《今日俺の学校の文化祭に秋篠宮様と悠仁様が来てたんだけど!?》そんなつぶやきがツイッター上に投稿されたのは、9月28日のことだった。秋篠宮さまと悠仁さまは、東京都世田谷区の東京農業大学第一高校、通称・農大一高の文化祭を訪れていらっしゃったのだ。息子が農大一高に通うという保護者はこう語る。「悠仁さまは生物部を見学されていたそうです。生徒たちは事前に知らされておらず、たいへん驚いていて、スマートフォンで撮影する生徒もいたようです」本誌が学校側に問い合わせると、次のような回答があった。「担当者がご案内する形で、2時間ほど見学されました。事前に宮内庁側から『文化祭を見学したい』という要請があり、それを受けたものです」農大一高は東京農業大学の付属校。大学とは異なり、農業科は設置されておらず、普通科のみの進学校として知られる。いったいなぜ秋篠宮さまは、現在中学1年生の悠仁さまを農大一高にお連れになったのか――。「紀子さまが、悠仁さまの中学卒業後の進路として、農大一高を有力な候補と考えていらっしゃるのでしょう」そう語るのは皇室担当記者。「悠仁さまが通われているお茶の水女子大学附属中学校は共学ですが、附属高校は女子校なのです。すなわち、悠仁さまは高校には内部進学できず、別の学校へ進学されなければなりません。東農大といえば、秋篠宮さまが‘08年から客員教授を務め、毎年講義を行っています。さらに、紀子さまの実弟である川嶋舟さんも東農大の准教授を務めています。秋篠宮家にもっとも深い縁がある学校といっても過言ではないのです」紀子さまはもともと、悠仁さまの進学先については“高偏差値”を志向されていたという。「悠仁さまは小学5年生のころ、紀子さまとご一緒に渋谷教育学園渋谷中学高等学校の学園祭を見学されています。また、筑波大学附属中学校も有力な進学先候補とみられていました。渋渋は毎年20人前後、筑附は30人以上を東大に送り出す、都内屈指の中高一貫校です。もちろん農大一高も進学校なのですが、東大進学者は1年に1人出るかどうか。学習院高等科と比べても、偏差値は5~6ほど下回ってしまいます」(前出・皇室担当記者)『週刊朝日』(5月31日号)は、「悠仁さまの成績は、学年でもトップクラス」と報じている。進学意欲が高い児童が集まるお茶の水小で最上位の成績だったならば、東大進学も十分射程圏内のはず。それでも、あえて農大一高を選択肢に加えられたのはなぜなのか――。「今年4月、校内に進入した不審者によって悠仁さまの教室の机に刃物が置かれる事件がありました。それ以来、お茶の水女子大学と附属校の警備は一段と強化されました。悠仁さまの安全のためには、厳重な警備が必要です。進学先となる高校にも、さらには生徒や保護者にもそれを理解し受け入れてもらう必要があるのです」(前出・皇室担当記者)そういった面では、天皇陛下や秋篠宮さまも通った学習院高等科がもっとも適した選択肢と思われるが……。「悠仁さまがお茶の水女子大学附属幼稚園に入園されたのは‘10年のことですが、それ以前から秋篠宮ご夫妻は学習院の催しにほとんど参加されていません。お二人とも、学習院にはよい印象をお持ちでないようです。悠仁さまの進学先候補から学習院を除外するとなれば、秋篠宮家と関係が深い農大一高が数少ない選択肢の一つなのです」2年半後、はたして悠仁さまは農大一高に進学されるのか、それとも――。
2019年10月10日歴史をテーマにした世界で唯一の国際映画祭「第11回京都ヒストリカ国際映画祭」の全上映作品が発表になった。本映画祭は今年で11回を迎える関西の映画ファンにはおなじみの存在。今年も京都文化博物館を会場に、京都だから可能な企画、京都で観たいプログラムが揃った。オープニングを飾るのは、周防正行監督最新作『カツベン!』。タイトルの通り、サイレント映画に合わせて巧みな話術で作品を伝える“活弁士”の姿を描いた作品で、当日は上映だけでなく、本作を手がけた桝井省志プロデューサーと活動弁士の片岡一郎氏がトークショーを行う。日本のアニメーションの歴史を紹介する特別企画では日本初の長編カラーアニメーション『白蛇伝』4Kデジタル復元版が上映され、小田部羊一氏、勝間田具治氏、清水慎治氏が来場するほか、人気作や映画史を語る上で欠かせない貴重な作品が上映される。また、先ごろ放送が終了した連続テレビ小説『なつぞら』で描かれた時代の傑作アニメーションが集結。『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『長靴をはいた猫』などの作品をスクリーンで堪能できる。さらに日本だけでなく海外にも熱狂的なファンを多くもつ『子連れ狼』シリーズ4作品を上映。京都は海外からの観客も多く、盛り上がりが期待できる。他にも世界中から集めた最新歴史映画の日本初上映や、映画の可能性を探るVR上映など多岐に渡るプログラムが決定。会場になっている京都文化博物館は丁寧な映写で映画ファンから愛されている場所だけに、今年も映画を愛する、歴史を愛する人々が連日、足を運ぶことになりそうだ。第11回京都ヒストリカ国際映画祭10月26日(土)から11月4日(月・祝)まで京都文化博物館で開催チケット発売日:10月5日(土)
2019年10月02日タオルハンガー問題を抱えてた我が家。やっと解決してくれる物に出会えました。「洗面所の丁度良い位置にタオルかけがほしい」DIYで壁や洗面台に穴を開ける案も、ここぞというポイントに確信がもてず早2年半。良い位置は隣の洗濯機だけど・・うーん。そんなモヤモヤを抱えながらTOWERのラインナップをみてて気づきました。シンプルで、調整もできて、、これだ!と。買ってみたところ、ちょうど良いことばかりで正解でした。ピタっと安心強度のマグネット以前とりいそぎで使ってたマグネットのフックは、磁力が弱く洗濯機の振動でズルズル、、気づくと床スレスレの位置に!それがこのtowerさん、ピタっと強い磁力で揺れにもビクともしない安定感です。耐荷重も1kgと湿ったタオルも安心です。すっと馴染むシンプルデザインカラーはホワイトかブラック。無駄がないシンプルな形は、どんなおうちにもすっと馴染みます。尖りもないので、タオルが引っかかることもないのも◎またこのハンガー、片方が空いているのでタオルを掛けるときも便利。「ちょっと快適」 を「とても快適に」さまざまシーンに使えるタワー一般的なユニットバスの壁はマグネットがくっつく事ご存知ですか?私もまさか〜と思ってたのですが、くっつきました!掛ける場所がたりなかったお風呂に、ピタっとつけて自分専用コーナーを作れます。冷蔵庫横にももちろんくっつきました。湿った買い物バッグや袋の一時干しにも便利です。玄関では傘やお掃除グッズの引っ掛け収納にも。好みの高さにつけれるので、床の掃除もらくらくです。マグネットがつく場所がない!て方にはこんな商品もあります。⇒ towerマグネット洗濯ハンガー収納ラック/タワー 細やかな使い勝手も考えられたtowerシリーズは長く使えて安心。「ちょっと快適」 は毎日積み重なると、「とても快適」に。小さなストレスを解消してくれるおすすめアイテムです。【ご紹介したアイテム】 お風呂の壁に貼り付けて使ってもサビにくい、マグネットシートを使用したタオルハンガー。内側に鋼(鉄)板の入ったユニットバスなどの壁に付けられて、ボディータオルも収納できます。⇒ towerマグネットバスルームタオルハンガー ■暮らしのはなし スタッフのお気に入り まえはなアンジェデザイナー。夫と気ままなふたり暮らし。休日は自転車で吉祥寺&スーパーがお決まりのコース。念願のマイホームをもっと素敵にもっと楽しく。
2019年09月09日Q-pot.(キューポット)のブランド生誕17周年を記念したイベント「Q-pot. High School 文化祭&後夜祭 ~Forever Seventeen~」が、Q-pot./Q-pot CAFE. 表参道本店にて開催される。期間は2019年9月7日(土)から9月9日(月)まで。“文化祭”モチーフの限定グッズ&イベントQ-pot.のブランド生誕17周年記念イベントは、“Q-pot.ハイスクールの文化祭”がモチーフ。9月7日(土)・9月8日(日)はQ-pot. 表参道本店で限定グッズの販売や似顔絵ブースなどのイベントを、9月9日(月)は後夜祭と称してQ-pot CAFE. 表参道本店にて限定メニューの提供などを行う。文化祭学園グッズQ-pot. 表参道本店で展開される限定グッズには、“Q-pot.ハイスクールの文化祭”を盛り上げる学園グッズがラインナップ。ロゴと紋章が入ったチアガール風のハイスクールTシャツやソックスをはじめ、ミラー・タブレットケース・缶バッチ3種がセットになったトートバッグ、ガチャガチャ限定の缶バッチなどが販売される。Q-pot CAFE. 表参道本店には、限定テイクアウトドリンクが登場。ローズヒップとハイビスカスをブレンドしたハーブティーにオレンジ・レモン・グレープフルーツ・ストロベリー・ミントを合わせたティーソーダ「ビューティフルデイズ」を、イベントだけのドリンクボトルに入れて販売する。「似顔絵ブース」や「メイクブース」ユニークな出し物を楽しめるイベントブースにも注目。Q-pot.ハイスクールの学生証にイラストレーター・大石蘭に似顔絵を描いてもらえる「似顔絵ブース」や、プロのヘアメイクによるメイクアップが受けられる「メイクブース」、スマホで撮影した写真をチェキとして印刷することができる「チェキブース」などが用意されている。後夜祭Q-pot CAFE. 表参道本店で開催される後夜祭には、一夜限定スペシャルメニューが登場。青春のレモンティースパークリングと共に、サーモンのカルパッチョ、炙りカマンベールチーズ アボカドとチーズペッパーのクッキー添え、アンチョビのマッシュポテトを提供するほか、フランボワーズ&カシスのシャーベットにロゼシャンパンゼリーを合わせた夜パフェも用意する。また、クイズ大会、Q-pot.デザイナー・ワカマツ タダアキを迎えての質問タイムなども実施。お土産としてチェリークッキーもプレゼントされる。【詳細】■Q-pot.17th AnniversaryQ-pot. High School 文化祭開催日時:2019年9月7日(土)・8日(日) 11:00~20:00開催場所:Q-pot./Q-pot CAFE. 表参道本店※限定商品に関して事前予約・イベント期間中(9月7日・8日)の取り置き・取り寄せ、電話での配送依頼は受け付け不可。■Q-pot. High School 後夜祭開催日時:2019年9月9日(月) 17:30受付開始/18:00~20:00開催場所:Q-pot CAFE. 表参道本店※終了時刻は目安。当日の状況により、延長になる場合がある。※イベント当日はQ-pot CAFE.(1F)は16:30ラストオーダー、17:00クローズ。Q-pot.(2F/3F)は通常営業。■後夜祭チケット 3,900円(税込) お土産付き発売日:2019年8月21日(水)昼12:00~ ※席数に達し次第終了。販売場所:Q-pot. オンラインショップ【店舗情報】Q-pot./Q-pot CAFE.表参道本店住所:東京都渋谷区神宮前3-4-8問い合わせ先:Q-pot. 03-6447-1217/Q-pot CAFE. 03-6447-1218
