天気のいい日は、洗濯日和。布団も一緒に干して湿気を飛ばし、ふかふかにしたいですよね。しかし、季節によっては天候以外にも、気を付けたいことがあるようです。『厄介な客』が飛来!布団が無惨な状態に海里(@kairi641)さんが、自宅で布団を干していた時のこと。晴天でよく干せそうだったのですが、思わぬ悲劇が起こったとして、1枚の写真をX(Twitter)に投稿しました。「あ゛あ゛あ゛あ゛!?」という悲鳴が上がった理由は…写真の左下をご覧ください!カラスが布団をバリッと破り、中の綿を持ち去ろうとしているではありませんか!目前でこんな暴挙をされては、誰しも驚きを抑えられないでしょう。まさかの光景はネット上で大きな反響を呼び、慰めなどの声が寄せられています。・ああああぁ!ボロボロじゃん…ご愁傷様です!・マジか。よく布団を干すので、自分も気を付けねば。・布団の中にフカフカの綿があることをいつ学んだのか。カラスは賢いなぁ。・洗濯物の針金ハンガーを盗まれたことはありますが、布団の綿は初めて見た。・私は同じことを、自転車のサドルでやられました!カラスが巣作りを始めるのは3月頃。この時期、似たような『素材集めの被害』に遭っている人は多いようです。室外に置いているものは、カラスに狙われる可能性があることを覚えておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月11日インターネットが発達し、どんな情報も気軽に全世界へ発信できるようになった現代。そんな時代になっても、その場を通りがかった人たちへ情報を共有できる、看板や貼り紙といったアナログな手法は健在です。中でも、注意をうながすような呼びかけは、人の目に入りやすいよう、分かりやすい位置に掲示しなくてはなりません。『あまりにも説得力のありすぎる看板』に反響2022年4月のある日、外出していたオジョンボンX(@OjohmbonX)さん。うららかな春の陽気を感じながら歩いていたところ、目立つ場所に設置された、注意喚起の看板を目にしました。「説得力がありすぎる…」オジョンボンXさんは看板を見て、強くそう思いました。その理由は、言葉で説明せずとも、実際の光景を見ればよ~く分かるはずです…!写真を見た誰もが、オジョンボンXさんと同じことを思ったことでしょう。「説得力の塊のような光景だ」…と。比較的、警戒心の強い鳥として知られるカラス。とはいえ、基本的には突然、理由もなく人に襲いかかって来ることはありません。しかし、春から夏にかけての時期は繁殖期のため、刺激に敏感であったり、巣に近付いてきた人に威嚇(いかく)をしたりするのです。きっと、撮影した時期が4月だったため、この看板が設置されることになったのでしょう。現にオジョンボンXさんは、カラスが人の食べ物を奪っている光景を目撃したのだとか。この場所に看板を設置したことが、大正解と分かる1枚の写真に、多くの人からコメントが寄せられました。・カラスが強そうな顔立ちをしているのが、また面白い。・ガチじゃん…。近付いたら、ボスとのバトルが発生しそう。・絶対強いやつじゃん。貫禄がすごい。看板が設置されることで、巣に近付く人が減り、カラスたちも安心して子育てに励むことができたはず。結果的に、人間とカラスの両者を救ったといえるでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年02月06日道やゴミ捨て場でカラスに出くわした場合、どのように対処すればいいのでしょうか。例えば、カラスを怒らせたり、攻撃されたりするようなNG行動を知っておくと安心ですよね。カラスから身を守る方法を、カラス博士として知られる、宇都宮大学名誉教授の杉田昭栄先生にうかがいました。カラスは繁殖期以外は近付くと逃げていく――道やゴミ捨て場で、カラスに遭遇した場合はどうすればいい?そもそも、カラスは警戒心の強い生き物です。攻撃的な生き物ではないので、基本的にはカラスのほうから襲い掛かってくることはありません。何もせずとも近付けば逃げていきますし、手を振るなどすれば追い払うことができます。ただし、4~6月にかけての繁殖期は注意が必要です。この時期に巣の近くを通ると、カラスは巣やヒナを守るために襲ってくることがあります。――カラスに襲われないための注意点は?巣の近くを通らないことが一番ですが、巣は高い場所にあるので、どこにあるか分からないかもしれません。そのため、公園など巣がありそうな場所では、用心のために帽子をかぶる、日傘を使うなどして身を守るようにしましょう。また、巣の近くでカサを振り回すなど、威嚇のような行動をするのもよくありません。敵が来たと考え、襲ってくるかもしれません。まれにヒナが巣から落ちることがありますが、落ちたヒナに近付いても攻撃されます。よく、かわいそうと思い、保護しようとする人がいますが、ヒナを拾おうとするのは避けましょう。巣落ちしたヒナでも自然の成り行きを見守るのが一番です。カラスは背後から襲ってくるので、万が一巣の近くを通る場合は、カラスに背中を向けずに、巣のほうを見ながら遠ざかるようにすると襲われにくくなります。外では食べ物の取り扱いに注意!――そのほか、カラスに対するNG行動はある?繁殖期以外は人を襲うことはありませんが、食べ物を奪おうとして飛んでくることがあります。例えば、ピクニックでお弁当を広げたところ、カラスがお弁当を狙って飛んできた、海水浴場で食べ物を取られたなどです。ほかには、自転車のカゴに入れていた買い物袋から食べ物を取られることもありますね。――ゴミの取り扱いにも注意すべき?もちろんです。ネットがかけられていないなど、カラス対策がされていないと、カラスは食べ物が得られる場所として記憶して定着します。ゴミが荒らされるだけでなく、カラスに遭遇する確率も上がります。カラスに出会いたくないのなら、カゴ型のゴミネットを使うなど、ゴミ対策をしっかりとすべきです。ネットの場合は、下の写真のようにおざなりな使い方ではまったく効果がありません。ごみ袋すべてを覆うようにすることが大事です。さらに、カラスが持ち上げないようにネットの裾(端)に重しをすると安心です。※写真はイメージ――対策をすることで近付いてくるカラスは減る?「ここは食べ物が手に入らない」と分かれば、近付くカラスは減るでしょう。そもそも、カラスは食べ物が得られるから人間の近くに来るわけです。人間側にカラスを寄せ付けている原因がある限り、カラスは寄ってきます。カラスが近付く原因を取り除くことで人に依存しなくなり、カラスとの距離も適切になるはずです。カラスは黒くて大きく、迫力があるため、目の前にすると怖く感じるでしょう。しかし、警戒心が強い生き物なので、攻撃性が高まる繁殖期以外は、基本的には近付けば逃げていくとのことでした。ただ、食べ物を狙いやすい位置に持っていたり、ゴミが荒らしやすい状況だったりすると、カラスがその隙を狙って近付いてきます。カラスとのトラブルを避けるためには、ゴミ捨て場を整理するなど、カラスに対して隙を作らないようにしましょう。【杉田昭栄 Profile】動物をよりよく理解するための比較神経解剖学が専門。人や動物の脳神経について研究。1986年から2年間、アメリカ留学で眼球の動きを調節する脳の働きについて研究した(インディアナ大学)。28年前にたまたま脳の研究の一環でカラスの脳を研究したのが始まりで、カラスの研究に熱中になる。解剖学のみならず、生態・行動・学習などについても研究し、現在はラボワークの一線は退いている。著書に『もっとデイープにカラス学』(緑書房)、『カラス博士と学生の動物研究奮闘記』(緑書房)などがある。ウェブサイト:杉田昭栄Shoei Sugita[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]取材協力杉田昭栄Shoei Sugita
2023年12月27日『Dr.コトー診療所』と『イチケイのカラス』が1月3日(水)と2024年1月6日(土)にそれぞれ地上波初放送されることが決定した。それに併せ、連続ドラマ版も再放送される。山田貴敏の同名漫画を原作とした「Dr.コトー診療所」は2003年7月期に初放送され、続編「Dr.コトー診療所2006」とともに大ヒットを記録。東京から僻地の離島に赴任してきた主人公、外科医“Dr.コトー”こと五島健助を演じる吉岡秀隆、診療所を支える看護師であり、コトーの妻となった五島彩佳を演じる柴咲コウ、そして時任三郎、大塚寧々、大森南朋、朝加真由美、泉谷しげる、筧利夫、小林薫という日本を代表する名優たちが織りなす医療ヒューマンドラマだ。映画では、一度は俳優を引退した富岡涼が本作のためだけに復帰、また診療所にやってくる新米医師に高橋海人、彩佳の背を追う看護師として生田絵梨花が新たに加わり、歴史ある「コトー」の世界に新たな風を吹き込んだ。放送から16年、世界はめまぐるしく変化する中、時を経て変わるもの、変わらないもの、そして何よりも尊い人と人とのつながりを丁寧に大切に描く映画『Dr.コトー診療所』。医療ヒューマンドラマの原点として語り継がれている人気シリーズが16年ぶりに新たな物語を紡ぐ。浅見理都の同名漫画を原作とした「イチケイのカラス」は2021年4月期の“月9”ドラマとして放送され、人気を博した。東京地方裁判所第3支部第1刑事部「通称:イチケイ」を舞台に、伝家の宝刀「職権発動」(※職権発動…刑事訴訟法128条【検証】に基づき、事実発見のために必要な時は裁判所主体で検証を行うことができる)を駆使し、ひとつひとつの事件に粘り強く向き合う、自由奔放で型破りなくせ者裁判官・入間みちおを演じる竹野内豊。みちおとは対照的な、東大法学部出身で立身出世のために努力を惜しまない超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴を演じる黒木華を中心に、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、小日向文世ら個性豊かなイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描いた爽快リーガルエンターテインメントドラマだ。