9月16日、Twitterにこんなツイートが投稿された。《もし奥様が「産後うつ」を言い訳にして家事や育児を怠ったら怒鳴りつけて躾けましょう。私は産後3ヶ月で衆議院議員選挙を全力で駆け抜けました。「産後うつ」は「甘え」です》これは、希望の党から17年10月の衆院選に出馬した橋本琴絵氏によるものだ。「産後うつは甘え」だとする彼女は続けて《「産後うつ」なる病気は地球上に存在しません。誰かが勝手にあると思い込んでいるだけ》《これからなる世界は、甘ったれた精神ではならんのです》といい、さらにこうつづっている。《「産後うつ」などと甘えたこといっているから男女平等は実現せず、性差別が横行することにまだ気付けないのでしょうか》橋本氏のツイートの影響で、Twitterでは「産後うつ」がトレンド入りを果たした。しかし彼女の考えに、こんな指摘が相次いでいる。《お産や体調は100人いれば100通りあるかと思います 自分の経験を基準に人を責め立てるのはとても適切ではないかと思います》《産後に大事にされることこそ、女性が尊重されている世の中と思います》《産後うつは決して「甘え」なんかではない》厚生労働省は、16年までの2年間で産後1年以内に自殺した妊産婦は全国で少なくとも102人いたと発表している。その多くは「産後うつ」のようにメンタルヘルスの悪化によって、自ら命を落とすケースだという。「日本の著名人では釈由美子さん(42)が産後うつを経験しています。釈さんは16年6月に第1子を出産しましたが、次第に育児への責任感で涙が止まらないように。睡眠時間や食欲が次第に減退していったと明かしています。また元日本テレビアナウンサーの山本真純さんは出産から2ヵ月で様子が変わり、『自信がない』と漏らすように。そして産後うつと医師から診断され、10年に34歳という若さで命を絶ったことが報じられました」(全国紙記者)アメリカでは産婦のうち9人に1人が産後うつを発症していると推測されており、女優のドリュー・バリモア(45)を筆頭に著名人たちもその苦しみを公表。同国では19年に産後うつのための薬「Zulresso」が世界で初めて販売されることになり、話題を呼んだ。「世界的に活躍するイギリス出身の歌手・アデル(32)も『産後うつだった』とインタビューで語っています。またカナダでは地域の看護師がお産を終えたママの家を訪問し、メンタルヘルスを定期的にチェックしてくれる州もあるそうです。ドイツでも『ヘバメ』と呼ばれる産後のケアをする助産師が同じ役割を果たしており、かかる費用は保険でカバーされるといいます。彼女たちに悩みを口にすることで、ママたちの気持ちはラクになるそうです」(前出・全国紙記者)国内外問わず産後うつに苦しむ女性はおり、なかには命を落とすママも。それでも“産後うつは甘え”といえるのだろうか。
2020年09月18日アメリカ版「マリ・クレール(marie claire)」誌の表紙を飾ったダコタ・ジョンソンが、カバーストーリーにてうつとの闘いを告白した。1989年、有名俳優であるドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの間に誕生したダコタ。幼いころに両親は離婚し、メラニーの再婚によりアントニオ・バンデラスが継父に。そんな背景もあってのことか、14、5歳の頃からうつを抱え、専門家に助けを求めたという。ダコタはうつに対するポジティブなイメージとして「世界を感じることができるから、美しいと思うようになった」と語っている。「私は複雑さを抱えていると思う。でも自分を抑えずに感情を吐き出したり、だれかの問題にしようとは思わない」。その複雑さが女優として役作りに大いに役立っているようで、最新作『The High Note』(原題)でダコタと共演しているトレイシー・エリス・ロスは、「ダコタは情熱的で、物事を深く感じる人。信じられないくらい魅力的で、遊び心もある」と絶賛。「彼女は自分の立ち位置や、自分がどういう人間なのかということをしっかりわかっているし、意見を言うことも恐れない」と称えた。ダコタは2015年にもうつとの闘いを明らかにしている。「自分がどこにいて何を考えているのか、何をしているのか、ときどきパニックになってしまう」と語っていたが、この5年でより落ち着きを取り戻しているようだ。(Hiromi Kaku)
2020年05月13日まだまだ収束の兆しが見えないコロナ禍。感染による肺炎症状の恐ろしさと共に外に出られない、先が見えない状況が続くことで「コロナうつ」も増えている。「皆様いかがお過ごしですか?『元気のパワースポット』と呼ばれる僕ですが(笑)、新型コロナウイルスの影響で家族が住むロンドンに帰ることができなくなり、大好きな飲み会も自粛中。想像以上にこのウイルスは手ごわいなあと思っているこのごろです」そう話すのは、元気健康長寿を目指す「デュークウォーキング」を確立。最期まで自分の足で生きる人生のよろこび「ぴんしゃんウォーキング」や、歩くことで道徳を伝える「歩育(ほいく)」を提唱すべく、日本全国のみならず世界で活躍中のデューク更家さん。「でも、決して気落ちはしていません。今回は、『STAY HOME』を守りながら、コロナうつを撃退するウォーキングを特別に考案しました!」体が元気でないと、心もついていかないもの。「その中でも、僕は東洋医学でいう『気血水』を巡らせることが重要やと思います」とデュークさん。「今回のメソッドは姿勢の悪さや下半身の筋力の衰えなど、現代人や読者世代の皆様が潜在的に抱えている問題を解消します。さらに不安がもたらす息苦しさを解消して、停滞してしまった魂も、活性化!手軽に実践してもらえるよう「時短」も念頭に置いていますので、お家にいる時間を楽しむ『もう一つの手段』としてぜひ取り入れてみてくださいね」■バーテブラ・ウォーキング肋骨、肩のコリをほぐし可動域を広げる。肩甲骨を動かし、背骨(バーテブラ)の血を巡らせることでコロナうつによる息苦しさを解消。〈エクササイズ編〉【1】手首を交差して、両手の手のひらを合わせる。指先は下を向いた状態をキープ。【2】手のひらを合わせたまま両腕をまっすぐ上に伸ばす。【3】肘を直角に曲げる。両手はしっかりと握り、頭の後ろへ。【4】3で握った手をもう一度合わせ、腕を上へまっすぐ伸ばす。肋骨と肩甲骨ごと引き上げるように意識。肩甲骨まわりの筋肉がほぐれることで自然と深い呼吸ができるようになる。【5】3と同様にもう一度肘を直角に曲げる(両手は握る)。【6】右斜め上に向かって両腕を伸ばす。左の体側をしっかり伸ばすように意識する。【7】もう一度3のポジションへ。4と同様に両腕をまっすぐ上げ、また3のポジションへ戻す。今度は6と反対に、左斜め上に向かって両腕を伸ばす。毎回3のポジションへ戻り、まっすぐ上へ→右上へ→まっすぐ上へ→左上へ→まっすぐ上へのサイクルを10回ほどおこなう。〈ウォーキング編〉【8】右腕は手のひらを前に向けた状態で斜め上に上げ、左腕は手の甲を前に向けて、右腕と直線を作るように体から離す。【9】右脚を踏み出すと同時に、右手のひらで肩甲骨の間にある「身柱」を、左の手の甲でおへそのちょうど後ろ側にあたる背中の「命門」のツボを軽くたたいて刺激する。滞りがちな背中の血流をUP!【10】反対側も左腕を手のひらを前に向けた状態で斜め上に上げ、右腕は手の甲を前に向けたら同様に。「シュン、シュン」とリズムよく呼吸をしながら5歩。両腕を1歩ごとにかえて1〜10を2回で1セット。朝、晩1セット(計2セット)おこなう。「コロナうつになるとストレスによって姿勢が悪くなり、肩甲骨が横に広がって胸を閉じてしまいます。これが原因で、息苦しさを訴える人が続出中!そこで、凝り固まった肋骨や肩をほぐして肩甲骨を動かすのがこのエクササイズの特徴。背中のツボを刺激して血流も促進するので、深い呼吸が取り戻せます。副交感神経が刺激され、リラックス効果も抜群で気が晴れるでー」「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月30日健康診断では何の問題もなかったのに、最近、やる気が出なかったり、カラダが重かったり、肌荒れや頭痛も…。もしかするとそれは、必要な栄養が不足している“栄養型うつ”のせいかも?「“うつ”という言葉は、うつ病とうつ状態が混同されて使われていることが多いですが、実は意味が違います。うつ病とは脳の機能障害が原因の病気の名前で、一方、抗うつ薬が必要な場合から、財布をなくしたり、失恋による一時的な気分の落ち込みまで、憂うつな状態すべてが、うつ状態です」とは、精神科医の奥平智之先生。「うつ状態の一つで、栄養の摂取不足や吸収不良などの問題でココロやカラダに不調が起きるのが、“栄養型うつ”です。例えば、疲れやすかったり、食欲が出なかったり、イライラするなど情緒不安定だったり…。それらの原因がタンパク質やビタミン、ミネラル不足である場合があるんですね。食事を改善して、足りていないと思われる栄養を補ったら、うつ状態や不調がすっかり良くなります」奥平先生が“栄養型うつ”を改善するためにすすめているのが、具だくさんのスープと味噌汁。「まず基本となる栄養素は、タンパク質とビタミンB群です。全身のあらゆる組織や酵素、うつ状態に関わる脳内ホルモンなどは、タンパク質からできているからです。また、全身の細胞でエネルギーを作るのに、ビタミンB群や鉄なども欠かせません。スープや味噌汁だと、煮ることで食材が柔らかくなって消化・吸収しやすくなりますし、カサも減ってたくさん食べられます。スープに溶け出た栄養も無駄なく摂ることができます」具だくさんスープ&味噌汁の基本ルールルール1:タンパク質は2種類以上。基本の栄養素、タンパク質はたっぷり摂る。なのでタンパク源は2種類以上で、必ず動物性を1種類入れる。1食あたりのタンパク質量の目安は20~25gほど。そのためには肉や魚介約100gに、卵1個、豆腐や大豆などをプラスして。ルール2:にがりでマグネシウムを補充。ストレスが多いと、脳内ホルモンや細胞でエネルギーを作るのに不可欠なマグネシウムの必要量が増えるので、うつ状態だと不足しがちに。補給には吸収されやすいにがりがおすすめ。スープに数滴垂らすだけでOKなので、必ず加えよう。ルール3:酸味でミネラルの吸収率アップ。クエン酸、リンゴ酸、アミノ酸…。酸と一緒に摂ると鉄や亜鉛、マグネシウムなどミネラルの吸収率がアップ。アミノ酸であるタンパク質たっぷりのスープに、酢や柑橘類、トマトなど酸味のある食材を足して効率よくミネラルを吸収させて。ルール4:避けたい食材を知っておく。胃腸に炎症が起きていると栄養がうまく吸収できない。炎症の原因となる小麦に含まれるグルテン、乳製品のカゼイン、食品添加物を使った調味料や加工食品、リノール酸などのオメガ6のアブラも極力控えたい。食品の原材料名で確認を。4種類の具材を組み合わせる基本となるタンパク質と、以下の食材を組み合わせてビタミン、ミネラル、食物繊維を補おう。海藻類わかめ、海苔、もずく、めかぶなど海藻類は水溶性食物繊維に富む。マグネシウム源としても貴重。スープに旨味が出るのでお好みで。キノコ類腸の動きを促す不溶性食物繊維が多いのがキノコ類。添加物や重金属などカラダに有害なものを吸着し排出するデトックス効果も。野菜腸が健康だと栄養の吸収力が上がる。食物繊維が豊富な野菜で腸内環境を整えて。抗酸化力の高い緑黄色野菜も取り入れよう。タンパク質ビタミンB1が豊富なのは豚肉。鉄や亜鉛が多いのは牛の赤身肉。青魚はビタミンDが摂れるので腹わたごと使う。卵も万能食材だ。おくだいら・ともゆき精神科医、日本栄養精神医学研究会会長、山口病院(埼玉県)精神科部長。著書に『栄養型うつを治す! 奥平式スープ』(エイ出版社)ほか多数。※『anan』2019年11月20日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2019年11月19日私は産後3カ月目に産後うつを発症し、通院し始めました。現在は周囲の理解と助けのおかげで回復傾向にあり、新しい仕事を始めることができています。産後うつと診断されショックでしたが、自分を追い詰め過ぎないようにしたことで次第に気持ちが明るくなりました。