私は現在、3歳になる長女と生後6カ月の次女の母親です。無口で育児など生活面において何も口出ししてこない無関心タイプの夫が、立派なイクメンに成長してくれるまでの過程をご紹介したいと思います。 ※苦しんでる→苦しんでいる 夫は無関心、親せきにも頼れない環境夫は付き合った当初からどちらかと言えば寡黙なタイプで、言い換えれば「何事にも無関心」な人でした。私の自由にやらせてくれるといった良い面もあれば、本当に何も言わない人なので、長女を妊娠したときから「このままだと育児にも参加してくれないかも……」と不安が頭をよぎりました。 しかも、私自身の実親は毒親で頼れず、里帰りはしないつもりでしたし、夫の実家も遠方であるなどの理由からお互いの親せきには頼れないという状況でした。 夫しか頼れる人がいないと懇願だからこそ、私の頼りは夫しかいなかったのです。夫にも私の家庭の事情を話し、「こんな状況だから里帰りはできないし、したくない。だから協力してほしい」と懇願。 夫も私の切迫した状況を把握してくれたのか、「できる限り協力する」と応えてくれました。その後、私は難産の末に長女を出産。産後は夫の育休取得などに向けて夫婦で話し合いましたが、結局実現できず……。退院直後から私と長女2人きりの生活がスタートしました。 一番苦しい時期を見守ってくれた夫初産で里帰りもなく、退院初日から長女と2人きりという、気持ち的にも切迫した状態を夫はずっと見守ってくれました。 産後1~2カ月間が心身面で一番しんどい時期だったのですが、その私の苦しみを夫が間近で見ていたことで、結果的に目の前にいる長女のことや家事などが他人事ではないという意識を持ち始めたのです。そして仕事のない日には、食器洗いや掃除、料理など、授乳以外のすべての家事をできる限り引き受けてくれました。 なぜ無関心タイプの夫がここまで育児や家事に協力的になったかというと、一番の理由は「タイミング」にあったと思います。産後直後の一番苦しい時期に夫と一緒にいられたこと。私たち夫婦にとって新たな家族を迎えたという重要な局面で、まさにベストタイミングでした。紆余曲折しながらも夫は私を受け入れてくれ、見守り、手伝えることはすべて引き受けてくれました。もちろん次女が生まれた現在も、しっかりと育児や家事をこなしてくれています。私はこの恩を忘れませんし、大ピンチの局面を共に乗り切った夫を心から信頼しています。 監修/助産師 松田玲子イラスト/きょこ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月19日現在、4歳の長男が2歳半を過ぎたころから始まった、イヤイヤ期。最初は「ここまで成長したのかぁ」なんて、成長をうれしく思う気持ちが大きかったのですが、だんだんと終わらないイヤイヤ期に、私は疑問を抱くようになりました。さらに、他にも感覚過敏も気になり、発達相談を受けることにしたのです。すると……。 とにかくかんしゃくがひどい長男現在4歳の長男のイヤイヤ期が始まったのは、2歳半を過ぎたころです。当時の長男は自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こすことが多く、それから1年近く経ってもおさまりませんでした。 私は「イヤイヤ期の延長かなぁ」と少し様子を見ていましたが、その後もかんしゃくが良くなることはなく、長男のこだわりの強さや触覚の感覚過敏を持っていることが気になるようになったのです。 保育園の先生に、園での長男の様子を聞いてみても「集団生活では、何も問題ない」と言われました。ですが、やっぱり私はどうしても気になり、保健センターの発達相談を受けることにしました。 2回の発達相談を終え、心理士さんから発達を診てくれる病院を紹介してもらい、4歳を過ぎたころに受診。そこの医師には、長男は「自閉症の疑い」と言われました。 自閉症というと、私の中で、他の人とコミュニケーションがとりづらかったり、集団行動が難しかったりするイメージでしたが、長男はどちらにも当てはまりませんでした。けれどもこだわりの強さや感覚過敏から受けることにした発達相談。受診してよかったと感じました。現在、長男は3カ月に一度の受診と、言語聴覚士によるリハビリを受けています。最近は児童発達支援にも、週2回通い始めました。療育を進めることで、本人が過ごしやすくなっていくことを願っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年07月17日→✅【なぜ!?】自宅でリモート会議中、テレビの音量が勝手にMAXに! 犯人はまさかの…リモート会議で発言の順番が回ってくる……ってときに!もともと次女ちゃんが眠かったとは言え、眠くてぐずっていることを瞬時に察知し、抱っこ紐装着から寝かしつけまでわずか2分ですべてを完了させたいそめしさん、めちゃかっこよすぎです! そして何事もなかったかのように、報告をするっていう(笑)。同僚の人の優しい心遣いにも、ワーママを代表して感謝を伝えたい! こういう言葉をかけてもらえるとうれしくなって、「明日からも、がんばろう」って思えちゃいますよね。でも、誰でも無理は禁物ですよー!次回の更新は、8月下旬の予定です。お楽しみに♪(漫画:いそめしちかこ/文:マイナビ子育て編集部)→1話目から読む→前回のお話はこちら→これまでのお話はこちらいそめしちかこさんのプロフィールIT系の会社で時短で働く正社員で三児の母。長男、長女、次女と夫の5人暮らし。ブログ「いそがしくてもメシ」Twitter@iso_meshi<関連リンク>✅【凍りつくタイムライン】これってどういう意味⁉ 忖度合戦のママ友LINEグループ『ワーママビジョン』✅【漫画無料イッキ読み】聞いてない! SNSで知った卒園式後の懇親会、保護者にハブられてる?『私、知らない……疑心暗鬼の懇親会 』✅【漫画無料イッキ読み】ワーママなのに平日昼から幼稚園で打ち合わせ!? 『母たちの戦場~幼稚園共働き役員ママ物語~』
2023年07月17日自分が母親になってから、毎年4月は気合いが入ります。進学や進級で緊張するのは子どもだけではなく親も同じ。その年、長女が新1年生、次女が幼稚園2年保育の新年中としてそれぞれ入学、入園することになりました。3月は長女の卒園式、4月に長女と次女の入学、入園式を無事終えて、気が抜けた私は体調を崩してしまったのです……。すると思いもよらぬメッセージが届いて――!? 行事に参加できない4月姉妹の入園、入学が重なっていたため、その年の3月、4月はイベント続きで慌ただしい日々を過ごしていました。2人の入園、入学式を終えた私は、ちょっと気が抜けたのかそこから大きく体調を崩してしまったのです。 幸い熱はなかったのですが腹痛で動けない日が続き、4月に開催された幼稚園と小学校の親への説明会や親睦会を欠席する日が続きました。 幼稚園、小学校ともに、新たな場所での説明会や懇談会。新しいクラスのママやパパの顔もまったくわからず、説明内容も知らないことが多かったらどうしようかと不安に思っていました。そんな私に1通のメッセージが届きました。 それは、長女と一緒に3月に幼稚園を卒園した友だちのママ友からでした。「私が説明会や懇談会を体調不良で欠席したと知った次女の新しいクラスのママが、私に連絡したいと言っているからラインの連絡先を教えても良いか」という内容が記載されていました。 その後、その新しいママと連絡を取ると、彼女には私の長女と同じ小学校に通う新1年生のお兄ちゃんがいることが判明。どちらも欠席だった私を気づかって、わざわざ連絡を取ろうとしてくれたとのことでした。4月が終わるころには私の体調も無事回復。ママ友のネットワークのおかげで、スムーズに新学期をスタートすることができて感謝でいっぱいになった出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:河原りさ
2023年07月16日在宅できるのはありがたいけど、大変なこともあって……いそめしさん、体調がよくない次女ちゃんのお世話をしながらのお仕事、本当にお疲れさまでした!!今回描かれた“在宅中で子どもがいるときリモート会議あるある”、共感した人も多いのではないでしょうか。子どもが家にいながらの仕事だと、「危ないことしてない?」と気になったり、きょうだいでケンカが勃発したりと、どうしても仕事を中断せざるを得ないときってありますよね。それがリモート会議中だとしたら……(考えたくない)。もし自分が逆の立場なら、「お子さん抱っこしながら大丈夫ですよー」とか、「(子どもに向かって)元気だね! お顔見せて―!」とか、声をかけてあげられる人でありたいと思いました。次回は、いそめしさんがリモート会議中に最大のピンチを迎えます。そのピンチを乗り越えた、3児のママならではの華麗なる育児テクにもご期待ください! 更新は7/17を予定。お楽しみに♪(漫画:いそめしちかこ/文:マイナビ子育て編集部)→1話目から読む→前回のお話はこちら→これまでのお話はこちらいそめしちかこさんのプロフィールIT系の会社で時短で働く正社員で三児の母。長男、長女、次女と夫の5人暮らし。ブログ「いそがしくてもメシ」Twitter@iso_meshi<関連リンク>✅【凍りつくタイムライン】これってどういう意味⁉ 忖度合戦のママ友LINEグループ『ワーママビジョン』✅【漫画無料イッキ読み】聞いてない! SNSで知った卒園式後の懇親会、保護者にハブられてる?『私、知らない……疑心暗鬼の懇親会 』✅【漫画無料イッキ読み】ワーママなのに平日昼から幼稚園で打ち合わせ!? 『母たちの戦場~幼稚園共働き役員ママ物語~』
