●遊び心満載のラインナップUPQは9月12日、「二子玉川 蔦屋家電」イベントスペースにて製品展示販売会を開始した。同日から15日までの4日間、UPQ製品をその場で体験できる展示販売会のほか、ワークショップ、トークイベントを行う。なお蔦屋家電では、16日以降も店内の各コーナーでUPQ製品を販売していく予定。本稿では、12日に行われた記者説明会の模様をお伝えする。UPQは、ライフスタイル家具・家電を展開するブランド。ディスプレイ、リラックスチェア、カメラ、PCの周辺機器、スーツケース、スマートフォンなど幅広いジャンルの製品を取り扱う。UPQは代表取締役の中澤優子氏が2015年7月に立ち上げたハードウェア・スタートアップで、これまでオンラインで製品の販売を行ってきた。実店舗での販売は、今回が初めての試みとなる。○遊び心満載のラインナップ蔦屋家電では、UPQが8月に発表した24製品のうち、19製品を取り扱う。商品ラインナップは次の通り。大画面50インチの4K対応ディスプレイ「Q-display 4K50」は、メーカー希望小売価格75,000円(税抜)で販売。Bluetooth、NFCに対応したタッチセンサー&バッテリ内蔵スピーカー「Q-music BS01」は同22,500円。筐体を"なぞる"だけで各種操作が行える。リラックスチェア「Q-home ISU2」(同83,000円)は、長身の大人もすっぽりと中に入れる大きさ。たまご形のデザインが大きな特徴で、個室のような安心感と座り心地の良さを追求している。フルHD対応のアクションスポーツカメラ「Q-camera ACX1」(同15,500円)、3軸スタビライザー付きのスマホ用自撮り棒「Q-camera ES02」(同33,200円)など、カメラ製品も取り扱う。スマート電球「Q-home BB01」(同4,800円)は、スマートフォンで光の色や明るさを自由にコントロールできる製品となる。Windows/ Mac OSに対応したキーボード「Q-gadget KB01」(同17,500円)は、透明なガラス素材を操作面に採用。ボタンひとつで全面タッチパネルに切り替えられる。イヤホンは4種類「Q-music QE10/ QBE10/ QE50/ QB80」(同5,500円から)のラインナップを揃えた。大容量のモバイルバッテリを搭載するスーツケース「UPQ Bag」(同19,000円から)のうちバッテリ非搭載モデル、Android OS 5.1を搭載するSIMロックフリースマートフォン「UPQ Phone A01」(同14,500円)に関しては、「二子玉川 蔦屋家電」では展示のみ。販売は引き続きDMM.comのオンライン通販で行う。●「変なものを作っていきたい」 - UPQ中澤優子氏記者説明会ではUPQ代表取締役の中澤優子氏、蔦屋家電で家電コンシェルジュを勤めるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の木崎大祐氏が登壇し、トークセッションを行った。かつて大手製造メーカーで開発を担当していたという中澤氏。UPQを立ち上げた背景について「かねてから製品の販売サイクルにジレンマを感じていた。開発者が製品に想いを込めても、注目が集まるのは短い間だけで、すぐに型落ちしてしまう。いつ手にとっても満足してもらえる製品を作りたい、そんな思いが募っていた」と説明した。木崎氏は「ネットサーフィンをしていたら、中澤さんの記事を見かけた。新しくて面白いことをやっておられると感じ、早速連絡させていただいた」と話す。それがきっかけとなり、今回の協業に結びついた。会ってから3日で契約が締結したとのことで、中澤氏も「蔦屋家電さんのスピード感にびっくりした」と笑顔になった。「生活提案型の家電店」というコンセプトで展開する蔦屋家電。木崎氏によれば、最新のテクノロジーが体験できる"万博"、古き良きを味わえる"博物館"、デザインの良さに特化した"美術館"という切り口で、品揃えを決めているという。同氏は「UPQさんの製品は、特にデザインが素敵で新しさがあった」と説明する。中澤氏が「蔦屋家電さんでは、開発者がモノに込めた想いをお客さんに届けてもらえ、お客さんのフィードバックもいただける。それが本当にありがたい。おかげで、とても良いスタートを切らせてもらえた。この先も、もっと変なもの、キャッチーなものを作っていきたい」と意気込むと、木崎氏も「蔦屋家電では、変なもの大歓迎です。楽しみにしています」と応じていた。
2015年09月13日ドリテックは9月11日、卓上で調理できる電気なべ「イージーポット」を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は容量1.9Lの「MC-804」が4,980円前後、1Lの「MC-805」が3,980円前後だ(いずれも税別)。イージーポットは、卓上で使える調理器具。温度は60℃から210℃までの範囲で設定可能だ。ステンレスボウルを採用する。フタはガラス製のため、中の様子を確認しやすい。サイズと重量はMC-804がW225×D275×H185mm/1.7kg、MC-805がW200×D220×H170mm/1.3kg。消費電力はMC-804が680W、MC-805が650W。カラーはMC-804がアイボリー、MC-805がベージュとレッド。
2015年09月11日ここ最近、様々なメーカーからたくさんの美容家電が出ていますね。でもまだまだみなさんが試した事がない美容家電がたくさんあるかも…!?そこで、今回はオススメ美容家電をいくつかご紹介!●MTGLIPLU(リップル)出典:@cosme皆さん唇のケアって何してますか??リップクリームを塗って保湿をする事は、ほとんどの人がしていると思います。しかし、内側のケアをしている人はあまりいないのでは!?こちらは、「リファカラット」で有名なMTGから発売されている唇専用の美容家電。画像右にある専用の美容液、リップインセラムを塗ってから、画像左のリッピィンパルスを使用します。デリケートな唇を傷づけることなく、潤いのあるふくっら唇へ導いてくれますよ。●Panasonicネックリフレ出典:Panasonic公式サイトよりこちらは首専用アイテム。付け根のコリまでしっかりほぐしてくれるので、誰かに肩揉みをお願いする必要もなし!アクセサリー感覚で使えるので、オフィスワークのお仕事をしている方や家事で大忙しのママさんにオススメのアイテムです。見た目も可愛いので気分があがりますね。●ヤーマンフェイササイズUP出典:@cosme朝起きて、むくみを無くしたい時。あるいは、就寝前のスキンケアタイムのとき。顔のコリやむくみを無くすために、フェイスクリームを使ってマッサージをする方は多いと思います。でも、仕事のお昼休憩や仕事後の飲み会までの間に、疲れきったお肌を何とかしたい!そんな時に使えるのが、1分間に1800回のタッピングをしてくれるフェイササイズUP。エステティシャンのような優しいタッピングで、簡単にお肌の筋トレができるので、空いた時間にさくっとできますよ。●Panasonic頭皮エステ(サロンタッチタイプ)EH-HE97出典:@cosmeヘッドスパに行くのって、ちょっと特別感がありますよね。最近は多くのヘアサロンで、ヘッドスパがメニューにありますが、そんな頻繁に通えない…という方はこちらを試してみてください。頭皮を動かしながら、頭皮に密着して引き上げるような感覚の心地よさで、サロンにいるかのような気分も味わえます。健やかな地肌を目指してみましょう。●レイボーテレイボーテスピーディー出典:@cosme脱毛したいけど、サロンに行く勇気が無い人方や金銭面を気にする方は少なくないはず。最近では、自宅で出来る脱毛のシェーバーが増えてきていますよ。こちらの商品は、モデルの道端アンジェリカさんも愛用しているんだとか!シェーバーとフラッシュが1台になっているので手間がかかりませんし、美肌効果も期待できる波長を含んでいるので、美肌ケアもできる優れもの。そして1回買えば、最大8年も使えるんだそう!コスパを押さえたい方には嬉しいポイントですね。いかがでしたか?自宅でちょっと贅沢な気分を味わえる美容家電。忙しい方もたまには休憩して、美容の時間を楽しみましょう♪
2015年09月11日●子どもとデジタル機器の付き合い方子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「パパ目線」で選ぶパソコン。仕事用じゃなく、家族のため、子どものためを一番に考えて、最新パソコンを選んでみた。○子どもとデジタル機器の付き合い方小さな子どもがいる家庭の多くで悩みの種になっているのが、子どもとデジタル機器との関係だ。スマートフォンやタブレット、PC、そしてゲーム機などを子どもにいつから触らせるか、これはいろんな学説や考え方、教育方針もあり、正解のない問いとなっている。著者の周りでも、子どもにそれらを一切触らせていない家庭も多い。しかし、筆者の仕事柄、家庭には山のようにデジタル機器があり、両親ともにスマートフォンやタブレットを日常的に触っている。このような家庭では、子どもにデジタル機器を触らせるな、というほうが難しいのではと考えている。そこで大切になってくるのが、子どもとデジタル機器の付き合い方だ。現在、筆者宅では5歳になる長女には夕食後1時間だけ、タブレットで遊ぶことを許している。スムーズに辞めることもあれば、もっとやりたいと泣きながらだだをこねることもあるが、基本的にはそれで我慢している。過去には、筆者がプレイしている家庭用ゲームを横で見ていて、プレイしたがり、しばらくハマっていたこともあるが、さすがに家庭用ゲームは夢中になりすぎる傾向にあるため、現在はやらせないようにしているという状況だ。そんな中、リビングに設置しているPCが古くなってきたこともあり、買い替えを検討することとなった。そこで子どもが使うことを考えて、PCを選んでみたいと思う。現在、PC市場はスマートフォンなどに押されて停滞している状況だ。そんな中で売れているのは、マイクロソフトのSurfaceシリーズやアップルのMacBookなどのビジネス向けのモバイルノートが中心。これらはコンパクトで場所を問わずに使えるが、子どもたちに使わせるのはちょっと心配だ。下手に持ち歩きできるサイズとなると、好き放題に扱ったあげくに、落として壊す姿が見えてしまう。とはいえ、15型クラスのスタンダードノートを選ぶのも芸がない。5歳の長女となるとこれらも動かせるだけの力を持っており、モバイルノートと同じく落下の可能性が非常に高いといえる。これらを考えると選択肢はデスクトップPCになるだろう。●RealSence対応ゲームに子どもが大喜び○タッチ対応だと親が使いづらい問題ではデスクトップPCなら何でもいいのかというとそうもいかない。小さな子どもがいる家庭で注意したいのが、最近のWindowsPCに多いタッチ操作に対応したモデルを選ばないようにということだ。確かにペンや指で画面にお絵かきができたら、子どもは喜ぶかもしれないが、その時間はほんの一瞬だ。むしろ親がパソコンを使っているときに、画面をタッチされて誤作動する回数の方が圧倒的に多いのだ。特にあまり状況を理解してくれない3歳ぐらいまでの子どもがいる家庭では、タッチ操作は使えないほうがいい。キーボードやマウスは隠せるが、液晶ディスプレイ(というかPC本体)は隠せないため、勝手にタッチされて、いろいろ操作されたり、設定を変えられてしまってPCが変なことになる、そんなパターンも待っている。○RealSence対応ゲームに子どもが大喜び持ち運んで落とす心配のないデスクトップPC、そしてタッチ非対応であることが、小さな子どものいる家庭におすすめしたいリビングPCの一例だ。しかし、それだけではつまらない。なにかポイントとなる機能はないだろうかと調べてみたところ、ひとつ面白いものがあった。それが「RealSence」だ。インテルが開発したRealSenceは2つのレンズを搭載した3Dカメラを利用して、PCの前にいるユーザーを認識するという技術。すでに多くのPCに搭載されており、デスクトップPCはもちろん、ノートPCやタブレットPCにも採用例がある。筆者が最初にRealSenceの説明を受けたのは、昨年のことだったと記憶しているが、その段階ではまだ、具体的な用途やアプリケーションに落とし込まれていなかった。しかし、現在はいくつかのゲームが登場しているのだ。そこで今回、RealSence対応カメラを搭載したデスクトップPC、NECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」を借りて、子どもに遊ばせてみた。すでにRealSence対応アプリケーションは数多く登場している。今回は子どもが好きそうなゲームとして、画面に表示されるオブジェクトにあわせて手を動かすことで音楽を奏でられる「KAGURA」、画面にいる動物キャラクターの動きに合わせて手を動かす「マダガスカル Move It!」、そしてレースゲーム「レゴレーサー」の3本を用意した。まずは「KAGURA」でRealSence対応ゲームの雰囲気をつかむ。子どもは画面に映っているのが自分だとわかっている模様。一生懸命、画面に合わせて手を振ったり、オブジェクトをつかんだりしていた。とはいえ、自分でリズムを奏でるというゲーム性はまだあまりわからないようで、30分ほど遊んで終了した。続いて遊んだのが、「マダガスカル Move It!」だ。画面上に表示されるキャラクターに合わせてテンポ良く、両手を挙げていく。ファーストステージは難なくクリア。だんだんと手の動きが速くなり、位置もリズムも複雑になっていくが、キャーキャーと騒ぎながらなんとか付いていく。これも子どもにとってかなり楽しめるゲームだったようだ。そして、最後にプレイしたゲームに子どもがドハマリした。レースゲームの「レゴレーサー」だ。レゴのキャラクターがわずかに浮かぶレースマシンを作りあげ、コースを疾走するというもの。身体を左右に動かすと、RealSence対応カメラがそれを認識して操作に反映。レーサーを左右に動かしたり、コース上に落ちているコインのようなものを拾ったりできる。画面の前で身体を左右に動かしながら上手にコースをクリアしていく娘。最初は障害物にぶつかってレーサーが壊れていたが、そのうちに「ぶつからないように走るの?」と言い出し、最初のコースは難なくクリアするようになっていった。その後、LAVIE Desk All-in-one DA970/BABがある間は、「レゴのレースしたい」言い、1日30分ほどプレイしていた。そのときいいなと感じたのが、RealSence対応ゲームは家庭用ゲームやスマホゲームと比べて、射幸性が低いことだ。射幸性の高いゲームはどうしても子どもは夢中になりすぎて、終わらせるのに苦労する。ときには、トイレに行くのを我慢してまで続けてしまうことも。しかし、RealSence対応ゲームは物理的に身体を動かすためか、適度に疲れるようで、時間になると自分でちゃんと終わらせることができた。それでいて、本人は十分にゲームをしたとう満足感を得ているようで、1日に何度もゲームをさせろと言わないのが良かった。また、今回利用したNECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」は、ヤマハ製の高音質スピーカーを搭載するなどAVユースのPCとしても優秀。また、テレビチューナーも搭載しているので、リビングのテレビを子どもに独占されているときでも、別のテレビ番組を見ることができるのだ。フラグシップモデルだけに決して安くはないが、搭載する機能を総合的にみると十分に選択肢に入ると言えるだろう。●テレビをディスプレイにするならスティック型や小型モデルを○テレビをディスプレイにするならスティックや小型モデルを子どもには基本的に触らせず、両親だけが使うという場合、ノートPCでもデスクトップPCでもないもうひとつの選択肢がある。それが液晶テレビをディスプレイとして使う超小型PCだ。その代表格が、テレビのHDMI端子に直結できるスティックPCだ。置き場所をまったくとらないのが特徴で、これにワイヤレスのキーボードやパッドを接続すれば、液晶テレビをPCとして使うことができる。大画面でWebを見たいといったニーズならこれでも十分だ。もう少し高いPC性能やファイルの保存容量が欲しい場合は、手の平サイズのミニPCがおすすめ。これなら外部機器も接続できる。たとえば、日本HPの「HP Pavilion Mini 300-100jp」シリーズは小型サイズながら4K出力にも対応。パフォーマンスモデルなら、CPUにインテル Core i5-5200U、1TBの大容量HDDを搭載している。子どものいる家庭でのリビングPCの選び方。今回はあえて、売れ筋のノートPC以外で考えてみた。どの家庭でもこれが正解という訳ではないが、ひとつの提案として考えてもらえるとうれしい。