映画では、斎藤工、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、平山祐介、津田健次郎、八木勇征、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、向井理ら豪華俳優陣が集結。坂間が裁判官の他職経験制度を利用し、弁護士として登場。法廷でまさかの“裁判官・入間VS弁護士・坂間”の対決が勃発…?国を揺るがす2つの事件に隠された真実に迫る。また、2024年1月2日(火)、3日(水)に連続ドラマ「Dr.コトー診療所2006」を、12月27日(水)~31日(日)に連続ドラマ「イチケイのカラス」、2024年1月6日(土)に特別番組「イチケイのカラススペシャル」(2023年1月14日(土)放送)がそれぞれ再放送される(関東ローカル)。フジテレビを代表する人気2作品の「新春映画まつり」をお見逃しなく。映画『Dr.コトー診療所』は2024年1月3日(水)21時~、映画『イチケイのカラス』は2024年1月6日(土)21時~フジテレビにて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Dr.コトー診療所 2022年12月16日より全国東宝系にて公開Ⓒ山田貴敏Ⓒ2022 映画「Dr.コトー診療所」製作委員会イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2023年11月27日金縛りなどの心霊体験は怖いもの。身近な人から実体験を聞くと、「自分も同じ目に遭うのでは」と身構えてしまうでしょう。生活雑貨店で店長として働く、オムニウッチー(omni_uttii821)さんは、スタッフの1人から心霊体験を聞いて震え上がりました。勇気を出して、うめき声の正体を確かめたら…原因はだみ声のカラス!心霊現象でないことが分かり、ホッとすると同時に、「いや…おまえかい」と胸中でツッコミを入れてしまうオムニウッチーさんなのでした。正体が霊的存在ではなかったオチは『あるある』のようで、人々から共感などの声が寄せられています。・おまえかーい!私も、笑い声がすると思ったらカラスでした。・人騒がせな…!クセが強い鳴き方のカラスっていますよね。・私も「虐待だ」と思ったら、発情期の猫だったことがあります。・心霊現象の『ラップ音』だと思ったら、ペットボトルの音だったことも…。人のような声だったり、気配があったりしても、お化けとは限りません。正体は身近な生物や物…という可能性が高いようですよ![文・構成/grape編集部]
2023年11月26日ミキモト(MIKIMOTO)は、企画展「マリア・カラス(MARIA CALLAS)-ディーヴァが愛した真珠-」を2023年10月24日(火)まで、ミキモト銀座4丁目本店 7階ミキモトホールにて開催する。オペラ歌手、マリア・カラスを彩ったファッションに着目マリア・カラスは、音楽史に永遠に名を刻み、そのドラマティックな人生から生誕100周年を迎える今もなお人々の賞賛と関心を集める20世紀を代表するオペラ歌手。「マリア・カラス-ディーヴァが愛した真珠-」では、そんなマリア・カラスを彩ったファッションに焦点を当てた展覧会だ。会場では、マリア・カラスのプライベートでの華やかな装いや舞台衣装、ジュエリーなどを当時の写真と共に紹介。実際に着用していたドレスやジュエリーなどを28点展示する。レプリカ衣装×ミキモトのパールジュエリーまた、真珠を愛してやまなかったマリア・カラスにちなみ、ミキモトのパールジュエリーとのコーディネートも見ることができる。たとえば、1964年の舞台『トスカ』にて着用した衣装のレプリカに、当時マリア・カラスが着用していたパールジュエリーをイメージして制作したミキモトのジュエリーを合わせている。雑誌撮影現場からプライベートまでを映した写真もマリア・カラスは、類まれな才能だけでなく、その美しさと華やかな装いでも注目を集めていた。会場では、雑誌の撮影現場からプライベートまで、貴重な姿を映し出した写真の数々も展示される。【詳細】「マリア・カラス-ディーヴァが愛した真珠-」会期:2023年10月6日(金)~10月24日(火)時間:11:00~19:00(最終入場は18:45まで)場所:ミキモト銀座4丁目本店 7階ミキモトホール住所:東京都中央区銀座4-4-5入場料:無料※会場内で映画『私は、マリア・カラス』上映。【問い合わせ先】TEL:03-3535-4611
2023年10月14日伝説のオペラ歌手マリア・カラスの伝記映画『Maria(原題)』より、主演のアンジェリーナ・ジョリーがマリアに扮したファーストルック画像が公開された。監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『スペンサー ダイアナの決意』のパブロ・ラライン。舞台は1970年代のパリで、マリアの波乱万丈で美しくも悲劇的な人生を描き、53歳で亡くなった彼女の最期の日々に焦点を当てるという。脚本は、『スペンサー ダイアナの決意』でラライン監督とタッグを組んだスティーヴン・ナイト。キャストはアンジェリーナのほか、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(『離ればなれになっても』)、アルバ・ロルヴァケル(『ハングリー・ハーツ』)、コディ・スミット=マクフィー(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)ら。「The Hollywood Reporter」によると、本作はインディペンデント映画のためSAG-AFTRAより許可を得てまもなく撮影に入るという。撮影地はパリ、ギリシャ、ブダペスト、ミラノで、撮影期間は8週間を予定している。マリアに扮したアンジェリーナの画像を見た映画ファンは、「再びオスカーをゲットだね!」「ラライン監督が手掛ける伝記映画なら期待できる」「クイーンが帰ってきた!」などの感想を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月10日こんにちは、モンズースーです。これは子どもたちが朝に家に出た直後のこと。■カラスの死骸をあまり見かけないワケ庭にたくさんの黒い鳥の羽が落ちていました。庭にたくさんあった羽はカラスの羽でした。羽は広範囲に散らばっていてうちの庭と少し離れた道路にも落ちていて。カラスがトンビやネコなど、ほかの生き物に襲われたのかボロボロでした。次男に言われて気づいたのですが、カラスの死骸を見ることはあまりありません。ほかの動物は車にひかれたり、草むらの中で朽ちている死骸をたまに見ますが、カラスはたくさんいるのに見ないような…。気になったので調べてみました。するとカラスは死期近づくと、人の少ない森の中の巣の中にいること、多くのカラスの死骸はほかの生き物に食べられてしまうこと。さらに知能が高いので車などにはあまりひかれないこと、寿命が長いことなどが要因でカラスの死骸を見ることが少ないと知りました。住宅街にもたくさんいるカラスですが、巣は森林にあったんですね。住宅街にハンガーなどを使って巣を作り、問題になるニュースをたまに見ますが、あれは珍しいケースだったのでしょうか? ■カラスの死骸は不吉ではなく幸運!?庭中にカラスの羽が散乱した光景は、不気味であまり気分のいいものではありませんでした。カラスに対するイメージが、もともと良くないこともあり、あまり運勢などを信じない私ですが、つい不吉だなと考えてしまったのです。しかし、カラスの死骸で検索すると、いくつも「カラスの死骸を見たら幸運」「カラスの死骸は吉兆」「金運アップ」といった、とてもポジティブなことが書かれていて、驚きました。生き物の死骸を見ると幸運…というのは、なんだか違和感がありますが、今日はレアなものを見られたいいな運勢かも? と思い買い物ついでに1枚だけ300円の宝くじを買ってみました。カラスの死骸で運勢が良くなるなんて子どもたちも、まったく信じていませんでしたが、宝くじが当たったら新しいゲームを買おう、おすしを食べに行こうと、ちょっとだけ期待していたようです。そして結果は300円当たり!損も得もしなかったけどこれも、運が良かったのかな?またほかの生き物が来ると嫌なので、カラスの死骸は庭に埋めました。
2023年10月06日こんにちは、エェコです。皆さん、「頭をつつかれた」などカラスによる被害をテレビや体験談で聞いたことはありますか?私もニュースで何度か見たことがあったのですが、そんな事件が身近に起きてしまいました。■カラスに襲われた!?幸い、襲われた友だちは無傷だったようです。カラスが繁殖のため巣を作るのはだいたい3月~7月らしく、ちょうど夏休みに入った7月、娘たちが朝から遊んでいたところ、事件は起きました。特に7月はカラスが卵やヒナのためにもっとも警戒している時期だそうで…。カラスが公園に巣を作るなんて今までは聞かなかったのですが、今年は娘たちが遊ぶ公園の遊具近くにある木に巣を作ってしまい、襲撃にあったようです。すぐにどうしたら撤去できるのか調べたところ…なんと、カラスは鳥獣保護管理法の対象で許可なく捕獲したり、傷つけたり、処分したりすることは禁止されているとのこと!■撤去するには…?ちなみに道路なら道路を管理している建設事務所や役所の道路管理課だそうです。とにかく巣がある場所の管理者が撤去してもよいと許可を出していないと、できないとのことでした。もし「カラスの巣で困ってる」などあったら、いったん役所に電話して聞いてみてください。自宅に作られて自分で業者に頼まなくてはいけない場合、自治体によっては撤去費用の補助が出る場合もあるらしいです。カラスに巣を作らせないためにも個人でできること…、ゴミ出しのルールはちゃんと守って、巣を作らせない環境にするのが大事なんだなと思いました。