2019年08月31日テレビでは、頼れる司会者あるいはコント職人として頂点を極める、ウッチャンナンチャンの内村光良。彼が本当にやりたいことだけを、思う存分に繰り広げる『内村文化祭’19 三茶』が開幕する。今回で3回目となる『内村文化祭』。内村自身が独身時代、一番長く暮らした大好きな街として、三軒茶屋がその開催地に選ばれた。格調高い音楽ホールとして、広く知られる昭和女子大学 人見記念講堂。ここで全3ステージにわたり、内村が2019年8月現在、やりたいと思うことをやりまくる。たとえば、猛練習の末に臨むミュージカルコント。内村の息子が愛してやまない『仮面ライダー』から想を得たヒーローもの。出演陣の顔ぶれにも内村色が光る。女優・桜井日奈子と、若き芸達者コンビ・ニッチェが名を連ねる一方、事務所の後輩・せとたけおや、内村がMCを務めるネタバトル番組で彼のツボを突いた若手芸人、パーパーと、きしたかのが大抜擢された。多忙な人気芸人の気晴らしイベントと侮るなかれ。じつに1カ月にわたる入念な稽古を重ねて行われる大人の文化祭だ。開催は8月28日、29日の2日間。大人の本気の遊びっぷりを見届けよう。文:小川志津子
2019年08月28日名古屋のまちなかが賑わう「やっとかめ文化祭」やっとかめ文化祭「名古屋かわいい和菓子めぐり」のリーフレット。イベント中に無料配布していたもの。毎年秋に、名古屋のまちなかを舞台に、さまざまなイベントが開催される「やっとかめ文化祭」。狂言や歌舞伎などの伝統芸能を街角で上演する「芸どころまちなか披露」、歴史や文化を学ぶ「まちなか寺子屋」、講師の説明を聞きながらテーマに沿ったコースを歩く「まち歩きなごや」、老舗料亭でお座敷芸などを楽しむ「お座敷ライブ」など、多様なプログラムが約3週間に渡り開催される。その中の一つ、和菓子をテーマにした企画の案内人を、昨年に引き続き担当させていただくことに。タイトルは「名古屋かわいい和菓子めぐり」。参加店は、「青柳総本家 KITTE名古屋店、一朶、OHAGI3 守山本店、覚王山 不老園、亀屋芳広 本店、川口屋、御菓子司 桔梗園、御菓子司 菊屋、御菓子司 菊屋茂富、 尾張菓子 きた川、きよめ餅総本家、あられの匠 白木、雀おどり總本店、大黒屋本店、御菓子所 つくは祢屋、納屋橋饅頭万松庵 大須万松寺通店、御菓子司 不老園正光、万年堂、御菓子司 美濃忠、むらさきや、御菓子司 もち観、餅文總本店 本店、両口屋是清 栄店」の23店舗。その全てを巡って和菓子を味わい、和菓子の味や形、色使い、ネーミング、店の内装や包み紙、職人さんの人柄など、あらゆる角度から名古屋の和菓子が持つ「かわいらしさ」を見つけた。茶どころ名古屋は、和菓子の名店揃い。今では名古屋が、京都や金沢のように和菓子のイメージがないのが意外なほど、名古屋の和菓子に魅せられるように。名古屋の喫茶店文化が何十年かけて全国に知れ渡ったように、名古屋の和菓子文化もきっと、多くの人に知られるようになると信じて。やっとかめ文化祭「名古屋かわいい和菓子めぐり」で紹介した店は、イベントが終了したあとも、名古屋の和菓子を食べ歩く参考にぜひ。和菓子めぐりをするさなか記録した、和菓子屋さんの“チャームポイント”「餅文總本店 本店」で求めた、コーヒー味のお菓子。コーヒー羊羹を、しっとりとした浮島生地ではさんでいる。「きよめ餅総本家」では、洋菓子も販売。ブランデーケーキなど、この包み紙で包んでもらえる。「きよめ餅総本家」の和菓子の包み紙はこちら。鮮やかなだいだい色にシルバーのプリントが洒落ている。美麗な「むらさきや」の掛け紙。菓子の「菓」の字を意匠化している。あられの匠 白木」の「吹きよせ 菓憐」。進物用の2袋セットの愛らしい包み。こけしなど、郷土玩具が描かれた、「万年堂」の包み紙。お願いすれば、どのお菓子でもこちらで包んでいただけるそう。「OHAGI3 守山本店」の、おはぎの箱。横たわる木の棒は、割り箸。「OHAGI3 守山本店」では、おはぎ入りの特製パフェも味わえる。「青柳総本家」のういろうの箱は、かつて柳宗理が手がけたものをモチーフにデザイン。大黒様の輪郭の中に店名。「大黒屋本店」のシール。「御菓子司 桔梗園」には、愛らしい形の干錦玉が。「亀屋芳広 本店」の「鯛パイ」。お祝いごとがあるときに注文したい!「御菓子所 つくは祢屋」の、熱田神宮にちなむ伝統的なお菓子。藤団子、春敲門、筑羽根。「御菓子司 美濃忠」の慶弔事のお菓子「子だから」。大きな薯蕷饅頭の中に5色の小型薯蕷が。 Louleのホームページはこちら
2018年12月01日前回お伝えした日仏国交160年を記念したジャポニスム2018。日本文化を紹介するイベントがフランス全土、そしてパリでは連日のように開催されており、各々が大盛況を収めています! 今日ご紹介するのは「パリ東京文化タンデム2018」と言って、パリ市が姉妹友好都市と行う文化交流事業の一環のこと。この事業は2011年に始まり、ロンドンやニューヨークなどの大都市と共に行なってきて、今年は東京。東京都でもパリやフランスの文化に関するイベントが開催されているそう。ご存知なかった方、もしご興味のある方は、東京都生活文化局のオフィシャルサイトをご覧になってみてください! 巨大な風呂敷のインスタレーション パリ市庁舎は、メトロ1番線Hôtel de ville降りてすぐ目の前。見慣れた市庁舎前の広場に、はっと目立つ赤い唐草模様の巨大な風呂敷のインスタレーションが、どーんと鎮座しておりました。何ともエキゾチックで、興味をかきたてるこの大きなパビリオンは、パリを拠点に活動されている、建築家の田根剛さんのアートディレクションによって制作されました。 セキュリティーを通って中へと入って行くと、天井から床一面まで、同じく赤の唐草模様で統一された空間が。唐草のマークってなんだか迷宮に入り込んだような不思議な錯覚を引き起こします。パリのど真ん中で、日本へタイムスリップしたような気分に。 エントランス入ってすぐ目の前には、プロジェクターによって風呂敷の歴史などが語られ、その横には友禅染めの美しい刺繍が施されたデコレーション用のちりめん風呂敷など、伝統的なものがいくつか飾られていました。 北野武さんや、香取慎吾さんがデザインした風呂敷も!今回の企画には日仏の著名なアーティストが多数参加されていて、例えば日本からは、 北野武さん、タイトルは「オオボラ」。 解説によるとアンコウで、口の部分が大きく開かれているのは、風呂敷を開けた時のイメージから考案されたようです。このお魚の絵、なんともユニークで個人的に好きです! 蜷川実花さんの作品は、「桜」。 ご本人は桜がとても好きで、桜の写真集も出されていますよね。赤みを帯びた色合いが何とも蜷川さんらしい。「C’est joli.」(綺麗ね)と言っているフランス人が結構いらっしゃいました。 それから、先月、ルーブルの一角で個展を開かれていた香取慎吾さんの「saison 4」(四季)。 香取さんの個展、「NAKAMA des Arts」も見に行きたかったのですが、仕事でなかなかタイミングが合わず。でも今回、また別のイベントで作品を拝見できて良かったです。巡り行く四季の様子が躍動感のあるタッチと色合いで描かれていて、そこから輪廻転生を思い起こさせたり、全体から浮かび上がる球体のイメージが、地球を連想させたり。見るものに様々なインスピレーションを与え、大きな視点と共に表現された、ダイナミックな作品でした。 それぞれのアーティストの展示がひと通り終わると、さまざまな結び方によって出来た風呂敷のオブジェが展示されていて、日本人の私でも初めて見るようなものがあり、風呂敷でこんなことが出来るのかと感心! そして会場一番奥では、iPadを用いた風呂敷のアトリエが開催。 フランス人は参加型が好きで好奇心旺盛な方が多いので、皆さん熱心に動画を見ながら、レクチャーを受けていましたよ。 芸術の都パリで、アーティスティック且つユニークで、さらに日本の伝統文化とその歴史も合わせて伝えられている、精巧に出来た素晴らしい展覧会だったと思います。 私たち日本人の多くが、風呂敷の魅力というものを既に忘れ去っていると思いますが、世界初のエコバックと言われる風呂敷は現代で大いに活用できるものです。 古きを訪ねて新しく知る、この素晴らしいアイデアは、来場された多くの人々の心を掴んでいたことと思います! 東京都生活文化局「パリ東京文化タンデム」オフィシャルサイト:
2018年11月20日創意工夫を凝らした「コト」や「モノ」をファッションを通じてみんなで一緒に楽しめる、ジュングループのイベント「ジュンの文化祭」が、11月16日と17日の2日間、南青山のSHARE GREEN MINAMI AOYAMAで開催。アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)「#真知子巻きを流行らせろ!」ジュングループが展開する様々なブランドが集結し、ファッション以外にも食、フィットネス、音楽やアートに至るまでバラエティに富んだラインアップで開催される同イベント。スペシャルゲストには、野性爆弾のくっきーとれもんらいふのアートディレクター・千原徹也によるスペシャルユニットや、ファッション好きで知られるトレンディエンジェルの斎藤司が登場。さらに、ユーチューバーとしても大人気のちぃたん☆が乱入し、会場を盛り上げる。会場内は、各ブランドと連動したエンタメコンテンツの「Paradise Stage」を始め、体験型の「Central Park」、フードやドリンクがならぶ「JUNʼS Kitchen」、限定品や先行アイテムが購入できる「World Bazaar」とエリア毎に分かれ、大人から子どもまで楽しめる様々なコンテンツが登場。人気ヨガインストラクター・池田莉子とお揃いのウエアを着てヨガ体験ができるナージー(NERGY)の企画や、プロフットバックプレイヤー・石田太志の世界一の技を間近で見れるジュンレッド(JUNRed)の企画、またシャトージュン(Chateau Jun)の企画として、お笑いコンビ・髭男爵のひぐち君のワイントークイベント「日本ワインを愉しもう!」が開催される。メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)「Christmas Holiday Items」ブランドコンテンツには、アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)のスペシャルスカーフを使ったフォトシューティング「#真知子巻きを流行らせろ!」や、ロペ(ROPÉ)のデッドストックの生地でカスタムできる「文化祭限定 LINTON×ROPÉ」、ロペピクニック(ROPÉ PICNIC)のmeiji THE Chocolateとコラボレーションしたワークショップとチョコレートテイスティング、ビス(ViS)とヤナギダマサミ(yanagida masami)のスペシャルコラボレーションアイテムの販売、ロペ エターナル(ROPÉ ÉTERNEL)の生活を豊かにする江戸の伝統工芸品などを揃えた「よろずや」がラインアップ。また、アダム エ ロペ ル マガザン(Adam et Ropé Le Magasin)のノルウェーより承認を受けた本物のツリー「とかちサンタランドツリー」の受注会や、メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)のクリスマスをイメージしたセレクトアイテムを販売する「Christmas Holiday Items」など、クリスマスに向けて気分を盛り上げる企画が開催される。グルグル リーファー(GLOUGLOU REEFUR)特製フォーとレモネードフードは、サロン アダム エ ロペ(SALON adam et ropé)が初リリースする自社農園のりんごを使ったパッケージフード「Verge de SALON -FRUIT PROJECT-」や、グルグル リーファー(GLOUGLOU REEFUR)の特製フォーとレモネード、サタデーズ ニューヨークシティ(Saturdays NYC)の先行発売となるブラックスタウトケーキとクリスマスケーキが販売される。この他、ビスによるプロのヘアメイク・カメラマンの演出と撮影で非日常の体験ができる「シネマな彼女」、アダム エ ロペ ル マガザンの、イラストレーター・Ricco.によるファニーでキュートな「似顔絵マシーン」も登場する。詳細はスペシャルサイト(youareculture.jun.co.jp)をチェック。「ファッションの遊園地」とも言える、あらゆるカルチャー好きの週末を特別にする新感覚の都市型イベントにぜひ足を運んでみて。【イベント情報】ジュンの文化祭会期:11月16日~11月17日会場:SHARE GREEN MINAMI AOYAMA住所:東京都港区南青山1丁目12-32時間:11:00~21:00(17日は最終入場20:00)入場無料