2015年08月25日mhエンタープライズは、同社の家電ブランド「Vitantonio(ビタントニオ)」から「ポップコーンメーカー」と「ヨーグルトメーカー」、「ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル」、「ガラスチョッパー」、「マイボトルブレンダー」の5製品を発表した。9月上旬から順次発売する。○ポップコーンメーカー「ポップコーンメーカー VPC-10」は、熱風によってポップコーンを作れる調理器具。約2分で60gのポップコーンが完成する。マッシュルームタイプの豆にも対応。20レシピを掲載したレシピブックが付属する。サイズはW23×D14.5×H29.5cm、重量は1.16kg。電源コードは1.4m。消費電力は1,200W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別6,880円前後。○ヨーグルトメーカー「ヨーグルトメーカー VYG-10」は、25℃~60℃までの温度調節が可能なヨーグルトメーカー。ヨーグルトだけでなく、塩麹や醤油麹、甘酒、塩レモンも作れる。サイズはW23×D14.5×H29.5cm、重量は790g。消費電力は30W。ヨーグルトなどを保存するための樹脂製ジャー×2個が付属する。発売は10月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別7,880円前後だ。○ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル「ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル VWH-21-B」は、ミニカップケーキとワッフル、ホットサンドの3種類のプレートが付属した数量限定モデル。サイズはW24.5×D25.5×H10cm、ワッフルプレートを含む重量は2.46kg。消費電力は900W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別11,000円前後だ。○ガラスチョッパー「ガラスチョッパー VCR-10」は、みじん切りやミンチ、ペースト作りなどの調理が行えるガラス製のチョッパー。スピードは2段階で調整可能だ。サイズはW15.8×D18.5×H23.4cm、重量は1.7kg。消費電力は280W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別5,880円前後だ。○マイボトルブレンダー「マイボトルブレンダー VBL-31」は、かく拌に用いたボトルをタンブラーとしてそのまま使えるブレンダー。ボトルはトライタン(樹脂)製だ。出力は235W。サイズはW140×D140×H330mm、重量は980g。カラーはカシス、レモン、オリーブ。発売は10月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別4,380円前後だ。
2015年08月25日大幸薬品とドウシシャは8月20日、2社共同で「製薬会社の健康家電」と銘打った製品発表会を開催した。発表されたのは、二酸化塩素を発生させる「クレベリン LED搭載 kamomeハイブリッド式加湿器 KKHQ-651C」(以下、KKHQ-651C)と「クレベリン LED搭載 mood超音波式加湿器 KMWQ-301C」(以下、KMWQ-301C)の2製品だ。いずれも発売は10月を予定している。○クレベリン LEDで、家電との融合を実現発表会の冒頭では、大幸薬品の代表取締役社長を務める柴田高氏が登壇。今回の加湿器に組み込まれた二酸化塩素発生装置「クレベリン LED」は、2013年11月に大幸薬品が開発したものだ。柴田氏はクレベリン LEDの開発背景や今後の展開について語った。「クレベリン」シリーズは、大幸薬品の看板ともいえる除菌・消臭製品。二酸化塩素分子を発生させることで、空中に浮遊する菌やウイルス、カビなどの機能を低下させる製品だ。柴田氏によると、現在発売されているクレベリンは、据え置き型のゲルタイプと、気になる場所に吹き付けられるスプレータイプの2種類で、どちらも液体成分が空気に触れることで空中に拡散されていくという。今回加湿器に組み込まれたクレベリン LEDでは、特殊な波長のLED光を「クレベリン LED カートリッジ」に照射することで、二酸化塩素が生成される。このため、二酸化塩素の発生を電気的にコントロールできるようになった。LED光が当たる亜塩素酸ナトリウムは固形なので、液体を使っている従来製品よりも扱いやすく、家電製品への組み込みが容易になった。大幸薬品は、クレベリン LEDを短期間で普及させ、市場を活性化させるためにも、他社家電メーカーと協働するオープンイノベーションで事業展開を行っていくことにした。その第1弾として誕生したのが、ドウシシャと共同開発した加湿器である。また、柴田氏は「今後は家電製品だけでなく、公共交通機関や公共施設、病院といった施設設備へも発展させていきたい」と抱負を語った。○強い風でも静かな「カモメ羽根」続いて、ドウシシャ 代表取締役社長 兼 最高執行責任者の野村正幸氏も登壇した。ドウシシャは、デザインと機能性を両立した家電の開発を得意としており、特に加湿器においては、過去6年で100万台以上の売り上げ実績があるという。なかでも、KKHQ-651Cに採用されている「カモメ羽根(ファン)」は、世界でもトップシェアを誇る船舶のプロペラメーカー「ナカシマプロペラ」との共同設計。かもめの羽根形状を参考にすることで、強い風量と、静音性を両立している。ドウシシャではKKHQ-651CとKMWQ-301Cの両製品で、5億円の売り上げを目指す。2016年度には海外輸出も計画。さらに、今後は持ち前の高い企画力によって、加湿器以外のジャンルでもクレベリン LEDを活用した製品を開発していきたいとコメントした。○カモメ羽根で二酸化塩素を届ける「KKHQ-651C」KKHQ-651Cは、ハイブリッド式の加湿器。カモメ羽根(ファン)によるサーキュレーター機能を搭載しており、加湿器で生成したミストと二酸化塩素をファンで部屋に拡散する。二酸化塩素の発生をオフにすることも可能なため、一般的な加湿器やサーキュレーターとしても使用可能だ。加湿の目安は最大18畳まで(プレハブ住宅の場合)。タンク容量は約3Lで、1時間あたりの加湿量は「うるおい(強)」モードで650ml、「快適(中)」モードで500ml、「おやすみ(弱)」モードで250ml。連続加湿時間は弱モードで約4時間、強モードで約11時間。1 / 2 / 4時間で電源を切るタイマー機能も搭載している。サイズはW33.5×D34.5×H39cm。カラーはパールホワイトとメタリックシルバーの2色。販売価格は税別30,000円。クレベリン LED カートリッジの交換目安は、強モードで約1カ月、弱モードで約3カ月。○パーソナルサイズの「KMWQ-301C」KMWQ-301Cは超音波式の加湿器。ファンによる送風機能は搭載していないものの、二酸化塩素の生成をオフにすることで、一般的な加湿器としても利用できる。プレハブ住宅の場合、加湿の目安は最大8畳までで、子ども部屋や寝室などパーソナルスペースでの使用を想定しているという。加湿量は「強」「弱」「微弱」の3段階で切り替え可能で、1時間あたりの加湿量は強モードで300ml。タンク容量は約3Lで、連続加湿時間は強モードで約10時間だ。2 / 4時間で自動的に電源を切るタイマー機能も搭載する。カートリッジの交換目安は、1日8時間の使用で約3カ月。サイズはW30×D10×H30cm、カラーはシルバー。販売価格は税別20,000円だ。両製品とも、共通の二酸化塩素発生カートリッジ「クレベリン LED 交換用カートリッジ LED-010」を使用する。カートリッジのサイズはW46×D24×H59.5mm、店頭価格は税込3,500円。
2015年08月21日●4K・HDR映像をサポートする次世代ディスク規格直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材はこれだ。4K対応の次世代「Ultra HD Blu-ray」、2015年の年末商戦には対応製品が登場 (8月6日掲載)Ultra HD Blu-rayは、2014年から規格策定が進められ、2015年1月のインターナショナルCESの段階では、おおむね中身も決まっていたものだ。最終的な規格策定は6月に完了し、現在はライセンス提供を開始する段階に入った。Ultra HD Blu-rayの旗振り役であるパナソニックは、CESの段階ですでに試作機を展示しており、年末に向けた製品化も順調と見られている。「Blu-rayも普及し始めたばかりなのに、もう次の規格なの?」。そんな風に思う人もいそうだが、今のBlu-rayの規格策定が完了してから、すでに9年が経過しており、DVDビデオからの移行期間が10年程度だったことを思うと、さほど短くはない。むしろこの9年に起きた変化を思えば、ディスクメディア技術としてのジャンプアップは小幅である。登場の背景にあるのは、ディスクメディアに求められるものの変化と考えていい。○物理メディアとしてのジャンプアップは小さいUltra HD Blu-rayは、ディスクの物理的性質としては、既存のBlu-rayと大差ない。3層までのメディアが想定されており、各層の容量は25GBもしくは33GBとなっている。だから、メディア容量としては25GBから100GBまでとなる。これは、現在記録用に使われている「BDXL」そのもの。Ultra HD Blu-rayは記録用ではなく配布用(ROM)規格なので、ディスクメディアとしての性質は異なるものの、技術的にはある意味で枯れたものである。DVDからの技術的なジャンプアップが大きく、いろいろなハードルが存在したBlu-rayの頃とは大きく異なる。映像を収録するためのコーデックや音声規格などはBlu-rayと異なるものの、そうした部分はソフトウェアでカバーすることも可能である。とはいえ、Blu-rayに対応していても、Ultra HD Blu-rayを読み込めるドライブを搭載している機器は、世界レベルで見ると意外なほど少ない。海外では録画機のニーズがほとんどなく、BDXLは実質的に日本国内でのみ使われていたためだ。国内で流通している機器でも、PlayStation 3やPlayStation 4、XboxOneといったゲーム機はどれもBDXLに対応していない。もともとBlu-rayはディスクを大容量化して、より高画質・高音質な映像を収録することを想定して開発されており、9年前の規格策定時期には「将来のより高度なディスクも想定する」との話があった。だから、CDからDVD、DVDからBlu-rayに比べると技術的な変更点は少なくて済んでいる。そういう意味では、当時の想定は正しかったのだ。しかし、世界中に普及している機器でそのまま再生できるわけではないので、わかりやすくここで一区切りが必要。というわけで、Blu-rayの発展規格として、Ultra HD Blu-rayが登場することになる。●高付加価値型テレビの力を生かす規格へ○高付加価値型テレビの力を生かす規格へUltra HD Blu-rayの最大の特徴は、収録可能な映像の最大解像度が2K(1,920×1,080ドット)から4K(3,840×2,160ドット)になることだ。また、そこにHDRの情報が加わることで、明部・暗部の表現がより自然になる。色情報も、テレビのデジタル化以降標準的に使われてきた「BT.709」ベースから「BT.2020」ベースになり、特に緑・シアン方面での表現力が高まる。HDRと色情報の拡大は、表示される映像の純度に大きな影響を及ぼすだろう。暗い部屋から夏の海に出た時のきらめきや、澄んだ空・海の再現は、Ultra HD Blu-rayがもっとも得意とする分野になるだろう。ただ、4KにしろHDRにしろ色域拡大にしろ、Ultra HD Blu-rayが率先して引っ張る領域とは言えない。高付加価値型のテレビやプロジェクターで開拓が進んでいるジャンルであるからだ。今の高付加価値型映像機器では、Blu-rayに入っている映像の情報を解析し、映像補正技術によって「解像感がある」「色が豊かな」映像を作り、最新のディスプレイデバイスで見せることができる。それは「ありもしないデータを作っている」のではない。本来、映像には非常に多くの情報が含まれていて、人間がどう映像を感じるのかを分析したノウハウと組み合わせると、まだ画質向上の余地はある、ということだ。そこで、データをさらにリッチなものにすれば、画質はもっと上がるし、今のデバイスの能力を生かすには、9年前と同じでは足りない。というわけで、4K+HDR+高色域+高音質が、Ultra HD Blu-rayに必須の要件となった。○「映像の所有」にこだわる人には「高画質」をだが、ここで一つ重要な、別の変化もある。9年前と違い、現在はディスクメディアの重要性が落ちつつある。記録メディアを使う頻度も減ったし、単に映像を見たいのであればネット配信でいい。日本ではまだディスクメディアが売れているように見えるが、海外、特にアメリカ市場では、広く一般向けに映像を配布するメディアとしては、ネットを使うのが当たり前になっている。