そのときの私の経験をお伝えします。 育児を楽しみたいのに苦痛で仕方がない初めての出産を無事に終えた私はうれしさと達成感に溢れ、育児を楽しもうと意気込んでいました。でもその気持ちとは裏腹、身体がついていかずに悔しい思いをする日々。夫の仕事の都合で出産前に引っ越し、赤ちゃんとの新生活は新居にてスタートしたため、生活に慣れることと初めての育児との両立は想像していた以上に大変だったのです。 私の母は他界し、父は存命ですが仕事が忙しく頼ることができません。義実家に頼らざるを得ない状況で、関係は良いほうですが付き合いにストレスを感じることも時折ありました。私はそれでも乗り切れる! と意気込んでいたものの、体調不良を繰り返したり、落ち込みやすくなったりと、異変を感じるように……。 産後うつと診断され、ショックを受ける何をするにも苦痛を感じるようになり、産後3カ月ごろに親族のすすめで心療内科を受診しました。医師からは産後うつの症状と診断され、極力ストレスを溜めないようにと言われました。 妊娠する前から産後うつという病名はテレビやネットで見聞きしていましたが、「自分が罹るはずなんてない」と思い込んでいたのでショックを受けました。でも、夫や周囲の人たちが精神疾患に理解があり、偏見を持たずに受診をすすめてくれたことが幸いでした。 心をラクにする方法を探し、快方を目指す産後うつを和らげるには時間がかかる場合があると聞き、物事を焦り過ぎないようにしようと思いましたが、不安定な感情や気分の上下、それが引き金となる周囲の人との衝突に悩み、ひどく落ち込むことも……。 しかし、病気と向き合って今の自分の姿を認めていくことで、かえって気持ちがラクになることに気付いたのです。少しでも育児をラクに乗り切る方法が見つけられるようになった現在は、2歳の子どもと接することを楽しめるまで余裕が出てきました。そして、不安感や焦燥感に悩まされることも徐々に少なくなり、夫が新しく始めた自営業をサポートできるまで回復しました。 産後うつは決して他人事ではないということを思い知りました。産後のストレスや疲労などから、気付かぬうちに不安定な状態に陥ることもあります。でも、悲観し過ぎることなく病に向き合い、いつかは元気になりたいという希望を持ち続けたことが、今の私が元気に過ごせる活力の源となっています。著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月10日米FDA(食品医薬品局)が19日、世界初となる産後うつのための薬を承認した。 赤ちゃんを出産した女性に起こる「産後うつ」は世界的に問題となっている。日本では、国立成育医療研究センターなどの調査結果によると、2015年から16年までの2年間に、妊娠中もしくは産後1年未満の女性が自殺した数は102人に上ったという。今回承認されたブレキサノロン(Brexanolone)は、ザルレソ(Zulresso)という商品名で販売される。一度服用すると、60時間にわたって持続的に作用し、2日以内に効果が見られるという。「産後うつは、時には命をも脅かす深刻な状態です。女性は自分自身、そして子どもを傷つけることを考えかねないのです。また、母子の絆を育てることを妨げる可能性もあります」FDAの精神医学製品を担当するティファニー・ファーチオニー医師は、プレスリリースで警鐘を鳴らした。また、ザルレソはすぐに一般医院で処方されたり、薬局で販売されるわけではない。過剰な鎮静、または投与中の意識喪失などの重大なリスクへの懸念から、当面は認定医療施設で、医師の監視下でのみ処方されるという。その費用は2万ドル(約223万円)を超えるとか。 USA TODAYによると、疾病管理予防センターは米国で9人に1人の産婦が産後うつを発症していると推測している。
2019年03月20日辛い恋を望んで続けている人はいないと思いますが、断ち切ることが中々出来ないことも多いですよね。でも、そろそろ幸せな恋愛もしたいはず。今回は辛い恋から抜け出す方法について紹介します。恋を忘れるには次の恋やはり辛い恋を断ち切るのに効果的なのは、次の恋です。特に女性の場合、幸せな恋愛をすれば、過去のことは無かったかの様に頭から抜けていくことも珍しくありません。ただ、辛い恋の真っ只中にいる時は、次の恋のことなど考えられない場合が殆どですし、強制的に辛い恋を終わらせることも難しいと思います。ですから、無理に次の恋をしようと考えるのではなく、ちょっとだけ周りに目を向け、グループでも単独でも良いので異性との交流を広げるところから始めていくのがおすすめです。気になる人や、良い巡り合わせがあれば、自然と次の恋に気持ちが移って、辛い恋を終わらせることが出来ますよ。恋愛以外に夢中になれるものを見つけよう辛い恋や報われない恋で苦しむのは誰にとっても辛いことですが、恋愛で苦しむということは、ある意味、恋愛について考えられる余裕や、費やせる時間があるためと言えます。逆に言えば、そういった余裕や時間がなければ、恋で悩むこともなくなります。恋愛以外のことで頭が一杯になれば、辛い恋について悩む時間は減ります。また、報われないと分かっている相手に呼び出されても、他に優先しなくてはいけないことがあって時間がなければ断るしかないですよね。つまり辛い恋から脱出するためには、その恋について考えることや使える時間を強制的に減らすことが効果的なのです。趣味を見つけるのでも良いですし、体を動かすのでも良いです。恋愛以外に夢中になれるものを見つけることが大きな助けとなりますよ。即効性の荒療治ならコレどんな方法でも効果がなく、荒療治でも良いので今すぐ辛い恋から抜け出したいという場合には、恋の相手との接触を絶つことが有効です。電話番号やSNSのアカウントなど、相手の連絡先や近況が分かるものは全て消去し、贈り物や写真など相手を思い出す様なものも全て処分すると効果的です。強制的に関わりを絶つことで、これ以上は何も出来ることが無くなりますから、恋を終わらせる近道になると言えるでしょう。一歩を踏み出すことが大切辛い恋に嵌っていると、その恋から抜け出すことは大変かもしれません。けれど、次にまた幸せな恋をすれば、嘘の様に過去のこととなる場合も多いものです。ここで紹介した方法を参考にしつつ、ちょっとした一歩を踏み出してみて下さい。きっと辛い恋を終わらせて、次は幸せな恋を掴むことが出来ますよ。
2019年02月04日結婚はしたいけれどそもそも出会いがないと悩んでいる人は多くいます。そんな人が始めるのが今流行っている婚活となります。しかし、婚活はゴールが結婚となるので長期戦になり疲れを感じやすい面を持っています。そこで、婚活うつについて詳しく説明するのでしっかりチェックしてみてください。1. なるほど!婚活うつになりやすい人まず婚活うつとなりやすい人について知っておきましょう。(1) 婚活うつとは?婚活うつとは正式には「婚活疲労症候群」という呼び名があることは意外と知られていないですよね。そう名付けられるほど今婚活うつになってしまう人が多い傾向にあります。症状は、婚活が原因で生活する上で憂鬱になったり、不安、倦怠感や絶望感が出てきます。うつ病は原因がはっきりしないこともありますが、婚活うつの場合は原因が婚活であることがはっきりしている面が挙げられます。(2) 完璧主義者こうした考え方を持っている人はとてもプライドも高いので、結婚相手にも多くのことを望む傾向にあります。そのため自分の要望をすべて満たす人しか探さないので、結局出会うことができずにやがて婚活うつになってしまいます。多少の妥協や自分と合う人の理想と現実について考えることがない面が難点となります。(3) 周りを気にしすぎる年齢的なものもあって、周りの友人の結婚ラッシュにあうとまるで自分だけ取り残されたような気持ちになり婚活を急いでしまいます。「私も早く結婚して幸せになりたい」と願っていますが、結婚は願望より縁の世界なので焦るだけどんどん婚活うつになっていってしまうでしょう。2. 意外!疲れの原因となる婚活のデメリット!婚活は楽しいことばかりではなく意外とメリットも多いので抑えておきましょう。(1) お見合いやパーティーが多い1人でも多くの男性に出会いたいからと休日にお見合いやパーティーばかり入れていると休む暇がなく疲れてしまいます。実際にお見合いやパーティーは頻繁に行われていますが、参加回数が多いからいい相手に出会えるわけではないことを覚えておきましょう。たまには休んでリフレッシュすることで新たな気持ちで婚活と向き合えるようにしてみてください。(2) 常にライバルがたくさんいる婚活の最大のデメリットと言えるのが「お付き合いか結婚が決まるまで婚活を続けることができる」という点が挙げられます。具体的に言うと、例えデートをしている女性がいても複数の女性との婚活がOKとなっています。例えば、自分では上手くいっていると思っていても突然「他にもっと気が合う女性が見つかったので」とお断りされることもあり得ます。ライバルを常に意識しなければならないのはとても疲れる原因となってしまうでしょう。(3) 自分を否定してしまう婚活をしていて自分が気にいっていても相手からお断りされることがあります。たくさん断わられることによって「自分が悪いのでは?」と漠然に考えてしまい自分に否定的な気持ちになってしまいます。真剣に結婚を見据えているからこそ、成就することも難しいことをよく覚えておきましょう。「今回は縁がなかっただけ」と思うことで次の婚活へ気持ちが切り替えやすくなります。3. 改善できる!婚活うつの対処法!もし婚活うつになってしまったら、ご紹介することを試してみてください。(1) マイペースに進める多くの人と出会う機会を増やすことによって、頻繁に初対面の人とばかり会うことになるので、緊張によって心が疲れてしまうことがあります。出会いは逃げたりしないので、焦らず休日に余裕をもって婚活の予定を入れるようにしましょう。例えば「1か月で3人ぐらいの出会いがあればいいかな」とゆっくりしたペースで人と向き合うことを心がけてください。(2) ある程度期限を決めておく婚活は思っている以上に大変なものなので、結婚というゴールまで休まないとなるとかなり疲労してしまいます。そのためあらかじめスタートさせる時に軽い期限を設けておきましょう。例えば「婚活を3か月したら、1か月はお休みする」という風に工夫することによって、返ってメリハリがついてより良い婚活を行うことができるようになります。(3) 自分に合った方法を選択する一言で婚活と言っても色々な方法があることをご存知ですか?例えば、今結婚相談所に入ってプロにお見合いやパーティーを勧めてもらっているのなら、ちょっと視点を変えてみて自分だけで臨むスマホで簡単にできる婚活サイトにチェンジしてみましょう。もしかして婚活のやり方が自分に合っていない可能性があるので、枠にとらわれずに出会いを大切にしていきましょう。まとめ婚活というと結婚を望んでいる多くの女性がやっているイメージがありますが、実はとても大変なことばかりだとわかりましたね。出会いよりも自分のことを大切に考えて、自分に合った婚活を目指しましょう。結果は頑張ることよりも縁やタイミングで決まるものなので、気長に待つことも大切です。
