新たな“アベンジャーズ”に続くマーベル最新作にして最注目作品『アントマン&ワスプ:クアントマニア』がついに劇場公開。この度、アントマンの愛娘キャシーが発明した、危険な量子世界と交信できる装置の説明をするシーンを切り取った本編映像がシネマカフェに到着。危険な世界へと引きずり込まれてしまう、壮大な物語の“始まり”が映し出されている。過去作ではまだ幼かったキャシーが、自ら量子科学を研究する天才ティーンへと成長した姿で登場する本作。ハンク・ピム博士から教わった量子世界の基礎をもとに、キャシーはその才能を発揮して宇宙や深海を探索する船のように、自ら行かずとも量子世界を探索することのできる装置を発明する。これさえあればかつて量子世界に5年もの間、閉じ込められていた父も「もっと早く助けられた」と目を輝かせながら語るキャシーに対して、量子世界でさらに長い時間を過ごした“初代ワスプ”ジャネットは怪訝な表情を見せる。ジャネットは「量子の世界は危険」と、キャシーが量子の世界に関心を持つこと自体に反対するが、なぜか量子世界について詳しく語ろうとはせず、娘のワスプにも何かを隠し続けている様子だ。ヒーローとして世界を救った父のように自分も何か役に立ちたいと意気込むキャシーと、娘に“普通”な生活を送らせたいスコット・ラング/アントマン。そして量子世界で過ごした時間について口を閉ざし続けるジャネットと、そんな母に対して不満をあらわにするホープ/ワスプ。この2組の親子関係が物語のカギを握る。シリーズを通してアントマンと娘のキャシーとの親子愛が重要な要素として描かれ続けてきた「アントマン」シリーズ。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、「本作は単にひとつの新しいストーリーであるのでなく、シリーズを通して途切れなく続く“家族”のストーリーであると言うところが唯一無二な魅力です。他のどんなヒーロー映画と比べてもね」と語る。「スコット・ラング、キャシー、ジャネット、ホープ...複数の親子関係が丁寧に描かれている作品は普通見ていて心が温かくなるものですが、本作ではそんな彼らを量子世界に突き落とします。ファンを驚かせるのが今から楽しみです」と、本作の根幹にある親子愛と、量子世界での想像を絶する戦いが同時に描かれる本作への期待を煽った。本編では、解禁された映像でキャシーが自慢げに説明していた装置が不具合を起こし、一家で<量子世界>へと引きずり込まれてしまうところから物語が始まるが、果たしてアントマン一家はどのような結末を迎えるのか…。最小&最強のアベンジャーズ・アントマンが、アベンジャーズを殺した過去を持つマーベル史上最凶の敵・カーンに“一家総出”で立ち向かっていく。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アントマン&ワスプ:クアントマニア 2023年2月17日より全国にて公開© Marvel Studios 2022
2023年02月19日マーベル・スタジオ最新作にして新たな“アベンジャーズ”に直接繋がる最注目作品『アントマン&ワスプ:クアントマニア』。アントマンの愛する娘キャシーを演じているのは、『名探偵ピカチュウ』(19)にも出演していたハリウッドの若手注目俳優キャスリン・ニュートン。「幼い頃からスーパーヒーローに憧れていた」「キャシーはまるで10代の頃の自分そのもの」と、演じるキャシーとの“共通点”を明かした。キャスリン・ニュートンは、キャメロン・ディアス主演のコメディ映画『バッド・ティーチャー』(12)で長編映画デビューを果たし、同年には日本でも人気のホラー映画『パラノーマル・アクティビティ4』で主演に抜擢、その後『名探偵ピカチュウ』やNetflixのドラマシリーズ「ザ・ソサエティ」などの話題作で活躍してきた。本作では18歳になったアントマンの娘キャシーを演じているが、キャスリンは初めて台本を読んだときから共通点の多いキャシーに共感し、すぐに役に入り込むことができたそう。「キャシーはお父さんのような世界の役に立つヒーローになりたいと思っているけど、私も大きくなったらスーパーヒーローになるんだと言っていました」とキャサリン。「お父さんと一緒に見た『アイアンマン』がきっかけでヒーロー映画をたくさん見るようになって、それからずっとヒーローになるためには何ができるか考えていたんです」と語り、ヒーローとして活躍する父を見て、自分も世界の役に立ちたいと量子世界や量子科学について自ら研究するキャシーの姿にかつての自分自身を重ねて見ていたことを明かしている。本作でのキャシーは、量子世界と交信できる装置を作る天才ティーンに成長した姿で登場する。これまで以上に重要なキャラクターとなるキャシーについてキャスリンは、「初めて台本を読んだとき、キャシーは10代の頃の自分そのもののように思えたんです。彼女は世界を変える“何者か”になりたいと思っていて、自分一人で何でもできるんだと証明したがっています。私も10代の頃はそうだったし、実は今でもそう思っている部分があります」と語り、天才科学者のハンク・ピム博士やヒーローとして活躍するアントマンとワスプが身近にいる環境で自分も何か役に立ちたい一心で勉強や研究を続けるキャシーへの共感を打ち明けた。そんなキャスリンが演じるキャシーをはじめ〈アントマン一家〉は、キャシーが作った装置の不具合により家族全員がミクロより小さな量子世界へと引きずり込まれてしまい、アントマン一家は過去・現在・未来、全ての時間を操る能力を持ったマーベル史上最凶のカーンに対峙することになる。時間を操る能力を持つカーンはアントマンに「本来キャシーと一緒に過ごすはずだった“失われた時間”を与える」と持ちかけ、キャシーを人質にとる。アントマンは“キャシーを救うには世界を犠牲にせざるを得ない”という、人類の運命を左右する究極の選択を迫られることになる。人類の想像を遥かに超えた量子世界を舞台に繰り広げられる、アントマンの最後の戦い(!?)では成長したキャシーの活躍にも注目だ。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アントマン&ワスプ:クアントマニア 2023年2月17日より全国にて公開© Marvel Studios 2022
2023年02月06日みなさま、こんにちは! アートディレクターの諸戸佑美です。今月から毎月3本程コラムの連載で、話題作から名作まで魅力的な映画をイラストレーションと文でご紹介させていただきます。映画はいつ観ても必ず何かしら心に響くシーンや言葉がありますね。そんな映画を通して様々な世界をお伝えできれば幸いです。2時間後、人生が少し変わるかもしれません。■映画『バレンタインデー』Bitter&Sweetな恋愛映画2月、立春が過ぎるとバレンタインも間近となりますが、「シネマの時間」第一回目は、Bitter&Sweetな恋愛映画『バレンタインデー』という作品。恋してる人も恋してない人も、ロマンチックな気分を楽しんでみませんか。バレンタインデーを迎えたロサンゼルスを舞台に、シャーリー・マクレーンやジュリア・ロバーツ、ジェイミー・フォックス、アシュトン・カッチャー、アン・ハサウェイ他、ベテランから若手までハリウッドを代表する俳優たちの豪華共演で贈るアンサンブル・ラブ・ストーリー。監督は、「プリティ・ウーマン」「プリティ・プリンセス」で知られるキューティー映画の巨匠ゲイリー・マーシャル。年齢も職業も異なる男女15人の様々な恋愛模様とその行方に注目です!■映画『バレンタインデー』のあらすじ2月14日、舞台はバレンタインで盛り上がるロサンゼルス。15人の男女の様々な恋愛模様を、1日の時間の経過とともに様々な角度でみていきます。花屋の青年リードは、同棲中の恋人モーリーに朝一番にプロポーズする。彼女は笑顔で指輪を受け取ったのだが……。一方リードの親友の小学校教師ジュリアは、この日恋人の医師ハリソンがサンフランシスコに出張で不満顔。リードのアドバイスで彼女はハリソンを追いかけようとするが。初めて一夜を共にしたばかりの同じ会社の郵便係のジェイソンと秘書のリズ。バレンタインのディナーを約束する二人だったが、彼女には秘密があった。またエドガーとエステルは、50年以上仲睦まじく連れ添ってきた老夫婦。よりにもよってこの日妻は夫に重大な告白をする。飛行機でたまたま隣り合った洗練された物腰が魅力的な男性のホールデンと女性将校ケイト。会話をするうち意気投合するのですが。有名アメフト選手のパブリシストのカーラとスポーツキャスターのケルビンは、お互いバレンタインが大嫌いな二人。カラーに取材目的で近づいたケルビンだったが、彼女がバレンタインデーを嫌う理由を知ると……。その他、初体験を計画する高校生のカップルや母親と久しく離れ離れになっている少年など、甘く切ないバレンタインデーの恋愛群像劇が繰り広げられていきます。■恋愛なんてと落ち込んでいる人にこそ観て欲しいバレンタインデーは、日本では女性が男性に愛を告白する日で、贈るのはチョコレートということになっていますが、アメリカでは男性から女性に愛を伝える日で花束やプレゼントを贈るのが一般的だそうです。友人や家族で互いに感謝を込めて祝ったり、愛する人に贈り物をする愛の誓いの日なんですね。というわけでバレンタインデーは、花屋さんがお忙し。映画では、そんなロサンゼルスの素敵な花屋さんシエナブーゲを中心に物語が展開していきます。子供から老夫婦まで様々な世代の登場人物がいるので、誰かに共感して観ることができるでしょう。泣いたり笑ったりまさにバレンタインには、Bitter&Sweetなドラマでいっぱい! どんな辛い状況にあってもどこまでも明るくユーモアと愛が溢れておりほろっとさせる場面も。また、ロサンゼルスの風景や街並が魅力的で心をくすぐる演出やインテリア、今回俳優としても登場しているテイラー・スィフトの音楽などもピッタリで見所満載です。美男美女人気スターの演技を鑑賞するだけでも楽しめます。「恋愛なんて」と落ち込んでいる人にこそ観て欲しい、心温まり恋愛したくなる映画です。■心に響くシーンや台詞がいっぱい心に響く台詞もあらゆるシーンにちりばめられておりとても素敵です。例えば、気になった台詞をご紹介すると……「結婚を申し込まれた時、考えたすえ決めるものかな。直感でするものじゃなくて。」「恋は、落ちるものだ。真っ逆さまに。」「あなたさえいればいい。」「ただいてくれればいい。」「会うのが不安?大丈夫。顔を見れば離れていたことなんて一瞬で吹き飛ぶから。」「一つだけ教えてよ。夫婦円満の秘訣は?」「簡単さ。親友と結婚した。」「最高には、最高を。」「愛とは相手のありのままを愛すること。」「移民的思考だよ。常に最悪の事態に備えるんだ。YESなら万々歳じゃないか。」「…好みが似てるの。そういうのがきっかけで今までただの友達だと思っていた人が好きな人に変わったりする。」「バレンタインは数時間残っている。誰かと何処かでどうにかなっちまえよ!」などなど。お気に入りの台詞はありましたか?この他にも、すぐにでも真似して使いたくなるような台詞がいっぱいです。みなさまにとって幸せなバレンタインデーでありますように。■映画『バレンタインデー』作品紹介原題:Valentine’s Day製作年:2010年製作国:米国配給:ワーナー・ブラザーズ映画監督:ゲイリー・マーシャル脚本:キャサリン・ファゲイト、アビー・コーン、マーク・シルヴァースタイン製作:マイク・カーツ、ウェイン・カーツ、ウェイン・ライス撮影:チャールズ・ミンスキー美術:エイドリアン・ゴートン音楽:ジョン・デブニー編集:ブルース・グリーン衣装デザイン:ゲイリー・ジョーンズ(キャスティング)デボラ・アキュラ、トリシア・ウッド■『バレンタインデー』のキャストモーリー・クラークソン(リードの恋人)=ジェシカ・アルバスーザン・モラレス(テレビ局スタッフ)=キャシー・ベイツカーラ・モナハン(ショーンのパブリスト)=ジェシカ・ビールホールデン・ウィルソン(飛行機の乗客)=ブラッドリー・クーパーショーン・ジャクソン(NFL選手)=エリック・デインハリソン・コープランド(医者)=パトリック・デンプシーエドガー・パディントン(エステルの夫)=ヘクター・エリゾンドケルヴィン・ムーア(スポーツキャスター)=ジェイミー・フォックスジュリア・フィッツパトリック(小学校教師)=ジェニファー・ガーナージェイソン・モリス(郵便係)=トファー・グレイスリズ・カラン(秘書)=アン・ハサウェイアレックス・フランクリン(高校生)=カーター・ジェンキンスリード・ベネット(花屋の店員)=アシュトン・カッチャーポーラ・トーマス(リズの上司)=クィーン・ラティファウィリー・ハリントン(高校生)=テイラー・ロートナーアルフォンソ・ロドリゲス(花屋のオーナー)=ジョージ・ロペスエステル・パディントン(エドガーの妻)=シャーリー・マクレーングレース・スマート(高校生/エディソンの子守)=エマ・ロバーツケイト・ヘイゼルタイン(飛行機の乗客/軍人)=ジュリア・ロバーツエディソン(小学生)=ブライス・ロビンソンフェリシア・ミラー(高校生)=テイラー・スウィフトアートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美