2018年11月06日毎年恒例の、楽しみにしているビッグイベント。 毎年恒例、9月の第3週末に開催されるヨーロッパ文化遺産の日。普段は一般公開されていない歴史的建造物や政府機関などの施設、それから美術館などを無料で楽しめるイベントなんです。 フランス全土だけでも今年は約17000もの施設が公開されました。あの、大統領官邸エリゼ宮、グラン・パレ美術館、そして(1時間だけの一般公開でしたが)美術の名門ボザールなどにも入ることが出来るんですよ!パリ市内だけでも、多くのイベントが開催されるので賑やかな週末となりました。 ただ前述のような人気施設は、長蛇の列。並ぶことが全く苦でない方にはいいかもしれませんが、私は絶対に並びたくない、、でも行きたい!よって、なるべく小規模の施設で「初公開」を狙って行ってきました。 狙い目は午前中の早い時間、もしくは終了間際に行くのがおすすめ!規模が小さければ、さほど鑑賞に時間もかからないし。今回は、ケリングとそのグループのバレンシアガ本社が一緒に入っている施設が一般初公開!ということで行ってきました。 バレンシアガの本社へ! 場所は、あの有名デパート、ボンマルシェのすぐ近く。同じセーヴル通りの並びにあります。広々とした敷地は塀で囲まれているのですが、元々は病院だった場所。2000年に病院の機能だけ他所へ移動したそう。その後、由緒ある建物本来の歴史やエスプリを損なうことなく改修工事が行われ、モードの世界を牽引するケリング本社がその地の歴史を引き継ぐことになりました。今回はこのヨーロッパ文化遺産の日に参加するにあたって、2つのエキシビションが行われていました。 ≪RELIQUAIRES≫(聖遺物箱)と題したエキシビションは同じ敷地内にある教会の中で行われました。テーマは、コンテンポラリーと文化遺産の対話。こちらはケリング現在の会長兼CEOであるフランソワ=アンリ・ピノー氏のコレクションでもあります。 天井高くまで金の布がそびえ立つインスタレーションがひと際目を引いたジェームス・リー・バイアーズの作品「Byars is elephant, 1997」。 それから、無数の釘を使ったギュンター・ユッカーの「White Phantom, 2012」。他には、ダミアン・ハーストの壁一面を昆虫標本で埋め尽くした作品「Jacob’s Ladder, 2008」などが展示されていました。どの作品も、《ナチュラル・リアリティー》、《都市の現実性》、そして《遺されたもの》というテーマに起因している作品達ばかりだそう。17世紀に建てられたこの施設が歴史を遺しながらも現代と融合した新たな場所として存在していること、その在り方と今回のテーマが、非常に合致していたように思えました。 もう一つのエキシビションは、バレンシアガ。今回が初公開となる、1960~68年までのオートクチュール・コレクションの様子をフィルムに収めたもの。当時はコレクションの様子をメゾンは録画せず、さらに、テレビカメラも撮影禁止だったようです。最近バレンシアガのアルシーブ部門が発見し修復した映像で、まだどこにも発表されたことがないものだとか。そんな貴重なクリストバル・バレンシアガの時代の映像を観ることが出来ました! 回廊をショーのステージに見立て遠近感が出された展示方法は、視覚の効果を際立たせていて良かったと思います。 当日はもちろん閉まっていましたが、下の写真は広々としたケリング・アイウェアのショールーム。それからケリング本社の受付ロビー。写真では全て収めることがことが出来ませんが、地下一階と一階をガラス張りの吹き抜けが繋いでいて、地下にもたくさんの植物がありました。モダンでも無機質にしない、自然との共存を掲げているのか、明るくて気持ちの良い雰囲気が印象に残っています。 欧州各国で開かれるこの一大イベントは、ヨーロッパの持つ歴史の長さと文化の歩み、そして芸術に対する尊敬が感じられます。 建築物などを通じて遺されたもの達と出会うことにより、今を生きる私たちは何を感じるのか、そんなことを問われている気分になりました。
2018年10月16日アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)、メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)などを手掛けるジュンによる「ジュンの文化祭」が、2018年11月16日(金)・17日(土)に「シェアグリーンミナミアオヤマ(SHARE GREEN MINAMI AOYAMA)」で開催される。ジュングループが掲げる「Fashion, Food, Fitness」のもと、創意工夫を凝らしたコト・モノをみんなで楽しめる文化祭のようなお祭り。それが「ジュンの文化祭」だ。2017年に開催した「JUN CULTURE CLUB」をパワーアップさせた内容となっている。2018年は「ファッション遊園地」をテーマに、ジュングループの各人気ブランドが多種多様なコンテンツを用意。ロペピクニック(ROPÉ PICNIC)は、明治の人気チョコ「ザ・チョコレート」とコラボレーションした会場限定トートバッグを発売。ビス(ViS)は、イラストレーター・ヤナギダマサミとタッグを組んだ、ポップな絵柄のTシャツやパーカーなどを展開する。またスカーフを使用したコーディネート術を提案する、アダム エ ロペの体験型コンテンツや、ヘルシーなフォーなどを提供するメゾン ド リーファーのフードメニューなど、一日を通して楽しめる充実の内容を揃える。さらに「ジュンの文化祭」には、スペシャルゲストも登場。スペシャルユニット「野性爆弾 くっきー×千原徹也」をはじめ、トレンディエンジェルの斎藤司や、ゆるきゃらの「ちぃたん☆」など近年話題を集めるゲストが登壇し、会場をさらに盛り上げる。【詳細】「ジュンの文化祭」開催日:2018年11月16日(金)・17日(土)場所:シェアグリーンミナミアオヤマ(SHARE GREEN MINAMI AOYAMA)住所:東京都港区南青山一丁目12-32入場料:無料
2018年10月08日家で悩んでいるくらいなら…何はともあれ学校見学!発達障害のある子どもの進路についてはいろいろと悩みます。公立なのか私立なのか。通信制高校なのか、サポート校なのか。特別支援学校という進路もある…。進路を選ぶときには、やはり現場を訪れて雰囲気を肌で感じることが一番だと私は思っています。インターネットや書籍で発達障害の子ども向けの学校を探すこともできます。私はそれに加えて、学校の先生、通級の先生、支援級の先生、放課後等デイの先生、コーディネーターの先生、行政の教育相談担当者など、直接会って話を聞ける方からの情報を元に学校探しをしました。進路先選びは大変です。全部下見をしていたら、娘は疲れてしまうので、まずは保護者だけでチェック。・家からのアクセス・学校の雰囲気(校舎、先生、生徒)・学費・卒業生の進路先などを確認します。下見をした学校の中から、子どもに合いそうな学校かな?と感じたら、今度は一緒に・授業見学(公開授業や学校を開く週間など)・オープンスクール(夏休みや春休み)・文化祭などに行きます。授業見学やオープンスクールだと子どもが緊張しやすいので最初は文化祭がおすすめです。文化祭では部活の様子なども知ることができるので同じ趣味の仲間を探すこともできます(余暇充実は社会に出てからもとても大切です)。娘のチェックポイント普段の掲示物や落書きに、学校の雰囲気があらわれます。娘もけっこう細かくチェック!Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子娘の興味がある分野の部活があるのかも大切なポイント。気になる部活のブースはかならず足を運びます。Upload By 荒木まち子在校生の雰囲気も、実際に学校に行くとリアルに感じられます。Upload By 荒木まち子中学校生活のモチベーションアップにも義務教育の間は「皆と同じように」しなければならないことが多く、辛い思いをする発達障害の子ども達。それは娘も同じでした。わが家では娘に「高校はこんなに自由で楽しいんだよ」「希望の高校に入るために、この教科は勉強しておいた方が良いよね」など伝え、「高校見学」を中学3年間ドロップアウトせず乗り切るための娘のモチベーションアップに役立てていました。学生のイキイキした姿に触れられる文化祭高校や大学の文化祭は「先生にやらされている感」が少なく、生徒の自主性を感じることができます。学校という守られた環境の中で少し背伸びをする生徒達。その自由な雰囲気に触れ、娘も進路について前向きに考えられるようになりました。文化祭めぐりは親も楽しめます。これからの時期、文化祭が開かれる学校が多いと思います。皆さんもぜひ足を運んでみて下さいね。
