織田信長の安土城は教科書に必ず出てくるお城ですが、実はその正確な姿は謎のままなのです。安土城について、歴史研究家の藤井尚夫さんにお話を伺いました。藤井さんはお城の復元図を多く手掛ける専門家です。――安土城の天主はなぜ正確な姿がわからないのでしょうか。藤井さんまず本能寺の変で信長が死んだ後、明智光秀と秀吉との争いの中、燃やされて、その後再現されません。また、当時の外見を正確に描いた絵画資料が残っていません。なので推測するしかないんですよ。――どうやって安土城天主の形を推定するのですか?藤井さんそれは太田牛一が書き残してくれているからできるんです。太田牛一という人は信長の側に常につき従っていたと思われる人で、信長の言動をこと細かく記録して残してくれました。江戸時代には『信長公記』(しんちょうこうき)という形になって写本が作られています。この中に、安土城の描写があります。――それは、どんな内容なんでしょうか。藤井さん例えば、天主一階には、「十二畳敷、唐の儒者達を」狩野派の絵師に描かせた部屋があったなど、各部屋のことが書かれています。また天主第四層、第五層の外部の色なども描写されています。これらの記述を元に再現図を描くんです。――ということは、復元者によって細部が変わってくる可能性がある?藤井さんそうですね。解釈の違いが出ますので。例えば、太田牛一が地上一階には「御土蔵」があったと書いています。天主の中に土蔵があるというのは、私はヘンだと思いますので、これは天主の外に隣接してあったものだと解釈しています。でも天主内にあったと想定する方もおられますね。――藤井さんは復元図を制作される時にどんな点に興味を持ちましたか?藤井さん安土城は外部五層、内部七階建てでしたが、この四層と五層部分が特徴的ですね。この四層と五層の両方に「御縁輪」(ごえんがわ)があり、「高欄」(こうらん)があったと書かれています。これは軍事的構築物ではないですね。*……高欄というのは縁などの端に設ける手すりのこと。――ベランダみたいになっているところですね。四層目にもあったのですか?藤井さん太田牛一は四層目の外側の画についても記述をしています。逆に言うと、太田牛一という人は、そこに立てる人だったと言えます。また擬宝珠(ぎぼし)があったという記述もあります。なので擬宝珠高欄が四層目にあったと推測するのが自然ではないでしょうか。*……擬宝珠(ぎぼし)というのは、高欄の親柱にかぶせる宝珠型の飾りのこと。橋などでも見られる。――なるほど。外観の色なども記述があるのでしょうか。藤井さん四層では部屋の内側が金で、外の柱が朱という記述があります。宣教師・フロイスの記述の中に「壁が青」と書いてあったりするんですが、これは窓の「桟」(さん)の部分のことだと推測されています。緑青色、つまりエメラルドグリーンのことを「青」と書いたのではないでしょうか。ただ、復元案によっては壁を青にされている方もおられますね。――もし、宣教師の記述が正しいなら「壁が青」というのは相当派手ですね。藤井さん配色としては派手ですね(笑)。あと瓦ですね。安土城の瓦は特別製だったんですよ。――と言いますと?藤井さん唐人の一観という瓦師(かわらし)が焼いた瓦を使ったと書いてあり、軒瓦に金箔(きんぱく)を貼(は)ったものが現地で発見されています。――記述を頼りに少しずつ再現していくしかないんですね。藤井さんそうですね。今から安土城の外見を正確に知る可能性としては、行方不明の屏風(安土山図屏風)を発見するしかないでしょうね。これは信長から贈られて、宣教師ヴァリニャーノからバチカンのグレゴリウス13世に献上されたものです。安土城が描かれていたのですが、残念ながら今では行方不明です。――バチカンには到着したんですか?藤井さんええ。記録もあります。その後どうなったのかわからないんですよ(笑)。――ちゃんと探したんでしょうか(笑)?藤井さん出てくると世紀の大発見なんですけどね(笑)。織田信長の安土城は、本人の非業の死と共に失われてしまいました。もしかしたら、その本当の姿も永遠にわからない方がロマンがあるのかもしれません。(高橋モータース@dcp)↑安土城天主跡の礎石↑天主最上階で佇む信長(画/藤井尚夫)
2012年12月01日インターメスティックが展開するメガネショップ「Zoff」は、今年7月に販売した、映画「けいおん!」とのコラボ ダテメガネ全6種類を、12月1日より一部店舗で再販する。価格は5,250円。同メガネは、予約開始から1日で準備数が完売するほど話題となり、「Zoffコラボ」史上最大の販売本数を記録したという。同社では今回、再販を望む声と「実物を見たい」、「店舗で買いたい」という要望に応え、数量限定で再販することを決定した。販売店舗は、「Zoff Park 原宿」、「Zoff 渋谷パルコ店」、「Zoff 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」、「Zoff アキバ・トリム店」、「Zoff 京都マルイ店」、「Zoff Park キャナルシティ博多店」の6店舗。発売当日は、混雑が予想されるため、営業時間前に整理券の配布や、オープン時間を早めるアーリーオープンの実施も検討されている。また、各店舗準備数に限りがあるため、商品がなくなり次第終了とのこと。再販されるのは全6種類。・ウェリントン型(ブラック×ピンク)の「平沢 唯(ひらさわゆい)モデル」・オーバル型(ブルー)の「秋山 澪(あきやまみお)モデル」・ウェリントン型(ブラウン)の「田井中 律(たいなかりつ)モデル」・オーバル型(オフホワイト)の「琴吹 紬(ことぶきつむぎ)モデル」・スクエア型(べっこう×ブルーグリーン)の「中野 梓(なかのあずさ)モデル」・逆ナイロール型(レッド)の「真鍋 和(まなべのどか)モデル」なお、それぞれにケース1個、メガネふき1枚、メガネストラップ1個が付属。レンズには、UV対策済みの度無しレンズが入っている。詳細は、同社ホームページの特集ページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日メガネショップ「Zoff(ゾフ)」は、今年7月に公開された映画「けいおん!」とのコラボダテメガネを2012年12月1日(土)に数量限定で再販することが決定した。Zoff(ゾフ)と映画「けいおん!」とのコラボダテメガネの再販が決定し、アニメーション製作スタッフと共に開発した全6種類のスペシャルアイテムを、2012年12月1日(土)より、Zoffの一部店舗にて数量限定で発売する。コラボダテメガネは、今年夏にZoffオンラインストア、TBSishop他で予約発売を行ったところ、予約開始から1日足らずで準備数が完売し、Zoffコラボ史上最大の販売本数を記録した。コラボダテメガネのほかに、セットでケース1個、メガネふき1枚、メガネストラップ1個がついてくる。アイテムの購入は、営業時間前に整理券の配布を実施しており、発売日当日は混雑が予想されるため、オープン時間を早めてアーリーオープンの実施も予想される。販売店舗は、Zoff Park 原宿、Zoff渋谷パルコ店、Zoff東京スカイツリータウン・ソラマチ店、Zoffアキバ・トリム店、Zoff京都マルイ店、Zoff Park キャナルシティ博多店の計6店舗のみでの販売となっており、尚、アイテムはZoffオンラインストアでは完売しており、今後の再販は予定していないとのことだ。Zoff×映画「けいおん!」コラボダテメガネ全6キャラクター×各1型全6種類5,250円平沢唯(ひらさわゆい)モデル …ウェリントン型(ブラック×ピンク)秋山澪(あきやまみお)モデル …オーバル型(ブルー)田井中律(たいなかりつ)モデル …ウェリントン型(ブラウン)琴吹紬(ことぶきつむぎ)モデル …オーバル型(オフホワイト)中野梓(なかのあずさ)モデル …スクエア型(べっこう×ブルーグリーン)真鍋和(まなべのどか)モデル …逆ナイロール型(レッド)対象店舗 :Zoff Park 原宿、Zoff渋谷パルコ店、Zoff東京スカイツリータウン・ソラマチ店、Zoffアキバ・トリム店、Zoff京都マルイ店、Zoff Park キャナルシティ博多店元の記事を読む
