食は週2回で、預かり保育もあり、バスも出ている現在の幼稚園に決定しました。ただ、卒園が近づくにつれ「ここも見ておけばよかった……」と思うことが多くなったのです。 卒園後の小学校も考慮家から幼稚園までは少し距離があるので、長男はバス通園をしています。そのため、卒園後に通う予定の小学校に進学するお友だちが少ないのです。もちろん知り合いがいない状況で小学校に入学する子もいるでしょうし、小学校で新しいお友だちとの出会いもたくさんあると思います。 ただ、長男は引っ込み思案で不安感が強い性格なので、顔見知りがほとんどいない小学校に入学するのは大丈夫なのか心配ではあります。ただの杞憂(きゆう)に終われば良いのですが、ふと「学区内の小学校に近い幼稚園にすればよかったかな?」と思うときがあります。 保護者の活動が盛んだった!現在長男が通っている幼稚園は、園と保護者の関わり合いが深く、運動会やお遊戯会はもちろん、バザーやお餅つき、芋煮会などでも保護者が手伝いに行く機会が多いです。行事のお手伝いは楽しくやりがいもあります。しかし長男だけなら良いのですが、乳児の次男を連れてのお手伝いや行事の参加は大変だったことも多く、もう少し保護者の負担が少ない園をリサーチすればよかったかなと後悔することも……。 さらに、少し遠くても利点だと思ったバス通園も、行事やイベントでは運行しないため、下の子を連れて歩いて通うのは大変でした。徒歩だと往復で1時間以上もかかる園だったので、特に天候の悪い日にはタクシーを使ったことも。 今思えば目に見えるホームページの情報だけでなく、実際に通われたママさんにお話を聞くことができればよかったのかなと思いました。ただ、長男が3年間楽しく通わせてもらった幼稚園に後悔はなく、本当に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて地域の保育課や幼稚園などに相談・確認するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:竹内優実6歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2023年06月09日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「専業主婦を見下す義姉が大暴走した末に……」を紹介します。パニ子は28歳の専業主婦。半年前に双子の女の子を出産して子育てに奮戦しながら、夫のリョウタと4人で暮らしています。 専業主婦を見下す義姉忙しい毎日ですが、リョウタは可能な限り家事をし、義両親も協力的。特に義母は子育ての大変さを知っているからか、お惣菜を届けてくれたり、子どもたちの健診に同行してくれたり、本当に大助かりです。 しかし、義姉ハルナだけは、パニ子が専業主婦であることを快く思っていない様子。「今の時代、女もバリバリに働かなきゃダメよ! 専業主婦なんて夫の寄生虫!」と言いたい放題です。 リョウタは「俺とパニ子は2人で話し合ってこの生活を選んでるんだよ!」、義母も「家庭にはそれぞれの事情ってものがあるのよ」と言ってくれるものの、ハルナは納得いかない様子。パニ子とリョウタは、ハルナとしばらく距離を置くことにしました。 義妹の仕事を勝手に決めてきたという義姉に反論数カ月後、ハルナが急にパニ子たちの家に訪問してきました。そして、「私、パニ子さんの仕事を見つけてきてあげたわ!」と勝手に仕事を決めてきたと言うではありませんか! リョウタとパニ子が驚く中、偶然おかずを持ってきてくれた義母が登場。 「あんた、私も専業主婦だって事を忘れたのかい? それとも、専業主婦だからって実の親まで見下してるのかい?」と義母がハルナに説教!そしてパニ子は「自分の身と時間を削って、無償で自分以外の家族の生活を支えているんです」と反論しました。 それでもハルナの考えは変わらないようで、この日以降パニ子はハルナと会うことはありませんでした。 義姉が倒れて義実家で休養中そして数年後、パニ子の子どもたちはすっかり成長し、穏やかで幸せな日々を過ごしています。ハルナは1年前に出産したとのこと。ただ、疎遠だったので出産祝いを送ったきりです。 そんなある日、義母から「ハルナが仕事中に倒れて、ハルナと子どもが実家にいる」という連絡を受けました。しかも、明日は義母が用事で不在なので、義姉の子どもの面倒を見て欲しいとのこと。 義姉には極力会いたくないパニ子でしたが、義母にはお世話になっているし、子どもには罪がありません。数年ぶりに義姉と対面すると……。 義姉からの涙の謝罪と和解「パニ子さぁん! ごめんなさい!」と泣きながら謝ってきたのです。久しぶりに会った義姉はすっかりやつれて、かなり体調が悪そうでした。どうやら、出産後何もかもが思い通りに進まず、子育ての大変さや責任を痛感したようです。「子どもが一人でもこんなに大変なのに、双子を育てるパニ子さんにひどいことを言ってしまって……」と反省している様子。 パニ子はハルナのことを許し、先輩ママとしてこれから仲良くすることを約束。今では子どもたちと一緒に出掛けるほどの仲になりました。 専業主婦になるか、働きながら子育てをするか……家庭の事情は人それぞれ。価値観や家庭の状況によっても大きく異なるもの。正解はありません。自分の意見が正しいと思い込み相手に押し付けてしまうと、ハルナのように相手だけでなく自分自身もつらくなってしまうかもしれませんね。著者:ライター パニコレ
