「たまには遊んであげればいいのに…」子どもと遊ぶことなく、夕食後にスマホのゲーム画面を見続ける夫を見て、私はそう思いました。子どもにとって少しでも「良き父親」であってほしい。そのために私はどんなことをすればいいのか。そう考え、周囲のママたちに相談すると、イクメン育成に効果のある声がけがあることが判明! そこで、実際に言ってみて反応が良く、父親としての自意識が芽生え始めたかな? と感じた声がけをまとめてみましたので、ご紹介しましょう。■夫をイクメンにする魔法の言葉 その1「パパが帰ってくるときが、いちばんテンションあがってる」子どもが最も喜ぶ瞬間はずばり「パパが仕事から帰ってくるとき」。そうした意味の声がけをことあるごとにします。すると「おれって子どもに愛されてるな」「もしかするとママより好かれてるかもな…」と、とても気分が良くなるようです。好意を寄せられている相手には、誰でも優しくなりますよね。わが夫は、この言葉によって子どもに接する態度が優しくなり、子どもの相手をする時間が増えました。明らかに子どものテンションがあがっていない場合は使えませんが、そんなときは「パパは何時に帰ってくるの? ってさっきまでしつこくてさ…」など、見えないところで子どもがパパを慕っていることをこっそり耳打ちするのもいいかもしれません。 ■夫をイクメンにする魔法の言葉 その2「(子どもに向かって)今日もかっこいいね! パパそっくり!」子どもに言っているようで、実は夫をほめている言葉です。夫をほめるのは照れくさい、という人でもこの言い方ならアリではないでしょうか。朝、わが子が着替えをすませたときや、顔を洗ってすっきりしたタイミングで声をかけましょう。近くでこの言葉を聞いていた夫はまんざらでもない気分になり、子ども=自分と認識して子どもをよりかわいがってくれるようになりました。女の子の場合は「笑ったときの目元がパパそっくりでかわいいね~」など、表情や部分的なパーツをほめるといいですね。■夫をイクメンにする魔法の言葉 その3「疲れてても子育ての話とか聞いてくれて、この人で良かったなーって」夫を含め、第三者と話している最中に「夫と一緒になって良かった」という意味のことを口にします。これも夫本人に向けられた言葉ではありませんが、間接的にほめられて、うれしい気持ちになるようです。特に義両親宅での効果は絶大。「子どものオムツ替えやお風呂も〇〇さん(夫)が手伝ってくれるので、いつも助かってます」というだけで、自宅に帰ってきてから積極的に子育てに動いてくれるようになりました! 3つの中では最も効果を感じた言葉がけなので、義両親宅に招かれた際などは必ずこの言葉がけをするようにしています。「夫の気持ちを盛り立てる」ことは、イクメンへと近づけるだけでなく家庭の雰囲気をやわらかくする効果もあります。子育てに無頓着な夫も、こうした自然な言葉がけで「子どもともっと遊ぼうかな」「もっと協力しようかな」という気持ちが芽生えてくるかもしれません。夫が子育てに非協力的で困っている… とお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね!
2016年07月03日女性の社会進出が当たり前になっている今、家事や育児はもはや女性だけの仕事ではなくなりつつあります。それに伴って世間では“イクメン”と呼ばれる男性たちが増加しており、芸能人でもSNSやブログで自身のイクメンぶりを披露している人をよく見かけますね。「育児に参加する男性ってステキ!」と、女性たちからもてはやされるイクメンですが、実際のところは“外面”がいいだけという男性もいるようで……。そこで今回は、そんな夫たちの“イクメン気取り”にイライラしているママの声を集めてみました!先輩ママたちが経験した“夫のイクメン気取りあるある”、共感できますか?●夫の“イクメン気取り”にイライラしたエピソード4つ●(1)義実家ではイクメンぶる『普段は全然育児を手伝わないくせに、私の実家に来たときだけイクメンぶるのが本当にイラつく。うちの両親はそれに騙されて「いい男掴まえたね」とか言ってくるけど苦笑いしかできない。普段からやれよ』(32歳女性/2歳男児のママ)“仮面イクメン”の特徴の一つに、“外面がいい”というものがありますが、自宅では育児放棄してるクセに外ではイクメンぶる感じは見てて薄ら寒いですよね。「普段は育児しないのにね〜」とか言ってやりたくなります。というか、人前でだけイクメンぶってる男は大概あなたのことを“ナメて”ます ので、一度ガツンと言って恥をかかせた方がいいかもしれません。人によっては普段から育児に参加するようになるかもしれませんよ。●(2)「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる『ウチの旦那はたまにしか育児しないくせに、ご飯や寝かしつけがスムーズにいったら「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる。数回うまくいったからって何?って感じ 。こちとら何百回何千回ってやっとるわ!』(28歳女性/1歳女児、3歳男児のママ)これもあるあるですね〜。たまに気まぐれで育児に参加して、少しでもうまくいったら「俺の方がうまい」とか言ってくる感じ。完全にビギナーズラックですし、日頃から子どもと接しているママよりもうまいはずはありません。本来なら「んなわけねーだろボケ!」と言い返したいところですが、夫を本当にイクメンにするためには“褒める”ことが何よりも大切なので、「そうかもね」とか適当に相づち打つしかないところも歯がゆいです。●(3)汚れ仕事は絶対にやらない『自称イクメンな夫。たしかに休日は子どもと公園に出かけたり遊んだりしてくれますが、おむつ替えだけは絶対やりません。理由は「汚いから」 。育児をナメるなよ!って言ってやりたいです』(35歳女性/0歳男児、2歳男児のママ)育児の楽しい面だけ味わって、面倒なことは全てママ任せというパパも多いですね。仕事から帰ってくるなり子どもを起こし、気が済むまで遊んだら泣いている子どもをママへパスして自分は寝る、という黄金パターンもこれに当てはまりますが、疲れが極限に達しているときにこれをされると、○してやりたい気持ちに襲われますよね。イクメンと名乗る以上、楽しいことも面倒なことも合わせて引き受けて欲しい ものです。●(4)イクメンぶりを“盛る”『夫は普段育児をしないくせに、ブログやSNSでは頻繁に子どもの画像を上げます。この前も、「今日は一日公園で遊びました」などとイクメンアピールをしていました。いやお前、20分で心折れて帰ってきただろ』(27歳女性/3歳男児のママ)こういう話、多いですよね。正直、芸能人でもブログやSNSで“イクメンアピール”している人の一部は“仮面イクメン”なんじゃないかと思っています。男性は見栄を張りたい動物なので多少“盛る”のは仕方ないのかもしれませんが、あまりにも盛りすぎるとそれは“ウソ”になるんだ ということを知って欲しいですね。あと純粋に“盛るのはダサい”ということにも留意してほしいものです。----------いかがでしたか?育児を手伝ってくれるのはとてもありがたいことですが、中途半端な“イクメン気取り”は逆に癪に障るのでやめてほしいですね。とはいえ、夫を完璧な“イクメン”にできるかどうかは、ママの腕にかかっています。『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』の精神を大事に、夫を育てていきたいですね。●文章/パピマミ編集部
2016年06月22日【パパからのご相談】先日、妻が産後2週間の里帰りを終え自宅に戻ってきました。家族3人での新たな生活がスタートしたのですが、育児に加えて家事も頑張ってくれている妻に、短時間でも外出などができる自由な時間を過ごしてほしいと思っています。でも、子どもはまだ生まれたての赤ちゃんで、何をしても無反応です。赤ちゃんと2人きりで過ごすとき、正直どう触れ合っていいのか分かりません。なにか遊びのいいアイデアはありますか?●A. 赤ちゃんに優しく触れ合ったり、語りかけたりしてみて。ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。赤ちゃんのいる生活はいかがでしょうか。今は不慣れなことも多いと思いますが、ご相談者様の優しい気持ち、全国のママたちが応援していますよ!生まれたての赤ちゃんは、まだ昼夜の区別はついておらず、飲んでは寝るというサイクルを繰り返しているころです。感情も未発達。快と不快から始まり、2〜3か月ごろからあやされて喜んだり満足したりなどの複雑な感情が芽生えてきます。感情がないといって、生まれたての赤ちゃんを抱きながら常にスマートフォンとにらめっこ、とはもったいない話です。生まれたときから、赤ちゃんとパパ・ママとの信頼関係の形成は始まっています。優しく触れたり、たくさん語りかけたりしてあげると赤ちゃんは安らぎ、心地よい気分になります。感情に表せなくても、赤ちゃんはちゃんと受け止めている のです。今回は、県の医師会監修の月齢別コミュニケーションの取り方をまとめてみました。これを読んで、パパもイクメン目指して頑張ってくださいね!●0~1か月の赤ちゃんは、優しい声をかけながら触れ合って●(1)ほっぺをつんつんしてみましょう生まれたての赤ちゃんは、特に肌の刺激に敏感 です。優しく触れられたり、抱っこされたりすることによって心地よさを感じます。このころはまだ視力もあまりありませんが、顔を近づけて目と目を合わせ、ほっぺを指でつんつんしてみましょう。笑顔で語りかけたり、オリジナルの歌を作って歌いながら触れ合ったりするなど工夫してあげると、赤ちゃんとの信頼関係も自然に育っていきます。●(2)おなかの上に乗せて、ゆったりと赤ちゃんが一番安心するのは、パパやママと密着すること。どの月齢の赤ちゃんとでも、親子のきずなを育むのにぴったりな方法と言われています。ゆったりとした気持ちでパパやママが仰向けになり、おなかの上に赤ちゃんを寝かせるようにして抱っこしてみましょう。このころの赤ちゃんは首がまだ座っていないので、首は横向き に寝かせてあげましょう。頭を支えながらゆらゆらとそっと揺れてみるのもおすすめです。●(3)抱っこしながら、歌でゆらゆら横向きで優しく抱っこし、童謡などをゆっくり歌ってあげながらリズムに合わせてゆらゆらしてみましょう。パパは慣れていない抱っこに緊張するかもしれませんが、肩の力を抜いて赤ちゃんを包み込むような形 で抱っこしてあげてくださいね。歌は恥ずかしいというパパもいるかもしれませんが、優しいメロディーのCDなどをうまく使ってみてください。また、抱っこしているときは首をしっかり支えましょう。激しく揺らすのは危険です。CDなどをかける場合も、音量には十分注意しましょう。●2~3か月の赤ちゃんは、お散歩で新しい刺激を●(1)おなかに口を当て、ブーッと息を吹いてみましょう赤ちゃんに「今からおなかにブーするね」などと話しかけながらおなかに口を当てて、初めは優しくブーッと息を吹きかけてみてください。「くすぐったい」という感覚と音が、赤ちゃんの脳や心を発達させる そう。これは2~3か月以降のどんな月齢の赤ちゃんも楽しめるスキンシップの一つです。また、パパもママも一緒に楽しむことが赤ちゃんに楽しさが伝わるポイントです。●(2)五感を使った遊びを始めましょうどのご家庭にもあるレジ袋や紙袋を、丸めたりこすったりしてさまざまな音を聞かせてあげましょう 。皮膚に当たる感覚も育つころなので、積み木をほっぺにペタンと当ててみたり、でこぼこしているものを触らせたりしてみましょう。赤ちゃんにとっては全てが新しくて不思議なことばかり。声をかけながら遊んであげましょう。●(3)お散歩で世界を広げて2~3か月の赤ちゃんは、特に音に関心がある とされています。一歩外に出ると、鳥の鳴き声や風のそよぎ、花の香りなど刺激がいっぱい。大人が普段気にもとめないことが、赤ちゃんの世界をどんどん広げてくれます。パパもママも注意深くそれらをキャッチしながら、「風が気持ちいいね」「小鳥さんの鳴き声聞こえるかな?」などとたくさん語りかけてあげるのがポイントです。赤ちゃんの反応を待つのではなく、親子で触れ合いながら、「赤ちゃんの感情や親子のきずなを育てる」という気持ちで赤ちゃんとコミュニケーションをとることができたらいいですね。【参考文献】・『パパスイッチオン! ぎふイクメンへの道』岐阜県医師会・監修●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年06月12日外では仕事を頑張ってくれるパパですが、家の中では散らかしっぱなし、いつでもマイペース…。そんなパパに対して、思わずキツい言葉を言ってしまうことはありませんか? でもそれでは、パパが傷つくだけでメリットはないようです。ママが自慢したくなるパパになってもらうためのヒケツを池内ひろ美さんに聞きました。お話を聞いたのは池内ひろ美さんいけうち・ひろみ夫婦・家族問題評論家。著書に「読むだけで『いい夫婦』になる本」(講談社文庫)など多数。「妻によるDV」を扱った著作のほか、離婚から結婚、恋愛、夫婦・家族・親子、教育に関わる作品を発表し続けている。6つのシーン別言いがちNGワードをチェックその一言がパパをめげさせているかも?イラッときたときこそ、言葉遣いを改める良いチャンスです!シーン1ママが忙しいのにテレビやゲームゴロゴロしていられていいよね!嫌みではなく理想の姿を言葉にしてパパをその気にさせる嫌みを言われてもパパは反省しません。「そんなに言うなら、意地でもゴロゴロしてやるさ」、これがパパの心境です。パパの頭には、自分のプライドを傷つけた「ゴロゴロしている」という言葉が残り、その姿を実現する方向にいってしまうんですね。この特性を逆手に取って、理想の姿を口にしてみましょう。例えば、「ママ友にあなたのこと、〝休日でもポロシャツ姿で、さっそうとしてるわね〞って言われちゃった!」と言えば、パパの脳内は「俺ってさっそうとしてる」モードになります(笑)。その姿を実現するため、自然と行動が伴うはずです。シーン2片付けない、服を脱ぎっぱなしだらしない! 片付けてよ!片付けは自分のためと割り切って手を抜くのも夫婦円満のヒケツパパが片付けないのは、散らかっていても平気だから。一方、ママが片付けたいのは、自分にとってきれいな部屋が快適だからですよね。「家族のために片付けてるのに、私ばかり苦労している」と思うから腹が立つので、「片付けは自分のため」と捉えてみませんか。そこまで割り切るのはなかなか…と思うかもしれませんが、これも夫婦円満のヒケツ。「自分のため」と思えば、忙しいときや疲れているときは手を抜くことができます。自分が手を抜けば、人の手抜きを許せる余裕ができます。自分にも相手にも完璧を求めず、許し合える関係でいきましょう!シーン3たまに手伝うとすごくエラそう私はいっつもやってますけど!「ありがとう」と言ってパパの承認欲求を満たせば自然に回数が増えるはずたいていの男性は、母親が家事をし、父親が仕事をする姿を見て育っています。「家事は女性の役割」と思っているパパにとっては、10回のうち、たった1回手伝っただけだとしても、これは偉業。誇らしい気持ち・褒められたい気持ちでいっぱいになっています。「私はいつもやってるのに」「それくらいで偉そうに」と言いたい気持ちはぐっと我慢して、まずはそのサービス精神にお礼を言いましょう。パパの承認欲求を何より満たしてくれるのは、ママからの「ありがとう」です。手伝うたびにいい気持ちになれば、自然と回数も、2回、3回…と増えると思いますよ。シーン4複数のことを同時にこなせないどうしてできないの!?やり方を具体的に伝えてパパに新しい行動パターンをインプットする私たち女性は、子どもを抱っこしながら電話に出て、やかんが沸いたら火を止め、宅配便が来たらハンコを押して…と、同時に複数のことをこなせます。けれど男性は一度に1つのことしか処理できません。子どもを抱いている間に宅配便が来たら、「誰か来たぞー」と、ママを呼ぶはめになってしまうんです。そんな時は、できないことを怒るのではなく、「子どもを抱っこしながら出て」と言いましょう。取るべき行動を具体的に言葉にすることで、パパの中には「抱っこしながら出ればいいんだ」という新しい行動パターンがインプットされていきます。シーン5何回教えても家事のやり方が違う何度言ったら分かるの?プライドを傷つけずにパパが自分で気付ける方法で伝える例えば、パパに食器洗いを任せたとき。終わった後の流し台がビショビショになっていたとしても、まずはお礼を言いましょう。その上で、ママの満足いくやり方をどう伝えるかですが、毎回直されるとやる気が下がってしまうので、3回のうち2回はこっそりママが拭きます。そして残りの1回は、あえてパパの見ている前で拭くことで、「俺がビショビショにしちゃったんだな」と気付けます。子どもに対するのと同じように「何もかも教える」という姿勢はパパのプライドを傷つけるだけ。頼りにされるからこそ、頼りがいのあるパパになっていくのです。