登場から9年経ってもBlu-rayが普及していないのは、ネットメディアとのバッティングがあるからだ。実際、4Kもディスクよりネットメディアが先行している。9月2日に日本でもスタートする映像配信サービス「Netflix」は、4Kでの配信を積極的に進める。また、HDRについても対応を予定している。規格策定を待ったり、多数のメーカーでハード開発をするのを待つ必要がない分、ネットのプラットフォーマーは素早く動ける。単純に「映像を見る」なら、今後はディスクよりネットという時代になるだろう。それは4Kでも変わらないどころか、さらに加速する可能性がある。●Ultra HD Blu-rayの存在価値とは○Ultra HD Blu-rayの存在価値とはでは、Ultra HD Blu-rayに意味はないのか? もちろんそんなことはない。その理由は「高品質」にこだわることにある。4Kでのネット配信は、ビットレートが15Mbpsから30Mbps程度しかない。コーデックの進化により、それでも解像感を味わえるようになっているものの、Blu-rayの最高ビットレートにも届かないわけで、本質的には決して「高画質」ではない。しかし、Ultra HD Blu-rayではメディアとしての最高転送レートが129.7Mbpsとなり、映像にもっと多くの帯域を割り当てられる。一般的な映画の場合でも、40Mbps程度にはなると想定される。となると、ネット配信よりはるかに高画質になるわけだ。わざわざ映像ディスクを買う人は、作品に強いこだわりがある人だ。ネット配信、特にサブスクリプション型のサービスでは、映像をいつでも見ることはできても「所有」することはできない。映像を所有することを望む人には現時点で最高級のものを、というのがUltra HD Blu-rayの考え方と言える。一方、映像のコンテンツを制作するフォーマットやプロセスについては、画質が異なっても共通の部分が多い。そのため、家電メーカーやコンテンツメーカーは、Blu-rayアソシーエーションとは別に作られた「UHD Alliance」を組織し、コンテンツ制作の円滑化を進めている。こちらにはNetflixも参加しており、ディスクメディアに限った団体ではない。今後、映像の世界は、手軽さや便利さ」と「こだわる人向けの高品質」が分かれ、費用や機材によって住み分けが進む。物理メディアであるUltra HD Blu-rayは明確に後者のためのものであり、DVDやBlu-rayとは役割を少し変えて行くことになりそうだ。
2015年08月21日育児と家事の両立は本当に大変! そこで今回は、家事の負担を軽くしてくれるさまざまな家電のお役立ち度を、ママたちの声を元に検証してみました。食器洗い乾燥機→お役立ち度◎もっとも「便利!」との声が多かったのが、食器洗い乾燥機。実際に使うまではあまり必要性を感じなかったものの、一度使うと手放せなくなるとの声が。「日に三度の食器洗いが本当に苦痛だったので買ってよかった。子どもたちが大きくなって、食器の数が増えてきてからは特にその便利さを実感」「マンションについていたので使ってみたが、想像以上に便利。冬の手荒れから解放された」「夕食後、子どもたちとゆっくり過ごせるのが嬉しい。でも少し音がうるさいかも」ちなみに、こまめに洗う人は洗う時間が短く乾燥力が高い国産の製品が、夜まとめて洗う人は食器がたっぷり入って洗浄力の高い海外製のものが良いとの声も。洗濯乾燥機→お役立ち度○次に高評価だったのが、洗濯乾燥機。洗濯から乾燥までを一気にやってくれるので、洗濯物を干す手間と取り込む手間が省けます。実際に使っているママたちからはこんな意見が。「ベランダで洗濯物を干す間、子どもが泣くので思い切って購入。洗濯物を外に干せない花粉の時期や梅雨の時期は本当に助かった」「朝の忙しい時間帯に洗濯物を干す時間がカットできるだけでもかなり助かる。ただし生地が傷みやすかったり、しわになりやすかったりするので、大事なものは乾燥機を使わず別に干したほうがよいかも」お掃除ロボット→お役立ち度△最近、いろんな種類が出てきているお掃除ロボット。普通の掃除機と併用して使っている人が多いよう。「普段はコードレスの掃除機でササッと掃除し、週に一回だけお掃除ロボットを使用。床のほこりっぽさやザラつきがなくなる気がする」「子どもが家にいる間は危ないから使わない。出かける時に使っているものの、おもちゃをどかしたり、椅子を上にあげたり、準備が意外に面倒」その他、布団を清潔に保つための布団乾燥機やふとんクリーナー、離乳食作りに便利なブレンダー、子どもの安全に配慮した羽のない扇風機なども人気があるようです。また、子育てでバタバタして自分や子どもの好きな番組を録り忘れることが多いので、全録レコーダーがとても重宝したという人も。なくても何とかなるけれど、あると便利な実力家電。ボーナスの時期などに一度検討してみては?(岡本まめ)
2015年08月20日ハウス食品は8月17日、レンジで温めるだけで調理ができるレトルトカレーの「ハウス ククレカレー」を発売する。「ククレカレー」は、すりおろしたりんごやマンゴーチャツネの甘みと、野菜のおいしさが溶け込んだまろやかな味わいのレトルトカレー。今回、カレーの入ったパウチを熱湯に入れて調理する従来の方法に加えて、レンジでも調理が可能になった。調理方法は、箱のふたを開けて、箱ごと電子レンジで1分50秒(500Wの場合)温めるだけ。カレーもりんごペーストとソテーオニオンを増量し、まろやかな味にするとともに、コリアンダーにより香り立ちを高めて、一層おいしく仕上げているとのこと。価格は税別176円(180g)。
2015年08月12日ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は、2015年上半期(1~6月)の全国有力家電・IT取扱店(家電量販店、地域家電店など)における家電およびIT市場の販売動向を発表した。家電・IT業界全体の販売額は、消費増税に伴う駆け込み需要があった2014年に比べ低調な結果となった。今後はエコポイントの導入時期やアナログ停波の際に購入された製品の買い替え需要、また、外国人観光客の増加にともなう免税販売対応店舗の急増が、家電市場にとってのプラス材料になるとGfK Japanは予測している。以下、製品ジャンルごとにみていく。AV市場においては、薄型テレビの販売台数が前年比8%増と8期ぶりのプラス成長となったが、全体としては縮小基調を継続した。薄型テレビは、3月に各地域でケーブルテレビなどのデジアナ変換サービスが終了し、アナログテレビからの買い替え需要が発生。4Kテレビの販売台数は、前年同期比の4.8倍となる20万台に達している。薄型テレビに占める4Kテレビの構成比は、数量ベースでは前年同期の1%から6%に拡大し、金額ベースでは23%を占めた。薄型テレビの平均価格は、大画面製品の平均価格下落と、デジアナ変換サービス終了による中・小型製品の需要高により、前年同期から11%下落。これにより、薄型テレビの販売金額は前年比3%減となっている。BD/DVDはプレーヤーは数量前年比9%減、レコーダーは同11%減と、ともにマイナス成長となった。平均価格はレコーダー、プレーヤーともに前年を下回り、BD/DVDの金額構成比は15%減となっている。ヘッドホンおよびヘッドセットは、低価格帯製品の需要減により、販売数が前年比2%減の920万本となった。ヘッドホンの数量が前年比6%減となる一方、ヘッドセットは同6%増と拡大。ハイレゾ対応製品の販売数は、前年同期の3倍に増加している。デジタルカメラの販売台数は前年比25%減の260万台で、コンパクトカメラは同28%減の170万台と縮小。レンズ交換式カメラにおいても、一眼レフカメラが同20%減、ミラーレス一眼が同19%減となった。しかし、コンパクトカメラ、レンズ交換式カメラともにハイエンドモデルの販売割合は伸長しており、平均価格は前年同期比から14%上昇。また、高級レンズの好調を受け、交換レンズの平均価格は11%上昇している。生活家電においては、前年の増税前に需要が先食いされたため、多くのカテゴリで前年を下回る販売結果となった。冷蔵庫の販売台数は前年比19%減の220万台で、小容量モデル(200リットル以下)が前年同期比から6ポイント拡大する一方、中容量モデル(201~400リットル)と大容量モデル(401リットル以上)は縮小がみられた。洗濯機の販売台数は、縦型・ドラム型ともにマイナス成長となり、前年比約16%減の250万台。近年の傾向として洗濯容量の大容量化は継続しており、特に10kg以上のモデルは前年同期比33%増となった。エアコンは前年比19%減の300万台。前年特需との対比であることに加え、需要が高まる6月の気温が平年以下であったことが影響した。掃除機は前年比14%減の410万台となったが、スティックタイプは数量前年比5%とプラス成長を維持。なかでもコードレス掃除機の数量構成比は、前年同期から6%ポイント伸長し、56%となっている。
2015年08月10日●「アクセント」と「遊び心」を詰め込んだ製品群コンセプトは『生活に「アクセント」と「遊び心」を。』――スタートアップ家電メーカのUPQは6日、生活家電7ジャンル17種類24製品を発表。同日より販売(一部予約)を開始した。CEOの中澤優子氏はカシオ計算機で5年間勤務したのち秋葉原でカフェを開いたが、たまたまカフェの近くで開催されたハッカソンでIoT弁当箱「Xben」を企画。これが経産省フロンティアメイカーズ育成事業に採択され、米国の音楽・映画を中心とした大規模イベント「SXSW」(South by Southwest)にも出展した。この流れから生まれたのが「ほぼ一人家電メーカー」をうたう、UPQ(アップ・キュー)となる。○「アクセント」と「遊び心」を詰め込んだ製品世の中にあふれる製品群をユーザーが購入するとき、「スペック」×「価格」×「デザイン」のバランスで選ぶため、新製品ではなく(安い)型落ちモデルを選択する場合がある。一方、メーカーの観点ではシーズンごとに新製品を発表するため、型落ちが都度発生。開発サイクルを考える必要があるという。結果として、ユーザーもメーカーも新製品を使いたい・使って欲しいにもかかわらず、型落ちが買われやすい状況にあるといえる。そこでUPQは、遊び心を詰め込んだ家具・家電を作ることで、「型落ち」をなくし、スペック以外でも選んでもらえることをコンセプトにした。アクセントカラーをキーポイントとし、第一弾は夏向けの「blue x green(ブルー・バイ・グリーン:ブルーとグリーンの中間色)」を採用。第二弾以降は同じ商品の色違いを出すなどシーズンごとにテーマカラーを反映させる予定だという。○実質2カ月で24製品を製品化!6日に開催された製品発表会では、「UPQ Phone」、「UPQ Bag」、「Q-gadget」、「Q-camera」、「Q-home」、「Q-music」、「Q-display」の7つのカテゴリから17種類24製品が発表。全24製品と発表価格の一覧を下記にまとめてみた。●LTE対応、デュアルSIMの4.5インチAndroidスマホ○LTE対応、デュアルSIMの4.5インチAndroidスマホUPQ Phoneのカテゴリからは、4G LTE対応の4.5インチAndroidスマートフォン「A01」(\14,500:以下価格はすべてオンラインショップの税別価格)が登場。これだけ3色構成となっている。発売は28日。○バッテリ内蔵キャリーバッグ - 容量は12,000mAh/8,000mAhUPQ Bagのカテゴリからは、モバイルバッテリー搭載のキャリーバッグが3製品登場。容量12,000mAhの「TR01」(\29,000)、容量8,000mAhの「TR02」(\26,000)、バッテリーを搭載しない「TR03」(\19000)の3製品だ。「TR01」と「TR02」には、オリジナルのキャスターバッグで空港に到着してすぐに使えるようなモバイルバッテリーが入っている。本体カラーは「blue x green」となっている一方、ジッパー部分はブルーとピンクの2種類用意されている。発売は「TR01」「TR02」が18日、「TR03」が20日を予定している。○ガラス製のデザインキーボードと防水防塵LEDライトQ-gadgetのカテゴリは2製品あり、ひとつがガラス製のデザインキーボード「KB01」(\17,500)で、タッチパッドにも変わるものだ。これは6日より発売開始される。また、IP68対応の防水ライト「LT01」(\7,000)も用意されている。こちらは18日発売予定。○アダプタ全部入りのアクションカメラQ-cameraのカテゴリでは、アクションカメラ「ACX1」(\15,500)と、3軸電動スタビライザー「ES02」(\33,200)、「ES03」(\37,500)を発表。アクションカメラは、他社ではオプションとなるアダプタ類全部入りでコストパフォーマンスを追求。「ES02」「ES03」は単なる自撮棒ではなくビデオにも対応する、コンシューマー用では珍しい製品となる(「ES02」は4.7インチスマホまで。「ES03」はGoProや5.5インチスマホに対応する)。「ACX1」「ES03」は18日、「ES03」は28日発売予定。○すっぽり入れる、たまご形の大型チェアQ-homeのジャンルでは、たまご形の大型チェア「ISU2」(\83,000)と、Bluetooth制御のスマート電球「BB01」(\4,800)を発表。スマート電球は他社でもあるが、PSEマーク(電気用品安全法)認定の取れたものとしては安価だそうだ。「ISU2」は9月10日、「BB01」は28日発売予定。●デザイナーズBluetoothスピーカーや50型4Kディスプレイ○デザイナーズBluetoothスピーカーやカナル型イヤホンQ-musicのカテゴリでは、デザイナーズBluetoothスピーカー「BS01M」「BS01R」(\22,500)、ハイブリッドドライバー3基を採用したカナル型イヤホン「QE80」(\246,00)、2基の「QE50」(\9,580)と、このクラスでリケーブル対応のカナル型イヤホン「QE10」(\5,500:ケーブル白/黒モデルあり)、aptX対応Bluetoothイヤホン「QBE10」(\6,500)を発表。「QE80」「QE50」が18日、「QE10」「BS01M」「BS01R」が28日、「QBE10」は9月10日発売予定だ。○120Hz駆動の50インチ4KディスプレイQ-displayのカテゴリでは、4K/60p、120Hz駆動でHDCP2.2対応50インチ4Kディスプレイ「4K50」(\75,000)を発表。65型も後日追加する予定があるという。テレビと言ってもチューナーは含まれておらず、HDMI×4+コンポーネント入力のみのモニターディスプレイに近い製品。9月30日発売予定となっている。なお、いずれもまずはオンラインショップでの販売となる。6日現在でオンラインショップを確認した限りでは、ショップの販売価格には消費税のほか、送料相当額が加算されている様子だ。今後登場する予定の第2弾では、単に新商品だけではなく、今回の製品のテーマカラー違いというカラバリを考えているとのこと。○Cerevoとの縁での起業。製品化に対してのフォローも当日はCerevo代表取締役の岩佐琢磨氏も登壇。元々経産省のフロンティアプロジェクトのメンター側を行っていて、IoT弁当箱「Xben」のメンターという形で関わりが始まり、UPQに関してはODMの紹介や品質管理、製品サポートやテクニカルな部分をCerevoがフォローする形で協力しているという。