2012年11月21日京阪電気鉄道はこのほど、5代目「おけいはん」に大阪府出身の大学生、畦田(うねだ)ひとみさん(18歳)が選ばれたことを発表した。同社はイメージキャラクターとして活躍する5代目「おけいはん」の選定に当たり、初めて一般公募を実施。1,801件の応募の中から、書類および面接選考で最終候補者6名を選び、一般参加のウェブ投票や審査員による面接を行った。畦田さんは一般参加のウェブ投票では6名中4位ながら、最終選考会ではチャレンジする女性を感じさせる明るさと元気さに加え、素直さや世代を超えて愛される好感度の持ち主であると評価され、「新シリーズのキャラクターコンセプトに最もふさわしい」として選出された。5代目「おけいはん」のテーマは「チャレンジ」。沿線の名所・旧跡や四季折々の伝統行事をはじめ、さまざまな場所に出かけ、さまざまなことに取り組む姿を通して、沿線の魅力と京都・大阪の奥深さを伝えるという。代替わりするごとに変わる「おけいはん」の名前は、新しいスポットが次々にオープンする中之島エリアにちなみ、「中之島けい子」に。畦田さんが新「おけいはん」として登場するウェブサイト「チャレンジ! おけいはん」が公開されており、畦田さんが出演するテレビCMも関西地区で放映がスタートしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月17日小栗旬、森山未來らが出演するアクション・エンターテインメント大作『髑髏城の七人』の予告編映像がこのほど公開された。『髑髏城の七人』予告編本作は、劇団☆新感線の人気公演をデジタル技術を駆使してスクリーンで楽しむ“ゲキ×シネ“の記念すべき第10弾。天下統一をかけて武将たちが割拠していた戦国の世を舞台に、たった7人で2万を擁する関東髑髏党に戦いを挑んだ者たちの活躍を痛快に描く。本作は、中島かずき作、いのうえひでのり演出による劇団の代表作のひとつで、小栗、森山、早乙女太一、小池栄子、勝地涼、仲里依紗ら若手キャストを迎えて昨年上演した舞台を18台ものカメラを駆使して収録。このほど公開された予告編では、ひょんなことから戦乱に巻き込まれる捨之介(小栗)、関東髑髏党を束ねる最強の男・天魔王(森山)ら主要な登場人物を次々に紹介しながら、ダイナミックな殺陣、ポジション/ポーズまで完璧に計算された登場シーン、耳に残るキメ台詞の数々、そして観客を魅了する熱い人間ドラマの一端が紹介されている。エンターテインメントであることを純粋に追求し、重厚な劇世界を構築しながら毎公演、面白さとカッコよさを失わずに走り続けてきた劇団☆新感線だけに、予告編も痛快な描写が続々登場。映画館の客席が一体になるような、思わず歓声があがるような興奮必至の作品になりそうだ。『髑髏城の七人』2013年1月12日(土)より全国ロードショー
2012年11月14日ムービックは12月下旬、スタジオジブリ作品「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」のアクセサリーを発売する。同商品は、スタジオジブリ作品の中でも特に人気の高い「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」をモチーフにデザインされたシルバーアクセサリー。「となりのトトロブレスレット風の通り道」は、さつきとメイが通る木のトンネルをモチーフにしたブレスレット。中トトロ、小トトロたちの落とすどんぐりを道しるべに、木の葉の生い茂ったトンネルを駆け抜け、大トトロのところへとたどり着くイメージを形にした。サイズは全長19cm、チャーム部分1×1.5cm内。素材はシルバーと真ちゅう。黒箱ボックス入りで価格1万2,600円。「天空の城ラピュタロボット兵リング」は、劇中で天空より堕ちて来たロボット兵をモチーフにしたリング。片手でぐるりと指に巻き付き、片腕はちぎれた様を再現し、配線がむき出しになっている。目にはキュービックジルコニアを埋め、リングの内側には飛行石の模様が彫り込まれている。表面の質感も鈍い仕上げにし、ロボット兵らしさを出した。リングサイズは15号、17号、19号、23号。サイズはロボット兵部分が約2.5cm×1.5cm内。素材はシルバーとキュービックジルコニア。黒箱ボックス入りで価格1万4,700円。「となりのトトロ かんざし風の通り道」は、森に隠れるトトロたちをゆらゆらと揺れるチャームで表現したかんざし。どんぐりや葉っぱが生い茂る中に、トトロたちのシルエットが見え隠れする。サイズはかんざし本体(木軸)が約12cm、チャーム部分全長が約7cm、厚さ0.2cm。素材はシルバー、真ちゅう、木。黒箱ボックス入りで価格6,930円。「となりのトトロかんざし三連トトロ」は、大・中・小トトロが並んで歩いている様子を表現したデザイン。時にはひっくり返るなどで見え方が変わるという。サイズは19cm、チャーム部分1×1.5cm内。素材がシルバーと真ちゅう。黒箱ボックス入りで価格8,820円。「魔女の宅急便ジジネックレス」は、キキが初仕事で届けた鳥かごの中に、ぬいぐるみのふりをしたジジが入っている場面を表現したネックレス。サイズはネックレスチャーム本体が約3cm×直径1cm内、チェーン部分が約45cm。素材はシルバー。黒箱ボックス入りで価格9,870円。各商品の詳細、購入予約は同社通信販売サイト「ちきゅーや」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』が本日から公開されている。周囲から“でくのぼう”と呼ばれている城代が、驚くべき人望を発揮して家臣たちと戦いに挑む本作。公開前に行われたモニター試写会でも圧倒的多数の観客が“のぼう様”に魅力を感じているようだ。その他の写真『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務めている。本作には野村演じる長親(なりちか)だけでなく、石田三成、大谷吉継ら様々な武将たちが数多く登場するが、モニター試写会後に実施したアンケートでは、長親に圧倒的な支持が集まったそうだ。「普段はひょうひょうとしているのに、やる時はやるという性格が魅力的だった」「自分自身のことより、家臣、領民を思う気持ちが良く伝わった」「何を考えているのかわからないようで、きちんと考えているので面白い」など、意外なキャラクターと奇策で民を率いる“のぼう様”を評価する声がある一方で「野村萬斎でないとこの作品は魅力的にならない」「小説を読んだときの自分のイメージよりも野村萬斎の方が“のぼう様”らしくて驚いた」などの声も寄せられたという。もちろん本作は痛快な娯楽活劇で、劇中に登場する“のぼう様”には創作が含まれ、観客が思わず惹かれるような人物として描かれている。しかし、自分よりも他人のことを優先して考え、日ごろはノンビリしているが実は頼りになる“のぼう様”は、現代の観客が思わず「こんな人がいてほしい」と思ってしまう人物なのではないだろうか。『のぼうの城』公開中