2023年06月08日ブラジル人と結婚し、ブラジルで出産をしました。欧米諸国ではよくあることですが、ブラジルも女児には新生児時期、もしくは遅くとも生後半年くらいまでにピアスをあける習慣があります。当然のように義母や周りの人はピアスをあけるようにプレッシャーをかけてきましたが、私はある理由から娘にはあけさせたくありませんでした。赤ちゃんにピアスをあけたがる義母と、あけたくない私の闘いについてお話しします。※画像はイメージです 新生児にピアスが当たり前の環境でブラジルでは女児が生まれた場合、早めにピアスをあけることが習慣になっており、私もそのことはわかっていました。義母も「ピアスをあけないなんてかわいそう。大きくなってからだと痛みを感じるわ」と、とにかくあけるのをすすめてきました。 義母がピアスをあけたがったのは、もう1つ理由があります。貧富の差が激しいブラジルでは、ピアスをあけていないのは「ピアスをするお金がないから」と思われる可能性があり、娘が貧しく思われるのを気にしたのです。 子どもの体は子どものものブラジルの風習はリスペクトしますが、私は娘にピアスをあけたくありませんでした。子どもの体は子どものもので、ピアスをあけるあけないは子どもが決めるべきだと思っているからです。なにより、赤ちゃんはピアスの痛みを感じないという、一部のブラジル人が持っている意見にも正直同意できなかったのです。 赤ちゃんであっても1人の人間です。子どもの意思を尊重してピアスをあけるべきということ、(高校生でピアスをあけた私の経験を元に)大人になってからピアスをあけてもそこまで痛くないことを何度も義母に伝え、最終的には納得してもらいました。 4歳でピアスをあけた娘そのままピアスをしないでいた娘ですが、4歳になったころ状況が変わりました。娘が「どうして私はピアスがないの?」と私に聞いてきたのです。そこで自分の体は自分のもの、だからピアスをあけるかどうかは娘に決めてほしかったことを伝えました。そのうえで「どうしたい?」と聞いたところ、娘が「ピアスをあけたい」と言ったので病院に連れていきピアスをあけました。 病院では少し痛がりはしましたが落ち着いており、娘の成長を感じたものです。病院からの帰り道、赤ちゃんのころにピアスをあけなかったことをどう思うか娘に聞いたところ、「ママが私のことを考えてそうしたんでしょ? ありがとう!」と言ってくれました。 国際結婚はもちろん日本人同士の結婚でも、家庭や個人の風習・考え方の違いでいろいろな衝突があると思います。そんなとき、相手をリスペクトして意見や考えを受け入れるのはもちろん大事です。そしてそれと同じくらい、自分の意見をリスペクトしてもらうのも大事だと思います。譲れないところはしっかり意見を伝えるべきだと学んだ出来事でした。 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2023年06月07日娘が幼稚園の年長のころ、頻尿になってしまったことがありました。ちょうど発表会の練習が始まった時期だったので、精神的なものから来るのだろうと思いました。というのは、発表会の先生は厳しいことで有名だったのです……。私はかかりつけの医師にも相談することにしました。頻繁にトイレへ行く娘娘は普段から、周りを気にする繊細な性格です。娘の幼稚園は年長になると太鼓の発表会があるのですが、その練習は先生の指導が厳しく、かなりハードだとは聞いていました。 娘は練習が始まってしばらくすると、頻繁に「トイレに行きたい」と言うようになりました。しかし、トイレに行っても少ししか出ません。そしてまた、しばらくすると「トイレに行きたい」と……。私は、これは精神的なものから来ていると思い、担任の先生に相談しました。 かかりつけの医師に相談担任の先生曰く、練習しているとき、娘は何も注意を受けたりはしていないのだそう。けれども隣の子が注意を受けることがあるので、もしかすると自分も言われているように感じてつらくなっているのかもしれない、とのことでした。私はもともと太鼓の練習を担当している先生が厳しいと聞いていたため、娘は委縮しているのだと感じました。 娘は発表会が近づくにつれ、「発表会で漏らしてしまったらどうしよう……」と不安になり、ますます頻尿に。