2018年09月05日土祭2015益子手仕事村 月の満ち欠けとともに“土”に感謝し、新たな暮らしのあり方を見出す 益子といえば陶器市が広く認知されていますが、それに次ぐビッグイベントと言えるのが「土祭(ひじさい)」です。益子の土、風土、先人の知恵に感謝する新しいお祭りとして、2009年に初開催されました。 総合プロデュースを務めた故・馬場浩史氏(starnet主宰)によって、「窯業と農業の町として、足元の土を“命を循環させるすべての原点”として捉え直し、感謝をし、そこから新しい暮らしのあり方を見出していこう」という主題のもと、3年おきに催されています。 そして「文化の力で地域を元気にする」という考えに基づき、町内各所に現代アートの展示や町民の企画を展開し、地域の歴史や文化、様々な資源を掘り起こし、「益子ならではの文化」を問い続けてきました。 土祭2015そば畑 風土に根ざした新しい祭を行うにあたり、馬場浩史さんと旧知の文筆家・武田好史さんとの発案で、古代の土や泥の呼び方のひとつ「ヒジ・ヒヂ」を用いて「土祭/ヒジサイ」という名が誕生。会期は新しい始まりの象徴である「新月」から、すべてが静かに満ちる「満月」までとしています。月の満ち欠けをもとに、祭事や農業を行い暮らしを営んだ時代の、人々の知恵と暮らしの豊かさにもう一度思いをはせるために。 2015土祭益子手仕事村2015土祭益子手仕事村土祭2015益子手仕事村で開催された藍染ワークショップ土祭2015作家名:douglas black/タイトル:「Under one sky 」/会場:道祖土Planet home土祭2015作家名:古川潤/タイトル:「水ヲ分ケルウツワ」/会場:綱神社とその周辺土祭2015夕焼けバー 益子の3地区に渡って展開される、大充実のプログラム いよいよ第4回目となる「土祭2018」が、9月15日(土)~30日(日)および10月7日(日)に開催されます。 今回は総合プロデューサーを置かず、実行委員会とは別に、町内を田野・益子・七井の3地区に分けて委員会を組織。地区の特徴を企画にどのように活かせるのかを協議したといいます。 3地区の委員会で企画した「地域プロジェクト」や、町内各所に展示される現代アート、今回初の企画となる「食プロジェクト」と「オカリナプロジェクト」、その他たくさんの企画が展開されます。 夕暮れからのやさしい橙色の明かりの中で、ライブパフォーマンス等を楽しみながら美味しいものを堪能できる「夕焼けバー」は、雰囲気も抜群で個人的に特におすすめ。 土祭2015夕焼けバーでの映像上映前・土祭2017益子地区夕焼けバー土祭2015作家名:村田昇/タイトル「素/しろ舞踏する成井恒雄の体温」/会場:starnet zone土祭2015作家名:高山英樹/タイトル:「益子の暮らしが見える小屋」/会場:新町エリア土祭2015「月待ち演奏会」での「ジェベナッツ」のパフォーマンス土祭2015「ヒジノワ」にて開催された「まちなか映画館太平座」 作品の展示やデモンストレーション、ワークショップの開催、そして飲食店の出店など、とにかく見どころ、楽しみが満載の大イベント。陶器市のような大賑わいの雰囲気とはまた少し異なり、各々のペースで各所を回りながら、モノ・コトに触れながら、土とともにあり続ける益子の魅力にどっぷり浸ってみてください。 ★プログラム詳細は公式サイト「土祭2018」にてチェック!! ガイドブックに関してアート作品展示を見るにはガイドブックの提示が必要となります。価格:¥1,000(税込)販売:益子駅、道の駅ましこ、旧小宅小学校、城内坂交差点※通信販売も可。郵送代、振込手数料はお客様ご負担となります。通信販売にてお買い求めの際は下記問い合わせ先までご連絡を。 【お問い合わせ先】土祭実行委員会 事務局TEL:0285-72-8873 (※受付時間:平日8:30-17:15)FAX:0285-70-1180Mail:info@hijisai.jp text : Yu Konisho
2018年08月30日「獺祭あります!」の文字、居酒屋などで一度は見たことがあるのではないでしょうか?獺祭とほかの日本酒って何かが違う……ということは分かっていても、何が違うかを言える方はそう多くはないのでは?今回は“獺祭あります!” の意味とともに、『獺祭酒粕カレー』をご紹介します。 「獺祭あります」ってなんでそんなに有名なの?出典: 『獺祭』は、日本酒の中でも特によく知られている山口県の有名なブランド純米大吟醸酒です。最近では、居酒屋などで“獺祭あります!”と書かれた看板を見かけることも多く、山口県育ちの筆者は誇らしげになります(ほかに誇るものが多くないということもありますが……笑)。他の日本酒と何が違うの?と思われるかもしれませんが、特筆すべきはその製造方針でしょう。獺祭は、通常なら杜氏と蔵人で行われる酒造りを、社長さんと社員さんだけで行っています。平均年齢はかなり若いようで、「若手の社員さんが、あの獺祭を造れるの?」と思ってしまいそうですが、実はここがポイントなんです。通常なら杜氏が十年以上をかけて経験する純米大吟醸だけの仕込み本数を、社員さんはなんと一年でこなすのだとか。短期間に圧倒的な経験を積むことで、ベテラン杜氏にもひけをとらない技術を磨いていくのですね。そして「酔うため売るための酒ではなく味わう酒を求めて」のコンセプトの通り、常識にとらわれず、遠心分離システムなどの新技術を導入したり、温度管理徹底のための設備を充実させたりと、手間とコストをいとわずに、美味しさのための工夫を凝らしているところが違いと言えるでしょう。(詳しくは公式HPを!)これらの工夫と研鑽の結果、数々の賞を受賞しており、日本酒界でも世界でも一目置かれる存在となっています。ここまで名高い日本酒だと、大人気で入荷は難しいもの。「獺祭あります!」とは、「あの特別な獺祭を当店では取り扱っておりますよ~」という居酒屋側のアピールなんですね。 酒粕ってなに?出典: 今回紹介するカレーには、その有名な獺祭の“酒粕(さけかす)”が使用されています。酒粕は、「健康や美容にいい!」というイメージがあるかと思いますが、実際のところ、どんなものなのでしょうか?酒粕とは、日本酒の“もろみ”を圧搾した後に残る白色の固形物のことです。はて……もろみとは?と思った皆さん!筆者もでした。もろみとは日本酒の原料である米(蒸したもの)、米麹、水を発酵させた、おかゆ状の酒のもとのことです。出典: 最終的には、もろみをこして、日本酒と酒粕にわけるのです。つまり、酒粕とは文字通り、お酒をつくる際にできた“カス”なのですね。酒粕は、昔はほとんど捨てられていた時代もあったそうですが、今ではたくさんの活用方法があります。料理に使われることも増えてきていて、レシピサイトを覗いてみると、酒粕を使ったケーキやピクルスなどのレシピがたくさんあります。また、酒粕パックや酒粕の化粧水など、原料に酒粕が使われているスキンケア商品もたくさん見かけます。さらに、栄養分が豊富なことから飼料や肥料として使われることも多いようです。 こだわりぬいた「獺祭」は、酒粕も人気!さて、有名な獺祭を使用した酒粕商品を調べたら、カレーに留まらず、バームクーヘン、ケーキ、アイスクリーム、せんべい、石鹸……さまざまな商品が出てきました。“獺祭”は酒粕も人気なのですね。前置きが長くなりましたが、今回紹介する『獺祭酒粕カレー ビーフ中辛』は、食品メーカー永谷園が販売。Amazonで5個セット3,500円(1パックあたり700円)で発売中です。まろやかで高級感のある上品な味わい。お肉もゴロゴロ入っています。“獺祭”というブランド力がある商品なので、贈り物にもおすすめ。お酒とセットでプレゼントするのも粋ですね! 総評辛さ★★☆☆☆(ほどよい辛さ♡)コスパ★★☆☆☆(やや高級です)贈り物におすすめ★★★★★(お酒好きの方へ!)獺祭と食べたい★★★★★(やっぱり獺祭と一緒にいただきたい!)いかがでしたか?次回から「獺祭あります!」との文字を見たら、その意味がしっくりくるはずです。そんな格別な日本酒『獺祭』の酒粕で作った永谷園の『獺祭酒粕カレービーフ中辛』もぜひ試してみてください!【参考】※ 獺祭の蔵元 旭酒造株式会社【画像】※ kitsune05、KPG_Payless、HikoPhotography/Shutterstock【筆者略歴】MARU
2018年07月11日「時代祭」の魅力と触れ合える文化・商業施設日本情緒感じる白壁と瓦屋根が親しみやすいレトロ感を演出している「京都・時代祭館 十二十二」は、京都三大祭のひとつでもある「時代祭」が毎年10月22日に開催されることから“十二十二(トニトニ)”と名付けられました。館内のスクリーンには、時代風俗行列をテーマにした作品を映像技術で高精度に投影するなど、いつでも「時代祭」を疑似体験することができ、和文化とデジタルを融合した現代的な演出を楽しむ仕掛けも。「時代祭の魅力をいつでも、ここで体感してほしい」との想いを込めて作られたこの文化・商業施設には、個性あふれる和・洋の飲食店や和雑貨を取り扱うお店もたくさん入っているので、一息つきたいときやお土産選びにおすすめのスポットでもあります。生麩のイメージを変える。新感覚デザートカラフル田楽Barセット「京生麩のお店 愛麩」が提供する生麩をデザート感覚で食べられる「カラフル田楽Barセット(800円)」は、これまでの生麩のイメージを大きく覆す斬新な生麩スイーツバー。低カロリー、高たんぱくの生麩スイーツは、いくら食べても罪悪感を感じない魔法のスイーツ。生麩バーのほかにも、生麩パフェやソフトクリームなど京風をベースにした生麩デザートを楽しむこともできます。チリソースやカプレーゼなど、様々な味が用意されているので食べ比べして楽しむことも。お麩とはいえデザートなので、食べ過ぎにはご注意を!イタリアの人気デザートを盆栽に!盆栽ティラミスパッと見ただけでは、カップサイズの観葉植物と見間違えそうな「Patisserie EN(パティスリーエン)」が提供する「盆栽ティラミス(1,000円)」。デザートとは思えないクオリティの見た目は、SNS映えすること間違いなしのメニューです。石に見立てられたナッツとクリーミーなティラミスとの相性は抜群。見た目からは想像できない美味しさと可愛さに、あなたもきっと虜になるはずです。食べるのがもったいない。見た目も可愛い舞妓パフェべっぴんパルフェ「KYOTO BEAUTY」が提供する“ええもん はんなり おあがりやす”をコンセプトに華やかさと気品さを合わせ持つ「べっぴんパルフェ(¥750~)」。舞妓さんをモチーフに豆乳が練り込まれたもちふわな生地を楽しめるこちらのメニューは、十二十二限定のテイクアウトメニューです。フォトジェニックなパルフェは、舞妓さんの見た目とたっぷり入ったフルーツやスーパーフードを楽しみながら召し上がりましょう。着物に見立てた紙はめくると占いになっているのだとか。食べた後も楽しめるパルフェで、今後の運気を占ってみてはいかが。周辺には多数の観光スポットも!京都を代表する文化ゾーンでもある岡崎地区には観光スポットも多く、桜の名所も数多くあるのでまさにこれからが見どころ。日本の四季とともに1年を通して京都の魅力にふれることができるでしょう。地下鉄東西線「東山駅」徒歩10分ほどのところにある「京都・時代祭館 十二十二」で、和文化を感じながら美味しいデザートを堪能してみませんか。スポット情報スポット名:京都・時代祭館 十二十二住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97-2 京都・時代祭館 十二十二電話番号:075-752-1022