2012年11月02日山岳・自然分野のメディア事業を手がける「山と溪谷社」は、城メグリスト・萩原さちこさんによる、全国34の名城の魅力を紹介した「わくわく城めぐりビギナーも楽しめる〈城旅〉34」を10月5日に刊行した。価格は1,680円(A5版ソフトカバー、224ページ)。同書では、萩原さんが「楽しんでもらいたい」と思う全国の34城をピックアップ。ビギナーがまず訪れてほしい「城旅ビギナー編12城」と、一歩進んだ人のための「城旅ニスト編22城」に分けて紹介する。巻頭には、天下一やさしい「城の基礎知識」、巻末には「用語集」を掲載。写真や図版、読者の関心にストレートに訴える解説が特長で、ビギナーから中級者までが、長く活用できる構成になっているという。また、レジャー度、ヒストリー度、アート度という指標や、見どころを3カ所箇条書きで示した「城メグpoint」のほか、周辺のお楽しみスポットなど簡易な観光情報、「城メグeye」などのコラムも盛り込んでいる。なお、著者の萩原さちこさんは、城旅サイト「城メグリスト」を通じ、「城メグリスト」また「城旅ナビゲーター」として、城の魅力を発信しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日熊本城を会場に、10月5日(金)~10月14日(日)までの10日間「秋のくまもとお城まつり」が開催される。熊本城は、日本三名城に数えられ、名将加藤清正が幾多の実戦の経験を生かし、1601年(慶長6年)から7年の歳月と、心血を注いで築城したもの。大小天守閣をはじめ、櫓(やぐら)49、櫓門18、城門29を数える。城郭の広さは約98ヘクタール(東京ドーム21個分)、周囲約5.3キロメートルにも及ぶ豪壮雄大な構えで、美しい曲線で築かれた石垣と、自然の地形を巧みに利用した高度な技術で知られている。この城は以後、加藤家2代(44年)、細川家11代(239年)の居城となり、西南戦争では、薩軍の大軍を相手に50余日も籠城(ろうじょう)に耐え、不落の城として真価を発揮したが、薩軍総攻撃の3日前、原因不明の出火により天守閣など主要な建物を焼失。消失を免れた宇土櫓など13棟の建造物が国の重要文化財に指定されている。現在の天守閣は1960年(昭和35年)、熊本市によって再建されたもの。この熊本城の奉行丸をメイン会場として10日間にわたり開催されるのが「秋のくまもとお城まつり」だ。「熊本城薪能」(喜多流)などの伝統行事をはじめ、コンサートや食のイベントなどが企画されている。10月6日(土)は武田流騎射流鏑馬(やぶさめ)保存会による「流鏑馬」が開催される。熊本城大小天守閣、宇土櫓を背景に、見事な流鏑馬を見ることができる。さらに、肥後の国を盛り上げるために現世によみがえった加藤清正公をはじめとする「熊本城おもてなし武将隊」の面々も来場者を歓迎する。秋のくまもとお城まつり期間中は、熊本城の夜間開園を行っており、21時00分(入園は、20時30分まで)まで開園。料金も、夜間開園時の17時以降は、高校生以上500円が200円、小中学生200円が100円となっている。関連催事としては、熊本城周辺では、10月6日(土)、7日(日)に、「第9回城下町大にぎわい市」、「第9回熊本暮らし人祭りみずあかり」を開催。「みずあかり」は、故郷・熊本の魅力を発見し、”ここに暮らす喜びやせつなさまでも共感できる市民と地域でありたい”というコンセプトのもとに、5万4千ほどのろうそくの灯かりで秋の夜を幻想的に彩るイベントだ。10月13日(土)には、上通・下通・サンロード各アーケード周辺で、ジャズ・クラシック・フラメンコなど多彩なパフォーマーが集結する「STREETART-PLEXEXTRAVAGANZA2012」を開催。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど、映画『のぼうの城』(11月2日公開)の舞台となった土地を訪ねるバスツアーを発売した。『のぼうの城』フィルムパートナーズと映画の舞台となった埼玉県行田市の完全協力の下、9月末から11月上旬にかけて4回実施する。この旅行商品は、忍城址や丸墓山古墳、石田堤など映画ゆかりの地の見学に加え、「忍城おもてなし甲冑隊」との交流が楽しめる日帰りツアーとなる。特典としてツアー参加者全員に映画プレスブック(非売品)をプレゼントするほか、1回目と2回目のツアーでは、10月20日に開催されるプレミア試写会のチケットが抽選で当たる企画も実施。3回目のツアーでは、『のぼうの城』をモチーフにした田んぼアートの稲刈り体験に参加でき、収穫したお米が後日自宅に届く。4回目のツアーでは勇壮な「忍城時代まつり」が見学できる。出発日は9月30日、10月7日、10月21日、11月11日。いずれも東京駅発着で、旅行代金は8,500~1万1,000円。近畿日本ツーリストの「映画『のぼうの城』の舞台を訪ねるバスツアー」特設ページにて予約を受け付けている。映画『のぼうの城』は、和田竜氏の同名小説を映画化した作品。豊臣秀吉の「忍城水攻め」の史実をもとに、500の手勢で2万の軍勢に立ち向かう武将たちの人間ドラマを描く。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日函館けいりんは同競輪場のPRキャラクター「りんりん」に、「10月末までの開催期間中に来場目標数10万2,477名達成」というミッションを下した。未達成の場合は活動停止になるという。「りんりん」は函館競輪場のキャラクターとして、10数年前より活動を行っている。しかし、ゆるキャラブームにのって様々なキャラクターが注目される一方、特に目立たず成果もなかったとして、このほどミッションが下された。厳しい課題ではあるものの、りんりんは覚悟を決めて精力的に取り組みを開始。地道にチラシを配ったり、ダンスを練習して野外フェスに登場したりなど活動を行っている。しかし、「握手会を開催して失敗する」などなかなか成果に結びつかないという一面も。8月末の時点では、来場目標数より9,000名以上マイナスという結果になっている。残りあと2カ月で挽回できるのか、りんりんの努力は報われるのか、その結果はFacebookで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日大阪府大阪市中央区大阪城で、第12回となる「城灯りの景(しろあかりのえ)」が開催される。大阪城のライトアップはもちろんのこと、大阪城本丸広場、西の丸庭園、山里丸の大阪城一帯が約2万個のろうそく行灯で彩られる。開催日は8月25日(土)、26日(日)だ。今年は西の丸庭園に雲に見立てたろうそく行灯を配置し、その背後に天守閣が浮かび上がるような工夫を凝らした「天空の大阪城」が登場する。また、西の丸庭園内の迎賓館ではレーザー光線とLEDパーライトによる「Cosmicシンフォニー」と名付けられた光の演出が企画されている。山里丸でも「光の宇宙」と題された、ろうそく行灯とレーザー光線を使用して山里丸を幻想的な雰囲気に包み込む企画もあり、「城灯りの景」に彩を添える。ほかにも、事前予約制(無料)で大阪城ナイトツアーも行われる。「城灯りの景」の見学はもちろん、大阪城の名所を楽しむことができる。コースは西の丸庭園から、大手門、桜門、本丸に至る。天守閣への入場は含まれず、1日100名、2日間合計200名なので注意が必要だ。さらに西の丸庭園特設ステージでは、大阪芸術大学学生の演奏による「管楽の夕べ」や、大阪パフォーマーライセンスを取得したミュージシャンによる演奏を楽しむことができる。そのほか、行灯シェードワークショップ、東部方面公園事務所ワークショップでは竹細工を体験できる。西の丸庭園では「大阪的グルメグランプリ」が同時開催され、屋台形式の店が約50店舗参加する。フードはワンコイン500円、入場は無料だ。「城灯りの景」は、大阪城に蛍が飛びかう様をイメージした市民参加型の光の演出でフィナーレを迎える。西の丸庭園特設ステージでは、ペンライトによる光の演出「HOTARU」が感動的なラストに花を添える。各イベントの開催日時 「城灯りの景」18:00~21:00 「行灯メッセージ」17:00~20:30 「天空の大阪城」18:00~21:00 「Cosmicシンフォニー」19:00~21:00(適時実施) 「光の宇宙」19:00から21:00 「大阪城ナイトツアー」1回目18:00~。2回目19:00~各50分 「行灯シェードワークショップ」17:00~20:30 「東部方面公園事務所ワークショップ」17:00~20:30 「西の丸庭園特設ステージ演奏」18:00~21:00 「大阪的グルメグランプリ」25日(土)16:00~。26日(日)15:00~ フィナーレ「HOTARU」26日(日)20:00~ 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日明治座創業140周年記念『大江戸緋鳥808』が8月4日に初日を迎え、出演の大地真央、湖月わたる、貴城けい、東幹久が会見に応じた。『大江戸緋鳥808』チケット情報本公演は『仮面ライダー』『サイボーグ009』などの名作を生み出した漫画家・故石ノ森章太郎の『くノ一捕物帖』が原作で、舞台化されたのは初めて。