2023年07月16日2番目の子どもである息子が1歳になったころ、離乳食と母乳をあげるタイミングがあまり合わず、離乳食を食べさせるタイミングがうまくつかめないことが多くありました。夫にそろそろ断乳をしたらどうかと提案されましたが、まだ授乳を続けたいと考えていた私の葛藤のお話です。離乳食の進みがゆっくりな息子息子が1歳になったばかりのころ、離乳食を少し食べたあとに必ず、母乳が欲しいとのけ反って泣いてしまうように。ここで授乳してしまうと、その後は離乳食を食べなくなってしまうのですが、私はひとまず泣き止ませるために授乳をしていました。 その光景を見た夫から、「母乳飲んでいるから離乳食を食べなくなるんじゃない? もうこの際、思い切って授乳やめたら?」という発言が。 夫婦で話し合って決めたこと息子はまだ1歳になったばかりで、さらには離乳食をあまり食べてくれないということもあり、断乳する時期ではないと思っていた私は夫に反論。夫は離乳食を進めるべき、私は息子のペースに合わせて進めるべき、と話はあまり噛み合いませんでしたが、どちらも子どものことを考えていることは同じです。 なんとか良い方向に向かえばと思い、夫婦で話し合うことに。そこで決めたことは、息子の顔をしっかりと見て離乳食を食べさせること! 簡単なことですが、息子本人の気持ちが乗らなければ食べてくれないと思ったのです。 他にも、授乳を離乳食の時間とずらしたり、離乳食の時間を早めたり、試行錯誤を重ねていき、息子のためにはどのようにしたら良いのかを考えました。 その後、息子は徐々に離乳食を食べるようになり、自然と授乳の回数も減っていきました。私と夫、どちらの意見が正しかったのかはわかりませんが、息子のために行動することができてよかったと思っています。相手の意見を聞き、冷静に話し合うことが大切だと感じた出来事でした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ミロチ著者:高山ななみ
2023年07月15日もうすぐ2歳になる息子ですが、まだまだ夜泣きをします。産後しばらくは、夫とは別の部屋で、私と息子の2人で寝ていました。そろそろ一緒の部屋でと寝てみたところ、やはり夜泣きする息子。なかなか泣き止まず、夫が「うるさい!」と明らかに不機嫌に……。自分は何もしないのに「早くどうにかしろ!」と言わんばかりの夫の態度にイライラ。そのとき私がとった行動をお話しします。一緒に寝たい次女と夜泣きする息子わが家には4人の子どもがいます。上2人のときはほぼワンオペで育ててきましたが、年が離れた3人目の次女が生まれてから、ようやく子育てに参加してくれるようになった夫。おかげで次女は初めてパパっ子になってくれました。 4人目の息子はまだまだ夜泣きをしていたので、産後しばらくは、私と息子の2人だけで寝るようにしていました。上の子2人は中学生なので各自の部屋で、次女は夫と同じ部屋で寝ていたのですが、ある日次女が「ママと弟と一緒に寝たいよ。パパが寝に来るまでひとりでは寂しいよ」と言うので、4人で一緒に寝ることに。 そのとき息子は生後8カ月。保育園に通い出したばかりで、体調がよいときは夜泣きをしても授乳をすればすぐ寝てくれますが、具合が悪い日は夜泣きがひどく、なかなか寝てくれませんでした。 夜泣きで悲しいのは私のほうなのに…息子が夜泣きをしても、夫は自分は何もできないからと寝ようとしますが、うるさくて眠れないよう。一方、やっと寝かせたと思ってもまた泣き始める息子。そのうち夫は「うるさい!」と不機嫌な態度で布団にもぐり直します。 仕事で疲れている夫の気持ちもわかりますが、私も寝不足で体力限界でも次の日はいつもの子育てと仕事があります。できるだけ泣かせないように抱っこをして、座ったまま眠ることも……。それなのに夫の明らかに不機嫌な態度にイライラしてしまうので、やはり別の部屋で寝ることに。 気持ちをわかってもらうために…別の部屋で寝ることにはしたものの、やはり気持ちを伝えないとモヤモヤが残ります。夫に伝えたいことがあっても、直接は言いづらい……。そんなときは夫が近くにいるときに、夫にも遠回しに聞いてもらえるよう、子どもたちに話をしている私。このときも、「夜泣きが大変だったんだよね、何もしないのにうるさい!はないよね~」と夫に聞かせるように上の子どもたちに話をしました。 近くで聞いていた夫は、「次女の寝相が悪くてよく眠れないのに、さらに夜泣きは勘弁してほしい」というのです。子どもと一緒に寝ると、ゆっくり眠れないのはお互いさま。「寝るときはパパは次女担当、私は息子担当、息子は夜泣きします!」と夫に伝えました。次女には「まだまだ弟が夜泣きして、パパがうるさいっていうから別の部屋で寝るね。パパがちゃんと一緒に寝てくれるからね!」と話をして、納得してくれました。それから「寝る部屋を別に」は継続し、夫は「うるさい!」とは言わなくなりました。 息子の具合が悪い日の夜泣きは特にひどいので、夫の静かに寝たい気持ちはわかりますが、こればかりは仕方がありません。私もできる対策はやって、夜泣きに対応できるようにしていますが、早く夜泣きがおさまる時期がこないかと心待ちにしています。今では、私も別の部屋のほうが気兼ねなく眠れているので、良いきっかけになりました。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月13日私には4歳の娘と生後9カ月の息子がいます。妊娠中から弟の誕生を楽しみにしていた娘。しかしいざ生まれると、やはりすんなりお姉さんになれるわけでもなく、時々赤ちゃん返りをするようになりました。そして娘にチックの症状が出てきたのです……。お姉さん、時々、爆発最初こそお姉さんとして下の子をかわいがっていた娘。しかし時間が経つにつれ、娘の不満は溜まっていき、「お姉さん、時々、わがまま爆発」の状態になりました。いつもは良き姉として弟をかまってくれるのですが、私に甘えたいときに弟の世話が入ってしまうと、大泣きで暴れて手がつけられないほどに。 私も私で2人目育児で余裕がなく、きつく当たってしまうこともありました。そんな状態が2カ月ほど続きましたが、だんだんと弟のいる生活に慣れてきたのか、娘は随分と聞き分けのいい状態になったと思った矢先でした。息子が生後半年のときに、娘に気になる症状が出てきたのです。 チックの症状と診断され…テレビを観ているときや、人と話しているときにまばたきが多いのです。最初は目が乾燥しているのかな?と思いましたが、何日も続くので「あ、これはチックの症状だ」と夫婦で思い至りました。後日病院で相談すると、そのときにもまばたきが多くなり、「チック症状ですね」とのことでした。 わがままの爆発が減った分、チックの症状が出てきた娘。夫婦で話し合った結果、甘やかし作戦を実行することにしました。チックを指摘しないほうが良いと言われたので、まばたきに言及はしませんが、まばたきをしているかな?と思ったら「甘えたいサインだ!」と判断。積極的に娘を触ったり、会話をしたり、隣で絵を描いているのを見たり、夫婦2人で全力で娘をかまうようにしたのです。 わがままを「言えている」と捉える甘やかし作戦の甲斐あってか、2カ月が過ぎるころにはチックの症状は消えていました。そしてその代わりに再び出てきたのが、わがままの爆発。「今度はこっちか」と思いつつ、今は「わがままをきちんと『言えている』状態」なんだと考えるようにしようと夫婦で共有。 不思議とそう考えることで、娘がわがままを言い始めても、「お、よしよし、今日もわがまま言えているな」と前向きに捉えられるようになりました。娘の気持ちに寄り添う対応を可能な限りしていると、このわがままの爆発も1カ月ほどで消えていきました。 チック症状があったことで、「今、娘はストレスを感じている状態だ」と客観的に知ることができ、娘の気持ちに寄り添うことができました。毎回のわがままに寄り添えるほど立派な親にはなれていませんが、可能な限り子どもをドンと構えて受け入れられる母親・父親でいようと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年07月11日わが家の長女は赤ちゃんのころは比較的大きめで、生後6カ月で9kgほどありました。そのせいか寝返りもなかなかせず、やっと成功したのは生後8カ月ごろ。しかし、うつぶせの状態になると嫌がって大泣きし、四つん這いにはならず、結局ハイハイもしないまま大きくなりました。そんな長女の成長をご紹介します。体が重いせい…?生まれたときは3,200gだった長女。その後順調に体重が増えていき、生後6カ月ごろには9kg近くになっていました。ちょっと増えすぎ……?