2018年11月15日安藤和津(70)も介護うつにーー。10月18日、都内で著書「“介護後”うつ」の発売を記念した記者会見を開催した安藤。同著では介護疲れやそれ以降の“うつ”について告白。スポーツ紙によると「感情から手足がもがれた感覚で生きなければいけないことが本当につらかった」と振り返ったという。「介護うつは今や、芸能界でも話題です。布川敏和(53)さんの元妻・つちやかおりさん(54)は、お兄さんが介護うつになっていたことを明かしています。ご両親の介護に疲れたお兄さんは一時、アルコールに依存。しかしお父様が亡くなられたのをキッカケに、お母様をグループホームへ入れたそうです。それによってお兄さんへの負担が減ったようです」(芸能関係者)松平健(64)は10年に元妻・松本友里さん(享年42)を亡くした際、マスコミ各所に宛てたコメントを発表。松本さんが母の介護や出産で体調を崩していたと発表し、こう説明していた。「パニック障害・不眠症・うつ状態を引き起こし、この3年間はいろんな病院にかかりましたが、結局、心通じ合う医師とはめぐり合うことができませんでした」そして「私の力不足と悔やんでおります」とコメントしていた松平。「私が居ながら亡き母の穴を埋めきれず、愛する母のもとへ旅立たせてしまったこと、今はただただ残念な気持ちでいっぱいでございます」と切なる気持ちをにじませていた。「欽ちゃんファミリーでおなじみの清水由貴子さん(享年49)は、09年に介護うつの末に亡くなっています。明るくまっすぐな性格の清水さんはお母様の介護にも積極的でした。しかしある時期から落ち込んだり、涙を落とすように。心配した妹さんが3人での旅行を計画していた矢先に、清水さんは自ら命を絶ってしまったからいました」(芸能関係者)介護する側に完璧さを求めないこと、そして1人で抱え込まないための環境づくりが重要といえそうだ。
2018年10月21日いつ、誰が「うつ」になってもおかしくない。私たちはそんなストレスの多い現代社会を生きている。だが、いざ自分が「うつかもしれない」と感じたときに、一体どう対処すべきかわからないという人が圧倒的に多いだろう。自らも過去に産後うつを経験。それがきっかけで一般社団法人メンタルヘルス協会認定の「上級心理カウンセラー」資格を持つメンタルサポート研究所認定講師 今村範子さんに、「うつ」状態に陥ったときに取るべき行動について話を聞いた。「イライラ」と「うつ」の違い、どう見極める?「一時的な憂うつやイライラと違って、“うつ病”は状態が進むと心身にさまざまな不調が現れます。食欲がなくなる、体がだるい、疲れやすい、あらゆることがひどく面倒に思える、頭が重く感じる、動悸やめまいがする、日中のひどい眠気、不眠、胃の不快感、便秘、性欲がなくなる…などの症状が続くときはうつ病を疑っていいでしょう」(今村さん 以下同)感情面でも顕著な動きがある。ふとしたときに涙が流れる、朝起きたときに強い不安を覚えるなどの症状が現れる人もいるという。一見すると、PMS(月経前症候群)ともよく似ているが、PMSが一時的なものであるのに対して、長期に渡って症状が続くのがうつ病の特徴だ。「よく感じるイライラや憂うつ感以外にも身体的な症状がある、かつそれらが2週間以上毎日のように、ほとんど1日中続いている。このような条件が揃った場合は、早めに精神科、心療内科を受診することをおすすめします」治療の二本柱は抗うつ薬とカウンセリングだが、精神科や心療内科を受診することに、心理的な抵抗感を覚える人もいるだろう。そういった場合に駆け込める場所はあるのだろうか?「精神科のハードルが高いと感じる方は、まずは身近な保健師さんや、かかりつけの婦人科の先生に相談してみましょう。メンタル面に詳しい先生なら、症状を見極めて適切なクリニックを紹介してくれるはずです」並行して、心理カウンセラーによるカウンセリングを受けることも回復に向けての効果があるという。「つらい思いを言葉にして吐き出し、誰かに親身に聞いてもらうだけでも楽になりますから。経験豊富なカウンセラーならば、相談内容に応じて医療機関と連携を取りながら治療を進めることもできます」では、もしも担当の医師やカウンセラーと「なんだか相性が合わないかも」と感じたときはどうすればいいのだろう?「その場合は、ご自身が安心して診てもらえると感じる先生をセカンドオピニオンで探すことをおすすめします。信頼できる相手と治療やカウンセリングを続けていくうちに、まるで薄紙を剥がしていくかのように、少しずつ、楽になっていくはずです」今村さんが考える、うつ病から回復するためのポイントは次の2点だ。・医師と相談しながら、不安やイライラを和らげる適切な薬(抗うつ薬)をきちんと飲む・服薬と並行して、溜め込んだ感情を楽にするために適切なカウンセリングを受ける「抗うつ薬は効き目が現れるまでにやや時間がかかります。ただ、副作用はわりと早い時期に感じるため、『効かない気がする』と感じることも多々あります。個人差はありますが、1~2週間を過ぎた頃から効き目を感じる方が多いので、自己判断で途中で止めないことが大事です」適切な対応を続けることで、状態は少しずつでも必ず改善していくはずだ。心療内科は特別な場所ではないし、抗うつ薬も過剰に怖がるような薬ではない。正しい知識と周囲の人のサポートを味方につけながら、焦らず、ゆっくりと回復への道を歩んでいこう。(取材・文:阿部花恵編集:ノオト)
2018年05月30日東京23区内のみで63人。2014年までの10年間で、自殺した妊産婦の人数だ。そのうちの3分の2が産後であり、約半数が「産後うつ」や精神疾患と診断されている。赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいのはずなのに、なぜか「つらい」「しんどい」気持ちのほうが大きい。かわいいはずの赤ちゃんを「かわいいと思えない」と感じてしまう。さらには幼い我が子を残して、自ら命を断ってしまうママもいる。自らも過去に産後うつを経験し、それがきっかけで一般社団法人メンタルヘルス協会認定の「上級心理カウンセラー」資格を取得したメンタルサポート研究所認定講師 今村範子さんに、妊娠・産後の「うつ」の原因について話を聞いた。「産後うつ」は10人に1人がかかる身近なもの「産後うつとは、出産後に2週間以上、抑うつ状態が続く病気です。うつ病の一種であり、多くは出産後2~3週間で発症しますが、3~4カ月を過ぎてから症状が現れてくる人も。重症化すると1年以上症状が続くこともあり、そのままうつ病に移行するケースもあります」(今村さん 以下同)産後の女性の10人に1~2人がかかるといわれている「産後うつ」。おもな症状としては以下のようなものが挙げられる。【産後うつのおもな症状】□イライラする□憂鬱になる□疲れやすい□涙が出る□不安定な気持ちになる□自分を責める□食欲不振□不眠上記以外にも、「育児への不安が急激に込み上げてくる」「強い自己否定感を感じる」「赤ちゃんや夫への愛情を感じられなくなる」など、情緒不安定になるのが産後うつの特徴だ。産後の女性は心身ともに不安定になりやすい産後の女性が情緒不安定になるのは、性格傾向や外部の環境だけのせいではない。女性の体のなかでホルモンバランスが大きく乱れることも関係している。「産後うつを引き起こす大きな原因のひとつとして、出産後の母体ではホルモンバランスが乱れることが挙げられます。妊娠中に分泌されていた女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは産後に激減します。授乳ホルモンのプロラクチンが急増することで、ホルモンバランスが大きく変動するのです」ホルモンバランスの乱れは自律神経に影響を及ぼし、うつ症状を引き起こす要因になりうる。「産後1カ月までは安静に」といわれるが、実はその後、産後2カ月、3カ月、4カ月の母体も、心身ともにまだまだケアが必要な状態なのだ。今村さんは産後の女性たちにこうメッセージを贈る。「赤ちゃんが夜泣きをするのは、母親のせいではなく、その子の特質。夜泣きした赤ちゃんを前にしてもあなたの体が思うように動かないのは、怠けているのでも、あなたがダメだからでもありません。もうすでにあなたは十分頑張っている。一人で抱え込まず、信頼できる人に気持ちを話し、助けてもらえる環境をつくっていきましょう」初めての育児に戸惑って「産後うつ」になる人もいれば、今村さんのように3人目の産後に初めて「産後うつ」になったという人もいる。出産による心身のダメージ、置かれている子育て環境、赤ちゃんの性質など、さまざまな要因が絡まりあって起きるのが「産後うつ」なのだ。今、まさにつらい産後を過ごしているママは、まずはパートナーや家族、友人に今の気持ちを打ち明けてみよう。もしもその人たちに「理解してもらえない」と感じたら、次は産婦人科の医師や地域の保健センターに相談してほしい。何よりも大切なことは、「一人で抱えこまないこと」なのだから。(取材・文:阿部花恵編集:ノオト)
2018年05月24日地元住民におなじみの人気イベントテニススクールの運営などを手がけている株式会社ITCが、「靱公園」(大阪市西区)内で毎年開催されている「うつぼスポーツフェスタ」に「靱テニス・マネージメントチーム」の一員として参加します。2018年の「うつぼスポーツフェスタ」開催日は5月19日(土曜日)。すこやかな心身を育むスポーツを日々の暮らしに取り込める「生涯スポーツ社会」の実現につながる活動を目的とした地域一体の健康増進・スポーツイベントです。会場となる「靱公園」は大阪メトロ「本町駅」から徒歩約7分。5月上旬には園内でバラが咲き誇り、他府県からも多くのファンが訪れる市民いこいの場です。予約不要、参加費無料なので気軽にどうぞ当日の会場は「靱公園」なにわ筋東側にある「ITCうつぼ庭球場前広場」。全日本テニス選手権ダブルス元女王の久見香奈恵プロが参加するテニス体験のほか、幅跳びやボール投げなどさまざまなスポーツ体験会が実施されます。また輪投げやスーパーボールすくいといった遊びのコーナーも設けられるので年齢を問わず楽しめます。参加費は無料(事前予約不要)でラケットの無料貸し出しもあるので誰でも気軽に参加可能です。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ITCのプレスリリース/PR TIMES※株式会社ITC※ITCうつぼ庭球場前広場
2018年05月16日産後うつを経て気がついた、自分を許すことの大切さ。およそ10人に1人が経験するといわれる、産後うつ。2013年に女の子を出産した藤田あみいさんは、自分がうつ状態になったことを最初は受け入れがたかったようだ。「子どもを産むまでふわふわ生きてきたというか、地に足がついていなかったと思うんです。目の前にか弱い生き物が出てきた瞬間に、母になったのだから変わらなきゃいけないと思ってしまったんでしょうね」はじまりは、娘が発達障害かもしれないという不安が生じたことだった。インターネットを検索しては不安になり、周りの人や医師に「問題ない」と言われてもほっとするのは一瞬で、強迫性障害を発症してしまう。娘を愛する気持ちは、変わらないどころか日々強くなるのに、治りたいという意志とは裏腹に症状が悪化。本書は入院中に1週間ほどで書き上げたそうで、「懺悔」という言葉にはこんな思いが込められていた。「私にとって、懺悔は3段階ありました。娘の障害を疑うようになったとき、まず世間体を気にしてしまったのがひとつ目。その後も不安が拭えなくて、懺悔の対象が娘と夫に変わってきて、最終的には自分自身に許してもらえなければ、抜け出せないような状況でした」散々迷惑をかけて、周りの人を不幸にしている自分や、当たり前の生活を送れなくなった自分を許せなかったのだが、その気持ちこそが藤田さんを苦しませていたのだ。「そのことにずっと気づけなかったんですよね。自己犠牲なんて、最初からいらなかったんです」藤田さんの場合は母になったことでこうした状況に陥ってしまったわけだが、仕事や人間関係などにおいても、理想とかけ離れていることに自己嫌悪を抱いてしまう人は、意外に多いのではないだろうか。そして「こうでなければならない」と本来望んでいないような世間的ルールを、自分自身に強いてみたり…。「娘がどうしたら幸せになれるんだろうって考えたら、不安要素がどんどん出てきてしまったのですが、娘にとっては私がそばにいてあげるだけでよかったんです。変わらなくていいということに気づいたら、すごく自由な気持ちになれました」自分自身を受け入れる。現代社会を健やかに生きるうえで大切なことに、この本は気づかせてくれる。ふじた・あみいイラストレーター。女性誌やウェブにてコミックエッセイを連載。ウェブで「ぜんぶ、無印良品で暮らしています。〜三鷹の家大使の住まいレポート〜」を執筆、2016年に書籍化。産後うつの状態から心を取り戻すまでの葛藤を綴った、「Hanakoママweb」連載の書籍化。今を生き抜くための学びが多い一冊だ。マガジンハウス1500円※『anan』2018年4月4日号より。写真・土佐麻理子(藤田さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2018年03月29日前回、産後うつの症状について記事にしましたが、今回は、産後うつの時に救いになったことについてです。うつの時は本当にたくさんの人に助けてもらいました…!!では、どうぞ~。支援センターには保健師さんが常駐していて、時々面談の時間を取ってくれていました。そんなある時、保健師さんがかけてくれた言葉が…。わたしは、母親になったからには、いい母親になりたかったし、たくさん手をかけてあげたかったし「どれだけたくさん手をかけてあげたかが、愛情のバロメーター」だと思っていました。だけど、うつになってしまい、思うように手をかけてあげられなくなってしまって、そんな自分が情けなくて仕方なかったのですが、だからこそ、周囲の人たちの助けや優しさに気づけたように思います。もし、うつになっていなかったら、周囲の人たちに頼ることも、許せなかったかもしれません。理想的な育児を追い求めて、自分も子どもも追い詰めていたかもしれません。「育児は一人ではできない」と良く言いますが、本当にそのとおりだと思います。ワンオペ育児という言葉がすっかり市民権を得ましたが、たった一人で奮闘して、追い詰められているお母さんがたくさんいます。しんどいお母さんが少しでも減る世の中になるといいなぁ…と願っています。