会見で大地は「やっと(初日が)開いたという感じで、まだボーっとしています。お客様がとってもいい反応をしてくださって、幸せな初日を迎えることができました」と嬉しそうに語った。共演の東も「やっぱり舞台とお客様との空気というか、そういうものを味わえて興奮しています。あと35公演、“継続は力なり”で引き続き頑張っていきます」と気合充分。湖月は「明治座という由緒ある舞台に立たせて頂いたいう感動と、憧れの大地真央様と同じ板の上に立っているんだなぁというダブルの感動で、今日は回し蹴りをはりきり過ぎて、かつらがちょっとずれてしまいました」とハプニングを明かすも「(かつらの)直し方も真央様に教えて頂いきました。本当に美しくて凛々しくてかわいくて、日本の宝だと改めて思います」と大地をべた褒め。さらに貴城が「真央様にお稽古場から毎日お会いできるのがすごくうれしくて、ついついぽーっと見てしまいました。後光が差しています」とこちらも大地にでれでれの様子。これを受けて大地は「ありがとうございます」とにっこり。宝塚の卒業生同士での共演について質問されると「うれしいですね。フィナーレで3人並んで一緒に歌うところがあるんですが、とても楽しいです」と大地。また湖月と貴城はそれぞれ「血が騒ぎます。最後に一緒に歌わせて頂く歌の歌詞が『ありがとうあなたの笑顔世界で一番』と、心の思いのままを真央様に向かって歌えるので、そこが一番幸せです」(湖月)、「その場面、大地さんのお顔は見えないんですけど、(湖月)わたるさんのお顔を見ていると、本当に幸せそうで(笑)、私も心を込めて歌っています」(貴城)とコメント。横で聞いていた東は「客席から観たいですね。愛というか微笑ましいというか、すごいです」とやや圧倒された様子で語っていた。公演は8月27日(月)まで東京・明治座にて上演。チケットは発売中。
2012年08月07日メガネショップ「Zoff(ゾフ)」はこのほど、映画『けいおん!』とのコラボメガネを「Zoff」オンラインストア、「TBSishop」ほかで予約販売をスタートした。予約発売されるのは、「平沢唯モデル」「秋山澪モデル」「田井中 律モデル」「琴吹紬モデル」「中野梓モデル」「真鍋和モデル」の6種。メガネ1種、ケース1種、メガネ拭き1種、ミニメガネチャーム1種がセットとなり、価格は度なしレンズ入りで各5,250円となる。また、ディー・エヌ・エーが運営する「Mobage」内でTBSテレビとバタフライが提供するソーシャルゲーム「けいおん! -ミラクルセッション-」において、「めがねガチャイベント」の開催が追加決定(26日まで)。特典として、各キャラクターの「Zoff×映画『けいおん!』」ダテメガネアバターがプレゼントされるというもので、ガチャ(有料)を引くとZoffコラボダテメガネを着用したフィルム(ゲーム内で使用するアイテム)が手に入る。同ガチャを利用した人は、ゲーム内で着せ替えできるコラボめがねアバターも手に入れられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月24日お城好きな人が増えていると思いませんか? 有名なところでは『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さん、アナウンサーの安住紳一郎さん、落語家の春風亭昇太さん、プロレスラーの藤波辰爾さん、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さんなど挙げればキリがありません。なぜお城好きは増えているのか?歴史研究家の藤井尚夫さんにお話を伺いました。■昭和天皇もお城がお好きだった!?――お城が好きな人って最近増えているような気がするんですが。例えば落語家の春風亭昇太さん。かなりのお城好きで本を出したりされていますね。藤井さん春風亭昇太さんはかなり活動的な方ですね。「えっ? ここに行ったの?」なんていう、知る人ぞ知るお城に行ってたりとか。それもblogに書きこんでおられたり。――城好きな人が増えている理由は何でしょうか?藤井さんうーん。昔から一定数の城好きな人がいたんじゃないでしょうか。それが自分の趣味をblogやtwitterに書き込んで顕在化していると言いますか。――なるほど。カミングアウトする人が増えた、と。藤井さん趣味として一般に認められてきたと言いますか。知っていますか?昭和天皇もお城がお好きだったという話があります。――えっ、昭和天皇は植物学者だったのではないんですか?藤井さんお城もお好きだったそうです。陛下が特に気にされていたのは織田信長の清州城で。――清州城ですか。藤井さん鳥羽正雄先生という方がおられたんです。この方がお城の研究で博士号を取った第1号なんですね。で、宮内庁から「お城の講義」を陛下がしてほしいということで鳥羽先生のところにご要望があったんですよ。「清州城ってどんなお城だったのかね」とお聞きになったとか。■戦後すぐにあったお城ブームは『日本の名城』から――お城好きの人たちはどこからファンになったんでしょうか。藤井さんお城好きな人たちの間では戦後すぐにブームがあったんですね。――えっブームがあったんですか?藤井さんそうです。戦後のお城ブームの震源というのは『日本の名城』という本が出版されたことだと思います。(旧)人物往来社から昭和34年(1959年)9月1日に刊行されました。日本のお城の紹介なんですが、素晴らしかったのは各城の年表が付いていたことです。そしてこの本が大当たりするんです。――あ、そんな本があったんですね。藤井さん私の持っているのは昭和34年の9月10日、第三版です。9日目に第3版。すごいベストセラーでしょ。あまりに売れたので、『続・日本の名城』、『名城名鑑』、『続・名城名鑑』と続刊が次々出ました。――では、やはりそれだけお城好きな人がいたと。藤井さん売れたということはそうですね。また戦後の復興、復元ブームが背景にあったことも見逃せないですね。戦災で日本全国のお城が燃えちゃいましたでしょ。戦後それを復元するというムーブメントがあったんです。■お城好きにも色んなタイプが……――ひと口にお城好きと言ってもいろいろなタイプの人がいるんでしょうか?藤井さんそうですね。まず文献を集めるのは好きな人、実際に行く人、それに資料を元に図面を描く人、主にこの3種類でしょうか。――文献を集める人は自分の好きなお城に関してだけ資料を集めるんでしょうか?藤井さんいえ日本中のお城の資料を集めますよ。――藤井さんはご自分で「安土城の復元図」を起こされたりしてますが、藤井さんは3番目のタイプなんですね。↑藤井さんの描かれた丸岡城の緻密(ちみつ)な復元透視図。内部もリアルに再現されている。藤井さん私は資料も集めますし、実際に行きますし、図面も起こしますし(笑)。すべてやりますね。――最近は歴女と言って、歴史好きな女性が増えているようですが、お城好きな人たちの輪に入って来る人は女性でもいるのでしょうか。藤井さんおられます。私も歴女の皆さまをお連れする「歴女ツアー」のコンダクターみたいな仕事をたまにしていますよ。中にはお城が好きになってくる人もいます。――お城好きになるきっかけはそれぞれに違うのでしょうか。藤井さんお城好きになるには最近は3つぐらいのルートがあるんじゃないでしょうか。まず「大河ドラマ」から来る人。次に『信長の野望』などの歴史ゲームからやってくる人。最後に漫画から来る人。大体この3つになると思います。■パーツごとに好きな人がいる!――お城好きというとお城全部が好きなのでしょうか。藤井さん専門分野と言いますか、パーツごとに分かれているように思いますね。――というのは?藤井さん例えば「石垣」。石垣が好きな人は結構石垣ばっかり追いかけたりしますし。石の積み方にもいろいろありましてね。――ほかには?藤井さん土塁、掘、天守などの構造物、城門、瓦、後は大きく「縄張り」でしょうか。――縄張りというのは?藤井さん「縄張り」は専門用語になりますが「レイアウト」と考えてください。その城がどのようにレイアウトされているのか、なぜそこに堀をほったのか、なぜそこに櫓台が造られたのか、そういったことを考えるのが好きな人は、「縄張りマニア」ですね。