2021年04月21日ワーナーブラザースが海外ドラマ4作品をこの夏リリースすることを発表した。今回発表されたのは、グレッグ・バーランティが製作総指揮を手掛ける新作TVシリーズ「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」と、ファイナルを迎える「ブラインドスポット<ファイナル・シーズン>」。世界中から愛されるベストセラーをドラマ化した究極のファンタジー超大作第2章「ダーク・マテリアルズ/ライラと黄金の羅針盤 II」。コメディドラマ「ビッグバン★セオリー<イレブン・シーズン>」の4作品。羊たちの沈黙×メンタリスト×クリマイ!? 「プロディガル・サン」魅力的なキャラクターとアクション・ミステリー・サスペンスの要素を兼ね備えたクライム・スリラー作品。『羊たちの沈黙』のレクター博士を彷彿させるシリアルキラーのマーティンと、その息子「THE MENTALIST/メンタリスト」のジェーンを凌ぐ洞察力を持つ犯罪心理学者・マルコム。シリアルキラーの父を持つプロファイラー、マルコムがトラウマと戦いながら事件を解決していくストーリー。2020年の米TIME誌で「最も影響力のある100人」にも選出されたグレッグ・バーランティが製作を務め、父子役には「グッド・ファイト」のマイケル・シーンと「ウォーキング・デッド」のトム・ペインが演じている。2019年スタートの新作ドラマの中で、18-49歳層の視聴者数No.1を記録、その人気振りから放送開始からたった2週間でフルシーズンのオーダーが決定。現在は第2シーズンが本国アメリカで放映中だ。今回のリリースに先立ち、メイキング映像が到着。バーランティは「不気味なのに魅力的で、怖いけど面白い」と自信を見せ、脚本/製作総指揮のクリス・フェダクは「1つは犯罪劇の側面、もう1つは主人公を取り巻く家族劇の側面。だからこそ様々な感情を呼び起こす物語となった」と本作の魅力を語っている。大ヒットシリーズがついにファイナル・シーズンへ「ブラインドスポット」FBI捜査官と記憶を消された謎の女、襲いかかる巨大な陰謀、バーランティ製作総指揮が手掛けるサスペンス・アクション超大作がついにファイナル!前シーズンでは宿敵マデリンにより隠れ家を爆撃されたジェーンとそのチーム。前シーズンラストの続きが描かれ、戦いは最終局面を迎える。本作からは、主演のサリヴァン・ステイプルトンのインタビュー映像が到着。ファイナル・シーズンを迎えた心境や、撮影現場の雰囲気、そして本作の見どころを語っている。神秘の短剣が映像化!「ダーク・マテリアルズ」第2章『レ・ミゼラブル』や『英国王のスピーチ』を手掛けたトム・フーパーが製作総指揮をとった究極のファンタジー超大作「ダーク・マテリアルズ」シーズン2がリリース開始。本作は、3部作からなる原作の第2章「神秘の短剣」を追うストーリーが展開。2007年公開の映画では、原作の第1章の映像化だったため、その先を楽しめるのは本作だけ。なお、シーズン3の制作が決定しており、原作第3章「ライラと琥珀の望遠鏡」の内容が描かれる予定だ。また、新潮社より各作品の上下巻が4、5月連続刊行されることも決定した。人気コメディドラマ「ビッグバン★セオリー」米コメディドラマ史上最も長く続いた本シリーズ。惜しまれながらもSeason12で完結したその一つ前となる<イレブン・シーズン>が今回リリース。ついにシェルドンの兄(ジェリー・オコンネル)が登場するほか、「ウォッチメン」のレジーナ・キングが大学職員役でゲスト出演、ビル・ゲイツとマーク・ハミルが本人役で登場、キャシー・ベイツ、ウィル・ウィートンも出演している。(cinemacafe.net)
2021年04月16日日本テレビ系「金曜ロードショー」では、5月7日と14日の2週に渡り、名作『タイタニック』を放送することが決定した。同番組では、「みたい映画リクエスト」と題して、番組公式サイトにて“いまあなたが金曜ロードショーで見たい、そして多くの人に見てもらいたい映画”を募集。その声を参考にして、これまで第1弾『天使にラブ・ソングを…』をはじめ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、『E.T.』、『プラダを着た悪魔』を放送した。これに続く第4弾となる今回は、1997年に公開され、世界的な大ヒットとなり、アカデミー賞では作品賞・監督賞を始め11部門で受賞した映画史に残る不朽のラブストーリー『タイタニック』を放送。日本でも当時、歴代興行収入1位となる262億円を記録し、現在でも歴代3位にあたる大記録で、依然として洋画歴代1位、実写作品歴代1位をキープし続けている本作は、ジェームズ・キャメロン監督が、20世紀最大の海難事故と言われたタイタニック号沈没事故の史実を基に描いた超大作。画家を目指す奔放な青年ジャックと上流階級の娘ローズは、不沈と言われた豪華客船タイタニック号の船上で出会い、次第に惹かれ合うが、そのタイタニック号に沈没の危機が訪れようとしていた…というストーリー。今回は、同番組で過去2回放送した吹き替え版で放送。レオナルド・ディカプリオ扮する主人公・ジャックを、「エヴァンゲリオン」シリーズの渚カヲル役や、「銀魂」の桂小太郎役でお馴染みの石田彰が担当するほか、ローズ(ケイト・ウィンスレット)を冬馬由美、キャル(ビリー・ゼーン)を江原正士、モリー(キャシー・ベイツ)を一城みゆ希、ブロック・ラペット(ビル・パクストン)を堀内賢雄が吹き替える。放送にあたり石田さんは「今回、私がレオナルド・ディカプリオ演じるジャックを吹き替えた2003年製作の放送用素材がこうして再び日の目を見ることになったのは、本作を見たいとたくさんのリクエストを寄せてくださった皆さんのおかげです。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、「アフレコ時は、ジャックとローズのシーンだけをまとめて収録したので、実際に映画を見ている時よりも、濃密且つテンポの速い展開に感じました。ジャックの声を演じるにあたり、未来への希望を担保にした自信が彼を突き動かす原動力になっていると思うので『若さゆえの勢い』と言う部分を意識しました。『タイタニック』と言えばのジャックとローズの舳先での抱擁シーンでは、口ずさむ歌のメロディがよくわからなくて苦労しました」と収録当時をふり返る。また「本作で気に入っているシーンは、招かれたディナーの席でキャルやローズの母親の嫌味な口撃に負けずにジャックが堂々と言い返して、同席している人達の賛同を勝ち取るところで、胸のすくシーンでした。あとエンディングの大階段の時計の所につながるワンカットには、セリフはありませんがやはり目頭を熱くさせられます」とお気に入りのシーンを明かしている。金曜ロードショー『タイタニック』第一夜は5月7日(金)21時~、第二夜は5月14日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年04月02日ジョン・トラボルタがストーカー役を演じることで話題の映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』。人気ラップメタルバンド「リンプ・ビズキット」のフロントマン、フレッド・ダーストが自身の実体験を基に映画化し、監督をつとめた本作から、メイキングカットが到着した。本作は、キャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞を射止めた『ミザリー』、ロバート・デ・ニーロの怪演が話題となった『ザ・ファン』など、名優が渾身の演技で挑むストーカー・スリラーの新たな怪作。監督をつとめるのは「リンプ・ビズキット」のフロントマン、フレッド・ダーストで、ジェシー・アイゼンバーグ主演『The Education of Charlie Banks』(原題)、アイス・キューブ主演『奇跡のロングショット』に続く監督3作品。トラボルタとはホアキン・フェニックス共演『炎のメモリアル』のパーティで出会い意気投合。ダーストがいつか自分の映画に出て欲しいとオファーしていたそうで、今回15年越しに実現。本作のプロデューサーにはトラボルタ自身も名を連ねている。プロデューサーのひとりであるダニエル・グロドニックは、ダースト監督について「私はこれまで50作品以上プロデュースしてきたけれど、彼と一緒に仕事が出来たのは最高に嬉しい出来事のひとつ」と語り、「彼は真のアーティストで10年前に書いた物語をずっと練り続けてたんだ」と音楽だけに留まらない監督の才能に絶賛を贈っている。到着したメイキング写真には、トラボルタ演じる主人公ムースが憧れの人気俳優の家に忍び込んだシーンをはじめ、劇中にも登場する「リンプ・ビズキット」仕様のピンボールマシンのそばでキャストと談笑している様子も。ダースト監督の茶目っ気ものぞくメイキング写真となっている。『ファナティック ハリウッドの狂愛者』は9月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月18日ジョン・トラボルタ主演映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』(原題:THE FANATIC)が、9月4日(金)に日本公開されることが決定。ポスタービジュアルも到着した。ハリウッド大通りでパフォーマーをしながら日銭を稼ぐムースは大の映画オタク。人気俳優ハンター・ダンバーの熱狂的なファンであるムースは、いつか彼からサインをもらうことを夢見て、冴えない毎日を送っていた。だが、念願かなって参加したサイン会で思いがけず冷たくあしらわれてしまったことから、ムースの愛情は次第に歪んでいく――。本作は、キャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞を射止めた『ミザリー』、ロバート・デ・ニーロの怪演が話題となった『ザ・ファン』など、名優が渾身の演技で挑むストーカー・スリラーの系譜に新たに名を刻む怪作。『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョンが今作で演じるのは、大の映画オタクで、人気俳優ハンター・ダンバーの熱狂的なファン、ムース。ストーカー役をという、内面から滲み出る狂気や粘着性を見事に体現し、新たな一面を見せる。また共演には、『キャスパー』「NIKITA/ニキータ」のデヴォン・サワ、「デグラッシ:ネクスト・クラス」で注目を集めたアナ・ゴーリャ。監督は、『奇跡のロングショット』のフレッド・ダースト。ロックバンド「リンプ・ビズキット」のフロントマンでもあるダースト監督が、ファンがストーカーへと変貌していく様を実体験を基にリアルに描いていく。さらに今回同時に公開されたポスタービジュアルでは、ムースがハリウッドの華やかな街を背に怪しく佇む、不穏なものを感じさせる1枚となっている。『ファナティック ハリウッドの狂愛者』は9月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年07月01日「アメリカン・ホラー・ストーリー」(以下、「アメホラ」)からスピンオフドラマが誕生か。「アメホラ」のクリエイター、ライアン・マーフィーが、インスタグラムで発表した。タイトルは“ストーリー”が複数の“ストーリーズ”となった「アメリカン・ホラー・ストーリーズ」(原題)。サラ・ポールソン、エマ・ロバーツ、キャシー・ベイツら16人のキャストと行ったZoomコールのスクリーンショットも掲載した。Zoomコールでは、キャストと楽しい思い出をふり返ったり、「アメリカン・ホラー・ストーリーズ」について語り合ったり、新型コロナウイルスの影響で制作に遅れが出ている本家「アメホラ」のシーズン10をいつ撮影するかなどについて話し合ったという。「アメリカン・ホラー・ストーリーズ」は一話一話が独立した1時間のホラードラマシリーズとなり、「アメホラ」のキャストたちが出演する模様。と、ここまで「Deadline」などのメディアで具体的に報じられたものの、Zoomコールのスクリーンショットは「アメホラ」のファンサイトが作ったものだと発覚。キャシーやジェシカ・ラングの画像がほかのインタビュー映像から切り抜かれたものであることも判明し、実際のZoomコールは行われていないようだ。