シーン6子どもより自分を優先させるちょっとは子どものことも考えてよ!ママがパパのことを優先させればパパは子どもを優先させる少し厳しい言い方になりますが、これは普段、いかにママがパパを優先していないかの現れ。ママは子どもに対しては、「すごい!」「できたね!」と褒めるのに、パパのことは褒める必要がないと思っているからです。けれど、パパだって手伝ったら褒められたいし、疲れていたらいたわってもらいたいもの。けれど、誰も自分のことを褒めてくれないから、自分で自分を優先せざるを得ないんです。ママにはぜひ「おうちの中ではパパが一番」という姿勢でいてもらいたいですね。そうすれば、パパの方にも自然と子どもを優先させる余裕が生まれるはずです。Q1パパに対してキツい言動を取ることがありますか?Q2子どもの前でパパを否定する言葉を言いますか?<あんふぁん読者アンケート>※2016年3月2日~4月12日WEBアンケート、有効回答数1019人パパへの陰口と収入へのダメ出しは絶対禁句前ページで6つのNG例を紹介してきましたが、一緒に暮らしていれば、腹が立つことがあるのは当然。ダメと分かっていても、ついキツい言い方をすることもあると思います。ただ、絶対に避けてほしいのは、次の2つです。1つは、子どもの前でパパの陰口を言うこと。ママとパパはもともと他人ですが、子どもは、ママとパパから半分ずつ血を分けている存在です。例えば、「パパってうそつきね」というセリフは、子どもには「あなたの体の半分はうそつきだ」と言われているのと同じことです。このように育っては、自己評価が低くなり、自尊心も育ちません。もう1つは、パパの給料や収入にダメ出しをすること。「だらしがない」や「子どものことを考えない」という言葉はまだ、パパにとっては逃げ道のあるダメ出しです。なぜなら、「だって片付けや子育てはママの仕事でしょ」という言い訳が成り立つから。でも、給料が安い・収入が低いという指摘は、パパの本分へのダメ出しになります。あなたが働いていてもいなくても、パパの誇り・存在意義をも深く傷つけるので、決して口には出さないでください。夫婦はお互いの鏡「ありがとう」の気持ちを忘れずにここまで読んだママの中には、「私が家事も育児も頑張っていることに対しては、パパは当たり前と思っているのに、私だけパパを気遣うなんておかしい」と思う方もいるかもしれません。それでは質問ですが、ママはパパの給料日に「ありがとう」と言っているでしょうか?給料が入るのは当たり前と思っていませんか。夫婦は鏡のようなもの。「パパがお礼を言ってくれれば、私だってお礼を言うわよ」とママが思っているとしたら、パパの方も同じように思っていると考えてください。だから、「パパ、いつもお仕事ありがとう」と言えば、「ママも、家事・育児ご苦労さま」と返ってくるはず。文句や嫌みを言うのはエネルギーを使うし、眉間にシワが寄って、確実に〝ブサイク〟になっているはず(笑)。笑顔で「ありがとう」と言えば、5文字で済んで簡単だし、美容にもいい。出し惜しみしているのはもったいないですよ。結婚前は誰だってサービス精神旺盛な男性だった「うちのパパは何もやってくれない」と思っているママは、結婚前を思い出してください。パパはあなたを振り向かせるため、必死にサービスをしてくれませんでしたか?あなたはそれに対して「ありがとう」の言葉を惜しみなく言いませんでしたか?それがいつからか、ママからのお礼がなくなり、パパのサービスは空振りに終わり、結果「うちのパパは何もしてくれない」という事態になっているわけです。あなたが結婚相手に選んだ人なんですから、パパのサービス精神は隠れているだけです。その意欲を引き出すのはママ自身。やってもらったら「ありがとう」とお礼を言うこと。頼むときは「ごめんね、お願い」と添えることです。最後にもう1つ、私が夫婦円満のコツだと考えているのは「関心を持って、干渉はしない」こと。関心というのは、「仕事が大変そうだね」とねぎらったり、パパの趣味を一緒にやってみたりすることです。一方、仕事の内容にまで余計な口を挟んだりするのが干渉です。大事なのは、相手の問題と自分の問題とをきっちり分けつつ、相手への気遣いは忘れないこと。夫婦円満な家庭を築いていきましょう!監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/HARANIKU Tsuyako
2016年06月08日「男だって育児に参加するもの」と考える男性が多くなり、イクメン夫が増えたのは非常に喜ばしいこと。しかし同時に、それほど役に立っていないにも関わらず、「俺ってイクメンでしょ?」という顔をする、「自称イクメン夫」も増えているようです。自称イクメン夫の妻たちに、その実態を解説してもらいました。■外面だけイクメン!最初は、2歳と5歳のお子さんを持つSさんのエピソードです。「うちの夫は、休みのたびに子どもたちと家の外で遊んでいます。もちろん、休日に子どもと遊んでくれるのはありがたいのですが…」これだけを聞けば、まさに「イクメン」といった印象。しかし、実情は少し違うようです。「夫は、一歩家の中に入ると、育児も家事も、まったく手伝いません。それどころか、家の中ではスマホをいじったり、テレビをみたりしているだけで、子どもと遊ぶことはほとんどなし。結局、ご近所さんに『旦那さん、イクメンでいいわね~』と言われたいだけなんです」たしかにこれで「俺ってイクメン!」と胸を張られては、ちょっと違うんじゃない? と言いたくなりますね。見栄っ張りのようなので、「隣の奥さんが、『Sさんの旦那さんは、家事もいろいろやってくれるんでしょ? うらやましい!』って言ってたよ」と伝えてみたら、案外率先して手伝ってくれるようになるかも? ■育休を取ってくれたのはありがたいけど…続いては、0歳児の子育てに奮闘する新米ママ・Yさんのエピソード。「子どもが産まれて少したってから、夫が育休を取得してくれました。私もはじめての出産・育児で不安なことがたくさんありましたし、夫の育休取得はありがたかったのですが…」出産直後はYさんのお母さんが手伝いに来てくれていたとのこと。そして、お母さんが実家に戻ったあと、いよいよ赤ちゃん・Yさん・夫の3人の新生活がスタートしました。「もともと不器用な夫。しかも、子どもの扱いに慣れていませんから、育児に関しては完全に戦力外でした。それなら家事を…と思ったものの、夫はそれまで家事なんてまったくやってこなかったため、こちらも想像以上にダメ。結局、家事も育児も私一人でこなしている感じで、正直『こんなことなら、会社に行ってほしい…』と思ってしまいました」夫が育休を取ってくれたら心強いことはたしかですが、「手伝ってもらえる!」と喜ぶのは早計。まずは「夫に任せられること」を見極めて、育児や家事の分担を事前にしっかりと話し合っておくべきかもしれませんね。積極的に育児に関わろうとしてくれる夫がいるのは幸せなことだと思います。ただ、妊娠中に少しずつ親になっていくママと違い、パパの自覚はそう簡単に芽生えないとも言われています。ここで「アンタは全然イクメンじゃない!」と頭ごなしに否定しては、夫が育児から手を引いてしまう可能性も。たとえ今は「自称イクメン」でも、いつかは「真のイクメン夫」になってくれると信じて、「ありがとう、あなたみたいなイクメン夫がいてくれて、助かってるよ」と褒めて伸ばすのが得策かもしれません。
2016年05月18日▲今回の共働きパパ:杉山寛さん(34歳) GMOペパボ株式会社 ・プロモーション戦略グループ マネージャー。入社10年目。自社のインターネットサービスのプロモーションを、企画・分析まで行う。2015年以降はハンドメイドマーケット「 minne 」のプロモーションがメインに。現在はともに働く仲間の募集に注力中。・奥さま : 29歳。社内恋愛で結婚。いまも同じ会社で働いている。・お子さん : 2人(6歳と4歳)・平均帰宅時間 : 22時【自己採点】杉山パパの「パパ力」……70点/100点ママのコメントは文末(3ページ目)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■弁当男子がパパに! 社内夫婦円満の秘訣【チェックポイント1:パパの自覚】街で赤ちゃんがやたら目にとまり、パパの自覚が芽生えたいまの奥さんとは職場で知り合いました。僕が27歳のときなので、奥さんは22歳でしたね。交際期間は半年で、いわゆる「できちゃった結婚」です。結婚願望や予定はなかったのですが、妊娠が分かったときに自然と結婚しようと思えました。僕から見た奥さんは一見おっとりしているのですが、しっかりもの…というか、ちゃっかりしているという印象は結婚したいまも変わっていません。奥さんは現在も同じ職場で働いているので、僕が忙しいときなど、仕事に理解があるので助かっています。――「パパ」の自覚はいつ頃芽生えましたか?赤ちゃんが生まれて、首もすわって、一緒に外へ行くようになってからでしょうか。街の見え方が一変したんですよ。まず赤ちゃんがとても目にとまるようになって、世の中に結構赤ちゃんっているんだなと思いました。ベビーカーが通りやすいかどうか、いつのまにかチェックしてる自分に気がついて、父親になったんだな、と思いました。【チェックポイント2:パパの家事】なんと元・弁当男子! 炊事の目的は「コントロール」【杉山パパの家事分担表】---平日---<朝>・登園準備・朝ご飯を食べさせる・保育園登園<夜>・食器洗い・自分のつまみをつくる---休日---<昼>・習い事への送り迎え・掃除洗濯の手伝い<夜>・子供たちとお風呂入る・寝かしつけ――平日に朝ご飯をつくられているそうですが、毎日ですか?毎日ではないんですが、できるときは頑張っています。簡単なものばかりですけどね。「弁当男子」って知っていますか? 数年前に話題になった、会社に自作のお弁当をつくっていく男性のことなんですが、僕、「弁当男子」だったので食事をつくるのは苦じゃないんです。きっかけは独身時代のダイエットです。「ダイエットには食事制限だろう!」と、自炊をはじめました。最初はベーグルなんかをつくっていたんですけど、とにかく食事を「コントロール」したくて、昼ご飯も弁当をつくって持っていくようになったんですよね。僕は残業も多いし、当日急に飲み会に参加することもあるので、絶対に家で食べることが分かっている日しか夕飯を用意してもらっていません。でも、じつは帰りにスーパーへ寄って、夕飯の材料を買ったりするのは楽しみなんです。――外で食べて帰ろうとは思わないんですか?そうですね。食事を自分でコントロールしたいので、なるべくつくるようにしています。 ■仕事好き夫婦「僕の方が優遇してもらっている」家事分担――朝の「登園準備」はどんなことをされているのですか?いま奥さんは、8時から17時までの時差出勤で働いているので、朝は一番に出かけていきます。だから、朝はなるべく僕がやります。子どもを着替えさせて、保育園の準備して、自分の準備をしてから、朝食を食べさせて、保育園へ連れて行きます。夜は22時くらいに帰宅するので、子ども達もだいたい寝ているか、寝かしつけの時間です。自分の食事をつくって食べたら、そのまま家族の食器も洗って、洗濯物がたまっているときはたたみます。自分のシャツは自分でアイロンがけします。適当ですけどね。――アイロン掛けまで、すごい!自分のことは自分でやろうと思って。奥さんも仕事が好きなのに、家族の事情で早く帰ったりすることもあって、「僕の方が優遇してもらっている」という意識があります。だから洗い物や洗濯物が残っていたらイヤだろうな、と気がついたことはやるようにしています。――最初から奥さんに協力的でしたか?いまも協力的かといわれると、どうなのでしょう。家事の分担はとくに決まっているわけではなく、奥さんの様子をみて足りないことをしています。流しに洗い物が残っていたら気持ち悪いだろうなと思って洗ったり、洗濯をしたり。でも奥さんには「なにも考えてない」とよく言われます。一人目の子どもが生まれたころ、僕はとにかく仕事が楽しくて、朝まで飲んで帰ってくるような生活をしていました。しかも連絡をしないんですよね。悪いとは思っているんですけれど。それでたくさんケンカをしました。そこから少しずつ変わっていって、僕の向いていることや、奥さんの苦手なものをやるようになっていきました。だからやっていてイヤじゃないんです。もしかしたら、向いていることだけが「残った」のかもしれませんけどね。【チェックポイント3:パパの育児方針】子育てについて「なにも考えてない」!? 小学校受験も知らなかった子育てについても、奥さんに「なにも考えてない」と言われますね。指摘されると、たしかにそう思います。奥さんは子ども達に「いい経験をたくさんさせたい」と考えています。いろいろな習い事をさせたり、どこかへ行ったり。一緒に過ごして、一緒に遊べればそれでいいって考えています。だから子どもとは友達みたいな感じになっていて、たしかになめられているかも。だからといって、教育方針についてぶつかることもないです。習い事なども、奥さんが調べて、気づいたら申し込んでいて始めているケースが多いです。【チェックポイント4:ママへのケア】毎週水曜日は奥さんとランチ。70点パパの胸の内とは――ママへのケアで気をつけていることはありますか?去年から、毎週水曜日は奥さんとふたりでランチをしています。小さなケンカが増えてきたと思ったので僕から提案しました。結局、ケンカが増えるっているのは話し足りてないんですよね。でもランチのときに話すことは、仕事のことが多いです。ふたりとも仕事が好きなんですよね。スケジュール管理は社内のツールを使っています。ふたりの予定はプライベートモードで入力して。でも、社内恋愛で結婚しているので、もうスタッフ全員が家族みたいな感じで、温かく見守ってくれています。奥さんも仕事が好きだと思うので、ある程度自由に働いて欲しいと思っています。僕もその方が気兼ねなく仕事をしやすいですし、社内には共働きのパパママも多く、会社もそれを支えてくれます。――杉山パパの家事と育児は70点とのことですが僕の家事や育児への協力度は、けっしてダメだとは思っていないのですけれど、良くて「70点」くらいかなと思っています。身近な社内にも、もっと出来ているパパもいるので。でも、男性側の育児に関することを発言するのは、なかなか難しいですよね。僕ががんばっているつもりでも足りないものでしょうし。先日、奥さんに予定があったので平日の夕方に、子どもの面倒をひとりでみたことがあったんです。子どもを迎えに行って、ご飯をつくって、食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて…。どれも1度は僕だってやったことがあります。でも、これらを一連でやったらとても疲れました。もう、想像以上に。奥さんはこれを毎日やっているのだと思ったら、ありがたいなとしみじみ思いました。感謝のひとことですよ。たまに、僕のことも褒めてくれたらうれしいなと思いますが。(笑)お互いになんとなく感謝の気持ちは伝えているのだと思うけれど、面と向かって伝えるのは、やっぱり僕も恥ずかしいですね。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……98点/100点本人にも伝えたことはありますが、意外と高評価です。休日にご飯を作るのが面倒だなと思っていると、なぜか察知して夕飯を作ってくれたり、公園に行きたがる子どもたちに対し、私が行きたくないなと考えているときは「疲れているでしょう」と察して連れて行ってくれるので、私は家で猫とゴロゴロ。家事・育児は私が8割(本人はもっとやっているつもりのようですが(笑))ではあるものの、今以上は望んでいません。一緒にいる時に私の気分を察して動いてくれることが一番嬉しいですね。【「パパの自覚」について】じつは「パパ力」の-2点は「自覚」についてです。家の中はもちろん、バスや電車での移動中もずっとスマホゲームに夢中なのです。今後、子どもが同じことをしたときに堂々と注意できないから控えよう、という考えに至らないところが、父親としての自覚のなさを感じますね…。【「パパの家事」について】私の出勤時間が早いため、朝の支度と朝食に関してはほぼお任せしていて、とても助かっています。ただ、朝食に関しては「作っている」ではなく 、あるものを「出している」が正解なので、ふわふわのオムレツを作れるようになってから出直してほしいですね。(笑)【「パパの育児方針」について】本人の言っている通りですね。何も考えてなさすぎて、明日の持ち物や宿題、持ち帰ってくる手紙についてもほぼノータッチです。その分、習い事や勉強に関して、金銭面なども含めて制限されることもないので、子どもや私がやりたいようにやらせてもらっています。【「ママへのケア」について】本人が飲み歩いている罪悪感からなのかもしれませんが、仕事もプライベートも過干渉されることがありません。「あれがしたいのにできない、キーッ!」となることがないのは、本当にありがたいですね。もっと温泉に連れて行ってくれたら花マルです!