城の機能や種類によって縄張りは異なりますから。↑大垣城の復元図。藤井さんの精密な絵で合戦の迫力が伝わって来る。――なぜ縄張りと言うんですか?藤井さんお城を建てる時には、文字通り現地に縄を張って、区分けして作業するからですね。――例えば後世の目から見て、「縄張りがおかしいんじゃないか?」というお城はありますか?藤井さんそれは結構あります(笑)。正面ばかりしっかり造られ、横に回るとほとんど防御がなされていない城もあります。籠城(ろうじょう)戦が想定されず、見栄えだけで縄張りされている城ですね。■お城好きは深遠な趣味である――お城好きは相当深い趣味なんでしょうか?藤井さん相当深いですよ(笑)。古代から、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、近世、近代に渡って日本にお城の遺構がいくつあると思いますか?3万カ所と言われています。――3万カ所!数から言ってもとても網羅できないですね。藤井さんで、それぞれに歴史があって、もう突っ込んでいくときりがないんですよ。だから非常に深くて楽しい趣味なんじゃないでしょうか。お話を伺っていると「お城好きの道」は相当に奥深いものだとわかりました。みなさんもちょっとかじってみませんか?足抜けできないかもしれませんよ!(高橋モータース@dcp)
2012年06月30日安蘭けい主演のミュージカル『サンセット大通り』が6月16日、東京・赤坂ACTシアターで日本初演の幕を開けた。本作は『オペラ座の怪人』や『キャッツ』で有名な作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、1950年の同名映画をミュージカル化したもので、1995年のトニー賞で作品賞、作詞・作曲賞、主演女優賞など7部門を受賞した大作だ。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報無声映画時代の大女優ノーマ(安蘭けい)は、トーキーの到来とともに忘れ去られ、執事のマックス(鈴木綜馬)と、古びた豪邸で暮らしている。そんなある日、売れない脚本家ジョー(田代万里生)が敷地内に偶然迷い込むと、ノーマ自らが銀幕への復帰を期して書いた『サロメ』のシナリオの推敲を依頼される。やがて、抜き差しならない関係に陥るノーマとジョー。一方でジョーは、映画会社で働く若い女性ベティ(彩吹真央)に惹かれ始める。ノーマ、ジョー、ベティ、マックスそれぞれの思いと思惑が錯綜し、物語は思いもよらぬ方向へと転がっていく。この作品では、ふたつの世界が描かれている。ひとつは時が止まったような夢の世界。もうひとつは、めまぐるしい現実の世界。前者にいるのがノーマだ。安蘭は貫禄の演技の中に、弱さや悲哀、時にはコミカルさも滲ませ、役柄に新たな命を吹き込んだ。彼女に付き従うマックスを演じる鈴木の、情愛に満ちた歌声も忘れ難い。一方、後者の世界を担うのが、彩吹扮するベティら若者たち。貧しくとも希望に胸膨らませて生きる彼らの姿は、瑞々しい音楽や軽快なダンスで表現される。衣裳や照明も、前者を陰影に富む重厚な色合いで、後者を明るくビビッドな色彩で描き分け、対比を浮き彫りにした。舞台中央に盆で回転する階段を設えた装置は一見シンプルながら、角度や光によって表情を鮮やかに変化させ、夢と現実の世界をつないだ。そして、ふたつの世界を行き来するのが、ジョーだ。田代が、成功を求めてさまよう男の焦燥感と欲望を歌うナンバー『Sunset Boulevard』は、激烈な勢いで劇中を駆け巡った。ノーマが映画の撮影所で、若い俳優たちに取り囲まれ賞賛される場面では、乖離していた世界が束の間結びつく。ここでのナンバー『As If We Never Said Goodbye』は煌めくような美しさだ。しかしなんと言っても圧巻は、大女優の生き様が凝縮するラストだろう。安蘭の声には凄みが宿り、鬼気迫る表情は神々しくすらあった。ロイド=ウェバーの雄弁で色彩豊かな楽曲と実力派俳優たちの演技が描き出す、栄華と凋落、欲望と破滅のドラマ。カーテンコールは幾度も続き、久しく待ち望まれていた日本初演が華やかに祝われた。演出は鈴木裕美。公演は同所にて7月1日(日)まで上演。その後7月6日(金)から8日(日)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて開催する。チケットはいずれも発売中。取材・文:高橋彩子
2012年06月18日メガネショップ「Zoff(ゾフ)」は7月20日より、大ヒットした映画『けいおん!』とのコラボメガネの予約販売を、「Zoffオンラインストア」「TBSishop」などでスタートする。映画『けいおん!』は昨年12月に公開され、公開から2日間の観客動員数が23万人を突破。公開1カ月で100万人を動員する記録的なヒットを出したことでも話題の作品。「Zoff×映画『けいおん!』」コラボモデルは、「各キャラクターがメガネをかけるとしたらこんなデザイン!」というコンセプトの下、アニメーション製作スタッフとともに開発した全6種類のプレミアムアイテムとなっており、それぞれのキャラクターをイメージしたフレームに、度なしレンズが入ったダテメガネ1本、メガネケース1個、メガネ拭き1枚、ミニメガネチャーム1個をセットにして販売される。今回のコラボでは、Zoffのメガネをかけた唯・澪・律・紬・梓の描き下ろしイラストがキャンペーンビジュアルとなっており、こちらもファン必見だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月15日直木賞候補にもなった和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』の第一弾予告編がこのほど公開された。『のぼうの城』予告編『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務める。圧倒的な戦力の差をつけられた長親の軍勢はどのようにして形勢を逆転し、勝利をおさめるのか? 小説『のぼうの城』は、その“奇策”の面白さと巧みさ、策を成功させるべく奔走する登場人物たちの魅力が読者の心を掴み、またたく間にベストセラーになった。累計130万部を突破した小説のオリジナルは実は、映画脚本。原作者の和田竜氏は脚本を基に小説を書き上げた。映画版はその意味で“真の”『のぼうの城』と言えるだろう。このほど公開された予告編も、少し奇妙な行動をとる長親や、激しい戦いの中で必死に生きる者たちの姿を積み重ねる構成で、原作ファンには読書時の記憶がよみがえる、未読の観客にはこれまでにないエンターテインメント映画の登場を予感させる内容になっている。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年06月08日東京ディズニーランドホテルは9月、東京ディズニーランドのシンデレラ城を舞台としたウェディングプログラム「ディズニー・ロイヤルドリーム・ウェディング」を導入する。同プログラムは、1983年の東京ディズニーランド開園以来初めてとなるパーク内ウェディング。シンデレラ城のアトラクション「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」内にある「グランドボールルーム」(大広間)で結婚式を行い、列席者が見守る中、新郎新婦が指輪の交換や結婚証明書へのサインを行い、永遠の愛を誓うという。挙式後は、フラワーシャワーで祝福され、列席者とともにシンデレラ城の前を行進。披露宴は、東京ディズニーランドホテルの宴会場「シンデレラドリーム」で行い、ミッキーマウスやミニーマウスなどのディズニーの仲間たちがお祝いに駆けつけ、ウェディングケーキへの入刀を盛り上げるとのこと。プログラム開始時期は9月下旬で、4月8日10時から予約受付を開始。料金は50名で750万円(1名追加4万5000円)。1日1組限定となっており、申し込み多数の場合は抽選。