それに気づいたファンたちは、マーフィーの投稿に「ひどいジョーク」、「一瞬信じてしまった」と失望の声を寄せた。マーフィーは自身の投稿がジョークであるのかについて、まだ言及していないが、果たして真相は…?(Hiromi Kaku)■関連作品:アメリカン・ホラー・ストーリー [海外TVドラマ]© 2011-2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2020年05月12日今月発売の雑誌「ユリイカ」4月号は、現在公開中の映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』の監督グザヴィエ・ドランの魅力に迫る特集号。この度、表紙とSPビジュアルが到着した。『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞し、『たかが世界の終わり』でカンヌ国際映画祭グランプリに輝いたドラン監督。着想から10年の時を経て完成した本作は、デビューから一貫して描き続けてきた「母と息子」というテーマにおける集大成。幼き日のドラン少年が“憧れのスター”レオナルド・ディカプリオに宛てた手紙から生まれた物語が描かれている。キット・ハリントン、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華キャストが出演する本作の公開を記念して今回、雑誌「ユリイカ」でドラン監督特集が決定。『マイ・マザー』(’09)や『わたしはロランス』(’12)などを手掛けたドラン監督の、19歳でのデビューから最新作までの軌跡を有識者が徹底解剖する。この発売に先立ち、表紙ビジュアルと誌面限定SPビジュアルが先行公開。表紙は羽良多平吉がデザインし、誌面限定SPビジュアルが大島依提亜が担当した。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』公開記念!「ユリイカ」2020年4月号 特集=グザヴィエ・ドランは3月27日(金)発売。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
2020年03月14日まだ10代のうちに、『マイ・マザー』の監督・脚本家として鮮烈なデビューを飾った、カナダの天才児グザヴィエ・ドラン。その後、『Mommy/マミー』(2014年)、『たかが世界の終わり』(2016年)などで世界的な賞を獲り続け、ついにアラサーとなったドラン監督が、初めて手がけた英語作品が、本作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』だ。物語の始まりは、2006年のニューヨーク。人気の若手俳優ジョン・F・ドノヴァンが死去したというニュースが大々的に報じられる。多くの人が彼の死の真相を知りたがるなか、その鍵を握っていたのは、彼と長い間文通をしていた11歳の少年・ルパートだった。それから10年。自らも俳優として活躍し始めていたルパートは、あるジャーナリストにドノヴァンとの思い出を話し始める……。ジョン・F・ドノヴァンを演じるのは、TVドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のキット・ハリントン。少年時代のルパートを、『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイが演じ、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツなどの豪華な出演陣が脇を固めている。また、出演者とともに、映像の質感もこれまでにない重厚なものに仕上がっているのも本作の特徴。本作はドランにとって、映画監督としての新しい扉を開けるものとなっている。だが同時に、若くして才能を授かったジョン・F・ドノヴァンもルパートも、これまでのドラン本人を強く感じさせるキャラクターであり、ジョン・F・ドノヴァンと母親(サランドン)、ルパートと母親(ポートマン)の確執をそれぞれ描くなど、“母と息子の関係”というテーマが、これまで同様、この作品においても繰り返される。そこで我々観客は、これがドランの作品だということを改めて意識することになるのだ。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』本日より公開
2020年03月13日おとな向け映画ガイドグザヴィエ・ドラン新作と夢のような農場の実話、が今週のオススメ。ぴあ編集部 坂口英明20/3/09(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開される映画は17本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国約100スクリーン以上で拡大上映されるのは『貴族降臨-PRINCE OF LEGENDー』1本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が16本です。この中から、おすすめしたいおとな向きの2作品をご紹介します。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』いまや、ネットの時代になって、絶滅危惧種的な存在かもしれませんが、ファンレターが重要な役割を担っています。世界が注目する映画監督のひとり、グザヴィエ・ドラン、待望の新作です。ドランは、子供の頃、レオナルド・ディカプリオに夢中で、ファンレターを書いたことがあり、そんな思い出をモチーフに作られたそうで、ちょっとノスタルジックな味もある映画です。タイトルバックの前、いわゆるアバンタイトルが、いかにも意味深にまとめられ、物語が始まります。2006年、ニューヨーク。テレビの人気俳優ジョン・F・ドノヴァンが29歳で謎の死を遂げます。そのショッキングなニュースが流れた時、ロンドンでは、11歳のルパートが自分宛ての手紙のことでお母さんを責めています。彼は子役、母はいわゆるステージ・ママです。11歳の少年の手紙の相手は、その人気俳優でした。なぜ彼らは100通を超える秘密の文通をしていたのか。ドノヴァンにとっての少年はどんな存在だったのか。10年の時を経て、21歳の若手俳優になったルパートが、ドノヴァンとの思い出を書いた著書『若き俳優への手紙』について、語りはじめます。ドラン作品ではおなじみのテーマ「母と子」も、やはり映画の大切な要素です。ルパートの母親役はナタリー・ポートマン、ドノヴァンの母親役はスーザン・サランドン、これにドノヴァンのマネジャー役でキャシー・ベイツ、とアカデミー賞受賞&ノミネートの女優たちが脇を固めています。さすがに名優たち、監督の脚本力も加わって、見事に「キャラ立ち」しています。ドノヴァン役はTVの人気者キット・ハリントン。11歳のルパート役ジェイコブ・トレンブレイは、天才子役!です。神童といわれたドラン監督も30歳。アップを多用し、時に70ミリフィルムを使い、構図もすべて自分で決めるという映像や、音楽の使い方など、いたるところに才器を感じます。冒頭、少年が手紙をなくした母を問い詰めます。「インクの色は何色だったの?」。インクの色、匂い……、手紙が伝えるのは文だけではありません。『ビッグ・リトル・ファーム理想の暮らしのつくり方』こんなときこそ、自然の無限の可能性を感じ、とてもポジティブな気持ちになれる、このドキュメンタリーをオススメします。ロサンゼルス郊外、ジョンとモリーという若い夫妻が、2010年から8年間で作りあげた「理想の」農場のお話です。妻は野菜を中心とした料理研究家でブロガー、夫は野性生物番組の監督・カメラマン。マンション暮らしだったのですが、殺処分から救ったワンちゃんと暮らし始めたのがきっかけとなり、農場経営を決意します。動物と共生し、あらゆる食材を伝統農法で育てるのがモリーの夢。それを実現しようというわけです。最初は相手にされなかった資金集めも、話題が話題を呼んで、なんとか成功。東京ドーム約17個分もあるロス郊外の農地を手にします。そこからの奮闘。一部始終をジョンがカメラに収めていきます。まずは、死んだ土壌を生き返らせるところから。ここに伝統農法のプロ、アラン・ヨークという仙人のような人物がサンダルをはいて登場します。そして、仲間の協力も得て、まるで「ビフォー・アフター」のように土地が劇的に変わり、野生植物の楽園と化していきます。が、難問は続出します。果樹園の樹にアブラムシが大量発生したり。でも、それはどこからともなくやってきたてんとう虫が食べてくれます。そう、そんな風に、自然の難題は自然が解決してくれると彼らは身を持って気づいていくのです。ときに、コヨーテがニワトリを襲います。ジョンは、銃で駆除すべきか、苦渋の選択で悩むのですが……。製作・監督・脚本・撮影監督はジョン・チェスター自身。トロント映画祭、サンダンス映画祭など多くの国際映画祭で「観客賞」を受賞した作品です。生きとし生けるものが共生しあうこと、意味のない命はない、そんなことを痛感します。若い人たちに観てもらいたいなあ。首都圏は、3/14(土)からシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー他で公開。中部は、3/28(土)から伏見ミリオン座他で公開。関西は、4/3(金)からシネ・リーブル梅田他で公開。
2020年03月09日グザヴィエ・ドラン監督がハリウッドの豪華キャストとタッグを組んだ『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』。この度、当初4時間あったという本編から泣く泣く出演シーンが全カットされた、ジェシカ・チャステインの幻の本編映像が公開された。ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華アカデミー賞女優たちが参加している本作。実はもともと、『ゼロ・ダーク・サーティ』(主演女優)『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』(助演女優)でアカデミー賞にノミネートされ、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』『女神の見えざる手』などでも知られるジェシカ・チャステインも出演していた。その役柄は、人気スターのジョン(キット・ハリントン)と少年ルパート(ジェイコブ・トレンブレイ)との“秘密の文通”をスキャンダルとして世間に報じたゴシップ誌の編集長。今回解禁になる、本編で見ることができないジェシカ出演シーンでは、ジョンがスキャンダルを報じた編集部に乗り込んでいく様子が描かれている。「難しい決断だった」ドラン監督、「いつかまた彼女と作品を作りたい」撮影2年、完成までに10年かかった本作についてドラン監督は、「作品のアイデアが浮かんだのは、10年前に『マイ・マザー』を監督していた時。それから5年間頭の中で構想を練り、脚本を書き始めた。もともと僕は駆け足で映画を作るタイプで、いつもは2カ月ほどで編集してしまうんだけど、この作品は違った。撮影に2年かけたことなんて初めてだけど、それだけ今回は僕にとって特別な作品なんだ」と言う。「今回も自分が書いた脚本で撮影したんだけど、全部で160ページもあったから、はじめは本編が4時間あったんだ。撮影にじっくり時間をかけたことによって、映画作りの新しい側面を学ぶことができた。苦しい時期もあったけど、何よりこれまでとは違う方法を発見できたのは新鮮だったよ」と、もともと4時間あったという本編の撮影をふり返る。さらにジェシカの出演シーンについて、「もともとは“ヒーローと悪”のような構図を考えていたから、彼女はスターを苦しめるゴシップ誌の編集長として出演してもらったんだ。でも4時間の本編を短くする必要があり、彼女が出演したシーンや役柄をカットすることにした」と告白。「ショービジネス界の話ではありながら、核にあるのは母と息子の話だったり、少年時代の夢についてだから。とはいえ、初期の段階からこの作品のプロジェクトにかかわってくれていたジェシカのシーンをカットするのは難しい決断だった。でも彼女は才能もあると同時にとても賢い人だから、きちんと説明し広い心で理解をしてくれたんだ。いつかまた彼女とは作品を作りたいと思っているよ」と苦汁の決断だったことを明かし、ジェシカも理解を示してくれたと語っている。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は3月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