と感じつつも、市の健診では問題なし。 ただ、寝返りがなかなかできず、うつ伏せになることをとても嫌がり、初めての子だったこともあって「大丈夫かな? 体が重いせいかな……?」とちょっと心配になっていました。 生後10カ月を過ぎてもハイハイしない10カ月健診の問診票で、「ハイハイをしますか?」という質問がありました。ということはこの時期になるとハイハイするものなのか……と、そのとき気付いたのです。 長女はハイハイどころかやっと寝返りができるようになり、相変わらずうつ伏せの体勢は嫌がって泣く始末。四つん這いの姿勢になることなんてまったくありませんでした。育児書やインターネットの情報には、「ハイハイはたくさんしたほうがいい」「ハイハイをたくさんしたほうが足腰が強くなる」といったことが書かれており、「うちの子は足腰が弱いまま成長するの……?」と不安に。 健診で先生に相談すると、「ハイハイしないまま大きくなる子もいるし、体は特に異常がないから大丈夫。おうちでたまにうつ伏せで遊んだりして、様子を見てくださいね」と言われました。 結局ハイハイしないまま1歳に長女はうつ伏せは嫌うものの、立っちは大好きな様子。ハイハイをしないまま生後10カ月ごろからつかまり立ちをし、ちょうど1歳になった月には歩けるようになっていました。その後の成長は目覚ましく、歩けるようになったと思ったら走り出し、もちろんハイハイもできるように。 その後、子どもが持つ可能性を引き出すことを目的とし、体操や勉強に熱心なヨコミネ式の保育園に入園した長女。何の問題もなく体操もできるようになり、かけっこもクラスで1番速い女の子に。 ハイハイしないことでその後の発達や成長を心配したこともありましたが、小学生になった今でも運動神経は良く、大きな怪我や病気もない健康体です。そしてあんなにぽっちゃりさんだった体はすっかりスリムになり、痩せすぎかな……と感じるほどに。赤ちゃんのころが懐かしいと感じます。 その後第2子は尻ばい、第3子は早くからずりばいとハイハイと、本当に三者三様の成長ぶりでした。でも、3人ともその後の発達や成長に問題はなく、元気に育っています。子どもの成長過程や順序は本当に個人差があるんだな~と、今となっては実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 岩崎未来
2023年07月07日実家が遠く土地勘もなし、知り合いもいない夫の地元での敷地内同居。仕事が忙しく家事をほとんどしない夫に不安がある中での妊娠~出産。何もしない夫と、自分が正義という支配型の義両親との付き合い方には頭を悩ませていました。その一方、義母は産後の訪問ボランティアをしていたこともあり、産後の不安を払拭するサポートをしてくれるのではと心強く思っていました。ですが、いざ出産すると私の淡い期待を裏切る、なんとも頼りない義母でした。マイペースな義母との暮らし退院後は赤ちゃんのリズムに合わせる生活のため、明け方にやっと寝られるということもありましたし、授乳して服がめくれたままソファで寝てしまうこともありました。わが家と義実家は、完全分離型の二世帯住宅ですが、両家を行き来できるドアで繋がっています。そのため、私たちの生活スタイルにはお構いなしに自分のペースでわが家にやってくる義母。 勝手にカーテンや窓を開けたり、室内干しの洗濯物を外に出したり……。ありがたいと思いつつも、夕方に開いたカーテンや窓を探して閉める手間、天気や時間を見ながら取り込む洗濯物、足音が聞こえると勝手にドアを開けられるのではという恐怖など、心休まらない日々。小さな物音でも起きてしまう敏感な時期だったこともあり、私の家なのに落ち着ける場所ではないように感じていきました。 期待とは裏腹に何もできない義母そんな生活が10日ほど続いたある日。孫とのふれあいの場を設けようと思い、義母に沐浴のお手伝いをしてほしいと頼みました。義母は快く引き受けてくれたので、お湯張り中のお湯に入れた温度計が38度であるかを見てもらうようお願いし、私はその間に子どもの準備をして連れて行きました。 温度を確認しようと肘を入れると、いつもより熱い! 熱いことに驚きながらも子どもを片手に抱き調整していると、義母は「温度計の数字が見えなかった」と言いました。沐浴中も、義母はせっけんやタオルを用意するなどのサポートをしてくれることはなく、ただただ「かわいいわねぇ」と眺めているのみで、最後まで手伝ってもらえませんでした。 頼りたくても頼れない日々に限界が…乳児湿疹で悩んでいた生後0カ月のとき、近くに良い病院があるか義母に尋ねましたが、わからないとのことだったので、とりあえずネットで探した一番近くの皮膚科へ。後日、義母に湿疹が治まらない話をすると、「あそこの病院の薬は効かないの」「なんであそこの病院に行ったのかと思った」と言われ、「じゃあ最初からダメな病院は教えてくれ……」と思ってしまいました。 他にも、義母にサポートしてもらおうと夜泣きがつらいと話をしても、日課の晩酌は欠かさないので夜中の一番つらい時間に見ていてもらうことができない、日中はいつもお出かけしているのでいざというときに頼れない、おむつ替えも覚えようとしないので預けるのは不安、などモヤモヤする点が多々……。私が期待しすぎてしまったのかもしれませんが、裏切られたような残念な気持ちになり、心も体も限界に近づいていきました。 夫にも助けを求めましたが、「仕事が忙しい」や「わからない・できない」ばかりで頼りにならず。1カ月健診まではなんとかワンオペで頑張り、このままの状態では私が限界を超えてしまいそうだったので、1カ月健診後すぐに実家に里帰りしました。実家では両親が子どもの対応はもちろん、私を休ませようと気づかってくれて、安心感から涙が出てきました。夫や義父母の寂しいという言葉は無視して早く帰ればよかったと思いましたし、産後1カ月間のつらさは今でも忘れられません。 著者:斎藤なおみ4歳のひとりっ子園児の母。知人のいない夫の地元で、義実家と敷地内同居をしながら子育てに励む。好きな言葉は「大丈夫」「しょうがない」。
2023年07月06日長女が2歳のとき、次女が生まれました。全体的に発達がゆっくりで、3歳を過ぎても2語が出なかった長女に対し、次女はとにかく成長が早く、1歳後半には2語文を話すように。手遊びや踊りなども堂々としていて、周りから褒められることが多い次女を横目に、長女はだんだんと自信をなくしていっているようでした……。妹ばかり褒められるおっとりして少し人見知りの長女とは違い、次女は物怖じしない性格で、とにかく目立つのが大好き。長女が3歳だったころ通っていた児童教室でのことです。 長女は恥ずかしがって私の後ろで隠れていることが多かったのですが、1歳の次女は教室の一番目立つところで踊ったり、手遊びのときは先生と一緒にお手本をやったりしていました。そんな次女は周りから褒められることが多く、それに比例するように長女は縮こまっていきました。 「お姉ちゃんのおかげだよ」ある日の児童教室の帰りに長女がぽつり。「次女ちゃん、ぜんぶじょうず、ねー……」。悲しそうな様子にさすがに「何とかしなければ」と思いました。 「そんなことないよ」「長女ちゃんもじょうずよ」と答えようとしましたが、どれも児童教室での2人の様子からしたら、とってつけたような慰めに聞こえてしまいます。考えたあげく、私が思いついた言葉が「うん、お姉ちゃんのおかげだよ」でした。 家ではしっかり者の長女長女は私の言葉に不思議そうな顔をします。私は続けて、「次女がおしゃべりや踊りがじょうずなのは、長女がいっぱい一緒に遊んであげてるからだよ。次女は一緒に遊んでくれるお姉ちゃんのことが大好きだから、お姉ちゃんと一緒のことしたくって頑張ってるんじゃないのかな」と。 実際、家では長女もよく踊ったりおしゃべりしたりしていました。また、次女が大好きな長女は、私よりもたくさん次女に話しかけたり、手遊び歌で遊んであげたりすることもありました。 姉妹の関係性が変化その後、次女が褒められるたびに「長女が教えてあげたからだね」と長女を持ち上げていると、長女は少しずつ自信を取り戻していきました。そして、「教えること」に自信を持った長女に次女は尊敬の眼差しを向けるようになり、何かにつけて「お姉ちゃんに教えてもらったんだ!」と言うように。 長女の自信が次女の尊敬に繋がり、尊敬されたことを感じた長女はより次女のお世話に力を入れるようになって、2人ともが褒められる、という良い循環ができあがりました。 今では長女は7歳、次女は5歳になりました。自身の成績は振るわないまでも、次女にひらがなやカタカナ、足し算などをどんどん覚えさせていく長女は私より「教える才能」があるように思います。これからも姉妹2人、互いに切磋琢磨しながら成長していってほしいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年07月04日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、乳幼児の夏のお散歩について教えてくれました。暑い日は熱中症なども心配でなかなお散歩に出かけられない…とお悩みのママはぜひ参考にしてくださいね。