2018年02月13日ブログなどでは書いているのですが、わたしは第一子出産後に育児ノイローゼからの産後うつを経験しました。産後うつは、うつの症状もつらいのですが、そこに待ったなしの育児がのしかかってきます。その時のことを漫画にしてみました。では、どうぞ~。うつ病の人が「やる気が出ない」とか「体が動かない」とかいうのは、正直気力の問題だと思っていたし、やる気があればなんだってできるはずでしょ!? と思っていましたが…自分がなってみてわかりました。ほんとうに、体が動かない…!!!体全体が鉛のように重いし、頭もうまく回らない。買い物に行っても何を買っていいかわからず立ち尽くしてしまうし、簡単な料理の手順もわからなくなってしまいました。こんな状況で理想的な育児なんてできるはずもなく、毎日なんとか最低限の衣食住を満たすのに精いっぱい。ちゃんとした母親になりたかったのに、ろくに母親らしいことをしてやれない。そんな理想とはかけ離れた現実が苦しくて、当時は毎日自分のことを責めていました。ですが、うつになったからこそ気づけたことや、うつのときに助けてくれた人たちもたくさんいました。そのことについてはまた次回…。
2018年02月06日以前、産婦人科の先生に“産後うつ”について取材にした時のこと。「産後うつは、ママだけでなく、パパもなるんですよ」と言われ、衝撃を受けました。「出産をしていないパパが、なぜうつになるの?」と疑問がいっぱいでした。なぜパパが“産後うつ”になるのでしょう?「広尾レディース」院長で医学博士の宗田 聡先生によると、“産後うつ”は“うつ”と同じで、男女問わず几帳面な性格・真面目な人がなりやすいです。産後の定義が、産後1年のため、“産後うつ”とされてしまいますが、ママはもちろん、パパにも十分になる可能性があるといいます。約10人に1人がなると言われる“産後うつ”。パパもなる可能性が「“産後うつ”は、約10人に1人がなる可能性があると言われています。ママはもちろん、パパも同じ割合でなる可能性があります。国立成育医療研究センターの2016年の調査によると、産後の父親の約17%に産後うつのリスクがありました。初めての育児や慣れないお世話が大変なのは、パパも同じです。最近はイクメンも増えてきて、育児するパパが普通になってきました。そんな中で『きちんと育児をしなくては』『決めた通りにちゃんとしないと』とストレスを感じてしてしまい、“うつ”になってしまうことがあります」“うつ”になる原因は2つ。もともともっている真面目・几帳面といった性格的要因に加えて、「弱音を吐けない」「自分1人でうまくやらなければ」など、周りからのサポートがない状況で、1人で育児をしているように感じる環境要因が混ざり合って、“うつ”になってしまうのだとか。「『うちのパパは大雑把だから大丈夫』『近くに実家もあるし安心だよね』と思わず、どちらかの要因だけでも“うつ”になることもあるので注意しましょう。以下に“うつ”でないかをチェックする項目を挙げました。子育て中なら夫婦でチェックしてみて、お互いにどんな状況で育児をしているか、よく話し合い、共有しておくと安心ですよ」産後うつを簡単チェック! こんな症状ありませんか?□眠れない□やる気がおきない□疲れやすい□ちょっとしたことで涙が出る□イライラする□情緒不安定になる□いろいろなことに興味がもてない□赤ちゃんがかわいく思えない「これらの症状が1つでもあるようなら、定期検診の際に産婦人科医や助産師さんに相談したり、区や市の保健師さんに相談してみると良いでしょう」「出産したママだけのもの」「ホルモンの乱れが原因」と勘違いしていた“産後うつ”。イクメン全盛期とはいえ、パパも初めての育児に不安に思ったり、孤独を感じたりするのは普通のことだと思います。1人で育児を抱え込まないで、友人や周りの人に相談することも大切な息抜きになります。無理をせずに夫婦でお互いに気遣いながら、楽しく子育てをしていきたいものです。取材協力/・宗田聡(そうださとし)医師:医学博士・産婦人科医。著書に「EPDS活用ガイド」(南山堂刊、2017年10月発行予定)「これからはじめる周産期メンタルヘルス-産後うつかな-と思ったら-宗田-聡」「これからはじまる周産期メンタルヘルス」(南山堂刊 )など・広尾レディース<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年10月12日切迫早産の可能性のため入院。そして出産後も消えない不安出典 : 妊娠したら、しばらくは普通に妊婦として生活して、直前になったら病院に担ぎ込まれて出産するんだとばかり思っていました。しかし、私の出産経験は、想像と全く違う結果となりました。妊娠4カ月半で切迫早産で入院、その後の検診で大きなトラブルが判明、出産までの長期入院を言い渡されてしまったのです。私が入院した病院では、切迫早産や切迫流産、合併症、胎児の病気などのトラブルを抱えた妊婦がたくさん大部屋で同室入院していました。基本的に体は元気な人が多いので、病室では人間関係のトラブルが耐えません。私が一番苦手な「女の園」の中で、逃げ出せない拘束生活…しかも、いつの間にか私が最古参に。くれぐれもトラブルに巻き込まれないようにと、心すり減らす日々が続きました。いつまで妊娠が継続できるかわからず、緊急手術で取り出さなくてはいけない可能性があるという日々はものすごいストレスを感じるもの。妊婦雑誌を読むと涙が出そうでしたね。やっと生まれた娘は検査のため、すぐに新生児として入院。いろいろとあったものの、幸い退院するころにはすっかり元気になりました。しかし長い間、ストレスを抱えながらも病院の中でスタッフに守られる日々を送っていたのに、出産を終えて病院を出た途端、「さぁ、これからあなたはお母さんですよ。頑張って。」というプレッシャーがかかるこの落差。それまでのストレスとホルモンバランスの崩れもあったのでしょう。私の心はあっという間に故障してしまいました。強迫神経症が悪化してなかなか次の行動に移れなくなったうえに、ひどいうつ状態がやってきたのです。入院中、実家、自宅…私の心を救ってくれたのは保健師さんのネットワークだった出典 : そんな私を見て、入院中から保健師さんとの面談が始まりました。精神的なつらさ、この先の不安な気持ちをしっかり聞いてもらい、退院後も実家から保健師さんに何度も電話してつらい気持ちを聞いてもらいました。時間を割いてしっかり対応してもらい、ずいぶん私の心は救われました。さらにその保健師さんは、実家が管轄下に入っている保健所につないでくれ、実家にも保健師さんが訪問してくれるようになりました。娘の発育状況を診たり、私の話もじっくりと聞いてくれて心強かったです。そして、自宅に帰ってからも保健師さんが訪問するよう手配してくれたのです。入院中から実家、そして自宅へと管轄がそれぞれ違う保健所が、ネットワークをつないで私を救ってくれました。赤ちゃんとふたりきりの生活で壊れた心。保健師さんのおかげで子どもとの時間を楽しめるように出典 : 実家から自宅に戻ると、昼間は赤ちゃんとの二人きりになる生活が始まりました。当時は近所にまだ知り合いがおらず、まだ公園にも連れて行けない赤ちゃんとの二人きりの生活は泣くほどさみしかったです。そんなときに訪問してくれた保健師さんはとても頼りになる存在で、育児のアドバイスをしてくれたり、私の悩み相談にも乗ってくれました。そして孤独に悩む私を、近くの保健所で行われる赤ちゃんとママ教室に誘ってくれました。初めて出会う他の親子たち、そして優しく見守ってくれる保健婦さん。出産してから初めて他のママと会話して、心が緩んでくる感じがしました。だけど、やはり日中のほとんどを赤ちゃんとふたりで過ごす孤独と、赤ちゃんを守らなければならないプレッシャーは私の心を蝕んでいきました。強迫神経症が悪化して日常生活が送れないレベルに達してしまったのです。当時は赤ちゃんを寝かせたまま、何時間もかけて哺乳瓶の消毒、掃除をするまでになってしまいました。私のSOSを聞いて母が世話に通ってくれましたが、その状況を見かねた父から強制帰還命令が出され、実家へ帰ることになりました。このときの父の決断力には今でも感謝しています。あのままだったらきっと親子共倒れになっていたことでしょう。その時も保健師さんは私を助けてくれました。そのころかかっていた実家近くの精神科はどうしても私に合わず、症状がひどくなっても対応してくれませんでした。それを知って自宅から通える精神科を調べてくれ、つないでくれたのです。結果的に紹介された精神科にかかったおかげで、だんだん症状は落ち着き、子どもとの生活を楽しめるようになりました。保健師さんがすすめてくれた親子教室のおかげで、育児がもっと楽しく!出典 : 少し落ち着いたころ、保健センターで1歳半検診がありました。指さしで引っかかってしまった娘を心配していると、育児に不安のある親子のための親子教室を薦められました。そのときは発達障害という可能性は聞いてなかったので、何も考えず娘を連れて親子遊びを楽しんでいました。いまから考えると、保健師さんは一人ひとりの子どもの様子をよく観察していたのだと思います。教室が終わるときには、「もう心配いりませんからね」とニッコリと送り出してもらいました。娘は小4でアスペルガー症候群と診断されましたが、この時点では気づいてもらえませんでした。特性らしきものが目立ち始めたのはもう少し後だったので、仕方ないと今では思っています。この教室のおかげでママ友もでき、地元情報の交換もできるようになって、ずいぶん暮らしも育児も楽しくなりました。本当に参加してよかったです。発達障害と二次障害を抱えていた私。それでも子育てができたのは…出典 : 保健師さんの存在を忘れかけていた、娘が3歳を過ぎたころのことです。私が働きだしてから娘の様子がおかしくなって「仕事を辞めた方がいいのかな」と思い詰めることがありました。そのとき頭によぎったのは、親子教室でお世話になった保健師さん。保健センターに電話して相談したところ、さっそく面談の場を設けて娘の様子を観察し、私に接し方のアドバイスをしてくれました。おかげで娘の問題行動もおさまり、私も安心して仕事に行けるようになったのです。こうして振り返ると、私は保健所と保健センターの保健師さんたちに支えられ、助けられたから、発達障害と二次障害を持ちながらもなんとか娘の幼児期を乗り切れたのだと思います。あのころは、まさか自分と娘が発達障害だとは思いもしませんでしたが…。分からなくても救われることがあるのです。育児で困ったときは保健センターに相談にのってもらうのはおすすめです。「こんなことで電話していいのかな?」とためらわず、まず助けを求めてみませんか?