2016年05月13日出産後、妻が子育てに夢中になって夫が浮気に走った、お互いに異性として見られなくなった、という話をよく聞きます。子どもができても、夫と仲良く暮らすためには、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。私自身の経験や、周囲のママたちの話や様子を元に、その秘訣を考えてみました。■夫にも育児にがっちり参加させる周囲を見回すと、出産後も夫婦仲が安定している家庭は、いずれも夫の育児への参加度が高め。二人で協力しながら和気あいあいと育児を楽しんでいる印象です。一方、子どもができてから夫婦関係が悪化する家庭では、妻ばかりが育児と家事の負担を背負い込んでいるケースが多いようです。結果、妻には疲れとストレス、夫への不満がたまり、夫は孤立感を強めて、次第に夫婦仲は険悪に…。客観的に見ると、当然の流れかもしれませんね。そこで一番の解決策として提案したいのは、夫にも最初からどんどん育児や家事をさせること。「仕事がハードなのに、これ以上負担が増えるとかわいそう」なんて思う妻もいるようですが、夫の睡眠時間が少しくらい減ったとしても、育児にまったく参加できず、あとあと妻から愛想を尽かされる方がずっとかわいそうです。沐浴や外出時の抱っこ、食事を食べさせる係、保育園へのお迎えなど、できることは夫の担当と決めてしまうのがおすすめです。家庭内で子育てチームの一員としての役割があれば、夫が疎外感を感じることもありませんし、妻の側も、夫が一瞬でもいなくなると生活に支障をきたすので、別居や離婚なんて考えにくくなるでしょう。 ■夫のイクメンぶりを人前で褒めまくる夫に気持ちよく育児や家事に協力してもらうには、人前で夫のイクメンぶりを褒めるというワザも有効です。もちろん、夫の育児の仕方をけなすなんてもってのほか。育児スキルの高いタイプの妻の場合、夫の手際の悪さが気になることもあると思いますが、そこはガマンのしどころです。むしろ、自分の実家や友人宅などで、わざと夫に子どものお世話をさせて「私よりダンナの方がうまいのよ~」と持ち上げておきましょう。単純な男性は、みんなに褒められるとますます調子に乗って、育児や家事に精を出すようになります。妻もますますラクができて、夫婦仲も円満に。■月に一度は夫婦でデート夫によそ見をさせないためには、妻が最低限の女らしさをキープしておくことも必要です。美容院やエステサロン、マッサージに行きたいときは、夫に子どもを預けて堂々と一人で出かけましょう。美容は夫のためでもあるのですから、遠慮は禁物です。あとは、夫婦の時間をつくることも大切です。毎日、協力し合って子どもを早く寝かしつけた後は、夫婦でゆっくりお茶でも飲みながら会話できるといいですね。さらに月に一度くらいは、親や信頼できる知人、保育施設などに子どもを預けて、二人で映画やディナーを楽しむようにするといいでしょう。ここまで、出産後も夫婦が良好な関係でいるための秘訣をいくつか紹介しましたが、中でも「夫の育児参加」は大きなカギと言えそうです。育児は大変ですが、楽しい面もたくさんあります。子育てを通して苦労もハッピーも分かち合えば、夫婦の絆はむしろぐっと深まるのではないでしょうか。
2016年05月06日最近増えている赤ちゃん連れの“おひとりさまパパ。”いわゆるイクメン。抱っこひもで赤ちゃんを抱っこし、スマートにお出かけしている姿に感心しつつも、驚きを隠せない私。そんなパパの生態を探るべく、思い切ってインタビューしてみました!訪ねたのは北区にあるの子どもの絵本屋さん「青猫書房」。9カ月のHちゃんとお出かけ中だった犬塚英貴さんに話を聞きました。定番の抱っこひもに背中には荷物の入ったリュック、なんとも慣れた雰囲気のおひとりさまパパ。育休中のママはその日は勉強会に参加ということで、一人で準備をして外出してきたのだとか。赤ちゃんはとても落ち着いているし、パパもあわてることなく時間をみてはミルクを作って飲ませ、おむつを替えている。その様子から日常的にお世話をしているのが感じられました。妊娠前から家事共有は当たり前共働きの犬塚さん夫婦は、妊娠前から家事を分担してきたそうです。パパの担当は掃除機かけ、洗濯干し、休日は食器洗い。最近はお風呂掃除と入浴後の赤ちゃんのお世話もしているそう。最初に一人で赤ちゃんを連れて出かけたのは、産後3カ月頃。ママに一人の時間をあげるために、近くのスーパーに買い物へ。たとえ30分でも、ママを一人にしてあげたいというパパの気持ちがうれしいですね。後日ママにもインタビューさせてもらうと、「休日はかなり面倒をみてくれています。二人で出かけてくれると家事に専念でき、とても助かります」とのコメントが。双方のお話から、やらせている感・やらされている感が全くなく、夫婦のコミュニケーションもよくとれているのが伝わってきます。大切なのは情報共有とコミュニケーション妊娠の健診も一緒に通った犬塚さん、出産はもちろん立ち会い出産でした。「里帰り出産ではなかったので、産後すぐに自宅で一緒に子育てをスタートできたのも良かったです」と振り返るママ。「夫に当事者意識が生まれたのも、妊娠中の私の変化や不安を共有できたからかもしれません」。産後9カ月になった今も、ワークライフバランスを考える講座やパパ向けのベビーマッサージ講座など、夫婦で積極的に参加しているそうです。それと産前に夫婦でしっかりと話し合い、産後のイメージを共有していたことも大きかったよう。奥さんが妊娠中に読んだ本の1冊に『産褥期』(KADOKAWA吉田紫磨子著)がありました。パパもその本を読み、奥さんが“産後うつ”になってしまわないかと、とても心配したそうです。出産はもちろんですが、産後の女性は肉体的にも精神的にも大変!産んだ直後から休む間もなく育児がスタートします。昼夜を問わない授乳とおむつ交換、そして夜泣き。睡眠も不規則なうえにホルモンバランスはガタガタ・・・このような変化にさらされるママの現実を知ることで、夫婦で同じ方向に向かい、産後の態勢を上手に整えられたのかもしれません。「パパに任せる?」それはちがう・・・かも。「お子さんをパパに任せるコツは?」の質問に、「パパに任せる、任せられるという感覚がちょっと違うかな~」とお二人。「そもそも“任せる”ということは育児が妻主導。二人で子育てしていくと思っているので、私たちにはその感覚はありません」ときっぱり。これには私も驚きました!夫婦関係にもよるのでしょうが、40代の我が家とひと世代違う犬塚夫妻とでは、こんなにも感覚が異なるものなのですね!ママ自身に”任せる感覚がない”のも新たな発見でした。実際、犬塚さんは主体的に子どもの世話や家事に関わっていて、任されている感覚は全くない様子。最近はHちゃんのベビースイミングも楽しんでいるのだとか!頼もしすぎます!!パパ特有のこだわりは妥協して、パパを味方に!育児グッズに関しては、やはりスペックを重視する男性。ベビーカーもパパの希望のものを購入、今はベビーチェアを検討中なのだとか。スペックに関してはそれほど気にしない女性も多いと思いますが、パパがハッピーな気持ちで育児に関わってくれるのならどんなチェアを選んでも許せる気がします。核家族が主流の現代、助け合える最強のパートナーは夫。そのことに改めて気づかされたインタビューとなりました。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年05月05日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。昨今、イクメンがもてはやされていますね。しかし、仕事が忙しくてなりたくてもなれないという男性が多いという話を、ちらほら耳にする機会があります。イクメンになるのは大変です。無理をすると、ママを怒らせてしまったり、ケンカになってしまったりとややこしいことがたくさん出てきます。乳幼児を抱えたママにとって、パパが手伝ってくれることがどんなに心強い か知っていますでしょうか。パパが知っていたら実践できることや、何をしたらママが喜んでくれるか、男女間の考え方の違いなどをまとめてみました。イクメンの第一歩が踏み出せる参考になればと思います。●ママが喜ぶねぎらいとお手伝い5選●(1)子どもと遊ぶパパが子どもと遊んでくれているあいだに、家事を終わらせたり自分の時間を持ったりすることができます。ママはかなりストレスを減らすことができます! それと同時に子どもに関わってくれることを喜ぶでしょう。●(2)子どもと入浴これも上記と同じ理由です。自分の身一つなら動きやすいので、さっと済ませることができます。パパが積極的に子どもと関わりを持ってくれることにうれしさを感じます。●(3)オムツ交換普段はママしかしないことをパパがやってくれたらうれしいものです。ただし、しっかりお尻をふくなどの大事なことをおろそかにしないようにしましょう 。●(4)話を聞く「こっちの話を聞いてほしいよ」と思われるかもしれませんが、ママは日中誰にも話せずにいることが多いです。それに、自分たちの子どものことなど夫婦でしか共有できない悩みもあるでしょう。否定せず、結論を急がず、相づちとねぎらいの言葉(ありがとう、お疲れ様など)をお願いします!●(5)片付け・皿洗いなどの家事地味ですけど、これが本当に助かるんです。子どもを寝かしつけてから、皿洗いがあったり部屋が散らかっているのを片付けたりするのは結構しんどい もの。それを代わりにやってくれたら感謝ですね。●パパが勘違いしてしまいがちな“ねぎらい”男女のあいだでは、ねぎらいの方法や「してほしい、やってあげたい」の思いがすれ違ってしまうことがあります。ママの場合、それがねぎらいと捉えることができず、イライラをぶつけてしまうこともあるのです。たとえば、映画や旅行などの外出に誘うこと。これは勘違いのねぎらい になります。気分転換になっていいと思われるでしょうが、ママの気持ちは気分転換にはなりません。“子どもを置いてきてしまった罪悪感”や“子どものことが心配になる不安感”を抱いてしまいます。だから、せっかく連れ出しても楽しむことができません。奥さんが楽しそうな顔をしていないと、「なんだよ!せっかく連れてきてやったのに!」という思いが湧いてきて、お互いがイライラしケンカになってしまうこともあるでしょう。ここが子を持った後の男女間の違いです。同じ外出でも、近くの公園などに子どもと一緒に散歩に出かける というのは大正解です!子どもが目の届くところにいていつでもお世話ができますし、パパが育児を手伝ってくれているという感じをママは感じることができます。そして何より、外の空気を吸うことでママの気分転換になります。勘違いのねぎらいをしてケンカにならないように、最初に「こんなのはどう?」と相談をしてみるといいですね。●何をすればいいかわからないときは……しっかり者のママの場合、自分のやり方とちょっとでも違うやり方をされるとイライラしてしまって、「もう何もしないで!」となってしまうことがあります。そう言われれば、せっかく手伝おうと思ってもやりたくなくなってしまいますよね。しかし、乳幼児がいる時期はママのストレスは相当なものです。精神的にまいってしまうママもいるくらいですから、配慮が必要だとあらかじめ思っておきましょう。何をすればいいかわからないときは、「何を手伝ったらいい?」「何か手伝わせて」と聞いてあげてください。これが一番です。そうすれば、本当にお願いしたいことを頼んできてくれる でしょう。もし、手伝いをしていたときに「やり方が違う!」と注意されることがありましたら、そのときは「ごめん、やり方を教えてくれる?」と素直に言うだけで丸く収まります。●おわりに出産を終えて、慣れない育児・泣きやまない赤ちゃん・自分の時間が取れないストレスなどが想像以上の早さでママを襲ってきます。しっかり者のママでさえ大変だと感じるのですから、パパの支えは必要不可欠です 。無理してイクメンになる必要はありませんが、子どもと関わりを持つことや、ママを助けることはできるはずです。子どもは二人で作って、二人で育てていくものですからね。少しずつでいいので、ママに寄り添って支えてあげましょう。そうすれば、心に大きな負担を抱えすぎてしまうことやうつの手前なんてことにならなくて済みます。全国の乳幼児がいるパパには、この時期にぜひママとお子さんにたくさん関わっていただきたいと思います。【参考文献】・『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』吉崎達郎/明橋大二・著●ライター/桜井涼(フリーライター)
2016年04月06日NHKは3月27日、NHKスペシャル「ママたちが非常事態!? 2~母と"イクメン"の最新科学~」を放映。赤ちゃんの「人見知り」や「イヤイヤ」についての対処法、それに「イクメン」になる方法を脳科学で解明した。○「人見知り」などの対処法を脳科学から考える同番組でははじめに、「人見知り」や「イヤイヤ」の対処法を脳科学から解明。「人見知り」の原因については、赤ちゃんが生後半年頃から身近な人以外の顔を認識して関心を持つようになることが背景にあるとした。動物は基本的に相手を威嚇するような時しか目を合わせないことから、目が合うと反射的に恐怖が起こり、警戒心が高まる。脳が発達している人間の大人はその恐怖を抑えることができるが、赤ちゃんは脳が未発達なため、知らない人に関心を持ち、目を見つめてしまうことで、途端に恐怖を感じて泣いてしまうのだという。対処法としては、赤ちゃんから人見知りされる人が、赤ちゃんの母親と仲良くしている姿を見せることがあげられていた。赤ちゃんは母親の表情を見て、「恐怖を感じなくても大丈夫」と判断できるという。また、子どもの「イヤイヤ」についても対処ができるとのこと。子どもが何かを欲したときに「我慢する理由」を与えると、未発達な子どもの脳でも前頭前野が活発に働き、我慢ができるようになるという。前頭前野は欲求を我慢するための「抑制機能」を持っていて、これは育てることができるのだとか。結果として我慢することができたら、思いっきりほめてあげることも大切だ。○ママが父親にイライラしてしまう理由前回の放送では、Twitter上で「父親の姿が見えない」といった感想が多く寄せられていた。これを受けてか今回は、男性と女性の脳の違いについても解説している。イタリアの研究によれば、育児経験の有無に関わらず、男性に比べて女性の方が、赤ちゃんの鳴き声に対する反応が強いという。さらに日本の研究でも、育児中の母親には赤ちゃんの泣き声に対して即座に体が反応できるよう、特別な脳の回路が生まれていることがわかっている。これについては、「母親と父親で子どもの声に対する反応が違うので、即座に反応できない父親に母親がイライラしてしまうのではないか」と分析している。一方で、男性でも訓練をすれば、育児に対応できる脳を育てられると番組は主張した。実験では、育児経験のない男子学生が3カ月の間、定期的に育児体験を続けたところ、体験をする前と比べて「子どもに愛着を感じる」部分など、複数の脳の場所が活性化することがわかった。またイスラエルの研究によれば、父親がわが子と触れ合うだけで、父親も子どもも、愛情ホルモンと言われる「オキシトシン」の分泌が増加。さらに「オキシトシン」は子どもへの愛情を深めるだけでなく、男性がパートナー以外の女性にアプローチする意欲を抑える働きもあることも証明されているという。「子育てに関わるほどオキシトシンが増え、家族の絆が深まるという仕組みが男性にも備わっていた」と結論付けている。○私たちが目指す新しい子育ての形は?これらの放送を受けて、前回に引き続き今回も、Twitter上では多くの意見がつぶやかれていた。中でも多かったのは、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンに言及するもの。子育てに関するさまざまな機能に感動する声や、「オキシトシンの分泌を増やしたい」といった声も寄せられていた。また父親の育児については、「男性は脳の働きで後れを取りやすい」という事実を踏まえた上で、前向きに育児に取り組みたいという父親や、夫にこの事実を理解してほしいという母親の声が相次いだ。さらに男性と女性の脳の違いを指摘するだけでなく、「父親が育児に参加する社会環境づくり」も必要だといった意見が散見された。番組では最後に、「女性も男性も私たちの誰もが、子育てに深い喜びを感じる仕組みを脳に備えている」というメッセージを発信。「互いにそれを知り、支えあえたときに、それぞれの新しい子育ての形がみつかるはずだ」とまとめている。男女の脳の違いを理解した上で、どうしたら子どもたちが安心できる子育て環境を作ることができるのか。問われているのは私たちだ。※写真と本文は関係ありません