2015年08月07日●アップルは「擬似垂直統合」ビジネスモデルだ!直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材はこれだ。アップル、第6世代iPod touch - iPhone 6と同様のA8チップ搭載 (7月16日掲載)ご存知の通りiPod touchは、「携帯電話網への接続機能を持たないiPhone」のようなものだ。前回にリニューアルしたのが2012年9月のことだから、3年近く刷新されていなかったことになる。3年間のブランクはとくにハードウェア面で大きく、新型と2012年モデルでは性能面で大きな差が生まれている。昨今のアプリを使うのであれば、ずっと快適な体験になることだろう。しかも、サイズは過去のものとほぼ同じ。128GBのフラッシュメモリーを搭載したモデルも用意されたから、なかなかお買い得なモデルと言える。○アップルは「擬似垂直統合」ビジネスモデルだ!そもそもiPod touchの存在は、アップルのiOSデバイス戦略と密接に紐付いている。他社製品とiOS機器の違いは、アップルが自ら設計したり、他社に特別なパーツをオーダーして調達するものが多い、ということにある。中核となるSoC(※)である「Aシリーズ」は自社開発の上、パートナーに製造を委託しているもので、他のメーカーは使えない。性能を数字でみれば、iPhoneもiPadも、Android端末に比べ特段優れた点はない。iOSとの一体設計がなければ、ここまで快適な製品にはならない。※システム・オン・チップ。CPUやGPUと周辺LSIを一つにまとめたものそして、アップルのiOS機器、特にiPhoneの特徴は、とにかく利益率が高いことだ。パーツコストは販売価格の3割程度と言われている。ただし、ここに宣伝や流通、在庫、研究開発などのコストが乗ってくるので、実際の営業利益率は3割、というのが定説だ。とはいえ、他社の倍近い利益率と言われており、アップルは圧倒的に商売がうまい。高い利益率を支えているのは、部材調達コストのコントロールである。アップルが自社独自のパーツを調達しているのは、そうするのが、もっとも価格を安く、安定的に調達する方法であるからだ。アップルは工場を持たず、生産委託の形でビジネスをしている。しかし実際には、半導体やボディの生産について、かなり初期設計の段階から関わり、独自に生産機械を調達し、生産委託工場に配置していたりする。工場を持たず、他社から供給されるパーツを組み立てて最終製品を製造するビジネスモデルを「水平分業型」という。そして、アップルは水平分業の代表、と言われることが多いが、筆者は間違いだと考える。工場こそ持っていないが、「バーチャルな垂直統合型」だと思っている。自社製品に特化した部品を一気に製造し、ソフトもそこに合わせてチューニングする。そうやって無駄を排除することが、利益率を高めるためには重要なのだ。思えば、アップル製品はバリエーションが少ない。スマートフォン製品においては、サムスンやソニー、LG電子に対して、数分の一のバリエーション数しかないのだ。それは、同社が少ないバリエーションで顧客をつかみ、利益率を高める戦略であることを示している。●「マイファーストiPhone」としてのiPod touch○「マイファーストiPhone」としてのiPod touch前置きが長くなったが、ここで話をiPod touchに戻そう。iPod touchでは、iPhoneに使われているSoCのうち、一世代前もしくは性能が劣るものが使われる。2012年秋のモデルではiPhone 4Sに使われていた「A5」が利用され、今年のモデルではiPhone 6に使われている「A8」が搭載されている。ともに、1年前に登場したiPhoneのSoCを低クロックで使っている。低クロックにしているのは、製造上その方が有利であり、コストダウンにもつながるからだ。新iPod touchと2012年モデルのパフォーマンスの違いは、ほぼSoCの進歩と歩調を合わせている、と考えて差し支えない。だが、ここで一つの疑問が浮かぶ。なぜ、2013年と2014年にはiPod touchの新モデルがなかったのだろう? 正確には、2013年には1モデルのみ、2012年版の廉価版が用意されたのだが、本格的な新モデルはなかった。ここで、アップルにおけるiPod touchの位置づけを理解しておく必要がある。iPodといえばアップルの音楽機器のブランドだが、ことiPod touchについては、必ずしもそうとは言いかねる。iPhoneの登場以降、アップル製品の魅力は「iOS向けのアプリ」になっていった。アプリ、特にゲームの市場は急拡大した。アップルとしても、この機会に巨大市場であった「携帯ゲーム機」へチャレンジしたい、という意志が強く働いていた。家庭で楽しめる低価格版iPhoneとして登場した、という側面がある。その性格が強く現れていたのが、2012年版のiPod touchだった。当時、アップル関係者は筆者にこう話した。「子供が最初に持つアップル製品がこれになる、と思っている。ネット機器としても、カメラとしてもこれを最初に触れる。だから本物じゃなきゃいけない」。iPhoneと同じ要素を持ちつつ、低価格な「マイファーストiPhone」としての位置づけが重要だったわけだ。そうした要素がもっとも強く、「一般市場への拡大」を意識していた製品だと言える。例えば、2012年版には専用ストラップの「iPod touch loop」があった。これが用意された理由は「カメラならストラップがあるのが当たり前だろう?」(アップル関係者)ということだった。しかし、その状況は2013年から2014年の間に、変化した。スマートフォンは高価格モデル一辺倒ではなくなり、Androidを中心に低価格製品が増えていく。長期契約に伴う割引などを使えば、ハイエンドスマホでも安く入手できるようになる。市場がアップルに求めているのは低価格iPhoneであり、iPod touchではない、という状態だった。そこで、アップルは一世代前のiPhoneを生産し続け、低価格機種として併売したり、プラスチックボディでシンプルな外観の「iPhone 5c」を製品化したり、というアプローチを採った。その製造にかかるコストと販売戦略を中心軸とした場合、iPod touchの新モデルを用意する意味は薄れていた。●久々に「音楽が軸足」のiPod touchに○久々に「音楽が軸足」のiPod touchにが、今年は違う。アップルはストリーミング・ミュージック・サービスである「Apple Music」を軸に、音楽ビジネスの再構築を行う。過去のiPodは「オフラインで音楽を聞くもの」だが、Apple Musicを軸にするなら「オンラインで常に使い続けることもできる機器」、すなわちスマートフォン的なものが必要になる。iPod touchは「ストリーミング時代の音楽プレイヤー」としての存在になるというわけだ。現在、多くの人が音楽をスマートフォンで聴いている。以前に比べれば専用機の必要性が低下しているのは間違いない。一方、スマートフォンは電話・ネットに関するライフラインとしての価値が高く、音楽などのエンターテインメント要素は切り分けたい、というニーズもある。iPod touchであれば、そのニーズに対応するにはぴったりだ。アップルは2014年に「低価格スマートフォン路線」からは一歩退く判断をしている。低価格iPhoneとiPod touchの共食いを気にする必要もなくなった。ならば、より音楽市場に向けたチューニングでiPod touchを出そう、という発想も頷ける。大量の音楽を貯めこむ人のために128GBモデルが用意され、コスト的に厳しい割にニーズが薄いストラップは削除された。アップルは例年、音楽系製品のリニューアルを秋に行っていたのだが、今回はApple Musicとの関係を強調する必要もあり、夏の発表になっている。現在、音楽シーンではストリーミングやアプリベースでの配信に軸足が移りつつあり、単品の音楽プレイヤーでは立ちいかなくなりつつある。ハイレゾに対応するにしても、アプリなどがあればより簡単になる。そういう存在の受け口としても、iPod touchは重要だ。Androidにおいても、同じようなものがあればそれなりに市場はできると思う。だが、スマートフォンそのものが低価格化していること、音楽などの「サービス連携」を考慮できる企業が限られていることなどから、AndroidでiPod touchのような存在を作るところは稀だ。国内で目立つのはソニーのウォークマンくらいだろうか。アップルとしては、音楽プレイヤー市場をテコに、AndroidユーザーにもiOS機器を買ってもらいたい、と思っているようだ。そういう存在として、iPod touchはかなり戦略的な意味合いのある製品、と言えそうだ。
2015年07月27日●パナソニックのスモーク&ロースターを室内で試す子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回はちょっと面白い調理家電、パナソニック「スモーク&ロースター NF-RT1000」を早速使ってみたので、そのレポートをお届けしよう。料理が好きなお父さんにとっても、なかなかハードルが高い、憧れの料理方法がある。そのひとつはアウトドア料理器具の代表格であるダッチオーブン。そしてもうひとつが燻製作りだ。著者の知人も毎週末のように燻製作りを楽しんでおり、ずっとうらやましく思っていた。ただ、残念ながら著者宅は庭がほとんどないペンシル型戸建てなので、燻製を作るスペースが確保できない。以前、ベランダでと提案してみたが、奥さんに速攻で却下された記憶がある。そこに登場したのが、パナソニックの「スモーク&ロースター NF-RT1000」だ。元々発売されていたフィッシュロースターの「お魚けむらん亭」シリーズに、新たに燻製機能を追加したというわけだ。従来モデルでも脂がたっぷり乗った秋刀魚を焼いても外部に煙が出ることはなかった。これは14層の触媒フィルターなどによる高い除煙機能を搭載していたからだ。そして今回、その機能を燻製作りのために使えるようになったというわけ。これならキッチン棚において、室内で気軽に燻製が作れるのだ。今回は、ちょっと子どものことを忘れて大人がうれしい、ビールに合う燻製つまみをいろいろ作ってみることにしよう。●子どもたちにも大好評の燻製が次々にできる○子どもたちにも大好評の燻製が次々にできる燻製調理に対応するため、「NF-RT1000」に付属したアイテムが「くんせい容器」だ。ここにチップを入れて、その上に燻製にしたい食材を置いていく。燻製作りに掛かる時間は食材にもよるが、大体10分~20分ほど。一度に作れる量は150g程度で、鶏のささみなら2切れ、手羽先なら3本といったところ。大量に作ることはできない。今回調達した燻製用のチップは、多くのメニューで使える「さくら」だ。「くんせい容器」の中央にさくらチップをばらまき、網をセットして食材を置く。このとき、燻製にする食材によっては、アルミホイルを網に巻く必要があった。これは、食材の脂がチップに直接落ちないようにするためだ。肉類や、溶けやすいチーズなどはアルミホイルのセットが必要と覚えておくといい。最初に燻製にしたのは、鶏のささみ。軽く塩をして10分ほど置き、さらに表面に浮かんできた水分を吹いたら、アルミホイルの上に置いて、燻製をスタートする。食材ごとの燻製時間はマニュアルに記載されているので、「くんせい」ボタンを押したあと、タイマーを設定し、スタートする。燻製時間を長くすると、色が濃くなり、燻製香も強くなるが、肉類は水分が抜けるため、若干固くなるようだ。このあたりは何度か作ることで、好みの色目や香り、食感を追求していきたい。「NF-RT1000」で作れるのは80℃以上の高温でいぶる「温燻」なので、食材が乾きやすい印象だ。肉類ではそれほど感じなかったが、ちくわやはんぺんは想像より乾燥してしまった。チーズやウズラの卵は規定の時間通りでしっかりとした色が付いた。また、わが家で最も評判が良かったのが、手羽先の燻製だ。鶏肉モードで下焼きした手羽先を燻製するため、手間は掛かるのだが、香りの良さとプリプリとした食感が楽しめた。一度に3本ずつしかセットできないので、夫婦のおつまみには、2回ほど燻製しないと行けないのがちょっとだけ残念だった(4本入れてしまう手もあるが)。また、子どもたちから人気だったのがウズラの卵だ。1回に12個でき、おつまみにも最適なのだが、3人の娘に一瞬で食べられてしまった。筆者はなんとか1つ食べたが、奥さんは結局食べられなかった。自宅でくんせいを楽しんでいる知人から教えてもらったのが「プロセスチーズ」だ。付属のレシピでは6P分けのチーズを使うよう書いてあったのだが、ここは挑戦と思い、350gのプロセスチーズを1本丸ごと入れてやった。その結果は見ての通り。スライスしてそのまま食べてもよし、パンなどに挟んでも美味しかった。市販の燻製ケースなどをつかった燻製作りでは、30分~1時間ほどかかることもある。しかし、「NF-RT1000」を使った燻製作りでは、食材にもよるが10~20分で完成する。しかも、キッチンで作れるから準備はもちろん、後片付けも簡単だった。あとはできあがった燻製を持ってベランダに出て、ビールとともにつまむだけ。燻製と同じロースト香が楽しめるウィスキーなども相性が良さそうだ。日々の焼き魚の調理に加えて、おつまみに最適な燻製が作れる「スモーク&ロースター NF-RT1000」。大人のためのお酒のおつまみはもちろん、子どもたちも美味しく楽しんでくれるようだ。
2015年07月24日シー・シー・ピーは7月22日、調理家電ブランド「BONABONA(ボナボナ)」から、2つのアタッチメントが付属するフードプロセッサー「BZ-FP77」を発表した。発売は7月27日。価格はオープンで、推定市場価格は税別5,980円前後だ。BZ-FP77は、スープやパスタソース作りに役立つ「みじん切りカッター」と、大根おろしや粉チーズ作りに役立つ「すりおろしプレート」が付属するフードプロセッサー。一度に調理できる容量は最大520mlだ。間欠カット機能を持ち、食材の刻み具合などの微調整が可能だとする。サイズはW186×D155×H255mm、みじん切りカッターとカップ、ふた装着時の重量は1.2kg。回転数は1分間に3,500回。