2017年03月10日うつは決して珍しい病気ではありません。現在、日本では100万人を超える人が、うつ病で医療機関を訪れています。受診せずに苦しんでいる人を含めると、もっと多いことでしょう。自分はそうでなくても、自分の周りで苦しんでいる人も多いだろうと思わせる数字です。うつになったときには、辛かったことを吐き出したり、親しい誰かに打ち明けたりすることが大切だといわれています。人と話すことが解決につながるとも、よく聞きますよね。でも、話すことの大切さを強調するだけでは片手落ちです。聞く方はどう聞き、どう返事をすればよいのでしょう?自分が聞く立場になることも大いにありえますから、ぜひ、指針や目安がほしいですね。そこでアイルランドの情報サイト『Lovin Dublin』が報告した、うつになった友人の話を聞くときにいってはいけないこと7つのことをご紹介します。ちなみにアイルランドでは、約40万人がうつ病で苦しんでいるのだそうです。アイルランドの人口は約464万人と日本の約3.6%ですが、うつ病人口は日本の40%ほどで、割合はかなり高めです。■1:「どうしてうつになったの?」うつには明確な理由や解決策がないこともあります。うつになった理由は、相手にとって答えにくいもの。酷なことになる場合があることを、心に留めておきましょう。相手に罪悪感を押しつけることにもなりかねません。自分がうつの場合、周囲が納得するような理由がない場合はその質問はスルーしましょう。■2:「テンションの落ちるときってあるよ。心配しないでいいよ」たしかに誰にでも、テンションの落ちるときはあります。しかし、「気分の落ちこみ=うつ」とは限りません。相手が「どれほど辛い思いをしているか」について話していたら、辛い気分が続いている期間や、辛さの度合いを確認してください。期間が2週間を超えているとしたら「そういうこともあるよ」のレベルを超えている可能性があります。医療機関を受診することを勧めるべきです。サインを見過ごしてはいけません。■3:「外出してみようとしている?」辛くてたまらなくて、外出も散歩もままならない状態なのに、外出してみようとしたか聞かれるのは、おぼれている人に向かって泳いでみたかと聞くようなものです。泳げないからおぼれているのですから。■4:「薬の常習性が怖くないの?」うつの人が、必ずしも薬での治療を受けているわけではありません。足の骨を折った人が、みんな足に金具を入れているわけではないのと同じです。とはいえ、薬での治療をしている人に薬の副作用を吹きこみ、治療方針に不安や恐怖をもたらすより、薬をきちんと飲んで、早く回復することをサポートした方がずっとよいでしょう。■5:「ポジティブな考え方が役立つと思うよ」うつは皮肉な態度をとるからなるわけではなく、悲観的だからなるのでもありません。ですから、この質問が浮かんでも、ぐっと口を閉じておきましょう。ちなみにうつ病のはっきりした原因はわかっていませんが、脳の神経の伝達物質の働きが悪くなること、激しい疲労やストレス、環境変化等、複数の要因が重なることで起きるといわれています。原因がひとつだけ、ということはまずないそうです。■6:「いい代替療法を紹介するよ」医療機関を受診しましょう。できれば医師・カウンセラーなどの専門家が、チームで対応してくれる医療機関が理想的です。■7:「友だちでこんなスゴイことをやった人がいてね」この言葉は、同じようなことに挑戦しようとしている人にはとても参考になりそうですよね。でも、うつの人には役立たないことが多いでしょう。うつの人は、いろいろと問題について話しても、必ずしも解決策を求めていない場合があります。というより、情報量の多さに圧倒されてしまうといったほうが近いかもしれません。ただ、話したいのです。相手を情報過多で疲れさせるよりは、お茶を淹れて一緒に座り、話を聞きましょう。「ホントそれって最低よね。とても辛いと思うわ」と共感を伝えるのです。*軽い気持ちで口にしてしまいそうな言葉もあれば、ずっと相手の話を聞いてサポートしているなかで、こちらが辛くなっていってしまいそうな言葉もありましたね。うつに苦しむ人のためだけでなく、支える人のためのカウンセリングもあるそうです。聞く立場になるときや、大切な人を支えようとするときは、自分にとっても正念場になります。自分を支えるサポートシステムも、必ず準備しておきたいですね。(文/粟飯原由布子) 【参考】※7 Really Shit Things Not To Say To Your Depressed Friend-Lovin Dublin
2016年08月22日日焼け止めもしっかり塗っているし、紫外線対策はバッチリ!と思っているあなた。 本当にその紫外線対策、万全ですか?実は間違っているかもしれない、日焼け止めの塗り方やUV対策のコツをお教えします!日焼け止めの正しい塗り方日焼け止めの塗り方で注意しておきたいのが、①肌にしっかり馴染ませるため、外に出る30分前には塗っておくこと②ケチらず、たっぷりの量を塗ること③化粧水や乳液で肌を整えてから塗ること の3つのポイント。意外に見落としていることが多いこの3つのポイントをおさえておけば、日焼け止めの効果はグッと上がります!日傘も必須!特に夏場の強い紫外線は、日焼け止めだけではカバーできません。外を歩く時は日傘を持っておいた方が安心。折り畳みタイプの日傘などのコンパクトなタイプのものを選ぶと良いですね。帽子の選び方に注意!麦わら帽子など、日よけのために使う帽子は、選び方に注意。・素材がUVカットであるかどうか・つばの広さは十分かという点をチェックしつつ選びましょう。メッシュ素材のものは通気性が良いので快適にかぶれますが、十分に紫外線をカバーできない場合があります。最近はオシャレで紫外線対策もばっちりできる帽子が増えているので、タグなどに書いてある説明をよく読んでおきましょう。しっかり対策して、夏に備えよう!日焼け止めをしっかり塗っていたのに、結構焼けてしまった…。ということもあるでしょう。若いうちはいいですが、30代前後になると紫外線はシミの大きな原因となり危険です。しっかり対策しておけば夏の日差しも怖くない!少しのポイントで大きく変わるので、しっかり対策して夏に備えておきましょう!