2018年06月15日ルミネ荻窪では、春のおいしい・たのしいを屋上に集めた「あおぞら文化祭」を5月5日から2日間開催。中央線エリアのおいしいパンや焼き菓子の販売、無料ライブ、ワークショップが行われる。美味しいパン屋さんが建ち並ぶ中央線沿線。本イベントでは、新高円寺の「ブーランジェリー エクラン」、新中野の「PINの店」、東小金井の「平日菓子カトンテール」、立川の「わがままデメテール」、阿佐ヶ谷の「ルスティカ 菓子店」、「ブーランジェリー コチュウ」、西荻窪の「ポチコロベーグル」、調布・三鷹の「リトキチ・ベーグル」、そして「北川ベーカリー」の⼈気のパン屋さん9ショップが大集合する。なお、 「わがままデメテール」は5日のみ、「ルスティカ 菓子店」と「ポチコロベーグル」は6日のみの出店。自分だけのとっておきを作るワークショップも開催。トナリノによる「おえかきトートバッグづくり」では、トートバッグに直接絵を描いて、オリジナルのバックを作ることが出来る。両日各20名限定で、所要時間は15分、参加費は税込500円。CLiftによる「ときめきロゼッタブローチづくり」では、富士吉田の織物を使用し、ロゼッタブローチを作る。数量限定で5日のみ開催、所要時間は15分、参加費は税込800円。また、初夏の陽気が心地いい7階のルミネテラスは、4月26日から5月6日の10時から18時まで「あおぞら広場」として開放。無料のピクニックシート貸出しや、フォト映えするお花のアーチのベンチが登場し、くつろぎの空間に。「あおぞら文化祭」の会期中は、シャボン玉コーナーや絵本コーナー、ハンモックコーナーなども楽しむことが出来る。さらに、ルミネの環境推進プロジェクト「choroko」とコラボレーションし、「エシカルウィーク」も4月26日から5月6日まで開催。ワークショップやポップアップストア、エシカルな商品コーナーを展開する。ゴールデンウイークの週末は、おいしいパンを片手に、屋上ピクニックでくつろいでみては。【イベント情報】あおぞら文化祭会期:5月5日〜5月6日会場:ルミネ荻窪 7階 ルミネテラス・8階 屋上時間:10:00〜17:00
2018年04月20日すべてのスポーツをテーマにした映画祭特定非営利活動法人スポーツ・ビジネス・サロンの主催による「神戸スポーツ映画祭!2018」が開催されます。同映画祭は、すべてのスポーツをテーマにした映画祭となっており、今回で3回目の開催となります。開催概要について開催日程は、2018年1月20日(土)~26日(金)の7日間、元町映画館(66席)とこうべまちづくり会館(90席)を会場に実施します。オープニングイベントは、入場無料(事前エントリーが必要)、来場者には、映画祭パンフレットとしぼりたてギンパック180mlネオカップのプレゼントがあります。「ユニフォーム割り」がお得映画祭のチケットは、前売りは1作品1,300円、当日は1作品1,500円になります。当日は、競技、チーム問わずユニフォームを着て来場された人には、当日券が1,300円となります。神戸スポーツ映画祭!2018は、スポーツ発祥の神戸で、スポーツ映画を見て楽しみ、地元神戸で活躍するスポーツチームなどを知り、いろんな角度からスポーツを楽しむことができるイベントです。(画像はプレスリリースより)【参考】※特定非営利活動法人スポーツ・ビジネス・サロンプレスリリース※特定非営利活動法人スポーツ・ビジネス・サロン
2018年01月10日年に1度の文化祭。みんなで協力し合って楽しいお祭りにしたいものですよね。「できたら恋も成就させられたら最高!」と思っている人もいるでしょう。でも自分勝手すぎる言動は、バッチリ男性から見られてしまっているようですよ。そこで今回は「男性が文化祭でドン引きした女性の言動」についてリサーチしてみました。■1.当日だけくる「みんなで夜な夜な一生懸命屋台の準備をしたのに、当日だけ何食わぬ顔でやってきて楽しそうにハシャいでた。その姿に引いちゃいましたね」(21歳/大学生)文化祭は準備が大変でもあり、ある意味、一番の醍醐味だったりしますもんね。そこで仲間たちとの絆が深まって、団結力や恋が生まれたりするもの。それなのに当日だけやってきて、無理やり仲間と盛り上がろうとしたり、文化祭の様子をSNSにアップするのは良くありません。自己中なあなたの行動に、男女問わずみんなドン引きしてしまうかも・・・。■2.気合入りすぎ「いつもは普通の格好をしているのに、文化祭当日だけミニスカや濃い化粧で来られると引く・・・。そんなことしたら逆に男はギョッとしちゃうと思う」(21歳/大学生)いろんな大学の人と会える絶好のチャンスなのですから、気合を入れたくなるのは当たり前!ただその気合があまりにも空回っていると、「男狙いで文化祭やろうとしているんだ・・・」と思われてしまいます。バッチリ決めている子より、ほどよく隙や抜け感がある方が男性からも声を掛けてもらいやすくなりますよ。■3.あからさまにイケメンにだけサービスをしている「学生の時たこ焼き屋をやったんだけど、イケメンにだけ1個サービスしている子がいた。数は足りなくなるし問いただしてもしらばっくれるし本当最悪でした・・・」(24歳/営業)彼氏募集中であれば、イケメンが来たら「ラッキー!」と思ってしまいますよね。でもイケメンにだけサービスをしてしまうのは、周囲の人に「ちょっとどうなの・・・?」と思われてしまいます。がっつきすぎている感があって、イケメンからも引かれてしまうかも・・・。お客さんには平等にしましょうね!■4.サークルや大学の悪口を言う「みんなで盛り上がっているのに、なぜか『入るサークル間違えたかも~』と言ってきた子がいた。ケンカ売ってるのかと思いました・・・」(20歳/大学生)「ナンパしてきた男の悪口を陰で言ってる女子。性格悪いなと思う」(22歳/大学生)この期に及んで「やっぱりほかのサークルに入れば良かった~」とか「○○大学って頭悪いよね・・・」とかって言う子、本当にいるんですよね。団結力が高まっているときだからこそ、余計に空気も悪くなるし、あなたの印象もダダ下がりに。「じゃあわざわざ来なくて良かったのに・・・」と思われてしまうでしょう。文化祭は楽しむためにあるのですから、悪口は厳禁ですよ!■おわりに仲間の輪を乱した場合、今後の大学生活かなり生きづらいものになってしまいます。せっかくの文化祭なのですから、出会いやモテを意識したい気持ちもわかりますが、まずは身近な人を思いやるようにしましょうね。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年10月10日9、10、11月といえば、さまざまな中学・高校で文化祭が行われる季節。中学受験を検討中のわが家も、最近は毎週末のようにいろんな学校を回っている。何しろ地方出身の私には信じられないほど沢山の学校が、都内にはある。ウェーイ系の多い学校。オタク系の子が多い学校。髪の毛がピンクとかオレンジとか、個性的な子の多い学校。校風もいろいろなら当然ながら文化祭もいろいろ。学校の特色が出ていてどこもなかなか面白い。ある学校の模擬店では、ディズニー・シーのアトラクション、「トイ・ストーリー・マニア」を完コピした装飾が施されていた。段ボールで出来た自動券売機にチケットを入れて1分ほど待つ。すると、段ボールの向こうから、高校生がせっせと作ったタピオカジュースがヌッと差し出される仕組みだ。これだけでも結構よく出来ているのだけど、この模擬店は他にもかなり工夫をこらしてあって、巧妙に設計された導線にそって流されていくと、タピオカジュースを買った先にはオープンカーを模したフォトスポットが作ってあるのだ。スタンバイすると、さもオープンカーに乗ったようなアングルとなり、そこでカラフルなタピオカジュースを掲げると、何がというわけでもないけどカリフォルニアっぽい(イメージ)写真が撮れる。こういう模擬店の入口には当然ながら「フォトスポットあります」の看板が掲げてある。で、沢山文化祭をまわっていると、どうもこの傾向は学校の垣根を越えて蔓延していることに気付いた。つまり、中高生の文化祭は全般的に、はやりの「インスタ映え」に最適化されているのだ。このところ急によく耳にするようになった「インスタ映え」。スマホのカメラで写真に撮ってインスタグラムにアップすると、ハートがいっぱいつきそうな景色や物のことで、溢れんばかりにフルーツが盛り付けられたパフェやコバルトブルーの海など、食べ物も観光地も猫も杓子も、今若者に人気のあるものは大抵「インスタ映え」している。そして今も昔も流行の発信源と呼ばれる中高生は、さすがのマーケティングセンスでもって、文化祭の模擬店の運営にさえ、この「インスタ映え」をぬかりなく取り入れているのだ。「インスタ映え」の最も象徴的なモチーフといえばカラフルな羽根の壁画で、その前に立って写真を撮ると背中から羽根がはえてるように見える。視線を落として決めポーズで写真を撮られているとなんかちょっとイラッとするけど若者はそこにキュンとくるようで、聞くところによるとロサンゼルスやハワイなど、世界に何箇所か存在しているこういった壁画は今や大人気観光スポットらしい。で、当然ながら、これまでまわった全ての学校で、見事にこの羽根が黒板に再現されていた。また、インスタグラムのアプリのデザインを模した顔はめパネルも、1校につき複数回というレベルで非常によく見かけた。で、面白いのは、この顔ハメパネルは模擬店に常設されているわけではなく、呼び込み係の子どもたちがこれを持って校内をウロウロするという異様な使われ方をされていた点だ。おそらくこれを持って通りすがりの人と写真を撮ろうと誘い込む思惑。そして、呼び込み役の子たちに見られる傾向として実はもう一つ、こりゃ大ブームだな、と驚かされたのはFREE HUGのプラカードである。男子も女子も、呼び込みの子たちはこのFREE HUGと書かれたメッセージを決まって首から下げているのである。FREE HUGの運動に取り組んでいる人は、最近でこそ割りと町中でも見かけるようになった。見知らぬあなたと私だけど抱き合ってレッツラブアンドピース!みたいな意味が込められている(多分)。町中でFREE HUGのプラカードを掲げて立っている人は、暖かく抱きしめられることを待っているのである。で、話は文化祭。インスタグラムの顔ハメパネルを持って、FREE HUG持つっていうと、何だかちょっと深いんじゃないの?と私は思った。SNSでデジタルにつながることに浸りきった子どもたちが、ハグなんていう身体性をともなった繋がりを求めている、これとそれを組み合わせるのって、無意識とは言え、さすが子どもたちのバランス感覚と言うべきなのでは……!?ところがそんな私の思いを知ってか知らずか、同行していた家族が感心したように呟いた。「へー、最近の高校生はああやってナンパ待ちするんだ」……そういうことか!ナンパ待ち、そりゃそうだ。文化祭と言えば他校の生徒との思わぬ交流すら期待できる一大イベント。写真もFREE HUGも、全然その気がない風を装って出会い待ちの体制が取れる最高の口実である。だけど一つどうしても残念なことに、沢山まわった文化祭で、インスタ枠を持ち運んでいる子を呼び止めて写真を撮る子も、FREE HUGを実施する子も、ほぼ見かけることはなかった。むしろ、午後には虚しく折れ曲がって教室の片隅に追いやられるインスタ枠は、結構そこかしこで見かけた。子どもたちよ、ブルゾンちえみはああ言うけれど、待つんじゃない。誘おう。イラスト:片岡泉