2020年03月06日第92回アカデミー賞授賞式が2月10日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、Netflixオリジナル映画『マリッジ・ストーリー』で敏腕離婚弁護士を演じたローラ・ダーンが「助演女優賞」を受賞した。『マリッジ・ストーリー』でスカーレット・ヨハンソン演じるニコールの離婚弁護を担当する敏腕弁護士を演じ、キャシー・ベイツ(『リチャード・ジュエル』)、Wノミネートのスカーレット・ヨハンソン(『ジョジョ・ラビット』)らを抑えての受賞となったローラ。3度目のオスカーノミネートで初受賞を果たした。■『マリッジ・ストーリー』ってどんな映画?『イカとクジラ』『フランシス・ハ』などを手掛けるノア・バームバック監督作。女優のニコールと、その夫で監督兼脚本家のチャーリーの結婚生活への葛藤と離婚に向けた心情を描いた本作。うまく行かずにすれ違う2人は円満な協議離婚を望んでいたが、これまで閉じ込めてきた互いに対する積年の憤りが露わになって衝突、離婚弁護士を雇って争うことになる。受賞コメントローラがオスカー像を手にマイクの前に立つと会場からは拍手が。ローラは「ノアは愛についての映画を作ってくれました。そして分断を乗り越えて、家族とは何なのかの映画を作ってくれました」とコメント。さらに、「ヒーローに会うことはないと思っている人もいるかもしれません。親がヒーローであれば本当に恵まれていると思います、私の父と母、ブルース・ダーンとダイアン・ラッド、私の素晴らしい両親にもこの賞を共有したいと思います。こんなに最高の誕生日をいただけてうれしいです」と感謝を口にした。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年02月10日日本時間2月10日(現地時間2月9日)に開催される世界最高峰の映画の祭典「第92回アカデミー賞授賞式」を、WOWOWではアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継。案内役を務めるのは、いまや名コンビと言っても過言ではないジョン・カビラと高島彩だ。助演男優賞はブラッド・ピットで決まり?俳優として初受賞かカビラさんは2007年(第79回)から案内役を務めており、今回がなんと14回目。高島さんとのコンビは8回目となり「もうね、盤石ですから。プロ中のプロでいらっしゃるから、なんの不安もございません」(カビラさん)、「年に1回、この季節だけ、椅子を引いてくださる男性とお会いできるので(笑)。あうんの呼吸でご一緒させていただいている」(高島さん)と全幅の信頼を寄せている。そんなお二人に、今年のアカデミー賞の行方を大胆予想してもらった。――まず、助演男優賞と助演女優賞からお話をうかがえれば。前哨戦と呼ばれる各映画賞で受賞を果たしている『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピット、そして『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーンが本命視されています。カビラ:ローラ・ダーンがすごいのは、あんな辣腕弁護士を演じているのに、嫌味が一切ないというところ。離婚裁判ですから、相手をいかに論破し、打ち負かせるかが勝負ですけど、そのセリフ回しが本当に魅力的ですよね。予想するという視点では、確かにローラ・ダーンが本命ですが、僕が推したいのは『リチャード・ジュエル』のキャシー・ベイツ。息子の無実を信じる姿に、無条件の愛を感じさせるし、何というか…、もはや聖母ですよ。高島:助演男優賞はやはりブラッド・ピットでしょうね。今年の候補者の中では、唯一、俳優としてアカデミー賞を手にしていませんし、今度は本業でと応援しています。受賞したら、自虐を交えたスピーチを披露することになるのでしょうか。色んな意味で楽しみです。本命はホアキン!見事な復活遂げたレネー・ゼルウィガーの受賞は?主演男優賞は、日本でも興収50億円突破の社会現象を巻き起こした『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが最有力。そして主演女優賞の本命は、往年の大スターであるジュディ・ガーランドの半生を描いた『ジュディ 虹の彼方に』のレネー・ゼルウィガー。厳しいレッスンを経て、劇中の全曲を自ら歌いあげたパフォーマンスが高く評価されている。――やはり、主演男優賞はホアキン・フェニックスが決まりでしょうか?高島:これは硬いと思います。まるで悪魔の羽が生えるんじゃないかと思わせる後ろ姿…。狂気と悲しみがギュッと凝縮されていて、すごかったですよね。悪の存在ではあるんですが、思わず観客を共感させ、引きずり込む凄みが伝わってきました。カビラ:僕も本命はホアキンだと思いますね。もう1人は『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライバー。離婚を突き付けられた男の苦悩を演じるんですけど、演じ切ると同時に、重い絶望とは違う何かを残してくれる。妻を演じるスカーレット・ヨハンソンとの丁々発止のやり取り、そこから生まれるズレにも共感しましたね。――レネー・ゼルウィガーにとっては、近年の低迷を見事打破する“復活作”での受賞に期待がかかりますね。高島:そうですよね。スターとして再起にかける思いというのが、ジュディと彼女自身に重なる部分がありますよね。仕事がうまくいかず、心や体がついていかないというジュディの苦悩は、きっとレネー本人も体験しているでしょうし。演技のすばらしさはもちろんですが、歌唱も圧倒的で、実力を改めて見せてもらいました。どんな受賞スピーチを披露してくれるかも楽しみですよ。カビラ:もはや『ブリジット・ジョーンズ』のコミカルな印象はなくて、自分の弱さと向き合えない“もどかしさ”を鬼気迫る演技で表現しきっていますよね。彼女が演じる晩年のジュディ・ガーランドを通して、ショービジネスの光と闇も見え隠れしますし。うーん、やっぱり主演女優賞の本命は『ジュディ 虹の彼方に』だと思いますね。作品賞にひた走る『1917 命をかけた伝令』、はたまた『パラサイト 半地下の家族』が歴史を動かす?9作品がノミネートされた今年の作品賞で、本命と目されているのが、全編ワンカット撮影も話題を集める戦争ドラマ『1917 命をかけた伝令』。さらに『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や『ジョーカー』、韓国映画初の候補となった『パラサイト 半地下の家族』など例年以上にバラエティに富んだラインナップとなった。――いよいよ作品賞の予想をお願いしたいのですが…。予想とは別に、応援している作品もあると思いますが。高島:そうですね。本命を予想すると、やはり『1917 命をかけた伝令』になりますね。本当に、あの臨場感はすごいの一言。戦場に引き込まれる感覚でしたし、兵士たちが味わう渇きまでも、体感できたというか。映画として新しい試みですし、撮影に至るまでの努力も、確かに高く評価されるんじゃないかと思いますね。カビラ:うーん、確かに『1917 命をかけた伝令』がフロントランナーではありますけど、僕は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を推したいですね。ちょうど映画の舞台になる1969年って、僕はホームステイで叔父が暮らすカンザスにいたので、シャロン・テートの事件は強烈に記憶に残っていて。映画としてもハリウッド最後の黄金期の息吹を伝えつつ、残照というか哀愁を描き切っている。同時に歴史を変えちゃう(笑)遊び心もあって、クエンティン・タランティーノに何かしらの功労賞を与えたいと考えるアカデミー賞会員は少なくないと思います。次回作で引退するとも言われていますし。――アメコミが原案となった『ジョーカー』、カンヌ映画祭でパルム・ドールに輝いたブラックコメディ『パラサイト 半地下の家族』といった、作品賞の歴史では“異色”といえる秀作も名を連ねています。カビラ:生中継の案内役としては、『パラサイト 半地下の家族』が歴史を動かす瞬間を視聴者の皆さんと共有したいという気持ちがありますね。それにしても、今年は作品賞候補の振れ幅がすごいですよね。戦記物もあれば、古き良き時代へのオマージュも。『ジョーカー』や『パラサイト 半地下の家族』は格差社会の断絶を描いていますし、誰もがどれかを推したくなるチョイスになっている。もしかすると、投票者も驚く結果が待っているかもしれないし、アカデミー賞は「語り継がれること」にこそ価値があると思いますから。高島:カビラさんがおっしゃるように『パラサイト 半地下の家族』が作品賞に輝いたら、まさに新しい時代の到来ですよね。アジア作品初という点も含めて、応援しています。個人的にも大好きな作品で、コメディ色も強いので最初は大笑いしているんですけど、気づいたら転がるように、引きずり込まれる…。その恐怖というか、奇妙さは『ジョーカー』にも通じるものがありますね。笑いと恐怖は表裏一体なんだなと。「生中継!第92回アカデミー賞授賞式」は2月10日(月)午前8時30分~ [二] [同時通訳]/21時~[字幕版]WOWOWプライムにて放送。(text:Ryo Uchida/photo:Jumpei Yamada)
2020年02月06日『ジョーカー』の最多11部門ノミネートに、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の快挙など、早くも大きな話題を振りまいている第92回アカデミー賞のノミネーション結果。とはいえ、前哨戦を席巻したルピタ・ニョンゴやジェニファー・ロペス、ゴールデン・グローブ賞受賞のタロン・エジャトンやオークワフィナなどの落選に、世界中の映画ファンからは“あの人が選ばれないなんて!”と残念がる声が噴出している。「なぜ?」…落胆するファンの声でTwitterのトレンド入り去る1月5日(現地時間)に行われた第77回ゴールデン・グローブ賞で、レオナルド・ディカプリオら強力な先輩俳優を抑え、見事ミュージカル/コメディ部門主演男優賞に輝いた『ロケットマン』のタロン。誰の脳裏にも、昨年同賞を受賞して大きく弾みを付け、ついにはアカデミー賞まで受賞した『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックの姿が蘇ったはず。しかも、タロンは自らエルトン・ジョンの楽曲を歌唱しているのだ。加えて、主演女優賞に『アス』のルピタ・ニョンゴ、『フェアウェル』のオークワフィナ、助演女優賞に『ハスラーズ』のジェニファー・ロペスなども選ばれなかった。いずれもファンに愛されているだけでなく、作品自体も大ヒットし、評価も高かったことから「なぜだ?」「ショック」「がっかり」と言及する人が続出、タロンやジェニファーらの名前が“ノミネートされていないのに”トレンド入りする事態となった。そんな中、『アンカット・ダイヤモンド』(1/31よりNetflix配信)で主演男優賞の有力候補といわれていたアダム・サンドラーは、自らTwitter上で「悪いニュース:アカデミーに愛されていない、いいニュース:スーツを着なくていい」と負け惜しみ(?)を言いつつ、「友人たち、特にママ(過去作で共演したキャシー・ベイツ)おめでとう」と祝福を贈っている。ノミネート発表のMCが指摘!今年も女性の監督賞候補なし『パラサイト』ポン・ジュノ監督の初ノミネートも注目を集めている監督賞は、『アイリッシュマン』マーティン・スコセッシや『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』クエンティン・タランティーノなど、今年も前年に続き、候補者が全員男性に。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』グレタ・ガーウィグ監督(脚色賞でノミネート)をはじめ、『フェアウェル』ルル・ワン監督、『ハスラーズ』ローリーン・スカファリア監督などがかすりもせずだったことに抵抗を見せたのが、ノミネーション発表のプレゼンターを務めていた海外ドラマ「インセキュア」のクリエイターで女優のイッサ・レイだ。『search/サーチ』のジョン・チョーと時に談笑しながら和やかに発表していた彼女だったが、監督賞候補の名前を呼び上げた後、「Congratulations to those men」(男性のみなさん、おめでとうございます)と、カメラに向かって真顔で言い放つひと幕があった。ちなみに、長編ドキュメンタリー部門では『娘は戦場で生まれた』など女性監督(共同監督含む)の作品が4作品選ばれている。そのうちの『アメリカン・ファクトリー』はオバマ元大統領夫妻が立ち上げた製作会社によるものだ。