2016年03月28日【ママからのご相談】2児の子育て中のママです。育児に忙しくイライラしがちで夫とのコミュニケーションもぎすぎすしがちです。もっと夫にも育児や家事に参加してほしいのですが、夫も仕事が大変なこともわかります。お互い気持よく分担できるようにするにはどうすればいいでしょうか。●A. ちょっとしたことから褒めてみましょう。こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。育児や家事の分担子育て家庭には頭が痛いですね。分担表を作ってタスクを確認するのもよいですが、わが家で試してみてうまくいった方法を、芦澤多美著『夫をお金持ちにする64の習慣』からご紹介します。●まずは感謝してほめる子育てや仕事で忙しいと、イライラしてついつい感謝や褒め言葉より先に責めてしまう言葉が出てしまいがちですね。ちょっとしたことでいいので、感謝やほめる言葉をかけるタイミングをみつけて「○○してくれてありがとう」などと伝える ことからはじめてみてください。●細かいコミュニケーションが家事を頼むカギゴミ出しや簡単な食器の片付けでも手伝ってもらえばうれしいものです。「とにかく家事を手伝って!」と言われても何から手をつけていいかわからないとどうしようもありません。最初は面倒くさいですが、何をどうしてほしいか伝える ことから始めるとよいでしょう。できるだけ気持ちよく取り組んでもらえるよう、「やっておいて」ではなく「お願い」を語尾に付ける。やってもらったら感謝の言葉を伝えるのも長続きするポイントです。●ほめて伸ばして子育てにも参加してもらう子育てに関してナーバスになって夫にやってもらっても注意してしまいがちですが、とにかく褒めて伸ばすことがポイントです。たとえオムツを逆につけても、いきなりがみがみ注意するのではなく、とにかく感謝して褒める ことがうまくいくポイントです。私の経験からも、褒めるのは大事だと感じています。子どもを通わせていた保育園はイクメン率の高い保育園でした。入園当初はママや保育士の皆さんがパパを褒めるのが上手でおどろいたものです。保育園のお迎えにパパがやってきたら、すかさず「すごいですね」「うちの保育園はイクメンが多くて」などと、ママや先生が皆でパパのイクメン化を褒めている雰囲気で、わが家の育児参加かなり積極的になりました。お友達のママに褒めてもらうのも効果的です。----------いかがでしたか?まずは一日一回褒めてみることから始めてみるのもいいかもしれませんね。【参考文献】・『夫をお金持ちにする64の習慣』芦澤多美・著●ライター/大根はじめ(マンガ家)
2016年03月26日こんにちは。ライターの川中利恵です。もうすぐ4月。子どもの入園や入学で、生活がガラッと変わるママも多いのではないでしょうか。特に仕事を始めることになるママは、生活リズムをつかむまでにとても苦労するかもしれません。 そんなとき、パパも一緒に協力してくれるとありがたいですよね。イクメンという言葉が流行し、実際にお子さんを抱っこしたり連れて歩いたりしているパパを見かけることはずいぶんと増えたような気がします。しかし、家の中のことまでは他人にはわからないことです。そこで、政府が発表している各種データから、ママたちの本音と実情を見てみましょう。●ママが働く理由は「お金」、やりがいを求めるママは少数派!平成25年に内閣府経済社会総合研究所で取りまとめられた『有配偶女性の生活環境と就労、出産、子育てに関する分析』では、理想のライフコースから実際の労働状況などがまとめられています。収入を伴う仕事の時間や勤続希望を問いかけたアンケートでは、正規雇用者、パートや派遣など有期雇用者ともに、子どもの数が多いほど「もっと働きたい」と考えている方が多い ことが明確になりました。同時に、現時点で専業主婦となっている方に「働きたいと考える理由」もアンケートしています。子どもが一人っ子の場合は「自分で収入を得たい」「自分の能力を生かしたい」と考える方が多いのですが、子どもが二人以上になると、「生計を維持するため」「子どもの教育費」が過半数を占めるなど、かなり具体的な理由で働きたいと考えていることが浮き彫りとなりました。●現代の子育て世代は家計が苦しい!その理由はおそらく子育て世代の皆様なら、実感されているはず。『家計簿から見たくらしの40年』という冊子を見ると、2002年の教育費が家計の6.86%から、2012年の時点ですでに8.65%の上昇がみられます。30代の男性の年収は、2003年と2015年を比べておよそ50万下がっている事実があるのに、子どもの教育費は上がっている のです。大学の年間授業料だけでデータを見てみましょう。1990年、つまり今のおじいちゃんおばあちゃん世代がママたちを大学に進学させてくれたころ、国立大学の年間授業料はおよそ34万円でした(文部科学省『国立大学と私立大学の授業料等の推移』より)。しかし2005年にはおよそ54万円になっています。ここ数年、大学生が“奨学金”という名の多額の借金を抱えてしまうことが社会問題になっていることも、納得できるのではないでしょうか。さらに2015年12月の文部科学省の発表によると、2031年度には93万円程度に上がるという試算も出ています。つまり、多くの女性は“働きたくて働く”のではなく、世帯収入が大幅に減っているからこそ“働かざるを得ない” のです。「子どもを人に預けて働くなんて!」と批難されても、はっきり言って「意味がわからない」という状態ですよね。批難する人が生活を助けてくれるわけではありません。●イクメンはレアキャラかも? 夫の家事・育児参加率が低すぎる日本子育て世代が共働きしなければ、生活が立ち行かなくなっていることがデータ上でも浮き彫りになっている日本。子育てという大仕事と社会に出て働くことの両立を、ママ一人が背負い込むことは、とても大変です。やはりパートナーの協力なしでは成り立ちません。では実際に、どれぐらい夫が育児や家事に携わっているかを調べたデータを見てみましょう。平成23年に内閣府が作成した『6歳未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)』によると、日本のパパは育児の時間は、1日当たりおよそ0.39時間。家事や介護も含めて1.07時間という結果が出ています。では、ほかの先進国の状況を見てみましょう。アメリカにおいては育児のみで1.17時間、家事全体を含め2.58時間。イギリスでは育児のみが1.00時間、家事全体は2.46時間と、およそ日本の2倍~3倍だという結果が出ています。グラフを見ると、日本のパパたちが家事・育児に携わる時間が、国際的に見ても大変低い ことが一目瞭然です。「日本のパパは忙しいせいだ!」という反論もあるかもしれないので、念のため各国の一人当たり平均年間総実労働時間も調べました。すると、2013年時点で日本は1,735時間、アメリカは1,788時間と、ほぼ変わらないどころか、アメリカのほうが“労働時間が長い”という結果が出ているのです。にもかかわらず、アメリカのパパは日本のパパよりもずっと長く家事育児にかかわっています。この事実に、私はちょっとぼう然といたしました。子どもを育てることや家事をしなければ生活できないことは万国共通です。これは間違いなく、教育や意識の差であり、ちょっと言い訳ができない結果になっているのではないでしょうか。これからもっと教育費が高騰していくであろう日本。イクメンなどともてはやされるのではなく、パパも育児や家事をすることが当然となる社会になることを心から望みます。【参考リンク】・有配偶女性の生活環境と就労、出産、子育てに関する分析 | 内閣府経済社会総合研究所()・家計簿から見たくらしの40年 | 生活協同組合(PDF)()・データブック国際労働比較2015 | 労働政策研究・研修機構()●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年03月24日映画『テラフォーマーズ』公開を前に3月15日(火)、三池崇史監督がホストを務めるトークイベントに主演の伊藤英明と漫画原作者の貴家悠が登場。伊藤さんは、俳優としてのブレイクのきっかけや子育てについてざっくばらんに語り、会場を沸かせた。過去にも三池監督作に出演した際、このトークイベントに出席したことのある伊藤さんだが、観客だけでなく多くの報道陣が会場にいることにやや警戒気味…?タバコをくゆらせ、酒を飲みながらのトークがこのイベントの魅力でもあるが「『酒飲んで暴れてた』って書かれたら困りますね」と苦笑を浮かべる。それでも、登場していきなり「坂口憲二です」と挨拶するなど口調は軽快!三池監督は『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』、『悪の教典』、『喰女-クイメ-』に続き、今回で4度目のコラボとなる伊藤さんについて「不思議な存在」と語り「演技派ではない!」とバッサリ!その上で「でもほかにいない!生で見るとわかると思うけど、こんな感じの人、街でも会わないしクラスにもいない。不思議で魅力的な存在」と唯一無二の圧倒的な存在感に称賛を送る。伊藤さんは昨秋、第一子となる男児が誕生しパパとなったが「生まれて4か月…ずっと一緒にいました。お風呂に入れたり、オムツを替えたり…イクメンでもないけど楽しいです」とニッコリ。観客から子供の名前を聞かれると「五郎丸(笑)!」とユーモアたっぷりに語り、「犬に“ねこ”と付けた男ですから」と笑う。三池監督に「父親になることはイメージしてたか?」と問われると「家庭を作る勇気がなかった」と明かしたが、いざ結婚し、子供が生まれると「子育てが楽しい。(仕事で)役をもらって、例えば侍役をやると馬に乗ったり、刀だったりの技術を磨くことはできるけど、子育てはなかなかできないので」と自身にとってかけがえのない経験となっていると語った。三池監督は伊藤さんの性格を「冷静で繊細」と分析するが、伊藤さんはその原因を「病気をしたせいかな?」と語る。腎臓を悪くし、小学校は半分も通えず、子供ながらに塩分の摂取を制限されたり、お菓子を食べることもできなかったというが「『元気になったらこういうことをしたい』とか思っていて、(病気が治った)中学から一気にハジけました。いろんなことができるこの仕事が向いていると思います」と満足そうにうなずく。現在の事務所に所属するようになったのは、焼肉屋で並んでいた時に事務所の人間にスカウトされたことがきっかけ。それ以前にも「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを獲得し、芸能活動はしていたが「最初の事務所を3か月くらいでやめて、その次は個人事務所に1年半くらいいたんですが、仕事してなくても給料がもらえるのがイヤでやめて、3年くらい解体工事のバイトをしたり、スノボにハマって山にこもっていた」という。焼肉屋で声をかけられ、事務所を訪問すると約束するも、実際に足を運んだのはかなり後になってからだったが、突然、映画『デボラがライバル』のオーディションを受けることに…。何も知らされず、セリフさえ覚えずに行き、棒読みでセリフを読んだところ、伊藤さんだけが残され、松浦雅子監督に泣いて説教されたそう。それでも同作に出演し、再デビュー。「事務所とは5年契約でした。普通は1年契約なのに…。でも、ダマされてよかった(笑)」と自らが歩んできた奇妙な運命についてしみじみと漏らしていた。『テラフォーマーズ』は4月29日(祝・金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月15日皆さんはアメリカのパパたちに対し、「育児参加が当たり前のイクメン」というイメージを持っていることが多いのではないでしょうか。実際にアメリカでは、パパだけで子どもを連れているのは日常的。仕事の時間も子どもに合わせて調整するのも珍しくありません。そんなイクメン大国・アメリカの様子を紹介します家族の時間が何よりも大事アメリカでは、パパが赤ちゃんを抱っこひもに入れて散歩したり、スーパーなどでパパと子どもたちだけで買い物したりする姿を日本よりも頻繁に見かけます。パパは仕事が早く終われば買い物や夕食作り、後片付けもママと協力して行うことがとても多いです。何よりも家族を大事にし、家族で過ごす時間を最優先するパパはアメリカではスタンダード。子どもは夫婦2人で育てていくもの、という意識が非常に高いのです。そのため、子どものことで仕事を休んだとしても職場から理解してもらいやすい、というのは素晴らしいことですよね。ワーキングタイムも子どもが中心安全上の問題から学校の送迎が当たり前となっているアメリカでは、学校でもパパが子どもたちを送迎する姿をよく見かけます。日本に比べ、比較的早く終わる学校のお迎えに来ているパパたちのワーキングスケジュールは、とてもフレキシブル。共働きの多いアメリカでは子どもの送迎に合わせてワークタイムを調整するのは当たり前。そのほかにも子どもの習いごとや病院の診察なども、パパは積極的にスケジュールを合わせてくれます。学校や習い事もパパが参加学校のイベントや保護者面談なども、夫婦で参加することが当たり前のアメリカ。子どもの学校生活を知ることも夫婦の大事な育児活動なのです。また、日本ではPTAの会合などは昼間で、ママが参加するのが基本ですが、アメリカでは夜に開催されることが多く、パパの参加率が非常に高いです。遠足や授業での学校ボランティアにもパパが参加する家庭も多く、日本とは随分違います。 最近は日本で女性だけでなく男性の育児休暇制度が見直されていますが、アメリカではすべての会社に育児休暇制度があるわけではありません。大体は有給をためておいて、妻の出産後に長期休暇を取る人が多いのです。アメリカでイクメンが多い理由としては、日本と違い、残業が少ない労働環境ということがとても大きいと思います。また、仕事よりも家族が最優先という風潮がスタンダードなので、職場でも子どものために有給を取ることなどに大きな理解があることが、イクメン社会をつくっているといえます。 (フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月06日●「普通の人間」が両立するために「働くママ」として世の中で紹介されるのは、仕事も育児もバリバリこなすスーパーママのような存在が多いけれど、誰もがみんなそうやって働けるわけじゃない。ママ社員のリアルな悩みや乗り越え方、会社にどういうことを望んだのかなど、様々なWEBサービスを手がけるGMOペパボの社員に話をきいた。○「会社を辞めてもメリットはない」――お二人共、入社されてからお子さんが誕生されているんですね。子供ができて会社を辞めたいと思ったりはしなかったんですか?杉村:全然考えなかったですね。ちょうど同時期に妊娠した社員が2人いたのですがて、よくみんなで一緒に育休から復帰できるといいねと話していました。――戻ってきて一番大変だったことはなんですか?杉村:子供が思った以上に熱を出すことです(笑)。特に保育園入園後は、園で病気をもらってくることもあるので。あとは、10時~19時という勤務だと、保育園のお迎えに間に合わないんですよね。GMOペパボで初めて子供を産んだのが私だったので、人事に相談して勤務時間を8時~17時にして、18時半のおむかえに間に合うような時差勤務制度を取り入れてもらいました。――馬居さんはいかがでしょうか? 辞めたいと思ったことは馬居:1人目のときは正直なにもわからなくて、辞めるという選択肢すらありませんでした。会社の先輩ママ達に「仕事をつづけたほうがいいよ」とアドバイスをもらっていました。金銭的にも精神的にも「辞めるメリットはない」って。杉村:たとえば働いている人だったら、「育児休業給付金」などの雇用保険制度があるので、辞めるとこうした給付も無くなるよ、と(笑)。精神的にも、ずっと家に1人で子育てをするのは大変です。馬居:会社に先輩ママがいると、いろいろ教えてもらえるし、愚痴も言い合えたり、相談もできるのでとてもよかったです。――馬居さんが大変だったことは馬居:私は産後4カ月で復帰したのですが、そのときの役職はマネージャーでした。周りも支えると言ってくれてたし、自分も問題ないんじゃないかと思っていたのですが、産前と全く同じ仕事の仕方をしていたら、私自身が40度を超す熱を何度も出したり体調を崩すようになってしまって。そんなことは初めてで、それまで自分は無理ができる人間だと思っていましたが、普通の人間だと気がつきました。杉村:馬居さんのときは、ちょうどGMOインターネットグループが提供する託児所「キッズルーム GMO Bears」ができていましたよね。馬居:会社に託児所があるのはすごく心強かったです。復帰したのが、まだ授乳期中だったので、仕事の合間に託児所にいき、子供にもちょくちょく会えるし、不安なことも託児所で相談できたので。本当に助かりました。でも、授乳をしながら働いたことが、体調を崩してしまった一つの理由だったのかもしれません。特に私が担当していたのは、新規事業だったこともあり、マネージャーである自分がこんな状態ではいけないと思い、信頼できるメンバーに託して、マネージャーは辞めさせてもらいました。それからは、いちディレクターとして働いています。○ものごとが思い通りにならない前提で動くように――お子さんがいると、「話が通じるだけいい」と、会社の人に怒らなくなるといった話をきいたことがありますが、社内のコミュニケーションに変化はうまれましたか?杉村:たしかに、子供を産む前より寛容になった気がします。「5歳児よりは話が通じる!」って思うし(笑)。馬居:若い後輩たちがみんなかわいく思えてきます。