かかりつけの医師に相談したところ、娘にしっかり寄り添ってくださり、プラシーボとして整腸剤を処方してくれることになりました。 プラシーボとは偽薬の意味で、成分としてはほとんど薬理的影響のない偽物の薬なのだそうです。医師は薬を飲んだことで安心するかもしれないと言いました。私は不安を少しでも取り除けたらと、「これはトイレに行きたいと思わなくなる薬だよ」と言って数日間、娘に飲ませました。すると娘は、発表会で無事、素敵な太鼓を披露してくれたのです。 今回の悩みは、担任の先生とかかりつけの医師、周りの協力があってこそ解決したと思っています。発表会の最中も頻繁に声かけをしてくれた担任の先生や、精神的な悩みにも寄り添ってくれたかかりつけの医師には感謝してもしきれません。私はいつも、子どもに関する悩みは家族内で解決できないかと考えてしまいがちでしたが、この出来事をきっかけに「もっと第三者に頼っていいんだ」と思うようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:横山こなつ
2023年06月05日5歳の息子には、同じクラスに仲の良い友だちA君がいます。A君のママと私は気が合い、仲の良いママ友です。そんなママ友から相談を受けました。「AがB君から毎日意地悪をされていると言っているの。悪口を言われたり叩いたりされるみたい……」とのこと。相談を聞いたときは心配でしたが、新事実が判明して――!? 喧嘩の真相は…!?ある日の保育園の帰り道、息子が「A君とB君ね、今日も喧嘩してたよ。いつもA君がB君を叩くから、B君が怒るんだよ」と言いました。ママ友はA君の話をすべて信じているので、B君から一方的に意地悪をされていると思っています。もし息子の話が本当であれば、先に攻撃をしているのはA君です。ママ友に息子の話を伝えるかどうか悩みましたが、息子が話している内容も正確とは限りません。そこで、ママ友へ「B君について、先生にA君が言っていることを伝えたほうがいいと思う。B君がいじわるをする理由も知りたいし。ね!」と伝えました。ママ友は、子ども同士で解決してほしい気持ちがあったようでしたが、今回は先生と話をすると言ってくれました。それから数週間後。ママ友は先生と話をしたそうです。やはりA君とB君のトラブルはA君から手を出すことが多く、それから喧嘩になるのでお互い様であり、保育園ではどちらにも注意をして解決していたようです。 ママ友は、A君が実際とは違うことをママに伝えていたことに少しショックを受けていました。でも「Aとしっかりコミュニケーションをとって向き合っていく!」と前向きです。 私は、事実が明らかになり、そしてママ友がきちんと受け止めてくれたのでホッとしました。また、今回のことは私自身も勉強になりました。私もママ友と同じ立場なら息子を信じると思います。けれど、話を客観的に聞いたり先生と話したりして、冷静に判断して対応していくことが大切なのだと感じました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:海原えめ5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
2023年06月03日自分が体調不良のときは子どもを見守ることで精一杯。そんなとき、夫にごはんを作れないことを伝えると、「外食してくるよ」と返事がきて……?頼れない環境両親や知人のいない土地で子育てをしていた私は、体調不良になっても誰かに頼ることができず、とにかくわが子にごはんを食べさせて危険のないように見守り、無事に1日を終えることしかできない日もありました。 夫は洗濯や掃除などの家事には協力的でしたが、料理は絶対にしない人だったので、私が体調不良のときに掃除はお任せできても料理は無理して作っていました。胃腸炎の際はさすがに無理だ!と仕事中の夫に状況を説明するメールを送ると、「晩ごはんは食べて帰るからいらないよ。ゆっくり休んでね」と返信が。夫に申し訳なく思いつつも食事を作らなくていいことに安堵し、うちの夫はやさしいなぁなんて思っていました。 子どものお世話は休めない体調不良がただの風邪くらいであれば、多少無理をしてもお出かけや買い出しに行っていましたが、親子ともに胃腸炎になった際は外出することもままならず、いつもより多い夜泣きに寝不足になりながら、無理をしてでも汚れたシーツの洗濯や家事をしていました。 しかし、なかなか症状が治まらず買い出しにも行けず、ぐずる子どもを抱いていて料理できない日が長引き、ついには食料も底をつきてきたころに、ふと気がつきます。こんな状況でも夫は毎日おいしいものを外で食べているのだ!と。私は頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。 察してもらうのは難しい!食事を作れないことに罪悪感をもっていたので、夫からの“ごはんいらないメール”はやさしさだと思っていた私は、その間違いに気がつきませんでした。