2023年09月17日カラスは、こちらから危害を加えない限り、基本的には人を襲うことはないといわれています。しかし、まれに人を追いかけたり、頭をつついたりして攻撃することもあるのです。筆者も自宅前の道路を歩いている際に急降下してきたカラスに頭を攻撃されたことがあり、家族も同じ被害に遭いました。本記事では、筆者の体験を基にカラスが攻撃してきた理由とその対処法をご紹介します。カラスが攻撃してきた理由とは筆者がカラスに攻撃されたのは、2023年7月の頭。筆者だけでなく、妻も娘もカラスに威嚇されたり、頭をコツンとつつかれたりしました。ご近所さんにも話を聞いてみると、自宅前の道でカラスに頭をつつかれたという人が多数いるという状況でした。※写真はイメージ以前はこのようにカラスが襲ってくることはなかったので、しばらく自宅のベランダから観察したところ、自宅前の電柱にカラスの巣があるのを発見。巣を守るために周囲を警戒している親や仲間のカラスが、巣の下を通る人に襲い掛かっているのが分かりました。実際に調べてみると、カラスは春から夏の繁殖期になると、電柱や街路樹に巣を作り、そこで子育てをするとのこと。その際、人を巣や子供のカラスから遠ざけるために、親ガラスが威嚇行動に出るのだそうです。筆者が撮影したカラスの巣『巣がある場所』で対応方法が異なるカラスが巣や子供を守るために攻撃しているとはいえ、幼い子供がケガをするようなことは避けたいものです。そこでどのように対処すればいいのかを区役所に確認したところ、「街路樹の場合は区や市の道路事務局、敷地内にある木や建造物ならその敷地や建造物の所有者、電柱なら電力会社に連絡してほしい」との指示を受けました。筆者の場合は巣の場所が電柱だったたため、電力会社に電話したところ「巣の状況や周辺環境が分かる写真を撮影して送ってください」と指示があり、専用のフォームから写真を送付。その後、再び電力会社の担当部署から「〇月〇日までに巣の撤去作業を行う」と連絡がありました。※写真はイメージ数日後、電力会社の車が来て撤去作業を実施。巣が取り除かれて以降はカラスが通りがかる人に襲い掛かることはなくなりましたが、カラスにはかわいそうなことをしたと複雑な心境になりました…。ちなみに、卵やヒナがいる状態の巣を勝手に撤去することはできません。許可なく撤去すると『鳥獣保護管理法8条』の違反になります。必ず管轄の担当部署に連絡するか、自宅敷地内の場合は専門の駆除業者に依頼するようにしましょう。カラスは都市部だと電柱や街路樹、公園の施設など身近な場所に巣を作ることがあるため、被害に遭いやすいそうです。カラスが繁殖期を迎える時期は、特に注意したほうがいいかもしれませんね。[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
2023年09月08日「今日初めて見てびっくりした」しかC(@igufoto)さんが、そんなコメントとともに1本の動画をSNSで公開しました。映っているのは、1頭のシカと1羽のカラス。シカに接近したカラスが、角から垂れ下がる何かを引っ張っています!カラス、鹿の角の皮を食べているところを今日初めて見てびっくりした。角の皮をめくるのは過去にも見た事があったけど、あくまで「遊び」としてやってるもんだと思ってたら、普通に食べてた pic.twitter.com/quB2jtpCdu — しかC (@igufoto) August 29, 2023 一見すると、カラスがシカに意地悪をしているように見えるかもしれません。しかし、シカはカラスに怒るどころか「もっとお願いします」といわんばかりに、角を差し出しているではありませんか!角から垂れ下がるひも状の皮は、成長途中の柔らかな角を包んで守っていた『袋角(ふくろづの)』の名残。角が成長し、破けて不要になった皮をカラスに取り除いてもらっていたのです。しかCさんは、「最後のひと剥きをカラスが手伝って、そのまま食べちゃうのは面白いな。皮が固くてパリパリしていて、食感的にもおいしいのかな」と推測しています。ただ手伝うのではなく、スナック感覚で楽しんでいそうなカラスの様子に、驚く声が相次ぎました。・貴重な動画ですね。奈良県民も驚き!・「ここ頼むわ」ってシカの声が聞こえてきそう。・美容院で洗髪してもらっている時の俺みたい。・角を木にこすりつけて皮を取るシーンは見たことがあるけど、カラスに任せる姿は初めて!・角の皮が剥けるシーズンは、むずがゆいらしいからお互いに利益がある関係なんだろうな。シカの毛をむしって巣材にしたり、体についた虫を食べたり、角の皮をめくって食したりと、利用し尽くしているカラス。そんなカラスに、シカは日々感謝しているのかもしれません。シカとカラスの関係について理解が深まりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月31日黒い鳥といえば、真っ先に思い浮かぶのが『カラス』でしょう。色の印象や、知能が高く賢いといわれることから、「貫禄がある」「怖い」「かっこいい」などのイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、神岡大介(@ZYNTQVWFY07UKf3)さんが投稿したカラスの写真には、真逆の反応が寄せられています。『貫禄がないカラス』がかわいすぎる!神岡さんは自身で撮影したカラスの写真を見て、こんなふうに思わざるを得ませんでした。「貫禄がないカラスだな」カラスのクールなイメージが覆りそうな1枚がこちら!か、かわいすぎる…!丸くキラキラとした目と、ふわふわとしている羽毛には、胸をキュンとさせる愛らしさがあります。神岡さんがいうとおり、このカラスから威厳はほとんど感じられません…!投稿には7万件以上の『いいね』が付き、「カラスって、こんなにかわいいの」「かわいすぎて笑いが止まらない」といったコメントが寄せられました。・あまりにもかわいすぎない?・笑いが止まりません!・ゆるい雰囲気が素敵。ペンギンみたい。カラスのイメージがいい意味で変わる、神岡さんの写真。かわいらしい1枚には、多くの人が癒されました![文・構成/grape編集部]
2023年07月15日「貫禄しかないカラスが撮れました」このようなコメントをTwitterに投稿したのは、野鳥の写真や映像を撮影し、ネット上に公開している、とむ(@tom_xp_bird)さん。カラスといえば、「カァカァ」という鳴き声が特徴的な、黒い体の鳥。優れた知能や記憶力を備えているといわれています。とむさんが撮影した写真とは、一体どのようなものなのでしょうか…。さっそく、こちらをご覧ください。一点の曇りもない澄んだ瞳で、こちらのほうをじっと見つめているではありませんか…!やや外側に体を向け、頭だけをこちらに向けている姿は、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画『モナリザ』を思わせます。がっしりとした肩幅など、力強さも感じさせるカラスのたたずまいには、さまざまなコメントが寄せられました。・「どうだ!」といわんばかりの顔をしている。かっこいい。・本当だ!ただ者ではないな、このカラスは…。・惚れちゃう!素敵すぎる。・スタジオジブリの映画『君たちはどう生きるか』のポスターみたい。鳴き声や羽ばたきで威嚇(いかく)せずとも、こちらにプレッシャーを与えてくる、カラス。視線をそらしてはいけないような緊張感が、写真から漂ってくるようですね…![文・構成/grape編集部]
2023年07月14日momo(@momomamemomo)さんがInstagramに投稿した、実体験をもとに描かれた漫画をご紹介します。旅行中のmomoさんと夫のタロスケさんは、ホームのベンチに座って、電車を待っていました。目の前には、同じくベンチに座る3人の男子高校生。1人は大きく口を開けながら、サラダを食べています。近くの電線の上にいるカラスが、そのサラダを狙い…。勢いよく飛び立ったカラスは、サラダの入った弁当箱をつかんで、かっさらってしまいました。と思いきや、なんと中身のサラダだけが、一番右に座る男の子のスマホの上に「パサッ」と落下!見ていたスマホの画面が、サラダで埋め尽くされた男の子は、とっさにこうツッコみます。「サラダ弁当できとるやん!!!」自分のスマホにサラダが乗って汚れたら、気分を害してしまいますよね。怒りもせず、ユーモアのあるツッコミをした男の子に対し、momoさんは「絶対にいい子」と断言しました。その後、男の子は駅員さんに事情を話し、ホームの汚れてしまった場所をきれいに掃除したのだそうです。【ネットの声】・爆笑した。・言葉の瞬発力がうらやましい!・いい子すぎる…!素敵な世界。突然のハプニングに、センスのあるツッコミで場を和ませた男子高校生。目の前で見ていたmomoさん夫婦も、ほほ笑ましい気持ちになったことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年07月12日前作『イチケイのカラス』では、裁判官という職業を軸に裁判所で働く人々をリアルに描いた、浅見理都さん。本作『クジャクのダンス、誰が見た?』のテーマは“冤罪”だ。元警察官の父を殺した犯人は?なかったことにはできない真実。「『イチケイ~』でも少し扱った題材ですが、自分のなかで消化しきれた感覚が得られず、気になっていました。冤罪は個人に降りかかる最大級の不幸だと思っているのですが、ある日いきなり警察に捕まったらどうしよう、などと不安に思っている人はまずいないし、自分事として想像しにくいですよね。今回はもっとエンタメに寄せながら、もう一度自分なりに描いてみたいと思いました」事件が起こるのは、雪がちらつくクリスマスイブの夜。心麦(こむぎ)と父が暮らす一軒家が全焼し、元警察官の父が遺体で発見される。容疑者として逮捕されたのは、父が担当した凶悪事件で死刑囚となった男の息子。これによって事件は終息したかに思えたが、亡き父が遺した手紙には、その容疑者が犯人ではないことを示す内容が。そして心麦は“遺言”に従って、松風という弁護士のもとへ。「心麦は理想の妹像です。私は3人姉妹の末っ子で、弟か妹が欲しかったのですが、芯がしっかりある子に叱られたいっていう願望があって(笑)。一方で心麦は、何度も同じ失敗をするなど危なっかしい面もあるんですけど、応援したくなるような子に描けていればいいですね」大人びたところと子供っぽさを併せ持つ21歳の心麦に振り回される、飄々とした雰囲気の松風という、デコボコのバディも本作の読みどころ。そして多くの人がおそらく気になっているのが、このタイトルだろう。1巻でタイトルにまつわるエピソードが出てくるのだが、簡単に説明すると、もしもジャングルの中でクジャクが踊っていて、それを誰も見ていなかったとしたら、存在していないことと同じなのか、というちょっとドキリとするような意味が。「世界のことわざを紹介している本から見つけた言葉です。