ちょっと失礼な話ではあるのですが、年上の男性たちも、「皆赤ちゃんだったんだな」と思うとかわいく見えることもあります(笑)。――人の育て方がわかったんでしょうか?馬居:子供を産むまでは、自分の人生を良くも悪くも思った通りに動かそうとしていたのですが、子供は全く私の思い通りにはならないので「今、目の前にあることをいかに円滑にすすめるか」と考えるようになりました。相手が若くても年上でも、仕事ができてもできなくても、みんなでいい方に向かうにはどうしたらいいかと考えて動くようになりましたね。――実はお母さんはマネージャー向きなんでしょうか?馬居:子育てを経験したことがある人はマネジメントに向いているかもしれません。ただ現実問題、マネージャーは自分の時間を犠牲にしないといけない事もあるので、難しいことが多いとは思います。子供を育てていると、確かにいろいろなことに寛容にはなるのですが、何かが進まない時に、倍追いつめられるというか。ひとつ歯車が狂うと、全部が狂ってきてしまうんです。でも誰にも迷惑をかけたくなくて、更に追い詰められる。なので今は、日々自分を追い詰めてしまわられないようにバランスを取りながら考えて動いています。杉村:復帰した当初は、締め切りのある仕事は1人でもたないように、当時の上司が配慮してくれました。上司は子育ての先輩でもあったので、子供に急な発熱が起きることなどに理解があり、万が一その日仕事ができなくなっても、大丈夫なようにと。馬居:子供は本当に急に熱を出しますからね。でもたぶんそれも2歳くらいまでなんですよね。1歳半くらいから急に風邪をひかなくなるので、そこまでガマンすれば……。それがわかるだけでずいぶん気持ちが楽になります。わからないと、「どこまで続くの!?」と不安になってしまうので。●世の中は絶対良くなっているはず○お父さんも子育てが楽しくなれば――世の中の働くスーパーママを見て、思うところはありますか? 「無理だよ」といったような気持ちは馬居:子育てって、その人がどんなに優秀だろうが、そうでなかろうが、仕事をしていようがしていまいが、フラットだと思っています。スーパーウーマンに見えるママでも、結局はそれぞれ子供に喜怒哀楽を抱く、いちママであることは同じでしかないと思うんです。かっこよくてキラキラしているママを取り上げた雑誌なんかを見ても、もうその通りには見えません。悩んでないママなんか、絶対に世の中にいないと思う。杉村:みんな絶対子供に振り回されてる。馬居:スーパーウーマンががんばるのは素晴らしいことだと思うけど、その周りの人たちが、ちゃんと支えてあげてほしいなと思います。――そんなにママが悩んでいる時、お父さんはどうなんでしょうか?馬居:私達が思っているよりは、お父さんも悩んでいるみたいです(笑)。自分が子供のころの"お父さん"世代とは、「父親」って違う生き物になっていますね。保育園にお迎えに行って、週末も子供とすごすのは当たり前だし、奥さんの仕事も忙しい……。杉村:「自分のお父さんは土日も家にいなかったし、かまってもらった思い出もないのに、どうして自分はこんなにがんばらなきゃいけないんだろう?」という気持ちはあるみたいですね(笑)。馬居:男の人の方が、私たちよりもっとお手本がいないですもんね。お父さんたちは、昔の世代と環境が全く違うし。「イクメン」とかも、理想像があやふやというか。ちゃんとしていないじゃないですか。杉村:よく言われるイクメン像をやろうと思ったらもたないですよね。馬居:難しいですよね。何かが壊れますよね。本人なのか、家族なのか。――例えばネット上で、「僕は子育てを手伝ってます」と言った人が、「手伝うとはなんだ!」と怒られたりしているのをよく見ますが……馬居:うちの夫はエンジニアで、WEBをすごく見ているので、何をいったら妻が怒るかという地雷は把握しています(笑)。杉村:うちの夫もWEBエンジニアなので、なんだかんだネットの情報は見ていて「こんなことでみんな怒るんだね」と言っています(笑)。――情報は大事ですね。今は男性も仕事と育児が両方できなければいけない、ある意味オールマイティにならなければいけないことへの戸惑いは馬居:夫を見ていると、「仕事も子育てもやらなければいけない」という使命感があるというより、子供と関わっていたら子育てが楽しくなってきちゃったから、頑張ってる感じだと思うんですよね。私たちは妊娠している時からママになっていってるんですが、お父さんたちは子育てをしながら少しずつお父さんになっていっている気がします。杉村:子供は3歳を超こえてから急に人間らしくなるので、さらにかわいくなったと言っています(笑)。息子が自分の趣味を理解してくれて一緒に遊べるようになったのがうれしくなったらしくて。新しい友達ができたみたいな感じなのかもしれないですね。馬居:子分みたいな存在なのかもしれません(笑)。○「産んだのは自己責任」と思ってしまうことも――もっと会社が、あるいは社会がこうなってほしい、と思うことはありますか?馬居:ママたちって、働いていても働いていなくても、実は全員みんな追い詰められてしまうことがあると思うんですよね。今は色々な価値観があって、どんなライフプランを選択するかは自分やパートナーで考える潮流があると思います。どれもいいよね、となっているから、なおさら「子供を産んだのは自己責任」と、自分に帰ってきてしまう。――「好きで産んだんだろう」みたいな……馬居:誰に言われたわけでもないのに、自分で自分に言ってしまうんです。仕事があっても「産もう」と選択をしたから、「自分でやらなきゃ」って追い詰められてしまうので、誰かに助けてほしかったという思いはあります。私はもちろん周りのみなさんに助けてもらったんですが、もっと世の中が「みんなで子育てをする環境」になってくれたらいいなと思います。――実際、今は会社には色々な要望を反映してもらっているのでしょうか杉村:そうですね、うちは人事にも働くママが2人いますし、かなり働くママの実情を把握して、要望が通る方だと思います。最近だと、"小1の壁"に直面するスタッフが実際にいたので、そこはなんとかならないかと相談し、対応してもらいました。具体的に言うと、子供が小学校に就学すると時短勤務や時差出勤制度が利用できなくなり、制度上、通常勤務時間での勤務スタイルに戻らなくてはならない状況でした。小学校は、保育園よりも早く下校時間を迎えるのに、一方で私達の勤務時間は長くなってしまうんです。こうした背景から、小学校3年生まで時短・時差勤務ができるようにしてもらいました。でも理想を言えば、子供を育てている人たちだけじゃなくて、みんなが勤務時間を自由に選べるといいのかなとは思います。その人にあった生活のリズムがあったりするので。ただ、完全に自由にしちゃうと、みんなが揃う時間が少なくなるのでミーティングを開催しにくいといった問題も出てくるとは思いますが。馬居:あとは会社の利益が下がって悪循環になるのは困るので、子供がいても、利益に寄与できる働き方をしたいとは思っています。――会社に望むだけではなく馬居:そうですね。私たちは会社が制度を導入してくれて、働きやすい環境で仕事できているから、会社の利益のことも考え全力をつくしていますが、「子供がいることで、みんなと同じ働き方ができないなら、言われたことだけやっていればいい」と言われてしまうような環境だったら、会社への愛着もなくなってしまいますよね。ママになると違う人間になるんじゃなくて、たまたまそういう期間なんだよ、という認識が広がってくれたら嬉しいですね。――この数年でいろいろな変化を感じますか?馬居:振り返ってみると、1人目の時より2人目の時の方が予防接種の助成金が増えていたりとか、一生懸命子育てがしやすい社会になるよう進めてくれている誰かがいるんだなと思います。確実に、働きながら子供を育てやすい世の中になる希望はありますね。ただ、実際のGMOペパボのママ達たちは、みんな3年後、5年後の展望に向かっているというよりは、目の前のことに一生懸命なんじゃないかな、と思います(笑)。よく、子育てと仕事の両立は短距離走だね、と言っているのですが、あと何カ月走ろう、次は1歳半まで、その次は3歳になるまで、と「目の前のここまで頑張ろう」ということしか考えられないんです。それ以上考えると不安になるので、目の前のことだけ見るようにしています。――キャリアプランを立てる、などは馬居:キャリアプランを立てるのは難しいですね(笑)。でも子供を産んで後悔することはまったくないし、絶対皆が世の中を良くしてくれているから、そこは信じて産もう! とは言いたいです。杉村:会社に、「このままだと働けなくなりますよ」とSOSを出したときに「それじゃ困るから変えよう」と言ってもらえるのは嬉しいですよね。馬居:そう言ってもらえるように私達も頑張らないといけないですね。
2016年02月12日赤ちゃんはかわいいけれど、どうにも気持ちが晴れなかったり、イライラしてしまったり、理由もなく不安になったり。これらは、いわゆる産後うつに見られる現象です。産後うつというと赤ちゃんを産んだお母さん特有の現象のように思われてきましたが、このたび、お父さんの16.7%、つまり約2割にも、産後3か月までの間に産後うつのリスクが高かった時期があったという研究結果が、国立成育医療研究センターにより発表されました。夫の、また自分の、産後うつを回避するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。研究員の竹原健二さんに、詳しいお話を伺ってきました。■いいにくいけどお父さんもしんどい竹原さんは、もともと妊娠・出産や、妊産婦のケアの研究を専門にしていたそうですが、実際に自分が子どもを育てる側になったとき、「意外にお父さんも大変だぞ」と思ったといいます。しかし、世の風潮は、「お母さんは大変なんだから、お父さんはがんばって手伝ってあげてね」の一色。もちろん、子育てにおいてお母さんの方が大変なことはわかっているのですが、だからといって、お父さんが大変ではないというわけではないのだけどなあ……と竹原さんは内心思ったそうです。竹原さんは、やはり子どものいる男友だち同士で、「子育てって、がんばるほどしんどいよね、楽しいけどしんどいよね」、「だけど、しんどいって言う場所がないよね」という点で意見の一致をみたそうです。女性は身体からお母さんモードになっていきますが、男性はそうはいきません。通常の仕事の負担・責任に加え、家事・育児の負担、夜泣きや夜の授乳・ミルクにつきあうことによる睡眠不足などが加わり、完全にキャパシティオーバーなのです。さらに、定時に退社したくても、上司や周りの理解が得られなかったり、子どもの世話がうまくできなくて、それを妻に指摘されて落ち込んでしまったりすることもあります。そんなときに、共感してくれる友人もなく、行き場のない悩みがたまってしまったら、心の体調を崩すことは大いにありえることではないでしょうか?■父親の産後うつは時代が産んだ現象海外ではすでに1990年代にPaternal Depression(父親の産後うつ)についての論文が発表されていたといいます。その後、2005年頃には、医学系の専門雑誌に父親の産後うつについての記事が数多く掲載されていたそうです。ところが、当時、日本ではほとんど話題にならなかったとか。その理由を竹原さんにお尋ねしてみたところ、「イクメンという言葉が出てきたのが2009、2010年頃ということを考えると、2005年は、お父さんが家事や子育てをするという考えが、まだ日本に定着していない時期でしたよね。そういう意味では、当時の日本では父親の産後うつというのは、あまりなじまない考え方だったのだと思います」とのことでした。長いあいだ、日本では女性は家、男性は外で仕事、という考え方は根強く、それが日本の経済成長を支えてもきました。それが、ここに来て、労働力の不足や、経済、および雇用の不安定化に伴い、働いていなかった女性のなかにも働かざるを得なくなる女性が出てきました。また、男性は男性で家事や子育てを手伝わなくてはならなくなりました。イクメンという言葉はその現実をポップに表現することで、社会に、お父さんがいままでに選んでこなかった生き方の提言をすることに成功したといえるでしょう。その反面、もしかしたらわが国における父親の産後うつは「イクメンという言葉が生まれた時代が作り出した現象」なのかもしれません。■夫婦で産後うつにならないためには女性の多くは、まさか自分の夫が産後うつになるなどとは思いもしないでしょう。妻の方からできること、また夫婦で危機を乗り切るためにはどうしたらいいかをうかがいました。まず、「男性も産後うつになる可能性があることを、女性にも知っておいてほしい」と竹原さん。また、お母さん向けの産後うつに対応するカウンセリングは存在しますが、お父さんの場合、そもそも産後うつを疑って診察を受けるケースはほとんどないと考えられています。ですから産後うつと診断される人もほとんどおらず、ケア体制もないのです。さらにこわいのは、夫婦そろって産後うつになってしまうことです。センターの調査によると、100家族のうち、1~2家族は、同時期にうつのリスクありと判定された夫婦がいた、という結果が出ています。夫が産後うつになると、妻もそうなるリスクが高くなり、そうなると、意図しないまでも、ネグレクトに近い養育状況に陥ってしまいかねないそうです。「元気じゃないと、子育てってできないですからね」という竹原さんの言葉に大きくうなずきました。竹原さんは、研究者として医師や看護師、助産師、保健師と接する際、子どもを持つお父さんのメンタルヘルスにも気を配るよう勧めているそうです。お父さんを、単にお母さんや子どものケア提供者としてみるのではなく、メンタルヘルスを悪化させる可能性のある未来の患者としてみること、具体的にいうと、赤ちゃんの検診に一緒についてきたお父さんにも、一声かける、といった類のことですね。*夫婦にとって、産後はもっとも大変な時期のひとつであることは間違いありません。竹原さんは強調します。「一般的にお母さんの方が大変ということは確かなのです。ですから、お互いにどちらが大変かを競い合うという不毛なことはやめて、子育てという大変だけれどやりがいのあるプロジェクトをいかにしてふたりで協力して乗り切るか、ということに力を注いでください」子どもが大きくなるまでには、決して短くない時間がかかります。それまで、お父さんとお母さんができるだけ笑っていられる時間を増やせるといいですよね。(文/石渡紀美)【取材協力】※竹原健二・・・国立成育医療研究センター研究所研究員。専門は母子保健の疫学。妊娠・出産や妊産婦ケアに関する研究を国内外で手がける。近年は産前産後の父親に関する調査研究を複数実施している。三児の父親でもある。