2015年07月22日●追求するのは画素数にあらず直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材はこれだ。ソニー、4K動画撮影が可能な「RX100 IV」 - 1型センサー進化した高級小型機 (6月26日掲載)RX100シリーズは、ソニーが自社で製造・開発している1インチサイズのCMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラだ。2012年に発売された初代モデルは「1インチセンサーを使った高級コンデジ」の市場を拓いた存在といっていいだろう。今回話題にしたいのは、「RX100 IV」で第四世代になるRX100シリーズがヒットを続けている、ということではない。「デジカメの撮像素子 (イメージセンサー)」はどのような進化を遂げつつあるか、という点である。○高級コンデジ、ヒットの背景RX100シリーズはすべて「1インチ・有効画素数 約2000万画素」のイメージセンサーを採用している。画素数を指針とするならば進歩していない。その裏にあるのは、現在のカメラ用イメージセンサーのトレンドが「画素から光量を重視するものに変わってきている」ということだ。写真のクオリティを上げるためのアプローチとして、解像度を重視するやり方は一段落している。一方で、1ピクセルあたりの光量をより正確に把握することが、写真のクオリティを高めることにつながり、そこが差別化点になる。特にスマートフォンとの差別化を考えた場合、デジカメの優位点は「サイズに余裕がある」ということが大きい。大型のセンサーとレンズを使うRX100のコンセプトはここを突いたものといえる。その分、価格も高くなるわけだが、対象は「スマホに満足できない人」なわけだから、そこは致命的な問題とはならない。ソニーはRX100を同じコンセプトで改良し続けている。第二世代のRX100 IIではセンサーを裏面照射型に変えた。裏面照射型は受光能力が高く、対応ISO感度が最大6400から12800にアップした。そして、第三世代のRX100 IIIでは同じセンサーでレンズを変え、望遠でのレンズの明るさを上げている。デザインもほとんど変わらないが、方針にもぶれがない。●低照度撮影とスロー撮影は表裏一体○低照度撮影とスロー撮影は表裏一体今回、第四世代のRX100 IVにおいてはセンサーを大きく変えた。ポイントはセンサーの性能そのものではない。センサーに付け加えられた「機能」だ。RX100 IVでは、最大960fpsのスーパースロー撮影が可能になった。静止画ではなく動画が軸になり、いきなり飛躍したように見えるが、テクノロジーの進化の方向性としては、同じ軸になる。スロー撮影では、1コマを記録するための時間が短くなる。ということは、それだけ少ない光量で映像を構成する必要がある。暗いところでもきれいに撮れるカメラと、スロー撮影ができるカメラは、技術的にいえば表裏一体なのだ。正直なところ、「静止画をきれいに撮影したいカメラ」に「動画の機能を充実させていく」ことは、製品価値として受け入れられるのだろうか……という印象もある。しかし、4Kテレビが好調に売れつつある現在、4Kの映像をスマホよりもきれいに、しかも手軽に撮影する機器として、高級デジカメにフォーカスが当たるのは理解できるところだ。ライバルであるパナソニックは、高級カメラによる4K撮影において、機能面でも画質面でも、ソニーよりも先を走っている。パナソニックの製品でも、使われているのはソニーのセンサーだ。センサーのトップメーカーであり、昨今のトレンドを作った企業という自負もあるソニーとしては、4K動画について、この辺でしっかりと追いついておきたい、という考えもあるのではないだろうか。そうした部分は特に、RX100 IVと同時発表された高倍率ズーム機「RX10 II」から見えてくる。24-200mm・全域F2.8のスペックが評価された前モデルと、レンズ面では変わりがない。しかし、ズーム動作音をより小さくしたり、オートフォーカス速度を速めたりと、動画向けの機能改善点が多い。●ソニーのセンサー事業を支える「発想」○ソニーのセンサー事業を支える「発想」今回、高画質スロー撮影が実現できた背景には、新たに開発したセンサーの特殊な構造がある。ソニーはCMOSセンサーのブランドに「Exmor」という名称を使っている。Exmorには主に3つのカテゴリーがあるが、コンパクトデジカメに広く使われているのは、裏面照射型である「Exmor R」だ。だが今回の新製品、RX100 IVとRX10 IIに採用されたのは「Exmor RS 」。Exmor RS は主にXperiaなどのスマートフォンで使われることの多かったブランドである。じゃあ、RX100 IVにはスマホ向けセンサーが使われているのか、というと、もちろんそうではない。「Exmor RS 」の「RS」は、スマホ向けという意味ではないからだ。この辺の事情を知るには、裏面照射型センサーの構造を知るのが近道だ。裏面照射型センサーとは名前の通り、半導体基板の「裏」から光を照射して検知するものだ。従来のCMOSセンサーは回路面の奥に受光部が存在する構造になっている。その構造は、穴の奥で光を受け取るのに近い。光子のサイズからみれば、「まるで井戸の底で光を受け取るようなもの」(ソニー・技術者談)だという。それでも、一眼レフに搭載するような大型センサーでは、構造面の不利は小さかったという。だが、コンデジやスマホに使われる小型センサーの場合、「井戸の底で光を受け取る」構造は不利で、暗所撮影には弱い、という時期が続いた。そんな状況を一変させたのが「裏面照射型」という発想だ。半導体基板の裏を可能な限り削り、裏から光を受け取るようにしたのである。その結果、スマホやコンデジの暗所撮影性能は劇的に改善された。裏面照射型はソニーの専売特許ではないが、他社に先駆けて「高画素・高画質」の裏面照射型センサーを量産し、Exmor Rブランドで広めたことが、現在の「センサーにおけるソニーの強み」を生んだ。○裏面照射型センサーがさらに進化一方で、裏面照射型センサーは基板を削る関係上、センサーが載った基板が薄くなりすぎる。実際の製品では、センサー基板の裏に「保持基板」を貼り付けて剛性を確保する。さらにセンサーの周囲には、センサーから得た情報を処理して動画・静止画にするための回路がある。その面積は馬鹿にならないものだ。そのため、基板の全面積を「光を受け取るセンサーそのもの」に与えるわけにもいかなかった。ソニーはそこに、さらにコロンブスの卵をもち込んだ。処理回路をセンサー面ではなく、保持基板側に持っていったのだ。裏面照射型センサーには、保持基板は必須。だかこれまで保持基板は単なる板で、特別な機能はなかった。そこに処理回路を持っていけばセンサーサイズを稼ぎやすくなるし、処理回路そのものも大規模化しやすい。一石二鳥である。これが、ソニーが2012年夏に発表した「Exmor RS」だ。Exmor RSは、まずはスマホ向けに使われた。スマホの写真において、ノイズ除去などの機能を実装するには有利な構造であったからだ。だが今回、RX100 IVなどに使われた1インチサイズのExmor RSの処理回路には、映像処理系ではなく、大容量の高速DRAMが搭載された。センサーの近くで映像データを一時的に貯め込み、スロー撮影や高速シャッター撮影を実現するためだ。撮影後の処理速度を上げるにも効果的で、カメラ全体のレスポンス向上にも一役買っている。もともとの計画では、Exmor RSは画像処理機能を一体化したセンサー向け、と言われてきた。例えば、センサー画素をRGB+「白」にして輝度を上げる4色画素撮影や、低ノイズ撮影などが挙げられる。しかし、処理用LSIは別途搭載することもできるし、4色画素の技術開発は難しい。メリットがはっきり出やすい用途として、DRAM搭載型に舵を切ってきたのでは……。筆者はそんな風に予想している。
2015年07月21日ネット接続型家電の企画・開発を手掛けるCerevoは、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』 に登場する特殊拳銃「ドミネーター」を精巧に再現した「DOMINATOR MAXI (ドミネーター・マキシ)」を開発した。一般発売は2015年度内となる予定。価格は未定。「DOMINATOR MAXI」は、同作に登場する特殊拳銃「ドミネーター」を1/1サイズで再現したスマート・トイ。DMM.comの依頼を受けてCerevoが企画・開発したもので、アニメ同様、パラライザーからエリミネーターへと自動変形する機構を搭載しており、変形時間も設定資料通りのスピードを実現。また、本体には総数100個以上のフルカラーLEDを備え、作品と同じく、通常時・変形時・執行時とモードに合わせて発光状態が変化するという。グリップ部分にはタッチセンサーを搭載し、本体グリップを握るだけで効果音を鳴らすことも可能。不正ユーザーが手にした場合は、警告メッセージを再生して利用できなくするといったギミックも楽しめる。キャラクターボイスはアニメ同様、声優の日高のり子氏が担当しており、本製品のために録り下ろしたという100種類以上の声が収録される。さらに本製品はスマートフォンとWiFi接続することも可能。各種設定をスマートフォンの専用アプリで行えるほか、狙った相手を本体カメラで捉え、スマートフォン上に"犯罪指数"を表示させたり、本体のユーザーインターフェイスをオーバーレイした写真撮影機能、犯罪指数に応じた自動モード変形なども楽しめる。このほか、本体のカメラ映像をスマートフォンでストリーミング再生できる機能や、同製品を持った人物にエフェクトを追加したAR動画を撮影できる機能も搭載。自動変形やドミネーター音声、LEDといった機能を組み合わせて劇中の執行シーンをスマートフォン上に再現でき、撮影した動画はFacebookやInstagram、Vineといったインターネット動画投稿サービスに投稿できるという。本製品を手掛けたCerevoは、ネット接続型家電の企画・開発を行う新しいスタイルの家電メーカー。これまでに開発・製造されたプロダクトには、ネットワーク対応デジタルカメラ「CEREVO CAM」を筆頭に、デジカメだけでUstream配信ができる「LiveShellシリーズ」、タブレットで操作可能なライブ配信機能搭載HDビデオスイッチャー「LiveWedge」、デジタル一眼カメラのシャッターをスマートフォンから操作できるBluetoothデバイス「SmartTrigger」、USBキーボードをタブレットで利用できるモバイルバッテリー「EneBRICK」など個性的な製品があり、世界37カ国以上で販売されている。
2015年07月21日今年は5月から気温が高い日が多く、猛暑がやってきそうな予感。暑い夏に困るのが火をつかった調理。汗と格闘しながら料理のするのは正直つらい。そんなときに活躍するのが、火を使わずに本格調理が素早くできるキッチン家電です。今回は、最新3モデルをセレクトして紹介していきましょう。温度の違う食材を一緒に調理できる!シャープの『ヘルシオ AX-XP200』は、大量の過熱水蒸気(100度以上に加熱した水蒸気)だけを使って調理をするウォーターオーブンの新モデル。忙しい時に活躍する「まかせて調理」に注目今回新たに搭載したのが、「まかせて調理」という機能です。冷凍・冷蔵・常温の食材が混在しても、分量の多少に関係なく程よく調理してくれます。冷凍食材を解凍することなく、凍ったままでも温度の違う食材と一緒に調理できるのが魅力です。冷凍の鶏肉と、冷蔵したトマト、常温の野菜を1枚のグリル皿にならべて、タッチパネルでメニューを選ぶだけ。これだけで、チキンステーキと焼き野菜が美味しく仕上がります。しかも鶏肉の余分な脂を落とし、野菜に含まれるポリフェノールなどの抗酸化作用のある栄養素は残して調理してくれるので、とてもヘルシーです。残業後の深夜ご飯や、忙しい朝にこの調理を活用すれば、火加減や温度調整をすることなく、自動でおいしく仕上げることができます。表面カリッと中はふわっとしたトーストが焼けるトースター続いては、扇風機などの空調家電で有名なバルミューダのスチームトースターを紹介しましょう。バルミューダ初となる調理家電が、この『BALMUDA The Toaster』。スチームでトーストを焼くという発想このトースターがユニークなのは、本体に5ccの水を入れてパンを焼くというところ。スチームが庫内に充満し、パンの方面に薄い水分の膜がつきます。これで表面はカリッと焼きながら、パンの中の水分をキープできるのだそう。デザインはとてもシンプル。ダイヤルには、クロワッサンや、フランスパンなどのアイコンが描かれています。食パンだけを焼くモードと、ピザトーストのような食パンに具材を乗せて焼くモードも搭載。それぞれに適した温度設定にしているのが秀逸です。トーストは朝食と決めつけないで、パンに好きな具材を乗せて、ボリュームのあるスタミナパンをランチやディナーに取り入れてみるのもオススメです。4つの調理法に対応したマルチクッカー最後は、ティファールのマルチクッカー『Cook4me』。1台で圧力調理・炒める・煮る・蒸すの4つの調理ができます。使い方は簡単で、画面から作りたいレシピを選んで、画面の指示に従って食材をセットするだけ。出来上がったらブザーでお知らせしてくれます。火を使わないので、調理中にもう一品作ったり、本を読んだり、テレビをみることもできます。おまかせ圧力調理の場合、ビーフカレーなら一般的な調理と比べて約9分の時短。黒豆はなんと約50分も時間短縮が図れるのだそう。しかも、予約調理ができるので、出勤前に予約をしておけば、仕事から帰ってすぐにできたての料理が食べられるのも魅力です。火を使わなくても家電のパワーを借りれば、暑い思いをすることなく、本格調理ができます。冷たいものばかりを食べてしまいがちな夏ですが、猛暑のときこそ、ちゃんと調理をして、しっかり栄養をチャージ。夏バテを回避しましょう。・シャープ「ヘルシオ AX-XP200」 ・BALMUDA「BALMUDA The Toaster」 ・ティファール マルチクッカー『Cook4me』
2015年07月10日ビックカメラと日本航空(JAL)は7月3日、小中学生向けのイベント「ビックカメラ・エコツアー」の申し込み受付を開始した。8月8日にビックカメラの家電リサイクル工場の見学などを行う。参加は無料だ。ビックカメラ・エコツアーは、環境について学習できる小中学生向けイベント。ビックカメラグループの家電リサイクル工場であるフューチャー・エコロジーにて、使用済みのエアコンやテレビの解体現場を見学する。また、高度1万メートルから見た地球環境の変化についてJAL機長が説明する「そらエコ教室」も開催する。対象は保護者の同伴が可能な小中学生で、申し込みは同社のWebページにて行う。抽選で当選した10グループ(1グループ4人まで)が参加できる。応募受付期間は7月3日から7月24日18時までだ。当選者へは7月31日までにEメールにて連絡する。