2016年07月28日通勤時や帰宅時、うつ顔で電車に乗っている人の割合は、日本はとても多いといいます。精神的にもきついし、ブスな顔になってしまうので避けたいものですよね。筆者の住んでいるフランスでは、毎日うつ顔で出社している女性などいません。毎日自信に満ちた表情で、颯爽と闊歩しているのです。フランス女性たちのその表情は、日本人の発想にはない、当たり前のようで意外な4つの柱で支えられていたのです。■どんなに忙しい時も「女」だということを忘れないもちろんフランスでもみんな、忙しく仕事をしています。しかし、忙しいというのを理由に「女性であること」をサボったりしません。日本では、長時間労働が当たり前。毎日残業で疲れが取れず、朝起きれないため化粧も服もテキトーで出社……。図星な女性も少なくないのではないでしょうか。皆、社会人である前に女性なのです。フランス人女性はそれをサボらず、メイクの時間や服を選ぶ時間をしっかり取るために、集中してできるだけ短時間で仕事を仕上げようとします。すると、仕事の効率もよくなり、キレイな自分も保てるのです。■結婚・出産をしないといけないという強迫観念は0日本で当たり前のように唱えられている「アラサーになったら結婚しなければならない」という強迫観念は、フランスにはありません。なので「結婚したいから、結婚する」なんて悲しい女子はフランスにはいないのです。誰も結婚・出産のリミットに怯えておらず、キャリアをセーブしてもいないのです。女性にとって、結婚・出産のイベントは人生にとって大きいものですが、それを「リミット」なんてものに縛られて楽しめないのはもったいないことなのではないでしょうか。■「NO」をはっきり言う日本は、なぜかわかりませんが「NO」といいにくい風潮がありますよね。自分が「NO」と言いたくても、言えなかった経験はほとんどの方にあるのではないでしょうか。対するフランスは、自分が「NO」と思ったらはっきり主張します。我慢など絶対にしません。自分の意見や権利のために、主張、交渉するのが当たり前の国フランス。そのためストレスもたまらず、鬱蒼な表情をしている人はとても少ないのです。■トレンドだからといってものを買わないフランスでは、日本のように同じような服を着ている女性を見かけることはありません。なぜなら、全ての物事を自分の目で判断するからです。知り合いのフランス人女性が日本に着た時は「なんで皆同じような服を着ているの?クローンみたい!」と驚いていました。トレンドだからという理由でものを買う発想がないフランス人からすると、理解しがたい光景のようです。フランスでは、行列のできる店も日本ほどありません。それは、「人気だから」という評判で店に並んだりしないから。それぞれの価値観で好きなものを選んでいるからです。何にも縛られないフランス人女性のように生きることで、もっと日本の女性の笑顔が増えたら良いな、そんな風に願っています。20代のみなさんも、そんな素敵な社会人になれるように、自分を追い込みすぎないようにしてくださいね。
2016年07月11日妊娠・出産を終え、いよいよ母親としての育児が始まるニューママたちを取りまく環境は大きく変わります。出産後によく聞く「マタニティーブルー」、いわゆる「産後うつ」による不眠に悩まされるママも少なくありません。育児への不安やストレス、夫や家族からのサポートの欠如、ホルモンバランスの変化などが原因として考えられています。情緒不安定な時期が続くと、不眠に加えて食欲不振や無気力感、集中力の低下、ヒステリーなどの症状が現れることが多く、ママのメンタルヘルスケアがとても大切になります。そこで、産後うつにならないために取りいれたい3つの習慣をご紹介しましょう。その1. 120%病にならない「赤ちゃんが眠ってくれたから、この時間に家事を終わらせちゃおう!」と、つい考えてしまいがちなママたちはとてもがんばり屋さん。育児も家事も完璧にこなさなくてはと、自分を追いこんでいませんか?「完璧・完全」は「認知のゆがみ」ともいわれる典型的なパターン。「できないことがあってもいい」、「できるときにやればいい」、このように思考にゆとりのスペースを意識的につくってあげなければ、忙しいママたちの心は膨らみすぎた風船のようにパンパンになって、辛くなってしまいます。赤ちゃんが眠ったら一緒に眠って夜眠れない分を補ったり、1人の時間を満喫すべく録画しておいたテレビを観たりして、自分をいたわる時間を優先しましょう。赤ちゃんはママの笑顔が大好きです。ママがいつも穏やかな笑顔でいられるように、「これもあれも完璧にこなそう!」という120%病にはならないようにしてくださいね。その2. 情報デトックスを心がける育児本やネットなど、手軽に情報にアクセスできることは便利な一方、あまりに頼りすぎてしまうと、情報の渦に飲みこまれ、自分を見失ってしまったり、時には他人と比較して「私はいいママではないかもしれない」と自信を失ってしまったりすることも。精神的にデリケートな時期は、情報との関わり合い方に注意が必要です。自分らしいママでいられるように、気分転換に楽しみながら読む情報と、家族や出産経験のある友人、または助産師さんや病院の先生などの専門家に相談する情報をある程度内容によって区分けしましょう。その3. 旦那さんと仲良くタッピングタッチ不安や緊張をほぐし、心を癒やして優しい気持ちにしてくれる方法としておすすめなのが「タッピングタッチ」です。「タッピング」は指先の腹を使って軽く弾ませるように左右交互にたたくというとてもシンプルで簡単なメソッド。今夜からすぐにでも取りいれられます。まずは旦那さんの目の前に座り、背中を優しくタッピングしてもらいましょう。それが終わったら、象の鼻のような動きで、両腕を使って背中をさすりながら手で腰のあたりをポンポンと軽くたたいてもらってください。続いて、肩と腕、首、頭もソフトにタッピングしてもらいます。最後は手のひら全体を使って、背中、肩から腕を優しくさすって終わりです。すべての動作は焦らずのんびりとしたペースで行うように意識します。余裕があるときは同じ工程を旦那さんにもしてあげて、お互いをケアしあってくださいね。一生懸命で責任感が強いママほど産後うつのリスクは高まってしまいます。まわりに甘えることを恐れず、赤ちゃんと一緒に自分のこともねぎらい、大切にしてあげることも忘れないでくださいね。そして、心身ともに深く休まる睡眠を楽しみましょう。
2016年07月01日こんにちは。医療カウンセラーのyoshiです。“うつ”に関する知名度はとても高くなってきています。しかし一方で、“うつ”に対する否定的な考えというのも出てきていることになります。この背景としては、 “うつ”という言葉をあまりにも気軽に利用してしまっていることが影響しているでしょう。明らかな症状があるうつ病などを含む気分障害というのは、周囲から見てあまりにも異常な状態 、常識では考えることができないような状態になります。これはつまり、何日も寝ていないのに朝から晩まで元気に活動できるなどのことになります。言い方を変えると、「最近うつが続く」と自分で言うことができている場合、気分障害であるとは言えないと考えることもできるのです。実際に精神疾患として気分障害を扱っていく際には、明らかな(非常識な)気分の変調が見られる場合とされており、実はなんとなく……というのは精神疾患ではなく、誰にでもある常識内の気分の変調である とされています。つまり、何となくうつっぽいという理由で気分障害になってしまうことはないとされているのです。●気分障害で苦しんでいる人はいる上記のようなことを言ってしまうと、うつ病などはやはり気持ちの問題であると考えてしまう人がいるかもしれませんが、気分障害で苦しんでいる人は当然います。常識では考えられない、非常識な気分の変調をきたすというのは、心身的に大きなストレスになり、それが自分自身をさらに追い詰めてしまうこともあります。しかし現実的に、常識内の気分の変調を常識から外れた気分の変調のように見せかけている人がいることも事実であると言えます。これはその本人にも当然原因はありますが、社会的にも原因はある と言えます。気分障害の治療は、症状を抱えている本人の気分障害への正しい理解と、病状を正しく把握してくれる専門家との出会いで成り立っていきます。どちらかが大きく崩れていると、症状の改善は難しくなってしまうでしょう。社会的な偏見につながってしまうこともあります。【参考リンク】・うつ病性障害 | メルクマニュアル()●ライター/yoshi
2016年03月13日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。『病後うつ』という言葉を聞くと、あまりいいイメージを持たない方がいるかもしれません。病後うつとは、大きな病気をした後に心と体が思うように動かなくなるもので、「気の持ちようだ」、「単なる落ち込みだ」でなるものではありません。病後うつの初期の場合は、家族の手助けで良くなることがあります。ケア方法を知っておくだけでも、何かあったときに役立てることができますのでお伝えしたいと思った次第です。●病後うつの原因とケア方法●発症の原因大きな病気をすると、さまざまな制限を設けなければならなくなることがあります。たとえば、糖尿病になった場合だと、食事制限などをさします。その他に、・心身的な苦痛・日常生活においての制限・制限による焦りなどがあります。今まで自由に動いていた体が、動かしづらかったり、日常生活の中で人の手を借りないとできないことが出てきたりといったことです。このような状況の中で、「早く良くならなくてはいけない」というあせりも出てきます。このようなことが、心に大きな負担 となってしまうことが一つの要因となっています。●病後うつの症状あせりやイラ立ちの心の状態が、長く続くと次のような症状を出現させてしまうのです。大きな症状として挙げられるのは以下の通りです。・抑うつ・不眠・不安感・イライラ・落ち込み特に初期に多いのが不眠 です。さまざまなことを考えてしまい、眠れなくなってしまうことから始まるようです。「本当に良くなるのだろうか」、「病気になってみんなに迷惑をかけている」などを考えてしまいます。リハビリが必要になったり、食事制限があったりすると、どうしても、「自分が家族の負担になっている」と考え込んでしまうことが増えます。しかも、こういった症状を家族に話せないでいることが多いのです。脳卒中・肝炎などを発病させ、回復期に入ってくると、この考えが強くなる人が多いと言われています。いざ活動を始めようとすると、体とはうらはらに心がついていかない状態と考えてほしいと思います。●ケア方法本人の話を聞いてあげることが家族にできる一番の方法です。アドバイスしたり、励ましたりすることも大切ですが、まずは話に耳を傾けてあげましょう。アドバイスや励ましの言葉は時として、本人に無理をさせてしまう ことにつながります。本人は真剣に悩んでいるので、全てにおいて肯定的に捉えられるよう、休息を取る方向(休むことは悪いことじゃない)がいいです。また、パートナーや家族の支えが必要です。病気の療養を第一に考えるがゆえに、「頑張れ!」と励ましてしまうことがあります。でも、不眠などが始まり、心がついていかない状況下での励ましは心の 状態を悪くさせてしまいます 。「今はゆっくり休むときだよ」と心と体をゆっくり休ませることを大切にさせましょう。不眠や落ち込み、イライラなどの症状がひどくなっていく場合は、迷わず心療内科やメンタルヘルス科への受診をしましょう。早い段階の受診が、病後うつの回復につながります。●おわりにアメリカの遺伝子学者であるDr.ジェフ・ミラーは、こう言っています。『治療において、体と心は1つである。切り離して考えてはいけない。体同様、心を癒やすことも必要なのだ』大きな病気をした人にとって、今後の生活や自分の体のことを心配するのは当然です。しかし、考えすぎてしまうことで、心の病気 へと発展することがあります。これが病後うつです。それにいち早く気づいてあげられるのが家族です。病気をした家族がいたら、話を聞いてあげるという大切な行動を起こしましょう。それが一番のケア方法であり、心を回復に向けることの第一歩になるからです。【参考リンク】・うつ病教室 | 一般社団法人日本うつ病センター()●ライター/桜井涼(フリーライター)