俳優賞は「#OscarsSoWhite」再びか…さらに、「#OscarsSoWhite」(白すぎるオスカー)が問題になって以降、アカデミー賞では女性や幅広い人種・世代の新会員を増やしてきたはずだったが、今回の俳優部門では主演女優賞の『ハリエット』シンシア・エリヴォ以外オール白人という結果に。『ルディ・レイ・ムーア』のエディ・マーフィはもちろん、『フェアウェル』の“おばあちゃん”チャオ・シューチェン、『パラサイト』の“半地下住人”ソン・ガンホらに期待する声もあったのだが…。これに対し、日本の映画ファンからも「そーいうとこだろ、アカデミー!」「パラサイト(主要部門に)入れたからいいだろ、みたいに感じる」と言った辛辣な声が続々。その一方、計24ノミネートを獲得したNetflixがディズニーやソニーなどメジャースタジオを抜いて製作者別でトップに立ったことは新しい動き。特に長編アニメーション映画賞で、『アナと雪の女王2』を抑えて『失くした体』『クロース』の2作品がノミネートされたことは大きなサプライズ。また、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』からは期待の新鋭フローレンス・ピューが助演女優賞にノミネートされ、『ブラック・ウィドウ』で彼女と共演し、単独主役に挑むスカーレット・ヨハンソンは史上12人目となる主演/助演でのWノミネートと勢いに乗っている女優陣もいる。何はともあれ、日本時間2月10日に行われる授賞式では、現代社会の問題に斬り込んだ『パラサイト』がどこまで受賞数を伸ばすのかが見どころとなることは間違いないだろう。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開ハリエット 2020年3月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2019Universal Pictures International, Focus Features LLC and Perfect Universe Investment Inc.
2020年01月14日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの3作品。ぴあ編集部 坂口英明20/1/13(月)イラストレーション:高松啓二今週公開される作品は21本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国のシネコンで拡大上映されるのは『記憶屋 あなたを忘れない』『ラストレター』『リチャード・ジュエル』『ジョジョ・ラビット』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が17本です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい3作品をご紹介します。『リチャード・ジュエル』衰え知らずの巨匠、クリント・イーストウッドの新作。今回も実話に隠れた真実を描いています。1996年アトランタ五輪開催時におきた爆破事件で一時犯人に疑われ、社会的に糾弾された男をとりあげ、彼の名誉を映画で回復しようという、いかにもイーストウッドらしい男気あふれる映画作りです。しかもこれが見事なエンタテインメントになっています。主人公リチャード・ジュエルは、33歳。ごく普通の警備員です。警察官にあこがれている、正義感にあふれた、いささか空気がよめない人。ちょっとした不正にも一言口をはさむし、武器コレクターです。小太りで、およそモテそうにない風体。善良なのに、ややアブナイ感じに見えてしまいます。野外で開かれた五輪関連イベント会場で、彼はベンチの下におかれた爆発物を発見、必死になって避難を誘導し、爆発の被害を最小にとどめた功績者でした。新聞やテレビでも話題となり、ヒーローに祭り上げられます。ところが、数日後、FBIが彼を容疑者に擬しているという地元紙のスクープ記事がでて、そこから彼はメディアと国民からバッシングを受けることになるのです。FBIの執拗な捜査や尋問も続きます。まさか、彼にとって正義で憧れるFBIが、犯人でない自分を疑うはずがない、という思い込み、勘違いが事態をどんどん悪くしてゆき……。もはや彼の無実を信じてくれるのは、知り合いの、権威を嫌うブライアント弁護士と母のふたりだけという窮地に立たされます。ジュエルを演じたポール・ウォルター・ハウザーがいかにもイノセントで、らしい雰囲気です。彼の弁護士ブライアント役に『スリー・ビルボード』でアカデミー賞を受賞したサム・ロックウェル。母親役のキャシー・ベイツはこの作品で各映画賞にノミネートされています。善良な普通のひとに突然飛びかかってくる、いまのことばでいえば炎上リンチ。SNS時代の今、これをつきつけてくるイーストウッドにうなります。『ジョジョ・ラビット』ヒトラーとナチスをユーモアで風刺した、ポップなコメディにして、ヒューマンドラマの傑作。ゴールデングローブ賞は逸しましたが、米アカデミー賞有力候補といわれる一本です。ナチスが青少年教育、というか、洗脳のために作ったヒトラーユーゲント。そこに所属する男の子ジョジョの日常を描いています。彼は、母とふたり暮らし、10歳です。自分に自信がなく、例えば、ユーゲントキャンプで自己紹介がちゃんとできるか、悩みます。そんなときに、力強く励ましてくれるのが、彼の空想上の友達、ヒトラー君です。キャンプで、うさぎを殺すという課題を実行できず「うさぎのジョジョ」とあだ名をつけられたときも、どこからともなく現れ、「うさぎは勇敢でずる賢く強いんだ」と激励してくれます。そんな彼の日常に、大事件が巻き起こります。ある日、家の天井裏で、ユダヤ人の少女を発見してしまうのです。どうやら、奔放な母が、かくまっていたらしいのですが……。ヒトラーの時代を描いて、ここまで翔んだ映画は少ないと思います。監督は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ。母はユダヤ系、父はマオリ系(ポリネシア)のニュージーランド人ですが、劇中、ヒトラーを演じているのは彼です。ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスが無垢で一途、茶目っ気もたっぷりあってかわいいんです。ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞候補でした。アカデミー賞もいけるかも。大人の役者では、なんと、サム・ロックウェルがユーゲントの教官役で出演しています。母親役にスカーレット・ヨハンソン。タイトルバックに流れるのが、ビートルズの『抱きしめたい』(ドイツ語版)です。これがぴったり合って、一気にジョジョの世界にひきこまれてしまいます。『私の知らないわたしの素顔』知的で美人、大学教授というキャリア、でも50歳を越え、若さと美貌を失いつつあるひとりの女性が、Facebookで仮想恋愛に夢中になっていくという異色のサスペンスロマンスです。主演は『真実』で是枝裕和作品にも出演したジュリエット・ビノシュ。現代フランスを代表する女優です。ビノシュ扮するクレールは、長く連れ添った夫の不倫が原因で子供とも別れ、いまやパリの高層マンションでひとり暮らし。そんなある日、若い恋人につれなくされ、Facebookの友達申請まで拒否されます。腹を立てた彼女は、彼の友達アレックスに目をつけ、24歳のセクシーな女性になりすまして、SNSフレンドになることに成功します。だてに文学教授をやってきたわけではありません。巧みな彼女のコメントにアレックスが惹かれていきます、そしてクレールも夢中になって、電話で声を交わし、テレフォン・セックスをするところまで発展するのですが……。恋の行方は? バーチャルの恋が「リアル」にどう影響をあたえる? ふたりは会うのか会わないのか? 興味津々です。そして、クライマックスには、彼女の心の真実を見ることになります。恋するクレールがどんどんキレイに見えてきます。ジュリエット・ビノシュ、さすがです。首都圏は、1/17(金)からBunkamura ル・シネマで公開。中部は、2/14(金)から伏見ミリオン座で公開。関西は、2/21(金)からシネ・リーブル梅田で公開。
2020年01月13日クリント・イーストウッド監督が1996年に起こったアトランタ爆破事件を描く『リチャード・ジュエル』。本作で、爆発物の第一発見者でありながら第一容疑者と実名報道された警備員リチャードの母ボビを演じているのは、『ミザリー』(’91)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、数多くの作品で確かな演技を披露し続けている名女優キャシー・ベイツ。本作では第77回ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた。多くの人々から敬意を集め、長いキャリアを誇るベイツだが、イーストウッド監督と組むのは今回が初。「ぜひ出たいと思ったのは、クリントと仕事ができるからだったということは認めなくちゃね」と笑うベイツは、「やっとその機会を得られたなんて、とにかく感激したわ」と語っている。イーストウッドは、なぜ『リチャード・ジュエル』の映画化を決めたのか?イーストウッド監督に最初に尋ねたことは、「なぜこの映画を作りたいと思ったの?」ということだったというベイツ。すると監督は「自分が観たい映画だからだと言ったの。それが彼の最初の言葉。リチャード・ジュエルがFBIからひどい扱いを受けたのは悲劇だと心から感じたそうよ。FBIは、訓練用の映画を作るのに協力してくれとリチャードに頼んだのだけど、それは彼にミランダ警告で被疑者に認められている権利を放棄させるための策略だったの」と、監督が感じた憤りを耳にして驚いたという。ミランダ警告とは、アメリカの法執行機関が被疑者の取り調べを開始する前に、権利を告知する義務を指す。「黙秘権があること」「供述が不利な証拠になりうること」「弁護士の立ち会いを求める権利があること」「公選弁護人をつけてもらう権利があること」を知らせなければならないのだ。だが、FBIはリチャードにこのルールを遵守しなかった。「私はとにかく驚いた。もちろん、あの爆破事件のことは知っていたけれど、リチャード・ジュエルと彼のお母さんにとってそれがどれほど悲惨な体験をしたのか、全然知らなかったから。その部分を脚本で読んで、ほんとうに恐ろしかったわ」と、映画が描く事実に衝撃を受けたという。実母との特別な時間から生まれたキャシー・ベイツの熱演ベイツは、自分が演じた実母ボビとも時間を共にした。「彼女は、リチャードが若くして亡くなった(2007年44歳で逝去)のは、あんなひどい体験をしたことが大きな原因だと思うと言っていた」とふり返る。「彼らが体験したことは、誰にでも起こりうる。彼は物心ついてからずっと警官になりたかった。ほかの人たちの世話をしたり、人助けをしたいと思っていた。彼は自警団っぽいところが強かったために、FBIはそれを捻じ曲げて考えて、何か悪いことのように見せたの。そして彼は殺人犯のプロファイルに完全に一致すると考えられた」と、プロファイリングによる捜査を優先させたFBIはリチャードが容疑者だと断定したと指摘する。「ボビは脚本を1ページずつめくりながら、その当時の気持ちを話してくれたの。FBIから送り込まれた15~20人ぐらいの捜査官たちが家をあさり、彼女の私的な文書や日記まで調べたときの気持ち」を聞かされたベイツ。「家宅捜索のときに彼女の下着が入った引き出しまであさったのよ」と、容疑者捜査という大義を振りかざすFBIのやり方に苦言を呈する。この場面は、悲嘆に暮れるボビが捜査員に噛みつくシーンとなって本編でも再現されている。また、製作のティム・ムーアはこう語る。「私たちみんなの心に響くのは、ひとりの人間の人生が完全に破壊されただけでなく、彼の母ボビが、自分の息子がアメリカでいちばん憎まれている人間として扱われるのを見なければならなかったという点だ。彼女は息子を誇りに思っていたし、実際、あのときの彼の行動は誇りに思って当然だった」。「キャシーは“強打者”だ。この役でホームランを打った」一方、リチャード・ジュエルを演じたポール・ウォルター・ハウザーは、脚本を読んだ瞬間に母親ボビはキャシー・ベイツが演じるべきだと確信したという。「脚本を読んで、まず『これはキャシー・ベイツだ。キャシー・ベイツが僕の母親を演じている』と思った。実際に演じると知る前に僕はそう思った。完璧なキャスティングだ。キャシーは“強打者”だ。この役でホームランを打ったと思う。彼女が演じることでほんとうに特別なキャラクターになっている」と、イメージ通りにキャスティングされたベイツの演技を絶賛する。そしてベイツも、ハウザーとの共演を喜んだ。「ポールを『アイ,トーニャ史上最大のスキャンダル』(18)で観たとき、『すばらしい俳優よ。