赤ちゃんの生活リズムをつけるために、散歩を習慣にしている場合があるかと思います。しかし、夏の暑い日は外出を避けて一日中お家で過ごすこともあり、赤ちゃんによってはお昼寝や夜の睡眠などに影響し、生活リズムがつきにくいことがあります。今回は、暑い日のお散歩についてお話しします。 夏は赤ちゃんは睡眠バランスが崩れがち…日課のお散歩に行けないことも夏の時期は、赤ちゃんが朝5時前後の早朝に起きてしまい、そこから寝てくれなくて困っているという相談を訪問先のママから受けることがあります。また、夏は睡眠のバランスが崩れがちで、午前寝や午後のお昼寝の時間がずれてしまい、夕方に眠くなってしまうことで、夜なかなか赤ちゃんが眠ってくれない…とお悩みのママも。昼寝の時間がずれてしまうことで、離乳食期では食事のタイミングがうまくとれなくなってしまったり、日課となっているお散歩に行けなかった…ということもあることでしょう。 お散歩は睡眠など生活リズムを整えるために大切ですが、暑い夏場はその日の気温や赤ちゃんのお昼寝時間・体調などと相談しながら、お散歩に出かけるのか、家で過ごす日にするのかなどを決めることも大切ですよ。 買い物がてらお散歩をする場合も、お昼の時間は避けて!夏の暑い日は、外出を避けた方がよいほど暑くなってしまうことがあります。そのため、朝の6時ごろや夕方5〜6時ごろなど比較的気温が落ち着く時間帯がおすすめです。一回の散歩時間は5〜10分程度の短時間にするのもよいでしょう。 どこか外へ行かなくても、ベランダなどに出る、玄関先、マンションなどでは廊下や敷地内を歩くだけでも赤ちゃんの刺激になり、寝つきが良くなることがあります。また、散歩がてらにスーパーや買い物に行くのも良いかと思います。ただし、お店が近い場合や車移動の場合でも、お昼前後の気温の高い時間を避けるようにしましょう。 保冷剤での冷やし過ぎには要注意!お散歩に出かける時には、直接日差しがあたらないように、ベビーカーの日差し避けを使ったり、抱っこ紐の場合は、ケープやママの日傘などを使いましょう。抱っこ紐の場合は、保冷剤などを背中に当てたりするとよいかと思います。ベビーカーも地面から近いため地面からの熱によって暑くなりがちです。背中や頭に保冷剤などを当てて冷やしてみましょう。 保冷剤は熱中症予防にもなり、冷たくて気持ちのよいものですが、温度が低いので凍傷になる危険もあります。冷えすぎないようにタオルで包むなどして調整し、時々赤ちゃんの肌を触って冷えすぎていないかを確認するようにしましょう。抱っこ紐専用の保冷シートを活用したり、冷やしても固まらないジェルタイプのものを使用すると、保冷剤部分も柔らかく赤ちゃんも嫌がらないのでおすすめです。夕方は蚊が多くなることもあるので、赤ちゃんにも使用可能なタイプの虫除けスプレーやジェルなどを活用したり、ベビーカーにかぶせる蚊除けネットや、吊り下げ用の虫よけなどを活用して虫よけ対策もしておきましょう。 まとめ散歩など屋外に出ることは、赤ちゃんの良い刺激になるだけでなく、ママのリフレッシュにもなります。夏の暑い日も無理のない範囲で、生活の中に取り入れられると良いですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年07月04日わが家の子育てお助けツールとしてかかせないYouTube。外出先でのぐずり対策や、家事の間大人しく待っていてほしいときなど、いろいろなシーンで活用させてもらっている必須アイテムです。しかし、ある日息子の検索履歴を見て驚愕してしまったのです……。 息子の検索履歴に驚愕…!現在7歳になる息子は、大のYouTube好き。主に私のスマホを使って視聴させていました。3歳くらいからスマホを貸していたところ、当時はタップとスクロールの操作がなんとかできる程度で、子どものおもちゃ動画などを楽しそうに観ていました。 それが今では検索機能を活用する成長ぶり。小学生になり覚えたてのひらがなで、観たい動画を見つけてくるようになりました。私は子どもの驚くべき成長に、ただ感動していましたが……。 ある日、調べたいことがあった私は、普段あまり使わないYouTubeを開いてみました。そして検索ボックスに文字を打とうとして、驚愕。検索履歴がずらっと表示されており、中には「ぱんつ」「おんなのこのすかーと」などの文字が並んでいたのです。もちろん私が入力したわけでなく、犯人は息子でした。 近ごろスマホを観ながら周りをキョロキョロとしていたのは、検索を気にしていたためだったのか……! 息子がそういうことに興味を持ちだしたことに成長を感じたとともに、複雑な思いを感じました。 夫に相談、とある作戦を決行そんなことがあった夜、昼間の出来事を夫に相談してみました。私はまだそういうことへの興味は早いと考えていたのですが「男の子はそんなもんだ」と夫は爆笑。直接息子へ話をするのはやめたほうがいいと言われ悩んだ末、視聴環境を改める方法を思いつきました。 それはスマホを貸すことをやめ、これからYouTubeはリビングの大きいテレビでのみ観ても良いとルール改定をすること。そして作戦は大成功。他の家族に見られているからなのか、それ以降検索履歴から怪しい言葉を見ることはなくなりました。 性教育としていろいろな知識を得ることは大切だと思いますが、年齢に不相応な情報まで得てしまうことは怖いと感じています。YouTubeがだめ! というわけではありませんが、もっと別のことに興味を向けてもらいたい思いもあります。いつか大きくなってしまう息子。今は子どもの間にしかできない楽しみを見つけてくれることが私の願いです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岡田ちえこ離婚→再婚を経てステップファミリーとなったポジティブママ。「ゆるく・楽しく」をモットーに7歳、0歳の息子と共に過ごす日々のなかで感じたことをお伝えしていきます。
2023年07月02日結婚前から22時退社が当たり前だった夫。夫婦2人だけのときはまったく問題ではなかったのですが、子どもが生まれたとなるとそうはいきません! ムクムクと膨らみ続ける不満……この気持ちをどのように消化していったらいいのか、悩み葛藤し至った結論についてお伝えします。ワンオペがつらい。協力を訴えるものの…息子が新生児のころ、わが家は夫の睡眠の質を優先して別室で寝ていました。ですが毎日帰りの遅い夫、立って抱っこしないと泣き続ける息子……。ワンオペ育児生活に孤独感と不公平感がつのり、私からお願いして同室で寝ることに。でも同室になったとしても問題は解決せず、息子が泣いても夫はまったく起きません。 運良く起きてもらえたときも罪悪感があり、寝かしつけをする夫の様子を眺めていました。すると、「俺を信用してないの? 2人で起きるのは非効率的」と夫が不機嫌に……。「育児はひとりでやれ」と言われたような絶望感でした。 広がる夫婦間の溝。そしてママは悟る夫は休みの日は家事・育児に協力的で、息子のことも大好き。ただ平日の調整はどんなにお願いしてもダメでした。今思えば、初めての育児に2人とも疲弊していたころでした。私は夫の仕事のやり方に、「無駄な会議なんかやめなよ」と上から目線で言い、夫のプライドを傷つけてしまいました。一方、夫は「弱音を吐くなら俺がひとりで育てるから何もするな!」と私を突き放すことも。 お互いに相手を思いやれなくなっていたと思います。状況に耐えかねた私は、「いつでも離婚できるよう、ひとりで子育てできる人間になろう!」と決心。再び寝室を分けるよう申し出ました。夫とのいさかいによるストレスに比べれば、赤ちゃん相手のストレスのほうが随分マシでした。 子育てはパパ・ママの「自立」が鍵!驚いたことに、「自立」を決意するとスッと肩の力が抜けて気持ちがラクに! 睡眠不足や孤独感がすぐ解決するわけではありませんが、現実的な対策が考えられるようになりました。下記3つは私が実践したことです。 1. 昼間は赤ちゃんが起きている時間に家事をおこなって、一緒に昼寝する2. 夜1回目の寝かしつけ直後から一緒に爆睡し、一定の睡眠時間を確保3. Twitterを活用して夜泣き対応のママと繋がり孤独感を和らげる振り返ると、私は夫になんとか育児の大変さをわかってもらおうと意地になっていました。本当に大変ならシッターや一時保育……いくらでも手立てがあるのに、それを活用する発想にはなりませんでした。これはまさに、夫に対し「自分を支えてほしい」と精神的に依存していた証拠だと思います。 この件を通して、私を苦しめていたのは夫でも息子でもなく、「こうあるべき」という自分の固定観念だったんだなと思いました。とはいえ、頭ではわかっていても疲れるとマイナス思考になってしまいます。そのため、今は夫婦共にひとりの時間を確保して、心の健康を大切にしながら過ごしています。 監修/助産師 松田玲子著者:はやしくるみパワフル&甘えんぼうな3歳男児の母。2021年夏に2人目を出産予定。本業はインフラエンジニア。論理の通じない育児の世界に翻弄され、だいぶ鍛えられてきた。2人目育児では家電や民間サービス等をフル活用してラクをしようと画策中。