2015年07月07日●子ども大喜び、奥さんへの感謝メニューも子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「たこ焼き器」の第二弾。変りダネのたこ焼きや、大人のための小洒落れた活用法も紹介しよう。○"たこの入っていない"たこ焼きいろいろでは、前回に続き、子どもが喜ぶたこ焼き作りを実演していこう。今回もたこ焼き用の粉を使うが、入れるのはソーセージやミートボール、そしてチーズだ。具材が洋風なだけにこのパターンでは揚げ玉や紅ショウガなども入れない。このほか、ちくわもいいし、茹でたジャガイモなどを入れるのも手。子どもの好物の食材を入れてみるのもいいし、ネット上にさまざまなアイデアやレシピがあるので、それらを参考にするといいだろう。ここで使うたこ焼き器はイデアの「BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-RD」だ。ホーロー鍋を模した上質なデザインのホットプレートで、フラットプレートとたこ焼きプレートが標準付属している。デザイン性が高いので、ダイニングテーブルなどに置いて焼きながら食べるといった使い方にも適しているのが魅力だ。ホットプレートとしては若干火力が弱く感じるところもあるが、フタを閉めた状態で余熱すると、プレートを高温にできる。たこ焼きの素をプレートに流し込んだら、そこに具材を投入していく。キャンディチーズは1/2サイズに、ソーセージは1cm幅にカットした状態で投入していく。とろけるチーズを入れる場合は、全体にまんべんなく散らしてあげるといい。あとは通常通り、生地が固まり始めたら少しずつ回転させて丸くしていく。●大人はたこ焼き器を使ったおつまみを楽しみましょう○大人はたこ焼き器を使ったおつまみを楽しみましょう子ども用のたこ焼きを作ったあとは、大人のおつまみもたこ焼き器で作ってしまおう。最近、たこ焼き器を使ったレシピとして人気なのが「アヒージョ」だ。これはオリーブオイルにみじん切りのニンニクとアンチョビを混ぜたソースにさまざまな具材を投入して食べるスペイン料理。小鍋で作ることも多いが、たこ焼き器を使えば、いろんな食材を一口ずつのアヒージョとして楽しめるというわけだ。作り方は非常に簡単。ニンニクとアンチョビをみじん切りにしてオリーブオイルに投入。それらをしっかりと混ぜ合わせる。ハンドブレンダーがあれば、よりしっかり乳化できるのでベストだ。あとは、混ぜ終わったオイルをたこ焼き器に流し込み、エビやマッシュルーム、トマトなどの食材を入れて加熱して食べるだけ。「BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-RD」なら、温度調整もできるため、オリーブオイルが熱くなりすぎることもない。ちょっと小洒落れた飲みメニューは、日頃子育てに追われている奥さんへの感謝にちょうどいい。しかも、食材の大半はそのままもしくは一口大に切るだけという手間なしメニューなのだ。このほかにも、たこ焼き器を使ったおつまみメニューとしては、一口シューマイやハンバーグ、焼きポテトなどさまざまな料理が楽しめる。このようにたこ焼き器があれば、子どもはもちろん、奥さんも大喜びだ。さらにたこ焼きの技術を今から研いておけば、将来、子どものイベントでたこ焼き係として重宝されるなど、お父さんの株も上がるはず。子どもがいるならぜひ、たこ焼き器を常備しよう。
2015年07月04日●安いたこ焼き器でも簡単手軽に子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回はちょっと趣向を変えて「たこ焼き器」に注目。関西生まれでもある著者宅にはたこ焼き器がいくつもある。子どもたちも大喜びのレシピと作り方のコツも紹介しよう。○安いたこ焼き器でも簡単手軽に焼ける!その昔、関西出身者の家庭にはたこ焼き器が必ずある! という噂を検証するテレビ番組があった。記憶ではその調査結果は99%。1件のお宅が新婚さんでまだ買ってないという内容だったように思う。それくらい関西ではたこ焼きは当たり前の食べ物だ。関西生まれの著者宅でもたこ焼きを日常的に行っている。まだ子どもがたこを食べないため、たこを入れないパターンも多いのだが、小さな子どもでもたこ焼き自体は大好き。さらにアレンジメニューなら、もっと大喜びで食べてくれる。まだ、たこ焼き器を持っていないという方はこれを機会にぜひ、たこ焼き器を買ってほしいと思っている。たこ焼きを上手に作るための最大のポイントは火力だ。表面をカリッと、中をふんわり仕上げるためには、表面を素早く焼き上げられる火力が必要となる。そこで悩ましいのが、たこ焼き器の選び方だ。たこ焼き器はホットプレートの代わりにたこ焼きプレートが付いたシンプルな家電なので、安いものなら1,000円台で買える。また、ホットプレートのセットにたこ焼きプレートが含まれていることも多く、知らずのうちに持っているという方も多いはずだ。しかし、大きなホットプレートは取り出してセットするのも面倒で、日常的にたこ焼きを楽しむのには向かない。おすすめは手軽でサッと取り出せるコンパクトなたこ焼き器を用意することだ。筆者がいろいろと使ったなかでもお得に感じたのは、山善のたこ焼き器「SOPX-1180」だ。フラットプレートや温度調整機能など余計なものが付いていないため、2,000円以下で購入できる。それでいて、火力もしっかりとあり、たこ焼きをこんがりと焼ける。このほかにたこ焼き用ピックや大きめのボウルなどを用意すれは自宅でたこ焼きができる。●パパたこ焼き、いざ実演○パパたこ焼き、いざ実演では早速たこ焼きを作っていこう。用意するのはたこ焼きの粉とその他具材。基本となるのは紅ショウガや揚げ玉、キャベツかネギといったところだろうか。ただし、子ども用は紅ショウガを抜くのが基本。ウチではさらにたこも入れない。こだわるなら、小麦粉に出汁(ダシ)を入れて作るのも手だが、市販のたこ焼き用の粉を使うのが手っ取り早い。ただし、たこ焼き用の粉は種類によってかなり味が異なるため、いくつか試してみるといいだろう。具材の用意ができたら、たこ焼きをスタート。まずはたこ焼き器にスイッチを入れて、しっかりと加熱しておく。この加熱が不十分だと表面がカリッと仕上がらず、さらにクルっとうまく回転させることができなくなる。具材の準備前からスイッチを入れておいてもいい。プレートがしっかりと温まったら、たこ焼きの素を穴に流し込んでいく。このとき、お玉でやると何度も何度も流し込む必要があるので、注ぎ口のあるボウルや大きめの計量カップを使うと便利。たこ焼きの素は穴からあふれる出すように注ぐこと。そしてたこをはじめとした具材を投入していく。たこ以外は全体にまんべんなく散らしていく。生地の色が白く変わってきたら、第一弾の回転タイミング。まずは、たこ焼きとたこ焼きに間をたこ焼き用ピックを走らせて、境目を作り、ひとつずつ回していく。コツとしてはプレートに貼り付いた生地をはがしながら、半分から3/4回転させるイメージ。一度に180度回転させる必要はない。筆者は半分ほど回転させて、プレート上に残っている生地や具材を隙間に詰めていくようにしている。こうすると具材がしっかりと詰まったまん丸のたこ焼きになる。あとは焼き色と状態を見ながらひとつひとつ回していく。最初は具材が飛び出していたり、いびつな形になっていることもあるが、その部分を下にくるよう回すと形はだんだんと整っていく。お店のたこ焼きのように表面をカリッと仕上げたければ、最後にスプレーなどで追い油をかけて表面を焼き上げるといい。ただし、こども向けに柔らかい食感を残したければ、焦がしすぎない(とはいえ、破れないぐらい)の焼き具合であげていこう。あとはソースや醤油、マヨネーズなどをかけて食べるだけだ。●たこ焼き器で作れるのは「たこ焼き」だけじゃない!○たこ焼き器で作れるのは「たこ焼き」だけじゃない!わが家では、ホットケーキが週末の朝ごはんとして人気だが、たこ焼き器があるとちょっと違ったスタイルのホットケーキが作れる。レシピよりもちょっとゆるめに(牛乳を50~100cc多めに)溶いたホットケーキミックスをたこ焼き器に投入する。そして、たこの変わりに砕いたチョコレートやチーズなどを具材として投入する。ホットケーキミックスには砂糖が入っていて、たこ焼きの素より焦げやすいため、ちょっと早めのタイミングで回していく。これで、チョコレート入り丸型ホットケーキのできあがり。コツとしては、ちょっと焦げやすく、膨らむので、生地を投入するときあふれさせないことだ。たこ焼きよりはちょっと少なめで十分に丸くできる。このほかの作り方はたこ焼きと同じ。子どもたちには大人気で、朝から「おかわり!」の声が何度も聞こえるメニューだ。次回、後編では、イデアの「BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-RD」を使って、"たこの入っていない"たこ焼きのバリエーションや、大人のための小洒落れた活用法を紹介しよう。
2015年07月03日Freescale Semiconductorは、frog designとの協業により、半導体による高周波(RF)を活用したラディカルイノベーションによる家電コンセプトビジョンを開発したと発表した。同コンセプトでは、電子レンジにRF技術を組み合わせることで、食品のどの箇所に、どのタイミングで、どの程度の加熱を行うかを制御することができ、きめ細かな調理を実現することが可能なほか、過度な加熱による栄養素の破壊の防止や水や電力の消費の低減を実現する。また、オーブン機能を加えることで、表面に火を通したり、焦げ目を付けたり、芯まで火を通したり、沸騰直前の温度で茹でたり、といったさまざまな調理法や調理品質に対応することが可能になるとする。さらに、IoTソリューションとして活用する場合、インターネット上のレシピライブラリにアクセスし、オンラインのソーシャル・コミュニティで紹介される新たな調理法を蓄積し、消費者の嗜好に対応し、レシピをリアルタイムで登録および保存することが可能になるとするほか、半導体RFパワー技術により小型化が可能になるため、意匠を凝らした最新式の調理台を設計することも可能になるという。
2015年06月30日●欧米のゲーム機市場は2年で変わった直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材はこれだ。[小野憲史のゲーム時評]E3に見る業界のトレンドVR向けの展示でしのぎ削る (6月11日掲載)筆者も6月13日から19日の間、ロサンゼルスに滞在していたのだが、その目的は世界最大のゲームイベント「Electronic Entertainment Expo(E3)」の取材だった。筆者はE3を取材しはじめて、そろそろ干支が一周しようか……というところなのだが、今年のE3は、過去に例を見ないほどの盛り上がりを見せていた。いや、その言い方は正確ではあるまい。実際には、過去10年以上の間に、今年よりも盛り上がったE3はあったかもしれない、と思う。だが一方で、特に2008年からこっち、ゲーム業界に元気がない時期が長かったこともあり、今年の盛り上がりが特別なものに見えた、という部分は否定できない。昨年から盛り上がりつつあったのだが、今年は明確に変わった。ゲームといえばスマホゲーム、という印象が強くなった日本から見ると、今ひとつピンとこないかもしれない。だが、欧米のゲーム業界は確実に拡大のフェーズを迎えている。○欧米のゲーム機市場は2年で変わったE3が盛り上がっている理由は、まちがいなく「ゲームが売れているから」だ。2013年のE3取材時は、サンフランシスコやロサンゼルスのゲーム専門店をのぞいても、店頭は寂しい感じだった。ゲーム機よりも中古のタブレットが目立つありさまだったのだ。日本のゲーム専門店から携帯ゲーム機を取り除いたような姿、というとわかりやすいだろうか。それが、今年はまったく変わっていた。店頭にはゲームがあふれ、ゲーム機の箱が山と積まれていた。そうした変化をもたらしたのは、2013年末に欧米で発売され、日本では2014年に発売になった「PlayStation 4(PS4)」と「Xbox One」、2つのゲーム機である。PS4とXbox Oneは、PS3世代に比べ性能が高く、開発も容易な構造である。そのため、PCまで含めた「今時のリッチな環境」に向けて開発したゲームを動かせる。PCでも同じ事はできるが、汎用機であるがゆえに、ゲームにこだわったスペックにするとコスト的には不利だ。15万円を越えるゲーム用PCを用意し、逐次メンテナンスをしていくのは苦しいと思う。「濃いゲームはプレイしたいがコストはかけなくない」、なんとも絶妙な領域を家庭用ゲーム機がカバーしていることになる。文字だけで見るとその領域は狭そうに思えるが、蓋をあけてみたら、そこに巨大な市場があった。PS4は今年の3月に、全世界で2,020万台が売れた。SCE側はいまも「過去に発売したPlayStationよりも早い勢いで売れている」(SCEのアンドリュー・ハウス社長)としている。日本市場は3月の段階で120万台程度と、人口に相当する市場規模から見るといかにも小さい。「最近のトレンドにあったゲーム」が欧米を中心としたムーブメントであり、日本人の琴線に触れるタイトルが少なかった、ということもあるだろう。だが、「日本のコンテンツを世界が求めていなかった」かというと、そうではない。それが特に顕著だったのが、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のプレスカンファレンスだった。SCEは、2009年にPS3向けに発表されたものの、開発難航により凍結されていた「人喰いの大鷲トリコ」をPS4向けに発売すると発表した。また、スクウェア・エニックスは、PS1で大ヒットした「ファイナルファンタジーVII」をPS4向けに完全リメイクすると発表した他、セガがDreamcastでヒットさせたゲーム「シェンムー」の続編を、オリジナルの開発者である鈴木裕氏が開発することもアナウンスされた。これら「日本のコンテンツ」に関する展開については、アメリカの聴衆もスタンディングオベーションで迎え、プレスカンファレンスの中でも最高の盛り上がりを見せた。日本のコンテンツが注目されるということは、それだけ日本のメーカーがPS4に開発投資をし始めた、ということでもある。とすると、日本人が好むゲームはこれから出てくる……と期待できそうだ。E3はあくまでアメリカ市場向けのイベントなので、純粋に日本向けのゲームは発表されない傾向にある。日本メーカーのPS4に対する開発投資の状況は、秋の日本向けゲームイベント「東京ゲームショウ」前後に見えてくることになるだろう。●対決でなく「協力」しあうVRメーカー○対決でなく「協力」しあうVRメーカー、大きく変わった業界構造もう一つ、今年のE3の話題は「バーチャルリアリティ(VR)」だ。VRといえば、今やFacebook傘下の企業であるOculus VRの「Oculus Rift」が昨今の熱狂をもたらしたのは間違いない。2012年のE3でプロトタイプが発表されてから3年、いよいよ2016年第1四半期の製品出荷に向けて、コンシューマ市場向け製品版(通称CV1)が発表され、E3でも大々的にデモが行われた。もうひとつの話題は、SCEが同じく2016年上半期に発売を予定している「Project Morpheus」だ。こちらはOculusとは異なり、PS4専用の機器。ゲームに特化しているだけに、E3会場には20を超えるVR専用ゲームが用意され、体験プレイができた。さて、となると「Oculus対Morpheusか」「どこのHMDが勝利を収めるのか」的な話になりがちだ。