若くて、楽しくて、みんなを盛り上げるタイプ』だと思った。この作品で私は彼にすっかり惚れ込んでしまったのよ。彼は善良な人なので、その母親を演じるのは楽だったわ」とふり返っている。誰もが“加害者”にも、“被害者”にもなり得るSNS社会に巨匠が警鐘を鳴らす2020年に90歳を迎える巨匠クリント・イーストウッドは、『アメリカン・スナイパー』を超える緊迫感と共に、“知られざる真相”への興味と感心を絶えず刺激し続けながら、心優しい男がなぜ全国民の敵となってしまったのかを追うサスペンスドラマとして描き出した。SNSが人々の生活に根付き、姿なき誹謗中傷が蔓延する現代社会では、誰もが“被害者”にも“加害者”にもなり得る。この他人事ではない実話を通じて、イーストウッドが時代に警鐘を鳴らす。息子の潔白を信じる母ボビと犯人扱いされた息子リチャードに待ち受ける、FBIの徹底的な捜査と、スクープという獲物に群がるメディアリンチの罠。その顛末をスクリーンで確かめてみてほしい。『リチャード・ジュエル』は1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年01月07日『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』のクリント・イーストウッド監督が贈る、1996年アトランタ爆破事件の実話を描いた衝撃の問題作『リチャード・ジュエル』から、日本版オリジナルポスターが解禁となった。1996年アトランタ爆破事件の容疑者にされた男の実話を描いた本作。監督は、2020年に90歳を迎える巨匠クリント・イーストウッド監督。主人公のリチャードをポール・ウォルター・ハウザー、弁護士ワトソンをサム・ロックウェル、リチャードの母のボビをキャシー・ベイツ、女性記者をオリビア・ワイルド、FBI捜査官をジョン・ハムが演じた。今回解禁された日本版ポスターは、実名報道されたことでメディアに取り囲まれ、沈痛な表情でうつむくリチャードを捉えている。後ろには、巨大権力に立ち向かう決意をした弁護士のワトソンが厳しい表情で寄り添い、リチャードの隣で母ボビが悲嘆にくれて涙ぐんでいる。報道陣の中には、アトランタ・ジャーナルの女性記者キャシー・スラッグスとFBI捜査官トム・ショーの姿がある。「その日、全国民が敵になった―」というコピーが添えられ、心優しい男がなぜ容疑者になってしまったのか、思わず真相を確かめたくなるビジュアルに仕上がっている。『リチャード・ジュエル』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月13日グザヴィエ・ドラン監督の最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が、2020年3月13日(金)より劇場公開される。豪華ハリウッドキャストで描く、美しき人気スターの“死”の真相2009年『マイ・マザー』で監督・脚本家デビュー(当時19歳)して以来、カンヌ国際映画祭の常連となった若き天才 グザヴィエ・ドラン。彼独自のフィルターを通して映し出される美しい色彩も評判が高く、『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』など、映画界に革新をもたらす数々の作品を世に送り出してきた。そんなドランのデビューから10年を経て製作された本作は、1人の少年との“秘密の文通”から明かされる、切なくも衝撃的なスターの“死”の真相を描いたスキャンダルな物語。執筆に5年もの歳月をかけたストーリーは、ドランが8歳の頃、当時夢中だった『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオに手紙を書いた、幼き頃の実体験からインスピレーションを得たという。またドランは、「本作では 2 組の“母と息子”を描きました。母と息子、それは僕がこれまで描いてきたテーマの一つですが、集大成だと思っています。」ともコメントを残している。キャストドラン作品初となるハリウッドスターを迎えた『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は、その豪華キャスト勢も見どころ。映画は、全編英語で上映される。主人公に「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン映画の主人公であり、29歳の若さで逝去する人気俳優 ジョン・F・ドノヴァンを演じるのは、TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で一躍世界的スターへと躍り出たキット・ハリントン。その美しい容姿とは裏腹に、どこか強い孤独感を漂わせるジョンは、何故死ぬ必要があったのか?華やかなスターの“裏側”に隠された真実を繊細な演技で映し出す。ナタリー・ポートマンやキャシー・ベイツもまたそんな人気俳優ジョンと“秘密の文通”を交わし、彼の死の真相を握るキーパーソンの少年は、『ルーム』で一躍注目を集めた子役ジェイコブ・トレンブイが抜擢。そのほかナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンのアカデミー賞受賞女優が出演し、主人公と少年の脇を固める。物語を彩る美しい映像と音楽さらに本作は、ドランならではの色彩美に加え、卓越した音楽センスも健在。アデル、ザ・ヴァーヴなど歌詞と物語がシンクロする絶妙な音楽、登場人物のほとばしる感情に揺れる映像で、華やかなスターの光と影、スキャンダラスな世界の表と裏に迫る。中でも、もとより親交が深いアデルは、ドラン作品のファンとしても知られている人物。過去には、彼女のヒット曲「Hello」のPV監督をドランにオファーするなど、夢のコラボレーションを実現してきたが、今回は5年ぶりに2人が再タッグ。アデルの名曲「Rolling in the Deep」をフルで流した、贅沢なオープニングシーンから物語の幕があける。<ストーリー>『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』スターが死んだ。孤独を抱えた俳優と彼に憧れる少年の”秘密の文通”によって明かされる死の真相とは?舞台はアメリカのニューヨーク。人気俳優のジョンと、彼に夢中な少年ルパート。一通のファンレターから始まった“秘密の文通”は、いつしか孤独を抱える二人の支えになっていた。しかし、手紙が100通を超えた頃、ジョンが謎の死を遂げてしまう。ジョンは自殺したのか、あるいは事故や事件だったのか?彼の死の真相の鍵を握るのは、文通相手の少年ルパートだけだった。それから10年が過ぎたころ、ルパートはかつてジョンと交わした “秘密の文通”を一冊の本として出版。さらには、著名なジャーナリストの取材も受け、すべてを明かすと宣言するのだが…。■ムビチケ情報発売日:12月20日(金)価格:1,500円(税込) ※当日一般1,900円特典:メイキングフォト両面ポスター(B4 サイズ・絵柄2種)※特典は数量限定のため、なくなり次第終了※2種類のうち1種類、絵柄は選択不可。詳細映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』公開日:2020年3月13日(金)監督:グザヴィエ・ドラン脚本:グザヴィエ・ドラン、ジェイコブ・ティアニー出演:キット・ハリントン ナタリー・ポートマン スーザン・サランドン ジェイコブ・トレンブレイ キャシー・ベイツ提供・配給:ファントム・フィルム、松竹 PG12
2019年11月18日『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』など、映画界に革新を起こしてきたグザヴィエ・ドランが初めてハリウッドの豪華キャストとタッグを組んだ『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)が、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』として2020年3月13日(金)より公開決定、特報映像と2枚のポスタービジュアルが初解禁となった。初監督作品『マイ・マザー』で世界に鮮烈な印象を与え、その類いまれなる才能に世界が酔いしれた『わたしはロランス』、カンヌ国際映画祭審査員賞『Mommy/マミー』、カンヌ国際映画祭グランプリ『たかが世界の終わり』などの作品で知られるグザヴィエ・ドラン。衝撃のデビューから10年を経て、ニューヨークを舞台に初めての英語作品が完成。人気俳優ジョン・F・ドノヴァンを演じるのは、役柄と全く同じように、自身もTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」ジョン・スノウ役で世界的スターに躍り出たキット・ハリントン。ドノヴァンと“秘密の文通”を交わす少年・ルパートに扮するのは、『ルーム』で観る者を感涙させた天才子役ジェイコブ・トレンブレイ。さらに、ナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンらアカデミー賞受賞女優、「ウエストワールド」のエミー賞受賞女優タンディ・ニュートンが脇を固め、観客を魅了する演技のアンサンブルを繰り広げる。アデルや「ザ・ヴァーヴ」など、歌詞と物語がシンクロする絶妙な音楽、登場人物のほとばしる感情に揺れる映像で、華やかなスターの光と影、スキャンダラスな世界の表と裏に迫る本作。さらなる高みへと到達したグザヴィエ・ドランが、切なくも衝撃的な“死と生”を巡る物語を描き切る。この度、公開されたポスタービジュアルでは、キット・ハリントンが演じる美しきスター、ジョン・F・ドノヴァンの憂いを含んだ鋭い眼差しと、「僕を知るのは、世界にただ一人。君だけー」というドノヴァンの孤独を感じさせる印象的なキャッチコピーが見る者を惹きつける力強い1枚に仕上がっている。また、もう1枚のビジュアルには、キットのほか、本作に出演する豪華ハリウッドスターが勢揃いしている。人気俳優ジョン・F・ドノヴァンが死んだ――舞台はニューヨーク。大ヒットTVシリーズに出演し、一躍スターの座へと駆け上った人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが死んだ。自殺か事故か、あるいは事件か、謎に包まれた彼の死の真相をにぎる鍵は、世間で一大スキャンダルを巻き起こした、11歳の少年ルパートとの“秘密の文通”。100通以上に渡る手紙から明かされる、華やかなスターの光と影、スキャンダラスな世界の表と裏。若くして世を去った美しきスター、ジョン・F・ドノヴァンの、切なくも衝撃的な死の真相とは――。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は2020年3月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月15日クリント・イーストウッド監督映画『リチャード・ジュエル』が、2020年1月17日(金)に日本公開。アトランタ・オリンピックの爆破テロ事件を題材に『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』『15時17分、パリ行き』『運び屋』と、これまでも事実を基に物語を描いてきたクリント・イーストウッド。今年で89歳を迎えながらも現役監督を務める彼から、記念すべき40本目となる作品が到着。『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の“真実”を描く衝撃の問題作だ。容疑者となってしまった1人の警備員物語の舞台は、アトランタ・オリンピックの開催真っ只中。突如爆破テロが勃発した会場はパニックに陥った人々で大混乱となる。そんな中、不審なバッグを発見した警備員リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)の迅速な通報によって、数多くの人命が救われた。…しかし事件は一転。爆弾の第一発見者であるジュエルが、FBIから容疑者の疑いがかけられ逮捕に追い込まれる。ジュエルの無実を信じるのは、実の母・ボピと、世界一無謀な弁護士ワトソン・ブライア(サム・ロックウェル)だけ。心優しい1人の男が、何故国民の敵となってしまったのか?姿なき誹謗中傷が蔓延する現代社会を舞台にしたサスペンスドラマが描かれる。“悪”はどこに潜んでいるのかー?公開された予告編では、彼の無実を信じる弁護士ワトソンが「容疑が晴れるまで黙認しろ」とジュエルにアドバイスする姿が。しかし声紋判定のためにボイスサンプルが欲しいFBIからは、執拗に「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と言えと強要される様子が映し出されている。