2016年02月24日日本人の15人に1人が、生涯に1度はうつになるといわれています。ストレスの多い現代社会で、心を健康に保つことはなかなか難しいもの。どうすればストレスに負けずに生活できるのでしょうか?『The Health Site』を参考に、心の健康のためによくない7つの習慣をご紹介します。■1:姿勢が悪い2014年にドイツで行われた実験からは、姿勢が気持ちに大きな影響を与えることがわかっています。いい姿勢で座っていた人がポジティブな言葉を多くイメージしたのに対し、猫背のような悪い姿勢で座っていた人はネガティブな言葉を多く口にしたのだというのです。気分が落ち込んできたら、まずは背筋を伸ばしてみましょう。■2:スマートフォンが手放せない1日中スマートフォンを触っているような人は要注意です。スマートフォンの使用時間が長い人は、不眠やうつになりやすい傾向にあるといわれているのです。寝る前はスマートフォンを見ないなど、触れる時間を減らす工夫をしましょう。■3:コーヒーを飲まないちょっと意外な話ですが、カフェインを摂取することで、うつになりにくくなるのだといいます。2011年に発表された研究では、1日に2、3杯コーヒーを飲んだ人のほうがうつになりにくい傾向があったというのです。とはいえ、もちろん摂りすぎは体によくありません。適度な量を飲むようにしましょう。■4:なんでも先延ばしにしてしまうやらなければならないことを先延ばしにすると、気持ちは楽になるのかと思いきや、むしろストレスを感じてしまうのだといいます。なにかを先延ばしにしてしまい、「できなかった」ということが自分への自信を失わせ、強いストレスになってしまうのです。嫌なことでも早めに終わらせたほうが、達成感を感じられ、気持ちよく過ごすことができそうです。■5:長時間SNSを見て過ごす「SNS疲れ」という言葉もありますが、SNSばかり見るのは心の健康のためにおすすめできません。SNSを見ていると、どうしても知人の生活に嫉妬したり、疎外感を感じてしまうもの。ほどほどにして、実生活での人間関係を充実させましょう。■6:人間関係を断ち切れない友だちや同僚、ときには家族でさえも、負担になる人というのは存在するものです。一緒にいると疲れてしまったり、会うたびにネガティブな気持ちになってしまったり。そういう人とは、思い切って縁を切りましょう。同僚や家族など、関係を完全に断つことが難しい場合も、必要な連絡以外はしないなど接点を最小限にしましょう。知り合いみんなと仲よくしなければならないということはないのです。■7:運動不足日常的に運動する人は、うつなどになりにくい傾向があります。運動することによって、脳からはエンドルフィンなどの快楽物質も分泌されます。体を動かすのはやはり気持ちがいいもの。1日30分のウォーキングからはじめてみましょう。*知らず知らずのうちにしてしまっていることはありませんでしたか? 毎日のちょっとした習慣で気持ちの持ちようは変わってくるもの。小さな心掛けで、毎日を明るく元気に過ごしましょう!(文/スケルトンワークス) 【参考】※7 seemingly harmless habits that can lead to depression-The Health Site※うつ病の患者数-こころの陽だまり
2016年02月23日赤ちゃんはかわいいけれど、どうにも気持ちが晴れなかったり、イライラしてしまったり、理由もなく不安になったり。これらは、いわゆる産後うつに見られる現象です。産後うつというと赤ちゃんを産んだお母さん特有の現象のように思われてきましたが、このたび、お父さんの16.7%、つまり約2割にも、産後3か月までの間に産後うつのリスクが高かった時期があったという研究結果が、国立成育医療研究センターにより発表されました。夫の、また自分の、産後うつを回避するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。研究員の竹原健二さんに、詳しいお話を伺ってきました。■いいにくいけどお父さんもしんどい竹原さんは、もともと妊娠・出産や、妊産婦のケアの研究を専門にしていたそうですが、実際に自分が子どもを育てる側になったとき、「意外にお父さんも大変だぞ」と思ったといいます。しかし、世の風潮は、「お母さんは大変なんだから、お父さんはがんばって手伝ってあげてね」の一色。もちろん、子育てにおいてお母さんの方が大変なことはわかっているのですが、だからといって、お父さんが大変ではないというわけではないのだけどなあ……と竹原さんは内心思ったそうです。竹原さんは、やはり子どものいる男友だち同士で、「子育てって、がんばるほどしんどいよね、楽しいけどしんどいよね」、「だけど、しんどいって言う場所がないよね」という点で意見の一致をみたそうです。女性は身体からお母さんモードになっていきますが、男性はそうはいきません。通常の仕事の負担・責任に加え、家事・育児の負担、夜泣きや夜の授乳・ミルクにつきあうことによる睡眠不足などが加わり、完全にキャパシティオーバーなのです。さらに、定時に退社したくても、上司や周りの理解が得られなかったり、子どもの世話がうまくできなくて、それを妻に指摘されて落ち込んでしまったりすることもあります。そんなときに、共感してくれる友人もなく、行き場のない悩みがたまってしまったら、心の体調を崩すことは大いにありえることではないでしょうか?■父親の産後うつは時代が産んだ現象海外ではすでに1990年代にPaternal Depression(父親の産後うつ)についての論文が発表されていたといいます。その後、2005年頃には、医学系の専門雑誌に父親の産後うつについての記事が数多く掲載されていたそうです。ところが、当時、日本ではほとんど話題にならなかったとか。その理由を竹原さんにお尋ねしてみたところ、「イクメンという言葉が出てきたのが2009、2010年頃ということを考えると、2005年は、お父さんが家事や子育てをするという考えが、まだ日本に定着していない時期でしたよね。そういう意味では、当時の日本では父親の産後うつというのは、あまりなじまない考え方だったのだと思います」とのことでした。長いあいだ、日本では女性は家、男性は外で仕事、という考え方は根強く、それが日本の経済成長を支えてもきました。それが、ここに来て、労働力の不足や、経済、および雇用の不安定化に伴い、働いていなかった女性のなかにも働かざるを得なくなる女性が出てきました。また、男性は男性で家事や子育てを手伝わなくてはならなくなりました。イクメンという言葉はその現実をポップに表現することで、社会に、お父さんがいままでに選んでこなかった生き方の提言をすることに成功したといえるでしょう。その反面、もしかしたらわが国における父親の産後うつは「イクメンという言葉が生まれた時代が作り出した現象」なのかもしれません。■夫婦で産後うつにならないためには女性の多くは、まさか自分の夫が産後うつになるなどとは思いもしないでしょう。妻の方からできること、また夫婦で危機を乗り切るためにはどうしたらいいかをうかがいました。まず、「男性も産後うつになる可能性があることを、女性にも知っておいてほしい」と竹原さん。また、お母さん向けの産後うつに対応するカウンセリングは存在しますが、お父さんの場合、そもそも産後うつを疑って診察を受けるケースはほとんどないと考えられています。ですから産後うつと診断される人もほとんどおらず、ケア体制もないのです。さらにこわいのは、夫婦そろって産後うつになってしまうことです。センターの調査によると、100家族のうち、1~2家族は、同時期にうつのリスクありと判定された夫婦がいた、という結果が出ています。夫が産後うつになると、妻もそうなるリスクが高くなり、そうなると、意図しないまでも、ネグレクトに近い養育状況に陥ってしまいかねないそうです。「元気じゃないと、子育てってできないですからね」という竹原さんの言葉に大きくうなずきました。竹原さんは、研究者として医師や看護師、助産師、保健師と接する際、子どもを持つお父さんのメンタルヘルスにも気を配るよう勧めているそうです。お父さんを、単にお母さんや子どものケア提供者としてみるのではなく、メンタルヘルスを悪化させる可能性のある未来の患者としてみること、具体的にいうと、赤ちゃんの検診に一緒についてきたお父さんにも、一声かける、といった類のことですね。*夫婦にとって、産後はもっとも大変な時期のひとつであることは間違いありません。竹原さんは強調します。「一般的にお母さんの方が大変ということは確かなのです。ですから、お互いにどちらが大変かを競い合うという不毛なことはやめて、子育てという大変だけれどやりがいのあるプロジェクトをいかにしてふたりで協力して乗り切るか、ということに力を注いでください」子どもが大きくなるまでには、決して短くない時間がかかります。それまで、お父さんとお母さんができるだけ笑っていられる時間を増やせるといいですよね。(文/石渡紀美)【取材協力】※竹原健二・・・国立成育医療研究センター研究所研究員。専門は母子保健の疫学。妊娠・出産や妊産婦ケアに関する研究を国内外で手がける。近年は産前産後の父親に関する調査研究を複数実施している。三児の父親でもある。
2016年01月30日最近むしょうに眠い、集中力が続かなくてケアレスミスを連発、やる気が出ないしなぜか甘いものや炭水化物ばかりやたら食べたくなる…。暖かい季節はそんなことないのに、寒くなってくると毎年このような変調を感じているのなら、もしかすると「冬季うつ」のサインかもしれません。これまで多くの医師に取材をしてきた筆者が、精神科医のドクターにお聞きした「冬季うつ」の克服方法をもとに、寒い季節のメンタルを健やかに保つヒントをまとめてみました。これから始まる長い冬、せめて心はぽかぽかに保って元気に乗り切りましょう!冬の心の不調に関わる2つのキーワード「セロトニン」&「ビタミンD」冬季うつに関わるのが、日照時間の短さです。私たちの情緒は、心のコントロール物質である「セロトニン」によって左右されます。セロトニンが不足すると、理由もなくやる気が出なかったり、ストレスを感じやすくなったりします。もうひとつ、心の安定に関わっているのが太陽ビタミンとも呼ばれる「ビタミンD」。あまり聞きなじみがないかもしれませんが、骨の形成、免疫への関与のほか、うつ病へのアプローチも報告されている近年注目のビタミンです。これらはどちらも、太陽の光によって合成される特徴があります。日照時間が短い季節はどうしてもセロトニン、ビタミンBが不足しがちになるため、心の不調に陥りやすくなるのです。プチ「冬季うつ」を乗り切る3つのヒント日照時間の短さはどうしようもありませんが、日々の生活のちょっとした心がけで、セロトニンやビタミンDを増やすことはできるんです。そのヒントがこちらの3つ。■今からでも遅くない! 太陽の光を“浴びだめ”しておこうセロトニン、ビタミンDを増やすには、紫外線対策をせず手足を出して1日20分程度の日光浴がポイント。女性にはうれしくないイメージの紫外線ですが、体にとって必要な面もあることを覚えておきたいですね。さらにビタミンDには、筋肉にためておける特徴があります。日照時間が短い北欧で夏の間に日光浴を楽しむ人が多いのは、このことを感覚的に知っているからかもしれません。いまからでも大丈夫。日差しがある日には手足を出してお散歩や軽い運動を楽しみ、ビタミンDの貯蔵庫になる程よい筋肉をつけておくとよいでしょう。■太陽ビタミンは食べ物からも摂取できるビタミンDは、食事から補うこともできます。多く含まれているのが、魚や鶏卵、海藻やきのこ類。また、天日干しにした食材はビタミンDがパワーアップ。積極的にいただきたいところです。ちなみに、ビタミンDを合成し、体内に運ぶのに役立つのが肉や乳製品。ビタミンDをたくわえる筋肉をつくる材料にもなるので、一石二鳥の食材です。■ “笑う門には福きたる”には医学的根拠あり?大きく笑っているとき、自然とリズミカルな腹式呼吸をしていることに気づいていますか?実はこのリズミカルな腹式呼吸も、セロトニンを活性化するポイントのひとつ。しかも、笑いはウイルスやがん細胞を見つけて攻撃する「ナチュラルキラー細胞」の活性化にもよいとされています。気持ちがふさぎこみがちなときほど、思いっきり笑える映画や漫画、小説などを楽しみオーバーなくらい声を出して笑ってみると、ちょっぴり気持ちが軽くなりそうです。