だが現状、動きはちょっと異なる。OculusとSCEをはじめとして、VRに関わる技術者達は横のつながりが強く、良いVR機器を作るためにまずは販売競争より協力、という体勢にある。さらにそれだけでなく、もう一つ、現在のゲーム業界を象徴する状況を理解しておく必要がある。過去、家庭用ゲームとPCゲームは地続きではなかった。特に、1980年代から2000年代までは、家庭用ゲームとPCゲームはソフトも開発体制も大きく異なっており、違う市場という色合いが強かった。日本では現在もそうだろう。だが、高度なソフト開発が必須になり、PC上でのプロトタイピングが重要になったこと、そして、高性能なGPUはまずPCに搭載される流れが当たり前になったことで、ゲームはまず「PC」で開発されるようになってきた。さらに、小規模なインディ系ゲーム会社も、ネットワークを介して小さなリスクでビジネスを始められるようになってきた。OculusがPCからスタートしているのも、そうした背景に基づく。PCでプロトタイプを作り、販売に向けた体勢を整えていく。そこでMorpheusやPS4はどのような役割を果たすのかといえば、「数を背景にした販売経路」としての役割だ。PCとPS4で同じタイトルが出た場合も、プレイの手軽さもあり、販売量ではPS4の方が有利になる。宣伝でもSCEの協力を得られる可能性があり、有利になる。PCで作り、さらに数を売ろうと思った時にゲーム機メーカーの出番、というのが、PS3後期の2010年以降、特にPS4・Xbox One世代での特徴といえる。そうした構造は欧米から生まれたものであり、古典的な「ゲームメーカーモデル」が強い日本では、また違った流れがある。同人ゲームやインディー系ゲームが日本でも広がりはじめているものの、欧米ほど浸透しているとは言い難い。家庭用ゲームにしろVRにしろ、今後、日本で普及していくには、そうした「欧米で生まれた産業構造」が、日本流にアレンジされて取り込まれる必要がある。日本の市場に受け入れられる新しいソフトの登場には、現在の開発環境やソフト流通にふさわしい体勢が必要であるからだ。ゲームプラットフォーマーも、既存のゲームメーカーを支援するだけでなく、そういった「新秩序の上でのビジネス」を助ける活動を活発化することが求められている。
2015年06月23日●「持っていない曲も聴きたい」直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材はこれだ。Apple、定額制の音楽配信サービス「Apple Music」発表 - 月額9.99ドル (6月9日掲載)定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」 - 8月9日まで無料で聴き放題 (6月11日掲載)筆者は現在、取材でアメリカにいる。先週はWWDCでサンフランシスコにおり、Apple Musicの発表を目の前で見ていた。また、LINE MUSICについては渡米前に詳細な取材を行い、他誌に記事を書いている。今回は、これら「ストリーミング・ミュージック」がどのような状況にあるか、改めて整理し、サービスの内容について分析してみたい。○「持っていない曲も聴きたい」ニーズが拡大中ストリーミング・ミュージックは、音楽をダウンロードせず、すべてストリーミングで楽しむもの。月額の固定料金であり、会員である限りは、サービスが提供する膨大な楽曲が聴き放題になる。これまでのダウンロード配信は、ディスクを購入する代わりにデータをダウンロードして「所有する」ものだったが、所有している音楽以外は再生できない。ストリーミング・ミュージックは楽曲を所有できない代わりに、巨大なライブラリーへの入場パスを手に入れるようなものである。この種のサービスはすでに海外では定着しており、世界的に人気な「Spotify」と、アメリカを中心に人気の「Pandora」が有名なところだ。Spoifyについては先日、全世界でアクティブユーザー数が7,500万人、有料会員数が2,000万人を突破した、との発表があったところだ。ストリーミングというと「音質が悪い」というイメージを持ちそうだが、現在主流のサービスはそうではない。最高音質設定の場合、Apple MusicがACC・256kbps、LINE MUSICがAAC・320kbpsで配信を行う。ダウンロード配信もおおむねこの値に近く(ハイレゾ配信を除く)、もはや両者に音質上の差は小さいと考えていい。ストリーミング・ミュージックの最大の特徴は、音楽の聞き方が変わってしまう点だ。これまで我々は、持っている音楽だけを聴いていた。気になる音楽があったら、買う必要があった。1980年代はFMラジオのエアチェック、1990年代以降はCDのレンタルという手段もあったが、それは「安価に楽しむための補助手段」とも言えた。1990年代末から2000年代になり、音楽の違法ダウンロードなどが問題視されることもあったが、結局、手軽なダウンロード販売が定着することで、ある程度の沈静化を見た。だが、そうした状況がさらに大きく変わったのは、YouTubeやニコニコ動画によって、無料で音楽を楽しむ人々が増えてきたことだ。特に10代・20代までの若年層では、スマートフォンを使い、無料で音楽を楽しむ人が増えている。現在、携帯電話事業者にとっての「ヘビーなパケット利用者」は、固定回線の代わりに使って、データを大量にダウンロードする人々だけでなく、「スマホでYouTubeをジュークボックス代わりにする学生」も多くなっている。そのくらい、音楽の聴き方が変わっているのだ。YouTubeでは「無料で音楽が聴ける」だけではない。「自分が持っていない音楽が聴ける」ことが、これまでとの大きな違いだ。友人・知人から教えられたり、どこかで見聞きしたりした音楽を、買わずに何度も聴けるという点で、YouTubeは優れた音楽プラットフォームだ。だが、音楽関係者はそれを良くは思っていない。「海賊版」という話ではない。今はプロモーションのために公式にアップロードされた曲も増えているので、聴くことは問題ではない。問題視されているのは、広告がベースになった収益体系では、音楽出版社やアーティストへの還元額が増えにくく、収益に結びつきづらい、という点だ。だからこそ、「無料で聴き放題」がすでにある現状でも、別の「聴き放題プラットフォーム」を準備する必要が出てくる。それが、ストリーミング・ミュージックなのである。●使い勝手で「YouTube」との差別化を図る○使い勝手で「YouTube」との差別化を図るストリーミング・ミュージックには、音楽をラジオのように「流しっぱなし」にする「ラジオ型」と、プレイリストや検索結果に応じて1曲ずつ流す「オンデマンド型」がある。実際問題、ラジオ型のストリーミングは10年以上の歴史があり、まったく珍しいものではない。日本でも、ラジオのネット配信プラットフォームである「Radiko.jp」は、広告で運営されたストリーミング・ミュージックと言えなくもない。今時のラジオ型は、楽曲のジャンルやチョイスに応じて大量のチャンネルを用意する、オンデマンド型とネットラジオの中間のようなもの、といっていい。オンデマンド型の方が使い勝手は良いが、音楽業界の慣習として、ラジオ型の方が楽曲資料料や許諾へのハードルが低く、先行している部分がある。無料のYouTubeに対して、有料のストリーミング・ミュージックはどう戦うのか? 答えは「使い勝手」だ。プレイリストやレコメンド機能の充実によって楽曲に出会いやすくし、さらには連続再生もしやすくすることで、「いちいちYouTubeを使うよりも楽で快適な音楽環境」を用意するわけだ。Apple Musicはそこで、「一体感」と「レコメンド能力」を推す。Apple Music事業の責任者であるジミー・アイオヴォンは、WWDCの基調講演でこう話した。「音楽について知る・楽しむ場所は、ネットの中で分散してしまっていて、どこから楽しんでいいかわからない。Apple Musicでは一つの場所で、オール・イン・ワンで楽しめる」「音楽を発見するには、音楽を知る人々の能力が重要。アルゴリズムだけではない」Apple Musicの場合は、これまでiTunesで管理していた「自分が持っている音楽」とストリーミング・ミュージックが一体化される。また、ネットラジオやアーティストのSNSも一体化された「一つのアプリである」。使い勝手を価値にする。また、音楽のレコメンドについてはソフトウエア処理だけでなく、音楽の知識を持っている人々を大量に雇用し、かれらの判断に基づいて最終処理を行うという。アップル関係者は「BPMが同じだからといって、スカとハワイアンが一緒になったら興ざめだろう?」と話していた。確かにそうだ。LINE MUSICはそれに対し、「LINEというコミュニケーションプラットフォーム」で戦う。LINEやTwitter、Facebookなどに音楽をシェアしやすい作りにして、「音楽を会話の要素として使ってもらう」ことを考えている。LINE MUSICの場合、会員以外にも30秒分の「視聴曲」は無料でシェアされるようになっていて、会話のネタとしては十分使える。その上で、他社より安い価格を打ち出し、LINEの支持層である学生を取り込む作戦だ。この他にも、ストリーミング・ミュージックは、今年の後半に向けて積極的なビジネス展開が進むとみられる。音楽出版社の関係者は、「よほど条件が悪くない限り、どこかに権利を提供したら、他にも提供することになる。そうすれば、売り場が増えてビジネス機会が拡大するからだ」と話す。去年まではストリーミング・ミュージックに消極的だった日本の音楽出版社も、CDやダウンロードビジネスの環境悪化に伴い、「これ以上の牛歩戦術は意味がない」と考えるようになっている。ジャニーズ系など、一部いまだ楽曲提供に消極的な例をのぞき、日本でも今年後半には、「ストリーミング・ミュージックでも、CD販売とさほど変わらないタイミングで新譜が聴ける」時期がやってくるだろう……と筆者は予想している。
2015年06月16日露出が多くなる季節。今年こそはボディを引き締め、タンクトップ、ミニスカートなど露出多めの服装にチャレンジしたいと思っている女性たち。しかしエステに通う時間もお金もない! というアナタに、おうちで簡単にできる最新の美容アイテムをご紹介します。■腹筋だけでなく有酸素運動もできる「ワンダーコア」のコンパクト版が登場シリーズ累計国内販売台数100万台を突破した、カラダを倒すだけで腹筋が鍛えられる腹筋マシン「ワンダーコア」。宇梶剛士さんが登場するCMでおなじみの商品ですが、最近剛力彩芽さんバージョンのCMを見た人も多いのでは? それがショップジャパンで販売されているワンダーコアの約1/4サイズの「ワンダーコア スマート」ワンダーコアの特徴である“倒れるだけ”の腹筋マシンというのはそのままで、さらに多くの機能が搭載された進化版です。独自の技術「サポートレジスタンスシステム」により、背もたれの反発力がカラダを倒す時も起こす時も腹筋を刺激! たった30秒でお腹周りにアプローチ。本体に内蔵されたスプリングが運動をサポートしてくれるので、腹筋マシンを初めて使う人や運動が苦手な女性も無理なく効率的に使えます。床での腹筋運動に比べ、2倍以上のトレーニング効果があるそう(マイアミ大学の実験で実証済み)また従来品ではできなかった有酸素運動を含む、8通りものエクササイズも可能に。腹筋だけでなく、背中、二の腕、太もも、ふくらはぎなど全身を徹底的に引き締めることができます。大きさはクッション1枚分のサイズなので省スペースなうえ、簡単に折りたたむことができ、最薄12cmと収納にも便利。ひとり暮らしの方にもおすすめです。■お風呂もOK! 1台3役の本格ボディケア美容器「RFボーテ キャビスパEX」美容家電で有名なヤーマンから、自宅で本格ボディケアができる「RFボーテ キャビスパEX」が発売。キャビテーション、EMS、RF(ラジオ波)の3つの美容エステの技術がこれ1台に搭載されているので、効率よくメリハリボディが作れます。それぞれの機能の特徴としては、超音波により肌を振動させるトリートメントで落ちにくい凝り固まったお肉やデコボコ肌にアプローチするのがキャビテーション。EMSは電気刺激を直接筋肉に伝え、筋肉トレーニングに効果を発揮。ダブル波EMSでインナーマッスルまで鍛えてくれます。肌深部(角質層)まで温めてくれるRF(ラジオ波)は、キャビテーションの効果を高めてくれます。実際に1日30分程度、4週間継続してキャビスパを使用した人は、ウエストがナント7cmもサイズダウンしたとか。理想のバストに近づける「バストモード」のほか、防水機能も搭載。手のひらサイズでお風呂の中でも使えるので、時間を有効活用でき、忙しい人にもピッタリです。スッキリとした美ボディも夢じゃない。■世界が認めたトップダンサーと開発したトレーニングサンダル最後は憧れの美脚・美姿勢が作れるトレーニングサンダル「JACKSON WALK JET(ジャクソンウォークジェット)」。マイケル・ジャクソンのワールドツアーに女性初、日本で唯一参加したこともある、トップサンダーのユーコ・スミダ・ジャクソンと、プラチナ電子ローラー「ReFa」など品質の高い美容アイテムを世界に発信するMTGが共同で開発したものです。履くだけで足裏筋肉を刺激。それにより足アーチを形成し、足裏から正しい姿勢へ導いてくれます。前後に左右に揺れる不安定なソールにより、脚全体の筋肉をバランスよく鍛え、短時間でエクササイズ。足裏から脚全体まで美しく引き締めます。ユーコ・スミダ・ジャクソン監修によるジャクソンウォークジェットを使った美脚エクササイズも。足本来の機能を生かしたメソッドと世界的トップダンサーが生み出す、新発想のプログラムは、ダンス要素を組み込んだリズミカルなステップ。1日3分履くだけで、楽しみながらエクササイズできます。ダイエットは毎日の積み重ねが大事なので、あきらめるのはまだ早い! 少しずつでもいいので自宅でエクササイズして、美ボディを目指しましょう。 ・ワンダーコア スマート ・RFボーテ キャビスパEX ・JACKSON WALK JET