2023年07月02日私は2人姉妹のママですが、現在4歳になった長女は、次女が生まれた直後は赤ちゃん返りがあったものの、イヤイヤ期がさほどなく、むしろ「イヤだ!」という否定の言葉はほとんど発しませんでした。私自身が心がけていた育児方法をお話しします。次女が1歳になって気付いた長女の穏やかさ次女は現在1歳3カ月ですが、2人目ということもあってか、すでに「ねんね」「くっく(靴)」「ばいばい」など数十個の単語を話しています。そのなかでも次女がよく発している言葉は「イヤ!」と言う単語です。たとえばこちらがよかれと思ってお茶を差し出すと、次女本人がもういらないの意味で首を振り「イヤ」とはっきり言うものですから、意味もばっちり理解しているなという感じでした。 姉妹の語彙力の違いはどこから?長女は1歳代のころはおろか、2歳になっても「イヤだ」「きらい」といった否定的な単語を発することはほとんどなく、かと言って決して喋れない訳でもなく、2歳のころには「大きい犬(のおもちゃは)、どこにいった?」などと文章で喋れるレベルでした。 そこで私は「姉妹の語彙力の違いはどこからくるのか?」と考えるきっかけとなったのです。私は、長女がなかなか発することがなかった「イヤ!」を、なぜ次女はこんなに早期から言えるようになったのだろう?と、次女の行動についてよく眺めてみることにしてみました。 長女が次女に「イヤ」を連発次女は一緒に遊んでほしくて長女によくちょっかいを出します。そのたびに次女は長女の真剣に遊んでいたおもちゃを取り上げてしまうので、長女はたまりかねて「イヤだ! やめてよ」とイヤという単語を連発していたのです。 数えてみると、長女は1日に10回ほどは次女に向かって「イヤだ」「やめて」と言っていました。「こんなにイヤと言っていたら、そりゃあ次女も覚えるよな~」と思ったのと同時に、私自身の長女におこなってきた言葉づかいについて改めて考え直してみました。 私自身がイヤという単語は極力控えていた一足早くにママになった友人たちからイヤイヤ期について聞いていたので、私自身がなるべくイヤイヤ期が凄まじいものにならないように「まずは自分自身が長女に対してイヤ・嫌いなど否定的な言葉は使わないようにしよう」と心がけていたことに気付きました。 もちろん完璧に「イヤ」という言葉を私自身が使わずにいられるかと言えばそうではなかったです。しかし、少なくとも子どもが悪さをしたときなど、しつけの場面で「そんなことをする子は嫌いだよ」とか「ママは嫌な思いをした」といった言葉は使わないようにしていました。 長女は「これが欲しい」と言って泣くなどの自己主張は当然ありますが、「ママ、きらい!」「ママがイヤ!」など、こちらが悲しくなってしまうような言動は一切なかったのです。「自分たちが声かけしていった言葉で、今の子どもの言語がつくられている」と思うと、より一層言葉づかいには気を付けなければと身が引き締まる思いです。 監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月01日私は4歳の娘を育てています。娘が保育園から幼稚園へ通うことになったときの話です。年少クラスの間は登園時に泣いてしまったり「行きたくない」と通園の途中で止まってしまったりして、私は「いつまで続くんだろう」と不安になっていました……。 毎日泣く娘…娘が幼稚園に初めて通った日のことは、今でも鮮明に覚えています。なぜなら、クラスの中で一番泣き喚いていたからです。 1カ月もすると、はじめのころよりましになっていましたが、それでもまだ泣いてしまったりしがみついて離れなかったり……。そんな娘を預けて重い足で仕事に行く毎日でした。 年少クラスのころは、私が幼稚園での出来事を聞いてもあまり話をしてくれなかった娘。年中クラスを目前にした娘のことを考えていた私は、周りからお姉さん扱いをされてまた不安になったり寂しく感じたりしないかなと、心配していました。 しかし、私の心配は必要ありませんでした。年中クラスに上がった途端、登園時は笑顔で「バイバイ!」をしてくれて、お迎えに行ったときは年少クラスのころには見たことがないくらいの笑顔で「ママー!」と走ってきてくれたのです。 娘に「なんで年中クラスになってニコニコさんなの?」と聞くと「だってお姉さんクラスだもん!」と答えてくれました。娘が年少クラスで感じていた、不安や寂しさも成長に必要なことだったのでしょう。子どもが突然成長する出来事を目の当たりにしたので、これからも子育てで悩んだときはいつか成長するものだと心配しすぎず、娘をサポートしていきたいと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田りか天真らんまんな4歳の娘と、やんちゃで甘えん坊な2歳の息子を育てているコスメ大好きママ。営業事務の仕事をしながらライターとしても活動中。
2023年06月30日私は4歳の長男と、2歳の次男を育てています。普段は仲が良く穏やかな兄弟ですが、おもちゃの取り合いなどで喧嘩をすることもあります。喧嘩になったとき、よほどのことでなければ私は2人の間に入らず、声掛けだけして見守っているのですが、次男が長男に譲る回数が多いことが少し気になっていました。そんなある日、思わぬところで次男の本音を知ることになったのです……! おもちゃを譲る次男がある日…子どもたちが同時に同じおもちゃで遊ぼうとして取り合いになったとき、次男がおもちゃを手にすると、長男は泣いたり怒ったりしてしまいます。そんなとき、私は「順番に使おうね」「こっちにも別のおもちゃがあるよ」と2人に声を掛けるのですが、そうすると次男が長男におもちゃを譲ってしまうことがよくありました。 「順番だから後で貸してあげたらいいんだよ」と私が言っても、次男はそのおもちゃを諦めてしまいます。「譲ってあげてやさしいね」と次男に声を掛けながらも、その回数が多いことが私は気になっていました。 ある夜私は、寝ている次男が寝言で「僕の!」と怒っているのを聞きました。一瞬のことでしたが、別の日にも同様の寝言を聞いて、「次男は本当は我慢しておもちゃを譲っていたのかも」とはっとした私。思わず「気付いてあげられなくてごめんね」と寝ている次男に謝りました。 それからは、次男が長男におもちゃを譲ろうとしても、私は「順番だから先に使っていいよ」と止めるようにしています。また、長男にも「泣いたり怒ったりするんじゃなくて、貸してって言って順番を守ろうね」と伝えました。 現在もおもちゃの取り合いをすることはありますが、長男も次男も「貸して」の声掛けと、「いいよ」または「後でね」というやり取りがじょうずになってきました。次男の寝言もあれ以来聞いていないので、やはりあれは次男の抑圧された思いが寝言として現れたのではないかと思っています。私は次男の我慢に気付けなかったことを反省して、もっとよく子どもたちの様子を見るよう心掛けています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:香川えりか
2023年06月30日5歳の息子は、熱は下がっても咳だけ残るということがしばしば。特に運動後や就寝中などに咳が悪化し、あまりにひどいときは嘔吐してしまうこともありました。喘息の診断を受けていたのですが、薬をのんでも全然よくならなくて――!? セカンドオピニオンで「喘息」の診断を受けたが…この状況に耐えられなかった私は、かかりつけ医の小児科からセカンドオピニオンで呼吸器内科に息子を連れて行きました。 そこでは医師に「この子は喘息だよ」と診断されました。吸入や喘息の薬を処方してもらって息子の咳は、何とか完治。しかし、風邪を引くたびに咳だけが長引く状況は変わりませんでした。 そして冬の寒い時季に、またもや息子は発熱。数日で解熱はしましたが、咳だけはいつもの通り治りません。「吸入や喘息の薬で治るかな」と私は考えていました。しかし、今回はどれだけ喘息の薬を飲んでもまったく咳が良くなる気配がありません。 再びかかりつけ医へ相談咳で苦しむ息子に何もできずに私は涙が出てきました。しかし、一番つらいのは息子です。私はすがるような思いで再びかかりつけ医の小児科へ息子を連れて行き、今までの流れをすべて話しました。 私の話を聞いたかかりつけ医は「喘息じゃないから薬が効いてないんだよ」と。そのひと言がとても腑に落ちました。 かかりつけ医は「この症状だけじゃ喘息と判断できない」と漢方薬を処方。すると、息子の咳は次第に落ち着き、運動も就寝も問題なく過ごせるように! その後、風邪の際は咳止めの漢方薬をはじめから処方してもらうことで、息子の咳は以前のように悪化しなくなりました。咳だからまた喘息か、と思っていましたが、漢方が効いてよかったです。息子がつらい中、あちこちの病院に連れていくことに迷いもありましたが、再度かかりつけ医を受診してよかったと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/ふくふく ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:都 うめこ