2016年01月30日「『イクメン』提唱者が語る今の"なんちゃってイクメン"に必要なこと」と題した前編では、国内外のワークライフバランス先進企業を研究してきたダイバーシティ・コンサルタントの渥美由喜さんに、育児に取り組む際の夫婦のあり方について聞いた。後編となる今回は、育児をしながら、認知症を患う父親の介護を行っている渥美さんに、引き続き「ダブルケアに取り組むときの夫婦のあり方」について語ってもらった。○育児からのキャリアアップとしての「介護」を――渥美さんは、育児をしながらお父さまの介護にも取り組まれています。最もつらかったのはどんなことですか? そしてどのように乗り越えていらっしゃいますか?父が統合失調症を発症したときは、自分に対して罵詈(ばり)雑言を浴びせてきて、尊敬して大好きな父が壊れていくのがつらかったです。そして、報われないのもつらかったですね。自分なりに一生懸命やっていることが評価されないつらさもあります。育児と介護を急にいっぺんに両立するというのは大変だけど、先に育児を経験していたから乗り越えられたと思います。ライフのキャリアアップと呼んでいるんですけど。自分が親におむつを取り換えてもらっていたというのを、育児によって逆側の立場で追体験していれば、おやじの排せつ介助だってできるんですよ。自分ひとりで大きくなったつもりでいると、親にやってあげているという姿勢になる。恩返しだと思えるからできていると思います。子どものおむつを替えたことがないと自慢する男がいますが、自分が介護される立場になったとき、絶対におむつを取り換えてもらえないと思います。――夫婦で介護と育児を両立していくには何が必要ですか子育てをやってくれたんだから、介護だってやってくれるはずだろう。養ってやっているんだから当たり前だろうと介護を妻に押し付ける短絡的な考えを持った男性がすごく多い。しかし妻にも親はいるし、相手の親の介護なんてねぎらいがあれば成り立ちますが、当たり前だというのは絶対にうまくいかないです。介護をきっかけに離婚する熟年夫婦は増えている。深刻な問題です。また、特に男性は仕事の感覚で介護をやる人が多くて、それは間違いなく失敗するんですよ。100%全部やってあげようとする。でも、介護される側にとって、全てのことを人にしてもらってありがとうって言わなきゃいけないってすごく無力感にさいなまれるんですね。生きる力を奪うんです。全部やってあげるのではなくて、高齢者に「ありがとう」と言う場面をたくさん作るのが高齢者への最大のリスペクトだと思います。人に感謝されるのが生きる原動力になるからです。○ギブ&テイクの姿勢が大事――「ダブルケア」の状況では、周囲の協力も欠かせないと思いますちょっとでも恩を売れる場面があったら、先に恩を売っておくというのがすごく大切。必ず自分に返ってきます。例えば僕は、地域で子ども会を運営しています。たいしたことをやっているわけではないのですが、あの人は地域の子どもたちの面倒をみて偉いと勘違いしてくれている近所の人たちは(笑)、何か困ったことがあると助けてくれるんです。――例えばどんなことですか?父が徘徊して困ったときは、地域に包囲網があって助かりました。「お父さん、おばあちゃんちの前にいるけど大丈夫? 」とか、「新聞がたまっているから倒れているのでは? 」などと連絡をくれるんです。近所の目って、都会では人為的に作らないと難しいと思っていたので、菓子折りを持ってあいさつに行って、事情を伝えて携帯電話の番号を伝えておくだけでもそういう風に助けてくれる人はいます。これは職場でも言えることで、貢献する姿勢がすごく大事だと思います。貢献する姿勢があるからこそ、支援もしてもらえます。私の同僚たちは、自分がつらいときにすごく助けてくれんです。なんでもギブ&テイクですよね。――親戚同士の連携はどうでしょう?全員参加で逃げを許さない、できることは全部やるという雰囲気で介護をするという体制をつくることが大切です。自分が父を邪険にしたら、将来子どもたちから邪険にされるだろうって思ったらそんなことできないですよね。自分の親が、祖父母に対してどういう風に接しているのかというのを、子どもたちは見ています。反対に、祖父母を大切にしていたということを刷り込みできていたら、子どもたちは親を介護するのが当たり前と感じるようになると思います。○大変だ合戦をやめる――最後に、育児と介護に取り組む夫婦のあり方について教えてください父の介護が必要になったとき、妻は次男を産んだばかり。育児と介護で夫婦関係は最大の危機を迎え、離婚寸前までいきました。それでもやってこられたのは、そのとき息子の難病が発覚したことがすごく大きかったです。縁あって一緒に暮らしている人はかけがえのない存在で、そういう人たちとの時間もいつまでも続くわけじゃなく、当たり前と思っちゃいけないと2人とも気づけたんです。さらに介護に直面したとき、「大変だ合戦」をやめたことも大きかったと思います。お互いに、自分が大変だと主張しあうことをやめました。わが家では、「大変だ」という言葉を使うときには必ず相手を主語にしています。そうすると、譲り合う状況が生まれます。夫婦は一番近い他人というじゃないですか。よほど努力しないと円満な関係は維持できない。妻に対しては「夫を敬いますか」、夫に対しては「妻を愛しますか」と確認する結婚の誓いの言葉がありますが、これは努力し続ける覚悟を問うた言葉だと思っています。愛するっていうことを男性は努力しないと続けられない。女性の場合はリスペクトがなくなっちゃうから、夫にとっては妻を愛し続ける努力だし、妻にとっては夫を敬い続ける努力が必要なんだと思います。○「長いものに巻かれるな! 苦労を楽しみに変える働き方」(1,300円・税別)「イクメン」という言葉の生みの親であり、国内外のワークライフバランス先進企業、約950社を訪問ヒアリングし、企業や自治体のダイバーシティの取り込みをサポートするなど、この分野の第一線で活躍する渥美氏。プライベートでは、2度の育児休暇を取得し、また子どもの1人は難病のため看護を経験し、認知症と統合失調を患う父親の介護も続ける。さらに自分自身が発達障害であることをカミングアウト。ダイバーシティ・コンサルタントとしての数多くの事例研究と、自分自身が数々のライフでの困難を乗り越えてきた経験から導き出した実践的な仕事術を紹介する。
2016年01月24日10年前に「イクメン」という言葉を提唱し、国内外のワークライフバランス先進企業を研究してきたダイバーシティ・コンサルタントの渥美由喜さん。2015年11月に著書「長いものに巻かれるな! 苦労を楽しみに変える働き方」を出版した。プライベートでは2度の育休を取得し、また子どもの1人は難病のため看護を経験し、認知症と統合失調症を患う父親の介護も続けている。そんな渥美さんに、育児に向き合う夫婦のあり方についてお話を伺った。○”なんちゃってイクメン”は”真正イクメン”へのプロセス――「イクメン」という言葉を提唱された10年前に比べ、「イクメン」事情はどう変わりましたか?10年前と明らかに変わってきたなと思うのは、父親が休日に子どもたちを連れて外に出掛けるというのは普通になったなということです。また、地域によっては平日の夕方以降もそういう男性たちの姿を見るようになりました。明らかに、男性の家事・育児参加は進んでいると思います。ただ、6年前に厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を立ち上げたとき、男性の育休取得率を13%に上げようという目標を国は立てていましたが、ここについては結果が出ていない。男性社員1人が1日休みを取りましたというだけで、「くるみんマーク」(厚生労働省による子育てサポート企業の認定制度)の認定を受けている企業もあるのが現状。家事・育児に関してはまだまだお手伝い程度の男性が多く、本格的に休みを取る人は少ないと思います。――親が育児をするのは当たり前なのに、少しお手伝いするだけで「イクメン」というのはどうかという批判もありますたしかに、渥美さんが変な言葉を作ったから、私の夫が「イクメン」ぶって困るって文句を言われることがあります。そういう「なんちゃってイクメン」は、かなり困ったなと思っています。ただ、「男子厨房に入らず」とか「子どもを抱っこしたことがない」と自慢する上の世代の男性たちに比べればかわいいほうだなと思いますし、それは真正イクメンに変わっていくプロセスになればいいと思います。家事や育児に携わっていくなかでいかに大変かとわかったり、「イクメン」と言えば言うほど妻からの風当たりが強くなったりすれば、そのうち自慢しなくなると思いますよ。プロセスとしてまだやりたてだししょうがないと、おう揚に構えてほしいです。○出産前に「1次反抗期」をつくる――それではどうしたら、夫が「真正イクメン」になってくれるのでしょうかまだ子どもがいない、ラブラブなときに「1次反抗期」をつくっておくべきかなと思っています。――「1次反抗期」とは?夫が家事をやらなくても「いいよいいよ」とやり過ごすのではなく、摩擦を作っておくんです。「私はあなたと人格が違うんだ」「私の時間はすべてがあなたの時間ではない。私の時間は私の時間」「あなたの時間は一部あなたの時間だけれど、共有する時間は役割をシェアしましょうね」という風にです。そしてそのことを「見える化」したほうがいい。例えば夫が家事をやらないと言うなら、その分家政婦さんを雇った場合にこれくらいお金がかかると提示する。それを夫の給与から天引きするとか。シェアしないと成り立たないという覚悟は示しておかないといけないです。子どもがうまれると夫は、「妻の愛情が子どもに移ってしまった」「子どもをうんで妻は変わった」とか言い始めるんですよ。一方で妻側からは「あの人は何で変われないの」と変わらない夫と変わった妻が相手を否定しあう。これを「2次反抗期」と私は呼んでいるのですが、「1次反抗期」がないと、「2次反抗期」がすごく深刻化します。子どもがうまれてからでは遅くて、うまれる前に夫を改造することも妻の甲斐性だと思いますね。○夫は愛されたくてすねている――子どもがうまれてからは、夫にどう協力を仰いだらいいでしょうか僕の周りでは、妻からネガティブなことしか言われていない男友達がすごく多いんですね。イクメンブームで、男も子育てをするものだという雰囲気で女性たちが結婚して、夫を見てがっくりくる。それで僕の名前を引き合いに出して「渥美さんを見習ってほしい」とか言われているわけです。僕には困ったところがたくさんあるのに、いいところだけ切り取ってね。まずは片目をつぶって、相手がやってくれたことをほめる。特に自分の子どもがお父さんを自慢することをぜひ実践してほしいと思います。特に、子どもにほめられると男性は変わると思います。妻と子どもの言葉ってすごく大きいんです。以前、家族とうまくいっていない男友達を誘って、一緒に父子旅行をしたときに、僕は友人の子どもたちに向かって友人がどんなにいいやつか、友達甲斐のあるやつか、学生時代のエピソードの数々を面白おかしく話しました。すると、子どもたちはお父さんにリスペクトの目を持つようになった。そしたら友人はすごく張り切っていましたよ。ここまでがんばるのか、というくらい、旅行中がんばっていました。夫は愛されたいんだもん。僕の周りの妻とうまくいってない夫って、みんな愛されたくてすねているだけですよ。――ここまで、育児に向き合う夫婦のあり方について語ってもらった。続く後編では、育児と介護の両立「ダブルケア」にどう取り組むべきか、引き続き渥美さんに聞く。
2016年01月23日女性が家庭を守り、男性は外でしっかり働いてくるもの、という考え方が当たり前ではなくなりだいぶ経ちました。実際に最近は仕事と子育てを両立するために頑張る男性が増えているそうです。今回はそんなイクメンたちに注目してみたいと思います!イクメンが増えている「イクメン」という言葉がお茶の間に浸透してだいぶ経ちました。イクメンとは子育てをするメンズ(男性)のことで、これまで育児は一般的に女性がするものでしたが、育児をする男性が増えているのです。それも当然といえば当然で、これだけ社会で活躍する女性が増えてくれば、収入も夫婦で分担、家庭のことも夫婦で分担となるのは自然な流れです。さて、今回注目するのは睡眠を削って、仕事も育児も頑張る男性有名人です。仕事をしながら子育てもするのは大変なことだと思いますが、自分の子どもの成長を間近で見られるのは今しかないからとがんばっているようです。睡眠を削って赤ちゃんとの時間をつくるハリウッドスター最初に紹介するイクメンはハリウッドで活躍する俳優、ライアン・ゴズリング(35)。『オンリー・ゴッド』や『L.A.ギャングストーリー』、『ラブ・アゲイン』などに出演しているカナダ出身の注目株です。ライアンが第一子の女の子を授かったのは2014年9月。映画最新作の撮影中で超多忙の日々を送るなか、まさに睡眠時間を削って子育ても手伝っているそうです。もちろん、嫌々ながらやっているのではなく、アメリカの雑誌のインタビューでは「眠れなくても今までの人生で一番幸せ」と語るなど、充実の日々を送っているのだとか。子どもの成長を近くで見守るというのは、何ものにも代えがたい幸せなかもしれませんね。日本にもイクメンがたくさん日本のイクメン芸能人といえば、子だくさん」で有名な谷原章介さん。なんと6人(!)の子どもがいて、仕事に育児にと精力的に働いているそうです。毎日のようにテレビで見るので子育てをする暇なんてないのでは?と思ってしまいますが、噂では学校のイベントに参加したり、送り迎えをすることもあるのだとか。子どものためと思うと仕事ががんばれて、仕事をがんばればそのぶん子どもを喜ばすことができるという好循環が生まれているのでしょう。さて、これをご覧の男性のみなさんは子育てのお手伝いしていますか? 睡眠を削ってでもとまでは言いませんが、子どもはあっというまに大きくなってしまうもの。今しか過ごせない時間を、子どもと一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか。photo by acworks
2016年01月21日博報堂には、自らを"赤点パパ"と名乗りながらも、お父さんの育児を「理想」から「行動」に変えていこうとしているワーキンググループの活動がある。その名も「パパハックション」だ。 “家族の日”である2015年11月15日から、同社の「こそだて家族研究所」に所属する男性メンバーが始めたもので、パパの仕事と子育てを両立するための具体的な行動アイデアや実践ネタを「HACKTION」と命名。教科書的でない育児の"ティップス"をウェブページ上で紹介している。彼らが活動を始めたきっかけは、「こそだて家族研究所」が発表したひとつの調査結果にある。「現代パパの子育て事情」と題した調査では、子どものいる既婚男性のうち、80.0%の人が「男性でも仕事と育児の両立は必要だと思う」(「そう思う」「ややそう思う」をあわせた割合)と回答。一方で、「誰でも努力次第で仕事と育児は両立できると思う」(「そう思う」「ややそう思う」)と答えた人は45.4%にとどまったのだ。この回答結果のギャップを受けて、「なんとかしなければ」と感じたという同グループのメンバーたち。育児休業を取得したり、家事に積極的に取り組んだりするイクメンが少しずつ増えている中、"赤点パパ"たちがこのような活動を始めたのはなぜなのか。さらには、育児を行動に移すためにお父さんたちの「壁」となっているものは何なのか。活動メンバーの男性社員5人と、子育て中の女性社員2人に語ってもらった。○「イクメン」はハードルが高い?――この活動を始めるにあたって、男性の育児に対して皆さんどのようなイメージを持っていましたか。尾崎さん「この調査をするときからパパで集まって話していたときに、イクメンってどうなの、という意見が結構多かったんですね。イクメンと言われちゃうと、ちょっとハードルが高いなと。イクメンって言われるほども、なかなかがんばれないなという意見がありました」。白井さん「子どもがうまれて男性の育児についていろいろ調べたんですが、あまりにハードルが高すぎて恥ずかしながら挫折したというのが正直なところです。どうしても子どもがうまれるまでの長い間、仕事中心で生活が回ってきたので、落差が大きくて。一方でイクメンになるには何が正しいのか、平均的にはどのラインなのかという疑問もありました」。山崎さん「イクメンって100か0みたいなイメージがあって、子育てをするならイクメンレベルでコンプリートしなきゃいけない、それができなければ子育てしていないみたいになってる気がします。でもこちらからしてみると、やれることが分解されていなくて、100のうちの0.1がわからないという状態。1個ずつやれることを積み上げて子育てをやっているという実感が持てないかなということで、この活動を始めようと思ったんです」。○家事ができない、何をすればいいのかわからない――イクメンはハードルが高いということですが、育児を行動へ移すための「壁」となっているものはなんなのでしょうか。大﨑さん「壁となるのはどうしても仕事ですね。入社3年目なので自分の裁量ではどうしようもない。でも奥さんからは『仕事と家庭どっちが大事なの』とは聞かれないので、現状としては現在の育児の関わり方で奥さんの満足は得られていて、奥さんが受け入れてくれている壁なのかなと」。――夫婦それぞれの働き方によっても、育児の関わり方は違うかもしれないですね。共働きの家庭ではどうですか?山崎さん「夫婦共にフルタイムで働いていますが、子どもが3歳になってようやく夫婦の育児分担バランスが落ち着いてきた。けれど、当初は料理とか洗い物を無理にやろうとして嫁から怒られたりしましたね(笑)。これまで仕事しかしていなくて、子どもがいなかったときも家事的なものをやってこなかったので、何をすればいいのかわからないんですよ。やるべきことがわからない、本当にわからない」。白井さん「ゴミ捨てと自分の服など出来る範囲の洗濯は一応やっているんです。あと、家にいるときはオムツを替えたり風呂に入れたりと。でも、自分でやれることを見つけるとか、ある一定の水準を求められると難しい。はっきりこれやってくださいって言ってもらって、必要なことをやり始められたらとは思うんですけど。ってレベル低いという自覚はあるのですが」。○男性の"育児のスイッチ"はどこにある?――これらの男性の意見を聞いて、女性はどう思いますか。亀田さん「家事が大変っていうことではなくて、子どもの面倒をみながらする家事、いろんなものを同時進行でやっているときに何か1つ荷を下ろさせてもらうとありがたいのにって思うときがあるんですね。それはもしかしたら、家事をしている間に、子どもと一緒に遊んでいてくれるということでもいいんですけど、そこで『買い物行ってくるよ』って言われるとそうじゃない」。脇田さん「私の子どもは、現在中学3年生なので、一番大変だったときはかなり前。保育園のお迎えとか朝食とか育児の分担を夫婦で決めました。それでも子どもが突発的に熱を出したときに、仕事を休むのは私なんですよね。同じようにフルタイムで働いていて、私は覚悟を決めて断るものを断り、どうしたら生産性上げられるかって必死でやって、夜中や朝に帰ってきても朝ごはんをつくっている。これだけ本腰入れてやっているのに、旦那さんから『でも、仕事を断れない』って軽く言われたりするとイラっとしました」。尾崎さん「確かに子どもが風邪をひいたりしたときに、男性ってわりと仕事があるからしょうがないとなってお母さんに任せることが多いですよね。最後の砦感がパパはないって言われる。たぶんそこはお母さんとお父さんの働き状況で変わるとは思いますが、ママの方がそういう気持ちが強いので、パパが最後の砦をつくっていかないと両立しているって言えないなとは思います」。脇田さん「どうしても出産を経て育児に関しては、最初は女性がメインになると思います。そこで女性はスイッチ入れなきゃいけないって覚悟ができる。お父さんの場合、どうやったら同じようなスイッチが入るのかなとは思いますね」。「仕事と育児の両立」という以前に、育児に関わるために何をしたらいいのかわからない、育児に本腰を入れるための「スイッチ」を入れにくいという課題が浮かび上がった座談会。これらの課題をどのように改善していったらいいのでしょうか。座談会の後半の議論は後編でお伝えします。