なお、シンデレラ城での結婚式は、50名(新郎新婦を含め52名)までとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月26日ベビーから小・中学生まで、子どもが心ワクワクさせるような遊びを提供する総合児童センター、「こどもの城」。冬休みの1月3~9日は特別期間として10:00~17:30まで開館(1月3日のみ12:30開館)、「冬休みあそんでゲンキに!みんなでエンジョイ!こどもの城」プログラムを展開する。テーマは“日本のお正月”。3階のプレイホールと1階ピロティでは「~新春あそびのお年玉2010~めざせ!あそびの龍人(たつじん)~」と題し、こまやべいごま、三つ馬、かるた、めんこ、おはじきといった昔懐かしい遊びを提供。1月4日には、正面玄関にて“こま名人”のこまのたけちゃんによるパフォーマンスも行われる。4階音楽ロビーでは、和太鼓と箏、三味線にチャレンジできる「日本の楽器やってみよう」を開催。スタッフの指導のもと、ふだん見慣れない楽器を奏で、音色を楽しむチャンス。幼児から参加できるというのも魅力だ。また、1月8日には、こどもの城和太鼓グループによる演奏会、「ひびけ!めでたいこ!」も正面玄関で開かれる。3階の造形スタジオも、この時期はお正月一色に。小学2年生までなら親子で「お正月辰パックン」を、小学3年生以上は「お正月辰かぶり」作りに挑戦。いずれも和紙を使った制作物で、「お正月辰パックン」は手袋のような形状で手にはめて遊べるようになっており、「お正月辰かぶり」は凧のような形ながらかぶって遊ぶことができるなど、作るだけでなく遊べるのが特徴だ。お正月という絶好の機会、日本の古き良き伝統と文化に親しみに、家族みんなで出かけてみては?「冬休みあそんでゲンキに!みんなでエンジョイ!こどもの城」場所:東京都渋谷区神宮前5-53-1料金:入館料大人¥500、子ども¥400(3歳以上18歳未満)開館時間:10:00~17:30(1月3日は12:30~。入館は17:00まで)お問い合わせ:03-3797-5666取材/村上早苗
2011年12月22日2期にわたるTVシリーズを経て、満を持してスクリーンに登場した映画『けいおん!』。現在大ヒットを記録している本作を手がけたのは、京都アニメーションの山田尚子監督。このシリーズで初監督を務めた、新進気鋭の女性演出家だ。彼女が本作について語ってくれた。その他の写真『けいおん!』は軽音楽部に入部した女子高生たちのゆるやかな日常を描く作品。山田監督は、登場人物たちをひたすら見つめ、声に耳を澄ますことで、本作を作っていったという。「唯たちがストーリーを語るための道具になってはいないか。自分たちの意識で動くことができているか。常に練り込む作業をしていました」今回は卒業を控えた主人公たちの卒業旅行が描かれる。卒業前の彼女たちの姿を描こうと考えたのは、山田監督たちのこだわり。女子高生として一番輝いている季節を、映画として描こうとしていたのだ。卒業旅行の目的地は音楽の聖地ロンドン。山田監督らメインスタッフはロンドンへロケハンに向かった。「いわゆる観光名所は意識せずに、道に落ちている葉っぱの形がかわいいとか、外国の家の窓はかわいいとか、そういう部分を見るようにしましたね。個人的に驚いたのは、外国の人の背はおっきいこと。身長差はうまく映像化できたと思います」キャスト陣が勢ぞろいするアフレコのときは、山田監督がロンドンで買ってきたお土産の紅茶でリラックス。TVシリーズの収録と変わらない雰囲気で収録を行ったという。「映画では映像的に盛り上げたり、感傷的な演出もあるんですが、登場人物の唯たちにとってはそれは関係ないことで、あくまで映像の作り手側が勝手にやっていることなんです。キャストさんたちには“過剰に美化しないで、どんな素敵なシーンであっても普通にしゃべってください”とお願いして、アフレコを行いました」キャラクターたちはTVシリーズと変わらず自然体でありながら、映像面では映画らしくスペシャルに。ひと手間をかけた作り込みがなされている。「より生っぽい映像を目指して、映像を手持ちカメラ風にしたり、広角レンズ風にしたり、TVシリーズのときからもうひと手間、もう一歩踏み込んだ映像作りをしているんです」TVからスクリーンへ。『けいおん!』のブームは止まらない。はたして、なぜこの作品はヒットしたのか。山田監督なりの分析を最後に伺った。「時代の最先端では決してない、ちょっと懐かしい、昭和のような温かみがあるところが魅力なんだと思います。音楽もストーリーも、どこか懐かしい。私自身、80~90年ぐらいの音楽が好きなんですよ。あのころの多幸感が、きっと女子高生を魅力に輝かせているんだと思います」映画『けいおん!』公開中(C)かきふらい・芳文社/桜高軽音部
2011年12月14日「ぴあ」調査による12月1日、3日公開の映画・満足度ランキングは、人気コミックをTVシリーズに続いて映画化した『映画けいおん!』がトップに輝き、三浦友和主演作『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』が2位に、スティーヴン・スピルバーグ監督初の3D作品『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が3位に入った。ぴあ映画生活「映画満足度ランキング」『映画けいおん!』は、軽音楽部に所属する4人の高校生たちの青春ストーリー。映画版では4人が卒業旅行で訪れたロンドンを舞台にした物語が描かれる。原作コミック、TVシリーズと圧倒的な人気を誇っていた本作だが、劇場版も予想以上の観客が公開初日に劇場につめかけ、朝の回から満席が続出する盛況ぶり。観客は10、20代が最も多く「私もベースを弾いてみたい。軽音部に憧れる。」(13歳・女)、「共感できて勇気をもらえる。曲ができるまでのプロセスが描かれていておもしろい」(22歳・女)などの声が聞かれた。また、30~40代の男性も多く「青春時代のキラメキ、一瞬一瞬を丁寧に描写している」(41歳・男)、「卒業前のことがよくわかってファンには嬉しい。リピート率が高いのではないか」(30歳・男)と、熱く語る姿が目立った。2位の『RAILWAYS…』は、1か月後に定年退職を迎える運転士を主人公にした人間ドラマ。観客は40代以上が圧倒的で「夫婦の絆を再認識した。笑いと感動があって、涙がこぼれた」「主人公の生き様に共感した。ぜひシリーズ化してほしい」などの感想が寄せられた。また、本作は鉄道員が主人公ということもあり「鉄道ファンも楽しめる作品。車庫や、運転室などマニアが観ても満足できるレベルの高い描写があった」という声もあがった。(本ランキングは、2011年12月1日、3日(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)(C)かきふらい・芳文社/桜高軽音部
2011年12月05日社会現象を巻き起こしたTVアニメの劇場版『映画 けいおん!』の公開を前に、主要キャラクターの一人である平沢唯の誕生日にあたる27日、東京・赤坂のTBSで記念イベントが開催された。ロンドンでの卒業旅行の様子を描いた本作にちなみ、声優の豊崎愛生(平沢唯役)、日笠陽子(秋山澪役)、佐藤聡美(田井中律役)、寿美菜子(琴吹紬役)、竹達彩奈(中野梓役)がロンドン名物の2階建てバスに乗って登場。サプライズとして、唯が愛用するギター“ギー太”をイメージした特大ケーキも用意され、豊崎は「きっと唯ちゃんも喜んでいるはず」と大はしゃぎだった。その他の写真同日、5人は大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンで『けいおん!』史上初となる野外イベントも敢行。会場には約6000人のファンが集まったといい「すごくたくさんの方に来ていただいて、とっても感動しました」(豊崎)。劇場版テーマ曲「Unmei♪wa♪Endless!」がライブで初披露されたが、竹達は「これが最後の演奏になるかも……と思うとさみしいなって思いました」と複雑な胸中を明かした。本作は、かきふらいの人気コミックを原作にした話題のテレビシリーズがついに映画化。廃部寸前の軽音楽部を舞台に、初心者の4人の女子高生たちがバンドを組み、成功を目指す姿が、深夜アニメとして異例の社会現象を巻き起こしたのは記憶に新しいところ。待望の劇場版では、クジ引きでロンドンへの卒業旅行を決めた部員たちの珍道中と、卒業を控えたメンバー同士の友情がほのぼのと描かれる。豊崎は「映画化は、テレビから応援していただいたみなさんのパワーのおかげ。みんな一緒に暖めてきた作品だし、新しいストーリーとして愛していただければ」とアピール。「どこに行っても変わらない、感情まっすぐな姿をスクリーンで見てほしい」(日笠)、「みなさんのワクワクをぜひ、大きなスクリーンにぶつけてほしい。スキップしながら劇場に足を運んでもらえれば」(佐藤)、「いつも通りの放課後ティータイムメンバーが、ロンドンでどんな表情を見せるか楽しみにしてほしい」(寿)、「一緒にロンドンを旅行している気分で楽しんでいただければ」(竹達)と“ゆるやかに”PRしていた。『映画 けいおん!』12月3日(土)より全国ロードショー