描こうとしていた内容にも合っているし、前作がカラスだったので、今回はクジャクにするのもいいかなと(笑)」父はなぜ殺されてしまったのか、そして父が主張するように冤罪であるならば、真の犯人は誰なのか。クジャクのダンスをないものにしないために、心麦と松風は奔走する。「冤罪は誰かひとりの責任で起こることではないと思うので、それぞれの立場の人をしっかり描いていきたいと思っています。3巻以降、物語はさらに加速する予定なので!」浅見理都『クジャクのダンス、誰が見た?』2松風と共に父を殺した犯人を捜す心麦。父が関わった過去の猟奇的殺人事件と複雑に絡み合い、翻弄されるクライム・サスペンス。月刊誌『Kiss』で連載中。講談社726円あさみ・りとマンガ家。埼玉県出身。「第三日曜日」で第33回MANGA OPEN東村アキコ賞を受賞。『イチケイのカラス』(全4巻)は映像化もされた。※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2023年06月26日シカの姿を撮影し、Twitterに投稿している、しかC(@igufoto)さん。奈良県奈良市にある『奈良公園』で、カラスとシカの姿を映した動画を投稿したところ大きな反響がありました。映っていたのは、上機嫌な様子のカラスと、ちょっぴり迷惑そうなシカです。こちらの動画をご覧ください!ルンルン気分で次々と鹿の尻の毛をむしっていくカラス。奈良公園でこの時期にたまに見る光景。 pic.twitter.com/DZ1cwe7Zhf — しかC (@igufoto) March 27, 2023 カラスが、シカのお尻の毛をむしり取っています!巣に持って帰って、ベッドにするのでしょうか。ぴょんぴょんと跳ねる姿から、ルンルン気分で毛をむしっているのが伝わってきます。一方、シカは猛烈に怒るのではなく「も~、やめてよ~」というように立ち上がるのみ。しかCさんによると、『奈良公園』では、例年3月頃にカラスがシカの毛をむしり取る光景が見られるのだそうです。シカがカラスを激しく追い払おうとしないあたり、お尻の毛をむしり取られることに慣れているのかもしれませんね。【ネットの声】・カラスの嬉しそうな足取りに笑ってしまった。・「怒られたから、次に行こ~」って、次々とターゲットのお尻を変えるカラス。その前向きさを見習いたい!・愛犬の換毛期に、上機嫌で毛をむしり取る自分を見ているようだ。・シカがまったく動じていなくて、平和な世界。カラスもシカもかわいすぎる。シカの『尻毛』を収取したカラスが、フカフカのベッドを作りぐっすりと眠る姿を想像すると、ほほ笑ましいですね![文・構成/grape編集部]
2023年03月28日カラスも刺身も珍しくないが、「カラスの刺身」となると強烈なインパクトが。そんなカラス肉の生食を巡って、ネット上で議論が巻き起こっている。発端となったのは、3月7日に『東京新聞』のウェブサイトで配信された「<突撃イバラキ>カラス肉の生食文化究極のジビエに挑戦」という記事。茨城県の民家に集まったカラス料理愛好家の集いに記者が参加し、一部地域に伝わる食文化としてカラス肉を生で食べた体験を紹介するというもの。しかし、この記事に対して“絶対に真似しないで!”“挑戦するな、普通に死ぬぞ……”などと危険を指摘するコメントが相次いだのだ。さらに、翌日には厚生労働省の公式ツイッターアカウントが【食中毒に注意!#ジビエ はしっかり加熱しよう】と投稿し、わざわざハッシュタグに「#カラス」も入れて“名指し“で注意を呼びかけた。厚労省も「非常に危険です」と呼びかけたカラス肉の生食について、フードジャーナリストの山路力也氏に話を聞いた。まず、山路氏はカラス肉の生食の危険性についてこう指摘する。(以下、カッコ内は全て山路氏)「ジビエを生で食べるというのは非常に危険だと思います。カラスに限らず、一般的な獣肉は基本的には加熱して食べることが前提で、生で食べることはできません。カンピロバクターやO-157などのさまざまな病原菌を保有している可能性があり、感染症や食中毒を起こすリスクがあります。特に、ここ最近の細菌性食中毒の原因菌は、厚労省のデータによるとカンピロバクターが圧倒的に多いです。令和3年だけでも154件、764人がカンピロバクター食中毒に罹患しています。下痢や嘔吐のほかに、麻痺・呼吸困難などを起こす”ギラン・バレー症候群”を発症することもあると指摘されていて、最悪の場合は死に至ることも。特に子供や高齢者は重篤化しやすいので注意が必要だと思います」とはいえ、カラスの肉を食べること自体を否定するわけではない。「僕自身もカラスを食べたことがありますが、もちろん生ではなく加熱調理されたものです。ジビエに限らず飼育されている家畜でも病原菌を保菌していることはあります。では、どのように安全性を確保しているかというと、まずは食肉処理の過程でまな板や包丁の使い方など含め、肉に菌が付着する二次汚染を防ぎ、菌を増やさないための温度管理などの衛生管理がしっかりするということです。その全工程をすり抜けた菌を最終的に殺すには、やはり加熱しかないんです。その最後のリスクヘッジを避けることは自殺行為ともいえます。適切な温度で加熱されていれば、食中毒などのリスクはかなり軽減されるでしょう。ただ、肝臓などの内臓を食する場合、表面ではなく内部からも菌が検出されているので、表面だけ焼いても意味がありません」”カラスの刺身”が伝統的な食文化かどうかの議論はさておき、「食文化を否定することではない」とした上で、今回の騒動の背景について次のように考察する。「鹿児島などの「鶏刺し」や長野などの「昆虫食」のように、その土地土地の食文化は尊重すべきだと思います。リスクを理解した上で食べるのは個人の勝手だと思いますが、、もしこれを商売として飲食店で提供したら完全にアウトですよね。今回問題があるとすれば、茨城でカラスを食べてる人たちではなく、紹介したメディアの報道姿勢ではないでしょうか。食文化自体は事実を報じればいいと思うんですが、どちらかというと賞賛するように肯定的に書いたことが批判を招いたと思います。不特定多数の人にこのような形で伝えることは、飲食店で提供することに近い意味合いを持つのかもしれません」最後に、もし山路氏が”カラスの刺身”を食べる機会があったらどうするか聞いてみた。「僕は目の前にあれば食べると思います。それは純粋に食に対する興味、どのような味がするかという好奇心です。その食文化の歴史的背景やリスクなどを調べた上で少量だけ食べると思いますが、それを他人に勧めたり記事などで発信することはしないでしょう。このようなテーマをメディアで取り上げるのは難しく、慎重であるべきと考えています。どれほど注意喚起の文言を入れても、タイトルと写真だけを見て食べられると判断される可能性が高いからです。今回の騒動を受けて厚生労働省が「カラスの生食」についての注意喚起を発信しましたが、実に迅速な対応だったと思います」食中毒などの危険がある食文化を報じる場合、慎重さや配慮が求められているということだ。
2023年03月14日東京地方裁判所第3支部第1刑事部を舞台に、自由奔放なクセ者裁判官・入間みちおと、彼に振り回されながら真実を求め奮闘するメンバーを描いたドラマ『イチケイのカラス』が映画になってカムバック!出演する竹野内豊さん、斎藤工さん、向井理さんに、作品のことからお互いの関係まで深く伺いました。竹野内さんと入間みちおの共通点も明らかに?――竹野内豊さん演じる主人公の入間みちおは、法廷一のクセ者裁判官で、人気のキャラです。改めて感じる魅力を教えてください。竹野内豊(以下、竹野内):一見すると、常に周囲を振り回しているように見える人ではありますが、実はただ振り回しているのではなく、それによって周りにいる人が頑張って手にした成果を、必ず何倍もの結果としてお返しする。しかし、そうあるためには、リスクを覚悟のうえで、強い信念を貫き通さなければならず。それってそう簡単にできることではない。飄々としていて、楽観的な印象がある一方で、とても冷静に、常に俯瞰から物事を見ているところが魅力だと思います。――ドラマのレギュラー陣に加え、劇場版では、新たに参加した顔ぶれが豪華でした。なかでも、人権派弁護士・月本を演じた斎藤工さんと、最年少の防衛大臣・鵜城を演じた向井理さんは、強いキャラクターで物語を引っ張っていく重要人物ですが、お二人の印象は?竹野内:斎藤さんとは、これまで何度もご一緒していて「また会えたね」ってホッとする感じ。お会いするたびに、役によってなのか、いつも印象が違うんですけどね。斎藤工(以下、斎藤):僕がこのドラマを見たきっかけは、竹野内さんが出ているからでした。ありがたいことに、これまでバディのような距離感でとか、逆に火花を散らすような関係性だったりと、いろんな形で共演させていただきましたから。竹野内:付き合いはもう長いもんね。逆に向井さんとは、なかなかお会いするチャンスがなくて、今回が初。寡黙でありながら、ものすごく熱いものを内に秘めた人だと思いました、そこがまた、鵜城の役柄に合っていたし、彼が演じた鵜城にまた何年後かに会いたくなるぐらい、頼もしかったですね。向井理(以下、向井):こちらこそ、竹野内さんはまさに僕の“世代”ですから(笑)。ご一緒できて嬉しかったです。斎藤:竹野内さんは、パブリックイメージとはまた違った、ユーモラスでチャーミングな部分を持っていて、実は入間みちおとイコールになる瞬間があったりするんですよ。だからみちおは、大好きなキャラクターでもあって。向井:みちおって、単なるスーパーヒーローではなく、どこか欠落した部分があるけれどそれがまた憎めなかったり、ユーモアも併せ持つ、人間くさいキャラクターですよね。ニターッと笑うところとか、僕の中でも勝手に、みちおと竹野内さんはリンクしていました。竹野内:みなさんそういうふうにおっしゃってくれるけど、似てませんからね。似てないよ~!斎藤・向井:あははは(笑)。向井:こういうところです(笑)。――確かに、今みちおが見えました(笑)。斎藤さんと向井さんは、この“イチケイチーム”に、参加してみていかがでしたか?斎藤:月本も弁護士としてみちおや坂間千鶴(黒木華)と新たに関わっていくので、僕と月本はそういう意味では近かった。それがこの作品を映画から初めて観る方の、一つの目線になるといいですね。向井:ゼロから組み立てるよりはむしろ円滑だと思います。