2017年10月03日“歴史”をテーマにした世界でただひとつの映画祭《京都ヒストリカ国際映画祭》が、10月28日(土)~11月5日(日)まで京都文化博物館にて開催される。第9回目となる今年のオープニングは、巨匠・溝口健二監督の代表作のひとつである『近松物語』の4Kデジタル復元版を日本初上映。大女優・香川京子をゲストに迎えてのトークショーも実施される。そしてクロージングは“映画の父”と言われるリュミエール兄弟にオマージュを捧げたコラージュ作品『リュミエール!』を関西初上映。同作の監督でカンヌ国際映画祭の総代表を務めるティエリー・フレモー監督によるトークショーも実施予定だ。世界の最新歴史映画を紹介する「ヒストリカ・ワールド」部門ではアメリカ、イギリス、ハンガリー、ブルガリア、そして台湾・中国合作が、「ヒストリカ・フォーカス」部門では加藤泰による傑作時代劇を全作英語字幕付きで紹介するなど映画の魅力を再発見できるプログラムが目白押し。作品上映のみならず、毎年恒例となっているクリエイター(作り手)を呼んでのトークショー企画も満載だ。まずはプログラムをチェックしてほしい。チケットは、10月7日(土)より発売される。《第9回 京都ヒストリカ国際映画祭》▼10月28日(土)~11月5日(日)京都文化博物館
2017年09月27日京都市内から電車で約40分。まわりを山に囲まれたのどかな自然の中にある亀岡運動公園プール、通称かめプー。波のプールや流れるプールが完備され、楽しく遊べます!夏にピッタリの「かめプー」の魅力についてご紹介します!亀岡運動公園プールとは?京都府亀岡市の亀岡盆地に、野球場や競技場、テニスコートなどを備えた「亀岡運動公園」があります。ここに夏期だけオープンする「亀岡運動公園プール」は、「かめプ―」という、なんとも可愛らしい愛称で地元っ子に親しまれるアクア・アミューズメントパーク。「毎年、家族で行きます!」という人も少なくありません。亀岡運動公園プールの魅力とは?南丹随一の規模を誇る広々とした空間と、大自然に囲まれたロケーション。緑豊かな盆地に位置する「亀岡運動公園プール」ならではの魅力です。25mのスポーツプール、流水プールをはじめプールは全部で4種類。幼児プールもあって監視員の数も多いので、大人も子供も安全に楽しく過ごせます。●おもしろプールと、スリル満点のウォータースライダー最大1メートルの波が押し寄せる「造波プール」は、まるで浜辺にいるかのような気分にさせてくれます。1周200メートルの「流れるプール」は、ただ流されているだけで大満足!高さ11メートルから滑り下りる「ウォータースライダー」のスリルは、子供も大人もクセになりそうです。幼児用プールにも、アスレチック遊具と滑り台を組み合わせたようなスライダーがあり、常時かわいい歓声がこだまします。●大人数&ヘビーリピーターには回数券がおすすめ10回の料金で11回楽しめる、お得な回数券を販売しています。大人数のグループや家族、またはシーズン中何度も行く、という場合は購入を検討してみるのもいいでしょう。今年は9月3日までの営業です。夏休みを「かめプ―」で遊びつくしましょう!亀岡運動公園プールへのアクセスは?京都縦貫道路開通により、車でのアクセスもグンと良くなりました。亀岡運動公園には1,000台分の駐車場があり、無料で一日中駐車できます。夏休み期間中はJR亀岡駅から毎日臨時直行バスが運行。公共の交通機関を使う人もラクに移動できます!●公共の交通機関の場合JR亀岡駅→京阪京都交通バス穴太寺線、または八田線で10分、バス停:亀岡運動公園前下車、徒歩3分(期間中臨時バスあり)●車の場合京都縦貫道亀岡ICから国道372号経由1.5km5分スポット詳細名称:亀岡運動公園プール所在地:京都府亀岡市吉川町上河原24プール開設期間:2017年7月13日(木)~9月3日(日)営業時間:10:00~17:00料金:大人1230円、中学生510円、小学生510円、幼児100円電話番号:0771-22-8810 (運動公園プール) 公式サイト:
2017年07月26日美しい里山が広がり源氏ぼたるが自然生息する千葉・いすみは、肥沃でミネラル豊富な粘土質土壌に恵まれた、古くは皇室に献上米を納めていた歴史がある米の名産地。最近は、市内の小中学校の給食に地元の無農薬・特別栽培米が採用されるなど食の安全に関心が高まる状況も後押しして、担い手不足の地域の米づくりに変化が起こり始めています。日本の原点である自然と人間が共生する里山の風景が、都会からそう遠くない千葉県いすみ市にありますその変化を若い力で牽引する「つるかめ農園」は、鶴渕真一さんと修子さん夫妻が4年前に立ち上げた、完全無農薬・無肥料の自然循環米を生産する農園です。実家は祖父の代から建設業を生業としていたものの、地域の自然と農に魅力を感じた真一さんは一代で米づくりを始めました。「僕は生まれも育ちもいすみですが、大学入学と同時に地元を離れて、長らく都会暮らしをしていました。卒業後は家業を継ぐことも考えて住宅メーカーに就職。でも、そこで働くうちに心が満たされなくて、それを何かで埋めるために誰かと競争する都会の生活に疑問を感じ始めた。それで紆余曲折ありながら、震災、そして父の死をきっかけにいすみに戻ることに決めたんです」農園の周囲を案内してくれた「つるかめ農園」オーナーの鶴渕真一さん。「NO RICE NO LIFE」とプリントされたつなぎは、友人のTシャツブランド「米T」のもの「そもそも豊かな暮らしの土壌があれば、奪い合いの競争をする必要もなく、互いに分け合い支え合う精神が芽生えるはずだと、都会で暮らしていた時に考えていました。無農薬・無肥料の米でいこうと決めたのも、あくせくしなくてもこの世界はすでに豊かだということを自分自身で感じたかったから。そして、それをみんなで共有したかったから。」真一さんは「つるかめ農園」で栽培する米を「自然循環米」と呼んでいます。それは農法をカテゴライズするためではなく、自然の調和と循環に焦点を当て、そこに適した農業をするという意図を込めて名付けたそう。田植えを目前の青々とした苗。プール育苗に加えて、今年はハウスを使わない本格的な路地苗作りに挑戦したそう農園を始めた当初、周囲からは一般的な米づくりから始めればいいんじゃないのかと、提案もあったと言います。「まったく言われていた通りだと思います。でも、最初に農薬や肥料を知ってしまったら、もう後戻りできない気がしたんですよ。正直、農業を知らないから挑戦できたんでしょうね。農地が狭いうちに一番難しいことにチャレンジして、面積が拡大した時に対応しきれない部分を変えていけばいいという逆の発想でした。風当たりは強かったですけど、いすみで自然栽培をやっている先輩農家の方々にも応援していただいているし、市の取り組みも追い風となり随分やりやすくなりました。最近は逆に自然栽培に興味を持つ農家の方が増えているように感じます。紆余曲折ありましたが、素直に嬉しく思っていますね」鶴や白鳥など大型の鳥類が飛来したり、海にはウミガメが産卵にやって来る地域である、そんないすみの豊かな自然の特徴を捉えた「つるかめ」のロゴをスタンプしたパッケージ。冷めても美味しい玄米はおにぎりにぴったり。昨年度分は完売し、9月末から新米が販売される予定です「つるかめ農園」では日本ではまだ珍しい、ファームシェアにも取り組んでいます。出荷した商品が消費者の手に渡り売り上げが立つまでの間、農家は無収入状態。そこで、若手農家や新規参入者を支援するために考えられた、いわば農業における先行投資システム。「つるかめ農園」では、支援者に対して秋の収穫時にお礼として米を提供したり、田植えから稲刈りまでを体験できる田んぼオーナー制度などを設けています。「ヨシ一辺倒の耕作放棄地を草刈りして復田した後、たくさんの生物がそこで見られるようになりました。その時、人間が手を入れることによって里山の生物層が増え、多様性が生まれる可能性があるんだと、初めて気づいたんです。ファームシェアはそんな豊かさをみんなで共有する機会。たとえ都会で忙しく働いていたとしても、一口支援してもらうことで確実にそういった自然を維持することができる。農業を維持するという目的を超えて、この豊かな自然を未来に残していくことを志して日々取り組んでいます。その結果として日本の農業に少しでも活気を与えていく存在になれれば嬉しいです。」妻の修子さんは2歳の息子さんの子育てをしながら、真一さんと共に農園経営を行っています。約1年間の世界一周旅行の後に縁あって訪れたいすみの自然に魅せられ、結婚するより先に移住を考え始めたそう出荷量も年々増加し、最近は煎餅、味醂、酒などの加工品の生産も徐々に増やしているそう。いすみ市内では「ブラウンズフィールド(Brown's Field)」にある「ナチュラルショップ アサナ」で玄米と米粉が取り扱われています。(売り切れの場合あり)いすみの名産品として、お土産にしても喜ばれそうですね。【農園情報】つるかめ農園連載【千葉・南房総のゆる旅】
2017年06月23日今年も「東京・春・音楽祭」が開幕。東京・上野の東京文化会館を中心に、4月16日(日)まで1か月間にわたって有料・無料併せて約150のコンサートやイベントが繰り広げられる、クラシック音楽界に春の訪れを告げる風物詩だ。その一日、「忘れられた音楽―禁じられた作曲家たち」を聴いた(3月20日・上野学園石橋メモリアルホール)。「東京・春・音楽祭」チケット情報「禁じられた作曲家」とは主に、人種や政治的な理由でナチの狂気を逃れて他国へ亡命した作曲家たちを指している。特にウィーンからの亡命音楽家を中心に研究・紹介しているのがウィーン国立音楽大学のエクシール・アルテ・センター(Exil.Arte=亡命芸術)だ。そのセンター長ゲロルド・グルーバー教授が解説を務めた。5人の作曲家の作品が演奏されたが、当時政治犯として捕らえられた強制収容所の中で書かれた作品から、戦後、晩年に自らの人生を回顧した作品まで、創作の時期や経緯はそれぞれだ。必ずしもホロコーストへの怒りや失われた生命の悲嘆を声高に叫ぶのではない。それどころか、その美しい音楽から、作曲者の人生の悲痛を思い起こすことはないだろう。でもだからこそ、優れた才能が排斥された20世紀中盤のヨーロッパ文化に空いた穴の大きさを思い知らされる。グルーバー教授が述べているとおり、そんな失われた芸術の根っこを修復するのは、戦禍で損傷した建物を再建するのに劣らず重要な作業なのだ。音楽を超えて、多くの気づきを得た貴重な好企画だった。ワーグナーやオペラや、合唱付きの大作を上演する一方で、たとえ派手ではなくてもこうした貴重な企画も多数組んでいるのは「東京春祭」ならではの大きな魅力だ。たとえば「ベンジャミン・ブリテンの世界」(3月26日(日))は5年がかりで作曲家の魅力を解き明かすプロジェクト。その初回を聴き逃すわけにはいかない。逆に、特定のジャンルのエッセンスを1日に凝縮した企画もある。クラシック音楽が一番濃くて美味しい「ロマン派」の甘美な世界にどっぷり浸れる恒例の「マラソン・コンサート」(4月8日(土))。各1時間・5部構成の完全制覇に挑戦する価値は大いにある。また、おなじみとなっている東京国立博物館での「東博でバッハ」シリーズを始め、上野に集中する美術館・博物館での「ミュージアム・コンサート」も、この音楽祭でしか体験できない機会だ。上野の桜もいよいよ本番。春の陽気に誘われて、満開の桜を借景にした美しい音楽祭を満喫しよう。文:宮本明