2011年11月28日『映画 けいおん!』とファミリーレストランチェーン“デニーズ”が、オリジナルグッズがもらえるコラボキャンペーンを開催している。その他の写真“デニーズ”と『けいおん!』のコラボは昨年の夏に続いて今回で2度目となる。両者が手を組むことになったきっかけは、“デニーズ”のホームページ内に掲載されていたオリジナルイラスト。この中に描かれた談笑する女子高生たちが『けいおん!』っぽい、と話題になり、そこから本当のコラボへと発展したのだという。今回のキャンペーンは1月中旬まで実施され、第1弾は“えびとかきのサクサクふらいドリア”を食べると、『けいおん!』オリジナルコースターがもらえるというもの。コースターは期間ごとに、メンバーがサンタクロースに扮した“クリスマス編”と、制服姿で雪の上をジャンプしている“雪景色編”の2種類に分かれている。そして12月から始まる第2弾では、『けいおん!』スペシャルデザート“クリ~ミ~な自家製フルーツとらいふる”を注文した人だけに抽選でオリジナルグッズが当たるキャンペーンも予定されている。『映画 けいおん!』は、かきふらいの人気コミックを原作に2009年から2010年にかけてTV放映されたアニメーションを映画化したもの。TV版が深夜放送ながらも異例のヒットを記録したことで注目を集め、映画前売券第1弾として発売されたチケット4万枚が、わずか3日間で完売したという。TV版では、廃部寸前の軽音楽部でバンドを結成した5人の女子高生のゆるやかな部活動が描かれたが、映画版では、卒業旅行としてイギリスへ行くことになった彼女たちの姿が描かれる。■フェア第1弾:2011年11月1日(火)~2011年11月30日(水)オリジナルコースタープレゼント■フェア第2弾:2011年12月1日(木)~2012年1月中旬グラスタグ&抽選でオリジナルグッズをプレゼント『映画 けいおん!』12月3日(土)より全国ロードショー(C)かきふらい・芳文社/桜高軽音部
2011年11月04日12月に映画上映予定の大人気アニメ、映画「けいおん!」の、限定Tシャツと缶バッジが、10月21日(金)に販売される。・オリジナル限定Tシャツ10月21日(金)に開催される、 “渋谷ファッションフェスティバル” と連動し、キャンペーン開催中の、ルミネマン渋谷店頭のみでの取り扱いとなる。・オリジナル缶バッジ映画「けいおん!」の人気メンバー勢ぞろいのオリジナルTシャツは、アニメファンならずとも、手に入れたい限定デザイン。・オリジナル缶バッジ誰よりも早くグッズを手に入れたい、日本中のけいおん!ファンの皆さま、21日は渋谷のお祭り、“渋谷ファッション フェスティバル”に集結しよう。※限定Tシャツ販売時間決定次第、 渋谷ファッションフェスティバル公式サイト 内で公開致します。© かきふらい・芳文社 / 桜高軽音部
2011年10月21日昨年、短期間の上演ながら口コミで大きな話題を呼び、早くも待望の再演となったミュージカル『サイド・ショウ』。『ドリーム・ガールズ』の作曲家、ヘンリー・クリーガーが楽曲を手がけ、1998年のトニー賞で4部門にノミネートされたブロードウェイ・ミュージカルである。映画『フリークス』(1932年)にも出演した実在の結合双生児、ヴァイオレットとデイジーの光と闇を描く本作。好奇の目で見られがちな物語を骨太な人間讃歌に仕上げたビル・ラッセルによる脚本の力はもとより、日本バージョンの成功は姉妹を熱演した貴城けいと樹里咲穂にあることは間違いない。本番を目前に控えた稽古場でふたりの胸中を聞いた。ブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』出演者の写真穏やかな“普通の生活”を送りたいと願うヴァイオレット(貴城)と、陽気で前向き思考なデイジー(樹里)のヒルトン姉妹。初演では対照的な姉妹がひとつの身体に生まれ、それぞれに愛と人生を希求するところに妙味があった。だが今回は、より細やかな感情のひだをすくいとる表現へ進化し、稽古場でも初演とは異なる心の動きを感じているという。「全然違いますね。もちろん初演の時も最良のものをお届けしたつもりですが、1年半という時間を置いて役を掘り下げた結果、より痛くてより深く、そしてより前向きな物語になったと思います」(樹里)、「自分たちもいろんな経験を経て成長しているだろうし、新しいキャストの方と一からやりとりしたり、(演出の)板垣(恭一)さんから提示される新たな切り口もあって。1か所が変わるとパズルのように他の部分も変化していくから、初演を観た方も新しい気持ちでご覧になれると思います」(貴城)と充実した表情だ。「初演は作り込んでいったけど、今回はどんどん削ぎ落としている気持ち」(樹里)、「シンプルなんだけど、深い」(貴城)と語る通り、稽古場ではこんな体験もあった。「通し稽古をした時に、ふっと姉妹の気持ちを実感できた瞬間があったんです。ヴァイオレットとデイジーは対照的な性格だけど、底の底では本当にふたりでひとりなんだと。『これだ!』っと思って隣を見たら、貴城さんもボロボロ泣いていて(笑)」(樹里)、「樹里さんも泣いてましたよね(笑)。穏やかなヴァイオレットが怒るときはデイジーがなだめるし、明るいデイジーが落ち込むときはヴァイオレットが強気になるっていうのが意図せずに体感できた。『あっ!』と思った瞬間でした」(貴城)。人間は必ずしも一面ではない。普段は隠したくなるような何層にも重なるグラデーションを、真摯に描くからこそ本作は名作と呼ばれるのだろう。全身で役に取り組む貴城と樹里は同時に、宝塚出身ならではの実力で華やかなショー・シーンをも見せる。その絶妙なサジ加減は、日本版『サイド・ショウ』だけがもつ魅力。さらに進化したステージが見られるのは、もうすぐだ。ブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』は、東京・THEATRE1010にて10月1日(土)から10日(月)、大阪・森ノ宮ピロティホールに10月15日(土)に上演される。チケットは発売中。取材・文:佐藤さくら