なんなら、ちょっとひっくり返してやりたい、という願望があったぐらい(笑)。だから、この映画が観ている人を裏切っていくように、鵜城の人物像でも裏切りたかった。どんな作品でも、政治家ってわかりやすく悪い人物像であることが多いけど、それを逆手に取るようなキャラにしたいなって。それで、最後はちょっと粒立てて演じることを意識しました。とはいえ、鵜城の登場シーンは少ないので、他の強いキャラに埋もれないように、短時間で鵜城をどう描いて、物語の中にどうインパクトを残すかは、すごく難しかったですね。斎藤:僕も、新参者の強みみたいなものはある気がしていて、ドラマにあまり引っ張られずに、ここからまたこの作品がスタートするという意識で参加しました。ヒゲ弁護士なんで(笑)、みちおに似せたわけではないですが、坂間さんが見る景観の中に映ったらいいなとか、鵜城とは逆に、その辺にいるような親しみやすい方向に差別化できるように見せましたね。――この映画の楽しみ方を、ぜひ。向井:シリアスな部分や謎解きなど、伏線が見事に繋がる瞬間は、本当によくできたエンターテインメント。一つの音楽を聴いているような流れで、緩急があって心地よいリズムで観られると思います。竹野内:撮影監督は『ドライブ・マイ・カー』を撮った四宮(秀俊)さんで、映像がとても綺麗。また監督の田中(亮)さんは、役者一人一人の個性を引き出すのがすごくお上手でした。スケール感がアップして、ドラマファンの期待を裏切らない内容になっています。斎藤:四宮さんの映像と、田中さんの作風って相反するようですが、空間の奥行きや湿度みたいなものが見事に捉えられていた。スクリーンの向こう側で繰り広げられる、司法の華やかな世界というよりローカルエリアで起こっている事情をテーマに、地続きでしっかり見られるはず。劇場で観ることに、意味と価値があると思います。映画『イチケイのカラス』2021年に放送され、多くのファンが生まれたドラマが待望の映画化。――主婦が、史上最年少防衛大臣・鵜城英二に包丁を突きつけた傷害事件を担当することになったみちおだが、いつものように「職権発動!」ができない!?その裏には、国家が絡むある大きな事件が潜んでいた…。2つの事件に隠された、衝撃の真実とは。全国公開中。たけのうち・ゆたか1971年1月2日生まれ、東京都出身。近作に、『連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」』、映画『シン・ウルトラマン』などがある。2022年「京都国際映画祭」で三船敏郎賞を受賞。’23年、待機作として映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』『唄う六人の女』が公開予定。スーツ、シャツ、ネクタイ、チーフ すべて参考商品(ブリオーニ/ブリオーニクライアントサービス TEL:0120・200・185)さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。2月13日スタートのドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』(NHK 総合)に出演。主演を務める映画『零落』は3月17日から全国ロードショー。最新長編監督映画『スイート・マイホーム』が2023年公開予定。むかい・おさむ1982年2月7日生まれ、神奈川県出身。2006年、デビュー。Netflixで配信中のドラマ『First Love 初恋』に行人役で出演。上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』では主演としてハリー・ポッター役を務める。スーツ、シャツ、ネクタイ すべて参考商品(ゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03・5114・5300)シューズ 参考価格¥216,700(ジョンロブ/ジョンロブジャパン TEL:03・6267・6010)※『anan』2023年2月8日号より。写真・安保涼平スタイリスト・下田梨来(竹野内さん)三田真一(KiKi inc./斎藤さん)外山由香里(向井さん)ヘア&メイク・須田理恵(竹野内さん)くどうあき(斎藤さん)晋一朗(IKEDAYA TOKYO /向井さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2023年02月06日現在公開中の映画『イチケイのカラス』のヒット祈願イベントが、1月20日(金) に和歌山県の世界遺産・熊野本宮大社で開催され、主演の竹野内豊と田中亮監督が参加した。講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠で放送された連続ドラマの映画版となる本作。1月19日(木) 時点で観客動員数31万人、興行収入4億円を突破し、興行収入10億円突破を見込めるスタートを切っている。熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心で、全国に4,700社以上ある熊野神社の総本宮である熊野本宮大社。和歌山県・熊野は、2004年7月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつとして登録された由緒ある聖地であり、その中心となるのが「熊野本宮大社」。本殿へと続く158段の石段の両脇にはたくさんの木々と幟がなびいており、三山の中でも特別奥ゆかしい雰囲気を漂わせている。そして境内のいたるところに飾られているのは、日本サッカー協会のシンボルとしても有名な3本足のカラス=“八咫烏(ヤタガラス)”。熊野本宮大社では、神の使者である八咫烏が神武天皇を熊野から奈良まで道案内した、という日本書紀・古事記に書かれた物語から、「導きの神烏」として信仰している。ドラマの中でも八咫烏をモチーフとしたイラストが登場しており、作品にとって熊野は縁深い場所でもある。熊野本宮大社で映画のイベントが行われるのは今回が初。この日初めて訪れたという竹野内は、「前から行ってみたいと思ってた」と公言しており、目に映る景色の美しさに圧倒された様子。竹野内は終始、神妙な面持ちで約20分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、心を込めて映画のヒットを祈願した。ご祈祷中の想いを聞かれると竹野内は、「映画が多くの方々に喜んでいただける作品になることを神様にお願いしました。そして、この世の中が早くコロナや色々なことが明けて、少しでもみんなが心に希望を持てるように、そういう時代が早く来るといいな、と思っていました」とコメント。祈祷後は宮司・神職・巫女とともに“導きのカラス・八咫烏”と“イチケイのカラス”の特別コラボのフォトセッションを実施。鮮やかなカラスの旗とカラスのしめ縄が飾られた神門の前で、絵馬に見立てた看板を持って撮影が行われた。その後は宮司の案内のもと、田中監督と散策を楽しみ、竹野内は「すごいな~」と思わず声を漏らす場面もあった。そして、通常は公開していないという、本殿の奥にある“籠縁”(こもりえん)に特別に案内をしてもらった竹野内は、宮司の説明を熱心に聞き入り、何度も質問をしたりと終始興味深い様子。その後は竹野内と田中監督で“カラス”の形をしたおみくじを引いた。熊野本宮大社のおみくじは、大吉や吉などが記載されるものではなく、漢字1文字が与えられるというユニークなもの。竹野内は「風」、田中監督は「和」をそれぞれ引き、竹野内は「イチケイのカラスが公開して飛び立ち、その風に乗って多くの皆さんのもとに届くといいなと思ってます」とおみくじでひいた“風”を使ってコメント。それに対し田中監督は、「チーム一丸、“和”となって作ったイチケイが多くの人に届くことを祈ってます」とそれぞれ作品への熱い想いを語った。竹野内は、神聖で厳かな熊野本宮大社で「あと2時間は回りたかった!」というほど、お気に召した様子。終始穏やかな様子でイベントは幕を閉じた。<作品情報>映画『イチケイのカラス』公開中原作:浅見理都『イチケイのカラス』(講談社モーニングKC刊)監督:田中亮音楽:服部隆之脚本:浜田秀哉【出演】竹野内豊黒木華斎藤工山崎育三郎 柄本時生 西野七瀬田中みな実桜井ユキ水谷果穂 /平山祐介津田健次郎八木勇征尾上菊之助宮藤官九郎吉田羊向井理小日向文世(C)浅見理都/講談社(C)2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社関連リンク公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年01月20日現在公開中の映画『イチケイのカラス』の<続!大ヒット祈願イベントin熊野本宮大社>が本日1月20日(金)に行われ、入間みちお役の竹野内豊と田中亮監督が登場した。公開初日から幅広い層の観客が訪れ、7日間で観客動員数31万人、興行収入4億を突破の好スタートを切った本作(1月19日時点)。今回、さらなる映画の大ヒットを祈願するため、世界遺産の熊野本宮大社を訪れた。初めて熊野本宮大社を訪れたという竹野内さんは「前から行ってみたいと思ってた」そうで、その景色の美しさに圧倒された様子。そして終始、神妙な面持ちで約20分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、心を込めて大ヒットを祈った。ご祈祷中の思いを聞かれると、「映画が多くの方々に喜んでいただける作品になることを神様にお願いしました。そして、この世の中が早くコロナや色々なことが明けて、少しでもみんなが心に希望を持てるように、そういう時代が早く来るといいな、と思っていました」とコメント。祈祷後は、宮司・神職・巫女と共に“導きのカラス・八咫烏”と“イチケイのカラス”の特別コラボのフォトセッションを実施。 鮮やかなカラスの旗とカラスのしめ縄が飾られた神門の前で、絵馬に見立てた看板をもって撮影した。その後は境内を散策し、158段の石段を登っても爽やかな笑顔を見せ、田中監督と散策を楽しみ、「すごいな~」と思わず声を漏らす場面も。また、通常は公開していないという、本殿の奥にある籠縁に特別に案内をしてもらった竹野内さんは、宮司の説明を熱心に聞き入り、何度も質問をし、終始興味深い様子。