2016年01月21日誕生から71年を迎える、世界中で大人気のロングセラーキャラクターの劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物』。このほど、本作のゲスト俳優に、女優・北川景子との結婚を発表したばかりのロックミュージシャン・DAIGOが参戦することが決定。「SSPP=しゅっしゅっぽっぽ」と、早くも“イクメン”を思わせるお得意のアルファベット略語炸裂のコメントと、予告編が到着した。ある日、トップハム・ハット卿を怒らせてしまい、他の現場の仕事を命じられたトーマス。小型機関車のライアンと働いていたところ、ひょんなことから工事現場の地面下の秘密の洞くつに落ちてしまう。そこでトーマスが見つけたのは、古い海賊船!しかし、引き上げられたその海賊船を海から見ていたのは、失われた海賊の宝物を探している船乗りジョン。トーマスはジョンと線路を走る帆船のスキフとともに、宝探しの冒険に出発するのだが…。おなじみのソドー島を舞台に、今回は小型機関車のライアンや、船乗りジョンと線路を走る帆船スキフなど、新しい仲間も続々登場する本作。島の地下で偶然見つけた海賊船が、物語のきっかけとなっていく。その新しい仲間、小型機関車ライアンの声を務めるのが、DAIGOさん。昔からトーマスのファンだったそうで、「昔から好きだったトーマスに参加できるなんて本当に嬉しうぃっしゅ!!がんばるぞ!SSPP!(しゅっしゅっぽっぽ)!」と意欲満々のコメントを寄せ、早くもイクメンぶりを発揮する!?また、謎の海賊船と宝物をめぐるトーマスたちの新たな冒険を紹介する、迫力満点の予告編映像も併せて解禁。仕事でも絶好調のDAIGOさんに、これからも注目していて。『映画 きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物』は4月9日(土)より シネ・リーブル池袋、全国イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月16日映画『痛み』、ドラマ「野王」「誘惑」など、そのルックスと肉体美で数々のラブストーリーを演じてきたクォン・サンウが、『恋する神父』『青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~』以来のコミカルな魅力全開で久々にスクリーンに帰ってくる最新作『探偵なふたり』。その日本公開が2016年2月20日(土)に決定し、日本版予告編が解禁となった。国内最大級の未解決殺人事件サイトを運営し、プロファイリング同好会の会長を務め、“シャーロック・ホームズ級”の推理力と洞察力を持つカン・デマン(クォン・サンウ)。しかし、スゴ腕探偵と思いきや、実態は恐妻家で“まんが喫茶”のしがない店長。仕事をサボっては警察署に顔を出し、捜査に干渉するのが趣味の“推理オタク”。かつて “広域捜査隊の人喰いザメ”と恐れられ、現在では一介の刑事として左遷されたノ・テス(ソン・ドンイル)とは犬猿の仲だった。そんなある日、デマンの友人である刑事が殺人容疑で逮捕される。デマンとテスは、この事件に隠された陰謀を察知。警察は事件解決と判断するなか、真犯人を見つけるため、仕方なく2人は手を組むことになるのだが…。端正な顔立ちに素晴らしい肉体を持つサンウが、嫁には怒られ、警察からは疎まれる”推理オタク”という、従来のイメージを覆すキャラクターに挑戦する本作。共演には、『怪しい彼女』や「大丈夫、愛だ」など、幅広い演技で観客を魅了するソン・ドンイルが人生初の銀髪に変身、サンウとの絶妙な掛け合いで新たな”コンビ”を誕生させている。監督は『くだらないロマンス』(イ・ソンギュン主演)をスマッシュヒットさせ、韓国映画界にその名を轟かせたキム・ジョンフン。二転三転する先の読めないサスペンスを、テンポの良い掛け合いでコミカルな物語に作り上げている。解禁となった予告編では、友人を助けるべく、眼光鋭くパソコンを操作する切れ味鋭いクォン・サンウ…かと思いきや、赤ちゃんの泣き声で一変、コミカルな雰囲気が漂う展開に!赤ちゃんをあやす彼の姿は、なんとも貴重なキャラクター。また、“人喰いザメ”ソン・ドンイルのニヒルでワイルドな刑事の登場で、2人の対比が面白く描かれ、後半のテンポの良い掛け合いが、新たな“相棒”の誕生に期待感を増幅させる映像となっている。なお、現在はクォン・サンウのポストカード2枚組付き特別鑑賞券が発売中で、1月9日(土)からは第2弾特典として“イケメン&イクメン”両A面クリアファイルが登場する予定(数量限定、一部劇場のみの販売)。赤ちゃんのおむつを替えながら、警察も解決できない危険な事件に立ち向かうイクメン探偵のクォン・サンウに、ぜひ注目してみて。『探偵なふたり』は2016年2月20日(土)よりシネマート新宿、109シネマズ川崎ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日菅田将暉がチョー軽い鬼となって参戦して以来、さらなる勢いを増しているauの「三太郎シリーズ」。このほど、新CM 「鬼の子」篇がOA開始となり、前回、子だくさん&イクメンの素顔が明らかになった“鬼ちゃん”の子どもたちの名前が判明。さらに、都市伝説化している(!?)あの隠しキャラが、今回も登場していることが分かった。前作「鬼と鬼嫁」篇において、実は5人の子を持つイクメンパパであることが判明した鬼ちゃん(菅田さん)。いまやすっかり友達になった彼らは、今回、金太郎(濱田岳)の家で桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)とともにそろってお泊まり。やはり話題は鬼ちゃんの子どもたちの話になり、桃太郎に「名前は?」と聞かれた鬼ちゃん。「まず、赤鬼っすねー」と答えると、「やっぱり?」と一同納得。ところが、その後、明かされたのは、「青鬼、鬼子、オニオン、おにぎりっすー」と想像の斜め上をいくキラキラネーム。「フィーリングっすよねー」と、やっぱりどこまでも超チャラい鬼ちゃんだ。さすがに、浦島太郎が「オニオン、おにぎりってなんで? 」とツッコむと、「そこから生まれたっす」と、鬼から返ってきた答えは驚愕の事実。「え?桃ちゃん的な?」「パッカーン」。なんと、桃太郎と鬼には意外にもパッカーンつながりが!?と、一同が目を丸くしていると「んなわけないじゃないっすかぁー」と相変わらずの超・超軽いノリ。「やっぱ軽いわ」「超軽いのよ」と浦太郎も若干、引き気味に。さらには、鬼に新しい子どもが生れたらどんな名前にするのかという話題になり、鬼の回答は「おいなり」。もはや「鬼」さえも入っていない名前に、金太郎も思わず「鬼ねぇじゃん!」。「もう寝て!」と、そろそろ眠りたい桃太郎をよそに盛り上がる。そんな中、浦島太郎が「お肉は?」とひと言。それを聞いた鬼はナイスアイディアとばかりに、さらにヒートアップ。まだまだ、彼らの夜は長くなりそうで…。今回、久しぶりとなった金太郎家が舞台のCM。菅田さん扮する鬼ちゃんもすっかり三太郎に馴染み、鬼の子どものキラキラネームについて盛り上がる様子は、さながら修学旅行の夜の男子学生のよう。撮影は、若いながらも芸達者な4人のアドリブのオンパレードとなり、なんと「おいなり」と「お肉」はそれぞれ菅田さん、桐谷さんのアドリブだったとか。CM同様、笑いの絶えない撮影現場となっていた様子だ。また、かねてよりネット上でも話題になっていた、本シリーズの全CMに登場しているといわれる隠しキャラ“一寸法師”の姿を今回も発見!目を凝らして見つけてみて。au「三太郎シリーズ」新CM「鬼の子」篇は11月13日(金)より全国にてOA。(text:cinemacafe.net)
2015年11月13日東京急行電鉄はこのほど、厚生労働省が主催する「イクメン企業アワード2015」において特別奨励賞に選定されたことを発表。10月19日開催の「イクメン推進シンポジウム」にて表彰式が行われた。「イクメン企業アワード」は、厚生労働省が働きながら安心して子供を産み育てることができる労働環境の整備を推進するため、男性の育児と仕事の両立を積極的に促進し、業務改善を図る企業を表彰する制度。2013年度から始まり、2015年度で3年目を迎えた。同社は、運輸業界では初の受賞となった。受賞理由として、スライド勤務や時間休の導入などのフレキシブルな勤務体系に加え、マネジメント層の意識改革セミナー「イクボスセミナー」や、育児休業の有給化などの取り組みが評価されたという。同社における男性の育児休業取得者数は、2011年7月から2012年6月までの1年間で1名(平均取得日数9日)だったが、これらの取り組みにより、取得者数は2014年7月から2015年6月までの1年間で16名(平均取得日数73日)まで増加したとのこと。なお同社は、2015年度から開始した「中期3か年経営計画」の重点施策の一つとして、「ワークスタイル・イノベーション」を掲げている。「当社が持続的に発展するためには、多様性を生かす組織づくり、すなわちダイバーシティマネジメントの推進と、この基盤となるワークスタイル・イノベーションが必須であると考えます。年齢、性別、国籍、身体の状態など、背景の異なる社員一人ひとりの力を最大限に発揮し、組織として最大価値を創出することを目指します」とコメントを寄せた。
2015年10月20日今日、10月19日は「イクメンの日」です。10=「トウさん(父さん)」と19=「イクジ(育児)」の語呂合わせで2011年に制定されたとか。ちょっと無理矢理っぽい感じもしますが…男性の育児休暇取得の後押しを目的としているそうです。ちなみに、この日に先立って15日には「イクメン オブ ザ イヤー」の発表も。今年はフィギュアスケートの織田信成さんがスポーツ部門に選ばれたほか、「ウルトラの父」がキャラクター部門に選ばれました。ウルトラの父って…。確かにヒーローをたくさん育てた立派なお父さんですけど。◆イクメンってどんな人?ところで「イクメン」ってどんな人でしょうか。「イクメン オブ ザ イヤー」は、2011年にスタートしていますが、これまでに選ばれた著名人を見ると、中山秀征さん、つるの剛士さん、杉浦太陽さん、佐々木健介さん、藤本敏史さん(FUJIWARA)などの名前が並びます。少しイジワルな言い方をすれば「パパタレント」として活躍している…子育てキャラを売りにしている人たちと言えますね。でもみなさん、奥さんとの仲が良く子煩悩で、いかにも「良きパパ」ってイメージ。あなたの周りには、彼らに代表されるような「イクメン」はいますか?◆イクメンという言葉は不要?私自身を振り返ると、子どもが生まれた頃にはまだ「イクメン」という言葉はなく、「育児休暇を取る」という発想もありませんでした。ただ、できるだけ育児をしたいと思っていたので、仕事を早めに終えて子どもをお風呂に入れたり、ご飯を食べさせたり、寝かしつけたりしていました。振り返ってみると、我ながらなかなかの「イクメン」だったのではないかと思います。今ならSNSに子どもとの写真を投稿して、好感度アップを狙えそうです。でも、こういう男目線の、育児に「参加する」「手伝う」的な考え方や行動がそもそもダメ!という意見もあります。「参加する」「手伝う」って、第3者的なスタンスで主体的ではないからです。子育ては両親が2人で協力して「する」もの。決してどちらかが「手伝う」ものではありません。その意味では「イクメン」という言葉がもう注目されなくなって、男性も育児をするのが当たり前の世の中になることが大事。そうなれば、赤ちゃん連れで電車やバスに乗るお母さんが、車内で肩身の狭い思いをすることもなくなるでしょう。◆男はみんなイクメンになれる?さて、話がアチラコチラに飛んでしまいましたが、あなたの彼氏や、「いいな」と想いを寄せている男性は、子どもが生まれたら「イクメン」になるのでしょうか。知人に話を聞いたり、ネット上の声を拾ったりしたところ、・「付き合ってる頃は子どもが苦手と言ってたのに、自分の子が生まれたらデレデレで子育てをしっかりやってくれる」・「妊娠中はあまり関心がなさそうだったけど、生まれたらこっちが戸惑うくらい子煩悩になった」という「イクメンになった派」の意見がある一方、・「男は子どもが生まれても変わらない」・「子ども好きと言ってたのに、子育てにはノータッチ」などの意見もありました。◆男は誰でもイクメンになる!さて、「イクメン」は生まれつきの、持って生まれた資質・才能なのでしょうか。それとも、どんな男性でも「イクメン」になる可能性があるのでしょうか。私の身近に、オシャレで自分大好きな男がいました。モテるけれど女性と付き合うのも煩わしい、少しでも時間があったら好きなことに時間を費やしたい、というタイプでした。そんな彼が、あるとき突然結婚し、子どもができるとまさに「メロメロ」状態に。その様子はこちらがちょっと引いてしまうくらい。SNSにあまりにもたくさん子どもの写真をアップするので、「大丈夫なの?」と心配になることもあります。いったい何が彼を変えたのか。直接聞いても、本人から明確な答えは出てきませんでしたが、ひとつ言えるのは、彼が奥さん、そして子どもとの日々の生活を心から楽しんでいること。そのためには、まずベースに奥さんとの楽しくポジティブな生活があり、そこに子どもが加わって、さらに楽しさが増しているという事実があるようです。ちょっと強引かもしれませんが、彼や他の男友達の例を見ていて、私はこう確信しました。男は誰でも「イクメン」になれると。そしてその秘訣は「イクメン」になる前の、恋人ないし妻との2人の楽しい時間・楽しい毎日を作ることだと。それって実は意外と簡単なことですよね。2人の時間を愛おしみ、1日1日を「昨日は楽しかった。でも、今日はもっと楽しい。明日はもっともっと楽しい」と思いながら過ごしていればいいのですから。そのためにはあなたの魅力と、カレを喜ばせるちょっとした工夫があれば…。ぜひ子育ての前にカレをイクメン予備軍に育て上げちゃってください。自称・元イクメンの立場から応援しています!(文=マサル)あの人と結婚したら幸せになれますか?【無料占い】