2015年10月04日アシストは9月17日、標的型攻撃への対策を支援するために内部対策を重視した各種の施策を「標的型攻撃対策ソリューション」として体系化し、提供開始した。具体的には、マルウェアの侵入の予兆や状況の把握のため定期的なモニタリングを実施する「BlackDomainSensor」、内部対策として、特権IDを奪取されたとしてもデータを持ち出させず持ち出されても意味が無いようにするための多重対策として「マルウェア遮断ソリューション」「ダブルブラウザソリューション」「特権ID管理ソリューション」「ファイルサーバ情報漏洩防止ソリューション」の全5ソリューションを展開する。このうち、「マルウェア遮断ソリューション」は2015年10月に新設予定であり、「ダブルブラウザソリューション」は同月に機能強化版を提供開始する予定だ。BlackDomainSensorはセキュリティ・ログ分析エンジンを使い、インターネットのアクセス・ログとC&Cサーバのリストを突合せた結果と、Active Directoryに特権IDを模したトラップ・アカウントを仕掛け、おとりに引っ掛かったマルウェアの認証失敗ログを抽出したレポートを出力する。マルウェアによるC&Cサーバへ通信している端末の発見や、マルウェアによる特権ID奪取の挙動の発見に有効という。マルウェア遮断ソリューションは2015年10月に新設予定であり、マルウェアが侵入している可能性のある端末をネットワークから遮断する。遮断は管理者がリモートから実施可能。該当端末のC&Cサーバへの不正な通信のブロックや、データの不正な持ち出し・侵害拡大の防止に有効としている。ダブルブラウザソリューションは、インターネット・アクセス用のブラウザを仮想環境で提供し、業務用端末から外部へのインターネット・アクセス(HTTP通信)を禁止させ、業務用端末のインターネット・アクセスを分離する。なお、2015年10月に機能強化版のリリースを予定している。同ソリューションにより、マルウェアが侵入したとしても、標的型攻撃の出口となるC&Cサーバとのインターネット・アクセスを禁止することで攻撃を無効化できるとのこと。特権IDはワークフローにて申請を行い、承認を受けた場合のみ利用できるように制御する。また、重要サーバへはワークフロー経由の自動ログインのみを許可し、自動ログイン以外のローカル・ログインなどは全て禁止する。同ソリューションにより、ワークフローを経由しない重要サーバへのログインを一切禁止することで、万が一標的型攻撃によって特権IDを奪取された場合でも、不正なアクセスを防止できるという。ファイルサーバ情報漏洩防止ソリューションは、ファイル・サーバのデータを暗号化し、Windowsのアクセス権限とは別に独自のアクセス権を設定。また、ファイル・サーバに対してアクセスできるのは、専用クライアントを導入している端末のみに限定する。同ソリューションでは、独自のアクセス権限設定により専用端末以外からのデータ持ち出しを防止すると共に、Windowsの特権IDを奪取された際もデータの持ち出しリスクを軽減できるという。また標的型攻撃によりデータが直接持ち出された際も、データは暗号化された状態を維持するとのこと。
2015年09月18日人生で一番楽しい時期にいる20代でも、「なんだか調子がよくない」と感じることはあります。そして実は女性は男性の2倍もうつになりやすいことがわかっており、とても身近な病気なのです。そこで、『COSMOPOLITAN』の記事から20代のうつで知っておくべきことをご紹介します。負のスパイラルにハマっている人はぜひチェックしてみましょう。■1:ほとんどの人はうつ状態を経験する児童・青年の精神科医であるスチュアート・ゴールドマン博士によれば、多くの人が14~24歳の間に、最初のうつを経験しているそうです。たとえ幸せな子ども時代を過ごしていたとしても、突然うつ状態になることがあるのです。■2:周りにも密かにうつに悩んでいる人は必ずいる自分の周りの人はみんな自分よりすてきな人生を歩んでいて、輝いているように見えることってありますよね。でもあなたの周りにも、重度のうつに苦しんでいる人は必ずいます。うつは意外に身近なものなのです。■3:脳の発達上25歳以下はうつの対処が難しい実は25歳以下の人は、衝動や、論理的に考える能力を制御する脳の部位が発展途中のため、沈んだ気持ちに対処することが難しいのです。うつになりやすいこの時期、自分の気持ちがうまくコントロールできないのは当たり前なのです。■4:他の人が遠くにいるように感じてもおかしなことではないうつはたとえていうならば、ショーウインドウでマネキンになっているようなもの。流行りの服を着てはいるけど、生きている実感がない。自分もすてきなカフェでお茶してみたい、でも疲れ果てていて一歩も歩けない。自分だけが置いてきぼりな気がしても、それは決しておかしなことではありません。■5:人生がうまくいき始めても引きこもりたくなることがある恋も仕事も順調で幸せそうな人でも、うつと無縁ではありません。欲しいものをなんでも持っているように見える女の子も、本当はすべてを失う恐怖を抱え、お風呂で1人で泣いているのです。■6:うつのとき「魅力的」であることは難しくなるもしもうつ状態になってしまったら、抗うつ薬を飲むことになります。じっくり治さなければいけないうつのときは、薬の影響で性欲は減退し、セクシーでいることは難しくなります。■7:泣き明かしたい夜には自分を責めてはいけない彼氏や家族とうまくいかなくて泣きたい気持ちのとき、自分を責めるのではなく、自分の心が安らぐことをするようにしましょう。自分を叩き続ければ、気持ちはどんどん悪い方向に向いてしまいます。■8:落ち込んでも悲劇のヒロインになってはいけない誰もが落ち込んだ状態になるのは当然ですが、「かわいそうな私」に酔ってしまってはそこから抜け出せなくなってしまいます。少し休んだら「落ち込んでばかりいても楽しくない!」と喝を入れて、よくないムードから抜けだしましょう。■9:うつについて打ち明けてもよい反応は返ってこない自分のうつについて打ち明けても、最初からよい反応が返ってくることはまずありません。でも悪意があるわけではなく、辛さをわかってもらうためには、時間が必要なだけなのです。■10:自分にぴったりなうつのセルフケアを見つけるといい絶対にこれからうつにならないようにする、ということはできませんが、落ち込んだ気分をちょっと上向きにするためのセルフケアを日常に取り入れることはできます。自分の心が落ち着く方法を考えてみましょう。■11:深刻化したうつは病院で治すものだと頭に入れるうつが深刻化すると、脳の中で楽しい気分をつくる物質の量が大幅に減ってしまい、薬の助けなしでは回復ができない段階になることがあります。落ち込んだ気分が長期間治らないと感じたときは、迷わずセラピストや病院と連絡をとりましょう。■12:うつは一生続く病気というわけでないひどい日が1週間続いたとしても、重度のうつになって投薬が必要になったとしても、辛い状態が一生続くわけではありません。辛いこともあったかもしれないけれど、楽しいこともあったはず。だからこれからも、確実にまた楽しい日々が訪れるのです。*落ち込んだ気分になることはありますが、「それは自分だけじゃない、うつになるのは普通のことなんだ」と知っておけば気持ちが楽になりますね。20代前半は上手に対処できないのも当たり前、どうしようもない気持ちともなんとか付き合いながら、すてきに年を重ねていきましょう。(文/スケルトンワークス)【参考】※12 Things Every Twentysomething Should Know About Depression-COSMOPOLITAN
2015年09月12日うつとは無縁に過ごしている女性でも、どうやら「産後うつ」については頭に入れておいた方がよさそうです。というのも、産後1年目の新米ママの多くに数ヶ月間、「気分が落ち込む、やる気が出ない」などの抑うつ兆候が表れることが研究で明らかになったから。でも産後うつは、決して珍しいことではありません。今回はその根拠となるデータをお伝えしましょう。■産後うつは産後直後に自覚ない人がかかりやすいこのたび「ウォール・ストリート・ジャーナル」が、「産後うつの徴候があるかどうかを見極めるスクリーニングは、出産後の数ヶ月では特定できない可能性がある」と報じました。アメリカのミネソタ州ロチェスターにあるオムステッド医療センターでの、平均年齢26.7歳、全体の1/3は初産の女性1,432名のデータを使用した大規模な調査によってわかったこと。そこでは絶望感、集中困難や食欲不振の有無、自傷したいと思うか、その他うつ病を発症した時に見られる兆候について、0(全くない)から3(ほぼ毎日)で示してもらいました。合計10点以上の人は、中等度から重度の危険性があるといえるのだそうです。まず、出産後4~12週に行われた初回スクリーニングの時点では、1,432人全員が10点以下でした。この時期は出産を終えて「産後ハイ」になっており、赤ちゃんの世話や母体の変化など、毎日が初めての経験ばかり。つまり落ち込むヒマすらない状態といえます。しかし6ヶ月後、2回目のスクリーニングでは、受けた女性の10.9%は10点以上。しかもそのうちの30%には非常に高いリスクがあったのです。そして12ヶ月後、3回目のスクリーニングでは、さらに6.1%の女性が10点以上を報告し、そのうち19%が非常に高いリスクが見られました。初回評価で全員が低得点であったにもかかわらず、13.5%の女性に産後うつのリスクが高まったということ。およそ7人に1人ということなので、見過ごせない数字だと思いませんか?不安を煽るわけではありませんが、たとえ自覚がなかったとしても、産後うつにかからないわけではないのです。■母親を産後うつにしないためのサポートが必要産後うつが原因で、母親が無意識のうちに子どもを虐待する、もしくは母親が自殺するなどの深刻な事態を防ぐためにも、早期の発見と治療が大切です。研究を実施したオムステッド医療センターも、産後うつと関係が深いといわれる肥満や家庭内暴力、社会的サポートについての情報について、さらに研究を進めていきたいと意欲を示しています。産後うつは、ホルモンバランスの乱れが大きな要因とされています。しかし、慣れない子育てで睡眠不足になりますし、外出できず赤ちゃんとふたりきりで過ごす密室育児だと、母親本人も無自覚のまま、うつが進行する可能性があります。家族や地域サポートなどを上手に利用して、母親の負担を軽減することが大事です。もし相談する人がいない場合は、医療機関や公的機関の相談窓口も多数あります。誰にも頼らずひとりで子育てをし、満点ママを目指してがんばりすぎてしまうことが、なにより危険。もし、出産したばかりの人が近くにいたら、ママになる前と大きく変わった点がないか声かけをしてあげましょう!出産経験の有無に関係なく、男女ともにできる新米ママへのサポートがきっとあるはずです。(文/中田蜜柑)【参考】※Signs of Postpartum Depression May Appear Months After Initial Screening-The Wall Street Journal
2015年07月17日理化学研究所(理研)は6月18日、うつ様行動を示すマウスの神経細胞を操作して、過去の楽しい記憶を活性化することで、うつ状態を改善することに成功したと発表した。同成果は、理研脳科学総合研究センター 理研-MIT神経回路遺伝学研究センターの利根川進 センター長、スティーブ・ラミレス氏らの研究グループによるもので、6月17日付(現地時間)の英科学誌「Nature」に掲載された。楽しい体験の記憶は、海馬歯状回の特定の組み合わせの神経細胞の活動によって保存されることがわかっており、同研究グループは2014年に光遺伝子学を用いて、マウスの嫌な体験の記憶を楽しい体験の記憶に書き換えることに成功している。実験ではまず、オスのマウスにメスのマウスと一緒に過ごすという楽しい体験をさせ、その時に活動した海馬の歯状回の神経細胞を標識した。次に、そのオスのマウスに体を固定する慢性ストレスを与えて、うつ状態になったことが確認されたあと、楽しい体験の記憶として標識された海馬歯状回の神経細胞群に光をあてて人工的に活性化したところ、うつ状態の改善が確認された。さらに調べると、このうつ状態の改善は、海馬歯状回から「恐怖」「喜び」といった情動記憶に関わる扁桃体の基底外側部を通り、やる気や意欲に関与する側坐核シェルと呼ばれる領域へとつながる回路の活動によるものであることがわかった。したがって、メスのマウスと一緒にいるという楽しい体験の最中に実際に感じた喜びの記憶や感覚などが細部まで呼び覚まされて、症状の改善につながったと考えられるという。研究グループは「今のところ、ヒトの楽しい記憶を細部まで再現するような神経細胞の活性化技術はまだ確立されていませんが、今後このような技術の開発を進めることで、うつ病の新しい治療法の開発につながることが期待されます。」とコメントしている。
2015年06月18日