2023年06月29日私は、娘の記憶に残らないほど小さなころに、元夫と離婚しています。娘が小学生になってから、離婚理由をしつこく聞かれたので正直に話すと、娘から衝撃のひと言が……! 思わず涙してしまいました……。 「どうしてうちにはパパがいないの?」私は、「娘の記憶に残らないうちに離婚しよう」と、娘が生まれてすぐに離婚を決意しました。それからはシングルマザーとして過ごしていましたが、娘が小学3年生になったときに「どうして、うちにはパパがいないの?」と聞かれました。離婚理由を娘から聞かれたのは、このときが初めてです。 私は「ママとパパが大きな大きなケンカをしちゃって、仲直りできなくなったんだ」と言いました。すると娘は「私がそのとき赤ちゃんだったから、ママとパパのケンカを止められなかったんだよね。ごめんね。私がしゃべれて、ママとパパが仲直りできたら、今も一緒に仲良く暮らせてた?」と、まるで自分を責めるような言い方をしたのです! 私は「娘は何にも悪くないんだよ。娘がおしゃべりできても、ママとパパが仲直りできないくらい大きなケンカだったの。だから、娘はひとつも悪いことなんてないんだよ」と伝えました。娘のことを思うと涙があふれて、気付けば娘も私も泣いていて、ぎゅっとお互いを抱きしめあっていました。 娘からの質問に真摯に向き合ったつもりでしたが、結果として、娘に責任を感じさせてしまったようで、とても申し訳なくなりました。幸い、この話のあとも娘自身は不安定になることなく過ごしていたので、よかったです。デリケートな問題なので、「もう少し娘が大きくなってから話してもよかったかな?」と思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年06月29日私は4歳と2歳になる男の子を育てています。長男は反抗期の真っ盛り。あらゆるものへのこだわりがすごく、かんしゃくを起こすと手が付けられないこともあり、私は長男への対応に悩んでいました。ネット検索で対応策を読んでも、理想的なことばかりのように思えました。そんなときママ友に相談すると……。 ママ友に相談すると…!?長男は、自分の思い通りにならないと大泣きをしたり、私を軽くたたいたり全身で拒否をするようになりました。私は「うるさいから」と長男の要求になんでも答えてしまうと「わがままな子」になってしまう気がして、叱る日も多々。 ネットに書いてあるように「子どもの話を聞ける待てる親」になろうと意識しても時間は限られており、ついつい叱ってしまうのです。 ある日、子ども同士が仲のいいママ友に長男の様子を相談してみました。すると、ママ友は「うちだって一緒!うちの子は今、パパと相性最悪で反抗すごいよ。子どもがかんしゃくを起こすと子ども部屋に連れて行って落ち着くまで泣かすの」と言うのです。 私はママ友の話を聞いて「自分だけではない」「うちの子だけではない」と、とても安心しました。 その後も、そのママ友は「今の時期は難しいよね、私は自分に余裕がないときは離れるの。子どもの様子は見るけど泣き声を聞くだけでもストレスだから」と同じ境遇について話し合いました。 このとき私は「ただ私の話を聞いてくれて、悩みを受け入れ共感してくれるだけで気持ちがスカッとする」ということを知ったのです。 私は子育てで悩むと、手軽に検索できるネットで解決策を探そうとします。でも、実際の生活の中ではその通りにしてもうまくいかないことも多く、難しいなと思うことが多々あります。今回の件で、同い年の子を持つママ友と話すと問題が共有できて「他の家庭も同じ。悩みを共有できる場所がある」と思えることが安心につながるのだとわかりました。共感してくれたママ友には感謝しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年06月28日初めての子どもで、育児休業を取得した夫。育児で疲弊するママとは反対に、夜はぐっすりと寝て、昼はゲームという生活をしている夫に限界を感じたママのエピソードをご紹介します! 育休を取得した夫に…初めての子育てで夫も育休(育児休業)を取っていたのですが、あまり手出しをしてくれず、私はイライラしていました。さらに、夫はイビキも大きく、娘は大きな音にグズり始めるという状況。夫は一度寝るとほぼ起きないので、私があやすしかありませんでした。 また育児で寝られないことは覚悟していましたが、何をしても泣き止まない娘に、私は母親として不出来なのかと、心もつらくなっていました。そんななか、グーグーと寝ている夫をみて「何のための育休か」「夫は夜も快眠で昼間はゲームもしている。私はこんなにつらいのに」と憎しみのような気持ちが湧き上がるように……。 そのまま朝になり、起きた夫は泣き腫らしている私をみてびっくり。「どうしたのか」と聞いてくれ、私は思いの丈をぶつけました。夫は「ごめん、ごめんな」と話を聞いてくれ、夫も私が看護師だから逆に手出しをしづらかったと教えてくれました。 私も心の中で悶々とするばかりで、やってほしいことを口にしていなかったと反省。それからは、やってほしいことは口に出して伝えるようにしています。 それからは夫もできるところまではやってくれるし、できないときは「教えてー」と積極的に家事、育児をしてくれています。コミュニケーションエラーはこういうことかと実感した出来事でした。 (女性 30代看護師) まとめ育児中に、夫婦間でのモヤモヤが溜まることは多いのではないでしょうか。その一つとして、コミュニケーションがうまく取れていないことが原因としてあるかもしれないですね。今後の家族関係をいいものにするためにも、定期的に話し合いの時間をとるなど夫婦間で決めるのもいいかもしれませんね。 作画/加藤みちか
2023年06月28日胸が小さいことがずっとコンプレックスだった私。大人になってからはどうしようもないことだと割り切っていました。しかし、出産して授乳をする段階になって、否応なくこの問題に向き合わなければならず……。小胸で挑んだ授乳体験記をお伝えします。覚悟を決めて受けた授乳指導初めての出産後、休む間もなく始まった授乳指導。Aカップにも満たない胸がずっとコンプレックスだった私は、はじめは指導を受けるため助産師さんに胸を見せることも抵抗がありました。 しかし、授乳室に集まり当たり前のように胸を出して授乳をしている他のママたちを見て、母親なのだからと覚悟を決め、授乳指導を受けたのです。 小胸授乳の実態…!そもそも胸がなくても母乳はちゃんと出るのか?という心配もありましたが、助産師さんからは、小胸のほうが出が良かったりもすると励まされ、慣れない授乳に努めました。 しかし、胸の膨らみがないので赤ちゃんに乳首をくわえさせるのもひと苦労。すぐに口から外れてしまい、全然うまくいきません。 胸がある人よりも真下を見なければならないので首や肩も痛く、だんだん授乳が苦痛になりました。 つらいことは止めてみた1人目のときは母乳神話をうっすら信じていたこともあり、生後6カ月までは混合栄養で頑張りましたが、2人目のときには2・3カ月で早々に完全ミルクに切り替えました。 うまくいっていれば母乳のほうがメリットが多いのかもしれませんが、私にとって授乳は苦痛のほうが多く、母乳をやめたことでむしろ気持ち的にもラクになれたのです。 1人目のときは母乳で育てていないことに罪悪感を覚えることもありましたが、振り返ってみると、母親がつらい思いをしてまでこだわることではなかったと感じます。つらいことを頑張るよりも、ストレスを減らして子育てを楽しんで、と当時の自分に言ってあげたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪
2023年06月27日赤ちゃんを出産し、忙しくも楽しい日々を過ごしているママ。ある日の夫の言動にイラッとしたエピソードをご紹介します! そういうことじゃない!赤ちゃんを迎え、楽しく忙しい日々を過ごしています。今まで自由に使っていた時間も、子どもが寝てる間にしたり、機嫌の良い間にしたりと隙間を縫うように家事などをこなしていました。 ある日、夕食後の洗い物を夫にお願いすると快く受けてくれたので、お風呂に入ってしまおうとしましたが、いつまで経っても携帯をいじり一向に洗う様子がありません。「いつやるの?」と聞くと「今からやるよー」と言いつつその場から動かず……。 あと30分もすれば子どもがいつも泣き出す時間。「そうしたらきっと子どもの相手をして、食器は明日の朝まで放置されるんだろうな……」と思うと私のイライラはマックスに。私が無言で食器と水の音を荒々しくたてながら洗い出すと「何でやるの?やろうと思ってたのに」と……。違う! 私が求めていたのは“今この時”であってあなたのタイミングの今ではない!とさらにイライラ……。 以前から夫との”今“のタイミングに違いがありケンカ一歩手前になる事は多々ありました。子どもが産まれてからは私ばかり時間を気にしてる、という思いも加わりもともと短気な私はさらにイライラ。自分が穏やかにすごすためにも、なぜこのタイミングなのかをきちんと伝えていかなければいけないんだなと改めて感じた出来事でした。 (女性 30歳保育士) まとめ産後、夫との時間の価値観の違いに悩んでいたママ。ママは子どもが起きたときには、全力で子どもと向き合いたいからそれ以外の家事などは早めに終わらしたい気持ちだったのでしょう。しかし旦那さんはそれがわからず、自分のキリのいいところでしようと考えていた。お互いのすれ違いについては早めに解決するよりいいことはありません。投稿者さんも言っていたように、頼む際はなぜ今この作業をお願いしているのかを伝えていくと旦那さんも次第にママのしたいことを理解していけるようになるかもしれませんね。 作画/加藤みちか