カラスの形をしたおみくじを引く場面では、熊野本宮大社のおみくじは、大吉や吉などが記載されるものではなく、漢字1文字が与えられるというユニークなものとなっており、竹野内さんは「風」、田中監督は「和」をそれぞれ引いた。これにかけて、竹野内さんは「イチケイのカラスが公開して飛び立ち、その風に乗って多くの皆さんのもとに届くといいなと思ってます」と話し、終始穏やかな様子でイベントが終了した。『イチケイのカラス』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2023年01月20日1月13日に劇場公開を迎え、現在大ヒット中の映画『イチケイのカラス』。本作は、浅見理都の同名コミックを原作として2021年4月クールにフジテレビ系で放送された人気連続ドラマの劇場版。通称“イチケイ”こと東京地方裁判所第3支部第1刑事部を舞台に、裁判所主体で検証を行う“職権発動”を駆使して事件と向き合う自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)と、彼に振り回されながらも同じく真実を追求する超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)をはじめとした裁判官たちや周囲の面々、被告人たちのドラマをコミカルにもビターに描いた、リーガル・エンタテインメントだ。映画が描くのは、連続ドラマの2年後。“イチケイ”を去ったみちおは、現在は岡山地方裁判所秋名支部に所属。一方、坂間はみちおの影響もあってか、裁判官が別の仕事を経験する他職経験制度を利用して、法律で弱き人を助けたいと弁護士の道へ。奇しくもその着任先となったのが弁護士過疎地域の岡山県日尾美町で、同じ瀬戸内の地でふたりは裁判官と弁護士として再会を果たす。その中でみちおは防衛大臣が被害者で国家機密が絡む傷害事件、坂間は地元大企業にまつわる訴訟を担当することになるが、ふたつの案件には繋がりが!?映画『イチケイのカラス』もちろん入間みちおを演じるのは、竹野内豊。坂間千鶴には、黒木華。また、小日向文世、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂といったレギュラー陣も登場。加えて、新キャストとして柄本時生、西野七瀬、田中みな実、平山祐介、津田健次郎、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊といった豪華な面々が各界から集結している。映画『イチケイのカラス』メイキングもちろんすべてのキャラクターが印象深いが、今作の中でも特に注目の存在で惹きつけられるのが、みちおや坂間と深く関わることになる3人の男たちだ。ひとりは、坂間のバディとなる月本信吾役の斎藤工。そしてもうひとりは、みちおと対峙することになる鵜城英二役の向井理。あわせて、坂間を慕っている植木幸太郎役の八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。彼らをひと言で言い表すとしたら、ひと筋縄ではいかない男たちだ。そもそもひと筋縄ではいかないというのは、本作の面白さそのものでもある。法律や社会のシビアさと、一方でその中にもある救いや希望。それこそひと筋縄ではいかない現実を見据えたうえで、エンタテインメントに昇華しているのが『イチケイのカラス』だ。なにしろ主人公のみちおからして、ひと筋縄ではいかない。マイペースで破茶滅茶なトラブルメイカー。しかし人の心を乱す存在ほど人の心を奪うものでもあって、またみちおには決してぶれない芯もある。それだけに厄介で魅力的だ。そんなみちおを軽やかさも重みもある竹野内が演じることで、人としてのかわいらしさも、男としてのカッコ良さも浮かび上がる。映画『イチケイのカラス』そして上記の3人の男たちも同様。ある一面だけで括られたような、紋切り型のキャラクターじゃない。そもそも斎藤も向井も八木も、演じる役柄においても演じている本人にしても多面的な顔を見せてくれる存在。まさにひと筋縄ではいかない魅力を持った男たちだ。本作における彼らのキャラクターと合わせて、撮影現場で見せた顔を取り上げてみる。竹野内とグータッチで笑顔も。斎藤工のお茶目な一面映画『イチケイのカラス』今作がクランクインを迎えたのは、2022年7月17日。竹野内の撮影入りはその翌日で、全体の初日にまず撮影されたのは、黒木演じる坂間と斎藤演じる月本が日尾美町の地元大企業であるシキハマへ調査に出向くシーンだ。月本は弁護士過疎地域を渡り歩き、苦しみながらも声を上げられない人を救うべく社会正義を実践している心優しき人権派弁護士。小日向演じるイチケイの部長裁判官・駒沢義男が司法研修所教官を務めていた際の教え子でもある。そんな彼がシキハマについて独自に調べていた中で出会うのが、同じ弁護士である坂間だ。大人の男の落ち着きの中に、少年のような乱暴さや無邪気さも見せる月本。正義感から協力を申し出て行動を共にする坂間は次第に月本に惹かれていき、彼の秘められた過去と隠された一面も知ることになる。映画『イチケイのカラス』斎藤は初日舞台あいさつで、世間にはあまり知られていない竹野内の実はお茶目な一面を語っていたが、斎藤もまたお茶目。そちらはバラエティやトーク番組などで世間にも知られている一面かもしれない。ある日の撮影。月本が坂間と共に参加した草野球のシーンのロケが行われていたが、気づけば合間に斎藤が誰かに大きく手を振っている。実はこのロケを取材していた『めざましテレビ』のクルーを見つけて、そのカメラに向かって手を振っていたのだが、それこそお茶目だ。実はこの草野球シーンのロケ日は、8月22日。奇しくも斎藤の誕生日で、またこの撮影をもって月本の出番はすべて終了。誕生日とオールアップを祝して竹野内から花束とグータッチが贈られ、笑顔を見せる姿もあった。映画『イチケイのカラス』穏やかな態度と柔らかな表情で、変わった見方の面白い発言をする斎藤。裏腹なものにも表裏一体のものにも思わせるギャップや二面性を併せ持つというのは、月本にも相通じるところだ。そんな月本がこれまでと違った顔を見せ、むき出しの感情と言葉を坂間にぶつけるシーンもある。斎藤が放つ鋭くも強い芝居と、それを受ける黒木の熱くも静かな芝居。体温や鼓動を感じさせる、注目シーンのひとつだ。見惚れるほど凛とした芝居。品格や情熱も感じさせる向井理映画『イチケイのカラス』そして芝居部分の全体の撮影が終了したのは、8月29日。同日、竹野内と黒木も坂間がみちおの裁判官宿舎を訪ねるシーンでオールアップを迎えたが、その前に撮影されていたのが向井扮する政治家・鵜城のシーンだ。史上最年少の防衛大臣にして、将来の総理候補とも目される切れ者のエリート。そんな中でイージス艦と貨物船の衝突事故が起こるが、原因もうやむやに幕が引かれ、鵜城は自身のキャリアを守るために不祥事隠しをしていると取り沙汰されることにもなる。衝突事故の犠牲者・島谷秀彰の妻・加奈子は、鵜城が秀彰の墓に参った際、夫の死の真相を知りたいばかりに彼に迫ってケガを負わせてしまい、傷害事件に発展。その裁判を担当することになったみちおは、事件の発端である衝突事故の真相に迫ろうとするが、鵜城は国家権力を盾にみちおの前に立ち塞って……。映画『イチケイのカラス』最終日に撮影されていたのは、まさに墓前のシーン。加奈子を演じるのは、田中みな実。また亡き夫・秀彰には津田健次郎が扮している。本当のことが知りたいと涙ながらに訴える田中=加奈子。向井=鵜城はその言葉を受け止めながらも、体勢と表情は変えないままやり過ごそうとする。見惚れるほど凛としていて、憎らしいほど冷たくもある芝居だ。保身に走る傲慢な政治家。ここに記した鵜城にそんなイメージを持つ人もいるかもしれないが、スクリーンの中の向井の姿を見ればそんなオーソドックスなキャラクターではないことが分かるだろう。誤ったことをしている人ではあっても、彼には彼の正しさがあって、間違ったことをしている人ではない。クールな中に品格や情熱や理想も感じさせるのが向井の鵜城で、そこは向井自身ともどこか重なる。鵜城もまた魅了される人物となっている。映画『イチケイのカラス』メイキング映画を観れば、月本と鵜城もまるで対極に思えながら相通じるところがあって、さらにみちおと月本と鵜城も重なるところがあると感じる人もいるはずだ。もっと言えば、竹野内と斎藤と向井も共通するものはある。スタイリッシュな雰囲気にして、人間味を感じさせる魅力。それが演じるキャラクターにも通じて繋がる。声の良さというのも、あらためて本作で感じさせられる部分だろう。そしてなにより、色気だ。みちお、また月本、鵜城のそれぞれの正義と使命と生き方に匂い立つもの。見た目や空気感だけでなく、そこにも色気を感じさせ、感じられるのは、竹野内、斎藤、向井だからこそだ。八木勇征のアドリブをきかせたチャーミングな芝居その中にあって、また彼らとも他の出演作とも違った魅力を見せているのが、八木。演じている植木幸太郎は、日尾美町の商店街にある和菓子屋の若き店主で、かつてはやんちゃをしていた元ヤンの気のいい青年。吉田羊扮する医師で姉御肌の小早川悦子に懐いていて、その悦子が面倒を見ている坂間にも心を開いているどころか、頻繁に差し入れをするなど彼女のことをなにかと気にしている様子?八木は連続ドラマ・映画化の『美しい彼』で演じた圧倒的なカリスマ性と美しさを持つ役どころでも話題を呼んだが、同作で共にダブル主演を務めた萩原利久もまたTVシリーズの『イチケイのカラス』第1話にゲスト出演。そのTVシリーズも家族で観ていたという八木は、最初こそ緊張した様子も漂わせていたが、吉田や黒木とも言葉を交わす中で、持ち前の度胸と自分なりに作り上げた幸太郎像を発揮。映画『イチケイのカラス』メイキングその中で一同を驚かせ、楽しませもしたのが、あるアドリブだ。裁判を終えて商店街の事務所に帰って来た坂間に、菓子を渡すシーン。そこで八木は、ウインクをするという台本にはなかった芝居を披露。しかしそんな思い切りの良さとチャーミングさがいかにも八木らしく、もちろん幸太郎らしくもあり、田中亮監督も大喜び。愛すべき商店街のムードメイカーとして、現場も作品も盛り上げることとなった。刺さる映画だというのは、すでにもう作品を観ている人には分かる言葉だろう。突きつけられて、託されるものがある一作。それが真に迫るものとなっているのは、脚本や演出はもちろん、間違いなくキャスト陣が放つものがあってこそだ。ひと筋縄ではいかない現実の難しさ、作品の面白さ、キャスト陣の魅力。ただ、笑えるだけじゃない。ただ、泣けるだけじゃない。『イチケイのカラス』とは、そして映画とはこんなに重層的で多面的なものなのだと、ぜひ劇場で確かめて、酔いしれてほしい。取材・文:渡辺水央映画『イチケイのカラス』上映中©浅見理都/講談社©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社