2015年10月19日『恋愛適齢期』や『ホリデイ』といった女性のための映画に定評のあるナンシー・マイヤーズ監督の最新作は、仕事も恋愛も手に入れたい働く女性必見の話題作。人気女優アン・ハサウェイと名優ロバート・デ・ニーロがおくる女性のためのデトックス・ムービー『マイ・インターン』がいよいよ公開です!ジュールズはNYでファッションサイトの社長として成功し、オシャレなオフィスのなかを自転車で駆け回るほど多忙な日々を送っていた。私生活では結婚してかわいい娘と理解のあるイクメンの夫とともに暮らし、公私ともに充実している姿はまさに女性の憧れ。そんなジュールズの元に、ある日新人インターンが配属されることになる。その新人とは、なんとジュールズよりも40歳年上の“シニア”インターンのベン70歳だった。はじめは、ベンにいらつくジュールズだったが、人生経験豊富なベンがくれる的確なアドバイスを徐々に頼るようになり、いつしか心を開くようになるジュールズ。そして、人生最大の試練を迎え、今後の人生を左右するような重大な決断を迫られていたジュールズにベンがくれた助言とは?アン・ハサウェイがファッション業界で奮闘する等身大の主人公を演じ、世界中の女性たちを虜にした『プラダを着た悪魔』から9年。まるでその続編とも思える本作は、女性たちの新たな共感を呼ぶこと間違いなしです。キャリアウーマンとして、仕事にも家庭にも全力を注ぐジュールズと自分を支えてくれるイクメンで主夫の旦那さんという形は、まさに働く女性の理想像と言えるかもしれません。また、『セックス・アンド・ザ・シティ2』の衣装スタッフが手掛けたというアンが着こなすオフィススタイルのコーディネートもお見逃しなく!どんなに忙しくても、オシャレにも手を抜かないのが“デキる女”の第一条件かもしれません。ぜひ、参考にしてみては?そして、今回多くの人を魅了してやまないのは、なんといっても70歳の新人インターンを演じたロバート・デ・ニーロ。大きな器で受け止めてくれる包容力と温かく優しい言葉の数々は、疲れたあなたの心にもきっと染み渡るはず。女性のライフスタイルが大きく変わってきた現代に生きるすべての女性の背中を押してくれる本作。もし、仕事や恋愛に行き詰っているなら、この作品の中に解決の糸口を見つけられるかも。“人生の大先輩”であるベンの助言に耳を傾ければ、きっとあなたのことも幸せへと導いてくれるはずです。イベントデータ:『マイ・インターン』公開表記:10月10日(土)、全国ロードショー配給:ワーナー・ブラザース映画(C)2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月07日子育てをする男性(メンズ)=「イクメン」。すっかりおなじみとなったこの言葉だが、実際何をすれば「イクメン」として認められるのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち子育て中の男女100人に「イクメンの条件」について聞いてみた。Q.どんな人が「イクメン」だと思いますか? 何をしていれば「イクメン」といえますか? 「イクメン」の条件を教えてください。○●●できる・「子どものおむつを一人で替えられる」(33歳男性/東京都/電機/技術職)・「赤ちゃんのおしめ・ミルクまで手伝う」(50歳以上男性/山梨県/建設・土木/技術職)・「うんちをしたおむつを替える、食べ物を食べさせる」(45歳男性/埼玉県/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「家事や、子どもの遊び相手」(31歳男性/東京都/運輸・倉庫/技術職)・「お風呂、ご飯を作ってくれる」(28歳男性/千葉県/情報・IT/技術職)・「料理もできる」(29歳男性/東京都/建設・土木/営業職)・「子どもが困っていたら助けてあげて、送り迎え、食事などサポートしてくれる人」(39歳女性/愛知県/自動車関連/その他)・「家事全般をやってくれる」(27歳女性/広島県/情報・IT/事務系専門職)・「オムツ替えや離乳食作り、お風呂など、授乳以外の母親でなくてもできる事をやっていたらイクメン」(31歳女性/東京都/金融・証券/秘書・アシスタント職)・「嫁がお風呂にゆっくり一人で入って出てきたらこどもがすでに寝る体制に入っているところまでできる人」(31歳女性/香川県/機械・精密機器/事務系専門職)○ひとりで子どもの面倒を見られる・「子どもの世話をひとりでもできる」(29歳女性/京都府/自動車関連/技術職)・「ひとりで1日面倒を見られる」(30歳女性/群馬県/機械・精密機器/事務系専門職)・「お風呂に入れる、ご飯を食べさせる、など一通りこなしてくれる人」(32歳女性/東京都/食品・飲料/事務系専門職)・「子どもの面倒(準備から片付けまで)が一通り無理なくできて、それを親として当たり前だと思える人。母親から子どもを『預かってあげてる』意識の人は偽イクメン」(33歳女性/大阪府/小売店/販売職・サービス系)・「食事、入浴、おむつの世話など、基本的にひとりで赤ちゃんの面倒が見られる人」(30歳男性/山口県/学校・教育関連/専門職)・「オムツ替えや寝かしつけ、子どもと二人で半日~一日問題なく一緒に過ごせる人」(37歳男性/埼玉県/金属・鉄鋼・化学/技術職)○妻と同じくらい育児をする・「育児に関して夫婦が同等の立場で行っている」(48歳男性/兵庫県/情報・IT/技術職)・「家事育児を奥さんと同等以上にこなす。また、やっていることを奥さんに自慢しない」(50歳以上男性/神奈川県/電機/技術職)・「育児の半分程度をしていないとイクメンとはいえない」(50歳以上女性/群馬県/電力・ガス・石油/事務系専門職)・「家事を半分以上行えばイクメンだと感じる」(28歳男性/東京都/金融・証券/専門職)○積極的に育児に参加・「家事も子育ても自主的にやる」(32歳女性/静岡県/食品・飲料/販売職・サービス系)・「自主的に子育てに参加」(24歳女性/愛知県/その他/営業職)・「育児を積極的に手伝ってくれる」(31歳女性/神奈川県/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「子どもの面倒を進んでみる夫。何も言われなくても、自ら進んで育児をしてくれる」(28歳女性/大阪府/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「家事や育児をポジティブにとらえ、実践できる人」(46歳男性/東京都/その他/クリエイティブ職)・「笑顔で子育てする」(29歳女性/神奈川県/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「育児を手伝うのではなく、自分からする人」(32歳男性/静岡県/小売店/事務系専門職)○育児を優先する・「育児休暇を取り、家庭第一主義である」(31歳男性/神奈川県/その他/その他)・「仕事よりも家庭優先」(26歳男性/新潟県/農林・水産/技術職)・「自分の時間を犠牲にして子育てをすること」(32歳男性/埼玉県/商社・卸/事務系専門職)・「育児休暇を取る人」(33歳男性/兵庫県/小売店/販売職・サービス系)・「有休にためらいがない」(28歳男性/千葉県/医療・福祉/事務系専門職)○妻を立てる・「子育てに積極的なだけでなく、どんな面でも奥さんをサポートしている人」(26歳女性/神奈川県/食品・飲料/販売職・サービス系)・「週末に子どもと遊ぶ時間を作ってくれ、妻をねぎらうことができる人」(32歳女性/東京都/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「妻の要望(物理的なものから精神的なものまで)に可能な限り応えられる」(35歳女性/埼玉県/ソフトウェア/技術職)・「子どもになつかれ、奥さんをいたわる人」(30歳女性/東京都/生保・損保/営業職)○その他・「育児と仕事を両立させる」(25歳男性/埼玉県/運輸・倉庫/事務系専門職)・「文字通りでそのまんま。育児にきっちりと取り組めていれば良いんじゃないか?」(45歳男性/兵庫県/商社・卸/販売職・サービス系)・「やさしい人」(50歳以上男性/京都府/その他/その他)・「子どもの面倒をしっかり見てくれる人。子ども好きな人」(24歳女性/山口県/食品・飲料/専門職)・「子育てに一生懸命な人」(47歳男性/宮城県/ソフトウェア/技術職)・「子育てしてるのがイクメンでは?」(33歳男性/東京都/情報・IT/技術職)・「二人目でも1人目並みに動いている人。二人目になると手伝わない人が多いから」(37歳女性/埼玉県/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「いつも妻と子どもの事を考えている人」(34歳女性/岡山県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「ママの負担にならない」(35歳女性/東京都/その他/クリエイティブ職)・「育児に関する知恵を数多く持ち合わせ、かつ実践している人」(22歳男性/埼玉県/食品・飲料/技術職)・「子どもをあやすのがうまい」(30歳女性/埼玉県/印刷・紙パルプ/事務系専門職)子育て中の人は「イクメンの条件」をどうとらえているのだろうか。回答を見ていくと、「子育てに一生懸命」「いつも妻と子どものことを考えている」といった精神的なものから「おむつを替えられる」「ごはんをつくる」「子どもの遊び相手になる」など具体的な行動についてのものまで幅広い。人によってイクメンに求めるポイントや範囲は異なるようだ。具体的な行動の中で目立ったのは、「ひとりで子どもの面倒を見られる」というもの。そのほか、「積極的に育児に参加」「妻と同じくらい(それ以上)育児をする」「育児休暇をとるなど育児を優先する」「妻を立てる」といった回答があった。中には「ママの負担にならない」なんてものも。あなたが思う「イクメンの条件」はどんなものだろうか?調査時期: 2015年8月19日~20日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 子育て中の100人(男性45人、女性55人)調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年08月24日ワタベウェディングはこのほど、映画「夫婦フーフー日記」とのコラボ企画として実施した、「イクメン」に関するWebアンケート調査の結果を発表した。調査は5月1日~22日、全国の20~60代の女性204名(既婚114名、未婚90名)を対象に行われた。○イクメンの条件は「子どもの面倒を見る」こと調査ではまず、イクメンの条件について尋ねたところ、「子どもと一緒にお風呂に入る」「子どもと一緒に遊ぶ」「子どもの相手をして妻が一人の時間を作る」の3項目で、「既婚‐子ども有」「既婚‐子ども無」「未婚」の全てから半数以上の支持を受けた。「掃除をする」「洗濯をする」「食器洗いをする」「ゴミ出しをする」といった家事に関する項目では、「既婚‐子ども無」の票は少なかったが、「既婚‐子ども有」と「未婚」から半数以上の票を集めたことから、調査では「夫婦二人でバランスが取れている状態の時にはあまり感じませんが、実際に子育てをする場面では男性に家事を分担してもらう必要が出てくるのではないでしょうか」と分析している。○夫が「イクメン」だと思う人、35.3%続いて、実際にイクメンがどのくらいいるのか調べた結果、3割超が自分の夫のことを「イクメンだと思う」と回答した。主な理由としては、「子どもの世話を良くしている、楽しそうに遊んでいる」「家事を率先して手伝ってくれる」などが挙げられた。家事育児をしてくれることがイクメンと思われるポイントになるようだが、夫婦での家事育児の分担比率を探るため、「あなたの夫は、100%のうち何パーセント担当していると思いますか」と尋ねた結果、「夫はイクメンだ」と回答した人の夫の平均分担比率は43.3%。対して「夫はイクメンでない」と回答した人の平均分担比率はわずか5.0%という結果に。「イクメン」の人は、やはり家事育児を行っている結果となりましたちなみに、夫が担当している家事育児は「ゴミ出し」が最も多く、仕事で家を出たついでに行えることが大きな理由のよう。次いで「子どもとお風呂に入る」「子どもと遊ぶ」「食器洗いをする」が上位に並んだ。○イクメン夫のイクメンぶりは、81.6点!次に、夫のイクメン度に対して点数をつけてもらったところ、「夫はイクメンだ」と回答した人の平均点は81.6点、「どちらともいえない」と回答した人は50.0点、「夫はイクメンでない」と回答した人は10.0点となった。印象に残っているエピソードとして、「夜中に玄関先で泣き止まない赤ちゃんの息子をあやしていて、パトロール中の警察官に質問された」「子どもをお風呂に入れるのは自分の仕事と認識しているようで、毎日子どもと楽しそうに風呂に入っている」「体調が悪く入院しても食事を家族に作ってくれたこと」「子どもが生まれたこともきっかけとなり残業ありきが当たり前だった会社を退職し、極力早く帰ってこられる会社に転職したこと。そして、疲れているのに仕事から帰ってきたら毎日全力で子ども達と遊んでくれ、休日は私が掃除機をかけるときに必ず子ども達を連れて外に行ってくれて掃除しやすい環境を作ってくれる!」「私が出産後動けなかった時、仕事もあるのに育児、家事も全部両方やってくれた」といったイクメンぶりが報告された。○イクメン芸能人1位は「つるの剛士」「子どもがいる芸能人で、イクメンだと思うのは誰ですか?」と尋ねたところ、1位「つるの剛士」、2位「杉浦太陽」「土田晃之」、3位「FUJIWARA 藤本敏史」「谷原章介」という結果に。また、「将来イクメンになりそうな芸能人」についても尋ねたところ、「堺雅人」「向井理」「東出昌大」などの名前が挙がった。
2015年08月14日6月のジューンブライドのせいで、心の中で「結婚したい……」という気持ちが盛りあがってしまった女性も多いのでは?実際、生活トレンド研究所がおこなった「自分自身の“結婚”に関する調査」によると、20代~30代の女性の半数は「いつか結婚したいと考えている」と回答しています。しかし、「結婚してもキャリアは保っておきたい」「結婚しても仕事を続けたい」という女性は増えているため、なかなか相手を見つけられない状態だと言えるかもしれません。なぜなら、女性は仕事と家事を両立するためには、将来の旦那様の協力が必要になってくるから……。ところが、結婚前は「俺も家事やるよ」と言っておきながら、女性に任せきりにする男性が多いのも事実。そこでパートナー選びの1つの指標となりそうなのが“イクメン士”です。イクメン士とは、イクメン大学で 出会い→結婚→子育てについて求められる必要な事や、結婚生活・仕事・私生活の中でのスキルアップ、思いやり・気遣いについても学んだ男性のこと。受講プログラムは『コミュニケーション・マネジメント・ボクシング・料理・育児・ファッション』の6つで、先日1期生が卒業を迎え、5名にイクメン士の資格が与えられたのだとか!独身男性の9割近くが「結婚したらイクメン希望」というマッチアラーム株式会社の調査もあり、これからどんどんイクメン士が生まれそうな予感!結婚相手にもピッタリですから、支え合えるパートナーを選ぶ基準として、これからは「あなたって、イクメン士?」と聞いてみるといいかもしれません。理解ある、とっても素敵なパートナーと出会えるようになるかも!?
2015年07月07日本格的に梅雨に入りパッとしない天気が続いていますね。そんな毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?さて、明日、6月22日(月)~7月22日(水)は、蟹座生まれの方々の誕生日です。おめでとうございます!(※星座は生まれ時間によってズレることがあります。)蟹座は気は優しいけれど、警戒心が強いタイプでもあり、打ち解けるまでには時間がかかることも…。そんな蟹座男性の攻略法を伝授しちゃいます!≪蟹座の基本傾向は?≫・面倒見が良い・デリケートで感受性豊か≪蟹座の恋愛傾向は?≫・異性への警戒心が強い・恋人に対して過干渉になりやすい・結婚後は、子煩悩で育児に熱心になる・結婚や家庭について、大きな夢を持っているここで著名人を例に、蟹座男性の恋愛傾向について、もう少し掘り下げていこうと思います!◆蟹座男性はイクメンが多い!≫谷原章介さん&藤木直人さん俳優の谷原章介さんは、なんと6人の子のパパ!お子さんの学校行事にも積極的に参加し、近所の人たちから「評判のイクメン」と言われているそうです。谷原さんと親友(1995年の映画『花より男子』で共演!)の藤木直人さんも現在2児のパパで、仕事がお休みの日は、朝のゴミ出しやお子さんの送り迎えをするとか。家族サービスも欠かさないと言われています。蟹座の男性は、結婚して子どもができると教育熱心になります。時として過保護になりやすい一面もありますが、家庭を第一に考えてくれる旦那さんが欲しいなら、オススメです。◆結婚願望も強い!≫赤西仁さんの場合元KAT-TUNの赤西仁さんは、2012年に黒木メイサさんと結婚して今では1児のパパ。あの電撃結婚にはびっくりした方も多かったことでしょう。以前は夜な夜なクラブで遊んでいるイメージがありましたが、現在はイクメンぶりを発揮しているそうで、家族でテーマパークや飲食店に行く、ほのぼのした姿もキャッチされています。蟹座男性は結婚への憧れがあり、もともと結婚願望が強い傾向があります。そして、独身時代にはあまりそうは見えなくても、結婚生活に向いた性質を持っています。ただし、傷つきやすい部分もあるため、ツラい失恋などを経験していると、本気になるまでに時間がかかる人もいます。≪蟹座はお嫁さんにしたい星座№1≫蟹座生まれは女性も、男性同様に結婚願望が強め。そして、良きママになれる素質を持っています。2013年にw-inds.の橘慶太さんと結婚した歌手の松浦亜弥さんは、昨年末、女の子を出産しましたね。2人の交際は12年にも及んだと言いますし、子宮内膜症を乗り越えての結婚&出産は、喜びもひとしおだったのではないでしょうか。一方、歌舞伎役者・市川海老蔵さんの奥さまでタレントの小林麻央さんは、良妻賢母の鏡のようなイメージ。自分は裏方に徹して、何かと世間を騒がせたご主人を立て、熱心に子育てをし…そんな彼女に市川さんはブログで「給料を出そうと思った」なんて発言もしています。蟹座女性は、家庭的な素質を上手にアピールできれば、たやすくパートナーをゲットできるはず。ただし、そんなあなたの優しさを「当たり前」と思う男性には気をつけて。≪蟹座男性へのNG言動って?≫警戒心が強めなので、初対面からプライベートなことを聞いたり、デリケートな話題に触れたりしないようにしましょう。≪蟹座男性が喜ぶのは?≫家庭的なところをアピールしましょう。手料理を振る舞うのもオススメ!≪蟹座男性の前ではこんな服装を≫女性らしいボディラインがわかりやすい服装がいいですね。体型を気にしすぎず、堂々としていたほうが◎。胸元チラ見せでもOKです!~最後に…蟹座男性のまとめ~蟹座男性は、結婚相手には本当にオススメです。でも、いきなり距離を縮めようとするのはNG。余裕を持って、ゆっくりとアプローチするのが彼を上手に落とすコツと言えます。みなさんの恋を応援しています!(文=夢実マナ)恋愛専門・タロット占いカウンセラー/占いライター10代の頃からタロットカードに親しみ、いつしかプロの道へ。現在、メール占い、イベントでの対面鑑定を主に活動している。夢実マナの恋愛メール占いセッション!太陽星座×月星座×血液型でわかるカレの裏表性格診断【無料占い】
2015年06月21日