2023年06月27日4歳になったわが家の長女には、2歳と0歳の弟と妹がいます。最初にお姉ちゃんになったときはまだ2歳だった長女。当時はきょうだいができたという自覚があまりありませんでしたが、4歳になって弟や妹の面倒をよく見てくれるようになりました。最近、そんな長女の心境がわかるようになったのです。「お姉ちゃんなんだから」は禁句私の母は3人きょうだいの1番上で、何があっても「お姉ちゃんなんだから!」と言われて育てられてきたそうです。それがストレスに感じたことが多かったようで、長女がお姉ちゃんになったとき、母に「お姉ちゃんだから」という言い方はしないでほしいと言われました。 ひとりっ子として育った私ですが、母の話を聞き、「お姉ちゃんだから」と言われることのプレッシャーを知りました。そのため、今まで長女に「お姉ちゃんだから」と言ったことはありません。 お姉ちゃんを自覚し始めた…?母に言われたとおり、「お姉ちゃんだから」と言ったことは今でも1回もありません。しかしながら、最近の長女は自然と自分がお姉ちゃんになったという自覚が芽生えているように感じます。 長女は、「私はお姉ちゃんだからできるよ」「私はお姉ちゃんだから我慢する」という言い方をするようになりました。最初はあまり気にしていなかったのですが、話しているときに違和感を覚え、そういう言い方をして自分自身に言い聞かせてるのかなと思い、少し心配になりました。 「私えらい?」という長女最近になってお皿洗いを手伝ったり、洋服を一緒に畳んでくれたり、ごはんを一緒に作ったりしたがるようになった長女。最初はおままごとの延長なのかなと思っていたのですが、何かを手伝ったときに毎回「私えらい?」と聞いてくるようになり、長女も本当は甘えたい、弟や妹のことだけではなく自分のことも見てもらいたい、褒めてほしかったのだということに気付きました。 長女に「えらいね」と言うととても喜び、率先してなんでも手伝ってくれるようになりました。 よく考えてみると、1番下の子につきっきりでお姉ちゃんである長女ならひとりでできることが多いはずと思って頼ってしまっているところがありました。年齢の違う子どもたちを均等に見るのはなかなか難しいですが、子どもたちからすれば私はひとりしかいないママです。長女の頑張りだけではなく、もっと長女にとって近くて頼れる存在になりたいと思いました。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:永田真結4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2023年06月27日大人しくてマイペースな息子が、幼稚園入園後、2歳離れた娘に暴力を振るうようになってしまいました。母や友人など、身近な人に相談してアドバイスをもらい、いろいろ試してみても効果なし。不安や焦りもあって、子育てに自信を失くしてしまいました。誰かに話を聞いてほしい、そんな思いから子育て相談員さんに相談してみることに。すると、その方の言葉に、私は涙が止まらなくなってしまいました……。2歳離れた兄妹わが家の息子と娘は2歳差の兄妹です。マイペースな息子は、妊娠中はあまり「妹」という存在に興味がない様子でした。お世話をしたがるようになったのは娘が生後3カ月ほどになってから。そんな息子ですが、幼稚園入園後、ある時期から娘に対してとても暴力的な行動をとるようになりました。帰宅するなり娘を押したり、おもちゃを取り上げて投げてしまったり......。 何度も続いたので私は、「お友だちにもこういうことしているの?」ときつく問いかけました。しかし息子は首を横に振り、だんまり。担任の先生に相談しても園ではそういうことは一切ないとの話で、私は頭を抱えてしまいました。 相談したものの…実家はそう遠くなく、よく行き来していたので母や母以外に相談できる友人もいました。息子の行動を複数の人に相談し、私と2人きりの時間を作ってみたり、息子が一番大好きで大切だと伝えたりと、アドバイスしてもらったことを試してみました。しかし何を試してみてもその場限りで、息子は一時的に満足げで落ち着くものの、また日が経てば娘にだけ暴力的な行動をとるように戻ってしまうのです。 もしかして愛情が足りていないのではないか、息子の気持ちを満たしてあげられない私は母親失格なのではないか……。そんな気持ちで押し潰されてしまいそうになり、私はだんだん周りの人に相談ができなくなってしまいました。 気持ちを救ってくれた場所私は知らない人に話を聞いてほしいと思い立ち、ネットで調べてみたところ、自治体が運営している子育て相談室を見つけました。希望すれば1対1で相談員さんと話ができるということでした。緊張しながらも訪れ、思い切って経緯を話す私。すると相談員さんは「よく頑張ってきたね」と肩を撫でてくださり、悩んでいた私はそれだけで涙が止まらなくなってしまいました。 すでにいろいろなことを試していた私は、その日何か的確な対処法を教えてもらった訳ではありません。しかしすべて吐き出し受け入れてもらったことで、「できることはやっている。愛情は伝わっている」と思うようになり、息子の行動にイライラしたり落ち込んだりすることはなくなりました。すると、息子の暴力はだんだん減っていき、気付くと問題行動はなくなっていました。 いろいろ試してみても効果がなく落ち込んだり、「子育ての仕方が間違っているのか?」と不安だった私は、あのとき第三者から認めてもらえたことが自信につながったような気がします。今思えば、私の不安な気持ちが、息子に影響を与えていたのかもしれません。身近な相談相手がいることはとてもありがたいことですが、公的な機関に頼ることも悪くないなと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2023年06月27日子どもと旅行に行った際に出会った、女性とのエピソードをご紹介します。 子どもと旅行したとき…新幹線を使う遠出の旅行をしたときの話なのですが、サイト経由の新幹線とホテルとのパックだったため、指定席しか取れず1歳半の子どもは膝の上に座らせることにしました。 しかし子どもはまだ真っ直ぐには歩いてくれない時期。結局ほとんどが抱っこでの移動でした。そんなヘトヘトの旅行の帰り、子どもが少しグズリ気味に。 新幹線に乗った後、すぐに私と子どもは多目的室へ。その後、席に戻ってくると隣が高校生くらいの女の子だったのがお母様に交代されていました。特に気にせず席に座ると、私の横に座っていたお母様は「気にしなくていいですよ。私、保育士なんです。」と笑顔で話しかけてくださいました。 東京〜博多間の新幹線で広島に降りるまでの約5時間、お母様はそのままたくさん子どもの相手をしてくださり、また子どもの反応に「かわいいね」なども言ってくれ、お母様とお話したおかげで、焦り気味だった気持ちが和らぎました。素敵な一期一会でした。 (20代 女性 派遣) まとめ子どもとの旅行。小さいころからいろいろところに連れていってあげたいと思う方も多いのではないでしょうか? しかし、旅行中スムーズにいかないこともあります。そんなとき周りからの温かい言葉にはとても助けられますよね。みなさんは、育児中に周囲から言われてうれしかった声かけはありますか? 作画/市田スナオ
2023年06月26日産後、初めて美容院に行ったママ。そのとき子どもを夫に預けたのですが、夫からはSOSが! 帰宅時に判明した夫の衝撃エピソードをご紹介します! 夫に子どもを預けて、美容院へ出産後3カ月が経ったある日。普段から忙しく、ほとんど家にいない夫に娘を託し、私は産後初めての美容院へ行くことに。夫は娘の2人きりになるのは初めてですが「心配いらない」と自信たっぷり。念の為、私は夫に育児用ミルクの作り方や着替えの場所などすべて伝え、ワクワクして美容院に向かいました。 久しぶりの美容院を楽しんでいる最中、夫から「娘が育児用ミルクを拒否してずっと泣いていてどうしたらいいかわからない」と連絡が。育児用ミルクを拒否することなど今まで1度もなく、思い当たる対応を伝えるも状況は変わらず。ひとまず頑張ってもらい、終わり次第すぐに帰ると、泣き疲れて眠る娘の姿がありました。 飲まなかったという育児用ミルクの作り方を夫に確認すると、驚くことに通常の10分の1ほどしか育児用ミルクの粉を入れておらず、なんと白濁した水という状態。それを見た私は「娘が拒否するのも無理はない」と納得しました。 普段から「忙しい」を理由に育児にまったく参加していないにもかかわらず「自分はなんでもできる」と過信し私の話しを聞いていない夫にドン引きしたと同時に、呆れてしまいました。(女性 20代 会社員) まとめ初めて夫にお子さんを預けたエピソード。夫にお子さんを預けてドキドキした経験があるママもいらっしゃるのではないでしょうか。側から見ると「俺にもできる」と思われてしまうことも多い育児。これを機に、パパも育児に対しての意識が変わったらいいですよね。 作画/加藤みちか