2011年09月27日壮大なスケールで描く時代劇『のぼうの城』のポスター画像が解禁!主人公“のぼう様”率いる「忍城軍」と豊臣秀吉の命を受けた石田三成率いる「天下軍」の2つのバージョンの計9名が写った迫力のビジュアルが明らかになった。犬童一心×樋口真嗣という邦画では異例のW監督体制で、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて製作された本作。戦国末期、小田原城攻めで天下統一を完成させようとする秀吉の命を受けて、石田三成が小田原城の支城・忍城(おしじょう)に攻め入る。守る忍城側の総大将は、でくのぼうの“のぼう様”として領民に親しまれ、勇も智もないながらも奇妙なカリスマ性を持つ成田長親。たった500の軍勢が豊臣の2万の大群と対峙し、城を守り抜くという戦国の世の奇跡の戦いが描かれる。今回発表された2種類のポスター。忍城軍のものは、笑顔で鷹揚と構える長親を中心に、榮倉奈々演じる、両群の命運を握る甲斐姫、成宮寛貴扮する軍略の天才を自称する酒巻、豪腕が売りの、山口智充演じる和泉、そして佐藤浩市の鋭い眼光が印象的な長親の幼なじみの侍大将・丹波がそれぞれ武器を構える姿が写っている。一方の豊臣方のポスターは、上地雄輔の三成に、山田孝之扮する三成の盟友・大谷吉継、平岳大扮する参謀・長束正家に市村正親の秀吉がギロリとこちらを睨む姿が写し出される。ちなみに、「忍城軍」の5人の足元にはなみなみと水が押し寄せているが、この“水”を使った三成による壮大な水攻めが、劇中、大きな見どころになっているとのこと。果たしてどのようなシーンに仕上がっているのか気になるところだ。ポスターで見るだけでも対照的な二つの軍だが、劇中ではどんなやり取りを見せてくれるのか?『のぼうの城』は2011年秋、全国東宝系にて公開。■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之榮倉奈々『のぼうの城』で時代劇初挑戦男勝りな姫役で乗馬も披露!野村萬斎7年ぶり映画主演で“でくのぼう”の総大将に!佐藤浩市、成宮寛貴らと共演
2010年12月28日覆面作家・舞城王太郎が原案を手がけた映画『NECKネック』が8月に公開されるが、これに先駆けて本日7月16日(金)より本作の公式Twitter上で、舞城さんが新たな小説「NECK the seventh」の連載を開始することが分かった。映画『NECKネック』は独自の研究でお化けを作り出そうとする女の子・杉奈と彼女に恋する大学生の首藤友和、杉奈の幼なじみで人気小説家の越前魔太郎と彼の担当の美人編集者・赤坂英子の4人の恐怖体験を描いた“胸キュンホラー”。映画と同じ溝端淳平を主演に配し、すでに舞台作品(演出・河原雅彦)が上演されているが、舞城さん曰く「同一のモチーフによる別のストーリーの作品」になっているという。また、本作に関しては、ほかにも様々なメディア展開が発表されており、映画、舞台とはまた異なる物語を収めた文庫小説が講談社文庫より発売されるほか、劇中の越前魔太郎名義による作品が文芸雑誌「メフィスト」に掲載されることなどが決まっている。さらに今回、ついに日本人ユーザーが1,000万人を突破したTwitter上でしか読めないという異色の新連載が決定!Twitter上ということで、当然のことながら1度のつぶやきは140字以内となるが、こうした条件にもかかわらず舞城さんは執筆を快諾したという。気になる物語は探偵もの!探偵・台無策太郎(だいぶさくたろう)が、録音技師の殺人事件の捜査で犯人と思しき男を追い詰めるのだが、そこには更なる深い闇が…!7月16日(金)から8月15日(日)までの連載で1日に4回更新される予定だという。これまで、様々な形で文学界をにぎわせてきた“異端児”の新たな挑戦に映画と併せて期待が集まる。『NECKネック』は8月21日(土)よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。「NECK the seventh」著者:舞城王太郎連載予定期間:7月16日(金)〜8月15日(日)※1日4回(12:00/15:00/18:00/21:00)更新を行う予定アドレス:※『NECKネック』公式Twilog()にてつぶやきをブログ形式で保存■関連作品:NECKネック 2010年8月21日よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010『NECK』製作委員会■関連記事:小松彩夏5年間の“初恋”は「気持ちを確かめ合っただけ」ドキドキを体験!『NECKネック』カップル限定試写会に45組90名様ご招待ドキドキ満載“胸キュンホラー”『NECK』携帯クリーナーを10名様プレゼント溝端淳平首だけの演技にトラウマ?「テンション下がる…」覆面作家・舞城王太郎が出版界をジャック!数種類の「NECK」の物語を楽しめる
2010年07月16日狂言師の野村萬斎が映画『のぼうの城』で『陰陽師II』以来7年ぶりとなる映画主演を務めることが決定!併せて佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴が共演陣として出演することも発表された。本作の原作となっているのは、本屋大賞で2位にランクインし、直木賞の候補にもなった和田竜による同名ベストセラー。和田さんは新人脚本家の登竜門、城戸賞を受賞しているが、その受賞作品「忍ぶの城」が、映画化を前提に和田さん自身の手で小説化され、「のぼうの城」として2007年に小学館より刊行された。戦国末期、天下統一を控えた豊臣秀吉の北条家攻略のさなか、最後まで落城することがなかった支城があった。武州の忍城(おしじょう)。秀吉の命を受けた石田三成が2万の大軍で城を包囲するが、城代・成田長親はわずか500騎でこれを迎え撃つ。領民から、でくのぼうを意味する“のぼう様”との愛称で呼ばれる長親は、天下を敵に回し、いかに城を守ったのか?その戦いの一部始終が描かれる。主人公の“のぼう様”こと成田長親を演じるのは、狂言界の至宝・野村萬斎。『陰陽師II』以来の7年ぶりの映画主演作となる本作で、底知れぬ人望で人心を掌握する希代の総大将を演じる。「自分は長親のように、ぼーっとしているのかなと思ったのですが、そういう自覚がないところや、時々、突然ビックリするようなことを発言するらしいところなどが、既に役に近いのかもしれません(笑)」とは萬斎さんの弁。さらに、長親についても「ある種、高みにいるのか低みにいるのかよく分からないのですが、ちょっと俯瞰して見ていたり、仙人的な空気を持っていたり、どこかネジが1つ落ちてしまっているようでもあり(笑)」と、とにかく、これまでになくぼーっとした役柄であると説明。長親の幼なじみにして成田家の侍大将で、武辺者の証である“皆朱の槍(かいしゅのやり)”を持つ“丹波(たんば)”こと正木丹波守利英を演じるのが佐藤さん。萬斎さんによると「冗談で、もし『陰陽師III』を撮ることになったら、悪役は佐藤浩市さんにお願いしたいというお話をしておりました」とのことだが、思わぬ形で初共演が実現することになった。その丹波をライバル視する、6児の父で恐妻家の一面も持つ豪傑“和泉(いずみ)”…柴崎和泉守に扮するのは山口さん。今回の発表に際し、山口さんは「多勢の敵を少数で迎え撃つ勇姿や、妻子を持ちながらも命がけで戦い抜く精神に、男として『こういう男でありたい!』と憧れを持ち、どこか自分の中にもある、『なまぬるくおさまりたくはない!刺激を求めて生きたい!』という気持ちを奮い立たせてくれる役だと思います」と強い言葉で役柄、作品への思いを語ってくれた。そしてもう一人、若年で実践の経験はないものの、あらゆる兵書を読破し“軍略の天才”を自称する“靭負(ゆきえ)”こと、侍大将の酒巻靭負を成宮さんが演じる。成宮さんは「原作が話題になっているのは知っていたけれど、時代物か…と、何となく手を伸ばすのに抵抗がありました。台本をいただいてみて、想像以上に面白かった。面白すぎました。僕の演じる酒巻靭負は、現代語に近い台詞回しなので、(ヒロインの)甲斐姫へ想いや、武将としてのプライドも、とてもストレートに伝わりやすいし、青臭い感じも含めて、可愛らしいキャラクターだと思います。こういうエンターテイメント性の高い作品に参加できることもすごく幸せに思います」と出演の喜びを語っている。さらに、本作の特徴と言えるのがW監督であるところ。『メゾン・ド・ヒミコ』、『ゼロの焦点』の犬童一心監督と『ローレライ』、『日本沈没』の樋口真嗣監督がタッグを組んで、壮大かつ緻密な戦国絵巻を描き切る!原作にある三成による大規模な“水攻め”はどのように描かれるのか?ヒロインの甲斐姫や三成ほか、魅力的なほかの登場人物たちを誰が演じるのか?などなど、いまだ明かされていない気になるポイントも…。構想7年を経てついに動き出した『のぼうの城』。撮影は今年8月よりスタート。2011年、全国にて公開。© オノ・ナツメ■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開
2010年06月23日