ジュエルを落とし込もうとしているのは、果たして政府やマスコミなのか?クリント・イーストウッドが描く衝撃の真実の結末を、是非シアターで確かめてみてはいかがだろう。ゴールデングローブ賞にノミネートなお第77回ゴールデングローブ賞においては、主人公の無実を頑なに信じ続ける母を演じたキャシー・ベイツが助演女優賞にノミネート。2020年2月9日(現地時間)に開催される第92回アカデミー賞においても、同じく助演女優賞にノミネートされている。息子の無実を世間に語りかける記者会見のシーンにおいては、6時間ぶっ続けで感情的な状態を保ち続けていたというキャシー。共演したサム・ロックウェルは、「あれほどの演技を見せる俳優を今まで見たことはない。キャシーは本当に大きな力をもつ女優だ」と、その集中力が生み出す渾身の演技に圧倒されたという。【詳細】映画『リチャード・ジュエル』公開日:2020年1月17日(金)監督/製作:クリント・イーストウッド原作:マリー・ブレナーバニティ・フェア「American Nightmare―The Ballad of Richard Jewell」脚本:ビリー・レイ『キャプテン・フィリップス』製作:ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー、ケビン・ミッシャー、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・デイビソン、ジョナ・ヒル出演:サム・ロックウェル(『スリービルボード』)、キャシー・ベイツ(『ミザリー』)、ポール・ウォルター・ハウザー(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』 )、オリビア・ワイルド(『トロン:レガシー』)、ジョン・ハム(ドラマ『MAD MEN マッドメン』)
2019年11月10日クリント・イーストウッド監督40本目となる監督最新作『リチャード・ジュエル』(原題:RICHARD JEWELL)が、2020年1月17日(金)より日本公開決定。日本版予告編とメイキング写真も併せて到着した。『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』『15時17分、パリ行き』『運び屋』など、“実話”を基に衝撃の真実を描いてきたイーストウッド監督。そんな監督の最新作となる本作は、1996年のアトランタで起こった爆破テロ事件の真実を描く衝撃の問題作。爆破テロ事件が勃発し、不審なバッグを発見した警備員のリチャード・ジュエルの迅速な通報によって数多くの人命が救われた。だが、爆弾の第一発見者であることから、第一容疑者として逮捕されてしまう。ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアントはこの捜査に異を唱えるのだが…というストーリー。出演には、警備員のリチャード・ジュエル役で、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『ブラック・クランズマン』のポール・ウォルター・ハウザー。弁護士のワトソン・ブライアント役で『グリーンマイル』『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェル。ジュエルの母ボビー役は『ミザリー』『タイタニック』のキャシー・ベイツが務めたほか、オリヴィア・ワイルド、ジョン・ハムも出演している。今回到着した予告編では、パニックに陥った会場の公園で「爆弾だ!早く逃げろ!」と人々を避難させるジュエルの姿や、警察による爆破物の検証シーンからスタート。そしてヒーローのはずのジュエルが、容疑者にされてしまう…。そんな中、彼の無実を信じるたった一人の弁護士ワトソンは黙秘をアドバイスし、息子を愛する母ボビーは息子への報道を見つめる。さらに、声紋判定のためにボイスサンプルが欲しいFBIは「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と言えと強要。また一方で「事件を起こす動機は、ヒーロー願望と警察への憧れ」だとする女性記者キャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)によって“悪人か聖人か”という記事がスクープされ、容疑者報道は次第にエスカレート。緊張感溢れる映像となっている。併せて到着したメイキング写真には、撮影現場でのひとコマが。イーストウッド監督が話しかけ、スーツで正装したポールとサムが耳を傾けている。『リチャード・ジュエル』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月07日昨年2018年に結婚したばかりのハリウッド女優、フェリシティ・ジョーンズに直撃インタビュー。「ビリーブ 未来への大逆転」の主役は自身と比べて…?女性としてアメリカ史上2人目の最高裁判事であり、正義と平等を守る判事として敬愛されるルース・ベイダー・ギンズバーグ。彼女の半生と男女同権の萌芽を描くドラマの主役がフェリシティ・ジョーンズだ。「ルースは1959年、コロンビア大学のロースクールを首席で卒業したわ。でも女性だからという理由で弁護士事務所への就職を断られ続けた。女性が過小評価される世間の風潮が我慢ならなかった彼女はやがて、ある裁判を起こすの。映画は男女不平等が当然という考え方を変えるきっかけとなった裁判を描くのよ」ワンダーウーマンのような女性スーパーヒーローに注目が集まる昨今、RBG(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)もそのひとりだと言う。「彼女のスーパーパワーは知性と根気強さで、私たちにとっては身近なロールモデルだわ。彼女はこれまで多くの困難を乗り越え、鮮やかに解決してきたの。ルースを演じて以来、仕事やプライベートで困った事態に直面したとき『ルースだったらどうするかしら?』と考えちゃうのよ」撮影前にルースと会い、生身の人間としての彼女の素顔も知った。「ルースの家で資料や写真を見せていただいて、たくさんお話を伺ったわ。二人で過ごすうちにひとりの人間、ひとりの女性としての彼女の素顔に触れることもできた。アイコンとしてのルースの実像を理解できたの。会う前は少し怖かったけど、初対面の日、彼女は私の隣のアーミー・ハマーに目が釘付けだったのよ(笑)。美男子ですものね」アーミーが演じるのはルースの夫マーティン。’50年代に結婚したにもかかわらず、家事や育児を妻と分担し、互いにリスペクトしあう理想的な夫婦関係を築いている。「当時は家庭内でも男女平等を実践した夫婦はほとんどいなかったはず。二人には時代のはるか先をゆく勇気があり、それがマーティン&ルースを特別な存在にしているわ。互いをリスペクトして、責任も共有することが夫婦関係を良好に保つ秘訣よ」そう言うフェリシティ自身も昨年、映画監督のチャールズ・ガードと結婚したばかり。全身から幸せオーラを発し、輝かんばかりだ。フェリシティ・ジョーンズ1983年イギリス生まれ。『博士と彼女のセオリー』(’14)でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(’16)でハリウッドのA級リスト俳優に。© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.『ビリーブ未来への大逆転』監督/ミミ・レダー出演/フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、ジャスティン・セロー、キャシー・ベイツほか主題歌/ケシャ3月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・山縣みどり※『anan』2019年3月20日号より。(by anan編集部)
2019年03月28日いよいよ本日2月1日(金)21時から地上波初放送となる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。同作では極秘ミッションで銀河を救ったフェリシティ・ジョーンズが、主演最新作『ビリーブ 未来への大逆転』では“世界を変えた”女性弁護士に扮し、「フォースと共に」ならぬ「正義と共に」100%負けると言われた男女平等裁判に挑む。この度、そんな彼女の姿をとらえた場面写真が解禁となった。■実在の人物を演じたフェリシテイ「何年もこういう役を待っていた」『スター・ウォーズ』シリーズ史上最高傑作との呼び声も高い『ローグ・ワン』では、巨大惑星型兵器「デス・スター」の設計図を奪取するため、極秘部隊「ローグ・ワン」のひとりとしてミッションに挑むジン・アーソ役を演じ、世界中の批評家たちから称賛の声を浴びたフェリシティ。そんな彼女が再び主演を務める最新作は、世紀の男女平等裁判に挑み、時代を動かした女性弁護士ルース・ギンズバーグの爽快な逆転劇を描いた実話がベースの物語。いまなお、米最高裁判事を最高齢の85歳で勤め、スーパーヒーロー的存在となっているルース・ギンズバーグ。彼女の若かりし弁護士時代を演じたフェリシティは、本作への出演にあたり「私はもう何年もこういう役を待っていたわ。自分のやるべきことに情熱を持って打ち込んでいて、それと同時に自分の人生や人格をさらに深めようと探求する女性の役をね」と明かしている。『ローグ・ワン』同様、困難な状況でも決して諦めない、不屈の精神を持った女性弁護士を、彼女はひたむきに、そして力強く演じている。今回解禁された画像は、そんな彼女が演じるルースが意志の強さを感じさせる表情を浮かべ、男性ばかりの中で勉学に励む学生時代の姿や、キリリとした面持ちで弁論に挑む弁護士としての姿が切り取られている。その一方、夫マーティ役のアーミー・ハマーと見つめ合い、温かな家族愛を感じさせる1枚も登場。50年代~70年代の雰囲気を感じられるファッションの変遷にも注目だ。そのほか、ジャスティン・セロー、キャシー・ベイツらの姿も伺える7点が解禁されている。『ローグ・ワン』では知られざるヒーローを演じたフェリシティが、今度は、現実世界のスーパーヒーロー的存在を演じた本作。貧しさと差別をバネに、弱い立場の人々と手を組んで権力に立ち向かうルースの逆転劇に、心の拳を高く振り上げずにはいられない。『ビリーブ 未来への大逆転』は3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビリーブ未来への大逆転 2019年3月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2019年02月01日フェリシティ・ジョーンズ主演の最新作、映画『ビリーブ 未来への大逆転』が2019年3月22日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー。1970年代アメリカ、時代を変えた1人の女性弁護士の実話映画『ビリーブ 未来への大逆転』は、1970年代、アメリカのまだ女性の社会進出が進んでいなかった時代に、その活路を開いた女性弁護士の雄姿を描くストーリー。法の専門家たちに「100%負ける」と断言された裁判に挑み、驚きの大逆転を成し遂げた、爽快な感動実話をもとにしている。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズが主演主演は、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞ノミネート、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でも主演を務めたフェリシティ・ジョーンズ。彼女が演じるのは、史上2人目の女性最高裁判事に任命され、今なお、最高齢の85歳で現役判事として活躍しているスーパーヒーロー的存在のルース・ギンズバーグだ。現在、アメリカでは最も尊敬される女性のひとりとして名も挙がる人物。母でもある彼女の、普通の女性として、そして決して諦めない不屈の精神を持った女性弁護士として生きた彼女の若かりし弁護士時代が、フェリシティによってスクリーンに蘇る。ルースを支える献身的な夫役に、アーミー・ハマールースの夫、マーティには『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマーが起用された。男性は働くことが主流で、専業主夫になれなかった当時、彼女を信じ、支え続けた献身的な旦那に扮する。さらに、『ミザリー』のキャシー・ベイツは、ルースが協力を求める伝説の弁護士役として登場する。監督は『ディープ・インパクト』のミミ・レダー監督は『ディープ・インパクト』のミミ・レダー。逆境をバネに、権力に立ち向かうルースの逆転劇を爽快に、そして感動的に描いていく。物語を彩る70年代の“レトロファッション”『ビリーブ 未来への大逆転』で衣装を担当したのは、『シュレック』シリーズや『ナルニア国物語』シリーズなどを手掛けてきたアイシス・マッセンデン。劇中では、ルース・ギンズバーグ本人のトレードマークでもあるレースの手袋、存在感を主張するイヤリング、目につく飾り襟、という定番のスタイルをあえて封印。職場でズボンを履くことすら許されず、下着は締め付けるだけだっという当時の縛られた女性のファッションを忠実に再現したという。とはいえ、70年代ファッションならではの魅力も満載。弁護士としてルースが裁判に臨むクールなスーツ姿はもちろん、フェミニンなAラインのワンピース、タイがアクセントとなるブラウスなど、レトロ可愛い衣装が物語に彩りを与えている。なお劇中では、ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)とパートナーシップを組んだ衣装も使用されている。ストーリー貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが──。【詳細】『ビリーブ 未来への大逆転』公開日:2019年3月22日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー監督:ミミ・レダー出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、キャシー・ベイツ主題歌:KESHA「Here Comes The Change」原題:ON THE BASIS OF SEX/2018年/アメリカ