2015年06月14日●白物家電でもあり、黒物家電でもある冷蔵庫ハイアールアジアは6月2日、「Innovation Trip! 2015 feat. AQUA」と題した戦略発表会を開催した。1月に行った戦略発表会で明らかにした3つの事業戦略に基づき、AQUAブランドから近日中に発売する新製品や、開発中のコンセプトモデルを多数公開した。前回の戦略発表会で、ハイアールアジア 代表取締役社長兼CEOの伊藤嘉明氏が表明した事業戦略は、「家電を利用した新しいビジネスモデルの構築」「既存分野でのイノベーション」「家電の嗜好品化」の3つ。今回の発表会でも、この3つを柱にした事業展開や製品開発などを引き続き行っていくと改めて強調された。○冷蔵庫はキッチンに置かなくてもいい1つめの事業戦略である「家電を利用した新しいビジネスモデルの構築」の中核を担うのが冷蔵庫だ。前回の発表会で伊藤氏が「黒物家電でも白物家電でもない」と語った、扉に液晶ディスプレイを搭載する冷蔵庫「DIGI」シリーズを"IoT"(Internet of Things、モノのインターネット化)のハブと位置付け、Wi-Fiによる通信機能やマイクなどの機能とともに、ジェスチャーによる操作などを実現していく。発表会では、ハイアールアジアが思い描いている世界観を表現したイメージビデオなどが公開された。○時間通りに適温のミルクを作ってくれる家電2つめの戦略である「既存分野でのイノベーション」では、白物家電という既存のカテゴリには存在しなかった革新的な商品を生み出していく。1月の発表会では、持ち運び可能な洗濯機「COTON(コトン)」(既発売)と、空気(オゾン)の力で水を使わずに衣類の除菌・消臭を行うエアウォッシャーが紹介されていた。今回の発表会では、エアウォッシャーを「Racooon(ラクーン)」の製品名で6月下旬に発売することが明らかにされた。そのほかにも、多くの開発中製品が披露された。開発中製品の一つが、2016年発売予定のミルク自動調合機「Auto milk」。育児の負担を軽減することを目的とした家電で、ボタンを押すだけで月齢に合った適量・適温のミルクを自動で調合するというものだ(カートリッジなどの形式で提供予定)。自動調合だけでなく、冷凍保存した母乳を自動で解凍して適温にする機能、ミルクの飲ませ忘れを防ぐためのアラーム機能、タイマー機能や、スマートフォンの専用アプリを通じて授乳状況の管理を行える機能なども持つ。そのほか、重量を測定しながらカメラで食材を認識し、カロリーや栄養情報を測定するハンディ栄養成分測定器「CAL」、キャスター付きの移動式冷蔵庫「Carry」、円柱型冷蔵庫「Tower」、食品の酸化を防止することで冷やさずに鮮度を保つ食品保存庫「Non-Ref」も紹介された。CALは2015年冬に、Carryは2016年春に発売予定で、TowerとNon-Refは発売時期未定だ。●中身が丸見えの洗濯機、R2-D2型の冷蔵庫が登場!○自分がほしいと思う、ワクワクするものを作りたい次に、3つめの事業戦略として掲げる「家電の嗜好品化」について。前回の発表会でも具体例として、洗濯槽が透明なスケルトン洗濯機や、冷蔵庫の着せ替えカバーを紹介していた。伊藤氏いわく「家電を所有するワクワク感」を提供する意図で展開していく製品として、今回新たに「R2-D2型冷蔵庫」(仮称)を初披露。いわずと知れた映画「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター「R2-D2」を模した冷蔵庫だ。R2-D2の胴体部分に冷蔵庫を備え、ペットボトルなどの飲料を保冷できる。さらに、呼ぶと冷蔵庫が移動して近づいてくれる(実際にはリモコンでの操作)など、音声や動きなども細部にわたって忠実に再現したという。発売時期や価格は未定ではあるものの、実際に発売する予定だ。すでに発売している「COTON(コトン)」には、期間限定カラー13色のほか、ディズニーキャラクターをデザインした4モデル、スター・ウォーズのキャラクターをデザインした5モデル、MARVELコミックキャラクターをデザインした2モデルを追加した。冷蔵庫用の着せ替えカバーは、「Colo-mo(コローモ)」という名称で予約販売を開始することが発表された。第1弾として、ディズニーキャラクター、スター・ウォーズ、MARVELコミックキャラクターのシリーズを展開する。○今までにないものを作り出す前回に続き、伊藤氏が繰り返し強調していたのは「革命」のキーワードだ。2015年、三洋電機時代の赤字から計算して、15年ぶりに黒字転換したハイアールアジアだが、伊藤氏はこれまでを振り返りながら、「ハイアールが、他の国内メーカーと同じように赤字を計上していたのは、『これまでどおりの家電を作ってきたから』という一言に尽きる」と語る。さらに、「昭和30年代に、"三種の神器"と呼ばれる冷蔵庫・洗濯機・掃除機が登場したが、当時の消費者のライフスタイルを大きく変えたからこそ売れたといっていい。つまり、人々の生活に新しい価値を提案してきたのが"家電"。しかし、いまやその役割を終えている」と分析する。そこで、ハイアールアジアが目指すものとして伊藤氏が表明したのが、"家電"ではなく、価値を伝える"価電"であり、可能性を伝える"可電"だ。「これまで白物家電に求められていた価値を、次のレベルで昇華していきたい。日本からアジア、アジアから世界に向けて発信していき、日本を"覚醒"していく」と、最後に熱い意気込みが語られた。
2015年06月02日毎日の暮らしに欠かせない家電を価格だけで選ぶのはもったいない! 最新家電はデザインが素敵で、思わず友達に自慢したくなるモデルが豊富に揃っています。出しっぱなしにしてもインテリアにマッチする、そんな魅せる家電を今回は3つセレクトしました。その1. 部屋の空気もきれいにしてくれる、最新クリーナー三菱電機『iNSTICK(インスティック)』HC-VXE20Pは、充電台に空気清浄機能を搭載したユニークなスティッククリーナー。掃除をしないときは、充電台にクリーナーをセットして、空気清浄機として使えます。空気清浄運転は、AUTO ・HIGH ・LOWの3モード。HIGHモードを使った場合、8畳の部屋を約51分でキレイにできます。ダイニングに置いたり、玄関先に置いたり。シーンや場所を選ばず設置できるのが魅力です。パイプを外せば、ハンディサイズにもなるので、テーブルの上の食べこぼしやチェストの上の掃除も楽々こなせます。掃除のたびに、クリーナーを組み立てたり片付けたりするのは、忙しい人にとって面倒な作業でもあります。三菱電機の『インスティック』は、美しいデザインでありつつ、空気清浄機としても使えるので、片付ける必要はなし! 出しっぱなしにして使えるのがポイントです。その2. おいしい水は、おしゃれなウォーターサーバーで!ペットボトルのミネラルウォーターを買うのもいいけれど、料理にもおいしい水を使いたい。そんな時に活躍するのがウォーターサーバーです。ダイニングやキッチンに置いて使うウォーターサーバーこそ、デザインも重視して選ぶべきアイテム。 今回注目したのは、日本国内の自然環境に恵まれたエリアから採水した軟水「CLYTIAの天然水」を展開しているウォーターダイレクトと、加湿器などの家電を製造販売しているcadoがコラボして誕生したモデル。 本体下から、ボトルの出し入れができるのが、このモデルの魅力。 冷水や温水のほか、弱冷水にも対応しているので、冷たい水は苦手、という人にぴったりです。 ウォーターサーバーはどれもデザインが似ているイメージがありますが、『cado×CLYTIAウォーターサーバー』のように素敵なデザインを採用したモデルが増えているので、好みのモノを見つけてみて下さい。その3. スピーカー付きのLED照明でリラックスタイムを最後はソニーから発売になったユニークなアイテムを紹介しましょう。 このLED電球は、ワイヤレススピーカーを内蔵。Bluetoothにも対応しているので、スマートフォンやiPhoneに入れた音楽を、Bluetooth経由でこの電球に転送して再生することができます。ベッドルームでリラックスしながら音楽を聴いたり、キッチンで洗い物をしながら好きな曲を楽しむ。といった使い方ができます。頭上から音楽が降り注ぐので、部屋全体に曲が広がる感覚が楽しめます。 専用アプリを使って、調光などの操作もできるので便利です。今使っている照明をこのLED電球に取り替えるだけで使えるので、配線などの面倒な設定は不要。照明としてだけでなく、スピーカーとしても使える、新感覚な家電は、まさに友達に自慢したくなるアイテムです。暮らしを快適にすることが家電の役割ではありますが、そこにデザインや使いたくなる楽しい機能をプラスすることで、愛着が生まれます。その愛着こそが、日々を楽しくするエッセンスになるので、皆さんも、ぜひ魅せる家電選びにトライしてみてください。・ 三菱電機『iNSTICK(インスティック)』 ・ ウォーターダイレクト『cado×CLYTIAウォーターサーバー』 ・ LED電球スピーカー『LSPX-100E26J』
2015年06月02日学研教育出版はこのほど、同社が発行する女子中学生向けファッション誌『ピチレモン』と調理器具ブランド「ののじ」が共同開発した2商品を発売した。「ののじ」は、調理器具メーカーのレーベン販売が製造・販売する調理器具ブランド。今回は、ティーンの女の子に料理を楽しんでもらいたいという思いから、同ブランドと『ピチレモン』のコラボレーションに至ったとのこと。コラボレーション商品は、レモン搾り器「ののじキュンとれもん」(税別1,200円)と、グレープフルーツ搾り器「ののじスウィーとぐれふる」(税別1,600円)。「ののじキュンとれもん」は、安定して搾れるオリジナルのあたま形状を採用。種を分離しながら果汁がたまるポット型になっている。「ののじスウィーとぐれふる」は、苦味や種の多い芯の部分を分離し、薄皮を取り除く形状。軽い力で搾れるのが特徴とのこと。両商品には、それぞれレモンとグレープフルーツを使用した簡単なレシピも同梱(どうこん)する。パッケージや販促物のデザインにはピチレモン専属モデルの福原遥さんと、鶴嶋乃愛(つるしまのあ)さんを起用。販売先は、全国の「ハンズビー」「トラックマーケット」、ののじ公式ショップなど。
2015年05月30日アイリスオーヤマは5月28日、ペット用家電「Design for Pets」シリーズを発表した。第1弾製品として、空気清浄機3モデルとスティック型掃除機を6月下旬に発売。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はPM2.5 対応空気清浄機「PMAC-100S」が16,800円前後、PM2.5 対応空気清浄機モニター付の~17畳タイプ「PMMS-AC100」が19,800円前後、~25畳タイプ「PMMS-DC100」が26,800円前後、スティック型掃除機「ICP-SLDC1」が19,800円前後だ(いずれも税別)。Design for Petsシリーズは、「ペットと共に暮らす人が快適な生活を送ることができる」をコンセプトとした生活家電ブランド。シリーズ全体で、白をベースに赤の差し色を入れた統一のデザインを採用している。○PM2.5 対応空気清浄機 / PM2.5 対応空気清浄機モニター付PM2.5 対応空気清浄機「PMAC-100S」とPM2.5 対応空気清浄機モニター付「PMMS-AC100」と「PMMS-DC100」の2モデルは、「抜け毛用使い捨てフィルター」と脱臭効果のある「特殊加工活性炭フィルター」を搭載し、一般的な家庭用空気清浄機よりも、抜け毛や消臭効果に特化した。PM2.5 対応空気清浄機モニター付の2モデルは、PM2.5濃度とハウスダスト濃度をセンサーで検知し、空気の汚れ具合を数値で表示する機能も持つ。空気の汚れの推移を分・時・日単位でグラフ表示でき、時間経過による汚れの増減で空気清浄機の効果を視覚化できるのが特徴だ。さらに、モニター付タイプは、部屋のニオイが気になった際に急速脱臭が可能な「ペットモード」を搭載。ペットモード使用時、17畳の部屋なら、約11分で空気をキレイにできる。サイズと重量はPMAC-100SがW405×D162×H480mm / 4.4kg、PMMS-AC100がW400×D164×H536mm / 5.5kg、PMMS-DC100がW400×D201×H586mm / 5.6kg。○ペット用超軽量スティッククリーナーICP-SLDC1は、総重量約1.4kgと軽量な紙パック式のスティック型掃除機。ヘッドとハンディ用ノズルに、エチケットブラシの素材を使用した「超吸引毛取りヘッド」を採用しており、じゅうたんやソファなどにへばり付いた抜け毛を吸引できる。掃除モードには「自動モード」を搭載。センサーがゴミの量を感知し、汚れが多い時は強運転、少ない時は弱運転に自動で切り替えるため、不要なバッテリー消費を抑えられる。自動モードでは、最大約30分の連続使用が可能だ。サイズはW215×D140×H953mm、ダストカップ容量は0.35L。
2015年05月28日子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「パパ目線」で選ぶデジタルカメラの第3弾。大切な家族の一瞬を残すためのアイテムを紹介します。○二度と撮れない一瞬をたくさん撮って残しておこう子どもが生まれた瞬間から始まるのが、パパが撮る家族の写真だ。自分が子どもの頃は正月などに父親がフィルムカメラを大事そうに出してきて、集合写真を撮るのがちょっと恥ずかしく、煩わしいものだった。しかし、父親になってみて、その気持ちがわかるようになった。家族のその一瞬は、そのときにしか記録できないのだ。前回、前々回と多くのデジタルカメラを紹介してきたが、これらがそのまま正解というわけではない。たとえば、子どもの写真をたっぷりと残しておきたいなら、一番長い時間一緒にいる人、奥さんやときには両親(祖父母)などが、いいカメラを持つことが大切だ。両親に子どもの面倒をみてもらうなら、iPhone 6でも渡して、ついでにいっぱい撮っておいてと頼むのも手だろう。奥さんに日常の写真を撮ってもらい、イベントやお出かけ時の写真はパパがちょっと作品風に撮っていくなんてのも面白い。また最近では、リコーの「THETA」など、360度の風景をまとめて撮れるちょっと面白いカメラも登場している。家族でのお出かけに持って行くとすごく楽しい。そして撮りためた写真の保存先としておすすめしたいのが、バッファローの「おもいでばこ」だ。1TBもしくは2TBのHDDを内蔵しており、HDMI接続したテレビや、Wi-Fi接続したスマートフォン、タブレットから保存した写真を見ることが可能。パパが撮った写真も、ママが撮った写真もすべてまとめて保存しておくことができる。「おもいでばこ」についてはこちらのレビュー記事で詳しく解説しているので、興味があったらぜひ読んでみてほしい。写真はその一瞬を切り取るものだ。同じ写真は二度と撮れないだけでなく、子どもはすぐに成長していく。昨日できなかったことが今日できるぐらいの速さで育っていくからこそ、しっかりと写真を残しておきたい。スマートフォンでも、コンパクトでも、デジタル一眼でもいい。家族の思い出を記録するために、ベストなデジタルカメラを選び出してほしい。
2015年05月26日番町製作所は26日、同社が提供するスマートフォン向けアプリ「家電少女」と、キングジムのコラボレーションイベントを近日中に開催すると発表した。「家電少女」ゲーム内に、キングジムの製品をイメージしたキャラクターが登場する。今回キャラクター化される製品は、「テプラ(ラベルライター)」「ポメラ(デジタルメモ)」「デジタル耳栓」の3種類。対象のキャラクターは、期間限定のイベントクエストに挑戦することで入手できる。イベント開催日などの詳細は、家電少女およびキングジムの公式Twitterにて告知される。「家電少女」は、家電と合体した少女たちが悪の組織と戦う家電育成RPG。ゲーム内には家電をイメージしたキャラクターが100種類以上登場する。対応OSはiOS 6.0以降。Android版の要件は4.0以上。
2015年05月26日