一見、体調不良の妻を気づかうようでいて、同居する家族の状況がまるで見えていないのでは!?とも感じたのです。 料理ができないほどの体調不良なら、妻がまともな食事を食べられていないことは想像に難くありません。外出もできていないなら食材だってない。気付いた際には一瞬怒りが湧いてきましたが、単に知らないだけかもと思い直し、すぐさま夫に買い出しリストと簡単で良いので何か作ってほしい旨のメール。その日の夕食は私が教えながら作ってもらった温かいお味噌汁にありつけました。 言わなくても察してもらうということは難しいことなので、体調不良のときはどんな状況になって何が困るのかを夫に説明しました。ちなみに夫は、今ではごはんやスープ、カレーなど簡単なものは作れるように! あのときのことは笑い話になり、私の体調が悪いときには「何を買っていく?」とメールをくれるようになりました。 監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 横山まい
2023年06月01日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、「子どもの注射」についてお話をお聞きしました。こんにちは。小児科医の保田典子です。先日、「注射を脅しに使う」件で世間的に話題になりました。私のクリニックでも、「いい子にしてないと注射するよ!」と子どもに言う親御さんがたまにいらっしゃいます。 でも、お子さんには注射に恐怖心を持ってほしくありません。今回は、私が思うことをお伝えしたいと思います。 子どもの脅しに「注射」は使わないでください私は、「良い子にしていないと注射する」には2つの意味があると思います。① 良い子にしていないと「痛い注射」という罰則がある② 良い子にしていないと「いい子にしてもらう注射」で良くなってもらいたいという気持ちおそらく、親御さんとしては②の要素も強いのかもしれませんが、子どもは100%近く①の意味でその言葉を捉えるでしょう。そうすると、注射に恐怖心を感じやすくなったり、怖がるようになる可能性があります。 ワクチンの注射は病気を予防してくれて、点滴の注射は病気を治してくれる、いずれもお子さんにとって「良いもの」です。少し痛みはありますが、医師が考えてメリットがあるものを提供してくれているので、痛みよりも「良いこと」があると考えられるのです。 それを恐怖の対象にしてしまうのはもったいないですよね。なるべく多くのお子さんに「これをすると良いことがあるから頑張ろう」という気持ちになってもらいたいと思います。 注射の前には「プレパレーション」をしてみよう!プリパレーションは、準備、予習、心構えを意味する言葉です。小児医療のなかでは、「子どもの不安や恐怖を最小限にし、子どもの対処能力を引き出すために、その子どもに適した方法で心の準備やケアを行い、環境を整えること」と定義されます。 たとえば、これから入院するお子さんに対して、なぜ入院するのか、入院中にどんなことをするのか事前にしっかり伝えます。このプリパレーションを通して、子どもたちはこれから起こる出来事を正しく理解することで、不安や恐怖心を和らげることができるのです。具体的には、「病院に行くとこんな手続きをして(受付をして診察室に入る、診察をされる)、それから注射をこのあたり(場所をだいたい教える)にします。この注射には病気になりにくくするお薬が入っていて、あなたが病気にならなくなったり、病気がすごく軽くなったりします」と説明します。 保育園・幼稚園生より前のお子さんの場合は、病院ごっこの遊びを通して「注射したら元気になったねー」という遊びを取りいれるのも良いでしょう。 注射の前に心がけたいことお子さんの性格によるので一概には言えませんが、注射を打つ予定があることは一般的に、小学生では1週間前くらい、保育園・幼稚園生では2~3日前くらい、それ未満の子では当日の病院に行く前に予告をすると良いと言われています。 できれば、ワクチン接種の意義を説明してあげると良いでしょう。例えば、インフルエンザはワクチン接種しないで罹患すると本当につらい症状が出るうえ、子どもは重症化しやすいと言われています。重症化するとインフルエンザ脳症になったり、後遺症が残るおそれもある病気です。 予防接種は少し痛いですが、十分接種するメリットがあると考えられます。未就学児のお子さんでも理解できる子はいますので、お子さんの成長や理解度に合わせて、注射を打つ意味をやさしい言葉で伝えてあげてください。今は小児がんなどの重い病気であっても、お子さんにもしっかりする時代です。子ども自身にはつらいことも、なるべく本人にしっかり説明して、できる限り同意を得られるといいと思います。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年05月31日