2019年01月19日『博士と彼女のセオリー』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズが主演を務め、伝説の米最高裁判事の若き日を演じる『ON THE BASIS OF SEX』の邦題が『ビリーブ未来への大逆転』に決定。2019年3月22日から日本公開も決定し、日本版ポスタービジュアルが到着した。いま、私たちが当たり前のように手にしている自由のいくつかは、ある裁判での勝利がなければ、獲得できなかっただろう。時は1970年代、アメリカ。女性が職に就くのが難しく、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代に、弁護士ルース・ギンズバーグがおこしたのは史上初の“男女平等”裁判。なぜ、彼女は法の専門家たちに「100%負ける」と断言された上訴に踏み切ったのか?そして、どうやって“大逆転”を成し遂げたのか?現在もなおアメリカで最高裁判事を最高齢の85歳で勤め、スーパーヒーロー的存在となったルース・ギンズバーグの若かりし弁護士時代を演じるのが、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。また、彼女を信じ、支え続けた夫のマーティには『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマー。さらに、『ミザリー』のオスカー女優キャシー・ベイツが伝説の弁護士役で出演。監督は『ディープ・インパクト』の女性監督ミミ・レダーが務める。貧しさと差別をバネに弱い立場の人々と手を組み、権力に立ち向かうルースの時代を動かした逆転劇に、心の拳を高く振り上げずにはいられない!■ストーリー貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性はわずか9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティの協力のもと首席で卒業するが、女性だからというだけで雇ってくれる法律事務所はない。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだがーー。『ビリーブ未来への大逆転』は2019年3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年12月20日2014年『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭・審査員賞、2016年『たかが世界の終わり』では同・グランプリに輝いたグザヴィエ・ドラン。このほど、「美しきカリスマ」「若き天才」と称される彼の素顔に迫る奇跡のドキュメンタリー『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』の緊急公開が決定した。映画界のみならず、世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続けるグザヴィエ・ドラン。その若き天才の秘密、“ドランワールド”の全貌を余すことなく見せるファン必見のドキュメンタリーとなる本作。19歳で自ら主演を務め『マイ・マザー』の監督・脚本としてデビュー。カンヌ国際映画祭の監督週間部門で3冠を達成した。これまでに、『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』と6本の長編映画の監督を務め、すべて映画祭へ正式出品され、様々な賞を受賞、世界中の映画人から熱い注目を集めている。最新作『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)では初の英語作品に挑戦。同作には、ジェシカ・チャステイン、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツ、キット・ハリントンら豪華キャストが名を連ねている。本作では、ドラン本人が自身の映画作りへの思いやこだわり、観るものの記憶に鮮烈に残る過去作における数々の名シーン誕生秘話をふんだんに語るほか、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイなど、ドラン作品に出演した名優たち、そしてドランの才能にいち早く目をつけ、バックアップしてきたカンヌ国際映画祭総代表ティエリー・フレモー、ガス・ヴァン・サント監督ら映画人が、新世代の象徴として謳われるドランの魅力の秘密を語り尽くす。監督デビュー作『マイ・マザー』から最新公開作『たかが世界の終わり』まで、ドランの全監督作品について語られる、本邦初公開の至極のドキュメンタリーは必見だ。『グザヴィエ・ドランバウンド・トゥ・インポッシブル』11月11日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて限定公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月11日歌手のアデルが、キット・ハリントンとナタリー・ポートマン主演の映画で女優デビューするようだ。アデルは、『ハロー』の監督を務めたグザヴィエ・ドランの新作『ザ・デス・アンド・ライフ・オブ・ジョン・F・ドノヴァン』で脇役ながらも女優デビューを果たすと言われている。ある関係者はデイリー・スター紙に「アデルは完全な女優になる気はありませんが、ドランとの仕事を楽しみましたし、ドランもアデルならもっとスクリーンで活躍できると感じているんです」と話す。同作は、11歳とのやりとりをザ・ゴシップという名の雑誌のジャーナリストに暴露された映画スターの姿を描く。キットとナタリーのほか、スーザン・サランドンやキャシー・ベイツ、ジェシカ・チャステインら豪華俳優陣が出演する話題作だ。マーベル作品のようなスーパーヒーロー役で大人気のスター、ジョン・F・ドノヴァンをキット、ゴシップ記者をジェシカが演じることになっている映画内でアデル演じる予定の役柄については明らかにされていないものの、ツアーの休み中に撮影する予定だと言われている。女優業へも挑戦する様子のアデルがだが、つい先日には小説を書いてみたいという意向を明かしていた。アデルはシカゴ公演中に観衆に対して「本を書いてみたいわね。そういうことが得意というわけじゃないけど、本の書き方を学んでやってみたいの。フィクションをね。どんな内容にするかはまだ分からないわ」と話していた。(C)BANG Media International
2016年07月24日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSF大作『フィフス・ウェイブ』が23日(土)から公開になる。本作でモレッツは平凡な高校生キャシーを演じているが、キャシーは劇中で壮絶な旅を経験し「私がこれまでで演じた最も強いキャラクター」に成長していくという。その他の写真本作でモレッツが演じるキャシーは彼女曰く「かっこいいボーイフレンドもいないし、ほかの子より運動ができるわけでも、成績が良いわけでもない。ほかのティーンエイジャー同様、自分探しをしながら毎日を生きている、普通の子」だ。しかし、謎の地球外生命体“アザーズ”の侵略が始まり、弟とはなればなれになってしまった彼女は「自分は戦うのか、逃げるのかの選択に迫られることになる」という。そこでキャシーは弟がいる場所まで過酷な旅をするが、彼女はモレッツがこれまでいくつかの映画で演じてきたようなタフなキャラクターではない。「私はむしろ、過去に習ってきたことを全部忘れて、銃の使い方なんか知らないというふりをしなければいけなかったの。それは奇妙だったわ(笑)」。モレッツは6歳から女優として活動を始めたが、いつも「違うタイプの役柄に挑戦しつづけたいとも思っている」という。「私はアクションスターにも、恋愛映画専門女優にもなりたくない。どんなキャラクターにもなれる、真の役者でありたいの」。様々な武器を駆使して敵をブチのめしていく『キック・アス』のヒット・ガール、家でも学校でも孤独な『キャリー』の主人公、ベテラン女優を前に自信満々に振舞う『アクトレス~女たちの舞台~』の若手女優……モレッツは意図的に幅広い役どころを選びとっている。もちろん、役を得るのは簡単なことではない。「私にとって最大の武器は、仕事上の道徳だった。真剣にリサーチをして、演技を徹底的に練習して、アクセントの練習も積んで、キャラクターを奥深くまでとことん理解したら、アクターとしてほかの人より秀でているという理由で、オーディションで自分はその役を勝ち取れるはずだと私は信じてきたの。見た目はもちろん、ある種の役をもらうためには大事でしょう。だけど、演技ができなかったら、生き残ることはできないのよ」。本作でモレッツは、クラスメイトが気になる平凡な女の子の気持ちや、未曾有の恐怖におびえる表情、極限状態をサバイバルする人間の姿など様々な面を見せており、彼女の演技に対する真摯な姿勢を垣間見ることができる。「愛、家族、臆病者、逃避、そういうあらゆることにもまれながら、キャシーはとても強いキャラクターになっていくのよ。この映画は、人間とは本質的にどういうものなのか、どうして私たちは感情を目の当たりにするのか、あるいは内に抱えるのかなど、私たちが時々考える疑問を語るものだと思うわ」『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月22日気が付けば“マザー・モンスター”レディー・ガガも三十路に!28日(現地時間)の誕生日を目前に、ウエストハリウッドのクラブで早めの誕生日会を開いたガガ。お祝いに集まったセレブはテイラー・スウィフト、ロード、ケイト・ハドソン、ニック・ジョナスなど若手から、ガガが「アメリカン・ホラー・ストーリー」で共演している超ベテラン女優キャシー・ベイツまで幅広い。主役のガガは80年代のプロムクイーンをテーマに、「サンローラン(Saint Laurent)」のゴールドがまぶしいパワーショルダーのタイトミニドレスに、トレードマークの超厚底サンダルを合わせて婚約者と登場。薬指にはもちろん、婚約指輪がキラキラと光っていた。「TMZ.com」によると、ガガがもらったプレゼントの中には、あのマイケル・ジャクソンが描いた「Dancing Feet」というタイトルの絵もあったそうだ。その価値は200万ドル(約2億2,700万円)!なんともケタ外れでセレブらしいプレゼントだ。パーティーで自身のヒット曲「Paparazzi」を熱唱してご機嫌だったガガは、クラブの外を取り囲むホンモノのパパラッチについてさえジョークを飛ばしていたという。テイラーは親友・ロードと共に午前2時半頃クラブを後にし、ガガと婚約者のテイラー・キニー、ケイト・ハドソンは午前3時半過ぎまで盛り上がったようだ。(cinamacafe.net)
2016年03月28日