2017年03月23日東京タワーで「東京タワー台湾祭 2017」が開催される。期間は2017年3月18(土)から3月20日(月・祝)まで。台湾と言えば「夜市」。この台湾夜市が「東京タワー」にやってくる。台湾グルメ飲食ブースでは、割包、肉燥飯、台湾線麺、焼小籠包、台湾まぜそば、台湾拉麺、水餃子など、台湾ではお馴染みのフードを満喫。日本ではなかなか味わえない「台湾グルメ」が勢揃いする。また、台湾のアーティスト・作家によるイベントも実施。はまぐりさゆりをMCに迎え、台湾をテーマにしたエッセイを数多く出している一青妙(妹は歌手の一青窈)、台湾歌手の吳婉真、台湾育ちのハーフでシンガーソングライターの洸美 Hiromi、楽器・二胡の演奏を披露する簡邑安+黃奎翰など、他にもたくさんの出演者が登場する。さらに、台湾観光で有名な九份の雰囲気を東京タワーで体験できるような演出もあるらしく、台湾ファンにはたまらないイベントになるだろう。台湾に訪れたことがある人も、まだない人も、台湾の魅力を「台湾祭」でぜひ感じてみて。【概要】東京タワー台湾祭 2017開催日:2017年3月18日(土)~20日(月・祝)会場:東京タワー 1F正面玄関前広場 屋外特設会場時間:11:00~21:00(最終日のみ20:00終了)その他:入場無料
2017年02月27日世界屈指の文化都市“京都”にて4月15日から5月14日まで、国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017」が開催される。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、京都の趣きのある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間にて、国内外の重要作家の貴重な写真作品や写真コレクションを展示する写真祭。回を重ねるごとに好評を博しており、第4回までに約25万人が来場している。第5回となる今回は、国内外のアーティストが“LOVE”をテーマに、京都の寺社や町家などにて新作や撮りおろし作品を発表。写真家の荒木経惟は、名勝とされる池泉廻遊式庭園にて最新作「机上の愛」を日本初公開。同作では、人形や人体模型の一部や花などといった机の上に置かれたオブジェなどが写し出された。ラファエル・ダラポルタ(Raphael Dallaporta)は、約3万6千年前の人類最古の壁画が残ると言われる世界遺産のショーヴェ洞窟の作品を発表。保護のため非公開となっているショーヴェ洞窟に6 時間のみ立ち入りを許され、独自の手法で洞窟を360 度撮影したダラポルタが、立体的に配置された4K のLED パネルへ作品を投影したインスタレーションとプリントでショーヴェ洞窟の幻想的かつ礼厳な空間を再現する。パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)など、名だたる著名人をシャッターに収めた”ポートレートの巨匠”として知られるアーノルド・ニューマン(Arnold Newman)は、貴重なオリジナルプリントなどを集めた国内初の大回顧展を開催。「BMW アート・カー by アンディ・ウォーホル」も特別展示される。20 世紀後半にもっとも影響力のあったアーティストのひとりであるロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)は、シャネル銀座ビルディングの設計を手掛けた建築家のピーター・マリーノ(Peter Marino)のプライベートコレクションより、自然美と肉体美、束縛と破壊をテーマにした作品を展示する。その他、被写体の持つ生命力をダイナミックに捉えたポー トレートで世界的に高く評価されているイサベル・ムニョス(Isabel Munoz)や、若手写真家の登竜門をめざすべく設立した「KG + AWARD」で16 年度グランプリを受賞した香港のヴィジュアルアーティストのヤン・カレン(Yan Kallen)などの作品も展示される。また、会期中は数カ所の展覧会を廻る週末ガイドツアーやトークイベント、体験型ワークショップなどのイベントも用意。インターナショナル・ポートフォリオレビューや、展示作家から写真制作を多角的に学べるマスタークラスなどの学生・アマチュア・プロに向けた企画も行われる。002245
2017年01月16日文化服装学院の文化祭「游於藝(げいにあそぶ)」が、2016年11月3日(木)から5日(土)まで開催される。文化祭中は、図書館の一般開放や特別展示、ワークショップなどを行っており、注目イベントが目白押し。ファッションプレスでは、いくつかのトピックをピックアップして紹介する。文化祭のメイン、毎年2万人の来場者を誇るファッションショー文化祭のメインとなるのは、毎年2万人の来場者を誇るファッションショーだ。2016年は「KIZASU きざす」をテーマに、9つのシーンを設けてショーを披露する。詳細記事はこちら>> 「文化服装学院の16年ファッションショー、文化祭「游於藝」で開催」約33万冊の本が揃う図書館が一般開放に!図書館には、貴重書籍を含めて約33万冊の本を用意。フロア内には11万冊の本がずらりと並んでいる。まず、入口右側にはファッション雑誌のコーナーがある。海外と日本のものをあわせて約1000タイトル近くが並び、過去に刊行されたものもアーカイブ資料として揃う。奥には、デザイナーの自伝やこれまでの作品写真を揃えるデザイナー書架、デザンインスピレーションとなる書籍をセレクトしたビジュアルブックスコーナーなども設置。ここだけでしか出会えない本も多い。また、文化祭期間中は「メンズ古今東西」と題した資料展示を実施。雑誌『ポパイ』が創刊40周年、『メンズノンノ』が創刊30周年など、多くの雑誌が節目を迎えるこの年にふさわしい題材だ。中世から近世にかけては、17~19世紀のヨーロッパ各国や日本で発行された貴重資料を紹介。西洋の軍服や武士和装についての書籍が揃っている。一方、近現代のものについては、海外や日本のメンズファッション誌が展示されており、こちらは実際に手に取って見ることができる。世界でも珍しい資料が揃う文化学園服飾博物館文化学園服飾博物館では、“「衣」を通して世界の文化を知る”をテーマに日本だけでなく、アジアやヨーロッパの様々な衣服や染織物を公開している。また、同館の展示に加えて所蔵品を国内外の美術館・博物館に貸し出すなど、「衣」を通した文化交流にも取り組んでいる。なお、1年を通して世界を網羅できるよう、年間で約4回の展示替えが行われる。現在は「日本人と洋服の150年」展を開催中。江戸時代、西洋文化の影響を受けだしたころの和服や、鹿鳴館時代に登場したバッスルスタイルの貴重なドレスなどが展示される。また、仕立ての教本などの歴史書籍も紹介され、その時代日本人が抱いていた洋服への向き合い方の変遷も追える。昭和後期になると、日本人デザイナー海外進出の先駆けとなったケンゾー(KENZO)はもちろん、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)らが登場する。そのほか、本展ではパリコレクションデビュー前のコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)デザイナー川久保玲の作品も公開されている。文化学園ファッションリソースセンター文化学園ファッションリソースセンターは文化学園大学と文化服装学院の付属機関として1999年に開設。センター内は資料室と企画室の2部門で構成。資料室はテキスタイル・映像・コスチュームの3つに分かれている。文化祭期間中は、各資料室を公開すると同時に学生作品展示販売&ワークショップ「Studio Oeuf 2016」が開催される。テキスタイル資料室は“布地の図書館”。8,000点ほどの生地を取り揃えている。生地見本は、これまでコレクションに実際使用された履歴や産地で分別してデータ保管されいる。これら資料は、色柄のイメージからほしいものを検索して実際に手に取ることが可能だ。また、素材の特徴なども詳細に明記されているので、同時に各生地の特性なども把握することができる。70年余り服飾関連資料を蓄積したコスチューム資料室は、日本唯一のスペース。各時代のアイテムをジャケット、ワンピース、フォーマルといったカテゴリーに分け、時代の流れを追うような形で資料を保管している。また、歴代「装苑賞」受賞作品もここに存在する。そのほか1960年代のシャネル(CHANEL)スーツやバーバリー(BURBERRY)初期のトレンチコートなど貴重資料も揃うため、企業からの来訪者なども多くいるという。映像資料室では、パリコレクションなどファッションを中心とした映像資料を保有している。1946年以降の約15万枚の写真のほか、過去のコレクション映像も実際に見ることができる。F館の地下1階で行われている学生作品展示販売&ワークショップ「Studio Oeuf 2016」では色とりどりの雑貨が販売されている。自由な発想に満ちたデザインは、暮らしに彩りを添えてくれそうだ。Ⅱ部ファッションショー「△+□=○ みんなのさんすう」それぞれの個性が際立つⅡ部(夜間部)のファッションショー。テーマは「△+□=○ みんなのさんすう」。Ⅰ部のファッションショーより規模は小さいものの、音楽や照明などの演出を全て学生が手掛けるという点は同じ。合計100体を超えるルックが登場するランウェイはポップから、ストリート、クラシック、エレガントまで多様なムードに移り変わり、全員の個性をプラスしていくことで観客を楽しませる。学生たちのクリエーションを肌で感じられる展示それぞれの館内では、各科に分かれて学生たちが自分たちのクリエーションを発表している。例えば、D館地下1階にあるコンピューターニット実習室のニットデザイン科の生徒たちによる展示。ここでは実際に授業で用いている機械を使って製作したバッグやポケットティッシュケースなどを景品とした、くじ引きを行っている。なお、これら機械は実際に工場でも使われているもの。同校ではプロが用いている機械すべて揃え、より実践的な授業ができるように設備が整えられている。開催概要文化服装学院 文化祭「游於藝(げいにあそぶ)」開催日:2016年11月3日(木)~5日(土)場所:文化服装学院住所:東京都渋谷区代々木3-22-1