2023年01月20日窓辺の総合インテリアメーカー、トーソー株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:前川 圭二)は、2023年1月13日(金)公開の映画「イチケイのカラス」に美術協力をしました。映画「イチケイのカラス」は、自由奔放で型破りなクセあり裁判官が、真実をつかもうと奔走する活躍を描いた、爽快リーガルエンターテインメントで、2021年に放送され人気を博したドラマの映画化作品です。物語の舞台となる法廷や裁判官室のセットに採用されました。■協力製品【舞台となる法廷のセット】アルミブラインド ベネアル25 TB-849(ライトブラウン)【舞台となる法廷のセット】アルミブラインド ベネアル25 TB-849(ライトブラウン)【舞台となる裁判官室のセット】アルミブラインド ベネアル25 TB-849(ライトブラウン)【舞台となる裁判官室のセット】アルミブラインド ベネアル25 TB-849(ライトブラウン)■製品の詳細は以下のURLからご覧いただけます。> アルミブラインド: ■作品概要公開 : 2023年1月13日(金)全国ロードショータイトル : 映画「イチケイのカラス」公式サイト: ストーリー:主人公入間みちおが、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を去って2年。岡山に異動したみちおが担当することになったのは、主婦が史上最年少防衛大臣・鵜城英二に包丁を突きつけたという傷害事件。一方、坂間千鶴は、裁判官の「他職経験制度」で弁護士に。そんな中、町を支える地元大企業のある疑惑が浮かび上がる――。2つの事件に隠された、衝撃の真実。それは決して開けてはならないパンドラの箱だった――!?■画像はこちらよりダウンロード可能です。 ■会社概要会社名 : トーソー株式会社所在地 : 〒104-0033 東京都中央区新川1丁目4番9号代表 : 代表取締役社長 前川 圭二設立 : 1949年9月資本金 : 11億7,000万円事業内容: インテリア製品の企画、製造、販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月20日竹野内豊主演の映画『イチケイのカラス』公開に合わせ放送される、1年半ぶりとなるオール新作のスペシャルドラマ・土曜プレミアム、映画公開記念「イチケイのカラススペシャル」から、主人公・入間みちお役の竹野内さんと部長裁判官・駒沢義男役の小日向文世から最新コメントが到着した。本作は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部<通称:イチケイ>を舞台に、伝家の宝刀“職権発動”(刑事訴訟法128条【検証】に基づき、事実発見のために必要な時は裁判所主体で検証を行うことができる)を駆使し、裁判官の主人公・入間みちお(竹野内さん)と、自由奔放で型破りなみちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍を描くリーガルエンターテインメントドラマ。映画『イチケイのカラス』映画公開のタイミングに合わせて放送される今作は、竹野内さん、黒木華、小日向さんのレギュラーメンバーたちに加え、北村一輝、中村アン、堀田真由、吉沢悠、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、宮世琉弥、渡邉美穂、戸塚純貴ら豪華ゲストが集結する。主演を務める竹野内さんは、今作について「豪華キャストがそろっていて、幅広い年齢層の方に楽しんでいただける作品。演じている側は法律の専門用語など大変でしたが(笑)、その分、視聴者の方には面白くご覧いただける作品になりました」と自信たっぷり。「連続ドラマのときは見ることができなかった、それぞれキャストの過去の関係性がしっかり描かれている」と明かす。また、今作の見どころは「今回は“共同審理”ということで、みちおさんの熊本での裁判、一方、駒沢の東京での裁判を同時進行していくシーン」と語り、「『イチケイのカラス』は、やはり裁判のシーンが見ものです!僕が演じる駒沢がメインの裁判官として裁判をするシーンは連ドラのときはほぼなかったので、そういう意味でも駒沢さんの法廷シーンをぜひ楽しみに」という小日向さん。「多彩なゲストの方々が出演しますのでお楽しみに」としつつ、「書記官の年長者を演じる梅雀さん、判事の年長者である駒沢が大活躍しますのでお見逃しなく!」と自身の見どころを改めてアピールした。竹野内豊と小日向文世あらすじ今作は、入間みちおがイチケイから異動になって1年後の熊本を舞台に幕を開ける。熊本地裁第二支部で精力的に裁判を行うみちおのもとに、ヤンキーグループの決闘の仲裁に入った青年・諏訪遙人(高橋さん)が殴られ、意識不明の重体となった傷害事件が起訴される。加害者と推定された内田亘(嘉島陸)は、全面的に罪状を認めており、執行猶予付きの判決で収束する事件のように思われた。しかし、調査を進めると不審な点がいくつか見つかる。さらに警察の取り調べの際、内田は容疑を否認していたという。なぜ、内田は証言を変えたのか?疑問に思ったみちおは、職権発動して捜査を開始する。一方、東京では、イチケイの部長裁判官である駒沢義男が、“代理お家騒動裁判”と世間から注目を集める大企業「星積ホールディングス」の社員同士の傷害事件を審議していた。社員たちは次期社長候補の派閥にそれぞれ属しており、代理戦争の様相を呈していた。対立しているのは、同社役員、大藪重之(北村さん)と嶋津奈都子(中村さん)。奈都子の部下・丹羽昭久(吉沢さん)らはとにかく裁判を早く終わらせようとする。そんな両者の態度に、駒沢は怒りすら覚えてきて…。捜査を進めていく中で、とある場所で鉢合わせるみちおと駒沢。みちおは内田の弁護人を務める吉塚悟(小柳友)、検察官の木内真菜(向里祐香)と、一方の駒沢はみちおの弁護士時代の同僚で丹羽の弁護人を務める、青山瑞希(板谷由夏)の部下で若手刑事弁護士・佐倉朝子(堀田さん)、書記官の岡林保(戸塚さん)らと現れる。みちおが担当する“熊本・ヤンキーの決闘”と、駒沢が担当する“東京・大企業の代理お家騒動”、全くスケールの違う2つのケンカ事件のある接点が浮かび上がる。物語のラスト、裁判で直面する、この事件の背後にあった切ない愛の物語と大きな闇とは?土曜プレミアム映画公開記念「イチケイのカラススペシャル」は1月14日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2023年01月12日今週、映画の公開が控える、竹野内豊主演「イチケイのカラス」の1年半ぶりのオール新作スペシャルドラマに、現在放送中の「女神の教室~リーガル青春白書~」より、主演・北川景子がクロスオーバー出演することが分かった。「イチケイのカラス」は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を舞台に、伝家の宝刀“職権発動”を駆使し、裁判官・入間みちお(竹野内さん)らイチケイメンバーの活躍を描く。一方、先日よりスタートした「女神の教室」は、裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫(北川さん)と、彼女を取り巻く人々が、自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問う。2つは別の作品となるが、みちおと柊木は、昔、東京地裁で一緒に働いていた元同僚という間柄。今作は、みちおがイチケイから異動になって1年後の熊本を舞台に幕を開ける。熊本から職権証拠調べのために、東京地裁を訪れたみちおは、柊木と再会。みちおと同行していた弁護士・吉塚悟(小柳友)と検察官・木内真菜(向里祐香)は、「どんな関係!?」と興奮気味で見守る。みちおが職権証拠調べをしていることを知り、ひとつひとつの裁判に全力で取り組む様子に感心する柊木は、ある依頼をみちおに打診する。竹野内さんと北川さんは、今回が初共演。北川さんが収録現場に入ると、「よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶。初共演とは思えない息の合ったかけあいを見せた収録後、北川さんは竹野内さんに対し「(竹野内さんを)子供のころから拝見していて、“時が止まっている!”と思うほどずっと変わらない」と印象を語り、「これをどうしても言いたくて、さっき収録の合間にお伝えしてしまいました」と言い、現場の笑いを誘ったという。竹野内さんは「今日初めてお会いして、ほんのわずかな時間だったので、またご一緒できたらいいなと思います」と北川さんとの共演について話している。土曜プレミアム映画公開記念「イチケイのカラス スペシャル」は1月14日(土)21時~フジテレビにて放送。『イチケイのカラス』は1月13日(金)より全国にて公開。「女神の教室~リーガル青春白書~」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)■関連作品:イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2023年01月11日映画『イチケイのカラス』が1月13日(金)に公開となる。この度、竹野内豊、黒木華をはじめ、出演者たちの和気あいあいとした雰囲気が伝わってくるメイキング写真が解禁された。講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠にて放送された連続ドラマ『イチケイのカラス』。