2023年06月26日障害者等級1級の難病を持つ妻。私は夫として妻を支え、私も妻に支えられ共に過ごしてきました。妻は出生時、腸に悪性の腫瘍が見つかり、手術で除去。以来、(同じ症状の前例がない)難病指定され、毎日の検査や点滴、数十回の手術をしながら今に至ります。妻を育てた義母は、病気だからと言って甘やかすことなく厳しく厳しく妻を育てたそうです。そんな義母と戦うことになるとは思ってもいませんでした。長男を無事に出産妊娠時、世界的に見ても過去に同じような病気の人で出産したという前例がなかったため、どうなるかわからない状況でしたが、妻の強い意志で出産を決意。無事、男の子が生まれてきてくれました。 しかし、ここで妻が持病の不調も相まって産後うつになってしまいました。私は会社をしばらく休ませてもらい、できる限り子どもと妻の世話をして過ごしましたが、妻のうつは悪化し、主治医から1、2カ月入院するように言われました。 義母からの言葉私は妻に安心して入院してもらうためお互いの両親に事情を話し、子育ての手伝いを頼みました。私の母は快く引き受けてくれました。しかし義母は、「自分の子は自分たちで育てなさい。できないなら里親の元に出せ」と。 続けて「娘も、あんたひとりで子どもを育てるより里親の元に出したほうが安心する」とも言われました。「この人は何を言っているんだ?」「少しぐらい手伝って」と義母に対して私は思ってしまいました。 義母との戦いここまで義母に言われて腹が立ちましたが、妻の顔もあるので「もういいです」と帰ろうとすると、さらに「あなたのエゴでその子に苦労をかけるな」というようなことを言ってきたのです。 さすがに私もプチンッときたので「絶対にこの子も妻も自分が幸せにするから黙っててください」と言って帰りました。結局、妻の入院中も義母には絶対に頼らず乗り切ることに。正直すごくしんどいと思ったこともありましたが、義母との件もあり奮起しました。 義母の想い2カ月後、妻も無事退院。妻には入院中、一連の内容を話さずにいましたが、退院後にこんなことがあったと告白しました。すぐに妻は事実確認をすると義母に連絡。すると義母から思いもよらぬ返答がありました。 私がちゃんと妻の退院までひとりでしっかり子育てをするように、あえてそう言って試したとのこと。正直今でも腑に落ちずにいますが、義母への怒りのような感情をエネルギーに変えて、この期間子育てを頑張れたというのも事実でした。 子育てにはいろいろな考え方があり、正解はありません。自分の価値観だけでなく、視野を広げて「子育て」に向き合うことが大切なのかなと思います。実際あのときの経験があって、多少のことではへこたれないようになりました。もちろん「しんどい思いをする」ことが正解とも思っていませんが、間違ってもいないと思います。そういう意味では勉強になりました。 著者:八杉竜平3歳男児の父。運送業を退職しWeb業界へ。障害者等級1級の難病を持ち、産後うつを経験した妻との子育てについて執筆中。
2023年06月26日娘が幼稚園の年長クラスだった年の7月、娘が落ち込んで泣いたり怒ったりするようになりました。あるときは怒って私をたたいたり、おもちゃを投げつけて物にあたったり……。原因がわかっていたので私はとても申し訳ない気持ちになりました。仲良しのお友だち娘が年長クラスだったころ、年中クラスのときから大の仲良しだったお友だちがいました。幼稚園では何をするにもそのお友だちと一緒で、帰宅後や休みの日はお互いの家で遊ぶことも。 娘とそのお友だちは学区が違ったため、小学校は別々になることがわかっていましたが、卒園までは毎日一緒に遊べるはずでした。ところが、あと半年で卒園というときに、夫の転勤辞令が! 引っ越しと転園をすることになってしまったのです。 娘の反応は…娘に引っ越すことを伝えると、最初は新しい街や新しい家へ行けることに喜んでいました。しかし、お友だちとお別れしなければならないとわかると、「お引っ越ししたくない」「○○ちゃんとお別れしたくない」と言うように。 その後も、新居や転園先を探すときは楽しそうにしているものの、急にお別れが寂しくなって落ち込み泣いてしまうなど、娘は情緒不安定気味になっていきました。泣きながら怒って私をたたいたり、おもちゃなどを投げつけて物にあたったりする日もありました。 引っ越しまでにしたこと私は娘の様子を見て、転勤族でごめんねと申し訳ない気持ちになり、なるべく娘がスムーズにお友だちとお別れできるようにサポートをしようと思いました。まず、楽しみにしていた幼稚園の行事に参加できるよう、当初の予定より引っ越しの日を延期。そして、お友だちのお母さんにも早めに引っ越すことを伝え、その日までたくさん一緒に遊ばせてあげようと協力してもらうことに。 お友だちの家や、普段はあまり利用しない延長保育で、たっぷり遊んでもらいました。娘はとてもうれしそうにしていて、私は引っ越し作業がはかどるし一石二鳥。家で遊ばせてくれたり、一緒に延長保育を利用してくれたり、協力してくれたお友だちのお母さんには、感謝の気持ちでいっぱいでした。 その後、幼稚園でのお別れ会や、プレゼントや手紙の交換をしたことで、娘は少しずつお別れすることを受け入れていったようでした。新しい街では、幸いすぐにお友だちもできて元気に暮らしていますが、たまに「○○ちゃん元気かなぁ」と少し寂しそうに話すことも。これからも同じように誰かとお別れをすることがあるかもしれませんが、一緒に乗り越えて娘の成長を見守りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:斉藤 ひかり6歳女児、3歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2023年06月25日外出時、自分が先頭になり、後ろに息子たちを従える形で歩くことが多い夫。私はそんな危機意識の低い夫の姿を見て、いつか息子たちが事件や事故に巻き込まれるのではないかと心配していました。そしてある日、海水浴場で事件が起きてしまったのです。息子たちの先頭を歩く夫…夫は普段から6歳と4歳の息子たちの面倒をとてもよく見てくれています。しかし私には少し気になっていることが……。それは外出するとき、夫はよく自分が先頭になり、息子たちを夫の後ろから歩かせることです。 私が息子たちと出かけるときはできる限りみんなで手を繋ぎ、周りに注意を払いながら歩くようにしています。それは、夫のように自分が先頭で歩いていたら、息子たちがついてきているかわからないし、自分が気が付かないうちに息子たちが連れ去られるかもしれないからです。 私は夫にもそうしてほしいと何度か注意しました。しかし夫はその「かもしれない」が予測できないようで、なかなか方法を変えてくれません。 海水浴場でもひとりでズンズン進んでいく夫そんなある日、事件が起きました。それは家族で海水浴に行ったときのこと。その海水浴場には岩場もあり、澄んだ海水の中を泳ぐ魚やかに、岩場にくっついている貝などに、夫や息子たちは興味津々。たもやバケツを持ってきていたので、それらを捕まえることにしました。しかし夫は獲物を追いかけ、私たちのほうを振り返ることなく、ひとりでズンズン進んで行ってしまうのです。 私が息子たちをサポートしながら一番後ろからついていく形になりましたが、慣れない岩場に足をとられ、思うように進めません。私は夫に「待ってー! 子どもたちの様子見ながら進んで!」と呼びかけますが、夫は獲物に夢中で聞こえていないようでした。 そのとき事件が…!そのとき、狭い岩場でうまく手をつなげず、私の前を歩いていた次男が足を滑らせてしまったのです! 幸い後ろにいた私がなんとか次男をすくい上げ、事なきを得ましたが、私がいなかったら溺れていたかもしれません。 私の悲鳴と次男の泣き声を聞いた夫は、何が起きたのかようやく気付き、こちらへ駆けつけました。私が「だからちゃんと見てって言ったじゃん!」と言うと、夫は反省している様子。この事件以来、夫は以前よりも息子たちの様子に注意を払ってくれるようになりました。 男の人には大昔の狩りの習性が残っているため、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなると聞いたことがあります。本当かどうかはわかりませんが、それをよく表しているように感じてしまう出来事でした。子どもの命に関わることなので「仕方ない」では片付けられません。夫婦で力を合わせて子どもたちの安全を守っていかなければ、と改めて感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2023年06月25日