2016年11月06日文化服装学院の文化祭「游於藝(げいにあそぶ)」が、2016年11月3日(木)から5日(土)まで開催される。文化祭の中でも毎年2万人以上が訪れるファッションショーは、多くの人を魅了する注目コンテンツ。国内外の企業、繊維団体、産地、そして商社などから素材を提供してもらい、デザインから縫製までを学生と教員が一体となって行っている。今年は物ごとが始まる予感、心の動きを表現する「KIZASU きざす」をテーマに、9つのシーンを設けてショーを披露した。「VERSUS 本能的強さ」ショーの最初を飾ったのは「VERSUS」戦う男たちの強さをテーマに、ワイルドで迫力満点のメンズウェアを提案した。鹿革を使用したジャケットとコートがメインのミリタリールックからは、男性の本能的な強さが感じられる。ダメージ加工だけでなく、錆やメタルを表現した大胆なディテールが目を引いた。「LOOK ME! 編みこまれた誘目」「LOOK ME!」と銘打ったニットのシーン。まさにその名の通り“目立ちたい”と言わんばかりのカラーで、蛍光色や鮮やかなイエローを多用している。ニットの中に綿を詰め込んで立体的に表現したり、フリンジ上に糸を揺らしたり、ニットとは思えないほどの表情の豊かさが印象的であった。「OOPS」わたしの中にたくさんの遊び心が洋服となって動きだし、沢山の笑顔と驚きを作り出す。それがシーン6で登場した「OOPS」。幾枚ものシャツを段々に重ねて、デフォルメしたパンツに大量のシャツを詰め込んで……。オリジナルのテキスタイルとしてギンガムチェックと白を使い、面白さとかっこよさをマッチさせた。「Blue period 才能の意味を問い、私達は紡ぐ トリビュートとして」ピカソが青の絵の具のみを使用して、暗い雰囲気の絵を描いた時代がここに蘇った。「Blue period 」では、カイハラ提供のオンスも濃淡も異なるデニム使いと巧みなハンドワークでデザインを構成。洋服には絵画が立体的に描かれていて、人物像や神秘的な太陽がほほ笑んでいる。「flash trap 奴らの強烈的な自己主張」忌野清志郎からインスピレーションを得たという、ド派手なメンズスーツを提案した「flash trap」がランウェイの最後を飾った。ベルボトムやタイトなシャツ、ジャケットでスタイリング。強烈な光を放つカラーサテンやレースをオリジナルの奇抜なプリントで彩り、キラキラ輝く小物やディテールで、男性らしさと共に色気を出した。開催概要文化服装学院 文化祭「游於藝(げいにあそぶ)」開催日:2016年11月3日(木)~5日(土)場所:文化服装学院住所:東京都渋谷区代々木3-22-1■ファッションショー「KIZASU(きざす)」場所:遠藤記念館大ホール開催時刻:10:00、11:30、13:00、14:30、16:00、18:00※最終日は16:00で終了。※所要時間 約30分。
2016年11月06日11月2日(水)~13日(日)京都文化博物館で開催され、今年で第8回を迎える、世界で唯一“歴史”にフォーカスした映画祭《京都ヒストリカ国際映画祭》の全ラインナップが本日発表された。「第8回京都ヒストリカ国際映画祭」チケット情報今年一番の注目作は、『ジェイソン・ボーン』(10月7日(金)全国公開)でも一際存在感を放つ名優であり、日本では缶コーヒーのCMでもおなじみのハリウッドスター、トミー・リー・ジョーンズが監督・主演を務めた、第67回カンヌ国際映画祭コンペティション正式出品作品『ホームズマン』(14)だ。『ホームズマン』は、19世紀アメリカ中西部の開拓地を舞台に、ヒラリー・スワンク演じるヒロインらとトミー・リー・ジョーンズ演じる流れ者の男が旅をするロードムービーで、緊迫感溢れる映像と、現代に通じる問題を歴史から見据えた意欲作。しかも、トミー・リー・ジョーンズ本人が来場し、日本初上映後にトークショーを開催する予定。昨年インド史上最高のヒット作となった大河アクション超大作『BAAHUBALI(バーフバリ):THE BEGINNING』(原題)をオープニング作品として日本初上映するほか、テーマを絞って歴史映画を特集する「ヒストリカ・フォーカス」では<忍者エボリューション>と題し忍者の歴史を遡る作品を、世界の最新歴史映画を集めた「ヒストリカ・ワールド」では北欧から届いたハリーポッター風歴史ファンタジーなど全22作品を上映。監督や俳優だけでなく、映画制作のスタッフらによる映画作りの裏側が聞ける濃密なトークなども実施する。チケットは、10月8日(土)より発売。
2016年10月04日秋といえば文化祭シーズンですよね。仲間とワイワイ盛り上がるのはもちろん「文化祭で素敵な出会いがあったらいいな・・・」なんてひそかに考えている女性は多いはず。そこで今回は「文化祭で彼氏をゲットする方法」について20代男女からの意見をもとにまとめてみました。■1.とにかく連絡先を交換「私は女子大に通っているので、文化祭は絶好の出会いの場所!遊びに来てくれた男性とはとりあえず連絡先を交換しまくっています(笑)」(20歳/女性/大学生)「一応LINEだけは交換しておくかな。やり取りをしていて『なんか噛み合わないな・・・』と思ったら返信しなきゃいいだけだし。」(22歳/女性/大学生)せっかく他校の男性と知り合えるチャンス!よっぽど「生理的に無理・・・」と思う男性でなければ、まずは連絡先を交換しておきましょう。それに文化祭で知り合った男性から、さらなる人脈を広げられる可能性もあります。「あのときLINE聞いとけば良かったな・・・」なんて後悔だけは絶対しないように!■2.呼び込みにまわる「私は高校生の頃から文化祭では呼び込みにまわることが多いです。そのほうが男性と気軽に話すことができるので(笑)」(21歳/女性/大学生)「もしよかったらたこ焼き食べに来てくださ~い!」など、一番自然に男性に話しかけることができるのが呼び込み。そこから気の合う男性と仲良くなれることもあるかもしれません。みんながあまりやりたがらない呼び込みだからこそ、仲間からも重宝されて一石二鳥かも!?■3.ノリや見た目を重視「文化祭はいつもよりちょっと派手にしたほうが良いよ!高校生は可能な範囲でスカートを短くしたり・・・(笑)でもメイクはナチュラルなほうが男ウケすると思う。」(25歳/女性/受付)「明るい子は話しかけやすい!だけど見た目がギャルすぎる子はちょっと無理かな・・・。」(22歳/男性/大学生)男性側もちょっとお堅そうな女子をナンパするのは勇気がいるもの。一見軽く見える男性だって、内心は「拒否られたらどうしよう・・・」とドキドキしているはず。ただし、あまり奇抜すぎるファッションやメイクは避けておいたほうが無難。男性が安心して話しかけられるようなノリや見た目を目指しましょう!■4.特定の男性と話し込まない「ずっと特定の男性と話し込んでいる女子には声をかけづらいよね。普通に『彼氏かな』と思ってしまう。」(22歳/男性/大学生)たまに文化祭中も男女2対2くらいでずっと話し込んでる人っていますよね。あれって周囲から見たら「カップル同士が話し込んでるな~」としか見えないもの。もしただの友人同士で話しているだけなのであれば、出会いのチャンスを逃していてちょっともったいないかも。仮に「いいな」と思う人がいても、文化祭当日は軽く話す程度にとどめておいたほうが良いかも。■おわりに文化祭で彼氏をゲットするためには、うまく立ち回ることが大切。特に「文化祭をきっかけに好きな人を見つけたい」と考えている人は、まずは広く浅く男性と仲良くなるようにしましょう!(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年10月01日ミロク情報サービス(MJS)は、文化活動や環境・社会活動の一環として東京藝術大学が創設した「ユーラシア文化交流センター」の活動に賛同し、活動への支援を4月より開始する。東京藝術大学が創設した「ユーラシア文化交流センター」は、ユーラシア全体の文化遺産の保護・修復、複製制作、遺産活用に関する情報を集め、文化的発展に深く貢献する国際ネットワークの構築を目的としている。同大学では、元東京藝術大学学長 故平山郁夫画伯が、国際社会に訴え内戦の混乱時にアフガニスタンから流出してしまった文化財を数多く保護するなど、古くからユーラシア文化の保護に深く携わっている。現在同センターでは、2001年に爆破されたバーミヤン東大仏の天井壁画「太陽神と飛天」を同大が特許を持つ特許技術を用いて、原寸大で復元する世界初の試みが行われており、4月12日から6月19日の間に東京藝術大学美術館陳館で開催されるアフガニスタン特別展「『素心 バーミヤン大仏天井壁画』~流出文化財とともに~」(入場無料)で展示される予定。ミロク情報サービスは、「豊かな生活の実現」、「文化活動への参加」、「社会的人格の錬成」という同社の企業理念に基づき、「東京国立博物館」や「文化財保護・芸術研究助成財団」の支援を継続的に行っている。同社は、「ユーラシア文化交流センター」への支援を通じて、今後も文化遺産の保護など、様々な社会貢献活動を行っていきたいとしている。
2016年03月14日2016年2月6日(土)、ディファ有明でTVアニメ『がっこうぐらし!』スペシャルイベント「巡ヶ丘学院高校 グレート文化祭!」の昼・夜公演が行われた。オープニングは、学園生活部の「ふ・れ・ん・ど・し・た・い」(TVサイズ)から。水瀬いのり(丈槍 由紀役)、 小澤亜李(恵飛須沢 胡桃役)、M・A・O(若狭 悠里役)、高橋李依(直樹 美紀役)が笑顔いっぱいで歌うと、 この日は司会進行を担当した茅野愛衣(佐倉 慈役)と加藤英美里(太郎丸役)も登壇。TVアニメ『がっこうぐらし!』のメインキャストが一堂に会した。まずは「がっこうトーク」と題して、キャストの選ぶベストシーンを3つ振り返るコーナーからスタート。TVシリーズ全12話を見た人なら思い出深いであろう、めぐねえ(佐倉 慈)や太郎丸に関するシーンの映像などが流れ、『がっこうぐらし!』愛溢れるトークを繰り広げていた。続く「室内運動会」は、チームに分かれて賞品をかけて対決するコーナー。昼公演では、観客が4つのキーワードを同時に叫び、何と言っているのかを判断する「ハイパー聞き耳勝負」、夜公演では観客に対してキャストが質問をし、それに該当している人が少ないほうが勝ちという「電光石火該当勝負」で対決。さらに両公演で行われた「ウルトラ大玉送り」でも、観客を巻き込んで大いに盛り上がった。昼と夜でまったく違う内容となったオリジナル朗読は、BGMがアニメの音楽を担当した柏森進氏による生演奏という、なんとも贅沢な演出。昼公演の「ゴブリンズ・アンド・ビーンズ」は、学校行事として豆まきを楽しむストーリーで、学園生活部とめぐねえと太郎丸のやり取りが、オールキャストの熱演で展開された。夜公演の「フォーゲット・ミー・ノット」は、学園生活部が新天地を目指し高校を出発したあとの話となっており、みーくん(直樹美紀)が夢か現実の中で、めぐねえや太郎丸に出会うという内容。夜公演の朗読劇では、会場の観客にも「かれら」役で参加を促す場面があり、出演者のキャスト・アーティストのみならず、観客も一緒にステージを盛り上げる演出が行われた。朗読劇終了後は、劇を締めくくる形で、黒崎真音による生ライブが行われ、昼公演では「ハーモナイズ・クローバー」、夜公演では「アフターグロウ」が披露された。以降はライブパートに移り、その後、4話のエンディングで流れた「We took each other’s hand」を、シークレットで澤田かおり(Vo)と中塚武(Kb)が生で初披露。さらに佐倉慈のキャラクターソング「あなたとSTORY」を茅野愛衣が優しく歌い、学園生活部の「卒業あるばむ」がその後に続いた。ライブ中は、スクリーンに『がっこうぐらし!』の印象的なシーンをセレクトした映像が流れ、あらためて作品を思い返すことができた。最後は再び出演者全員が登壇し、イベントの感想とそれぞれの『がっこうぐらし!』への思いが語られたが、作品が大好きで、まだまだ続きが見てみたいという共通の思いのあふれる内容となった。さらに、以前にアニメ『がっこうぐらし!』公式Twitterフォロワー5万人突破記念企画で、リクエスト第1位だった「LINEスタンプ」が現在制作進行中であることが明かされた。そしてエンディングはやはりこの曲ということで、学園生活部4人が「ふ・れ・ん・ど・し・た・い」をフルバージョンで、観客と共に歌い、最後もやはり飛び切りの笑顔でイベントを締めくくった。
2016年02月10日