東京地方裁判所第3支部第1刑事部“通称:イチケイ”を舞台に、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)と、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーたちの活躍が描かれ、話題を集めた。映画では、ドラマに続き『コンフィデンスマンJP』シリーズの田中亮監督がメガホンを取り、『プラチナデータ』やドラマ『絶対零度』シリーズなどを手がけた浜田秀哉が脚本を担当。出演は竹野内、黒木をはじめ、小日向文世、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂らが続投するほか、坂間の新バディとして事件に向き合う人権派弁護士・月本信吾役を斎藤工、みちおの最大の難敵である最年少エリート防衛大臣・鵜城英二役を向井理、みちおの新たな勤務先の岡山地裁秋名支部の裁判官に柄本時生と西野七瀬など、豪華キャストが集結している。映画『イチケイのカラス』メイキング写真この度、解禁されたのは、映画撮影の裏側を捉えた10枚のメイキング写真だ。本作は2022年7月~9月にかけて撮影を敢行。猛暑の中での撮影もありながら、チーム“イチケイのカラス”のキャスト・スタッフ陣は笑顔を絶やさず、和気あいあいとした雰囲気で撮影が進んでいったという。そんな様子を垣間見ることができるメイキング写真には、楽しそうに笑い合う竹野内と黒木の姿や、柄本、西野ら“岡山県秋名支部・裁判官チーム”での記念写真、竹野内との縁も深く友情出演が実現した庵野秀明や、真剣に語り合う竹野内、向井、田中監督の姿が収められている。いよいよ今週末に公開となる映画『イチケイのカラス』。真実と正義をテーマに織りなす本作、果たしてどんな結末が待っているのか?映画館の大スクリーンで見届けていただきたい。映画『イチケイのカラス』1月13日(金)公開
2023年01月10日外でランチをしようと公園へ行った投稿者さん。食べ物を広げるとカラスが集まってきて……。今回は、実際にあった“公園トラブルエピソード”をご紹介します。公園で……育児で家に閉じこもりっきりだったので、たまには近くの公園のベンチでランチをしようと思い、パンと離乳食を持って公園へ行きました。食べ物を広げるとカラスが数匹飛んできて、公園の周りの電柱に止まってカアカア鳴きだしたのです。気にせずに食べていると、声を聞きつけたのかどんどんカラスが集まりだして、気付けば30匹ほどのカラスが電線に止まっていました。そして、だんだん低空飛行をして私たちの周囲に集まりだしたのです。慌てて食べ物をしまってベビーカーを押して逃げ帰りました。カラスが赤ん坊に突っついていたらと思うと、今でもヒヤッとします。(35歳/主婦)食べ物を広げると……公園で食べ物を広げるとカラスが集まってきてしまい、慌てて片付けて帰ったというエピソード。皆さんならこんなとき、どう対応しますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月10日竹野内豊、黒木華、桜井ユキ、小日向文世ら出演の『イチケイのカラス』よりメイキング写真が解禁された。本作は、2021年4月に放送された人気ドラマの映画版。本作ではTVドラマから2年後を舞台に、これまでにないスケールの事件に挑む自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)の姿が描かれる。2022年の7月~9月にかけて撮影が敢行された本作は、猛暑の中での撮影もあったが、チーム“イチケイのカラス”のキャスト・スタッフ陣は笑顔を絶やさず、和気あいあいとした雰囲気で撮影が進んでいたそう。映画撮影の裏側を激写したメイキング写真からも、その様子をうかがい知ることができる。楽しそうに笑い合う竹野内豊と黒木華の姿や、柄本時生、西野七瀬ら「岡山県秋名支部・裁判官チーム」での記念写真、竹野内さんとの縁も深く友情出演が実現した庵野秀明、また、猛暑の中で真剣に語り合う竹野内さん、向井理、田中亮監督など、映画撮影時の様子を垣間見ることができるメイキング写真となっている。個性的な豪華キャストが集結し、ドラマからよりスケールアップした本作に注目が集まる。『イチケイのカラス』は1月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2023年01月10日竹野内豊、黒木華、桜井ユキ、小日向文世らが再集結した映画『イチケイのカラス』より、映画と同じ、監督・田中亮×脚本・浜田秀哉の座組で新たに制作した「3分でわかる!~入間みちおのトリセツ~」映像が公開された。竹野内さんが演じる、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお。映画は、みちおが岡山県瀬戸内へ異動して2年が経ったところから始まる。裁判所主導で捜査を行う異例中の異例な行為“職権発動”を、相も変わらず発動して周りを振り回すみちお。そんな要注意人物への対処法を坂間(黒木さん)が記し、異動先の人たち宛に送ったのが、「入間みちお・取扱説明書」。映像では、劇中に登場する「取扱説明書」の内容に沿って、みちおの新たな勤務先の岡山地裁秋名支部の裁判官、西野七瀬演じる赤城公子が、ツッコミを入れつつもみちおについて説明していく。さらに、映画と同じスタッフ陣による新撮映像も含まれており、トレードマークの丸眼鏡と法服を身に纏った西野さんが赤城公子を演じ、浜田さんの脚本で田中監督自らがディレクションを行いながらナレーションと映像を撮った、特別な3分となっている。『イチケイのカラス』は2023年1月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2022年12月21日2023年1月13日(金) に公開される映画『イチケイのカラス』より、特別動画「3分でわかる!~入間みちおのトリセツ~」が公開された。『イチケイのカラス』は、講談社『モーニング』で連載された同名のマンガを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠にて放送された連続ドラマ。今回の劇場版では、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)や、みちおとは対照的に超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)をはじめ、小日向文世、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂らドラマメンバーが続投し、過去最大の難敵である史上最年少防衛大臣・鵜城英二(向井理)にまつわる傷害事件に挑む。みちおが岡山県瀬戸内へ異動して2年が経ったところから始まる本作。裁判所主導で捜査を行う異例中の異例な行為“職権発動”を、相も変わらず発動して周りを振り回すみちお。そんな要注意人物への対処法を坂間が記し、異動した先の人たち宛に送ったのが「入間みちお・取扱説明書」だ。特別動画では、劇中に登場する「取扱説明書」の内容に沿って、赤城公子(西野七瀬)がツッコミを入れつつ「入間みちお」について説明をしていく。本動画は、映画同様トレードマークの丸眼鏡と法服を身に纏った西野が赤城役を演じ、浜田秀哉の脚本、田中亮監督自らディレクションのもと新たに撮影。ドラマを見ていた人も、初めて「イチケイ」に触れた人も楽しめる動画となっている。また、動画の最後にはちょっとしたおまけ映像も収録されている。特別動画「3分でわかる!~入間みちおのトリセツ~」<作品情報>映画『イチケイのカラス』2023年1月13日(金) 全国公開映画『イチケイのカラス』本ポスタービジュアル原作:浅見理都『イチケイのカラス』(講談社モーニング KC 刊)監督:田中亮脚本:浜田秀哉音楽:服部隆之■出演竹野内豊 / 黒木華斎藤工 / 山崎育三郎 / 柄本時生 / 西野七瀬 / 田中みな実桜井ユキ / 水谷果穂 / 平山祐介 / 津田健次郎 / 八木勇征尾上菊之助 / 宮藤官九郎吉田羊 / 向井理 / 小日向文世映画『イチケイのカラス』予告公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2022年12月21日映画『イチケイのカラス』(2023年1月13日公開)の完成報告会が20日に都内で行われ、竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、向井理、小日向文世、田中亮監督が登場した。同作はフジテレビ系月9ドラマとして2021年4月クールに放送されたドラマの劇場版。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍を描き、映画ではドラマの2年後の物語を描く。ドラマの撮影中には「想像もつかなかった」という竹野内だが、「ドラマを見て応援してくださった皆さんのおかげだと思って、本当にありがたいと感謝しています」と映画化を喜ぶ。ドラマレギュラー陣はLINEグループも作り連絡も取り合っていたそうで、山崎は「ずっとやり取りさせていただいていたので、久しぶりという感じはなかったです。ただ、映画が決まった時に、映画に出演されないメンバーも結構いらっしゃって、ちょっと複雑な空気になりました」と明かした。LINEグループ内では「おじさま方が盛り上がっていた」という山崎に、小日向は「ドラマの最中はスタジオで写真を撮り合って、みんなが居眠りしたりしてるのをこっそり撮ったのでそれをどんどんどんどん送って『こんな顔してたんだ』って大笑いしてたのが多かったんですよ。ドラマが終わってからは、みんなでごはんを食べに行こうという話にしたんだけど、コロナで行けなかった」と内容を語る。黒木も周囲の写真を撮っていたそうで「小日向さんのことを盗撮したり、竹野内さんがストレッチしているのを撮るとか、いかに気付かれずに撮るかをやっていました」と振り返った。さらに小日向が「竹野内くん、よく寝てたよね」と暴露すると、竹野内はなぜか「寝てません! 寝てないですよ」と否定。小日向が「寝てる写真撮ったもん!」とつっこむと、「目を瞑っていただけです、嘘偽りなく」と主張していた。
2022年12月20日